10 No. 10 マンションの防災対策 一般的にマンションは耐震性が高く、地震に強いと言われていますが、その建物の高さゆえの弱 点もあります。居住者はマンションの防災上の特徴をよく知り、備えることが大切です。 マンション特有の被害や問題を知る ゆれ 配管 実践すべき対策のポイント 家具転倒防止対策 簡易トイレ 家具などの転倒防止対策を実施しておきま 配管に被害がないことが確認されるまで水は しょう。室内を安全にしておくことは地震後の 流せません。トイレは、 「簡易トイレ」を使用し 生活にも役立ちます。 ましょう。使用後の簡易トイレの袋を各戸でベ 高層階ほど大きく揺 配管が破損する れる。低層住宅よりも と、ト イ レ や 台 ランダ等に一時保管することや、決められた日 家 具 の 転 倒・落 下 な 所の水を流せな に出すなどのルール化も必要です。 どでけがをする可能 くなる。 マンションの防災対策 No. 性が高くなる。 移動や運搬 要配慮者 エレベーターが 高齢者や障がいのある 停 止 し、高 層 階 方 な ど、自 分 や 家 族 だ への移動や物資 けでは身を守れない方 の運搬が困難に も住んでいる。 家庭内備蓄 高層階では、地震でエレベーターが停止する と物資の持ち運びが困難になります。地震後の 生活のことも考え、水や食料などは多めに用意 なる。 しましょう。 地震発生後も住み慣れた自宅で生活を続けることが目標です 安否確認 避難所は、人で溢れかえり、混乱することが予想されます。マンションの建物が無事であれば、 お 隣 同 士 で 声 を か け あ い、安 否 確 認 を し ま 避難所に行かず、自宅で生活を続けます。住み慣れた自宅で生活を続けることが一番です! しょう。特に、高齢者や障がいのある方には積極 的な支援が必要です。 自宅で生活を 続けるための ポイント 1 室内の安全を確保するための家具転倒防止対策 2 家庭内備蓄 3 ごみや排泄物などの対策 ドア・非常扉・非常階段 地震が発生したら、自宅のドアを開け、避難路を 確保します。また、日頃から非常扉や非常階段には 通行の妨げとなるものを置かないことが大切です。 ! マンションは、同じ建物に多くの人たちが暮らしているという利点を生かして、 住人同士やマンションぐるみで助け合う環境をつくりましょう。 大田区 マンションの防災パンフレット では 防災課普及担当 ☎5744-1237 5774-1519 マ ン シ ョ ン の 防 災 対 策 災害時に地元の自治会・町会では被害を最小限にするため、 初期消火や救助活動、避難所の運営などを行います。マンション マンション居住者向けの防災パンフレットを発行しています。 個人の備えや、 マンションぐるみで防災対策を行うコツなどを紹介しています。 ※防災課や特別出張所の窓口で配布しており、区のホームページからもダウン ロードできます。 大田区web用.indd 18-19 18 マンションの住民も地域の中の一員です ! 大田区 の住民も地域の一員として、防災活動への協力が不可欠です。 日頃から自治会・町会の訓練やイベントに参加し、いざとい う時に地域の方と助け合える関係づくりをしておきましょう! 19 2015/08/19 14:26
© Copyright 2024 Paperzz