留学先国名 :アメリカ 留学先学校名 :ネブラスカ大学 留学期間 :平成 25

留学先国名
:アメリカ
留学先学校名
:ネブラスカ大学
留学期間
:平成 25 年 3 月 8 日~平成 29 年 5 月 1 日
アメリカ合衆国のネブラスカ州にある、ネブラスカ大学カーニー校へ到着してから、2年以上が経過しま
した。私は今年の1月から、ペルーのリマへスペイン語留学をしています。第二専攻としてスペイン語を勉
強していて、プログラムの一環としてペルーに来ています。ネブラスカ大学カーニー校の教授2人と10人
のアメリカ人生徒と共に滞在しています。
ペルーでは4つの授業を12単位分履修しています。文法上級、会話、そしてペルー文学の授業は現
地の教授がスペイン語で講義を行っています。私が所属するネブラスカ大学カーニー校の2人の教授が教
えている授業は、英語で行われています。全ての授業は週に1回3時間です。文法上級の授業は、参
考書に沿って授業が行われており、毎回の授業でテストが課されます。文学の授業では、ペルー人の作
家によって書かれた詩や小説が課されます。会話の授業では、テーマに沿ってスピーチや討論をします。1
ヶ月に1度、スペイン語の映画を観賞し、ペルー人の生徒たちと映画について意見を交換します。文化の
授業は、主に校外授業で、教会などの歴史的な場所を訪問します。又、授業の他に、プログラムの一環
でパラカスやクスコなどの観光地を訪問します。 私たちのクラスは1学期4ヶ月で、学期中に同性愛、テ
ロリズム、移民問題、そして経済の4つのテーマについて習います。各テーマに沿って授業が行われ、1テ
ーマごとに校外授業が課されます。テロリズムの時には、記念館を訪問しました。授業は基本的にアメリカ
の大学で履修する授業よりも易しめで課題も多くありません。成績はアメリカや日本と違い、20点満点
で表記されます。13点以上が合格で、18点以上がアメリカでいうAに当たります。
ネブラスカ大学カーニー校の生徒は、大学の近くに住むホストファミリーの家に滞在しています。各
生徒に個人部屋と1日2食が与えられます。私の家族は、父、母、2人の息子で構成されています。父
は1日中働いていて、母は午前9時から午後7時頃まで働いています。2人の息子は同じ大学に通う
生徒で、それぞれ19歳と18歳です。ホストブラザーは、あまり外出しませんが、ホストマザーはよくショッ
ピングやダウンタウンに連れて行ってくれます。又、ホストマザーの甥と妹が近くに住んでいるので、休日は主
にホストマザーの家族と過ごしています。
ペルーではあまり授業が忙しくないので、2月からサーフィンとペルビアンダンスのクラスに通っています。
サーフィンは1週間に1度、ペルー人の友人と通っています。ペルーではサーフィンはとても人気で、多くの
人が楽しんでいます。私の住むリマは冬でも17度と日本やネブラスカに比べて比較的暖かいので、1年
中サーフィンを楽しめます。又、ホストマザーと親戚と一緒にダンスのクラスに通い、週に2回、サルサやセル
バなどのペルーのダンスを習っています。
ペルーの物価は比較的安く、おおよそ日本の3分の1です。サーフィンとダンスのクラスも他の国と比べてと
ても安いです。食品が特に安く、新鮮な果物や魚を気軽に買えます。しかし、シャンプーや石鹸などの日
用品は日本やアメリカよりはるかに高額です。
大学の授業や、ダンスとサーフィンのクラスがない時は、ペルー人の友人とカフェでコーヒーを楽しんだり、友
人の家族と劇を観賞しに行ったりしています。又、同じネブラスカ大学カーニー校の生徒達と出掛けること
もよくあり、英語とスペイン語の向上に励んでいます。
ペルー留学が始まって2ヶ月が経過し、スペイン語にも自信がついてきました。特にリスニングが伸び、最初
はホストファミリーと会話するのに苦労しましたが、今ではほとんど理解できるようになりました。又、語学の
成長だけではなく、テロリズムなどの社会問題やペルーの歴史など、様々な知識も身につけることができま
した。
又、アメリカ留学に関しては、今ではアメリカ人の会話の95%が理解できるようになり、共に行動できる
ようになりました。共にペルーに留学しているメンバーとは、本音を語り合えるくらいの仲です。
留学を開始してから2年が経過しましたが、今でも積極的に行動し、様々なことに挑戦することを心掛け
ています。例えば、サーフィンの授業に勇気を出して1人で参加したり、自分からペルー人の生徒に話しか
けたりしています。
ネブラスカへ初めて留学した時は、ホームシックにかかったことが何度かありました。しかし、ペルーではあまり
落ち込んだりすることはありません。私は、これはアメリカでの留学を経験したからだと思います。アメリカ留
学とペルー留学を通して、困難なことでも、何度も挑戦していくうちに、乗り越えられるようになるということ
を体感しました。これからも、挑戦と成長をモットーに残りの留学生活を過ごしていきます。