2. コンピュータパーツ・インデックス 2-1. CPU コンピュータの頭脳にあたる部品です。 基本的にこのCPUの処理能力が高いほどコンピュータの性能が高いといえます。 現在主流となっているCPUには以下のようなものがあります。 LGA775 タイプ Intel Core Duo/Solo プロセッサ Intel Core2 Duo/Solo/Extreme プロセッサ Intel Pentium 4/D プロセッサ Intel Celeron D プロセッサ Socket AM2 タイプ AMD Athlon 64 FX プロセッサ AMD Athlon 64 X2 プロセッサ AMD Athlon 64 プロセッサ AMD Sempron プロセッサ Intel Core2 Duo Processor (LGA775タイプ) Intel Pentium 4 Processor (LGA775タイプ) AMD Athlon64 Processor (Socket AM2タイプ) AMD Sempron Processor (Socket AM2タイプ) 2-2. メモリ コンピュータの主記憶にあたる部品です。 DOS/Vにおいては、PC2-4200(DDR2-533)/PC2-5300(DDR2-667)/PC2-6400(DDR2-800)/規格に準じた DDR2 SDRAM〈写真1〉やPC3200(DDR400)/PC2700(DDR333)/PC2100(DDR266)規格に準じたDDR SDRAM〈写真2〉を使用するのが一般的です。 サーバーには、Registerd DDR SDRAM〈写真3〉を使用します。 商品の型番などに記載されている数字「512MB」や「1GB」がメモリの容量を示します。 一般的な用途で使用するのであれば、512MB∼1GBもあれば快適に動作します。 また、ソフトによってはメモリを大量に使用するものがあり、それらの場合使用にあわせ容量を確保してください。 メールにはCL(Cas Latency)というものが設定されています。 CL(Cas Latency)の値には、3、4、5などがあり、数字の小さいほうが速く動作しますが、体感できるほどの速度差はあ りません。 マザーボードにメモリを2枚以上搭載する場合、同じ仕様のものを使用してください。 仕様の違う物を搭載した場合、スペックの低い方に統一され動作しますが、トラブルの原因になる可能性があります。 写真1:DDR2 SDRAM 写真2:DDR SDRAM 写真3:Registerd DDR SDRAM Page.3 コンピュータパーツ・インデックス 2-3. マザーボード CPU、メモリ、各種拡張カードを取り付ける基板です。 現在主流となっているマザーボードには以下のようなタイプがあります。 マザーボードにはチップセットと呼ばれるLSIが搭載されており、このチ ップセットの種類によって使用できるCPU、メモリの種類などが決まり ます。 そのため、CPUとマザーボードのCPUソケットの形状が同じタイプの ものであっても、CPUとマザーボードのチップセットが対応したもので なければ基本的には動作しません(マザーボードのBIOSをアップデート することで、動作する場合もあります) 。 LGA775 DDR2 SDRAM Socket AM2 LGA 775 タイプ VIA P4M900 nVIDIA nForce 680i Socket AM2タイプ DDR2 SDRAM 2-4. ハードディスクドライブ 補助記憶装置です。OSやデータなどを記録しておきます。 ATA(IDE)タイプとシリアルATAタイプとSCSIタイプがありますが、ATA(IDE) とシリアルATAが一般的で、現在のほとんどのマザーボードには標準で接続できるよう になっています。 商品の説明などにある「40GB」や「80GB」というのがその容量を示していて、この 数字が大きいほど記録できるデータ量が多いということになります。 また、最近のハードディスクドライブは、UltraATA100やUltraATA133といった 規格に対応しており、対応したポートに接続することでより高速にデータを転送するこ とができます。回転数の高いもの、キャッシュ容量の大きいものが高速となります。 2-5. フロッピーディスクドライブ フロッピーディスクを読み書きする為の装置です。 FDはCD-ROMとは異なり読み書きできるものの容量は1.44MB(CD-ROMの約1/450)し かなく、最近ではOSのインストールにも使用されなくなり、パソコンに標準では搭載され なくなっています。 Page.4 Intel P965 / G965 Intel 945GC nVIDIA nForce 5x / 4xx シリーズ ADM 690 シリーズ コンピュータパーツ・インデックス 2-6. CD-ROM(DVD-ROM、CD-R/RW)ドライブ CD-ROM ドライブ CD-ROMを読み込ませるための装置です。 CD-ROMメディアには最大約650MBのデータが記憶されていてOSやアプリケーションの 配布媒体として、多く利用されています。 CD-R/RW ドライブ CD-ROMの読み込みの他、専用メディアへのデータの書き込みが出来ます。 CD-RWドライブはCD-Rドライブの機能に加え、専用メディアを使用することでデータの書 き換えも可能です。 DVD-ROM ドライブ CD-ROMの読み込みの他に、DVD-ROMの読み込み(再生)ができます。 ※DVDの再生にはDVD再生ソフトが必要です。 DVD-RAM、DVD-R/RW、DVD+R/RW ドライブ DVD-ROMの読み込みの他に、DVD-R(W)、DVD-RAM等専用の大容量メディアへの書き込みも可能です。 また、それら全ての機能を搭載したDVD-Multiドライブもあります。 2-7. ビデオカード ディスプレイモニタに画像を表示させるための拡張カードで す。 ディスプレイモニタに映し出された画像の画質や描写速度など はディスプレイモニタとこのビデオカードの性能に依存します。 通常はAGPスロットまたはPCI-Eスロットに挿して使用します が、ビデオカードの機能がはじめからマザーボードに搭載され ている場合もあります。 写真(左)は、nVIDIA GeForce 7600GT(PCI-Express) 写真(右)は、ATi RADEON 1900XT(PCI-Express) 2-8. サウンドカード OS(オペレーティングシステム)上で効果音や音楽などを出力させるための拡張カードで す。 出力される音の音質などは、このサウンドカードと使用するスピーカーやヘッドホンの性能 に依存します。コンピュータの使用用途によっては、必ずしも必要なものではありませんが、 もはや標準的なデバイスといえます。ビデオカードと同様にサウンドカードの機能がはじめ からマザーボードに搭載されている場合もあります。 注)サウンドカードは信号を出力しているだけなので、実際に音を鳴らすにはスピーカーやヘッドホンを接続する 必要があります。また、アンプは内蔵されておりませんので、アンプ内蔵のスピーカーが必要となります。 2-9. ネットワークカード 小規模なネットワークなどにつなぐための拡張カードです。このカードを通じてブロード バンドに必要な機材(ADSLモデムなど)と接続し、WAN(Wide Aria Network)に接続す ることも出来ます。 コンピュータの使用用途によっては、必ずしも必要なものではありませんが、ブロードバ ンドが一般的となっている現在、もはや標準的なデバイスといえます。最近のマザーボード には、ほぼ標準で搭載されています。 Page.5
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