はじめにお読みください プロセッサ・アップグレード プロセッサ・アップグレード M3S-CPU350/CPU400/CPU450 使用の手引 n本体装置の使用の手引をよくお読みになり、正しくお使い下さい。 特に安全に関する注意事項はご使用の前に必ず読んで正しくお使い下さい。 n使用の手引は大切に保管してください。 1. 作業の前に 増設作業の前に以下の製品構成要素が揃っていることを確認してください。 1個 ・ Pentium®Ⅱ(350MHz/400MHz/450MHz・512KB cache)CPU ・使用の手引(本書) 1部 2. 概要 プロセッサ・アップグレード(M3S-CPU350/CPU400/CPU450)は、三菱パーソナルコンピュータ apricot シリーズの本体装置のアップグレード用 Pentium®Ⅱプロセッサです。 本体装置のセカンダリ・プロセッサとして取り付ける際は、別売のCPU取付けキット(M3S-CKITP2) が必要です。 ð本増設プロセッサの本体装置への導入の際には、本体付属の『使用の手引』,『オンラインマニュ アル』および、別売のCPU取付けキット添付の『使用の手引』を参照してください。 3. 注意事項 3.1. 増設プロセッサの本体装置への取付けに関する注意事項 ・本 体装 置の セカ ンダ リ ・プロ セッ サと して 取 り 付 ける場 合は 、別 売 の 「C P U取付 けキ ッ ト (M3S-CKITP2)」が必要です。 ・本増設用CPUの本体装置への取付けは「販売会社または保守担当会社(メルコムサービス等)」のサー ビスマンにより実施してください。 ・本体装置の電源を切って本増設作業を行ってください。 ・本増設プロセッサは静電気によって致命的な損傷を受けることがありますので、取り扱いには十分注 意してください。 3.2. その他の注意事項 ・ 本取扱説明書と付属の説明書の記述が異なる場合は、本取扱説明書を優先してください。 NB392475-001-* 1 4. アップグレード作業 4.1. FT1200 M3S20の場合 4.1.1. マザーボード上の位置について 増設するプロセッサのマザーボード上の位置を下記に示します。 本体装置のサイドパネルなどの取り外し方については本体付属の『使用の手引』を参照ください。 プライマリ・プロセッサ・ソケット セカンダリ・プロセッサ・ソケット NB392475-001-* 2 4.1.2. シングルプロセッサのアップグレードの場合 本体装置に実装されているCPUを取り外してください。 そのCPUに付いているヒートシンクを下図のようにヒートシンク固定用クリップC,Dを引き上げ て取り外します。レバーが固い場合はラジオペンチ等を使って引き上げてください。 D C スロット差し込み口 下図に示すように取り外したヒートシンクのヒートシンク固定用クリップを本製品のCPUの切り 欠きに引っ掛けて固定します。 本製品には、必ずヒートシンクを取り付けてご使用ください。 ① CPUの切り欠きにヒートシンク固定 用クリップの A を A’に、B を B’にそ れぞれ引っ掛けます。(ヒートシンク 固定用クリップはヒートシンクに取付 B A け済みです。) (1) ② ヒートシンクを(2)の方向へ動かして ヒートシンクの位置決めピンとCPU (2) の穴を合わせます。 A' B' スロット差し込み口 ③ ヒートシンク固定用クリップのレバー C,D を押し下げヒートシンクをCPU にしっかり固定します。 レバーが固い場合はラジオペンチ等を 使って押し下げてください。 D スロット差し込み口 NB392475-001-* 3 C CPUの上部両側のロックレバーを内側に押さえてプライマリ・プロセッサ・コネクタに挿入します。 CPUは、ロックレバーが開きしっかりロックされるまで挿入してください。 ロックレバー ロックレバー A:ロックレバー B:CPU C:プライマリ・プロセッサ・コネクタ (注)本イラストはセカンダリ・プロセッサ・コネクタにCPUを 挿入しているイラストです。 アップグレード作業が完了したら、本体装置のサイドパネルなどを元に戻し、起動時に以下のように メッセージが表示されていることを確認してください。 CPU : P entiu m(R)II P rocessor xxxMHz 本製品のクロックが表示されます。 例 NB392475-001-* 4 450MHz 4.1.3. デュアルプロセッサへのアップグレードの場合 本製品に「CPU取付けキット(M3S-CKITP2)」を取り付けます。 下図に示すようにCPU取付けキット(M3S-CKITP2)のヒートシンク固定用クリップをCPUの切り欠 きに引っ掛けて固定します。 本製品には、必ずヒートシンクを取り付けてご使用ください。 ① ヒートシンクの裏面の伝熱シート保護 剥がす 用フィルムを剥がします。 位置決め用ピン ② CPUの切り欠きにヒートシンク固定 用クリップの A を A’に、B を B’にそ れぞれ引っ掛けます。(ヒートシンク 固定用クリップはヒートシンクに取付 B A け済みです。) (1) ③ ヒートシンクを(2)の方向へ動かしてヒ ートシンクの位置決めピンとCPUの (2) 穴を合わせます。 A' B' スロット差し込み口 ④ ヒートシンク固定用クリップのレバー C,D を押し下げヒートシンクをCPU にしっかり固定します。 レバーが固い場合はラジオペンチ等を 使って押し下げてください。 D スロット差し込み口 NB392475-001-* 5 C プロセッサ終端カードの固定具のレバーを両側から内側に押さえてスロットより取り外します。 次にプロセッサ終端カードのエッジをしっかりつかんで引き抜きます。 A レバー B 固定具 CPUの上部両側のロックレバーを内側に押さえてセカンダリ・プロセッサ・コネクタに挿入します。 CPUは、ロックレバーが開きしっかりロックされるまで挿入してください。 ロックレバー ロックレバー A:ロックレバー B:CPU C:セカンダリ・プロセッサ・コネクタ デュアル・プロセッサ構成へのアップグレード作業が完了したら、本体装置のサイドパネルなどを元 に戻し、起動時に以下のようにメッセージが表示されていることを確認してください。 CPU : P entiu m(R)II P rocessor xxxMHz CPU : P entiu m(R)II P rocessor xxxMHz 本製品のクロックが表示されます。 例 450MHz 5. 商標 P e n tiu m ®Ⅱはインテルコーポレーションの登録商標です。 NB392475-001-* 6
© Copyright 2024 Paperzz