1 / 12 カルレッツ®(Kalrez) 1. カルレッツ®(Kalrez)とは CF3 ― ) m ( X )― ( 2 −CF―― ―CF ( 2 −CF2 )――CF n p 枝分れ部 架橋部 ―― 主鎖部 カルレッツ ―( CF2 −CF2 )― n 主鎖部 )m ( X )― ( CF2 −CF―― ( 2 −CH 2 )―― ―CF n p 主鎖部 テフロン 枝分れ部 フッ素ゴム 架橋部 ―― ― ―― OCF3 ―― カルレッツ®は、パーフロロエラストマーと分類される高分子材料です。 カルレッツ®と、同じくふっ素系高分子に属するふっ素系樹脂(プラスチッ ク)であるテフロン(PTFE:ポリテトラフルオロエチレン)、ふっ素ゴム(エ ラストマー)の化学構造式を示しました。ふっ素樹脂、ふっ素ゴムとも に、優れた耐熱、耐薬品性をもつことで知られています。 カルレッツ®の構造は、エラストマーの特微である主鎖部:TFE(テトラフル オロエチレン)、枝分れ部:PMVE(パーフロロメチルビニルエーテル)、およ び架橋部から成り、完全にふっ素化され、テフロンと極めて似た構造をし ています。一方、ふっ素ゴムは、主鎖部の一部に、炭素−水素結合が存在 しており、この結合は、炭素−ふっ素結合より弱いために、カルレッツ® と比較して熱的、化学的特性が低くなります。 2. カルレッツ®の特微 カルレッツ®パーフロロエラストマーは、米国デュポン社が 開発した全く新しいエラストマー材料です。このエラスト マー材料は、テフロン®ふっ素樹脂のもつ優れた耐薬品性、 従来のふっ素ゴムを上回る耐熱性を有し、さらにゴムのも つ弾力性を兼ね備えた画期的な製品で、世界でデュポン ダ ウエラストマー社だけが製造・販売しています。 その耐薬品性は、従来のふっ素ゴムでは使用が難しかった エーテル類、アミン類、ケトン類、酸化剤、有機溶剤、燃 料、酸、アルカリなど、ほとんどの薬品に対して安定性を 示し、耐熱性(JIS K6301などの圧縮永久ひずみ試験の結果 に基づく)においては、300℃近くの高温においてもゴムと しての物性を比較的保ちます。このため、例えばカルレッ ツ®部品を半導体製造装置用シール材に用いた場合では、 ● シールの長寿命化 ● 半導体製品の歩留り向上 ● メンテナンスコストの減少 ● より低いコンタミネーション等が期待できます。 優れた耐熱性 優れた耐薬品性 優 れ て い る Kalrez R シリコン ゴム フッ素ゴム 耐 熱 性 EPDM ニトリル ゴム 耐薬品性 http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 優れている Webサイトに戻る 2 / 12 3. カルレッツ®の耐熱特性 耐熱試験による各種エラストマーとの比較 試験前 試験後 試験前 試験後 ふっ素ゴム カルレッツ® 圧縮永久ひずみと耐熱特性 圧縮永久ひずみ測定は、JIS K6301によって規定されて おり、図に示す様な測定用治具を使用してゴム試験片を 圧縮して、その状態で所定温度、時間で高温放置を行 い、その後直ちに治具より試験片を取り出し、次式によ り圧縮永久ひずみを測定します。 ゴムが熱により劣化し、弾性が失われるとひずみの値が 大きくなります。 ふっ素ゴムは、200℃前後の温度から急激にひずみの値 が大きくなるのに対し、カルレッツ®4079は300℃でもひ ずみ率が50%程度です。 また、200℃での長時間圧縮ひずみを測定した例では、 カルレッツ®4079は長時間ひずみ率50%以下を保持して います。 温度に対する圧縮永久ひずみの状況( 70時間) ボルト及びナット 圧縮板 スペーサー 試験片 t0 −t1 CS = t0 −t2 ×100 CS: 圧縮永久ひずみ率(%) t0 : 試験片の原厚 70 圧 縮 75 永 久 ひ ず 50 み (%) 60 カルレッツ 圧 50 縮 永 久 40 ひ ず 30 み (% ) 20 4079 R フッ素ゴム 0 0 100 50 150 200 250 30分後の厚さ 200° C長時間圧縮永久ひずみ(A S568 214 Οリング) 100 25 t1 : 試験片を圧縮装置から取り出し、 t2 : スペーサーの厚さ フッ素ゴム R カルレッツ 4079 10 300 温度 (° C) 0 0 100 300 200 400 500 600 700 800 時間 (hours) カルレッツ®の耐熱特性表 カルレッツ®以外のエラストマーでは、ふっ素ゴム、シリコーンゴム、他 社製パーフロロエラストマー等が、比較的耐熱温度が高く約200℃までの 温度に用いられるが、200℃以上の温度に対してはカルレッツ®のみが使 用可能である。 材質4079は、カルレッツ®の各種グレードの中で最も耐熱温度の高いタイ プ。また、材質4001は、充填材の入っていないノンフィラータイプで低 硬度。材質1050LFは、放出ガスが最も少ないタイプである。 尚、カルレッツ®とふっ素ゴム、他社製パーフロロエラストマーとの耐熱 特性について比較したデーターは次のとおりです。 材質 4079 4001 1050LF 耐熱温度 圧縮永久歪(%) (℃) 200℃、70時間 300 270 260 15 13 60 図1 2 00 ° Cでのエージング時間と 圧縮永久歪の関係 図1 2 04° Cでのエージング時間と 圧縮永久歪の関係 3 80 R 4079 カルレッツ 他社製パーフロエラストマー フッ素ゴム 他社製パーフロエラストマー 60 圧 縮 永 久 ひ ず み (% ) 重 量 減 少 率 (% ) 40 R 4079 カルレッツ 2 1 20 0 0 200 400 エージング時間 (時間) http://www.kayo-corp.co.jp/ 600 800 0 0 250 500 750 1000 エージング時間 (時間) お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 3 / 12 4. カルレッツ®の耐薬品特性 耐薬品試験によるふっ素ゴムとの比較 試験前 試験後 試験前 試験後 ふっ素ゴム カルレッツ® カルレッツ®と従来のふっ素ゴムの耐溶剤性 室温で7日間浸漬後の体積増加率(%) ふっ素ゴム 1 4 22 8 280 1 1 8 200 240 200 6 24 ヘキサン シクロヘキサン ベンゼン トルエン 酢酸エチル 四塩化炭素 パークロロエチレン クロロベンゼン アセトン メチルエチルケトン テトラヒドロフラン エタノール ニトロベンゼン カルレッツ® <1 <1 3 <1 3 4 2 <1 2 <1 <1 0 <1 カルレッツ®は他のゴムでは使えないような次の薬 品に対して優れた性能を示します。 アクリロニトリル ブチルアルデヒド DNT エーテル類 メチレンクロライド スチレン アミン類* セロソルブ ジオキサン 酸化エチレン 窒素化合物 THF アニリン類* DMF エピクロルヒドリン フラフラール シンナー類 塩化ビニール ブタジェン類 DMT エステル類 ケトン類 酸化プロピレン *耐アミン特性は、材質の種類によって大きな差がありますので、御注意下さい。 5. カルレッツ®のラインアップ 1050LF 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 4001 82 288 アミン類に対して最適の材質 で一般的な耐薬品性に優れて いる。200℃以上の熱水/水蒸 気の雰囲気には注意。高温時 の放出ガスが最も少ない。 4079 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 56 270 充填材を含んでいない材質で あり、硬度が最も低く、オゾ ンなど酸化性雰囲気に対して の最適材質。 6190 75 316 強酸、有機酸を含む一般耐薬 品性に優れたカルレッツ®の 標準材質。高温使用時におけ る圧縮永久歪が最も優れる。 アミン類には要注意。熱サイ クルでの使用は 280℃以 下が 望ましい。 6221 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 300 成形性に優れた材質。 *量産対応グレード 6230 70 260 米国食品衛生法認証グレード 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 75 260 米国食品衛生法認証グレード *FDA認証グレード http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 4 / 12 6236 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 6375UP 90 250 食品・飲料・医薬品業界向。 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 75 275 幅広い腐食性流体に対して耐 薬品性が優れた材質。ウェッ ト用途に適している。 *ヘルール ガスケット用 グレード 6880 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 6885 70 250 特にエーテル類・エステル類・ ケトン類及びアルコール類に 優れた耐薬品性。 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 75 270 特にエーテル類・エステル類・ ケトン類及びアルコール類に 優れた耐薬品性。 *ペイント業界向け グレード 7075UP 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 8002 75 327 耐熱性、低放出ガス特性に優 れた黒のカルレッツ材質。高 温プロセスでのシール性、機 械特性も優れている。 8085 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 69 250 充填剤を一切含まず、プラズ マ照射時にパーティクルの発 生がほとんど無い材質。耐熱 性にも優れている。あらゆる 種類のプラズマに対して、耐 プラズマ性及び、耐熱性に優 れた材質。 8475 82 240 HDP-CVP 、 PE CVD の ア プ リ ケーション用に開発されたカ ルレッツ材質。特にNF3プラ ズマの環境下でのパーティク ルを低減出来る材質。機械特 性に優れているため、スリッ トバルブ、ゲートバルブ等に も最適。 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 72 300 耐熱性、低放出ガス特性に優 れた材質。拡散炉、LD-CVD等 の耐熱用途に実績がある。 8575 硬度(ショアA) 耐熱目安(℃) 74 280 耐プラズマ性に優れており、 カルレッツ白色材質の中でプ ラズマエッチング等に最も実 績がある材質。 http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 5 / 12 6. カルレッツ®の物理的特性 1050LF 4001 4079 6190 6221 6230 6236 6375UP 6880 6885 7075UP 8002 8085 8475 8575 18.6 16.9 16.9 20.8 12 15.1 21.5 15.1 12 17.9 17.9 16 16.3 14.4 12 191 172 17.2 212 122 154 219 154 122 183 183 163 147 122 2.2 2.5 22.4 25.5 引張り強さ(1) MPa Kgf/㎠ 100%モデュラス(1) MPa 12.4 7.3 7.3 6.4 2.5 7.2 17.8 7.2 2.5 7.6 7.6 2.9 7.5 Kgf/㎠ 127 74 74 65.3 25.5 73.4 182 73.4 25.5 77.5 77.5 29.6 150 150 234 230 160 142 160 230 160 160 246 159 227 230 75 75 73 70 75 90 75 70 75 75 69 82 72 74 22 22 25 25 25 16 30 35(3) 30 16 15 15 15 42 23 16 破断時の伸び % 125 硬度デュローメーター A±5 82 圧縮永久歪(2) 常温で70時間 % 30 204℃で70時間 % (1) 35 ASTM D412,500㎜/min. (2)ASTM D395B pellets (3) 200℃×22時間 比重 1.9∼2.0 摩擦係数 カルレッツ® 耐スチール 0.25∼0.60 (グレードで異なる) 線膨張係数 (25∼250℃) 0.19W/m・k 100℃ 0.19W/m・k 200℃ 0.19W/m・k 300℃ 0.19W/m・k 熱伝導率 2.3∼3.6×10-4/℃ 誘電率 1000Hz 4.9 誘電正接 1000Hz 5×10−3 100℃ 0.233cal/g 体積抵抗率 約1014∼1017Ω・cm 150℃ 0.252cal/g 耐電圧 17.7/kV/mm以上 50℃ 比熱 50℃ 0.226cal/g 電気特性 ® ※熱膨張の注意点:カルレッツ を高温使用される場合、熱膨張による体積増加を十分にご考慮ください。 カルレッツ®使用上の注意:高温・高圧下の熱水・スチームに対して御使用の際は、必ず御試験下さい。 http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 6 / 12 7. カルレッツ®の放出ガス特性 カルレッツ®は高温シール部に多く使われていま す。シール材の熱安定性を見る方法として、TGA 法 、 TEA 法 が あ り ま す が 、 TGA 法 に よ る と カ ル レッツ®の熱分解ピーク最大点は、490℃±15℃ であり、400℃での分解、ガス化量は1.5%以下 となっています。 また、TEA法によれば熱分解のはじまるのは、 315℃以上の高温であると判断できます。このよ うにカルレッツ®は、他のいかなるエラストマー よりも熱に対して安定しています。そのため、 ガス発生量も他のエラストマーと比較すると少 なくなっています。 図は、カルレッツ®のガス発生率を、ふっ素ゴ ム、ステンレス(ブラン ク) と比 較し たも ので す。各サンプルは、テスト前に4時間のベーキン グ処理を行っています。このテストによると、 カルレッツ®は、ふっ素ゴムと比べて非常に低い ガス発生率となっています。 また、30℃以下では、ステンレスとかなり近い 値となっていることがわかります。 ガス発生率 10 1 フッ素ゴム カルレッツ R ステンレス(ブランク) 10 0 ガ ス 発 生 率 10 −1 (Pa・ℓ/sec) 10 −2 10 −3 10 −4 100 200 300 400 温度 (° C) 120° C4時間のベーク後の温度と ガス発生率の関係 8. カルレッツ®のガス透過特性 超高真空用シール材を選定する際、ガスの透過性は選定の判断材料の重要なポイントとなります。 ガス透過性は、ある一定温度、圧力のもとで、ガスがエラストマーを通過する量をもとに決められます。 ガスの透過はさまざまなファクターに依存する複雑な現象です。 ファクターとは例えば ● エラストマーの化学的構造 ● ガスの特微 ● ガスとエラストマーの構造が似ているか似ていないか ● 温度 ● 圧力 表はカルレッツ®及び他のエラストマー、ふっ素樹脂のガスの透過率です。 カルレッツ®は真空用シール材として比較的良好なガス透過性を示しています。 材質 窒素 酸素 ヘリウム アルゴン 二酸化炭素 カルレッツ 4079 0.3 1 11.2 0.68 2.53 カルレッツ®2037 0.42 1.71 14.5 0.76 3.53 バイトン*A 0.09 0.23 3.05 ― ― バイトン*GF 0.21 0.42 4.39 ― ― EPDM 0.83 2.11 3.36 ― ― 28 60 34 68 323 0.17 0.53 ― ― 1.36 ® シリコーンゴム テフロン*PFA 単位:10-9cm³・cm/sec・㎠・cmHg http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 7 / 12 9. カルレッツ®の耐プラズマ特性 一般的にシール材として用いられるエラストマーには、機械的強度増すために、充填材としてカーボンブラック もしくは金属酸化物系顔料(白色が多い)が含まれています。 シール材がプラズマにさらされるとシール材から異物が発生しますが、これは、この充填剤と密接な関係があり ます。白色顔料を充填剤として用いられるタイプは、シール材表面に容易にパーティクル源をプラズマ照射によ り作ってしまいます。 クリアーカルレッツ®8001は、充填剤を含んでいないので、真空チャンバーに対するパーティクルの発生は非常 に少ないと考えられます。 図1には、クリアーカルレッツ®8001と他社製パーフロロエラストマー(白色顔料充填)の実際に装置にシール材と して装着した時の、ウエハー上のパーティクルの発生量を示しました。 クリアーカルレッツ®8001は、パーティクルの発生が非常に少ないことがわかります。 図2、3には、クリアーカルレッツ®と他社製ノンフィラーパーフロロエラストマー(顔料無充填)に酸素プラズマ を照射した時の重量減少のグラフと、照射後の表面のSEM写真を示しましたが、クリアーカルレッツ®は重量減少 も、表面の劣化状態も他社製ノンフィラーパーフロロエラストマーよりも優れています。 図1 酸素プラズマ照射による重量減少 図2 図1 シリコンウエハー上のパーティクル数 150 2.5 一般パーフロロエラストマー 他社製ノンフィラパーフロロエラストマー クリアーカルレッツ R クリアーカルレッツ R ー パ 2 ィ テ パ ー テ ィ ク ク ル ル 数 数 100 重 量 減 少 (個/ウエハー) 1.5 (%) 1 50 0.5 0 0 0 40 20 250 0 装置への装着日数(日) 500 750 1000 1250 プラズマ照射量 (ワットX 時間) 図3 酸素プラズマ照射後の クリアーカルレッツ®表面のSEM写真 酸素プラズマ照射による重量減少 酸素プラズマ照射後の他社製ノンフィラー パーフロロエラストマー表面のSEM写真 2 他社製品白色パーフロロエラストマーA 他社製品白色パーフロロエラストマーB 他社製品白色パーフロロエラストマーC ホワイトカルレッツ R 1.5 プラズマ雰囲気下におけるシール材の重量減少は、シール材の 寿命を判断する目安となります。 図は、酸素プラズマ雰囲気下での、ホワイトカルレッツ®と他 社製白色パーフロロエラストマーとの重量減少を示しました。 ホワイトカルレッツ®は、酸素プラズマ雰囲気下で優れた耐プ ラズマ特性を持っています。 重 量 減 少 (%) 1 0.5 0 0 250 500 750 1000 1250 プラズマ照射量 (ワットX時間) 10. 浸漬テストの状況例 次頁に記載されたカルレッツ®製部品についての情報は、弊社ラボでのテストに基づくものです。これらのテス トの結果は、カルレッツ®が、耐熱性、耐薬品性において、他のエラストマーより明らかにすぐれた特性をもっ ていることを示していますが、個々の用途については研究室では作り出せない条件もあり、したがってお客様の あらゆる用途について保証することは不可能です。このため、使用に際しては、個々の用途に対して、使用のま えに、独自に機能テストを行うようおすすめします。カルレッツ®製部品の破損が、大きな損害や負傷をひきお こす可能性がある場合は、独自の機能試験を行うことが特に重要になります。エラストマー製の部品は、どれを とっても永久に使用できるものではありません。したがってカルレッツ®製の部品といえども、上記のような重 大な応用分野で使用する場合は、定期的な点検と交換を忘れないよう、十分にお気をつけください。 http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 8 / 12 薬品名 (酸) 塩酸30% ふっ化水素酸(混合溶液)4.8% 硫酸70% 硫酸70% 硫酸100% 硝酸70% 硝酸70% 氷酢酸 トリクロロ酢酸10% トリフロロ酢酸 安息香酸 ほう酸 (アルカリ) 苛性ソーダ30% 水酸化アンモニウム アンモニア溶液 (ケトン、エステル、エーテル) 酢酸ブチル 酢酸エチル t-ブチルメチルエーテル テトラヒドロフラン(THF) アセトン メチルエチルケトン(MEK) メチルイソブチルケトン(MIBK) ブチルセロソルブ DOP ブチルアルデヒド ブチルアルデヒド (ニトリル) アニリン ジエタノールアミン エチレンジアミン エチレンジアミン エチレンジアミン ヘキサメチレンジアミン モノエタノールアミン モノエタノールアミン N-メチル-2-ピロリドン トリエタノールアミン ジメチルホルムアミド (炭化水素) ベンゾイルクロライド ブタジェン フレオン113 メチレンクロライド メチレンクロライド メチレンクロライド O-ジクロロベンゼン O-ジクロロベンゼン トルエン トルエン 塩化トルエンスルホニル トリクロロートリフルオロエタン キシレン (アルコール) エチレングリコール イソブチルアルコール メチルアルコール フェノール フェノール フェノール プロピレングリコール (その他) ダウサムG エチレンオキサイド ガソリン モービル254 モービル254 モービルジェットⅡ プロピレンオキサイド ASTM標準オイルNo,3 シードロ500-B4 ストーファー7700オイル 水蒸気 サーミノール55 サーミノール65 タービンオイル タービンオイル バルクレーン1 水 エピクロルヒドリン 薬品英名 浸積温度 (℃) (Acids) Hydrochloric Acid (30%) 70 Hydrofluoric Acid Mixture (4.8%) 85 Sulfuric Acid (70%) 200 Sulfuric Acid (70%) 100 Sulfuric Acid (100%) 150 Nitric Acid (70%) 90 Nitric Acid (70%) 85 Acetic Acid (Glasial) 100 Trichlori Acetic acid (10%) 40 Trifluoro Aectic Acid 50 Benzoic Acid 168 Boric Acid 40 (Alkalines) Sodium Hydroxide (30%) 85 Ammonia Hydroxide 100 Aqua Ammonia (28%) 50 (Ketones, Esters, Ethers) Butyl Acetate 22 Ethyl Acetate 70 Methyl Tertiary Butyl Ether 40 Tetra Hydrofuran 56 Aceton 50 Methyl Ethyl Ketone 70 Methyl lsobutyl Ketone 22 Buthyl Cellosolve 22 Dioctyl Phthalate 50 Butyraldehyde 50 Butyraldehyde 60 (Nitrides) Aniline 100 Diethanolamine 100 Ethylene Diamine 50 Ethylene Diamine 90 Ethylene Diamine 100 Hexamethlylene Diamine 90 Monoethanol Amine 150 Monoethanol Amine 100 N-Methyl-2-Pyrrolidone 90 Triethanol Amine 22 Dimethyl Formamide 100 (Hydrocarbons and hydrogenated hydrocarbons) Benzel Chloride 90 Butadiene 100 Freon 113 50 Methylene Chloride 50 Methylene Chloride 40 Methylene Chloride 50 Ortho Dichloro Benzene 50 Ortho Dichloro Benzene 100 Toluene 22 Toluene 50 Toluene Sulphfonyl Chloride 90 Trichloro-Trifluoroethane 50 Xylene 22 (Alcohols) Ethlylene Glycol 150 Isobutyl Alcohol 22 Methyl Alcohol 50 Phenol 50 Phenol 90 Phenol 100 Propylene Glycol 40 (Others) DowthermG 232 Ethylene Oxide 50 Gasoline 40 Mobil 254 Lube Oil 200 Mobil 254 Lube Oil 230 Mobil Jet ⅡLube Oil 230 Propylene Ocide 50 Reference Oil3, ASTM 100 Syydlo 500-B4 125 Stouffer 7700 Oil 175 Steam 200 Therminol 55 232 Therminol 65 232 Turbine Oil MIL-L-7808 177 Turbine Oil MIL-L-7808 260 Valclene 1 40 Water 225 Epichlorohydrin 100 他のカルッレッツと その評価 浸積時間 (h) 4079での 評価 ふっ素ゴムでの 評価 70 240 672 70 70 70 70 70 720 70 168 720 A C A A A A A A ― C B ― ― 6375UP ― 6375UP 6375UP 6375UP ― ― 6375UP ― 6375UP 6375UP B A ― ― ― ― ― ― ― B ― ― ― ― 70 70 168 A C - 6375UP 1050LF 6375UP A A A ― ― ― 800 70 70 70 168 70 800 800 70 168 70 A A A A A A A A B ― 6375UP 6375UP 6375UP 6375UP 6375UP ― ― ― 6375UP 6375UP 70 70 70 70 70 70 70 70 70 800 70 A A A C D C B B A A 6375UP 6375UP ― 1050LF 1050LF 1050LF 1050LF 1050LF 3018 ― 3018 70 336 168 70 70 168 168 70 800 168 70 70 800 A D A A A A C C A 1050LF 1050LF 6375UP 6375UP 6375UP 6375UP 6375UP 6375UP ― 6375UP 1050LF ― ― 70 800 168 168 70 70 720 A A A A ― 6375UP ― 6375UP 6375UP 6375UP ― 6375UP 168 70 672 70 336 336 70 166 70 70 168 70 70 70 70 720 70 70 A D A A A A C A B A ― A A A A ― B D 6375UP 1050LF 6375UP ― ― ― 6375UP ― 1050LF ― 6375UP 6375UP 6375UP ― ― 6375UP 6375UP 6375UP B A A B B ― D D C D ― ― ― ― C ― A A A A A A A A A ― ― ― ― D ― ― ― ― ― ― B B B B A A A B C D B A A A A ― ― ― ― ― C B ― ― C ― ― ― A A A ― ― C ― ― ― ― A A A A A A A ― ― B B C C ― ― ― ― ― ― ― B C ― ― ― B A B B B B A B A:体積膨張率 5%以内 B:体積膨張率 5∼20%以内 C:体積膨張率 20∼50% D:体積膨張率 50%以上 ※ 浸漬テスト用サンプルにて必ずご確認下さい。 http://www.kayo-corp.co.jp/ お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 9 / 12 11. カルレッツ®の新材質サハラシリーズ/Kalrez8475 (1) 特徴 新しいポリマー技術により最高の高温シール特性及び最 高の低放出ガス特性が実現されました。 (2) 物理特性 物性値 耐熱温度(℃) 硬度(ショアA) 8475 300 73 33.6 147 227 100%モデュラス(1) Kgf/㎠ 引張り強さ(1)Kgf/㎠ 破断時の伸び(%) (1) 4079 300 75 74 172 150 1050LF 260 80 127 191 110 ASTM D412,500㎜/min. 圧縮永久歪み 〈336時間〉 圧縮永久歪み 〈336時間〉 100 放出ガス特性 放出ガス特性 1050LF 4079 80 圧 縮 60 永 久 歪 40 み (%) H 2000 F 放 出 量 8475 ( p p m ) 20 0 0 204 280 8475 4079 1050LF FKM 注: ①HF放出量には、テストチャンバーからの放出量も 含まれています。 ②イオンクロマトグラフィーによる300° C-30分での測定値です。 300 温度 (° C) 12. ニュークリアーカルレッツ® カルレッツ®8002 (1) 特徴 ①充填剤を含んでいないためパーティクルの発生が極限まで抑えられました。 ②新しいポリマー技術により透明(無充填)でありながら250℃までの高温領域で使用できるようになりました。 (2) 物理特性 物性値 耐熱温度(℃) 硬度(ショアA) 8002 250 68 192 250 引張り強さ(1)Kgf/㎠ 破断時の伸び(%) (1) 8001 150 70 107 190 4079 300 75 172 150 ASTM D412,500㎜/min. 弁体200°Cゲートバルブ装着後の断面 8002 (はみ出しなし) 8001 (はみ出しあり) 圧縮永久歪み 〈 70時間〉 プラズマ照射による重量減少率 (CF4+ 02 0.9Torr 75w w ith w afer) 100 1.4 圧 縮 永 久 歪 み 1.2 A 社・無充填 パーフロロゴム 1 重 量 減 少 率 8001 80 60 (%) 0.8 8001 0.6 4079 40 8002 20 B社・無充填 パーフロロゴム 0.4 8002 0 0.2 25 100 200 250 0 0 2 http://www.kayo-corp.co.jp/ 4 6 時間 8 10 12 温度 (° C) お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 13. カルレッツ®製品寸法表(Oリングの製作可能シリーズ) 10 / 12 ● Kシリーズ 線径 1.00 1.50 1.60 1.78 1.90 2.00 2.20 2.40 内径 (単位: mm) K 呼び番号 1.15 9.00 2.20 2.75 3.10 4.10 5.10 6.10 7.10 8.10 9.10 10.10 11.10 12.10 13.10 14.10 15.10 16.10 17.10 18.10 19.10 20.10 21.10 22.10 25.10 27.10 29.10 32.10 35.10 37.10 6.35 9.52 2.40 2.60 3.40 4.20 4.90 5.70 6.40 7.20 8.00 8.90 16.00 4.00 6.00 12.00 13.00 14.00 16.00 18.00 20.00 22.00 26.00 38.00 6.00 9.00 3.30 4.30 5.30 6.30 7.30 8.30 9.30 http://www.kayo-corp.co.jp/ 53010 20009 53011 53013 30010 30011 30012 30013 30014 30015 30016 30017 30018 30019 30020 30021 30022 30023 30024 30025 30026 30027 30028 30029 30030 30031 30032 30033 30034 30035 53014 53017 53012 50010 50011 50012 50013 50014 50015 50016 50017 50018 53018 21004 21006 21012 21013 21014 21016 21018 21020 21022 21026 21038 53015 53016 31010 31011 31012 31013 31014 31015 31016 線径 2.40 2.50 2.55 2.70 3.00 内径 9.60 10.30 11.30 12.30 13.30 14.30 15.30 16.30 17.30 18.30 19.30 20.30 21.30 22.30 23.30 25.00 25.30 27.30 30.30 33.30 15.00 29.10 8.90 10.50 12.10 13.60 15.10 15.90 18.40 27.30 11.00 16.00 17.20 18.00 18.20 19.00 19.20 20.20 21.20 22.20 23.00 24.20 25.20 26.00 26.20 28.20 29.20 29.50 30.20 31.20 32.20 34.20 34.50 35.20 36.20 37.20 39.20 40.20 42.00 42.20 44.20 44.50 45.20 K 呼び番号 41016 31017 31018 31019 31020 31021 31022 31023 31024 31025 31026 31027 31028 31029 31030 53019 31031 31032 31033 31034 22015 53020 51010 51011 51012 51013 51014 51015 51016 53021 23011 23016 32010 23018 32011 23019 32012 32013 32014 32015 23023 32016 32017 23026 32018 32019 32020 42017 32021 32022 32023 32024 42020 32025 32026 32027 32028 32029 23042 32030 32031 42027 32032 線径 3.00 3.50 3.60 4.00 内径 K 呼び番号 46.20 49.00 49.50 50.20 54.00 54.50 55.20 56.20 57.20 59.50 60.50 62.20 64.50 69.50 74.50 79.50 84.50 88.00 89.50 94.00 94.50 98.00 99.50 104.50 109.50 114.50 119.50 124.50 129.50 134.50 139.50 144.50 203.00 214.00 11.00 15.00 33.00 34.00 39.00 40.00 43.00 49.00 52.00 62.00 162.00 166.00 173.00 18.30 19.80 21.30 23.00 24.60 26.20 27.80 29.30 30.80 32.50 34.10 35.60 37.30 43.40 13.00 14.00 32033 23049 32034 32035 23054 32036 32037 32038 32039 32040 32041 32042 32043 32044 32045 32046 32047 23088 32048 23094 32049 23098 32050 32051 32052 32053 32054 32055 32056 32057 32058 32059 23203 23214 24011 24015 24033 24034 24039 24040 24043 24049 24052 24062 24162 24166 24173 52010 52011 52012 52013 52014 52015 52016 52017 52018 52019 52020 52021 52022 53023 25013 25014 お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 線径 4.00 4.50 内径 K 呼び番号 16.00 18.00 20.00 22.00 24.00 26.00 28.00 30.00 32.00 34.00 36.00 38.00 41.00 44.00 47.00 48.00 50.00 52.00 53.00 53.80 57.00 58.00 61.00 64.00 67.00 70.00 73.00 76.00 79.00 82.00 84.00 85.00 88.00 91.00 94.00 97.00 100.00 104.00 108.00 112.00 116.00 120.00 124.00 128.00 132.00 136.00 140.00 146.00 152.00 160.00 166.00 170.00 174.00 182.00 190.00 198.00 207.00 217.00 225.00 235.00 245.00 255.00 34.70 25016 25018 25020 25022 25024 25026 25028 25030 25032 25034 25036 25038 25041 25044 25047 25048 25050 25052 25053 10158 25057 25058 25061 25064 25067 25070 25073 25076 25079 25082 25084 25085 25088 25091 25094 25097 25100 25104 25108 25112 25116 25120 25124 25128 25132 25136 25140 25146 25152 25160 25166 25170 25174 25182 25190 25198 25207 25217 25225 25235 25245 25255 10233 Webサイトに戻る 11 / 12 (単位: mm) ● Kシリーズ (つづき) 内径 K 呼び番号 37.70 40.00 42.00 44.00 46.00 48.00 50.00 52.00 54.00 56.00 58.00 60.00 63.00 64.00 65.00 69.00 70.00 74.00 76.00 80.00 82.00 85.00 88.00 91.00 94.00 97.00 100.00 16.00 40.00 42.00 44.00 46.00 48.00 50.00 52.00 54.00 56.00 58.00 60.00 10222 10173 10174 10175 10176 10177 10178 10179 10180 10181 10182 10153 10154 10183 10155 10164 10156 10165 10166 10184 10185 10186 10187 10188 10189 10190 10191 26016 26040 26042 26044 26046 26048 26050 26052 26054 26056 26058 26060 線径 4.50 5.00 線径 5.00 5.30 5.50 5.70 内径 K 呼び番号 63.00 64.00 65.00 67.70 69.00 70.00 74.00 76.00 80.00 82.00 85.00 88.00 91.00 94.00 97.00 100.00 41.40 54.40 65.00 74.70 79.70 89.70 99.70 35.20 36.20 37.20 39.20 41.20 44.20 45.20 47.20 49.20 51.20 52.20 54.20 57.20 59.20 61.20 62.20 26063 26064 26065 10219 26069 26070 26074 26076 26080 26082 26085 26088 26091 26094 26097 26100 53022 53024 10159 10220 10221 10223 10224 33010 33011 33012 33013 33014 33015 33016 33017 33018 33019 33020 33021 33022 33023 33024 33025 線径 内径 K 呼び番号 5.70 64.20 67.20 69.20 71.20 72.20 74.20 77.20 79.20 81.20 82.20 84.20 87.20 89.20 92.20 94.20 97.20 99.20 104.20 109.20 114.20 119.20 124.20 129.20 134.20 139.20 144.20 149.20 154.20 159.20 164.20 169.20 174.20 179.20 184.20 189.20 194.20 199.20 204.20 209.20 33026 33027 33028 33029 33030 33031 33032 33033 33034 33035 33036 33037 33038 33039 33040 33041 33042 33043 33044 33045 33046 33047 33048 33049 33050 33051 33052 33053 33054 33055 33056 33057 33058 33059 33060 33061 33062 33063 33064 線径 5.70 8.40 内径 K 呼び番号 219.30 229.30 239.30 249.30 259.30 269.30 279.30 289.30 299.30 319.30 339.30 359.30 379.30 399.30 419.30 439.30 459.30 479.30 499.30 144.10 149.10 154.10 159.10 164.10 169.10 174.10 179.10 184.10 189.10 194.10 199.10 209.10 219.10 229.10 239.10 249.10 33065 33066 33067 33068 33069 33070 33071 33072 33073 33074 33075 33076 33077 33078 33079 33080 33081 33082 33083 34010 34011 34012 34013 34014 34015 34016 34017 34018 34019 34020 34021 34022 34023 34024 34025 34026 ※ JIS/その他、規格品Οリング(P番、G番、V番、ARP/AS、S番)も製作可能です。 ● NWシリーズΟリング 線径 5.00 内径 18.00 28.00 42.00 53.00 88.00 104.00 部品番号 NW-16 NW-25 NW-40 NW-50 NW-80 NW-100 (注) NWシリーズをご使用の場合は、必ず内・外の金属リングの寸法をご確認ください。 ご不明な点がございましたら、弊社営業担当者までにご連絡ください。 ● シート(501N∼503N)、スラブ(504N∼512N) デュポン 商品番号 厚さ 502N 503N 504N 505N 506N 507N 508N 509N 511N 512N 0.51 0.76 1.02 1.27 1.52 1.78 2.03 2.29 2.79 3.18 http://www.kayo-corp.co.jp/ 公差 ± 面積寸法 N = 1 N = 2 N = 3 0.08 0.10 76.2 × 76.2 0.13 0.15 0.18 152.4 × 152.4 152.4 × 304.8 ● 繊維強化シート(ノーメックスファブリック使用) デュポン 商品番号 厚さ 8521N 8502N 8503N 0.38 0.51 0.76 公差 ± 0.08 面積寸法 N = 1 N = 2 N = 3 76.2 × 76.2 152.4 × 152.4 152.4 × 304.8 (注) *Nは縦横の寸法により1から3までの番号があり、たとえば番号 5052とは1.27mmの厚さのスラブでその大きさは152.4×152.4mmで す。異なる厚さや大きさの部品あるいは特別表面仕上げのものに かんしては、特別部品番号があたえられます。 **厚さの公差は表に示した通りです。大きさの公差は−0.64mmか ら+3.18mmです。各々の表面仕上げは算術平均で120マイクロイン チ以上となっております。特別表面仕上げが必要な場合は特別注 文となります。 お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る 14. 寸法公差 12 / 12 材質により多少の差異がありますが、ここでは標準材質4079における公差を示します。 (A) Οリング(規格品および特殊品ともに) JIS B2401 (4種D)/AS568Aの公差に準拠。 (B) 異形品(金型成形品) パーツ毎に計画。 (C) 丸棒 直径区分 (mm) 3.53、4.0 5.33、5.7 6.0、6.99、8.0、8.4 10 公差 (mm) ±0.10 ±0.13 ±0.15 ±0.3 (D) チューブ 内径区分 (mm) 1.0 ≦ ≧2.5 3.0 ≦ ≧4 5.0 ≦ ≧10.0 11.0 ≦ ≧15.0 16.0 ≦ ≧20.0 公差 (mm) ±0.3 ±0.4 ±0.5 ±0.7 ±0.9 肉厚:0.75 ≦ ≧2.0 ±0.2 15. カレッツ®カスタムパーツの使用例 高温、真空などの厳しい環境下における、 ロボットアームの 滑り止めおよびクッション材。 高温腐食性ガス中での 電極等の保護シール材 高温部品の吸引搬送用装置の 先端部部品 16. カルレッツ®特注品 カルレッツ®は標準部品以外にお客様から要求される仕様に合わせて部品を製作できます。 スケット、バルブシート、Uカップ、ツバ付きΟリングなどがあります。 カルレッツ®製品の製作可能な仕様 (A) 特注Οリング 1) 金型成形品 最大寸法:外径400mm、線径 10 mm 最小寸法:内径 1.8 mm、線径 0.8 mm 2) 加硫接着品 線径:3.53、4.0、5.33、5.7、6.0、6.99、 8.0、8.4、10.0 mmについて対応可能 最小寸法:内径 250 mm以上 最大寸法:内径 2000 mm以下 (B) 異形品(金型成形品) 最大寸法:外径 400 mm、厚さ 10 mm 最小寸法:厚さ 0.5 mm (C) 丸棒 直径:3.53、4.0、5.33、5.7、6.0、6.99、8.0、 8.4、10.0 mmについて対応可能 最大長さ:4000 mm以下 受注時に一本あたりの最小長さの確認が必要。 (例)合計10メートル → 最小1メートル × 10本 (D) 例えば、フランジ 押出チューブ製作可否サイズ対応表 t±0.2 ID 1 1.5 2 3 4 5 6 7 8 9 10 公差 0.75 ±0.3 ○ ○ ±0.4 ±0.5 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1.25 1.5 1.75 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 製作可能材質 6190 / 8475 / 8002 製作可能長さ 最大8m 最少300mm 最大4m ID = 6∼8 最少300mm チューブ 最大2m 内径:最小 1.0 mm ∼ 最大 25.0 mm ID = 9∼12 最少300mm 肉厚:最小 1.0 mm ∼ 最大 2.0 mm 最大0.8m 受注時に一本あたりの最小長さの確認が必要。 ID = 13∼20 最少300mm (例)合計1メートル → 最小10 cm × 10本 ※機械加工による異形品およびその他の特注品についてもご相談に応じます。 http://www.kayo-corp.co.jp/ ID = 1∼5 お電話・FAXでのお問い合わせは Tel:03-5829-6901 Fax:03-5829-6902 Webサイトに戻る
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