1 早稲田大学大学院 国際コミュニケーション研究科 国際

早稲田大学大学院
国際コミュニケーション研究科 国際コミュニケーション研究専攻
設置の趣旨等を記載した書類
ア
設置の趣旨及び必要性
日々グローバル化が進行する社会において、国際感覚に優れ、高いコミュニケーション能力を
備えた人材の育成は緊急の課題である。早稲田大学ではこうした状況に対応すべく、同学国際学
術院国際教養学部を母体に国際コミュニケーション研究科国際コミュニケーション研究専攻を設
置し、国際社会で活躍するのに十分な能力をもつグローバル人材の育成にあたることとする。
本研究科においては、言語・コミュニケーション研究や文化研究といった人文学的基礎に社会
科学的視点を交えた研究・教育体制を整えることにより、個人間の対話を最小単位に、個人から
社会に向けて発信するメッセージ、また共同体、および国家間で交わされる社会・政治的コミュ
ニケーションを含め、言語・文化・社会をそれぞれ情報伝達のネットワークと位置づけ、その役
割を理論・実践の双方から研究することを目的とする。また、本研究科においては、基本的に英
語により教育・研究指導を行うことを特徴とする。
以下に本研究科設置の教育的、学問的、社会的必要性と目的を挙げる。
1.
教育的必要性と目的
より一層のグローバル化が進む現在、コミュニケーションを中心とする文化・社会研究に
関心を示す学生が増える傾向にある。国際社会で今後ますます重要な役割を担う日本におい
て、多様な文化や歴史を理解し、異文化間の差異を意識しながら他者とのコミュニケーショ
ンをとるグローバル人材を育てるためにも、本学ではより高度な英語力と異文化理解の力、
社会に出るにあたり欠かせない実践力を教育することを目的とする。
2.
学問的必要性と目的
グローバル化が進み、国境を越えた人的資源の移動が日常化する現在、既存の常識では考
えられなかった形態で言語・文化・社会のあり方が変化している。かつては、言語の変化、
文化の変化、社会の変化は各々の学問的対象として別個に研究されてきたが、現在のように
これら 3 領域が密接に結びつき、相互に影響を及ぼしつつ変化を遂げる状況においては、こ
れらを横断的、かつ包括的に研究していく新たな枠組みが必要である。グローバル化する世
界の中で、わたくしたちは多様な文化、政治、社会情勢によって引き起こされる様々な問題
を自ら発見し、それらを実践的かつ創造的に解決する新たな方法を構築する必要に直面して
いる。本研究科では、コミュニケーション研究を軸に言語、文化、および社会の関係を多面
的に分析するカリキュラムを重層的に提供し、この新しい学問的必要性に応えていくことと
する。この分野で世界的に実績を挙げることが可能な次世代研究者の養成を目的とする。
3.
社会的必要性と目的
言語・文化・社会がより密接に結びつきながら展開するグローバル社会では、より高いレ
1
ベルで言語と文化の変化に対応できる発信型のコミュニケーション能力をもったグローバル
人材が求められている。本研究科では、多様な文化的背景をもった人々が集まる中で、主体
的に問題を発見し、優れた規律性と協調性をもってグローバルな課題にチャレンジできる発
想力豊かな人材の育成を目的とする。
<修了後の進路・就職の見通し>
多言語による高度のコミュニケーション能力を備えた本研究科修了者は、国内外大学院およ
び開設予定の博士後期課程への進学が想定されるのに加え、本研究科の母体となる国際教養学
部同様に、金融、商社、メディア、IT 産業等の多国籍企業や国際機関、NPO・NGO といった国境
の垣根を超えて展開する組織での活躍が期待される。言語・文化・社会の各分野で培った専門
知識を通訳・翻訳・ビジネスコミュニケーションといった実践力のもとに応用する能力をもつ
本研究科修了者には、グローバル人材として幅広い領域で国際社会に貢献していくことが求め
られる。
また、本研究科との関係が緊密である国際教養学部では、中学校教諭1種免許状(英語)
、高
等学校教諭1種免許状(英語)の取得が可能であることから、引き続き本研究科で研究を行う
学生に幅広い社会参加の機会を提供するために、設置届出承認後、中学校教諭専修免許状(英
語)、高等学校教諭専修免許状(英語)を申請予定である。
<定員と学生確保の見通し>
本研究科では、春学期及び秋学期のセメスター制を採用し、入学定員 50 名を春入学及び秋入
学で募集する。
本研究科の母体となる国際教養学部(入学定員:600 名)では、毎年 100 名程度の卒業生が
国内外の大学院へ進学する実績を残している(別資料①-1「国際教養学部の進学状況(2010
年度)」参照)。
本研究科新設にあたり 2012 年 4 月に国際教養学部 4 年生以上に在籍する学生を対象に行った
アンケート調査でもこの傾向は変わらない(別資料①-2「国際教養学部学生へのアンケート
調査結果」参照)
。全体の 21%の学生が大学院進学を希望または卒業後の進路のひとつと考えて
おり、大学院進学が将来のキャリアアップにプラスになると考える学生は実に 70%を超える。
大学院進学を真剣に考える学生が多く集まっているのが、本研究科の母体となる国際教養学部
の特徴といえる。
また、大学院進学の志望分野で上位を占めたのは、
「ビジネス」
(22%)
、
「政治・国際協力」
(15%)、
そして、「美術・芸術」、「文化・文学」の人文学分野(15%)で、「メディア」(5%)がそれに続
く。言語・文化・社会分野に加え、パブリックコミュニケーション等を網羅する横断的なカリ
キュラムをもつ本研究科が国際教養学部学生にアピールするであろうことをうかがわせる結果
となった。実際、アンケートに回答した学生の 55%が本研究科に興味を示し、うち 8%の学生が
本研究科に「是非進学したい」と回答している。
多文化・異文化の理解を深めたいという学生のニーズの高まりは国際教養学部だけではなく、
早稲田大学の他学部や他の多くの大学でも見られる傾向であり、これらを合わせると上記定員
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の確保は充分に可能と推測される。
イ
修士課程までの構想か、又は、博士課程の設置を目指した構想か
本研究科では、標準修業年限 2 年の修士課程とする。また、修士課程開設後 2 年を目標に博士
後期課程の開設を目指すこととする。
ウ
研究科、専攻等の名称・学位の名称及び収容定員
本研究科は国際性を特長とし、総合科学としてのコミュニケーションを主たる研究領域とする
ことから、その名称および学位の名称を次のとおりとする。
研究科の名称:
国際コミュニケーション研究科
Graduate School of International Culture and Communication Studies
専攻の名称:
国際コミュニケーション研究専攻
Major in International Culture and Communication Studies
学位の名称:
修士(国際コミュニケーション学)
Master of Arts in International Culture and Communication Studies
エ
入 学 定 員 :
修士課程
50 名(収容定員 100 名)
設 置 時 期 :
平成 25 年(2013 年)4 月 1 日
教育課程の編成の考え方及び特色(教育研究の柱となる領域(分野)の説明も含む)
1.教育課程の編成理念
本研究科では、以下の 3 点を編成理念としてカリキュラム構成に反映させる。
(1) 英語を基本言語とする科目編成
(2) グローバル社会における言語、文化、社会の連関を重視する科目編成
(3) 専門研究によって得る知識を実社会に還元することができるグローバル人材を育成する
科目編成
2.教育課程の特色と構造
本研究科においては、グローバル社会において国境を越えて移動する情報と人的資源のあり
方に注目し、その状況を言語表現を対象として個人レベルのミクロな視点から分析・研究する
のに加え、集団が形成する文化の発達・発展や社会というマクロなレベルで行われる情報表現・
交換の様相を研究対象とする。よって、本研究科のカリキュラム構成は、言語媒体を研究の中
心とする「言語コミュニケーション」、文化を中心にコミュニケーションのあり方を研究する「文
化コミュニケーション」、社会におけるコミュニケーションの役割を研究する「社会コミュニケ
ーション」の 3 つのスタディープランに分けられる。
<3 つのスタディープラン>
(1) 言語コミュニケーション
言語を媒体とするコミュニケーションについて総合的な理解を深め、その理論的探求およ
び応用分野での活用を研究する。また、グローバル社会における教育・政策立案における
3
言語の役割や、個人と社会をつなぐ言語のあり方を研究対象とする。
(2) 文化コミュニケーション
グローバル社会において多様化する文化表象の理解から異文化的差異の存在を認識し、そ
の差異を新たな文化として組成していく文化のダイナミクスを研究対象とする。同時に、
グローバル文化を支える概念や理論的枠組みについても分析・研究する。
(3) 社会コミュニケーション
グローバル社会のなかで、国境を超えて流通する様々な情報のあり方を研究対象とし、そ
れらの情報がもたらす効能、および問題を取り上げ、その積極的理解と解決を求める研究
を展開する。
教育課程の編成としては、全スタディープラン共通の入門科目(必修)、基礎科目に加え、
各スタディープランに設置する専門科目、さらに研究指導と修士論文の作成指導を目的とす
る演習科目、より実践的なコミュニケーション・スキルの習得を目的とする関連科目を設置
し、それぞれのスタディープランにおける幅広く深い学識領域を体系的に涵養できる編成と
なっている。
具体的には、まず入学後の最初のセメスターにおいて、入門科目でコミュニケーション研
究の対象・テーマ・方法論を通暁し、続いて、基礎科目において各スタディープランに共通す
る知識・理論を習得し、専門科目では、各スタディープランが設置するより専門性の高い科目
を履修する機会を提供する。
また、個々の学生がもつ目的・将来設計にあわせ、関連科目から通訳、翻訳、第二言語習
得、及び社会でのコミュニケーションの仕組みをより実践的に学ぶパブリック・コミュニケ
ーションを履修できるようにする。これらの科目は、コミュニケーション学研究で深めた専
門知識を実社会に還元する方法論を示すものである。加えて、より完成度の高いアカデミッ
ク・プレゼンテーションを可能にするためのアカデミック・ライティングを設置する。さら
に、入学から修了まで研究指導を目的とする演習科目を設置し、修士論文作成を視野に論文
提出までのロードマップを作成し、担当教員がその指導にあたることとする。
また、多様な側面からの研究と人材育成を行うために、本学他研究科に設置されているコ
ミュニケーション学に近接する科目の履修を促すのに加え、インターンシップや海外留学の
単位認定を認め、これを修了に必要な単位に含めることも可能とする(別資料②「カリキュ
ラム全体の構成図」参照)。とくにインターンシップについては、すでに本学国際教養学部で
の実績に基づき、国内だけでなく海外企業・国際機関に学生を派遣することを目指す。グロ
ーバル人材のあり方・必要性を学び、実社会でのコミュニケーションのあり方を実地に体験
する場として、広く活用していきたい。
設置する科目は 1 科目あたり 2 単位を基本とし、4 月入学者および 9 月入学者いずれの場
合においても、同一年次での履修に支障が生じないよう教育課程の体系性を確保する(別資
料③「入学時期別の履修順序」参照)。
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3.教育体系と方法
(1)高度なグローバル人材の育成を目指す英語を中心とする教育メソッド
本研究科の母体となる国際教養学部では 2004 年の開設以来、英語を中心とする教育メソッ
ドをとることにより、国際化時代に対応するグローバル人材の育成にあたってきた。その概要
は、英語による教員のシラバス作成と講義、教員・学生間のコミュニケーション、学生のレポ
ート作成、各期末テストの実施を基礎とする。また、学生の積極的参加を円滑に進めるために、
オフィスアワー等を利用したプレゼンテーション指導の徹底や必要に応じて成績評価後のアフ
ターケア等も行ってきた。その結果、単に英語ができるだけではなく、国際感覚に優れた学生
を育てることとなった。
本研究科では学部で蓄積されてきたこうしたノウハウを最大限に活かすと同時に、より高度
なレベルでの学術的発信を可能にする英語運用能力を身につけることを期待する。具体的には、
修士論文制作に向けた対応等をきめ細かく行い、学会等でのプレゼンテーション能力を高める
ための指導を重視する。また、在籍中に国際会議等への参加を積極的に促し、国際レベルでの
コミュニケーション能力の獲得を円滑に進めることを目標とする。
(2)履修モデルの概要
<入門科目>
Introduction to International Culture and Communications
すべての学生には、スタディープランの違いに関わらず、国際社会におけるグローバル人材と
して活躍するために必要なコミュニケーションの基礎を入門科目を通じて習得することを期待
する。
<基礎科目>
Language and Communication
Culture and Communication
Media and Cultural Studies
Culture and Politics
Social Studies and Communication
言語、文化、社会という 3 領域がコミュニケーションという共通要素を介していかに連係して
いるかを理解する。また、国際社会におけるメディアの役割を理解することで、個人と共同体
の結びつきを文化と社会の両面から分析・検討する能力を養う。
<専門科目>
1)言語コミュニケーション系設置科目
Language Change
Language and Society
Language Use
5
Human Information Processing
Speech Information Processing
Language Policy and Language Planning
Structure of Language
Language and Mind
言語をコミュニケーションの最小単位として捉え、これをコミュニケーションの礎として研究
する。具体的には、言語変化のメカニズムを分析・検討することで、それが個人間のコミュニ
ケーションにいかなる影響を及ぼすのかを理解する。言語の「意味」の変化と「形式(構造・
音声等)
」の変化、言語使用者の人種・性別・国籍・年齢等が与える影響を研究することに加え、
よりマクロな視点(言語政策・計画)からグローバル社会における言語コミュニケーションの
諸問題(留学生対策・移民政策等)を検討する能力を培う。
2)文化コミュニケーション系設置科目
Global Cultures
Gender and Sexuality
Race and Ethnicity
Communication and Citizenship
Performative Studies
Transcultural Dialogue
Cultural Critical Theories
個人が表現する文化・芸術がいかに特定の共同体の枠のなかで、あるいはその共同体の枠を超
えて広く伝達されるかをコミュニケーションの一環としてとらえ、その過程を分析・理解する。
伝統文化から映像文化まで広く研究の対象とし、人種・民族・ジェンダーが文化に与える影響
を考察する。また、文化の伝播プロセスをグローバル化する社会における共同体間のコミュニ
ケーションのあり方として分析する。
3)社会コミュニケーション系設置科目
Economy and Communication
Public Opinion
International Relations
Interpersonal Communication
Science Communication
Legal Communications
Diversity Studies
異なる共同体や組織の間で取り交わされる情報を研究対象とし、グローバル化する社会におけ
るコミュニケーションのあり方を理解する。経済・政治的発信が各共同体に与える影響や法的
言語が国家の枠の内部と外部でいかに異なる作用をもたらすのかを考察する。また、共同体の
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枠を超えたコミュニケーション行為がグローバル社会に与える影響や意味づけを分析する。
<関連科目>
1)通訳系関連科目
Introduction to Interpreting
Intermediate Interpreting
Advanced Interpreting
通訳行為をコミュニケーションの一環としてとらえることにより、異文化間の交流を異なる言
語の運用と結び付け理解する。また、日本における通訳産業の歴史や実態、今後の課題等を検
討する。
2)翻訳系関連科目
Introduction to Translation Studies
Text Analysis
Translation Practices
翻訳を異なる文化の伝播プロセスと理解し、その意義と影響を考察する。日本における翻訳の
歴史的発展を検証するのに加え、西洋文化における翻訳学の展開を研究することにより、翻訳
研究の技術・実践的問題と理論的課題の双方を検討する。
3)第二言語習得系関連科目
Second Language: Concepts, Issues and Research
Second Language: Learning Processes and Teaching Procedures
Second Language Teaching and Learning
English Language Teaching to Speakers of Other Languages
英語に代表される第二言語の習得方法ならびに教育論を研究対象とし、それらを異なる文化の
伝播プロセスと解し、その文化横断的意味を研究する。効果的な第二言語習得と異文化理解の
仕組みがいかに連係し、相互に影響を及ぼしているのかを理解する。
4)パブリック・コミュニケーション系関連科目
Communication Design
Media Industrial Organization
グローバル社会におけるコミュニケーションのあり方がいかに産業の形成や発展と結び付いて
いるのかを実務的に理解する。効果的なコミュニケーション技術の展開がより円滑な異文化理
解に役立つことを産業・経済論的視点から考察する。
5)アカデミック・ライティング系関連科目
Research Methods
Thesis Writing
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本研究科で培った学問的知見を最も効果的に表現するための論文作法に加え、国際会議等での
プレゼンテーションの方法を体系的に習得する。
オ
教員組織の編成の考え方及び特色
本研究科では、国際コミュニケーション学の諸分野において高い実績を残す教員を配置するこ
とで、専門性の高い教育・研究指導を実現する。また、教員組織の編成にあたっては、教育課程
の編成理念を踏まえ、各スタディープランの分野を専門とする教員をバランスよく配置する。
具体的には、講義科目を含む本研究科を担当する専任教員は 45 名である。その多くは国際教養
学部に所属する専任教員で、うち 32 名が言語学、比較文学、政治学など本研究科のスタディープ
ランごとの分野に相応しい博士の学位を持つ(海外での学位取得者 25 名を含む)。研究指導を担
当する教員 18 名のうち 4 名は、これまで本学他研究科において研究指導を行ってきた経験を有す
る。
専任教員の年齢構成としては、60 代 17 名、50 代 15 名、40 代 11 名、30 代 2 名となっており、
教育研究水準の維持向上及び研究教育の活性化に支障がない構成となっている。
カ
教育方法、履修指導、研究指導の方法及び修了要件
1. 修了要件および履修モデル
本研究科において、
修士課程に 2 年以上在学し、所要の授業科目について 30 単位以上を修得し、
かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および試験に合格した者には、
「修士(国際コ
ミュニケーション学)
」の学位を授与する。
なお、スタディープランごとの履修科目一覧と各科目区分ごとの必修、選択必修、選択等の科
目、履修モデルについては別資料④「履修モデル」のとおりである。セメスターあたりの履修上
限単位数は、基本的に 14 単位とする。
2. 教育方法および履修指導
本研究科では、入学定員 50 名に対して、18 の研究指導を設置することで、少人数教育の体
制を整える。カリキュラム構成上もっとも重要なスタディープランの選択は、各学生の出願時
の希望申請に応じて研究指導を担当する教員グループで確認後、仮決定する。入学後、仮決定
したスタディープランの担当教員が、修士論文のテーマ設定等を含めた研究計画書の作成を指
導し、この研究計画をもとに学期毎の履修計画を作成する。原則としてこの履修計画に基づく
研究の達成を各入学者に求めるものの、その後、最初のセメスター終了時に研究計画の見直し
を行う機会を設け、第 2 セメスター以降のスタディープランを最終決定する。
3.研究指導の方法
学生は指導教員の演習に参加し、修士論文の作成に必要な研究指導を受ける。本研究科では、
各学生が言語・文化・社会的テーマを横断的に網羅する複合的・学際的研究に従事することが想
定されるため、修士論文作成にあたっては、演習科目を担当する教員を中心に近接する科目の履
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修を促す。また、関連科目設置のアカデミック・ライティング担当の教員とも広く連係を取るこ
とで、質の高い論文作成を指導できるようにする。第 3 セメスター開始時には、演習科目担当
教員を主査としたうえで、さらに近接する専門領域を担当する複数教員が研究指導を適宜補助で
きる体制をつくる(別資料⑤「入学から修了までのスケジュール」参照)
。
4. 修士論文の審査方法
修士論文の審査は、主査1名、副査2名が行い、口頭試問は公開とする。合否は専門分野の教
員による審査委員会で審査し、研究科運営委員会において決定する。審査基準は予め明確に設定
し、修士論文としてふさわしい質と量、内容と水準を求める。修士の学位を授与したときには、
修士論文を公表し、本研究科にて閲覧できる状態にする。
なお、本学では、学術研究の信頼性と公正性および自由な研究活動の遂行を確保し、これに相
応しい社会的責任を自覚して、本学の学術研究が社会から多くの信頼と尊敬を得られるよう、倫
理的な態度と行動規範を「早稲田大学学術研究倫理憲章」として唱え、その精神に則り、「学術
研究倫理に係るガイドライン」および「研究活動に係る不正防止に関する規程」を制定している
(2007 年 4 月 6 日から施行)。本研究科における研究の倫理審査体制についてもこれらの基準
に則って高い倫理性を求めていく。
キ
特定の課題についての研究成果の審査を行う場合
(該当なし)
ク
施設・設備等の整備計画
(1)校地、運動場の整備計画
本研究科は早稲田大学早稲田キャンパスの既存の校地等を利用する。
(2) 校舎等施設の整備計画
本研究科は早稲田大学早稲田キャンパスの既存の校舎等を利用する。
(3)図書等の資料及び図書館の整備計画
本研究科は、早稲田大学早稲田キャンパスの既存の図書館等を利用する。図書資料の検索は
OPAC システムが稼働しており、全学の所蔵資料が一元的に検索できる。これらの資料へのアク
セスは学内環境があれば、いつでもどこからでも可能である。
ケ
既設の学部との関係
本研究科は国際学術院の傘下に置かれ、国際教養学部のほかアジア太平洋研究科、日本語教育
研究科と連携関係をもつ。
特に教員組織の多くを共有する国際教養学部との関係は緊密で、英語教育を基盤とするグロー
バル人材養成という共通目的をもつのに加え、国際教養学部カリキュラムにある 7 つのクラスタ
ー 群 ( Life, Environment, Matter and Information/Philosophy, Religion and History/Economy and
Business/Governance,
Culture,
Peace,
Human Rights and International Relations/Communication/Expression/
Mind and Body, and Community)のうち“Communication”、“Expression”、“Culture”
9
および社会コミュニケーション関連の領域を共有し、教育・研究の連続性をもつ。その特徴は既
存の知識体系を前提にするのではなく、グローバル社会における新しい知的枠組みを構築し、未
知の問題に向かって挑む自律的な問題解決能力の育成に主眼を置くものである。
本研究科と国際教養学部の連係の様相は別資料⑥「国際コミュニケーション研究科における国
際学術院との関係」を参照のこと。
コ
入学者選抜の概要
本研究科では、国際コミュニケーション学における高度な学問研究を通じ、国際的にこの分野
で活躍することができる研究者の養成を図ると同時に、同分野における優れた専門知識をたずさ
えて国際社会で活躍・貢献できる人材の育成を目指す。そのためには、国内外から多様な文化的
背景をもつ優れた人材を効率的に募る必要がある。そこで、従来型の一般入試制度ではなく、よ
り柔軟に学生選抜を可能とする AO 入試により行う。併せて、本学で優れた学業成績の学部学生
を積極的に受け入れるため、学内推薦入試により選抜を行う。
<AO 入試>
入学願書、学部での成績証明書、研究計画書、志願者評価書(推薦状)を提出させ、これら出
願書類を基に選考を行い、幅広い学問的知 見、研究能力が学業成績から認められ、なおかつ優れ
た論理構成力、英語表現力をもった学生を選抜する。英語によるプログラム以外の修了者には、
英語の語学証明書類(TOEFL, IELTS, TOEIC のいずれか)
、また、大学院入学共通テスト(GRE,
MAT, GMAT, LSAT など)の受験者には、そのスコアレポートを提出させ、必要に応じて、基礎
力を確認するため、選考上考慮するものとする。選考は、4 月入学及び 9 月入学向けにそれぞれ
実施する。
合格基準としては、次の要素を柱とする。選考においては、複数の選考委員によって客観的に
提出書類を判定する体制を整える。
・学部での成績優秀者であること、コミュニケーション関連科目の単位修得があること
・本研究科の課程において、達成可能かつ優れた研究計画を持つこと
・第三者による推薦状から研究に従事する適性と潜在能力が確認されること
・語学能力としては、例えば、TOEFL iBT の場合 86 以 上であることが望ましい
・大学院入学共通テスト(GRE, MAT, GMAT, LSAT など)において一定の能力を示すこと
<学内推薦入試>
AO 入試同様、出願書類を基に選考を 行い、幅広い学問的知見、研究能力が学業成績から認め
られ、なおかつ優れた論理構成力、英語表現力をもった学生を選抜する。英 語によるプログラム
以外の修了者には、英語の語学証明書類(TOEFL, IELTS, TOEIC の いずれか)、また、大学
院入学共通テスト(GRE, MAT, GMAT, LSAT など)の受験者には、そのスコアレポートを提出
させ、必要に応じて、基礎力を確認するため、選 考上考慮するものとする。選考は、4 月入学及
び 9 月入学向けにそれぞれ実施する。
合格基準および選考体制は、AO 入試と同様とする。
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留学生及び科目等履修生の受け入れ
本研究科では、既に国際教養学部で培われてきた海外学生リクルートのノウハウを活かし、入
学定員の約 3 割を目安に留学生を受け入れることを目指す。
併せて、科目等履修生及び海外大学院との協定を通じて年間 20 人程度の交流学生を受け入れ
る。なお、これらの学生が履修できる上限を 1 学期あたり最大 10 単位までとし、大学院教育に
支障のない範囲で受け入れる。
サ
教職大学院において取得できる教員免許状について
(該当なし)
シ
大学院設置基準第 2 条の 2 項又は第 14 条による教育方法を実施する場合
(該当なし)
ス
2 つ以上の校地において教育を行う場合
(該当なし)
セ
社会人を対象とした大学院教育の一部を本校以外の場所(サテライトキャンパス)で実施す
る場合
(該当なし)
ソ
多様なメディアを高度に利用して、授業を教室以外の場所で履修させる場合
(該当なし)
タ
通信教育を行う課程を設ける場合
(該当なし)
チ
管理運営
1.研究科運営委員会について
本研究科の教育カリキュラムや研究体制および研究科運営全般に関する事項は、国際コミュ
ニケーション研究科運営委員会が決定する。主な審議案件として、学位授与、教育カリキュラ
ム検討、学科目新設・廃止の決定、入学選抜にかかわる事項を扱う。運営委員会の開催は原則
毎月1回とする。なお、大学全体の方針等に関する学術院単位での検討事項については、本研
究科が所属する国際学術院教授会が扱う。人事案件については本研究科の維持に必要な事項を
満たすべく本研究科が発議し学術院教授会が判断する。以上を通じて本研究科の独自性を保つ。
2.研究科運営のあり方
大学全体の方針等については、本研究科が所属することになる国際学術院教授会の決定に従
う。一方、本研究科にのみ関する案件・事項については、研究科運営委員会において決定する。
ツ
自己点検・評価
早稲田大学では、大学全体として、教育・研究を自主的に改革し、その一層の充実と発展を図
るため、全学的・総合的に自己点検及び自己評価を行い、併せて第三者による評価を実施するた
めに、
「大学点検・自己評価委員会」を平成 11 年 11 月に設置した。この委員会は、点検・評価項
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目及び方法の設定ならびに変更、自己点検及び自己評価の実施、第三者評価実行委員会の設置と
評価の実施、点検・評価報告書の作成、点検・評価結果の公表を職務としている。
大学点検・評価委員会において決定した自己点検・評価項目及び方法等に基づき、自己点検・
評価が平成 12 年 10 月から実施され、平成 13 年 3 月に終了した。また、これに続き平成 13 年 7
月から第三者評価を実施し、平成 14 年 1 月に第 1 回大学点検・評価を終了した。この「自己点検・
評価報告書―総括集―」及び「第三者評価報告書」は、平成 15 年 1 月より本学ホームページに掲
載され一般に公開されている。
(http://www.waseda.jp/kyomubu/hyouka/iinnkai.htm)
また、平成 16 年度より第 2 回点検・評価を実施し、(財)大学基準協会による平成 18 年度相互
評価ならびに認証評価の結果、大学基準に適合していると認定された。
テ
情報の提供
1.基本的な情報の公表
本学では、大学暦、大学組織図、年度別の事業計画書と事業報告書、年度別の大学財政の状
況、早稲田大学校規(寄附行為)や学則等の主な規約、点検評価の報告書等の大学の基本的な
情報について、Web により公開している。
(http://www.waseda.jp/jp/global/guide/index.html)
2. 教育における情報の公表
本学では、大学の理念である「教旨」をはじめ、各学部・研究科における「ディプロマ・ポ
リシー」、「カリキュラム・ポリシー」・「アドミッション・ポリシー」を、Web あるいは学生に
配付される学部・研究科要項において公開している。また、シラバスシステムを Web で公開し
ている。
(http://www.waseda.jp/jp/visitor/students/index.html)
3.研究面における情報の公表
本学では、昭和 59 年より早稲田大学における学術活動の成果を年次報告として公開している。
内容は、
(1)教員、研究員個々の研究成果、
(2)大学の研究助成成果、
(3)科学研究費補助
金獲得状況、
(4)国際交流事業のうち研究者交流の状況、(5)学位授与状況等である。
これらは、平成 8 年よりインターネット上で公開しているが、平成 13 年度からは、
「研究者
データベース」
(https://www.wnp7.waseda.jp/app/ip/ipi0201.html)として研究者自身が Web
により研究業績(著書、発表論文等:日本語版・英語版)や研究成果を随時更新し提供してい
る。
また、この「研究者データベース」では、本学のプロジェクト研究所(早稲田大学の専任教
員が核となり、共同研究を前提とする研究課題と、目的達成に必要な研究期間とを設定し、外
部資金等により運営し、評価しながら活動を行う機動的な研究組織)、各種研究成果報告、特許
出願、担当科目に関する情報を統合的に検索することも可能である。本研究科は、本学と同様
に、教育研究活動全般について、その社会的な責任を果たすために情報開示を行う。
12
ト
教員の資質の維持向上の方策
早稲田大学では、かねてより教育内容等改善のための取り組みを進めていたが、大学全体と
して推進体制を一層強化するために平成 19 年度に FD 推進委員会を設置し全学的な FD のあり方
等の検討を行い、平成 20 年度に FD 推進センターを設置し、より組織的な FD 活動に関する対応
を行っている。
(1)セミナー
平成 14 年度から新任教員を対象に新任教員セミナーを行い、①大学の理念、②本学学生の気
質と生活、③教育制度の理解、④教授法等について紹介及び討議を行った。その際、遠隔地キ
ャンパスの教員には、TV 会議システムにより現地での参加も可能とした。また全教員を対象に
IT 活用教育のための支援を行い、平成 19 年度から、ネットワークによる授業支援ポータルシ
ステムが本格稼動したことに伴い、サポート体制を整備して、教員の利用を促進している。
(2)学生による授業評価
教員による自主的な授業評価は各箇所で独自に行ってきたが、平成 13 年度から希望教員に対
して、統一フォーマットによる学生による授業評価を実施した。
開始時の平成 13 年度は約 1,300
科目だった実施科目数が平成 20 年度には約 13,400 科目に増加し、対象学生数は平成 20 年度で
延べ 13 万人を超えている。実施方法については、平成 13 年度の開始当初より授業形態別に分
けたマークカード方式の紙による形式で実施していたが、平成 16 年度からは Web 方式となった。
集計結果は担当教員にフィードバックされ、教員の判断で学生への公開が可能な仕組みとなっ
ている。また、教員から履修者に対して授業評価結果に対するコメント機能をもち、単に授業
評価を行うだけでなく、教員と学生の双方向コミュニケーションを図るツールとして活用が可
能となっている。
しかしながら、Web 方式に変更したことに伴い、学生の回答率が年々減少する傾向にあった
ため、平成 21 年度より、Web 方式とマークシート方式を併用し、教員が方式を選択可能とした。
現在、マークシート方式による実施科目は全体の 10%程度ではあるが、70~80%の回答率があり、
授業改善に有効な指標となっている。今後マークシート方式での実施を広げる方針である。
(3)全学共通 GPA 導入と成績評価のあり方に関する検討
本学では、大学全体の教育の質保証の取組の一環として、平成22年度入学者より全学共通の
GPAを導入した。またGPA導入に伴い、学部・研究科ごとに異なる成績評価の基準の見直しを視
野に入れた成績評価のあり方について、FD推進委員会にて検討している。
(4)学生対応の充実
本学では、平成21年度より、成績不振等の修学上の問題を抱える学生の原因や背景を、面談
等を通して把握するとともに、個々の原因や背景に応じた対応を行う全学的な体制を整えてき
た。平成22年度には、本学保健センター所属の心理専門相談員を講師とする学生との面談時の
心得や留意点に関する教職員向けセミナーを全学部で実施した。
13
(5)シラバスの改善
平成21年度中にシラバス・講義要項に関する課題を整理し、それぞれの位置づけを明確にし
た。その上で、到達目標や成績評価方法など項目の追加や見直しを含めたWebシラバスシステム
の改修を平成22年度に行った。これにより、学生に詳細なシラバス情報を通知するとともに、
授業担当教員が授業実施から学生による授業評価アンケートを踏まえて個々の授業改善計画を
次年度シラバスに反映するPDCAサイクルを整えた。
以
14
上
別資料①-1「国際教養学部の進学状況(2010 年度)」
(海外)
国名
人数
イギリス
11
フランス
4
アメリカ
17
韓国
7
オーストラリア
1
スイス
1
中国
1
42
合計
(国内)
進学先名
早稲田大学
人数
35
慶應義塾大学
3
一橋大学
1
東京藝術大学
1
東京大学
9
東京外国語大学
1
お茶の水女子大学
1
広島大学
1
筑波大学
2
日本大学
1
合計
54
15
別資料①-2「国際教養学部学生へのアンケート調査結果」
調査の方法
対
象
:
2012 年 4 月 1 日時点で国際教養学部 4 年生以上に在籍する学生
実 施 期 間 :
2012 年 4 月 6 日(金)~2012 年 4 月 13 日(金)
方
演習科目履修学生を対象にアンケート用紙(日本語・英語)を渡し、その場で
法
:
記入させて回収する形式で実施
有効回答数:
259 件
16
別資料②「カリキュラム全体の構成図」
17
別資料③「入学時期別の履修順序」
基本モデル
1年次(春入学)
1年次
2年次
2年次
基礎科目
専門科目
専門科目
基礎科目
専門科目
専門科目
専門科目
専門科目
関連科目
関連科目
演習科目
演習科目
演習科目
演習科目
春学期
秋学期
春学期
秋学期
基礎科目
専門科目
専門科目
基礎科目
専門科目
専門科目
専門科目
専門科目
関連科目
関連科目
演習科目
演習科目
演習科目
演習科目
1年次(秋入学)
1年次
2年次
2年次
入門科目
春学期
入門科目
半年の海外留学で8単位の単位認定を得るときのモデル
1年次
1年次
2年次
2年次
(海外留学)
入門科目
基礎科目
専門科目
専門科目(認定)
基礎科目
専門科目
専門科目(認定)
専門科目
専門科目
関連科目(認定) 専門科目
演習科目
演習科目
演習科目(認定) 演習科目
春学期
秋学期
春学期
秋学期
基礎科目
専門科目
専門科目(認定)
基礎科目
専門科目
専門科目(認定)
専門科目
専門科目
関連科目(認定) 専門科目
演習科目
演習科目
演習科目(認定) 演習科目
1年次(秋入学)
1年次
2年次
春学期
入門科目
(海外留学)
18
2年次
別資料④-1「履修モデル(言語コミュニケーション)」
履修区分
最低必要科目数
履修時期
設置科目名
(単位数)
入門科目
必修
1 科目(2 単位)
1 セメスター
-Introduction to International Culture and Communications
基礎科目
選択必修
2 科目(4 単位)
1 セメスター
-Language and Communication
-Culture and Communication
-Media and Cultural Studies
-Culture and Politics
-Social Studies and Communication
専門科目
選択必修
3 科目(6 単位)
2~3 セメスター
-Language Change
-Language and Society
-Language Use
-Human Information Processing
-Speech Information Processing
-Language Policy and Language Planning
-Structure of Language
-Language and Mind
演習科目
関連科目
選択必修
選択
4科目(8 単位)
1~4 セメスター
-language and Society
*1 テーマにつき 1
-Language Studies
~4 セメスターご
Interpretation Studies
とに設置される科
-Communication and Education
目を履修
-Teaching English As a Second Language
0 科目(0 単位)
3~4 セメスター
Ⅰ. Interpreting
-Introduction to Interpreting
-Intermediate Interpreting
-Advanced Interpreting
Ⅱ. Translation
-Introduction to Translation Studies
-Text Analysis
-Translation Practices
Ⅲ. Second Language Learning and Teaching
-Second Language: Concepts, Issues and Research
-Second Language: Learning Processes and Teaching Procedures
-Second Language Teaching and Learning
-English Language Teaching to Speakers of Other Languages
Ⅳ. Public Communications
-Communication Design
-Media Industrial Organization
Ⅴ. Academic Writing
-Research Methods
-Thesis Writing
19
別資料④-2「履修モデル(文化コミュニケーション)」
履修区分
最低必要科目数
履修時期
設置科目名
(単位数)
入門科目
必修
1 科目(2 単位)
1 セメスター
-Introduction to International Culture and Communications
基礎科目
選択必修
2 科目(4 単位)
1 セメスター
-Language and Communication
-Culture and Communication
-Media and Cultural Studies
-Culture and Politics
-Social Studies and Communication
専門科目
選択必修
3 科目(6 単位)
2~3 セメスター
-Global Cultures
-Gender and Sexuality
-Race and Ethnicity
-Communication and Citizenship
-Performative Studies
-Transcultural Dialogue
-Cultural Critical Theories
演習科目
選択必修
4科目(8 単位)
1~4 セメスター
-Film Studies
*1 テーマにつき 1
Cultural Studies
~4 セメスターご
-Japan Studies
とに設置される科
-Culture and Philosophy
目を履修
-Culture and Communication
-Culture and Translation
-Media Studies
Visual Culture
関連科目
選択
0 科目(0 単位)
3~4 セメスター
Ⅰ. Interpreting
-Introduction to Interpreting
-Intermediate Interpreting
-Advanced Interpreting
Ⅱ. Translation
-Introduction to Translation Studies
-Text Analysis
-Translation Practices
Ⅲ. Second Language Learning and Teaching
-Second Language: Concepts, Issues and Research
-Second Language: Learning Processes and Teaching Procedures
-Second Language Teaching and Learning
-English Language Teaching to Speakers of Other Languages
Ⅳ. Public Communications
-Communication Design
-Media Industrial Organization
Ⅴ. Academic Writing
-Research Methods
-Thesis Writing
20
別資料④-3「履修モデル(社会コミュニケーション)」
履修区分
最低必要科目数
履修時期
設置科目名
(単位数)
入門科目
必修
1 科目(2 単位)
1 セメスター
-Introduction to International Culture and Communications
基礎科目
選択必修
2 科目(4 単位)
1 セメスター
-Language and Communication
-Culture and Communication
-Media and Cultural Studies
-Culture and Politics
-Social Studies and Communication
専門科目
選択必修
3 科目(6 単位)
2~3 セメスター
- Economy and Communication
-Public Opinion
-International Relations
-Interpersonal Communication
-Science Communication
-Legal Communications
-Diversity Studies
演習科目
関連科目
選択必修
選択
4科目(8 単位)
1~4 セメスター
-International Relations
*1 テーマにつき 1
-Economy and Society
~4 セメスターご
-International Legal System
とに設置される科
-Public Diplomacy
目を履修
-Legal Studies
0 科目(0 単位)
3~4 セメスター
Ⅰ. Interpreting
-Introduction to Interpreting
-Intermediate Interpreting
-Advanced Interpreting
Ⅱ. Translation
-Introduction to Translation Studies
-Text Analysis
-Translation Practices
Ⅲ. Second Language Learning and Teaching
-Second Language: Concepts, Issues and Research
-Second Language: Learning Processes and Teaching Procedures
-Second Language Teaching and Learning
-English Language Teaching to Speakers of Other Languages
Ⅳ. Public Communications
-Communication Design
-Media Industrial Organization
Ⅴ. Academic Writing
-Research Methods
-Thesis Writing
21
別資料⑤「入学から修了までのスケジュール」
22
別資料⑥
国際コミュニケーション研究科における国際学術院との関係
二つの独立系大学院
国際コミュニケーション研究科修士課程
アジア太平洋研究科
日本語教育研究科
・言語コミュニケーション
・文化コミュニケーション
・社会コミュニケーション
社会科学系教員を中心にする連係
日本語教育を中心にする連係
国際教養学部のクラスター群
<Life, Environment, Matter and Information>
<Philosophy, Religion and History>
<Economy and Business>
<Governance, Peace, Human Rights and International Relations>
<Communication>
<Expression>
<Culture, Mind and Body, and Community>
国際教養学部
23