No.11 - 蔵波中学校

袖ケ浦市立蔵波中学校
学校だより 11 号
~朝な夕なに~
ネバーギブアップ・チャレンジ ’12
「 余韻 嫋嫋 」 の文 化祭
蔵波中三大行事の「文化祭」を10月27日に行いました。恒例の合
唱コンクールに、午後は落語、音楽部や科学部の発表、スピーチコンテ
ストや調べ学習の発表がありました。特に、3年生の合唱は、どのクラ
スも調和のある、すばらしいハーモニーでした。
体育館の周りには、授業の作品が展示されており、お互いの学習の成
~マサイ族の生活に学ぶ~
果を認め合う一日となりました。
11 月 5 日 ( 月) に 、 今 年 は 、ア フ リカ ・
全校最優秀賞 35R
3年優良賞 34R
マサイ族のジャクソンさんと第2婦人として
2年優秀賞 25R
優良賞 23R
嫁いだ永松真紀さんをお招きし、人権集会を
1年優秀賞 15R
優良賞 12R
行いました。永松さんは、添乗員として世界
寄せられた感想 より
を飛び回る中で、マサイ族の考え方、生き方
◎3年生を小4~小6の3年間担任しました。個性ある子どもたちの団
に興味を持ち、そのまま結婚までしてしまっ
結力を体育祭で感じ、その時よりも一回りも二回りも大きな団結力を感
たのだそうです。もう、ケニアに住んで20
じ、5クラスすべて涙が止まりませんでした。立派になった3年生を見
年になるということでした。
られ心がいっぱいになりました 。
(蔵波小 磯貝鮎美先生)
マサイ族は、今も、電気や水道、ガスはも
◎学年が上がるにつれ、声の幅が大きくなりとても美しい歌声でした。
ちろんなく、羊や山羊を飼っている牧畜民族です。彼らが大事にして 休み時間に自主練習をする姿から真剣さと意気込みを感じました。何と
いることは、自然であり、その中で生活している動物たちで、都会の いっても3年生の歌声が洗練されており、引き込まれてしまいました。
生活やテレビ 、ゲームなど興味がないのだそうです。彼らにとっては、 6年生も3年間かけて成長していってくれるといいなと思いながら聞き
そ んな こ と は必 要 の ない も のな の だ そう で す 。「何 で そん な もの が あ ました 。(蔵波小 仲野光恵先生)
る のか わ か らな い 」と言 っ て いま し た。 一 番 大切 な も のは 「 水」 だ そ ◎どの学年もすばらしい合唱でした 。特に3年生の合唱は感動しました 。
うです。主食は、牛乳と家畜の肉や血だそうで、必要以上に物があふ みんなでまじめに練習してきた成果がすごく出ていたし、合唱にかける
れている「現代」とは大きな違いがありました。
強い気持ちが伝わってきて、涙が出そうになるときもありました。感動
しかも、生年月日もわからないので、今、何歳なのかも知らないと を頂きありがとうございました。すばらしいですね 。(2年 保護者)
いうことでした。当然、何歳になったから学校に行くなどということ 新人総体、コンクールの入賞者紹介
もないので、字もかけないし、読めないのだそうです。羊を集めるの ◎バスケットボール男子 優勝
も口笛一つ、サバンナのどこに食べ物があって、何の植物が薬になる ◎柔道男子 -50KG 優 勝 川越和貴君 -60KG 2位 和田竜介君
のかも長年の「知恵」でわかっているそうです。
-66KG 2位 佐久間天斗君 女子 -48KG 3位 中田真由さん
ある の は 、子 ど も (生 活の 役 割を 果 たす こと )、青 年( ラ イオ ン な ◎ソフトボール 準優勝
どと戦いたくましさをつけること )、大人(家族を大きくすること)、 ◎ソフトテニス 男子団体 優勝
女子団体 3位
長老(知恵を教えること)という「しきたり」だけで、あくまでも、あ
女子個人3位 八木・佐藤組
るがままの生活にそって、役割を果たすことが求められているだけで ◎サッカー
優秀選手竹内魁希君、齋藤唯斗君
す。余分なことは何もないという「自由さ」を感じました。
椎の木杯サッカー大会 優勝
しかし、観光道路ができたり、住宅地を作るために、そのケニアで ◎バレー
準優勝
も森林がどんどんなくなっており、その結果、マサイ族の生活の場も ◎剣道 男子団体3位
狭くなってきていると言うことでした。ま
◎市科学工夫論文 特選 松原夕瑛さん(地方科学工夫展入選)
た、都会(ナイロビ)では、貧富の差が激
入選 樋口結香さん、岩﨑未来さん
しく、食べるもののない子や住む場所のな
◎市野球1年生大会 優勝
い子が多く、支援が必要になっているとい
◎支部強化卓球大会 1年男子シングルス3位 笈川優太君
うことでした。恵まれた日本の中で、どう
女子シングルス3位 森 智恵さん
生きていったらよいのかを考えさせられる
◎フレンドリーカップ卓球大会
講演でした。
団体優勝(藤原優衣さん、中臺悠介君、波多野直樹君)
個人優勝 藤原優衣さん 2位 澤田由美子さん
H24.11.8
文責:校長
小堀正雄
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