RIサンプル検出 QuickStartマニュアル

RI サンプル検出 QuickStart マニュアル
Imaging Plate(IP)またはストレージフォスファスクリーンの検出は以下の操作手順を①から順番に行ってくださ
い。操作のポイントでは各工程での実際の操作を図で示しています。合わせてご参照ください。
IPまたはストレージファスファスクリーンオートラジオグラフィーの準備
操作手順
操作のポイント
①サンプルを準備します。
IP またはストレージフォスファスクリーンのいずれ
かに露光を行う為の放射性同位体標識サンプル
を準備します。(研究施設の規定に従いサンプル
を準備してください。)
②IP またはストレージフォスファスクリーン
を準備します。
イレーサーにてイレースを行ったいずれかのスクリ
ーンを準備します。
③カセットを準備します。
きれいに洗浄したカセットを準備します。
④サンプルをカセットにセットします。
カセットにサンプルをセットします。サンプルが厚か
ったり濡れている場合カセットは用いず、遮光でき
る環境で露光を行います。
⑤IP またはストレージフォスファスクリーン
をサンプル上に載せます。
サンプル上にスクリーンを載せたら絶対に動かさ
ないでください。
⑥一定時間の露光を行います。
スクリーンを取り出すまで遮光状態にしておきます。
BAS を使用されている場合は同じ露光時間で同
等の感度を得ることができます。
ストレージファスファスクリーンのスキャン
操作手順
操作のポイント
①Typhoon の準備
Typhoon本体及びPCの電源を入れます。電源は①
②の順番で立ち上げてください。
デスクトップの画面からTyphoon Scanner Control
を立ち上げます。
サンプルリッドを開き、Typhoon のガラス表面をク
Typhoon Scanner Control のアイコンをダブルクリック
します。
リーニングします。
②IP またはストレージファスファスクリーン
を Typhoon のガラスステージに載せます。
カセットからスクリーンを取り出します。スクリーン
のサンプル面は下に向けたまま、Typhoon のガラ
ス表面上に置きます。Typhoon の A1 の位置にス
クリーンの左端上の位置が来るようにスクリーンを
置きリッドを閉めます。
③スキャン設定を行います。
Typhoon Scanner Control 画面から Template を設定
Scanner Controlウィンドウから使用するスキャン設
します。
定が含まれているTemplateを選択するかまたは、マ
ニュアルで設定を行います。
Template を設定してい る場合は、メニューバーの
Templates → Load Template を 選 択 し 、 使 用 す る
Template名をクリックします。
マニュアルで設定を行う場合は、
scan acquisition mode から Storage Phosphor
を選択し、best sensitivity か best resolution を
選択します。グリッドエリアを選択し、Pixel size、
Sample orientation、Image analysis ソフトウェ
アを選択します。何かコメントがあれば、
Comments 欄に記入します。
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Templates 設定拡大図
操作手順
④スキャンを始めます。
Scan ボタンをクリックします。ファイル名を入力し、
操作のポイント
Save as 画面からファイル名を入力します。
Save をクリックします。ImageQuant Preview ウ
ィンドウにプレビューが表示されます。
⑤結果の確認を行います。
スキャンを行っている間にプレビュー画面で画像
がサチュレーションを起こしていないかチェックしま
Save ボタンをクリックします。
す。飽和した Pixel は赤く表示されます。もし、サン
プレビュー画面で画像のチェックを行います。
プルのシグナルが飽和していた場合、再度スクリ
ーンをイレースし露光時間を短くしてシグナルを取
り込み直します。
⑥スキャン後のクリーンアップ
カセットからサンプルを取り出し研究施設の規定に
従い処理します。Typhoon 本体をクリーンアップし、
スクリーンはイレースを行いカセットに入れて保存
します。
赤く表示されている部分はシグナル飽和を起こしていま
す。この部分の数値は定量性がありません。
*ImageQuant ソフトウェアの Gray/Color Adjust で階
調調整を行うことによってもサチュレーションのチェック
を行うこともできます。
Gray/Color Adjust のアイコン