スーパー耐久シリーズ2013 スポーツ規則2013年版

スーパー耐久シリーズ2013
スポーツ規則2013年版
スーパー耐久シリーズ2013は、FIAの国際モータースポーツ
競技規則ならびにそれに準拠した日本自動車連盟(JAF)国内競
技規則、並びにスーパー耐久機構(STO)発行のスポーツ規則、
目 次
技術規則、及び各大会特別規則に基づいて開催される。
前 文… ………………………………………………………… 2
本年のスーパー耐久シリーズ2013「スポーツ規則」、及び「技
第 1 条 シリーズ… …………………………………………… 2
術規則」は、スーパー耐久機構(STO)にて制定された本書を
第 2 条 参加車両… …………………………………………… 2
原文とする。
第 3 条 参加申込… …………………………………………… 4
第 4 条 参加料… ……………………………………………… 6
第1条 スーパー耐久シリーズ2013各大会開催日程、及びレー
第 5 条 参加車両に関する事項… …………………………… 7
ス距離
第 6 条 ドライバーの参加資格、及び登録人数… ………… 8
第 1 戦 スポーツランドSUGO
第 7 条 タイヤ使用規定… ………………………………… 10
4月20日(土)~ 21日(日) 3時間耐久レース
第 8 条 公式予選… ………………………………………… 13
第 9 条 決勝出場台数… …………………………………… 16
第10条 ドライバーの最大運転時間… …………………… 16
第 2 戦 インジェ・オートピア
5月25日(土)~ 26日(日) レース形式調整中
第11条 車両保管… ………………………………………… 16
第12条 ブリーフィング、および競技担当責任者会議…
(チームプリンシパルミーティング)
… ………… 16
第 3 戦 ツインリンクもてぎ
7月20日(土)~ 21日(日) 5時間耐久レース
第13条 スタート… ………………………………………… 17
第14条 レース中のドライバー交代を伴うピットストップ
義務… ……………………………………………… 19
第 4 戦 富士スピードウェイ
8月10日(土)~ 11日(日) 7時間耐久レース
第15条 ピット作業… ……………………………………… 19
第16条 レースの終了、及び順位認定… ………………… 23
第17条 レースの中断およびレースの再開… …………… 24
第 5 戦 岡山国際サーキット
8月31日(土)~ 9月1日(日) 3時間耐久レース
第18条 競技参加に対する遵守事項… …………………… 26
第19条 式典条項… ………………………………………… 28
第20条 記者会見… ………………………………………… 28
第 6 戦 鈴鹿サーキット
9月21日(土)~ 22日(日) 40分レース×3レース
第21条 無線の使用… ……………………………………… 28
第22条 得点基準… ………………………………………… 29
第23条 出場奨励金の授与… ……………………………… 30
第 7 戦 オートポリス
11月9日(土)~ 10日(日) 3時間耐久レース
第24条 競技細則… ………………………………………… 30
第25条 ブルテン、公式通知… …………………………… 30
第2条 参加車両
第26条 スーパー耐久機構… ……………………………… 30
(1)スーパー耐久機構(STO)発行の「スーパー耐久シリー
附 則 特認車両一覧… …………………………………… 32
ズ2013技術規則」に従った車両とし、原則として、次の
大会主催者一覧… ………………………………… 33
条件と気筒容積等により、7種類のクラスに分ける。
プラチナドライバー一覧… ……………………… 35
GT3クラス:FIA GT3公認車両
ST-1クラス:3501㏄以上の車両
ST-2クラス:2001㏄~ 3500㏄までの4輪駆動車両
ST-3クラス:2001㏄~ 3500㏄までの2輪駆動車両
ST-4クラス:1501㏄~ 2000㏄までの車両
ST-5クラス:1500㏄以下の車両
ST-Aクラス:STOが認めた車両で、ワンメイクレース
-1-
-2-
としての管理が行われている車両。なお、
ST-Aの「A」 部 分 に は、STOの 承 諾 の も
と独自のネーミングが認められる。
(2)クラスの成立台数
スペアカーの登録、使用は認められない。
(7)ST-5クラス車両参加年式制限
ST-5クラスの参加車両は、2009年時点において日本国
内で新車販売されていた車両を最古型式とし、それ以降の
1)STOが特に認めた場合を除き、参加台数が4台未満で
あった場合、そのクラスは不成立とし、次に示すクラ
スに編入される。また、この場合のシリーズポイントは、
車両に限られる。
(8)その他
①安全ベルトはワンタッチ式(ターンバックル式)フル
編入クラスでのシリーズポイント獲得となる。
ハーネスタイプとし、その材質、取付け方法はJAF国
ST-5クラス:ST-4クラスへ編入される。
内競技車両規則第4編付則「レース競技における安全
ST-4クラス:ST-3クラスへ編入される。
ベルトに関する付則」に従うこと。安全ベルトは4点
ST-3クラス:ST-2クラスへ編入される。
式以上(5点式を強く推奨)とし、Yタイプ3点式ベ
ST-2クラス:ST-1クラスへ編入される。
ルトは使用を認められない。
ST-1クラス:クラスは不成立となる。
②競技車両を公道で使用することは禁止される。
GT 3クラス:クラスは不成立となる。
③技術委員長が安全でない車両と判断した場合、その指
2)参加台数が4台未満であるがSTOが特に認めた場合、
シリーズポイントは順位に応じて与えられシリーズ賞
の対象とされる。ただし、この場合であっても各大会
の賞は大会特別規則に従うものとする。
3)参加台数が4台未満であっても、クラスが不成立とな
示に従うこと。
④GT3クラスを除き、2座席車両での参加の場合、次の
条件に従って参加が認められる。
但し、販売された車両の座席数が4座席未満であって
も、同一モノコックボディに4座席以上のモデルが設
るのみで、その参加者のレース参加を排除するもので
定されている場合は、4座席以上車両と扱われる。
はない。
条件1:車両の生産台数が2.500台以上の場合は、
(3)車両番号
ST-4、及びST-5クラスを除き、第2条によ
車両番号は、原則として2 ~ 999までとし、前年のシリ
ーズで同一チームが5大会以上使用した車両番号は、翌一
り該当するクラス区分での参加とする。
条件2:排気量2.000㏄以下の車両は特に認められ
年間に限り使用権が留保される。また、0番は欠番とされ、
1番はGT 3クラスの前年チャンピオンに優先して使用が
た場合を除きST-3クラスとする。
条件3:車両の生産台数が2.500台未満の場合は、特
留保される。
に認められた場合を除き、全てST-1クラス
(4)参加車両生産国
での参加とする。
参加車両の生産国が日本以外であり、かつその車両がJAF
条件4:車両の生産台数とは、連続する12 ヶ月間に
登録車両でない場合、参加者は事前に主催者へその参加車
おける生産台数である。
両の公認書を参加申し込みと同時に提出しなければならな
い。なお、参加車両の生産地に関係なくJAF登録車両、及
びまたはJAF/FIA公認車両でもない場合、その車両での
第3条 参加申し込み
(1)年間エントリーチーム
参加はSTOによって可否が決せられる。この場合、STO
年間エントリーチームとは、シリーズ全戦に参加を表明し、
の特認車両申請規定に基づいた特認車両申請手続きが必要
以下の規定に則ってシーズン参加を申し込むエントラント
とされる。
を言う。
(5)排気音量
1)受付台数、及び方法。
大会特別規則によって特に定められている場合を除き、全
①最大受付台数は45台とする。
ての車両は2013年JAF国内競技車両規則第1編レース車
②45台の選定方法は、次の通りとする。
両規定、第2章レース車両の排気音量規定に規定された排
気音量に適合していなければならない。
(6)スペアカー
a)前年のチャンピオンチームが同一クラスに申し込
む場合、また前年に年間エントリーをした実績の
あるチーム、及びSTOが特に認める場合は、優先
-3-
-4-
的に受理される。
b)上記a)を含み45台を超えるエントリー申請が
方法で調整する場合がある。
3)年間エントリーチームが、参加申し込み内容を変更す
あった場合は、上記a)以外のエントリー枠は、
る場合、変更して参加する大会の参加申し込み期間内
STOが特に認めた車両およびGT3 / ST1 / ST2
までにSTO事務局、及び当該主催者の双方の大会事
/ ST3 / ST4 / ST5の順に45台を上限に受け付
務局へその変更部分を通知することとする。この場合、
ける。
その変更内容は大会の公示物に反映される。大会の参
c)年間エントリーの申し込みは、持参以外の方法に
加申し込み期間を過ぎて変更をした場合、各大会の規
よる電子メール(e-mail)のみとするが、受付開
則に則った変更手数料が必要となり、かつ変更事項は
始日以前に到着した申し込みは、全て受付開始日
当日の最終順位として開封される。
大会の公式通知として発表される。
4)年間エントリーチームの大会欠場に対する承諾事項。
d)参加申し込みに際し、年間エントリー料の支払い
①年間エントリーチームが、チームの事情により欠場大
未済、および、前記a)のチームを除き、少なく
会が生じた場合、その欠場大会の主催者へ遅くとも
とも参加クラス、参加車両、エントラント名、及
15日前までにリタイヤ届け(当該大会の大会事務局
びAドライバーが確定していない申込みは受理さ
れない。
宛)を提出しなければならない。
②年間エントリーチームが、参加するシーズン中に3大
2)年間エントリーチームの特典。
①年間エントリーチームには、その支払う全戦分の参加
料が割引される。
会以上の欠場をした場合、STOが特に止を得ない事
情と認めた場合を除き、翌年の年間エントリー申込み
が出来ない事を承諾していなければならない。
②年間エントリーチームには、STO発行の年間パスが
発行される。
(2)スポットエントリーチーム(年間エントリー以外のエント
リーチーム)
③年間エントリーチームには、大会の参加台数に関係な
く、決勝のグリッドが与えられる。
各大会主催者が指定する参加申し込み期間に参加を申し込
むことによって参加が受理される場合の参加をいう。参加
但し、大会審査委員会が何らかの事由で参加ドライバ
申し込み等の参加に関する書類は、参加者が直接大会の主
ーの一人、或いは複数の決勝レース出場を認めなかっ
催者に要求し、参加申し込みの手続きをするものとする。
た場合、当該エントラントは大会審査委員会の承諾を
スポットエントリーの有無および、受付や受理方法の詳細
得られる少なくとも2名のドライバー編成になるよう、
該当ドライバーを変更しなければならない。この変更
ができない場合、決勝のグリッドが与えられない場合
があることをエントラントは承諾していなければなら
ない。
については各大会特別規則書に記す。
(3)STO運営負担金
①STOは、シリーズの運営にかかわる費用の一部を参加
者から運営負担金として収受することができる。
②シリーズに参加する全ての参加者は、参加1大会につき
④年間エントリーチームには、各大会で優先したピット
が割り当てられる。
ただし、富士スピードウェイ大会の場合、ピットA棟
(西側34ピット)、及びピットB棟(東側11ピット)
¥10,500のSTO運営負担金を大会参加料と共に支払
うものとする。年間エントリーチームの場合は、年間エ
ントリーフィーに6大会分のSTO運営負担金が加算さ
れる。
の使用配置は、STOが特にA棟としたチームを除き、
原則として年間エントリーチーム、およびそれまでの
第4条 参加料
シリーズポイント上位チームを考慮してA棟より配置
各大会の参加料は次の通りである。
する事を参加全チームは承諾するものとする。
1)GT3クラス
また、ST-5クラス(簡易燃料補給対象クラス)は上
記のピット配置を適用せず1ピットを2チーム(2台)
で使用する事とし、詳細は公式通知に示すものとする。
また、大会によりピット数量が不足する場合は、他の
-5-
SUGO/岡 山/鈴 鹿/オ ー ト ポ リ ス 大 会:…
¥315,000/1台、 も て ぎ 大 会: ¥378,000/1台、
富士大会:¥472,500/1台、
2)ST1 ~ 5クラス
-6-
SUGO/岡山/鈴鹿/オートポリス大会:¥105,000/1
ST-1クラス:WHITE
台
ST-2クラス:BLUE
もてぎ大会:¥168,000/1台、富士大会(ST1〜4)
:
ST-3クラス:YELLOW
¥262,500/1台、(ST5)¥236,250/1台
ST-4クラス:GREEN
ST-5クラス:ORANGE
第5条 参加車両に関する事項
(1)公式車両検査に合格した車両には「STOテクニカルパス
ポート」が発行され、車両の交換が禁止される。
ST-Aクラス:PURPLE
(5)サイドウインドウ(後部)にSTO配布の「クラス区分ス
テッカー(白色)」を貼付しなければならない。
(2)公式車両検査に合格した車両は、いかなる場合も当該大会
サーキットのパドック以外に持ち出してはならない。また、
その車両に対する全ての作業は、自己のピット、または指
定された車両整備場のみで行われなければならない。ただ
第6条 ドライバーの参加資格、必要装備品、及び登録人数
(もてぎ、富士大会は4名まで登録可とする。なお、詳細は大
会特別規則書にて明記するものとする)
し、やむを得ず車両をパドック以外に持ち出さなければな
(1)FIAグレードCにて参加する外国籍ドライバー、及び参加
らない場合は、公式予選終了後1時間以内に大会事務局へ
者を除き、全てのドライバーは有効な運転免許証とJAFの
持ち出しの申請をし、大会技術委員長、及び大会競技長の
2013年国内競技運転者許可証A以上を所持していること。
許可を得る事を条件にパドック以外への持ち出しが可能と
但し、国際格式での開催大会(アジア・ラウンドなど国際
なる。
大会)は、参加者、及び参加ドライバーはFIAの国際ライ
この場合、参加車両が競技を継続するには指定された時間
センス(ドライバーはFIAグレードC以上)の所持が義務
内に再車両検査を受診し合格しなければならない。再車両
付けられる。
検査を受診するには、事前に再車両検査手数料として¥
(2)参加する全てのドライバーは、各々専用の頭部及び頸部の
21,000を当該大会事務局に支払わなければならない。再
保護装置(HANSデバイス)を正しく着用しなければな
車両検査に不合格となった場合でも、この手数料は返還さ
れない。
らない。
(3)参加者は、1台の車両に対し2名以上3名以内のドライバ
(3)競技中の車両保管は、決勝レース終了後のみ行われる。
ーを指名登録しなければならない。
(もてぎ、富士大会は
(4)参加車両は、STOの指定するゼッケンベースを当該車両
4名以内)また、本第6条(8)の場合を除き、補欠ドラ
の左右ドア(フロントドア)部分に貼付しなければならない。
① STOの指定するゼッケンベースは、天地50㎝×左
右45㎝の四角形である。(STO無償配布)
a)STO指定ゼッケンベースは路面に対し並行に貼
付されていなければならない。
b)全ての参加者は、STO指定ゼッケンベースの貼
付を考慮して車両のカラーリングを行うものと
する。
イバーの登録は認められない。
(4)ドライバーの登録は、A、B及びCドライバーとして登録
されるものとする。
(5)Aドライバーは、シリーズを通じて変更できない。ただし
不可抗力の場合は、書面をもってスーパー耐久機構(STO)
事務局へ申請することにより、変更を認められる場合もあ
る。
(6)登録されたAドライバー及びB、Cドライバーの入れ替え
② 車両番号は、STOが指定するものを使用するとこ
ととする。(STO無償配布)
③ STOは、すべてのクラスに専用色を設け、次の通
りの識別を行う。
また、参加車両にはSTO指定のクラス区分ステッ
カーを、STO指定ゼッケンベース指定位置に添付
しなければならない。(STO無償配布)
変更は、1大会につき1回に限り認められる。ただし、こ
の場合、公式予選日の朝の参加確認時までを変更申請の締
め切りとする。
(7)参加申し込み時に登録ドライバーを「T.B.N.」として登録
できるのは、既にA及びBドライバーが確定登録されてい
る場合の、Cドライバーに限り認められる。
(8)参加申し込み時の登録ドライバー(年間エントリー登録
配布クラス区分ステッカーのクラス別カラーは、
ドライバーも同じ)を変更できるのは、各大会の参加確認
GT 3クラス:RED
時(通常は予選日の前日)までとするが、例外的に第3条、
-7-
-8-
(1)、2)、③の場合は当該大会審査委員会の指定する時間
までとされる。
籍ドライバーのレース履歴をSTO事務局へ提
出し、プラチナドライバー規定の認定を受けな
(9)プラチナドライバー規定(GT3クラス専用規定)
STOは、GT3クラスに参加するドライバーに対しプラチ
ければならない。
(9)-4 プラチナドライバー規定に関する最終権限。
ナドライバー規定を設ける。プラチナドライバーとは、以
プラチナドライバー認定に関する最終的な権限
下の各項に定義された認定基準に基づき、STOによりプ
は、STOが有する。よって、プラチナドライ
ロドライバーと認定されたドライバーの総称で、このプラ
バー規定に関する最終的な判断はSTOに委ね
チナドライバーに認定されたドライバーは、参加車両1台
られる。
に対し1名のみの登録に限られ、更に決勝レースでの運転
※2013年プラチナドライバー認定一覧(日本
距離(時間)が、当初の決勝レース距離(時間)の三分の
一を超えて乗車する事は許されない。なお、本条項は本年
のもてぎ、富士大会でも同様の運用とする。
(9)-1 プラチナドライバーの認定基準
①過去にF1用スーパーライセンスを取得した
事がある。
②過去にルマン24時間レースで優勝した事が
ある。
人のみ)は、本規則書巻末に記載される。
(10)年間エントリーチーム・リリーフドライバー規定(※但
し、本条項はもてぎ、富士大会を除く)
STOは、年間エントリーチームに限り、1台の参加車両に
登録される最大3名のドライバーの他に、リリーフドライ
バーとして更に1名のドライバー登録を認める。リリーフ
ドライバーの取り扱いは以下の通りとする。
(10)-1 リリーフドライバーは、既に3名のドライバ
③自動車メーカーのワークスドライバー / 開
発ドライバーを務めた事がある。
④国際F3000、CART/Champcar、IRL、ま
たはGP2の各選手権で年間ランキングのト
ップ10に入った事がある。
⑤上記基準に満たないものの、その経歴からプ
ロとみなされるドライバー。
⑥2012年 以 前 にSUPER GT GT500、
Formula Nippon参加実績のあるドライバー。
⑦STOが特にプラチナドライバーと認めた場
合。
ー登録が確定している場合、それら3名の登録
ドライバーの交代ドライバーとして1名に限り
登録が認められるものとする。
(10)-2 リリーフドライバーの起用は、当該大会の最
初の参加確認時までとし、起用するチームは、
リリーフドライバーを含む最終的な参加ドライ
バー編成表を大会事務局へ提出するものとする。
(10)-3 リリーフドライバーはSTO公式サイトのエン
トリーリストには記載表記されるが、各大会の
公式プログラムのエントリーリストに記載され
るには、当該大会の参加申し込み期間内に前項
(9)-2 プラチナドライバー認定基準に対する例外規定
(10)-2の手続きを終了している場合に限る。
①前項(7)-1に該当する実績が、2001年以
(10)-4 リリーフドライバーは、参加車両1台に付き
前の実績の場合は、プラチナドライバーとは
1名までとする。同一チームにて複数台を参加
認められない。
させている場合、その台数分のリリーフドライ
②2012年12月31日以前に、満50歳以上の
バー登録が可能であり、更に同一チーム内であ
ドライバーは、前項(8)-1に該当する実績
れば、リリーフドライバーがどの車両のドライ
にかかわらずプラチナドライバーとは認めら
れない。
バーとも交代可能である。
(10)-5 リリーフドライバー登録は、例外的な場合を
③STOが特に認めた場合、前項(9)-1に拘わ
らずプラチナドライバーと認められない場合
除き年間エントリー申し込みと同時に行わなけ
ればならない。
がある。
(9)-3 外国籍ドライバーの参加に関する特別規定。
参加チームが外国籍ドライバーを登録する場合、
少なくとも参加大会の40日前までに当該外国
-9-
第7条 タイヤ使用規定
(1)公式予選(Cドライバー公式予選を除く)に使用できるド
ライ用タイヤは、Aドライバー用4本、及びBドライバー
- 10 -
用4本の計8本までとする。また、公式予選から決勝レー
尾、またはピットスタートとされるものである。
ス・スタート時までにドライ用タイヤを使用する場合は、
よって、決勝レース出場は確保される。
公式予選で使用した最大8本の中から選定した4本とする。
(6)タイヤの裏組み(左右を逆に組み直す)は認められない。
ピットスタート車両におけるタイヤ規定の適用は、レース・
(7)本タイヤ使用規定は、A及びBドライバー公式予選及び決
スタート後、先頭車両が1周回を終了した時点で解除され
勝レース・スタート時に適用されるもので、Cドライバー
る。但し、タイヤ交換の一連の作業(ジャッキアップも含
公式予選、ウォームアップ走行、フリー走行には適用され
む)は前記時点の解除された後とする。
ない。
(2)これら8本のタイヤには技術委員によって指定のマーキン
(8)使用できるタイヤは、スーパー耐久シリーズ技術規則
グが施される。マーキングの方法は、Aドライバー予選用
2013年版に規定された横浜ゴム㈱製の指定タイヤに限
は黄色で、Bドライバー予選用は空色でマーキングされる。
られる。また、参加エントラントは大会に参加するにあた
ただし、公式予選でA及びBドライバーとも同一4本のタ
り、事前に横浜ゴム株式会社とタイヤ供給に関する契約を
イヤを使用する場合は、黄、空双方のマーキングがタイヤ
済ませていなければならない。
に並列に行われる。マーキングは、黄、空ともタイムスケ
タイヤ契約問い合わせ先:〒105-8685 東京都港区
ジュールに発表された公式予選前の公式車両検査時間内に
新橋5-36-11
行われる。なお、前記公式予選用タイヤは、8本、または
横浜ゴム株式会社 PC・LTタイヤ製品企画部 モータ
4本以外の選択はできない。
ースポーツグループ
(3)この公式車両検査時間以外のマーキングは、(4)の場合
を除き一切行われない。
(4)黄・空並列マーキングされたドライ用タイヤ使用チームに
S耐専用タイヤ担当:湯瀬
TEL.03-5400-4603 FAX.03-3435-8448
(8)-1 指定タイヤ販売価格(1本あたり)は次の通り
限り、その使用予選タイヤに1本または複数の交換の必要
性が生じた場合、公式予選終了後30分以内に限り、当該
エントラントの申請によりその交換が認められる。ただし、
公式予選で達成された当該エントラントのスターティング
グリッドが失われる事を条件とする。(最後尾グリッドス
とする。
インチ・サイズ
単価
金額(税込) 消費税額
20インチ・290以上
80,000
84,000
4,000
19インチ・330以上
50,000
52,500
2,500
18インチ300以上
42,500
44,625
2,125
とされる。)ただし、決勝スタート用4本全てを交換して
18インチ・300未満
37,500
39,375
1,875
スタートする場合、決勝レースがスタートした後、3分間
18インチ・280以上
37,500
39,375
1,875
経過後のピットスタートとされる。
18インチ・280未満
35,000
36,750
1,750
17インチ
30,000
31,500
1,500
16インチ
27,000
28,350
1,350
15インチ
25,000
26,250
1,250
タート、またはピットスタートが理由の如何を問わず条件
(5)タイヤ交換チームの取り扱いは次の通りとする。
(5)-1 公式予選出場台数が公式予選通過台数と同数あ
るいはそれ以下の場合。
タイヤ交換を行ったチームは、公式予選にて獲
得した自己のグリッドを失い、最後尾グリッド
※レースウィーク時サービス・ガレージ対応にて以
からのスタート、またはピットスタートとする。
下の料金を含みます。
タイヤ交換を行ったチームが複数の場合、当初
1)新品タイヤ組換・バランス工賃代金(ガレー
のグリッド順に従い最終的なグリッドが指定さ
れるものとする。
(5)-2 公式予選出場台数が、公式予選通過台数を上回
っている場合。
ジ出荷分のみ対象)
2)廃棄タイヤ代金
3)タイヤ運搬費用
(8)-2 新しい車両で参加するエントラントは、少なく
(5)-1と同様とするが、この場合のタイヤ交換
とも出場大会の3か月前までに上記に記載した
を行ったチームの処遇は公式予選タイムの抹消
横浜ゴム株式会社、S耐タイヤ契約担当者に連
ではなく、決勝グリッド位置のみが失われ最後
絡し、当該車両用タイヤの供給が可能である事
- 11 -
- 12 -
を確認してからでないと、当該大会への参加申
それぞれの30分間で達成された当該クラスの上位3位ま
し込みは受理されないことを承諾していなけれ
でのタイムを平均し、その最大110%以内を、それぞれA、
ばならない。
及びBドライバーの公式予選通過基準ラップタイムとする。
(9)ウエットタイヤ(タイヤのトレッド面に溝を有するタイヤ
よって、登録されたA、及びBドライバー双方は、この公
は全てウエットタイヤと分類される)は、決勝レース、及
式予選通過基準ラップタイムを達成しなければならない。
びフリー走行を除き、競技長により路面がウエットになっ
ただし、ST-5クラスが参加台数によりST-4クラスに編入
たことが宣言されている時のみ使用可能となる。
された場合、ST-4クラスで達成された上位3台までのタ
(10)タイヤウォーマーは、その一切の使用が禁止される。
イムを平均し、その120%を編入されたST-5クラスの予
選通過基準タイムとする。
第8条 公式予選
(4)前記A、及びBドライバーの公式予選で、A、またはBドラ
(1)公式予選全体は、Aドライバー用の公式予選30分間と、B
イバーのいずれかが、或いはA、またはBドライバーの双
ドライバー用の公式予選30分間が、15分間のインター
方が公式予選通過基準ラップタイムを達成できなかった場
バルを挟んで連続的に行われる。ただし、狭義の公式予選
合、公式予選不通過となり、決勝レースのスターティング
とは、出走が許される当該グループの公式予選時間を指し、
グリッドは保留とされる。この場合、最終的なスターティ
他のグループの公式予選、及びインターバルは公式予選に
含まれない。
ンググリッドは大会審査委員会に委ねられる。
(5)決勝レースのスターティンググリッドは、前記(3)の
また、Cドライバー用の公式予選は、(6)、及び(7)に
規定を満足していることを条件に、(2)にて達成された
別途規定される。
A、及びBドライバーの公式予選達成ラップタイムを合算
(2)Aドライバー用公式予選30分間と、Bドライバー用公式予
選30分間は、それぞれ2グループを15分間で入れ替える
し、合計ラップタイムが速い順に決勝スターティンググリ
ッドが与えられる。
方式で行われる。この場合のグループ分けは、次の通りと
(6)Cドライバーが登録されている場合、そのドライバーはタ
し、グループ分けの表示は1、及び2の数字ボード表示で
イムスケジュールに定められたCドライバー用の20分間
示される。
の公式予選に出走し、ラップタイムの計測を受けなければ
1グループ:GT3、ST-1、ST-2を基本とする。
ならない。
2グループ:ST-3、ST-4、ST-5、ST-Aを基本とする。
(7)Cドライバーの公式予選通過基準ラップタイムは、当該C
ただし、公式予選グループ分けは、各大会の参加台数を考
ドライバー公式予選で達成された当該クラスの上位3位ま
慮し、各大会により最終決定され大会の公式通知にて発表
でのタイムを平均し、その最大110%以内をCドライバ
される。
ー公式予選通過基準ラップタイムとする。また、Cドライ
バーの公式予選結果は、決勝レースのスターティンググリ
公式予選全体図解
ッドには何ら影響を与えないものとする。ただし、ST-5
Aドライバー(30分間)
Bドライバー(30分間)
1グループ 2グループ インターバル 1グループ 2グループ
(GT3、1、2)(ST-3、4、5、A)
(GT3、1、2)(ST-3、4、5、A)
15分間
15分間
15分間
15分間
15分間
クラスが参加台数によりST-4クラスに編入された場合、
ST-4クラスで達成された上位3台までのタイムを平均し、
その120%を編入されたST-5クラスの予選通過基準タイ
ムとする。
(8)年間エントリーチームは、公式予選のタイム如何を問わず
公式予選開始と共に走行が可能なグループの表示が数字ボ
決勝のスターティンググリッドが確保される。ただし、第
ードで示される。この当該数字ボード表示をもって自己の
3条、(1)2)③によって公式予選出場ドライバー変更要
ピットを離れることが許され、コースへ進入できるものと
請を当該大会審査委員会から受けたチームで、変更される
する。また、公式予選走行中にグループが変わる場合も、
ドライバーを用意できなかった場合、決勝レースへの出場
同様に当該表示が提示された時点で自己のピットを離れる
が許可されない(決勝のグリッドを失う)。変更するドラ
事が許され、コースへ進入できるものとする。
イバーに対するレース出場可否の判断基準は、既に公式予
(3)A、及びBドライバーの公式予選通過基準ラップタイムは、
- 13 -
選が終了しているので、そのドライバーの過去のレース実
- 14 -
績により判断される事を承知していなければならない。
なかったチームの決勝待機(リザーブ)は、
(8)-1 公式車両検査合格台数が、決勝スターティング
ピットの入れ替えなど物理的かつ時間的見地
グリッド台数を超えている場合、各クラスの決
勝出場台数は次の通りとする。
①大会の最大グリッド台数より、年間エントリ
ーチームを差し引いたグリッド残数に対し、
各クラスごとの出走可能台数を算定する。
②前記算定方法は、最大グリッド台数から年間
より、スーパー耐久シリーズでは採用しない。
(9)公式予選が行われない大会においては、その決勝スターテ
ィンググリッドの決定は大会特別規則書にて明記される。
(10)前項までの規定にかかわらず、公式予選、および決勝ス
ターティンググリッドに対する最終的な決定は、当該大会
審査委員会に委ねられる。
エントリーチームを除いたグリッド数を基に、
通常エントリーチームのクラス毎の構成比率
第9条 決勝出場台数
から案分比例方式を考慮しSTOが残りのク
決勝出場台数は、それぞれの主催者が発行する特別規則書
ラス毎のグリッド台数を決定するものとする。
に定められた台数とする。
このSTOにより決定されたクラス毎のグリ
ッド台数は公式予選開始前に発表されるが、
第10条 ドライバーの最大運転時間
この場合、公式予選でのリタイア車両を考慮
GT3クラスのプラチナドライバーを除き、一人のドライ
されていないことを了解していなければなら
バーの合計最大運転時間は、当初のレース距離(時間)の
ない。
三分の二を超えてはならない。
③前項により、STOが決定したクラス毎のグ
リッド台数に関しては、全ての参加者はこれ
この場合、距離レースの場合は周回数で、時間レースの場
合は時間で各大会ごとに公示される。
を受け入れるものとする。
④公式予選終了後、前記STO決定にて求めら
第11条 車両保管
れた台数に満たないクラスが生じた場合は、
公式予選終了後の車両保管は行われない。但し、公式車両
大会審査委員会の承認のもと、当該クラスの
検査を終了した車両に対する整備、調整等は、自チームに
中で補填を行うものとする。
与えられたピット、または指定された整備場所で行われる
⑤前項②を適用しても最終的に決勝グリッドに
空白が生じた場合、公式予選で走行タイムが
ものとし、それ以外の場所に車両を持ち出すことは第4条
(2)の場合を除き厳重に禁止される。
計測されているチームの中から、その不足台
数まで補填を行う。但し、この補填は公式予
選のラップタイム(A、及びBドライバーの
合算タイム)上位順に不足台数まで補填する
ものとする。また、この場合の決勝グリッド
は最後尾に形成されるものとする。
第12条 ブリーフィング、および競技担当責任者会議(チームプ
リンシパルミーティング)
(1)競技長は、タイムスケジュールに指定された時間に大会審
査委員会の出席を得てブリーフィングを開催する。
(2)全てのドライバー、及び各チームの競技担当責任者(チー
⑥前記②にて按分比例台数が同率となり、複
ムプリンシパル)はブリーフィングに出席しなければなら
数のクラスから1台のみを決勝進出をさせな
ない。エントラントは、競技会初日の参加確認時に、自チ
ければならない場合、その1台の選定方法は、
ームの競技担当責任者(チームプリンシパル)が変更(代
それぞれのクラスでのトップタイムと公式予
選不通過上位車両のタイム(A、及びBドラ
行)されている場合、大会事務局に届け出なければならない。
(3)大会会場の施設の都合で、ブリーフィングがドライバー、
イバーの合算タイム)を比較し、タイム差の
及び競技担当責任者(チームプリンシパル)の全員が着席
最も小さいクラスの公式予選不通過上位車両
出来ない場合、競技長はブリーフィングを分割して行う事
を選定採択するものとする。
⑦公式予選通過基準タイムは満足しているが、
グリッド台数により決勝グリッドが与えられ
- 15 -
が出来る。
(4)ブリーフィングに遅刻、欠席した場合は処罰の対象とな
る。この場合の罰則は、大会審査委員会に委ねられる。
- 16 -
(5)STOは、ブリーフィング終了後に競技担当責任者会議(チ
この場合、他の全車両がグリッドを離れた後、オフィシャ
ームプリンシパルミーティング)を開催する。各チームの
ルのみが当該車両をコース上で押し、エンジンを始動する
競技担当責任者(チームプリンシパル)は、出席が義務付
ことができる。この後、この車両はフォーメーションラッ
けられる。
プに加われるものとするが、他の走行中の競技車両を追い
第13条 スタート
(6)フォーメーションラップに出遅れた車両、およびフォーメ
越してはならない。
(1)スタート方法はローリングスタート方式が採用される。
ーションラップ途中でスタート順序の位置を保てなかった
(2)グリッド上における作業は、「5分前ボード」が出される
車両は他車を抜かずに最後尾を走行するものとする。なお、
までの間、給油を除き許される。
(3)スタート手順の進行は、5分前、3分前、1分前および30
秒前を示したボードにより表示される。これらのボードは
警告音と共に表示される。
(4)フォーメーションラップ開始前に関係者のグリッドへの
入場が許される。
クロージングカーの速度についていけない車両は自主的に
クロージングカーの後ろに下がり自己のピットに戻ること。
(7)フォーメーションラップが開始された時点で、スタートラ
インの信号灯にレッドランプ(赤灯)が点灯され、全オブ
ザベーションポストにおいて黄旗は提示される。
(8)フォーメーションラップを先導するオフィシャルカーの
(4)-1 5分前ボード:スタート秒読み開始。グリッド
速度は最高約80km/hに保たれる。
への進入は締め切られる。コース上における全
(9)フォーメーションラップを先導するオフィシャルカーは、
ての作業は禁止される。ドライバー、一部のチ
フォーメーションラップ終了と共にコースから退場する。
ームクルー、およびオフィシャルを除く全ての
その後、競技車両は、ポールポジション車両の先導で、最
者はコース上から退去する。
低速度70km/h、最高速度約90km/hにてそのまま走行
(4)-2 3分前ボード:ドライバー、オフィシャルを除
を続ける。
く全ての者はコース上から退去する。
スタート審判員は、ポールポジション車両の速度とスター
(4)-3 1分前ボード:ドライバーは、車両に着座した
ト時の追い越しを監視する。これらに違反があった場合、
出走状態でエンジンを始動する。
タイムペナルティーが課せられる。
(4)-4 30秒前ボード:この合図の後、グリッド前方
(10)スタート信号は、競技長が管理するスタート信号灯(グ
で緑旗が振られ、同時にオーガナイザーのオフ
リーンランプ)により合図される。スタートラインの信号
ィシャルカーを先頭に全競技車両は隊列を保ち、
灯のレッドランプがグリーンランプに変わるとレースのス
フォーメーションラップを開始する。
タートとなるが、各車はスタートラインを通過するまでは
(4)-5 フォーメーションラップ開始:この周回中にス
タートの練習を行う事、著しく隊列を乱す事や
他車を追い越してはならない。
(11)フォーメーションラップ中に何らかの問題が生じた場
追い越しも禁止され、前車との間隔は出来る限
合、スタート信号灯にはレッドランプが継続して点灯され、
り詰めるものとする。オーガナイザーから指示
全オブザベーションポストにおいては黄旗が提示されるこ
があるまで1列縦隊で走行することが許される
とにより、全車はもう1周フォーメーションラップの継続
が、指示が出され、それまでの隊列を2列縦隊
を行う。(全車両の速度は維持される事)その後、オフィ
に整えた後は、前車の走行ラインから左右には
シャルカーが隊列の先頭に合流し、さらにもう1周フォー
み出してはならない。違反があった場合には、
メーションラップを行う。この場合のレース距離は、本来
罰則が課せられる。全隊列の後尾には、クロー
ジングカーが付き追走する。
(5)フォーメーションラップ開始時にスタートできなくなっ
た場合、ドライバーはドライバー側の窓を開け(ネットが
の周回数から2周回減算される。
(12)例外的な状況下でのみ、国際モータースポーツ競技規則、
付則H項に従い「セーフティカー」によるスタートが許さ
れる。
ある場合は、ネットを外し)、手を出してオフィシャルに
合図するものとする。その列を監視しているオフィシャル
は、黄旗を振動表示する。
- 17 -
- 18 -
第14条 レース中のドライバー交代を伴うピットストップ義務
しては罰則が課せられる。
(1)参加車両には、第6戦(鈴鹿大会)を除き、レース中少な
(4)ドライバーが自己のピットを通り過ぎて停車した場合、当
くとも2回のドライバー交代を伴うピットストップが義務
該車両は自チームのピット要員によってのみ押し戻すこと
付けられる。
ができる。
この2回の義務ピットストップ時に、タイヤ交換とドライ
バー交代を同時に行うことは許される。ここでいうドライ
バー交代とは、下車したドライバーと次に乗車するドライ
バーが異なることを言う。
(2)レースが赤旗中断され、その赤旗中断をもってレース終了
とされた場合、前項(1)のピットストップ義務を終了し
ていないチームの取り扱いは次の通りとする。
①終了していないピットストップ義務回数分(1回、或
いは2回)のタイムを競技結果に加算するものとする。
(5)ピット作業終了ごとに、ピット要員は地上に置いてある全
ての備品を片付けなければならない。
(6)ピット作業エリアおよびピットロード上において、発火、
及び火花を伴う可能性のある装置、或いは高温を生じる装
置の使用は禁止される。
(7)決勝レース中、車両がピットに停止した際、最大4名の登
録されたピット要員が同時に車両の作業につくことが出来
る。ただし、タイヤ交換の一連の作業は、2名以下で行わ
れなければならない。窓拭き、アイスボックスの氷交換、
②ここで言うピットストップ義務1回分の加算タイムは、
及びST-1ポルシェ車への燃料補給のためボンネット上に
各大会ごとに設定され、決勝レース開始前までに公式
乗り待機していること、は4名の中に含まれ、他のドライ
通知として公示される。
バーによるシート合わせ、およびシートベルトの調整は含
③前記②により指定されたピットストップ義務1回分の
タイムに関する抗議は、一切受け付けられない。
まれない。(ドライバーが行う運転座席調整、通信器機と
の配線接続切断、およびシートベルト調整は作業とみなさ
ない。ここで言うドライバーとは、直前に交代により降
第15条 ピット作業
車したドライバーとする。)タイヤ交換の一連の作業とは、
(1)シグナリングプラットフォームへ出られる人数は、2名ま
用意された交換用のタイヤと使用済みのタイヤとを交換す
でとする。
る作業全般を指すもので、交換用タイヤの準備、および使
シグナリングプラットフォームからピットサインを送る
用済みタイヤの後片付けは、一連の作業に含まれない。ま
ピット要員は、STOの指定した「ピットサインマン腕章」
た、一連の作業中での人員の交代は認められない。
を指定の場所に正しく着用表示していなければならない。
ピット作業が長引く場合、ピット(ガレージ)内で作業が
(2)ピット内のいかなる停車の場合でもエンジンは停止させ
出来る。この場合、作業人数は規定しないが、ピット(ガ
なければならない。調整あるいは調節のためにエンジンを
レージ)から車両を出し入れする場合は規定の人数で行わ
始動させる場合は、補助エネルギー源を使用することが認
れなければならない。
められるが、再びレースに加わるために車両をスタートさ
(7)-1-1)タイヤ交換を行う2名の作業員は、外したタ
せる場合のエンジン始動は、運転席においてドライバーが
イヤを地面に平置きの状態にしなければならず、
その車両に装備されている始動装置によって行わなければ
他の者に手渡したり、放り投げる等の危険な行
ならない。
為は許されない。
この場合、当初(大会初日の公式車検時の状態)の車載バ
(7)-1-2)装着予定のタイヤは、他の物から援助を一切
ッテリーを補助するバッテリーの追加、及び補助動力源の
受けることなく装着されなければならない。
一時的接続などは一切認められない。
この場合、装着予定のタイヤを装着予定場所に
また、再びレースに加わるためのエンジン始動は、全ての
事前配置することは認められるが、装着タイヤ
ピット作業が終了した後に行われなければならない。ピッ
が自然移動しないよう、タイヤ交換を行う2名
トボックス内で作業中の場合は、エンジンを始動したまま
の作業員は事前配置されているタイヤを厳重に
ピット作業エリアに出てはならならない。ジャッキアップ
管理していなければならない。
中、またはジャッキダウン途中にエンジンを始動させる事
装着予定のタイヤを装着予定場所に事前配置す
は禁止される。
る場合も、タイヤは地面に平置き状態でなけれ
(3)ピット領域における後退ギアの使用は禁止され、違反に対
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ばならない。
- 20 -
(7)-1-3)タイヤ交換の一連の作業中、事前配置されて
(11)-1 燃料補給は登録された燃料補給要員により行い、少
いる装着予定タイヤが自然移動してしまった
なくとも1名のピット要員が消火要員として消火器を持っ
場合、そのタイヤの交換を行う予定の作業員は
て燃料補給作業が終了するまで待機しなければならない。
直ちに全ての作業を中断し、そのタイヤに対す
また、燃料補給要員および消火要員は全身に渡り耐火被服
る安全管理を行わなければならない。
を着用し、更に頭部については目に対する火炎防護のため、
(7)-1-4)タイヤ交換のために2名の作業員が交換する
タイヤを交換する場所の直前で待機する場合、
交換するタイヤをタイヤハウスの中(車両の輪
郭より内側)に入れての待機は禁止される。
バイザーにより外部と隔離されるフルフェイス型ヘルメッ
トを着用していなければならない。
ヘルメットの代用として、耐火耐油繊維製バラクラバス
(目だし帽)+ゴーグルの着用も認められる。給油開始とは、
(7)-1-5)平置き状態の外されたタイヤをピット作業エ
給油装置が給油口に向かいボディーラインから隠れた状態
リア外へ片付ける場合、手渡したり、放り投げ
を給油開始とみなす。給油終了は、給油装置が給油口から
る等の危険な行為は許されない。
外れボディーラインから出た状態を給油終了とみなす。
(7)-2 障害を持つドライバーが乗降する場合に限り、
それを介助する2名の人員が認められる、この
給油中はジャッキアップ用のエアホース、アース以外は車
両にいかなる物も接触させてはならない。
介助人員は、介助作業、フットペダルカバーの
(11)-2 ST-5クラス、及びST-Aクラスにおける簡易燃料補
開閉、及び固定、障害者の使用する無線装置配
給方法による補給の場合、スーパー耐久シリーズ技術規則
線の脱着以外を行わないことを条件に、作業人
に定められた専用給油口からの場合を除き、燃料補給のた
数に含まれない。ただし、燃料補給中に介助人
め車両の開口部であるリア・フード・ハッチを開けた時点
員が介助作業に当たる場合は、耐火被服の着用
で給油開始とみなす。また、同様にリア・フード・ハッチ
が義務つけられる。
を閉じた時点を給油終了とみなす。
(8)大会主催者から支給されたタイム計測用のトランスポン
(12)燃料補給は車両が停車している時のみ行うことができ
ダー交換は、1名の専任トランスポンダー交換要員が認め
る。また、燃料補給ホースを給油口に差し込んだ状態での
られ、車両が自己のピット前に停車中であれば、随時トラ
ジャッキ作動(ジャッキの上げ下げ)は禁止される。
ンスポンダー交換作業に従事することができる。ただし、
(13)燃料補給はエンジンが停止され、アースが取り付けられ
燃料給油中にトランスポンダー交換作業を行う場合は、燃
料補給要員と同等の耐火被服でなければならない。
(9)公式予選(狭義の公式予選)、及び決勝レース中の車両へ
てから行うものとする。また、アースは燃料補給が終了す
るまで確実に保持されていなければならない。
(14)燃料のピット内への持込は、20㍑以下の消防法に適合
の燃料補給は、2013年JAF国内競技車両規則、第3章、
した市販の金属携行缶により最大100㍑までとする。
第10条、10、3)に規定されている燃料補給装置により
また、燃料給油所よりピットまで燃料を運ぶ場合も同様の
行われなければならない。
ただし、ST-5クラス、及びST-Aクラスにおいては、同条
容量の金属携行缶で行わなければならない。
(15)燃料をピット内に貯蔵する場合、参加者は各ー内容量
10.4)に規定された簡易燃料補給方法に限られる。この
3㎏以上の消火器を2個以上配備しなければならず、また、
場合、1回のピットストップで補給できる燃料は最大20
それらが正常に作動することを確認しておかなければなら
㍑以下に限られる。
ない。
また、燃料補給装置の使用は、各大会の指定された時間に
(16)公式予選(狭義の公式予選)、及び決勝レース中、車両
技術委員により実施される燃料補給装置検査に合格したも
をピット内に格納して作業をしている場合であっても、燃
のに限られる。
料を車両に補給する場合は、一旦車両をピット内からピッ
(10)燃料補給中は、ドライバー交代(ドライバー同士で行わ
れるシート合わせ、シートベルト調整はドライバー交代に
含まれる)、及び前(8)項を除き全ての作業が禁止される。
ト作業エリアに出し、燃料補給装置検査に合格した燃料補
給装置で補給しなければならない。
(17)公式予選(狭義の公式予選)、及び決勝レース中のオイ
窓拭き、アイスボックスの氷交換は作業とみなされる。タ
ル給油は自由。ただし、オイルを補給できるのは、ピット
イヤチェックも禁止される。
内、またはピット作業エリアに限られる。
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(18)参加者は、ピットインした車両から外した部品(特にハ
(5)最終周回を完了した車両の中で、各クラスごとに走行周回
ブナットなど)等が、作業中に自己のピット作業エリアか
数が優勝車両の70%(端数切捨て)に達しない車両は順
ら外部へ飛散しないよう、厳重に管理する義務を負う。
位の認定を受けられない。
(19)公式予選、決勝レース中(競技時間中)は、前項(11)
-1に該当しない人員であってもシグナリングプラットフ
第17条 レースの中断およびレースの再開
ォームの2名を除き、ピットボックスよりコース側に出る
事故等によってコースが閉鎖されたり、天候またはその他
人員は、耐火性に富んだ長袖、長ズボン(くるぶしの隠れ
の事由で競技の継続が危険となり、決勝レースを中断する
るもの)、ソックス、シューズを着用しなければならない。
必要が生じた場合、競技長は赤旗をすべての監視ポストで
シューズとは爪先から踵までを連続して覆う一般的な靴形
状の履物であり、通気穴の多数あるものや発泡ポリエチレ
ン製、或いはサンダル状の履物の使用は禁止される。
提示することを命じ、レースを中断する。
1.レースの中断
1)中断の合図(赤旗)が出されたら、追い越しは禁止され、
ただし、シグナリングプラットフォームの2名も、公式予
ピット出口は閉鎖される。
選、決勝レース中にピットボックスとシグナリングプラッ
全車は、赤旗ライン後方のグリッドまでゆっくりと進
トフォームを往復する場合は同様とする。
み、先頭車両の位置に関わらずスタッガードフォーメ
(20)公式予選、決勝レース中(競技時間中)、前項(11)
ーションで停止しなければならない。この時点でのピ
-1、及び(19)の規定に基づく作業人員の服装は、少な
ットインは禁止される。
くとも大会初日の参加確認時までにSTOへ登録された統
なお、レース再開時のグリッドは、赤旗ラインに停止
一化された意匠(同一色も含む、複数登録も可)により、
当該チームの要員であることが容易に識別できるものを着
用していなければならない。
した順を基本とする。
2)コースが閉鎖されたこと等によりグリッドに戻ること
ができなくなった車両がある場合、当該車両はコース
が使用可能な状態になり次第それまでの順でグリッド
第16条 レースの終了、及び順位認定
(1)レース終了の合図は、総合1位の車両(以下、先頭車両と
いう)が当初のレース距離、または時間を走破した時点で、
直ちに本コースのコントロールライン上で表示される。
ただし、時間レースの場合は、特に大会特別規則書にレー
ス終了の表示方法が定められている場合を除き、所定のレ
ース時間を終了し、最初に先頭車両がコントロールライン
を通過する時点でレース終了が表示される。
に戻される。
レース再開時のグリッドは、レースが中断される最終
のコントロールライン通過順に配列され審査委員会は
承認を行う。
3)レース中断中の処置は次の通りとする。
①計時システムは停止せず、ラップモニターの時間管
理はレース継続を表示している。
②レースが中断された後にピットレーンに進入したド
(2)順位判定は、最終周回を完了し、本コースのコントロール
ライバー、あるいはグリッドからピットレーンに車
ライン上でチェッカーフラッグを受けたものに対してのみ
両が押し出されたドライバーには、レース再開後に
行われる。ただし、赤旗表示の場合は適用されない。
ペナルティが課せられる。レース中断の合図が出さ
(3)先頭車両がコントロールラインを通過すると同時に、その
れたときに、すでにピット入口あるいはピットレー
レースは終了したものとする。その他の車両の最終周回は、
ンにいた車両については、正規ピットイン車両とし
公式予選中に達成されたポールポジションタイムの4倍以
て自己のピットに停止することが認められ、ペナル
内のタイムで走行しなければならない。
ティを受けることはない。
(4)先頭車両が所定の周回数を完了する前にレース終了の合
③コース・ピットのすべての場所で、作業中の作業を
図(チェッカーフラッグ)が出された場合、レースはその
含み、作業は一切禁止(中断)される。ただし、ド
時点で終了したものとみなされる。また、レース終了の合
ライバー交代の為にピットインしていた車両(正規
図が遅れて表示された場合、レースは先頭車両が所定のレ
のピットイン車両)に関しては、交代後のドライバ
ース距離を本来完了するべきであった時点で終了したもの
とみなされる。
ーの着座が認められる。
④グリッド上には、登録されたチーム要員と競技役員
- 23 -
- 24 -
のみが立ち入りを認められる。
⑤前項③の場合を除き、ドライバー交代は認められない。
2.レースの再開
いない場合。
②さらに介入が必要な状況が重ねて発生している場合。
8)レース再開のスタートシグナルのグリーンライト点灯
赤旗によるレース中断後の処置は、大会競技長、大会組織
を合図に、ピットでのすべての作業再開が許される。
委員会、及びSTOにて全体の状況把握に基づいて再開の
9)この周回の間は、FIA国際競技規則付則H項第2章9.
決定を為し、大会審査委員会の承認のもと、全競技関係者、
及び大会入場者全員に然るべき方法で通達されるものとす
る。
セーフティカー運用手順2,9,15、2,9,16、2,9,17、
および2,9,18、が適用される。
10)レースが「時間レース」の場合、赤旗中断からレー
1)中断はできる限り短く保たれ、再開時刻の決定が為さ
ス再開までの時間は競技時間として数えられるが、ド
れると、直ちにチームにはピット放送等を通じて伝達
ライバー運転時間は、中断(秒は切り捨て)からセー
され、同時に全競技関係者、及び大会入場者全員にも
フティカーによる再開1周回終了時点(秒は切り上げ)
然るべき方法で通達されるものとする。
までの時間は運転時間から差し引かれるものとする。
2)レースの再開が決断された時点で、再開「5分前」が
『パドック放送』及び『モニター表示』により合図され、
再スタートの進行が開始される。
3.レースの終了
赤旗によるレース中断後、大会競技長、大会組織委員会、
及びSTOにて全体の状況把握に基づいてレース再開が不
3)再スタートの先導車であるセーフティカーは、赤旗ラ
能と決定された場合、大会審査委員会の承認のもと、全競
インの先頭車両ではなく、当初のレース順位の先頭車
技関係者、及び大会入場者全員に然るべき方法でレース終
両の前に配置される。これは、再スタート5分前の合
了の通達が為されるものとする。
図と共にオフィシャルの誘導により当初のレース順位
この場合の処置は、レース中断の合図が出された周回の1
の先頭車両より前にいる車両はエンジンを始動し、コ
つ前の周回が終了した時点の競技結果が採用される。
ースを1周して再スタートの隊列の後尾に着くことの
合図である。
第18条 競技参加に対する遵守事項
4)赤旗中断時点で正規にピットインしていた車両に限り、
「5分前」の合図が出された時点でピット出口に整列で
きた車両は前項3)による隊列の更に後尾に着くこと
が認められる。
1 . 競技参加者は、自己の参加に係わるすべての者に、すべて
の法規および規則を遵守させる責任を有する。
2 . 競技参加者は、競技会期間中の権限を委任した代理人を指
名することができる。ただし、スポーツ規則に係る権限に
5)レースはスタートシグナルのグリーンライトを合図に
ついては、競技担当責任者(チームプリンシパル)にのみ
セーフティカー先導により再開される。セーフティカ
委任しなければならない。
ーに後続するすべての車両はグリッドを離れ、非競技
委任は、事前に文書にて競技会事務局に提出しなければな
化された周回でレースが再開される。
隊列は、当初のレース先頭車両を先頭にした隊列の後
尾に5分前にコースを周回して隊列後尾に着いた車両、
更に正規ピットイン車両で5分前にピットアウトでき
た車両の順番で構成される。
6)セーフティカー先導による再スタート時に、グリッ
ドからスタートできずに遅れてしまったドライバーは、
セーフティカー後方の車両列の最後尾につかなければ
らない。
3 . 競技担当責任者(チームプリンシパル)は、競技会期間中、
自己の競技車両が競技車両規定および安全規定に適合して
いることを保証しなければならない。
4 . 競技会期間中、エントリーに関わるすべての関係者は、当
該競技参加者やその代理人およびチーム監督と同様に規則
を遵守しなければならない。
5 . 競技参加者、競技担当責任者(チームプリンシパル)、ド
ならない。2名以上のドライバーが関与した場合には、
ライバー、チームクルー、およびゲストは、発行されたク
グリッド順に、隊列の最後尾に整列するものとする。
レデンシャル等を常に正しく身に着けていなければならな
7)セーフティカーは、以下の場合を除き、少なくとも1
周回後にピットに入る。
①全ての車両がセーフティカー後方でまだ整列されて
- 25 -
い。
6 . ペット類(身体障害者補助犬法に基づく場合、およびそれ
と同等の使命を持った動物を除く)のパドック、ピットエ
- 26 -
リアへの入場は禁止され、16歳未満の者は競技中のピッ
トレーンへの出入りは、禁止される。また、競技車両およ
れない。
11 . 参加者、及び競技担当責任者(チームプリンシパル)は、
びオーガナイザーが特に認めた車両を除き、レース場のい
レース期間中自チームが指定されたパドックを正しく使用
かなる場所においても自動車登録番号標(ナンバー)を有
していることに対する全ての責任を負う。大会主催者、及
さない車両等の使用は禁止される。
び/或いはSTOの指定したパドック使用方法に従わない参
7 . 競技参加者、競技担当責任者(チームプリンシパル)、お
加者は、理由の如何を問わず処罰の対象となることを承知
よびドライバー等のチーム関係者は、競技長によって待機
しているものとする。
の指示があった場合、もしくは事情聴取等を受けた場合は、
ここでいうレース期間中とは、最初の参加確認が実施され
指示があるまでサーキットを離れてはならない。やむを得
る日から決勝レースが終了しパスコントロールが解除され
ない事由により代理人を残す場合は、競技会審査委員会の
承認を得なければならない。
8 . 指定された場所以外での火気の使用および喫煙は禁止され
る。
るまでを言う。
12 . 参加者、及び競技担当責任者(チームプリンシパル)は、
レース期間中自チーム使用しているキャンペーンガール
(通称レースクィーン)の衣装に関し、STOにて着用拒否
9 . 競技参加者、競技担当責任者(チームプリンシパル)、ド
の判断が下されることがあることを承知していなければな
ライバーおよびチームクルーは信義に基づき誠実な行動が
らない。これにより衣装が拒否された場合、新たなる衣装
求められる。
に変更し承認を受けない限り、当該キャンペーンガール(通
また、観客、参加者相互、或いは競技役員、その他関係者
称レースクィーン)の使用は認められないものとする。
に対して、攻撃的または侮辱的な言動を行うことは厳に慎
まなければならない。
第19条 式典条項
10 . 競技に参加するいかなる関係者も、公式予選、及び決勝レ
各大会のレース終了後に行われる暫定表彰式には、当該入
ース中にピットボックスよりコース側に立ち入る場合、第
賞ドライバー全員の出席が義務付けられる。また、当該入
15条、(19)によるシグナリングプラットフォームの人
賞ドライバーは、指定タイヤメーカー提供の帽子(キャッ
員を除き、次の各項に掲げる衣服規制の対象となり、違反
プ)を正しく着用して式典に臨むことを拒否できない。
した場合は罰則の対象となる。
ただし、第15条、(19)によるシグナリングプラットフ
第20条 記者会見
ォームの人員も、公式予選(インターバルは例外的に除く)、
各大会にて公式記者会見が実施される場合は、指定された
及び決勝レース中にシグナリングプラットフォームとピッ
者は出席しなければならない。
トボックスを往復する場合は、次の各項に掲げる衣服規制
の対象となり、違反した場合は罰則の対象となる。
1)耐火性、或いは耐火性に富んだ材質による長袖、長
第21条 無線の使用
大会期間中、サーキット内で無線設備(アンテナを含む)
ズボンの着用が義務付けられる。長袖、長ズボンとは、
を使用して通信を行う場合、日本の電波管理法に従った方
双方ともくるぶしが隠れる長さで、穴や亀裂の無い形
法で無線通信が行われなければならない。(大会特別規則
状のものを言い、当初の状態のままで着用する事を言う。
で特に規定されている場合は、大会特別規則が本条に優先
2)耐火性、或いは耐火性に富んだ材質によるソックスの
して適用される。)
着用が義務付けられる。ソックスとは、足の爪先から
また、モータースポーツ無線協会(MOSRA)の無線器機
踵を経てくるぶしの上5㎝以上を覆うものを言う。
の使用が強く推奨される。
3)耐火性、或いは耐火性に富んだ材質による靴の着用が
なお、無線設備の使用は、事前にSTOを通じオーガナイ
義務付けられる。靴とは、爪先から踵までを連続して
ザーに無線の詳細を届け出て、許可を得なければならない。
覆う一般的な靴形状の履物であり、それを当初の形状
この届出内容に逸脱し、電波法違反で取締りを受けた競技
のまま履く事を言う。通気穴(網目状のものを含む)
参加者に対しては、失格までの罰則が課せられる。
のあるものや、発泡ポリエチレン製、踵がベルト形状
になったサンダル状の履物はここで言う靴とはみなさ
- 27 -
- 28 -
第22条 得点基準
ピオンとする。
(1)本シリーズでは、各大会ごとにチームに対する得点基準を
定め、得点数に従って第2条に規定するクラス別にシリー
ズ順位を決定する。
②同点の場合は、獲得したポイントの中で大きなポイント
を多く持つチームを優先する。
③さらに同順位の場合は、最終戦の順位をもとにスーパー
(2)各レースにおける各ーのクラス別順位により、当該チーム
耐久機構(STO)が決定する。
に対して下表の得点を与える。
当該チームとは、シリーズ登録された車両番号とAドライ
バーの氏名によって特定される。
第23条 出場奨励金の授与
(1)各大会の賞は、各大会の特別規則書、または公式通知に示
よって、大会の参加申し込み時点で、それまでのAドライ
バーが変更されている場合、車両が同じであっても別のチ
される。
(2)シリーズ出場奨励金は、第19条の規定に従い、各クラス
ームとして得点が与えられる。
上位3位までのチームに下記の出場奨励金がスーパー耐久
ただし、各ーの車両は、第16条(5)を満足していなけ
機構(STO)より授与される。
ればならない。
※出場奨励金(税込)は、各主催者からの分担金を以下の
(2)-1クラス別得点基準
配分でSTOから該当チームに授与される。
①クラス別ポールポジションポイント(グリッド表
(3)シリーズ出場奨励金の授与対象条件は、第19条の規定に
による)
従い、クラス上位3位までのチームであっても、シリーズ
各クラス共通、グリッド表ポールポジションチー
において合計5大会以上の出場実績(決勝レースにスター
ムに対し 1ポイント。
トした実績)が必要とされる。
②クラス別決勝ポイント
ST-1 ~ 4
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
20
15
12
10
8
6
4
3
9位 10位
2
1
②-1 第3戦(もてぎ大会)第4戦(富士大会)、に
対する50%増しボーナスポイント。
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
30 22.5 18
15
12
9
6
4.5
シリーズチャンピオンチーム ¥1,000,000 ¥500,000
ADVAN(ST-1〜5)
¥300,000
シリーズ2位チーム
¥500,000
¥200,000
¥200,000
シリーズ3位チーム
¥300,000
¥100,000
¥100,000
(4)GT3クラスにおいては、前条(5)に基づき上位3位まで
9位 10位
3
ST-5
1.5
②-2 第6戦(鈴鹿大会)のポイントは、次の通り
とする。
のチームに対しSTOカップが授与される。
第24条 競技細則
各大会における競技細則については、各大会特別規則に基
づいて運営される。
1)第1レースから第3レースのそれぞれの結果
に基づき
第25条 ブルテン、公式通知
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
10
7.5
6
5
4
3
2
1.5
9位 10位
1
0.5
シーズン途中における規則の制定、改定などは、「STOブ
ルテン」として公表される。また、各大会での細則は公式
通知として公表される。
(3)シリーズの成立には、各クラスとも全7大会中少なくとも
5大会が第2条(2)によるクラスの成立を必要とする。
(4)チームは年間の各レースを通じ、第2条に規定する車両で
あればクラスに関係なく異なる車両で参加しても良いが、
得点はクラス別に集計される。
(5)シリーズ順位の決定は、次ぎの通りとする。
①全7戦のうち得点数の多い上位6戦の獲得ポイントを集
計し、最も獲得ポイントの多いチームをシリーズチャン
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第26条 スーパー耐久機構(STO:Super Taikyu Organization)
(1)STOは、2013年に開催されるスーパー耐久シリーズの
全主催者、及びスーパー耐久・エントラト・リーグ(STEL)
代表により組織され、運営される。
(2)STOは、スーパー耐久シリーズ2013の運営の円滑化、
諸規則の統一をはかり、シリーズの育成、振興をその目的
とする。
- 30 -
スーパー耐久機構(STO)事務局
〒107-0061 東京都港区北青山1-4-5 ロジェ青山302
ケイツープラネット株式会社内
スーパー耐久シリーズ、参加特認車両一覧
特認日
製造者
車種
形式・要件
クラス 付帯条件
TEL.03-5414-7179 FAX.03-5414-7189
スーパー耐久・エントラント・リーグ(STEL)事務局
〒211-0012 神奈川県川崎市中原区中丸子586
有限会社アールエーテック内
TEL.&FAX.044-422-7743
スーパー耐久機構(STO)公式WEBサイト「スーパー耐久ネット」
http://www.supertaikyu.com/
2013年2月25日
SW20
(NAエンジン車)
1997 3 12 トヨタ MR2
なし
1999 6 18 マツダ RX-7
FD3S(2座席車両)
3
なし
1999 10 15 ホンダ S2000
AP-1
S
なし
2001 5
NA1、NA2
3
なし
2003 2 15 ニッサン フェアレディー Z
Z33
3
なし
フェアレディー Z
Type-E ST1
Z33
1
なし
2006 3 17 Chevrolet Corvette C6 Coupe C6
1
1470㎏
2006 4
GWS191-BEXQH
1
1550㎏
1
ホンダ NSX
スーパー耐久機構(STO)制定、発行
2005 3 30 ニッサン
7
トヨタ LEXUS GS450h
2006 6 15 ニッサン
フェアレディー Z
Type-E ST1
Z33(3.8ℓENG、
Fホイル18×10JJ)
1
なし
2006 6 15
ランサーエボリュー
ション・ワゴン
CT9W(タイヤ:
235/40R18)
2
なし
フェアレディー Z
2007 1 24 ニッサン Ver.NISMO
Type380RS-C
Z33
1
なし
2007 1 24 BMW Z4 M Race
Z4
1
1290㎏
※1
1
タイヤF&R
280/680
R18
3
なし
三菱
フェアレディー Z
2008 4 22 ニッサン Ver.NISMO
Type380RS-C
2010 6 16 ニッサン
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4
Z33
(ENG:VQ35HR、
3798㏄)
フェアレディ Z
Z34
2010-NISMO-Z34
2010 6 16 ニッサン GT-R
R35
1
1480㎏
FT120ℓ
2011 10 20 Alfa Romeo 147GTA cup
GH-937AXL
4
1,050㎏
2012 3 11 トヨタ レクサスGS 350
DBA-GRS191
3
なし
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スーパー耐久シリーズ規則、及び技術規則に基づき2013
年1月現在の参加が特認された車両は、次の通りです。
スーパー耐久機構(STO)事務局
C/O K2Planet co.,ltd. Loge Aoyama302 1-4-5
Kita-Aoyama
1 、 特認車両に対する有効期限は設けられない。
Minato-Ku Tokyo JAPAN JP code 107-0061
2 、 特認車に関する特別規定は、シリーズ技術規則に規定され
東京都港区北青山1-4-5 ロジェ青山302
る。
ケイツープラネット㈱内
3 、 付帯条件は、予告なしに設定、あるいは変更されることが
TEL.+81-(0)3-5414-7179
ある。但し、この場合はブルテンとして公示される。
FAX.+81-(0)3-5414-7189
※ 1 : BMW Z4 M Coupeの ホ イ ル サ イ ズ は、Front &
Rear 11J×18とする。
大会主催者連絡先一覧
第 1 戦 〒989-1301 宮城県柴田郡村田町菅生6-1
スポーツランドSUGO レース事務局
TEL.0224-83-3111 FAX.0224-83-3697
第 2 戦 〒107-0061 東京都港区北青山1-4-5
ロジェ青山302
スーパー耐久機構(STO)事務局
TEL.03-5414-7179 FAX.03-5414-7189
第 3 戦 〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町大字桧山120-1
ツインリンクもてぎ レース事務局
TEL.0285-64-0200 FAX.0285-64-0209
第 4 戦 〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
富士スピードウェイ レース事務局
TEL.0550-78-2340 FAX.0550-78-1278
第 5 戦 〒701-2612 岡山県美作市滝宮1210
岡山国際サーキット レース事務局
TEL.0868-74-3311 FAX.0868-74-2600
第 6 戦 〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992
鈴鹿サーキット SMSCレース事務局
TEL.0593-78-3405 FAX.0593-78-3625
第 7 戦 〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田
1112-8
オートポリス・レース事務局
TEL.0973-55-1111 FAX.0973-55-1113
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2013年プラチナドライバー認定者一覧(敬称略)
ア行
荒 聖治 飯田 章 五十嵐勇大 井口 卓人
伊沢 拓也 石浦 宏明 井出 有治 伊藤 大輔
大嶋 和也 織戸 学 折目 遼
カ行
影山 正彦 影山 正美 片岡 龍也 加藤 寬規
金石 勝智 金石 年弘 国本 京佑 国本 雄資
黒澤 治樹 木暮 卓史 小林可夢偉 小林 崇志
サ行
嵯峨 宏紀 関口 雄飛
タ行
高木虎之介 竹内 浩典 田嶋 栄一 立川 祐路
田中 哲也 谷口 信輝 塚越 広大 土屋 武士
ナ行
中嶋 一貴 中嶋 大祐 中野 信治 中山 友貴
野田 英樹
ハ行
服部 尚貴 平手 晃平 平中 克幸 福田 良
藤井 誠暢 星野 一樹 細川 慎弥
マ行
松浦 孝亮 松田 次生 道上 龍 光貞 秀俊
本山 哲
ヤ・ラ・ワ行
安田 裕信 柳田 真孝 山本 左近 山本 尚貴
横溝 直輝 脇坂 薫一 脇坂 寿一
以上
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