第7回「廃棄物処理施設の維持管理に関する情報の公開」について 今号は、改正廃棄物処理法に基づき、平成23年4月1日から廃棄物処理施設に係る維持管 理情報の公表が義務化されました「廃棄物処理施設の維持管理に関する情報の公開」につい て解説致します。 なお、参考となります平成23年2月4日付で環境省から発出されております「環廃対発第 110204005号、環廃産発第110204002号」は、以下の URL からもご確認頂けます。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ http://www.env.go.jp/recycle/waste_law/kaisei2010/attach/no110204005.pdf この度の改正廃棄物処理法により、対象となる廃棄物処理施設の維持管理情報が公開され ることになりましたので、排出事業者の皆様にとって、これまでより容易に廃棄物処理事業 者の維持管理情報をインターネット(各廃棄物処理事業者 HP 等)上で取得することがで きるようになりました。 今後の廃棄物処理事業者の選定時や既存廃棄物処理事業者の現状確認等にご活用頂けます ので、ぜひご活用下さい。 大栄環境グループの処理施設維持管理情報につきましては、以下の URL でご確認下さい。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ http://www.dinsgr.co.jp/business/shisetsu_info.html 「廃棄物処理施設の維持管理に関する情報の公開」についての解説は以下のとおりです。 ●概要 平成23年4月1日施行の廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「法」という。) の一部改正によって,廃棄物処理施設の一部(最終処分及び焼却など)の維持管理情報 等のこれまでも記録として備え置かねばならなかった情報について,インターネット等 で公表することが義務付けられました。 ●維持管理情報の公表の趣旨 廃棄物処理施設情報の透明性を確保し,同施設に対する国民の安心感・信頼感を得る ことを目的として,廃棄物処理施設の設置許可等を受けた者及び届出に係る管理者を対 象に,施設の維持管理に関する計画の公表及びこれまで記録しなければならないとされ ていた施設の維持管理の状況に関する情報の公表が義務化されました。 ●公表をする必要がある廃棄物処理施設 (1)焼却施設(産廃・一廃) (2)最終処分場 (3)廃石綿等又は石綿含有産業廃棄物の溶融施設 (4)廃ポリ塩化ビフェニル等若しくはポリ塩化ビフェニル処理物の分解施設又はポリ 塩化ビフェニル汚染物若しくはポリ塩化ビフェニル処理物の洗浄施設若しくは分離 施設 ●公表内容 公表内容は,施設の種類に応じて定められています。 ●公表方法 公表方法については,「インターネットその他の適切な方法」とされていますので,各 社のホームページで公表する等が考えられます。また,その公表は,各月の維持管理情 報について,当該月の翌月の末日から3年を経過するまでの間行う必要があります。 ※「その他の適切な方法」としては,ネット環境等の問題で,インターネットでの公表 が困難な場合は,求めに応じて CD-ROM を配布することや,事業場での閲覧 等が考えられます。 以上
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