大宮ロフト入居ビル一部所有権「そごう・西武、」今春売却

大宮ロフト入居ビル一部所有権「そごう・西武、」今春売却
4 月の閉店・移転が決まっている「大宮ロフト」(さいたま市)が入居し
ているビルについて、土地と建物の一部を所有する「そごう・西武」が今
春にも、遊戯施設運営の浜友観光(浜松市)に所有権を売却することが分か
った。同店は JR 大宮駅東口を代表する大型商業施設。今後はどのような
商業施設になるのかが焦点となりそうだ。
浜友観光が子会社を通じて所有権を取得する。大宮ロフトの後にはパチ
ンコ店を核として飲食店や衣料品店などのテナントを入れた複合商業施
設をつくることを軸に検討を進めている。
ただ地元では計画に反対する意見もあり、どのような施設になるかは流
動的な面も残る。
大宮ロフトは売り上げ不振だった西武百貨店大宮店を改装して、1998
年に開店した。
「そごう・西武」が土地と建物の一部を所有した上で他の
所有者から借りて、ロフトに転貸ししている状態だった。
同ビルは地上 8 階地下 1 階建で、
営業面積は約 1 万 5300 平方メートル。
うち約 5500 平方メートルをロフトが占める。
ロフトの他にもジュンク堂書店や雑貨店の無印良品など全部で 20 超の
テナントが営業し、年間 800 万人が来館していた。
※ 2013 年 3 月 20 日日本経済新聞朝刊に掲載されていました