第8回東北ヘルニア研究会の開催にあたって

第8回東北ヘルニア研究会の開催にあたって
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
今年度の東北ヘルニア研究会の当番世話人をさせて頂く
ことになった、盛岡赤十字病院の川村英伸です。東北ヘル
ニア研究会の世話人の先生方をはじめ、多くの協賛企業や
関係者のご協力によりまして、東北ヘルニア研究会も8回
目を迎えます。
今回のシンポジウムは「この症例をどうする?」と題し
まして、術式に苦慮した症例をいくつか提示し、どういっ
第8回東北ヘルニア研究会
当番世話人
川 村 英 伸
盛岡赤十字病院 第2外科部長
た術式やアプローチがいいか、パネリスト(指定)や会場
から活発な討論をしていただきたいと思っております。
ランチョンセミナーでは、最近鼠径ヘルニアのご講演で
ひっぱりだこのメディカルトピア草加病院外科・ヘルニア
センター長の亀井 文先生に、「TAPPの基本から困難症
例まで」のタイトルで細径鉗子を用いたTAPP法などのご
講演を賜る事が決定致しました。
更に特別講演では、基本手術の伝承という点で最も適任
と思われる市立四日市病院外科中央手術部・臨床研修部部
長の蜂須賀丈博先生をお招きし、「歴史から学ぶヘルニア
手術の神髄」と題しまして、鼠径ヘルニアの歴史や主に鼠
径部切開法の術式などについてご講演をいただくことにな
りました。
一般演題は13題の登録がありました。皆様のご協力に
感謝致しますとともに、活発な議論が展開されますことを
期待致します。
冬間近の仙台、AER(アエル)で皆様とお会いできる
ことを楽しみにしております。
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ご 案 内
■参加者へのご案内
参加費:医師(¥3,000)
、研修医、看護師、コメディカル(¥1,000)
■発表者へのご案内
○発表時間:シンポジウム:症例提示2分、討論10分、一般演題:発表5分、討論3分
○発表方法:すべての発表はコンピュータープレゼンテーションとします。当日会場に設置さ
れるPC(OS)は Windows 7です。発表データーはPower Point 2007以降で作成の上、
USBメモリーに保存したものをご持参ください。ただしMacで作成の場合や、動画を使用さ
れる場合はご自分のノートPCをご持参ください(電源アダプターと変換コネクターも忘れず
に)。発表開始時刻の30分前までにPC受付にて試写をお願い致します。
■座長へのお願い
○セッション開始10分前までに会場内に待機してください。
○進行は座長の先生にお任せ致しますが、終了時間を守っていただきますようご配慮願います。
■世話人会(11:00~11:45)
6Fの特別会議室で開催します。
■東北ヘルニア研究会のホームページのご案内
下記アドレスにてご覧ください。
URL http://tohoku-hernia.kenkyuukai.jp/
■器械展示
6Fのセミナールーム
(1)
A-Bで4社の器械展示を行っています。休憩時間などに是非ご利用願い
ます。ドリンク(無料)もこちらに用意しています。
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■会場案内図
8
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プ ロ グ ラ ム
世 話 人 会:11:00 ~ 11:45 〈6F:特別会議室〉
開会のあいさつ:12:00 ~ 12:04 〈主会場 6F:セミナールーム(2)A-B〉
当番世話人 川村 英伸(盛岡赤十字病院 第2外科部長)
協賛企業製品説明(1):12:04 ~ 12:10
① 株式会社メディコン
② コヴィディエン ジャパン株式会社
ランチョンセミナー:12:10 ~ 13:00
座長:伊東藤男(公立岩瀬病院外科)
「TAPPの基本から困難症例まで」
メディカルトピア草加病院 外科・ヘルニアセンター長 亀 井 文 先生
共催:コヴィディエン ジャパン株式会社
シンポジウム「この症例をどうする?」:13:00 ~ 14:00
座長:川村英伸(盛岡赤十字病院第2外科部長) プレゼンター:冨澤勇貴(内丸病院院長)
症例5例提示 プレゼンテーション:1症例2分
討論:1症例10分 (パネリスト、会場の参加者から)
パネリスト 1.岩手県立中央病院消化器外科:中川智彦
2.市立秋田総合病院外科:高清水清治
3.東北労災病院外科:野村良平
4.北仙台はせがわクリニック:長谷川和住
5.福島県立医科大学会津医療センター外科:添田暢俊
6.総合南東北病院外科:外舘幸敏
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休憩および協賛企業製品説明(2):14:00 ~ 14:15
③ ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
④ ビーブラウンエースクラップジャパン株式会社
一般演題1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
座長:村田幸生(むらた日帰り外科手術・WOCクリニック)
1.白線ヘルニア嵌頓の1例
仙台赤十字病院外科
金子直征、鈴木秀幸、深町 伸、小林照忠、大越崇彦、舟山裕士
2.臍ヘルニアに対する皮膚切開の工夫:高度肥満臍ヘルニア1例の経験から
北仙台はせがわクリニック
長谷川和住
3.腹腔鏡下に修復した外傷性横隔膜ヘルニアの一例
東北労災病院外科
野村良平、徳村弘実、豊島 隆、片寄 友、高橋賢一、西條文人、松村直樹
武藤満完、羽根田 祥、安本明浩、田嶋健秀、柴原みい、千年大勝、望月保志
佐藤 馨
4.左鼠径ヘルニア術後、Mesh PlugによるS状結腸穿通の一例
むつ総合病院消化器外科
佐藤健太郎、吉田達哉、長谷部達也、山田恭吾、松浦 修、橋爪 正
5.治療に難渋したKugel法術後の遅発性メッシュ感染の1例
盛岡赤十字病院外科
薄 善孝、川村英伸、杉村好彦、畠山 元、青木毅一、武田雄一郎、松尾鉄平
澤田健太郎
6.鼠径ヘルニア術後の遅発性メッシュ感染に対して、腹腔鏡併用による瘻孔切除術および
メッシュ除去術を施行した1例
山形市立病院済生館外科
堀江悠太、大西啓祐、今野裕司、堀内 真、川村一郎、相磯 崇、二瓶義博
小野 桂、五十嵐幸夫、守本和弘、片桐 茂
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7.TAPP後のメッシュ感染に対して、腹腔鏡下メッシュ除去術を施行した2例
岩手県立中央病院消化器外科
大谷将之、井上 宰、宮田 剛、臼田昌広、村上和重、齋藤之彦、手島 仁
中川智彦、中西 渉、中村崇宣、西牧宏泰、荒井智大、岡田 薫、望月 泉
一般演題2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
座長:添田暢俊(福島県立医科大学会津医療センター外科)
8.単孔式TEPを施行した4症例の経験
岩手医科大学外科学講座1)、内丸病院外科2)、野田循環器消化器内科外科クリニック3)
盛岡赤十字病院外科4)
馬場誠朗1)、冨澤勇貴2)、岩谷 岳1)、安藤太郎1)、野田芳範3)、川村英伸4)
佐々木 章1)
9.パリテックス ラップ プログリップを用いた腹腔鏡下鼡径ヘルニア修復術でメッシュを
補綴する際の工夫
公立岩瀬病院外科
伊東藤男、金田晃尚、斎藤敬弘、大谷 聡、土屋貴男、三浦純一
10.下腹部開腹手術歴のある鼠径部ヘルニアの腹腔鏡下観察後の術式選択
-TAPP or hybrid Kugel-
盛岡赤十字病院外科
川村英伸、杉村好彦、畠山 元、青木毅一、武田雄一郎、松尾鉄平、澤田健太郎
薄 善孝
11.当院におけるTAPP法のラーニングカーブについての検討
総合南東北病院外科
菊池智宏、高野祥直、鈴木伸康、藁谷 暢、外舘幸敏、滝浪 学、阿左見亜矢佳
棚橋俊介、佐藤 直、阿部 幹、寺西 寧
12.当院における再発予防を意識したTAPP法の手術手技
福島県立医科大学会津医療センター外科
添田暢俊、根本鉄太郎、楡井 東、押部郁朗、齋藤拓朗
13.膨潤CO2-TAPP
東北労災病院外科
徳村弘実、西條文人、野村良平、安本明浩、松村直樹、武藤満完、片寄 友
高橋賢一、羽根田 祥、千年大勝、望月保志、佐藤 馨
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― 休憩(15:59 ~ 16:10)―
特別講演:16:10 ~ 17:10
座長:徳村弘実(東北労災病院副院長)
「歴史から学ぶヘルニア手術の神髄」
市立四日市病院 外科 中央手術部・臨床研修部部長 蜂須賀 丈 博 先生
閉会のあいさつ:17:10 ~ 17:15
次期当番世話人 八木橋信夫(つがる総合病院外科)
懇 親 会:17:20 ~ 〈6F:セミナールーム(1)A-B〉
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ランチョンセミナー
12:10 ~ 13:00
座長:伊東藤男(公立岩瀬病院外科)
「TAPPの基本から困難症例まで」
メディカルトピア草加病院 外科・ヘルニアセンター長 亀 井 文 先生
共催:コヴィディエン ジャパン株式会社
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特別講演
16:10 ~ 17:10
座長:徳村弘実(東北労災病院副院長)
「歴史から学ぶヘルニア手術の神髄」
市立四日市病院 外科 中央手術部・臨床研修部部長 蜂須賀 丈 博 先生
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1
一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
白線ヘルニア嵌頓の1例
仙台赤十字病院 外科
○金子直征、鈴木秀幸、深町 伸、小林照忠、大越崇彦、舟山裕士
症例は開腹術の既往がない91歳の女性。数年前より臍上部の隆起を自覚し、
用手的に還納を行っ
ていたが、夜間からの腹痛を主訴に翌日来院した。臍上部に鶏卵大の腫瘤を認め臍ヘルニア嵌頓の
診断となったが、用手的に還納できず緊急手術を行った。手術所見では臍上部の白線より小腸が脱
出しており、白線ヘルニア嵌頓と診断した。ヘルニア門は約5cmで、小腸が嵌頓していたが壊死
を認めず、腸管切除は行わなかった。高齢で抗凝固薬を内服中であり、短時間の手術が望ましいと
判断してヘルニア門は単純閉鎖で修復し、術後は経過良好で11日病日で退院となった。白線ヘル
ニアは腹壁正中の白線の間隙から発生するヘルニアで、欧米では比較的頻度が高いと報告されてい
るが、本邦ではまれな疾患で消化管の嵌頓例は少ない。今回我々は、白線ヘルニアの小腸嵌頓に対
して緊急手術を行った1例を経験したので、若干の考察を加えて報告する。
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一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
2
臍ヘルニアに対する皮膚切開の工夫:
高度肥満臍ヘルニア1例の経験から
北仙台はせがわクリニック
○長谷川和住
臍ヘルニア手術の際に、低侵襲で剥離が広範囲にならないよう症例に合わせて皮膚切開を変更す
る工夫を行っている。今回、高度肥満臍ヘルニアの1例を経験したのでその術中工夫を報告する。
【症例】33歳、男性。BMI:46.5。
【術中工夫】通常は弧状切開を置き、ヘルニア門の露出を最初に行っている。しかし、皮下脂肪層
が厚い場合はヘルニア門の露出までに剥離範囲が広くなり術操作部位が深くなるため、臍部を縦切
開し最も皮下に突出してきているヘルニア嚢を確保し、そこからヘルニア門を露出する。ヘルニア
門の大きさ・周囲組織の強度・癒着の程度により、meshを腹膜前腔に留置するか腹腔内に留置す
るか判断している。
【結果】手術時間:24分。術後は合併症なく経過している。
病態に合わせてアプローチ法を変更する事により、剥離範囲を最小限にする事が可能となり、手
術時間の短縮・術後疼痛の軽減や漿液腫の減少に寄与すると考えられる。
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3
一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
腹腔鏡下に修復した外傷性横隔膜ヘルニアの一例
東北労災病院 外科
○野村良平、徳村弘実、豊島 隆、片寄 友、高橋賢一、西條文人、松村直樹、武藤満完
羽根田 祥、安本明浩、田嶋健秀、柴原みい、千年大勝、望月保志、佐藤 馨
症例:66歳 女性
既往歴:自殺企図
現病歴及び入院後経過:
自殺企図歴あり。自身で左胸部を刺し血気胸となる。その後より横隔膜ヘルニアを指摘されてい
る。
今回二年が経過し胸部重苦感出現、画像上横隔膜ヘルニアの増悪があり手術目的に入院となる。
待機的に腹腔鏡下横隔膜ヘルニア修復術を施行。脱出内容は結腸であった。ヘルニア門を縫合閉
鎖しPCOメッシュを用いて閉鎖した。
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一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
4
左鼠径ヘルニア術後、Mesh PlugによるS状結腸穿通の一例
むつ総合病院 消化器外科
○佐藤健太郎、吉田達哉、長谷部達也、山田恭吾、松浦 修、橋爪 正
【症例】77歳、男性
【主訴】貧血
【既往歴】虫垂切除術(詳細不明)、高血圧症 H16年 左鼠径ヘルニア根治術(当科、Mesh
Plug法)
【現病歴】高血圧で通院中の近医の採血でHb 9.5g/dlと貧血認め精査目的に当院内科紹介。下部
消化管内視鏡検査でS状結腸に1/3 〜 1/2周性の1型腫瘍あり、手術加療目的に当科紹介。大腸
内視鏡では1型腫瘍様の所見あり、生検で悪性所見認めなかったものの他の画像診断等と総合して
手術を行う方針となった
【手術所見】開腹するとS状結腸が鼠径ヘルニア手術時に使用したPlugと癒着し、Plugが腸内に
穿通していた。癒着していたS状結腸は部分切除し、Plugも可及的に切除した。
【考察】Mesh Plugによる消化管癒着、穿孔、穿通の報告が散見される。本症例はS状結腸癌が
疑われ、開腹後にPlugによる穿通が発見されたが、既往歴に鼠径ヘルニアの手術歴があることか
ら、ヘルニア術後合併症としての消化管との癒着や穿通を念頭において術前検査の検討を行うべき
であった。
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5
一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
治療に難渋したKugel法術後の遅発性メッシュ感染の1例
盛岡赤十字病院 外科
○薄 善孝、川村英伸、杉村好彦、畠山 元、青木毅一
武田雄一郎、松尾鉄平、澤田健太郎
【目的】Kugel法術後、遅発性メッシュ感染を来たし、保存的治療抵抗性にて外科的治療を行うも
治癒までに非常に難渋した症例を経験したので報告する。
【対象と方法】症例は、20代、男性。2010年7月、右外鼠径ヘルニア(Ⅰ-2)にてKugel法施行。
【経過】2年4カ月後、右下腹部痛、発熱を主訴に来院。腹部CTにて右鼠径部手術創近傍に皮下膿
瘍を認め、エコー下ドレナージ(pigtail cathetel)を行った。検出菌は黄色ブドウ球菌。膿瘍縮
小しドレーン抜去したが、3週後再び膿瘍形成したため、下腹部正中切開にてKugel patch除去術
を行った。3ヶ月後、再び右鼠径部に皮下膿瘍を認めドレナージを行うも難治性にて、残存メッシュ
除去術を施行した。その後も創感染認めたが、抗菌剤、酸性水洗浄にて何とか治癒した。
【結語】Kugel法術後の感染は皮膚常在菌の感染の可能性が高く、これをいかに予防するかの対策
が重要と思われた。
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一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
6
鼠径ヘルニア術後の遅発性メッシュ感染に対して、腹腔鏡
併用による瘻孔切除術およびメッシュ除去術を施行した1例
山形市立病院済生館 外科
○堀江悠太、大西啓祐、今野裕司、堀内 真、川村一郎、相磯 崇
二瓶義博、小野 桂、五十嵐幸夫、守本和弘、片桐 茂
鼠径ヘルニア術後のメッシュ感染は稀であり、
遅発性感染は特に少ないといわれている。
今回我々
は、遅発性メッシュ感染による術後皮膚瘻に対し腹腔鏡を併用した手術症例を経験したので報告す
る。症例は64歳男性、5年前に左鼠径ヘルニア根治術(メッシュプラグ法)を施行された。術後5
年が経過した頃から左鼠径部の膨隆と術創からの排膿を認めたため当科を受診。遅発性メッシュ感
染による術後皮膚瘻と診断し、腹腔鏡を併用しながら経皮的に瘻孔切除術およびメッシュ除去術を
施行した。メッシュ除去後の再挿入は行わず、IP tract repairに準じて後壁補強を行った。鼠径
ヘルニアの術後に、稀ではあるが腸管、膀胱などの臓器と癒着・瘻孔形成などの合併症をきたすこ
とがあるため、腹腔側から観察をすることで臓器との関係を直接確認しながら安全に手術を進める
ことができた。腹腔鏡の併用は瘻孔切除、メッシュ除去に際して有用と考えられたため、文献的考
察を含めて報告する。
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7
一般演題 1「鼠径ヘルニア術後感染ほか」:14:15 ~ 15:11
TAPP後のメッシュ感染に対して、
腹腔鏡下メッシュ除去術を施行した2例
岩手県立中央病院 消化器外科
○大谷将之、井上 宰、宮田 剛、臼田昌広、村上和重、齋藤之彦、手島 仁
中川智彦、中西 渉、中村崇宣、西牧宏泰、荒井智大、岡田 薫、望月 泉
【症例1】27歳女性。当科にて右鼠径ヘルニアに対しTAPP法を施行。その9ヵ月後に発熱と右鼠
径部痛を主訴に救急外来を受診した。右付属器炎の診断で、産婦人科にて抗菌薬治療を開始した。
炎症反応は一旦軽快したが再び増悪した。CTを施行し、骨盤内右側に膿瘍の形成を認めた。CTガ
イド下に膿瘍を穿刺、ドレーンを挿入したが奏功しなかったため、腹腔鏡下メッシュ除去術を施行
した。
【症例2】62歳男性。2014年7月下旬、他院で左鼠径ヘルニアに対しTAPP法施行していた。術
後1週間で感染を起こし、ドレナージ術を施行。その後、長期間ドレーンを留置していた。8ヵ月
後、ドレーンを抜去、瘻孔を焼灼した。2015年6月下旬、瘻孔部が発赤腫脹し、排膿も認めたた
め外来受診した。CTにて左鼠径部、右腹直筋直下、腹膜に膿瘍を認め、メッシュ感染が疑われた。
8月中旬、腹腔鏡下にメッシュ除去術を施行した。メッシュにS状結腸が癒着していたため、結腸
部分切除を行い、鼠径ヘルニアは治癒していなかったので腹腔鏡下に直接縫合で修復した。
以上の2例につき、症例を提示し考察を加えたい。
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一般演題 2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
8
単孔式TEPを施行した4症例の経験
岩手医科大学 外科学講座1)、内丸病院 外科2)
野田循環器消化器内科外科クリニック3)、盛岡赤十字病院 外科4)
○馬場誠朗1)、冨澤勇貴2)、岩谷 岳1)、安藤太郎1)
野田芳範3)、川村英伸4)、佐々木 章1)
【はじめに】単孔式Totally extraperitoneal repair(SP-TEP)を導入し、2015年6月から9
月の間に4例経験したので報告する。
【方法】全例男性、平均年齢56.5歳、右側3例、両側1例、日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア分
類は、Ⅰ-2が4例、Ⅰ-3が1例であった。臍窩に皮膚切開(15 ~ 20mm)で5mmポートを腹腔
内に挿入、5mm腹腔鏡で両側鼡径部を観察しヘルニアを確認した。ポート抜去部から腹腔内に脱
気用チューブを挿入、開腹部より尾側の腹直筋前鞘を縦切開した後に腹直筋を圧排し、腹直筋後鞘
を露出して可視範囲を剥離した。腹膜前腔にApplied Alexis Wound Retractor(XXS)を挿入
し、Surgical glove を用いたGlove法で手術を行った。
【成績】平均手術時間79.3分、出血量は少量、術中合併症は認めなかった。また、現在までに再
発症例は認めていない。
【結語】SP-TEPは安全に実施可能であり、小切開創で整容性に優れた手術が行える可能性がある
と考えられた。
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9
一般演題 2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
パリテックス ラップ プログリップを用いた腹腔鏡下
鼡径ヘルニア修復術でメッシュを補綴する際の工夫
公立岩瀬病院 外科
○伊東藤男、金田晃尚、斎藤敬弘、大谷 聡、土屋貴男、三浦純一
パリテックス ラップ プログリップは腹腔鏡下鼡径ヘルニア修復術に用いるためのセルフグ
リップ型メッシュである。腹壁に向かう面に無数に飛び出たモノフィラメントポリ乳酸製のマイク
ログリップが接触する組織にひっかかりくっつくためにメッシュの固定具が不要で、それに伴う疼
痛や出血を避け得る利点がある。一方で、どこにでもくっついてしまうことや、メッシュの硬さも
相まって折り畳んだり丸めたりした後の復元が難しいという点でメッシュ展開が難しく、普及が妨
げられている感がある。今回、フラットタイプのメッシュに展開用に使用するための吸収糸のハン
ドルを付け、さらにポリ乳酸マイクログリップのある面にポリエチレン製のフィルムを宛がって
10mm弱の太さに丸めることで、メッシュの腹腔内への持ち込みと腹腔内での移動が容易となり、
予定位置へメッシュを展開し位置を微調整した後、
フィルムを少しずつ抜きあげ、
下方からメッシュ
を組織に少しずつ接着させて行くことでピンポイントな補綴が可能となった。今回の工夫で前述の
問題点を解決できたので動画で呈示する。TAPPとTEPの両方に有用な良法であり、現製品の改
良にも反映されることが望まれる。
― 18 ―
一般演題 2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
10
下腹部開腹手術歴のある鼠径部ヘルニアの腹腔鏡下観察後の
術式選択-TAPP or hybrid Kugel-
盛岡赤十字病院 外科
○川村英伸、杉村好彦、畠山 元、青木毅一、武田雄一郎
松尾鉄平、澤田健太郎、薄 善孝
【目的】前立腺癌や創部の大きい虫垂炎術後など下腹部開腹手術歴のある鼠径部ヘルニア症例に対
し、腹腔鏡下に観察しTAPPまたはKugel法を選択した3例をビデオで提示する。
【対象と経過】症例1:80代、男性。前立腺癌術後。JHS:Ⅰ-2。Hesselbach三角の剥離に難
渋したが、腹直筋を露出する層で何とか隔離でき、3D Max Light(L)を留置した。症例2:70
代、男性。前立腺癌術後。JHS:Ⅰ-3。下腹壁動脈の内側の剥離に難渋し、ヘルニア門の内側の
剥離は2cmほどしかできなかったため、Direct Kugel patch(Round type, M)にてヘルニア
門を閉鎖した。症例3:60代、男性。虫垂炎術後創部が鼠径部まで達す。JHS:Ⅱ-3。腹腔鏡下
観察にて外側三角の腹膜の引きつれがあり、Kugel法を選択。
【結語】下腹部開腹手術歴のある鼠径部ヘルニアに対して腹腔鏡下観察を行うことにより、JHS
分類、腹膜の癒着程度が確認でき、術式選択に有用と思われた。
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11
一般演題 2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
当院におけるTAPP法のラーニングカーブについての検討
総合南東北病院 外科
○菊池智宏、高野祥直、鈴木伸康、藁谷 暢、外舘幸敏、滝浪 学
阿左見亜矢佳、棚橋俊介、佐藤 直、阿部 幹、寺西 寧
【はじめに】当院においては鼠径ヘルニアに対して2014年3月よりTAPP法を導入し、現在ま
で約70例を経験した。当院は毎年若手外科医が派遣されてくる環境にあるが、今後他の術者にも
TAPP法を広めていくにあたり、習得の目安としてラーニングカーブを示すことができるか検討し
た。
【方法と対象】TAPP法を5例以上術者で経験した外科医6名に関して、手術時間で検討した。症
例は2014年3月から2015年9月までの全69例のうち男性62例とした。両側鼠径ヘルニア症例
に関しては実時間の60%で片側症例と近似して検討した。
【結果】導入初期から多くの症例を重ねた外科医は約10例経験したところで、手術時間が90分を
下回り安定する傾向が見られた。導入後期にはじめた外科医はより少なく5例程度で同様の手術時
間まで到達した。
【考察】TAPP法は当院の研修環境では10例ほどで手術時間の短縮が得られた。後期に執刀を始
めた群でより早くラーニングカーブが安定したのは、術前に勉強できる過去症例のビデオが豊富に
存在し、また術中もラーニングカーブが安定した外科医に指導を受けられることが一因と考えられ
た。
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一般演題 2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
12
当院における再発予防を意識したTAPP法の手術手技
福島県立医科大学会津医療センター 外科
○添田暢俊、根本鉄太郎、楡井 東、押部郁朗、齋藤拓朗
はじめに:当院では2013年 TAPPを導入後、再発予防を意識して①ヘルニア門からの十分な剥
離範囲(約5cm) ②大きなメッシュ(15×10cm)展開、③腹膜閉鎖後のメッシュのずれ・捲
り上がりの確認など手技の定型化をはかってきた。当院の手術手技をビデオにて供覧する。
手術手技:3ポート(12-5-5)
、膨潤TAPP法にて開始する。腹膜前腔の剥離(背側、腹側、外側)
はヘルニア門から約5cmを目安として行う。ただし、内側の剥離は腹直筋正中を超えるところま
でとする。剥離終了後、メッシュは15×10cm lightweight meshを展開する。腹膜閉鎖後、腹
膜前腔の患側ポートから吸引管を腹膜前腔にすすめ、腹膜前腹腔内の炭酸ガス・滲出液を吸引し、
腹腔内より腹膜越しにメッシュを透見し、
メッシュのずれを確認する。さらに脱気をしながら、
メッ
シュの捲り上がりが無いことを観察し、腹腔内操作を終了している。
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13
一般演題 2「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」:15:11 ~ 15:59
膨潤CO2-TAPP
東北労災病院 外科
○徳村弘実、西條文人、野村良平、安本明浩、松村直樹、武藤満完、片寄 友
高橋賢一、羽根田 祥、千年大勝、望月保志、佐藤 馨
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の経腹腔的アプローチ(TAPP)は、前方アプローチのメッシュ手
術より利点が多い。しかし、新たな手技習得が必要でラーニングカーブが長いため、筆者らは、
TAPPの手技的難点を軽減する目的に、鼠径部腹膜前腔にエピネフリンを含んだ膨潤局所麻酔剤
希釈液120mlとCO2ガス60mlを注入することを先行する膨潤TAPPを考案し400例を経験し
た。対象は、男355例、女性45例で平均年齢は63.2歳。両側54例、片側346病変。手技的に、
従来TAPPと比べて、腹膜前腔の膨化によって層確認が容易となりヘルニア嚢を含め剥離しやす
く、出血も少なく、比較的確実な手術が可能となった。平均手術時間は101.9分、合併症は、漿
液腫は2.3%、精管損傷1例で、術後疼痛は少ないと考えられた。今後、さらなる症例集積と従来
TAPPとの比較試験による検証が必要であるが、膨潤TAPPは従来TAPPを手技的、臨床的に改善
すると推察された。
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東北ヘルニア研究会 役員
代表世話人
盛岡赤十字病院(岩手)
外科 川 村 英 伸
世話人 つがる総合病院(青森)
外科 八木橋 信 夫
弘前メディカルセンター(青森)
外科 佐 藤 浩 一
弘前大学医学部(青森)
小児外科 須 貝 道 博2)
市立秋田総合病院(秋田)
外科 伊 藤 誠 司
秋田大学医学部(秋田)
消化器外科 安 藤 秀 明
秋田大学医学部(秋田)
小児外科 吉 野 裕 顕4)
秋田赤十字病院 (秋田)
消化器外科 吉 川 雅 輝5)
中通総合病院(秋田)
消化器外科 進 藤 吉 明5)
盛岡赤十字病院(岩手)
外科・小児外科 畠 山 元
岩手医科大学(岩手)
外科 佐々木 章7)
岩手医科大学(岩手)
外科 岩 谷 岳
岩手医科大学(岩手)
外科(小児外科)
水 野 大2)
内丸病院(岩手)
外科 冨 澤 勇 貴3)
岩手県立磐井病院(岩手)
外科 加 藤 博 孝1)
岩手県立中央病院 消化器外科 井 上 宰5)
東北労災病院(宮城)
外科 徳 村 弘 実
東北労災病院(宮城)
外科 松 村 直 樹1)
宮城県赤十字血液センター(宮城)
中 川 国 利
仙台赤十字病院(宮城)
小児外科 遠 藤 尚 史1)
栗原中央病院(宮城)
外科 名久井 雅 樹
仙台市立病院 外科 貝 羽 義 浩5)
北仙台はせがわクリニック 長谷川 和 住7)
むらた日帰り外科手術・WOCクリニック 村 田 幸 夫6)
山形県立日本海病院(山形)
外科 水 落 宏 太
山形市立病院済生館(山形)
外科 大 西 啓 祐
山形県立中央病院(山形)
小児外科 江 村 隆 起3)
公立岩瀬病院(福島)
外科 伊 東 藤 男
公立岩瀬病院(福島)
外科 三 浦 純 一3)
総合南東北病院(福島)
外科 高 野 祥 直
福島県立医科大学(福島)
臓器再生外科 伊 勢 一 哉5)
福島県立医科大学会津医療センター 外科 添 田 暢 俊6)
以上32名(2015.10.26現在)
会計・事務局 盛岡赤十字病院(岩手)
外科 川 村 英 伸
会計監査 盛岡赤十字病院(岩手)
外科 畠 山 元
事務局 岩手医科大学(岩手)
外科 岩 谷 岳
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東北ヘルニア研究会 会則
第一章 総 則
第1条(名称)東北へルニア研究会と称する。(以下「本会」という)本会は日本ヘルニア学会の
東北支部会として位置づける。
第2条(目的)本会は、東北地区における腹部のへルニアに関する研究や手術の発展、並びに会員
相互の連絡と親睦を図ることを目的とする。
第3条(会員)会員は本会の目的に賛同する者で、所定の会費(当日の参加費)を納入した者とす
る。
第二章 活 動
第4条 本会はその目的を達成するために次の事業を行う。
1.年1回の研究会を開催する。
2.腹部ヘルニアに関わる研究を行うとともに、会員相互の情報交換を行う。
3.その他、目的達成に必要な事業を行う。
第三章 組 織
第5条(役員)本会には次の役員を置く。
代表世話人 1名
世話人 若干名
事務局 1名
会計 1名
会計監査 1名
第6条(運営)
1.世話人は、世話人会を構成し世話人会の会務を執行する。
2.代表世話人は世話人会の互選によって定められ、
本会を代表するとともに、
会務を統括する。
3.世話人会は年1回以上開催するものとし、世話人の半数以上の賛成をもって議決し、世話人
が不在の場合、委任状により議決を委任することが認められる。
4.当番世話人は世話人会によって決定され、次回の研究会を担当する。
5.会計監査は世話人会の議を経て代表世話人が委嘱する。会計監査は会計を監査する。
6.「会計」「会計監査」
「事務局」は世話人を兼任できる。
7.役員の任期は3年とし、再任を妨げない。
8.外部より特別講演の演者を招聘する場合は当番世話人に一任する。
9.新たな世話人は世話人の推薦により世話人会で決定する。
第7条(事務局)本会の事務局は「岩手医科大学附属病院 外科学講座」に置く。
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第四章 会 計
第8条(参加費)参加費の額は世話人会において決定し、施行細則に記載する。
第9条(会計)本会の運営費は参加費、その他の収入をもってこれに充てる。
第10条(会計年度)本会の会計年度は1月1日より12月31日までとする。
第11条(会計報告)会計監査は年1回世話人会にて会計報告を行い、承認を得なければならない。
第五章 会則変更
第12条 本会の会則変更は、世話人会にて協議、決定する。
付 則
第13条 この会則は平成20年5月10日より施行する。
施行細則
第14条(参加費)会員の参加費は、医師3,000円、看護師、メディカルスタッフ1,000円、初期
研修医は無料とする。
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過去の東北ヘルニア研究会と企画演題演者
開催日/開催地
第1回
平成20年12月6日
盛岡 マリオス
当番世話人
ランチョンセミナー/特別講演
若林 剛
特別講演
柵瀬信太郎(聖路加国際病院消化器外科)
「鼠径ヘルニア手術の歴史:Bassini法から各種tensionfree repairまで」
(岩手医科大学外科)
第2回
平成21年11月28日 徳村 弘実
仙台 アエル
(東北労災病院外科)
ランチョンセミナー
内藤 稔(岡山大学大学院 胸部外科)
「メッシュ素材を科学する」
特別講演
伊藤 契(NTT東日本関東東病院外科)
「鼠径ヘルニア手術へのロジカルアプローチ」
第3回
平成22年11月27日 佐藤 浩一
盛岡 マリオス
(弘前市立病院外科)
ランチョンセミナー
諏訪勝仁(東京慈恵医科大学附属第3病院外科)
「腹膜前腔の2つのゾーンを意識したダイレクトクーゲル法」
特別講演
宮崎恭介(みやざき外科・ヘルニアクリニック)
「鼠径ヘルニア修復術~解剖の基礎から応用編まで」
第4回
平成23年11月5日
TKP仙台カンファ
レンスセンター
伊藤 藤男
ランチョンセミナー
伊藤 契(NTT東日本関東東病院外科)
「ロジカルアプローチ~根拠に基づいたMESH選択と手術~」
特別講演
蛭川浩史(立川総合研究消化器センター外科)
「若手外科医必見!鼠径ヘルニア手術の解剖と手技」
(公立岩瀬病院外科)
第5回
平成24年11月17日 伊藤 誠司
盛岡 マリオス
(市立秋田総合病院外科)
第6回
平成25年11月9日
TKP仙台カンファ
レンスセンター
第7回
平成26年11月29日 加藤 博孝
盛岡 アイーナ
(岩手県立磐井病院外科)
ランチョンセミナー
亀山哲章(国際親善総合病院外科)
「non-tackingを可能にするParietex ProGrip
~単孔式TAPPにおける使用~」
特別講演
小山 勇(埼玉医科大学国際医療センター肝胆膵外科)
「鼠径ヘルニア修復術の現状と展望-Kugel法の経験から」
ランチョンセミナー
大西 啓祐
(山形市立病院済生館外科) 斉藤健太(名古屋市立東部医療センター外科)
「TAPPにおけるKnack&Pitfalls-再発ゼロを目指して-」
特別講演
川中博文(九州大学大学院外科集学的治療学講座)
「腹壁瘢痕ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術のベストプラ
クティス」
ランチョンセミナー
西條文人(東北労災病院外科)
「TAPPの基本を見直す」
特別講演
川原田 陽(KKR札幌医療センター斗南病院消化器外科)
「
“内視鏡外科解剖”に基づいたTEPの定型化
~わかりやすいTEPを目指して~」
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協 賛 企 業 各 社
■展示企業
株式会社メディコン
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 コヴィディエンジャパン株式会社
ビーブラウンエースクラップジャパン株式会社
■広 告
株式会社メディコン
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
株式会社メディカルリーダース
共立医科器械株式会社
丸木医科器械株式会社
オリンパスメディカルサイエンス株式会社 武田薬品株式会社 大正富山医薬品株式会社 協和発酵キリン株式会社 アステラス製薬株式会社 エーザイ株式会社 大鵬薬品工業株式会社 塩野義製薬株式会社
日本イーライリリー株式会社 株式会社ツムラ
科研製薬株式会社
第一三共株式会社 MSD株式会社
中外製薬株式会社
大塚製薬株式会社
株式会社ヤクルト本社
小野薬品工業株式会社
(順不同)
ファイザー株式会社
第8回東北ヘルニア研究会の開催にあたり、上記の企業より多大なご支援をいただきました。
ここに銘記し、そのご厚意に深謝いたします。
平成27年11月 第8回東北ヘルニア研究会
当番世話人 川村英伸
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