合併号 - 群馬県産業支援機構

財団法人 群馬県産業支援機構
2010
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合併号
INDEX
■ 特集1 平成 22 年度 群馬県産業支援機構のご案内・・・・・・・・・・・ 1
■ 特集2 平成 22 年度 群馬県産業経済関係予算と事業の概要・・・・・・・・・・・ 4
■ 特集3 いまどきの若手社員の育て方・・・・・・・・・・・ 7
■企業ルポ 朝倉染布株式会社・・・・・・・・・・・ 9
■ここに注目 !! 地域のこの企業 農商工等連携事業計画認定企業・・・・・・・・・・・ 11
■ お知らせ 群馬県からのご案内・・・・・・・・・・・12
■ 受・発注ニュース・・・・・・・・・・・13
特集1 平成22年度 群馬県産業支援機構のご案内
産業支援機構は今年度も各種の事業を実施し、中小企業の皆様を応援していきます。
今年度は組織を再編し、産業支援機構の中核業務となる「3つの支援」を柱に、皆様の多様な経営課題(「~
したい」という思い)の解決に向けて努力していきます。
※ 各種セミナーやイベントは、開催時期が近づきましたら当機構のホームページ・情報誌・メールマガジ
ン等でお知らせします。
※ 各業務の問合せ先は3ページ下段をご覧下さい。
支援1 経営支援
経営に関する相談をしたい(経営相談総合窓口)
相談窓口の中小企業診断士・税理士等が、経営、金融、技術、創業、貿易、事業承継など幅広く相談に応じます。また、
ネットワークを活かして、専門機関等への紹介も行います。相談は無料です。業務上知り得た秘密は厳守します。
今年度は新規事業として、企業巡回型の省エネ相談や経営課題別相談会などを開催します。
<経営総合相談窓口のメンバー紹介>
氏 名
在 籍 日
高橋 信夫
月~金
長崎 廣行
月、火、第1・第3木曜日
平本 善則
月、水、金
笹尾 博樹
火、木
庄司 厚生
水、金、第2・第4木曜日
三橋 直子(貿易相談員)
火、木
※在籍日は変更となることがあります。事前にご連絡下さい。
高橋 信夫
長崎 廣行
平本 善則
笹尾 博樹
庄司 厚生
三橋 直子
専門家の助言を得たい(経営・人材グループ)
企業の課題解決のための専門家を派遣します。経営戦略、販路、IT、人材育成、労務管理などの専門家が
企業の現場で診断・助言等を行い、課題解決を図ります(1/2の自己負担があります)。
< 利用者の声 >
「債権回収をシステム化し、売掛金を大幅に減少させ、経営の効率化が図れた。」
「SWOT 分析により、自社の強み弱みを明確にできた。営業力が強化され、売上げが大幅に増加した。」
農商工連携や地域資源活用をしたい(経営・人材グループ)
ぐんまの農林水産物、観光資源、技術等を活かした新たな取り組みを国の事業計画認定に向け支援します。
<21 年度支援事例 >
(農商工連携)
“農業者が主体となる中山間地域における新たな農園サービス・パンプキン等商品開発事業”
(地域資源活用)
“群馬の豚肉の各部位を利用した業務用の串焼き用肉や豚骨スープ等の付加価値商品開発と販売”
“群馬県産のこんにゃくを使用した独自技術による「こんにゃくと地元野菜の漬物商品」等の開発・販売”
1
2010 APRIL
~中小企業応援センター事業(関東経済産業局委託事業)について~
中小企業にとって日常的な経営相談先である各地の中小企業支援機関の経営支援機能をサポートし、中小
企業を支援する「中小企業応援センター」が全国で 84 件採択され、群馬県においては「群馬県中小企業支援
ネットワーク」がこの役割を担うこととなりました。
県内6機関によるコンソーシアムを構成し、新事業展開(経営革新・地域資源活用・農商工等連携・新連
携)
、事業承継、ものづくり支援、創業等をテーマとした支援機関への専門家の派遣や窓口相談、経営に役立
つセミナー開催等により中小企業の経営力向上を図ります。
代表法人 ㈶群馬県産業支援機構
構成法人 群馬県中小企業団体中央会・群馬県商工会連合会・高崎商工会議所・
太田商工会議所・特定非営利活動法人北関東産官学研究会
経営に役立つ情報を定期的に受けたい(総務企画グループ)
情報誌(年9回)やメールマガジン(毎月2回)をお届けします。
※ 情報誌「企業サポートぐんま」がホームページ上で閲覧できるようになりました。企業経営者に役立つ
特集記事、特徴的な取り組みを行う企業の紹介、当機構や群馬県の施策案内などを掲載しておりますので、
ぜひご覧下さい。ホームページはこちら→ http://www.g-inf.or.jp/magazine/
※ メールマガジン購読者を募集中です。詳しくは本誌裏面を参照して下さい。
各種研修やセミナーを受講したい(経営・人材グループ)
後継者育成、事業承継、農商工連携、創業など様々なテーマで開催します。
異業種と連携・交流したい(経営・人材グループ)
企業活動の活性化を図るため会員組織「ぐんま産業創造倶楽部」をはじめ、ネットワークの形成推進や活
動を支援します。
※ 「ぐんま産業創造倶楽部」の会員を募集中です。詳しくは本誌裏面を参照して下さい。
事業再生のスタートを踏み出したい(群馬県中小企業再生支援協議会)
個別事例に応じて相談・助言、金融機関との調整、再生計画の策定支援などを行います。
支援2 販路開拓支援
仕事を受注・発注したい(販路・産学連携グループ)
新たな取引先や協力企業を紹介・あっせんするとともに、受発注の
情報を提供して取引拡大を支援します。
技術や新商品をPRしたい(販路・産学連携グループ)
広域商談会や個別商談会を開催するとともに、各種展示会や商談会
用プレゼン資料の作成などを通じて販路拡大を支援します。
<広域商談会>
近県の中小企業支援機関との共催により、首都圏地域をはじめとする発注側企業や商社との商談会「関東5
県ビジネスマッチング商談会」を開催します(9月予定)
。参加受注企業の募集については別途お知らせします。
<個別商談会>
首都圏をはじめ、県内外の大手・中堅企業等からの発注案件に対し、迅速・タイムリーな対応を行うため、
取引条件に対応できる県内企業を紹介する個別商談会を開催します。また、特定の大手・中堅企業等の発注
企業側に対し、自社の得意とする優れた製品や技術の活用、その方法等を積極的に情報発信する技術提案型
の個別商談会を開催します。参加する企業に対しては、提案資料のブラッシュアップやプレゼンテーション
能力の向上など提案力強化を図るための支援も行います。
2010 APRIL
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~経営支援アドバイザーの紹介~
㈶ 群馬県産業支援機構では新規取引先の開拓、
加工技術、生産管理等の知識・経験を持った経営
支援アドバイザー(3 名)を配置し、中小企業が
必要とする発注情報の収集・提供や中小企業の抱
える諸問題の相談に応じています。
戸塚 文吉
湯浅 政行
曽根 利明
下請取引のトラブルで相談したい(TEL:027 - 255 - 6504)
平成 20 年度より全国中小企業取引振興協会が実施している、下請事業者と親事業者の
良好な関係作りのための「下請かけこみ寺」を開設しています。
「取引に関するさまざまな悩みや相談に対して、専門家の意見が聞きたい。」
「取引に係る紛争を、裁判外紛争解決手続(ADR)を用いて解決したい。」
「下請適正取引ガイドラインを上手に活用したい。」・・・
このようなとき、専門相談員が親身になって耳を傾け、適切なアドバイス等を行います。
相談は無料です。また秘密は厳守しますのでお気軽にご相談下さい。
相談員
藤井 勤
支援3 研究開発・産学連携支援
ものづくりの助成を受けたい(販路・産学連携グループ)
機構独自の研究開発補助金を交付するとともに、国や県などの
補助金等を活用できるよう、お手伝いします。
研究開発等の助成として、今年度新たに県との連携による「新
技術・新製品開発推進補助金(支援機関パートナーシップ型)」(上
限 1,000 千円、企業・県・機構各1/ 3負担)を募集します(6~
7月頃)
。詳細については、今後、当機構ホームページにてご案内
します。
「新技術・新製品開発推進補助金」
(補助率1/ 3~1/ 2、上限
2,000 千円)
、
「ものづくり技術人材育成支援補助金」「ものづくり
技術産学官交流支援補助金」のご利用についてもご相談下さい。
産学連携で研究開発したい(販路・産学連携グループ)
大学等の研究成果の活用や、共同研究等のお手伝いをします。
科学技術振興機構(JST)との連携のもと、科学技術コーディネータを配置し、産学連携の相談対応、シー
ズ・ニーズの調査・発掘、マッチングや事業化に向けた支援を行います。また、国など他機関が実施する研
究開発支援(公募事業等)への取組みに対し、計画づくりや推薦などの支援を行います。
<問い合わせ先>
■ 総務企画グループ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEL 027-255-6500
(ホームページ・情報誌・メールマガジン)
■ 経営・人材グループ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEL 027-255-6503 / 027-255-6561
(専門家派遣、農商工連携、地域資源活用、事業承継支援、各種セミナー)
■ 販路・産学連携グループ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEL 027-255-6501 / 027-255-6601
(販路開拓支援、研究開発・産学連携支援)
■ 経営総合相談窓口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TEL 027-255-6631 / 027-255-6632
■ 群馬県中小企業再生支援協議会 ・・・・・・・・・・・・・・・TEL 027-255-6505
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2010 APRIL
特集2 平成 22 年度 群馬県産業経済関係予算と事業の概要
群馬県 産業経済部 産業政策課
群馬県予算総額
6,581
億円 (前年度比 ▲ 0.4%)
<予算編成に当たっての基本方針>
・厳しい経済状況を踏まえ、景気・雇用対策に全力で取り組む
・医療、福祉、教育をさらに充実し、県民の暮らしをしっかり支える
・ぐんまのイメージアップに向けた取組みを強力に推進
県政改革の一層の推進
3つの柱
県民生活の安心・安全の確保
県 内 経 済 の 活 力 向 上
産業経済部予算額
169
億円 (前年度比 150.8%)
・中小企業向け制度融資 1,623 億円
県内経済を取り巻く環境は、持ち直しの動きが継続してみられるなど、一部には明るさが
みえてきましたが、依然として厳しい情勢にあり、雇用情勢も深刻な状況が続いています。
産業経済部は、こうした状況に対応するため、平成 22 年度も引き続き「守り」と「攻め」
の両面から、県民と企業の皆さんの不安を解消するとともに、将来に向かって展望を拓き、
明日への成長につながる産業の振興を図ります。
【基本目標】
もっと経済に活力を!
経済の足元を固め、県民の暮らしと雇用を守る
・経営の安定化
・雇用の創出・確保
・雇用弱者や労働者への支援
・仕事の確保
・地域産業の活性化
様々な課題に対応しつつ、持続的成長を目指す
・DC推進
・企業誘致の推進
・新たな成長分野への支援
・産業人材の育成
【施策の柱】
2010 APRIL
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平成 22 年度 産業経済部関係の主要事業一覧
事 業 名
プレゼンテーションぐんま
産 業 政 策 課
企業誘致推進補助金
金 額(千円)
5,645
300,000
産 業 政 策 課
制度融資
162,250,982
( 中小企業振興資金特別会計 )
商 政 課
(新規)
群馬ものづくり改善
インストラクタースクール
工 業 振 興 課
5
2010 APRIL
○県内立地企業の初期投資を軽減することにより、企業立地を進
めるため、補助制度を継続して実施。
[制度概要]
・対象業種:製造業のうち企業立地促進法の基本計画で定め
る業種(工場)
製造業、物流 ・ 流通業、産業支援サービス業(試
験研究施設、本社建物)
・要 件:一定面積以上の土地取得及び工場等の新 ・ 増設、
正規従業員を5名以上雇用等
・補 助 額:不動産取得税相当額
・限 度 額:1億円(一部2億円)
○制度融資により、中小企業の資金繰りや企業立地を積極的に支
援。
・預 託 金
161,179,988 千円
・保証料補助
340,010 千円
・損失補償
650,000 千円
・一般会計繰出金、事務費
80,984 千円
21 11 資金)
○資 金 数 11 資金(○
21 1,457 億円)
○総融資枠 1,430 億円(○
○
21 700 億円)
うち、経営サポート資金 700 億円(○
[制度改正等]
・中 小企業パワーアップ資金の要件見直し(事業継続計画
策定の追加等)
10,000
80,400
○県内企業の新技術・新製品開発を支援することで、本県産業の
競争力強化と新産業創出を促進。
○環境分野の研究開発を推進するための「環境枠」や、県内産業
支援機関と連携して支援するメニューを新設。
[ 補助内容 ]
・一般型(一般枠・環境枠)
補助率 1/2 限度額1千万円
・パートナーシップ支援型
産業支援機関 補助率 2/3 限度額 200 万円
市町村 限度額 80 万円
(企業定額負担 20 万円)
14,600
○本県中小企業の持つ、優れた技術力や製品を広く県内外へ情報
発信し、販路の拡大を図る。
○大手メーカー向けの展示商談会 4,138 千円
県内企業の技術力のPR、受注拡大や新規取引開拓のため、自動
車や電機関連の大手企業との展示商談会などを開催。
○国際見本市への出展 10,462 千円
商談型国際見本市(機械要素技術展、電気自動車開発技術展、
国際カーエレクトロニクス技術展)に本県ブースを設け、県内
中小企業と共同出展。
工 業 振 興 課
販路開拓支援
(ものづくり情報発信)
○東京や中京圏での企業立地セミナーの開催や、大都市で開催さ
れる企業展でのPRなどにより、県外企業に対し本県の立地条
件、産業振興策、観光・文化などの魅力を情報発信。
○東京大学ものづくり経営研究センターと連携し、地方自治体で
は全国で初めての事業として独自のスクールを開校。
○企業のOB・ベテラン人材を対象とし、ものづくり技術を再教
育することにより、インストラクターを養成。
(36 名を予定)
○養成したインストラクターを県内企業に派遣し、経営改善活動
を実施。
工 業 振 興 課
ぐんま新技術・新製品開発
推進補助
説 明
事 業 名
若者就職支援センター
(ジョブカフェぐんま)
金 額(千円)
71,214
労 働 政 策 課
(拡充)
ふるさと雇用再生特別基金事業
1,350,000
6,660,000
○急激な経済情勢の変動により、離職を余儀なくされた方に対し
て、臨時的・短期的なつなぎ就業の機会を提供。
○国の第2次補正に対応し、新たに、介護、医療など重点6分野
に特化した「重点分野雇用創出事業」や、
Off - JT までを組み
込める「地域人材育成事業」を実施。
○雇用創出予定 4,470 人(県・市町村事業合計)
労 働 政 策 課
(新規)
高校新卒者の雇用対策
人事課・労働政策課・高校教育課
(拡充)
求職者総合支援対策
○高校新卒者の雇用環境が厳しい状況にあることから、来春の高
校新卒者を県の臨時職員として雇用。
70,622 ○就職希望者に対し、県としての直接的な支援を実施。
(緊急雇用創出基金を活用)
・対象者 最大 50 人
・雇用期間中、並行してジョブカフェで就職支援を実施
222,564
○厳しい雇用情勢に対応し、求職者の再就職を支援するため、産
業技術専門校で実施する訓練と併せ、民間教育機関等に職業訓
練や就職支援業務を委託し、多様な職業訓練の機会を提供。
○介護福祉、農林業など新規分野やビジネス・スキルを身につけ
るための訓練を実施予定。
・実施予定数 29 コース(定員 514 人)
・訓練委託先 民間教育機関、NPO法人、事業主等
100,000
○H 23 年7~9月に本県で開催される群馬DCに向けて、広報
宣伝、誘客対策、受入体制整備を進める。
・
「全国宣伝販売促進会議」の開催 ( 9月8日~ 10 日 )
旅行エージェントや観光マスコミを集め、群馬の魅力や群馬
DCに向けた企画等をアピール
・JR東日本と連携し、プレキャンペーンにおける広報宣伝を
実施
・観光キャラバン等の誘客対策や受入体制の整備を推進
職 業 能 力 開 発 課
デスティネーションキャン
ペーン(DC)推進
観 光 物 産 課
(新規)
海外観光物産フェア
6,000
観 光 物 産 課
千客万来支援
観 光 物 産 課
○若年者の就職及びフリーターの正社員化を支援。
○急激に悪化している若年者の就職環境に対応し、カウンセリング
から職業紹介・定着までを一貫して行うワンストップサービスを、
高崎、桐生、沼田の3か所で提供。
○地域内でニーズがあり、かつ今後の地域の発展に資する事業の
うち、雇用継続が見込まれる事業において、地域求職者等を雇
用し、安定的・継続的な雇用機会を創出。
○雇用創出予定 540 人(県・市町村事業合計)
。
労 働 政 策 課
(拡充)
緊急雇用創出基金事業
説 明
100,000
○有望な市場である中国(上海)において、海外販路開拓や観光
客誘客を図るため各種事業を実施。
・群馬物産フェアの開催
上海伊勢丹で開催される「日本物産展」に、県内物産業者と
共同出展
・観光セミナーの開催
現地旅行エージェント向けに、本県の観光資源をPRすると
ともに、旅行関係者による商談会を実施
○「はばたけ群馬観光プラン」構想に基づき、ワンランク上の観
光地づくりを行う。
○新たに、デスティネーションキャンペーンに向け、駅から目的
の観光地に行くために必要な路線バス新設など、二次交通の利
用環境整備について支援。
・対象事業 国際観光推進、ビジタートイレ推進、
地域資源活用推進、観光施設リニューアル、
(新規)観光客周遊化支援(DC推進)
・補助上限額 5,000 千円
・補助率 1/2(財 政力指数 0.75 以上の市町村のハー
ド事業補助率は1/3)
2010 APRIL
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特集3 いまどきの若手社員の育て方
群馬県若者就職支援センター(ジョブカフェぐんま)統括責任者
株式会社ワークエントリー 代表取締役 加藤 尚
「経営の最も大切な課題は人材である」
。よく聞く言葉だ。どんな立派な経営計画があっても、独自の技術
や商品があっても、結局はそこに携わる人材次第で成果は大きく差がつく。自社で働くことに意欲をもって
入社し、十分な能力とスキルを持ち、良い具合に会社に馴染んでいる人材が雇えれば理想だろうが、このよ
うなケースは稀であり、いかに育てるかはどの企業でも大きな課題である。
私が働くジョブカフェぐんまでは最近、就職した後の若手社員からの相談が増えており、「働き続ける」を
意識したサービスが大きな柱になっている。新入社員であるジョブカフェの卒業生とかかわる中で、「今どき
の社員」を育てるにはどこにポイントがあるのか。雇われている側からの一方的な視点になるが、若手社員
の言い分を紹介しつつコメントを記してみたい。
○「人によって言うことが違う」
若手社員から、最もよく聞く言葉だ。「同僚からはこうだと言われてやっていると、上司からは違うやり方
で指示される」
「上司に『分からなかったら聞け』と教わったので、先輩に聞いたら『自分で調べろ』と怒ら
れた」
「
『最後まで責任を持って仕事をしろ』と説かれ、頑張って遅くまでやっていたら『いつまで仕事をやっ
ているんだ』と注意された」等々、事例には事欠かない。
「臨機応変に対応すべき」との声も聞こえてきそうだが、指示の矛盾は若手社員が意欲をなくす大きな要因
だ。このようなケースでは、違った指示を出す社員同士の関係に問題があることが少なくない。あるいは、
きちんと決まり事として共通認識がもたれていない。指示命令系統を確立し、育成担当に明確な責任と義務
を負わせて任せることが重要だろう。
○「言っていることとやっていることが違う」
例えば、口さがない古株社員から「上司の○○さんはこう言っているけど、やっていることは全く違うの
よね。だから適当にやっていればいいのよ」などと聞かされた新入社員は、一瞬にしてやる気が失せてしまう。
このような状況で仕事をしている若手社員は珍しくない。
職位が上の者がどれだけ自分を律して、言動の一致を貫いているかが問われている。若手社員に限らず、
部下は上司をとても良く観察している。部下に求めることは、そのまま自分に返ってくる。会社として求め
る人材に育ってもらうためには、まずは育てる側自身がそれを為し得ているか、常に問い続ける必要がある
だろう。
○「教えてくれない」
企業側から言わせれば「受け身」ということだろう。この言葉は、私たちも「その姿勢はおかしい」との
思いを抱かずにはいられない。しかし、多くの若者の口からこの言葉を聞くと、「そういうものだ」と受け入
れざるを得ない。
解説じみたことを書けば、若者たちは、生まれたときからすべてを与えられながら成長してきた。ありと
あらゆるサービスを享受してきており、「誰かに何かをしてもらう」ということが、生活に染みこんでいるの
である。
自分から能動的に何かを成す体験の決定的な少なさは、いかんともしがたい。当然、その必要性や喜びも
未知である。根気よく付き合いながら、教える側が自らの能動姿勢を示しつつ教え導くことしか道はない。
7
2010 APRIL
○「理解してくれない」
これは、育てる側、育てられる側双方の言い分だろう。だからこそ、相互理解を図ることは若手社員を育
てる上で最も意識しなければならない。
まずは、育成担当者(できればトップ)が徹底的に語りかけてほしい。自社の理念や指針をはじめとした
仕事についてはもちろん、個人的な考え方や思い、さらに社員について、話す者が心を込めて伝えるのだ。
新入社員は、社員である前に一人の人間である。人は人との関係の中においてのみ自らの存在を認めるこ
とができる。きちんと深くかかわること、ここが社員育成のスタートであろう。
ジョブカフェ利用者に「なぜその会社を選んだのか」と問うと、「会社の雰囲気が自分に合っていると思っ
た」
「人事担当者が尊敬できる人」「社長の考え方に惹かれた」「一緒にがんばりたいと思った」等、その会社
で働く人の影響を挙げるケースが多い。就職を決めた時の大きな要素が「人」である。であれば、企業側は
新入社員を「人」として対応して向き合うことをまず始めることが理にかなっているといえる。
○最後に
「相互理解」はあらゆる場面に当てはまる。企業は若手社員に理解させるべきこととして、「何をすればい
いか」
、そしてそれを続けて「どんな人材になってほしいか」を明確に伝えることだ。
若者の特徴は、自分への評価が低いこと。自信を持てない上に周囲の評価も気にしている。表向きの振る
舞いは強がっていたり、無口であったりと様々であるが、基本的には不安な状態に身を置いているといえる。
仕事に本気で取り組んでもらうには、こうすればこうなる、そしてこのような人材になってほしい、あな
たならできる! と明確なルートを示すことが重要だ。そうすれば、必ずや意欲を持つことだろう。そして、
会社自体の将来像も語れば、共に会社を盛り立てるかけがえのない社員に育つだろう。20 代の若手社員の成
長は、予想を大きく上回ることも珍しくないのだから。
若手社員を育てるためのポイント
1.最初から、求める人物像に合致した人材はいないと心得よう
2.
「言動一致」を意識。社員個人だけでなく、組織としても徹底する
3.
「受け身」であるのは前提である。能動的姿勢はじっくり育てる
4.新入社員である前に「人」である。理解するために語りかける
5.きちんと育てれば、必ず成長すると心得よう
加藤 尚(かとうひさし)プロフィール
1965 年生まれ。渋川市出身。國學院大學文学部哲学科卒業。
1990 年から群馬よみうり新聞社に勤務し、県内企業等を
多数取材。2004 年にワークエントリーを設立し、ジョブカ
フェぐんまの運営を群馬県から受託。若者への就職支援と企
業への採用支援の二本柱で、面接の同行、面接代行、人材採
用計画のアドバイス等を実施。合同企業説明会、採用担当実
務者セミナー、若者と企業との交流会等の各種イベントも手
がける。
2010 APRIL
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企業ルポ
朝倉染布株式会社
No.179
桐生市浜松町1-13-24
電話/0277-44-3171
資本金/3,800万円
社員数/99名
2009年度
「ちいき経済賞」
を受賞
代表取締役
朝倉 剛太郎 氏
1892 年創業の老舗染色加工業者の朝倉染布(桐生市浜松町、朝倉剛太郎社長)が、社団法人地域経済総合
研究所の 2009 年度「ちいき経済賞」ふるさとスピリット賞を受賞した。同賞は、地域の文化交流や振興に貢
献した企業に贈られるもので、今回で 15 回目になる。染色加工技術に加え、撥水加工、赤外線吸収加工など
高度な自社技術を応用したユニークな製品開発やワークライフバランス(仕事と生活の調和)を意識した労働
環境の整備が評価されたものだ。しかしグローバル化の進展で国内繊維産業の事業環境は年々厳しさを増して
いる。また、本格化する少子・高齢社会を前に、経営と従業員の厚生をどう両立させるかは、いずれの企業に
も共通する課題だ。朝倉染布は独自技術の「深耕」で、この局面を乗り切ろうと果敢に挑戦を続けている。
新機能を付加したニット生地商品を自ら開発
雪下ろしが日常的に必要な豪雪地帯で、朝倉染布のオリジナル(自社
開発)製品が人気を呼んでいる。超撥水加工を施した「アームカバー」
がそれだ。袖口から雪が入り込むのを防ぎ、付着した雪が融けて衣服に
滲(し)みこむこともない。雪が降る中、手から腕にかけて冷たい湿気
に悩まされることなく、長時間作業できるのが人気の秘密だ。雪下ろし
のほか、園芸、釣りなど通常の「アームカバー」の域を超えた使い方で
も重宝されている。雪が多かった今年は、シーズン途中で品切れとなっ
てしまった。
朝倉染布の本業はニット(編物)生地の染色整理だが、染色にとどま
らず、様々な機能を生地に付け加えることで低迷する繊維業界の中に
会社外観
あって活路を見出してきている。生地に付加できる機能は、「撥水加工」
を始め、「難燃加工」、「消臭加工」、「UVカット加工」、「赤外線吸収加工」、「芳香加工」等 30 種近くある。
ただ、業界内で高く評価されている様々な機能加工技術も、新規需要に結びつかなければ宝の持ち腐れにな
る。そこで業界内にとどまらず、自社の機能加工技術を広く知ってもらおうと、自ら用途開発に乗り出し、
商品化したのが「アームカバー」だった。初めはノベルティとして来社した取引先にプレゼントする程度だっ
たが、評判が評判を呼び思わぬヒット商品に成長した。現在は、自社で運営するネットショップのほか、大
手通販会社の定番商品ともなっている。智恵と工夫の「やり方産業」と言われる繊維産業。商機は意外なと
ころに転がっている。
薄曇りが続く経営環境
桐生は織都と呼ばれるが、工業統計調査によれば「繊維工業製品」と「衣服その他の繊維製品」を合わせ
た製造品出荷額等は、1995 年が 643 億円だったが 2007 年には 328 億円に激減している。事業所数も 515 ヶ
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2010 APRIL
所から 206 ヶ所へ、従業者数も 5,069 人が 2,298 人に減少しており、繊維
産業の低迷は統計数字にはっきりと表れている。1892 年創業で 100 年以
上の歴史を誇る朝倉染布もこうした環境変化の外にいられるわけではな
い。繊維製品が新興国へ生産シフトしていることもあり、事業環境は厳
しさを増している。「15 年ほど前までは、品質管理と納期管理をやって
いれば良かった」
(朝倉社長)が、今は「染めるだけでは生き残れない」
(同)
時代になった。
2000 年1月には短納期で小ロットにも対応でき、捺染のための「型」
作成が不要なプリント加工技術「インクジェットプリント加工」に進出。
2003 年からは先述した自社開発商品の販売に乗り出した。現在の年商は
大型インクジェットプリンタ
12 億 5000 万円。繊維業界もリーマンショックの影響から逃れられず、
ここ数年一進一退の動きである。売上高構成はニット生地の委託加工 83%、インクジェットプリント9%、
自社開発製品8%。主力のニット生地の委託加工をさらに用途別に見るとフィットネス水着 44%、競泳水着
20%、スポーツウェア 16%、資材 11%、アウターウェア5%、インナーウェア4%の比率となっている。
2004 年まではトップスイマーの 90%が朝倉染布で加工された素材の水着を着用し、4年ごとにオリンピッ
ク効果で競泳水着の需要が盛り上がったが、2008 年は「スピード社」製の競泳水着が話題をさらいオリンピッ
ク効果は空振りに終わった。この一方、健康志向が強まる世相から、スポーツウェア需要は好調な伸び(前
期は 30%の伸び)となっている。また「資材」に分類される難燃性、抗菌性加工を施した製品が、病院や介
護施設などのカーテン需要として堅調な動きとなっている。
「染めるだけでは生き残れない」時代の対抗策
「染めるだけでは生き残れない」時代の対抗策として朝倉染布が
選んだのが、長年の染色技術を応用し、繊維に様々な機能を付加
することだった。しかし、「機能」を付加した繊維を具体的にどの
ように商品化に結びつけるかがユーザーにもなかなか思い浮かば
ないことが、機能性繊維の普及にとって最大の壁となった。その
ためにとった政策が自ら商品を開発することであり、「売る」こと
は当初二義的だった。そこから生まれたのが、一寸した小雨のと
きには傘代わりにもなる超撥水加工を施した風呂敷の「ながれシ
リーズ」であり、超撥水加工と吸水速乾加工という二律背反する
技術を組み合わせた「吸水傘入れ」であり、思わぬヒット商品となっ
た「アームカバー」だった。今期自社開発商品の売り上げは全体
の1割を上回る見込みだ。
自社ブランド製品ではないが、2008 年には本業ともいえる水着分
野で、赤外線吸収加工を施して、盗撮から女性を守る「ピープカッ
ト(peep cut)
」水着の開発に貢献。この水着は、今年からスクール
アームカバーにこぼしたお茶。
水着として採用されることが決まっている。また、
新規案件としては、
蒸発するまで水をはじき続ける。
導電性の樹脂をプリントする技術開発に成功しており、移動中でも
ワンタッチ装着するだけで正しく心電図計測できる測定布などへの実用化が期待されている。
安心して働ける仕組みづくり
厳しい経営環境が続く繊維業界だが、朝倉染布では、事業の基盤は「熟練した技術と経験をもつ社員の存在」
(朝倉社長)の信念の元、定着率アップのため仕事と生活の両立支援を意識した職場環境づくりに取り組み、
これまでに(1)定年者の再雇用、(2)退職金制度改革、(3)新賃金・人事考課システム、(4)育児・
介護休業改定を実施している。育児・介護休業規定改定では、育児休業を3歳までとし、職場復帰後は、子
供が小学校就業前まで、短時間勤務、フレックスタイム、時差出勤のいずれかを選択できるようにしている。
また男性の育児参加も促進しようと、有給休暇を1時間単位で取れる「時間休制度」も取り入れている。
技術・経験は人に付随する。経営者は短期の収益実現に左右されがちだが、利益の源泉は何によって生み
出されるかを考えた場合、朝倉染布の試みは多くの企業に示唆を与えるのではなかろうか。製品開発も、自
社の技術に対する深い愛着と経験があってこそ進められるものかもしれない。
2010 APRIL
10
ここに注目!
! 地域のこの企業
―― 農商工等連携事業計画認定企業(H22. 2.10 認定)――
農業者が主体となる中山間地域における農園サービス・パンプキン等商品開発事業
<連携体>
中 小 企 業 者:㈲ホウトク(食料品製造業 代表者:武藤 真堂氏)
農 林 漁 業 者:くわの実ファーム(農業 代表者:塚田 周司氏)
連 携 参 加 者:㈱JTBベネフィット、㈱マイファーム(サービス業)
国立ファーム㈲、
(農)めぐりの里、太陽と雨(以上、農業)
サポート機関:㈶ 群馬県産業支援機構、地域活性化支援事務局
<代表企業等の連絡先>
㈲ホウトク 高崎市吉井町岩崎 329
TEL 027 - 388 - 5117 FAX 027 - 388 - 5144
E-メール [email protected] ホームページ http://www.sfh.co.jp
今回は右の写真の3名の方々へお話を伺いました。
写真右:( 有 ) ホウトクの武藤社長
左及び中央:塚田さんと妻のはなさん
○それぞれが強みを持ち寄り、中山間地域に新たな農業ビジネスモデル
Q:農商工連携に認定された事業について教えて下さい。
A:私達が農業や加工を営む中山間地域は、農地集約が困難で効率的な農業生産が難しい状況でした。この状
況を打開するため、市民農園(貸し農園)とファームハウスを整備して様々なサービスを提供していくこ
とで、中山間地域における新たなビジネスモデルを構築します。
Q:連携にあたり、それぞれが持ち寄る強み(経営資源)はどんな所にありますか?
A:くわの実ファームは東京から群馬へ新規就農した経験に基づく初心者向け栽培ノウハウ、多品目栽培の農
業技術力など。ホウトクは農産加工技術力、有機蒟蒻などの加工品販売で開拓した販路や協力者などです。
これにより、栽培から加工・流通・消費までの一貫した体制が整備できます。
○立地に恵まれた、高付加価値の市民農園
Q:立地や他の市民農園に対する優位性(差別化)は?
市民農園(高崎市吉井町)
A:吉井インターから降りて車で 10 分圏内という好立地のため、都心か
らの軽井沢観光客をターゲットにできます。また、他の市民農園は
農地を区切って貸すだけの所が多いのですが、私達は農園管理に加
え、栽培指導、イベント開催、農園オーナーの栽培野菜の買い取り・
加工サービスなど、ソフト面で前述の強みを活かした数々の付加価
値を付けることができます。
○農業はあらゆる可能性を秘めている
Q:農商工連携の認定を受けたことで、状況は何か変わりましたか?
A:現実的な計画としてお墨付きを頂いたことで、周りの方々が真剣に話を
聞いてくれるようになりました。また、取材や協力の申し出が飛躍的に
増え、嬉しい悲鳴をあげる程に多忙な日々となりました。
Q:今後の展望やこの事業に掛ける思いを聞かせてください。
A:農業は裾野が大変広く、観光、教育、福祉など様々な要素を含んだ産業
です。この事業で雇用を生むことで、地域に貢献したいと考えています。
取材こぼれ話
【連携は農商工にとどまらず・・・】
世界のパンプキンを栽培し、
ホウトクの工場で加工
武藤さんと塚田さんは以前からの知り合いということもあり、真に連携を感じさせるほど息もピッタリ。事業
への熱意と親しみやすさに私も取り込まれ(?)、取材時間も大幅にオーバーしてしまいました。仲間やお客さ
んを募集中とのことなので、興味を持たれた方は上記の連絡先へぜひお気軽にお電話を!
11
2010 APRIL
お 知 ら せ
群馬県からのご案内
「JFWジャパン・クリエーション 2011Autumn/Winter」出展企業を募集します!
県では、本県の優れた繊維産業の技術力を国内外に発信し、出展企業の販路拡大・新たなビジネスパートナー
関係の構築を図るため、標記展示会に群馬県ブースを設けて出展します。
詳細・申込書は→ http://www.pref.gunma.jp/
出 展 対 象 企 業
県内繊維関連企業及びグループ
募
8社程度(応募者多数の場合は調整あり)
集
企
業
数
出
展
費
用 1小間 157,500 円(出展小間料の1/2) ( 企 業 負 担 額 ) ※その他、出展者経費(装飾費等)が別途かかります。
申
込
方
法
申
込
期
限
申込・問い合わせ先
所定の応募用紙に必要事項を記入し、下記宛先まで提出してください。
(郵送・FAX 可)
平成 22 年5月 10 日(月)必着
群馬県 産業経済部 工業振興課 地域産業係
〒 371-8570 前橋市大手町1-1-1 TEL.027-226-3358
【JFW ジャパン・クリエーション 2011Autumn/Winter 開催概要】
■会 期:平成 22 年 10 月 13 日(水)~ 15 日(金)
3日間
■会 場:東京ビッグサイト 西ホール
■主 催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構
JFW ジャパン・クリエーション
■出展者数及び来場者数:290 社、27,429 人(昨年実績)
「第 70 回東京インターナショナルギフト・ショー秋 2010」出展企業を募集します!
県では、
「ぐんまブランド」を国内外に発信するため、日本最大規模のパーソナルギフトと生活雑貨の国際
見本市「第 70 回東京インターナショナルギフト・ショー秋 2010」に県内中小企業とともに出展し、メイド
インぐんまの優良製品をPRします。
詳細・申込書は→ http://www.pref.gunma.jp/
出 展 対 象 企 業
募
集
企
業
数
「1社1技術」「グッドデザインぐんま」などの認定企業、
ぐんまの逸品認定事業者等
8社程度(応募者多数の場合は調整あり)
◇県負担:基本小間料(367,500 円× 8 小間)の 1/2 ~ 1/3、ブースの全体装飾等
出
展
費
用
◇企業負担:基本小間料(県負担の残額:出展企業により案分)、
( 企 業 負 担 額 )
搬入出経費、電気使用料、旅費滞在費、独自装飾費等
申
込
方
法
申
込
期
限
申込・問い合わせ先
所定の応募用紙に必要事項を記入し、下記宛先まで提出してください。
(郵送・FAX 可)
平成 22 年5月 14 日(金)必着
群馬県 産業経済部 工業振興課 地域産業係
〒 371-8570 前橋市大手町1-1-1 TEL.027-226-3358
【
「第 70 回東京インターナショナルギフト・ショー秋 2010」開催概要】
■会 期:平成 22 年9月7日(火)~ 10 日(金) 4日間
■会 場:東京ビッグサイト ■主 催:㈱ビジネスガイド社
■出展者数及び来場者数:2,316 社、195,413 人(昨年実績)
2010 APRIL
12
受・発注ニュース (財)群馬県産業支援機構
No.397
●協力企業や発注元をさがしている。
●部品加工、機械製作等で外注先をさがしている。
●遊休機械を有効活用したい。
あっせんに関する相談は、お気軽にお問合せください。
販路・産学連携グループ
TEL.027-255-6501
<お知らせ> 当機構では、経済環境の急速な悪化に伴う緊急経済対策の一環として、受注に関する特別相談窓口の設置
など受注確保対策を実施しています。
受注したい
番号
切 削
組 立
13
2010 APRIL
地区・従業員(人)
(平成 22 年3月 31 日現在)
企業特徴等
経験年数
1
太 田・2
プレス金型の部品加工
(セクショナルダイ・カ
ム・プレート)
、製缶加工 最大値 W1200*
L2500* H1000
10
高 速5面 加工 機
( テーブ ル サイズ 2500*1200)
、立 型 マシ ニン
グセンター5番
(600*1200)
、ベッド型立フライス5番
(600*
1500)
、3番
(500*1000)
、ベッド 型 横 フラ イス3番
(400*
1000)
、横型フライス2番
2
伊勢崎・5
切削加工、マシニング加工全般。試作・多種
少量品から量産加工まで対応可能です。
55
縦型マシニングセンター(40#・2パレット)
、NC旋盤
(8インチ・
2SP・ガントリー付)
、NC旋盤ガントリー付
(6インチ、8インチ)
、
NC旋盤ロボット付
(10 インチ、8インチ・4)
、NC旋盤、ボール盤
3
前 橋・4
切削加工全般。試作品・多種少量から量産ま 39
で対応します。各種金属
(鉄、
ステンレス、
非鉄)
、
プラスチック材に対応します。
CNC旋盤
(8インチ油圧チャック・心押台有、ガントリーローダ付)
、
立型マシニングセンター(630×410×460)
、CNC普通旋盤10
インチスクロールチャック
(510×1000)
、汎用万能形フライス盤、
工具研削盤
4
藤 岡・3
樹脂材の旋盤、穴明け加工。丸物最大φ600、 34
φ300 ~φ400得意。
NC旋盤
(φ550×1100)
、旋盤6尺
(φ600)
、ベンチレース・2、
ボール盤・2(φ25、φ13)
5
玉 村・5
精密切削加工、自動化・省力化各種専用機部品。 46
試作、多品種少ロット対応可能です。
縦型マシニングセンター(500×1000mm)
(400×800mm)
、
NCフライス盤
(400×800mm)
、縦型フライス盤
(300×700m
m)
、横型フライス盤
(300×700mm)
、成形研削盤
(200×400m
m)
、TIG溶接機
6
甘 楽・4
少ロット、短納期製品への対応を得意としてい
ます。材料アルミ、45C、SUS、真鍮等
29
マシニングセンター(3#ファナック製)
・2、
(浜井4#)
、
(池貝
4#)
・2、NCフライス盤
(300×700、4#)
、汎用フライス盤
7
富 岡・4
51
8
榛 東・3
9
富 岡・2
NC複合自動旋盤・6、NC自動盤・4、プロコン付き精密自動盤、
ベンチレース、タッピング盤、投影機、工具顕微鏡、ピンゲージ
(5
φ~ 10φ)
正面旋盤
(1600φ、1200φ)
、旋盤
(1500mm、1000mm)
、ラ
ヂアルボール盤1000mmフライス盤2#、タレット旋盤4A、バ
ンドソー 200φ
ロボドリル・3、NCフライス、ボール盤、マスターCAM2.5軸・
2、工具顕微鏡
10
太 田・15
複合自動旋盤加工により、小物部品加工を中心
に、多品種小ロット・短納期にも対応します。
最大25φ~最小3φ、長さ最大50mm。
汎用機材を使った高精度、異形物の切削加工
を得意とします。φ500 ~φ1600(正面盤)
フランジ、シャット類
切削、プレス板金。切削については各種金属、
プラスチック材料に対応します。ストロークX
450・Y300
ドリル・エンドミル等の再研磨・改造・新品製
作。φ0.05 ~ 50mm。コーティングサービス。
11
邑 楽・7
1
5
5
主要設備
28
CNC工具研削盤・20、万能工具研削盤・15、その他加工機
(ラッ
ピングマシン、切断機等)
・10、専用機
(ドリルポインター、タップ
研削機等)
・10、測定機器
(マイクロスコープ、レーザーマイクロ投
影機等)
・30
多品種少量の各種部品加工。5軸加工により高
精度・短納期の加工が可能です。
20
立型マシニングセンター・2(1050×550×550、1250×650
×650)
NC旋盤
(440×500)
・2、
(400×350)
、
(φ34棒材加工)
・
3、五軸加工機
(350×350×240)
伊勢崎・19
コンピューター応用電子機器の開発、設計、製
造及び医療用具製造業
14
旋盤、フライス盤、バンドソウ、測定器類、ETAC環境試験器、
ベルトコンベアー 16m×50cm
2
甘 楽・13
コネクター部品の切削からケーブルASSYま
で一貫してお客様の要望にお応えします。
49
自動旋盤・25、NC自動旋盤・6、卓上旋盤・7、フライス・5、
二次加工・15、コード自動加工機、コード加工機・2、卓上プレス・
6、自動コード試験機・2、フットプレス・5
3
大 泉・4
品質納期堅守、量産加工等対応可
48
ベルトコンベアー 20m1基、エア・コンプレッサー 3.7k1台、電
気ドライバー5台、エアドライバー5台
4
安 中・4
各種トランスの製造、最大100KVA位まで
37
小型巻線機10台、大型巻線機2台、乾燥機2台
5
伊勢崎・27
電子機器組立・マウント
(実装)
加工。小ロット、
多品種、
短納期に対応。共晶はもとより鉛フリー
にも実績あり。
6
前 橋・20 製缶物及び機械加工、大小各種、少量にも対
応します。一般産業機械装置の設計、製作、組
立。
7
富 岡・ 3
8
太 田・ 6
3
チップ部品実装機・2ライン
(中速・異形部品実装機N2リフロー炉)
Lサイズ基板対応可。噴流式半田付装置
(共晶、大気鉛フリー、鉛
フリーN2ロングフード)
各1、各種検査機、窒素ガス発生装置
45
マシニングセンター 2900×6300、プラノミラー 1500×4000、
プレーナー 1000×2000、横中ぐり盤1000×1000、ベンディン
グロール 10×2500、電気溶接機
品質・納期はもちろんのこと、整理整頓が行き
届いた作業環境で、親会社様の協力会社とし
て柔軟な対応ができる会社です。
6
コンプレッサー 10馬力1、エアープレス3、ベルトコンベアー2、
電気ドライバー、ハンダゴテ
各種板金加工、製缶加工、薄物から厚物まで
溶接組立を中心とし、大小様々な加工を行って
います。
量産物から単品物まで対応しています。
9
半自動溶接機 松下
(YD-350GB2)2・
(YD-350GR3)2、
ダイヘン
(FUZZY AUTO350)2・
(TIG)2、メタルソー
日立工機370VTFO・1、ボール盤KIRA KRDG420P・1
番号
プ レ ス 板 金
企業特徴等
経験年数
主要設備
1
NEW!
地区・従業員(人)
伊勢崎・3
各種溶接、
組立加工。外構フェンス、
道路用フェ
ンス、各種門扉、引戸門扉等の製作
39
バンドソー(H300*W600)
、
シャーリング
(1800mm、
厚3mm)
、
ボール盤
(13mm)
、半自動溶接機・4、単発プレス機
(50t、30t)
2
伊勢崎・15
アルミ加工、溶接加工得意。
42
パイプベンダー、折り曲げベンダー、シャーリング、半自動溶接機・
12、アルミ溶接機・5、ステンレス溶接機・3
3
伊勢崎・5
プレス金型、OA機器、自動車、パチンコ部品
プログレ 400tプレス位まで
40
ワイヤーカット放電加工機・3、マシニングセンター、3D・2D
CADCAM、その他汎用機・20
4
伊勢崎・29
アルミ加工得意。試作から量産まで、短納期で
対応します。表面処理から組付加工まで行いま
す。
39
プレス 147KN~ 2000KNまで 25台
(サーボプレス有)
、タレッ
トパンチプレス・2、プレスブレーキ 490KN~ 784KNまで・3
台、スポット溶接機・5、シャーリング、クレーン 2.8t
5
伊勢崎・4
板金加工、溶接加工。
空調溶接得意。
35
プレスブレーキNC装置付・2、プレス
(35t、10t)
、溶接機YD-
355 200R、180R、スポット溶接機・2、ボール盤
(13mm)
・1
6
太 田・ 13
板金および機械加工の試作・量産まで対応可
能。鉄・ステンレス・アルミ・銅などの材料調
達から加工
(塗装まで)
・納品まで一貫した体制
にて対応。
7
三菱レーザ加工機1台、ベンダー 175t1台、塗装ブース3基、乾
燥炉1基、
フライス、
ラジアルボール盤、
旋盤、
バランシングマシン
(φ
800 まで)
、ミツトヨ3次元測定器 ほか各種測定器
7
太 田・ 4
順送プレス4台
(ダブルクランク 200t、シングル 150t、シング
ル 80t、シングル 60t)
、単発プレスC型シングルプレス3台
(110
t、80t、35t)
、シャーリング1台、旋盤1台、NC旋盤4台
8
太 田・ 10
金型の製作から試作・量産まで対応可能。鉄・ 50
ステンレス・アルミ・銅などの材料調達から加
工・納品まで一貫した体制にて対応。ヘラ絞り
加工についてもご相談下さい。
精密板金、レーザー加工
19
40
NCT レーザー複合機1、NCベンダー3、シャーリング1、NC
付セットプレス2、コーナーシャー1、NC付Tig溶接機1、T
ig溶接機3、CO溶接機2、スポット溶接機1、スタット溶接機1、
メタルソー1、ボール盤3、タッピングボール盤3
そ の 他
1
NEW!
伊勢崎・2
機械設備及び修理・溶接、製缶加工
2
NEW!
3
館 林・8
桐 生・16
NCベンダ・3(φ8~φ 89.1)
、レーザー加工機、溶接ロボット、
プラズマロボット、溶接機・5、研磨機・4、旋盤
コンデンサ型スポット溶接機・10、インバータ溶接機、NC旋盤・
8
4
玉 村・5
パイプ曲げ、レーザー加工、溶接、旋盤、研磨他、 30
金属加工社内にて一貫生産が可能です。
スポット溶接の試作・量産治工具の製作、材料 16
の調達~製造・出荷まで一貫した受注に対応し
ます。スポット溶接をキーとした開発課題にフ
レキシブルにお応えします。
難易度の高い中小物冷間鍛造品を得意としま 30
す。
5
伊勢崎・25
セラミック・金属コーティング(表面改質)
。 20
世界初のセラミックコーティング技術
自社開発皮膜形成装置(CASP)
、HVOF溶射装置、プラズマ溶
射装置、ガス溶射装置、マシニングセンター、NC旋盤
6
伊勢崎・3
プレス金型部品、機械部品加工。超硬材加工
得意。ロー付加工、ラップ加工もします。
光学式ならい研削盤・2、成型研削盤・2、平面研削盤(ベッドサ
イズ 450 * 200)
、ラップ盤、工具顕微鏡
7
太 田・400
8
大 泉・40
カタログ・マニュアル等データ作成~編集、機
4
械設計・製図、ソフト開発・保守・運用
電子ビーム溶接により異種金属溶接、低入熱、 10
極細ビード、低歪溶接を実現します。
21
シャーリング(6.5 t× 2000 mm)ベンダー(100 t× 2000
mm)
、バンドソー(H 300 ×W 650)
、プラズマ切断機、CO2
溶接機、天井クレーン(2.8 t)
、ボール盤
油圧プレス 1600 t、ナックルプレス、油圧複動プレス、油圧プレ
ス、クランクプレス、潤滑(ボンデ)処理装置
保有CAD:Autodesk Inventor、Autocad Mechanical 他
EBW縦型6kw(100 × 75 × 250)
、EBW縦型6kw(500
× 500 × 500)
、EBW横型6kw(350 × 350 × 350)
売 り ま す
買 い ま す
① NEW! フォークリフト(トヨタ1t 90 年製、屋内使用、2年前座席交換済)
② NEW! 三次元測定器(㈱ミツトヨBH 303、設備サイズ 800 × 800 × 1900 mm、ステージ
X325・Y300・Z300、手動、CCD カメラ付、データ処理 MICROPAK700 91 年製)
③多軸ボール盤 01 B(東洋精機工業㈱、スピンドル 13 本、昇降自動 200V - 2.2kw)
④多軸ボール盤 01 B 450 Ⅱ-D(東洋精機工業㈱)、スピンドル 12 本、昇降手動、200 v- 1.5kw)
⑤ レーザーマーキング装置一式(ミヤチテクノス㈱DW 5300、出力 30 kw、速度1~ 3000mm / sec、
エリア 100 × 100 mm、2004 年)
⑥ロータリーパッド印刷機(ミシマ㈱ SPACEPAD 772TS-33D、3色同時印刷機、最大 75 mm× 60 mm、
テーブル 500 φ、H19 年)
⑦スカラロボット(蛇の目ミシン工業㈱ JSR4400、3軸、アーム動作 380R、Z軸動作 100mm、2002 年)
UV インクジェットプリンター(㈱ミマキエンジニアリング UFJ - 605C、最大作図巾 600 ×送り 500、
メディアサイズ 700 × 600 2007 年)
① NC 旋盤(オークマ LB15 ~ 20、2000 年以降
製、付属部品)
② NC 旋盤(ファナック ロクテイ以上 チャック
10 ~ 12 以上)
③ローレット転造盤(SK120 久保田 転造駒付き)
④卓上旋盤(5~8号 曙 押しコック付き)
⑤レベラー付クレードル(ブランド指定不要、
3.2 × 95(材質 SPHC)矯正できれば OK)
受・発注ニュース(速報版)
(財)群馬県産業支援機構では、情報誌『企業サポートぐんま』発行後に掲載申し込みがあった受発注案
件についてメールマガジン「G-BOSS ネット」内に「受・発注ニュース(速報版)」として概要をご紹介
していますので、併せてご活用ください。
http://www.g-inf.or.jp/mailmagazine/(メルマガ登録はこちらをご覧下さい。) BIZ MATCH STATION(ビジネス・マッチング・ステーション)をご利用ください!!
(財)全国中小企業取引振興協会では、中小企業の皆様方の取引拡大やビジネスパートナー探しをお手伝
いするサイトを運営しています。全国の企業から寄せられた、受発注情報をはじめとした様々な情報が掲
載されておりますので、是非ご利用ください。
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2010 APRIL
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第29巻第1号 平成22年4月26日
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