平成 28 年 6 月 8 日 宮交ホールディングス株式会社 代表取締役社長 菊 池 克 賴 平成 27 年度 業績に関するお知らせ 当期におけるわが国の経済は、積極的な経済政策や訪日外国人の増加にともなって個人消費 は底堅い動きで推移し、企業業績の改善がみられるなど、緩やかな回復基調が続きました。一 方で、新興国を中心とした海外経済の減速を背景に先行き不透明な状況にあります。 このような経済環境のもと、宮交グループでは、平成 27 年度を当初 3 ヶ年経営計画の総仕上 げの年とすると共に、成長ステージへ移行するステップの年と位置づけ、新たな経営ビジョン として、 「安全と安心の愚直な追求」 「信頼と期待を決して裏切らないお客様満足の追求」 「永続 的な発展の糧となる価値創造」において地域 No.1 の企業グループを目指すことを宣言し、これ までの取り組みをさらに強化してまいりました。 当期のグループの主な取り組みとして、宮崎交通では新たなビジネスチャンスへの挑戦、県 内外のお客様の利便性向上を目的として、全国相互利用交通系ICカード「nimoca(ニモカ)」 を導入いたしました。また、所有する不動産の有効活用を図るため源藤地区の事業所跡地に「ニ トリモール宮崎」を誘致いたしました。 宮交タクシーでは、 選ばれるタクシー会社を目指して接遇研修や安全教育に取り組んだ結果、 多くのお客様にご利用いただき、さらに、スクールバスや自治体のコミュニティバスの受託拡 大にも取り組みました。 宮崎観光ホテル、青島リゾートにおいては、よりお客様から支持されるホテルを目指し、客 室改装など積極的な投資を行うと同時に国内・国外を問わず幅広くセールスを展開し集客に努 めてまいりました。 宮交ショップアンドレストランでは、 「国民宿舎ボルべリアダグリ」の運営を受託しこれまで のノウハウを生かして、装いも新たに地域に根差した営業を進めてまいりました。宮崎ビルサ ービスでは資格取得など人材育成を推進し品質とサービスの向上に努め、新規物件の獲得をめ ざした総合セールスの強化を図ってまいりました。 グループ一体となった取り組みとしては、訪日外国人観光客への対応に加え、プロ野球や J リーグのキャンプにかかわる輸送・宿泊・物販など、宮交グループの総合力を生かして収益の 拡大に努めてまいりました。 以上の結果、当期の連結売上高は 183 億 55 百万円(前期比 107.9%) 、連結営業利益は 13 億 27 百万円(前期比 162.6%) 、法人税等を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は 9 億 41 百万円(前期比 183.1%)となりました。 1 1.営業成績の状況 (1)グループ業績(連結ベース) (単位:百万円) 当期実績 【連結グループ業績】 前期実績 前期比較 前期比(%) 営 業 収 入 18,355 17,008 1,347 107.9 営 業 損 益 1,327 816 511 162.6 経 常 損 益 当 期 純 損 益 償却前営業利益 1,087 941 2,183 306 514 1,545 781 427 637 354.6 183.1 141.2 注 1)数値については、連結ベースでございます。 注 2)連結子法人は次の 6 社でございます。 宮崎交通㈱、宮交タクシー㈱、㈱宮崎観光ホテル、 青島リゾート㈱、 宮交ショップアンドレストラン㈱、 宮崎ビルサービス㈱ 注 3)持分法適用法人は、次の 2 社でございます。 宮崎空港ビル㈱、宮崎パブリックゴルフ㈱ 注 4)上記数値は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 (2)事業部門別業績(連結ベース) (単位:百万円) 事 業 部 門 営業収入 前期比較 前期比 (%) 営業損益 前期比較 業 業 業 5,501 650 876 271 21 154 105.2 103.5 121.4 294 33 288 122 △21 112 保 険 事 業 こどものくに事業 熱源センター事業 169 127 288 9 0 17 106.0 100.6 106.6 72 △ 64 24 8 6 2 業 社 計 290 46 7,951 92 5 574 146.6 113.4 107.8 146 0 794 85 0 316 宮 交 タ ク シ ー ㈱ ㈱ 宮 崎 観 光 ホ テ ル 青 島 リ ゾ ー ト ㈱ 宮交ショップアンドレストラン㈱ 宮崎ビルサービス㈱ 宮交ホールディングス㈱ 連 結 消 去 2,024 3,697 1,576 2,934 1,223 321 △1,374 73 138 235 449 42 16 △183 103.7 103.9 117.6 118.1 103.6 105.4 ― 125 280 80 66 12 3 △34 40 52 114 63 △43 0 △32 連 結 売 上 高 合 計 18,355 1,347 107.9 注1) 上記数値は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 1,327 511 宮 崎 交 通 ㈱ バ 旅 航 不 本 小 ス 行 空 動 事 事 事 産 事 2 2.事業部門別の概況 ① 宮崎交通㈱ バス事業 一般路線バスでは、全国相互利用交通系ICカード「nimoca(ニモカ) 」の導入をはじめ、 物流事業者と連携して路線バスで貨物を運ぶ客貨混載、増加する訪日外国人観光客を対象に したバス停ナンバリング・専用乗車券の発売・多言語案内などの対応、宮崎市中心部のバス 停リニューアル、本県を代表する観光地である高千穂の各施設を結ぶ回遊バスの運行など、 利用環境の改善と増収機会の拡大を図る様々な取り組みを実施しました。乗車人員は、中山 間地域で減少が続くものの、都市部では増加傾向で推移し、9,680 千人(前期比 100.8%) となりました。営業収入は 36 億 72 百万円(同 103.6%) 、営業損失は 5 百万円になりまし たが、前期に比べ 26 百万円の改善となりました。 高速バスでは、東九州自動車道の開通にあわせて、宮崎~大分・別府線の運行を開始した ほか、乗車券に観光施設や商業施設の割引券などをセットして付加価値を付けた商品を提供 することで、観光需要を中心とした利用促進の取り組みを実施しました。また、カレンダー 運賃の設定など、需要の変動に合わせた運賃を設定することで収入の最大化を図りました。 乗車人員は、既存路線が概ね順調に推移する中に、大分線が加わり、346 千人(前期比 105.7%)となりました。営業収入は 10 億 87 百万円(同 104.9%) 、営業利益は 1 億 64 百 万円(同 125.4%)となりました。 貸切バスでは、訪日外国人観光客や国内外クルーズ船の観光ツアーが好調に推移いたしま した。 また、 車両運行の効率化や経費の削減にも努め、 営業収入 6 億 51 百万円 (同 117.3%) 、 営業利益 1 億 23 百万円(同 240.7%)と、大きく改善を図ることができました。 広告宣伝では、24 年度に販売を開始した「カラーバス謝恩パック」を継続商品とし、フ ルラッピング 29 台を含む新規 15 台を獲得いたしました。また、10 月に行われた宮崎神宮 大祭では、シャンシャン馬の運営委託を受け、当社グループからも「花嫁」が参加いたしま した。 バス事業では、売上高 55 億 01 百万円(同 105.2%) 、営業利益 2 億 94 百万円(同 170.9%) と、増収増益になりました。 ② 宮崎交通㈱ 旅行事業 東九州自動車道の開通にあわせた大分・別府へのキャンペーンバスツアー、ソラシドエア を利用した海外チャーター企画(台湾高雄)や国内チャーター企画(石垣島)は、好調に推 移いたしました。そのほか国内ツアーにおいては、 「長崎軍艦島」などの世界遺産登録記念 のバスツアーや北海道・アルペンルートの定番商品に加え、北陸新幹線開通にあわせた新商 品を展開したジェットツアーが好調に推移いたしました。また、地方創生交付金事業である 「ふるさとみやざき旅行券」や「JR海幸山幸と伊勢海老グルメ企画」も多くのお客様に好 評を得ることができました。 一方、海外旅行においては、海外で発生するテロや長引く中国・韓国との政治情勢が影響 し、厳しい状況で推移いたしました。 旅行事業では、売上高 6 億 50 百万円(同 103.5%) 、営業利益 33 百万円(同 60.6%)と、 増収減益になりました。 3 ③ 宮崎交通㈱ 航空事業 宮崎空港の国内線乗降客数は、2,888 千人(同 103.9%)と前期を上回りました。航空事 業では、8 月より新たにピーチ・アビエーションの旅客・運航業務を受託いたしました。あ わせて、作業安全・接遇・定時運航などの品質向上にも努めてまいりました。 航空事業では、売上高 8 億 76 百万円(同 121.4%) 、営業利益 2 億 88 百万円(同 163.9%) と、増収増益になりました。 ④ 宮崎交通㈱ 保険事業 生命保険では、がん保険・医療保険と企業向けの事業保障保険の販売促進に努めました。 また、損害保険では、自動車保険や火災保険に加え、企業向けの賠償責任保険など新たな顧 客獲得に努め、好調に推移いたしました。 保険事業では、売上高 1 億 69 百万円(同 106.0%) 、営業利益 72 百万円(同 114.0%)と、 増収増益になりました。 ⑤ 宮崎交通㈱ こどものくに事業 「フラワーフェスタ 2015」を春休み時期から開催し、さらに、入園料の改定や駐車場無料 化の取り組み、 「こどものくにの夏」や各種イベントを実施し集客に努め、こどものくに単 体の入場者は 134 千人(同 131.7%)で推移いたしました。また、 「宮崎市青島パークゴルフ 場」は、個人向けの初心者教室開催や大会の開催、新規団体の誘致に努めましたが、来場者 は 32 千人(同 92.9%)となりました。 こどものくに事業では、売上高 1 億 27 百万円(同 100.6%) 、営業損失 64 百万円になりま した。 ⑥ 宮崎交通㈱ 熱源センター事業 熱供給事業においては、冷夏傾向や受託先の館内温度エコ設定などによる省エネ対策 により、熱供給量は減少いたしました。 一方で、グループを中心とした各社への設備改修提案を積極的に行い受注に努めたほ か、入札物件は前期に引き続き受託を継続することができました。 熱源センター事業では、売上高 2 億 88 百万円(同 106.6%) 、営業利益 24 百万円(同 110.9%)と、増収増益になりました。 ⑦ 宮崎交通㈱ 不動産事業 前期に源藤地区にあったバス事業の拠点移転を実施し、その後開発を進め「ニトリモ ール宮崎」が 4 月にオープンいたしました。さらに、県内営業所へのテナント誘致や入 居テナントへの環境整備、所有施設の維持管理や補修を実施いたしました。 不動産事業では、 売上高 2 億 90 百万円 (同 146.6%) 、 営業利益 1 億 46 百万円 (同 238.8%) と、増収増益になりました。 4 ⑧ 宮交タクシー㈱ 県内タクシー業界においては利用者数が減少傾向にあるなか、当社では、タクシー特措法 実施による同一地域・同一運賃の効果による競争力の向上と接遇研修や安全教育に取り組ん だ結果、前期より多くのお客様にご利用いただきました。さらに、ジャンボタクシーによる 企業従業員送迎契約の新規獲得や各種イベント・コンベンションの開催に伴う需要増加への 配車対応の強化により、輸送回数・受電件数ともに前期を上回る実績となりました。2 月に はハイグレードの車両を導入し、専属乗務員 3 名の接遇教育・乗務訓練を実施すると共に、 国内外のVIP対応車両として行政機関・観光関係機関をはじめ県内企業や旅行会社へのセ ールスを実施しました。また、支援学校のスクールバスや自治体のコミュニティバスの受託 を拡大し収益確保に努めてまいりました。 中・小型貸切バスでは、 「貸切バス事業者安全性評価認定制度」にて最高評価の三ッ星の 認定を受けました。貸切バス新運賃制度により受注件数は減少傾向にあるものの、受注単価 のアップにより前期を上回る実績となりました。 宮交タクシーでは、売上高 20 億 24 百万円(同 103.7%) 、営業利益 1 億 25 百万円(同 147.6%)と、増収増益になりました。 ⑨ ㈱宮崎観光ホテル 宿泊部門では、宿泊人員が 141 千人(前期比較 7 千人増・同 105.2%)と好調に推移した 結果、室料収入は増収となりました。 宴会部門では、外来・宿泊宴会、 「山吹」 、ケータリングともに好調に推移いたしました。 婚礼部門では、受注件数が 189 件、前期比較で 32 件の減となりましたが、料理単価アップ の施策に取り組み、一人当たりの平均単価を伸ばすことに努めました。 レストラン部門と物販部門では、宿泊客の利用も大きく後押しするなど、集客・収入とも に好調に推移いたしました。 エムズホテルクレール宮崎では、ホームページの更新やお客様のニーズに合わせた新規プ ラン造成に加え、イールドコントロールのさらなる強化を行った結果、宿泊人員が 47 千人 (前期比較 1.6 千人増・同 103.5%)となり室料収入は増収となりました。 宮崎観光ホテル全体では、売上高 36 億 97 百万円(同 103.9%) 、営業利益 2 億 80 百万円(同 123.2%)と、増収増益になりました。 ⑩ 青島リゾート㈱(ANA ホリデイ・イン リゾート 宮崎) リブランド効果をさらに高めるため、国内はもとより海外へも幅広くセールスを展開した 結果、宿泊者数は増加となり特に訪日外国人観光客やIHG会員については大幅な伸びとな りました。さらに、宿泊をはじめとする団体や個人向けプランの販売、新企画の開催、空港 ~ホテル間の直行バスの運行などを行い集客に努めてまいりました。また、5 階客室(椿フ ロア)のグレードアップ改装をはじめとして、テナントの誘致など非日常空間(アジアンリ ゾート)の創出と快適な環境づくりに努めてまいりました。 管理面では、プールの季節営業化や省エネ推進委員会による水道光熱費削減、調達交渉に よる飲食原価の抑制の継続など、営業費用の削減にも努めてまいりました。 青島リゾートでは、売上高 15 億 76 百万円(同 117.6%) 、営業利益 80 百万円と、増収増 益になりました。 5 ⑪ 宮交ショップアンドレストラン㈱ 訪日外国人観光客の増加が顕著にみられた「青島屋」では、大型クルーズ船訪日外国 人観光客受入れを積極的に行い、インバウンド需要へ対応いたしました。同じく、訪日 外国人観光客の増加や 8 月のピーチ・アビエーション就航など空港利用者の増加に伴い、 「萩の茶屋空港店」においては、メニューの全面リニューアルを実施し、利用者ニーズ の変化に対応いたしました。季節イベントの強化を行っている「花の駅生駒高原」では、 10 月「コスモスまつり、ナイトコスモス」が魅力あるイベントとして浸透し、天候にも 恵まれたことで大幅な増収となりました。 指定管理施設である「石崎の杜歓鯨館」では、複合健康増進施設を前面に打ち出して マーケティングの見直しを行った結果、施設利用者が増加し、直売所やレストランの増 収に繋がりました。また、「高岡温泉 やすらぎの郷」においては、原油安に加え設備 の改善を行った結果、経費の大幅な削減に繋がりました。また、新たな指定管理施設「国 民宿舎ボルベリアダグリ」の運営を開始するなど増収を図ってまいりました。一方で、 2 月のえびの高原(硫黄山)噴火警報発表に伴い、県道 1 号線の通行止や登山道への立 ち入り規制が行われ、「国民宿舎えびの高原荘」では大きく影響を受け減収となりまし た。営業部門においては、主力商品である「宮崎マンゴーラングドシャ」が、量販店市 場の拡大とマーケティング強化により発売開始 8 年連続増収となりました。 宮交ショップアンドレストランでは、売上高 29 億 34 百万円(同 118.1%)、営業利益 66 百万円(同 2825.7%)と、増収増益になりました。 ⑫ 宮崎ビルサービス㈱ 民間物件の契約見直しや公共入札物件の減少などがありましたが、管理物件の新規受託や 臨時的な民間物件の受託により、前期以上の収入を確保いたしました。 経費面では、全般的なコスト削減に努めてまいりましたが、適正人員を確保できず、派遣 や外注に頼らざるを得ない状況より費用が増加し、厳しい状況で推移いたしました。 宮崎ビルサービスでは、売上高 12 億 23 百万円(同 103.6%) 、営業利益 12 百万円(同 22.2%) と、増収減益になりました。 3.有利子負債の圧縮状況 平成27年3月31日残高 平成28年3月31日現在残高 差 14,448百万円 14,065百万円 引 △383百万円 6 4.平成28年度の取り組みと計画について ① 宮崎交通㈱ バス事業 一般路線バスでは、過疎化や人口減少が進むなかで、恒常的な赤字が発生し将来的にも改 善の見込みが低い路線を 28 年 4 月に廃止しましたが、同様の状況にある他の路線についても 行政機関などと協議してまいります。また、全国相互利用交通系ICカード「nimoca(ニモ カ) 」の活用や訪日外国人観光客への対応などに取り組むことで、利用環境整備と利用促進を 図ってまいります。 高速バスでは、東九州自動車道を運行する路線の需要を喚起するため、観光施設や商業施 設と連携した施策を継続してまいります。また、安全を第一とした運行に向けての取り組み を着実かつ丁寧に実施すると共に、接遇・サービスレベルの向上に取り組んでまいります。 貸切バスでは、貸切バス運賃の適正化と運賃単価向上を推進してまいります。また、乗務 員の確保や車両の運行稼働率の向上を図ると共に、近年著しく増えている訪日外国人観光客 などの取り込みを積極的に行ってまいります。 広告宣伝では、カラーバスを中心にバス広告全般にわたり、広告代理店への営業を積極的 に行うと同時に、行政・公共機関・県内企業への営業を展開してまいります。 バス事業全体としましては、安全を第一とした運行に向けての取り組みを実践し、接遇・ サービスレベルの向上や車両・バス停更新など利用環境の整備を進めてまいります。 ② 宮崎交通㈱ 旅行事業 国内旅行においては、バス事業部門と連携して、その強みを活かしたバスツアー企画や東 九州自動車道の開通を契機としたツアーなど、旅行への購買意欲が高まるような魅力的で高 付加価値な商品を企画造成し増収を図ってまいります。また、海外旅行においては、宮崎就 航の国際線を利用した企画を継続すると共に、海外情勢を見据えながら欧州やリゾート地へ の企画を実施いたします。加えて、さらなる営業部門と窓口部門の強化と効率化を図ると共 に、接遇サービスの向上に継続して取り組んでまいります。 ③ 宮崎交通㈱ 航空事業 航空事業では、人材教育の強化やより適正な人員配置による安全性・定時性・利便性など の空港品質の向上に努めると共に、引き続き効率的な運営に努めてまいります。 ④ 宮崎交通㈱ 保険事業 保険事業では、少子高齢化に伴うマーケットの縮小を最小限に食い止めるため、27 年度に 導入した顧客管理システムを活用します。あわせて営業の効率化と厳格化された保険業法に 基づいた正確な情報提供による顧客対応を強化し、より信頼される代理店として、新たなお 客様の開拓に努めてまいります。 ⑤ 宮崎交通㈱ こどものくに事業 こどものくにでは、 「フラワーフェスタ」を中心に、バラ園、椿園、寒緋桜など魅力ある 庭園を最大限活用し、ファミリー層を対象にした安全で快適な遊園地を目指してまいります。 パークゴルフでは、各種大会誘致や新規利用者の増加に努め、隣接する「ANA ホリデイ・ イン リゾート 宮崎」や青島地域との連携強化を図ってまいります。 7 ⑥ 宮崎交通㈱ 熱源センター事業 供給先の省エネ対策による熱供給量の減少が見込まれるなか、設備機器の効率的な運転を 図り、コスト削減に努めてまいります。また、各種設備に係る修繕業務の獲得や省エネ対策 の提案により、グループ会社のコスト削減にも積極的に取り組んでまいります。 ⑦ 宮崎交通㈱ 不動産事業 所有する不動産の有効活用をさらに進めてまいります。また、延岡駅前再開発に伴う営業 所移転や老朽化した物件の再開発、さらに、賃貸物件の維持管理を行い収益拡大に努めてま いります。 ⑧ 宮交タクシー㈱ 会社全体のサービスレベル向上を図るため、ハイグレード車専属乗務員と同レベルの 接遇研修を全乗務員に実施いたします。また、タクシー業界の課題となっている人材確保に も積極的に取り組んでまいります。さらに、固定収入の確保の施策として、支援学校やコミ ュニティーバスなどの運行受託の拡大を図ってまいります。 安全への取り組みとして、県内各営業所のタクシー車両へのドライブレコーダー設置を順 次進めると共に、中・小型貸切バス全車両への専用ドライブレコーダー設置も実施し、映像 データを活用した安全教育研修や指導により安全意識の向上に努めてまいります。 ⑨ ㈱宮崎観光ホテル 宿泊部門では、広告宣伝の強化とイールドコントロールのさらなる徹底を行い、集客と室 料収入の増加を目指してまいります。バンケット部門では、3 階バンケットホールのリニュー アルを効果的に宣伝告知し、セールスの強化に努めてまいります。 婚礼部門では、新プランの販売を行い、特にレストランウェディングの成約件数の向上に 努めてまいります。レストラン部門、物販部門(パン・ケーキ・売店)では、季節ごとの新 しい商品の開発などマーケティング力とセールス力の強化を行い、さらなる集客と売上拡大 を図ります。設備投資としては、東館 3 階バンケットホール改装工事、東館客室第 3 期改装 工事を行いクオリティの向上に取り組んでまいります。 エムズホテルクレール宮崎では、新規企画商品の造成、既存商品の継続的な見直しを行い、 集客、室料単価のアップに努めてまいります。 ⑩ 青島リゾート㈱(ANA ホリデイ・イン リゾート 宮崎) 開業 20 周年記念を前面に出しながら、引き続き、宿泊・料飲・婚礼・レクリエーション の統合セールス強化と、 「こどものくに」をはじめ青島地域全体との連携強化に努め、MI CEや新たなスポーツキャンプの誘致活動を展開してまいります。また、ANAセールスを はじめとする販促キャンペーン活動やIHG会員などの販売チャネルからの集客強化に努 めてまいります。さらに、最適な価格設定と客室改装を実施することで、 「笑顔と最高のお もてなしでオンリーワンのアジアンリゾート」を目指し、収益確保に努めてまいります。 ⑪ 宮交ショップアンドレストラン㈱ 新たに、指定管理者として運営を受託した「国民宿舎高千穂荘」 、 「白鳥温泉上湯・下湯」 では早期の収益確保を目指してまいります。また、投資案件である「青島屋」の建替え工事 に向け準備を進めると共に、訪日外国人観光客の増加に伴う免税店での販売強化、プライベ ートブランド商品の開発販売、健康増進施設(温泉・プールなど)での販売促進などを行い、 収益確保に取り組んでまいります。えびの高原(硫黄山)地区では、観光客への安全対策を 十分に行い、積極的に集客に努めてまいります。 8 ⑫ 宮崎ビルサービス㈱ 民間物件の契約見直しや価格競争の激化が予想されるなか、環境の変化に対応すべく競争 力の強化を図ると共に、人材育成と品質・サービスの向上に努めてまいります。また、人員 不足を一刻も早く解消し、外注費の削減を図り収益拡大に取り組んでまいります。 今後の経済見通しについては、日本経済の緩やかな回復基調が見込まれる一方で、為替や原 油価格の急激な変動、中国をはじめとする新興国の景気下振れリスクなどにより、先行きが不 透明な状況となっております。また、28 年 4 月に発生した「平成 28 年熊本地震」は多方面に 甚大な被害をもたらしました。当社グループにおいては大きな被害は免れたものの、九州全体 では観光面などで早期の回復が望まれています。 このような状況のもと、当社グループでは、経営基盤の強化を不断に取り組むべき課題とし たうえで、 「経営を支える土台作り」 、 「成長マーケットへのアプローチ」 、 「安心と信頼の確立」 を推進の柱に据えた「平成 28 年度~平成 30 年度 3 ヶ年経営計画」をあらたに策定いたしまし た。その遂行により、 「安全・顧客満足・価値創造で地域№1 企業グループへ」という経営ビジ ョンの実現に向け邁進してまいります。 28 年度における具体策のひとつとして、ホテル事業では、客室やレストランの改装などを計 画しております。お客様に、特別な時間とやすらぎを提供できる空間づくりを進めながら、さ らなる集客に努めてまいります。また、物販・飲食事業では「青島屋」のリニューアルに向け 準備を進めると共にプライベートブランド商品の開発・販売促進などに取り組んでまいります。 グループ全体の取り組みとしては、熊本地震による需要の冷え込みなどに的確に対応すると 共に、訪日外国人観光客のさらなる取り込みなど、増収に向けた施策を着実に実行してまいり ます。また、輸送・宿泊・物販など、グループの総合力を生かしたセールスで収益拡大に努め てまいります。 28年度は、中核会社である宮崎交通(宮崎市街自動車)が営業を開始(大正15年5月10日)して 90年となり、宮交グループとして創業90周年を迎える事となりました。これまで支えていただ いた多くの関係者の皆様に感謝申しあげ、これからも、地域の皆様に愛され、持続的な成長を 続ける企業集団となるために、グループ一丸となって全力で取り組みを進めてまいります。 平成 29 年 3 月期での見込みは、以下の通りです。 (単位:百万円) 【連結グループ業績】 営 業 収 入 営 業 損 益 経 常 損 益 当 期 純 損 益 償却前営業利益 平成 29 年 3 月期 平成 28 年 3 月期 見 込 実 績 18,637 1,088 803 866 2,090 18,355 1,327 1,087 941 2,183 前期比較 282 △239 △284 △75 △93 前期比 (%) 101.5 82.0 73.9 92.0 95.7 以 上 9
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