PS3.3−2001翻訳 医療におけるデジタル画像と通信(DICOM) 巻3

PS 3.3-2001 翻訳原稿
PS3.3−2001翻訳
医療におけるデジタル画像と通信(DICOM)
巻3:情報オブジェクト定義
PS 3.3-2001
Digital Imaging and Communications in Medicine (DICOM)
Part 3: Information Object Definitions
Published by
National Electrical Manufacturers Association
1300 N. 17th Street
Rosslyn, Virginia 22209 USA
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
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Literacy and Artistic Works, and the International and Pan American Copyright Conventions.
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
解説
この文書は,DICOM Committee が作成し,NEMAが発行した下記の規格を検討用として翻訳したも
のである。
PS 3.3-2001
Digital Imaging and Communications in Medicine (DICOM)
Part 3: Information Object Definitions
File name: 01_03pu.pdf
変更部分翻訳
翻訳登録:
ファイル名
繁村
直
2002.9.6
P03j0129.doc
DICOM規格 PS 3.3-2001 は PS 3.3-2000 に多くの CP による修正と下記の Supplement に基づく
追加を行ったものである。
Supplement 41 Security Enhancements 2 - Digital Signatures
Supplement 48 Intravascular Ultrasound (IVUS)
Supplement 50 Mammography CAD
Supplement 52 General Purpose Worklist
Supplement 57 Revised Secondary Capture Objects
Supplement 59 Key Object Selection SOP Class
DICOM規格 PS 3.3-2000 はDICOM規格 PS 3.3-1999 に多くの CP による修正と下記の
Supplement に基づく追加を行ったものである。Supplement と翻訳者名を記す(敬称略)。
Supplement 23: Structured Reporting Storage SOP Classes 高橋(島津)
Supplement 30: Waveform Interchange 繁村
Supplement 33: Grayscale Softcopy Presentation State Storage 繁村
DICOM規格 PS 3.3-1999 はDICOM規格 PS 3.3-1998 に多くの CP による修正と下記の
Supplement に基づく追加を行ったものである。Supplement と翻訳者名を記す(敬称略)。
Supplement 15: Visible Light Image for Endoscopy, Microscopy, and Photography 森村
Supplement 29: Radiotherapy Treatment Record IOD 青江,清水,井水,加畑
Supplement 32: Digital X-Ray 高橋,加畑
Supplement 35: Retire Referenced Print 岩田
Supplement 36: Codes and Controlled Terminology 森村
Supplement 37: Printer Configuration Retrieval SOP Class and New Optional Attributes for Basic Print
Supplement 38: Basic Print Image Overlay Box and Retire Print Image Overlay Box SOP Class 岩田
Supplement 39: Add Stored Print Media Storage, Retire Normalized Print Media Storage 岩田
ii
岩田
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
目次
頁
目次
まえがき
1 適用範囲と適用分野
2 引用規格
3 定義
3.1 参照モデル定義
3.2 サービス規約定義
3.3 DICOM序文と概要
3.4 DICOMサービスクラス仕様
3.5 DICOMデータ構造と符号化
3.6 DICOMメッセージ交換
3.7 DICOM上位層サービス
3.8 DICOM情報オブジェクト定義
3.9 文字取り扱い定義
3.10 放射線治療
3.11 属性マクロ
3.12 DICOMグレースケール標準表示関数
3.13 符号と統制用語の定義
3.14 参照モデルセキュリティアーキテクチャー定義
3.15 セキュリティ定義
3.16 DICOMセキュリティプロファイル
4 記号と略語
5 規約
5.1 エンティティ−関係モデル
5.1.1 エンティティ
5.1.2 関係
5.2 シーケンス
5.3 構造化データの三つ組符号化(退役)
5.4 属性マクロ
6 DICOM情報モデル
6.1 情報オブジェクト定義
6.1.1 複合IOD
6.1.2 正規化IOD
6.2 属性
6.3 オンライン通信および媒体保存サービス
6.3.1 DIMSE−Cサービス
6.3.2 DIMSE−Nサービス
6.4 DIMSEサービスグループ
6.5 サービス−オブジェクト対(SOP)クラス
6.5.1 正規化および複合SOPクラス
6.6 アソシエーション折衝
6.7 サービスクラス仕様
7 実世界のDICOMモデル
7.1 DICOM情報モデル
7.2 付属書A,B,Cの構成
7.3 実世界のDICOMモデルの拡張
7.3.1 DICOM実世界モデルの拡張の定義
7.3.1.1 患者
7.3.1.2 サービスエピソード
7.3.1.3 画像サービス要求
7.3.1.4 手続きタイプ
7.3.1.5 依頼済手続き
7.3.1.6 予約済手続きステップ
iii
iii
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2
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7.3.1.7 手続き計画
7.3.1.8 プロトコル
7.3.1.9 モダリティ実施済手続きステップ
7.3.1.10 汎用予約済手続きステップ
7.3.1.11 汎用実施済手続きステップ
7.3.1.12 ワークアイテム
7.4 汎用ワークリストのための実世界のDICOMモデルの拡張
8 符号化登録データの符号化
8.1 コード値
8.2 符号化体系指定子,符号化体系版,および私的符号化体系作成者UID
8.3 符号意味
8.4 写像資源
8.5 コンテキストグループ版
8.6 コンテキスト識別子
8.7 符号集合拡張
8.8 符号シーケンス属性に対する標準属性集合
9 テンプレート識別マクロ
付属書A 複合情報オブジェクト定義(規格)
A.1 情報オブジェクト定義の要素
A.1.1 IODの記述
A.1.2 IODエンティティ−関係モデル
A.1.2.1 患者IE
A.1.2.2 検査IE
A.1.2.3 シリーズIE
A.1.2.4 装置IE
A.1.2.5 基準座標系IE
A.1.2.6 画像IE
A.1.2.7 オーバレイIE
A.1.2.8 カーブIE
A.1.2.9 モダリティLUT IE
A.1.2.10 VOI LUT IE
A.1.2.11 提示状態IE
A.1.2.12 波形IE
A.1.2.13 SR文書IE
A.1.3 IODモジュール表
A.1.3.1 必須モジュール
A.1.3.2 条件付きモジュール
A.1.3.3 利用者オプションモジュール
A.1.4 複合IODモジュールの内容の概観
A.2 コンピューテッドラジオグラフィ画像情報オブジェクト定義
A.2.1 CR画像IODの記述
A.2.2 CR画像IODエンティティ−関係モデル
A.2.3 CR画像IODモジュール表
A.3 コンピュータ断層画像情報オブジェクト定義
A.3.1 CT画像IODの記述
A.3.2 CT画像IODエンティティ−関係モデル
A.3.3 CT画像IODモジュール表
A.4 磁気共鳴画像情報オブジェクト定義
A.4.1 MR画像IODの記述
A.4.2 MR画像IODエンティティ−関係モデル
A.4.3 MR画像IODモジュール表
A.5 核医学画像情報オブジェクト定義
A.5.1 NM画像IODの記述
A.5.2 NM画像IODエンティティ−関係モデル
A.5.3 NM画像IODモジュール表(退役)
A.5.4 NM画像IODモジュール表
A.6 超音波画像情報オブジェクト定義
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A.6.1 US画像IODの記述
A.6.2 US画像IODエンティティ−関係モデル
A.6.3 US画像IODモジュール表(退役)
A.6.4 US画像IODモジュール表
A.6.4.1 相互に排他的なIE
A.7 超音波複数フレーム画像情報オブジェクト定義
A.7.1 US複数フレーム画像IODの記述
A.7.2 US複数フレーム画像IODエンティティ−関係モデル
A.7.3 US複数フレーム画像IODモジュール表(退役)
A.7.4 US複数フレーム画像IODモジュール表
A.7.4.1 相互に排他的なIE
A.8 二次取得画像情報オブジェクト定義
A.8.1 SC画像情報オブジェクト定義
A.8.1.1 SC画像IODの記述
A.8.1.2 SC画像IODエンティティ−関係モデル
A.8.1.3 SC画像IODモジュール表
A.8.2 複数フレームシングルビットSC画像情報オブジェクト定義
A.8.2.1 複数フレームシングルビットSC画像IOD記述
A.8.2.2 複数フレームシングルビットSC画像IODエンティティ−関係モデル
A.8.2.3 複数フレームシングルビットSC画像IODモジュール表
A.8.2.4 複数フレームシングルビットSC画像IOD内容制約
A.8.3 複数フレームグレースケールバイトSC画像情報オブジェクト定義
A.8.3.1 複数フレームグレースケールバイトSC画像IOD記述
A.8.3.2 複数フレームグレースケールバイトSC画像IODエンティティ−関係モデル
A.8.3.3 複数フレームグレースケールバイトSC画像IODモジュール表
A.8.3.4 複数フレームグレースケールバイトSC画像IOD内容制約
A.8.4 複数フレームグレースケールワードSC画像情報オブジェクト定義
A.8.4.1 複数フレームグレースケールワードSC画像IOD記述
A.8.4.2 複数フレームグレースケールワードSC画像IODエンティティ−関係モデル
A.8.4.3 複数フレームグレースケールワードSC画像IODモジュール表
A.8.4.4 複数フレームグレースケールワードSC画像IOD内容制約
A.8.5 複数フレームトゥルーカラーSC画像情報オブジェクト定義
A.8.5.1 複数フレームトゥルーカラーSC画像IOD記述
A.8.5.2 複数フレームトゥルーカラーSC画像IODエンティティ−関係モデル
A.8.5.3 複数フレームトゥルーカラーSC画像IODモジュール表
A.8.5.4 複数フレームトゥルーカラーSC画像IOD内容制約
A.9 独立オーバレイ情報オブジェクト定義
A.9.1 独立オーバレイIOD記述
A.9.2 独立オーバレイIODエンティティ−関係モデル
A.9.3 独立オーバレイIODモジュール表
A.10 独立カーブ情報オブジェクト定義
A.10.1 独立カーブIOD記述
A.10.2 独立カーブIODエンティティ−関係モデル
A.10.3 独立カーブIODモジュール表
A.11 基本検査記述子情報オブジェクト定義
A.11.1 基本検査記述子IOD記述
A.11.2 基本検査記述子エンティティ−関係モデル
A.11.3 基本検査記述子IODモジュール表
A.12 独立モダリティLUT情報オブジェクト定義
A.12.1 独立モダリティLUT IOD記述
A.12.2 独立モダリティLUT IODエンティティ−関係モデル
A.12.3 独立モダリティLUT IODモジュール表
A.13 独立VOI LUT情報オブジェクト定義
A.13.1 独立VOI LUT IODの記述
A.13.2 独立VOI LUT IODエンティティ−関係モデル
A.13.3 独立VOI LUT IODモジュール表
A.14 X線アンギオグラフィ画像情報オブジェクト定義
v
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A.14.1 XA画像IODの記述
A.14.2 XA画像IODエンティティ−関係モデル
A.14.3 XA画像IODモジュール表
A.15 X線アンギオグラフィバイプレーン画像情報オブジェクト定義(退役)
A.16 X線RF画像情報オブジェクト定義
A.16.1 XRF画像IODの記述
A.16.2 XRF画像IODエンティティ−関係モデル
A.16.3 XRF画像IODモジュール表
A.17 RT画像情報オブジェクト定義
A.17.1 RT画像IOD記述
A.17.2 RT画像IODエンティティ−関係モデル
A.17.3 RT画像IODモジュール表
A.18 RT線量情報オブジェクト定義
A.18.1 RT線量IOD記述
A.18.2 RT線量IODエンティティ−関係モデル
A.18.3 RT線量IODモジュール表
A.19 RT構造集合情報オブジェクト定義
A.19.1 RT構造集合IOD記述
A.19.2 RT構造集合IODエンティティ−関係モデル
A.19.3 RT構造集合IODモジュール表
A.20 RT計画情報オブジェクト定義
A.20.1 RT計画IODの記述
A.20.2 RT計画IODエンティティ−関係モデル
A.20.3 RT計画IODモジュール表
A.20.3.1 RT分割スキームモジュール
A.20.3.2 RT処方モジュール
A.20.3.3 RT許容度表モジュール
A.20.3.4 RT患者設定モジュール
A.21 ポジトロンエミッショントモグラフィ画像情報オブジェクト定義
A.21.1 PET画像IODの記述
A.21.2 PET画像IODエンティティ−関係モデル
A.21.3 PET画像IODモジュール表
A.22 独立PETカーブ情報オブジェクト定義
A.22.1 独立PETカーブIODの記述
A.22.2 独立PETカーブIODエンティティ−関係モデル
A.22.3 独立PETカーブIODモジュール表
A.23 保存プリント情報オブジェクト定義
A.23.1 IOD記述
A.23.2 保存プリントIODエンティティ−関係モデル
A.23.3 IODモジュール表
A.24 ハードコピーグレースケール画像情報オブジェクト定義
A.24.1 IOD記述
A.24.2 ハードコピーグレースケール画像IODエンティティ−関係モデル
A.24.3 IODモジュール表
A.25 ハードコピーカラー画像情報オブジェクト定義
A.25.1 IOD記述
A.25.2 ハードコピーカラー画像IODエンティティ−関係モデル
A.25.3 IODモジュール表
A.26 デジタルX線画像情報オブジェクト定義
A.26.1 DX画像IODの記述
A.26.2 DX線画像IODエンティティ−関係モデル
A.26.3 DX線画像IODモジュール表
A.26.4 オーバレイ面モジュール
A.27 デジタルマンモグラフィX線画像情報オブジェクト定義
A.27.1 デジタルマンモグラフィX線画像IODの記述
A.27.2 デジタルマンモグラフィX線画像IODモジュール表
A.27.3 オーバレイ面モジュール
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.28 デジタル口腔内X線画像情報オブジェクト定義
A.28.1 デジタル口腔内X線画像IODの記述
A.28.2 デジタル口腔内X線画像IODモジュール表
A.28.3 オーバレイ面モジュール
A.29.RTビ−ム治療記録情報オブジェクト定義
A.29.1 RTビ−ム治療記録IOD記述
A.29.2 RTビ−ム治療記録IODエンティティ−関係モデル
A.29.3 RTビ−ム治療記録IODモジュール表
A.30 RT近接照射治療記録情報オブジェクト定義
A.30.1 RT近接照射治療記録IOD記述
A.30.2 RT近接照射治療記録IODエンティティ−関係モデル
A.30.3 RT近接照射治療記録IODモジュール表
A.31 RT治療要約記録情報オブジェクト定義
A.31.1 RT治療要約記録IOD記述
A.31.2 RT治療要約記録IODエンティティ−関係モデル
A.31.3 RT治療要約記録IODモジュール表
A.32 可視光画像情報オブジェクト定義
A.32.1 VL内視鏡画像情報オブジェクト定義
A.32.1.1 VL内視鏡画像IOD記述
A.32.1.2 VL内視鏡画像IODエンティティ関係モデル
A.32.1.3 VL内視鏡画像IOD内容制約
A.32.1.3.1 モダリティ
A.32.2 VL顕微鏡画像情報オブジェクト定義
A.32.2.1 VL顕微鏡画像IOD記述
A.32.2.2 VL顕微鏡画像IODエンティティ関係モデル
A.32.2.3 VL顕微鏡画像IOD内容制約
A.32.2.3.1 モダリティ
A.32.3 VLスライド座標顕微鏡画像情報オブジェクト定義
A.32.3.1 VLスライド座標顕微鏡画像IOD記述
A.32.3.2 VLスライド座標顕微鏡画像IODエンティティ−関係モデル
A.32.3.3 VLスライド座標顕微鏡画像IOD内容制約
A.32.3.3.1 モダリティ
A.32.4 VL写真画像情報オブジェクト定義
A.32.4.1 VL写真画像IOD記述
A.32.4.2 VL写真画像IODエンティティ関係モデル
A.32.4.3 VL写真画像IOD内容制約
A.32.4.3.1 モダリティ
A.33 グレースケールソフトコピー提示状態情報オブジェクト定義
A.33.1 グレースケールソフトコピー提示状態IOD記述
A.33.2 グレースケールソフトコピー提示状態IODモジュール表
A.34 波形情報オブジェクト定義
A.34.1 波形IODエンティティ−関係モデル
A.34.2 基本音声オーディオ情報オブジェクト定義
A.34.2.1 基本音声オーディオIOD記述
A.34.2.2 基本音声オーディオIODエンティティ−関係モデル
A.34.2.3 基本音声オーディオIODモジュール表
A.34.2.4 基本音声オーディオIOD内容制約
A.34.2.4.1 モダリティ
A.34.2.4.2 波形シーケンス
A.34.2.4.3 波形チャネルの数
A.34.2.4.4 標本化周波数
A.34.2.4.5 波形サンプル解釈
A.34.3 12リード心電図情報オブジェクト定義
A.34.3.1 12リードECG IOD記述
A.34.3.2 12リードECG IODエンティティ−関係モデル
A.34.3.3 12リードECG IODモジュール表
A.34.3.4 12リードECG IOD内容制約
vii
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95
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.3.4.1 モダリティ
A.34.3.4.2 収集コンテキストモジュール
A.34.3.4.3 波形シーケンス
A.34.3.4.4 波形チャネルの数
A.34.3.4.5 波形サンプルの数
A.34.2.4.6 標本化周波数
A.34.3.4.7 チャネルソース
A.34.3.4.8 波形サンプル解釈
A.34.3.4.9 波形注釈モジュール
A.34.4 一般心電図情報オブジェクト定義
A.34.4.1 一般ECG IOD記述
A.34.4.2 一般ECG IODエンティティ−関係モデル
A.34.4.3 一般ECG IODモジュール表
A.34.4.4 一般ECG IOD内容制約
A.34.4.4.1 モダリティ
A.34.4.4.2 波形シーケンス
A.34.4.4.3 波形チャネルの数
A.34.4.4.4 標本化周波数
A.34.4.4.5 チャネルソース
A.34.4.4.8 波形サンプル解釈
A.34.3.4.9 波形注釈モジュール
A.34.5 歩行心電図情報オブジェクト定義
A.34.5.1 歩行ECG IOD記述
A.34.5.2 歩行ECG IODエンティティ−関係モデル
A.34.5.3 歩行ECG IODモジュール表
A.34.5.4 歩行ECG IOD内容制約
A.34.5.4.1 モダリティ
A.34.5.4.2 波形シーケンス
A.34.5.4.3 波形チャネルの数
A.34.5.4.5 標本化周波数
A.34.5.4.6 チャネルソース
A.34.5.4.7 波形サンプル解釈
A.34.6 血行動態情報オブジェクト定義
A.34.6.1 血行動態ECG IOD記述
A.34.6.2 血行動態IODエンティティ−関係モデル
A.34.6.3 血行動態IODモジュール表
A.34.6.4 血行動態IOD内容制約
A.34.6.4.1 モダリティ
A.34.6.4.2 収集コンテキストモジュール
A.34.6.4.3 波形シーケンス
A.34.6.4.4 波形チャネルの数
A.34.4.4.5 標本化周波数
A.34.6.4.7 チャネルソース
A.34.6.4.8 波形サンプル解釈
A.34.6.4.9 波形注釈モジュール
A.34.7 基本心臓電気生理情報オブジェクト定義
A.34.7.1 基本心臓EP IOD記述
A.34.7.2 基本心臓EP IODエンティティ−関係モデル
A.34.7.3 基本心臓EP IODモジュール表
A.34.7.4 基本心臓EPIOD内容制約
A.34.7.4.1 モダリティ
A.34.7.4.2 収集コンテキストモジュール
A.34.7.4.3 波形シーケンス
A.34.7.4.4 標本化周波数
A.34.7.4.5 チャネルソース
A.34.7.4.6 波形サンプル解釈
A.34.7.4.7 波形注釈モジュール
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.35 構造化報告文書情報オブジェクト定義
A.35.1 基本テキストSR情報オブジェクト定義
A.35.1.1 基本テキストSR情報オブジェクト説明
A.35.1.2 基本テキストSR IODエンティティ−関係モデル
A.35.1.3 基本テキストSR IODモジュール表
A.35.1.3.1 基本テキストSR IOD内容制限
A.35.1.3.1.1 値タイプ
A.35.1.3.1.2 関係制限
A.35.2 拡張SR情報オブジェクト定義
A.35.2.1 拡張SR情報オブジェクト説明
A.35.2.2 拡張SR IODエンティティ−関係モデル
A.35.2.3 拡張SR IODモジュール表
A.35.2.3.1 拡張SR IOD内容制限
A.35.2.3.1.1 値タイプ
A.35.2.3.1.2 関係制限
A.35.3 包括的SR情報オブジェクト定義
A.35.3.1 包括的SR情報オブジェクト説明
A.35.3.2 包括的SR IODエンティティ−関係モデル
A.35.3.3 包括的SR IODモジュール表
A.35.3.3.1 包括的SR IOD内容制限
A.35.3.3.1.1 値タイプ
A.35.3.3.1.2 関係制限
A.35.4 キーオブジェクト選択文書情報オブジェクト定義テーブル
A.35.4.1 キーオブジェクト選択文書情報オブジェクト記述
A.35.4.2 キーオブジェクト選択文書IODエンティティ−関係モデル
A.35.4.3 キーオブジェクト選択文書IODモジュール表
A.35.4.3.1 キーオブジェクト選択文書IOD内容制約
A.35.4.3.1.1 値タイプ
A.35.4.3.1.2 関係制約
A.35.4.3.1.3 テンプレート制約
A.35.5 マンモグラフィCAD SR情報オブジェクト定義
A.35.5.1 マンモグラフィCAD SR情報オブジェクト記述
A.35.5.2 マンモグラフィCAD SR IODエンティティ−関係モデル
A.35.5.3 マンモグラフィCAD SR IODモジュール表
A.35.5.3.1 マンモグラフィCAD SR IOD内容制約
A.35.5.3.1.1 テンプレート制約
A.35.4.3.1.2 値タイプ
A.35.5.3.1.3 関係制約
付属書B 正規化情報オブジェクト定義(規格)
B.1 患者情報オブジェクト定義
B.1.1 IODの記述
B.1.2 患者IODモジュール
B.2 来院情報オブジェクト定義
B.2.1 IODの記述
B.2.2 IODモジュール
B.3 検査情報オブジェクト定義
B.3.1 IODの記述
B.3.2 IODモジュール
B.4 検査構成要素情報オブジェクト定義
B.4.1 IODの記述
B.4.2 IODモジュール
B.5 結果情報オブジェクト定義
B.5.1 IODの記述
B.5.2 IODモジュール
B.6 解釈情報オブジェクト定義
B.6.1 IOD記述
B.6.2 IODモジュール
ix
102
102
102
102
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103
103
103
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104
104
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105
105
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114
115
115
115
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.7 基本フィルムセッション情報オブジェクト定義
B.7.1. IOD記述
B.7.2 IODモジュール
B.8 基本フィルムボックス情報オブジェクト定義
B.8.1. IOD記述
B.8.2 IODモジュール
B.9 基本画像ボックス情報オブジェクト定義
B.9.1 IOD記述
B.9.2 IODモジュール
B.10 基本注釈ボックス情報オブジェクト定義
B.10.1 IOD記述
B.10.2 IODモジュール
B.11 プリントジョブ情報オブジェクト定義
B.11.1 IOD記述
B.11.2 IODモジュール
B.12 プリンタ情報オブジェクト定義
B.12.1 IOD記述
B.12.2 IODモジュール
B.13 VOI LUTボックス情報オブジェクト定義(退役)
B.14 画像オーバレイボックス情報オブジェクト定義(退役)
B.15 保存委託情報オブジェクト定義
B.15.1 保存委託IODの説明
B.15.2 保存委託IODモジュール
B.16 プリントキュー情報オブジェクト定義
B.16.1 IODの記述
B.16.2 IODモジュール
B.17 モダリティ実施済手続きステップ情報オブジェクト定義
B.17.1 IOD記述
B.17.2 IODモジュール
B.18 提示LUT情報オブジェクト定義
B.18.1 IODの記述
B.18.2 IODモジュール
B.19 プルプリント依頼情報オブジェクト定義
B.19.1 IOD記述
B.19.2 IODモジュール表
B.20 プリンター構成情報オブジェクト定義
B.20.1 IOD記述
B.20.2 IODモジュール
B.21. 基本プリント画像オーバレイボックス情報オブジェクト定義
B.21.1 IOD記述
B.21.2 IOD記述
B.22 汎用予約済手続きステップ情報オブジェクト定義
B.22.1 IOD記述
B.22.2 IODモジュール
B.23汎用実施済手続きステップ情報オブジェクト定義
B.23.1 IOD記述
B.23.2 IODモジュール
付属書C 情報モジュール定義(規格)
C.1 モジュール定義の構成要素
C.1.1 モジュール記述
C.1.2 モジュール定義
C.1.2.1 属性名
C.1.2.2 属性タグ
C.1.2.3 タイプ指示
C.1.2.4 属性定義
C.1.3 属性記述
C.2 患者モジュール
x
115
115
116
116
116
116
116
116
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117
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119
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123
123
124
124
124
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.2.1 患者関係モジュール
C.2.2 患者識別モジュール
C.2.3 患者記述モジュール
C.2.4 患者診療モジュール
C.3 来院モジュール
C.3.1 来院関係モジュール
C.3.2 来院識別モジュール
C.3.3 来院状態モジュール
C.3.4 来院受診モジュール
C.3.5 来院退院モジュール
C.3.6 来院予約モジュール
C.4 検査モジュール
C.4.1 検査関係モジュール
C.4.2 検査識別モジュール
C.4.3 検査分類モジュール
C.4.4 検査予約モジュール
C.4.5 検査収集モジュール
C.4.6 検査読影モジュール
C.4.7 検査構成要素モジュール
C.4.8 検査構成要素関係モジュール
C.4.9 検査構成要素収集モジュール
C.4.10 予約済手続きステップモジュール
C.4.11 依頼済手続きモジュール
C.4.12 画像サービス要求モジュール
C.4.13 実施済手続きステップ関係
C.4.14 実施済手続きステップ情報
C.4.15 画像収集結果
C.4.16 放射線量
C.4.17 請求書作成および材料管理コード
C.4.18 汎用予約済手続きステップ関係モジュール
C.4.19 汎用予約済手続きステップ情報モジュール
C.4.20 汎用実施済手続きステップ関係モジュール
C.4.21 汎用実施済手続きステップ情報モジュール
C.4.22 汎用結果
C.5 結果モジュール
C.5.1 結果関係モジュール
C.5.2 結果識別モジュール
C.5.3 結果印象モジュール
C.6 解釈モジュール
C.6.1 解釈関係モジュール
C.6.2 解釈識別モジュール
C.6.3 解釈状態モジュール
C.6.4 解釈記録モジュール
C.6.5 解釈転写モジュール
C.6.6 解釈承認モジュール
C.7 共通複合画像IODモジュール
C.7.1 共通患者IEモジュール
C.7.1.1 患者モジュール
C.7.1.2 標本識別モジュール
C.7.1.2.1 標本モジュール属性
C.7.1.2.1.1 標本受入番号
C.7.1.2.1.2 標本識別子
C.7.2 共通検査IEモジュール
C.7.2.1 一般検査モジュール
C.7.2.2 患者検査モジュール
C.7.3 共通シリーズIEモジュール
C.7.3.1 一般シリーズモジュール
xi
124
125
125
126
126
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127
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130
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154
154
154
155
155
156
156
156
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.3.1.1 一般シリーズ属性の記述
C.7.3.1.1.1 モダリティ
C.7.3.1.1.2 患者位置
C.7.4 共通基準座標系情報エンティティモジュール
C.7.4.1 基準座標系モジュール
C.7.4.1.1 基準座標系の属性の説明
C.7.4.1.1.1 基準座標系UID
C.7.4.1.1.2 位置基準標識
C.7.4.2 同期モジュール
C.7.4.2.1 同期属性記述
C.7.4.2.1.1 同期基準座標系UID
C.7.4.2.1.2 時間ソースと時間分配プロトコル
C.7.4.2.1.3 同期チャネル
C.7.4.2.1.4 収集時間同期
C.7.5 共通装置IEモジュール
C.7.5.1 一般的装置モジュール
C.7.5.1.1 一般装置の属性の記述
C.7.5.1.1.1 最終較正の日付,最終の較正の時刻
C.7.5.1.1.2 画素パディング値
C.7.6 共通画像IEモジュール
C.7.6.1 一般画像モジュール
C.7.6.1.1 一般画像属性の説明
C.7.6.1.1.1 患者方向
C.7.6.1.1.2 画像タイプ
C.7.6.1.1.3 導出の説明
C.7.6.1.1.4 発生源画像シーケンス
C.7.6.1.1.5 非可逆画像圧縮
C.7.6.1.1.6 アイコン画像シーケンス
C.7.6.2 画像面モジュール
C.7.6.2.1 画像面属性の説明
C.7.6.2.1.1 画像位置および画像方向
C.7.6.2.1.2 スライス位置
C.7.6.3 画像画素モジュール
C.7.6.3.1 画像画素属性の記述
C.7.6.3.1.1 画素あたりサンプル
C.7.6.3.1.2 光度測定解釈
C.7.6.3.1.3 面構成
C.7.6.3.1.4 画素データ
C.7.6.3.1.5 パレットカラールックアップテーブル記述子
C.7.6.3.1.6 パレットカラールックアップテーブルデータ
C.7.6.3.1.7 画素アスペクト比
C.7.6.4 造影剤/ボーラスモジュール
C.7.6.5 シネモジュール
C.7.6.5.1 シネ属性の説明
C.7.6.5.1.1 フレーム時間
C.7.6.5.1.2 フレーム時間ベクトル
C.7.6.6 複数フレームモジュール
C.7.6.6.1 複数フレーム属性の説明
C.7.6.6.1.1 フレームの数およびフレーム増分ポインタ
C.7.6.7 バイプレーンシーケンスモジュール(退役)
C.7.6.8 バイプレーン画像モジュール(退役)
C.7.6.9 フレームポインターモジュール
C.7.6.10 マスクモジュール
C.7.6.10.1 マスク減算属性の記述
C.7.6.10.1.1 マスク操作
C.7.6.10.1.2 マスク副画素移動
C.7.6.11 表示シャッタモジュール
xii
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158
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179
180
180
180
180
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.6.12 器具
C.7.6.12.1 器具の属性の記述
C.7.6.12.1.1 器具のタイプおよび寸法
C.7.6.13 治療
C.7.6.14 収集コンテキストモジュール
C.7.6.15 ビットマップ表示シャッタモジュール
C.7.7 患者要約モジュール
C.7.8 検査内容モジュール
C.7.9 パレットカラールックアップテーブルモジュール
C.7.9.1 パレットカラールックアップテーブルUID
C.7.9.2 セグメント化パレットカラールックアップテーブルデータ
C.7.9.2.1 離散セグメントタイプ
C.7.9.2.2 線形セグメントタイプ
C.7.9.2.3 間接セグメントタイプ
C.8 モダリティ特有モジュール
C.8.1 コンピューテッドラジオグラフィ
C.8.1.1 CRシリーズモジュール
C.8.1.2 CR画像モジュール
C.8.2 CTモジュール
C.8.2.1 CT画像モジュール
C.8.2.1.1 CT画像属性の説明
C.8.2.1.1.1 画像タイプ
C.8.2.1.1.2 画素あたりサンプル
C.8.2.1.1.3 光度測定解釈
C.8.2.1.1.4 割当ビット
C.8.2.1.1.5 格納ビット
C.8.2.1.1.6 高位ビット
C.8.3 MR画像
C.8.3.1 MR画像モジュール
C.8.3.1.1 MR画像属性の説明
C.8.3.1.1.1 画像タイプ
C.8.3.1.1.2 画素あたりサンプル
C.8.3.1.1.3 光度測定解釈
C.8.3.1.1.4 割当ビット
C.8.4 核医学モジュール
C.8.4.1 NMシリーズモジュール(退役)
C.8.4.2 NM装置モジュール(退役)
C.8.4.3 NM画像モジュール(退役)
C.8.4.4 NM SPECT収集画像モジュール(退役)
C.8.4.5 NM複数ゲート収集画像モジュール(退役)
C.8.4.6 NM/PET患者方向モジュール
C.8.4.6.1 NM/PET患者方向属性の記述
C.8.4.6.1.1 患者方向コードシーケンス
C.8.4.6.1.2 患者方向修飾子コードシーケンス
C.8.4.6.1.3 患者架台関係コードシーケンス
C.8.4.7 NM画像画素モジュール
C.8.4.7.1 NM画像画素属性記述
C.8.4.7.1.1 光度測定解釈
C.8.4.8 NM複数フレームモジュール
C.8.4.8.1 NM複数フレーム属性記述
C.8.4.8.1.1 フレーム増分ポインタ
C.8.4.8.1.2 エネルギウィンドウの数とエネルギウィンドウベクトル
C.8.4.8.1.3 検出器の数と検出器ベクトル
C.8.4.8.1.4 フェーズの数とフェーズベクトル
C.8.4.8.1.5 回転の数と回転ベクトル
C.8.4.8.1.6 R−R間隔の数とR−R間隔ベクトル
C.8.4.8.1.7 時間スロットの数と時間スロットベクトル
xiii
184
184
184
184
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188
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191
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194
194
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197
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203
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204
204
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207
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208
208
208
208
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.4.8.1.8 スライスの数とスライスベクトル
209
C.8.4.8.1.9 角度視野ベクトル
209
C.8.4.8.1.10 時間スライスベクトル
209
C.8.4.9 NM画像モジュール
209
C.8.4.9.1 NM画像モジュール属性記述
212
C.8.4.9.1.1 画像タイプ
212
C.8.4.9.1.2 積算カウント
213
C.8.4.9.1.3 収集終了条件
213
C.8.4.9.1.4 実フレーム持続時間
213
C.8.4.9.1.5 解剖学的領域
213
C.8.4.9.1.6 解剖学的主要構造
213
C.8.4.10 NM同位元素モジュール
214
C.8.4.10.1 NM同位元素モジュール属性記述
216
C.8.4.10.1.1 エネルギウィンドウ下限
216
C.8.4.10.1.2 エネルギウィンドウ上限
216
C.8.4.10.1.3 (退役)
216
C.8.4.10.1.4 (退役)
216
C.8.4.10.1.5 放射性医薬品開始時刻
216
C.8.4.10.1.6 放射性医薬品停止時刻
216
C.8.4.10.1.7 放射性核種総投与量
216
C.8.4.10.1.8 注射器カウント
216
C.8.4.10.1.9 残留注射器カウント
216
C.8.4.10.1.10 (退役)
216
C.8.4.10.1.11 (退役)
216
C.8.4.11 NM検出器モジュール
216
C.8.4.11.1 NM検出器の属性の記述
218
C.8.4.11.1.1 焦点距離
218
C.8.4.11.1.2 焦点中心
218
C.8.4.11.1.3 ズーム中心
218
C.8.4.11.1.4 ズーム係数
219
C.8.4.11.1.5 回転中心オフセット
219
C.8.4.11.1.6 架台/検出器傾斜
219
C.8.4.11.1.7 視野コードシーケンス
219
C.8.4.11.1.8 視野修飾子コードシーケンス
219
C.8.4.12 NM断層収集モジュール
219
C.8.4.12.1 NM断層収集の属性の記述
221
C.8.4.12.1.1 角度ステップ
221
C.8.4.13 NM複数ゲート収集モジュール
221
C.8.4.13.1 NM複数ゲート収集属性の記述
222
C.8.4.13.1.1 データ情報シーケンス
222
C.8.4.13.1.2 時間スロット時間
222
C.8.4.14 NMフェーズモジュール
222
C.8.4.14.1 NMフェーズモジュール属性記述
223
C.8.4.14.1.1 トリガーベクトル
223
C.8.4.15 NM再構成モジュール
223
C.8.5 超音波
224
C.8.5.1 超音波基準座標系モジュール(退役)
224
C.8.5.2 超音波領域較正モジュール(退役)
224
C.8.5.3 超音波画像モジュール(退役)
224
C.8.5.4 超音波基準座標系モジュール
224
C.8.5.4.1 超音波基準座標系属性定義
225
C.8.5.4.1.1 領域位置 Min x0,領域位置 Min y0,領域位置 Max x1,領域位置 Max y1
225
C.8.5.4.1.2 物理単位X方向と物理単位Y方向
225
C.8.5.4.1.3 基準画素 x0 および基準画素 y0
226
C.8.5.5 超音波領域較正モジュール
226
C.8.5.5.1 超音波領域較正属性定義
226
xiv
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.5.5.1.1 領域空間フォーマット
229
C.8.5.5.1.2 領域データタイプ
229
C.8.5.5.1.3 領域フラグ
230
C.8.5.5.1.4 画素構成要素の方式
230
C.8.5.5.1.5 画素構成要素マスク
230
C.8.5.5.1.6 画素構成要素の物理単位
231
C.8.5.5.1.7 画素構成要素のデータタイプ
231
C.8.5.5.1.8 表折点の数
231
C.8.5.5.1.9 X折点の表とY折点の表
231
C.8.5.5.1.10 TM線位置 X0,TM線位置 Y0,TM線位置 X1,TM線位置 Y1232
C.8.5.5.1.11 表登録の数
232
C.8.5.5.1.12 画素値の表
232
C.8.5.5.1.13 パラメタ値の表
232
C.8.5.6 超音波画像モジュール
232
C.8.5.6.1 超音波画像属性の記述
238
C.8.5.6.1.1 画像タイプ
238
C.8.5.6.1.2 光度測定解釈
238
C.8.5.6.1.3 画素表現
239
C.8.5.6.1.4 フレーム増分ポインタ
239
C.8.5.6.1.5 退役
239
C.8.5.6.1.6 退役
239
C.8.5.6.1.7 退役
239
C.8.5.6.1.8 MI(機械的インデックス),骨TI,頭蓋TI,軟組織TI
239
C.8.5.6.1.9 画像変換マトリックスおよび画像変換ベクトル
239
C.8.5.6.1.10 超音波カラーデータの存在
240
C.8.5.6.1.11 オーバレイ副タイプ
240
C.8.5.6.1.12 画素あたりサンプル数
240
C.8.5.3.1.13 割当ビット
241
C.8.5.3.1.14 格納ビット
241
C.8.5.6.1.15 高位ビット
241
C.8.5.6.1.16 面構成
242
C.8.5.6.1.17 解剖学的領域シーケンス
242
C.8.5.6.1.18 解剖学的主要構造シーケンス
242
C.8.5.6.1.19 探触子位置シーケンス
242
C.8.5.6.1.20 探触子方向シーケンス
243
C.8.5.6.1.21 IVUS収集
243
C.8.5.6.1.22 IVUSプルバック速度
243
C.8.5.6.1.23 IVUSゲート速度
243
C.8.5.6.1.24IVUSプルバック開始フレーム番号
243
C.8.5.6.1.25IVUSプルバック停止フレーム番号
243
C.8.5.6.1.26 病変番号
243
C.8.6 二次取得モジュール
244
C.8.6.1 SC装置モジュール
244
C.8.6.2 SC画像モジュール
245
C.8.6.3 SC複数フレーム画像モジュール
245
C.8.6.3.1 スキャンされたフィルムと光学的濃度,P値
247
C.8.6.4 SC複数フレームベクトルモジュール
247
C.8.7 X線モジュール
248
C.8.7.1 X線画像モジュール
249
C.8.7.1.1 X線画像属性の記述
251
C.8.7.1.1.1 画像タイプ
251
C.8.7.1.1.2 画素強度関係
251
C.8.7.1.1.3 収集装置処理記述
251
C.8.7.1.1.4 スキャンオプション
251
C.8.7.1.1.5 導出記述
252
C.8.7.1.1.6 割当ビット
252
C.8.7.1.1.7 格納ビット
252
xv
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.7.1.1.8 高位ビット
C.8.7.1.1.9 フレームおよびカーブ時刻の同期
C.8.7.1.1.10 解剖学的領域
C.8.7.1.1.11 主要解剖学的構造
C.8.7.2 X線収集モジュール
C.8.7.2.1 X線収集属性の記述
C.8.7.2.1.1 曝射時間
C.8.7.2.1.2 視野
C.8.7.3 X線コリメータ
C.8.7.3.1 X線コリメータ属性記述
C.8.7.3.1.1 コリメータ垂直および水平端
C.8.7.4 X線テーブルモジュール
C.8.7.4.1 X線テーブル属性の記述
C.8.7.4.1.1 テーブル動き増分
C.8.7.5 XA位置決め装置モジュール
C.8.7.5.1 XA位置決め装置属性の記述
C.8.7.5.1.1 位置決め装置の動き
C.8.7.5.1.2 位置決め装置第一および第二角度
C.8.7.5.1.3 位置決め装置の角度増分
C.8.7.5.1.4 検出器第一角度および第二角度
C.8.7.6 XRF位置決め装置モジュール
C.8.7.7 X線断層収集モジュール
C.8.7.8 X線収集線量モジュール
C.8.7.9 X線発生モジュール
C.8.7.10 X線濾過モジュール
C.8.7.11 X線グリッドモジュール
C.8.8. 放射線治療
C.8.8.1 RTシリーズモジュール
C.8.8.1.1 モダリティ
C.8.8.2 RT画像モジュール
C.8.8.2.1 複数フレーム画像データ
C.8.8.2.2 X線画像受像器角度
C.8.8.2.3 画像面画素間隔およびRT画像SID
C.8.8.2.4 照射シーケンス
C.8.8.2.5 単一フレームおよび複数フレーム画像
C.8.8.2.6 画像画素モジュール属性
C.8.8.2.6.1 画素当たりサンプル
C.8.8.2.6.2 光度測光解釈
C.8.8.2.6.3 割当ビット
C.8.8.2.6.4 格納ビット
C.8.8.2.6.5 高位ビット
C.8.8.2.6.6 画素表現
C.8.8.3 RT線量モジュール
C.8.8.3.1 正規化点
C.8.8.3.2 格子フレームオフセットベクトル
C.8.8.3.3 線量単位
C.8.8.3.4 画像画素モジュール属性
C.8.8.3.4.1 画素当たりサンプル
C.8.8.3.4.2 光度測定解釈
C.8.8.3.4.3 割当ビット
C.8.8.3.4.4 格納ビット
C.8.8.3.4.5 高位ビット
C.8.8.3.4.6 画素表現
C.8.8.4 RT DVHモジュール
C.8.8.4.1 参照構造集合シーケンス
C.8.8.4.2 DVH ROI寄与タイプ
C.8.8.5 構造集合モジュール
xvi
252
252
252
252
252
254
254
254
254
255
255
256
256
256
257
258
258
258
260
260
260
261
261
264
265
266
266
267
268
268
274
274
275
275
275
275
275
275
275
275
275
275
275
278
278
278
278
278
278
279
279
279
279
279
281
281
281
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.5.1 基準座標系
C.8.8.5.2 基準座標系変換行列
C.8.8.6 ROI輪郭モジュール
C.8.8.6.1 輪郭幾何学タイプ
C.8.8.6.2 輪郭厚板厚さ
C.8.8.7 RT線量ROIモジュール
C.8.8.7.1 参照ROIの輪郭幾何学タイプ
C.8.8.7.2 参照ROI番号
C.8.8.7.3 線量値
C.8.8.8 RT ROI観察モジュール
C.8.8.8.1 RT ROI解釈タイプ
C.8.8.9 RT一般計画モジュール表
C.8.8.9.1 参照構造集合シーケンス
C.8.8.10 RT処方モジュール
C.8.8.10.1 標的過小線量体積割合
C.8.8.11 RT許容度表モジュール
C.8.8.12 RT患者設定モジュール
C.8.8.13 RT分割スキームモジュール
C.8.8.14 RTビームモジュール
C.8.8.14.1 メーターセット計算
C.8.8.14.2 計画照合画像シーケンス
C.8.8.14.3 X線画像受像器角度
C.8.8.14.4 複数開口ブロック
C.8.8.14.5 制御点シーケンス
C.8.8.14.6 絶対的および相対的装置座標
C.8.8.14.7 蓄積線量基準係数
C.8.8.14.8 装置回転
C.8.8.15 RT近接照射応用設定モジュール
C.8.8.15.1 永久刺入
C.8.8.15.2 参照ROI番号
C.8.8.15.3 チャネル長さ
C.8.8.15.4 振動線源移動
C.8.8.15.5 チャネル遮蔽
C.8.8.15.6 時間計算
C.8.8.15.7 近接照射制御点シーケンス
C.8.8.15.8 線源走行時間
C.8.8.15.9 制御点相対位置
C.8.8.15.10 制御点3D位置
C.8.8.15.11 蓄積線量基準係数
C.8.8.16 承認モジュール
C.8.8.17 RT一般治療記録モジュール
C.8.8.18 RT治療装置記録モジュール
C.8.8.19 測定線量基準記録モジュール
C.8.8.20 計算線量基準記録モジュール
C.8.8.21 RTビームセッション記録モジュール
C.8.8.21.1 制御点装置放射パラメタ
C.8.8.22 RT近接照射セッション記録モジュール
C.8.8.22.1 PDR(パルス線量率)治療
C.8.8.23 RT治療要約記録モジュール
C.8.8.23.1 現在の治療状態
C.8.9 PET情報モジュール定義
C.8.9.1 PETシリーズモジュール
C.8.9.1.1 PETシリーズ属性の記述
C.8.9.1.1.1 画像面モジュールと画像画素モジュール属性の特殊化
C.8.9.1.1.2 シリーズ日付,シリーズ時刻
C.8.9.1.1.3 単位
C.8.9.1.1.4 シリーズタイプ
xvii
283
283
284
285
285
286
286
286
287
287
289
289
290
290
292
292
293
295
299
311
311
311
312
312
313
313
313
313
320
320
320
320
320
320
321
322
322
322
322
322
323
324
324
325
325
334
334
341
342
343
343
344
347
347
348
348
349
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C.8.9.1.1.5 減衰補正
C.8.9.1.1.6 収集開始条件
C.8.9.1.1.7 ガントリ/検出器傾き
C.8.9.1.1.8 軸方向マッシュ
C.8.9.1.1.9 横方向マッシュ
C.8.9.1.1.10 エネルギウィンドウ範囲シーケンス
C.8.9.1.1.11 PETシリーズにおける画像の時間関係
C.8.9.2 PET同位元素モジュール
C.8.9.3 PET複数ゲート収集モジュール
C.8.9.4 PET画像モジュール
C.8.9.4.1 PET画像モジュール属性記述
C.8.9.4.1.1 画像タイプ
C.8.9.4.1.2 光度測定解釈
C.8.9.4.1.3 フレーム時間
C.8.9.4.1.4 収集日付,収集時刻
C.8.9.4.1.5 フレーム基準時間
C.8.9.4.1.6 実フレーム持続時間
C.8.9.4.1.7 蓄積された二次計数
C.8.9.4.1.8 線量較正係数
C.8.9.4.1.9 画像インデックス
C.8.9.5 PETカーブモジュール
C.8.9.5.1 PETカーブ属性記述
C.8.9.5.1.1 カーブモジュール属性の特殊化
C.8.9.5.1.2 カーブ次元
C.8.9.5.1.3 データのタイプ
C.8.9.5.1.4 カーブデータ
C.8.9.5.1.5 軸単位
C.8.10 ハードコピーモジュール
C.8.10.1 ハードコピー装置モジュール
C.8.10.2 ハードコピーグレースケール画像モジュール
C.8.10.3 ハードコピーカラー画像モジュール
C.8.11 DXモジュール
C.8.11.1 DXシリーズモジュール
C.8.11.1.1 DXシリーズ属性記述
C.8.11.1.1.1 提示意図タイプ
C.8.11.2 DX画像化解剖学的構造モジュール
C.8.11.2.1 DX画像化解剖学的構造属性記述
C.8.11.2.1.1 解剖学的領域
C.8.11.2.1.2 解剖学的主要構造
C.8.11.3 DX画像モジュール
C.8.11.3.1 DX画像属性記述
C.8.11.3.1.1 画像タイプ
C.8.11.3.1.2 画素強度関係およびグレースケール変換
C.8.11.3.1.3 収集装置処理記述
C.8.11.3.1.4 導出記述
C.8.11.3.1.5 VOI属性
C.8.11.4 DX検出器モジュール
C.8.11.4.1 DX検出器属性記述
C.8.11.4.1.1 物理的,活性,視野,曝射および表示領域
C.8.11.5 DX位置決めモジュール
C.8.11.5.1.1 視野コードシーケンス
C.8.11.5.1.3 患者方向コードシーケンス
C.8.11.6 マンモグラフィシリーズモジュール
C.8.11.7 マンモグラフィ画像モジュール
C.8.11.8 口腔内シリーズモジュール
C.8.11.9 口腔内画像モジュール
C.8.11.9.1 口腔内画像属性記述
xviii
350
350
350
350
351
351
351
353
354
354
357
357
357
358
358
358
359
359
359
359
360
361
361
361
361
361
362
363
363
364
364
366
366
367
367
369
370
370
370
370
373
373
374
374
374
375
375
379
379
382
385
385
385
385
387
387
388
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C.8.11.9.1.1 主要解剖学的構造シーケンス
C.8.12 VL画像モジュール
C.8.12.1 VL画像モジュール
C.8.12.1.1 VL画像モジュール属性の記述
C.8.12.1.1.1 光度測定解釈
C.8.12.1.1.2 割当ビット,格納ビット数,および高位ビット
C.8.12.1.1.3 画素表現
C.8.12.1.1.4 画素あたりサンプル
C.8.12.1.1.5 面構成
C.8.12.1.1.6 画像タイプ
C.8.12.2 スライド座標モジュール
C.8.12.2.1 スライド座標属性記述
C.8.12.2.1.1 画像中心点座標シーケンス
C.9 オーバレイ
C.9.1 オーバレイ識別モジュール
C.9.2 オーバレイ面モジュール
C.9.2.1 オーバレイ属性記述
C.9.2.1.1 オーバレイタイプ
C.9.2.1.2 ROI面積,ROI平均,およびROI標準偏差
C.9.2.1.3 オーバレイサブタイプ
C.9.3 複数フレームオーバレイモジュール
C.9.3.1 複数フレームオーバレイ属性記述
C.9.3.1.1 オーバレイの中のフレームの数
C.9.4 バイプレーンオーバレイモジュール(退役)
C.9.5 基本プリント画像オーバレイボックスモジュール
C.9.5.1 オーバレイまたは画像の拡大
C.10 カーブおよび図形,波形
C.10.1 カーブ識別モジュール
C.10.2 カーブモジュール
C.10.2.1 カーブ属性の記述
C.10.2.1.1 データのタイプ
C.10.2.1.2 データ値表現
C.10.2.1.3 軸単位
C.10.2.1.4 カーブデータ
C.10.2.1.5 カーブデータ記述子,座標開始値,座標間隔値
C.10.3 オーディオモジュール
C.10.3.1 オーディオの同期
C.10.4 表示領域モジュール
C.10.5 図形注釈モジュール
C.10.5.1 図形属性記述
C.10.5.1.1 書式なしテキスト値
C.10.5.1.2 図形データと図形タイプ
C.10.6 空間変換モジュール
C.10.7 図形層モジュール
C.10.8 波形識別モジュール
C.10.9 波形モジュール
C.10.9.1 波形属性記述
C.10.9.1.1 多重グループ時間オフセット
C.10.9.1.2 トリガーサンプル位置
C.10.9.1.3 波形オリジナリティ
C.10.9.1.4 チャネル定義シーケンス
C.10.9.1.4.1 チャネルソースおよび修飾子
C.10.4.1.4.2 チャネル感度とチャネル感度単位
C.10.4.1.4.3 チャネルスキューおよびチャネルオフセット
C.10.9.1.4.4 波形格納ビット
C.10.9.1.4.5 チャネル最小および最大値
C.10.9.1.5 波形割当ビットおよび波形サンプル解釈
xix
388
388
388
389
389
390
390
390
390
390
390
391
391
393
393
393
395
395
395
395
396
396
396
396
397
397
398
398
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400
400
400
400
401
401
401
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410
410
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414
414
417
417
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417
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418
418
419
419
419
419
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.10.9.1.6 波形パディング値
C.10.9.1.7 波形データ
C.10.10 波形注釈モジュール
C.10.10.1 注釈属性記述
C.10.10.1.1 参照チャネル
C.10.10.1.2 時間範囲タイプ
C.10.10.1.3 参照サンプル位置
C.10.10.1.4 注釈グループ番号
C.11 ルックアップテーブル
C.11.1 モダリティLUTモジュール
C.11.1.1 LUT属性の記述
C.11.1.1.1 LUT記述子
C.11.1.1.2 モダリティLUTタイプ
C.11.2 VOI LUTモジュール
C.11.2.1 LUT属性記述
C.11.2.1.1 LUT記述子
C.11.2.1.2 ウィンドウ中心およびウィンドウ幅
C.11.3 LUT識別モジュール
C.11.4 提示LUTモジュール
C.11.4.1 LUT記述子
C.11.5 画像ヒストグラムモジュール
C.11.5.1 画像ヒストグラム属性記述
C.11.6 ソフトコピー提示LUTモジュール
C.11.6.1 ソフトコピー提示LUT属性
C.11.6.1.1 LUT記述子
C.11.6.1.2 提示LUT形状
C.11.7 オーバレイ/カーブ活性化モジュール
C.11.8 ソフトコピーVOI LUTモジュール
C.11.9 提示シリーズモジュール
C.11.10 提示状態モジュール
C.12 一般モジュール
C.12.1 SOP共通モジュール
C.12.1.1 SOP共通属性記述
C.12.1.1.1 SOPクラスUID,SOPインスタンスUID
C.12.1.1.2 特定文字集合
C.12.1.1.3 デジタル署名マクロ
C.12.1.1.3.1 デジタル署名属性記述
C.12.1.1.3.1.1 署名済データ要素
C.12.1.1.3.1.2 署名
C.12.1.1.3.1.3 証明されたタイムスタンプ
C.13 プリント管理特定モジュール
C.13.1 基本フィルムセッション提示モジュール
C.13.2 基本フィルムセッション関係モジュール
C.13.3 基本フィルムボックス提示モジュール
C.13.3.1 画像表示フォーマット
C.13.3.1.1 標準画像表示フォーマット
C.13.3.1.2 行対称画像表示フォーマット
C.13.3.1.3 列対称画像表示フォーマット
C.13.4 基本フィルムボックス関係モジュール
C.13.5 画像ボックス画素提示モジュール
C.13.5.1 画像位置
C.13.6 画像ボックス関係モジュール(退役)
C.13.7 基本注釈提示モジュール
C.13.8 プリントジョブモジュール
C.13.9 プリンタモジュール
C.13.9.1 プリンタ状態情報および実行状態情報
C.13.10 画像オーバレイボックス提示モジュール(退役)
xx
420
420
420
422
422
422
422
422
423
423
424
424
424
425
425
425
426
428
429
429
430
430
431
432
433
434
434
435
436
436
440
440
441
441
442
444
447
447
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450
450
450
451
451
455
455
455
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456
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459
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460
460
461
461
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.13.11 画像オーバレイボックス関係モジュール(退役)
C.13.12 プリント依頼モジュール
C.13.13 プリンタ構成モジュール
C.14 保存委託モジュール
C.14.1 保存委託属性の説明
C.14.1.1 失敗理由
C.15 キュー管理特定モジュール
C.15.1 一般キューモジュール
C.15.2 プリントキューモジュール
C.16 保存プリント特定モジュール
C.16.1 プリンタ特性モジュール
C.16.2 フィルムボックスモジュール
C.16.3 画像ボックスリストモジュール
C.16.4 注釈リストモジュール
C.16.5 画像オーバレイボックスリストモジュール
C.16.6 提示LUTリストモジュール
C.17 SR文書モジュール
C.17.1 SR文書シリーズモジュール
C.17.2 SR文書一般モジュール
C.17.2.1 SOPインスタンス参照マクロ
C.17.2.2 同一文書シーケンス
C.17.2.3 当該依頼済手続き証拠シーケンスと直接関係のある他の証拠シーケンス
C.17.3 SR文書内容モジュール
C.17.3.1 概念名コードシーケンス
C.17.3.2 内容の連続性
C.17.4 SR内容ツリーの例(参考)
C.17.5 観察コンテキスト符号化
C.17.6 キーオブジェクト選択モジュール
C.17.6.1 キーオブジェクト文書シリーズモジュール
C.17.6.2 キーオブジェクト文書モジュール
C.17.6.2.1 同一文書
C.18 内容マクロ
C.18.1 数値測定マクロ
C.18.2 コードマクロ
C.18.3 複合オブジェクト参照マクロ
C.18.4 画像参照マクロ
C.18.5 波形参照マクロ
C.18.5.1 波形参照マクロ属性説明
C.18.5.1.1 参照波形チャネル
C.18.6 空間座標マクロ
C.18.6.1 空間座標マクロ属性説明
C.18.6.1.1 グラフィックデータ
C.18.6.1.2 グラフィックタイプ
C.18.7 時間座標マクロ
C.18.7.1 時間範囲タイプ
付属書D 符号と制御用語(情報)
退役
付属書E 患者方位の説明(規格)
付属書F 基本ディレクトリ情報オブジェクト定義(規格)
F.1 基本ディレクトリ情報IODの適用範囲
F.2 基本ディレクトリIODの概要
F.2.1 基本ディレクトリIOD構成
F.2.2 ディレクトリの例
F.2.2.1 全体のディレクトリ構成の説明
F.2.2.2 DICOMDIRファイル構造の例
F.3 基本ディレクトリ情報オブジェクト定義
F.3.1 モジュール表
xxi
464
464
466
468
469
469
470
470
470
471
471
472
473
474
474
476
476
476
477
480
481
481
481
489
489
489
491
493
493
493
494
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495
495
495
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496
497
497
497
497
497
498
498
499
500
500
501
512
512
513
513
515
515
517
519
519
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.3.2 基本ディレクトリ情報オブジェクトのモジュール
519
F.3.2.1 ファイル集合識別モジュール
519
F.3.2.2 ディレクトリ情報モジュール
520
F.4 基本ディレクトリIOD情報モデル
524
F.5 特定ディレクトリレコードの定義
527
F.5.1 患者ディレクトリレコード定義
527
F.5.2 検査ディレクトリレコード定義
527
F.5.3 シリーズディレクトリレコード定義
528
F.5.4 画像ディレクトリレコード定義
529
F.5.5 独立オーバレイディレクトリレコード定義
529
F.5.6 独立モダリティLUTディレクトリレコード定義
530
F.5.7 独立VOI LUTディレクトリレコード定義
530
F.5.8 独立カーブディレクトリレコード定義
530
F.5.9 トピックディレクトリレコード定義
531
F.5.10 来院ディレクトリレコード定義
531
F.5.11 結果ディレクトリレコード定義
532
F.5.12 解釈結果ディレクトリレコード定義
532
F.5.13 検査構成要素ディレクトリレコード定義
533
F.5.14 プリントキューディレクトリレコード定義
534
F.5.15 プリントフィルムセッションディレクトリレコード定義
534
F.5.16 プリントフィルムボックスディレクトリレコード定義
534
F.5.17 プリント画像ボックスディレクトリレコード定義
534
F.5.18 保存プリントディレクトリレコード定義
534
F.5.19 RT線量ディレクトリレコード定義
534
F.5.20 RT構造集合ディレクトリレコード定義
535
F.5.21 RT計画ディレクトリレコード定義
536
F.5.22 RT治療記録ディレクトリレコード定義
536
F.5.23 提示状態ディレクトリレコード定義
537
F.5.24 波形ディレクトリレコード定義
538
F.5.25 SR文書ディレクトリ記録定義
538
F.5.26 キーオブジェクト文書ディレクトリレコード定義
539
F.6 特殊ディレクトリレコード定義
540
F.6.1 私的ディレクトリレコード定義
540
F.6.2 複数参照ファイルディレクトリレコード定義
540
F.7 アイコン画像キー定義
541
付属書G オリジナルのDICOM規格におけるモダリティワークリストおよびモダリティ実施済手続きステッ
プの統合(情報)
543
付属書H(退役)
546
付属書I(退役)
547
付属書J 波形(情報)
548
J.1 応用の領域
548
J.2 使用事例
548
J.3 時間同期基準座標系
549
J.4 波形収集モデル
549
J.5 波形情報モデル
550
J.6 HL7との調和
551
J.6.1 HL7波形観察
551
J.6.2 チャネル定義
552
J.6.3 タイミング
553
J.6.4 波形データ
553
J.6.5 注釈
553
J.7 SCP−ECGとの調和
553
付属書K (情報)
555
付属書L マンモグラフィCAD(情報)
561
L.1 マンモグラフィCAD SR内容ツリー構造
561
L.2 マンモグラフィCAD SR観察コンテキスト符号化
563
L.3 マンモグラフィCAD SR例
564
xxii
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
例題1:所見のない石灰化および質量検出
例題2:所見を持つ石灰化と質量検出
例題3:石灰化と質量検出,所見による時間的相違
付属書M 索引
564
565
578
588
xxiii
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
まえがき
ACR(American College of Radiology)とNEMA(National Electrical Manufacturers Association)は,
医療におけるデジタル画像と通信(DICOM)のための規格を開発するために合同委員会を組織し
た。このDICOM規格は,NEMAの手続きに従って開発された。
この規格は,欧州のCEN TC251そして日本のJIRAを含む他の標準化組織との連絡の中で,
また米国のIEEE,HL7,そしてANSIを含む他の組織による論評を得て,開発された。
DICOM規格は,次の文書の中で確立された指針を使用して,複数の巻の文書として構成される:
—
ISO/IEC Directives, 1989 Part 3: Drafting and Presentation of International Standards.
この文書は,次の巻から構成されるDICOM規格の一つの巻である:
PS3.1:
序文と概要
PS3.2:
適合性
PS3.3:
情報オブジェクト定義
PS3.4:
サービスクラス仕様
PS3.5:
データ構造と符号化
PS3.6:
データ辞書
PS3.7:
メッセージ交換
PS3.8:
メッセージ交換のためのネットワーク通信支援
PS3.9:
メッセージ交換のための2点間通信支援
PS3.10:媒体保存とファイルフォーマット
PS3.11:媒体保存応用プロファイル
PS3.12:媒体相互交換のための媒体フォーマットと物理媒体
PS3.13:プリント管理二点間通信サポート
PS3.14:グレースケール標準表示関数
PS3.15:セキュリティプロファイル
PS3.15:セキュリティプロファイル
PS3.15:セキュリティプロファイル
PS3.15:セキュリティプロファイル
PS3.16:内容マッピング資源
これらの巻は,関係したしかし独立した文書である。それらの開発レベルおよび承認状態は異なるこ
とがある。追加の巻が,この複数の巻の規格に加えられることがある。PS3.1はこの規格の現在
の巻への基本参照文献として使用される。
1
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
1
適用範囲と適用分野
DICOM規格のこの巻は,デジタル医用情報の通信に適用できる実世界オブジェクトの抽象定義を
提供する情報オブジェクト定義(IOD)の集合を明記する。それぞれのIODについて,この巻は
次のことを明記する:
IODの意味記述のために必要な情報
−
IODに関係した関連する実世界オブジェクトとの関係
−
IODの特性を記述する属性
それぞれのIODについて,この巻は次のことは明記しない:
−
IODを参照することを意図したサービスクラス定義の性質
−
結果としてIODの使用になる相互作用の性質
この巻は,DICOM規格の他の巻と次のことで関係がある:
2
−
PS3.4,サービスクラス仕様は,この巻の中で定義されるIODとDIMSEサービスを
グループにすることによって,応用レベルのサービスを明記する。
−
PS3.5,データ構造と符号化は,この巻の中で定義されるIODに適用する場合,DIM
SEプロトコルの中で使用されるデータの符号化を定義する。
−
PS3.6,データ辞書は,この巻の中で定義される全てのIOD属性のタグによる索引を含
む。この索引は,各属性に対する値表現および値複数度を含む。
−
PS3.7,メッセージ交換プロトコルは,この巻の中で定義されるIODに適用することが
あるDIMSEサービスおよびプロトコルを定義する。
引用規格
次の規格は,このテキストの中で引用することによって,この規格の規定を構成する規定を含んでい
る。出版の時点で,示された版は有効であった。全ての規格は改訂の対象であり,この規格に準拠し
て一致をみるために,関係者は次に示した規格の最新の版を適用する可能性について調査することを
推奨される。
ISO/IEC Directives, 1989 Part 3 - Drafting and Presentation of International Standards
ISO 7498-1, Information Processing Systems - Open Systems Interconnection - Basic Reference Model
ISO/TR 8509, Information Processing Systems - Open Systems Interconnection - Service Conventions
ISO/IEC 2022:1994 Information technology - Character code structure and extension techniques.
AIUM and NEMA Standard for Real-Time Display of Thermal and Mechanical Acoustic Output Indices on
Diagnostic Ultrasound Equipment.
IEC Standard 61217, Radiotherapy Equipment - Coordinates, Movements and Scales (Reference CEI/IEC
61217: 1996)
ICRU Report 50, Prescribing, Recording, and Reporting Photon Beam Therapy, International Commission on
Radiation Units and Measurements, 1993
Breast Imaging Reporting and Data System (BI-RADS), 3rd Edition 1998, American College of Radiology.
2
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ISO 3950-1984, Dentistry - Designation system for teeth and areas of the oral cavity.
ITU-T Recommendation G.711 (1988) - Pulse code modulation (PCM) of voice frequencies
TIS 620-2533 (1990)
Thai Characters Code for Information Interchange
ITU-T Recommendation X.509 (03/00), Information technology - Open Systems Interconnection - The
directory: Public-key and attribute certificate frameworks
Note: ITU-T Recommendation X.509 is similar to ISO/IEC 9594-8 1990.
However, the ITU-T recommendation is the
more familiar form, and was revised in 1993 and 2000, with two sets of corrections in 2001. ITU-T was formerly
known as CCITT.
ISO/IEC 10118-3:1998, Information technology – Security techniques – Hash-functions – Part 3: Dedicated
hash-functions (RIPEMD-160 reference)
Note: The draft RIPEMD-160 specification and sample code are also available at
ftp://ftp.esat.kuleuven.ac.be/pub/bosselae/ripemd
IETF RFC 2437, PKCS #1 RSA Cryptography Specifications Version 2.0
Note: The RSA Encryption Standard is also defined in informative annex A of ISO/IEC 9796, and in Normative Annex A
of the CEN/TC251 European Prestandard prENV 12388:1996.
ISO 7498-2, Information processing systems – Open Systems Interconnection – Basic reference Model – Part 2:
Security Architecture
ECMA 235, The ECMA GSS-API Mechanism
FIPS PUB 46, Data Encryption Standard
FIPS PUB 81, DES Modes of Operation
IETF, Internet X.509 Public Key Infrastructure; Time Stamp Protocols; March 2000
3
定義
この規格の目的のために,次の定義が適用される。
3.1
参照モデル定義
規格のこの巻は,ISO 7498-1 の中で開発された概念に基づいており,その中で定義される次の用語を
使用する:
a.応用エンティティ Application Entity
b.サービスまたは層サービス Service or Layer Service
3.2
サービス規約定義
規格のこの巻は,ISO/TR 8509 の中で定義される次の用語を使用する:
a.プリミティブ Primitive
3
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
3.3
DICOM序文と概要
規格のこの巻は,PS 3.1の中で定義される次の用語を使用する:
a.属性 Attribute
b.コマンド Command
c.データ辞書 Data Dictionary
d.メッセージ Message
3.4
DICOMサービスクラス仕様
規格のこの巻は,PS 3.4の中で定義される次の用語を使用する:
a.実世界活動 Real-World Activity
b.実世界オブジェクト Real-World Object
c.サービスクラス Service Class
d.サービスクラス利用者 Service Class User (SCU)
e.サービスクラス提供者 Service Class Provider (SCP)
f.サービス−オブジェクト対(SOP)クラス Service-Object Pair (SOP) Class
g.サービス−オブジェクト対(SOP)インスタンス Service-Object Pair (SOP) Instance
h.事前フォーマット済グレースケール画像 Preformatted Grayscale Image
i.事前フォーマット済カラー画像 Preformatted Color Image
3.5
DICOMデータ構造と符号化
規格のこの巻は,PS 3.5の中で定義される次の用語を使用する:
a.データ要素 Data Element
b.データ要素タグ Data Element Tag
c.データ要素タイプ Data Element Type
d.データ集合 Data Set
e.定義語 Defined Term
f.列挙値 Enumerated Value
g.項目シーケンス Sequence of Items
h.固有識別子(UID) Unique Identifier (UID)
3.6
DICOMメッセージ交換
規格のこの巻は,PS 3.7の中で定義される次の用語を使用する:
a.DICOMメッセージサービス要素(DIMSE) DICOM Message Service Element (DIMSE)
b.DIMSE−Nサービス DIMSE-N Services
4
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
c.DIMSE−Cサービス DIMSE-C Services
3.7
DICOM上位層サービス
規格のこの巻は,PS 3.8の中で定義される次の用語を使用する:
a.DICOM上位層サービス DICOM Upper Layer Service
3.8
DICOM情報オブジェクト定義
次の定義が,規格のこの巻の中で一般に使用される:
3.8.1
属性タグ Attribute tag
順序付けられた数字の対で構成される,情報オブジェクトの属性のための,固有識別子(グループ番
号が要素番号によって後続される)。
3.8.2
複合IOD Composite IOD
DICOM応用モデルの中で幾つかのエンティティ(実体)の部分を表現する情報オブジェクト定義。
そのようなIODは,IODが表現する実世界オブジェクトの中で固有ではなく,むしろ関係する実
世界オブジェクトの中で固有である属性を含んでいる。
3.8.3
導出画像 Derived image
その中の画素データが一つ以上の他の画像(発生源画像)の画素データから構築された画像。
3.8.4
DICOM情報モデル DICOM information model
DICOM応用モデルによって定義される実世界オブジェクトのクラスを表現している情報オブジェ
クト定義の間の関係をモデル化するために使用されるエンティティ−関係図表。
3.8.5
DICOM応用モデル DICOM application model
DICOM規格の関心領域内にある実世界オブジェクトの間の関係をモデル化するために使用される
エンティティ−関係図表。
3.8.6
情報エンティティ Information entity
実世界オブジェクトの一つの特定クラスに関係する,複合IODによって定義される情報のある部分。
情報エンティティおよびDICOM応用モデルの中のエンティティの間には一対一の対応がある。
3.8.7
情報オブジェクト定義(IOD) Information object definition (IOD)
表現される実世界オブジェクトのクラスに関係する性質および属性を定義する,類似する実世界オブ
ジェクトのクラスの,データ抽象概念。
3.8.8
モジュール Module
相互に論理的に関係する,情報エンティティまたは正規化IOD内の属性の集合。
3.8.9
複数フレーム画像 Multi-frame image
複数の二次元画素面を含む画像。
3.8.10
正規化IOD Normalized IOD
DICOM応用モデルの中の単一のエンティティを表現する情報オブジェクト定義。そのようなIO
5
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
Dは,IODが表現する実世界オブジェクトの中で固有である属性のみを含む。
3.8.11
シネラン Cine run
一定のあるいは可変のフレーム速度で収集される,時間的に関係付けられた一組のフレーム。この用
語は,シリアログラフィ serialography の一般クラスを組み入れる。
注: シネランは典型的に複数フレーム画像として符号化される。
3.8.12
特殊化 Specialization
特殊化は,IODの汎用モジュールの中の属性のタイプ,値範囲,およびまたは記述の,IODの,
モダリティ特有モジュールの中で定義されたそのタイプ,値範囲,およびまたは記述による,置き換
えである。
注: 同一属性が,同一IODの複数のモジュールに,「特殊化」であるとは明記されないで存在することがあ
る。
3.9
文字取り扱い定義
規格のこの巻は,ISO/IEC 2022:1994 の中で定義される次の用語を使用する:
a.符号化文字集合;符号 Coded character set; code
b.符号拡張 Code extension
c.エスケープシーケンス Escape sequence
3.10
放射線治療
規格のこの巻は,IEC 1217 の中で開発された概念に基づいている,そしてその中で定義される次の用
語を使用する:
a.固定参照システム FIXED REFERENCE system
b.ガントリシステム GANTRY system
c.ビーム限定装置システム BEAM LIMITING DEVICE system
d.ウエジフィルタシステム WEDGE FILTER system
e.X線画像受像器システム X-RAY IMAGE RECEPTOR system
f.患者支持器システム PATIENT SUPPORT system
g.テーブルトップ偏心システム TABLE TOP ECCENTRIC system
h.テーブルトップシステム TABLE TOP system
3.11
属性マクロ
複数のモジュールまたは他の表によって参照される,単一のテーブルの中に記述される属性の集合。
3.12
DICOMグレースケール標準表示関数
規格のこの巻は,PS 3.14の中で定義される次の用語を使用する:
a.P値 P-Value
6
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: 定義は「知覚的線形グレースケール空間において定義された装置独立の値」である。「DICOM提示L
UTの出力は,P値,即ち,全てのDICOM定義グレースケール変換が適用された後の画素値である。
P値は規格化表示システムへの入力である。」
3.13
符号と統制用語の定義
次の定義が使用される:
3.13.1
退役
3.13.2
基準コンテキストグループ Baseline Context Group :
符号シーケンス属性のために推奨値集合を明記するコンテキストグループ。
3.13.3
定義コンテキストグループ Defined Context Group :
使用されるが拡張されることがあるコードシーケンス属性のための値集合を明記するコンテキストグ
ループ。
3.13.4
列挙コンテキストグループ Enumerated Context Group :
使用され,そして拡張されないコードシーケンス属性のための値集合を明記するコンテキストグルー
プ。
3.13.5
符号シーケンス属性 Code Sequence Attribute :
属性名の中に文字列「符号シーケンス」を(通常)含む,そしてSQ(項目のシーケンス)のVRを
持つ属性。その目的は,符号化体系からの符号値と任意選択テキスト意味を使用して,概念を符号化
することである。節8.1から節8.8は符号シーケンス属性のシーケンス項目(属性集合)が構築
される属性を明記する。
3.13.6
退役
3.13.7
コンテキストグループ Context Group :
写像資源によって定義された属性値集合。
3.13.8
コンテキストグループ版 Context Group Version :
コンテキストグループの版。
3.13.9
コンテキストID(CID) Context ID (CID) :
コンテキストグループの識別子。
3.13.10
退役
3.13.11
写像資源 Mapping Resource :
属性に対してコンテキスト依存使用制約(即ち,値集合または関係タイプの制約)を定義する資源。
メッセージ規格の構成要素への,外部統制用語の内容の写像を明記する資源。
3.13.12
退役
3.13.13
退役
3.13.14
退役
3.13.15
関係タイプ Relationship Type:
7
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
二つの概念の間の関係。例: ”HAS PROPERTIES”, “CONTAINS”, “INFERRED FROM”.
3.13.16
DICOM内容写像資源 DICOM Content Mapping Resource (DCMR):
DICOM IODの中で使用するテンプレートおよびコンテキストグループを定義する写像資源。
3.13.17
テンプレート Template :
構造化報告内容ツリーの一部の中で,あるいは収集コンテキストまたは波形チャンネル記述のような
他の符号化登録項目の中で使用されることがある内容項目,値タイプ,関係タイプ,値集合を記述す
るパターン。情報オブジェクト定義のモジュールと類似している。
3.13.18
テンプレートID(TID) Template ID (TID):
テンプレートの識別子。
3.13.19
退役
3.13.20
値集合 Value Set :
与えられたコンテキストにおける符号シーケンス属性の許された値。
3.13.21
基準テンプレート Baseline Template:
SOPインスタンスの生成の中で使用される,または,別のテンプレートと置き換えられる,または
拡張されることがあるIODの中で提案されたテンプレート
3.13.22 定義テンプレート Defined Template:
内容項目の拡張可能な集合と対応する値集合を明記するIODの中で定義されたテンプレート。SO
Pインスタンスは,テンプレートの中で明記されたものを超えて追加の内容項目を任意選択で含むこ
とがある。
3.13.23
列挙テンプレート Enumerated Template:
使用される,そして拡張されない内容項目の厳格な集合と対応する値集合を明記するIODの中で定
義されたテンプレート。SOPインスタンスは,厳格なテンプレート仕様に従って生成され,追加内
容項目を含まない。
3.13.24
符号化体系 Coding schemes :
十分に定義された意味をもつ用語の辞書(辞典)。
注:符号化体系の例は SNOMED と LOINC を含む。
3.14
参照モデルセキュリティアーキテクチャー定義
規格のこの巻は,ISO 7498-2 で定義された次の用語を使用する:
a.デジタル署名 Digital Signature
注: 定義は,「データ単位の受信者が,そのデータ単位の発生元と完全性を証明し,例えば,受信者による,
偽造に対して保護することを可能にするデータ単位に添えられたデータあるいはデータ単位の暗号変換」
a.データ機密性 Data Confidentiality
注:定義は,「許可されていない個人,エンティティあるいは処理に対して,情報が使用可能でない,あるい
はか開示されない性質」
8
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
b.データ発信元認証 Data Origin Authentication
注:定義は,「受信されたデータの発信元が主張されたとおりであることの確証」
c.データ完全性 Data Integrity
注:定義は,「データが許可されていない方法で変更されていない,あるいは破壊されていないという性質」
d.キー管理 Key Management
注:定義は,「セキュリティ方針に従うキーの生成および蓄積,配布,削除,保存,応用」
3.15
セキュリティ定義
規格のこの巻は,ECMA 235 で定義された次の用語を使用する:
a.セキュリティコンテキスト Security Context
注: 定義は,「セキュリティアソシエーションを形成した,あるいは形成することを試みている起動側あるい
は受諾側へのセキュリティアソシエーションを表す,あるいは表すだろうセキュリティ情報」
3.16
DICOMセキュリティプロファイル
規格のこの巻は,PS3.15で定義された次の用語を使用する:
a.メッセージ認証コード Message Authentication Code
b.証明書 Certificate
4
記号と略語
次の記号および略語が規格のこの巻の中で使用される。
ACR
American College of Radiology
ASCII
American Standard Code for Information Interchange
AE
Application Entity
ANSI
American National Standards Institute
BEV
Beam’s-eye view
Brachy
Brachytherapy 近接照射治療
BRHC
Bottom Right Hand Corner
CC
Counter-clockwise
CEN TC251
Comite European de Normalisation-Technical Committee 251-Medical Informatics
CCIR
Consultative Committee, International Radio
CTV
Clinical target volume 臨床標的体積
CW
Clockwise
DICOM
Digital Imaging and Communications in Medicine
DIMSE
DICOM Message Service Element
9
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
DIMSE-C
DICOM Message Service Element-Composite
DIMSE-N
DICOM Message Service Element-Normalized
DRR
Digitally-reconstructed radiograph
DVH
Dose-volume histogram
EPI
Electronic Portal Image
EPID
Electronic Portal Imaging Device
GTV
Gross tumor volume
Gy
Gray
HISPP
Healthcare Information Standards Planning Panel
HL7
Health Level 7
ICRU
International Commission on Radiation Units
IE
Information Entity
IEC
International Electrotechnical Commission
IEEE
Institute of Electrical and Electronics Engineers
IOD
Information Object Definition
ISO
International Standards Organization
ITU-T
International Telecommunications Union – Telecommunications Standardization Sector
JIRA
Japan Industries Association of Radiation Apparatus
LUT
Lookup Table
MAC
Message Authentication Code
Mammography CAD
Computer-Aided Detection and/or Computer-Aided Diagnosis for
Mammography
MeV
Mega electron Volt
MLC
Multileaf (multi-element) collimator
MSDS
Healthcare Message Standard Developers Sub-Committee
MU
Monitor unit
MV
Megavolt
NEMA
National Electrical Manufacturers Association
OSI
Open Systems Interconnection
PTV
Planning target volume
R&V
Record and verify
ROI
Region of interest
10
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
5
RT
Radiotherapy
SAD
Source-axis distance
SCP
Service Class Provider
SCU
Service Class User
SID
Source-image distance
SOP
Service-Object Pair
SSD
Source-skin distance
TLHC
Top Left Hand Corner
UID
Unique Identifier
規約
5.1
エンティティ−関係モデル
5.1.1
エンティティ
エンティティ(実体)は,エンティティ−関係(E−R)モデルの中で,実世界オブジェクト,実世
界オブジェクトのクラス,または(IODまたはモジュールのような)DICOMデータ表現を表現
するために使用される。エンティティは,図5.1−1の中で示されるように描かれる。
エンティティ名
図5.1−1
5.1.2
エンティティ規約
関係
関係は,エンティティが関係する方法を定義するが,DICOM規格のこの巻内では,図5.1−2
の中に示されるように,ひし形として描かれる。
送信元
エンティティ名
a
b
関係
図5.1−2
あて先
エンティティ名
関係規約
関係は,矢印によって示されるとおり,送信元からあて先エンティティに向かうと解釈される。aと
bは,関係の送信元とあて先の濃度(集合の元の個数)をそれぞれ示す。次の濃度が許される:
a.(a=1, b=1):一個の送信元エンティティが一個のあて先エンティティに関係がある
b.(a=1, b=0-n):一個の送信元エンティティが零個以上のあて先エンティティに関係がある
c.(a=1, b=1-n):一個の送信元エンティティが一個以上のあて先エンティティに関係がある
11
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
d.(a=1-n, b=1):一個以上の送信元エンティティが一個のあて先エンティティに関係がある
e.(a=1-n, b=0-n):一個以上の送信元エンティティが零個以上のあて先エンティティに関係があ
る
f.(a=1-n, b=1-n):一個以上の送信元エンティティが一個以上のあて先エンティティに関係があ
る
(a=1-n, b=1-n)の関係においては,送信元とあて先の集合の元の個数の値は異なることがある。値 n
は,ただ単に一個以上を示す。
注: DICOMは,他の文献の中でしばしば使用されるE−R図表規約に矢印の使用を追加した。これは,意
図されたものと逆の順序の中で関係を読む結果として生じ得る正しくない関係を推断する可能性を避け
るためになされた。例えば,矢印がない場合は,「猫がねずみを捕まえる」という関係を「ねずみが猫を
捕まえる」と読むこともできる。
関係は,双方向のことがある(即ち,関係が両方向で真である)。そのような場合は,使用される規
約は,送信元およびあて先エンティティの双方の方向を指す矢印である。
5.2
シーケンス
この規格の中の幾つかの表は,記号 > を使用することによって項目のシーケンスを記述する。記号
> は,項目のメンバーの属性(あるいはモジュール)名の前に置く。全ての印の付けられた属性(あ
るいはモジュール)は,項目のシーケンスを形づくるためにくり返されることがある項目の包括的記
述に属している。この項目のシーケンスは,表の中で > で印をつけられた最初のメンバーの前に置
かれた属性(あるいはモジュール)の中で,入れ子構造になっている。
注: 次の表は,各項目が
>
によって印の付けられた3つの属性を含む,1つ以上の項目のシーケンスとし
て 参照シリーズシーケンス 属性を記述する。項目のシーケンスが,参照シリーズシーケンス属性の値
の内側で入れ子構造になる。(印をつけられていない)続く属性は,項目シーケンスの部分ではない。
....
参照シリーズシーケンス
> シリーズ日付
> シリーズ時刻
> シリーズインスタンスUID
モダリティ
....
....
....
....
....
....
この表記法は,入れ子構造の二番目のレベルに >> を使用することなどによって,入れ子構造の階
層的構造を生成するために,使用されることがある。
5.3
構造化データの三つ組符号化(退役)
この節は退役した。節8を参照。
5.4
属性マクロ
いくつかの表は,属性マクロへの参照を含んでいる。この規約は一モジュールの中の複数テーブルま
たは複数場所において同じ属性が使用される場合に使用される。参照は,属性マクロの属性が,属性
マクロへの参照を含む行に代わってモジュールの中に含まれることを意味する。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
いくつかの場合には,属性マクロがシーケンスの中で使用される(属性が符号化されるデータ要素の
VRがSQである,PS 3.5参照)。これが行われる場合,参照は一以上の “>” 文字によって先
行される。 “>” 文字の数は,属性マクロの中で全ての属性が占めるシーケンスにおけるレベルを示す。
属性マクロにおいて属性の記述の特殊化があることがある。これらの場合には,この特殊化がモジュ
ールの記述欄に記述される。
属性マクロが,PS3.3の正規化オブジェクトの定義の中で起動される場合,指定された必要タイ
プと条件は適用されない。PS3.4の中では,必要タイプと条件は,属性マクロのそれぞれの呼出
しで,SCUとSCPの両方に対して指定しなければならない。
下記はこの規約の例である。
表5.4−1は属性マクロ規約を使用するモジュール表の例である。
表5.4−1
属性名
タグ
属性A
(aaaa,aaaa)
属性Bシーケンス
(bbbb,bbbb)
> 例示マクロ 表 5.4-2 を含む
例示モジュール表
タイプ
属性記述
これは例である
これはシーケンス属性の例である
このモジュールの中で,属性D (dddd,dddd) はタ
イプ1である。
1
1
表5.4−2は表5.4−1の中で参照される属性マクロの例である。
表5.4−2
属性名
属性C
属性D
タグ
(cccc,cccc)
(dddd,dddd)
タイプ
1
3
例示マクロ
属性記述
これは例である
この属性は一般にタイプ3である。
例示モジュール表の内容は,それが例示マクロで記述されなかった場合,表5.4−3で示されるで
あろう。
表5.4−3
属性名
属性A
属性Bシーケンス
> 属性C
> 属性D
6
タグ
(aaaa,aaaa)
(bbbb,bbbb)
(cccc,cccc)
(dddd,dddd)
属性マクロを使用しない例示モジュール表
タイプ
1
1
1
1
属性記述
これは例である
これはシーケンス属性の例である
これは例である
このモジュールの中で,この属性は表 5.4-1 の中
で示されるようにタイプ1に特殊化された。
DICOM情報モデル
DICOMの情報モデルは,医用画像の通信に関係する情報の構造および組織を定義する。図6−1
は,DICOM情報モデルの主要構造間の関係を示す。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
サービスクラス仕様
1
関係する・・を
指定する
n
SOPクラス
1
として定義される
1
1
1
サービスグループ
1
に適用する
情報オブジェクト定義
1
1
の集合である
含む
n
n
DIMSEサービス
または媒体保管サービス
図6−1
6.1
属性
DICOM情報モデルの主要構造
情報オブジェクト定義
情報オブジェクト定義(IOD)は,実世界オブジェクトについての情報を明記するために使用され
るオブジェクト指向抽象データモデルである。IODは,通信する応用エンティティに交換されるべ
き情報の共通の考え方を提供する。
IODは,実世界オブジェクトの特定のインスタンス(事実)を表現しない,しかしむしろ同一の特
性を共有する実世界オブジェクトのクラスを表現する。実世界オブジェクトの単一のクラスを一般的
に表現するために使用されるIODは,正規化情報オブジェクトと呼ばれる。関係する実世界オブジ
ェクトについての情報を含んでいるIODは,複合情報オブジェクトと呼ばれる。
6.1.1
複合IOD
複合IODは,実世界のDICOMモデルの中に含まれるいくつかのエンティティの部分を表現する
情報オブジェクト定義である。このモデルは,節7の中で導入される。そのようなIODは,そのI
ODが表現する実世界オブジェクトの中で固有ではなく,むしろ関係する実世界オブジェクトの中で
固有である属性を含む。
これらの関係する実世界のオブジェクトは,交換される情報についての完全なコンテキスト(文脈)
を提供する。複合IODのインスタンスが通信されるとき,この全体のコンテキストが応用エンティ
ティの間で交換される。複合IODインスタンス間の関係は,このコンテキスト情報の中で伝達され
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
る。
複合IODは,付属書Aの中で明記される。
6.1.2
正規化IOD
正規化IODは,実世界のDICOMモデルの中で単一のエンティティを一般的に表現する情報オブ
ジェクト定義である。
この規格の中では,正規化オブジェクト定義の厳密な定義は適応されていない。厳密な定義の適用は
しばしば不必要な複雑さをまねき,幾つかの応用に対して実装の性能を低下させる。
注: 例はプリントキューIODである。基本プリントおよび参照プリント管理IODの中のIODからの属性
は,プリントキューIODの中で結合される。これは,単一のN−Getサービス要素の中で全ての関連
する情報を,SCPが提供することを可能にする。そうでなければ,幾つかのサービス要素は,個々の正
規化IODから属性を返すことを必要とするであろう。これは,情報を伝達するためにより少ないネット
ワークトラフィックを必要とする,そしてシステム性能を改善する。
プリントキュー管理SOPクラスをサポートする多くの装置は,その中でDIMSE−Nサービス要素が
使用される基本プリント管理メタSOPクラスを同様にサポートするので,プリントキューIODはDI
MSE−Nサービスによる操作を可能にするために正規化IODとして分類されている。これは,プリン
トキュー管理 SOP クラスの効率的な実装を容易にする。
正規化IODのインスタンスが通信されるときは,そのインスタンスに対するコンテキストは,実際
には交換されない。その代わりに,コンテキストは関係する正規化IODインスタンスへのポインタ
の使用を通して提供される。
正規化IODは,付属書Bの中で明記される。
6.2
属性
IODの属性は,実世界オブジェクトインスタンスの特性を記述する。関係する属性は,付属書Cの
中で見いだされるモジュール仕様の中で文書化される高位の意味を表現する,モジュールの中に分類
される。
属性は,PS3.5の中で明記される規則,値表現および値複数度の概念を使用して,データ要素と
して符号化される。特定データ要素に対して,値表現と値複数度は,PS3.6におけるデータ辞書
の中で明記される。
同じ属性を含んでいる複数のモジュールがIODの中で含まれている場合,属性はデータ要素の中へ
一度だけ符号化される。
6.3
オンライン通信および媒体保存サービス
オンライン通信に対して,DIMSEサービスは,ネットワークあるいは端点間インタフェースを横
切って操作あるいは通知を,DICOM応用エンティティが起動することを可能にする。DIMSE
サービスは,PS 3.7の中で定義される。
媒体保存交換に対して,DICOM応用エンティティが媒体保存関係操作を,媒体保存サービスが起
動することを可能にする。
注: これらの媒体保存サービスは,PS 3.10の中で論議される。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
6.3.1
DIMSE−Cサービス
DIMSE−Cサービスは,複合IODにのみ適用できるサービスである。DIMSE−Cサービス
は操作サービスのみを提供する。
6.3.2
DIMSE−Nサービス
DIMSE−Nサービスは,正規化IODにのみ適用できるサービスである。DIMSE−Nサービ
スは操作および通知サービスの両方を提供する。
6.4
DIMSEサービスグループ
DIMSEサービスグループは,IODに適用可能であるPS3.7の中で定義される一つ以上の操
作/指示を明記する。
DIMSEサービスグループは,PS3.4においてサービス−オブジェクト対クラスの仕様の中で
定義される。
6.5
サービス−オブジェクト対(SOP)クラス
サービス−オブジェクト対(SOP)クラスは,IODおよびDIMSEサービスグループの連合に
よって定義される。SOPクラス定義は,DIMSEサービスグループおよび/またはIODの属性
の中でサービスの使用を制限することがある規則および意味を含む。
SOPクラスの選択は,それらの相互作用をサポートする能力の同意した集合を確立するために,応
用エンティティよって使用される。この折衝は,PS3.7の中で記述されるとおり,アソシエーシ
ョン確立時に実行される。拡張折衝は,SOPクラス内の特定オプションについて,応用エンティテ
ィが詳細に同意することを可能にする。
注: DICOM情報モデルの中で定義されるSOPクラスは,ISO/OSI用語におけるマネージドオブジ
ェクトクラスに等しい。オブジェクト指向用語に詳しい読者は,SOPクラス操作(および通知)はオブ
ジェクトクラスのメソッドを意味することを認識するであろう。
6.5.1
正規化および複合SOPクラス
DICOMは,SOPクラスの二つのタイプ,正規化および複合を定義する。正規化SOPクラスは,
正規化IODおよび一組のDIMSE−Nサービスの連合で定義される。複合SOPクラスは,複合
IODおよび一組のDIMSE−Cサービスの連合で定義される。
注: SOPクラス仕様は,DICOM適合性必要条件を定義するために中心的な役割を果たす。それは,DI
COM応用エンティティが適合性を主張することがあるDICOM規格の明確な応用レベルのサブセッ
トを,DICOM応用エンティティが選択することを可能にする。PS3.2参照。
6.6
アソシエーション折衝
アソシエーションの確立は,同位のDICOM準拠応用エンティティ間の通信の最初の段階である。
応用エンティティは,どのSOPクラスが交換されることができるか,またどのようにこのデータが
符号化されるであろうかを折衝するために,アソシエーションの確立を使用する。
アソシエーション折衝は,PS3.7の中で定義される。
6.7
サービスクラス仕様
サービスクラス仕様は,通信している応用エンティティによって実行されるべき特定機能に関係する,
16
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
一つ以上のSOPクラスのグループを定義する。サービスクラス仕様は,一つ以上のSOPクラスへ
の適合性の予め定義された幾つかのレベルを,実装が宣言することを可能にする規則を同様に定義す
る。応用は,サービスクラス利用者(SCU)またはサービスクラス提供者(SCP)の何れかとし
て,SOPクラスに適合する場合がある。
サービスクラス仕様は,PS 3.4の中で定義される。
注: 同位の応用エンティティ間のそのような相互作用は,「クライアント/サーバモデル」上で動作する。S
CUが「クライアント」として動作する,一方SCPが「サーバ」として動作する。SCU/SCPの役
割はアソシエーションの確立時に決定される。
7
実世界のDICOMモデル
図7−1a,7−1bおよび7−3は,DICOM規格の適用範囲内で,関係する実世界オブジェク
トおよびそれらの関係を,識別する実世界のDICOMの考え方を示す。それは,DICOM規格に
よって定義される種々の情報オブジェクト間の一貫性を保証するための共通の枠組みを提供する。
注: 検査および結果の間の関係は,他の実世界オブジェクト(例えば,解釈担当医師)を含んでおり,複雑で
ある。この規格はこれらのオブジェクトをモデル化しない。
7.1
DICOM情報モデル
DICOM情報モデルは,実世界のDICOMモデルから導き出される。図7−2a,7−2bおよ
び7−2cによって示されるDICOM情報モデルは,この規格によって明記される種々のIODお
よびそれらの関係を確認する。DICOM情報オブジェクト定義および実世界オブジェクトの間に,
常に一対一の対応があるわけではない。例えば,複合IODは,シリーズ,装置,基準座標系,検査,
患者のような複数の実世界オブジェクトの属性を含む。
図7−2a,7−2bおよび7−2cの中のエンティティは,付属書AからCの中で定義されるIO
Dに対応する。
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患者
1
1
検査内容通知
持つ
作成する
1-n
1
1-n
来院
記述する
1
1
1-n
含む
検査
1
1-n
1-n
注参照
0-n
1-n
モダリティ実施済手
続きステップ
検査構成要素
結果
1
1
含む
1-n
1-n
1
1
1
含む
含む
基準座標系
1-n
構成
される
構成
される
含む
1-n
1
空間的に
定義する
0-n
0-1
報告
1
装置
補正
1-n
生成する
シリーズ
1
含む
0-n
0-n
保存プリント
放射線治療
オブジェクト
0-n
0-n
図7−1a
0-n
画像
カーブ
ルックアップ
テーブル
0-n
0-n
オーバレイ
0-n
0-n
SR文書
提示状態
波形
実世界のDICOMモデル
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画像
ルックアップ
テーブル
オーバレイ
1
によって
提示される
1-n
0-n
1-n
使用する
1-n
1-n
0-n
使用する
画像ボックス
1-n
0-1
提示LUT
に関係する
含む
プリンタ
0-1
1-n
1
に関係する
フィルムボックス
1
1-n
維持する
0-1
プリントキュー
含む
0-n
1
含む
1
0-n
含む
注釈
1
1-n
フィルム
セッション
含む
1-n
0-1
に関係する
0-n
プリントジョブ
1
0-1
発行する
1
0-1
発行する
図7−1b
実世界のDICOMモデル−プリント
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患者IOD
1
1
参照する
参照する
1-n
基本検査記述子
IOD
1
1-n
来院IOD
記述する
1
1
1-n
参照する
検査IOD
1-n
1-n
1
注参照
構成
される
構成
される
0-n
1-n
1-n
検査構成要素
IOD
結果IOD
モダリティ実施済手続き
ステップIOD
1
1
1
1
参照する
参照する
参照する
参照する
0-1
解釈IOD
0-n
0-n
保存プリントIO
D 図 7.2B参照
放射線治療IOD
図 7.2C 参照
0-n
0-n
独立モダリティ
LUT IOD
独立VOI
LUT IOD
0-n
0-n
独立カーブ
IOD
独立オーバレイ
IOD
図7−2a
0-n
0-n
提示状態IOD
画像IOD
0-n
0-n
波形IOD
SR文書IOD
DICOM情報モデル
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保存プリント
IOD
画像IOD
参照する
0-n
1-n
0-n
に関係する
1
基本プリント画像オー
バレイボックスIOD
プリント依頼
IOD
0-n
0-1
1-n
参照する
に関係する
1
画像ボックス
IOD
プリンタIOD
1-n
1
1-n
0-1
に関係する
提示LUT
IOD
参照する
参照する
1
0-1
プリントキュー
IOD
1
0-1
1-n
印刷す
る
に関係する
1
フィルムボック
ス
1-n
含む
0-n
1-n
0-n
参照する
参照する
注釈IOD
1
0-n
フィルムセッシ
ョンIOD
プリントジョブ
IOD
図7−2b
0-1
1-n
に関係する
DICOM情報モデル−プリント
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検査IOD
1
参照する
0-n
RT画像
IOD
0-n
RT線量
IOD
画像IOD
RT構造集
合IOD
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
0-1
0-n
0-n
0-n
RT計画
IOD
0-n
1
1
参照する
参照する
参照する
0-1
0-n
参照する
0-n
0-n
1
1
参照する
RT計画
IOD
1
0-n
1
参照する
0-n
参照する
1
0-n
参照する
図7−2c
DICOM情報モデル−放射線治療
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0-n
1
患者
1
1
来院
持つ
0-n
0-n
持つ
持つ
0-n
0-n
その間に起
こる
1
のためのコン
テキストであ
る
画像サービス
要求
1
持つ
1
サービス
エピソード
0-n
0-n
含む
1-n
に従って実
行される
1
1
1
1
1-n
依頼済手続き
手続きタイプ
指定する
0-n
1
0-n
に帰する
構成される
手続き計画
0-n
1-n
1
指定する
0-n
予約済手続き
ステップ
指定する
0-n
モダリティ実施済
手続きステップ
に帰する
1
1
1-n
に属する
1-n
実行項目
含む
0-n
0-n
1
記述する
図7−3
7.2
シリーズ
モダリティ−ISインタフェースの目的のための実世界のモデル
付属書A,B,Cの構成
付属書Aは,多くのモダリティ(例えば,CT,MR,NM,US,CR,二次取得)上で収集され
る複合IOD(例えば,画像,カーブ,オーバレイ)を定義する。これらの複合IODの参照モジュ
ールは,付属書Cの中で見いだされる。
付属書Bは,PS 3.4の中で明記された多くのサービスクラスに対して正規化IOD(例えば,患
者,検査,結果,フィルムセッション,プリントジョブ)を定義する。これらの正規化IOD参照モ
ジュール定義は,付属書Cの中で見いだされる。
7.3
実世界のDICOMモデルの拡張
基本ワークリスト管理サービスクラスおよびモダリティ実施済手続きステップSOPクラスの目的の
ために,最初の実世界のDICOMモデルの強化が図7.3の中で示すように行われる。
付属書Gは,最初の実世界のDICOMモデルへのこの拡張の関係を論議する。
23
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
図7−3は,モダリティ−ISインタフェースの中で起動される実世界オブジェクトの抽象的記述で
ある。それは実装のためのデータベース図としては考えられていない。
注: 図7−3の中で描写される実世界モデルは,ISIS(情報システム−画像システム)モデルによって影
響される。ISISモデルは,情報システム−画像システムインタフェースの領域のための実世界モデル
として DICOM Committee, College of American Pathologists Image Exchange Committee (CAP-IEC),
CEN/TC251/WG4/PT4-020: Modality-Information System Interface Project Team,および Health Level Seven
(HL7) によって開発されている。ISISモデルは,CEN/TC251/WG3/PT-022,CEN/TC251/WG4/PT-020,
HL7,CAP−IEC,およびACR−NEMA DICOM実世界モデルの共通マッピングである。
この規格におけるオブジェクトの意味とそれらの属性は,ISISモデルの中で記述される。この補遺は
ISISモデルの,ワークリストに関連したオブジェクトを含むサブセットだけを使用する。ISISモ
デルは,PT3−022,CAP−IEC,およびHL7と一貫性を保証する。
7.3.1
DICOM実世界モデルの拡張の定義
7.3.1.1
患者
患者は,保健医療サービスを受けている,あるいは受けるために登録した,人である。
7.3.1.2
サービスエピソード
サービスエピソードは,開始時刻と終了時刻によって区切られた期間の間に集められた,イベントの
集積である(例えば,外来患者の通院,または入院期間)。サービスエピソードの開始時刻,終了時
刻,および含まれるイベントの定義は,完全に任意である。サービスエピソードは,患者の医療状態
の任意のサブセットの治療または管理がその中で起こるコンテキストである。画像サービスのコンテ
キストの中で,サービスエピソードが,一つ以上の保健医療組織を含むことがある(彼らの法定行政
区域内でサービスを提供する保健医療提供者,例えば,病院,個人医師のオフィス,複数専門医診療
所,療養所を認可する,行政上のエンティティ)。サービスエピソードのサブセット,施設エピソー
ドは,特定の保健医療組織の責任下にあるイベントの集積である。サービスエピソードは,一つ以上
の保健医療組織によって患者に保健医療サービスを提供する責任を委任された,有資格保健医療提供
者を確認する。一人以上の有資格保健医療提供者(組織または個人,例えば,医師の集団診療,個々
の医師,技術者,看護婦)が,サービスエピソードの中で提供される保健医療サービスに対して責任
があることがある。有資格保健提供者は,一つ以上の保健医療組織にそして患者に,提供されたサー
ビスの結果に対して責任を負っている。サービスエピソードは,一つ以上の物理的場所(例えば,異
なる部屋,部門,建物,または都市)と関連することがある。一つ以上のDICOM来院が,サービ
スエピソードと関連することがある。
注: 1.サービスエピソードは,PT3−022,CAP−IECおよびHL7と一貫性を確保するために,
ISISモデルの中で,そして実世界のDICOMモデルのこの拡張の中で,定義される。DICOM来
院は,サービスエピソードの一部分である。サービスエピソードは,保健医療のいくつかの管理的見地を
記述する,一方DICOM来院は,施設への患者の一回の来院の記述に制限される。
2.モダリティワークリストSOPクラスのコンテキストの中で,DICOM来院だけが関連している,
サービスエピソードモジュールは定義されていない。
7.3.1.3
画像サービス要求
画像サービス要求は,手続きタイプのリストから選ばれた一つ以上の依頼済手続きの集合である。画
像サービス要求は,一つのサービスエピソードのコンテキストの中で,一人の認可された画像サービ
ス依頼者によって,一人の認可された画像サービス提供者に提出される。画像サービス要求は,関連
した特定および一般情報を含む。画像サービス要求の各インスタンスは,同時に要求された一つ以上
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
の依頼済手続きに共通な情報を伝達する。画像サービス要求は一つ以上のDICOM来院と関連する
ことがある。画像サービス要求の存在は,一つ以上の画像サービス報告の作成および一つ以上の宛先
への画像サービス報告の配布に通常は帰着する。
モダリティワークリストのコンテキストでは,画像サービス要求によって提供される情報が一以上の
画像手続きを実行すること,即ち,新しい画像を収集することを目標とする。汎用ワークリストのコ
ンテキストでは,画像サービス要求によって提供される情報は,より一般的な種類の要求,例えば,
報告書作成,既存の検査の画像処理手続きの依頼など,をサポートする。
7.3.1.4
手続きタイプ
手続きタイプは,手続きのクラスを識別する。画像サービスのコンテキストの中で,手続きタイプは,
画像サービス施設の中で依頼され,そして報告されることができる画像手続きの目録の中の項目であ
る。手続きタイプのインスタンスは,名前と一つ以上の他の識別子を通常は持つ。手続きタイプは,
一つ以上の手続き計画と関連する。
注: このエンティティの情報内容は,特定患者のための依頼済手続きの特定インスタンスを実行するために必
要とされるプロトコルへのその分解よりも,むしろ手続きタイプの一般的識別に関係する。
7.3.1.5
依頼済手続き
依頼済手続きは,与えられた手続きタイプの手続きのインスタンスである。依頼済手続きのインスタ
ンスは,依頼済手続きのために画像サービス提供者によって選択される手続き計画のインスタンスに
よって明記される情報の項目の全てを含む。この手続き計画は,画像サービス提供者によって,考慮
された手続きタイプに関連した手続き計画テンプレートの基礎として定義される。画像サービス要求
は,幾つかの異なる依頼済手続きのための要求を含むことがある。このエンティティの目的は,画像
サービス要求と手続きタイプとの間のアソシエーションを確立すること,このアソシエーションに属
している情報を運ぶこと,そして依頼済手続きとそれらを記述するために必要である他のエンティテ
ィとの間の関係を確立すること,である。一つの手続きタイプの単一依頼済手続きは,依頼され,報
告され,符号化され,そして請求されることができる,サービスの最小の単位である。依頼済手続き
の一つのインスタンスの実績は,正確に一つの手続き計画によって明記される。依頼済手続きは,手
続き計画によって明記されるプロトコルを含んでいる一つ以上の予約済手続きステップへ導く。依頼
済手続きは,一つ以上のDICOM来院と関連することがある。依頼済手続きは,一台以上の機器を
含むことがある。
7.3.1.6
予約済手続きステップ
モダリティ予約済手続きステップは,依頼済手続きのための手続き計画によって明記される,サービ
スの任意に定義された予約単位である。モダリティ予約済手続きステップは,一つ以上のプロトコル
コードによって識別されることがあるプロトコルをを指示する。モダリティ予約済手続きステップは,
機器(例えば,画像モダリティ機器,麻酔機器,外科用機器,移送機器),人的資源,消耗品,場所,
そして時刻(例えば,開始時刻,終了時刻,持続期間)を含む。画像サービスのコンテキストの中で,
モダリティ予約済手続きステップの予約は同じ機器タイプの複数台によって満足させられることがで
きる画像モダリティの一般指定だけを含むことがあるが,モダリティ予約済手続きステップの一イン
スタンスの実績は,画像モダリティ機器の一台そして一台のみを含む。
モダリティ予約済手続きステップの実績は,零以上のモダリティ実施済手続きステップインスタンス
の作成に帰着することがある。
注: 1.手続きステップエンティティは,手続きの物品輸送の側面の管理をサポートするために提供される(例
えば,物品管理,人的資源,予約)。手続きステップと彼らがそれに従って実行するプロトコルの内容の
25
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
完全な定義は実装に依存する,そしてこの規格の範囲外である。
2.モダリティ予約済手続き
ステップが,一つ以上の依頼済手続きに寄与することがある(例えば,静脈内よう素コントラスト注入を
必要とするモダリティ予約済手続きステップは,静脈内腎盂撮影写真とCT検査によって共有されるかも
しれない)。しかしながら,請求書作成の目的のために,モダリティ予約済手続きステップのインスタン
スは,一つの依頼済手続きだけの一部分であると通常考えられる。
7.3.1.7
手続き計画
手続き計画は,依頼済手続きの予約済手続きステップを実行するために行わなければならないプロト
コルの集合を定義する仕様である。各予約済手続きステップは,一以上のプロトコルコードによって
識別されることがある,単一プロトコルによって前もって形成される。Each Scheduled Procedure Step is
preformed according to a single Protcol which may be identified by one or more Protocol Codes. “preformed”,
“Protcol”. 手続きステップ時に実際に実行されるプロトコルは,関連した手続き計画の中で定められ
たそれらと異なることがある。規定された手続き計画に対する実際に実行されたプロトコルの監査は,
品質管理の重要な要素であるが,しかしこの規格によって明記されない。
注: プロトコルコードが手続き計画の中で与えられた順序にあるという事実は,図7−3の中で明らかではな
い。しかしながら,プロトコルの順序は,構文レベルで表現される(即ち,プロトコルコードシーケンス
(0040,0008) の中に存在する項目のシーケンスとして)。
7.3.1.8
プロトコル
プロトコルは,特定の手続きステップを実行するために手続き計画によって規定された実行の仕様で
ある。予約済手続きステップは,一以上のプロトコルコードによって伝達されることがあるただ一つ
のプロトコルを含む。典型的に,プロトコルインスタンスを識別するコードまたは複数のコードは,
プロトコルの目録から選ばれるであろう。複数のプロトコルは,一つの予約済手続きステップの中に
存在することはないだろう。
7.3.1.9
モダリティ実施済手続きステップ
実施済手続きステップは実際に実行された(予約されただけではない)サービスの任意に定義された
単位である。論理的にそれは予約済手続きステップに相当するが,しかし実世界の状況は,実際に実
行されるものが,要求されたまたは予約されたものに正確には一致しないことを,指図する場合があ
る。
注: 例えば,二つ以上の予約済手続きステップ,依頼済手続きまたは画像サービス要求が異なる照
会医師によって作成されている場合がある,しかし,実施医師あるいは操作者の裁量で,単一
の実施済手続きステップであることで満たされることがある。一方,一つの予約済手続きステ
ップが,臨床的必要あるいは失敗状態により,あるいは長期間を要することで,装置の異なる
タイプあるいはインスタンス上の複数の実施済手続きステップによって満たされる必要があ
る場合がある。
それは,実際に実行される手続きのタイプを説明する情報を含む。この情報は,一以上のプロトコル
コードによって定義されることがある実施済プロトコルによって表される。
依頼済手続きは,零以上の実施済手続きステップの生成に帰着する。
予約済手続きステップは,零以上の実施済手続きステップの生成に帰着する。
実施済手続きステップは,その状態に関する情報(例えば,進行中,中止した,完成した)を含む。
モダリティ実施済手続きステップは,モダリティ上の患者あるいは他の画像サブジェクトからの画像
の取得に起因する実施済手続きステップである。
26
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
それは,手続きそれ自身の実績に関するデータ,電離放射線が使用されている場合は患者がさらされ
た放射線量値,また請求書作成および材料管理のためのデータを含む,画像手続きのステップの実績
を記述する情報を含む。
モダリティ実施済手続きステップは,手続きステップの一部として作成されることがある零以上の画
像および他の複合SOPインスタンスのシリーズへの参照を含む。特定のシリーズはただ一つのモダ
リティ実施済手続きステップの一部である。
7.3.1.10
汎用予約済手続きステップ
汎用予約済手続きステップは任意に定義されたサービスの予約単位である,それは一以上の依頼され
た手続きの手続き計画によって明記される。汎用予約済手続きステップは、実行される手続きステッ
プを記述する一ワークアイテムを規定する。汎用予約済手続きステップは,応用,人的資源,場所,
時間資源(例えば,開始時刻,停止時刻,所要時間)を含んでいる。
注: 1.この節では,応用は,ソフトウェア応用と数台の装置を指定するために使用される総括的用語である。
2.汎用予約済手続きステップの状態は,依頼された手続きまたはそれが属する画像サービス要求の状態
と混同されてはならない。一つの汎用予約済手続きステップが完了することがあるが,しかし,それは、
関連した依頼された手続きがその完了に到達したことを意味しない。
汎用予約済手続きステップは,汎用予約済手続きステップの実績のために使用される情報を表示する,
複合SOPインスタンスあるいは実行済手続きステップへの参照を含んでいる。
7.3.1.11
汎用実施済手続きステップ
汎用実施済手続きステップは(予約されただけではなく)現実に実施されたサービスの任意に定義さ
れた単位である。通常は、それは一つの汎用予約済手続きステップに対応するが,しかし,実世界の
条件は,現実に実行されたものが依頼された,あるいは計画されたものと正確に一致しないことがあ
る。
注: 例えば,二以上の汎用予約済手続きステップ,依頼済手続きあるいは画像サービス要求が,異なる照会医
師によって生成されたことがあるが,しかし,実施医師か操作者の自由裁量で,単一の汎用実施済手続き
ステップによって履行されることがある。代わりに,単一の汎用予約済手続きステップは,臨床的必要あ
るいは障害状態,あるいは期間の超過によって,異なる設備のタイプあるいはインスタンス上の,複数の
汎用実施済手続きステップによって履行される必要があることがある。
それは,現実に実施された手続きのタイプを記述する情報を含んでいる。
依頼済手続きは,零以上の汎用実施済手続きステップの生成に帰着する。
汎用予約済手続きステップは,零以上の汎用実施済手続きステップの生成に帰着する。
汎用実施済手続きステップは,その状態に関する情報を含んでいる。
それは,手続きの汎用手続きステップの実績を記述する情報を含んでいる。
汎用実施済手続きステップは,手続きステップの一部として生成された零以上の複合SOPインスタ
ンスへの参照を含んでいる。
7.3.1.12
ワークアイテム
ワークアイテムは,依頼済手続きのインスタンスを実行する手続き計画によって規定されたタスクの
一つである。それぞれの汎用予約済手続きステップは,厳密に一つのワークアイテムを含むであろう。
ワークアイテムインスタンスを識別するコードは,例えば画像処理または解釈の値と共に,ワークア
27
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
イテムタイプの目録から選択されるであろう。
7.4
汎用ワークリストのための実世界のDICOMモデルの拡張
ワークリスト管理サービスクラスにおける汎用ワークリストSOPクラスの目的で,図7.4.aお
よび7.4.bの中で描かれるように,実世界のDICOMモデルの拡張を行う。実世界モデルのこ
の部分集合は,ワークリスト管理サービスクラスにおける汎用ワークリストSOPクラスのための必
要条件をカバーする。
図7.4.aおよび7.4.bはワークフロー管理に関与する実世界オブジェクトの抽象的記述であ
る。
1
0-n
has
Visit
Patient
1
1
0-n
0-n
has
occurs
during
has
0-n
1
Imaging Service
Request
0-n
1
Is context
for
Service
Episode
1
0-n
includes
has
0-n
1-n
to be
performed
according
to
1
1
Requested
Procedure
1-n
is
composed
of
0-n
Procedure
Plan
1
specifies
0-n
specifies
1-n
1
0-n
results
in
0-n
1-n
specifies
0-n
0-n
0-n
General Purpose
Scheduled Procedure
Step
results
in
General Purpose Performed
Procedure Step
1
1
Workitem
Procedure
Type
creates
includes
0-n
1
1
1
describes
図7.4.a
Series
汎用ワークリストインタフェースのための実世界のモデルの拡張
28
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
Performed
Procedure Step
0-n
Is input
for
0-m
0-n
0-m
Is relevant
for
Composite
Object
0-n
General Purpose
Scheduled
Procedure Step
0-n
General Purpose
Performed
Procedure Step
0-m
Results
in
1
0-m
Is input
for
Creates
0-n
Series
1
Contains
0-n
Composite
Object
図7.4.b
8
汎用ワークリストインタフェースのための実世界のモデルの拡張
符号化登録データの符号化
DICOM IOD の中に符号化登録データを組み入れる主な方法は符号シーケンス属性である。符号シーケ
ンス属性は,この節の中で記述されるマクロを使用して項目のシーケンスとして符号化される。これ
らの属性は,典型的には属性名の中に文字列「符号シーケンス」を含んでいる。それらの目的は,符
号化体系からの符号を使用して用語を符号化することである。
注: この規格の中で,符号シーケンス属性は多様な概念に対して定義される。例えば:解剖学的構造を記述す
る主要解剖学的構造シーケンス (0008,2228) と他の属性;および画像手続きの中で特に重要である薬物の
投与を文書化するためのインターベンション薬剤コードシーケンス (0018,0029)。
符号シーケンス属性の各項目は,符号化体系指定子,符号値,および符号意味の三つ組を含む。
任意の特定符号シーケンス属性に対して,その属性(値集合)のために使用されることがあるコード
の範囲が,コンテキストグループの仕様によって示唆されること,あるいは強制されることがある。
属性が使用されるモジュールまたはテンプレートは,コンテキストグループが基準または定義,列挙
であるかどうか明記するだろう。基準コンテキストグループは,推奨され,そして使用されることが
あるが,使用することを要求されない用語のコードを記載する。定義コンテキストグループは,用語
が使用される場合は使用されるが,それは他の用語のコードで拡張されることがある用語のコードを
29
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
記載する。列挙コンテキストグループは,使用される用語のコードを記載する,そして他のコードあ
るいは用語は使用しない。
コンテキストグループは,PS3.16の中で明記されたDICOM内容写像資源(DCMR)のよ
うな写像資源の中で定義される。コンテキストグループは,コード値 (0008,0100) および符号化体系
指定子 (0008,0102) を含む,用語のリストから構成される。コンテキストグループが,基準,定義,
列挙コンテキストグループとして使用されるかどうかは,写像資源の中でなく,コードシーケンス属
性が使用されるテンプレートまたはモジュールの中で定義される。
コンテキストグループはコンテキストグループ識別子(CID)として参照されるラベルによって識
別される。
8.1
コード値
コード値 (0008,0100) は,符号化体系指定子 (0008,0102) および符号化体系版 (0008,0103) によって指
定される符号化体系内で曖昧でない識別子である。
注:コード値は典型的に自然言語文字列ではない,例えば"T-04000"。
8.2
符号化体系指定子,符号化体系版,および私的符号化体系作成者UID
属性符号化体系指定子 (0008,0102) は,用語に対するコードがその中で定義される符号化体系を識別
する。
注: 1.DICOMの中で使用される典型的な符号体系は,DICOM定義符号用の「DCM」,SNOMED 版
3用の「SNM3」,SNOMED-RT のための「SRT」,および LOINC のための「LN」を含む。
2.「99」で始まる符号体系指名子,および符号体系指名子「L」は,私的あるいは局所符号化体系であ
ることが HL7 の中で定義されている。
符号化体系指定子 (0008,0102) が符号体系を曖昧でなく識別するのには不十分な場合,追加属性が必
要とされることがある。
属性符号化体系版 (0008,0103) は符号体系の版を識別するために使用されることがある。
属性私的符号化体系作成者UID (0008,010C)は,(標準ではない)私的符号化体系をより正確に識別
するために使用されることがある。
標準の符号体系はPS3.16に記載されるものである。そのコンテキストグループは,HL7 および
ASTM 2538 規格の中の同様のリストに基づく。
DICOM規格の前の版においては,“99SDM” の暫定符号化体系識別子が DICOMの中で使用さ
れた SNOMED コードのために使用されていた。
従って,“99SDM” の符号化体系指定子 (0008,0102) に遭遇した場合は,コード値 (0008,0100) を解釈
する目的では “SNM3” と同等として取り扱う。
“99SDM” または “SNM3” の符号化体系指定子 (0008,0102) は SNOMED Version 3 符号化体系を曖昧
なく確認するために定義されている,従って符号化体系版 (0008,0103) を含めるための条件は明示的
には満たされない。
8.3
符号意味
コード意味 (0008,0104) は,人に対して意味を持っており,コード値と符号化体系指定子の組合せに
30
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
よって定義される用語の意味を伝達するテキストである。そのような意味は符号化体系のための辞書
の中で「調べる」ことができるが,そのような辞書にアクセスをもたない応用の便宜のために符号化
される。
特定の符号化体系指定子 (0008,0102) とコード値 (0008,0100) に対して,コード意味 (0008,0104) のた
めのいくつかの代替値が定義されることがあることに注意しなければならない。これらは同一言語に
おける同義語,あるいは他の言語への符号化体系の翻訳であることがある。従って符号意味
(0018,0104) の値はキー,索引または決定値として決して使用されない,むしろ符号化体系指定子
(0008,0102) と符号値 (0018,0100) の結合が使用されることがある。コード意味 (0008,0104) は純粋に
注釈的,記述的属性である。
これはコード意味 (0008,0104) が任意の自由テキストで満たすことができることを意味しない。符号
化体系によって定義された値だけが使用される。
8.4
写像資源
写像資源 (0008,0105) の値は,値集合を明記するコンテキストグループを明記するメッセージ/用語
写像資源を指定する。写像資源 (0008,0105) の値に対する定義語は下記である:
“DCMR”= “DICOM Content Mapping Resource”
“SDM” = “SNOMED DICOM Microglossary”(退役)
PS3.16はDICOM内容写像資源(DCMR)を明記する。
注: 明記されない限り,DCMRはこの規格の中で明記されたすべてのコンテキストグループとテンプレート
の出所である。
8.5
コンテキストグループ版
コンテキストグループ版 (0008,0106) は,コンテキスト識別子 (0008,010F) によって識別されるコン
テキストグループの版を伝達する。
8.6
コンテキスト識別子
コンテキスト識別子 (0008,010F) の値は,コード値 (0008,0100) とコード意味 (0008,0104) の値がそれ
から選択された写像資源 (0008,0105) によって定義されるコンテキストグループを識別するか,また
はコード値 (0008,0100) とコード意味 (0008,0104) がコンテキストグループ作成者UID
(0008,010E) によって私的コンテキストグループ拡張として追加されている写像資源 (0008,0105) に
よって定義されるコンテキストグループを識別する。
8.7
符号集合拡張
符号集合拡張フラグ (0008,010B) は,符号化体系またはコンテキストグループの私的拡張として符号
値/符号意味対を指名するために使用されることがある。
符号集合拡張作成者UID (0008,010D) は,コンテキストグループおよび/または符号化体系への拡
張を作成した人または組織を識別するために使用されることがある。コンテキストグループ局所版
(0008,0107) は,私的符号集合拡張を含んでいるコンテキストグループの実装特定私的版日付/時間を
伝達する。詳細な定義についてはこの巻の節8.8を参照のこと。
注: 1.これらの属性は,原コンテキストグループ版への参照整合性を保全しながら,符号集合を便利に拡張
する手段を,利用者に提供する。これらの属性は,統制用語に対する変更提案として標準化団体に提案さ
31
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
れることができるように,システム管理者が拡張を追跡することを同様に可能にする。
2.コンテキストグループ局所版 (0018,0107) の局所定義(私的)値は,典型的にはコンテキストグルー
プを定義する標準メッセージ/用語写像資源の中で明記されるコンテキストグループ版 (0018,0106) の
標準値より,もっと最近の日付であろう。
8.8
符号シーケンス属性に対する標準属性集合
表8.8−1は符号シーケンス属性の項目の中にカプセル化される属性の省略時選択集合を明記する。
これらの属性は符号シーケンスマクロを構成する。
注: 指示「符号シーケンスマクロ表8.8−1を含む」は,表8.8−1の属性が項目シーケンスの属性集合
の仕様に含まれることを指示する簡潔な方法として,情報オブジェクト定義の中で使用されることがある。
(値集合を定義するコンテキストグループのような)符号シーケンスデータ要素への追加の制約が,指示
「符号シーケンス・マクロ表8.8−1を含む」に追加されることがある。
この節の省略時選択仕様は,シーケンス項目または符号シーケンス属性またはIODの適用範囲内で,
シーケンス項目または符号シーケンス属性またはIODの適用範囲内で定義される対応する仕様によ
って,置き換えられる。追加の属性はマクロの例示によって同様に明記されることがある。
基本符号化登録属性は符号化登録を完全に定義する。符号がそれから選択された表を伝達することが
望まれる場合には,任意選択の強化符号化モード属性が同様に送られることがある。
表8.8−1 符号シーケンス属性に対する共通属性集合
(「符号シーケンスマクロ」 として呼び出される)
属性名
タグ
タイプ
属性の説明
基本符号化登録属性
> コード値
> 符号化体系指
定子
> 符号化体系版
(0008,0100)
(0008,0102)
1C
1C
節8.1を参照。シーケンス項目が存在する場合は必要。
節8.2を参照。シーケンス項目が存在する場合は必要。
(0008,0103)
1C
> コード意味
(0008,0104)
1C
節8.2を参照。 シーケンス項目が存在する,そして
符号化体系指定子 (0008,0102) の値がコード値
(0008,0100) を曖昧さなく識別するために十分でない場
合には必要。
節8.3を参照。シーケンス項目が存在する場合は必要。
> コンテキスト
識別子
> 写像資源
(0008,010F)
3
(0008,0105)
1C
> コンテキスト
グループ版
(0008,0106)
1C
強化符号化モード
節8.6を参照。
節8.4を参照。コンテキスト識別子 (0008,010F) が存
在する場合は必要。
節8.5を参照。コンテキスト識別子 (0008,010F) が存
在する場合は必要。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 符号集合拡張
フラグ
(0008,010B)
1C
> コンテキスト
グループ局所版
(0008,0107)
1C
> 私的符号化体
系作成者UID
(0008,010C)
1C
> 符号集合拡張
作成者UID
(0008,010D)
1C
9
符号集合拡張フラグ (0008,010B) はコード値
(0008,0100) とコード意味 (0008,0104) の中で符号化さ
れるコード値/コード意味対がコンテキストグループ
および/または符号化体系の私的拡張であるか否かを
示す。この巻の節8.7を参照。
列挙値: “Y”, “N”
コンテキスト識別子 (0008,010F) が存在する場合には,
“Y” は「符号値/符号意味対はコンテキスト識別子
(0008,010F) によって指名されるコンテキストグループ
の私的拡張である」ことを意味する。
コンテキスト識別子 (0008,010F) の値が存在しない場
合には, “Y” は「コード値/コード意味対は符号化体
系指定子 (0008,0102) と符号化体系版 (0008,0103) によ
って指名される符号化体系の私的拡張である」ことを意
味する。
節8.7を参照。符号集合拡張フラグ (0008,010B) の値
が “Y” である場合は必要。
コンテキスト識別子 (0008,010F) によって示されるコ
ンテキストグループが私的符号集合拡張を含む場合に
同様に存在することがある。
私的符号系作成者UID (0008,010C) は,使用される私
的符号化体系が存在する場合は,それを作成および/ま
たは維持している組織を識別する。節8.2を参照。
符号集合拡張作成者UID (0008,010D) は符号化体系
またはコンテキストグループへの拡張を作成した人ま
たは組織を識別する。節8.7を参照。
符号集合拡張フラグ (0008,010B) の値が “Y” である場
合には必要。
テンプレート識別マクロ
SR文書のテンプレートはこのようなテンプレートを参照する内容項目の関係と内容(値タイプ,コ
ード,など)への制限の集合を定義する。SR文書のための特定のテンプレートはDICOM規格に
よってあるいは特別の目的のためにこの規格の使用者によって定義される。
参照されるテンプレートの存在は参照されるテンプレートが関連する内容項目の作成に使われたこと
を反映する。テンプレートのSR保存SCPによる使用はDICOM規格の範囲を超えている。SR
文書のためのテンプレートの使用は本質的データの比較性を改善し,データの登録と改定を容易にし,
自動処理を可能にし,そして使用者への情報の提示を簡略化する。
表9−1はテンプレートを識別する属性の集合を明記する。これらの属性はテンプレートマクロを構
成する。表9−1の属性説明はこの巻の節8.8のコードシーケンスマクロの同様の属性を引用する。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表9−1
属性名
テンプレート識別子
写像資源
テンプレート版
タグ
テンプレート識別マクロ属性説明
タイプ
(0040,DB00)
(0008,0105)
(0040,DB06)
1
1
1C
テンプレートローカル
版
(0040,DB07)
1C
テンプレート拡張フラ
グ
(0040,DB0B)
1C
テンプレート拡張組織
UID
(0040,DB0C)
2C
テンプレート拡張作成
者UID
(0040,DB0D)
2C
属性説明
テンプレート識別子
テンプレートを定義する写像資源。節 8.4 を参照。
テンプレートの版。節 8.5 を参照。テンプレート
識別子 (0040,DB00) と写像資源 (0008,0105) が
テンプレートを明確に識別するために充分でな
い場合は必要。
私的拡張を含むテンプレートに割当てられたロ
ーカル版番号。節 8.7 を参照。テンプレート拡張
フラグ (0040,DB08) の値が Y の場合は必要。
テンプレートがテンプレート識別子
(0040,DB00),写像資源 (0008,0105) およびテン
プレート版 (0040,DB06) によって示されるテン
プレートの私的拡張であることを示す。
列挙値: Y, N
Y はテンプレートがテンプレート識別子
(0040,DB00),写像資源 (0008,0105) およびテン
プレート版 (0040,DB06) によって指定されるテ
ンプレートの私的拡張であることを意味する。
テンプレートがテンプレート識別子
(0040,DB00),写像資源 (0008,0105) およびテン
プレート版 (0040,DB06) によって指定されるテ
ンプレートの私的拡張の場合は必要。
定義されている場合は,テンプレートの拡張を行
った,そして/または維持している組織を識別す
る。節 8.7 を参照。
テンプレート拡張フラグ (0040,DB0B) の値が
Y の場合は必要。
テンプレートの拡張を行った,そして/または維
持している人を識別する。節 8.7 を参照。
テンプレート拡張フラグ (0040,DB0B) の値が
Y の場合は必要。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書A
A.1
複合情報オブジェクト定義(規格)
情報オブジェクト定義の要素
各複合情報オブジェクト定義は,次の節で構成される。
a.IOD記述
b.IODエンティティ−関係モデル
c.IODモジュール表
この文書の節A.1.1からA.1.3は,上述のa.からc.の必要条件を定義する。
A.1.1
IODの記述
この節は,IODの簡単な記述を提供する。特に,この記述は下記を含む:
−
IODによって表現される実世界のオブジェクト
−
適当な場合は,表現されるオブジェクトの適用範囲についての情報
A.1.2
IODエンティティ−関係モデル
IODのこの節は,明記されたIODの構成要素または情報エンティティ(IE)の関係を描写する
エンティティ−関係モデル(E−R)を提供する。それはIOD特有の情報モデルを形成する。この
E−Rモデルは,複合インスタンスが二つのDICOM応用エンティティ間で交換されるとき,複合
インスタンス情報が解釈される方法の完全なコンテキストを提供する。
複合インスタンスは分離した個々の構成要素として送られるけれども,各複合インスタンスIOD E
−Rモデルは,特定の検査の部分である全ての複合インスタンス像が同一のコンテキストを共有する
ことを必要とする。すなわち,特定患者検査内で全ての複合インスタンスが同一の患者および検査情
報を共有する;同一シリーズ内の全複合インスタンスが同一シリーズ情報を共有する; 等。
図A.1−1は,DICOM複合インスタンスIOD情報モデルである。それは,付属書Aの中で定
義される複合インスタンスIODの全てに適用される。しかしながら,このモデルの部分集合が,特
定全複合インスタンス交換のためのコンテキストを正確に定義するために,各個の複合インスタンス
IODによって明記されることがある。
節A.1.2.1からA.1.2.10は,この付属書の中で定義される複合インスタンスIODを
構成する情報エンティティ(IE)を記述する。
各シリーズは少なくとも 1 つのカーブIE,VOILUT IE,オーバレイIE,モダリティLUT
IE,保存プリントIE,提示状態IE,SR文書IEあるいは画像IEを含む。
35
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
1,n
0,n
空間的に定
義する
シリーズ
生成する
1
1
1,n
1
基準座標系
含む
装置
0,n
カーブ
保存
プリント
提示状態
図A.1−1
A.1.2.1
波形
0,n
モダリティ
LUT
0,n
0,n
0,n
SR文書
0,1
0,n
0,n
VOI
LUT
画像
0,n
オーバレイ
DICOM複合インスタンスIOD情報モデル
患者IE
患者IEは,医学画像を生成する一以上の医学検査の被検者である患者の特性を定義する。
患者IEはモダリティから独立している。
A.1.2.2
検査IE
検査IEは,患者に実施される医用検査の特性を定義する。検査は,患者を診断する目的のために論
理的に関係している医用画像,提示状態,SR文書,オーバレイおよび/またはカーブの一以上のシ
リーズの集積である。各検査は,厳密に一人の患者に関係している。
検査は,単一モダリティ,複数モダリティ,または同一モダリティの複数装置によって作成される複
合インスタンスを含むことがある。
検査IEはモダリティから独立している。
36
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.1.2.3
シリーズIE
シリーズIEは,複合インスタンスを明確な論理的集合に分類するために使用される属性を定義する。
各シリーズは正確に一検査に関係している。
下記の基準は,複合インスタンスを特定のシリーズに分類する:
a. シリーズ内の全全複合インスタンスは,同一モダリティのものでなければならない
b. 特定の複合インスタンスIODが基準座標系IEのサポートを明記する場合は,シリーズ内の
全ての複合インスタンスは,互いに空間的または時間的に関係している;それゆえ,各シリー
ズは正確に一つの基準座標系IEと関係している
c. 特定複合インスタンスIODが装置IEのサポートを明記する場合は,シリーズ内の全複合イ
ンスタンスは,同一装置によって生成される;それゆえ,各シリーズは正確に一つの装置IE
と関係している
d. シリーズ内の全複合インスタンスは,同一シリーズ情報を持つ。
オーバレイおよびカーブが,画像と共にまたは画像なしでシリーズの中に分類されることがある。装
置IEおよび基準座標系IEは,オーバレイIEおよびカーブIEに無関係である。
提示状態は,画像のないシリーズの中に(即ち,それらが参照する画像を含んでいるシリーズとは異
なるシリーズの中に)グループ化される。基準座標系IEは提示状態IEとは無関係である。
注:提示状態を含んでいるシリーズとそれらが参照する画像を含んでいるシリーズは,両方とも同じ検査内に
含まれる。
波形は画像なしでシリーズの中にグループ化される。基準座標系IEは波形シリーズと画像シリーズ
の両方に適用されることがある。
SR文書は画像なしでシリーズに分類される。基準座標系IEはSR文書シリーズに適用されない。
A.1.2.4
装置IE
装置IEは,複合インスタンスのシリーズを作る特定の装置を記述する。装置は,検査内に一つ以上
のシリーズを作ることがある。装置IEは,シリーズ内の複合インスタンスを生成するために使用さ
れるデータ収集または画像作成属性を記述しない。これらの属性は,複合インスタンス特有IE(例
えば,画像IE)の中で記述される。
A.1.2.5
基準座標系IE
基準座標系IEはシリーズ中の複合インスタンスの空間的および/または時間的情報を伝達する座標
系を識別する。
基準座標系IEは,存在する場合には,一つ以上のシリーズに関係することがある。この場合,それ
は互いに空間的または時間的に関係する複数シリーズへの可能性を提供する。
A.1.2.6
画像IE
画像IEは,画像の画素データを記述する属性を定義する。画素データが,患者スキャンの直接の結
果として生成されることがある(オリジナル画像と名付けられる),または画素データが一つ以上の
他の画像の画素データから引き出されることがある(導出画像と名付けられる)。画像は,その画像
面,画素データ特性,グレースケールおよび/またはカラーマッピング特性,オーバレイ面およびモ
ダリティ特有特性(収集パラメタおよび画像作成情報)によって定義される。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像は単一検査内の単一シリーズに関係する。
画像IE内の画素データは,画素の単一フレームとしてまたは画素データの複数フレームとして表現
されることがある。複数フレーム画像のフレーム(シネのランまたはボリュームのスライス)は,連
続して順序付けられている,そして多くの共通性質を共有する。少数の属性はフレーム間で変化する
ことがある(例えば,時間,角度変位,スライス増加)。全ての共通画像IE属性は,複数フレーム
画像の最初のフレームを参照する。
オーバレイ,ルックアップテーブルおよびカーブデータは,この情報が画像に直接関連する場合にの
み,画像IEの内に含まれることがある。
A.1.2.7
オーバレイIE
オーバレイIEは,オーバレイ面の独立した集合を記述する属性を定義する。オーバレイIEは,ビ
ットマップフォーマットの中で,グラフィックスまたはテキストを表現することがあり,そして関心
領域,参照マークおよび注釈のような項目を示すために使用される。これらのオーバレイ面は,画像
と一致することがあり,またはしないことがある。オーバレイ面が画像と一致する場合は,それが関
係する特定の画像上に重ね合わせて,表示装置上に,オーバレイを提示することを可能にするために,
充分な情報が利用できる。オーバレイIEは,ただ一つのシリーズIEに関係する。
オーバレイ面は,(単一フレーム画像と関係したとき)単一フレーム,または(複数フレーム画像と
関係するとき)オーバレイ面の複数フレームとして表現されることがある。
注: 1.独立したオーバレイ面の例は:
a) 指示された装置および患者の設定を説明する線による素描
b) 解剖図,ポインタとテキストを表現する線による素描
c) フィルム化フォーマットのための画像およびテキスト領域のレイアウトを示す素描。
2.オーバレイIEは,この規格の初期の版によって定義された「グラフィックスデータ集合」に関する
概念と類似している。
A.1.2.8
カーブIE
カーブは,連結した点のシリーズとして明記することができる図形データを表現するために使用され
る。カーブデータは,一致する画像の上に重ね合わされることがあり,またはされないことがある。
独立カーブは,独立オーバレイのように,画素データなしの画像として存在することができる。カー
ブは,多次元のグラフ,関心領域,および注釈を明記するために使用することができる。カーブデー
タは,PS3.5の中で明記されるDICOM標準転送構文の何れにおいても圧縮されない。
各々のカーブは,連結した点のシリーズとして明記される。一つ以上のカーブが,その属性がカーブ
モジュールの中で記述される,一つ以上の偶数番号を付けたくり返しグループ (5000-501E,eeee) を使
用することによって記述される。カーブの中に含まれるデータのタイプ (50xx,0020) が明記される。
独立カーブについては,カーブ識別モジュールがカーブを識別するために使用される。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.1.2.9
モダリティLUT IE
モダリティLUT IEは,製造者独立である画素値への製造者に依存する画素値の変換を記述する属
性を定義する(例えばCTに対する Hounsfield 単位,フィルムデジタイザに対する光学濃度,など)。
モダリティLUTは,画像,あるいは画像を参照する提示状態内に,あるいは画像を参照する独立モ
ダリティLUTとして含まれることがある。変換が線形であるとき,モダリティLUTは,リスケー
ル傾斜 (0028,1053) およびリスケール切片 (0028,1052) によって記述される。変換が非線形であるとき,
モダリティLUTはモダリティLUTシーケンス (0028,3000) によって記述される。
A.1.2.10
VOI LUT IE
VOI LUT IEは,プリント,表示,などのために意味がある画素値へのモダリティ画素値の変
換を記述する属性を定義する。この変換は,モダリティLUTの後に適用される。VOI LUTは,
画像,あるいは画像を参照する提示状態内に,あるいは画像を参照する独立VOI LUTとして含ま
れることがある。変換が線形であるとき,VOI LUTは,ウインド中心 (0028,1050) およびウイン
ド幅 (0028,1051) によって記述される。変換が非線形であるときは,VOI LUTは,VOI LU
Tシーケンス (0028,3010) によって記述される。
A.1.2.11
提示状態IE
提示状態IEは,参照画像(あるいは複数の画像)が装置から独立したグレースケール空間の中で(即
ち,P値の中で)どのように提示される(例えば,表示される)か,そしてどの図形注釈と空間変換
とグレースケールコントラスト変換が参照画像画素データに適用されるだろうかについて定義する。
A.1.2.12
波形IE
波形IEは複数チャネル時間ベースデジタル化波形を表わす。波形は一定時間間隔で標本化された何
らかの物理的性質(例えば電圧,圧力,ガス濃度あるいは音)の測定から構成される。測定された性
質は例えば,次の発生源のいかなるものからでも起こることがある:
a. 患者の解剖学的構造,
b. 治療機器(例えば,心臓ペーシング信号あるいは高周波切除信号),
c. 診断同期用の機器(例えば,個々の装置間で使用されるクロックあるいはタイミング信号),
d. 医師の音声(例えば口述報告書)。
波形IE内のサンプルデータは一以上の収集チャネルを表わすことがある。同じサンプリング速度で
収集したいくつかの信号チャネルは単一多重グループの中で多重化することができる(インターリー
ブサンプルによって)。(同様に付属書Jを参照。)
A.1.2.13
SR文書IE
SR文書IEはSR文書の内容を記述する属性を定義する。これらは文書の完成,,確認および他の
特徴に関係する属性と同様に意味コンテキストを含む。SR文書SOPインスタンスは単一検査内の
単一シリーズに関係する。
A.1.3
IODモジュール表
各IODのこの節は,IODを構成するモジュールを表形式で定義する。次の情報は,表の中で各モ
ジュールに対して明記されなければならない:
―
モジュールの名前
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
―
モジュールを定義する付属書Cの中の節への参照
―
モジュールの使用法;それは下記の何れかである:
―
必須(A.1.3.1を参照)
―
条件付き(A.1.3.2を参照)
―
利用者オプション(A.1.3.3を参照)
参照されるモジュールは付属書Cの中で定義される。
A.1.3.1
必須モジュール
それぞれのIODに対して,必須モジュールは,付属書Cにおいて定義される定義,意味および必要
条件によってサポートされる。
A.1.3.2
条件付きモジュール
条件付きモジュールは,特定の条件に合致する場合は,必須モジュールである。特定の条件に合致し
ない場合は,このモジュールはサポートされない;即ち,そのモジュールの中で定義される情報は送
られない。
A.1.3.3
利用者オプションモジュール
利用者オプションモジュールは,サポートされることがあり,またはされないことがある。オプショ
ンモジュールがサポートされる場合は,付属書Cにおけるモジュールの中で明記される属性タイプが
サポートされる。
A.1.4
複合IODモジュールの内容の概観
表A.1−1およびA.1−2は,複合IODを通して使用されるモジュールの概観を提供する。こ
の表は,情報的目的のためだけである。それは規定である付属書Aの他の節の中で見出されるIOD
定義に基づく。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表A.1−1
IOD
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
CRシリーズ
NM/PET患者
方向
PETシリーズ
PET放射性核種
PET複数ゲート
収集
RTシリーズ
DXシリーズ
マンモシリーズ
口腔シリーズ
基準座標系
US基準座標系
同期
一般装置
SC装置
一般画像
画像面
画像画素
NM画像画素
パレットカラーL
UT
造影剤/ボーラス
シネ
複数フレーム
NM複数フレーム
フレームポインタ
マスク
表示シャッタ
器具
治療
複合情報オブジェクトモジュール概観−画像
CR
CT
MR
NM
US
US
MF
SC
SC MF SC MF SC MF SC MF
SB
GB
GW
TC
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
U
M
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
XA
RF
M
M
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
RT
画像
M
PET
DX
MG
IO
M
M
U
M
U
M
M
U
M
U
M
M
U
M
U
M
M
U
M
U
M
M
M
M
M
M
VL EN VL MC VL SL VL PH
M
M
U
M
M
M
M
U
M
M
M
M
U
M
M
C
M
U
M
M
M
M
C
M
M
M
U
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
C
C
M
U
C
U
M
U
C
U
M
M
M*
M
M
C
M
M
U
M
U
C
M
U
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
U
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
U
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M*
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
C
C
C*
C
M
M
C
M
C
C
C
U
C
M
C
C
C
U
C
M
C
C
C
U
C
M
U
U
U
U
U
C
U
U
U
U
C
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
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IOD
モジュール
CR画像
CT画像
MR画像
NM画像
NM放射性核種
NM検出器
NM断層収集
NM複数ゲイト収
集
NMフェーズ
NM再構成
US領域較正
US画像
SC画像
SC複数フレーム
画像
SC複数フレーム
ベクトル
PET画像
X線画像
X線収集
X線コリメータ
X線テーブル
XRF位置決め装
置
X線断層収集
X線収集線量
X線発生
X線濾過
X線グリッド
XA位置決め装置
DX画像化解剖学
的構造
DX画像
DX検出器
DX位置決め装置
マンモ画像
口腔画像
CR
CT
MR
NM
US
US
MF
U*
M*
U
M
SC
SC MF SC MF SC MF SC MF
SB
GB
GW
TC
XA
RF
M
M
U
C
M
M
U
U
U
RT
画像
PET
DX
MG
IO
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
U
M
M
M
M
M
U
M
M
U
M
M
M
U
VL EN VL MC VL SL VL PH
M
M
M
M
M
M
C
C
C
C
M
U
M
U
M
U
M
U
M
C
C
C
C
M
C
M
M
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IOD
モジュール
VL画像
スライド座標
RT画像
承認
オーバレイ面
複数フレームオー
バレイ
カーブ識別
カーブ
音声
モダリティLUT
VOI LUT
画像ヒストグラム
収集コンテキスト
SOP共通
CR
CT
MR
NM
US
US
MF
SC
SC MF SC MF SC MF SC MF
SB
GB
GW
TC
XA
RF
RT
画像
PET
DX
MG
IO
VL EN VL MC VL SL VL PH
M
M
M
M
M
U
U
U
U
M
M
M
M
M
M
M
M
M
U
U
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U
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U
U
U*
U
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M*
M*
U
M*
M*
U
U
U
U
U
U
U*
U
U
U
M
M
M
M
M*
M*
M
M
C
C
M
M
M
U
C
U
C
U
U
C*
U
M
U
C*
U
U
U
U
U
U
M
M
M
C
C
C
U
U
U
C
U
M
M
C
U
M
M
C
U
M
M
M および U の次の * 表記は,これらのモジュールについての特別の条件を示す。詳細についてはこの付属書中の対応する情報オブジェクト定義を参照のこ
と。
注: 1.当初の超音波画像IODと超音波複数フレームIODおよび関連する超音波と超音波複数フレーム保存SOPクラスUIDは退役した。新しい超音波と超
音波複数フレーム画像IODが表A.1−1の中に示されるように定義されている,それらはパレットカラールックアップテーブルモジュールを含む。
2.当初のNM画像IODと関連するNM保存SOPクラスUIDは退役した。完全に新しいNM画像IODが表A.1−1に示されるように定義されている。
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表A.1−2
IOD
モジュール
患者
患者要約
標本識別
一般検査
患者検査
検査内容
一般シリーズ
PETシリーズ
PET放射性核種
PET複数ゲート
収集
RTシリーズ
提示シリーズ
SR文書シリーズ
キーオブジェクト
文書シリーズ
基準座標系
同期
一般装置
一般画像
画像面
画像画素
複数フレーム
マスク
表示シャッタ
ビットマップシャ
ッター
RT線量
RT DVH
構造集合
ROI輪郭
RT線量ROI
RT ROI観察
RT一般治療記録
複合情報オブジェクトモジュール概観−非画像
独立オ 独立カ 基本検 独立M 独立V 提示状 RT 線 RT 構 RT 計 RTビ RT RT要 PET Basic 12
ーバレ ーブ 査記述 odL OI
態
量 造集合 画 ーム記 近接
約 カーブ Voice Lead
Audio ECG
イ
子
UT LUT
録
照射
記録
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
U
M
U
M
M
M
U
M
U
M
U
M
M
M
M
U
M
U
M
U
M
U
M
U
M
U
Gen
ECG
WF
Amb Hemo Basic Basic Enhan Comp Key Mam
ECG WF Card Text
SR
SR Objec CAD
WF
EP
SR
t Seln
M
M
M
M
M
M
M
M
M
C
M
U
C
M
U
C
M
U
C
M
U
C
M
U
M
M
M
M
U
M
U
M
U
M
U
M
U
M
U
M
U
M
M
M
C
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
C
C
C
C
M
M
M
M
M
M
M
M
M
U
M
U
M
U
M
U
M
C
M
C
M
M
M
M
M
M
C
C
C
M
U
C
C
C
M
M
M
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IOD
モジュール
RT治療装置記録
測定線量基準記録
計算線量基準記録
RTビームセッシ
ョン記録
RT近接照射セッ
ション記録
RT治療要約記録
RT一般計画
RT処方
RT許容度表
RT患者設定
RT分割スキーム
RTビーム
RT近接照射応用
設定
承認
SR文書一般
SR文書内容
キーオブジェクト
文書
オーバレイ識別
オーバレイ面
複数フレームオー
バレイ
カーブ識別
カーブ
PETカーブ
音声
波形識別
波形
波形注釈
表示領域
オーバレイ/カー
ブ活性化
図形注釈
空間変換
独立オ 独立カ 基本検 独立M 独立V 提示状 RT 線 RT 構 RT 計 RTビ RT RT要 PET Basic 12
ーバレ ーブ 査記述 odL OI
態
量 造集合 画 ーム記 近接
約 カーブ Voice Lead
Audio ECG
イ
子
UT LUT
録
照射
記録
M
M
U
U
U
U
M
Gen
ECG
WF
Amb Hemo Basic Basic Enhan Comp Key Mam
ECG WF Card Text
SR
SR Objec CAD
WF
EP
SR
t Seln
M
M
U
U
U
U
C
C
U
U
U
U
U
M
U
M
M
M
M
C
M
M
M
M
M
M
M
M
U
U
M
M
U
U
U
U
U
M
M
M
U
M
M
U
M
M
C
M
M
C
M
M
C
M
M
C
M
M
C
M
C
C
C
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独立オ 独立カ 基本検 独立M 独立V 提示状 RT 線 RT 構 RT 計 RTビ RT RT要 PET Basic 12
ーバレ ーブ 査記述 odL OI
態
量 造集合 画 ーム記 近接
約 カーブ Voice Lead
Audio ECG
イ
子
UT LUT
録
照射
記録
C
図形層
M
C
U
モダリティLUT
M
VOI LUT
C
ソフトコピーVO
I LUT
M
ソフトコピー提示
LUT
画像ヒストグラム
M
提示状態
M
M
LUT識別
M
M
収集コンテキスト
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
SOP共通
IOD
モジュール
Gen
ECG
WF
M
M
Amb Hemo Basic Basic Enhan Comp Key Mam
ECG WF Card Text
SR
SR Objec CAD
WF
EP
SR
t Seln
U
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M
M および U の次の * 表記は,これらのモジュールについての特別の条件を示す。詳細についてはこの付属書中の対応する情報オブジェクト定義を参照のこ
と。
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A.2
コンピューテッドラジオグラフィ画像情報オブジェクト定義
A.2.1
CR画像IODの記述
コンピューテッドラジオグラフィ(CR)画像情報オブジェクト定義はコンピューテッドラジオグラ
フィ画像装置によって作成される画像を明記する。
注: デジタル発光ラジオグラフィは,コンピューテッドラジオグラフィに対する等価な用語である。
A.2.2
CR画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,CR画像IODを直接に参照するDICOM情報モデルのそれ
らの構成要素を描写する。基準座標系IE,オーバレイIE,モダリティLUT IE,VOI LU
T IEおよびカーブIEはCR画像IODの構成要素ではない。
A.2.3
CR画像IODモジュール表
表A.2−1
IE
患者
検査
モジュール
シリーズ
装置
画像
A.3
CR画像IODモジュール
参照
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
CRシリーズ
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.8.1.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
CR画像
オーバレイ面
カーブ
モダリティLUT
VOI LUT
SOP共通
C.8.1.2
C.9.2
C.10.2
C.11.1
C.11.2
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
C−造影剤がこの画像の中で使用された場
合は必要
M
U
U
U
U
M
コンピュータ断層画像情報オブジェクト定義
A.3.1
CT画像IODの記述
コンピュータ断層(CT)画像情報オブジェクト定義(IOD)はコンピュータ断層画像装置によっ
て作成される画像を明記する。
A.3.2
CT画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,CT画像IODを直接に参照するDICOM情報モデルのそれ
らの構成要素を描写する。オーバレイIE,モダリティLUT IE,VOI LUT IEおよびカー
ブIEはCT画像IODの構成要素ではない。
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A.3.3
CT画像IODモジュール表
表A.3−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
一般シリーズ
基準座標系 基準座標系
装置
一般装置
画像
一般画像
画像面
画像画素
造影剤/ボーラス
CT画像
オーバレイ面
VOI LUT
SOP共通
A.4
CT画像IODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.2
C.7.6.3
C.7.6.4
C.8.2.1
C.9.2
C.11.2
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
M
C−造影剤がこの画像の中で使用された場
合は必要
M
U
U
M
磁気共鳴画像情報オブジェクト定義
A.4.1
MR画像IODの記述
磁気共鳴(MR)画像情報オブジェクト定義(IOD)は磁気共鳴画像装置によって作成された画像
を明記する。
A.4.2
MR画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,MR画像IODを直接に参照するDICOM情報モデルのそれ
らの構成要素を描写する。オーバレイIE,モダリティLUT IE,VOI LUT IEおよびとカ
ーブIEはMR画像IODの構成要素ではない。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.4.3
MR画像IODモジュール表
表A.4−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
一般シリーズ
基準座標系 基準座標系
装置
一般装置
画像
一般画像
画像面
画像画素
造影剤/ボーラス
MR画像
オーバレイ面
VOI LUT
SOP共通
A.5
MR画像IODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.2
C.7.6.3
C.7.6.4
C.8.3.1
C.9.2
C.11.2
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
M
C−造影剤がこの画像の中で使用された場
合は必要
M
U
U
M
核医学画像情報オブジェクト定義
A.5.1
NM画像IODの記述
核医学(NM)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,核医学画像装置によって作成された画像を
明記する。これは身体に投与された放射性薬品の分布の画像を作成する外部検出装置によって作成さ
れたデータを含む。投与された特定放射性医薬品および実行された特定画像処置に依存して,代謝,
機能,生理における変化を含む問題を調査することができる,そして様々の部位の病理を研究するこ
とができる。
A.5.2
NM画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,NM画像IODを直接に参照するDICOM情報モデルのそれ
らの構成要素を描写する。モダリティLUT IEおよびVOI LUT IEはNM画像IODの構成
要素ではない。
A.5.3
NM画像IODモジュール表(退役)
節A.5.3はDICOM規格の前の版の中で定義されていた。この節は退役し,そして付属書H.
1に移された。
49
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.5.4
NM画像IODモジュール表
表A.5.4−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
一般シリーズ
NM/PET患者方向
基準座標系 基準座標系
装置
一般装置
画像
一般画像
画像画素
NM画像画素
複数フレーム
NM複数フレーム
NM画像
NM同位元素
NM検出器
NM断層収集
A.6
NM画像IODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.8.4.6
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.8.4.7
C.7.6.6
C.8.4.8
C.8.4.9
C.8.4.10
C.8.4.11
C.8.4.12
NM複数ゲート収集
C.8.4.13
NMフェーズ
C.8.4.14
NM再構成
C.8.4.15
オーバレイ面
複数フレームオーバレイ
カーブ
VOI LUT
SOP共通
C.9.2
C.9.3
C.10.2
C.11.2
C.12.1
用法
M
M
U
M
M
U
M
M
M
M
M
M
M
M
M
C − 画像タイプ (0008,0008) 値3が
TOMO, GATED TOMO, RECON TOMO, ま
たは RECON GATED TOMO である場合は
必要。
C − 画像タイプ (0008,0008) 値3が
GATED, GATED TOMO, または RECON
GATED TOMO である場合は必要。
C − 画像タイプ (0008,0008) 値3が
DYNAMIC である場合は必要。
C − 画像タイプ (0008,0008) 値3が
RECON TOMO, または RECON GATED
TOMO である場合は必要。
U
U
U
U
M
超音波画像情報オブジェクト定義
A.6.1
US画像IODの記述
超音波(US)画像情報オブジェクト定義は超音波画像装置によって作成される画像を明記する。
A.6.2
US画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,US画像IODを直接に参照するDICOM情報モデルのそれ
らの構成要素を描写する。オーバレイIE,モダリティLUT IEおよびVOI LUT IEは,U
50
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
S画像IODの構成要素ではない。
A.6.3
US画像IODモジュール表(退役)
節A.6.3はDICOM規格の以前の版の中で定義されていた。この節は退役した。
A.6.4
US画像IODモジュール表
表A.6−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
一般シリーズ
基準座標系 基準座標系
US基準座標系
同期
装置
一般装置
画像
一般画像
(A.6.4.1
画像画素
参照)
造影剤/ボーラス
パレットカラールックアップ
テーブル
US領域較正
US画像
オーバレイ面
VOI LUT
SOP共通
カーブ識別
カーブ
オーディオ
SOP共通
カーブ
(A.6.4.1
参照)
US画像IODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.4.1
C.8.5.1
C.7.4.2
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
C.7.9
C.8.5.5
C.8.5.6
C.9.2
C.11.2
C.12.1
C.10.1
C.10.2
C.10.3
C.12.1
使用
M
M
U
M
U
C - 画像が空間的に関係する場合は必要
U
M
M
M
C – この画像に造影剤が使用された場合は
必要
C - 光度測定解釈 (0028,0004) が PALETTE
COLOR の値を持つ場合は必要
U
M
U
U
M
M
M
U
M
注: 超音波プロトコルデータ管理情報を伝達する目的で,存在する場合には,実施済プロトコルコードシーケ
ンス (0040,0260) を実施済超音波プロトコルのコード値に割り当てることが推奨される。これらのコード
値のための基準コンテキストグループは(PS3.16に定義された)コンテキスト ID 12001 である。
A.6.4.1
相互に排他的なIE
画像IEとカーブIEは,相互に排他的である。このIODを使用する各SOPインスタンスはこれ
らのIEの正確に一つを含む。
A.7
超音波複数フレーム画像情報オブジェクト定義
A.7.1
US複数フレーム画像IODの記述
超音波(US)複数フレーム画像情報オブジェクト定義は,超音波画像装置によって作成される複数
フレーム画像を明記する。
51
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.7.2
US複数フレーム画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,US複数フレーム画像IODを直接に参照するDICOM情報
モデルのこれらの構成要素を描写する。オーバレイIE,モダリティLUT IEおよびVOI LU
T IEは,US複数フレーム画像IODの構成要素ではない。
A.7.3
US複数フレーム画像IODモジュール表(退役)
節A.7.3はDICOM規格の旧版で定義されていた。この節は退役し,付属書H.3に移された。
A.7.4
US複数フレーム画像IODモジュール表
表A.7.4−1
US複数フレーム画像IODモジュール
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
一般シリーズ
基準座標系 基準座標系
US基準座標系
同期
装置
画像
(A.7.4.1
参照)
カーブ
(A.7.4.1
参照)
参照
使用
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.4.1
C.8.5.1
C.7.4.2
M
M
U
M
U
C - 画像が空間的に関係する場合は必要
C – モダリティ (0008,0060) = IVUS の場合
は必要。他の場合に存在することがある。
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
シネ
C.7.6.5
M
M
M
C – この画像に造影剤が使用された場合は
必要
C - 画素データが複数フレームシネの場合
は必要
複数フレーム
パレットカラールックアップ
テーブル
超音波領域較正
超音波画像
VOI LUT
SOP共通
カーブ識別
カーブ
オーディオ
SOP共通
C.7.6.6
C.7.9
M
C - 光度測定解釈 (0028,0004) が PALETTE
COLOR の値を持つ場合は必要
C.8.5.5
C.8.5.6
C.11.2
C.12.1
C.10.1
C.10.2
C.10.3
C.12.1
U
M
U
M
M
M
U
M
注:超音波プロトコルデータ管理情報を伝達する目的で,存在する場合には,実施済プロトコルコードシーケ
ンス (0040,0260) を実施済超音波プロトコルのコード値に割り当てることが推奨される。これらのコード
値のための基準コンテキストグループは(PS3.16に定義された)コンテキスト ID 12001 である。
A.7.4.1
相互に排他的なIE
画像IEとカーブIEは,相互に排他的である。このIODを使用する各SOPインスタンスはこれ
52
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
らのIEの正確に一つを含む。
A.8
二次取得画像情報オブジェクト定義
二次取得(SC)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,非DICOMフォーマットからモダリテ
ィ独立DICOMフォーマットに変換された画像を明記する。
二次取得画像を生成する機器の種類の例は:
a. アナログビデオ信号をデジタル画像に変換するビデオインタフェース
b. 非DICOMデジタル画像を画像装置からレーザプリンタに転送するために一般に使用され
るデジタルインタフェース
c. アナログフィルム画像をデジタルデータに変換するフィルムデジタイザ
d. 画面ダンプとして送出される画像を構築するワークステーション
e. 手書き図面を含む,スキャンされた文書および他のビットマップ画像
f. 三次元再構成のシネループのような,モダリティ特有でない合成された画像
元来,単一で,比較的制約されない,単一フレームSC画像IOD,DICOM規格の中で定義され
ていた。このIODは一般的に使用されているので,維持され,退役していないが,特定カテゴリの
応用のためにより明確なIODが同様に定義される。
次のIODはすべて複数フレームである。単一フレーム画像は,一フレームのみを持つ複数フレーム
画像として符号化される。複数フレームSC IODは次のものから成る:
−
複数フレームシングルビット二次取得画像IOD
−
複数フレームグレースケールバイト二次取得画像IOD
−
複数フレームグレースケールワード二次取得画像IOD
−
複数フレームトゥルーカラー二次取得画像IOD
A.8.1
SC画像情報オブジェクト定義
A.8.1.1
SC画像IODの記述
二次取得(SC)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,画素データフォーマットの制約なしに,
非DICOMフォーマットからモダリティ独立DICOMフォーマットに変換された単一フレーム画
像を明記する。
注: このIODの使用は非難される,そして他のより特定のSC画像IODを使用すべきである。
A.8.1.2
SC画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,二次取得画像IODを直接に参照するDICOM情報モデルの
これらの構成要素を描写する。基準座標系IEおよびカーブIEはこのIODの構成要素ではない。
53
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.8.1.3
SC画像IODモジュール表
表A.8−1
IE
モジュール
患者
検査
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
SC装置
一般画像
画像画素
SC画像
オーバレイ面
モダリティLUT
VOI LUT
SOP共通
シリーズ
装置
画像
A.8.2
SC画像IODモジュール
参照
使用法
M
M
U
M
U
M
M
M
M
U
U
U
M
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.6.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.8.6.2
C.9.2
C.11.1
C.11.2
C.12.1
複数フレームシングルビットSC画像情報オブジェクト定義
A.8.2.1
複数フレームシングルビットSC画像IOD記述
複数フレームシングルビット二次取得(SC)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,非DICO
Mフォーマットからモダリティ独立DICOMフォーマットに変換される画像を明記する。
このIODは,スキャンされた文書および手書き図面のビットマップ画像のために一般に使用される。
A.8.2.2
複数フレームシングルビットSC画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2のE−Rモデルは,IODの二次取得画像ファミリーを直接参照する,DICOM情報
モデルの構成要素を示す。基準座標系IE,オーバーレイIE,モダリティLUT IE,VOI L
UT IEおよびカーブIEは,このIODの構成要素ではない。
A.8.2.3
複数フレームシングルビットSC画像IODモジュール表
表A.8−2
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
複数フレームシングルビットSC画像IODモジュール
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
SC装置
一般画像
画像画素
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.6.1
C.7.6.1
C.7.6.3
54
使用法
M
M
U
M
U
M
M
M
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.8.2.4
シネ
C.7.6.5
C – フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がフレーム時間
(0018,1063) またはフレーム時
間ベクトル (0018,1065) であ
る場合は必要
複数フレーム
フレームポインタ
SC画像
SC複数フレーム画像
SC複数フレームベクトル
C.7.6.6
C.7.6.9
C.8.6.2
C.8.6.3
C.8.6.4
SOP共通
C.12.1
M
U
U
M
C – フレームの数が1より大
きいときは必要
M
複数フレームシングルビットSC画像IOD内容制約
画像画素モジュールの中で,下記の制約を適用する:
−
画素あたりサンプル (0028,0002) は 1 である。
−
光度測定解釈 (0028,0004) は MONOCHROME2 である。
−
割当てビット (0028,0100) は 1 である。
−
格納ビット (0028,0101) は 1 である。
−
高位ビット (0028,0102) は 0 である。
−
画素表現 (0028,0103) は 0 である。
−
面構成 (0028,0006) は存在しない
注: これらの属性値の結果として,シングルビット画素はPS 3.5の符号化規則によって定義されるよう
に,8個を1バイトへ詰め込まれる。
VOI LUTモジュールは存在しない。
オーバーレィモジュールは存在しない。
A.8.3
複数フレームグレースケールバイトSC画像情報オブジェクト定義
A.8.3.1
複数フレームグレースケールバイトSC画像IOD記述
複数フレームグレースケールバイト二次取得(SC)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,非D
ICOMフォーマットからモダリティ独立DICOMフォーマットに変換されるグレースケールバイ
ト画像を明記する。
このIODは,8ビットの画素値をもつ,モダリティのためのスクリーンキャプチャ画像のために一
般に使用されるが,スキャンされたグレースケール文書にも同様に適している。
A.8.3.2
複数フレームグレースケールバイトSC画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2のE−Rモデルは,IODの二次取得画像ファミリーを直接参照する,DICOM情報
モデルの構成要素を示す。基準座標系IE,オーバーレイIE,モダリティLUT IEおよびカーブ
IEは,このIODの構成要素ではない。
55
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.8.3.3
複数フレームグレースケールバイトSC画像IODモジュール表
表A.8−3
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
A.8.3.4
複数フレームグレースケールバイトSC画像IODモジュール
モジュール
参照
使用法
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
SC装置
一般画像
画像画素
シネ
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.6.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.5
M
M
U
M
U
M
M
M
C – フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がフレーム時間
(0018,1063) またはフレーム時
間ベクトル (0018,1065) であ
る場合は必要
複数フレーム
フレームポインタ
SC画像
SC複数フレーム画像
SC複数フレームベクトル
C.7.6.6
C.7.6.9
C.8.6.2
C.8.6.3
C.8.6.4
VOI LUT
C.11.2
SOP共通
C.12.1
M
U
U
M
C – フレームの数が1より大
きいときは必要
C – VOI LUTステージが
恒等変換でない場合は必要。
M
複数フレームグレースケールバイトSC画像IOD内容制約
VOI LUTモジュールは,VOI LUTステージが恒等変換でない場合は必要である。ウィンド
ウとLUTの両方に対するサポートが必須である。出力グレースケール空間はP値で定義される。
注:VOI LUTモジュールが存在しない場合は,格納画素値はP値である。
画像画素モジュールにおいて,下記の制約を適用する:
−
画素あたりサンプル (0028,0002) は 1 である。
−
光度測定解釈 (0028,0004) は MONOCHROME2 である。
−
割り当てビット (0028,0100) は 8 である。
−
格納ビット (0028,0101) は 8 である。
−
高位ビット (0028,0102) は 7 である。
−
画素表現 (0028,0103) は 0 である。
−
面構成 (0028,0006) は存在しない
オーバーレィモジュールは存在しない。
56
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.8.4
複数フレームグレースケールワードSC画像情報オブジェクト定義
A.8.4.1
複数フレームグレースケールワードSC画像IOD記述
複数フレームグレースケールワード二次取得(SC)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,非D
ICOMフォーマットからモダリティ独立DICOMフォーマットに変換されるグレースケールワー
ド画像を明記する。
このIODは,8ビットよりも大きな画素値をもつモダリティのためのスクリーンキャプチャ画像の
ために一般に使用される。
A.8.4.2
複数フレームグレースケールワードSC画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2のE−Rモデルは,IODの二次取得画像ファミリーを直接参照する,DICOM情報
モデルの構成要素を示す。基準座標系IE,オーバーレイIE,モダリティLUT IEおよびカーブ
IEは,このIODの構成要素ではない。
A.8.4.3
複数フレームグレースケールワードSC画像IODモジュール表
表A.8−4
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
A.8.4.4
複数フレームグレースケールワードSC画像IODモジュール
モジュール
参照
使用法
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
SC装置
一般画像
画像画素
シネ
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.6.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.5
M
M
U
M
U
M
M
M
C – フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がフレーム時間
(0018,1063) またはフレーム時
間ベクトル (0018,1065) であ
る場合は必要
複数フレーム
フレームポインタ
SC画像
SC複数フレーム画像
SC複数フレームベクトル
C.7.6.6
C.7.6.9
C.8.6.2
C.8.6.3
C.8.6.4
VOI LUT
C.11.2
SOP共通
C.12.1
M
U
U
M
C – フレームの数が1より大
きいときは必要
C – VOI LUTステージが
恒等変換でない場合は必要。
M
複数フレームグレースケールワードSC画像IOD内容制約
VOI LUTモジュールは,VOI LUTステージが恒等変換でない場合は必要である。ウィンド
ウとLUTの両方に対するサポートが必須である。出力グレースケール空間はP値で定義される。
注:VOI LUTモジュールが存在しない場合は,格納画素値はP値である。
57
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像画素モジュールにおいて,下記の制約を適用する:
−
画素あたりサンプル (0028,0002) は 1 である。
−
光度測定解釈 (0028,0004) は MONOCHROME2 である。
−
割り当てビット (0028,0100) は 16 である。
−
格納ビット (0028,0101) は 9 以上で 16 以下である。
−
高位ビット (0028,0102) は格納ビット (0028,0101) よりも 1 少ない。
−
画素表現 (0028,0103) は 0 である。
−
面構成 (0028,0006) は存在しない
オーバーレィモジュールは存在しない。使用されない高位ビットは零で満たされる。
A.8.5
複数フレームトゥルーカラーSC画像情報オブジェクト定義
A.8.5.1
複数フレームトゥルーカラーSC画像IOD記述
複数フレームトゥルーカラー二次取得(SC)画像情報オブジェクト定義(IOD)は,非DICO
Mフォーマットからモダリティ独立DICOMフォーマットに変換されるトゥルーカラー画像を明記
する。
このIODは,トゥルーカラーが使用されるスクリーンキャプチャまたは合成画像のために一般に使
用されるが,スキャンされたカラー文書にも同様に適切なことがある。
A.8.5.2
複数フレームトゥルーカラーSC画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2のE−Rモデルは,IODの二次取得画像ファミリーを直接参照する,DICOM情報
モデルの構成要素を示す。基準座標系IE,オーバーレイIE,モダリティLUT IE,VOI L
UT IEおよびカーブIEは,このIODの構成要素ではない。
A.8.5.3
複数フレームトゥルーカラーSC画像IODモジュール表
表A.8−5
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
複数フレームトゥルーカラーSC画像IODモジュール
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
SC装置
一般画像
画像画素
シネ
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.6.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.5
複数フレーム
フレームポインタ
C.7.6.6
C.7.6.9
58
使用法
M
M
U
M
U
M
M
M
C – フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がフレーム時間
(0018,1063) またはフレーム時
間ベクトル (0018,1065) であ
る場合は必要
M
U
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.8.5.4
SC画像
SC複数フレーム画像
SC複数フレームベクトル
C.8.6.2
C.8.6.3
C.8.6.4
SOP共通
C.12.1
U
M
C – フレームの数が1より大
きいときは必要
M
複数フレームトゥルーカラーSC画像IOD内容制約
VOI LUTモジュールは存在しない。
画像画素モジュールにおいて,下記の制約を適用する:
−
画素あたりサンプル (0028,0002) は 3 である。
−
光度測定解釈 (0028,0004) は非圧縮か,可逆圧縮転送構文に対しては RGB ,そして非可逆圧
縮転送構文に対しては YBR_FULL_422 である。
注: 将来の可逆および非可逆転送構文は,JPEG 2000 の中で使用される,提案された RC T (可逆カラー変換)
のような,光度測定解釈に対する新しい定義と選択の必要に導くことがある。
−
割り当てビット (0028,0100) は 8 である。
−
格納ビット (0028,0101) は 8 である。
−
高位ビット (0028,0102) は 7 である。
−
画素表現 (0028,0103) は 0 である。
−
光度測定解釈 (0028,0004) が RGB の場合は,面構成 (0028,0006) は 0 (color-by-pixel)。
オーバーレィモジュールは存在しない。
A.9
独立オーバレイ情報オブジェクト定義
A.9.1
独立オーバレイIOD記述
独立オーバレイIODは,画像に関係することがある,しかしシリーズ内にそれ自身の存在を同様に
持つことがあるオーバレイの仕様である。独立オーバレイIODは,モダリティ独立である。それは
シリーズの中に含まれるビットマップテキスト,グラフィック情報などを伝達する機構を提供する。
A.9.2
独立オーバレイIODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,独立オーバレイIODを直接に参照するDICOM情報モデル
のそれらの構成要素を描写する。基準座標系IE,画像IE,モダリティLUT IE,VOI LU
T IEおよびカーブIEは,独立オーバレイIODの構成要素ではない。
A.9.3
独立オーバレイIODモジュール表
表A.9−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
独立オーバレイIODモジュール表
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
59
使用法
M
M
U
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
シリーズ
一般シリーズ
装置
一般装置
オーバレイ オーバレイ識別子
オーバレイ面(注を参照)
SOP共通
C.7.3.1
C.7.5.1
C.9.1
C.9.2
C.12.1
M
M
M
M
M
注: 属性オーバレイデータ (60xx,3000) は,オーバレイデータに対して,グループ 7FE0H の中の画素データ
の中で符号化されることを許す。この独立オーバレイIODに対しては,グループ 7FE0H は存在しない,
従ってオーバレイデータは,オーバレイデータ属性の中に含まれる。
A.10
独立カーブ情報オブジェクト定義
A.10.1
独立カーブIOD記述
独立カーブIODは,画像に関係していることがある,しかしシリーズ内にそれ自身の存在を同様に
持つことがあるカーブの仕様である。独立カーブIODは,モダリティ独立である。
A.10.2
独立カーブIODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中でE−Rモデルが,独立カーブIODを直接に参照するDICOM情報モデルのそ
れらの構成要素を描写する。基準座標系IE,オーバレイIE,モダリティLUT IE,VOI L
UT IEおよび画像IEは,独立カーブIODの構成要素でない。
A.10.3
独立カーブIODモジュール表
表A.10−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
カーブ
A.11
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
カーブ識別子
カーブ
SOP共通
独立カーブIODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.10.1
C.10.2
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
基本検査記述子情報オブジェクト定義
A.11.1
基本検査記述子IOD記述
基本検査記述子IODは,DICOM規格への適合性を主張する接続装置の間で交換されることがあ
る,検査に対する要約情報の抽象情報モデルの仕様である。この基本検査記述子は,モダリティ独立
であるべきことが意図されている。検査の内容への参照を明示的に伝達するために,検査に対する単
純な「ディレクトリ」を提供することが意図されている。
A.11.2
基本検査記述子エンティティ−関係モデル
基本検査記述子情報オブジェクト定義に対するE−Rモデルは,図A.11−1の中で示される。
60
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
基本検査記述子
IOD
1
参照する
n
画像IOD
図A.11−1
基本検査記述子情報オブジェクト定義E−Rモデル
61
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.11.3
基本検査記述子IODモジュール表
表A.11−1
基本検査記述子IODモジュール表
モジュール
参照
患者要約
検査内容
SOP共通
A.12
使用法
M
M
M
C.7.7
C.7.8
C.12.1
独立モダリティLUT情報オブジェクト定義
A.12.1
独立モダリティLUT IOD記述
独立モダリティLUT IODは,画像に関係する一つ以上のモダリティLUTを明記する。
A.12.2
独立モダリティLUT IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,独立モダリティLUT IODを直接に参照するDICOM情報
モデルのそれらの構成要素を描写する。基準座標系IE,オーバレイIE,カーブIE,VOI LU
T IEおよび画像IEは,独立モダリティLUT IODの構成要素ではない。
A.12.3
独立モダリティLUT IODモジュール表
表A.12−1
IE
モジュール
患者
検査
シリーズ
装置
モダリティLUT
A.13
独立モダリティLUT IODモジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
モダリティLUTモジュール
LUT識別子
SOP共有
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.11.1
C.11.3
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
独立VOI LUT情報オブジェクト定義
A.13.1
独立VOI LUT IODの記述
独立VOI LUT IODは,画像に関係がある一つ以上のVOI LUTを明記する。
A.13.2
独立VOI LUT IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,独立VOI LUT IODを直接に参照するDICOM情報モ
デルのそれらの構成要素を描写する。基準座標系IE,オーバレイIE,カーブIE,モダリティL
UT IEおよび画像IEは,独立VOI LUT IODの構成要素ではない。
A.13.3
独立VOI LUT IODモジュール表
表A.13−1
IE
独立VOI LUT IODモジュール
モジュール
参照
62
使用法
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
検査
シリーズ
装置
VOI LUT
A.14
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
VOI LUTモジュール
LUT識別子
SOP共通
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.11.2
C.11.3
C.12.1
M
M
U
M
M
M
M
M
X線アンギオグラフィ画像情報オブジェクト定義
A.14.1
XA画像IODの記述
この節は,デジタルX線アンギオグラフィデータの相互交換のために必要であるこれらのデータ要素
および情報オブジェクトを含む,シングルプレーンX線アンギオグラフィ画像のための情報オブジェ
クトを定義する。これは心臓とすべての血管の画像を含む。
XA IODは,XRF IODと多くの共通情報を共用している。二つのIOD間の差異は,XRF
画像IODは断層モジュールを含んでいる;そして二つのIODは,位置決め装置角度を明記するた
めの異なる方法を採用している,ことである。XRF画像IODは,装置基準座標系を使用する単一
欄の角度データ要素を含んでいる,一方,XA画像IODのCアーム位置決め装置角度は,患者基準
座標系の中で明記される。クラニアル/カウダル,LAO/RAO角度をもつ患者基準座標系をサポ
ートするXRF応用は,XA IODを使用することがある。
XA IODは,アンギオグラフィ以外の臨床領域(例えば,インターベンション処置,ミエログラフ
ィ,バイオプシ/ローカライゼーショ,およびニューロロジイ)に,同様に適用可能である。
注: 1.X線アンギオグラフィ(XA)の目的のために,このIODは,単一フレーム画像,または単一複数
フレーム画像の中で符号化されるシネランを符号化するために使用することができる。
2.典型的な検査は,患者が処置テーブルに乗った時刻と離れた時刻の間に生成された全ての画像を含む
であろう。幾つかの分離可能な診断あるいは治療過程が,単一検査の間に起こることがある(例えば,術
前インターベンションCA,左室撮影,術後インターベンションCA)ので,シリーズは,検査内のその
ような過程に関連する(単一あるいは複数フレームの)画像の集合を構成するものとして定義されること
がある。
3.このIODは,シングルプレーン収集,あるいはバイプレーン収集の一プレーンを符号化するために
使用することができる。
A.14.2
XA画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,使用されない基準座標系およびモダリティLUTエンティティ
を除き,X線アンギオグラフィ画像IODを直接参照する,DICOM応用情報モデルのこれらの構
成要素を図示する。さらに,図A.1−1の中の「画像」は単一フレームまたは複数フレーム画像を
表わすことがある。フレームは,単一曝射として記録される画素の二次元構成を意味する。
A.14.3
XA画像IODモジュール表
表A.14−1
IE
モジュール
X線アンギオグラフィ画像IODモジュール
参照
63
使用法
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
検査
シリーズ
装置
画像
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
シネ
C.7.6.5
複数フレーム
C.7.6.6
フレームポインタ
マスク
表示シャッタ
器具
治療
X線画像
X線収集
X線コリメータ
X線テーブル
C.7.6.9
C.7.6.10
C.7.6.11
C.7.6.12
C.7.6.13
C.8.7.1
C.8.7.2
C.8.7.3
C.8.7.4
XA位置決め装置
オーバレイ面
複数フレームオーバレイ
C.8.7.5
C.9.2
C.9.3
カーブ
モダリティLUT
C.10.2
C.11.1
VOI LUT
SOP共通
C.11.2
C.12.1
M
M
U
M
M
M
M
C - 造影剤がこの画像において使用された
場合は必要
C - 画素データが複数フレームシネデータ
である場合は必要
C - 画素データが複数フレームシネデータ
である場合は必要
U
C- 画像が減算される場合は必要
U
U
U
M
M
U
C - 画像がテーブルの移動で生成される場
合は必要
M
U
C - オーバレイデータが複数フレームを含
む場合は必要
U(8.7.1.1.9 参照)
C - 画素強度関係 (0028,1040) が LOG で
ある場合は必要
U - 画素強度関係 (0028,1040) が DISP で
ある場合は任意選択
U
M
A.15
X線アンギオグラフィバイプレーン画像情報オブジェクト定義(退役)
A.16
X線RF画像情報オブジェクト定義
A.16.1
XRF画像IODの記述
このX線RF画像IOD(XRF IOD)の焦点は,支柱をもつテーブル上で行われる一般透視撮影
応用の中で見られる画像転送のための必要条件を取り扱うことである。クラニアル/カウダル,LA
O/RAO角度などをもつ患者基準座標系をサポートするX線RF収集システム上で実施される応用
64
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
に対しては,XA画像IODが使用されることがある。
注: XA IODがXRF IODよりも好まれることがある場合の例は,Cアームと一般に呼ばれものによっ
て位置決めされるX線源と画像受像器を装着したRF収集システムがある。(例えば,インターベンショ
ン処理,ミエログラフィ,バイオプシ,およびニューロロジィ)
この節では,デジタルX線RF画像データの相互交換のために必要なデータ要素と情報オブジェクト
を含むX線透視撮影画像のための情報オブジェクトを定義する。XRF IODは,患者がいるテーブ
ル面にその受像面が平行である画像受像器をもつX線収集システムに適用できる。このテーブルは傾
斜できる能力を一般に持っている。さらにX線源は,画像受像器面上のX線ビームの入射角度を調整
するために,角度をつけることができる支柱によって支持されることがある。装置基準の座標系は,
これらの角度を追従するために使用される。
注: 1.X線透視撮影の目的のために,このIODは単一フレーム画像,または単一複数フレーム画像の中で
符号化されるシネランを,符号化するために使用されることができる。
2.典型的な検査は,患者が処置テーブルに乗った時刻と離れた時刻の間に生成された全ての画像を含む。
幾つかの分離可能な診断あるいは治療過程が,単一検査の間に起こることがあるので,シリーズは検査内
のそのような過程に関連した(単一あるいは複数フレーム)画像の集合を構成するものとして定義される
ことがある。
A.16.2
XRF画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,使用されない基準座標系エンティティを除き,X線RF画像I
ODを直接参照するDICOM応用情報モデルのこれらの構成要素を図示する。さらに,図A.1.
2の中の「画像」は単一フレームまたは複数フレーム画像を表わすことがある。フレームは,単一曝
射として記録された画素の二次元構成を意味する。
注: 検査(または検査の構成要素)が,異なったシリーズの下にグループ化される必要がない幾つかの複数フ
レーム画像を含むとき,単一シリーズが任意の値(例えば,1)を含むシリーズ番号で使用されることが
ある。
A.16.3
XRF画像IODモジュール表
表A.16.3−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
モジュール
XRF画像IODモジュール
参照
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
シネ
C.7.6.5
複数フレーム
C.7.6.6
フレームポインタ
C.7.6.9
65
使用法
M
M
U
M
M
M
M
C - 造影剤がこの画像の中で使用された場
合は必要。
C - 画素データが複数フレームシネデータ
である場合は必要。
C - 画素データが複数フレームシネデータ
である場合は必要。
U
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.17
マスク
C.7.6.10
C- 画像が減算されることがある場合は必
要。
X線画像
X線収集
X線コリメータ
表示シャッタ
治療
器具
X 線テーブル
XRF位置決め装置
XRF断層収集
C.8.7.1
C.8.7.2
C.8.7.3
C.7.6.11
C.7.6.12
C.7.6.13
C.8.7.4
C.8.7.6
C.8.7.7
M
M
U
U
U
U
U
U
スキャンオプション (0018, 0022) が
TOMO である場合は必要
オーバレイ面
複数フレームオーバレイ
C.9.2
C.9.3
U
C - オーバレイデータが複数フレームを含
む場合は必要
カーブ
モダリティLUT
C.10.2
C.11.1
U
C - 画素強度関係 (0028,1040) が LOG で
ある場合は必要。
U - 画素強度関係 (0028,1040) が DISP で
ある場合は任意選択。
VOI LUT
SOP共通
C.11.2
C.12.1
U
M
RT画像情報オブジェクト定義
A.17.1
RT画像IOD記述
この放射線治療画像IOD(RT画像IOD)に対する焦点は,通常のシミュレータ,仮想シミュレ
ータ,およびポータル画像装置で行なわれる,一般放射線治療応用の中で見られる画像転送のための
必要条件に取り組むことである。そのような画像は,円錐画像幾何学をもち,装置から直接収集され
るか,あるいはフィルムデジタイザを使用してデジタル化されることがある。それらは,ビーム限定
装置(コリメータ)開度,ビーム修正装置,患者構造およびターゲット体積を記述するカーブを付加
されることがあり,付加されないことがある。数値ビームデータパラメタはさらに,画像が得られた
かあるいは作成された時のパラメタ値を示して,画像と共に記録されることがある。
A.17.2
RT画像IODエンティティ−関係モデル
RT画像IODのためのE−Rモデルは,図A.17−1の中で示される。
66
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
0,n
空間的に定
義する
1
1,n
シリーズ
生成する
1,n
1
1
含む
装置
基準座標系
0,n
画像
図A.17−1
A.17.3
DICOM RT画像IOD情報モデル
RT画像IODモジュール表
表A.17.3−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
RTシリーズ
基準座標系 基準座標系
装置
一般装置
画像
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
RT画像IOD
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
シネ
C.7.6.5
複数フレーム
C.7.6.6
RT画像
モダリテイLUT
VOI LUT
C.8.8.2
C.11.1
C.11.2
67
モジュール
使用法
M
M
U
M
U
M
M
M
C – 造影剤がこの画像に用いられる場合は
必要
C – 複数フレーム画像がシネ画像である場
合は必要
C – 画素データが複数フレームデータであ
る場合は必要
M
U
U
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
承認
カーブ
オーデイオ
SOP共通
C.8.8.16
C.10.2
C.10.3
C.12.1
U
U
U
M
注: 1.複数フレームモジュールの包含は,同一ビーム幾何学の時間依存画像シリーズあるいは複数曝射(即
ち,複数曝射ポータル画像)の表現を考慮する。(ポータル画像あるいはDRRのような)画像の時間依
存シリーズが表現される場合,シネモジュールがこれを示すために使用される。これは,治療時の患者の
動きの解析を後で可能とするであろう。複数曝射画像は,単一複数フレーム画像の中へグループ化される,
治療ポートおよび開放領域ポートの個々の画像を可能にする。
2.モダリテイLUTモジュールは,ポータル画像画素値と患者を透過する線量間の変換の可能性を準備
するために含まれた。VOI LUTモジュールは,(明記されている場合は,モダリティLUTが適用
された後の)保存画素値と表示レベル間の変換の可能性を準備するために含まれた。
3.カーブモジュールは,与えられた画像に重ねる一つ以上のカーブを保存する可能性を準備するために
含まれた。一般にこれらのカーブは,軸情報のような他のデータを保存するために使うこともできるが,
患者構造,ターゲット体積,またはビーム限定装置(コリメータ)開度を表現する。そのようなカーブは,
画素単位で保存される(即ち,座標は画像データの中の画素インデックスを表わすであろう)。例えば,
患者構造は,以下の属性割当てを持つであろう:
カーブ次元 Curve Dimensions (50xx, 0005)
点の数 Number of Points (50xx, 0010)
データのタイプ Type of Data (50xx, 0020)
データ値表現 Data Value Representation (50xx, 0103)
カーブデータ Curve Data (50xx, 3000)
カーブ記述 Curve Description (50xx,0022)
=2
= カーブ中のデータ点の数
= ROI
= US (符号無し短)
= (x,y) 画素座標
= 構造/ターゲット名
複数フレームカーブを表すための機能が無いことに注意すること(即ち,全てのカーブは複数フレーム画
像の中の最初の画像フレームと関係していると解釈される)。患者構造以外のカーブは HIST,POLY,
または TABL カーブタイプを使用して表現されることがある。(C.10.2.1を参照)。
4.装置モジュールは,(ポータル画像装置,通常のシミュレータあるいは治療計画システムのような)
RT画像を取得するか,または生成するために使用した装置を記述する情報を含んでいる。しかしながら,
RT画像モジュールの中の装置属性は,治療が与えらたか与えられるであろう装置,典型的には電子加速
器,を記述する,。
5.DRR情報をもたないBEV画像のような,適切な画素データを含んでいないRT画像については,
画素データ (7FE0,0010) は零のシーケンスで満たされるべきである。
6.基準座標系モジュールは,二以上のRT画像インスタンスの空間関連性の指示を可能にするために含
まれた(例えば,画像が同じ基準座標系の中で得られた,あるいは同じ基準座標系を共有するために,再
標本化された場合)。基準座標系が,SOPインスタンス内で与えられたシリーズ内で発生する場合は,
その時はそのシリーズ内の全てのSOPインスタンスは空間的に関連づけられであろう。例えば,二つの
RT画像が,治療装置ガントリ角度 (300A,011E) およびRT画像SID (3002,0026).によって指定された
線源画像面間距離によって決定される,同じ物理面上に置かれる場合,それらは基準座標系を共有するこ
とがある。
68
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.18
RT線量情報オブジェクト定義
A.18.1
RT線量IOD記述
この放射線治療線量IOD(RT線量IOD)に対する焦点は,放射線治療治療計画システムによっ
て計算される線量分布の転送のための必要条件に取り組むことである。これらの分布は,2Dまたは
3D格子として,等線量曲線として,あるいは体積全体にわたって散在する命名されたか命名されて
い線量点として表現されることがある。このIODはさらに線量体積ヒストグラムデータ,単一ある
いは複数フレームオーバレイ,音声注釈,および応用定義ルックアップ表を含んでいることがある。
このIODは,ビームあるいは他の座標系の中の線量の定義は準備しない。応用は,他の患者に基づ
いていない座標系の中のデータをC.7.6.2.1.1に記述される患者に基づいた座標系へ変換
することに責任を負う。
A.18.2
RT線量IODエンティティ−関係モデル
RT線量IODのためのE−Rモデルは,図A.18−1の中に示される。
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
0,n
空間的に定
義する
1
1,n
シリーズ
生成する
1,n
1
1
含む
基準座標系
装置
0,n
線量
図A.18−1
DICOM RT線量IOD情報モデル
69
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.18.3
RT線量IODモジュール表
表A.18.3−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
シリーズ
RTシリーズ
基準座標系 基準座標系
装置
一般装置
線量
一般画像
RT線量IODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
画像面
C.7.6.2
画像画素
C.7.6.3
複数フレーム
C.7.6.6
オーバレイ面
複数フレームオーバレイ
モダリティLUT
RT線量
RT DVH
構造集合
C.9.2
C.9.3
C.11.1
C.8.8.3
C.8.8.4
C.8.8.5
ROI輪郭
C.8.8.6
RT線量ROI
C.8.8.7
音声
SOP共通
C.10.3
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
C - 線量データが格子に基づいた線量を含
んでいる場合は必要。
C - 線量データが格子に基づいた線量を含
んでいる場合は必要。
C - 線量データが格子に基づいた線量を含
んでいる場合は必要。
C - 線量データが格子に基づいた線量を含
んでおり,画素データが複数フレームデー
タである場合は必要。
U
U
U
M
U
C - 線量データが線量点または等線量曲線
を含んでいる場合は必要。
C - 線量データが線量点または等線量曲線
を含んでいる場合は必要。
C - 線量データが線量点または等線量曲線
を含んでいる場合は必要。
U
M
注: 1.RT線量IOD内で,RT線量モジュールは2Dおよび3D線量格子をサポートする。構造集合,R
OI輪郭およびRT線量ROIモジュールは共に等線量曲線および点をサポートする,そしてRT DV
Hモジュールは線量体積ヒストグラムデータをサポートする。それらは相互に排他的ではない:四つの表
現は全てオブジェクトの単一インスタンスに含まれることがある,あるいはそれらは任意の組合せで含ま
れることがある。製品適合性宣言は,これらのメカニズムのどれがサポートされるか,そしてどの条件下
でサポートされるか明白に述べるべきである。
2.RT線量IODは,RT計画IODと離れた,複合IODとして定義された。これは次の理由のため
に行われた:
−
同じ基本計画のためのビームモデルを使用する可能性のある線量計算の多様性に準備するために,
−
治療計画と共に大量のデータの望ましくない送信を回避するために,そして
−
RT計画IODを使用するCTシミュレーションおよび他の「ビーム幾何学」生成装置が,送信あ
70
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
るいは保存の何れかのために,このデータへのアクセスを持たないか必要としない事実に適応する
ために。
A.19
RT構造集合情報オブジェクト定義
A.19.1
RT構造集合IOD記述
この放射線治療構造集合IOD(RT構造集合IOD)に対する焦点は,CTスキャナ,仮想シミュ
レーションワークステーション,治療計画システムおよび類似した装置の上で定義される患者構造お
よび関係するデータの転送のための必要条件を取り扱うことである。このIODはさらに音声カーブ
注釈を含んでいることがある。
A.19.2
RT構造集合IODエンティティ−関係モデル
RT構造集合IODのためのE−Rモデルは,図A.19−1の中で図示される。
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
1,n
1,n
生成する
シリーズ
1
1
含む
装置
0,n
構造集合
図A.19−1
DICOM RT構造集合IOD情報モデル
71
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.19.3
RT構造集合IODモジュール表
表A.19.3−1−RT構造集合IODモジュール
IE
患者
検査
シリーズ
装置
構造集合
A.20
モジュール
患者
一般検査
患者検査
RTシリーズ
一般装置
構造集合
ROI輪郭
RT ROI観察
承認
音声
SOP共通
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.5.1
C.8.8.5
C.8.8.6
C.8.8.8
C.8.8.16
C.10.3
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
U
U
M
RT計画情報オブジェクト定義
A.20.1
RT計画IODの記述
放射線治療計画IOD(RT計画IOD)に対する焦点は,治療のコースの前または間の手動入力,
仮想シミュレーションシステム,または治療計画システムによって生成される治療計画の転送のため
の必要条件に取り組むことである。そのような計画は分割情報を含むことがある,また外部ビームお
よび/または近接照射応用設定を定義することがある。このIODはさらに音声カーブ注釈を含むこ
とがある。
A.20.2
RT計画IODエンティティ−関係モデル
RT計画IODのためのE−Rモデルは図A.20−1の中で図示される。
72
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
1,n
生成する
シリーズ
1,n
1
1
含む
装置
0,n
計画
図A.20−1
A.20.3
DICOM RT計画IOD情報モデル
RT計画IODモジュール表
表A.20.3−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
計画
モジュール
患者
一般検査
患者検査
RTシリーズ
一般装置
RT一般計画
RT処方
RT許容度表
RT患者設定
RT分割スキーム
RTビーム
RT計画IOD
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.5.1
C.8.8.9
C.8.8.10
C.8.8.11
C.8.8.12
C.8.8.13
C.8.8.14
73
モジュール
使用法
M
M
U
M
M
M
U
U
U
U
C - RT分割スキームモジュールが存在す
る,そしてビームの数 (300A,0080) が一つ
以上の分割グループに対して零より大きな
場合は必要である。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
RT近接照射応用設定
C.8.8.15
C - RT分割スキームモジュールが存在す
る,そして近接照射応用設定の数
(300A,00A0) が一つ以上の分割グループに
対して零より大きな場合は必要である。
承認
音声
SOP共通
C.8.8.16
C.10.3
C.12.1
U
U
M
A.20.3.1
RT分割スキームモジュール
RT分割スキームモジュールは,RTビームあるいはRT近接照射応用設定モジュールと共に使用さ
れるために組み立てられる。ビームがRT分割スキームモジュールの中で参照される場合,そのよう
なビームは全て,それが存在する場合は,RTビームモジュールの中に含まれる。同様に,近接照射
応用設定がRT分割スキームモジュールの中で参照される場合,そのような設定は全て,それが存在
する場合は,RT近接照射応用設定モジュールの中に含まれる。しかしながら,RT分割スキームモ
ジュールは,ビームあるいは近接照射応用設定が参照されない場合は,RTビームあるいはRT近接
照射応用設定モジュールなしで使用することができる,そして,RTビームあるいはRT近接照射応
用設定モジュールは,分割スキーム情報が利用可能でない場合は,RT分割スキームモジュールなし
で同様に使用することができる。
A.20.3.2
RT処方モジュール
RT処方モジュールは,それら自身が多くのビームから構成されている,幾つかの分割スキームを包
含することがある,完全な計画に関係のある線量処方情報の包括を提供する。
A.20.3.3
RT許容度表モジュール
RT許容度表モジュールは,それらが治療計画全体に適用される,装置許容度に関する情報を提供す
る。許容度は,RTビームモジュール内に含まれるビームのためのRT許容度表モジュール内の許容
度表を参照することによって適用される。
A.20.3.4
RT患者設定モジュール
RT患者設定モジュールは,それらが治療計画全体に適用される,患者設定パラメタおよび固定装置
に関する情報を提供する。RT患者設定モジュール内の患者設定情報は,RTビームモジュール内に
含まれるビームによって参照される。
A.21
ポジトロンエミッショントモグラフィ画像情報オブジェクト定義
A.21.1
PET画像IODの記述
ポジトロンエミッショントモグラフィ(PET)画像情報オブジェクト定義は,専用のPETカメラ
および同時計数モードで動作している核医学画像装置を含む,ポジトロン断層画像装置によって作成
される画像を明記する。これは,身体の中に投与された放射性薬品,特に陽電子放出体の分布の画像
を作成する外部検出装置によって作成されるたデータを含む。投与された特定の放射性医薬品と実行
された特別な画像処理に依存して,代謝,機能あるいは生理における変化を含む問題を調査すること
が可能であり,そして様々な部位の病理を研究することが可能である。これらの問題に対して,絶対
放射能と生理学的単位における画像データの定量化は重要である。さらに,PET画像IODは,補
正とエミッション画像の解剖学的基準のために使用される吸収(透過)画像を明記する。
74
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.21.2
PET画像IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは,PET画像IODを直接参照するDICOM情報モデ
ルの構成要素を図示する。オーバレイIE,モダリティLUT IE,VOI LUT IEとカーブI
Eは,PET画像IODの構成要素ではない。
A.21.3
PET画像IODモジュール表
表A.21.3−1
IE
患者
検査
モジュール
PET画像IODモジュール
参照
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
PETシリーズ
PET放射性核種
PET複数ゲート収集
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.8.9.1
C.8.9.2
C.8.9.3
NM/PET患者方向
基準座標系 基準座標系
装置
一般装置
画像
一般画像
画像面
画像画素
PET画像
オーバレイ面
VOI LUT
SOP共通
C.8.4.6
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.2
C.7.6.3
C.8.9.4
C.9.2
C.11.2
C.12.1
シリーズ
A.22
使用法
M
M
U
M
M
M
C ―シリーズタイプ (0054,1000) 値1が
GATED である場合は必要
M
M
M
M
M
M
M
U
U
M
独立PETカーブ情報オブジェクト定義
A.22.1
独立PETカーブIODの記述
独立PETカーブIODは,画像に関連することがある,しかし同様にPETシリーズ内にそれ自身
の存在を持つことがあるPETカーブの仕様である。
A.22.2
独立PETカーブIODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは,独立PETカーブIODを直接参照するDICOM情
報モデルの構成要素を図示する。基準座標系IE,オーバレイIE,モダリティLUT IE,VOI
LUT IEと画像IEは,独立PETカーブIODの構成要素ではない。
A.22.3
独立PETカーブIODモジュール表
表A.22.3−1
IE
患者
検査
モジュール
患者
一般検査
患者検査
独立PETカーブIODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
75
使用法
M
M
U
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
シリーズ
一般シリーズ
PETシリーズ
PET放射性核種
PET複数ゲート収集
C.7.3.1
C.8.9.1
C.8.9.2
C.8.9.3
装置
カーブ
一般装置
カーブ識別
カーブ
PETカーブ
SOP共通
C.7.5.1
C.10.1
C.10.2
C.8.9.5
C.12.1
A.23
M
M
M
C ―シリーズタイプ (0054,1000) 値1が
GATE である場合は必要
M
M
M
M
M
保存プリント情報オブジェクト定義
A.23.1
IOD記述
保存プリントIODは,単一フィルムをプリントするためのプリントパラメタ全てを記述する。保存
プリントIODは,画像SOPインスタンスへの一以上の参照を含む。保存プリントIODとプリン
タIODの間に多対1の関係がある。
保存プリントIODによって参照される画像は,事前フォーマット済グレースケールまたは事前フォ
ーマット済カラー画像,またはVOI LUTまでのそしてそれを含むグレースケール変換の全てが適
用された他のグレースケール画像である。
A.23.2
保存プリントIODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,保存プリントIODを直接に参照するDICOM情報モデルの
これらの構成要素を図示する。基準座標系IE,カーブIE,オーバレイIE,VOI LUT IE,
そしてモダリティLUT IEは保存プリントIODの構成要素ではない。
A.23.3
IODモジュール表
表A.23−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般機器
プリンタ特性
フィルムボックス
画像ボックスリスト
注釈リスト
画像オーバレイボックスリス
ト
提示LUTリスト
SOP共通情報
保存プリントIODモジュール
参照
使用法
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.15.1
C.15.2
C.15.3
C.15.4
C.15.5
M
M
U
M
M
M
M
M
U
U
C.15.6
C.12.1
U
M
76
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.24
ハードコピーグレースケール画像情報オブジェクト定義
A.24.1
IOD記述
ハードコピーグレースケール画像IODは,注釈,オーバレイ,グラフィックスが焼き込まれている
ことがある,そしてVOI LUTまでのそしてそれを含むLUT操作が既に既に実行済である,プリ
ント可能な8または12ビットグレースケール画像の抽象概念である。
注: 1.ハードコピーグレースケール画像は,事前フォーマット済グレースケール画像に対応する(PS3.
4参照),そして二次取得画像の特殊化である。
2.保存プリントIODの中の任意選択注釈リストおよび画像オーバレイボックスモジュールは,SCU
およびSCPの両方がこれらのモジュールの属性をサポートする場合のみ,プリント画像の中に焼き込ま
れるであろう追加のオーバレイ,グラフィックス,および注釈情報を提供する。PS3.4のプルプリン
ト依頼N−CREATE挙動の節を参照のこと。
A.24.2
ハードコピーグレースケール画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,ハードコピーグレースケール画像IODに関係するDICOM
情報モデルのそれらの構成要素を図示する。
A.24.3
IODモジュール表
表A.24−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
ハードコピーグレースケール画像IODモジュール
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
ハードコピー装置
一般画像
HCグレースケール画像
参照
使用法
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.8.1
C.7.6.1
C.8.8.2
M
M
U
M
U
M
M
M
SOP共通情報
C.12.1
M
オーバレイ面モジュール(C.9.2)はこのIODの中に前はあった。このIODにおけるその使
用は退役した。PS3.3−1998を参照。
A.25
ハードコピーカラー画像情報オブジェクト定義
A.25.1
IOD記述
ハードコピーカラー画像IODは,注釈,オーバレイ,そしてグラフィックスが焼き込まれているこ
とがある,8ビットカラー画像の抽象概念である。
注: ハードコピーカラー画像は,事前フォーマット済カラー画像に対応する(PS3.4参照),そして二次
取得画像の特殊化である。
A.25.2
ハードコピーカラー画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,ハードコピーカラー画像IODに関係するDICOM情報モデ
77
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ルのそれらの構成要素を図示する。
A.25.3
IODモジュール表
表A.25−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
ハードコピーカラー画像IODモジュール
モジュール
参照
使用法
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
ハードコピー装置
一般画像
HCカラー画像
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.8.8.1
C.7.6.1
C.8.8.3
M
M
U
M
U
M
M
M
SOP共通情報
C.12.1
M
オーバレイ面モジュール(C.9.2)はこのIODの中に前はあった。このIODにおけるその使
用は退役した。PS3.3−1998を参照。
A.26
デジタルX線画像情報オブジェクト定義
A.26.1
DX画像IODの記述
デジタルX線(DX)画像情報オブジェクト定義は,デジタル投影放射線撮影画像装置によって作成
された画像を明記する。
注: 1.これは胸部放射線撮影,直線および多方向断層撮影,歯科パノラマ撮影および骨放射線撮影を含むが,
これらに限定されない。画像データの収集はCCDベース検出器,輝尽性蛍光体イメージングプレート,ア
モルファスセレン,シンチレータベースアモルファスシリコン,およびフィルムベース画像の二次取得を含
むが,これらに限定されない。
2.DX IODをさらに特殊化する特定のIODが,口腔内放射線撮影とマンモグラフィのために定義さ
れている。
安全な注釈,適切な画像処理と適切な配布を可能するとともに,解剖学的および方向属性が画像に対
して意味があることを保証するために,DX画像は単一X線曝射の結果から構成される。
注: 1.この必要条件は,特にX線曝射の間に鉛吸収を使用することによってカセットあるいはプレートの異な
る領域に複数回の曝射を行う一般フィルム/スクリーンおよびコンピューテッドX線撮影の実施反対する。
そのような収集は分離することができる,また操作者によって適切な品質保証段階の間に複数枚のDX画像
に変換することができる。
2.適切な方向属性がそれらについて記述することができれば,この必要条件は単一曝射の間での複数対構
造の収集に反対しない。例えば,並べた両手のAPまたはPA投影は,単一曝射で典型的に得られる,そし
て両手が同じ伝統的解剖学的位置にあるので,R¥H あるいは L¥H の患者方向 (0020,0020) によって,記述
することができる。付属書Eを参照すること。
DX画像IODは,提示のために意図された画像の保存のためのSOPクラス,および提示前の追加
処理のために意図された画像の保存のためのSOPクラスとして,PS3.4保存サービスクラスの
中で定義される二つのSOPクラスの中で使用される。これらはSOPクラスUIDによって,そし
てDXシリーズモジュールの中の必須属性,提示意図タイプ (0008,0068) の列挙値によって,区別さ
78
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
れる。
A.26.2
DX線画像IODエンティティ−関係モデル
節A.1.2の中のE−Rモデルは,DX画像IODを直接参照するDICOM情報モデルのこれら
の構成要素を図示する。
A.26.3
DX線画像IODモジュール表
表A.26−1
IE
患者
検査
シリーズ
基準座標系
装置
画像
デジタルX線画像IODモジュール
モジュール
参照
使用法
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
DXシリーズ
基準座標系
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
表示シャッタ
器具
治療
DX画像化解剖学的構造
DX画像
DX検出器
X線コリメータ
DX線位置決め
X線断層収集
X線収集線量
X線発生
X線濾過
X線グリッド
オーバレイ面
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.8.11.1
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
C.7.6.11
C.7.6.12
C.7.6.13
C.8.11.2
C.8.11.3
C.8.11.4
C.8.7.3
C.8.11.5
C.8.7.7
C.8.7.8
C.8.7.9
C.8.7.10
C.8.7.11
C.9.2
M
U
M
U
M
M
U
M
M
M
U
U
U
U
M
M
M
U
U
U
U
U
U
U
グラフィック注釈が存在する場合
は必要。A.26.4 参照。
カーブ
VOI LUT
C.10.2
C.11.2
U
提示意図タイプ (0008,0068) が
FOR PRESENTATION である場
合は必要。それ以外は存在しない。
注8を参照。
画像ヒストグラム
収集コンテキスト
SOP共通
C.11.5
C.7.6.14
C.12.1
U
M
M
79
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: 1.オーバレイ面必要条件は「グラフィック注釈」の存在によって決定される。グラフィック注釈は関心
領域あるいは記述を示す利用者または(コンピューター支援診断のような)装置が書いたグラフィックス
あるいはテキストを含んでいる。それは特に,患者あるいは画像識別またはIODの他の属性の中で定義
される技術情報は含んでいない。
2.器具と治療モジュールは望ましいがそれらは利用者任意選択であるが,存在する場合には,それらは
SCPによって保存される。器具または治療が使用されている場合でも,ある場合にはデジタル画像収集
システムはこれらのパラメタの収集を可能にするユーザーインタフェースあるいは直接接続を持たない
であろうことが認識されている。
3.基準座標系,X線コリメータ,DX位置決め装置およびDX線断層収集モジュールは望ましいがそれ
らは利用者任意選択であるが,存在する場合は,それらはSCPによって保存される。ある場合には,コ
リメーション,位置決めおよび断層撮影に使用される機械装置のパラメタは,X線発生および位置決めシ
ステムに統合されていないデジタル画像収集システムでは利用できないことがあることが認識されてい
る。
4.収集コンテキストモジュールは必須であるが,しかし空のことがある。意図は,任意の内容を生成す
るために必要とされることを収集システムに要求せずに,または(DICOMの適用範囲を超える)注釈
のための情報を使用することを表示システムに要求せずに,全ての保存SCPが存在する如何なる情報も
保存するであろうことである。
5.このIODに基づくSOPクラスのSCPが何を保存するであろうかとの期待は,PS3.4の中で
定義される保存SOPクラスへの適合性のレベルを明記するPS3.2の中で定義される様式の適合性宣
言を評価することによって決定されることがある。例えば,レベル2(フル)適合性は,すべての標準お
よび任意選択属性は保存されるであろう,そして呼び出されることがあることを示す。
6.ヒストグラムモジュールはVOI LUTモジュールを導出するために使用される,あるいはVOI
LUTモジュールを導出するか置き換えるために使用されることを意図した,画素データの単一あるいは
複数の統計的表現を含むことがある。ヒストグラムモジュールは,保存画素データの全体から得られる統
計から導出されるよりもより良いVOI LUTを導出するために有用である,(視野の全領域ではない
切り取られた領域あるいは関心領域からのような)保存画像画素データのサブセットの統計を含むことが
ある。
7.標本識別モジュールは利用者任意選択である,その理由は,その属性は病理情報システムで同定と相
関に関して有用ではあることがあるが,法医学放射線撮影を含む多くの標本放射線撮影は,特定の標本識
別機能をおそらくサポートしない一般臨床X線装置で実施されるからである
8.VOI LUTモジュールの属性と挙動はDX画像モジュールの中でさらに特殊化される。
A.26.4
オーバレイ面モジュール
オーバレイ面モジュールが存在する場合は,そのモジュールの中で定義される全てのオーバレイはオ
ーバレイデータ (60xx,3000) の中にオーバレイデータを保存する,そして画素データ (7FE0,0010) の
中の使用されていない高位ビットを使用しない。
A.27
デジタルマンモグラフィX線画像情報オブジェクト定義
A.27.1
デジタルマンモグラフィX線画像IODの記述
デジタルマンモグラフィX線画像情報オブジェクト定義は,デジタルマンモグラフィ投影放射線撮影
画像装置によって作成された画像を明記する。
注: それはこの節の中で明記される必要条件に加えて,A.26の中のDX IODの必要条件の全てを満足
する。
80
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
デジタルマンモグラフィ画像IODは,提示用に意図された画像の保存のためのSOPクラス,およ
び提示前の追加処理用に意図された画像の保存のためのSOPクラスとして,PS3.4保存サービ
スクラスの中で定義される二つのSOPクラスの中で使用される。これらはそれらのSOPクラスU
IDによって,そしてDXシリーズモジュールにおける必須属性,提示意図タイプ (0008,0068) の列
挙値によって,区別される。
A.27.2
デジタルマンモグラフィX線画像IODモジュール表
表A.27−1
IE
患者
検査
シリーズ
基準座標系
装置
画像
デジタルマンモグラフィX線画像IODモジュール
モジュール
参照
使用法
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
DXシリーズ
マンモグラフィシリーズ
基準座標系
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.8.11.1
C.8.11.6
C.7.4.1
M
U
M
U
M
M
M
C -乳房圧迫を解除しないで複数
画像が撮影される場合は必要。
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
表示シャッタ
器具
治療
DX画像化解剖学的構造
DX画像
DX検出器
X線コリメータ
DX位置決め
X線断層収集
X線収集線量
X線発生
X線濾過
X線グリッド
マンモグラフィ画像
オーバレイ面
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
C.7.6.11
C.7.6.12
C.7.6.13
C.8.11.2
C.8.11.3
C.8.11.4
C.8.7.3
C.8.11.5
C.8.7.7
C.8.7.8
C.8.7.9
C.8.7.10
C.8.7.11
C.8.11.7
C.9.2
M
M
M
U
U
U
U
M
M
M
U
U
U
U
U
U
U
M
グラフィック注釈が存在する場合
は必要。A.27.3 を参照。
カーブ
VOI LUT
C.10.2
C.11.2
U
提示意図タイプ (0008,0068) が
FOR PRESENTATION の場合に
は必要。それ以外は存在しない。
画像ヒストグラム
収集コンテキスト
SOP共通
C.11.5
C.7.6.14
C.12.1
U
M
M
81
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.27.3
オーバレイ面モジュール
オーバレイ面モジュールが存在する場合は,そのモジュールの中で定義される全てのオーバレイはオ
ーバレイデータ (60xx,3000) の中にオーバレイデータを保存する,そして画素データ (7FE0,0010) の
中の使用されていない高位ビットを使用しない。
A.28
デジタル口腔内X線画像情報オブジェクト定義
A.28.1
デジタル口腔内X線画像IODの記述
デジタル口腔内X線画像情報オブジェクト定義は口腔内投影放射線撮影画像装置によって作成された
画像を明記する。
注: それはこの節の中で明記される必要条件に加えて,A.26の中のDX IODの必要条件の全てを満足
する。
デジタル口腔内X線画像IODは,提示用に意図された画像の保存のためのSOPクラス,および提
示前の追加処理用に意図された画像の保存のためのSOPクラスとして,PS3.4保存サービスク
ラスの中で定義される二つのSOPクラスの中で使用される。これらはSOPクラスUIDによって,
そしてDXシリーズモジュールの中の必須属性,提示意図タイプ (0008,0068) の列挙値によって,区
別される。
A.28.2
デジタル口腔内X線画像IODモジュール表
表A.28−1
IE
患者
検査
シリーズ
基準座標系
装置
画像
デジタル口腔内X線画像IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
DXシリーズ
口腔内シリーズ
基準座標系
一般装置
一般画像
画像画素
造影剤/ボーラス
表示シャッタ
器具
治療
DX画像化解剖学的構造
DX画像
DX検出器
X線コリメータ
DX位置決め
X線断層収集
参照
使用法
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.8.11.1
C.8.11.8
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.4
C.7.6.11
C.7.6.12
C.7.6.13
C.8.11.2
C.8.11.3
C.8.11.4
C.8.7.3
C.8.11.5
C.8.7.7
M
U
M
U
M
M
M
U
M
M
M
U
U
U
U
M
M
M
U
U
U
82
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.28.3
X線収集線量
X線発生
X線濾過
X線グリッド
口腔内画像
オーバレイ面
C.8.7.8
C.8.7.9
C.8.7.10
C.8.7.11
C.8.11.9
C.9.2
U
U
U
U
M
C – グラフィック注釈が存在する
場合は必要。A.28.3 参照。
カーブ
VOI LUT
C.10.2
C.11.2
U
提示意図タイプ (0008,0068) が
FOR PRESENTATION の場合に
は必要。それ以外は存在しない。
画像ヒストグラム
収集コンテキスト
SOP共通
C.11.5
C.7.6.14
C.12.1
U
M
M
オーバレイ面モジュール
オーバレイ面モジュールが存在する場合は,そのモジュールの中で定義される全てのオーバレイはオ
ーバレイデータ (60xx,3000) の中にオーバレイデータを保存する,そして画素データ (7FE0,0010) の
中の使用されていない高位ビットを使用しない。
A.29.RTビ−ム治療記録情報オブジェクト定義
A.29.1
RTビ−ム治療記録IOD記述
この放射線治療ビーム治療記録IOD(RTビーム治療記録IOD)に対する焦点は,任意選択の累
積的要約情報と共に,外部ビーム治療の経過の間に,治療照合システムによって生成される,治療セ
ッション報告書の転送のための必要条件を取り扱うことである。それは,同様に照射の間の治療情報
の転送のために使用されることがある。
A.29.2
RTビ−ム治療記録IODエンティティ−関係モデル
RTビーム治療記録IODのためのE−Rモデルは,図A.29−1の中で示される。
83
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
1,n
生成する
シリーズ
1,n
1
1
含む
装置
0,n
RTビーム
治療記録
図A.29−1
DICOM RTビ−ム治療記録IOD情報モデル
84
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.29.3
RTビ−ム治療記録IODモジュール表
表A.29.3−1
IE
モジュール
患者
検査
参照
患者
一般検査
患者検査
RTシリーズ
一般装置
RT一般治療記録
RT患者設定
RT治療装置記録
測定線量基準記録
計算線量基準記録
RTビームセッション記録
RT治療要約記録
カーブ
SOP共通
シリーズ
装置
治療記録
A.30
RTビ−ム治療記録IODモジュール
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.5.1
C.8.8.17
C.8.8.12
C.8.8.18
C.8.8.19
C.8.8.20
C.8.8.21
C.8.8.23
C.10.2
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
U
M
U
U
M
U
U
M
RT近接照射治療記録情報オブジェクト定義
A.30.1
RT近接照射治療記録IOD記述
この放射線治療近接照射治療記録IOD(RT近接照射治療記録IOD)に対する焦点は,任意選択
の累積的要約情報と共に,近接照射治療の経過の間に,治療照合システムによって生成される,治療
セッション報告書の転送のための必要条件を取り扱うことである。それは,同様に照射の間の治療情
報の転送のために使用されることがある。
A.30.2
RT近接照射治療記録IODエンティティ−関係モデル
RT近接照射治療記録IODのためのE−Rモデルは,図A.30−1の中で示される。
85
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
1,n
生成する
シリーズ
1,n
1
1
含む
装置
0,n
RT近接照射
治療記録
図A.30−1
A.30.3
DICOM RT近接照射治療記録IOD情報モデル
RT近接照射治療記録IODモジュール表
表A.30.3−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
治療記録
RT近接照射治療記録IODモジュール
モジュール
参照
患者
一般検査
患者検査
RTシリーズ
一般装置
RT一般治療記録
RT患者設定
RT治療装置記録
測定線量基準記録
計算線量基準記録
RT近接照射セッション記録
RT治療要約記録
カーブ
SOP共通
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.5.1
C.8.8.17
C.8.8.12
C.8.8.18
C.8.8.19
C.8.8.20
C.8.8.22
C.8.8.23
C.10.2
C.12.1
86
使用法
M
M
U
M
M
M
U
M
U
U
M
U
U
M
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.31
RT治療要約記録情報オブジェクト定義
A.31.1
RT治療要約記録IOD記述
この放射線治療治療要約記録IOD(RT治療要約記録IOD)に対する焦点は,治療の過程の完了
時に一般に生成される,累積的要約情報の転送のための必要条件を取り扱うことである。
A.31.2
RT治療要約記録IODエンティティ−関係モデル
RT治療要約記録IODのためのE−Rモデルは,図A.31−1の中で示される。
患者
1
は・・の
主題である
1,n
検査
1
含む
1,n
生成する
シリーズ
1,n
1
1
含む
装置
0,n
RT治療要約
記録
図A.31−1
A.31.3
DICOM RT治療要約記録IOD情報モデル
RT治療要約記録IODモジュール表
表A.31.3−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
治療記録
RT治療要約記録IODモジュール
モジュール
参照
患者
一般検査
患者検査
RTシリーズ
一般装置
RT一般治療記録
RT治療要約記録
カーブ
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.8.8.1
C.7.5.1
C.8.8.17
C.8.8.23
C.10.2
87
使用法
M
M
U
M
M
M
M
U
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
SOP共通
A.32
C.12.1
M
可視光画像情報オブジェクト定義
A.32.1
VL内視鏡画像情報オブジェクト定義
A.32.1.1
VL内視鏡画像IOD記述
VL内視鏡画像IODは,単一フレームVL内視鏡画像の属性を明記する。
A.32.1.2
VL内視鏡画像IODエンティティ関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは,使用されないカーブとVOI LUT,基準座標系,モ
ダリティLUTエンティティを除いて,VL内視鏡画像IODを直接に参照するDICOM情報モデ
ルの構成要素を図示する。さらに,この巻(PS3.3)の図A.1.2の中の画像は単一フレーム
画像を表わす。フレームは単一露光として記録される画素の二次元構成を意味する。表A.32.1
−1はVL内視鏡画像IODのモジュールを明記する。
注: 1.内視鏡検査手続きは,単一フレーム内視鏡画像の複数シリーズと同様に関連する診断画像の一以上の
追加シリーズを含んでいることがある。手続きは,複数の実施済手続きステップ,複数の内視鏡検査,そ
して複数の解剖学的領域を含むことがある,そして一人以上の個人によって,監督され,実行され,そし
て/または解釈されることがある。
2.幾つかの別個の診断または治療処理が,内視鏡検査手続きの間に発生することがある。例えば,十二
指腸粘膜の内視鏡検査,生検,洗浄,あるいは胆石の除去。
表A.32.1−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
VL内視鏡画像IODモジュール
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
一般画像
画像画素
収集コンテキスト
VL画像
オーバレイ面
SOP共通
A.32.1.3
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.14
C.8.12.1
C.9.2
C.12.1
使用法
M
M
U
M
M
M
M
M
M
U
M
VL内視鏡画像IOD内容制約
A.32.1.3.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は ES である。
A.32.2
VL顕微鏡画像情報オブジェクト定義
A.32.2.1
VL顕微鏡画像IOD記述
VL顕微鏡画像IODは,単一フレームVL顕微鏡画像の属性を明記する。スライド座標はこのIO
88
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
Dによって符号化されない。
A.32.2.2
VL顕微鏡画像IODエンティティ関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは,使用されないカーブとVOI LUT,基準座標系,モ
ダリティLUTエンティティを除いて,VL顕微鏡画像IODを直接に参照するDICOM情報モデ
ルの構成要素を図示する。さらに,この巻の(PS3.3の)図A.1.2の中の画像は単一フレー
ム画像を表わす。フレームは単一露光として記録される画素の二次元構成を意味する。表A.32.
1−2はVL顕微鏡画像IODのモジュールを明記する。
注: 1.顕微鏡検査手続きは,単一フレーム顕微鏡画像の複数シリーズと同様に関連する診断画像の一以上の
追加シリーズを含んでいることがある。手続きは,複数の実施済手続きステップ,複数の顕微鏡検査,そ
して複数の解剖学的領域を含むことがある,そして一人以上の個人によって,監督され,実行され,そし
て/または解釈されることがある。
2.幾つかの別個の診断または治療処理が,単一手続きの間に発生することがある。例えば,複数の特殊
染色による同一断面の組織学的染色。
表A.32.1−2
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
一般画像
画像画素
収集コンテキスト
VL画像
オーバレイ面
SOP共通
A.32.2.3
VL顕微鏡画像IODモジュール
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.14
C.8.12.1
C.9.2
C.12.1
使用法
M
M
M
U
M
M
M
M
M
M
U
M
VL顕微鏡画像IOD内容制約
A.32.2.3.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は GM である。
A.32.3
VLスライド座標顕微鏡画像情報オブジェクト定義
A.32.3.1
VLスライド座標顕微鏡画像IOD記述
VLスライド座標顕微鏡画像IODは,単一フレームVLスライド座標顕微鏡画像の属性を明記する。
A.32.3.2
VLスライド座標顕微鏡画像IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは,使用されないカーブとVOI LUT,基準座標系,モ
ダリティLUTエンティティを除いて,VLスライド座標顕微鏡画像IODを直接に参照するDIC
OM情報モデルの構成要素を図示する。さらに,この巻の図A.1.2の中の画像は単一フレーム画
像を表わす。フレームは単一露光として記録される画素の二次元構成を意味する。表A.32.1−
89
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
3はVLスライド座標顕微鏡画像IODのモジュールを明記する。
注: 1.顕微鏡画像手続きは,単一フレーム顕微鏡画像の複数シリーズと同様に関連する診断画像の一以上の
追加シリーズを含んでいることがある,そして,複数の実施済手続きステップ,複数の顕微鏡検査,そし
て複数の解剖学的領域を含むことがある。手続きは一人以上の個人によって,監督され,実行され,そし
て/または解釈されることがある。
2.幾つかの別個の診断または治療処理が,単一手続きの間に発生することがある。例えば,複数の特殊
染色による同一断面の組織学的染色。
表A.32.1−;
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
VLスライド座標顕微鏡検査画像IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
基準座標系
一般装置
一般画像
画像画素
収集コンテキスト
VL画像
スライド座標
オーバレイ面
SOP共通
A.32.3.3
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.4.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.14
C.8.12.1
C.8.12.2
C.9.2
C.12.1
使用法
M
M
M
U
M
M
M
M
M
M
M
M
U
M
VLスライド座標顕微鏡画像IOD内容制約
A.32.3.3.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は SM である。
A.32.4
VL写真画像情報オブジェクト定義
A.32.4.1
VL写真画像IOD記述
VL写真画像IODは,単一フレームVL写真画像の属性を明記する。
A.32.4.2
VL写真画像IODエンティティ関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは,使用されないカーブとVOI LUT,基準座標系,モ
ダリティLUTエンティティを除いて,VL写真画像IODを直接に参照するDICOM情報モデル
の構成要素を図示する。さらに,この巻の図A.1.2の中の画像は単一フレーム画像を表わす。フ
レームは単一露光として記録される画素の二次元構成を意味する。表A.32.4−1はVL写真画
像IODのモジュールを明記する。
注: 1.VL写真画像手続きは,単一フレームVL写真画像の複数シリーズと同様に関連する診断画像の一以
上の追加シリーズを含むことがある。手続きは,複数の実施済手続きステップ,複数のカメラ,そして複
数の解剖学的領域を含むことがある,そして一人以上の個人によって,監督され,実行され,そして/ま
たは解釈されることがある。
90
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
2.幾つかの別個の診断または治療処理が,単一手続きの間に発生することがある。
表A.32.4−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
画像
VL写真画像IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
一般シリーズ
一般装置
一般画像
画像画素
収集コンテキスト
VL画像
オーバレイ面
SOP共通
A.32.4.3
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.7.5.1
C.7.6.1
C.7.6.3
C.7.6.14
C.8.12.1
C.9.2
C.12.1
使用法
M
C – 被写体が標本の場合には必要。
M
U
M
M
M
M
M
M
U
M
VL写真画像IOD内容制約
A.32.4.3.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は XC である。
A.33
グレースケールソフトコピー提示状態情報オブジェクト定義
A.33.1
グレースケールソフトコピー提示状態IOD記述
グレースケールソフトコピー提示状態情報オブジェクト定義(IOD)は,IOD内部から参照され
る画像を提示する(表示する)ために使用されることがある情報を明記する。
それは,下記を明記するための能力を含んでいる:
a.P値における出力グレースケール空間
b.モダリティおよびVOI LUTを含むグレースケールコントラスト変換
c.複数フレーム画像のためのマスク減算
d.表示する画像の領域の選択とそれを回転させるかフリップさせるかどうか。
e.図形,テキストおよびオーバレイを含む画像と表示関係注釈
A.33.2
グレースケールソフトコピー提示状態IODモジュール表
表A.33−1グレースケールソフトコピー提示状態IODモジュール
IE
患者
検査
シリーズ
モジュール
患者
一般検査
患者検査
一般シリーズ
提示シリーズ
参照
C.7.1.1
C.7.2.1
C.7.2.2
C.7.3.1
C.12.2
91
使用
M
M
U
M
M
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
装置
提示状態
一般装置
提示状態
マスク
C.7.5.1
C.12.3
C.7.6.10
表示シャッタ
C.7.6.11
ビットマップ表示シャッタ
C.7.6.14
オーバレイ面
C.9.2
オーバレイ/カーブ活性化
C.11.7
表示領域
図形注釈
C.10.4
C.10.5
空間変換
C.10.6
図形層
C.10.7
モダリティLUT
C.11.1
ソフトコピーVOI LUT
C.11.8
ソフトコピー提示LUT
SOP共通
C.11.6
C.12.1
M
M
C - 参照画像が複数フレームであり,かつ減
算される場合には必要である。
C - 表示シャッタが参照画像に適用され,か
つビットマップ表示シャッタモジュールが
存在しない場合には必要である
C - 表示シャッタが参照画像に適用され,か
つ表示シャッタモジュールが存在しない場
合には必要である
C - オーバレイが参照画像に適用される,ま
たはビットマップ表示シャッタモジュール
が存在する場合には必要である
C - 参照画像が表示されるべきカーブまた
はオーバレイを含む場合には必要である
M
C - 図形注釈が参照画像に適用される場合
には必要である
C - 回転,フリップ,または拡大が参照画像
に適用される場合には必要である
C - 図形注釈またはオーバレイまたはカー
ブが参照画像に適用される場合には必要
C - モダリティLUTが参照画像に適用さ
れる場合には必要である
C - VOI LUTが参照画像に適用される
場合には必要である
M
M
グレースケールソフトコピー提示状態IODでは,提示シリーズモジュールが,一般シリーズモジュ
ールのいくつかの属性を特殊化する,そして提示状態モジュールは,マスクおよび表示シャッタモジ
ュールのいくつかの属性を特殊化する。
注: 1.異なる画像間の減算はサポートしない。
2.マスクモジュール条件は,単一フレーム画像保存SOPクラスあるいは一フレームだけを
含んでいる複数フレーム画像保存SOPクラスのインスタンスのためにだけ提示状態をサポ
ートするSCPによって,サポートされる必要がないことを暗黙に意味する。
3.表示シャッタは,重要な情報を囲む画像領域を暗くするために,そしてまぶしさを増加す
る外来の明るい領域と画像解釈を損なう周辺光を除外するために使用されることがある。例え
ば,CR画像の中の露出されない領域は,それらの領域の画像画素を永久に置きかえるのでは
なく表示シャッタを使用して覆い隠すことがある。
4.このIODは,IODそれ自身の中で複数フレームオーバレイの保存をサポートしないが,
オーバレイ/カーブ活性化モジュールによって参照画像内の複数フレームオーバレイの選択
的活性化をサポートする。
92
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34
波形情報オブジェクト定義
A.34.1
波形IODエンティティ−関係モデル
波形E−Rモデルは図A.34−1の中で示される。このモデルは様々の波形IODに適用される。
患者
1
・は・の主
題である
1,n
検査
1
含む
装置
1
基準座標系
1
1,n
0,n
1,n
生成する
シリーズ
時間的に
定義する
1
含む
0,n
波形
図A.34−1
A.34.2
DICOM波形IOD情報モデル
基本音声オーディオ情報オブジェクト定義
A.34.2.1
基本音声オーディオIOD記述
基本音声オーディオIODは,オーディオモダリティによって,または画像モダリティ内のオーディ
オ収集機能によって収集された,あるいは作成された,デジタル化音の仕様である。典型的な用途は,
報告口述である。
A.34.2.2
基本音声オーディオIODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.34.1のE−Rモデルは基本音声オーディオIODに適用される。
A.34.2.3
基本音声オーディオIODモジュール表
表A.34.2−1
IE
基本音声オーディオIODモジュール
モジュール
参照
使用
患者
患者
C.7.1.1
M
検査
一般検査
C.7.2.1
M
93
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者検査
C.7.2.2
U
シリーズ
一般シリーズ
C.7.3.1
M
基準座標系
同期
C.7.4.2
U
装置
一般装置
C.7.5.1
M
波形
波形識別
C.10.8
M
波形
C.10.9
M
収集コンテキスト
C.7.6.14
M
波形注釈
C.10.10
U
SOP共通
C.12.1
M
A.34.2.4
基本音声オーディオIOD内容制約
A.34.2.4.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値はAUである。
A.34.2.4.2
波形シーケンス
波形シーケンス (5400,0100) 項目の数は1である。
A.34.2.4.3
波形チャネルの数
波形シーケンス項目の中の波形チャンネルの数 (003A,0005) の値は,1または2である。
A.34.2.4.4
標本化周波数
波形シーケンス項目の中の標本化周波数 (003A,001A) の値は,8000 である。
A.34.2.4.5
波形サンプル解釈
波形シーケンス項目中の波形サンプル解釈 (5400,1006) の値は,UB,MBあるいはABである。
A.34.3
12リード心電図情報オブジェクト定義
A.34.3.1
12リードECG IOD記述
12リード心電図(12リードECG)IODは,ECGモダリティによって,あるいは画像モダリ
ティ内のECG収集機能によって収集された,体表面で集められた患者心臓伝導システムからのデジ
タル化電気信号の仕様である。
A.34.3.2
12リードECG IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.34.1のE−Rモデルは12リードECG IODに適用される。
94
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.3.3
12リードECG IODモジュール表
表A.34.3−1
IE
12リードECG IODモジュール
モジュール
参照
使用
患者
患者
C.7.1.1
M
検査
一般検査
C.7.2.1
M
患者検査
C.7.2.2
U
シリーズ
一般シリーズ
C.7.3.1
M
基準座標系
同期
C.7.4.2
U
装置
一般装置
C.7.5.1
M
波形
波形識別
C.10.8
M
波形
C.10.9
M
収集コンテキスト
C.7.6.14
M
波形注釈
C.10.10
C – 注釈がある場合は必要
SOP共通
C.12.1
M
A.34.3.4
12リードECG IOD内容制約
A.34.3.4.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は ECG である。
A.34.3.4.2
収集コンテキストモジュール
心臓カテーテル検査室の中で収集されたECGのSOPインスタンスに対しては,収集コンテキスト
シーケン (0040,0555) のために定義されたテンプレートは TID 3403 である。ルーチンの休止またはス
トレスECGに対しては,収集コンテキストシーケンス (0040,0555) のための定義されたテンプレー
トは TID 3401 である。
A.34.3.4.3
波形シーケンス
波形シーケンス (5400,0100) 項目の数は1および5を含み,その間である。
A.34.3.4.4
波形チャネルの数
各波形シーケンス項目中の波形チャンネルの数 (003A,0005) の値は,1および13を含み,その間で
ある。すべての項目を横切って符号化されるチャネルの総数は13を超えない。
注:この特殊化は合計13チャネルで,5までの波形シーケンス項目(多重グループ)を準備する。これは,
例えば,同時に記録された3チャネルの4組,この4組は順次収集される,これに加えて他の組の持続時
間に対する連続的な1チャネルの符号化を可能にする。これは4×3提示とこれに加えて連続的なリード
Ⅱ記録をもつ古典的な12リードECG帯記録紙レコーダーの挙動をエミュレートするために使用する
ことができる(図を参照)。
95
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
Multiplex Group 1 – leads I, II, III; time offset 0; duration 2.5 s
Multiplex Group 2 – leads aVR, aVL, aVF; time offset 2.5 s; duration 2.5 s
Multiplex Group 3 – leads V1, V2, V3; time offset 5.0 s; duration 2.5 s
Multiplex Group 4 – leads V4, V5, V6; time offset 7.5 s; duration 2.5 s
Multiplex Group 5 – lead II; time offset 0; duration 9.84 s
図A.34.3−1
A.34.3.4.5
12リードECGの例(情報)
波形サンプルの数
各波形シーケンス項目の中の波形サンプルの数 (003A,0010) の値は,16384 以下である。
注:これは,最大標本化周波数で1チャネル当たり16秒以上を可能にする;より長い録音が必要とされる場
合,一般ECG IODが使用されることがある。
A.34.2.4.6
標本化周波数
波形シーケンス項目の中の標本化周波数 (003A,001A) の値は,200 と 1000 を含み,その間である。
A.34.3.4.7
チャネルソース
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソースシーケンス (003A,0208) のためのベースライン
コンテキストIDは,CID 3001である。
A.34.3.4.8
波形サンプル解釈
各波形シーケンス項目の中の波形サンプル解釈 (5400,1006) の値はSSである。
A.34.3.4.9
波形注釈モジュール
波形注釈シーケンス (0040,B020) の中の概念名コードシーケンス (0040,A043) のための定義コンテキ
ストIDは,CID 3335 である。このコンテキストグループは,ECG波形の中で抑制ペースメーカー
スパイクの注釈を支援する。
96
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.4
一般心電図情報オブジェクト定義
A.34.4.1
一般ECG IOD記述
一般心電図(ECG)IODは,ECGモダリティによって,あるいは画像モダリティ内のECG収
集機能によって収集された,体表面で集められた患者心臓伝導系からのデジタル化電気信号の仕様で
ある。
A.34.4.2
一般ECG IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.34.1のE−Rモデルは一般ECG IODに適用される。
A.34.4.3
一般ECG IODモジュール表
表A.34.4−1
IE
一般ECG IODモジュール
モジュール
参照
使用
患者
患者
C.7.1.1
M
検査
一般検査
C.7.2.1
M
患者検査
C.7.2.2
U
シリーズ
一般シリーズ
C.7.3.1
M
基準座標系
同期
C.7.4.2
U
装置
一般装置
C.7.5.1
M
波形
波形識別
C.10.8
M
波形
C.10.9
M
収集コンテキスト
C.7.6.14
M
波形注釈
C.10.10
C – 注釈がある場合は必要
SOP共通
C.12.1
M
A.34.4.4
一般ECG IOD内容制約
A.34.4.4.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は ECG である。
A.34.4.4.2
波形シーケンス
波形シーケンス (5400,0100) 項目の数は1および4を含み,その間である。
A.34.4.4.3
波形チャネルの数
各波形シーケンス項目中の波形チャンネルの数 (003A,0005) の値は,1および24を含み,その間で
ある。
A.34.4.4.4
標本化周波数
各波形シーケンス項目の中の標本化周波数 (003A,001A) の値は,200 と 1000 を含み,その間である。
A.34.4.4.5
チャネルソース
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソースシーケンス (003A,0208) のための定義コンテキ
ストIDは CID 3001 である。
97
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.4.4.8
波形サンプル解釈
各波形シーケンス項目の中の波形サンプル解釈 (5400,1006) の値はSSである。
A.34.3.4.9
波形注釈モジュール
波形注釈シーケンス (0040,B020) の中の概念名コードシーケンス (0040,A043) のための定義コンテキ
ストIDは,CID 3335 である。このコンテキストグループは,ECG波形の中で抑制ペースメーカー
スパイクの注釈を支援する。
A.34.5
歩行心電図情報オブジェクト定義
A.34.5.1
歩行ECG IOD記述
歩行心電図(ECG)IODは,歩行心電図記録(Holter)機器によって収集された,体表面で集めら
れた患者心臓伝導システムからのデジタル化電気信号の仕様である。
注:一SOPインスタンスの中で表わされた収集の期間は特に制約されず,波形データ属性の最大サイズによ
ってのみ制限される。
A.34.5.2
歩行ECG IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.34.1のE−Rモデルは歩行ECG IODに適用される。
A.34.5.3
歩行ECG IODモジュール表
表A.34.5−1
IE
歩行ECG IODモジュール
モジュール
参照
使用
患者
患者
C.7.1.1
M
検査
一般検査
C.7.2.1
M
患者検査
C.7.2.2
U
シリーズ
一般シリーズ
C.7.3.1
M
基準座標系
同期
C.7.4.2
U
装置
一般装置
C.7.5.1
M
波形
波形識別
C.10.8
M
波形
C.10.9
M
収集コンテキスト
C.7.6.14
M
波形注釈
C.10.10
C – 注釈がある場合は必要
SOP共通
C.12.1
M
A.34.5.4
歩行ECG IOD内容制約
A.34.5.4.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は ECG である。
A.34.5.4.2
波形シーケンス
波形シーケンス (5400,0100) 項目の数は1である。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.5.4.3
波形チャネルの数
各波形シーケンス項目中の波形チャンネルの数 (003A,0005) の値は,1および12を含み,その間で
ある。
A.34.5.4.5
標本化周波数
各波形シーケンス項目の中の標本化周波数 (003A,001A) の値は,50 と 1000 を含み,その間である。
A.34.5.4.6
チャネルソース
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソースシーケンス (003A,0208) のための定義コンテキ
ストIDはCID 3001である。
A.34.5.4.7
波形サンプル解釈
各波形シーケンス項目の中の波形サンプル解釈 (5400,1006) の値はSBまたはSSである。
A.34.6
血行動態情報オブジェクト定義
A.34.6.1
血行動態ECG IOD記述
血行動態IODは,血行動態モダリティによって収集された,患者循環器系からのデジタル化圧力,
電気的信号およびその他の信号の仕様である。
注: 一つのSOPインスタンスの中で表した収集の期間は特に制約されず,波形データ属性の最大サイズによ
ってのみ制限される。
A.34.6.2
血行動態IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.34.1のE−Rモデルは血行動態IODに適用される。
A.34.6.3
血行動態IODモジュール表
表A.34.6−1
IE
血行動態IODモジュール
モジュール
参照
使用
患者
患者
C.7.1.1
M
検査
一般検査
C.7.2.1
M
患者検査
C.7.2.2
U
シリーズ
一般シリーズ
C.7.3.1
M
基準座標系
同期
C.7.4.2
C - 波形オリジナリティ
(003A,0004) が ORIGINAL で
ある場合は必要;そうでない場
合に存在することがある。
装置
一般装置
C.7.5.1
M
波形
波形識別
C.10.8
M
波形
C.10.9
M
収集コンテキスト
C.7.6.14
M
波形注釈
C.10.10
C – 注釈が存在する場合は必
要
SOP共通
C.12.1
M
99
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.6.4
血行動態IOD内容制約
A.34.6.4.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値はHDである。
A.34.6.4.2
収集コンテキストモジュール
収集コンテキストシーケンス (0040,0555) のための定義テンプレートは TID 3403 である。
A.34.6.4.3
波形シーケンス
波形シーケンス (5400,0100) 項目の数は1と4を含み,その間である。
A.34.6.4.4
波形チャネルの数
各波形シーケンス項目の中の波形チャンネルの数 (003A,0005) の値は,1および8を含み,その間で
ある。
A.34.4.4.5
標本化周波数
各波形シーケンス項目の中の標本化周波数 (003A,001A) の値は,400 以下である。
A.34.6.4.7
チャネルソース
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソースシーケンス (003A,0208) のための定義コンテキ
ストIDは CID 3003,表面ECGチャネルのための CID 3001,または時間同期チャネルのための CID
3090 である。チャネルソースコード値は最低でも測定基準(測定された物理的品質)と機能(測定ま
たは刺激)を符号化する;特に符号化された場合でなければ,デフォルト機能は「測定」である。
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソース修飾子シーケンス (003A,0209) は,チャネルソ
ースコード値によって符号化されなければ,技術および解剖学的位置を含んで,波形ソースの意味の
追加修飾子を明記するために使用される。定義コンテキストID 3241 からの用語をもつ技術は,定
義されたコンテキストID 3010,3014 および 3019 からの用語をもつ心臓解剖学的位置に先立って,
チャネルソース修飾子シーケンス項目の中で明記される。技術が引き戻し装置である場合,解剖学的
位置のシーケンスは順序付けられたチャネルソース修飾子シーケンス項目の中で明記される(例えば,
最初,推移,および最終位置)。
注:応用のための適合性宣言の中で宣言されるように,他のコンテキストグループからの用語はチャネルソー
スの拡張仕様のために同様に使用されることがある。(PS3.2を参照)
A.34.6.4.8
波形サンプル解釈
各波形シーケンス項目の中の波形サンプル解釈 (5400,1006) の値はSSである。
A.34.6.4.9
波形注釈モジュール
波形注釈シーケンス (0040,A043) の中の概念名コードシーケンス (0040,A043) のための定義コンテキ
ストIDはCID 3337である。
100
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.7
基本心臓電気生理情報オブジェクト定義
A.34.7.1
基本心臓EP IOD記述
基本心臓電気生理IODは,EPモダリティによって収集された,心臓において収集された患者心臓
伝導系からのデジタル化電気信号の仕様である。
注:一SOPインスタンスの中で表わされる収集の期間は特に制約されず,波形データ属性の最大サイズによ
ってのみ制限される。
A.34.7.2
基本心臓EP IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.34.1のE−RモデルはEP IODに適用される。
A.34.7.3
基本心臓EP IODモジュール表
表A.34.7−1
IE
基本心臓EP IODモジュール
モジュール
参照
使用
患者
患者
C.7.1.1
M
検査
一般検査
C.7.2.1
M
患者検査
C.7.2.2
U
シリーズ
一般シリーズ
C.7.3.1
M
基準座標系
同期
C.7.4.2
C - 波形オリジナリティ
(003A,0004) が ORIGINAL で
ある場合は必要;そうでない場
合は存在することがある。
装置
一般装置
C.7.5.1
M
波形
波形識別
C.10.8
M
波形
C.10.9
M
収集コンテキスト
C.7.6.14
M
波形注釈
C.10.10
C – 注釈が存在する場合は必
要
SOP共通
C.12.1
M
A.34.7.4
基本心臓EPIOD内容制約
A.34.7.4.1
モダリティ
モダリティ (0008,0060) の値は EPS である。
A.34.7.4.2
収集コンテキストモジュール
収集コンテキストシーケンス (0040,0555) のための定義テンプレートは TID 3450 である。
A.34.7.4.3
波形シーケンス
波形シーケンス (5400,0100) 項目の数は1と4を含み,その間である。
A.34.7.4.4
標本化周波数
各波形シーケンス項目の中の標本化周波数 (003A,001A) の値は,2000 以下である。
101
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.34.7.4.5
チャネルソース
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソースシーケンス (003A,0208) のための定義コンテキ
ストIDはCID 3011である。チャネルソースコード値は最低でもチャネルソースの解剖学的位
置を符号化する。
各チャネル定義シーケンス項目の中のチャネルソース修飾子シーケンス (003A,0209) は,チャネルソ
ースコード値によって符号化されない場合は,測定基準(測定された物理的品質),機能(測定また
は刺激),および定義コンテキストID 3240 からの技術の意味の追加修飾子,および定義コンテキ
ストID 3019 からの解剖学的位置修飾子を含んで,波形ソースの意味の追加修飾子を明記するため
に使用される。明示的に符号化されない場合は,デフォルト測定基準と機能は「電圧測定」である。
差動信号が使用される場合は,それは修飾子項目の中で示される,また,陽極および陰極は後続する
二つの修飾子の中で示される。
注:
1. 応用のための適合性宣言の中で宣言されるように,他のコンテキストグループからの用語はチャネルソー
スの拡張仕様のために同様に使用されることがある(PS3.2を参照)。
2. カテーテル上の電極1が陽極そして電極3が陰極である場合,高い右心房からの差動信号は,下記の意味
をもつ符号化用語によって指定することができる:
チャンネルソ−ス:「高い右心房」
チャンネルソース修飾子:「差動」,「E1」,「E3」
(暗黙のデフォルト修飾子:「電圧測定」)
A.34.7.4.6
波形サンプル解釈
各波形シーケンス項目の中の波形サンプル解釈 (5400,1006) の値はSSである。
A.34.7.4.7
波形注釈モジュール
波形注釈シーケンス (0040,A043) の中の概念名コードシーケンス (0040,A043) のための定義コンテキ
ストIDは CID 3339 である。
A.35
構造化報告文書情報オブジェクト定義
A.35.1
基本テキストSR情報オブジェクト定義
A.35.1.1
基本テキストSR情報オブジェクト説明
基本テキスト構造化報告書(SR)IODは,符号化登録の最小限の使用(典型的に文書タイトルと
標題に使用される)とその下にテキストと副標題が現れることのある標題の階層的ツリーをもつ報告
の表現のために意図されている。SOPインスタンス(たとえば,画像,波形,あるいは他のSR文
書)への参照はこの一次テキストツリーの葉のレベルに現れるように制限される。この構造はSR文
書としての従来のテキスト的報告の符号化をそれらの表現と同様に簡単にする。
A.35.1.2
基本テキストSR IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは基本テキストSR IODに適用される。節A.1.2の
中の参照フレームIEと画像IEのレベルのIEはこの基本テキストSR IODの構成要素ではな
い。表A.35.1−1は基本テキストSR IODのモジュールを明記する。
102
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.35.1.3
基本テキストSR IODモジュール表
表A.35.3−1は基本テキストSR IODのモジュールを明記する。
表A.35.1−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
文書
基本テキストSR IOD
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
SR文書シリーズ
一般装置
SR文書一般
SR文書内容
SOP共通
A.35.1.3.1
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.17.1
C.7.5.1
C.17.2
C.17.3
C.12.1
使用
M
C-観察主体が標本の場合は必要
M
U
M
M
M
M
M
基本テキストSR IOD内容制限
A.35.1.3.1.1
値タイプ
SR文書内容モジュールの内容シーケンス (0040,A730) における値タイプ (0040,A040) は次の列挙値
に制限される(値タイプ定義については表C.17.3−1を参照)。
TEXT
CODE
DATETIME
DATE
TIME
UIDREF
PNAME
COMPOSITE
IMAGE
WAVEFORM
CONTAINER
A.35.1.3.1.2
関係制限
このIODの内容における内容項目間の関係は値によるモードで伝達される。関係タイプ定義につい
ては表C.17.3−2を参照。
注: 参照による関係は禁止される。したがって,参照内容項目識別子 (0040,DB73) はSR文書内容モジュー
ル内のいかなる内容項目にも存在しない。
表A.35.1−2はこのIODの関係制限を明記する。
表A.35.1−2
出典値タイプ
基本テキストSR IODに対する関係内容制限
関係タイプ(列挙値)
103
目標値タイプ
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
CONTAINER
CONTAINS
TEXT, CODE, DATETIME, DATE, TIME, UIDREF,
PNAME, COMPOSITE1, IMAGE1, WAVEFORM1,
CONTAINER
CONTAINER
HAS OBS CONTEXT
TEXT, CODE, DATETIME, DATE, TIME, UIDREF,
PNAME
CONTAINER, IMAGE1,
WAVEFORM1,
COMPOSITE1
HAS ACQ CONTEXT
TEXT, CODE, DATETIME, DATE, TIME, UIDREF,
PNAME
any type
HAS CONCEPT MOD
TEXT, CODE2
TEXT
HAS PROPERTIES
TEXT
INFERRED FROM
TEXT, CODE, DATETIME, DATE, TIME, UIDREF,
PNAME, IMAGE1, WAVEFORM1, COMPOSITE1
TEXT, CODE, DATETIME, DATE, TIME, UIDREF,
PNAME, IMAGE1, WAVEFORM1, COMPOSITE1
注: 1.IMAGE, WAVEFORM あるいは COMPOSITE 値タイプがどのSOPクラスを参照するかは応用に対
する適合性宣言の中で文書化される(PS3.2とPS3.4を参照)。
2.HAS CONCEPT MOD 関係は出典内容項目の概念名の意味を修飾する,例えば,より記述的な説明を
提供する,異なる言語へ翻訳を提供する,あるいは整合済の概念を定義するために使用される。
A.35.2
拡張SR情報オブジェクト定義
A.35.2.1
拡張SR情報オブジェクト説明
拡張構造化報告書(SR)IODは,基本テキストSR IODのスーパーセットである。それはまた
符号化登録の最小限の使用(典型的には文書タイトルと標題)と,そして下にテキストと副標題が現
れることのある標題の階層的ツリーをもつ報告書の表現を意図されている。さらに,これは符号化測
定名と単位をもつ数値測定の使用をサポートする。SOPインスタンス(たとえば,画像あるいは波
形あるいはSR文書)への参照はこの一次テキストツリーの葉のレベルに現れるように制限される。
これは空間的関心領域(点,線,円,楕円,など)と時間的関心領域をもつSOPインスタンスへの
参照を強化する。
A.35.2.2
拡張SR IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは拡張SR IODに適用される。節A.1.2の中の基準
座標系IEおよび画像IEのレベルでのIEは拡張SR IODの構成要素ではない。表A.35.2
−1は拡張SR IODのモジュールを明記する。
A.35.2.3
拡張SR IODモジュール表
表A.35.2−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
文書
拡張SR IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
SR文書シリーズ
一般装置
SR文書一般
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.17.1
C.7.5.1
C.17.2
104
使用
M
C-観察主体が標本の場合は必要
M
U
M
M
M
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
SR文書内容
SOP共通
A.35.2.3.1
C.17.3
C.12.1
M
M
拡張SR IOD内容制限
A.35.2.3.1.1
値タイプ
SR文書内容モジュールの内容シーケンス (0040,A730) の中の値タイプ (0040,A040) は次の列挙値に
制限される(値タイプの定義については表C.17.3−1を参照):
TEXT
CODE
NUM
DATETIME
DATE
TIME
UIDREF
PNAME
SCOORD
TCOORD
COMPOSITE
IMAGE
WAVEFORM
CONTAINER
A.35.2.3.1.2
関係制限
このIODの内容における内容項目間の関係は値によるモードで伝達される。関係タイプの定義は表
C.17.3−2を参照。
注: 参照による関係は禁止される。したがって,参照内容項目識別子 (0040,DB73) はSR文書内容モジュー
ル内のあらゆる内容項目の中に存在しない。
表A.35.2−2はこのIODの関係制限を明記する。
表A.35.2−2
出典の値タイプ
拡張SR IODに対する関係内容制限
関係タイプ(列挙値)
CONTAINER
CONTAINS
CONTAINER
HAS OBS CONTEXT
CONTAINER, IMAGE1,
WAVEFORM1,
COMPOSITE1
any type
HAS ACQ CONTEXT
HAS CONCEPT MOD
目標値タイプ
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, SCOORD, TCOORD,
COMPOSITE1, IMAGE1, WAVEFORM1,
CONTAINER
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME
TEXT, CODE2
105
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
TEXT
HAS PROPERTIES
TEXT
INFERRED FROM
SCOORD
TCOORD
SELECTED FROM
SELECTED FROM
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, IMAGE1, WAVEFORM1,
COMPOSITE1, SCOORD, TCOORD
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, IMAGE1, WAVEFORM1,
COMPOSITE1, SCOORD, TCOORD
IMAGE1
SCOORD, IMAGE1, WAVEFORM1
注: 1.IMAGE, WAVEFORM あるいは COMPOSITE 値タイプがどのSOPクラスを引用するかは応用に
対する適合性宣言の中で文書化される(PS3.2とPS3.4を参照)。
2.HAS CONCEPT MOD 関係は出典内容項目の概念名の意味を修飾する,例えばより記述的な説明を提
供する,異なる言語へ翻訳を提供する,あるいは整合済の概念を定義する,ために使用される。
A.35.3
包括的SR情報オブジェクト定義
A.35.3.1
包括的SR情報オブジェクト説明
包括的構造化報告書(SR)IODは基本テキストSR IODと拡張SR IODのスーパーセット
であり,それはテキストと種々の符号化情報,数値測定値,SOPインスタンスへの参照,およびそ
のようなSOPインスタンス内の空間的あるいは時間的関心領域をその内容に含むことのある文書の
クラスを明記する。参照による関係は内容項目間で可能である。
A.35.3.2
包括的SR IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2の中のE−Rモデルは包括的SR IODに適用される。節A.1.2の中の基
準座標系IEおよび画像IEのレベルのIEはこの包括的SR IODの構成要素ではない。表A.3
5.3−1は包括的SR IODのモジュールを明記する。
A.35.3.3
包括的SR IODモジュール表
表A.35.3−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
文書
包括的SR IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
SR文書シリーズ
一般装置
SR文書一般
SR文書内容
SOP共通
A.35.3.3.1
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.17.1
C.7.5.1
C.17.2
C.17.3
C.12.1
使用
M
C-観察主体が標本の場合は必要
M
U
M
M
M
M
M
包括的SR IOD内容制限
A.35.3.3.1.1
値タイプ
SR文書内容モジュールの内容シーケンス (0040,A730) の中の値タイプ (0040,A040) は次の列挙値に
制限される(値タイプの定義は表C.17.3−1を参照)。
106
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
TEXT
CODE
NUM
DATETIME
DATE
TIME
UIDREF
PNAME
SCOORD
TCOORD
COMPOSITE
IMAGE
WAVEFORM
CONTAINER
A.35.3.3.1.2
関係制限
このIODの内容における内容項目間の関係は値によってまたは参照によって伝達されることがある。
表A.35.3−2はこのIODの関係制限を明記する。関係タイプ定義については表C.17.3
−2を参照。
表A.35.3−2
出典値タイプ
包括的SR IODに対する関係内容制限
関係タイプ(列挙値)
目標値タイプ
CONTAINER
CONTAINS
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, SCOORD, TCOORD,
COMPOSITE1, IMAGE1, WAVEFORM1,
CONTAINER (下記を参照).
TEXT, CODE, NUM,
CONTAINER
HAS OBS CONTEXT
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME
CONTAINER, IMAGE1,
WAVEFORM1,
COMPOSITE1
HAS ACQ CONTEXT
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, CONTAINER
any type
HAS CONCEPT MOD
TEXT, CODE2
TEXT, CODE, NUM
HAS PROPERTIES
TEXT, CODE, NUM
INFERRED FROM
SCOORD
TCOORD
SELECTED FROM
SELECTED FROM
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, IMAGE1, WAVEFORM1,
COMPOSITE1, SCOORD, TCOORD, CONTAINER
TEXT, CODE, NUM, DATETIME, DATE, TIME,
UIDREF, PNAME, IMAGE1, WAVEFORM1,
COMPOSITE1, SCOORD, TCOORD, CONTAINER
IMAGE1
SCOORD, MAGE1, WAVEFORM1
注: 1.IMAGE, WAVEFORM あるいは COMPOSITE 値タイプがどのSOPクラスを参照するかは応用に
対する適合性宣言の中で文書化される(PS3.2とPS3.4を参照)。
2.HAS CONCEPT MOD 関係は出典内容項目の概念名の意味を修飾する,例えば,より記述的な説明を
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
提供する,異なる言語へ翻訳を提供する,あるいは整合済の概念を定義するために使用される。
参照によって伝達される関係に対して,CONTAINER の値タイプをもつ内容項目は, CONTAINS の
外の関係の目標であるだけである。
すなわち,CONTAINERS を持つ CONTAINS 関係は参照による(by-reference)リンクをまたがらない
ことがある;直接ネストにされた CONTAINERS の包含は値によって伝達されるのみである。
注: 1.CONTAINERS である直接のまたは離れている派生物をそれ自身が持っていて,そして,続いて
CONTAINERS をもつ値による CONTAINS 関係を持っていることがある,TEXT または CODE のような
CONTAINER でない目標に対して,参照による CONTAINS 関係を持つことは有効である。
2.この制約の意図は,アウトラインの標題および副標題として使用される,CONTAINERS の厳密な
CONTAINS 階層を作り上げる,参照によるリンクをたどることが生じる必要を防ぐことである。他の場
合には,アウトライン階層は表現するのに不便であろうツリーよりもより汎用のグラフになることができ
る。意図は,アウトラインの一部であることがあるツリーの他の部分との参照による関係を禁止すること
ではない,これが CONTAINS 関係だけがこの制約の中で禁止される理由である。
3.これらの制約は参照による関係だけに適用される。CONTAINS より外の値による関係の目標値タイ
プであることを CONTAINERS に禁じる意図はない。それが,CONTAINER は,表A.35.3−2の中
で HAS PROPERTIES,INFERRED FROM,HAS ACQ CONTEXT の有効な目標値タイプとして指示される
理由である。
先祖内容項目への参照による関係はループを回避するためにこのIODの中では禁止される。
A.35.4
キーオブジェクト選択文書情報オブジェクト定義テーブル
A.35.4.1
キーオブジェクト選択文書情報オブジェクト記述
キーオブジェクト選択文書IODは、一以上の重要な画像、波形あるいは他の複合SOPインスタン
スにフラグを立てることを意図している。
A.35.4.2
キーオブジェクト選択文書IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2のE−Rモデルはキーオブジェクト選択文書IODに適用される。
A.35.4.3
キーオブジェクト選択文書IODモジュール表
表A.35.4−1は、キーのオブジェクト選択ドキュメントIODのモジュールを明記する。
表A.35.4−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
文書
キーオブジェクト選択文書IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
キーオブジェクト文書シリー
ズ
一般装置
キーオブジェクト文書
SR文書内容
SOP共通
参照
使用
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.17.6.1
M
U
M
C.7.5.1
C.17.6.2
C.17.3
C.12.1
M
M
M
M
108
M
C-観察主体が標本の場合は必要
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.35.4.3.1
キーオブジェクト選択文書IOD内容制約
A.35.4.3.1.1
値タイプ
SR文書内容モジュールの内容シーケンス (0040,A730) の値タイプ (0040,A040) は、次の列挙値に強
制される(値タイプ定義に関しては表C.17.3−1を参照):
TEXT
CODE
UIDREF
PNAME
IMAGE
WAVEFORM
COMPOSITE
CONTAINER
A.35.4.3.1.2
関係制約
このIODの内容の中の内容項目の間の関係は値によるモードで伝達される。関係タイプ定義に関し
ては、表C.17.3−2を参照すること。
注: 参照による関係は禁止される。従って,参照内容項目識別子 (0040,DB73) は,SR文書内容モジュール
内の何れの内容項目の中にも存在しない。
表A.35.4−2はこのIODの関係制約を明記する。
表A.35.4−2
ソース値タイプ
キーオブジェクト選択文書IODのための関係内容制約
関係タイプ(列挙値)
CONTAINER
CONTAINS
CONTAINER
CONTAINER
HAS OBS CONTEXT
HAS CONCEPT MOD
A.35.4.3.1.3
目標値タイプ
TEXT, IMAGE, WAVEFORM,
COMPOSITE
TEXT, CODE, UIDREF, PNAME
CODE
テンプレート制約
文書は,ルートノードで起動された TID 2010 キーオブジェクト選択から構築される。
A.35.5
マンモグラフィCAD SR情報オブジェクト定義
A.35.5.1
マンモグラフィCAD SR情報オブジェクト記述
マンモグラフィCAD SR IODはマンモグラフィCAD装置の検出と解析結果を伝達するために
使用される。内容は,テキストと様々な符号化情報,数値測定値,SOPインスタンスへの参照,そ
のようなSOPインスタンスの内の空間関心領域を含むことがある。参照による関係は,内容項目の
間で可能である。
A.35.5.2
マンモグラフィCAD SR IODエンティティ−関係モデル
この巻の節A.1.2のE−RモデルはマンモグラフィCAD SR IODに適用される。基準座標
系IEおよび節A.1.2の画像IEレベルのIEは,マンモグラフィCAD SR IODの構成要
素ではない。表A.35.5−1は、マンモグラフィCAD SR IODのモジュールを明記する。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A.35.5.3
マンモグラフィCAD SR IODモジュール表
表A.35.5−1は,マンモグラフィCAD SR IODのモジュールを明記する。
表A.35.5−1
IE
患者
検査
シリーズ
装置
文書
マンモグラフィCAD SR IODモジュール
モジュール
患者
標本識別
一般検査
患者検査
SR文書シリーズ
一般装置
SR文書一般
SR文書内容
SOP共通
A.35.5.3.1
参照
C.7.1.1
C.7.1.2
C.7.2.1
C.7.2.2
C.17.1
C.7.5.1
C.17.2
C.17.3
C.12.1
使用
M
C-観察主体が標本の場合は必要
M
U
M
M
M
M
M
マンモグラフィCAD SR IOD内容制約
A.35.5.3.1.1
テンプレート制約
文書は,ルートノードで起動された TID 4000 マンモグラフィCAD文書ルートから構築される。
先行文書からの内容項目サブツリーが値によって複製される場合,PS3.16 DCMRテンプレー
トの中に記述されるように,その観察コンテキストは,TID 1001 観察コンテキストおよびその下位の
テンプレートによって定義される。
注: テンプレートおよびコンテキストグループ定義はすべて,PS3.16DICOM内容写像資源の中で,
それぞれDCMRテンプレートおよびDCMRコンテキストグループと標題の付いた付属書の中にある。
A.35.4.3.1.2
値タイプ
SR文書内容モジュールの内容シーケンス (0040,A730) の中の値タイプ (0040,A040) は、次の列挙値
に強制される(値タイプ定義に関しては表C.17.3−1を参照):
TEXT
CODE
NUM
DATE
TIME
PNAME
SCOORD
COMPOSITE
IMAGE
CONTAINER
A.35.5.3.1.3
関係制約
マンモグラフィCAD SR IODは参照による INFERRED FROM および参照による SELECTED
FROM 関係を広範囲に使用する。参照による他の関係は禁止される。表A.35.5−2は,このI
ODの関係制約を指定する。関係タイプ定義に関しては,表C.17.3−2を参照すること。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表A.35.5−2
ソース値タイプ
CONTAINER
TEXT,
CODE,
CONTAINER
IMAGE
CONTAINER, CODE
TEXT, CODE
マンモグラフィCAD SR IODのための関係内容制約
関係タイプ(列挙値)
CONTAINS
NUM, HAS OBS CONTEXT
HAS ACQ CONTEXT
HAS CONCEPT MOD
HAS PROPERTIES
CODE, NUM
INFERRED FROM
SCOORD
SELECTED FROM
目標値タイプ
CODE,
NUM,
SCOORD,
IMAGE1, CONTAINER.
TEXT, CODE, NUM, DATE,
TIME, PNAME, COMPOSITE1.
TEXT, CODE, DATE, TIME.
TEXT, CODE2.
TEXT, CODE, NUM, DATE,
IMAGE1, SCOORD.
CODE,
NUM,
SCOORD,
CONTAINER.
IMAGE1.
注: 1.IMAGE または COMPOSITE 値タイプの何れのSOPクラスを参照するかは,応用のための適合性宣
言の中で文書化される(PS3.2およびPS3.4を参照のこと)。
2.HAS CONCEPT MOD 関係は出所内容項目の概念名の意味を修飾するために使用される,例えば,よ
り記述的説明を提供するために,異なる言語翻訳,あるいはポスト統合概念を定義するために使用される。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書B
B.1
正規化情報オブジェクト定義(規格)
患者情報オブジェクト定義
B.1.1
IODの記述
患者情報オブジェクト定義は,医用画像サービスが実施される患者を記述する情報の抽象概念である。
患者IODは,DICOM応用エンティティ間の患者関係情報の相互交換を容易にするサービスを使
用するサービスクラス定義によって,仕立てられる。
患者SOPインスタンスは,実世界の患者を記述する基礎として患者IODを使用する。各患者SO
Pインスタンスは,節7の中のエンティティ−関係図によって記述される通り,関係する来院SOP
インスタンスおよび検査SOPインスタンスを参照する。
B.1.2
患者IODモジュール
表B.1−1は,このIODを構成するモジュールを識別しそして定義する。記載されるモジュール
は,PS 3.4の中で明記される通り,必須か任意選択の何れかである。必須モジュールは,このI
ODを使用する全てのSOPインスタンスの中に含まれる属性を含む。
表B.1−1
モジュール
SOP共通
患者 関係
患者 識別
患者 記述
患者 診療
B.2
参照
C.12.1
C.2.1
C.2.2
C.2.3
C.2.4
患者IODモジュール
モジュールの記述
SOP共通情報を含む
関係するSOPを参照する
実世界の患者を識別する
患者を記述する
患者についての診療情報
来院情報オブジェクト定義
B.2.1
IODの記述
来院情報オブジェクト定義は,保健医療提供者への患者の来院を記述する情報の抽象概念である。一
般化されて定義されているので,このIODは病院入院患者から放射線診療外来患者までの範囲にわ
たる応用の中で使用されることがある。それは,受診の日付および時刻,受診時診断,および患者を
照会した医師のような情報を含む。来院IODは,DICOM応用エンティティ間の来院関係情報の
交換を容易にするサービスを使用するサービスクラス定義によって仕立てられる。
来院SOPインスタンスは,実世界の患者来院を記述する基礎として来院情報オブジェクト定義を使
用する。各来院SOPインスタンスは,節7の中でエンティティ関係図によって記述される通り,関
係する患者SOPインスタンスおよび検査SOPインスタンスを参照する。
B.2.2
IODモジュール
表B.2−1は,このIODを構成するモジュールを識別しそして定義する。記載されるモジュール
は,PS3.4の中で明記される通り,必須か任意選択の何れかである。必須モジュールは,このI
ODを使用する全てのSOPインスタンスの中に含まれる属性を含む。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表B.2−1
モジュール
SOP共通
来院 関係
来院 識別
来院 受診
来院 状態
来院 退院
来院 予約
B.3
参照
C.12.1
C.3.1
C.3.2
C.3.4
C.3.3
C.3.5
C.3.6
来院IODモジュール
モジュールの記述
SOP共通情報を含む
関係するSOPを参照する
実世界の来院を識別する
患者の受診を記述する
患者の滞在を記述する
患者の退院を記述する
患者の滞在についての予約情報を記述する
検査情報オブジェクト定義
B.3.1
IODの記述
検査情報オブジェクト定義は,診断画像検査を記述する情報の抽象概念である。それは,検査を実施
する理由,実施された放射線診療手続き,および放射線診療手続きの時刻および日付のような情報を
含む。検査IODは,DICOM応用エンティティ間の検査関係情報の交換を容易にするサービスを
使用するサービスクラス定義によって仕立てられる。
検査SOPインスタンスは,患者に対する実世界の診断画像検査を記述するための基礎として検査情
報オブジェクト定義を使用する。各検査SOPインスタンスは,節7の中でエンティティ関係図によ
って記述される通り,関係する来院SOPインスタンスおよび患者SOPインスタンスを参照する。
B.3.2
IODモジュール
表B.3−1は,このIODを構成するモジュールを識別しそして定義する。記載されたモジュール
は,PS 3.4の中で明記される通り,必須か任意選択の何れかである。必須モジュールは,このI
ODを使用する全てのSOPインスタンスの中に含まれる属性を含む。
表B.3−1
モジュール
SOP共通
検査 関係
検査 識別
検査 分類
検査 予約
検査 収集
検査 読影
参照
C.12.1
C.4.1
C.4.2
C.4.3
C.4.4
C.4.5
C.4.6
検査IODモジュール
モジュールの記述
SOP共通情報を含む
関係するSOPを参照する
実世界の検査を識別する
実世界の検査を分類する
検査を実施する時刻と日付
検査の中で収集された情報
読影関係情報
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.4
検査構成要素情報オブジェクト定義
B.4.1
IODの記述
検査構成要素情報オブジェクト定義は,DICOM規格への適合性を主張する接続装置の間で交換さ
れることがある,検査についての要約情報の抽象的情報モデルの仕様である。この検査構成要素は,
モダリティに依存しないことが意図されている。
節B.3の中で定義される各検査IODは,一つ以上の検査構成要素IODに関係する。この関係は,
検査構成要素関係モジュールによって維持される。検査構成要素は,他のモダリティによって寄与さ
れる追加の構成要素を含むことがある検査への一つのモダリティの寄与を表現する。
B.4.2
IODモジュール
表B.4−1
モジュール
SOP共通
検査構成要素 関係
検査構成要素 収集
検査構成要素
B.5
参照
C.12.1
C.4.8
C.4.9
C.4.7
検査構成要素IODモジュール
モジュール記述
SOP共通情報を含む
関係するSOPを参照する
状態および収集情報
関係するシリーズを識別する
結果情報オブジェクト定義
B.5.1
IODの記述
結果情報オブジェクト定義は,診断画像検査の分析の結果として生じる情報の抽象概念である。この
結果情報は,最初の報告,最初の報告への幾つかの補正,および関係する一般属性から構成される。
結果IODは,DICOM応用エンティティ間の結果関係情報の交換を容易にするサービスを使用す
るサービスクラス定義によって仕立てられる。
結果SOPインスタンスは,患者についての実世界の診断画像結果を記述する基礎として結果情報オ
ブジェクト定義を使用する。各結果SOPインスタンスは,関係する検査の解釈時に作られる診断を
表現する関係する解釈SOPインスタンスを参照する。一つの報告(即ち,オリジナルの解釈)およ
び多くの補正(即ち,追加の解釈)があることがある。診断検査についての全ての結果は,従って,
オリジナル報告およびそれに関連する補正の全ての合計である。
各結果SOPインスタンスは,節7の中のエンティティ関係図によって記述される通り,関係する検
査SOPインスタンスおよび解釈SOPインスタンスを参照する。
B.5.2
IODモジュール
表B.5−1は,このIODを構成するモジュールを識別しそして定義する。記載されるモジュール
は,PS3.4の中で指定される通り,必須または任意選択の何れかである。必須モジュールは,こ
のIODを使用する全てのSOPインスタンスの中に含まれる属性を含む。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表B.5−1
モジュール
SOP共通
結果 関係
結果 識別
結果 印象
B.6
参照
C.12.1
C.5.1
C.5.2
C.5.3
結果IODモジュール
モジュールの記述
SOP共通情報を含む
関係するSOPを参照する
実世界の結果を識別する
実世界の結果を分類する
解釈情報オブジェクト定義
B.6.1
IOD記述
解釈情報オブジェクト定義は,診断画像検査の単一解釈の結果として生じる情報の抽象概念である。
この解釈は,診断画像検査についての報告(最初の解釈)または報告への補正の何れかのことがある。
解釈IODは,DICOM応用エンティティ間の解釈関係情報の交換を容易にするサービスを使用す
るサービスクラス定義によって仕立てられる。
解釈SOPインスタンスは,診断画像検査の実世界の解釈を記述する基礎として,解釈情報オブジェ
クト定義を使用する。各解釈SOPインスタンスは,関係する検査のために行われる全体の診断を表
現する一つの結果SOPインスタンスを参照する。一つの報告解釈および多くの補正解釈がある場合
がある。診断検査のための全ての結果は,従って,オリジナル報告およびそれに関連する補正の全て
の合計である。
B.6.2
IODモジュール
表B.6−1はこのIODを構成するモジュールを識別しそして定義する。記載されたモジュールは,
PS3.4の中で明記される通り,必須か任意選択の何れかである。必須モジュールは,このIOD
の全てのSOPインスタンスの中に含まれる属性を含む。
表B.6−1
モジュール
SOP共通
解釈 関係
解釈 識別
解釈 状態
解釈 記録
解釈 転写
解釈 承認
B.7
参照
C.12.1
C.6.1
C.6.2
C.6.3
C.6.4
C.6.5
C.6.6
解釈IODモジュール
モジュールの記述
SOP共通情報を含む
関係するSOPを参照する
実世界の解釈を識別する
実世界の解釈の状態
何時,誰によって解釈が記録されたか
何時,誰によって解釈が転記されたか
何時,誰によって解釈が承認されたか
基本フィルムセッション情報オブジェクト定義
B.7.1.
IOD記述
基本フィルムセッション情報オブジェクト定義は,フィルムセッションの全てのフィルムについて共
通である提示パラメタを記述する(例えば,フィルムの数,フィルムのあて先)。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.7.2
IODモジュール
表B.7−1
フィルムセッションIODモジュール
モジュール
参照
C.12.1
SOP共通
基本フィルムセッション 提示 C.13.1
基本フィルムセッション 関係 C.13.2
B.8
モジュール記述
SOP共通情報を含む
フィルムセッション提示情報を含む
関係するSOPを参照する
基本フィルムボックス情報オブジェクト定義
B.8.1.
IOD記述
基本フィルムボックス情報オブジェクト定義は,フィルムセッションの一枚のフィルムの提示の抽象
概念である。基本フィルムボックスIODは,与えられた一枚のフィルム上の全ての画像に対して共
通である提示パラメタを記述する。
B.8.2
IODモジュール
表B.8−1
フィルムボックスIODモジュール
モジュール
参照
C.12.1
SOP共通
基本フィルムボックス 提示モ C.13.3
ジュール
C.13.4
基本フィルムボックス関係
B.9
モジュール記述
SOP共通情報を含む
フィルムボックス提示情報を含む
関係するSOPを参照する
基本画像ボックス情報オブジェクト定義
B.9.1
IOD記述
基本画像ボックス情報オブジェクト定義は,フィルムの画像領域における画像および画像関係データ
の提示の抽象概念である。基本画像ボックスIODは,一枚のフィルムの単一画像に適用する提示パ
ラメタおよび画像画素データを記述する。
B.9.2
IODモジュール
表B.9−1
基本画像ボックスIODモジュール
モジュール
参照
C.12.1
SOP共通
画像ボックス 提示モジュール C.13.5
モジュール記述
SOP共通情報を含む
画像ボックス提示情報を含む
画像ボックス関係モジュールはDICOMにおいて前に定義されていた。それは現在退役している。
PS3.3−1998を参照。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.10
基本注釈ボックス情報オブジェクト定義
B.10.1
IOD記述
基本注釈ボックス情報オブジェクト定義は,フィルム上の注釈(例えば,テキスト列)の提示の抽象
概念である。基本注釈ボックスIODは,よく使用されるテキスト関係提示パラメタを記述する。
B.10.2
IODモジュール
表B.10−1
モジュール
SOP共通
基本注釈提示モジュール
B.11
注釈IODモジュール
参照
モジュール記述
SOP共通情報を含む
注釈提示情報を含む
C.12.1
C.13.7
プリントジョブ情報オブジェクト定義
B.11.1
IOD記述
プリントジョブ情報オブジェクト定義は,プリントジョブ処理の抽象概念である,そしてプリント処
理の実行を監視する基本情報エンティティである。プリントジョブは,全てが同一フィルムセッショ
ンに属している一枚のフィルムあるいは複数のフィルムを含む。
B.11.2
IODモジュール
表B.11−1
モジュール
SOP共通
プリントジョブモジュール
B.12
プリントジョブIODモジュール
参照
C.12.1
C.13.8
モジュール記述
SOP共通情報を含む
プリントジョブ処理情報を含む
プリンタ情報オブジェクト定義
B.12.1
IOD記述
プリンタ情報オブジェクト定義は,ハードコピープリンタの抽象概念である,そしてプリンタの状態
を監視する基本情報エンティティである。
B.12.2
IODモジュール
表B.12−1
モジュール
SOP共通
プリンタモジュール
B.13
参照
C.12.1
C.13.9
プリンタIODモジュール
モジュール記述
SOP共通情報を含む
プリンタを監視する状態情報を含む
VOI LUTボックス情報オブジェクト定義(退役)
この節はDICOMにおいて前に定義されていた。それは現在退役している。PS3.3−1998
を参照。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.14
画像オーバレイボックス情報オブジェクト定義(退役)
この節はDICOMにおいて前に定義されていた。それは現在退役している。PS3.3−1998
を参照。
B.15
保存委託情報オブジェクト定義
B.15.1
保存委託IODの説明
保存委託IODは,保存委託要求または応答の中に存在することがある属性を記述する。保存委託I
ODによって参照されるSOPインスタンスは,画像に制限されない,そして他のSOPインスタン
スを含むことがある。
B.15.2
保存委託IODモジュール
表B.15−1はこのIODを包含するモジュールを識別し,そして定義する。これらのモジュール
の中の属性が必須か任意選択かに対する必要条件は,PS3.4の中で明記される通りである。
表B.15−1
モジュール
SOP共通
保存委託
B.16
保存委託IODモジュール
参照
モジュールの説明
SOP共通情報を含む。
保存委託の中に含まれるSOPインスタンスおよ
び関連する情報への参照を含む。
C.12.1
C.14
プリントキュー情報オブジェクト定義
B.16.1
IODの記述
プリントキューIODはプリントキューの抽象概念である。プリントキューIODは,1台のプリン
タまたはプリンタのグループに対応する,プリンタIODに関係する(PS3.4も参照)。
プリントキューIODはキューの内容および状態を記述する。プリントキューIODは,キュー登録
のリストを含む。キュー登録は,プリントジョブトランザクションの抽象概念である,そしてプリン
ト処理の実行を監視する基本情報エンティティである。プリントジョブは,全てが同一フィルムセッ
ションに属する,一枚のフィルムまたは複数のフィルムを含む。
プリントキューIODで,SCUはキューの中の全てのジョブを監視することができる。さらに,S
CUはそれが所有者IDを知っているジョブを管理することができる。
118
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.16.2
IODモジュール
表B.16−1
プリントキューIODモジュール
モジュール
SOP共通情報
一般キューモジュール
プリントキューモジュール
B.17
参照
C.12.1
C.15.1
C.15.2
モダリティ実施済手続きステップ情報オブジェクト定義
B.17.1
IOD記述
「モダリティ実施済手続きステップ情報オブジェクト定義」はモダリティ上で実行される画像手続き
の活動,状態および結果を記述する情報の抽象概念である。それは,モダリティ実施済手続きステッ
プ(MPPS),およびこの巻の中で導入されるDICOM実世界モデルの他の情報エンティティへ
のその関係に関する情報を含む。
モダリティ実施済手続きステップは,モダリティで実行される実際の画像手続きに関係している。実
施済手続きステップの他のタイプ,例えば報告所作成あるいは画像処理は,モダリティ実施済手続き
ステップIODによってカバーされない。集められる情報は,手続きそれ自身の実行に関するデータ,
患者が曝射された放射線量値,および請求書作成および材料管理のためのデータを含んでいる。モダ
リティ実施済手続きステップIODは,一般PPSモジュール,および画像収集結果,放射線量およ
び請求書作成および材料管理のような画像収集に特有のものを含む。
B.17.2
IODモジュール
表B.17.2−1は,モダリティ実施済手続きステップIODを作るモジュールを記載する。
表B.17.2−1
モダリティ実施済手続きステップIODモジュール
モジュール
SOP共通
実施済手続きステップ関係
実施済手続きステップ情報
参照
C.12.1
C.4.13
C.4.14
実施済手続きステップ結果
C.4.15
放射線量
C.4.16
請求書作成と材料管理コード
C.4.17
モジュール記述
SOP共通情報含む
関係するSOPとIEを参照する。
識別および状態情報を場所および時間と同様に含
む。
このPPSおよび特定画像収集条件に関係するシ
リーズ,画像,独立LUT,オーバレイおよびカ
ーブを識別する。
この実施済手続きステップに関係する放射線量情
報を含む。
請求書作成と材料管理のためのコードを含む。
注: 放射線量モジュール(C.4.16)は,モダリティが電離放射線を生成しない場合,あるいは発生器が
面積線量積を提供しない場合は意味を持たない。
119
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.18
提示LUT情報オブジェクト定義
B.18.1
IODの記述
提示LUT情報オブジェクトは,提示LUTの抽象概念である。提示LUTの目的は,特定モダリテ
ィ,応用,および利用者の好みに対してあつらえた画像表示を実現することである。それは,PS3.
14の中で定義されるグレースケール標準表示関数機能に適合する装置上の表示のために画像画素デ
ータを準備するために使用される。
提示LUTの出力は,プレゼンテーション値(P値)である。P値は,人間の知覚応答にほぼ関係し
ている。それらは,ハードコピーおよびソフトコピー表示装置の両方のための共通入力を容易にする
ように意図されている。P値は,表示装置の特定クラスあるいは特性に依存しないように意図されて
いる。
B.18.2
IODモジュール
モジュール
SOP共通情報
提示LUTモジュール
B.19
参照
C.12.1
C.11.4
プルプリント依頼情報オブジェクト定義
B.19.1
IOD記述
プルプリント依頼IODは,保存プリントIODの中に保存される情報に基づいた,一枚以上のフィ
ルムをプリントするための依頼の抽象概念である。
プルプリント依頼IODは,プリントトランザクションに関係した情報(例えば,優先度,コピーの
枚数),およびプリント提示パラメタおよび画像への参照を含む,保存プリントIODへの参照を含
んでいる。
注: フィルムセッションIODは二つのIODに分割される:
−
保存プリントIOD,これはレイアウト情報および画像への参照を含む。それは(同一フィルムセ
ッションの)その後の再プリント時に,不変で留まる情報を含む。保存プリントIODは保管され
ることがある。
−
プリント依頼IOD,これはその後の再プリント時に変更されることがある情報を含む。
節A.1.2の中のE−Rモデルは,プルプリント依頼IODに関係するDICOM情報モデルのそ
れらの構成要素を図示する。
B.19.2
IODモジュール表
表B.19−1
モジュール
プリント依頼
SOP共通情報
プルプリント依頼IODモジュール
参照
C.13.12
C.12.1
使用法
M
M
120
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
B.20
プリンター構成情報オブジェクト定義
B.20.1
IOD記述
プリンタ構成IODはプリンタのキー画像化特性を記述する。
B.20.2
IODモジュール
表B.20.1
モジュール
参照
SOP共通情報
プリンタ
プリンタ構成
B.21.
プリンタ構成IODモジュール
C.12.1
C.13.9
C.13.13
モジュール説明
SOP共通情報を含む
プリンタに関する情報を含む
プリンタ構成情報を含む
基本プリント画像オーバレイボックス情報オブジェクト定義
B.21.1
IOD記述
基本プリント画像オーバレイボックスIODは基本画像ボックスの中の画像オーバレイの提示の抽象
表現である。それは画像上にプリントされるべきオーバレイ画素データを含む。単一オーバレイ面が
サポートされる。オーバレイはカラーおよびグレースケール画像の両方にプリントされることがある。
しかしながら,オーバレイ画素の印刷は黒または白のみがサポートされる。
B.21.2
IOD記述
モジュール
参照
SOP共通情報
基本プリント画像オーバレイボックスモジュール
B.22
C.12.1
C.9.5
汎用予約済手続きステップ情報オブジェクト定義
B.22.1
IOD記述
「汎用予約済手続きステップ情報オブジェクト定義」は、予約済手続きステップの予約された活動,
条件,状態を記述する情報の抽象的概念である。それは、汎用予約済手続きステップ(GP−SPS)
に関する情報およびPS3.3の中で導入されるDICOM実世界モデル化の他の情報エンティティ
とのその関係を含む。
汎用予約済手続きステップは、依頼済手続きに応じて実行されたステップの一つに関係する。
B.22.2
IODモジュール
表B.22.2−1は、汎用予約済手続きステップIODを構築するモジュールをリストする。
121
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表B.22.2−1
モジュール
SOP共通
汎用予約済手続きステップ関係
汎用予約済手続きステップ情報
汎用予約済手続きステップIODモジュール
参照
C.12.1
C.4.18
C.4.19
モジュール説明
SOP共通情報
関係するSOPとIEを参照する
場所と時間と同様に識別および状態情報を
含む
B.23汎用実施済手続きステップ情報オブジェクト定義
B.23.1
IOD記述
「汎用実施済手続きステップ情報オブジェクト定義」は、実施装置で実施された手続きステップの活
動,条件,結果を記述する情報の抽象的概念である。それは、汎用実施済手続きステップ(GP−P
PS)に関する情報,およびPS3.3に導入されるDICOM実世界モデル化の他の情報エンティ
ティとのその関係を含んでいる。
汎用実施済手続きステップは,実施することが予約された手続きに関係する。実施装置で集められた
情報は,手続きステップ自体の実績と結果に関するデータを含んでいる。汎用実施済手続きステップ
IODは汎用のGP−PPSモジュールおよび生成された結果に対する特定のもの,汎用結果を含ん
でいる。
B.23.2
IODモジュール
表B.23.2−1は汎用実施済手続きステップIODを構築するモジュールを記載する。
表B.23.2−1
モジュール
汎用実施済手続きステップIODモジュール
参照
SOP共通
汎用実施済手続きステップ関係
汎用実施済手続きステップ情報
C.12.1
C.4.20
C.4.21
汎用実施済手続きステップ結果
C.4.22
122
モジュール説明
SOP共通情報
関係するSOPとIEを参照する
場所と時間と同様に識別および状態情報を
含む
このGP−PPSに関係する結果を識別す
る
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書C
C.1
情報モジュール定義(規格)
モジュール定義の構成要素
モジュール定義は,下記の節で構成される
a. モジュール記述
b. モジュール定義
c. 属性記述(オプション)
節C.1.1からC.1.3は上記のa.からc.の必要条件を定義する。
C.1.1
モジュール記述
この節は,モジュールを簡単に記述し,そしてモジュール定義を参照する。
C.1.2
モジュール定義
この節は,モジュールの中に含まれる各属性を列挙する表を含む。表の中の各属性に対して,下記の
情報が与えられる:
a. 属性名(C.1.2.1を参照)
b. データ要素タグ(C.1.2.2を参照)
c. タイプ指示(C.1.2.3を参照)
d. 属性定義(C.1.2.4を参照)
C.1.2.1
属性名
この名前は属性を参照するときに使用される。この名前はPS3.6の中の属性を同様に識別する。
C.1.2.2
属性タグ
各属性は属性を唯一に識別するタグを持つ(データ集合への符号化のために同様に使用される。PS
3.5を参照)。このタグはPS3.6のデータ辞書への索引として同様に使用される。
C.1.2.3
タイプ指示
複合IODによって参照されるモジュールの中に含まれる各属性は,このモジュールを使用するSO
Pクラスに関連する全てのDIMSE操作/通知に対して特定の属性が必要とされる場合を指示する
タイプ指示を定義する。PS3.5は,DICOM属性のために利用可能な包括的タイプ指示の選択
を定義する。
注: 明記されたタイプ指示は,C−STORE DIMSEサービスに対して最も適切である値によって通常
決められる。
モジュールの中で与えられるタイプ指示は省略時選択値である,そしてモジュールを参照するIOD
によって無効にされることがあるものである。いくつかの属性は,IODに対する一つより多くのモ
ジュールの中に,同様に含まれることがある。その場合,特定IODの属性に対して適用可能なタイ
プ指示は,属性記述によって明示的に述べられていなければ,最低のタイプ値である(例えば,タイ
プ2があるモジュールの中で,そしてタイプ3が他のモジュールの中で指定されている場合には,タ
イプ2が適用される)。
123
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
モジュール(そして/またはIOD)の中で与えられるタイプ指示は,モジュールに含まれるIOD
を参照するサービスクラス定義によって同様に無効にされることがある。PS3.4は,サービスク
ラス定義を明記する。
C.1.2.4
属性定義
短い定義が,モジュール定義表の中の各属性に提供されるであろう。記述は,属性の使用のためのコ
ンテキストを提供する,そして一般的説明を提供する。属性に適用可能な定義語および列挙値は,属
性記述の中に同様に記載されることがある。
C.1.3
属性記述
追加情報が,選択された属性のために必要な場合には,提供されることがある。そのような情報は,
モジュール定義表の後に置かれる。属性間の依存性はこの節の中で明記されることがある。
C.2
患者モジュール
次の節は,患者管理のために使用されるモジュールを明記する。
C.2.1
患者関係モジュール
表C.2−1はこのSOPクラスに関係するSOPインスタンスを参照する属性を定義する。
表C.2−1
属性名
参照検査シーケンス
タグ
(0008,1110)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照来院シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照患者別名シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1150)
(0008,1155)
(0008,1125)
(0038,0004)
患者関係モジュール属性
属性の記述
患者SOPインスタンスに関係する検査SOPイン
スタンスを唯一に識別する。シーケンスは一以上の項
目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
この患者SOPインスタンスに関連する来院SOP
インスタンスを唯一に識別する。シーケンスは一以上
の項目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
この患者を同様に記述するどんな患者SOPインス
タンスも唯一に識別する。これらのSOPインスタン
スは別名である。零以上の項目がこのシーケンスの中
に含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.2.2
患者識別モジュール
表C.2−2は,患者の識別に関連する属性を定義する。
表C.2−2
属性名
患者の名前
患者ID
患者IDの発行者
他の患者ID
タグ
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0021)
(0010,1000)
患者の他の名前
患者の誕生名
患者の母の誕生名
診療記録所在識別子
(0010,1001)
(0010,1005)
(0010,1060)
(0010,1090)
C.2.3
患者識別モジュール属性
属性の記述
患者の略さない名前
患者に対する主な病院識別番号あるいはコード
患者IDを発行した医療提供施設の名前
患者を識別するために使用する他の識別番号または
コード
患者を識別するために使用する他の名前
患者の誕生名[患者の旧姓]
患者の母の誕生名[日本では使用されない]
患者の既存の診療記録(例えばフィルム袋)を見つけ
るために使用する識別子
患者記述モジュール
表C.2−3は,患者を一般的に記述することに関連した属性を定義する。
表C.2−3
属性名
患者記述モジュール属性
タグ
患者の年齢
職業
患者データ守秘事項の記述
(0010,1010)
(0010,2180)
(0040,3001)
患者の誕生日
患者の誕生時刻
患者の性別
(0010,0030)
(0010,0032)
(0010,0040)
患者の保険計画コードシーケン (0010,0050)
ス
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
属性の記述
患者の年齢
患者の職業。
患者情報の秘密についてモダリティ操作者への特別
な指示(例えば,他の患者が居る場所で患者の名前を
使用してはならない)。
その患者の生まれた日
その患者の生まれた時刻
その患者の性別。列挙値:
M = 男性
F = 女性
O = その他
患者の保険計画を伝達するシーケンス。零以上の項目
がこのシーケンスの中に含まれることがある。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
患者の主要言語コードシーケ
ンス
> 符号シーケンスマクロ表
8.8-1 を含める
(0010,0101)
患者と意思を通じ合うために使用することができる
言語。
零以上の項目がシーケンスに含まれることがある。
シーケンス項目は,好みによって順序付けられる(最
も好まれた言語から最も好まれなかった言語へ)。
基準コンテキストIDは CID 5000 – Languages であ
る。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 患者の主要言語コード修飾
子シーケンス
(0010,0102)
> 符号シーケンスマクロ表
8.8-1 を含める
患者の身長
患者の体重
患者の住所
軍の階級
軍の部門
(0010,1020)
(0010,1030)
(0010,1040)
(0010,1080)
(0010,1081)
居住の国
居住の地域
患者の電話番号
民族グループ
患者の宗教上の選択
患者コメント
(0010,2150)
(0010,2152)
(0010,2154)
(0010,2160)
(0010,21F0)
(0010,4000)
C.2.4
患者の主要言語コードシーケンスの修飾子。国の言語
変異を指定するために使用することができる。正確に
単一項目がシーケンスに含まれるであろう。
基準コンテキストIDは CID 5000 – Countries であ
る。
患者の身長または高さ,単位 m
患者の体重,単位 kg
その患者の正式な住所
患者の軍の階数
軍の部門。所属する国も含まれることがある(例えば,
米国陸軍)
患者が現在居住している国
患者の居住している国の地域
患者に連絡可能な電話番号
患者の民族グループ
患者の宗教に関する選択
患者についての利用者定義コメント
患者診療モジュール
表C.2−4は,患者の病状または病歴に関連した属性を定義する。
表C.2−4
属性名
医学的注意事項
タグ
(0010,2000)
造影剤アレルギー
喫煙の状態
(0010,2110)
(0010,21A0)
患者の追加病歴
妊娠の状態
(0010,21B0)
(0010,21C0)
最終月経日
特別な介助
(0010,21D0)
(0038,0050)
患者の状態
(0038,0500)
C.3
患者診療モジュール属性
属性の記述
医療スタッフが注意すべき状態(例えば,伝染性状態,
薬品アレルギー,など)
造影剤へのこれまでの反応の記述
患者が喫煙するかどうかを示す。列挙値:
YES
NO
UNKNOWN
患者の病歴についての追加情報
患者の妊娠状態を記述する。列挙値:
0001 = 妊娠していない
0002 = 妊娠の可能性がある
0003 = 妊娠している
0004 = 不明
最終月経周期の開始の日付
医療および社会的介助(例えば,車椅子,酸素,国語
を話さない等)
患者の状態(昏睡状態,見当識喪失,視覚障害等)の
記述
来院モジュール
次の節は,実世界の患者来院に関連したモジュールを明記する。
126
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.3.1
来院関係モジュール
表C.3−1はこのSOPクラスに関係するSOPインスタンスを参照する属性を定義する。
表C.3−1
属性名
参照検査シーケンス
タグ
(0008,1110)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照患者シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1150)
(0008,1155)
C.3.2
(0008,1120)
来院関係モジュール属性
属性の記述
来院SOPインスタンスに関連する検査SOPイン
スタンスを唯一に識別する。シーケンスは一以上の項
目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
来院SOPインスタンスに関係する患者SOPイン
スタンスを唯一に識別する。単一の項目のみがこのシ
ーケンスの中に許される。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
来院識別モジュール
表C.3−2は,来院を識別することに関連した属性を定義する。
表C.3−2
属性名
施設名
施設住所
施設コードシーケンス
タグ
(0008,0080)
(0008,0081)
(0008,0082)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
来院識別モジュール属性
属性の記述
装置が設置されている施設
装置が設置されている施設の住所
医療施設識別子を伝達するシーケンス。単一項目のみ
がこのシーケンスの中に許される。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
受診ID
受診IDの発行者
C.3.3
(0038,0010)
(0038,0011)
医療提供者によって割当られた来院の識別番号
受診IDを発行した医療提供者の名前
来院状態モジュール
表C.3−3は,患者の保健医療提供者への滞在に関連した属性を定義する。
127
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.3−3
属性名
来院状態ID
タグ
(0038,0008)
現在の患者の所在
患者の施設内居所
(0038,0300)
(0038,0400)
来院コメント
(0038,4000)
C.3.4
来院状態モジュール属性
属性の記述
来院の状態の識別子。定義語:
CREATED = 作成済,しかし予約されていない
SCHEDULED = 予約済,しかし受診していない
ADMITTED = 患者が施設へ受診した
DISCHARGED = 患者が退院した
患者の現在の知られている所在を記述する
患者が居住する主な場所(病棟,階,室,など,また
は外来)
来院についての利用者定義コメント
来院受診モジュール
表C.3−4は,来院時の患者の受診に関連した属性を定義する。
表C.3−4
属性名
照会医師の名前
照会医師の住所
照会医師の電話番号
受診時診断記述
受診時診断コードシーケンス
タグ
(0008,0090)
(0008,0092)
(0008,0094)
(0008,1080)
(0008,1084)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
マクロ を含める
受診の経路
受診日付
受診時刻
C.3.5
来院受診モジュール属性
属性の記述
この来院に対する患者の主な照会医師
照会医師の住所
照会医師の電話番号
受診時診断の記述
受診時診断を伝達するシーケンス。シーケンスは一以
上の項目を含むことがある。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
(0038,0016)
(0038,0020)
(0038,0021)
受診の方法:救急,通常
患者来院開始日付
患者来院開始時刻
来院退院モジュール
表C.3−5は,患者の来院からの解放に関連した属性を定義する。
表C.3−5
属性名
退院日付
退院時刻
退院時診断記述
退院時診断コードシーケンス
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
タグ
(0038,0030)
(0038,0032)
(0038,0040)
(0038,0044)
来院退院モジュール属性
属性の記述
患者来院が終了したまたは終了が予定される日付
患者来院が終了したまたは終了が予定される時刻
退院時診断の施設発行の記述
退院時診断を伝達するシーケンス。シーケンスは一以
上の項目を含むことがある。。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
128
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.3.6
来院予約モジュール
表C.3−6は,患者来院の予約に関連した属性を定義する。
表C.3−6
属性名
予約済受診日付
予約済受診時刻
予約済退院日付
予約済退院時間
予約済患者施設内居所
C.4
タグ
(0038,001A)
(0038,001B)
(0038,001C)
(0038,001D)
(0038,001E)
来院予約モジュール属性
属性の記述
患者来院の開始が予約されている日付
患者来院の開始が予約されている時刻
患者来院の終了が予約されている日付
患者来院の終了が予約されている時刻
患者の居住が予約されている場所(病棟,階,室等,
または外来)
検査モジュール
次の節は,患者に実施される実世界の診断画像検査に関するモジュールを明記する。
C.4.1
検査関係モジュール
表C.4−1は,指定階層におけるこのSOPクラスの下位のまたは上位のSOPインスタンスを参
照する属性を定義する。
表C.4−1
属性名
参照来院シーケンス
タグ
(0008,1125)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照患者シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照結果シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照検査構成要素シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1150)
(0008,1155)
(0008,1120)
(0008,1100)
(0008,1111)
検査関係モジュール属性
属性の記述
この検査SOPインスタンスに関連する来院SOP
インスタンスを唯一に識別する。シーケンスは一以上
の項目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
検査SOPインスタンスに関係する患者SOPイン
スタンスを唯一に識別する。単一の項目のみがこのシ
ーケンスの中で許される。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
解釈SOPインスタンスが適用する結果SOPイン
スタンスを唯一に識別する。零以上の項目がこのシー
ケンスの中に含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
検査SOPインスタンスが関係する検査構成要素S
OPインスタンスを唯一に識別する
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
129
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
検査インスタンスUID
受付番号
C.4.2
(0020,000D)
(0008,0050)
検査のための固有識別子
検査のためのオーダーを識別するRIS発行番号
検査識別モジュール
表C.4−2は,検査を識別することに関連した属性を定義する。
表C.4−2
属性名
検査ID
検査ID発行者
他の検査番号
C.4.3
タグ
(0020,0010)
(0032,0012)
(0020,1070)
検査識別モジュール属性
属性の記述
利用者または装置が発行した検査識別子
検査IDを発行した医療提供施設名
施設によって検査に割当てられた他の識別子
検査分類モジュール
表C.4−3は,検査の分類に関連する属性を定義する。
表C.4−3
属性名
検査状態ID
タグ
(0032,000A)
検査優先度ID
(0032,000C)
検査コメント
(0032,4000)
C.4.4
検査分類モジュール属性
属性の記述
検査の状態の識別子。列挙値:
CREATED = 作成済,しかし予約されていない
SCHEDULED = 予約した,しかし始まっていない
ARRIVED = 患者が到着した,しかし検査は始まって
いない
STARTED = 開始した,しかし終了していない
COMPLETED = 終了した,しかし画質が確認されて
いない
VERIFIED = 終了した,そして画質が確認された
READ = 医師によって読影された
検査の優先度を識別する。列挙値:
LOW, MED, HIGH
検査について利用者定義コメント
検査予約モジュール
表C.4−4は,検査の予約に関連する属性を定義する。
表C.4−4
属性名
予約済検査開始日付
予約済検査開始時刻
予約済検査終了日付
タグ
(0032,1000)
(0032,1001)
(0032,1010)
予約済検査終了時間
(0032,1011)
予約済検査場所
(0032,1020)
検査予約モジュール属性
属性の記述
検査が始まることが予約されている日付
検査が始まることが予約されている時刻
検査のための患者検査が終ることが予定されている
日付
検査のための患者検査が終ることが予定されている
時刻
検査が実施されるであろう利用者定義の場所
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
予約済検査場所AE名称
(0032,1021)
検査に対する理由
依頼側医師
依頼側部門
依頼済手続き記述
依頼済手続きコードシーケンス
(0032,1030)
(0032,1032)
(0032,1033)
(0032,1060)
(0032,1064)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
マクロ を含める
依頼済造影剤
C.4.5
検査が実施されるであろう場所の応用エンティティ
名称のリスト
検査を実施する理由を記述する
検査を依頼した医師
依頼を発行した施設部門
依頼済手続きの施設発行の記述または分類
依頼済手続きを伝達するシーケンス。シーケンスは一
以上の項目を含むことがある。。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
(0032,1070)
手続きの中で使用するために依頼した造影剤
検査収集モジュール
表C.4−5は,検査を収集することに関連する属性を定義する。
表C.4−5
属性名
検査到着日付
検査到着時刻
検査日付
検査時刻
検査完了日付
検査完了時刻
検査確認日付
検査確認時刻
検査のモダリティ
タグ
(0032,1040)
(0032,1041)
(0008,0020)
(0008,0030)
(0032,1050)
(0032,1051)
(0032,0032)
(0032,0033)
(0008,0061)
検査の中のシリーズ
検査の中の収集
(0020,1000)
(0020,1004)
C.4.6
検査収集モジュール属性
属性の記述
患者が検査受付場所へ到着した日付
患者が検査受付場所へ到着した時刻
検査情報の収集が開始された日付
検査情報の収集が開始された時刻
検査情報の収集が完了した日付
検査情報の収集が完了した時刻
患者検査についての画質が確認された日付
患者検査についての画質が確認された時刻
この属性はモダリティ (0008,0060) に対して定義さ
れた値の一以上を持つことがある。
検査の中のシリーズの数
検査を実施する中で使用された画像データ収集の数
検査読影モジュール
表C.4−6は,検査の読影に関連する属性を定義する。
表C.4−6
属性名
検査読影医師の名前
検査読影日付
検査読影時刻
C.4.7
タグ
(0008,1060)
(0032,0034)
(0032,0035)
検査読影モジュール属性
属性の記述
検査を読影する医師(複数可)
検査が読影された日付
検査が読影された時刻
検査構成要素モジュール
表C.4−7は,検査構成要素に関連する属性を定義する。
131
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.4−7
属性名
タグ
検査ID
検査インスタンスUID
参照シリーズシーケンス
(0020,0010)
(0020,000D)
(0008,1115)
> シリーズ日付
> シリーズ時刻
> シリーズインスタンスUI
D
> 取得AE名称
(0008,0021)
(0008,0031)
(0020,000E)
> 保存媒体ファイル集合ID
(0088,0130)
> 保存媒体ファイル集合UI
D
> 参照画像シーケンス
(0088,0140)
>> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
>> 参照SOPインスタンス
UID
(0008,1155)
>> 取得AE名称
(0008,0054)
>> 保存媒体ファイル集合I
D
>> 保存媒体ファイル集合U
ID
(0088,0130)
(0008,0054)
(0008,1140)
(0088,0140)
検査構成要素モジュール属性
属性記述
利用者または装置が発行した検査識別子
検査に対する固有識別子
各項目がシリーズの属性を含むくり返し項目のシー
ケンス。零以上の項目がこのシーケンスの中に含まれ
ることがある。
シリーズが開始された日付
シリーズが開始された時刻
シリーズの固有識別子
画像がネットワーク上で取得されることがあるDI
COM応用エンティティの名称
画像が存在する保存媒体を識別する利用者または実
装特有の人間が読める識別子
画像が存在する保存媒体を識別する固有識別子
各項目がシリーズインスタンスUID (0020,000E)
によって識別されるシリーズの中に含まれる画像S
OPクラス/SOPインスタンス対の集合に参照を
提供するくり返し項目のシーケンス。シーケンスは一
以上の項目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。この属性は画像
が単一画像SOPクラスとして取得されることがあ
る場合にのみ使用される。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。この属性
は画像が単一画像SOPクラスとして取得されるこ
とがある場合にのみ使用される。
画像がネットワーク上で取得されることがあるDI
COM応用エンティティの名称
画像が存在する保存媒体を識別する利用者または実
装特有の人間が読める識別子
画像が存在する保存媒体を識別する固有識別子
132
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.4.8
検査構成要素関係モジュール
表C.4−8
検査構成要素関係モジュール属性
属性名
参照検査シーケンス
タグ
(0008,1110)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1150)
(0008,1155)
C.4.9
属性記述
このSOPインスタンスに関係する検査SOPイン
スタンスを唯一に識別する
SOPクラスを唯一に識別する
SOPインスタンスを唯一に識別する
検査構成要素収集モジュール
表C.4−9
属性名
検査構成要素収集モジュール属性
モダリティ
タグ
(0008,0060)
検査記述
(0008,1030)
手続きコードシーケンス
(0008,1032)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
属性記述
この検査構成要素の中で画像を作成するために使用
されるデータを収集した装置のタイプ。定義語は
C.7.3.1.1.1 を参照。
実施された検査(構成要素)の施設発行の記述あるい
は分類
実施された手続きの(単一)タイプを伝達するシーケ
ンス。単一項目のみがこのシーケンスの中に許され
る。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
実施医師の名前
検査構成要素状態ID
C.4.10
(0008,1050)
(0032,1055)
検査を管理している医師
検査構成要素の状態を識別する。列挙値:
CREATED = インスタンスが作成された,しかし完了
していない
INCOMPLETE = 収集が完了していない
COMPLETED = 収集が完了した
VERIFIED = 収集が完了し,そして品質管理の確認が
完了した
POSTINTERPRET = 参照検査インスタンス状態 =
COMPLETED の後にインスタンスが生成されたまた
は更新された
予約済手続きステップモジュール
表C.4−10
属性名
予約済手続きステップシーケ
ンス
> 予約済ステーションAE名
称
> 予約済ステーション名
予約済手続きステップモジュール属性
タグ
(0040,0100)
(0040,0001)
(0040,0010)
属性記述
一つの依頼済手続きに対する一つ以上の予約済手続
きステップ
予約済手続きステップが実行されることが予約され
たモダリティのAE名称
予約済手続きステップが実行されることが予約され
たモダリティの施設定義の名前
133
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 予約済手続きステップ場所
> 予約済手続きステップ開始
日付
> 予約済手続きステップ開始
時刻
> 予約済手続きステップ終了
日付
> 予約済手続きステップ終了
時刻
> 予約済実行医師の名前
(0040,0011)
(0040,0002)
> 予約済手続きステップ記述
(0040,0007)
(0040,0003)
(0040,0004)
(0040,0005)
(0040,0006)
手続きステップが実行されることが予約された場所
予約済手続きステップが開始することが予約された
日付
予約済手続きステップが開始することが予約された
時刻
予約済手続きステップが終わることが予約された日
付
予約済手続きステップが終わることが予約された時
刻
予約済手続きステップを管理することが予約された
医師の名前。
実行される予約済手続きステップの施設生成の記述
または分類。
注:この属性の目的は,ローカルレベル(例えば,病院ま
たは管理された医療ネットワーク)で使用される記述
または分類を保存することである,そしてこの記述
は,受諾された規格に従う必要はない。
> 予約済プロトコルコードシ
ーケンス
(0040,0008)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
明記された符号化体系に従って予約済プロトコルを
記述するシーケンス。このシーケンスは,一以上の項
目を含む。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
> 予約済手続きステップID
> 予約済手続きステップ状態
(0040,0009)
(0040,0020)
> 予約済手続きステップへの
コメント
(0040,0400)
予約済手続きステップを識別する識別子
予約済手続きステップの状態を定義する。定義語:
SCHEDULED
ARRIVED
予約済手続きステップへの利用者定義コメント。
注:コメント属性は,モダリティの操作者に表示すること
ができる,構造化されていない情報を送信することを
意図している。
> モダリティ
(0008,0060)
> 依頼済造影剤
(0032,1070)
> 事前薬物投与
(0040,0012)
画像に対する発生源機器。列挙値については節
C.7.3.1.1.1 を参照
予約済手続きステップの中で使用するために依頼さ
れた造影剤
予約済手続きステップの始めに投与されるべき薬物
投与,例えば核医学放射性医薬品
134
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.4.11
依頼済手続きモジュール
表C.4−11
属性名
依頼済手続きID
タグ
(0040,1001)
依頼済手続きの理由
(0040,1002)
依頼済手続きモジュール属性
属性記述
画像サービス要求の中で依頼済手続きを確認する識
別子。
この画像手続きを依頼するする理由。
注:画像サービス依頼 (0040,2001) の中で言及された理由
よりも,この理由は依頼済手続きにより特有である。
依頼済手続きコメント
依頼済手続きへの利用者定義のコメント。
(0040,1400)
注:コメント属性は,機器(例えばモダリティ)の操作者
に表示することができる,構造化されていない情報を
送ることが意図されている。
依頼済手続きコードシーケン (0032,1064)
ス
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
一つの手続きタイプの依頼済手続きを伝達するシー
ケンス。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
検査インスタンスUID
参照検査シーケンス
(0020,000D)
(0008,1110)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
依頼済手続き記述
依頼済手続き優先度
(0008,1150)
(0008,1155)
患者移送手配
依頼済手続き場所
(0040,1004)
(0040,1005)
秘密性コード
(0040,1008)
報告書作成優先度
(0040,1009)
結果の予定受取者の名前
(0040,1010)
検査を識別するために使用される固有識別子
このSOPインスタンスと関連する検査SOPイン
スタンスを唯一に確認する。
SOPクラスを唯一に確認する。
SOPインスタンスを唯一に確認する。
依頼済手続きの施設作成の管理上の記述または分類
依頼済手続きタイプ緊急度。定義語は:STAT, HIGH,
ROUTINE, MEDIUM, LOW
検査の場所への患者の輸送の方法。
依頼済手続きが実行されることになっている物理的
な場所。
オーダーを受けている関係者による,依頼済手続きに
関する秘密制約。
依頼済報告作成の優先度。定義語:HIGH, ROUTINE,
MEDIUM, LOW
結果の予定された受取者である医師の名前。
(0032,1060)
(0040,1003)
注: 属性 (0040,1006) 発注側オーダー番号/手続きおよび属性 (0040,1007) 受注側オーダー番号/手続きは
DICOMの中で前には定義されていた。それらは現在退役している(PS3.3−1998を参照)。
C.4.12
画像サービス要求モジュール
表C.4−12
属性名
画像サービス依頼の理由
タグ
(0040,2001)
画像サービス要求モジュール属性
属性記述
画像サービス依頼の理由。
注:この理由は,依頼済手続き (0040,1002) の中で言及さ
れた理由よりも依頼済手続きに特有ではない。
135
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像サービス依頼コメント
(0040,2400)
画像サービス要求についての利用者定義のコメント。
注:コメント属性は,機器(例えばモダリティ)の操作者
に表示することができる,構造化されていない情報を
送ることが意図されている。
依頼側医師
照会医師の名前
依頼側部門
受付番号
(0032,1032)
(0008,0090)
(0032,1033)
(0008,0050)
画像サービス依頼の発行日
画像サービス依頼の発行時刻
発注側オーダー番号/画像サ
ービス依頼
受注側オーダー番号/画像サ
ービス依頼
オーダー登録者
オーダー登録の場所
オーダーコールバック電話番
号
(0040,2004)
(0040,2005)
(0040,2016)
(0040,2017)
(0040,2008)
(0040,2009)
(0040,2010)
画像サービス要求を依頼した医師。
この画像サービス要求に対する患者の主担当医師。
依頼を発行した施設の部門。
画像サービス要求に対するオーダーを識別する部門
のISが発行した番号。
画像サービス要求が依頼者によって発行された日付。
画像サービス要求が依頼者によって発行された時刻。
オーダーを出している関係者によって画像サービス
要求に割り当てられたオーダー番号。
オーダーを受けている関係者によって画像サービス
要求に割り当てられたオーダー番号。
画像サービス要求を情報システムに登録した人。
画像サービス要求が登録された場所。
追加情報を取得することができる電話番号。
注: 1.属性 (0040,2016) 発注側オーダー番号/画像サービス依頼および属性 (0040,2017) 受注側オーダー番
号/画像サービス依頼は,HL7環境との相互運用性が目的である場合には,HL7の中で定義された対
応するオーダー番号を伝達することが意図されている。
2.属性 (0040,2006) および (0040,2007) はDICOMの中で前には定義されていた。それらは現在退役
している(PS3.3−1998を参照)。
C.4.13
実施済手続きステップ関係
表C.4−13は,節7.3.1.6の中で定義されるDICOM実世界モデルの他のSOPクラス
および他の情報エンティティを参照するために使用する属性を明記する。
表C.4−13
属性名
実施済手続きステップ関係モジュール属性
タグ
患者の名前
患者ID
患者の誕生日
患者の性別
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0030)
(0010,0040)
参照患者シーケンス
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
予約済ステップ属性シーケンス
(0008,1120)
(0008,1150)
(0008,1155)
> 検査インスタンスUID
(0020,000D)
属性記述
患者の完全な法律上の名前。
患者に対する主な病院識別番号またはコード。
指定された患者の誕生の日付
指定された患者の性別。列挙値:
M = 男, F = 女性, O = その他
患者SOPインスタンスを唯一に識別する。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
手続きステップの予約に関係する属性を含む
シーケンス。シーケンスは一以上の項を持つこ
とがある。
検査に対する固有識別子
(0040,0270)
136
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照検査シーケンス
この予約済手続きステップに関連した検査S
OPインスタンスを唯一に識別する。このシー
ケンスは一項のみを持つ。
SOPクラスを唯一に識別する。
SOPインスタンスを唯一に識別する。
(0008,1110)
>> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
>> 参照SOPインスタンスU (0008,1155)
ID
> 受付番号
(0008,0050)
> 発注側オーダー番号/画像
サービス依頼
> 受注側オーダー番号/画像
サービス依頼
> 依頼済手続きID
> 依頼済手続き記述
(0040,2016)
> 予約済手続きステップID
> 予約済手続きステップ記述
(0040,0009)
(0040,0007)
> 予約済プロトコルコードシ
ーケンス
(0040,0008)
検査に対するオーダーを識別する部門IS発
行の番号。
オーダーを出している関係者によって画像サ
ービス要求に割り当てられたオーダー番号。
オーダーを受けている関係者によって画像サ
ービス要求に割り当てられたオーダー番号。
関係する依頼済手続きの識別子
依頼済手続きの施設発行管理記述あるいは分
類。
関連する予約済手続きステップの識別子
実行される予約済手続きステップの施設発行
記述あるいは分類。
特定符号化体系に従って予約済プロトコルを
記述するシーケンス。このシーケンスは一以上
の項目を含む。
(0040,2017)
(0040,1001)
(0032,1060)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
注: 1.患者情報は,SCU(モダリティ)が情報システムによって作成された検査インスタンスUIDを取
得するまたは使用することができない場合に,モダリティ実施済手続きステップSOPインスタンスを検
査管理SOPインスタンスおよび他の関連するIODに関連づけるために含まれている。
2.属性 (0040,2016) 発注側オーダー番号/画像サービス依頼および属性 (0040,2017) 受注側オーダー番
号/画像サービス依頼は,HL7環境との相互運用性が目的である場合には,HL7の中で定義された対
応するオーダー番号を伝達することが意図されている。
3.属性 (0040,2006) および (0040,2007) はDICOMの中で前には定義されていた。それらは現在退役
している(PS3.3−1998を参照)。
4.属性 (0040,1006) 発注側オーダー番号/手続きおよび属性 (0040,1007) 受注側オーダー番号/手続き
はDICOMの中で前には定義されていた。それらは現在退役している(PS3.3−1998を参照)。
C.4.14
実施済手続きステップ情報
表C.4−14は,全ての特定手続きステップによって使用されることがある一般属性を定義する。
表C.4−14
実施済手続きステップ情報モジュール属性
属性名
実施済ステーションAE名称
タグ
(0040,0241)
実施済ステーション名
(0040,0242)
実施済場所
(0040,0243)
属性記述
実施済手続きステップが実施されたモダリティのA
Eタイトル。
実施済手続きステップが実施されたモダリティに対
する施設定義の名前。
実施済手続きステップが実施された場所の記述。
137
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
実施済手続きステップ開始日
実施済手続きステップ開始時
刻
実施済手続きステップID
(0040,0244)
(0040,0245)
実施済手続きステップが開始された日付。
実施済手続きステップが開始された時刻。
(0040,0253)
実施済手続きステップ終了日
実施済手続きステップ終了時
刻
実施済手続きステップ状態
(0040,0250)
(0040,0251)
このステップ内で実行された手続きのその部分の利
用者または装置発行の識別子。
実施済手続きステップが終わった日付。
実施済手続きステップが終わった時刻。
実施済手続きステップ記述
(0040,0254)
実施済手続きステップに関す
るコメント
実施済手続きタイプ記述
手続きコードシーケンス
(0040,0280)
(0040,0252)
(0040,0255)
(0008,1032)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
実施済手続きステップの状態を含む。列挙値:
IN PROGRESS = 開始されたが完了していない
DISCONTINUED = 取消または成功せずに終了した
COMPLETED = 成功して完了した
実施された手続きステップの施設発行の記述または
分類。
実施済手続きステップについての利用者定義のコメ
ント。
実施された手続きのタイプの記述。
実施された手続きの(単一)タイプを伝達するシーケ
ンス。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
C.4.15
画像収集結果
表C.4−15は,手続きステップの実行時の画像の収集を記述する,そしてこのモダリティ実施済
手続きステップに関連するシリーズ,画像および独立SOPインスタンスへの参照を提供する,属性
を明記する。
表C.4−15
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
画像収集結果モジュール属性
属性記述
このモダリティ実施済手続きステップに関連した画
像を作成するために使用したデータをはじめに収集
した機器のタイプ。定義語については C.7.3.1.1.1 を
参照。
注: 作成されたSOPインスタンスの中のモダリティ値
はMPPSモダリティ値とは異なることがある。例え
ば,複数シリーズは異なるモダリティ値をもつ異なる
シリーズにおけるSOPインスタンスをもつMPP
S(画像,波形,ソフトコピー提示状態,および/ま
たは構造化報告)の間に作成されることがある。
検査ID
実施済プロトコルコードシー
ケンス
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
(0020,0010)
(0040,0260)
利用者あるいは機器生成の検査識別子
この手続きステップに対して実施したプロトコルを
記述するシーケンス。このシーケンスは零以上の項を
持つことがある。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
138
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
実施済シリーズシーケンス
(0040,0340)
>実施医師の名前
>操作者の名前
>プロトコル名
(0008,1050)
(0008,1070)
(0018,1030)
このモダリティ実施済手続きステップを包含するシ
リーズの属性。シーケンスは零以上の項を持つことが
ある。
このシリーズを管理している医者の名前。
このシリーズを実施した操作者の名前。
シリーズが実施された条件の利用者定義記述。
注:この属性はシリーズ特定のプロトコル識別を伝達する,
実施済プロトコルコードシーケンス (0040,0260) で
示されたものと等しいことも等しくないこともある。
>シリーズインスタンスUID (0020,000E)
>シリーズ記述
(0008,103E)
>取得AE名称
(0008,0054)
シリーズの固有識別子。
シリーズの利用者提供の記述。
このシリーズの中の画像および独立SOPインスタ
ンスがネットワーク上で取得されることがあるDI
COM応用エンティティの名称。
注:この場所が有効である期間は指定されない。
>参照画像シーケンス
(0008,1140)
>>参照SOPクラスUID
(0008,1150)
>>参照SOPインスタンスU (0008,1155)
ID
>参照非画像複合SOPインス (0040,0220)
タンスシーケンス
>>参照SOPクラスUID
>>参照SOPインスタンスU
ID
C.4.16
(0008,1150)
(0008,1155)
手続きステップの収集の間に生成された画像SOP
クラス/SOPインスタンス対の一以上の集合への
参照を提供するシーケンス。シーケンスは零以上の項
を持つことがある。
参照されSOPクラスを唯一に識別する。
参照されSOPインスタンスを唯一に識別する。
手続きステップの収集の間に生成された,波形,提示
状態,構造化報告,LUT,カーブまたはオーバレイ
のようなDICOM複合IOD情報モデルに適合す
るあらゆるSOPクラスの画像以外のインスタンス
を唯一に識別する。シーケンスは零以上の項を持つこ
とがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
放射線量
表C.4−16は,放射線量値に関係する情報を伝えるために使用されることがある属性を定義する。
属性は,法律上の目的のために電離放射線への患者被曝を,情報システムが蓄積することを可能にす
ることが意図されている。これらの属性は,体積線量分布を正確に計算するために使用することは意
図されていないけれども,それらは品質管理の目的のために役立つことがある。
このモジュールは放射線量値を通信する手段を提供する,しかし,他の専門家,国家または国際規格
の中で定義されるであろうこれらの値の精度に対して,DICOMは必要条件を定義しない。
このモジュールに含まれる属性の範囲は,モダリティ実施済手続きステップを構成する収集全体をカ
バーする。mAs または kVP のような単一画像に関係する属性は,画像IODの中に含まれるであろ
う。面積線量積値を計算するか見積るためにどの属性が必要とされるであろうかを定義することはD
ICOMの範囲を越えている。
139
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.4−16
属性名
タグ
解剖学的構造,空間または領域 (0008,2229)
シーケンス
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
放射線量モジュール属性
属性記述
電離放射線を曝射された解剖学的構造,空間,または
領域。シーケンスは零または一項を持つことがある。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
X線透視の総時間
(0040,0300)
曝射の総数
(0040,0301)
線源検出器間距離(SID)
(0018,1110)
線源入射面間距離
(0040,0306)
この実施済手続きステップの間の,X線透視の間のX
線曝射の総持続時間(ペダル時間),単位 秒。
この実施済手続きステップの間に行われる曝射の総
数。数は非デジタルおよびデジタル照射を含む。
線源から検出器中心までの距離,単位 mm;SID:
線源画像距離。
この実施済手続きステップの間で線源から線源に最
も接近した患者の表面までの距離,単位 mm。
注: これは患者の身体の大きさおよび体型に関する仮定
に基づいた推測値であることがある。
入射面線量
(0040,0302)
この実施済手続きステップの間に患者の表面で測定
された平均入射線量値,単位 dGy。
注: これは患者の身体の大きさおよび体型に関する仮定
に基づいた推測値であることがある。
mGy での入射面線量
(0040,8302)
この実施済手続きステップの間に患者の表面で測定
された平均入射線量値,単位 mGy。
注: これは患者の身体の大きさおよび体型に関する仮定
に基づいた推測値であることがある。
曝射面積
(0040,0303)
検出器面での曝射面積の典型的な寸法。長方形の場合
は:行寸法¥列寸法;円形の場合は:直径。単位 mm
で測定される。
注: これは患者の身体の大きさおよび体型に関する仮定
に基づいた推測値であることがある。
画像面積線量積
(0018,115E)
実施済手続きステップ全体にわたって積算された,X
線透視を含む,患者が曝射された総面積線量積,
dGy*cm*cm で測定される。
注: 1.シリーズあるいは検査の全画像の画像面積線量積
の合計は,患者が曝射された実際の面積線量積になら
ないことがある。
2.これは患者の身体の大きさおよび体型に関する仮
定に基づいた推測値であることがある。
放射線量についてのコメント
(0040,0310)
照射線量シーケンス
(0040,030E)
> 照射モード
(0018,115A)
この実施済手続きステップの間に遭遇した放射線量
に関係した何らかの特別な条件についての利用者定
義のコメント。
照射線量シーケンスは,照射の総数 (0040,0301) 項目
に加えて照射としてまだ数えられていない各透視検
査エピソードの項目を含むであろう。
X線照射モードを明記する。列挙値:
CONTINUOUS
PULSED
140
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> KVP
(0018,0060)
> μA でのX線管電流
(0018,8151)
> 曝射時間
> フィルタタイプ
(0018,1150)
(0018,1160)
> フィルタ材料
(0018,7050)
使用されるX線発生装置のピークキロボルト出力。
透視検査(連続照射モード)の場合は平均。
単位μA でのX線管電流。透視検査(連続照射モード)
の場合は平均。
X線曝射または透視の時間:単位 msec。
X線ビームの中に挿入されるフィルタのタイプ(例え
ば,ウェッジ)。定義語は C.7.10 参照。
フィルタに使用されるX線吸収材料。複数値のことが
ある。定義語は C.7.10 参照。
注: 1.解剖学的領域が,サービス要求の理由,依頼済手続きの理由,予約済手続きステップ記述および予約
済プロトコルコードシーケンスのような,モダリティワークリスト管理SOPクラス内で利用できる属性
値から推論されることがある。
2.画像面積線量積はコリメータ位置とフィルタを考慮に入れなければならない,そしてまた照射面積の
ための値はコリメータ位置を考慮に入れなければならない。機器が入射線量を提供しない場合は,それは
面積線量積,照射面積,SIDおよび想定された身体の厚さを使用して計算されることがある。
3.線源検出器間距離 (0018,1110),および曝射面積 (0040,0303) は,それらがこの実施済手続きステッ
プの間の全収集に対して一定のままである場合にのみ意味がある。
C.4.17
請求書作成および材料管理コード
表C.4−17の中で定義される属性は,請求書作成と材料管理コードをモダリティから情報システ
ムへ送る手段を提供する。必要とされる符号化体系と関連するコードの全てを定義することはこの規
格の範囲外である。
表C.4−17
属性名
請求書作成手続きステップコ
ードシーケンス
請求書作成および材料管理コード属性
タグ
(0040,0320)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
属性記述
手続きステップ内で実施される手続きタイプのため
の請求書作成コードを含む。シーケンスは零以上の項
を持つことがある。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
フィルム消費シーケンス
(0040,0321)
> フィルムの数
> 媒体タイプ
(2100,0170)
(2000,0030)
> フィルムサイズID
(2010,0050)
請求消耗品および装置シーケ
ンス
(0040,0324)
> 請求項目シーケンス
(0040,0296)
この実施済手続きステップのためのフィルム消費に
関する情報。シーケンスは零以上の項を持つことがあ
る。
実際に印刷されたフィルムの数。
画像が印刷される媒体のタイプ。定義語については表
C.13-1 を参照のこと。
画像が印刷されるフィルムの大きさ。定義語について
は表 C.13-3 を参照のこと。
実施済手続きステップの中で使用される請求書作成
のための薬品,消耗品および装置。シーケンスは一以
上の項を持つことがある。
請求書作成のために必要な薬品,消耗品または装置の
コード値。シーケンスは零または一項を持つことがあ
る。
141
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
マクロ を含める
基準コンテキストIDは 定義されていない。
> 数量シーケンス
(0040,0293)
>> 数量
>>測定単位シーケンス
(0040,0294)
(0040,0295)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
マクロ を含める
C.4.18
使用した薬品または装置の量を含むシーケンス。シー
ケンスは零または一項を持つことがある。
数量の値。
測定の単位。シーケンスは零または一項を持つことが
ある。
基準コンテキストIDは 82。
汎用予約済手続きステップ関係モジュール
表C.4−18
汎用予約済手続きステップ関係モジュール属性
属性名
患者の名前
患者ID
患者の誕生日
患者の性別
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0030)
(0010,0040)
参照依頼シーケンス
(0040,A370)
> 検査インスタンスUID
> 参照検査シーケンス
(0020,000D)
(0008,1110)
>> 参照SOPクラスUID
>> 参照SOPインスタンス
UID
> 受付番号
(0008,1150)
(0008,1155)
> 依頼済手続きコードシーケ
ンス
(0032,1064)
>> コードシーケンスマクロ
表 8.8-1 を含む
> 発注側オーダー番号/画像
サービス依頼
> 受注側オーダー番号/画像
サービス依頼
> 依頼手続きID
> 依頼済手続き記述
タグ
(0008,0050)
属性記述
患者の略さない名前
患者についての主な病院識別番号あるいはコード
患者の誕生日
その患者の性別。列挙値:
M= 男
F= 女
O = その他
手続きステップが寄与する依頼済手続きのリスト。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
検査に対する固有識別子。
依頼済手続きを表す分離検査管理SOPインスタン
スを唯一に識別する。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
SOPクラスを唯一に識別する。
SOPインスタンスを唯一に識別する。
画像サービス依頼を識別する部門IS(情報システ
ム)生成の番号。
依頼手続の手続きタイプを伝達するシーケンス。
零または一項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
基準コンテキストID番号の明記されていない。
(0040,2016)
(0040,2017)
(0040,1001)
(0032,1060)
オーダーを出す当事者によって画像サービス依頼に
割当てられたオーダー番号。
オーダーを受ける当事者によって画像サービス依頼
に割当てられたオーダー番号。
画像サービス依頼の中の依頼済手続きを識別する識
別子。
依頼手続きの施設生成の記述あるいは分類
142
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 依頼済手続きの理由
> 依頼済手続きコメント
> 秘密性コード
(0040,1002)
(0040,1400)
(0040,1008)
> 結果の予定受取者の名前
> 画像サービス依頼の理由
> 画像サービス依頼コメント
> 依頼側医師
> 依頼側部門
> 画像サービス依頼の発行日
> 画像サービス依頼の発行時
刻
> 照会医師の名前
(0040,1010)
(0040,2001)
(0040,2400)
(0032,1032)
(0032,1033)
(0040,2004)
(0040,2005)
この手続きを依頼するする理由。
依頼済手続きへの利用者定義のコメント。
オーダーを受けている関係者による,依頼済手続きに
関する秘密制約。
結果の予定された受取者である医師の名前。
画像サービス依頼に対する理由。
画像サービス依頼についての利用者定義のコメント。
画像サービス依頼を依頼した医師。
依頼を発行した施設の部門。
画像サービス依頼が依頼者によって発行された日付。
画像サービス依頼が依頼者によって発行された時刻。
(0008,0090)
この画像サービス依頼に対する患者の主担当医師。
C.4.19
汎用予約済手続きステップ情報モジュール
表C.4−19
属性名
汎用予約済手続きステップ状
態
汎用予約済手続きステップ情報モジュール属性
タグ
(0040,4001)
汎用予約済手続きステップ優
先度
(0040,4003)
予約済手続きステップID
予約済処理応用コードシーケ
ンス
(0040,0009)
(0040,4004)
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
属性記述
予約済汎用手続きステップの進行に関して操作者と
ワークリスト管理システムに通知する状態。
列挙値は次のとおりである:
SCHEDULED, IN PROGRESS, SUSPENDED,
COMPLETED, DISCONTINUED.
これらの値の意味および使用法の詳細記述に関して
はPS3.4を参照のこと。
予約済手続きステップ優先度。
列挙値は次のとおりである:
HIGH:緊急か突発的なワークアイテムを指示するの
に使用される,STAT 要求と等価。
MEDIUM:HIGH より低く,LOW より高い優先度を
持っているワークアイテムを指示するのに使用する。
それはワークアイテムをさらに階層化するために使
用することができる。
LOW:ルーチンか緊急でないワークアイテムを指示
するために使用される。
予約済汎用手続きステップを識別する識別子
汎用手続きステップが予約した,処理応用インスタン
スおよびまたは応用タイプのリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
143
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
予約済ステーション名コード
シーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
予約済ステーションクラスコ
ードシーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
予約済ステーション所在場所
コードシーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
予約済人間実行者シーケンス
> 人間実行者コードシーケン
ス
(0040,4025)
汎用予約済手続きステップが予約した機器の施設内
の名前を識別する。コード値 (0008,0100) 中の伝達さ
れる名前はAE名称と同じであることがあるが,同じ
である必要はない。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4026)
汎用予約済手続きステップが予約した機器のクラス。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4027)
汎用予約済手続きステップが予約した機器の地理的
な場所。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4034)
汎用予約済手続きステップの中のワークアイテムの
実行に参加するか責任を負うことが予約されている
人間の実行者のリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
ワークアイテムの実行に参加するか責任を負う人間
の実行者。
単一項目のみがこのシーケンスに含まれる。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4009)
>> コードシーケンスマクロ
表 8.8-1 を含む
> 人間実行者の名前
(0040,4037)
人間の実行者の名前。
> 人間実行者の組織
(0040,4036)
予約済手続きステップ開始日
時
予期された終了日時
予約済ワークアイテムコード
シーケンス
(0040,4005)
ワークアイテム中の活動に対して人間の実行者が責
任のある組織。
汎用予約済手続きステップが開始することが予約さ
れた日時。
手続きステップが完成すると予想される日付。
ワークアイテムのためのコードを伝達するシーケン
ス。
単一項目だけがこのシーケンスで許される。
基準コンテキストIDは CID 9231 である。
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
予約済手続きステップへのコ
メント
(0040,4011)
(0040,4018)
(0040,0400)
予約済手続きステップに関する利用者定義コメント。
144
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
参照検査構成要素シーケンス
(0008,1111)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
入力可能性フラグ
(0008,1150)
(0008,1155)
(0040,4020)
手続きステップを実行するために使用されることが
ある,すべてのモダリティまたは汎用実施済手続きス
テップ,または他の検査構成要素のリスト。
このシーケンスは,手続きステップの実行への以前の
貢献に由来する実施済手続きステップへの参照を含
むことがある(例えば中断され,その後で完了した画
像処理手続きステップ)。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
SOPクラスを唯一に識別する。
SOPインスタンスを唯一に識別する。
汎用予約済手続きステップに属性「入力情報シーケン
ス」(0040、4021)中の複合 SOP インスタンスの可能性
を指示するフラグ。
列挙値は次のとおりである:
PARTIAL
COMPLETE
値 PARTIAL は複合SOPインスタンスのリストがま
だ完成されていないことがあること,そして,追加の
ものが後刻追加されることがあることを示す。
値 COMPLETE は複合SOPインスタンスがすべて使
用可能で,リストされていることを示す。
注:入力可能性フラグの値が COMPLETE である場合に,
複合SOPインスタンスのリストが空であることが
生じることがある。そのような場合は,入力情報を必
要としないワークアイテムが予約されている。
入力情報シーケンス
(0040,4021)
予約済手続きステップを実行するために必要とされ
る入力情報を形成する複合SOPインスタンスのリ
スト。入力可能性フラグ (0040,4020) を参照するこ
と。
同じ複合SOPインスタンスは,入力情報シーケンス
(0040 4021) および関連情報シーケンス (0040,4022)
の両方には含まれない。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
> SOPインスタンス参照マ
クロ表 C.17-3 を含む
関連情報シーケンス
(0040,4022)
予約済手続きステップを実行するために関連すると
考えられる関連する情報を参照する複合SOPイン
スタンスのリスト。
同じ複合SOPインスタンスは,入力情報シーケンス
(0040 4021) および関連情報シーケンス (0040,4022)
の両方には含まれない。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
145
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> SOPインスタンス参照マ
クロ表 C.17-3 を含む
検査インスタンスUID
(0020,000D)
この汎用予約済手続きステップに起因する生成され
た複合SOPインスタンスに対して使用される一意
の検査識別。
注:ほとんどの場合,これは入力情報シーケンス
(0040,4021) の中の画像に対するものと同一の検査イ
ンスタンスUIDになるだろう。
複数複写フラグ
(0040,4006)
結果としての汎用実施済手続
きステップシーケンス
(0040,4015)
このフラグは,複数複写の概念をサポートし,複合S
OPインスタンスの複数の複写を作らなければなら
ないことを示す。
これはSR SOPクラスを含んでいる。
設定される場合は,参照依頼シーケンス (0040,A370)
中の複数の検査インスタンスUIDは,生成された複
数複写に対して使用される。
列挙値:
Y = Yes
N = No
手続きステップの実施に起因するすべての汎用実施
済手続きステップのリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
注:最初は,このリストは空であろう。この予約済手続き
ステップに関連させられる,実施装置によって,汎用
実施済手続きステップが生成される時,新しい登録が
加えられるであろう。例えば,汎用予約済手続きステ
ップが中止される場合,このシーケンスは部分的な結
果を含んでいることがある。
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
実際の人間実行者シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
SOPクラスを唯一に識別する。
SOPインスタンスを唯一に識別する。
(0040,4035)
ワークアイテムの実行に実際に関係があるか責任を
負う現在の人間の実行者のリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
注:最初に,このリストは空であろう。登録のリストは汎用
予約済手続きステップ状態 (0040,4001) の「IN
PROGRESS」への状態遷移で生成されることがある。
> 人間実行者コードシーケン
ス
>> コードシーケンスマクロ
表 8.8-1 を含む
> 人間実行者の名前
> 人間実行者の組織
(0040,4009)
ワークアイテムの実行に関係があるか,責任を負う人
間の実行者。
単一項目だけがこのシーケンスで許される。
基準コンテキスト ID は定義されていない。
(0040,4037)
(0040,4036)
人間の実行者の名前。
ワークアイテムの活動に対して,人間の実行者が責任
のある組織。
146
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.4.20
汎用実施済手続きステップ関係モジュール
表C.4.20−1
属性名
汎用実施済手続きステップ関係モジュール属性
タグ
患者の名前
患者ID
患者の誕生日
患者の性別
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0030)
(0010,0040)
参照依頼シーケンス
(0040,A370)
> 検査インスタンスUID
> 参照検査シーケンス
(0020,000D)
(0008,1110)
>> 参照SOPクラスUID
>> 参照SOPインスタンス
UID
> 受付番号
(0008,1150)
(0008,1155)
> 依頼済手続きコードシーケ
ンス
(0032,1064)
>> コードシーケンスマクロ
表 8.8-1 を含む
> 発注側オーダー番号/画像
サービス依頼
> 受注側オーダー番号/画像
サービス依頼
> 依頼手続きID
> 依頼済手続き記述
参照汎用予約済手続きステッ
プシーケンス
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
> 参照汎用予約済手続きステ
ップ処理UID
(0008,0050)
属性記述
患者の略さない名前
患者についての主な病院識別番号あるいはコード
患者の誕生日
その患者の性別。列挙値:
M= 男
F= 女
O = その他
手続きステップが寄与する依頼済手続きのリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
検査に対する固有識別子。
この予約済手続きステップに関係する検査SOPイ
ンスタンスを唯一に識別する。
単一項目のみがこのシーケンスに含まれる。
SOPクラスを唯一に識別する。
SOPインスタンスを唯一に識別する。
この検査のオーダーを識別する部門IS(情報システ
ム)生成の番号。
依頼手続の手続きタイプを伝達するシーケンス。
零または一項目がこのシーケンスの中に含まれるこ
とがある。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,2016)
(0040,2017)
(0040,1001)
(0032,1060)
(0040,4016)
(0008,1150)
(0008,1155)
(0040,4023)
オーダーを出す当事者によって画像サービス依頼に
割当てられたオーダー番号。
オーダーを受ける当事者によって画像サービス依頼
に割当てられたオーダー番号。
関係する依頼済手続きの識別子。
依頼手続きの施設生成の管理上の記述あるいは分類。
この汎用実施済手続きステップに関連した汎用予約
済手続きステップSOPインスタンスを唯一に識別
する。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
SOPクラスを唯一に識別する。
SOPインスタンスを唯一に識別する。
参照汎用予約済手続きステップに対して「IN
PROGRESS」状態への遷移を要求した,N-ACTION
処理の中で使用された処理UID (0008,1195)
147
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.4.21
汎用実施済手続きステップ情報モジュール
表C.4.21−1
属性名
実際の人間実行者シーケンス
> 人間実行者コードシーケン
ス
>> コードシーケンスマクロ
表 8.8-1 を含む
> 人間実行者の名前
> 人間実行者の組織
実施済ステーション名コード
シーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
実施済ステーションクラスコ
ードシーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
実施済ステーション所在場所
コードシーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
実施済処理応用コードシーケ
ンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
実施済手続きステップ開始日
実施済手続きステップ開始時
刻
汎用実施済手続きステップ情報モジュール属性
タグ
(0040,4035)
(0040,4009)
(0040,4037)
(0040,4036)
(0040,4028)
属性記述
ワークアイテムの実行に実際に関係があるか責任を
負う現在の人間の実行者のリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
注:最初に,このリストは空であろう。登録のリスト
は汎用予約済手続きステップ状態 (0040,4001) の「IN
PROGRESS」への状態遷移で生成されることがある。
ワークアイテムの実行に関係があるか,責任を負う人
間の実行者。
単一項目だけがこのシーケンスで許される。
基準コンテキスト ID は定義されていない。
人間の実行者の名前。
ワークアイテムの活動に対して,人間の実行者が責任
のある組織。
汎用実施済手続きステップを生成した機器の施設内
の名前。この名前はAE名称と同じであることがある
が,同じである必要はない。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4029)
汎用実施済手続きステップを生成した機器のクラス。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4030)
汎用実施済手続きステップを生成した機器の地理的
な場所。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,4007)
汎用実施済手続きステップが実行された,処理応用イ
ンスタンスおよびまたは応用タイプのリスト。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,0244)
(0040,0245)
汎用実施済手続きステップが開始された日。
汎用実施済手続きステップが開始された時刻。
148
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
実施済手続きステップID
(0040,0253)
実施済手続きステップ終了日
実施済手続きステップ終了時
刻
汎用実施済手続きステップ状
態
(0040,0250)
(0040,0251)
(0040,4002)
実施済手続きステップ記述
(0040,0254)
実施済手続きステップに関す
るコメント
(0040,0280)
実施済ワークアイテムコード
シーケンス
(0040,4019)
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
C.4.22
この手続きステップ内で行なわれた手続きのある部
分の利用者または機器生成の識別子。
汎用実施済手続きステップが終了した日。
汎用実施済手続きステップが終了した時刻。
実施済手続きステップの状態を含む。
列挙値:
IN PROGRESS = 開始したが完了していない
DISCONTINUED = キャンセルされたか不成功に終
了した。
COMPLETED = 成功して完了した
実施済手続きステップの施設生成の記述あるいは分
類。
実施済手続きステップに関する利用者定義コメント。
この属性は,実施済ワークアイテムコードシーケンス
(0040,4019) 中でコード意味の代わりとして使用され
ない。
実施された手続きの(単一)タイプを伝達するシーケ
ンス。
単一項目だけがこのシーケンスの中で許される。
基準コンテキストIDは CID 9231 である。
汎用結果
表C.4.22−1は,汎用手続きステップの実行時の結果の生成を記述し,この汎用実施済手続き
ステップに関連した結果および構造化報告SOPインスタンスへの参照を提供する属性を明記する。
149
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.4.22−1
属性名
出力情報シーケンス
> SOPインスタンス参照マ
クロ表 C.17-3 を含む
依頼済後続ワークアイテムコ
ードシーケンス
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
非DICOM出力コードシー
ケンス
タグ
(0040,4033)
属性記述
生成された構造化報告または他の結果を識別する,一
以上の複合SOPインスタンスへの参照を提供する
シーケンス。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
(0040,4031)
生成された結果に基づいて,示唆された次のワークア
イテムを提供するシーケンス。
注:この属性は,あるステップが不正確に行われて,
やり直さなければならない場合にも,使用されること
がある。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは CID 9231 である。
(0040,4032)
結果として生産したあらゆる非DICOM出力を説
明するシーケンス。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
基準コンテキストIDは CID 9232 である。
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
C.5
汎用結果モジュール属性
結果モジュール
次の節は患者に実施された実世界の診断画像結果に関連したモジュールを明記する。
C.5.1
結果関係モジュール
表C.5−1は指定階層におけるこのSOPクラスの下位のまたは上位のSOPインスタンスを参照
する属性を定義する。
表C.5−1
属性名
参照検査シーケンス
タグ
(0008,1110)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
参照解釈シーケンス
(0008,1150)
(0008,1155)
> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
(4008,0050)
結果関係モジュール属性
属性の記述
結果SOPインスタンスに関連した検査SOPイン
スタンスを唯一に識別する
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
結果SOPインスタンスを構成する報告SOPイン
スタンスおよび補正SOPインスタンスを唯一に識
別する。零以上の項目がこのシーケンスの中に含まれ
ることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
150
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPインスタンスU
ID
C.5.2
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
結果識別モジュール
表C.5−2は結果を識別することに関連した属性を定義する。
表C.5−2
属性名
結果ID
タグ
(4008,0040)
結果ID発行者
(4008,0042)
C.5.3
結果識別モジュール属性
属性の記述
結果を参照するために使用する医療提供者発行の番
号
結果IDを発行した医療提供者の名前
結果印象モジュール
表C.5−3は結果の印象に関連した属性を定義する。
表C.5−3
属性名
印象
結果コメント
C.6
タグ
(4008,0300)
(4008,4000)
結果印象分類モジュール属性
属性の記述
全体の結果を要約した短い印象
結果についての利用者定義コメント
解釈モジュール
次の節は実世界結果解釈に関連したモジュールを明記する。
C.6.1
解釈関係モジュール
表C.6−1は指定階層におけるこのSOPクラスの下位または上位のSOPインスタンスを参照す
る属性を定義する。
表C.6−1
属性名
参照結果シーケンス
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
C.6.2
タグ
(0008,1100)
(0008,1150)
(0008,1155)
解釈関係モジュール属性
属性の記述
解釈SOPインスタンスが適用する結果SOPイン
スタンスを唯一に識別する。単一項目のみがこのシー
ケンスの中に許される。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
解釈識別モジュール
表C.6−2は解釈を識別することに関連した属性を定義する。
表C.6−2
属性名
解釈識別モジュール属性
タグ
属性の記述
151
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
解釈ID
(4008,0200)
解釈ID発行者
(4008,0202)
C.6.3
解釈を参照するために使用される医療提供者発行の
番号
解釈IDを発行した医療提供者の名前
解釈状態モジュール
表C.6−3は解釈の状態に関連した属性を定義する。
表C.6−3
属性名
解釈タイプID
タグ
(4008,0210)
解釈状態ID
(4008,0212)
C.6.4
解釈状態モジュール属性
属性の記述
解釈のタイプ。定義語:
REPORT = 報告
AMENDMENT = 補正
解釈の制作状況を追跡するために使用される列挙値
要素。列挙値:
CREATED = 解釈が作成された
RECORDED = 報告を取扱う情報システムの外部の
書式で取得された解釈
TRANSCRIBED = 報告を取扱う情報システムの内部
書式へ変換されたか,その書式で入力された解釈
APPROVED = 承認された解釈
解釈記録モジュール
表C.6−4は解釈の記録に関連する属性を定義する。
表C.6−4
属性名
解釈記録日付
解釈記録時刻
解釈記録者
録音された音声への参照
C.6.5
タグ
(4008,0100)
(4008,0101)
(4008,0102)
(4008,0103)
解釈記録モジュール属性
属性の記述
解釈が口述または入力された日付
解釈を口述または入力された時刻
解釈を記録した人の名前
解釈の音声記録を識別するか場所を示すために使用
される参照
解釈転写モジュール
表C.6−5は解釈記録の転記に関連する属性を定義する。
表C.6−5
属性名
解釈転写日付
解釈転写時刻
解釈転写者
解釈テキスト
解釈作成者
タグ
(4008,0108)
(4008,0109)
(4008,010A)
(4008,010B)
(4008,010C)
解釈転写モジュール属性
属性の記述
解釈が転記された日付
解釈が転記された時刻
解釈を転記した人の名前
解釈のテキスト
解釈の作成者の名前
152
2002/09/06
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C.6.6
解釈承認モジュール
表C.6−6は解釈の承認に関連した属性を定義する。
表C.6−6
属性名
解釈承認者シーケンス
タグ
(4008,0111)
> 解釈承認日付
> 解釈承認時刻
> 解釈を承認する医師
解釈診断記述
解釈診断コードシーケンス
(4008,0112)
(4008,0113)
(4008,0114)
(4008,0115)
(4008,0117)
> 表 8.8-1 の 符号シーケンス
解釈承認モジュール属性
属性の記述
解釈の承認を識別する。零以上の項目がこのシーケン
スの中に含まれることがある。
報告または補正が承認された日付
報告または補正が承認された時刻
報告または補正を承認する医師
医師によって作成された診断
解釈診断を伝達するシーケンス。シーケンスは一以上
の項目を含むことがある。。
基準コンテキストIDは 定義されていない。
マクロ を含める
結果配布先リストシーケンス
(4008,0118)
> 配布先名前
> 配布先住所
(4008,0119)
(4008,011A)
C.7
報告または補正の写しを受領する人の名前と住所。零
以上の項目がこのシーケンスの中に含まれることが
ある。
報告または補正の写しを受け取る人の一人の名前
報告または補正の写しを受け取る人の一人の住所
共通複合画像IODモジュール
この節は全ての複合画像IODに共通なモジュールを定義する。
C.7.1
共通患者IEモジュール
次の患者IEモジュールは,患者IEを参照する全ての複合画像IODに共通である。
C.7.1.1
患者モジュール
表C.7−1は,診断検査の主題である患者を記述する,そして識別する患者の属性を明記する。こ
のモジュールは,画像の診断解釈のために必要である,そして患者に実施される全ての検査に共通で
ある患者の属性を含む。それは,節C.2の中で患者モジュールの中に同様に含まれる属性を含む。
表C.7−1
属性名
患者の名前
患者ID
患者の誕生日
患者の性別
タグ
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0030)
(0010,0040)
2
2
2
2
参照患者シーケンス
(0008,1120)
3
患者モジュール属性
タイプ
属性の説明
患者の略さない名前
患者についての主な病院識別番号あるいはコード
患者の誕生日
その患者の性別。列挙値:
M= 男
F= 女
O = その他
患者SOPクラス/インスタンス対に参照を提供
するシーケンス。単一項目のみがこのシーケンス
の中に許される。
153
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
患者の誕生時刻
他の患者ID
(0010,0032)
(0010,1000)
3
3
患者の他の名前
民族グループ
患者コメント
(0010,1001)
(0010,2160)
(0010,4000)
3
3
3
C.7.1.2
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照患者シ
ーケンス (0008,1120) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
患者シーケンス (0008,1120) が送られる場合は必
要。
患者の誕生時刻
患者を識別するために使用する他の識別番号また
はコード。
患者を識別するために使用する他の名前
患者の民族グループ
患者についての利用者定義の追加情報
標本識別モジュール
表C.7−2は標本を識別する属性を明記する。
表C.7−2
属性名
標本受入番号
属性の説明
受入を識別する部門情報システム識別子。詳細は
(0040,050A)
1
節 C.7.1.2.1.1 を参照。
標本シーケンス
一以上の標本の詳細記述。零以上の項目がこのシ
(0040,0550)
2
ーケンスの中に含まれることがある。
>標本識別子
標本のための部門情報システム識別子。詳細説明
(0040,0551)
2C
は節 C.7.1.2.1.2 を参照。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
>標本タイプコードシー (0040,059A)
標本タイプ。 単一項目のみがこのシーケンスの中
2C
ケンス
に許される。シーケンス項目存在する,そして標
本識別子 (0040,0551) が送られる場合は必要。
>> コードシーケンスマクロ 表 8.8.1 を含める 基準コンテキストIDは 37
>スライド識別子
スライドの識別子。
(0040,06FA)
2C
シーケンス項目が存在する,そして標本がスライ
ドである場合は必要。
C.7.1.2.1
タグ
標本識別モジュール属性
タイプ
標本モジュール属性
C.7.1.2.1.1
標本受入番号
標本受入番号 (0040,06CA) は標本の主な識別子である。
注: 標本受入番号 (0040,050A) は,標本採取手続きで患者から得た組織あるいは液体を識別する。この属性
は,標本を識別するために解剖学的病理学で使用される受入番号を,情報システムにおける用語「受入番
号」の他の利用者から区別するために生成された。標本受入番号 (0040,050A) は,受入が実行される施
設の範囲内で一般的に固有である。受入は複数の標本を含んでいることがある。典型的には,受入は一つ
の標本採取手続きで獲得され,一人の依頼側医師によって提出された標本を含んでいる。しかしながら,
複数の標本採取手続きに関係することがある。
C.7.1.2.1.2
標本識別子
標本識別子 (0040,050A) はスライド番号,ブロック番号あるいは標本の他の二次的識別子を伝えるた
154
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
めに使用されることがある。
注: 標本識別子 (0040,0551) は,関連する受入が実行される施設の範囲内で一般的に固有である。しかしなが
ら,標本識別子 (0040,0551) の値は必ずしも存在するとは限らない。例えば,それは,多数の容器あるい
はブロックが単一の受入に対して提出される場合にのみ,標本容器またはブロックを識別するために標本
識別子 (0040,0551) を使用することが,いくつかの解剖学的病理学部門の一般的な方法である。したがっ
て,標本識別子 (0040,0551) はタイプ2属性としてモデル化される。
C.7.2
共通検査IEモジュール
次の検査IEモジュールは,検査IEを参照する全ての複合画像IODに共通である。これらのモジ
ュールは,画像の診断解釈のために必要である患者と検査の属性を含む。それらは,節C.2の中で
患者モジュールおよび節C.4の中で検査モジュールに同様にある属性を含む。
C.7.2.1
一般検査モジュール
表C.7−2は,患者に実施される検査を記述する,そして識別する属性を明記する。
表C.7−3
属性名
検査インスタンスUID
検査日付
検査時刻
照会医師の名前
検査ID
受付番号
(0020,000D)
(0008,0020)
(0008,0030)
(0008,0090)
(0020,0010)
(0008,0050)
1
2
2
2
2
2
検査記述
(0008,1030)
3
記録担当医師
(0008,1048)
3
検査読影医師の名前
参照検査シーケンス
(0008,1060)
(0008,1110)
3
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
(0008,1032)
3
手続きコードシーケン
ス
タグ
一般検査モジュール属性
タイプ
属性の説明
検査についての固有識別子
検査が開始される日付
検査が開始される時刻
患者の照会医師
利用者または装置が発行する検査識別子
検査についてのオーダーを識別するRIS発行の
番号。
実施された検査(構成要素)の施設発行の記述ま
たは分類
検査の時に患者診療の全般に責任のある医師(実
行医師について節 C.7.3.1 を参照)
検査を読影する医師。
検査SOPクラス/インスタンス対に参照を提供
するシーケンス。シーケンスは零以上の項目を持
つことがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照検査シ
ーケンス (0008,1110) が送られる場合は必要。
参照されたSOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照検査シーケンス (0008,1110) が送られる
場合は必要。
実施された手続きのタイプを伝達するシーケン
ス。一以上の項目がこのシーケンスの中に存在す
ることがある
>> コードシーケンスマクロ 表 8.8.1 を含める 基準コンテキストIDは定義されていない。
注: 診療にかかわり合いのある医師の異なる役割に関係する属性の適用のために使用されるモデルは次の通
りである:
155
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
照会医師
Referring Physician
読影医師
Reading Physician
−診療のために患者を差し向ける
(患者を照会させる,患者を委託す
る)医師
記録担当医師
Physician of Record
−患者を一次診療に置く
実行医師
Performing Physician
−シリーズの中の画像を作成する人
一人の医師によって提供される機能に重なりがあることがあり得る。この場合は,領域登録は,異なる役
割を担う同一医師名を伝達する。
C.7.2.2 患者検査モジュール
表C.7−3は検査が実施された時刻における患者について情報を提供する属性を定義する。
表C.7−4 患者検査モジュールの属性
属性名
受診時診断記述
受診時診断コードシー
ケンス
> コードシーケンスマ
クロ表8.8-1を含む
患者の年齢
患者の身長
患者の体重
職業
患者の追加病歴
タグ
(0008,1080)
(0008,1084)
タイプ
属性の説明
3
受診時診断(複数可)の記述
3
受診時診断を伝達するシーケンス。一以上の項目
がこのシーケンスに含まれることがある。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0010,1010)
(0010,1020)
(0010,1030)
(0010,2180)
(0010,21B0)
3
3
3
3
3
患者の年齢
患者の身長または高さ,単位 m
患者の体重,単位 kg
患者の職業
患者の病歴についての追加情報
C.7.3 共通シリーズIEモジュール
次のシリーズIEモジュールはシリーズIEを参照する全ての複合画像IODに共通である。
C.7.3.1 一般シリーズモジュール
表C.7−4は検査内のシリーズについての一般情報を識別する,そして記述する属性を詳述する。
表C.7−5 一般シリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
タイプ
1
属性の説明
このシリーズの中で画像を作成するために使用さ
れるデータを最初に収集した装置のタイプ。定義語
については C.7.3.1.1.1 を参照。
156
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
シリーズインスタンス
UID
シリーズ番号
側性 Laterality
(0020,000E)
1
シリーズの固有識別子
(0020,0011)
(0020,0060)
2
2C
このシリーズを識別する番号
検査される(対になった)部位の側性(左右)。
検査される部位が対構造である,そして画像側性
(0020,0062) が送られない場合は必要。
列挙値:
R = 右
L = 左
注: いくつかのIODは画像レベルで画像側性
(0020,0062) をサポートする,そしてそれは検査さ
れる部位の側性を明記するためのより包括的な機
構を提供することができる。
シリーズ日付
シリーズ時刻
実施医師の名前
プロトコル名
(0008,0021)
(0008,0031)
(0008,1050)
(0018,1030)
3
3
3
3
シリーズが開始された日付
シリーズが開始された時刻
シリーズを管理する医師の名前
シリーズが実行された条件の利用者定義記述。
注: この属性は,シリーズの特定のプロトコル識別を
伝達し,実施済プロトコルコードシーケンス
(0040,0260) の中に存在するものと同一のことも
同一でないこともある。
シリーズ記述
操作者の名前
参照検査構成要素
シーケンス
(0008,103E)
(0008,1070)
(0008,1111)
3
3
3
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
検査部位
(0018,0015)
3
シリーズの利用者提供記述
シリーズを担当している技師
シリーズが関係している検査構成要素SOPイン
スタンスあるいはモダリティ実施済手続きステッ
プSOPインスタンスを唯一に識別する。シーケ
ンスは零または一項を持つ。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照検査構
成要素シーケンス (0008,1111) が送られる場合は
必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送られる
場合は必要。
検査される部位のテキスト記述。定義語:SKULL,
CSPINE, TSPINE, LSPINE, SSPINE, COCCYX,
CHEST, CLAVICLE, BREAST, ABDOMEN,
PELVIS, HIP, SHOULDER, ELBOW, KNEE,
ANKLE, HAND, FOOT, EXTREMITY, HEAD,
HEART, NECK, LEG, ARM, JAW
注: 幾つかの情報オブジェクト定義は,検査される身
体の部位を指定するためのより包括的な機構であ
る,解剖学的領域シーケンス (0008,2218) をサポ
ートする。
患者位置
(0018,5100)
3
装置に関係した患者位置記述子。CTおよびMR
画像に必要。定義語および詳細説明は C.7.3.1.1.2
を参照。
157
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
シリーズの中の最小画
素値
シリーズの中の最大画
素値
依頼属性シーケンス
(0028,0108)
3
このシリーズの中の全画像の最小値。
(0028,0109)
3
このシリーズの中の全画像の最大値
(0040,0275)
3
(0040,1001)
1C
>予約済手続きステップ (0040,0009)
ID
>予約済手続きステップ (0040,0007)
記述
>予約済プロトコルコー (0040,0008)
ドシーケンス
1C
画像サービス要求からの属性を含むシーケンス。
シーケンスは一以上の項目を持つことがある。
画像サービス要求の中の依頼済手続きを識別する
識別子。シーケンス項が存在する場合は必要。
予約済手続きステップを識別する識別子。シーケ
ンス項が存在する場合は必要。
実行される予約済手続きステップの施設発行記述
あるいは分類。
特定の符号化体系に従う予約済プロトコルを記述
するシーケンス。このシーケンスは一以上の項目
を含む。
>依頼済手続きID
3
3
> 表 8.8-1 の 符号シー
基準コンテキストIDは 定義されていない。
ケンスマクロ を含める
実施済手続きステップ
ID
実施済手続きステップ
開始日
実施済手続きステップ
開始時刻
実施済手続きステップ
記述
実施済プロトコルコー
ドシーケンス
(0040,0253)
3
(0040,0244)
3
このステップ内に実行された手続きのその部分の
識別。
実施済手続きステップが開始された日付。
(0040,0245)
3
実施済手続きステップが開始された時刻。
(0040,0254)
3
(0040,0260)
3
実行された手続きステップの施設発行記述あるい
は分類。
手続きステップのための実施されたプロトコルを
記述するシーケンス。シーケンスは一以上の項目
を含むことがある。。
> 表 8.8-1 の 符号シー
基準コンテキストIDは 定義されていない。
ケンスマクロ を含める
実施済手続きステップ
に関するコメント
(0040,0280)
3
実施済手続きステップへの利用者定義コメント
注: 1.モダリティ実施済手続きステップSOPクラスがSCUとして保存SCUによってサポートされる場
合,SCUは,属性参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) をサポートすることを強く推奨される。こ
の属性はモダリティ実施済手続きステップSOPインスタンスを参照する,そしてこの属性の画像からの
抽出は,モダリティ実施済手続きステップSOPインスタンスの検索を可能にすることがある。
2.モダリティがモダリティ実施済手続きステップSOPクラスに適合しない場合でも,属性実施済手続
きステップ開始日 (0040,0244) ,実施済手続きステップ開始時刻 (0040,0245),および実施済手続きステ
ップ記述 (0040,0254) を画像IODの中に含むことはなお望ましい。
C.7.3.1.1 一般シリーズ属性の記述
C.7.3.1.1.1 モダリティ
モダリティ (0008,0060) に対する定義語は:
CR
= Computed Radiography
CT
158
= Computed Tomography
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
MR
US
BI
DD
ES
MA
PT
AU
EPS
= Magnetic Resonance
= Ultrasound
= Biomagnetic imaging
= Duplex Doppler
= Endoscopy
= Magnetic resonance angiography
= Positron emission tomography
(PET)
Single-photon emission computed
tomography (SPECT)
= X-Ray Angiography
= Radiotherapy Image
= Radiotherapy Structure Set
= RT Treatment Record
= Digital Radiography
= Intra-oral Radiography
= General Microscopy
=
External-camera
Photography
= Audio
= Cardiac Electrophysiology
SR
= SR Document
ST
XA
RTIMAGE
RTSTRUCT
RTRECORD
DX
IO
GM
XC
NM
OT
CD
DG
LS
MS
RG
TG
= Nuclear Medicine
= Other
= Color flow Doppler
= Diaphanography
= Laser surface scan
= Magnetic resonance spectroscopy
= Radiographic imaging
(conventional film/screen)
= Thermography
RF
RTDOSE
RTPLAN
HC
MG
PX
SM
PR
= Radio Fluoroscopy
= Radiotherapy Dose
= Radiotherapy Plan
= Hard Copy
= Mammography
= Panoramic X-Ray
= Slide Microscopy
= Presentation State
ECG
HD
= Electrocardiography
= Hemodynamic Waveform
IVUS
= Intravascular Ultrasound
モダリティ (0008,0060) に対する退役した定義語は:
DS
DF
AS
EC
FA
DM
= Digital Subtraction Angiography
(retired)
= Digital fluoroscopy (retired)
= Angioscopy
= Echocardiography
= Fluorescein angiography
= Digital microscopy
CF
= Cinefluorography (retired)
VF
CS
LP
CP
FS
= Videofluorography (retired)
= Cystoscopy
= Laparoscopy
= Culposcopy
= Fundoscopy
注: 1.XAモダリティは退役モダリティDSを合併する。
2.RFモダリティは退役モダリティCF,DF,VFを合併する。
3.モダリティデータ要素 (0008,0060) の中で列挙されるモダリティは,それが表わすIODの名前と一
致しないことがある。例えば,XA IODからのSOPインスタンスは,RF実装がXAオブジェクト
を生成するときはRFモダリティと記載することがある。
C.7.3.1.1.2 患者位置
患者位置 (0018,5100) は,画像機器空間に関係した患者の位置を明記する。この属性は,注釈目的の
ためにのみ意図されている。それは患者の画像機器への正確で数学的な関係を提供しない。
画像機器の前面に直面しているとき, Head First は患者の頭が画像装置の前面を向いて位置している
と定義される。 Feet First は患者の足が画像機器の前面を向いて位置していると定義される。 Prone
159
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
(うつ向き)は,患者の顔が下向き(重力)方向に位置していると定義される。 Supine(仰向け)は,
患者の顔が上向き方向にあると定義される。 Decubitus Right(臥床姿勢の右)は,患者の右側が下向
き方向にあると定義される。 Decubitus Left(臥床姿勢の左)は,患者の左側が下向き方向にあると定
義される。
定義語は:
HFP = Head First-Prone
HFS = Head First-Supine
HFDR = Head First-Decubitus Right
HFDL = Head First-Decubitus Left
FFDL = Feet First-Decubitus Left
FFDR = Feet First-Decubitus Right
FFP = Feet First-Prone
FFS = Feet First-Supine
C.7.4 共通基準座標系情報エンティティモジュール
C.7.4.1 基準座標系モジュール
表C.7−5は,シリーズ内の画像の空間的関係を保証する基準座標系を唯一に識別するために必要
な属性を明記する。それは,画像が複数シリーズを横切って同一の基準座標系を共有することを同様
に可能にする。この基準座標系(あるいは座標系)は,特定の基準座標系に関係する全ての画像に対
して一定である。
基準座標系が識別されるとき,患者が画像機器に関係して位置している方法,または基準座標系の基
点がある場所は重要ではない。患者の位置および基点が特定の基準座標系への関係の中で一定である
ことが重要である。
注: シリーズの中へ画像をまとめるために使用される基準は応用特有であるので,同じ画像空間を共有する検
査内に複数シリーズを定義することは画像応用にとって可能である。DICOM規格の前の版は,シリー
ズ内の全ての画像は空間的に関係していなければならないと明記していた。しかしながら,検査内の複数
シリーズが空間的に関係しているか否かを決めるために,不充分な情報しか利用できなかった。
表C.7−6 基準座標系モジュール属性
属性名
基準座標系UID
タグ
(0020,0052)
位置基準標識
(0020,1040)
タイプ
属性の説明
1
シリーズのための基準座標系を唯一に識別する。
詳しい説明は C.7.4.1.1.1 を参照
2
基準として使われる患者の解剖学的部位。たとえ
ば,iliac crest(腸骨稜),orbital- medial (眼窩の
内側),sternal notch(頚切痕),symphysis pubis
(恥骨結合),xiphoid(剣状突起),lower coastal
margin(下の方の肋骨の縁),external auditory
meatus(外耳道)。詳しい説明は C.7.4.1.1.2 を参
照。
C.7.4.1.1 基準座標系の属性の説明
C.7.4.1.1.1 基準座標系UID
基準座標系UID (0020,0052) は,シリーズのための基準座標系を唯一に識別するために使用される。
各シリーズは単一の基準座標系UIDを持つ。しかし,検査内の複数シリーズが基準座標系UIDを
共有することがある。同一基準座標系UIDを共有するシリーズの中の全画像は,相互に空間的に関
160
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
係している。
注: 1.DICOM規格の前の版は,退役したデータ要素「位置 Location」を定義していた。基準座標系UI
Dは位置を示すために使用される画像位置の基準の完全で曖昧でない識別を提供する。
2.共通基準座標系UIDは,軸画像の集合に位置決め画像を空間的に関係づけるために使用されること
がある,しかしながら,ある場合(例えば,軸画像の単一集合に関係づけられている複数の位置決め画像)
では,共通の基準座標系UIDが十分ではないことがある。参照画像シーケンス (0008,1140) は位置決め
画像を関係づけるためのあいまいでない方法を提供する。
C.7.4.1.1.2 位置基準標識
位置基準標識 (0020,1040) は,特定の基準座標系UIDに関係した解剖学的基準点として使用される
患者の解剖学的部位を明記する。位置基準標識は,基準座標系UIDに関係した固定基準座標系の基
準点と一致することがあり,または一致しないことがある。
位置基準標識は,注釈の目的のためにのみ使用される,そして数学的空間的基準として使用されるこ
とは意図されていない。
注: 位置基準標識はそれが意味をもたないときには零長さが送られることがある,例えば,基準座標系モジュ
ールが乳房圧迫を解放しないで収集された乳房のマンモグラフィ画像に関係すrために必要とされるが,
しかしそのような意味のある解剖学的基準点がない場合。
C.7.4.2 同期モジュール
表C.7.4.2−1はSOPインスタンスの時間的関係を確立する基準座標系を唯一に識別するた
めに必要な属性を明記する。同期した環境は,デイクロックの共有時間,および/または共有された
トリガーイベントまたは同期波形チャネルに基づいて確立されることがある。
注:同期環境内では,異なる装置が共用データを異なって使用することがある。例えば,電気的パルスは,一
つの装置(例えばX線画像システム)によってトリガーイベントとして扱われることがあるが,別の装置
(例えば,血行動態システム)によって同期波形として記録されることがある。
表C.7−7 同期モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性記述
同期基準座標系UID
(0020,0200)
1
共通同期環境のUID。C.7.4.2.1.1 を参照。
同期トリガー
(0018,106A)
3
外部装置とのデータ収集同期。
列挙値:
SOURCE −この装置は他の装置へ同期チャネル
またはトリガーを供給する
EXTERNAL −この装置は他の装置から同期チャ
ネルまたはトリガを受け取る
PASSTHRU −この機器は同期チャネルあるいは
トリガーを受信し,それを転送する。
NO TRIGGER −共通チャネルあるいはトリガー
によって同期しないデータ収集
トリガーソースまたは (0018,1061)
タイプ Trigger Source or
Type
3
トリガーソースの装置IDおよび/またはトリガ
ーのタイプを指定する
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同期チャネル
(0018,106C)
同期チャネルあるいはトリガーを記録する波形チ
ャネルの識別子。C.7.4.2.1.3 を参照。
1C
同期チャネルあるいはトリガーがこのSOPイン
スタンスの中の波形の中で符号化される場合は必
要。
収集時間同期
(0018,1800)
外部時間基準と同期する収集日時 (0008,002A)。
3
列挙値: Y, N
C.7.4.2.1.4 を参照。
時間ソース
(0018,1801)
3
時間基準を提供する装置またはシステムのID
時間分配プロトコル
(0018,1802)
3
この装置を同期させるために使用される時間分配
の方法。
定義語:
NTP - Network Time Protocol
IRIG - InterRange Instrumentation Group
GPS - Global Positioning System
C.7.4.2.1 同期属性記述
C.7.4.2.1.1 同期基準座標系UID
装置の集合は,同期基準座標系UIDによって識別される,共通収集同期環境を共有することがある。
同じ同期基準座標系UIDを共有する全てのSOPインスタンスは時間的に互いに関係している。同
期基準座標系UIDが存在する場合は,シリーズ中の全てのSOPインスタンスは同じ基準座標系を
共有しなければならない。
注: 1.同期基準座標系UIDは機器同期環境を定義する,そして個々の無関係な収集のために変更される必
要はない。SOPインスタンスは,したがって同期基準座標系UIDを共有することがあるが,しかし臨
床的に無関係なことがある(例えば,異なる患者に適用する)。
2.同期環境が再較正される場合,新しいUIDが発行されなければならない。
3.複数装置に同期基準座標系UIDを分配する方法は明記されない。
C.7.4.2.1.2 時間ソースと時間分配プロトコル
時間は一次ソース(例えば国立標準局)で創りだされる,そして画像装置に到達するまでに一連の二
次分配システムを通って分配されることがある。時間分配プロトコル (0018,1802) は,直前の時間ソ
ース (0018,1801) から時間を受け取るために装置によって使用される直接(最後リンク)の方法を明
記する。それは,時間ソースがその同期から導出する最終的な時間基準を明記しない。
C.7.4.2.1.3 同期チャネル
同期チャンネル (0018,106C) は一対の値(M,C)として指定される,ここで最初の値が波形シーケ
ンス (5400,0100) 属性(即ち,多重グループ)のシーケンス項目の序数である,そして第二の値は多
重グループ内のチャネル定義シーケンス (003A,0200) 属性(即ち波形チャネル番号)のシーケンス項
目の序数である。
C.7.4.2.1.4 収集時間同期
収集時間同期 (0018,1800) 属性は,波形識別モジュールまたは一般画像モジュールのの収集日時 (0008,002A)
属性が波形および/または画像データの収集のための正確な同期時間スタンプを表わすかどうかを明記
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する。トリガー複数フレーム画像に対しては,,収集日時が最初の画像フレームのためのトリガーに適用
される(シネモジュールにおける属性画像トリガー遅延 (0018,1067) を参照)。注: 収集日時の精度の
程度,および外部クロックに関するその精度は明記されないが,臨床応用に適切である必要がある。
C.7.5 共通装置IEモジュール
次の装置IEモジュールは装置IEを参照する全ての複合画像IODに共通である。
C.7.5.1 一般的装置モジュール
表C.7−6は画像のシリーズを作成する一台の装置を識別する,そして記述する属性を明記する。
表C.7−8 一般的装置モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
製造者
施設名
(0008,0070)
(0008,0080)
2
3
施設住所
(0008,0081)
3
ステーション名
(0008,1010)
3
施設部門名
(0008,1040)
3
製造者のモデル名
(0008,1090)
3
装置製造番号
(0018,1000)
3
ソフトウェア版
(0018,1020)
3
空間分解能
(0018,1050)
3
最終較正の日付
(0018,1200)
3
最終較正の時刻
(0018,1201)
3
画素パディング値
(0028,0120)
3
属性の説明
デジタル画像を作成した装置の製造者
デジタル画像を作成した装置が設置されている施
設
デジタル画像を作成した装置が設置されている施
設の住所
デジタル画像を作成した装置を識別する利用者定
義の名前
デジタル画像を作成した装置が設置されている施
設の中の部門
デジタル画像を作成した装置の製造者のモデル番
号
デジタル画像を作成した装置の製造者のシリアル
番号
デジタル画像を作成した装置のソフトウエア版の
製造者の名称
選択されたデータ収集および再構成技術に対する
ハイコントラスト被検体に対する装置の固有限界
分解能:単位 mm。シリーズの画像にわたって変
化する場合には,画像中心における値。
画像収集装置較正が何れの方法でも最後に変更さ
れた日付。複数の登録は別の時刻の追加較正に対
して使われることがある。詳細な説明は
C.7.5.1.1.1 を参照
画像収集装置較正が何れの方法でも最後に変更さ
れた時刻。複数の登録が使われることがある。詳
細な説明は C.7.5.1.1.1 を参照
長方形でない画像を長方形フォーマットに埋める
ために追加される画素の値。詳細は C.7.5.1.1.2 を
参照。
注: この属性の値表現は画素表現 (0028,0103) の値に
よって決められる。
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C.7.5.1.1 一般装置の属性の記述
C.7.5.1.1.1 最終較正の日付,最終の較正の時刻
最終較正の日付 (0018,1200) および最終較正の時刻 (0018,1201) が,較正の日付および時刻を伝達する
ために使用される。属性最終較正の日付 (0018,1200) は単独でサポートされることがあるが,しかし
属性最終較正の時刻 (0018,1201) は,属性最終較正の日付 (0018,1200) が同様にサポートされる場合を
除き意味を持たない。各属性の順序は,最も古い日付/時刻から最も新しい日付/時刻へである。属
性が両方ともサポートされるとき,それらは対として提供される。
C.7.5.1.1.2 画素パディング値
画素パディング値 (0028,0120) は,長方形でない画像を長方形フォーマットに埋めるために使用され
る。幾つかの画像の本来のフォーマットは長方形ではない。このフォーマットを持つ装置に対して,
本来の画像の中に含まれていない特定の画素値をもって,DICOM規格によって要求される長方形
フォーマットに画像を埋めることは普通である。この属性は,このパディング値の値を明記する。
注: 1.画素値とX線強度との関係が未知の場合,黒で埋めるために以下の値が使用されることが推奨される:
光度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME2 の場合,0。
光度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME1 のとき,2 格納ビット- 1。
2.(例えば,画素強度関係 (0028,1040) と画素強度関係符号 (0028,1041) によって定義される)画素値と
X線強度との関係が既知の場合,空気に等価な値を使用することが推奨される。
C.7.6 共通画像IEモジュール
次の画像IEモジュールは画像IEを参照する全ての複合画像IODに共通である。
C.7.6.1 一般画像モジュール
表C.7−7は特定のシリーズ内の画像を識別しそして記述する属性を指定する。
表C.7−9 一般画像モジュール属性
属性名
インスタンス番号
タグ
(0020,0013)
タイプ
2
属性の説明
この画像を識別する番号
注:この属性はこの規格の初期の版では画像番号と名付
けられていた。
患者方向
(0020,0020)
2C
内容日付
(0008,0023)
2C
画像の行と列の患者方向。画像が画像方向(患者)
(0020,0037) および画像位置(患者) (0020,0032)
を必要としない場合は必要。詳細は C.7.6.1.1.1 を
参照。
画像画素データの作成が開始された日付。画像が,
画像が時間的に関係しているシリーズの部分であ
る場合は必要。
注:この属性は以前には画像日付として知られていた。
内容時刻
(0008,0033)
2C
画像タイプ
(0008,0008)
3
画像画素データの作成が開始された時刻。画像が,
画像が時間的に関係しているシリーズの部分であ
る場合は必要。
画像識別特性。定義語および詳細は C.7.6.1.1.2 を
参照。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
収集番号
(0020,0012)
3
収集日付
(0008,0022)
3
収集時刻
(0008,0032)
3
収集日時
(0008,002A)
3
この画像を生じたある期間にわたる単一の連続し
たデータ収集を識別する番号
この画像を生じたデータの収集が開始された日
付。
この画像を生じたデータの収集が開始された時
刻。
この画像を生じたデータの収集が開始された日付
と時刻。
注: 外部クロックとのこの時間の同期は同期モジュー
ルの中で,同期収集時刻 (0018,1800) の中で指定
される。
参照画像シーケンス
(0008,1140)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
> 参照フレーム番号
(0008,1160)
3
導出記述
(0008,2111)
3
発生源画像シーケンス
(0008,2112)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
> 参照フレーム番号
(0008,1160)
3
収集の中の画像
画像コメント
品質管理画像
(0020,1002)
(0020,4000)
(0028,0300)
3
3
3
この画像に深く関係している他の画像を識別する
画像SOPクラス/インスタンスの集合に参照を
提供するシーケンス(例えば後位置決めCT画像
またはマンモグラフィ生検または部分視野画像)。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1140) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1140) が送られる場合は必
要。
この画像に著しく関係があるフレームを識別する
ために,複数フレーム画像SOPインスタンスの
一以上のフレームを参照する
この画像が導出された方法のテキスト記述。詳細
説明は C.7.6.1.1.3 を参照。
この画像を導出するために使用した画像の画像S
OPクラス/インスタンス対の集合を識別するシ
ーケンス。零以上の項目がこのシーケンスの中に
含まれることがある。詳細は C.7.6.1.1.4 を参照
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,2112) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,2112) が送られる場合は必
要。
この画像に著しく関係があるフレームを識別する
ために,複数フレーム画像SOPインスタンスの
一以上のフレームを参照する
このデータの収集から得られた画像の数
画像についての利用者定義コメント
この画像が品質管理またはファントム画像である
か否かを示す。列挙値:
YES
NO
この属性がない場合には,画像は品質管理または
ファントム画像であることがあり,ないことがあ
る。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
焼込済注釈
(0028,0301)
3
非可逆画像圧縮
(0028,2110)
3
非可逆画像圧縮比
(0028,2112)
3
画像が,患者と画像が収集された日付を識別する
ために十分な焼き込み済注釈を含んでいるか否か
を示す。列挙値:
YES
NO
この属性がない場合には,画像は焼き込み済注釈
を含むことがあり,含まないことがある。
画像が非可逆圧縮を受けたか否かを明記する。列
挙値:
00 = 画像は非可逆圧縮を受けた経験がない。
01 = 画像は非可逆圧縮を受けた経験がある。
C.7.6.1.1.5 を参照。
この画像に適用された概略の非可逆圧縮比を記述
する。詳細説明は C.7.6.1.1.5 を参照。
連続非可逆圧縮ステップが適用される場合は複数
値を持つことがある。
注: 1.たとえば 30:1 の圧縮比はこの属性の中で 30
の単一値で記述されるであろう。
2.歴史的理由のために,非可逆圧縮比は導出記
述 (0008,2111) の中で同様に記述される。
アイコン画像シーケン
ス
> 画像画素モジュール
提示LUT形状
(0088,0200)
(2050,0020)
3
3
このアイコン画像は画像の代表である。
詳細説明に関しては C.7.6.1.1.6 を参照のこと。
存在する場合,もしあれば,それらはP値である
ことが定義される,すべてのグレイスケール変換
の出力のような提示LUTのための恒等変換を指
定する。
列挙値は次のとおりである:
IDENTITY (出力はP値である)光度測定解釈
(0028,0004) が MONOCHROME2 または,いずれ
かのカラー光度測定解釈である場合,使用される。
INVERSE (反転した後の出力がP値である)光
度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME1 であ
る場合,使用される。
この属性がカラー光度測定解釈と共に使用される
場合,輝度成分はP値である。
C.7.6.1.1 一般画像属性の説明
C.7.6.1.1.1 患者方向
画像面に関係した患者方向 (0020,0020) は,正の横行軸(左から右)および正の縦列軸(上から下)
の解剖学的な方向を示す二つの値によって明記される。最初の登録は横行の方向であり,最初の行に
おける最初の画素からその行における最後の画素の方向によって与えられる。二番目の登録は縦列の
方向であり,最初の縦列における最初の画素からその列における最後の画素の方向によって与えられ
る。
解剖学的方向は頭文字によって指示される:A(anterior:前面),P(posterior:背面),R(right:
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
右),L(left:左),H(head:頭),F(foot:足)。方向属性の各値は,少なくともこれらの文字
の一つを含む。方向記述の中で細かな区別立てが指定される場合には,それらは各値の中で一または
二の追加文字によって指示される。各値内で,文字は最初の文字の中で指示された主方向で順序づけ
られる。
C.7.6.1.1.2 画像タイプ
画像タイプ (0008,0008) 属性は,重要な画像識別特性を識別する。これらの特性は:
a. 画素データ特性
1. 画像は ORIGINAL 画像である;その画素値がオリジナルまたは発生源データに基づいて
いる画像。
2. 画像は DERIVED (導出)画像である;その画素値は一つ以上の他の画像の画素値から
ある方法で導出された画像である。
b. 患者検査特性
1. 画像は PRIMARY 画像である;患者検査の直接の結果として作成された画像。
2. 画像は SECONDARY 画像である;最初の患者検査の後に作成された画像
c. モダリティ特有の特性
d. 実装特有の識別子;他の実装特有の識別子は,実装の適合性宣言の中で文書化される。
画像タイプ属性は複数値である,そして次の方法の中で提供される。
a. 値1は,画素データ特性を識別する;画素データ特性についての列挙値は:
ORIGINAL = オリジナル画像を識別する
DERIVED = 導出画像を識別する
b. 値2は,患者検査特性を識別する;患者検査特性についての列挙値は:
PRIMARY = 一次画像を識別する
SECONDARY = 二次画像を識別する。
c. 値3は,画像IOD特有の特殊化を識別する(任意選択)。
d. その他の実装特有の値(任意選択)。
導出された画像の画素データが,発生源画像の画素データと異なる,そしてこの相違が専門家の画像
の解釈に影響を及ぼすことを予想される場合は,導出された画像は発生源画像の全てとは異なるUI
Dを持つ。
C.7.6.1.1.3 導出の説明
画像が導出画像であると確認される場合は(C.7.6.1.1.2画像タイプを参照),導出記述
(0008,2111) は,画像が導出された方法の任意選択テキスト記述である。発生源画像シーケンス
(0008,2112) が提供されるか,されないかに係わらず,それは使用されることがある。導出画像画素デ
ータが発生源画像の一つから大きくは変わっていない,そして導出画像のSOPインスタンスUID
が発生源画像のために使用される一つと同一である場合にも,それは同様に使用されることがある。
注: 専門家の解釈に影響することが通常予期され,そして従って新しいUIDを持つ導出画像の例は次を含
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
む:
a. 別の画像の画像処理から得られる画像(例えば,アンシャープマスキング)
b. 複数面再フォーマットCT画像
c. 一つの画像の画素値を別のものから減算することによって引き出されたDSA画像
d. 非可逆圧縮アルゴリズムによって圧縮された後に,伸長された画像。利用者が,非可逆圧縮につい
ての必要な情報を持ことを保証するために,およその圧縮率が導出記述 (0008,2111) の中に含まれ
ることがある。
専門家の解釈に影響を与えることが通常考えられない,そして従って新しいUIDを必要としない導出画
像の例は,表示の目的のために追加の行および列で埋められた画像である。
C.7.6.1.1.4 発生源画像シーケンス
画像が導出画像(C.7.6.1.1.2画像タイプを参照)であると確認される場合は,発生源画
像シーケンス (0008,2112) は,導出画像を生成するために使用された発生源画像を確認する参照SO
PクラスUID (0008,1150) /参照SOPインスタンスUID (0008,1155) 対の任意選択リストであ
る。誘導記述 (0008,2111) の中で画像が導出された方法の説明があるときもないときも,それが使用
されることがある。
C.7.6.1.1.5 非可逆画像圧縮
属性非可逆画像圧縮 (0008,2110) は,画像が非可逆圧縮を受けたことを伝達する。それは画像が(そ
の生涯のある時点で)非可逆アルゴリズムで圧縮された,そして変化が画素データの中に導入された
ことを記録するための手段を提供する。一度その値が “01” に設定されれば,それはリセットされな
い。
注:画像が非可逆アルゴリズムで圧縮された場合は,属性非可逆画像圧縮 (0008,2110) は “01” に設定される。
その後に,画像が伸張されそして非圧縮フォーマットの中で伝送された場合は,この属性値は “01” に留
まる。
フレームの一つ以上が非可逆圧縮を受けた,複数フレームを含むSOPインスタンスの中の非可逆画
像圧縮 (0008,2110) 属性の値は, “01” である。
注: 適用されるフレームは属性導出記述 (0008,2111) の中で注記されることが推奨される。
非可逆画像圧縮 (0008,2110) が “01” に設定されている場合は,属性画像タイプ (0008,0008) の値1は
DERIVED に設定される,そして画像は新しいSOPインスタンスUIDを受け取る。
注: 1.大凡の圧縮率が,属性導出記述 (0008,2111) の中で提供されることが推奨される。更に,画素データ
の変化が専門家の解釈に影響するかもしれないとき,それを示すために導出記述 (0008,2111) が使用され
ることが推奨される。(C.7.6.1.1.3を参照)
2.属性非可逆画像圧縮 (0008,2110) は,既存のIODとの後方互換性のためにタイプ3として定義され
ている。新しい画像IODに対して,また(例えば,新しいIODが明記される)大きな改訂を受けた既
存のIODに対して,それは必要とされる(即ち,タイプ1Cとして定義される)ことが期待される。
C.7.6.1.1.6 アイコン画像シーケンス
アイコン画像は画像のキー代表として使用されることがある。それは,アイコン画像のデータ要素で
作られたデータ集合をカプセル化した単一項目を含むシーケンスとして定義される。データ要素は画
像画素モジュールによって定義される(節C.7.6.3を参照)。節F.7の中で定義された制約
は適用される。
168
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.6.2 画像面モジュール
表C.7−8は,二次元画像面の転送画素配列を定義する属性を明記する。
注: 規格の前の版の中で,画像位置および画像方向は,特定の装置座標系に関係して明記された。この装置座
標系は,十分に定義されておらず,多くの曖昧な点があった。装置に基づいた座標系は退役した,そして
このモジュールの中で定義される患者に基づいた座標系によって置き換えられた。
表C.7−10 画像面モジュール属性
属性名
画素間隔
タグ
(0028,0030)
画像方向(患者)
(0020,0037)
画像位置(患者)
(0020,0032)
スライス厚さ
スライス位置
(0018,0050)
(0020,1041)
タイプ
属性の説明
1
数字の対によって明記される各画素の中心間の,
患者における物理的距離,隣接する横行間隔(区
切記号)隣接する縦列間隔:単位 mm
1
最初の横行および最初の縦列の,患者に関係した
方向余弦。詳細は C.7.6.2.2.1 を参照
1
画像の上左手かど(伝送される最初のボクセルの
中心)の x, y, z 座標:単位 mm。詳細は C.7.6.2.2.1
を参照。
2
公称のスライス厚さ:単位 mm
3
曝射の相対的位置:単位 mm。詳細は C.7.6.2.2.2
を参照。
C.7.6.2.1 画像面属性の説明
C.7.6.2.1.1 画像位置および画像方向
画像位置 (0020,0032) は画像の上左手かどのx,y,およびz座標を明記する;それは転送される最
初のボクセルの中心である。画像方向 (0020,0037) は,最初の横行および最初の縦列の患者に関係し
た方向余弦を明記する。これらの属性は対として提供される。x,y,およびz軸それぞれに対する
横行の値に,x,y,およびz軸それぞれに対する縦列の値が後続する。
軸の方向は患者の方向によって完全に定義される。x軸は患者の左手側へ増加する。y軸は患者の背
面側に増加する。z軸は患者の頭に向って増加する。
患者に基づく座標系は右手系である,即ち,正のx軸に沿った単位ベクトルおよび正のy軸に沿った
単位ベクトルのベクトル相互積は,正のz軸に沿った単位ベクトルに等しい。
注: 患者は床に平行に横たわり,テーブル上で顔を上げ,患者の足−頭方向が画像装置の前面−後面方向と同
じである場合は,この患者に基づく座標系およびこの規格の前の版における装置に基づく座標系の軸の方
向は一致する。
C.7.6.2.1.2 スライス位置
スライス位置 (0020,1041) は mm で表される曝射の相対的位置として定義される。この情報は明記さ
れていない実装特有の基準点に関係している。
C.7.6.3 画像画素モジュール
表C.7−9は画像の画素データを記述する属性を明記する。
表C.7−11 画像画素モジュールの属性
属性名
タグ
タイプ
属性の説明
169
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
行
列
割当ビット
(0028,0010)
(0028,0011)
(0028,0100)
1
1
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素表現
(0028,0103)
1
画素データ
(7FE0,0010)
1
面構成
(0028,0006)
1C
画素アスペクト比
(0028,0034)
1C
最小画像画素値
最大画像画素値
赤パレットカラーLU
T記述子
(0028,0106)
(0028,0107)
(0028,1101)
3
3
3
緑パレットカラーLU
T記述子
(0028,1102)
3
青パレットカラーLU
T記述子
(0028,1103)
3
この画像の中のサンプル(面)の数。詳細は
C.7.6.3.1.1 を参照。
画素データの意図された解釈を明記する。詳細は
C.7.6.3.1.2 を参照
画像の中の横行の数
画像の中の縦列の数
各画素サンプルに対して割り当てられたビットの
数。各サンプルは同じ数の割当ビットを持つ。詳
細はPS3.5を参照
各画素のサンプルに対する格納されるビットの
数。各サンプルは同じ数の格納ビットを持つ。詳
細はPS3.5を参照
画素サンプルデータに対する最上位のビット
(Most significant bit)。各サンプルは同じ高位ビ
ットを持つ。詳細はPS3.5を参照
画素サンプルのデータ表現。各サンプルは同じ画
素表現を持つ。列挙値:
0000H = 符号なし整数
0001H = 2の補数
画像を構成する画素サンプルのデータの流れ。詳
細は C.7.6.3.1.4 を参照。
画素データが面単位の色または画素単位の色のど
ちらで送られるかを示す。画素あたりサンプル
(0028,0002) が1より大きい値をもつ場合は必要。
詳細は C.7.6.3.1.3 を参照。
整数値の対によって明記される画像における画素
の垂直寸法および水平寸法の比率,ここで最初の
値が垂直の画素寸法であり,第二の値が水平の画
素寸法である。アスペクト比が 1¥1 ではない,そ
して画像面モジュールがこの画像に適用されない
場合は必要。 C.7.6.3.1.7 を参照すること。
この画像の中で遭遇する最小実際画素値
この画像の中で遭遇する最大実際画素値
赤パレットカラーLUTデータ (0028,1201) のフ
ォーマットを明記する。光度測定解釈 (0028,0004)
が PALETTE COLOR または ARGB の値を持つ
場合は必要。詳細は C.7.6.3.1.5 を参照
緑パレットカラーLUTデータ (0028,1203) のフ
ォーマットを明記する。光度測定解釈 (0028,0004)
が PALETTE COLOR または ARGB の値を持つ
場合は必要。詳細は C.7.6.3.1.5 を参照
青パレットカラーLUTデータ (0028,1202) のフ
ォーマットを明記する。光度測定解釈 (0028,0004)
が PALETTE COLOR または ARGB の値を持つ
場合は必要。詳細は C.7.6.3.1.5 を参照
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
赤パレットカラーLU
Tデータ
(0028,1201)
3
緑パレットカラーLU
Tデータ
(0028,1202)
3
青パレットカラーLU
Tデータ
(0028,1203)
3
赤パレットカラールックアップテーブルデータ。
光度測定解釈 (0028,0004) が PALETTE COLOR
または ARGB の値を持つ場合は必要。詳細は
C.7.6.3.1.6 を参照
緑パレットカラールックアップテーブルデータ。
光度測定解釈 (0028,0004) が PALETTE COLOR
または ARGB の値を持つ場合は必要。詳細は
C.7.6.3.1.6 を参照
青パレットカラールックアップテーブルデータ。
光度測定解釈 (0028,0004) が PALETTE COLOR
または ARGB の値を持つ場合は必要。詳細は
C.7.6.3.1.6 を参照
C.7.6.3.1 画像画素属性の記述
C.7.6.3.1.1 画素あたりサンプル
画素あたりサンプル (0028,0002) は,この画像の中の分離した面の数である。1,3,および4画像
面が定義される。他の数の画像面も許されるが,それらの意味はこの規格によって定義されない。
モノクローム(グレースケール)およびパレットカラー画像に対して,面の数は1である。RGBお
よび他の3ベクトルカラーモデルに対して,この属性の値は3である。ARGBおよび他の4ベクト
ルカラーモデルに対して,この属性の値は4である。
全ての画像面は,横行 (0028,0010),縦列 (0028,0011),割当ビット (0028,0100),格納ビット (0028,0101),
高位ビット (0028,0102),画素表現 (0028,0103),および画素アスペクト比 (0028,0034) の同じ数を持つ。
各画素の中のデータは,「複合画素符号」として表現されることがある。画素当たりサンプルが1で
ある場合は,複合画素符号は,単に “n” ビットの画素サンプルである,ここで “n” = 割当ビット。画
素当たりサンプルが1よりも大きい場合は,複合画素符号はサンプルの “k” ビット連結である,ここ
で “k” = 割当ビットと画素当たりサンプルの積,そして,複合画素符号の最上位ビットを構成する,
光度測定解釈名の中で最初に指定されるベクトル色を表すサンプルをもち,次のベクトル色を表現す
るサンプルによって順序で後続され,複合画素符号の最下位ビットを構成する 光度測定解釈名の中
で最後に指定されるベクトル色を表現するサンプルをもつ。例えば,光度測定解釈 = “RGB” に対して,
「割当ビット」の最上位ビットは赤のサンプルを含み,「割当ビット」の次のビットは緑のサンプル
を含み,そして「割当ビット」の最下位のビットは青のサンプルを含む。
C.7.6.3.1.2 光度測定解釈
光度測定解釈 (0028,0004) の値は,画像画素データの意図された解釈を明記する。
圧縮転送構文によって課された制約についてはPS3.5を参照のこと。
次の値が定義される。他の値は許されるが,しかし意味はこの規格によって定義されない。
MONOCHROME1 = 画素データは,単一モノクローム画像面を表す。最小サンプル値は任意のVOI
グレースケール変換が実行されたあと,白として表示されるべきことが意図される。PS3.4を参
照。この値は画素あたりサンプル (0028,0002) が1の値を持つときにのみ使用されることがある。
MONOCHROME2 = 画素データは,単一モノクローム画像面を表す。最小サンプル値は任意のVOI
グレースケール変換が実行されたあと,黒として表示されるべきことが意図される。PS3.4を参
171
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
照。この値は画素あたりサンプル (0028,0002) が1の値をもつときにのみ使用されることがある。
PALETTE COLOR = 画素データは,画素当たり単一サンプル(単一画像面)を持つカラー画像を記述
する。画素値は赤,青,および緑パレットカラールックアップテーブル (0028,1101-1103 および
1201-1203) の各々へのインデックスとして使用される。この値は,画素あたりサンプル (0028,0002) が
1の値を持つときにのみ使用されることがある。光度解釈がパレットカラーである時,赤,青,およ
び緑パレットカラールックアップテーブルが存在する。
RGB = 画素データは,赤,緑,および青の画像面によって記述されるカラー画像を表す。各カラー面
に対して最小サンプル値は,カラーの最小強度を表す。この値は,画素あたりサンプル (0028,0002) が
3の値をもつときにのみ使用されることがある。
HSV = 画素データは,色合い,飽和,および値の画像面によって記述されるカラー画像を表す。各H
SV面に対して最小サンプル値は,各ベクトルの最小値を表す。この値は画素あたりサンプル
(0028,0002) が3の値を持つときにのみ使用されることがある。
ARGB = 画素データは,赤,緑,青,およびアルファの画像面によって記述されるカラー画像を表す。
各RGB面に対して最小サンプル値は,カラーの最小強度を表す。アルファ面はパレットカラールッ
クアップテーブルを通過する。アルファ画素値が0より大きい場合は,赤,緑,および青のルックア
ップテーブル値が赤,緑,および青の画素面カラーに上書きされる。この値は画素あたりサンプル
(0028,0002) が4の値を持つときにのみ使用されることがある。
CMYK = 画素データはシアン,マゼンダ,黄,および黒の画像面によって記述されたカラー画像を表
す。各CMYK面に対して最小サンプル値は,カラーの最小強度を表す。この値は画素あたりサンプ
ル (0028,0002) が4の値を持つときにのみ使用されることがある。
YBR_FULL= 画素データは一つの輝度面 ( Y ) と二つの色相面 (CB および CR) によって記述される
カラー画像を表現する。この光度測定解釈は,画素当たりのサンプル (0028,0002) が3の値を持つと
きにのみ使用されることがある。黒は,Y が零に等しいことによって表現される。色のないことは,
CB および CR 値の両方がフルスケールの半分に等しいことによって表現される。
注: 割当ビット (0028,0100) が 8 の値を持つ場合は,フルスケールの半分は 128 である。
割当ビット (0028,0100) が 8 の値を持つ場合には,次の式は,RGB光度測定解釈および YCBCR 光
度測定解釈の間を変換する。
Y=
+.2990R + .5870G + .1140B
CB = -.1687R - .3313G + .5000B + 128
CR =
+.5000R - .4187G - .0813B + 128
注: 上記は,1990年のCCIR勧告601−2に基づく。
YBR_FULL_422 = CB および CR 値は Y の割合の半分で水平方向にサンプルされる,そしてこの結
果, Y 値の半分の CB および CR 値があることを除いて, YBR_FULL と同じである。
この光度測定解釈は, 面構成 (0028,0006) が 0000 に等しい値をもつ場合に限り許される。二つの Y
値が保存され,一つの CB および一つの CR 値が続く。 CB および CR 値は,二つのY値の最初の
位置でサンプルされる。画素の横行ごとに,最初の CB および CR サンプルは,最初の Y サンプル
の位置である。次の CB および CR のサンプルは,三番目の Y サンプルの位置である,など。
注: このサブサンプル方式は,しばしば間引き (cosited) サンプリングと称される。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
YBR_PARTIAL_422 = 次を除いて YBR_FULL_422 と同じである:
1.黒は Y= 16 に相当する;
2.Y は 220 レベルに制限されている(即ち,最大値が 235 である);
3.CB および CR はそれぞれ,16 の最小値をもつ;
4.CB および CR は, 225 レベルに制限される(即ち,最大値は 240 である);
5.色がないことは, 128 に等しい CB および CR によって表現される。
割当ビット (0028,0100) が 8 の値をもつ場合は,そのときは次の式は,RGB光度測定解釈および
YBR_PARTIAL_422 光度測定解釈の間を変換する。
Y
=
+ .2568R + .5041G + .0979B + 16
CB
= - .1482R - .2910G + .4392B + 128
CR
= + .4392R - .3678G - .0714B + 128
注: 上記は,1990年のCCIR勧告601−2に基づく。
C.7.6.3.1.3 面構成
面構成 (0028,0006) は,カラー画素データが面を単位にした色で送られるか,または画素を単位とし
た色で送られるかを示す。この属性は,画素あたりサンプル (0028,0002) が1より大きい値を持つ場
合は存在する。それ以外は存在しない。
列挙値:
000 =
最初の画素に対するサンプル値が,2番目の画素に対するサンプル値によって後続される,
等。RGB画像に対しては,これは送信される画素値の順序が R1, G1, B1, R2, B2, G2, ., 等
であることを意味する。HSV画像に対しては,これは送信される画素値の順序が H1, S1,
V1, H2, S2, V2, ., 等であることを意味する。ARGB画像に対しては,これは送信される
画素値の順序が A1, R1, G1, B1, A2, R2, G2, B2, ., 等であることを意味する。CMYK画像
に対しては,これは送信される画素値の順序が C1, M1, Y1, K1, C2, M2, Y2, K2, ., 等であ
ることを意味する。
001 =
各カラー面が隣接して送信される。RGB画像に対しては,これは送信される画素値の順序
が R1, R2, R3, ., G1, G2, G3, ., B1, B2, B3, 等であることを意味する。HSV画像に対し
ては,これは送信される画素値の順序が H1, H2, H3, ., S1, S2, S3, ., V1, V2, V3, 等である
ことを意味する。ARGB画像に対しては,これは送信される画素値の順序が A1, A2, A3, .,
R1, R2, R3, ., G1, G2, G3, ., B1, B2, B3, ., 等であることを意味する。CMYK画像に対
しては,これは送信される画素値の順序が C1, C2, C3, ., M1, M2, M3, ., Y1, Y2, Y3, ., K1,
K2, K3, ., 等であることを意味する。
C.7.6.3.1.4 画素データ
この画像に対する画素データ (7FE0,0010)。各画像面について送られる画素の順序は,左から右,上か
ら下である,即ち,上左の画素(1,1 でラベル付けされる)は最初に送られる,横行1の残りによって
後続される,横行2の最初の画素(2,1 でラベル付けされる)によって後続される,その後に横行2の
残り,そして同様に送られる。
複数面画像に対しては,この節の面構成 (0028,0006) を参照のこと。
173
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.6.3.1.5 パレットカラールックアップテーブル記述子
パレットカラールックアップテーブル記述子 (0028,1101-1103) の3値は,対応するデータ要素
(0028,1201-1203) または (0028,1221-1223) の中のルックアップテーブルデータの書式を記述する。
最初の値は,ルックアップテーブルの中の登録の数である。表の登録の数が,216 に等しいときには,
この値は 0 である。
二番目の値は,写像される最初の格納画素値である。この画素値はルックアップテーブルデータの中
で最初の登録に写像される。最初の写像された値よりも小さい全ての画像の画素値もまた,ルックア
ップテーブルデータの中で最初の登録に写像される。最初の写像された値よりも1だけ大きい画像画
素値は,ルックアップテーブルデータの中で二番目の登録に写像される。引き続く画像画素値は,ル
ックアップテーブルデータの中で最後の登録に写像される画像画素値,「登録の数+最初の写像され
た値−1」に等しい画像画素値に達するまで,ルックアップテーブルデータの中で引き続く登録に写
像される。「登録の数+最初の写像された値」よりも大きいまたは等しい画像画素値は,ルックアッ
プテーブルの中で最後の登録に同様に写像される。
三番目の値はルックアップテーブルデータの中の各登録のためのビット数を指定する。それは8また
は16の値をとる。LUTデータは割当ビット8あるいは16ビットと等しいフォーマットで格納さ
れる,ここで高位ビットは「割当ビット−1」と等しい。
パレットカラールックアップテーブル記述子 (0028,1101-1103) がパレットカラールックアップテーブ
ルモジュールの一部として使用されるときは,三番目の値は 16 に等しい。
注: 1.16 の値は,ルックアップテーブルデータが最小の強度 (0,0,0) から最大の強度 (65535,65535,65535)
まで分布するであろうことを示す。
2.パレットカラールックアップテーブル記述子 (0028,1101-1103) 属性が複数値であるので,明示的な
VR転送構文では,たとえ第1と第3値が定義によって常に符号なしとして解釈されるとしても,一つの
値表現(US または SS)だけがが指定されることがある。現実に使用される明示的VRは,第2値を表
わすために必要とされるVRによって指示される,それは画素表現 (0028,0103) と一致しているであろう。
C.7.6.3.1.6 パレットカラールックアップテーブルデータ
パレットカラールックアップテーブルデータ (0028,1201-1203) は,ルックアップテーブル記述子
(0028,1101-1103) に対応するルックアップテーブルデータを含む。パレットカラー値は,利用可能な強
度の全範囲にわたって常に調整される。これは,パレットカラーデータに対して格納ビットと高位ビ
ット値がないという事実によって示される。
注: 例えば,指定された登録につき16ビットあり,そして値の8ビットだけが本当に使用される場合には,
0から255までの8ビット強度は0から65535までの対応する16ビット強度に調整される。8ビ
ット値に対してこれを行うためには,最上位と最下位バイトの両方で値を単に繰り返す。
これらのルックアップテーブルは,画像の中に画素あたり単一サンプル(単一画像面)があるときの
み使用される。
光度測定解釈 (0028,0004) の値がパレットカラーであるとき,これらのルックアップテーブルが必要
である。これらのルックアップテーブルの意味は,それ以外の場合は定義されない。
C.7.6.3.1.7 画素アスペクト比
画素アスペクト比は最初の値が垂直画素寸法,また第二の値は水平画素寸法である一対の整数値によ
って指定された画像における画素の垂直寸法および水平寸法の比率である。例として,次の例の画素
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
寸法を考えると:
H = 0.25 mm
V = 0.30 mm
画素の寸法
画素アスペクト比 = 垂直寸法 ¥ 水平寸法 = 0.30 mm ¥ 0.25 mm。従って,画素アスペクト比は,複数
値の整数列 “6¥5”, “60¥50”,または任意の等価な整数比率で表わすことができる。
C.7.6.4 造影剤/ボーラスモジュール
表C.7−10は,画像の収集の中で使用される造影剤/ボーラスを記述する属性を明記する。
表C.7−12 造影剤/ボーラスモジュール属性
属性名
タグ
造影剤/ボーラス
(0018,0010)
造影剤/ボーラスシー (0018,0012)
ケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
タイプ
2
3
属性の説明
造影剤またはボーラス薬剤
造影剤を識別するシーケンス
基準コンテキストIDは 12。
ケンスマクロ を含める
造影剤/ボーラス投与 (0018,1040)
経路
造影剤/ボーラス投与 (0018,0014)
経路シーケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
3
造影剤薬剤の投与経路
3
造影剤の投与経路を識別するシーケンス
基準コンテキストIDは 11。
ケンスマクロ を含める
> 追加薬剤シーケンス
(0018,002A)
3
>> 表 8.8-1 の
符号シ
ーケンスマクロ を含め
る
造影剤/ボーラス容量
造影剤/ボーラス開始
時刻
造影剤/ボーラス停止
時刻
造影剤/ボーラス全投
与量
造影剤流量
造影剤ボーラスとともに投与される追加薬剤を識
別するシーケンス
基準コンテキストIDは 定義されていない。
(0018,1041)
(0018,1042)
3
3
希釈された造影剤の注入された容量:単位 ml
注入の開始の時刻
(0018,1043)
3
造影剤注入の終了の時刻
(0018,1044)
3
希釈されない造影剤の総量:単位 ml
(0018,1046)
3
注入の速度:単位 ml/sec
175
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
造影剤流れ期間
(0018,1047)
3
造影剤/ボーラス成分
(0018,1048)
3
造影剤/ボーラス成分
濃度
(0018,1049)
3
注入の期間:単位 sec。各造影剤流れ期間の値は,
造影剤流量 (0018,1046) の値に対応する。
薬剤の有効成分。定義語:
IODINE
GADOLINUM
CARBON DIOXIDE
BARIUM
(希釈された)薬剤の 1 ml 当りの有効成分のミリ
グラム mg
注: 1.流れ期間は,停止時刻を指定する代わりの方法である。
2.流量は,複数値(1,N)インスタンスの可能性によって段階的注入を可能にする。
3.76 % ディアトリゾアーテとメグルマイン/ソジウムの希釈 1:1 の 100 ml の注入に対して,
造影剤/ボーラス薬剤はテキストで “76 % Diatrizoate” である,
造影剤/ボーラス容量は 100 ml である,
造影剤/ボーラス全投与量は 50 ml である,
造影剤/ボーラス成分は “IODINE” である,
造影剤/ボーラス成分濃度は 370 mg/ml である
C.7.6.5 シネモジュール
表C.7−11は,複数フレームシネ画像の属性を明記する。
表C.7−13 シネモジュールの属性
属性名
好ましい再生順序制御
タグ
(0018,1244)
フレーム時間
(0018,1063)
フレーム時間ベクトル
(0018,1065)
開始トリム
(0008,2142)
停止トリム
(0008,2143)
推奨表示フレーム速度
(0008,2144)
シネ速度
(0018,0040)
タイプ
属性の説明
3
複数フレーム画像のための好ましい再生順序制御
を記述する。列挙値:
0 = 環状 (1,2,…n,1, 2,…n,1,2,…n,…)
1 = 掃引 (1,2,…n,n-1,…2,1,2,…n,…)
1C
個々のフレームごとの公称時間:単位 msec。詳細
は C.7.6.5.1.1 を参照。フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がフレーム時間を指す場合は必要。
1C
複数フレーム画像のためのフレーム間の実時間増
分(単位 msec)を含む配列。詳細は C.7.6.5.1.2 を
参照。フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフレ
ーム時間ベクトルを指す場合は必要。
3
表示すべき複数フレーム画像の最初のフレームの
フレーム番号
3
表示すべき複数フレーム画像の最後のフレームの
フレーム番号
3
複数フレーム画像のフレームが表示されるべき推
奨速度,単位:フレーム/秒
3
1秒間あたりのフレームの数
176
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
フレーム遅れ
(0018,1066)
3
画像トリガ遅延
(0018,1067)
3
実効持続時間
(0018,0072)
3
実フレーム持続時間
(0018,1242)
3
内容時刻 (0008,0033) から複数フレーム画像にお
ける最初のフレームの開始までの時間:単位 msec
トリガー(例えばX線オンパルス)から複数フレ
ーム画像の最初のフレ−ムまでの遅延時間,単位
msec
全体の複数フレーム画像のためにデータが実際に
取得された全体の時間:単位 sec.
各フレームあたりのデータ収集の経過時間:単位
msec
C.7.6.5.1 シネ属性の説明
C.7.6.5.1.1 フレーム時間
フレーム時間 (0018,1063) は,複数フレーム画像の個々のフレーム間の公称時間(単位 msec)である。
フレーム増分ポインターがこの属性を指す場合,フレーム時間は各フレームに対する「相対時間」を
計算するために,下記の方法の中で使用される:
フレーム「相対時間」 (n) = フレーム遅れ + フレーム時間 × (n-1)
ここで: n = 複数フレーム画像内のフレームの数で,最初のフレーム番号は1である
C.7.6.5.1.2 フレーム時間ベクトル
フレーム時間ベクトル (0018,1065) は,複数フレーム画像に対して n 番目のフレームとその前のフレ
ーム間の時間増分(単位 msec)を含む整列である。最初のフレームは,常に 0 の時間増分を持つ。
フレーム増分ポインターがこの属性を指す場合は,フレーム時間ベクトルは,フレーム n に対して「相
対時間」 T(n) を計算するために次の方法で使用される。
n
T(n) =
∑ ∆ ti
i=1
ここで ∆ t i は i 番目のフレーム時間ベクトル構成要素である。
C.7.6.6 複数フレームモジュール
表C.7−12は,複数フレーム画素データ画像の属性を明記する。
表C.7−14 複数フレームモジュール属性
属性名
フレームの数
タグ
(0028,0008)
フレーム増分ポインタ
(0028,0009)
タイプ
属性の説明
1
複数フレーム画像の中のフレーム数。詳細説明は
C.7.6.6.1.1 を参照。
1
複数フレーム画素データの中でフレーム増分とし
て使用される属性のデータ要素タグを含む。詳細
説明は C.7.6.6.1.1を参照。
177
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.6.6.1 複数フレーム属性の説明
C.7.6.6.1.1 フレームの数およびフレーム増分ポインタ
複数フレーム画像は,その画素データが個々の画像画素フレームの逐次的集合から構成される画像と
して定義される。複数フレーム画像は,画素の単一の連続する流れとして伝送される。フレームヘッ
ダは,データ流れ内には存在しない。
それぞれの個々のフレームは,画像画素モジュール(C.7.6.3を参照)の中の属性によって定
義される(そして識別されることができる)。全画像IE属性は,複数フレーム画像の中の最初のフ
レームに関係づけられる。
複数フレーム画像内に含まれるフレームの総数は,フレームの数 (0028,0008) の中で転送される。
複数フレーム画像内のフレームは,論理的シーケンスとして伝達される。フレームの逐次的順序を決
定する情報は,フレーム増分ポインタ (0028,0009) によって転送されるデータ要素タグまたは複数の
タグによって識別される。複数フレームモジュールをサポートする各特定画像IODは,シーケンス
として使用されることがある属性を識別するために,フレーム増分ポインタ (0028,0009) を特殊化す
る。
C.7.6.7 バイプレーンシーケンスモジュール(退役)
C.7.6.8 バイプレーン画像モジュール(退役)
C.7.6.9 フレームポインターモジュール
表C.7−15はフレームポインターモジュール属性を明記する。
表C.7−15 フレームポインターモジュール属性
属性名
代表フレーム番号
タグ
タイプ
(0028,6010)
3
関心フレーム番号(FO (0028,6020)
I)
関心フレームの記述
(0028,6022)
3
3
属性の説明
複数フレーム画像の絵表示(例えばアイコン)と
して使用するために選ばれたフレーム番号
関心フレームとして選ばれたフレーム番号(複数
可)
(0028,6020) の中で選ばれた関心フレームのそれ
ぞれの記述。複数の関心フレームが選択される,
そしてこの属性が使用される場合は,関心フレー
ム番号 (0028,6020) の中にあるものと同じ値の数
を含む。
注: 1.フレーム番号は1で始まる。
2.関心フレームの記述は,心収縮期,心拡張期,狭窄動脈のようなフレームを指示することが意図され
ている。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.6.10 マスクモジュール
表C.7−16は,複数フレーム画像のためのマスク操作を記述する属性を明記する。
表C.7−16 マスクモジュール属性
属性名
マスク減算シーケンス
タグ
タイプ
(0028,6100)
1
> マスク操作
(0028,6101)
1
> 適用可能フレーム範
囲
(0028,6102)
3
> マスクフレーム番号
(0028,6110)
1C
> 造影フレーム平均化
(0028,6112)
3
> マスク副画素移動
(0028,6114)
3
> TIDオフセット
(0028,6120)
2C
> マスク操作説明
推奨観察モード
(0028,6190)
(0028,1090)
3
2
属性の説明
複数フレーム画像に対してマスク減算操作を記述
するシーケンスを定義する。
実行されるべきマスク操作のタイプを識別する定
義語。詳細説明については C.7.6.10.1 を参照。
この複数値属性の中で数の各々の対は,この特定
マスク操作が有効である範囲に含まれる,開始お
よび終了フレーム番号を明記する。不連続な範囲
は数の複数の対によって表される。複数フレーム
画像の中のフレームは,1で始まる逐次増加する
数値によって指定される。この属性がこの特定シ
ーケンス項目の中で欠けている場合は,そのとき
は C.7.6.10.1.1 の中で記述される制限に従って,
マスク操作は全体の複数フレーム画像を通して適
応可能である。
このマスクを作成するために使用される画素デー
タのフレーム番号を明記する。複数フレーム画像
の中のフレームは1で始まる逐次増加する数値に
よって指定される。マスク操作 (0028,6101) が
AVG_SUB でsる場合は必要。
マスク操作を実行する前に互いに平均化する造影
フレームの数を明記する。属性が欠けている場合
は,平均化は実行されない。
造影フレームからそれを減算する前にマスクに適
用される,垂直[隣接する横行の間隔]および水
平[隣接した縦列の間隔]の端数の画素移動を指
定する浮動小数点数の対。 C.7.6.10.1.2 を参照。
TIDモードにおけるマスクフレームを位置決め
するために現在のフレーム番号から減算すべきオ
フセットを指定する。長さ零の場合には,TID
オフセットは 1 に省略時設定される。マスク操作
(0028,6101) が TID であるときは必要である。
この特定マスク操作の自由形式の説明
推奨される観察プロトコルを指定する。
定義語:
SUB = マスク画像との減算用;
NAT = 送られたとおりの画像の固有観察。
注: 実装が推奨観察モード (0028,1090) に対する定義
語を認識しない場合は,固有表示モードに戻るこ
とが推奨される。
注: フレーム番号は1で始まる。
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C.7.6.10.1 マスク減算属性の記述
C.7.6.10.1.1 マスク操作
マスク操作 (0028,6101) は,実施されるべきマスク操作のタイプを明記する。実行されるマスク操作
を識別する定義語は以下の通りである:
NONE
(No Subtraction) マスク減算操作は指定されない。
AVG_SUB
(Average Subtraction) マスクフレーム番号 (0028,6110) によって指定されるフレー
ムが一緒に平均化される,マスク副画素移動 (0028,6114) の中で指定される量によ
って移動される,そして適用フレーム範囲 (0028,6102) の中で指定される範囲で造
影フレームから減算される。現在のフレームで始まる造影フレーム平均化
(0028,6112) の数のフレームは,減算する前に互いに平均される。適用可能フレーム
範囲がこのシーケンス項目の中に存在しない場合は,適用可能フレーム範囲は,画
像の最後のフレーム番号から造影フレーム平均化 (0028,6112) を引いて1を加えた
数で終ると仮定される。
TID
(Time Interval Differencing) 適用可能フレーム範囲 (0028,6102) 内の各フレームに対
するマスクは,個々のフレーム番号からTIDオフセット (0028,6120) を引くこと
によって選択される。このシーケンス項目の中に適用可能フレーム範囲が存在しな
い場合は,適用可能フレーム範囲は,複数フレーム画像内の有効フレーム番号の中
に帰着する範囲をもつ,何れかのフレーム番号から減算されたTIDオフセットの
範囲であることが仮定される。
C.7.6.10.1.2 マスク副画素移動
造影フレームからそれを減算する前にマスクに適用される,部分的な垂直[隣接する横行の間隔]お
よび水平[隣接した縦列の間隔]の画素移動を指定する浮動小数点数の対。横行オフセットは,縦列
軸に沿った画素位置の移動に帰着する。縦列オフセットは,横行軸に沿った画素の移動に帰着する。
正の横行オフセットは,画素面のより低い横行の画素に向かっての移動である。正の縦列オフセット
は,画素面の左手側縦列の画素に向かっての移動である。
C.7.6.11 表示シャッタモジュール
表示シャッタは,シャッタ形状の外側に位置する何れの画素の表示も無効にするために,提示目的の
ために画像に適用されることがある,幾何学的マスクである。シャッタの幾何学的形状は,原点が上
左手画素である,横行および縦列座標系に関係して指定される。この原点は,横行/縦列に対して値 1,1
によって指定される。横行座標は,横行間隔(垂直)を表す,そして縦列座標は縦列間隔(水平)を
表す。三つまでの異なったシャッタ形状が使用されそして重ね合わされることがある。
表示領域が無効にされる方法(暗転,灰色,あるいは他の手段)は,属性シャッタ提示値 (0018,1622)
によって定義されるか,あるいはこの属性が不在か空の場合は定義されない。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.7−17 表示シャッタモジュール属性
属性名
シャッタ形状
タグ
タイプ
(0018,1600)
1
シャッタ左垂直端
(0018,1602)
1C
シャッタ右垂直端
(0018,1604)
1C
シャッタ上水平端
(0018,1606)
1C
シャッタ下水平端
(0018,1608)
1C
円形シャッタの中心
(0018,1610)
1C
円形シャッタの半径
(0018,1612)
1C
多角形シャッタの頂点
(0018,1620)
1C
シャッタ提示値
(0018,1622)
3
属性の説明
表示用に定義されるシャッタの形状。列挙値:
RECTANGULAR
CIRCULAR
POLYGONAL
この複数値属性は各列挙値の最大一つを含む。
シャッタ形状 (0018,1600) が RECTANGULAR
である場合は必要。縦列として与えられる画像の
中の画素に関係する矩形シャッタの左端の位置。
シャッタ形状 (0018,1600) が RECTANGULAR
である場合は必要。縦列として与えられる画像の
中の画素に関係する矩形シャッタの右端の位置。
シャッタ形状 (0018,1600) が RECTANGULAR
である場合は必要。横行として与えられる画像の
中の画素に関係する矩形シャッタの上端の位置。
シャッタ形状 (0018,1600) が RECTANGULAR
である場合は必要。横行として与えられる画像の
中の画素に関係する矩形シャッタの下端の位置。
シャッタ形状 (0018,1600) が CIRCULAR である
場合は必要。横行と縦列として与えられる画像の
中の画素に関係する円形シャッタの中心の位置。
シャッタ形状 (0018,1600) が CIRCULAR である
場合は必要。横行方向に沿った画素の数として与
えられる画像の中の画素に関係する円形シャッタ
の半径。
シャッタ形状 (0018,1600) が POLYGONAL であ
る場合に必要。
二値の最初の対が次のものである復数値:
原点の頂点の横行
原点の頂点の縦列
多角形シャッタの他の頂点の横行と縦列の座標で
ある,二つ以上の値の対が後続する。多角形シャ
ッタは最後の頂点から原点の頂点まで暗黙で閉じ
る,そしてすべてのエッジは頂点を除き交差しな
い。
0000H(黒)の最低から FFFFH(白色)の最高ま
でP値の中で,シャッタによって塞がれた画像の
それらの部分を置換えるために使用される値。
注:この属性のための最大P値は,深さ16ビッ
ト未満であることがある提示LUTの出力からの
最大P値とは異なることがある。
次の図は,適用される長方形および円形表示シャッタをもつ,1:1横縦比および2:1横縦比画像
に対する座標属性の値を例示する。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像マトリックス
・縦列:1024
・横行:1024
表示領域
・縦列:512
・横行:512
上部水平端 (0018,1606)
値:256
下部水平端 (0018,1606)
値:256
左垂直端 (0018,1602)
値:256
右垂直端 (0018,1604)
値:768
図C.7−1 長方形表示シャッタ(1:1横縦比画像)
画像マトリックス
・縦列:1024
・横行:512
表示領域
・縦列:512
・横行:256
上部水平端 (0018,1606)
値:128
下部水平端 (0018,1608)
値:384
左垂直端 (0018,1602)
値:256
右垂直端 (0018,1604)
値:768
図C.7−2 長方形表示シャッタ(表示のための補間の前に現われるであろう2:1横縦比画像)
182
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像マトリックス
・縦列:1024
・横行:1024
半径 (0018,1612)
値:512
中心 (0018,1610)
値:512\512
図C.7−3 円形表示シャッタ(1:1横縦比画像)
画像マトリックス
・縦列:1024
・横行:512
半径 (0018,1612)
値:512
中心 (0018,1610)
値:256\512
図C.7−4 円形表示シャッタ(表示のための補間の前に現われるであろう2:1横縦比画像)
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.7.6.12 器具
表C.7−18は,検査および/または画像に関連する器具(例えば,カテーテル,マーカー,バス
ケット)の属性を記述する。
表C.7−18 器具モジュール属性
属性名
器具シーケンス
タグ
タイプ
(0050,0010)
3
> 器具長さ
(0050,0014)
3
> 器具直径
(0050,0016)
3
> 器具直径の単位
(0050,0017)
2C
> 器具容積
(0050,0018)
3
> 内部マーカー距離
(0050,0019)
3
> 器具記述
(0050,0020)
3
> 表 8.8-1 の 符号シー
属性の説明
画像の中で観察可能であることがある,使用され
る器具を記述する項目のシーケンスを導入する。
基準コンテキストIDは 8。
ケンスマクロ を含める
器具の長さ,単位 mm。節 C.7.6.12.1.1 の表の通
りに必要。器具シーケンス (0050,0010) が存在す
る場合は存在することがある。
器具直径の単位での器具の直径。節 C.7.6.12.1.1
の表の通りに必要。器具シーケンス (0050,0010)
が存在する場合は存在することがある。
器具直径 (0050,0016) が存在する場合は必要。定
義語:
FR = French
GA = Gauge
IN = Inch
MM = mm
器具シーケンス (0050,0016) が存在する場合にの
み存在することがある。
器具の容積:単位 ml。節 C.7.6.12.1.1 の表の通り
に必要。器具シーケンス (0050,0010) が存在する
場合にのみ存在することがある。
較正済器具のマーカー間距離:単位 mm。節
C.7.6.12.1.1 の表の通りに必要。器具シーケンス
(0050,0010) が存在する場合にのみ存在すること
がある。
器具を記述する自由形式テキストでの詳細説明。
器具シーケンス (0050,0010) が存在する場合にの
み存在することがある。
C.7.6.12.1 器具の属性の記述
C.7.6.12.1.1 器具のタイプおよび寸法
器具シーケンス (0050,0010) の項目の中のコード値 (0008,0100) によって指定される器具のタイプに
依存して,種々の器具寸法属性(例えば,器具長さ (0050,0014),器具直径 (0050,0016),器具容積
(0050,0018),内部マーカー距離 (0050,0019))が,器具の仕様を完全に描写するために必要とされるこ
とがある。
C.7.6.13 治療
表C.7−19は,検査および/または画像に関係している治療(例えば,アンギオグラフィ処理中
のインターベンション薬剤)の属性を記述する。
184
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.7−19 治療モジュール属性
属性名
タグ
インターベンション治療 (0018,0036)
シーケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
タイプ
属性の説明
インターベンション治療を記述する項目のシーケ
ンスを導入する。
基準コンテキストIDは 9
3
ケンスマクロ を含める
> インターベンション
状態
(0018,0038)
2
> インターベンション
薬剤コードシーケンス
(0018,0029)
3
>> インターベンション (0018,0035)
薬剤開始時刻
3
>> インターベンション (0018,0027)
薬剤停止時刻
> 投与経路コードシー (0054,0302)
ケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
3
治療インターベンションの時間的関係。列挙値と
して特殊化される:
PRE
INTERMEDIATE
POST
NONE
インターベンション治療シーケンス (0018,0036)
が存在する場合は必要。
インターベンション薬剤を識別するシーケンス。
インターベンション治療シーケンス (0018,0036)
が存在する場合は存在することがある。
基準コンテキストIDは 10
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
インターベンション薬剤の投与の時刻。インター
ベンション治療シーケンス (0018,0036) が存在す
る場合は存在することがある。
インターベンション薬剤の投与の完了の時刻。
3
投与経路を識別するシーケンス。このシーケンス
は正確に一項目を含む。
基準コンテキストIDは 11
3
治療を記述する自由形式テキストでの詳細記述。
インターベンション治療シーケンス (0018,0036)
が存在する場合は存在することがある。
ケンスマクロ を含める
> 治療記述
(0018,0039)
C.7.6.14 収集コンテキストモジュール
表7.6.14−1はデータ収集の間に存在する条件の記述のための属性を定義する。
このモジュールは,このモジュールを含んでいるIOD内に同様に含まれている特定モジュールあるい
は属性に既に記述されるものを交換する条件の記述を含まない。
注: 1.収集コンテキストシーケンス (0040,0555) の各項目は,概念名コードシーケンス (0040,A043) の一項
および相互に排他的な次の観測値の一つを含んでいる:概念コードシーケンス (0040,A168),数値
(0040,A30A) と測定単位コードシーケンス (0040,08EA) の対,日付 (0040,A121),時刻 (0040,A122),人
名 (0040,A123),またはテキスト値 (0040,A160)。
2.収集コンテキストは次のような概念を含む: “pre-contrast” (造影前), “inspiration” (吸気), “valgus
stress” (外反性刺激), “post-void” (排泄後),造影剤投与の日付と時刻。
3.このSOPインスタンスが複数フレームSOPインスタンスである場合,収集コンテキストシーケン
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ス (0040,0555) の各項目は,一フレーム,全フレーム,または複数フレームSOPインスタンスのフレー
ムの任意の明確に列挙したサブセットを記述するために構成されることがある。
表C.7.6.14−1 収集コンテキストモジュール属性
属性名
収集コンテキストシー
ケンス
タグ
(0040,0555)
>概念名コードシーケン (0040,A043)
ス
タイプ
2
1C
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
基準コンテキストIDは定義されていない。
> 参照フレーム番号
(0040,A136)
1C
> 数値
(0040,A30A)
1C
> 測定単位コードシー
ケンス
(0040,08EA)
1C
(0040,A121)
1C
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
> 日付
属性の説明
画像の収集の間に存在する条件を記述する繰り返
し項目のシーケンス。零以上の項目がこのシーケ
ンスに含まれることがある。
観察値の意味を制約する(即ち,観察値の役割を
定義する)概念。名前/値対の「名前」構成要素。
このシーケンスは正確に一項目を含む。
シーケンス項が存在する場合は必要。
複数フレーム画像SOPインスタンスの中の一以
上のフレームを参照する。最初のフレームはフレ
ーム番号1で示される。
収集コンテキストシーケンス (0040,0555) が送ら
れる,そしてこのSOPインスタンスが複数フレ
ーム画像SOPインスタンスであり,このシーケ
ンス項目の中の値が全てのフレームに適用されな
い場合は必要。
概念名コードシーケンス (0040,A043) によって
意味される概念が一以上の数値の集合であると
き,これは名前/値対の値構成要素である。
概念名コードシーケンス (0040,A043) が存在す
る,そしてそれが必要とする(意味する)値が一
以上の整数または実数の集合である場合は必要。
そうでない場合は存在しない。
測定の単位。単一項目のみがこのシーケンスの中
に許される。
シーケンス項が存在する,そして数値
(0040,A30A) が送られる場合は必要。そうでない
場合は存在しない。
基準コンテキストID番号は 82
概念名コードシーケンス (0040,A043) によって
意味される概念が日付であるとき,これは名前/
値対の値構成要素である。
注: 日付値の目的または役割は概念名コードシーケン
ス (0040,A043) の中で明記することができる。
概念名コードシーケンス (0040,A043) が存在す
る,そしてそれが必要とする(意味する)値が日
付である場合は必要。そうでない場合は存在しな
い。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 時刻
(0040,A122)
1C
概念名コードシーケンス (0040,A043) によって
意味される概念が時刻であるとき,これは名前/
値対の値構成要素である。
注:時刻値の目的または役割は概念名コードシーケンス
(0040,A043) の中で明記することができる。
> 人名
(0040,A123)
1C
概念名コードシーケンス (0040,A043) が存在す
る,そしてそれが必要とする(意味する)値が時
刻である場合は必要である。そうでない場合は存
在しない。
概念名コードシーケンス (0040,A043) によって
意味される概念が人名であるとき,これは名前/
値対の値構成要素である。
注: 人名の役割は概念名コードシーケンス
(0040,A043) の中で明記することができる。
> テキスト値
(0040,A160)
1C
> 概念コードシーケン
ス
(0040,A168)
1C
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
> 収集コンテキスト記
述
概念名コードシーケンス (0040,A043) が存在す
る,そしてそれが必要とする(意味する)値が人
名である場合は必要である。そうでない場合は存
在しない。
概念名コードシーケンス (0040,A043) によって
意味される概念がテキスト観察値であるとき,こ
れは名前/値対の値構成要素である。
日付 (0040,A121),時刻 (0040,A122),および人名
(0040,A123) が概念名コードシーケンス
(0040,A043) によって明記される概念を完全には
記述していない場合は必要である。そうでない場
合は存在しない
概念名コードシーケンス (0040,A043) によって
意味される概念が符号化値であるとき,これは名
前/値対の値構成要素である。このシーケンスは
正確に一項目を含む。
シーケンス項目が存在する,そして日付
(0040,A121),時刻 (0040,A122),人名 (0040,A123),
テキスト値 (0040,A160),および数値 (0040,A30A)
と計測単位コードシーケンス (0040,08EA) の対
が存在しない場合は必要である。
基準コンテキストIDは定義されていない。
(0040,0556)
3
画像収集コンテキストの自由テキスト記述。
C.7.6.15 ビットマップ表示シャッタモジュール
ビットマップ表示シャッタはビットマップで定義される画素の何れの表示も無効にするために提示目
的のための画像に適用されることがある任意の形状を定義するビットマップである。
表示領域が無効にされる(ブラックアウト,灰色あるいは他手段)方法は属性シャッタ提示値
(0018,1622) によって定義される。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ビットマップはオーバレイ面モジュールC.9.2のインスタンスへの参照として明記される。
参照されたオーバレイは下記のように特殊化される:
−
オーバレイタイプ (60xx,0040) は “G” である,
−
オーバレイ割当ビット (60xx,0100) は 1 である,
−
オーバレイビット位置 (60xx,0102) は 0 である,そして
−
オーバレイ原点 (60xx,0050) は 1¥1 である。
オーバレイ横行 (60xx,0010) およびオーバレイ縦列 (60xx,0011) は,画像の中の横行 (0028,0010) およ
び縦列 (0028,0011) とそれぞれ同じである。
オーバレイデータ (60xx,3000) の中の 1 の値は,シャッタが適用される画素,即ち,シャッタ提示値
(0018,1622) で置換えられる画素を指示する。
この属性の中で明記されたオーバレイは,(従来のオーバレイとして使用され)オーバレイ/カーブ
活性化モジュールC.11.7によって活性化されない。
表C.7.6.15−1 ビットマップ表示シャッタモジュール属性
属性名
シャッタ形状
タグ
(0018,1600)
シャッタオーバレイグ (0018,1623)
ループ
シャッタ提示値
(0018,1622)
タイプ
属性の説明
1
表示のために定義されたシャッタの形状。
列挙値は次のとおりである:
BITMAP
この属性は一つ値を含む。
1
オーバレイ面モジュール C.9.2 の中で定義され
るように,ビットマップデータを含む提示状態I
OD内に保存されたオーバレイのグループ
(60xx) を指定する。
1
0000H (黒)の最低から FFFFH (白色)の最高
までP値の中で,シャッタによって塞がれた画像
のそれらの部分を置換えるために使用される値。
注:この属性のための最大P値は,深さ16ビッ
ト未満であることがある提示LUTの出力からの
最大P値とは異なることがある。
C.7.7 患者要約モジュール
表C.7−20は,患者についての要約情報を提供する属性を定義する。
表C.7−20 患者要約モジュール属性
属性名
患者の名前
患者ID
タグ
(0010,0010)
(0010,0020)
タイプ
属性記述
2
患者の略さない名前
2
患者についての主な病院識別番号あるいはコード
C.7.8 検査内容モジュール
表C.7−21は,検査内容情報を提供する属性を定義する。
188
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.7−21 検査内容モジュール属性
属性名
検査ID
検査インスタンスUI
D
参照シリーズシーケン
ス
タグ
タイプ
(0020,0010)
(0020,000D)
2
1
(0008,1115)
1
> シリーズインスタン
スUID
> 取得AE名称
(0020,000E)
1
(0008,0054)
2C
> 保存媒体ファイル集
合ID
(0088,0130)
2C
> 保存媒体ファイル集
合UID
(0088,0140)
2C
> 参照画像シーケンス
(0008,1140)
1
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
2
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
2
>> 取得AE名称
(0008,0054)
2C
>> 保存媒体ファイル集 (0088,0130)
合ID
2C
属性記述
利用者あるいは装置が発行した検査識別子
検査についての固有識別子
各項目がシリーズの属性を含むくり返し項目のシ
ーケンス。零以上の項目がこのシーケンスの中に
含まれることがある。
シリーズの固有識別子
画像がネットワーク上で検索されることがあるD
ICOM応用エンティティの名称。画像が媒体保
存を使用してシリーズレベルで取得されることが
ある場合にのみこの属性は存在する。PS3.4
を参照。
画像が存在する保存媒体を識別する利用者または
実装特有の人間が読むことができる識別子。この
画像が媒体保存を使用してシリーズレベルで取得
されることがある場合にのみ属性は存在する。
画像が存在する保存媒体を唯一に識別する。画像
が媒体保存を使用してシリーズレベルで取得され
ることがある場合にのみこの属性は存在する。
シリーズインスタンスUID (0020,000E) によっ
て各項目が識別されるシリーズの中に含まれる画
像SOPクラス/SOPインスタンス対の集合に
参照を提供するくり返し項目のシーケンス。
参照SOPクラスを唯一に識別する。この属性は,
画像が単一画像SOPクラスとして取得されるこ
とがある場合にのみ使用される。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。この
属性は,画像が単一画像SOPクラスとして取得
されることがある場合にのみ使用される。
画像がネットワーク上で取得されることがあるD
ICOM応用エンティティの名称。この属性は参
照シリーズシーケンス (0008,1115) の中に存在し
ない場合で,画像が画像問い合わせ/取得レベル
で取得されることがある場合にのみ存在する。P
S 3.4を参照。
画像が存在する保存媒体を識別する利用者または
実装特有の人間が読むことができる識別子。この
属性は参照シリーズシーケンス (0008,1115) の中
に存在しない場合で,画像が媒体保存を使用して
画像レベルで取得されることがある場合にのみ存
在する
189
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 保存媒体ファイル集 (0088,0140)
合UID
2C
画像が存在する保存媒体を唯一に識別する。この
属性は参照シリーズシーケンス (0008,1115) の中
に存在しない場合で,画像が媒体保存を使用して
画像レベルで取得されることがある場合にのみ存
在する。
C.7.9 パレットカラールックアップテーブルモジュール
表C.7−22は,パレットカラー光度測定解釈をもつ画像のためのルックアップテーブルデータを
記述する属性を明記する。
パレットカラールックアップテーブルモジュールが存在するとき,表C.7−22の中で記述される,
パレットカラールックアップテーブルデータ (0028,1201-1203) およびセグメント化パレットカラール
ックアップテーブルデータ (0028,1221-1223) の使用ための条件付き必要条件が,画像画素モジュール
の中で記述される条件付き必要条件(節C.7.6.3参照)に優先する。
表C.7−22 パレットカラールックアップテーブルモジュール
属性名
赤パレットカラーLU
T記述子
タグ
タイプ
(0028,1101)
1C
緑パレットカラーLU
T記述子
(0028,1102)
1C
青パレットカラーLU
T記述子
(0028,1103)
1C
パレットカラーLUT
UID
赤パレットカラーLU
Tデータ
(0028,1199)
3
(0028,1201)
1C
(0028,1202)
1C
緑パレットカラーLU
Tデータ
属性の説明
赤パレットカラールックアップテーブルデータ
(0028,1201) の書式を明記する。光度測定解釈
(0028,0004) が PALETTE COLOR または ARGB
の値をもつ場合は必要。詳細は C.7.6.3.1.5 を参
照。
緑パレットカラールックアップテーブルデータ
(0028,1202) の書式を明記する。光度測定解釈
(0028,0004) が PALETTE COLOR または ARGB
の値をもつ場合は必要。詳細は C.7.6.3.1.5 を参
照。
青パレットカラールックアップテーブルデータ
(0028,1203) の書式を明記する。光度測定解釈
(0028,0004) が PALETTE COLOR または ARGB
の値をもつ場合は必要。詳細は C.7.6.3.1.5 を参
照。
パレットカラールックアップテーブルUID。詳
細は C.7.9.1 を参照。
赤パレットカラールックアップテーブルのデー
タ。光度測定解釈 (0028,0004)が PALETTE
COLOR または ARGB の値を持ち,かつセグメ
ント化データが使用されない場合は必要。詳細は
C.7.6.3.1.6 を参照。
緑パレットカラールックアップテーブルのデー
タ。光度測定解釈 (0028,0004)が PALETTE
COLOR または ARGB の値を持ち,かつセグメ
ント化データが使用されない場合は必要。詳細は
C.7.6.3.1.6 を参照。
190
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
青パレットカラーLU
Tデータ
(0028,1203)
1C
セグメント化赤パレッ
トカラーLUTデータ
(0028,1221)
1C
セグメント化緑パレッ
トカラーLUTデータ
(0028,1222)
1C
セグメント化青パレッ
トカラーLUTデータ
(0028,1223)
1C
青パレットカラールックアップテーブルのデー
タ。光度測定解釈 (0028,0004)が PALETTE
COLOR または ARGB の値を持ち,かつセグメ
ント化データが使用されない場合は必要。詳細は
C.7.6.3.1.6 を参照。
セグメント化赤パレットカラールックアップテー
ブルのデータ。光度測定解釈 (0028,0004) が
PALETTE COLOR の値を持ち,かつセグメント化
データが使用される場合は必要。詳細は C.7.9.2
を参照。
セグメント化緑パレットカラールックアップテー
ブルのデータ。光度測定解釈 (0028,0004) が
PALETTE COLOR の値を持ち,かつセグメント化
データが使用される場合は必要。詳細は C.7.9.2
を参照。
セグメント化青パレットカラールックアップテー
ブルのデータ。光度測定解釈 (0028,0004) が
PALETTE COLOR の値を持ち,かつセグメント化
データが使用される場合は必要。詳細は C.7.9.2
を参照。
C.7.9.1 パレットカラールックアップテーブルUID
このデータ要素はパレットカラールックアップテーブルの集合(赤,緑,青)を唯一に識別する。
注: これは,システムがロードしたパレットを既に持っている場合に,パレットの中の全データ登録を検査す
ることなしに,パレットを再ロードすることを回避するために使用することができる。
C.7.9.2 セグメント化パレットカラールックアップテーブルデータ
セグメント化パレットカラールックアップテーブルデータ (0028,1221-1223) はセグメントのシリー
ズとして格納される,表C.7−23参照。セグメントが実際のルックアップテーブルデータに伸張
される時に,それは,パレットカラールクアップ表記述 (0028,1101-1103) の最初の値,表登録の数に
よって指定される表の登録の数を持つ。
これらのルックアップテーブルは,セグメント化ルックアップテーブルデータの使用が望ましい,そ
して画像の中に画素当たり単一サンプル(単一画像面)があるときにのみ使用される。
表C.7−23 圧縮されたパレットカラールックアップテーブルデータ
セグメント 0
セグメント 1
・・
セグメント n
現在はセグメントの三つのタイプ,離散,線形,および間接がある。セグメントのタイプは表C.7
−24の中のオペコードによって識別される。
191
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.7−24 セグメントのタイプ
オペコード
セグメントのタイプ
離散
線形
間接
予約済
0
1
2
3 以上
C.7.9.2.1 離散セグメントタイプ
離散セグメントは,それらの前側または後側に関して単調でないパレット構成要素のシリーズを表現
するために使用される。セグメント長は,ルックアップテーブルの登録の数を示す。
離散型セグメントタイプの書式は表C.7−25の中の通りである:
表C.7−25 離散セグメントタイプ
セグメントオペコード = 0
セグメント長
ルックアップテーブル登録の数のセグメント長
C.7.9.2.2 線形セグメントタイプ
線形セグメントは,その値が直線によって表現されることがあるパレット構成要素のシリーズを表す。
X = パレットのアドレス,Y = パレットの中に含まれる値
(X0,Y0) = 直前のセグメントの端点
(X0 + セグメント長,Y1) = この線形セグメントの端点
ここで: Y1 はこのセグメントのデータ部分の中に含まれる。
伸張時には,応用は,直前のセグメントの端点 (X0,Y0) と,このセグメントの端点 (X0 + セグメント
長,Y1) とを,端点間の各点に対する値を計算することによって,直線を使用して「連結」しなけれ
ばならない。
注: 線形セグメントは直前のセグメントから端点を使用するので,線形セグメントは最初のセグメントである
ことはない。
線形セグメントの書式は表C.7−26の通りである:
表C.7−26 線形セグメントタイプ
セグメントオペコード = 1
セグメント長
Y1
C.7.9.2.3 間接セグメントタイプ
間接セグメントは,セグメントを再指定することなしに,ルックアップテーブル内のくり返し領域の
再利用を可能にする。オペコードは,複写するセグメントの数および複写する最初のセグメントへの
一つのオフセットポインタによって後続される。バイトオフセットは,ルックアップテーブルの最初
192
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
に関係している。例えば,間接セグメントが最初のセグメントを指すことを望む場合には,オフセッ
トは0であろう。オフセットは32ビット値であるが,先ず下位16ビット値を,次に上位16ビッ
ト値として,セグメントの中に格納される。間接セグメントは,他の間接セグメントを指さない,ま
たは複写しない。これは,再帰に対する必要を避け,そして無限ループの可能性を同様に防止する。
間接セグメントの書式は次の通りである:
表C.7−27 間接セグメントタイプ
セグメントオペコード = 2
複写するセグメントの数
複写する最初のセグメントへのバイトオフセット
の下位16ビット
複写する最初のセグメントへのバイトオフセット
の上位16ビット
193
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8 モダリティ特有モジュール
C.8.1 コンピューテッドラジオグラフィ
この節は,コンピューテッドラジオグラフィシリーズおよび画像モジュールを記述する。これらのモ
ジュールは,コンピューテッドラジオグラフィ画像に特有な属性を含む。コンピューテッドラジオグ
ラフィ装置モジュールはない。
C.8.1.1 CRシリーズモジュール
表C.8−1は,患者に実施されるコンピューテッドラジオグラフィシリーズを記述するIOD属性
を含む。
表C.8−1 CRシリーズモジュール属性
属性名
検査部位
タグ
(0018,0015)
タイプ
2
視野位置
(0018,5101)
2
フィルタタイプ
(0018,1160)
3
属性の説明
検査される部位のテキスト記述。定義語:
SKULL
CSPINE
TSPINE,
LSPINE
SSPINE
COCCYX
CHEST
CLAVICLE
BREAST
ABDOMEN
PELVIS
HIP
SHOULDER
ELBOW
KNEE
ANKLE
HAND
FOOT
EXTREMITY
患者位置 (0018,5100) と関連するX線撮影の視
野。定義語:
AP = Anterior/Posterior 前後方向
PA = Posterior/Anterior 後前方向
LL = Left Lateral 左側面
RL = Right Lateral 右側面
RLD = Right Lateral Decubitus 右側臥位
LLD = Left Lateral Decubitus 左側臥位
RLO = Right Lateral Oblique 右横斜位
LLO = Left Lateral Oblique 左横斜位
X線ビームの中に挿入されるフィルタのタイプに
対するラベル
194
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
コリメータ/グリッド
名
焦点
(0018,1180)
3
挿入されたグリッドを説明するラベル
(0018,1190)
3
プレートタイプ
(0018,1260)
3
蛍光体タイプ
(0018,1261)
3
焦点の寸法:単位 mm。可変焦点あるいは多焦点
をもつ装置については,小さい寸法に大きい寸法
が後続する。
このシリーズの中で使用される蓄積蛍光体プレー
トのタイプのラベル
プレート上の蛍光体のタイプのラベル
C.8.1.2 CR画像モジュール
表C.8−2は,コンピューテッドラジオグラフィ画像を記述するIOD属性を含む。
表C.8−2 CR画像モジュール属性
属性名
光度測定解釈
タグ
タイプ
(0028,0004)
1
KVP
(0018,0060)
3
プレートID
(0018,1004)
3
線源検出器間距離
線源患者間距離
(0018,1110)
(0018,1111)
3
3
曝射時間
X線管電流
曝射量
(0018,1150)
(0018,1151)
(0018,1152)
3
3
3
μAs 曝射量
(0018,1153)
3
イメージャ画素間隔
(0018,1164)
3
発生装置出力
収集装置処理記述
(0018,1170)
(0018,1400)
3
3
収集装置処理コード
(0018,1401)
3
属性の説明
画素データの意図された解釈を明記する。次の
列挙値の一つを持つ:
MONOCHROME1
MONOCHROME2
使用されるX線発生装置のピークキロボルト出
力
画像が収集されたセンシングプレートのIDま
たはシリアル番号
線源から検出器中心までの距離:単位 mm
線源からアイソセンタ(視野の中心)までの距
離:単位 mm
X線曝射時間:単位 msec
X線管電流:単位 mA
単位 mAs での曝射,例えば曝射時間とX線管
電流の積から計算される。
単位 μAs での曝射,例えば曝射時間とX線管
電流の積から計算される。
画像受像器ハウジングの前面で測定した各画素
の中心間の物理的距離。単位 mmで,横行間隔
値(区切記号)縦列間隔値の数値対によって指
定される。CRの場合には,前面は患者および
放射線源に最も接近しているCRプレートの外
部表面であると定義される。
X線発生装置の出力:単位 kW
画像と関連する装置特有の処理を記述する(例
えば,臓器記述)
画像と関係する装置特有の処理を表すコード
(例:CR臓器フィルタコード)
195
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
カセッテ方向
カセッテサイズ
(0018,1402)
(0018,1403)
画像を表示のために適切に配置するために使用
するカセッテの方向。列挙値:
3
LANDSCAPE
PORTRAIT
カセッテのサイズ。定義語:
3
プレート上の曝射
(0018,1404)
3
相対X線曝射
(0018,1405)
3
感度
(0018,6000)
3
18CMX24CM
8INX10IN
24CMX30CM
10INX12IN
30CMX35CM
30CMX40CM
11INX14IN
35CMX35CM
14INX14N
35CMX43CM
14INX17N
プレートID (0018,1004) で識別されるプレー
ト上で行われたX線曝射の総量
プレート上の相対X線曝射量。値の意味は実装
特有である。プレートデジタイザ(スキャナ)
のダイナミックレンジを調整するために使われ
ることがある。
読み出し感度
C.8.2 CTモジュール
この節はCT画像モジュールを記述する。このモジュールはCT画像に特有の全ての属性を含む。
C.8.2.1 CT画像モジュール
表C.8−3はCT画像を記述するIOD属性を含む。
表C.8−3 CT画像モジュール属性
属性名
画像タイプ
画素あたりサンプル
タグ
タイプ
(0008,0008)
(0028,0002)
1
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
属性の説明
画像識別特性。特殊化は C.8.2.1.1.1 を参照。
この画像におけるサンプル(面)の数。特殊化は
C.8.2.1.1.2 を参照。
画素データの意図された解釈を明記する。特殊化
は C.8.2.1.1.3 を参照
各画素サンプルに対して割り当てられたビットの
数。各サンプルは同じ割当ビットの数を持つ。特
殊化は C.8.2.1.1.4 を参照
各画素のサンプルに対する格納されるビットの
数。各サンプルは同じ格納ビットの数を持つ。詳
細は C.8.2.1.1.5 を参照
196
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
高位ビット
(0028,0102)
1
リスケール切片
(0028,1052)
1
リスケール傾斜
(0028,1053)
1
KVP
収集番号
(0018,0060)
(0020,0012)
3
3
スキャンオプション
データ採集直径
再構成直径
(0018,0022)
(0018,0090)
(0018,1100)
2
3
3
線源検出器間距離
線源患者間距離
(0018,1110)
(0018,1111)
3
3
ガントリ/検出器傾き
(0018,1120)
3
テーブル高さ
(0018,1130)
3
回転方向
(0018,1140)
3
曝射時間
X線管電流
曝射量
(0018,1150)
(0018,1151)
(0018,1152)
3
3
3
μAs 曝射量
(0018,1153)
3
フィルタタイプ
発生装置出力
焦点
(0018,1160)
(0018,1170)
(0018,1190)
3
3
3
コンボリューションカ
ーネル
(0018,1210)
3
画素サンプルデータに対する最上位ビット
(MSB)。各サンプルは同じ高位ビットを持つ。
詳細は C.8.2.1.1.6 を参照
格納値 (SV) と Hounsfield 単位 (HU)の間の関係
における b の値。HU = m * SV + b
リスケール切片 (0028,1052) の中で指定された式
の m の値
使用されたX線発生装置のピークキロボルト出力
この画像が結果として生じたある期間にわたるデ
ータの単一連続収集を識別する番号
スキャンシーケンスのパラメタ
データが採集された領域の直径:単位 mm
画像の再構成を作成するためにその内部からのデ
ータが使用された領域の直径:単位 mm。データ
がこの領域の外に在ることがある,また患者の一
部がこの領域の外に在ることがある。
線源から検出器中心までの距離:単位 mm
線源からアイソセンタ(視野の中心)までの距離:
単位 mm
走査ガントリの傾きの公称角度:単位 度。数学的
計算を意図していない。
患者テーブルの上面の回転中心までの距離:単位
mm;回転中心の下が正である。
関係する場合は,装置の最も近い主軸についての
線源の回転方向。列挙値:
CW = 時計まわり
CC = 反時計まわり
X線曝射時間:単位 msec
X線管電流:単位 mA
単位 mAs での曝射,例えば曝射時間とX線管電
流の積から計算される。
単位 μAs での曝射,例えば曝射時間とX線管電
流の積から計算される。
X線ビームに挿入したフィルタのタイプのラベル
X線発生装置への出力:単位 kW
焦点の寸法:単位 mm。可変焦点あるいは多焦点
をもつ装置については,小さい寸法に大きい寸法
が後続する。
データを再構成するために使用されるコンボリュ
ーションカーネルあるいはアルゴリズムを記述す
るラベル。
C.8.2.1.1 CT画像属性の説明
C.8.2.1.1.1 画像タイプ
CT画像に対して,画像タイプ (0008,0008) はタイプ1であることが明記される,そして値3に対し
197
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
て次の定義語の一つを使用する:
AXIAL
CTアキシャル画像を識別する
LOCALIZER
CT位置決め画像を識別する
C.8.2.1.1.2 画素あたりサンプル
CT画像に対して,画素あたりサンプル (0028,0002) は,1の列挙値を持つ。
C.8.2.1.1.3 光度測定解釈
CT画像に対して,光度測定解釈 (0028,0004) は次の列挙値の一つを持つ:
MONOCHROME1
MONOCHROME2
これらの用語の定義については,C.7.6.3.1.1.2を参照。
C.8.2.1.1.4 割当ビット
CT画像に対して,割当ビット (0028,0100) は,16の列挙値を持つ。
C.8.2.1.1.5 格納ビット
CT画像に対して,格納ビット (0028,0101) は,12から16の列挙値を持つ。
C.8.2.1.1.6 高位ビット
CT画像に対して,高位ビット (0028,0102) は,格納ビットの中で送られる値より1少ない列挙値だ
けを持つ。
C.8.3 MR画像
この節はMR画像モジュールを記述する。このモジュールはMR画像に特有である全ての属性を含む。
C.8.3.1 MR画像モジュール
表C.8−4は,MR画像を記述する属性を含む。
表C.8−4 MR画像モジュール属性
属性名
画像タイプ
画素あたりサンプル
タグ
タイプ
(0008,0008)
(0028,0002)
1
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
属性の説明
画像識別特性。特殊化は C.8.3.1.1.1 を参照。
この画像のサンプル(面)の数。特殊化は
C.8.3.1.1.2 を参照。
画素データの意図された解釈を明記する。特殊化
は C.8.3.1.1.3 を参照
各画素サンプルに対して割り当てられたビットの
数。各サンプルは同じ数の割当ビットを持つ。特
殊化は C.8.3.1.1.4 を参照。
198
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
スキャニングシーケン
ス
(0018,0020)
1
取得されたデータのタイプの記述。列挙値:
SE = Spin Echo
IR = Inversion Recovery
GR = Gradient Recalled
EP = Echo Planar
RM = Research Mode
注: 複数値,しかし全ての組合せが有効ではない(例
えば SE/GR など)。
シーケンス変形
スキャンオプション
MR収集タイプ
(0018,0021)
(0018,0022)
(0018,0023)
1
スキャニングシーケンスの変形。定義語:
2
SK = segmented k-space
MTC = magnetization transfer contrast
SS = steady state
TRSS = time reversed steady state
SP = spoiled
MP = MAG prepared
OSP = oversampling phase
NONE = シーケンス変形はない
スキャニングシーケンスのパラメタ。定義語:
2
PER = Phase Encode Reordering
RG = Respiratory Gating
CG = Cardiac Gating
PPG = Peripheral Pulse Gating
FC = Flow Compensation
PFF = Partial Fourier – Frequency
PFP = Partial Fourier – Phase
SP = Spatial Presaturation
FS = Fat Saturation
データ符号化体系の識別。列挙値:
反復時間
(0018,0080)
2C
エコー時間
(0018,0081)
2
エコートレン長さ
(0018,0091)
2
2D = frequency x phase
3D = frequency x phase x phase
パルスシーケンスの始まりと後続する(本質的に
同一の)パルスシーケンスの始まりの間の時間間
隔:単位 msec。スキャニングシーケンス
(0018,0020) が EP であり,そしてシーケンス変形
(0018,0021) が SK でない場合を除き必要とされ
る。
励起パルスの中間と生成されたエコーのピーク
(kx=0) の間の時間:単位 msec。segmented k-space
の場合,TE (eff) は励起パルスの中間と k-space
の中心(即ち,-kx=0, ky=0)をカバーするために
使用されるエコーのピークとの間の時間。
画像ごとの励起ごとに取得される k-space におけ
る線の数
199
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
反転時間
(0018,0082)
2C
トリガー時間
(0018,1060)
2C
シーケンス名
(0018,0024)
3
アンジオフラグ
(0018,0025)
3
平均化の数
(0018,0083)
3
画像周波数
画像原子核
エコー番号
(0018,0084)
(0018,0085)
(0018,0086)
3
3
3
磁場強度
スライス間間隔
(0018,0087)
(0018,0088)
3
3
位相符号化ステップの
数
サンプリング百分率
(0018,0089)
3
(0018,0093)
3
位相視野百分率
(0018,0094)
3
画素バンド幅
公称R−R間隔
(0018,0095)
(0018,1062)
3
3
拍動除去フラグ
(0018,1080)
3
反転RFパルスの中間の後から縦磁化の量を検出
する励起パルスの中間までの時間:単位 msec。ス
キャニングシーケンス (0018,0020) が IR の値を
持つ場合は必要となる。
R波のピークと生成されたエコーのピークとの間
の時間:単位 msec。segmented k-space の場合,TE
(eff) は,k-space のセンターをカバーするために使
用されるエコーのピークの間の時間である。心ゲ
ート(例えば CG, PPG など)を含むスキャンオ
プション (0018,0022) に対して必要である。
スキャニングシーケンス (0018,0020) とシーケン
ス変形 (0018,0021) の組合せに対する利用者定義
の名前。
アンジオ画像標識子。アンジオ処理に対する一次
画像。列挙値:
Y = 画像は Angio
N = 画像は Angio でない
パラメタが変更される前に,与えられたパルスシ
ーケンスが繰り返される回数
対象の原子核の歳差運動の周波数:単位 MHz
画像周波数で共鳴する原子核。例:31P, 1H
この画像を発生するときに使用されるエコー番
号。segmented k-space の場合,それは実効エコー
番号である。
MR磁石の公称磁場強度:単位 Tesla
スライスの間の間隔:単位 mm。間隔は各スライ
スの中心から中心で測定される。
収集の間に集められた ‘y’ 方向における k-space
の線の総数。
百分率で表した,収集された収集マトリックス線
の割合。
百分率で表した,位相方向における視野次元と周
波数方向における視野次元の比。
全サンプリング期間の逆数:単位 Hz/pixel
スキャンに対して使用される平均R−R間隔:単
位 msec。
拍動長ソーティングが適用された。列挙値:
Y = yes,
下限R−R値
上限R−R値
取得間隔
除去間隔
PVC除去
スキップ拍動
心拍数
(0018,1081)
(0018,1082)
(0018,1083)
(0018,1084)
(0018,1085)
(0018,1086)
(0018,1088)
3
3
3
3
3
3
3
N = no
拍動除去のためのR−R間隔の下限:単位 msec
拍動除去のためのR−R間隔の上限:単位 msec
取得したR−R間隔の数。
排除したR−R間隔の数。
使用されたPVC除去基準のタイプの記述
検出した不整脈の後にスキップした拍動の数
1分間あたりの拍動。
200
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
心画像の数
トリガーウィンドウ
(0018,1090)
(0018,1094)
3
3
再構成直径
(0018,1100)
3
受信コイル
送信コイル
収集マトリックス
(0018,1250)
(0018,1251)
(0018,1310)
3
3
3
位相符号化方向
(0018,1312)
3
フリップ角
(0018,1314)
3
SAR
可変フリップ角フラグ
(0018,1316)
(0018,1315)
3
3
dB/dt
(0018,1318)
3
時間位置識別子
時間位置の数
時間分解能
(0020,0100)
(0020,0105)
(0020,0110)
3
3
3
心周期あたりの画像の数
心拍数 (0018,1088) に基づくR−R間隔の百分
率。有効/使用可能トリガーに対するウィンドウ
として規定される。
画像の再構成を作成するためにその内部からのデ
ータが使用された領域の直径:単位 mm。データ
がこの領域の外側に在ることがある,また患者の
一部がこの領域の外側に在ることがある。
使用した受信コイル
使用した送信コイル
再構成前の収集された周波数/位相データの次
元。複数値:周波数行¥周波数列¥位相行¥位相列
画像に関する位相符号化の軸。列挙値:
ROW = 行において符号化された位相
COL = 列において符号化された位相
磁気ベクトルが主磁場の磁気ベクトルからフリッ
プされた定常角度:単位 度
計算された全身固有吸収率:単位 W/kg
画像収集の間に適用されるフリップ角変化。列挙
値:
Y = yes,
N = no
傾斜磁場コイル磁束密度の時間についての変化率
(単位 T/s)
画像の動的または機能的集合の時間的順序
規定された時間的位置の総数。
機能的画像集合の動的画像間の時間増分。
C.8.3.1.1 MR画像属性の説明
C.8.3.1.1.1 画像タイプ
MR画像に対して,画像タイプ (0008,0008) は,タイプ1であることが明記される,そして値3に対
して次の定義語の一つを使用する:
MPR
T2 MAP
PHASE MAP
PHASE SUBTRACT
PROJECTION IMAGE
DIFFUSION MAP
VELOCITY MAP
MODULUS SUBTRACT
T1 MAP
DENSITY MAP
IMAGE ADDITION
OTHER
C.8.3.1.1.2 画素あたりサンプル
MR画像に対して,画素あたりサンプル (0028,0002) は1の列挙値を持つ。
C.8.3.1.1.3 光度測定解釈
MR画像に対して,光度測定解釈 (0028,0004) は次の列挙値の一つを持つ:
MONOCHROME1
201
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
MONOCHROME2
これらの用語の定義についてはC.7.6.3.1.2を参照。
C.8.3.1.1.4 割当ビット
MR画像に対して,割当ビット (0028,0100) は16の列挙値を持つ。
C.8.4 核医学モジュール
この節は,核医学シリーズ,装置,および画像モジュールを記述する。これらのモジュールは,NM
画像IODに特有である属性を含む。
注: 単一NM収集を符号化するために幾つかのSOPインスタンスを使用することが必要であることがある
場合がある。例えば,マトリクスサイズはSOPインスタンス内で一定でなければならない。複数のマト
リクスサイズは複数のSOPインスタンスを必要とする。同様に,複数のゲート負荷レベルは各負荷レベ
ルに対して別々のSOPインスタンスを必要とする。しかしながら,受信側AEはそれらを再結合するこ
とを期待されていない。
C.8.4.1 NMシリーズモジュール(退役)
節C.8.4.1はDICOM規格の前の版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.4.2 NM装置モジュール(退役)
節C.8.4.2はDICOM規格の前の版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.4.3 NM画像モジュール(退役)
節C.8.4.3はDICOM規格の前の版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.4.4 NM SPECT収集画像モジュール(退役)
節C.8.4.4はDICOM規格の前の版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.4.5 NM複数ゲート収集画像モジュール(退役)
節C.8.4.5はDICOM規格の前の版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.4.6 NM/PET患者方向モジュール
表C.8−5は,NM/PET患者方向を記述する属性を明記する。
202
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.8−5 NM/PET患者方向モジュール属性
属性名
タグ
患者方向コードシーケ (0054,0410)
ンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
タイプ
2
ケンスマクロ を含める
> 患者方向修飾子コー
ドシーケンス
(0054,0412)
2C
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
患者ガントリ関係コー (0054,0414)
ドシーケンス
> 表 8.8-1 符号シーケ
2
ンスマクロ を含める
属性の記述
重力と関係した患者の方向を記述するシーケン
ス。詳細は C.8.4.6.1.1 を参照。
基準コンテキストIDは 19。
符号化体系指定子 (0008,0102) は歴史的理由から
“99SDM” の列挙値を持つ。コード意味
(0008,0104) は歴史的理由からタイプ3である。
患者方向修飾子。重力に関係した患者の方向を完
全に明記するために必要とする場合は必要。詳細
は C.8.4.6.1.2 を参照。
基準コンテキストIDは 20。
符号化体系指定子 (0008,0102) は歴史的理由から
“99SDM” の列挙値を持つ。コード意味
(0008,0104) は歴史的理由からタイプ3である。
ガントリに関係する患者の方向を記述するシーケ
ンス。詳細は C.8.4.6.1.3 を参照。
基準コンテキストIDは 21。
符号化体系指定子 (0008,0102) は歴史的理由から
“99SDM” の列挙値を持つ。コード意味
(0008,0104) は歴史的理由からタイプ3である。
C.8.4.6.1 NM/PET患者方向属性の記述
C.8.4.6.1.1 患者方向コードシーケンス
患者方向コードシーケンス (0054,0410) は重力に関係した患者の方向を記述するために用いられる,
そしてガントリの中の位置には依存しない。単一項目のみがこのシーケンスの中で許される。
C.8.4.6.1.2 患者方向修飾子コードシーケンス
患者方向修飾子コードシーケンス (0054,0412) は患者方向シーケンス (0054,0410) によって明記され
る方向を変更あるいは強化するために用いられる。単一項目のみがこのシーケンスの中で許される。
C.8.4.6.1.3 患者架台関係コードシーケンス
患者架台関係コードシーケンス (0054,0414) は,頭位(head-first)あるいは足位(feet-first)のような
ガントリ内の患者方向を記述するために使用される。四肢を画像化するときに,これらの方向は通常
の解剖学的位置に関係される。
例: 通常の解剖学的位置では,手の指は足の方を向いている。
一項目のみがこのシーケンスの中に許される。
C.8.4.7 NM画像画素モジュール
表C.8−6は,NM画像の画素データを記述する属性を明記する。
表C.8−6 NM画像画素モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性の記述
203
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素間隔
(0028,0030)
2
この画像の中のサンプル(カラー面)の数。値は 1
である。
画素データの意図された光度測定解釈を明記す
る。詳細は C.8.4.7.1.1 を参照。
各画素サンプルに対して割り当てられたビットの
数。各サンプルは割当ビットの同じ数を持つ。
列挙値: 8,16
各画素サンプル対して格納されるビットの数。各
サンプルは格納ビットの同じ数を持つ。値は割当
ビット (0028,0100) の中の値と同じである。
画素サンプルデータに対する最上位ビット。各サ
ンプルは同じ高位ビットを持つ。格納ビット
(0028,0101) の中の値よりも1だけ小さい値であ
る。
数字の対によって明記される各画素の中心間の,
患者における物理的距離,隣接した横行間隔(区
切り記号)隣接した縦列間隔:単位 mm。
C.8.4.7.1 NM画像画素属性記述
C.8.4.7.1.1 光度測定解釈
NM画像に対して,光度測定解釈 (0028,0030) は次の列挙値の一つを持つ:
MONOCHROME2
PALETTE COLOR
これらの用語の定義についてはC.7.6.3.1.2を参照のこと。
C.8.4.8 NM複数フレームモジュール
表C.8−7は,NM複数フレーム画像の属性を明記する。このモジュールは,たとえ画像の中に1
フレームだけがある場合でも,NM SOPインスタンスの中に常に含まれる。
NM画像オブジェクトは,常に多次元複数フレーム画像である。各画像内のフレームの順序と構成は,
フレーム増分ポインタ (0028,0009) によって定義される。フレーム増分ポインタ (0028,0009) は一つ以
上のインデックスベクトルを参照する。インデックスベクトルは,画像中の各フレームに対して厳密
に一つの要素をもつ一次元の配列である。インデックスベクトルにおけるn番目の要素の値は,その
次元の中で,n番目のフレームに対するインデックスを表わす。インデックスは常に1から始まる番
号を付けられる。
注: フレームの多次元配列を単一画像オブジェクトの中に符号化するための仕組みは次の通りである。まず,
フレーム増分ポインタと呼ばれるデータ要素の定義が,複数値であることができるように,変更される(即
ち,その VM は今は 1 - n である)。フレーム増分ポインタの各値は,もっとも早く変化するインデッ
クスを表す最後の値をもつ,配列の次元の一つを表わす。
フレーム増分ポインタの各値は,インデックスベクトルであるデータ要素のタグである。インデックスベ
クトルは,画像の中の各フレームに対して厳密に一要素をもつ一次元配列である。インデックスベクトル
におけるn番目の要素の値は,その次元において,n番目のフレームに対するインデックスを表わす。例
えば,一つの同位元素を使用して,二つの検出器のそれぞれから(それぞれ5フレームと2フレーム含ん
204
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
でいる)2位相で構成される動態画像を符号化していると考える,そしてそれは画像の中に全部で14フ
レームある。動態画像に対して,フレーム増分ポインタは次のように定義される:
フレーム増分ポインタ = エネルギウィンドウベクトル (0054,0010) ¥ 検出器ベクトル (0054,0020) ¥ フ
ェーズベクトル (0054,0030) ¥ 時間スライスベクトル (0054,0100)
画素データ (7FE0,0010) は次のような順序でフレームを含むであろう。
フレーム
エネルギウィンドウ#
検出器#
フェーズ#
時間スライス#
1
1
1
1
1
2
1
1
1
2
3
1
1
1
3
4
1
1
1
4
5
1
1
1
5
6
1
1
2
1
7
1
1
2
2
8
1
2
1
1
9
1
2
1
2
10
1
2
1
3
11
1
2
1
4
12
1
2
1
5
13
1
2
2
1
14
1
2
2
2
そして,4つのベクトルは次のように定義されるであろう:
エネルギウィンドウベクトル
= 1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1
検出器ベクトル
= 1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2
フェーズベクトル
= 1,1,1,1,1,2,2,1,1,1,1,1,2,2
時間スライスベクトル
= 1,2,3,4,5,1,2,1,2,3,4,5,1,2
受信者はこれらの4ベクトルから,全フレームの関係を告げることができる。例えば,これらの4ベクト
ルの中の11番目の値を見ると,この複数フレームオブジェクトの中の11番目のフレームが,同位元素
1と検出器2からのフェーズ1の時間スライス4であることを告げる。
エネルギウィンドウ,検出器,位相,回転,R−R間隔,および時間スロットベクトルは,ベクトルの中
にインデックス値の各々に対して厳密に一シーケンス項目を含む,対応するシーケンス要素を持つ。シー
ケンス項目は,フレームのそのグループに特有であるが,しかし一つのグループから次のグループへ変化
するデータ要素の集合を含む。上の例では,検出器シーケンス要素,同位元素シーケンス要素,およびフ
ェーズシーケンス要素(動態のためには,フレームシーケンス要素は必要ではない)があるであろう。検
出器およびフェーズシーケンス要素は(2検出器および2フェーズがあるので)二つのシーケンス項目を
含むであろう。
表C.8−7 NM複数フレームモジュール属性
属性名
フレーム増分ポインタ
タグ
タイプ
(0028,0009)
1
エネルギウィンドウベ
クトル
(0054,0010)
1C
エネルギウィンドウの
数
検出器ベクトル
(0054,0011)
1
(0054,0020)
1C
属性記述
一以上のフレームインデックスベクトルのデータ
要素タグを含む。特殊化については C.8.4.8.1.1 を
参照。
各フレームに対してエネルギウィンドウ番号を含
む配列。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の値
がエネルギウィンドウベクトル (0054,0010) に対
するタグを含む場合は必要。特殊化については
C.8.4.8.1.2 を参照。
エネルギウィンドウグループ化の数。特殊化につ
いては C.8.4.8.1.2 を参照。
各フレームに対する検出器番号を含む配列。フレ
ーム増分ポインタ (0028,0009) の値が検出器ベク
トル (0054,0020) に対するタグを含む場合は必
要。特殊化については C.8.4.8.1.3 を参照。
205
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
検出器の数
(0054,0021)
1
フェーズベクトル
(0054,0030)
1C
フェーズの数
(0054,0031)
1C
回転ベクトル
(0054,0050)
1C
回転の数
(0054,0051)
1C
R−R間隔ベクトル
(0054,0060)
1C
R−R間隔の数
(0054,0061)
1C
時間スロットベクトル
(0054,0070)
1C
時間スロットの数
(0054,0071)
1C
スライスベクトル
(0054,0080)
1C
スライスの数
(0054,0081)
1C
検出器の数。特殊化については C.8.4.8.1.3 を参
照。
各フレームに対するフェーズ番号を含む配列。フ
レーム増分ポインタ (0028,0009) の値がフェーズ
ベクトル (0054,0030) に対するタグを含む場合は
必要。特殊化については C.8.4.8.1.4 を参照。
位相の数。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の
値がフェーズベクトル (0054,0030) に対するタグ
を含む場合は必要。特殊化については C.8.4.8.1.4
を参照。
各フレームに対する回転番号を含む配列。フレー
ム増分ポインタ (0028,0009) の値が回転ベクトル
(0054,0050) に対するタグを含む場合は必要。特殊
化については C.8.4.8.1.5 を参照。
回転の数。画像タイプ (0008,0008) 値3が TOMO,
GATED TOMO,RECON TOMO,あるいは RECON
GATED TOMO である場合は必要。特殊化につい
ては C.8.4.8.1.5 を参照。
各フレームに対するR−R間隔番号を含む配列。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) の値がR−R
間隔ベクトル (0054,0060) に対するタグを含む場
合は必要。特殊化については C.8.4.8.1.6 を参照
R−R間隔の数。フレーム増分ポインタ
(0028,0009) の値がR−R間隔ベクトル
(0054,0060) に対するタグを含む場合は必要。特殊
化については C.8.4.8.1.6 を参照
各フレームに対する時間スロット番号を含む配
列。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の値が時
間スロットベクトル (0054,0070) に対するタグを
含む場合は必要。特殊化については C.8.4.8.1.7 を
参照
時間スロットの数。フレーム増分ポインタ
(0028,0009) の値が時間スロットベクトル
(0054,0070) に対するタグを含む場合は必要。特殊
化については C.8.4.8.1.7 を参照。
各フレームに対する空間的スライス番号を含む配
列。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の値がス
ライスベクトル (0054,0080) に対するタグを含む
場合は必要。特殊化については C.8.4.8.1.8 を参
照。
スライスの数。フレーム増分ポインタ (0028,0009)
の値がスライスベクトル (0054,0080) に対するタ
グを含む場合は必要。特殊化については
C.8.4.8.1.8 を参照
206
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
角度視野ベクトル
(0054,0090)
1C
時間スライスベクトル
(0054,0100)
1C
各フレームに対する角度視野番号を含む配列。フ
レーム増分ポインタ (0028,0009) の値が角度視野
ベクトル (0054,0090) に対するタグを含む場合は
必要。特殊化については C.8.4.8.1.9 を参照。
各フレームに対する時間スライス番号を含む配
列。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の値が時
間スライスベクトル (0054,0100) に対するタグを
含む場合は必要。特殊化については C.8.4.8.1.10
を参照。
注: PS3.5の中の規則によって,タイプ1Cまたは2Cのデータ要素が必要とされない場合は,それは含
まれない。
C.8.4.8.1 NM複数フレーム属性記述
C.8.4.8.1.1 フレーム増分ポインタ
定義によって,NM画像は多次元複数フレーム画像である。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の値
は一以上のフレームインデックスベクトルに対するタグを含む。これは画像の中のフレームインデッ
クスの次元の数,および最も早く変化するインデックスを示す最後のタグをで,これらのインデック
スが一つのフレームから次のものへ変化する順序を決定する。フレーム増分ポインタ (0028,0009) の
列挙値は,表C.8−8の中で示されるように,画像タイプ (0008,0008) 値3によって決定される:
表C.8.8. フレーム増分ポインタのための列挙値
画像タイプ (0008,0008) 値3
STATIC または WHOLE BODY
フレーム増分ポインタ (0028,0009)
0054H 0010H ¥ 0054H 0020H
順序は,エネルギウィンドウベクトル (0054,0010),検出器ベクト
ル (0054,0020) による。
DYNAMIC
0054H 0010H ¥ 0054H 0020H ¥ 0054H 0030H ¥ 0054H 0100H
順序は,エネルギウィンドウベクトル (0054,0010),検出器ベクト
ル (0054,0020),フェーズベクトル (0054,0030),時間スライスベ
クトル (0054,0100) による。
GATED
0054H 0010H ¥ 0054H 0020H ¥ 0054H 0060H ¥ 0054H 0070H
順序は,エネルギウィンドウベクトル (0054,0010),検出器ベクト
ル (0054,0020),R−R間隔ベクトル (0054,0060),時間スロット
ベクトル (0054,0070) による。
TOMO
0054H 0010H ¥ 0054H 0020H ¥ 0054H 0050H ¥ 0054H 0090H
順序は,エネルギウィンドウベクトル (0054,0010),検出器ベクト
ル (0054,0020),回転ベクトル (0054,0050),角度視野ベクトル
(0054,0090) による。
GATED TOMO
0054H 0010H ¥ 0054H 0020H ¥ 0054H 0050H¥ 0054H 0060H
¥ 0054H 0070H ¥ 0054H 0090H
順序は,エネルギウィンドウベクトル (0054,0010),検出器ベクト
ル (0054,0020),回転ベクトル (0054,0050),R−R間隔ベクトル
(0054,0060),時間スロットベクトル (0054,0070),角度視野ベクト
ル (0054,0090) による。
RECON TOMO
0054H 0080H
順序は,スライスベクトル (0054,0080) による。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
RECON GATED TOMO
0054H 0060H ¥ 0054H 0070H ¥ 0054H 0080H
順序は,R−R間隔ベクトル (0054,0060),時間スロットベクトル
(0054,0070),スライスベクトル (0054,0080) による。
C.8.4.8.1.2 エネルギウィンドウの数とエネルギウィンドウベクトル
エネルギウィンドウの数 (0054,0011) は,この画像の中で収集された,異なったエネルギウィンドウ
グループ化の数である。C.8.4.10.1を参照。画像タイプ (0008,0008) 値3が RECON TOMO
あるいは RECON GATED TOMO であるときには,
エネルギウィンドウの数 (0054,0011) は1である。
エネルギウィンドウベクトル (0054,0010) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の
要素の値はこの画像におけるn番目のフレームに対するエネルギウィンドウ番号である,そして1か
らエネルギウィンドウの数 (0054,0011) までの値を持つ。
C.8.4.8.1.3 検出器の数と検出器ベクトル
検出器の数 (0054,0021) は,画像におけるフレームを区別する分離した検出器の数である。画像タイ
プ (0008,0008) 値3が RECON TOMO あるいは RECON GATED TOMO であるときには,検出器の数
(0054,0021) は1である。
注: 検出器の数 (0054,0021) は必ずしもデータ収集時に使用した検出器の実際の数を表わす必要はない。
例1:二つ以上の検出器からのフレームが,フレームの一つの連続した集合を形成するためにインターリ
ーブされる断層 TOMO 収集においては,そのときはどの検出器がそれらを生成したかに基づいてフレー
ム間の区別が行われる必要はない。この場合は,検出器の数 (0054,0021) は1であろう。
例2:一個の検出器が前面と後面視野を二つの別のパスで収集する WHOLE BODY 収集の場合,検出器
の数 (0054,0021) は2であろう。
検出器ベクトル (0054,0020) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の値はこ
の画像におけるn番目のフレームの検出器番号である,そして1から検出器の数 (0054,0021) までの
値を持つ。
C.8.4.8.1.4 フェーズの数とフェーズベクトル
フェーズの数 (0054,0031) は,検出器の数および同位元素に依存しない,動態フェーズの数である。
フェーズの定義についてはC.8.4.14を参照。
フェーズベクトル (0054,0030) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の値は
この画像の中のn番目のフレームのフェーズ番号である,そして1からフェーズの数 (0054,0031) ま
での値を持つ。
C.8.4.8.1.5 回転の数と回転ベクトル
回転の数 (0054,0051) は分離した回転の数である。回転の定義についてはC.8.4.12を参照。
画像タイプ (0008,0008) 値3が RECON TOMO,GATED TOMO または RECON GATED TOMO であ
る場合には,回転の数 (0054,0051) は1である。
回転ベクトル (0054,0050) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の値はこの
画像の中のn番目のフレームの回転番号である,そして1から回転の数 (0054,0051) までの値を持つ。
C.8.4.8.1.6 R−R間隔の数とR−R間隔ベクトル
R−R間隔の数 (0054,0061) は収集された心拍持続時間の範囲の数である。ゲート収集は一つのR−
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
R間隔を正常な心拍からデータを収集するために,二番目のR−R間隔を異常な心拍,そして多分他
からのデータを収集するために採用することがある。各R−R間隔は,その持続時間が下限R−R値
(0018,1081) よりも大きい,そして上限R−R値 (0018,1082) よりも短い心拍を受け入れる。これらの
範囲内に入らない心拍は,他のR−R間隔によって採用されることがある,または捨てられることが
ある。
R−R間隔の数 (0054,0061) はそのような範囲の全数である。
R−R間隔ベクトル (0054,0060) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の値
はこの画像の中のn番目のフレームのR−R間隔番号である,そして1からR−R間隔の数
(0054,0061) までの値を持つ。
C.8.4.8.1.7 時間スロットの数と時間スロットベクトル
時間スロットの数 (0054,0071) は,各ゲートイベントがゲート収集において分割されるフレームの数
である。例えば,心ゲート収集の中で,多くの心拍数からのデータは,全ての心拍からの一番目のフ
レームを一緒に加算することによって加算第一フレームの中に,全ての二番目のフレームは加算第二
フレームの中に,以降も同様に,結合される。結果は,各心拍の中の時間スロットの数と同じフレー
ムの数を持つ。
時間スロットベクトル (0054,0070) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の
値はこの画像の中のn番目のフレームの時間スロット番号である,そして1から時間スロットの数
(0054,0071) までの値を持つ。
C.8.4.8.1.8 スライスの数とスライスベクトル
スライスの数 (0054,0081) は各分離ボリュームの中のスライスの数である。
注: RECON GATED TOMO に等しい画像タイプ (0008,0008) 値3をもつ画像に対して,これはスライスの数
(0054,0081) が全てのR−R間隔と時間スロットに対して等しいことを示している。
スライスベクトル (0054,0080) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の値は
この画像の中のn番目のフレームのスライス番号である,そして1からスライスの数 (0054,0081) ま
での値を持つ。
C.8.4.8.1.9 角度視野ベクトル
角度視野ベクトル (0054,0090) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の値は
この画像のn番目のフレームの角度視野番号である。画像タイプ (0008,0008) 値3が TOMO か
GATED TOMO である場合には,この値は1から回転の中のフレームの数 (0054,0053) までの値を持
つ。
C.8.4.8.1.10 時間スライスベクトル
時間スライスベクトル (0054,0100) はインデックスベクトルである。このベクトルのn番目の要素の
値はこの画像の中のn番目のフレームの時間スライス番号である,そして1からフェーズの中のフレ
ームの数 (0054,0033) までの値を持つ。
C.8.4.9 NM画像モジュール
表C.8−9は,核医学画像を記述する属性を含む。
表C.8−9 NM画像モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性記述
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画像タイプ
(0008,0008)
1
画像ID
非可逆画像圧縮
(0054,0400)
(0028,2110)
3
1C
積算カウント
(0018,0070)
2
収集終了条件
(0018,0071)
3
テーブル高さ
(0018,1130)
3
テーブル横移動
(0018,1131)
3
実フレーム持続時間
(0018,1242)
1C
カウント率
(0018,1243)
3
処理関数
(0018,5020)
3
画像識別特性。特殊化については C.8.4.9.1.1 を参
照。
使用者または装置が発生した画像識別子。
画像が非可逆圧縮を受けたことがあるか否かを明
記する。列挙値:
00 = 画像は非可逆圧縮を受けたことがない。
01 = 画像は非可逆圧縮を受けたことがある。
C.7.6.1.1.5 を参照。
非可逆圧縮が画像に行われたことがある場合は必
要。
画像の中の全フレームに対するガンマイベントの
合計。特殊化については C.8.4.9.1.2 を参照。
データ収集を終了した方法の記述。定義語:
CNTS = カウント
DENS = 濃度
MANU = 手動
OVFL = データオーバフロー
TIME = 時間
TRIG = 生理的トリガー
特殊化については C.8.4.9.1.3 を参照。
患者テーブルの高さ:単位 mm。この要素の範囲
と値は製造者によって決められる。画像タイプ
(0008,0008) 値3が TOMO,GATED TOMO,
RECON TOMO,または RECON GATED TOMO の
場合は含まれてはならない。
患者テーブル(またはテーブルに関連した架台)
の位置:単位 mm。この要素の範囲と値は製造者
によって決められる。画像タイプ (0008,0008) 値
3が TOMO,GATED TOMO,RECON TOMO,ま
たは RECON GATED TOMO の場合は含まれては
ならない。
データ収集のための経過時間:単位 msec。画像タ
イプ (0008,0008) 値3が WHOLE BODY あるい
は STATIC の場合は必要。特殊化については
C.8.4.9.1.4 を参照。
収集の間に達した最大カウント率:単位 カウント
/秒。
データに適用された処理関数のコードまたは記
述。
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補正済画像
(0028,0051)
3
全身技術
(0018,1301)
3
スキャン速度
(0018,1300)
2C
スキャン長さ
(0018,1302)
2C
参照オーバレイシーケ
ンス
(0008,1130)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
参照カーブシーケンス
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
(0008,1145)
3
(0008,1150)
1C
> 参照SOPクラスU
ID
画像に適用された補正がある場合には,それを示
す値。補正は画像の中の全フレームに適用される。
定義語:
UNIF = 均一性補正
COR = 回転中心補正
NCO = 非円形軌道補正
DECY = 減衰補正
ATTN = 吸収補正
SCAT = 散乱線補正
DTIM = 不感時間補正
NRGY = エネルギ補正
LIN = 直線性補正
MOTN = 動き補正
CLN = カウント損失正規化;時間スロットの中
で計数損失を補正するために適用された
あらゆるタイプの正規化。
実行されたスキャンのタイプ。画像タイプ
(0008,0008) 値3が値 WHOLE BODY を含む場合
のみ使用する。列挙値:
1PS = 1パス
2PS = 2パス
PCN = 患者輪郭追随法が使用された
MSP = 全身フレームの中に集積された複数静
止フレーム。
体の上を移動するカメラの速度:単位 mm/sec。画
像タイプ (0008,0008) 値3が値 WHOLE BODY
を含む場合は必要。
スキャン動作の方向での画像化領域の寸法:単位
mm。画像タイプ (0008,0008) 値3が値 WHOLE
BODY を含む場合は必要。
独立オーバレイに関係するSOPクラス/インス
タンス対の集合に参照を提供するシーケンス。こ
の画像に強く関係するオーバレイを唯一に識別す
る。零以上の項目がこのシーケンスに含まれるこ
とがある。
参照されるSOPクラスを唯一に識別する。シー
ケンス項目がある場合は必要。
参照されるSOPインスタンスを唯一に識別す
る。シーケンス項目がある場合は必要。
独立カーブに関係するSOPクラス/インスタン
ス対の集合に参照を提供するシーケンス。この画
像に強く関係するカーブを識別する。零以上の項
目がこのシーケンスに含まれることがある。
参照されるSOPクラスを唯一に識別する。シー
ケンス項目がある場合は必要。
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> 参照SOPインスタ
ンスUID
トリガーソースまたは
タイプ
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,1155)
1C
(0018,1061)
3
(0008,2218)
3
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
参照されるSOPインスタンスを唯一に識別す
る。シーケンス項目がある場合は必要。
トリガー源を示す文字列。定義語:
EKG
この画像における解剖学的関心領域(即ち,外部
解剖学的構造,表面解剖学的構造,あるいは身体
の一般的領域)を識別する一項目のシーケンス。
節 C.8.4.9.1.5 を参照。
基準コンテキストIDは 1。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
> 解剖学的領域修飾子
シーケンス
(0008,2220)
3
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
この画像の中の解剖学的関心領域を修飾する一以
上の項目のシーケンス(即ち,うつ伏せ,仰向け,
右下臥位)。節 C.8.4.9.1.5 を参照。
基準コンテキストIDは 2。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
主要解剖学的構造シー
ケンス
(0008,2228)
3
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
この画像における主要解剖学的関心構造を識別す
る一以上の項目のシーケンス。節 C.8.4.9.1.6 参
照。
基準コンテキストIDは 1。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
> 主要解剖学的構造修 (0008,2230)
飾子シーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
3
この画像の中の主要解剖学的関心構造を修飾する
一以上の項目のシーケンス。節 C.8.4.9.1.6 参照。
基準コンテキストIDは 2。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
注: 内容日付 (0008,0023) および内容時刻 (0008,0033) は,画像が時間的に関係づけられるときは何時でも,
一般画像モジュール,表C.7−7の中に含まれる。この目的に対して,全てのNM画像は時間的に関連
付けられると考えられる,従ってこれらの要素はNM画像の中に含まれる。
C.8.4.9.1 NM画像モジュール属性記述
C.8.4.9.1.1 画像タイプ
NM画像に対して,画像タイプ (0008,0008) 値3はタイプ1である,そして次の列挙値の一つを使用
することが明記される:
STATIC (静態)
DYNAMIC (動態)
GATED (ゲート)
WHOLE BODY (全身)
TOMO (断層)
GATED TOMO (ゲート断層)
RECON TOMO (断層再構成)
RECON GATED TOMO (ゲート断層再構成)
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
NM画像に対しては,画像タイプ (0008,0008) 値4はタイプ1である,そして次の列挙値の一つを使
用することが明記される:
EMISSION (エミッション)
TRANSMISSION (トランスミッション)
注: NM画像では,画像タイプ (0008,0008) 値 1 は全ての生データと再構成画像に対して ORIGINAL (オリ
ジナル)であろう。DERIVED (導出)は何らかの他の結果画像に適当であることがある。
NM画像では,画像タイプ (0008,0008) 値2は PRIMARY であろう。
C.8.4.9.1.2 積算カウント
積算カウント (0018,0070) はこの画像の全てのフレームにおいて積算された全てのガンマイベントの
合計である。この属性は収集データに適用される,そして処理された画像(DERIVED,SECONDARY)
に対しては頻繁には適用されない。
C.8.4.9.1.3 収集終了条件
収集終了条件 (0018,0071) は,データ収集に実際に適用された収集終了の方法である。定義語と定義
は:
CNTS =
DENS =
MANU =
OVFL =
TIME =
TRIG =
プリセットカウント限度に達した
プリセットカウント濃度に達した
収集が手動で終了した
収集が画素データのオーバーフロー条件によって自動的に終了した
プリセット時間限界に達した
生理的トリガーのプリセット数に達した
C.8.4.9.1.4 実フレーム持続時間
実フレーム持続時間 (0018,1242) は,収集の単一フレームに対する経過時間(単位 msec)として定義
される。複数フレーム画像のいくつかのタイプでは,実フレーム持続時間 (0018,1242) は適切なIO
Dモジュールの中で定義されるもっと特殊化された意味を持つことがある。
C.8.4.9.1.5 解剖学的領域
人体の一般的領域(例えば,解剖学的領域,臓器,あるいは検査される体腔)は解剖学的領域シーケ
ンス (0008,2218) によって識別されることがある。重力に関係するその方向(例えば,prone, supine,
semi-erect),副領域(例えば,medial, lateral, superior, inferior, lobe, quadrant),および側性(例えば,
右,左,両方)などのような,検査される解剖学的領域の特性は,解剖学的領域修飾子 (0008,2220) に
よって精緻化されることがある。
注: これらの属性は,(一般シリーズモジュールの中で)検査される部位 (0018,0015) および患者位置
(0018,5100) 属性によって符号化される情報の,もっと強力で一貫した方法における仕様を可能にする。
C.8.4.9.1.6 解剖学的主要構造
画像内の特定解剖学的関心構造(例えば,解剖学的領域内の特定の動脈)は解剖学的主要構造シーケ
ンス (0008,2228) によって識別される。その位置(例えば,副鞘,周辺,中央),形態(例えば,膨
張,縮小),および側性(例えば,右,左,両方)などのような解剖学的構造の特性は,解剖学的主
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
要構造修飾子シーケンス (0008,2230) によって精緻化されることがある。
注: これらの属性は解剖学的構造 (0008,2208) 属性にとって代わることが意図されている。
C.8.4.10 NM同位元素モジュール
表C.8−10は収集のために投与される同位元素を記述する属性を含む。
表C.8−10 NM同位元素モジュール属性
属性名
エネルギウィンドウ情
報シーケンス
> エネルギウィンドウ
名
> エネルギウィンドウ
範囲シーケンス
>> エネルギウィンドウ
下限
>> エネルギウィンドウ
上限
放射性医薬品情報シー
ケンス
> 放射性核種コードシ
ーケンス
タグ
タイプ
(0054,0012)
2
(0054,0018)
3
(0054,0013)
3
(0054,0014)
3
(0054,0015)
3
(0054,0016)
2
(0054,0300)
2C
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
属性記述
使用されたエネルギウィンドウグループを記述す
るくり返し項目のシーケンス。項目の数はエネル
ギウィンドウの数 (0054,0011) に等しい。最初の
項はエネルギウィンドウベクトル (0054,0010) の
中で1の値をもつフレームに,二番目の項は2の
値をもつフレームに,など対応する。
このエネルギウィンドウを記述する使用者定義の
名前。
このエネルギウィンドウグループを記述するくり
返し項目のシーケンス。
エネルギウィンドウの下限,単位は KeV。詳細は
C.8.4.10.1.1 を参照。
エネルギウィンドウの上限,単位は KeV。詳細は
C.8.4.10.1.2 を参照。
同位元素情報を記述するくり返し項目のシーケン
ス。シーケンスは一以上の項目を含むことがあ
る。。
放射性核種を識別するシーケンス。このシーケン
スは厳密に一項目を含む。詳細は C.8.4.10.1.3 を
参照。シーケンス項目がある場合は必要。
基準コンテキストIDは 18。
符号化体系指定子 (0008,0102) は歴史的理由から
“99SDM” の列挙値を持つ。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
> 放射性医薬品経路
> 投与経路コードシー
ケンス
(0018,1070)
(0054,0302)
3
3
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
注入の経路。
放射性医薬品に対する投与経路を識別するシーケ
ンス。このシーケンスは厳密に一項目を含む。詳
細は C.8.4.10.1.4 を参照。
基準コンテキストIDは 11。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である
> 放射性医薬品容積
> 放射性医薬品開始時
刻
> 放射性医薬品停止時
刻
(0018,1071)
(0018,1072)
3
3
注入の容積:単位 立方 cm。
注入の開始の時刻。詳細は C.8.4.10.1.5 を参照。
(0018,1073)
3
注入の終了の時刻。詳細は C.8.4.10.1.6 を参照。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 放射性核種総投与量
(0018,1074)
3
> 較正データシーケン (0054,0306)
ス
>> エネルギウィンドウ (0054,0308)
番号
3
>> 注射器カウント
(0018,1045)
3
>> 残留注射器カウント (0054,0017)
3
> 放射性医薬品
> 放射性医薬品コード
シーケンス
3
3
(0018,0031)
(0054,0304)
1C
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
注入された放射性医薬品の総量。詳細は
C.8.4.10.1.7 を参照。
較正データを含むシーケンス。
次の較正データが関係するエネルギウィンドウ情
報シーケンスの中の項目番号。項目は1から始ま
る番号付けがされる。シーケンス項目がある場合
は必要。
注入前の注射器カウント率,単位:カウント/秒。
詳細は C.8.4.10.1.8 を参照。
注入後の残留注射器カウント率,単位:カウント
/秒。詳細は C.8.4.10.1.9 を参照。
放射性医薬品の名前。
放射性医薬品を識別するシーケンス。このシーケ
ンスは厳密に一項目を含む。詳細は C.8.4.10.1.10
を参照。
基準コンテキストIDは 25。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
インターベンション薬
剤情報シーケンス
(0018,0026)
3
> インターベンション (0018,0034)
薬剤名
> インターベンション (0018,0029)
薬剤コードシーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
3
3
ケンスマクロ を含める
使用されたインターベンション薬剤を記述するく
り返し項目のシーケンス。このシーケンスの中に
は零以上の項目が含まれる。
インターベンション薬剤の名前
インターベンション薬剤名を識別するシーケン
ス。詳細は C.8.4.10.1.11 を参照。
基準コンテキストIDは 10。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
> 投与経路コードシー
ケンス
(0054,0302)
3
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
インターベンション薬剤に対する投薬経路を識別
するシーケンス。このシーケンスは厳密に一項目
を含む。詳細は C.8.4.10.1.4 を参照。
基準コンテキストIDは 11。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3である。
> インターベンション
薬剤開始時刻
(0018,0035)
3
> インターベンション
薬剤停止時刻
> インターベンション
薬剤投与量
(0018,0027)
3
(0018,0028)
3
収集開始時刻 (0008,0032) に対すると同じ時刻基
準を使用したインターベンション薬剤の投与の時
刻。
収集開始時刻 (0008,0032) と同じ時刻基準を使用
したインターベンション薬剤の投与の終了時刻。
インターベンション薬剤投与量,単位 mg。
215
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.4.10.1 NM同位元素モジュール属性記述
C.8.4.10.1.1 エネルギウィンドウ下限
エネルギウィンドウ下限 (0054,0014) は,この同位元素へのシンチレーションイベントの受け入に対
する KeV での収集エネルギウィンドウ下限である。
C.8.4.10.1.2 エネルギウィンドウ上限
エネルギウィンドウ上限 (0054,0015) は,この同位元素におけるシンチレーションイベント受け入れ
に対する KeV での収集エネルギウィンドウ上限である。
C.8.4.10.1.3 (退役)
C.8.4.10.1.4 (退役)
C.8.4.10.1.5 放射性医薬品開始時刻
放射性医薬品開始時刻 (0018,1072) は,収集開始時刻 (0008,0032) と同じ時刻基準を使用した,画像化
目的のための患者への放射性医薬品投与の実際の時刻である。
C.8.4.10.1.6 放射性医薬品停止時刻
放射性医薬品停止時刻 (0018,1073) は,収集開始時刻 (0008,0032) と同じ時刻基準を使用した,画像化
目的のための患者への放射性医薬品投与の実際の終了時刻である。
C.8.4.10.1.7 放射性核種総投与量
放射性核種総投与量 (0018,1074) は,メガベクレル(Mbq)で測定した,放射性医薬品開始時刻に患者
に投与された放射性医薬品投与量である。
C.8.4.10.1.8 注射器カウント
注射器カウント (0018,1045) は,必要な場合は収集開始時刻 (0008,0032) に補正された,カウント/秒
で測定された注入前の注射器収集カウント率である。
C.8.4.10.1.9 残留注射器カウント
残留注射器カウント (0054,0017) は,必要な場合は収集開始時刻 (0008,0032) に補正された,カウント
/秒で測定された患者注入に続く注射器収集カウント率である。
C.8.4.10.1.10 (退役)
C.8.4.10.1.11 (退役)
C.8.4.11 NM検出器モジュール
表C.8−11は画像を作成するために使用する核医学検出器を記述するIOD属性を含む。
表C.8−11 NM検出器モジュールの属性
属性名
検出器情報シーケンス
タグ
(0054,0022)
タイプ
2
属性記述
使用される検出器を記述する繰り返し項目のシー
ケンス。項目数は検出器の数 (0054,0021) と等し
い。最初の項目は検出器ベクトル (0054,0020) の
中で1の値をもつフレームに,二番目の項目は2
の値をもつフレームに,順次対応する。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> コリメータ/グリッ
ド名
> コリメータタイプ
(0018,1180)
3
(0018,1181)
2C
> 視野の形状
(0018,1147)
3
> 視野の寸法
(0018,1149)
3
> 焦点距離
(0018,1182)
2C
> X焦点中心
(0018,1183)
3
> Y焦点中心
(0018,1184)
3
ズーム中心
(0028,0032)
3
> ズーム率
(0028,0031)
3
> 回転中心オフセット
(0018,1145)
3
> ガントリ/検出器傾
き
> 線源検出器間距離
(0018,1120)
3
(0018,1110)
2C
使用されたコリメータを記述するラベル(LEAP,
hires,等)。
コリメータタイプ。定義語:
PARA = Parallel (省略時)
PINH = Pinhole
FANB = Fan-beam
CONE = Cone-beam
SLNT = Slant hole
ASTG = Astigmatic
DIVG = Diverging
NONE = No collimator
UNKN = Unknown
シーケンス項目が存在する場合は必要。
核医学検出器の視野の形状。定義語:
RECTANGLE(長方形)
ROUND(円)
HEXAGONAL(六角形)
視野の寸法:単位 mm。視野の形状 (0018,1147) の
領域が,
RECTANGLE の場合:横行寸法に縦列寸法が続
く
ROUND の場合:直径。
HEXAGONAL の場合:外接円直径
焦点距離:単位 mm。0 の値は平行コリメーショ
ンに対する無限距離を意味する。特殊化は
C.8.4.11.1.1 を参照。シーケンス項目が存在する場
合は必要。
横行に沿った焦点の中心。詳細説明は C.8.4.11.1.2
を参照。
縦列に沿った焦点の中心。詳細説明は C.8.4.11.1.2
参照。
数の対によって指定される,ズーム係数の適用前
に画像における各画素に適用される (0,0) からの
オフセットの量:横行値(区切り記号)縦列値(単
位 mm)。詳細説明は C.8.4.11.1.3 を参照。
画像の中の各画素に適用される拡大の量。数の対
によって指定される:横行値(区切り記号)縦列
値。詳細説明は C.8.4.11.1.4 を参照。
核医学検出器の平均回転中心オフセット:単位
mm。詳細説明は C.8.4.11.1.5 参照。
検出器の傾斜の角度:単位 度。詳細説明は
C.8.4.11.1.6 参照。
透過線源から検出器表面までの距離:単位 mm。
画像タイプ (0008,0008) 値4が TRANSMISSION
である,値3が TOMO でない,そしてシーケン
ス項目が存在する場合は必要。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 開始角度
(0054,0200)
3
> 半径位置
(0018,1142)
3
> 画像方向(患者)
(0020,0037)
2C
> 画像位置(患者)
(0020,0032)
2C
> 視野コードシーケン (0054,0220)
ス
>> 表 8.8-1 の 符号シ
収集の開始に対する患者についての検出器の位
置:単位 度。零度は患者の背面で原点を基準とす
る。患者の足から見て,角度は反時計方向に増大
する(検出器は患者の背面から患者の左側の方向
に通常回転する)。画像タイプ (0008,0008) 値3
が TOMO,GATED TOMO,RECON TOMO,また
は RECON GATED TOMO である場合は含まれな
い。
回転の中心からの検出器の半径距離:単位 mm。
画像タイプ (0008,0008) 値3が TOMO,GATED
TOMO,RECON TOMO,または RECON GATED
TOMO である場合は含まれない。
患者に関する最初の横行と最初の縦列の方向余
弦。詳細説明は C.7.6.2.1.1 を参照。シーケンス項
目が存在する場合は必要。
画像の上左手隅(伝送される最初のボクセルの中
心)の x, y, z 座標(単位mm)。詳細説明は
C.7.6.2.1.1 参照。シーケンス項目が存在する場合
は必要。
解剖学的関心領域の画像受像器への投影を記述す
るシーケンス。詳細説明は C.8.4.11.1.7 を参照。
基準コンテキストIDは 26。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
3
ーケンスマクロ を含め
る
>> 視野修飾子コードシ (0054,0222)
ーケンス
>>> 表 8.8-1 の 符号
3である。
視野修飾子。視野を完全に明記することが必要で
ある場合は必要。詳細説明は C.8.4.11.1.8 参照。
基準コンテキストIDは 23。
コード意味 (0008,0104) は歴史的理由からタイプ
2C
シーケンスマクロ を含
める
3である。
C.8.4.11.1 NM検出器の属性の記述
C.8.4.11.1.1 焦点距離
NM画像データに対する焦点距離 (0018,1182) はコンバージングあるいはダイバージングコリメータ
に対する焦点距離で,検出器の前面から焦点までを単位 mm で測定する,。正の値はコンバージング
コリメータを示し,負の値はダイバージングコリメータを示す。0の値は平行コリメーションに対す
る無限距離を意味する。
C.8.4.11.1.2 焦点中心
NM画像データに対するX焦点中心 (0018,1183) およびY焦点中心 (0018,1184) はズームしていない
視野内でコンバージングあるいはダイバージングコリメータに対して,焦点の投影を定義するために
使用される。それはズームしていない視野の中心に関係した横行と縦列に対して単位 mm で定義され
る。
C.8.4.11.1.3 ズーム中心
ズーム中心 (0028,0032) は,ズームしていないカメラ視野の中心からズームした視野の中心までを測
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
定する,ズームしていないカメラ視野と視野の間のオフセットである。オフセットはズームしていな
いカメラFOV寸法で単位 mm で測定される。正の値は,画像面から見て,ズームしていない中心か
ら右および下へである。この属性が与えられていない場合はズームの中心は 0¥0 である仮定される。
C.8.4.11.1.4 ズーム係数
ズーム係数 (0028,0031) は収集時に使用された拡大係数である。この属性が与えられていない場合は
1.0¥1.0 であると仮定される。
注: ズーム係数 (0028,0031) は単に情報である。画素間隔 (0028,0030) は,画素寸法へのこれと他の変化をす
でに考慮に入れている。
C.8.4.11.1.5 回転中心オフセット
回転中心オフセット (0018,1145) は,検出器視野中心と円形軌道スキャン用ガントリの回転の物理的
中心間のオフセット平均量で,単位は mm である。正の値は物理的中心が画像面中心の右にあること
を示す。
C.8.4.11.1.6 架台/検出器傾斜
NM画像データに対するガントリ/検出器傾斜 (0018,1120) は,検出器面の患者の体軸(頭から足)
(あるいは患者を支えるテーブル)への角度で,単位は度である。正の傾斜は患者の足への方向であ
る。
C.8.4.11.1.7 視野コードシーケンス
単一項目だけがこのシーケンスの中で許される。
C.8.4.11.1.8 視野修飾子コードシーケンス
単一項目だけがこのシーケンスの中で許される。
C.8.4.12 NM断層収集モジュール
このモジュールは,断層複数フレーム画像に適用される。このモジュールは,画像タイプ (0008,0008)
値3が TOMO,GATED TOMO,RECON TOMO,または RECON GATED TOMO に等しいときに存在
する。このモジュールの中で見られる要素は画像の収集を記述する。
表C.8−12 NM断層収集モジュールの属性
属性名
回転情報シーケンス
タグ
(0054,0052)
タイプ
2
属性記述
断層回転グループを記述する繰り返し項目のシー
ケンス。新しい回転が検出器動きの方向の変更か,
テーブル横方向 (0018,1131) の変更のときに定義
される。項目の数は回転の数 (0054,0021) と等し
い。回転ベクトル (0054,0050) が存在する場合は,
最初の項目は回転ベクトル (0054,0050) の中で1
の値をもつフレームに,二番目の項目は2の値を
もつフレームに,順次対応する。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 開始角度
(0054,0200)
1C
> 角度ステップ
(0018,1144)
1C
> 回転方向
(0018,1140)
1C
> スキャンアーク
(0018,1143)
1C
> 実フレーム持続時間
(0018,1242)
1C
> 半径位置
(0018,1142)
3
> 線源検出器間距離
(0018,1110)
2C
> 回転の中のフレーム
の数
> テーブル横移動
(0054,0053)
1C
(0018,1131)
3
> テーブル高さ
(0018,1130)
3
検出器運動のタイプ
(0054,0202)
3
この回転の開始に対する患者についての検出器の
位置:単位 度。零度は患者の背面で原点を基準と
する。患者の足から見て,角度は反時計方向に増
大する(検出器は患者の背面から患者の左側の方
向に通常回転する)。シーケンス項目が存在する
場合は必要。
断層収集の視野間の角度走査円弧ステップ:単位
度。詳細説明は C.8.4.12.1.1 参照。シーケンス項
目が存在する場合は必要。
患者についての検出器の回転の方向。方向の詳細
説明は開始角度 (0054,0200) を参照。列挙値:
CW = 時計方向(減少する角度)
CC = 反時計方向(増加する角度)
シーケンス項目が存在する場合は必要。
スキャンデータの実効角度範囲:単位 度。値は正
の数である。シーケンス項目が存在する場合は必
要。
角度位置ごとの公称収集時間:単位 msec。シーケ
ンス項目が存在する場合は必要。
回転の中心からの検出器の半径距離:単位 mm。
この回転に対する平均値である単一値,または角
度視野あたり一つの値を持つ。
透過線源から検出器面までの距離:単位 mm。
画像タイプ (0008,0008) 値4が TRANSMISSION
である,そしてシーケンス項目が存在する場合は
必要。
この回転の中の角度視野の数。シーケンス項目が
存在する場合は必要。
患者テーブル(またはテーブルに関連した架台)
の位置:単位 mm。この要素の範囲と値は製造者
によって決定される。
患者テーブルの表面の回転中心までの距離:単位
mm。回転中心より下のテーブル高さは正の値をも
つ。
収集時の検出器運動の記述。
列挙値:
STEP AND SHOOT = 断続動き,静止している間
だけ収集する。
CONTINUOUS = ガントリの動きと収集は同時で
連続である。
ACQ DURING STEP = 断続動き,収集は連続であ
る。
220
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.4.12.1 NM断層収集の属性の記述
C.8.4.12.1.1 角度ステップ
角度ステップ (0018,1144) は,TOMO および GATED TOMO 収集画像に対する,度で定義される,
公称フレーム間増分角度である。角度ステップ (0018,1144) は正の数である。角度ステップ値の合計
は,正確な角度位置または走査円弧値を与えるために定義されていない。角度ステップは複数フレー
ム面画像データの結果フレーム間の実効角度間隔である。
C.8.4.13 NM複数ゲート収集モジュール
表C.8−13は,患者に実施される複数ゲート収集画像を記述する属性を含む。これは患者がゲー
ト装置に接続されている間に収集されるフレームを参照する。
表C.8−13 NM複数ゲート収集モジュールの属性
属性名
拍動除去フラグ
(0018,1080)
3
PVC除去
スキップ拍動
心拍数
(0018,1085)
(0018,1086)
(0018,1088)
3
3
3
ゲート情報シーケンス
(0054,0062)
2C
> トリガー時間
(0018,1060)
3
> フレーミングタイプ
(0018,1064)
3
> データ情報シーケン
ス
(0054,0063)
2C
>> フレーム時間
(0018,1063)
1C
(0018,1062)
(0018,1081)
(0018,1082)
(0018,1083)
3
3
3
3
>>
>>
>>
>>
公称R−R間隔
下限R−R値
上限R−R値
取得間隔
タグ
タイプ
属性の記述
拍動長ソーティングが適用された。列挙値:
Y = yes, N = no
使用された不整脈除去基準のタイプの記述。
検出した不整脈の後にスキップした拍動の数。
これらのフレームの収集期間に対する1分当たり
の拍動の平均数。これは除去された心拍も採用さ
れた心拍も全て含む。
R−R間隔を記述する繰り返し項目のシーケン
ス。各ゲート間隔は拍動長の上限と下限の範囲に
よって定義される。フレーム増分ポインタ
(0028,0009) がR−R間隔ベクトル (0054,0060)
に対するタグを含む場合は必要。項目の数はR−
R間隔の数 (0054,0061) と等しい。最初の項はR
−R間隔ベクトル (0054,0060) の中で1の値をも
つフレームに,二番目の項は2の値をもつフレー
ムに,順次対応する。
R波の開始からデータ取得の始まりまで測定した
時間間隔:単位 msec。
前方,後方,百分率による前方/後方のような実
施されたフレーミングのタイプの記述。
ゲート基準を記述する繰り返し項目のシーケン
ス。 C.8.4.13.1.1 を参照。シーケンス項目が存在
する場合は必要。
個々のフレーム当たりの公称時間:単位 msec。シ
ーケンス項目が存在する場合は必要。
受諾した心拍の平均持続時間:単位 msec。
拍動除去のためのR−R間隔下限:単位 msec。
拍動除去のためのR−R間隔上限:単位 msec。
下限R−R値 (0018,1081) と上限R−R値
(0018,1082) の範囲内に入った,そして従ってこの
R−R間隔へのガンマイベントに受け入れられそ
して寄与した心拍の数。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 除去間隔
(0018,1084)
3
>> 時間スロット情報シ (0054,0072)
ーケンス
2C
>>> 時間スロット時間
3
(0054,0073)
下限R−R値 (0018,1081) と上限R−R値
(0018,1082) の範囲外に入った,そしてこのR−R
間隔へのガンマイベントに寄与しなかった心拍の
数。しかしながら,それらは他のR−R間隔への
ガンマイベントに寄与することがある。
時間スロット情報を記述する繰り返し項目のシー
ケンス。フレーム増分ポインタ (0028,0009) が時
間スロットベクトル (0054,0070) のタグを含む場
合は必要。項目の数は時間スロットの数
(0054,0071) と等しい。最初の項目は時間スロット
(0054,0070) の中で1の値をもつフレームに,二番
目の項は2の値をもつフレームに,順次対応する。
収集がこのフレームの中にガンマイベントを積算
する時間の総時間,単位 msec。 C.8.4.13.2 参照。
C.8.4.13.1 NM複数ゲート収集属性の記述
C.8.4.13.1.1 データ情報シーケンス
データ情報シーケンス (0054,0063) は,画像タイプ (0008,0008) 値3が GATED TOMO である場合を
除いて,全ての角度視野の合計に適用される単一シーケンス項目を含む。この場合は,それは全ての
角度視野の合計に適用される単一項目を持つか,または各角度視野に対して一項目を持つかのいずれ
かである。
C.8.4.13.1.2 時間スロット時間
時間スロット時間 (0054,0073) は各時間スロットの有効画像化時間を記録する。例えば,受け入れた
拍動のいくつかが他のものより短い場合には,最後のフレームはより短い拍動からの寄与を受けない
ことがある。時間スロットに対する時間スロット時間はその時間スロットに対する合計収集時間であ
る。それは時間スロットに寄与した受け入れた拍動の数とフレーム時間 (0018,1063) の積にほぼ等し
い。
C.8.4.14 NMフェーズモジュール
表C.8−14は,患者に実施された動態収集画像の動態フェーズを記述する属性を含む。このモジ
ュールは画像タイプ (0008,0008) 値3が DYNAMIC であるときにだけ存在する。フェーズは,フレ
ーム当たりの収集時間とフレーム間の時間遅れとが一定にとどまるフレームの集積として定義される。
新しいフェーズは,フレーム間時間,フレーム当たりの収集時間,または検出器に関する患者の位置
の変化がある時は何時でも定義される。
表C.8−14 NMフェーズモジュール属性
属性名
フェーズ情報シーケン
ス
タグ
(0054,0032)
タイプ
2C
属性記述
各動態フェーズを記述する繰り返し項目のシーケ
ンス。フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフェ
ーズベクトル (0054,0030) に対するタグを含む場
合は必要。項目の数はフェーズの数 (0054,0031)
に等しい。最初の項目はフェーズベクトル
(0054,0030) の中で1の値をもつフレームに,二番
目の項は2の値をもつフレームに,順次対応する。
222
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> フェーズ遅延
(0054,0036)
1C
> 実フレーム持続時間
(0018,1242)
1C
> フレーム間停止
(0054,0038)
1C
> フェーズの中のフレ
ームの数
> トリガーベクトル
(0054,0033)
1C
(0054,0210)
3
> フェーズの中のトリ
ガーの数
(0054,0211)
1C
前のフェーズの最後のフレームとこのフェーズの
最初のフレーム間で停止した時間:単位 mse。シ
ーケンス項目がある場合は必要。
個々のフレーム当たりの公称収集時間:単位
msec。シーケンス項目がある場合は必要。
このフェーズの各フレーム間で停止した時間(単
位 msec)。シーケンス項目がある場合は必要。
このフェーズにおけるフレームの数。シーケンス
項目がある場合は必要。
ゲート情報が動態画像データと同時に取得される
時のトリガー時間の配列。詳細は C.8.4.14.1.1 を
参照。
このフェーズに対するトリガーベクトル
(0054,0210) における登録の数。トリガーベクトル
(0054,0210) が存在する場合は必要。
C.8.4.14.1 NMフェーズモジュール属性記述
C.8.4.14.1.1 トリガーベクトル
トリガーベクトル (0054,0210) は,フェーズの中で画像データの第一フレームの開始時刻から測定さ
れる最初のものをもつ,それらが収集された順序における,トリガー間の間隔時間(単位 msec)のリ
ストを含んでいる配列である。この要素が使用される場合は,トリガー時刻とフレーム開始時刻との
間に数学的相関を作ることができるために,開始時刻は同一であることが必要である。
C.8.4.15 NM再構成モジュール
表C.8−15は,核医学再構成ボリュームを記述する属性を含む。再構成ボリュームは収集された
断層フレームに変換(再構成)処理を適用することによって作成される。このモジュールは画像タイ
プ (0008,0008) 値3が RECON TOMO または RECON GATED TOMO であるときにのみ存在する。
表C.8−15 NM再構成モジュール属性
属性名
スライス間間隔
タグ
タイプ
(0018,0088)
2
再構成直径
(0018,1100)
3
属性記述
最初の画像への法線に沿って各スライスの中心の
間で測定されたスライスの間の間隔:単位 mm。
スライス間間隔 (0018,0088) の符号は積み重ね方
向を決める。法線は最初のフレームの最初の横行
と最初の縦列の方向余弦のクロス乗積によって決
まる,そのことで正の間隔はスライスが最初のフ
レームの背面に積み重ねられることを示す,そし
て負の間隔はスライスが最初のフレームの前面に
積み重ねられることを示す。NM検出器モジュー
ルの中の画像方向 (0020,0037) を参照。
画像の再構成を作成するためにその内部からのデ
ータが使用された領域の直径:単位 mm。データ
がこの領域の外側に在ることがある,また患者の
一部がこの領域の外側に在ることがある。
223
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
コンボリューションカ
ーネル
(0018,1210)
3
スライス厚さ
スライス位置
(0018,0050)
(0020,1041)
2
3
データを再構成するために使用されたコンボリュ
ーションカーネルまたはアルゴリズムを記述する
ラベル。
公称スライス厚さ:単位 mm。
曝射の相対的な位置:単位 mm。詳細は C.7.6.2.1.2
を参照。
C.8.5 超音波
この節は超音波基準座標系および画像モジュールを記述する。これらのモジュールは超音波画像に特
有である属性を含む。
C.8.5.1 超音波基準座標系モジュール(退役)
節C.8.5.1はDICOM規格の旧版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.5.2 超音波領域較正モジュール(退役)
節C.8.5.2はDICOM規格の旧版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.5.3 超音波画像モジュール(退役)
節C.8.5.3はDICOM規格の旧版で定義されていた。この節は退役した。
C.8.5.4 超音波基準座標系モジュール
表C.8−16は,超音波基準座標系を記述するIOD属性を含む。
224
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.8−16 超音波基準座標系モジュール属性
属性名
領域位置 Min x0
タグ
(0018,6018)
タイプ
属性の説明
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
1
領域位置 Min y0
(0018,601A)
1
領域位置 Max x1
(0018,601C)
1
領域位置 Max y1
(0018,601E)
1
物理単位X方向
(0018,6024)
1
物理単位Y方向
(0018,6026)
1
物理変化量X
(0018,602C)
1
物理変化量Y
(0018,602E)
1
基準画素 x0
(0018,6020)
3
基準画素 y0
(0018,6022)
3
基準画素物理値X
(0018,6028)
3
基準画素物理値Y
(0018,602A)
3
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域の次元の物理単位。列挙値は C.8.5.4.1.2 を参
照。
領域の次元の物理単位。列挙値は C.8.5.4.1.2 を参
照。
正のX画素増分あたりの物理値増分。単位は物理
単位データ要素の中で指定される。
正のY画素増分あたりの物理値増分。単位は物理
単位データ要素の中で指定される。
この座標対 x0, y0, は仮想的「基準」画素の位置を
定義する。詳細説明は C.8.5.4.1.3 を参照。
この座標対 x0, y0, は仮想的「基準」画素の位置を
定義する。詳細説明は C.8.5.4.1.3 を参照。
基準画素X位置での物理値。単位は物理単位領域
の中で指定される
基準画素Y位置での物理値。単位は物理単位領域
の中で指定される
C.8.5.4.1 超音波基準座標系属性定義
C.8.5.4.1.1 領域位置 Min x0,領域位置 Min y0,領域位置 Max x1,領域位置 Max y1
領域の位置を指定する長方形の境界,領域位置 Min x0 (0018,6018),領域位置 Min y0 (0018,601A),領
域位置 Max x1 (0018,601C),領域位置 Max y1 (0018,601E)。全体画像の左上隅は x = 0, y = 0,そして右
下隅は x = 画像幅 -1, y = 画像長 -1 である。従って,領域はこれらの境界内として指定されるであろ
う。ここで x0, y0 は領域の左上隅の座標点であり,そして x1, y1 は領域の右下隅の座標点である。
C.8.5.4.1.2 物理単位X方向と物理単位Y方向
物理単位X方向 (0018,6024) と物理単位Y方向 (0018,6026) は,領域の次元の物理単位を示す列挙値を
提供する。
値
0000H
0001H
0002H
0003H
0004H
0005H
意味
無いまたは適用しない
%
dB
cm
seconds
-1
hertz (seconds )
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
0006H
0007H
0008H
0009H
000AH
000BH
000CH
dB/seconds
cm/sec
2
cm
2
cm /sec
3
cm
3
cm /sec
degrees
C.8.5.4.1.3 基準画素 x0 および基準画素 y0
この座標対,基準画素 x0 (0018,6020) および基準画素 y0 (0018,6022) は,仮想的な「基準」画素の位
置を定義する。この基準画素は,画像の画素座標系を物理座標系に結びつけるために使用される。例
えば,基準画素は,零cmの深さが2D画像の中で生じる場所を定義することができる,または,ベ
ースライン(即ち:零周波数)がスペクトル表示の中で存在する場所を定義することができる。基準
画素の位置は,領域位置からの相対的オフセットであり,画像原点である必要はない。位置は,領域
内にある必要はない,または画像境界内である必要もない。この理由の故に,基準画素位置は,正ま
たは負であることができる。
推奨する位置は:
セクタ
リニア
ドプラスペクトル
Mモード
生体信号
−
−
−
−
−
皮膚の線
皮膚の線の左端
ベースラインの左
皮膚の線の左
ベースラインの左(ここではベースライン = 0)
C.8.5.5 超音波領域較正モジュール
超音波領域較正モジュールは,単一超音波画像の中に存在することがあるデータの全範囲へのアクセ
スを提供するために超音波IODの中に導入された。超音波画像は,独立したデータ領域,例えば異
なった較正情報をもつ4分割画面ループ,をもつ複数しばしば含む。超音波画像の種々の領域の中で
提示されるデータは,例えば,空間距離,血流速度,時間,容積等の,物理パラメタの多様性を表現
することができる,そしてこれらはしばしば画素自身の値の中に含まれる。従って,物理的情報が,
お互いに独立した単一領域の種々の領域に対して可能であることは避けられない。
C.8.5.5.1 超音波領域較正属性定義
表C.8−17は,超音波領域較正を記述するIOD属性を含む。
表C.8−17 超音波領域較正モジュール属性
属性名
超音波領域シーケンス
(0018,6011)
1
> 領域位置 Min x0
(0018,6018)
1
属性の説明
超音波領域のシーケンスを定義する。シーケンス
は一以上の項目を含むことがある。。
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
1
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
> 領域位置 Min y0
タグ
(0018,601A)
タイプ
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
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> 領域位置 Max x1
(0018,601C)
1
> 領域位置 Max y1
(0018,601E)
1
> 物理単位X方向
(0018,6024)
1
> 物理単位Y方向
(0018,6026)
1
> 物理変化量X
(0018,602C)
1
> 物理変化量Y
(0018,602E)
1
> 基準画素 x0
(0018,6020)
3
> 基準画素 y0
(0018,6022)
3
> 基準画素物理値X
(0018,6028)
3
> 基準画素物理値Y
(0018,602A)
3
> 領域空間フォーマット
(0018,6012)
1
> 領域データタイプ
(0018,6014)
1
> 領域フラグ
(0018,6016)
1
> 画素構成要素の方式
(0018,6044)
1C
> 画素構成要素マスク
(0018,6046)
1C
> 画素構成要素範囲の
始点
(0018,6048)
1C
> 画素構成要素範囲の
終点
(0018,604A)
1C
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域 x0, y0, x1, y1 の位置を指定する長方形の境
界。詳細説明は C.8.5.4.1.1 を参照。
領域の次元の物理単位。列挙値は C.8.5.4.1.2 を参
照。
領域の次元の物理単位。列挙値は C.8.5.4.1.2 を参
照。
正のX画素増分あたりの物理値増分。単位は物理
単位データ要素の中で指定される
正のY画素増分あたりの物理値増分。単位は物理
単位データ要素の中で指定される
この座標対 x0, y0 は仮想的「基準」画素の位置を
定義する。詳細説明は C.8.5.4.1.3 を参照のこと
この座標対 x0, y0 は仮想的「参照」画素の位置を
定義する。詳細説明は C.8.5.4.1.3 を参照のこと
基準画素X位置での物理値。単位は物理単位領域
の中で指定される
基準画素Y位置での物理値。単位は物理単位領域
の中で指定される
領域内のデータの空間的構成。列挙値は
C.8.5.5.1.1 を参照。
領域内のデータのタイプ。列挙値は C.8.5.5.1.2 を
参照。
領域の特別な取扱いのために使用されるフラグ。
列挙値と詳細説明は C.8.5.5.1.3 を参照。
画素の構成要素が記述される方法を記述する。画
素構成要素較正がこの領域に対して存在する場合
は必要である。列挙値と詳細説明は C.8.5.5.1.4 を
参照。
この値は,領域内の各画素に対して複合画素符号
と論理積される,次に「シフトされマスクされた
複合画素コード」(SMCPC)として参照される
ものを得るために,マスクにおける連続する最下
位零の数だけ右にシフトされる。画素構成要素の
方式 = ビット整列位置の場合必要である。詳細説
明は C.8.5.5.1.5 を参照。
較正が「画素物理的較正表」によって定義される
べき複合画素内の値の数字範囲の始点を定義す
る。範囲が複合画素の一部を記述する時にのみ使
用される。画素構成要素の方式 = 範囲の場合に必
要である。
構成が「画素物理的較正表」によって定義される
べき複合画素内の値の数字範囲の終点を定義す
る。範囲が複合画素の一部を記述する時にのみ使
用される。画素構成要素の方式 = 範囲の場合に必
要である。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 画素構成要素物理単
位
(0018,604C)
1C
> 画素構成要素データ
タイプ
(0018,604E)
1C
> 表折点の数
(0018,6050)
1C
> X折点の表
(0018,6052)
1C
> Y折点の表
(0018,6054)
1C
> 表登録の数
(0018,6056)
1C
> 画素値の表
(0018,6058)
1C
> パラメタ値の表
(0018,605A)
1C
> 探触子周波数
(0018,6030)
3
> パルス繰返し周波数
(0018,6032)
3
> ドプラ補正角度
> ステアリング角度
(0018,6034)
(0018,6036)
3
3
> ドプラサンプル容積
X位置
> ドプラサンプル容積
Y位置
> TM線の位置 x0
(0018,6038)
3
(0018,603A)
3
(0018,603C)
3
画素構成要素に適用される物理的単位。画素構成
要素構成が存在する場合は必要。詳細説明は
C.8.5.5.1.6 を参照。
画素構成要素に対するデータのタイプ。画素構成
要素構成が存在する場合は必要。詳細説明は
C.8.5.5.1.7 を参照。
区分的線形曲線を記述するために使用される折点
座標対の数。画素構成要素の方式が 0 または 1
に等しい場合には必要。それ以外には使用しない。
詳細説明は C.8.5.5.1.8 を参照。
区分的線形曲線を作成するために使用される X
値の配列。画素構成要素の方式が 0 または 1 に
等しい場合には必要。それ以外には使用しない。
詳細説明は C.8.5.5.1.9 を参照。
区分的線形曲線を作成するために使用される Y
値の配列。画素構成要素の方式が 0 または 1 に
等しい場合には必要。それ以外には使用しない。
詳細説明は C.8.5.5.1.9 を参照。
画素値の表における登録の数。画素構成要素の方
式が 2 に等しい場合は必要。それ以外には使用し
ない。詳細説明は C.8.5.5.1.11 を参照。
画素値からパラメタ値への写像を提供するために
パラメタ値の表と共に使用される画素値の表。画
素構成要素の方式が 2 に等しい場合は必要。それ
以外には使用しない。詳細は C.8.5.5.1.12 を参照。
画素値からパラメタ値への写像を提供するために
画素値の表と共に用いられるパラメタ値の表。画
素構成要素の方式が 2 に等しい場合は必要。それ
以外には使用しない。詳細は C.8.5.5.1.13 を参照。
問合せ超音波エネルギの中心周波数の製造者定義
の記述。単位は kHz。
領域におけるデータ収集のために使用される,製
造者によって定義された超音波パルス繰返し周波
数。単位は Hz。
ドプラ補正角度。単位は度。
ステアリングした2D画像のために使用される,
製造者によって定義されたステアリング角度。単
位は度。
基準画素からドプラサンプル容積の中心までのX
変位,単位:画素。
基準画素からドプラサンプル容積の中心までのY
変位,単位:画素。
m-line 開始および終了座標の対。ここで x0, y0 は
TM線の始点であり,x1, y1 は終点である。詳細
説明は C.8.5.5.1.10 を参照。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> TM線の位置 y0
(0018,603E)
3
> TM線の位置 x1
(0018,6040)
3
> TM線の位置 y1
(0018,6042)
m-line 開始および終了座標の対。ここで x0, y0 は
TM線の始点であり,x1, y1 は終点である。詳細
説明は C.8.5.5.1.10 を参照。
m-line 開始および終了座標の対。ここで x0, y0 は
TM線の始点であり,x1, y1 は終点である。詳細
説明は C.8.5.5.1.10 を参照。
m-line 開始および終了座標の対。ここで x0, y0 は
TM線の始点であり,x1, y1 は終点である。詳細
説明は C.8.5.5.1.10 を参照。
3
C.8.5.5.1.1 領域空間フォーマット
領域空間フォーマット (0018,6012) のための列挙値は,領域内のデータの空間的構成を示す。
値
0000H
0001H
0002H
0003H
0004H
0005H
意味
無いまたは適用しない
2D(組織または血流)
Mモード(組織または血流)
スペクトル(CWまたはPWドプラ)
波形(生体信号のトレース,ドプラ信号のトレース,…)
図形
C.8.5.5.1.2 領域データタイプ
領域データタイプ (0018,6014) のための列挙値は,領域内のデータのタイプを示す。
値
0000H
0001H
0002H
0003H
0004H
0005H
0006H
0007H
0008H
0009H
000AH
000BH
000CH
000DH
000EH
000FH
0010H
0011H
0012H
意味
無いまたは適用しない
組織
カラー血流
PWスペクトルドプラ
CWスペクトルドプラ
ドプラ平均値トレース
ドプラモードトレース
ドプラ最大値トレース
容積トレース
d(容積)/dtトレース
ECGトレース
脈波トレース
心音波形トレース
グレーバー
カラーバー
積算された後方散乱
面積トレース
d(面積)/dt
他の生理学上の(振幅対時間)入力
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.5.5.1.3 領域フラグ
領域フラグ (0018,6016) は,領域の特別な取扱のために使用される。
ビット0(最下位ビット)透過性に対する列挙値:
1 = 透明
0 = 不透明
領域が透明な場合には,計測はこの領域の下にある領域上で行なわれることがある。これは,2D領
域内に重なっているECGオーバレイ領域に対して有用である。
ビット1尺度付け保護に対する列挙値:
1 = 保護する
0 = 保護しない
画像が超音波システムによって自動的に尺度付けされる場合は,超音波システムはこれを 1 に設定す
る。画像がフレーム取得であり,尺度付けができない場合には,これは零に設定される。領域が保護
されている場合は,領域は手動で再度尺度付けすることはできない。即ち領域較正モジュールによっ
て定義されるデータは,その画像の読影者によって書き換えることができない。
ビット2ドップラスケールタイプに対する列挙値:
1 = 周波数
0 = 速度
PWおよびCW領域に対してのみ有効。使用されるドプラ尺度のタイプを示す。
将来の使用のために予約されるビット3−31は,零に設定される。
C.8.5.5.1.4 画素構成要素の方式
画素構成要素の方式 (0018,6044) は,画素の構成要素が記述されることができる方法を記述する列挙
値を提供する。このデータ要素の不在は,画素構成要素の較正が,この領域に対しては存在しないこ
とを意味する。ここで:
0 = ビット整列位置
1 = 範囲
2 = 表ルックアップ
他の値は,将来の使用のために予約される。
C.8.5.5.1.5 画素構成要素マスク
画素構成要素マスク (0018,6046) は,領域内の各画素に対して複合画素符号(節C.7.6.3.1.
1参照)と論理積される,次に「シフトされマスクされた複合画素符号」として参照されるものを得
るために,マスクにおける連続する最下位の零の数だけ右にシフトする。
このマスクは,ほとんど場合(しかし,必要ではないが)先頭および末尾の零によって囲まれた,連
続したブロックを含むであろう。このマスクの目的は,領域に属する複合画素コード内のこれらのビッ
トを保持することのみである。それは,画素構成がビット整列位置であるときにのみに使用されるべ
きである。
230
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.5.5.1.6 画素構成要素の物理単位
画素構成要素物理単位 (0018,604C) に対して,画素構成要素に適用されるべき物理単位を記述する列
挙値は:
値
0000H
0001H
0002H
0003H
0004H
0005H
0006H
0007H
0008H
0009H
000AH
000BH
000CH
意味
無いまたは適用しない
%
dB
cm
seconds
-1
hertz (seconds )
dB/seconds
cm/sec
2
cm
2
cm /sec
3
cm
3
cm /sec
degrees
C.8.5.5.1.7 画素構成要素のデータタイプ
画素構成要素データタイプ (0018,604E) に対して,画素構成要素に対するデータのタイプを示す列挙
値は:
値
0000H
0001H
0002H
0003H
0004H
0005H
0006H
0007H
0008H
0009H
意味
無いまたは適用しない
組織
スペクトルドプラ
カラー血流速度
カラー血流の分散
カラー血流の強度
グレーバー
カラーバー
積算された後方散乱
計算された境界
C.8.5.5.1.8 表折点の数
表折点の数 (0018,6050) は,X折点の表 (0018,6052) およびY折点の表 (0018,6054) の二表のそれぞれ
の中の登録の数を与える。これらの表は,節C.8.5.5.1.9の中で記述される通り,画素構
成要素の値を実際の物理値に写像する曲線を指示するために使用される。
C.8.5.5.1.9 X折点の表とY折点の表
X折点の表 (0018,6052) およびY折点の表 (0018,6054) は,区分的線形曲線を生成するために使用され
る,一緒に解釈される個々の座標の配列である。X折点の表からのそれぞれのX値は, (X,Y) 座標を
得るために,Y折点表からの対応するY値と組み合わされる。 (X,Y) 座標の集合は,ある画素構成要
素の値を実際の物理値に(画素構成要素物理単位データ要素 (0018,604C) の中で定義される単位の中
231
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
で)写像する区分的線形曲線を記述する。
曲線のX方向は単位を持たない,そして実際の画素構成要素の値を表現する。画素構成要素の方式
(0018,6044) が,
「ビット整列位置」であり,そして画素構成要素マスクの幅がnビットである場合は,
X座標は 0 から 2 n-1 の範囲である。画素構成要素の方式が「範囲」の場合は,X座標は 0 から 2
複合画素の中のビットの数-1 の範囲である。
注: X 値は,画素構成要素範囲の始点 (0018,6048) への相対値ではない。範囲の中の全ての可能な X 値を,曲
線によって網羅する必要はない。
この表によって記述される曲線の範囲における何れの画素構成要素値に対しても,対応するY値は,
画素構成要素物理単位データ要素 (0018,604C) の中で指定される単位における,その画素に対する実
際の物理値である。画素構成要素値が,曲線に対して指定するX値の範囲内にない場合は,そのとき
は画素較正がこの領域には定義されない。領域フラグ (0018,6016) がこの領域が「透過」であること
を示す場合は,この領域の下側にある他の空間領域によって定義される画素較正が可能であろう。
C.8.5.5.1.10 TM線位置 X0,TM線位置 Y0,TM線位置 X1,TM線位置 Y1
TM線位置 X0 (0018,603C) およびTM線位置 Y0 (0018,603E) は,TM線の始点の座標であり,また,
TM線位置 X1 (0018,6040) およびTM線位置 Y1 (0018,6042) は終点の座標である。座標は基準画素か
らの画素数での変位として定義される。一般にMモード線およびCWドプラのために使用される。
C.8.5.5.1.11 表登録の数
表登録の数 (0018,6056) は,画素値の表における登録の数を与える。パラメタ値の表における登録の
数もまた,この数に等しい。画素値およびパラメタ値表は,パラメタ値を画素に割り当てるために使
用される。画素は,画素値の表の中でその複合画素符号と一致する登録を見つけることによって較正
される(節C.7.6.3.1.1参照)。この登録のオフセットは,パラメタ値表へのインデック
スとして使用される。このオフセットでのパラメタ値登録が,画素のパラメタ値を与える。
注: 複合画素符号が,画素値表の中で一致する値を持たない場合は,そのときは対応するパラメタ値を決定す
る確実な方法はない。有効なパラメタ値を決定するための方法も存在することがあるが,しかしそのよう
な方法の仕様は,DICOM規格の適用範囲の外である。線形補間が有効な結果を作り出すことを想定し
てはならない。
C.8.5.5.1.12 画素値の表
これは,重複のない画素符号の表である (0018,6058) 。表の中の登録の数は,表登録の数 (0018,6056) で
与えられる。
C.8.5.5.1.13 パラメタ値の表
これは,パラメタ値の表 (0018,605A) である。表登録の数は,表登録の数によって与えらる,そして
物理単位は,画素構成要素物理単位 (0018,604C) によって与えられる。パラメタ値が二つ以上の複合
画素符号値と関連するときは,値は繰り返されることがある。
C.8.5.6 超音波画像モジュール
表C.8−18は,超音波画像を記述する属性を明記する。
表C.8−18 超音波画像モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性の説明
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
面構成
(0028,0006)
1C
画素表現
(0028,0103)
1
フレーム増分ポインタ
(0028,0009)
1C
画像タイプ
非可逆画像圧縮
(0008,0008)
(0028,2110)
2
1C
ステージの数
(0008,2124)
2C
ステージの中のビュー
の数
超音波カラーデータの
存在
(0008,212A)
2C
(0028,0014)
3
参照オーバレイシーケ
ンス
(0008,1130)
3
この画像の中のサンプル(面)の数。特殊化は
C.8.5.6.1.12 を参照。
画素データの意図した解釈を明記する。特殊化は
C.8.5.3.1.2 を参照。
各画素サンプルに対して割り当てられたビットの
数。特殊化は C.8.5.6.1.13 を参照。
各画素サンプルに対して格納されるビットの数。
特殊化は C.8.5.6.1.14 を参照。
画素サンプルデータに対する最上位ビット。特殊
化は C.8.5.6.1.15 を参照。
画素データが面単位による色または画素単位によ
る色のどちらで送られるかを示す。画素あたりサ
ンプル (0028,0002) が 1 より大きい値を持つ場
合は,必要。特殊化については C.8.5.6.1.16 を参
照。
画素サンプルのデータ表現。特殊化は C.8.5.6.1.3
を参照。
複数フレーム画素データ(C.7.6.6 を参照)の中で
フレーム増分として使用される属性のデータ要素
タグを含む。フレーム数が送られた場合は必要。
特殊化は C.8.5.6.1.4 を参照
画像識別特性。特殊化は C.8.5.6.1.1 を参照。
画像が非可逆の圧縮を経験したか否かを明記す
る。列挙値は:
00 = 画像は非可逆圧縮を受けた経験がない
01 = 画像は非可逆圧縮を受けた経験がある
C.7.6.1.1.5 を参照。
非可逆圧縮が画像に実施されたことがある場合は
必要である。
このプロトコルの中のステージの数。画像がステ
ージプロトコルの中で収集された場合は必要。
このステージの中のビューの数。画像がステージ
プロトコルの中で取得された場合は必要。
この要素は何らかの超音波カラーデータが画像の
中に存在するか否かを示す。列挙値:
00 = 超音波カラーデータが画像の中に存在し
ない
01 = 超音波カラーデータが画像の中に存在す
る
C.8.5.6.1.10 を参照
独立オーバレイに関係するSOPクラス/インス
タンス対の集合に参照を提供するシーケンス。こ
の画像に深く関係するオーバレイを唯一に識別す
る。零以上の項目がこのシーケンスの中に含まれ
ることがある。
233
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
参照カーブシーケンス
(0008,1145)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
(0008,113A)
3
参照波形シーケンス
> SOPインスタンス
参照マクロ表 C.17-3 を
含む
> 参照コードシーケン (0040,A170)
スの目的
>> コードシーケンスマ
クロ表 8.8-1 を含む
ステージ名
(0008,2120)
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照オーバ
レイシーケンス (0008,1130) が送信される場合は
必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
オーバレイシーケンス (0008, 1130) が送信され
る場合は必要。
独立カーブに関係するSOPクラス/インスタン
ス対の集合に参照を提供するシーケンス。この画
像に深く関係するカーブを唯一に識別する。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照カーブ
シーケンス (0008,1145) が送信される場合は必要
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
カーブシーケンス (0008,1145) が送信される場合
は必要。
この画像と共に収集した波形への参照。これらの
波形は,この画像と時間的に同期していることも,
同期していないこともある。一以上の項目がこの
シーケンスに含まれることがある。
1
波形への参照の目的を記述するコード。単一項目
だけがこのシーケンスで許される。
定義済コンテキストIDは CID 7004 である。
3
ステージはその中で画像の集合が収集されるプロ
トコルの特定時間スライスである。名前は自由形
式テキストで可。ストレスエコーステージ名のた
めの推奨テキストは:
ステージコードシーケ
ンス
> コードシーケンスマ
クロ表 8.8-1 を含む
ステージ番号
(0040,000A)
3
(0008,2122)
3
ビュー名
(0008,2127)
3
PRE-EXERCISE
POST-EXERCISE
PEAK-EXERCISE
RECOVERY
BASELINE,
LOW DOSE
PEAK DOSE
実施済超音波プロトコルステージを記述する項目
シーケンス
定義済コンテキストIDは CID 12002 である。
ステージを識別する番号。ステージ番号は1から
始まる。
画像の集合が収集された場合,ビューは位置と方
向の特定の組合せである。画像は比較の目的で異
なるステージの同じビューで収集される。
234
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ビュー番号
(0008,2128)
3
イベントタイマの数
(0008,2129)
3
イベント経過時間
(0008,2130)
3
イベントタイマ名
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,2132)
(0008,2218)
3
3
(0008,2220)
3
この画像の中で解剖学的関心領域を修飾する一つ
以上の項目のシーケンス(例えば,下向き,上向
き,斜め右)。節 C.8.5.6.1.17 を参照。
基準コンテキストIDは 2。
(0008,2228)
3
この画像の中で解剖学的主要関心構造を識別する
一つ以上の項目のシーケンス。節 C.8.5.6.1.18 を
参照。
基準コンテキストIDは 1。
(0008,2230)
3
この画像の中で解剖学的主要関心構造を修飾する
一以上の項目のシーケンス。節 C.8.5.6.1.18 を参
照
基準コンテキストIDは 2。
(0008,2240)
3
この画像の中で使用された探触子位置を識別する
一以上の項目のシーケンス。節 C.8.5.6.1.19 を参
照。
基準コンテキストIDは 4。
> 探触子位置修飾子シ (0008,2242)
ーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
3
この画像の中で主要探触子関心位置を修飾する一
以上の項目のシーケンス。節 C.8.6.1.19 を参照。
基準コンテキストIDは 5。
(0008,2244)
3
この画像の中で使用された探触子方向を識別する
一以上の項目のシーケンス。節 C.8.5.6.1.20 を参
照。
基準コンテキストIDは 6。
> 探触子方向修飾子シ (0008,2246)
ーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
3
この画像の中で主要関心探触子方向を修飾する一
つ以上の項目のシーケンス。C.8.5.6.1.20 参照。
基準コンテキストIDは 7。
> 表 8.8-1 の 符号シー
ビューを識別する番号。ビュー番号は1から始ま
る。
複数フレーム画像の収集の時に使用されるイベン
トタイマの数
各イベントタイマに関連する値の配列。単位は
msec。
イベントタイマを識別する名前
この画像の中で解剖学的関心領域を識別する一項
目のシーケンス(例えば,外部組織,表面組織,
または身体の一般的領域)。節 C.8.5.6.1.17 を参
照。
基準コンテキストIDは 1。
ケンスマクロ を含める
> 解剖学的領域修飾子
シーケンス
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
主要解剖学的構造シー
ケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
> 主要解剖学的構造修
飾子シーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
探触子位置シーケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
ケンスマクロ を含める
探触子方向シーケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
ケンスマクロ を含める
235
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
収集日時
(0008,002A)
1C
この画像になったデータの収集が開始された日
時。
モダリティ (0008,0060) = IVUS の場合は必要。他
の場合に存在することがある。
注: 外部クロックとの時間の同期は,同期モジュール
の中で同期収集時刻 (0018,1800) で指定される。
トリガー時間
(0018,1060)
3
公称R−R間隔
(0018,1062)
3
拍動除去フラグ
(0018,1080)
3
下限R−R値
上限R−R値
心拍数
IVUS収集
(0018,1081)
(0018,1082)
(0018,1088)
(0018,3100)
3
3
3
1C
IVUSプルバック速
度
(0018,3101)
1C
R波の始点からデータ取込みの始まりまでの時間
間隔:単位 msec
これらのデータに対して使用される平均R−R時
間間隔:単位 msec。
拍動長ソーティングが適用された。列挙値:
Y = yes
N = no
拍動除去のためのR−R間隔下限:単位 msec
拍動除去のためのR−R間隔上限:単位 msec
1分あたりの拍動数
定義語:
MOTOR_PULLBACK
MANUAL_PULLBACK
SELECTIVE
GATED_PULLBACK
C.8.5.6.1.21 参照
モダリティ (0008,0060) = IVUS の場合は必要
IVUS 収集 (0018,3100) 値が
MOTOR_PULLBACK である場合は必要。 単位
mm/sec で指定される。
C.8.5.6.1.22 参照。
IVUSゲート速度
(0018,3102)
1C
IVUS 収集 (0018,3100) 値が
GATED_PULLBACK である場合は必要。 単位
mm/beat で指定される。
C.8.5.6.1.23 参照。
IVUSプルバック開
始フレーム番号
(0018,3103)
1C
IVUS 収集 (0018,3100) 値が
MOTOR_PULLBACK または GATED_PULLBACK
である場合は必要。
C.8.5.6.1.24 参照。
IVUSプルバック停
止フレーム番号
(0018,3104)
1C
病変番号
(0018,3105)
3
出力
(0018,5000)
3
IVUS 収集 (0018,3100) 値が
MOTOR_PULLBACK または GATED_PULLBACK
である場合は必要。
C.8.5.6.1.25 を参照。
現在のSOPインスタンスの内で画像化された関
心病変の識別子。各病変は検査内の固有の数値整
数識別子を持つ。
C.8.5.6.1.26 を参照。
与えられた画像の発生に使用した超音波出力レベ
ルの製造者定義の文字列記述。データは dB, %,
W/cm2 などで表現されることがある。
236
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
探触子データ
(0018,5010)
3
探触子タイプ
(0018,6031)
3
焦点深さ
(0018,5012)
3
処理関数
(0018,5020)
3
MI
骨TI
頭蓋TI
軟組織TI
軟組織焦点TI
(0018,5022)
(0018,5024)
(0018,5026)
(0018,5027)
(0018,5028)
3
3
3
3
3
軟組織表面TI
(0018,5029)
3
表示野の深さ Depth of
Scan Field
画像変換マトリックス
(0018,5050)
3
(0018,5210)
3
画像変換ベクトル
(0018,5212)
3
オーバレイ副タイプ
(60xx,0045)
3
使用された超音波探触子の製造者定義のコードま
たは記述。
定義語:
SECTOR_PHASED
SECTOR_MECH
SECTOR_ANNULAR
LINEAR
CURVED LINEAR
SINGLE CRYSTAL
SPLIT XTAL CWD
IV_PHASED
IV_ROT XTAL
IV_ROT MIRROR
ENDOCAV_PA
ENDOCAV_MECH
ENDOCAV_CLA
ENDOCAV_AA
ENDOCAV_LINEAR
VECTOR_PHASED
画像に対して使用された製造者定義ビーム焦点
の,探触子表面からの深さ:単位 cm
エコー情報の処理の製造者定義の記述。データは,
与えられた画像の生成の中で使用された,利得(初
期,全体,TGC,ダイナミックレンジなど),前
処理,後処理,ドプラ処理パラメタ,例えばカッ
トオフフィルタなどのコードまたは記述が含まれ
ることがある。
機械的インデックス。記述は C.8.5.6.1.8 を参照
骨熱インデックス。記述は C.8.5.6.1.8 を参照
頭蓋熱インデックス。記述は C.8.5.6.1.8 を参照
軟組織熱インデックス。記述は C.8.5.6.1.8 を参照
軟組織焦点熱インデックス。記述は C.8.5.6.1.8 を
参照
軟組織表面熱インデックス。記述は C.8.5.6.1.8 を
参照
探触子表面から表示された画像,視野の中に含ま
れる最深部までの深さ。単位 mm
C.8.5.6.1.9 の中で記述される変換マトリックス。
関係が回転を含む空間的に関係した画像に対して
使用される。
C.8.5.6.1.9 の中で記述される変換ベクトル。関係
が変換を含む空間的に関係した画像に対して使用
される。
ROIオーバレイタイプの意図した目的を識別す
る定義語。特殊化については節 C.8.5.6.1.11 を参
照
237
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.5.6.1 超音波画像属性の記述
C.8.5.6.1.1 画像タイプ
超音波画像に対して,画像タイプ (0008,0008) はタイプ2であることが明記される。値3に対する定
義語は次の通りである:
ABDOMINAL
ENDOCAVITARY
EPICARDIAL
INTRACARDIAC
MUSCULOSKELETAL
OPHTHALMIC
RETROPERITONEAL
TEE
TTE
BREAST
ENDORECTAL
FETAL HEART
INTRAOPERATIVE
NEONATAL HEAD
PEDIATRIC
SCROTAL
THYROID
US BIOPSY
CHEST
ENDOVAGINAL
GYNECOLOGY
INTRAVASCULAR
OBSTETRICAL
PELVIC
SMALL PARTS
TRANSCRANIAL
VASCULAR
値4は,複数モダリティ表示の記述を可能にするためにモダリティビットマップとして構築される。
このビットマップを使用することで,種々のモダリティの値の合計が,構成するモダリティを明確に
決定する。
0001
0002
0004
0008
0010
0020
0040
0100
注:
= 2D Imaging
= M-Mode
= CW Doppler
= PW Doppler
= Color Doppler
= Color M-Mode
= 3D Rendering
= Color Power Mode
1.全ての値は,CSとして符号化される16進数である。PS3.5を参照。
2.例えば,CWスペクトルドプラをもつカラーフローは,値4 = 0015 を持つ。カラードプラあるいは
カラーMモードの中で,基礎にあるBあるいはMモードそれぞれに関しては,仮定されていないことに注
意のこと。
C.8.5.6.1.2 光度測定解釈
US画像に対して,光度測定解釈 (0028,0004) は次の定義語を使用することを明記される:
MONOCHROME2
PALETTE COLOR
RGB
ARGB (退役)
YBR_FULL
YBR_FULL_422
YBR_PARTIAL_422
238
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: 今後の実装は,ARGB 光度測定解釈を使用しないことが推奨される。
圧縮転送構文によって課せられた制約はPS3.5を参照のこと。
C.8.5.6.1.3 画素表現
超音波画像に対して,画素表現 (0028,0103) は次の列挙値を使用することを明記される。
0000H =符号なし整数
C.8.5.6.1.4 フレーム増分ポインタ
超音波複数フレーム画像に対して,複数フレームモジュール(節C.7.6.6を参照)のフレーム
増分ポインタ (0028,0009) は次の定義語によって明記される。
00181063 =フレーム時間 (0018,1063) によるシーケンス
00181065 =フレーム時間ベクトル (0018,1065) によるシーケンス
C.8.5.6.1.5 退役
C.8.5.6.1.6 退役
C.8.5.6.1.7 退役
C.8.5.6.1.8 MI(機械的インデックス),骨TI,頭蓋TI,軟組織TI
TI(熱インデックス)および/あるいはMI(機械的インデックス)が,製造者によって利用可能
とされるとき,AIUMおよびNEMAによって共同出版された自主機能規格「超音波診断装置にお
ける熱的および機械的音響出力インデックスの実時間表示のための規格」に従って定義される。
C.8.5.6.1.9 画像変換マトリックスおよび画像変換ベクトル
空間的に関係したUS画像では,エコー面の (x’, y’, z’) 座標システムから基準座標系の (x, y, z) 座標
システムにデータを変換することが可能であることが必要である。エコー面は,US基準座標系のモ
ジュールの中で定義される基準画素にその原点を持つ,右手系の直交デカルト座標系であることが仮
定される,その +x’ は右を向き,+y’ は画面の頂上の方向を向き,そして +z’ は画面から外へ観察者
の方向を向く。この定義から,エコー面上のどこでも z’ ≡ 0 。 (x, y, z) は,同様の右手系のシステム
である。 (x’, y’, z’) の原点は, (x, y, z) システムの中の点 (x0, y0, z0) に位置する(ベクトル表記法の
x0)。一度適当な変換が適用されたならば,二つの座標系は 3x3 回転マトリックス A によって関係
している,そのような (x’, y’, z’) の中の点 r’ は (x, y, z) の中の r に,マトリックス乗算と変換によ
って変換されるであろう:
r = Ar’ + x0.
これらの二つの操作は,回転マトリックスに変換ベクトルを追加することによって,単一マトリック
ス乗算の中で結合されるであろう:
a11
a
 21
a 31
a12
a 22
a 32
a13
a 23
a 33
 x '
x0     x 
y'
y0    =  y 
  z'   
z0     z 
1
(式C.8−1)
ここで,各 aij が,(x’, y’, z’) 系の i 番目の単位ベクトルと (x, y, z) 系の j 番目の単位ベクトルの間
の角度の余弦を表わす,あるいは i•j をあらわす。これらの9個の回転構成要素は独立ではなく,む
239
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
しろ直交条件によって束縛される:
3
∑a a
ij
ik
= δ jk
i =1
ここで, δ jk は Kronecker デルタ関数であり, j≠k
に対して 0,および j=k に対して 1。
z’ ≡ 0 である事実を利用して,式C.8−1は,簡略化できる:
a11
a
 21
a 31
a12
a 22
a 32
 x '
0 x0     x 
y'
0 y0    =  y 
 0   
0 z 0     z 
1
(式C.8−2)
画像変換マトリックス (0018,5210) は,次の順序の中で方向余弦を構成する:
a11,a 21 ,a31 ,a12 ,a 22 ,a 32
画像変換ベクトル (0018,5212) は,次の順序の中で式C.8−2から変換要素を構成する:
x0, y0, z0.
基準座標系 (x,y,z) が,空間的に関係したシリーズの中の最初の画像によって定義される。 x(フ
ァン),y(プロペラ)あるいは z(パノラマ)についての以降の回転 θ は,次の画像変換マトリッ
クスを持つ。
0 
1
0 cos θ 


FAN: 0 sin θ 
 cos θ 0 
 0
1


PROP: − sin θ 0 
cos θ
 sin θ

PAN:  0
− sin θ 
cos θ 
0 
回転のために使用する規約は,回転の +x 軸から原点を見ているとき,それが反時計回りのように見
えるとき,正である。
C.8.5.6.1.10 超音波カラーデータの存在
注: このデータ要素は,画像が超音波カラーデータを含むか否かを示すために使用することができる。
例えば:ある超音波画像はRGBに等しい光度測定解釈を持つことがあるが,しかし全ての画素について
R = G = B の場合は,画像はカラー情報を持たないであろう。
特定の実装内の一貫性のために,単色超音波画像は,カラー光度測定解釈を使用して符号化されることが
ある。その場合,このデータ要素を含めることで,処理を著しく高速化できる。全ての構成要素が等しい
ことが知られているので,一つだけを処理すればよい。圧縮転送構文が使用される場合は,効果は甚大で
あろう。
C.8.5.6.1.11 オーバレイ副タイプ
超音波画像に対して,オーバレイ副タイプ (60xx,0045) は次の定義語を使用する:
ACTIVE 2D/BMODE IMAGE AREA = 2D/Bモード画像のアクティブ領域の識別
C.8.5.6.1.12 画素あたりサンプル数
超音波画像に対して,画素あたりサンプル (0028,0002) は,特定の光度測定解釈に対して次の値の使
用が明記される。
240
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.8−19 US画素あたりサンプル
光度測定解釈
MONOCHROME2
RGB
YBR_FULL
YBR_FULL_422
YBR_PARTIAL_422
PALETTE COLOR
画素あたりサンプル値
0001H
0003H
0003H
0003H
0003H
0001H
C.8.5.3.1.13 割当ビット
超音波画像に対して,割当ビット (0028,0100) は特定の光度測定解釈に対して次の値の使用が明記さ
れる。
表C.8−20 US割当ビット
光度測定解釈
MONOCHROME2
RGB
YBR_FULL
YBR_FULL_422
YBR_PARTIAL_422
PALETTE COLOR
割当ビットの値
0008H
0008H
0008H
0008H
0008H
0008H - 8 ビットパレットまたは
0010H - 16 ビットパレット
C.8.5.3.1.14 格納ビット
超音波画像に対して,格納ビット (0028,0101) は特定の光度測定解釈に対して次の値の使用が明記さ
れる。
表C.8−21 US格納ビット
光度測定解釈
MONOCHROME2
RGB
YBR_FULL
YBR_FULL_422
YBR_PARTIAL_422
PALETTE COLOR
格納ビットの値
0008H
0008H
0008H
0008H
0008H
0008H - 8 ビットパレットまたは
0010H - 16 ビットパレット
C.8.5.6.1.15 高位ビット
超音波画像に対して,高位ビット (0028,0102) は特定の光度測定解釈に対して次の値の使用が明記さ
れる。
241
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.8−22 US高位ビット
光度測定解釈
MONOCHROME2
RGB
YBR_FULL
YBR_FULL_422
YBR_PARTIAL_422
PALETTE COLOR
高位ビットの値
0007H
0007H
0007H
0007H
0007H
0007H - 8 ビットパレットまたは
000FH - 16 ビットパレット
C.8.5.6.1.16 面構成
超音波画像に対して,面構成 (0028,0006) は特定の光度測定解釈に対して次の値の使用が明記される。
表C.8−23 US面構成
光度測定解釈
RGB
高位ビットの値
0000H 画素単位での色,あるいは
0001H 面単位での色
YBR_FULL
YBR_FULL_422
YBR_PARTIAL_422
0001H
0000H
0000H
C.8.5.6.1.17 解剖学的領域シーケンス
身体の一般的な領域(例えば,検査対象の解剖学的領域,臓器,体腔)は,解剖学的領域シーケンス
(0008,2218) を使用して識別されることがある。重力に相対的なその方向(例えば,下向き,上向き,
半直立),副領域(例えば,中位,側方,上方,下方,葉,象限),および左右(例えば,右,左,
または両方)などの検査される解剖学的領域の特性は,解剖学的領域修飾子シーケンス (0008,2220) を
用いて細かく指定されることがある。
注: これらの属性は,(一般シリーズモジュール中の)検査される部位 (0018,0015) および患者位置
(0018,5100)属性によって符号化される情報の,より強力で一貫した手法での仕様を可能とする。
C.8.5.6.1.18 解剖学的主要構造シーケンス
画像内の特定の解剖学的関心構造(例えば,解剖学的領域の特定の動脈)は,解剖学的主要構造シー
ケンス (0008,2228) によって識別される。その位置(例えば,副胞子,抹消,中央),外形(例えば,
肥大,収縮),および左右(例えば,右,左,または両方)などのような,解剖学的構造の特徴は,
解剖学的主要構造修飾子シーケンス (0008,2230) によって細かく指定されることがある。
注: 1.これらの属性は,解剖学的構造 (0008,2208)要素を置き換えることを意図されている。
2.IVUSモダリティ画像のための定義済コンテキストIDは CID 3010 と CID 3014 である(PS3.
16を参照)。解剖学的主要構造修飾子シーケンスについては,IVUSモダリティ画像のための定義済
コンテキストIDは CID 3019 である(PS3.16を参照)。
C.8.5.6.1.19 探触子位置シーケンス
注: これらの属性は,探触子位置 (0008,2200)要素を置き換えることを意図されている。
242
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.5.6.1.20 探触子方向シーケンス
注: これらの属性は,探触子方向 (0008,2204)要素を置き換えることを意図されている。
C.8.5.6.1.21 IVUS収集
この属性は,IVUS画像を収集するために使用された方法を記述する下記の定義語を示す。
MOTOR_PULLBACK:IVUS画像カテーテルを,検査されるべき解剖学的構造に遠位の検査され
ている血管に置く。その後,カテーテルは,定義済のIVUSプルバック開始フレーム番号
(0018,3103) (C.8.5.6.1.24 を参照)からIVUSプルバック停止フレーム番号 (0018,3104)
(C.8.5.6.1.25 を参照)へ,属性IVUSプルバック速度 (0018,3101) によって指定された等速
度で,血管を通ってカテーテルを引き出すことができる電動機構に取付ける。
MANUAL_PULLBACK:IVUS画像カテーテルを,検査される解剖学的構造に遠位の検査されて
いる血管に置く。その後,カテーテルは関心領域の血管を通って手動で引き戻される。
SELECTIVE :IVUS画像カテーテルを,検査される解剖学的構造の近くの検査されている血管
に位置する。その後,カテーテルを関心領域の血管を通って手動で引き出すか進める。
GATED_PULLBACK:IVUS画像カテーテルを,検査されるべき解剖学的構造に遠位の検査され
ている血管に置く。その後,カテーテルは,定義済のIVUSプルバック開始フレーム番号
(0018,3103) (C.8.5.6.1.24 を参照)からIVUSプルバック停止フレーム番号 (0018,3104)
(C.8.5.6.1.25 を参照)へ,属性IVUSゲート率 (0018,3102) によって指定された速度で,心
周期あたり一度,血管を通ってカテーテルを引き出すことができる電動機構に取付けられる。
C.8.5.6.1.22 IVUSプルバック速度
IVUS 収集 (0018,3100) が MOTOR_PULLBACK である場合,属性IVUSプルバック速度(0018,3101)
が必要とされ,それは,毎秒ミリメートルでIVUS画像カテーテルを引き出す速度を指定する。
C.8.5.6.1.23 IVUSゲート速度
IVUS 収集 (0018,3100) が GATED_PULLBACK である場合,属性IVUSゲート速度 (0018,3102) が
必要とされ,それは,心拍あたりミリメートルでIVUS画像カテーテルを引き出す速度を指定する。
C.8.5.6.1.24IVUSプルバック開始フレーム番号
IVUSプルバック開始フレーム番号 (0018,3103) は,電動またはゲートプルバックが開始されるI
IVS複数フレーム収集のフレーム番号を指定する。
C.8.5.6.1.25IVUSプルバック停止フレーム番号
IVUSプルバック停止フレーム番号 (0018,3104) は,電動またはゲートプルバックが停止されるI
IVS複数フレーム収集のフレーム番号を指定する。
C.8.5.6.1.26 病変番号
属性病変番号は,現在のSOPインスタンス内で画像化された関心病変を識別する。各病変は,検査
内で固有の数値整数識別子を持つ。検査中に,同じ病変が二度以上画像化される場合,同じ病変番号
は両方のSOPインスタンスに対して使用される。
注: 1.病変番号はDICOM UIDではない。
2.IIVSプルバックは病変番号の複数値を含んでいることがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.6 二次取得モジュール
C.8.6.1 SC装置モジュール
このモジュールは,画像をDICOMフォーマットに変換するために使用する装置を記述する。
表C.8−24 SC画像装置モジュール属性
属性名
変換形式
タグ
タイプ
(0008,0064)
1
モダリティ
(0008,0060)
3
属性の説明
画像変換の種類を記述する。定義語は:
DV = デジタル化ビデオ
DI = デジタルインタフェース
DF = デジタル化フィルム
WSD = ワークステーション
SD = スキャンされた文書
SI = スキャンされた画像
DRW = 図面
SYN = 合成画像
画像についての発生源装置。このタイプ定義は一
般シリーズモジュールにおける定義を無効にす
る。
二次取得装置ID
二次取得装置製造者
二次取得装置製造者の
モデル名
二次取得装置ソフトウ
ェア版
取得ビデオ画像形式
(0018,1010)
(0018,1016)
(0018,1018)
3
3
3
列挙値は C.7.3.1.1.1 を参照のこと
画像を変換した装置の利用者定義識別子
二次取得装置の製造者
二次取得装置の製造者のモデル番号
(0018,1019)
3
二次取得装置のソフトウェア版の製造者の名称
(0018,1022)
3
取得デジタル画像形式
(0018,1023)
3
取得したビデオ画像の元の形式(例:NTSC, PAL,
Videomed-H )
画像を取得するために使用したデジタルインタフ
ェースの追加の情報
注: 1.一般装置モジュール(表C.7−6を参照)の中で明記された属性は,取得されている画像を作成し
た装置について記述する。SC装置モジュールの属性は,画像を取得した装置を定義する。次の表は異な
る変換形式に対する典型的なシナリオを示す:
変換形式 (0008,0064)
一般装置
デジタル化ビデオ(DV)
ビデオ信号を発生する装置
デジタルインタフェース(D デジタルインタフェースの送信側
I)
の装置
デジタル化フィルム(DF) フィルムを作成した装置
ワークステーション(WSD) 応用に依存する,しかししばしば
ワークステーション画面上に画像
を置く,または修正した画像を作
成する装置
スキャンされた文書(SD) 文書を生成した機器
244
二次取得装置
ビデオ信号をデジタル化する装置
デジタルインタフェースの受信側
の装置
フィルムをデジタル化する装置
画面から画像を取得した装置,ま
たはDICOM SOPインスタ
ンスの中に修正済画像を置いた装
置
文書をデジタル化する機器
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
スキャンされた画像(SI)
図面(DRW)
合成画像(SYN)
デジタル化された画像を生成した 画像をデジタル化する機器
機器
図面を生成した機器
図面をデジタル化(またはラスタ
ー化)する機器
合成画像が導出された原画像を生 合成画像を生成する機器
成する機器
2.一般シリーズモジュール(表C.7−4を参照)の中で明記される属性モダリティ (0008,0060) は,
このモジュールによって特殊化された,そしてタイプ3属性として定義される。
C.8.6.2 SC画像モジュール
表C.8−25は,二次取得画像を記述するIOD属性を含む。
表C.8−25 SC画像モジュール属性
属性名
二次取得の日付
二次取得の時刻
タグ
(0018,1012)
(0018,1014)
タイプ
属性の説明
3
二次取得画像が取得された日付
3
二次取得画像が取得された時刻
注: 一般画像モジュール(表C.7−7を参照)の中で明記される属性は,この画像(即ち,二次取得画像)
を記述する。例えば,インスタンス番号 (0020,0013) は二次取得画像の画像番号である。発生源画像シー
ケンス (0008,2112) は,この画像が生成されたDICOM画像を参照することがある。
C.8.6.3 SC複数フレーム画像モジュール
表C.8−25bは,SC複数フレーム画像を記述するIOD属性を含む。
表C.8−25b SC複数フレーム画像モジュール属性
属性名
焼込済注釈
タグ
(0028,0301)
タイプ
1
属性の説明
患者と画像が収集された日付を識別するために十
分な焼き込み済注釈を画像が含むかどうかを示
す。
列挙値:
YES
NO
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提示LUT形状
(2050,0020)
1C
照明
(2010,015E)
3
反射周囲光
(2010,0160)
3
リスケール切片
(0028,1052)
1C
リスケール傾斜
(0028,1053)
1C
このモジュールを含んでいるIODの中で定義さ
れたすべてのグレイスケール変換の出力はP値で
あると定義されるような,提示LUTのための恒
等変換を指定する。
列挙値:
IDENTITY −出力はP値である。
光度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME2 で
あり,格納ビット (0028,0101) が1よりも大きい
場合に必要である。
VOI LUTモジュールがIODによって必要
とされるが,VOI LUTシーケンス
(0028,3010) またはウィンドウ中心 (0028,1050)
が存在しない場合,VOI LUTステージは恒等
変換である。
一枚の白黒透過フィルムを照らす仮想の表示装置
の輝度,あるいは反射媒体の場合,存在する証明
の拡散反射から得られる輝度。平方メートルあた
りカンデラ (cd/m2) で L0 として表す。
注:P値から光学的濃度情報を回復するために反
射周囲光 (2010,0160) と共に使用されることがあ
る。C.8.6.3.1 を参照。
仮想の表示装置の上で観察されたスキャンされた
モノクローム透過フィルムに対して,反射周囲光
による輝度の寄与。平方メートルあたりカンデラ
(cd/m2) で La として表す。
注:P値から光学的濃度情報を回復するために照
明 (2010,015E) と共に使用されることがある。
C.8.6.3.1 を参照。
画素データ (7FE0,0010) の中の格納値(SV)とリ
スケールタイプ (0028,1054) の中で明記される出
力単位の間の関係における値 b。
出力単位 = m*SV + b
列挙値: 0
光度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME2 で
あり,格納ビット (0028,0101) が 1 よりも大きい
場合に必要である。
注:これは恒等モダリティLUT変換を指定する。
リスケール切片 (0028,1052) によって指定された
式の中の m 。
列挙値: 1
光度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME2 で
あり,格納ビット (0028,0101) が 1 よりも大きい
場合に必要である。
注:これは恒等モダリティLUT変換を指定する。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
リスケールタイプ
(0028,1054)
1C
フレーム増分ポインタ
(0028,0009)
1C
公称スキャン画素間隔
(0018,2010)
1C
デジタル化装置搬送方
向
(0018,2020)
3
スキャンフィルムの回
転
(0018,2030)
3
リスケール切片 (0028,1052) リスケール傾斜
(0028,1052) の出力単位を指定する。
列挙値:
US = 指定されない。
光度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME2 で
あり,格納ビット (0028,0101) が 1 よりも大きい
場合に必要である。
注:これは恒等モダリティLUT変換を指定する。
複数フレーム画像画素データの中でフレーム増分
として使用される属性のデータ要素タグを含む。
詳細説明は C.7.6.6.1.1 を参照。
フレームの数が一以上である場合は存在し,複数
フレームモジュール中のこの属性上のタイプ1必
要条件を無効に(特殊化)する。
デジタル化されたかスキャンされた媒体上の,各
画素の中心間の物理的距離で,数値対によって指
定される―単位mmで,隣接行 row 間隔(区切り
記号)隣接列 column 間隔。
変換形式 (0008,0064) が DF (デジタル化フィル
ム)である場合は必要。
変換形式 (0008,0064) が SD (スキャンされた文
書)あるいは SI (スキャンされた画像)である
場合も,存在することがある。
存在する場合は,画素アスペクト比 (0028,0034)
と一致する。
列挙値:
ROW
COLUMN
-45 度以上および+45 度以下の搬送方向に相対的
なフィルムの縁の角度。
C.8.6.3.1 スキャンされたフィルムと光学的濃度,P値
照明 (2010,015E) および反射周囲光 (2010,0160) はP値から光学的濃度情報を回復するために使用さ
れることがある。
デジタル化されているモノクロームの媒体は,光学的濃度値でしばしば測定される。これらの値は保
存と表示のためにP値に転換される必要がある。画像の中で使用されるP値は,照明 (2010,015E) お
よび反射周囲光 (2010,0160) の指定された値を使用して,(ライトボックスのような)仮想表示装置
上のフィルムを観察する人間の観察者の知覚に相当する。
PS3.14に定義されたグレイスケール標準表示関数は輝度をP値に変換するために使用される。
スキャンされたフィルムの場合には,照明 (2010,015E) および反射周囲光 (2010,0160) の指定された
値を使用して,輝度は光学的濃度から導出される。これらのパラメータに対する典型的な「デフォル
ト」値と同様に,この導出の例はPS3.14の中で明記される。
C.8.6.4 SC複数フレームベクトルモジュール
表C.8−25cは,SC複数フレーム画像に対するフレーム増分ポインタ (0028,0009) のターゲッ
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
トであることがあるIOD属性を含む。
表C.8−25c SC複数フレームベクトルモジュール属性
属性名
フレーム時間ベクトル
タグ
タイプ
(0018,1065)
1C
ページ番号ベクトル
(0018,2001)
1C
フレームラベルベクト
ル
(0018,2002)
1C
フレーム一次角度ベク
トル
(0018,2003)
1C
フレーム二次角度ベク
トル
(0018,2004)
1C
スライス位置ベクトル
(0018,2005)
1C
表示ウィンドウラベル
ベクトル
(0018,2006)
1C
属性の説明
複数フレーム画像に対する,フレーム間の実時間
増分を含む配列(単位:ミリ秒)。
詳細説明は C.7.6.5.1.2 を参照。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフレーム時
間ベクトル (0018,1065) を指す場合は必要。
画像フレームのそれぞれに対して,原文書の対応
するページ番号を含む配列。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) がページ番号
ベクトル (0018,2001) を指す場合は必要。
画像フレームのそれぞれに対して,記述的ラベル
を含んでいる配列。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフレームラ
ベルベクトル (0018,2002) を指す場合は必要。
画像フレームのそれぞれに対して,定義されてい
ない軸に関する回転の一次角度(単位:度)を含
む配列。三次元最投影画像の「シネループ」のた
めの注釈目的のために使用されることがある。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフレーム一
次角度ベクトル (0018,2003) を指す場合は必要。
画像フレームのそれぞれに対して,フレーム一次
角度ベクトル (0018,2003) に使用される軸に直交
する定義されていない軸に関する回転の二次角度
を含む配列。三次元最投影画像の「シネループ」
のための注釈目的のために使用されることがあ
る。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) がフレーム二
次角度ベクトル (0018,2004) を指す場合は必要。
スライス位置 (0020,1041) に対して定義される,
mm で表わされた照射の相対的位置。
詳細説明は C.7.6.2.1.2 を参照。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) がスライス位
置ベクトル (0018,2005) を指す場合は必要。
画像フレームのそれぞれに対して,フレームが取
得されたグラフィカルユーザーインタフェースの
表示ウィンドウのラベルあるいは番号を含む配
列。
フレーム増分ポインタ (0028,0009) が表示ウィン
ドウラベルベクトル (0018,2006) を指す場合は必
要。
C.8.7 X線モジュール
この節は,一つ以上のX線IODの中で使用されるモジュールを記述する。これらのモジュールは,
248
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
X線画像に特有の属性を含む。
C.8.7.1 X線画像モジュール
表C.8−26 X線画像モジュール属性
属性名
フレーム増分ポインタ
(0028,0009)
1C
非可逆画像圧縮
(0028,2110)
1C
画像タイプ
(0008,0008)
1
画素強度関係
(0028,1040)
1
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素表現
(0028,0103)
1
スキャンオプション
(0018,0022)
1
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,2218)
3
> 表 8.8-1 の 符号シー
タグ
タイプ
属性の記述
複数フレーム画像の場合は必要。
複数フレーム画像画素データの中でフレーム増分
として使用される属性のデータ要素タグを含む。
(C.7.6.6 参照)。X 線に対して特殊化された列挙
値:
00181063H = フレーム時間 (0018,1063)
00181065H = フレーム時間ベクトル (0018,1065)
画像が非可逆圧縮を経験しているかどうかを明記
する。
列挙値
00 = 画像は非可逆圧縮を経験していない
01 = 画像は非可逆圧縮を経験している
C.7.6.1.1.5 を参照のこと。
非可逆圧縮が画像に実施されたことがある場合は
必要。
画像識別特性。特殊化については C.8.7.1.1.1 を参
照。
画素サンプル値とX線ビーム強度間の関係。節
C.8.7.1.1.2 を参照。
この画像の中のサンプル(色面)の数は 1 の値を
持つ。
画素データの意図された解釈を指定する。
MONOCHRONE2 のみが使用されるであろう。
各画素サンプルに対して割り当てられるビットの
数。節 C.8.7.1.1.6 を参照。
各画素サンプルに対する格納されるビットの数。
節 C.8.7.1.1.7 を参照。
画素サンプルデータに対する最上位ビット。節
C.8.7.1.1.8 を参照。
画素サンプルのデータ表現。
次の値を持つ:
0000H = 符号なし整数。
スキャンシーケンスのパラメタ。節 C.8.7.1.1.4 を
参照。
この画像の中で解剖学的関心領域を識別する一項
目のシーケンス(例えば,外部組織,表面組織,また
は身体の一般的領域)。この解剖学的領域は検査
のためにテーブル上に置かれる。 C.8.7.1.1.10 を
参照。
基準コンテキストIDは 1。
ケンスマクロ を含める
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 解剖学的領域修飾子
シーケンス
(0008,2220)
3
この画像の中で解剖学的関心領域を修飾する一以
上の項目のシーケンス(例えば,下向き,上向き,斜
め右)。解剖学的領域シーケンス (0008,2218) が
送られる場合に存在することがある。 C.8.7.1.1.10
を参照。
基準コンテキストIDは 2。
主要解剖学的構造シー (0008,2228)
ケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
3
この画像の中の主要解剖学的関心構造を識別する
一以上の項目のシーケンス。 C.8.7.1.1.11 を参照。
基準コンテキストIDは 1。
(0008,2230)
3
この画像の中で主要解剖学的関心構造を修飾する
一以上の項目のシーケンス。解剖学的主要構造シ
ーケンス (0008,2228) が送られる場合にのみ存在
することがある。 C.8.7.1.1.11 を参照。
基準コンテキストIDは 2。
R波ポインタ
(0028,6040)
3
参照画像シーケンス
(0008,1140)
1C
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
導出記述
(0008,2111)
3
収集装置処理記述
(0018,1400)
3
較正画像
(0050,0004)
3
フレーム番号を参照することによって心周期にお
けるR波の位置をマークする;フレーム番号は1
で始まる。
この画像に深く関係する他の画像を識別する画像
SOPクラス/インスタンスの集合に参照を提供
するシーケンス。画像タイプ値3が BIPLANE A
または BIPLANE B の場合は,対応する面に各面
を関係付けるために使用される。バイプレーン収
集の対応する面に関係付けられているときは,単
一項目のみが存在する。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1140) が存在する場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1140) が存在する場合は必
要。
この画像が導出された方法のテキスト記述。詳し
い説明は C.8.7.1.1.5 を参照。
交換される前に画像に実施された何れかの視覚的
処理を示す。節 C.8.7.1.1.3 を参照。
既知の寸法の基準オブジェクト(ファントム)が,
画像の中に存在するか,そして較正に使用された
か否かを示す。列挙値:
YES
NO
器具は器具モジュールを使用して定義される。
C.7.6.12 を参照。
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
ケンスマクロ を含める
> 主要解剖学的構造修
飾子シーケンス
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
250
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.7.1.1 X線画像属性の記述
C.8.7.1.1.1 画像タイプ
画像タイプ属性は,複数値データ要素で,重要な画像特性を識別する。X線に対して,画像タイプは
次のように特殊化される:
a. 値1は節C.7.6.1.1.2に従って,画素データ特性を識別する;列挙値は ORIGINAL
および DERIVED である。
b. 値2は節C.7.6.1.1.2に従って,患者検査特性を識別する;列挙値は PRIMARY お
よび SECONDARY である。
注: X線画像は,患者曝射から取得される画像については,一般的に PRIMARY 値を使用する。
c. 値3は画像面の用語で,画像集合を識別する。列挙値は:
SINGLE PLANE = 画像はシングルプレーン収集である。
BIPLANE A =
画像はバイプレーン収集の一番目の面(例えば,フロンタル)である。
BIPLANE B = 画像はバイプレーン収集の二番目の面(例えば,フロンタル)である。
d. 他の値は実装特有である(任意選択)。
C.8.7.1.1.2 画素強度関係
画素強度関係 (0028,1040) は,X線ビーム強度への画素値の関係を識別する。定義語は:
LIN = X線ビーム強度にほぼ比例する。
LOG = 非線形「Log Function」;X線ビーム強度に比例する値に,画像が尺度を戻すことを可能に
するために,モダリティLUTは画像に含まれる。
DISP = 表示する準備ができている;モダリティLUTは,画像がX線ビーム強度に比例する値に尺
度を戻すことを可能にするために,画像に含まれることがある。属性収集装置処理記述は,
表示する準備ができている画像を作成するために実行される前処理への何らかの指示を提
供するために使用されることがある。
C.8.7.1.1.3 収集装置処理記述
収集装置処理記述 (0018,1400) は, 交換する前の画像へのデジタル処理の,人が読むことができるテ
キストでの,何らかの指示を提供する。この処理の例は,エッジ強調,減算,時間フィルタ,ガンマ
補正,コンポリューション(空間フィルタ)がある。
C.8.7.1.1.4 スキャンオプション
スキャンオプション属性は,画像の収集時に使用された何れかの収集技術を識別する。定義語は
EKG =
PHY =
TOMO =
CHASE =
STEP =
ROTA =
EKGイベントトリガー
生理学的イベントトリガー
断層撮影
ボーラス追跡
ステッピング
回転
251
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.7.1.1.5 導出記述
画像が導出画像であるべきと識別される場合(C.8.9.1.1.1画像タイプ参照)は,導出記
述 (0008,2111) は,画像がオリジナル画像から引き出された方法の任意選択のそして実装特有のテキ
スト記述である。X線画像に適用されるとき,それは,エッジ強調,時間的フィルタ,デジタル減算,
あるいは他の線形および非線形変換のような導出操作を記述するために使用されるであろう。
C.8.7.1.1.6 割当ビット
X線画像については,割当ビット (0028,0100) は,8あるいは16の列挙値を持つ。
C.8.7.1.1.7 格納ビット
X線画像については,格納ビット (0028,0101) は,8,10,12あるいは16の列挙値を持つ。
C.8.7.1.1.8 高位ビット
X線画像については,高位ビット (0028,0102) は,格納ビットにおける値より1少ない列挙値を持つ。
C.8.7.1.1.9 フレームおよびカーブ時刻の同期
カーブが存在し,そしてタイプECG,圧力,生理学的カーブ,呼吸,時間放射能曲線である場合は,
座標開始時刻 (50xx,0112) の基点は,フレーム1の時刻である。
C.8.7.1.1.10 解剖学的領域
身体の一般領域(例えば,検査される解剖学的領域,臓器あるいは体腔)は,解剖学的領域シーケン
ス (0008,2218) によって識別されることがある。検査される解剖学的領域の特性は,重力に相対的な
方向(例えば,うつ向き,仰向け,横向き),副領域(例えば,中央の,横の,上の,下の,突出部,
象限),そして左右(例えば,左,右,左右共)など,解剖学的領域修飾子シーケンス (0008,2220) に
よって修正されることがある。これらのシーケンスは,符号化体系(例えば,SNOMED)からの解剖
学的および修飾子用語を参照する符号化登録を利用する。
注: これらの属性は,(一般シリーズモジュールの中の)検査される部位 (0018,0015),および患者位置
(0018,5100)属性によって符号化される情報の仕様を,更に強力で一貫した手法で可能とする。
C.8.7.1.1.11 主要解剖学的構造
画像内の特定の解剖学的関心構造(例えば,解剖学的領域内の特定の動脈)は,主要解剖学的構造シ
ーケンス (0008,2228) によって識別される。その位置(例えば,副膜嚢,抹消,中心),外形(例え
ば,肥大,収縮),そして左右(例えば,右,左,または左右共)などのような解剖学的構造の特徴
は,主要解剖学的構造修飾子シーケンス (0008,2230) によって細かく指定されることがある。これら
のシーケンスは,符号化体系(例えば,SNOMED)からの解剖学的および修飾子用語を参照する符号
化登録を利用する。
注: これらの属性は解剖学的構造 (0008,2208)要素を置き換えることが意図されている。
C.8.7.2 X線収集モジュール
表C.8−27 X線収集モジュール
属性名
KVP
タグ
(0018,0060)
タイプ
2
属性の説明
使用されるX線発生装置のピークキロボルト出
力。
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放射条件
(0018,1155)
1
X線管電流
(0018,1151)
2C
曝射時間
(0018,1150)
2C
曝射量
(0018,1152)
2C
μAs 曝射量
(0018,1153)
3
グリッド
(0018,1166)
3
平均パルス幅
照射モード
(0018,1154)
(0018,115A)
3
3
フィルタのタイプ
(0018,1161)
3
インテンシファィア寸法
視野の形状
(0018,1162)
(0018,1147)
3
3
視野の寸法
(0018,1149)
3
イメージャ画素間隔
(0018,1164)
3
焦点
(0018,1190)
3
画像面積線量積
(0018,115E)
3
X線線量曝射の一般的レベルを識別する。列挙値
は:
SC = 透視条件に一般的に対応する低線量曝射(例
えば診断画質画像収集のための準備)
GR = 診断画質画像収集のための高線量曝射(同
様にデジタルスポットあるいはシネと呼ばれる)
X線管電流:単位 mA。曝射量 (0018,1152) が存
在しない場合は必要。
X線曝射の期間:単位 msec。C.8.7.2.1.1 を参照。
曝射量 (0018,1152) が存在しない場合は必要。
単位 mAs で表現された曝射,例えば,曝射時間
とX線管電流から計算される。曝射時間
(0018,1150) あるいはX線管電流 (0018,1151) の
何れかが存在しない場合は必要。
単位 μAs での曝射,例えば曝射時間とX線管電
流から計算される。
グリッドを識別する。単一値のみが存在する。定
義語は:
IN = グリッドが置かれている
NONE = グリッドは使用されていない
X線パルスの平均幅:単位 msec。
X線照射モードを指定する。定義語:
CONTINUOUS
PULSED
X線ビームの中に挿入されるフィルタのタイプ
(例えば,ウェッジ)。
X線インテンシファィアの直径:単位 mm
イメージインテンシファィアの視野の形状。
C.8.7.2.1.2 を参照。定義語は:
ROUND
RECTANGLE
イメージインテンシファィアの視野の寸法:単位
mm。矩形の場合は,横行寸法,次に縦列寸法;円
の場合は,直径。
横行間隔値(区切り記号)縦列間隔値の数字の対
によって指定される各画素の中心間の画像受像器
容器の前面で測定される物理的距離:単位 mm。
この画像を収集するために使用された公称焦点寸
法:単位 mm。
患者がこの画像の収集のために曝射された線量
に,この画像を収集するための準備として実施さ
れることがあるデジタルで記録されていない透視
検査の線量も加えたX線吸収線量:単位
Gy*cm*cm。
注:シリーズあるいは検査の全ての画像の画像面積線量
積の和は,患者が曝射された実際の面積線量積に
はならないことがある。
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C.8.7.2.1 X線収集属性の記述
C.8.7.2.1.1 曝射時間
曝射時間は,この画像(複数フレーム画像収集)の間に患者が受けたX線曝射の累積時間である。計
算は,パルス幅×フレームの数である。
C.8.7.2.1.2 視野
視野の属性は,イメージインテンシファィアの視野(ズームモード)の形状および寸法を記述する。
これはコリメータによって更に制限され得る。節C.8.7.3参照。
C.8.7.3 X線コリメータ
X線コリメータは,X線ビームの範囲を制限するためにX線源に接して置かれる器具である。それは
しばしば鉛シャッタで作られる。図C.8−1は,節C.8.7.2の中で定義される視野の寸法
(0018,1149)の関係を図の形式で示している。
コリメータの幾何学的形状は,原点が上左手の画素である,横行および縦列座標系に対して指定され
る。この原点は,横行/縦列に対して値 1,1 によって指定される。横行座標は,横行の間隔(垂直)
の数を,そして縦列座標は縦列の間隔(水平)の数を表す。三つまでの異なったコリメータ形状が使
用される,そして重ね合わせられることがある。
X線源
コリメータ
視野
曝射範囲
検出器
図C.8−1 X線コリメータの関係
表C.8−28 X線コリメータモジュール
属性名
コリメータ形状
タグ
(0018,1700)
タイプ
1
属性の説明
コリメータの形状。列挙値は:
RECTANGULAR
CIRCULAR
POLYGONAL
この複数値の属性は各列挙値の多くとも一つを含
む。
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コリメータの左垂直端
(0018,1702)
1C
コリメータの右垂直端
(0018,1704)
1C
コリメータの上水平端
(0018,1706)
1C
コリメータの下水平端
(0018,1708)
1C
円形コリメータの中心
(0018,1710)
1C
円形コリメータの半径
(0018,1712)
1C
多角形コリメータの頂
点
(0018,1720)
1C
コリメータ形状 (0018,1500) が RECTANGULAR
の場合に必要。縦列として与えられる画像の中の
画素に関する矩形コリメータの左端の位置。
C.8.7.3.1.1 参照。
コリメータ形状 (0018,1500) が RECTANGULAR
の場合に必要。縦列として与えられた画像の中の
画素に関する矩形コリメータの右端の位置。
C.8.7.3.1.1 参照。
コリメータ形状 (0018,1500) が RECTANGULAR
の場合に必要。横行として与えられた画像の中の
画素に関する矩形コリメータの上端の位置。
C.8.7.3.1.1 参照。
コリメータ形状 (0018,1500) が RECTANGULAR
の場合に必要。横行として与えられた画像の中の
画素に関する矩形シャッタの下端の位置。
C.8.7.3.1.1 参照。
コリメータ形状 (0018,1500) が CIRCULAR の場
合に必要。行および列として与えられた画像の中
の画素に関する円形コリメータの中心の位置。
C.8.7.3.1.1 参照。
コリメータ形状 (0018,1500) が CIRCULAR の場
合に必要。画素の数として与えられた画像の中の
画素に関する円形コリメータの半径。C.8.7.3.1.1
参照。
コリメータ形状 (0018,1600) が POLYGONAL で
ある場合に必要。
二値の最初の対が次のものである復数値:
原点の頂点の横行
原点の頂点の縦列
値の二つ以上の組が後続する,そしてそれらは多
角形コリメータの他の頂点の横行と縦列座標であ
る。多角形コリメータは,最後の頂点から原点の
頂点へ暗黙で閉じる,そしてエッジは頂点を除き
交差しない。
C.8.7.3.1 X線コリメータ属性記述
C.8.7.3.1.1 コリメータ垂直および水平端
これらの属性は,X 線ビームが長方形コリメータによって完全に覆われる画素行または列を指定する:
-
コリメーターの左端が可視でない場合,コリメータ左垂直端 (0018,1702) は 0 の値を持つ;
-
コリメーターの右端が可視でない場合,コリメータ右垂直端 (0018,1704) 値は縦列 (0028,0011)
属性の値より 1 大きい;
-
コリメーターの上端が可視でない場合,コリメータ上水平端 (0018,1706) は 0 の値を持つ;
-
コリメーターの下端が可視でない場合,コリメータ下水平端 (0018,1708) 値は横行 (0028,0010)
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属性の値より 1 大きい。
C.8.7.4 X線テーブルモジュール
この節の表C.8−29は,患者画像テーブルの移動を伴って収集されるX線画像を記述する属性を
含む。
表C.8−29 X線テーブルモジュール属性
属性名
テーブル動き
タグ
タイプ
(0018,1134)
2
テーブル垂直増分
(0018,1135)
2C
テーブル縦方向増分
(0018,1137)
2C
テーブル横方向増分
(0018,1136)
2C
テーブル角度
(0018,1138)
3
属性の説明
定義語:
STATIC
DYNAMIC
複数フレーム画像の最初のフレームに相対的なテ
ーブルの垂直位置の増分変化:単位 mm。テーブ
ル移動が DYNAMIC の場合に必要。
複数フレーム画像の最初のフレームに相対的なテ
ーブルの縦方向位置の増分変化:単位 mm。 LAO
方向のテーブル移動が正。テーブル移動が
DYNAMIC の場合に必要。
複数フレーム画像の最初のフレームに相対的なテ
ーブルの横方向位置の増分変化:単位 mm。 CRA
方向のテーブル移動が正。テーブル移動が
DYNAMIC の場合に必要。
水平面[重力面]に相対的なテーブル面の角度:
単位 度。正の値はテーブルの頭が上方にあること
を示す。
C.8.7.4.1 X線テーブル属性の記述
C.8.7.4.1.1 テーブル動き増分
テーブルは,画像化連鎖に関係して患者を動かす。これは,患者(患者はテーブルに対して動かない
と仮定する)に付けられた座標系に関して画像化連鎖の動きとして追跡される。座標系の原点は,最
初のフレームの時刻に患者に関して固定される。X軸は患者の左手側に増加する。Y軸は患者の背面
側に増加する。Z軸は患者の頭部方向に増加する。図C.8−2に描かれている通り,XおよびZ軸
は患者面に平行である。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
+X
+Z
患者面
+Y
図C.8−2 テーブル動きベクトル座標
注: テーブルの動きは,反対方向に動く画像の明白な軌跡を引き起こす。例えば, LAO 方向へのテーブル動
きは,画像化された患者の領域を RAO 方向へ動かす。
C.8.7.5 XA位置決め装置モジュール
表C.8−30は,X線アンギオグラフィ画像を収集する中で典型的に使用されるCアーム位置決め
装置を記述するIOD属性を含む。位置決め装置を追跡するために使用される座標系は,患者に関係
して定義される。装置に関係した座標の定義は,サポートされない。更にこのモジュールは,患者の
動きを記述しない。
注: XA IODの適用範囲は,一般にCアームと呼ばれるものによって位置決めされるX線源と画像受像器
を装着した収集装置で作成された画像を扱うことである。X線源と画像受像器を位置決めするためにCア
ームを使用するアンギオグラフィ以外の臨床領域(例えば,インターベンション手続き,ミエログラフィ
および局所的バイオプシ)に対しても,X線アンギオグラフィ画像オブジェクトが同様に使用されるべき
である。オブジェクトはCアームシステムのために最適化されているけれども,いくつかのRFシステム
のような同様の座標系をサポートする他のシステムによっても同様に使用されることがある。
表C.8−30 XA位置決め装置モジュール属性
属性名
線源患者間距離
(0018,1111)
タグ
3
タイプ
線源検出器間距離
推定X線撮影拡大率
(0018,1110)
(0018,1114)
3
3
位置決め装置の動き
(0018,1500)
2C
位置決め装置第一角度
(0018,1510)
2
属性の記述
線源からアイソセンターまでの距離(視野の中
心):単位 mm。
線源から検出器の中心までの距離:単位 mm。
線源対象物間距離(SOD)に関する線源画像間
距離(SID)の比率。(SID/SOD)
画像装置の活動を記述するために使用される。定
義語:
DYNAMIC
STATIC
複数フレームデータの場合は必要。C.8.7.5.1.1 を
参照。
RAO から LAO 方向への患者に関するX線イメ
ージインテンシファィアの位置,ここで RAO か
ら垂直方向への移動を正とする。 C.8.7.5.1.2 を参
照。
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位置決め装置第二角度
(0018,1511)
2
位置決め装置第一角度
増分
(0018,1520)
2C
位置決め装置第二角度
増分
(0018,1521)
2C
検出器第一角度
(0018,1530)
3
検出器第二角度
(0018,1531)
3
CAU から CRA 方向への患者に関するX線イメ
ージインテンシファィアの位置,ここで CAU か
ら垂直方向への移動を正とする。 C.8.7.5.1.2 を参
照。
各フレームに対する第一位置決め装置角度の増分
変化。 C.8.7.5.1.3 を参照。位置決め装置の動きが
DYNAMIC の場合は必要。
各フレームに対する第二位置決め装置角度の増分
変化。 C.8.7.5.1.3 を参照。位置決め装置の動きが
DYNAMIC の場合は必要。
検出器面への垂直線(法線)に関する行方向にお
ける X 線ビームの角度,単位:度。正の値は,X
線ビームがより大きい番号の列に向かって傾いて
いることを示す。負の値は,X 線ビームはより小
さい番号の列に向かって傾いていることを示す。
C.8.7.5.1.4 を参照。
検出器面への垂直線(法線)に関する列方向の X
線ビームの角度,単位:度。正の値は,X 線ビー
ムがより少ない番号の行に向かって傾いているこ
とを示す。負の値は,X 線ビームはより大きい番
号の行に向かって傾いていることを示す。
C.8.7.5.1.4 を参照。
C.8.7.5.1 XA位置決め装置属性の記述
C.8.7.5.1.1 位置決め装置の動き
位置決め装置の動き属性は,画像テーブルが複数フレーム収集時に移動する場合も,X線位置決め装
置が移動しない場合には,STATIC である。
注: 位置決め装置が収集時に平行移動(回転を含まない移動)を受けている場合は,そのときはその動きは反
対のテーブルの動きによって記述される。(節C.8.7.4参照)
C.8.7.5.1.2 位置決め装置第一および第二角度
位置決め装置の角度の定義は,図C.8−3および図C.8−4の中で説明されている通り,患者に
関係している。零度は,患者の胸に垂直な原点を基準にする。位置決め装置第一角度定義は,(赤道
面における)経度である;位置決め装置第二角度定義は,(サジタル面における)緯度である。位置決
め装置角度属性は,複数フレーム画像の最初のフレームに適用される。第一位置決め装置角度の有効
範囲は−180度から+180度であり,そして第二位置決め装置角度の有効範囲は−90度から+
90度である。
患者面は,それが人体のサジタル面に垂直であるような,画像装置のアイソセンターと患者を通る断
面によって定義される。回転の第一軸は,患者面とサジタル面の交線で定義される。位置決め装置の
第一角度は,アイソセンターで軸を横切る面の中で,患者の胸部に垂直な方向において零度,そして
患者の左手側(LAO)で+90度,そして患者の右手側(RAO)で−90度をもって定義される。第
一位置決め装置角度の有効範囲は−180度から+180度である。
第二軸は患者面の中にある,そしてアイソセンターで第一軸に垂直である。位置決め装置第二角度は,
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
アイソセンターでサジタル面の中で,患者の胸部に垂直な方向において零度で定義される。+90度
は頭蓋方向に対応する。第二位置決め装置角度の範囲は−90度から+90度である。
第一角度 (0018,1510) および第二角度 (0018,1511) の両方に対して0度で,患者はイメージインテンシ
ファィアに対面する。
位置決め装置第一角度 (0018,1510) および第二角度 (0018,1511) は,複数フレーム画像の第一フレーム
に適用される。
0°
LAO = +90°
患者面
回転の軸
RAO = -90°
+/- 180°
図C.8−3 位置決め装置第一角度
0°
CRA = +90°
患者面
CAU = -90°
回転の軸
図C.8−4 位置決め装置第二角度
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C.8.7.5.1.3 位置決め装置の角度増分
複数フレーム画像の収集中に位置決め装置の角度が変化する場合は,位置決め装置角度増分属性は,
フレーム毎の角度変化を記述する。
位置決め装置角度における変化が,各フレームに対して公称で一定である場合は,これらの領域はフ
レーム毎の平均角度変化の単一値を含むことがある。あるいは,複数フレーム画像の中の各フレーム
に対して一つの値をもつ,(最初の)位置決め装置角度属性からのオフセットのベクトルを含むこと
がある。位置決め装置角度増分属性の中の値の数は,一つでなければならない,または複数フレーム
モジュールの中のフレームの数属性 (0028,0008) と等しくなければならない。(節C.7.6.6を
参照)
注: 位置決め装置角度増分属性の中で絶対位置決め装置角度のベクトルを作成する,そして位置決め装置第一
角度属性および位置決め装置第二角度属性を値 0 に設定することが許される。
C.8.7.5.1.4 検出器第一角度および第二角度
検出器角度は,中心X線ビームベクトルの角度が患者面よりもむしろ検出器面に関係していることを
除いて,位置決め装置角度と同様な方法で定義される。中心X線ビームベクトルは,X 線源からアイ
ソセンターを通って検出器面へのベクトルとして定義される。零度は,X線源から遠ざかって指して
いる検出器面への法線を参照する。検出器角度属性は,複数フレーム画像の最初のフレームに適用さ
れる。検出器角度の有効範囲は,−90度から+90度である。
回転の第一軸は,中心X線ビームベクトルに交差する検出器面の列方向における線に沿って定義され
る。検出器第一角度は,中心X線ビームベクトルが検出器面に交差する点で回転の第一軸に垂直な面
の中で,検出器面に垂直な方向で零度,そして画像の左手側(即ち,列1に向かって)で−90度,
そして画像の右手側(即ち,最も大きい番号の列に向かって)で+90度をもち,定義される。検出
器第一角度の有効範囲は,−90度から+90度である。
第二軸は,検出器面の中にある,そしてビームベクトルの検出器面との交点で第一軸に垂直である(即
ち,それは行方向に沿っている)。検出器第二角度は,第二軸に垂直な面の中で,中心X線ビームベ
クトルが検出器面に交差する点で,検出器面に垂直な方向の中で零度をもち,定義される。+90度
は画像の上部に向いた方向に対応する。検出器第二角度の有効範囲は,−90度から+90度である。
C.8.7.6 XRF位置決め装置モジュール
表C.8−31 XRF位置決め装置モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
線源検出器間距離
線源患者間距離
(0018,1110)
(0018,1111)
3
3
推定X線撮影拡大率
(0018,1114)
3
支柱傾斜角
(0018,1450)
3
属性の記述
線源から検出器の中心までの距離:単位 mm。
線源からアイソセンタまでの距離(視野の中心):
単位 mm。
SOD(線源対象物間距離)に対するSID(線
源画像間距離)の比率
検出器面への直交軸に関する X 線ビームの角度:
単位 度。正の値はその傾斜がテーブルの頭の方に
あることを示す。
注:検出器面はテーブル面と平行であると仮定する
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C.8.7.7 X線断層収集モジュール
このモジュールは,断層収集(単一フレーム画像の収集時のX線源の移行)の属性を記述する。
表C.8−32 X線断層収集モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
断層面高さ
断層角度
断層時間
(0018,1460)
(0018,1470)
(0018,1480)
1
3
3
断層タイプ
(0018,1490)
3
断層クラス
(0018,1491)
3
断層合成出典画像の数
(0018,1495)
3
属性の記述
テーブル表面と鮮明画像面間の距離:単位 mm。
X線収集時のX線源の回転の角度範囲:単位 度。
X線収集時に線源が断層角度を回転するためにか
かった時間:単位 秒。
断層のタイプ。
定義語:
LINEAR
SPIRAL
POLYCYCLOIDAL
CIRCULAR
断層の形。
定義語:
MOTION
TOMOSYNTHESIS
この断層合成画像を構築するために使用した出典
画像の数。断層クラス (0018,1491) が
TOMOSYNTHESIS の場合にのみ意味がある。こ
れらは一般画像モジュールの出典画像シーケンス
(0008,2112) の中に列記されることがある。
C.8.7.8 X線収集線量モジュール
このモジュールはX線画像の収集の間にX線源から放出される線量に関係する属性を記述する。
表C.8−33 X線収集線量モジュール属性
属性名
KVP
タグ
タイプ
(0018,0060)
3
X線管電流
μA でのX線管電流
曝射時間
μS での曝射時間
曝射量
(0018,1151)
(0018,8151)
(0018,1150)
(0018,8150)
(0018,1152)
3
3
3
3
3
μAs 曝射量
(0018,1153)
3
線源検出器間距離
(0018,1110)
3
属性の説明
使用されるX線発生装置のピークキロボルト出
力。
X線管電流:単位 mA。
単位μA でのX線管電流。
X線曝射の期間:単位 msec。
単位μS でのX線曝射の期間。
単位 mAs で表現された曝射,例えば,曝射時間
とX線管電流から計算される。
単位μAs での曝射,例えば曝射時間とX線管電流
から計算される。
線源から検出器の中心までの距離:単位 mm。
注: この値は伝統的に Source Image Distance(SID)
として参照される。
261
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
線源患者間距離
(0018,1111)
3
X線ビームの中心線に沿って測定する,線源から
被写体に最も近接したテーブル,支持器,または
ブッキサイドへの距離,単位 mm。
注: 1.この定義は,幾何学的拡大率を評価する点で
は被写体内の定義された点への測定よりは有用で
ない,しかし臨床設定における自動化方法におい
て現実的に測定可能なことで価値がある。
2.この測定は被写体とテーブルあるいはブッキ
ーの「前面」との間の空気の間隙を考慮していな
い。
3.検出器がテーブルあるいはブッキーに装着さ
れていない場合には,患者に関係した実際の位置
は実装または操作者の定義による。
4.この値は伝統的に Source Object Distance(S
OD)として参照される。
画像面積線量積
(0018,115E)
3
患者がこの画像の収集のために曝射された線量
に,この画像の収集に対する準備として実施され
ることがあるデジタル記録されない透視検査の線
量も加えたX線線量:単位 Gy*cm*cm。
注: 1.シリーズあるいは検査の全画像の画像面積線
量積の和は,患者が曝射された実際の面積線量積
にはならないことがある。
2.これは患者の体の寸法と体型に関する仮定に
基づいた推定値であることがある。
部位厚さ
(0018,11A0)
3
相対X線曝射
(0018,1405)
3
圧迫が曝射の間に適用された場合は,圧迫された
ときの検査部位の平均厚さ,単位 mm。
製造者特有の単位における適用された線量の指
示。
注: 1.この値は,知識のある観察者に意味を持って
いる製造者特有情報を,表示またはフィルム上の
注釈として見出せる単一の場所を提供することが
意図される。
2.これは計算値あるいは測定値であることがあ
る。例は検出器入射面線量(KB),CR感度値(S)
あるいは対数のメジアン(lgM)である。
入射面線量
(0040,0302)
3
この画像の収集時に患者の表面で測定した平均入
射面線量値,単位 dGy。
注: これは患者の体の寸法と体型に関する仮定に基づ
いた推定値である場合がある。
mGy での入射面線量
(0040,8302)
3
この画像の収集時に患者の表面で測定した平均入
射面線量値,単位 mGy。
注: これは患者の体の寸法と体型に関する仮定に基づ
いた推定値である場合がある。
262
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
曝射面積
(0040,0303)
3
検出器面における照射面積の典型的な寸法。長方
形の場合は,行寸法に続いて列寸法;円形の場合
は,直径。単位は cm。
注: 1.曝射面積は,存在する場合にはX線コリメー
タモジュールの中で明記される値と矛盾すべきで
ない。
2.これは患者の体の寸法と体型に関する仮定に
基づいた推定値であることがある。
線源入射面間距離
(0040,0306)
3
この画像収集時における線源から線源に最も近接
した患者の表面までの距離,単位 mm。
注: これは患者の体の寸法と体型に関する仮定に基づ
いた推定値であることがある。
放射線量についてのコ
メント
X線出力
(0040,0310)
3
(0040,0312)
3
この画像の収集時に遭遇した放射線量に関係する
特別な条件についての利用者定義コメント。
患者入射面表面および画像を取得するために使用
するkVpにおける mGy/mAs で測定されるX
線出力。
注: この値は照射時に測定されるよりも較正値である
ことがある。
半価層
(0040,0314)
3
X線出力 (0040,0312) を半分に減弱させるために
必要とされるアルミニウムの厚さ,単位 mm。
注: この値は曝射時に測定されるよりもむしろ較正値
であることがある。
臓器線量
(0040,0316)
3
この画像の収集時に測定された平均臓器線量値,
単位 dGy。
注: これは推定値のことがある。
被曝臓器
(0040,0318)
3
臓器線量 (0040,0316) が適用された臓器。
定義語:
BREAST
GONADS
BONE MARROW
FETUS
LENS
注: これらの用語によって記述される解剖学的領域は
特に放射線感受性のものである,そしてそれに対
して臓器特有の線量パラメタを得ることは慣例的
である。
陽極ターゲット材料
(0018,1191)
3
X線源の陽極の中の主材料。
定義語:
TUNGSTEN
MOLYBDENUM
RHODIUM
263
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
フィルタ材料
(0018,7050)
3
最小フィルタ厚さ
(0018,7052)
3
最大フィルタ厚さ
(0018,7054)
3
整流タイプ
(0018,1156)
3
フィルタの中で使用されるX線吸収材料。複数値
のことがある。
定義語:
MOLYBDENUM
ALUMINIUM
COPPER
RHODIUM
NIOBIUM
EUROPIUM
LEAD
フィルタに使用されるX線吸収材料の最小厚さ,
単位 mm。フィルタ材料 (0018,7050) の中のそれ
ぞれの値に対応する値をもち,複数値のことがあ
る。
フィルタに用いられるX線吸収材料の最大厚さ,
単位 mm。フィルタ材料 (0018,7050) の中のそれ
ぞれの値に対応する値をもち,複数値のことがあ
る。
X線発生器で使用される整流のタイプ。
定義語:
SINGLE PHASE
THREE PHASE
CONST POTENTIAL
C.8.7.9 X線発生モジュール
このモジュールはX線画像の収集時にX線の発生に関係する属性を記述する。
表C.8−34 X線発生モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
KVP
(0018,0060)
3
X線管電流
μA でのX線管電流
曝射時間
μS での曝射時間
曝射量
(0018,1151)
(0018,8151)
(0018,1150)
(0018,8150)
(0018,1152)
3
3
3
3
3
μAs 曝射量
(0018,1153)
3
曝射制御モード
(0018,7060)
3
曝射制御モード記述
(0018,7062)
3
属性の説明
使用されるX線発生装置のピークキロボルト出
力。
X線管電流:単位 mA。
単位μA でのX線管電流。
X線曝射の期間:単位 msec。
単位μS でのX線曝射の期間。
単位 mAs で表現された曝射,例えば,曝射時間
とX線管電流から計算される。
単位μAs での曝射,例えば曝射時間とX線管電流
から計算される。
曝射制御のタイプ
定義語:
MANUAL
AUTOMATIC
曝射制御の機構のテキスト記述。
曝射センサーの数とタイプ,あるいは画像検出器
の有感領域の位置を記述することがある。
264
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
曝射状態
(0018,7064)
3
フォトタイマ設定
(0018,7065)
3
焦点
陽極ターゲット材料
(0018,1190)
(0018,1191)
3
3
整流タイプ
(0018,1156)
3
曝射が正常に終了したかどうか。
定義語:
NORMAL
ABORTED
公称百分率フォトタイマ設定,ここでより大きい
正値はより多い曝射を示し,より大きい負値はよ
り少ない曝射を示す。
この画像の収集に使用された焦点寸法,単位 mm。
X線源の陽極の中の主材料。
定義語:
TUNGSTEN
MOLYBDENUM
RHODIUM
X線発生器において使用される整流のタイプ。
定義語:
SINGLE PHASE
THREE PHASE
CONST POTENTIAL
C.8.7.10 X線濾過モジュール
このモジュールはX線画像の収集時のX線の濾過に関係する属性を記述する。
表C.8−35 X線濾過モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
フィルタタイプ
(0018,1160)
3
フィルタ材料
(0018,7050)
3
最小フィルタ厚さ
(0018,7052)
3
属性の説明
X線ビームの中に挿入するフィルタのタイプ(例
えば,ウェッジ)。
定義語:
STRIP
WEDGE
BUTTERFLY
MULTIPLE
NONE
フィルタの中に使用されるX線吸収材料。複数値
のことがある。
定義語:
MOLYBDENUM
ALUMINIUM
COPPER
RHODIUM
NIOBIUM
EUROPIUM
LEAD
フィルタに使用されるX線吸収材量の最小厚さ,
単位 mm。フィルタ材料 (0018,7050) の中のそれ
ぞれの値に対応する値をもち,複数値のことがあ
る。
265
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
最大フィルタ厚さ
(0018,7054)
3
フィルタに使用されるX線吸収材量の最大厚さ,
単位 mm。フィルタ材料 (0018,7050) の中のそれ
ぞれの値に対応する値をもち,複数値のことがあ
る。
C.8.7.11 X線グリッドモジュール
このモジュールはX線画像の収集時にX線の散乱を減少させるグリッドの使用に関係する属性を記述
する。
表C.8−36 X線グリッドモジュール属性
タグ
タイプ
属性名
グリッド
(0018,1166)
3
グリッド吸収材料
グリッド間隙材料
グリッド厚さ
(0018,7040)
(0018,7041)
(0018,7042)
3
3
3
グリッドピッチ
(0018,7044)
3
グリッド縦横比
(0018,7046)
3
グリッド周期
(0018,7048)
3
グリッド焦点距離
(0018,704C)
3
属性の説明
グリッドを識別する。複数値であることがある。
定義語:
FIXED
FOCUSED
RECIPROCATING
PARALLEL
CLOSED
NONE
グリッドの中で使用されるX線吸収材料。
グリッドの中で使用される間隙材料。
グリッドの中で使用されるX線吸収材料の厚さ,
単位 mm。
グリッドの中で使用されるX線吸収材料のピッ
チ,単位 mm。
グリッドの中で使用されるX線吸収材料の垂直間
隔と水平間隔の比。最初の値が垂直寸法,そして
二番目が水平寸法である整数値の対によって明記
される。
往復運動の周期,単位 msec。グリッド (0018,1166)
が RECIPROCATING の時のみ意味がある。
FOCUSED グリッドの焦点距離,単位 mm。
C.8.8. 放射線治療
この節は放射線治療特有のモジュールについて記述する。
ここに定義されたモジュールは,
「IEC」座標系および規格を参照する。これらの規格は IEC Standard
61217, “Radiotherapy Equipment - Coordinates, Movements and Scales” (Reference CEI/IEC 61217: 1996) の
中で定義される。
注: IEC文書 62C/269/CDV 「IEC 61217:放射線治療機器―座標,運動および尺度,への修正」はさらに,
患者に基づいた座標系を定義し,DICOM患者座標系(節 C.7.6.2.1.1 を参照)と IEC PATIENT 座標系
の関係を明記する。IEC 62C/269/CDV (1999) に記述された IEC PATIENT 座標系を,X軸に関して90
度反時計回り(負の方向で)で回転させると,DICOM患者座標系を与える。即ち,. (XDICOM, YDICOM,
ZDICOM) = (XIEC, -ZIEC, YIEC)。IEC PATIENT 座標系の現在の定義に関しては最新のIEC文書を参照するこ
と。
266
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
この文書中で引用された線量測定概念の多くは,ICRU Report 50, Prescribing, Recording, and Reporting
Photon Beam Therapy, International Commission on Radiation Units and Measurements, 1993 の中で見出す
ことができる。
C.8.8.1 RTシリーズモジュール
診断オブジェクトと比較してRTオブジェクトの方法には著しい違いが存在する。RTオブジェクト
は幾つかのタイプの一つでありうる,そして与えられたオブジェクトタイプのシリーズは,数週間の
時間スパンにわたって作成されることがある。RTシリーズモジュールは,放射線治療オブジェクト
の識別および選択に関係したそれらの属性だけを含んでいるが,標準DICOM問い合わせ/取得モ
デルの必要条件を満たすために作成された。
表C.8−33 RTシリーズモジュール属性
属性名
タグ
タイプ
モダリティ
(0008,0060)
1
シリーズインスタンスUID
シリーズ番号
シリーズ記述
参照検査構成要素シーケンス
(0020,000E)
(0020,0011)
(0008,103E)
(0008,1111)
1
2
3
3
> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1155)
1C
依頼属性シーケンス
(0040,0275)
3
> 依頼済手続き ID
(0040,1001)
1C
> 予約済手続きステップ ID
(0040,0009)
1C
> 予約済手続きステップ記述
(0040,0007)
3
267
属性記述
データを最初に収集した装置のタイプ。列
挙値:
RTIMAGE = RT画像
RTDOSE = RT線量
RTSTRUCT = RT構造集合
RTPLAN = RT計画
RTRECORD = RT治療記録
C.8.8.1.1 を参照のこと。
シリーズの固有識別子
このシリーズを識別する番号。
シリーズの利用者提供記述。
シリーズが関係する検査構成要素SOPイ
ンスタンスを唯一に識別する。シーケンス
は一以上の項目を含むことがある。。
参照されたSOPクラスを唯一に識別す
る。参照検査構成要素 (0008,1111) が送ら
れる場合は必要。
参照されたSOPインスタンスを唯一に識
別する。参照検査構成要素 (0008,1111) が
送られる場合は必要。
画像サービス依頼からの属性を含むシーケ
ンス。
シーケンスは一以上の項目を持つことがあ
る。
画像サービス依頼の中の依頼済手続きを識
別する識別子。
シーケンス項目が存在する場合は必要であ
る。
予約済手続きステップを識別する識別子。
シーケンス項目が存在する場合,必要である
実行される予約済手続きステップの施設の
生成した記述あるいは分類。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 予約済プロトコルコードシ
ーケンス
(0040,0008)
特定符号化体系に従った予約済プロトコル
を記述するシーケンス。
このシーケンスは一以上の項目を含む。
3
>> コードシーケンス・マクロ
表 8.8-1 を含む
実施済手続きステップID
(0040,0253)
3
このステップ内に行なわれた手続きのある
部分の識別。
実施済手続きステップ開始日
(0040,0244)
3
実施済手続きステップが開始された日付。
実施済手続きステップ開始時
刻
実施済手続きステップ記述
(0040,0245)
3
実施済手続きステップが開始された時刻。
(0040,0254)
3
(0040,0260)
3
実行された手続きステップの施設の生成し
た記述あるいは分類。
この手続きステップのために実行したプロ
トコルを記述するシーケンス。
このシーケンスは一以上の項目を含むこと
がある。
実施済プロトコルコードシー
ケンス
基準コンテキストIDは定義されていな
い。
> コードシーケンスマクロ表
8.8-1 を含む
基準コンテキストIDは定義されていな
い。
C.8.8.1.1 モダリティ
モダリティ (0008,0060) に対する列挙値はIODによって決められる:
RTIMAGE
RTDOSE
RTSTRUCT
RTPLAN
RTRECORD
RT画像IODの場合,
RT線量IODの場合,
RT構造集合IODの場合,
RT計画IODの場合,
RTビーム治療記録IOD,RT近接照射治療記録IOD,またはRT治療要約記
録IODの場合。
注: DICOMは,与えられたシリーズがただ一つのモダリティのオブジェクトを含む,そして(一般装置モ
ジュールの中で記述される)単一装置によって作成されることを明記する。しかしながら,一般に,与え
られたモダリティ/装置対に対して定義される多くのシリーズがあることがある。放射線治療シリーズが
(画像シリーズの中の画像が全て一般に一緒に作成される放射線診療の場合と異なり),長期の時間間隔
にわたって一般に作成されることに注意すること。
C.8.8.2 RT画像モジュール
表C.8−34は,投射画像のRT特有の特性について記述する属性を含む。これらの属性によって
記述される画像は,円錐形画像幾何学を使用して取得されるかまたは計算される放射線治療画像でな
ければならない。
表C.8−34 RT画像モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性の説明
268
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素表現
(0028,0103)
1
RT画像ラベル
RT画像名
RT画像記述
操作者の名前
画像タイプ
(3002,0002)
(3002,0003)
(3002,0004)
(0008,1070)
(0008,0008)
1
3
3
2
1
変換形式
(0008,0064)
2
報告値起源 Reported
Values Origin
(3002,000A)
2C
RT画像面
(3002,000C)
1
この画像におけるサンプル(面)の数。特殊化に
ついては C.8.8.2.6.1 を参照。
画素データの意図された解釈を明記する。特殊化
については C.8.8.2.6.2 を参照。
各画素サンプルに対して割り当てられるビットの
数。各サンプルは同じ割当ビットの数を持つ。特
殊化については C.8.8.2.6.3 を参照。
各画素サンプルに対して格納されるビットの数。
各サンプルは同じ格納ビットの数を持つ。特殊化
については C.8.8.2.6.4 を参照。
各画素サンプルに対する最上位ビット。各サンプ
ルは同じ高位ビットを持つ。特殊化については
C.8.8.2.6.5 を参照。
画素サンプルのデータ表現。各サンプルは同じ画
素表現を持つ。特殊化については C.8.8.2.6.6 を参
照。
RT画像に対する利用者定義ラベル。
RT画像に対する利用者定義名前。
RT画像の利用者定義記述。
RT画像を収集または作成する操作者名。
画像識別特性(C.7.6.1.1.2 を参照)。RT画像は
値3に対して下記の定義語の一つを使用する:
DRR = デジタル再構成X線撮影
PORTAL = デジタルポータル画像またはポータ
ルフィルム画像
SIMULATOR = 従来のシミュレータ画像
RADIOGRAPH = X線撮影画像
BLANK = バックグラウンド値に設定された画像
画素
画像変換の種類を記述する。定義語:
DV = デジタルビデオ
DI = デジタルインタフェース
DF = デジタル化フィルム
WSD = ワークステーション
画像の中で報告したパラメタ値の起源を記述す
る。画像タイプ (0008,0008) の値3が
SIMULATOR または PORTAL である場合は必
要。列挙値:
OPERATOR = 操作者により手動で入力された
PLAN = 計画されたパラメタ値
ACTUAL = 電子的に記録された
画像面がビーム軸に垂直であるかないかを記述す
る。列挙値:
NORMAL = 画像面がビーム軸に垂直
NON_NORMAL = 画像面がビーム軸に垂直でな
い
269
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
X線画像受像器並進
(3002,000D)
3
X線画像受像器角度
(3002,000E)
2
RT画像方向
(3002,0010)
2C
画像面画素間隔
(3002,0011)
2
RT画像位置
(3002,0012)
2
放射線装置名
(3002,0020)
2
一次線量計単位
(300A,00B3)
2
放射線装置SAD
(3002,0022)
2
放射線装置SSD
(3002,0024)
3
RT画像SID
(3002,0026)
2
線源基準オブジェクト
間距離
(3002,0028)
3
参照RT計画シーケン
ス
(300C,0002)
3
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
IEC GANTRY 座標系(mm)における IEC X-RAY
IMAGE RECEPTOR 系の原点の座標の (x,y,z) 位
置。注2を参照のこと。
X線画像受像器角度,即ち,IEC GANTRY 座標系
に関して IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR 座標系
の方向(度)。C.8.8.2.2 を参照。
IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR 座標系に関して最
初の横行および最初の縦列の方向余弦。RT画像
面 (3002,000C) が NON_NORMAL である場合は
必要。
数値の対によって明記された各画像画素の中心間
の物理的な距離(単位 mm)―隣接した横行間隔
(区切記号)隣接した縦列間隔,。C.8.8.2.3 を参
照。
IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR 座標系における,
画像の上左手角(転送される最初の画素)の x お
よび y 座標(単位 mm)。
収集するまたは計算する画像の中で使用される放
射装置を識別する利用者定義の名前(即ち,従来
のシミュレータ,電子加速器,X線装置,または
DRRを計算するときにモデル化した装置の名
前)。
装置線量計の測定単位。列挙値:
MU = モニタ単位 Monitor Unit
MINUTE = 分
収集するあるいは計算する画像の中で使用される
放射装置の放射線源とガントリ回転軸間距離
(mm)。
収集するあるいは計算する画像の中で使用される
放射装置の線源と患者表面間距離(単位 mm)。
放射線ビーム軸に沿って放射線装置線源から画像
面までの距離(単位 mm)。C.8.8.2.3 を参照。
RADIOGRAPH および SIMULATOR 画像の拡大
率計算用に使用される,線源と基準オブジェクト
間の距離(単位 mm)。
画像に関連したRT計画を記述する一つのクラス
/インスタンス対のシーケンスを導入する。単一
項目だけがこのシーケンスの中で許される。
参照されたSOPクラスを唯一に識別する。参照
RT計画シーケンス (300C,0002) が送られる場合
は必要。
参照されたSOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照RT計画シーケンス (300C,0002) が送ら
れる場合は必要。
270
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
参照ビーム番号
(300C,0006)
3
参照分割グループ番号
(300C,0022)
3
分割番号
(3002,0029)
3
開始蓄積メーターセッ
ト重み
(300C,0008)
3
終了蓄積メーターセッ
ト重み
(300C,0009)
3
曝射シーケンス
(3002,0030)
3
> 参照フレーム番号
(0008,1160)
1C
> KVP
(0018,0060)
2C
> X線管電流
(0018,1151)
2C
> 曝射時間
(0018,1150)
2C
> メーターセット曝射
(3002,0032)
2C
参照RT計画シーケンス (300C,0002) の中で参照
されたRT計画内のRTビームモジュール中のビ
ームシーケンス内で,ビーム番号 (300A,00C0) に
よって明記された,対応するNセグメント治療ビ
ームを唯一に識別する。
参照RT計画シーケンス (300C,0002) の中で参照
されたRT計画内の分割グループの識別子。
参照RT計画シーケンス (300C,0002) の中で参照
されたRT計画内で,参照分割グループ番号
(300C,0022) によって参照された分割グループ内
で,その間に画像が収集される分割の分割番号。
そこで画像収集が開始する参照ビーム番号
(300C,0006) によって参照されたビーム内の蓄積
メーターセット重み。
そこで画像収集が終了する参照ビーム番号
(300C,0006) によって参照されたビーム内の蓄積
メーターセット重み。
画像を生成するときに使用する曝射に対応する,
曝射パラメタ集合のシーケンスを導入する。一以
上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。C.8.8.2.4 を参照。
複数フレーム画像の中の対応する画像フレームを
識別する。照射シーケンス (3002,0030) が送られ
る,照射シーケンス (3002,0030) の中に一つを越
える項目がある,そして画像が複数フレーム画像
である場合は必要。
画像を収集するために使用するX線発生装置のピ
ークキロボルト出力(kV)。画像タイプ
(0008,0008) の値3が PORTAL,SIMULATOR あ
るいは RADIOGRAPH である,そして照射シーケ
ンス (3002,0030) が送られる場合は必要。
画像装置X線管電流(mA)。画像タイプ
(0008,0008) の値3が SIMULATOR あるいは
RADIOGRAPH である,そして照射シーケンス
(3002,0030) が送られる場合は必要。
X 線曝射の時間(msec)。画像タイプ (0008,0008)
の値3が SIMULATOR あるいは RADIOGRAPH
である,そして照射シーケンス (3002,0030) が送
られる場合は必要。
一次線量計単位 (300A,00B3) によって定義され
るモニタ単位(MU)あるいは分で指定される,画
像が収集されていた治療装置メータセット期間。
画像タイプ (0008,0008) の値3が PORTAL であ
る,そして照射シーケンス (3002,0030) が送られ
る場合は必要。
271
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 絞り位置 Diaphragm
Position
(3002,0034)
3
> ビーム限定装置シー
ケンス
(300A,00B6)
3
>> RTビーム限定装置 (300A,00B8)
タイプ
1C
>> 線源ビーム限定装置 (300A,00BA)
間距離
>> リーフ/ジョウ対の (300A,00BC)
数
3
>> リーフ位置境界
1C
(300A,00BE)
2C
>> リーフ/ジョウ位置 (300A,011C)
1C
> アプリケータシーケ
ンス
3
(300A,0107)
IEC 順序 X1, X2, Y1, Y2 における,IEC BEAM
LIMITING DEVICE 座標軸における絞りジョウ対
の位置(単位mm)
与えられた曝射に対するビーム限定装置(コリメ
ータ)ジョウあるいはリーフ(要素)位置のシー
ケンスを導入する。一以上の項目がこのシーケン
スに含まれることがある。
ビーム限定装置(コリメータ)のタイプ。ビーム
限定装置シーケンス (300A,00B6) が送られる場
合は必要。列挙値:
X = IEC X 方向での対称なジョウ対
Y = IEC Y 方向での対称なジョウ対
ASYMX = IEC X 方向での非対称なジョウ対
ASYMY = IEC Y 方向での非対称なジョウ対
MLCX = IEC X 方向での複数リーフ(複数要素)
ジョウ対
MLCY = IEC Y 方向での複数リーフ(複数要素)
ジョウ対
放射線源とビーム限定装置(コリメータ)間の距
離(mm)。
リーフ(要素)あるいはジョウ対の数(標準ビー
ム限定装置ジョウに対しては 1 に等しい)。ビー
ム限定装置シーケンス (300A,00B6) が送られる
場合は必要。
RTビーム限定装置タイプ (300A,00B8) に適切
な IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標軸の中で,
ビーム限定装置(コリメータ)リーフ(要素)の
境界,即ち, MLCY のためのX軸,MLCX のた
めのY軸。 N がリーフ(要素)対 1 から始まる
リーフ/ジョウ対の数 (300A,00BC) である場合,
N+1 値を含む。RTビーム限定装置タイプ
(300A,00B8) が MLCX または MLCY である場
合は必要。
RTビーム限定装置タイプ (300A,00B8) に適切
な IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標軸の中で,
ビーム限定装置(コリメータ)リーフまたはジョ
ウ(要素)対の位置(単位 mm),例えば, MLCX
に対するX軸,MLCY に対するY軸。IEC リーフ
(要素)添字順序 101, 102, … 1N, 201, 202, … 2N
の中で,N がリーフ/ジョウ対の数 (300A,00BC)
である場合, 2N 値を含む。ビーム限定装置シー
ケンス (300A,00B6) 送られる場合は必要。
ビームに関連したアプリケータのシーケンスを導
入する。単一項目だけがこのシーケンスで許され
る。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> アプリケータID
(300A,0108)
1C
>> アプリケータタイプ (300A,0109)
1C
>> アプリケータ記述
> ブロックの数
(300A,010A)
(300A,00F0)
3
1C
> ブロックシーケンス
(300A,00F4)
2C
>> ブロックトレイID (300A,00F5)
>> 線源ブロックトレイ (300A,00F6)
間距離
3
2C
>> ブロックタイプ
(300A,00F8)
1C
>> ブロック広がり
(300A,00FA)
2C
>> ブロック番号
(300A,00FC)
1C
>> ブロック名
>> 材質ID
(300A,00FE)
(300A,00E1)
3
2C
>> ブロック厚さ
(300A,0100)
3
>> ブロック点の数
(300A,0104)
2C
アプリケータに対する利用者あるいは装置提供識
別子。アプリケータシーケンス (300A,0107) が送
られる場合は必要。
アプリケータのタイプ。アプリケータシーケンス
(300A,0107) が送られる場合は必要。定義語:
ELECTRON_SQUARE = 正方形電子アプリケータ
ELECTRON_RECT = 長方形電子アプリケータ
ELECTRON_CIRC = 円形電子アプリケータ
ELECTRON_SHORT = 短い電子アプリケータ
ELECTRON_OPEN = 開放(dummy)電子アプリ
ケータ
INTRAOPERATIVE = 術中(特注)アプリケータ
STEREOTACTIC = 定位固定アプリケータ
アプリケータに対する利用者定義記述。
ビームに関係した遮蔽ブロックの数。照射シーケ
ンス (3002,0030) が送られる場合は必要。
ビームに関係したブロックのシーケンスを導入す
る。ブロックの数 (300A,00F0) が零でない場合は
必要。一以上の項目がこのシーケンスに含まれる
ことがある。
ブロックトレイに対する利用者提供識別子。
放射線源とブロックトレイ組立の取り付け端間
(mm)。ブロックシーケンス (300A,00F4) が送
られる場合は必要。
ブロックのタイプ。ブロックシーケンス
(300A,00F4) が送られる場合は必要。列挙値:
SHIELDING = ブロック材料は輪郭の内側である
APERTURE = ブロック材料は輪郭の外側である
幾何学的広がりが存在するかしないかを示す。ブ
ロックシーケンス (300A,00F4) が送られる場合
は必要。列挙値:
PRESENT = ブロック端はビーム発散用に形作ら
れる
ABSENT = ブロック端はビーム発散用に形作ら
れていない
ブロックの識別番号。ブロック番号 (300A,00FC)
の値は,それが作成されるビーム内で固有である。
ブロックシーケンス (300A,00F4) が送られる場
合は必要。
ブロックに対する利用者定義名前。
ブロックを製造するために使用される材料の利用
者提供給識別子。ブロックシーケンス
(300A,00F4) が送られる場合は必要。
放射線ビーム軸に平行なブロックの物理的厚さ
(単位 mm)。
ブロック端を定義する (x,y) 対の数。ブロックシ
ーケンス (300A,00F4) が送られる場合は必要。
273
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> ブロックデータ
(300A,0106)
2C
ガントリ角度
(300A,011E)
3
ビーム限定装置角度
(300A,0120)
3
患者支持器角度
(300A,0122)
3
テーブルトップ偏心軸
距離
テーブルトップ偏心角
度
(300A,0124)
3
(300A,0125)
3
(300A,0128)
3
(300A,0129)
3
(300A,012A)
3
テーブルトップ垂直位
置
テーブルトップ縦方向
位置
テーブルトップ横方向
位置
ブロック端を包含する(x,y) 対のデータの流れ。
対の数はブロック点の数 (300A,0104) と等しい,
そして頂点は閉多角形として解釈される。座標は
IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標系の中の装置
アイソセンタ面に投影される(mm)。ブロックシ
ーケンス (300A,00F4) が送られる場合は必要。
治療装置ガントリ角度,即ち,IEC FIXED
REFERENCE 座標系に関して IEC GANTRY 座
標系の方向(度)。
治療装置ビーム限定装置(コリメータ)角度,即
ち,IEC GANTRY 座標系に関しての IEC BEAM
LIMITING DEVICE 座標系の方向(度)。
患者支持器角度,即ち,IEC FIXED REFERENCE
座標系に関して IEC PATIENT SUPPORT 座標系
の方向(度)。
IEC PATIENT SUPPORT 垂直軸から IEC TABLE
(mm)。
TOP ECCENTRIC 垂直軸までの距離(正)
テーブルトップ(非アイソセンタ)角度,即ち,
IEC PATIENT SUPPORT システムに関しての
IEC TABLE TOP ECCENTRIC 座標系の方向(度)。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
垂直位置(mm)。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
縦方向位置(mm)。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
横方向位置(mm)。
注: 1.RT画像に記録された数値ビームデータパラメタは,画像が作成されたか取得された時に知られてい
たパラメタに対応する。パラメタは患者のために作成される実際のRT計画インスタンスに対応すること
があり,対応しないことがある。報告値起源 (3002,000A) が OPERATOR または ACTUAL の列挙値を
持ち,そしてRT計画基準が存在する場合,数値ビームデータパラメタは,二つのオブジェクトの中で同
じであることがあり,同じでないことがある。
2.X線の画像受像器並進 (3002,000D) のZ座標は,放射線装置SAD (3002,0022) −RT画像SID
(3002,0026) と等しくなる。画像受像器がビーム源から装置アイソセンターよりも遠い場合,Z座標は負
であろう(IEC 61217 を参照)。
C.8.8.2.1 複数フレーム画像データ
複数曝射複数フレーム画像あるいはシネ画像の何れかでは,曝射シーケンス (3002,0030) の内側の属
性だけがフレーム間で異なる。例えば,ビーム限定装置(コリメータ)リーフ(要素)位置およびブ
ロック情報のような属性は変化することがあるが,しかしガントリおよびビーム限定装置(コリメー
タ)角度のような属性は変化しない。
C.8.8.2.2 X線画像受像器角度
X 線画像受像器角度 (3002,000E) は,IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR PLANE の中で画像受像器装置
の回転を明記する。正の角は,IEC GANTRY 座標系の中で放射線源から見るX線画像受像器の反時計
回りの回転に相当する。このパラメタに対する標準(非回転)値は零度である。
274
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.2.3 画像面画素間隔およびRT画像SID
画像面画素間隔 (3002,0011) 属性は,画像面上で,即ち,RT画像SID (3002,0026) によって指定さ
れた放射線装置線源画像面間距離で,常に定義される。線源画像間距離が定義されていない,または
未知の画像(例えば,DRR画像)に対しては,RT画像SID (3002,0026) が放射線装置SAD
(3002,0022) と等しい,そして画像面画素間隔 (3002,0011) はこの共通面上で定義される。
C.8.8.2.4 照射シーケンス
照射シーケンス (3002,0030) は,単一曝射画像(単一項目シーケンス)または複数曝射(複数項目シ
ーケンス)に対する画像化パラメタおよび開口定義の仕様を可能にする。複数曝射画像は,単一フレ
ームあるいは一を超えるフレームのいずれかを含んでいる複数フレーム画像として表現することがで
きる。参照フレーム番号 (0008,1160) は,一つを越えるフレームを使用して表現される複数曝射画像
に対する各照射シーケンス項目に対して明記される。
C.8.8.2.5 単一フレームおよび複数フレーム画像
複数フレームモジュールが存在する,そしてシネモジュールが存在しない場合には,フレーム増分ポ
インタ (0028,0009) は,00200013(画像番号)の列挙値を持つ。複数フレームモジュールおよびシネ
モジュールが両方とも存在する場合には,フレーム増分ポインタ (0028,0009) は,00181063(フレー
ム時間)あるいは 00181065(フレーム時間ベクトル)の何れかの列挙値を持つ。
C.8.8.2.6 画像画素モジュール属性
C.8.8.2.6.1 画素当たりサンプル
RT画像に対して,画素あたりサンプル (0028,0002) は 0001H の列挙値を持つ。
C.8.8.2.6.2 光度測光解釈
RT画像に対して,光度測定解釈 (0028,0004) は MONOCHROME2 の列挙値を持つ。
C.8.8.2.6.3 割当ビット
RT画像に対して,割当ビット (0028,0100) は 8 または 16 の列挙値を持つ。
C.8.8.2.6.4 格納ビット
RT画像に対して,格納ビット (0028,0101) は次の列挙値を持つ:
8
割当ビット (0028,0100) が 8 である場合
12-16
割当ビット (0028,0100) が 16 である場合
C.8.8.2.6.5 高位ビット
RT画像に対して,高位ビット (0028,0102) は格納ビット (0028,0101) の中で送られた値よりも 1 少
ない列挙値を持つ。
C.8.8.2.6.6 画素表現
RT画像に対して,画素表現 (0028,0103) は 0000H (符号なし整数)の列挙値を持つ。
C.8.8.3 RT線量モジュール
RT線量モジュールは,治療計画システムあるいは類似した装置から生成された2Dあるいは3D放
射線量データを伝達するために使用される。モジュール内で定義される属性は,(動的治療の中で照
275
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
射される,複数セグメントで構成される可能性がある)単一の放射ビーム,あるいは分割グループ(C.
8.8.13を参照)あるいは完全な治療計画(複数分割グループの全体である可能性がある)の何
れかを包含するビームのグループ,に対する線量をサポートする。
RT線量モジュールは,CTあるいはMR画像面に関係することがあり,関係しないことがある,2
D線量面の集合として,線量データの3D配列を送信するための機構を提供する。この機構は,複数
フレーム画素データが送信される場合に必要とされるDICOM複数フレームモジュールを経由して
働く。
表C.8−35 RT線量モジュール属性
タグ
属性名
画素あたりサンプル
(0028,0002)
光度測定解釈
(0028,0004)
割当ビット
(0028,0100)
格納ビット
(0028,0101)
高位ビット
(0028,0102)
画素表現
(0028,0103)
線量単位
(3004,0002)
線量タイプ
(3004,0004)
インスタンス番号
線量コメント
正規化点
(0020,0013)
(3004,0006)
(3004,0008)
タイプ
属性の説明
1
この画像におけるサンプル(面)の数。特殊化に
ついては C.8.8.3.4.1 を参照。画素データ
(7FE0,0010) が存在する場合は必要。
1
画素データの意図した解釈を明記する。特殊化に
ついては C.8.8.3.4.2 を参照。画素データ
(7FE0,0010) が存在する場合は必要。
1
各画素サンプルに対して割り当てたビットの数。
各サンプルは同じ割当ビットの数を持つ。特殊化
については C.8.8.3.4.3 を参照。画素データ
(7FE0,0010) が存在する場合は必要。
1
各画素サンプルに対して格納されるビットの数。
各サンプルは同じ格納ビットの数を持つ。特殊化
については C.8.8.3.4.4 を参照。画素データ
(7FE0,0010) が存在する場合は必要。
1
各画素サンプルに対する最上位ビット。各サンプ
ルは同じ高位ビットを持つ。特殊化については
C.8.8.3.4.5 を参照。画素データ (7FE0,0010) が存
在する場合は必要。
1
画素サンプルのデータ表現。各サンプルは同じ画
素表現を持つ。特殊化については C.8.8.3.4.6 を参
照。画素データ (7FE0,0010) が存在する場合は必
要。
線量を記述するために使用する単位。列挙値:
1
GY = Gray
RELATIVE =暗黙の基準値に比例する線量
線量のタイプ。定義語:
1
PHYSICAL = 物理的線量
EFFECTIVE =利用者定義モデル化技術を使用した
生物学的効果に対する補正後の物理的線量
ERROR = 希望した線量と計画した線量の間の差
オブジェクトインスタンスを識別する番号
3
線量データに対する利用者定義コメント
3
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく座標系
3
における正規化点の座標 (x,y,z) (mm)。C.8.8.3.1
を参照。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
線量加算タイプ
(3004,000A)
1
参照RT計画シーケン
ス
(300C,0002)
1C
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
> 参照分割グループシ
ーケンス
(300C,0020)
1C
>> 参照分割グループ番 (300C,0022)
号
1C
>> 参照ビームシーケン (300C,0004)
ス
1C
>>> 参照ビーム番号
(300C,0006)
1C
>> 参照近接照射応用設 (300C,000A)
定シーケンス
1C
線量加算のタイプ。定義語:
PLAN = 全体のRT計画に対して計算した線量
FRACTION = RT計画内の単一分割グループに
対して計算した線量
BEAM = RT計画内の一以上のビームに対して
計算した線量
BRACHY = RT計画内の一以上の近接照射応用
設定に対して計算した線量
線量に関係したRT計画を記述する一つのクラス
/インスタンス対のシーケンスを導入する。線量
加算タイプ (3004,000A) が PLAN,FRACTION,
BEAM,または BRACHY である場合は必要。単
一項目だけがこのシーケンスの中で許される。注
1 を参照。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照RT計
画シーケンス (300C,0002) が送られる場合は必
要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
RT計画シーケンス (300C,0002) が送られる場合
は必要。
線量に寄与するビームあるいは近接照射応用設定
を含む一つの分割グループのシーケンスを導入す
る。線量加算タイプ (3004,000A) が FRACTION,
BEAM,または BRACHY である場合は必要。単
一項目だけがこのシーケンスの中で許される。注
を参照。
参照RT計画シーケンス (300C,0002) の中で参照
されたRT計画内のRT分割スキームモジュール
の分割グループシーケンス中で,分割グループ番
号 (300A,0071) によって指定された分割グルー
プを唯一に識別する。参照分割グループシーケン
ス (300C,0020) が送られる場合は必要。
線量に寄与する現在の分割グループにおけるビー
ムのシーケンスを導入する。線量加算タイプ
(3004,000A) が BEAM である場合は必要。一以上
の項目がこのシーケンスに含まれることがある。
参照RT計画シーケンス (300C,0002) の中で参照
されたRT計画内のRTビームモジュールのビー
ムシーケンス中でビーム番号 (300A,00C0) によ
って指定されるビームを唯一に識別する。参照ビ
ームシーケンス (300A,0004) が送られる場合は
必要。
線量に寄与する現在の分割グループにおける近接
照射応用設定のシーケンスを導入する。線量加算
タイプ (3004,000A) が BRACHY である場合は
必要。一以上の項目がこのシーケンスに含まれる
ことがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>>> 参照近接照射応用
設定番号
(300C,000C)
1C
格子フレームオフセッ (3004,000C)
トベクトル Grid Frame
Offset Vector
1C
線量格子スケーリング
1
(3004,000E)
参照RT計画シーケンス (300C,0002) の中で参照
されたRT計画内のRT近接照射応用設定モジュ
ールの近接照射応用設定シーケンス (300A,0230)
の中で近接照射応用設定番号 (300A0234)によっ
て指定された,近接照射応用設定を唯一に識別す
る。参照近接照射応用設定シーケンス
(300C,000A) が送られる場合は必要。
複数フレーム線量の中で画像フレームの z 座標
(単位 mm)を含んでいる配列。
複数フレーム画素データが存在する,そしてフレ
ーム増分ポインタ (0028,0009) が格子フレームオ
フセットベクトル (3004,000C) を指す場合は必
要。C.8.8.3.2 を参照。
画像画素モジュールの画素データ (7FE0,0010) 属
性の中で見出される線量グリッドデータによって
乗算する時,線量単位 (3004,0002) によって明記
された線量単位におけるグリッド線量を得る倍
率。
注: 1.線量加算構成要素の誤表現を防ぐために,線量加算タイプ (3004,000A) が PLAN である場合にはR
T計画の単一インスタンスだけが参照される(即ち,構成要素分割グループは参照されない)。同様に,
線量加算タイプ (3004,000A) が FRACTION である場合にはRT計画の単一インスタンスおよび単一分
割グループだけが参照される(即ち,構成要素ビームあるいは近接照射応用セットアップは参照されない)。
C.8.8.3.1 正規化点
正規化点 (3004,0008) は,送信データの解釈およびその後の使用を援助する。使用される場合は,そ
れは線量加算の全ての参照構成要素から線量寄付を受け取る点である。
C.8.8.3.2 格子フレームオフセットベクトル
格子フレームオフセットベクトル (3004,000C) は,線量分布が複数フレーム画像として送られる場合,
提供される。この属性は,データの面位置を示す n 要素の配列を含む。画素線量が送信されていない
場合でもまたは画像が単一フレーム画像である場合でも,RT線量モジュールが含まれることがある
ので,この属性は条件付きである。複数フレームモジュールが存在する場合は,フレーム増分ポイン
タ (0028,0009) は,3004000C (格子フレームオフセットベクトル)の列挙値を持つ。
C.8.8.3.3 線量単位
線量単位は,RT線量およびRT線量ROIモジュールの両方の中で明記される。RT線量モジュー
ルの中に存在する属性線量タイプは,RT線量IODの中に存在する全ての線量に適用される。
C.8.8.3.4 画像画素モジュール属性
C.8.8.3.4.1 画素当たりサンプル
RT線量に対して,画素あたりサンプル (0028,0002) は 1 の列挙値を持つ。
C.8.8.3.4.2 光度測定解釈
RT線量に対して,光度測定解釈 (0028,0004) は MONOCHROME2 の列挙値を持つ。
278
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.3.4.3 割当ビット
RT線量に対して,割当ビット (0028,0100) は 16 または 32 の列挙値を持つ。
C.8.8.3.4.4 格納ビット
RT線量に対して,格納ビット (0028,0101) は割当ビット (0028,0100) に等しい列挙値を持つ。
C.8.8.3.4.5 高位ビット
RT線量に対して,高位ビット (0028,0102) が,格納ビット (0028,0101) の中で送られる値よりも 1 少
ない列挙値を持つ。
C.8.8.3.4.6 画素表現
RT線量に対して,画素表現 (0028,0103) は 0000H (符号なし整数)の列挙値を持つ。
C.8.8.4 RT DVHモジュール
RT DVHモジュールは,差分あるいは蓄積線量体積ヒストグラムデータの包含のために提供する。
このモジュール内に含まれるデータは,RT線量および/またはRT線量ROIモジュールの中で線
量データを補足することがある,あるいはそれは他の線量データがない状態で存在することがある。
表C.8−36 RT DVHモジュール属性
属性名
参照構造集合シーケンス
タグ
(300C,0060)
> 参照SOPクラスUID
> 参照SOPインスタンスU
ID
DVH正規化点
(0008,1150)
(0008,1155)
(3004,0040)
DVH正規化線量値
(3004,0042)
DVHシーケンス
(3004,0050)
> DVH参照ROIシーケン
ス
(3004,0060)
タイプ
属性記述
線量体積ヒストグラム(DVH)を計算す
1
るために使用される構造を含む構造集合に
ついて記述する一つのクラス/インスタン
ス対のシーケンスを導入する。単一項目だ
けがこのシーケンスの中に許される。
C.8.8.4.1 を参照。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
1
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
1
る。
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく
3
座標系における共通DVH正規化点の座標
(x, y, z) (mm)。
線量単位 (3004,0002) が RELATIVE であ
3
る場合,個々のDVHに対する基準として
使用されるDVH正規化点 (3004,0040) で
の線量値。
DVHのシーケンスを導入する。一以上の
1
項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
DVHを計算するために使用する参照RO
1
Iのシーケンスを導入する。
279
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 参照 ROI 番号
(3006,0084)
1
>> DVH ROI寄与タイプ
(3004,0062)
1
> DVHタイプ
(3004,0001)
1
> 線量単位
(3004,0002)
1
> 線量タイプ
(3004,0004)
1
> DVH線量スケーリング
(3004,0052)
1
> DVH体積単位
(3004,0054)
1
> DVH区切りの数
(3004,0056)
1
> DVHデータ
(3004,0058)
1
> DVH最小線量
(3004,0070)
3
> DVH最大線量
(3004,0072)
3
RT線量モジュールの中で参照RT計画シ
ーケンス (300C,0002) の中の参照RT計画
によって参照される,RT構造集合内の構
造集合モジュールの中で構造集合ROIシ
ーケンス (3006,0020) の中でROI番号
(3006,0022) によって指定された,DVHを
計算するために使用されるROIを唯一に
識別する。
ROI内の体積がDVHの中に含まれる
か,除外されるかを明示する。C.8.8.4.2 を
参照。列挙値:
INCLUDED
EXCLUDED
DVHのタイプ。列挙値:
DIFFERENTIAL = 差分線量体積ヒストグ
ラム
CUMULATIVE = 累積線量体積ヒストグラ
ム
線量軸単位 Dose axis units。列挙値:
GY = Gray
RELATIVE = DVH正規化線量値
(3004,0042) の中で指定される基準値に比
例する線量
線量のタイプ。定義語:
PHYSICAL = 物理的線量
EFFECTIVE =利用者定義モデル化技術を使
用した生物学的効果に対する補正後の物理
的線量
ERROR = 希望線量と計画線量の間の差
DVHデータ (3004,0058) の中で見出され
る線量ビン幅によって乗算する時,線量単
位 (3004,0002)によって指定された線量単
位における線量ビン幅を得る倍率。
体積軸単位。定義語:
CM3 = 立方cm
PERCENT = 百分率
DVHデータ (3004,0058) を格納するため
に使用した区切り n の数。
D1V1, D2V2, … DnVn の順序で線量区切幅
Dn および関連する体積 Vn を記述するデ
ータの流れ。
DVH参照ROIシーケンス (3004,0060)
によって記述されるROIへの最小計算線
量。
DVH参照ROIシーケンス (3004,0060)
によって記述されるROIへの最大計算線
量。
280
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> DVH平均線量
(3004,0074)
DVH参照ROIシーケンス (3004,0060)
によって記述されるROIへの平均計算線
量。
3
C.8.8.4.1 参照構造集合シーケンス
参照構造集合シーケンス (300C,0060) は,それらが導出された対応するROIをもつ線量区切りデー
タの直接の相互参照に対して必要である。DVH参照ROIシーケンス (3004,0050) によって参照さ
れるROIは, POINT または CLOSED_PLANAR の輪郭幾何学タイプ (3006,0042) をもつ輪郭のみ
を含む。
C.8.8.4.2 DVH ROI寄与タイプ
DVHを計算するために使用される体積は,DVH ROI寄与タイプ (3004,0062) が INCLUDED で
ある場所のROIの幾何学的結合から,DVH ROI寄与タイプ (3004,0062) が EXCLUDED である
場所のROIの幾何学的結合を引いたものである。
C.8.8.5 構造集合モジュール
構造集合は重要な領域の集合を定義する。各領域は基準座標系および零以上の画像に関係することが
できる。各々の関心領域(ROI)と共に転送することができる情報は,幾何学的および表示パラメ
タ,そして生成技術を含む。
表C.8−37 構造集合モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
構造集合ラベル
構造集合名
構造集合記述
インスタンス番号
構造集合日付
構造集合時刻
参照基準座標系シーケンス
(3006,0002)
(3006,0004)
(3006,0006)
(0020,0013)
(3006,0008)
(3006,0009)
(3006,0010)
1
3
3
3
2
2
3
> 基準座標系UID
(0020,0052)
1C
> 基準座標系関係シーケンス
(3006,00C0)
3
>> 関係基準座標系UID
(3006,00C2)
1C
>> 基準座標系変換タイプ
(3006,00C4)
1C
281
属性記述
構造集合に対する利用者定義ラベル。
構造集合に対する利用者定義名前。
構造集合に対する利用者定義記述。
オブジェクトインスタンスを識別する番号
構造集合が最後に修正された日付。
構造集合が最後に修正された時刻。
ROIがその中で定義される基準座標系を
記述する項目シーケンスを導入する。一以
上の項目がこのシーケンスに含まれること
がある。C.8.8.5.1 を参照。
構造集合内の基準座標系を唯一に識別す
る。参照基準座標系 (3006,0010) が送られ
る場合は必要。
他の基準座標系をこの基準座標系に関連づ
ける変換のシーケンスを導入する。
現在の基準座標系に変形されるべき基準座
標系座標系。基準座標系関係シーケンス
(3006,00C0) が送られる場合は必要。
変換のタイプ。基準座標系関係シーケンス
(3006,00C0) が送られる場合は必要。定義
語: HOMOGENEOUS
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 基準座標系変換マトリッ
クス
(3006,00C6)
1C
>> 基準座標系変換変換コメ
ント
> RT参照検査シーケンス
(3006,00C8)
3
(3006,0012)
3
>> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1C
>> 参照SOPインスタンス
UID
(0008,1155)
1C
>> RT参照シリーズシーケ
ンス
(3006,0014)
1C
>>> シリーズインスタンスU (0020,000E)
ID
1C
>>> 輪郭画像シーケンス
(3006,0016)
1C
>>>> 参照SOPクラスUI
D
(0008,1150)
1C
>>>> 参照SOPインスタン
スUID
(0008,1155)
1C
>>>> 参照フレーム番号
(0008,1160)
3
構造集合ROIシーケンス
(3006,0020)
3
> ROI番号
(3006,0022)
1C
282
関連する基準座標系から現在の基準座標系
への4×4変換行列。行列要素は行優先順
で列記される。基準座標系関係シーケンス
(3006,00C0) が送られる場合は必要。
C.8.8.5.2 を参照。
関連する基準座標系と現在の基準座標系間
の変換に関するコメント。
参照されるシリーズを含む検査のシーケン
スを導入する。一以上の項目がこのシーケ
ンスに含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。RT
参照検査シーケンス (3006,0012) が送られ
る場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。RT参照検査シーケンス (3006,0012)
が送られる場合は必要。
構造集合を定義するために使用される参照
された検査内の画像のシリーズを記述する
項目シーケンスを導入する。RT参照検査
シーケンス (3006,0012) が送られる場合は
必要。一以上の項目がこのシーケンスに含
まれることがある。
画像を含むシリーズのための固有識別子。
RT参照シリーズシーケンス (3006,0014)
が送られる場合は必要。
構造集合を定義するために使用される与え
られたシリーズの中の画像(典型的にCT
あるいはMR画像)を記述する項目のシー
ケンスを導入する。RT参照シリーズシー
ケンス (3006,0014) が送られる場合は必
要。一以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。
参照画像SOPクラスを唯一に識別する。
輪郭画像シーケンス (3006,0016) が送られ
る場合は必要。
参照画像SOPインスタンスを唯一に識別
する。輪郭画像シーケンス (3006,0016) が
送られる場合は必要。
複数フレーム画像が参照される場合,画像
フレームを識別する。
現在の構造集合に対するROIシーケンス
を導入する。一以上の項目がこのシーケン
スに含まれることがある。
ROIの識別番号。ROI番号 (3006,0022)
の値はそれが作成される構造集合内で唯一
である。構造集合ROIシーケンス
(3006,0020) が送られる場合は必要。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照基準座標系UID
(3006,0024)
1C
> ROI名
(3006,0026)
2C
> ROI記述
> ROI体積
> ROI生成アルゴリズム
(3006,0028)
(3006,002C)
(3006,0036)
3
3
2C
> ROI生成記述
(3006,0038)
3
参照基準座標系シーケンス (3006,0010) の
中で基準座標系UID (0020,0052) によっ
て指定される,ROIが定義される基準座
標系を唯一に識別する。構造集合ROIシ
ーケンス (3006,0020) が送られる場合は必
要。
ROIの利用者定義名前。構造集合ROI
シーケンス (3006,0020) が送られる場合は
必要。
ROIに対する利用者定義記述。
ROIの体積(立方 cm)。
ROIを生成するために使用するアルゴリ
ズムのタイプ。構造集合ROIシーケンス
(3006,0020) が送られる場合は必要。定義
語:
AUTOMATIC = 計算ROI
SEMIAUTOMATIC = 利用者の助力で計算
されたROI
MANUAL = 利用者入力ROI
ROIを生成するために使用する技術の利
用者定義記述。
C.8.8.5.1 基準座標系
参照基準座標系シーケンス (3006,0010) は,ROIのいくつかあるいは全てが表現される基準座標系
の集合を記述する。参照基準座標系UID (3006,0024) が各ROIに対して必要であるので,ROI の
座標を表現するために使用される各基準座標系は,参照基準座標系シーケンス (3006,0010) 中で一度
かつ一度だけ記載される。
注: 1.例として,単一画像シリーズを使用して定義されるROIの集合は,この参照基準座標系のために(発
生源画像から得た)UIDを供給し,そして輪郭画像シーケンス (3006,0016) の中に全ての適切な画像を
記載し,そして単一参照基準座標系 (3006,0010) 項目の中に画像シリーズを記載するだろう。
2.例として,一つより多い基準座標系を参照するROIを含んでいるROIの集合は,それぞれの場合
にこの参照基準座標系にUIDを供給し,そして輪郭画像シーケンス (3006,0016) の中に全ての適切な画
像を記載し,二つ以上の異なる参照基準座標系シーケンス (3006,0010) 項目の中に参照画像を記載するだ
ろう。各ROIは,その後,適切な基準座標系UID (0020,0052) を参照するだろう。
C.8.8.5.2 基準座標系変換行列
剛体系においては,二つの座標系は,関係する座標系(基準座標系)から一次系に,座標を変換する
ために必要な任意の回転および/または変換を記述するために,単一4×4変換行列を使用して関係
付けることができる。関係する座標系における点 (X’,Y’,Z’) から現在の座標系における点 (X,Y,Z) へ
の変換を実行する方程式は,以下のように示すことができる,ここで線形変換に対して M41 = M42 =
M43 = 0 および M44 = 1:
X
M11
M12 M13 M14
Y =
M21
M22 M23
M24 ×
X’
Y’
283
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
Z
M31
M32 M33
M34
Z’
1
M41
M42 M43
M44
1
C.8.8.6 ROI輪郭モジュール
一般にROIは,オーバレイのシーケンスあるいは輪郭のシーケンスのいずれかによって定義するこ
とができる。このモジュールは,存在する場合は,輪郭の集合としてROIを定義するために使用さ
れる。各々のROIは,一つ以上の輪郭のシーケンスを含む,ここで輪郭は(点ROIのための)単
一の点あるいは(開いたあるいは閉じた多角形を表わす)一より多い点の何れかである。
表C.8−38 ROI輪郭モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
ROI輪郭シーケンス
(3006,0039)
1
> 参照ROI番号
(3006,0084)
1
> ROI表示色
(3006,002A)
3
> 輪郭シーケンス
(3006,0040)
3
>> 輪郭番号
(3006,0048)
3
>> 添付輪郭
(3006,0049)
3
>> 輪郭画像シーケンス (3006,0016)
3
>>> 参照SOPクラス
UID
(0008,1150)
1C
>>> 参照SOPインス
タンスUID
(0008,1155)
1C
>>> 参照フレーム番号
(0008,1160)
1C
属性記述
ROIを定義する輪郭シーケンスのシーケンスを
導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。
構造集合ROIシーケンス (3006,0020) の中に記
述される参照ROIを唯一に識別する。
範囲 0-255 を使用して指定される,ROIのため
のRGB三つ組色表現。
ROIを定義する輪郭のシーケンスを導入する。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
輪郭の識別番号。輪郭番号 (3006,0048) の値は,そ
れが定義される輪郭シーケンス (3006,0040) 内で
唯一である。意味または順序はこの属性から推論
されない。
現在の輪郭が接続されている低い番号が付けられ
た輪郭を定義する輪郭番号 (3006,0048) のリスト
輪郭を含む画像のシーケンスを導入する。一以上
の項目がこのシーケンスに含まれることがある。
輪郭を含む画像が存在する場合は,その参照画像
SOPクラスを唯一に識別する。輪郭画像シーケ
ンス (3006,0016) が送られる場合は必要。
輪郭を含む画像が存在する場合は,その参照画像
SOPインスタンスを唯一に識別する。輪郭画像
シーケンス (3006,0016) が送られる場合は必要。
複数フレーム画像が参照される場合は,画像フレ
ームを識別する。参照される画像が複数フレーム
画像である場合は必要。
284
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 輪郭幾何学タイプ
(3006,0042)
1C
>> 輪郭厚板厚さ
Contour Slab Thickness
(3006,0044)
3
>> 輪郭オフセットベク (3006,0045)
トル
3
>> 輪郭点の数
(3006,0046)
1C
>> 輪郭データ
(3006,0050)
1C
輪郭の幾何学タイプ。輪郭シーケンス (3006,0040)
が送られる場合は必要。C.8.8.6.1 参照。列挙値:
POINT = 単一点
OPEN_PLANAR = 共面の点を含む開いた輪郭。
OPEN_NONPLANAR = 非共面の点を含む開いた
輪郭。
CLOSED_PLANAR = 共面の点を含む閉じた輪郭
(多角形)。
輪郭によって表わされた厚板の厚さ(mm),ここ
で輪郭データ (3006,0050) が,輪郭オフセットベ
クトル (3006,0045) が存在する場合はそれによっ
てオフセットされる,厚板の中心における面を定
義する。C.8.8.6.2 を参照。
輪郭厚板の中央面の各点の,輪郭データ
(3006,0050) の対応するオリジナルの点からのオ
フセット(単位 mm)の方向および大きさを記述
する,輪郭データ (3006,0050) の面に垂直である,
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく座標系
における,ベクトル (x,y,z) 。C.8.8.6.2 を参照。
輪郭データ (3006,0050) の中の点(三つ組)の数。
輪郭シーケンス (3006,0040) が送られる場合は必
要。
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく座標系
の中で輪郭を定義する (x,y,z) 三つ組のシーケン
ス(mm)。輪郭シーケンス (3006,0040) が送られ
る場合は必要。C.8.8.6.1 を参照。
C.8.8.6.1 輪郭幾何学タイプ
輪郭は次の幾何学的タイプの一つであることができる:
−
POINT の輪郭幾何学タイプ (3006,0042) は,輪郭が特定の重要な場所を定義する単一点である
ことを示す。
−
OPEN_PLANAR の輪郭幾何学タイプ (3006,0042) は,最後の頂点が最初の点に接続されない,
そして輪郭データ (3006,0050) の中の全ての点が共面であることを示す。
−
OPEN_NONPLANAR の輪郭幾何学タイプ (3006,0042) は,最後の頂点が最初の点に接続され
ない,そして輪郭データ (3006,0050) の中の点が共面でないことがあることを示す。
OPEN_NONPLANAR の輪郭幾何学タイプ (3006,0042) を持っている輪郭は,近接照射アプリ
ケータのような,単一の恐らく非共面カーブによって最も良く記述されるオブジェクトを表わ
すために使用することができる。
−
CLOSED_PLANAR の輪郭幾何学タイプ (3006,0042) は,最後の点が最初の点に接続されるこ
とを示す,ここで最初の点は輪郭データ (3006,0050) の中で繰り返さない。輪郭データ
(3006,0050) の中の点は全て共面である。
C.8.8.6.2 輪郭厚板厚さ
輪郭厚板の集合は複数厚板関心体積を定義することがある。輪郭厚板厚さ (3006,0044) は,その中央
285
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
面が輪郭オフセットベクトル (3006,0045) の値によって輪郭データ (3006,0050) からオフセットされ
る点の集合によって定義される,厚板の厚さを指定する。一つの輪郭スラブは,一つの複雑な関心体
積の領域を定義することがある,輪郭データ (3006,0050) の一つから多くの集合を含んでいることが
ある。輪郭厚板厚さ (3006,0044) の有効な値が送られない場合には,オフセット値は (0,0,0) である,
そしてオリジナルの輪郭データ (3006,0050) は輪郭スラブの中央面を定義する。
C.8.8.7 RT線量ROIモジュール
RT線量ROIは,構造集合およびROI輪郭モジュール内で定義されたROIデータに,RT線量
IOD複合オブジェクトに含まれることがある,付随的な線量関係情報を供給する。組合せにおける
これらのモジュールは,等線量曲線,または命名されたあるいは無名の線量点の形式における線量デ
ータの定義に対して提供する。放射線腫瘍学における等線量曲線は,単に同じ線量値をもつ点の集合
を識別する輪郭である。
表C.8−39 RT線量ROIモジュール属性
属性名
RT線量ROIシーケ
ンス
(3004,0010)
1
> 参照ROI番号
(3006,0084)
1
> 線量単位
(3004,0002)
1
> 線量値
(3004,0012)
1
タグ
タイプ
属性記述
ROIモジュールの中で記述される等線量曲線あ
るいは線量点のための線量レベルを指定する項目
のシーケンスを導入する。一以上の項目がこのシ
ーケンスに含まれることがある。C.8.8.7.1 参照。
現在のRT線量内の参照ROIを唯一に識別す
る。注1および C.8.8.7.2 を参照。
ROI線量に対して使用する単位。列挙値:
GY = Gray
RELATIVE = 暗黙の基準値に比例する線量
線量単位 (3004,0002) によって定義される,RO
Iに対する線量値。C.8.8.7.3 を参照。
注: 1.線量点および表面を定義する構造集合ROIシーケンス (3006,0020) は,構造集合モジュールの中で
定義される。ROI番号 (3006,0022) 属性は構造集合ROIシーケンスの内で固有である,そして参照R
OI番号 (3006,0084) を使用して,RT線量ROIモジュールから参照される。
2.RT線量ROIモジュールは,関連する構造集合およびRT ROI輪郭モジュール内に含まれるR
OIへの参照を記述する属性を定義する。RT線量モジュール表が,構造集合,ROI輪郭,およびRT
線量ROIのモジュールの全てが,RT線量IODの中に存在しなければならないか,あるいはその何れ
もが存在してはならないかを明記することを注意すること。
C.8.8.7.1 参照ROIの輪郭幾何学タイプ
RT線量ROIモジュールの中で参照されるROIは,POINT, OPEN_PLANAR または
CLOSED_PLANAR の輪郭幾何学的タイプ (3006,0042) を持つ。
C.8.8.7.2 参照ROI番号
参照ROI番号 (3006,0084) と構造集合およびROI輪郭モジュールの中で定義されるROIのシー
ケンスの間に1対1の対応がある。RT線量ROIモジュールは,線量に関係する構造(即ち,線量
点および等線量曲線)への参照を単に含む。
286
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.7.3 線量値
線量値 (3004,0012) は,参照された等線量曲線,命名された線量点,あるいは無名の線量点に対応す
る線量値である。
C.8.8.8 RT ROI観察モジュール
RT ROI観察モジュールは,構造集合およびROI輪郭モジュールの中で指定されるROIの識別
および解釈を明記する。
表C.8−40 RT ROI観察モジュール属性
タグ
属性名
RT ROI観察シーケ (3006,0080)
ンス
1
> 観察番号
(3006,0082)
1
> 参照ROI番号
(3006,0084)
1
> ROI観察ラベル
> ROI観察記述
> RT関係ROIシー
ケンス
(3006,0085)
(3006,0088)
(3006,0030)
3
3
3
>> 参照ROI番号
(3006,0084)
1C
>> RT ROI関係
(3006,0033)
3
> RT ROI識別コー (3006,0086)
ドシーケンス
3
符号シー
ケンスマクロ を含める
> 関係RT ROI観察 (3006,00A0)
タイプ
>> 表 8.8-1
シーケンス
3
属性記述
ROIモジュールの中で定義されるROIに関係
する観察のシーケンスを導入する。一以上の項目
がこのシーケンスに含まれることがある。
観察の識別番号。観察番号 (3006,0082) の値はR
T ROI観察シーケンス (3006,0080) 内で唯一
である。
構造集合ROIシーケンス (3006,0020) の中で記
述される参照ROIを唯一に識別する。
ROI観察に対する利用者定義ラベル
ROI観察に対する利用者定義記述
著しく関連するROI,例えば PTV 内に含まれ
る CTV のシーケンスを導入する。一以上の項目
がこのシーケンスに含まれることがある。
構造集合ROIシーケンス (3006,0020) の中に記
述された関係するROIを識別する。RT関係R
OIシーケンス (3006,0030) が送られる場合は必
要。
参照しているROIに関しての参照ROIの関
係。定義語:
SAME = ROIは同じエンティティを表わす
ENCLOSED = 参照されるROIは参照している
ROIを完全に囲む
ENCLOSING = 参照しているROIは参照される
ROIを完全に囲む
ROIを識別するために使用するコードを含むシ
ーケンスを導入する。このシーケンスが含まれて
いる場合,一項目だけが存在する。基準コンテキ
ストID番号 = 96 。詳細説明について節5.3
を参照のこと。
基準コンテキストIDは 96。
関連するROI観察のシーケンスを導入する。一
以上の項目がこのシーケンスに含まれることがあ
る。
287
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 観察番号
(3006,0082)
1C
> RT ROI解釈タイ (3006,00A4)
プ
2
> ROI解釈者
> 材質ID
> ROI物理的性質シ
ーケンス
(3006,00A6)
(300A,00E1)
(3006,00B0)
2
3
3
>> ROI物理的性質
(3006,00B2)
1C
>> ROI物理的性質値 (3006,00B4)
1C
関連するROI観察を唯一に識別する。
関係RT ROI観察シーケンス (3006,00A0) が
送られる場合は必要。
ROIのタイプ。C.8.8.8.1 参照。定義語:
EXTERNAL = 外部患者輪郭
PTV = 計画ターゲット体積(ICRU50 で定義され
る)
CTV = 臨床ターゲット体積(ICRU50 で定義され
る)
GTV = 全腫瘍体積(ICRU50 で定義される)
TREATED_VOLUME = 治療された体積(ICRU50
で定義される)
IRRAD_VOLUME = 照射された体積(ICRU50 で
定義される)
BOLUS = 外部ビーム治療用に使用される患者ボ
ーラス
AVOIDANCE = 線量が最小限にされるべき領域
ORGAN = 患者器官
MARKER = 患者マーカー
REGISTRATION = 登録ROI
ISOCENTER = 外部ビーム治療用に使用される治
療アイソセンタ
CONTRAST_AGENT = 造影剤がその中に注入さ
れた体積
CAVITY = 患者の解剖学的空胴
BRACHY_CHANNEL = 近接照射チャネル
BRACHY_ACCESSORY = 近接照射付属装置
BRACHY_SRC_APP = 近接照射線源アプリケー
タ
BRACHY_CHNL_SHLD = 近接照射チャネル遮蔽
解釈を実行する人の名前。
ROI材料に対する利用者提供識別子。
現在のROI解釈に関連した物理的性質を記述す
るシーケンスを導入する。一以上の項目がこのシ
ーケンスに含まれることがある。
ROI物理的性質値 (3006,00B4) によって明記さ
れる物理的性質。ROI物理的性質シーケンス
(3006,00B0) が送られる場合は必要。定義語:
REL_MASS_DENSITY = 水に相対的な質量密度
REL_ELEC_DENSITY = 水に相対的な電子密度
EFFECTIVE_Z = 有効原子番号
EFF_Z_PER_A = 原子番号の質量への有効比率
(AMU-1)
物理的性質に対して利用者が割り当てた値。RO
I物理的性質シーケンス (3006,00B0) が送られる
場合は必要。
288
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.8.1 RT ROI解釈タイプ
RT ROI解釈タイプ (3006,00A4) はROIのクラス(例えば,CTV,PTV)を記述する。各々の構
造のクラス(例えば,CTV1,CTV2)の個々のインスタンスはROI観察ラベル (3006,0085) を使用
して識別することができる。
C.8.8.9 RT一般計画モジュール表
表C.8−41 RT一般計画モジュール属性
属性名
RT計画ラベル
RT計画名
RT計画記述
インスタンス番号
操作者の名前
RT計画日付
RT計画時刻
治療プロトコル
治療意図
タグ
タイプ
(300A,0002)
(300A,0003)
(300A,0004)
(0020,0013)
(0008,1070)
(300A,0006)
(300A,0007)
(300A,0009)
(300A,000A)
1
3
3
3
2
2
2
3
3
治療部位
RT計画幾何学 RT Plan
Geometry
(300A,000B)
(300A,000C)
3
1
参照構造集合シーケンス
(300C,0060)
1C
> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1155)
1C
参照線量シーケンス
(300C,0080)
3
289
属性記述
治療計画に対する利用者定義ラベル。.
治療計画に対する利用者定義名前。
治療計画の利用者定義記述。
オブジェクトインスタンスを識別する番号
治療計画を作成する操作者の名前。
治療計画が最後に修正された日付。
治療計画が最後に修正された時刻。
計画された治療プロトコル。
治療のこのコースの意図。定義語:
CURATIVE
PALLIATIVE
PROPHYLACTIC
計画された治療部位。
患者幾何学にまたは治療装置幾何学にRT
計画が基づくか記述する。C.8.8.9.1 を参照。
定義語:
PATIENT = RT構造集合が存在する
TREATMENT_DEVICE = RT構造集合が
存在しない
RT計画が基づくRT構造集合のインスタ
ンスを記述する一つのクラス/インスタン
ス対のシーケンスを導入する。単一項目の
みがこのシーケンスの中で許される。RT 計
画幾何学 (300A,000C) が PATIENT の場
合は必要。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照
構造集合シーケンス (300C,0060) が送られ
る場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照構造集合シーケンス (300C,0060)
が送られる場合は必要。
(格子および命名/無名点線量用の)RT
線量の関連するインスタンスを記述する関
連するSOPクラス/インスタンス対のシ
ーケンスを導入する。一以上の項目がこの
シーケンスに含まれることがある。注1を
参照。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1155)
1C
参照RT計画シーケンス
(300C,0002)
3
> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタンスU
ID
(0008,1155)
1C
> RT計画関係
(300A,0055)
1C
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照
RT線量シーケンス (300C,0080) が送られ
る場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照RT線量シーケンス (300C,0080)
が送られる場合は必要。
RT計画の関連するインスタンスを記述す
る関連するSOPクラス/インスタンス対
のシーケンスを導入する。一以上の項目が
このシーケンスに含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照
RT計画シーケンス (300C,0002) が送られ
る場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照RT計画シーケンス (300C,0002)
が送られる場合は必要。
現在の計画に関する参照計画の関係。参照
RT計画シーケンス (300C,0002) が送られ
る場合は必要。定義語:
PRIOR = 現在の治療に先立って届けられた
計画
ALTERNATIVE = 現在の治療用に準備され
た代替計画
PREDECESSOR = 現在の計画の導出の中で
使用された計画
注: 参照線量シーケンス (300C,0080) 内で参照されたRT線量IODは,格子に基づいた(画素)データ,
(オ
プションの線量点名をもつ)個々の線量点,等線量曲線,およびDVHを格納するために使用することが
できる。
C.8.8.9.1 参照構造集合シーケンス
PATIENT のRT計画幾何学 (300A,000C) は,計画幾何学が基づいたRT構造集合が定義されたこと,
そしてこのRT構造集合が参照構造集合シーケンス (300C,0060) の中で明記されることを示す。
TREATMENT_DEVICE のRT計画幾何学 (300A,000C) は,患者幾何学は利用可能でないこと,そし
てRT計画が IEC FIXED 座標系に関して定義されていることを示す。
C.8.8.10 RT処方モジュール
表C.8−42 RT処方モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
処方記述
線量基準シーケンス
(300A,000E)
(300A,0010)
3
3
> 線量基準番号
(300A,0012)
1C
属性記述
治療処方の利用者定義記述。
線量基準のシーケンスを導入する。一以上の項目
がこのシーケンスに含まれることがある。
線量基準の識別番号。線量基準番号 (300A,0012)
の値はそれが作成されるRT計画内で唯一であ
る。線量基準シーケンス (300A,0012) が送られる
場合は必要。
290
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 線量基準構造タイプ
(300A,0014)
1C
> 線量基準記述
> 参照ROI番号
(300A,0016)
(3006,0084)
3
1C
> 線量基準点座標
(300A,0018)
1C
> 公称既投与線量
Nominal Prior Dose
> 線量基準タイプ
(300A,001A)
3
(300A,0020)
1C
> 制約重み Constraint
Weight
> 照射警告線量
Delivery Warning Dose
> 照射最大線量
Delivery Maximum Dose
> 標的最小線量 Target
Minimum Dose
> 標的処方線量 Target
Prescription Dose
> 標的最大線量 Target
Maximum Dose
> 標的過小線量体積割
合 Target Underdose
Volume Fraction
(300A,0021)
3
(300A,0022)
3
(300A,0023)
3
(300A,0025)
3
(300A,0026)
3
(300A,0027)
3
(300A,0028)
3
線量基準の構造タイプ。線量基準シーケンス
(300A,0010) が送られる場合は必要。定義語:
POINT = ROIとして指定した線量基準点
VOLUME =ROIとして指定した線量基準体積
COORDINATES = 線量基準点座標 (300A,0018)
によって指定された点
SITE = 線量基準臨床部位
線量基準の利用者定義記述
RT一般計画モジュールの中で参照構造集合シー
ケンス (300C,0060) の中でRT構造集合内の構造
集合モジュールの中で構造集合ROIシーケンス
(3006,0020) の中でROI番号 (3006,0022) によ
って指定された線量基準を表わすROIを唯一に
識別する。線量基準構造タイプ (300A,0014) が
POINT または VOLUME である,そして線量基
準シーケンス (300A,0010) が送られる場合は必
要。
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく座標系
の中の基準点の座標 (x,y,z) (mm)。線量基準構
造タイプ (300A,0014) が COORDINATES であ
る,そして線量基準シーケンス (300A,0010) が送
られる場合は必要。
前の治療からこの線量基準への線量(例えば,治
療の以前のコースから)(単位 Gy)。
線量基準のタイプ。線量基準シーケンス
(300A,0010) が送られる場合は必要。定義語:
TARGET = 治療ターゲット(ICRU50 における
GTV,PTV,または CTV に対応する)
ORGAN_AT_RISK =(ICRU50 の中で定義される)
高感受性臓器
制約を満たすことの相対的な重要度,ここで高い
値はより重要な制約を表わす。
到達したまたは超過した時にある行動を起こさせ
るべきである線量(単位 Gy)。
線量基準へ照射することができる最大線量
(Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が TARGET である
場合,線量基準への最小許容線量(単位 Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が TARGET である
場合,線量基準への処方線量(単位 Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が TARGET である
場合,線量基準への最大許容線量(単位 Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が TARGET であ
る,そして線量基準構造タイプ (300A,0014) が
VOLUME である場合,標的処方線量よりも少な
く受け取る標的の最大許容割合(単位 %)。
C.8.8.10.1 参照。
291
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 高感受性臓器全体積
線量 Organ at Risk
Full-volume Dose
(300A,002A)
3
> 高感受性臓器限界線
量 Organ at Risk Limit
Dose
(300A,002B)
3
> 高感受性臓器最大線
量 Organ at Risk
Maximum Dose
(300A,002C)
3
> 高感受性臓器過大線
量体積割合 Organ at
Risk Overdose Volume
Fraction
(300A,002D)
3
線量基準タイプ (300A,0020) が
ORGAN_AT_RISK であり,そして線量基準構造
タイプ (300A,0014) が VOLUME の場合,線量基
準全体への最大線量(単位 Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が
ORGAN_AT_RISK である,そして線量基準構造
タイプ (300A,0014) が VOLUME の場合,線量基
準の何れかの部分への最大許容線量(単位 Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が
ORGAN_AT_RISK であり,そして線量基準構造
タイプ (300A,0014) が VOLUME の場合,線量基
準の過大線量でない部分への最大線量(単位
Gy)。
線量基準タイプ (300A,0020) が
ORGAN_AT_RISK であり,そして線量基準構造
タイプ (300A,0014) が VOLUME の場合,高感受
性臓器最大線量よりも多く受け取る高感受性臓器
の最大許容割合(単位 %)。
C.8.8.10.1 標的過小線量体積割合
標的過小線量体積割合 (300A,0028) が存在しない場合,それは零として解釈される。
C.8.8.11 RT許容度表モジュール
表C.8−43 RT許容度表モジュール属性
タグ
属性名
許容度表シーケンス
(300A,0040)
Tolerance Table Sequence
タイプ
3
> 許容度表番号
(300A,0042)
1C
> 許容度表ラベル
> ガントリ角度許容度
(300A,0043)
(300A,0044)
3
3
> ビーム限定装置角度
許容度
> ビーム限定装置許容
量度シーケンス
(300A,0046)
3
(300A,0048)
3
属性記述
治療計画の引渡しのために使用される許容度表の
シーケンスを導入する。一以上の項目がこのシー
ケンスに含まれることがある。注1を参照。
許容度表の識別番号。許容度表番号 (300A,0042)
の値は,それが作成されるRT計画内で唯一であ
る。許容度表シーケンス (300A,0040) が送られる
場合は必要。
許容度表に対する利用者定義ラベル。
計画したガントリ角度と照射したガントリ角度の
間の最大許容差(単位 度)。
計画したビーム限定装置角度と照射したビーム限
定装置角度の間の最大許容差(単位 度)。
ビーム限定装置(コリメータ)許容度のシーケン
スを導入する。一つ以上の項目がこのシーケンス
の中に含まれることがある。
292
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> RTビーム限定装置 (300A,00B8)
タイプ
1C
>> ビーム限定装置位置 (300A,004A)
許容度
1C
> 患者支持器角度許容
度度
> テーブルトップ偏心
角度許容量度
> テーブルトップ垂直
位置許容度
(300A,004C)
3
(300A,004E)
3
(300A,0051)
3
> テーブルトップ縦方
向位置許容度
(300A,0052)
3
> テーブルトップ横方
向位置許容量
(300A,0053)
3
ビーム限定装置(コリメータ)のタイプ。ビーム
限定装置許容度シーケンス (300A,0048) が送ら
れる場合は必要。列挙値:
X = IEC X 方向における対称ジョウ対
Y = IEC Y 方向における対称ジョウ対
ASYMX = IEC X 方向における非対称ジョウ対
ASYMY = IEC Y 方向における非対称ジョウ対
MLCX = IEC X 方向における複数リーフ(複数要
素)ジョウ対
MLCY = IEC Y 方向における複数リーフ(複数要
素)ジョウ対
現在のビーム限定装置(コリメータ)に対する計
画したそして照射したリーフ(要素)またはジョ
ウ位置の間の最大許容差(単位 mm)。ビーム限
定装置位置許容度シーケンス (300A,0048) が送
られる場合は必要。
計画した患者支持器角度と実現した患者支持器角
度の間の最大許容差(単位 度)。
計画したテーブルトップ偏心角度と実現したテー
ブルトップ偏心角度の間の最大許容差(単位 度)。
計画したテーブルトップ垂直位置と実現したテー
ブルトップ垂直位置の間の最大許容差(単位
mm)。
計画したテーブルトップ縦方向位置と実現したテ
ーブルトップ縦方向位置の間の最大許容差(単位
mm)。
計画したテーブルトップ横方向位置と実現したテ
ーブルトップ横方向位置の間の最大許容差(単位
mm)。
注: 許容表度は計画した装置パラメタと照射した装置パラメタを比較するために使用されることがある。計画
した値と照射した値の間の絶対的な差が許容度表値を超過する場合,治療は禁じられることがある,ある
いは操作者が警告されることがある。
C.8.8.12 RT患者設定モジュール
RT患者設定モジュールは,使用される任意の固定装置とともに,治療装置に関しての患者の位置決
めを記述する情報を含んでいる。それは,さらに患者に適用される遮蔽装置を記述する。モジュール
は,その各々が一つ以上のビームあるいは近接照射応用設定によって参照されることがある,患者設
定記述のシーケンスを含む。
表C.8−44 RT患者設定モジュール属性
属性名
患者設定シーケンス
Patient Setup Sequence
タグ
(300A,0180)
タイプ
1
属性記述
現在の計画のための患者設定データのシーケンス
を導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含
まれることがある。
293
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 患者設定番号
(300A,0182)
1
> 患者位置
(0018,5100)
1C
> 患者追加位置
(300A,0184)
1C
> 固定装置シーケンス
(300A,0190)
3
>> 固定装置タイプ
(300A,0192)
1C
>> 固定装置ラベル
(300A,0194)
2C
>> 固定装置記述
>> 固定装置位置
> 遮蔽装置シーケンス
(300A,0196)
(300A,0198)
(300A,01A0)
3
3
3
>> 遮蔽装置タイプ
(300A,01A2)
1C
>> 遮蔽装置ラベル
(300A,01A4)
2C
>> 遮蔽装置記述
>> 遮蔽装置位置
> 設定技術 Setup
Technique
(300A,01A6)
(300A,01A8)
(300A,01B0)
3
3
3
> 設定技術記述
(300A,01B2)
3
患者設定の識別番号。患者設定番号 (300A,0182)
の値はそれが作成されるRT計画内で唯一であ
る。
装置に関する患者位置記述子。患者追加位置
(300A,0184) が存在しない場合は必要。定義語お
よび詳細説明については節 C.7.3.1.1.2 を参照。
患者位置の利用者定義の追加記述。患者位置
(0018,5100) が存在しない場合は必要。
患者設定の中で使用される固定装置のシーケンス
を導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含
まれることがある。
患者設定時に使用する固定装置のタイプ。固定装
置シーケンス (300A,0190) が送られる場合は必
要。定義語:
BITEBLOCK
HEADFRAME
MASK
MOLD
CAST
HEADREST
BREAST_BOARD
固定装置のための利用者定義ラベル。固定装置シ
ーケンス (300A,0190) が送られる場合は必要。
固定装置の利用者定義記述。
固定装置の位置/ノッチ番号。
患者設定の中で使用する遮蔽装置のシーケンスを
導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。
患者設定の中で使用する遮蔽装置のタイプ。遮蔽
装置シーケンス (300A,01A0) が送られる場合は
必要。定義語:
GUM
EYE
GONAD
遮蔽装置に対する利用者定義ラベル。遮蔽装置シ
ーケンス (300A,01A0)が送られる場合は必要。
遮蔽装置に対する利用者定義記述。
遮蔽装置の位置/ノッチ番号。
患者設定の中で使用される設定技術。定義語:
ISOCENTRIC
FIXED_SSD
TBI
BREAST_BRIDGE
SKIN_APPOSITION
設定技術の利用者定義記述。
294
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 設定装置シーケンス
(300A,01B4)
3
>> 設定装置タイプ
(300A,01B6)
1C
>> 設定装置ラベル
(300A,01B8)
2C
>> 設定装置記述
(300A,01BA)
3
>> 設定装置パラメタ
(300A,01BC)
2C
>> 設定基準記述
(300A,01D0)
3
> テーブルトップ垂直
方向設定移動量
(300A,01D2)
3
> テーブルトップ縦方
向設定移動量
(300A,01D4)
3
> テーブルトップ横方
向設定移動量
(300A,01D6)
3
患者設定の中で患者位置合せのために使用する装
置のシーケンスを導入する。一以上の項目がこの
シーケンスに含まれることがある。
患者位置合せのために使用する設定装置のタイ
プ。設定装置シーケンス (300A,01B4) が送られる
場合は必要。定義語:
LASER_POINTER
DISTANCE_METER
TABLE_HEIGHT
MECHANICAL_PTR
ARC
患者位置合せのために使用する設定装置に対する
利用者定義ラベル。設定装置シーケンス
(300A,01B4) が送られる場合は必要。
患者位置合せのために使用する設定装置に対する
利用者定義記述。
適切な IEC 61217 座標系における設定装置のた
めの設定パラメタ。単位は距離に対して mm,角
度に対して度である。設定装置シーケンス
(300A,01B4) が送られる場合は必要。
患者位置合せのために使用する設定基準の利用者
定義記述。
初期設定位置に関する IEC TABLE TOP 座標系
における垂直変位(単位 mm),即ち,設定を使
用して実行した患者位置決めと治療位置の間の垂
直オフセット。
初期設定位置に関する IEC TABLE TOP 座標系
における縦方向変位(単位 mm),即ち,設定を
使用して実行した患者位置決めと治療位置の間の
縦方向オフセット。
初期設定位置に関する IEC TABLE TOP 座標系
における横方向変位(単位 mm),即ち,設定を
使用して実行した患者位置決めと治療位置の間の
横方向オフセット。
C.8.8.13 RT分割スキームモジュール
RT分割スキームモジュールは,線量記述の単一あるいは複数のスキームについて記述する属性を含
んでいる。各シーケンス項目は線量仕様情報,分割パターン,およびビームまたは近接照射応用設定
仕様の何れかを含んでいる。RT分割スキームモジュールの設計は,複数分割スキームの中で使用さ
れるビームあるいは近接照射応用設定を可能にする。
表C.8−45 RT分割スキームモジュール
属性名
分割グループシーケンス
タグ
(300A,0070)
タイプ
1
295
属性記述
現在の分割スキームにおける分割グループ
のシーケンスを導入する。一以上の項目が
このシーケンスに含まれることがある。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 分割グループ番号
(300A,0071)
1
> 参照患者設定番号
(300C,006A)
3
> 参照線量シーケンス
(300C,0080)
3
>> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1C
>> 参照SOPインスタンス
UID
(0008,1155)
1C
> 参照線量基準シーケンス
(300C,0050)
3
>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>> 制約重み Constraint
Weight
>> 照射警告線量
(300A,0021)
3
(300A,0022)
3
>> 照射最大線量
(300A,0023)
3
>> 標的最小線量
(300A,0025)
3
>> 標的処方線量
(300A,0026)
3
>> 標的最大線量
(300A,0027)
3
296
分割グループの識別番号。分割グループ番
号 (300A,0071) の値は,それが作成される
RT計画内で唯一である。
RT患者設定モジュールの中の患者設定シ
ーケンス (300A,0180) 内で患者設定番号
(300A,0182) によって指定された患者設定
を唯一に識別する。
(グリッド,等線量曲線および命名/無名
点線量に対する)RT線量の関係するイン
スタンスを記述する関係するSOPクラス
/インスタンス対のシーケンスを導入す
る。一以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。注1を参照。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照
線量シーケンス (300C,0080) が送られる場
合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照線量シーケンス (300C,0080) が送
られる場合は必要。
現在の分割グループのための線量基準のシ
ーケンスを導入する。一以上の項目がこの
シーケンスに含まれることがある。
RT処方モジュールの中で線量基準シーケ
ンス (300A,0010) 内で線量基準番号
(300A,0012) によって指定される線量基準
を識別する。参照線量基準シーケンス
(300C,0050) が送られる場合は必要。
制約を満たすことの相対的な重要度,ここ
で高い値はより重要な制約を表わす。
到達したか超過した時にある行動を起こさ
せるべきである線量(単位 Gy)。
線量基準に照射することができる最大の線
量(単位 Gy)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が TARGET である場合,線量
基準への最小許容線量(単位 Gy)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が TARGET である場合,線量
基準への処方線量(単位 Gy)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が TARGET である場合,線量
基準への最大許容線量(単位 Gy)。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 標的過小線量体積割合
Target Underdose Volume
Fraction
(300A,0028)
3
>> 高感受性臓器全体積線量
Organ at Risk Full-volume Dose
(300A,002A)
3
>> 高感受性臓器限界線量
Organ at Risk Limit Dose
(300A,002B)
3
>> 高感受性臓器最大線量
Organ at Risk Maximum Dose
(300A,002C)
3
>> 高感受性臓器過大線量体
積割合 Organ at Risk
Overdose Volume Fraction
(300A,002D)
3
> 計画された分割の数
(300A,0078)
2
> 一日当たりの分割パターン
ディジットの数
(300A,0079)
3
> 繰り返し分割周期の長さ
(300A,007A)
3
> 分割パターン
(300A,007B)
3
> ビームの数
(300A,0080)
1
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が TARGET であり,そして参
照線量基準の線量基準構造タイプ
(300A,0014) が VOLUME の場合,標的処
方線量 (300A,0027) よりも少なく受け取る
標的の最大許容割合(単位 %)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が ORGAN_AT_RISK であ
り,そして参照線量基準の線量基準構造タ
イプ (300A,0014) が VOLUME である場
合,全体の線量基準への最大線量(単位
Gy)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が ORGAN_AT_RISK であ
り,そして参照線量基準の線量基準構造タ
イプ (300A,0014) が VOLUME である場
合,線量基準の何れの部分への最大許容線
量(単位 Gy)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が ORGAN_AT_RISK であ
り,そして参照線量基準の線量基準構造タ
イプ (300A,0014) が VOLUME である場
合,線量基準の過大線量でない部分への最
大線量(単位 Gy)。
参照線量基準の線量基準タイプ
(300A,0020) が ORGAN_AT_RISK であ
り,そして参照線量基準の線量基準構造タ
イプ (300A,0014) が VOLUME である場
合,高感受性臓器最大線量よりも多く受け
取る高感受性臓器の最大許容割合(単
位 %)。
現在の分割グループに対して処方した治療
(分割)の総数。
一日を表すために使用される分割パターン
(300A,007B) の中のディジットの数。注2
参照。
治療パターンを記述するために必要である
週の数。注2参照。
治療パターンを記述する 0 (治療無し)お
よび 1 (治療)の列。列の長さは,7 ×一
日当たりの分割パターンディジットの数×
繰り返し分割周期の長さである。パターン
は月曜日に始まる。注2を参照。
現在の分割グループにおけるビームの数。
ビームの数が零よりも大きい場合は,近接
照射応用設定の数 (300A,00A0) は零に等
しい。
297
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照ビームシーケンス
(300C,0004)
1C
>> 参照ビーム番号
(300C,0006)
1C
>> ビーム線量仕様点
(300A,0082)
3
>> ビーム線量 Beam Dose
(300A,0084)
3
>> ビームメーターセット
Beam Meterset
(300A,0086)
3
> 近接照射応用設定の数
(300A,00A0)
1
> 参照近接照射応用設定シー
ケンス
(300C,000A)
1C
>> 参照近接照射応用設定番
号
(300C,000C)
1C
>> 近接照射応用設定線量仕
様点
(300A,00A2)
3
>> 近接照射応用設定線量
(300A,00A4)
3
現在の分割グループにおける治療ビームの
シーケンスを導入する。ビームの数
(300A,0080) が零より大きい場合は必要。一
以上の項目がこのシーケンスに含まれるこ
とがある。
RTビームモジュールの中のビームシーケ
ンス (300A,00B0) 内でビーム番号
(300A,00C0) によって指定されるビームを
唯一に識別する。参照ビームシーケンス
(300C,0004) が送られる場合は必要。
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく
座標系の中で,ビーム線量が指定された点
の座標 (x,y,z) (mm)。注3参照。
現在のビームによるビーム線量仕様点
(300A,0082) での線量(単位 Gy)。
参照されたビームに対して(RTビームモ
ジュール中の)一次線量計単位
(300A,00B3) によって定義されるモニタ単
位(MU)あるいは分で指定される,現在の
ビームのために照射されるべき装置の設
定。注4を参照。
現在の分割グループにおける近接照射応用
設定の数。近接照射応用設定の数が零より
も大きい場合,ビームの数 (300A,0080) は
零と等しい。
現在の分割グループにおける治療近接照射
応用設定のシーケンスを導入する。近接照
射設定の数 (300A,00A0) が零より大きな
場合は必要。一以上の項目がこのシーケン
スに含まれることがある。
RT近接照射応用設定モジュールの中で近
接照射応用設定シーケンス (300A,0230) 内
で近接照射応用設定番号 (300A,0234) によ
って指定される近接照射応用設定を唯一に
識別する。参照近接照射応用設定シーケン
ス (300C,000A) が送られる場合は必要。
C.7.6.2.1.1 の中で記述された患者に基づく
座標系における,近接照射応用設定線量
(300A,00A4) が指定される点の座標 (x,y,z)
(mm)。
現在の近接照射応用設定による近接照射応
用線量仕様点 (300A,00A2) での線量(単位
Gy)。
注: 1.参照線量シーケンス (300C,0080) 内で参照されたRT線量IODは,現在の分割グループに対する,
格子に基づいた(画素)データ,等線量曲線,および/または個々の線量点(任意選択の線量点名をもつ)
298
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
を保存するために使用することができる。
2.分割パターンは実際の治療の開始,または分割照射の順序またはタイミングを示さない。治療がパタ
ーンの中で概説したように開始しない場合,何らかの必要な調節を行うことは応用の責任である。
分割パターンスキームの例:
a)
分割グループ:1,一日当たりの分割の数:1(月曜日から金曜日)
一日当たりの分割パターンディジットの数 = 1,繰り返し分割周期の長さ = 1,分割パターン
= 1111100
b)
分割グループ:2,一日当たりの分割の数:1,第一分割グループ:月,水,金,第二分割グ
ループ:火,木
分割グループ1:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 1,繰り返し分割周期の長さ =
1,分割パターン = 1010100
分割グループ2:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 1,繰り返し分割周期の長さ =
1,分割パターン = 0101000
c)
分割グループ:2,一日当たりの分割の数:1,治療の毎日の分割グループを交互にする(月
曜日から金曜日)
分割グループ1:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 1,繰り返し分割周期の長さ =
2,分割パターン = 10101000101000
分割グループ2:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 1,繰り返し分割周期の長さ =
2,分割パターン = 01010001010100
d)
分割グループ:1,一日当たりの分割の数:2(月曜日から金曜日)
分割グループ1:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 2,繰り返し分割周期の長さ =
1,分割パターン = 11111111110000
e)
分割グループ:2,一日当たりの分割の数:2,治療毎に分割グループを交互にする(月曜日
から金曜日)
分割グループ1:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 1,繰り返し分割周期の長さ =
1,分割パターン = 1111100
分割グループ2:一日当たりの分割パターンディジットの数 = 2,繰り返し分割周期の長さ =
1,分割パターン = 11111111110000
3.ビーム線量仕様点 (300A,0082) および近接照射応用設定線量仕様点 (300A,00A2) は,線量規格化の
ために使用する単一点の座標を含む。この点は,計画評価および線量トラッキング用に使用される,RT
ビームモジュールの中の参照線量基準シーケンス (300C,0050) ,およびRT近接照射応用設定モジュール
の中の近接照射参照線量基準シーケンス (300A,0055) から区別される。
4.与えられた制御点(RTビームモジュール参照)におけるメーターセットは,制御点に対する蓄積メ
ーターセット重み (300A,0134) によって乗算された,最終蓄積メーターセット重み (300A,010E) によっ
て割算された,ビームメーターセット (300A,0086) に等しい。
C.8.8.14 RTビームモジュール
RTビームモジュールは,外部放射線ビームの照射のための装置パラメタを定義する情報を含んでい
る。
299
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.8−46 RTビームモジュール
属性名
ビームシーケンス
(300A,00B0)
1
> ビーム番号
(300A,00C0)
1
> ビーム名
> ビーム記述
> ビームタイプ
(300A,00C2)
(300A,00C3)
(300A,00C4)
3
3
1
> 放射線タイプ
(300A,00C6)
2
> 高線量技術タイプ
(300A,00C7)
1C
タグ
タイプ
> 治療装置名
(300A,00B2)
2
> 製造者
> 施設名
(0008,0070)
(0008,0080)
3
3
> 施設住所
(0008,0081)
3
> 施設部門名
(0008,1040)
3
> 製造者のモデル名
(0008,1090)
3
> 装置製造番号
(0018,1000)
3
属性記述
現在のRT計画のための治療ビームのシーケンス
を導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含
まれることがある。
ビームの識別番号。ビーム番号 (300A,00C0) の値
はそれが作成されるRT計画内で唯一である。注
1を参照。
ビームに対する利用者定義の名前。注1を参照。
ビームに対する利用者定義の記述。注1を参照。
ビームの運動特性。列挙値:
STATIC = すべての制御点シーケンス
(300A,0111) 属性は,変化する蓄積メータセット
重み (300A,0134) を持ち,制御点の連続対の間で
変化しない。
DYNAMIC = 一以上の制御点シーケンス
(300A,0111) 属性は,変化する蓄積メータセット
重み (300A,0134) を持ち,制御点の一以上の連続
対の間で変化する。
ビームの粒子タイプ。定義語:
PHOTON
ELECTRON
NEUTRON
PROTON
高線量治療技術のタイプ
定義語:
NORMAL = 標準治療
TBI = 全身照射
HDR = 高線量
治療技術が治療装置安全制御の最優先を通常必要
とする線量を必要とする場合は必要。
ビーム照射のために使用する治療装置を識別する
利用者定義の名前。注2を参照。
ビーム照射のために使用する装置の製造者。
ビーム照射のために使用する装置が設置されてい
る施設。
ビーム照射のために使用する装置が設置されてい
る施設の住所。
ビーム照射のために使用する装置が設置されてい
る施設の部門。
ビーム照射のために使用する装置の製造者定義の
モデル名。
ビーム照射のために使用する装置の製造者定義の
シリアル番号。
300
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 一次線量計単位
(300A,00B3)
3
> 参照許容度表番号
(300C,00A0)
3
> 線源回転軸間距離
(300A,00B4)
3
> ビーム限定装置シー
ケンス
(300A,00B6)
1
>> RTビーム限定装置 (300A,00B8)
タイプ
1
>> 線源ビーム限定装置 (300A,00BA)
間距離
>> リーフ/ジョウ対の (300A,00BC)
数
>> リーフ位置境界
(300A,00BE)
3
2C
> 参照患者設定番号
(300C,006A)
3
> 参照基準画像シーケ
ンス
(300C,0042)
3
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
1
1C
装置線量計の測定単位。C.8.8.14.1 参照。列挙値:
MU = 線量計単位 Monitor Unit
MINUTE = 分 minute
RT許容度表モジュールの中の許容度表シーケン
ス内の許容度表番号 (300A,0042) によって指定
された許容度表を唯一に識別する。これらの許容
度は治療装置設定の検証のために使用される。
ビーム照射のために使用される機器の放射線源ガ
ントリ回転軸間距離(mm)。
ビーム限定装置(コリメータ)ジョウまたはリー
フ(要素)集合のシーケンスを導入する。一以上
の項目がこのシーケンスに含まれることがある。
ビーム限定装置(コリメータ)のタイプ。列挙値:
X = IEC X 方向における対称なジョウ対
Y = IEC Y 方向における対称なジョウ対
ASYMX = IEC X 方向における非対称なジョウ対
ASYMY = IEC Y 方向における非対称なジョウ対
MLCX = IEC X 方向における複数リーフ(複数要
素)ジョウ対
MLCY = IEC Y 方向における複数リーフ(複数要
素)ジョウ対
ビーム照射のために使用する装置の放射線源とビ
ーム限定装置(コリメータ)装置の距離(mm)。
リーフ(要素)あるいはジョウ対の数(標準ビー
ム限定装置ジョウに対しては 1 に等しい)。
RTビーム限定装置タイプ (300A,00B8) に適切
な IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標軸の中で,
ビーム限定装置(コリメータ)リーフの境界,即
ち,MLCY に対するX軸,MLCX に対するY軸,
(単位 mm)。N がリーフ(要素)対 1 から始
まるリーフ/ジョウ対 (300A,00BC) の数である
場合, N+1 値を含む。ビーム限定装置シーケン
ス (300A,00B6) が送られる,そしてRTビーム限
定装置タイプ (300A,00B8) が MLCX または
MLCY である場合は必要。注3参照。
RT患者設定モジュールの患者設定シーケンス内
で患者設定番号 (300A,0182) によって指定され
る,現在のビームに対して使用される患者設定を
唯一に識別する。
現在のビームの確認のために使用する基準画像の
シーケンスを導入する。シーケンスは一以上の項
目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照基準画
像シーケンス (300C,0042) が送られる場合は必
要。
301
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
1C
>> 基準画像番号
1C
(300A,00C8)
>> 開始蓄積メーターセ (300C,0008)
ット重み
>> 終了蓄積メーターセ (300C,0009)
ット重み
> 計画照合画像シーケ (300A,00CA)
ンス
3
>> 開始蓄積メーターセ (300C,0008)
ット重み
>> メーターセット曝射 (3002,0032)
3
>> 終了蓄積メーターセ (300C,0009)
ット重み
>> RT画像面
(3002,000C)
3
>> X線画像受像器角度 (3002,000E)
3
>> RT画像方向
(3002,0010)
3
>> RT画像位置
(3002,0012)
3
>> RT画像SID
(3002,0026)
>> 画像装置特有収集パ (300A,00CC)
ラメタ
>> 参照基準画像番号
(300C,0007)
3
3
3
3
3
3
3
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
基準画像シーケンス (300C,0042) が送られる場合
は必要。
参照基準画像シーケンス (300A,0042) 内の基準
画像を唯一に識別する。参照基準画像シーケンス
(300A,0042) が送られる場合は必要。
画像収集開始時における現在のビーム内の蓄積メ
ーターセット重み。
画像収集終了時における現在のビーム内の蓄積メ
ーターセット重み。
現在のビームの間に収集される計画された照合画
像のシーケンスを導入する。一以上の項目がこの
シーケンスに含まれることがある。C.8.8.14.2 を
参照。
画像収集が開始するであろうときの現在のビーム
内の蓄積メーターセット重み。
一次線量計単位 (300A,00B3) によって定義され
るモニタ単位(MU)または分で指定される,画像
がその間にわたって収集されるメーターセット持
続時間。
画像収集がそのとき終了するであろう,現在のビ
ーム内の蓄積メーターセット重み。
画像面がビーム軸に垂直であるか否かを記述す
る。列挙値:
NORMAL = ビーム軸に垂直な画像面
NON_NORMAL = ビーム軸に垂直でない画像面
X線画像受像器角度,即ち,IEC GANTRY 座標系
に関しての IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR 座標
系の方向(度)。C.8.8.14.3 を参照。
IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR 座標系に関する,
第一横行および第一縦列の方向余弦。
IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR 座標系における,
画像の上部左手角(送信される最初の画素)の x
および y 座標(単位 mm)。
放射線装置線源画像面間距離(mm)。
画像受像器が画像を収集するであろう方法を記述
する利用者指定装置特有パラメタ。
参照基準画像シーケンス (300A,0042) 内で参照
画像番号 (300A,00C8) によって指定される,計画
照合画像がそれに関係づけられる基準画像を唯一
に識別する。
302
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 治療放射タイプ
(300A,00CE)
3
> 参照線量シーケンス
(300C,0080)
3
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
1C
> ウェッジの数
> ウェッジシーケンス
(300A,00D0)
(300A,00D1)
1
1C
>> ウェッジ番号
(300A,00D2)
1C
>> ウェッジタイプ
(300A,00D3)
2C
>> ウェッジID
>> ウェッジ角度
(300A,00D4)
(300A,00D5)
3
2C
>> ウェッジ係数
(300A,00D6)
2C
>> ウェッジ方向
(300A,00D8)
2C
>> 線源ウェッジトレイ (300A,00DA)
間距離
1C
3
治療の放射タイプ。定義語:。
TREATMENT = 標準患者治療
OPEN_PORTFILM = 開放照射野でのポータル画
像収集
TRMT_PORTFILM = 治療ポートでのポータル画
像収集
CONTINUATION = 中断された治療の継続
(グリッド,等線量曲線,および命名/無名点線
量に対する)RT線量の関係インスタンスを記述
する関係SOPクラス/インスタンス対のシーケ
ンスを導入する。一以上の項目がこのシーケンス
に含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照線量シ
ーケンス (300C,0080) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
線量シーケンス (300C,0080) が送られる場合は必
要。
現在のビームに関係するウェッジの数。
治療ウェッジのシーケンスを導入する。ウェッジ
の数 (300A,00D0) が零でない場合は必要。シーケ
ンスは一以上の項目を含むことがある。。
ウェッジの識別番号。ウェッジ番号 (300A,00D2)
の値は,それが作成されるビーム内で唯一である。
ウェッジシーケンス (300A,00D1) が送られる場
合は必要。
(ある場合は)ビーム用に定義されたウェッジの
タイプ。ウェッジシーケンス (300A,00D1) が送ら
れる場合は必要。定義語:
STANDARD = 標準(固定)ウェッジ
DYNAMIC = 移動ビーム限定装置(コリメータ)
ジョウをシミュレートするウェッジ
MOTORIZED = 遠隔でビームから取り除くこと
ができる単一のウェッジ
ウェッジ用の利用者供給識別子。
公称ウェッジ角度(度)。ウェッジシーケンス
(300A,00D1) が送られる場合は必要。
制御点シーケンス (300A,0111) の第一制御点の
公称ビームエネルギ (300A,0114) によって指定
されるビームエネルギにおける装置較正条件下の
公称ウェッジ係数。ウェッジシーケンス
(300A,00D1) が送られる場合は必要。
ウェッジの方向,即ち,IEC BEAM LIMITING
DEVICE 座標系に関しての IEC WEDGE FILTER
座標系の方向(度)。ウェッジシーケンス
(300A,00D1) が送られる場合は必要。
現在のウェッジに対する放射線源ウェッジトレー
アタッチメント端間距離(mm)。
303
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 補償フィルタの数
> 全補償フィルタトレ
イ係数
(300A,00E0)
(300A,00E2)
1
3
> 補償フィルタシーケ
ンス
(300A,00E3)
1C
>> 補償フィルタ番号
(300A,00E4)
1C
>> 補償フィルタタイプ (300A,00EE)
3
>> 材質ID
(300A,00E1)
2C
>> 補償フィルタID
(300A,00E5)
>> 線源補償フィルタト (300A,00E6)
レイ間距離
3
2C
>> 補償フィルタ行
(300A,00E7)
1C
>> 補償フィルタ列
(300A,00E8)
1C
>> 補償フィルタ画素間 (300A,00E9)
隔
1C
>> 補償フィルタ位置
1C
(300A,00EA)
現在のビームと関連した補償フィルタの数。
制御点シーケンス (300A,0111) の第一制御点の
公称ビームエネルギ (300A,0114) によって指定
されるビームエネルギーにおける補償フィルタト
レー透過係数(0 と 1 の間)。
治療補償フィルタのシーケンスを導入する。補償
フィルタの数 (300A,00E0) が零でない場合は必
要。一以上の項目がこのシーケンスに含まれるこ
とがある。
補償フィルタの識別番号。補償フィルタ番号
(300A,00E4) の値は,それが作成されるビーム内
で唯一である。補償フィルタの数 (300A,00E0) が
零でない場合は必要。
補償フィルタのタイプ(存在する場合は)。定義
語:
STANDARD = 物理的(静止)補償フィルター
DYNAMIC = 物理的(静止)補償フィルターを模
擬する移動ビーム制限装置(コリメータ)
補償フィルタを製造するために使用された材質に
対する利用者供給識別子。補償フィルタの数
(300A,00E0) が零でない場合は必要。
補償フィルタに対する利用者供給識別子。
現在の補償フィルタに対する放射線源補償フィル
タトレーアタッチメント端間距離(mm)。補償フ
ィルタシーケンス (300A,00E3) が送られる場合
は必要。
補償フィルタにおける横行の数。補償フィルタシ
ーケンス (300A,00E3) が送られる場合は必要。
補償フィルタにおける縦列の数。補償フィルタシ
ーケンス (300A,00E3) が送られる場合は必要。
装置のアイソセンタ面上に投影された各画素の中
心間の物理的距離(単位 mm)。数値の対−隣接
した縦列間隔(区切記号)隣接した行間隔によっ
て指定される。補償フィルタシーケンス
(300A,00E3) が送られる場合は必要。
IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標系の中の装置
アイソセンタ面上に投影される,補償フィルター
の上部左手かど(送信される最初の画素)の x お
よび y 座標(mm)。補償フィルタシーケンス
(300A,00E3) が送られる場合は必要。
304
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 補償フィルタ透過デ (300A,00EB)
ータ
1C
>> 補償フィルタ厚さデ (300A,00EC)
ータ
1C
> ボーラスの数
> 参照ボーラスシーケ
ンス
(300A,00ED)
(300C,00B0)
1
1C
>> 参照ROI番号
(3006,0084)
1C
> ブロックの数
> 全ブロックトレイ係
数
(300A,00F0)
(300A,00F2)
1
3
> ブロックシーケンス
(300A,00F4)
1C
>> ブロックトレイID (300A,00F5)
3
制御点シーケンス (300A,0111) の第一制御点の
公称ビームエネルギ (300A,0114) によって明記
されるビームエネルギにおける,画素を通り抜け
る放射線ラインに沿った,ブロードビーム透過値
(0 と 1 の間)として表現される,補償フィルタ
を構成する画素サンプルのデータの流れ。送られ
る画素の順序は,放射線源から見た時,左から右
へ,上から下へである,すなわち,上左画素は最
初に送られ,第一列の残りによって後続される,
第二列の第一画素によって後続され,その後第二
列の残りなどが後続する。補償フィルタシーケン
ス (300A,00E3) が送られる,そして材質ID
(300A,00E1) が零でない長さである場合は必要。
放射ビーム軸と平行な厚さ(単位 mm)として表
現される,補償フィルタを構成する画素サンプル
のデータの流れ。送られる画素の順序は,放射線
源から見た時,左から右へ,上から下へである,
すなわち,上左画素は最初に送られ,第一列の残
りによって後続される,第二列の第一画素によっ
て後続され,その後第二列の残りなどが後続する。
補償フィルタシーケンス (300A,00E3) が送られ
る,そして材質ID (300A,00E1) が零でないでな
い長さである場合は必要。
現在のビームと関連したボーラスの数。
ビームに関連したボーラスのシーケンスを導入す
る。ボーラスの数 (300A,00ED) が零でない場合は
必要。一以上の項目がこのシーケンスに含まれる
ことがある。
RT一般計画モジュールの中で参照構造集合シー
ケンス (300C,0060) の中のRT構造集合内で構造
集合モジュールの中で構造集合ROIシーケンス
(3006,0020) の中でROI番号 (3006,0022) によ
って指定されたボーラスを表わすROIを唯一に
識別する。参照ボーラスシーケンス (300A,00B0)
が送られる場合は必要。
ビームに関連した遮蔽ブロックの数。
制御点シーケンス (300A,0111) の第一制御点の
公称ビームエネルギ (300A,0114) によって明記
されるビームエネルギにおける,全てのブロック
トレイに対するブロックトレイ透過の合計(0 と
1 の間)。
ビームに関連したブロックのシーケンスを導入す
る。ブロックの数 (300A,00F0) が零ではない場合
は必要,一以上の項目がこのシーケンスに含まれ
てることがある。
ブロックトレイに対する利用者供給識別子。
305
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 線源ブロックトレイ (300A,00F6)
間距離
2C
>> ブロックタイプ
(300A,00F8)
1C
>> ブロック広がり
(300A,00FA)
2C
>> ブロック番号
(300A,00FC)
1C
>> ブロック名
>> 材質ID
(300A,00FE)
(300A,00E1)
3
2C
>> ブロック厚さ
(300A,0100)
2C
>> ブロック透過率
(300A,0102)
2C
>> ブロック点の数
(300A,0104)
2C
>> ブロックデータ
(300A,0106)
2C
> アプリケータシーケ
ンス
(300A,0107)
3
ブロックトレイ組立の放射線源アタッチメント端
間距離(mm)。ブロックシーケンス (300A,00F4)
が送られる場合は必要。
ブロックのタイプ。ブロックシーケンス
(300A,00F4) が送られる場合は必要。C.8.8.14.4 を
参照。列挙値:
SHIELDING = ブロック材料は輪郭の内側である
APERTURE = ブロック材料は輪郭の外側である
幾何学的広がりが存在するかしないかを示す。ブ
ロックシーケンス (300A,00F4) が送られる場合
は必要。列挙値:
PRESENT = ブロック端はビーム発散用に形作ら
れる。
ABSENT = ブロック端はビーム発散用に形作ら
れていない。
ブロックの識別番号。ブロック番号 (300A,00FC)
の値は,それが作成されるビーム内で唯一である。
ブロックシーケンス (300A,00F4) が送られる場
合は必要。
ブロックに対する利用者定義名前。
ブロックを製造するために使用される材料に対す
る利用者提供給識別子。ブロックシーケンス
(300A,00F4) が送られる場合は必要。
放射線ビーム軸に平行なブロックの物理的な厚さ
(単位 mm)。ブロックシーケンス (300A,00F4)
が送られる,そして材質ID (300A,00E1) が零で
ない長さである場合は必要。C.8.8.14.4 参照。
制御点シーケンス (300A,0111) の第一制御点の
公称ビームエネルギ (300A,0114) によって明記
されたビームエネルギにおける,ブロックを通っ
た透過(0 と 1 の間)。ブロックシーケンス
(300A,00F4) が送られる,そして材質ID
(300A,00E1) が零長さである場合は必要。
C.8.8.14.4 を参照。
ブロック端を定義する (x,y) 対の数。ブロックシ
ーケンス (300A,00F4) が送られる場合は必要。
ブロック端を構成する (x,y) 対のデータの流れ。
対の数はブロック点の数 (300A,0104) に等しい,
そして頂点は閉じた多角形として解釈される。座
標は IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標系の中
で装置アイソセンタ面に投影される(mm)。ブロ
ックシーケンス (300A,00F4) が送られる場合は
必要。注4を参照。
ビームに関連したアプリケータのシーケンスを導
入する。一項目だけがこのシーケンスに許される。
306
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> アプリケータID
(300A,0108)
1C
>> アプリケータタイプ (300A,0109)
1C
>> アプリケータ記述
> 最終蓄積メーターセ
ット重み
(300A,010A)
(300A,010E)
3
1C
> 制御点の数
> 制御点シーケンス
(300A,0110)
(300A,0111)
1
1
>> 制御点インデックス (300A,0112)
1C
>> 蓄積メーターセット (300A,0134)
重み
2C
>> 参照線量基準シーケ (300C,0050)
ンス
3
>>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>>> 蓄積線量基準係数
(300A,010C)
2C
>> 公称ビームエネルギ (300A,0114)
3
アプリケータに対する利用者または装置提供識別
子。アプリケータシーケンス (300A,0107) が送ら
れる場合は必要。
アプリケータのタイプ。アプリケータシーケンス
(300A,0107) が送られる場合は必要。定義語:
ELECTRON_SQUARE = 正方形電子アプリケータ
ELECTRON_RECT = 長方形電子アプリケータ
ELECTRON_CIRC = 円形電子アプリケータ
ELECTRON_SHORT = 短い電子アプリケータ
ELECTRON_OPEN = 開放(ダミー)電子アプリ
ケータ
INTRAOPERATIVE = 術中(特注)アプリケータ
STEREOTACTIC = 定位固定アプリケータ
アプリケータの利用者定義記述。
制御点シーケンス (300A,0111) の中の最終制御
点に対する蓄積メーターセット重み (300A,0134)
の値。蓄積メーターセット重みが制御点シーケン
ス (300A,0111) 内で指定された制御点において
零でない場合は必要。C.8.8.14.1 を参照。
ビームの中の制御点の数。
治療ビームを記述する装置構成のシーケンスを導
入する。二以上の項目がこのシーケンスに含まれ
ることがある。C.8.8.14.5 と C.8.8.14.6 を参照の
こと。
第一制御点に対する 0 から始まる,現在の制御点
のインデックス。制御点シーケンス (300A,0111)
が送られる場合は必要。
現在の制御点への累積重さ。制御点シーケンスの
中の第一項目に対する蓄積メーターセット重みは
常に 0 である。制御点シーケンスの中の最終項目
に対する蓄積メーターセット重みは,最終蓄積メ
ーターセット重みと常に等しい。制御点シーケン
ス (300A,0111) が送られる場合は必要。C.8.8.14.1
を参照のこと。
現在のビームに対する線量基準のシーケンスを導
入する。一以上の項目がこのシーケンスの中に含
まれる。
RT処方モジュールの中で線量基準シーケンス
(300A,0010) の中の線量基準番号 (300A,0012) に
よって指定される線量基準を識別する。参照線量
基準シーケンス (300C,0050) が送られる場合は必
要。
現在の制御点で,参照線量基準へのこのビームか
らの蓄積線量寄与を計算するために使用する係
数。参照線量基準シーケンス (300C,0050) が送ら
れる場合は必要。C.8.8.14.7 を参照。
制御点での公称ビームエネルギ (MV/MeV)。
307
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 設定線量率
(300A,0115)
3
>>ウェッジ位置シーケ
ンス
(300A,0116)
3
>>> 参照ウェッジ番号
(300C,00C0)
1C
>>> ウェッジ位置
(300A,0118)
1C
>> ビーム限定装置位置 (300A,011A)
シーケンス
1C
>>> RTビーム限定装
置タイプ
(300A,00B8)
1C
>>> リーフ/ジョウ位
置
(300A,011C)
1C
現在の制御点で始まるセグメントに対して治療装
置に設定される線量率 (例えば, MU/min)。
現在の制御点に対するウェッジ位置のシーケンス
を導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含
まれることがある。
ウェッジシーケンス (300A,00D1) の中でウェッ
ジ番号 (300A,00D2) によって記述されたウェッ
ジを唯一に参照する。ウェッジ位置シーケンス
(300A,0116) が送られる場合は必要。
現在の制御点におけるウェッジの位置。ウェッジ
位置シーケンス (300A,0116) が送られる場合は
必要。列挙値:
IN
OUT
ビーム限定装置(コリメータ)ジョウあるいはリ
ーフ(要素)位置のシーケンスを導入する。
制御点シーケンスの第一項目のため,あるいはビ
ーム限定装置がビームの間に変化する場合は必
要。一以上の項目がこのシーケンスに含まれるこ
とがある。
ビーム限定装置(コリメータ)のタイプ。
この属性の値はビーム限定装置シーケンス
(300A,00B6) の項目の中で定義された RT ビーム
限定装置タイプ (300A,00B8) に相当する。ビーム
限定装置位置シーケンス (300A,011A) が送られ
る場合は必要。列挙値:
X = IEC X 方向における対称なジョウ対
Y = IEC Y 方向における対称なジョウ対
ASYMX = IEC X 方向における非対称なジョウ対
ASYMY = IEC Y 方向における非対称なジョウ対
MLCX = IEC X 方向における複数リーフ(複数要
素)ジョウ対
MLCY = IEC Y 方向における複数リーフ(複数要
素)ジョウ対
RTビーム限定装置タイプ (300A,00B8) に適切
な IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標軸の中で,
ビーム限定装置(コリメータ)リーフ(要素)ま
たはジョウ対の位置(単位 mm),例えば, MLCX
のためのX軸,MLCY のためのY軸。N がビーム
限定装置シーケンス (300A,00B6) の中でリーフ
/ジョウ対 (300A,00BC) の数である場合,2N の
値を含んでいる。値は,IEC リーフ(要素)添字
順序 101, 102, ... 1N, 201, 202, ... 2N で列記され
る。ビーム限定装置位置シーケンス (300A,011A)
が送られる場合は必要。注2を参照のこと。
308
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> ガントリ角度
(300A,011E)
1C
>> ガントリ回転方向
(300A,011F)
1C
>> ビーム限定装置角度 (300A,0120)
1C
>> ビーム限定装置回転 (300A,0121)
方向
1C
>> 患者支持器角度
(300A,0122)
1C
>> 患者支持器回転方向 (300A,0123)
1C
>> テーブルトップ偏心 (300A,0124)
軸距離
3
放射線源のガントリ角度,即ち IEC FIXED
REFERENCE 座標系に関しての IEC GANTRY
座標系の方向(度)。制御点シーケンスの第一項
目に対して,またはガントリ角度がビームの間に
変化する場合は必要。
制御点に続くセグメントに対して,ガントリをア
イソセンタから見る場合,ガントリ回転の方向。
制御点シーケンスの第一項目に対して,またはガ
ントリ回転方向がビームの間に変化する場合は必
要。C.8.8.14.8 を参照。列挙値:
CW = 時計方向。
CC = 反時計方向。
NONE = 回転しない。
ビーム限定装置角度,即ち, IEC GANTRY 座標
系に関しての IEC BEAM LIMITING DEVICE 座
標系の方向(度)。制御点シーケンスの第一項目
に対して,またはビームの間にビーム限定装置角
度が変化する場合は必要。
制御点に続くセグメントに対して,ビーム限定装
置(コリメータ)を放射線源から見たとき,ビー
ム限定装置回転の方向。制御点シーケンスの第一
項目に対して,またはビーム限定装置回転方向が
ビームの間に変化する場合は必要。C.8.8.
14.8 を参照。列挙値:
CW = 時計方向。
CC = 反時計方向。
NONE = 回転しない。
患者支持器角度,即ち,IEC FIXED REFERENCE
座標系に関して IEC PATIENT SUPPORT (ター
ンテーブル)座標系の方向(度)。制御点シーケ
ンスの第一項目に対して,またはビームの間に患
者支持器角度が変化する場合は必要。
制御点に続くセグメント用に,テーブルを上から
見る場合,患者支持器回転の方向。制御点シーケ
ンスの第一項目に対して,または患者支持器回転
方向がビームの間に変化する場合は必要。
C.8.8.14.8 を参照。列挙値:
CW = 時計方向
CC = 反時計方向
NONE = 回転しない
IEC PATIENT SUPPORT 垂直軸から IEC TABLE
(mm)。
TOP ECCENTRIC 垂直軸までの距離(正)
309
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> テーブルトップ偏心 (300A,0125)
角度
1C
>> テーブルトップ偏心 (300A,0126)
回転方向
1C
>> テーブルトップ垂直 (300A,0128)
位置
2C
>> テーブルトップ縦方 (300A,0129)
向位置
2C
>> テーブルトップ横方 (300A,012A)
向位置
2C
>> アイソセンター位置 (300A,012C)
2C
>> 表面入力点 Surface (300A,012E)
Entry Point
>> 線源表面間距離
(300A,0130)
3
3
テーブルトップの(非アイソセンタ)角度,即ち,
IEC PATIENT SUPPORT 座標系に関して IEC
TABLE TOP ECCENTRIC 座標系の方向(度)。
制御点シーケンスの第一項目に対して,またはテ
ーブルトップ偏心角度がビームの間に変化する場
合は必要。
制御点に続くセグメントに対して,テーブルを上
から見るとき,テーブルトップ偏心回転の方向。
制御点シーケンスの第一項目に対して,またはテ
ーブルトップ偏心回転方向がビームの間に変化し
た場合は必要。C.8.8.14.8 を参照。列挙値:
CW = 時計方向
CC = 反時計方向
NONE = 回転しない。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
垂直位置(mm)。制御点シーケンスの第一項目に
対して,またはテーブルトップ垂直位置がビーム
の間に変化する場合は必要。C.8.8.14.6 を参照。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
縦方向位置(mm)。制御点シーケンスの第一項目
に対して,またはテーブルトップ縦方向位置がビ
ームの間に変化する場合は必要。C.8.8.14.6 を参
照。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
横方向位置(mm)。制御点シーケンスの第一項目
に対して,またはテーブルトップ横方向位置がビ
ームの間に変化する場合は必要。C.8.8.14.6 を参
照。
C.7.6.2.1.1 の中に記述される患者に基づいた座標
系におけるアイソセンタ座標 (x,y,z)(mm)。セ
グメント制御点シーケンスの第一項目に対して,
またはセグメントアイソセンター位置がビームの
間に変化する場合は必要。
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づいた座標
系における患者表面入力点座標 (x,y,z)(mm)。
線源患者表面間距離(mm)。
注: 1.ビーム番号 (300A,00C0) はモジュールを横切って関連する情報をリンクするために提供される。ま
た,その値はどのような実世界の解釈も行うことは要求されてはならない。ビーム名 (300A,00C2) ,タ
イプ3属性は,主ビーム識別子(しばしば「領域識別子」と呼ばれる)を格納することを意図される。ビ
ーム記述 (300A,00C3) ,タイプ 3 属性は,付加的なビームを識別情報(しばしば「フィールド名」と呼
ばれる)を格納するように意図される。これらの属性の両方をサポートする装置は,適合性宣言の中でこ
れを明白に述べるべきである。
2.DICOM規格は,深さ線量およびビームプロファイルのような治療単位モデル化情報の送信をサポ
ートしない。
3.実装者は,リーフ位置境界 (300A,00BE) は,与えられたビーム限定装置(コリメータ)に対して固
310
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
定された,ビーム限定装置(コリメータ)リーフ間の(アイソセンター面に投影された)機械的境界の位
置である,ことに注意すべきである。リーフ/ジョウ位置 (300A,011C) はビーム限定装置(コリメータ)
リーフ(要素)開度を指定する,与えられたビーム制御点に特有の値である。
4.ブロック座標は,そのようなデータが送信システムから利用可能でないときは,送信されないことが
ある。しかしながら,受信システムはそのようなデータを使用するか,保存するための内部機構を持って
いないことがある。例えば,治療計画システムから記録および照合(R&V)システムに送られた計画は,
ブロックビームに対するブロックデータを含むだろう。R&Vシステムがそれを格納しなかったことがあ
るので,R&Vシステムからのビームデータのその後の転送はこのデータを省略することがある。
5.STATIC および DYNAMIC ビームタイプの例に関しては C.8.8.14.5 を参照のこと。唯一の動いている
パラメータとしてウェッジタイプ = DYNAMIC を持つビームが,ビームタイプ (300A,00C4) の定義によ
って DYNAMIC と考えられないことに注意すること。
C.8.8.14.1 メーターセット計算
与えられた制御点のメーターセットは,制御点に対する蓄積メーターセット重み (300A,0134) によっ
て掛けられた,最終蓄積メーターセット重み (300A,010E) によって割られた,RT分割スキームモジ
ュールの参照ビームシーケンス (300A,0004) の中で指定されたビームメーターセット (300A,0086) に
等しい。メーターセットは,一次線量計単位 (300A,00B3) によって定義される単位で明記される。メ
ーターセットに対する計算が,一次メーターセット分解能の正確な倍数でない,メーターセット値に
帰着する場合,結果は最も近い許されるメーターセット値に丸められる(即ち,分解能単位の半分未
満は,最も近い分解能単位に切り下げられる,そして分解能単位の半分に等しいかあるいはより大き
なものは,最も近い分解能単位に切り上げられる)。
さらに最終蓄積メーターセット重み (300A,010E) が 100 に等しい場合,蓄積メーターセット重み
(300A,0134) が,各制御点において照射されたビームメーターセット (300A,0086) の百分率と等価にな
ることに注意すること。最終蓄積メーターセット重み (300A,010E) がビームメーターセット
(300A,0086) と等しい場合には,各制御点における蓄積メーターセット重み (300A,0134) は,その制御
点において照射された累積メーターセットと等しくなる。
C.8.8.14.2 計画照合画像シーケンス
計画照合画像シーケンス (300A,00CA) は,現在のビームの間に取得される計画照合画像を記述する属
性を含んでいる。開始蓄積メーターセット重み (300C,0008) は,画像収集が,開始される時点の蓄積
メーターセット重みを指定する。メーターセット曝射 (3002,0032) がシーケンス項目の中に存在する,
そして終了蓄積メーターセット重み (300C,0009) が存在しない場合には,単一画像はメーターセット
曝射 (3002,0032) の中で指定されたメーターセット持続時間を使用して,収集される。終了蓄積メー
ターセット重み (300C,0009) がシーケンス項目の中に存在する,そしてメーターセット曝射
(3002,0032) が存在しない場合には,単一画像は,開始蓄積メーターセット重み (300C,0008) から終了
蓄積メーターセット重み (300C,0009) までのビーム照射で収集される。メーターセット曝射
(3002,0032) および終了蓄積メーターセット重み (300C,0009) の両方がシーケンス項目の中に存在す
る場合には,画像は,開始蓄積メーターセット重み (300C,0008) から終了蓄積メーターセット重み
(300C,0009) までの全てのメーターセット曝射 (3002,0032) を収集される。画像は終了蓄積メーターセ
ット重み (300C,0009) を過ぎて延長されない。
C.8.8.14.3 X線画像受像器角度
X 線画像受像器角度 (3002,000E) は,IEC X-RAY IMAGE RECEPTOR PLANE の中で画像受像器装置の
回転を明記する。正の角度は,IEC GANTRY 座標系において放射線源から見た X 線画像受像器の反時
311
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
計回り回転に対応する。このパラメタに対する標準(非回転)値は零度である。
C.8.8.14.4 複数開口ブロック
与えられたビームに対して APERTURE のブロックタイプ (300A,00F8) をもつ全ブロックは,それら
が指定される場合,ブロック透過率 (300A,0102) および/またはブロック厚さ (300A,0100) に等しい
値をもつ。合成開口は,単一ブロック内の個々の開口の結合として評価される。遮蔽ブロック透過は,
(合成)開口が評価された後,乗法的に適用される。
C.8.8.14.5 制御点シーケンス
DICOM RTビームモジュールは,医療用加速器あるいはガンマビーム治療機器(コバルトユニッ
ト)による,外部ビーム放射線の静止,アーク,および動的照射を扱うために単一ビームモデルを使
用する。適用可能なパラメタは全て,寝台位置を例外として,制御点0において明記される(C.8.
8.14.6を参照)。与えられたビームの何れかの制御点において変更する全てのパラメタは,(変
更に先行するものを含んで)すべての制御点で明示的に明記される。明記された制御点間の装置パラ
メタの挙動に関して仮定は作られない,そして通信する装置は現在の規格の範囲外のこの挙動を協定
する。
ガントリ回転方向 (300A,011F),ビーム限定装置回転方向 (300A,0121),患者支持器回転方向
(300A,0123),テーブルトップ偏心回転方向 (300A,0126) は,制御点に後続するセグメントに適用され
るとして定義される,そして,治療中のこれらのパラメーターへの変更は,「非照射」セグメントを
使用しないで明記されることがある。他のすべての制御点シーケンス属性は制御点でのみ定義される。
ウェッジ位置 (300A,0114) および公称ビームエネルギ (300A,0018) のようなな離散値属性における変
化を明白に符号化するために,蓄積メーターセット重み (300A,0134) が変化しないところで,非照射
セグメントが使用される。
制御点を使用するビーム仕様のいくつかの例は以下の通りである:
a) 静止照射:
制御点0:適用可能な治療パラメタはすべて定義した,蓄積メーターセット重み = 0。
制御点1:蓄積メーターセット重み = 1,他パラメタは定義していない。
b)アーク照射:
制御点0:適用可能な治療パラメタはすべて定義した,蓄積メーターセット重み = 0,ガント
リ回転方向 = 回転方向,ガントリ角度 = 初期角度。
制御点1:蓄積メーターセット重み = 1,ガントリ回転方向 = NONE,ガントリ角度 = 最終
角度。
c)等しく重み付けした二つのセグメントの動的照射:
制御点0:適用可能な治療パラメタはすべて定義した,蓄積メーターセット重み = 0。
制御点1:
(この制御点で変わらないものを含んで)変化する治療パラメタはすべて定義した,
蓄積メーターセット重み = 0.5。
制御点2:
(この制御点で変わらないものを含んで)変化する治療パラメタはすべて定義した,
蓄積メーターセット重み = 1。
d)テーブル角度のステップ変化をもつ等しくない重み付けした二つのセグメントの動的照射:
312
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
制御点0:適用可能な処理パラメタはすべて定義した,患者支持器角度角 = 初期角度,患者
支持器回転方向 = NONE,蓄積メーターセット重み = 0。
制御点1:蓄積メーターセット重み = 0.3,患者支持器角度 = 初期角度,患者支持器回転方向
= 回転方向,他のパラメタは定義しなかった。
制御点2:蓄積メーターセット重み = 0.3,患者支持器角度 = 新しい角度,患者支持器回転方
向 = NONE,他のパラメタは定義しなかった。
制御点3:蓄積メーターセット重み = 1,患者支持器角度 = 新しい角度,患者支持器回転方向
= NONE,他のパラメタは定義しなかった。
C.8.8.14.6 絶対的および相対的装置座標
寝台移動を除く治療装置パラメタはすべて,IEC 61217 によって定義される絶対装置座標の中で明記さ
れる。テーブルトップ垂直位置 (300A,0128),テーブルトップ縦方向位置 (300A,0129),およびテーブ
ルトップ横方向位置 (300A,012A) に対して,第一制御点が零でない長さの値を含んでいる場合,その
後の制御点位置値は全て,それらのそれぞれの座標系における絶対値である。第一制御点が長さ零の
値を含んでいる場合,その後の制御点位置値は全て,(未知)初期値に関連して指定される。
C.8.8.14.7 蓄積線量基準係数
蓄積線量基準係数 (300A,010C) は,現在の制御点において(そして以前の制御点が成功裡に処理され
た後で),参照された線量基準位置への線量を得るために,ビーム線量 (300A,0084) がそれによって
乗算される値である。蓄積線量基準係数 (300A,010C) は,定義によって,最初の制御点に対して零で
ある。ビーム線量 (300A,0084) によって乗算された最終制御点の蓄積線量基準係数 (300A,010C) は,
現在のビームに対する参照された線量基準位置への最終線量に帰着する。点以外の線量基準位置のた
めの線量計算はよく定義されていない。
C.8.8.14.8 装置回転
装置回転角度のガントリ角度 (300A,011E),ビーム限定装置角度 (300A,0120),患者支持器角度
(300A,0122),およびテーブルトップ偏心角度 (300A,0125) に対して,回転方向は,時計回り(CW),
反時計回り(CC),あるいは NONE として指定される。二制御点間の最大可能回転は360度であ
る。例えば:
a) ガントリ角度は,5度から5度まで移動する,ガントリ回転方向 = NONE:移動はない。
b) ガントリ角度は,5度から5度まで移動する,ガントリ回転方向 = CW:全時計方向回転(3
60度)。
c) テーブル角度は,170度から160度まで移動する,テーブル回転方向 = CC:350度の
反時計方向回転(注:IEC 61217 によって定義されるテーブル角度を増加させる方向)。
C.8.8.15 RT近接照射応用設定モジュール
RT近接照射応用設定モジュールは,近接照射放射線治療処置の応用を記述する。それは,各々が一
以上のチャネルに関係している一以上の線源を含んでいる。チャンネルは,その意図した治療位置ま
たは複数の治療位置にそれによって線源が置かれる装置である。チャンネルは,線源アプリケータと
伝送管,線源アプリケータ単独,硬いまたは柔軟な線形線源,あるいはシードで構成されることがあ
る。多くのチャネル(例えば,アプリケータ,線源あるいはシード)は,「論理的」装置と考えられ
ることがある応用設定 Application Setup 中で一般に用意される。応用設定をアプリケータとを混同し
ないことが重要である。ここで使用されるモデルは,遠隔アフターローディングの概念のまわりで主
313
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
に構築されたが,しかし手動アプリケータおよびモールド,シード,および線源のような他の近接照
射応用をサポートするために拡張された。チャネルでない追加の装置は,近接照射付属装置 Brachy
Accessory Device として記述される。付属装置の例は,処置において全ての線源からの線量分布を修正
する遮蔽を含んでいる。しかしながら,チャネル遮蔽は,そのチャネルにおける一つまたは複数の線
源に対してのみ線量を修正する。
モジュールの中のデータは以下のように用意される:
治療装置シーケンス
;治療装置情報(単一項目)
線源シーケンス
;近接照射応用の中で使用される線源のライブラリ
応用設定シーケンス
;一以上のアプリケータ,線源,シードなど
近接照射付属装置シーケンス
;応用レベルシールドなど
チャネルシーケンス
;アプリケータ,線形線源,シードなど
チャネル遮蔽シーケンス
;チャネル特有遮蔽
近接照射制御点シーケンス
;個々の線源ドウェル時間をサポートする機構
表C.8−47 RT近接照射応用設定モジュール
タグ
タイプ
属性名
近接照射治療技術
(300A,0200)
1
近接照射治療タイプ
(300A,0202)
1
治療装置シーケンス
(300A,0206)
1
> 治療装置名
(300A,00B2)
2
> 製造者
> 施設名
(0008,0070)
(0008,0080)
3
3
> 施設住所
(0008,0081)
3
属性記述
近接照射治療技術のタイプ。列挙値:
INTRALUMENARY
INTRACAVITARY
INTERSTITIAL
CONTACT
INTRAVASCULAR
PERMANENT
C.8.8.15.1 を参照。
近接照射治療のタイプ。定義語:
MANUAL = 手動による位置決め
HDR = 高位線量率 High dose rate
MDR = 中線量率 Medium dose rate
LDR = 低線量率 Low dose rate
PDR = パルス線量率 Pulsed dose rate
治療照射に使用される治療装置を記述する単一項
目シーケンスを導入する。一項目だけがこのシー
ケンスに含まれることがある。
治療照射に使用される治療装置を識別する利用者
定義名。
治療照射に使用される装置の製造者。
治療照射に使用される装置が設置されている施
設。
治療照射に使用される装置が設置されている施設
の住所。
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> 施設部門名
(0008,1040)
3
> 製造者のモデル名
> 装置製造番号
線源シーケンス
(0008,1090)
(0018,1000)
(300A,0210)
3
3
1
> 線源番号
(300A,0212)
1
> 線源タイプ
(300A,0214)
1
線源製造者
有効線源直径
有効線源長さ
材質ID
線源封入公称厚さ
線源封入公称透過
線源同位元素名
線源同位元素半減期
基準空気カーマ率
(300A,0216)
(300A,0218)
(300A,021A)
(300A,00E1)
(300A,0222)
(300A,0224)
(300A,0226)
(300A,0228)
(300A,022A)
3
3
3
3
3
3
1
1
1
> 空気カーマ率基準日
付
> 空気カーマ率基準時
刻
応用設定シーケンス
(300A,022C)
1
(300A,022E)
1
(300A,0230)
1
> 応用設定タイプ
(300A,0232)
1
>
>
>
>
>
>
>
>
>
治療照射に使用される装置が設置されている施設
の部門。
治療照射に使用される装置の製造者のモデル名。
治療照射に使用される装置の製造者の製造番号。
応用設定内で使用される線源のシーケンスを導入
する。一以上の項目がこのシーケンスに含まれる
ことがある。
線源の識別番号。線源番号 (300A,0212) の値はそ
れが作成されるRT計画内で唯一である。
線源のタイプ。定義語:
POINT
LINE
CYLINDER
SPHERE
線源の製造者。
活性線源の直径(mm)。
活性線源の長さ(mm)。
活性線源の封入材料のための利用者供給識別子。
カプセル封入の壁の公称厚さ(mm)。
カプセル封入の壁の公称透過(0 と 1 の間)。
同位元素の名前。
同位元素の半減期(日)。
空気カーマ率基準日付 (300A,022C) と空気カー
マ率基準時刻 (300A,022E) において明記した同
位元素の空気中の空気カーマ率(µGy h-1 at 1 m)。
同位元素の基準空気カーマ率 (300A,022A) の基
準日付。
同位元素の基準空気カーマ率 (300A,022A) の基
準時刻。
現在のRT計画に対する応用設定シーケンスを導
入する。一以上の項目がこのシーケンスに含まれ
ることがある。
応用設定のタイプ。定義語:
FLETCHER_SUIT
DELCLOS
BLOEDORN
JOSLIN_FLYNN
CHANDIGARH
MANCHESTER
HENSCHKE
NASOPHARYNGEAL
OESOPHAGEAL
ENDOBRONCHIAL
SYED_NEBLETT
ENDORECTAL
PERINEAL
315
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> 応用設定番号
(300A,0234)
1
> 応用設定名
> 応用設定製造者
> テンプレート番号
(300A,0236)
(300A,0238)
(300A,0240)
3
3
3
> テンプレートタイプ
> テンプレート名
> 参照基準画像シーケ
ンス
(300A,0242)
(300A,0244)
(300C,0042)
3
3
3
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
1C
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
1C
> 総基準空気カーマ
(300A,0250)
1
> 近接照射付属装置シ
ーケンス
(300A,0260)
3
>> 近接照射付属装置番 (300A,0262)
号
2C
>> 近接照射付属装置I (300A,0263)
D
2C
>> 近接照射付属装置タ (300A,0264)
イプ
1C
>> 近接照射付属装置名 (300A,0266)
>> 材質ID
(300A,00E1)
3
3
>> 近接照射付属装置公 (300A,026A)
称厚さ
3
応用設定の識別番号。応用設定番号 (300A,0234)
の値はそれが作成されるRT計画内で唯一であ
る。
応用設定の利用者定義名。
応用設定の製造者。
テンプレートの識別番号。テンプレート番号
(300A,0240) の値はそれが作成される応用設定内
で唯一である。
テンプレート装置の利用者定義タイプ。
テンプレート装置の利用者定義名。
現在の応用設定の確証のために使用される基準画
像のシーケンスを導入する。一つ以上の項目がこ
のシーケンスに含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照基準画
像シーケンス (300C,0042) が送られる場合は必
要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
基準画像シーケンス (300C,0042) が送られる場合
は必要。
現在の応用設定に対する総基準空気カーマ,即ち,
全チャネルにおける全線源の空気カーマ率の,そ
れらのそれぞれのチャネル時間との積(µGy at 1
m)。
現在の応用設定に関連した近接照射付属装置のシ
ーケンスを導入する。シーケンスは一以上の項目
を含むことがある。。
近接照射付属装置の識別番号。近接照射付属装置
番号 (300A,0262) の値は,それが作成される応用
設定内で唯一である。近接照射付属装置シーケン
ス (300A,0260) が送られる場合は必要。
近接照射付属装置に対する利用者あるいは装置供
給識別子。近接照射付属装置シーケンス
(300A,0260) が送られる場合は必要。
近接照射付属装置のタイプ。近接照射付属装置シ
ーケンス (300A,0260) が送られる場合は必要。定
義語:
SHIELD
DILATATION
MOLD
PLAQUE
FLAB
近接照射付属装置に対する利用者定義の名前。
近接照射付属装置の材料に対する利用者供給識別
子。注参照。
近接照射付属装置の公称厚さ(mm)。
316
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 近接装置装置公称透 (300A,026C)
過
>> 参照ROI番号
(3006,0084)
3
近接照射付属装置を通る公称透過(0 と 1 の間)。
2C
> チャネルシーケンス
(300A,0280)
1
>> チャネル番号
(300A,0282)
1
>> チャネル長さ
>> チャネル全時間
(300A,0284)
(300A,0286)
2
1
>> 線源移動タイプ
(300A,0288)
1
>> パルスの数
(300A,028A)
1C
>> パルス繰返し間隔
(300A,028C)
1C
RT一般計画モジュールの中で参照RT構造集合
シーケンス (300C,0060) によって参照されたRT
構造集合内の構造集合モジュールの中で,構造集
合ROIシーケンス (3006,0020) の中でROI番
号 (3006,0022) によって指定された近接付属品を
表わすROIを唯一に識別する。近接照射付属装
置シーケンス (300A,0260) が送られる場合は必
要。C.8.8.15.2 を参照のこと。
現在の応用設定に対するチャネルのシーケンスを
導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。
チャネルの識別番号。チャネル番号 (300A,0282)
の値はそれが作成される応用設定内で唯一であ
る。
チャネルの長さ(mm)。C.8.8.15.3 を参照。
現在のチャネルのための近接照射制御点シーケン
ス (300A,02D0) の第一および最終制御点間の時
間の合計(秒)。チャネル全時間の計算は,参照
線源番号 (300C,000E) の基準空気カーマ率
(300A,022A) に基づく。
線源移動のタイプ。C.8.8.15.4 を参照。定義語:
STEPWISE
FIXED
OSCILLATING
UNIDIRECTIONAL
現在のチャネルに対する分割当たりのパルスの
数。近接照射治療タイプ (300A,0202) が PDR で
ある場合は必要。
現在のチャネルのためのパルス繰返し間隔(秒)。
近接照射治療タイプ (300A,0202) が PDR である
場合は必要。
線源アプリケータの識別番号。線源アプリケータ
番号 (300A,0290) の値はそれが作成されるチャ
ネル内で唯一である。
線源アプリケータに対する利用者あるいは装置供
給識別子。線源アプリケータ番号 (300A,0290) が
送られる場合は必要。
線源アプリケータのタイプ。線源アプリケータ番
号 (300A,0290) が送られる場合は必要。定義語:
FLEXIBLE
RIGID
線源アプリケータに対する利用者定義名。
>> 線源アプリケータ番 (300A,0290)
号
3
>> 線源アプリケータI (300A,0291)
D
2C
>> 線源アプリケータタ (300A,0292)
イプ
1C
>> 線源アプリケータ名 (300A,0294)
3
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>> 線源アプリケータ長 (300A,0296)
さ
1C
>> 線源アプリケータ製 (300A,0298)
造者
>> 材質ID
(300A,00E1)
3
>> 線源アプリケータ壁 (300A,029C)
公称厚さ
>> 線源アプリケータ壁 (300A,029E)
公称透過
>> 線源アプリケータス (300A,02A0)
テップサイズ
アプリケータのコネクターと線源の最遠位位置間
の距離として定義される,線源アプリケータの長
さ(mm)。線源アプリケータ番号 (300A,0290) が
送られる場合は必要。
線源アプリケータの製造者。
3
線源アプリケータ壁の材料に対する利用者供給の
識別子。注を参照。
線源アプリケータ壁の公称厚さ(mm)。
3
線源アプリケータ壁を通る公称透過
(0 と 1 の間)
。
1C
3
>> チャンネル遮蔽シー (300A,02B0)
ケンス
3
>>> チャネル遮蔽番号
(300A,02B2)
1C
>>> チャネル遮蔽ID
(300A,02B3)
2C
>>> チャネル遮蔽名
>>> 材質ID
(300A,02B4)
(300A,00E1)
3
3
>>> チャネル遮蔽公称
厚さ
>>> チャネル遮蔽公称
透過
(300A,02B8)
3
隣接する(可能性)保持位置間のチャネルに沿っ
た経路の距離(mm)。線源移動タイプ (300A,0288)
が STEPWISE である場合は必要。
RT一般計画モジュール中で参照RT構造集合シ
ーケンス (300C,0060) によって参照されたRT構
造集合内の構造集合モジュール中で構造集合RO
Iシーケンス (3006,0020) の中でROI番号
(3006,0022) によって指定された線源アプリケー
タを表わすROIを唯一に識別する。線源アプリ
ケータ番号 (300A,0290) が送られる場合は必要。
C.8.8.15.2 を参照。
伝送管の識別番号。伝送管番号 (300A,02A2) の値
はそれが作成されるチャネル内で唯一である。
現在のアフターローディングチャネルの伝送管の
長さ(mm)。伝送管番号 (300A,02A2) の値が零
でない場合は必要。
現在のチャネルに関連したチャネル遮蔽のシーケ
ンスを導入する。一以上の項目がこのシーケンス
に含まれることがある。C.8.8.15.5 を参照。
チャネル遮蔽の識別番号。チャネル遮蔽番号
(300A,02B2) の値はそれが作成されるチャネル内
で唯一である。チャネル遮蔽シーケンス
(300A,02B0) が送られる場合は必要。
チャネル遮蔽のための利用者あるいは装置供給識
別子。チャネル遮蔽シーケンス (300A,02B0) が送
られる場合は必要。
チャネル遮蔽の利用者定義名。
チャネル遮蔽の材料に対する利用者供給の識別
子。注を参照。
チャネル遮蔽の公称厚さ(mm)。
(300A,02BA)
3
チャネル遮蔽の公称透過(0 と 1 の間)。
>> 参照ROI番号
(3006,0084)
2C
>> 伝送管番号
(300A,02A2)
2
>> 伝送管長さ
(300A,02A4)
2C
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>>> 参照ROI番号
(3006,0084)
2C
>> 参照線源番号
(300C,000E)
1
>> 制御点の数
(300A,0110)
1
>> 最終蓄積時間重み
(300A,02C8)
1C
>> 近接照射制御点シー (300A,02D0)
ケンス
1
>>> 制御点インデック
ス
>>> 蓄積時間重み
(300A,0112)
1
(300A,02D6)
2
>>> 制御点相対位置
(300A,02D2)
1
>>> 制御点三次元位置
(300A,02D4)
3
>>> 近接参照線量基準
シーケンス
(300C,0055)
3
>>>> 参照線量基準番号 (300C,0051)
1C
>>>> 蓄積線量基準係数 (300A,010C)
1C
RT一般計画モジュールの中で参照RT構造集合
シーケンス (300C,0060) によって参照されるRT
構造集合内の構造集合モジュールの中の構造集合
ROIシーケンス (3006,0020) の中でROI 番号
(3006,0022) によって指定されるチャネル遮蔽を
表わすROIを識別する。チャネル遮蔽シーケン
ス (300A,02B0) が送られる場合は必要。C.8.8.15.2
を参照。
現在の応用設定に対して線源シーケンス
(300A,0210) 内で参照される線源を唯一に識別す
る。
チャネルの中の制御点の数。Nセグメントチャネ
ルに対して,2N(段階的な移動)あるいはN+
1(連続的な移動)制御点があるであろう。
近接照射制御点シーケンス (300A,02D0) の中の
最終制御点に対する蓄積時間重み (300A,02D6)
の値。蓄積時間重み (300A,02D6) が近接照射制御
点シーケンス (300A,02D0) 内で指定された制御
点において零でない場合は必要である。C.8.8.15.6
参照。
このチャネルを記述する装置構成のシーケンスを
導入する。二以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。C.8.8.15.7 を参照。
第一制御点に対する0で始まる,現在の制御点の
インデックス。
現在の制御点への累積時間重み(ここで重みづけ
は照射された時間値に比例する)。近接照射制御
点シーケンス (300A,02D0) の中の第一項目のた
めの蓄積時間重みは常に零である。C.8.8.15.6 と
C.8.8.15.8 を参照のこと。
現在の制御点位置と現在のチャネル(mm)の中の
最遠位の可能な線源位置の間の距離(mm)。
C.8.8.15.9 を参照。
C.7.6.2.1.1 の中で記述される患者に基づく座標系
における制御点の座標(x,y,z)(mm)。C.8.8.15.10
を参照。
現在のチャネルに対する線量基準のシーケンスを
導入する。一以上の項目がこのシーケンスに含ま
れることがある。
現在のRT計画のRT処方モジュール内で線量基
準シーケンス (300A,0010) の中で記述される線
量基準を唯一に識別する。近接参照線量基準シー
ケンス (300C,0055) が送られる場合は必要。
この線源から現在の制御点における参照線量基準
までの蓄積線量寄与を計算するために使用する係
数。近接参照線量基準シーケンス (300C,0055) が
送られる場合は必要。C.8.8.15.11 を参照のこと
319
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: 1.材質ID (300A,00E1) は,ROIがオブジェクトを記述するために使用される場合,参照されたR
OI内で同様に指定されることがある。
C.8.8.15.1 永久刺入
永久刺入技術の中で,チャネル全時間 (300A,0286) に対する値は,同位元素の平均寿命時間である。
近接照射制御点シーケンス (300A,02D0) は二項目から構成される:一番目は蓄積時間重み
(300A,02D6) = 0 を持つ,そして二番目は蓄積時間重み (300A,02D6) = 最終蓄積時間重み (300A,02C8)
を持つ。
C.8.8.15.2 参照ROI番号
構造集合ROIは,近接照射応用設定モジュールの中で,付属装置,アプリケータおよびチャネル遮
蔽の3D座標を記述するために使用される,しかし個々の線源位置には使用されない(C.8.8.
15.9とC.8.8.15.10を参照)。
C.8.8.15.3 チャネル長さ
明記される場合は,チャネル長さ (300A,0284) は線源アプリケータ長さ (300A,0296) および伝送管長
さ (300A,02A4) の合計である。
C.8.8.15.4 振動線源移動
振動線源移動を含んでいる近接照射治療技術の中で(即ち,線源移動タイプ (300A,0288) が
OSCILLATING である場合),近接照射制御点シーケンス (300A,02D0) は二項目から構成される。第
一制御点は,蓄積時間重み (300A,02D6) = 0 ,そして振動の一つの端点に等しい制御点相対位置
(300A,02D2) を持つ。第二制御点は,蓄積時間重み (300A,02D6) = 最終蓄積時間重み (300A,02C8),お
よび振動の他の端点に等しい制御点相対位置 (300A,02D2) を持つ。走行時間は,振動技術に対して明
示的にモデル化されない。
C.8.8.15.5 チャネル遮蔽
線量寄付へのチャネル遮蔽の影響は,それらが指定されるチャネルに特有である。任意の他のチャネ
ルからの線量寄付へのこれらの遮蔽の影響はない。
C.8.8.15.6 時間計算
与えられた制御点での治療時間は,制御点に対する蓄積時間重み (300A,02D6) を掛けた,最終蓄積時
間重み (300A,02C8) で割った,チャネル全時間 (300A,0286) に等しい。治療時間に対する計算がタイ
マ分解能の正確な倍数でない時間値に帰着する場合には,結果は最も近い可能なタイマ値に丸められ
る(即ち,分解能単位の半分未満は,最も近い分解能単位まで切り下げられる,そして分解能単位の
半分以上は,最も近い分解能単位に切り上げられる)。
最終蓄積時間重み (300A,02C8) が 100 に等しい場合には,蓄積時間重み (300A,02D6) は各制御点で
照射されたチャネル全時間 (300A,0286) の百分率と等価になることに,同様に注意のこと。最終蓄積
時間重み (300A,02C8) がチャネル全時間 (300A,0286) と等しい場合には,各制御点における蓄積時間
重み (300A,02D6) はその制御点で照射される累積治療時間と等しくなる。
処理タイプ (300A,0202) が PDR である場合には,チャネル全時間 (3008,0286) は単一パルスの持続
時間を明記する。
320
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.15.7 近接照射制御点シーケンス
特定チャネルのための第一制御点が最初の保持位置を記述する,そしてチャネルのための最終制御点
が最終保持位置を記述するように,制御点は配置される。近接照射治療タイプ (300A,0202) が PDR で
ある場合,近接照射制御点シーケンス (300A,02D0) は単一パルスのための装置構成のシーケンスを明
記する。同様に,線源移動タイプ (300A,0288) が OSCILLATING である場合は,近接照射制御点シー
ケンス (300A,02D0) は単一周期に対する装置構成のシーケンスを明記する。
制御点を使用する近接照射仕様のいくつかの例は以下の通りである:
a) 段階的運動;等しく重みづけした4保持位置;ステップサイズ = 10;最終蓄積時間重み = 100:
制御点0:
制御点相対位置 = 30,蓄積時間重み = 0
制御点1:
制御点相対位置 = 30,蓄積時間重み = 25
制御点2:
制御点相対位置 = 20,蓄積時間重み = 25
制御点3:
制御点相対位置 = 20,蓄積時間重み = 50
制御点4:
制御点相対位置 = 10,蓄積時間重み = 50
制御点5:
制御点相対位置 = 10,蓄積時間重み = 75
制御点6:
制御点相対位置 = 0,蓄積時間重み = 75
制御点7:
制御点相対位置 = 0,蓄積時間重み = 100
b) 固定(手動位置決め)線源;最終蓄積時間重み = 100:
制御点0:
制御点相対位置 = 0,制御点3D位置 = (x,y,z),蓄積時間重み = 0
制御点1:
制御点相対位置 = 0,制御点3D位置 = (x,y,z),蓄積時間重み = 100
c) 振動移動;最終蓄積時間重み = 100:
制御点0:
制御点相対位置 = 100,蓄積時間重み = 0
制御点1:
制御点相対位置 = 0,蓄積時間重み = 100
d) 一方向移動;最終蓄積時間重み = 100:
制御点0:
制御点相対位置 = 0,蓄積時間重み = 0
制御点1:
制御点相対位置 = 100,蓄積時間重み = 100
e) 保持位置間の線源走行時間を考慮した段階的運動;等しく重みづけした3保持位置;ステップ
サイズ = 10;最終蓄積時間重み = 79:
制御点0:
制御点相対位置 = 30,蓄積時間重み = 0
制御点1:
制御点相対位置 = 30,蓄積時間重み = 25
制御点2:
制御点相対位置 = 20,蓄積時間重み = 27
制御点3:
制御点相対位置 = 20,蓄積時間重み = 52
制御点4:
制御点相対位置 = 10,蓄積時間重み = 54
制御点5:
制御点相対位置 = 10,蓄積時間重み = 79
321
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
f)保持位置間および最初の保持位置へのそして最後の保持位置からの線源走行時間を考慮した段
階的運動;等しく重みづけした3保持位置;ステップサイズ = 10;最終蓄積時間重み = 383:
制御点0:
制御点相対位置 = 1200,蓄積時間重み = 0
制御点1:
制御点相対位置 = 30,蓄積時間重み = 150
制御点2:
制御点相対位置 = 30,蓄積時間重み = 175
制御点3:
制御点相対位置 = 20,蓄積時間重み = 177
制御点4:
制御点相対位置 = 20,蓄積時間重み = 202
制御点5:
制御点相対位置 = 10,蓄積時間重み = 204
制御点6:
制御点相対位置 = 10,蓄積時間重み = 229
制御点7:
制御点相対位置 = 1200,蓄積時間重み = 383
C.8.8.15.8 線源走行時間
遠隔アフターローディングの保持位置間の線源走行時間は,線源が制御点間を移動するとき,蓄積時
間重み (300A,02D6) の中で零でない増分を指定することによって考慮されることがある。この場合,
チャネル全時間 (300A,0286) は,チャネルのための全部の線源走行時間を含む。
C.8.8.15.9 制御点相対位置
制御点相対位置 (300A,02D2) は,チャネルの中の与えられた線源が,チャネルの終端に関係してどこ
に位置するかを記述する。この位置は,「安全な位置」ではなく,アフターローディングアプリケー
タの終端に対応する。
C.8.8.15.10 制御点3D位置
制御点三次元位置 (300A,02D4) は,線源の絶対3D座標を記述する。この位置は,遠隔かあるいは手
動で制御されたアフターローディング治療時のアプリケータの中の線源の中心に対応する。
C.8.8.15.11 蓄積線量基準係数
蓄積線量基準係数 (300A,010C) は,現在の制御点において(そして以前の制御点が成功裡に処理され
た後で),参照された線量基準位置への線量を得るために,近接照射応用設定線量 (300A,00A4) がそ
れによって乗算される値である。蓄積線量基準係数 (300A,010C) は,定義によって,最初の制御点に
対しては零である。近接照射応用設定線量 (300A,00A4) によって乗算された最終制御点の蓄積線量基
準係数 (300A,010C) は,現在のチャネルに対する参照された線量基準位置への最終線量に帰着する。
点以外の線量基準位置のための線量計算はよく定義されていない。
治療タイプ (300A,0202) が PDR である場合には,蓄積線量基準係数 (3008,010C) は単一パルス時に
線量基準に照射される線量を明記する。線量基準に照射される線量の合計は,近接照射応用設定線量
(300A,00A4) によって乗算された,パルスの数 (300A,028A) によって乗算された,蓄積線量基準係数
(3008,010C) によって表現される。
C.8.8.16 承認モジュール
表C.8−48 承認モジュール
属性名
タグ
タイプ
属性記述
322
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
承認状態
(300E,0002)
1
校閲日付
(300E,0004)
2C
校閲時刻
(300E,0005)
2C
校閲者名
(300E,0008)
2C
SOPインスタンスが作成された時の承認の状
態。列挙値:
APPROVED = 校閲者はオブジェクトが暗黙の基
準に合致すると記録した
UNAPPROVED = オブジェクトの調査は記録され
ていない
REJECTED = 校閲者はオブジェクトが暗黙の基
準に合致しないと記録した
オブジェクトが調査された日付。承認状態
(300E,0002) が APPROVED または REJECTED
の場合は必要。
オブジェクトが調査された時刻。承認状態
(300E,0002) が APPROVED または REJECTED
の場合は必要。
オブジェクトを調査した人の名前。承認状態
(300E,0002) が APPROVED または REJECTED
の場合は必要。
C.8.8.17 RT一般治療記録モジュール
表C.8−49 RT一般治療記録モジュール
タグ
タイプ
属性名
インスタンス番号
(0020,0013)
1
治療日付
(3008,0250)
2
治療時刻
(3008,0251)
2
参照RT計画シーケン
ス
(300C,0002)
2
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
参照治療記録シーケン
ス
(3008,0030)
3
属性記述
オブジェクトのこの特定インスタンスを識別する
インスタンス番号
現在の分割が放射された日付,あるいはRT治療
要約記録IODの場合,最後の分割が放射された
日付。注を参照のこと。
現在の分割が放射された(開始された)時刻,あ
るいはRT治療要約記録IODの場合,最後の分
割が放射された(開始された)時刻。注を参照の
こと。
RT計画SOPクラス/インスタンス対への参照
を提供するシーケンス。単一項目のみがこのシー
ケンスの中で許される。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照RT計
画シーケンス (300C,0002) が送られる場合は必
要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
RT計画シーケンス (300C,0002) が送られる場合
は必要。
現在のRT治療記録が著しく関係するRT治療記
録SOPクラス/インスタンス対への参照を提供
するシーケンス。シーケンスは一以上の項目を含
むことがある。
323
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照治療記
録シーケンス (300C,0030) が送られる場合は必
要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
治療記録シーケンス (300C,0030) が送られる場合
は必要。
注: 治療日付(3008,0250) と治療時刻 (3008,0251) は治療のシーケンスを経時的に順序付けるために使用する
ことができる,ここで各治療は,RTビ−ム治療記録あるいはRT近接照射治療記録のインスタンスによ
って表わされる。RT治療要約記録の場合には,治療要約が有効である期間を識別するために使用するこ
とができる。したがって,実装者は,可能な場合は常に,これらの属性に対する値を含むことを強く助言
される。
C.8.8.18 RT治療装置記録モジュール
表C.8−50 RT治療装置記録モジュール
タグ
タイプ
属性名
治療装置シーケンス
(300A,0206)
1
> 治療装置名
(300A,00B2)
2
> 製造者
> 施設名
(0008,0070)
(0008,0080)
2
2
> 施設住所
(0008,0081)
3
> 施設部門名
(0008,1040)
3
> 製造者のモデル名
(0008,1090)
2
> 装置製造番号
(0018,1000)
2
属性記述
治療放射のために使用される治療装置を記述する
シーケンスを導入する。単一項目だけがこのシー
ケンスの中で許される。
治療放射のために使用される治療装置を識別する
利用者定義の名前。
治療放射のために使用される装置の製造者。
治療放射のために使用される装置が設置されてい
る施設。
治療放射のために使用される装置が設置されてい
る施設の郵便住所。
治療放射のために使用される装置が設置されてい
る施設の中の部門。
治療放射のために使用される装置の製造者のモデ
ル名。
治療放射のために使用される装置の製造者の製造
番号。
C.8.8.19 測定線量基準記録モジュール
表C.8−51 測定線量基準記録モジュール
タグ
タイプ
属性名
測定線量基準シーケン
ス
(3008,0010)
1
> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
属性記述
全体のセッションを通して合計した,治療放射の
間に測定された線量のシーケンスを導入する。シ
ーケンスは一以上の項目を含むことがある。
参照RT計画のRT処方モジュールの中で線量基
準シーケンス (300A,0010) の中の線量基準番号
(300A,0012) によって明記される線量基準を唯一
に識別する。測定線量基準番号 (3008,0064) が送
られない場合は必要。それ以外は存在しない。
324
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 測定線量基準番号
(3008,0064)
1C
> 線量単位
(3004,0002)
1
> 測定線量値
(3008,0016)
2
> 測定線量タイプ
(3008,0014)
2
> 測定線量記述
(3008,0012)
3
測定線量点の固有識別子。参照線量基準番号
(300C,0051) が送られない場合は必要。それ以外は
存在しない。
測定線量を記述するために使用する単位。
列挙値:
GY = Gray
RELATIVE = 暗黙の基準値に関係する線量
線量単位 (3004,0002) によって明記される単位の
中の測定線量
線量測定のタイプ。
定義語:
DIODE = 半導体ダイオード
TLD = 熱ルミネサンス線量計
ION_CHAMBER = 電離箱
GEL = 線量感受性ゲル
EPID = 電子的門画像装置
FILM = 線量感受性フィルム
線量基準の利用者定義の記述(例えば, “Exit
dose”, “Point A”)。
C.8.8.20 計算線量基準記録モジュール
表C.8−52 計算線量基準記録モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
計算線量基準シーケン
ス
(3008,0070)
1
> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
> 計算線量基準番号
(3008,0072)
1C
> 計算線量基準線量値
> 計算線量基準記述
(3008,0076)
(3008,0074)
2
3
属性記述
各々の治療放射に対して推定した線量のシーケン
スを導入する。シーケンスは一以上の項目を含む
ことがある。
参照RT計画のRT処方モジュールの中で線量基
準シーケンス (300A,0010) 中の線量基準番号
(300A,0012) によって明記される線量基準を唯一
に識別する。計算線量基準番号 (3008,0072) が送
られない場合にのみ必要。それ以外は存在しない。
RT治療記録IOD内の線量基準点の固有識別
子。参照線量基準番号 (300C,0051) が送られない
場合にのみ必要。
計算線量(Gy)。
計算線量基準の利用者定義記述。
C.8.8.21 RTビームセッション記録モジュール
表C.8−53 RTビームセッション記録モジュール属性
属性名
操作者の名前
参照分割グループ番号
計画された分割の数
タグ
(0008,1070)
(300C,0022)
(300A,0078)
タイプ
2
3
2
属性記述
治療セッションを管理している操作者の名前
参照 RT 計画内の分割グループの識別子
現在の分割グループに対して計画された治療(分
割)の全数。
325
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
一次線量計単位
(300A,00B3)
1
治療セッションビーム
シーケンス
(3008,0020)
1
> 参照ビーム番号
(300C,0006)
3
> ビーム名
> ビーム記述
> ビームタイプ
(300A,00C2)
(300A,00C3)
(300A,00C4)
3
3
1
> 放射線タイプ
(300A,00C6)
1
> 高線量技術タイプ
(300A,00C7)
1C
> 参照照合画像シーケ
ンス
(300C,0040)
3
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
1C
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
1C
>> 開始メーターセット (3008,0078)
3
>> 終了メーターセット (3008,007A)
3
装置線量計の測定単位。
列挙値:
MU = モニタ単位 Monitor Unit
MINUTE = 分
治療セッションの間に与えられたビームのシーケ
ンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を含
むことがある。
参照RT計画内のRTビームモジュールの中でビ
ームシーケンス (300A,00B0) の中のビーム番号
(300A,00C0) によって指定されたビームを参照す
る。
放射されたビームに対する利用者定義の名前。
放射されたビームに対する利用者定義の記述。
放射されるビームの運動特性。
列挙値:
STATIC = 照射時に全てのビームパラメタが変化
しない
DYNAMIC = 照射時に一以上のビームパラメタが
変化する
放射されたビームの粒子タイプ。
定義語:
PHOTON, ELECTRON, NEUTRON, PROTON.
高線量治療技術のタイプ
定義語:
NORMAL = 標準治療
TBI = 全身照射
HDR = 高線量
治療技術が治療装置安全制御の最優先を通常必要
とする線量を必要とする場合は必要。
現在のビームの放射の間に得られた照合画像のシ
ーケンスを導入する。シーケンスは一以上の項目
を含むことがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照照合画
像シーケンス (300C,0040) が送られる場合は必
要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
照合画像シーケンス (300C,0040) が送られる場合
は必要。
画像収集が開始する時の,参照ビーム番号によっ
て参照されるビーム内の蓄積メーターセット重
み。
画像収集が終了する時の,参照ビーム番号によっ
て参照されるビーム内の蓄積メーターセット重
み。
326
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照測定線量基準シ
ーケンス
(3008,0080)
3
>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>> 参照測定線量基準番 (3008,0082)
号
1C
>> 測定線量値
(3008,0016)
1C
> 参照計算線量基準シ
ーケンス
(3008,0090)
3
>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>> 参照計算線量基準番 (3008,0092)
号
1C
>> 計算線量基準線量値 (3008,0076)
1C
> 線源回転軸間距離
3
(300A,00B4)
現在のビームに対する治療放射の間に測定された
線量のシーケンスを導入する。シーケンスは一以
上の項目を含むことがある。
参照RT計画のRT処方モジュールの中で線量基
準シーケンス (300A,0010) 中の線量基準番号
(300A,0012) によって指定される線量基準を唯一
に参照する。参照測定線量基準シーケンス
(3008,0080) が送られる,そして参照測定線量基準
番号 (3008,0082) が送られない場合は必要。それ
以外は存在しない。
測定線量基準シーケンス (3008,0010) の中で測定
線量基準番号 (3008,0064) によって指定される測
定線量基準を唯一に参照する。参照測定線量基準
シーケンス (3008,0080) が送られる,そして参照
線量基準番号 (3008,0051)が送られない場合は必
要。それ以外は存在しない。
測定線量基準シーケンス (3008,0010) によって参
照されるシーケンスの中で,または上で定義され
る参照RT計画のRT処方モジュールの中の線量
基準シーケンス (300A,0010) の中で,線量単位
(3004,0002) によって指定される単位での測定線
量。
参照測定線量基準シーケンス (3008,0080) が送ら
れる場合は必要。
各々の治療放射に対して推定された線量のシーケ
ンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を含
むことがある。
参照RT計画のRT処方モジュールの中で線量基
準シーケンス (300A,0010) 中の線量基準番号
(300A,0012) によって指定される線量基準を唯一
に識別する。
参照計算線量基準シーケンス (3008,0090) が送ら
れる,そして参照計算線量基準番号 (3008,0092)
が送られない場合は必要。
計算線量基準シーケンス (3008,0070) 内の計算線
量基準番号 (3008,0072) によって指定される計算
線量基準を唯一に識別する。
参照計算線量基準シーケンス (3008,0090) が送ら
れる,そして参照線量基準番号 (3008,0051) が送
られない場合は必要。
計算された線量(Gy)。参照計算線量基準シーケ
ンス (3008,0090) が送られる場合は必要。
ビーム放射のために使用された装置の放射線源と
ガントリ回転軸との距離(mm)。
327
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> ビーム限定装置リー
フ対シーケンス
(3008,00A0)
1
>> RTビーム限定装置 (300A,00B8)
タイプ
1
>> リーフ/ジョウ対の (300A,00BC)
数
> 参照患者設定番号
(300C,006A)
1
> ウェッジの数
> 記録ウェッジシーケ
ンス
(300A,00D0)
(3008,00B0)
1
1C
>> ウェッジ番号
(300A,00D2)
3
>> ウェッジタイプ
(300A,00D3)
2C
>> ウェッジID
>> ウェッジ角度
>> ウェッジ方向
(300A,00D4)
(300A,00D5)
(300A,00D8)
3
3
3
> 補償フィルタの数
> 記録補償フィルタシ
ーケンス
(300A,00E0)
(3008,00C0)
2
3
3
ビーム限定装置(コリメータ)ジョーまたはリー
フ(構成要素)リーフ対値のシーケンスをを導入
する。シーケンスは一以上の項目を含むことがあ
る。
ビーム限定装置(コリメータ)のタイプ。
列挙値:
X = IEC X 方向における対称なジョーの対
Y = IEC Y 方向における対称なジョーの対
ASYMX = IEC X 方向における非対称なジョーの
対
ASYMY = IEC Y 方向における非対称なジョーの
対
MLCX = IEC X 方向での複数リーフ(複数要素)
ジョウ対
MLCY = IEC Y 方向での複数リーフ(複数要素)
ジョウ対
リーフ(構成要素)あるいはジョウ対の数(標準
ビーム限定装置ジョウに対しては 1 に等しい)。
RT治療記録の患者設定シーケンス (300A,0180)
内で患者設定番号 (300A,0182) によって指定さ
れる,現在のビーム内で使用される患者設定を唯
一に識別する。
現在の放射ビームに関係するウェッジの数。
ビームを放射した時に存在する治療ウェッジのシ
ーケンスを導入する。ウェッジの数 (300A,00D0)
が零でない場合は必要。シーケンスは一以上の項
目を含むことがある。
ウェッジの識別番号。ウェッジ番号 (300A,00D2)
の値はウェッジシーケンス内で唯一である。
放射されるビームに対して定義されたウェッジの
タイプ。記録ウェッジシーケンス (3008,00B0) が
送られる場合は必要。定義語:
STANDARD = 標準(固定)ウェッジ
DYNAMIC = ウェッジをシミュレートする移動ビ
ーム限定装置(コリメータ)ジョウ
MOTORIZED = ビームから遠隔で取り除くこと
ができる単一ウェッジ
ウェッジのための利用者提供識別子。
放射される公称ウェッジ角度(度)。
ウェッジの方向,即ち,IEC BEAM LIMITING
DEVICE 座標系に関する IEC WEDGE FILTER
座標系の方向(度)。
現在の放射ビームと関係する補償フィルタの数。
現在のビームに関係する治療補償フィルタのシー
ケンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を
含む。
328
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 参照補償フィルタ番 (300C,00D0)
号
1C
>> 補償フィルタタイプ (300A,00EE)
2C
>> 補償フィルタID
> ボーラスの数
> 参照ボーラスシーケ
ンス
>> 参照ROI番号
(300A,00E5)
(300A,00ED)
(300C,00B0)
3
2
3
(3006,0084)
1C
> ブロックの数
(300A,00F0)
2
> 記録ブロックシーケ
ンス
(3008,00D0)
3
>> ブロックトレイID (300A,00F5)
3
>> 参照ブロック番号
(300C,00E0)
3
>> ブロック名
(300A,00FE)
2C
> アプリケータシーケ
ンス
(300A,0107)
3
>> アプリケータID
(300A,0108)
1C
参照ビーム番号 (300C,0006) によって参照される
ビーム内で補償フィルタ番号 (300A,00E4) によ
って指定される補償フィルタを唯一に識別する。
記録補償フィルタシーケンス (3008,00C0) が送ら
れる場合は必要。
補償フィルタがある場合は,そのタイプ。補償フ
ィルタシーケンス (3008,00C0) が送られる場合は
必要。
定義語:
STANDARD = 物理的(固定)補償フィルタ
DYNAMIC = 補償フィルタをシミュレートする移
動ビーム限定装置(コリメータ)
補償フィルタのための利用者供給識別子。
現在のビームで使用されるボーラスの数。
ビームに関係するボーラスのシーケンスを導入す
る。シーケンスは一以上の項目を含むことがある。
RT一般治療記録モジュールの中で参照RT計画
シーケンス (300C,0002) の中の参照RT計画によ
って参照されるRT構造集合IOD内の構造集合
モジュールの中で,構造集合ROIシーケンス
(3006,0020) の中でROI番号 (3006,0022) によ
って指定されるボーラスを表わすROIを唯一に
識別する。
参照ボーラスシーケンス (300A,00B0) が送られ
る場合は必要。
ビームに関連した遮蔽ブロックまたは電子インサ
ートの数。
現在のビームに関連したブロックのシーケンスを
導入する。シーケンスは一以上の項目を含むこと
がある。
ブロックトレイまたは電子インサートのための利
用者供給識別子。
参照ビーム番号 (300C,0006) によって参照される
ビーム内でブロック番号 (300A,00FC) によって
指定されるブロックを唯一に識別する。
ブロックの利用者定義の名前。参照ブロックシー
ケンス (3008,00D0) が送られる場合は必要。
ビームに関連したアプリケータのシーケンスを導
入する。単一項目だけがこのシーケンスの中で許
される。
アプリケータのための利用者または装置供給識別
子。アプリケータシーケンス (300A,0107) が送ら
れる場合は必要。
329
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> アプリケータタイプ (300A,0109)
1C
>> アプリケータ記述
> 現在の分割番号
> 治療放射タイプ
(300A,010A)
(3008,0022)
(300A,00CE)
3
2
2
> 治療終了状態
(3008,002A)
1
> 治療終了コード
(3008,002B)
3
> 治療照合状態
(3008,002C)
3
> 指定一次メーターセ
ット
> 指定二次メーターセ
ット
> 放射済一次メーター
セット
> 放射済二次メーター
セット
> 指定治療時間
> 放射済治療時間
> 制御点の数
> 制御点放射シーケン
ス
(3008,0032)
3
アプリケータのタイプ。アプリケータシーケンス
(300A,0107) が送られる場合は必要。定義語:
ELECTRON_SQUARE = 正方形電子アプリケータ
ELECTRON_RECT = 長方形電子アプリケータ
ELECTRON_CIRC = 円形電子アプリケータ
ELECTRON_SHORT = 短い電子アプリケータ
ELECTRON_OPEN = 開放(dummy)電子アプリ
ケータ
INTRAOPERATIVE = 術中(特注)アプリケータ
STEREOTACTIC = 定位固定アプリケータ
アプリケータのための利用者定義記述。
このビ−ム投与のための分割番号。
治療の放射タイプ
定義語:
TREATMENT = 通常の患者治療
OPEN_PORTFILM = 開放照射野での門画像収集
TRMT_PORTFILM = 治療門での門画像の収集
CONTINUATION = 中断された治療の継続
治療が終了された状態。
列挙値:
NORMAL = 正常に終了した治療
OPERATOR = 操作者が終了した治療
MACHINE = 装置が終了した治療
UNKNOWN = 終了時の状態は知られていない
治療装置終了コード。このコードは特定応用およ
び装置に依存する。
治療が照合システムによって照合された状態。
列挙値:
VERIFIED = 照合された治療
VERIFIED_OVR = 少なくとも一つの無効にされ
た範囲外値をもつ照合された治療
NOT_VERIFIED = 手動で照合された治療
一次メーターセットの希望装置設定
(3008,0033)
3
二次メーターセットの希望装置設定
(3008,0036)
3
(3008,0037)
3
(3008,003A)
(3008,003B)
(300A,0110)
(3008,0040)
3
3
1
1
一次メーターセットによって記録された実際に放
射された装置設定
二次メーターセットによって記録された実際に放
射された装置設定
設定した治療時間(秒)。
実際に放射された治療時間(秒)。
放射された制御点の数。
現在の治療ビームに対するビーム制御点のシーケ
ンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を含
むことがある。 C.8.8.21.1 を参照。
330
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 参照制御点インデッ (300C,00F0)
クス
3
治療制御点日付
治療制御点時刻
指定メーターセット
放射済メーターセッ
(3008,0024)
(3008,0025)
(3008,0042)
(3008,0044)
1
1
2
1
設定線量率
(300A,0115)
2
>> 放射した線量率
(3008,0048)
2
>>
>>
>>
>>
ト
>>
>> 公称ビームエネルギ (300A,0114)
>> 公称ビームエネルギ (300A,0015)
単位
3
1C
>> ウェッジ位置シーケ (300A,0116)
ンス
3
>>> 参照ウェッジ番号
(300C,00C0)
1C
>>> ウェッジ位置
(300A,0118)
1C
>> ビーム限定装置位置 (300A,011A)
シーケンス
1C
参照ビーム番号 (300C,0006) によって参照される
ビーム内で制御点インデックス (300A,0112) に
よって指定される制御点を唯一に識別する。
治療ビームの投与が開始された日付
治療ビームの投与が開始された時刻
現在の制御点のための希望装置設定
現在の制御点で実際に放射された装置設定
現在の制御点で始まる分割に対して治療装置に設
定した線量率(メーターセット/分)。
現在の制御点で始まる分割に対して実際に放射さ
れた線量率(メーターセット/分)。
制御点での公称ビームエネルギ。
公称ビームエネルギ (300A,0114) に対して使用
する単位。公称ビームエネルギ (300A,0114) が送
られる場合は必要。定義語:
MV = 百万ボルト
MEV = 百万電子ボルト
放射線タイプ (300A,00C6) が PHOTON の場合
は,公称ビームエネルギ単位 (300A,0015) は MV
である。放射線タイプ (300A,00C6) が
ELECTRON の場合,公称ビームエネルギ単位
(300A,0015) は MEV である。
現在の制御点に対するウェッジ位置のシーケンス
を導入する。シーケンスは一以上の項目を含むこ
とがある。
参照ビーム番号 (300C,0006) によって参照される
ビーム内でウェッジ番号 (300A,00D2) によって
指定されるウェッジを唯一に参照する。ウェッジ
位置シーケンス (300A,0116) が送られる場合は
必要。
現在の制御点でのウェッジの位置。ウェッジ位置
シーケンス (300A,0116) が送られる場合は必要。
列挙値:
IN, OUT。
ビーム限定装置(コリメータ)ジョウあるいはリ
ーフ(要素)位置のシーケンスを導入する。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,あるいはビーム限定装置(コリメータ)
がビーム投与の間に変化する場合は必要。シーケ
ンスは一以上の項目を含むことがある。
331
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>>>RTビーム限定装置 (300A,00B8)
タイプ
1C
>>> リーフ/ジョウ位
置
(300A,011C)
1C
>> ガントリ角度
(300A,011E)
1C
>> ガントリ回転方向
(300A,011F)
1C
>> ビームストッパ位置 (3008,0230)
3
ビーム限定装置のタイプ。この属性の値はビーム
限定装置リーフ対シーケンス (3008,00A0) の要
素の中で定義されるRTビーム限定装置タイプ
(300A,00B8) に相当する。ビーム限定装置位置シ
ーケンス (300A,011A) が送られる場合は必要。
列挙値:
X = IEC X 方向の対称なジョウ対。
Y = IEC Y 方向の対称なジョウ対。
ASYMX = IEC X 方向の非対称なジョウ対。
ASYMY = IEC Y 方向の非対称なジョウ対。
MLCX = IEC X 方向の複数リーフ(複数要素)ジ
ョウ対。
MLCY = IEC Y 方向の複数リーフ(複数要素)ジ
ョウ対。
RTビーム限定装置タイプ (300A,00B8) に適切
な IEC BEAM LIMITING DEVICE 座標軸の中で,
ビーム限定装置(コリメータ)リーフ(構成要素)
またはジョウ対の位置(mm),例えば, MLCX に
対するX軸,MLCY に対するY軸。
N がビーム限定装置リーフ対シーケンス
(3008,00A0) の中で定義されたリーフ/ジョウ対
の数 (300A,00BC) である場合,2N 値を含む。値
は,IEC リーフ添字順序 101, 201, 102, 202, … 1N,
2N である。
ビーム限定装置位置シーケンス (300A,011A) が
送られる場合は必要。
治療装置のガントリ角度,即ち IEC FIXED
REFERENCE 座標系に関しての IEC GANTRY
座標系の方向(度)。制御点放射シーケンス
(3008,0040) の制御点0に対して,またはガントリ
角度がビーム投与の間に変化する場合は必要。
現在の制御点で開始されるセグメントに対して,
ガントリをアイソセンタから見るときのガントリ
回転の方向。制御点放射シーケンス (3008,0040)
の制御点0に対して,またはガントリ回転方向が
ビーム投与の間に変化する場合は必要。列挙値:
CW = 時計方向。
CC = 反時計方向。
NONE = 回転しない。
ビーム投与の間のビームストッパの位置。
列挙値:
EXTENDED = 伸張されたビームストッパ
RETRACTED = 格納されたビームストッパ
UNKNOWN = 位置不明
332
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> ビーム限定装置角度 (300A,0120)
1C
>> ビーム限定装置回転 (300A,0121)
方向
1C
>> 患者支持器角度
(300A,0122)
1C
>> 患者支持器回転方向 (300A,0123)
1C
>> テーブルトップ偏心 (300A,0124)
軸距離
>> テーブルトップ偏心 (300A,0125)
角度
3
>> テーブルトップ偏心 (300A,0126)
回転方向
1C
1C
ビーム限定装置(コリメータ)角度,即ち, IEC
GANTRY 座標系に関しての IEC BEAM
LIMITING DEVICE 座標系の方向(度)。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,またはビーム投与の間にビーム限定装置
(コリメータ)角度が変化する場合は必要。
現在の制御点で開始されるセグメントに対して,
ビーム限定装置(コリメータ)を放射線源から見
るときのビーム限定装置回転の方向。制御点放射
シーケンス (3008,0040) の制御点0に対して,ま
たはビーム投与の間にビーム限定装置回転方向が
変化する場合は必要。列挙値:
CW = 時計方向。
CC = 反時計方向。
NONE = 回転しない。
患者支持器角度,即ち,IEC FIXED REFERENCE
座標系に関しての IEC PATIENT SUPPORT (タ
ーンテーブル)座標系の方向(度)。制御点放射
シーケンス (3008,0040) の制御点0に対して,ま
たはビーム投与の間に患者支持器角度が変化する
場合は必要。
現在の制御点で始まるセグメントに対して,テー
ブルを上から見るときの患者支持器回転の方向。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,またはビーム投与の間に患者支持器回転
方向が変化する場合は必要。列挙値:
CW = 時計方向。
CC = 反時計方向。
NONE = 回転しない。
IEC PATIENT SUPPORT 垂直軸から IEC TABLE
TOP ECCENTRIC 垂直軸までの距離(正)
(mm)。
テーブルトップの(非アイソセンタ)角度,即ち,
IEC PATIENT SUPPORT 座標系に関しての IEC
TABLE TOP ECCENTRIC 座標系の方向(度)。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,またはビーム投与の間にテーブルトップ
偏心角度が変化する場合は必要。
現在の制御点で開始されるセグメントに対して,
テーブルを上から見るときのテーブルトップ偏心
回転の方向。制御点放射シーケンス (3008,0040)
の制御点0に対して,またはビーム投与の間にテ
ーブルトップ偏心回転方向が変化する場合は必
要。列挙値:
CW = 時計方向。
CC = 反時計方向。
NONE = 回転しない。
333
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> テーブルトップ垂直 (300A,0128)
位置
2C
>> テーブルトップ縦方 (300A,0129)
向位置
2C
>> テーブルトップ横方 (300A,012A)
向位置
2C
>> 無効シーケンス
(3008,0060)
3
>>> 無効パラメタポイ
ンタ
>>> 操作者の名前
(3008,0062)
2C
(0008,1070)
2C
>>> 無効理由
(3008,0066)
3
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
トップ垂直位置(mm)。この値は相対値よりもむ
しろ絶対値として解釈される。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,またはビーム投与の間にテーブルトップ
垂直位置が変化する場合は必要。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
トップ縦方向位置(mm)。この値は相対値よりも
むしろ絶対値として解釈される。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,またはビーム投与の間にテーブルトップ
縦方向位置が変化する場合は必要。
IEC TABLE TOP 座標系におけるテーブルトップ
トップ横方向位置(mm)。
制御点放射シーケンス (3008,0040) の制御点0に
対して,またはビーム投与の間にテーブルトップ
横方向位置が変化する場合は必要。
現在の制御点の直前のビームセグメントの投与の
間に破棄されたパラメタのシーケンスを導入す
る。シーケンスは一以上の項目を含むことがある。
無効にされた属性のデータ要素タグを含む。無効
シーケンス (3008,0060) が送られる場合は必要。
無効を承認した操作者の名前。無効シーケンス
(3008,0060) が送られる場合は必要。
無効パラメタポインタ (3008,0062) によって指定
されるパラメタの無効化に対しての利用者定義の
記述。
C.8.8.21.1 制御点装置放射パラメタ
RT治療セション記録モジュールの中の(テーブル角度および位置を含む)全ての治療装置放射パラ
メタは相対的ではなく制御点での絶対値として指定される。
C.8.8.22 RT近接照射セッション記録モジュール
表C.8−54 RT近接照射セッション記録モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
操作者の名前
参照分割グループ番号
計画された分割の数
(0008,1070)
(300C,0022)
(300A,0078)
2
2
2
近接照射治療技術
(300A,0200)
1
属性記述
治療セッションを管理している操作者の名前。
参照RT計画内の分割グループの識別子
現在の分割グループに対して計画された治療(分
割)の総数。
近接照射治療技術のタイプ。 列挙値:
INTRALUMENARY, INTRACAVITARY,
INTERSTITIAL, CONTACT, INTRAVASCULAR,
PERMANENT.
RT計画IOD参照。
334
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
近接照射治療タイプ
(300A,0202)
1
記録線源シーケンス
(3008,0100)
1
> 線源番号
(300A,0212)
1
> 線源タイプ
(300A,0214)
1
線源製造者
線源シリアル番号
線源同位元素名
線源同位元素半減期
基準空気カーマ率
(300A,0216)
(3008,0105)
(300A,0226)
(300A,0228)
(300A,022A)
2
2
1
1
1
> 空気カーマ率基準日
付
> 空気カーマ率基準時
刻
治療セッション応用設
定シーケンス
(300A,022C)
1
(300A,022E)
1
(3008,0110)
1
> 応用設定タイプ
(300A,0232)
1
> 参照近接照射応用設
定番号
(300C,000C)
3
応用設定名
応用設定製造者
テンプレート番号
テンプレートタイプ
テンプレート名
(300A,0236)
(300A,0238)
(300A,0240)
(300A,0242)
(300A,0244)
3
3
3
3
3
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
近接照射治療のタイプ。定義語:
MANUAL = 手動位置決め
HDR = 高線量率 High dose rate
MDR = 中線量率 Medium dose rate
LDR = 低線量率 Low dose rate
PDR = パルス線量率 Pulsed dose rate
応用設定内で使用される線源のシーケンスを導入
する。シーケンスは一以上の項目を含むことがあ
る。
線源の識別番号。線源番号 (300A,0212) の値はそ
れが作成される記録線源シーケンス (3008,0100)
内で唯一である。
線源のタイプ。定義語: POINT, LINE, CYLINDER,
SPHERE.
線源の製造者
線源のシリアル番号。
アイソトープの利用者定義の名前
アイソトープの半減期(日)。
空気カーマ率基準日 (300A,022C) と空気カーマ
率基準時刻 (300A,022E) で指定されるアイソト
ープの空気中における空気カーマ率 (単位 µGy
h-1 at 1 m)。.
アイソトープの基準空気カーマ率 (300A,022A)
の基準日
アイソトープの基準空気カーマ率 (300A,022A)
の基準時刻
現行のRT計画に対する応用設定のシーケンスを
導入する。シーケンスは一以上の項目を含むこと
がある。
応用設定のタイプ。定義語:
FLETCHER_SUIT, DELCLOS, BLOEDORN,
JOSLIN_FLYNN, CHANDIGARH, MANCHESTER,
HENSCHKE, NASOPHARYNGEAL,
OESOPHAGEAL, ENDOBRONCHIAL,
SYED_NEBLETT, ENDORECTAL, PERINEAL.
参照RT計画内のRT近接照射応用モジュールの
中で応用設定シーケンス (300A,0230) の応用設
定番号 (300A,0234) によって指定される応用設
定を参照する。
応用設定に対する利用者定義の名前
応用設定の製造者
テンプレートの識別番号
テンプレート装置の利用者定義タイプ
テンプレート装置の利用者定義の名前
335
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 応用設定検査
(3008,0116)
3
> 参照照合画像シーケ
ンス
(300C,0040)
3
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
1C
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
1C
> 総基準空気カーマ
(300A,0250)
1
> 参照測定線量基準シ
ーケンス
(3008,0080)
3
>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>> 参照測定線量基準番 (3008,0082)
号
1C
>> 測定線量値
(3008,0016)
1C
> 参照計算線量基準シ
ーケンス
(3008,0090)
3
現行の応用設定の全チャネルを通る検査ワイヤー
走行の結果
列挙値:
PASSED = 合格検査
FAILED =失敗検査
UNKNOWN = 不明の状態
現ビームの放射の間に得られた照合画像のシーケ
ンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を含
むことがある。注参照。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照照合画
像シーケンス (300C,0040) が送られる場合は必
要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
照合画像シーケンス (300C,0040) が送られる場合
は必要。
現在の応用設定に対する総基準空気カーマ,即ち,
各チャネルにおける各線源の空気カーマ率とその
それぞれのチャネル時間との積の合計(単位 µGy
at 1 m)。
治療放射の間に測定され,全セッションを通して
合計された線量のシーケンスを導入する。シーケ
ンスは一以上の項目を含むことがある。
参照RT計画のRT処方モジュールにおける線量
基準シーケンス (300A,0010) の中で線量基準番
号 (300A,0012) によって指定される線量基準を
唯一に参照する。参照測定線量基準シーケンス
(3008,0080) が送られる,そして参照測定線量基準
番号 (3008,0082) が送られない場合は必要。それ
はそれ以外には存在しない。
測定線量基準シーケンス (3008,0010) の中で測定
線量基準番号 (3008,00 64) によって指定される
測定線量基準を唯一に参照する。参照測定線量基
準シーケンス (3008,0080) が送られる,そして参
照線量基準番号 (300C, 0051) が送られない場合
は必要。それはそれ以外には存在しない。
上で定義される参照RT計画のRT処方モジュー
ルの中で測定線量基準シーケンス (3008,0010) ま
たは線量基準シーケンス (300A,0010) によって
参照されるシーケンスの中の線量単位
(3004,0002) によって指定される単位における測
定線量。参照測定線量基準シ−ケンス (3008,0080)
が送られる場合は必要。
各治療放射に対して予測される線量のシーケンス
を導入する。シ−ケンスは一以上の項目を含むこ
とがある。
336
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>> 参照計算線量基準番 (3008,0092)
号
1C
>> 計算線量基準線量値 (3008,0076)
1C
> 現在の分割番号
> 治療放射タイプ
(3008,0022)
(300A,00CE)
2
2
> 治療終了状態
(3008,002A)
1
> 治療終了コード
(3008,002B)
3
> 治療照合状態
(3008,002C)
2
> 記録近接照射付属装
置シーケンス
(3008,0120)
3
>> 参照近接照射付属装 (3008,0122)
置番号
2C
>> 近接照射付属装置I (300A,0263)
D
2C
参照RT計画のRT処方箋モジュ−ルの中の線量
基準シーケンス (300A,0010) の中の線量基準番
号 (300A,0012) によって明記される線量基準を
唯一に識別する。参照計算線量基準シーケンス
(3008,0090) が送られる,そして参照計算線量基準
番号 (3008,0092) が送られない場合は必要。それ
はそれ以外には存在しない。
計算線量基準シーケンス (3008,0070) 内の計算線
量基準番号 (3008,0072) によって指定される計算
線量基準を唯一に識別する。参照計算線量基準シ
ーケンス (3008,0090) が送られる,そして参照線
量基準番号 (300C,0051) が送られない場合は必
要。それはそれ以外には存在しない。
計算線量(Gy)。参照計算線量基準シーケンス
(3008,0090) が送られる場合は必要。
この応用設定の分割番号。
治療の放射タイプ。
定義語:
TREATMENT = 通常の患者治療
CONTINUATION = 中断された治療の再開
治療が終了された状態。
列挙値:
NORMAL = 正常に終了した治療
OPERATOR = 操作者が終了した治療
MACHINE = 装置が終了させた NORMAL 状態の
他の治療
UNKNOWN = 終了時の状態は知られていない
治療装置終了コード。このコードは特定応用およ
び装置に依存する。
治療が照合システムによって照合された状態。列
挙値:
VERIFIED = 照合された治療
VERIFIED_OVR = 少なくとも一つの破棄された
範囲外値をもつ照合された治療
NOT_VERIFIED = 手動で照合された治療
現在の応用設定に関係する近接照射付属装置のシ
ーケンスを導入する。シーケンスは一以上の項目
を含むことがある。
近接照射付属装置の識別番号。近接照射付属装置
番号 (300A,0262) の値は,その中でそれが作成さ
れる応用設定内で唯一である。記録近接照射付属
装置シーケンス (3008,0120) が送られる場合は必
要。
近接照射付属装置のための利用者または装置が供
給したID。記録近接照射付属装置シーケンス
(3008,0120) が送られる場合は必要。
337
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 近接照射付属装置タ (300A,0264)
イプ
1C
>> 近接照射付属装置名 (300A,0266)
>記録チャネルシーケン (3008,0130)
ス
3
1
>> チャネル番号
(300A,0282)
1
>> チャネル長さ
(300A,0284)
>> 指定チャネル総時間 (3008,0132)
2
1
>> 放射済チャネル総時 (3008,0134)
間
1
>> 線源移動タイプ
1
(300A,0288)
>> 指定したパルスの数 (3008,0136)
1C
>> 放射したパルスの数 (3008,0138)
1C
>> 指定したパルス繰り (3008,013A)
返し間隔
1C
>> 放射したパルス繰り (3008,013C)
返し間隔
1C
>> 参照測定線量基準シ (3008,0080)
ーケンス
3
>>> 参照線量基準番号
1C
(300C,0051)
近接照射付属装置のタイプ。近接照射付属装置シ
ーケンス (3008,0120) が送られる場合は必要。定
義語:
SHIELD, DILATATION, MOLD, PLAQUE, FLAB.
近接照射付属装置の利用者定義の名前。
現在の応用設定のためのチャネルのシーケンスを
導入する。シーケンスは一以上の項目を含むこと
がある。
チャネルの識別番号。チャネル番号 (300A,0282)
の値はその中でそれが作成される応用設定内で唯
一である。
チャネルの長さ(mm)。RT計画IODを参照。
現在のチャネルのための近接照射制御点シーケン
ス (300A,02D0) の制御点0と最後の制御点の間
で指定される時間の総計(秒)。
現在のチャネルのための近接照射制御点シーケン
ス (300A,02D0) の制御点0と最後の制御点の間
で実際に放射された時間の総計(秒)。
線源移動のタイプ。定義語:
STEPWISE, FIXED, OSCILLATING,
UNIDIRECTIONAL.
現在のチャネルに対して分割毎に指定されるパル
スの数。近接照射治療タイプ (300A,0202) が PDR
である場合は必要。 C.8.8.22.1 を参照。
現在のチャネルに対して分割毎に実際に放射され
たパルスの数。近接照射治療タイプ (300A,0202)
が PDR である場合は必要。 C.8.8.22.1 参照。
現在のチャネルに対して指定したパルス繰り返し
間隔(秒)。近接照射治療タイプ (300A,0202) が
PDR である場合は必要。 C.8.8.22.1 参照。
現在のチャネルに対して実際に放射したパルス繰
り返し間隔(秒)。近接照射治療タイプ
(300A,0202) が PDR である場合は必要。
C.8.8.22.1 参照。
全体のセッションにわたって合計した,治療実施
の間に測定された線量のシーケンスを導入する。
シーケンスは一以上の項目を含むことがある。
参照RT計画のRT処方モジュールの中で線量基
準シーケンス (300A,0010) の中の線量基準番号
(300A,0012) によって指定される線量基準を唯一
に参照する。参照測定線量基準シーケンス
(3008,0080) が送られる,そして参照測定線量基準
番号 (3008,0082) が送られない場合は必要。それ
はそれ以外には存在しない。
338
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>>> 参照測定線量基準
番号
(3008,0082)
1C
>>> 測定線量値
(3008,0016)
1C
>> 参照計算線量基準シ (3008,0090)
ーケンス
3
>>> 参照線量基準番号
(300C,0051)
1C
>>> 参照計算線量基準
番号
(3008,0092)
1C
>>> 計算線量基準線量 (3008,0076)
値
>> 記録線源アプリケー (3008,0140)
タシーケンス
1C
>>> 参照線源アプリケ
ータ番号
(3008,0142)
2
>>> 線源アプリケータ
ID
(300A,0291)
2C
>>> 線源アプリケータ
タイプ
(300A,0292)
1C
>>> 線源アプリケータ
名
>>> 線源アプリケータ
長 さ
(300A,0294)
3
(300A,0296)
1C
>>> 線源アプリケータ
製造者
(300A,0298)
3
3
測定線量基準シーケンス (3008,0010) の中で測定
線量基準番号 (3008,0064) によって指定される測
定線量基準を参照する。参照測定線量基準シーケ
ンス (3008,0080) が送られる,そして参照線量基
準番号(300C, 0051) が送られない場合は必要。そ
れはそれ以外には存在しない。
測定された線量。参照測定線量基準シーケンス
(3008,0080) が送られる場合は必要。
各治療放射に対して予測される線量のシーケンス
を導入する。シーケンスは一以上の項目を含むこ
とがある。。
参照RT計画のRT処方モジュールの中で線量基
準シーケンス (300A,0010) の中の線量基準番号
(300A,0012) によって指定される線量基準を唯一
に識別する。参照計算線量基準シーケンス
(3008,0090) が送られるそして参照計算線量基準
番号 (3008,0092) が送られない場合は必要。それ
はそれ以外には存在しない。
計算線量基準シーケンス (3008,0070) 内で計算線
量基準番号 (3008,0072) によって指定される計算
線量基準を唯一に識別する。参照計算線量基準シ
ーケンス (3008,0090) が送られる,そして参照線
量基準番号(300C,0051) が送られない場合は必要。
それはそれ以外には存在しない。
計算された線量(Gy)。参照計算線量基準シー
ケンス (3008,0090) が送られる場合は必要。
記録された線源アプリケータのシーケンスを導入
する。シーケンスは一以上の項目を含むことがあ
る。
線源アプリケータの識別番号。線源アプリケータ
番号 (300A,0290) の値はその中でそれが作成さ
れたチャネル内で唯一である。
線源アプリケータのための使用者または装置が供
給する識別子。記録線源アプリケータシーケンス
(3008,0140) が送られる場合は必要。
線源アプリケータのタイプ。記録線源アプリケー
タシーケンス (3008,0140) が送られる場合は必
要。列挙値:
FLEXIBLE, RIGID.
線源アプリケータのための利用者定義の名前
アプリケータの接続部と線源の最も遠い位置との
間の距離として定義される線源アプリケータの長
さ(mm)。記録線源アプリケータシーケンス
(3008,0140) が送られる場合は必要。
線源アプリケータの製作者
339
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>>> 線源アプリケータ
ステップサイズ
(300A,02A0)
1C
>> 伝送管番号
(300A,02A2)
2
>> 伝送管長さ
(300A,02A4)
2C
>> 記録チャネル遮蔽シ (3008,0150)
ーケンス
3
>>> 参照チャネル遮蔽
番号
(3008,0152)
2C
>>> チャネル遮蔽ID
(300A,02B3)
2C
>>> チャネル遮蔽名
>> 参照線源番号
(300A,02B4)
(300C,000E)
3
1
>> 安全位置出庫日付
Safe Position Exit Date
(3008,0162)
1C
>> 安全位置出庫時刻
Safe Position Exit Time
(3008,0164)
1C
>> 安全位置復帰日付
(3008,0166)
1C
>> 安全位置復帰時刻
(3008,0168)
1C
>> 制御点の数
(300A,0110)
1
>> 近接照射制御点放射 (3008,0160)
シーケンス
1
隣接する(可能性のある)停止位置の間のチャン
ネルに沿った経路の距離(mm)。線源移動タイプ
(300A,0288) が STEPWISE の場合は必要。
伝送管の識別番号。伝送管番号 (300A,02A2) の値
はその中でそれが作成されるチャネル内で唯一で
ある。
現在のアフターロディングチャネルの伝送管の長
さ(mm)。伝送管番号 (300A,02A2) が零長さで
ない場合は必要。
現在のチャネルに関連するチャネル遮蔽のシーケ
ンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を含
むことがある。チャネル遮蔽の記述についてはR
T計画IODを参照のこと。
チャネル遮蔽の識別番号。チャネル遮蔽番号
(300A,02B2) の値はその中でそれが作成されたチ
ャネル内で唯一である。チャネル遮蔽シーケンス
(3008,0150) が送られる場合は必要。
チャネル遮蔽のための利用者または装置供給の識
別子。チャネル遮蔽シーケンス (3008,0150) が送
られる場合は必要。
チャネル遮蔽のための利用者定義の名前
現在の応用設定のための記録線源シーケンス
(3008,0100) 内で参照線源を唯一に識別する。
線源が保管庫を出た日付。記録チャネルシーケン
ス (3008,0130) が送られる,そして近接照射治療
タイプ (300A,0202) が MANUAL でない場合は
必要。
線源が保管庫を出た時刻。記録チャネルシーケン
ス (3008,0130) が送られる,そして近接照射治療
タイプ (300A,0202) が MANUAL でない場合は
必要。
線源が保管庫に戻った日付。記録チャネルシーケ
ンス (3008,0130) が送られる,そして近接照射治
療タイプ (300A,0202) が MANUAL でない場合
は必要。
線源が保管庫に戻った時刻。記録チャネルシーケ
ンス (3008,0130) が送られる,そして近接照射治
療タイプ (300A,0202) が MANUAL でない場合
は必要。
チャネルの中の制御点の数。N分割チャネルでは
2N(段階的移動)またはN+1(連続移動)の
制御点がある。
このチャネルを記述する装置構成のシーケンスを
導入する。シーケンスは二以上の項目を含むこと
がある。近接照射制御点放射シーケンスについて
はRT計画IODと C.8.8.22.1 を参照のこと。
340
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>>> 参照制御点インデ
ックス
>>> 治療制御点日付
>>> 治療制御点時刻
>>> 制御点相対位置
(300C,00F0)
1
(3008,0024)
(3008,0025)
(300A,02D2)
1
1
1
>>> 無効シーケンス
(3008,0060)
3
>>>> 無効パラメタポイ (3008,0062)
ンタ
>>>> 操作者の名前
(0008,1070)
2C
>>>> 無効理由
3
(3008,0066)
2C
最初の制御点に対して0で始まる,現在の制御点
のインデックス。
現在の制御点が生じた日付
現在の制御点が生じた時刻
現在のチャネルにおける現在の制御点位置と最遠
可能線源位置との間の距離(mm)。RT計画IO
Dを参照。
現在の制御点の直前の治療の投与時に無効にされ
たパラメタのシーケンスを導入する。シーケンス
は一以上の項目を含むことがある。。
無効にされた属性のデータ要素タグを含む。無効
シーケンス (3008,0060) が送られる場合は必要。
無効を承認した操作者の名前。無効シーケンス
(3008,0060) が送られる場合は必要。
無効パラメタポインタ (3008,0062) によって指定
されるパラメタの無効に対する理由の利用者定義
の記述。
注: 参照照合画像シーケンス (300C,0040) は,近接照射応用設定の照合のために特に撮られた画像,またはH
DR治療計画の中で行われることがある,照合画像の代わりに使用される基準画像を含むことがある。
C.8.8.22.1 PDR(パルス線量率)治療
近接照射治療タイプ (300A,0202) がPDRである近接照射治療技術において,近接照射制御点シーケ
ンス (300A,02D0) は2N項で構成される,ここで,Nは放射したパルスの数 (3008,0138) である。各々
の制御点対は単一パルスの始めと終わりを指定する。
341
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.8.23 RT治療要約記録モジュール
表C.8−55 RT治療要約記録モジュール属性
属性名
現在の治療状態
タグ
タイプ
(3008,0200)
1
治療状態コメント
最初の治療日付
最近の治療日付
分割グループ要約シー
ケンス
(3008,0202)
(3008,0054)
(3008,0056)
(3008,0220)
3
2
2
3
> 参照分割グループ番
号
(300C,0022)
3
> 分割グループタイプ
(3008,0224)
2C
> 計画された分割の数
(300A,0078)
2C
> 放射された分割の数
(3008,005A)
2C
> 分割状態要約シーケ
ンス
(3008,0240)
3
>> 参照分割番号
(3008,0223)
1C
>> 治療日付
(3008,0250)
2C
>> 治療時刻
(3008,0251)
2C
>> 治療終了状態
(3008,002A)
2C
治療要約測定線量基準
シーケンス
(3008,00E0)
3
属性記述
治療要約が作成された時点での治療の状態。列挙
値:
NOT_STARTED, ON_TREATMENT, ON_BREAK,
SUSPENDED, STOPPED, COMPLETED
C.8.8.23.1 参照。
現在の治療状態へのコメント
最初の治療の実施の日付。
最も近い投与の実施の日付。
計画対実施済分割グループの現在の状況を記述す
るシーケンスを導入する。シーケンスは一以上の
項目を含むことがある。。
参照RT計画の中の分割グループシーケンス
(300A,0070) の中の分割グループ番号
(300A,0071) を参照する。
分割グループのタイプを示す。分割グループ要約
シーケンス (3008,0220) が送られる場合は必要。
列挙値:
EXTERNAL_BEAM, BRACHY.
この分割グループのために計画した分割の数。分
割グループ要約シーケンス (3008,0220) が送られ
る場合は必要。
治療要約報告の時点での放射済の分割の数。 分割
グループ要約シーケンス (3008,0220) が送られる
場合は必要。
分割グループにおける分割の状態を記述するシー
ケンスを導入する。シーケンスは一以上の項目を
含むことがある。。
分割を識別する。分割状態要約シーケンス
(3008,0240) が送られる場合は必要。
分割が放射された日付。分割状態要約シーケンス
(3008,0240) が送られる場合は必要。
分割が放射された時刻。分割状態要約シーケンス
(3008,0240) が送られる場合は必要。
治療が終了した状態。分割状態要約シーケンス
(3008,0240) が送られる場合は必要。列挙値:
NORMAL = 治療は正常に終了した
OPERATOR = 操作者が治療を終了した
MACHINE = NORMAL 状態の他の理由で装置が
治療を終了した
UNKNOWN = 終了時の状態は知られていない
測定線量基準への参照のシーケンスを導入する。
シーケンスは一以上の項目を含むことがある。
342
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照線量基準番号
(300C,0051)
3
> 線量基準記述
> 線量基準への蓄積線
量
(300A,0016)
(3008,0052)
3
1C
治療要約計算線量基準
シーケンス
> 参照線量基準番号
(3008,0050)
3
(300C,0051)
3
(300A,0016)
(3008,0052)
3
1C
> 線量基準記述
> 線量基準への蓄積線
量
RT一般治療記録モジュールの参照RT計画シー
ケンス (300C,0002) の中で参照される参照RT計
画のRT処方モジュールの中で,線量基準シーケ
ンス (300A,0010) の中の線量基準番号
(300A,0012) によって指定される線量基準を唯一
に識別する。
線量基準の利用者定義の記述。
線量基準に放射される蓄積線量(Gy)。治療要約
測定線量基準シーケンス (3008,00E0) が送られる
場合は必要。
計算線量基準への参照のシーケンスを導入する。
シーケンスは一以上項目を含むことがある。
RT一般治療記録モジュールの参照RT計画シー
ケンス (300C,0002) の中で参照される参照RT計
画のRT処方モジュールの中の線量基準シーケン
ス (300A,0010) の中の線量基準番号 (300A,0012)
によって指定される線量基準を唯一に識別する。
線量基準の利用者定義の記述。
線量基準に放射される蓄積線量(Gy)。治療要約
線量基準シーケンス (3008,0050) が送られる場合
は必要。
注:RT処理要約記録IODは,関連するRT治療セション記録IODへの参照を含んでいることがある。こ
れらの参照は,RT一般治療記録モジュールの参照治療記録シーケンス (3008,0030) 内に含まれる。
C.8.8.23.1 現在の治療状態
現在の治療状態 (3008,0200) に対する列挙値の定義は次のように定義される:
NOT_STARTED
患者は治療を開始していない。
ON_TREATMENT
患者は現在治療を受けている。
ON_BREAK
患者は現在治療を受けていない,しかし再開日付が決まっている。
SUSPENDED
患者は現在治療を受けていない,しかし治療の再開は日付が計画されていない。
STOPPED
患者は計画されたコースを完了せずに治療中止した。
COMPLETED
患者は治療の計画されたコースを完了した。
RT治療要約記録オブジェクトの中の現在の治療状態(あるいは何れかの他の領域)における変更は,
RT治療要約記録IODの新しいインスタンスを定義する。
C.8.9 PET情報モジュール定義
この節は,ポジトロンエミッショントモグラフィシリーズと画像モジュールを記述する。これらのモ
ジュールは,ポジトロンエミッショントモグラフィ画像に特有である属性を含む。
343
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.9.1 PETシリーズモジュール
表C.8−56は,PETシリーズを記述するIOD属性を含む。
表C.8―56 PETシリーズモジュール属性
属性名
シリーズ日付
タグ
(0008,0021)
シリーズ時刻
(0008,0031)
単位
(0054,1001)
計数源
(0054,1002)
シリーズタイプ
(0054,1000)
タイプ
属性の説明
1
シリーズが開始された日付。特殊化については
C.8.9.1.1.2 を参照。
1
シリーズが開始された時刻。特殊化については
C.8.9.1.1.2 を参照。
1
画素値単位。説明については C.8.9.1.1.3 を参照。
定義語:
CNTS, NONE, CM2, PCNT, CPS, BQML,
MGMINML, UMOLMINML, MLMING, MLG,
1CM, UMOLML, PROPCNTS, PROPCPS,
MLMINML, MLML, GML, STDDEV
1
計数の一次源。再構成補正時に使用される二次計
数源に対比して,一次計数源は基礎にある画像単
位 (0054,1001) を導く。列挙値:
1
EMISSION
TRANSMISSION
シリーズのタイプの複数値指示。説明については
C.8.9.1.1.4 を参照。
値1列挙値:
STATIC
DYNAMIC
GATED
WHOLE BODY
値2列挙値:
再投影法
(0054,1004)
2C
R−R間隔の数
(0054,0061)
1C
時間スロットの数
(0054,0071)
1C
時間スライスの数
(0054,0101)
1C
スライスの数
(0054,0081)
1
IMAGE
REPROJECTION
容積データを面投影に投影する方法。シリーズタ
イプ (0054,1000) 値2が REPROJECTION の場
合は必要。定義語:
SUM
MAX PIXEL
このシリーズの中に存在することがあるR−R間
隔の最大の数。シリーズタイプ (0054,1000) 値1
が GATED の場合は必要。
このシリーズの中に存在することがある時間スロ
ットの最大の数。シリーズタイプ (0054,1000) 値
1が GATED の場合は必要。
このシリーズの中に存在することがある時間スラ
イスの最大の数。シリーズタイプ (0054,1000) 値
1が DYNAMIC の場合は必要。
このシリーズの中に存在することがあるスライス
の最大の数。
344
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
補正済画像
(0028,0051)
2
ランダム補正法
(0054,1100)
3
吸収補正法
(0054,1101)
3
散乱補正法
(0054,1105)
3
減衰補正法
(0054,1102)
1
再構成直径
(0018,1100)
3
コンボリューションカ
ーネル
(0018,1210)
3
再構成法
(0054,1103)
3
使用した検出器線応答
(0054,1104)
3
このシリーズの中の画像に適用された補正がある
場合は,それを示す値。定義語:
DECY = 減衰補正
ATTN = 吸収補正
SCAT = 散乱線補正
DTIM = デッドタイム補正
MOTN = ガントリ動き補正(例えば,ウォーブ
ル,クラムシェル)
PMOT = 患者動き補正
CLN = 計数損失正規化(ゲート時間スロットに
おける計数損失についての補正)
RAN = ランダム補正
RADL = 不均一性半径方向サンプリング補正
DCAL = 線量較正器を使用して感度較正
NORM = 検出器正規化
ランダム補正処理のタイプ。定義語:
NONE = ランダム補正なし
DLYD = 遅延計数減算
SING = 単一推定
吸収補正処理のテキスト記述。例えば,計測値対
計算値,透過線源タイプ(円環,線,点),想定
患者形状(多角形,楕円,分割,吸収係数,頭蓋
骨厚さ),後注入透過,平滑化。
散乱補正処理のテキスト記述。例えば,コンボリ
ューション減算,二重エネルギウィンドウ,モデ
ル準拠,吸収データの使用。
このシリーズの中の画像が減衰補正された実世界
イベント。説明については C.8.9.1.1.5 を参照。定
義語:
NONE = 減衰補正なし
START = 収集開始時間
ADMIN = 放射性医薬品投与時間
画像の再構成の作成にデータを使用した領域の直
径(mm)。データはこの領域の外側に存在するこ
とがある,また患者の部分もこの領域の外側に存
在することがある。
データの再構成に使用さるたコンボリューション
カーネルのテキスト記述。(例えば,名前,カッ
トオフ,径/軸/角度,数学的方式,DC処理)
再構成処理のテキスト記述。例えば,2Dフィル
ター逆投影,2D反復,3D PROMIS,3D
FAVOR,3D反復。
使用された応答の検出器線のテキスト記述。マッ
シュあるいは断層再構成時の他の処理。
345
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
収集開始条件
(0018,0073)
3
収集開始条件データ
(0018,0074)
3
収集終了条件
(0018,0071)
3
収集終了条件データ
(0018,0075)
3
視野の形状
(0018,1147)
3
視野の寸法
(0018,1149)
3
ガントリ/検出器傾き
(0018,1120)
3
ガントリ/検出器回転
(0018,1121)
3
検出器運動のタイプ
(0054,0202)
3
コリメータタイプ
(0018,1181)
3
データ収集が開始された方法の記述。定義語:
DENS = 計数率(計数/秒)
RDD = 計数率の相対差(計数/秒の変化)
MANU = 手動
TIME = 時間
AUTO = 準備ができた時に自動
TRIG = 生理的トリガー
説明については C.8.9.1.1.6 を参照。
データ採集を開始させる計数率,計数率変化ある
いは生理的トリガー。
シリーズのためのデータ収集を終了した方法の記
述。定義語:
CNTS = 計数
DENS = 計数率(計数/秒)
RDD = 計数率の相対差(計数/秒の変化)
MANU = 手動
OVFL = データオーバーフロー
TIME = 時間
TRIG = 生理的トリガー
説明については C.8.4.9.1.3 を参照
データ採集を終了させる計数の数,計数率,計数
率の変化,あるいは生理的トリガー。
PETカメラの視野の形状。定義語:
CYLINDRICAL RING
HEXAGONAL
MULTIPLE PLANAR
視野の寸法:単位 mm。横断検出器径に軸方向幅
が従う。
ガントリの傾き角度:単位 度。説明については
C.8.9.1.1.7 を参照
ガントリの回転角度:単位 度。正回転は患者が仰
臥位の時,患者の左にあるガントリが上の方へ移
動する。
収集時の検出器の動きの記述。定義語:
NONE = 静止したガントリ
STEP AND SHOOT = 間欠的動作,静止してい
る場合にのみ収集する
CONTINUOUS = ガントリの動きと収集は同時
で連続
WOBBLE = ウォブル動き
CLAMSHELL = クラムシエル動き
コリメータタイプ。定義語:
NONE = コリメータなし
RING = 横断隔壁
346
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
コリメータ/グリッド
名
軸方向受容角
軸方向マッシュ
(0018,1180)
3
使用されたコリメータを記述するラベル
(0054,1200)
(0054,1201)
3
3
横方向マッシュ
(0054,1202)
3
検出器素子寸法
(0054,1203)
3
同時計数窓幅
(0054,1210)
3
エネルギウィンドウ範
囲シーケンス
(0054,0013)
3
> エネルギウィンドウ
下限
> エネルギウィンドウ
上限
二次計数タイプ
(0054,0014)
3
最大軸方向受け入れ角度,単位:度。
一緒に混合される隣接軸方向応答線の数。説明に
ついては C.8.9.1.1.8 を参照。
一緒に混合される隣接横方向応答線の数。説明に
ついては C.8.9.1.1.9 を参照。
個々の検出器素子の寸法,単位:mm。横断面寸法
に軸方向寸法が従う。個別結晶に対してこれは結
晶寸法である。連続検出器に対してこれは画素ビ
ン寸法である。
同時計数時間窓の幅,単位:nsec。2個の個別計
数間の許容される最大時間差。
このシリーズに対して使用されるエネルギウィン
ドウを記述する繰り返し項目のシーケンス。この
シーケンスは零以上の項目を含むことがある。説
明については C.8.9.1.1.10 を参照。
エネルギウィンドウ下限,単位:KeV
(0054,0015)
3
エネルギウィンドウ上限,単位:KeV
(0054,1220)
3
収集時に積算される加算計数のタイプを定義する
配列。定義語:
DLYD = 遅延計数
SCAT = 二次窓における散乱計数
SING = 個別計数
DTIM = デッドタイムにより損失した計数
C.8.9.1.1 PETシリーズ属性の記述
注: DICOMにおける一般シリーズの意味は,一般シリーズモジュールにおける属性によって,そしてシリ
ーズを生じた発生源エンティティ(患者,検査,基準座標系,装置)によって決定される。発生源エンテ
ィティは,1→nの関係の単一値エンティティであり,ここでシリーズは複数値エンティティである。従
って,シリーズは下記から得られる画像のグループである:同一の患者と検査から;同一装置から;同一
空間基準座標系から。
PET画像IODは,PETシリーズモジュール,PET放射性核種モジュールおよびPET複数ゲイト
収集モジュールの中の属性によって,PETシリーズIEをさらに精錬する。これらは画像から画像へと
変化しない属性である。従って,一般シリーズに対する上記の基準(同一の患者,検査,基準座標系,装
置)に加えて,PETシリーズIEの中の属性は,下記の画像のグループとしてPETシリーズを定義す
る:同一時間基準座標系から;同一の基本的意味を持つ(例えば,同一単位:アクティビティ濃度,代謝,
あるいは吸収の何れか);同一放射線源から導出される(エミッションまたは透過);同一の放射性核種
と放射性医薬品から;同一の再構成処理から導出された;そして,同一の収集設定とパラメタから生じた。
C.8.9.1.1.1 画像面モジュールと画像画素モジュール属性の特殊化
PETシリーズでは,下記の画像画素モジュール属性は画像が変わっても変化しない。
光度測定解釈 (0028,0004)
347
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
行 (0028,0010)
列 (0028,0011)
割当ビット (0028,0100)
格納ビット (0028,0101)
画素表現 (0028,0103)
PETシリーズでは,下記の画像面モジュール属性は画像が変わっても変化しない。
画素間隔 (0028,0030)
シリーズタイプ (0054,1000) 値2が IMAGE であるPETシリーズでは,下記の画像面モジュール属
性は画像が変わっても変化しない。
画像方向 (0020,0037)
注: これは,シリーズタイプ (0054,1000) 値2が IMAGE であるものでは,PETシリーズの中のすべて画
像が平行面上にあることを意味する。画像は,しかしながら,画像面の法線に沿って不均一の間隔を持つ
ことがある。
シリーズタイプ (0054,1000) 値2が REPROJECTION であるPETシリーズでは,画像方向
(0020,0037) 属性は,画像が単一軸に関して回転するように変化する。幾何学的には,各画像面への法
線は,その行と列ベクトルのクロス乗積によって定義される。各々の再投影画像は,画像の中心を通
り抜ける中心法線を持っている。PETシリーズ内の再投影画像は,共平面であるそして一点を通り
抜ける中心法線を持つ。
C.8.9.1.1.2 シリーズ日付,シリーズ時刻
PETシリーズではシリーズ日付 (0008,0021) とシリーズ時刻 (0008,0031) はタイプ1であることが
明記される。シリーズ日付 (0008,0021) とシリーズ時刻 (0008,0031) は放射線計測を含む時間的に関係
付られたすべてのPET画像属性に対して基準時間として使用される。シリーズ日付 (0008,0021) と
シリーズ時刻 (0008,0031) はどんな実世界イベント(例えば収集開始,放射線医薬品投与など)にも
結び付けられない,そしてそれらの実世界意味は実装に依存する。
C.8.9.1.1.3 単位
画素データ (7FE0,0010) の画素値の単位。定義語:
CNTS = counts
NONE = unitless
CM2 = centimeter**2
PCNT = percent
CPS = counts/second
BQML = Becquerels/ milliliter
MGMINML = milligram/minute/milliliter
UMOLMINML = micromole/minute/milliliter
MLMING = milliliter/minute/gram
MLG = milliliter/gram
1CM = 1/centimeter
UMOLML = micromole/milliliter
PROPCNTS = proportional to counts
348
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
PROPCPS = proportional to counts/sec
MLMINML = milliliter/minute/milliliter
MLML = milliliter/milliliter
GML = grams/milliliter
STDDEV = standard deviations
C.8.9.1.1.4 シリーズタイプ
シリーズタイプ (0054,1000) 値1は,PETシリーズ内の画像の空間位置と時間特性を識別するため
使用される。列挙値とそれらの定義は下記である:
STATIC =
同一時間での異なる空間位置における画像のグループ。
DYNAMIC =
全ての時間スライスで収集される全ての空間位置をもつ,異なる時間スライス
における空間位置(例えばスライス)の集合における画像のグループ。
GATED =
同一空間位置,同一収集開始および終了時刻,しかし(多分)異なるR−R間
隔の異なる時間スロットの中で収集された画像のグループ
WHOLE BODY =
複数軸方向視野をカバーする(そしてそのために異なった時間に収集する)こ
とを除いて, STATIC と同じである。
注: 1. C.8.9.1.1.1の定義とコメントを使用して,PETシリーズとシリーズタイプ (0054,1000)
値1の符号化の例を示す。
スタティック収集: 全てが同じ開始および終了時刻の間に収集された,異なる上方⇔下方位置でのn枚
の横断画像のグループ。シリーズタイプ = STATIC 。
ダイナミック収集: m種類の異なる開始および終了時刻で収集された,n種類の上方⇔下方位置での,
n×mの横断画像のグループ。シリーズタイプ = DYNAMIC 。
ゲート収集: 全てが同じ開始および終了時刻の間に収集され,(下限R−R値 (0018,1081) と上限R−
R値 (0018,1082) によって決定される)m種類の異なるR−R間隔で収集され,(トリガー時間
(0054,1000) で決定される)与えられたR−R間隔のp種類の時間スロットで収集された,n種類の上方
⇔下方の位置におけるn×m×p種類の横断画像のグループ。シリーズタイプ = GATED 。
ホールボディ収集: 全身のかなりの部分をカバーする異なる上方⇔下方位置でのn枚の横断画像のグル
ープ。シリーズタイプ = WHOLE BODY 。
複数軸方向視野: 異なる上方⇔下方位置でのn枚の横断画像のグループ。シリーズタイプ = WHOLE
BODY 。
インターリーブ: 軸方向サンプリングを増加するために重複したAFOVで収集された2×nの横断画
像のグループ。シリーズタイプ = WHOLE BODY 。
矢状面(冠状面,斜断面): 横断画像を再構成することによって導出される矢状面(冠状面,斜断面)
再スライス画像。シリーズタイプは,発生源のシリーズタイプに依存して,STATIC,DYNAMIC,GATED
あるいは WHOLD BODY である。
数学的画像: 被演算画像への数学的処理によって作成された画像。シリーズタイプは,発生源のシリー
ズタイプに依存して,STATIC,DYNAMIC,GATED あるいは WHOLD BODY である。
代謝画像: 代謝モデルによって導出された画像。シリーズタイプは,発生源のシリーズタイプに依存し
て,STATIC,DYNAMIC,GATED あるいは WHOLD BODY である。
349
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
2. 上記の定義を使用して,同一PETシリーズの中に保存されない次のような若干の画像がある:
異なって再構成された同一スキャンから得られた2枚の画像。
たとえ同時に収集された場合も,同一患者と検査に対する放射および透過画像(放射および透過画像は異
なる再構成処理を行うので)。
同一患者の2枚の画像,一つは NH3 注入後の画像,他は FDG 注入後の画像。
2枚の画像:再構成されたスキャンデータから作成されたオリジナル画像と代謝モデルに基づいて導出さ
れた画像。
シリーズタイプ (0054,1000) 値2は,PETシリーズ内の画像の容積的意味を識別するために使用さ
れる。列挙値とそれらの定義は下記である:
IMAGE =
断層画像スライス
REPROJECTION = 再投影法 (0054,1004) の中で定義されるアルゴリズムを使用する,断層画像の
スライスを経由して前方投影から導出される投影画像。
C.8.9.1.1.5 減衰補正
減衰補正法 (0054,1102) は,減衰補正されたこのシリーズの中の画像への実世界イベントである。減
衰補正が適用される場合は,シリーズの中の全画像は同時に減衰補正される。定義語とその定義は下
記である:
NONE = 減衰補正なし
START = 収集開始時間,収集時刻 (0008,0032)
ADMIN = 放射性医薬品投与時間,放射線医薬品開始時刻 (0018,1072)
画像が減衰補正された時間は,減衰係数 (0054,1321),フレーム基準時間 (0054,1300),放射性核種半減
期 (0018,1075),シリーズ日付 (0008,0021),シリーズ時刻 (0008,0031)から導出することができる。
C.8.9.1.1.6 収集開始条件
収集開始条件 (0018,0073) は収集データ採集の開始方法である。定義語とその定義は:
DENS = プリセットされた計数率(計数/秒)に達した
RDD = プリセットされた計数率の相対差(計数/秒の変化)に達した
MANU = 収集は手動で開始された
TIME = プリセット時間限度に達した
AUTO = 準備ができた時点で自動的に開始する
TRIG = 生理的トリガーのプリセット値に達した
C.8.9.1.1.7 ガントリ/検出器傾き
PET画像データに対するガントリ/検出器傾き (0018,1120) は,患者の主軸(頭から足への軸)(あ
るいは患者を支えているデーブル)に対するガントリの度における角度である。正の傾きはガントリ
の頂が患者の足方向に移動する。
C.8.9.1.1.8 軸方向マッシュ
軸方向マッシュ (0054,1201) は複数値である,そして(軸方向視野中心のみ)一緒に混合されるユニ
350
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ークな軸方向線応答(LOR)の数として定義される。値1は奇数スライスに対して混合されるLO
Rの数である。値2は偶数スライスに対して混合されるLORの数である。個別結晶のスキャナに対
しては,各ユニークLORは結晶の対に対応する。ビンサイズが可変である連続検出器に対しては,
混合されたLORの数は検出器素子寸法 (0054,1203) 値2によって割算された実際のビンサイズによ
って決定される。軸方向マッシュ (0054,1201) の値は,収集あるいは再構成時に混合がなされるかど
うかに関わらず同じである。
注: 個別結晶スキャナの例として,リング差異が -2, 0, +2 は奇数スライスとして混合され,リング差異が -1,
+1 は偶数スライスとして混合される場合は,その時は軸方向マッシュ (0054,1201) は 3¥2 に等しい。
C.8.9.1.1.9 横方向マッシュ
横方向マッシュ (0054,1202) は,一緒に混合されるユニークな横方向線応答(LOR)の数として定
義される。個別結晶のスキャナに対しては,各々のユニークなLORが結晶の対に対応する。ビンサ
イズが可変である連続検出器に対しては,混合されたLORの数は検出器素子寸法 (0054,1203) 値1
によって割算された実際のビンサイズによって決定される。横方向マッシュ (0054,1202) の値は,収
集あるいは再構成時に混合がされるかどうかに関わらず同じである。
C.8.9.1.1.10 エネルギウィンドウ範囲シーケンス
追加のエネルギウィンドウに基づく同時計数を許するために,複数エネルギウィンドウが許される(例
えば,検出器の中で散乱されたコンプトン計数)。全てのエネルギウィンドウはPETシリーズにお
ける全ての画像に寄与すると仮定される。
C.8.9.1.1.11 PETシリーズにおける画像の時間関係
以下の図は,PETシリーズ内の画像の時間関係を示す。
351
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ダイナミックPETシリーズの例
実世界のイベント
注入
手動
開始
最初の時間ス
ライスの開始
2番目の時間
スライスの開始
収集
終了
時間
放射性 シリーズ時刻
(0008,0031)
医薬品
開始時間
(0018,1072)
収集時刻
(0008,0032)
最初の時間
スライス
収集時刻
(0008,0032)
2番目の時
間スライス
実フレーム
持続時間
(0018,1242)
最初の時間
スライス
PET画像属性
フレーム
基準時間
(0054,1300)
2番目の時
間スライス
実フレーム
持続時間
(0018,1242)
2番目の時間
スライス
ゲートPETシリーズの例
実世界のイベント
注入
フレーム
基準時間
(0054,1300)
最初の時間
スライス
手動
開始
収集 最初の
開始 トリガー
2番目の
トリガー
収集
終了
時間
放射性 シリーズ時刻
医薬品
(0008,0031)
開始時間
(0018,1072)
収集時刻
(0008,0032)
全ての時間
スロット
フレーム
基準時間
(0054,1300)
全ての時間
スロット
4個の
フレーム時間
(0018,1063) 値
4個の時間
スロット用
実フレーム持続時間 (0018,1242)
全ての時間スロット
PET画像属性
凡例
4個の
トリガー時間
(0018,1060) 値
4個の時間
スロット用
休止(計数の積算なし)
計数の収集
計数の収集可能
実世界イベントに固定される時間
実世界イベントに関係しない時間
352
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.9.2 PET同位元素モジュール
表C.8−57はPET同位元素を記述するIOD属性を含む。
表C.8−57 PET同位元素モジュール属性
属性名
放射性医薬品情報シー
ケンス
>> 表 8.8-1 の 符号シ
タイプ
属性の説明
2
同位元素の情報を記述する繰り返し項目のシーケ
ンス。このシーケンスは一つ以上の項目を含むこ
とがある。
2
放射性核種を同定するシーケンス。このシーケン
スはただ一つの項目を含む。説明については
C.8.4.10.1.3 を参照
基準コンテキストIDは 4020。
ーケンスマクロ を含め
る
> 放射性医薬品経路
(0018,1070)
> 投与経路コードシー (0054,0302)
3
3
投与経路
放射性医薬品の投薬経路を同定するシーケンス。
このシーケンスは正確に一項目を含む。説明につ
いては C.8.4.10.1.4 を参照。
基準コンテキストIDは 11。
3
投与された放射性医薬品の容積:単位 cm3
投与開始の時間。シリーズ時刻 (0008,0031) と同
じ時間基準を使用する,画像目的で患者に放射性
医薬品を投与した実時間。
投与終了の時間。シリーズ時刻 (0008,0031) と同
じ時間基準を使用する,画像目的で患者に放射性
医薬品を投与した実終了時間。
放射性医薬品開始時刻 (0018,1072) における,ベ
クレル(Bq)で測定された患者に投与された放射
性核種投与量。
この画像の補正に使用した放射性核種の半減期:
単位 秒。
この画像の補正に使用した放射性核種陽電子放出
割合(陽電子放出による崩壊の割合)。
放射性医薬品開始時刻 (0018,1072) における
Bq/micromole で表現された,放射性医薬品の単位
質量当りの放射能。
放射性医薬品の名前
放射性医薬品を同定するシーケンス。このシーケ
ンスは正確に一項目を含む。
基準コンテキストIDは 4021。
> 放射性核種コードシ
ーケンス
タグ
(0054,0016)
(0054,0300)
ケンス
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
> 放射性医薬品容積
(0018,1071)
> 放射性医薬品開始時 (0018,1072)
3
刻
> 放射性医薬品停止時
刻
(0018,1073)
3
> 放射性核種総投与量
(0018,1074)
3
> 放射性核種半減期
(0018,1075)
3
> 放射性核種陽電子放 (0018,1076)
出割合
>放射性医薬品比放射能 (0018,1077)
3
> 放射性医薬品
(0018,0031)
> 放射性医薬品コード (0054,0304)
シーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
3
3
ケンスマクロ を含める
> インターベンション (0018,0026)
薬剤情報シーケンス
3
3
使用されるインターベンション薬剤を記述する繰
り返し項のシーケンス。このシーケンスは零以上
の項目を含むことがある。
353
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> インターベンション (0018,0034)
薬剤名
> インターベンション (0018,0029)
薬剤コードシーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
> インターベンション (0018,0035)
薬剤開始時刻
> インターベンション
薬剤停止時刻
> インターベンション
薬剤投与量
3
インターベンション薬剤の名前
3
インターベンション薬剤名を同定するシーケン
ス。
基準コンテキストIDは 10。
3
シリーズ時刻 (0008,0031) と同一の時間基準を使
用した,インターベンション薬剤の投与の時間。
シリーズ時刻 (0008,0031) と同一の時間基準を使
用した,インターベンション薬剤の投与完了の時
間。
インターベンション薬剤投与量:単位 mg。
(0018,0027)
3
(0018,0028)
3
C.8.9.3 PET複数ゲート収集モジュール
表C.8−58は,PET複数ゲート収集を記述するIOD属性を含む。
表C.8−58 PET複数ゲート収集
属性名
拍動除去フラグ
タグ
(0018,1080)
トリガーソースまたは
タイプ
PVC除去
スキップ拍動
(0018,1085)
(0018,1086)
心拍数
(0018,1088)
フレーミングタイプ
(0018,1064)
(0018,1061)
タイプ
属性の説明
2
拍動長ソーティングが適用された。列挙値:
Y = yes
N = no
3
トリガー源を示すテキスト。定義語:
EKG
3
使用されたPVC除去基準のタイプの記述。
3
検出された不整脈のあとのスキップされた拍動の
数。
3
この画像のための収集期間に対する1分間当りの
平均拍動数。これは除去された拍動も受容された
拍動も全てを含む。
3
実施されたフレーミングのタイプの記述。
定義語:
FORW = forward
BACK = backward
PCNT = 百分率による forward/backward
C.8.9.4 PET画像モジュール
表C.8−59は,PET画像を記述するIOD属性を含む:
表C.8−59 PET画像モジュール属性
属性名
画像タイプ
タグ
(0008,0008)
タイプ
属性の説明
1
画像識別特性。特殊化については C.8.9.4.1.1 を参
照
354
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
リスケール切片
(0028,1052)
1
リスケール傾斜
(0028,1053)
1
フレーム基準時間
(0054,1300)
1
トリガー時間
(0018,1060)
1C
フレーム時間
(0018,1063)
1C
下限R−R値
(0018,1081)
1C
上限R−R値
(0018,1082)
1C
非可逆画像圧縮
(0028,2110)
1C
画像インデックス
(0054,1330)
1
収集日付
(0008,0022)
2
この画像の中のサンプル(面)の数。この値は 1 で
ある。
画素データの意図された解釈を明記する。特殊化
については C.8.9.4.1.2 を参照。
各画素サンプルに対して割り当てられたビットの
数。各サンプルは同じ数の割当ビットを持つ。列
挙値: 16
各画素サンプルに対して格納されるビット数。各
サンプルは同じ数の格納ビットを持つ。値は割当
ビット (0028,0100) と同じ値である。
画素サンプルデータに対する最上位ビット。各サ
ンプルは同じ高位ビットを持つ。格納ビット
(0028,0101) の中の値より 1 少ない値である。
格納値(SV)と単位 (0054,1001) で定義された画
素値単位(U)の間の関係における b の値。U =
PET画像ではリスケース切片は常に 0
m*SV+b。
である。
リスケール切片 (0028,1052) の中で指定された式
の中の m 。
画像の中の画素値が発生した時間。フレーム基準
時間はシリーズ基準時間からのオフセットであ
る,単位 msec。C.8.9.4.1.5 の説明を参照。
トリガーの開始からこの画像のためのデータ収集
の開始までの間隔:単位 msec。シリーズタイプ
(0054,1000) 値1が GATED である場合は必要。
個々のフレームごとの公称持続時間:単位 msec。
シリーズタイプ (0054,1000) 値1が GATED で
ある場合は必要。説明については C.8.9.4.1.3 参
照。
拍動除去のためのR−R間隔の下限:単位 msec。
シリーズタイプ (0054,1000)値1が GATED そし
て拍動除去フラグ (0018,1080) が Y である場合
は必要。
拍動除去のためのR−R間隔の上限:単位 msec。
シリーズタイプ (0054,1000)値1が GATED そし
て拍動除去フラグ (0018,1080) が Y である場合
は必要。
画像が非可逆圧縮を受けたことがあるか否かを明
記する。列挙値:
00 = 画像は非可逆圧縮されたことがない。
01 = 画像は非可逆圧縮されたことがある。
C.7.6.1.1.5 参照。非可逆圧縮が画像に行われたこ
とがある場合は必要。
PETシリーズ内のこの画像の位置を同定するイ
ンデックス。説明については C.8.9.4.1.9 を参照
この画像に帰着したデータの収集を始めた日付。
説明については C.8.9.4.1.4 を参照。
355
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
収集時刻
(0008,0032)
2
実フレーム持続時間
(0018,1242)
2
公称R−R間隔
(0018,1062)
3
取得間隔
(0018,1083)
3
除去間隔
(0018,1084)
3
蓄積された一次(即時) (0054,1310)
計数
3
蓄積された二次計数
(0054,1311)
3
スライス感度係数
(0054,1320)
3
減衰係数
(0054,1321)
1C
線量較正係数
(0054,1322)
3
散乱割合係数
(0054,1323)
3
デッドタイム係数
(0054,1324)
3
参照オーバレイシーケ
ンス
(0008,1130)
3
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
この画像に帰着したデータの収集を始めた時刻。
説明については C.8.9.4.1.4 を参照。
この画像ためのデータ収集の経過時間:単位
msec。説明については C.8.9.4.1.6 を参照
受入れた拍動のR−R間隔の平均持続時間:単位
msec。
下限R−R値 (0018,1081) と上限R−R値
(0018,1082) の範囲内に落ち,そして従って受入れ
られ,そしてこのR−R間隔への同時計数に寄与
した心拍の数。
下限R−R値 (0018,1081) と上限R−R値
(0018,1082) の範囲外に落ち,そしてこのR−R間
隔への同時計数に寄与しなかった心拍の数。しか
しながら,これらは他のR−R間隔への同時計数
に寄与することがある。
一次計数チャンネルの中で発生した計数の合計。
ランダム補正法 (0054,1100) が NONE の場合
は,計数は「真+散乱+ランダム」を含む:そう
でなければ計数は「真+散乱」である。
二次計数チャンネルの中で蓄積された計数の合
計。説明については C.8.9.4.1.7 を参照。
この画像の補正に使用されたスライス間の感度補
正係数。スライス感度補正が適用されない場合に
は値は 1 である。
この画像を定量化するために使用された減衰係
数。減衰係数 (0054,1102) が NONE でない場合
は必要。減衰係数が適用される場合には,シリー
ズ中の全ての画像は同時に減衰補正される。
線量較正器を使用して計数/秒から Bq/ml へこ
の画像を変換するために使用される係数。線量較
正が適用されない場合には値は 1 である。説明に
ついては C.8.9.4.1.8 参照
この画像の中で,散乱が原因でありそして補正さ
れた,収集された計数の割合の推定。散乱補正が
適用されない場合には値は 0 である。
この画像に適用された平均デッドタイム補正係
数。デッドタイム補正が適用されない場合には値
は 1 である。
独立オーバレイに関係するSOPクラス/インス
タンス対の集合に参照を提供するシーケンス。こ
の画像に深く関係しているオーバレイを唯一に識
別する。このシーケンスには零以上の項が含まれ
ることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照オーバ
レイシーケンス (0008,1130) が送られる場合に必
要。
356
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
参照カーブシーケンス
(0008,1145)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,2218)
3
ケンスマクロ を含める
> 解剖学的領域修飾子 (0008,2220)
3
この画像の中で解剖学的関心領域を修飾する一以
上の項目のシーケンス(例えば下向き,仰向け,
斜め右)。C.8.4.9.1.5 を参照。
基準コンテキストIDは 2。
3
この画像の中の解剖学的主要関心構造を識別する
一以上の項目のシーケンス。C.8.4.9.1.6 を参照
基準コンテキストIDは 1。
3
画像の中で解剖学的主要構造を修飾する1個以上
のシーケンス。C.8.4.9.1.6 参照
基準コンテキストIDは 2。
> 表 8.8-1 の 符号シー
シーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
主要解剖学的構造シー (0008,2228)
ケンス
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
> 主要解剖学的構造修 (0008,2230)
飾子シーケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
オーバレイシーケンス (0008,1130) が送られる場
合に必要。
独立カーブに関係したSOPクラス/インスタン
ス対の集合に参照を提供するシーケンス。この画
像に深く関係しているカーブを唯一に識別する。
このシーケンスには零以上の項が含まれることが
ある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照カーブ
シーケンス (0008,1145) が送られる場合に必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
カーブシーケンス (0008,1145) が送られる場合に
必要。
この画像の中で解剖学的関心領域を識別する一項
目のシーケンス(例えば外部組織,表面組織また
は身体の一般的領域)。C.8.4.9.1.5 参照
基準コンテキストIDは 1。
ケンスマクロ を含める
C.8.9.4.1 PET画像モジュール属性記述
C.8.9.4.1.1 画像タイプ
PET画像については,画像タイプ (0008,0008) はタイプ1であると明記される。
注: PET画像については,画像タイプ (0008,0008) 値1は再構成画像に対して ORIGINAL であろう。
DERIVED は他の結果画像に適切なことがある。PET画像については,画像タイプ (0008,0008) 値2は
PRIMARY であろう。
C.8.9.4.1.2 光度測定解釈
PET画像については,光度測定解釈 (0028,0004) は下記の列挙値の一つを持つ:
MONOCHROME2
この用語の定義についてはC.7.6.3.1.2を参照。
357
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.9.4.1.3 フレーム時間
フレーム時間 (0018,1063) は,フレーミングタイプ (0018,1064) が FORW あるいは BACK の場合に
は,ゲートフレームの明確な持続時間である。フレーム時間 (0018,1063) は,フレーミングタイプ
(0018,1064) が PCNT の場合には,ゲートフレームの公称持続時間である。
C.8.9.4.1.4 収集日付,収集時刻
PET画像に関しては,収集日付 (0008,0022) と収集時刻 (0008,0032) はタイプ2であると明記される。
収集日付 (0008,0022) と収集時刻 (0008,0032) は,シリーズ時刻 (0008,0031) と同一の時間基準を使用
する。
シリーズタイプ (0054,1000) 値1が,STATIC,WHOLE BODY,あるいは DYNAMIC であれば,収
集時刻 (0008,0032) はこの画像へのイベントの蓄積の実世界での始まりである。STATIC,WHOLE
BODY,または DYNAMIC に対しては,収集時刻 (0008,0032) はPETシリーズの内で画像ごとに変
化することがある。
シリーズタイプ (0054,1000) 値1が,GATED であれば,収集時刻 (0008,0032) はこの画像へのイベン
ト蓄積の可能性の実世界での始まりである。(現実のイベントの蓄積は,R−R間隔の間でのみ発生
する。) GATED シリーズについては,収集時刻 (0008,0032) はPETシリーズの内では画像ごとに
変化しない。
C.8.9.4.1.5 フレーム基準時間
フレーム基準時間 (0054,1300) は,画像の中の画素値が発生した時間である。フレーム基準時間は,
シリーズ基準時間からの時間オフセット(単位 msec)として定義される,ここでシリーズ基準時間は,
シリーズ日付 (0008,0021) とシリーズ時刻 (0008,0031) の組み合わせによって定義される。
注:フレーム基準時間 (0054,1300) は実装に依存する,そして何れかの実世界イベントに結び付くことがあり,
また結びつかないことがある。フレーム基準時間 (0054,1300) の意味を説明するために,下記は可能性の
ある実装のいくつかの例である。
例1: 半減期が長い放射性核種と時間的変化をしない放射性医薬品の分布については,実装はフレーム
基準時間 (0054,1300) を実フレーム持続時間 (0018,1242) の中間の値に設定する。
例2: 半減期が短い放射性核種と時間的変化をしない放射性医薬品の分布については,実装はフレーム
基準時間 (0054,1300) に減衰する放射性核種ための平均アクティビティが発生する時間,Tave を設定す
る。画像収集がシリーズ基準時間で始まり,画像が減衰補正されなかった場合には, Tave は下記であろ
う:
Tave =
1
λ
ln
λT
1 − e− λT
ここで:
λ = 減衰定数 = (ln2)/T1/2
T1/2 = 放射性核種半減期 (0018,1075)
T = 実フレーム持続時間 (0018,1242)
Tave は実フレーム持続時間 (0018,1242) の中間点よりも間もないであろうことに注意。
例3:半減期が短い放射性核種と時間的に変化する放射性医薬品の分布については,付随データ(例えば,
スキャナ計数率あるいは血液サンプルデータ)をもつ実装は,フレーム基準時間 (0054,1300) は画素値が
発生した時間の最も良い推定であると決められた導出時間に設定する。
358
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.9.4.1.6 実フレーム持続時間
PET画像に対する計数の蓄積は,全部が下記の間に発生する。
(1) 収集開始時間(収集日付 (0008,0022) と収集時刻 (0008,0032) によって指定される),およ
び
(2) 収集終了時間,それは(1)の収集開始時間に実フレーム持続時間 (0018,1242) を加えたも
のに等しい。
シリーズタイプ (0054,1000) 値1が GATED の場合には,実際の計数の蓄積はR−R間隔の間にのみ
発生する。
C.8.9.4.1.7 蓄積された二次計数
蓄積された二次計数 (0054,1311) は複数値である,そして供給される場合は,2次計数タイプ
(0054,1220) に対応する値を持つ。蓄積された二次計数 (0054,1311) の中の値の数と次数は,二次計数
タイプ (0054,1220) と同じである。
C.8.9.4.1.8 線量較正係数
線量較正係数 (0054,1322) は,外部線量較正器を使用して画像を counts/sec から Bq/ml に変換するた
めに使用される係数である。線量較正が実施されない場合には,値は 1 である。線量較正補正の適用
は,補正済画像 (0028,0051) によって DCAL に等しいと指定される。
注: 線量較正係数 (0054,1322) は,与えられた放射性医薬品の分布に対してそして吸収の効果を除いて通常測
定される,スキャナの感度(kcps/Bq/ml)の逆数とは等しくない。
C.8.9.4.1.9 画像インデックス
画像インデックス (0054,1330) は,PETシリーズ内のこの画像の位置を識別するインデックスであ
る。
注: 画像インデックス (0054,1330) 符号化のための技法は下記の通りである。PETシリーズ内の画像は,そ
の可能な次元がR−R間隔,時間スロット,時間スライス,およびスライスを含む,複数次元配列として
観察されることができる。配列の次元は,シリーズタイプ (0054,1000) 値1によって定義される。配列の
各次元は,配列の中でこの画像の位置を識別するインデックスを持つ。インデックスは,R−R間隔イン
デックス,時間スロットインデックス,時間スライスインデックス,およびスライスインデックスである。
各インデックスは以下のように計算される:
インデックス
R−R間隔インデック
ス
時間スロットインデッ
クス
時間スライスインデッ
クス
インデックス範囲
1 からR−R間隔
(0054,0061) の数まで
1 から時間スロット
(0054,0071) の数まで
1 から時間スライス
(0054,0101) の数まで
その次元に沿った画像の順序
下限R−R値 (0018,1081) の増加
トリガー時間 (0018,1060) の増加
フレーム基準時間 (0054,1300) の増加
359
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
スライスインデックス
1 からスライスの数
(0054,0081) まで
シリーズタイプ (0054,1000) 値2が IMAGE の
場合は:
順序は法線に沿った増加する位置の中にある,こ
こで法線は画像の行および列の方向余弦のクロス
乗積によって決定される。画像面モジュールの中
の画像方向 (0020,0037) を参照。
シリーズタイプ (0054,1000) 値2が
REPROJECTION の場合は:
順序は法線の増加あるいは減少する角度の中にあ
る,ここで法線は,画像の行および列の方向余弦の
クロス乗積によって決定される。画像面モジュー
ルの中の画像方向 (0020,0037) を参照。(再投影
画像は C.8.9.1.1.1 の中で記述されているとおり
単一軸に関してのみ回転する。従って,全ての法線
は共面であり,そして互いに単一角度を作る。)
これらのインデックス値を使用して,複数次元配列(画像インデックス (0054,1330))内のこの画像の
位置は,以下のように計算される:
シリーズタイプ
(0054,1000) 値1
STATIC
WHOLE BODY
DYNAMIC
GATED
配列の次元(最後の次元は
最も早く変化する)
スライス
スライス
時間スライス¥
スライス
R−R間隔
時間スロット
スライス
画像インデックス (0054,1330) の符号化
スライスインデックス
スライスインデックス
((時間スライスインデックス - 1)×(スライスの数
(0054,0081) ))+スライスインデックス
((R−R間隔インデックス - 1)×(時間スロットの
数 (0054,0071))×(スライスの数 (0054,0081)))+
((時間スロットインデックス - 1)×(スライスの数
(0054,0081)))+スライスインデックス
C.8.9.5 PETカーブモジュール
表C.8−60は,PETカーブを記述するIOD属性を含む。
表C.8−60 PETカーブモジュール属性
タグ
タイプ
属性名
カーブ次元
(50xx,0005)
1
データのタイプ
(50xx,0020)
1
カーブデータ
(50xx,3000)
1
軸単位
(50xx,0030)
1
属性の説明
これらのデータの次元の数。次元は1からnの何
れ`かの数のことがある。特殊化については
C.8.9.5.1.2 を参照
このカーブの中のデータのタイプ。定義語の特殊
化については C.8.9.5.1.3 を参照。
カーブデータ。詳細説明については C.10.2.1.4 と
C.8.9.5.1.4 を参照
軸についての測定の単位。定義語の詳細説明につ
いては C.8.9.5.1.5 参照。
360
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
デッドタイム補正フラ
グ
(0054,1401)
1C
含まれる計数
(0054,1400)
2C
処理関数
(0018,5020)
3
デッドタイム補正が,カーブデータ (50xx,3000)
に適用された。データのタイプ (50xx,0020) が
BLDSMPL の場合に必要。列挙値:
Y = yes
N = no
計数率データの中に含まれる計数のタイプ。
列挙値:
TRUES
SCATTER
RANDOMS
SINGLES
軸単位 (50xx,0030) が CPS あるいは CNTS を
含む場合に必要。
このカーブに適用された処理のテキスト記述。
(例
えば,平滑化,時間補間)
C.8.9.5.1 PETカーブ属性記述
C.8.9.5.1.1 カーブモジュール属性の特殊化
PETカーブに対して,時間的な全てのカーブデータ (50xx,3000) の値は,シリーズ基準時間からの
時間オフセットとして定義される,ここでシリーズ基準時間はシリーズ日付 (0008,0021) とシリーズ
時刻 (0008,0031) の組み合わせによって定義される。
注: PETカーブは単一のPETシリーズに関係するので,全てのカーブデータ (50xx,3000) の点は,減衰補
正 (0054,1102) において定義された同じ実世界イベントに減衰補正される(またはされない)必要がある。
C.8.9.5.1.2 カーブ次元
データのタイプ (50xx,0020) が SYSRATE の場合は,カーブ次元 (50xx,0005) は2に等しい。
データのタイプ (50xx,0020) が SLICERATE の場合は,カーブ次元 (50xx,0005) は3に等しい。
データのタイプ (50xx,0020) が BLDSMPL の場合は,カーブ次元 (50xx,0005) は2に等しい。
データのタイプ (50xx,0020) が CPM の場合は,カーブ次元 (50xx,0005) は3に等しい。
C.8.9.5.1.3 データのタイプ
このカーブにおけるデータのタイプ (50xx,0020) の記述。定義語:
SYSRATE = system count rate
SLICERATE = slice count rate
BLDSMPL = blood samples
CPM = cardiac polar map
注: 心臓極マップは独立PETカーブIODの下でサポートされるであろう。これは,定量的情報の保存が要
求されない時,2次取得画像における心臓極マップの転送は除外しない。
C.8.9.5.1.4 カーブデータ
データのタイプ (50xx,0020) が SYSRATE である場合には,カーブデータ (50xx,3000) は
361
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
x1¥y1¥x2¥y2¥....と明記される。ここで:
xn = シリーズ日付 (0008,0021) とシリーズ時刻 (0008,0031) からの時間。
yn = 時間 xn におけるシステム計数率
データのタイプ (50xx,0020) が SLICERATE である場合には,カーブデータ (50xx,3000) は
x1¥y1¥z1¥x2¥y2¥z2¥....と定義される。ここで:
xn = シリーズ日付 (0008,0021) とシリーズ時刻 (0008,0031) からの時間。
yn = スライスの位置。
zn = 時間 xn におけるスライス yn のスライス計数率
yn の値は患者の下方から上方へ増加する。
データのタイプ (50xx,0020) が BLDSMPL である場合には,カーブデータ (50xx,3000) は
x1¥y1¥x2¥y2¥....と定義される。ここで:
xn = リーズ日付 (0008,0021) とシリーズ時刻 (0008,0031) からの時間。
yn = 時間 xn における血中アクティビティ
データのタイプ (50xx,0020) が BLDSMPL である場合は,軸単位 (50xx,0030) 値1は MILS または
SEC であり,そして軸単位 (50xx,0030) 値2は BQML または CPS である。
データのタイプ (50xx,0020) が CPM である場合は,カーブデータ (50xx,3000) は
x1¥y1¥z1¥x2¥y2¥z2¥....と定義される。ここで:
xn = 心臓の長軸に沿った心尖部からの距離。
yn = セクターの開始角度。
zn = 適当な単位でのセクターの値。
セクター境界(yn)は前側壁に関して時計方向の角度で測定される。セクターについての終了角度は,
同一の xn に対して次の最も大きい yn の開始角度である。最後のセクターに対する終了角度は同一
の xn に対して最も小さい yn の開始角度である。
C.8.9.5.1.5 軸単位
軸単位 (50xx,0030) は軸に対する測定の単位である。各次元に対して一値である。単位に対する次元
は,カーブデータ (50xx,3000) の中のカーブデータに対する次元と同じである。
定義語:
SEC = seconds
CNTS = counts
MM = millimeters
NONE = unitless
CM = centimeters
CM2 = cm**2
DEG = degrees
MILS = milliseconds
PCNT = percent
CPS = counts/second
BQML = Becquerels/milliliter
362
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
MGMINML = milligram/minute/milliliter
UMOLMINML = micromole/minute/milliliter
MLMING = milliliter/minute/gram
MLG = milliliter/gram
1CM = 1/centimeter
UMOLML = micromole/milliliter
PROPCNTS = proportional to counts
PROPCPS = proportional to counts/sec
MLMINML = milliliter/minute/milliliter
MLML = milliliter/milliliter
GML = grams/milliliter
STDDEV = standard deviations
データのタイプ (50xx,0020) が SYSRATE である場合は,軸単位 (50xx,0030) 値1は MILS あるいは
SEC であり,軸単位 (50xx,0030) 値2は CPS である。
データのタイプ (50xx,0020) が SLICERATE である場合は,軸単位 (50xx,0030) 値1は MILS あるい
は SEC であり,軸単位 (50xx,0030) 値2が MM あるいは CM であり,そして軸単位 (50xx,0030) 値
3は CPS である。軸単位 (50xx,0030) 値2の値は患者の下側から上側へ増加する。
データのタイプ (50xx,0020) が BLDSMPL である場合は,軸単位 (50xx,0030) 値1は MILS あるいは
SEC であり,軸単位 (50xx,0030) 値2は BQML あるいは CPS である。
データのタイプ (50xx,0020) が CPM である場合は,軸単位 (50xx,0030) 値1は MM あるいは CM,
軸単位 (50xx,0030) 値2は DEG,軸単位値3は下記の一つである:
CNTS,NONE,CM2,PCNT,CPS,BQML,MGMINML,UMOLMINML,MLMING,MLG,1CM,
UMOLML,PROPCNTS,PROPCPS,MLMINML,MLML,GML,STDDEV
C.8.10 ハードコピーモジュール
C.8.10.1 ハードコピー装置モジュール
このモジュールは,ハードコピーグレースケールおよびカラー画像IODを生成するために使用する
装置を記述する。
表C.8−61 ハードコピー装置モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
モダリティ
(0008,0060)
1
ハードコピー作成装置ID
(0018,1011)
3
ハードコピー装置製造者
(0018,1017)
3
ハードコピー装置ソフトウェ
ア版
(0018,101A)
3
363
属性記述
このハードコピー画像を生成した装置の
タイプ。列挙値:
HC
このハードコピー画像を生成した装置の
利用者定義の識別
このハードコピー画像を生成した装置の
製造者
このハードコピー画像を生成した装置の
ソフトウェアの製造者の指定
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ハードコピー装置製造者のモ
デル名
(0018,101B)
このハードコピー画像を生成した装置の
製造者のモデル番号
3
注: 一般装置モジュール(表C.7−6を参照)の中で指定される属性は,このハードコピー画像に対する発
生源であった画像を作成した装置について記述する。ハードコピー装置モジュールの属性は,ハードコピ
ー画像を作成した装置を定義する。
C.8.10.2 ハードコピーグレースケール画像モジュール
このモジュールは,プリント可能な8または12ビットグレースケール画像を記述する。ハードコピ
ーグレースケール画像画素モジュールは,この巻のC.7.6.3の中で定義される画像画素モジュ
ールの特殊化である。
表C.8−62 ハードコピーグレースケール画像モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
行
(0028,0010)
1
列
(0028,0011)
1
画素アスペクト比
(0028,0034)
1C
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素表現
(0028,0103)
1
画素データ
(7FE0,0010)
1
属性記述
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値: 1
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
MONOCHROME1
MONOCHROME2
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照。 アスペクト比が 1¥1 でな
い場合は必要。
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照。列挙値:
8 (格納ビット = 8 の場合)
16 (格納ビット = 12 の場合)
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照。 列挙値:
8, 12
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照。値は下記である。
格納ビット (0028,0101) - 1
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照。 列挙値:
0000H (符号無し整数)
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照
C.8.10.3 ハードコピーカラー画像モジュール
このモジュールは,プリント可能な8ビットRGBカラー画像を記述する。ハードコピーカラー画像
364
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素モジュールはこの巻のC.7.6.3の中で定義される画像画素モジュールの特殊化である。
表C.8−63 ハードコピーカラー画像モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
面構成
(0028,0006)
1
行
(0028,0010)
1
列
(0028,0011)
1
画素アスペクト比
(0028,0034)
1C
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素表現
(0028,0103)
1
画素データ
(7FE0,0010)
1
365
属性記述
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
3
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
RGB
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
0001H(フレームインタリーブ)
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照。アスペクト比が 1¥1 でな
い場合は必要。
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
8
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
8
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
7
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照;列挙値:
0000H (符号無し整数)
記述については画像画素モジュールの
C.7.6.3 を参照
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.11 DXモジュール
C.8.11.1 DXシリーズモジュール
デジタルX線IODは,A.1.2.3の中で記述されるDICOMシリーズエンティティを記述す
るため,そして投影デジタルX線のコンテキストのためのシリーズを構成するものを定義するために,
DXシリーズモジュールによって特殊化された,節C.7.3.1の中で記述される一般シリーズモ
ジュールを使用する。
注: 抽象的な意味では,シリーズは収集装置かあるいは表示装置の見地から見られることがある。
前者の場合は,(装置に関して特別な位置に横臥する患者のような)装置に対する被写体の物理的関係,
(MRパルスシーケンスあるいはスパイラルCTのランのような)単一収集の開始,あるいは(同じ検査
からのCRプレートの集積の読込のような)操作者の側における単一ワークフロー実行のような,収集パ
ラメータの共通性によって関係連付けられた画像のグループ化は便利である。
後者の場合は,画像が収集されたときの順序あるいはグループ化に対応する必要がないことがある,物理
的あるいは時間的近接のような他の基準に基づいたシリーズの中に,観察するあるいは閲覧するために画
像を組織化することはしばしば好都合である。
この矛盾は既存のCR画像IOD節C.8.1において最もよく現れている,ここでは,CRシリーズ節
C.8.1.1の中のシリーズレベルでの視野位置の定義は,例えば Lateral と PA の胸部X線は単一の
シリーズの中にはグループ化されないことがあることを意味している。このことは,画像装置に関する被
写体の物理的方向における変化が新しいシリーズを意味するという従来のCTやMRの表記法で保持さ
れることがある一方,投影放射線画像の集合を観察または閲覧する読影者の観点からは多くの場合不自然
である。
同様の例が上顎と下顎骨の歯列の観察の伝統的集合の場合に関係する,ここではすべての画像は一シーケ
ンスの中に論理的にグループ化されるが,しかし画像装置は被写体に対して移動し,かつ検出器の寸法は
画像間で変化することがある。
従って,位置,検出器,部位,または側性における変化が新しいシリーズを意味するという(CT,MR
およびCRのIODから明らかな)制約は,もっと細かい粒を持った概念を明記する画像レベルでの属性
を定義するDX画像化解剖学的構造モジュールとDX位置決めモジュールの使用により,DX IODの
中で軽減された。この手法はXA,XRF,USおよびNM IODの中で使用されるものと整合する。
シリーズ内の画像は,基準座標系モジュールを含むための条件が満足する場合は,同一基準座標系に関係
していることが依然必要とされる。
表C.8−64はDXシリーズに関する一般情報を識別・記述する属性を明記する。
表C.8−64 DXシリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
タイプ
1
属性の説明
このシリーズの画像を作成するために使用するデ
ータを最初に収集した装置のタイプ。
列挙値:
DX
PX
IO
MG
詳細説明は C.7.3.1.1.1 を参照。
366
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
参照検査構成要素シー
ケンス
(0008,1111)
1C
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
提示意図タイプ
(0008,0068)
1
シリーズが関係する検査構成要素SOPインスタ
ンスまたはモダリティ実施済手続きステップSO
Pインスタンスを唯一識別する。シーケンスは一
項目を持つ。
検査構成要素SOPクラスまたはモダリティ実施
済手続きステップSOPクラスがサポートされる
場合は必要。
参照SOPクラスを唯一識別する。
参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送ら
れる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一識別する。
参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送ら
れる場合は必要。
このシリーズ内に含まれる画像の意図を識別す
る。列挙値:
FOR PRESENTATION
FOR PROCESSING
詳細説明は C.8.11.1.1.1 を参照。
C.8.11.1.1 DXシリーズ属性記述
C.8.11.1.1.1 提示意図タイプ
提示意図タイプ (0008,0068) はこのシリーズ内の全ての画像の表示または他の提示の目的に対する意
図を識別する。
注: 1.これはシリーズレベルの属性であるので,シリーズ内の全画像はこの属性に対して同一値を持つ。
2.この制約の意図は,FOR PRESENTATION 画像および FOR PROCESSING 画像が分離されたシリー
ズの中に置かれることを保証することである,そしてそのために局所方針によって決定されるようなどの
画像が診断読影に対して適しているかに関して混乱が生じることがない。
観察者によって観察されるために意図された画像のシリーズは,VOI LUTのような画像オブジェ
クトの中で明記される何らかのグレースケール変換の適用後も FOR PRESENTATION の列挙値を持
つ。
注: 1.これらの画像は,それらがアンシャープマスクのような何らかの処理を施されたことがある可能性に
もかかわらず,画像タイプ (0008,0008) は DERIVED ではなく ORIGINAL を持つことがある。この場
合は, DERIVED 画像はそれをオリジナルから本質的に異なるものにするさらなる処理を受けるであろ
う。図C.8−5を参照。
2.これらの画像は適切であれば応用に依存して,画像処理またはさらなる画像処理を依然として受ける
ことがある。
3.これらの画像は装置が画像処理の能力を持たないことがあるので,(さらなる)処理無しで,装置上
で表示することを意図されている。表示画像の品質または目的へのその適性はDICOM規格の範囲を超
えている。
検出器の特性を考慮して補正されているが,表示される前にさらなる処理を意図されている画像は
FOR PROCESSING の列挙値を持つ。
注: このタイプは,画像収集と提示のための画像処理の機能が分離されていることを可能にするために,そし
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
てDICOMオブジェクトを使用する二つの処理の間で伝達される画像を持つことが依然として可能な
ように,提供された。個々の施設あるいは利用者は,実装者によって提供された処理を彼ら自身に特殊化
した処理に置き換えることを選択することがある。
処理のこの段階で利用可能な画像は,学術的研究と同様に,品質管理および問題解決の目的に有用なこと
がある。
さらにこのタイプの画像は,臨床目的のために特定の特徴の外見を変更するために,違ったアルゴリズム
またはパラメタで,保管され,取得され,そして処理されることがある。
タイプ FOR PROCESSING の画像を送る前に適用されることのある検出器補正の性質は,明記されてい
ない。特に,(画像データ,利得オフセット,および欠損マップのような)画素値のマトリックスの幾つ
かの集合を収集する収集は,DX画像オブジェクトが具体化する前に何らかの処理(検出器補正)を実行
しなければならない。
タイプ FOR PRESENTATION の画像を送る前に適用されることのある処理の性質も同様に明記されな
い。
個々の実装者は,パラメタおよびアルゴリズムを知っている人々によって,さらなる処理のために使用さ
れることがある,適用される処理の仕様を伝達するために私的属性を使用するであろうことが予想される。
検出器タイプと処理アルゴリズムの多様性は,このようなパラメタを規格化することを望ましくないもの
にする。
同じ曝射からの画像が,提示意図タイプ (0008,0068) の異なった値で存在する場合には,それらは異
なったSOPインスタンスUIDを持つ。
注: 1.出典画像シーケンス (0008,2112) はこれらの画像を関係づけるために使用されることがある。
2.二つの画像のSOPクラスUIDは同様に異なるであろう。
検出器修正
提示のための処理
検出器データ
修正済検出器
修正データ
ワークステーション
での観察
(VOI LUT による)
オリジナル
画像処理用
オリジナル
提示用
曝射から
欠陥マップ,
基線修正,
など
高度画像処理
例えば,形態学的操作
導出画像
図C.8−5 提示意図タイプの説明
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.11.2 DX画像化解剖学的構造モジュール
表C.8−65はDX IODの中にに含まれる解剖学的構造を記述するIOD属性を含む。
表C.8−65 DX画像化解剖学的構造モジュール属性
属性名
画像側性
タグ
(0020,0062)
タイプ
1
属性の説明
(解剖学的領域シーケンス (0008,2218) の中に記
述される)検査される(おそらく対の)部位の側
性。
列挙値:
R = 右
L = 左
U = 対でない
B = 左右両方
注: この属性は,画像が表示のために他の画像と相対
的に正しく位置決めされることを保証するため
に,必須である。
存在する場合は,主要解剖学的構造修飾子シーケ
ンス (0008,2230) の中に含まれるいかなる側性情
報とも一貫性をもつ。
注: 側性 (0020,0060) はシリーズレベルの属性であ
る,そしてシリーズ中の全画像に対して同一でな
ければならないので,従ってそれは存在してはな
らない。
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,2218)
2
この画像の中で解剖学的関心領域を識別するシー
ケンス(すなわち,外部組織,表面組織,または身体
の一般的領域)。この解剖学的領域は検査のため
にテーブルまたはブッキー上に置かれる。
注: 表示のために画像が他の画像と相対的に正しく位
置決めされるであろうことを確実にするために,
この属性は値を持って送られることが強く推奨さ
れる。
詳細説明は C.8.11.2.1.1 を参照。
単一項目のみがこのシーケンスの中に許される。
基準コンテキスト ID は 4009
> 表 8.8-1 の 符号シー
ケンスマクロ を含める
>解剖学的領域修飾子シ (0008,2220)
ーケンス
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
3
この画像の中で解剖学的関心領域を修飾するシー
ケンス(例えば,下向き,上向き,斜め右)。解剖学
的領域シーケンス (0008,2218) が送られる場合に
存在することがある。
詳細は C.8.X.2.1.1 を参照。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。。
基準コンテキスト ID は 2
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
主要解剖学的構造シー
ケンス
(0008,2228)
3
この画像における解剖学的主要関心構造を識別す
るシーケンス。
詳細は C.8.11.2.1.2 を参照。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
基準コンテキスト ID は 1
ケンスマクロ を含める
> 主要解剖学的構造修 (0008,2230)
3
この画像の解剖学的主要関心構造を修飾するシー
ケンス。解剖学的主要構造シーケンス (0008,2228)
が送られる場合にのみ存在することがある。
詳細説明は C.811.2.1.2 を参照。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
基準コンテキスト ID は 2
> 表 8.8-1 の 符号シー
飾子シーケンス
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
C.8.11.2.1 DX画像化解剖学的構造属性記述
このモジュールの中の属性は,他のIODの中で使用される検査部位 (0018,0015) の機能を拡張し,
DX IODの中の属性とモジュールに関する特定の条件を示すとともに,ルーティング,保存,およ
び表示に関する画像とシリーズの管理を容易にするために使用することが意図されている。
C.8.11.2.1.1 解剖学的領域
身体の一般領域(例えば,検査される解剖学的領域,臓器,あるいは体腔)は,解剖学的領域シーケ
ンス (0008,2218) によって明記されることがある。検査される解剖学的領域の特性は解剖学的領域修
飾子シーケンス (0008,2220) によって詳細化されることがある。
注: 符号化機構は特定臨床コンテキストのために定義されることがある。
C.8.11.2.1.2 解剖学的主要構造
画像内の特定の解剖学的関心構造は,主要解剖学的構造シーケンス (0008,2228) によって識別される。
解剖学的構造の特性は主要解剖学的構造修飾子シーケンス (0008,2230) によって詳細化されることが
ある。
C.8.11.3 DX画像モジュール
表C.8−66は一般画像と画像画素モジュールの属性を特殊化することによって,そして追加属性
を追加することによってDX画像を記述するIOD属性を含む。
表C.8−66 DX画像モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
画像タイプ
(0008,0008)
1
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1
属性の説明
画像識別特性。特殊化については C.8.11.3.1.1 を
参照。
この画像の中のサンプルの数。列挙値 1 を持つ。
370
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
画素表現
(0028,0103)
1
画素強度関係
(0028,1040)
1
画素強度関係符号
(0028,1041)
1
リスケール切片
(0028,1052)
1
リスケール傾斜
(0028,1053)
1
リスケールタイプ
(0028,1054)
1
画素データの意図された解釈を明記する。
列挙値:
MONOCHROME1
MONOCHROME2
各画素サンプルに対して割り当てられるビットの
数。
列挙値: 8, 16
各画素サンプルに対する格納されるビットの数。
列挙値: 6 から 16
画素サンプルデータに対する最上位ビット。
格納ビット (0028,0101) の値よりも 1 小さい列
挙値を持つ。
画素サンプルのデータ表現。
次の列挙値を持つ:
0000H = 符号なし整数。
画素サンプル値とX線ビーム強度との関係。
列挙値:
LIN = X 線ビーム強度に線形比例。
LOG = X 線ビーム強度に対数比例。
詳細説明は C.8.11.3.1.2 を参照。
画素データ (7FE0,0010) の中に格納される画素サ
ンプル値とX線ビーム強度の間の関係の符号。
列挙値:
1 = 少ない X 線ビーム強度に対してより低い
画素値
-1 = 少ない X 線ビーム強度に対してより高い
画素値
詳細説明は C.8.11.3.1.2 を参照。
画素データ (7FE0,0010) の中に格納される値
(SV)とリスケールタイプ (0028,1054) の中で明
記される出力単位の間の関係における値 b。
出力単位 = m*SV + b
列挙値: 0
詳細説明は C.8.11.3.1.2 を参照。
リスケール切片 (0028,1052) によって明記される
式における m。
列挙値: 1
詳細は C.8.11.3.1.2 を参照。
リスケール傾斜 (0028,1053) およびリスケール切
片 (0028,1052) の出力単位を明記する。
列挙値: US = 未定義
詳細は C.8.11.3.1.2 を参照。
371
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
提示LUT形状
(2050,0020)
1
非可逆画像圧縮
(0028,2110)
1
非可逆画像圧縮比
(0028,2112)
1C
導出記述
(0008,2111)
3
収集装置処理記述
(0018,1400)
3
収集装置処理コード
(0018,1401)
3
光度測定解釈 (0028,0004) の値を説明するのでは
なく,このモジュールを含んでいるIODの中で
定義された,全てのグレースケール変換の出力が
P値であると定義されるような,提示LUTのた
めの恒等変換を明記する。
列挙値:
IDENTITY −出力はP値である−光度測定
解釈 (0028,0004) が MONOCHROME2 である場合
に使用される。
INVERSE −反転後の出力がP値である−光
度測定解釈 (0028,0004) が MONOCHROME1 であ
る場合に使用される。
詳細は C.8.11.3.1.2 を参照。
画像が非可逆圧縮を経験しているかどうかを明記
する。
列挙値
00 = 画像は非可逆圧縮を経験していない
01 = 画像は非可逆圧縮を経験している
詳細説明は C.7.6.1.1.5 を参照。
詳細説明は C.7.6.1.1.5 を参照。
画像が非可逆圧縮を施された場合は必要。
この画像が導出された方法のテキスト記述。
詳細は C.8.11.3.1.4 を参照。
交換する前に画像に実施された可視処理を示す。
詳細説明は C.8.11.3.1.3 を参照。
画像に関する装置特有の処理を表わすコード(例
えば Organ Filtering code)。
注: このコードは製造者特有であるが,しかし知識の
ある観察者にとっては役に立つ注釈情報を提供す
る。
患者方向
(0020,0020)
1
較正画像
(0050,0004)
3
焼込済注釈
(0028,0301)
1
画像の横行と縦列の患者方向。
詳細説明は C.7.6.1.1.1 を参照。
既知の寸法の基準物体(ファントム)が画像の中
に存在する,そして較正のために使用されたかど
うかを示す。
列挙値:
YES
NO
器具は器具モジュールを使用して識別される。詳
細説明は C.7.6.12 を参照。
患者と画像が収集された日付を識別するために十
分な焼き込み注釈を画像が含むかどうかを示す。
列挙値:
YES
NO
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
VOI LUTシーケン (0028,3010)
ス
1C
> LUT記述子
(0028,3002)
1C
> LUT説明
> LUTデータ
(0028,3003)
(0028,3006)
3
1C
ウィンドウ中心
(0028,1050)
1C
ウィンドウ幅
(0028,1051)
1C
ウィンドウ中心と幅の
説明
(0028,1055)
3
VIO LUTのシーケンスを定義する。
詳細説明は C.8.11.3.1.5 を参照。
提示意図タイプ (0008,0068) が FOR
PRESENTATION であり,ウィンドウ中心
(0028,1050) が存在しない場合は必要。ウィンドウ
中心 (0028,1050) が存在する場合にも存在するこ
とがある。
このシーケンスの中のLUTデータの形式を明記
する。
詳細は C.8.11.3.1.5 を参照。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) が送られ
る場合は必要。
LUTの意味の自由形式テキスト説明。
このシーケンスでのLUTデータ。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) が送られ
る場合は必要。
表示のためのウィンドウ中心を定義する。
詳細説明は C.8.11.3.1.5 を参照。
提示意図タイプ (0008,0068) が FOR
PRESENTATION であり,VOI LUTシーケン
ス (0028,3010) が存在しない場合は必要。VOI
LUTシーケンス (0028,3010) が存在する場合に
も存在することがある。
表示のためのウィンドウ幅。詳細説明は
C.8.11.3.1.5 を参照。
ウィンドウ中心 (0028,1050) がある場合は必要。
ウィンドウ中心と幅の意味の自由形式の説明。複
数値は複数のウィンドウ中心と幅の値に対応す
る。
C.8.11.3.1 DX画像属性記述
C.8.11.3.1.1 画像タイプ
値1は,列挙値が ORIGINAL あるいは DERIVED であると定義される節C.7.6.1.1.2に
従って画素データ特性を識別する。
注: DX画像は,何らかの処理を受けたことがある可能性があっても,タイプ DERIVED ではなく
ORIGINAL であることがある。この場合,DERIVED 画像はオリジナルから全面的に変わるようなさら
なる処理を受けるであろう。
値2は,列挙値が PRIMARY あるいは SECONDARY であると定義される節C.7.6.1.1.2
に従って患者検査特性を識別する。
注: DX画像は患者曝射から取得した画像に対して,一般に PRIMARY 値を使用する。
同一曝射での画像が画像タイプの異なる値で存在する場合には,それらは異なるSOPインスタンス
UIDを持つ。
注: 出典画像シーケンス (0008,2112) はこれらの画像を関連付けるために使用されることがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
(IODに特有である)値3は存在する,そして零長さ(null 値)を持つ。
他の(4 以上の)値は任意選択であり,実装特有である。
C.8.11.3.1.2 画素強度関係およびグレースケール変換
画素強度関係 (0028,1040) と画素強度関係符号 (0028,1041) は,画素データ (7FE0,0010) の中の格納
画素値が検出器に入射した X 線ビーム強度と関係づけられる方法を記述する。
それらは,提示のために画素データに適用されることを意図した変換を定義しない。
注: たとえば,画素強度関係 (0028,1040) が LIN で画素強度関係符号 (0028,1041) が -1 である場合には,画
素データ (7FE0,0010) のより低い値は空気通過のような画像上に投影される放射線撮影的に低濃度の領
域に対応するより高いX線ビーム強度を示す,そして画素データ (7FE0,0010) のより高い値は骨や放射線
不透明造影剤を通るような画像上に投影される放射線撮影的により高濃度の領域に対応するより低いX
線ビーム強度を示す。
提示のために画素データに適用される変換は,概念的モダリティLUT,VOI属性,および概念的
提示LUTの連続した適用によって定義される。これは結果としてP値の出力になる。
リスケール切片 (0028,1052) とリスケール傾斜 (0028,1053) は,概念的モダリティLUT変換の線形サ
ブセットを定義する。このモジュールを含むIODに対して,これらの属性は恒等変換を定義する。
DX画像モジュールを含むIODはモダリティLUTモジュールを含まない。
提示LUT形状 (2050,0020) は,概念的提示LUTのサブセットを定義する。このモジュールを含む
IODに対して,この属性は恒等変換または逆恒等変換を定義する。DX画像モジュールを含むIO
Dは提示LUTモジュールを含まない。
光度測定解釈 (0028,0004) は,VOI属性の出力であるより低い値がより暗く表示されるべきかより
明るく表示されるべきかを示す。
概念的提示LUTに等価の出力はより低い値がより低い輝度レベルに対応するようにPS3.14の
中で定義されているP値であるので,提示LUT形状 (2050,0020) の定義は,恒等変換を意図したも
のでなければ,光度測定解釈 (0028,0004) に対して明記された値の効果を考慮に入れなければならな
い。
注: 画素強度関係 (0028,1040) と画素強度関係符号 (0028,1041) の値にかかわらず,画素データ (7FE0,0010)
に適用されるグレースケール変換は,モダリティLUTの等価物(リスケール切片 (0028,1052) およびリ
スケール傾斜 (0028,1053)),関心属性の値,光度測定解釈 (0028,0004) および提示LUTの等価物(提
示LUT形状 (2050,0020) )によって定義される。しかしながら,グレースケール変換と画素強度関係の
記述の結合は,両方あわせて,たとえば空気が黒あるいは白として表示されると予想されるかを定義する。
C.8.11.3.1.3 収集装置処理記述
収集装置処理記述 (0018,1400) は交換前の画像へのデジタル処理の人間が読むことのできるテキスト
による表示を提供する。この処理の例は,エッジ強調,減算,時間フィルタ,ガンマ補正,重畳積分
(空間フィルタ)である。
C.8.11.3.1.4 導出記述
画像が画像タイプ (0008,0008) の中で導出画像であると識別される場合は,導出記述 (0008,2111) は画
像が原画像から導出された方法の任意選択で実装特有のテキスト記述である。DX画像に適用される
と,それはエッジ強調,時間フィルタ,デジタル減算,あるいは他の線形および非線形変換のような
導出操作を記述するために使用されることがある。
374
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.11.3.1.5 VOI属性
VOI LUTモジュール(C.11.2)の属性はDX画像モジュールの中で特殊化される。
ウィンドウ中心 (0028,1050) とウィンドウ幅 (0028,1051) は(概念的)モダリティLUT値の出力から
(概念的)提示LUTの入力への線形変換を明記する。ウィンドウ中心はウィンドウの中心である値
を含む。ウィンドウ幅はウィンドウの幅を含む。
ウィンドウ中心 (0028,1050) とウィンドウ幅 (0028,1051) の適用は,符号付きの結果を作らない。
注: 提示LUT形状 (2050,0020) が IDENTITY である場合には,ウィンドウ中心 (0028,1050) とウィンドウ
幅 (0028,1051) を適用した結果は,P値である。
複数値が存在する場合は,両方の属性は値の同一数を持つ,そして対として考えられる。複数値は複
数の代替的な見方が存在することを示す。
VOI LUTシーケンスは,(概念的)モダリティLUT値の出力から(概念的)提示LUTへの入
力への(非線形のことがある)変換を明記する。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) の中に複数項目が存在する場合は,ただ一つが適用される。複
数項目は複数の代替的な見方が存在することを示す。
VOI LUT属性が画像に含まれている場合は,ウィンドウ幅およびウィンドウ中心またはVOI
LUTテーブルの両方ではなくどちらかが表示のためにその画像に適用される。両方を含むことは複
数の代替的な見方が存在することを示す。
LUT 記述子 (0028,3002) の3値はLUTデータ (0028,3006) の形式を記述する。
最初の値はルックアップテーブルにおける登録の数である。
2番目の値は写像される最初の格納画素値である。この画素値はLUTにおける最初の登録に写像さ
れる。写像された最初の値より小さいすべての画像画素値は,同様にLUTデータにおける最初の登
録に写像される。写像された最初の値よりも1大きい画像画素値はLUTデータにおける2番目の登
録に写像される。これに続く画像画素値は,LUTデータの中の最後の登録に写像される「登録の数
+写像される最初の値−1」に等しい画像画素値まで,LUTデータの中のこれに続く登録に写像さ
れる。「登録の数+写像される最初の値」よりも大きい画像画素値は,同様にLUTデータの中の最
後の登録に写像される。
3番目の値は,LUTデータにおける各登録のためのビットの数(「格納ビット」と類似した)を明
記する。それは10から16の間である。LUTデータは「割り当てビット」16で高位ビットが「格
納ビット」−1である形式で格納される。3番目の値は,LUT登録値の範囲を伝達する。これらの
符号なしLUT登録値は 0 から 2n - 1 の間の範囲にある,ここで n はLUT記述子の3番目の値で
ある。
注: 1.3番目の値はVOI LUTモジュールの中で8または16に制限されるが,しかしここでは特殊化
されている。
2.最初と2番目の値は特殊化されていない,そしてVOI LUTモジュールの中のものと同一である。
LUTデータ (0028,3006) はLUT登録値を含む。
C.8.11.4 DX検出器モジュール
表C.8−67はDX検出器を記述するIOD属性を含む。
375
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.8−67 DX検出器モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
検出器タイプ
(0018,7004)
2
検出器構成
(0018,7005)
3
検出器記述
検出器モード
検出器ID
(0018,7006)
(0018,7008)
(0018,700A)
3
3
3
最後の検出器較正の日
付
(0018,700C)
3
最後の検出器較正の時
刻
(0018,700E)
3
最後の較正後の検出器
への曝射
(0018,7010)
3
製造後の検出器への曝
射
(0018,7011)
3
最後の曝射からの検出
器時間
検出器活性時間
(0018,7012)
3
(0018,7014)
3
属性の説明
この画像の収集に使用された検出器のタイプ。
定義語:
DIRECT = X線光導電体
SCINTILLATOR =蛍光体使用
STORAGE = 蓄積型蛍光体
FILM = フィルム/スクリーン走査
検出器の物理的構成。定義語:
AREA = 単一またはタイル状検出器
SLOT = スロット,スリット,または点走査
検出器の自由テキスト記述
検出器の動作モードのテキスト記述(実装特有)
この画像収集に使用された検出器のIDまたは製
造番号。
検出器ID (0018,700A) で識別されるこの画像
を収集するために使用された検出器が最後に較正
された日付。
検出器ID (0018,700A) で識別されるこの画像
を収集するために使用された検出器が最後に較正
された時刻。
検出器ID (0018,700A)で識別されるこの画像を
収集するために使用された検出器に,それが較正
されてから行われたX線曝射の総数。
検出器ID (0018,700A) で識別されるこの画像
を収集するために使用された検出器に,それが製
造されてから行われたX線曝射の総数。
この画像の収集に先立ってこの検出器に最後に行
われた曝射からの時間,単位 秒。
この画像の収集の間に検出器が活性である時間,
単位 msec。
注: この活性窓は曝射時間 (0018,1150) と曝射からの
検出器活性オフセット (0018,7016) によって定義
されるX線曝射の時間にオーバーラップする。
曝射からの検出器活性
オフセット
(0018,7016)
3
検出器束
(0018,701A)
3
この画像の収集の間にX線ビームが出力された後
に検出器が活性になるまでのオフセット時間,単
位 msec。負値であろう。
単一の画素を生成するために使用される活性検出
器の数。画素あたりの行検出器の数,次に画素あ
たりの列検出器の数で明記される。
376
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
検出器条件公称フラグ
(0018,7000)
3
この画像収集の間に検出器が正常な許容範囲で動
作しているかどうか。列挙値:
YES
NO
注:このフラグは,過熱などのような何らかの状態に起
因する画像の診断品質の何らかの妥協の可能性の
有無を示すように意図されている。
検出器温度
感度
(0018,7001)
(0018,6000)
3
3
曝射時の検出器温度,単位摂氏度。
製造者特有の単位による検出器感度。
注: この値は,知識ある観察者に意味がある製造者特
有情報を見出すことができる画面またはフィルム
上の注釈のために単一の場所を提供することを意
図している。
視野の形状
(0018,1147)
3
視野の寸法
(0018,1149)
3
視野原点
(0018,7030)
1C
視野回転
(0018,7032)
1C
視野,すなわち画素データ (7FE0,0010) に格納さ
れた画像画素の形状。列挙値:
RECTANGULAR
ROUND
HEXAGONAL
視野,すなわち画素データ (7FE0,0010) に格納さ
れた画像画素の寸法,単位 mm。視野の形状
(0018,1147) が,
RECTANGULAR の場合:行寸法,続いて列寸法。
ROUND の場合:直径。
HEXAGONAL の場合:外接円の直径。
行オフセット,続いて列オフセットとして,物理
検出器画素において測定した,物理検出器領域の
TLHCからの,回転あるいはフリップ前の,視
野,すなわち画素データ (7FE0,0010) に格納され
た画像画素,に外接する長方形のTHLCのオフ
セット。
視野回転 (0018,7032) あるいは視野水平フリップ
(0018,7034) が存在する場合は必要。
詳細は C.8.11.4.1.1 を参照。
視野,すなわち画素データ (7FE0,0010) の中に格
納された画像画素の,物理検出器に対する時計方
向の回転,単位 度。
列挙値:
0, 90, 180, 270
視野水平フリップ (0018,7034) が存在する場合は
必要。
詳細説明は C.8.11.4.1.1 を参照。
377
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
視野水平フリップ
(0018,7034)
1C
イメージャ画素間隔
(0018,1164)
1
検出器構成要素物理的
寸法
(0018,7020)
3
視野回転 (0018,7032) で記述されている物理検出
器に対する回転の後に,視野,すなわち画素デー
タ (7FE0,0010) の中に格納された画像画素に水平
フリップが適用されたか否か。列挙値:
NO
YES
視野回転 (0018,7032) が存在する場合は必要。
詳細は C.8.11.4.1.1 を参照。
検出器容器の前面において測定された各画像画素
中心の間の物理的距離で,数値の対で明記される
−行間隔値(区切り記号)列間隔値,単位 mm。
検出器行列を構成する各検出器構成要素の物理的
寸法,単位 mm。行寸法次に列寸法で表わされる。
注:これは検出器構成要素の間の間隙材料の存在によっ
て検出器構成要素間隔 (0018,7022) と同一でないこと
がある。
検出器構成要素間隔
(0018,7022)
3
各検出器構成要素の中心の間の物理的距離で数値
の対で明記される−行間隔値(区切り記号)列間
隔値,単位 mm。
注: これはイメージャ画素間隔 (0018,1164) と同一で
ないことがある,そして格納画像を記述すること
を仮定してはならない。
検出器活性形状
(0018,7024)
3
活性領域の形状。列挙値:
RECTANGULAR
ROUND
HEXAGONAL
注: これは視野の形状 (0018,1147) と異なることがあ
るので格納画像を記述すると仮定してはならな
い。
検出器活性寸法
(0018,7026)
3
活性領域寸法,単位 mm。
検出器活性域形状 (0018,7024) が,
RECTANGULR の場合:行寸法,次に列寸法。
ROUND の場合:直径。
HEXAGONAL の場合:外接円の直径。
注: これは視野の寸法 (0018,1149) と異なることがあ
るので格納画像を記述すると仮定してはならな
い。
検出器活性原点
(0018,7028)
3
物理検出器画素で測定された,物理検出器領域を
囲む長方形のTLHCからの活性検出器領域を囲
む長方形のTLHCのオフセット−行オフセッ
ト,次に列オフセット。
詳細は C.8.11.4.1.1 を参照。
378
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.11.4.1 DX検出器属性記述
C.8.11.4.1.1 物理的,活性,視野,曝射および表示領域
物理検出器領域,活性検出器領域,(画素データ (7FE0,0010) の中に保存される)視野,(X線コリ
メーション後の)曝射領域および表示領域の間の関係は次の図の中に示される。
注: これらの属性のいくつかは,画像データを,品質管理の目的,たとえば画像偽像の検出器欠陥図との相関,
雑音特性の解析などのために,使用されることがある検出器の製造者特有の特性に関連する。
表示領域は,表示シャッターモジュール(節C.7.6.11を参照)の属性によって,格納された
画像画素値に関連する画素座標の中で定義される。このモジュールが存在しないかサポートされない
場合は,表示領域は視野に等しい。
曝射領域は,X線コリメータモジュール(節C.8.7.3を参照)の属性によって,格納された画
像画素値に関係する画素座標の中で定義される。
デジタルX線IODに対して視野は通常長方形の形状である,そして格納画素データ (7FE0,0010) と
同一寸法である。視野の形状と寸法そして画素の間隔は次の属性によって定義される:
視野の形状 (0018,1147)
視野の寸法 (0018,1149)
イメージャ画素間隔 (0018,1164)
行 (0028,0010)
列 (0028,0011)
次の属性は視野の物理的検出器領域に対する関係を定義する:
視野原点 (0018,7030)
視野回転 (0018,7032)
視野水平フリップ (0018,7034)
デジタルX線IODに対しては,活性領域,すなわちこの曝射に対して活性であった検出器行列の部
分は,通常長方形の形状である。活性領域の形状と寸法そして検出器の寸法と間隔は次の属性により
定義される:
検出器活性形状 (0018,7024)
検出器活性寸法 (0018,7026)
検出器構成要素物理的寸法 (0018,7020)
検出器構成要素間隔 (0018,7022)
注: 1.各検出器要素の間に不感領域がある場合は,検出器構成要素物理的寸法 (0018,7020) と検出器構成要
素間隔 (0018,7022) は異なることがある。
2.この記述のモデルは単一画像を生成するために「タイル化」された検出器の複数行列を正確に記述す
ることができない。
下記の任意選択の属性は活性領域の物理的検出器領域に対する関係を定義する:
検出器活性原点 (0018,7028)
379
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
検出器と格納された画像画素との関係は,何個の検出器が行と列の各方向で,単一格納画像画素に(形
成するためにプールされるか平均化されて)寄与するかを明記する検出器束 (0018,701A) によって定
義される。
注: 検出器束 (0018,701A) は,検出器行列よりも高い空間分解能を持つ画像を導出するために副サンプリン
グが使用される場合は,1より小さい値を持つことがある。
Tu b e
X線管
コリメータ
Coll i m ator
曝射領域
Exposed Area
Di s play Shutter
表示シャッタ
FOV
Active Area
活性領域
D etector Matrix
検出器基板
Detector H ou s ing
検出器容器
図C.8−6 DX検出器属性の説明
380
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
TLHC
物理的領域
Physical Area
(0 0 1 8 , 7 02 8)
(0 0 1 8 , 7 03 0)
TLHC
TLHC
(before rotation/ flip)
回転/フリップ前のTLHC
Act ive
Are a
Field of View
視野
活性領域
TLHC
Physical Area
物理的領域
(0 0 1 8 , 7 02 8)
(0 0 1 8 , 7 03 0)
TLHC
TLHC
before 270 degree rotation
270度回転前のTLHC
Act ive
Are a
Field of View
視野
活性領域
270度回転後の(7FE0,0010) のTLHC
TLHC of (7FE0,0010)
after 270 degree rotation
図C.8−7 DX検出器属性の説明
381
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.11.5 DX位置決めモジュール
表C.8−68はデジタルX線画像を収集するために使用する位置決めを記述するIOD属性を含む。
表C.8−68 DX位置決めモジュール属性
属性名
投影冠名コードシーケ
ンス Projection
Eponymous Name Code
Sequence
タグ
タイプ
(0018,5104)
3
> 表 8.8-1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
属性の説明
完全に記述された投影または視野を得るために患
者,管球および検出器の位置決めの放射線撮影的
方法を記述するシーケンス。
単一項目のみがこのシーケンスに許される。
存在する場合は,このモジュールの中の他の属性
と矛盾しないが,画像収集をより明確に記述する
ことがある。
基準コンテキスト ID は 4012
患者位置
(0018,5100)
3
視野位置
(0018,5101)
3
視野コードシーケンス
(0054,0220)
3
装置に関係する被写体の位置の記述。
定義語と詳細説明は C.7.3.1.1.2 を参照のこと。
存在する場合は,患者ガントリ関係コードシーケ
ンス (0054,0414) および患者方向修飾子コードシ
ーケンス (0054,0412) と矛盾しない。
被写体の方向に関係する画像の放射線撮影的視
野。
視野コードシーケンス (0054,0220) と矛盾しな
い。詳細説明は C.8.11.5.1.1 を参照。
解剖学的関心領域の画像受像器への投影を記述す
るシーケンス。
注: 画像が表示のために互いに正しく関係して位置決
めされるために,この属性が存在することが強く
推奨される。
視野位置 (0018,5101) と矛盾しない。詳細説明は
C.8.11.5.1.1 を参照。
単一項目のみがこのシーケンスに許される。
基準コンテキスト ID は 4010
> 表 8.8-1 符号シーケ
ンスマクロ を含める
視野修飾子コードシー
ケンス
(0054,0222)
3
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
基準コンテキスト ID は 4011
> 表 8.8-1 符号シーケ
ンスマクロ を含める
患者方向コードシーケ
ンス
> 表 8.8-1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
視野の修飾子。
(0054,0410)
3
患者の方向を重力に関係して記述するシーケン
ス。
詳細は C.8.11.5.1.3 を参照。
単一項目のみがこのシーケンスに許される。
基準コンテキスト ID は 19
382
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 患者方向修飾子コー
ドシーケンス
(0054,0412)
3
患者方向修飾子。
患者の方向を重力に関係して完全に明記すること
が必要とされる場合は必要。単一項目のみがこの
シーケンスに許される。
基準コンテキスト ID は 20
(0054,0414)
3
患者のガントリに関係する方向を記述するシーケ
ンス。
単一項目のみがこのシーケンスに許される。
基準コンテキスト ID は 21
(0018,1111)
3
X線ビームの中心線に沿って測定された,線源か
ら被写体に最も近接したテーブル,支持器,また
はブッキサイドへの距離,単位 mm。
>> 表 8.8-1
符号シー
ケンスマクロ を含める
患者ガントリ関係コー
ドシーケンス
> 表 8.8-1 符号シーケ
ンスマクロ を含める
線源患者間距離
注: 1.この定義は,被写体内の定義された点への測
定よりは幾何学的拡大率を評価する点ではそれほ
ど有用でないが,臨床設定における自動化方法の
中で現実的に測定可能なことで価値がある。
2.この測定は被写体とテーブルあるいはブッキ
ー「前面」との間の空気の間隙を考慮していない。
3.検出器がテーブルあるいはブッキーに装着さ
れていない場合は,患者に関係する実際の位置は
実装または操作者の定義による。
4.この値は伝統的に Source Object Distance (S
OD)として参照される。
線源検出器間距離
(0018,1110)
3
線源から検出器の中心までの距離:単位 mm。
注: この値は伝統的に Source Image Distance (SI
D)として参照される。
推定X線撮影拡大率
(0018,1114)
3
位置決め装置タイプ
(0018,1508)
2
線源患者間距離への線源検出器間距離の比,SI
D/SOD。
定義語:
CARM
COLUMN
MAMOGRAPHIC
PANORAMIC
CEPHALOSTAT
RIGID
NONE
注: 1.用語 CARM は被写体に対して自由度2のX
線ビーム回転をもつ全ての位置決め装置に対して
適用できる。
2.用語 COLUMN は被写体に対して自由度1の
X線ビーム回転を持つ位置決め装置に対して適用
できる。
383
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
位置決め装置第一角度
(0018,1510)
3
位置決め装置第二角度
(0018,1511)
3
検出器第一角度
(0018,1530)
3
検出器第二角度
(0018,1531)
3
支柱傾斜角
(0018,1450)
3
位置決め装置タイプ (0018,1508) が CARM の場
合は,RAO から LAO の方向への患者に関する
X線ビームの位置,ここで RAO から垂直への動
きが正である。
位置決め装置タイプ (0018,1508) が CARM の場
合は,詳細説明は C.8.7.5 XA位置決めモジュー
ルを参照のこと。
位置決め装置タイプ (0018,1508) が
MAMOGRAPHIC の場合は,説明は C.8.11.6 マン
モグラフィ画像モジュールを参照。
位置決めタイプ (0018,1508) が CARM の場合
は,CAU から CRA 方向への患者に関するX線
ビームの位置,ここで CAU から垂直への動きが
正である。
位置決め装置タイプ (0018,1508) が CARM の場
合は,詳細説明は C.8.7.5 XA位置決めモジュー
ルを参照のこと。
位置決め装置タイプ (0018,1508) が
MAMOGRAPHIC の場合は,説明は C.8.11.6 マン
モグラフィ画像モジュールを参照。
検出器面への法線に関するX線ビームの行方向の
角度,単位 度。正の値はX線ビームがより高い番
号の列に向かって傾いていることを示す。負の値
はX線ビームがより低い番号の列の方へ傾いてい
ることを示す。
詳細説明は C.8.7.5 XA位置決めモジュールを参
照のこと。
検出器面の法線に関するX線ビームの列方向の角
度,単位 度。正の値はX線ビームがより低い番号
の行に向かって傾いていることを示す。負の値は
X線ビームがより高い番号の行の方へ傾いている
ことを示す。
詳細説明は C.8.7.5 XA 位置決めモジュールを参照
のこと。
X 線ビームの検出器面に直交する軸に関する角
度,単位 度。正の値は傾斜がテーブルの頭の方に
あることを示す。
注: 検出器面はテーブル面と平行であると仮定する。
テーブルタイプ
(0018,113A)
3
位置決め装置タイプ (0018,1508) が COLUMN
である場合のみ意味がある。
定義語:
FIXED
TILTING
NONE
384
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
テーブル角度
(0018,1138)
3
部位厚さ
(0018,11A0)
3
圧迫力
(0018,11A2)
3
水平面(重力面)に関するテーブル面の角度,単
位 度。正の値はテーブルの頭が上方向であること
を示す。
テーブルタイプ (0018,113A) が TILTING である
場合のみ意味がある。
圧迫が曝射の間に適用された場合は,圧迫時の検
査部位の平均厚さ,単位 mm。
曝射の間に部位に適用された圧迫力,単位
Newton。
C.8.11.5.1.1 視野コードシーケンス
視野コードシーケンス (0054,0220) は視野位置 (0018,5101) の機能を置き換える,そして付属書Eの中
で記述される実世界の患者方向に関係する画像の放射線撮影的視野を記述する。
C.8.11.5.1.3 患者方向コードシーケンス
この属性は患者方向 (0020,0020) に関係しない,そしてまったく異なった概念を伝達する。
C.8.11.6 マンモグラフィシリーズモジュール
表C.8−69はデジタルマンモグラフィシリーズについての一般情報を識別する,そして記述する
属性を明記する。
表C.8−69 マンモグラフィシリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
タイプ
1
属性の説明
このシリーズの中の画像を作成するために使用さ
れるデータを最初に収集した装置のタイプ。
列挙値:
MG
詳細説明は C.7.3.1.1.1 を参照。
C.8.11.7 マンモグラフィ画像モジュール
表C.8−70はその収集と位置決めを含んでデジタルマンモグラフィX線画像を記述するIOD属
性を含む。
表C.8−70 マンモグラフィ画像モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
位置決め装置タイプ
(0018,1508)
1
位置決め装置第一角度
(0018,1510)
3
位置決め装置第二角度
(0018,1511)
3
属性の説明
列挙値:
MAMMOGRAPHIC
NONE
患者が起立している場合に,右から垂直へのX線
源の動きが正で,垂直が零である,解剖学的冠状
面における X 線ビームの位置,単位 度。
患者が起立している場合に,前面から背面へのX
線源の動きが正で,垂直が零である,解剖学的矢
状面におけるX線ビームの位置,単位 度。
385
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像側性
(0020,0062)
1
被曝臓器
(0040,0318)
1
検査領域の側性。
列挙値:
R= 右
L= 左
B = 両方(例えば開裂)
臓器線量 (0040,0316) が適用される臓器。
列挙値:
BREAST
注:マンモグラフィIODにおいては,臓器線
量 (0040,0316) は平均腺線量を参照する。
インプラントの存在
(0028,1300)
部分視野
(0028,1350)
部分視野記述
(0028,1351)
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,2218)
3
1
単一項目がこのシーケンスの中に許される。
コンテキストIDの列挙値は 4013
> 表 8.8-1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
視野コードシーケンス
(0054,0220)
1
> 表 8.8-1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
解剖学的関心領域の画像受像器への投影を記述す
るシーケンス。
単一項目がこのシーケンスの中に許される。
コンテキストIDの列挙値は 4014
> 表 8.8-1 符号シーケ
ンスマクロ を含める
視野修飾子コードシー
ケンス
インプラントが存在するかどうか。
列挙値:
YES
NO
この画像が部分視野,すなわち乳房の単一視野の
部分集合であるかどうかを示す。
列挙値:YES, NO
この属性が不在の場合,画像は部分視野であるこ
とがあり,ないことがある。
注:乳房が検出器の作用面積より大きい場合,こ
れが生じることがある。
部分視野画像で取得された乳房の部分の自由テキ
スト記述。
この画像の中の解剖学的関心領域を識別するシー
ケンス。
(0054,0222)
2
視野修飾子。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
コンテキストIDの列挙値は 4015
386
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.11.8 口腔内シリーズモジュール
表C.8−71はデジタル口腔内X腺シリーズについての一般情報を識別・記述する属性を明記する。
表C.8−71 口腔内シリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
タイプ
1
属性の説明
このシリーズの画像を作成するために使用された
データを最初に収集した装置のタイプ。
列挙値:
IO
詳細説明は C.7.3.1.1.1 を参照。
C.8.11.9 口腔内画像モジュール
表C.8−72は収集と位置決めを含んでいるデジタル口腔内X線画像を記述するIOD属性を含む。
表C.8−72 口腔内画像モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
位置決め装置タイプ
(0018,1508)
1
画像側性
(0020,0062)
1
解剖学的領域シーケン
ス
(0008,2218)
1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
> 表 8.8-1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
列挙値:
NONE
CEPHALOSTAT
RIGID
検査領域の側性。
列挙値:
R= 右
L= 左
B = 両方(即ち,正中線)
この画像の中の解剖学的関心領域を識別するシー
ケンス。
単一項目がこのシーケンスに許される。
コンテキストIDの列挙値は 4016
> 表 8.8-1
解剖学的領域修飾子シ
ーケンス
属性の説明
(0008,2220)
1C
この画像の中の解剖学的関心領域を詳細化するシ
ーケンス。
主要解剖学構造シーケンス (0008,2228) が送られ
ないときは必要。
単一項目がこのシーケンスに許される。
コンテキストIDの列挙値は 4017
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
主要解剖学的構造シー
ケンス
(0008,2228)
1C
この画像の中の主要解剖学的関心構造を記述する
シーケンス。
解剖学的領域修飾子シーケンス (0008,2220) が送
られないときは必要。
零以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
コンテキストIDの列挙値は 4018 または 4019.
詳細は C.11.8.9.1.1 を参照。
> 表 8.8-1
符号シーケ
ンスマクロ を含める
C.8.11.9.1 口腔内画像属性記述
C.8.11.9.1.1 主要解剖学的構造シーケンス
コード値 (0008,0100) は永久歯列のためのDICOM内容写像資源 Context ID 4018,または乳歯列の
ための Context ID 4018 から引き出さる。
これらのコンテキストグループは,最初の数字は象限を指定する,そして第2の数字が歯を指定する,
2数字コードを使用して,永久歯および乳歯の歯群の指示を記述する ISO 3950-1984 に対応している,。
画像化される歯は,主要解剖学的構造シーケンス (0008,2228) の中で複数の項目として列記される。
C.8.12 VL画像モジュール
C.8.12.1 VL画像モジュール
表C.8.12.1−1は,内視鏡(ES),一般顕微鏡(GM),自動化ステージ顕微鏡(SM),
外部カメラ写真(XC),または他のVL画像モダリティによって生成されるVL画像を記述する属
性を明記する。
表C.8.12.1−1 VL画像モジュール属性
タグ
タイプ
属性名
画像タイプ
(0008,0008)
1
光度測定解釈
(0028,0004)
1
割当ビット
(0028,0100)
1
格納ビット
(0028,0101)
1
高位ビット
(0028,0102)
1
属性の説明
画像識別特性。特殊化については C.8.12.1.1.6 を
参照。
画素データの意図された解釈を明記する。この属
性の特殊化については C.8.12.1.1.1 を参照。
各画素サンプルに対して割当てたビットの数。各
サンプルは割当ビットの同じ数を持つ。
この属性の特殊化については C.8.12.1.1.2 を参
照。詳細説明はPS3.5を参照。
各画素サンプルに対する格納されるビットの数。
各サンプルは格納ビットの同じ数を持つ。
この属性の特殊化については C.8.12.1.1.2 を参
照。詳細説明はPS3.5を参照。
画素サンプルデータに対する最上位ビット。各サ
ンプルは同じ高位ビットを持つ。
この属性の特殊化については C.8.12.1.1.2 を参
照。詳細説明はPS3.5を参照。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
画素表現
(0028,0103)
1
画素あたりサンプル
(0028,0002)
1C
面構成
(0028,0006)
1C
内容時刻
(0008,0033)
1C
画素サンプルのデータ表現。各サンプルは同じ画
素表現を持つ。
この属性の特殊化は C.8.12.1.1.3 を参照。
画像あたりのサンプル(面)の数。
この属性の特殊化は C.8.12.1.1.4 を参照。
画素データが面毎の色あるいは画素毎の色の何れ
で送られるかを示す。画素あたりサンプル
(0028,0002) が1よりも大きな値を持つ場合は必
要である。
この属性の特殊化は C.8.12.1.1.5 を参照。
画像画素データの作成が開始された時刻。画像が
時間的に関係しているシリーズの部分である場合
は必要。
注:この属性は以前は画像時刻と呼ばれていた。
非可逆画像圧縮
(0028,2110)
1C
参照画像シーケンス
(0008,1140)
1C
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
画像が非可逆圧縮を経験したか否かを明記する。
列挙値:
00 = 画像は非可逆処理を受けていない。
01 = 画像は非可逆処理を受けたことがある。
C.7.6.1.1.5 を参照。
この画像と著しく関係した他の画像を識別する画
像SOPクラス/インスタンスの集合への参照を
提供するシーケンス。
ステレオ対の各々を対の他のメンバーに関連づけ
るために使用される。
画像タイプ (0008,0008) 値3が存在し,「STEREO
L」あるいは「STEREO R」の値をもつ場合は必要。
項目 (0008,1150) と (0008,1155) のシーケンスと
して符号化される。その外にも存在することがあ
る。ステレオ対のメンバーを関連づけるために使
用される場合は,単一項目だけが存在する。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1140) が存在する場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1140) が存在する場合は必
要。
C.8.12.1.1 VL画像モジュール属性の記述
C.8.12.1.1.1 光度測定解釈
光度測定解釈 (0028,0004) の列挙値は下記である:
MONOCHROME2
RGB
YBR_FULL_422
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.8.12.1.1.2 割当ビット,格納ビット数,および高位ビット
割り当てビット (0028,0100) の列挙値は 8 である;格納ビット (0028,0101) の列挙値は 8 である;高
位ビット (0028,0102) の列挙値は 7 である。
C.8.12.1.1.3 画素表現
画素表現 (0028,0103) の列挙値は 0000H である。
注: 0000H の値は符号無整数値を示す。
C.8.12.1.1.4 画素あたりサンプル
画素あたりサンプル (0028,0002) の列挙値は以下の通りである:光度測定解釈 (0028,0004) の値が
MONOCHROME2 である場合には,画素あたりサンプル (0028,0002) の列挙値は(1)である。光度
測定解釈 (0028,0004) の値が RGB または YBR_FULL_422,の場合には,画素あたりサンプル
(0028,0002) の列挙値は(3)である。
C.8.12.1.1.5 面構成
存在する場合は,面構成 (0008,0006) の列挙値は 0000H である。この値は,画素あたりサンプル
(0028,0002) が1よりも大きい値を持つ場合は存在する。
C.8.12.1.1.6 画像タイプ
画像タイプ属性は,複数値データ要素の中の重要な画像特性を識別する。可視光線については画像タ
イプが以下のように特定化される:
a.値1は節C.7.6.1.1.2に従って画素データ特性を識別する;
列挙値:ORIGINAL および DERIVED
b.値2は節C.7.6.1.1.2に従って患者検査特性を識別する;
列挙値:PRIMARY および SECONDARY
c.値3は存在しないことがあるが,存在する場合は,ステレオ対のメンバーを識別する,その場
合には,参照画像シーケンス (0008,1140) は対の別のメンバーを識別するために使用される。
存在する場合は,列挙値は次のとおりである:
画像はステレオ対収集の(観察者の左に関係する)左画像である
STEREO L
画像はステレオ対収集の(観察者の右に関係する)右画像である
STEREO R
d.他の値は実装者特有である(任意選択)。
C.8.12.2 スライド座標モジュール
この節の中の表はスライド座標を記述する属性を含む。スライド座標はデジタル顕微鏡の画素面に関
して再現可能にロボット工学的顕微鏡ステージの位置を決める手段を提供する。
注: スライド座標への画素の演繹的な対応はない。したがって,デジタル顕微鏡の画素面を通る幾何学的対称
点は,画素の中心に対応しないことがある。幾何学的対称点は画素の間にあるかもしれない。
表C.8.12.2−1 スライド座標モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性の説明
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像中心点座標シーケ
ンス
(0040,071A)
2
スライド座標系基準座標系における画像の中心点
の座標。このシーケンスは正確に一項目を含む。
詳細説明はこの巻の C.8.12.2.1.1 を参照。
> スライド座標系での
Xオフセット
(0040,072A)
1C
> スライド座標系での
Yオフセット
(0040,073A)
1C
> スライド座標系での
Zオフセット
(0040,074A)
2C
画素間隔シーケンス
(0040,08D8)
3
スライド座標系の原点からの mm 単位でのXオフ
セット。図 C.8.12.2.1.1-1 を参照。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
スライド座標系の原点からの mm 単位でのYオフ
セット。図 C.8.12.2.1.1-1 を参照。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
画像基板基準面(即ち,ガラススライドの利用さ
れている面)からのμm 単位での Z オフセット。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
被写体,すなわち患者または標本の中の,指定軸
に沿った各画素の中心間の物理的距離。一以上の
項目が存在することがある。
> 座標系軸コードシー (0040,08DA)
ケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
> 数値
(0040,A30A)
> 測定単位コードシー (0040,08EA)
ケンス
>> 表 8.8-1 符号シー
1C
座標系の軸。このシーケンスは正確に一項目を含
む。
基準コンテキストIDは 95。
1C
座標系軸コードシーケンス (0040,08DA) によっ
て指定された軸に沿った隣接する画素の中心点の
間の距離。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
測定の単位。このシーケンスは正確に一項目を含
む。シーケンス項が存在する場合は必要。
基準コンテキストIDは 82。
1C
ケンスマクロ を含める
C.8.12.2.1 スライド座標属性記述
C.8.12.2.1.1 画像中心点座標シーケンス
この節はスライド座標系を定義する,そしてスライド座標系基準座標系における(顕微鏡経由で取得
した)画像画素面の中心点の位置を記述するために使用される属性を明記する。
注: スライド顕微鏡(SM)では,顕微鏡は,可動ステージおよび検査される標本に関する表示画像の中心点
の位置の保存を可能にする位置センサを装備している。
ステージはスライドが観察のために取り付けられる顕微鏡の部分である。対物レンズは標本に最も近
いレンズである。スライドの上表面は,標本がその上に取り付けられているスライドの表面である。
スライドの底表面は,反対の表面である。この仕様は次のことを仮定する:1)スライドは長方形で
ある;2)スライドの上の表面は顕微鏡の対物レンズに向けられる;そして3)スライドの底表面は
スライドが観察するためにステージに取り付けられるとき顕微鏡ステージに完全に接触している。
注: 1.スライドのラベルはスライドの上表面に張付けられる,または書き込まれると想定される。
2.顕微鏡の機械的形状,機能,または許容精度の仕様はこの規格の範囲外である。
391
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
図C.8.12.2.1.1−1は対物レンズから見た顕微鏡上のスライドの上表面を図示する。こ
れが基準スライド方向である。基準スライド方向におけるスライド座標系のX,Y,およびZ軸は,
次のように定義される。Y軸はスライドの左端を含む直線である。X軸はY軸に直交する,そしてス
ライドの標本端の少なくとも一点を含む直線である。Z軸はX軸とY軸の交点を通り,そして顕微鏡
ステージに直交する直線である。スライド座標系の原点 (0,0,0) はX,Y,およびZ軸の交点である。
ラベル端
ラベル
左端
右端
標本
Y増加
顕微鏡
ステージ
標本
ガラススライド
標本端
原点
X増加
図C.8.12.2.1.1−1 基準スライド方向
注: 1.スライドの端に重なって不適当に置かれたカバーガラスあるい標本は,スライド座標系を定義する目
的のためにはスライドの端の一部と考えられない。しかしながら,そのような対象物は,ステージ上のス
ライドの不正確な位置決めを引き起こすことがある。
2.スライドの左端と標本端が直交していない(例えば,スライドが破損した,または不良である,また
は標本端が湾曲している)場合には,スライドの下左手角が原点に置かれないことがある。
3.X,Y,およびZ軸の定義は,対物レンズに最も接近しているスライドの上表面(即ち,スライドの
標本側)をもつ逆転顕微鏡に対しても,同じである。
図C.8.12.2.1.1−2はZ軸中心位置を図示する。画像中心点位置 (0040,073A) のX軸値
は,基準スライド方向において原点から右端に向かって増加する。画像中心点位置 (0040,073A) のY
軸の値は,基準スライド方向において原点からラベル端に向かって増加する。画像中心点位置
(0040,073A) のZ軸の値は,画像基板基準面(即ち,ガラススライドの利用する表面)において零とし
て参照される,そして基板面から増加する距離に一致して正の方法で増加する。
392
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
カバーガラス
標本
Z増加
スライドガラスまたは
基板表面
原点
顕微鏡ステージ
Y増加
図C.8.12.2.1.1−2 スライドの右端から見たZ軸中心点位置
C.9 オーバレイ
C.9.1 オーバレイ識別モジュール
表C.9−1は,独立したオーバレイ,即ち独立した情報エンティティとして取り扱われるオーバレ
イを識別する属性を含む。
表C.9−1 オーバレイ識別モジュール属性
属性名
オーバレイ番号
オーバレイ日付
オーバレイ時刻
参照画像シーケンス
タグ
タイプ
(0020,0022)
(0008,0024)
(0008,0034)
(0008,1140)
3
3
3
3
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
属性の説明
このオーバレイを識別する番号
オーバレイが生成された日付
オーバレイが生成された時刻
画像SOPクラス/インスタンス対の集合に参照
を提供するシーケンス。このオーバレイに深く関
係した画像を唯一に識別する。シーケンスは一以
上の項目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1140) が送られる場合は必要とさ
れる。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1140) が送られる場合は必
要とされる。
C.9.2 オーバレイ面モジュール
表C.9−2は,オーバレイ面の特性を記述する属性を含む。
オーバレイ面は,画像に関係しているか,シリーズ内にそれ自身の存在を持つグラフィックスあるい
はビットマップされたテキストを記述する。それは画像における関心領域を同様に記述することがあ
393
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
る。
各オーバレイ面は深さ1ビットである。16の別個のオーバレイ面が画像に関係していることがある,
あるいはシリーズの中に独立オーバレイとして存在することがある。
オーバレイ画素データは,オーバレイデータ (60xx,3000) の中に格納されるか,あるいは画像画素デ
ータ (7FE0,0010) の画像画素データの中に埋め込まれる。画像画素データに埋め込まれたオーバレイ
画素データの記述に関してはPS3.5を参照すること。60xx の許容値の記述についてはPS3.5
における繰り返しグループの節を参照のこと。
グレースケールおよびカラーオーバレイの表示を記述する属性は,DICOM規格の前の版において
定義された。これらは現在退役した。
表C.9−2 オーバレイ面モジュール属性
属性名
オーバレイ行
オーバレイ列
オーバレイタイプ
(60xx,0010)
(60xx,0011)
(60xx,0040)
1
1
1
オーバレイ原点
(60xx,0050)
1
タグ
タイプ
属性の説明
オーバレイの中の横行の数。
オーバレイの中の縦列の数。
このオーバレイが関心領域を表すかまたは他の図
形を表すかを示す。列挙値:
G = 図形
R = ROI
横行¥縦列として与えられる,画像の中の画素に関
係する最初のオーバレイ点の位置。
画像の上左の画素は座標 1¥1 を持つ。
1を越える列値は,オーバレイ面原点が画像原点
の右にあることを示す。1を越える行値は,オー
バレイ面原点が画像原点の下にあることを示す。
1より少ない値はオーバレイ面原点が,画像原点
の上に,あるいはその左にあることを示す。
注: 0¥0 の値は,オーバレイ画素が画像画素の1行上
で,また1列左側で始まることを示す。
オーバレイ割当ビット
(60xx,0100)
1
オーバレイビット位置
(60xx,0102)
1
オーバレイに対して割り当てられるビットの数。
オーバレイデータが画像画素データ (7FE0,0010)
の中に埋め込まれている場合,この属性の値は割
当ビット (0028,0100) と同じである。オーバレイ
データがオーバレイデータ (60xx,3000) 属性に格
納される場合,この属性の値は1である。
オーバレイ画素が格納されるビット。詳細説明は
PS3.5を参照。オーバレイデータがオーバレ
イデータ (60xx,3000) 属性に格納される場合,こ
の属性の値は0である。
394
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
オーバレイデータ
(60xx,3000)
1C
オーバレイ記述
オーバレイ副タイプ
(60xx,0022)
(60xx,0045)
3
3
オーバレイラベル
(60xx,1500)
3
ROI面積
(60xx,1301)
3
ROI平均
ROI標準偏差
(60xx,1302)
(60xx,1303)
3
3
オーバレイ画素データ。
各オーバレイに対して送られる画素の順序は,左
から右に,上から下である,即ち,上部左画素が
最初に送られ,第1行の残りが後続する,第2行
の最初の画素が後続し,次に第2行の残りなどが
後続する。
オーバレイデータはこの属性の中に含まれるか,
またはグループ 7FE0 の中の画像画素データに
埋め込まれる。
オーバレイデータがこのグループの中にある場合
は必要である。詳細説明は C.9.2.1.1 を参照
オーバレイに関する利用者定義コメント
オーバレイタイプの意図された目的を識別する定
義語。詳細は C.9.2.1.3 を参照。
このオーバレイのラベルまたは名前をつけるとき
ために使用することがある使用者定義の文字列
ROI領域の中の画素の数。詳細説明は C.9.2.1.2
を参照
ROI平均。詳細説明は C.9.2.1.2 を参照
ROI標準偏差。詳細説明は C.9.2.1.2 参照
C.9.2.1 オーバレイ属性記述
C.9.2.1.1 オーバレイタイプ
オーバレイの二つの特定タイプがある。タイプはこの属性の中で明記される。
関心領域(ROI)は,オーバレイの特定の用途である。ROIの中に含まれる全ての画素に対応し
ているオーバレイビットが1に設定される。他の全てのビットは0に設定される。これは,特別に関
心のある画像の領域を指定するために使用される。
図形オーバレイは,参照マーク,図形的注釈,あるいはビットマップテキスト,などを表現すること
がある。図形オーバレイが,ROIの境界に印を付けるために使用されることがある。これがその場
合であり,そしてROI統計パラメタが使用される場合には,それらは境界の下の画素だけを参照し,
含まれる領域の中の画素は参照しない。
グラフィックスの中に含まれる全ての画素に対応するオーバレイビットは,1に設定される。他の全
てビットは0に設定される。
C.9.2.1.2 ROI面積,ROI平均,およびROI標準偏差
これらの属性は,ROIの統計パラメタを含む。これらのパラメタの値は1に設定されたオーバレイ
画素値に対するものである。
C.9.2.1.3 オーバレイサブタイプ
二つの定義語が明記される。 :
USER – 利用者が作成したグラフィック注釈(例えば操作者)
AUTOMATED – 計算機支援診断アルゴリズムの出力のような,装置あるいはアルゴリズムが
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
作成した図形注釈
注: 追加または代替の定義語が,超音波画像モジュールC.8.5.6.1.11の中でのように,モダリテ
ィ特有モジュールの中で明記されることがある。
C.9.3 複数フレームオーバレイモジュール
表C.9−3は複数フレームオーバレイの属性を規定する。
表C.9−3 複数フレームオーバレイモジュール属性
属性名
オーバレイの中のフレ
ームの数
画像フレーム原点
タグ
タイプ
(60xx,0015)
1
(60xx,0051)
3
属性の説明
オーバレイの中のフレームの数。オーバレイデー
タが複数フレームを含む場合は必要。
オーバレイが適用される複数フレーム画像の中の
フレーム番号。フレーム番号は1から番号付けら
れる。
C.9.3.1 複数フレームオーバレイ属性記述
C.9.3.1.1 オーバレイの中のフレームの数
複数フレームオーバレイは,そのオーバレイデータが個々のオーバレイフレームの連続的な集合から
構成されるオーバレイとして定義される。複数フレームのオーバレイは,オーバレイデータの単一の
連続した流れとして送信される。フレーム区切記号はデータの流れ内には含まれない。
各個のフレームはオーバレイ面モジュール(C.9.2参照)の中の属性によって定義される(従っ
て識別されることができる)。
複数フレームオーバレイ内に含まれるフレームの総数は,オーバレイの中のフレームの数 (60xx,0015)
の中で伝達される。
複数フレームオーバレイ内のフレームは,論理的なシーケンスとして伝達される。複数フレームオー
バレイが複数フレーム画像に関係している場合には,オーバレイフレームの順序は画像フレームの順
序と1対1である。そうでなければ,いずれの属性もオーバレイフレームの順序制御を示すために使
用されない。画像フレーム原点 (60xx,0015) が存在する場合は,オーバレイフレームは,示されたフ
レーム番号で始まり,画像フレームに1対1で適用される。そうでなければ,いずれの属性もオーバ
レイフレームの順序制御を示するために使用されない。
オーバレイの中のフレームの数 (60xx,0015) に画像フレーム原点 (60xx,0051) を加えて1を引いたも
のは,複数フレーム画像の中のフレームの総数より少ないか等しい。
オーバレイデータが画素データの中に埋め込まれている場合には,画像フレーム原点 (60xx,0051) は
1でなければならない,そしてオーバレイの中のフレームの数 (60xx,0015) は複数フレーム画像のフ
レーム数に等しくなければならない。
C.9.4 バイプレーンオーバレイモジュール(退役)
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.9.5 基本プリント画像オーバレイボックスモジュール
表C.9−5 基本プリント画像オーバレイボックスモジュール
タグ
属性名
オーバレイ画素データ
シーケンス
> オーバレイ行
> オーバレイ列
> オーバレイ原点
> オーバレイ割当ビッ
ト
> オーバレイビット位
置
> オーバレイデータ
オーバレイ拡大タイプ
(6000,3000)
(2040,0060)
オーバレイ平滑タイプ
(2040,0070)
オーバレイまたは画像
拡大
(2040,0072)
拡大後の列の数
(2040,0074)
オーバレイ前面濃度
(2040,0080)
オーバレイ背景濃度
(2040,0082)
(2040,0020)
(6000,0010)
(6000,0011)
(6000,0050)
(6000,0100)
(6000,0102)
属性説明
オーバレイ画素データを提供するシーケンス。単一項目が
存在する。
C.9.2 参照。
C.9.2 参照。
C.9.2 参照。
オーバレイの中で割当てられたビットの数。
列挙値: 1
オーバレイが保存されるビット。
列挙値: 0
オーバレイデータはこの属性の中に含まれる。
オーバレイが画像上に重ねられる前に拡大される場合には
拡大タイプを明記する。定義語:
REPLICATE
BILINEAR
CUBIC
補間関数のタイプを詳細に指定する;オーバレイ拡大タイ
プ (2040,0060) = CUBIC に対してのみ有効。
それらが重ねられる前におけるオーバレイまたは画像の拡
大を指定する。列挙値:
IMAGE = 画像が拡大される
OVERLAY = オーバレイが拡大される
C.9.5.1 を参照。
拡大後におけるオーバレイまたは画像の列の数を指定す
る。 C.9.5.1 を参照。
オーバレイビット = 1 に対応する画素に対する濃度を定義
する。他の画素の濃度は変化せずに留まる。
定義語:
BLACK
WHITE
オーバレイビット = 0 に対応する画素に対する濃度を定義
する,それは画像に重ねられない,そしてオーバレイまた
は画像の一部ではない結合プリント画像画素である。
定義語:
BLACK
WHITE
注: このモジュールを使用するSOPクラスは一面のオーバレイ面のみをサポートするので,グループ 60xx
属性はグループ 60xx よりもむしろグループ 6000 であることが明記された。
C.9.5.1 オーバレイまたは画像の拡大
これらの属性は,それらが重ねられる前に実行されるべきオーバレイまたは画像の拡大を明記する。
オーバレイまたは画像拡大 (2040,0072) は,オーバレイまたは画像が拡大されるべきか否かを明記す
397
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
る。拡大後の列の数 (2040,0074) は拡大後におけるオーバレイまたは画像の列の数を指定する。オー
バレイまたは画像拡大が値 OVERLAY を持っている場合,この値はオーバレイ列 (6000,0011) よりも
大きい。オーバレイまたは画像拡大が値 IMAGE を持っている場合,この値は列 (0028,0011) よりも
大きい。
このモジュールを使用するSOPクラスが,それを参照する画像と異なるオーバレイ画素横縦比を指
定する機構を提供しないので,それらが重ねられる前に同じ拡大率がオーバレイまたは画像の行およ
び列に適用される。PS3.4の中の基本プリント画像オーバレイボックスSOPクラスを参照のこ
と。
C.10 カーブおよび図形,波形
C.10.1 カーブ識別モジュール
表C.10−1は,独立したカーブ,即ち,分離した情報エンティティとして取り扱われるカーブ,
を識別する属性を含む。
表C.10−1 カーブ識別モジュール属性
属性名
カーブ番号
カーブ日付
カーブ時刻
参照画像シーケンス
タグ
タイプ
(0020,0024)
(0008,0025)
(0008,0035)
(0008,1140)
2
3
3
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
参照オーバレイシーケ
ンス
(0008,1130)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
参照カーブシーケンス
(0008,1145)
3
属性の説明
このカーブを識別する番号
カーブが生成された日付
カーブが生成された時刻
画像SOPクラス/インスタンス対の集合に参照
を提供するシーケンス。このカーブに深く関係し
た画像を唯一に識別する。シーケンスは一以上の
項目を含むことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1140) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1140) が送られる場合は必
要。
独立オーバレイに関係するSOPクラス/インス
タンス対の集合に参照を提供するシーケンス。こ
のカーブに深く関係しているオーバレイを唯一に
識別する。零以上の項目がこのシーケンスの中に
含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1130) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1130) が送られる場合は必
要。
カーブSOPクラス/インスタンス対の集合に参
照を提供するシーケンス。このカーブに深く関係
しているカーブを唯一に識別する。零以上の項目
がこのシーケンスの中に含まれることがある。
398
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照カーブ
シーケンス (0008,1145) が送られる場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
カーブシーケンス (0008, 1145) が送られる場合
は必要。
C.10.2 カーブモジュール
このモジュールは,カーブの属性を定義する。カーブは,画像および/またはカーブと関係すること
があり,またはしないことがある。
表C.10−2 カーブモジュール属性
タグ
タイプ
属性名
カーブ次元
(50xx,0005)
1
点の数
データのタイプ
(50xx,0010)
(50xx,0020)
1
1
データ値表現
(50xx,0103)
1
カーブデータ
(50xx,3000)
1
カーブ記述
軸単位
(50xx,0022)
(50xx,0030)
3
3
軸ラベル
(50xx,0040)
3
最小座標値
最大座標値
カーブ範囲
(50xx,0104)
(50xx,0105)
(50xx,0106)
3
3
3
カーブデータ記述子
(50xx,0110)
1C
座標開始値
(50xx,0112)
1C
座標間隔値
(50xx,0114)
1C
カーブラベル
(50xx,2500)
3
参照オーバレイシーケ
ンス
(50xx,2600)
3
属性の説明
これらのデータに対する次元の数。次元は1から
nの任意の数のことがある。
このカーブの中のデータ点の数
このカーブの中のデータのタイプ。定義語につい
ては C.10.2.1.1 を参照。
カーブデータ点のデータ表現。列挙値と詳細説明
は C.10.2.1.2 を参照。
カーブデータ。詳細については C.10.2.1.4 を参
照。
カーブについての利用者定義コメント
軸に対する計測の単位。定義語は C.10.2.1.3 を参
照。
各軸に対するテキストラベル。各軸について一ラ
ベル。
データの集合の中の最小値。各次元に対して一値。
データの集合の中の最大値。各次元に対して一値。
カーブ表現の範囲を定義するための各次元に対す
る最小値−最大値対,軸単位と同じ単位による。
カーブデータのフォーマットを明記する。データ
の次元が間隔距離によって記述される場合は必
要。詳細説明については C.10.2.1.5 を参照。
一次元データリストの開始点。カーブデータ記述
子が使用される場合は必要。各次元に対して一値。
値表現はデータ値表現 (50xx,0103) の中で与えら
れる。
連続した二点の間の間隔距離。カーブデータ記述
子が使用される場合は必要。各次元に対して一値。
値表現はデータ値表現 (50xx,0103) の中で与えら
れる。
このカーブのラベルまたは名前をつけるときため
に使用することがある使用者定義の文字列。
このカーブを生成するために使われた関係するオ
ーバレイの集合への参照を提供するシーケンス
399
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
> 参照オーバレイグル
ープ
(0008,1150)
1
参照SOPクラスを特定する。
(0008,1155)
1
参照SOPインスタンスを特定する。
(50xx,2610)
1
関係したオーバレイのグループ番号。
C.10.2.1 カーブ属性の記述
C.10.2.1.1 データのタイプ
カーブにおけるデータのタイプ (50xx,0020) の記述。定義語:
TAC = time activity curve
HIST = histogram
TABL = table of values
POLY = poly line
PRESSURE = pressure data
PHYSIO = physio data
PROF = image profile
ROI = polygraphic region of interest
FILT = filter kernel
ECG = ecg data
FLOW = flow data
RESP = Respiration trace
C.10.2.1.2 データ値表現
カーブの中のデータのデータ値表現 (50xx,0103) 。全ての次元は同一の値表現をもつ。
列挙値:
0000H =
0001H =
0002H =
0003H =
0004H =
符号無し短(US)
符号つき短(SS)
単精度浮動小数点(FL)
倍精度浮動小数点(FD)
符号つき長(SL)
C.10.2.1.3 軸単位
軸単位 (50xx,0030) は,軸に対する計測の単位である。各次元に対して一値。単位についての順序は
カーブデータ (50xx,3000) の中のカーブデータに対する次元と同じ順序である。
定義語:
SEC = Seconds
PIXL = Pixels
CM = centimeters
CM2S = cm**2/second
CMS2 = cm/second**2
DEG = degrees
HZ = Hertz
LMIN = liters/minute
MS2 = meters/sec**2
MILV = millivolts
LB = pound
CNTS = Counts
NONE = Unitless
CMS = centimeters/second
CM3 = cm**3
DB = dB
GM = gram
IN = inch
LMINM2 = liters/minute/meter**2
MLM2 = milliliters/meter**2
MMHG = mmHg
400
MM = millimeters
BPM = beats/min
CM2 = cm**2
CM3S = cm**3/second
DBS = dB/second
GMM2 = gram/meter**2
KG = kg
M2 = meters**2
MILS = milliseconds
PCNT = percent
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.10.2.1.4 カーブデータ
カーブデータ (50xx,3000) は,カーブの中で,最初の点についての各次元,これに続く二番目の点に
ついての次元,などを示す。二次元カーブに対して:X1,Y1,X2,Y2, 等。N個組の全ての構成要素の値
表現は,同じでなければならない。値表現は,データ値表現 (50xx, 0103)の中で与えられる。
関心領域(ROI)は,閉じた多角形を形成する端点のN個組リストとして定義される。二次元RO
Iは,値の対のリストとして表現される;三次元ROIは,三個組の値のリストとして,など。関心
領域は,ROIが関連づけられている画像の画素マトリックスに一致しているカーブ範囲値をもつ画
素単位で通常は表現される。もしくは,何れの寸法の画像にも適用することができる統一された関心
領域として定義することが可能である。
折れ線は,閉じた多角形を形成しない一般的な軌跡を構成する端点のN個組リストとして定義される。
これは,カーブプロットまたは関心領域の普通の解釈に入らない図形を表現するために使用される。
折れ線は,何れの軌跡を定義するためにも使用することができる。
C.10.2.1.5 カーブデータ記述子,座標開始値,座標間隔値
均等に分布したデータを含んでいる次元に対するカーブデータは,座標開始値および座標間隔値(間
隔)を定義する方法を使用することによって,省略することができる。一次元データリストは,その
ときには列挙されているのではなくむしろ計算される。
カーブデータ記述子 (50xx,0110) に対して,N個組カーブの各構成要素が記述される方法,点によっ
てかまたは間隔距離かを記述する列挙値。各次元について一つの値である。ここで:
0000H = 間隔距離を使用して記述された次元構成要素
00001H= 値を使用して記述された次元構成要素
間隔距離を使用した場合:
間隔距離によって記述される次元構成要素は,座標開始値 (50xx,0112),座標間隔値 (50xx,0114) およ
び点の数 (50xx,0010) の属性を使用する。1次元データリストは,座標開始値の開始点を使用し,そ
して各データ点を得るために,点の数が満足されるまで,間隔(座標間隔値)を加算することによっ
て,計算される。この次元のデータ点は,カーブデータ (50xx,3000) から省略されるであろう。
値を使用した場合:
N個組カーブの次元構成要素は,カーブデータ (50xx,3000) の中のデータ点として列挙される。次元
データが間隔距離の方法を使用して定義される場合には,データは個組から省略される。
このデータ要素の不在は,完全なN個組のための点を使用してカーブは記述されることを意味してい
る。間隔距離の方法は使用されない。
C.10.3 オーディオモジュール
このモジュールは,オーディオカーブの特性を記述する属性を定義する。
表C.10−3 オーディオモジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性記述
401
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
オーディオタイプ
(50xx,2000)
1
オーディオサンプルフ
ォーマット
(50xx,2002)
1
チャネルの数
(50xx,2004)
1
サンプルの数
(50xx,2006)
1
サンプル率
(50xx,2008)
1
オーディオサンプルデータのタイプを示す。列挙
値:
0000H = なし
0001H = ドプラオーディオ
0002H = 音声オーディオ
0003H = 音オーディオ
オーディオサンプルデータのフォーマット。列挙
値:
0000H = チャネル毎にインタリーブされた16ビ
ット2の補数:チャネル 0 サンプル 0,チャネル
1 サンプル 0,チャネル 0 サンプル 1,チャネル
1 サンプル 1
0001H = チャネル毎にインタリーブされた8ビッ
ト2の補数:チャネル 0 サンプル 0,チャネル 1
サンプル 0,チャネル 0 サンプル 1,チャネル 1
サンプル 1
オーディオチャネルの数。列挙値:
0000H = モノラル
0001H = ステレオ
一チャネルに対するオーディオサンプルの数。各
チャネルはこの多くのサンプルを持つであろう。
オーディオデータが取得された秒あたりのサンプ
ルの数。時間軸は線形である。
注:ログ圧縮は,サポートされない。
総時間
(50xx,200A)
1
オーディオサンプルデ
ータ
(50xx,200C)
1
オーディオデータがカバーした実時間の長さ(単
位 マイクロ秒)
オーディオサンプルデータ値。オーディオサンプ
ルデータの振幅表現は線形である。
注:ログ圧縮はサポートされない。
参照画像シーケンス
(0008,1140)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
オーディオコメント
(50xx,200E)
3
このオーディオが適用される画像SOPクラス/
インスタンス対の集合に参照を提供するシーケン
ス。シーケンスは一以上の項目を含むことがあ
る。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。参照画像シ
ーケンス (0008,1140) が送信される場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。参照
画像シーケンス (0008,1140) が送信される場合は
必要。
オーディオについての利用者定義コメント
C.10.3.1 オーディオの同期
採用された取り組み方は,オーディオのために,基礎的な初歩の方法を提供することである。オーデ
ィオは,書かれた注釈と同様に,検査の間に,そして多分診断の中で見出されたものの音声による論
評のために一般的に使用される。オーディオはドップラオーディオのような生理的情報を記録するた
めに同様に使用される。
402
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
オーディオおよび画像時間ベースの間の唯一のつながりは,フレーム境界上でオーディオ時間零およ
び画像時間零の間を揃えることである。各々のための時間基準は,別個でありそして分離している。
単一フレーム画像へのオーディオの同期は,画像は「静止」しているので,必要ない。オーディオモ
ジュールは,要素参照画像シーケンス (0008,1140) を使用して,それが適用する画像を参照すること
のみが必要である。
複数フレームループへのオーディオの同期は,単一フレーム画像と同様に,オーディオが適用するル
ープを参照することによって,達成される。オーディオは,オーディオモジュールの中で明記された
時間ベースを使用して,ループの時間零で始まり,そして属性総時間 (50xx,200A) 数のマイクロ秒の
間,継続する。
画像ループの時間零でオーディオに同期すること以外に,画像およびオーディオ時間ベースの間に他
のいかなる同期もない。オーディオは,画像ループの持続期間の,部分的な期間,全期間,あるいは
これを越えた期間にわたることがある。これはこの規格の範囲外である。
オーディオがフレーム零で開始しない場合には,適当なオフセットが,必要なオフセットを達成する
ために零の値をもつオーディオサンプルデータを埋めることによって,付加されることがある。
C.10.4 表示領域モジュール
このモジュールは明記された表示領域空間を定義するために必要な属性を記述する。
明記された表示領域は装置上に表示された画像のその部分である。
提示寸法モード (0070,0100) が SCALE TO FIT として明記される場合には,明記された領域は表示装
置かウィンドウ上で利用可能な領域内にできるだけ大きく,即ち,利用可能な表示装置かウィンドウ
空間に一致するために必要な場合には拡大されるか縮小されて表示される。
提示寸法モード (0070,0100) が TRUE SIZE として明記される場合には,表現される画像画素の物理
的寸法は,提示画素面間隔 (0070,0101) の中で明記される寸法とスクリーン上で同一である。
提示サイズモード (0070,0100) が MAGNIFY として明記される場合には,表示装置上に画素を生成す
るために画像画素を空間に補間するために使用される係数が定義される。
注: この係数が 1.0 として明記される場合には,一画像画素は一表示画素に対応するだろう,そし
て,明記された表示領域が全画像であり,それが表示装置に一致する場合には,表示される画
素の数は画像画素の数と等しいだろう。
すべてのモードにおいて,明記された表示領域の横行と縦列の比が表示装置かウィンドウの横行と縦
列の比と異なる場合,表示装置上で表現される実際の領域は明記された表示領域よりも大きなことが
ある。C.10.5図形注釈モジュールの中で明記された表示領域相対注釈は,実際の表現された表
示領域ではなく明記された表示領域に関連して表現される。
注: 1.明記された表示領域の外側の表示の内容は定義されない。特に,(黒のような)パディン
グ値は明記されない。
2.TRUE SIZE および MAGNIFY モードにおいて,明記された表示領域全体が可視でない場
合には,表示相対図形注釈は隠されることがある。
このモジュールは画像を表示するために使用されるアスペクト比を,それが1:1であっても,明示
的に明記する,そしてそれが参照画像の中で明記されたものとは異なることがある。
注: 1.モードに依存して,アスペクト比は,提示画素アスペクト比 (0070,0102) を使用して明記
403
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
されるか,提示画素面間隔 (0070,0101) から導出されるかの何れかである。
2.アスペクト比のこの明示的定義は,明記された表示領域に関係して明記される図形オブジ
ェクトが,提示装置の寸法か形状(例えば,ランドスケープまたはポートレートモニターの何
れが使用される)にかかわらず,それらの形状を変化しないだろうということを暗黙に意味す
る。
3.補間の構造は,必要な場合は,明記されない。
4.表示装置かウィンドウ上で利用可能な領域内に一致しない画像のセクションにアクセスを
提供するために,画像は刈り込まれ,スクロールバーあるいはパンニング機構が提供される必
要があることがある。
表C.10−4 表示領域モジュール属性
属性名
表示領域選択シーケン
ス
タグ
(0070,005A)
> 参照画像シーケンス
(0008,1140)
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
(0008,1160)
>> 参照フレーム番号
> 表示領域上左手コー
ナ
(0070,0052)
> 表示領域下右手コー
ナ
(0070,0053)
タイプ
属性の説明
1
各々が画像あるいはフレームのグループのための
表示領域選択を記述する項目のシーケンス。
十分な項目が提示状態モジュールに列記された全
ての画像とフレームを記述するために存在する。
一以上の項目が存在する。
1C
各項目が提示状態モジュールの中で定義される画
像SOPクラス/SOPインスタンス対の選択集
合への参照を提供する繰り返し項目のシーケン
ス。
シーケンス項目が存在する場合,そしてこの項目
の中の表示領域選択が,提示状態モジュールの中
で列記された全画像に適用されない場合には必要
である。
1C
参照SOPクラスを唯一に識別する。シーケンス
項目が存在する場合は必要である。
1C
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。シー
ケンス項目が存在する場合は必要である。
1C
この表示領域選択が適用される参照SOPインス
タンス内のフレーム番号を識別する。
シーケンス項目が存在する,そして参照画像が複
数フレーム画像である,そして表示領域選択が全
フレームに適用されない場合は必要である。
1
表示される参照画像における(空間変換後の)上
左画素,列¥行として与えられる。空間変換の前に
画素データの原点に関係して,縦列は水平のオフ
セット(X)である,そして,横行は垂直のオフ
セット(Y)である,それは 1¥1 である。
1
表示される参照画像における(空間変換後の)下
右画素,列¥行として与えられる。空間変換の前に
画素データの原点に関係して,縦列は水平のオフ
セット(X)である,そして,横行は垂直のオフ
セット(Y)である,それは 1¥1 である。
404
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 提示寸法モード
(0070,0100)
1
> 提示画素面間隔
(0070,0101)
1C
表示寸法の選択の方法。
列挙値:
SCALE TO FIT
TRUE SIZE
MAGNIFY
詳細説明は C.10.4 を参照。
(空間変換前の)参照画像の中の各画素の中心間
の物理的距離,数値対によって明記される−隣接
した横行間隔(区切記号)隣接した縦列間隔,単
位 mm
注:1.この値は,(例えば,画像の中の既知寸法のオ
ブジェクトへの参照によって)ある種の較正が実
行されることがあるので,無視される参照画像の
中で明記される,画素間隔 (0028,0030) またはイ
メージャ画素間隔 (0018,1164) とは異なることが
ある。
2.横行と縦列間隔が異なる場合には,画像の画素アス
ペクト比は1:1ではない。
> 提示画素アスペクト
比
(0070,0102)
1C
提示寸法モード (0070,0100) が TRUE SIZE であ
る場合は必要,その場合には値は表示装置上の各
画素の中心間の物理的距離に相当するだろう。
提示サイズモード (0070,0100) が SCALE TO FIT
あるいは MAGNIFY である場合,存在すること
がある,その場合には値は画像画素のアスペクト
比を計算するために使用される。
第一の値が垂直画素寸法で,第二の値が水平画素
寸法である整数値の対によって明記され,参照画
像を表示するために使用される参照画像の中の画
素の垂直寸法と水平寸法の比。
C.7.6.3.1.7 を参照すること。
提示画素間隔 (0070,0101) が存在しない場合は必
要である。
注:1.この値は,参照画像の中で画素アスペクト比
(0028,0034) によって明記されたかあるいは,無視
される参照画像の中で明記された,画素間隔
(0028,0030) またはイメージャ画素間隔
(0018,1164) の値によって暗示されるアスペクト
比とは異なることがある。
2.アスペクト比が1:1である場合でも,この
値は明記されなければならない。
405
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 提示画素拡大率
(0070,0103)
1C
一次元で明記された表示された画素の出典画素へ
の比。
提示寸法モード (0070,0100) が MAGNIFY であ
る場合は必要である。
注:1.1.0 の値は,参照画像の中の一画素が表示装置
上で一画素として表示されるだろうことを意味す
るだろう。(即ち,画像画素のアスペクト比が1:
1である場合は,それは補間されないだろう)。
2.2.0 の値は,参照画像の中の一画素が表示装
置上に四画素として表示されるだろうことを意味
するだろう。(即ち,各行と列方向において2の
係数によってアップサンプリングされる)。
3.0.5 の値は,参照画像中の四画素が表示装置
上で一画素として表示されるだろうことを意味す
るだろう。(即ち,各行と列方向において2の係
数によってダウンサンプリングされる)。
4.出典画素が1:1より他のアスペクト比を持
っている場合には,それらは拡大に先立って1:
1の表示画素アスペクト比に補間されたと仮定さ
れる。
注:1.SCALE TO FIT モードでは,表示領域上左手コーナ(TLHC)および下右手コーナ(B
RHC)が,実際の表示の寸法に関して何も仮定せずに,ズームまたは拡大および/または
パンが,表示されるべき画像の領域(明記された表示領域)を選択するために適用される方
法を定義する効果がある。
2.TLHCおよびBRHCは,より大きな明記された表示領域内の画像画素データの縮小
あるいは配置を可能にするために,画像画素データの境界の外部であることがある(例えば,
TLHCは0または負であることがある,あるいは,BRHCは行または列よりも大きなこ
とがある)。より大きな明記された表示領域内の画像画素データの拡大した選択サブ領域を
位置付ける規定はない。
C.10.5 図形注釈モジュール
このモジュールは,表示装置によって画像に適用することを可能にされるベクトルグラフィックスと
テキスト注釈の属性を定義する。グラフィックスおよびテキストは,画像画素座標あるいは(C.1
0.4表示領域モジュールにおいて定義された)明記された表示領域空間に関係する位置と寸法で定
義される。図形の注釈は画像に関連している。
注: このモジュールは,存在する可能性がある注釈項目の最大数の制限を回避するために(カーブ
繰返しグループのような)繰返しグループではなく項目のシーケンスを使用する。繰返しグル
ープの使用は,項目の数を16に制限するだろう。また繰返しグループの使用は大いに非難さ
れることがPS3.5の中で注意されている。
表C.10−5 図形注釈モジュール属性
属性名
図形注釈シーケンス
タグ
(0070,0001)
タイプ
属性の説明
1
各々が図形またはテキストまたは両方で構成され
る注釈のグループを表現する項目のシーケンス。
一以上の項目は存在する。
406
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
(0008,1140)
1C
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
1C
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
1C
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。シー
ケンス項目が存在する場合は必要である。
>> 参照フレーム番号
(0008,1160)
1C
> 図形層
(0070,0002)
1
> テキストオブジェク
トシーケンス
(0070,0008)
1C
>> 境界ボックス注釈単 (0070,0003)
位
1C
注釈のこのグループが適用される参照SOPイン
スタンス内のフレーム番号を識別する。
シーケンス項目が存在する,そして参照画像が複
数フレーム画像である,そして注釈が全フレーム
に適用されない場合は必要である。
図形かテキストがその中で表現される図形層モジ
ュール C.10.7 の中で定義される層。
テキスト注釈を記述するシーケンス。一以上の項
目が存在することがある。
シーケンス項目が存在する場合,テキストオブジ
ェクトシーケンス (0070,0008) またはグラフィッ
クオブジェクトシーケンス (0070,0009) の一方か
両方のいずれかが必要である。
テキスト境界ボックスの軸のための基準の単位。
注釈が画像あるいは表示領域に関係するかどうか
定義する。両方の次元は同一単位を持つ。
列挙値:
画素 = TLHC画素の上左手角(TLHC)の原
点が 0.0¥0.0 である,TLHC画素の下右手コー
ナ(BRHC)は 1.0¥1.0 である,そしてBRH
C画素のBRHCは縦列¥横行である(図 C.10.5-1
を参照)ような,サブ画素解像度で明記された画
像相対的位置。値は範囲 0.0¥0.0 から縦列¥横行内
でなければならない。
表示 = 0.0¥0.0 が TLHC および 1.0¥1.0 が
BRHC である明記された表示領域の部分。値は範
囲 0.0 から 1.0 内でなければならない。
境界ボックス上左手コーナ (0070,0010) あるいは
境界ボックス下右手コーナ (0070,0011) が存在す
る場合は必要。
> 参照画像シーケンス
各項目が提示状態モジュールの中で定義される画
像SOPクラス/SOPインスタンス対の選択集
合への参照を提供する繰り返し項目のシーケン
ス。
シーケンス項目が存在する場合およびこの項目中
の図形注釈が提示状態モジュールの中で列記され
る画像の全てに適用されない場合は必要である。
参照SOPクラスを唯一に識別する。シーケンス
項目が存在する場合は必要である。
407
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> アンカー点注釈単位 (0070,0004)
1C
>> 書式なしテキスト値 (0070,0006)
1
テキストアンカー点注釈の軸に対する基準の単
位。
アンカー点注釈単位 (0070,0004) に対する列挙値
は,境界ボックス注釈単位 (0070,0003) に対する
ものと同じである。
アンカー点 (0070,0014) が存在する場合は必要で
ある。
書式なしである,そして定義済みの境界ボックス
内あるいは明記されたアンカー点に関係する表示
の方法が,実装依存であるテキストデータ。
C.10.5.1.1 を参照すること。
テキスト値は LF,CR,CR LF あるいは LF CR
によって分離された複数ラインと同様に,スペー
スを含んでいることがある,しかしそうでなけれ
ば,ST の値表現によって可能になった場合でも,
(水平あるいは垂直タブおよび書式送りのよう
な)書式制御文字は存在しない。
SOP共通モジュールの中に存在する場合,特定
文字集合 (0008,0005) によって明記されるよう
に,テキストが解釈される。
注: テキストは単一あるいは複数バイト文字を含んで
いることがある,そして特定文字集合 (0008,0005)
の値によって可能な場合はPS3.5に記述され
る符号拡張技術を使用することがある。
>> 境界ボックス上左手 (0070,0010)
コーナ
1C
>> 境界ボックス下右手 (0070,0011)
コーナ
1C
>> 境界ボックステキス (0070,0012)
ト水平位置調整
1C
縦列¥横行で与えられる境界ボックス注釈単位
(0070,0003) における書式なしテキスト値
(0070,0006) が表示されることになっている境界
ボックスの上左手コーナ(TLHC)の位置。縦
列は水平オフセットである,そして横行は垂直の
オフセットである。
アンカー点 (0070,0014) が存在しない場合は必要
である。
縦列¥横行で与えられる境界ボックス注釈単位
(0070,0003) における書式なしテキスト値
(0070,0006) が表示されることになっている境界
ボックスの下右手コーナ(BRHC)の位置。縦
列は水平オフセットである,そして横行は垂直の
オフセットである。
アンカー点 (0070,0014) が存在しない場合は必要
である。
境界ボックスの垂直端に関するテキストの位置。
列挙値:
LEFT = 左端に最も接近している
RIGHT = 右端に最も接近している
CENTER = 中心にある
境界ボックス上左手コーナ (0070,0010) が存在す
る場合は必要である。
408
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> アンカー点
(0070,0014)
1C
>> アンカー点可視性
(0070,0015)
1C
> 図形オブジェクトシ
ーケンス
(0070,0009)
1C
>> 図形注釈単位
(0070,0005)
1
>> グラフィック次元
(0070,0020)
1
縦列¥横行で与えられるアンカー点注釈単位
(0070,0004) における,画像の中の点,あるいは書
式なしテキスト値 (0070,0006) が関係する明記さ
れた表示領域の位置。縦列は水平オフセットであ
る,そして横行は垂直オフセットである。
境界ボックス上左手コーナ (0070,0010) および境
界ボックス下右手コーナ (0070,0011) が存在しな
い場合は必要。
境界ボックスが明記される(即ち,境界ボックス
上左手コーナ (0070,0010) および境界ボックス下
右手コーナ (0070,0011) が存在する)場合も存在
することがある。
テキストとアンカー点の間の関係の(線または矢
線のような)目に見える指示が表示されるかどう
かを示すフラグ。列挙値:
Y = はい
N = ない
アンカー点 (0070,0014) が存在する場合は必要。
図形注釈を記述するシーケンス。一以上の項目が
存在することがある。
シーケンス項目が存在する場合,テキストオブジ
ェクトシーケンス (0070,0008) または図形オブジ
ェクトシーケンス (00700009) の一方か両方のい
ずれかが必要である。
図形注釈の軸に対する基準の単位。
図形注釈単位 (0070,0005) に対する列挙値は境界
ボックス注釈単位 (0070,0003) に対するものと同
一である。
列挙値:2
>> グラフィック点の数 (0070,0021)
1
この図形の中のデータ点の数。
>> 図形データ
(0070,0022)
1
>> 図形タイプ
(0070,0023)
1
この図形注釈を明記する座標。
詳細説明に関しては C.10.5.1.2 を参照。
描かれる図形の形状。C.10.5.1.2 を参照。列挙値:
POINT
POLYLINE
INTERPOLATED
CIRCLE
ELLIPSE
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 充填図形
(0070,0024)
1C
閉じた図形構成要素が(輪郭から識別可能である
何らかの無指定の方法で)充填して表示されるか,
輪郭として表示されるか。C.10.5.1.2 を参照。
列挙値:
Y = yes
N = no
図形データ (0070,0022) が「閉じた」,すなわち,
図形タイプ (0070,0023) が CIRCLE か ELLIPSE
である,あるいは図形タイプ (0070,0023) が
POLYLINE または INTERPOLATED であり,最
初のデータ点は最後のデータ点と同一である場合
は必要。
C.10.5.1 図形属性記述
C.10.5.1.1 書式なしテキスト値
境界ボックスのいかなる部分またはアンカー点が明示された表示領域内にある場合,テキストが表示
される。
テキストは境界ボックス内に制限する必要がないが,これらの座標が画像相対スペースの中で指定さ
れ,次に変換される(回転される,反転される,あるいは縮尺される)場合は,境界ボックスの上左
手コーナ(TLHC)から境界ボックスの下右手コーナ(BRHC)への方角へ表現される。
注: 1.指定されたテキストをすべて表示するために必要な場合,実装は境界ボックスの境界の外
側にテキストを描写することがある。
2.二者択一で,実装はスクロールボックスの中にテキストを描写すること,あるいは適当な
他の固定ウィンドウあるいはポップアップウィンドウへのリンクを選択することがある。
境界ボックスの内容が,下にある画像を完全に不透明にするか,ボックスが「透明」であるかは定義
されていない。
注:1.例えば,テキストが画像の明部と暗部の上で識別可能であると確信するために,実装は「排
他的論理和」スタイル不透明化を選ぶことがある。
2.一般に,いくつかの実装はその可読性を向上させるためにテキストの後ろの境界ボックス
を不透明にすることを選ぶことがあるが,テキストのまわりの境界ボックスの領域は「透明」
に描写されるであろう,すなわち,画像は認識できるであろう。
境界ボックスを指定することの代わりは,アンカー点 (0070,0014) を指定することである,すなわち,
画像の中のある点,あるいはテキストに関連させられる指定表示領域。この関係の意味論と,この点
へのテキストを位置付けるかリンクする方法は明記されていない。
注:1.例えば,特徴の記述は画像の中の点とリンクされることがある,そして,それが拡大され
パンされる場合は,その画像が表示されるとき,描写されるテキストの(およびアンカー点可
視性 (0070,0015) に応じて引かれた任意の矢線あるいは線)は,指定された表示領域で切り取
られないために適当に位置を変えることがある。
2.別の例として,アンカー点 (0070,0014) の場所で表示画像の上にフラグを立てたハイパー
テキストリンクが選択された時,テキストはポップアップウィンドウの中で描写されることが
できる。
410
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
3.境界ボックスとアンカー点は同じ軸単位で定義される必要がない,すなわち,一つは画像
画素に比例する,そして他は表示領域に比例することができる。
個々の描写されたテキストの寸法,フォントおよび回転は無指定である。
C.10.5.1.2 図形データと図形タイプ
図形データ (0070,0022) は,最初の点の各次元,第二の点の次元などが後続する図形注釈の中の点を
含んでいる。二次元カーブに対して:X1, Y1, X2, Y2, など。第一の (X) 次元は画像あるいは指定表示
領域の縦列(水平オフセット)に相当する,そして第二の (Y) 次元は,画像あるいは指定表示領域の
横行(垂直のオフセット)に相当する。N 個組の構成要素すべての値表現は同一である。画像あるい
は指定表示領域関係描画スペースは図形注釈ユニット (0070,0005) の中で定義される。
図形タイプ (0070,0023) が POINT である場合には,二値(一点)は明記され,そして明記された単
一点が描画される。
図形のタイプ (0070,0023) が POLYLINE である場合,点は,直線が描画されるエンドポイントの n
個組リストとして解釈される。
図形タイプ (0070,0023) が INTERPOLATED である場合には,点は,終点間を実装依存のある形式の
曲線が描画される終点のn個組リストとして解釈される。描画される線はすべての指定点を通過する。
図形タイプ (0070,0023) が CIRCLE である場合には,二点が正確に存在する;第一の点は中心として
解釈される,第二の点は,円周の周縁上の点として解釈され,実装依存のある形式で描画される。
図形タイプ (0070,0023) が ELLIPSE である場合には,四点が正確に存在する;最初の二点は楕円の長
軸の端点として解釈される,第二の二点は,楕円の短軸の端点として解釈され,実装依存のある形式
で描画される。
「開く」あるいは「閉じた」の概念は,充填図形 (0070,0024) の存在に対する状態以外の任意の図形
のコンテキストに固有の意味を持たない。図形は,同一項目の中の書式なしテキストが記述すること
があるそれ以外は,関心領域のような関連する観察についての意味論的概念を持たない。
表示装置上の図形を表すために使用されるピクセル値の選択は,図形層モジュールC.10.7の中
で定義される。
411
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
点 0.0\0.0
画素 1\1
点 1.0\1.0
点 511.0\511.0
列 (0028,0010) = 512
行 (0028,0011) = 512
の場合の例
画素 512\512
点 512.0\512.0
図C.10.5−1 画素空間における部分画素番地付け単位
C.10.6 空間変換モジュール
このモジュールは,90度の増加によって画像を回転させ,そして画像をフリップする方法を定義す
る。
表C.10−6 空間変換モジュール属性
属性名
画像回転
タグ
(0070,0042)
タイプ
属性の説明
1
任意の画像水平フリップ (0070,0041) の前に時計
方向に画像を何度回転させるか,単位度。
列挙値:0, 90, 180, 270
注:値表現が符号なしであるので,負値は許されない。
画像水平フリップ
(0070,0041)
1
任意の画像回転が適用された後に,画像の左側が
右側になるような,画像を水平にフリップするか
否か。
列挙値:
Y = yes,
N = no
注: 180度の回転と水平フリップの組合せが同じ結
果を達成することができるので,垂直フリップは
明記されない。
412
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: PS3.4の中のグレースケール変換シーケンスの定義を与えられて,画像画素空間の中で明
記される任意のビットマップオーバレイあるいは図形注釈の適用の後に,しかし明記された表
示領域相対空間に適用される図形注釈の適用の前に,回転,フリップ,および拡大が適用され
るだろうことは明白である。
C.10.7 図形層モジュール
このモジュールは,カーブ,オーバレイ,図形およびテキストが描写されることがある層の特性を定
義する。
層は関連する図形を一まとめにする。図形層順序 (0070,0062) に対して異なる値を持っている他の層
から区別されることがあるように層が表示されることが推奨される。
注: 透明度,不透明度,および下位層あるいは画像データとの他の任意の相互作用(排他的論理和
のような)は明記されず,実装の裁量にある。
表C.10−7 図形層モジュール属性
属性名
図形層シーケンス
タグ
(0070,0060)
タイプ
1
> 図形層
(0070,0002)
1
属性の説明
各々がオーバレイ,カーブ,図形あるいはテキストを
描写することがある単一層を表す項目のシーケンス。
項目は図形注釈モジュールあるいはオーバレイ/カ
ーブ活性化モジュールから参照された各層には必要
である。
層を識別する文字列。
注: この識別子はこの層を参照するために同じ提示状態
インスタンス内の他属性によって使用されることが
ある。異なる提示状態の中で使用される同一識別子に
対する必要条件はない,そして他提示状態の層を参照
するための機構はない。すなわち,UIDは必要とさ
れない。
> 図形層順序
(0070,0062)
1
> 図形層推奨表示グレー
スケール値
(0070,0066)
3
表示が識別することが可能な場合,層が描写されるこ
とが推奨される順序を指示する整数。より低い番号の
層は最初に描写されることになっている。
層がモノクロディスプレイで描写されることが推奨
されるディフォルト単一グレー符号なし値。単位は
0000H (黒)の最低から FFFFH (白色)の最高まで
のP値で明記される。
注: この属性に対する最大P値は,深さが16ビット未満
であることがある提示LUTの出力からの最大P値
とは異なることがある。
> 図形層推奨表示RGB
値
(0070,0067)
3
> 図形層記述
(0070,0068)
3
413
層がカラーディスプレイ上で描写されることが推奨
される符号なし RGB 値の三つ組。
表示することができる最小強度は
0000H¥0000H¥0000H (黒)および表示することがで
きる最大の強度は FFFFH¥FFFFH¥FFFFH (白色)と
して明記される。
この層の内容の自由なテキスト記述。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.10.8 波形識別モジュール
この節の中の表は個別の情報エンティティとして波形を識別する属性を含む。
表C.10−8 波形識別モジュール属性
属性名
インスタンス番号
内容日付
画像内容時刻
収集日時
タグ
(0020,0013)
(0008,0023)
(0008,0033)
(0008,002A)
タイプ
1
1
1
1
属性の説明
この波形を識別する番号
波形データが作成された日付。
波形データが作成された時刻。
この波形になったデータの収集が開始された日
時;波形多重グループのための多重グループ時間
オフセット (0018,1068) のための基準時間スタン
プ。
注: 外部クロックとの時間の同期は同期モジュールの
中で,同期収集時刻 (0018,1800) の中で指定され
る。
参照インスタンスシー
ケンス
((0008,114A) 3
0008,114A)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
この波形に深く関係しているSOPクラス/イン
スタンス対の集合に参照を提供するシーケンス。
こ のシーケンスの中に一項目以上が存在する。
参照SOPクラスを唯一に識別する。シーケンス
項目 が存在する場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。シー
ケンス項目が存在する場合は必要。
注:収集日時 (0008,002A) はオリジナルの波形データ収集の時刻である。波形収集日時の後に続いて,処理さ
れた(例えば,平均化あるいは濾過された)そして符号化された導出波形は,処理の時刻を表す内容日付
(0008,0023) と内容時刻 (0008,0033) を持つ。すべての場合に,転送あるいは保存のためのSOPインス
タンスの生成の実際の日付と時刻は,インスタンス生成日付 (0008,0012) とインスタンス生成時刻
(0008,0013) に記録されることがある(節C.12.2を参照)。
C.10.9 波形モジュール
この節の中の表は,時間に基づく波形を記述する属性を含む。波形は,一つ以上の多重グループで構
成され,各々が波形シーケンスの中の項目の中に符号化される。多重グループ内の全てのチャネルは,
共通標本化周波数で同期してデジタル化される。
表C.10−9 波形モジュール属性
属性名
波形シーケンス
タグ
タイプ
(5400,0100)
1
> 多重グループ時間オ
フセット
(0018,1068)
3
属性記述
各項目が一波形多重グループを表す一以上の項目
のシーケンス。このシーケンスの中の項目の順序
は特定多重グループへの外部参照に対して重要な
意味を持つ。
基準時刻の msec でのオフセット時間(C.10.9.1.1
参照)。
同期収集時刻 (0018,1800) 値がYである場合は必
要;そうでない場合は存在することがある。
414
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> トリガー時間オフセ
ット
(0018,1069)
3
> トリガサンプル位置
(0018,106E)
3
> 波形オリジナリティ
(003A,0004)
1
> 波形チャネルの数
> 波形サンプルの数
Number of Samples
> 標本化周波数
> 多重グループラベル
> チャネル定義シーケ
ンス
(003A,0005)
(003A,0010)
1
1
(003A,001A)
(003A,0020)
(003A,0200)
1
3
1
>> 波形チャネル番号
(003A,0202)
3
>> チャネルラベル
Channel Label
>> チャネル状態
(003A,0203)
3
(003A,0205)
3
>> チャネルソースシー (003A,0208)
ケンス
1
>>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロを含める
>> チャネルソース修飾 (003A,0209)
子シーケンス
>>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロを含める
同期トリガーから波形多重グループの最初のサン
プルまでの msec でのオフセット時間。正または
負のことがある。波形収集がトリガーに同期する
場合は必要。
その時間が同期トリガーに対応するサンプル番号
(C.10.9.1.2 参照)。
C.10.9.1.3 参照。列挙値:
ORIGINAL
DERIVED
この多重グループに対するチャネルの数。
この多重グループにおけるチャネルあたりのサン
プルの数。
周波数,単位 Hz
多重グループに対するラベル
チャネルあたり一項目をもつ,一以上の項目のシ
ーケンス(C.10.9.1.4 を参照)。このシーケンス
の中の項目の順序は特定チャネルの参照のために
重要である。
収集のために使用された装置の物理的チャネル番
号。
表示目的のために使用されることがあるチャネル
のためのテキストラベル
このSOPインスタンス内のこのチャネルの状態
に対する一以上の値。定義語:
OK
TEST DATA
DISCONNECTED
QUESTIONABLE
INVALID
UNCALIBRATED
UNZEROED
状態の変化の正確な位置は注釈の中で注記される
ことがある。
波形チャネルソースの符号化記述子(測定基準,
解剖学的位置,機能,および技術)。このシーケ
ンスの中に単一項目だけが許される。
(C.10.9.1.4.1
を参照)
IOD特殊化によって決められた基準コンテキス
トID
1C
波形ソースをさらに限定する一以上の項目のシー
ケンス。チャネルソースシーケンス (003A,0208)
がソースの意味を完全には明記していない場合は
必要。このシーケンスの中の項目の順序は意味的
に重要なことがある。
IOD特殊化によって決められた基準コンテキス
トID
415
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> ソース波形シーケン (003A,020A)
ス
3
>>> 参照SOPクラス
UID
>>> 参照SOPインス
タンスUID
>>> 参照波形チャネル
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
(0040,A0B0)
1C
>> チャネル導出記述
>> チャネル感度
(003A,020C)
(003A,0210)
3
1
>> チャネル感度単位シ (003A,0211)
ーケンス
1
>>> 表 8.8-1 符号シー
ケンスマクロ を含める
>> チャネル感度補正係 (003A,0212)
このチャネルが導出されたDICOM波形への参
照を提供するシーケンス。一以上の項目がこのシ
ーケンスに含まれることがある。
参照SOPクラスを識別する。シーケンス項目 が
存在する場合は必要。
参照SOPインスタンスを識別する。シーケンス
項目が存在する場合は必要。
参照SOPインスタンス内の波形多重グループお
よびチャネルを識別する。値(M,C)の対。シ
ーケンス項目が存在する場合は必要。
波形チャネル導出の追加記述。
サンプルの単位量の公称数値。サンプルが定義さ
れた(任意でない)単位を表す場合は必要。
チャネル感度に対する測定の単位の符号化記述。
単一項目だけがこのシーケンスの中で許される。
(C.10.9.1.4.2 を参照)。チャネル感度 (003A,0210)
が存在する場合は必要。
基準コンテキストID = 3082
>> チャネル時間スキュ (003A,0214)
ー
1C
>> チャネルサンプルス (003A,0215)
キュー
1C
>> チャネルオフセット (003A,0218)
3
>> 格納波形ビット
(003A,021A)
1
>> フィルタ低域側周波 (003A,0220)
数
>> フィルタ高域側周波 (003A,0221)
数
>> ノッチフィルタ周波 (003A,0222)
数
3
チャネル感度 (003A,0210) の中で明記された単
位に一致するために符号化されたサンプル値に適
用するための(例えば較正データに基づいた)乗
数。(C.10.9.1.4.2 を参照)。チャネル感度
(003A,0210) が存在する場合は必要。
チャネル感度単位シーケンス (003A,0211) の中
で定義された単位を使用した,符号化されたサン
プル値 0 の実際の 0 からのオフセット。チャネ
ル感度 (003A,0210) が存在する場合は必要。
チャネルの最初のサンプルの波形多重グループ開
始時刻からのオフセット,単位秒。(C.10.9.1.4.3
参照)。チャネルサンプルスキューが存在しない
場合は必要。
チャネルの最初のサンプルの波形多重グループ開
始時刻からのオフセット,単位サンプル。
(C.10.9.1.4.3 参照)。チャネル時間スキューが存
在しない場合は必要。
提示または解析に対して多重チャネルの整列に使
用されるチャネルの最初のサンプルの追加オフセ
ット,単位秒。(C.10.9.1.4.3 参照)。
波形サンプル内の最上位ビットの数。
(C.10.9.1.4.4
参照)。
通過帯域の低域側周波数の公称3dB 点,単位 Hz
3
通過帯域の高域側周波数の公称3dB 点,単位 Hz
3
ノッチフィルタの中心周波数,単位 Hz
1
数
>> チャネル基線
(003A,0213)
1
416
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> ノッチフィルタ帯域 (003A,0223)
幅
>> チャネル最小値
(5400,0110)
3
ノッチフィルタの公称3dB 帯域幅,単位 Hz
3
>> チャネル最大値
(5400,0112)
3
> 波形割り当てビット
(5400,1004)
1
> 波形サンプル解釈
(5400,1006)
1
> 波形パディング値
(5400,100A)
1C
> 波形データ
(5400,1010)
1
収集装置によって制限される最小有効サンプル
値。(C.10.9.1.4.5 参照)。
収集装置によって制限される最大有効サンプル
値。(C.10.9.1.4.5 参照)。
波形データ内の各波形データサンプルのサイズ;
節 C.10.9.1.5 を参照。
波形データ点のデータ表現。
C.10.9.1.5 を参照。
入力が存在しないか無効であるときにチャネルに
挿入される波形サンプルの値。収集装置がパディ
ングを挿入する場合は必要。C.10.9.1.6 を参照
符号化データサンプル−多重化されたチャネル
C.10.9.1 波形属性記述
C.10.9.1.1 多重グループ時間オフセット
多重グループ時間オフセット (0018,1068) は,基準時間から多重グループの最初のサンプルまでオフ
セット時間を明記する,単位 msec。SOPインスタンスの中に存在する場合は,基準時間は収集日時
(0008,002A) である。
他のすべての場合に,オフセットはSOPインスタンスの中のすべての多重のグループに対して同一
である任意の基準時間からである;即ち,多重グループ時間オフセットはSOPインスタンスの中の
多重グループ間の相対時間同期のみを可能にする。任意の基準時間は内容時刻 (0008,0033) であると
名目上仮定されることがある。
C.10.9.1.2 トリガーサンプル位置
トリガーサンプル位置 (0018,106E) は,同期トリガーとして同一時間にデジタル化されたサンプルを
指定する。サンプル位置は,1に数えられる最初のサンプルをもち,チャネルによって数えられる。
これは多重グループのすべてのチャネルに対して単一トリガーサンプル位置を供給する。
(チャネル時間スキューかチャネルサンプルスキューによって指定されるので)チャネルは同期して
標本化されなかいことがあるが,整数値位置をもつトリガーの位置を決定する目的のために,全ての
チャネルは同期していると考えられる。
C.10.9.1.3 波形オリジナリティ
波形データサンプルがオリジナルまたはソースデータである場合は,波形オリジナリティ (003A,004)
は値 ORIGINAL を持つ,そして波形データサンプルがある方法で他の波形のサンプルデータから導出
された場合は,値 DERIVED をもつ。
注:
1.波形オリジナリティ (003A,0004) 属性は,画像タイプ (0008,0008) 属性値1に匹敵する(C.7.
6.1.1.2を参照)。単一多重のグループ内では,全てのチャネルは同じオリジナリティ値を持つ。
2.サンプルが元来収集した波形サンプルから不変の場合,非DICOMフォーマットから符号変換され
た波形データは波形オリジナリティ値 ORIGINAL を持っていることがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.10.9.1.4 チャネル定義シーケンス
C.10.9.1.4.1 チャネルソースおよび修飾子
チャネルソースシーケンス (003A,0208) は,測定基準(測定される特性,例えば電圧または圧力),
センサーまたはプローブの解剖学的位置,チャネルの機能(例えば,測定または刺激),およびそれ
らのパラメタに影響する技術のすべての詳細(例えば,多数の解剖学的位置を引き戻す,あるいは二
つの別個の位置からの差動入力)を識別する。ソースの完全な意味が単一符号化登録の中で伝達され
ない場合は(例えば,それが位置を指定するが,測定基準を指定しない場合),追加の修飾子がチャ
ネルソース修飾子シーケンス (003A,0209) 符号化登録の中で識別される。
単一センサーチャネルが,例えば血行動態の引戻手続きの中で,二つ(またはそれ以上)の解剖学的
位置から波形を集めるために使用される場合,チャネルソース符号化登録の意味の中で符号化されな
い場合は,多重チャネルソース修飾子項目は部位のシーケンスを識別するであろう。一つの部位から
別の部位への移行時間は注釈内に示されることがある,または引き戻し速度は収集コンテキストシー
ケンス項目内に示されることがある。(C.7.6.14参照)。
ベースライン(デフォルト)コンテキストIDは節A.34に従ってIODによって定義される。I
ODの中の制限は,波形ソースの仕様のパタン,即ち,どの項目がチャネルソースシーケンスの中で
符号化されるか,そしてチャンネルソース修飾子項目が符号化される順序を決定することがある。明
記されない限り,波形ソースの仕様のパタンは下記のとおりである:
1.チャネルの機能が測定されない場合,機能(そしてチャネルソースの任意選択追加パラメタ)は
チャネルソース項目中で符号化される。
2.チャネルの機能が患者(暗黙のデフォルト機能)から発生する波形の測定である場合,測定基準
(およびチャネルソースの任意選択追加パラメタ)はチャネルソース項目の中で符号化される。
3.チャネルソース項目の中で符号化されない,そして特定技術が符号化される必要がある場合は,
その技術は最初のチャネルソース修飾子項目の中で符号化される。
注: 例えば,カテーテル引き戻しの手段によって僧帽弁を横切った圧力波形の心臓内の測定は,十分な表現力
をもつ符号化用語の可能性に依存して,次の三方法の一つで(偽符号化された用語を使用して)符号化さ
れることがある:
チャネルソース
チャネルソース修飾子
X-2311 “pressure measurement”
X-2123 “pressure measurement, pullback”
X-1234 “pressure measurement, mitral valve, pullback”
T-7663 “pullback”
C-2001 “mitral valve”
C-2001 “mitral valve”
(none required)
C.10.4.1.4.2 チャネル感度とチャネル感度単位
チャンネル感度は波形データ属性 (5400,1010) の中の各波形サンプルの1単位(即ちLSB)の公称
値である。それは増幅器利得およびアナログデジタル変換器分解能の両方を含んでいる。それは特別
の表示装置上の波形の垂直スケーリングに関係しない。
注:チャネル感度単位シーケンスに対して定義された(デフォルト)コンテキストグループは,一般
に使用される測定値をすべて含んでいる,CID 3082波形の測定の単位である。デフォルトリス
トに含まれない測定の単位は,より一般的なCID 82測定の単位あるいはローカルの符号化体系を
使用して,明記することができる。定義コンテキストIDは,IODの特殊化の中で置き換えられる
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ことがある。
チャンネル感度補正係数 (003A,0212) は,データ要素 (003A,0210) の中で明記された名目上のチャネ
ル感度と実際(較正)値の比率である。したがって,チャネル感度値を掛けた波形サンプル値は,チ
ャネル感度単位における名目上の測定値を提供する,そして,チャネル感度補正係数を掛けたその公
称値は較正された測定値を提供する。
C.10.4.1.4.3 チャネルスキューおよびチャネルオフセット
スキューは,チャネルからチャネルに切替える多重化アナログ/デジタル変換器を使用することによ
って一般的に引き起こされる,サブサンプル時間遅延として,同様に知られる。解析のためには,ア
ナログチャネルが全て同時にラッチされそれからデジタル化されるか,あるいは逐次的にラッチされ
それからデジタル化されるかを知ることが重要なことがある。スキューは,秒における時間オフセッ
ト,またはサンプルの分数として表わされることがある。
スキューとは別でスキューに追加するものは,一つの波形チャネルがサンプリング前に他に比べて著
しく変位させられるオフセット時間調節(しばしば待ち時間と呼ばれる)である。
注:例として,血行動態の圧力はカテーテルの外側の終端で測定するので,その測定は,圧力波がカテーテル
を伝播する時間によって遅延する。二重カテーテル測定で,二信号は同時に収集されることがあるが,一
つがより長距離を通って到着する(例えば,左心室の圧力と比較された肺毛細血管楔入圧)。波形の正確
な比較(例えば,僧帽弁を横切った勾配)を得るために,それらを同期させるために一波形を(多分30
msec も)オフセットしなければならない。
C.10.9.1.4.4 波形格納ビット
波形格納ビット (003A,021A) は,符号付あるいは符号なし整数に対して,各サンプルの波形割当ビッ
ト内の上位ビットの数を指定する。
波形サンプル値表現がMBまたはABである場合,波形格納ビットは8である。
C.10.9.1.4.5 チャネル最小および最大値
チャネル最小値 (5400,0110) および最大値属性 (5400,0112) は,アナログデジタル変換器の限界を送る
ために使用される(即ち,クリッピングレベル)。
注:これらの値はデータ集合の中の最大値と最小値を表さない,むしろ値の有効範囲を表す。
C.10.9.1.5 波形割当ビットおよび波形サンプル解釈
波形割当ビット (5400,1004) は,各サンプルに分配されたビットの数を指定する,そして波形サンプ
ル解釈 (5400,1006) は各波形サンプルのデータ表現を指定する。波形割当ビットは8の倍数である。
これらのデータ要素は関係している,そして,それらの定義語は表C.10−5の中で明記される。
表C.10−10 波形割当ビットおよび波形サンプル解釈
波形割当ビット
−定義語
波形サンプル解
釈−定義語
8
SB
UB
MB
AB
SS
US
16
波形サンプル解釈
signed 8 bit linear
unsigned 8 bit linear
8 bit mu-law (in accordance with ITU-T Recommendation G.711)
8 bit A-law (in accordance with ITU-T Recommendation G.711)
signed 16 bit linear
unsigned 16 bit linear
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
注:1.このテーブル内からの有効値の集合はIODの定義によって制約されることがある(節A.34を参
照)。
2.μ−LawおよびA−Law符号化は電話ネットワークを通るPCM送信のために使用される代替ビ
ット転位がない。
この表現は,チャネル最小データ値と最大データ値,および波形パディング値に同様に適用される。
C.10.9.1.6 波形パディング値
デジタル化波形カーブを生成する装置は,発生源が切り離されるか,無効のときに,特定値を符号化
することがある。この値は,一サンプルだけをもつ波形データ属性のように符号化される。
波形パディング値は,チャネル最小データ値と最大データ値によって明記される範囲内にある必要は
ない。
C.10.9.1.7 波形データ
各サンプルは,サンプルの中で右寄せされた波形格納ビット (003A,021A) の定義された数を使用して,
定義された波形サンプル解釈 (5400,1006) を使用して,符号化される。波形格納ビットの数が波形割
当ビットの中のビットの数よりも少ない場合は,符号ビットはデータサンプルの最上位ビットまで延
長される。
データ値は,連続するサンプルの間のパディングまたは明示的な区切りなしで,チャネルによってそ
してそれからサンプルによって増分して,交互的に符号化される(即ち, C1S1, C2S1, C3S1, ... CnS1,
C1S2, C2S2, C3S2, ... CnSm)。Cxは,項目数xの中でチャネル定義シーケンス項目の中で定義された
チャネルを示す。
注: 1.8ビットの波形データで,チャネルの奇数とサンプルの奇数があることがある;符号化規則に関して
はPS3.5を参照。
2.符号ビット拡張規則は,符号拡張を必要としない画素データのための規則とは異なる
C.10.10 波形注釈モジュール
この節の中の表は,現在のSOPインスタンスの波形への注釈を識別する属性を含んでいる。各注釈
は,注釈されたエンティティの提示表示上に,オーバレイの等価物を概念的に形成する。注釈は,波
形データに基づいた測定または分類,関心領域あるいは波形の特別な特徴の識別,あるいは診断解釈
に影響することがあるデータ収集時のイベント(例えば,被検者が咳をした時刻)を表わすことがあ
る。
各注釈項目は,次の構成要素を持つ:
1.注釈テキスト,符号化名(のみ),符号化名/符号値対,あるいは符号化名/数値測定対(相
互に排他的)
2.注釈が適用する波形の中の時間的な座標系
表C.10−11 波形注釈モジュール属性
属性名
波形注釈シーケンス
タグ
(0040,B020)
タイプ
1
属性記述
注釈項目のシーケンス;一以上の項目が存在する
ことがある
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 書式なしテキスト値
(0070,0006)
1C
> 概念名コードシーケ
ンス
(0040,A043)
1C
>> 表 8.8-1 符号シーケ
基準コンテキストIDはIOD定義の中で定義さ
れることがある。
ンスマクロを含める
> 修飾子コードシーケ
ンス
(0040,A195)
1C
>> 表 8.8-1 符号シーケ
ンスマクロを含める
> 概念コードシーケン
テキスト観察値(注釈)。概念名コードシーケン
ス (0040,A043) と相互に排他的である。
NUMERIC 測定か CODED 概念の完全に明記さ
れた名前を表すコード。このシーケンスは正確に
一項目を含む。書式なしテキスト値 (0070,0006)
と相互に排他的である。
概念名を修飾または特定化する項目のシーケン
ス。如何なる数の項目も存在することがある。
概念名コードシーケンス (0040,A043) が送られ
る,そして値が測定または概念の意味を完全には
記述していない場合は必要。
基準コンテキストIDはIOD定義の中で定義さ
れることがある。
(0040,A168)
3
ス
>> 表 8.8-1 符号シーケ
ンスマクロを含める
>> 修飾子コードシーケ (0040,A195)
分類的符号化公称値を伝達するシーケンス。
基準コンテキストIDはIOD定義の中で定義さ
れることがある。
1C
ンス
>> 表 8.8-1 符号シーケ
概念名を修飾または特定化する項目のシーケン
ス。如何なる数の項目も存在することがある。
概念名コードシーケンス (0040,A168) が送られ
る,そして値が測定または概念の意味を完全には
記述していない場合は必要。
基準コンテキストIDはIOD定義の中で定義さ
れることがある。
ンスマクロを含める
> 数値 Numeric Value
(0040,A30A)
> 測定単位コードシー (0040,08EA)
ケンス
>> 表 8.8-1 符号シーケ
1C
1C
数値測定値。
測定の単位。一項目のみをもつ符号化登録シーケ
ンス。
基準コンテキストIDは 82
注釈が適用される波形におけるチャネルのリス
ト。C.10.10.1.1 参照。
列挙値は C.10.10.1.2 を参照。
注釈が参照波形チャンネル全体へ適用されない場
合は必要;注釈が,参照チャネルの時間的程度全
体に適用されない場合は存在しない。
注釈のために時間点を指定する多重グループ内の
サンプルのリスト。最初のサンプルの位置は1で
ある。
時間範囲タイプ (0040,A130) は存在する場合,ま
た,参照サンプル時間オフセット (0040,A138) と
参照日時 (0040,A13A) が存在しない場合は必要。
C.10.10.1.3 を参照。
ンスマクロを含める
> 参照波形チャネル
(0040,A0B0)
1C
> 時間範囲タイプ
(0040,A130)
1C
> 参照サンプル位置
(0040,A132)
1C
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照時間オフセット
(0040,A138)
1C
> 参照日時
(0040,A13A)
1C
> 注釈グループ番号
(0040,A180)
3
注釈のための時間点をデータの開始後の秒数によ
って指定する。
時間範囲タイプ (0040,A130) は存在する場合,ま
た,参照サンプル位置 (0040,A132) と参照日時
(0040,A13A) が存在しない場合は必要。
注釈のための時間点を絶対時間によって指定す
る。
時間範囲タイプ (0040,A130) は存在する場合,ま
た,参照サンプル位置 (0040,A132) と参照時間オ
フセット (0040,A138) が存在しない場合は必要。
関連する注釈を識別する番号。
(C.10.10.1.4 参照)。
C.10.10.1 注釈属性記述
C.10.10.1.1 参照チャネル
参照波形チャネル (0040,A0B0) は,波形の注釈が適用されるチャネルをリストする複数値属性である。
各チャネルは値 (M,C) の対として明記される,ここで最初の値が波形シーケンス (5400,0100) 属性の
シーケンス項目の順序である(即ち,多重グループ番号),そして二番目の値が多重グループ内のチ
ャネル定義シーケンス (003A,0200) 属性のシーケンス項目の順序である(即ち波形チャネル番号)。
指定されるチャネル番号が 0 である場合は,注釈は多重グループの中の全てのチャネルに適用される。
注: 例として,最初の多重グループの全体に,そして三番目の多重グループのチャネル2および3に適用され
る注釈は,参照チャネル値 0001 0000 0003 0002 0003 0003 である。
C.10.10.1.2 時間範囲タイプ
時間範囲タイプ属性 (0040,A130) は,注釈された関心領域の時間的範囲のタイプを定義する。時間点
(あるいは時間の瞬間)は,波形サンプルオフセット(単一波形多重グループのみに対して),時間
オフセット,あるいは絶対時間によって定義されることがある。
次の用語は,時間範囲タイプのための列挙値である:
POINT = a single temporal point
MULTIPOINT = multiple temporal points
SEGMENT = a range between two temporal points
MULTISEGMENT = multiple segments, each denoted by two temporal points
BEGIN = a range beginning at one temporal point, and extending beyond the end of the acquired data
END = a range beginning before the start of the acquired data, and extending to (and including) the identified
temporal point
C.10.10.1.3 参照サンプル位置
参照波形チャンネル (0040,A0B0) が単一多重グループ内のチャネルを参照する場合にのみ,参照サン
プル位置 (0040,A132) は使用されることがある。サンプル位置はチャネルによってであり,参照チャ
ンネル (0040,A0B0) の中で指定されたすべてのチャネルに適用される。
C.10.10.1.4 注釈グループ番号
注釈グループ番号(0040 と A180)は,現在のSOPインスタンス内の多数の注釈の論理的なアソシエー
ションを可能にする。そのようなリンクした注釈は注釈グループ番号を共有するが,各注釈は意味的
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
に分離可能である。アソシエーションの性質は定義されていない。番号は意味的に重要ではない。
注:例えば,いくつかの波形チャネルの中のR波は注釈されることがある,そして注釈グループの中で同じR
波の全ての発生をリンクすることができる。
C.11 ルックアップテーブル
C.11.1 モダリティLUTモジュール
表C.11−1は,モダリティLUTを記述する属性を明記する。
単一項目を含むモダリティLUTシーケンスあるいはリスケール傾斜と切片値の何れかが存在するが,
両方ではない。
注: 単一変換だけに対するこの必要条件は,VOI LUTのようなグレースケールパイプラインの連続段階
への入力を明白に定義することを可能にする。
表C.11−1 モダリティLUTモジュール属性
属性名
モダリティLUTシー
ケンス
(0028,3000)
1C
> LUT記述子
(0028,3002)
1C
> LUT説明
> モダリティLUTタ
イプ
(0028,3003)
(0028,3004)
3
1C
> LUTデータ
(0028,3006)
1C
リスケール切片
(0028,1052)
1C
リスケール傾斜
(0028,1053)
1C
リスケールタイプ
(0028,1054)
1C
タグ
タイプ
属性記述
モダリティLUTのシーケンスを定義する。単一
項目だけが存在することがある。リスケール切片
(0028,1052) が存在する場合は,存在しない。
このシーケンスの中でLUTデータのフォーマッ
トを明記する。詳細説明は C.11.1.1 を参照。モダ
リティLUTシーケンス (0028,3000) が送られる
場合は必要。
LUTの意味の自由形式テキスト説明。
このモダリティLUTの出力値を指定する。詳細
な説明は C.11.1.1.2 を参照。モダリティLUTシ
ーケンス (0028, 3000) が送られる場合は必要。
このシーケンスの中のLUTデータ。
モダリティLUTシーケンス (0028,3000) が送ら
れる場合は必要。
格納値 (SV) およびリスケールタイプ
(0028,1054) の中で指定される出力単位の間の関
係における b の値。出力単位 = m * SV + b 。モ
ダリティLUTシーケンス (0028,3000) が存在し
ない場合は必要。そうでない場合は存在しない。
リスケール切片 (0028,1052) によって明記された
式の中の m。リスケール切片が存在する場合は必
要。
リスケール傾斜 (0028,1053) およびリスケール切
片 (0028,1052) の出力値を明記する。詳細説明は
C.11.1.1.2 を参照。リスケール切片が存在する場
合は必要
423
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.11.1.1 LUT属性の記述
C.11.1.1.1 LUT記述子
LUT記述子 (0028,3002) の三つの値が,対応するデータ要素 (0028,3006) の中のLUTデータの形式
を記述する。
最初の値は,ルックアップテーブルの中の登録の数である。テーブル登録の数が 216 に等しい場合,
この値は 0 である。
二番目の値は,写像される最初の格納画素値である。第二値(USまたはSS)の値表現は画素表現
(0028,0103) によって指定される。この格納画素値は,LUTの中の最初の登録に写像される。最初の
写像された値よりも小さい全ての格納画素値は,同様にLUTデータの中の最初の登録に写像される。
最初の写像された値よりも一つ大きい格納画素値は,LUTデータの中の二番目の登録に写像される。
これに続く格納画素値は,LUTデータの中の最後の登録に写像される「登録の数+最初の写像され
た値−1」に等しい画像画素値まで,LUTデータの中のこれに続く登録に写像される。「登録の数
+最初の写像された値」よりも大きいか等しい格納画素値は,同様にLUTデータの中の最後の登録
に写像される。
三番目の値は,LUTデータの中の各登録に対するビット数を指定する。それは値8あるいは16を
とる。LUTデータは,「8あるいは16割当ビット」に等しいフォーマットで保存される,ここで
高位ビットは「割当ビット−1」に等しい。
三番目の値は,LUT登録値の範囲を同様に伝達する。それは,256または65536のLUT登
録値範囲に対応する,値8あるいは16をとる。
注: LUT記述子 (0028,3002) 属性は複数値であるので,明示的VR転送構文の中で,第一および
第三値が常に定義によって符号なしとして解釈されるが,ただ一つの値表現だけ(USまたは
SS)が明記されることがある。実際に使用される明示的なVRは,第二値を表わすために必要
とされるVRによって指示され,それは画素表現 (0028,0103) と一致しているであろう。
LUTデータはLUT登録値を含む。
モダリティLUTモジュールの出力範囲は,リスケール傾斜およびリスケール切片,あるいはモダリ
ティLUTシーケンスが使用されるか否かに依存する。
リスケール傾斜とリスケール切片が使用される場合は,出力範囲は(最小画素値×リスケール傾斜+
リスケール切片)から(最大画素値×リスケール傾斜+リスケール切片),ここで最小および最大の
画素値が格納ビットと画素表現によって決定される。
注:画素表現が符号なしでも,この範囲は符号付のことがある。
モダリティLUTシーケンスが使用される場合,nがLUT記述子の第三値である場合,出力範囲は
0から 2n-1 である。この範囲は常に符号なしである。
C.11.1.1.2 モダリティLUTタイプ
モダリティLUTの出力の単位を明記する。
定義語:
OD =LUTにおける数は光学濃度の 1000 倍を表わす。すなわち, 2140 の値は 2.140 の光学濃度
を表わす。
HU = Hounsfield 単位(CT)
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
US = 指定しない
他の値は許されるが,しかしこの規格によって定義されない。
C.11.2 VOI LUTモジュール
表C.11−2はVOI LUTを記述する属性を明記する。
表C.11−2 VOI LUTモジュール属性
属性名
タグ
VOI LUTシーケン (0028,3010)
ス
> LUT記述子
(0028,3002)
タイプ
3
1C
> LUT説明
> LUTデータ
(0028,3003)
(0028,3006)
3
1C
ウィンドウ中心
(0028,1050)
3
ウィンドウ幅
(0028,1051)
1C
ウィンドウ中心と幅の
説明
(0028,1055)
3
属性記述
VOI LUTのシーケンスを定義する。
このシーケンスの中のLUTデータのフォーマッ
トを明記する。詳細説明は C.11.2.1.1 を参照。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) が送られ
る場合は必要。
LUTの意味の自由形式テキスト説明。
このシーケンスの中のLUTデータ。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) が送られ
る場合は必要。
表示のためのウィンドウ中心。詳細説明は
C.11.2.1.2 を参照。
表示のためのウィンドウ幅。詳細説明は
C.11.2.1.2 を参照。ウィンドウ中心 (0028,1050) が
送られる場合は必要。
ウィンドウ中心および幅の意味の自由形式の説
明。複数値は複数のウィンドウ中心および幅値に
対応する。
C.11.2.1 LUT属性記述
C.11.2.1.1 LUT記述子
LUT記述子 (0028,3002) の三値は対応するデータ要素 (0028,3006) の中にLUTデータのフォーマ
ットを記述する。
第一値はルックアップテーブルの中の登録の数である。テーブル登録の数がそのとき 216 に等しい場
合,この値は 0 である。
第二値は写像された最初の入力値である。第二値の値表現(USまたはSS)はVOI LUTへの入
力の発生源に依存する,そして下記である:
−
モダリティ LUT またはリスケール傾斜と切片が明記されない場合,画素表現 (0028,0103) によ
って明記されるのと同一;
−
リスケール傾斜と切片を適用した後の可能な出力範囲が符号付であることがある場合,SS;
注:これは常にリスケールタイプが常に符号付である Hounsfield 単位であることが明記されるCT画像IOD
に対する場合である。
−
それ以外はUS。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
この入力値はLUTの中の最初の登録に写像される。写像された最初の値よりも小さい入力値はすべ
て,さらにLUTデータの中の最初の登録に写像される。写像された最初の値よりも1大きな入力値
は,LUTデータの中の第二の登録に写像される。
後続する入力値は,LUTデータの中の最後のエントリーへ写像される「登録の数+写像された最初
の値−1」と等しい入力値まで,LUTデータの中の後続する登録に写像される。
「登録の数+写像された最初の値」より大きいか等しい入力値は,同様にLUTデータの中の最後の
登録に写像される。
第三値は,LUTデータの中で各登録に対するビットの数を明記する。VOI LUTが画像IODに
含まれている場合,他の方法で特殊化されない場合は,LUT記述子 (0028,3002) の第三値は 8 ある
いは 16 ビットである。VOI LUTが提示状態IODに含まれている場合,
LUT記述子 (0028,3002)
の第三値は 8 と 16 の間にあり,それを含む。LUTデータは 8 あるいは 16 ビットと等価なフォーマ
ットに格納される,ここで高位ビットは格納ビット−1,ここで格納ビットは第三値である。
注: LUT記述子 (0028,3002) 属性は複数値であるので,明示的VR転送構文の中で,たとえ第一
および第三値が定義によって符号なしとして常に解釈されるが,ただ一つの値表現だけ(US
またはSS)が明記されることがある。現実に使用される明示的なVRは,第二値を表すため
に必要であるVRによって指示される。
LUTデータはLUT登録値を含んでいる。
nがLUT記述子の第三値である場合,出力範囲は0から2n−1である。この範囲は常に符号なし
である。
C.11.2.1.2 ウィンドウ中心およびウィンドウ幅
ウィンドウ中心 (0028,1050) とウィンドウ幅 (0028,1051) は,(IODの中で明記された任意のモダリ
ティLUTあるいはリスケール傾斜と切片が適用された後の)格納画素値から表示されるべき値への
線形変換を明記する。ウィンドウ中心は,ウィンドウの中心である入力値を含む。ウィンドウ幅は,
ウィンドウの幅を含む。
注:用語「ウィンドウ中心」および「ウィンドウ幅」は実際上一貫して使用されないし,また規格
の前版において定義済みでなかった。ここでの定義は,中心と幅に対して整数値を使用する習
慣を保存する一方で,同一性といき値の変換のための一貫した意味を定義する目的で示される。
ウィンドウ幅 (0028,1051) は常に 1 以上である。
ウィンドウ幅 (0028,1051) が 1 以上である場合,これらの属性は表示された出力の全範囲に写像され
ることになっている入力値の範囲を選択する。
ウィンドウ幅 (0028,1051)が 1 に等しい場合,それらはいき値以下では入力値が最小出力値として表示
されるいき値を明記する。
注:最小出力値が黒または白色として描写されるかどうかは光度測定解釈 (0028,0004) の値あるい
は提示LUTモジュールの存在に依存することがある。
これらの属性は次の擬似コードに従って適用される,ここで x が入力値である, y は ymin から ymax
までの範囲をもつ出力値である,c はウィンドウ中心 (0028,1050) である,そして w はウィンドウ幅
(0028,1051) である:
if
(x <= c - 0.5 - (w-1)/2), then y = ymin
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else if
(x > c - 0.5 + (w-1)/2), then y = ymax,
else
y = ((x - (c - 0.5)) / (w-1) + 0.5) * (ymax - ymin)+ ymin
注:1.この定義の目的に対して,実装の方法は結果が同じである限り異なることがあるが,整数
切捨てのない浮動小数点計算が仮定される。
2.擬似コード機能は,境界で不連続性のない出力範囲上の連続値を算出する。w に対する 0
の値は明らかに禁止される,そして,関数の連続セグメントがその例に対して到達しないので,
w に対する 1 の値は零による割り算を引き起こさない。
3.例えば,出力範囲 0 〜 255 に対して:
c=2048, w=4096 becomes:
if (x <= 0) then y = 0
else if (x > 4095) then y = 255
else y = ((x - 2047.5) / 4095 + 0.5) * (255-0) + 0
c=2048, w=1 becomes:
if (x <= 2047.5) then y = 0
else if (x > 2047.5) then y = 255
else /* not reached */
c=0, w=100 becomes:
if (x <= -50) then y = 0
else if (x > 49) then y = 255
else y = ((x + 0.5) / 99 + 0.5) * (255-0) + 0
c=0, w=1 becomes:
if (x <= -0.5) then y = 0
else if (x > -0.5) then y = 255
else /* not reached */
4.2n-1 のウィンドウ中心と 2n のウィンドウ幅は,0 から 2n-1 まで入力値の範囲を選択す
る。これは,モダリティLUTが明記されない,そして格納画素データがnビット符号なし整
数である場合には,恒等VOI LUT変換を表す。
5.1 のウィンドウ幅は「いき値」操作を表すために典型的に使用される,ここで,ウィンド
ウ中心よりも小さい整数入力値は最小表示値として表される,そしてウィンドウ中心よりも大
きいか等しい整数入力値は最大表示値として表される。2 のウィンドウ幅は,整数入力値に対
して同じ結果を持つであろう。
6.ウィンドウ中心 (0028,1050) およびウィンドウ幅 (0028,1051) の応用は,号付き入力範囲
を選択することがある。この符号付き入力範囲が零にクリップされることに意味はない。
7.被選択入力範囲は入力値の実際の範囲を超過することがある,それにより,表示データの
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
コントラスト範囲を,使用可能なコントラスト範囲をより狭いバンドに有効に「圧縮」する,
そして外観を「平坦化」する。ウィンドウ幅の最大値への,あるいはウィンドウレベルの最低
値か最大値への限界はない,そしてそれらの両方が入力値の実際または可能な範囲を超過する
ことがある。
8.ウィンドウの「下」の入力値は最小出力値として表示される,そしてウィンドウの「上」
の入力値は最大出力値として表示される。これは医用画像におけるウィンドウ操作の一般的慣
習である。ウィンドウの「外側」の全ての値が最小出力値として表示される代替のアプローチ
に対する準備はない。
9.ウィンドウ中心/幅あるいはVOI LUT変換の出力は,後続する変換が定義されてい
ない場合は表示装置の全範囲に暗黙で縮尺・拡大されるか,次の(提示LUTのような)変換
ステップが存在する場合はそのの全入力範囲に暗黙で縮尺・拡大されるかのいずれかである。
C.11.6.1を参照。
10.ウィンドウ中心およびウィンドウ幅の小数値は(これらの属性のVRは10進列である
ので)許される,そして,それらにしばしば遭遇しないが,応用はそれらを受理するために準
備されているべきである。
これらの属性は, MONOCHROME1 および MONOCHROME2 の光度測定解釈 (0028,0004) 値をもつ
画像に対してだけ使用される。これらは他の画像に対しては意味を持たない。
複数の値が存在する場合,両方の属性は,値を同じ数だけ持ち,そして対として考えられる。複数の
値は複数の代替の観察が提供されることがあることを示す。
VOI LUT表が画像によって含まれるか参照される場合,ウィンドウ幅およびウィンドウ中心また
はVOI LUT表が,しかし両方ではないが,表示のために画像に適用されることがある。両方を含
むことは,複数の代替の観察が存在することがあることを示す。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) の中に複数の項目が存在する場合,一つだけが表示のために画
像に適用されることがある。複数の項目は複数の代替の観察が提示されることがあることを示す。
VOI LUTモジュールがIODにおいて定義されている場合,およびVOI LUTシーケンスま
たはウインド幅とウィンドウ中心が存在しない場合,グレイスケールパイプラインのVOI LUTス
テージは恒等変換であると定義される。
注: 1.VOI LUTシーケンスまたはウインド幅とウィンドウ中心が存在しない場合,P値のようなグレ
イスケールパイプラインのための特別の出力空間を定義するIODが未定義の状態にないように,この必
要条件を明記した。
2.VOI LUTシーケンスとウィンドウ中心に対するタイプ3必要条件にもかかわらず,それらが画
像の中に存在する場合,画像を表現する実装がこれらの変換を実装し,適用することが予想される。
C.11.3 LUT識別モジュール
表C.11−3は,LUT IODを識別する属性を含む。
表C.11−3 LUT識別モジュール属性
属性名
ルックアップテーブル
番号
タグ
(0020,0026)
タイプ
2
属性記述
このLUTを識別する番号。
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参照画像シーケンス
(0008,1140)
3
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1C
(0008,1155)
1C
このルックアップテーブルが適用される画像SO
Pクラス/インスタンス対の集合に参照を提供す
るシーケンス。シーケンスは一以上の項目を含む
ことがある。。
参照画像シーケンス (0008,1140) が送られる場合
は必要。
参照画像シーケンス (0008,1140) が送られる場合
は必要。
C.11.4 提示LUTモジュール
表C.11−4は,提示LUTを記述する属性を明記する。
表C.11−4 提示LUTモジュール
タグ
属性名
提示LUTシーケンス
(2050,0010)
> LUT記述子
(0028,3002)
> LUT説明
> LUTデータ
提示LUT形状
(0028,3003)
(0028,3006)
(2050,0020)
記述
提示LUTのシーケンスを定義する。一項目だけがこの
シーケンスの中に含まれる。
このシーケンスの中のLUTデータのフォーマットを
明記する。提示LUTシーケンス (2050,0010) が存在す
る場合は必要。
詳細説明は C.11.4.1 を参照。
LUTの意味の自由書式テキストの説明。
このシーケンスの中のLUTデータ。
事前に定義された提示LUT形状を明記する。列挙値:
IDENTITY = 提示LUTへの入力がP値であり,更なる
変換は不要である。
LIN OD = 提示LUTへの入力は,最低濃度 (2010,0120)
および最高濃度 (2010,1030). の範囲にわたる線形光学
濃度である。
注: LIN OD はハードコピー装置に対してのみ定義される,
そしてソフトコピー装置には適用されない。
C.11.4.1 LUT記述子
LUT記述子 (0028,3002) の三値は,LUTデータ (0028,3006) の中のデータのフォーマットについて
記述する。
第一の値はルックアップテーブルの中の登録の数である。テーブル登録の数が 216 に等しい場合は,
この値は 0 である。登録の数は,入力における可能な値の数と等しい。(8 ビットの入力に対しては
256 の登録であろう,12ビットの入力に対しては 4096 の登録であろう。)
第二の値は写像される第一の入力値で,常に 0 である。第二の値の値表現は常に US である。この入力
値は,LUTの中の第一の登録へ写像される。後続する入力値は,入力値が,「登録の数+写像され
た第一の値−1」と等しくなるまで,LUTデータの中の続く登録へマップされる,それはLUTデー
タの中の最後の登録へ写像される。「登録の数−1」より大きな入力値はない。
第三値は,LUTデータの中の各登録のビットの数を指定する。それは 10 と 16 を含み,その間にあ
る。LUTデータは 16 の割当ビットと等しい書式で保存される,ここで高位ビットが「格納ビット
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
−1」に等しく,ここで格納ビットは第三値である。
注: LUT記述子 (0028,3002) 属性が複数値であるので,明示的VR転送構文では,ただ一つの値表現(US
または SS)が指定されることがある。これらのすべての三値が定義によって,符号なしとして常に解釈
されるので,現実に使用される明示的VRは常に US であろう。
LUTデータ (0028,3006) はLUT登録値を含んでいる,それらはP値である。
n がLUT記述子の第三値である場合,出力範囲は 0 から 2n-1 である。この範囲は常に符号なしであ
る。
この範囲はP値の出力範囲を指定する。
C.11.5 画像ヒストグラムモジュール
表C.11.5−1 画像ヒストグラムモジュール属性
属性名
ヒストグラムシーケン
ス
> ヒストグラムの束の
数
> ヒストグラムの最初
の束値
タグ
タイプ
(0060,3000)
1
(0060,3002)
1C
(0060,3004)
1C
属性の記述
ヒストグラムのシーケンスを定義する。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
ヒストグラムにおける「束」(登録)の数 。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
最初の束において計数された最小画素値に対応す
る格納画素値。この値よりも小さい全ての画像画
素値はヒストグラムの中には含まれない。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
注: この属性の値表現は画素表現値 (0028,0103) によ
って定義される。
> ヒストグラムの最後
の束値
(0060,3006)
1C
最後の束において計数された最大画素値に対応す
る格納画素値。この値よりも大きな全ての画像画
素値はヒストグラムには含まれない。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
注: この属性の値表現は画素表現値 (0028,0103) によ
って定義される。
> ヒストグラム束幅
(0060,3008)
1C
> ヒストグラムの説明
> ヒストグラムデータ
(0060,3010)
(0060,3020)
3
1C
束の中に含まれる連続して保存される画素値の
数。全ての束は等しい幅のものである。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
LUTの意味の自由形式のテキスト説明。
各束の中の画素値の数の 32 ビット符号なし計数
として符号化されたヒストグラムデータ。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
C.11.5.1 画像ヒストグラム属性記述
画像ヒストグラムは,束ねた格納画像画素値の連続計数を昇順で表現する,複数値のシーケンスであ
る。
注: 画像にヒストグラムを含む一つの理由は,画像処理応用を助けることである。それらを使う応
用に対して,非常に大きい画像に対するヒストグラムの計算は,計算機資源の大きな負担であ
りうる,そして利用者への応答時間を非常に劣化させ得る。
430
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
画像ヒストグラムは,画像当たりに複数のヒストグラムをサポートするために複数値である。一以上
の関心領域あるいは値範囲が分離して計算されることがある。関心領域と値範囲の記述はヒストグラ
ムの説明 (0060,3010) の中に含まれることがある。画像ヒストグラムは特定画像の部分あるいは全体
に関係することがある。
ヒストグラムのパラメタを記述する属性は,リスケール傾きと切片あるいはモダリティLUTのよう
な何らかの変換が適用される前の,画素データ (7FE0,0010) の中に保存される画像画素値空間の中に
ある。格納画像画素値インスタンスの範囲は,ヒストグラムの最初の束値 (0060,3004) とヒストグラ
ムの最後の束値 (0060,3006) によって記述される。この範囲外の全ての値は無視される。ヒストグラ
ム束の数は,ヒストグラムが導出された(全画像であるか,あるいは全画像でないことがある)画像
の領域における,最小から最大までの格納画像画素値の範囲の中の,画素の全てを含むために十分大
きい。
ヒストグラム束幅 (0060,3008) は,何個の連続した保存画像画素値が一つとして計数されたかを記述
する。全ての束は等しい幅のものである。
注:例えば,8 のヒストグラム束幅 (0060,3008) は,8 の昇順グループの中の画素値の計数が一緒に加えられ
ることを意味している。ヒストグラムの最初の束値 (0060,3004) が 0 である場合には,最初の束は 0-7
の範囲の中の画素値の計数を含み,二番目の束が 8-15 の範囲の画素値の計数を含む。ヒストグラム束の
数 (0060,3002) が 32 である場合には,最後の束が 248-255 の範囲の中の画素値の計数を含むであろう,
そしてヒストグラムの最後の束値 (0060,3006) は(248 ではなく) 255 であろう。
この例は下図の中で説明されている,そしてここでは縦軸が各束内の計数を表し,そして横軸は昇順にお
ける各束を表している。
ヒストグラム束幅
(0060,3008) = 8,従
って最初の束は0から
7の間の値を含む
最後の束における 0 の計数
は画像の中に 248 から 255
の間の値がないことを示す
ヒストグラム束の数 (0060,3002) は 32 束を定義する
ヒストグラムの最初の束の
値 (0060,3004) = 0
ヒストグラムの最後の束の
値 (0060,3006) = 255
C.11.6 ソフトコピー提示LUTモジュール
表C.11.6−1は,ソフトコピー提示LUTを記述する属性を明記する。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.11.6−1 ソフトコピー提示LUTモジュール属性
属性名
提示LUTシーケンス
タグ
(2050,0010)
> LUT記述子
(0028,3002)
> LUT説明
> LUTデータ
(0028,3003)
(0028,3006)
提示LUT形状
(2050,0020)
タイプ
属性記述
1C
提示 LUT のシーケンスを定義する。単一項目だけ
がこのシーケンスに含まれる。提示 LUT 形状
(2050,0020) が存在しない場合は必要である。
1C
このシーケンスの中の LUT データのフォーマッ
トを明記する。詳細説明については C.11.6.1.1 を
参照。
シーケンス項目が存在する場合は必要。
3
LUT の意味の自由形式テキスト説明。
1C
このシーケンスの中の LUT データ。シーケンス項
目が存在する場合は必要。
1C
定義された提示LUT変換を明記する。提示LU
Tシーケンス (2050,0010) が存在しない場合は必
要。
列挙値:
IDENTITY−更に変換する必要はない,入力値は
P値である。
INVERSE−反転後の出力値はP値である。
C.11.6.1.2 を参照。
注:このモジュールは,ハードコピー(印刷)関連SOPクラスの中で使用される提示LUTモジ
ュールと異なる,その中で(光学的濃度がソフトコピー表示装置に対して意味を持たないので)
光学的濃度は提示LUT形状のためにサポートされない。
C.11.6.1 ソフトコピー提示LUT属性
提示LUTが提示LUTシーケンスとして明記される場合には,値の入力範囲は,写像された第一の
値および(値を写像した)登録の数としてLUT記述子によって明記される。
しかしながら,(VOI LUT変換のような)先行する変換の出力範囲の暗黙の線形拡大縮小がある
ので,それは提示LUTの明記された入力範囲に常に写像される。
提示LUTが提示LUT形として明記される場合には,入力範囲は暗黙に先行する変換の出力範囲(V
OI LUT,あるいはVOI LUTが恒等あるいは不在の場合にはモダリティLUT,あるいはモ
ダリティLUTおよびVOI LUTが恒等あるいは不在である場合には格納画素値)であると明記さ
れる。この場合,先行変換の出力の全範囲は,提示LUTの出力を受取る表示装置の全入力範囲に写
像されるだろう。
注: 先行する変換の出力は符号付きのことがある。これは現実に符号付きP値を生成する必要があ
ることを意味しない,先行する変換の出力は先行段階の最小から最大値出力までの範囲で知覚
的に線形として表示装置によって単に解釈される,そして最小値は表示装置が生成することが
できる最低JNDインデックス(従って輝度)に写像され,最大値は表示装置が生成すること
ができる最高JNDインデックス(従って輝度)に写像される。
言いかえれば,両方の場合では,提示LUTモジュールは先行する変換の出力の全範囲に適用される
常に暗黙で明記される,そしてそれは(VOI LUTと異なって)その範囲の部分集合か超集合を選
択しない。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
VOI LUTシーケンスの出力ビット精度は提示LUTシーケンスの入力範囲と一致する必要はな
い。
注:1.例えば,VOI LUTが 0 のウィンドウ中心,100 のウィンドウ幅として明記される場合,提示L
UT形が IDENTITY または INVERSE として明記される場合, -50 から +49 までの範囲が表示装置か
プリント装置の全範囲(P値の全範囲)に写像されるために選択される。この例は,各選択をP値に明示
的に写像する必要がないので,出力装置の全範囲を横切って表示されることになっている「関心値」を選
択するウィンドウ中心および幅の意味についての従来の理解を示す。
2.例えば,VOI LUTが 0 のウィンドウ中心と 100 のウィンドウ幅として明記され,そして提示
LUTシーケンスがLUT記述子の 256 の第一の値そして,0 の第二値で送られる場合は,-50 から +49
までの範囲は,提示LUTシーケンスのLUTデータから値を選ぶ前に 0〜255 まで暗黙に直線的に基準
化される。この例,異なるウィンドウ中心と幅値に対して異なる提示LUTを送信することが必要ではな
いことを示す。
3.例えば,VOI LUTが 16 の第三値をもつLUT記述子をもつVOI LUTシーケンスとして明
記される場合,提示LUT形が IDENTITY または INVERSE として明記される場合, 0 から 216-1 ま
での範囲は表示装置かプリント装置の全範囲(P値の全範囲)に写像されるために選択される。この例は,
表示応用によって好まれるP値の何らかの範囲への精度を尺度付けるために,提示LUTを明示的に送信
する必要がなく,VOI LUTが希望の精度で明記されることがあることを示す。
4.例えば,VOI LUTが 16 の第三値をもつLUT記述子をもつVOI LUTシーケンスとして明
記され,提示LUTシーケンスが 4096 のLUT記述子第一値と 0 の第二値で送信される場合には,提
示LUTシーケンスにおけるLUTデータから値を選択する前に,0 から 216-1 までの範囲は暗黙に直線
的に範囲 0〜4095 に基準化される。この例は,VOI LUT出力は16ビット精度で送信されることが
あるが,空間を節約するために提示LUTは,表示応用がより正確に補間することを選択することがある
コンパクト形式で送信される例を示す。
C.11.6.1.1 LUT記述子
LUT記述子 (0028,3002) の三値は,対応するデータ要素 (0028,3006) の中のLUTデータの書式につ
いて記述する。
第一値はルックアップテーブルの中の登録の数である。表登録の数が 216 に等しい場合,この値は 0
である。
第二値は写像された暗黙に基準化された第一の入力値で,常に 0 である。第二値の値表現は常に U
Sである。この暗黙に基準化された入力値は,LUTの中の第一の登録へ写像される。写像された第
一値より小さい暗黙基準化された入力値はない。写像された第一値より 1 大きな暗黙に基準化された
入力値は,LUTデータの中の第二の登録へ写像される。続いて,暗黙に基準化された入力値は,L
UTデータの中の最後のエントリーへ写像される「登録の数+写像された第一値−1」と等しい暗黙
に基準化された入力値まで,LUTデータの中の後続する登録に写像される。「登録の数+写像され
た第一値」より大きな暗黙に基準化された入力値はない。
第三値は,LUTデータの中で各登録のビットの数を明記する。LUT記述子 (0028,3002) の第三値
は 8 と 16 の間にありそれを含む。LUT データは,高位ビットが「格納ビット−1」と等しい場合,
8 あるいは 16 割当ビットと等しい書式で格納される,ここで格納ビットが第三値である。
注:LUT記述子 (0028,3002) 属性が複数値であるので,明示的なVR転送構文では,ただ一つの
値表現(USまたはSS)が明記されることがある。三値がすべて定義によって符号なしとし
て常に解釈されるので,現実に使用される明示的なVRは常にUSであろう。
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LUTデータはP値であるLUT登録値を含んでいる。
nがLUT記述子の第三値である場合,出力範囲は 0 から 2n-1 である。この範囲は常に符号なしで
ある。
この範囲はP値の出力範囲を明記する。
C.11.6.1.2 提示LUT形状
最小の出力値が最大使用可能輝度の意味を伝達する,そして最大値は最小使用可能輝度を伝達するこ
とを除き,INVERSE の値は IDENTITY の値と同一であることを意味する。言いかえれば:
P 値=最大値−出力値
C.11.7 オーバレイ/カーブ活性化モジュール
このモジュールは,ビットマップオーバレイおよびカーブ情報が表示されるかどうか制御する方法を
定義する。
カーブの場合には,これらのカーブが参照画像内に含まれている。
注:追加機構を提供する図形注釈モジュールが同一機能に役立つので,カーブは提示状態内に存在
しないことがある。
オーバレイの場合,対応する活性化されたオーバレイグループが提示状態内に存在する場合にはその
オーバレイは活性化される,そして参照画像の中のいかなる対応するオーバレイも無視される,そう
でなければ,参照画像内のオーバレイは活性化される。
C.7.6.15の中で記述されたビットマップ表示シャッタモジュールの中で参照されたオーバレ
イグループは,オーバレイ/カーブ活性化モジュールを使用して活性化されない。
表C.11.7−1はオーバレイ/カーブ活性化モジュールを記述する属性を明記する。
表C.11.7−1 オーバレイ/カーブ活性化モジュール属性
属性名
オーバレイ活性化層
タグ
(60xx,1001)
カーブ活性化層
(50xx,1001)
タイプ
属性記述
2C
グループ 60xx の中で記述されたオーバレイがそ
の中で表示される(図形層モジュール C.10.7 の
図形層 (0070,0002) の中で定義された)層。層が
明記されない(長さ零)場合には,オーバレイは
表示されない。
参照画像あるいはこのモジュールを含んでいる提
示状態インスタンスの中にグループ 60xx が存在
する場合には必要である。
2C
グループ 50xx の中で記述されたカーブがその中
で表示される(図形層モジュール C.10.7 の図形
層 (0070,0002) の中で定義された)層。層が明記
されない(長さ零)場合には,オーバレイは表示
されない。
参照画像の中にグループ 50xx が存在する,そし
てデータのタイプ (50xx,0020) が POLY または
ROI である場合には必要である。
注:他のデータのタイプをもつカーブは表示され
ることが期待されない。
434
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: オーバレイビット位置 (60xx,0102) によってそれらが参照される場合,画素データ (7FE0,0010) の中で高
位ビット (0028,0102) の上に格納されるビットは,オーバレイビット面として使用されることがある。そ
れらがそのように参照されない場合,それらの内容はDICOMにおいて明記されていない,そして表示
されてはならない。通常それらは零であるだろうが,画素データが符号付である,すなわち画素表現
(0028,0103) は 0001H である場合には,符号ビットがこれらの値によって「拡張される」ことがある。
二者択一で,値が符号付きで負である場合は,それらは「遮蔽」されていることがある。
C.11.8 ソフトコピーVOI LUTモジュール
表C.11.8−1はソフトコピーVOI LUTを記述する属性を明記する。これらの属性はVOI
LUTモジュール節C.11.2の中で定義されるものと同じ意味と挙動とを持っている。
表C.11.8−1 ソフトコピーVOI LUT属性
属性名
タグ
ソフトコピーVOI L (0028,3110)
UTシーケンス
> 参照画像シーケンス
(0008,1140)
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
(0008,1160)
>>参照フレーム番号
> VOI LUTシーケ (0028,3010)
ンス
タイプ
属性記述
1
VOI LUTあるいはウィンドウ中心と幅のシ
ーケンス,そしてそれらがどの画像およびフレー
ムへ適用するかを定義する。
各画像あるいはフレームに対して単一項目かウィ
ンドウ中心/幅値の一対を含んでいる高々一つV
OI LUTシーケンスが明記される。
一つ以上の項目は存在する。
1C
提示状態モジュールの中で定される画像SOPク
ラス/SOPインスタンス対の選択された集合へ
の参照を各項目が提供する繰返し項目のシーケン
ス。
シーケンス項目が存在する,そしてこの項目の中
のVOI LUT変換が提示状態モジュールで列
記されたすべての画像に適用されない場合は必要
である。
1C
参照されたSOPクラスを唯一に識別する。シー
ケンス項目が存在する場合は必要である。
1C
参照されたSOPインスタンスを唯一に識別す
る。シーケンス項目が存在する場合は必要である。
1C
このVOI LUTあるいはウィンドウ中心と幅
が適用される参照SOPインスタンス内のフレー
ム番号を識別する。
シーケンス項目が存在し,参照画像が複数フレー
ム画像であり,VOI LUTか,ウィンドウ中心
と幅がすべてのフレームに適用されない場合は必
要である。
1C
VOI LUTのシーケンスを定義する。一項目だ
けが存在することがある。ウィンドウ中心
(0028,1050) が存在しない場合は必要である。
435
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> LUT記述子
(0028,3002)
1C
>> LUT説明
>> LUTデータ
(0028,3003)
(0028,3006)
3
1C
> ウィンドウ中心
(0028,1050)
1C
> ウィンドウ幅
(0028,1051)
1C
> ウィンドウ中心と幅 (0028,1055)
の説明
このシーケンスの中のLUTデータの書式を明記
する。
詳細説明は C.11.2.1.1 を参照。VOI LUTシ
ーケンス (0028,3010) が送信される場合は必要で
ある。
LUTの意味の自由形式テキスト説明。
このシーケンスの中のLUTデータ。
VOI LUTシーケンス (0028,3010) が送信さ
れる場合は必要である。
表示のためのウィンドウ中心。
詳細説明は C.11.2.1.2 を参照。VOI LUT
シーケンス (0028,3010) が存在しない場合は
必要である。
表示のためのウィンドウ幅。
詳細説明は C.11.2.1.2 を参照。ウィンドウ中心
(0028,1050) が送信される場合は必要である。
ウィンドウ中心と幅の意味の自由形式説明。
3
C.11.9 提示シリーズモジュール
表C.11.9−1は,提示シリーズを識別し説明する属性を含んでいる。
表C.11.9−1 提示シリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
タイプ
属性記述
1
データを最初に得た装置のタイプ。列挙値:
PR = 提示状態
C.7.3.1.1.1 を参照。
注: これは,モダリティに対して異なる値を持つだろう提示状態は,それらが適用される画像とは異なるシリ
ーズの中にあるだろうことを暗黙に意味する。
C.11.10 提示状態モジュール
表C.11.10−1は,提示状態を識別し説明する属性を含んでいる。
表C.11.10−1 提示状態モジュール属性
属性名
インスタンス番号
(0020,0013)
1
提示ラベル
(0070,0080)
1
タグ
タイプ
属性記述
この提示(SOPインスタンス)を識別する番号。
注:規格の前版ではこの属性が画像番号として参
照された。
この提示を識別するために使用されるラベル。
注:異なる提示状態のあるグループ化を暗黙に定
義するためにこの値は定義語として応用によって
使用されることがある,すなわち,それは,ある
共通の概念を共有する異なる提示状態インスタン
スに対して同一値を持つことがある。
436
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
提示記述
提示作成日付
(0070,0081)
(0070,0082)
2
1
提示作成時刻
(0070,0083)
1
提示作成者の名前
(0070,0084)
2
参照シリーズシーケン
ス
(0008,1115)
1
> シリーズインスタン
スUID
> 取得AE名称
(0020,000E)
1C
(0008,0054)
3
> 保存媒体ファイル集
合ID
> 保存媒体ファイル集
合UID
> 参照画像シーケンス
(0088,0130)
3
(0088,0140)
3
(0008,1140)
1C
>> 参照SOPクラスU (0008,1150)
ID
1C
>> 参照SOPインスタ (0008,1155)
ンスUID
>>参照フレーム番号
(0008,1160)
1C
1C
この提示の記述。
この提示が生成された日付。
注:含まれている提示状態情報が以前に記録され
ていたことがあるので,この日付はDICOM
SOPインスタンスが生成された日付とは異なる
ことがある。
この提示が生成された時刻。
注:
含まれている提示状態情報が以前に記
録されていたことがあるので,この時刻はDIC
OM SOPインスタンスが生成された時刻とは
異なることがある。
提示状態を保管する(技師か医師のような)操作
者の名前。
各項目が一以上のシリーズの属性を含んでいる繰
返し項目のシーケンス。
この検査の一部であるシリーズの固有識別子。
シーケンス項目が存在する場合は必要である。
画像がネットワーク上で取得されることがあるD
ICOM応用エンティティの名称。
画像が存在する保存媒体を識別する利用者か実装
特有の人間の読取り可能な識別子。
画像が存在する保存媒体を唯一に識別する。
各項目がこの検査とシリーズインスタンスUID
(0020,000E) によって定義されたシリーズの一部
である画像SOPクラス/SOPインスタンス対
の選択された集合への参照を提供する繰返し項目
のシーケンス。
シーケンス項目が存在する場合は必要である。
参照SOPクラスを唯一識別する。シーケンス項
目が存在する場合は必要。この提示状態によって
参照された全画像に対して同一である。
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。シー
ケンス項目が存在する場合は必要である。
提示が適用される参照SOPインスタンス内のフ
レーム番号を識別する。
注:この属性は複数値であることがある。
シーケンス項目が存在し,参照SOPインスタン
スが複数フレーム画像であり,そして提示がすべ
てのフレームに適用されない場合は必要である。
437
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
シャッタ提示値
(0018,1622)
1C
マスク減算シーケンス
(0028,6100)
1C
> マスク操作
(0028,6101)
1
> 造影フレーム平均化
(0028,6112)
1C
推奨観察モード
(0028,1090)
1C
シャッタによって塞がれた画像のそれらの部分を
置換えるために使用されるP値での値。
表示シャッタモジュールあるいはビットマップ表
示シャッタモジュールが存在する場合は必要であ
る。
注:
このモジュールにおける必要条件は,表
示シャッタモジュールにおけるタイプ3を無効に
するタイプ1Cである。
マスクモジュールが存在する場合は必要。
一項目だけが存在する。
適用可能フレーム範囲 (0028,6102) はシーケンス
項目の中に含まれない。
マスク操作 (0028,6101) および適用可能フレーム
範囲 (0028,6102) の他のこのシーケンスの項目の
中の属性の完全な定義については C.7.6.10 を参
照のこと。
注:1.このシーケンスは一項目とマスク操作
(0028,6101) への追加条件とを明記するため,そし
て適用可能フレーム範囲 (0028,6102) を禁止する
ために,ここに模写される。
2.適用可能フレーム範囲 (0028,6102)
の役割は参照フレーム番号 (0008,1160) によって
置き換えられる。
実行されたマスク操作のタイプ。列挙値:
AVG_SUB
TID
詳細説明について C.7.6.10.1 を参照。
注:このモジュールの必要条件はマスクモジュー
ルの必要条件を無効にする列挙値のためにある。
マスク操作を実行する前に,一緒に平均化する造
影フレームの数を明記する。
マスクフレーム番号 (0028,6110) が1を越えるフ
レーム(すなわち複数フレーム)を明記する場合
は必要である。
注:このモジュールの必要条件は条件付であり,
マスクモジュールの任意選択必要条件を無効にす
る。
推奨された表示プロトコルを明記する。
列挙値:
SUB = マスク画像をもつ減算のため
マスク減算シーケンス (0028,6100) が存在する場
合は必要である。
注:このモジュールの必要条件はタイプ1Cであ
り,マスクモジュールの必要条件を無効にする列
挙値は明記される。
438
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
439
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.12 一般モジュール
SOP共通モジュールは全てのDICOM IODに対して必須である。
C.12.1 SOP共通モジュール
表C.12−1は,関連するSOPインスタンスの適切な機能の実行および識別のために必要とされ
る属性を定義する。これらはIODによって表現される実世界オブジェクトに対して如何なる意味も
明記しない。
表C.12−1 SOP共通モジュール属性
属性名
SOPクラスUID
SOPインスタンスU
ID
特定文字集合
インスタンス作成日
インスタンス作成時刻
インスタンス作成者U
ID
UTCからの時間帯オ
フセット
タグ
(0008,0016)
(0008,0018)
タイプ
C.12.1.1.1 を
参照
C.12.1.1.1 を
参照
(0008,0005)
1C
(0008,0012)
(0008,0013)
(0008,0014)
3
3
3
(0008,0201)
3
属性の説明
SOPクラスを唯一に識別する。PS3.
4を参照。
SOPインスタンスを唯一に識別する。P
S3.4を参照。
基本図形集合を拡張または置換する文字集
合。拡張または置換文字集合が使用される
場合は必要である。定義語については
C.12.1.1.2 を参照。
SOPインスタンスが作成された日付
SOPインスタンスが作成された時刻
SOPインスタンスを作成した装置を唯一
に識別する
このSOPインスタンスの中にあるすべて
のDAおよびTM属性のためのUTCから
時刻帯へオフセットを含む。
フォーマット「&ZZZZ」で ASCII 文字列と
して符号化される。この文字列の構成要素
は左から右へ,& = 「+」あるいは「-」,
および ZZZZ = オフセットの時間および
分。
注: 1.この符号化は,DT値表現のためにP
S3.5に記述されるのと同一である。
2.この属性は,明示的に符号化された時
刻帯を含んでいるかもしれないDT値表
現をもつ値に適用されない。
3.訂正された時間は24時間の境界を横
断することがある。例えば,地方時間=午
前1.00およびオフセット=+0200
の場合には,UTC=前日の午後11.0
0(23.00)。
4.「+」符号は省略されないことがある。
UTCより早い時間は負のオフセットとし
て表現される。
注: 例えば:
UTC=午前5.00
地方時間=午前3.00
440
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
オフセット=−0200
インスタンス番号
(0020,0013)
3
SOPインスタンス状
態
(0100,0410)
3
SOP許可日時
(0100,0420)
3
SOP許可コメント
(0100,0424)
3
許可装置証明番号
(0100,0426)
3
この属性が不在の場合,ローカル時刻帯オ
フセットは不確定である。
この複合オブジェクトインスタンスを識別
する番号
SOPインスタンスの保存状態を示すフラ
グ。
指定されなかった(NS)はこのSOPイ
ンスタンスが特別の保存状態を持っていな
いことを暗示する,また,従って,特別の
アクションは取る必要はない。
オリジナル(OR)は,これが保存の目的
のための一次SOPインスタンスである
が,それが診断使用のためにまだ認定され
ていないことを暗示する。
認定されたオリジナル(AO)は,診断使
用のために認定された,保存の目的のため
の一次SOPインスタンスであることを暗
示する。
認定されたオリジナルのどんな複写も,認
認定された複写の状態を与えられるべきで
ある。
認定された複写(AC)は,これが認定さ
れたオリジナルのSOPインスタンスの複
写であることを暗示する。
列挙値:
NS,OR,AO,AC
注:これらのフラグの適切な使用はセキュ
リティプロファイルの中で明記される。そ
のようなセキュリティプロファイルに適合
しない実装はこれらのフラッグを必ずしも
適切に扱わないことがあ
SOPインスタンス状態 (0100,0410) AO に
セットされた日付および時間。
SOPインスタンス状態 (0100,0410) の
AO への設定に関連した任意のコメント。
SOPインスタンス状態 (0100,0410) を
AO へ設定した応用エンティティに発行さ
れた認定装置証明番号。
デジタル署名マクロ
表C.12−5を含む
C.12.1.1 SOP共通属性記述
C.12.1.1.1 SOPクラスUID,SOPインスタンスUID
SOPクラスUIDおよびSOPインスタンスUID属性は,全てのDICOM IODに対して定義
441
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
される。しかしながら,それらは,1に等しいタイプをもつ複合IODの中でのみ符合化される。符
合化されるとき,それらは,DIMSEサービスおよびファイルメタ情報ヘッダ(PS3.10媒体
保存を参照)におけるそれらのそれぞれの属性に等しい。
C.12.1.1.2 特定文字集合
特定文字集合 (0008,0005) は,SH,LO,ST,PN,LTまたはUTの値表現をもつデータ要素
の値に対して,基本図形集合(ISO 646 )を拡張または置き換える文字集合を識別する。PS3.5
を参照。
属性特定文字集合 (0008,0005) が存在しない,または単一値のみを持つ場合は,符号拡張技術は使用
されない。属性特定文字集合 (0008,0005) のための定義語は,単一値の場合は,ISO 2375 による国際
登録番号から導出される値である(例えば,ラテンアルファベット NO. 1 に対して ISO_IR 100)。表
C.12−2を参照。
表C.12−2 符号拡張技術を使用しない場合の1バイト文字集合のための定義語
定義語
文字集合記述
デフォルト文字集合 無し
ISO 登録番号
文字の数
符号要素
Latin alphabet No. 1
ISO-IR 6
ISO_IR 100 ISO-IR 100
94
96
G0
G1
Latin alphabet No. 2
ISO-IR 6
ISO_IR 101 ISO-IR 101
94
96
G0
G1
Latin alphabet No. 3
ISO-IR 6
ISO_IR 109 ISO-IR 109
94
96
G0
G1
Latin alphabet No. 4
ISO-IR 6
ISO_IR 110 ISO-IR 110
94
96
G0
G1
Cyrillic
ISO-IR 6
ISO_IR 144 ISO-IR 144
94
96
G0
G1
Greek
ISO-IR 6
ISO_IR 127 ISO-IR 127
ISO-IR 6
ISO_IR 126 ISO-IR 126
94
96
94
96
G0
G1
G0
G1
Hebrew
ISO-IR 6
ISO_IR 138 ISO-IR 138
94
96
G0
G1
Latin alphabet No. 5
ISO-IR 6
ISO_IR 148 ISO-IR 148
94
96
G0
G1
ISO-IR 6
ISO_IR 13 ISO-IR 13
ISO-IR 14
ISO_IR 166 ISO-IR 166
94
94
94
88
G0
G1
G0
G1
Arabic
日本語
Thai
442
文字集合
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary set
ISO 646
JIS X 0201: 片仮名
JIS X 0201: ローマ字
TIS 620-2533 (1990)
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ISO-IR 6
94
G0
ISO 646
注: JIS X0201 の1バイト文字符号表を使用するとき,属性特定文字集合 (0008,0005) の値1は,ISO-IR 13 で
ある。これは, ISO-IR 13 が, GR 領域の中に呼び出される G1 符号要素として指定されることを意味
する。更に,ISO-IR 14 が, GL 領域の中に呼び出される G0 符号要素として指定されることが,理解
されるべきである。
属性特定文字集合 (0008,0005) が,二つ以上の値を持つ場合は,符号拡張技術が使用される,そして
エスケープシーケンスが全ての文字集合の中で使用されることがある。符号拡張技術の使用のための
必要条件はPS3.5の中で明記される。符号拡張技術の存在を示すために,文字集合のための定義
語は,前置語「ISO 2022」を持つ,例えば,ラテンアルファベット NO. 1 に対して ISO 2022 IR 100。
表C.12−3および表C.12−4を参照。表C.12−3は,属性特定文字集合 (0008,0005) の
値1から値nのための1バイト文字集合を記述する,そして表C.12−4は,属性特定文字集合
(0008,0005) の値2から値nのための複数バイト文字集合を記述する。
注: 将来,他の符号拡張技術が採用される場合は,「ISO 2022」以外の前置語が必要となるであろう。
表C.12−3 符号拡張技術を使用する場合の1バイト文字集合のための定義語
定義語
文字集合記
述
デフォルト ISO 2022 IR 6
文字集合
Latin
alphabet
No. 1
Latin
alphabet
No. 2
Latin
alphabet
No. 3
Latin
alphabet
No. 4
Cyrillic
Arabic
符号拡張技 ESCシーケンス ISO登録 文字 符号
術規格
番号
の数 要素
文字集合
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ISO-IR 6
94
G0
ISO 646
ISO 2022 IR 100
ISO 2022
ESC 02/13 04/01
ISO-IR 100 96
G1
ISO 2022 IR 101
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/02
ISO-IR 6
94
ISO-IR 101 96
G0
G1
ISO 2022 IR 109
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/03
ISO-IR 6
94
ISO-IR 109 96
G0
G1
ISO 2022 IR 110
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/04
ISO-IR 6
94
ISO-IR 110 96
G0
G1
ISO 2022 IR 144
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/12
ISO-IR 6
94
ISO-IR 144 96
G0
G1
ISO 2022 IR 127
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/07
ISO-IR 6
94
ISO-IR 127 96
G0
G1
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ISO-IR 6
G0
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
443
94
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
ISO 8859 の
Supplementary
set
ISO 646
JIS X 0201:
片仮名
Greek
ISO 2022 IR 126
ISO 2022
ESC 02/13 04/06
ISO-IR 126 96
G1
Hebrew
ISO 2022 IR 138
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/08
ISO-IR 6
94
ISO-IR 138 96
G0
G1
ISO 2022 IR 148
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/13 04/13
ISO-IR 6
94
ISO-IR 148 96
G0
G1
ISO 2022 IR 13
ISO 2022
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ESC 02/09 04/09
ISO-IR 6
ISO-IR 13
94
94
G0
G1
ISO 2022
ESC 02/08 04/10
ISO-IR 14
94
G0
JIS X 0201:
ローマ字
ISO 2022
ESC 02/13 05/04
ISO-IR 166 88
G1
ISO 2022
ESC 02/08 04/02
ISO-IR 6
G0
TIS 620-2533
(1990)
ISO 646
Latin
alphabet
No. 5
日本語
Thai
ISO 2022 IR 166
94
注: 特定文字集合 (0008,0005) が,二つ以上の値を持ち,値1が空の場合は,値1は,ISO 2022 IR 6 である
ことが仮定される。
表C.12−4 符号拡張技術を使用する場合の複数バイト文字集合のための定義語
定義語
文字集合記
述
日本語
ISO 2022 IR 87
Korean
符号拡張技 ESC シーケンス ISO登録 文字 符号
術規格
番号
の数 要素
文字集合
ISO 2022
ESC 02/04 04/02
ISO-IR 87
942
G0
JIS X 0208:
漢字
ISO 2022 IR 159
ISO 2022
ISO-IR 159 942
G0
JIS X 0212:
補助漢字
ISO 2022 IR 149
ISO 2022
ESC 02/04 02/08
04/04
ESC 02/04 02/09
04/03
ISO-IR 149 942
G1
KS X 1001:
Hangul and
Hanja
C.12.1.1.3 デジタル署名マクロ
このマクロは,データ集合の保全性を保証する目的で,DICOMデータ集合にデジタル署名が含ま
れること,そしてデータ集合の発生源を確証することを可能にする。表C.12−5は,データ集合
の中にデジタル署名を埋め込むために必要である属性を定義する。このマクロは,SOPインスタン
スの主なデータ集合にも個々のシーケンス項目にも現われることがある。
注: 項目シーケンスの各項目はデータ集合である。したがって,個々のシーケンス項目は,シーケンスが現わ
れるデータ集合に加えられた任意のデジタル署名に加えて彼ら自分のデジタル署名を組み込むことがあ
る。
444
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
表C.12−5 デジタル署名のマクロ属性
タグ
タイプ
属性名
MACパラメータシー
ケンス
(4FFE,0001)
3
> MAC ID番号
(0400,0005)
1
> MAC計算転送構文
UID
(0400,0010)
1
> MAC アルゴリズム
(0400,0015)
1
> 署名されたデータ要
素
(0400,0020)
1
デジタル署名シーケン
ス
> MAC ID番号
(FFFA,FFFA)
3
(0400,0005)
1
> デジタル署名UID
(0400,0100)
1
445
属性の説明
デジタル署名で使用される MAC を計算す
るために使用したパラメータを記述する一
以上の項目のシーケンス。
この MAC パラメータシーケンス項目を識
別するために使用した番号。
MAC 計算に含まれたデータ要素の値を符
号化するために使用した転送構文 UID。
VRを明示的に含んでおり,リトルエンディ
アン符号化を使用する転送構文だけが使用
される。
注:ある転送構文,特に圧縮したデータと
共に使用されるものは,画素データの分割
が変化することを可能にする。そのような
分割が変化する場合,そのような転送構文
で生成されたデジタル署名は無効になるこ
とができる。
デジタル署名を形成するために暗号化され
る MAC を生成するのに使用したアルゴリ
ズム。
定義語:
RIPEMD160
MD5
SHA1。
注:デジタル署名セキュリティプロファイ
ル(PS3.15を参照)は,これらの用
語の限定的部分集合の使用を要求すること
がある。
デジタル署名のための MAC を生成するの
に使用したデータ要素を識別する,データ
集合の中で現われる順序におけるデータ要
素タグのリスト。
節 C.12.1.1.3.1.1 を参照。
一以上のデジタル署名を保持するシーケン
ス。
どの MAC パラメータシーケンス項目がこ
のデジタル署名の計算の中で使用されたか
を識別する番号。
この署名をユニークに参照するために使用
できるUID。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> デジタル署名日時
(0400,0105)
1
> 証明書タイプ
(0400,0110)
1
> 署名者の証明書
(0400,0115)
1
> 署名
(0400,0120)
1
デジタル署名が生成された日時。時間は協
定世界時からオフセット(即ち,時間帯指
示)を含む。
注:これは保証されたタイムスタンプでな
い,従って,完全に証明可能ではない。
この日時の真実性に対する信頼を獲得する
ために,応用はこの日時を,証明書の他の
署名と有効性日付と比較することができ
る。
(0400,0115) の中で使用された証明書のタ
イプ。定義語:
X509_1993_SIG
注:デジタル署名セキュリティプロファイ
ル(PS3.15を参照)は,これらの用
語の限定的部分集合の使用を要求すること
がある。
このデジタル署名を生産するエンティテ
ィ,そのエンティティの公開鍵かキーの識
別子,そしてその公開鍵が使用されること
になっているアルゴリズムと関連パラメー
タ,の同一性を保持する証明書。許可され
たアルゴリズムは,デジタル署名セキュリ
ティプロファイルで指定される(PS3.
15を参照)。
注:1.技術が進歩するので,追加の暗号
化アルゴリズムは将来の版で許可されるこ
とがある。実装はこの可能性を考慮に入れ
るべきである。
2.対称的な暗号が使用される場合,証明
書はどのエンティティによってどのキーが
使用されたか単に識別するが,実キー自体
は識別しない。他の何らかの手段(例えば
信頼された第三者)をキーを得るために使
用しなければならない。
節 12.2.1.1 に記述されるように生成され,そ
してアルゴリズム,パラメーターおよび署
名者 (0400,0115) の証明書と関連した個人
キーを使用して暗号化された MAC。
節 C.12.1.1.3.1.2 を参照のこと。
446
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 証明されたタイムス
タンプタイプ
(0400,0305)
1C
> 証明されたタイムス
タンプ
(0400,0310)
3
証明されたタイムスタンプ (0400,0310) 属
性の中で使用される証明されたタイムスタ
ンプのタイプ。証明されたタイムスタンプ
(0400,0310) が存在する場合は必要。
定義語:CMS_TSP – Internet X.509 Public
Key Infrastructure Time Stamp Protocol
注:デジタル署名セキュリティプロファイ
ル(PS3.15を参照)は,これらの用
語の限定的部分集合の使用を要求すること
がある。
デジタル署名 (0400,0120) 属性値の証明さ
れたタイムスタンプ,それはデジタル署名
が生成される時に得られる。
節 C.12.1.1.3.1.3 を参照。
C.12.1.1.3.1 デジタル署名属性記述
C.12.1.1.3.1.1 署名済データ要素
データ要素符号付き属性は,MAC計算に含まれているデータ要素のタグを記載する。記載されたタ
グは,データ要素署名済属性が現れるMACパラメータシーケンス (4FFE,0001) データ要素と同じレ
ベルでデータ要素を参照する。署名済データ要素に含まれるタグはそれらがデータ集合内に現われる
順に記載される。
次のデータ要素は,署名済データ要素の中のタグのリストに暗黙にあるいは明示的に含まれない,ま
たはMAC計算の一部として含まれない:
−
末尾までの長さ (0008,0001) あるいは 0000 の要素番号をもつ任意のタグ(即ち,データ集合ま
たはグループの長さはMAC計算に含まれないであろう)
−
0008 未満のグループ番号を持つタグ
−
VRが UN であるデータ要素に関連したタグ
−
VRが SQ であるデータ要素のタグ,ここでその項目のシーケンスの内のどんなデータ要素も
UN の VR を再帰的に持っている。
−
FFFA のグループ番号を持つタグ(例えば,デジタル署名シーケンス)
−
MACパラメータシーケンス (4FFE,0001)
―
データ集合末尾パディング (FFFC,FFFC)
−
項目区切り項目 (FFFE,E00D)
注: 1.非署名済データ要素が変化する場合,終端までの長さとグループ長さは変化することがある,したが
って,MAC計算にそれらを含むことは適切ではない。
2.シーケンスを識別するデータ要素タグと各項目を開始するデータ要素タグは,MAC計算に含まれて
いるので,項目区切り項目タグを含む必要はない。
リストの中のデータ要素タグのうちのどれかが項目シーケンスを参照する場合,そのシーケンスのす
べての項目内のすべてのデータ要素のタグは,上記で却下したもの以外は,署名済データ要素のリス
447
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
トに暗黙で含まれる。この暗示のリストは,さらにシーケンス項目を分離する項目タグ (FFFE,E000) デ
ータ要素と,シーケンス区切り項目 (FFFE,E0DD) 含む。
注: そのシーケンス項目において,デジタル署名マクロを含めることによって,シーケンス内の個々の項目に
署名することは可能である。実際, 特に報告のコンテキストの中で使用された時,これは高度に望ましい
特徴である。デジタル署名マクロはデータ集合レベルに適用される,そして項目シーケンスは単により大
きなデータ集合内に埋め込まれたデータ集合である。本質的に,デジタル署名マクロは再帰的に適用され
ることがある。
データ要素内でデジタル署名をネストにする例は,次の図の中で示される:
Other Header Data
Sequence of Items
Item 1 Attributes
MAC Parameters Sequence
Digital Signatures Sequence
Item 2 Attributes
MAC Parameters Sequence
Digital Signatures Sequence
Other Header Data
MAC Parameters Sequence
Pixel Data
Digital Signatures Sequence
この例題において,画素データと他の少数のデータ要素をカバーしている主な署名に加えて,シーケンス
内の二つの個々に署名した項目がある。
未定義長さを持っているVR OB(例えば,画素データ)を持つデータ要素(即ち,PS3.5に記
述されるように,データがカプセルに入れられる)に対して,フラグメントを分離する項目データ要
素タグは,署名済データ要素のリストに暗黙で含まれる(即ち,OB のVRを持つデータ要素は項目シ
448
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ーケンスと同じ方法で符号化される)。
C.12.1.1.3.1.2 署名
MACを生成するために,データ要素署名リストの中のタグによって明示的あるいは暗黙に参照され
たデータ要素は,データ要素署名属性が出現する,MACパラメータシーケンス項目のMAC計算転
送構文UID (0400,0010) によって識別された転送構文を使用して符号化される。データはバイト流
れに形成され,次の規則に従って,MAC の計算のための MAC アルゴリズムに提供される:
SQ の VR を持つ,あるいは未定義長さを持つ OB の VR を持つものを除くすべてのデータ要素に対し
て,タグ,VR,(もしあれば)予約済領域,値長さ,値を含むすべてのデータ要素領域は,遭遇し
た順番にバイト流れの中に置かれる。
SQ のVRを持つ,あるいは未定義長さを持つ OB のVRを持つデータ要素に対して,タグ,VR,予
約済み領域がバイト流れの中に置かれる。値長さは含まれない。これに,遭遇した順に,各項目タグ
が後続する,値長さを含まずに,その項目に対する値の内容が後続する。VRが SQ であるデータ要素
内の項目の場合には,これらの規則が,その項目の値内のデータ要素の全部に再帰的に適用される。
全ての項目がバイト流れに組み込まれた後で,シーケンス区切り項目タグ (FFFE,E0DD) は,それが元
来存在したかどうかにかかわらず,MAC アルゴリズムに提示されたバイト流れに追加される。
注: SQ のVRを持つデータ要素の値長さが明示的あるいは未定義になり得るので,そのようなデータ要素の
値長さはMAC計算から除外される。同様に,未定義長さを持つ OB のVRを持つデータ要素の値長さは,
それらが一貫して処理されるように,同様に除外される。そのようなデータ要素が未定義長さに付属する
場合,項目あるいはフラグメントを分ける項目タグを含むことは,デジタル署名を傷つけることなしに,
データ要素が項目またはフラグメントの間で移動できないことを保証する。明示的長さのそれらのデータ
要素に対して,項目の長さが変化する場合,追加部分あるいは撤去部分は同様にMAC計算に影響を与え
るだろう,したがって,MAC計算に明示的長さを含むことは必要ではない。値長さを含むことが暗号解
読をより容易にすることはありえる。
データ要素署名リストの中のすべてのデータ要素の領域が,上記の規則に従ったMACアルゴリズム
に提示されたバイト流れの中に置かれた後,署名者の証明書 (0400,0105) ,署名 (0400,0120) ,証明さ
れたタイムスタンプタイプ (0400,0305) ,証明されたタイムスタンプ (0400,0310) を除くデジタル署名
シーケンス項目内のデータ要素の全部は,上記の規則に従って同様に符号化される,そして,MAC
アルゴリズムに提示される(即ち,この特定のデジタル署名のためのデジタル署名シーケンス項目の
属性は,上で注記したものを除き,署名されたデータ要素のリストに同様に暗黙で含まれる)。
MACアルゴリズムによってこのバイト流れを処理した後の結果であるMAC符号は,その後,署名
者の証明書の中で明記されるように暗号化され,そして,署名データ要素の値の中に置かれる。
注: 1.MAC計算の中で使用される転送構文は,データ集合を交換するために使用される転送構文と異なる
ことがある。
2.デジタル署名はMACを計算するために明示的VRを必要とする。暗黙のVR転送構文を備えたデー
タ集合を受取る応用エンティティは,私的データ要素あるいはその応用エンティティに知られていないデ
ータ要素を含んでいる,デジタル署名を証明することができないことがある。これはさらに,VRがUN
であるすべてのデータ要素に当てはまる。値表現の知識なしで,受信する応用エンティティは適切なバイ
トスワッピングを実行することができないか,MACを生成するためにシーケンスを適切に解析すること
ができないだろう。
3.一を超えるエンティティが署名した場合,各デジタル署名はそれ自身のデジタル署名シーケンス項目
に現われるだろう。デジタル署名は,同じMACパラメータシーケンス項目を共有することもしないこと
もある。
449
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
4.デジタル署名のための公証人(即ち,署名者の同一性を証明する人)の概念は,署名者の証明書を発
行した事務局によって部分的に満たされる。
C.12.1.1.3.1.3 証明されたタイムスタンプ
証明されたタイムスタンプを生成するために,署名 (0400,0120) 属性の値は,証明されたタイムスタ
ンプタイプ (0400,0305) 属性によって参照されたプロトコルによって明記される第三者へ送られる。
その後,第三者はそのプロトコルによって指定された書式で証明されたタイムスタンプを生成し返送
する。第三者によって返送された証明されたタイムスタンプは,証明されたタイムスタンプ属性の中
のバイトの流れとして符号化される。
注:タイムスタンププロトコルはPS3.15の中のプロファイルによって明記されるであろう。
C.13 プリント管理特定モジュール
次の節は,プリント管理のために使用されるモジュールを明記する。
C.13.1 基本フィルムセッション提示モジュール
表C.13−1 基本フィルムセッション提示モジュール
属性名
コピーの数
(2000,0010)
プリント優先度
(2000,0020)
媒体タイプ
(2000,0030)
フィルム出力先
(2000,0040)
タグ
フィルムセッションラ
ベル
メモリ割当て
(2000,0060)
所有者ID
(2100,0160)
(2000,0050)
記述
フィルムセッションの各フィルムに対して印刷されるべき
コピーの数。
プリントジョブの優先度を指定する;列挙値:
HIGH 高い
MED 中間
LOW 低い
プリントジョブが印刷される媒体のタイプ;定義語:
PAPER
CLEAR FILM
BLUE FILM
フィルム出力先。列挙値:
MAGAZINE = 撮影済フィルムがフィルムマガジンの中
で蓄積されている。
PROCESSOR = 撮影済フィルムがフィルム現像機の中で
現像されている。
BIN_i = 撮影済みのフィルムは “i” が貯蔵所番号を表わ
す区分け貯蔵所に置かれている。フィルム区分け貯
蔵所は1から始まり連続して番号付けられる,そし
て貯蔵所の数に最大を置かない。貯蔵所番号の符号
化は先行する零を含まない。
フィルムセッションを識別する人間の読むことが可能なラ
ベル
フィルムセッションのために割り当てられるメモリの量;
値は KB で表す。
フィルムセッションの所有者の識別
450
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.13.2 基本フィルムセッション関係モジュール
表C.13−2 基本フィルムセッション関係モジュール
属性名
参照フィルムボックス
シーケンス
タグ
(2000,0500)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
提案済検査シーケンス
(0008,1150)
記述
フィルムボックスSOPクラス/インスタンス対の集合に
参照を提供するシーケンス。零以上の項目がこのシーケン
スの中に含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
(2130,00A0)
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0030)
(0010,0040)
(0010,0032)
(0010,1000)
(0010,1001)
(0010,2160)
(0010,4000)
(0020,000D)
このフィルムセッションを保存するために生成された保存
プリント保存およびハードコピー画像SOPインスタンス
を識別するために使用されることがある属性。
記述については C.2.2 を参照。
記述については C.2.2 を参照。
記述については C.2.3 を参照。
記述については C.2.3 を参照。
記述については C.2.3 を参照。
記述については C.2.2 を参照。
記述については C.2.2 を参照。
記述については C.2.3 を参照。
記述については C.2.3 を参照。
記述については C.4.1 を参照。
(0008,0020)
(0008,0030)
(0008,0090)
(0020,0010)
(0008,0050)
(0008,1030)
(0008,1060)
(0008,1080)
(0010,1010)
(0010,1020)
(0010,1030)
(0010,2180)
(0010,21B0)
(0020,0011)
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
> 患者の名前
> 患者ID
> 患者の誕生日
> 患者の性別
> 患者の誕生時刻
> 他の患者ID
> 患者の他の名前
> 民族グループ
> 患者コメント
> 検査インスタンスU
ID
> 検査日付
> 検査時刻
> 照会医師の名前
> 検査ID
> 受付番号
> 検査記述
> 検査読影医師の名前
> 受診時診断記述
> 患者の年齢
> 患者の身長
> 患者の体重
> 職業
> 患者の追加病歴
> シリーズ番号
C.4.5 を参照。
C.4.5 を参照。
C.3.4 を参照。
C.4.2 を参照。
C.4.1 を参照。
C.4.9 を参照。
C.7.2.1 を参照。
C.7.2.2 を参照。
C.2.3 を参照。
C.2.3 を参照。
C.2.3 を参照。
C.2.3 を参照。
C.2.4 を参照。
C.7.3.1 を参照。
C.13.3 基本フィルムボックス提示モジュール
表C.13−3 基本フィルムボックス提示モジュール
属性名
画像表示フォーマット
タグ
(2010,0010)
記述
画像表示フォーマットのタイプ;列挙値:
451
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注釈表示フォーマット
ID
(2010,0030)
フィルム方向
(2010,0040)
フィルムサイズID
(2010,0050)
STANDARD¥C,R :フィルムは画像ボックスの R 行およ
び画像ボックスの C 列をもつ等しい寸法の長方形
画像ボックスを含む;C および R は整数である。
ROW¥R1,R2,R3, など:フィルムは最初の行の中に R1
画像ボックス,二番目の行の中に R2 画像ボック
ス,三番目の行の中に R3 画像ボックス,等をもつ
等しい寸法の長方形の画像ボックスをもつ行を含
む; R1,R2,R3,などは整数である。
COL¥C1,C2,C3, など:フィルムは最初の列の中に C1 画
像ボックス,二番目の列の中に C2 画像ボックス,
三番目の列の中に C3 画像ボックス,等をもつ等し
い寸法の長方形の画像ボックスをもつ列を含む;
C1,C2,C3,などは整数である。
SLIDE :フィルムは,35 mm スライドを含む。特定のフ
ィルムサイズについてのスライドの数は構成に依
存する。
SUPERSLIDE :フィルムは,40 mm スライドを含む;
特定のフィルム寸法についてのスライドの数は構
成に依存する。
CUSTOM¥i :フィルムは,長方形の画像ボックスの特注
の配列を含む; i は,画像表示フォーマットを識別
する;画像表示フォーマットの定義は,適合性宣言
の中で定義される; i は整数である。
注釈表示フォーマットの識別。注釈表示フォーマットの定
義および注釈ボックス位置シーケンスは,適合性宣言の中
で定義される。
フィルム方向。列挙値:
PORTRAIT = 垂直フィルム位置
LANDSCAPE = 水平フィルム位置
フィルム寸法識別;定義語:
8INX10IN
8.5INX11IN
10INX12IN
10INX14IN
11INX14IN
11INX17IN
14INX14IN
14INX17IN
24CMX24CM
24CMX30CM
A4
A3
注:10INX14IN は 25.7CMX36.4CM に相当する
A4 は 210 x 297 mm に相当する
A3 は 297 x 420 mm に相当する。
452
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
拡大タイプ
(2010,0060)
平滑タイプ
(2010,0080)
縁取り濃度
(2010,0100)
空画像濃度
(2010,0110)
最低濃度
(2010,0120)
最高濃度
(2010,0130)
ふち飾り
(2010,0140)
構成情報
(2010,0150)
プリンタがフィルム上の画像ボックスの中に画像をあては
めるために画像を拡大または縮小するする補間タイプ。定
義語:
REPLICATE
BILINEAR
CUBIC
NONE
補間機能のタイプを詳細に明記する;値は,適合性宣言の
中で定義される;拡大タイプ (2010,0060) = CUBIC につい
てのみ有効である。
フィルム上の周囲と画像の間のフィルム領域の濃度。定義
語:
BLACK
WHITE
i ここで i は OD の 100 倍で希望濃度を表わす(例
えば 150 は 1.5 OD に対応する)
画像を含まないフィルムの上の画像ボックス領域の濃度。
定義語:
BLACK
WHITE
ここで i は OD の 100 倍で希望濃度を表わす(例
i
えば 150 は 1.5 OD に対応する)
フィルム上の画像の最低濃度, OD の 100 倍で表す。最
低濃度が最低プリンタ濃度より低い場合,最低濃度が,最
低プリンタ濃度に設定される。
フィルム上の画像の最高濃度, OD の 100 倍で表す。最
高濃度が最高プリンタ濃度より高い場合,最高濃度が,最
高プリンタ濃度に設定される。
ふち飾りボックスがフィルム上の各画像を囲んで印刷され
るかどうかを指定する;列挙値:
YES
NO
実装特有のプリントパラメタ(例えば,知覚LUT関係パ
ラメタ)についての値の集合を含むプリンタ構成表のID,
あるいは文字として符号化された一つ以上の構成データ値
の何れかを含む文字列。文字列の中で符号化された複数の
構成データ値である場合,それらはバックスラッシュによ
って分離される。値の定義はSCPの適合性宣言の中に含
まれる。
定義語:
CS000-CS999: 実装特有カーブタイプ。
注:SCPに対して,CS000 が利用可能な最低のコントラストレ
ベルそして CS999 が利用可能な最高のコントラストレベル
を表わすことが推奨される。
453
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
照明
反射周囲光
依頼解像度ID
(2010,015E)
(2010,0160)
(2020,0050)
透過フィルムを照らすライトボックスの輝度,あるいは反
射媒体の場合には,存在する照明の拡散反射から得られる
輝度。平方メータ当たりカンデラ(cd/m2)で, L0 として
表現される。
透過フィルムに対して,反射周囲光による輝度貢献。
平方メータ当たりカンデラ(cd/m2)で,La として表現さ
れる。
このフィルムボックスの中の画像がプリントされる解像度
を指定する。
定義度:
STANDARD = 14×17 インチフィルムでの約 4K×5K の
プリント可能画素
HIGH = STANDARD の約2倍の解像度
454
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.13.3.1 画像表示フォーマット
C.13.3.1.1 標準画像表示フォーマット
標準のフォーマットは,等しい寸法の画像ボックスにフィルムを小分けにする。したがって,フィル
ムレイアウトは完全に対称である,即ちフィルム上の画像ボックスの配置は,左右および上下対称で
ある。
例:STANDARD¥3,4
垂直対象線
水平対象線
C.13.3.1.2 行対称画像表示フォーマット
横行対象画像表示フォーマットは,等しい寸法の画像ボックスの行にフィルムを小分けにする。結果
として,レイアウトが左右対称であり,関連する対称線は,垂直(V)である。上下対称が,存在し
ない。
例:ROW¥2,3
垂直対象線
行の中に同一寸法の2画像
行の中に同一寸法の3画像
455
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.13.3.1.3 列対称画像表示フォーマット
縦列対象の画像表示フォーマットは,等しい寸法の画像ボックスの列にフィルムを小分けにする。結
果として,レイアウトが上下対称であり,関連対称線は,水平(H)である。左右対称が,存在しな
い。
例:COL¥1,4
列に1画像
列の中に同一寸法の4画像
水平対象線
C.13.4 基本フィルムボックス関係モジュール
表C.13−4 基本フィルムボックス関係モジュール
属性名
参照フィルムセッショ
ンシーケンス
タグ
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
参照画像ボックスシー
ケンス
(0008,1150)
記述
フィルムセッションSOPクラス/インスタンス対に参照
を提供するシーケンス。単一項目のみがこのシーケンスの
中に許される。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
(2010,0510)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
参照基本注釈ボックス
シーケンス
(0008,1150)
画像ボックスSOPクラス/インスタンス対の集合に参照
を提供するシーケンス。シーケンスは一以上の項目を含む
ことがある。。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
(2010,0520)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
基本注釈ボックスSOPクラス/インスタンス対の集合に
参照を提供するシーケンス。零以上の項目がこのシーケン
スの中に含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
(2010,0500)
456
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
参照提示LUTシーケ
ンス
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
提示LUT関係SOPクラス/インスタンス対に参照を提
供するシーケンス。
参照SOPクラスUIDを唯一に識別する。
(0008,1155)
参照SOPインスタンスUIDを唯一に識別する。
(2050,0500)
C.13.5 画像ボックス画素提示モジュール
表C.13−5 画像ボックス画素提示モジュール
属性名
画像位置
(2020,0010)
極性
(2020,0020)
拡大タイプ
(2010,0060)
平滑タイプ
(2010,0080)
構成情報
依頼画像寸法
(2010,0150)
依頼縮小/刈り込み挙
動
(2020,0040)
タグ
(2020,0030)
記述
画像表示フォーマット (2010,0010) に基づくフィルム上の
画像の位置。仕様については C.13.5.1 を参照。
(VOI LUT変換後の)最低画素値が黒または白の何れ
に印刷されるかを明記する。列挙値:
NORMAL = 画素は光度測定解釈 (0028,0004) によって
指定されるとおりに印刷される。
REVERSE = 画素は光度測定解釈 (0028,0004) によって
指定されるのと逆の極性で印刷される。
極性 (2020,0020) がSCUによって指定されない場合,S
CPは NORMAL 極性をもって印刷する。
記述は表 C.13-3 の中と同じである。フィルムボックスに対
して指定された拡大タイプを無効にする。
記述は表 C.13-3 の中と同じである。フィルムボックスに対
して指定された平滑タイプを無効にする。
構成情報の記述については表 C.13-3 を参照のこと。
画像の幅(x寸法)が印刷されるべき長さ:単位 mm。こ
の値は画像ボックスの最適充填に対応する寸法を無効にす
る
画像の行または列が画像ボックスにおける利用可能なプリ
ント可能画素よりも大きい場合に,画像画素が縮小される
かまたは刈り込まれるかどうかを指定する。
縮小は,1より少ない拡大率が画像に適用されることを意
味する。縮小の方法は拡大タイプ (2010,0060) によって指
定されるもの,あるいは指定されない場合はSCPデフォ
ルトである。
刈り込みは,幾つかの画像行および/または列が印刷の前
に消去されることを意味する。
列挙値:
DECIMATE = 拡大率 < 1 が画像に適用される。
CROP = 幾つかの行および/または列が印刷の前に消去さ
れる。刈り込みに対する特定アルゴリズムはSCP適合性
宣言の中に記述される。
FAIL = SCPは縮小または刈り込みを行わない。
457
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
基本グレースケール画
像シーケンス
(2020,0110)
> 画素あたりサンプル
(0028,0002)
> 光度測定解釈
(0028,0004)
>
>
>
>
行
列
画素アスペクト比
割当ビット
(0028,0010)
(0028,0011)
(0028,0034)
(0028,0100)
> 格納ビット
(0028,0101)
> 高位ビット
(0028,0102)
> 画素表現
(0028,0103)
> 画素データ
基本カラー画像シーケ
ンス
(7FE0,0010)
(2020,0111)
> 画素あたりサンプル
(0028,0002)
> 光度測定解釈
(0028,0004)
> 面構成
(0028,0006)
> 行
> 列
> 画素アスペクト比
(0028,0010)
(0028,0011)
(0028,0034)
プリントされるべきグレースケール画像画素の内容を提供
するシーケンス。これはこの巻の C.7.6.3 の中で定義され
る画像画素モジュールの特殊化である。画像画素モジュー
ルの属性のシーケンスとして符号化される。零以上の項目
がこのシーケンスの中に含まれることがある。詳細説明は
PS 3.4 を参照。
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 1
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値:
MONOCHROME1
MONOCHROME2
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値:
8 (格納ビット = 8 の場合)
16 (格納ビット = 12 の場合)
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値:
8
12
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値:
7 (格納ビット= 8 の場合)
11 (格納ビット = 12 の場合)
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 0000 (符号なし整数)
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
プリントされるべきカラー画像画素の内容を提供するシー
ケンス。それはこの巻の C.7.6.3 の中で定義された画像画
素モジュールの特殊化である。画像画素モジュールの属性
のシーケンスとして符号化される。零以上の項目がこのシ
ーケンスの中に含まれることがある。詳細記述は PS 3.4 を
参照。
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 3
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: RGB
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 0001H(フレームインタリーブ)
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
458
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 割当ビット
(0028,0100)
> 格納ビット
(0028,0101)
> 高位ビット
(0028,0102)
> 画素表現
(0028,0103)
> 画素データ
参照画像オーバレイボ
ックスシーケンス
(7FE0,0010)
(2020,0130)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
オリジナル画像シーケ
ンス
> 検査インスタンスU
ID
> シリーズインスタン
スUID
> 患者ID
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
> 参照フレーム番号
> インスタンス番号
(0008,1150)
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 8
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 8
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 7
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照;
列挙値: 0000 (符号なし整数)
画像画素モジュールの記述について C.7.6.3 を参照
複数フレームインスタンスの中の画像オーバレイボックス
SOPクラス/インスタンス対および特定フレーム番号へ
の参照を提供するシーケンス。零あるいは一項目はこのシ
ーケンスに含まれることがある。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。
(2130,00C0)
(0020,000D)
このフィルムセッションの中で印刷されるべきオリジナル
モダリティの属性
詳細については C.7.2.1 を参照。
(0020,000E)
詳細については C.7.3.1 を参照。
(0010,0020)
(0008,1150)
詳細については C.7.1.1 を参照。
この画像ボックスを生成するために使用されるオリジナル
モダリティ画像のSOPクラスUID。
この画像ボックスを生成するために使用されるオリジナル
モダリティ画像のSOPインスタンスUID。
詳細については C.7.6.1 を参照。
詳細については C.7.6.1 を参照。
(0008,1155)
(0008,1160)
(0020,0013)
C.13.5.1 画像位置
フィルム上の画像の位置;画像位置シーケンスの符号化は,選択された画像表示フォーマット
(2010,0010) に基づく。画像位置シーケンスは,値 1 から始る増加順序である。画像位置 (2020,0010) は,
次のように定義される:
−
STANDARD 標準表示フォーマット:画像ボックスシーケンスは,主要行順序(左から右そし
て上から下)である;上左の画像位置は1に等しい。
−
ROW 行表示フォーマット:画像ボックスシーケンスは,主要行順序(左から右そして上から
下)である;上左の画像位置は1にセットされる。
−
COL 列表示フォーマット:画像ボックスシーケンスは,主要列順序(上から下そして右から
左)である;上左の画像位置は1に等しい。
−
SLIDE スライド表示フォーマット:画像ボックスシーケンスは,主要行順序(左から右そし
て上から下)である;上左の画像位置は1にセットされる。
459
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
−
SUPERSLIDE スーパースライド表示フォーマット:画像ボックスシーケンスは,主要行順序
(左から右そして上から下)である;上左の画像位置は1にセットされる。
−
CUSTOM STANDARD 注文規格表示フォーマット:画像ボックスシーケンスは,適合性宣言
の中で定義される;上左の画像位置は1にセットされる。
C.13.6 画像ボックス関係モジュール(退役)
この節はDICOMにおいて前に定義されていた。それは現在退役している。PS3.3−1998
を参照。
C.13.7 基本注釈提示モジュール
表C.13−7 基本注釈提示モジュール
属性名
注釈位置
タグ
(2030,0010)
テキスト列
(2030,0020)
記述
親フィルムボックスの中での注釈ボックスの位置。注釈位
置シーケンスは選択された注釈表示フォーマットID
(2010,0030) に依存する
テキスト列
C.13.8 プリントジョブモジュール
表C.13−8 プリントジョブモジュール
属性名
実行状態
(2100,0020)
実行状態情報
(2100,0030)
作成日付
作成時刻
プリント優先度
プリンタ名
発行元
タグ
(2100,0040)
(2100,0050)
(2000,0020)
(2110,0030)
(2100,0070)
記述
プリントジョブの実行状態;列挙値:
PENDING 未決定
PRINTING 印刷中
DONE 完了
FAILURE 失敗
実行状態 (2100,0020) に関する追加情報。
実行状態が DONE または PRINTING である場合の定義
語:
NORMAL
実行状態が FAILURE である場合の定義語:
INVALID PAGE DES = 指定されたページレイアウ
トは印刷することができない,あるいは他のページ
記述エラーが検知された。
INSUFFIC MEMORY = この仕事を完成することが
可能な十分なメモリがない。
実行状態が PENDING または FAILURE である場合の追
加の定義語に関しては節 C.13.9.1 を参照すること。
プリントジョブ作成の日付
プリントジョブ作成の時刻
プリントジョブの優先度。(詳細説明は C.13.1 を参照)
プリンタを識別する利用者定義の名前
プリント操作を発行したDICOM応用エンティティ名称
460
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.13.9 プリンタモジュール
表C.13−9 プリンタモジュール
属性名
プリンタ状態
プリンタ状態情報
プリンタ名
製造者
製造者のモデル名
装置製造番号
ソフトウェア版
最終較正の日付
最終較正の時刻
タグ
(2110,0010)
(2110,0020)
(2110,0030)
(0008,0070)
(0008,1090)
(0018,1000)
(0018,1020)
(0018,1200)
(0018,1201)
記述
プリンタ装置状態;列挙値:
NORMAL 正常
WARNING 警告
FAILURE 失敗
プリンタ状態 (2110,0010) に関する追加情報。
プリンタ状態が NORMAL である場合の定義語:
NORMAL
プリンタ状態が WARNING または FAILURE である場合
の定義語に関しては節 C.13.9.1 を参照すること。
プリンタを識別する利用者定義の名前
プリンタの製造者
プリンタの製造者のモデル番号
プリンタの製造者のシリアル番号
プリンタのソフトウェア版の製造者の名称
プリンタが最後に調整された日付
プリンタが最後に調整された時刻
C.13.9.1 プリンタ状態情報および実行状態情報
プリンタ状態情報 (2110,0020) および実行状態情報 (2100,0030) のための追加の定義語は次のとおり
である:
BAD RECEIVE MGZ
BAD SUPPLY MGZ
CALIBRATING
CALIBRATION ERR
CHECK CHEMISTRY
CHECK SORTER
CHEMICALS EMPTY
CHEMICALS LOW
COVER OPEN
ELEC CONFIG ERR
ELEC DOWN
ELEC SW ERROR
フィルム受け入れマガジンに問題がある。プリンタからのフィルムはマガ
ジンへ転送することができない。
フィルム補給マガジンに問題がある。このマガジンからのフィルムはプリ
ンタへ転送することができない。
プリンタは自己較正を実行している,まもなく通常の操作が利用可能であ
ると予想される。
プリンタ較正においてエラーが検知された,現像されたフィルムの品質が
最適ではないことがある。
現像機化学薬品に関する問題が検知された,現像されたフィルムの品質が
最適ではないことがある。
フィルム区分機にエラーがある。
現像機の現像用化学薬品がない,現像機が正常に戻るまで,フィルムは印
刷されず処理されないであろう。
現像機の化学薬品のレベルが低い,修正されなければ,それは多分まもな
く停止するであろう。
一つ以上のプリンタあるいは現像機のカバー,引き出し,扉が開いている。
プリンタがこの仕事のためには不適当に構成されている。
プリンタが特定されない電気的ハードウェア問題により作動していない。
プリンタが特定されないソフトウェアエラーのために作動していない。
461
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
EMPTY 8X10
EMPTY 8X10 BLUE
EMPTY 8X10 CLR
EMPTY 8X10 PAPR
EMPTY 10X12
EMPTY 10X12 BLUE
EMPTY 10X12 CLR
EMPTY 10X12 PAPR
EMPTY 10X14
EMPTY 10X14 BLUE
EMPTY 10X14 CLR
EMPTY 10X14 PAPR
EMPTY 11X14
EMPTY 11X14 BLUE
EMPTY 11X14 CLR
EMPTY 11X14 PAPR
EMPTY 14X14
EMPTY 14X14 BLUE
EMPTY 14X14 CLR
EMPTY 14X14 PAPR
EMPTY 14X17
EMPTY 14X17 BLUE
EMPTY 14X17 CLR
EMPTY 14X17 PAPR
EMPTY 24X24
EMPTY 24X24 BLUE
EMPTY 24X24 CLR
EMPTY 24X24 PAPR
EMPTY 24X30
EMPTY 24X30 BLUE
EMPTY 24X30 CLR
EMPTY 24X30 PAPR
EMPTY A4 PAPR
EMPTY A4 TRANS
EXPOSURE FAILURE
FILM JAM
FILM TRANSP ERR
FINISHER EMPTY
FINISHER ERROR
FINISHER LOW
LOW 8X10
LOW 8X10 BLUE
LOW 8X10 CLR
LOW 8X10 PAPR
8×10インチフィルム供給マガジンが空である。
8×10インチブルーフィルム供給マガジンが空である。
8×10インチ透明フィルム供給マガジンが空である。
8×10インチ用紙供給マガジンが空である。
10×12インチフィルム供給マガジンが空である。
10×12インチブルーフィルム供給マガジンが空である。
10×12インチ透明フィルム供給マガジンが空である。
10×12インチ用紙供給マガジンが空である。
10×14インチフィルム供給マガジンが空である。
10×14インチブルーフィルム供給マガジンが空である。
10×14インチ透明フィルム供給マガジンが空である。
10×14インチ用紙供給マガジンが空である。
11×14インチフィルム供給マガジンが空である。
11×14インチブルーフィルム供給マガジンが空である。
11×14インチ透明フィルム供給マガジンが空である。
11×14インチ用紙供給マガジンが空である。
14×14インチフィルム供給マガジンが空である。
14×14インチブルーフィルム供給マガジンが空である。
14×14インチ透明フィルム供給マガジンが空である。
14×14インチ用紙供給マガジンが空である。
14×17インチフィルム供給マガジンが空である。
14×17インチブルーフィルム供給マガジンが空である。
14×17インチ透明フィルム供給マガジンが空である。
14×17インチ用紙供給マガジンが空である。
24×24 cm フィルム供給マガジンが空である。
24×24 cm ブルーフィルム供給マガジンが空である。
24×24 cm 透明フィルム供給マガジンが空である。
24×24 cm 用紙供給マガジンが空である。
24×30 cm フィルム供給マガジンが空である。
24×30 cm ブルーフィルム供給マガジンが空である。
24×30 cm 透明フィルム供給マガジンが空である。
24×30 cm 用紙供給マガジンが空である。
A4用紙供給マガジンが空である。
A4透過用紙供給マガジンが空である。
露出装置は特定できない理由により失敗した。
フィルム搬送エラーが生じた,そしてフィルムはプリンタかプロセッサに
押し込まれている。
フィルム搬送の誤動作がある,フィルムジャムがあることがあり,ないこ
とがある。
仕上げ装置は空である。
仕上げ装置は特定できない理由により作動していない。
仕上げ装置は補給用品が少ない。
8x10インチフィルム供給マガジンが少ない。
8×10インチブルーフィルム供給マガジンが少ない。
8×10インチ透明フィルム供給マガジンが少ない。
8×10インチ用紙供給マガジンが少ない。
462
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
LOW 10X12
LOW 10X12 BLUE
LOW 10X12 CLR
LOW 10X12 PAPR
LOW 10X14
LOW 10X14 BLUE
LOW 10X14 CLR
LOW 10X14 PAPR
LOW 11X14
LOW 11X14 BLUE
LOW 11X14 CLR
LOW 11X14 PAPR
LOW 14X14
LOW 14X14 BLUE
LOW 14X14 CLR
LOW 14X14 PAPR
LOW 14X17
LOW 14X17 BLUE
LOW 14X17 CLR
LOW 14X17 PAPR
LOW 24X24
LOW 24X24 BLUE
LOW 24X24 CLR
LOW 24X24 PAPR
LOW 24X30
LOW 24X30 BLUE
LOW 24X30 CLR
LOW 24X30 PAPR
LOW A4 PAPR
LOW A4 TRANS
NO RECEIVE MGZ
NO RIBBON
NO SUPPLY MGZ
CHECK PRINTER
CHECK PROC
PRINTER DOWN
PRINTER INIT
PRINTER OFFLINE
PROC DOWN
PRINTER BUSY
10×12インチフィルム供給マガジンが少ない。
10×12インチブルーフィルム供給マガジンが少ない。
10×12インチ透明フィルム供給マガジンが少ない。
10×12インチ用紙供給マガジンが少ない。
10×14インチフィルム供給マガジンが少ない。
10×14インチブルーフィルム供給マガジンが少ない。
10×14インチ透明フィルム供給マガジンが少ない。
10×14インチ用紙供給マガジンが少ない。
11×14インチフィルム供給マガジンが少ない。
11×14インチブルーフィルム供給マガジンが少ない。
11×14インチ透明フィルム供給マガジンが少ない。
11×14インチ用紙供給マガジンが少ない。
14×14インチフィルム供給マガジンが少ない。
14×14インチブルーフィルム供給マガジンが少ない。
14×14インチ透明フィルム供給マガジンが少ない。
14×14インチ用紙供給マガジンが少ない。
14×17インチフィルム供給マガジンが少ない。
14×17インチブルーフィルム供給マガジンが少ない。
14×17インチ透明フィルム供給マガジンが少ない。
14×17インチ用紙供給マガジンが少ない。
24×24 cm フィルム供給マガジンが少ない。
24×24 cm ブルーフィルム供給マガジンが少ない。
24×24 cm 透明フィルム供給マガジンが少ない。
24×24 cm 用紙供給マガジンが少ない。
24×30 cm フィルム供給マガジンが少ない。
24×30 cm ブルーフィルム供給マガジンが少ない。
24×30 cm 透明フィルム供給マガジンが少ない。
24×30 cm 用紙供給マガジンが少ない。
A4用紙供給マガジンが少ない。
A4透過用紙供給マガジンが少ない。
フィルム受け入れマガジンが利用可能ではない。
リボンカ−トリッジを交換する必要がある。
この仕事のために指定されたフィルム供給マガジンが利用可能ではない。
プリンタは現在準備ができていない,操作者介入がプリンタを利用可能に
するために必要とされる。
現像機は現在準備ができていない,操作者介入がプリンタを利用可能にす
るために必要とされる。
プリンタは特定できない理由により作動していない。
プリンタは現在準備ができていないが,介入なしに利用可能になると予想
される。例えば,それは通常のウォームアップ状態であることがある。
プリンタは操作者またはサービス係によって無効になった。
現像機は特定できない理由により作動していない。
プリンタは現時点では利用可能ではないが,利用者介入なしで準備ができ
ているようになるであろう。これは非初期化インスタンスを扱うことであ
る。
463
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
PRINTER BUFFER
FULL
PROC INIT
PROC OVERFLOW FL
PROC OVERFLOW HI
QUEUED
RECEIVER FULL
REQ MED NOT INST
REQ MED NOT AVAI
RIBBON ERROR
SUPPLY EMPTY
SUPPLY LOW
UNKNOWN
プリンタバッファの容量は一杯である。プリンタはこの状態では新しい画
像を受け取ることができない。プリンタは利用者介入なしでこれを修正す
るだろう。SCUは後で再試行するべきである。
現像機は現在準備ができていないが,介入なしに利用可能になると予想さ
れる。例えば,それは通常のウォームアップ状態であることがある。
現像機化学薬品はオーバーフロー満杯マークに接近している。
現像機化学薬品はオーバーフロー満杯マークに到達した。
キュ−にあるプリント仕事
フィルム受け入れマガジンは一杯である。
要求されたフィルム,用紙あるいは他の媒体供給マガジンは,プリンタに
据え付けられているが,操作者介入で利用可能であることがある。
要求されたフィルム,用紙あるいは他の媒体は,このプリンタで利用可能
でない。
印刷リボンに関する特定されない問題がある。
プリンタはフィルムがない。
フィルム供給が少ない。
特定できない問題がある。
C.13.10 画像オーバレイボックス提示モジュール(退役)
この節はDICOMにおいて以前に定義されていた。それは現在退役している。PS3.3−199
8を参照。
C.13.11 画像オーバレイボックス関係モジュール(退役)
この節はDICOMにおいて以前に定義されていた。それは現在退役している。PS3.3−199
8を参照。
C.13.12 プリント依頼モジュール
表C.13−12は,プリント依頼を識別する属性を明記する。
表C.13−12 プリント依頼モジュール
属性名
コピーの数
プリント優先度
媒体タイプ
フィルム出力先
フィルムセッションラ
ベル
メモリ割当て
カラー画像印刷フラグ
タグ
属性記述
を参照。
を参照。
を参照。
を参照。
を参照。
(2000,0010)
(2000,0020)
(2000,0030)
(2000,0040)
(2000,0050)
記述については
記述については
記述については
記述については
記述については
(2000,0060)
(2000,0062)
記述については C.13.1 を参照。
グレースケールプリンタがカラー画像を印刷する方法を記
述するフラグ;列挙値:
BESTFIT = グレースケールプリンタでカラー画像画素デー
タを印刷することを試みる。
REJECT = グレースケールプリンタでカラー画像画素デー
タを印刷することを試みない。
グレースケールプリンタについてのみ意味がある。
464
C.13.1
C.13.1
C.13.1
C.13.1
C.13.1
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
丁合フラグ
(2000,0063)
注釈フラグ
(2000,0065)
画像オーバレイフラグ
(2000,0067)
提示LUTフラグ
(2000,0069)
画像ボックス提示LU
Tフラグ
(2000,006A)
構成情報
(2010,0150)
照明
反射周囲光
所有者ID
参照保存プリントシー
ケンス
> 取得AE名称
(2010,015E)
(2010,0160)
(2100,0160)
(2000,0510)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
> 検査インスタンスU
ID
> シリーズインスタン
スUID
> 患者ID
(0008,1150)
プリント依頼のフィルムが丁合されることを示すフラグ;
列挙値:
YES
NO
注釈内容シーケンス (2130,0050) をサポートしないプリン
タが,それが保存プリントIODの中に含まれている場合
に反応する方法を記述するフラグ。列挙値:
BESTFIT = 注釈無しで画像を印刷する。
REJECT = 印刷することを試みない。
オーバレイボックス内容シーケンス (2130,0060) をサポー
トしないプリンタが,それが保存プリントIODの中に含
まれている場合に反応する方法を記述するフラグ。列挙値:
BESTFIT = オーバレイ無しで画像を印刷する。
REJECT = 印刷することを試みない。
提示LUT内容シーケンス (2130,0080) をサポートしない
プリンタが,それが保存プリントIODの中に含まれてい
る場合に反応する方法を記述するフラグ。列挙値:
BESTFIT = 提示LUT無しで画像を印刷する。
REJECT = 印刷することを試みない。
画像ボックスレベルで提示LUT内容シーケンス
(2130,0080) をサポートしないプリンタが,提示LUTが画
像ボックス内容シーケンス (2130,0040) の中に含まれてい
る場合に反応する方法を記述するフラグ。列挙値:
BESTFIT = フィルムボックス内容シーケンス (2130,0030)
の中で指定される提示LUTで画像を印刷する。
REJECT = 印刷することを試みない。
記述については C.13.3 を参照。値は参照保存プリント保存
SOPインスタンスの中の対応する属性値を無視する。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.1 を参照。
保存プリント保存SOPインスタンスへの参照。シーケン
スは一つ以上の項目を含む。
保存プリント保存SOPインスタンスが取得されることが
ある応用エンティティ名称
参照SOPクラスを唯一に識別する
(0008,1155)
参照SOPインスタンスを唯一に識別する
(0020,000D)
検査に関する固有識別子
(0020,000E)
シリーズに関する固有識別子
(0010,0020)
患者に関する主要な病院識別番号またはコード
(0008,0054)
465
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.13.13 プリンタ構成モジュール
このモジュールはプリンタ構成情報を記述する。
表C.13−13 プリンタ構成モジュール
属性名
プリンタ構成シーケン
ス
タグ
(2000,001E)
> サポートするSOP
クラス
(0008,115A)
> 最大メモリ割当て
(2000,0061)
> メモリビット深さ
(2000,00A0)
> プリントビット深さ
(2000,00A1)
> 組込媒体シーケンス
(2000,00A2)
>> 項目番号
(0020,0019)
>> 媒体タイプ
>> フィルムサイズID
>> 最低濃度
>> 最高濃度
> 他の利用可能な媒体
シーケンス
(2000,0030)
(2010,0050)
(2010,0120)
(2010,0130)
(2000,00A4)
媒体タイプ
フィルムサイズID
最低濃度
最高濃度
(2000,0030)
(2010,0050)
(2010,0120)
(2010,0130)
>>
>>
>>
>>
属性記述
単一応用エンティティ名称に対するプリンタ構成情報を含
む。PS3.4のプリント管理サービスクラス構造を参照
のこと。シーケンスは応用エンティティ名称によってサポ
ートされる各物理的プリンタ/メタSOPクラス組合せに
対して一項目を含む。
メタSOPクラスとサポートされる任意選択SOPクラス
のリスト。一個のメタSOPクラスUIDおよび0−n個
の任意選択SOPクラスUIDを含む。
フィルムセッションに対して割り当てできるメモリの最大
キロバイト数。メモリ割当 (2000,0060) がサポートされて
いない場合は,値は0である。
プリンタメモリの中に格納可能な各画素に対するビットの
最大数。
内部LUT計算および各画素のプリントに対してプリント
エンジンによって使用されるビットの数。
現時点でプリンタにおいて使用可能な媒体タイプとフィル
ムサイズIDの組み合わせおよびこれらの媒体によってサ
ポートされる最低および最高濃度を指定するシーケンス。
1の値を持つ項目番号はプリンタのデフォルトである。他
の項目番号には意味がない。
据え付けられている各媒体タイプとフィルムサイズIDに
対して一項目が含まれる。
この項目を標識付けする番号。シーケンスの中の各項目は
固有の番号を持つ。
C.13.1 参照
C.13.3 参照
ODの 1/100 で表現されるプリントできる最低濃度。
ODの 1/100 で表現されるプリントできる最高濃度。
プリンタがフィルムボックスのN−CREATEを受諾す
るであろうが,しかし現時点ではプリンタに物理的に据付
けられていない媒体タイプとフィルムサイズIDの組み合
わせを指定するシーケンス。それはさらにこれらの媒体に
よってサポートされる最低および最高濃度を指定する。利
用者介入がプリンタにおけるこれらの媒体の据付に必要と
されることがある。
可能であるが据付けられていない各々の媒体タイプとフィ
ルムサイズIDに対して一項目が含まれる。
C.13.1 参照
C.13.3 参照
ODの 1/100 で表現されるプリントできる最低濃度。
ODの 1/100 で表現されるプリントできる最高濃度。
466
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> サポートする画像表
示フォーマットシーケ
ンス
>>
>>
>>
ト
>>
>>
>>
(2000,00A8)
行
(0028,0010)
列
(0028,0011)
画像表示フォーマッ (2010,0010)
フィルム方向
(2010,0040)
フィルムサイズID (2010,0050)
プリンタ解像度ID (2010,0052)
>> プリンタ画素間隔
(2010,00A8)
C.13.3 参照
C.13.3 参照
プリンタ解像度の識別。定義語は要求解像度ID
(2020,0050) と同一である。C.13.3 参照。
プリントされたフィルム上の各画素の中心間の物理的距
離,数字の対によって指定される―隣接する行間隔(区切
記号)隣接する列間隔,単位 mm。
プリンタが依頼画像サイズ (2020,0030) を,この表示フォ
ーマットおよびフィルム方向とサイズの組合せに対してサ
ポートするか否かを示す。
列挙値:
NO = サポートしない。
YES = サポートする。
プリンタのデフォルト解像度識別。定義語は依頼解像度I
D (2020,0050) と同一。C.13.3 参照。
プリンタのデフォルト拡大タイプ。定義語については
C.13.3 を参照。
プリンタにおいて可能な他の拡大タイプ。定義語について
は C.13.3 を参照。
プリンタのデフォルト平滑タイプ。C.13.3 を参照。
(2010,00A9)
プリンタにおいて可能な他の平滑タイプ。C.13.3 を参照。
(2010,0152)
プリンタによってサポートされる構成情報 (2010,0150) の
自由テキスト記述。
フィルムセッションのN−ACTIONに対して丁合する
ことができるフィルムの最大数。フィルムセッションのN
−ACTIONがサポートされない場合には値は0であ
る。
(2010,0376)
>> 依頼画像サイズフラ (2020,00A0)
グ
> デフォルトプリンタ
解像度ID
> デフォルト拡大タイ
プ
> 他の利用可能な拡大
タイプ
> デフォルト平滑タイ
プ
> 他の利用可能な平滑
タイプ
> 構成情報記述
> 最大丁合フィルム
サポートする画像表示フォーマット,各フォーマットに対
して画像ボックスの中の行と列,画素間隔,および要求さ
れた画像サイズがフィルム方向,フィルムサイズIDおよ
びプリンタ解像度IDの関数としてサポートされるかどう
かを明記するシーケンス。
各表示フォーマット,フィルム方向,フィルムサイズ,お
よびプリンタ解像度組合せに対して一項目が含まれる。
画像ボックスにおけるプリント可能な行の数。
画像ボックスにおけるプリント可能な列の数。
C.13.3 参照
(2010,0054)
(2010,00A6)
(2010,00A7)
(2010,0154)
467
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 縮小/刈り込み結果
(2020,00A2)
画像の行または列が画像ボックスにおける利用可能なプリ
ント可能画素よりも大きい場合に,プリンタは画像画素を
縮小するかまたは刈り込むかどうかを示す。C.13.5 を参照。
プリンタが,依頼縮小/刈り込み挙動 (2020,0040) をサポ
ートしない場合の列挙値:
DECIMATE = 画像は適合するように縮小されるだろう
CROP = 画像は適合するように刈り込まれるであろう
FAIL = 画像ボックスのN−SETは失敗するであろう
プリンタが,依頼縮小/刈り込み挙動 (2020,0040) をサポ
ートする場合の列挙値:
DEF DECIMATE = 画像は適合するように縮小される
であろう。
DEF CROP = 画像は適合するように刈り込まれるであ
ろう。
DEF FAIL = 画像ボックスのN−SETは失敗するで
あろう。
SCUが画像ボックスに対する依頼縮小/刈り込み挙動の
作成または設定をしない場合は,この値はプリンタデフォ
ルトを示す。
C.14 保存委託モジュール
表C.14−1は保存委託要求/応答の中に含まれる参照SOPインスタンスに対する属性を定義す
る。
表C.14−1 保存委託モジュール
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
> 取得AE名称
(0008,1150)
属性の説明
この保存委託処理を唯一に識別する。
SOPインスタンスがネットワークに基づく取得サービス
経由で取得されることがある応用エンティティ名称。
SOPインスタンスが存在する保存媒体の利用者あるいは
実装特有の人間が読み取れる識別。
SOPインスタンスが存在する保存媒体を唯一に識別す
る。
保存委託が要求された/あるいは提供された単一SOPイ
ンスタンスを各項目が参照する繰り返し項目のシーケン
ス。
参照されるSOPクラスの固有識別子。
(0008,1155)
参照されるSOPインスタンスの固有識別子。
(0008,0054)
> 保存媒体ファイル集
合ID
(0088,0130)
SOPインスタンスがネットワークに基づく取得サービス
を経由して取得されることがある応用エンティティ名称。
SOPインスタンスが存在する保存媒体を識別する利用者
あるいは実装特有の人間が読み取れる識別。
属性名
処理UID
取得AE名称
保存媒体ファイル集合
ID
保存媒体ファイル集合
UID
参照SOPシーケンス
タグ
(0008,1195)
(0008,0054)
(0088,0130)
(0088,0140)
(0008,1199)
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 保存媒体ファイル集
合UID
参照検査構成要素シー
ケンス
(0088,0140)
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
失敗SOPシーケンス
(0008,1150)
SOPインスタンスが存在する保存媒体をユニークに識別
する。
この属性は保存委託が要求される全てのSOPインスタン
スが属する検査構成要素を識別する。一つのSOPクラス
/インスタンス対だけがこのシーケンスの中に存在する。
参照されるSOPクラスの固有識別子。
(0008,1155)
参照されるSOPインスタンスの固有識別子。
(0008,1198)
(0008,1150)
各項目が保存委託が提供されることができなかった単一S
OPインスタンスを参照する繰り返し項目のシーケンス。
参照されるSOPクラスの固有識別子。
(0008,1155)
参照されるSOPインスタンスの固有識別子。
(0008,1197)
このSOPインスタンスに保存委託が提供されなかった理
由。節 C.14.1.1 を参照。
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
> 失敗理由
(0008,1111)
注: 属性が必要とされる条件(即ち,取得AE名称など)は,PS3.4の中の保存委託サービスクラスの中
で定義される。
C.14.1 保存委託属性の説明
C.14.1.1 失敗理由
下記の値と意味が失敗理由属性に対して使用される:
0110H − 処理失敗
処理の中の操作が遭遇した一般的失敗。
0112H − そのようなオブジェクトインスタンスがない
参照SOPインスタンスシーケンスの中で一つ以上の要素が得られなかった。
0213H − 資源の制限
SCPは,要求されたSOPインスタンスを保存するために充分な資源を現在持っ
ていない。
0122H − 参照SOPクラスはサポートされていない
SCPによってサポートされていないSOPクラスをもつSOPインスタンスに対
して,保存委託が要求された。
0119H − クラス/インスタンスの衝突
参照SOPインスタンスシーケンスの中の要素のSOPクラスが,SCPにおいて
このSOPインスタンスに対して登録されているSOPクラスに対応していない。
0131H − 処理UIDの重複
保存委託要求の処理UIDが既に使用されている。
469
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.15 キュー管理特定モジュール
C.15.1 一般キューモジュール
表C.15−1 一般キューモジュール
属性名
キュー状態
タグ
(2120,0010)
説明
キューの状態;定義語:
NORMAL = キューは新ジョブを受け付けることができる。
FULL = キューは一杯である,新ジョブを受け付けることがで
きない,しかしながら既存のジョブはSCPによって処理され
ている。
HALTED = キューは停止された(例;保守担当者によって),
新ジョブを受け付けることができない,既存のジョブはSCP
によって処理されることがありされないことがある,そしてジ
ョブの優先順位の変更や消去がSCPによって受諾されるこ
ともされないこともある。
C.15.2 プリントキューモジュール
表C.15−2 プリント一般キューモジュール
タグ
属性名
プリントジョブ記述 (2120,0050)
シーケンス
> プリントジョブI
D
> 実行状態
> 実行状態情報
> 作成日付
> 作成時刻
> プリント優先度
> 発行元
> 出力先AE
> プリンタ名
(2100,0010)
(2100,0020)
(2100,0030)
(2100,0040)
(2100,0050)
(2000,0020)
(2100,0070)
(2100,0140)
(2110,0030)
説明
キューの中の各々のプリントジョブを記述する属性のリスト。
零以上の項目がこのシーケンスの中に含まれる。このシーケン
スの中の項目は下記の順序で列記される:
現在プリント中のプリントジョブ
その順序でそれらがプリントされることが予期される保留
のプリントジョブ
失敗した,そしてプリントされないであろう何らかのプリン
トジョブ
成功して完了したプリントジョブ
失敗して完了したジョブの記録および報告をSCPが保持す
ることは必要とされない。しかしながら,プリントジョブが完
了したまたは失敗した後のいつかに,これらのプリントジョブ
を維持しそして報告することを選択することがある。
プリントジョブの人が読むことができる識別。IDはプリント
ジョブシーケンスのコンテキストの中で唯一である。
節 C.13.8 の中の実行状態を参照のこと
節 C.13.8 の中の実行状態情報を参照のこと
プリントジョブ作成の日付
プリントジョブ作成の時刻
表 C.13-1 を参照のこと
プリントジョブを発行したDICOM応用エンティティ名称
プリントジョブを実行するDICOM応用エンティティ名称
プリンタを識別する使用者定義の名前
470
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> フィルム出力先
> フィルムセッショ
ンラベル
> 所有者ID
> 媒体タイプ
> フィルムの数
(2000,0040)
(2000,0050)
表 C.13-1 を参照のこと
フィルムセッションを識別する人が読むことができるラベル。
(2100,0160)
(2000,0030)
(2100,0170)
(0008,1150)
フィルムセッションの所有者の識別
表 C.13-1 を参照のこと
プリントジョブの中のフィルムの数(=フィルムセッションの
中のフィルムの数×コピーの数)
対応するプリントジョブSOPクラス/インスタンス対に参
照を提供するシーケンス。一つの項目だけがこのシーケンスの
中に許される。
参照SOPクラスの固有識別子
(0008,1155)
参照SOPインスタンスの固有識別子
> 参照プリントジョ (2120,0070)
ブシーケンス
>> 参照SOPクラ
スUID
>> 参照SOPイン
スタンスUID
C.16 保存プリント特定モジュール
次のモジュールは保存プリントIODによって使用される。
C.16.1 プリンタ特性モジュール
表C.16−1は,フィルムボックスを印刷した装置の特性を識別する属性を明記する。
表C.16−1 プリンタ特性モジュール
タグ
タイプ
属性名
プリント管理能力シーケンス
(2130,0010)
1
> 参照SOPクラスUID
(0008,1150)
1
プリンタ特性シーケンス
(2130,0015)
2
> 作成日付
> 作成時刻
> 発行元
(2100,0040)
(2100,0050)
(2100,0070)
3
3
2
> 出力先AE
(2100,0140)
2
(2110,0030)
(0008,0070)
(0008,1090)
(0018,1000)
3
3
3
3
>
>
>
>
プリンタ名
製造者
製造者のモデル名
装置製造番号
471
記述
保存プリントIODが含んでいるか参照
するプリント管理SOPクラス(例えば,
フィルムセションSOPクラス,基礎注釈
ボックス)および画像保存SOPクラス
(例えばUS画像,ハードコピーグレース
ケール画像)のリスト。一つ以上の項目が
このシーケンスの中に含まれる。
保存プリントIODが含んでいるか参照
するSOPクラスのSOPクラスUID。
プリンタ特性情報。フィルムセション/ボ
ックスが印刷された場合のみ有効。一項目
がこのシーケンスに含まれる。
プリントジョブ生成の日付
プリントジョブ生成の時間
プリント操作を発行したDICOM応用
エンティティ名称
プリント操作を実行したDICOM応用
エンティティ名称
プリンタを識別する使用者定義の名前
プリンタの製造者。
プリンタの製造者モデル名。
プリンタの製造者の製造番号。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> ソフトウェア版
(0018,1020)
3
> 最終較正の日付
> 最終較正の時刻
(0018,1200)
(0018,1201)
3
3
プリンタのソフトウェア版の製造者の名
称。
プリンタが最後に較正された日付。
プリンタが最後に較正された時間。
C.16.2 フィルムボックスモジュール
表C.16−2は,フィルムボックスの特性を識別する属性を明記する。
表C.16−2 フィルムボックスモジュール
タグ
タイプ
属性名
インスタンス番号
フィルムボックス内容シーケ
ンス
(0020,0013)
(2130,0030)
1
1
画像表示フォーマット
注釈表示フォーマットID
フィルム方向
フィルムサイズID
拡大タイプ
平滑タイプ
縁取り濃度
空画像濃度
最低濃度
最高濃度
ふち飾り
構成情報
照明
(2010,0010)
(2010,0030)
(2010,0040)
(2010,0050)
(2010,0060)
(2010,0080)
(2010,0100)
(2010,0110)
(2010,0120)
(2010,0130)
(2010,0140)
(2010,0150)
(2010,015E)
1
3
2
2
2
3
3
3
3
2
3
2
2C
> 反射周囲光
(2010,0160)
2C
> 依頼解像度ID
> 参照提示LUTシーケンス
(2020,0050)
(2050,0500)
3
1C
>> 参照SOPインスタンス
UID
(0008,1155)
1C
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
>
472
記述
このフィルムボックスを識別する番号。
フィルムボックスSOPインスタンスの
内容。一項目がこのシーケンスに含まれ
る。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。
記述については C.13.3 を参照。提示SO
Pクラスが存在する場合は必要。
記述については C.13.3 を参照。提示SO
Pクラスが存在する場合は必要。
C.13.3 参照
提示LUT内容シーケンス (2130,0080) の
中のこのIODの中に含まれているLU
TインスタンスUIDへの参照。この参照
LUTは,画像ボックス内容シーケンス
(2130,0040) の中に含まれているその他の
参照によって上書きされない限り,このフ
ィルムの全ての画像に適用される。
含まれる場合は一項目が含まれる。提示L
UTがこの画像に適用される場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照提示LUTシーケンスが存在する
場合は必要。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.16.3 画像ボックスリストモジュール
表C.16−3 画像ボックスリストモジュール
タグ
タイプ
属性名
画像ボックス内容シーケンス
(2130,0040)
1
> SOPインスタンスUID
(0008,0018)
1C
>
>
>
>
画像位置
極性
拡大タイプ
構成情報
(2020,0010)
(2020,0020)
(2010,0060)
(2010,0150)
1
2
3
>
>
>
>
平滑タイプ
依頼画像寸法
依頼縮小/刈り込み挙動
参照画像シーケンス
(2010,0080)
(2020,0030)
(2020,0040)
(0008,1140)
3
3
3
1
>> 取得AE名称
(0008,0054)
1
>> 参照SOPクラスUID
>> 参照SOPインスタンス
UID
>> 検査インスタンスUID
>> シリーズインスタンスU
ID
>> 参照フレーム番号
(0008,1150)
(0008,1155)
1
1
(0020,000D)
(0020,000E)
1
1
(0008,1160)
1C
>> 患者ID
(0010,0020)
2
> 参照画像オーバレイボック
スシーケンス
(2020,0130)
1C
473
記述
画像ボックスSOPインスタンスの内容。
一つ以上の項目がこのシーケンスに含ま
れる。
含まれる画像ボックスSOPクラスのS
OPインスタンスUID。シーケンスが送
られる場合は必要。
記述については C.13.5 を参照のこと。
記述については C.13.5 を参照のこと。
記述については C.13.5 を参照のこと。
記述については C.13.3 を参照。この値は
フィルムボックス内容シーケンス
(2130,0030) の何れの構成情報も無視する。
記述については C.13.5 を参照のこと。
記述については C.13.5 を参照のこと。
C.13.5 参照
複数フレームインスタンスの中の画像S
OPクラス/インスタンス対と特定フレ
ームに参照を提供するシーケンス。単一項
目だけがこのシーケンスで許される。
画像保存SOPインスタンスが取得され
ることがある応用エンティティ名称。
参照SOPクラスを唯一に識別する。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。
検査のための固有識別子。
シリーズのための固有識別子。
この画像シーケンスによって参照される
参照複数フレーム画像の中のフレームを
識別する。フレーム番号は値1で始まる連
続した昇順である。
複数フレーム画像が参照される場合は必
要。
患者のための主要病院識別番号またはコ
ード
このIODの中で画像オーバレイボック
ス内容シーケンス (2130,0060) の中に含ま
れているオーバレインスタンスUIDへ
の参照。
含まれている場合は一項目が含まれる。
画像オーバレイボックス内容シーケンス
(2130,0060) が存在する場合は必要。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> 参照SOPインスタンス
UID
(0008,1155)
1C
> 参照提示LUTシーケンス
(2050,0500)
1C
>> 参照SOPインスタンス
UID
(0008,1155)
1C
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る。参照画像オーバレイボックスシーケン
スが送られる場合は必要。
このIODの中で提示LUT内容シーケ
ンス (2130,0080) の中に含まれているLU
TインスタンスUIDへの参照。この参照
LUTはフィルムボックス内容シーケン
ス (2130,0030) の中に含まれている何れの
LUTも無視する。
含まれている場合は一項目が含まれる。
フィルムボックスのために指定された何
れとも異なる提示LUTが画像に適用さ
れるべき場合は必要。
参照SOPインスタンスを唯一に識別す
る;参照提示LUTシーケンスが存在する
場合は必要。
C.16.4 注釈リストモジュール
表C.16−4 注釈リストモジュール
タグ
タイプ
属性名
注釈内容シーケンス
(2130,0050)
3
> SOPインスタンスUID
(0008,0018)
1C
> 注釈位置
(2030,0010)
1C
> テキスト列
(2030,0020)
1C
記述
注釈SOPインスタンスの内容。零以上の
項目がこのシーケンスの中に含まれる。
含まれている注釈SOPクラスのSOP
インスタンスUID。シーケンスが送られ
る場合は必要。
記述については C.13.7 を参照のこと。注
釈内容シーケンスが送られる場合は必要。
記述については C.13.7 を参照のこと。注
釈内容シーケンスが送られる場合は必要。
C.16.5 画像オーバレイボックスリストモジュール
表C.16−5 画像オーバレイボックスリストモジュール
タグ
タイプ
属性名
画像オーバレイボックス内容
シーケンス
(2130,0060)
3
> SOPインスタンスUID
(0008,0018)
1C
> オーバレイ画素データシー
ケンス
(2040,0020)
1C
474
記述
画像オーバレイボックスSOPインスタン
スの内容。送られる場合は一つ以上の項目
がこのシーケンスに含まれる。項目シーケ
ンスとして符号化される。
含まれている画像オーバレイボックスSO
PクラスのSOPインスタンスUID。シ
ーケンスが送られる場合は必要。
オーバレイ画素データを提供するシーケン
ス。単一項目が存在する。シーケンスが送
られる場合は必要。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
>> オーバレイ行
(6000,0010)
1C
>> オーバレイ列
(6000,0011)
1C
>> オーバレイ原点
(6000,0050)
1C
>> オーバレイ割当ビット
(6000,0100)
1C
>> オーバレイビット位置
(6000,0102)
1C
>> オーバレイデータ
(6000,3000)
1C
> オーバレイまたは画像拡大
(2040,0072)
1C
> 拡大後の列の数
(2040,0074)
1C
(2040,0060)
(2040,0070)
(2040,0080)
(2040,0082)
3
3
3
3
>
>
>
>
オーバレイ拡大タイプ
オーバレイ平滑タイプ
オーバレイ前面濃度
オーバレイ背景濃度
C.9.2 参照。シーケンスが送られる場合は必
要。
C.9.2 参照。シーケンスが送られる場合は必
要。
C.9.2 参照。シーケンスが送られる場合は必
要。
C.9.5 参照。シーケンスが送られる場合は必
要。
C.9.5 参照。シーケンスが送られる場合は必
要。
C.9.5 参照。シーケンスが送られる場合は必
要。
C.9.5 参照。拡大後の列の数 (2040,0074) が
存在する場合は必要。
C.9.5 参照。オーバレイまたは画像拡大
(2040,0072) が存在する場合は必要。
C.9.5 を参照。
C.9.5 を参照。
C.9.5 を参照。
C.9.5 を参照。
参照オーバレイ面シーケンス (2040,0010),参照SOPクラスUID (0008,1150),参照SOPインスタ
ンスUID (0008,1155),参照フレーム番号 (0008,1160),参照オーバレイ面グループ (2040,0011),オ
ーバレイモード (2040,0090),および閾値濃度 (2040,0100) は以前にこのモジュールの中の属性であっ
た。それらはこのモジュールから引退した。PS3.3−1998を参照。
475
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.16.6 提示LUTリストモジュール
表C.16−6 提示LUTリストモジュール
タグ
タイプ
属性名
提示LUT内容シーケンス
(2130,0080)
3
> SOPインスタンスUID
(0008,0018)
1C
> 提示LUTシーケンス
(2050,0010)
1C
>> LUT記述子
(0028,3002)
1C
>> LUT説明
>> LUTデータ
(0028,3003)
(0028,3006)
3
1C
> 提示LUT形状
(2050,0020)
1C
記述
提示LUT SOPインスタンスの内容。
送られる場合は,一つ以上の項目がこのシ
ーケンスの中に含まれる。
含まれている提示LUT SOPクラスの
SOPインスタンスUID。シーケンスが
送られる場合は必要。
記述については C.11.4 を参照のこと;提
示LUT形状 (2050,0020) が存在しない場
合は必要。それ以外は許されない。
記述については C.11.4 を参照のこと;提
示LUTシーケンスが送られる場合は必
要。
記述については C.11.4 を参照のこと。
記述については C.11.4 を参照のこと;提
示LUTシーケンスが送られる場合は必
要。
記述については C.11.4 を参照のこと。
提示LUT形状 (2050,0020) が存在しない
場合は必要。それ以外は許されない。
SCPは次の列挙値をサポートする:
IDENTITY
LIN OD
C.17 SR文書モジュール
C.17.1 SR文書シリーズモジュール
表C.17−1はSR文書シリーズの属性を定義する。SR文書のシリーズは任意の数のSR文書を
含むことがある。
注: SR文書のシリーズは画像または他の複合SOPインスタンスのシリーズから分離される。SR文書は画
像または他の複合SOPインスタンスのシリーズの中に存在しない。
表C.17−1 SR文書シリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
タイプ
(0008,0060)
1
シリーズインスタンス
UID
シリーズ番号
(0020,000E)
1
(0020,0011)
1
参照検査構成要素シー
(0008,1111)
2
属性説明
モダリティタイプ。
列挙値:
SR =SR文書
シリーズの固有識別子。
注:SR特有の意味は明記されない。
シリーズを識別する番号
注:SR特有の意味は明記されない。
シリーズが作成される実施済手続きステップS
476
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ケンス
OPインスタンスを唯一に識別する。このシーケ
ンスの中には単一項目のみが許される。
注: 1.この属性によって参照される検査構成要素は
この文書が作成された時の実施済手続きステッ
プである。
2.この文書が当該の解釈手続きにおける証拠と
同一のモダリティ実施済手続きステップの間に
作成される場合には,この属性はそのモダリティ
実施済手続きステップへの参照を含むことがあ
る。
3.この属性は,当該の解釈手続きにおける証拠
への参照を伝達するためには使用されない。当該
依頼済手続き証拠シーケンス (0040,A375) を参
照。
4.このシーケンスは実施済手続きステップが未
知の場合は長さ零で送られることがある。
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
参照されるSOPクラスを唯一に識別する。
参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送
られる場合は必要。
参照されるSOPインスタンスを唯一に識別す
る。
参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送
られる場合は必要。
C.17.2 SR文書一般モジュール
表C.17−2はSR文書インスタンスの一般属性を定義する。これらの属性はSR文書を識別する
とともに文書全体に対するコンテキストを提供する。
表C.17−2 SR文書一般モジュール属性
属性名
インスタンス番号
完成フラグ
タグ
(0020,0013)
(0040,A491)
タイプ
1
1
属性説明
SR文書を識別する番号。
適合性宣言において明記された方法の中で外部
的に定義された基準に対するこのSR文書の推
定完成度。
注: これらの基準を局所的な政策あるいは利用者決
定に適応可能にすることが望ましいことがある。
完成フラグ記述
(0040,A492)
3
確認フラグ
(0040,A493)
1
列挙値:
PARTIAL =部分的内容
COMPLETE =完成した内容。
完成フラグ (0040,A491) の中で送られる値の説
明。
このSR文書が確認されているかどうかを示す。
列挙値:
UNVERIFIED = 証明されていない。
VERIFIED = その内容に責任のある確認観察者
名 (0040,A075) によって証明されている。
477
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: この仕様の意図は,SR文書の「有力な最終版」
は最新の確認日時 (0040,A030),COMPLETE の
完成フラグ (0040,A491) および VERIFIED の
確認フラグ (0040,A493) をもつ版であるという
ことである。
内容日付
内容時刻
確認観察者シーケンス
(0008,0023)
(0008,0033)
(0040,A073)
1
1
1C
> 確認観察者名
(0040,A075)
1
> 確認観察者識別コー (0040,A088)
2
ドシーケンス
>> コードシーケンスマクロ 表 8.8-1 を含む
> 確認組織
(0040,A027)
1
> 確認日時
(0040,A030)
1
先行文書シーケンス
(0040,A360)
1C
文書内容の作成が始まった日付。
文書内容の作成が始まった時刻
このタイプの文書を確認する権限を与えられ,こ
の文書の内容に責任を受諾した人または人々。一
以上の項目がこのシーケンスの中に含まれるこ
とがある。
確認フラグ(0040,A493)が VERIFIED であるなら
ば必要。
このタイプの文書を確認するために確認組織
(0040,A027) によって権限を与えられた,そして
この文書の内容に対して責任を受諾した人。
確認観察者の符号化識別子。このシーケンスの中
には零または一項目が許容される。
当該解釈手続きの中のこの文書に対して確認観
察者名 (0040,A075) に責任を持たせている組織。
確認観察者名 (0040,A075) による確認の日付と
時刻。
その内容が修正されてあるいは修正なしで全体
的にまたは部分的にこの文書の中に含まれてい
るSR SOPインスタンス(たとえば以前のま
たは一時的な報告)を引用する。一以上の項目が
このシーケンスの中に含まれることがある。
この文書が他の文書からの内容を含む場合には
必要。
注: 既存のSR文書の改定手順は明白には記述され
ないが,いくつかのアプローチが考えられる。例
えば,適用されあるいは含まれたあらゆる改定と
ともに元の内容を含む新しいSR文書を作成す
ることを選択してもよい。この改定SR文書の構
造は何が改定されたかを反映してもしていなく
てもよい。しかしながら,先行文書シーケンスの
使用は,この場合は以前の版であるところの入力
SR文書までトレースバックすることを可能に
する。
> SOPインスタンス参照マクロ 表 C.17-3 を含む
同一文書シーケンス
異なるSOPインスタンスUIDで保存される
(0040,A525)
1C
この文書の複製。一以上の項目がこのシーケンス
に含まれることがある。
この文書が異なるSOPインスタンスUIDで
一以上の他の検査に保存される場合は必要。
詳細説明は C.17.2.2 を参照。
478
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> SOPインスタンス参照マクロ 表 C.17-3 を含む
参照依頼シーケンス
この文書の作成により(完全にあるいは部分的
(0040,A370)
1C
に)遂行されている依頼済手続きを識別する。一
以上の項目がこのシーケンスに含まれることが
ある。
この文書が少なくとも一つの依頼済手続きを遂
行する場合は必要。
> 検査インスタンスU (0020,000D)
検査に対する固有識別子。
1
ID
> 参照検査シーケンス (0008,1110)
検査SOPインスタンスを唯一に識別する。単一
2
項目のみがこのシーケンスの中には許される。
>> 参照SOPクラス
SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1150)
1
UID
>> 参照SOPインス
SOPインスタンスを唯一に識別する。
(0008,1155)
1
タンスUID
> 受付番号
検査のためのオーダーを識別する部門IS(情報
(0008,0050)
2
システム)生成の番号。
> 発注側オーダー番号 (0040,2016)
オーダーを出す当事者によって画像サービス依
2
/画像サービス依頼
頼に割当てられたオーダー番号。
> 受注側オーダー番号 (0040,2017)
オーダーを受ける当事者によって画像サービス
2
/画像サービス依頼
依頼に割当てられたオーダー番号。
> 依頼済手続きID
関係する依頼手続きの識別子。
(0040,1001)
2
> 依頼済手続き記述
依頼手続きの施設生成の管理上の記述あるいは
(0032,1060)
2
分類
> 依頼済手続きコード (0032,1064)
依頼手続きを伝達するシーケンス。このシーケン
2
シーケンス
スの中に零または一項目が含まれることがある。
>> コードシーケンスマクロ 表 8.8-1 基準コンテキストID番号の明記されていない。
を含む
実施済手続きコードシ
ーケンス
(0040,A372)
コードシーケンスマクロ 表 8.8-1
を含む
当該依頼済手続き証拠 (0040,A375)
>
シーケンス
2
このSOPインスタンスに関係する実施済手続
きのコードを伝達するシーケンス。零以上の項目
が含まれることがある。
基準コンテキストID番号の明記されていない。
1C
このSR文書が作成される当該の依頼済手続き
を満たすために作成される複合SOPインスタ
ンスの全集合。一以上の項目がこのシーケンスに
含まれることがある。
SR文書が作成される当該の依頼済手続きを満
たすために複合オブジェクトが収集された場合
は必要。
詳細説明は C.17.2.3 を参照。
> SOPインスタンス参照マクロ 表 C.17-3 を含む
直接関係のある他の証 (0040,A385)
このSR文書の作成者により直接関係のある証
1C
拠シーケンス
拠であると考えられる他の複合SOPインスタ
ンス。この証拠はこのSR文書が作成される依頼
済手続き以外の依頼済手続きを満たすために収
集されたものでなければならない。一以上の項目
479
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
がこのシーケンスに含まれることがある。
他の依頼済手続きからの直接関係のある証拠を
記録する必要がある場合は必要。
詳細説明は C.17.2.3 を参照。
>
SOPインスタンス参照マクロ 表 C.17-3 を含む
C.17.2.1 SOPインスタンス参照マクロ
表C.17−3はSOPインスタンスを参照する属性を明記する。
表C.17−3 SOPインスタンス参照マクロ属性
属性名
検査インスタンスUI
D
参照シリーズシーケン
ス
タグ
タイプ
属性説明
(0020,000D)
1
検査の固有識別子
(0008,1115)
1
> シリーズインスタン
スUID
> 取得AE名称
(0020,000E)
1
(0008,0054)
3
> 保存媒体ファイル集
合ID
> 保存媒体ファイル集
合UID
> 参照SOPシーケン
ス
(0088,0130)
3
(0088,0140)
3
(0008,1199)
1
(0008,1150)
1
参照される複合オブジェクトを含むシリーズの
属性を各項目が含む繰り返し項目のシーケンス。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれること
がある。
この検査の部分であり参照される複合オブジェ
クトを含むシリーズの固有識別子。
複合オブジェクトがネットワーク上で取得され
ることのあるDICOM応用エンティティ名称。
複合オブジェクトが存在する保管媒体を識別す
る利用者または実装特有の人間可読の識別子。
複合オブジェクトが存在する保管媒体を識別す
る固有識別子。
検査インスタンスUIDで定義された検査とシ
リーズインスタンスUID (0020,000E) で定義
されたシリーズの部分である複合オブジェクト
SOPクラス/SOPインスタンス対への参照。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれること
がある。
参照されるSOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
1
>> 参照SOPクラス
UID
>> 参照SOPインス
タンスUID
参照されるSOPインスタンスを唯一に識別す
る。
480
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.17.2.2 同一文書シーケンス
同一内容のSR文書が複数の検査に含まれるのであれば,異なる検査に含まれることについての適切
な変更(すなわち検査インスタンスUID,シリーズインスタンスUID,SOPインスタンスUI
D,同一文書シーケンスなど)をもつSR文書全体が複製される。各SOPインスタンスにおける同
一文書シーケンス属性は他のすべての複製SOPインスタンスへの参照を含む。
注: SR文書が同一文書シーケンスを含むならば,それは再生成された同一文書シーケンスをもつ複製SOP
インスタンスの新しい完全な集合を作成することなしには更なる複製はなされないであろう。これはPS
3.4 SR文書内容の修飾のための規則の帰結である。たとえば,2つの同一の報告があり,アプリケ
ーションが3番目の同一報告を作ろうとしている場合,最初の2つの報告はそれらの同一文書シーケンス
が新しい複製文書と他のすべての同一文書を参照するように再生成されねばならない。
新しいSR文書が,同一文書シーケンスを含むSR文書からの内容を使用して作成される,そして同
じ依頼済手続きの部分である場合は,新しい文書が複製される場合は新しいSR文書は新しい同一文
書シーケンスのみを含む。すべての新しいSR文書のなかの先行文書シーケンスはそれからの内容を
含む他のあらゆる文書と同様にオリジナルSR文書とそのすべての複製への参照を含む。
注: あたらしいSR文書が複数検査にわたって複製されるかどうかの決定は実装の責任である。これはユーザ
ーにその決定をするための入力を要求することがある。
C.17.2.3 当該依頼済手続き証拠シーケンスと直接関係のある他の証拠シーケンス
当該依頼済手続き証拠シーケンスの意図はこのSR文書のために当該の依頼済手続きを満たすように
作成されたすべての証拠を参照することである。これは内容ツリーにおいて参照されるすべての当該
の証拠を含みそれらにとどまらない。
直接関係のある他の証拠シーケンス属性は当該依頼済証拠シーケンスには載っていないがこのSR文
書に直接関係があると考えられる他のすべての証拠を参照するのに使用される。
これはこれらの両方のシーケンスのなかで同じSOPインスタンスが参照されないことを必要とする。
C.17.3 SR文書内容モジュール
この節はSR文書内容モジュールに含まれる属性を明記する。このモジュールの中の属性はSR文書
の内容を伝達する。
モジュールはSR文書ツリーのルートである単一ルート内容項目から構成される。ルート内容項目は
タイプ CONTAINER である,そしてその内容シーケンスは直接的にまたは更なる入れ子構造の内容シ
ーケンスを通して間接的に文書の中の他の内容項目の全てを伝達する。このルート内容項目はSR文
書の名称すなわち文書名称を伝達する概念名コードシーケンス (0040,A043) の中に標題を持つ。
図C.17.3−1は内容項目に対するSR文書の関係,そして他の内容項目および観察コンテキス
トに対する内容項目の関係を図示する。
481
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
SR文書
1
含む
1-n
内容項目
注:内容項目は観察コンテキストあ
るいは他の内容を含むことがある
1
関係する
0-n
図C.17.3−1 SR情報モデル
ルート内容項目
* 関係モード
BV = 値による By-value
BR = 参 照 に よ る
関係
関係
関係
内容項目
内容項目
内容項目
関係
関係
関係
関係
関係
内容項目
内容項目
内容項目
内容項目
関係
関係
関係
内容項目
禁止
注:先祖内容項目への参照による関係が許されるかどうかはIODの中で明記される。
図C.17.3−2 SR内容ツリーの例(情報)
482
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
各内容項目は以下を含む:
−
以下のものから構成される名前/値の対
−
名前/値対の名前または標題である単一概念名コードシーケンス (0040,A043),
−
値(テキスト,コード,等),
−
座標付きまたは座標なしで,画像,波形あるいは他の複合オブジェクトへの参照,
−
下記のいずれかによる他の項目への関係
−
入れ子構造の内容シーケンスを通しての値による,または
−
参照による。
名前/値対の値は表C.17.3−1で定義される値タイプの一つで符号化される(値タイプの選択
はこのモジュールが含まれるIODによって制限される)。
内容項目は内容項目ツリーでのその位置により識別される。それらはシーケンス項目の並び順により
定義される暗黙の並び順を持つ。参照内容項目識別子 (0040,DB73) の定義を参照。表C.17.3−
1は内容項目のために定義される値タイプを定義する。
表C.17.3−1 値タイプ定義
値タイプ
概念名
COMPOSITE
テキストのタイ
プ,たとえば「所
見」
数値または測定の
タイプ,たとえば
BPD
符号のタイプ,た
とえば「所見」
日時のタイプ,た
とえば「開始日時」
日付のタイプ,た
とえば「誕生日」
時刻のタイプ,た
とえば「開始時刻」
UIDのタイプ,
たとえば「検査イ
ンスタンスUI
D」
人物の役割,たと
えば「記録観察者」
参照の目的
IMAGE
参照の目的
TEXT
NUM
CODE
DATETIME
DATE
TIME
UIDREF
PNAME
概念の値
説明
概念のテキスト表
現
自由テキスト,長さの制限のないの物語的
記述。
測定の数値とその
単位
測定名と測定の単位の符号化表現によっ
て十分に限定された数値。
概念の符号化表現
絶対的な符号化値。名目上あるいは数値で
ない順序の値の表現。
概念名によって示されるイベントのタイ
プの出現の日付と時刻。
概念名により示されるイベントのタイプ
の出現の日付。
概念名により示されるイベントのタイプ
の出現の時刻。
概念名により識別される実体の固有識別
子(UID)。
連結した日付と時
刻
暦法表現
時刻
固有識別子
人名
複合SOPインス
タンスのUIDの
参照
画像複合SOPイ
ンスタンスのUI
Dの参照
483
概念名により説明される役割をもつ人物
の人名。
画像でないまたは波形でない一つの複合
SOPインスタンスへの参照。
一つの画像への参照。IMAGE 内容項目は
その画像に関連するソフトコピー提示状
態への参照を伝達することもある。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
WAVEFORM
参照の目的
SCOORD
参照の目的
TCOORD
参照の目的
CONTAINER
文書タイトルまた
は文書節の標題。
(CONTAINER が
文書ルート内容項
目の場合)概念名
は文書タイトルあ
るいは観察の範疇
を伝達する。
注:
波形複合SOPイ
ンスタンスのUI
Dの参照
空間座標のリスト
一つの波形への参照。
DICOM画像座標系における幾何学的
関心領域の空間座標。空間座標が選択され
た画像内容項目は SELECTED FROM 関係
により示される。
時間座標のリスト
DICOM波形座標系における関心領域
の時間座標(すなわち時刻あるいはイベン
トベース座標)。時間座標が選択された
WAVEFORM あるいは IMAGE あるいは
SCOORD 内容項目は SELECTED FROM 関
係によって示される。
CONTAINER の内
CONTAINER は内容項目を分類しその内
容。CONTAINER 内 容に適用される観察の標題または範疇を
定義する。標題は CONTAINER 内容項目
容項目の値はそれ
の内容を記述し印刷されたあるいは表示
が含む内容項目の
された文書の中の文書節標題に写像する
集積である。
ことがある。
報告の中で時々使用される図形とスケッチは IMAGE 内容項目(8ビット,MONOCHROME2,2次取
得)あるいは COMPOSITE 内容項目(独立オーバレイ)によって表現されることが推奨される。
表C.17.3−2は出典内容項目と目標内容項目間の関係タイプを記述する。
表C.17.3−2 関係タイプ定義
関係タイプ
CONTAINS
HAS OBS CONTEXT
HAS CONCEPT MOD
説明
定義と例
含む
出典項目は目標内容項目を含む。
例えば: CONTAINER "History" {CONTAINS: TEXT: “母は
乳がんだった”; CONTAINS IMAGE 36}
観 察 コ ン テ キ ス ト 目標内容項目は出典内容項目のあいまいでない文書化のた
を持つ
めに必要な観察コンテキストのあらゆる特殊化を伝達する。
たとえば: CONTAINER: "Report" {HAS OBS CONTEXT:
PNAME: “Recording Observer” =” Smith^John^^Dr^”}
概念修飾子を持つ 概念の後統合記述を作成するため,あるいは概念を詳細に記
述するために,出典内容項目の概念名を限定するあるいは記
述するために使用される。
たとえば,CODE Chest X-Ray {HAS CONCEPT MOD:CODE
View = PA and Lateral }
たとえば,CODE Breast {HAS CONCEPT MOD:TEXT
French Translation = Sein }
たとえば,CODE 2VCXRPALAT {HAS CONCEPT MOD:
TEXT Further Explanation = Chest X-Ray,Two Views,
Postero-anterior and Lateral }
484
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
HAS PROPERTIES
HAS ACQ CONTEXT
INFERRED FROM
SELECTED FROM
プロパティを持つ
出典内容項目のプロパティの説明。
た と え ば : CODE "Mass" {HAS PROPERTIES: CODE
“anatomic location”, HAS PROPERTIES: CODE “diameter”,
HAS PROPERTIES: CODE “margin”, ...}.
収 集 コ ン テ キ ス ト 目標内容項目は出典内容項目のデータ収集時に存在する状
を持つ
態を記述する。
た と え ば : IMAGE 36 {HAS ACQ CONTEXT: CODE
“contrast agent”, HAS ACQ CONTEXT: CODE “position of
imaging subject”, ...}.
〜から推論される 出典内容項目は目標内容項目から得られる測定あるいはそ
の他の推論を伝達する。 測定あるいは判断をサポートする
証拠を示す。
たとえば: CODE "Malignancy" {INFERRED FROM: CODE
"Mass", INFERRED FROM: CODE "Lymphadenopathy",...}.
例: NUM: "BPD = 5mm" {INFERRED FROM: SCOORD}.
〜から選択される 出典内容項目は目標内容項目から選択された空間的あるい
は時間的座標を伝達する。
た と え ば : SCOORD: "CLOSED 1,1 5,10" {SELECTED
FROM: IMAGE 36}.
たとえば: TCOORD: "SEGMENT 60-200mS" {SELECTED
FROM: WAVEFORM}.
表C.17.3−3 SR文書内容モジュール属性
属性名
タグ
タイプ
属性説明
文書関係マクロ表 C.17.3-4 を含む。
CONTAINER の値タイプ (0040,A040) をもつ文書内容マクロ表 C.17.3-5 を含む。
表C.17.3−4 文書関係マクロ属性
属性名
観察日時
タグ
(0040,A032)
タイプ
1C
属性説明
この内容項目が完成した日付と時刻。
日付と時刻が高位の項目の中で定義される内容
日付 (0008,0023) と内容時刻 (0008,0033) ある
いは観察日時 (0040,A032) と異なる場合は必要。
注:
内容項目が後継報告にコピーされるとき,
新報告の内容日付 (0008,0023) と内容時刻
(0008,0033) はおそらく元の観察の日付と時刻とは異
なる。それゆえこの属性は条件を満たすためにいかな
るコピー内容項目にも含まれることが必要であろう。
485
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
内容テンプレートシー
ケンス
(0040,A504)
1C
> テンプレート識別マ
クロ表 9-1 を含む。
内容シーケンス
この内容項目の内容を記述するテンプレート。
このシーケンスには一項目のみが許される。
テンプレートがこの項目の内容を定義するため
に使用される,そしてテンプレートは入れ子にな
った内容をもつ単一 CONTAINER を構成する,
そしてそれは同一 CONTAINER で始まる入れ子
になったテンプレートの集合の最も外側の実施
である場合は必要。
基準テンプレート基準テンプレート ID は定義さ
れていない。
(0040,A730)
1C
囲んでいる出典内容項目との関係の目標である
内容を伝達する潜在的に再帰的入れ子構造の項
目のシーケンス。
このシーケンスには一以上の項目が含まれるこ
とがある。
囲んでいる内容項目が関係を持つ場合は必要。
注:
1.この属性がない場合には囲んでいる項
目は末葉である。
2.このシーケンス内の項目の順序は表現
上意味的に重要である。
> 関係タイプ
(囲んでいる)出典内容項目と目標内容項目との
関係のタイプ。IODは(列挙値のリストを含む)
関係への追加制限を明記する。
定義語:
CONTAINS
HAS PROPERTIES
HAS OBS CONTEXT
HAS ACQ CONTEXT
INFERRED FROM
SELECTED FROM
HAS CONCEPT MOD
> 目標内容項目が値によって出典内容項目に含まれるときは,文書関係マクロ 表 C17.3-4 を含む。
(0040,A010)
1
関係が参照によるときはこのマクロは存在しない。
>目標内容項目が値によって出典内容項目に含まれるときは,文書内容マクロ 表 C.17.3-5 を含む。
関係が参照によるときはこのマクロは存在しない。
> 参照内容項目識別子 (0040,DB73)
関係の目標内容項目を唯一に識別する一以上の
1C
整数の順序のある集合。
ルート内容項目は1の単一値によって参照され
る。
各々の後続する整数は,内容項目が属する内容シ
ーケンス (0040,A730) における内容項目の順序
ある位置を表す。参照内容項目識別子は値による
関係の道筋に沿ったこれらの順序のある位置の
集合である。この複数値属性における値の数は正
確にSR内容ツリーの中で通過する関係の数プ
ラス1である。
注:
486
1.表の下の注の例を参照。
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
2.SQのVRの中で定義されているよう
に(PS3.5を参照),内容項目は内容シーケンス
の中で1から始まるように順序付けられる。
目標内容項目が参照により(by-reference)示され
る,すなわち文書関係マクロと文書内容マクロが
含まれていない場合に必要。
関係タイプ (0040,A010) が CONTAINS の場合
は存在しない。
注:この例はSR内容ツリーと各内容項目に関係する識別子を図示する。
内容項目 ID :
01
内容項目 ID :
01 01
ルート
Seq(___,___)
内容項目 ID :
01 02
Seq(___,___)
内容項目 ID :
01 01 01
内容項目 ID :
01 01 02
表C.17.3−5 文書内容マクロ属性
属性名
値タイプ
タグ
(0040,A040)
タイプ
1
概念名コードシーケン
ス
(0040,A043)
1C
属性説明
この内容項目において符号化される値のタイプ。
定義語:
TEXT
NUM
CODE
DATETIME
DATE
TIME
UIDREF
PNAME
COMPOSITE
IMAGE
WAVEFORM
SCOORD
TCOORD
CONTAINER
この内容項目によって表現される概念を記述す
るコード。そして文書の中の文書名称と節標題の
値を伝達する。このシーケンスは正確に一項目を
含む。
487
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
値タイプ (0040,A040) が TEXT,NUM,CODE,
DATETIME,DATE,TIME,UIDREF,または
PNAME のときは必要。
また値タイプ (0040,A040) が CONTAINER で
標題が存在するか,またはこれがルート内容項目
である場合は必要。
注: すなわち,標題なしの container は概念名コード
シーケンスを必要としない。
値タイプ (0040,A040) が COMPOSITE,IMAGE,
WAVEFORM,SCOORD あるいは TCOORD であ
り,参照の目的が概念名の中で伝達されるときは
必要。
詳細説明は C.17.3.1 を参照。
コードシーケンスマクロ 表 8.8-1
を含む
>
内容の連続性
テキスト値
(0040,A050)
(0040,A160)
参照の目的を伝達する定義コンテキストIDは:
99 Purpose of Reference (参照の目的)”
178 Spatial Extent of Findings (所見の空間的広がり)
このフラグは CONTAINER に対してそれが含む
1C
1C
内容項目が連続的な文書の流れの中で論理的に
連結しているかどうか,あるいは分離した項目で
あるかどうかを明記する。
値タイプ (0040,A040) が CONTAINER である
時は必要。
列挙値:
SEPARATE
CONTINUOUS
詳細説明は C.17.3.2 を参照。
これは内容項目の値である。
値タイプ (0040,A040) が TEXT である場合は
必要。
書式なしで表示の方法が実装依存であるテキス
トデータ。
テキスト値は LF,CR,CR LF,あるいは LF CR
の何れかにより分割された複数ラインと同様に
スペースを含むことはあるが,たとえUTの値表
現によって許されている場合も(水平または垂直
タブとフォームフィードのような)書式制御文字
は存在しない。
テキストは特定文字集合 (0008,0005) がSOP
共通モジュールの中に存在する場合は,それでで
指定されるとおりに解釈される。
注: 特定文字集合 (0008,0005) の値により許されて
いる場合はテキストは単一または複数バイト文
字を含みPS3.5の中で記述されるように符号
拡張技術を使うことがある。
日時
(0040,A120)
1C
これは内容項目の値である。
値タイプ (0040,A040) が DATETIME のときは
必要。
488
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
日付
これは内容項目の値である。
値タイプ (0040,A040) が DATE のときは必要。
時刻
これは内容項目の値である。
(0040,A122)
1C
値タイプ (0040,A040) が TIME のときは必要。
人名
これは内容項目の値である。
(0040,A123)
1C
値タイプ (0040,A040) が PNAME のときは必
要。
UID
これは内容項目の値である。
(0040,A124)
1C
値タイプ (0040,A040) が UIDREF のときは必
要。
値タイプ (0040,A040) が NUM の場合にのみ 数値測定マクロ 表 C.18.1-1 を含む
値タイプ (0040,A040) が CODE の場合にのみ コードマクロ 表 C.18.2-1 を含む
値タイプ (0040,A040) が COMPOSITE の場合にのみ 複合オブジェクト参照マクロ 表 C.18.3-1 を
(0040,A121)
含む
値タイプ
値タイプ
値タイプ
値タイプ
(0040,A040)
(0040,A040)
(0040,A040)
(0040,A040)
が
が
が
が
1C
IMAGE の場合にのみ 画像参照マクロ 表 C.18.4-1 を含む
WAVEFORM の場合にのみ 波形参照マクロ 表 C.18.5-1 を含む
SCOORD の場合にのみ 空間座標マクロ 表 C.18.6-1 を含む
TCOORD の場合にのみ 時間座標マクロ 表 C.18.7-1 を含む
C.17.3.1 概念名コードシーケンス
概念名コードシーケンス(0040,A043)は値が値属性または属性の集合により表現される概念の名前を
伝達する。値タイプ(0040,A040)に依存して,概念名コードシーケンスの意味が特別なデータタイプ
の使用の明細を反映することがある(表17.3−1参照)。
C.17.3.2 内容の連続性
内容の連続性(0040,A050)は CONTAINER の中に含まれる内容項目のすべてが連続したテキストの流
れのなかで論理的に連結しているかどうか,あるいは分離した実体であるかどうかを明記する。これ
はその container の中に含まれる子供にのみ適用され,子供の子供には適用されない(自分が container
であるならはっきり明記されたこの属性を持つであろう)。
注: このことはテキストのなかで測定,符号,および画像参照の点在を許す。たとえば,次: A mass of diameter
= 3 cm was detected. は内容の連続性(0040,A050)が CONTINUOUS である CONTAINER 内の下記の内
容項目により表現できる。
TEXT
"A mass of"
NUM
"Diameter"="3" "cm"
TEXT
"was detected."
C.17.4 SR内容ツリーの例(参考)
図C.17.4−1は診断解釈の例の内容を示す。
489
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
文書ルートノード CONTAINER
“Chest X-ray” (文書名称)
葉ノード CODE
“Views = PA and Lateral”
概念修飾を持つ
含む
含む
含む
内容ノード CODE
"finding = mass"
葉ノード IMAGE
"Baseline"
標題ノード
CONTAINER
"Conclusions"
含む
標題ノード
CONTAINER "Specific
Image Findings"
性質を持つ
性質を持つ
含む
含む
葉ノード NUM
"diameter = 1.3 cm"
葉ノード CODE
"margination = infiltrative"
内容ノード CODE
"conclusion = probable
malignancy"
内容ノード SCOORD
"best illustration of
findings"
から推論される
から推論される
から選択される
観察コンテキス
トを持つ
観察コンテキス
トを持つ
観察コンテキス
トを持つ
内容ノード PNAME
“Recording Observer =
Smith^John^^Dr^”
内容ノード UIDREF
“Study Instance UID of
Evidence Directly Examined
by RO=1.2.3.4.5.6.7.100”
内容ノード PNAME
“Patient-Data-Acquisition
Subject=Home^Jane^^^”
葉ノード IMAGE
* 関係モード
= By-value 値による
= By-reference 参照による
注: 1.タイプ CONTAINER のノードでは,概念名コードシーケンスの内容は引用符の中にイタリックで示
される。
2.値タイプ CODE,PNAME,NUM のノードでは,内容は 概念名コードシーケンス = 値 のよう
に示される。
3.値タイプ IMAGE と SCOORD のノードでは,参照の目的を指示する概念名コードシーケンスの内容
は引用符の中にイタリックで示される。
4.文書タイプを含むルートノードは Chest X-ray の後統合ノードを使用して図示され,HAS CONCEPT
490
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
MOD 関係を使用して Views=PA and Lateral を意味する CODE を持つ子供によって限定される。代替
として, 二投影(PA と Lateral)Chest X-ray
の概念全体に適用される一ノードの中の単一前統合コー
ドを用いることであろう。しかしながら,複雑な概念を記述するために未整合のコードを用いることは急
速に巨大になり(より特殊な前統合コードはより一般的なコードと目に見える関係を持たないという意味
で)意味で探索することが困難となる。もしもっと長い文書タイプの文章記述を含むことが必要であった
場合には,これはおそらく異なる言語で一以上の TEXT ノードとの HAS CONCEPT MOD 関係で達成する
ことが可能であったろう。
5.たとえこの例の中でそれが手続きコンテキストのいくつかの局面の記述を含んでいるように見えても
文書タイプは名称だけであり,手続きコンテキストを伝達するために使用されていない。
図C.17.4−1(情報) 診断解釈の例のSR内容ツリー
C.17.5 観察コンテキスト符号化
観察コンテキストは,誰あるいは何が解釈を実行しているか,証拠の確認は直接か引用か,どの手続
きが解釈されている証拠を生成したか,そして誰または何が解釈されている証拠の主体かを記述する。
最初の観察コンテキストは,SR文書内容ツリーの外でSR IODの中の他のモジュール(すなわち,
患者モジュール,標本識別,一般検査,患者検査,SR文書シリーズ,一般装置およびSR文書一般
モジュール)によって定義される。これらのモジュールの中の属性によって定義される観察コンテキ
ストはSR文書内容ツリーの中のすべての内容項目に適用される,そしてツリーの中で明示的に符号
化される必要はない。ツリーの外からの最初の観察コンテキストは明示的に置き換えることができる。
SR文書内容ツリーの中の内容項目がIODの中の他のどこかですでに符号化されているコンテキス
トと異なる観察コンテキストを持つ場合は,その内容項目に適用されるコンテキスト情報は HAS OBS
CONTEXT 関係を用いてツリー中で内容項目の子供ノードとして符号化される。すなわち,観察コン
テキストはそれの親の内容項目のプロパティである。
観察コンテキスト子供ノード(すなわち HAS OBS CONTEXT 関係の目標)において明記されるコン
テキスト情報は,それらの親ノード内容項目の観察コンテキストに加えられる,そして親ノードと子
孫ノードの間の関係タイプの如何にかかわらずその親ノードの「値による」子孫ノードのすべてに適
用される。観察コンテキストは他の内容項目と同様の方法で符号化される。図C.17.5−1の例
を参照。観察コンテキストは参照による関係を横切って継承されることはない。
注: 1.例えば,「従属コンテキスト」は,HAS OBS CONTEXT 関係を持つルートノードに適切な内容項目
を付加することによって定義されることがある。その後,この「従属コンテキスト」は,内容項目が「従
属コンテキスト」属性を明示的に置き換え,その新しい値は,その後,子孫の全部のノードによって引き
継がれるまで,ルートノードだけでなくそのすべての子孫に適用される。
2.例えば,ツリーの外からあるいはツリー内の祖先から継承した,解釈されている手続きを明記する観
察コンテキストを,HL7発注者および受注者オーダー番号のような,識別情報を指定する内容項目をさ
らに追加することによって,拡張することができる。
観察日時は HAS OBS CONTEXT 関係の部分としては含まない,したがって他の観察コンテキストと一
緒には継承されない。観察日時属性はそれぞれの内容項目に含まれる,そしてそれは異なる観察日付
と時刻が異なる内容項目に付加されることを可能にする。
IODは観察コンテキストが記述される際の自由度を同様に制約する内容項目と関係タイプに対する
制限を明記することがある。
IODは観察内容の中のパターンと内容を提供または制限するテンプレートを明記することがある。
491
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者モジュール
患者名
患者ID
患者性別
患者誕生日
一般検査モジュール
検査インスタンスUID
受付番号
SR文書シリーズモジュール
モダリティ
SR文書一般モジュール
参照依頼シーケンス
>参照手続き ID
>依頼済手続き記述
SR文書内容モジュール
ノード1
含む
ノード2
Has Obs Ctx
Has Obs Ctx
ノードC1
ノードC2
含む
ノード3
Has Properties
ノード4
注: 1.ノード2はノード1のあらゆる観察コンテキストを継承するが,それはノードC1とC2において定
義される追加の観察コンテキストによって拡張されるか置き換えられる(すなわちC1とC2は2のプロ
パティである)。
2.ノード3とその子孫はノード2の観察コンテキストを継承するが,それはC1とC2を含む。
3.ノード4はノード2の観察コンテキストを継承するが,これはC1とC2を含む。
図C.17.5−1(情報) 観察コンテキストの定義と継承
492
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.17.6 キーオブジェクト選択モジュール
C.17.6.1 キーオブジェクト文書シリーズモジュール
表C.17.6−1は,キーのオブジェクト文書シリーズの属性を定義する。
注: キーオブジェクト選択文書のシリーズは,画像あるいは他の複合SOPインスタンスのシリーズから分離
している。キーオブジェクト文書は,画像あるいは他の複合SOPインスタンスのシリーズの中に存在し
ない。
表C.17.6−1 キーオブジェクト文書シリーズモジュール属性
属性名
モダリティ
タグ
(0008,0060)
タイプ
1
シリーズインスタンス
UID
シリーズ番号
(0020,000E)
1
属性説明
モダリティタイプ。
列挙値:
KO = キーオブジェクト選択
シリーズの固有識別子。
注:特定の意味は指定されない。
(0020,0011)
1
(0008,1111)
2
シリーズを識別する番号。
注:特定の意味は指定されない。
参照検査構成要素シー
ケンス
それに対してシリーズが生成される実施済手続
きステップSOPインスタンスを識別する。
単一項目だけがこのシーケンスで許される。
注:節 C.17.1 SR文書シリーズモジュールの中のこの
属性への注を参照のこと。
> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1C
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1155)
1C
参照されたSOPクラスを識別する。
参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送
信される場合は必要。
参照されたSOPインスタンスを識別する。
参照検査構成要素シーケンス (0008,1111) が送
信される場合は必要。
C.17.6.2 キーオブジェクト文書モジュール
表C.17.6−2は,キーオブジェクト選択文書の一般属性を定義する。これらの属性はキーオブ
ジェクト選択文書のためのコンテキストを識別し提供する。
表C.17.6−2 キーオブジェクト文書モジュール属性
属性名
インスタンス番号
内容日付
内容時刻
参照依頼シーケンス
> 検査インスタンスU
ID
タグ
タイプ
(0020,0013)
(0008,0023)
(0008,0033)
(0040,A370)
1
1
1
1C
(0020,000D)
1
属性説明
文書を識別する番号。
文書内容生成を開始した日付。
文書内容生成を開始した時刻。
この文書が関係する依頼済手続きを識別する。
一以上の項目がこのシーケンスに含まれること
がある。
この文書が少なくとも一つの依頼済手続きに関
係する場合は必要。
検査の固有識別子。
493
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照検査シーケンス
(0008,1110)
2
>> 参照SOPクラス
UID
>> 参照SOPインス
タンスUID
> 受付番号
(0008,1150)
1
検査SOPインスタンスを唯一に識別する。
単一項目だけがこのシーケンスに許される。
SOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
1
SOPインスタンスを唯一に識別する。
(0008,0050)
2
(0040,2016)
2
(0040,2017)
2
(0040,1001)
(0032,1060)
2
2
(0032,1064)
2
検査のためのオーダーを識別する部門IS生成
の番号。
発注する当事者によって画像サービス要求に割
り当てた発注番号。
受注する当事者によって画像サービス要求に割
り当てた発注番号。
関連する依頼済手続きの識別子。
依頼済手続きに関する施設生成の管理上の記述
あるいは分類。
要求された手続きを伝達するシーケンス。
零または一項目がこのシーケンスに含まれるこ
とがある。
> 発注側オーダー番号
/画像サービス依頼
> 受注側オーダー番号
/画像サービス依頼
> 依頼済手続きID
> 依頼済手続き記述
> 依頼済手続きコード
シーケンス
>> コードシーケンス
マクロ表 8.8-1 を含む
当該依頼済手続き証拠
シーケンス
基準コンテキストID番号は指定されていない。
(0040,A375)
1
内容シーケンス (0040,A730) の中で参照された
すべての複合SOPインスタンスのリスト。一以
上の項目がこのシーケンスに含まれる。
注: キーのオブジェクト選択のコンテキストの中で,
現在の証拠が,キーのオブジェクト選択内で参照
された唯一のインスタンスの集合であると考え
られる。
> SOPインスタンス
参照マクロ表 C.17-3 を
含む
同一文書シーケンス
(0040,A525)
1C
異なるSOPインスタンスUIDで保存された
この文書の複写。一以上の項目がこのシーケンス
に含まれることがある。
このキーオブジェクト選択文書が一以上の他の
検査の中のインスタンスを参照する場合は必要。
詳細説明と条件に関しては C.17.2.2 と C.17.6.2.1
を参照のこと。
> SOPインスタンス
参照マクロ表 C.17-3 を
含む
C.17.6.2.1 同一文書
当該依頼済手続き証拠シーケンス (0040,A375) が現在の検査と一以上の他の検査の中のSOPインス
タンスを参照する場合,この文書は,それらの他検査のそれぞれに複写される,そして複写は,同一
文書シーケンス (0040,A525) の中で参照される。
494
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: したがって,先の検査または比較検査と同様に現在の検査の中の画像を参照するキーオブジェクト選択文
書は,他の検査へ複写されるだろう。これは,その他の検査を表示する応用が,その検査のSOPインス
タンスに関連する注記に容易にアクセスすることを可能にする。
C.18 内容マクロ
C.18.1 数値測定マクロ
表C.18.1−1は NUM 値(数値測定)を伝達する属性を明記する。
注:測定値シーケンス (0040,A300) は値が未知か見当たらない測定の概念を伝達するために空のこと
がある。
表C.18.1−1 数値測定マクロ属性
属性名
測定値シーケンス
タグ
(0040,A300)
タイプ
2
> 数値
(0040,A30A)
1
> 測定単位コードシー (0040,08EA)
1
ケンス
>> コードシーケンスマクロ 表 8.8-1 を含む
属性説明
これは内容項目の値である。
整数または実数と測定の単位を表す測定値を伝
達する項目のシーケンスから構成する。零または
一項目がこのシーケンスの中に許される。
数値測定値。単一値のみが存在する。
測定の単位。単一項目のみがこのシーケンスの中
に許される。
定義されたコンテキストIDは 82。
C.18.2 コードマクロ
表C.18.2−1は CODE 値を伝達する属性を明記する。
表C.18.2−1 コードマクロ属性
属性名
概念コードシーケンス
>
タグ
(0040,A168)
タイプ
1
コードシーケンスマクロ 表 8.8-1 を含む
属性説明
これは内容項目の値である。単一項目のみがこの
シーケンスの中に許される。
明記された基準コンテキストIDはない。
C.18.3 複合オブジェクト参照マクロ
表C.18.3−1はDICOM画像でも波形でもない(SR文書のような)DICOM複合オブジ
ェクトへの参照を伝達する属性を明記する。
注: 1.ソフトコピー提示状態が画像に適用される場合には,それは画像参照マクロにより参照される。
2.他のSR文書がこのマクロにより参照されることがあるが,しかしこれらの報告書内の個々の内容項
目を参照する機能はない。
表C.18.3−1 複合オブジェクト参照マクロ属性
属性名
参照SOPシーケンス
タグ
(0008,1199)
タイプ
1
属性説明
複合オブジェクトSOPクラス/インスタンス
対への参照。
このシーケンスには単一項目のみが許される。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照SOPクラスU
ID
> 参照SOPインスタ
ンスUID
(0008,1150)
1
参照されるSOPクラスを唯一に識別する。
(0008,1155)
1
参照されるSOPインスタンスを唯一に識別す
る。
C.18.4 画像参照マクロ
表C.18.4−1はDICOM画像への参照を伝達する属性を明記する。
表C.18.4−1 画像参照マクロ属性
属性名
タグ
タイプ
属性説明
複合オブジェクト参照マクロ 表 C.18.3-1 を含む
> 参照フレーム番号
参照が適用される参照SOPインスタンス内の
(0008,1160)
1C
フレーム番号(複数)を識別する。最初のフレー
ムはフレーム番号1として示される。
注:
> 参照SOPシーケン
ス
(0008,1199)
3
>>参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
1
>>参照SOPインスタ
ンスUID
> アイコン画像シーケ
ンス
(0008,1155)
1
(0088,0200)
3
>> 画像画素モジュー
ル
この属性は複数値であろう。
参照SOPインスタンスが複数フレーム画像で
あるが,参照がすべての画像には適用されない場
合は必要。
ソフトコピー提示状態SOPクラス/SOPイ
ンスタンス対への参照。単一項目のみがこのシー
ケンスの中に許される。
参照されるSOPクラスを唯一に識別する。この
提示状態により参照されるすべての画像に対し
て同じである。
参照されるSOPインスタンスを唯一に識別す
る。
このアイコン画像は画像の代表である。
アイコン画像は 128 行と 128 列よりも大きいこと
はないであろう。
節 F.7 を参照する。
C.18.5 波形参照マクロ
表C.18.5−1はDICOM波形への参照を伝達する属性を明記する。
表C.18.5−1 波形参照マクロ属性
属性名
タグ
タイプ
属性説明
複合オブジェクト参照マクロ 表 C.18.3-1 を含む
> 参照波形チャネル
参照が適用される波形の中のチャネルのリスト。
(0040,A0B0)
1C
C.18.5.1.1 を参照。
参照されるSOPインスタンスが複数チャネル
を含む波形であり,そして波形のチャネルのすべ
ては参照されない場合に必要。
496
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.18.5.1 波形参照マクロ属性説明
C.18.5.1.1 参照波形チャネル
参照波形チャネル (0040,A0B0) は参照されるチャネルを列挙する複数値属性である。各チャネルは値
の対(M,C)として明記されるが,ここで最初の値は参照されるオブジェクトの中の波形シーケン
ス (5400,0100) 属性のシーケンス項目番号(すなわち多重グループ番号)であり,そして二番目の値
は多重グループ内のチャネル定義シーケンス (003A,0200) 属性のシーケンス項目番号(すなわちチャ
ネル番号)である。
明記されたチャネル番号が0である場合は,注釈は多重グループのすべてのチャネルに適用される。
注: 例として,最初の多重グループ全体と三番目の多重グループのチャネル2と3に適用される注釈は参照波
形チャネル (0040,A0B0) の値 0001 0000 0003 0002 0003 0003 を持つであろう。
C.18.6 空間座標マクロ
表C.18.6−1はSCOORD内容項目を伝達する属性を明記する。SCOORD内容項目は常
に IMAGE 目標内容項目をもつ一以上の SELCTED FROM 関係のある出典内容項目である。IMAGE 目
標内容項目は一以上の画像への参照を含む。
注:
空間座標の同じ集合が一以上の単一フレーム画像から,あるいは参照の目的が複数の画像に適用される
ときには複数フレーム画像の一以上のフレームから選択されることがある。たとえば,時間にわたって
収集された複数画像上の同じ空間位置におけるサンプリング領域の輪郭。
表C.18.6−1 空間座標マクロ属性
属性名
図形データ
(0070,0022)
1
図形タイプ
(0070,0023)
1
タグ
タイプ
属性説明
TLHC 画素の TLHC での原点が 0.0¥0.0 であ
り,TLHC 画素の BRHC が 1.0¥1.0 であり,
BRHC 画素の BRHC が縦列¥横行であるように
サブ画素分解能で明記された画像の中の位置を
示す(縦列,横行)対の順番に並べられた集合で
ある。値は 0¥0 から縦列¥横行までの内でなけれ
ばならない。縦列 (0028,0011) と横行
(0028,0010) の値は参照画像の中にに含まれる値
である。詳細説明は C.18.6.1.1 を参照。
列挙値については C.18.6.1.2 を参照。
C.18.6.1 空間座標マクロ属性説明
C.18.6.1.1 グラフィックデータ
グラフィックデータは解剖学的あるいは空間的概念を一以上の画像の定義されたサブセットに関連付
けるのに用いられる。グラフィックデータは単一点として(すなわち,解剖学的部位または障害の中
心を示すために)あるいは一より多い点(すなわち,点の集合あるいは開かれたあるいは閉じられた
多角形を表す)として明示的に定義されることがある。
注: 空間座標は観察データを画像特徴の集合に関連付けるために使用されることがある。空間座標は測定のた
めの入力データである座標を伝達するために使用されることがある。
497
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.18.6.1.2 グラフィックタイプ
注釈が画像に適用されるとき,この属性は注釈される関心領域の幾何のタイプを定義する。以下の列
挙値は画像空間座標幾何学的形状に対して明記される。
POINT = 単一(縦列,横行)対により示される単一画素
MULTIPOINT = (縦列,横行)対によってそれぞれが示される複数画素
POLYLINE =(縦列,横行)対によって示される順序のある頂点をもつ連接した線セグメント;
最初と最後の頂点が同一である場合は閉じた多角形である
CIRCLE = 二つの(縦列,横行)対によって定義される円。最初の点は中心画素である。二
番目の点は円周上の画素である。
ELLIPSE =最初の二点は楕円の長軸の端点を,次の二点は短軸の端点を明記する,四画素(縦
列,横行)対によって定義される楕円。
C.18.7 時間座標マクロ
表C.18.7−1は TCOORD 内容項目を伝達する属性を明記する。TCOORD内容項目は一以上
のSCOORD内容項目,一以上の IMAGE 内容項目,あるいは一以上の WAVEFORM 内容項目をも
つ一以上の SELCTED FROM 関係の出典内容項目である。
注:
1.時間座標が同じ集合の一以上の単一フレーム画像から,あるいは複数フレーム画像の一以上のフレ
ームから,あるいは参照の目的が複数オブジェクトに適用されるときは画像と波形から選択されること
がある。たとえば,複数の画像と同期して収集される波形の上の異なる空間場所でのサンプリング期間
の定義。
2.時間座標は順番に一以上のフレームあるいは画像を参照する空間座標に参照することがある,例え
ば時間および空間の両方で局在される領域を示すために。
表C.18.7−1 時間座標マクロ属性
属性名
時間範囲タイプ
参照サンプル位置
(0040,A130)
(0040,A132)
1
1C
参照時間オフセット
(0040,A138)
1C
参照日時
(0040,A13A)
1C
タグ
タイプ
属性説明
列挙値については C.18.7.1 を参照。
参照されるデータの時間点を明記する多重グル
ープ内のサンプルのリスト。最初のサンプルの位
置は1である。
参照されるSOPインスタンスが波形であり,参
照される時間オフセット (0040,A138) と参照日
時 (0040,A13A) が存在しない場合は必要。
参照チャネル (0040,A0B0) が単一多重グループ
内のチャネルを参照する場合にのみに使用され
ることがある。
参照のための時間点をデータの開始後の秒数に
よって明記する。
参照サンプル位置 (0040,A132) と参照日時
(0040,A13A) が存在しない場合は必要。
参照のための時間点を絶対時間によって明記す
る。
参照サンプル位置 (0040,A132) と参照時間オフ
セット (0040,A138) が存在しない場合は必要。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
C.18.7.1 時間範囲タイプ
この属性は関心領域の時間的広がりのタイプを定義する。時間点(すなわち時間の瞬間)は波形サン
プルオフセット(単一波形多重グループに対してのみ),時間オフセット,あるいは絶対時間により
定義されることがある。
以下の列挙値は時間範囲タイプのために明記される。
POINT = 単一時間点
MULTIPOINT = 複数時間点
SEGMENT = 二時間点間の範囲
MULTISEGMENT = 複数の区域,それぞれが二時間点によって示される
BEGIN = 一時間点で始まり,収集データの終わりを超えて伸びている範囲
END = 収集データの開始の前で始まり,識別された時間点まで(そしてそれを含んで)伸び
ている範囲
499
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書D
符号と制御用語(情報)
退役
500
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書E
患者方位の説明(規格)
この付属書は,患者方位データ要素を使用する方法の説明を提供する。
頭 HEAD (H)
右
RIGHT (R)
背面
POSTERIOR (P)
前面
ANTERIOR (A)
左
LEFT (L)
足
FEET (F)
標準の解剖学上の位置は,手のひらを前方に向けて直立している。この位置が,手の指と足の指の方
向(足 FEET (F)の方へ)についてのラベルを定義するために使用される,一方,手首と足首の方向は,
頭(H)の方にある。このラベルつけは,四肢の位置の変更にかかわらず保持される。左右が相互に対
称な身体部分のために,左右差標識(R または L)が使用されなければならない。
501
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
足
FEET
右
RIGHT
左
LEFT
足
FEET
(左手)
手
HEAD
前面
ANTERIOR
背面
POSTERIOR
頭
HEAD
手については,方向ラベルは標準の解剖学上の位置に基づいている。例えば図示された左手について
は,位置の変更にかかわりなく左は常に親指の方向にある。
502
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
H(同様に)
A
H
F
P
右足
RIGHT FOOT
H
L
R
F
右足―前面の図
RIGHT FOOT -- ANTERIOR VIEW
手と同様に,方向ラベルは標準の解剖学上の位置での足に基づいている。右足については,例えば,
右は足の小指の方向である。この割り当ては,四肢の動きまたは位置決めを通して不変である。これ
は同様に頭および足方向についても真である。
503
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
頭
HEAD
右
RIGHT
左
LEFT
足
FEET
患者の前面から見た図
頭
HEAD
前面
ANTERIOR
背面
POSTERIOR
足
FEET
患者の前面および左側面の図。左側(下側の図)の図で,左腕は後方へ引かれている。
504
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
最初の画素
画素行 1
[L]
A
HEAD
R
L
R
L
TRANSEVERSE
PLANE
横断面
P
画素
列
1
[P]
FEET
AL
注:画素軸に沿った括弧で囲った文字は(例
[LP]
えば[LP])は画素の行と列方向を示す。
L
A
斜位の患者の横断面
TRANSVERSE WITH
OBLIQUE PATIENT
LP
RA
P
R
H
PR
[PR]
A
R
[LF]
L
RH
LF
P
F
P
斜位の横断面
OBLIQUE
TRANSVERSE PLANE
[P]
横断面の主要方向は右から左(または前方から後方)であるので,結合された方向の最初の文字はこ
れを示す。例えば,RH―右に移動し,同様に頭の方へ動く
505
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
矢状面
SAGITTAL
A
H
[F]
矢状面
SAGITTAL
H
F
L
R
P
[P]
A
[FL]
斜位の矢状面
OBLIQUE SAGITTAL
PLANE
F
H
斜位の矢状面
OBLIQUE
SAGITTAL
HR
F
[P]
P
[P]
A
他の提
示方法
(矢状
面の
P
[F]
HP
[L]
斜位の冠状面
OBLIQUE
CORONAL
F
R
H
L
斜位の冠状面
OBLIQUE CORONAL
PLANE
FA
[FA]
H
[L]
A
冠状面
CORONAL
P
R
L
[F]
F
冠状面
F
CORONAL PLANE
506
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
足
FEET
A
[L]
R
LEFT
L
RIGHT
横断面
TRANSVERS
P
(左手)
[P]
頭
HEAD
F
[A]
P
A
矢状面
SAGITTAL
H
[H]
F
[R]
POSTERIOR
ANTERIOR
R
L
冠状面
CORONAL
H
[H]
507
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
HR
H
[PL]
H
AR
PL
P
A
L
R
F
[FL]
FL
F
斜位の矢状面および冠状面
OBLIQUE SAGITTAL & CORONAL
結合傾斜面および起こりうるラベルは主要面方向に基づく
H
AF
[LH]
RF
A
L
L
R
R
LH
P
[H]
F
PH
斜位の横断面および冠状面
OBLIQUE TRANSVERSE & CORONAL
508
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
R
Right
Left Hand
Right Hand
Head
解剖学的位置に関して同様に方向付けた(例えば
両者が PA,AP あるいは斜め AP,両者が下に向
けるか上に向ける),そして同時に曝射された対
の部位を含む単一画像は,方向属性の単一集合で
記述することができる。
H
509
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
A
腋窩
Axilla
中外斜位投影
Medio-lateral Oblique Projection
前方
Anterior
左乳房
Left Breast
Foot and
Right
FR
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
AL
上顎骨 Maxilla
A
Anterior
and Left
下顎骨 Mandible
F
L
上顎骨 Maxilla
R
L
Left
P
F
L
F
パノラマ狭角断層撮影写真 Panoramic Zonogram
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書F
基本ディレクトリ情報オブジェクト定義(規格)
F.1 基本ディレクトリ情報IODの適用範囲
基本ディレクトリ情報オブジェクト定義は,DICOM媒体保存(PS3.10参照)および媒体保
存サービスクラス(PS3.4参照)のために使用されることがある。それは下記のための情報の抽
象的概念である:
a. ファイル集合を識別する
b.ファイル集合のファイルの中に保存されている情報へのアクセスを,キー医療情報を基づいて,
容易にするディレクトリを提供する。そのようなディレクトリ機能は,保存媒体上のファイル
集合の中に保存されるファイルの内容を参照する医療要約情報の階層的情報モデルを基にし
ている。そのようなディレクトリ機能の標準化は,医用画像データの相互交換を促進するため
のキー要素であり,そしてモダリティ画像情報の完全な範囲をサポートすることが意図されて
いる。
注: ディレクトリ情報は,この巻の将来の版が(そのルートにDICOMDIRファイルを持つ)幾つかのフ
ァイルの論理的ツリーの間にディレクトリ情報を分散することをサポートするために拡張できるように
定義されてきた。しかしながら,この巻のこの版では,全体のディレクトリ情報は,DICOMDIRフ
ァイルIDを持つ単一ファイルの中に保存されることが明記されている。
ファイルID=DICOMDIR
ファイル集合情報+
医療情報ディレクトリ
ファイルID= ABGT
ファイルID= AB\18
ファイルID=AB\CDE\FG
ファイルID= AB\12
ファイルID= AB\CDE\FH
DICOMファイル集合
ファイルID= AB\CDE\FI
他のDICOMファイル集
合が存在することがある
フォーマットされた物理媒体
図F.1−1 DICOMDIRファイル。DICOMファイル集合の中心的役割
注: 1.フォーマットされた物理媒体上に単一ファイル集合または複数ファイル集合の何れが許されるかは,
PS3.12の中の(各特定物理媒体に対して使用される)媒体フォーマット仕様により定義される。
2.DICOMDIRファイルは,単一構成要素ファイルID,DICOMDIRによって識別される。
ファイル集合の中の他のファイルは,単一構成要素(例えば,上の図の中では “ABGT”)あるいは8構成
要素を越えない複数構成要素で構成される(例えば, “AB¥12” または “AB¥CDE¥FI”)ファイルIDを
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
持つことがある。
この基本ディレクトリ情報オブジェクトは:
a. 基本医療情報の構造に基づいている。これは媒体フォーマット層によって使用されることがあ
るもののようなファイルシステムディレクトリではない
b. 初歩の媒体相互交換応用の必要条件を満たすために十分に簡単である
c. DICOMDIRファイル全体の完全な書き換えなしに,書換可能媒体上のディレクトリへの
更新をサポートするので効率がよい
d. 標準キーに加えて特殊化した選択キーをもち,特定応用のために拡張可能である
e. DICOMディレクトリの中の医療情報の階層と,ファイルID構成要素の階層の間の如何な
る関係も強制しない
注: それからは意味情報が推論されないファイル識別子の構造と,医用画像情報を伝達するDICOMディレ
クトリの間のそのような独立性は,広い相互運用性が,DICOMに適合する媒体保存実装の間で可能で
あることを保証する。
F.2 基本ディレクトリIODの概要
基本ディレクトリIODの一般的構成が,この節の中で導入される。簡単な例が,この構成の応用を
説明するために同様に提供される。
F.2.1 基本ディレクトリIOD構成
基本ディレクトリIOD構成は,ディレクトリエンティティの階層構造に基づいている。この逆ツリ
ーの原点には,ルートディレクトリエンティティがある。各ディレクトリエンティティは,下位ディ
レクトリエンティティを順番にそれぞれ参照することがある,一つ以上のディレクトリレコードを含
む。
ディレクトリレコードは,ファイル集合のファイルの中に保存されているオブジェクトを参照するの
に役立つ。ディレクトリの構成は,図F.2−1の中に示される基本ディレクトリIODエンティテ
ィ−関係モデルによって表される。
各ディレクトリレコードは,それが含まれているディレクトリエンティティに無関係に,4タイプの
情報を含む:
a. 下位ディレクトリエンティティまたは参照ディレクトリエンティティへの参照。この参照は,
そのような下位ディレクトリエンティティが,ディレクトリレコードのインスタンスに対して
存在しない場合は,無いことがある。
b. 「参照オブジェクト」(DICOMの中では正式には参照SOPインスタンスと呼ばれる)が
その中に保存されているファイル集合のファイルへの参照。この参照は,ファイルが参照され
ていない場合は,無いことがある。ファイルは,これらのファイルIDによって直接に参照さ
れることがあるか,あるいは複数参照ファイルディレクトリレコードを通して間接的に参照さ
れることがあるかの何れかである。後者の場合は,同じファイルが幾つかのディレクトリレコ
ードによって参照されることが可能である。
c. 参照オブジェクトに特有の「選択キー」の集合,それは与えられたディレクトリエンティティ
の中に含まれる全てのレコードの間でその選択を可能にする。
513
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
d. 同じディレクトリエンティティに属する種々のディレクトリレコードを鎖でつなぐ機構。
ディレクトリレコードのこの包括的内容は,節F.4の中で明記される基本ディレクトリIOD情報
モデルのコンテキストの中で,その特定のタイプに基づいて更に特殊化される(例えば検査レコード,
シリーズレコードなど)。ディレクトリエンティティは,異なるタイプのディレクトリレコードを含
むことがある。基本ディレクトリIOD情報モデルのコンテキストの中で多くの特定ディレクトリレ
コードの標準化によって(節F.5を参照),相互運用性のための枠組みを維持しながら,多種類の
ディレクトリ内容の定義を可能にする。
基本ディレクトリ情報オブジェクト
ファイル集合識別
1
関係する
0-1
ディレクトリ情報
1
関係する
0-1
ディレクトリエンティティ
(ルート)
直接に
0-1
直接または間
接に参照する
間接に
1
1
任意選択で
参照する
1
・は・と
連鎖する
0-1
複数参照
ディレクトリレコード
参照SOPイン
スタンス
(ファイルの中
のオブジェクト)
ディレクトリレコード
(キー1, キー2, キー3, ・)
0‑1
ディレクトリレコード
(キー1, キー2, キー3, ・)
同様に参照す
ることがある
1
・は・と
連鎖する
0-1
何れかのディレクトリ
エンティティの他のデ
ィレクトリレコード
0-1
ディレクトリエンティティ
(ルート)
ディレクトリレコード
(キー1, キー2, キー3, ・)
1
・は・と
連鎖する
0‑1
図F.2−1 基本ディレクトリ情報オブジェクトE−Rモデル
ディレクトリ情報の管理および更新を容易にするために,多くの規則が定義される:
a. 何れの下位ディレクトリエンティティも,多くて一つの上位ディレクトリレコードにより参照
される。同じ下位ディレクトリエンティティを参照することを,複数の上位ディレクトリレコ
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ードに許さないことは,ディレクトリレコードおよび下位ディレクトリエンティティおよび関
連する下位ディレクトリレコードの削除(または不活性化)の管理を簡単にする。
b. 何れのディレクトリレコード(MRDRを除く)も,単一のディレクトリエンティティに属す
る。この規則および上記の規則が,基本ディレクトリIODそれ自身を厳密に階層化する。
c. ディレクトリによって参照されるすべてのファイルは,ディレクトリが属する同じファイル集
合の中に存在する。
d. ディレクトリによって参照されない非DICOMファイルが,ファイル集合空間の中に含まれ
ることがある。その様なファイルへのアクセス手段,およびディレクトリに存在しないことに
関連した意味は,DICOM規格の範囲外である。
e. DICOMDIRが,ディレクトリ情報モジュールを含む場合,ファイル集合の全てのファイ
ルは,ディレクトリレコードによって参照される。
f. ファイル集合の何れのファイルも,ディレクトリの多くて一つのディレクトリレコードによっ
て直接参照される。同じファイルを直接参照する複数ディレクトリレコードを許さないことは,
ディレクトリレコードおよび関連するファイルの削除の管理を簡単にする。
g. 単一ファイルは,(複数参照ファイルディレクトリレコードと呼ばれる)特別なディレクトリ
レコードを通して,(同じディレクトリエンティティに属していることがあり,いないことが
ある)幾つかのディレクトリレコードにより間接的に参照される。そのようなディレクトリレ
コードは,単一ファイルへの複数参照の明示的なカウントを保つことによって,ディレクトリ
レコード削除(または不活性化)の管理を容易にする。
注: 1.規則aとbがDICOMディレクトリを厳密に階層構造化するにもかかわらず,規則fとgがファイ
ルの参照を完全に相関的にする。この相関的な自由度は,異なるディレクトリレコードによって参照され
るファイルの内容の共有を許す(例えば,画像は検査にも関係するフィルムセッションにも属する)。し
かしながら,この自由度の全面的な使用は,ディレクトリの厳密な階層構造化によるディレクトリレコー
ドの「クローニング」を必要とすることがある。複数参照ファイルディレクトリレコードの使用例は,P
S3.10の中で示される。
2.参照ファイルは,同じファイル集合のファイルの中に保存されていないことがある他のSOPインス
タンスを,UIDによって参照する手段を提供するSOPクラスのSOPインスタンスを含むことがある,
(例えば,画像が検査構成要素を参照する)。
F.2.2 ディレクトリの例
この節の中で提供される例は,可能なディレクトリ内容および構成の簡単な一例のみである。この節
はもともと規格ではない。それゆえ,この例は適合ディレクトリを明記すること,あるいはDICO
M規格のこの巻によってサポートされるディレクトリ構成の可能な範囲を制限することを意味しない。
全体の構成は,節F.2.2.1の中で論理レベルで説明されている。内容の実際の構造は,節F.
2.2.2の中で議論される。PS3.10の二つの付属書は,ファイル内容の符号化の詳細を示す
例を提供する。
F.2.2.1 全体のディレクトリ構成の説明
簡単なディレクトリ内容が,ディレクトリ構成の例として用いられる。それは,図F.2−2によっ
て示される。図F.2−2の左側部分は,ファイル集合のファイルの中に保存される種々のオブジェ
クトを示す。右側は,ファイル集合のファイルへのアクセスを容易にするディレクトリ構成の例を示
す。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ディレクトリ
ディレクトリによって
参照されるオブジェクト
を含むファイル
ファイル集合識別
ディレクトリ情報
ルートディレクトリエンティティ
トピック1
患者 B
患者 A
ディレクトリレコード
参照患者管理
オブジェクト
患者Bおよび
トピック1
ディレクトリ
エンティティ
患者A
ディレクトリエンティティ
検査2
検査1
ディレクトリレコード
参照検査管理
オブジェクト
検査1用
ディレクトリエンティティ
結果 F
シリーズ2
シリーズ1
ディレクトリレコード
参照結果
オブジェクト
シリーズ1用
ディレクトリエンティティ
画像 3
画像 2
画像1
ディレクトリレコード
参照画像
オブジェクト
図F.2−2 ディレクトリ構成および内容の例
この例は,保存ファイルが,ディレクトリエンティティへグループ化されるディレクトリレコードに
よって参照される方法を示す。二つの検査ディレクトリレコード(検査1および検査2)は患者Aに
関係するディレクトリエンティティの一部である。
細い曲線は,保存されたオブジェクトを含むファイルへの参照を可能にするファイルIDに基づいた,
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
参照機構を描写する。太い曲線は,ディレクトリレコードによる下位ディレクトリエンティティへの
参照をサポートする,内部参照機構を描写する,
ディレクトリエンティティのディレクトリレコードの中から,特定ディレクトリレコードを選択する
ために使用されるキーは,図F.2−2に示されていない。
この例の中で,シリーズディレクトリレコードのような特定のディレクトリレコードが,保存された
オブジェクトを含んでいるファイルを参照しないことに注意することがある。画像ディレクトリレコ
ードのような他のディレクトリレコードは,下位ディレクトリエンティティを参照しない。しかしな
がら,多くのディレクトリレコードは,一つの下位ディレクトリエンティティおよび保存オブジェク
トを含んでいる一つのファイルを参照する。この柔軟性は様々なディレクトリの定義を可能にする。
F.2.2.2 DICOMDIRファイル構造の例
節F.2.2.1の中でで議論した例を基に,基本ディレクトリIODによって使用される内部デー
タ構造を,図F.2−3の中に示す。これは各ディレクトリレコードが,三つの異なるタイプの「参
照」機構によってリンクされるディレクトリレコードの集合を示す:
a. ディレクトリエンティティを形成するためのディレクトリレコードの連鎖。特に,これは,D
ICOMDIRファイルの最後にそれらを置くことによって,ディレクトリエンティティのレ
ベルにおいて新しいディレクトリレコードの追加を,容易にする。図F.2−3では,これら
の連鎖は点線により示される:
1.#1は,ルートディレクトリエンティティを形成するディレクトリレコードの連鎖を示す。
2. #2は,患者Aに関連したディレクトリエンティティに対するディレクトリレコードの連
鎖を示す。
3. #3は,検査1に関連したディレクトリエンティティに対するディレクトリレコードの連
鎖を示す。
4. #4はシリーズ1に関連したディレクトリエンティティに対するディレクトリレコード
の連鎖を示す。
b. 太い曲線は,下位ディレクトリエンティティへの,ディレクトリレコードによる参照を示す。
c. 細い曲線は,SOPクラスを含んでいる保存ファイルへの,ディレクトリレコードによる参照
を示す。
このDICOMDIRファイル構造の例は,ディレクトリレコードの特定の順序の一例を示している。
他のディレクトリレコードの順序が,機能的に等価なディレクトリになることが可能である。
517
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ディレクトリにより
参照されたオブジェ
クトを含むファイル
DICOMDIRファイル内容
ファイルの始め
ファイル集合識別
ディレクトリ情報
ルートディレクトリ
エンティティへの
参照
患者 B
1
患者 A
参照患者
オブジェクト
下位ディレクトリエンティ
ティへの参照
検査1
シリーズ 1
画像 1
4
参照画像
オブジェクト
2
3
画像 2
1
4
参照画像
オブジェクト
参照画像
オブジェクト
画像 3
同一ディレクトリエンティティに属
する
ディレクトリレコードの連鎖
シリーズ 2
検査2
参照スタディ
管理オブジェクト
参照結果
オブジェクト
3
結果 F
トピック1
ファイルの終わり
図F.2−3 DICOMディレクトリ情報に対するデータ構造の例
518
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.3 基本ディレクトリ情報オブジェクト定義
このIODは,節F.2の中で導入したディレクトリ情報構成に基づいている。この基本ディレクト
リIODに対するモデルは,図F.2−1の中のエンティティ−関係モデルによって節F.2.1で
記述される。節F.2.1の中で明記される規則は,この情報オブジェクト定義に適用される。
F.3.1 モジュール表
基本ディレクトリIODは,表F.3−1によって明記されるモジュールを含む。
表F.3−1 基本ディレクトリIODモジュール
モジュール
ファイル集合識
別
ディレクトリ情
報
参照
用法
F.3.2.1
M
F.3.2.2
U
モジュール記述
ファイル集合識別情報
ディレクトリレコードのシーケンスが後続するディレ
クトリ情報。
注:ディレクトリ情報モジュールは任意選択である。このディ
レクトリ情報モジュールは,ディレクトリが必要でない
全ての単純な環境の中でも存在する。この場合,ファイ
ル集合識別情報のみが存在する。
F.3.2 基本ディレクトリ情報オブジェクトのモジュール
基本ディレクトリIODの属性は,特定の属性が全ての媒体保存操作のために必要かどうかを示すタ
イプ指定と共に定義される(節5規約を参照)。
F.3.2.1 ファイル集合識別モジュール
表F.3−2 ファイル集合識別モジュール
属性名
ファイル集合I
D
ファイル集合記
述子ファイルI
D
タグ
タイプ
(0004,1130)
2
(0004,1141)
3
属性の説明
利用者あるいは実装特有の(16文字までの)識別子。
定義はPS3.10を参照。ファイル集合IDはファイ
ル集合が保存されている物理媒体の操作者の操作を容
易にするために,特定のファイル集合を容易に識別する
(しかし唯一である必要はない)短い人間が読めるラベ
ルであることを意図している。値の割り当てと意味は環
境特有である。
ファイル集合に関係した使用者コメントのために使用
される(同じファイル集合の中の)ファイルのID(例
えば,readme ファイル)。使用される特定文字集合は,
ファイル集合記述子ファイル (0004,1142) の特定文字集
合の中で明記されることがある。
注:このファイルはDICOM形式ではない(プリアンブル無
し,または DICM プリフィックスおよびメタ情報無し)
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ファイル集合記
述子ファイルの
特定文字集合
(0004,1142)
2C
ファイル集合記述子ファイルID (0004,1141) の中で指
定されるファイルIDをもつファイル集合記述子ファ
イルの中で使用される文字集合。文字集合の拡張または
置換文字集合を明記するために必要。無い場合は,基本
図形文字集合のみが使用される。定義語については,
C.12.1.1.2 を参照。
注: 全てのファイル集合は,生成されるときにファイル集合UIDが割り当てられる。ファイル集合UIDは,
ファイル集合識別モジュールのタイプ1属性として複製される必要はない。それは基本ディレクトリIO
DのSOPインスタンスUIDとして伝達される。それはDICOMDIRファイルメタ情報に含まれる
(PS3.10参照)。
F.3.2.2 ディレクトリ情報モジュール
このモジュールは,一つ以上のディレクトリエンティティを形成するディレクトリレコードのシーケ
ンスを含む。このモジュールは,少なくとも一つのディレクトリエンティティ,ルートディレクトリ
エンティティを定義する(それは空のことがあるが)。各ディレクトリレコードは( “> ”でマークさ
れる)ディレクトリ要素から構成される。これらは以下を含む:
a. 同じディレクトリエンティティの他のディレクトリレコードへのオフセットポインタ
b. 下位ディレクトリエンティティへのオフセットポインタ
c. ディレクトリレコードによってポイントされる参照ファイル
d. 参照ファイルの中に含まれる情報を代表するキーの集合
表F.3−3 ディレクトリ情報モジュール
属性名
ルートディレク
トリエンティテ
ィの最初のディ
レクトリレコー
ドのオフセット
タグ
(0004,1200)
タイプ
1
属性の説明
ルートディレクトリエンティティの最初のディレクト
リレコードの(項目データ要素の)最初のバイトのオフ
セット。このオフセットはファイルメタ情報の最初のバ
イトから始まるバイトの数である。ルートディレクトリ
エンティティがディレクトリレコードを含まないとき,
このオフセットは 00000000H に設定される。
注:このオフセットはファイルプリアンブルとDICOMプリ
フィックスを含む。
ルートディレク
トリエンティテ
ィの最後のディ
レクトリレコー
ドのオフセット
(0004,1202)
1
ルートディレクトリエンティティの最後のディレクト
リレコードの(項目データ要素の)最初のバイトのオフ
セット。このオフセットはファイルメタ情報の最初のバ
イトから始まるバイトの数である。ルートディレクトリ
エンティティがディレクトリレコードを含まないとき,
このオフセットは 00000000H にセットされる。
注:このオフセットはファイルプリアンブルとDICOMプリ
フィックスを含む。
ファイル集合一
貫性フラグ
(0004,1212)
1
セットされたとき,このフラグはディレクトリ内にまた
はディレクトリとファイル集合のファイルの間に,矛盾
が存在することがあることを示す。修復作業の可能性は
実装特有であり,この規格の範囲外である。列挙値:
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
0000H:既知の矛盾は無い。
FFFFH:FSRまたはFURは矛盾が存在することを
仮定する。
このフラグは,中断した場合に矛盾したファイル集合を
生じることがあるファイル集合更新の前に実装によっ
てセットされる。
注:矛盾が存在するが,しかしフラグがセットされない場合は,
エラー状態があることがある。矛盾が存在しないが,フ
ラグがセットされている場合は,同様にエラー状態があ
ることがある。
ディレクトリレ
コードシーケン
ス
(0004,1220)
2
> 次のディレク
トリレコードの
オフセット
(0004,1400)
1C
各項目が下記で定義される(“> ”でマークされる)
(0004,1400) から (0004,1511) までのディレクトリ要素
とレコード選択キーを含むディレクトリレコードを含
む,零以上の繰り返し項目のシーケンス。
零の長さ値は,ルートディレクトリエンティティの中
に,ディレクトリレコードが無いことを示す。
同じディレクトリエンティティの次のディレクトリレ
コードの(項目データ要素の)最初のバイトのオフセッ
ト。このオフセットはファイルメタ情報の最初のバイト
から始まるバイト数を表す符号なし整数である。零オフ
セットはこのディレクトリエンティティに他のディレ
クトリレコードが無いとの意味で使用される。
ディレクトリレコードシーケンス (0004,1220) が長さ零
でない場合,必要。
このオフセットは,同じディレクトリエンティティの次
のディレクトリレコードに連鎖した不活性レコード
(0004,1410) を保つために使用されることがある。
注:このオフセットはファイルプリアンブルとDICOMプリ
フィックスを含む。
> レコード使用
中フラグ
(0004,1410)
1C
このフラグは,参照ファイルの削除を容易にする。
列挙値:
FFFFH:レコード使用中。
0000H:レコードは不活性。(0004,1400) および
(0004,1410)を除き,不活性ディレクトリレコード
のすべての属性は無視される。
他の値は予約され,ファイル集合クリエータによってセ
ットされないが,しかし存在する場合は,ファイル集合
リーダまたはアップデータによって FFFFH として解釈
される。
ディレクトリレコードシーケンス (0004,1220) が長さ零
でない場合,必要。
ディレクトリレコードが使用中から不活性に変化した
場合,FSUは,参照下位ディレクトリエンティティの
全てのディレクトリレコードが不活性に変化すること
を保証する。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照下位ディ
レクトリエンテ
ィティのオフセ
ット
(0004,1420)
1C
参照下位ディレクトリエンティティの最初のディレク
トリレコードの(項目データ要素の)最初のバイトのオ
フセット。このオフセットはファイルメタ情報の最初の
バイトから始まるバイト数である。ディレクトリレコー
ドシーケンス (0004,1400) が零の長さでないときは必
要。下位ディレクトリエンティティ(少なくとも1つの
ディレクトリレコードを含む)が参照されないとき,こ
の属性は値 00000000H を持つ。
注:このオフセットはファイルプリアンブルとDICOMプリ
フィックスを含む。
> ディレクトリ
レコードタイプ
(0004,1430)
1C
ディレクトリレコードの特殊なタイプを,媒体保存ディ
レクトリ情報モデルにおける位置を参照することによ
り定義する(節F.4参照)。ディレクトリレコードシ
ーケンス (0004,1400) が長さ零でないときは必要。
列挙値(節F.5参照):
PATIENT, STUDY, SERIES,
IMAGE, OVERLAY, MODALITY LUT,
VOI LUT, CURVE, TOPIC,
VISIT, RESULTS, INTERPRETATION,
STUDY COMPONENT, STORED PRINT
RT DOSE, RT STRUCTURE SET,
RT PLAN, RT TREAT RECORD,
PRESENTATION, WAVEFORM
SR DOCUMENT, KEY OBJECT DOC
PRIVATE = 私的に定義されたレコード階層位置。タイ
プは私的レコードUID (0004,1432) により定義され
る。
MRDR = 複数ディレクトリレコードによってファイル
の間接的参照を許す特殊ディレクトリレコード。その参
照ファイルID (0004,1500) によってファイルを直接参
照する替わりに,上記で定義した(MRDR を除く)何れ
のタイプのディレクトリレコードも,順にそのファイル
IDによてファイルを参照する複数参照ファイルディ
レクトリレコードを参照する。
注: 列挙値 PRINT QUEUE,FILM SESSION,FILM BOX,お
よび IMAGE BOX はこの属性に対してDICOMの中
で前に定義されていた。それらは現在は退役した。
PS3.3-1998 を参照のこと。
> 私的レコード
UID
(0004,1432)
1C
ディレクトリレコードタイプ (0004,1430) が値 PRIVATE
の場合,必要。このUIDはディレクトリレコードの非
標準タイプを,基本ディレクトリIOD情報モデルへの
私的拡張の中で,その位置への参照によって定義するた
めに使用される(節F.5参照)。
このUIDはDICOM規格のPS3.5の中で定義さ
れる手続き従って登録される。その意味は適合性宣言の
中に明記されることがあり,されないことがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> 参照ファイル
ID
(0004,1500)
2C
「参照オブジェクト」または参照SOPインスタンスを
含むファイルIDの順序づけられた構成要素を表現す
る複数値(PS3.5参照)。最大8構成要素,各々が
1から8文字が用いられる(節8.2参照)。
注: 参照ファイルIDは,媒体フォーマット層によって提供
されるDICOMファイルサービスを通してファイルの
「位置を決める」ための手段を提供する。
> MRDRデ
ィレクトリレコ
ードのオフセッ
ト
(0004,1504)
1C
全ての参照ファイルは,ディレクトリの属するファイル
集合とともにある。(ディレクトリが属する)ファイル
集合内のどのファイルも,多くても一ディレクトリレコ
ードによって参照される。ディレクトリレコードがどの
SOPインスタンスも参照しないとき,この属性は存在
しない。一つ以上のディレクトリレコードによって単一
ファイルを参照するために,ディレクトリレコードタイ
プ (0004,1430) MRDR の特別なディレクトリレコード
が用いられる。参照ファイルID (0004,1500) は存在し
ない,そしてMRDRディレクトリレコードオフセット
(0004,1504) は,ファイルを間接的に参照するMRDRを
参照するために使用される。
複数参照ファイルディレクトリレコードの(項目データ
要素の)最初のバイトのオフセット。このオフセットは
ファイルメタ情報の最初のバイトで始まるバイト数で
ある。
ディレクトリレコードがどのSOPインスタンスも参
照しないとき,この属性は存在しない。
ディレクトリレコードがMRDRによってSOPイン
スタンスを間接的に参照する場合は必要。参照ファイル
ID (0004,1500) が直接参照のために使用される場合は
存在しない。複数参照ファイルディレクトリレコードの
中には存在しない。
注: このオフセットはファイルプリアンブルとDICMプリ
フィックスを含む。
> ファイル中の
参照SOPクラ
スUID
(0004,1510)
1C
参照ファイルの中に保存されたIODに関係するSO
Pクラスに対する固有識別子。このUIDは,ファイル
が参照ファイルID (0004,1500) によって直接的に,ま
たはMRDRディレクトリレコードオフセット
(0004,1504) によって間接的に参照されるとき存在する。
ディレクトリレコードかSOPインスタンスを参照す
る場合にのみ必要。複数参照ファイルディレクトリレコ
ードの中では使用されない。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
> ファイル中の
参照SOPイン
スタンスUID
(0004,1511)
1C
> ファイル中の
参照転送構文
(0004,1512)
1C
> レコード選択
キー
F.5 参照
F.5 参
照
参照ファイルの中に保存されたIODに関係するSO
Pインスタンスに対する固有識別子。このUIDは,フ
ァイルが,参照ファイルID (0004,1500) によって直接
的に,またはMRDRディレクトリレコードオフセット
(0004,1504) によって間接的に参照されるとき存在する。
ディレクトリレコードかSOPインスタンスを参照す
る場合のみ必要。複数参照ファイルディレクトリレコー
ドの中では使用されない。
参照ファイルの中に保存されたIODを符号化するた
めに使用される転送構文に対する固有識別子。このUI
Dは,ファイルが,参照ファイルID (0004,1500) によ
って直接的に,またはMRDRディレクトリレコードオ
フセット (0004,1504) によって間接的に参照されるとき
存在する。
ディレクトリレコードかSOPインスタンスを参照す
る場合のみ必要。複数参照ファイルディレクトリレコー
ドの中では使用されない。
節F.5の中で定義されるディレクトリレコード
(0004,1430) 各タイプに対して定義される特定キーを含
む多くのDICOMデータ要素。
F.4 基本ディレクトリIOD情報モデル
基本ディレクトリIOD情報モデルは,DICOMディレクトリを構築する中で使用されることがあ
るディレクトリレコードの種々のタイプの間の関係を定義する。このモデルは,DICOM規格のこ
の巻の中で定義されるDICOM応用モデルに基づいている。このモデルのエンティティは,ディレ
クトリレコード(DR)に対応する。これらは方形の箱で示される。このモデルの中の各ディレクト
リレコードは,上位ディレクトリエンティティのディレクトリレコードによって参照されるディレク
トリエンティティ(ルートエンティティ以外は示されていない)の一部である(例えば,検査ディレ
クトリレコードは,検査の内容を記述するディレクトリレコードを含むディレクトリエンティティを
参照する)。
各ディレクトリレコードは,このモデルには示されていない多くの必須および任意選択キーを持つ。
それらは,節F.5の中で定義される。使用される規約は,DICOM規格のこの巻によって使用さ
れるものである。モデルは図F.4−1の中でエンティティ−関係モデルとして示される。これらの
ディレクトリレコードの関係は,表F.4−1の中で完全に明記される。
表F.4−1 ディレクトリレコード間の関係
節
―
次の下位ディレクトリエンティティの中に含まれる
ことがあるディレクトリレコードタイプ
患者,トピック,私的
F.5.1
F.5.2
検査,私的
シリーズ,来院,結果,検査構成要素,私的
ディレクトリレコードタイプ
(ルートディレクトリエンテ
ィティ)
患者
検査
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
シリーズ
F.5.3
画像
オーバレイ
モダリティ LUT
VOI LUT
カーブ
保存プリント
RT線量
RT構造集合
RT計画
RT治療記録
提示
波形
SR文書
キーオブジェクト文書
トピック
F.5.4
F.5.5
F.5.6
F.5.7
F.5.8
F.5.18
F.5.19
F.5.20
F.5.21
F.5.22
F.5.23
F.5.24
F.5.25
F.5.26
F.5.9
来院
結果
解釈
検査構成要素
私的
MRDR
F.5.10
F.5.11
F.5.12
F.5.13
F.6.1
F.6.2
画像,オーバレイ,モダリティLUT,VOI LU
T,カーブ,保存プリント,RT線量,RT構造集合,
RT計画,RT治療記録,提示,波形,SR文書,キ
ーオブジェクト文書,私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
私的
検査,シリーズ,画像,オーバレイ,モダリティLU
T,VOI LUT,カーブ,保存プリント,RT線
量,RT構造集合,RT計画,RT治療記録,提示,
波形,SR文書,キーオブジェクト文書,私的
私的
解釈,私的
私的
私的
私的,(私的に定義された上記の何れか)
(適用されない)
注: ディレクトリレコードタイプ,プリントキュー,フィルムセッション,フィルムボックス,および画像ボ
ックスはDICOMの中で前は定義されていた。これらは現在は退役した。節PS3.3−1998を参
照。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ルートディレクトリ
エンティティ
1
含む
0-n
0-n
患者DR
トピック
DR
1
1
参照する
参照する
1-n
0-n
検査DR
検査DR
0-n
1
シリーズ
DR
参照する
1
0-n
参照する
1
検査構成
要素DR
参照する
0-n
0-n
0-n
結果DR
B
C
1
来院DR
参照する
B
参照する
保存プリン
トDR
上位DR
RT線量
DR
解釈DR
参照する
シリーズ
DR
RT構造集
合DR
上位ディレクトリレコードは
下位ディレクトリレコードを含む
下位ディレクトリエンティティを
参照する
RT計画
DR
下位DR
RT治療記
録DR
モデルのサブ
セットへの参照
波形DR
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
0-n
VOI LUT
DR
オーバレイ
DR
カーブDR
0-n モダリティ
LUT DR
0-n
0-n
モデルの参照サ
ブセット
画像DR
提示DR
SR文書
B
C
図F.4−1 基本ディレクトリIOD情報モデル
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注: 正規化プリント媒体保存はDICOMの中で前は定義されていた。それは現在退役した。PS3.3−1
998を参照。
F.5 特定ディレクトリレコードの定義
次の節は,節F.4の中で提示した基本ディレクトリIOD情報モデルによって導入された多くのデ
ィレクトリレコードを明記する。それぞれのものについて,参照されることがあるSOPクラスおよ
び関係する必須キーを識別する。キーは,ディレクトリの全ての媒体保存操作のために必要とされる
か否かを示すタイプ指示を割り当てられる(節5規約参照)。
タイプ2およびタイプ3キーは,DICOM規格のPS3.11の中で定義される応用プロファイル
によってタイプ1およびタイプ2または3にそれぞれ変更されることがある。私的データ要素に基づ
くキー,または私的キーは,規格定義キーに加えて同様に使用されることがある。しかしながら,そ
のような私的キーは,ファイル集合リーダまたはアップデータにより無視されることがある。
F.5.1 患者ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「PATIENT」のディレクトリレコー
ドタイプによって識別される。表F.5−1は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,
それらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,患者IOD,または
画像IODの患者IEに関連するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコー
ドは,分離患者管理SOPインスタンスを参照するために使用される。ディレクトリレコードのこの
タイプは,表F.4−2の中で定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリ
エンティティを参照することがある。
表F.5−1 患者キー
キー
特定文字集合
患者の名前
患者ID
患者IODまたは患者IEモ
ジュールの他の何れかの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0010,0010)
(0010,0020)
2
1
3
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一つの中
で用いられる場合は必要
与えられたファイル集合に対して,患者IDは固有である。これは,それが異なる患者ディレクトリ
レコードの中に現れないことを意味する。
F.5.2 検査ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「STUDY」のディレクトリレコード
タイプによって識別される。表F.5−2は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,そ
れらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,検査IOD,または画
像IODの検査IEに関連するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコード
は,分離検査管理SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコ
ードは,表F.4−2の中で定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエ
ンティティを参照することがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表F.5−2 検査キー
タグ
タイプ
キー
特定文字集合
(0008,0005)
1C
検査日付
検査時刻
検査記述
検査インスタンスUID
(0008,0020)
(0008,0030)
(0008,1030)
(0020,000D)
1
1
2
1C
検査ID
受付番号
検査IODまたは検査IEモ
ジュールの他の何れかの属性
(0020,0010)
(0008,0050)
1
2
3
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一つの中
で用いられる場合は必要
(0004,1511) が存在しない場合は必要。(注
参照)
注: 検査インスタンスUIDは,このディレクトリレコードによって参照されるファイルが無い場合のみ必須
キーとして存在する。このディレクトリレコードがファイルを参照する場合,ディレクトリレコードは,
ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) の中に含む。この場合 (0004,1511) は,
“pseudo”(擬似)ディレクトリレコードキー(表F.3−3参照)として使用されるので,重複する必要
はない。
F.5.3 シリーズディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「SERIES」のディレクトリレコード
タイプによって識別される。表F.5−3は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,そ
れらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,画像IODのシリーズ
IEおよび装置IEに関係したモジュールの中で見出されることがある。ディレクトリレコードのこ
のタイプは,表F.4−2の中で定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクト
リエンティティを参照することがある。
表F.5−3 シリーズキー
タグ
タイプ
キー
特定文字集合
(0008,0005)
1C
モダリティ
シリーズインスタンスUID
シリーズ番号
アイコン画像シーケンス
(0008,0060)
(0020,000E)
(0020,0011)
(0088,0200)
1
1
1
3
> 画素モジュール
シリーズIEモジュールの他
の何れかの属性
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
このアイコン画像はシリーズの代表であ
る。それはシリーズの画像の一つに対応す
ることがあり対応しないこともある。
この巻の節 F.7 参照
3
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.5.4 画像ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「IMAGE」のディレクトリレコード
タイプによって識別される。表F.5−4は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,そ
れらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,画像IODの画像IE
に関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードは,画像SOPイン
スタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−2の中で
定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを参照されること
がある。
表F.5−4 画像キー
キー
特定文字集合
インスタンス番号
アイコン画像シーケンス
> 画素モジュール
画像IEモジュールの他の何
れかの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0020,0013)
(0088,0200)
1
3
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
このアイコン画像は画像の代表である。
この巻の節F.7参照
3
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.5 独立オーバレイディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「OVERLAY」のディレクトリレコー
ドタイプにより識別される。表F.5−5は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,そ
れらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,画像IODのオーバレ
イIEに関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードは,独立オー
バレイ画像SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,
表F.4−2の中で定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティテ
ィを参照することがある。
表F.5−5 オーバレイキー
キー
特定文字集合
オーバレイ番号
アイコン画像シーケンス
> 画像画素モジュール
オーバレイIEモジュールの
他の何れかの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0020,0022)
(0088,0200)
1
3
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
この巻の節F.7参照
3
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.5.6 独立モダリティLUTディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「MODALITY LUT」のディレクトリ
レコードタイプにより識別される。表F.5−6は,そのようなディレクトリレコードタイプのため
に,それらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,画像IODのモ
ダリティLUT IEに関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコード
は,独立モダリティLUT SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレク
トリレコードは,表F.4−2での中で定義された一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディ
レクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−6 モダリティLUTキー
キー
特定文字集合
タグ
(0008,0005)
ルックアップテーブル番号
(0020,0026)
モダリティLUT IEモジュ
ールの他の何れかの属性
タイプ
1C
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
1
3
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.7 独立VOI LUTディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「VOI LUT」のディレクトリレコー
ドタイプにより識別される。表F.5−7は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,そ
れらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,画像IODのVOI L
UT IEに関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードは,独立V
OI LUT SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコード
は,表F.4−2で定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティテ
ィを参照することがある。
表F.5−7 VOI LUTキー
キー
特定文字集合
ルックアップテーブル番号
VOI LUT IEモジュー
ルの他の何れかの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0020,0026)
1
3
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.8 独立カーブディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「CURVE」のディレクトリレコード
タイプにより識別される。表F.5−8は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,それ
らの関連するタイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,画像IODのカーブIE
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
に関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードは,独立カーブSO
Pインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−2
で定義される一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを参照すること
がある。
表F.5−8 カーブキー
キー
特定文字集合
カーブ番号
カーブIEモジュールの何れ
かの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0020,0024)
1
3
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.9 トピックディレクトリレコード定義
トピックディレクトリレコードは,下位のディレクトリレコードの集合を集めることを意図される。
それは,キーとして単純なテキストの記述を使う。ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づ
く。それは,値「TOPIC」のディレクトリレコードタイプによって識別される。表F.5−9は,そ
のようなディレクトリレコードタイプのために,それらの関連するタイプをもつキーの集合を列挙す
る。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−2で定義された一つ以上のディレクトリレコ
ードを含む下位ディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−9 トピックキー
タグ
タイプ
キー
特定文字集合
(0008,0005)
1C
トピック名称
(0088,0904)
1
トピック主題
(0088,0906)
2
トピック著者
トピックキーワード
(0088,0910)
(0088,0912)
2
2
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
このディレクトリレコードが注力している
トピックのテキスト名称
このトピックが注力している主題の短テキ
スト記述
このトピックの著者または生成者の名前
トピックに関係した1から32のキーワー
ドを含む複数値領域
注: 追加キーを伴う更に複雑なディレクトリレコードのために,トピックディレクトリレコードでなく,むし
ろ私的ディレクトリレコードが提案される。
F.5.10 来院ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「VISIT」のディレクトリレコードタ
イプにより識別される。表F.5−10は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,それ
らの関連するタイプをもつキーのセットを列挙する。これらのキーの記述は,来院に関連したモジュ
ールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードは,分離した来院管理SOPインスタ
ンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−2で定義され
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
た一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−10 来院キー
キー
受診日付
受診ID
施設名
特定文字集合
タグ
(0038,0020)
(0038,0010)
(0008,0080)
(0008,0005)
来院IODモジュールの他の
何れかの属性
タイプ
2
2
2
1C
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つに
用いられる場合は必要
3
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.11 結果ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「RESULTS」のディレクトリレコー
ドタイプにより識別される。表F.5−11は,そのようなディレクトリレコードタイプのために,
それらの関連するタイプをもつキーのセットを列挙する。これらのキーの記述は,来院に関連したモ
ジュールに記述されている。このディレクトリレコードは,分離した結果管理SOPインスタンスを
参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−2で定義された一つ
以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−11 結果キー
キー
結果ID
インスタンス作成日(結果)
特定文字集合
結果IODモジュールの他の
何れかの属性
タグ
(4008,0040)
(0008,0012)
(0008,0005)
タイプ
2
2
1C
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つに
用いられる場合は必要
3
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.12 解釈結果ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「INTEPRETATION」のディレクトリ
レコードタイプにより識別される。表F.5−12は,そのようなディレクトリレコードタイプのた
めに,それらの関連するタイプをもつキーのセットを列挙する。これらのキーの記述は,DICOM
規格巻3の所見IODに関連したモジュールに記述されている。このディレクトリレコードは解釈S
OPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−
2で定義された一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを参照するこ
おとがある。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
表F.5−12 解釈キー
キー
特定文字集合
解釈転写日付
解釈作成者
解釈診断記述
解釈診断コードシーケンス
> コード値
> 符号化体系指定子
> コード意味
解釈ID
解釈タイプID
解釈状態ID
結果IODモジュールの他の
何れかの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つに
用いられる場合は必要
(4008,0108)
(4008,010C)
(4008,0115)
(4008,0117)
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(4008,0200)
(4008,0210)
(4008,0212)
1
2
2
2
1C
1C
1C
1
2
2
3
(4008,0117) が存在する場合は必要
(4008,0117) が存在する場合は必要
(4008,0117) が存在する場合は必要
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.13 検査構成要素ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。それは,値「STUDY COMPONENT」のディレク
トリレコードタイプにより識別される。表F.5−13は,そのようなディレクトリレコードタイプ
のための,それらの関連するタイプをもつキーのセットの表である。これらのキーの記述は,検査構
成要素IODに関連したモジュールに記述されている。このディレクトリレコードは,検査構成要素
SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4
−2で定義された一つ以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを参照する
ことがある。
表F.5−13 検査構成要素キー
キー
特定文字集合
モダリティ
検査記述
手続きコードシーケンス
> コード値
> 符号化体系指定子
> コード意味
実施医師の名前
検査構成要素IODモジュー
ルの他の何れかの属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0008,0060)
(0008,1030)
(0008,1032)
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(0008,1050)
1
2
1
1C
1C
1C
2
3
拡張または置換文字セットがキーの一つに
用いられる場合は必要
(0008,1032) が存在する場合は必要
(0008,1032) が存在する場合は必要
(0008,1032) が存在する場合は必要
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.14 プリントキューディレクトリレコード定義
この節はDICOMにおいて以前は定義されていた。これは現在は退役した。PS3.3−1998
を参照。
F.5.15 プリントフィルムセッションディレクトリレコード定義
この節はDICOMにおいて以前は定義されていた。これは現在は退役した。PS3.3−1998
を参照。
F.5.16 プリントフィルムボックスディレクトリレコード定義
この節はDICOMにおいて以前は定義されていた。これは現在は退役した。PS3.3−1998
を参照。
F.5.17 プリント画像ボックスディレクトリレコード定義
この節はDICOMにおいて以前は定義されていた。これは現在は退役した。PS3.3−1998
を参照。
F.5.18 保存プリントディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づいている。それは値「保存プリント」のディレクトリ
レコードタイプによって識別される。表F.5−18は,そのようなディレクトリレコードタイプに
対してそれらの関連するタイプをもつキーの集合を列記する。これらのキーの説明は保存プリントI
ODに関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードは保存プリント
SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4
−2の中に定義されるような一以上のディレクトリレコードを含む下位ディレクトリエンティティを
参照することがある。
表F.5−18 保存プリントキー
キー
特定文字集合
インスタンス番号
アイコン画像シーケン
ス
> 画像画素モジュール
画像IEモジュールの
他の何れかの他の属性
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
(0020,0013)
(0088,0200)
2
3
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一つの中で使用
される場合は必要。
このフィルムボックスを識別する番号
保存プリントSOPインスタンスによって参照さ
れる(フィルムボックスの)画像を表す一以上の
アイコン。
この巻の節F.7を参照。
3
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) が「疑似」ディレクトリレコードキーとして
使用されるため(表F.3−3参照),キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.19 RT線量ディレクトリレコード定義
このディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは,値「RT DOSE」のディレクトリレコ
ードタイプによって識別される。表F.5−19は,そのようなディレクトリレコードタイプのため
のそれらの関連するタイプをもつキーの集合を列記する。これらのキーの記述は,RT線量IODの
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
線量IEと関係するモジュールの中で見出されることがある。このディレクトリレコードはRT線量
SOPインスタンスを参照するために使用される。ディレクトリレコードのこのタイプは,表F.4
−2の中で定義されるような一以上のディレクトリレコードを含んでいる下位のディレクトリエンテ
ィティを参照することがある。
表F.5−19 RT線量キー
タグ
キー
タイプ
特定文字集合
(0008,0005)
1C
インスタンス番号
線量加算タイプ
線量コメント
アイコン画像シーケンス
(0020,0013)
(3004,000A)
(3004,0006)
(0088,0200)
1
1
3
3
>画像画素モジュール
線量IEモジュールの他の任意の属
性
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一
つの中で使用される場合は必要。
このアイコンは画像RT線量の代表
である。
この巻の F.7 を参照。
3
注: ファイルの中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDは「pseudo」ディレクトリレコードキーとし
て使用されることがあるので, このキーのリストの中では重複しない(表F.3−3参照)。
F.5.20 RT構造集合ディレクトリレコード定義
このディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは,値「RT STRUCTURE SET」のディレ
クトリレコードタイプによって識別される。表F.5−20は,そのようなディレクトリレコードタ
イプ用のそれらの関連するタイプをもつキーの集合をリストする。これらのキーの記述は,RT構造
集合IODの構造集合IEと関係したモジュールの中で見られることがある。このディレクトリレコ
ードはRT構造集合SOPインスタンスを参照するために使用される。ディレクトリレコードのこの
タイプは,表F.4−2の中で定義されるような一以上のディレクトリレコードを含んでいる下位の
ディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−20 RT構造集合キー
キー
タグ
タイプ
特定文字集合
(0008,0005)
1C
インスタンス番号
構造集合ラベル
構造集合日付
構造集合時刻
構造集合IEモジュールの他の任意
の属性
(0020,0013)
(3006,0002)
(3006,0008)
(3006,0009)
1
1
2
2
3
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一
つの中で使用される場合は必要。
注: ファイルの中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDは「pseudo」ディレクトリレコードキーとし
て使用されることがあるので,このキーのリストの中では重複しない(表F.3−3参照)。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.5.21 RT計画ディレクトリレコード定義
このディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは,値「RT PLAN」のディレクトリレコ
ードタイプによって識別される。表F.5−21は,そのようなディレクトリレコードタイプ用のそ
れらの関連するタイプをもつキーの集合をリストする。これらのキーの記述は,RT計画IODの計
画IEと関係したモジュールの中で見られることがある。このディレクトリレコードはRT計画SO
Pインスタンスを参照するために使用される。ディレクトリレコードのこのタイプは,表F.4−2
の中で定義されるような一以上のディレクトリレコードを含んでいる下位のディレクトリエンティテ
ィを参照することがある。
表F.5−21 RT計画キー
キー
タグ
タイプ
特定文字集合
(0008,0005)
1C
インスタンス番号
RT 計画ラベル
RT 計画日付
RT計画時刻
計画IEモジュールの他の任意の属
性
(0020,0013)
(300A,0002)
(300A,0006)
(300A,0007)
1
1
2
2
3
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一
つの中で使用される場合は必要。
注: ファイルの中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDは「pseudo」ディレクトリレコードキーとし
て使用されることがあるので,このキーのリストの中では重複しない(表F.3−3参照)。
F.5.22 RT治療記録ディレクトリレコード定義
このディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは,値「RT TREAT RECORD」のディレ
クトリレコードタイプによって識別される。表F.5−22は,そのようなディレクトリレコードタ
イプ用のそれらの関連するタイプをもつキーの集合をリストする。これらのキーの記述は,RT治療
記録IODの治療記録IEと関係したモジュールの中で見られることがある。このディレクトリレコ
ードはRT治療記録SOPインスタンスを参照するために使用される。ディレクトリレコードのこの
タイプは,表F.4−2の中で定義されるような一以上のディレクトリレコードを含んでいる下位の
ディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−22 RT治療記録キー
キー
タグ
タイプ
特定文字集合
(0008,0005)
1C
インスタンス番号
治療日付
治療時刻
治療記録モジュールの他の任意の属
性
(0020,0013)
(3008,0250)
(3008,0251)
1
2
2
3
属性記述
拡張または置換文字集合がキーの一
つの中で使用される場合は必要。
注: ファイルの中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDは「pseudo」ディレクトリレコードキーとし
て使用されることがあるので,このキーのリストの中では重複しない(表F.3−3参照)。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.5.23 提示状態ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは,値「PRESENTATION」のディ
レクトリレコードタイプによって識別される。表F.5−23は,そのようなディレクトリレコード
タイプのためのそれらの関連するタイプをもつキーの集合を列記する。これらのキーの記述はグレー
スケールソフトコピー提示状態保存IODに関連するモジュールで見つかることがある。このディレ
クトリレコードはグレースケールソフトコピー提示状態保存SOPインスタンスを参照するために使
用される。このタイプのディレクトリレコードは,表F.4−2に定義されるような一以上のディレ
クトリレコードを含んでいる下位ディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−23提示キー
キー
特定文字集合
タグ
(0008,0005)
インスタンス番号
提示ラベル
提示記述
提示作成日付
(0020,0013)
(0070,0080)
(0070,0081)
(0070,0082)
提示作成時刻
(0070,0083)
提示作成者の名前
(0070,0084)
参照シリーズシーケン (0008,1115)
ス
> シリーズインスタン (0020,000E)
スUID
(0008,1140)
> 参照画像シーケンス
>> 参照SOPクラスU
ID
(0008,1150)
>> 参照SOPインスタ
ンスUID
提示IEもジュールの
任意の他の属性
(0008,1155)
タイプ
属性記述
1C
拡張あるいは置換文字集合がキーの一つの中で使
用される場合は必要である。
1
この提示(SOPインスタンス)を識別する番号。
1
この提示を識別するために使用されるラベル。
2
この提示の記述。
1
この提示が生成された日付。
注:含まれている提示状態情報が以前に記録され
ていたことがあるので,この日付はDICOM
SOPインスタンスが生成された日付とは異なる
ことがある。
1
この提示が生成された時刻。
注:含まれている提示状態情報が以前に記録され
ていたことがあるので,この時刻はDICOM
SOPインスタンスが生成された時刻とは異なる
ことがある。
2
提示状態を保管する(技師か医師のような)操作
者の名前。
1
各項目が一以上のシリーズの属性を含んでいる繰
返し項目のシーケンス。
1C
この検査の一部であるシリーズの固有識別子。シ
ーケンス項目が存在する場合は必要である。
1C
各項目がこの検査とシリーズインスタンスUID
(0020,000E) によって定義されたシリーズの一部
である画像SOPクラス/SOPインスタンス対
の選択された集合への参照を提供する繰返し項目
のシーケンス。シーケンス項目が存在する場合は
必要である。
1C
参照SOPクラスを唯一識別する。シーケンス項
目が存在する場合は必要。この提示状態によって
参照された全画像に対して同一である。
1C
参照SOPインスタンスを唯一に識別する。シー
ケンス項目が存在する場合は必要である。
3
537
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
注:ファイルの中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDが,「pseudo」ディレクトリレコ
ードキー(表F.3−3を参照)として使用されることがあるので,それはキーのこのリスト
の中で複製にされない。
F.5.24 波形ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは,値 WAVEFORM のディレクトリ
レコードタイプによって識別される。表F.5−24は,そのようなディレクトリレコードタイプの
ためのそれらの関連するタイプをもつキーの集合を列記グする。これらのキーの記述は,DICOM
規格のPS 3.3の中で波形IEと関係したモジュール中で見出すことがある。このディレクトリレ
コードは波形SOPインスタンスを参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコード
は,表F.4−2の中で定義されるような一以上のディレクトリレコードを含んでいる下位のディレ
クトリエンティティを参照することがある。
表F.5−24 波形キー
キー
特定文字集合
タグ
インスタンス番号
内容日付
内容時刻
波形IEモジュールの他の何
れかの属性
タイプ
(0008,0005)
1C
(0020,0013)
(0008,0023)
(0008,0033)
1
1
1
3
属性記述
拡張または置換文字セットがキーの一つの
中で用いられる場合は必要
注: ファイルの中の参照SOPインスタンスUID (0004,1511) は, “pseudo”(擬似)ディレクトリレコー
ドキー(表F.3−3参照)として使用されることがあるので,キーのこのリストの中では重複しない。
F.5.25 SR文書ディレクトリ記録定義
ディレクトリ記録は節F.3仕様に基づく。それは値 SR DOCUMENT のディレクトリ記録タイプ
によって識別される。表F.5−25はそのようなディレクトリ記録タイプのために関連付けられる
タイプをもつキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は構造化報告書IODの観察IEに関係す
るモジュールの中に見つかるであろう。このディレクトリ記録はSR文書を参照するために使用され
る。このタイプのディレクトリ記録は表F.4−2に定義されている一以上のディレクトリ記録を含
む下位レベルのディレクトリエンティティを参照することがある。
表F.5−25 SR文書キー
キー
特定文字集合
(0008,0005)
1C
インスタンス番号
完成フラグ
確認フラグ
内容日付
内容時刻
確認日時
(0020,0013)
(0040,A491)
(0040,A493)
(0008,0023)
(0008,0033)
(0040,A030)
1
1
1
1
1
1C
タグ
タイプ
タイプ
キーの一つに拡張または置換文字集合が使用さ
れる場合は必要。
確認観察者シーケンス (0040,A073) の中で定義
されているもののうちで最も新しい日付と時刻。
確認フラグ (0040,A493) が VERIFIED の場合
538
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
概念名コードシーケン
ス
(0040,A043)
1
内容シーケンス
(0040,A730)
1C
文書IEモジュールの
いずれかの属性
は必要。
ルート内容項目(文書名称)によって表現される
内容を記述するコード。このシーケンスは厳密に
一項目を含む。
ルート内容項目(文書名称)の概念名コードシー
ケンスを修飾する目標内容項目を含む。
ルート内容項目が HAS CONCEPT MOD 関係の
出典内容項目であるとき必要。
3
注: ファイル中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDは 疑似 ディレクトリ記録キーとして使用さ
れることがあるので(表F.3−3を参照),それはこのキーのリストには再掲しない。
F.5.26 キーオブジェクト文書ディレクトリレコード定義
ディレクトリレコードは節F.3の仕様に基づく。それは値「KEY OBJECT DOC」のディレクトリレ
コードタイプによって識別される。表F.5−26は,そのようなディレクトリレコードタイプのた
めのそれらの関連するタイプを持つキーの集合を列挙する。これらのキーの記述は,キーオブジェク
ト選択IODの文書IEに関係するモジュールの中で見つかることがある。このディレクトリレコー
ドはキーオブジェクト選択文書を参照するために使用される。このタイプのディレクトリレコードは,
表F.4−1の中で定義される一以上のディレクトリレコードを含む下位レベルのディレクトリエン
ティティを参照することがある。
表F.5−26 キーオブジェクト文書キー
キー
特定文字集合
タグ
タイプ
(0008,0005)
1C
インスタンス番号
内容日付
内容時刻
概念名コードシーケ
ンス
(0020,0013)
(0008,0023)
(0008,0033)
(0040,A043)
1
1
1
1
内容シーケンス
(0040,A730)
1C
文書IEモジュール
の任意の属性
タイプ
拡張または置換文字集合がキーの一つに使用さ
れる場合は必要。
ルート内容項目(文書名称)によって代表される概
念を記述するコード。このシーケンスは厳密に一
項目を含む。
ルート内容項目(文書名称)の概念名コードシーケ
ンスを修飾する目標内容項目を含む。
ルート内容項目が HAS CONCEPT MOD 関係の発
生源内容項目である場合は必要。
3
注: ファイル中の (0004,1511) 参照SOPインスタンスUIDは 疑似 ディレクトリ記録キーとして使用さ
れることがあるので(表F.15.3−3を参照),それはこのキーのリストには再掲しない。
539
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
F.6 特殊ディレクトリレコード定義
F.6.1 私的ディレクトリレコード定義
私的ディレクトリレコードは,標準定義ディレクトリレコードに追加して使用されることがある。そ
のような私的レコードは,節F.2およびF.3の仕様に従う。加えて,ファイル集合クリエータに
よって生成される場合,それらは,節F.4の中で明記されるDICOM基本ディレクトリIOD情
報モデルへの適切な拡張である。適切な拡張によって,私的ディレクトリレコードを生成しているフ
ァイル集合クリエータは,DICOM PS3.10適合性必要条件に合致することを意味する。従っ
て,そのような私的に定義されたディレクトリレコードを無視することを選んだファイル集合リーダ
またはファイル集合アップデータは,適合するディレクトリを見出すであろう。
F.6.2 複数参照ファイルディレクトリレコード定義
このディレクトリレコードは,節F.3の仕様に基づく。複数参照ファイルディレクトリレコード(M
RDR)は,複数ディレクトリレコードによって,ファイルへの間接的参照を許すディレクトリレコ
ードの特殊なタイプである。このようなディレクトリレコードは,参照の数の明示的なカウントを保
持することによって,参照ファイルの管理(削除/更新)を容易にする。その参照ファイルIDによ
ってファイルを直接に参照する替わりに,(複数参照ファイルディレクトリレコードそれ自身を除き)
上記で定義した何れのタイプのディレクトリレコードも,そのファイルIDによってファイルを順番
に参照する複数参照ファイルディレクトリレコードを参照することがある。ディレクトリレコードの
このタイプは,下位ディレクトリエンティティを参照しない。
以下の制限がこのディレクトリレコードに適用される:
a. 次のディレクトリレコードのオフセットは,00000000H にセットされる
b. 参照下位ディレクトリエンティティのオフセットは,00000000H にセットされる
c. ディレクトリレコードタイプは,MRDRにセットされる
d. 参照ファイルIDは,複数参照ファイルのファイルIDにセットされる
e. 参照SOPクラスUIDは存在しない
f. 参照SOPインスタンスUIDは存在しない
追加属性の一つは,表F.6−1で定義され, “pseudo”(擬似)キーとして含められる。
表F.6−1 複数参照ファイルキー
キー
タグ
タイプ
属性記述
540
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
参照の数
(0004,1600)
1
他のディレクトリレコードによって,このMRDRディ
レクトリレコードに行われる参照の数。
0000H にセットされるとき,MRDRレコードは不活性
である。MRDRレコードの参照ファイルID
(0004,1610) の値は無効と考えられそして無視される。
(この複数参照ファイルディレクトリレコードを参照
する)何れかのタイプのディレクトリレコードが削除さ
れるか,またはそのレコード使用中フラグ (0004,1410)
が不活性にセットされるとき,参照の数 (0004,1600) は
1だけ減らされる。(この複数参照ファイルディレクト
リレコードを参照する)何れかのタイプのディレクトリ
レコードが追加される場合,参照の数 (0004,1600) は1
だけ増加される。
注: 参照の数が零になった場合,MRDRディレクトリレコ
ードが削除されるか,不活性で残されるか,そして複数
参照ファイルが削除されるかは,実装の決定である。
F.7 アイコン画像キー定義
アイコン画像は,画像,RT線量,保存プリント,シリーズまたはオーバレイのいくつかの中から一
以上を利用者が選択することを可能にするアイコンを,応用が表示することを可能にするために,対
応するディレクトリレコードの中で画像,RT線量,保存プリント,シリーズ,またはオーバレイの
キー代表として使用されることがある。それは汎用画像画素モジュールに基づいている(付属書C参
照)。
アイコン画像キーは,データ要素 (0088,0200) に対応している。それはアイコン画像のデータ要素か
ら作られたデータ集合をカプセル化している単一の項目を含むシーケンスとして定義される。データ
要素は,画素モジュールによって定義される(節C.7.6.3)。
画像画素モジュールの使用法は,様々なモダリティの環境を横断してディレクトリレコードの中で一
般的な使用を容易にするために,いくつかの領域の中に制限されている。これらの制限は:
a. モノクロとパレットカラー画像だけが使用される。画素あたりのサンプル (0028,0002) は,1
の値をもつ。光度測定解釈 (0028,0004)の値は, MONOCHROME1, MONOCHROME2 また
は PALETTE COLOR の何れかの値をもつ。面構成 (0028,0006) は存在しない。
注: 真カラーアイコン画像はサポートされない。これはアイコン画像の縮小サイズが,(256色を持
つ)パレットカラー画像の画質がほとんどの場合に十分にするという事実のためである。これはフ
ァイル集合リーダーとファイル集合アップデイタによるアイコン画像の取り扱いを簡単にする。
b. FSR/FSUがアイコン画像サポートする(即ち,それらを無視しない)場合,それは,少
なくとも最大サイズが 64×64 のアイコンをサポートする。FSCは,どんなサイズのアイコ
ンも書くことがある。64×64 より大きいアイコンは,応用プロファイルによって特殊化され
るのでなければ,FSRとFSUによって無視されることがある。
c. 画素サンプルは,割当ビット (0028,0100) および格納ビット (0028,0101) に対して1または8
の値を持つ。高位ビット (0028,0102) は,格納ビットにおいて使用された値よりも1だけ小さ
い値をもつ。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
d. 画素表現 (0028,0103) は,符号無し整数表現(値 0000H)である。
e. 画素アスペクト比 (0028,0034) は,1:1の値を持つ。
f. パレットカラールックアップテーブルが使用される場合,割当ビット (0028,0100) は8ビット
が使用される。
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付属書G
オリジナルのDICOM規格におけるモダリティワークリストおよびモ
ダリティ実施済手続きステップの統合(情報)
DICOMは,1993年に出版され,そして医療画像の分野の重要な部分に対して幾つかのモダリ
ティのための画像通信と画像管理機能を有効に扱っている。それ以来,多くの追加された医療画像の
専門家がDICOM規格の拡張に貢献した,そして追加の画像オブジェクト定義を開発した。さらに,
DICOM実世界領域モデルの調和化について,他の標準化団体と議論がされてきた。この努力は,
DICOM規格への幾つかの拡張となった。モダリティワークリストおよびモダリティ実施済手続き
ステップの統合は,最初はDICOM規格の中に含められなかった領域範囲の重要な部分を扱う。同
時に,モダリティワークリストおよびモダリティ実施済手続きステップの統合は,他の標準化団体
(CEN TC 251,HL7,その他)との調和の方向に一歩を作る。
この付属書の目的は,オリジナルのDICOM規格がモダリティワークリスト管理およびモダリティ
実施済手続きステップのための拡張に関係する方法を示すことである。含まれている二つの図は,モ
ダリティワークリスト管理およびモダリティ実施済手続きステップ仕様によって満たされた空隙と,
そしてオリジナルのDICOMデータモデルと拡張モデルの間の関係を概説する。
時間
患者が到
着した
検査が予
約された
収集が開
始された
収集が完
了した
検査が読
影された
患者が退
院した
患者/来院管理
検査管理
A
モダリティワー
クリスト管理
検査構成要素
管理
結果管理
B
患者/手続き
情報
画像保
存
図G−1 機能的概要―DICOMサービスクラスおよびモダリティ実施済手続きステップのコンテ
キストにおけるモダリティワークリスト管理
患者の管理は,患者が物理的施設(例えば,病院,診療所,画像センター)に入る時かさらにその時
刻の前に始まる。DICOM患者管理SOPクラスは,画像部門に関心がある多くの機能を提供する。
図X−1は,手続きのためのオーダーが患者のために発行されたと仮定する場合の例である。画像手
続きのためのオーダーは,DICOM検査管理SOPクラス内の検査インスタンスの作成に結びつく。
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同じ時刻(A)に,モダリティワークリスト管理SOPクラスは,モダリティ操作者が注文された手
続きのために予約情報を要求することを可能にする。ワークリストは,予約情報に基礎を置いてつく
られることができる。DICOM検査管理の中で,そしてDICOMワークリスト管理の中で,要求
された画像手続きの取り扱いは密接に関係している。ワークリストも,画像に結合される可能性があ
る患者/検査記述情報を伝達する。
ワークリスト管理は,画像手続きが開始される,そして予約済手続きステップが多分モダリティ実施
済手続きステップに対応してワークリストから取り除かれる(B)やいなや,完了される。しかしな
がら,検査管理は,解釈を含む検査の全ての段階を通して続く。(要求に基づく)実施された実際の
手続きと生成された画像に関する情報は,DICOM検査構成要素SOPクラスまたはモダリティ実
施済手続きSOPクラスによって伝達される。
オリジナルの DICOM
実世界モデル
1
モダリティワークリス
ト実世界モデル拡張
1
患者
1
1
0-n
0-n
1
来院
0-n
1
サービスエピソード
0-n
1
0-n
画像サービス
要求
1
1-n
結果
1
検査
1
0-n
0-n
A
1
0-n
報告
0-n
1-n
依頼済手続き
1
1
手続きタイプ
1
1
1
手続き計画
1-n
検査構成要素
1-n
1
0-n
1
B
1-n
1
予約済手続き
ステップ
1
1-n
1
1-n
実行項目
実行済手続きステップ
修正
図G−2 モダリティワークリストおよびモダリティ実施済手続きステップ管理のためのオリジナル
のモデルと拡張の関係
図G−2は,オリジナルのDICOM実世界モデルとモダリティワークリストおよびモダリティ実施
済手続きステップをサポートするために必要とされるこの実世界モデルの拡張の間の関係を示す。モ
デルの新しい部分が,画像手続きを依頼する,予約する,そしてその実行を記述するために必要とさ
れるエンティティ,オリジナルのモデルでサポートされない概念を加える。ワークリストを表現する
ために必要とされるエンティティは,オリジナルのDICOM実世界モデルの自然な拡張を形成する。
オリジナルのモデルと拡張モデルに共通なものは,患者エンティティである。サービスエピソードは,
HL7, CEN TC 251 WG 3, CAP-IEC,その他を含む他の標準化グループによってサポートされる共通モデ
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
ルへの将来の適合への道を開くために拡張モデルの中で示された管理上の概念である。来院は,オリ
ジナルのモデルの中にあるが,しかしそれはサービスエピソードの一部分であるので拡張モデルの中
には示されていない。
依頼済手続きとDICOM検査の間(A)には一対一の関係がある。DICOM検査は一つの依頼済
手続きの結果である。依頼済手続きは一つの検査だけに結びつくことができる。
n対mの関係は,予約済手続きステップとモダリティ実施済手続きステップの間(B)に存在する。
モダリティ実施済手続きステップの概念は,オリジナルのDICOMモデルに含まれる検査構成要素
概念のスーパーセットである。モダリティ実施済手続きステップSOPクラスは,モダリティ実施済
手続きステップを予約済手続きステップに関連づける手段を提供する。
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付属書H(退役)
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付属書I(退役)
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書J
波形(情報)
J.1 応用の領域
波形収集は,画像環境と一般的臨床環境の両者の部分である。その広範囲の使用のために,波形標準
化における重要な以前のそして相補的な仕事があるが,下記が特に重要である:
ASTM E31.16 - E1467 Specification for Transferring Digital Neurophysiogical Data Between Independent
Computer Systems
CEN TC251 PT5-007 - prENV1064 draft Standard Communications Protocol for Computer-Assisted
Electrocardiography (SCP-ECG).
CEN TC251 PT5-021 - draft Vital Signs Information Representation Standard (VITAL)
HL7 Automated Data SIG - HL7 Version 2.3, Chapter 7.14-20
IEEE P1073 - draft Medical Information Bus Standard (MIB)
DICOM - NEMA PS3.3, Section A.10 Standalone Curve Information Object Definition
DICOMに対して,波形標準化の領域は,画像コンテキスト内の波形収集である。それは特に,D
ICOMプロトコルを使用して転送され,そして管理される他のデータと共に解析されるであろう波
形収集に取り組むことを意味する。それは,最小の増分原価でそのコンテキストへの波形データの追
加を可能にする。さらにそれは,マルチモダリティ同期のために必要な参照を含む,マルチモダリテ
ィ環境において集められた他データとの参照関係を維持するために,DICOMの永続的オブジェク
ト能力を強化する。
他の臨床コンテキストにおける波形相互交換は,それらの環境により適切な異なるプロトコルを使用
することがある。特に,HL7は一般臨床情報システムへの波形観察の伝送のために使用されること
がある,そしてMIBは実時間生理学的監視と治療のために使用されることがある。
DICOMにおける波形情報オブジェクト定義は意味レベルにおいて,HL7波形メッセージフォー
マットと特に調和された。共通オブジェクトモデルの使用は,波形相互交換のためにDICOMを使
用するシステムとHL7を使用するシステムとの間で直接的な符号転換と相互運用を可能にする,そ
して二つのメッセージシステムの異なる構文の中で実装される共通意味の例として見ることができる。
注: HL7は,HL7メッセージ内でカプセル化されたDICOM SOPインスタンス(情報オブジェクト)
の転送を許す。DICOMとHL7波形意味は調和しているので,DICOM波形SOPインスタンスは,
カプセル化されたデータとして転送する必要はなく,本来のHL7波形観察フォーマットに符号転換する
ことができる。
J.2 使用事例
下記は,画像環境における波形に対する特定使用事例の例である。
事例1:カテーテル検査室(Catheterization Laboratory) −心臓カテーテル検査の間に,数台の独立し
たデータ収集装置が検査のために同時に使用されることがある。心電計サブシステムは表面ECG波
形を記録する;心臓血管造影サブシステムは動画像を記録する;血行動態サブシステムはカテーテル
上のセンサーからの心臓内圧力を記録する。これらのサブシステムは,それらの収集データをネット
ワークによって保管装置に送る。これらのデータは保管装置から取得することによって解析ワークス
テーションに集められる。左室造影検査では,ECGが医師によって,心室の最大および最小充満の
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
時間を決定するために使用される,そして血管造影画像と結合されるとき,駆出率の正確な推定が計
算できる。弁形成術では,血行動態波形が,インターベンション前とインターベンション後の圧力勾
配を計算するために使用される。
事例2:電気生理学検査(Electrophysiology Laboratory) −電気生理学的検査は,カテーテル上の複数
センサーから波形を取得する;心臓におけるカテーテルの配置が血管造影画像上で取得される。分析
ワークステーションで,センサーの正確な位置がこれによって心臓のモデルと位置合わせすることが
できる,そして異なる心臓位置での電気生理学的波形の到着の相対的タイミングを写像することがで
きる。
事例3:負荷検査(Stress Exam) −負荷検査は,検査の異なるステージでのECG波形とポータブル
装置からの心エコー超音波画像の両方の収集を含むことがある。波形と心エコーは相互交換用ディス
クに出力される,そして観察ステーションに入力されて読まれる。医師は心臓の健康状態を診断する
ために,両方のタイプのデータを解析する。
J.3 時間同期基準座標系
単一検査の中で多重モダリティ(例えば血管造影と心電図検査)を横切る収集の同期は,共有トリガ
ーまたは共有クロックを必要とする。基準座標系情報エンティティ内の同期モジュールは同期機構を
明記する。複数の機器によって使用される共通時間環境は,共有同期基準座標系UIDによって識別
される。このUIDが決定される方法と参加機器に分配される方法は規格の適用範囲外である。
機器クロックの時間同期のために使用する方法は,実装または施設特有であり,そしてそれ故にこの
提案の範囲外である。必要な場合は,標準時間分配プロトコルが利用可能である(例えば,NTP,IRIG,
GPS)。
時間分配方法の情報的解説は,: http://www.bancomm.com/cntpApp.htm で見ることができる。
収集を同期させる二番目の方法は,検査に参加するいくつかの機器ユニットから収集したデータに記
録される,そして/または同期データ収集をトリガーするために使用される,共通基準チャネル(時
間的標準)を利用することである。例えば,X線血管造影法SOPインスタンスのためのフレームの
収集をトリガーする「X線オン」パルス列は,同時に収集する血行動態波形SOPインスタンスの中
の波形チャネルとして記録することができる,そして異なるオブジェクトインスタンスを整列させる
ために使用することができる。この補遺に関係して,この同期機構を特にサポートするために,符号
化登録チャネル識別子(DICOM用語写像資源コンテキストグループID 3090)が提案された。
J.4 波形収集モデル
図J.4−1は波形データ収集の標準的モデルを示す。患者は検査の主題である。患者の上あるいは
中の異なる場所に置かれたいくつかの検出器があることがある,そして波形はそれらの検出器(例え
ば,電圧,圧力,ガス濃度,あるいは音)によるある物理的特性(測定基準)の測定である。検出器
は,アンプおよびフィルタに典型的に接続される,またその出力は一定時間間隔で標本化され,デジ
タル化される。ほとんどの場合,いくつかの信号チャネルは同期して収集される。測定信号は通常患
者の解剖学的構造の中で発生するが,しかし重要な特別の例は心臓ペーシング信号のような刺激とし
て,あるいは切除のために使用される高周波信号のような治療として,あるいは同期信号として,機
器の中で発生する信号である。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
Sensors / transducers
Electrical
Pressure
Gas concentration
Sound
RF electromagnetic
Amplifier /
Filter
Analog-toDigital
Converter
Waveform
Display
Processor
Stimulator
図J.4−1 波形収集モデル
J.5 波形情報モデル
波形データを伝達する複合情報オブジェクトの一部は波形情報エンティティ(IE)である。波形I
Eは,波形収集の技術的パラメタと波形サンプルを含んでいる。
波形IEの情報モデル,または内部組織構造は,図J.5−1の中で示される。波形情報オブジェク
トは,信号が収集された連続時間期間からのデータを含んでいる。オブジェクトは,周波数がグルー
プに対して定義された同一クロックでのデジタル化によって定義されたいくつかの多重のグループを
含んでいることがある。個々の多重グループ内では,各々十分な技術的定義をもつ一以上のチャネル
があるだろう。最終的に,各チャネルは,デジタル波形サンプルのその集合を持っている。
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
患者
波形
1
波形属性
1
・は・の主
題である
含む
収集の時間
収集コンテキスト
注釈
1,n
1,n
検査
多重グループ
1
1
含む
含む
1,n
シリーズ
0,n
チャネルの数
標本化周波数
タイミング
1,n
チャネル
1
含む
多重グループ属性
1
含む
1,n
サンプル
波形
チャネル定義属性
チャネルソース
測定基準
注釈位置
機能
技術
チャネル感度
基線
スキュー
フィルタ特性
図J.5−1 DICOM波形情報モデル
J.6 HL7との調和
この波形IE定義は,チャネル定義属性と同期収集チャネルのための多重グループの使用を含んで,
HL7波形意味較正概念と調和する。共通オブジェクトモデルの使用は,直接の符号変換と波形相互
交換のためにDICOMを使用するシステムとHL7を使用するシステムの間の相互運用とを可能に
し,二つのメッセージシステムの異なる構文の中で実装された共通意味の例として見ることができる。
この節は,DICOM波形IEとHL7版2.3波形メッセージフォーマットの間の調和について記
述する(HL7版2.3,章7,節7.14〜7.20を参照)。
J.6.1 HL7波形観察
HL7メッセージにおける波形は,OBX(観察)セグメントの集合として送られる。OBXセグメ
ントの四サブタイプが定義されている:
・
CHNサブタイプは,CD(チャネル定義)データタイプの中で1チャネルを定義する。
・
TIMサブタイプは,TS(時間列)データタイプの中で波形データの開始時間を定義する。
551
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
・
WAVサブタイプは,NA(数値配列)あるいはMA(多重配列)データタイプの中で波形デー
タを伝達する。(ASCII符号化サンプル,文字区切り)
・
ANOサブタイプは,CE(符号化登録)データタイプの中で,注釈が適用される波形内の特定
時間への参照をもつ注釈を伝達する。
HL7メッセージ定義の他のセグメントは患者および検査識別を明記する,そしてそれらのDICO
M構築との調和はこの付属書の中では定義されない。
J.6.2 チャネル定義
波形モジュールチャネル定義シーケンス属性 (003A,0200) は,次の表に従って,HL7チャネル定義
(CD)データタイプとの調和の中で定義される。チャネル定義シーケンス属性における各項目は,
サブタイプCHNのOBXセグメントに相当する。
表J.6−1 DICOMおよびHL7チャネル定義の間の対応
DICOM属性
波形チャネル番号 Waveform Channel Number
チャンネルラベル Channel Label
チャンネルソースシーケンス Channel Source
Sequence
チャンネルソース修飾子シーケンス Channel
Source Modifier Sequence
Channel Sensitivity チャンネル感度
チャンネル感度単位シーケンス Channel
Sensitivity Units Sequence
チャンネル感度補正係数 Channel Sensitivity
Correction Factor
チャンネル基線 Channel Baseline
チャンネル時間スキュー Channel Time Skew
標本化周波数 [Group] Sampling Frequency
チャンネル最小値 Channel Minimum Value
チャンネル最大値 Channel Maximum Value
チャンネルオフセット Channel Offset
チャンネル状態 Channel Status
フィルタ低周波 Filter Low Frequency
フィルタ高周波 Filter High Frequency
ノッチフィルタ周波数 Notch Filter Frequency
ノッチフィルタ帯域幅 Notch Filter Bandwidth
HL7 CDデータタイプ構成要素
(003A,0202)
(003A,0203)
(003A,0208)
Channel Identifier (number&name)
Waveform Source
(003A,0209)
(003A,0210)
(003A,0211)
Channel Sensitivity and Units
(003A,0212)
Channel Calibration Parameters
(003A,0213)
(003A,0214)
(003A,001A)
(5400,0110)
(5400,0112)
(003A,0218)
(003A,0205)
(003A,0220)
(003A,0221)
(003A,0222)
(003A,0223)
(correctionfactor&baseline&timeskew)
Channel Sampling Frequency
Minimum and Maximum Data Values
(minimum&maximum)
not defined in HL7
DICOM情報オブジェクト定義では,標本化周波数が多重グループに対して定義される,一方HL
7においては,それは各チャネルに対して定義されているが,全ての多重チャネルに対して同一であ
ることが必要である。
HL7構文,波形ソースは,DICOMで使用されるような符号化登録ではなく,文字列である。こ
れは二フォーマットの間の符号変換において考慮されなければならない。
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2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
J.6.3 タイミング
HL7では,波形データのための正確な開始時間はサブタイプTIMのOBXセグメントの中で送ら
れる。等価な時間列を形成するために連結されなければならない,対応するDICOM属性は,次の
通りである:
収集日時
多重グループ時間オフセット
(0008,002A)
(0018,1068)
J.6.4 波形データ
波形データ属性 (5400,1010) の中でデータサンプルのDICOM 2進符号化は,サブタイプWAVの
HL7 OBXセグメントの中のデータサンプルのASCII表現に相当する。HL7 MA(多重配列)
データタイプの中で使用される,同一チャネルインターリーブ多重化は,DICOM波形データ属性
の中で使用される。
その2進表現のために,DICOMは正確な符号化を指定するために,次の表の中で列記されるいく
つかのデータ要素を使用する。HL7はデータサンプルの明示的文字区切ASCII符号化を使用す
るので,対応するHL7データ要素はない。
波形チャネルの数
(003A,0005)
波形サンプルの数
(003A,0010)
波形格納ビット
(003A,021A)
波形割当ビット
(003A,1004)
波形サンプル解釈
(003A,1006)
波形パディング値
(003A,100A)
J.6.5 注釈
HL7では,波形注釈は,CE(符号化登録)データタイプを使用して,サブタイプ ANO のOBX
セグメントの中で送られる。これは,符号化登録シーケンスを使用するDICOM注釈と正確に一致
する。しかしながら,HL7注釈ROIは単一点(時間基準)にだけであり,一方DICOMは時間
によってまたは明示的サンプル位置によって区切られるサンプルの範囲への参照を許す。
J.7 SCP−ECGとの調和
SCP−ECG規格はルーチン静止心電図を記録するために設計されている。そのようなECGは心
臓画像検査に先立って調査され,そして典型的な使用例では,完全な心臓画像患者レコードに含むた
めにSCP−ECG波形はDICOMに変換されるであろう。
SCP−ECGは,チャネルの同時あるいは同時でない記録を提供するが,(各チャネルは別々に符
号化される)多重データ形式を提供しない。
DICOMに変換する場合,同時に記録するチャネルの各部分集合は波形シーケンス項目(多重グル
ープ)の中で符号化されることがある,そして個々の多重グループの記録への遅延は多重グループ時
間オフセット (0018,1068) の中で符号化されるだろう。
SCP−ECG節1の電極構成は,DICOM用語写像資源テンプレート3401とコンテキストグ
ループ3263と3264を使用して,DICOM収集コンテキスト (0040,0555) シーケンス項目に
553
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
変換されることがある。
符号なし整数として符号化された用語SCP−ECG節3のリード識別は,コンテキストグループ3
001を使用して,DICOM波形チャネルソ−ス (003A,0208) 符号化シーケンスに変換されること
がある。
SCP−ECG節7のペースメーカースパイクレコードはコンテキストグループ3335からコード
用語で波形注釈シーケンス (0040,B020) の中の項目に変換されることがある。注釈シーケンス項目は,
その数値および測定単位属性の中でスパイク振幅を記録することがある。
554
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書K
(情報)
以下は図C.17.4−1情報的SR内容ツリーの例の符号化の簡単かつ非包括的説明である。
SRツ
リー深
さ
入れ子
属性
タグ
VR
VL
(hex)
値
SOPクラスUID
(0008,0016)
UI
001e
SOPインスタンスUID
検査日付
内容日付
検査時刻
内容時刻
受付番号
モダリティ
製造者
照会医師名
参照検査構成要素シーケンス
(0008,0018)
(0008,0020)
(0008,0023)
(0008,0030)
(0008,0033)
(0008,0050)
(0008,0060)
(0008,0070)
(0008,0090)
(0008,1111)
UI
DA
DA
TM
TM
SH
CS
LO
PN
SQ
0012
0008
0008
0006
0006
0006
0002
0004
0014
ffffffff
患者の名前
患者ID
患者誕生日
患者性別
検査インスタンスUID
シリーズインスタンスUID
検査ID
シリーズ番号
インスタンス(以前は画像)番号
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0010,0010)
(0010,0020)
(0010,0030)
(0010,0040)
(0020,000D)
(0020,000E)
(0020,0010)
(0020,0011)
(0020,0013)
(0040,A040)
(0040,A043)
PN
LO
DA
CS
UI
UI
SH
IS
IS
CS
SQ
000e
0006
0008
0002
0012
0012
0006
0002
0002
000a
ffffffff
Homer^Jane^^^
234567
19991109
F
1.2.3.4.5.6.7.100
1.2.3.4.5.6.7.200
345678
1
1
CONTAINER
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
000c
333300
LNdemo
Chest X-Ray
内容の連続性
確認観察者シーケンス
(0040,A050)
(0040,A073)
CS
SQ
0008
ffffffff
SEPARATE
確認組識
確認日時
確認観察者名
確認観察者識別コードシーケンス
(0040,A027)
(0040,A030)
(0040,A075)
(0040,A088)
LO
DT
PN
SQ
0004
000e
000e
ffffffff
WG6
19991029154510
Jones^Joe^^Dr^
コード値
符号化体系指定子
コード意味
私的符号化体系作成者UID
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(0008,010C)
SH
SH
LO
UI
0006
000e
0006
0010
369842
99STElsewhere
369842
1.2.3.4.6.7.8.91
1.2.840.10008.5.1.4.1.1.
88.33
1.2.3.4.5.6.7.300
19991029
19991029
154500
154510
123456
SR
WG6
Luke^Will^^Dr.^M.D.
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1
1
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1
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555
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
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>>
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>
参照依頼シーケンス
(0040,A370)
SQ
ffffffff
受付番号
参照検査シーケンス
(0008,0050)
(0008,1110)
SH
SQ
0006
ffffffff
123456
検査インスタンスUID
依頼済手続き記述
依頼済手続きコードシーケンス
(0020,000D)
(0032,1060)
(0032,1064)
UI
LO
SQ
0012
000a
ffffffff
1.2.3.4.5.6.7.100
Chest X-Ray
コード値
符号化体系指定子
コード意味
私的符号化体系作成者UID
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(0008,010C)
SH
SH
LO
UI
0006
000e
000a
0010
369475
99STElsewhere
Chest X-Ray
1.2.3.4.6.7.8.91
依頼済手続きID
発注側オーダー番号/画像サービ
ス依頼
受注側オーダー番号/画像サービ
ス依頼
(0040,1001)
(0040,2016)
SH
LO
0006
0
012340
(0040,2017)
LO
0
実施済手続きコードシーケンス
(0040,A372)
SQ
ffffffff
コード値
符号化体系指定子
コード意味
私的符号化体系作成者UID
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(0008,010C)
SH
SH
LO
UI
0006
000e
000a
0010
当該依頼済手続き証拠シーケンス
(0040,A375)
SQ
ffffffff
参照シリーズシーケンス
(0008,1115)
SQ
ffffffff
参照SOPシーケンス
(0008,1199)
SQ
ffffffff
参照SOPクラスUID
参照SOPインスタンスUID
(0008,1150)
(0008,1155)
UI
UI
0008
000a
1.2.3.4
1.2.3.4.5
シリーズインスタンスUID
(0020,000E)
UI
0012
1.2.3.4.5.6.7.200
検査インスタンスUID
(0020,000D)
UI
0012
1.2.3.4.5.6.7.100
完成フラグ
確認フラグ
内容シーケンス
(0040,A491)
(0040,A493)
(0040,A730)
CS
CS
SQ
0008
0008
ffffffff
COMPLETE
VERIFIED
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0010
0006
ffffffff
HAS OBS CONTEXT
PNAME
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1.1
1.1
1.1
1.1
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>
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%item
556
369475
99STElsewhere
Chest X-Ray
1.2.3.4.6.7.8.91
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.2
1.2
1.2
1.2
1.2
1.2
1.2
1.2
>>
>>
>>
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1.2
1.2
1.2
1.2
1.3
1.3
1.3
1.3
1.3
1.3
1.3
1.3
%enditem
%endseq
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>
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1.3
1.3
1.3
1.3
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4
1.4.1
1.4.1
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コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0012
000555
LNdemo
Recording Observer
人名
(0040,A123)
PN
0010
Smith^John^^Dr^
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0010
0006
ffffffff
HAS OBS CONTEXT
UIDREF
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0036
000599
LNdemo
Study Instance UID of
Evidence Directly
Examined by RO
UID
(0040,A124)
UI
0012
1.2.3.4.5.6.7.100
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0010
0006
ffffffff
HAS OBS CONTEXT
PNAME
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0020
000579
LNdemo
Ptient-Data-Acquisition
Subject
人名
(0040,A123)
PN
000e
Home^Jane^^^
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0008
0004
ffffffff
CONTAINS
CODE
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0008
000444
LNdemo
Finding
概念コードシーケンス
(0040,A168)
SQ
ffffffff
コード値
符号化体系指定子
コード意味
私的符号化体系作成者UID
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(0008,010C)
SH
SH
LO
UI
0006
000e
0004
0010
内容シーケンス
(0040,A730)
SQ
ffffffff
関係タイプ
(0040,A010)
CS
000e
557
000333
99STElsewhere
Mass
1.2.3.4.6.7.8.91
HAS PROPERTIES
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.1
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4.2
1.4
1.4
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
1.5
>>
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値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
SQ
0004
ffffffff
NUM
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0008
000222
LNdemo
Diameter
測定値シーケンス
(0040,A300)
SQ
ffffffff
測定単位コードシーケンス
(0040,08EA)
SQ
ffffffff
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0008
0002
000111
SNMdemo
cm
数値
(0040,A30A)
DS
0004
1.3
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
000e
0004
ffffffff
HAS PROPERTIES
CODE
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0008
000c
111000
SNMdemo
Margination
概念コードシーケンス
(0040,A168)
SQ
ffffffff
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0008
000c
参照SOPシーケンス
(0008,1199)
SQ
ffffffff
参照SOPクラスUID
参照SOPインスタンスUID
(0008,1150)
(0008,1155)
UI
UI
0008
000a
1.2.3.4
1.2.3.4.5
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0008
0006
ffffffff
CONTAINS
IMAGE
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0008
0008
333000
SNMdemo
Baseline
558
222000
SNMdemo
Infiltrative
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.5
1.5
1.5
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1
1.6.1.1
1.6.1.1
1.6.1.1
1.6.1.1
1.6.1.2
1.6.1.2
1.6.1.2
1.6.1.2
1.6.1
1.6.1
1.6
1.6
1.7
1.7
1.7
1.7
1.7
1.7
1.7
1.7
1.7
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>(訳者)
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>>>
>>>(訳者)
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>>
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%enditem
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0008
000a
ffffffff
CONTAINS
CONTAINER
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0008
0006
000c
555000
LNdemo
Conclusions
内容の連続性
内容シーケンス
(0040,A050)
(0040,A730)
CS
SQ
0008
ffffffff
SEPARATE
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0008
0004
ffffffff
CONTAINS
CODE
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
000a
777000
LNdemo
Conclusion
概念コードシーケンス
(0040,A168)
SQ
ffffffff
コード値
符号化体系指定子
コード意味
私的符号化体系作成者UID
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
(0008,010C)
SH
SH
LO
UI
0006
000e
0014
0010
内容シーケンス
(0040,A730)
SQ
ffffffff
関係タイプ
参照内容項目識別子
(0040,A010)
(0040,DB73)
CS
UL
000e
000c
INFERRED FROM
0001,0004,0002
関係タイプ
参照内容項目識別子
(0040,A010)
(0040,DB73)
CS
UL
000e
000c
INFERRED FROM
0001,0007,0001
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0008
000a
ffffffff
CONTAINS
CONTAINER
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0018
999000
LNdemo
Specific Image Findings
559
888000
99STElsewhere
Probable malignancy
1.2.3.4.6.7.8.91
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.7
1.7
1.7
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
%endseq
>(訳者)
>
%item
>>
>>
>>
%item
>>>
>>>
>>>
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7.1
1.7
1.7
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1
%enditem
%endseq
>>
%item
>>>
%item
>>>>
>>>>
%enditem
%endseq
>>>
>>>
%enditem
%endseq
>>
>>
%enditem
%endseq
%enditem
%item
>
>
>
%item
>>
>>
>>
%enditem
%endseq
>
%item
>>
>>
>>
%enditem
%endseq
%enditem
%endseq
内容の連続性
内容シーケンス
(0040,A050)
(0040,A730)
CS
SQ
0008
ffffffff
SEPARATE
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0008
0006
ffffffff
CONTAINS
SCOORD
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0008
001e
333001
SNMdemo
Best illustration of
findings
内容シーケンス
(0040,A730)
SQ
ffffffff
参照SOPシーケンス
(0008,1199)
SQ
ffffffff
参照SOPクラスUID
参照SOPインスタンスUID
(0008,1150)
(0008,1155)
UI
UI
0008
000a
1.2.3.4
1.2.3.4.6
関係タイプ
値タイプ
(0040,A010)
(0040,A040)
CS
CS
000e
0006
SELECTED FROM
IMAGE
図形データ
図形タイプ
(0070,0022)
(0070,0023)
FL
CS
0020
0008
0,0,0,0,0,0,0,0
POLYLINE
関係タイプ
値タイプ
概念名コードシーケンス
(0040,A010)
(0040,A040)
(0040,A043)
CS
CS
SQ
0010
0004
ffffffff
HAS CONCEPT MOD
CODE
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
0006
123456
LNdemo
Views
概念コードシーケンス
(0040,A168)
SQ
ffffffff
コード値
符号化体系指定子
コード意味
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0104)
SH
SH
LO
0006
0006
000e
560
123457
LNdemo
PA and Lateral
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書L
マンモグラフィCAD(情報)
L.1 マンモグラフィCAD SR内容ツリー構造
マンモグラフィCAD SR IODのためのテンプレートはPS3.16付属書A,DCMRテンプ
レートで定義される。特に述べられていない場合は,マンモグラフィCAD SR IODテンプレー
トの中で定義された関係は値による。先のマンモグラフィCAD SRのような別のSRオブジェクト
インスタンスから参照された内容項目は,適切なオリジナル出典(original source)観察コンテキスト
と共に,新しいSRオブジェクトインスタンスの中に値によって挿入される。別の出典(source)から
言い換えた内容項目内で,表現意図および参照による関係のための参照内容項目識別子を更新するこ
とは必要である。
Document Root
(CONTAINER)
CONTAINS
HAS PROPERTIES
Image Library
(CONTAINER)
CAD Processing and Findings
Summary (CODE)
Summary of
Detections
(CODE)
Summary of
Analyses
(CODE)
INFERRED FROM
CONTAINS
•••
INFERRED FROM
INFERRED FROM
•••
(IMAGE)
HAS
ACQUISITION
CONTEXT
•••
(IMAGE)
HAS
ACQUISITION
CONTEXT
•••
Individual
Impression/Recommendation
(CONTAINER)
•••
Individual
Impression/Recommendation
(CONTAINER)
CONTAINS
CONTAINS
•••
•••
図L.1−1 マンモグラフィCAD SR内容ツリーの最上位レベル
文書ルート,画像ライブラリ,検出と解析の要約,CAD処理と所見要約サブツリーは一緒に,マン
モグラフィCAD SR IODの内容ツリーを形成する。
561
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
Summary of Detections
(CODE)
Summary of Analyses
(CODE)
INFERRED FROM
Successful Detections
(CONTAINER)
INFERRED FROM
Failed Detections
(CONTAINER)
CONTAINS
Successful Analyses
(CONTAINER)
CONTAINS
CONTAINS
•••
Detection Performed
(CODE)
HAS PROPERTIES
•••
Failed Analyses
(CONTAINER)
CONTAINS
•••
Detection Performed
(CODE)
Analysis Performed
(CODE)
HAS PROPERTIES
Analysis Performed
(CODE)
HAS PROPERTIES
••••
•••
HAS PROPERTIES
••••
•••
Detection Performed
(CODE)
•••
Detection Performed
(CODE)
HAS PROPERTIES
HAS PROPERTIES
•••
•••
By-Reference to Image
Library (IMAGE)
Analysis Performed
(CODE)
Analysis Performed
(CODE)
HAS PROPERTIES
•••
•••
Image Region
(SCOORD)
By-Reference to Image
Library (IMAGE)
SELECTED FROM
HAS PROPERTIES
Image Region
(SCOORD)
SELECTED FROM
•••
•••
図L.1−2 マンモグラフィCAD SR内容ツリーの検出と解析レベルの要約
検出の要約および解析の要約のサブツリーは,マンモグラフィCAD装置によって使用されるアルゴ
リズムと行われた仕事,そして各処理が一以上の全画像あるいは画像の選択領域で実行されたかどう
かを識別する。検出と解析の所見は,要約サブツリーの中では符号化されず,むしろ全体の印象/勧
告サブツリーの中で符号化される。マンモグラフィCAD処理は所見を生成しないことがあるが,そ
の場合は,全体の印象/勧告サブツリーのサブツリーは,不完全に占められる。これは次の状況で生
じる:
a.全てのアルゴリズムは成功したが,しかし所見は生じなかった。
b.いくつかのアルゴリズムは成功し,いくつかは失敗したが,しかし所見は生じなかった。
c.全てのアルゴリズムは失敗した
注1:ツリーが個々の印象/勧告ノードおよび全ての試みられた検出と成功した解析を含んでいない場合,マ
ンモグラフィCAD装置は所見を作らなかった。
注2:試みられなかった検出と解析は,検出の要約と解析の要約ツリーに列記されない。
注3:TID 4000 の中の検出の要約あるいは解析の要約のコード値が「試みられなかった」である場合は,どの
アルゴリズムが試みられなかったかに関して詳細は提供されない。
562
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
CONTAINS
Individual
Impression/Recommendation
(Container)
ANALYSES
•••
CONTAINS
Composite Feature
(Code)
Single Image Finding
(Code = CALC
CLUSTER)
INFERRED FROM
HAS PROPERTIES
•••
INFERRED FROM
Composite Feature
(Code)
INFERRED FROM
Single Image Finding
(Code = IND CALC)
INFERRED FROM
•••
Single Image Finding
(Code = IND CALC)
HAS PROPERTIES
•••
Single Image Finding
(Code)
HAS PROPERTIES
•••
HAS PROPERTIES
•••
•••
Single Image Finding
(Code)
Single Image Finding
(Code = DENSITY)
HAS PROPERTIES
•••
Single Image Finding
(Code)
HAS PROPERTIES
DETECTIONS
•••
図L.1−3:マンモグラフィCAD SR内容ツリーの個々の印象/勧告レベルの例
図L.1−3の中の斜線部分は検出に起因する情報を区別するが,斜線をつけない部分は解析に起因
する情報である。この区別は,アルゴリズム識別情報を,検出の要約あるいは解析の要約サブツリー
の中に置くべきかどうか決めるのに使用される。単一画像内の石灰化のクラスタリングは,単一画像
所見に帰着する検出処理であると考えられる。複合特徴に帰着する二つのビューの中の石灰化クラス
ターの空間相関は,解析と考えられる。
単一画像中の石灰化のクラスタリングは,単一画像所見が他の単一画像所見の組合せから生じること
ができる状況だけであり,それは個々の石灰化であるに違いない。一度単一画像所見あるいは複合特
徴が実証されたならば,それはツリーのなかで任意の数のより高い複合特徴によって,参照されるこ
とがある。
L.2 マンモグラフィCAD SR観察コンテキスト符号化
・
別のSRオブジェクトインスタンスから挿入された(即ち,複写された),内容ツリーのどん
な内容項目も,それが由来したSRオブジェクトインスタンスのコンテキストを記述する,一
以上の内容項目に HAS OBS CONTEXT 関係を持っている。この機構は報告書を結合するため
に使用されてもよい。
(例えば,マンモグラフィCAD 1,マンモグラフィCAD 2,人間)。
・
先のマンモグラフィCAD SRオブジェクトから言い換えられた単一画像所見および複合特
徴内の参照による関係は,先のオブジェクトから現在のオブジェクトのそれらの新しい位置へ
運んだ画像ライブラリー登録を適切に参照するように更新する必要がある。
マンモグラフィCAD SR IODのSR文書内容ツリーの印象/勧告の節は,現在と先の単一画像
所見と複合特徴の混合物を含んでいることがある。現在と先のコンテキストからの内容項目は,複合
特徴内容項目への値による INFERRED FROM 関係を持っている目標内容項目である。「最初の観察コ
ンテキスト」の外のコンテキストから来る内容項目は,出典文書のコンテキストを記述する目標内容
項目への HAS OBS CONTEXT 関係を持つ。
563
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
図L.2−1では,複合特徴および単一画像所見が現在のもので,また,(先からの)単一画像所見
は先の文書から複写される。
Composite Feature
(Code)
Single Image Finding
(Code)
Single Image Finding
(Code) from prior
HAS PROPERTIES
•••
HAS OBS CONTEXT
Source Document
Context Info.
HAS PROPERTIES
•••
図L.2−1 観察コンテキストの使用の例
L.3 マンモグラフィCAD SR例
下記はマンモグラフィのコンピューター支援検出結果に対するマンモグラフィCAD SR IODの
符号化の単純で非包括的な例である。簡潔さのために,画像ライブラリの中の画像のためのいくつか
の収集コンテキスト内容項目のような,いくつかの必須内容項目が含まれていない。
例題1:所見のない石灰化および質量検出
マンモグラフィCAD装置は,典型的なスクリーニングマンモグラフィ例,即ち,4枚のフィルムが
ありがんのない,を処理する。マンモグラフィCADは密度と石灰化検出の両方を成功裡に行い,そ
して何も見つけなかった。マンモグラムは次のものに似ている:
図L.3−1 例題1に記述される乳房X線写真
内容ツリー構造は次のものに似ているだろう:
ノード
概念名のコード意味
1
Mammography CAD Report
1.1
1.1.1
Image Library
コード意味または値の例
IMAGE 1
564
TID
4000
4000
4020
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.1.1.1
1.1.1.2
1.1.1.3
1.1.2
1.1.2.1
1.1.2.2
1.1.2.3
1.1.3
1.1.3.1
1.1.3.2
1.1.3.3
1.1.4
1.1.4.1
1.1.4.2
1.1.4.3
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Right
Cranio-caudal
19980101
IMAGE 2
Left
Cranio-caudal
19980101
IMAGE 3
Right
Medio-lateral oblique
19980101
IMAGE 4
Left
Medio-lateral oblique
19980101
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
1.2
CAD Processing and Findings Summary
All algorithms succeeded;
without findings
4001
1.3
1.3.1
Summary of Detections
Successful Detections
Succeeded
4000
4015
1.3.1.1
1.3.1.1.1
1.3.1.1.2
1.3.1.1.3
1.3.1.1.4
1.3.1.1.5
1.3.1.1.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Density
“Density Detector”
“V3.7”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
1.3.1.2
1.3.1.2.1
1.3.1.2.2
1.3.1.2.3
1.3.1.2.4
1.3.1.2.5
1.3.1.2.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Individual Calcification
“Calc Detector”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
1.4
Summary of Analyses
Not Attempted
4000
例題2:所見を持つ石灰化と質量検出
マンモグラフィCAD装置は,4枚のフィルムと左の乳房の中に質量を持つスクリーニングマンモグ
ラフィ例を処理する。マンモグラフィCADは密度と石灰化の検出の両方を成功裡に行う。それは,
LCCの中の2個の密度,LMLOの中の1個の密度,RCCの中の2個の石灰化のクラスター,お
565
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
よびRMLOの中の20個の石灰化のクラスターを見つける。それは二種類のクラスター化アルゴリ
ズムを実行する。一番目は個々の石灰化を識別し,次にそれらをクラスター化する,また,二番目は
単に石灰化クラスターを発見する。それは質量相関を実行し,LCC密度のうちの一個とLMLO密
度をマスへ結合する;他のLCC密度は,「提示用ではない」フラグを立てた,従って,最終利用者
への表示を意図していない。乳房X線写真は次のものに似ている:
図L.3−2 例題2で記述される乳房X線写真
この例題における内容ツリー構造は複雑である。内容ツリーの部分の構造的説明図は,ツリー内のデ
ータの関係を示すために,内容ツリー表の内に置かれる。いくつかの内容項目は図の使用を容易にす
るために複写され(そして太字体で示される)。
MAMMOGRAPHY
CAD REPORT
CONTAINER
CONTAINS
IMAGE LIBRARY
CONTAINER
1.1
CAD PROCESSING
AND FINDINGS
SUMMARY
CODE
1.2
SUMMARY OF
DETECTIONS
CODE: Succeeded
1.3
SUMMARY OF
ANALYSES
CODE: Succeeded
1.4
図L.3−3 例題2内容ツリーの内容ツリールート
ノード
概念名のコード意味
Node
Code Meaning of Concept Name
1
Mammography CAD Report
コード意味または値の例
Code Meaning or Example
Value
TID
TID
4000
566
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.1
1.2
Image Library
CAD Processing and Findings Summary
1.3
1.4
Summary of Detections
Summary of Analyses
All algorithms succeeded;
with findings
Succeeded
Succeeded
4000
4001
4000
4000
IMAGE LIBRARY
CONTAINER
1.1
CONTAINS
References
from elsewhere
in content tree
IMAGE
IMAGE
IMAGE
IMAGE
HAS
ACQ
HAS
ACQ
HAS
ACQ
CONTEXT
HAS
ACQ
CONTEXT
CONTEXT
CONTEXT
Image
Laterality
Image
Laterality
Image
Laterality
Image
Laterality
Image
View
Code
Sequence
Image
View
Code
Sequence
Image
View
Code
Sequence
Image View
Study
Date
Study
Date
Study
Date
Study Date
図L.3−4 例題2内容ツリーの画像ライブラリーブランチ
ノード
1.1
1.1.1
1.1.1.1
1.1.1.2
1.1.1.3
1.1.2
1.1.2.1
1.1.2.2
1.1.2.3
1.1.3
1.1.3.1
1.1.3.2
1.1.3.3
1.1.4
1.1.4.1
1.1.4.2
1.1.4.3
概念名のコード意味
コード意味または値の例
Image Library
IMAGE 1
Right
Cranio-caudal
19990101
IMAGE 2
Left
Cranio-caudal
19990101
IMAGE 3
Right
Medio-lateral oblique
19990101
IMAGE 4
Left
Medio-lateral oblique
19990101
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
567
TID
4000
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
CAD PROCESSING AND
FINDINGS SUMMARY
CODE: All algorithms succeeded;
with findings
1.2
INFERRED
FROM
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
CONTAINER
1.2.1
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
CONTAINER
1.2.2
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
CONTAINER
1.2.3
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
CONTAINER
1.2.4
図L.3−5 例題2内容ツリーのCAD処理と所見要約分岐
ノード
概念名のコード意味
コード意味または値の例
1.2
CAD Processing and Findings Summary
1.2.1
1.2.2
1.2.3
1.2.4
Individual Impression/Recommendation
Individual Impression/Recommendation
Individual Impression/Recommendation
Individual Impression/Recommendation
All algorithms succeeded;
with findings
TID
4001
4003
4003
4003
4003
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
1.2.1
HAS CONCEPT MOD
RENDERING INTENT
CODE: Presentation
Required
HAS
CONCEPT MOD
CONTAINS
COMPOSITE
FEATURE
CODE: Mass
INFERRED
FROM
HAS
PROPERTIES
Composite Type CODE: Target content items are related spatially
RENDERING INTENT
CODE: Presentation
Required
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: Density
1.2.1.2.6
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: Density
1.2.1.2.7
568
Scope of Feature CODE: Feature was detected on multiple images
Algorithm Name TEXT: “Mass Maker”
Algorithm Version TEXT: “V1.9”
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
図L.3−6 例題2内容ツリーのからの個々の印象/勧告 1.2.1
ノード
概念名のコード意味
コード意味または値の例
1.2.1
1.2.1.1
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
1.2.1.2
1.2.1.2.1
1.2.1.2.2
Composite Feature
Rendering Intent
Composite type
1.2.1.2.3
Scope of Feature
1.2.1.2.4
1.2.1.2.5
1.2.1.2.6
1.2.1.2.7
Algorithm Name
Algorithm Version
Single Image Finding
Single Image Finding
Presentation Required
Mass
Presentation Required
Target content items are
related spatially
Feature was detected on
multiple images
“Mass Maker”
“V1.9”
Density
Density
TID
4003
4003
4004
4004
4005
4005
4019
4019
4006
4006
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: Density
1.2.1.2.6
HAS PROPERTIES
HAS CONCEPT MOD
Rendering Intent CODE:
Presentation Required
Algorithm Name TEXT: “Density Detector”
Algorithm Version TEXT: “V3.7”
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.2
図L.3−7 例題2内容ツリーのからの単一画像所見密度 1.2.1.2.6
ノード
1.2.1.2.6
1.2.1.2.6.1
1.2.1.2.6.2
1.2.1.2.6.3
1.2.1.2.6.4
概念名のコード意味
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
コード意味または値の例
Density
Presentation Required
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
569
TID
4006
4006
4019
4019
4021
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.1.2.6.4.1
1.2.1.2.6.5
1.2.1.2.6.5.1
Reference to node 1.1.2
SCOORD
Reference to node 1.1.2
Outline
4021
4021
4021
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: Density
1.2.1.2.7
HAS CONCEPT
MOD
HAS PROPERTIES
RENDERING INTENT
CODE: Presentation
Required
Algorithm Name TEXT: “Density Detector”
Algorithm Version TEXT: “V3.7”
Area of defined
region
NUM = 1 cm2
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
INFERRED
FROM
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Area Outline
SCOORD
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.4
図L.3−8 例題2内容ツリーのからの単一画像所見密度 1.2.1.2.7
ノード
1.2.1.2.7
1.2.1.2.7.1
1.2.1.2.7.2
1.2.1.2.7.3
1.2.1.2.7.4
1.2.1.2.7.4.1
1.2.1.2.7.5
1.2.1.2.7.5.1
1.2.1.2.7.6
概念名のコード意味
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
コード意味または値の例
Density
Presentation Required
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.4
SCOORD
Reference to node 1.1.4
1 cm2
Outline
Area of Defined Region
570
TID
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
1401
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.1.2.7.6.1
1.2.1.2.7.6.1.1
Area Outline
SCOORD
Reference to node 1.1.4
1401
1401
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
1.2.2
HAS CONCEPT MOD
CONTAINS
RENDERING INTENT
CODE: Not for
Presentation
SINGLE IMAGE
FINDING
Code: Density
HAS PROPERTIES
HAS CONCEPT MOD
Algorithm Name TEXT: “Density Detector”
Algorithm Version TEXT: “V3.7”
RENDERING INTENT
CODE: Not for
Presentation
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.2
図L.3−9 例題2内容ツリーのからの個々の印象/勧告 1.2.2
ノード
1.2.2
1.2.2.1
1.2.2.2
1.2.2.2.1
1.2.2.2.2
1.2.2.2.3
1.2.2.2.4
1.2.2.2.4.1
1.2.2.2.5
1.2.2.2.5.1
概念名のコード意味
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
571
コード意味または値の例
Not for Presentation
Density
Not for Presentation
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.2
SCOORD
Reference to node 1.1.2
TID
4003
4003
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
1.2.3
HAS CONCEPT MOD
CONTAINS
RENDERING INTENT
CODE: Not for
Presentation
SINGLE IMAGE
FINDING
Code: Calc Cluster
HAS PROPERTIES
HAS CONCEPT MOD
Algorithm Name TEXT: “Calc Cluster Detector”
Algorithm Version TEXT: “V2.4”
Number of Calcifications NUM: 20
RENDERING INTENT
CODE: Not for
Presentation
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.3
図L.3−10 例題2内容ツリーのからの個々の印象/勧告 1.2.3
ノード
1.2.3
1.2.3.1
1.2.3.2
1.2.3.2.1
1.2.3.2.2
1.2.3.2.3
1.2.3.2.4
1.2.3.2.4.1
1.2.3.2.5
1.2.3.2.5.1
1.2.3.2.6
概念名のコード意味
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
Number of Calcifications
572
コード意味または値の例
Presentation Required
Calcification Cluster
Presentation Required
“Calc Cluster Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.3
SCOORD
Reference to node 1.1.3
20
TID
4003
4003
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
4010
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
INDIVIDUAL
IMPRESSION/
RECOMMENDATION
1.2.4
HAS CONCEPT
MOD
HAS CONCEPT
MOD
CONTAINS
RENDERING INTENT
CODE: Presentation
Required
SINGLE IMAGE
FINDING
Code: Calc Cluster
INFERRED
FROM
HAS PROPERTIES
Algorithm Name TEXT: “Calc Clusteringr”
RENDERING INTENT
CODE: Presentation
Required
Algorithm Version TEXT: “V2.4”
Number of Calcifications NUM: 2
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: 1.2.4.2.7
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: 1.2.4.2.8
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.1
図L.3−11 例題2内容ツリーのからの個々の印象/勧告 1.2.4
ノード
概念名のコード意味
1.2.4
1.2.4.1
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
1.2.4.2
1.2.4.2.1
1.2.4.2.2
1.2.4.2.3
1.2.4.2.4
1.2.4.2.4.1
1.2.4.2.5
1.2.4.2.5.1
1.2.4.2.6
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
Number of Calcifications
573
コード意味または値の例
Presentation Required
TID
4003
4003
Calcification Cluster
Presentation Required
“Calc Clustering”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
2
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
4010
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: Individual
Calcification
1.2.4.2.7
HAS PROPERTIES
HAS CONCEPT MOD
Algorithm Name TEXT: “Calc Detector”
Algorithm Version TEXT: “V2.4”
Rendering Intent
CODE: Presentation
Optional
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.1
図L.3−12 例題2内容ツリーのからの単一画像所見密度 1.2.4.2.7
ノード
1.2.4.2.7
1.2.4.2.7.1
1.2.4.2.7.2
1.2.4.2.7.3
1.2.4.2.7.4
1.2.4.2.7.4.1
1.2.4.2.7.5
1.2.4.2.7.5.1
概念名のコード意味
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
コード意味または値の例
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
Outline
574
TID
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
SINGLE IMAGE
FINDING
CODE: Individual
Calcification
1.2.4.2.8
HAS PROPERTIES
HAS CONCEPT MOD
Algorithm Name TEXT: “Calc Detector”
Algorithm Version TEXT: “V2.4”
Rendering Intent
CODE: Presentation
Optional
CENTER
SCOORD
OUTLINE
SCOORD
R-SELECTED
FROM
R-SELECTED
FROM
Reference to Image
Library IMAGE
content item 1.1.1
図L.3−13 例題2内容ツリーのからの単一画像所見密度 1.2.4.2.8
Figure L.3-13: Single Image Finding 1.2.4.2.8 from Example 2 Content Tree
ノード
1.2.4.2.8
1.2.4.2.8.1
1.2.4.2.8.2
1.2.4.2.8.3
1.2.4.2.8.4
1.2.4.2.8.4.1
1.2.4.2.8.5
1.2.4.2.8.5.1
概念名のコード意味
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
コード意味または値の例
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
Outline
575
TID
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
SUMMARY OF
DETECTIONS
CODE: Succeeded
1.3
INFERRED
FROM
SUCCESSFUL
DETECTIONS
CONTAINER
FAILED
DETECTIONS
CONTAINER
Not in this example
CONTAINS
DETECTION
DETECTION
DETECTION
PERFORMED
DETECTION
PERFORMED
PERFORMED
CODE:
Density
PERFORMED
CODE:
Density
CODE:
CODE:Density
Density
HAS
PROP
HAS
PROP
HAS
PROP
HAS
PROPERTIES
R-RHAS
PROP
HAS
PROP
RHAS
R- PROP
HAS
PROPERTIES
Algorithm
Name:
TEXT
“Density
Detector”
Algorithm
Name:
TEXT
“Density
Detector”
Algorithm
Name:
“Density
Detector”
Algorithm
Name:TEXT
TEXT
“Density
Detector”
Algorithm
Version:
TEXT
“V2.4”
Algorithm
Version:
TEXT
“V2.4”
Algorithm
Version:
“V2.4”
Algorithm
Version:TEXT
TEXT
“V3.7”
References to Image
Library IMAGE
content items
図L.3−14 例題2内容ツリーのからの検出ブランチの要約
ノード
概念名のコード意味
コード意味または値の例
1.3
1.3.1
Summary of Detections
Successful Detections
Succeeded
TID
4000
4015
1.3.1.1
1.3.1.1.1
1.3.1.1.2
1.3.1.1.3
1.3.1.1.4
1.3.1.1.5
1.3.1.1.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Density
“Density Detector”
“V3.7”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
1.3.1.2
1.3.1.2.1
1.3.1.2.2
1.3.1.2.3
1.3.1.2.4
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Individual Calcification
“Calc Detector”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
4017
4019
4019
4017
4017
576
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.3.1.2.5
1.3.1.2.6
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4017
1.3.1.3
1.3.1.3.1
1.3.1.3.2
1.3.1.3.3
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Calcification Cluster
“Calc Clustering”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
4017
4019
4019
4017
1.3.1.4
1.3.1.4.1
1.3.1.4.2
1.3.1.4.3
1.3.1.4.4
1.3.1.4.5
1.3.1.4.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Calcification Cluster
“Calc Cluster Detector”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
SUMMARY OF
ANALYSES
CODE: Succeeded
1.4
INFERRED
FROM
SUCCESSFUL
ANALYSES
CONTAINER
FAILED
ANALYSES
CONTAINER
Not in this example
CONTAINS
DETECTION
DETECTION
DETECTION
PERFORMED
ANALYSIS
PERFORMED
PERFORMED
CODE:
Density
PERFORMED
CODE:
Density
CODE:
Density
CODE:
Mass
Correlation
HAS
PROP
HAS
PROP
HAS
PROP
HAS
PROPERTIES
R-RHAS
PROP
HAS
PROP
RHAS
R- PROP
HAS
PROPERTIES
Algorithm
Name:
TEXT
“Density
Detector”
Algorithm
Name:
TEXT
“Density
Detector”
Algorithm
Name:
“Density
Detector”
Algorithm
Name:TEXT
TEXT
“Mass Maker”
Algorithm
Version:
TEXT
“V2.4”
Algorithm
Version:
TEXT
“V2.4”
Algorithm
Version:
TEXT
“V2.4”
Algorithm Version: TEXT “V1.9”
References to Image
Library IMAGE
content items
図L.3−15 例題2内容ツリーのからの解析ブランチの要約
577
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
ノード
1.4
1.4.1
1.4.1.1
1.4.1.1.1
1.4.1.1.2
1.4.1.1.3
1.4.1.1.4
概念名のコード意味
Summary of Analyses
Successful Analyses
コード意味または値の例
Succeeded
TID
4000
4016
Analysis Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Mass Correlation
“Mass Maker”
“V1.9”
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.4
4018
4019
4019
4018
4018
例題3:石灰化と質量検出,所見による時間的相違
例題2における患者は別の乳房X線写真のために来院する。より包括的なマンモグラフィCAD装置
は現在の乳房X線写真を処理する;全体および個々の印象/勧告のためのいくつかの内容項目を決定
する解析が実行される。先のマンモグラフィCAD報告書(例題2)の部分はこの報告書に組み込ま
れる。現在の乳房X線写真では,RCCの中の石灰化の数が増加した,また,左の乳房の質量のサイ
ズは 1 から 4 cm2 に増加した。
PRIOR
前
CURRENT
現在
578
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
図L.3−16 例題3に記述される乳房X線写真
次の表のイタリック体の登録 (xxx) は,先のマンモグラフィCAD SRインスタンス(例題2)から
再使用された内容ツリー項目への参照あるいは値による包含を示す。
ノード
1
概念名のコード意味
コード意味または値の例
Mammography CAD Report
TID
4000
画像ライブラリが先のマンモグラフィCAD SRインスタンスから再使用された内容ツリー項目へ
の参照を含んでいる一方,画像は,マンモグラフィCAD解析の中で実際に使用され,したがって上
記のようにイタリック体にはされない。
ノード
1.1
1.1.1
1.1.1.1
1.1.1.2
1.1.1.3
1.1.2
1.1.2.1
1.1.2.2
1.1.2.3
1.1.3
1.1.3.1
1.1.3.2
1.1.3.3
1.1.4
1.1.4.1
1.1.4.2
1.1.4.3
概念名のコード意味
コード意味または値の例
IMAGE 1
Right
Cranio-caudal
20000101
IMAGE 2
Left
Cranio-caudal
20000101
IMAGE 3
Right
Medio-lateral oblique
20000101
IMAGE 4
Left
Medio-lateral oblique
20000101
TID
4000
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
IMAGE 5
4020
Image Library
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
1.1.5
579
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.1.5.1
1.1.5.2
1.1.5.3
1.1.6
1.1.6.1
1.1.6.2
1.1.6.3
1.1.7
1.1.7.1
1.1.7.2
1.1.7.3
1.1.8
1.1.8.1
1.1.8.2
1.1.8.3
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Image Laterality
Image View
Study Date
Right
Cranio-caudal
19990101
IMAGE 6
Left
Cranio-caudal
19990101
IMAGE 7
Right
Medio-lateral oblique
19990101
IMAGE 8
Left
Medio-lateral oblique
19990101
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
4020
コード意味または値の例
TID
4001
現在の年の内容:
ノード
概念名のコード意味
1.2
CAD Processing and Findings Summary
1.2.1
Assessment Category
1.2.2
1.2.3
1.2.4
Recommend Follow-up Interval
Algorithm Name
Algorithm Version
1.2.5
1.2.5.1
1.2.5.2
1.2.5.3
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
Differential Diagnosis/Impression
Impression Description
1.2.5.4
Recommended Follow-up
1.2.5.5
1.2.5.6
1.2.5.7
Certainty of impression
Algorithm Name
Algorithm Version
1.2.5.8
1.2.5.8.1
1.2.5.8.2
Composite Feature
Rendering Intent
Composite type
1.2.5.8.3
Scope of Feature
1.2.5.8.4
1.2.5.8.5
Algorithm Name
Algorithm Version
All algorithms succeeded;
with findings
4 – Suspicious abnormality,
biopsy should be considered
0 days
“Mammogram Analyzer”
“V1.0”
Presentation Required
Increase in size
“Worrisome increase in
size”
Needle localization and
biopsy
84%
“Lesion Analyzer”
“V1.0”
Mass
Presentation Required
Target content items are
related temporally
Feature was detected on
multiple images
“Temporal Change”
“V0.1”
580
4002
4002
4019
4019
4003
4003
4002
4002
4002
4002
4019
4019
4004
4004
4005
4005
4019
4019
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.5.8.6
1.2.5.8.7
1.2.5.8.8
Certainty of Feature
Probability of Cancer
Pathology
1.2.5.8.9
1.2.5.8.9.1
Difference in Size
1.2.5.8.9.2
1.2.5.8.10
1.2.5.8.11
1.2.5.8.12
Lesion Density
Shape
Margins
1.2.5.8.13
1.2.5.8.13.1
1.2.5.8.13.2
Composite Feature
Rendering Intent
Composite type
1.2.5.8.13.3
Scope of Feature
1.2.5.8.13.4
1.2.5.8.13.5
Algorithm Name
Algorithm Version
1.2.5.8.13.6
1.2.5.8.13.6.1
1.2.5.8.13.6.2
1.2.5.8.13.6.3
1.2.5.8.13.6.4
1.2.5.8.13.6.4.1
1.2.5.8.13.6.5
1.2.5.8.13.6.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.5.8.13.7
1.2.5.8.13.7.1
1.2.5.8.13.7.2
1.2.5.8.13.7.3
1.2.5.8.13.7.4
1.2.5.8.13.7.4.1
1.2.5.8.13.7.5
1.2.5.8.13.7.5.1
1.2.5.8.13.7.6
1.2.5.8.13.7.6.1
1.2.5.8.13.7.6. 1.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
Outline
Area of Defined Region
Area Outline
91%
84%
Lobular carcinoma in situ of
breast
3 cm2
Reference to node
1.2.5.8.13.7.6
Reference to node
1.2.5.8.14.8.6
High density
Lobular
Microlobulated
4005
4005
4005
Mass
Presentation Required
Target content items are
related spatially
Feature was detected on
multiple images
“Mass Maker”
“V1.9”
4004
4004
4005
Density
Presentation Required
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.2
SCOORD
Reference to node 1.1.2
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Density
Presentation Required
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.4
SCOORD
Reference to node 1.1.4
4 cm2
SCOORD
Reference to node 1.1.4
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
1401
1401
1401
4005
4005
4005
4005
4005
4005
4005
4019
4019
先のマンモグラフィCAD報告書からの含まれた内容(ノード 1.2.1.2 から始まる例題2を参照)
ノード
概念名のコード意味
581
コード意味または値の例
TID
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.5.8.14
1.2.5.8.14.1
1.2.5.8.14.2
Composite Feature
Rendering Intent
Composite type
1.2.5.8.14.3
Scope of Feature
1.2.5.8.14.4
1.2.5.8.14.5
1.2.5.8.14.6
Algorithm Name
Algorithm Version
[Observation Context content items]
1.2.5.8.14.7
1.2.5.8.14.7.1
1.2.5.8.14.7.2
1.2.5.8.14.7.3
1.2.5.8.14.7.4
1.2.5.8.14.7.4.1
1.2.5.8.14.7.5
1.2.5.8.14.7.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.5.8.14.8
1.2.5.8.14.8.1
1.2.5.8.14.8.2
1.2.5.8.14.8.3
1.2.5.8.14.8.4
1.2.5.8.14.8.4.1
1.2.5.8.14.8.5
1.2.5.8.14.8.5.1
1.2.5.8.14.8.6
1.2.5.8.14.8.6.1
1.2.5.8.14.8.6.1.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
Outline
Area of Defined Region
Area Outline
Mass
Presentation Required
Target content items are
related spatially
Feature was detected on
multiple images
“Mass Maker”
“V1.9”
4004
4004
4005
Density
Presentation Required
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.6
SCOORD
Reference to node 1.1.6
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Density
Presentation Required
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.8
SCOORD
Reference to node 1.1.8
1 cm2
SCOORD
Reference to node 1.1.8
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
1401
1401
1401
コード意味または値の例
Not for Presentation
Density
Not for Presentation
“Density Detector”
“V3.7”
POINT
Reference to node 1.1.2
SCOORD
Reference to node 1.1.2
TID
4003
4003
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
INDIVIDUAL
4003
4005
4019
4019
4022
さらに,現在の年の内容:
ノード
概念名のコード意味
1.2.6
1.2.6.1
1.2.6.2
1.2.6.2.1
1.2.6.2.2
1.2.6.2.3
1.2.6.2.4
1.2.6.2.4.1
1.2.6.2.5
1.2.6.2.5.1
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.7
Individual Impression/Recommendation
Outline
582
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.7.1
1.2.7.2
1.2.7.2.1
1.2.7.2.2
1.2.7.2.3
1.2.7.2.4
1.2.7.2.4.1
1.2.7.2.5
1.2.7.2.5.1
1.2.7.2.6
Rendering Intent
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Presentation Required
Calcification Cluster
Presentation Required
“Calc Cluster Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.3
SCOORD
Reference to node 1.1.3
20
1.2.8
1.2.8.1
1.2.8.2
Individual Impression/Recommendation
Rendering Intent
Differential Diagnosis/Impression
1.2.8.3
Impression Description
1.2.8.4
1.2.8.5
1.2.8.6
1.2.8.7
Recommended Follow-up
Certainty of impression
Algorithm Name
Algorithm Version
1.2.8.8
1.2.8.8.1
1.2.8.8.2
Composite Feature
Rendering Intent
Composite type
1.2.8.8.3
Scope of Feature
1.2.8.8.4
1.2.8.8.5
1.2.8.8.6
1.2.8.8.7
1.2.8.8.8
Algorithm Name
Algorithm Version
Certainty of Feature
Probability of Cancer
Pathology
1.2.8.8.9
1.2.8.8.9.1
Difference in Number of calcifications
Outline
Number of Calcifications
Presentation Required
Increase in number of
calcifications
“Calcification cluster has
increased in size”
Magnification views
100%
“Lesion Analyzer”
“V1.0”
1.2.8.8.10
Calcification type
1.2.8.8.11
Calcification distribution
Calcification Cluster
Presentation Required
Target content items are
related temporally
Feature was detected on
multiple images
“Lesion Analyzer”
“V1.0”
99%
54%
Intraductal carcinoma, low
grade
4
Reference to node
1.2.8.8.12.6
Reference to node
1.2.8.8.13.6
Fine, linear, branching
(casting)
Grouped or clustered
1.2.8.8.12
1.2.8.8.12.1
1.2.8.8.12.2
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Calcification Cluster
Presentation Required
“Calc Clustering”
1.2.8.8.9.2
583
4003
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
4010
4003
4003
4002
4002
4002
4002
4019
4019
4004
4004
4005
4005
4019
4019
4005
4005
4005
4005
4005
4005
4005
4005
4006
4006
4019
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.8.8.12.3
1.2.8.8.12.4
1.2.8.8.12.4.1
1.2.8.8.12.5
1.2.8.8.12.5.1
1.2.8.8.12.6
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.12.7
1.2.8.8.12.7.1
1.2.8.8.12.7.2
1.2.8.8.12.7.3
1.2.8.8.12.7.4
1.2.8.8.12.7.4.1
1.2.8.8.12.7.5
1.2.8.8.12.7.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.12.8
1.2.8.8.12.8.1
1.2.8.8.12.8.2
1.2.8.8.12.8.3
1.2.8.8.12.8.4
1.2.8.8.12.8.4.1
1.2.8.8.12.8.5
1.2.8.8.12.8.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.12.9
1.2.8.8.12.9.1
1.2.8.8.12.9.2
1.2.8.8.12.9.3
1.2.8.8.12.9.4
1.2.8.8.12.9.4.1
1.2.8.8.12.9.5
1.2.8.8.12.9.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.12.10
1.2.8.8.12.10.1
1.2.8.8.12.10.2
1.2.8.8.12.10.3
1.2.8.8.12.10.4
1.2.8.8.12.10.4.1
1.2.8.8.12.10.5
1.2.8.8.12.10.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.12.11
1.2.8.8.12.11.1
1.2.8.8.12.11.2
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Outline
Number of Calcifications
Outline
Outline
Outline
Outline
584
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
6
4019
4021
4021
4021
4021
4010
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
4006
4006
4019
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.2.8.8.12.11.3
1.2.8.8.12.11.4
1.2.8.8.12.11.4.1
1.2.8.8.12.11.5
1.2.8.8.12.11.5.1
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.12.12
1.2.8.8.12.12.1
1.2.8.8.12.12.2
1.2.8.8.12.12.3
1.2.8.8.12.12.4
1.2.8.8.12.12.4.1
1.2.8.8.12.12.5
1.2.8.8.12.12.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
Outline
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
4019
4021
4021
4021
4021
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.1
SCOORD
Reference to node 1.1.1
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
先のマンモグラフィCAD報告書からの含まれた内容(ノード 1.2.4.2 から始まる例題2を参照)
ノード
概念名のコード意味
1.2.8.8.13
1.2.8.8.13.1
1.2.8.8.13.2
1.2.8.8.13.3
1.2.8.8.13.4
1.2.8.8.13.4.1
1.2.8.8.13.5
1.2.8.8.13.5.1
1.2.8.8.13.6
1.2.8.8.13.7
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.13.8
1.2.8.8.13.8.1
1.2.8.8.13.8.2
1.2.8.8.13.8.3
1.2.8.8.13.8.4
1.2.8.8.13.8.4.1
1.2.8.8.13.8.5
1.2.8.8.13.8.5.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
1.2.8.8.13.9
1.2.8.8.13.9.1
1.2.8.8.13.9.2
1.2.8.8.13.9.3
1.2.8.8.13.9.4
1.2.8.8.13.9.4.1
1.2.8.8.13.9.4
1.2.8.8.13.9.4.1
Single Image Finding
Rendering Intent
Algorithm Name
Algorithm Version
Center
Outline
Number of Calcifications
[Observation Context content items]
Outline
Outline
585
コード意味または値の例
Calcification Cluster
Presentation Required
“Calc Clustering”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.5
SCOORD
Reference to node 1.1.5
2
TID
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
4010
4022
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.5
SCOORD
Reference to node 1.1.5
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
Individual Calcification
Presentation Optional
“Calc Detector”
“V2.4”
POINT
Reference to node 1.1.5
SCOORD
Reference to node 1.1.5
4006
4006
4019
4019
4021
4021
4021
4021
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
さらに,現在の年の内容:
ノード
概念名のコード意味
コード意味または値の例
1.3
1.3.1
Summary of Detections
Successful Detections
Succeeded
TID
4000
4015
1.3.1.1
1.3.1.1.1
1.3.1.1.2
1.3.1.1.3
1.3.1.1.4
1.3.1.1.5
1.3.1.1.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Density
“Density Detector”
“V3.7”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
1.3.1.2
1.3.1.2.1
1.3.1.2.2
1.3.1.2.3
1.3.1.2.4
1.3.1.2.5
1.3.1.2.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Individual Calcification
“Calc Detector”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
1.3.1.3
1.3.1.3.1
1.3.1.3.2
1.3.1.3.3
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Calcification Cluster
“Calc Clustering”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
4017
4019
4019
4017
1.3.1.4
1.3.1.4.1
1.3.1.4.2
1.3.1.4.3
1.3.1.4.4
1.3.1.4.5
1.3.1.4.6
Detection Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Calcification Cluster
“Calc Cluster Detector”
“V2.4”
Reference to node 1.1.1
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.3
Reference to node 1.1.4
4017
4019
4019
4017
4017
4017
4017
1.4
1.4.1
Summary of Analyses
Successful Analyses
Succeeded
4000
4016
1.4.1.1
1.4.1.1.1
1.4.1.1.2
1.4.1.1.3
1.4.1.1.4
Analysis Performed
Algorithm Name
Algorithm Version
Mass Correlation
“Mass Maker”
“V1.9”
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.4
4018
4019
4019
4018
4018
1.4.1.2
Analysis Performed
Temporal Correlation
4018
586
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
1.4.1.2.1
1.4.1.2.2
1.4.1.2.3
1.4.1.2.4
1.4.1.2.5
1.4.1.2.6
Algorithm Name
Algorithm Version
“Temporal Change”
“V0.1”
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.4
Reference to node 1.1.6
Reference to node 1.1.8
4019
4019
4018
4018
4018
4018
1.4.1.3
Analysis Performed
4018
1.4.1.3.1
1.4.1.3.2
1.4.1.3.3
1.4.1.3.4
1.4.1.3.5
1.4.1.3.6
Algorithm Name
Algorithm Version
Individual Impression /
Recommendation Analysis
“Lesion Analyzer”
“V1.0”
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.4
Reference to node 1.1.6
Reference to node 1.1.8
1.4.1.4
Analysis Performed
4018
1.4.1.4.1
1.4.1.4.2
1.4.1.4.3
1.4.1.4.4
1.4.1.4.5
1.4.1.4.6
Algorithm Name
Algorithm Version
Overall Impression /
Recommendation Analysis
“Mammogram Analyzer”
“V1.0”
Reference to node 1.1.2
Reference to node 1.1.4
Reference to node 1.1.6
Reference to node 1.1.8
587
4019
4019
4018
4018
4018
4018
4019
4019
4018
4018
4018
4018
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
付属書M
(0004,1130)
(0004,1141)
(0004,1142)
(0004,1200)
(0004,1202)
(0004,1212)
(0004,1220)
(0004,1400)
(0004,1410)
(0004,1420)
(0004,1430)
(0004,1432)
(0004,1500)
(0004,1504)
(0004,1510)
(0004,1511)
(0004,1512)
(0004,1600)
(0008,0001)
(0008,0005)
(0008,0008)
(0008,0012)
(0008,0013)
(0008,0014)
(0008,0016)
(0008,0018)
(0008,0020)
(0008,0021)
(0008,0022)
(0008,0023)
(0008,0024)
(0008,0025)
(0008,002A)
(0008,0030)
(0008,0031)
(0008,0032)
(0008,0033)
(0008,0034)
(0008,0035)
(0008,0050)
(0008,0054)
(0008,0060)
(0008,0064)
(0008,0068)
(0008,0070)
(0008,0080)
(0008,0081)
(0008,0082)
(0008,0090)
(0008,0092)
索引
519
519, 520
519, 520
520
520
520
521
521, 522
521, 541
522
522, 523, 524
522
522, 523, 524
523, 524
523
521, 524, 528, 529, 530, 531, 532, 533, 534, 535, 536, 538, 539
524
541
447
408, 440, 442, 443, 444, 488, 527, 528, 529, 530, 531, 532, 533, 534, 535, 536, 537, 538,
539
50, 164, 167, 168, 196, 197, 198, 201, 206, 207, 208, 209, 210, 211, 212, 213, 217, 218,
219, 220, 222, 223, 233, 238, 249, 269, 271, 354, 357, 367, 370, 374, 388, 389, 417
414, 440, 532
414, 440
440
440, 555
440, 473, 474, 476, 555
131, 155, 451, 528, 555
132, 157, 344, 348, 350, 358, 361, 362
165, 355, 358, 359
164, 212, 414, 478, 485, 493, 538, 539, 555
393
398
162, 165, 236, 414, 417, 553
131, 155, 451, 528, 555
132, 157, 344, 348, 350, 353, 354, 358, 361, 362
165, 215, 216, 350, 356, 358, 359
164, 177, 212, 389, 414, 417, 478, 485, 493, 538, 539, 555
393
398
130, 136, 137, 142, 147, 155, 451, 479, 494, 528, 555, 556
132, 139, 189, 437, 465, 468, 473, 480
52, 88, 89, 90, 91, 94, 95, 97, 98, 100, 101, 131, 133, 134, 138, 156, 158, 159, 236, 244,
245, 267, 268, 363, 366, 385, 387, 436, 476, 493, 528, 533, 555
244, 247, 269
78, 79, 81, 82, 83, 367, 368, 373
163, 300, 314, 324, 461, 471, 555
127, 163, 300, 314, 324, 532
127, 163, 300, 314, 324
127
128, 136, 143, 155, 451, 555
128
588
2002/09/06
PS 3.3-2001 翻訳原稿
(0008,0094)
(0008,0100)
(0008,0102)
(0008,0103)
(0008,0105)
(0008,0106)
(0008,0107)
(0008,010B)
(0008,010C)
(0008,010D)
(0008,010E)
(0008,0201)
(0008,1010)
(0008,1030)
(0008,1032)
(0008,103E)
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234
234
233
234
589
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175
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199, 200
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590
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175
175
175
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201
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195
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211
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201
201
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196
196
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261
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261
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593
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158
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386
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435
178
178
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445
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PS 3.3-2001 翻訳原稿
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(FFFC,FFFC)
(FFFE,E000)
(FFFE,E00D)
(FFFE,E0DD)
0400,0010
395
395
395
395
60, 80, 82, 83, 188, 394, 395
68, 80, 82, 83, 170, 173, 205, 246, 276, 278, 348, 364, 365, 371, 374, 377, 378, 379, 394,
431, 435, 458, 459
445
447
448
447
448, 449
445, 449
615
2002/09/06