2016 年 1 月 14 日ベビー関連商品の購入に関するアンケート調査結果 2015 －ネットショッピングが、ベビー関連商品の購入チャネルとして定着－【調査要綱】矢野経済研究所では、次の調査要綱にてベビー関連商品の購入に関するアンケート調査を実施した。 1．調査期間： 2015 年 11 月 2．調査対象：全国の 0～2 歳の第 1 子を持つ母親 715 名 3．調査方法：インターネットネットモニターを利用したアンケート調査＜ベビー関連商品の購入に関するアンケート調査とは＞初めて子供を持った母親に対し、出産準備や育児用品の準備、子育ての状況を把握することを目的にアンケート調査を実施した。ここでは、ベビー関連商品の買い物に関する動向を取り上げて分析する。なお、本調査対象のベビーとは、0～2 歳児を対象とする。【調査結果サマリー】ベビー関連商品購入でネットショッピングサイトの活用頻度が実店舗よりも高い母親は 33.7％、実店舗と同程度に活用している母親 24.1％と合わせると半数を越える 0～2 歳の第 1 子を持ち、ネットショッピングを利用している母親 564 人に、その活用頻度を聞いたところ、「実店舗の方が活用頻度が高い」との回答が 39.0％と最も高かったが、「実店舗よりも（ネットショッピングの）活用頻度が高い」との回答も 33.7％に上った。「実店舗と同程度」という回答の 24.1％と合計すると、半数以上の母親が、ベビー関連商品購入時にネットショッピングを活用している様子が明らかになった。「ベビー用品」「ベビーウェア」ではネットショッピング利用率が 3 割を越えるアイテム別にネットショッピングの利用状況をみると、「ベビーウェア」（36.2％）、「ベビー用品（哺乳瓶や食器、ベビーローション・ベビー石鹸等のスキンケア用品など）」（34.1％）、「ベビーベッド」（22.7％）、「ベビーカー」（17.9％）の順になっている。ベビーベッドやベビーカーでは、利用率は 2 割前後にとどまり、実際に見て選びたいというニーズの高さが伺える結果となった。よく利用するネットショッピングサイトは、総合通販企業のサイトが上位を占めるベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイトでは、「楽天市場」が 45.5％と利用率が最も高く、半数近くの母親から支持を得た。次いで多かったのが「Amazon.co.jp」と「ベルメゾンネット」で、それぞれ 26.3％、26.0％となり、総合通販企業のサイト利用率が上位を占める結果となった。 ◆ 資料体裁資料名：発刊日：体裁：定価：「ベビー関連市場マーケティング年鑑 2016 年版」 2015 年 12 月 28 日 A4 判 399 頁 100,000 円（税別）株式会社矢野経済研究所所在地：東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長：水越孝設立：1958年3月年間レポート発刊：約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/ 本件に関するお問合せ先（当社 HP からも承っております http://www.yano.co.jp/）㈱矢野経済研究所マーケティング本部広報チーム TEL：03-5371-6912 E-mail:[email protected] 本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。本資料内容を転載引用等されるにあたっては、上記広報チーム迄お問合せ下さい。 Copyright © 2016 Yano Research Institute Ltd. 2016 年 1 月 14 日【調査結果の概要】 1. ネットショッピングの利用状況について 0 歳から 2 歳の第 1 子を持つ母親 715 人に、ベビー関連商品の購入時にネットショッピングを利用しているかと聞いたところ、「ネットショッピングを利用している」との回答が 78.9%（564 人）であった。一方で、「ネットショッピングは利用していない」と回答した母親は 21.1％（151 人）だった。図 1. ベビー関連商品でのネットショッピングの利用状況ネットショッピングは利用していない 21.1% ネットショッピングを利用している 78.9% 矢野経済研究所作成注 1. 調査時期：2015 年 11 月、集計対象：全国の 0～2 歳の第 1 子を持つ母親 715 名、調査方法：インターネットモニターを利用したアンケート調査、単数回答次に、ネットショッピングを利用している母親 564 人に、その活用頻度を尋ねたところ、「実店舗の方が活用頻度が高い」との回答が 39.0%と最も高かった。しかし、「実店舗よりも（ネットショッピングの）活用頻度が高い」との回答も 33.7%あり、「実店舗と同程度」との回答 24.1％と合わせると半数を越え、多くの母親がベビー関連商品の購入でネットショッピングを活用している様子が明らかになった。図 2. ネットショッピングの活用頻度実店舗よりも活用頻度が高い実店舗と同程度 33.7 0% 20% 24.1 40% 60% 実店舗の方が活用頻度が高いわからない 39.0 3.2 80% 100% 矢野経済研究所作成注 2. 調査時期：2015 年 11 月、集計対象：全国の 0～2 歳の第 1 子を持つ母親で、ネットショッピングを利用している回答者 564 名、調査方法：インターネットモニターを利用したアンケート調査、単数回答 Copyright © 2016 Yano Research Institute Ltd. 2016 年 1 月 14 日 2.ベビー関連商品のアイテム別購入チャネル 0 歳から 2 歳の第 1 子を持つ母親 715 人に、ベビー用品（哺乳瓶や食器、ベビーローション・ベビー石鹸等のスキンケア用品など）、ベビーウェア、ベビーベッド、ベビーカーの購入チャネルを、アイテム別に尋ねたところ、いずれのアイテムにおいても、「ベビー・子供用品専門店」との回答が最も多かった。「インターネット通販（ネットショッピング）」も概ね高い数値を示したが、ベビー用品・ベビーウェアでは 3 割を越える一方で、ベビーベッド・ベビーカーでは 2 割前後にとどまり、後者では“実際に見て選びたい”という購入ニーズの高さが伺える結果となった。図 3. アイテム別ベビー関連商品の購入チャネル 22.3% 27.8% 百貨店 11.0% 8.0% 91.5% 90.0% ベビー・子供用品専門店 44.3% 59.8% 37.7% 34.4% スーパー・ショッピングセンター・GMS 4.7% 5.7% 39.7% ドラッグストア 2.9% 1.2% 0.0% 12.8% 2.0% 2.0% 1.0% ディスカウントストア・ホームセンター 10.5% 16.1% カタログ通販 1.2% 0.5% 34.1% 36.2% インターネット通販 22.7% 17.9% 7.1% 10.6% 4.3% 3.3% リサイクルショップバザー、フリーマーケット 3.2% 7.1% 0.8% 0.2% インターネットオークション 3.5% 5.1% 2.7% 2.1% その他分からないベビー用品ベビーウェアベビーベッドベビーカー 0.1% 0.6% 1.6% 0.3% 0.1% 0.3% 6.7% 2.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 矢野経済研究所作成注 3. 調査時期：2015 年 11 月、集計対象：全国の 0～2 歳の第 1 子を持つ母親で、各アイテムの購入者（ベビー用品 695 名、ベビーウェア 691 名、ベビーベッド 255 名、ベビーカー575 名）、調査方法：インターネットモニターを利用したアンケート調査、複数回答 Copyright © 2016 Yano Research Institute Ltd. 2016 年 1 月 14 日 3. ベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイトベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイトを、0 歳から 2 歳の第 1 子を持つ母親 715 人に尋ねた。「楽天市場」は、45.5％と半数近くの人が利用している。次には、「Amazon.co.jp」（26.3％）、「ベルメゾンネット」（26.0％）が続いており、総合通販企業のネットショッピングサイトの利用率が高い結果となった。ベビー・子供用品専門店のサイトでは、（株）セブン＆アイ・ホールディングスが運営する「オムニ 7」内の「アカチャンホンポネット通販」が 12.6％、次いで「赤すぐ net」12.0%、「ベビーザらス/トイザらスオンラインストア」10.1％、「たまひよ Shop/ベネッセライフスタイルショップ」9.8％という結果になった。図 4. ベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイト楽天市場 45.5% 9.5% Yahoo!ショッピングヤフオク! 5.0% Amazon.co.jp 26.3% ベルメゾンネット 26.0% ニッセンオンライン 6.3% セシール 0.7% ベルーナ 0.7% フェリシモ 0.7% ベビーザらス/トイザらスオンラインストア 10.1% 赤すぐnet 12.0% たまひよShop/ベネッセライフスタイルショップ 9.8% ヒラキ（靴の通販ヒラキ） 0.7% ユニクロ公式オンラインストア 4.3% GAP Japan Official Online Store 3.9% アカチャンホンポネット通販 12.6% ZOZOTOWN 2.1% 1.0% DeNAショッピングメルカリ（フリマアプリ） 5.3% 上記以外 1.5% ネットショッピングは利用していない 21.1% 0% 20% 40% 60% 矢野経済研究所作成注 4. 調査時期：2015 年 11 月、集計対象：全国の 0～2 歳の第 1 子を持つ母親 715 名、調査方法：インターネットモニターを利用したアンケート調査、複数回答 Copyright © 2016 Yano Research Institute Ltd.