P4S8X (日本語)

Welcome!
ASUS(R) P4S8X マザーボードをお買い上げありがとうございます
マザーボードをお買い上げありがとうございます!!
ASUS(R) P4S8X は、最新の技術を採用した、末長くお使い頂けるマザー
ボードです。ASUS(R) P4S8X は、家庭用PCやワークステーションに最適
なマザーボードです。
P4S8X は、チップセットにSiS 648を採用し、最新のIntel(R) Pentium(R)
4 プロセッサに対応しています。また、以下のような特徴があります:
~ CPU サーマルプロテクション
~ PC 2700 / 2100 / 1600 DDRメモリ対応 最大3GB
~ 高性能グラフィックス対応 AGP 8X スロット
~ 3Dデジタル オーディオインターフェイス
~ RealtekTM LANコントローラ搭載
~ Serial ATA インターフェイスオンボード
~ USB標準2ポート+最大4ポート
ご使用になる前に、本書の内容をよくお読みになって末長くご愛用ください。
1.1 パッケージ内容
P4S8X パッケージには以下が含まれています。ご確認ください。
ASUS P4S8X マザーボード (ATX 30.5 cm x 21.9 cm)
ASUS P4S8X サポートCD
ASUS 2ポート USB 2.0 / Gameポートモジュール
UltraDMA/33/66/100/133 IDE用80芯40ピン フラットケーブル
9 ピン COM2 ケーブル
3.5インチFDD用フラットケーブル
予備ジャンパ(袋入り)
ユーザーガイド(本書)
万一、欠品や破損品があった場合は、販売店にご連絡ください。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
1
1.2
主な仕様
P4S8X マザーボードは、最新の規格・標準に基づいて設計されています。
最新仕様のCPU・メモリに対応し、ユーザーのあらゆる要求にお応えするこ
とができます。
最新の 533MHz P4 プロセッサに対応
プロセッサに対応: ソケット478 Intel Pentium 4
Northwood プロセッサに対応します。Pentium 4 プロセッサは、0.18
ミクロンプロセス、FC-PGA2パッケージ、最大クロック 2.53+GHzと
いう特徴があり、Northwood プロセッサは、0.13ミクロンプロセス、
512KB L2キャッシュ、533 MHz FSB、動作クロック 2.53+GHzと
なります。Pentium 4 プロセッサは、オーディオ、ビデオ、インター
ネットに優れた性能を発揮します。
ノースブリッジ
ノースブリッジ:: SiS(R) 648 を採用し、AGP 8X/4X/2Xモード、 533/400MHz
フロントサイドバス(FSB)、333 MHzメモリバスに対応します。
サウスブリッジ
:: SiS(R) 963 を採用し、UltraDMA133/100/66/33、バー
サウスブリッジ::
ストモード最大データ転送速度133MB/秒、6ポート2ルートハブUSB
コントローラに対応します。
PC 2700 (333MHz) / 2100 (266MHz) / 1600 (200MHz) DDR メモリ
メモリ::
3本のDIMMソケットは、DDR(Double Data Rate)メモリを合計3GB
まで搭載可能です。DDRメモリは、広帯域・低ウェイトという特徴があ
り、データ転送速度は、166MHzDDRで 2.7 GB/秒、133MHzDDRで
2.1GB/秒に達します。
UltraDMA133 対応
対応:: 各2ch対応のオンボードPCIバスマスターIDEコント
ローラにより、UltraDMA/133、UltraDMA/100、UltraDMA/66、
UltraDMA/33、PIO Modes 3 & 4 とバスマスターIDE DMA Mode
2、エンハンストIDEデバイス(DVD-ROM、CD-ROM、CD-R/RW、
LS-120およびテープバックアップ装置)をサポートします。
Multi-I/O チップセット
チップセット: W83697SF チップセットは、2個のUART準拠
高速シリアルポート、1個のEPPおよびECP対応パラレルポートを装備
しています。COM2ポートは、赤外線通信モジュールにも対応していま
す。また、スーパー I/Oコントローラはフロッピーディスクドライブを
サポートします。
Smart BIOS: 4MビットROM対応BIOSは、ブートブロックの保護、ブー
ト機器を HD/SCSI/MO/ZIP/CD/FDから選択する、といったことが出
来ます。
拡張性
拡張性:: AGP 8Xスロット×1、USBポート×4、COMポート×1、COM
端子×1、PCI スロット×6、SPDIFデジタルオーディオ、フロントパ
ネルオーディオ、1394端子、スマートカードリーダー。
コネクタ
コネクタ:: パラレル、PS/2マウス、PS/2キーボード、USB×4、1394ポー
ト、RJ45 (オプション)、マイクロホン / Line-In / Line-Outジャック、
標準ATX、AUX および 12V電源。
2
第 1 章: はじめに
1.3
ASUS
独自機能
ASUS独自機能
ASUS EZ PlugTM
(P.33参照)
ASUS独自の EZ PlugTM 補助電源システムは、P4対応マザーボードで
従来のATX電源をそのまま利用できるようにしたテクノロジーです。
ATX電源のドライブ用4ピンコネクタをマザーボードで利用できるよう
にしました。ASUS EZ PlugTM を用いると Pentium 4 をより安定し
て動作させることができます。
ASUS EZ Flash BIOS
(P.43参照)
ASUS EZ Flash は、ファームウェアレベルでBIOSアップデートを行
う機能です。BIOSアップデートのためにフロッピーディスクから、
DOSを起動する必要がなくなりました。
ASUS POST ReporterTM
(P.65, 101参照)
コンピュータの起動時に実行される Power-On Self-Tests (POST)に
音声メッセージを追加する機能です。POSTメッセージを「声」で聞く
ことができます。また、付属の Winbond Voice Editorを用いると、
日本語のメッセージに変更したり、ユーザーが録音した独自のメッセー
ジを使用することができます。
ASUS MyLogoTM
(P.97参照)
コンピュータの起動時にロゴを表示するスペシャルユーティリティで
す。コンピュータのPOST中に画像をフルスクリーンで表示します。画
像はあらかじめ用意されていますが、ユーザーが独自に作成することも
可能です。
ASUS Q-Fan
(P.73参照)
システムの状態に応じて、冷却ファンの回転数を自動制御する機能で
す。低騒音・省電力コンピュータを構築するのに役立ちます。
ASUS Multi-language BIOS
(P.57参照)
BIOSメッセージがマルチリンガル対応になりました。BIOSセットアッ
プをよりわかりやすく簡単に行うことができます。対応言語は、ASUS
のWEBサイトをご覧ください。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
3
1.4
各部の名称と機能
P4S8X マザーボードをお使いになる前に、その構成と特徴を理解してください。
配置
対応プロセッサ ソケット478、Intel(R) P4TM プロセッサ ........................ 4
チップセット SiS(R) 648 ノースブリッジ ............................................. 5
SiS(R) 963 サウスブリッジ .......................................... 10
Serial ATA コントローラ ............................................ 17
オーディオコントローラ ............................................... 24
Multi-I/O コントローラ ................................................. 27
4Mビットプログラマブル Flash EEPROM ................ 28
Realtek 1394 PHY ..................................................... 31
メインメモリ 3× DDR SDRAM DIMM ソケット (最大3GB) ........... 7
拡張スロット 6× PCI スロット .......................................................... 23
Accelerated Graphics Port (AGP) 8X スロット ...... 9
システム I/O 2× IDE コネクタ (UltraDMA133 対応) ....................... 8
Promise ATA133 IDE コネクタ ................................. 12
システム Panel コネクタ ............................................. 14
USB 増設端子 (USB_56) ............................................ 15
Serial ATA 端子 ........................................................... 16
フロッピーディスクドライブコネクタ ........................ 18
シリアル(COM2) 端子 .................................................. 19
Game ポート ................................................................ 20
Smart Card コネクタ ................................................. 21
赤外線コネクタ .............................................................. 22
モデムコネクタ .............................................................. 25
IEEE 1394 端子 ............................................................ 32
PS/2 マウス コネクタ ........................................... (緑) 33
パラレルコネクタ .......................................................... 34
USB コネクタ(ポート1/2) ............................................ 39
IEEE 1394 コネクタ ..................................................... 40
シリアルポート (COM1) .............................................. 41
USB コネクタ (ポート3/4) ........................................... 42
PS/2 キーボード コネクタ ................................... (紫) 43
ハードウェアモニター システム電圧モニター (ASUS ASIC内) .................... 11
特別仕様 オンボード AGP 警告LED (赤) ..................................... 3
オンボード パワーオン LED (緑) ................................. 13
ネットワーク Realtek 100/10 Mbps LAN PHYs ............................ 29
RJ45 コネクタ (オプション) ........................................ 35
オーディオ (音源搭載モデルのみ)
フロントパネルオーディオ端子 ................................... 30
オーディオコネクタ ..................................................... 26
水色)) 36
Line In ジャック ............................................... (水色
黄緑)) 37
Line Out ジャック ........................................... (黄緑
(
桃色
マイクロホンジャック ...................................... 桃色)) 38
電源 ATX 12V 電源コネクタ .................................................. 1
AUX12V EZ-Plug 電源コネクタ ................................... 2
ATX 電源コネクタ .......................................................... 6
フォームファクタ ATX
4
第 1 章: はじめに
1.4.1 部品配置図
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
5
1.5
その他の便利な機能
ソフトウェアオーディオ
ソフトウェアオーディオ: 音源搭載モデルでは、オンボードに963 デジタ
ルオーディオ CODEC CMI-9739Aを搭載し、S/PDIF入出力モジュー
ル、同軸および光ファイバー出力に対応しています。3Dサラウンドシス
テムを簡単に実現することができます。
スマートカードリーダー
スマートカードリーダー: スマートカードリーダー用の専用端子を持ちま
す。ICカードを利用した最新のオンラインセキュリテ技術を実現しま
す。
USB2.0: 最新のUSB 2.0規格に対応します。データ転送速度は、USB 1.1
の 12 Mbpsから 480 Mbpsへと大幅に向上しています。
注意
注意: USB 2.0 は Win98/WinME ではサポートされていません。
温度
温度・・ファン回転数
ファン回転数・・電圧モニター
電圧モニター: ハードウェア(ASUS ASIC)や添付ソフ
トウェア(ASUS PC Probe)により、CPUやシステムの電圧・温度、冷
却ファンの回転数などを簡単に監視・管理できます。
自動ファン制御:: スリープモード時には、冷却ファンの回転は自動で停止し
自動ファン制御
ます。
ACPI 対応
Advanced Configuration and Power Interface)
対応:: ACPI (A
は、OSが直接電源を管理するシステム(OSPM)のための節電機能を備
えています。
オンボードLAN
オンボード
LAN (オプション): マザーボード搭載の RTL8201BL PHYチッ
プにより、10BASE-T/100BASE-TX Fast Ethernet インターフェイ
スを搭載しています。拡張カードなしで、ブロードバンドに対応しま
す。
コンカレント PCI: PCIバスマスタからCPU/メモリへのデータ転送を同時
処理します。
多機能電源ボタン:: BIOSで、電源ボタンの機能を「スタンバイ」または
多機能電源ボタン
「ソフトオフ」に切り替えることができます。 どちらのモードにおいて
も4秒以上押し続けると「ソフトオフ」として機能します。
6
第 1 章: はじめに
2.1
マザーボードの取り付け
作業の前に、お使いのケースにマザーボードが物理的に取り付け可能かどう
かを確認してください。P4S8X は、ATXフォームファクタ、30.5 cm×
21.9 cmで、標準的なATXケースに取り付け可能です。
マザーボードの取り付け作業を行う場合は、電源コネクタを接続しない
でください。オンボードLEDが消灯していることを確認して、作業を
行ってください。
2.1.1 取り付け方向
ケースとマザーボードの向きを合わせます。シリアルポートなどの外部コネ
クタがある辺が、ケースの背面パネルに向くようにします。下図を参照して
ください。
2.1.2 取り付け穴
マザーボード上にある7ヶ所の穴を使用して、マザーボードをケースにネジ
止めします。
ネジは強く締めすぎないでください。マザーボードを破損する恐れがあ
ります。
こちらの辺が、ケー
スの背面になる向き
にします。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
7
2.2
マザーボード レイアウト
オーディオおよび LAN機能は、搭載されていないモデルがありま
す。これらのパーツは上図では灰色で示してあります。
8
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.2.1 レイアウト目次
CPU, メモリ および拡張スロット
1)
2)
3)
4)
5)
Socket 478
Heatsink
Memory
PCI 1/2/3/4/5/6
AGP 8x
p. 12 CPU
p. 14 ヒートシンク および ファン
p. 17 メインメモリ
p. 21 32ビット PCI バズ拡張スロット
p. 23 AGPスロット
マザーボード設定 ((スイッチおよびジャンパ
スイッチおよびジャンパ
スイッチおよびジャンパ))
1)
2)
3)
4)
USBPWR_12, _34, _56 p. 24 USBデバイス Wake-up (+5V / +5VSB)
FP_LO_SWR,_SWL
p. 25 Line out 選択 (2 x 2 ピン)
KBWK
p. 25 キーボード Wake Up (3 ピン)
CLRTC
p. 26 RTC RAM クリア (3 ピン)
コネクタ
1) PS2KBMS
p. 27 PS/2 マウスポート (6 ピン メス
2) PS2KBMS
p. 27 PS/2 キーボードポート (6 ピン メス)
3) USB
p. 28 USBポート 0 & 1 (2x 4 ピン メス)
4) PRINTER
p. 28 パラレルポート (25 ピンメス)
5) RJ45
p. 28 LANポートコネクタ
6) COM1/2
p. 29 シリアルポートコネクタ&端子 (9 ピン オス, 10-1 ピン オス)
7) AUDIO
p. 29 オーディオコネクタ (3x ミニジャック)
8) 1394
p. 30 IEEE-1394 ポート (メス ジャック)
9) IDELED
p. 30 IDE アクセス LED (2 ピン)
10) PRI_IDE1 / SEC_IDE1, p. 31 IDE コネクタ(3× 40-1 ピン)
PRI_ATA133
11) FLOPPY
p. 32 FDDコネクタ (34-1 ピン)
12) CPU_, CPA_, PWR_FAN p. 32 ケース、CPUファンコネクタ (2x 3 ピン)
13) ATXPWR
p. 33 ATX電源コネクタ (20 ピン)
14) USB34, 56
p. 34 USB増設端子 (2×10-1 ピン)
15) CD, AUX, MODEM
p. 34 内蔵オーディオコネクタ (3x 4-1 ピン) (オプション)
16) SPDIF
p. 35 デジタルオーディオコネクタ (6 ピン)
17) IR_CON
p. 35 赤外線モジュールコネクタ(5-1 ピン)
18) IEEE13394_2
p. 36 IEEE-1394 端子 (8 ピン) (オプション)
19) CHASSIS
p. 36 ケース開放警報コネクタ (4-1 ピン)
20) SMB
p. 37 SMBus コネクタ (6-1 ピン)
21) PRI_SATA, SEC_SATA p. 37 SATA Serial コネクタ(2 x 7 ピン)
22) SMARTCON
p. 38 Smart Card Reader コネクタ (14-1 ピン) (オプション)
23) GAME
p. 38 Game コネクタ(16-1 ピン)
24) FP_AUDIO
p. 39 フロントパネルオーディオ コネクタ (10-1 ピン)
25) PLED
p. 40 システム電源 LED 端子(3-1 ピン)
26) SPEAKER
p. 40 ビープ音スピーカ端子 (4 ピン)
27) SMI
p. 40 システム管理割り込み端子 (2 ピン)
28) PWRSW
p. 40 ATX 電源スイッチ / Soft-Offスイッチ端子 (2 ピン)
29) RESET
p. 40 リセットスイッチ端子 (2ピン)
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
9
2.3
作業をはじめる前に
マザーボードの取り付け作業および設定を行う前に、以下の注意事項をよく
お読みください。
1. コンピュータ内部に触れる場合は、電源コンセントからプラグを抜
いて下さい。
2. アースされたリストストラップを用いてください。ない場合は、電源
シャーシ等金属部分に触れて、作業者の静電気を逃がしてください。
3. カード類を持つ時は、基板の端を持ち、基板や IC、コネクタ部分に
触れないようにしてください。
4. 取り外したカード類はアースされたパッドの上に置いてください。
例えば、カードが入っていた袋が利用できます。
ATX
電源装置がオ
5. マザーボードの電源コネクタを接続する際には、
マザーボードの電源コネクタを接続する際には、ATX
ATX電源装置がオ
フであることを確認してください。
フであることを確認してください。電源が入ったまま作業を行う
と、マザーボードや他の部品が破損する恐れがあります。部品の取
り付けを行わない場合でも、誤って部品やコネクタに触れて短絡事
故などを起こす危険性があります。
オンボード警告
LED (LED - Light Emitting Diodes)
オンボード警告LED
オンボードの緑色のLEDは、サスペンドオフやソフトオフ等、元電源が
入っている状態で点灯します。このLEDが消えていることを確認して作業
を行ってください。赤色のLED (AGP_WARN) は、間違った仕様のAGP
カードが取り付けられていた場合に点灯します。(P.23 AGP 8X
8X, 参照)
10
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.4
CPU ((中央演算処理装置
中央演算処理装置
中央演算処理装置))
2.4.1 概要
本マザーボードは、478ピン ZIF(Zero Insertion Force)ソケットを持ち
ます。これは、478ピン Intel(R) Pentium(R) 4 /Northwood プロセッサ用
のソケットです。
Intel Pentium 4 プロセッサは、478ピン Flip-Chip Pin Grid Array 2
(FC-PGA2) パッケージに納められ、Intel NetBurstTM マイクロアーキテ
クチャをサポートします。これは、最新のハイパーパイプラインテクノロ
ジーを利用した高速エンジンで、FSB 533MHz および 400MHz、外部
キャッシュをサポートします。また、より高速なクロックに対応しデータ転
送スピードは、FSB 533MHzで4.3GB/秒、FSB 400MHzで3.2GB/秒に
達します。
金色の目印
CPUの上面には金色の印があります。この印はCPUの1番ピンを示してい
て、ソケットの1番ピンと向きを合わせる目印になります。
CPUを間違った向きに取り付けようとするとピンを破損する恐れがあり
ます。478ピンプロセッサは特にピンが折れやすいので注意してくださ
い。
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マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
11
2.4.2 CPU
の取り付け
CPUの取り付け
以下の手順に従ってCPUを取り付けます。
1. 478ピン ZIFソケットの位置を確認し、取り付けの障害になるものがな
いか確認します。
2. ソケットのレバーを引き上げます。レバーは一旦横方向にスライドさせ
るとソケットから外れます。90∼100°の角度になるまで、引き上げま
す。
ソケット
レバー
ソケットレバーを 90∼100°の角度まで引き上げないと、CPUを正し
く取り付けることができません。
12
第 2 章: ハードウェア セットアップ
3. CPUとソケットの向きを合わせます。金色の矢印がレバーの根元になる
ようにします。
4. CPUをソケットに挿入します。
CPUは一方向にしか取り付けられないようになっています。間違った向き
に無理に取り付けようとすると、CPUのピンを折る恐れがあります。向き
が合っていれば、力を入れなくてもCPUはソケットに挿入されます。
金色の目印
5. レバーを閉じてCPUを固定します。レバーをソケットにロックします。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
13
2.4.3 ヒートシンクと冷却ファンの取り付け
478ピン Intel(R) Pentium(R) 4 /Northwood プロセッサには、冷却のため
の専用のヒートシンクとファンが必要です。
ボックス製品の 478ピン Intel Pentium 4 プロセッサには、専用のヒー
トシンクとファンおよびリテンションが付属しています。
バルク製品の場合、別途 Intel 認定のヒートシンクとファンを用意する
必要があります。
以下の手順で、ヒートシンクとファンを取り付けます。
1. ヒートシンクをCPUに乗せます。ヒートシンクがリテンションベースに
ぶつからないようにしてください。
リテンションベースはマザーボードに取り付け済みです。
CPUや他のパーツを取り付ける場合に、リテンションベースを取り外す
必要はありません。
CPU
ヒートシンク
リテンションベース
ボックス製品の 478ピン Intel Pentium 4 プロセッサには、CPU・ヒー
トシンク・リテンションの取り付けマニュアルが付属しています。CPU
付属のマニュアルと本書の内容が異なる場合は、CPU付属のマニュアル
に従ってください。
14
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2. ファンとリテンション(一体化しています)をヒートシンクに取り付けま
す。リテンションの4つのフックが、リテンションホール(穴)に合うよ
うに向きを調節してください。
ヒートシンクとファン/リテンションは、必ずセットになったものを使用
してください。正しいものを使わないとリテンションのフックとホール
の位置が合わなくなります。
リテンションホール
リテンションロック
リテンションフック
リテンションの取り付け作業は、リテンションロックが開いた状態で
行ってください。
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P4S8Xマザーボード
15
3. リテンションロックを押し下げ、リテンションを固定します。
リテンションが正しい向きに取り付けられていないと、ロックできませ
ん。
2.4.4 CPU
ファン電源コードの接続
CPUファン電源コードの接続
ファン・ヒートシンク・リテンションを取り付けた後に、CPUファンの電源
コードを接続します。電源コードのコネクタをマザーボードのCPUFAN コ
ネクタに接続します。
CPU
ファンコネクタ
(CPUFAN)
CPUファンコネクタ
ファンコネクタ(CPUFAN)
CPUファンコネクタを接続しないと、ハードウェアモニタで警告が出ま
す。必ず接続してください。
16
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.5
メインメモリ
2.5.1 概要
本マザーボードは、DDRメモリ用のDIMM(Dual Inline Memory Module)
ソケットを 3本持ち、最大容量は 3GBです。対応メモリは、184ピン、
unbuffered、non-ECC、PC2700/2100/1600です。
メモリモジュールおよびソケットには刻み目があり、一方向にしか取り付け
られないようになっています。間違った向きに無理に取り付けようとする
と、メモリモジュールとソケットを破損する恐れがあります。
DDRメモリは、1つのクロックで2回のデータ転送を行い、従来のPC66,
PC100, PC133 メモリに比べ2倍のデータ転送速度を持ちます。メモリバ
スクロックとデータ転送速度の関係は以下のようになります。
DDR データ転送速度
メモリバスクロック
2.7 GB/s
166MHz
2.1 GB/s
133MHz
1.6 GB/s
100MHz
DDRメモリは、SDRメモリと同じ形状ですが、ピンの数が 164ピンから
184ピンに増えていて、SDRメモリでは2つあった刻み目が、DDRメモリ
では1つになっています。このため、DDRメモリとSDRメモリには互換性
はありません。DDRメモリは、DDRメモリ専用スロットに取り付けてくだ
さい。
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マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
17
2.5.2 メモリの組み合わせ
本マザーボードは、64MB, 128MB, 256MB, 512MB および 1GBモジュー
ルのDDRメモリをサポートします。
DDRメモリは以下の組み合わせで用いてください:
DIMM スロット
184
ピン DDR DIMM
184ピン
計
ソケット1 (Rows 0&1)
64MB, 128MB, 256MB, 512MB, 1GB
x1 =
ソケット2 (Rows 2&3)
64MB, 128MB, 256MB, 512MB, 1GB
x1 =
ソケット3 (Rows 4&5) 64MB, 128MB, 256MB, 512MB, 1GB
x1 =
合計メモリ容量 (最大 3G
B)
3GB)
=
DDR333
メモリ 動作確認リスト
DDR333メモリ
本マザーボードでは、以下のPC2700 DDR333メモリの動作確認を行って
います。
ベンダー
モデル
タイプ
タイプ//サイズ
Nanya
NT5DS16M8AT-6
PC2700/256MB
Samsung
K4H280838D-TCB3
PC2700/128MB
Samsung
K4H280838D-TCB3
PC2700/256MB
Micron
MT8VDDT1664AG-335B1 PC2700/128MB
Micron
MT16VDDT3264AG-335B1 PC2700/256MB
KINGMAX
MPMA82D-68KX3
PC2700/128MB
KINGMAX
MPM62D-68KX3
PC2700/256MB
PC2700 DDR333メモリは上記のものを使用してください。それ以外
のものでは、マザーボードの動作に支障がでる場合があります。最新の
推奨品リストについては、ASUSのWEBサイトをご参照ください。
18
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.5.3 メモリモジュールの取り付け
メモリを取り付け・取り外しする場合は、コンセントから電源プラグを
抜いて作業してください。電源が入ったままメモリを抜き差しするとメ
モリおよびマザーボードが破損します。
以下の手順に従ってメモリを取り付けます。
1. メモリソケットの両端のレバーを外側に押し開きます。
2. メモリモジュールとソケットの刻み目の位置を合わせます。
レバー
レバー((開いた状態
開いた状態))
3. メモリモジュールをソケットに押し込みます。最後まで押し込むと、レ
バーが自然に元の位置に戻りロックされます。
レバー
レバー((ロックされた状態
ロックされた状態))
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マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
19
2.5.4 メモリモジュールの取り外し
メモリを取り外す場合は以下の手順に従ってください。
1. ソケット両側のレバーを同時に押し開きます。
メモリを取り外す場合は、メモリモジュールに軽く手を添えてくださ
い。メモリモジュールを無理に引き抜こうとすると破損の恐れがありま
す。
2. メモリモジュールが自然に飛び出してきますので、ゆっくりと引き抜き
ます。
20
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.6 拡張スロット
拡張スロットは、拡張カードと呼ばれる増設カード用のコネクタです。本マ
ザーボードには、PCIスロット×6、AGP(Accelerated Graphics Port)
スロット×1があります。以下を参照して拡張カードを取り付けてくださ
い。
拡張カードを取り付け・取り外しする場合は、必ず電源プラグを抜いて
ください。マザーボードと拡張カードを破損する恐れがあります。
2.6.1 拡張カードの取り付け
以下の手順に従って、拡張カードを取り付けます。
1. 拡張カードの説明書をよく読んで、必要に応じてジャンパ等のハード
ウェア/ソフトウェアの設定を行います。
2. コンピュータのカバーを外します(マザーボードがケースに取り付け済み
の場合)。
3. 使用するスロットのネジとブラケットを外します。ネジはあとで使用し
ます。
4. カードとスロットのコネクタの向きを合わせ、しっかりと押し込みます。
5. 上記で外したネジを用いて、カードを固定します。
6. コンピュータのカバーを取り付けます。
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21
2.6.2 拡張カードの設定
拡張カードを取り付けたあと、いくつかの設定とソフトウェアの調整が必要です。
1. 必要に応じてBIOSの設定を変更します。詳しくは第4章を参照して
ください。
2. 以下の表を参考にして、拡張カードに IRQを割り当てます。
3. カードに必要なドライバ・ソフトウェアをインストールします。
標準
的な割り込みの割り当て
標準的な割り込みの割り当て
IRQ
0
1
2
3*
4*
5*
6
7*
8
9*
10*
11*
12*
13
14*
優先順位
1
2
N/A
11
12
13
14
15
3
4
5
6
7
8
9
15*
10
一般的な機能
システムタイマ
キーボードコントローラ
プログラム可能な割り込み
シリアルポート(COM2)
シリアルポート(COM1)
サウンドまたはパラレルポート2
フロッピーディスクコントローラ
パラレルポート(LPT1)
リアルタイムクロック
ACPI モード
PCIステアリング用IRQホルダ
PCIステアリング用IRQホルダ
PS/2マウス
コプロセッサ
プライマリ IDE
セカンダリ IDE
*これらのIRQは、通常PCIデバイス用のものです。
本マザーボードでの割り込み一覧表
A
PCI スロット1
PCI スロット2
PCI スロット3
PCI スロット4
PCI スロット5
共有
PCI スロット6
オンボードUSB HC0
オンボードUSB HC1
オンボードUSB HC2
オンボードUSB HC3
AGP
オンボードオーディオ オンボードLAN
-
B
共有
共有
共有
-
C
共有
共有
-
D
F
G
H
E
共有
共有
単独使用
単独使用
単独使用
単独使用
共有
-
IRQを共有するPCI スロットに複数のカードを挿す場合は、そのカード
が「IRQ共有」に対応しているか、またはIRQを必要としないものかを
確認してください。
22
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.6.3 PCI スロット
本マザーボードは、6本の32ビット PCI スロットを持ちます。LAN、
SCSI などのPCI 準拠の拡張カードを利用できます。
以下の写真はPCIスロットにLANカードを取り付けた例です。
2.6.4 AGP スロット
本マザーボードは、AGP 8X/4X/2X 1.5Vカード対応の Accelerated
Graphics Port (AGP)スロットを持ちます。
注意
注意!! 本マザーボードでは、1.5V AGPカードのみサポートします。 初
期の 3.3V AGPカードは使用できません。対応していないAGPカード
を取り付けた場合、オンボードの赤い LED(AGP_WARN1)が点灯し、
システムの電源を入れることができません(自動保護機能が働きます)。
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P4S8Xマザーボード
23
2.7 ジャンパ
マザーボードの設定/カスタマイズは、いくつかのジャンパを用いて行いま
す。
1. USB デバイス Wake-Up (3 x 3
ピン USBPWR_12, _34, _56)
3ピン
デフォルト設定 [1-2] (+5V) で、スリープモードからUSB機器を用いての
復帰が可能です。[2-3] (+5VSB) に設定すると Wake-UP機能が無効にな
ります。
ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。適切な電源をもちいな
いとシステム電源が入らなくなります。動作時およびスリープモードで
のUSBデバイスの消費電力が、ATX電源の+5VSBの容量を越えないよ
うにしてください。また、USB +5VSB のみが S3からの復帰をサポー
トすることに注意してください。
注意
注意!! お使いのCPU および メモリに適したクロック周波数に設定し
てください。それ以外の設定を用いると、システムが不安定になったり
ハングアップします。
24
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2. Line out 切り替え (2 x 2
ピン FP_LO_SWR, FP_LO_SWL)
2ピン
((音源搭載モデルのみ
音源搭載モデルのみ
音源搭載モデルのみ))
デフォルトでは、ジャンパはショートされていて、オーディオ出力は、リア
パネルのLine Outジャックに出力されます。リアパネルにスピーカやヘッ
ドホンを接続する場合は、この設定を用いてください。
FP_AUDIO(P.41参照)に Intel Front Panel オーディオケーブルを接続
して用いる場合は、ジャンパを外します。リアパネルのオーディオ出力と
Intel オーディオケーブル出力が自動で切り替わります。
3. キーボード
Wake Up (3
ピン KBWK)
キーボードWake
(3ピン
キーボードパワーアップ機能の有効/無効を切り替えます。デフォルトは [12], +5Vで無効になっています。このジャンパを +5VSB にセットすると、
キーボードのスペースバー(デフォルトの場合)で電源をオンすることができ
ます。この機能を用いるには、ATX電源の+5VSB に最低300mAの容量が
必要です。適切な電源を用いずに、この機能を有効 にすると電源が入らな
くなります。また、同時にBIOSの設定が必要です。BIOSセットアップの
「4.5.1 Power Up Control:Wake On PS2 Keyboard」と同時に設定し
てください。
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P4S8Xマザーボード
25
4. RTC RAM クリア (CLRTC)
このジャンパを操作するとCMOS内のReal Time Clock (RTC) RAMを
クリアできます。このメモリには、システムの日付・時間、BIOSの各種設
定、パスワードなどが記憶されています。システムに問題があり、これらの
設定を初期状態に戻したい場合、このジャンパをショートします。
RTC RAM クリアの方法:
1. コンピュータの電源を切りコンセントから電源プラグを抜く。
2. バッテリー(ボタン電池)を取り外す。
3. ジャンパキャップを [1-2] から [2-3] に付け替える。
4. 5秒間待ち、ジャンパキャップを [1-2]に戻す。
5. バッテリーを取り付ける。
6. コンピュータの電源を入れる。
7. <Delete>キーを押しながら起動させ、BIOSを再設定する。
26
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.8
コネクタ
この項では、マザーボード上の内部および外部機器接続用コネクタにつ
いて説明します。
警告
警告!! いくつかのコネクタのピンは、電源となっています。マザーボー
ド上では、これらは明確に区別できるようになっています。このピンに
ジャンパキャップを挿してショートさせないようにしてください。
重要
重要!! フラットケーブルは通常1番ピン側が赤や青に塗られています。
1. PS/2 マウスコネクタ ((緑色
緑色 6
ピン PS2KBMS)
6ピン
PS/2マウスが検出されると自動的にIRQ12が割り当てられます。PS/2
マウスを用いない場合は、IRQ12を拡張カード用に使用できます。
(「4.4 Advanced Menu」の「PS/2 Mouse Function Control」参
照)
2. PS/2 キーボード コネクタ ((紫色
紫色 6
ピン PS2KBMS)
6ピン
タイプ
ミニDINと呼ばれるPS/2キーボードコネクタを接続します。 AT
ATタイプ
の大きなコネクタは接続出来ません。変換コネクタを用いてください。
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27
3. USB
ポート 1 および 2 (4 x 4
ピン USB)
USBポート
4ピン
USB機器用に 4個のUSBポートが使用可能です。
4. パラレルポート コネクタ ((赤紫
赤紫 25
ピン PRINTER)
25ピン
パラレルポートのIRQは、 Onboard Parallel Port で設定できます。
」参照)
Configuration」
(「4.4.2 I/O Device Configuration
注! USBプリンタはUSBポートに接続してください。
5. Fast
イーサネットコネクタ (RJ45) (オプション
Fastイーサネットコネクタ
オプション))
USBコネクタ1,2 の上に RJ-45コネクタがあります。ハブなどに接続
するためのLANケーブルを接続します。.
28
第 2 章: ハードウェア セットアップ
6. シリアルポート コネクタ および 増設端子 ((青緑色
青緑色 99ピン
ピン COM1, 10-1 ピン COM2)
マウスや他のシリアルデバイスのためのポートが1個あります。これ
らのポートを有効にするためには「4.4.2 I/O Device Configuration」
の「Onboard Serial Port 1」をご覧ください。COM2ポートは付属
のコネクタキットを用いて増設します。
7. オーディオコネクタ ((ミニジャック×
ミニジャック×
3 AUDIO) (オプション
ミニジャック×3
オプション))
Line Out (緑)には、ヘッドホンやアンプ付きスピーカを接続します。
Line In (青)には、CDプレーヤーなどのオーディオ出力を接続し、コ
Mic (桃)には、音声入力のための
ンピュータで録音・再生ができます。Mic
マイクロホンを接続します。
注! 6chスピーカシステムを使用する場合、LINE INおよびMICジャッ
クはスピーカ出力用ジャックになります。(「第5章.ソフトウェアセット
アップ」参照。)
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29
8. IEEE-1394 ポート ((メスコネクタ
メスコネクタ 1394)
IEEE-1394 機器を接続するためのコネクタです。(「4.4.2 I/O Device
Configuration」参照)
9. IDE アクセス
LED (2
ピン IDELED)
アクセスLED
(2ピン
ケースの IDEアクセスLEDをつなぐコネクタです。プライマリ/セカン
ダリコネクタに接続されている IDE機器が読み書きを行っている間、
LEDが点灯します。
いくつかのコネクタのピンは、電源となっています。マザーボード上で
は、これらは明確に区別できるようになっています。このピンにジャン
パキャップを挿してショートさせないようにしてください。
30
第 2 章: ハードウェア セットアップ
10. IDE コネクタ (40-1
ピン PRI_IDE1 / SEC_IDE1, PRI_ATA133)
(40-1ピン
IDE UltraDMA/133/100/66ドライブのフラットケーブルをつなぐコネ
クタが3つあります。ケーブルを青いプライマリコネクタ PRI_IDE1 (推
奨)、または、セカンダリコネクタ SEC_IDE1 につなぎます。反対側の
灰色のコネクタをUltraDMA/100/66の スレーブドライブ、 黒のコネ
クタをマスタードライブに接続します。1つのポートに2台のドライブ
を接続する時は、2台目がスレーブになるように IDEドライブのジャン
パを設定します。
PRI_ATA133 コネクタは RAIDアレイを構築するハードディスク専用
のコネクタです。PRI_ATA133 コネクタは、Serial ATAコネクタのい
ずれか一方と組み合わせて RAID1/0 システムを構築できます。RAID
0 は、serial ATAコネクタと PRI_ATA133 コネクタを合わせて3台
のハードディスクをサポートします。(RAID についてはP.37 および 82
をご参照ください。)
BIOSで、特定のドライブからブートさせることができます。3台以上
の U l t r a D M A / 1 0 0 / 6 6 ドライブを接続する場合は、別途追加の
UltraDMA/100/66用ケーブルをご用意ください。2台のHDDを1台は
プライマリ、もう1台をセカンダリのそれぞれマスターとして設定でき
ます。
ケーブル側の20番ピンが埋められている場合がありますので、このコネ
クタの20番ピンもありません。これにより、コネクタが間違った向きに
接続できないようになっています。
1. UltraDMA/133/100/66デバイスで、その性能を得るためには、
40ピン80芯のケーブルを用いる必要があります。付属のケーブル
は、UltraDMA/133/100に対応しています。
2. フラットケーブルは通常1番ピン側が赤や青に塗られています。
ハードディスクやCDドライブでは、通常電源コネクタ側が1番ピン
となってますが、フロッピードライブは逆の場合があります。
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31
11.
フロッピーディスクドライブコネクタ (34-1 ピン FLOPPY)
11.フロッピーディスクドライブコネクタ
FDドライブのフラットケーブルを接続します。ケーブルのコネクタが
1つだけついている端をマザーボードにつなぎ、反対側をFDドライブ
につなぎます。 (誤接続防止のため、ケーブル側の 5番ピンが埋められて
いる場合がありますので、このコネクタの 5番ピンもありません。)
12.
CPU・
ケース 冷却ファンコネクタ (3 x 33ピン
ピン CPU_FAN, CPA_FAN, PWR_FAN)
12.CPU・
CPU・ケース
各350mA(4.2W)または合計1A(最大12W)の12Vファンに対応していま
す。 拡張カードではなく、マザーボード上のヒートシンクに風があた
るように、ファンの向きを調節してください。ファンの種類により、取
り付け方や配線は異なります。通常、赤がプラス、黒がグラウンドで
す。 極性に注意してコネクタを接続してください。
マザーボードのヒートシンクに風があたるようにしないと、オーバー
ヒートを起こします。ファンの極性を間違えるとファンやマザーボード
このコネクタはジャンパではありません。
の故障の原因になります。このコネクタはジャンパではありません。
ジャンパキャップをはめないようにしてください。
32
第 2 章: ハードウェア セットアップ
13.
ASUS EZ PlugTM および
ATX
電源コネクタ
13.ASUS
およびATX
ATX電源コネクタ
(20
ピン ATXPWR, 4
ピン ATX+12V, 4
ピン AUX+12V)
(20ピン
4ピン
4ピン
ATX 12V電源装置用を接続するコネクタです。各コネクタは一方向に
しかささらないようになっています。正しい向きを確認してコネクタを
接続します。
本マザーボードには、20ピン ATXPWRコネクタの他に補助電源用のコ
ネクタがあります。4ピン ATX +12Vコネクタは、CPUに電力を供給
するために用いられます。
ATX +12V端子のない従来のATX電源をお使いの場合、ASUS EZ
PlugTMコネクタを利用します。周辺機器用の4ピンコネクタを接続して
ください。
電源装置の容量を確認してください。+12Vに最低 8A、+5VSBに最低
1Aの容量が必要です。ワット数は最低230W、マザーボードのすべての
機能を使用する場合は 300W必要です。電源容量が足りない場合、電源
が入りにくくなったり、システムが不安定になったりします。
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33
14.
USB
増設端子 (2 x 10-1
ピン USB_56)
14.USB
USB増設端子
10-1ピン
U S B コネクタの数が足りない場合には、この端子により2 個のU S B
ポートを増設できます。付属の2ポートUSB/GAMEモジュールのフ
ラットケーブルをマザーボードのコネクタにつなぎ、モジュールを空
きスロットに取り付けます。
15.
内蔵音源用コネクタ (4
ピン CD, AUX, MODEM) (オプション)
15.内蔵音源用コネクタ
(4ピン
CD-ROM、TVチューナ、MPEGカードからのステレオ入力用のコネク
タです。MODEMコネクタは、オンボード音源をボイスモデムのように
機能させることができます。また、オーディオおよびボイスモデムで
mono_in (電話)とmono_out (スピーカ)を共用することもできます。
34
第 2 章: ハードウェア セットアップ
16.
デジタルオーディオコネクタ (6
ピン SPDIF) (オプション)
16.デジタルオーディオコネクタ
(6ピン
オプションの SPDIFオーディオモジュールを接続するコネクタです。
SPDIFモジュールをケースに取り付け、モジュールに付属のケーブルで
接続します。高品質のデジタルオーディオを利用できるようになりま
す。
S/PDIFモジュールは別売りです。
17. 赤外線モジュールコネクタ (5-1 ピン IR_CON)
オプションの赤外線モジュールを接続する端子です。モジュールをケー
スに取り付け、付属のケーブルを接続します。ピンの割り当てを参照し
て向きを間違えないようにしてください。赤外線機能を用いる場合は、
UART2 Use As
BIOSセットアップの「UART2
As」を「UART2」に設定してく
ださい。(「4.4.2 I/O Device Configuration」参照。)
以下のピン配列図を参照して、マザーボードのSIRコネクタと赤外線モ
ジュールをフラットケーブルで接続してください。
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35
18. IEEE-1394 端子
(8
ピン IEEE1394_2) (オプション)
端子(8
(8ピン
外部 IEEE-1394機器を接続するためのコネクタです。IEEE-1394 シリ
アルコネクタセットのフラットケーブルを本コネクタにつなぎ、コネ
クタセットを空きスロットに取り付けます。また1 3 9 4 準拠のハード
ディスクドライブを本コネクタに直接接続することもできます。
19. ケース開放警報用コネクタ (4-1
ピン CHASSIS)
(4-1ピン
ケースが開放されたことを検出するためのコネクタです。ケースのカ
バーや他の取り外し可能な機器に市販のトグルスイッチを取り付けて使
います。内部のパーツが取り外されるとスイッチが開放されマザーボー
ドにそのことが通報されます。さらにLDCM等のソフトウェアに通知し
ます。この機能を用いない場合は、ジャンパをはめて、「Chassis
Signal」と「Ground」をショートさせておいてください。コンピュー
タが起動できなくなります。
36
第 2 章: ハードウェア セットアップ
20. SMBus コネクタ (6-1 ピン SMB)
SMBus(System Management Bus) デバイス接続用コネクタです。
SMBus デバイスは、 SMBusホストとSMBus機器間の通信を行いま
す。これは、I2Cバスとして定義されたマルチデバイスバスで、1つの
バスに複数の機器を接続でき、それぞれが同時にマスタとしてデータ
転送できます。
ピン PRI_SATA, SEC_SATA)
21. SATA Serial ATA IDE コネクタ (2 x 77ピン
Serial ATA IDE HDD用のコネクタが2個あり、RAID 0 または 1 を
サポートします。各serial ATA IDEコネクタには RAID 0 または 1用
の HDDを1台だけ接続できます。RAID 0 の場合は、PRI_ATA133
に1台、各serial ATAコネクタに1台ずつという構成になります。
(RAID についてはP.31 および 82 をご参照ください。)
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37
ピン SMARTCON) (オプション
22. Smart Card Reader コネクタ (14-1
(14-1ピン
オプション))
オプションのSmartCardリーダーを接続する端子です。SmartCard
リーダーを直接制御することができます。Smart Cardを用いると、電
子商取引、電話、旅行などの様々なアプリケーションを利用することが
UART2
できます。この機能を用いる場合は、BIOSセットアップの「UART2
Use As
As」を「Smart Card」に設定してください。(「4.4.2 I/O
Device Configuration」参照。)
23. Game Connector (16-1 pin GAME)
GAMEポートを利用する場合は付属の2ポートUSB/GAMEモジュー
ルのフラットケーブルをマザーボードのコネクタにつなぎ、モジュー
ルを空きスロットに取り付けます。
38
第 2 章: ハードウェア セットアップ
24. フロントパネルオーディオコネクタ (10-1
ピン FP_AUDIO)
(10-1ピン
(音源搭載モデルのみ)
フロントパネルオーディオ用のコネクタです。ケースのフロントパネル
でオーディオ入出力端子を利用できます。
工場出荷状態では、FP_LO_SWRおよび FP_LO_SWLにジャンパ
キャップがはめられています。フロントパネルオーディオを利用する場
合はこれらのジャンパを取り外してください。ジャンパの位置はP.27を
参照してください。
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P4S8Xマザーボード
39
Panel コネクタ (20
ピン PANEL)
(20ピン
25-29項参照図
項参照図::
25-29
項参照図
25. 電源 LED
用端子 (3-1
ピン PLED)
LED用端子
(3-1ピン
ケースの電源LEDを接続する端子です。システムの電源入で点灯し、ス
リープ状態の時には点滅します。+/−の向きに注意してください。
26. ビープ音用スピーカ端子 (4
ピン SPEAKER)
(4ピン
ケース付属のスピーカに接続します。警報音やビープ音を聞くことがで
きます。極性はありますが逆向きにつないでも音は鳴ります。
27. システム管理割り込み
SMI
用端子 (2
ピン SMI)
システム管理割り込みSMI
SMI用端子
(2ピン
システムを手動でサスペンドモードや「グリーン」モードにする端子で
す。コンピュータを使っていない時の節電やパーツの延命措置に有効で
す。ケースのサスペンドスイッチの2端子のコネクタを接続します。
28. ATX
電源スイッチ用端子 (2
ピン PWRSW)
ATX電源スイッチ用端子
(2ピン
ケースの電源スイッチを接続します。AT電源とは違ってモーメンタリ型
(押している間だけオンになる)スイッチを使用します。スイッチを一度
押すと電源が入り、もう一度押すとソフト的にオフになります。電源
LEDによりオンオフ状態を確認できます。極性はありません。
29. リセットスイッチ用端子 (2
ピン RESET)
(2ピン
ケースのリセットスイッチを接続します。これもモーメンタリ型ス
イッチを使用します。システムの電源を切らずに再起動しますので、
電源ユニットの寿命を延ばすために適切な再起動方法です。極性はあ
りません。スイッチの故障などでショートしているとコンピュータが
起動できなくなります。
40
第 2 章: ハードウェア セットアップ
3.1
電源の入れ方
電源の入れ方((最初の電源投入時に
最初の電源投入時に))
1.
2.
3.
4.
5.
すべての結線を確認し、PCケースのカバーを閉じます。
すべての機器の電源スイッチがオフになっていることを確認します。
AC電源コードをコンピュータに接続します。
AC電源プラグをサージプロテクタ付きのコンセントに接続します。
以下の順番で機器の電源を入れます。
a. ディスプレイ
b. 外付けSCSI装置(コンピュータから遠い順番に)
c. コンピュータ本体。ATX電源の場合は、電源自身に電源スイッチが
あるものがあります。ケース前面のスイッチを入れる前に、これを
オンにします。
6. ケースの電源LEDが点灯します。ATX電源の場合は、ATX電源スイッチ
を押した時点で点灯します。システムはパワーオンテスト(POST)に移
行します。テスト中にBIOSはビープ音を発したり、画面にメッセージ
を表示します。電源投入後、30秒たっても画面に何も表示されない時
は、パワーオンテストに失敗しています。ジャンパやコネクタの接続を
再度チェックし、必要に応じて販売店にご相談ください。
7. 本マザーボードは 3.3V AGPカードをサポートしていません。3.3Vカー
ドが取り付けられている場合は赤色のLEDが点灯し、システムの電源を
入れることができません。1.5V AGPカードを用いてください。AGP
カードを交換する場合は、電源プラグをコンセントから抜いてから行っ
てください。破損や故障の原因になります。
ビープ音
(Award BIOS)
ビープ音(Award
ビープ音
短い音1回
意味
正常(エラーなし)
(ロゴ表示中)
長い音の繰り返し
メインメモリの異常
短い音3回
ビデオカードまたはビデオメモリ
+長い音1回
の異常
短い音の繰り返し
CPUのオーバーヒート
(コンピュータ稼働中)
(システム周波数を下げている状態)
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
41
ASUS POST ReporterTM を使用している場合は、ビープ音のかわり
に音声メッセージが再生されます。
8. 起動中に <Delete>キーを押し続けるとBIOSセットアップが起動しま
す。第4章を参照してBIOSの設定を行います。
3.2
電源の切り方
スイッチで電源を切る前にOSをシャットダウンしてください。Windows
スタート 」ボタンをクリックし
9 X やW i n d o w s 2 0 0 0 の場合、「スタート
W i n d o w ssの終了
の終了
電源を切れる状態にする
「W
の終了」−「電源を切れる状態にする
電源を切れる状態にする」を選択します。
Windowsが終了すると同時にコンピュータの電源も自動で切れます。
WindowsNTやその他のOSの場合は、OSを終了させてから電源スイッチ
を用いて電源を切ります。
ATX電源を用いている場合は、「電源を切る準備ができました」という
メッセージは表示されません。
42
第 3 章: 基本操作
4.1
BIOS
の取り扱いとアップデート
BIOSの取り扱いとアップデート
BIOS
再インストールに備えて、オリジナルの
オリジナルのBIOS
BIOSをブート可能なフロッ
オリジナルの
ピーディスクにバックアップすることを推奨します。
4.1.1 ASUS EZ Flash を用いる場合
ASUS EZ Flash は、BIOSに組み込まれたファームウェアで、簡単に
BIOSアップデートを行うことができます。起動用のFDを用いたり、DOS
を起動しなおしたりする必要はありません。EZ Flash を起動するには、
コンピュータの起動(POST)中に <Alt> + <F2> を押します。
以下は、ASUS EZ Flash を用いたBIOSアップデート方法です。
1. ASUSのWWWまたはFTPサイトから、BIOSファイルをダウンロード
し、フロッピーディスクに保存します。(詳細は「ASUS サポート情
報」参照。)
BIOSのファイル名を控えておいてください。EZ Flash の exact BIOS
file name でBIOSファイル名を入力します。
2. コンピュータを再起動します。
3. POST中に <Alt> + <F2> を押します。以下のメッセージが表示さ
れます。
ASUS EZ Flash V1.00
Copyright (C) 2002, ASUSTeK COMPUTER INC.
[Onboard BIOS Information]
BIOS Version
: ASUS P4S8X ACPI BIOS Revision xxxx
BIOS Model
: P4S8X
BIOS Built Date : 08/15/02
Please Enter File Name for NEW BIOS: _
*Note: EZ Flash will copy file from A:\, Press [ESC] to reboot
上記の画面写真は一例です。お使いの環境によりメッセージの内容は異
なります。
4. BIOSファイルの入ったフロッピーディスクをセットします。ドライ
ブにディスクがないと、エラーメッセージ「WARNING! Device not
ready.」が表示されます。
(次ページへつづく)
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
43
5. 「Please Enter File Name for NEW BIOS: 」プロンプトに対し、アッ
プデートしたいBIOSファイル名を入力して <Enter> を押します。
EZ Flash は、自動でドライブAからファイルを探します。ファイルが
あった場合は、以下のメッセージが表示されます。
[BIOS Information in File]
BIOS Version: P4S8X Boot Block
WARNING! Continue to update the BIOS (Y/N)? _
BIOSファイル名を間違った場合は「WARNING! File not found.」と表
示されますので、<Enter>を押し、正しいファイル名を再入力して
<Enter>を押します。
6. 上記のメッセージに対して Y を押すとアップデートが開始されます。
N を押すと、アップデートは中止され、コンピュータが再起動します。
Y を押した場合は、以下のメッセージが表示されます。
Flash Memory:
SST 42LF008
1. Update Main BIOS area
2. Update Boot Block area
(Y/N)? _
(Y/N)? _
7. 1の場合は「Update Main BIOS area,」に対して Y を押してください。
8. 2の場合は「Update Boot Block area,」に対して Y を押してください。
ブートブロックの書き換え中には、絶対電源を切ったりリセットしない
でください。再起動不可能になります。
9. アップデートが完了すると「Press a key to reboot」と表示されます。
何かキーを押すと、コンピュータが再起動し、新しいBIOSが有効にな
ります。
44
第 4 章: BIOS セットアップ
4.1.2 AFLASH
とフロッピーディスクを用いる場合
AFLASHとフロッピーディスクを用いる場合
1. DOSプロンプトで FORMAT A:/S を実行します。AUTOEXEC.BAT
コピーしない
と CONFIG.SYS は、コピーしない
コピーしないでください。
2. 上記のフロッピーディスクにAFLASH.EXEをコピーします。
例: COPY D:¥AFLASH¥AFLASH.EXE A:¥ (D は、CD-ROMド
ライブのドライブレター) 。
注意
注意!! AFLASHは DOSモード専用です。WinodwsのDOSプロンプ
ト、ハードディスクから起動したメモリマネージャを含むD O S 、
WindwosMEの起動用FD では動作しません。DOS 6.2, WIN95 /
WIN98の起動用FDをお使いください。
3. 上記のフロッピーディスクでコンピュータを再起動します。
注意
注意!! 「BIOS セットアップ」の「boot sequence」メニューで、
「first item」にFloppyを設定しておいてください。
4. DOSプロンプトに対しA:¥AFLASH
<Enter>と入力します。
A:¥AFLASH <Enter>
重要
重要!! Flash Memory 項目に「unknown」と表示された場合、最新
版のAFLASHを用いてみてください。AFLASHは ASUSのサイトから
ダウンロードできます。
5. メインメニューで「1.
File」を選択し、
1. Save Current BIOS to File
Save Current BIOS To File」画面に
File
<Enter>キーを押します。「Save
切り換わります。
6. パスとファイル名を入力します。例)A:¥XX-XX.XXX
A:¥XX-XX.XXX<Enter>
A:¥XX-XX.XXX
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P4S8Xマザーボード
45
4.1.3 BIOS アップデート手順
BIOSアップデートは、マザーボードに問題があり新しいBIOSでそれが
解決出来る場合に行ってください。不用意なアップデートは、問題をさ
らに拡大させる可能性があります。
1. ASUSのWWWまたはFTPサイトから、BIOSファイルをダウンロード
し、先に作成したフロッピーディスクに保存します。(詳細は「ASUS
サポート情報」参照。)
2. そのフロッピーディスクでコンピュータを起動します。
AFLASH
3. A:¥>プロンプトに対し、AFLASH
AFLASH<Enter>と入力します。
4. Main Menu
Menuで 2 <Enter>と入力します。「Update
Update BIOS Including
Boot Block and ESCD
ESCD」画面に切り換わります。
5. 新しいBIOSのパスとファイル名を入力します。
A:¥XXX-XX.XXX
例:A:¥XXX-XX.XXX
A:¥XXX-XX.XXX<Enter>
この操作を取り消すには、何も入力せずに <Enter>を押します。
6. 確認メッセージに対して、<Y
Y>を押すとアップデート開始です。
46
第 4 章: BIOS セットアップ
7. フラッシュROMに新しいBIOSの情報が書き込まれます。ブートブロッ
クについては、必要に応じて自動で更新されます。これは、アップデー
ト失敗による再起動不能のリスクを最小限に押さえます。「Flashed
Successfully 」と表示されたら、プログラミング終了です。
8. 画面の指示に従って続けます。
アップデート中に問題が発生しても、絶対に
絶対に電源を切ってはいけ
絶対に
ません。再起動不可能になります。もう一度同じ手順を繰り返し
て、それでも問題あるなら保存してある元のBIOSファイルを用
いてください。BIOSファイルが完全に書き込まれない状態で中
断すると、コンピュータは起動できなくなります。万一、この状
態になった場合は修理が必要になります。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
47
4.2
BIOS セットアップ
の
本マザーボードは、書換え可能なEEPROMを用いており、「4.1 BIOS
BIOSの
取り扱いとアップデート」で述べたツールでアップデート可能です。
このツールは、マザーボードの交換、システムの再構築、または「Run
Run
Setup
Setup」と表示された時に使います。この章では、このツールを用いたシ
ステム構築方法について述べます。
セットアッププログラムを使うように表示されない場合でも、将来コン
ピュータの設定を変える必要が出てくるかもしれません。例えば、セキュ
リティのためにパスワードを設定したり、省電力の設定を変えたりできま
す。システム設定を変更するには、BIOSセットアップを用いて、変更をコ
ンピュータに教え、EEPROMのCMOSメモリに書き込む必要があります。
マザーボードのEEPROM内にセットアッププログラムが内蔵されていま
す。コンピュータのパワーオンテスト(POST)中に、<Delete>キーを押す
ことにより、このプログラムを呼び出すことができます。もし、少しでも
キーを押すのが遅れた場合は、自己診断が続行されセットアッププログラ
ムを呼び出すことができません。
P O S T が終了したあとにB I O S セットアップを呼び出したい場合は、
<Ctrl> + <Alt> + <Delete>またはリセットボタンを押してシステム
を再起動してください。または、電源を一旦切って再起動してもいいです
が、これは、先の2つの方法に失敗した時にしてください。
セットアッププログラムは、できる限り使いやすいようにデザインされて
います。メニュー方式になっており、様々なサブメニューから目的の項目
を選択することができます。
BIOSは、常に最新のものにアップデートされているため、次ページか
らの画面は一例であり、お使いのものとは異なる場合があります。
48
第 4 章: BIOS セットアップ
4.2.1 BIOS メニューバー
BIOS画面の上部には、以下のメニューがあります。
MAIN
基本的なシステムの設定と変更
ADVANCED 詳細なシステムの設定と変更
POWER
電源管理・省電力の設定と変更
BOOT
起動デバイスの設定
EXIT
設定の保存方法についてとセットアップの終了
メニューを選択するには、左右の矢印キーを用いて、目的のメニュー項目が
強調表示されるようにします。
4.2.2 リジェントバー
画面の下端には、古い方式のメニューがあります。キー操作によって直接
セットアッププログラムを操作する方式です。以下は、キーのリストとそれ
に相当するメニューの機能の一覧です。
操作キー
<F1> or <Alt + H>
<Esc>
←または→ ((矢印キー
矢印キー
矢印キー))
↑または↓
↑または↓((矢印キー
矢印キー))
マイナス))
- ((マイナス
マイナス
プラス))、スペース
+ ((プラス
プラス
<Enter>
<Home> or <PgUp>
<End> or <PgDn>
<F5>
<F10>
機能の説明
ヘルプ画面の呼び出し(どのメニューからでも有効)
Exitメニューの呼び出し、または、親メニューに戻る
左右のメニュー項目(カテゴリ)の選択
上下のメニュー項目(カテゴリ)の選択
選択中の項目を1つもどす
選択中の項目を1つすすめる
選択項目の選択肢を呼び出す
最初の項目へ
最後の項目へ
画面に表示されている項目をデフォルトにもどす
保存して終了
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P4S8Xマザーボード
49
General help ((ヘルプ
ヘルプ
ヘルプ))
「Item Specific Help」ウィンドウに加え、BIOSセットアッププログラ
ムは、 General Help画面を持っています。この画面は、どのメニューか
らでも <F1> または <Alt> + <H> キーで呼び出すことができます。
General Help画面には、キー操作による操作方法が記されています。
Saving changes and exiting the Setup program
設定の保存と終了方法の詳細については「4.7 Exit メニュー」をご覧くだ
さい。
スクロールバー
ヘルプ画面の右にスクロールバーが表示された場合は、画面に表示しきれな
い項目があることを示しています。<PgUp> および <PgDn> 、または、
上下の矢印キーを用いると、画面をスクロールさせてすべての項目が見れま
す。< H o m e > キーで最初のページ、< E n d > キーで最後のページ、
<Enter> または<Esc>キーで終了、です。
サブメニュー
特定の項目に右矢印(左図参照)が表示されることがあ
ります。これは、この項目にサブメニューがある印
です。サブメニューにはその項目の追加項目があり
ます。サブメニューを呼び出すには、その項目を強
調表示させ<Enter>キーを押します。サブメニュー
が表示されます。サブメニュー内の操作方法は、メ
インメニューのものと同じです。<Esc> キーでメイ
ンメニューに戻ります。
どのキーが何の機能を持つのか、いろいろなメ
ニューやサブメニューについて、少し練習してみて
慣れてください。項目に間違った変更を加えてしまった場合は、<F5>キー
を押すと、デフォルト値に戻ります。セットアッププログラムでは、各項目
が強調表示されている時に右側のウィンドウにヘルプ画面(Item Specific
Help)が表示されます。これは、その強調表示されている項目についての
説明です。
各項目にある角括弧[ ] 内は、デフォルト値を表しています。また、
[Disabled] は無効、[Enabled] は有効、[Auto] は自動の意味です。
50
第 4 章: BIOS セットアップ
4.3
Main メニュー
セットアッププログラムを起動すると以下の画面になります。
System Time [XX:XX:XX]
現在の時刻をセットします。時、分、秒の順になっています。設定できる値
時が 00から23、分
分が 00から59、秒
秒が 00から59です。<Tab>
の範囲は、時
キーまたは<Shift> + <Tab>キーで、時分秒の項目間を移動できます。
System Date [XX/XX/XXXX]
現在の日付をセットします。月、日、年の順で、設定できる値の範囲は、
月が 1から12、日
日が 1から31、年
年が 西暦の4桁です。<Tab>キーまた
は<Shift> + <Tab>キーで月日年の項目間を移動できます。
Legacy Diskette A [1.44M, 3.5 in.]
フロッピーディスクドライブの種類を設定します。設定できる値は:
[None] [360K, 5.25 in.] [1.2M , 5.25 in.] [720K , 3.5 in.] [1.44M,
3.5 in.] [2.88M, 3.5 in.]です。
Floppy 3 Mode Support [Disabled]
NEC98シリーズの1.2MBフロッピーを読み書きする場合に設定します。設
定出来る値は:[Disabled][Enabled]です。
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51
4.3.1 Primary&Secondary / Master
&Slave
Master&
(IDE
ドライブ
(IDEドライブ
ドライブ))
Type [Auto]
[Auto] を選択すると、IDEドライブを自動認識します。自動認識が成功す
ると、サブメニューに設定値(ジオメトリなど)が表示されます。自動認識で
きない場合は、そのドライブが古い形式のものか、または最新のものである
可能性があります。また、他のシステムで使用していたHDDの場合、間
違ったパラメータで認識される可能性があります。[User Type HDD]
を選択して手動でパラメータを入力してみてください。(詳しくは、次ペー
ジを参照してください。)
ハードディスクを手動で設定する場合は、ドライブに適した正しい値を
入力する必要があります。間違ったパラメータを設定した場合、そのド
ライブを使用することができなくなります。
52
第 4 章: BIOS セットアップ
[User Type HDD]
シリンダ・ヘッド・セクタの値を手動で入力します。ドライブ自身に書かれて
いる値を参照してください。
ハードディスクを実際に使用するためには、BIOSで設定を行ったあ
と、OSのユーティリティを用いて、FDISKでパーティションを確保
し、フォーマットを行う必要があります。また、起動ドライブのパー
ティションを「active」に設定する必要があります。
IDEドライブを使用しない場合や、取り外した場合は、[None] を選択して
ください。
「Type:」項目の他のオプション:
[CD-ROM] - IDE CD-ROM ドライブ
[LS-120] - LS-120(スーパーディスク)互換ドライブ
[ZIP] - ZIP-100 互換ドライブ
[MO] - IDE光磁気ドライブ(MO)
[Other ATAPI Device] - その他の IDEドライブ
このサブメニューで設定を行ったら、<Esc>キーでメインメニューにもど
ります。メインメニューにもどったら、IDEドライブの項目が設定した値に
変わっていることを確認してください。
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53
Translation Method [LBA]
ドライブの種類を設定します。LBAモードの場合、シリンダ・ヘッド・セク
タの値に関らず、28ビットアドレッシングが採用されます。504MB以上の
ドライブには、LBAモードが必要です。設定できる値は:[LBA] [LARGE]
[Normal] [Match Partition Table] [Manual] です。
Cylinders
シリンダ値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してくださ
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
い。注:
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method 項目が [Manual] に設定されている必要があります。
Head
ヘッド値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してください。
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method
Method項目が [Manual] に設定されている必要があります。
Sector
セクタ値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してください。
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method
Method項目が [Manual] に設定されている必要があります。
CHS Capacity
この項目は、設定したドライブ情報をもとに、BIOSが自動で計算した最大
CHS数が表示されます。表示のみで変更できません。
Maximum LBA Capacity
この項目は、設定したドライブ情報をもとに、BIOSが自動で計算した最大
LBA数が表示されます。表示のみで変更できません。
Multi-Sector Transfers [Maximum]
この項目は、ドライブがサポートする最大のブロックあたりのセクタ数が自
動でセットされます。これを手動で設定することもできます。自動で設定さ
れた値がドライブが最も性能を発揮する値とは限らないことに注意してくだ
さい。ハードディスク付属の資料を参考にして最適な値を設定してくださ
い。設定できる値は:[Disabled] [2 Sectors] [4 Sectors]
[8Sectors] [16 Sectors] [32 Sectors] [Maximum] です。
注:
Type が、[User Type HDD]に設定され
注:この項目を変更するには、Type
ている必要があります。
54
第 4 章: BIOS セットアップ
SMART Monitoring [Disabled]
S.M.A.R.T.の有効/無効を設定します。これは、Self-Monitoring, Analysis
and Reporting Technologyの略で、内蔵HDD診断プログラムです。リ
ソース節約のため、通常はDisabled(無効)になっています。設定できる値
は:[Disabled] [Enabled] です。
PIO Mode [4]
IDEデバイスのPIOモードの設定を行います。 値が大きいほど高速です。
設定できる値は:[0] [1] [2] [3] [4] です。
Ultra DMA Mode [Disabled]
Ultra DMAは、IDE完全互換のデータ転送高速化技術です。[Disabled] に
設定するとUltra DMA機能を無効にします。設定できる値は:[0] [1] [2]
注: この項目を変更するには、Type
Type 項
[3] [4] [5] [6] [Disabled] です。注:
目が [User Type HDD] に設定されている必要があります。
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55
4.3.2 Keyboard Features ((キーボード
キーボード
キーボード))
Boot Up NumLock Status [On]
起動時のNumLockの状態を設定します。設定できる値は:[Off] [On]で
す。
Keyboard Auto-Repeat Rate [12/Sec]
キーを押し続けた時、連続で入力される文字のスピードを設定します。設定
できる値は: [6/Sec] [8/Sec] [10/Sec] [12/Sec] [15/Sec] [20/Sec] [24/
Sec] [30/Sec]です。
Keyboard Auto-Repeat Delay [1/4 Sec]
上記のオートリピートが開始されるまでの時間です。設定できる値は: [1/
4 Sec] [1/2 Sec] [3/4 Sec] [1 Sec]です。
56
第 4 章: BIOS セットアップ
Language [English]
BIOS の言語バージョンを設定します。
Supervisor Password [Disabled] / User Password [Disabled]
パスワードの設定です。該当する項目を強調表示させ、<Enter>を押しま
す。パスワードを入力して<Enter>を押します。8文字の英字が有効で、
記号や他の文字は無視されます。確認のためもう一度入力して<Enter>を
押します。これで、パスワードが Enabled に設定されます。このパスワー
ドでBIOSのすべての設定が行えます。パスワードをクリアするには、 該当
する項目を強調表示させ、<Enter>を押します。上記の入力欄が表示され
ますので、何も入力せずに<Enter>を押します。これで、パスワードが
Disabled に設定されます。
パスワードについて
BIOSセットアップのメインメニューでパスワード入力が要求されます。正
しいパスワードを入力した場合のみ、BIOSセットアップに入ることができ
ます。大文字小文字の区別はありません。Supervisor password(管理者
用)と User password(ユーザー用)の2種類があります。パスワードを設
定しないと、誰もがBIOSセットアップを行うことができます。パスワード
を設定した場合、BIOSセットアップの起動時にSupervisorパスワードを
入力する必要があります。パスワードが正しければ、BIOSセットアップの
すべての項目を変更できるようになります。
Halt On [All Errors]
どのような種類のエラーでシステムを停止させるかを設定します。設定でき
る値は: [All Errors] [No Error] [All but Keyboard] [All but Disk]
[All but Disk/Keyboard]です。
Installed Memory [XXX MB]
Tシステムが起動時に検出したメインメモリ容量を表示します。表示のみで
変更する必要はありません。
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P4S8Xマザーボード
57
4.4
Advanced ((詳細
詳細
詳細)) メニュー
CPU Speed [Manual]
CPUの内部クロックを設定することができます。
CPU Frequency Multiple (CPU Speed が [Manual]
の場合
[Manual]の場合
の場合))
CPUの内部と外部クロックの倍率を設定します。CPUに適した値に設定し
てください。
CPU External Frequency (MHz) (CPU Speed が [Manual]
の場合
[Manual]の場合
の場合))
設定値は「CPU Frequency Multiple」の設定に依存します。クロック発
生器が PCIバスに供給するクロック周波数を設定します。CPUに適した値
に設定してください。この値を「CPU Frequency Multiple」倍したもの
がCPUの内部クロック周波数になります。
Memory Frequency [Auto]
メモリのクロック周波数をシステムバスクロック(FSB)に同期させるか非同
期にするかを設定します。ポップアップメニューに表示される内容は、
CPU Frequency (MHz)の設定と実装されているDDRメモリの種類に依
存します。
CPU VCore Setting [Auto]
[Manual]に設定すると、CPUのコア電圧を変更することができます(次項
参照)。[Auto]に設定すると自動でコア電圧が設定されます。通常は、
[Auto]に設定してください。設定できる値は:[Manual] [Auto]です。
58
第 4 章: BIOS セットアップ
CPU VCore [1.750V] (Willamette), [1.500V] (Northwood)
CPU VCore Setting 項目が [Manual] の場合、CPU の VCore電圧を
ユーザーが設定することができます。[Auto] の場合は、この項目は無効に
なります。CPUの種類(Willamette または Northwood)により設定できる
値は異なります。以下の表を参照してください。
P4プロセッサ
電圧範囲
Willamette
1.750V, 1.775V, 1.800V, 1.825V, 1.850V,
1.875V, 1.900V, 1.925V, 1.950V
Northwood
1.500V, 1.525V, 1.550V, 1.575V, 1.600V,
1.625V, 1.650V, 1.675V, 1.700V, 1.725V,
1.750V, 1.775V, 1.800V
AGP Voltage Adjustment [Auto]
A G P に供給する電圧を任意に設定することができます。デフォルトは
[Auto] です。設定できる値は:[Auto] [1.5] [1.6] [1.7] です。
DDR Voltage Adjustment [Auto]
DDRメモリに供給する電圧を任意に設定することができます。デフォルト
は [Auto] です。設定できる値は:[Auto] [2.5] [2.6] [2.7] です。
CPU Level 2 Cache [Enabled]
C P U 内蔵の2次キャッシュを無効にすることができます。通常は
[Enabled] ですが、[Disabled]にするとキャッシュが無効になります。設
定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
BIOS Update [Enabled]
要求されたデータをBIOSがプロセッサに提供する機能を設定します。
[Enabled] の場合は、BIOSは起動時にすべてのプロセッサに更新された
データをロードします。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
PS/2 Mouse Function Control [Auto]
デフォルトは[Auto]で、起動時にPS/2マウスを検出します。検出されると
IRQ12が割り当てられます。検出されなかった場合は IRQ12を拡張カード
のために使用できます。[Enabled]にするとPS/2マウスが検出されなくて
も IRQ12が使用されます。設定できる値は:[Enabled] [Auto]です。
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59
USB Legacy Support [Auto]
デフォルトの [Auto] の場合、起動時にマザーボード上のUSBポートに接
続されているUSB機器を自動で検出します。これが検出されるとUSBコン
トローラのレガシーモードが有効になり、検出されないと無効になります。
[Disabled]に設定すると、USB機器の有無にかかわらずレガシーモードは
無効になります。設定できる値は: [Disabled] [Enabled] [Auto]です。
OS/2 Onboard Memory > 64M [Disabled]
OS/2で、 64MB以上のメモリを搭載している場合は [Enabled]に、それ
以外は [Disabled]にします。設定できる値は: [Disabled] [Enabled]で
す。
60
第 4 章: BIOS セットアップ
4.4.1 Chip Configuration
SDRAM Configuration [By SPD]
実装されているDDRメモリの最適なタイミングを設定します。デフォルト
は [By SPD]で、SPD (Serial Presence Detect)内の値により、以下の
4項目の値が決まります。メモリモジュール内のEEPROMに書き込まれて
いるメモリの種類・サイズや速度・電圧・バンク値などの臨界値に従って最適
なタイミングが設定されます。設定できる値は:[User Defined] [By
SPD]です。
注意
注意!! 以下の4項目(2∼5)は、SDRAM Configuration が [User
Defined] の時に有効です。
SDRAM CAS Latency [2.5T]
CAS遅延(CL):メモリにアドレスを与えてから、実際に読み取りを行える
までの時間です。
SDRAM RAS to CAS Delay [3T]
RAS-CAS遅延時間(tRCD):行アドレスを与えてから列アドレスを与える
までの時間です。
SDRAM RAS Precharge Time [3T]
プリチャージコマンドが発行されたあとのアイドル時間です。
SDRAM RAS Active Time [6T]
DDR SDRAMパラメータ用の DDR SDRAMクロックを設定します。
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61
Chipset Clock Mode [Synchronous]
[Synchronous] の場合は、AGP/PCI クロックは CPUクロックと同期し
ます。[Asynchronous] の場合は、AGP/PCI クロックは CPUクロック
に同期しません。[Performance] の場合は、AGP/PCI クロックはより高
い値に設定されます。設定できる値は:[Synchronous] [Asynchronous]
[Performance] です。
SDRAM Command Lead-off Time [Auto]
[2T] の場合は、メモリアドレッシング(MA)の後に1クロックのread/write
コマンドを保証します。[1T] の場合は、コマンドとMAを同時に実行しま
す。設定できる値は:[2T] [1T] [Auto]です。
Graphics Aperture Size [64MB]
AGPがテキスチャマッピングのためにメインメモリを使用する容量です。
設定できる値は:[4MB] [8MB] [16MB] [32MB] [64MB] [128MB]
[256MB] です。
AGP Capability [8X Mode]
マザーボード上のAGPモードを設定します。AGP 8Xグラフィックスカー
ドを用いている場合は [8X Mode] が、AGP 4Xグラフィックスカードを
用いている場合は [4X Mode] がデフォルトになります。AGP 8X モード
の場合、最大データ転送速度は 2.12GB/秒です。AGP 8X は上位互換性
がありますので、AGP 4X以下のグラフィックスカードを用いる場合でも、
デフォルトの[8X Mode]で問題ありません。[1X Mode]に設定するとAGP
8Xグラフィックスカードを用いていてもデータ転送速度は 266MB/秒にな
ります。設定できる値は:[Auto] [1X Mode] [2X Mode] [4X Mode] [8X
Mode] です。
AGP Fast Write Capability [Enabled]
設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
Video Memory Cache Mode [UC]
USWC (Uncacheable, Speculative Write Combining) は、ビデオメ
モリのための新しいキャッシュ技術です。描画データをキャッシュすること
により表示速度を飛躍的に向上させます。この機能に対応していないビデオ
カードを用いる場合は UC (UnCacheable)にセットしてください。コン
ピュータが起動しなくなる場合があります。設定できる値は:[ U C ]
[USWC]です。
62
第 4 章: BIOS セットアップ
Memory Hole At 15M-16M [Disabled]
ISA機器が使用するメモリアドレスを予約します。システムが使用できないメモ
リ空間をリザーブし、拡張カードのみが16MBまでのアドレスを使用できるよう
になります。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
PCI 2.1 Support [Enabled]
PCI 2.1機能の有効/無効を設定します。PCI 2.1準拠のPCI カードを用い
る場合は、[ E n a b l e d ] に設定します。設定できる値は:[ E n a b l e d ]
[Disabled]です。
Onboard PCI IDE Enable [Both]
オンボードの IDEコントローラを設定します。プライマリ、セカンダリ、
または両方を有効/ 無効に設定できます。設定できる値は:[ B o t h ]
[Primary] [Secondary] [Disabled] です。
IDE Bus Master Support [Enable]
IDE バスマスタの有効/無効を切り替えます。設定できる値は:[Enabled]
[Disabled] です。
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63
4.4.2 I/O Device Configuration
Floppy Disk Access Control [R/W]
[Read Only] に設定するとフロッピーにライトプロテクトがかかり、書き
込み禁止になります。デフォルト値は [R/W] で読み書き可能です。設定で
きる値は:[R/W] [Read Only]です。
Onboard Serial Port 1 [3F8H/IRQ4]
Onboard Serial Port 2 [2F8H/IRQ3]
オンボードのシリアルポートのIRQとI/Oアドレスを設定します。シリアル
ポートの1と2は、それぞれ別の値に設定しなければいけません。設定でき
る値は:[3F8H/IRQ4] [2F8H/IRQ3] [3E8H/IRQ4] [2E8H/IRQ10]
[Disabled]です。
UART2 Use As [COM Port]
オンボードの UART2 に割り当てる機器を設定します。赤外線通信を用い
る場合は [IR] 、スマートカードリーダーを用いる場合は [Smart Card
Reader] に設定して Onboard Serial Port 2
2. のI/Oアドレスを必ず指定
してください。設定できる値は:[COM Port] [IR] [Smart Card Reader]
です。
Onboard Parallel Port [378H/IRQ7]
オンボードのパラレルポートのI R Q とI / O アドレスを指定します。
Parallel Port Mode とECP
ECP DMA Select
[Disabled]にすると、以下のParallel
設定も無効になります。設定できる値は:[Disabled] [378H/IRQ7]
[278H/IRQ5]です。
64
第 4 章: BIOS セットアップ
Parallel Port Mode [ECP+EPP]
パラレルポートの動作モードを設定します。[Normal]は一方向の通常の速
度の通信、[ E P P ] は双方向通信、[ E C P ] は双方向でD M A モード、
[ E C P + E P P ] は双方向で通常の速度に設定します。設定できる値は:
[Normal] [EPP] [ECP] [ECP+EPP]です。
ECP DMA Select [3]
ECP
ECPモードで、パラレルポートが使用するDMAチャンネルを指定します。
Parallel Port Mode
Modeで[ECP]または[ECP+EPP]を選択した場合のみ有効
です。設定できる値は:[1] [3] です。
Onboard Game Port [200H-207H]
GAMEポートの I/Oアドレスを指定します。他のポートと重複しない値に
設定してください。設定できる値は:[200H/207H] [208H-20FH]
[Disabled] です。
Onboard MIDI [Disabled]
MIDI ポートの I/Oアドレスを指定します。他のポートと重複しない値に設
定してください。設定できる値は:[ 3 3 0 H - 3 3 1 H ] [ 3 0 0 H - 3 0 1 H ]
[Disabled] です。
Speech POST Reporter [Enabled]
A S U S P O S T R e p o r t e r T M の設定です。これを利用する場合は、
[Enabled]に設定します。詳しくは「3.2 POST 音声メッセージ」をご覧
ください。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
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65
4.4.3 PCI Configuration
Slot 1/5, 2/6, 3, 4 IRQ [Auto]
IRQをどのようにPCIスロットに割り当てるかを設定します。デフォルトは
[Auto]で、IRQは自動で割り当てられます。設定できる値は:[Auto] [NA]
[3] [4] [5] [7] [9] [10] [11] [12] [14] [15]です。
PCI/VGA Palette Snoop [Disabled]
MPEGビデオカードのような非標準のVGAカードでは、適切に色を再現で
きません。この項目を[Enabled]にすると、この問題を解決できます。それ
以外は [Disabled]に設定します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]
です。
PCI Latency Timer [32]
性能と安定性のため、デフォルトの[32]のままにしておいてください。(値
を小さくすると性能重視、大きくすると安定性重視になります。)
Primary VGA BIOS [PCI VGA Card]
プライマリグラフィックスカードを選択します。 設定できる値は:[PCI
VGA Card] [AGP VGA Card] です。
USB Function [Enabled]
オンボードのUSBコントローラの有効/無効を設定します。USB機器を用い
る場合は [Enabled] に設定してください。USB機器を用いない場合は
[Disabled] に設定します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
66
第 4 章: BIOS セットアップ
USB 2.0 Function [Enabled]
オンボードのUSB 2.0 コントローラの有効/無効を設定します。USB 2.0
を用いる場合は [Enabled] に設定してください。USB 2.0機器を用いな
い場合は [Disabled] に設定します。設定できる値は:[Disabled]
[Enabled] です。
Onboard LAN Boot Rom [Disabled]
ンボードの LAN Boot ROM の有効/無効を切り替えます。設定できる値
は:[Disabled] [Enabled] です。
Onboard ATA device [Enabled]
オンボードの Promise ATA/RAID コントローラを使用するかどうかを設
定します。[Disabled] に設定するとこの機能を無効にできます。設定でき
る値は:[Enabled] [Disabled] です。
Onboard ATA device First [Yes]
起動デバイスとして、オンボードの Promise ATA/RAID コントローラ
を優先するかどうかを設定します。設定できる値は:[Yes] [No] です。
4.4.3.1 Onboard PCI Devices Control
Onboard LAN [Enabled]
オンボードのLANコントローラの有効/無効を切り替えます。オンボード
のLAN機能を使用する場合は [Enabled] に設定します。PCI LANカード
を用いる場合は [Disabled] に設定してオンボードのLAN機能を無効にし
ます。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
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P4S8Xマザーボード
67
Onboard 1394 Controller [Enabled]
オンボードの IEEE 1394 コントローラの有効/無効を設定します。1394 機
器を用いる場合は [Enabled] に設定してください。設定できる値は:
[Enabled] [Disabled] です。
Onboard AC97 Audio Controller [Auto]
[Auto] にするとモデム/オーディオ機器を自動検出します。検出されるとオ
ンボードのモデム/オーディオコントローラが有効になり、検出されないと無
効になります。他のモデム/ オーディオカードを使用している場合は
[Disabled]に設定します。設定できる値は:[Disabled] [Auto] です。
4.4.3.2 PCI IRQ Resource Exclusion
IRQ XX Reserved [No/ICU]
表示されているIRQの値がオンボードのレガシー(非PnP)ISAデバイスで使
用されることを示します。デフォルトでは、IRQは使用しない、またはICU
(ISA Configuration Utility)が自動で割り当てる、となっています。設定
できる値は:[No/ICU] [Yes]です。
68
第 4 章: BIOS セットアップ
4.5
Power ((電源管理
電源管理
電源管理)) メニュー
Powerメニューは、省電力のための設定です。一定時間使われていない
ディスプレイやハードディスクの電源を自動でオフにします。
Power Management [User Defined]
以下の省電力設定を使う場合に有効にします。[Disabled]にすると他の項
目の設定に関らず省電力機能は働きません。[User Define]で独自の設定が
Suspend Mode
できます。[Max Saving]にすると最大に節電できます。Suspend
欄は、最大に節電できるようにあらかじめ設定されています。
この項目は節電機能の総合的な設定です。[Max Saving] では少しの時間
で節電モードに入ります。[Min Saving] は、[Max Saving] と同じ内容
で節電しますが、節電モードに入るまでの時間が長くなります。[Disabled]
は節電機能を無効にします。[User Define] は、各項目をユーザーがカス
タマイズできます。設定できる値は:[User Define] [Disabled] [Min
Saving] [Max Saving]です。
サスペンド中のシステムの時計を維持するためには、Advanced Power
Management (APM) がインストールされている必要があります。DOS
環境では、CONFIG.SYS に DEVICE=C:¥DOS¥POWER.EXE の行が必要
です。Windows 3.x と Windows 95では、WindowsのAPM機能をイ
ンストールします。Windows 98以降では、APMは自動でインストー
ルされます。コントロールパネルの「電源の管理」アイコンをクリック
し「詳細」タブを選択して設定します。
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69
Video Off Option [Suspend -> Off ]
ビデオ信号を自動でオフにするかしないかを設定します。設定できる値は:
[Always On] [Suspend -> Off]です。
Video Off Method [DPMS OFF]
ビデオ信号オフの内容を設定します。D P M S ( D i s p l a y P o w e r
Management System:ディスプレイ電源管理システム)は、DPMS対応
のディスプレイをBIOSがコントロールします。[Blank Screen] は節電機
能に対応していないディスプレイに使用します。
この場合、スクリーンセーバーに「模様なし」を選択します。スクリー
ンセーバーが働くとディスプレイは節電モードに入ります。
[V/H SYNC+Blank]は、さらに垂直水平同期信号もオフにします。設定で
きる値は:[Blank Screen] [V/H SYNC+Blank] [DPMS Standby]
[DPMS Suspend] [DPMS OFF] [DPMS Reduce ON]です。
HDD Power Down [Disabled]
この項目の時間だけ、オンボードの IDEコネクタに接続されたハードディ
スクがアクセスされなかった場合、ハードディスクの回転を停止させます。
SCSIハードディスクや追加の IDEコントローラに接続されたハードディス
クには影響ありません。設定できる値は:[Disabled] [1 Min] [2 Min] [3
Min]...[15 Min]です。
ACPI Suspend To RAM [Disabled]
ACPI RAMサスペンド(STR)という節電機能です。ATX電源の+5VSBに
最低720mAの容量が必要です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]で
す。
Suspend Mode [Disabled]
サスペンドモードに移行するまでの時間を設定します。設定できる値は:
[Disabled] [1∼2 Min] [2∼3 Min] [4∼5 min] [8∼9 Min] [20 Min] [30
Min] です。
PWR Button < 4 Secs [Soft Off]
[Soft off]に設定すると、ATX電源スイッチは、4秒以下押された時、通常
の電源オフボタンとして働きます。[Suspend]の場合は、4秒以下押され
た場合、スリープモードに移行します。どちらの場合でも、4秒以上押した
場合は、電源オフになります。設定できる値は: [Soft off] [Suspend]で
す。
70
第 4 章: BIOS セットアップ
4.5.1 Power Up Control
AC PWR Loss Restart [Disabled]
AC電源が一旦切れて復旧した場合、システムをどうするかを設定します。
[Disabled]の場合はオフのままです。[Enabled] の場合は必ず再起動しま
す。[Previous State] の場合はAC電源が切れる前の状態に従います。
[Enabled]の場合、ATXの元電源を入れただけでコンピュータが起動しま
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] [Previous State]です。
Wake/Power Up On Ext. Modem [Disabled]
コンピュータがソフトオフの時、外付けモデム着信で起動するかどうか設定
します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
コンピュータが起動を完了するまで、データ受信はできません。従って
最初のコールでは、接続できません。また、コンピュータがオフの時、
外付けモデムの電源を入れなおすと、モデムから初期化信号が入り、こ
れによってもコンピュータが起動してしまいます。
Power Up On PCI Device [Disabled]
[Enabled] に設定すると PCI モデムカードを用いてコンピュータの電源
を入れることができます。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要で
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
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71
Power On By PS/2 Keyboard [Disabled]
キーボードを用いてコンピュータの電源を入れたい場合、どのキーを使うか
を設定します。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。設定でき
る値は:[Disabled] [Space Bar] [Ctrl-Esc] [Power Key] です。
Automatic Power Up [Disabled]
コンピュータを無人状態で自動起動します。[Everyday]で 毎日の決まった
時間に、 [By Date]で 決まった日付の決まった時間に起動できます。設定
できる値は:[Disabled] [Everyday] [By Date]です。
72
第 4 章: BIOS セットアップ
4.5.2 Hardware Monitor (ハードウェアモニタ
ハードウェアモニタ))
Q-FAN Function [Disabled]
ASUS Q-Fan はシステムの状態に応じて、ファンの回転数を制御する機
能です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
MB Temperature [xxxC/xxxF]
CPU Temperature [xxxC/xxxF]
POWER Temperature [xxxC/xxxF]
マザーボード(MB)、CPUの温度を自動で検出して表示します。
CPU Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
POWER Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
Chassis Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
CPU、電源、ケースの冷却ファンの毎分あたりの回転数をRPMで表示しま
す。ファンが接続されているかどうかは自動で検出されます。接続されてい
ない場合は N/A と表示します。
VCORE Voltage, +3.3V Voltage, +5V Voltage, +12V Voltage
マザーボードのレギュレータが発生する各電圧をモニターします。
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P4S8Xマザーボード
73
4.6
Boot ((起動
起動
起動))メニュー
Boot Sequence
4種類の起動デバイスを選択できます。上下矢印キーで選択します。<+>
または<Space>で1つ上へ、<−>で1つ下に移動できます。上に表示さ
れているデバイスから順番に起動可能かをチェックしていき、起動可能であ
Removable Devices
ればそのデバイスから起動します。項目としては、Removable
Devices、
IDE Hard Drive
Other Boot Device があります。
Drive、 ATAPI CD-ROM
CD-ROM、Other
Removable Device [Legacy Floppy]
リムーバブルデバイスの選択です。設定できる値は:[Disabled] [Legacy
Floppy] [LS-120] [ZIP] [ATAPIハMO] [USB FDD] [USB ZIP] です。
IDE Hard Drive
ブートさせるIDEハードディスクを選択します。[Enter]キーを押すと接続
されているドライブ名が表示されます。
ATAPI CD-ROM
ブートさせるATAPI CD-ROMドライブを選択します。[Enter]キーを押す
と接続されているATAPI CD-ROMドライブ名が表示されます。
74
第 4 章: BIOS セットアップ
Other Boot Device Select [INT18 Device (Network)]
その他のデバイスです。Promise ATA/RAID コントローラから起動させ
たい場合は [SCSI/Onboard ATA Boot Device] を選択してください。
設定できる値は:[Disabled] [SCSI Boot Device] [INT18 Device
(Network)]です。
Plug & Play O/S [No]
プラグアンドプレイ(PnP)対応OSがBIOSに代わってPCIバスを設定できる
ようにすることができます。[Yes]に設定すると、OSが IRQを割り当てる
ようになります。PnP非対応OSや、OSによるIRQの再割り当てを行わな
い場合は [No]に設定します。設定できる値は: [No] [Yes] です。
Boot Virus Detection [Enabled]
ブートセクタに感染するウィルスの検出を行います。ウィルスが検出される
とシステムは停止し、警告メッセージが表示されます。そのまま続行する
か、ウィルス除去を行うか決めます。設定できる値は:[ D i s a b l e d ]
[Enabled]です。
Quick Power On Self Test [Enabled]
[Enabled]にすると、起動時の自己診断(POST)を簡単にします。例えば、
メモリチェックを通常4回行うところが1回になり起動時間を短縮できま
す。設定できる値は: [Disabled] [Enabled]です。
Boot Up Floppy Seek [Enabled]
[Enabled]にすると、起動時に、フロッピーディスクが 40トラックか 80
トラックかを検出します。8 0 トラックのF D のみを用いる場合は、
[Disabled]に設定すると起動時間を短縮できます。設定できる値は:
[Disabled] [Enabled]です。
Full Screen Logo [Enabled]
[Enabled] に設定すると起動時にマザーボード固有の画像を表示します。
設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
ASUS MyLogoTM をお使いになる場合は、[Enabled] に設定してくだ
さい。
Interrupt Mode [APIC]
APICは、Advanced Programmable Interrupt Controllerの略で、IRQ
を16個以上に拡張する機能です。PICは、Programmable Interrupt
Controllerの略で、従来の16個のIRQをそのまま用います。 APIC は
Windows 2000 および XP でサポートされています。設定できる値は:
[PIC] [APIC]です。
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75
4.7
Exit ((終了
終了
終了)) メニュー
BIOSの各項目を設定したら、それを保存して終了する必要があります。
メニューバーで Exit を選ぶと以下のメニューが表示されます。
<Esc>では、このメニューから抜けることはできません。いずれかの
項目を選択するか<F10>で終了させます。
Exit Saving Changes
各項目で設定した値をCMOSメモリに書き込み終了する場合は、このメ
ニューを選択します。このメモリはバッテリーバックアップされていますの
で、コンピュータの電源を切ってもその内容は保存されています。確認メッ
セージが表示されますので、[Yes]を選んで保存終了します。
設定変更を保存せずにBIOSセットアップを終了しようとした場合も
確認メッセージが出ますので、保存する場合は <Enter>を押して設
定変更を保存します。
Exit Discarding Changes
設定変更を保存せずに終了する場合は、このメニューを選んでください。シ
ステムの日付・時刻、パスワードの変更以外の場合、確認メッセージが表示
されます。
76
第 4 章: BIOS セットアップ
Load Setup Defaults
これは、各設定項目について、そのデフォルト(既定)値を読み込むもので
す。<F5>キーを押した場合も同様です。確認メッセージが出ますので、デ
Exit
フォルト値にもどしたい場合は、 [Yes]を選択します。このあと、Exit
Saving Changes で終了したり、改めて変更を加えて保存終了したりでき
ます。
Discard Changes
今回の設定変更を破棄し、変更前の値にもどします。確認メッセージが出ま
すので、前回の設定値にもどす場合、[Yes]を選択します。
Save Changes
終了せずに、変更値の保存のみを行います。続けて、BIOSセットアップの
作業を行うことが出来ます。確認メッセージが出ますので、ここで設定を保
存する場合、[Yes]を選択します。
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P4S8Xマザーボード
77
78
第 4 章: BIOS セットアップ
5.1
OS
のインストール
OSのインストール
本マザーボードは Windows 98/ME/NT/2000/XP および OS/2 に対応し
ています。ハードウェアの最新機能を利用するには、各OSは最新バージョ
ンのものを用いてください。
5.1.1 最初に
Windows を起動した時に
最初にWindows
マザーボードをセットアップしたあと最初にWindowsを起動した時に、
新しいハード
Windowsはプラグアンドプレイデバイスを検出します。「新しいハード
ウェアの追加
ウェアの追加」ウィザードに従って必要なドライバをインストールします。
いいえ
「再起動しますか?」に対して「いいえ
いいえ」を選択して、次章からの手順に従
いセットアップを行います。
注意
注意!! マザーボードの設定やオプション、拡張カードには様々な種類が
あります。次章からの説明は一般的な例で、お使いのシステムと異なる
場合があります。
5.2
サポート
CD
について
サポートCD
CDについて
添付のサポートCDには、本マザーボードに必要なドライバ、ソフトウェア
およびユーティリティが含まれています。OSのインストール後に、必ずイ
ンストールしてください。
注意
注意!! サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
最新情報についてはASUSのWEBサイトをご覧ください。
5.2.1 サポート
CD
の起動方法
サポートCD
CDの起動方法
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。イン
ストールメニューが自動起動します。
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P4S8Xマザーボード
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5.3
P4S8X
マザーボード サポート
CD
P4S8Xマザーボード
サポートCD
注: サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。インス
トールメニューが自動起動します。メニューが起動しない場合は、 D :
¥ASSETUP.EXE (CD-ROMドライブがD:の場合)を実行します。
5.3.1 インストール手順
各ドライバおよびプログラム名をクリックするとインストールがはじまりま
す。各画面の説明に従ってインストールしてください。インストールは自動
で行われます。
5.3.2 インストールメニュー
ドライバ
ドライバ::
・ SiS(R) Mini IDE Driver: IDEサ
ポートドライバをインストール
します。
・ Promise(R) FastTrak376
Driver: Promise ATA/RAID
IDEコントローラドライバをイン
ストールします。
・ SiS(R) AGP Driver: SiSチップ
セット用AGPドライバをインストールします。
・ C-Media(R) Audio Driver and Application: C-Mediaオーディオド
ライバおよびソフトウェアをインストールします。
・ SiS(R) PCI LAN Driver: PCI LAN ドライバをインストールします。
・ USB 2.0 Driver: 最新の USB 2.0 ドライバをインストールします。
USB 2.0 ドライバは、Windows2000およびXPでのみサポートされて
います。
80
第 5 章: サポートソフトウェア
ユーティリティ
ユーティリティ::
・ Winbond Voice Editor: POST
音声メッセージを編集するアプ
リケーションです。
・ Winbond Smart Manager
Application: Smart Card 管理
用アプリケーションです。
・ ASUS PC Probe Vx.xx
Vx.xx:: コン
ピュータのファン回転数・温度・
電圧を監視する「Smart」ユー
ティリティです。
・ Install ASUS Update Vx.xx: インターネット上から最新バージョン
のBIOSをダウロードするサポートユーティリティです。
・ Microsoft(R) DirectX Driver: サウンドとビデオ用のドライバです。
・ PC-Cillin 2002: PC-cillinアンチウィルスソフトウェアをインストー
ルします。詳しくは、オンラインヘルプを参照してください。
・ ADOBE Acrobat Reader: PDF形式のマニュアルを見るのに必要な
Adobe Acrobat Reader をインストールします。最新および他言語
のマニュアルが、PDF形式でASUSのサイトにあります。
・ ASUS Screen Saver: ASUS特製スクリーンセーバーです。
・ E-Color 3Deep: CRT および LCD 用のカラー調整アプリケーション
です。
サポートCDの各項目はお使いの環境に適合したものが自動で表示され
ます。Winbond Smart Manager は Advanced BIOS の I/O Device
Configuration サブメニューの UART2 項目が Smart Card Read.
に設定されている場合にのみ表示されます。
サポート情報
サポート情報::
・ 技術サポートに関する 住所・電話
番号・WEBサイトの情報です。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
81
5.4 RAID 0 or 1 の使用方法
P4S8X には、Promise(R) PDC20376チップが搭載されています。これ
は、ハイパフォーマンスなRAID(Redundant Array of Independent
Disks)システムを実現します。UltraATA-133/100/66/33, EIDE または
FastATA-2 ハードディスク(以下 HDD)が使用可能です。2台のHDDを接
続するだけで「FastTrack376TM Lite firmware BIOS」が自動でRAID 0
または 1を構成します。さらに、サポートCDによってお使いのハードウェ
ア・OSにあった独自の設定も可能です。RAIDをセットアップする前に、本
章よく読み内容を理解してから作業を行ってください。
RAID 0 は「ストライピング」と呼ばれ、2台のHDDを1台のHDDのよ
うに取り扱いデータの読み書きを行います。これにより、H D D 1台の時
に比べ、データのアクセス速度が約2倍に向上します。RAID 0 は、主に
HDDのスピード向上のために用いられます。FAT32 および NTFSを用い
ると、RAIDシステム全体を1つの巨大なHDDパーティションとして扱う
ことができます。
RAID 1 は「ミラーリング」と呼ばれ、2台のHDDに対し同じデータを同
時に書き込みます。全く同じデータが書き込まれたHDDが2台存在するこ
とになります。これにより、1台のHDDが故障した場合でも、データを簡
単に復旧することができます。RAID 1 は、主にHDDの信頼性向上のため
に用いられます。
重要
重要!! AIDシステムを構築する前に、各HDDのベリファイを行ってく
ださい。RAID 0を構築するとHDD上のデータはすべて消去されます。
既存のHDDを使用する場合には、バックアップをとってください。
RAID 0の場合は、新しいHDDが2台必要です。RAID 1の場合は、既
存のHDDに加え新しいHDDを1台用意します。この場合、既存のHDD
のデータはそのまま残ります。Promise (R) RAIDコントローラは、
RAID 0ではHDDを2台のみサポートします。RAID 1の場合は、
「HOT」スペアとして3台めのHDDを使用することができます。同機
種・同容量のHDDを用いた場合、最高のパフォーマンスを得ることがで
きます。フラットケーブルは、Ultra ATA100/66用を用いてください。
Promise(R) RAIDコントローラは、RAID機能を用いない場合は、4台
のUltraATA-133 HDDを133 MB/秒の性能で使用することができま
す。
82
第 5 章: サポートソフトウェア
5.4.1 ハードディスクの接続
RAID 0 システムを構築するには、2台の新しいHDDを用意しOSを新規にイ
ンストールする必要があります。RAID 1 の場合は、既存のHDD1台に加え新
しいHDD1台を用意するか、2台の新しいHDDを用意してください。
1. 2台のHDDをドライブベイに取り付けます。1台目をマザーボードの
Promise IDE1 コネクタ、2台目を Promise IDE2 コネクタにフラッ
コネクタはハード
トケーブルで接続します。 注意
注意:: Promise IDE1/2
IDE1/2コネクタはハード
ディスク専用です。他の
IDE
機器を接続しないでください。
ディスク専用です。他のIDE
IDE機器を接続しないでください。
2. HDDに電源コネクタを接続します。
3. PCを起動し、BIOSセットアップのAdvanced: PCI Configuration の
「Onboard ATA Device」項目を [Enabled] になっていることを確
認し、次に「Onboard ATA Device」項目を[Yes] に設定します。
Boot メニューの「Other Boot Device field」を [SCSI/Onboard
ATA Boot Device] に設定します。
4. PCを再起動します。
5.4.2 FastTrak376TM BIOS および FastBuild Utility
1. コンピュータを再起動します。2台のHDDが正しく接続されていれば、
以下のMBFastTrak376(R) Lite BIOS画面が表示されます。
2.
<Ctrl-F>を押すと FastBuildTM Utility Main Menu画面が表示されます。
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P4S8Xマザーボード
83
5.4.3 RAID 0 アレイの構築
1. FastBuildTM Utility のMain Menu から「Auto Setup[1] 」を選択し
ます。以下の画面になります。Auto Setup Options Menu は、RAID
0 および RAID 1 の設定を行います。IDEコントローラに接続されて
いるHDDでRAIDシステムを構築できるものが表示されます。
2. 「Optimize Array for」-「Performance」を選択し、スペースキー
を押します。Mode項目に「Stripe」と表示されます。
3. 「Typical Application Menu」を選択します。これはパフォーマンス
を得るためのデータブロックの取り扱い方法に関する設定で「A / V
Editing」「DESKTOP」「Server」の3つの選択肢があります。「A/
V Editing」は、オーディオ・ビデオ用の設定で、大きなサイズのファイ
ルのデータ転送に向きます。「Server」は小さなサイズのファイルの
データ転送用で、「Desktop」はその中間の場合です。
4. <Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。
5. Press Any Key to Reboot と表示されたら何かキーを押してシステム
を再起動します。再起動後 FastTrack100TM Speed BIOS は新しい
RAIDシステムの状態を表示します。
6. 次にFDISK、フォーマットを行い新しいOSをインストールします。
(OSによって起動用フロッピーまたは起動可能なCDを用います。) OS
は通常の方法でインストールします。以上の設定とOSのインストール
が完了すれば、RAID 0 システムをいつでも1つのハードディスクのよ
うに扱えます。
84
第 5 章: サポートソフトウェア
5.4.4 RAID 1 アレイの構築
1. FastBuildTM Utility のMain Menu から「Auto Setup[1] 」を選択し
ます。
2. 「Optimize Array for」-「Security」を選択し、スペースキーを押
します。Mode項目に「Mirror」と表示されます。
3. <Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。既存のHDDを用いる場合は、
<Y> を押し「Create and Duplicate」を選択します(4項へすすんで
ください)。2台の新しいHDDを用いる場合は、<N>を押し「Create
Only 」を選択します(6項へすすんでください)。
RAID
4. Create and Duplicate, の場合は、以下の画面が表示されます。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
85
5. Please Select A Source Disk. プロンプトが表示されます。既存の
HDDを「source」に、新しく追加したHDDを「target」に選んでくだ
さい。<Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。<Y>を押すとデータのコ
ピーが始まります(<N>で中止します)。
6. Create Only; の場合は、次のメッセージが表示されます: Array has
been created... <Press Any Key to REBOOT>
7. 再起動するとRAID 1システムが有効になります。
8. Create and Duplicate, の場合は、既存のOSが新しいHDDにコピー
されシステムが起動します。Create Only; の場合は、新規にOSをイ
ンストールする必要があります。FDISK、フォーマットを行い新しい
OSをインストールします。(OSによって起動用フロッピーまたは起動
可能なCDを用います。) OSは通常の方法でインストールします。
RAID 1
システムのトラブルシューティング
1システムのトラブルシューティング
システムのトラブルシューティング:: マザーボード上の
Primary ATA-100コネクタとSecondary ATA-100コネクタにそれ
ぞれ1台ずつHDDを接続した時が最もパフォーマンスがよくな
ります。各HDDは、マスターに設定してください。マスター/ス
レーブ接続する場合は、「Source」をマスター、「Target」を
スレーブに設定してください。「Target」に用いるHDDは、
「Source」HDDより容量が大きいか等しいものを用いてくださ
い。(容量が足りない場合は警告がでます。) Functional 画面
で、R A I D システムのH D D の状態を見ることができます。
Critical という警告が表示された場合は、1台以上のHDDに異
常があるか、HDDが接続されていません。この場合は、HDDを
交換してください。Offline という警告が表示された場合は、
RAIDシステムに異常があるか、RAIDシステムが検出されませ
ん。この場合は、データのバックアップをとって、再度RAIDを
構築してください。
86
第 5 章: サポートソフトウェア
5.4.5 FastBuild Utility
の他のコマンド
Utilityの他のコマンド
Main Menu の(3)∼(6)項は、RAIDシステムを構築する場合には必要あり
ませんが、RAIDシステムを削除したり、再構成したりする場合に用いま
す。
View Array (3): HDDの構成を表示します。
Delete Array (4): RAIDシステムを削除します。HDD内のデータは削除
されません。間違ってRAIDシステムを削除した場合は、直ちに Rebuild
Array (5) を行ってください。
Rebuild Array (5): RAID 1システムで異常が発見された場合のリカバー
を行います。以下の手順に従ってください。
1. 起動時にエラーメッセージが表示されます。
2. <Ctrl-F> を押します。
3. <3> を押し「View Array」を選択します。
4. コンピュータの電源を切り、異常のあるHDDを交換します。
5. 再起動し、 <Ctrl-F> を押します。
6. <5> を押し「Rebuild Array」を選択します。<Enter> を押します。
7. 交換したHDDを選択し、<Enter>を押します。
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マザーボード ユーザーガイド
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87
8. 新しいHDDにデータがコピーされます。
9. 再起動後、再構成したRAIDシステムが有効になります。
Controller Configuration (6)
(6): RAIDコントローラの設定をデフォルト
に戻します。
5.4.6 その他のオプションと注意事項
Hot スペア
「Hot 」スペアは RAID 1 で有効です。RAID 1システムに3台目のHDD
を接続します。RAID用のHDDが接続されているUltra ATA133用のフラッ
トケーブルに接続してください。この3台目のHDDは、予備として用いら
れ、通常は RAIDシステムに加えられません。RAID 1 で用いられている
HDDの1台に異常があった場合、自動で、この予備のHDDに切り換わりま
す。従って、システムを停止することなく故障したHDDを交換することが
できます。
接続上の注意
マザーボード上の Primary ATA-100コネクタおよびSecondary ATA100コネクタにそれぞれ1台ずつHDDを接続した時が最もパフォーマンス
がよくなります。各HDDは、マスターに設定してください。
追加のHDD
HDDを使う
追加の
HDD
を使う
本マザーボードには、Promise(R)コントローラとは別の プライマリ IDE お
よびセカンダリ IDEコネクタがあります。このコネクタは各2台のに接続
したH D D ではR A I D システムは構築できません。P r i m a r y および
Secondary ATA-133 IDEコネクタに接続したHDDのみRAID 0 または
RAID 1アレイに対応します。マザーボード全体としては、全部で8台の
IDE HDDを接続できることになります。RAIDを構築する場合もしない場
合も本マザーボードは ATA-133 プロトコルを用いてディスクを制御しま
す。
最適なパフォーマンスを得るためには
パフォーマンスを上げるためには、使用するH D D は性能の良いものを使
用してください。RAID 0システムは、アクセススピードを相対的に約2
倍に向上させますので、H D D 自身のアクセス速度が遅いとそれなりの性
能しか得られません。従って、ATA-33 HDD2台でRAIDを組むより、
ATA-133またはATA-100 HDD1台の方がアクセス性能はよくなりま
す。
2台のHDDの記憶容量は同じものを使用してください。RAID 0システム
は、容量の小さい方のH D D に従って残り容量を決定しますので、容量の
大きい方のH D D には、使用されない記憶領域が生じます。( 1 0 G B と
15GBの場合は、15GB HDDの5GB分は使用されません。)
88
第 5 章: サポートソフトウェア
5.5 IDE/RAIDドライバの手動インストール
サポートCDの「Promise」フォルダに、Windows, NetWare および
NT4.0用の IDE および RAID 0 / 1 ドライバがあります。Windows98お
よびWindows2000については以下の手順でインストールしてください。他
のOSの場合は、サポートCD内のドキュメントを参照してください。
5.5.1 Win9x-ME Promise(R) FastTrak376TM ドライバ
1. ドライブにサポートCDをセットして「スタート」ボタンをクリックし
ます。
2. 「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
3. 「システム」アイコンをダブルクリックします。
4. 「デバイスマネージャ」を選択します。
5. 「その他のデバイス」を選択します。
6. 「PCI Mass Storage Controller」を右クリックし「プロパティ」を
選択します。
7. 「一般」ページの「ドライバの再インストール」をクリックします。
8. 画面の指示に従ってつづけます。ドライバの場所は、
¥Promise¥Raid0or1¥Win9x-ME です。
5.5.2 Win2000 / XP Promise(R) FastTrak376TM ドライバ
1. 「マイコンピュータ」を右クリックし「プロパティ」を選択します。
2. 「ハードウェア」の「デバイスマネージャ」を選択します。
3. 「その他のデバイス」を選択します。
4. 「Mass Storage Controller」を右クリックします。
5. 「プロパティ」を選択します。
6. 「ドライバ」ページの「ドライバの再インストール」をクリックしま
す。
7. 「Upgrade Device Driver Wizard」の「NEXT」をクリックしま
す。
8. 「Select for a suitable driver for my device(recommended)」
を選択し「NEXT」をクリックします。
9. 「Specify a location」をクリックします。
10.「¥Promise¥Raid0or1¥Win2000」を指定して「OK」をクリック
します。
11.「NEXT」をクリックします。
12.「YES」をクリックします。
13.「Finish」をクリックします。
14. 再起動します。
ASUS P4S8X
マザーボード ユーザーガイド
P4S8Xマザーボード
89
5.5.3 Win NT Promise(R) FastTrak376TM ドライバ
1. 「スタート」ボタンをクリックします。
2. 「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
3. 「SCSI Adapters」アイコンをダブルクリックします。
4. 「ドライバ」ページを選択します。
5. 「追加」ボタンをクリックします。
6. 「List of Drivers」内の「Unlisted or Updated Driver」を選択しま
す。
7. パスを {CD-ROMドライブ}:¥Drivers¥Promise¥NT4 と指定します。
8. 「WinNT Promise FastTrak133 (tm) Lite Controller」を選択し
「OK」をクリックします。
9. システムを再起動します。
5.5.4 新規
Windows 2000 / XP への Promise(R)
新規Windows
FastTrak376TM ドライバのインストール
1. 別のPCにサポートCDをセットし「Browse Support CD」をクリッ
クします。
2. 「Driver」フォルダをクリックします。
3. 「Promise」フォルダをクリックします。
4. マザーボードで使用されている Promiseチップを選択します。
5. 例えば、Windows XPでRAID 0 を構築する場合を例にあげます。
P4S8Xの場合、Promise RAIDチップはPDC20376です。これに従っ
て正しい Promise Chip フォルダ:WinXP, FASTTRAK, README,
および TXTSETUP.OEM を選択します。この中の3つのファイルをフ
ロッピーディスクにコピーします。
6. RAID を組むマザーボードを用意します。
7. マザーボードに RAID_SWジャンパがある場合はこれを有効にします。
また、BIOSセットアップの該当項目を有効にします。
8. Windows 2000 または XP のインストールCDをセットします。
9. CD-ROMからコンピュータを起動します。
10.Windows 2000 または XP のインストールを開始します。
11. 「Press F6 if you want to install a third party SCSI or RAID
driver.」というメッセージが表示されます。
12. 「Press F6 if you want to install a third party SCSI or RAID
driver.」の表示中に F6キーを押します。
13. S を押し、RAIDコントローラをセットアップします。
14. 先に作成したフロッピーディスクをセットします。
15. WinXP Promise FastTrak376TM コントローラを選択します。
16. これでRAIDシステムが有効になりました。OSのインストールを続け
ます。
90
第 5 章: サポートソフトウェア
5.6
ASUS PC Probe
「ASUS PC Probe」は、コンピュータの重要な部品の電圧・温度および
ファンの回転数をモニタできる便利なユーティリティです。さらに「DMI
Explorer」を用いて、ハードディスクの空き量、メモリの使用状況、CPU
の種類、内部/外部クロックを知ることができます。
5.6.1 ASUS PC Probe をはじめよう
「ASUS PC Probe」を起動すると、オープニングビデオが始まります。
これは次回の起動時に表示しないようにもできます。表示しないようにする
Show up in next execution
には「Show
execution」のチェックを外します。
スタート
プロ
「ASUS
Probe」を起動するには、Windowsの「スタート
スタート」-「プロ
ASUS PC Probe
グラム
ASUS Utility
Probe Vx.xx
グラム」-「ASUS
Utility」-「Probe
Vx.xx」と選択します。
「PC Probe」のアイコン
がタスクバーに表示され「ASUS PC
Probe」が動作していることを示します。このアイコンにマウスポインタ
を重ねると、コンピュータの状態を表示します。
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91
5.6.2 ASUS PC Probe を使う
Monitoring
Monitor Summary
モニター中のアイテムの概要を表示
します。
Temperature Monitor
コンピュータ各所の温度です
警告上下限値を調整できます。
(スライダをドラッグして
上下限レベルを上下させます。)
Fan Monitor
各ファンの回転数を表示します。
警告上下限値を調整できます。
(スライダをドラッグして
上下限レベルを上下させます。)
Voltage Monitor
コンピュータ各所の電圧です。
92
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
Settings
各上下限値を数値で設定できます。
また、モニタリングの周期・表示の
更新間隔を変更できます。
CPU Cooling System Setup
ソフトウェアによるC P U 冷却の設定で
CPU Overheated
す。「CPU
Overheated」が選択され
ると、C P U 温度が上限を越えた場合、
この機能が稼働を始めます。
History
現在の状況を保存します。参考値と
して保存しておく場合などに使いま
す。
Information
Hard Drives
ハードディスクの使用状況・空き容
量・ファイルアロケーションテーブ
ル(FAT)の状態・ファイルシステム
の種類などを表示します。
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93
Memory
メモリの使用状況、仮想メモリの状
態などを表示します。
Device Summary
接続されているデバイスの概要を表
示します。
DMI Explorer
CPUの種類・内部/外部クロック周
波数、メモリ容量など、コンピュー
タに関する情報を表示します。
Utility
「ASUS Probe」から別のプログ
ラムを起動する場合に用います。
「 Execute Program
Program」をクリック
します。
94
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.6.3 ASUS PC Probe タスクバーアイコン
「PC Probe」アイコンを
右クリックするとメニュー
が現れ、ウィンドウを開い
たり、プログラムとモニタ
リングを終了させたり、再
開させたりできます。
「ASUS PC Probe」がコ
ンピュータに異常を発見し
た場合は、アイコンの一部
が赤く変わり、ビープ音が
鳴り、モニタ画面が開きま
す。
ASUS P4S8X
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P4S8Xマザーボード
95
5.7
ASUS Live Update
「ASUS Update」は、マザーボードのBIOSとドライバを自動更
新するユーティリティです。これを利用するには、インターネット
に接続している必要があります。
1. Windows のスタートメニューか
ら 以 下 を 実 行 し ま す :
プログラム / AsusUpdate Vx.xx.xx
/AsusUpdate
ASUS Update画面が表示されま
す。
2. アップデート方法を選択します。
3. 「d o w n l o a d i n g f r o m t h e
Internet」を選択した場合、適当な
ASUS FTPサイトを選択するか
「Auto Select(自動選択)」を選択
します。
4. FTPサイトから、希望のBIOSの
バージョンを選択します。
「Next」をクリックします。
5. 画面の指示に従ってアップデートを
行います。ファイルからアップデー
トする場合、BIOSファイルが保存
されている場所を選択します。
BIOSファイルを選択し「保存」を
クリックします。画面の指示に従っ
てアップデートを行います。
96
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.8
ASUS MyLogoTM
ASUS MyLogoTM は ASUS Update と同時に自動でインストールされま
す。インストールについては「5.3.2 インストールメニュー」を参照してく
ださい。
ASUS MyLogoTM を使用する前に、AFLASHなどを用いて現在のBIOS
のバックアップをとっておくか、ASUSのWEBサイトから最新のBIOS
をダウンロードしておいてください。
BIOSセットアップの「Full Screen Logo」を [Enabled] に設定し
てください (P.75参照)。
ASUS MyLogoTM の使い方:
1. ASUS Updateを起動します
(「5.5 ASUS Update」 参照)。
2. B I O S のアップデート方法で、
「Update BIOS from a file」
を選択します。
3. BIOSファイルの場所(FDなど)を
指定します。Next をクリックし
ます。
4. ロゴイメージの選択画面になりま
す。Next をクリックします。
自作のイメージ(GIF, JPG,
BMP形式)を使用することも
できます。
5. 選択したイメージは MyLogoTMス
クリーンに拡大表示されます。
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97
ASUS MyLogoTM は複雑な画像に対応していません。もし、問題が発
生した場合はより簡単な画像を用いるようにしてください。また、レ
タッチソフトウェアを用いて、画像を1色 640x480ピクセルの背景に
重ねて保存します。この画像を用いると起動画面の中央に小さく表示さ
れるようになります。
6. B I O S イメージを新しいロゴイ
メージのものに書き換えます。
Flash をクリックします。
7. 書き換えが完了したら、Exit をク
リックします。コンピュータを再
起動すると、起動時に新しいロゴ
が表示されるようになります。
ASUS Update の代わりに ASUS MyLogoTM を直接起動して、ロゴ
イメージの書き換えを行うこともできます。この場合は、BIOSファイ
ルを書き換えた後、 ASUS Update を用いて、BIOSファイルを
EEPROM に書き込む必要があります。
98
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.9
3Deep Color Tuner
3-Deep Color Tunerは、CRT または LCD用のカラー調整アプリケーショ
ンです。とくにインターネットアプリケーションのオリジナルの色を再現す
るのに有効です。
5.9.1 3Deep Color Tuning
1. ディスプレイの種類を CRT また
は LCD から選択します。
2. 画面の指示に従って「ブライトネ
ブライトネ
ス(輝度
輝度))」を調整します。
3. RGB(赤・緑・青)各色について調整
できます。
ASUS P4S8X
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99
4. 背景の色に近くなるようにカラー
マッチング調整を行います。
5. フルカラーについて
カラーマッチング
を繰り返します。
6. 調整が終わったら、左側のボタンをクリックしインターネットに接続
します。画面の指示に従って続けます。
5.9.2 The 3Deep Control Panel
Windowsのスタートメニューから 3Deep Control Panel | 3Deep
Applications を選択します。Color
Color Wizard が起動しますので、
Game Gamma と Tweak につ
いて調整します。
100
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.10 Winbond Voice Editor
Winbond Voice Editor は、POST音声メッセージを編集するユーティリ
ティです。インストール方法は「5.3.2 インストールメニュー」をご覧くだ
さい。
Winbond Voice Editor は ASUS PC Probe と同時に使用できませ
ん。リソースの衝突を起こします。
Winbond Voice Editorの使用方法:
プログラムの起動方法
デスクトップ上の「Winbond Voice Editor」アイコンをダブルクリック
するか、スタートメニューの プログラム / Winbond Voice Editor / Voice
Editor を実行します。
Winbond Voice Editor画面が表示されます。
デフォルト
メッセージ
POST
イベント
Wave ファイルの再生
音声メッセージ(Waveファイル)を再生するには、画面左側の POSTイベン
ト欄から再生したいメッセージを選択し「Play」をクリックします。
初期設定ではメッセージは英語です。
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101
使用する言語の変更
1. 「Load」をクリックすると有効な
言語の一覧が表示されます。
2. 希望の言語を選択し「開く」をク
リックします。Voice Editor画面
のイベント欄に選択した言語が表
示されます。
ファイルサイズの制限のため、言語によっては、一部のメッセージが音
声対応してない場合があります。
3. 「Write」をクリックします。変更
した結果がBIOSのEEPROMに書
き込まれます。
4. 確 認 画 面 が 表 示 さ れ ま す の で
「Yes」をクリックします。
次回の起動時から選択した言語が有効になります。
102
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
POST メッセージのカスタマイズ
希望の言語が一覧に表示されない場合や独自のメッセージを使用したい場
合、以下の方法でメッセージをご自分で録音することができます。
POST音声メッセージのカスタマイズ方法
1. Voice Editor 画面の左側にあるイベント一覧の内容をメモ用紙などに
控えてください。
2. 各イベントに対するメッセージを考えます。
メッセージのファイルサイズには制限があります。圧縮後のサイズで
メッセージ全部の合計が1Mビット以下です。メッセージはなるべく短
くしてください。
3. WAVEファイルを録音できるソフトウェア(Windowsのサウンドレコー
ダーなど)でメッセージを録音します。
4. メッセージはWAVE形式(.WAV)で保存してください。サイズを小さく
するために音質が劣化しない程度に圧縮してください。例えば、8ビッ
ト、モノラル、サンプリングタイム 22kHz が適当です。
保存するファイルは、専用のフォルダを作成し、そこに保存することを
お薦めします。
5. Voice Editor を起動します。
「Add」をクリックするとWAVE
ファイルの一覧が表示されます。
6. 作成したオリジナルのWAVEファ
イルを Voice Editor のデータベー
スにコピーします。
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103
7. Voice Editor 画面に戻り、変更し
たいP O S T イベントを選択し
「E d i t 」をクリックします。
Event Sound Editor 画面が表示
されます。
8. イベントに設定したいWAVEファ
イルを選択し「Voice1」の左側に
ある矢印をクリックします。選択
したファイルが右側のボックス内
に表示されます。
9. 「OK」をクリックし、もとの画
面に戻ります。
10.必要なだけ 7項から 9項を繰り返
します。
11.「Save」をクリックします。設定
の保存画面になります。
12.設定ファイルに名前をつけ保存し
.flh
ます。拡張子は「.flh
.flh」になりま
す。「Save」をクリックします。
13.「Write」をクリックします。変
更結果が BIOSの EEPROMに書
き込まれます。
14.確 認 画 面 が 表 示 さ れ ま す の で
「Yes」をクリックします。
ファイルサイズをオーバーした、というエラーメッセージが表示された場合
は、以下の1つ、またはすべてを実行してみてください。
・ メッセージの録音時間を短くします。
・ WAVEファイルの品質を低くして保存します。
・ あまり発生することのないイベント(FDD Detection, IDE HDD
Detectionなど)に対するメッセージは設定しないようにします。
104
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.11 Winbond Smart Manager
Winbond Smart Manager は、GSM cell phone SIM card などのス
マートカードを用いたパーソナルコンピュータ用のセキュリティシステムで
す。Smart Cardを「鍵」として用い、これをSmart Card Readerにセッ
トしないと、コンピュータを起動したりファイルにアクセスできないように
保護します。Windbond Smart Managerにより3種類のセキュリティ
モードを選択することができます。
5.11.1 Smart Manager のセットアップ
Smart Card Readerをマザーボードの所定のコネクタに接続します。
(「3. ハードウェアセットアップ」参照。) コンピュータを起動し、BIOS
セットアップの「A d v a n c e d メニュー」- 「I / O D e v i c e
Smart Card Read
Configuration」の「UART2」項目を「Smart
Read」に設定しま
す。
サポートCDの「Winbond Smart Manager Application.」を選択しま
す。「readme」ファイルが表示されたあとセットアップ画面になりますの
で「 Base Components 」を選択しインストールを行います。次に
「Smart Card Driver Library」を選択し、最後に「Winbond Smart
Manager」を選択します。
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105
必要なドライバとソフトウェアが
自動で選択され、Windowsのス
タートメニューに「 W i n b o n d
Smart Manager」が登録されま
す。
Windowsを再起動すると「smart
card reader」が自動検出され、
必要なドライバがインストールさ
れます。
注意
注意: 本アプリケーションおよび WinbondアプリケーションをSmart
Card readerを接続していないコンピュータにはインストールしないで
ください。Smart Card コンポーネントは Windows 98, ME および
2000 と互換性がありますが、Windbond Smart Manager はWindows
98 および ME 専用です。
106
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.11.2 Smart Manager の使い方
「Windbond
Manager」を
Windbond Smart Manager
スター
起動するには、Windowsの「スター
ト」-「プログラム
プログラム
Windbond
プログラム」-「Windbond
Windbond」
と選択します。プログラムを起動する
Logon Smart
とタスクバーに「L
Card
Card」アイコンが表示されるように
なります。
タスクバーアイコン
アイコンを右クリックし
Setting Logon Smart Card
「Setting
Card」
を選択します。
「Add
New」ボタンをク
Add New
リックし、使用したい
カードの種類を選択しま
す。カードリーダーに
Smart Card をセット
し、ユーザー名など必要
な項目を入力します。
OK
「OK
OK」ボタンをクリック
します。
Smart Card Reader
はカード内に記録されてい
るIDを自動検出します。
登録作業が行われセキュリ
ティが有効になったという
メッセージが表示されます
OK
ので「OK
OK」をクリックし
ます。セキュリティの状態
はメインウィンドウで確認
できます。
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107
5.11.3 Smart Manager の各モード
タスクバーアイコンのメニューから「Logon
Logon Card Check Mode 」を選
択するとセキュリティモードを選択できます。3つの基本モードがありま
す。
1. Disable Check: Smart Managerセキュリティを無効にします。
2. Boot Check: コンピュータの起動時にのみSmart Managerセキュリ
ティを有効にします。Windowsの起動が完了するまで、Smart Cardを
セットしておく必要があります。起動が完了すればSmart Cardを取り外
しても構いません。Smart Cardをセットしていない場合や間違った
プロテクト画面
Smart Cardがセットされている場合は、右下図のプロテクト画面
プロテクト画面が表示
されます。
このプロテクト画面が表示されてい
る場合は、コンピュータの操作は一
切できません。.
3. Always Check: 起動時を含めコンピュータの使用中にSmart Cardを
セットしておく必要があります。Smart Cardを取り外すと上記プロテク
ト画面に切り換わりコンピュータは操作できなくなります。再度Smart
Cardをセットするとコンピュータを操作できるようになります。
File Protect Check Mode
Mode: これはSmart Cardを用いて個々のファ
イルをプロテクトするサブプログラムです。
注意
注意:: Smart Card は絶対紛失しないように注意してください。コ
ンピュータが起動できなくなったりファイルにアクセスできなくなっ
たりします。使用するSmart CardがCard Readerに対応してるか
確認してください。 Read2-In-01 Smart Card Reader は
「standard PC/SC mini-chip」規格にのみ対応しています。
108
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.12 マルチチャンネルオーディオの設定
マルチチャンネルオーディオを使用する場合は、サポートCD の
「C-Media PCI Audio Driver and Applications」をインストー
注意
ルしてください。注意
注意: この機能を利用するには、4chまたは6chの
スピーカシステムが必要です。
5.12.1 C-Media オーディオミキサー
1. タスクバーのC-Mediaア
イコンをクリックすると
C-Media Mixerが起動します。または、
Main
Windowsのスタートメニューの「Main
Program
m」の「 P C I A u d i o
Applications & Audio Rack
Rack」を選択
します。
2. 「Tools
Tools」ボタンをクリックすると、
Tools
S/PDIF
S p e a k e rr、V
Volume
F、S
e、
Sound Effect
Effectメニューが有効になり
Speaker
ます。Speaker
Speakerメニューを用いてお使
いのスピーカシステムに合わせた設定
を行うことができます。4チャンネル
または6チャンネルシステムに応じ
て、Line-inとマイクロホンジャックの
機能を切り替えます。
5.12.2 C-Media
アプリケーション
C-Mediaアプリケーション
Main Program
PCI Audio
1 . スタートメニューの「M
m」- 「P
Applications
Multi-Channel Audio Demo
Applications」-「Multi-Channel
Demo」を起動すると
以下のアプリケー
ションを利用する
ことができます:
Audio Rack
「Audio
Rack」
CD Player
「CD
Player」
MIDI Player
「MIDI
Player」
Mixer
MP3
「Mixer
Mixer」「MP3
Player
Player」
ASUS P4S8X
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P4S8Xマザーボード
109
Demoには、スピーカシステムを調
2. PCI Multi-Channel Audio Demo
Demo
整するためのいくつかのDemo
Demoプログラムがあります。各プログ
Help
ラムについては、Help
Helpメニュー
を参照してください。「T V
b o x
x」 を ク リ ッ ク す る と
「S p e a k e r C h a n n e l
Configuration Menu
Menu」が起動
します。
Channel
3 . 「S p e a k e r
Configuration Menu」を用いる
Menu
とマルチチャンネルオーディオシ
ステムの各種設定を行うことがで
きます。
5.12.3 オーディオジャックの設定
以下の表は、3つのオーディオジャックをどのよう
に使用するかの設定です。「Line In」や「Mic」
ジャックをサブウーファやセンタースピーカ出力用
ジャックとして用いることができます。
コネクタの設定および機能
Headphone/ 4-Speaker
2-Speaker
6-Speaker
緑
Line Out/
Line Out/
フロントスピーカ フロントスピーカ
Line Out/
フロントスピーカ
青
Line In
リアスピーカ
リアスピーカ
ピンク
Mic In
Mic In
センタースピーカ,
サブウーファ
注意
注意:: センタースピーカとサブウーファの切り替えは「Bass/
Center Jumper」で行います。
110
第 5 章: ソフトウェア リファレンス