P4T533 仕様概要

P4T533 仕様概要
CPU
Intel(R) Pentium(R) 4 用ソケット 478
On-die 512/256KB L2 キャッシュ
チップセット
Intel 82850E MCH
Intel 82801BA ICH2 (B4)
フロントサイドバス
(FSB)
フロントサイドバス(FSB)
533/400 MHz
メモリ
2 x 232ピン 32ビット RIMM4200/3200準拠
Rambus DRAM (RDRAM) 最大2GB.
拡張スロット
1 x AGP Pro (1.5V のみ)
6 x PCI
IDE
2 x UltraDMA 100/66/33
オーディオ
オーディオ((オプション
オプション))
C-Media 8738-MX 6チャンネル PCI オーディオコントローラ
特別仕様
Promise(R) ATA133 / RAID 0/1 IDE コントローラ
Intel(R) 8256ET LANコントローラ (オプション)
ASUS JumperFreeTM モード
ASUS POST ReporterTM
ASUS EZ PlugTM
ASUS EZ Flash
ASUS MyLogo2TM
ASUS Q-Fan
ASUS Multi-language BIOS
S/PDIF 入出力モジュール (オプション)
Power Loss Restart
CPU VCORE 電圧変更可能
AGP 警告 LED
リアパネル I/O
1 x パラレルポート
2 x シリアルポート
1 x PS/2 キーボードポート
1 x PS/2マウスポート
2 x USB 2.0 ポート
2 x USB 1.1 ポート
1 x RJ45 ポート (オプション)
Line In/Line Out/マイクロホンポート (オプション)
オンボード I/O
1 x USB 2.0 端子(2 x 増設USBポート)
1 x USB 1.1 端子(2 x 増設USBポート)
CPU/電源/ケース冷却ファンコネクタ
20ピン/4ピン ATX電源コネクタ
IDE LED/電源LEDコネクタ
ケース開放警報、SMBusコネクタ
Front Panel/ SIR コネクタ
GAME/MIDI コネクタ
S/PDIF 入出力コネクタ
スマートカードコネクタ(オプション)
iPanel フロントパネルコントローラコネクタ
CD/AUX/モデム オーディオコネクタ (オプション)
フロントパネルオーディオコネクタ (オプション)
BIOS features
i
P4T533 仕様概要
BIOS 機能
Industry standard
4Mb Flash ROM, Award BIOS, TCAV, PnP, DMI2.0,
WIM2.0, SM BIOS 2.3, ASUS EZ Flash
Manageability
工業規格
PCI 2.2, USB 2.0, USB 1.1
管理機能
Form Factor
WfM 2.0. DMI 2.0, WOL/WOR by PME, ケース開放警報,
SMBus
Support CD contents
フォームファクタ
ATXフォームファクタ: 12 in x 9.6 in (30.5 cm x 24.5 cm)
サポート
CD
サポートCD
ii
デバイスドライバ
ASUS PC ProbeTM
ASUS LiveUpdateTM
WinbondTM Voice Editor
Trend MicroTM PC-cillin 2002 アンチウィルス
CyberLinkTM Power Player SE, VideoLive Mail
Welcome!
ASUS(R) P4T533 マザーボードをお買い上げありがとうございます
マザーボードをお買い上げありがとうございます!!
ASUS(R) P4T533マザーボードは、最新の技術を採用した末長くお使い頂
けるマザーボードです。ASUS(R) P4T533 は、家庭用PCやワークステー
ションに最適なマザーボードです。
P4T533 は、チップセットに Intel(R) 850Eを採用し、最新の 478ピン Intel
(R)
Pentium(R) 4 プロセッサに対応しています。また、以下の最新技術に
対応しています。
~ CPU サーマルプロテクション
~ 最大 2GBのRIMM4200/RIMM3200 RDRAM に対応
~ 高解像度グラフィックス対応 AGP Pro スロット
~ 3Dサウンド対応デジタルオーディオ
~ Intel(R) LAN オンボード (オプション)
~ Windbondチップ内蔵 ASUS(R) Vocal Post ReporterTM
~ USB標準4ポート+増設8ポート
ご使用になる前に、以下のチェックリストを用いて梱包内容を確認してください。
1.1 パッケージ内容
P4T533パッケージには以下が含まれています。ご確認ください。
ASUS P4T533マザーボード (ATXフォームファクタ: 12-in x 9.6-in)
ASUS P4T533 サポートCD
3x UltraDMA/66/100 IDE用80芯40ピン フラットケーブル
IDE用40ピン フラットケーブル
3.5インチFDD用フラットケーブル
S/PDIF入出力モジュール
2ポート USB 2.0 / Game ポート モジュール
予備ジャンパ(袋入り)
ユーザーガイド(本書)
I/Oシールド
1x C-RIMM モジュール
万一、欠品や破損品がある場合は、販売店にご連絡ください。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
1
1.2
主な仕様
P4T533 マザーボードは、最新の規格・標準に基づいて設計されています。
最新のCPU・メモリに対応し、ユーザーのあらゆる要求にお応えすることが
できます。
最新の P4 プロセッサに対応
プロセッサに対応: Intel Socket 478対応 Pentium (R) 4
NorthwoodTM プロセッサに対応します。Pentium 4 プロセッサは、
0.13ミクロンプロセス、512KB L2キャッシュ、533 MHz FSB、シス
テムクロック 133MHz、最大データ転送速度 4.3 GB/sという特徴が
あります。Pentium 4 プロセッサは、オーディオ、ビデオ、インター
ネットに優れた性能を発揮します。(詳しくは P.11 および 23をご覧く
ださい。)
ノースブリッジチップセット
ノースブリッジチップセット:: Intel(R) 850E チップセット (82850Eメモリ・
コントローラ・ハブ、I/O コントローラ・ハブ、ファームウェア・ハブ) を
採用し、AGP 4X モード(1.5Vのみ)、533/400MHz 外部バスクロック
(FSB)、デュアルチャンネルRDRAMに対応しています。
Intel ICH2: Intel I/O Controller Hub 2 (82801BA ICH2 B4)は、100MB/
秒のバースト転送に対応するUltraDMA/100、2個のUSBコントロー
ラによる計4つのUSBポートを提供します。
Intel(R) アクセルレ
アクセルレ--タ・ハブ
ハブ・・アーキテクチャ採用
アーキテクチャ採用:: PCIバスの2倍に相当す
る 266MB/秒のデータ転送帯域幅を持ちます。ICH2(I/O) から MCH
(メモリ) へ大容量のデータを効率良く転送できます。
RIMM4200/3200 メモリ対応
メモリ対応:: 232ピン Rambus Inline Memory Module
RIMM4200/3200
32
ビット
ビットRIMM4200/3200
RIMM4200/3200準拠
(RIMM)用スロットを4本装備し、3
2ビット
Rambus DRAM (RDRAM)を最大2GB搭載可能です。(詳しくは P.16
をご覧ください。)
Optional Promiseィ chip
chip:: 本マザーボードには Promise(R) IDEコントロー
ラチップが搭載されており、ATA133 および UltraDMA/133に対応し
ます。また、ハイパフォーマンスな RAIDシステムを構築することがで
きます。RAID 0 は「ストライピング」と呼ばれ、2台のHDDを1台
のHDDのように取り扱いデータの読み書きを行います。RAID 1 は「ミ
ラーリング」と呼ばれ、2台のHDDに対し同じデータを同時に書き込み
ます。(詳しくは P.102 をご覧ください。)
Smart BIOS: 4MビットROM対応BIOSにより、簡単な操作でマザーボー
ドの設定を行えます。CPUコア電圧や CPU/メモリのクロックの変更、
ブートブロックの保護、ブート機器を HD/SCSI/MO/ZIP/CD/FDから
選択する、といったことが出来ます。
オンボード LAN: オンボードに Intel(R) 82562ET PHYチップを搭載し、
10BASE-T/100BASE-TX Fastイーサネットに対応します。ブロード
バンド環境を簡単に構築できます。(対応モデルのみ)
拡張性
拡張性:: 1×AGP Pro, 4×USBポート, 2×USB端子, 2×COMポート, 6
×PCI スロット, S/PDIFデジタルオーディオ, iPanel, Front Audio
Panel, SMB, Game, Front Panel/CIR 赤外線通信, パラレル, PS/2
マウス, PS/2キーボード, RJ45 (オプション), マイクロホン, Line-In /
Line-Out ジャック, 標準ATX, AUX および12V 電源コネクタ。
2
第 1 章: はじめに
1.3
ASUS
独自仕様
ASUS独自仕様
ASUS EZ PlugTM
(P.38 参照.)
ASUS独自の EZ PlugTM 補助電源システムは、P4対応マザーボードで
従来のATX電源をそのまま利用できるようにしたテクノロジーです。
ATX電源のドライブ用4ピンコネクタをマザーボードで利用できるよう
にしました。ASUS EZ PlugTM を用いると Pentium 4 をより安定し
て動作させることができます。
ASUS EZ Flash BIOS
(P.51 参照.)
ASUS EZ Flash は、ファームウェアレベルでBIOSアップデートを行う機能で
す。BIOSアップデートのためにフロッピーディスクから、DOSを起動する必要
がなくなりました。
ASUS POST ReporterTM
(P.27, 48, 71, 94 参照.)
コンピュータの起動時に実行される Power-On Self-Tests (POST)に
音声メッセージを追加する機能です。POSTメッセージを「声」で聞く
ことができます。また、付属の Winbond Voice Editorを用いると、
日本語のメッセージに変更したり、ユーザーが録音した独自のメッセー
ジを使用することができます。
ASUS MyLogo2TM
(P.98 参照 .)
コンピュータの起動時にロゴを表示するスペシャルユーティリティで
す。コンピュータのPOST中に画像をフルスクリーンで表示します。画
像はあらかじめ用意されていますが、ユーザーが独自に作成することも
可能です。
ASUS Q-Fan feature
(P.78 参照.)
システムの状態に応じて、冷却ファンの回転数を自動制御する機能で
す。低騒音・低振動コンピュータを構築するのに役立ちます。
ASUS Multi-language BIOS
(P.59 参照.)
BIOSメッセージがマルリンガルに対応しました。BIOSセットアップを
よりわかりやすく簡単に行うことができます。対応言語は、ASUSの
WEBサイトをご覧ください。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
3
1.4
各部の名称と機能
P4T533マザーボードをお使いになる前に、その構成と特徴を理解してくだ
さい。マザーボードの各コンポーネント(部品)の取り扱い方法をよく理解す
ることにより、組立時のトラブルを防ぎ、また、将来のアップグレードにも
役に立ちます。
配置
対応プロセッサ
チップセット
メインメモリ
拡張スロット
主なシステム I/O
ハードウェアモニター
特別仕様
ネットワーク
オーディオ
電源
フォームファクタ
4
Pentium 4 プロセッサ用Socket 478 ...................................... 2
外部クロック設定用DSW1スイッチ ......................................... 9
クロック倍率設定用DSWスイッチ .......................................... 15
Intel 850E ノースブリッジ ....................................................... 3
Intel(R) ICH2 サウスブリッジ ................................................. 12
Multi-I/O コントローラ ........................................................... 13
4Mビット プログラマブル Flash EEPROM .......................... 19
Promise(R) RAID / ATA-133 コントローラ ........................... 22
Multi-I/O コントローラ ........................................................... 23
2 ×32ビット PC1066/800 RIMMメモリスロット ................. 4
6× PCI スロット .................................................................... 27
Accelerated Graphics Port (AGP) Pro スロット ............. 32
フロッピーディスクドライブコネクタ ...................................... 8
2× IDE コネクタ(UltraDMA/133 対応) ............................... 10
2× IDE コネクタ(RAID 対応) ................................................ 14
Smart Card コネクタ ............................................................ 16
iPanel / 赤外線コネクタ .......................................................... 17
システムPanel コネクタ ......................................................... 18
USB 増設端子(USB1.1) ......................................................... 20
USB 増設端子(USB2.0) ......................................................... 21
Game 端子 .............................................................................. 31
PS/2 マウスコネクタ ...................................................... (緑) 33
パラレルコネクタ ..................................................................... 34
USB 2.0 コネクタ(Port 3/4) ................................................ 39
2× シリアルポート (COM1/2) ............................................ 40
USB 1.1 コネクタ(Port 1/2) .................................................. 41
PS/2 キーボードコネクタ ............................................... (紫) 42
システム電圧モニタ (ASUS ASIC内蔵) ................................ 11
オンボードLED ........................................................................ 24
オンボードAGP 警告LED ......................................................... 7
モデムコネクタ ........................................................................ 29
RJ45 コネクタ(オプション) .................................................... 35
(音源搭載モデルのみ)
S/PDIF コネクタ ..................................................................... 25
オーディオコントローラチップセット .................................... 26
オーディオコネクタ ................................................................. 30
フロントパネルオーディオコネクタ ........................................ 28
水色)) 36
Line In ジャック .......................................................... (水色
Line Out ジャック ...................................................... (黄緑
黄緑)) 37
桃色)) 38
マイクロホンジャック ................................................. (桃色
AUX12V1 EZ PLUG 電源コネクタ ........................................ 5
ATX 電源コネクタ ..................................................................... 6
ATX12V 電源コネクタ .............................................................. 1
ATX
第 1 章: はじめに
1.4.1 部品配置図
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
5
1.5
その他の便利な機能
簡単なクロック設定
・ JumperFreeTM モードにより、BIOS設定でCPUのクロックを簡単に変
更できます。
・ Stepless Frequency Selection (SFS) により、バスクロックを 1MHz
単位で変更できます。 (P.66参照.)
・ FSB/AGP/PCI クロック比を変更できます。 (P.23, 24, 66参照.)
・ Vcore 電圧を変更できます。 (P.27 および 66参照.)
温度・・ファン回転数
ファン回転数・・電圧モニター
電圧モニター: ハードウェア(ASUS ASIC)や添付ソフ
温度
トウェア(ASUS PC Probe)により、CPUやシステムの電圧・温度、冷
却ファンの回転数などを簡単に監視・管理できます。
Advanced Configuration and Power Interface)
ACPI 対応
対応:: ACPI (A
は、OSが直接電源を管理するシステム(OSPM)のための節電機能を備
えています。 (P.31 および 67参照.)
USB2.0: 最新のUSB 2.0規格に対応します。データ転送速度は、USB 1.1
の 12 Mbpsから 480 Mbpsへと大幅に向上しています。注意: USB
2.0 は Win98/WinME ではサポートされていません。
デジタルオーディオ
デジタルオーディオ:: オンボードにデジタルオーディオコントローラとコ
ネクタを搭載し、Sony/Philips Digital Interface (S/PDIF)デジタル
オーディオ、同軸出力に対応しています。S/PDIFモジュールはオプ
ションです。 (P.44参照.)
オプション):
オンボードオーディオ ((オプション
オプション
): オンボードにCMI-8738 PCI オーディ
オチップを搭載し、6チャンネルHRTF 3Dオーディオ機能に対応して
います。添付のソフトウェアを用いて、3Dサラウンドシステムを簡単に
実現することができます。 (P.100参照.)
多機能電源ボタン
多機能電源ボタン:: BIOSで、電源ボタンの機能を「スタンバイ」または
「ソフトオフ」に切り替えることができます。 どちらのモードにおいて
も4秒以上押し続けると「ソフトオフ」として機能します。
自動ファン制御:: スリープモード時には、冷却ファンの回転は自動で停止し
自動ファン制御
ます。
ケース開放警報
ケース開放警報: コンピュータのハードウェア的セキュリティ機能を実現
します。ASUS ASIC により、盗難防止スイッチなどの状態を検出・記
録できます。. (P.40参照.)
2.1
マザーボードの取り付け
作業の前に、お使いのケースにマザーボードが物理的に取り付け可能かど
うかを確認してください。P4T533 は、ATXフォームファクタ、24.5
cm×30.5 cmで、標準的なATXケースに取り付け可能です。
マザーボードの取り付け作業を行う場合は、電源コネクタを接続しな
いでください。オンボードLEDが消灯していることを確認して、作業
を行ってください。
2.1.1 取り付け方向
ケースとマザーボードの向きを合わせます。シリアルポートなどの外部コ
ネクタがある辺が、ケースの背面パネルに向くようにします。下図を参照
してください。
2.1.2 取り付け穴
マザーボード上にある9ヶ所の穴を使用して、マザーボードをケースにネ
ジ止めします。
ネジは強く締めすぎないでください。マザーボードを破損する恐れが
あります。
こちらの辺が、ケー
スの背面になる向き
にします。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
7
2.2
マザーボードレイアウト
オンボード音源 および LAN は、搭載されていないモデルがありま
す。これらのパーツは上図では灰色で示してあります。
8
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.2.1 レイアウト目次
CPU, メモリ および拡張スロット
1) Socket 478
p. 12 CPU
2) Heatsink
p. 13 ヒートシンク および ファン
3) Memory
p. 16 メインメモリ
4) PCI 1/2/3/4/5/6
p. 19 32ビット PCI バズ拡張スロット
5) AGP Pro
p. 21 AGPスロット
マザーボード設定 ((スイッチおよびジャンパ
スイッチおよびジャンパ
スイッチおよびジャンパ))
1) JEN
p. 22 JumperFree モード設定 (Disable/Enable)
2) DSW1
p. 23 CPUクロック周波数設定 (スイッチ 1-5)
3) DSW
p. 24 CPU クロック倍率設定 (スイッチ 1-4)
4) USB_EN
p. 25 USB設定 (Enable/Disable)
5) USBPWR01, 23
p. 25 USBデバイス Wake-up (+5V / +5VSB)
p. 26 Bass Center 切り替え (Bass Center / Center Bass)
6) BCS1, BCS2
7) KBPWR
p. 26 キーボードWake Up (+5V, +5VSB)
8) OVER_VOLT
p. 27 CPU Over Voltage 設定 (Normal / OverVoltage)
9) SPEECH
p. 27 スピーカ選択 (Buzzer / Lineout)
11) RAID_SW
p. 28 RAID IDE 設定(Enable / Disable)
12) CLRTC
p. 29 RTC RAMクリア
コネクタ
1) PS2KBMS
p. 31 PS/2マウスポート (6 ピン メス)
2) PS2KBMS
p. 31 PS/2 キーボードポート (6 ピン メス)
3) USB
p. 32 USBポート 0, 1, 2 & 3 (2x 4 ピン メス)
4) PRINTER
p. 32 パラレルポート (25 ピンメス)
5) COM1/ 2
p. 32 シリアルポート (9 ピン オス)
6) AUDIO
p. 33 オーディオコネクタ (3x ミニジャックAUDIO)
7) RJ45
p. 33 LANポート (4 ピンメス) (オプション)
8) IDE_LED
p. 34 IDEアクセス LED (2ピン)
9) PRI_, SEC_IDE
p. 35 Primary / Secondary IDE コネクタ(2x 40-1 ピン)
10) PRI_, SEC_RAID
p. 36 Primary / Secondary RAID IDE コネクタ. (2x 40-1 ピン)
11) FLOPPY
p. 37 FDDコネクタ (34-1 ピン)
12) PWR, CPU, CHA_FAN p. 37 電源、ケース、CPUファンコネクタ (3x 3 ピン)
13) ATXPWR,
p. 38 ATX 電源コネクタ (20 ピン, 4ピン, 4ピン )
12V EZ_PLUG, ATX12V
14) SMB
p. 38 SMBus コネクタ(6-1ピン)
15) USB11_34
p. 39 USB増設端子(10-1 ピン)
16) USB20_34
p. 39 USB 2.0増設端子(10-1 ピン)
17) CD, AUX, MODEM p. 40 内蔵オーディオコネクタ (3x 4-1 ピン) (オプション)
18) CHASSIS
p. 40 ケース開放警報コネクタ (4-1 ピン)
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
9
19) SMARTCON
20) FP_LO_SWL, FP_LO_SWR
21) AFPANEL
22) LINE_IN
23) AAPANEL
24) SPDIF
25) GAME
26) TRPWR
27) PLED
28) KEYLOCK
29) SPEAKER
30) MLED
31) SMI
32) PWRSW
33) RESET
2.3
p. 41 Smart Card Reader コネクタ(14-1ピン) (オプション)
p. 41 Line-out切り替えジャンパ (2x 2 ピン)
p. 42 ASUS iPanel / 赤外線コネクタ (24-1 ピン)
p. 43 フロントパネルオーディオ Line In 端子(5 ピン)
p. 43 フロントパネルオーディオ コネクタ (10-1 ピン)
p. 44 デジタルオーディオ (4-1 ピン) (オプション)
p. 44 Game 端子(16-1 pin GAME)
p. 45 電源温度センサコネクタ (2ピン)
p. 46 システム電源 LED 端子(3-1 ピン)
p. 46 キーボードロックスイッチ端子 (2 ピン)
p. 46 ビープ音スピーカ端子 (4 ピン)
p. 46 システムメッセージ LED 端子(2 ピン)
p. 46 システム管理割り込み端子 (2 ピン)
p. 46 ATX 電源スイッチ / Soft-Offスイッチ端子 (2 ピン)
p. 46 リセットスイッチ端子 (2ピン)
作業をはじめる前に
マザーボードの取り付け作業および設定を行う前に、以下の注意事項をよ
くお読みください。
1. コンピュータ内部に触れる場合は、電源コンセントからプラグを
抜いて下さい。
2. アースされたリストストラップを用いてください。ない場合は、電源
シャーシ等金属部分に触れて、作業者の静電気を逃がしてください。
3. カード類を持つ時は、基板の端を持ち、基板や IC、コネクタ部分
に触れないようにしてください。
4. 取り外したカード類はアースされたパッドの上に置いてくださ
い。例えば、カードが入っていた袋が利用できます。
5
10
マザーボードの電源コネクタを接続する際には、
ATX
電源装置が
マザーボードの電源コネクタを接続する際には、ATX
ATX電源装置が
オフであることを確認してください。
オフであることを確認してください。電源が入ったまま作業を行
うと、マザーボードや他の部品が破損する恐れがあります。部品
の取り付けを行わない場合でも、誤って部品やコネクタに触れて
短絡事故などを起こす危険性があります。
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.4
CPU(
中央演算処理装置
CPU(中央演算処理装置
中央演算処理装置))
2.4.1 概要
本マザーボードは、478ピン ZIF(Zero Insertion Force)ソケットを持ち
ます。これは、478ピン Intel(R) Pentium(R) 4 プロセッサ用のソケットで
す。
Intel Pentium 4 プロセッサは、478ピン Flip-Chip Pin Grid Array 2
(FC-PGA2) パッケージに納められ、Intel NetBurstTM マイクロアーキ
テクチャをサポートします。これは、最新のハイパーパイプラインテクノ
ロジーを利用した高速エンジンで、FSB 533MHz および 400MHz、外
部キャッシュをサポートします。また、より高速なクロックに対応しデー
タ転送スピードは、FSB 533MHzで4.3GB/秒、FSB 400MHzで
3.2GB/秒に達します。
金色の印
CPUの上面には金色の印があります。この印はCPUの1番ピンを示して
いて、ソケットの1番ピンと向きを合わせる目印になります。
CPUを間違った向きに取り付けようとするとピンを破損する恐れがあ
ります。478ピンプロセッサは特にピンが折れやすいので注意してく
ださい。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
11
2.4.2 CPU の取り付け
以下の手順に従ってCPUを取り付けます。
1. 478ピン ZIFソケットの位置を確認し、
取り付けの障害になるものがないか確
認します。ソケットのレバーを引き上
げます。レバーは一旦横方向にスライ
ドさせるとソケットから外れます。90
∼100°の角度になるまで、引き上げ
ます。
金色の印
2. CPUとソケットの向きを合わせます。
金色の矢印がレバーの根元になるよう
にします。
CPUは一方向にしか取り付けられないようになっています。間違った向き
に無理に取り付けようとすると、CPUのピンを折る恐れがあります。向き
が合っていれば、力を入れなくてもCPUはソケットに挿入されます。
3. CPUをソケットに挿入します。レバーを閉じてCPUを固定します。レ
バーをソケットにロックします。
4. ヒートシンクとファンを取り付けます。
5. CPUにヒートシンクとファンを乗せます。ヒートシンクはCPU全体を
覆うように取り付けてください。ヒートシンクの取り付け金具を慎重に
CPUソケットに固定します。ヒートシンクは自重でCPUに乗せるよう
にしてください。余分な力は不要です。
ヒートシンクの取り付け金具(クランプ)でマザーボード基板に傷をつけ
ないように注意してください。CPU上面のコンデンサがヒートシンクに
触れないように注意してください。短絡事故の原因になります。CPUと
ヒートシンクの説明書もよくお読みください。
CPUを取り付けたあと、外部バス周波数と倍率の設定を確認してくださ
い。ソケット478 CPUは、温度センサを内蔵しているので、別途温度
センサを取り付ける必要はありません。
12
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.4.3 ヒートシンクと冷却ファンの取り付け
478ピン Intel(R) Pentium(R) 4 プロセッサには、冷却のための専用のヒー
トシンクとファンが必要です。
ボックス製品の 478ピン Intel Pentium 4 プロセッサには、専用の
ヒートシンクとファンおよびリテンションが付属しています。
バルク製品の場合、別途 Intel 認定のヒートシンクとファンを用意する
必要があります。
以下の手順で、ヒートシンクとファンを取り付けます。
1. ヒートシンクをCPUに乗せます。ヒートシンクがリテンションベース
にぶつからないようにしてください。
リテンションベースはマザーボードに取り付け済みです。
CPUや他のパーツを取り付ける場合に、リテンションベースを取り外
す必要はありません。
CPU
ヒートシンク
リテンションベース
ボックス製品の 478ピン Intel Pentium 4 プロセッサには、CPU・
ヒートシンク・リテンションの取り付けマニュアルが付属しています。
CPU付属のマニュアルと本書の内容が異なる場合は、CPU付属のマ
ニュアルに従ってください。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
13
2. ファンとリテンション(一体化しています)をヒートシンクに取り付け
ます。リテンションの4つのフックが、リテンションホール(穴)に合
うように向きを調節してください。
ヒートシンクとファン/リテンションは、必ずセットになったものを使
用してください。正しいものを使わないとリテンションのフックと
ホールの位置が合わなくなります。
リテンションロック
リテンションフック
(リテンションホール
に取り付けた状態
に取り付けた状態))
リテンションの取り付け作業は、リテンションロックが開いた状態で
行ってください。
14
第 2 章: ハードウェア セットアップ
3. リテンションロックを押し下げ、リテンションを固定します。
リテンションが正しい向きに取り付けられていないと、ロックできま
せん。
2.4.4 CPU
ファン電源コードの接続
CPUファン電源コードの接続
ファン・ヒートシンク・リテンションを取り付けた後に、CPUファンの電
源コードを接続します。電源コードのコネクタをマザーボードの
CPUFAN1 コネクタに接続します。
CPU
ファンコネクタ
CPUファンコネクタ
(CPUFAN1)
CPUファンコネクタを接続しないと、ハードウェアモニタで警告が出
ます。必ず接続してください。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
15
2.5
メインメモリ
2.5.1 概要
Rambus Inline Memory Modules)ソ
232ピンRIMM
本マザーボードは、232
232
RIMM (R
ケットを2本搭載しています。各ソケットは、64Mbit,128Mbit,256Mbitモ
ジュール、32ビットRIMMをサポートします。
配置
メモリモジュール
小計
RIMM1
(Rows 0&1)
RDRAM
and/or C-RIMM (ソケット未使用時.)
x1
RIMM2
(Rows 2&3)
RDRAM
and/or C-RIMM (ソケット未使用時.)
x1
合計メモリ容量
=
( 最大2GB )
空きスロットには、必ず C-RIMM(Continuity RIMM)モジュールを
取り付けてください。C-RIMMはターミネータの一種で、マザーボー
ドからの信号線が切断されるのを防ぎます。これは、Rambusイン
ターフェイスの電気的な仕様による制約です。具体的な方法は下図を
参考にしてください。
16
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.5.2 メモリの取り付け
メモリ(RIMM)の取り付け方向に注意してください。
重要
重要:: メモリモジュールの端子部分に触れないでください。モジュー
ルを持つ時は基板の端を持ってください。
○ ○ ○
○ ○ ○
1. メモリモジュールの刻み目をRIMMソケット内の山に合わせます。
2. イジェクトレバーを開放位置(上図参照)にセットし、メモリモジュール
をゆっくりと確実にソケットに押し込みます。イジェクトレバーをメモ
リモジュールの横の刻み目に合うように閉じます。必要ならイジェクト
レバーを内側に押し込みメモリモジュールを固定します。
メモリを追加・交換した場合には、ハードウェアやBIOSの設定変更は不要です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
17
2.5.3 メモリの取り外し
メモリを取り外す場合は、イジェクトレバーを外側に開き、メモリモジュー
ルをソケットからまっすぐ上に引き抜きます。
RIMMモジュールは動作中、大変熱くなります。火傷などを防ぐた
め、モジュールが十分冷めてから取り外してください。
2.5.4 RIMM ついての注意事項
32
ビット 1066/800MHz RIMM 動作確認リスト
32ビット
以下は本マザーボードで動作確認済みのメモリモジュールです。
ベンダー
型番
型番// チップ番号
タイプ
タイプ// 容量 / デバイス
Samsung
MD-18R1624AF0-CN9
4200 / 128MB / 4d
Samsung
MD-18R1628AF0-CN9
4200 / 256MB / 8d
Samsung
MD-18R162GAF0-CN9
4200 / 512MB / 16d
Samsung
MD18R1624AF0-CM8
3200 / 128MB / 4d
Samsung
MD18R1628AF0-CM8
3200 / 256MB / 8d
Samsung
MD18R162GAF0-CM8
3200 / 512MB / 16d
Elpida
MC-4R128FKK8K-840
3200 / 128MB / 4d
Elpida
MC-4R256FKK8K-840
3200 / 256MB 8d
上記の動作確認済みのメモリモジュールを用いてください。その他の
ものは動作しない場合があります。最新情報については、ASUSの
http://www.asus.com をご参照ください。
WEBサイト:http://www.asus.com
RIMM4200 は 533MHz CPU でのみ使用できます。400MHz CPU
では使用しないでください。
18
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.6 拡張スロット
拡張スロットは、拡張カードと呼ばれる増設カード用のコネクタです。本
マザーボードには、PCIスロット×6、AGP(Accelerated Graphics
Port)スロット×1があります。以下を参照して拡張カードを取り付けて
ください。
拡張カードを取り付け・取り外しする場合は、必ず電源プラグを抜いて
ください。マザーボードと拡張カードを破損する恐れがあります。
2.6.1 拡張カードの取り付け
以下の手順に従って、拡張カードを取り付けます。
1. 拡張カードの説明書をよく読んで、必要に応じてジャンパ等のハード
ウェア/ソフトウェアの設定を行います。
2. コンピュータのカバーを外します(マザーボードがケースに取り付け済
みの場合)。
3. 使用するスロットのネジとブラケットを外します。ネジはあとで使用
します。
4. カードとスロットのコネクタの向きを合わせ、しっかりと押し込みます。
5. 上記で外したネジを用いて、カードを固定します。
6. コンピュータのカバーを取り付けます。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
19
2.6.2 拡張カードの設定
拡張カードを取り付けたあと、いくつかの設定とソフトウェアの調整が必要です。
1. 必要に応じてBIOSの設定を変更します。詳しくは第4章を参照して
ください。
2. 以下の表を参考にして、拡張カードに IRQを割り当てます。
3. カードに必要なドライバ・ソフトウェアをインストールします。
標準
的な割り込みの割り当て
標準的な割り込みの割り当て
IRQ
0
1
2
3*
4*
5*
6
7*
8
9*
10*
11*
12*
13
14*
15*
優先順位
1
2
N/A
11
12
13
14
15
3
4
5
6
7
8
9
10
一般的な機能
システムタイマ
キーボードコントローラ
プログラム可能な割り込み
シリアルポート(COM2)
シリアルポート(COM1)
サウンドまたはパラレルポート2
フロッピーディスクコントローラ
パラレルポート(LPT1)
リアルタイムクロック
ACPI モード
PCIステアリング用IRQホルダ
PCIステアリング用IRQホルダ
PS/2マウス
コプロセッサ
プライマリ IDE
セカンダリ IDE
*これらのIRQは、通常PCI および ISA デバイス用のものです。
本マザーボードでの割り込み一覧表
A
B
C
E
F
D
PCI スロット1 共有
PCI スロット2 PCI スロット3 PCI スロット4 - 単独使用 PCI スロット5 共有
PCI スロット6 - 単独使用 USB 2.0
共有
AGP Pro 単独使用単独使用 オーディオ
共有
Promise
-
G
共有
共有
共有
H
共有
共有
-
IRQを共有するPCI スロットに複数のカードを挿す場合は、そのカー
ドが「IRQ共有」に対応しているか、またはIRQを必要としないもの
かを確認してください。IRQが衝突すると、システムを不安定にした
り、そのカードが使えなくなったりします。
20
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.6.3 PCI スロット
本マザーボードは、6本の32ビット PCI スロットを持ちます。LAN、
SCSI などのPCI 準拠の拡張カードを利用できます。以下の写真はPCIス
ロットにLANカードを取り付けた例です。
2.6.4 AGP スロット
本マザーボードは、AGP 4X/2Xカード対応の Accelerated Graphics
(AGP) Port スロットを持ちます。
注意
注意!! AGP/AGP Pro カードを取り付け・取り外しする場合は、必ず
電源プラグを抜いてください。マザーボードと拡張カードを破損する恐
れがあります。
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P4T533マザーボード
21
2.7 ジャンパ
マザーボードの設定およびカスタマイズは、いくつかのジャンパを用いて行
います。
マザーボードクロック周波数設定 (DSW スイッチ
スイッチ))
マザーボードのクロック周波数の設定はDSWスイッチを用いて行いま
す。以下の図は、工場出荷時の設定です。
DSWスイッチおよびジャンパの設定を変更する場合は、内容をよく
理解した上で本章に従って行ってください。
1. JumperFreeTM モード (JEN)
このジャンパでJ u m p e r F r e e T M モードの有効/ 無効を切り替えます。
JumperFreeTMモードにすると、BIOSセットアップで設定を行えるように
なります(4.4章参照)。
22
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2. CPU 外部クロック周波数設定 (DSW1 スイッチ 1-5)
クロック発生器が、CPU、メモリ、AGPおよび PCIバスに供給する周波数
を設定します。これは、CPUの外部クロック周波数に相当します。このク
ロック周波数を規定倍したものが、CPUの内部クロックになります。
重要
重要::
1. この機能を用いる場合は、JENジャンパを Jumper Mode [1-2]
に設定してください(「1, JumperFreeTM モード」参照)
CPU
100
105
110
115
120
133
136
140
145
MHz
AGP PCI
67
33
70
35
73
37
77
38
80
40
67
33
68
34
70
35
73
36
外部クロック設定表
DSW1
1
2
3
4
[OFF] [OFF] [OFF] [OFF]
[OFF] [ON]
[ON]
[OFF]
[OFF] [OFF]
[ON]
[OFF]
[OFF] [ON]
[OFF]
[ON]
[OFF] [OFF] [OFF]
[ON]
[OFF] [OFF] [OFF] [OFF]
[ON] [OFF] [OFF] [OFF]
[ON] [ON]
[ON]
[OFF]
[OFF] [ON]
[OFF]
[ON]
5
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
警告
警告!! お使いのCPU および メモリに適したクロック周波数に設定して
ください。それ以外の設定を用いると、システムが不安定になったりハ
ングアップします。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
23
3. CPU クロック倍率設定 (DSW スイッチ 1-4)
DSW スイッチ(1-4)で、CPUの内部クロックと外部クロックの倍率を設定
します。CPUの内部クロックとバスクロック(133/100MHz)に従って設定
します。
重要
重要::
1. この機能を用いる場合は、JENジャンパを Jumper Mode [1-2]
に設定してください(「1, JumperFreeTM モード」参照)
MHz 倍率
533 12.0x
13.0x
16.0x
17.0x
18.0x
19.0x
20.0x
21.0x
22.0x
23.0x
400 16.0x
17.0x
18.0x
19.0x
20.0x
21.0x
22.0x
23.0x
24.0x
24
クロック倍率設定表
DSW
1
2
3
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF] [OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF] [OFF]
[OFF] [OFF] [OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF] [OFF] [OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF] [OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF] [OFF]
[OFF] [OFF] [OFF]
4
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
第 2 章: ハードウェア セットアップ
4. USB 設定
(3
ピン USB_EN)
設定(3
(3ピン
USB増設端子を用いる場合は Enabled(デフォルト)に設定します。[2-3] に
設定すると上記端子は無効になります。
5. USB
デバイス
Wake-Up (2x3
ピン USBPWR_12, 34)
USBデバイス
デバイスWake-Up
(2x3ピン
デフォルト設定 [1-2] (+5V) で、スリープモードからUSB機器を用いての
復帰が可能です。[2-3] (+5VSB) に設定すると Wake-UP機能が無効にな
ります。
ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。適切な電源をもちい
ないとシステム電源が入らなくなります。動作時およびスリープモー
ドでのUSBデバイスの消費電力が、ATX電源の+5VSBの容量を越え
ないようにしてください。
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P4T533マザーボード
25
6. Bass Center 切り替え (2x3 ピン BCS1, BCS2)
6chオーディオシステムを使用する場合のスピーカ出力の設定を行います。
オスのオーディオジャックには標準がありません。そのため、ジャンパを
Center/Bass から Bass/Center に切り替えて、内蔵の Line-In, LineOut, Mic メスソケットのオーディオ信号を切り替える必要があります。サ
ポートCDのオーディオドライバを用いてテストを行ってください。
7. キーボード
Wake Up (3 ピン KBPWR)
キーボードWake
キーボードパワーアップ機能の有効/無効を切り替えます。デフォルトは [12], +5Vで無効になっています。このジャンパを +5VSB にセットすると、
キーボードのスペースバー(デフォルトの場合)で電源をオンすることができ
ます。この機能を用いるには、ATX電源の+5VSB に最低300mAの容量が
必要です。適切な電源を用いずに、この機能を有効 にすると電源が入らな
くなります。また、同時にBIOSの設定が必要です。BIOSセットアップの
「4.5.1 Power Up Control:Wake On PS2 Keyboard」と同時に設定し
てください。
26
第 2 章: ハードウェア セットアップ
8. CPU Over Voltage 設定 (3 ピン OVER_VOLT)
CPU電圧を設定します。デフォルトの [2-3] は CPUに過剰な電圧がかか
らないようになっています。[1-2] に設定するとBIOSセットアップで CPU
電圧を変更することができるようになります。高い電圧設定は、CPUにダ
メージを与える恐れがあります。デフォルトで使用することをお薦めしま
す。
9. スピーカー選択 (3
ピン SPEECH)
(3ピン
ASUS POST ReporterTM(音声メッセージ)の出力先を設定します。1-2 に
設定するとケース内蔵のスピーカー、2-3 に設定するとリアパネルの Line
Outジャックから出力されます。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
27
10. RAID IDE Setting (3 pin RAID_SW)
IDE RAID 機能の有効/無効を切り替えます。デフォルトの [1-2]では、
RAIDは有効になっています。ジャンパを [2-3] にすると RAID は無効に
なります。
28
第 2 章: ハードウェア セットアップ
11. RTC RAM クリア (2
ピン CLRTC)
(2ピン
このジャンパをショートさせるとCMOS内のReal Time Clock (RTC)
RAMをクリアできます。このメモリには、システムの日付・時間、BIOSの
各種設定、パスワードなどが記憶されています。システムに問題があり、こ
れらの設定を初期状態に戻したい場合、このジャンパをショートします。
RTC RAM クリアの方法:
1. コンピュータの電源を切りコンセントから電源プラグを抜く。
2. バッテリー(ボタン電池)を取り外す。
3. CLRTCにジャンパキャップをはめて数秒間ショートさせる。
4. ジャンパキャップを取り外す。.
5. バッテリーを取り付ける。
6. 電源を入れる。
7. <Delete>キーを押しながら起動させ、BIOSを再設定する。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
29
30
第 2 章: ハードウェア セットアップ
2.8
コネクタ
この項では、マザーボード上の内部および外部機器接続用コネクタに
ついて説明します。
警告
警告!! いくつかのコネクタのピンは、電源となっています。マザーボー
ド上では、これらは明確に区別できるようになっています。このピンに
ジャンパキャップを挿してショートさせないようにしてください。
重要
重要!! フラットケーブルは通常1番ピン側が赤や青に塗られています。
1. PS/2 マウスコネクタ ((緑色
緑色 6
ピン PS2KBMS)
6ピン
PS/2マウスが検出されると自動的にIRQ12が割り当てられます。PS/2
マウスを用いない場合は、IRQ12を拡張カード用に使用できます。
(「4.4 Advanced Menu」の「PS/2 Mouse Function Control」参
照)
2. PS/2 キーボード コネクタ ((紫色
紫色 6
ピン PS2KBMS)
6ピン
タイプ
ミニDINと呼ばれるPS/2キーボードコネクタを接続します。 AT
ATタイプ
の大きなコネクタは接続出来ません。変換コネクタを用いてください。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
31
3. USB
ポート
ピン×4 USB)
USBポート
ポート:: USB 1.1 および USB 2.0 (4
(4ピン×4
USB機器用に4個のUSBポートが使用可能です。
4. パラレルポート コネクタ ((赤紫
赤紫 25
ピン PRINTER)
25ピン
パラレルポートのIRQは、 Onboard Parallel Port で設定できます。
」参照)
Configuration」
(「4.4.2 I/O Device Configuration
注意
注意!! USBプリンタはUSBポートに接続してください。
5. シリアルポート コネクタ ((青緑色
青緑色 9
ピン×
2 COM1, COM2)
9ピン×
ピン×2
マウスや他のシリアルデバイスのためのポートが2個あります。これら
のポートを有効にするためには「4.4.2 I/O Device Configuration」の
「Onboard Serial Port 1」をご覧ください。
32
第 2 章: ハードウェア セットアップ
6. オーディオコネクタ ((ミニジャック×
ミニジャック×
3 AUDIO) (オプション
ミニジャック×3
オプション))
Line Out (緑)には、ヘッドホンやアンプ付きスピーカを接続します。
Line In (青)には、CDプレーヤーなどのオーディオ出力を接続し、コン
Mic (桃)には、音声入力のためのマ
ピュータで録音・再生ができます。Mic
イクロホンを接続します。
注意
注意!! 6chスピーカシステムを使用する場合、LINE INおよびMIC
ジャックはスピーカ出力用ジャックになります。(「5.9 マルチチャンネ
ルオーディオの設定」参照。)
7. Fast
イーサネットコネクタ (RJ45) (オプション
Fastイーサネットコネクタ
オプション))
USBコネクタ3,4 の上に RJ-45コネクタがあります。ハブなどに接続
するためのLANケーブルを接続します。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
33
8. IDE
アクセス LED (2
ピン IDE_LED)
IDEアクセス
(2ピン
ケースの IDEアクセスLEDをつなぐコネクタです。プライマリ/セカン
ダリコネクタに接続されている IDE機器が読み書きを行っている間、
LEDが点灯します。
いくつかのコネクタのピンは、電源となっています。マザーボード上
では、これらは明確に区別できるようになっています。このピンに
ジャンパキャップを挿してショートさせないようにしてください。
フラットケーブルは通常1番ピン側が赤や青に塗られています。ハー
ドディスクやCDドライブでは、通常電源コネクタ側が1番ピンと
なってますが、フロッピードライブは逆の場合があります。
34
第 2 章: ハードウェア セットアップ
9. プライマリ
プライマリ((青) / セカンダリ
セカンダリ((黒) IDE コネクタ
(2×40-1ピン PRI_IDE および SEC_IDE)
IDEドライブのフラットケーブルをつなぐコネクタです。ケーブルを青いプ
ライマリコネクタ(推奨)、または、セカンダリコネクタにつなぎます。反対
側の灰色のコネクタをUltraDMA/133の slaveドライブ、 黒のコネクタを
masterドライブに接続します。1つのポートに2台のドライブを接続する
時は、2台目がスレーブになるようにIDEドライブのジャンパを設定しま
す。 UltraDMA/133/100/66非対応のドライブはセカンダリに接続するこ
とを推奨します。BIOSで、特定のドライブからブートさせることができま
す(4.6 Boot Menu.参照)。DMA/133 は DMA100/66/33 に対して上位
互換性があります。
重要
重要!! UltraDMA/100/133デバイスで、その性能を得るためには、 40
ピン80芯のケーブルを用いる必要があります。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
35
10.
Primary RAID IDE ((青
青) / Secondary RAID IDE ((黒
黒) IDE
10.Primary
コネクタ (2
×40-1
ピン PRI_RAID および SEC_RAID)
(2×
40-1ピン
本マザーボードには追加の IDEコネクタが2個あります。1つは Promise
IDE1 で、もう1つはPromise IDE2です。これらのコネクタを用いてRAID
0 or 1 システムを構築することができます。また、通常の IDEインターフェ
イスとしても用いることができ、この場合は合計8台の IDE機器を接続で
きることになります。RAIDについては「5.10 RAID 0 or 1 の使用方法」
をご覧ください。
このコネクタにハードディスクを接続し RAID 0 または RAID 1システム
を構築することができます。また、追加の IDEデバイスを接続することも
できます。各コネクタに2台、合計4台のハードディスクを接続することが
できますが、RAID を構築できるのは、そのうち2台だけです。ハイパ
フォーマンスな RAID 0 または RAID 1システムを実現するには、1台の
ハードディスクをプライマリ RAID IDEコネクタに、もう1台をセカンダ
リ RAID IDEコネクタに、それぞれ別のフラットケーブルで接続します。
重要
重要!! UltraDMA/100/133デバイスで、その性能を得るためには、 40
ピン80芯のケーブルを用いる必要があります。RAIDを利用するには、
40ピン80芯のケーブルが必要です。
注意
注意!! RAIDシステムで最適な性能を得るためには、2台のハードディ
スクをそれぞれマスターに設定し、1台をPromise IDE1 コネクタに、
もう1台を Promise IDE2 コネクタに、それぞれ別の ATA/133フラッ
トケーブルで接続します。Promise IDE コネクタは、ハードディスク
専用です。CD-ROM や DVD-ROM などの ATAPIデバイスには対応
していません。
36
第 2 章: ハードウェア セットアップ
11.
フロッピーディスクドライブコネクタ (34-1 ピン FLOPPY)
11.フロッピーディスクドライブコネクタ
FDドライブのフラットケーブルを接続します。ケーブルのコネクタが
1つだけついている端をマザーボードにつなぎ、反対側をFDドライブ
につなぎます。 (誤接続防止のため、ケーブル側の 5番ピンが埋められて
いる場合がありますので、このコネクタの 5番ピンもありません。)
12.
CPU, 電源、ケース冷却ファンコネクタ (3
ピン PWR_, CPU_, CHA_FAN)
12.CPU,
(3ピン
各350mA(4.2W)または合計1A(最大12W)の12Vファンに対応していま
す。 拡張カードではなく、マザーボード上のヒートシンクに風があた
るように、ファンの向きを調節してください。ファンの種類により、取
り付け方や配線は異なります。通常、赤がプラス、黒がグラウンドで
す。 極性に注意してコネクタを接続してください。
マザーボードのヒートシンクに風があたるようにしないと、オーバー
ヒートを起こします。ファンの極性を間違えるとファンやマザーボー
このコネクタはジャンパではありませ
ドの故障の原因になります。このコネクタはジャンパではありませ
ん。ジャンパキャップをはめないようにしてください。
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P4T533マザーボード
37
ATX
電源コネクタ
(20
ピン ATXPWR, 44ピン
ピン 12V EZ_PLUG, 44ピン
ピン ATX12V)
13.
ATX電源コネクタ
電源コネクタ(20
(20ピン
13.ATX
ATX 12V電源を接続するコネクタです。各穴の形状がそれぞれ異なっ
てますので、一方向にしか挿さらないようになっています。 正しい方向
を確認して、しっかりと差し込みます。CPUに十分な電力を供給するた
め、20ピンATXPWRコネクタに加えて、4ピン ATX +12V または
EZ_PLUG コネクタを接続してください。
ATX 12V電源の容量を確認してください。+12Vに最低 8A、+5VSB
に最低 1A必要です。電源容量は最低 230W、推奨 300Wです。 容量
が不足するとシステムが不安定になったり、起動しなくなります。
14. SMBus コネクタ (6-1 ピン SMB)
SMBus(System Management Bus) デバイス接続用コネクタで
す。SMBus デバイスは、 SMBusホストとSMBus機器間の通信を行
います。これは、I2Cバスとして定義されたマルチデバイスバスで、1
つのバスに複数の機器を接続でき、それぞれが同時にマスタとして
データ転送できます。
38
第 2 章: ハードウェア セットアップ
15. USB 増設端子 (10-1 ピン USB11_34)
USBコネクタの数が足りない場合には、この端子により2個のUSBポー
トを増設できます。2ポートUSBコネクタセットのフラットケーブルを
マザーボードのコネクタにつなぎ、モジュールを空きスロットに取り付
けます。
16. USB 2.0 増設端子 (10-1 ピン USB20_12)
USB増設端子とは別に、USB 2.0 の増設コネクタを利用できます。
ASUS P4T533
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P4T533マザーボード
39
(3
× 44ピン
ピン CD, AUX, MODEM) (オプション)
17. 内蔵オーディオコネクタ
内蔵オーディオコネクタ(3
(3×
CD-ROM、TVチューナ、MPEGカードからのステレオ入力用のコネク
タです。MODEMコネクタは、オンボード音源をボイスモデムのように
機能させることができます。また、オーディオおよびボイスモデムで
mono_in (電話)とmono_out (スピーカ)を共用することもできます。
18. ケース開放警報用コネクタ (4-1
ピン CHASSIS)
(4-1ピン
ケースが開放されたことを検出するためのコネクタです。ケースのカ
バーや他の取り外し可能な機器に市販のトグルスイッチを取り付けて
使います。内部のパーツが取り外されるとスイッチが開放されマザー
ボードにそのことが通報されます。さらにLDCM等のソフトウェアに
通知します。この機能を用いない場合は、ジャンパをはめて、
「Chassis Signal」と「Ground」をショートさせておいてくださ
い。
40
第 2 章: ハードウェア セットアップ
19. Smart Card Reader コネクタ (14-1
ピン SMARTCON) (オプション)
(14-1ピン
オプションのSmartCardリーダーを接続する端子です。SmartCard
リーダーを直接制御することができます。Smart Cardを用いると、電
子商取引、電話、旅行などの様々なアプリケーションを利用することが
できます。この機能を用いる場合は、「4 . 4 . 2 I / O D e v i c e
Configuration」の「Onboard Smart Card Reader」項目をを有効
に設定してください。
20. Line-out 切り替えジャンパ (2
ピン FP_LO_SWL, FP_LO_SWR)
(2ピン
デフォルトでは、ジャンパはショートされていて、オーディオ出力
は、リアパネルのLine Outジャックに出力されます。リアパネルにス
ピーカやヘッドホンを接続する場合は、この設定を用いてください。
IAPANEL(次ページ参照)に Intel Front Panel オーディオケーブルを
接続して用いる場合は、ジャンパを外します。リアパネルのオーディ
オ出力と Intel オーディオケーブル出力が自動で切り替わります。
ASUS P4T533
マザーボード ユーザーガイド
P4T533マザーボード
41
21. ASUS iPanel / 赤外線コネクタ ((24
24
24--1 ピン AFPANEL
AFPANEL))
ASUS iPanel (オプション)接続用のコネクタです。ドライブベイに
取り付けて、I/Oコネクタ、監視LED、HDDのスペース確保に利用で
きます。ASUS iPanelを使わない場合は、SIRコネクタにオプション
の赤外線モジュール、CIRとSIRコネクタに市販の赤外線コネクタを
接続でき ます。双方とも、外部の赤外線機器と通信することができま
す。
42
第 2 章: ハードウェア セットアップ
22. フロントパネルオーディオ Line In 端子 (5
ピン LINE_IN)
(5ピン
フロントパネルオーディオ用のステレオ入力コネクタです。
注: 工場出荷状態では、1-2ピンおよび 4-5ピンにジャンパキャップがはめ
られています。フロントオーディオを用いない場合は、このジャンパを
ショートさせたままにしておいてください。
ピン AAPANEL)
23. フロントパネルオーディオコネクタ (10-1
(10-1ピン
フロントパネルオーディオ用のコネクタです。ケースのフロントパネ
ルでオーディオ入出力端子を利用できます。
ASUS P4T533
マザーボード ユーザーガイド
P4T533マザーボード
43
24. デジタルオーディオコネクタ
ピン SPDIF) (オプション)
デジタルオーディオコネクタ(( (4-1
(4-1ピン
オプションの SPDIFオーディオモジュールを接続するコネクタで
す。SPDIFモジュールをケースに取り付け、モジュールに付属のケー
ブルで接続します。高品質のデジタルオーディオを利用できるように
なります。
25. Game 端子 (16-1 ピン GAME)
Gameポートを利用する場合は、付属のUSB/Gameポートモジュー
ルのフラットケーブルをマザーボードのコネクタにつなぎ、モジュー
ルを空きスロットに取り付けます。
44
第 2 章: ハードウェア セットアップ
26. 電源用温度センサ コネクタ (2
ピン TRPWR)
(2ピン
温度監視機能付きの電源を使用している場合は、その温度センサのケーブル
をこの端子に接続します。
ASUS P4T533
マザーボード ユーザーガイド
P4T533マザーボード
45
Panel コネクタ (20
ピン PANEL)
(20ピン
27-33項接続図
項接続図::
27-33
項接続図
27. 電源 LED
用端子 (3-1
ピン PLED)
LED用端子
(3-1ピン
ケースの電源LEDを接続する端子です。システムの電源入で点灯し、ス
リープ状態の時には点滅します。+/−の向きに注意してください。
28. キーボードロックスイッチ端子 (2
ピン KEYLOCK)
(2ピン
ケースにキースイッチがついている場合は、ここに接続します。この
スイッチにより、キーボードをロック(入力不可)できます。
29. ビープ音用スピーカ端子 (4
ピン SPEAKER)
(4ピン
ケース付属のスピーカに接続します。警報音やビープ音を聞くことがで
きます。極性はありますが逆向きにつないでも音は鳴ります。
30. システムメッセージ LED
端子 (2
ピン MLED)
LED端子
(2ピン
ファックスやモデムからのメッセージ表示用端子です。LEDは通常点灯
しており、メッセージがあると点滅します。この機能を用いるには、
ACPI対応OSとそのドライバが必要です。
31. システム管理割り込み
SMI
用端子 (2
ピン SMI)
システム管理割り込みSMI
SMI用端子
(2ピン
システムを手動でサスペンドモードや「グリーン」モードにする端子で
す。コンピュータを使っていない時の節電やパーツの延命措置に有効で
す。ケースのサスペンドスイッチの2端子のコネクタを接続します。
32. ATX
電源スイッチ用端子 (2
ピン PWRSW)
ATX電源スイッチ用端子
(2ピン
ケースの電源スイッチを接続します。AT電源とは違ってモーメンタリ型
(押している間だけオンになる)スイッチを使用します。スイッチを一度
押すと電源が入り、もう一度押すとソフト的にオフになります。電源
LEDによりオンオフ状態を確認できます。極性はありません。
33. リセットスイッチ用端子 (2
ピン RESET)
(2ピン
ケースのリセットスイッチを接続します。これもモーメンタリ型ス
イッチを使用します。システムの電源を切らずに再起動しますので、
電源ユニットの寿命を延ばすために適切な再起動方法です。極性はあ
りません。スイッチの故障などでショートしているとコンピュータが
起動できなくなります。
46
第 2 章: ハードウェア セットアップ
3.1
電源の入れ方
1.
2.
3.
4.
5.
すべての結線を確認し、PCのケースのカバーを閉じます。
すべての電源スイッチがオフになっていることを確認します。
AC電源コードをコンピュータに接続します。
AC電源プラグをサージプロテクタ付きのコンセントに接続します。
以下の順番で機器の電源を入れます。
a. ディスプレイ
b. 外付けSCSI装置(コンピュータから遠い順番に)
c. コンピュータ本体。ATX電源の場合は、電源自身に電源スイッチが
あるものがあります。ケース前面のスイッチを入れる前に、これを
オンにします。
6. ケースの電源LEDが点灯します。ATX電源の場合は、ATX電源スイッ
チを押した時点で点灯します。システムはパワーオンテスト(POST)
に移行します。テスト中にBIOSはビープ音を発したり、画面にメッ
セージを表示します。電源投入後、30秒たっても画面に何も表示され
ない時は、パワーオンテストに失敗しています。ジャンパやコネクタ
の接続を再度チェックし、必要に応じて販売店にご相談ください。
ビープ音
(Award BIOS)
ビープ音(Award
ビープ音
短い音1回
意味
正常(エラーなし)
(ロゴ表示中)
長い音の繰り返し
メインメモリの異常
短い音3回
ビデオカードまたはビデオメモリ
+長い音1回
の異常
短い音の繰り返し
CPUのオーバーヒート
(コンピュータ稼働中)
(システム周波数を下げている状態)
ASUS POST ReporterTM を使用している場合は、ビープ音のかわり
に音声メッセージが再生されます。
7. 起動中に <Delete>キーを押し続けるとBIOSセットアップが起動し
ます。第4章を参照してBIOSの設定を行います。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
47
3.2
POST
音声メッセージ
POST音声メッセージ
本マザーボードは、ASUS POST ReporterTM 対応 Winbondスピーチ
コントローラ機能を持ちます。これは、起動時の POSTメッセージを
「声」にして、その内容を知らせてくれる機能です。
POST音声メッセージは、サポートCDに収録されている Winbond Voice
Editor で編集することが可能です。ご自分で録音した音声を用いることも
できます。
以下の表は、POST音声メッセージの一覧です。デフォルトの音声メッセー
ジは英語です。
POST メッセージ
48
意味 / 対策
No CPU installed
・ Pentium4 CPUがCPUソケットに
正しく取り付けられているか確認して
ください。
System failed CPU test
・ CPUテストで異常がありました。
・ CPUをチェックしてください。
・ ASUSサポートにご連絡ください。
(「ASUSサポート情報」参照)
System failed memory test
・ 232ピン RIMM4200/3200メモリが
ソケットに正しく取り付けられている
か確認してください。
・ メモリに異常がないか確認してください。
・ メモリの種類が正しいか確認して
ください。
(「2.5 メインメモリ」参照)
System failed VGA test
・ ビデオカードに異常があります。
・ AGPビデオカードの場合は、1.5V仕様
のものかどうかチェックしてください。
System failed due to CPU
over-clocking
・ CPUのクロックオーバーです。
・ JumperFreeモードの場合は、
BIOSの設定を確認してください。
(「4.4 Advancedメニュー」参照)
・ Jjumperモードの場合は、DIP
スイッチの設定を確認してください。
(「2.7 ジャンパ」参照)
No keyboard detected
・ キーボードが接続されていません。
・ キーボードがリアパネルのPS/2
ポート(紫色)に接続されているか
確認してください。
(「1.4 各部の名称と機能」参照)
第 3 章: 基本操作
POST メッセージ
意味 / 対策
No floppy disk detected
・ FDDが接続されていません。
・ FDドライブがマザーボードのFDD
コネクタに接続されているか確認
してください。
(「2.8 コネクタ」参照)
No IDE hard disk detected
・ IDE HDDが接続されていません。
ハードディスクがマザーボードの
IDEコネクタに接続されているか
確認してください。
(「2.8 コネクタ」参照)
CPU temperature too high
・ CPUの温度が上限を越えました。
・ CPUファンが動作しているか
確認してください。
CPU fan failed
・ CPUファンの故障です。
・ CPUファンの電源コネクタが
正しく接続されているか確認
してください。
CPU voltage out of range
・ CPUの電圧異常です。
・ ATX電源が正常に動作しているか
確認してください。
・ ASUSテクニカルサポートにご連絡
ください。
(「ASUSサポート情報」参照)
System completed Power-On Self Test
・ POSTが完了しました。
・ 確認メッセージです。対策は不要です。
Computer now booting from operating
system
・ OSを起動します。
・ 確認メッセージです。対策は不要です。
音声メッセージが必要ない場合は、ASUS POST Reporter を無効
にすることもできます。詳しくは、BIOSセットアップの「4.4.2 I/O
Device Configuration」を参照してください。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
49
3.3
電源の切り方
スイッチで電源を切る前にOSをシャットダウンしてください。
スタート 」ボタンをクリック
Windows 9XやWindows2000の場合、「スタート
Windows
の終了
電源を切れる状態にする
し「Windows
Windowsの終了
の終了」−「電源を切れる状態にする
電源を切れる状態にする」を選択します。
Windowsが終了すると同時にコンピュータの電源も自動で切れます。
WindowsNTやその他のOSの場合は、OSを終了させてから電源スイッ
チを用いて電源を切ります。
ATX電源を用いている場合は、「電源を切る準備ができました」とい
うメッセージは表示されません。
50
第 3 章: 基本操作
4.1
BIOS
の取り扱いとアップデート
BIOSの取り扱いとアップデート
再インストールに備えて、オリジナルの
オリジナルのBIOS
BIOSをブート可能なフロッ
オリジナルの
BIOS
ピーにバックアップすることを推奨します。
4.1.1 ASUS EZ Flash を用いる場合
ASUS EZ Flash は、BIOSに組み込まれたファームウェアで、簡単に
BIOSアップデートを行うことができます。起動用のFDを用いたり、
DOSを起動しなおしたりする必要はありません。EZ Flash を起動する
には、コンピュータの起動(POST)中に <Alt> + <F2> を押します。
以下は、ASUS EZ Flash を用いたBIOSアップデート方法です。
1. ASUSのWWWまたはFTPサイトから、BIOSファイルをダウンロー
ドし、フロッピーディスクに保存します。(詳細は「ASUS サポート
情報」参照。)
BIOSのファイル名を控えておいてください。EZ Flash の exact
BIOS file name でBIOSファイル名を入力します。
2. コンピュータを再起動します。
3. POST中に <Alt> + <F2> を押します。以下のメッセージが表示さ
れます。
ASUS EZ Flash V1.00
Copyright (C) 2002, ASUSTeK COMPUTER INC.
[Onboard BIOS Information]
BIOS Version
: ASUS P4T533 ACPI BIOS Revision 1002
BIOS Model
: P4T533
BIOS Built Date : 04/16/02
Please Enter File Name for NEW BIOS: _
*Note: EZ Flash will copy file from A:\, Press [ESC] to reboot
上記の画面写真は一例です。お使いの環境によりメッセージの内容は
異なります。
4. BIOSファイルの入ったフロッピーディスクをセットします。ドライ
ブにディスクがないと、エラーメッセージ「WARNING! Device not
ready.」が表示されます。
(次ページへつづく)
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
51
5. 「Please Enter File Name for NEW BIOS: 」プロンプトに対し、アッ
プデートしたいBIOSファイル名を入力して <Enter> を押します。
EZ Flash は、自動でドライブAからファイルを探します。ファイル
があった場合は、以下のメッセージが表示されます。
[BIOS Information in File]
BIOS Version: P4T533 Boot Block
WARNING! Continue to update the BIOS (Y/N)? _
BIOSファイル名を間違った場合は「WARNING! File not found.」と表
示されますので、<Enter>を押し、正しいファイル名を再入力して
<Enter>を押します。
6. 上記のメッセージに対して Y を押すとアップデートが開始されま
す。N を押すと、アップデートは中止され、コンピュータが再起動し
ます。
Y を押した場合は、以下のメッセージが表示されます。
Flash Memory:
SST 49LF004
1. Update Main BIOS area
2. Update Boot Block area
(Y/N)? _
(Y/N)? _
7. 1の場合は「Update Main BIOS area,」に対して Y を押してくださ
い。
8. 2の場合は「Update Boot Block area,」に対して Y を押してくださ
い。
ブートブロックの書換中には、絶対電源を切ったりリセットしないで
ください。再起動不可能になります。
9. アップデートが完了すると「Press a key to reboot」と表示されま
す。何かキーを押すと、コンピュータが再起動し、新しいBIOSが有
効になります。
52
第 4 章: BIOS セットアップ
4.1.2 AFLASH
とフロッピーディスクを用いる場合
AFLASHとフロッピーディスクを用いる場合
1. ブート可能なフロッピーを作成するため、DOSプロンプトで FORMAT
A:/S を実行します。AUTOEXEC.BAT と CONFIG.SYS は、コピー
コピー
しない
しないでください。
2. 上記のフロッピーにAFLASH.EXEをコピーします。
例: COPY D:¥AFLASH¥AFLASH.EXE A:¥ (D は、CD-ROMド
ライブのドライブレター) 。
注意
注意!! AFLASHは DOSモード専用です。WinodwsのDOSプロンプ
トやハードディスクから起動したメモリマネージャを含むD O S
(WindwosMEの起動ディスクを含む)では動きません。DOS 6.2,
WIN95 / WIN98のブートディスクをお使いください。
3. 上記のフロッピーでコンピュータを再起動します。
注意
注意!! 「BIOS セットアップ」の「boot sequence」メニューで、
「first item」にFloppyを設定しておいてください。
4. DOSプロンプトに対しA:¥AFLASH
<Enter>と入力します。
A:¥AFLASH <Enter>
重要
重要!! Flash Memory 項目に「unknown」と表示された場合、最新
版のAFLASHを用いてみてください。AFLASHは ASUSのサイトから
ダウンロードできます。
5. メインメニューで「1.
File」を選択し、
1. Save Current BIOS to File
Save Current BIOS To File
<Enter>キーを押します。「Save
File」画面に
切り換わります。
6. パスとファイル名を入力します。例)A:¥XX-XX.XXX
A:¥XX-XX.XXX<Enter>
A:¥XX-XX.XXX
(次ページへつづく)
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
53
4.1.3 BIOS
アップデート手順
BIOSアップデート手順
BIOSアップデートは、マザーボードに問題があり新しいBIOSでそれ
が解決出来る場合に行ってください。不用意なアップデートは、問題
をさらに拡大させる可能性があります。
1. ASUSのWWWまたはFTPサイトから、BIOSファイルをダウンロー
ドし、先に作成したフロッピーに保存します。(詳細は「ASUS サ
ポート情報」参照。)
2. そのフロッピーディスクでコンピュータを起動します。
AFLASH
3. A:¥>プロンプトに対し、AFLASH
AFLASH<Enter>と入力します。
4. Main Menu
Menuで 2 <Enter>と入力します。「Update
Update BIOS
Including Boot Block and ESCD
ESCD」画面に切り換わります。
A:¥XXX5. 新しいBIOSのパスとファイル名を入力します。例:A:¥XXXXX.XXX
XX.XXX<Enter>
この操作を取り消すには、<Enter>を押します。
6. 確認メッセージに対して、<Y
Y>を押すとアップデート開始です。
54
第 4 章: BIOS セットアップ
7. フラッシュROMに新しいBIOSの情報が書き込まれます。ブートブ
ロックについては、必要に応じて自動で更新されます。これは、アッ
プデート失敗による再起動不能のリスクを最小限に押さえます。
「Flashed Successfully 」と表示されたら、プログラミング終了で
す。
8. 画面の指示に従って続けます。
アップデート中に問題が発生しても、絶対に
絶対に電源を切ってはい
絶対に
けません。再起動不可能になります。もう一度同じ手順を繰り
返して(次ページへつづく)、それでも問題あるなら、保存してある
元のBIOSファイルを用いてください。BIOSファイルが完全に
書き込まれない状態で中断すると、コンピュータは起動できな
くなります。もし、この状態になった場合は修理が必要になり
ます。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
55
4.2
BIOS セットアップ
本マザーボードは、書換え可能なEEPROMを用いており、「4.1 BIOS
の取り扱いとアップデート」で述べたツールでアップデート可能です。
Run
このツールは、マザーボードの交換、システムの再構築、または「Run
Setup
Setup」と表示された時に使います。この章では、このツールを用いたシ
ステム構築方法について述べます。
セットアッププログラムを使うように表示されない場合でも、将来コン
ピュータの設定を変える必要が出てくるかもしれません。例えば、セキュ
リティのためにパスワードを設定したり、省電力の設定を変えたりできま
す。システム設定を変更するには、BIOSセットアップを用いて、変更をコ
ンピュータに教え、EEPROMのCMOSメモリに書き込む必要があります。
マザーボードのEEPROM内にセットアッププログラムが内蔵されていま
す。コンピュータのパワーオンテスト(POST)中に、<Delete>キーを押す
ことにより、このプログラムを呼び出すことができます。もし、少しでも
キーを押すのが遅れた場合は、自己診断が続行されセットアッププログラ
ムを呼び出すことができません。
P O S T が終了したあとにB I O S セットアップを呼び出したい場合は、
<Ctrl> + <Alt> + <Delete>またはリセットボタンを押してシステム
を再起動してください。または、電源を一旦切って再起動してもいいです
が、これは、先の2つの方法に失敗した時にしてください。
セットアッププログラムは、できる限り使いやすいようにデザインされ
ています。メニュー方式になっており、様々なサブメニューから目的の
項目を選択することができます。
BIOSは、常に最新のものにアップデートされているため、次ページ
からの画面は一例であり、お使いのものとは異なる場合があります。
56
第 4 章: BIOS セットアップ
4.2.1 BIOS メニューバー
BIOS画面の上部には、以下のメニューがあります。
MAIN
基本的なシステムの設定と変更
ADVANCED 詳細なシステムの設定と変更
POWER
電源管理・省電力の設定と変更
BOOT
起動デバイスの設定
EXIT
設定の保存方法についてとセットアップの終了
メニューを選択するには、左右の矢印キーを用いて、目的のメニュー項目
が強調表示されるようにします。
4.2.2 リジェントバー
画面の下端には、古い方式のメニューがあります。キー操作によって直接
セットアッププログラムを操作する方式です。以下は、キーのリストとそ
れに相当するメニューの機能の一覧です。
操作キー
<F1> or <Alt + H>
機能の説明
ヘルプ画面の呼び出し(どのメニューからでも有効)
<Esc>
矢印キー
矢印キー))
←または→ ((矢印キー
Exitメニューの呼び出し、または、親メニューに戻る
↑または↓
↑または↓((矢印キー
矢印キー))
マイナス))
- ((マイナス
マイナス
上下のメニュー項目(カテゴリ)の選択
左右のメニュー項目(カテゴリ)の選択
選択中の項目を1つもどす
+ ((プラス
プラス
プラス))、スペース
<Enter>
選択中の項目を1つすすめる
<Home> or <PgUp>
<End> or <PgDn>
最初の項目へ
<F5>
<F10>
画面に表示されている項目をデフォルトにもどす
選択項目の選択肢を呼び出す
最後の項目へ
保存して終了
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
57
General help ((ヘルプ
ヘルプ
ヘルプ))
「Item Specific Help」ウィンドウに加え、BIOSセットアッププログラ
ムは、 General Help画面を持っています。この画面は、どのメニューか
らでも <F1> または <Alt> + <H> キーで呼び出すことができます。
General Help画面には、キー操作による操作方法が記されています。
Saving changes and exiting the Setup program
設定の保存と終了方法の詳細については「4.7 Exit メニュー」をご覧くだ
さい。
スクロールバー
ヘルプ画面の右にスクロールバーが表示された場合は、画面に表示しきれな
い項目があることを示しています。<PgUp> および <PgDn> 、または、
上下の矢印キーを用いると、画面をスクロールさせてすべての項目が見れま
す。< H o m e > キーで最初のページ、< E n d > キーで最後のページ、
<Enter> または<Esc>キーで終了、です。
サブメニュー
特定の項目に右矢印(左図参照)が表示されることがあ
ります。これは、この項目にサブメニューがある印で
す。サブメニューにはその項目の追加項目がありま
す。サブメニューを呼び出すには、その項目を強調表
示させ<Enter>キーを押します。サブメニューが表
示されます。サブメニュー内の操作方法は、メインメ
ニューのものと同じです。<Esc> キーでメインメ
ニューに戻ります。
どのキーが何の機能を持つのか、いろいろなメニュー
やサブメニューについて、少し練習してみて慣れてく
ださい。項目に間違った変更を加えてしまった場合は、<F5>キーを押す
と、デフォルト値に戻ります。セットアッププログラムでは、各項目が強調
表示されている時に右側のウィンドウにヘルプ画面(Item Specific Help)
が表示されます。これは、その強調表示されている項目についての説明で
す。
各項目にある角括弧[ ] 内は、デフォルト値を表しています。また、
[Disabled] は無効、[Enabled] は有効、[Auto] は自動の意味です。
58
第 4 章: BIOS セットアップ
4.3
Main メニュー
セットアッププログラムを起動すると以下の画面になります。
System Time [XX:XX:XX]
現在の時刻をセットします。時、分、秒の順になっています。設定できる
時が 00から23、分
分が 00から59、秒
秒が 00から59です。
値の範囲は、時
<Tab>キーまたは<Shift> + <Tab>キーで、時分秒の項目間を移動で
きます。
System Date [XX/XX/XXXX]
現在の日付をセットします。月、日、年の順で、設定できる値の範囲は、
月が 1から12、日
日が 1から31、年
年が 西暦の4桁です。<Tab>キーまた
は<Shift> + <Tab>キーで月日年の項目間を移動できます。
Legacy Diskette A [1.44M, 3.5 in.]
フロッピーディスクドライブの種類を設定します。設定できる値は:
[None] [360K, 5.25 in.] [1.2M , 5.25 in.] [720K , 3.5 in.] [1.44M,
3.5 in.] [2.88M, 3.5 in.]です。
Floppy 3 Mode Support [Disabled]
NEC98シリーズの1.2MBフロッピーを読み書きする場合に設定します。
設定出来る値は:[Disabled][Enabled]です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
59
4.3.1 Primary&Secondary / Master
&Slave
Master&
(IDE
ドライブ
(IDEドライブ
ドライブ))
Type [Auto]
[Auto] を選択すると、IDEドライブを自動認識します。自動認識が成功
すると、サブメニューに設定値(ジオメトリなど)が表示されます。自動認
識できない場合は、そのドライブが古い形式のものか、または最新のもの
である可能性があります。また、他のシステムで使用していたHDDの場
合、間違ったパラメータで認識される可能性があります。[User Type
HDD]を選択して手動でパラメータを入力してみてください。(詳しく
は、次ページを参照してください。)
ハードディスクを手動で設定する場合は、ドライブに適した正しい値
を入力する必要があります。間違ったパラメータを設定した場合、そ
のドライブを使用することができなくなります。
60
第 4 章: BIOS セットアップ
[User Type HDD]
シリンダ・ヘッド・セクタの値を手動で入力します。ドライブ自身に書かれ
ている値を参照してください。
ハードディスクを実際に使用するためには、BIOSで設定を行ったあ
と、OSのユーティリティを用いて、FDISKでパーティションを確保
し、フォーマットを行う必要があります。また、起動ドライブのパー
ティションを「active」に設定する必要があります。
IDEドライブを使用しない場合や、取り外した場合は、[None] を選択して
ください。
「Type:」項目の他のオプション:
[CD-ROM] - IDE CD-ROM ドライブ
[LS-120] - LS-120(スーパーディスク)互換ドライブ
[ZIP] - ZIP-100 互換ドライブ
[MO] - IDE光磁気ドライブ(MO)
[Other ATAPI Device] - その他の IDEドライブ
このサブメニューで設定を行ったら、<Esc>キーでメインメニューにもど
ります。メインメニューにもどったら、IDEドライブの項目が設定した値に
変わっていることを確認してください。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
61
Translation Method [LBA]
ドライブの種類を設定します。LBAモードの場合、シリンダ・ヘッド・セ
クタの値に関らず、28ビットアドレッシングが採用されます。504MB以
上のドライブには、LBAモードが必要です。設定できる値は:[LBA]
[LARGE] [Normal] [Match Partition Table] [Manual] です。
Cylinders
シリンダ値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してくださ
注:
Type 項目が [User Type HDD]
い。注:
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method 項目が [Manual] に設定されている必要があり
に、Translation
ます。
Head
ヘッド値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してください。
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method
Method項目が [Manual] に設定されている必要がありま
す。
Sector
セクタ値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してくださ
注:
Type 項目が [User Type HDD]
い。注:
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method
に、Translation
Method項目が [Manual] に設定されている必要があり
ます。
CHS Capacity
この項目は、設定したドライブ情報をもとに、BIOSが自動で計算した最
大CHS数が表示されます。表示のみで変更できません。
Maximum LBA Capacity
この項目は、設定したドライブ情報をもとに、BIOSが自動で計算した最
大LBA数が表示されます。表示のみで変更できません。
Multi-Sector Transfers [Maximum]
この項目は、ドライブがサポートする最大のブロックあたりのセクタ数が
自動でセットされます。これを手動で設定することもできます。自動で設
定された値がドライブが最も性能を発揮する値とは限らないことに注意し
てください。ハードディスク付属の資料を参考にして最適な値を設定して
ください。設定できる値は:[Disabled] [2 Sectors] [4 Sectors]
[8Sectors] [16 Sectors] [32 Sectors] [Maximum] です。
注:
Type が、[User Type HDD]に設定され
注:この項目を変更するには、Type
ている必要があります。
62
第 4 章: BIOS セットアップ
SMART Monitoring [Disabled]
S.M.A.R.T.の有効/無効を設定します。これは、Self-Monitoring,
Analysis and Reporting Technologyの略で、内蔵HDD診断プログラ
ムです。リソース節約のため、通常はDisabled(無効)になっています。
設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
PIO Mode [4]
IDEデバイスのPIOモードの設定を行います。 値が大きいほど高速です。
設定できる値は:[0] [1] [2] [3] [4] です。
Ultra DMA Mode [Disabled]
Ultra DMAは、IDE完全互換のデータ転送高速化技術です。[Disabled]
に設定するとUltra DMA機能を無効にします。設定できる値は:[0] [1]
注: この項目を変更するには、Type
Type
[2] [3] [4] [5] [Disabled] です。注:
項目が [User Type HDD] に設定されている必要があります。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
63
4.3.2 Keyboard Features ((キーボード
キーボード
キーボード))
Boot Up NumLock Status [On]
起動時のNumLockの状態を設定します。設定できる値は:[Off] [On]で
す。
Keyboard Auto-Repeat Rate [12/Sec]
キーを押し続けた時、連続で入力される文字のスピードを設定します。設
定できる値は: [6/Sec] [8/Sec] [10/Sec] [12/Sec] [15/Sec] [20/Sec]
[24/Sec] [30/Sec]です。
Keyboard Auto-Repeat Delay [1/4 Sec]
上記のオートリピートが開始されるまでの時間です。設定できる値は:
[1/4 Sec] [1/2 Sec] [3/4 Sec] [1 Sec]です。
64
第 4 章: BIOS セットアップ
(Mainメニューのつづき)
Language [English]
BIOSの言語を表示します。(本製品は Multi-language BIOS には対応し
ていません。)
Supervisor Password [Disabled] / User Password [Disabled]
パスワードの設定です。該当する項目を強調表示させ、<Enter>を押し
ます。パスワードを入力して<Enter>を押します。8文字の英字が有効
で、記号や他の文字は無視されます。確認のためもう一度入力して
<Enter>を押します。これで、パスワードが Enabled に設定されます。
このパスワードでBIOSのすべての設定が行えます。パスワードをクリア
するには、 該当する項目を強調表示させ、<Enter>を押します。上記の
入力欄が表示されますので、何も入力せずに<Enter>を押します。これ
で、パスワードが Disabled に設定されます。
A note about passwords
BIOSセットアップのメインメニューでパスワード入力が要求されます。
正しいパスワードを入力した場合のみ、BIOSセットアップに入ることが
できます。大文字小文字の区別はありません。Supervisor password(管
理者用)と User password(ユーザー用)の2種類があります。パスワード
を設定しないと、誰もがBIOSセットアップを行うことができます。パス
ワードを設定した場合、BIOSセットアップの起動時にSupervisorパス
ワードを入力する必要があります。パスワードが正しければ、BIOSセッ
トアップのすべての項目を変更できるようになります。
Halt On [All Errors]
どのような種類のエラーでシステムを停止させるかを設定します。設定で
きる値は: [All Errors] [No Error] [All but Keyboard] [All but Disk]
[All but Disk/Keyboard]です。
Installed Memory [XXX MB]
システムが起動時に検出したメインメモリ容量を表示します。表示のみで
変更する必要はありません。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
65
4.4
Advanced ((詳細
詳細
詳細)) メニュー
CPU Speed [Manual]
JumperFreeTMモードの場合、CPUの内部クロックを設定することができ
ます。以下の2項目について設定したい場合は、[Manual]に設定します。
CPUの規定クロックより高い値に設定するとシステムがハングアップ
したり、クラッシュする危険性があります。
CPU Frequency Multiplier (CPU Speed が [Manual]
の場合
[Manual]の場合
の場合))
倍率が変更できるCPUでのみ有効な項目です。それ以外の場合は、この
項目は変更できません。CPUの内部と外部クロックの倍率を設定しま
す。CPUに適した値に設定してください。
CPU External Frequency (MHz) (CPU Speed が [Manual]
の場合
[Manual]の場合
の場合))
クロック発生器がシステムバスとPCIバスに供給するクロック周波数を設
定します。CPUに適した値に設定してください。この値を「CPU
Frequency Multiple」倍したものがCPUの内部クロック周波数になり
ます。
CPU / Memory Frequency Ratio [Auto]
メモリのクロック周波数を設定します。ポップアップメニューに表示され
る内容は CPU Frequency (MHz)の設定と実装されているDDRメモリ
の種類に依存します。なるべくノーマルな状態でお使いになることをお薦
めします。設定できる値は: [Auto] [3x] [4x] です。
66
第 4 章: BIOS セットアップ
AGP/PCI Frequency Setting [Auto]
[Auto] の場合は AGP/PCI のクロック比を最適なパフォーマンスが得ら
れるように自動で設定します。[Manual] の場合はユーザーが値を設定す
ることができます。システムの安定性のために [Auto] に設定することを
お薦めします。[Manual] に設定すると AGP/PCI Frequency (MHz) 項目
が有効になります。設定できる値は:[Auto] [Manual] です。
AGP/PCI Frequency (MHz) [66.66/33.33]
AGP/PCI Frequency Setting が [Manual] の場合に設定できます。AGP/
PCI frequency を高く設定するとシステムのパフォーマンスが上がりま
す。
AGP/PCI frequency を高く設定すると、システムが不安定になるこ
とがあります。
CPU VCore Setting [Auto]
CPU の Vcore電圧設定の自動/手動を切り替えます。デフォルトは [Auto]
で、CPU のVcore電圧は CPUにストレスがかからない範囲でパフォーマ
ンスが最大になるように設定されます。設定できる値は:[Manual] [Auto]
です。
CPU VCore [1.750V] (Willametteの場合), [1.500V] (Northwoodの場合)
CPU VCore Setting 項目が [Manual] の場合、CPU の VCore電圧を
ユーザーが設定することができます。[Auto] の場合は、この項目は無効に
なります。 マザーボードの OVER_VOLT ジャンパの設定(P.2-19参照)と、
CPUの種類(Willamette または Northwood)により設定できる値は異なり
ます。以下の表を参照してください。
OVER_VOLT
ジャンパ
P4
プロセッサ
P4プロセッサ
Disabled
Enabled
Willamette
1.750V, 1.775V, 1.800V,
1.825V, 1.850V
1.750V, 1.775V, 1.800V,
1.825V, 1.850V, 1.875V,
1.900V, 1.925V, 1.950V
Northwood
1.500V, 1.525V, 1.550V,
1.575V, 1.600V, 1.625V,
1.650V, 1.675V, 1.700V
1.500V,
1.575V,
1,650V,
1.725V,
1.800V
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
1.525V,
1.600V,
1.675V,
1.750V,
1.550V,
1.625V,
1.700V,
1.775V,
67
お使いのCPUにあった電圧に設定してください。高い電圧は故障の原
因になります。
CPU Level 1 / 2 Cache [Enabled]
CPU内蔵の1次および2次キャッシュを無効にすることができます。通
常は [Enabled] ですが、[Disabled]にするとキャッシュが無効になりま
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
BIOS Update [Enabled]
要求されたデータをBIOSがプロセッサに提供する機能を設定します。
[Enabled] の場合は、BIOSは起動時にすべてのプロセッサに更新された
データをロードします。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
PS/2 Mouse Function Control [Auto]
デフォルトは[Auto]で、起動時にPS/2マウスを検出します。検出される
と IRQ12が割り当てられます。検出されなかった場合は IRQ12を拡張
カードのために使用できます。[Enabled]にするとPS/2マウスが検出さ
れなくても IRQ12が使用されます。設定できる値は:[Enabled] [Auto]
です。
USB Legacy Support [Auto]
デフォルトの[Auto]の場合、起動時にマザーボード上のUSBポートに接
続されているUSB機器を自動で検出します。検出されるとUSBコント
ローラのレガシーモードが有効になり、検出されないと無効になります。
[Disabled]に設定すると、USB機器の有無にかかわらずレガシーモード
は無効になります。設定できる値は: [Disabled] [Enabled] [Auto]で
す。
OS/2 Onboard Memory > 64M [Disabled]
OS/2で、 64MB以上のメモリを搭載している場合は [Enabled]に、それ
以外は [Disabled]にします。設定できる値は: [Disabled] [Enabled]で
す。
68
第 4 章: BIOS セットアップ
4.4.1 Chip Configuration
RDRAM Turbo Mode
RDRAMメモリのパフォーマンスが最適になるように自動調整します。
設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
Graphics Aperture Size [64MB]
AGPがテキスチャマッピングのためにメインメモリを使用する容量で
す。設定できる値は:[4MB] [8MB] [16MB] [32MB] [64MB] [128MB]
[256MB] です。
Video Memory Cache Mode [UC]
USWC (Uncacheable, Speculative Write Combining) は、ビデオメ
モリのための新しいキャッシュ技術です。描画データをキャッシュするこ
とにより表示速度を飛躍的に向上させます。この機能に対応していないビ
デオカードを用いる場合は UC (UnCacheable)にセットしてください。
コンピュータが起動しなくなる場合があります。設定できる値は:[UC]
[USWC]です。
Memory Hole At 15M-16M [Disabled]
ISA機器が使用するメモリアドレスを予約します。システムが使用できないメ
モリ空間をリザーブし、拡張カードのみが16MBまでのアドレスを使用できる
ようになります。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
Delay Transaction [Disabled]
設定できる値は: [Enabled] [Disabled] です。
Onboard PCI IDE Enable [Both]
オンボードの IDEコントローラを設定します。プライマリ、セカンダ
リ、または両方を有効/無効に設定できます。設定できる値は:[Both]
[Primary]
[Secondary]
[Disabled]
です。
ASUS
P4T533
マザーボード
ユーザーガイド
69
4.4.2 I/O Device Configuration
Floppy Disk Access Control [R/W]
[Read Only]に設定するとフロッピーにライトプロテクトがかかり、書き
込み禁止になります。デフォルト値は[R/W]で読み書き可能です。設定で
きる値は:[R/W] [Read Only]です。
Onboard Serial Port 1 [3F8H/IRQ4]
Onboard Serial Port 2 [Disabled]
オンボードのシリアルポートのIRQとI/Oアドレスを設定します。シリア
ルポートの1と2は、それぞれ別の値にしなければいけません。設定でき
る値は:[3F8H/IRQ4] [2F8H/IRQ3] [3E8H/IRQ4] [2E8H/IRQ10]
[Disabled]です。
UART2 Use As [Disabled]
オンボードのUART2に割り当てるデバイスを設定します。[IR]および
Onboard Serial Port 2 項目
[Smart Card Reader] を用いる場合は、Onboard
で I/Oアドレスを設定してください。設定できる値は:[COM Port] [IR]
[Smart Card Reader]です。
Onboard Parallel Port [378H/IRQ7]
オンボードのパラレルポートのIRQとI/Oアドレスを設定します。
Parallel Port Mode とECP
ECP DMA Select
[Disabled]にすると、以下のParallel
設定も無効になります。設定できる値は:[Disabled] [378H/IRQ7]
[278H/IRQ5]です。
70
第 4 章: BIOS セットアップ
Parallel Port Mode [ECP+EPP]
パラレルポートの動作モードを設定します。[Normal]は一方向の通常の
速度の通信、[EPP]は双方向通信、[ECP] は双方向でDMAモード、
[ECP+EPP]は双方向で通常の速度に設定します。設定できる値は:
[Normal] [EPP] [ECP] [ECP+EPP]です。
ECP DMA Select [3]
ECP
ECPモードで、パラレルポートが使用するDMAチャンネルを指定します。
Parallel Port Mode
Modeで[ECP]または[ECP+EPP]を選択した場合のみ有効
です。設定できる値は:[1] [3] です。
Onboard AC97 Modem Controller [Enabled]
オンボードのモデムの有効/無効を切り替えます。オンボードのLAN機能
を用いる場合は [Auto] に設定してください。PCI LANカードを用いる
場合は [Disabled] に設定します。PCI LANカードには本項目の機能が
含まれています。設定できる値は:[Disabled] [Auto]です。
Onboard AC97 Audio Controller [Enabled]
オンボードのAC97オーディオコントローラの有効/無効を設定します。
設定できる値は:[Disabled] [Auto]です。
Speech POST Reporter [Enabled]
A S U S P O S T R e p o r t e r T M の設定です。これを利用する場合は、
[Enabled]に設定します。詳しくは「3.2 POST 音声メッセージ」をご覧
ください。設定できる値は:[Enabled] [Disabled] です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
71
4.4.3 PCI Configuration
Slot 1/5, 2, 3, 4, 6 IRQ [Auto]
IRQをどのようにPCIスロットに割り当てるかを設定します。デフォルト
は[Auto]で、IRQは自動で割り当てられます。設定できる値は:[Auto]
[NA] [3] [4] [5] [7] [9] [10] [11] [12] [14] [15]です。
PCI/VGA Palette Snoop [Disabled]
MPEGビデオカードのような非標準のVGAカードでは、適切に色を再現
できません。この項目を[Enabled]にすると、この問題を解決できます。
それ以外は [Disabled]に設定します。設定できる値は:[Disabled]
[Enabled] です。
PCI Latency Timer [32]
性能と安定性のため、デフォルトの[32]のままにしておいてください。
(値を小さくすると性能重視、大きくすると安定性重視になります。)
USB Function [Both]
マザーボード上の Universal Serial Bus (USB) コントローラを設定し
ます。USBデバイスを用いる場合は [Both] に設定します。USB機器を
用いない場合は [Disabled] にします。設定できる値は:[Both]
[Disabled] [Primary]です。
Primary VGA BIOS [PCI VGA Card]
プライマリグラフィックスカードを選択します。 設定できる値は:[PCI
VGA Card] [AGP VGA Card] です。
72
第 4 章: BIOS セットアップ
Onboard PCI Audio Controller [Enabled]
オンボードの PCI オーディオ機能を用いる場合は [Enabled] に設定しま
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
4.4.3.1 PCI IRQ Resource Exclusion
IRQ XX Reserved [No/ICU]
表示されているIRQの値がオンボードのレガシー(非PnP)ISAデバイスで
使用されることを示します。デフォルトでは、IRQは使用しない、または
ICU(ISA Configuration Utility)が自動で割り当てる、となっています。
設定できる値は:[No/ICU] [Yes]です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
73
4.5
Power ((電源管理
電源管理
電源管理)) メニュー
Powerメニューは、省電力のための設定です。一定時間使われていない
ディスプレイやハードディスクの電源を自動でオフにします。
Power Management [User Defined]
以下の省電力設定を使う場合に有効にします。[Disabled]にすると他の項
目の設定に関らず省電力機能は働きません。[User Define]で独自の設定が
Suspend Mode
できます。[Max Saving]にすると最大に節電できます。Suspend
欄は、最大に節電できるようにあらかじめ設定されています。
この項目は節電機能の総合的な設定です。[Max Saving]では少しの時間で
節電モードに入ります。[Min Saving]は、[Max Saving]と同じ内容で節
電しますが、節電モードに入るまでの時間が長くなります。[Disabled]は
節電機能を無効にします。[User Define] は、各項目をユーザーがカスタ
マイズできます。設定できる値は:[User Define] [Disabled] [Min
Saving] [Max Saving]です。
サスペンド中のシステムの時計を維持するためには、Advanced
Power Management (APM) がインストールされている必要がありま
す。DOS環境では、CONFIG.SYS に DEVICE=C:¥DOS¥POWER.EXE
の行が必要です。Windows 3.x と Windows 95では、Windowsの
APM機能をインストールします。Windows 98以降では、APMは自
動でインストールされます。コントロールパネルの「電源の管理」ア
イコンをクリックし「詳細」タブを選択して設定します。
74
第 4 章: BIOS セットアップ
Video Off Option [Suspend -> Off ]
ビデオ信号を自動でオフにするかしないかを設定します。設定できる値
は:[Always On] [Suspend -> Off]です。
Video Off Method [DPMS OFF]
ビデオ信号オフの内容を設定します。DPMS (Display Power
Management System:ディスプレイ電源管理システム)は、DPMS対
応のディスプレイをBIOSがコントロールします。[Blank Screen] は節
電機能に対応していないディスプレイに使用します。
この場合、スクリーンセーバーに「模様なし」を選択します。スク
リーンセーバーが働くとディスプレイは節電モードに入ります。
[V/H SYNC+Blank]は、さらに垂直水平同期信号もオフにします。設定で
きる値は:[Blank Screen] [V/H SYNC+Blank] [DPMS Standby]
[DPMS Suspend] [DPMS OFF] [DPMS Reduce ON]です。
HDD Power Down [Disabled]
この項目の時間だけ、オンボードのIDEコネクタに接続されたハードディ
スクがアクセスされなかった場合、ハードディスクの回転を停止させま
す。SCSIハードディスクや追加のIDEコントローラに接続されたハード
ディスクには影響ありません。設定できる値は:[Disabled] [1 Min] [2
Min] [3 Min]...[15 Min]です。
ACPI Suspend To RAM [Disabled]
ACPI RAMサスペンド(STR)という節電機能です。ATX電源の+5VSBに
最低720mAの容量が必要です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]
です。
Suspend Mode [Disabled]
サスペンドモードに移行するまでの時間を設定します。設定できる値は:
[Disabled] [1∼2 Min] [2∼3 Min] [4∼5 min] [8∼9 Min] [20 Min]
[30 Min] [40 Min] です。
PWR Button < 4 Secs [Soft Off]
[Soft off]に設定すると、ATX電源スイッチは、4秒以下押された時、通
常の電源オフボタンとして働きます。[Suspend]の場合は、4秒以下押
された場合、スリープモードに移行します。どちらの場合でも、4秒以上
押した場合は、電源オフになります。設定できる値は: [Soft off]
[Suspend]です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
75
4.5.1 Power Up Control
AC PWR Loss Restart [Disabled]
AC電源が一旦切れて復旧した場合、システムをどうするかを設定しま
す。[Disabled]の場合はオフのままです。[Enabled] の場合は必ず再起
動します。[Previous State] の場合はAC電源が切れる前の状態に従い
ます。[Enabled]の場合、ATXの元電源を入れただけでコンピュータが起
動します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] [Previous State]で
す。
Wake/Power Up On Ext. Modem [Disabled]
コンピュータがソフトオフの時、外付けモデム着信で起動するかどうか設
定します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
コンピュータが起動を完了するまで、データ受信はできません。従っ
て最初のコールでは、接続できません。また、コンピュータがオフの
時、外付けモデムの電源を入れなおすと、モデムから初期化信号が入
り、これによってもコンピュータが起動してしまいます。
Power Up On PCI Card [Disabled]
[Enabled] に設定するとネットワークまたはPCI モデムからコンピュータ
の電源を入れることができます。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必
要です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
76
第 4 章: BIOS セットアップ
Power On By PS/2 Keyboard [Disabled]
キーボードを用いてコンピュータの電源を入れたい場合、どのキーを使う
かを設定します。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。設定
できる値は:[Space Bar] [Ctrl-Esc] [Power Key]です。
Power On By PS/2 Mouse [Disabled]
[Enabled] に設定すると PS/2マウスを用いてコンピュータの電源を入れ
ることができます。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。設定
できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
Automatic Power Up [Disabled]
コンピュータを無人状態で自動で起動します。[Everyday]で 毎日の決
まった時間に、 [By Date]で 決まった日付の決まった時間に起動できま
す。設定できる値は:[Disabled] [Everyday] [By Date]です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
77
4.5.2 Hardware Monitor (ハードウェアモニタ
ハードウェアモニタ))
MB Temperature [xxxC/xxxF]
CPU Temperature [xxxC/xxxF]
Power Temperature [xxxC/xxxF]
マザーボード(MB)、CPU の温度を自動で検出・表示します。
Q-Fan Control [Disabled]
ASUS Q-Fan はシステムの状態に応じて、ファンの回転数を制御する機
能です。[Enabled] に設定すると、Fan Speed Ratio および Speed Up/
Down Response Time 項目が有効になりますので、必要な値を設定してく
ださい。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
CPU Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
Power Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
Chassis Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
CPU、電源、ケースの冷却ファンの毎分あたりの回転数をRPMで表示し
ます。ファンが接続されているかどうかは自動で検出されます。接続され
ていない場合は N/A と表示します。
VCORE Voltage, +3.3V Voltage, +5V Voltage, +12V Voltage
マザーボードのレギュレータが発生する各電圧をモニターします。
78
第 4 章: BIOS セットアップ
4.6
Boot ((起動
起動
起動))メニュー
Boot Sequence
4種類の起動デバイスを選択できます。上下矢印キーで選択します。
<+>または<Space>で1つ上へ、<−>で1つ下に移動できます。上に
表示されているデバイスから順番に起動可能かをチェックしていき、起動
Removable
可能であればそのデバイスから起動します。項目としては、Removable
Devices
IDE Hard Drive
Other Boot Device
Devices、IDE
Drive、 ATAPI CD-ROM
CD-ROM、Other
があります。
Removable Device [Legacy Floppy]
リムーバブルデバイスの選択です。設定できる値は:[Disabled]
[Legacy Floppy] [LS-120] [ZIP] [ATAPIハMO] [USB FDD] [USB
ZIP] です。
IDE Hard Drive
ブートさせるIDEハードディスクを選択します。[Enter]キーを押すと接
続されているドライブ名が表示されます。
ATAPI CD-ROM
ブートさせるATAPI CD-ROMドライブを選択します。[Enter]キーを押
すと接続されているATAPI CD-ROMドライブ名が表示されます。
Other Boot Device Select [INT18 Device (Network)]
その他のデバイスです。設定できる値は:[Disabled] [SCSI Boot
Device] [INT18 Device (Network)]です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
79
Plug & Play O/S [No]
プラグアンドプレイ(PnP)対応OSがBIOSに代わってPCIバスを設定でき
るようにすることができます。[Yes]に設定すると、OSが IRQを割り当
てるようになります。PnP非対応OSや、OSによるIRQの再割り当てを
行わない場合は [No]に設定します。設定できる値は: [No] [Yes] です。
Reset Configuration Data [No]
ESCD(拡張システム設定データ)は、PnP非対応ISAデバイスの情報を持っ
ています。また、最後に起動した時のシステムの設定情報も保持していま
す。POST(起動時の自己診断)中にこのデータを破棄させたい場合にのみ、
[Yes]を選択してください。設定できる値は:[Yes] [No]です。
Boot Virus Detection [Enabled]
ブートセクタに感染するウィルスの検出を行います。ウィルスが検出され
るとシステムは停止し、警告メッセージが表示されます。そのまま続行す
るか、ウィルス除去を行うか決めます。設定できる値は:[Disabled]
[Enabled]です。
Quick Power On Self Test [Enabled]
[Enabled]にすると、起動時の自己診断(POST)を簡単にします。例え
ば、メモリチェックを通常4回行うところが1回になり起動時間を短縮で
きます。設定できる値は: [Disabled] [Enabled]です。
Boot Up Floppy Seek [Enabled]
[Enabled]にすると、起動時に、フロッピーディスクが40トラックか80
トラックかを検出します。80トラックのFDのみを用いる場合は、
[Disabled]に設定すると起動時間を短縮できます。設定できる値は:
[Disabled] [Enabled]です。
Full Screen Logo [Enabled]
[Enabled] に設定すると起動時にマザーボード固有の画像を表示しま
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
ASUS MyLogo2TM をお使いになる場合は、[Enabled] に設定して
ください。
Interrupt Mode [APIC]
APICは、Advanced Programmable Interrupt Controllerの略で、IRQ
を16個以上に拡張する機能です。PICは、Programmable Interrupt
Controllerの略で、従来の16個のIRQをそのまま用います。 APIC は
Windows 2000 および XP でサポートされています。設定できる値は:
[PIC] [APIC]です。
80
第 4 章: BIOS セットアップ
4.7
Exit ((終了
終了
終了)) メニュー
BIOSの各項目を設定したら、それを保存して終了する必要があります。
メニューバーで Exit を選ぶと以下のメニューが表示されます。
<Esc>では、このメニューから抜けることはできません。いずれかの
項目を選択するか<F10>で終了させます。
Exit Saving Changes
各項目で設定した値をCMOSメモリに書き込み終了する場合は、このメ
ニューを選択します。このメモリはバッテリーバックアップされています
ので、コンピュータの電源を切ってもその内容は保存されています。確認
メッセージが表示されますので、[Yes]を選んで保存終了します。
設定変更を保存せずにBIOSセットアップを終了しようとした場合も
確認メッセージが出ますので、保存する場合は <Enter>を押して設
定変更を保存します。
Exit Discarding Changes
設定変更を保存せずに終了する場合は、このメニューを選んでください。
システムの日付・時刻、パスワードの変更以外の場合、確認メッセージが
表示されます。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
81
Load Setup Defaults
これは、各設定項目について、そのデフォルト(既定)値を読み込むもので
す。<F5>キーを押した場合も同様です。確認メッセージが出ますので、
Exit
デフォルト値にもどしたい場合は、 [Yes]を選択します。このあと、Exit
Saving Changes で終了したり、改めて変更を加えて保存終了したりで
きます。
Discard Changes
今回の設定変更を破棄し、変更前の値にもどします。確認メッセージが出
ますので、前回の設定値にもどす場合、[Yes]を選択します。
Save Changes
終了せずに、変更値の保存のみを行います。続けて、BIOSセットアップ
の作業を行うことが出来ます。確認メッセージが出ますので、ここで設定
を保存する場合、[Yes]を選択します。
82
第 4 章: BIOS セットアップ
5.1
OS
のインストール
OSのインストール
本マザーボードは Windows 98/ME/NT/2000/XP および OS/2 に対応
しています。ハードウェアの最新機能を利用するには、各OSは最新バー
ジョンのものを用いてください。
5.1.1 最初に
Windows 98
を起動した時に
最初にWindows
98を起動した時に
マザーボードをセットアップしたあと最初にWindowsを起動した時に、
新しいハード
Windowsはプラグアンドプレイデバイスを検出します。「新しいハード
ウェアの追加
ウェアの追加」ウィザードに従って必要なドライバをインストールしま
いいえ
す。「再起動しますか?」に対して「いいえ
いいえ」を選択して、次章からの手
順に従いセットアップを行います。
注意
注意!! マザーボードの設定やオプション、拡張カードには様々な種類が
あります。次章からの説明は一般的な例で、お使いのシステムと異なる
場合があります。
5.2
サポート
CD
について
サポートCD
CDについて
添付のサポートCDには、本マザーボードに必要なドライバ、ソフトウェア
およびユーティリティが含まれています。OSのインストール後に、必ずイ
ンストールしてください。
注意
注意!! サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
最新情報についてはASUSのWEBサイトをご覧ください。
5.2.1 サポート
CD
の起動方法
サポートCD
CDの起動方法
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。イン
ストールメニューが自動起動します。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
83
5.3 P4T533
マザーボード サポート
CD
P4T533マザーボード
サポートCD
注意
注意:: サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。インス
トールメニューが自動起動します。メニューが起動しない場合は、 D:
¥ASSETUP.EXE (CD-ROMドライブがD:の場合)を実行します。
5.3.1 インストール手順
インストールを行うには、ドライバまたはプログラムの名前をクリックしま
す。以下はインストール画面の例です。各アイテムの詳細は、後のページを
参照してください。
5.3.2 インストールメニュー
ドライバ
ドライバ::
・ Intel Chipset Software Installation Utility: ディスプレイドライバを
インストールします。
・ Intel Application Accelerator: Intel 製アプリケーションアクセルレー
タです。
・ C-Media CMI8738 Audio Driver and Application: マルチチャンネ
ル対応オーディオドライバです。
・ USB 2.0 Driver: 最新のUSB 2.0 ドライバです。
84
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
ソフトウェア
ソフトウェア::
・ Winbond Voice Editor: POST音声メッセージの編集を行うユーティ
リティです。
・ ASUS PC Probe: コンピュータのファン回転数・温度・電圧を監視する
「Smart」ユーティリティです。
・ ASUS Update: インターネット上から最新バージョンのBIOSをダウ
ロードするサポートユーティリティです。
・ Microsoft DirectX Driver: サウンドとビデオ用のドライバです。
・ PC-Cillin 2002: PC-cillinウィルス保護ソフトをインストールします。
詳しくは、オンラインヘルプを参照してください。
・ ADOBE Acrobat Reader: PDF形式のマニュアルを見るのに必要な
Adobe Acrobat Reader をインストールします。最新および他言語
のマニュアルが、PDF形式でASUSのサイトにあります。
・ Install Cyberlink Video and Audio Applications: Cyberlink
PowerPlayer SE, PowerDVD製試用版およびCyberlink VideoLive
Mailをインストールします。
・ ASUS Screen Saver: ASUS特製スクリーンセーバーです。
・ E-Color 3Deep: CRT および LCD 用のカラー調整アプリケーション
です。
サポート
サポート::
・ 住所・電話番号・WEBサイトなどのASUSサポート情報です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
85
5.4
ASUS PC Probe
「ASUS PC Probe」は、コンピュータの重要な部品の電圧・温度および
ファンの回転数をモニタできる便利なユーティリティです。さらに「DMI
Explorer」を用いて、ハードディスクの空き量、メモリの使用状況、CPU
の種類、内部/外部クロックを知ることができます。
5.4.1 ASUS PC Probe をはじめよう
「ASUS PC Probe」を起動すると、オープニングビデオが始まります。
これは次回の起動時に表示しないようにもできます。表示しないようにする
Show up in next execution
には「Show
execution」のチェックを外します。
スタート
プロ
「ASUS
Probe」を起動するには、Windowsの「スタート
スタート」-「プロ
ASUS PC Probe
グラム
ASUS Utility
Probe Vx.xx
グラム」-「ASUS
Utility」-「Probe
Vx.xx」と選択します。
「PC Probe」のアイコン
がタスクバーに表示され「ASUS PC
Probe」が動作していることを示します。このアイコンにマウスポインタ
を重ねると、コンピュータの状態を表示します。
86
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
5.4.2 ASUS PC Probe を使う
Monitoring
Monitor Summary
モニタ中のアイテムの概要を表示
します。
Temperature Monitor
コンピュータ各所の温度です
警告上下限値を調整できます。
(スライダをドラッグして、
上下限レベルを上下させます。)
Fan Monitor
各ファンの回転数を表示します。
警告上下限値を調整できます。
(スライダをドラッグして、
上下限レベルを上下させます。)
Voltage Monitor
コンピュータ各所の電圧です。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
87
Settings
各上下限値を数値で設定できま
す。また、モニタリングの周期・
表示の更新間隔を変更できます。
CPU Cooling System Setup
ソフトウェアによるCPU冷却の設定で
CPU Overheated
す。「CPU
Overheated」が選択され
ると、CPU温度が上限を越えた場合、
この機能が稼働を始めます。
History
現在の状況を保存します。参考値
として保存しておく場合などに使
います。
Information
Hard Drives
ハードディスクの使用状況・空き容
量・ファイルアロケーションテーブ
ル(FAT)の状態・ファイルシステム
の種類などを表示します。
88
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
Memory
メモリの使用状況、仮想メモリの
状態などを表示します。
Device Summary
接続されているデバイスの概要を
表示します。
DMI Explorer
CPUの種類・内部/外部クロック周
波数、メモリ容量など、コン
ピュータに関する情報を表示しま
す。
Utility
「ASUS Probe」から別のプログ
ラムを起動する場合に用います。
「 Execute Program
Program」をクリッ
クします。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
89
5.4.3 ASUS PC Probe タスクバーアイコン
「PC Probe」アイコンを
右クリックするとメニュー
が現れ、ウィンドウを開い
たり、プログラムとモニタ
リングを終了させたり、再
開させたりできます。
「ASUS PC Probe」がコ
ンピュータに異常を発見し
た場合は、アイコンの一部
が赤く変わり、ビープ音が
鳴り、モニタ画面が開きま
す。
90
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
5.5
ASUS Live Update
「ASUS Update」は、マザーボードのBIOSとドライバを自動更
新するユーティリティです。これを利用するには、インターネット
に接続している必要があります。
1. Windows のスタートメニューか
ら 以 下 を 実 行 し ま す :
プログラム / AsusUpdate Vx.xx.xx
/AsusUpdate
ASUS Update画面が表示されま
す。
2. アップデート方法を選択します。
3. 「d o w n l o a d i n g f r o m t h e
Internet」を選択した場合、適当な
ASUS FTPサイトを選択するか
「Auto Select(自動選択)」を選択
します。
4. FTPサイトから、希望のBIOSの
バージョンを選択します。
「Next」をクリックします。
5. 画面の指示に従ってアップデートを
行います。ファイルからアップデー
トする場合、BIOSファイルが保存
されている場所を選択します。
BIOSファイルを選択し「保存」を
クリックします。画面の指示に従っ
てアップデートを行います。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
91
5.6
3Deep Color Tuner
3-Deep Color Tunerは、CRT または LCD用のカラー調整アプリケーショ
ンです。とくにインターネットアプリケーションのオリジナルの色を再現す
るのに有効です。
5.6.1 3Deep Color Tuning
1. ディスプレイの種類を CRT また
は LCD から選択します。
2. 画面の指示に従って「ブライトネ
ブライトネ
ス(輝度
輝度))」を調整します。
3. RGB(赤・緑・青)各色について調整
できます。
92
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
4. 背景の色に近くなるようにカラー
マッチング調整を行います。
5. フルカラーについて
カラーマッチング
を繰り返します。
6. 調整が終わったら、左側のボタンをクリックしインターネットに接続
します。画面の指示に従って続けます。
5.6.2 The 3Deep Control Panel
Windowsのスタートメニューから 3Deep Control Panel | 3Deep
Applications を選択します。Color
Color Wizard が起動しますので、
Game Gamma と Tweak につ
いて調整します。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
93
5.7
Winbond Voice Editor
Winbond Voice Editor は、POST音声メッセージを編集するユーティ
リティです。インストール方法は「5.3.2 インストールメニュー」をご覧
ください。
Winbond Voice Editor は ASUS PC Probe と同時に使用できませ
ん。リソースの衝突を起こします。
Winbond Voice Editorの使用方法:
プログラムの起動方法
デスクトップ上の「Winbond Voice Editor」アイコンをダブルクリック
するか、スタートメニューの プログラム / Winbond Voice Editor / Voice
Editor を実行します。
Winbond Voice Editor画面が表示されます。
デフォルト
メッセージ
POST
イベント
Wave ファイルの再生
音声メッセージ(Waveファイル)を再生するには、画面左側の POSTイベン
ト欄から再生したいメッセージを選択し「Play」をクリックします。
初期設定ではメッセージは英語です。
94
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
使用する言語の変更
1. 「Load」をクリックすると有効
な言語の一覧が表示されます。
2. 希望の言語を選択し「開く」をク
リックします。Voice Editor画面
のイベント欄に選択した言語が表
示されます。
ファイルのサイズの制限のため、言語によっては、一部のメッセージ
が音声対応してない場合があります。
3. 「Write」をクリックします。変
更した結果がBIOSのEEPROMに
書き込まれます。
4. 確認画面が表示されますので
「Yes」をクリックします。
次回の起動時から選択した言語が有効になります。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
95
POST メッセージのカスタマイズ
希望の言語が一覧に表示されない場合や独自のメッセージを使用したい場
合、以下の方法でメッセージをご自分で録音することができます。
POST音声メッセージのカスタマイズ方法
1. Voice Editor 画面の左側にあるイベント一覧の内容をメモ用紙などに
控えてください。
2. 各イベントに対するメッセージを考えます。
メッセージのサイズには制限があります。圧縮後のサイズでメッセー
ジ全部の合計が1Mビット以下です。メッセージはなるべく短くして
ください。
3. WAVEファイルを録音できるソフトウェア(Windowsのサウンドレ
コーダーなど)でメッセージを録音します。
4. メッセージはWAVE形式(.WAV)で保存してください。サイズを小さ
くするために音質が劣化しない程度に圧縮してください。例えば、8
ビット、モノラル、サンプリングタイム 22kHz が適当です。
保存するファイルは、専用のフォルダを作成し、そこに保存することを
お薦めします。
5. Voice Editor を起動します。
「Add」をクリックするとWAVE
ファイルの一覧が表示されます。
6. 作成したオリジナルのWAVEファ
イルを Voice Editor のデータ
ベースにコピーします。
96
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
7. Voice Editor 画面に戻り、変更
したいPOSTイベントを選択し
「Edit」をクリックします。
Event Sound Editor 画面が表
示されます。
8. イベントに設定したいWAVE
ファイルを選択し「Voice1」の
左側にある矢印をクリックしま
す。選択したファイルが右側の
ボックス内に表示されます。
9. 「OK」をクリックし、もとの画
面に戻ります。
10.必要なだけ 7項から 9項を繰り返
します。
11.「Save」をクリックします。設
定の保存画面になります。
12.設定ファイルに名前をつけ保存し
.flh
ます。拡張子は「.flh
.flh」になりま
す。「Save」をクリックしま
す。
13.「Write」をクリックします。変
更結果が BIOSの EEPROMに書
き込まれます。
14.確認画面が表示されますので
「Yes」をクリックします。
ファイルサイズをオーバーした、というエラーメッセージが表示された場
合は、以下の1つ、またはすべてを実行してみてください。
・ メッセージの録音時間を短くします。
・ WAVEファイルの品質を低くして保存します。
・ あまり発生することのないイベント(FDD Detection, IDE HDD
Detectionなど)に対するメッセージは設定しないようにします。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
97
5.8
ASUS MyLogo2TM
ASUS MyLogo2TM は ASUS Update と同時に自動でインストールされ
ます。インストールについては「5.3.2 インストールメニュー」を参照し
てください。
ASUS MyLogo2TM を使用する前に、AFLASHなどを用いて現在の
BIOSのバックアップをとっておくか、ASUSのWEBサイトから最新の
BIOSをダウンロードしておいてください。
BIOSセットアップの「Full Screen Logo」を [Enabled] に設定し
てください (P.80参照)。
ASUS MyLogo2 の使い方:
1. ASUS Updateを起動します
(「5.5 ASUS Update」 参照)。
2. B I O S のアップデート方法で、
「Update BIOS from a file」
を選択します。
3. BIOSファイルの場所(FDなど)を
指定します。Next をクリックし
ます。
4. ロゴイメージの選択画面になりま
す。Next をクリックします。
自作のイメージ(GIF, JPG,
BMP形式)を使用することも
できます。
5. 選択したイメージは MyLogo2ス
クリーンに拡大表示されます。
98
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
MyLogo2 は複雑な画像に対応していません。もし、問題が発生した場
合はより簡単な画像を用いるようにしてください。また、レタッチソフ
トウェアを用いて、画像を1色 640x480ピクセルの背景に重ねて保存
します。この画像を用いると起動画面の中央に小さく表示されるように
なります。
6. B I O S イメージを新しいロゴイ
メージのものに書き換えます。
Flash をクリックします。
7. 書き換えが完了したら、Exit をク
リックします。コンピュータを再
起動すると、起動時に新しいロゴ
が表示されるようになります。
ASUS Update の代わりに ASUS MyLogo2 を直接起動して、ロゴ
イメージの書き換えを行うこともできます。この場合は、BIOSファイ
ルを書き換えた後、 ASUS Update を用いて、BIOSファイルを
EEPROM に書き込む必要があります。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
99
マルチチャンネルオーディオを使用する場合は、サポートCD の
「C-Media PCI Audio Driver and Applications」をインストー
注意
ルしてください。注意
注意: この機能を利用するには、4chまたは6chの
スピーカシステムが必要です。
5.9.1 C-Media オーディオミキサー
1. タスクバーのC-Mediaア
イコンをクリックすると
C-Media Mixerが起動します。または、
Main
Windowsのスタートメニューの「Main
Program
m」の「 P C I A u d i o
Applications & Audio Rack
Rack」を選択します。
2. 「Tools
Tools」ボタンをクリックすると、
Tools
S/PDIF
S p e a k e rr、V
Volume
F、S
e、
Sound Effect
Effectメニューが有効になり
Speaker
ます。Speaker
Speakerメニューを用いてお使
いのスピーカシステムに合わせた設定
を行うことができます。4チャンネル
または6チャンネルシステムに応じ
て、Line-inとマイクロホンジャックの
機能を切り替えます。
5.9.2 C-Mediaアプリケーション
Main Program
PCI Audio
1 . スタートメニューの「M
m」- 「P
Applications
Multi-Channel Audio Demo」を起動すると
Demo
Applications」-「Multi-Channel
以下のアプリケー
ションを利用する
ことができます:
Audio Rack
「Audio
Rack」
C D P l a y e rr」
「C
MIDI Player
「MIDI
Player」
Mixer
MP3
「Mixer
Mixer」「MP3
Player
Player」
100
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
LiveUpdate
5.9 マルチチャンネルオーディオの設定
2. PCI Multi-Channel Audio Demo
Demoには、スピーカシステムを調
Demo
整するためのいくつかのDemo
Demoプログラムがあります。各プログ
Help
ラムについては、Help
Helpメニュー
を参照してください。「T V
b o x
x」 を ク リ ッ ク す る と
「S p e a k e r C h a n n e l
Configuration Menu
Menu」が起動
します。
Channel
3 . 「S p e a k e r
Configuration Menu」を用いる
Menu
とマルチチャンネルオーディオシ
ステムの各種設定を行うことがで
きます。
5.9.3 オーディオジャックの設定
以下の表は、3つのオーディオジャックをどのよう
に使用するかの設定です。「Line In」や「Mic」
ジャックをサブウーファやセンタースピーカ出力用
ジャックとして用いることができます。
コネクタの設定および機能
Headphone/ 4-Speaker
2-Speaker
6-Speaker
緑
Line Out/
Line Out/
フロントスピーカ フロントスピーカ
Line Out/
フロントスピーカ
青
Line In
リアスピーカ
リアスピーカ
ピンク
Mic In
Mic In
センタースピーカ,
サブウーファ
注意
注意:: センタースピーカとサブウーファの切り替えは「Bass/
Center Jumper」で行います。「2.7 ジャンパ」を参照してく
ださい。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
101
5.10 RAID 0 or 1 の使用方法
P4T533には、Promise(R) PDC20276チップが搭載されています。これ
は、ハイパフォーマンスなRAID(Redundant Array of Independent
Disks)システムを実現します。UltraATA-133/100/66/33, EIDE または
FastATA-2 ハードディスク(以下 HDD)が使用可能です。2台のHDDを接
続するだけで「FastTrack133TM Lite firmware BIOS」が自動でRAID 0
または 1を構成します。さらに、サポートCDによってお使いのハードウェ
ア・OSにあった独自の設定も可能です。RAIDをセットアップする前に、本
章よく読み内容を理解してから作業を行ってください。
RAID 0 は「ストライピング」と呼ばれ、2台のHDDを1台のHDDのよ
うに取り扱いデータの読み書きを行います。これにより、H D D 1台の時
に比べ、データのアクセス速度が約2倍に向上します。RAID 0 は、主に
HDDのスピード向上のために用いられます。FAT32 および NTFSを用い
ると、RAIDシステム全体を1つの巨大なHDDパーティションとして扱う
ことができます。
RAID 1 は「ミラーリング」と呼ばれ、2台のHDDに対し同じデータを同
時に書き込みます。全く同じデータが書き込まれたHDDが2台存在するこ
とになります。これにより、1台のHDDが故障した場合でも、データを簡
単に復旧することができます。RAID 1 は、主にHDDの信頼性向上のため
に用いられます。
重要
重要!! RAIDシステムを構築する前に、各HDDのベリファイを行ってく
ださい。RAID 0を構築するとHDD上のデータはすべて消去されます。
既存のHDDを使用する場合には、バックアップをとってください。
RAID 0の場合は、新しいHDDが2台必要です。RAID 1の場合は、既
存のHDDに加え新しいHDDを1台用意します。この場合、既存のHDD
のデータはそのまま残ります。Promise (R) RAIDコントローラは、
RAID 0ではHDDを2台のみサポートします。RAID 1の場合は、
「HOT」スペアとして3台めのHDDを使用することができます。同機
種・同容量のHDDを用いた場合、最高のパフォーマンスを得ることがで
きます。フラットケーブルは、Ultra ATA100/66用を用いてください。
Promise(R) RAIDコントローラは、RAID機能を用いない場合は、4台
のUltraATA-133 HDDを133 MB/秒の性能で使用することができま
す。
102
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
5.10.1 ハードディスクの接続
RAID 0 システムを構築するには、2台の新しいHDDを用意しOSを新規
にインストールする必要があります。RAID 1 の場合は、既存のHDD1
台に加え新しいHDD1台を用意するか、2台の新しいHDDを用意してく
ださい。
既存の HDDを使用する場合には、HDD内のすべてのデータのバック
アップをとってください。
1. 2台のHDDをドライブベイに取り付けます。1台目をマザーボードの
Promise IDE1 コネクタ、2台目を Promise IDE2 コネクタにフラッ
コネクタはハード
トケーブルで接続します。 注意
注意:: Promise IDE1/2
IDE1/2コネクタはハード
ディスク専用です。他の
IDE
機器を接続しないでください。
ディスク専用です。他のIDE
IDE機器を接続しないでください。
2. HDDに電源コネクタを接続します。
3. RAID_SWジャンパを [1-2] にセットします。BIOSセットアップの
Advanced PCI Configuration の「SCSI/ATA100 Boot Sequence」
項目を [ATA100/SCSI] に、「Load Onboard ATA BIOS」項目を
[Auto] に設定します。
4. コンピュータの電源を入れます。
5.10.2 FastTrak100 BIOS および FastBuild Utility
1. コンピュータを起動します。2台のHDDが正しく接続されていれば、
以下のMBFastTrak133(R) Lite BIOS画面が表示されます。
2.
<Ctrl-F>を押すと FastBuildTM Utility Main Menu画面が表示されます。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
103
5.10.3 RAID 0 アレイの構築
1. FastBuildTM Utility のMain Menu から「Auto Setup[1] 」を選択し
ます。以下の画面になります。Auto Setup Options Menu は、RAID
0 および RAID 1 の設定を行います。IDEコントローラに接続されて
いるHDDでRAIDシステムを構築できるものが表示されます。
2. 「Optimize Array for」-「Performance」を選択し、スペースキー
を押します。Mode項目に Stripe 欄が表示されます。
3. 「Typical Application Menu」を選択します。これはパフォーマン
スを得るためのデータブロックの取り扱い方法に関する設定で「A/V
Editing」「DESKTOP」「Server」の3つの選択肢があります。「A/
V Editing」は、オーディオ・ビデオ用の設定で、大きなサイズのファイ
ルのデータ転送に向きます。「Server」は小さなサイズのファイルの
データ転送用で、「Desktop」はその中間の場合です。
4. <Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。
5. Press Any Key to Reboot と表示されたら何かキーを押してシステム
を再起動します。再起動後 FastTrack100TM Speed BIOS は新しい
RAIDシステムの状態を表示します。
6. 次にFDISK、フォーマットを行い新しいOSをインストールします。
(OSによって起動用フロッピーまたは起動可能なCDを用います。) OS
は通常の方法でインストールします。以上の設定とOSのインストール
が完了すれば、RAID 0 システムをいつでも1つのハードディスクのよ
うに扱えます。
104
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
5.10.4 RAID 1 アレイの構築
1. FastBuildTM Utility のMain Menu から「Auto Setup[1] 」を選択し
ます。
2. 「Optimize Array for」-「Security」を選択し、スペースキーを押
します。Mode項目に Mirror.欄が表示されます。
3. <Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。既存のHDDを用いる場合は、
<Y> を押し「Create and Duplicate」を選択します(4項へすすんで
ください)。2台の新しいHDDを用いる場合は、<N>を押し「Create
Only 」を選択します(6項へすすんでください)。
4. Create and Duplicate, の場合は、以下の画面が表示されます。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
105
5. Please Select A Source Disk. プロンプトが表示されます。既存の
HDDを「source」に、新しく追加したHDDを「target」に選んでくだ
さい。<Ctrl-Y>を押し、設定を保存します。<Y>を押すとデータのコ
ピーが始まります(<N>で中止します)。
6. Create Only; の場合は、次のメッセージが表示されます: Array has
been created... <Press Any Key to REBOOT>
7. R再起動するとRAID 1システムが有効になります。
8. Create and Duplicate, の場合は、既存のOSが新しいHDDにコピー
されシステムが起動します。Create Only; の場合は、新規にOSをイ
ンストールする必要があります。FDISK、フォーマットを行い新しい
OSをインストールします。(OSによって起動用フロッピーまたは起動
可能なCDを用います。) OSは通常の方法でインストールします。
RAID 1
システムのトラブルシューティング: マザーボード上の
1システムのトラブルシューティング
Promise IDE1/2 コネクタにそれぞれ1台ずつHDDを接続した
時が最もパフォーマンスがよくなります。各HDDは、マスター
に設定してください。マスター/ スレーブ接続する場合は、
「Source」をマスター、「Target」をスレーブに設定してくだ
さい。「Target」に用いるHDDは、「Source」HDDより容量
が大きいか等しいものを用いてください。(容量が足りない場合
は警告がでます。) Functional 画面で、RAIDシステムのHDD
の状態を見ることができます。 Critical という警告が表示され
た場合は、1台以上のHDDに異常があるか、HDDが接続されて
いません。この場合は、HDDを交換してください。Offline とい
う警告が表示された場合は、RAIDシステムに異常があるか、
RAIDシステムが検出されません。この場合は、データのバック
アップをとって、再度RAIDを構築してください。
106
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
5.10.5 FastBuild Utility
の他のコマンド
Utilityの他のコマンド
Main Menu の(3)∼(6)項は、RAIDシステムを構築する場合には必要あり
ませんが、RAIDシステムを削除したり、再構成したりする場合に用い
ます。
View Array (3)
(3): HDDの構成を表示します。
Delete Array (4):
(4) RAIDシステムを削除します。HDD内のデータは削除
されません。間違ってR A I D システムを削除した場合は、直ちに
Rebuild Array (5) を行ってください。
Rebuild Array (5)
(5): RAID 1システムで異常が発見された場合のリカバー
を行います。以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
起動時にエラーメッセージが表示されます。
<Ctrl-F> を押します。
<3> を押し「View Array」を選択します。
コンピュータの電源を切り、異常のあるHDDを交換します。
再起動し、 <Ctrl-F> を押します。
<5> を押し「Rebuild Array」を選択します。<Enter> を押します。
7. 交換したHDDを選択し、<Enter>を押します。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
107
8. 新しいHDDにデータがコピーされます。
9. 再起動後、再構成したRAIDシステムが有効になります。
Controller Configuration (6)
(6): RAIDコントローラの設定をデフォルト
に戻します。
5.10.6 その他のオプションと注意事項
Hot
スペア
Hotスペア
「Hot 」スペアは RAID 1 で有効です。RAID 1システムに3台目のHDD
を接続します。RAID用のHDDが接続されているUltra ATA133用のフラッ
トケーブルに接続してください。この3台目のHDDは、予備として用いら
れ、通常は RAIDシステムに加えられません。RAID 1 で用いられている
HDDの1台に異常があった場合、自動で、この予備のHDDに切り換わりま
す。従って、システムを停止することなく故障したHDDを交換することが
できます。
接続上の注意
マザーボード上の Promise IDE1/2 コネクタにそれぞれ1台ずつHDDを
接続した時が最もパフォーマンスがよくなります。各HDDは、マスターに
設定してください。
追加のHDD
HDDを使う
追加の
HDD
を使う
本マザーボードには、Promise(R)コントローラとは別の プライマリ IDE お
よびセカンダリ IDEコネクタがあります。このコネクタに接続したHDDで
はRAIDシステムは構築できません。マザーボード全体としては、全部で8
台の IDE HDDを接続できることになります。RAIDシステムを構成できる
のは、Promise IDE1/2コネクタのプライマリおよびセカンダリに接続した
マスターHDDだけです。他の4台のHDDは、通常のATA-133 HDDとし
て使用できます。
最適なパフォーマンスを得るためには
パフォーマンスを上げるためには、使用するH D D は性能の良いものを使
用してください。RAID 0システムは、アクセススピードを相対的に約2
倍に向上させますので、H D D 自身のアクセス速度が遅いとそれなりの性
能しか得られません。従って、ATA-33 HDD2台でRAIDを組むより、
ATA-133またはATA-100 HDD1台の方がアクセス性能はよくなりま
す。
2台のHDDの記憶容量は同じものを使用してください。RAID 0システム
は、容量の小さい方のH D D に従って残り容量を決定しますので、容量の
大きい方のH D D には、使用されない記憶領域が生じます。( 1 0 G B と
15GBの場合は、15GB HDDの5GB分は使用されません。)
108
第 5 章: ソフトウェアリファレンス
5.11 IDE/RAIDドライバの手動インストール
サポートCDの「Promise」フォルダに、Windows, NetWare および
NT4.0用の IDE および RAID 0 / 1 ドライバがあります。Windows98お
よびWindows2000については以下の手順でインストールしてください。
他のOSの場合は、サポートCD内のドキュメントを参照してください。
5.11.1 Win9x-ME Promise(R) FastTrak133 Speed BIOS
1. ドライブにサポートCDをセットして「スタート」ボタンをクリック
します。
2. 「設定」-「コントロールパネル」を選択します。
3. 「システム」アイコンをダブルクリックします。
4. 「デバイスマネージャ」を選択します。
5. 「その他のデバイス」を選択します。
4. 「PCI Mass Storage Controller」を右クリックし「プロパティ」を
選択します。
6. 「一般」ページの「ドライバの再インストール」をクリックします。
7. 画面の指示に従ってつづけます。ドライバの場所は、
¥Promise¥Raid0or1¥Win9x-ME です。
5.11.2Win2000 Promise(R) MBFastTrak133TMLite Driver
1. 「マイコンピュータ」を右クリックし「プロパティ」を選択します。
2. 「ハードウェア」の「デバイスマネージャ」を選択します。
3. 「その他のデバイス」を選択します。
4. 「Mass Storage Controller」を右クリックします。
5. 「プロパティ」を選択します。
6. 「ドライバ」ページの「ドライバの再インストール」をクリックします。
7. 「Upgrade Device Driver Wizard」の「NEXT」をクリックします。
8. 「Select for a suitable driver for my device(recommended)」
を選択し「NEXT」をクリックします。
9. 「Specify a location」をクリックします。
10.「¥Promise¥Raid0or1¥Win2000
¥Promise¥Raid0or1¥Win2000」を指定して「OK」をクリック
¥Promise¥Raid0or1¥Win2000
します。
11.「NEXT」をクリックします。
12.「YES」をクリックします。
13.「Finish」をクリックします。
14. 再起動します。
ASUS P4T533 マザーボード ユーザーガイド
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第 5 章: ソフトウェアリファレンス