AX2500Sシリーズ スタック導入ガイド

AX2500S シリーズ
スタック導入ガイド
初版
資料 No. NTS-14-R-018
アラクサラネットワークス株式会社
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
はじめに
本資料は、アラクサラのL2スタック機能のシステム導入に役立てるものとして、スタックの概要,システム構築例
などについて記載しています。
関連資料
・ AX2500S シリーズ製品マニュアル
(http://www.alaxala.com/jp/techinfo/manual/index.html)
《ソフトウェアマニュアル》
・コンフィグレーションガイド Vol.1
・コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
・運用コマンドレファレンス Vol.1
・ AX2500S シリーズ スタック操作ガイド(運用・保守)
(http://www.alaxala.com/jp/techinfo/guide/index.html)
本資料使用上の注意事項
本資料に記載の内容は、弊社が特定の環境において基本動作を確認したものであり、機能・性能・信頼性に
ついてあらゆる環境条件すべてにおいて保証するものではありません。また製品マニュアルの補助資料としてご
利用いただけますようお願いいたします。
なお本資料作成時の OS ソフトウェアバージョンは特記の無い限り以下となっております。
AX6600S
Ver. 11.9.G
AX3650S
Ver. 11.13
AX2530S
Ver. 4.0.C
本資料の内容は、改良のため予告なく変更する場合があります。
輸出時の注意
本製品を輸出される場合には、外国為替及び外国貿易法の規制並びに米国輸出管理規制など外国の輸出
関連法規をご確認の上、必要な手続きをおとりください。
なお、不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせ下さい。
商標一覧
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・
・
・
アラクサラの名称およびロゴマークは、アラクサラネットワークス株式会社の商標および登録商標です。
Ethernet は,富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
イーサネットは,富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
そのほかの記載の会社名,製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
目次
1. スタックとは .............................................................................................................. 4
1.1
スタッカブルスイッチの概要 ........................................................................................................... 4
1.2
L2 スタック機能の特徴 .................................................................................................................. 4
1.3
製品ラインアップ ........................................................................................................................... 6
2. スタックの概要 .......................................................................................................... 7
2.1
スタックの構成要素 ....................................................................................................................... 7
2.2
スタックの諸元 .............................................................................................................................. 8
2.3
スタックの動作概要 ....................................................................................................................... 8
2.4
障害時の動作概要 ..................................................................................................................... 10
2.5
サポート機能と収容条件 ............................................................................................................. 12
2.5.1
スタックのサポート機能 ........................................................................................................ 12
2.5.2
スタックの収容条件 ............................................................................................................. 12
3. スタックの構築 ........................................................................................................ 13
3.1
ディストリビューションスイッチに L2 スタック適用 ........................................................................... 13
3.1.1
システム構成図 ................................................................................................................... 14
3.1.2
構築のポイント .................................................................................................................... 14
3.1.3
設定のポイント .................................................................................................................... 17
3.1.4
コンフィグレーション設定例 .................................................................................................. 19
3.2
フロアスイッチに L2 スタック適用 ................................................................................................. 25
3.2.1
システム構成図 ................................................................................................................... 26
3.2.2
構築のポイント .................................................................................................................... 26
3.2.3
コンフィグレーション設定例 .................................................................................................. 27
4. 運用管理 ................................................................................................................ 34
4.1
ステータスの確認 ........................................................................................................................ 34
付録.コンフィグレーションファイル ................................................................................... 37
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1. スタックとは
スタッカブルスイッチの概要
1.1
レイヤ 2 の冗長化の手法としては、これまで STP などの「プロトコル」を用いるのが一般的でした。しかし
STP は仕組みが複雑で不安定な上、ループ障害などが起きやすい問題がありました。
そこで現在は、プロトコルに頼らない「スタック機能」を利用した冗長化が新たな主流になりつつあります。複
数のスイッチを 1 台として管理できるためループ障害が起こらず、シンプルで確実な冗長化が実現できます。
このようにスタック機能を使用できるスイッチを「スタッカブルスイッチ」と呼びます。
スタッカブルスイッチはスイッチの一元管理化を実現し、複数のスイッチを仮想的に 1 台としてまとめて管理
す る こ と が 可 能 で す 。 こ れ に よ り 装 置 の IP ア ド レ ス や コ ン フ ィ グ レ ー シ ョ ン 、 MIB(Management
Information Base)などをひとまとめに管理できるため、接続状況や問題などを発見しやすく、なおかつ運
用者の負荷を減らせます。
一元管理
冗長化
リンクアグリゲーション
◆ STPレスのシンプルな冗長
(装置またがりのリンクアグリゲーションで回線冗長)
1台として管理
◆ スタックされた装置をまとめて管理できる
(IPアドレス、コンフィグレーション、MIBなど)
L2 スタック機能の特徴
1.2
(1)
高信頼かつ 安定したシステム
《 シンプル・低コスト・サービス無停止を提供 》
AX2500S シリーズの L2 スタック機能により、従来よりもシンプルで簡単なシステム構築と低コストな選択肢
を提供し、障害時やバージョンアップでもサービスを止めることなく 高速に通信を復旧できます。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(2)
2つの適用シーンを想定
《 フロアとディストリビューションニーズへの適用が可能 》
【適用シーン 1】 フロアスイッチ
フロアスイッチとしてポート数の柔軟な拡張を実現します。多ポート収容が必要なシーンでは、需要に
合わせて スタック台数を増やすことでポート数の拡張が容易に実現できます。スタック台数は最大 4 台ま
で増やすことができます。
【適用シーン 2】 ディストリビューションスイッチ
ディストリビューションスイッチとして STP レスのシンプルな冗長化を実現します。従来の不安定な STP
に代わって「リンクアグリゲーション」による冗長化を採用することで、論理的にループしないネットワーク構
成を実現し、すべての回線を効率的に利用できるため 低コストで高品質な冗長化が可能になります。
(3)

L2 スタック機能により進化したフォールト・トレラント・ネットワーク
《 シンプルでより活用範囲の広い FT ネットワークが実現 》
ユーザニーズに合わせた自由なスイッチの選択が可能に
アラクサラが提案する、「フォールト・トレラント・スイッチ(FT スイッチ)」による冗長ネットワークに更に追
加された L2 スタック機能によって、L2 ボックス型スイッチを組み合わせたオールリンクアグリゲーションの
FT 構成が可能になり、ユーザニーズに合わせて自由に使い分けができるようになりました。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
1.3
製品ラインアップ
AX2500S シリーズの製品ラインアップを以下に示します。AX2500S シリーズすべてのモデルで L2 スタッ
ク機能をサポートしています。L2 スタック機能を使用するには、別途アドバンスソフトウェアアップグレードライ
ンセンス(OS-L2A-U)が必要となります。
◆ AX2500S シリーズ
※ AX2500S の L2 スタック機能は Ver.4.0 以降のソフトウェアが必要です。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
2. スタックの概要
2.1
スタックの構成要素
スタックの構成と本資料で使用するスタックの用語説明を以下に示します。
スタックは複数台のメンバスイッチで構成されます。マスタスイッチは他のメンバスイッチを制御して、仮想的に
1 台の装置として動作します。
AX2500S シリーズのスタックでは、マスタスイッチとマスタ以外のメンバスイッチを接続するためのポートをスタ
ックポートを呼び、その接続された回線のことをスタックリンクと呼びます。
スイッチ番号は、スタックを構成するメンバスイッチを識別するための番号で、各メンバスイッチ固有の情報で
す。また、スタック構成では回線の冗長性を確保するために上位スイッチまたは下位スイッチと接続する際 装置
を跨いだリンクアグリゲーションを使用します。
項
番
1
用語
2
3
4
スタック
(L2 スタック機能)
スタッカブル(スイッチ)
メンバスイッチ
マスタ(スイッチ)
5
6
7
8
スタンドアロン
スイッチ番号
スタックポート
スタックリンク
9
マスタ選出優先度
説明
仮想的に 1 台の装置として動作する 複数の装置を組み合わせた集合体のこと
装置でスタック機能が動作可能であること
スタックを構成する 各々の装置
スタッカブルであり、スタック内のすべてのメンバスイッチ制御する役目を担うメン
バスイッチ
スタック機能が動作していない装置、またはその状態
スタック内でスタックを構成するメンバスイッチを識別するために使用する番号
スタックを構成するために、メンバスイッチ間を接続するために使うポート
スタックポートによって複数台のメンバスイッチ間を接続する回線(リンク)
冗長性の確保および帯域の確保を目的として 2 本以上での使用を推奨
マスタスイッチを選択する際に比較する優先度(数値)
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
2.2
スタックの諸元
 スタックの仕様
アラクサラの AX2500S シリーズのスタックは、汎用のイーサネット回線またはダイレクトアタッチケーブ
ルでメンバスイッチ同士を接続してスタックを構成します。スタック用の専用ケーブルは不要です。また、
スタックの台数は最大 4 台までとなっています。
なお スタックを構成するモデルは異なるモデルでも構成可能です。
 スタックポート
スタックを構成するメンバスイッチを接続するポートです。スタックポートは、メンバスイッチあたり最大 4
ポートまで使用できます。
スタックポートは、SFP または SFP/SFP+共有ポートから設定します。またスタックポートに指定できる
ポートは 24 ポートモデルの場合 「0/25 ~ 0/28」、48 ポートモデルの場合 「0/49 ~ 0/52」になり
ます。
 スタックリンク
メンバスイッチ間のスタックポートを接続した回線です。スタックリンクは最大 4 つまで使用できます。ス
タックリンクはイーサネット回線で直接接続してください。スタックポート間に、ほかのネットワーク機器を接
続しないでください。
モデル
AX2530S-24T
AX2530S-24S4X
AX2530S-24T4X
AX2530S-24TD
AX2530S-24S4XD
AX2530S-48T
AX2530S-48T2X
AX2530S-48TD
2.3
スタック構成台数
スタックポート数
最大 4 台
(全モデル共通)
最大 4 ポート
(全モデル共通)
スタックポート指定範囲
0/25 ~ 0/28
0/49 ~ 0/52
スタックの動作概要
(1) マスタスイッチの役割
マスタスイッチは、スタックを構成するすべてのメンバスイッチとその機能を制御します。メンバスイッチは、マ
スタスイッチのコンフィグレーションとマスタスイッチからの制御に従って動作します。
マスタスイッチはメンバスイッチの代表であり、リモート端末からログインすると必ずマスタスイッチへログイン
します。
(2) マスタスイッチの選出
マスタスイッチは、スイッチの状態,マスタ選出優先度およびスイッチ番号の 3 つの要素に従って選出されま
す。マスタスイッチは次に示す基準で選択されます。
① 既存マスタ優先
スタック内にマスタスイッチがすでに存在している間は、そのマスタスイッチを維持します。この場合コ
ンフィグレーションによる優先度は意味を持ちません。
② 優先度(switch priority)が最も大きいメンバスイッチをマスタスイッチに選出
コンフィグレーションで設定する優先度(priority 2~31)の数値が大きいほど高優先になります。
③ 優先度が同一の場合
優先度が同じ場合は、スイッチ番号の小さいメンバスイッチをマスタに選出します。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(3) スタックの装置 MAC アドレス
AX2500S シ リ ー ズ で は 、 ス タ ッ ク の 装 置 MAC ア ド レ ス を コ ン フ ィ グ レ ー シ ョ ン コ マ ン ド 「 system
mac-address」で設定可能です。
装置 MAC アドレスは、以下の機能のシステム ID として使用します。




IP パケットの送受信(VLAN インタフェースの MAC アドレス)
IPv6 アドレスのインタフェース ID
リンクアグリゲーションの LACP システム ID
LLDP のシャーシ ID
(4) スタック構成におけるフレーム中継動作
スタック動作時で複数のメンバスイッチに跨るチャネルグループへの中継動作を以下に示します。
 ユニキャストフレーム(MAC 学習済みユニキャスト)の場合
MAC 学習済みのユニキャストフレームの中継は、受信したポートのメンバスイッチを優先して送信します。
 非ユニキャストフレーム(MAC 未学習ユニキャスト,マルチキャスト,ブロードキャスト)の場合
MAC 未学習ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストの非ユニキャストフレームの中継は、スタックを
構成する全メンバスイッチに中継し、チャネルグループのいずれか 1 ポートから送信します。非ユニキャスト
フレームの場合は、受信したポートのメンバスイッチを優先して送信しません。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
2.4
障害時の動作概要
ここでは (1) マスタスイッチ,(2) 回線,(3) スタックリンクでそれぞれ障害が起こった場合の動作について
説明します。
(1) マスタスイッチ障害の動作
マスタスイッチに障害が発生して停止すると、バックアップスイッチが新しくマスタスイッチに切り替わってスタ
ックとして継続します。また同時に旧マスタスイッチを経由していた通信も 新マスタスイッチ経由に切り替わり
ます。なお、バックアップスイッチに障害が発生して停止した場合は、スタックの状態は変わらずにバックアップ
スイッチを経由する通信のみが、マスタスイッチ経由に切り替わります。
M
障害
M
B
障害
発生
スタック
スタック
M
B
(2) 回線障害の動作
メンバスイッチを跨ったリンクアグリゲーションの回線に障害が発生すると、以下 2 つのパターンの動作となり
ます。いずれも障害となった回線を迂回して、リンクアグリゲーションの縮退で動作を継続します。
回線障害の場合は、スタックの状態は変わらずに通信の経路のみが切り替わります。
障害
M
M
障害
スタック
スタック
(3) スタックリンク障害の動作
すべてのスタックリンクで障害が発生すると、マスタスイッチとマスタ以外のメンバスイッチは互いに隣接する
メンバスイッチを認識できなくなります。その結果、1 つのスタックが複数のスタックに分かれて マスタスイッチ
はマスタスイッチのままで、マスタ以外のメンバスイッチもマスタスイッチに切り替わって、複数のマスタが存在
する状態となります。
このとき、複数のマスタが存在する状態となった場合、同じ IP アドレスおよび装置 MAC アドレスを使用する
ため、アドレスの重複によって以下のような機能が動作しなくなるおそれがあります。
 リモートログイン(telnet)
 SNMP、MIB/Trap 機能
 syslog サーバへの出力
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
 IP 通信(ping など)
 認証機能
万が一、このような状態になってしまったら、新しくマスタとなったメンバスイッチを停止させてください。
このような複数のマスタが存在する状態を回避するために、スタックリンクは極力 2 本以上で構成し 冗長化
することを推奨します。スタックリンクを 2 本で構成して 1 本が障害で切断した場合でも残りの 1 本で動作し続
けます。この場合、スタックの状態および通信の経路は変わらず、継続しての動作が可能です。
M
障害
M
スタック
複数のマスタが存在する状態!!
IPアドレス、装置MACの重複,
通信停止などの問題が発生
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2.5
サポート機能と収容条件
2.5.1 スタックのサポート機能
スタックでの代表的な機能のサポート状況を表 2.5-1 に示します。なお本表は Ver.4.0.C でのサポート状況
となります。詳細なサポート状況につきましては 「コンフィグレーションガイド Vol.1 (7 章)」 を参照ください。
表 2.5-1 スタックのサポート状況 (Ver.4.0.C)
項目
運用管理
ネットワークインタフェース
レイヤ 2 機能
コンソールからのログイン
リモート運用端末からのログイン
コンフィグレーションの操作・編集
イーサネット
リンクアグリゲーション
スタティック
LACP
MAC アドレス学習
VLAN
L2 プロトコルフレーム透過機能
ポート間中継遮断
スパニングツリー
フィルタ
Ring Protocol
IGMP snooping
MLD snooping
アクセスリスト
セキュリティー
QoS
ネットワーク認証
冗長化による高信頼機能
障害検出による高信頼機能
IEEE 802.1X
Web 認証
MAC 認証
マルチステップ認証
DHCP Snooping
GSRP aware
アップリンク・リダンダント
SML
ストームコントロール
IEEE802.3ah/UDLD
L2 ループ検知
リモートネットワーク管理
CFM
SNMP
ログ出力機能
sFlow 統計
隣接装置情報の管理
LLDP
ポートミラーリング
ポートミラーリング
(凡例) ○:サポート -:未サポート
サポート
状況
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-
-
-
-
○
○
○
○
○
○
-
○
-
-
○
○
○
-
○
○
-
○
○
備考
回線テストは未サポート
スタックポートを除く
スタックポートを除く
スタックポートを除く
スタックポートを除く
スタックポートを除く
スタックポートを除く
スタックポートを除く
閉塞ポートの自動復旧は未サポート
RMON は未サポート
スタックポートを除く
スタックポートを除く
2.5.2 スタックの収容条件
スタック動作時のリンクアグリゲーション、MAC アドレステーブル、VLAN 等の収容条件につきましては 「コンフ
ィグレーションガイド Vol.1 (3 章 収容条件)」 を参照ください。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
3. スタックの構築
本章では、AX2500S シリーズを使用したスタックの構築について 構築例を挙げて 構築のポイントおよび設
定のポイントを解説します。
3.1
ディストリビューションスイッチに L2 スタック適用
AX2500S シリーズのスタックをディストリビューションスイッチに適用した構築例を以下に示します。本構築
例は、収容数が大きい大規模向けのネットワークシステムを想定したアラクサラが推奨するフォールト・トレラン
ト・ネットワークです。
コアスイッチには AX6000S ファミリーの FT スイッチで構成し、ディストリビューションスイッチとサーバスイッ
チは AX2500S シリーズのスタックで構成します。コアスイッチとディストリビューションスイッチ、サーバスイッチ
間は 10G インタフェース、フロアスイッチ間は 1G インタフェースで接続し、それぞれでメンバスイッチを跨るリン
クアグリゲーションを使用することで回線部の冗長性を確保します。
本構築例で使用する装置モデル、モジュールおよび必要員数を表に示します。本表には電源、FAN、光ケー
ブル、UTP ケーブルは含みません。なお員数はシステム構築に必要な最小数を記載しています。
コアスイッチ
ディストリビューション
スイッチ
サーバスイッチ
フロアスイッチ
製品
AX6604S
CSU-1A
NK10G-4RX
XFP-SR
AX2530S-24S4X
SFPP-CU(30cm)
SFPP-SR
SFP-SX
AX2530S-24T4X
SFPP-CU(30cm)
SFPP-SR
AX1240S-24T
SFP-SX
備考
FT スイッチ
コントロール部・フォワーディング部モジュール
10G 回線 4 ポートモジュール
10G 光トランシーバ
10G アップリンクモデル [スタック用スイッチ]
ダイレクトアタッチケーブル [スタックリンク接続用]
SFP+光トランシーバ [10G アップリンク接続用]
SFP 光トランシーバ [ダウンリンク接続用]
10G アップリンクモデル [スタック用スイッチ]
ダイレクトアタッチケーブル [スタックリンク接続用]
SFP+光トランシーバ [10G アップリンク接続用]
24 ポート UTP モデル
SFP 光トランシーバ
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員数
1
2
4
4
2
2
2
4
2
2
2
2
4
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
3.1.1 システム構成図
次に構築例で使用する物理接続と論理構成を以下に示します。この図に従いコンフィグレーションの設定を
おこないます。なおここでは、ディストリビューションスイッチ(DS1)とフロアスイッチ(FL1,FL2)の設定について
記載し、DS2 および FL3,FL4 については同様な設定となるため省略します。
3.1.2 構築のポイント
本適用例の構築のポイントは以下のとおりです。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
スタックでは スパニングツリーは使用しない
回線冗長は メンバスイッチ跨りのリンクアグリゲーションで実現
スタックリンクは 2 ポート以上で冗長化
離れた場所で設置する場合は 長距離用トランシーバを使用
スタックリンクは メンバスイッチ同士で直接接続
システムへの適用は スタック設定後に実施
スタックの装置情報をバックアップすることを推奨
以下に詳細を説明します。
(1)
スタックでは スパニングツリーは使用しない
スタックを使用するネットワークシステムでは、回線の冗長にリンクアグリゲーションを使用するため、スパニ
ングツリーは使用しません。
AX2530S でスタック機能を有効化している場合は、スパニングツリーは自動的に無効化になりますので設
定は不要ですが、上位の FT スイッチおよび下位のフロアスイッチではスパニングツリーを無効化にする必要
があります。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(2)
回線冗長は メンバスイッチ跨りのリンクアグリゲーションで実現
回線の冗長性を確保するため、リンクアグリゲーションはメンバスイッチを跨った構成で組んでください。また
上位の FT スイッチでも冗長性を確保するため、リンクアグリゲーションは NIF を跨る構成にしてください。なお
リンクアグリゲーションのモードは、FT スイッチで無停止系切替をサポートするスタティックモードを使用するこ
とを推奨します。
(3)
スタックリンクは 2 ポート以上で冗長化
すべてのスタックリンクで障害が発生すると、マ
スタスイッチとマスタ以外のメンバスイッチで互い
に隣接するメンバスイッチを認識できなくなりま
す。
これにより、IP アドレス、MAC アドレスの重複
が起こ り 、telnet 、SNMP、 MIB/Trap 機 能、
Syslog サーバへの出力、および ping などの IP
通信、認証機能が動作しなくなる場合があります。
したがって、このような事象を極力防ぐため スタックポートは 2 ポート以上設定し、スタックリンクを冗長化し
ておくことを推奨します。スタックポートは最大 4 ポートまで設定可能です。
(4)
離れた場所で設置する場合は 長距離用トランシーバを使用
スタックリンクは、同一のラックに収納するなどメンバスイッチ間の距離が短い場合には、安価なダイレクトア
タッチケーブルの使用を推奨します。
またメンバスイッチをそれぞれ違うビルに設置するような場合には、長距離用の光トランシーバを使用するこ
とで、離れた場所でもスタックを構成することができます。設置する場所、用途に合わせて選択してください。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(5)
スタックリンクは メンバスイッチ同士で直接接続
スタックリンクは、回線(ダイレクトアタッチケーブル、光ケーブル、UTP ケーブル)で直接接続してください。
メンバスイッチを接続するスタックポート間に、他のネットワーク機器を接続しないでくだい。スタックポートにレ
イヤ 2 スイッチ,ハブ,メディアコンバータなどのネットワーク機器を接続した場合、スタックの動作を保障でき
ません。
(6)
システムへの適用は スタック設定後に実施
スタックでシステムを構築する際は、スタンドアロンスイッチを 2 台のスタックへ移行したあとでコンフィグレー
ションの設定を行い、物理回線ケーブルを接続してください。
手順の概要を以下に示します。
スタンドアロン ⇒ スタック へ移行
手順 1
《 マスタ(候補) 》
(1) ソフトウェアバージョンを確認
一致性を
確認
《 バックアップ(候補) 》
(1) ソフトウェアバージョンを確認
(2) スタック有効化 ⇒ 装置再起動
(3) スタック関連のコンフィグ設定
(4) スタック有効化 ⇒ 装置再起動
(5) スタック関連のコンフィグ設定
(6) スタックポートの接続 ⇒ 2台スタックへ移行
(7)
手順 2
コンフィグレーションの設定
(VLAN,ポート/リンクアグリゲーション,IP など)
手順 3
物理回線を接続し システムへ適用
スタックの装置情報をバックアップすることを推奨
AX シリーズでは、バックアップ機能とリストア機能を備えています。スタック構成では障害などにより装置を
交換する際、このバックアップ機能とリストア機能を使用することで ソフトウェアのバージョン合わせやコンフィ
グレーションの設定が不要となり、容易に装置交換をおこなうことができます。
したがって、スタックを導入し 運用する際は、事前にバックアップ機能により、装置情報のバックアップファイ
ルを各々のメンバスイッチで保存しておくことを推奨します。
操作方法については、別途 「AX2500S シリーズ スタック操作ガイド(運用・保守)」 を参照ください。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
3.1.3 設定のポイント
本適用例の設定のポイントは以下のとおりです。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
スタンドアロンからのスタック化
スタックの装置 MAC アドレスは設定することを推奨
スタックリンクの冗長化は リンクアグリゲーションの設定は不要
回線冗長は メンバスイッチを跨るポート間でリンクアグリゲーションを設定
スパニングツリーの無効化
リンクダウン検出時間の最適化
以下に詳細を説明します。
(1)
スタンドアロンからのスタック化
AX2530S
スタンドアロンからのスタックを構築するまでの設定のポイントを以下に示します。マスタスイッチに設定する
メンバスイッチとマスタ以外のメンバスイッチに設定する内容が異なりますので注意してください。以下にスタ
ック設定の流れを示します。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
マスタ
マスタ以外のメンバスイッチ
《 手順 ① : ソフトウェアバージョンの確認 》
スタックを構成する 2 台のスイッチのソフトウェアのバージョンを確認します。バージョンが異なる場合は、
アップデートして一致させてください。
マスタ
《 手順 ② : メンバスイッチAのスタック機能を有効化 》
メンバスイッチ A をスタックとして動作させるために、「ライセンス情報」,「スタックの有効化」,および「スイ
ッチ番号 : 1」を運用コマンド(set コマンド)より設定します。これらを設定したあとに 装置を再起動し、ス
タック機能を有効にします。
マスタ
《 手順 ③ : メンバスイッチAに すべてのメンバスイッチのコンフィグを設定 》
マスタ以外のメンバスイッチは、マスタスイッチのコンフィグレーションに同期されます。そのため、スタック
を構成するために必要な設定(メンバスイッチ A とメンバスイッチ B の「スタックポート」、「装置モデル」、
「マスタ選出優先度」)をメンバスイッチ A に設定します。またメンバスイッチ A がマスタスイッチとなるように、
メンバスイッチ A のマスタ選出優先度をメンバスイッチ B より大きい値に設定します。
スタックの装置 MAC アドレスを設定する場合も同時に設定します。(ポイント(2) 参照)
マスタ以外のメンバスイッチ
《 手順 ④ : メンバスイッチBのスタック機能を有効化 》
メンバスイッチ B をスタックとして動作させるために、「ライセンス情報」,「スタックの有効化」,および「スイ
ッチ番号 : 2」を運用コマンドより設定します。なおこれらを設定したあとに 装置を再起動します
マスタ以外のメンバスイッチ
《 手順 ⑤ : メンバスイッチBに 自身の 「スタックポート,優先度」 を設定 》
メンバスイッチ B にスタックを構成するために必要な設定(「スタックポート」、「マスタ選出優先度」) を自
身のスイッチに設定します。メンバスイッチ B がマスタ以外のメンバスイッチとなるように、メンバスイッチ A
のマスタ選出優先度より小さい値(最低優先度:2)に設定します。
なお、ここで設定したコンフィグレーションは、スタックポートを接続した際にマスタスイッチのコンフィグレ
ーションに置き換えられます。
マスタ
マスタ以外のメンバスイッチ
《 手順 ⑥ : スタックポート同士を接続して 2 台スタックへ移行 》
設定が完了したら、最後にメンバスイッチ A とメンバスイッチ B のスタックリンクを接続します。これによりメ
ンバスイッチ B はマスタスイッチ(メンバスイッチ A)のコンフィグレーションに同期し、2 台のスタック構成へ
の移行が完了します。
(2)
スタックの装置 MAC アドレスは設定することを推奨
AX2530S
スタックの装置 MAC アドレスが未設定の場合、最初のマスタスイッチの MAC アドレスを使用し、障害などに
よりマスタが交代しても同じ MAC アドレスを継続して使用します。この場合、最初のマスタスイッチがスタック
構成から離脱し他の構成で使用されると、MAC アドレスの重複が起こることがあります。したがって、スタック
を利用する場合は、スタックの装置 MAC アドレスを設定することを推奨します。
またコンフィグレーションでの設定は、ローカル MAC アドレスの設定を推奨します。上位 2 桁目に 2,6,a,e
のいずれかを設定してください。 (例 < 0234.ffff.fff1 > : 上位 2 桁目に”2”を設定)
(3)
スタックリンクの冗長化は リンクアグリゲーションの設定は不要
AX2530S
スタックリンクの冗長化は、スタックポートを設定する際に 2 ポート以上指定して、ケーブルを接続するだけ
でリンクアグリゲーションの設定を意識する必要はありません。
(4)
回線冗長は メンバスイッチを跨るポート間でリンクアグリゲーションを設定
AX2530S
回線の冗長化を実現するため、マスタスイッチ(スイッチ番号 1)とマスタ以外のメンバスイッチ(スイッチ番号
2)のポート間でリンクアグリゲーションを設定します。
(5)
スパニングツリーの無効化
周辺装置
スタックを使用するシステムでは、スパニングツリーは使用しないため、全ての装置で無効にして下さい。
なお、AX2530S ではスタック機能を有効化して再起動すると スパニングツリーのコンフィグレーションを強
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
制的に無効設定に書き換えますので、設定は不要です。
(6)
リンクダウン検出時間の最適化
AX2530S
周辺装置
リンクダウン検出時間 (link debounce time) の設定は、リンクが不安定とならない範囲でできるだけ
短い値に設定します。これにより、障害によるリンクアグリゲーションの縮退時間を短縮することができます
3.1.4 コンフィグレーション設定例
システム構築例で示すコンフィグレーションの設定例について以下に示します。
(1)
コアスイッチ (装置 Core:AX6600S)の設定例
コアスイッチ Core の設定
モジュール冗長化の設定
(config)# redundancy max-psp 1
PSP の冗長化設定を行います。CSU1 の PSP は運用系,
CSU2 の PSP は待機系となります。この場合待機系 PSP はホ
ットスタンバイ状態です。
VLAN の設定
(config)# vlan 10,20,101-110,201-210
使用する VLAN の設定をおこないます。
データ転送用 VLAN 10, 20, 101-110, 201-210
スパニングツリーの無効化
(config)# spanning-tree disable
スパニングツリーをディセーブルにします。
ポート/チャネルグループの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/1,
tengigabitethernet 2/1
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if-range)# exit
(config)# interface range tengigabitethernet 3/1,
tengigabitethernet 4/1
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 1 mode on
(config-if-range)# exit
(config)# interface range tengigabitethernet 3/2,
tengigabitethernet 4/2
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 2 mode on
(config-if-range)# exit
10G インタフェースのアップリンクポートの設定を行います。
ポート 1/1、2/1 はサーバスイッチ接続用にチャネルグルー
プ 10 を構成します。
10G インタフェースのダウンリンクポートの設定を行います。
ポート 3/1、4/1 はディストリビューションスイッチ(DS1)接続
用にチャネルグループ 1 を構成します。
ポート 3/2、4/2 はディストリビューションスイッチ(DS2)接続
用にチャネルグループ 2 を構成します。
全てのポートにリンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
ポートチャネルの設定
(config)# interface port-channel 10
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 10,20
(config-if)# exit
各ポートチャネルの設定を行います。
各々のポートチャネルをトランクモードに設定し、所属させる
VLAN を設定します。
(config)# interface port-channel 1
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 101-110
(config-if)# exit
ここでは以下のとおり設定します。
ポートチャネル 10: VLAN 10, 20
ポートチャネル 1: VLAN 101-110
ポートチャネル 2: VLAN 201-210
(config)# interface port-channel 2
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 201-210
(config-if)# exit
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
コアスイッチ Core の設定
IP アドレスの設定
データ転送用の VLAN に IP アドレスを設定します。
(config)# interface vlan 10
(config-if)# ip address 172.16.10.1 255.255.255.0
(config-if)# exit
VLAN10: IP アドレス:172.16.10.1/24
VLAN11: IP アドレス:172.16.20.1/24
(config)# interface vlan 20
(config-if)# ip address 172.16.20.1 255.255.255.0
(config-if)# exit
(config)# interface vlan 101
(config-if)# ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
(config-if)# exit
:
(config)# interface vlan 110
(config-if)# ip address 192.168.10.254 255.255.255.0
(config-if)# exit
VLAN101: IP アドレス:192.168.1.254/24
:
VLAN110: IP アドレス:192.168.10.254/24
VLAN201: IP アドレス:192.169.1.254/24
:
VLAN210: IP アドレス:192.169.10.254/24
(config)# interface vlan 201
(config-if)# ip address 192.169.1.254 255.255.255.0
(config-if)# exit
:
(config)# interface vlan 210
(config-if)# ip address 192.169.10.254 255.255.255.0
(config-if)# exit
(2)
ディストリビューションスイッチ (装置 DS1:AX2530S)の設定例
スタックポートにケーブルが接続されていない状態で、各々のメンバスイッチでスタックの有効化とスタックの設定を
おこないます。
◆ スタンドアロン ⇒ スタック 移行までの設定
メンバスイッチ A 《マスタ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ A にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 1
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
メンバスイッチ A のスイッチ番号を ”1” に設定します。
次の再起動で反映されます。
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ A を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 1 priority 20
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のマスタ選出優先度を
20 に設定します。
(config)# switch 2 provision 2530-24s4x
メンバスイッチ B の装置モデルを設定します。
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
(config)# switch 2 priority 10
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 10 に
設定します。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
メンバスイッチ A 《マスタ(候補)》 の設定
(config)# system mac-address 0a12.e200.fff1
スタック構成で使用する装置 MAC アドレスを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
メンバスイッチ B 《バックアップ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ B にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 2
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ B のスイッチ番号を ”2” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ B を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
自身のメンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 2 priority 2
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 2 に設
定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
以上で、スタック移行の設定は完了です。
次に、メンバスイッチ A とメンバスイッチ B のスタックポート同士を接続してください。マスタ選出優先度が大きいメンバ
スイッチ A がマスタに選出され、マスタからコンフィグレーションを含む装置情報がメンバスイッチ B に展開され、2 台の
スタック構成が構築されます。
◆ ディストリビューションスイッチの設定
ディストリビューションスイッチ DS1 の設定
VLAN の設定
(config)# vlan 101-110,201-210
使用する VLAN の設定をおこないます。
データ転送用 VLAN 101-110, 201-210
ポート/チャネルグループの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/25,
tengigabitethernet 2/0/25
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if-range)# exit
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/1, gigabitethernet
2/0/1
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 5 mode on
(config-if-range)# exit
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/13 gigabitethernet
2/0/13
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 6 mode on
(config-if-range)# exit
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10G インタフェースのアップリンクポートの設定を行います。
ポート 1/0/25、2/0/25 はコアスイッチ接続用にチャネルグ
ループ 10 を構成します。
ダウンリンクポートの設定を行います。
ポート 1/0/1、2/0/1 はフロアスイッチ(FL1)接続用にチャネ
ルグループ 5 を構成します。
ポート 1/0/13、2/0/13 はフロアスイッチ(FL2)接続用にチャ
ネルグループ 6 を構成します。
全てのポートにリンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
21
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
ディストリビューションスイッチ DS1 の設定
ポートチャネルの設定
(config)# interface port-channel 10
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 101-110,201-210
(config-if)# exit
各ポートチャネルの設定を行います。
各々のポートチャネルをトランクモードに設定し、所属させる
VLAN を設定します。
(config)# interface port-channel 5
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 101-110
(config-if)# exit
ここでは以下のとおり設定します。
ポートチャネル 10: VLAN 101-110, 201-210
ポートチャネル 5: VLAN 101-110
ポートチャネル 6: VLAN 201-210
(config)# interface port-channel 6
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 201-210
(config-if)# exit
ディストリビューションスイッチ DS2 の設定については、チャネルグループ番号を除き ほぼ同じ設定となるため、
省略します。装置 DS1 のコンフィグレーション設定例を参考にしてください。
(3)
サーバスイッチ (装置 S1:AX2530S)の設定例
スタックポートにケーブルが接続されていない状態で、各々のメンバスイッチでスタックの有効化とスタックの設定を
おこないます。
◆ スタンドアロン ⇒ スタック 移行までの設定
メンバスイッチ A 《マスタ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ A にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 1
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
メンバスイッチ A のスイッチ番号を ”1” に設定します。
次の再起動で反映されます。
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ A を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 1 priority 20
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のマスタ選出優先度を
20 に設定します。
(config)# switch 2 provision 2530-24t4x
メンバスイッチ B の装置モデルを設定します。
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
(config)# switch 2 priority 10
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 10 に
設定します。
(config)# system mac-address 0a12.e200.fff2
スタック構成で使用する装置 MAC アドレスを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
メンバスイッチ B 《バックアップ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ B にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 2
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ B のスイッチ番号を ”2” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ B を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 2 priority 2
自身のメンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 2 に設
定します。
以上で、スタック移行の設定は完了です。
次に、メンバスイッチ A とメンバスイッチ B のスタックポート同士を接続してください。マスタ選出優先度が大きいメンバ
スイッチ A がマスタに選出され、マスタスイッチからコンフィグレーションを含む装置情報がメンバスイッチ B に展開され、
2 台のスタック構成が構築されます。
サーバスイッチ S1 の設定
VLAN の設定
(config)# vlan 10,20
使用する VLAN の設定を行います。
データ転送用 VLAN10, 20
チャネルグループの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/25,
tengigabitetherbet 2/0/25
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if)# exit
チャネルグループの設定を行います。
10G インタフェース ポート 1/0/25, 2/0/25 は コアスイッチ
C1 接続用にチャネルグループ 10 を構成します。
リンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
ポートの設定
(config)# interface port-channel 10
(config-if-range)# switchport mode trunk
(config-if-range)# switchport trunk allowed vlan 10,20
(config-if)# exit
(config)# interface gigabitethernet 1/0/1
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 10
(config-if)# exit
各ポートの設定を行います。
10G インタフェース ポート 1/0/25, 2/0/25 はトランクポート
を設定し、データ転送用の VLAN10,20 を設定します。
サーバと接続するポートを設定します。
各ポートにそれぞれ割り当てた VLAN をアクセスポートとして設
定します。
(config)# interface gigabitethernet 2/0/1
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 20
(config-if)# exit
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23
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(4) フロアスイッチ (装置 FL1:AX1240S)の設定例
フロアスイッチ FL1 の設定
VLAN の設定
(config)# vlan 101-110
使用する VLAN の設定を行います。
データ転送用 VLAN101-110
スパニングツリーの無効化
(config)# spanning-tree disable
スパニングツリーをディセーブルにします。
チャネルグループの設定
(config)# interface range gigabitethernet 0/25-26
(config-if-range)# media-type rj45
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 5 mode on
チャネルグループの設定を行います。
アップリンクポート 0/25-26 は ディストリビューションスイッチ
DS1 接続用にチャネルグループ 5 を構成します。
リンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
ポートの設定
(config)# interface port-channel 1
(config-if-range)# switchport mode trunk
(config-if-range)# switchport trunk allowed vlan 101-110
(config)# interface fastethernet 0/1
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 101
:
:
(config)# interface fastethernet 0/10
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 110
各ポートの設定を行います。
アップリンクポート 0/25-26 はトランクポートを設定し、データ
転送用の VLAN101-110 を設定します。
端末と接続するポートを設定します。
各ポートにそれぞれ割り当てた VLAN をアクセスポートとして設
定します。
フロアスイッチ FL2 の設定については、所属する VLAN 設定,チャネルグループ番号を除き ほぼ同じ設定となる
ため、省略します。装置 FL1 のコンフィグレーション設定例を参考にしてください。
以上の各装置のコンフィグレーションを本資料に添付しています。詳細は、付録.コンフィグレーションファイルの
「(1) 3.1 のコンフィグレーションファイル例」 を参照ください。
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24
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
3.2
フロアスイッチに L2 スタック適用
AX2500S シリーズのスタックをフロアスイッチに適用した構築例を以下に示します。本構築例は、収容数が
比較的少ない中小規模向けのネットワークシステムです。
コアスイッチには AX3650S の L3 スタックで構成し、フロアスイッチとサーバスイッチは AX2500S の L2 ス
タックで構成します。コアスイッチとサーバスイッチ間は 10G インタフェース、フロアスイッチ間は 1G インタフェ
ースで接続し、それぞれでメンバスイッチを跨るリンクアグリゲーションを使用し回線部の冗長性を確保します。
またフロアスイッチのスタックは 4 台使用した構築例となります。
本構築例で使用する装置モデル、モジュールおよび必要員数を表に示します。本表には電源、FAN、光ケー
ブル、UTP ケーブルは含みません。なお員数はシステム構築に必要な最小数を記載しています。
コアスイッチ
サーバスイッチ
フロアスイッチ
製品
AX3650-24T6XW
SFPP-CU(30cm)
SFPP-SR
AX2530S-24T4X
SFPP-CU(30cm)
SFPP-SR
AX2530S-24T
AX2530S-48T
SFP-SX
備考
L3 スタック用スイッチ
ダイレクトアタッチケーブル [スタックリンク接続用]
SFP+光トランシーバ [10G アップリンク接続用]
L2 スタック用スイッチ
ダイレクトアタッチケーブル [スタックリンク接続用]
SFP+光トランシーバ [10G アップリンク接続用]
L2 スタック用スイッチ [24 ポートモデル]
L2 スタック用スイッチ [48 ポートモデル]
スタックリンク接続用
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員数
2
2
2
2
2
2
2
2
8
25
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
3.2.1 システム構成図
次に構築例で使用する物理接続と論理構成を以下に示します。この図に従いコンフィグレーションの設定を
おこないます。なおここでは、フロアスイッチ(FL1)の設定について記載し、FL2 については同様な設定となるた
め省略します。
L2 スタックにおける構築のポイントおよび設定のポイントは、ディストリビューションスイッチに適用する際と同
様になりますので、3.1.2 構築のポイント,3.1.3 設定のポイント を参照ください。フロアスイッチに適用する
際の構築ポイントについて以下に説明します。
3.2.2 構築のポイント
本適用例の構築のポイントは以下のとおりです。
(1) スタックリンクは リング状に接続し、同じ帯域で構成
(2) 回線冗長は メンバスイッチ跨りのリンクアグリゲーションで実現
以下に詳細を説明します。
(1)
スタックリンクは リング状に接続し、同じ帯域で構成
スタックリンクの接続トポロジーは任意ですが、リング状に接続することを推奨します。リング状に接続するこ
とでとトポロジーがシンプルになり 運用性の向上や冗長性を確保できます。またスタックリンクに使用する回線
は、同じ帯域で構成することを推奨します。
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26
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
異なる装置モデルでも スタック構成が可能
(2)
AX2500S のスタックはライセンスがあれば異なる装置モデルでもスタックを構成することができます。フロア
の端末収容数やスタックリンクとアップリンクの帯域のニーズに合わせてモデルを選択してください。
スタックポートとスタックリンクのモデル条件や経路決定の詳細については 「コンフィグレーションガイド Vol.1
(7.3.2 スタックポートとスタックリンク)」 を参照ください。
3.2.3 コンフィグレーション設定例
システム構築例で示すコンフィグレーションの設定例について以下に示します。
(1)
コアスイッチ (装置 Core:AX3650S 2 台スタック)の設定例
◆ スタンドアロン ⇒ スタック 移行までの設定
メンバスイッチ A 《マスタスイッチ(候補)》 の設定
スタックの有効化
(config)# stack enable
After this command execute, please save configuration editing
now in startup-config, and please reboot a device.
Do you wish to continue ? (y/n): y
(config)# save
(config)# exit
# reload
運用コマンド
スタック機能を有効に設定します。
コンフィグレーションの変更確認と装置の再起動を促すメッセ
ージが表示されますので、「y」を入力します。
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
装置を手動で再起動します。
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/29-30
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 1 priority 20
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 2 provision 3650-24t6xw
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/29-30
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 2 priority 10
メンバスイッチ B の装置モデルを設定します。
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のマスタ選出優先度を
20 に設定します。
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 10 に
設定します。
メンバスイッチ B 《バックアップスイッチ(候補)》 の設定
スイッチ番号の設定
# set switch 2
運用コマンド
The switch number was changed to 2.
When device restart, the change in the switch number is
reflected.
Copyright © 2014, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.
スイッチ番号を 「2」 に設定します。
スイッチ番号は、装置を再起動した際に反映されます。
本コマンドは運用コマンドです。装置管理者モードで実行して
ください。
27
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
メンバスイッチ B 《バックアップスイッチ(候補)》 の設定
スタックの有効化
(config)# stack enable
After this command execute, please save configuration editing
now in startup-config, and please reboot a device.
Do you wish to continue ? (y/n): y
(config)# save
(config)# exit
スタック機能を有効に設定します。
コンフィグレーションの変更確認と装置の再起動を促すメッセ
ージが表示されますので、「y」を入力します。
# reload
装置を手動で再起動します。
運用コマンド
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/29-30
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 2 priority 1
自身のメンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 1 に設
定します。
以上で、AX3650S スタック移行の設定は完了です。
次に、メンバスイッチ A とメンバスイッチ B のスタックポート同士を接続してください。メンバスイッチ B が自動で再起
動して 2 台のスタック構成が構築されます。
AX3650S スタックの設定方法の詳細については 別途 「AX3650S・AX3800S シリーズ スタック導入ガイド」 を参照
ください。
◆ コアスイッチの設定
コアスイッチ C1 の設定
VLAN の設定
(config)# vlan 10,20,101-104,201-204
使用する VLAN の設定をおこないます。
データ転送用 VLAN 10, 20, 101-104, 201-204
ポート/チャネルグループの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/25,
tengigabitethernet 2/0/25
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if-range)# exit
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/1, gigabitethernet
1/0/3, gigabitethernet 2/0/1, gigabitethernet 2/0/3
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 1 mode on
(config-if-range)# exit
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/13, gigabitethernet
1/0/15, gigabitethernet 2/0/13, gigabitethernet 2/0/15
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 2 mode on
(config-if-range)# exit
10G インタフェースのアップリンクポートの設定を行います。
ポート 1/0/25、2/0/25 はサーバスイッチ接続用にチャネル
グループ 10 を構成します。
ダウンリンクポートの設定を行います。
ポート 1/0/1、1/0/3、2/0/1、2/0/3 はフロアスイッチ(FL1)
接続用にチャネルグループ 1 を構成します。
ポート 1/0/13、1/0/15、2/0/13、2/0/15 はフロアスイッチ
(FL2)接続用にチャネルグループ 2 を構成します。
全てのポートにリンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
ポートチャネルの設定
(config)# interface port-channel 10
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 10,20
(config-if)# exit
各ポートチャネルの設定を行います。
各々のポートチャネルをトランクモードに設定し、所属させる
VLAN を設定します。
(config)# interface port-channel 1
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 101-104
(config-if)# exit
ここでは以下のとおり設定します。
ポートチャネル 10: VLAN 10, 20
ポートチャネル 1: VLAN 101-104
ポートチャネル 2: VLAN 201-204
(config)# interface port-channel 2
(config-if)# switchport mode trunk
(config-if)# switchport trunk allowed vlan 201-204
(config-if)# exit
Copyright © 2014, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.
28
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
コアスイッチ C1 の設定
IP アドレスの設定
(config)# interface vlan 10
(config-if)# ip address 172.16.10.1 255.255.255.0
(config-if)# exit
:
データ転送用の VLAN に IP アドレスを設定します。
(config)# interface vlan 101
(config-if)# ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
(config-if)# exit
:
VLAN101: IP アドレス:192.168.1.254/24
:
VLAN104: IP アドレス:192.168.4.254/24
VLAN10: IP アドレス:172.16.10.1/24
VLAN20: IP アドレス:172.16.20.1/24
(config)# interface vlan 201
(config-if)# ip address 192.169.1.254 255.255.255.0
(config-if)# exit
:
(2)
VLAN201: IP アドレス:192.169.1.254/24
:
VLAN204: IP アドレス:192.169.4.254/24
サーバスイッチ (装置 S1:AX2530S スタック 2 台)の設定例
スタックポートにケーブルが接続されていない状態で、各々のメンバスイッチでスタックの有効化とスタックの
設定をおこないます。
◆ スタンドアロン ⇒ スタック 移行までの設定
メンバスイッチ A 《マスタ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ A にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 1
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ A のスイッチ番号を ”1” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ A を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 1 priority 20
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のマスタ選出優先度を
20 に設定します。
(config)# switch 2 provision 2530-24t4x
メンバスイッチ B の装置モデルを設定します。
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
(config)# switch 2 priority 10
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 10 に
設定します。
(config)# system mac-address 0a12.e200.fff2
スタック構成で使用する装置 MAC アドレスを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
Copyright © 2014, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.
29
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
メンバスイッチ B 《バックアップ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ B にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 2
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ B のスイッチ番号を ”2” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ B を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 2 priority 2
自身のメンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 2 に設
定します。
以上で、スタック移行の設定は完了です。
次に、メンバスイッチ A とメンバスイッチ B のスタックポート同士を接続してください。マスタ選出優先度が大きいメンバ
スイッチ A がマスタに選出され、マスタスイッチからコンフィグレーションを含む装置情報がメンバスイッチ B に展開され、
2 台のスタック構成が構築されます。
サーバスイッチ S1 の設定
VLAN の設定
(config)# vlan 10,20
使用する VLAN の設定を行います。
データ転送用 VLAN10, 20
チャネルグループの設定
(config)# interface range tengigabitethernet 1/0/25,
tengigabitetherbet 2/0/25
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if)# exit
チャネルグループの設定を行います。
10G インタフェース ポート 1/0/25, 2/0/25 は コアスイッチ
C1 接続用にチャネルグループ 10 を構成します。
リンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
ポートの設定
(config)# interface port-channel 10
(config-if-range)# switchport mode trunk
(config-if-range)# switchport trunk allowed vlan 10,20
(config-if)# exit
(config)# interface gigabitethernet 1/0/1
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 10
(config-if)# exit
各ポートの設定を行います。
10G インタフェース ポート 1/0/25, 2/0/25 はトランクポート
を設定し、データ転送用の VLAN10,20 を設定します。
サーバと接続するポートを設定します。
各ポートにそれぞれ割り当てた VLAN をアクセスポートとして設
定します。
(config)# interface gigabitethernet 2/0/1
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 20
(config-if)# exit
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30
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(3)
フロアスイッチ (装置 FL1:AX2530S スタック 4 台)の設定例
スタックポートにケーブルが接続されていない状態で、各々のメンバスイッチでスタックの有効化とスタックの
設定をおこないます。
◆ スタンドアロン ⇒ スタック 移行までの設定
メンバスイッチ A (スイッチ番号:1)《マスタ(候補)》 の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ A にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 1
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ A のスイッチ番号を ”1” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ A を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 1 priority 30
自身のメンバスイッチ A(スイッチ番号 1)のマスタ選出優先度を
30 に設定します。
(config)# switch 2 provision 2530-24t
(config)# switch 3 provision 2530-48t
(config)# switch 4 provision 2530-48t
メンバスイッチ B の装置モデルを設定します。
メンバスイッチ C の装置モデルを設定します。
メンバスイッチ D の装置モデルを設定します。
(config)# interface range gigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
(config)# interface range gigabitethernet 3/0/51-52
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# interface range gigabitethernet 4/0/51-52
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
メンバスイッチ C(スイッチ番号 3)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
メンバスイッチ D(スイッチ番号 4)のイーサネットインタフェース
にスタックポートを設定します。
(config)# switch 2 priority 20
(config)# switch 3 priority 10
(config)# switch 4 priority 5
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 20 に
設定します。
メンバスイッチ C(スイッチ番号 3)のマスタ選出優先度を 10 に
設定します。
メンバスイッチ D(スイッチ番号 4)のマスタ選出優先度を 5 に
設定します。
(config)# system mac-address 0a12.e200.fff5
スタック構成で使用する装置 MAC アドレスを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
Copyright © 2014, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.
31
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
メンバスイッチ B(スイッチ番号:2) の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ B にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 2
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ B のスイッチ番号を ”2” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ B を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
(config)# interface range gigabitethernet 2/0/27-28
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 2 priority 2
自身のメンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
メンバスイッチ B(スイッチ番号 2)のマスタ選出優先度を 2 に設
定します。
メンバスイッチ C(スイッチ番号:3) の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ C にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set switch 3
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ C のスイッチ番号を ”3” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ C を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
スタックの設定
自身のメンバスイッチ C(スイッチ番号 3)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# interface range gigabitethernet 3/0/51-52
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
(config)# switch 3 priority 2
メンバスイッチ C(スイッチ番号 3)のマスタ選出優先度を 2 に設
定します。
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
(config)# save
(config)# exit
メンバスイッチ D(スイッチ番号:4) の設定
スタックの有効化
運用コマンド
RAMDISC にコピーしたライセンスファイルを指定してメンバス
イッチ C にライセンス情報を登録します。
# set stack enable
運用コマンド
The change will be effective on the next reload.
Warning: the configuration will be lost on the next reload.
Do you wish to continue ? (y/n): y
スタック動作モード(スタック有効化)を設定します。
次の再起動でスタックの有効化とコンフィグレーションが消失す
る警告のメッセージが表示されますので、「y」を入力します。
ここでは再起動されません。
# set license key-file ramdisk lcs.dat
Copyright © 2014, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.
32
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
メンバスイッチ D(スイッチ番号:4) の設定
# set switch 4
The change will be effective on the next reload.
Warning: stacking is yet to be enabled.
運用コマンド
メンバスイッチ D のスイッチ番号を ”4” に設定します。
次の再起動で反映されます。
# reload
Restart OK? (y/n): y
運用コマンド
運用コマンド reload でメンバスイッチ D を再起動します。
再起動完了後、スタック機能が有効化されます。
スタックの設定
(config)# interface range gigabitethernet 4/0/51-52
(config-if-range)# switchport mode stack
(config-if-range)# exit
自身のメンバスイッチ D(スイッチ番号 4)のイーサネットインタフ
ェースにスタックポートを設定します。
(config)# switch 4 priority 2
メンバスイッチ D(スイッチ番号 4)のマスタ選出優先度を 2 に設
定します。
(config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して、コンフィグレーションコマンドモ
ードから装置管理者モードに戻ります。
以上で、AX2500S 4 台スタックの移行設定は完了です。
次に、4 台のメンバスイッチのスタックポート同士を接続します。スタックリンクがリング状になるように 「メンバスイッチ
A ⇒メンバスイッチ B ⇒メンバスイッチ C ⇒メンバスイッチ D ⇒メンバスイッチ A」 の順序でスタックポートを接続し
てください。接続するとマスタ選出優先度が最も大きいメンバスイッチ A がマスタに選出され、マスタからコンフィグレー
ションを含む装置情報がメンバスイッチ B,C,D に展開され、4 台のスタック構成が構築されます。
フロアスイッチ FL1 の設定
VLAN の設定
(config)# vlan 101-104
使用する VLAN の設定を行います。
データ転送用 VLAN101、102、103、104
チャネルグループの設定
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/1, gigabitethernet
2/0/1, gigabitethernet 3/0/1, gigabitetherbet 4/0/1
(config-if-range)# link debounce time 0
(config-if-range)# channel-group 1 mode on
(config-if)# exit
チャネルグループの設定を行います。
インタフェース ポート 1/0/1, 2/0/1, 3/0/1, 4/0/1 は コア
スイッチ C1 接続用にチャネルグループ 1 を構成します。
リンクダウン検出時間を 0 ミリ秒に設定します。
リンクアグリゲーションはスタティックモードを設定します。
ポートの設定
(config)# interface port-channel 1
(config-if-range)# switchport mode trunk
(config-if-range)# switchport trunk allowed vlan 101-104
(config-if)# exit
(config)# interface range gigabitethernet 1/0/3-24
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 101
:
(config)# interface range gigabitethernet 2/0/3-24
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 102
:
(config)# interface range gigabitethernet 3/0/3-48
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 103
:
(config)# interface range gigabitethernet 4/0/3-48
(config-if)# switchport mode access
(config-if)# switchport access vlan 104
各ポートの設定を行います。
インタフェース ポートチャネル 1 はトランクポートを設定し、デ
ータ転送用の VLAN101-104 を設定します。
端末と接続するポートを設定します。
各ポートにそれぞれ割り当てた VLAN をアクセスポートとして設
定します。
フロアスイッチ FL2 の設定については、所属する VLAN 設定,チャネルグループ番号を除き ほぼ同じ設定となる
ため、省略します。装置 FL1 のコンフィグレーション設定例を参考にしてください。
以上の各装置のコンフィグレーションを本資料に添付しています。詳細は、付録.コンフィグレーションファイルの
「(2) 3.2 のコンフィグレーションファイル例」 を参照ください。
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33
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
4. 運用管理
本章では、スタックのステータスの確認について説明します。その他、「スタックの運用コマンド」「ソフトウェア
のアップデート手順」、「メンバスイッチの交換手順」などの運用・保守に関する操作方法については、別途
「AX2500S シリーズ スタック操作ガイド(運用・保守)」 を参照ください。
4.1
ステータスの確認
(1)
スタックの状態確認
(a) 装置外観での確認方法
AX2500S シリーズでは、スイッチ状態とスイッチ番号を装置前面 LED で確認できます。
スタックが有効になっている装置では装置前面のステータス LED でスイッチの状態を確認します。ステータ
ス LED の ST2 が緑点灯の場合はマスタスイッチ、橙点灯の場合はマスタ以外のメンバスイッチを示します。
スイッチ番号は、”MODE ボタン”を押下中にポート LED で確認します。スタック動作時に いずれかのメン
バスイッチの ”MODE ボタン” を押下してる間、それぞれのメンバスイッチがスイッチ番号に該当するポート
LED が緑点灯します。またその他のポート LED はすべて消灯します。
以下にステータス LED とスイッチの状態を示します。
ステータス LED
ST1
橙点灯
緑点滅
緑点灯
ST2
橙点灯
消灯
消灯
緑点灯
橙点灯
赤点灯
スイッチの状態
電源投入時の初期状態
準備中(立ち上げ中)
スタンドアロンで起動
マスタスイッチ
マスタ以外のメンバスイッチ
(スタック準備動作モード、マスタスイッチ未決定時も含む)
スイッチ番号衝突などの問題発生状態
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34
AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(b) コンソールでの確認方法
メンバスイッチの状態は、装置管理者モードから運用コマンド「show switch [ detail ]」で確認しま
す。以下にスイッチおよびスタックの状態を示します。
◆ スタンドアロンの状態
# show switch
Date 2014/10/08 16:13:46 UTC
Stack is disabled.
… 【スタンドアロン状態(スタック機能無効)】
スタック機能を有効にしていない場合の表示例です。この場合、スタンドアロンとして動作します。
◆ スタック有効の状態
# show switch
…………【スタック機能有効】
Date 2014/10/08 16:25:15 UTC
Stack status : Enable
Switch No : 1
System MAC address : 0a12.e200.fff1
No Switch status
1 Master
MAC address : 0012.e2b2.6593
Model
Machine ID
Priority OS Ver
2530-24s4x 0012.e2b2.6593
20 4.0.C
… 【1 台のスタック状態】
スタック機能を有効にして、再起動した場合の表示例です。この場合 1 台のスタックとして動作します。
◆ 2 台スタックの状態
# show switch
…………【スタック機能有効】
… 【スイッチ番号】
Date 2014/10/08 16:35:29 UTC
Stack status : Enable
Switch No : 1
MAC address : 0012.e2b2.6593
System MAC address : 0a12.e200.fff1
No Switch status
1 Master
2 Stack member
Model
Machine ID
Priority OS Ver
2530-24s4x 0012.e2b2.6593
20 4.0.C
2530-24s4x 0012.e2b2.64e5
10 4.0.C
… 【2 台のスタック状態】
2 台のスタックとして動作している表示例です。スイッチ番号 1 はマスタとして、スイッチ番号 2 はマスタ
以外のメンバスイッチとして動作しています。
◆ メンバスイッチの詳細情報
# show switch detail
Date 2014/10/08 16:38:39 UTC
Stack status : Enable
Switch No : 1
System MAC address : 0a12.e200.fff1
No Switch status
1 Master
2 Stack member
< Port status >
Port
1/0/27
1/0/28
2/0/27
2/0/28
MAC address : 0012.e2b2.6593
Model
Machine ID
Priority OS Ver
2530-24s4x 0012.e2b2.6593
20 4.0.C
2530-24s4x 0012.e2b2.64e5
10 4.0.C
Status
Up
Up
Up
Up
< Routes >
From To
Through
1 2
1/0/27-28
2 1
2/0/27-28
Neighbor(port)
2/0/27
2/0/28
1/0/27
1/0/28
… 【スタックポートの状態と
隣接ポートの情報】
… 【スタックポートの経路情報】
オプションで [ detail ] を指定すると、スタックポートの状態や隣接ポートの情報およびスタックポート
の経路情報の詳細な情報が表示されます。
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
(2) リンクアグリゲーションの状態確認
リンクアグリゲーションの状態確認は、装置管理者モードから運用コマンド「show channel-group」
で確認します。ここでは、各々のリンクアグリゲーションがメンバスイッチを跨ったポートで構成されていること
を確認します。
# show channel-group
Date 2014/10/08 18:05:00 UTC
ChGr: 5 Mode: Static
CH Status
: Up
Elapsed Time: 00:02:39
Max Active Port: 8
MAC address
: 0012.e2b2.6594 VLAN ID: 101-110
Port Information
1/0/1 Up
State: Distributing … 【メンバスイッチを跨るリンクアグリゲーション】
2/0/1 Up
State: Distributing
ChGr: 6 Mode: Static
CH Status
: Up
Elapsed Time: 00:02:39
Max Active Port: 8
MAC address
: 0012.e2b2.65a0 VLAN ID: 201-210
Port Information
1/0/13 Up
State: Distributing … 【メンバスイッチを跨るリンクアグリゲーション】
2/0/13 Up
State: Distributing
ChGr: 10 Mode: Static
CH Status
: Up
Elapsed Time: 00:04:23
Max Active Port: 8
MAC address
: 0012.e2b2.65ac VLAN ID: 101-110,201-210
Port Information
1/0/25 Up
State: Distributing … 【メンバスイッチを跨るリンクアグリゲーション】
2/0/25 Up
State: Distributing
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AX2500S シリーズ スタック導入ガイド (初版)
付録.コンフィグレーションファイル
本ガイドにて紹介したシステム構成のコンフィグレーション例です。
3 章のスタックのシステム適用例における各装置のコンフィグレーションについて、テキスト形式のファイルと
して本ファイルに添付しております。(添付ファイルを抽出するには、Adobe Reader 6.0 以降が必要です。)
各コンフィグレーションについては、以下に示すファイル名と同じ名前の添付ファイルを参照下さい。
(1) 3.1 のコンフィグレーションファイル例
ディストリビューションスイッチに L2 スタックを適用する構築例
スイッチ用途
装置名/対象装置
コンフィグ ホスト名
対象ファイル名
コアスイッチ
C1: AX6604S
Core
1_C1-AX66S.txt
ディストリビューションスイッチ
(L2 スタック)
DS1: AX2530S
DS1
1_DS1-AX25S.txt
スタック移行用
コンフィグファイル
メンバスイッチ A
1_DS1_M1-AX25S.txt
メンバスイッチ B
1_DS1_M2-AX25S.txt
サーバスイッチ
(L2 スタック)
S1: AX2530S
SV
1_S1-AX25S.txt
スタック移行用
コンフィグファイル
メンバスイッチ A
1_S1_M1-AX25S.txt
メンバスイッチ B
1_S1_M2-AX25S.txt
フロアスイッチ
FL1: AX1240S
FL1
1_FL1-AX12S.txt
(2) 3.2 のコンフィグレーションファイル例
フロアスイッチに L2 スタックを適用する構築例
スイッチ用途
装置名/対象装置
コンフィグ ホスト名
対象ファイル名
コアスイッチ
(L3 スタック)
C1: AX3650S
Core
2_C1-AX36S.txt
スタック移行用
コンフィグファイル
メンバスイッチ A
2_C1_M1-AX36S.txt
メンバスイッチ B
2_C1_M2-AX36S.txt
サーバスイッチ
(L2 スタック)
S1: AX2530S
SV
2_S1-AX25S.txt
スタック移行用
コンフィグファイル
メンバスイッチ A
2_S1_M1-AX25S.txt
メンバスイッチ B
2_S1_M2-AX25S.txt
FL1: AX2530S
FL1
2_FL1-AX25S.txt
スタック移行用
コンフィグファイル
メンバスイッチ A
2_FL1_M1-AX25S.txt
メンバスイッチ B
2_FL1_M2-AX25S.txt
メンバスイッチ C
2_FL1_M3-AX25S.txt
メンバスイッチ D
2_FL1_M4-AX25S.txt
フロアスイッチ
(L2 スタック)
スタックを構成する装置では、スタックに移行する前のコンフィグレーションファイルも添付しています。
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2014 年 11 月 12 日 初版発行
資料 No. NTS-14-R-018
アラクサラネットワークス株式会社
ネットワークテクニカルサポート
〒212-0058
川崎市幸区鹿島田 1 丁目 1 番 2 号 新川崎三井ビル西棟
http://www.alaxala.com/