11月2日（火）発行編集・発行／大道芸ワールドカップ実行委員会 TEL 054-205-9840 デイリーニュースペーパー平成11年11月1日、1が5つも並んだこの日世にもハイテンションなパーティーがホテルアソシア・静岡ターミナルで開かれたのだったマンガパント素顔の年！！青実に好「ようこそ、静岡へ!」そんな想いたっぷりのパーティーは、その名も「ウェルカムパーティー」。前日、静岡に着いたばかりのパフォーマーたちが続々と集まり、それだけで会場は大盛り上がり。「オー、1年ブリダネ」「元気ニシテタカイ?」と、パフォーマー同士、会話も弾む。そんな中、さらに盛り上がったのが静岡出身の「チャッキリのりお&リズム&バランス元気会」のパフォーマンス。「だるまさんが転んだ」…日本では目茶ポピュラーなこのゲームも、外国人パフォーマーにとっては、これが生まれて初めての体験。でも、抜群のバランス感覚で、また得意のコミカルな表情でフリーズして微動だにしないあたり、サスガはプロの貫禄。もしかしたら、「DAIDOGEI」に続いて「DARUMASAN-ga-KORONDA」も、世界の共通語になってしまうかも…の予感。11月3日からの大会を前にして、最後には全員が踊り始めるハイテンションぶりで、準備運動は万全!!今年の大道芸ワールドカップin静岡は例年にもまして、楽しくハッピーな大会になりますですよ!!! Welcome Interview ●リエンドレ・リベラ＆クレール・デュクル昨年は観客を笑いの渦に巻き込んだリアンドレ、今年は新パートナーのクレールを連れて静岡に帰ってきた。ホームレスの二人が家を建てていくというストーリーで、コミックあり、はかなさあり、ポエティックでもあり…期待できそうですよお。 ●マイケルロロフ＆カンパニー ●エア・オブ・インサニティーイギリスからの初来日男女ペア。膨らませた約５ｍの巨大な花の中でちょっぴりロマンティックなアクロバティックをみせてくれる。うーん、わからない人は見に来ること。可愛くて魅力的なジュリアにパートナーのサイモンが「恋に落ちる」のがストーリーですと（勝手にやってよ、もう）。 ●インビジブル・マスターズジョージ、レオン・スパンク、ボブ、ジギー・マン、マドンナの妹ジーナ、ジョン、ボビー…誰のことって？ミュージシャン・パペットたちの名前です。３種類のステージを用意してい彼らの名にふさわしく、家族が増えた！２年前に来静した時るというから、全部みたくなっちゃうよね。は赤ちゃんが産まれる前だったのが、今回はその愛らし ●スマイス＆ソーシャーい女の子がもう１才９ヶ月だって。「静岡はホントーに暖かコメディアンのノリ＋サーカスパフォーマンスで、巨大トい人ばかりで来たかったんですう」嬉しいじゃありませんか。ランプのタワーを作って、そこに登っちゃたり、剣５本の顎 ●リッス・トーマス乗せを披露してくれます。何をやらせても駄目なスマイ元英語教師からエンターテイナーに転職（？）して13年。スとテクニカルおまかせのソーシャーはボケとツッコミ火を使ったジャグリング、リンボー、はしご乗りなどが見ものコンビなのだ。のです。「危ないよ」「拍手」「下がって」 ●カメレオンなど辞書を引いて片言の日本語を「タトエバ、コノ２ツノスプーン」え、何？スプーンを持った覚えてきた勉強家。さすが元教師。左右の腕を、交互に伸ばしたり、縮めたり。で何が言いた ●サンキュー手塚いの？カナダで誰に聞いてもわからなかった彼らが言い言わずと知れた、昨年ジャパンカッたかった言葉は「遠近法」という日本語。そっかあ。あープチャンピオン、今年はワールドカッ疲れた。なんか笑っちゃうんだよね、この人たち。プになぐり込みのサンキュー手塚、「今 ●サルゲイリー年は出発の年ですね」と、神妙な面もち。クラシック、それでいてモダンなマジックを見せてくれで、みどころは?「一層濃くなった、こるサルゲーリー。「芸で使う鳩、ちゃっと持ってきの胸毛を見てください!!」…そ、そ、てるんでしょうね。」「オオー、モチロン６羽ツそ〜ね、確かにワールドワイド。レテキテイマス。」ホントかなあ。確認のチがむばれさんきゅーェックを入れに彼のパフォーマンスを見に行きましょう。 ●ワルドミアー・ミュラー「ビジネスマンのようでビジネスマンじゃない」ベンベン ♪「ジャグラーのようでジャグラーじゃない」ベンベン♪「それは何かと尋ねれば」「はあー、ワルドミアー・ミュラー、ワルドミアー・ミュラー」18才で友達に誘われ始めたのがきっかけで早12年、英国のサーカス学校でも学んだ変わったエンターテイナーです。 ●ストレンジ・フルートファイバーグラスでできたポールによじ登り、足をカチャっとはめれば、ハイ一丁上がりィー！！カラフルなドレスの下は白だったんだけど、泥で汚れて真っ黒に。今では黒い生地にしたとか。オペラから各国の音楽に合わせてヨーン、ビヨーンと不思議な世界をかもし出します。だるまさんが転んだ！で盛り上がる、パフォーマーたちクラウンスタイルコンテスト関係者の皆様へ大会期間中、クラウンスタイルコンテストの応募用紙すべてを掲示する予定でしたが、 SPESIAL GUEST ●ディック・フィンケル（スペシャル・ゲスト）「日本のパフォーマーを観る機会は少ないので、朝から晩までたっぷり観ようととっても楽しみしています」とはカナダ・エドモントン市のストリートフェスティバルのディレクターを１５年やっていたディック・フィンケルさん。彼の暖かい人柄に魅せられて同市のフェスティバルに行く海外パフォーマーは多い。静岡の大道芸もそんな人間味あふれるものでありたいね。パフォーマーを観るのはもちろんのこと、「温泉に行ったり、富士山を見たりもしたい」と、静岡を満喫する意欲満々。 11月1日の暴風雨の影響を受け、今回の掲示は中止させていただきました。応募してくださった3,333名の皆さん、関係者の皆様、そして楽しみにしてくださっていたすべての皆様にお詫びいたします。見られなかった皆様、是非是非後悔してくださいませね。大道芸初の試み「大道芸inシアター1999」が、10月最終の金・土・日曜日にメディアシティー静岡で行われ大入りのうちに無事終了。ご来場いただいたお客様、ありがとうございました。今回、見損ねた皆様、本当に残念でした。だって、大盛況だったんですもん。出演は、「パントマンガ」「フィロマニア」「レス・バブ」「リエンドレ・リベラ」の４組で、ステージ毎に３組の組み合わせで３日間、5公演行われました。 ●昨年のワールドカップチャンピオン、静岡で御馴染みの2人組み「パントマンガ」。目にも鮮やかな赤いハタキで、2人がコミカルな演技をすると、客席からはクスクスと笑いが。「あのハタキ、市販のハタキを分解して、ボクが赤い布で作ったんですよ」というのは赤鼻が目印のちゅうサン。そして十八番のエスカレーター昇降の妙技に、観客も「ほー！」。情報ヨーロッパのエスプリをきかせたエンディングは、ホント御茶目。11月3日からの大会期間中の演技もワクワクと楽しみです。 ●イスラエルからの男女ペア「フィロマニア」。ユーロビートに合わせて踊るその姿はほんと〜に、幻想的。パフォーマンスを繰り広げて火を使った演技は舞台ならではのド迫力。ビニール系の衣装でぐるんぐるんと音楽に合わせて回す炎… ニュージーランド原住民の踊りからヒントを得たというけれど、「熱くないのかしらん」と見ていて心配になっちゃったほど。「ライトワイヤー」という暗闇でカラフルに光るワイヤーを駆使して、グラフィックな世界も作り出していく、題して「Embryonic Dream（胎児）」。 ●来日は初めてという英国からの奇才「レス・バブ」。「観客の脳みそをぐちゃぐちゃにしちゃう！」という摩訶不思議な舞台に、観客は最初から最後まで笑いっぱなし。中味を注ごうとするとボトルが手をすり抜けそうになって動いていく「スリッピング・ボトル」芸には観客も拍手喝采。ピアノの弾語りマイムも最高！身のこなし方、小物使い、目を引きつけて話さない彼の魅力に、観客は彼の世界にワープしていました。客席へ飛び出したり、ジャケットの背中まで汗だくの彼の演技には、「いつまでも観ていたい」気持ちにさせる凄さがありました。 ●古びた皮のトランクから次から次へと笑いをとりだす「リエンドレ・リベラ」。いきなり水を口に含んだと思ったら「人間蛇口」に早変わり。客席とのかけひきも絶妙。単なるカサ…が、貴婦人の衣装に、かたつむりに、ヘンな生き物に、と姿を変えていくたびに、客席からは「ほほう!」と拍手が。でも、彼の一番の魅力は、一言も語らずに誰よりも多くを語る表情の豊かさと、何者にでもなりきる表現力、そして哀愁を帯びたその背中。11月3日からの大会では、ワールドカップにエントリーしているから、これまた楽しみです。 ●この人なしには、大道芸inシアター1999は始まらなかった「青空曲芸シアター・小出直樹」。アドリブ満載、おとぼけモードの彼の司会ぶりに、客席は大湧き（もしくは大引き）。でも、たとえ舞台の上でひとりぼっちになっても大丈夫、ホールはほんわかムードに包まれて、いつもの小出カラーに染まっていたのでした。「見に来た甲斐、大いにあったよね」って感じで、「完成度が高くて、見ごたえがあった」「一発芸を思って来たら、どれも凄い舞台だった」「来年も絶対に見に来る」等など、終わったお客様はどの方も200％（!!）満足していただけた様子でした。ゆったりとした席で、心ゆくまで楽しめるシアター芸、来年への期待も大きくまたまた人気を呼びそー。でも、この「大道芸inシアター1999」、市政110周年記念スペシャルイベントとして開かれた限定モノ。来年も、見られる …と、いいですよね!!※フィロマニアとレス・パブは「大道芸inシアター1999」のみの出演。11月3日からの大道芸ワールドカップでは、残念ながらご覧になれません。 ■最新情報はインターネットでGET >>> <http://www.daidogei.com> 掲示板「DAIDOGEI White Board」への書き込み、大歓迎。意見交換なんかもできちゃうから、ぜひ訪ねてみてね。 ■大会期間中もFM-Hi! 76.5MHz >>> 今年も約30分に5分程度、リアルタイムなレポートをラジオでお届けします。迷子情報、駐車場情報から大会情報まで盛りだくさん。FMラジオ必携なのだ。