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salesforce.com: Salesforce Winter '07
Salesforce Winter '07 リリースノート
Copyright 2000-2006 salesforce.com, inc. All rights reserved. Salesforce.com、“no software” ロゴ、および Team Edition は、salesforce.com,
inc. の登録商標です。また、AppExchange、"Success On Demand"、および “The Business Web” は、salesforce.com, inc. の商標で
す。本ドキュメントに記載されたその他の商標は、各社に所有権があります。
salesforce.com | 目次 | 3
目次
Salesforce CRM....................................................................................................................................................................................?
SALESFORCE コンソール....................................................................................................................................................5
活動管理の機能強化とポップアップアラーム..................................................................................................................12
個人取引先管理.....................................................................................................................................................................13
テリトリー管理の機能強化.................................................................................................................................................17
マッシュアップによる分析機能強化..................................................................................................................................30
デスクトップクライアント管理.........................................................................................................................................31
Lotus Notes Edition................................................................................................................................................................33
Call Center Edition.................................................................................................................................................................50
マルチ言語ソリューション.................................................................................................................................................71
その他の Salesforce 機能強化...............................................................................................................................................76
Apex......................................................................................................................................................................................................?
マッシュアップの埋め込み.................................................................................................................................................80
ユーザインターフェースのカスタマイズ - 標準タブと項目名称の変更.......................................................................91
データモデルのカスタマイズ - カスタムオブジェクトの共有.......................................................................................92
データモデルのカスタマイズ - カスタムオブジェクトのキュー...................................................................................92
データモデルのカスタマイズ - デフォルト項目値..........................................................................................................94
ワークフローの項目自動更新とアウトバウンドメッセージ..........................................................................................97
承認プロセスの自動化.........................................................................................................................................................99
データ入力チェック...........................................................................................................................................................127
パッケージ化とアップグレード.......................................................................................................................................135
AJAX ツールキット............................................................................................................................................................145
Apex API 8.0.........................................................................................................................................................................145
データローダの機能強化...................................................................................................................................................146
その他の Apex 機能強化.....................................................................................................................................................147
salesforce.com | 目次 | 4
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 5
SALESFORCE コンソール
Salesforce コンソールについて
コンソールとは?
コンソールとは、リストビューと関連レコードを異なるフレームを使って 1 つの画面にまとめて表示するタブで
す。コンソール画面で Salesforce での顧客対応に必要なすべての情報が得られます。ユーザはコンソールを使用
し て、ケース、取引先、および取引先責任者などのレコードを、何度も画面遷移をすることなく少ないクリ ッ
ク数で素早く検索、参照、編集することができます。多様で変化の多いビジネスのニーズに合わせて、 コンソー
ルに表示する情報をシステム管理者が選択します。
コンソールの設定や使用を開始する前に、コンソールの用語を「コンソールの概要」で確認してください。
コンソールの概要
次の用語を参照し、[コンソール] タブで使用されているコンポーネントを理解してください。
フレーム
コンソールのセクションを分割し、各部分に異なるレコード、リストビュー、他のページなど
を表示します。
リストビュー
コンソールの上部に表示されるフレームで、特定の条件に一致するレコードがリストビューで
表示されます。[コンソール] タブに表示して選択できるリストビューは、各オブジェクトのタ
ブで定義されたリストビューと同じです。コンソール内でリストビューを作成することはでき
ません。
詳細ビュー
コンソールの中央に表示されるフレームには、コンソールの他のフレームから選択されたレ
コードの詳細ページが表示されます。詳細ビューには、そのオブジェクトの詳細ページで定義
されたページレイアウトと同じものが表示されます。詳細ビューに表示されているレコード
は、リストビューで強調表示されます。
ミニビュー
コンソールの右側に表示されるフレームには、詳細ビューに表示されているレコードに関連す
るレコードが表示されます。ミニビューに表示される項目は、システム管理者によってミニ
ページレイアウトで定義されます。詳細ビューに表示されているレコードに関連するレコード
がない場合は、レコードミニビューは表示されません。
サイドバー
コンソールの左側に表示されるフレームに、Salesforce の各ページに表示されるサイドバーと
同様に、最近使ったデータ、ごみ箱、その他のコンポーネントなどが表示されます。コンソー
ル中のサイドバーを表示または非表示にするには、左側のフレームの境界線をクリックしま
す。
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 6
関連オブジェクト
詳細ビューに特定のタイプのレコードが表示されているときにミニビューに表示されるレコー
ドです。システム管理者が選択します。たとえば、システム管理者は、ケースが詳細ビューに
表示されているときにミニビューに表示されるアイテムとして、関連する取引先、取引先責任
者、納入商品などを指定できます。
ミニページレイアウト
ミニビューには、レコードの既存ページレイアウトにある項目のサブセットが表示されます。
表示するサブセットはシステム管理者が選択します。ミニページレイアウトは、ページレイア
ウトから、レコードタイプとプロファイルの関連付け、関連リスト、項目、および項目のアク
セス設定を継承します。
コンソールレイアウト
コンソールのリストビューフレームに表示するオブジェクトをシステム管理者が選択します。
たとえば、システム管理者がコンソールレイアウトにケースを追加すると、そのコンソールレ
イアウトに割り当てられているプロファイルのユーザが使用するコンソールのリストビューフ
レームには、ケースのリストビューが表示されます。
コンソールの設定
必要なユーザ権限
コンソールを設定する
「アプリケーションのカスタマイズ」
Salesforce での作業中にユーザが必要とするすべての情報を 1 画面で表示できるように、[コンソール] タブを簡単
に設定できます。コンソールを設定する手順は以下のとおりです。
1. コンソールレイアウトを作成して、コンソールのリストビューフレームでユーザが使用できるオブジェクト
を定義します。
2. ミニビューに表示する関連オブジェクトを選択します。
3. ミニページレイアウトを定義して、コンソールのミニビューに表示するオブジェクトの項目と関連リストを
カスタマイズします。
4. コンソールレイアウトにプロファイルを割り当てて、コンソールのリストビューでユーザが特定のオブジェ
クトのみにアクセスできるようにします。
5. カスタムアプリケーションに[コンソール] タブを追加して、ユーザが特定のアプリケーションからコンソー
ルにアクセスできるようにします。
コンソールレイアウトの作成
必要なユーザ権限
コンソールレイアウトを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
新しいコンソールレイアウトを作成する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [コンソール] ➤ [コンソールレイアウト] をクリックします。
2. [新規] をクリックし、必要に応じて、コピーする既存のレイアウトを選択します。
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 7
3.
4.
5.
6.
新しいレイアウトの名前を入力します。
[保存] をクリックします。
[選択されたリストビュー] セクションで [編集] をクリックします。
レイアウトにオブジェクトを追加またはレイアウトから削除するには、オブジェクトを選択してから [追加]
または [取り消し] 矢印をクリックします。
ユーザは、自分のプロファイルが割り当てられているコンソールレイアウトで設定したオブジェクトのみ、
コンソールのリストビューで参照できます。
7. [保存] をクリックします。
ページレイアウト用の関連オブジェクトの選択
必要なユーザ権限
コンソールを設定する
「アプリケーションのカスタマイズ」
コンソールのミニビューに表示する関連オブジェクトを選択する際は、主オブジェクトへの参照関係を持つオブ
ジェクトのみを選択できます。たとえば、ケースオブジェクトからは取引先と取引先責任者を選択できます。こ
れは、ケースが取引先と取引先責任者の参照項目を持つからです。関連オブジェクトを選択する手順は次のとお
りです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックし、標準オブジェクトを選択します。または、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタ
ムオブジェクト] をクリックし、カスタムオブジェクトを選択します。
この手順で選択する標準オブジェクトまたはカスタムオブジェクトは、コンソールの詳細ビューに表示され
るレコードを表し、そのレコードに関連するレコードが関連オブジェクトとしてミニビューに表示されます。
2. [ページレイアウト] を選択し、ページレイアウト名を選択します。
3. [関連オブジェクト] をクリックします。
4. 詳細ビューに表示されるレコードの関連レコードのうち、ミニビューに表示するものを選択します。参照関
係が定義されていて、かつ、ページレイアウトに参照項目が含まれているオブジェクトのみを選択できます。
ミニビューの上下矢印をクリックして、関連オブジェクトの表示順序を変更できます。
5. [保存] をクリックします。
6. 次に、ミニページレイアウトを定義して、関連オブジェクトのミニビューに表示する項目と関連リストを指
定します。
メモ: セルフサービスポータルのケースクロース時のレイアウト、またはケース登録ページとケース参照
ページのレイアウト用の関連オブジェクトは選択できません。
ミニページレイアウトの定義
必要なユーザ権限
コンソールを設定する
「アプリケーションのカスタマイズ」
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 8
コンソールのミニビューに表示されるレコードのミニページレイアウトを定義できます。ミニページレイアウト
には既存のページレイアウトの項目のサブセットが含まれています。ミニページレイアウトは、関連するページ
レイアウトから、レコードタイプとプロファイルの関連付け、関連リスト、項目、および項目のアクセス設定を
継承します。ミニページレイアウトに表示される項目と関連リストは更にカスタマイズすることができますが、
関連するページレイアウトから継承された他の項目はミニページレイアウトでは変更できません。
行動ミニページレイアウトは行動のフロート表示に使用され、コンソールには使用されません。
ミニページレイアウトを作成する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックし、標準オブジェクトを選択します。または、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタ
ムオブジェクト] をクリックし、カスタムオブジェクトを選択します。
2. [ページレイアウト] を選択し、ページレイアウト名を選択します。
3. [ミニページレイアウト] をクリックします。
4. 現在のオブジェクトをミニビューに表示する際に表示する項目と関連リストを選択します。選択する関連リ
ストごとに、その関連リストに表示する項目を選択します。
•
•
•
•
•
•
すべての使用可能な項目と最大で 5 件までの関連リストをコンソールに表示するように選択できます。た
だし、ユーザが目的の情報を見つけるためにスクロールしなくて済むように少数を選択することをお勧め
します。
選択した項目と関連リストは、データが存在しなくてもコンソールに表示されます。
ページレイアウトで [常に表示] とマークされた項目は自動的にミニページレイアウトに表示され、ページ
レイアウトから削除されるまで削除できません。
ページレイアウトの項目プロパティが、ミニページレイアウトでの項目プロパティを決定します。たとえ
ば、ページレイアウトで「参照のみ」に設定されている項目は、ミニページレイアウトでも「参照のみ」
となります。ミニページレイアウトでの項目の項目プロパティを変更するには、ページレイアウトでの項
目の項目プロパティを変更する必要があります。組織に項目レベルセキュリティが設定されている場合、
コンソールにもその項目レベルセキュリティが反映されます。
項目を追加または削除するには、項目名を選択してから [追加] または [取り消し] 矢印をクリックします。
項目の順序を変更するには、[選択済み] ボックスで項目名を選択し、[上へ] または [下へ] 矢印をクリック
します。完了したら、[保存] をクリックします。
ページレイアウトでの関連リストの順序は、ミニページレイアウトでの関連リストの順序を決定します。
ミニページレイアウトでの関連リストの順序を変更するには、ページレイアウトでの関連リストの順序を
変更した後、ミニページレイアウトを選択し、[保存] をクリックします。
5. [保存] をクリックします。
メモ: セルフサービスポータルのケースクローズ時のレイアウト、またはケース登録ページとケース参照
ページのレイアウトに対するミニページレイアウトは定義できません。
コンソールレイアウトの割り当て
必要なユーザ権限
コンソールレイアウトを割り当てる
「アプリケーションのカスタマイズ」
コンソールレイアウトを作成したら、ユーザに表示されるコンソールレイアウトを割り当てます。ユーザに表示
されるコンソールレイアウトは、そのユーザのプロファイルによって決まります。
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 9
コンソールレイアウトを割り当てる手順は次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [コンソール] ➤ [コンソールレイアウト] をクリックします。
[コンソールレイアウトの割り当て] をクリックします。
ドロップダウンリストから、プロファイルに割り当てるコンソールレイアウトを選択します。
ドロップダウンリストから、プロファイルに対する [コンソール] タブの表示設定を選択します。[コンソール]
タブの表示設定は、コンソールレイアウトに割り当てられているプロファイルに対してのみ選択できます。
タブの表示設定に適用できる設定は次のとおりです。
設定
説明
[デフォルトで表示]
このプロファイルを持つユーザに対し、タブの表示を
デフォルトにします。個々のユーザはログイン時にこ
の設定を上書きできます。「ディスプレイのカスタマ
イズ」を参照してください。ホームページは、常に
[デフォルトで表示] に設定されています。
[デフォルトで非表示]
このプロファイルを持つユーザに対し、タブの非表示
をデフォルトにします。個々のユーザはこの設定を上
書きできます。
[タブを隠す]
タブを隠し、個々のユーザが個人用のカスタマイズ設
定でこの設定を上書きできないようにします。タブを
隠しても、そのタブに対するレコードは表示されま
す。ユーザが特定のタイプのレコードを参照できない
ようにするには、そのレコードタイプに対するユーザ
の「参照」権限を削除します。
5. [保存] をクリックします。
メモ: 「アプリケーションのカスタマイズ」権限を持つ Enterprise Edition、Unlimited Edition、および
Developer Edition のユーザは、プロファイルの詳細ページにある [コンソールの設定] セクションで [編集]
をクリックすることで、プロファイルにコンソールレイアウトを割り当てられます。
コンソールの表示
「コンソールの設定」で説明されているとおりに、システム管理者が [コンソール] タブを設定すると、[コンソー
ル] タブが利用できるようになります。
[コンソール] タブをクリックしてコンソールを表示します。コンソールを終了するには、任意のタブをクリック
します。
選択したリストビューにレコードが含まれない場合は、コンソールにデータは表示されません。
メモ: システム管理者がユーザプロファイルをコンソールレイアウトに割り当てていて、[コンソール] タ
ブの表示設定が [デフォルトで表示] または [タブを隠す] になっている場合にのみ [コンソール] タブにア
クセスできます。[コンソール] タブの表示設定が [タブを隠す] に設定されている場合は、[コンソール] タ
ブを表示するようカスタマイズできます。詳細は、「ディスプレイのカスタマイズ」を参照してくださ
い。
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 10
コンソール内での操作
レコードが表示されるフレームは、[コンソール] タブ内でクリックした内容によって決まります。
詳細ビューで表示できる内容は次のとおりです。
•
レコードのボタンまたはリンクをクリックすると、詳細ビューにそのレコードが表示され
ます。
•
[このページを電子メールで送信] (
メール内に表示されます。
•
[このページにリンク] ( ) をクリックすると、そのレコードとレコードの URL が新規ブラ
ウザのウィンドウ内に表示されます。
•
[印刷用に表示] ( ) をクリックすると、そのレコードの印刷用のプレビューがポップアッ
プウィンドウ内に表示されます。
•
[ページのカスタマイズ] ( ) をクリックすると、そのレコードの詳細ビューでの関連リス
トの表示内容をカスタマイズできます。詳細は、「ディスプレイのカスタマイズ」を参照
してください。
•
[このページのヘルプ] (
が表示されます。
) をクリックすると、そのレコードへのリンクが電子
) をクリックすると、そのレコードのオンラインヘルプのページ
ミニビューで表示できる内容は次のとおりです。
•
•
•
リンクをクリックすると、レコードが詳細ビューに表示されます。関連するレコードをク
リックすると、ミニビューに表示されます。
[参照] をクリックすると、レコード全体が詳細ビューに表示されます。
[編集] をクリックすると、ミニビューにミニ編集ページが表示されます。
ミニ編集ページに表示されていない項目を編集するには、[参照] をクリックして詳細ビュー
にレコード全体を表示し、詳細ビューから [編集] をクリックします。
•
関連リストの下にある [表示件数を増やす]をクリックすると、ミニビュー内の関連リスト
に含まれるレコードがさらに表示されます。[表示件数を増やす] をクリックするたびに 5
件のレコードが追加表示され、最大で 100 件まで表示できます。
メモ: 詳細ビューに表示されているレコードに関連するレコードがない場合は、レ
コードミニビューは表示されません。
リストビューで表示できる内容は次のとおりです。
•
•
•
•
•
リンクをクリックすると、レコードが詳細ビューに表示されます。
[データの更新] をクリックするとリストビューが再度読み込まれ、リストの表示後に加え
られたレコードへの更新を確認できます。
列のヘッダーをクリックすると、その列が昇順に並び替えられます。降順に並べ替えるに
は、見出しをもう 1 度クリックします。
リストビューの下部にある文字をクリックすると、リストビューのレコードがその文字を
含むものに絞り込まれます。
リストビューの下部にある [減らす] または [増やす] をクリックすると、リストの表示件数
が変更されます。
salesforce.com | SALESFORCE コンソール | 11
•
•
リストビューの下部にある [前へ] または [次へ] をクリックすると、リストの前のページま
たは次のページへ移動します。
詳細は、「コンソールリストビューの使用」 を参照してください。
サイドバーで表示できる内容は次のとおりです。
•
左側のフレームの境界線をクリックすると、コンソールにサイドバーが表示されます。左
側のフレームの境界線を再度クリックすると、サイドバーが非表示になります。
•
[最近使ったデータ] の下にあるレコードをクリックすると、そのレコードが詳細ビューに表
•
•
示されます。
[カレンダー] をクリックすると、カレンダーが詳細ビューに表示されます。
[ごみ箱] をクリックすると、ごみ箱が詳細ビューに表示されます。
コンソールリストビューの使用
コンソールのリストビューでは、コンソール画面のまま Salesforce のアクションを素早く実行できます。
リストビューの表示
リストビューフレームの左上部にあるドロップダウンリストからオブジェクトを選択し、オブ
ジェクトのリストビューを選択してコンソールのリストビューフレームを表示します。
[データの更新] をクリックするとリストビューが再度読み込まれ、リストの表示後に更新され
た情報を取得して確認できます。リストビュー内のレコードが更新されると、[データの更新]
リンクの色が自動的に変わり、判明できます。
詳細ビューで編集されたレコードは、リストビューでは斜体で表示されます。これによりリス
トビュー内のどのレコードが編集されたのかを確認できます。
検索
リストビューの上部にある検索ボックスにキーワードを入力して [Go!] をクリックすると、組
織内でアクセスできる検索可能なレコードすべてに対して高度な検索が実行されます。高度な
検索で指定された複数のキーワードは、全体が語句として扱われるのではなく、それぞれの語
が独立した単語として扱われ、レコード内の異なるインデックス付き項目から検索されること
があります。Pat Powers という名前を検索すると、「Pat P Powers」という取引先責任者名と共
に、「[email protected]」という電子メールアドレスを持つ「Pat Smith」という取引先責任者
名も返されます。検索結果は詳細ビューに表示されます。
レコードの作成
[新規作成] ドロップダウンリストから、新規レコードを作成するオブジェクトを選択します。
新規レコードのページは詳細ビューに表示されます。
最近使ったデータの参照
[最近使ったデータ] ドロップダウンリストの最近参照したレコード 10 件から選択して表示で
きます。最近使ったデータは詳細ビューに表示されます。
一括処理の実行
リストビューのアイテムの横にあるチェックボックスをオンにし、[一括処理] ドロップダウン
リストから、選択したレコードに対して実行したいアクションを選択します。
メモ: 選択したリストビューにレコードが含まれない場合は、コンソールにデータは表示されません。
salesforce.com | 活動管理の機能強化とポップアップアラーム | 12
活動管理の機能強化とポップアップアラーム
ToDo と行動のポップアップアラーム
期限が迫っているToDo と行動のポップアップアラームを表示できます。 アラームは Salesforce
にログインしたブラウザの小さなポップアップウィンドウで表示され、 アラームの設定によっ
てアラーム音を鳴らすこともできます。 アラームのウィンドウには、開始時刻、件名、関連
先、場所 行動の場合のみ などの活動の詳細情報が表示されます。 [設定] ➤ [私の個人情報] ➤
[アラーム] をクリックして、デフォルトのアラーム設定をします。行動の編集で各行動のア
ラーム設定を上書きすることができます。
新しいカレンダーユーザインターフェース
シングルユーザおよびマルチユーザのカレンダーにおいて、行動のリンクにマウスオーバーす
ると、行動の詳細情報をフロート表示します。 フロート表示のレイアウトは、レコードタイ
プやプロファイルに該当するページレイアウトのミニページレイアウトで定義します。 フロー
ト表示上で行動の編集、削除、参加可能の確認ができます。
高度な共有モデル (Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition のみ)
取引先、商談などの関連先の共有設定によって、その関連する活動の共有を制御できます。
組織レベルの共有設定で、デフォルトの活動のアクセス権に「親レコードに連動」を設定する
と、 活動のアクション 参照、編集、移行、削除など の権限はその関連先の権限レベルに依存
します。 たとえば、ToDo が取引先「Acme」と取引先責任者「山田太郎」に関連している場
合、 「Acme」と「山田太郎」の編集権限を持っている場合のみ、その ToDo を編集できま
す。
組織レベルの共有設定を編集するには、 [設定] ➤ [セキュリティのコントロール] ➤ [共有設定]
➤ [編集] をクリックして、デフォルトの活動のアクセス権ドロップダウンリストで「親レコード
に連動」を選択し、[保存] をクリックします。
ToDo と行動のカスタムリンク
ToDo と行動のカスタムリンクを追加できます。 [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [活動] ➤ [ToDo
のボタンとリンク] または [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [活動] ➤ [行動のボタンとリンク] をク
リックして、ToDo と行動のカスタムリンクを設定します。
行動のセキュリティ
グループの行動に取引先責任者やリードを招集する場合に、少なくともそのデータへの参照権
限が必要になります。 またリソースを行動に追加する場合にも、そのリソースへの「行動の
追加」権限が必要になります。 以前は、取引先責任者、リード、リソースをグループの行動
に招集する場合、ユーザがそれらに対する共有アクセス権をもっていなくても追加することが
できました。 既に設定してある招待者は、グループの行動の主催者の共有アクセス権にかか
わらずそのまま保持されます。
salesforce.com | 個人取引先管理 | 13
個人取引先管理
個人取引先管理について
取引先とは?
取引先とは、組織の顧客、競合会社、パートナーです。各取引先には、名前、住所、電話番号などの重要情報が
あります。各取引先には、商談、活動、ケース、パートナー、契約、メモなどの関連情報を保存できます。
[取引先] タブをクリックするとホームページが表示され、すべての種別の取引先を簡単に作成および指定できま
す。また、標準リストビューやカスタムリストビューを使用して、取引先を並べ替えたり、検索条件に従って表
示したりすることもできます。さらに、このタブを選択するとユーザが参照可能な取引先の詳細情報を表示し、
編集することが可能になります。
組織で個人取引先が有効になっている場合は、法人取引先と個人取引先の 2 種類の取引先が使用できます。法人
取引先は、自社の取引相手である他の会社を表します。法人取引先では、この会社内の担当者が取引先責任者と
して表されます。個人取引先とは、金融サービス、オンラインショップ、または旅行代理店サービスの利用者な
ど、自社と取引がある個人消費者を表します。組織のビジネスモデルに応じて、法人取引先、個人取引先、また
は両方を使用できます。詳細は「個人取引先とは?」を参照してください。
メモ: オンラインヘルプと他の Salesforce ドキュメントでは、「取引先」は 法人取引先と個人取引先の両
方を指します。「法人取引先」および「個人取引先」は、これら 2 種類の取引先に違いがある場合に使用
しています。
個人取引先とは?
メモ: 個人取引先は、Salesforce ではデフォルトで無効になっています。個人取引先の利用が必要な場合
は、salesforce.com に問い合わせてください。
個人取引先は、貴社が提供する金融サービス、オンラインショップ、または旅行代理店サービスの利用者など、
貴社と取引がある個人の顧客を表します。個人取引先は、企業間取引モデルではなく、企業対消費者取引モデル
のビジネス形態を持つ組織に適用できます。
企業間取引モデルでは、パートナーとして協働する企業とその企業で働く人々は自ずと異なります。Salesforce で
は、これらを取引先と取引先責任者として区別し、それぞれに異なる項目、機能、タブを設けています。企業対
消費者モデルでは、企業に対してではなく、個人に対して製品やサービスを提供しているため、取引先と取引先
責任者のような区別はありません。この点を考慮し、Salesforce の個人取引先には取引先と取引先責任者の両方を
組み合わせた項目が備わっており、ほとんどの場合は取引先を含む取引先責任者として使用することができま
す。たとえば、法人取引先には電子メールと役職の標準項目がありませんが、個人取引先にはこれらの項目があ
ります。また、個人取引先は、取引先責任者と同様にキャンペーンに関連付けることができますが、法人取引先
はできません。個人取引先に適用できる取引先責任者固有の機能についての詳細は、「個人取引先の処理」を参
照してください。
個人取引先に特殊なプロパティを持つ取引先レコードタイプを適用することで、取引先責任者と同じように機能
させることができます。このレコードタイプのデフォルト名は「個人取引先」です。システム管理者によってレ
コードタイプの名前が変更されていたり、また、同じ特殊なプロパティを持つ複数の取引先レコードタイプが作
salesforce.com | 個人取引先管理 | 14
成されていたりする場合もあります。レコードタイプについての詳細は、「レコードタイプの管理」と「レコー
ドタイプ項目の変更」を参照してください。
メモ: オンラインヘルプと他の Salesforce ドキュメントでは、「取引先」は 法人取引先と個人取引先の両
方を指します。「法人取引先」および「個人取引先」は、これら 2 種類の取引先に違いがある場合に使用
しています。
個人取引先の処理
メモ: 個人取引先は、Salesforce ではデフォルトで無効になっています。個人取引先の利用が必要な場合
は、salesforce.com に問い合わせてください。
個人取引先は多くの場合、取引先責任者としても利用できます。次の表では、個人取引先と法人取引先の異なる
点または固有の考慮事項をまとめています。
Salesforce の機能
個人取引先の処理
取引先
個人取引先は、取引先責任者の項目と機能をサポート
する取引先です。
取引先のマージ
個人取引先は、他の個人取引先とのみマージすること
ができます。「重複する取引先のマージ」を参照して
ください。
取引先の簡易作成
活動
取引先のホームページで簡易作成の領域の項目は、プ
ロファイルに設定されたデフォルトの取引先レコード
タイプが個人取引先レコードタイプか、法人取引先レ
コードタイプかによって決定されます。
個人取引先は、[名前] または [関連先] の項目のどちら
かを使って活動と関連付けることができます。
取引先責任者と同様、個人取引先は、グループの行動
に召集することができます。
キャンペーン
取引先責任者と同様、個人取引先は、キャンペーンに
追加でき、 [キャンペーン履歴] 関連リストを設定でき
ます。
ケース
ケースでは、個人取引先は、[取引先名]項目、[取引先
責任者名] 項目、または両方に入力できます。
取引先責任者
多くの場合、個人取引先は取引先責任者と同じように
使用できます。取引先責任社ホームページにある [最近
の取引先責任者] を除く、すべての [取引先責任者] リ
ストビューに追加することもできます。
法人取引先とは異なり、個人取引先には [取引先責任者]
関連リストがありません。ただし、個人取引先間のリ
レーションをトラッキングするために、[パートナー]
関連リストを使用することができます。
salesforce.com | 個人取引先管理 | 15
Salesforce の機能
個人取引先の処理
取引先責任者の役割
取引先責任者と同様、ケース、取引先責任者、および
商談にある [取引先責任者の役割] 関連リストに個人取
引先を追加できます。
カスタムオブジェクト
取引先または取引先責任者に対するリレーションを持
つカスタムオブジェクトは、個人取引先の関連リスト
として追加できます。
デスクトップ統合
個人取引先は、現在、Offline Edition、Outlook Edition、
Lotus Notes Edition、および Intellisync for salesforce.com
ではサポートされていません。
電子メール
取引先責任者と同様、個人取引先には個別の電子メー
ルと一括メールを送信できます。
項目
標準項目の取引先と取引先責任者の定義済みの組み合
わせは、個人取引先ページレイアウトに表示されます。
さらに、カスタム項目の取引先と取引先責任者もすべ
て表示されます。
[親取引先] や [階層の表示]などの法人取引先項目の一部
は、個人取引先をサポートしていません。また、取引
先責任者の [上司] 項目も個人取引先をサポートしてい
ません。
インポートウィザード
個人取引先には、[設定] ➤ [インポート] ➤ [私の個人取
引先のインポート] と [設定] ➤ [データの管理] ➤ [個人
取引先のインポート] に固有のインポートウィザードが
あります。「個人取引先にインポートされる情報は?」
を参照してください。
アイコン
個人取引先には、個人 ( ) の付いたアイコンが使用さ
れ、法人取引先にはフォルダアイコン ( ) が使用され
ます。個人取引先アイコンは検索結果、リストビュー、
および「個人取引先 次の文字列と一致する True」条件
を使用するルックアップダイアログに追加できます。
リード
[会社名] 項目が空白のリードは、個人取引先に変換さ
れます。プロファイルに設定されたデフォルトの個人
取引先レコードタイプは、新規の個人取引先に適用さ
れます。同様に、[会社名] 項目に値が入力されている
リードは、法人取引先に変換されます。プロファイル
に設定されたデフォルトの法人取引先レコードタイプ
は、新規の法人取引先に適用されます。「取引の開始」
と「プロファイルに対するレコードタイプの割り当て」
を参照してください。
リストビュー
個人取引先は、取引先と取引先責任者の両方のリスト
ビューに表示されます。個人取引先と他のレコードを
視覚的に区別し、リストの個人取引先を追加または削
salesforce.com | 個人取引先管理 | 16
Salesforce の機能
個人取引先の処理
除する場合は、個人取引先 アイコンをリストビューに追
加してください。
ページレイアウト
個人取引先には、固有のページレイアウトがあり、取
引先項目、取引先責任者項目、取引先のカスタムリン
ク、取引先関連リスト、および取引先責任者関連リス
トが表示できます。個人取引先のページレイアウトで
は、[上司] と [親取引先] 項目は表示されません。
パートナー
個人取引先を相互に関連付けるために、[パートナー]
関連リストを使用することができます。個人取引先間
の関連を反映させるために、[パートナー] 関連リスト
の名前を「関連取引先」、「リレーション」、または
類似する用語に変更することをお勧めします。
レコードタイプ
システム管理者は複数のレコードタイプを個人取引先
に設定できます。個人取引先は、他の個人取引先レコー
ドタイプにのみ変更することができます。
名称変更したタブと標準項目
システム管理者は、次のような個人取引先関連のタブ
と項目の名称のカスタマイズを実行できます。
•
[取引先] タブ名、[法人取引先] 項目名、および [個
人取引先] 項目名
•
[取引先責任者] タブ名と[法人取引先] 項目名
検索
個人取引先は、取引先検索結果にのみ表示されます。
管理者は 個人取引先 アイコンを取引先検索レイアウト
に追加することで、 個人取引先と法人取引先を区別で
きます。
セルフサービスポータル
取引先責任者と同様、個人取引先は、セルフサービス
ポータルのユーザとして有効化できます。
登録情報照会要求
取引先責任者と同様、個人取引先には個別にまたは一
括で登録情報照会要求を送信できます。
ワークフロールール
個人取引先を作成または編集すると、取引先ワークフ
ロールールが開始されます。「ワークフローの管理」
を参照してください。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 17
テリトリー管理の機能強化
テリトリー管理について
テリトリー管理とは?
テリトリー管理とは、取引先の特性に基づいて取引先にアクセスを許可する取引先共有システムです。このシス
テムにより、営業テリトリーと同様の方法で、Salesforce のデータおよびユーザを体系化できます。特に組織の共
有モデルが非公開の場合、ユーザは郵便番号、業種、収益、業務に関連するカスタム項目などの条件に基づい
て、取引先へのユーザアクセスを許可する必要に迫られる可能性があります。また、この取引先のカテゴリに対
して、売上予測を作成する場合もあります。テリトリー管理によって、これらのビジネス上のニーズが解決し、
ユーザ、取引先およびそれらに関連する商談やケースを作成する、強力なソリューションが提供されます。
テリトリー管理の大きな利点は次のとおりです。
•
•
•
•
•
非公開の共有モデルを拡張する取引先条件の使用許可。
複雑で頻繁に変更される販売組織構造のサポート。
商談を保持するオプションによるテリトリー間でのユーザの移行。
テリトリーのメンバーシップに基づいたユーザごとの複数の売上予測。
テリトリーベースの売上レポート
テリトリーに基づいたキューおよび割り当てルールにより、適切な営業担当者に自動的にリードを割り当てる機
能。
メモ: テリトリー管理は、取引先、および取引先と主従関係を持つ標準オブジェクトにのみ作用します。
たとえば、商談はテリトリー管理に含まれますが、リードと活動は含まれません。
テリトリーとは?
テリトリーとは、取引先とユーザの集合です。テリトリー内のユーザは、少なくとも取引先を参照することがで
きます。これは、取引先の所有者が誰でも関係ありません。テリトリー設定により、テリトリー内のユーザに、
テリトリー内の取引先に対する参照アクセス、参照・更新アクセスまたは所有者に類似したアクセス (レコード
の表示、編集、移動および削除が可能) を許可できます。取引先とユーザは、複数のテリトリーにまたがって存
在できます。テリトリーには手動で取引先を追加できます。また、テリトリーに取引先を割り当てる、取引先割
り当てルールを定義できます。
各テリトリー内のユーザによる取引先へのアクセスを制御できるだけでなく、テリトリー内の取引先に関連付け
られた商談およびケースへのユーザのアクセスも制御できます。これは、レコードの所有者が誰でも関係ありま
せん。詳細は、「テリトリーの項目」を参照してください。
テリトリー階層とは?
テリトリーはロールのように階層化することが可能です。この階層は、必要なだけ設定できます。たとえば、
「ワールドワイドの売上」という最上位のテリトリーを作成し、その下位テリトリーとして「北米」、「ヨー
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 18
ロッパ 中東」、「南米」、「アフリカ」および「アジア オーストラリア」を作成できます。「北米」テリトリー
には、「カナダ」および「アメリカ合衆国」といった下位テリトリーを作成することもできます。「アメリカ合
衆国」には、「西部」、「中部」、「南部」および「東部」などの下位テリトリーを作成できます。「西部」に
は「カリフォルニア」、「オレゴン」、「ワシントン」、「ネバダ」、「アリゾナ」および「ユタ」といった下
位テリトリーを作成できます。
テリトリー階層は地理に限って使用されるわけではありません。商品など何に対してでも定義できます。詳細
は、「テリトリー階層の構築」を参照してください。
テリトリーが売上予測に及ぼす影響とは?
組織でテリトリー管理を有効にすると、テリトリー内の取引先に関連付けられた商談から、売上予測データが抽
出されます。割り当てられた各テリトリーに応じて、ユーザの売上予測は異なります。たとえば、ユーザが「カ
リフォルニア」と「アリゾナ」の両方に割り当てられている場合、ユーザは「カリフォルニア」の商談に対する
売上予測を所有しながら、「アリゾナ」の商談について別の売上予測を所有することになります。「カスタマイ
ザブル売上予測の一覧表示」を参照してください。
テリトリー管理の有効化
必要なユーザ権限
テリトリー管理を有効化する
「テリトリーの管理」
テリトリー管理は、デフォルトでは有効化されていません。テリトリー管理をご利用になりたい場合は、弊社サ
ポートまでお問い合わせください。
テリトリー管理を有効にする前に、次の前提条件を満たす必要があります。
•
テリトリー管理を有効にするためには、カスタマイザブル売上予測を使用している必要があります。カスタ
マイザブル売上予測を使用可能か不明な場合は、「カスタマイザブル売上予測が有効か?」を参照してくださ
い。
前提条件を満たすと、テリトリー管理を有効にする準備が整います。
1. Salesforce で、[設定] ➤ [テリトリーの管理] ➤ [設定] をクリックします。
2. 必要に応じて、企業全体のテリトリー管理の設定を変更します。この設定は、テリトリーの設定ページから
変更可能です。「テリトリー管理の設定」を参照してください。
3. テリトリー管理を有効化するには 2 種類のオプションがあり、どちらを使用するかは、既存の売上予測デー
タを保持するか消去するかによります。[テリトリー管理の有効化] または [新規作成のテリトリー管理の有効
化] のどちらかをクリックします。
[テリトリー管理の有効化] ボタンの処理内容
このボタンをクリックすると、組織の現在の売上予測階層と売上予測データが、テリト
リー階層に次のように自動的にコピーされます。
•
•
•
•
組織の名前は、自動的にテリトリー階層の最上位に自動的に設定されます。
売上予測階層内の各ロールに対して、対応するテリトリーが新しいテリトリー階層で作
成されます。
有効な Salesforce ユーザが、ロールに基づいてテリトリーに追加されます。
商談は、商談の所有者のテリトリーに割り当てられます。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 19
•
•
取引先は、テリトリー階層内のどこにも割り当てられません。
テリトリーを追加または編集するまで、売上予測はテリトリー管理を有効にする前と同
様に機能します。
[新規作成のテリトリー管理の有効化] ボタンの処理内容
このボタンをクリックすると、次の処理が実行されます。
•
•
すべての既存の売上予測データが削除されます。
空のテリトリー階層が作成されます。
このボタンは、既存の売上予測階層がなく、Salesforce で完全に新規の組織を設定する場合
にのみお勧めします。
警告: [新規作成のテリトリー管理] をクリックすることは、回復不可能なデータ損
失 につながります。
4. テリトリー関連項目、ページレイアウト、およびユーザ権限を設定します。
•
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [取引先] をクリックします。
•
•
•
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [商談] をクリックします。
•
•
•
[項目] をクリックして、[テリトリー] および [テリトリーの割り当てルールから除外] 項目の項目レベルセ
キュリティを設定します。
[ページレイアウト] をクリックして、これらの項目を取引先ページレイアウトに追加します。また、取
引先ページレイアウトごとに、ユーザが取引先を保存したときに取引先割り当てルールを実行できるよ
うにするかどうか、および取引先が保存されるたびにデフォルトで取引先割り当てルールが実行される
ようにするかどうかも設定できます。
[項目] をクリックして、[テリトリー] 項目の項目レベルセキュリティを設定します。
[ページレイアウト] をクリックして、その項目を商談ページレイアウトに追加します。
[設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [プロファイル] をクリックして、テリトリー階層の管理者となるユーザに「テ
リトリーの管理」権限を与えます。テリトリー管理を有効にする前に「アプリケーションのカスタマイ
ズ」権限を持っていたプロファイルには、自動的にテリトリーの管理」権限を与えられます。
5. 新しいテリトリー階層で作業を作成するには、[設定] ➤ [テリトリーの管理] ➤ [階層] をクリックします。「テ
リトリー階層の構築」を参照してください。
テリトリーの管理
必要なユーザ権限
テリトリーを管理する
「テリトリーの管理」
または
売上予測マネージャであり、[売上予測マネージャのテリ
トリー管理] が選択されていて、テリトリー階層で自分
の階層よりも下位で作業しているユーザ。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 20
組織のテリトリー管理には、次の作業が必要になります。
•
•
•
•
•
•
組織の売上予測とユーザの作業のニーズを満たすテリトリー階層を構築する。「テリトリー階層の構築」を
参照してください。
組織レベルのテリトリー管理の設定をする。「テリトリー管理の設定」を参照してください。
新規テリトリーを作成し、既存のテリトリーを編集する。「テリトリーの作成」および「テリトリーの表示
と編集」を参照してください。
ユーザをテリトリーに割り当てる。「テリトリーにおけるユーザの管理」を参照してください。
取引先割り当てルールを定義する。このルールによって、取引先が分類され、テリトリーに割り当てられま
す。「取引先割り当てルールの管理」を参照してください。
リストから取引先を選択して、手動でテリトリーに割り当てる。「手動による取引先のテリトリーへの割り
当て」を参照してください。
テリトリー階層の構築
必要なユーザ権限
テリトリーを参照する
「設定・定義を参照する」
テリトリーを編集する
「テリトリーの管理」
または
売上予測マネージャであり、[売上予測マネージャのテリ
トリー管理] が選択されていて、テリトリー階層で自分
の階層よりも下位で作業しているユーザ。
テリトリー階層で作業するには、[設定] ➤ [テリトリーの管理] ➤ [階層] をクリックします。階層内のテリトリー
を参照する場合、次の用語を使用します。
上位テリトリー
階層内で上位層に位置するテリトリー。テリトリーには、参照先のない最上位のテリトリーを
除いて、必ず 1 つの上位テリトリーを持ちます。
下位テリトリー
階層内で下位層に位置するテリトリー。上位テリトリーは、いくつでも下位テリトリーを持て
ます。
同階層テリトリー
同一の上位テリトリーを共有する下位テリトリー。
ドロップダウンリストからオプションを選択すると、テリトリー階層の表示方法を変更できます。
•
•
ツリー形式で表示 - 自分のテリトリーの親子関係が表示されます。[すべて展開] をクリックすると、すべての
テリトリーを確認できます。また、[すべて折りたたむ] をクリックすると、最上位のテリトリーのみ確認で
きます。個々のノードを展開するには、プラス (+) アイコンをクリックします。個々のノードを折りたたむに
は、マイナス (-) アイコンをクリックします。
リスト形式で並び替え表示 - テリトリーが一覧表示されます。この一覧は、テリトリー名、上位テリトリー
([上司]) または説明でアルファベット順に並び替えできます。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 21
•
リスト形式で表示 - 最上位のテリトリーの名前でアルファベット順にグループ化されたテリトリーとその下
位テリトリーのリストを確認します。列の並び替えはできません。
各ビューにはリンクが付いているため、テリトリーの作成、編集または削除が可能です。詳細は、以下を参照し
てください。
•
•
•
テリトリーの作成
テリトリーの表示および編集
テリトリーの削除
テリトリー管理の設定
必要なユーザ権限
テリトリーを設定する
「テリトリーの管理」
新しいテリトリーに対して、取引先、商談およびケースのデフォルトのアクセス権を設定できます。また、テリ
トリー階層で下位に位置する売上予測マネージャにテリトリーを管理させるかどうかも設定できます。
1. [設定] ➤ [テリトリーの管理] ➤ [設定] に移動します。
2. 取引先、商談およびケースに対するデフォルトのアクセス権を選択します。これは、新規テリトリーが作成
されたときに、デフォルトで選択されるアクセス権になります。これらの項目について、説明は、「テリト
リーの項目」を参照してください。
メモ: これらの設定は、既存のテリトリーには影響しません。
テリトリーを個別に作成または編集する場合には、このデフォルトのアクセス権を上書きできます。
「テリトリーの作成」を参照してください。
3. 必要に応じて、[売上予測マネージャのテリトリー管理] チェックボックスをオンにします。このチェックボック
スをオンにすると、売上予測マネージャが下位テリトリーを管理できます。つまり、自分より下のテリトリー
に属するユーザの管理、取引先の手動追加、取引先割り当てルールの管理ができます。また、下位テリトリー
を、自身のテリトリーと下位テリトリーの両方に追加できます。売上予測マネージャについて、詳細は、「売
上予測階層内のマネージャの割り当て」を参照してください。
テリトリーの作成
必要なユーザ権限
テリトリーを作成する
「テリトリーの管理」
または
売上予測マネージャであり、[売上予測マネージャのテリ
トリー管理] が選択されていて、テリトリー階層で自分
の階層よりも下位で作業しているユーザ。
組織で最大 500 テリトリーを作成できます。新しいテリトリーを作成する手順は次のとおりです。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 22
1. [設定] ➤ [テリトリーの管理] ➤ [階層] ➤ [テリトリーの追加] をクリックします。または、テリトリー詳細ペー
ジの [下位テリトリー] 関連リストから、[テリトリーの追加] をクリックすることもできます。
2. 項目を編集または変更して、新規テリトリーを定義します。各項目について、説明は、「テリトリーの項目」
を参照してください。
テリトリーには、[テリトリー名] および [上位テリトリー] の 2 つの標準項目が必要です。また、テリトリーに
はカスタム項目を加えることもできます。詳細は、「カスタムテリトリー項目の作成」を参照してください。
3. [保存] をクリックして終了するか、[保存 & 新規] をクリックしてテリトリーの作成を続行します。
テリトリーの表示および編集
必要なユーザ権限
テリトリーを参照する
「設定・定義を参照する」
テリトリーを編集する
「テリトリーの管理」
または
売上予測マネージャであり、[売上予測マネージャのテリ
トリー管理] が選択されていて、テリトリー階層で自分
の階層よりも下位で作業しているユーザ。
テリトリー詳細ページでは、そのテリトリーに関連するテリトリーや割り当てられたユーザ、含まれる取引先な
ど、テリトリーをさまざまな方向から参照または編集できます。
テリトリーの表示
1. [設定] ➤ [テリトリーの管理] ➤ [階層] をクリックします。
2. 表示するテリトリーの名前をクリックします。
関連テリトリーの一覧表示
テリトリー詳細ページの上部にある [階層] リストでは、テリトリー階層内で、このテリトリーと上位テリトリー
との関連性が一覧表示されます。このテリトリーと同一の上位テリトリーを共有する、別のテリトリーの名前を
確認するには、直下の [同階層] の一覧表示を参照します。どちらの一覧表示からでも、テリトリー名をクリック
すると、そのテリトリーを参照できます。テリトリー詳細ページには、[下位テリトリー] 関連リストがありま
す。「テリトリー関連リストでの作業」を参照してください。
テリトリーの編集
既存のテリトリーを更新するには、[編集]をクリックしてから、編集する項目を変更します。詳細は、「テリト
リーの項目」および「カスタムテリトリー項目の作成」を参照してください。
テリトリーの編集が多量のデータに影響する場合には、その処理が完了したときに確認の電子メールが送信され
ます。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 23
テリトリーのコピー
[コピー]をクリックすると、現在のテリトリーと同じ標準項目の値とカスタム項目の値を持つ新規テリトリーが
作成できます。コピーされたテリトリーは、元のテリトリーと同じ上位テリトリーを持ちます。ただし、割り当
てられたユーザと取引先割り当てルール、手動で割り当てた取引先はコピーされません。
テリトリーへの取引先割り当ての一覧表示
[取引先の参照]をクリックすると、このテリトリーと、テリトリー階層内で下位にあるテリトリーに割り当てら
れた取引先の一覧を確認できます。この一覧には、手動で割り当てられた取引先と、ルールによって割り当てら
れた取引先が含まれています。
テリトリー関連リストでの作業
各テリトリー詳細ページには、次の関連リストがあります。
•
•
•
•
•
割り当てられたユーザ - テリトリー内のユーザリスト。「テリトリーにおけるユーザの管理」を参照してく
ださい。
継承された取引先割り当てルール - 上位テリトリーで定義された、このテリトリーの取引先割り当てルール
のリスト。「取引先割り当てルールの管理」を参照してください。
このテリトリー内で定義された取引先割り当てルール - このテリトリーの取引先割り当てルールのリスト。
「取引先割り当てルールの管理」を参照してください。
手動で割り当てた取引先 - このテリトリーに手動で追加された取引先のリスト。「手動による取引先のテリ
トリーへの割り当て」を参照してください。
下位テリトリー - テリトリー階層でこのテリトリーの真下に位置するテリトリーのリスト。[テリトリーの追
加] をクリックすると、このテリトリーの新しい下位テリトリーが作成されます。下位テリトリーの名前をク
リックすると、そのテリトリーの詳細ページを参照できます。
テリトリーにおけるユーザの管理
必要なユーザ権限
ユーザをテリトリーに割り当てる
「テリトリーの管理」
および
「ユーザの管理」
テリトリーに追加できるユーザ数に制限はありません。また、ユーザが割り当てられるテリトリー数にも制限は
ありません。
特定のテリトリーと関連したユーザには、[有効] および [テリトリーで有効] の両方の状況を持ちます。
有効
有効なユーザは、Salesforce にログインできます。
無効になったユーザも商談を所有したままにし、売上予測とテリトリーで集計表示できます。
ユーザが無効化されると、そのユーザの商談からの売上予測の上書き、売上予測レベルでの売
上予測の上書き、およびマネージャのによる直属部下の売上予測の上書きがロックされます。
ただし、無効化されたユーザのマネージャは、直属部下の売上予測の上書きが可能です。集計
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 24
金額は現在のままになります。無効化されたユーザが後に再有効化されると、そのユーザは以
前と同様の処理を再開できます。
ユーザの活動状況を設定するには、[設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [ユーザ] で個人情報を変更し
ます。
テリトリーで有効
テリトリー詳細ページで [テリトリーで有効] がオンのユーザは、進行中の商談や完了した商談
を所有するか、そのテリトリー内で商談を 1 つも所有しないユーザです。[テリトリーで有効]
がオフのユーザは、そのテリトリーから移動または削除されたユーザですが、以前のテリト
リー内にある商談の所有権は引き続き保持します。
ユーザが属するテリトリーを参照するには、[設定] ➤ [私の個人情報] ➤ [個人情報] からアクセスできる個人情報
ページの [テリトリー] 関連リストを参照します。管理者は、[設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [ユーザ] から、すべて
のユーザについてこの関連リストを参照できます。
テリトリーへのユーザの追加
ユーザをテリトリーに追加する手順は次のとおりです。
1. テリトリー詳細ページから、[ユーザを追加] をクリックします。
2. ドロップダウンリストからビューを選択するか、[新規ビューの作成] をクリックして、新規カスタムビュー
を作成します。「カスタムリストビューの作成」を参照してください。
3. [選択] および [選択解除] をクリックして、「選択可」エリアおよび「選択済み」エリア間でユーザを移動し
ます。また、次の操作も実行できます。
•
•
•
•
文字をクリックすると、その文字に対応するユーザが表示されます。
[すべて] をクリックすると、現在のビューの検索基準に一致するすべてのユーザが表示されます。
[表示の選択] をクリックすると、現在のリストページに表示されているユーザはすべて、下にある「選択
済み」エリアに移動されます。
[表示の選択解除] または [すべて選択解除] をクリックすると、ユーザは「選択済み」エリアから「選択
可」エリアに移動されます。
4. テリトリーに割り当てるユーザがすべて、「選択済み」エリアに含まれている場合は、[割り当て] をクリッ
クします。
テリトリーからのユーザの削除
ユーザをテリトリーから削除して、進行中の商談を受信する人を選択できます。
1. テリトリー詳細ページの [割り当てられたユーザ] 関連リストで、ユーザ名の横にある [削除] をクリックしま
す。
2. ルックアップアイコン ( ) をクリックして、そのユーザが所有できる進行中の商談の受信者を選択します。
3. または、[新規所有者] 項目を空白のままにしておきます。次のいずれかの結果になります。
•
上位テリトリーに売上予測マネージャがいる場合は、その売上予測マネージャが、そのユーザの進行中の
商談の所有権を取得します。また、売上予測マネージャは、[テリトリーで有効] チェックボックスがオフ
にされた状態でそのテリトリーに割り当てられます。
•
上位テリトリーに売上予測マネージャがいない場合、そのユーザは、[テリトリーで有効] チェックボック
スがオフにされた状態でそのテリトリーに残ります。
4. [保存] をクリックします。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 25
非常に多くのデータが影響を受ける場合には、処理が完了したときに確認の電子メールが送信されます。
テリトリー間でのユーザの移行
ユーザ移行ウィザードを使用すると、あるテリトリーから別のテリトリーへのユーザの移行、ユーザが引き続き
所有する進行中の商談の選択、およびユーザが手放した進行中の商談の受信者の指定ができます。
ユーザをテリトリーから別のテリトリーに移行する手順は次のとおりです。
1. テリトリー詳細ページの [割り当てられたユーザ] 関連リストで、ユーザ名の横にある [移行] をクリックしま
す。
2. ユーザの移行先のテリトリーの横にある [選択] をクリックします。必要に応じて、目的の移行先のテリトリー
を表示するテリトリー階層内のノードを展開するか、折りたたみます。
3. ルックアップアイコン ( ) をクリックして、移行したユーザが手放した進行中の商談の所有権を取得するユー
ザを選択します。[次へ] をクリックして続行します。
この手順を飛ばして受信者を選択しなかった場合は、ユーザが所属していたテリトリーの上位テリトリーに
所属する売上予測マネージャが、ユーザが手放した進行中の商談の所有権を取得します。ユーザが所属して
いたテリトリーの上位テリトリーに売上予測マネージャがいない場合、その商談の所有権は、移行するユー
ザに維持されます。
4. ユーザの進行中の商談のリストビューを選択し、「選択済み」エリアへ商談を移動するためのリンクをクリッ
クします。移行後もユーザに保持させる商談が「選択済み」エリアに表示されている場合は、[移行] をクリッ
クします。.
非常に多くのデータが影響を受ける場合には、処理が完了したときに確認の電子メールが送信されます。
メモ:
売上予測マネージャをテリトリーの外に移行すると、そのテリトリーの売上予測は存在しなくなり、その
テリトリーに対してテリトリー階層の上位にいる売上予測マネージャが作成した商談の上書きは削除され
ます。「カスタマイズ可能な売上予測の上書き」を参照してください。
取引先割り当てルールの管理
必要なユーザ権限
取引先割り当てルールを管理する
「テリトリーの管理」
または
売上予測マネージャであり、[売上予測マネージャのテリ
トリー管理] が選択されていて、テリトリー階層で自分
の階層よりも下位で作業しているユーザ。
取引先割り当てルールについて
取引先割り当てルールを作成すると、郵便番号、都道府県、業種、収益や従業員数などの標準項目またはカスタ
ム取引先項目に基づいて、取引先をテリトリーに自動的に移動することができます。各ルールは、複数の検索基
準で構成されます。取引先割り当てルールは、次のように適用されます。
取引先割り当てルールは、次のように適用されます。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 26
•
•
•
•
•
テリトリーには、継承された取引先割り当てルールが適用できます。このルールは、テリトリー階層の上位
階層で作成されているため、このテリトリーにも影響があります。
テリトリーには、ローカルで定義済みの取引先割り当てルールを適用できます。このルールは、このテリト
リーで作成されます。
継承された取引先割り当てルールまたはローカルで定義済みの取引先割り当てルールのどちらも適用されな
いテリトリーには、手動で追加した取引先のみが含まれます。「手動による取引先のテリトリーへの割り当
て」を参照してください。
テリトリーに継承された取引先割り当てルールと、ローカルで定義済みの取引先割り当てルールの両方に一
致する取引先は、そのテリトリーに割り当てられてから、その下位テリトリーに対しても評価されます。
テリトリーに継承された取引先割り当てルールと一致して、テリトリーのローカルで定義済みの取引先割り
当てルールと一致しない取引先は、そのテリトリーには割り当てられませんが、その下位テリトリーに対し
ては評価されます。
取引先割り当てルールとの連動
テリトリー詳細ページの [ルールの実行] をクリックすると、組織内の既存の取引先すべてに対して、ページ上に
表示された有効な継承されたルールおよびローカルで定義済みのルールを評価できます。[ルールの実行] をク
リックすると、ボタンの横に、ルールが処理中であることを示すアイコンが表示されます。このアイコンは、す
べての下位テリトリーで表示されます。処理が完了すると、確認の電子メールが送信されます。
メモ: データの質を保護するため、処理中アイコン (
) の表示中はテリトリーを変更できません。
テリトリー詳細ページの [ルールの管理] をクリックすると、取引先割り当てルールを作成、編集、プレビューお
よび実行することが可能な [取引先割り当てルールの管理] ページにアクセスできます。
•
[新規] をクリックすると、新しいルールを作成できます。また、[編集] をクリックすると、既存のルールを
編集できます。「取引先割り当てルールの作成および編集」を参照してください。
•
ローカルで定義済みのルールを有効または無効に設定する場合は、[有効] チェックボックスを使用します。
有効なルールは、新規取引先の作成時および既存の取引先の編集時に自動的に実行されます。このルールは、
オンラインアプリケーション、インポートウィザード、Apex API、または、Offline Edition などの Salesforce
クライアントのいずれを使用していても実行されます。有効なルールは、取引先割り当てルールのプレビュー
ページか取引先割り当てルールの管理ページのどちらかから [ルールの保存 & 実行] をクリックしても実行さ
れます。無効なルールが実行されることはありません。
•
•
•
•
ルール名をクリックすると、有効な状況および検索基準など、そのルールの詳細が確認できます。ルール詳
細ページでは、ルールを編集、削除またはコピーできます。
[プレビュー] をクリックすると、現在「有効」とマークされているルールが実行されたときに、このテリト
リーおよびその下位テリトリーに割り当てられる取引先を確認できます。「取引先割り当てのプレビュー」
を参照してください。
[保存] をクリックすると、ローカルで定義済みのルールの現在の活動状況を保存できます。
[ルールの保存 & 実行] をクリックすると、ローカルで定義済みのルールの現在の活動状況を保存して、ペー
ジに表示された継承されたルールおよびローカルで定義済みのルールを、組織に既存のすべての取引先を対
象に評価できます。
メモ: 取引先割り当てルールの実行は、ごみ箱内の取引先にも影響します。
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手動による取引先のテリトリーへの割り当て
必要なユーザ権限
取引先をテリトリーに手動で追加する
取引先に対する「テリトリーの管理」および「編集」
または
売上予測マネージャであり、[売上予測マネージャのテリ
トリー管理] が選択されていて、テリトリー階層で自分
の階層よりも下位で作業していて、取引先に対する「編
集」権限を持つユーザ。
取引先割り当てルールを作成して実行する代わりに、手動で取引先をテリトリーに割り当てることができます。
1. テリトリー詳細ページで、[手動で割り当てた取引先] 関連リストから [取引先の追加] をクリックします。
2. ドロップダウンリストからビューを選択するか、[新規ビューの作成] をクリックして、新規カスタムビュー
を作成します。「カスタムリストビューの作成」を参照してください。
3. [選択] および [選択解除] をクリックして、「選択可」および「選択済み」エリア間で取引先を移動します。
また、次の操作も実行できます。
•
•
•
•
文字をクリックすると、その文字に対応する取引先を参照します。
[すべて] をクリックすると、現在のビューの検索基準に一致するすべての取引先が表示されます。
[表示の選択] をクリックすると、現在のリストページに表示されたすべての取引先が「選択済み」エリア
の下側に移動されます。
[表示の選択解除] または [すべて選択解除] をクリックすると、「選択済み」エリアから「選択可」エリア
に取引先が移動されます。
4. 手動でテリトリーに追加する取引先がすべて「選択済み」エリアに含まれている場合は、[割り当て] をクリッ
クします。
メモ: 手動による取引先割り当てルールの追加と実行は、完全に独立しています。手動で追加された取引
先は、手動で削除されるまでテリトリーに残ります。割り当てルールによってテリトリーに取引先が追加
されるのを妨げるものは何もありません。
質問集 - テリトリー管理
テリトリーを持つレコードの種類は?
取引先、商談、およびユーザには、テリトリー項目があります。取引先とユーザは、複数のテリトリーと関連付
けることができます。1 つの商談に対してテリトリーは 1 つしか関連付けできません。
テリトリー階層とロール階層の違いは?
はい、あります。テリトリー階層とロール階層は独立しています。次の比較を参照してください。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 28
テリトリー階層
ロール階層
salesforce.com への連絡によって利用可能
デフォルトで利用可能
売上予測を決定
テリトリー管理が有効な場合、売上予測に影響なし
複数のテリトリーに対するユーザの割り当てをサポー 1 ロールに対してのみユーザの割り当てをサポート
ト
取引先および商談レポートに影響
その他のすべてのレポートに影響
所有者に関係なく、レコードへのアクセスを許可 ユー 所有権に基づいてレコードへのアクセスを許可 ユーザ
ザに両方の階層でもっとも権限の大きいアクセス権を に両方の階層でもっとも権限の大きいアクセス権を付
付与
与
手動で割り当てた取引先と、取引先割り当てルールによって割り当てられた取引先との違いは?
手動で割り当てた取引先は、取引先割り当てルールが実行されても評価されません。手動でテリトリーに割り当
てられた取引先は、手動でテリトリーから削除されるまで残ります。詳細は、「手動による取引先のテリトリー
への割り当て」を参照してください。
取引先割り当てルールが取引先を評価する時期は?
取引先割り当てルールによって、次のタイミングで取引先が自動的に分類され、テリトリーに割り当てられま
す。
•
•
•
•
•
•
•
•
Salesforce ユーザインターフェースまたは Apex API を使用して取引先が作成されたとき
インポートウィザードを使用して取引先がインポートされたとき
リードの変換によって取引先が作成されたとき
取引先の [Run territory management rules on save] チェックボックスが表示およびオンにされている
場合に、取引先が編集および保存されたとき
Apex API 経由で取引先が編集および保存されたとき
取引先の [テリトリーの割り当てルールから除外] チェックボックスがオフになっている場合に、テリトリーの
詳細ページで [ルールの実行] がクリックされたとき
取引先の [テリトリーの割り当てルールから除外] チェックボックスがオフになっている場合に、テリトリーの
[取引先割り当てルールの管理] ページで [ルールの保存 & 実行] がクリックされたとき
重複する取引先がマージにされたとき 「重複する取引先のマージ」を参照)
商談をテリトリーに割り当てる方法は?
商談は、次のアクションに基づいてテリトリーに割り当てられます。
•
商談の新規作成
新規商談を作成すると、自分の所属先テリトリーと、その商談の取引先と関連付けられているテリトリーが
比較されます。
•
自分とその取引先の所属先テリトリーが 1 つである場合、その商談はそのテリトリーに割り当てられま
す。
salesforce.com | テリトリー管理の機能強化 | 29
•
•
テリトリー階層の全体または一部に対する管理権限を持っている場合、自分が管理できるテリトリーとそ
の取引先のテリトリーの間で共通するテリトリーが 1 つだけでない限り、その商談はテリトリーに割り当
てられません。
取引先割り当てルールの実行
•
•
•
•
商談の取引先がテリトリーに追加され、その商談がテリトリーを持っていない場合には、その商談もその
テリトリーに追加されます。商談所有者が新規テリトリー内に存在しない場合、その所有者はそのテリト
リーの無効なメンバーとして追加されます。
取引先が別のテリトリーに移動すると、その取引先の商談の中で元のテリトリーが同じ商談も移動しま
す。商談所有者が新規テリトリー内に存在しない場合、その所有者はそのテリトリーの無効なメンバーと
して追加されます。ただし、取引先割り当てルールにより、商談がテリトリー階層の特定部分以外に移動
することが禁じられている場合、その商談は移動せず、どのテリトリーの所属からも外れます。
取引先がテリトリーから削除され、同じ処理内の新規テリトリーに再割り当てされなかった場合、元のテ
リトリーに存在していた取引先の商談は、どのテリトリーの所属からも外れます。
取引先が 1 つの処理内に存在する複数のテリトリーに再割り当てされた場合、元のテリトリーに存在した
取引先の商談は、[商談を固定] チェックボックスによってその商談がいずれかの新規テリトリーに割り当
てられない限り、どのテリトリーの所属からも外れます。詳細は、「テリトリー管理の質問集」「テリト
リーを持つレコードの種類は?」「テリトリー階層とロール階層の違いは?」「手動で割り当てた取引先と、
取引先割り当てルールによって割り当てられた取引先との違いは?」「取引先割り当てルールが取引先を評
価する時期は?」「商談をテリトリーに割り当てる方法は?」「自分が所有する商談と同じテリトリーに割
り当てられている必要がありますか?」「取引先割り当てルールの実行時に、商談は別のユーザに移行され
ますか?」「商談の割り当てを限定するとどのように機能しますか?」「テリトリーに割り当てられていた
取引先または商談を復元するとどうなりますか?」を参照してください。
次のアクションでは、商談のテリトリーは変更されません。
•
•
•
•
商談の取引先を手動でテリトリーに割り当てる
商談と関連付ける取引先を変更する
商談とその取引先が異なるテリトリーに存在する場合に、取引先割り当てルールの結果としてその取引先の
テリトリーを変更する
商談を新規所有者に移行する このアクションによる結果の詳細は、「テリトリー管理の質問集」「テリトリー
を持つレコードの種類は?」「テリトリー階層とロール階層の違いは?」「手動で割り当てた取引先と、取引先
割り当てルールによって割り当てられた取引先との違いは?」「取引先割り当てルールが取引先を評価する時
期は?」「商談をテリトリーに割り当てる方法は?」「自分が所有する商談と同じテリトリーに割り当てられて
いる必要がありますか?」「取引先割り当てルールの実行時に、商談は別のユーザに移行されますか?」「商談
の割り当てを限定するとどのように機能しますか?」「テリトリーに割り当てられていた取引先または商談を
復元するとどうなりますか?」を参照してください。
自分が所有する商談と同じテリトリーに割り当てられている必要がありますか?
進行中の商談が自分に割り当てられており、自分がその商談のテリトリーに属していない場合には、テリトリー
の [割り当てられたユーザ] 関連リストの [テリトリーで有効] チェックボックスがオフの状態でそのテリトリーに
割り当てられています。詳細は、「テリトリーにおけるユーザの管理」を参照してください。
salesforce.com | マッシュアップによる分析機能強化 | 30
取引先割り当てルールの実行時に、商談は別のユーザに移行されますか?
取引先割り当てルールによって、自分がすでに所属しているテリトリーに商談が割り当てられたとき、あなたが
そのテリトリーで唯一のユーザまたは売上予測マネージャである場合には、あなたは自動的にその商談の所有者
となります。
商談の割り当てを限定するとどのように機能しますか?
テリトリーで [商談の割り当てを限定] チェックボックスがオンにされている場合には、取引先割り当てルールを
実行しても、そのテリトリーの商談はそのテリトリーまたはその下位テリトリーに残ります。次の例外が適用さ
れます。
•
•
•
商談の取引先がそのテリトリーの下位テリトリーの 1 つにのみ移動した場合、その商談はその取引先に従っ
て、その取引先の新規テリトリーに再割り当てされます。この処理は、取引先が複数のテリトリーに移動し、
新規テリトリーの 1 つだけが元のテリトリーの子である場合に実行されます。
商談の取引先がそのテリトリーの複数の下位テリトリーに移動した場合、その商談のテリトリー項目は空白
に設定されます。
商談の取引先がそのテリトリーと下位テリトリーの外に完全に移動した場合、その商談のテリトリー項目は
空白に設定されます。
テリトリーに割り当てられていた取引先または商談を復元するとどうなりますか?
取引先または商談を復元するとテリトリーの割り当てが元に戻りますが、取引先割り当てルールの評価は実行さ
れません。レコードがごみ箱に入っていたときに取引先割り当てルールが変更された場合には、復元したレコー
ドに新規ルールに一致しないテリトリーが存在する場合があります。
マッシュアップによる分析機能強化
マッシュアップによる分析機能強化について
マッシュアップ分析の作成
マッシュアップ分析を作成する方法は以下のとおりです。
1. ダッシュボードコンポーネントに適するカスタムSコントロールを作成します。カスタムSコントロールの作
成について、詳細は、「カスタム S コントロールの定義「アプリケーション設定の制限」「演算子と関数」
「カスタムボタンとカスタムリンクの定義」」を参照してください。
2. ダッシュボードを作成または編集します。ダッシュボードを編集するには、ダッシュボードを表示して [編集]
をクリックします。ダッシュボードの作成について、詳細は ダッシュボードプロパティの作成と編集「レポー
トのカスタマイズ」「ダッシュボードの編集」 を参照してください。
3. 列にコンポーネントを追加する場合は、その列の上部にある [コンポーネントの追加] リンクをクリックしま
す。
4. コンポーネントの種類でカスタムSコントロールを選択します。
5. 事前に作成したカスタムSコントロールを選択し、高さを設定します。
6. [保存] をクリックします。
salesforce.com | デスクトップクライアント管理 | 31
URL へのドリルダウン
URL へのドリルダウンの追加
ダッシュボードに URL へのドリルダウンを追加する方法は以下のとおりです。
1. ダッシュボードを作成または編集します。ダッシュボードを編集するには、ダッシュボードを表示して [編集]
をクリックします。ダッシュボードの作成について、詳細は ダッシュボードプロパティの作成と編集「レポー
トのカスタマイズ」「ダッシュボードの編集」 を参照してください。
2. 列にコンポーネントを追加する場合は、その列の上部にある [コンポーネントの追加] リンクをクリックしま
す。
3. コンポーネントの種類でグラフを選択している場合は、 ドリルダウン先に「URL (その他)」を選択し、ドリル
ダウン URLに URL を入力します。
4. [保存] をクリックします。
レポート参照権限のみのユーザ
レポート参照権限のみのユーザのプロファイル設定
レポート参照権限のみのユーザを設定するには、そのユーザのカスタムプロファイルを変更します。
1.
2.
3.
4.
5.
[設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [プロファイル] をクリックして、プロファイル名を選択します。
[編集] をクリックします。
「レポートの作成とカスタマイズ」権限の選択を解除します。
「レポート実行」権限が選択されていることを確認します。
[保存] をクリックします。
デスクトップクライアント管理
デスクトップクライアント管理について
クライアント更新通知の表示
必要なユーザ権限
クライアント更新通知を表示する
プロファイルの
「オン、通知あり、更新可」
または
「オン、通知あり、更新必須」
salesforce.com | デスクトップクライアント管理 | 32
次の条件下では、Outlook Edition や Offline Edition など、新しいバージョンのクライアントが利用できるように
なると、通知バナーが [ホーム] タブに自動的に表示されます。
•
•
システム管理者が [ホーム] タブの通知を参照するアクセス権を付与している。「デスクトップクライアント
のユーザ権限の設定」を参照してください。
これまで、Salesforce ユーザ名とパスワードでクライアントから正常にログインしていた。
通知バナーをクリックして、[最新バージョンの確認] ページに進みます。いつでも [最新バージョンの確認] ペー
ジに移動して、コンピュータにインストールされているクライアントのバージョンを確認できます。
メモ: Offline Edition は、Developer Edition と併用できる唯一のクライアントです。
デスクトップクライアントの最新バージョンの確認
Outlook Edition や Offline Edition などのデスクトップクライアントは、Salesforce を PC と統合します。次の手順
に従って、自分のコンピュータにインストールされているデスクトップクライアントのバージョンを確認し、取
得可能な最新バージョンをダウンロードします。
1. [設定] ➤ [デスクトップ統合] ➤ [最新バージョンの確認] に移動します。
2. テーブルから、利用可能なデスクトップクライアントの名前とバージョンを確認します。
3. Internet Explorer を使用しており、ActiveX コントロールを有効にしている場合、[今すぐ更新] をクリックして
クライアントをインストールします。
4. Mozilla Firefox などの別のブラウザを使用している場合は、[今すぐダウンロード] をクリックして、インス
トーラファイルをコンピュータにダウンロードします。次に、保存したファイルをダブルクリックして、イ
ンストーラプログラムを実行します。
システム管理者が、インストールを許可するデスクトップクライアントを制御します。「デスクトップクライア
ントのユーザ権限の設定」を参照してください。Offline Edition は、Developer Edition と併用できる唯一のクライ
アントです。
デスクトップクライアントのユーザ権限の設定
必要なユーザ権限
デスクトップクライアントのユーザ権限を設定する
「ユーザの管理」
Outlook Edition、Offline Edition、Office Edition、および Lotus Notes Edition は、 Salesforce を PC と統合するデス
クトップクライアントです。システム管理者は、最新バージョンが利用可能になったときに自動的にユーザに通
知するかどうかに加え、ユーザがアクセスできるデスクトップクライアントも制御できます。
Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition の場合は、次の手順でユーザのデスクトップクラ
イアント権限を設定します。Offline Edition は、Developer Edition と併用できる唯一のクライアントです。 Personal
Edition、Team Edition、および Professional Edition の場合は、すべてのユーザの設定が、すべてのクライアント
対して、システムのデフォルトの設定である「オン、通知なし、更新可」になっています。
1. Salesforce で、[設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [プロファイル] に移動します。
2. プロファイル名の横にある [編集] をクリックします。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 33
3. ページ下部の [デスクトップ統合クライアント] セクションに移動します。
4. デスクトップクライアントごとに、次のオプションを 1 つ選択します。
オプション
意味
オフ (アクセス拒否)
[設定] ➤ [デスクトップ統合] の各クライアントダウン
ロードページが非表示になります。 ユーザはそのク
ライアントからログインすることもできません。
オン、更新不可
[設定] ➤ [デスクトップ統合] の各クライアントダウン
ロードページが非表示になります。 そのクライアン
トからログインできますが、現在のバージョンから
アップグレードすることはできません。
オン、通知なし、更新可
そのクライアントからのダウンロードとログイン、お
よびそのクライアントのアップグレードができます
が、新しいバージョンがリリースされたときに通知が
表示されません。
オン、通知あり、更新可
そのクライアントからのダウンロードとログイン、お
よびそのクライアントのアップグレードが可能です。
更新通知が表示され、従うか無視するかを選択できま
す。
オン、通知あり、更新必須
そのクライアントからのダウンロードとログイン、お
よびそのクライアントのアップグレードが可能です。
新しいバージョンが利用可能になったときに、更新通
知が表示されます。アップグレードするまで、そのク
ライアントからログインできません。
5. [保存] をクリックします。
通知が表示されるようになっている場合、ユーザが旧クライアントから Salesforce にログインした状況の下では、
新しいバージョンがリリースされると、[ホーム] タブ全体に通知バナーが自動的に表示されます。このバナーを
クリックすると、[最新バージョンの確認] ページが開き、ここからインストーラファイルをダウンロードして実
行できます。[最新バージョンの確認] ページは、通知設定に関係なく、設定の [デスクトップ統合] メニューから
いつでも参照できます。
Lotus Notes Edition
Lotus Notes Edition について
Lotus Notes Edition とは?
Lotus Notes Edition は、IBM® Lotus Notes® 用のプラグインで、Lotus Notes のユーザインタフェースから Salesforce
と便利に対話できます。Lotus Notes Edition は、Lotus Notes のユーザインターフェースの [アクション] と右ク
リックメニューに新規コマンドを追加します。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 34
Lotus Notes Edition には、次の機能があります。
•
•
•
•
•
•
•
•
Lotus Notes の取引先責任者、イベント、およびタスクを Salesforce と同期させる (「Lotus Notes Edition での
取引先責任者とイベント タスクの同期」を参照)。
Lotus Notes の電子メールとその添付ファイルを Salesforce にアップロードする (「新規に送信する Lotus Notes
電子メールの Salesforce への追加」および「送受信済みの Lotus Notes 電子メールの Salesforce への追加」を参
照)。
Lotus Notes の電子メールを、取引先、納入商品、キャンペーン、ケース、取引先責任者、契約、リード、ま
たは商談に関連付ける (「Lotus Notes の電子メールと Salesforce レコードの関連付け」を参照)。
Lotus Notes のイベントとタスクを、システム管理者が「リリース済み」として設定した取引先、納入商品、
キャンペーン、ケース、取引先責任者、契約、リード、商談、およびカスタムオブジェクトに関連付ける
(「Lotus Notes のイベントおよびタスクと Salesforce レコードの関連付け」を参照)。
Lotus Notes の取引先責任者を関連取引先および取引先責任者に関連付ける (「Lotus Notes の取引先責任者と
Salesforce レコードの関連付け」を参照)。
Lotus Notes の電子メールからケースを直接作成する (「Lotus Notes 電子メールからのケースの作成」を参照)。
Lotus Notes から、新しい Salesforce 取引先、取引先責任者、またはリードを簡易作成する (「Lotus Notes から
の Salesforce レコードの簡易作成」を参照)。
Lotus Notes から Salesforce レコードをブラウザで開く (「Lotus Notes からの Salesforce レコードの開示」を参
照)。
Lotus Notes Edition のインストール
Lotus Notes Edition をダウンロードしてインストールする手順は次のとおりです。
1. Lotus Notes データベースのバックアップを取ります。推奨されるバックアップ手順については、会社の IT 部
門にお問い合わせください。
2. Salesforce データのバックアップを取ります。取引先責任者とイベント タスクのレポートを実行してから、
Excel にエクスポートすることをお勧めします。または、Salesforce のシステム管理者にウィークリーエクス
ポートを使用して組織のデータバックアップを取るよう依頼することもできます。詳細は、「バックアップ
データのエクスポート」を参照してください。
3. Salesforce から [設定] ➤ [デスクトップ統合] ➤ [Lotus Notes Edition] をクリックします。
Enterprise Edition と Unlimited Edition では、システム管理者がダウンロードページへのアクセスを禁止してい
る可能性があります。詳細は、「デスクトップクライアントのユーザ権限の設定」 を参照してください。
また、組織で個人取引先を有効にした場合には、Lotus Notes Edition が使用できません。
4. [今すぐインストール!] をクリックします。
5. Lotus Notes Edition をインストールするかどうかの確認メッセージが表示されたら、[はい] をクリックしま
す。
6. 設定ウィザードの指示に従ってインストールを完了します。
7. Lotus Notes を起動します。初期設定ウィザードにより、機能とオプションが紹介されます。Lotus Notes Edition
のオプションを後から変更するには、「Lotus Notes Edition のオプションの設定」を参照してください。
Lotus Notes Edition のシステム要件
Lotus Notes Edition のシステム要件は、次のとおりです。
•
Microsoft Windows 2000 または Windows XP Professional
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 35
•
IBM Lotus Notes 6.0 以降
メモ: Lotus Notes Edition は、Salesforce がサポートするすべての言語で使用できます。ただし、自分の
Lotus Notes Edition の言語は、Salesforce の言語ではなく、Windows の言語設定によって決まります。
Lotus Notes Edition のシステム全体へのリリース
システム管理者は、Lotus Notes Edition を集中的にユーザにリリースできます。
1. ユーザの Lotus Notes データベースをバックアップします。
2. 組織の Salesforce データの最近のバックアップを必ず取っておいてください。組織でまだウィークリーエクス
ポートファイルを受信していない場合は、salesforce.com に要求してください。
3. 自分のコンピュータで Lotus Notes を終了します。
4. Salesforce の [設定] ➤ [デスクトップ統合] ➤ [Lotus Notes Edition] より、Lotus Notes Edition ダウンロードペー
ジにアクセスします。
5. MSI ファイルを自分のコンピュータに保存します。このファイルは、Lotus Notes Edition をユーザにロールア
ウトするときに使用します。
6. Lotus Notes Edition を自分のコンピュータにインストールします。
7. 「レジストリエントリの変更」と「データ移動の制限」を参照して、ユーザが Lotus Notes Edition を使用して
実行できる操作とできない操作を制御する方法を学習します。
レジストリエントリの変更
ユーザにとっての Lotus Notes Edition のデフォルト動作をカスタマイズするには、次の手順を実行します。
1. C:\Program Files\Lotus\Notes\L_Dictionary.xml (または Lotus Notes プログラムファイルが存在するコ
ンピュータ上の場所) にある Lotus Notes Edition の辞書ファイルを開きます。この辞書ファイルは、
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\ Application Data\salesforce.com\SM にある同名のファイル
よりも優先されます。
2. 必要に応じて、OverrideOptions 属性を「true」に変更します。
3. このヒント集を参考に、<OverrideOptions> セクションにエントリを追加します。たとえば、通常 Lotus
Notes が起動するときに表示される salesforce.com スプラッシュページを非表示にするには、<PutRegistry
name="DisplaySplash" type="string" value="false" /> という行を追加します。
type に対して有効なオプションは、「string」と「dword」です。string には、最大 256 文字を含めることがで
きます。dword は、0x7FFF 未満の整数です。
4. 変更した辞書ファイルを保存します。
5. 必要に応じて、「データ移動の制限」の手順を実行して、辞書ファイルに変更を追加します。
6. Microsoft Systems Management Server (SMS) などのツールを使用して、XML ファイルを C:\Program
Files\Lotus\Notes ディレクトリ (または Lotus Notes が格納されているコンピュータ上の場所) のユーザに
配布します。
7. ユーザ側では、システム管理者が指定したオプションに従って Lotus Notes Edition が動作します。
データ移動の制限
Lotus Notes Edition を使用して、Salesforce と Lotus Notes 間の取引先責任者、イベント、およびタスクを同期で
きます。システム管理者は、同期時に可能なデータ移動を制御して、データの質を保持できます。次の手順に従
います。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 36
1. Lotus Notes Edition がインストール済みの Lotus Notes クライアントを起動します。
2. Lotus Notes の [アクション] ➤ [Salesforce オプション] にアクセスします。
3. [取引先責任者]、[イベント]、[タスク] タブで、次の項目を必要に応じて設定します。
•
[Salesforce とデータを同期] - このチェックボックスをオンにすると、ユーザがそのレコード種別を同期
できます。オフにすると、同期に関連する Lotus Notes Edition の機能がすべて非表示になります。
•
[データの移動] - [Salesforce と同期]、[Salesforce からインポート]、[Salesforce にエクスポート]、
[上書きインポート]、または [上書きエクスポート] があります。これらのオプションについて、説明は、
「取引先責任者、イベント、タスク同期のオプション」を参照してください。
•
[詳細] ➤ [競合] をクリックして、[すべての競合を無視]、[競合が発生した場合に通知]、[Salesforce が常に
優先]、または [Lotus Notes が常に優先] のいずれかのラジオボタンをオンにします。これらのオプショ
ンの説明については、「取引先責任者、イベント、タスク同期の高度なオプション」を参照してくださ
い。
4. [ユーザ権限] タブをクリックします。参照用に、[同期設定] エリアに、前の手順で実行した設定の要約が表
示されます。
5. [ユーザ権限] エリアで、次のチェックボックスをオンまたはオフにします。
•
ユーザは、同期対象オブジェクトを変更できます。
•
ユーザは、項目の対応付けを変更できます。 - 詳細は、「Lotus Notes Edition 同期用のカスタム項目の対応付
け」を参照してください。
•
ユーザは、競合解決オプションを変更できます。 - 詳細は、「Lotus Notes Edition 同期中のデータ競合の解決」
を参照してください。
•
ユーザは、同期の方向を変更できます。
•
ユーザは簡易作成を使用できます - 詳細は、「Lotus Notes からの Salesforce レコードの簡易作成」を参照して
ください。
6. 必要に応じて、[カスタムビュー名] ボックスに、カスタムビューの名前を入力します。たとえば、特定言語用
のビューや、Lotus Notes Edition コマンドを有効にする非標準フォルダやビューを指定できます。複数の名前
を区切るには、セミコロンを使用します。
7. 必要に応じて、[カスタムテンプレートクラス] ボックスに、カスタムクラス名を入力します。複数の値を区切
るには、セミコロンを使用します。
Lotus Notes では、テンプレートクラス名は、[ファイル] ➤ [データベース] ➤ [プロパティ] ダイアログに表示
されます。左から 4 番目のタブにある [継承] セクションを参照してください。
8. 設定をデフォルト値に戻すには、[デフォルト値に戻す] をクリックします。
9. L_Dictionary.xml 設定ファイルを、[ファイルを表示] ボタンをクリックして開きます。必要に応じて、
OverrideOptions 属性を「true」に変更します。このファイルを保存してから閉じます。
10. プログラムファイルへのユーザによるアクセスを拒否するよう設定していない場合は、ここで設定します。
少なくとも、C:\Program Files\salesforce.com を更新するアクセスは拒否します。
11. Microsoft Systems Management Server (SMS) などのツールを使用して、XML ファイルを C:\Program
Files\Lotus\Notes ディレクトリ (または Lotus Notes が格納されているコンピュータ上の場所) のユーザに
配布します。
12. Lotus Notes Edition の起動時にユーザが実行できるのは、有効にした操作のみで、[ユーザ権限] タブにアクセ
スすることはできません。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 37
Lotus Notes Edition での取引先責任者とイベント タスクの同期
Lotus Notes Edition を使用して、Salesforce と Lotus Notes 間で取引先責任者、イベント、およびタスクを同期で
きます。
1. Lotus Notes で、Salesforce と同期させる 取引先責任者またはタスクを選択します。選択した各アイテムの横に
チェックマークが表示されていることを確認します。イベントの場合は、カレンダー項目を開きます。
2. マウスを右クリックし、[同期マーク] を選択して、その項目が同期するように指定します。または、[アクショ
ン] メニューから [同期マーク] を選択します。
3. マウスを右クリックし、[同期] を選択して、同期処理を開始します。または、[アクション] メニューから [同
期] を選択します。
4. 同期の結果が Lotus Notes または Salesforce にレコードが追加されると、これらの変更を要約したダイアログ
ボックスが表示され、内容を確認するメッセージが表示されます。変更を容認しない場合は、[キャンセル]
をクリックします。
5. 必要に応じて、データの競合を解決するようメッセージが表示されます。「Lotus Notes Edition 同期中のデー
タ競合の解決」を参照してください。
6. 同期作業が完了したら、[OK] をクリックします。
項目を同期しないよう指定するには、1 つ以上の項目を選択してから マウスの右クリック画面または [アクショ
ン] メニューから [同期マークを外す] をクリックします。
Lotus Notes Edition 同期中のデータ競合の解決
レコードが 1 つ以上の場所で変更されている場合、同期中に競合の解決ツールを使用して、保存する情報を選択
できます。たとえば、Lotus Notes で取引先責任者の電話番号を変更してから Salesforce で住所を変更した場合、
どちらの値が最新で正確なのかを指定する必要があります。
1. データの競合があるレコードおよび項目を表示します。
データの競合があるレコードが、競合解決ウィンドウの左側に一覧表示されます。ウィンドウの右側には、
左側で選択したレコードの競合データを含む項目が表示されます。ツリービューやリストビューなどレコー
ドの表示方法を選択する場合は、左側のペインのドロップダウンリストを使用します。すべての項目の一覧
表示と、競合のあるデータのみの表示を切り替えるには、右側のペインのドロップダウンリストを使用しま
す。
2. 左側のペインで解決するレコードを選択します。
3. 保存する情報を指定するには、適切なラジオボタン、[自分の値] または Salesforce[値] を選択するか、鉛筆
のアイコンをクリックして [自分の値] 列に直接入力します。
メモ: チェックボックス項目にチェックマークが表示されます。チェックなしの場合は空白になりま
す。
競合の解決ウィンドウには、参照のみの値もあります。参照のみの値の場合、保存する値のみを選択
できます。項目を直接編集することはできません。
4. 左側のペインにリストされている各レコードに対して、これらの手順を繰り返します。競合を解決するため
に値を選択している場合は、左側のペインの、レコードの状況に緑のチェックが表示されます。
5. 競合のあるレコードをすべて選択し、[登録] をクリックします。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 38
Lotus Notes Edition Salesforce アドレスブック内の取引先責任者とリードの検索
Lotus Notes Edition では、Salesforce アドレスブックから取引先責任者とリードを検索して、送信する電子メール
の受信者として追加できます。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
Lotus Notes のメールアイコンをクリックして、電子メールデータベースを表示します。
[新規メモ] をクリックします。
右クリックまたは [アクション] メニューから、[Salesforce アドレスブック] を選択します。
検索ボックスから、[電子メール]、[姓]、[名]、[電話]、リードの [会社名]、カスタム電子メールまたは電話
番号項目のすべてか一部を入力するか、サイドバーからアクセス可能なその他の項目を入力して、取引先責
任者とリードを検索します。項目一覧は、「検索項目」 を参照してください。
[検索] をクリックして、該当する取引先責任者とリードを検索します。
検索結果から名前を選択します。
電子メールの受信者として名前を追加するには、[宛先]、[Cc]、または[Bcc] ボタンをクリックします。
[OK] をクリックして終了します。
新規に送信する Lotus Notes 電子メールの Salesforce への追加
IBM® Lotus Notes Edition では、Lotus Notes から電子メールを送信し、送信した電子メールをすぐにタスクとし
て Salesforce に記録できます。
1. Lotus Notes のメールアイコンをクリックして、電子メールデータベースを表示します。
2. [新規メモ] をクリックします。
3. 必要に応じて、Salesforce アドレスブックから、取引先責任者とリードを電子メールの受信者として追加でき
ます。「Lotus Notes Edition Salesforce アドレスブック内の取引先責任者とリードの検索」を参照してくださ
い。
4. 電子メールを作成します。
5. 右クリックまたは [アクション] メニューから、[送信と追加] ボタンをクリックを選択します。または、[ファ
イルを送信し追加] を選択して、送信済みの電子メールを、自分が選択した Lotus Notes フォルダにまとめま
す。
ダイアログの [Salesforce への追加] ウィンドウが開きます。
6. 電子メールを取引先、納入商品、キャンペーン、ケース、取引先責任者、契約、リード、および商談に関連
付けます。「Lotus Notes の電子メールと Salesforce レコードの関連付け」を参照してください。
7. [Salesforce への追加] ダイアログから新規取引先、取引先責任者、またはリードを作成するには、「Lotus Notes
からの Salesforce レコードの簡易作成」を参照してください。
8. [添付] タブで、電子メールの添付ファイルなどを、先ほど選択した取引先責任者やリードなどのレコードの
添付ファイルとして自分のコンピュータ上で追加します。
9. [メッセージ] タブで、電子メールの内容を必要に応じて編集します。この処理は、Salesforce のタスクにのみ
影響し、Lotus Notes に保存されている電子メールのテキストには影響しません。
10. ダイアログの [Salesforce に追加] ボタンをクリックします。
11. [ファイルを送信し追加] を選択した場合は、送信済みの電子メールを保存する Lotus Notes フォルダを選択し
ます。
12. 電子メールは、関連するレコードの [活動履歴] 関連リストに、タスクとして追加されます。Lotus Notes Edition
では、タスクの[種別] 値は、自動的に「電子メール」に設定されます。
確認ダイアログの [OK] をクリックして、自分の電子メールデータベースに戻ります。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 39
有効になっている場合には、新規タスクがブラウザウィンドウに自動的に表示されます。ウィンドウは、デ
スクトップ上の他のウィンドウの背後に開く場合があります。
送受信済みの Lotus Notes 電子メールの Salesforce への追加
Lotus Notes Edition を使用して、Lotus Notes で送受信済みの電子メールを Salesforce のタスクとしてアップロー
ドできます。
1. Lotus Notes メールビューで、電子メールの横にあるチェックマークを追加して選択します。または、電子メー
ルを開きます。
2. 右クリックまたは [アクション] メニューから、[電子メールを追加] ボタンをクリックを選択します。
ダイアログの [Salesforce への追加] ウィンドウが開きます。
3. 電子メールを取引先、納入商品、キャンペーン、ケース、取引先責任者、契約、リード、および商談に関連
付けます。「Lotus Notes の電子メールと Salesforce レコードの関連付け」を参照してください。
4. [Salesforce への追加] ダイアログから新規取引先、取引先責任者、またはリードを作成するには、「Lotus Notes
からの Salesforce レコードの簡易作成」を参照してください。
5. [添付] タブで、電子メールの添付ファイルなどを、先ほど選択した取引先責任者やリードなどのレコードの
添付ファイルとして自分のコンピュータ上で追加します。
6. [メッセージ] タブで、電子メールの内容を必要に応じて編集します。この処理は、Salesforce のタスクにのみ
影響し、Lotus Notes に保存されている電子メールのテキストには影響しません。
7. ダイアログの [Salesforce に追加] ボタンをクリックします。
8. 電子メールは、関連するレコードの [活動履歴] 関連リストに、タスクとして追加されます。Lotus Notes Edition
では、タスクの[種別] 値は、自動的に「電子メール」に設定されます。
確認ダイアログの [OK] をクリックして、自分の電子メールデータベースに戻ります。
有効になっている場合には、新規タスクがブラウザウィンドウに自動的に表示されます。ウィンドウは、デ
スクトップ上の他のウィンドウの背後に開く場合があります。
Lotus Notes の電子メールと Salesforce レコードの関連付け
必要なユーザ権限
Lotus Notes の項目と Salesforce レコードを関連付ける
各レコード種別に対する「参照」権限
Lotus Notes の電子メールは、取引先、納入商品、キャンペーン、ケース、取引先責任者、契約、リード、および
商談に関連付けることができます。
1. 送信する電子メールを新規作成するか、送受信済みの電子メールを選択し、[Salesforce への追加] ダイアログ
ウィンドウを開きます。
2. ダイアログの [名前] タブで、以下の操作を行います。
1. ルックアップアイコンをクリックして、新規タスクの任命先を選択します。
2. タスクの状況を選択します。
3. 必要に応じて、タスクの件名を編集します。編集された件名は、電子メールの件名として自動的に入力さ
れます。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 40
4. Lotus Notes Edition は、電子メールの受信者および送信者項目を、既存の取引先責任者およびリードの [電
子メール] 項目と自動的に照合します。一致しない場合、または別のレコードを選択する場合は、検索キー
ワードを入力し、[Go!] をクリックします。
5. 選択した取引先責任者またはリードを選択して強調表示します。
3. 電子メールを取引先責任者に関連付ける場合は、次の手順を実行して [関連先] タブに進みます。
1. [検索オプション] ボックスからオブジェクトを選択します。
2. 検索キーワードを入力し、[Go!] をクリックします。
3. 選択したレコードを選択して強調表示します。このレコードが、[名前] タブで選択した取引先責任者との
リレーションを持っている必要はありません。
4. Salesforce への電子メールの追加を続行します。「新規に送信する Lotus Notes 電子メールの Salesforce への追
加」および「送受信済みの Lotus Notes 電子メールの Salesforce への追加」を参照してください。
Lotus Notes のイベントおよびタスクと Salesforce レコードの関連付け
必要なユーザ権限
Lotus Notes の項目と Salesforce レコードを関連付ける
各レコード種別に対する「参照」権限
Lotus Notes では、カレンダーのイベントおよびタスクリストのタスクを、システム管理者が「リリース済み」と
設定した取引先、納入商品、キャンペーン、ケース、取引先責任者、契約、リード、商談、またはカスタムオブ
ジェクトと関連付けることができます。イベントとタスクについては、システム管理者が [活動を許可] チェック
ボックスをオンにしたカスタムオブジェクトのみ関連付けることができます。
1. Lotus Notes で、個々のイベントまたはタスクを開きます。または、項目を選択して、その項目の横にある
チェックボックスをオンにします。
2. 右クリックまたは [アクション] メニューから、[関連付け] を選択します。
ダイアログウィンドウが表示されます。
3. [関連付け] ボックスの最初の行で、以下を実行します。
1. ドロップダウンリストから取引先責任者またはリードを選択します。
2. ルックアップアイコンをクリックして、希望の人を検索および選択します。
4. 最初の行で取引先責任者を選択した場合は、[関連付け] ボックスの 2 行目に進み、以下を実行します。
1. ドロップダウンリストからオブジェクトを選択します。
2. ルックアップアイコンをクリックして、希望のレコードを検索または選択します。
5. 必要に応じて、[表示] をクリックして、選択したレコードを新しいブラウザウィンドウで開きます。
6. 作業内容を保存するには、[OK] をクリックします。
Lotus Notes の取引先責任者と Salesforce レコードの関連付け
必要なユーザ権限
Lotus Notes の項目と Salesforce レコードを関連付ける
各レコード種別に対する「参照」権限
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 41
Lotus Notes では、取引先責任者のレポートマネージャの名前に加え、取引先責任者を関連付ける対象取引先も指
定できます。
1. Lotus Notes で取引先責任者を開きます。または、取引先責任者を選択して、その項目の横にあるチェックボッ
クスをオンにします。
2. 右クリックまたは [アクション] メニューから、[関連付け] を選択します。
ダイアログウィンドウが表示されます。
3. [取引先責任者] 行でルックアップアイコンをクリックして、その取引先責任者のマネージャを検索し、選択し
ます。そのマネージャの名前が、取引先責任者の [上司] 項目に追加されます。
4. [取引先] 行でルックアップアイコンをクリックして、関連取引先を検索し、選択します。
5. 必要に応じて、[表示] をクリックして、選択したレコードを新しいブラウザウィンドウで開きます。
6. 作業内容を保存するには、[OK] をクリックします。
Lotus Notes 電子メールからのケースの作成
Lotus Notes で送受信済みの電子メールは、電子メールのコンテンツを使用して、Salesforce でケースを作成でき
ます。
1. Lotus Notes メールビューで、電子メールの横にあるチェックマークを追加して選択します。または、電子メー
ルを開きます。
2. 右クリックまたは [アクション] メニューから [ケースを作成] を選択します。
ダイアログの [Salesforce への追加] ウィンドウが開きます。
3. ダイアログの [名前] タブで、以下の操作を行います。
1. ルックアップアイコンをクリックして、新規ケースの所有者を選択します。
2. ケースの状況を選択します。
3. 必要に応じて、ケースの件名を編集します。その件名が、電子メールの件名として自動的に入力されま
す。
4. Lotus Notes Edition では、電子メールの受信者および送信者項目が、既存の取引先責任者の [電子メール]
項目と自動的に一致します。一致しない場合、または別の取引先責任者を選択する場合は、検索語句を入
力して、[Go!] をクリックします。
5. 選択した取引先責任者を選択して強調表示します。
4. [Salesforce への追加] ダイアログから新規取引先責任者を作成するには、「Lotus Notes からの Salesforce レコー
ドの簡易作成」を参照してください。
5. [添付] タブで、電子メールの添付ファイルなどのコンピュータにあるファイルを、新規ケースの添付ファイ
ルとして追加します。
6. [メッセージ] タブで、電子メールの内容を必要に応じて編集します。この処理は、Salesforce のケースの説明
にのみ影響し、Lotus Notes に保存されている電子メールには影響しません。
7. ダイアログの [Salesforce に追加] ボタンをクリックします。
8. 有効である場合には、新規ケースが自動的にブラウザウィンドウに表示されます。ウィンドウは、デスクトッ
プ上の他のウィンドウの背後に開く場合があります。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 42
Lotus Notes からの Salesforce レコードの簡易作成
必要なユーザ権限
Lotus Notes から取引先を作成する
取引先に対する「作成」権限
Lotus Notes から取引先責任者を作成する
取引先責任者に対する「作成」権限
Lotus Notes からリード作成する
リードに対する「作成」権限
[Salesforce への追加] と [アイテムの関連付け] ダイアログで、[簡易作成] リンクから、新規取引先、取引先責任
者、またはリードを迅速に追加できます。
1. [簡易作成] エリアの [取引先]、[取引先責任者]、または [リード] をクリックします。リンクは、現在の状況に
よって異なります。
2. ポップアップダイアログで、新規レコードを追加する項目に記入します。アスタリスク (*) でマークされてい
る項目は必須です。
3. [保存] をクリックします。
4. 必要に応じて、[参照] をクリックすると、新しいブラウザウィンドウにレコードが表示されます。
ヒント: ポップアップを保存しないで閉じるには、Esc キーを押します。
Lotus Notes からの Salesforce レコードの開示
Lotus Notes で取引担当任者、タスク、または不定期のイベントを表示する場合に、Salesforce でそのレコードの
詳細ページを開くことができます。
1. Lotus Notes で、個々の取引先責任者、タスク、または不定期のイベントを選択します。または、項目を選択
して、その項目の横にあるチェックボックスをオンにします。
Lotus Notes から Salesforce で定期的なイベントを開くことはできません。
2. マウスの右クリックまたは [アクション] メニューから、[Salesforce に表示] を選択します。
3. Salesforce レコードがブラウザウィンドウに表示されます。ウィンドウは、デスクトップ上の他のウィンドウ
の背後に開く場合があります。
Lotus Notes Edition のオプションの設定
Lotus Notes Edition のオプションのカスタマイズをする手順は次のとおりです。
1. IBM® Lotus Notes® で、[アクション] ➤ [Salesforce オプション] を選択します。
2. ダイアログの各タブを選択して、Lotus Notes Edition のオプションを設定します。各オプションについて、説
明は、「Lotus Notes Edition のオプション」を参照してください。
3. 設定を保存するには、[OK] をクリックします。
Lotus Notes Edition のオプション
Lotus Notes Edition のオプションダイアログの各タブをクリックして、設定をカスタマイズします。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 43
メモ: IT 管理者がカスタムコンフィグレーションの Lotus Notes Edition をリリースした場合は、一部のオ
プションを使用できない可能性もあります。
一般オプション
ユーザ設定
オプション
説明
ユーザ名
あなたの Salesforce ユーザ名です。
パスワード
あなたの Salesforce パスワードです。
サーバ
自分の Salesforce データにアクセスする Lotus
Notes Edition の Apex API サーバの URL で
す。参照のみ。
ユーザ名とパスワードが正しいことを確認するには、[確認] ボタンをクリックします。
一般的な設定
オプション
説明
Lotus Notes の起動時にスプラッシュスクリー Lotus Notes 起動時に短時間表示される Lotus
ンを表示
Notes Edition ウィンドウを有効または無効に
します。
Island モードの同期を有効にする
Lotus Notes の場所が「Island (Disconnected)」
に設定されている場合に同期を有効または無
効にします。有効にした場合には、Lotus Notes
Edition が、組織の Lotus Domino サーバー上
に存在するデータベースではなく、コンピュー
タ上のローカルデータベースと同期します。
また、Lotus Notes Edition は、Salesforce と同
期するために、インターネットに接続してい
るものと想定します。
[同期完了] ダイアログを表示
Lotus Notes Edition の同期終了時に通知ダイア
ログを表示します。
表示設定
オプション
説明
状況に応じたメニューを有効にする
現在の Lotus Notes 処理に基づいて、[アクショ
ン] またはマウスの右クリックメニューでの状
況に応じたコマンド表示を有効または無効に
します。無効にした場合には、すべてのメ
ニューコマンドが常に表示されます。
同期設定
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 44
オプション
説明
履歴を削除して最初から同期
同期履歴を削除します。この次回の同期は、
初めてレコードを同期する時と同じように行
われます。このオプションを選択すると、以
前に同期していたすべての項目から、同期さ
れたアイコンが削除されます。
次のスケジュールで同期 XX 時間ごと
スケジュールされた同期を 1 時間から 8 時間
ごとに自動的に実行します。
Lotus Notes Edition のオプションダイアログの [全般] タブから、[ヘルプ] をクリックして Lotus
Notes Edition オンラインヘルプを開きます。Lotus Notes Edition のバージョンを確認するには、
[バージョン情報] をクリックします。
取引先責任者、行動、ToDo を同期させるオプション
ダイアログの取引先責任者、イベント、タスクタブで、これらのオプションを設定し、取引先
責任者、イベント、タスクを同期させる方法を決定します。レコード種別ごとに異なるオプ
ションを設定できます。
オプション
説明
Salesforce とデータを同期
Lotus Notes と Salesforce との間の同期を有効
または無効にします。
データの移動
同期中のデータの扱い方を決めます。選択項
目は以下のとおりです。
•
•
•
Salesforce と同期 - 同期中に Lotus Notes で
変更されたレコードは Salesforce に反映さ
れます。逆の場合も同様です。このオプ
ションはデフォルトであり、ほとんどの
ユーザにお勧めします。
Salesforce からインポート - 最初の同期中
に Salesforce のレコードで Lotus Notes のレ
コードが作成または更新されます。レコー
ドが Lotus Notes で変更されると、そのレ
コードは以降の同期からはスキップされま
す。レコードが Salesforce のみで変更され
た場合、以降の同期では Lotus Notes の対
応するレコードが更新されます。ただし、
Salesforce で同期レコードを削除しても、
Lotus Notes の同期レコードは削除されませ
ん。
Salesforce にエクスポート - 最初の同期中
に Lotus Notes で Salesforce のレコードが作
成または更新されます。レコードが
Salesforce で変更されると、そのレコードは
以降の同期からはスキップされます。レ
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 45
オプション
説明
•
•
フォルダ設定
コードが Lotus Notes のみで変更された場
合、以降の同期では Salesforce の対応する
レコードが更新されます。ただし、Lotus
Notes で同期レコードを削除しても、
Salesforce の同期レコードは削除されませ
ん。
上書きインポート - 最初の同期中に
Salesforce のレコードで Lotus Notes のレ
コードが作成または更新されます。以降の
同期では、Salesforce での変更は、Lotus
Notes のレコードバージョンが変更されて
いるかどうかにかかわらず、すべて Lotus
Notes に反映されます。ただし、Salesforce
で同期レコードを削除しても、Lotus Notes
の同期レコードは削除されません。
上書きエクスポート - 最初の同期中に Lotus
Notes のレコードで Salesforce のレコードが
作成または更新されます。Salesforce のレ
コードバージョンが変更されているかどう
かにかかわらず、以降の同期では、Lotus
Notes での変更は、すべて Salesforce に反映
されます。ただし、Lotus Notes で同期レ
コードを削除しても、Salesforce の同期レ
コードは削除されません。
参照のみ。Lotus Notes Edition が同期する項目
を参照する Lotus Notes フォルダです。同期す
る項目はマークする必要があります。マーク
されていない項目は同期されません。項目に
同期マークをつける方法について、詳細は
「Lotus Notes Edition での取引先責任者とイベ
ント タスクの同期」を参照してください。
取引先責任者、行動、ToDo 同期の高度なオプション
ダイアログの取引先責任者、イベント、タスクタブの [アドバンスト] ボタンをクリックして、
追加の同期オプションをカスタマイズします。レコード種別ごとに異なるオプションを設定で
きます。
オプション
説明
[確認] タブ - レコード削除の確認
同期の結果、レコードが削除される場合の確
認を、有効または無効にします。デフォルト
では、このオプションは有効に設定されてい
ます。そのため、同期中にレコードを削除す
る場合は確認メッセージが表示されます。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 46
オプション
説明
[確認] タブ - レコード変更および追加の確認
同期の結果、レコードが更新される場合の確
認を、有効または無効にします。デフォルト
では、このオプションは有効に設定されてい
ます。そのため、同期中にレコードを更新す
る場合は確認メッセージが表示されます。
[競合] タブ
[競合] タブで、Lotus Notes Edition が同期中の
Salesforce データと Lotus Notes データの競合
を解決する方法を決定するオプションを選択
します。
•
•
•
•
[オプション] タブ - 同期範囲
すべての競合を無視 - 競合のあるレコード
は同期されません。
競合が発生した場合に通知 - Lotus Notes
Edition により競合が通知されるため、ユー
ザは競合を手動で解決できます。これは、
デフォルトのオプションです。「Lotus
Notes Edition 同期中のデータ競合の解決」
を参照してください。
Salesforceが常に優先 - 競合がある場合は、
常に Salesforce レコードの値が受け入れら
れます。
Lotus Notes が常に優先 - 競合がある場合
は、常に Lotus Notes の値が受け入れられ
ます。
同期するタスクとイベントの期間を決定しま
す。このオプションは ToDo と行動の高度な
設定の [オプション] タブにあります。
行動の選択項目は以下のとおりです。
•
•
今日以降のイベント - 今日以降の日付で同
期用にマークされたイベントのみを同期し
ます。
すべてのイベント - 過去のイベントを含
む、すべてのイベントのうち、同期用に
マークされたイベントのみを同期します。
ToDo の選択項目は以下のとおりです。
•
未完了および最近完了したタスク - 未完了
のタスクと最近 7 日間に完了したタスクの
うち、同期用にマークされているタスクの
みを同期します。
•
種別が電子メールである Salesforce の
ToDo をインポート - [未完了および最
近完了した ToDo] が選択されている場
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 47
オプション
説明
合のみ選択できます。このチェックボッ
クスがオフにされている場合、[種別]
選択リストの項目レベルセキュリティ
設定によって自分のプロファイルで選
択リストを可視にしていると、[種別]
の値が「電子メール」であるタスクが
同期中に Lotus Notes にインポートされ
ません。このオプションによって影響
を受けるタスクには、Lotus Notes
Edition を使用して、完了したタスクと
して Salesforce に追加した電子メールな
どがあります。Salesforce の ToDo レ
コードを表示するときに選択リストを
可視にする場合は、[種別] 選択リスト
もタスクページレイアウトに入れる必
要があります。
•
[項目の対応付け] タブ
すべてのタスク - 状況にかかわらず、すべ
てのタスクのうち同期用にマークされたタ
スクのみを同期します。
どのように Salesforce 項目と Lotus Notes 項目
を対応付けして、同期用にしているのかを表
示します。項目の対応付けのカスタマイズに
ついては、「Lotus Notes Edition 同期用のカス
タム項目の対応付け」を参照してください。
電子メールオプション
関連項目の設定
検索設定
オプション
説明
検索結果の最大数
項目を関連付けるとき、またはアドレスブッ
クで名前を検索するときに、検索結果に表示
する Salesforce レコードの数。許可される最大
数は、200 です。
電子メールを追加するために自動的に検索を実行
電子メールを Salesforce に追加するときに、一
致する取引先責任者またはリードの検索を自
動的に実行します。
電子メールオプション
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 48
オプション
説明
[電子メールが正しく追加されました] ダイアログ メッセージが Salesforce に正常に追加されたと
を表示
きに表示されるダイアログを有効または無効
にします。
電子メールを追加した後に項目を表示
Salesforce に電子メールメッセージを追加した
後に、ブラウザウィンドウに新規 ToDo を自
動的に表示します。
ケースオプション
オプション
説明
ケースを作成した後に項目を表示
電子メールメッセージからケースを作成した
後に、ブラウザウィンドウに新規ケースを自
動的に表示します。
ブラウザオプション
オプション
説明
常に新しい Web ブラウザを使用
Lotus Notes から Salesforce レコードを開くと
きに、既存のブラウザウィンドウを再利用す
るのではなく、必ず新しいブラウザウィンド
ウを開きます。。
ログファイルオプション
Lotus Notes Editions のオプションダイアログの [ログファイル] タブは、Lotus Notes Edition の
ログファイルの場所を表示します。この場所は変更できません。
[ビュー] をクリックすると、テキストエディタでログファイルを開くことができます。[送信]
をクリックすると、salesforce.com カスタマーサポートにトラブルシューティング用のログファ
イルを送信できます。
ユーザ権限オプション
Lotus Notes Edition のオプションダイアログにある [ユーザ権限] タブには、エンドユーザのグ
ループに Lotus Notes Edition のカスタマイズ構成をリリースするときに IT 管理者が編集およ
び保存できる設定が含まれています。IT 管理者が Lotus Notes Edition をカスタマイズした場
合には、このタブが使用できません。詳細は、「Lotus Notes Edition のシステム全体へのリリー
ス」を参照してください。
Lotus Notes Edition 同期用のカスタム項目の対応付け
[アクション] の ➤ [Salesforce オプション] ダイアログボックスで、Lotus Notes Edition の同期で使用する項目の
対応付けを参照およびカスタマイズできます。
カスタム Salesforce フィールドを標準またはカスタム Lotus Notes 項目に対応付ける手順は、次のとおりです。
salesforce.com | Lotus Notes Edition | 49
1. [取引先責任者]、[イベント]、[タスク] タブから、[詳細] ➤ [項目の対応付け] ➤ [新規対応付け] をクリックし
ます。項目によって、項目の関連付けが異なります。
2. Salesforce [項目] ドロップダウンリストから、項目を選択します。このドロップダウンリストには、対応
付けされていないすべての Salesforce 項目が表示されます。
警告: 普遍的に必須であるカスタム項目を対応付けた場合は、Outlook Edition のユーザがエラーに遭遇
しないように、普遍的必須項目に必ずデフォルト値が入るようにしてください。また、作成するのに
Salesforce による検証が必要なカスタム項目を対応付けないでください。たとえば、ユニーク値を持つ
必要があるカスタム項目を対応付ける場合に、Outlook に手動で値を追加すると、同期時にユニーク性
エラーとなる場合があります。カスタム項目の属性について、詳細は「カスタム項目の属性」を参照
してください。
3. [Lotus Notes 項目] ドロップダウンリストから項目を選択します。このドロップダウンリストには、この種
類のレコードに対する、標準の Lotus Notes 項目名が表示されます。
メモ: このリストには、カスタムの Lotus Notes 項目は表示されません。Salesforce 項目をカスタムの
Lotus Notes 項目に関連付けるには、項目の対応付けダイアログで項目を作成します。これは、ダイア
ログボックスに新規の項目名を入力するだけで作成できます。カスタムの Lotus Notes 項目名は、文字
と数字のみの一語 (スペースなし) にしてください。
4. 例外として、デフォルトの [変換] 項目値「salesforce.com の種別を使用」が許可されています。
メモ: 次の場合にのみ、デフォルト値を [変換] 項目に変更します。
•
•
•
•
日付または日付と時間の組み合わせのいずれかを表す項目を対応付けする場合は、「日付」と「日
時」を選択します。
タスクの優先度を表す項目を対応付けする場合は、「優先度」を選択します。
タスクの状況を表す項目を対応付けする場合は、「状況」を選択します。
カレンダーのこの時間を他ユーザが参照する方法を表す項目を対応付けする場合は、「ビジー」を
選択します。
[変換] 項目のデフォルト値を変更する場合、保存した対応付けを参照するときに、その値が [種別] 列
に表示されます。
5. [一致] スコアおよび [一致なし] スコア項目は 50 のままにしておきます。これらの項目を変更すると、レコー
ドが重複して作成される可能性があります。これらの項目の変更は高度なカスタマイズになるため、デフォ
ルト値のままにしておくことをお勧めします。
6. 新しい対応付けを保存するには、[OK] をクリックします。
特定の項目の対応付けを変更するには、リストから項目を選択し、[対応付けを編集]をクリックします。項目の
対応付けを削除するには、リストから項目を選択し、[対応付けを削除] をクリックします。
salesforce.com | Call Center Edition | 50
Call Center Edition
Call Center Edition
Call Center Edition システム要件
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition を利用するには、Salesforce ユーザの各コンピュータに軽量 CTI (computer-telephony integration)
アダプタをインストールする必要があります。アダプタの最小システム要件は、次のとおりです。
•
•
•
•
•
Internet Explorer 6.0
Windows XP
256 MB の RAM (推奨: 512 MB)
最低 20 MB のハードディスク空き容量 (推奨: 250 MB 以上。ブリーフケースのサイズに依存します。)
Pentium II 500Mhz 以上のプロセッサ
Call Center Edition の設定
必要なユーザ権限
コールセンター、コールセンターのユーザ、コールセ 「コールセンターの管理」権限
ンターディレクトリ、およびソフトフォンレイアウト
を管理する
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Salesforce ユーザが Call Center Edition 機能にアクセスできるようにするには、システム管理者は次の操作を実行
する必要があります。
1. 各コールセンターユーザのコンピュータ上に CTI アダプタをインストールします。CTI アダプタがインス
トールされていないコンピュータでは、Call Center Edition 機能は使用できません。
2. 組織内で使用されている各 CTI (computer-telephony integration) システムに対して新規コールセンターレコー
ドを定義します。
3. Salesforce ユーザを適切なコールセンターに割り当てます。Call Center Edition ユーザがソフトフォンユーザイ
ンターフェースを参照するには、そのユーザがコールセンターに割り当てられている必要があります。
4. 必要に応じて、追加のディレクトリ番号と更新した電話番号検索レイアウトをコールセンターの電話帳に設
定します。
5. また、異なるユーザプロファイルに対してソフトフォンレイアウトをカスタマイズすると、販売担当者のソ
フトフォンで関連したリード、取引先、商談などを表示したり、サポート担当者のソフトフォンで関連する
ケースやソリューションを表示したりできます。
salesforce.com | Call Center Edition | 51
コールセンターのコンピュータへのアダプタの展開
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition を使用するコンピュータには CTI アダプタをインストールする必要があります。CTI アダプ
タは、Salesforce ソフトフォンの表示方法と動作を制御する軽量のソフトウェアプログラムです。このアダプタ
は、サードパーティの CTI システム、Salesforce、および Call Center Edition ユーザとの間の仲介ソフトウェアと
して動作します。Call Center Edition 機能にアクセスするすべてのコンピュータにインストールする必要があり
ます。
CTI アダプタは個々の CTI システムと直接通信するため、組織では使用している CTI システムの各種類に対応
した異なる CTI アダプタを使用する必要があります。たとえば、ある組織で Cisco IPCC Enterprise™ が稼働する
コールセンターと Cisco IPCC Express™ が稼働するコールセンターを統合したい場合、その組織には使用可能な
2 種類の CTI アダプタが必要です。コールセンターのユーザのコンピュータでは、そのコンピュータが接続する
コールセンター用のソフトフォン CTI アダプタが必要です。
ソフトフォン CTI アダプタを salesforce.com からダウンロードするには、AppExchange にアクセスしてください。
アダプタのインストールパッケージには、目的のアダプタと併用できるアダプタの設定ファイルとコールセン
ター定義ファイルが含まれています。
CTI アダプタを単一のコンピュータにインストールする場合は、Windows 管理者ユーザとして、CTI アダプタ
の Setup.exe アプリケーションを実行します。
CTI アダプタをコールセンターのすべてのコンピュータに展開するには、インストーラと選択設定されたソフト
ウェア管理システムに同梱されている .msi ファイルを使用します。
CTI アダプタをインストールすると、次の操作を実行できます。
•
[スタート] ➤ [プログラム] ➤ [salesforce.com] ➤ [<CTI システム名> アダプタ] をクリックして、CTI アダプタ
アプリケーションを起動します。コンピュータのシステムトレイにある アイコンをクリックすることで、
実行されている CTI アダプタを検索して確認できます。
•
CTI アダプタアプリケーションを停止するには、システムトレイにある
リックして、[終了] を選択します。
•
CTI アダプタログ設定を変更するには、 システムトレイアイコンを右クリックして、[Logging...] を選択し
ます。CTI ログ設定ダイアログでは、次の操作を実行します。
•
•
システムトレイアイコンを右ク
記録したいメッセージの種別を選択します。アダプタに関する問題のトラブルシューティングを実行する
場合を除き、記録レベルは [Low - Errors] に保ちます。
CTI アダプタが作成する 2 つのログファイルの保存場所を指定します。
コールセンターの作成
必要なユーザ権限
インポートまたコピーによってコールセンターを作成 「コールセンターの管理」権限
する
salesforce.com | Call Center Edition | 52
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition のコールセンターは、組織内ですでに設置されている単一の CTI (computer-telephony integration)
システムに対応しています。Salesforce ユーザに Call Center Edition 機能を提供するには、コールセンターレコー
ドにそのユーザを割り当てる必要があります。
Salesforce でのコールセンターレコードの作成方法には、次の 2 つがあります。
•
•
Salesforce にコールセンター定義ファイルをインポートする。この方法は、インストールされたばかりの CTI
アダプタに最初のコールセンターを作成する際に使用します。
既存のコールセンター定義をコピーする。この方法は、特定の CTI アダプタに追加のコールセンターを作成
する際に使用します。たとえば、特定の場所に設置された Cisco IPCC Enterprise™ コールセンターのコールセ
ンターレコードがすでにある場合は、このレコードをコピーして別の場所に Cisco IPCC Enterprise コールセ
ンターのレコードを作成できます。
作成済みのコールセンターのリストを表示するには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [コール
センター] をクリックします。
コールセンター定義ファイル
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
コールセンター定義ファイルは、特定の CTI アダプタ向けの、Salesforce 内でコールセンターの定義に使用され
る一連の項目と値を指定します。Salesforce では、Call Center Edition と複数の CTI システム業者との統合をサ
ポートするためにコールセンター定義ファイルを使用します。
CTI アダプタのインストールパッケージには、デフォルトで、前述のアダプタとで限定的に動作するデフォルト
のコールセンター定義ファイルが含まれています。この XML ファイルは、サポートする CTI システムにちなん
だ名前で、アダプタのインストールディレクトリに保存されています。たとえば、Cisco IPCC Enterprise™ アダ
プタのデフォルトのコールセンター定義ファイルには、CiscoIPCCEnterprise7x.xml という名前が付けられま
す。
特定の CTI アダプタに対するコールセンターの最初のインスタンスは、Salesforce にアダプタのコールセンター
定義ファイルをインポートすることで定義する必要があります。その後のコールセンターは、最初のインポート
で作成された元のコールセンターをコピーすることで作成できます。
組織でアダプタを変更したり、新規アダプタを開発したりする場合は、元のアダプタのコールセンター定義ファ
イルをカスタマイズして、追加のコールセンターに必要な情報を含めるようにする必要があります。たとえば、
バックアップサーバをサポートするシステムに対して CTI アダプタを開発している場合、コールセンター定義
ファイルにはそのバックアップサーバの IP アドレスとポート番号を含める必要があります。バックアップサー
バを使用しないシステムの CTI アダプタに関連付けられているコールセンター定義ファイルには、これらの項
目は必要ありません。
メモ: コールセンター定義ファイルを一度 Salesforce にインポートすると、ファイル中で指定されている
一連の項目を変更できなくなります。これらの項目に割り当てられている値は、Salesforce 内で変更する
ことができます。
コールセンター定義ファイルの作成とインポートについては、次のトピックを参照してください。
salesforce.com | Call Center Edition | 53
•
コールセンター定義ファイルを Salesforce にインポートする手順は、「コールセンター定義ファイルのイン
ポート」を参照してください。
コールセンター定義ファイルのインポート
必要なユーザ権限
コールセンター定義ファイルをインポートする
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
インストールされたばかりの CTI アダプタに最初のコールセンターを作成するには、コールセンター定義ファ
イルを Salesforce にインポートします。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [コールセンター] をクリックします。
2. [インポート] をクリックします。
3. [コールセンター定義ファイル] 項目の横にある [参照] をクリックして、CTI アダプタインストールディレクト
リにあるデフォルトのコールセンター定義ファイルへ移動します。この XML ファイルには、そのアダプタが
サポートしている CTI システムの種類にちなんだ名前が付いています。たとえば、Cisco IPCC Enterprise™ ア
ダプタのデフォルトのコールセンター定義ファイルには、CiscoIPCCEnterprise7x.xml という名前が付けら
れます。[開く] をクリックして、[コールセンター定義ファイル] 項目にインポートするファイルのパスを入力
します。
4. [インポート] をクリックするとファイルがインポートされ、[すべてのコールセンター] ページに戻ります。
組織の他のコールセンターのリストとともに、新規コールセンターのレコードが表示されます。
メモ: 「この内部名を持つコールセンターがすでに存在します」というエラーが表示された場合は、こ
の CTI アダプタに対するコールセンター定義ファイルが Salesforce にインポート済みになっています。
同じ CTI アダプタに追加のコールセンターを作成したい場合は、アダプタの既存のコールセンターを
コピーし、reqInternalName に異なる値を指定します。
5. 新規コールセンターの設定を変更するには、コールセンター名の横にある [編集] をクリックします。
特定の CTI アダプタに追加のコールセンターを作成する方法については、「コールセンターのコピー」を参照
してください。
コールセンターのコピー
必要なユーザ権限
コールセンターを参照、コピーする
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
salesforce.com | Call Center Edition | 54
特定の CTI に対する複数のコールセンターを作成するには、既存のコールセンターをコピーします。たとえば、
特定の場所に設置された Cisco IPCC Enterprise™ コールセンターのコールセンターレコードがすでにある場合は、
このレコードをコピーして別の場所に Cisco IPCC Enterprise コールセンターのレコードを作成できます。
コールセンターをコピーする手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [コールセンター] をクリックします。
2. コピーするコールセンターの名前をクリックします。
3. [コピー] をクリックします。この操作によって新規コールセンターが開かれ、元のコールセンターと同じ項
目と値を編集できます。新しい名前を指定できるように、[内部名] 項目だけが空白になっています。名前は、
英字で始まる最大 40 文字の英数字で指定します [内部名] 項目は、組織内で定義されている各コールセンター
に対し一意の名前を指定します。
4. 必要に応じて、新規コールセンターに追加の変更を加えます。
5. 新規コールセンターを保存するには [保存] をクリックします。コピーしたコールセンターを保存せずに [すべ
てのコールセンター] ページに戻るには [キャンセル] をクリックします。
コールセンターの表示と編集
必要なユーザ権限
コールセンターを参照または編集する
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition のコールセンターは、組織内ですでに設置されている単一の CTI (computer-telephony integration)
システムに対応しています。Salesforce ユーザに Call Center Edition 機能を提供するには、コールセンターレコー
ドにそのユーザを割り当てる必要があります。
コールセンターの詳細を参照する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [コールセンター] をクリックします。
2. 参照するコールセンターの名前をクリックします。
コールセンター詳細ページでは、次の操作を実行できます。
•
•
•
•
コールセンターのプロパティを変更するには、[編集] をクリックします。
Salesforce からコールセンターのレコードを削除するには、[削除] をクリックします。コールセンターを削除
すると、そのコールセンターに関連付けられているディレクトリ番号もすべて削除されます。削除されたコー
ルセンターに関連付けられているユーザが Call Center Edition の機能を利用し続けられるようにするには、こ
れらのユーザをすべて別のコールセンターに再度割り当てる必要があります。
現在のコールセンターと同じ項目および値を持つコールセンターの重複コピーを作成するには、[コピー] を
クリックします。
Salesforce ユーザをこのコールセンターのメンバーとして指定するには、[コールセンターユーザの管理] をク
リックします。
salesforce.com | Call Center Edition | 55
コールセンターユーザの管理
必要なユーザ権限
コールセンターからユーザを追加または削除する
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Salesforce ユーザが Call Center Edition 機能を参照できるのは、システム管理者がそのユーザをコールセンターに
割り当てた場合のみです。手順については、次のトピックを参照してください。
•
•
「コールセンターへのユーザの追加」
「コールセンターからのユーザの削除」
各コールセンターユーザは、次の項目を設定する一連の個人ソフトフォン設定へアクセスできます。
•
•
Salesforce へのログインする際に、ソフトフォンへ自動的にログインするかどうか
電話の着信に一致するレコードが 1 つだけだった場合のそのレコードの表示方法
新規コールセンターユーザ用のデフォルトの個人ソフトフォン設定を変更する場合は、Apex API を使用します。
詳細は、http://www.appexchange.com から入手できる Apex API のガイドを参照してください。
「コールセンターへのユーザの追加」
必要なユーザ権限
コールセンターへユーザを追加する
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition のコールセンターへユーザを追加する手順は、次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [コールセンター] をクリックします。
Salesforce ユーザを割り当てるコールセンターの名前をクリックします。
[コールセンターユーザ] 関連リストで [コールセンターユーザの管理] をクリックします。
[Add More Users] をクリックします。
コールセンターに割り当てる Salesforce ユーザを検索するための検索条件を指定します。
[検索] をクリックして、検索条件を満たす Salesforce ユーザのリストを表示します。コールセンターにすでに
属しているユーザはすべて検索結果から除外されます。これは、ユーザは一度に 1 つのコールセンターにの
み割り当てられるためです。
7. コールセンターに割り当てる各ユーザの横にあるチェックボックスをオンにして、[コールセンターに追加]
をクリックします。
[ユーザ編集] ページで、特定のユーザが所属するコールセンターを変更することもできます。
1. [設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [ユーザ] をクリックします。
salesforce.com | Call Center Edition | 56
2. ユーザ名の横にある [編集] をクリックします。
3. [コールセンター] 項目を適切に変更します。ユーザのコールセンターは
をクリックして、新規コールセン
ターを選択することでも変更できます。また、[コールセンター] 項目からコールセンター名を削除すると現
在のコールセンターからユーザを削除できます。
「コールセンターからのユーザの削除」
必要なユーザ権限
コールセンターからユーザを削除する
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition のコールセンターからユーザを削除する手順は、次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [コールセンター] をクリックします。
Salesforce ユーザを削除するコールセンターの名前をクリックします。
[コールセンターユーザ] 関連リストで [コールセンターユーザの管理] をクリックします。
コールセンターから削除したいユーザの名前の横にある [削除] をクリックします。
一度に複数のユーザを削除するには、削除したい各ユーザの横にある [アクション] チェックボックスをオン
にし、 [ユーザを削除] をクリックします。
[ユーザ編集] ページで、特定のユーザが所属するコールセンターを変更することもできます。
1. [設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [ユーザ] をクリックします。
2. ユーザ名の横にある [編集] をクリックします。
3. [コールセンター] 項目を適切に変更します。ユーザのコールセンターは
をクリックして、新規コールセン
ターを選択することでも変更できます。また、[コールセンター] 項目からコールセンター名を削除すると現
在のコールセンターからユーザを削除できます。
コールセンターディレクトリのカスタマイズ
必要なユーザ権限
コールセンターディレクトリを管理する
「コールセンターの管理」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition 内のすぺてのコールセンターには、ユーザが組織全体を通じて電話番号を検索できるコール
センターディレクトリが含まれています。 コールセンターディレクトリのカスタマイズをする手順は、次のとお
りです。
salesforce.com | Call Center Edition | 57
•
•
単一のコールセンターまたは組織内で定義されたすべてのコールセンターに対して、追加ディレクトリ番号
を追加します。
電話番号の検索レイアウトを更新します。
コールセンターディレクトリへの番号の追加
必要なユーザ権限
追加ディレクトリ番号を参照、追加、編集、または削 「コールセンターの管理」権限
除する
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
コールセンターのディレクトリをカスタマイズするには、単一のコールセンターまたは組織内で定義されたすべ
てのコールセンターに対して、追加ディレクトリ番号を追加します。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [ディレクトリ番号] をクリックします。このページでは、
次の操作を実行できます。
•
•
•
既存の追加ディレクトリ番号を編集するには、[編集] をクリックします。
既存の追加ディレクトリ番号を削除するには、[削除] をクリックします。
既存の追加ディレクトリ番号の名前をクリックすると、[追加ディレクトリ番号の詳細] ページに詳細が表
示されます。このページから [編集] をクリックすると、番号が編集できます。[削除] をクリックすると、
番号が削除できます。また、[コピー] をクリックすると既存の番号と同じ情報で追加のディレクトリ番号
を作成できます。
2. 新規の追加ディレクトリ番号を定義するには、[新規] をクリックします。
3. [名前] 項目で追加ディレクトリ番号を識別する表示ラベルを入力します。
4. [電話] 項目に、国際電話国番号を含む電話番号を入力します。9 や 1 などの外線発信番号を含める必要はあ
りません。
5. [コールセンター] 項目で、新しくディレクトリ番号を追加したいコールセンターディレクトリを選択します。
組織内のすべてのコールセンターディレクトリに番号を追加するには、[グローバル] を選択します。
6. 必要に応じて、[説明] 項目に、追加ディレクトリ番号に関する詳細情報を示すテキストを入力します。
7. [保存] をクリックすると番号が保存され、[すべての追加ディレクトリ番号] ページに戻ります。番号を保存
して、別の番号を新規作成するには、[保存 & 新規] をクリックします。
ソフトフォンレイアウトのカスタマイズ
必要なユーザ権限
ソフトフォンレイアウトを参照、作成、編集、または 「コールセンターの管理」権限
削除する
salesforce.com | Call Center Edition | 58
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
ソフトフォンは、カスタマイズが可能な通話制御ツールで、ユーザがコールセンターに割り当てられていて、
CTI アダプタがインストールされたコンピュータ上で作業している場合には、すべての Salesforce ページのサイ
ドバーに表示されます。 ページレイアウトと同様、カスタムソフトフォンレイアウトを設計し、ユーザプロファ
イルに基づいて Call Center Edition ユーザに割り当てることができます。詳細は、次のトピックを参照してくだ
さい。
•
•
「カスタムソフトフォンレイアウトの設計」
「ユーザプロファイルへのソフトフォンレイアウトの割り当て」
「カスタムソフトフォンレイアウトの設計」
必要なユーザ権限
ソフトフォンレイアウトを参照、作成、編集、または 「コールセンターの管理」権限
削除する
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
ソフトフォンレイアウトでは、表示される通話関連項目と着信電話対象に検索される Salesforce オブジェクトを
制御できます。カスタムソフトフォンレイアウトを設計する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [ソフトフォンレイアウト] をクリックします。
2. [新規] をクリックし、新規ソフトフォンレイアウト定義を作成します。または、既存のレイアウト定義の名
前の横にある [編集] をクリックし、定義を参照するか変更します。
3. [名前] 項目でソフトフォンレイアウト定義を一意に識別する表示ラベルを入力します。
4. [Select Call Type] 選択リストで、現在表示されているソフトフォンレイアウトを使用する通話の種別を
選択します。どのソフトフォンレイアウトの定義でも、受信、発信、内線通話用に異なるレイアウトを指定
できます。これらの 3 種類のレイアウトは、単一のソフトフォンレイアウト定義にまとめられます。
5. [表示する通話関連項目] セクションで [編集] をクリックすると、現在表示されているソフトフォンレイアウト
の項目の追加、削除、または順序変更が実行できます。
•
•
•
ソフトフォンレイアウトに項目を追加するには、使用可能なリストで項目を選択し、[追加] をクリックし
ます。
ソフトフォンレイアウトから項目を削除するには、選択リストで項目を選択し、[削除] をクリックします。
ソフトフォンレイアウトの項目の順序を変更するには、選択リストで項目を選択し、[上へ] または [下へ]
をクリックします。
変更を加えると、ページの右側にあるソフトフォンレイアウトのプレビューに自動的に反映されます。使用
可能なリストおよび選択リストを非表示にするには、[折りたたむ] をクリックします。
メモ: ソフトフォンレイアウトで選択した通話関連項目は、その項目に有効な値が使用できる場合にの
みユーザのソフトフォンに表示されます。たとえば、[通話者 ID] 項目を発信電話のレイアウトに追加
しても、[通話者 ID] は表示されません。
salesforce.com | Call Center Edition | 59
6. [Display these Salesforce Objects] セクションで [Add/Remove Objects] をクリックすると、通話関連
オブジェクトへのリンクの追加、削除、または順序変更が実行できます。
7. 選択したオブジェクトのリストの下で、[<Object>が 1 つだけ見つかった場合の表示] の各行の横にある [編集]
をクリックし、該当するオブジェクトに見つかったレコードが 1 つのみだった場合にソフトフォンレイアウ
トに表示する項目を指定します。項目の追加、削除、または順序変更が実行できます。
8. [Select Call Type] 選択リストで、残りの通話種別に対するソフトフォンレイアウトを設定します。
9. [保存] をクリックします。
「ユーザプロファイルへのソフトフォンレイアウトの割り当て」
必要なユーザ権限
ユーザプロファイルへソフトフォンレイアウトを割り 「コールセンターの管理」権限
当てる
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
1 つ以上のカスタムソフトフォンレイアウトの定義が完了したら、レイアウトをユーザプロファイルに割り当て
ることができます。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Call Center Edition] ➤ [ソフトフォンレイアウト] をクリックします。
2. [レイアウトの割り当て] をクリックします。
3. このページに表示されるユーザプロファイルそれぞれに対して、適切なソフトフォンレイアウトを選択しま
す。現在コールセンターに割り当てられているユーザを含んでいるか、カスタムソフトフォンレイアウトに
すでに割り当てられているプロファイルのみが、このページに表示されます。
4. [保存] をクリックします。
メモ: 新しく割り当てられたソフトフォンレイアウトは、コールセンターユーザが次回 Salesforce にログ
インしたときに有効になります。
ソフトフォンの使用
必要なユーザ権限
ソフトフォンを表示および使用する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition ソフトフォンは Salesforce ウィンドウの左側のサイドバーに表示されます。ソフトフォンで
は、次の操作を実行できます。
•
•
コールセンターへログインする
コールセンターの状態を変更して、新規電話を受信する準備ができているかどうかを示す
salesforce.com | Call Center Edition | 60
•
•
•
•
•
•
•
•
組み込みソフトフォンを使うか、取引先責任者、リード、活動、または取引先に関連付けられている任意の
電話番号の横にある アイコンをクリックして、電話番号をダイアルする
カスタムコールセンターディレクトリで電話番号を検索する
別のコールセンターユーザまたは外線番号からの電話に応答する
通話者を保留する
別のコールセンターユーザまたは外線番号との電話会議を開始する
別のコールセンターユーザまたは外線番号へ電話を転送する
自動通話ログへコメントを追加するか、Salesforce レコードを関連付けて、通話に関する情報を素早く記録す
る
個人の Call Center Edition の設定を編集して、ソフトフォンの動作のカスタマイズをする
メモ: Call Center Edition ユーザは、サイドバーを折りたためません。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
ソフトフォンへのログイン
必要なユーザ権限
Call Center Edition へログインする
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition では、最初に Salesforce にログインしてから、組織の電話システムにログインする必要があり
ます。電話システムへのログインは、次の場合にサイドバーに表示されます。
•
•
Salesforce のコールセンターに割り当てられている
適切な CTI アダプタがインストールされているコンピュータを使用している (コンピュータのシステムトレ
イにある アイコンを探して、CTI アダプタがインストールされていることを簡単に確認できます。システ
ムトレイはディスプレイの右下にある時計の横に表示されます。)
電話システムへのログインが表示されない場合は、システム管理者に問い合わせてください。
組織で使用している電話システムによっては、ログイン時にユーザ ID、パスワード、およびその他の認証の入
力が促されることがあります。これらの値を入力し、[ログイン]をクリックして電話システムへの接続を完了し
ます。
[ログイン] ボタンをクリックせずに電話システムへ自動的にログインする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [コールセンターの設定] ➤ [私のソフトフォン設定] をクリックします。
2. [Salesforce にログインするとき、自動的にコールセンターにログインします] を選択します。電話システムに一
度ログインすると、Salesforce によってログイン情報が保持され、以降に Salesforce にログインすると自動的に
電話システムに接続されます。
salesforce.com | Call Center Edition | 61
メモ: Salesforce にログインしたまま電話システムから明示的にログアウトすると、以降の Salesforce セッ
ションでは自動ログインが無効になります。自動ログインを再度有効にするには、Salesforce からログア
ウトして、再度ログインします。
電話システムへのログイン後、コールセンターの状態が自動的に [通話準備未完了] に設定されます。電話の受信
を許可するには、コールセンターの状態を変更して、[通話準備完了] に設定する必要があります。
コールセンターの状態の変更
必要なユーザ権限
コールセンターの状態を変更する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition にログイン中に、ソフトフォンに電話を受信したくない、または離席する必要がある場合が
あります。ソフトフォンの
アイコンの横にあるコールセンターの状態を設定することで、電話の受信を拒否
できます。コールセンターの状態には次の値を設定できます。
コールセンターの状態
説明
通話準備完了
現在通話中でなく、次の直通またはキューにある電話
を受信する準備が整っている場合。
通話準備未完了
現在通話中ではないが、次の直通またはキューにある
電話を受信する準備が整っていない場合。
この状態では、自分の内線番号へ直接発信された電話
は受信します。
通話中
現在通話中であり、直接またはキューにある電話を受
信することができない場合。
ラップアップ
現在通話中で、この通話の終了後すぐに [通話準備未完
了] 状態に移行したい場合。
ログアウト
コールセンターの電話システムからはログアウトする
が、Salesforce へのログイン状態は保ちたい場合。この
オプションを選択すると、Call Center Edition によって
コールセンターへの接続が自動的に切断され、ソフト
フォンログイン画面が表示されます。
Call Center Edition への最初のログイン時には、コールセンターの状態は自動的に [通話準備未完了] に設定され
ます。電話を受信できるようにするには、ドロップダウンリストから [通話準備完了] を選択する必要がありま
す。
salesforce.com | Call Center Edition | 62
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
ソフトフォンを使用した電話発信
必要なユーザ権限
電話をかける
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition では、3 種類の方法で電話をかけることができます。
•
•
•
手動で電話番号をダイアルして電話をかける
コールセンターディレトクリを使用して電話をかける
クリック-To-ダイヤルを使用して電話をかける
通話中の場合、[新規回線]をクリックすると別の回線から電話をかけられます。元の通話者との回線を接続した
状態で、新規回線で新たな電話番号を入力することができます。[発信]をクリックすると、元の通話者が保留状
態になり、新しい通話が開始されます。
メモ: コールセンターの状態が [通話準備完了] に設定された状態で電話をかけると、状態が [通話準備未
完了] に移行します。[通話準備未完了] がコールセンターで有効になっている場合は、理由コードを入力
する必要があります。
発信した通話を終了するには、[通話を終了する] をクリックします。
メモ: 電話システムによっては、ソフトフォンからの発信に応答のない間は電話が終了できない場合があ
ります。この場合、[通話を終了する] ボタンは表示されないため、物理的に受話器を使って電話を終了す
る必要があります。
ダイヤルした電話番号が話中の場合はメッセージが表示され、再度発信するか、発信をキャンセルできます。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
手動で電話番号をダイアルして電話をかける
必要なユーザ権限
電話をかける
「コールセンターのメンバー」
salesforce.com | Call Center Edition | 63
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition で、手動で電話番号をダイアルして電話をかける手順は、次のとおりです。
1. ソフトフォンで、使用したい通話可能な回線名を選択します。この選択操作によって、その回線に対するダ
イアルパッドが開きます。
2. ダイアルパッドにある番号ボタンをクリックするか、キーボードで番号を打ち込むことによって、発信する
電話番号を入力します。
3. [ダイアル] をクリックするか、キーボードの Enter キーを押します。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
コールセンターディレトクリを使用して電話をかける
必要なユーザ権限
電話をかける
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition で、コールセンターディレクトリを使用して電話をかける手順は、次のとおりです。
1. ソフトフォンで、使用したい通話可能な回線名を選択します。この選択操作によって、その回線に対するダ
イアルパッドが開きます。
2. ダイアルパッドの横にある
アイコンをクリックし、コールセンターディレクトリを開きます。
3. ディレクトリを使用して、発信する電話番号を探します。
4. 電話番号が見つかったら、電話番号に関連付けられている名前をクリックして、ダイアルパッドに番号を自
動入力します。
5. [ダイアル] をクリックするか、キーボードの Enter キーを押します。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
クリック-To-ダイヤルを使用して電話をかける
必要なユーザ権限
電話をかける
「コールセンターのメンバー」
salesforce.com | Call Center Edition | 64
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition を使用して、取引先責任者、リード、活動、または取引先の [電話] 項目から直接電話をかけ
る手順は、次のとおりです。
1. 取引先責任者、リード、活動、または取引先で発信する電話番号を探します。
2. 電話番号の右側にある ボタンをクリックします。最初の使用可能なソフトフォン回線から、電話番号に自
動的に発信されます。
メモ:
•
•
電話番号を一度クリックすると、5 秒間は同じ番号を再度クリックできませ
ん。
ボタンは Fax 番号の横には表示されません。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
コールセンターディレクトリの使用
必要なユーザ権限
コールセンターディレクトリを使用する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
各コールセンターには、システム内のレコードに関連付けられた電話番号だけでなく、そのコールセンターに属
するユーザすべての名前と電話番号を含んだディレクトリがあります。
コールセンターディレクトリを使用する手順は次のとおりです。
1. ソフトフォンで、使用したい通話可能な回線名を選択します。この選択操作によって、その回線に対するダ
イアルパッドが開きます。 ダイアルパッドの横にある アイコンをクリックし、コールセンターディレクト
リを開きます。
2. コールセンターディレクトリで目的の電話番号を検索します。
1. [Pick an object] ドロップダウンリストで、検索したいレコード種別を選択します。このリストには、電話
番号項目が関連するオブジェクトがすべて含まれています。
2. [検索] テキストボックスに、検索する名前またはその一部を入力します。特定のオブジェクトに関して検
索された項目のリストについて、詳細は「ルックアップダイアログ検索項目」を参照してください。
3. [Go] をクリックして、検索テキストが含まれるレコードのみのリストを表示します。
3. 目的の電話番号が見つかったら、その電話番号に関連付けられているレコード名をクリックすると、ソフト
フォンに自動的に電話番号が入力されます。
4. [発信] をクリックし、電話をかけます。
salesforce.com | Call Center Edition | 65
ソフトフォンを使用した電話応答
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
必要なユーザ権限
ソフトフォンで電話に応答する
「コールセンターのメンバー」
ソフトフォンへのログイン中は、次の場合に電話を受信できます。
•
•
キューから発信され、コールセンターの状態が [通話準備完了] に設定されている場合
自分の内線番号に直接発信され、自分が通話中でない場合
ソフトフォンの電話回線名の横にある点滅する赤いボタンと、「電話の着信」、「転送の着信」、または「会議の
着信」の文字で、電話の着信があることがわかります。
電話について情報がある場合は [応答] ボタンの上に表示され、通常は発信者の電話番号と、発信者がダイアルし
た電話番号が表示されます。発信者の電話番号が Salesforce 既存のレコードと一致した場合は、そのレコードへ
のリンクも表示されます。同様に、担当者に電話がつながる前にコールセンターが発信者に取引先番号または他
のデータの入力を促した場合、ソフトフォンによってその情報を含むレコードが検索され、一致する結果へのリ
ンクが自動的に表示されます。
電話の着信に応答する手順は次のとおりです。
•
•
ソフトフォンで [応答] をクリックします。
電話を受けるには受話器を使用します。
電話に応答すると、[通話時間] の時計が動き始め、コールセンターの状態が自動的に [通話中] に設定されます。
電話に応答しない場合は、システムによってその電話が別のユーザに転送され、自分のコールセンターの状態が
自動的に [通話準備未完了] に設定されます。
電話への応答後、実行できる操作は次のとおりです。
•
•
•
•
•
コメントを記録し、Salesforce レコードとその通話を関連付ける
通話者を保留にする
別のコールセンターユーザに通話を転送する
別のコールセンターユーザを会議に参加させる
通話を終了する
メモ: ソフトフォンが複数回線をサポートしていて、1 回線上で通話中に、別の回線での呼に応答した場
合は、最初の回線での通話が自動的に保留になります。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
salesforce.com | Call Center Edition | 66
ソフトフォンを使用した通話の保留
必要なユーザ権限
通話を保留する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Call Center Edition では、通話を保留して通話者に会話が聞こえないようにすることができます。通話を保留す
るには、現在有効なソフトフォン回線で [保留] をクリックします。通話者の待ち時間を表す [保留時間] の時計
が動き始め、回線のアイコン ( ) が黄色に点滅し始めます。
通話を再開する場合は、[保留を解除する] をクリックします。保留を解除せずに通話を終了したい場合は、[通
話を終了する] をクリックします。
メモ:
•
•
通話の転送の開始、第 2 の回線での発信、および電話会議の開始時には、通話が自動的に保留されま
す。
会議中に [保留] をクリックすると、自分の回線は無音になりますが、残りの会議参加者は互いに通話
を継続できます。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
ソフトフォンを使用した電話会議
必要なユーザ権限
電話会議を開始する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
別のコールセンターユーザまたは外部電話番号と、電話会議を開始する手順は次のとおりです。
1. 通話中に、現在有効なソフトフォン回線で [会議] をクリックします。通話者が自動的に保留され、新規ダイ
アルパッドが有効になります。
2. ダイアルパッド、キーボード、または電話帳を使用して、会議に参加させたい個人の電話番号を入力します。
3. [会議を開始する] をクリックします。目的の電話番号に発信中は、最初の通話者は保留になったままです。
ダイヤルした電話番号が話中の場合はメッセージが表示され、再度発信するか、発信をキャンセルできます。
4. 第 2 の通話者につながり、会議の開始準備が整ったら、[会議の完了] をクリックします。第 2 の通話者が最
初の電話回線に追加され、3 者間で自由に通話できるようになります。第 2 の番号をダイヤルした後に会議を
salesforce.com | Call Center Edition | 67
終了する場合は、[会議をキャンセルする] をクリックして第 2 の通話者への接続を切断し、最初の通話者と
の通話に戻ります。
メモ:
•
•
会議中に [保留] をクリックすると、自分の回線は無音になりますが、残りの会議参加者は互いに通話
を継続できます。
電話システムによっては、1 回線で会議に参加できる通話者の数が制限される場合があります。詳細
については、システム管理者に問い合わせてください。
ソフトフォンを使用した通話の転送
必要なユーザ権限
通話を転送する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
別のコールセンターユーザまたは外線電話番号へ通話を転送する手順は、次のとおりです。
1. 転送する通話に関連する Salesforce レコードを添付します。たとえば、その通話にケースを作成していた場
合、ケースを保存し、現在の通話ログの [関連項目] 項目にそのケースが選択されていることを確認します。
この操作を実行することで、通話の転送先のユーザがソフトフォンでこのケースにアクセスできます。
2. 転送するソフトフォン回線にある [転送] をクリックします。通話者と自分との回線はそのまま維持され、新
規ダイアルパッドが有効になります。
3. ダイアルパッド、キーボード、またはコールセンターディレクトリを使用して、通話の転送先の電話番号を
入力します。
4. [転送を開始する] をクリックします。目的の電話番号に発信中は、最初の通話者は自動的に保留になります。
ダイヤルした電話番号が話中の場合はメッセージが表示され、再度発信するか、発信をキャンセルできます。
5. 最初の通話者を転送先の電話番号に転送する準備が整ったら、[転送を完了する] をクリックします。通話を
転送しない場合は、[転送をキャンセルする] をクリックします。
通話を完了すると、通話者と自分の回線が切断され、状態は [通話準備完了] に戻ります。
ソフトフォンでの通話ログの作成
必要なユーザ権限
通話ログを作成する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
ソフトフォンを使用して外線通話を発信または受信すると、自動的に通話ログ活動レコードが作成されます。こ
れらの通話ログは、通話に関連付けられている任意の Salesforce レコードの [活動履歴] 関連リストで参照するか、
salesforce.com | Call Center Edition | 68
レポートを実行することで参照できます。自動的に作成された通話ログレコードには、次の内容を表す値が含ま
れています。
•
•
•
•
•
•
その通話を受信または発信したコールセンターユーザ
その通話を発信したか、コールセンターユーザから通話を受信した取引先責任者の電話番号
通話発信日時
通話時間 (秒単位)
着信電話か発信電話か
通話に対するコールセンターシステムの固有識別子
通話中に、通話ログに最大 2 件のレコードを関連付けたり、コメントを追加したりできます。手順は次のとおり
です。
1. 通話ログに最大 2 件のレコードを関連付ける手順は、次のとおりです。
•
取引先責任者、リード、または個人取引先を参照または作成すると、通話ログ内に [名前] ドロップダウン
リストが表示されます。このリストを使って、単一の取引先責任者、リード、または個人取引先レコード
を通話に関連付けます。
•
任意の種別の Salesforce レコードを参照または作成すると、通話ログ内に [関連項目] ドロップダウンリス
トが表示されます。このリストを使って、通話に関連付ける任意の種別の単一レコードを選択します。
メモ: カスタムオブジェクトレコードは、そのカスタムオブジェクトレコードが活動をトラッキン
グしている場合にのみ通話ログに関連付けられます。「カスタムオブジェクトの定義」を参照して
ください。
手動で異なるレコードを選択しない限り、[名前] および [関連項目] リストには、デフォルトで最近参照した
レコードが表示されます。通話が完了すると、これらのリストで選択するレコードには、[活動履歴] 関連リ
スト中の通話ログが表示されます。これらのレコードには、通話が転送された場合は転送先の、会議を行っ
た場合は別の Call Center Edition ユーザが表示されます。
2. [コメント] 項目に通話中に発生した情報を追加します。
通話の終了後、通話ログは自動的に完了した ToDo として保存されます。完了したばかりの通話の通話ログに
は、ソフトフォンの [最後の X 通話] セクションを展開して素早くアクセスできます。このリストには、最近の
通話が最大で 3 件表示され、最後の通話が最初に表示されます。
•
•
保存済み通話ログを参照するには、リンクをクリックします。
通話ログに関連付けられているレコードを参照するには、レコード名をクリックします。
前日に発信または受信したすべての通話のリストを参照するには、[今日の自分の通話一覧]をクリックします。
このリンクをクリックすると、[今日の自分の通話一覧] レポートが [レポート] タブに表示されます。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
ソフトフォンを使用した通話のラップアップ
通話を終了する
「コールセンターのメンバー」
salesforce.com | Call Center Edition | 69
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
通話の終了準備が整ったら、次の操作を実行します。
1. 関連する通話ログを更新します。たとえば、通話中にケースを作成したり、取引先責任者を参照したりした
場合は、これらがログ中の [関連項目] の 1 つで選択されていることを確認します。また、[コメント] テキス
トボックスを使用して、通話に関するメモを入力します。
メモ: 通話ログは、内線通話の場合は作成されません。
2. 有効なソフトフォン回線で [通話を終了する] をクリックするか、受話器を使用して電話を切ります。この操
作によって通話が終了し、回線が解放されます。
3. ラップアップコードが有効でない場合は、コールセンターの状態が [通話準備完了] に戻り、通話ログか自動
的に保存されます。
4. ラップアップコードが有効な場合は、コールセンターの状態が [ラップアップ] に設定され、ソフトフォンに
理由コードのセットが表示されます。この状態では、電話を受信することはできません。
1. 通話結果を最も良く表す理由コードを選択します。
2. 必要に応じて、通話ログに変更を加えます。
3. [完了] をクリックします。コールセンターの状態が [通話準備完了] に戻り、通話ログが自動的に保存され
ます。
すべての保存済み通話ログは、ソフトフォンの [最後の N 通話] セクションから素早く参照できます。これらの
通話ログは、関連リンクをクリックすることで、詳細をレビューすることができます。
•
[件名] リンク (「2006/01/06 12:34 に通話」など) をクリックすると、通話ログ詳細ページが表示されます。
•
どちらの [関連項目] リンクをクリックしても、特定の Salesforce レコードの詳細ページが表示されます。
メモ: このヘルプシステムで説明されている Call Center Edition 機能の一部は、組織内でのカスタマイズ
の状況によってはソフトフォンで使用できない場合があります。詳細については、システム管理者に問い
合わせてください。
個人のソフトフォン設定の編集
必要なユーザ権限
個人のソフトフォン設定を編集する
「コールセンターのメンバー」
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
Salesforce 内の個人のソフトフォン設定は変更できます。個人設定を変更するには、[設定] ➤ [コールセンターの
設定] ➤ [私のソフトフォン設定] をクリックします。
使用可能な設定は次のとおりです。
salesforce.com | Call Center Edition | 70
設定
説明
[Salesforce にログインするとき、自動的にコールセン
Salesforce で保存したログイン情報を使用して、自動的
にソフトフォンにログインしたい場合に、このオプショ
ンを選択します。
ターにログインします]
[受信通話にレコードが 1 件だけ見つかった場合]
受信通話に一致するレコードが 1 つだけだった場合の
そのレコードの表示方法として、次のオプションのう
ち 1 つを選択します。
•
[そのレコードを自動的に開く] このオプションでは、
レコードは、これまで表示されていた内容を上書き
してSalesforce のメインウィンドウに表示されます。
これまでのレコードの保存していない変更はすべて
失われます。
•
[そのレコードを自動的に開かない] このオプションで
は、一致したレコードは表示されません。レコード
を参照するには、ソフトフォンでそのレコードのリ
ンクをクリックします。
Call Center Edition レポート
必要なユーザ権限
レポートを実行する
「レポート実行」権限
および
レポートに含まれるレコードに対する「参照」権限
メモ: Call Center Edition は、限定リリースプログラムの一部として入手できます。詳細は、salesforce.com
に問い合わせてください。
このフォルダのレポートは、自分または自分のチームが扱った Call Center Edition 通話の解析に役立ちます。
•
•
•
[今週のチームの通話一覧] レポートでは、前週に自分のチームのコールセンターユーザが扱った通話に関す
る情報が、関連レコードと各通話の結果と共に表示されます。
[今日の自分の通話一覧] レポートでは、前日に自分が発信または受信した通話に関する情報が、関連レコー
ドと各通話の結果と共に表示されます。
[今週の自分の通話一覧] レポートでは、前週に自分が発信または受信した通話に関する情報が、関連レコー
ドと各通話の結果と共に表示されます。
salesforce.com | マルチ言語ソリューション | 71
マルチ言語ソリューション
マルチ言語ソリューションについて
マルチ言語ソリューションとは?
マルチ言語ソリューション機能を使用して、ソリューションおよびソリューションカテゴリを、Salesforce がサ
ポートしている言語に翻訳できるため、サポート担当者は、最も扱いやすい言語で問い合わせに対する答えを見
つけることができます。
マルチ言語ソリューションでは、次の方法でサポート費用を削減できます。
•
•
•
顧客が希望する言語で問い合わせに答えることにより、営業やマーケティングがリアルタイムに顧客情報を
把握する
顧客にとって最も都合の良い言語でソリューションを提供することにより、不要な電話の着信を削減する
時間と場所を問わず、1 か所から複数の言語で問い合わせを管理する
マルチ言語ソリューションに関する次のキーワードを確認します。
マスタソリューション
Salesforce がサポートしている言語で作成されたソリューション。マスタソリューションには、
翻訳を関連付けることができます。ただし、別のマスタソリューションと関連付けることはで
きません。
翻訳ソリューション
Salesforce がサポートする言語に翻訳され、1 つのマスタソリューションと関連付けられたソ
リューションです。翻訳ソリューションが、マスタソリューションと同じ言語を使うことはで
きず、マスタソリューションと関連付けられている他の翻訳ソリューションと同じ言語を使う
こともできません。翻訳ソリューションを、他の翻訳ソリューションと関連付けることはでき
ません。翻訳ソリューションは、ソリューション詳細ページ、ソリューション編集ページ、ソ
リューションリストビュー、およびソリューションの検索結果に、 アイコンで表示されま
す。
次の場所からマルチ言語ソリューションを使用できます。
[ソリューション] タブ
新規ソリューションを作成するとき、ユーザは、[言語] 選択リストから、ソリューションを
記述する言語を選択できます。ソリューションをいったん保存すると、マスタソリューション
になります。その後ユーザは、マスタソリューション詳細ページの [翻訳ソリューション] 関
連リストにある [新規] をクリックして、翻訳ソリューションを作成できます。マスタソリュー
ションが変更されると、その翻訳ソリューションの状態を調整して、翻訳が必要であることを
示すことができます。詳細は、「マルチ言語ソリューションの状態の設定」を参照してくださ
い。
[ケース] タブ
ユーザが、[ソリューション] 関連リストにキーワードを入力し、[ソリューションの検索] をク
リックしてケースで関連ソリューションを検索すると、検索結果には、一致するキーワードを
含む、すべての言語のソリューションが表示されます。または、推奨ソリューションがケース
salesforce.com | マルチ言語ソリューション | 72
に対して有効にされている場合、そのソリューションがそのケースと共通語を共有していれ
ば、[推奨ソリューションの参照] をクリックして、複数の言語で関連ソリューションを検索す
ることができます。詳細は、「ケースの解決」を参照してください。
セルフサービスポータル
マルチ言語ソリューションがセルフサービスポータルに対して有効にされている場合には、セ
ルフサービスユーザ情報設定で指定された希望言語で自動的にソリューション検索結果が表示
されます。また、言語ドロップダウンリストから、特定の言語またはすべての使用言語でソ
リューション検索結果を選択して表示することもできます。デフォルトでは、セルフサービス
ポータルのログインページは、組織の言語で表示されます。
公開知識ベース
マルチ言語ソリューション検索が公開知識ベースに対して有効にされている場合には、言語ド
ロップダウンリストから、特定の言語またはすべての使用言語でソリューション検索結果を選
択して表示できます。デフォルトでは、公開知識ベースは、組織の言語で表示されます。
ソリューションカテゴリ
「翻訳の管理」権限を持つユーザは、ソリューションカテゴリを翻訳して、各ユーザの言語で
[ソリューション] タブに表示したり、顧客のセルフサービスユーザ情報設定で指定されている
各顧客の希望言語でセルフサービスポータルに表示したりすることができます。ソリューショ
ンカテゴリは、公開知識ベース用には翻訳されていません。
ソリューションカテゴリを翻訳するには、「翻訳用語の入力」を参照してください。
レポート
[翻訳ソリューション] レポートを選択することにより、[変更フラグ] が表示されている翻訳ソ
リューションをトラッキングできます。このレポートを実行すると、翻訳ソリューションの名
前と説明も一覧表示されます。また、「マスタおよび翻訳されたソリューション」レポートタ
イプを使用して、複数のソリューションのカスタムレポートを作成することもできます。詳細
は、「サポートレポート」を参照してください。
リストビュー
[ソリューション] タブでカスタムリストビューを作成し、「変更フラグ 次の文字列と一致す
る True 」という条件を入力することにより、[変更フラグ] が表示されており、場合によって
は翻訳する必要がある翻訳ソリューションを参照できます。
インポート
ソリューションインポートウィザードには、マスタおよび翻訳ソリューションをインポート
し、相互に関連付けるためのオプションがあります。詳細は、「ソリューションにインポート
される情報は?」を参照してください。
マルチ言語ソリューションの有効化について、詳細は「マルチ言語ソリューションの有効化」を参照してくださ
い。
マルチ言語ソリューションの有効化
必要なユーザ権限
マルチ言語ソリューションの有効化
「アプリケーションのカスタマイズ」
salesforce.com | マルチ言語ソリューション | 73
マルチ言語ソリューションをオンにすることにより、ユーザがソリューションを複数の言語に翻訳できるように
なります。
マルチ言語ソリューションの準備
マルチ言語ソリューションを有効化する前に、次の手順を実行します。
•
ソリューションレポートを実行して、すでに翻訳されており、マルチ言語ソリューションを有効化したあと
に翻訳ソリューションに変換する必要がある既存のソリューションを表示します。
マルチ言語ソリューションを初めて有効化した場合は、すべての既存ソリューションが自動的にマスタソ
リューションになります。[マスタソリューション] ルックアップ項目から、翻訳ソリューションを持たないマ
スタソリューションを異なる言語のマスタソリューションと関連付けることにより、マスタソリューション
から翻訳ソリューションを作成できます。
•
既存のソリューションカテゴリを翻訳します。
翻訳ソリューションは、マスタソリューションのソリューションカテゴリを継承します。自分のソリューショ
ンカテゴリを翻訳してからマルチ言語ソリューションを有効化し、ソリューションを相互に関連付けること
をお勧めします。そうすることで、ソリューションを正しいカテゴリと関連付けることができます。ソリュー
ションカテゴリの翻訳について、詳細は「翻訳用語の入力」を参照してください。
マルチ言語ソリューションの有効化
マルチ言語ソリューションを有効化する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ソリューション] ➤ [ソリューション設定] をクリックします。
2. [編集] をクリックします。
3. [マルチ言語ソリューションを有効化] を選択します。
必要に応じて、[セルフサービスポータルでのマルチ言語ソリューション検索を有効化] および [公開知識ベースに対
するマルチ言語ソリューション検索を有効化] を選択して、顧客が、言語ドロップダウンリストから、特定の言語
またはサポートされているすべての言語でソリューション検索結果を表示できるようにします。詳細は、「ソ
リューション設定のカスタマイズ」を参照してください。
4. [保存] をクリックします。
5. ソリューションページレイアウトをカスタマイズして、[マスタソリューション名] 項目、[マスタソリューション
詳細] 項目、[変更フラグ] 項目、および [翻訳ソリューション] 関連リストを含めます。[言語] 選択リストと
[マスタソリューション] ルックアップ項目は、マルチ言語ソリューションが有効にするとソリューションペー
ジレイアウトに自動的に追加されます。
ヒント: 詳細情報セクションを 2 列に設定し、[マスタソリューション名] および [マスタソリューション詳
細] 項目を並べて配置すると、ソリューション編集ページでユーザがマルチ言語ソリューションを翻訳
しやすくなります。これらの項目の下で、[ソリューション名] および [ソリューション説明] 項目を並べ
て配置することにより、ユーザはマスタソリューションと翻訳ソリューションを簡単に比較できます。
[マスタソリューション名] および [マスタソリューション詳細] 項目は、翻訳ソリューション編集ページに
のみ表示されます。
6. [マスタソリューション] ルックアップ項目の項目レベルセキュリティの設定を、ソリューションに対する「作
成」および「編集」権限を持つプロファイルで編集できるようにします。
salesforce.com | マルチ言語ソリューション | 74
[マスタソリューション] ルックアップ項目が編集可能である場合、ユーザは翻訳ソリューションをマスタソ
リューションに関連付けることができます。
項目レベルセキュリティは、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition でのみ使用でき
ます。
7. ベストプラクティスとして、[翻訳コメント] というソリューションにロングテキストエリアカスタム項目を追
加してソリューションページレイアウトに組み込み、ユーザがそのソリューションの翻訳に関するコメント
を追加できるようにします。各コメントが追加された日付が他のユーザにもわかるように、コメントと一緒
に日付も入れる必要があります。
マルチ言語ソリューションのロールアウト
マルチ言語ソリューションを有効化したら、次の手順を実行します。
•
既存の翻訳ソリューションを適切なマスタソリューションと関連付けます。
この作業は、[マスタソリューション] ルックアップ項目を使用して手動で行うことも、既存の翻訳ソリューショ
ンのレポートをエクスポートし、次にそれらのソリューションをインポートしてマスタソリューションと関
連付けることもできます。インポートする各翻訳ソリューションについて、インポートファイルのマスタソ
リューション列に、15 18 文字で構成されるマスタソリューションの [ソリューション ID] 項目を入れます。
マスタソリューションの [ソリューション ID] 項目を表示するには、翻訳ソリューションレポートを実行しま
す。ソリューションのインポートについて、詳細は「ソリューションにインポートされる情報は?」を参照し
てください。ソリューションを間違ってインポートした場合でも、一括削除によってソリューションを組織
から削除できます。「一括削除」を参照してください。
ソリューション設定のカスタマイズ
必要なユーザ権限
ソリューション設定を変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
ソリューション設定をカスタマイズする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ソリューション] ➤ [ソリューション設定] をクリックします。
2. [編集] をクリックします。
3. ソリューションをカテゴリ別に参照する機能をオンにするには、[カテゴリ別ソリューション参照を有効化] チェッ
クボックスをオンにします。
この設定により、[ソリューション] タブ上およびケース解決時にカテゴリ別にソリューションを参照できる
ようになります。ソリューションカテゴリのマルチ言語への翻訳について、詳細は「翻訳用語の入力」を参
照してください。
4. ユーザがソリューションをマルチ言語に翻訳できるようにするには、[マルチ言語ソリューションを有効化] チェッ
クボックスをオンにします。詳細は、「マルチ言語ソリューションとは?」を参照してください。組織でのマ
ルチ言語ソリューションのカスタマイズについて、詳細は「マルチ言語ソリューションの有効化」を参照し
てください。
5. [セルフサービスポータルでのマルチ言語ソリューション検索を有効化] をオンにし、セルフサービスポータルに言
語ドロップダウンリストを追加します。この処理を実行すると、ユーザによるソリューションの検索時にユー
ザのセルフサービスポータルでの使用言語に一致するソリューションのみが結果に表示されます。セルフサー
salesforce.com | マルチ言語ソリューション | 75
ビスポータルユーザは、言語ドロップダウンリストからソリューションを特定言語で検索するか、Salesforce
でサポートされている任意の言語で検索するかを選択できます。
6. 知識ベースに言語ドロップダウンリストを追加して、公開知識ベースユーザがソリューションを検索する言
語を指定できるようにするには、[公開知識ベースでのマルチ言語ソリューション検索を有効化] を選択します。公
開知識ベースユーザは、言語ドロップダウンリストからソリューションを特定言語で検索するか、Salesforce
でサポートされている任意の言語で検索するかを選択できます。
7. [保存] をクリックします。
8. 公開知識ベースまたはセルフサービスポータルで顧客がソリューションカテゴリを参照できるようにするに
は、「公開知識ベースの有効化」および「セルフサービスの機能と設定の有効化」を参照してください。
さらに、公開知識ベースおよびセルフサービスユーザがアクセス可能な最上位カテゴリをカスタマイズする
こともできます。顧客がセルフサービスポータルまたは公開知識ベースでアクセス可能なすべてのカテゴリ
とソリューションにアクセスできるようにする場合は、この設定を変更する必要はありません。
マルチ言語ソリューション状況の設定
必要なユーザ権限
翻訳ソリューションの状況を変更する
ソリューションに対する「編集」権限
マスタソリューションを変更した後、必要に応じて、関連付けられている各翻訳ソリューションの状態を調整
し、ユーザにこれらの翻訳の更新を通知できます。
1. [状況] 選択リストから、翻訳ソリューションの状況を選択します。たとえば、「ドラフト」、「レビュー済
み」、「重複」などです。選択可能な選択リスト値は、システム管理者が設定します。
2. マスタソリューションが更新され、翻訳ソリューションを翻訳する必要があることを示すには、[変更フラグ]
チェックボックスをオンにします。その翻訳ソリューションには、マスタソリューションの [翻訳ソリュー
ション] 関連リスト上で [変更フラグ] が表示されます。
3. マスタソリューションが更新され、翻訳ソリューションを翻訳する必要があることを通知する電子メールを
そのソリューションを作成または変更した最新の有効ユーザに送信する場合は、[通知の送信] チェックボック
スをオンにします。
[通知受信者] 列に表示されているユーザが電子メールを受信します。電子メール通知は、システムで生成さ
れ、編集はできません。電子メール通知は、通知受信者の言語で生成されます。
4. [保存] をクリックします。
ソリューションの削除
必要なユーザ権限
未公開のソリューションを削除する
ソリューションに対する「削除」権限
公開されたソリューションを削除する
「公開ソリューションの管理」権限
ソリューションを削除するには、ソリューションのリストページでソリューションの横にある [削除] をクリック
するか、ソリューションの詳細ページで [削除] をクリックします。[削除] リンクは、ソリューション管理者、シ
salesforce.com | その他の Salesforce 機能強化 | 76
ステム管理者、「公開ソリューションの管理」またはソリューションに対する「削除」権限を持つユーザに対し
てのみ表示されます。
ソリューションを削除すると、関連するすべての履歴と添付ファイルも削除されます。ソリューションはごみ箱
に移動されます。ソリューションを削除しても関連するケースは削除されませんが、ケースの関連付けは削除さ
れており、後でそのソリューションを復元しても元には戻りません。
マルチ言語ソリューションを有効にしている組織の場合:
•
•
•
•
マスタソリューションを削除しても、それに関連する翻訳ソリューションは削除されません。代わりに、翻
訳ソリューションそれぞれがマスタソリューションとなります。
翻訳ソリューションを削除すると、そのマスタソリューションとの関連付けが削除されます。
ごみ箱からマスタソリューションまたは翻訳ソリューションを復元しても、他のマスタソリューションまた
は翻訳ソリューションとの関連付けは元に戻りません。次の手順で翻訳ソリューションの編集ページで [マス
タソリューション] ルックアップ項目を変更することにより、関連付けを手動で元に戻すことができます。
翻訳ソリューションを削除した後に、同じ言語で新しい翻訳ソリューションを作成できます。ただし、2 番目
の翻訳ソリューションを削除するまで、ごみ箱から元の翻訳ソリューションを復元することはできません。
その他の Salesforce 機能強化
取引先の機能強化
•
[取引先名] 項目で使用できる文字数が最大 255 文字になりました。
•
取引先の詳細ページの [パートナー] 関連リストのカスタマイズが可能になり、表示項目の選択ができます。
取引先チームの機能強化
•
•
•
•
•
ユーザごとにデフォルトの取引先チームを定義できるようになり、取引先に対して共同活動するユーザチー
ムを構成できます。デフォルトの取引先チームは、[設定] ➤ [私の個人情報] ➤ [個人情報] で表示される [デ
フォルトの取引先チーム] 関連リストで設定します。
各取引先チームメンバーに、「プロジェクトマネージャー」や「上級サポート担当者」など、取引先に対す
るその人の役割を割り当てることができます。
共有モデルに従って、取引先、その取引先の商談、およびその取引先のケースへの各メンバーのアクセス権
を指定できます。
デフォルトの取引先チームをすべての所有する取引先に自動的に追加することができます。
取引先チームは営業チームとは異なりますが、利用可能なメンバーのチーム内の役割の選択値セットは、同
じものを共有します。営業チームは商談に対して活動しますが、取引先チームは取引先に対して活動します。
ケースの機能強化
ケースの割り当てルール
ケースの割り当てルールの条件に取引先責任者の標準項目を追加できるようになりました。
「アプリケーションのカスタマイズ」権限を持つユーザは、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ケー
ス] ➤ [割り当てルール] をクリックして、ケースの割り当てルールの作成や更新ができます。
ケースコメントの機能強化
•
システム管理者か「すべてのデータの編集」権限を持つユーザは、ケースコメントの編集
や削除ができるようになりました。
salesforce.com | その他の Salesforce 機能強化 | 77
•
•
ケースコメントの新規作成時または更新時に、セルフサービスポータルユーザ以外の取引
先責任者に電子メールを送信できるようになりました。[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ケー
ス] ➤ [サポート設定] で設定します。
レポートタイプが [ケース]、[ケースのライフサイクル]、[ケースと納入商品]、および [ケー
スと電子メール] の場合、レポートウィザードの [項目の選択] ステップにある [ケース情報]
セクションの下に、[ケースコメント情報] セクションが表示されるようになりました。
ケースの取引先責任者の役割
ケースの取引先責任者の役割を管理することにより、複数の取引先責任者を 1 つのケースに関
連付けられるようになりました。ケースの [取引先責任者の役割] 関連リストには、関連する
取引先責任者が表示され、[第一報告者]、[取引先マネージャ]、または [CIO] などの役割が割
り当てられます。ケースの主取引先責任者とすべての役割の取引先責任者に電子メールを送信
するには、[取引先責任者の役割] 関連リストにある [メールの送信] をクリックします。
ケースの [取引先責任者名] 項目と [取引先名] 項目
ケースの取引先責任者が別の取引先に変更される場合のケースの更新が簡単になりました。
Winter '07 では、ケースの [取引先責任者名] 項目を更新すると、そのケースの保存時に、その
取引先責任者に関連する取引先が [取引先名] 項目に自動的にデフォルト設定されます。ただ
し、[取引先名] 項目を後で変更することが可能になりました。取引先責任者がセルフサービス
ユーザである場合は、取引先責任者の取引先に関連するケースのみ セルフサービスポータル
上にで参照できます。
[取引先名] 項目の参照または編集の権限を持たないユーザでも、ケースで新しい取引先責任者
を選択したときは取引先名にアクセスできます。
ケースクローズページレイアウト
[取引先名] 項目をケースクローズ時のページレイアウトに追加できるようになりました。
売上予測の機能強化
チームと無効ユーザのデータを反映した売上予測概要レポート
Winter '07 では、自分の営業階層レベルとその下位層のチーム全体の売上予測情報をレポート
することができます。また、すでに社員ではない無効なユーザを売上予測ユーザとして設定し
ておくことにより、そのユーザのデータも含めた売上予測と完了した商談の正確な集計値を保
持することができます。
売上予測分類の表示
[売上予測金額] をドリルダウンして、その金額の内訳や売上予測分類を参照できます。
目標管理
AppExchange API で目標の API を利用できるようになり、プログラミングによって、営業担
当者の目標を一括挿入、更新することができます。
リードの機能強化
•
リードの [会社名] 項目で使用できる文字数が最大 255 文字になりました。
•
「レポートの作成とカスタマイズ」権限を持つユーザは、リード履歴レポートの[参照:] ドロップダウンリス
トで [私のリード]、[私のチームのリード]、[ユーザ所有のリード]、[キュー所有のリード]、および[すべての
リード] から選択し、その条件でデータを抽出できるようになりました。
salesforce.com | その他の Salesforce 機能強化 | 78
商談および商談商品の機能強化
•
•
商談詳細ページの [パートナー] 関連リストのカスタマイズが可能になり、表示項目の選択ができます。
商談商品へのカスタムリンクを追加できるようになりました。商談商品のカスタムリンクは、[設定] ➤ [カス
タマイズ] ➤ [商品] ➤ [ボタンとリンク] で設定します。
•
計算項目の数式で商談商品の [リスト価格] を参照でき、商談商品レベルで割引金額などの追跡ができるよう
になりました。割引金額を計算するには、割引金額 = リスト価格 - 販売価格 という式を作成します。
売上予測の機能強化
•
•
無効になったユーザも商談を所有したままにし、売上予測とテリトリーで集計表示できます。ユーザが無効
化されると、そのユーザの商談からの売上予測の上書き、売上予測レベルでの売上予測の上書き、およびマ
ネージャのによる直属部下の売上予測の上書きがロックされます。ただし、無効化されたユーザのマネージャ
は、直属部下の売上予測の上書きが可能です。集計金額は現在のままになります。無効化されたユーザが後
に再有効化されると、そのユーザは以前と同様の処理を再開できます。
売上予測階層において、「売上予測ユーザ」は「売上予測マネージャ」に名前が変更されました。
レポート
Winter '07 でのレポートの機能強化は次のとおりです。
•
•
•
•
•
•
レポートの保存時に、階層レベルを保存できるようになりました。
取引先所有者レポートの検索で [所有者ロール] 項目が使用できるようになりました。
ユーザレポートですべてのユーザ項目を利用できます。
カスタム集計項目の数式の文字数が最大 500 文字になりました。
保存後にレポートを表示でき、操作が容易になりました。
ダッシュボードの集計可能データ件数が最大 5,000 行になりました。
ソリューションの機能強化
ソリューションの添付ファイル
ソリューションの添付ファイルの容量制限が、 1.5 MB から組織の添付ファイルアップロード
容量制限である 5MB になりました。
公開ソリューション
Winter '07 では、ソリューションの [公開] チェックボックスの名前が、[セルフサービスポータ
ルに公開] に変更されました。また、[公開知識ベースに公開] チェックボックスはこの項目に連
動しないようになりました。セルフサービスポータルに公開しないでも、ソリューションを公
開知識ベースに公開することができます。
ソリューション検索の機能強化
ソリューション検索機能は、「近接検索」テクノロジを利用するようになりました。語句とし
て複数のキーワードを含むソリューションや指定したキーワードが近接して存在するソリュー
ションが検索結果の上位に表示されます。この機能強化は、[ソリューション] タブでのソリュー
ションの検索、ケース解決時の検索、または推奨ソリューションの使用時に、より正確で関連
性の高い検索結果を出せるように設計されたものです。
すべてのリューション検索で、検索結果にはキーワードのすべてまたはいずれかを含むソリュー
ションが表示されます。たとえば、「同期 Outlook」を検索すると、「同期」のみ一致、
「Outlook」のみ一致、またはこの順序で両方のキーワードに一致したものが返されます。キー
ワードを多く含むものや、語句内や前後にキーワードを含む結果が上位に表示されます。ま
salesforce.com | その他の Salesforce 機能強化 | 79
た、[ソリューション検索] では、検索キーワードのバリエーションを検索できます。たとえ
ば、「creating」を検索すると、「create」、「creation」または「creating」を含むソリューショ
ンが検索されます。
ケースからソリューションを検索したときに、ソリューション詳細ページからソリューション
の検索結果一覧のページに戻れるよう、ページの左上にリンクが表示されるようになりまし
た。表示されるリンクは次のとおりです。
•
•
•
[推奨ソリューション一覧に戻る] - 推奨ソリューション一覧からソリューションを表示して
いる場合
[ソリューション検索結果に戻る] - ソリューション検索結果一覧からソリューションを表示
している場合
[最後に開いたビュー: ソリューション] - ソリューションリストビューからソリューション
を表示している場合
メモ: これらのリンクは、セルフサービスポータルには表示されません。
ソリューションの件名と説明の差し込み項目
ソリューションの [ソリューション名] と [ソリューション詳細] 項目の内容を、1 つの差し込み
項目を使用して電子メールテンプレートに追加できるようになりました。これにより、作成さ
れた電子メールに複数のソリューションがある場合、ソリューションごとに件名と説明をセッ
トで表示できるようになりました。
[電子メールテンプレートの編集] ページで、この項目を使用できます。アクセスするには、
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [コミュニケーションテンプレート] ➤ [電子メールテンプレート]
をクリックして、[差し込み項目の種類] ドロップダウンリストから [ケースの項目] を選択し、
そこで [差し込み項目] ドロップダウンリストから [ソリューション名と説明] を選択します。ま
たは、電子メールテンプレートテキストに、差し込み項目値
({!Solution.Subject_and_Description}) を直接入力します。
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 80
マッシュアップの埋め込み
融合したユーザインターフェースの設定
カスタム S コントロールの定義
必要なユーザ権限
カスタム S コントロールを作成、編集、および削除す 「アプリケーションのカスタマイズ」
る
カスタム S コントロールライブラリは、カスタムリンク、Web タブ、カスタムボタン、ダッシュボードなど
Salesforce 内のさまざまなエリアで使用するコンテンツを保存したり、アップロードしたりする場所です。S コン
トロールを使用すれば、独自のカスタムデータフォームを作成して表示するなど、Salesforce ユーザインターフェー
スを柔軟かつオープンな方法で拡張できます。
S コントロールには、Java アプレットや ActiveX コントロール、Excel ファイル、HTML Web フォームなど、ブ
ラウザで表示または実行できるものであれば、種類を問わず任意のコンテンツを含めることができます。現在の
エディションで許可する S コントロールの最大数を判断するには、「アプリケーション設定の制限」を参照して
ください。
S コントロールを定義する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [開発] ➤ [カスタム S コントロール] をクリックします。
2. [新規 カスタム S コントロール] をクリックします。既存のカスタム S コントロールを変更する場合は [編集]
をクリックします。
3. 次の属性を入力します。
属性名
説明
表示ラベル
埋め込み S コントロールのページレイアウトに表示す
るテキスト。
S コントロール名
S コントロールにつける一意の名前です。英数字のみ
を使用し、文字で始まる必要があります。
種別
S コントロールの使用目的を判断します。
HTML
このオプションを選択すると、[コンテンツ] エリ
アに S コントロールのコンテンツを入力できま
す。
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 81
属性名
説明
URL
このオプションを選択すると、[コンテンツ] エリ
アに外部 Web サイトへのリンクまたは URL を
入力できます。
スニペット
スニペットは、他の S コントロールに組み込める
よう設計された S コントロールです。このオプ
ションを選択すると、[コンテンツ] エリアに S コ
ントロールスニペットのコンテンツを入力できま
す。
説明
S コントロールを説明するテキストです。このパラ
メータは、システム管理者にのみ表示されます。
コンテンツ
S コントロールのコンテンツまたはソースを入力しま
す。この項目には、最大 100 万文字を入力できます。
この HTML コードによって、カスタム S コントロー
ルをユーザに表示する方法を厳密に定義します。
カスタム S コントロール中の Salesforce データを参照
する場合は、[差込み項目の種類] ドロップダウンリス
トから目的のデータの種別を選択し、[項目の挿入] ド
ロップダウンリストから差し込み項目を選択します。
演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウ
ンリストから目的の演算子を選択します。リストから
数式に挿入する関数をダブルクリックすると、[コン
テンツ] エリアに挿入されます。「演算子と関数」を
参照してください。
カスタム S コントロールの一部として [ファイル名]
項目にアップロードしたファイルを参照するには、
[差し込み項目の種類] ドロップダウンリストから「カ
スタム S コントロール」を選択し、その対象となる差
し込み項目として「カスタム S コントロール URL」
を選択します。Java アプレットの場合には、
{!Scontrol_JavaCodebase} と {!Scontrol_JavaArchive} の差
し込み項目を使用することもできます。
ファイル名
このカスタム S コントロールをカスタムリンクに追加
する場合に表示するファイルをアップロードします。
ファイルには、Java アプレット、Active-X コントロー
ル、またはその他の任意のコンテンツを含めることが
できます。このオプションは、HTML S コントロー
ルにのみ適用されます。
ページにプレビルド
このオプションは、可能な場合に、Salesforce が S コ
ントロールをキャッシュすることでパフォーマンスを
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 82
属性名
説明
向上させることができるかどうかを伝えるものです。
このオプションは、HTML S コントロールにのみ適
用されます。
文字コード
デフォルトの文字コード設定は Unicode (UTF-8) で
す。情報を渡す URL が別形式のデータを必要とする
場合は、この設定を変更します。このオプションは、
[種別] に「URL」を選択したときにのみ使用できま
す。
4. 必要に応じて、[構文の確認] をクリックすると、すべての Salesforce の差し込み項目と関数を検証できます。
5. 終了後、[保存] をクリックします。保存後、編集を継続するには、[適用] をクリックします。
6. ユーザにカスタム S コントロールを表示するためのカスタムボタンまたはカスタムリンクを作成します。「カ
スタムボタンとカスタムリンクの定義」を参照してください。カスタム S コントロールを使用した Web タブ
の作成、ページレイアウトへの S コントロールの追加、またはダッシュボードへの S コントロールの追加な
ども実行できます。
カスタム S コントロールのグローバル変数について
必要なユーザ権限
カスタム S コントロールを作成、編集、および削除す 「アプリケーションのカスタマイズ」
る
S コントロールを使用すると、組織内でのデータを参照する特殊な差し込み項目を利用できるようになります。
S コントロールに追加する差し込み項目の種別を選択する際には、次のグローバル変数を使用します。
$Action
説明:
使用方法:
S コントロールの例:
取引先の新規作成、取引先の編集、取引先の削除など、
標準 Salesforce アクションを参照する際に使用するグ
ローバル差し込み項目の種別です。選択したアクショ
ンを参照するには、LINKTO および URLFOR 関数で
アクション差し込み項目を使用します。
1. 項目の種別として $Action を選択します。
2. $Action.Account.New のように差し込み項目を挿入し
ます。
以下の S コントロールは、$Action.Account.New 差し込
み項目中の新規取引先を作成する標準のアクションを
参照します。
<html> <body> {!LINKTO("Create a New
Account", $Action.Account.New,
$ObjectType.Account)} </body> </html>
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 83
ヒント:
•
このグローバル変数はカスタムボタン、リンク、お
よび S コントロールでのみ使用できます。
$ObjectType
説明:
使用方法:
カスタムボタンの例:
取引先、ケース、商談など、標準オブジェクトまたは
カスタムオブジェクトを参照する際に使用するグロー
バル差し込み項目の種別です。特定のデータ型を参照
するには、LINKTO、GETRECORDIDS、および
URLFOR 関数でオブジェクト種別差し込み項目を使用
します。
1. 項目の種別として $ObjectType を選択します。
2. $ObjectType.Case のように、オブジェクトを表す差
し込み項目を挿入するオブジェクトを選択します。
以下のカスタムリストボタンは、$ObjectType.Case 差し
込み項目内のケース標準オブジェクトを参照します。
{!REQUIRESCRIPT("/soap/ajax/8.0/connection.js")}
var records =
{!GETRECORDIDS($ObjectType.Case)}; var
newRecords = [];
if (records[0] == null) { alert("少なくとも
1 行は選択してください") } else { for (var n in
records) { var c = new sforce.SObject("ケー
ス"); c.id = records[n]; c.Status = "新規";
newRecords.push(c); }
result =
sforce.connection.update(newRecords);
window.location.reload(); }
ヒント:
•
このグローバル変数はカスタムボタン、リンク、お
よび S コントロールでのみ使用できます。
$Request
説明:
値を返す名前を使って、クエリパラメータを参照する
際に使用するグローバル差し込み項目です。
使用方法:
手動で S コントロールに $Request を追加します。
S コントロールの例:
Title_Snippet と名付けられた以下のスニペットには、
titleTheme と titleText の 2 つの入力パラメータが
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 84
必要です。このスニペットは、HTML でページのタイ
トルとテーマを指定する複数の S コントロールに再利
用できます。
<h2
class=”{!$Request.titleTheme}.title”>{!$Request.titleText}</h2>
以下の S コントロールは、作成する HTML ページのタ
イトルとテーマの両方のパラメータをINCLUDE 関数
に渡し、この関数を使用してこのスニペットを呼び出
します。
<html> <head> </head> <body> {!
INCLUDE($SControl.Title_Snippet, [titleTheme
= "modern", titleText = "私のサンプルタイト
ル"]) }
...
ここにページのコンテンツを挿入...
</body> </html>
ヒント:
•
このグローバル変数はカスタムボタン、リンク、お
よび S コントロールでのみ使用できます。
$SControl
説明:
使用方法:
S コントロールの例:
既存のカスタム S コントロールを名前で参照する際に
使用するグローバル差し込み項目の種別です。カスタ
ム S コントロールの 1 つを参照するには、S コントロー
ル差し込み項目を LINKTO、INCLUDE、および
URLFOR 関数に使用します。
1. 項目の種別として $SControl を選択します。
2. $Scontrol.Header_Snippet のように、S コントロール
自身を表す差し込み項目を挿入する S コントロール
を選択します。
以下の S コントロールは、$Scontrol.Header_Snippet 差
し込み項目内のスニペットを参照します。
<html> <body> {!
INCLUDE($SControl.Header_Snippet, [title =
"私のタイトル", theme = "modern"])} </body>
</html>
ヒント:
•
[差し込み項目の挿入] のドロップダウンリストには、
スニペット以外のカスタム S コントロールがすべて
表示されます。スニペットは S コントロールです
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 85
•
が、動作が異なります。たとえば、スニペットは
URLFOR 関数から直接参照できません。スニペッ
トは、[コンテンツのソース] として「カスタム S コ
ントロール」を持つカスタムボタンまたはカスタム
リンクの作成時に使用することはできません。ま
た、スニペットはページレイアウトに追加できませ
ん。S コントロールにスニペットを挿入するには、
[スニペットの挿入] ドロップダウンボタンを使用し
ます。
このグローバル変数はカスタムボタン、リンク、お
よび S コントロールでのみ使用できます。
カスタムボタンとカスタムリンクの設定
必要なユーザ権限
カスタムボタンとカスタムリンクを作成または変更す 「アプリケーションのカスタマイズ」
る
カスタムボタンとカスタムリンクを作成して Salesforce のデータを外部 URL、アプリケーション、社内イントラ
ネット、またはその他のバックエンドオフィスシステムに統合します。
カスタムリンクがリンクできる対象は次のとおりです。
•
•
www.google.com などの外部 URL、または会社のイントラネット
Java アプレットや Active-X コントロールなど、カスタム S コントロールライブラリ内のカスタム S コントロー
ル
カスタムボタンの機能は次のとおりです。
•
•
•
取引先責任者の住所への対応付けを表示する Web ページなど、外部アプリケーションにユーザを接続しま
す。
ケースの詳細ページからケースをエスカレーションする S コントロールなど、S コントロールライブラリから
S コントロールを実行します。
カスタムリンクを起動します。
カスタムリンクとカスタムボタンのどちらでも、ユーザに対してリンクまたはボタンの実行対象をどのように表
示するかを決定する表示ウィンドウプロパティを選択できます カスタムリンクと S コントロールには、URL ま
たはカスタム S コントロール内のトークンとして Salesforce の項目を含めることができます。たとえば、URL に
取引先名を含めることで、http://search.yahoo.com/bin/search?p={!Account_Name} のように Yahoo! を検
索できます。さらに、S コントロールには演算子と関数も含めることができます。
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 86
カスタムボタンとカスタムリンクの定義
必要なユーザ権限
カスタムボタンまたはカスタムリンクを作成または変 「アプリケーションのカスタマイズ」
更する
カスタムボタンまたはカスタムリンクを作成する前に、ユーザがそのボタンまたはリンクをクリックした際に実
行するアクションを決定します。ご使用のエディションで許可するカスタムボタンおよびカスタムリンクの最大
数を判断するには、「アプリケーション設定の制限」を参照してください。
カスタムボタンおよびカスタムリンクを定義する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] を選択して、該当するタブリンクまたはユーザリンクを選択してから、[ボタンとリ
ンク] を選択します。ユーザオブジェクトでは、カスタムボタンを使用できません。カスタムボタンとカスタ
ムリンクは、ToDo または行動の個々の設定リンクでの活動でのみ使用できます。ただし、[設定] ➤ [カスタ
マイズ] ➤ [活動] ➤ [活動のボタン] をクリックすると、ToDo と行動の両方に適用されるボタンを上書きする
ことができます。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックして、リスト内のカ
スタムオブジェクトのいずれかを選択します。
2. [カスタムボタンとカスタムリンク] セクションの [新規] をクリックします。
3. 次の属性を入力します。
属性名
説明
表示ラベル
カスタムボタンまたはカスタムリンクのユーザページ
に表示されるテキストです。
氏名
差し込み項目からの参照に使用されるボタンまたはリ
ンクに付けられる一意の名前です。英数字のみを使用
し、文字で始まる必要があります。
説明
ボタンまたはリンクを他のボタンやリンクと識別する
ためのテキストです。このテキストは、ボタンとリン
クの設定時にシステム管理者に対してのみ表示されま
す。
表示の種類
ページレイアウトのどこでボタンまたはリンクを使用
できるるようにするかを決めます。
詳細ページリンク
ページレイアウトの [カスタムリンク] セクショ
ンにリンクを追加する場合に選択します。
詳細ページボタン
レコードの詳細ページにカスタムボタンを追加す
る場合に選択します。ページレイアウトの [ボタ
ン] セクションには詳細ページのボタンのみを追
加できます。
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 87
属性名
説明
リストボタン
リストビューまたは関連リストにカスタムボタン
を追加する場合に選択します。リストボタンは、
ページレイアウトの [関連リスト] セクションま
たは検索レイアウトの [リストビュー] レイアウ
トにのみ追加できます。
処理
ボタンまたはリンクをクリックした際の処理を選択し
ます。
適用できる場合は、一部の設定にデフォルト値を使用
します。たとえば、「新規ウィンドウに表示」を選択
した場合の新規ウィンドウのデフォルトの高さは 600
ピクセルとなります。設定を変更するには、「ウィン
ドウオープンプロパティの編集」を参照してくださ
い。
コンテンツのソース
ボタンまたはリンクのコンテンツとして、URL、S コ
ントロール、または JavaScript アクション を使うかど
うかを選択します。S コントロールを使用するには、
[カスタム S コントロール] を選択し、ドロップダウン
リストから S コントロールを選択します。URL を使
用するには、[URL] を選択し、その下にあるテキスト
エリアボックスにリンクを入力します。この内容がそ
のまま、Web ブラウザのアドレスバーに表示されま
す。ボタンまたはリンクのクリック時に JavaScript の
コードを実行する場合は、[OnClick JavaScript] を選択
し、その下にあるテキストエリアボックスにコードを
入力します。
コンテンツ
ボタンまたはリンクの種別が「URL」または「OnClick
JavaScript」だった場合に、そのボタンまたはリンクの
コンテンツを入力する手順は次のとおりです。
•
特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し
込み項目の種類] ドロップダウンリストから選択し、
[項目の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から
選択します。
•
演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップ
ダウンリストから該当する演算子アイコンを選択
します。「演算子と関数」の例を使用してくださ
い。
関数を挿入するには、リストにある名前をダブル
クリックするか、選択してから[選択した関数を挿
入] をクリックします。関数のリストを検索するに
は、[関数] ドロップダウンリストからカテゴリを
選択します。関数を選択後 [この関数に関するヘル
•
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 88
属性名
説明
プ] をクリックして、その関数を使った数式の例や
説明を参照します。
リンクの文字コード
デフォルトで Unicode (UTF-8) となる文字コードを設
定します。リンクの対象が異なる形式のデータを必要
とする場合は、デフォルトの文字コード設定を変更し
ます。この指定は、[コンテンツのソース] が URL の
場合に使用できます。
4. 必要に応じて、[構文の確認] をクリックすると、すべての Salesforce の差し込み項目と関数を検証できます。
5. 終了後、[保存] をクリックします。
保存後、編集を継続するには、[適用] をクリックします。
指定した URL を表示するには、[プレビュー] をクリックします。
コンテンツを保存せずに終了するには、[キャンセル] をクリックします。
6. 適切なタブに新しいボタンまたはリンクが表示されるように、ページレイアウトを編集します。
ユーザ用のカスタムリンクを追加した場合、そのリンクは、ユーザの詳細ページの [カスタムリンク] セクショ
ンに自動的に追加されます。ページレイアウトの [ボタン] セクションには詳細ページのボタンのみを追加で
きます。
メモ: リンク URL は、最大 3,000 バイトです。データが URL のトークンと入れ替えられる場合、リンク
が 3,000 バイトを超える可能性があります。使用中のブラウザによって、URL の最大長に別の制限が強制
されることがあります。
ウィンドウオープンプロパティの編集
必要なユーザ権限
カスタムボタンまたはカスタムリンクのプロパティを 「アプリケーションのカスタマイズ」
編集する
カスタムボタンおよびカスタムリンクは、別のウィンドウで開くことができます。カスタムボタンまたはカスタ
ムリンクをポップアップウィンドウを開くように選択した場合は、ウィンドウのプロパティを設定します。ウィ
ンドウのプロパティを空白のままにすると、カスタムボタンまたはカスタムリンクにはユーザのブラウザのデ
フォルト設定が使用されます。
ウィンドウオープンプロパティを編集する手順は次のとおりです。
1. [設定] から ➤ [カスタマイズ] をクリックして、該当するタブまたはユーザリンクを選択し、[ボタンとリンク]
をクリックしてから、ボタンまたはリンク名を選択します。ユーザオブジェクトでは、カスタムボタンを使
用できません。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックして、リスト内のカ
スタムオブジェクトのいずれかを選択します。
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 89
2. [ウィンドウオープンプロパティ] をクリックします。
3. 次のプロパティを編集します。
ウィンドウのプロパティ
説明
幅
ポップアップの幅 (ピクセル)。
高さ
ポップアップの高さ (ピクセル)。
ウィンドウの表示位置
ポップアップが開かれる画面上の位置。
サイズ変更可能
ユーザがポップアップウィンドウのサイズを変更でき
るようにします。
アドレスバーの表示
URL が示されるブラウザのアドレスバーを表示しま
す。
スクロールバーの表示
ポップアップにブラウザのスクロールバーを表示しま
す。
ツールバーの表示
ブラウザのツールバーを表示します。通常、ツール
バーには [戻る]、[進む]、[印刷] などのナビゲーショ
ンボタンがあります。
メニューバーの表示
ブラウザのメニューを表示します。一般的なメニュー
には、[ファイル] や [編集] などのオプションがあり
ます。
ステータスバーの表示
ブラウザの下部にステータスバーを表示します。
メモ: カスタムボタンまたはカスタムリンクの [動作] によっては、一部のプロパティが利用できない
場合があります。たとえば、「JavaScript を実行」を選択した場合には、ウィンドウオープンプロパ
ティが利用できません。
標準ボタンの上書き
必要なユーザ権限
標準ボタンを上書きする
「アプリケーションのカスタマイズ」
Salesforce では、レコードの詳細ページに用意されている標準ボタンのアクションを上書きできます。
標準ボタンまたは標準リンクを上書きする
1. [設定] から ➤ [カスタマイズ]をクリックし、適切な活動またはタブリンクを選択して、[ボタンとリンク] を
クリックします。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックして、リスト内のい
ずれかのカスタムオブジェクトを選択します。
2. ページの [標準ボタンと標準リンク] セクションで上書きするボタンの横にある [上書き] をクリックします。
3. ユーザがボタンをクリックしたときに実行する S コントロールを選択します。
salesforce.com | マッシュアップの埋め込み | 90
4. 必要に応じて、この変更を行う理由をコメントとして入力します。
5. [保存] をクリックします。
上書きによって、ボタンの背後のアクションが制御されるため、ボタンの上書きは、Salesforce 全体に適用さ
れます。たとえば、商談の [新規] ボタンを上書きした場合には、そのアクションが利用できるすべての場所
でその代替アクションが有効になります。
•
•
•
•
[商談] タブのホームページ
取引先など、他のオブジェクトにあるすべての [商談] 関連リスト
サイドバーの [新規作成] ドロップダウンリスト
この Salesforce ページのすべてのブラウザブックマーク
上書きをリセットする手順は次のとおりです。
1. [設定] から ➤ [カスタマイズ]をクリックし、適切な活動またはタブリンクを選択して、[ボタンとリンク] を
クリックします。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックして、リスト内のい
ずれかのカスタムオブジェクトを選択します。
2. 上書きの横にある [リセット] をクリックします。
3. [OK] をクリックします。
Salesforce コンポーネントへの参照の表示
必要なユーザ権限
カスタムボタンまたはカスタムリンクを作成または変 「アプリケーションのカスタマイズ」
更する
カスタム S コントロールを作成、編集、および削除す 「アプリケーションのカスタマイズ」
る
コンポーネントを参照する Salesforce 内のすべてのエリアの一覧を表示できます。たとえば、カスタム S コント
ロールを参照するカスタムリンク、カスタムボタン、またはページレイアウトを表示します。そのためには、コ
ンポーネントの詳細ページから、[使用場所]をクリックします。そのコンポーネントを参照するコンポーネント
の種類と、そのコンポーネントの表示ラベルが一覧で表示されます。リスト内の任意の項目をクリックすると、
その項目が直接表示されます。
salesforce.com | ユーザインターフェースのカスタマイズ - 標準タブと項目名称の変更 | 91
ユーザインターフェースのカスタマイズ - 標準タブと項目名称
の変更
標準タブと項目名称の変更について
タブと項目名の名称変更
必要なユーザ権限
タブと項目名の名称を変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
名称変更したタブをリセットする
「アプリケーションのカスタマイズ」
標準のタブ、オブジェクト、項目、およびその他の関連するユーザインターフェース名の表示ラベルは、組織の
ビジネス要件をより反映したものに変更することができます。たとえば表示ラベルの名称を「取引先」から「会
社」に変更した場合、新しい表示ラベルは、Outlook Edition と Offline Edition のすべてのユーザページに反映さ
れます。まれな例外を除いて、[設定] エリアのすべてのページでは、デフォルトのオリジナル表示ラベルを使用
します。
Developer Edition の組織では、名称変更機能は自動的に有効になります。他の Editions を使用している組織でご
利用になりたい場合は、株式会社セールスフォース・ドットコム までご連絡ください。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [タブ名と表示ラベル] ➤ [タブと表示ラベルの名称変更] をクリックします。
2. ページ上部にある[言語の選択] ドロップダウンリストから、デフォルト言語を選択します。デフォルト言語で
の表示ラベルの名称を変更したら、組織で使用するその他の言語についてもこの手順を繰り返します。
3. 名称を変更するタブの横にある [編集] をクリックします。[リセット] をクリックすると、変更したタブの名
称が元に戻ります。
名称を変更したいタブがリストに表示されない場合は、カスタムタブの可能性があります。カスタムタブの
名称を変更するには、適用しているカスタムオブジェクトの表示ラベルを変更します。「カスタムオブジェ
クトの定義」を参照してください。
4. 言語によって必要であれば、新しい名称の単数形と複数形を入力します。また、母音で始まる表示ラベルに
ついては、[Starts with a vowel sound] チェックボックスをオンにします。これによって、適切な冠詞
("a" や "an" など) が適用されるようになります。次に、[次へ] をクリックします。
新しいタブの名称を、別の標準タブ、カスタムオブジェクト、またはカスタムタブの名称に変更することは
できません。
5. 変更したタブで使用する標準項目名とその他の表示ラベル名を入力します。単数形と複数形が必要なものに
ついては、必ず両方入力してください。また、母音で始まる表示ラベルについては、[Starts with a vowel
sound] チェックボックスをオンにします。
6. [保存] をクリックします。
7. この手順を繰り返して、組織で使用するその他すべての言語の表示ラベルを翻訳します。
salesforce.com | データモデルのカスタマイズ - カスタムオブジェクトの共有 | 92
ヒント: タブの名称変更後、元の名称を含むカスタムレポート、ダッシュボード、プロファイル、カスタ
ム項目、およびリストビューの名称を変更します。トランスレーションワークベンチを使って、カスタム
項目名、選択リストの値、レコードタイプ、ページレイアウトのセクション名、ソリューションカテゴリ
名、項目入力エラーメッセージ、カスタムアプリケーション名、カスタム S コントロールの表示ラベル、
カスタムボタン、カスタムリンク、およびディビジョン名を変更できます。標準レポートの名称を変更す
るには、レポートウィザードの [別名で保存] をクリックし、新しい名称用のレポートフォルダに保存し
ます。
データモデルのカスタマイズ - カスタムオブジェクトの共有
Available in: Enterprise, Unlimited and Developer Editions
カスタムオブジェクトの共有について
デフォルトでは、カスタムオブジェクトの共有設定は「公開/参照・更新可能」に設定されています。 システム
管理者はこの設定を、 [設定] ➤ [セキュリティのコントロール] ➤ [共有設定] で、デフォルトの組織の共有設定
セクションの [編集] をクリックして変更します。
カスタムオブジェクトの共有ルールを編集するには、 [設定] ➤ [セキュリティのコントロール] ➤ [共有設定] で、
カスタムオブジェクトの共有ルールセクションの [新規] をクリックして編集します。
レコード所有者またはシステム管理者は、各レコードの詳細ページの [共有] をクリックして、 個々のカスタム
オブジェクトレコードの共有設定を拡張することができます。
データモデルのカスタマイズ - カスタムオブジェクトのキュー
カスタムオブジェクトのキューについて
キューの設定
必要なユーザ権限
キューを作成または変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
および
「公開リストビューの管理」
リード、ケース、または カスタムオブジェクトのキューを設定する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [キュー] をクリックします。
salesforce.com | データモデルのカスタマイズ - カスタムオブジェクトのキュー | 93
2. [新規] をクリックします。
3. キューの名前を入力します。
4. すべての通知メールが送信される電子メールアドレスを指定します (通知は、新規レコードがキューに配置さ
れたときなどに送信されます)。アドレスは、個人のユーザまたは組織の電子メールシステムを介して設定さ
れている配布リストのどちらでもかまいません。
5. 新規レコードがキューに配置されたときに、すべてキューメンバーと、指定した [電子メール] アドレスに個
別に通知する場合は [メンバーへの割り当てメールの送信] を選択します。このチェックボックスをオンにして
いない場合は、[電子メール] アドレスにのみ通知されます。
メモ: [電子メール] アドレスが指定されていない場合は、このチェックボックスの設定に関係なく、
個々のキューメンバーに新規レコードが必ず通知されます。
6. 組織でディビジョンを使用している場合は、キューのデフォルトのディビジョンを選択します。これにより、
割り当てルールを使用したり、所有権を手動で変更したりしてレコードがキューに割り当てられたときのレ
コードのディビジョンが決定されます。
ケースは、関連付けられている取引先責任者のディビジョンを継承します。取引先責任者が指定されていな
い場合は、デフォルトのグローバルディビジョンに割り当てられます。
7. キューに配置できるオブジェクトを指定します。ケース、リード、または任意のオブジェクトを指定できま
す。
8. キューのメンバーとなるユーザ、ロール、公開グループ、テリトリー、またはパートナーユーザを指定しま
す。
キューメンバーとそのメンバーよりロール階層で上位のユーザのみがそのキューのレコードの所有権を取得
できます。ただし、キューにリードとケースが含まれており、かつそのリードまたはケースの共有モデルを
「公開 参照・更新・所有権の移行」に設定している場合を除きます。
9. [保存] をクリックします。
メモ: キューを作成すると、対応するリストビューが Salesforce で自動的に作成されます。ユーザは [ケー
ス] タブ、[リード] タブ、または [カスタムオブジェクト] タブからこのキューリストビューにアクセスで
きます。
キューメンバーとそのメンバーよりロール階層で上位のユーザのみがそのキューリストビューへのアクセ
ス権を持っています。ただし、キューにリードとケースが含まれており、かつそのリードとケースの共有
モデルを「公開 参照・更新・所有権の移行」に設定している場合を除きます。
キューを定義すると、リードとケースの所有権がキューに自動的に再割り当てされるようにリードまたはケース
の割り当てルールを設定できます。「割り当てルールの管理」を参照してください。
カスタムオブジェクトを含むキューについては、レコード所有者項目での項目自動更新によってカスタムオブ
ジェクトレコードの所有権をキューに再割り当てするワークフロールールを設定することにより、同じ設定を実
行できます。「項目自動更新の管理」を参照してください。
salesforce.com | データモデルのカスタマイズ - デフォルト項目値 | 94
キューの編集と削除
必要なユーザ権限
キューを作成または変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
および
「公開リストビューの管理」
キューを編集または削除する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [キュー] をクリックします。
2. キューの名前を選択します。
3. キューを削除するには [削除] をクリックし、変更するには [編集] をクリックします。
キューが割り当てルールで使用されている場合や、キューにレコードが含まれている場合には、削除できま
せん。
キュー詳細ページには、キューのメンバー全員が一覧表示されます。[メンバーを表示] をクリックして [キュー
のメンバー (拡張表示)] 間連リストを表示すると、キューのすべてのメンバーと、ロールの階層で上位に位置す
るためにキューのメンバーと同じアクセス権を持っているユーザが表示されます。
データモデルのカスタマイズ - デフォルト項目値
デフォルト項目値の設定
デフォルト項目値について
デフォルト項目値を使用して、ユーザが手入力しなければならない項目数を減らすことによって生産性の向上を
図ります。新しいレコードを作成するときに、数式に基づいてカスタム項目のデフォルト項目値を自動的に入力
します。
デフォルト値を定義すると、以下のように処理されます。
1.
2.
3.
4.
5.
新規レコードの作成を選択します。
デフォルト項目値設定処理が実行されます。
Salesforce がデフォルト項目値を自動設定した編集ページを表示します。
新規レコードの項目を手入力します。
新規レコードを保存します。
デフォルト項目値を変更することができますが、一度変更すると再度デフォルト値を自動設定することはできま
せん。たとえば、次回の連絡日を示すカスタムリード項目のデフォルト項目値を、作成日の 7 日後に設定すると
します。この値を手動で変更することはできますが、デフォルト項目値である作成日の 7 日後に自動的に戻すこ
とはできません。
以下のタイプのカスタム項目にデフォルト項目値を設定できます。
salesforce.com | データモデルのカスタマイズ - デフォルト項目値 | 95
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
チェックボックス
通貨
日付
日付 時間
電子メール
数値
パーセント
電話
選択リスト (選択リストを設定するときにデフォルト値オプションを使用します)
テキスト
テキストエリア
URL
デフォルト項目値の定義
必要なユーザ権限
デフォルト項目値を表示する
「設定・定義を参照する」
デフォルト項目値を定義または変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
デフォルト項目値を定義する手順は次のとおりです。
1. カスタム項目を作成します。「項目の追加」を参照してください。また、既存のカスタム項目に対してデフォ
ルト値を定義できます。「項目の編集」を参照してください。
2. 作成する項目のデータ型を選択し、[次へ] をクリックします。デフォルト値が使用できるデータ型の一覧は、
「デフォルト項目値について」を参照してください。
3. 項目の属性を入力します。
4. デフォルト値を入力するか、デフォルト値を計算する数式を定義します。
1. [数式エディタを表示] をクリックして、数式エディタを表示します。
2. 特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し込み項目の種類] ドロップダウンリストから選択し、[項目
の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から選択します。
3. 演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウンリストから該当する演算子アイコンを選択します。
演算子と関数の例を使用してください。
4. 数式に挿入する関数をダブルクリックします。各演算子と関数の説明について、詳細は 「演算子と関数」
を参照してください。
5. [構文の確認] をクリックして、数式にエラーがないか確認します。
5. [次へ] をクリックします。
6. Enterprise Edition、Unlimited Edition および Developer Edition では、項目レベルセキュリティを設定して、特
定のプロファイルに対してその項目をアクセス可能にするかどうかを決定し、[次へ] をクリックします。
7. 項目を表示するページレイアウトを選択します。ページレイアウトの 2 列のセクションのうち、最上部に設
定されているセクション内の最後の項目として追加されます。ユーザカスタム項目の場合、ユーザ詳細ペー
ジの一番下に自動的に追加されます。
8. [保存] をクリックして終了するか、[保存 & 新規] をクリックして別の新規カスタム項目を作成します。
salesforce.com | データモデルのカスタマイズ - デフォルト項目値 | 96
役に立つデフォルト項目値の数式
必要なユーザ権限
デフォルト項目値を表示する
「設定・定義を参照する」
デフォルト項目値を定義または変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
最大割引率
商談作成者の所属する部・課によって、適用する割引率が異なる場合があります。次の例では、商談の [割引率]
というカスタム項目に部・課に応じてデフォルト値を設定します。
CASE(User.Department, "IT", 0.25, "第一営業", 0.15, 0)
この例では、数式により、「IT」という部・課に属するユーザが作成した商談では割引率を 25% とし、「第一
営業」という部・課のユーザが作成した商談では 15% とします。そのどちらの部・課にも属さない作成者の場合
には、ゼロを適用します。標準ユーザ項目 [部・課] を使用して商談のカスタムパーセント項目に定義していま
す。
この関数の使用方法について、詳細は「ケース」を参照してください。
商品の言語
商品にその言語を関連付け、ドキュメントや付属品などがわかりやすくなるようにすることができます。次の数
式では、商品を作成しているユーザの国を基に商品の言語を自動的に設定します。ユーザの国が「日本」であれ
ば商品の言語のデフォルト値に「日本語」を、また、ユーザの国が「アメリカ合衆国」であれば「英語」を設定
します。どちらにも当てはまらならない ("true"でない) 場合、[商品の言語] 項目にはデフォルト値「不明」が入
ります。
CASE( $User.Country, "日本", "日本語", "アメリカ合衆国", "英語", "不明")
この関数の使用方法について、詳細は「ケース」を参照してください。
税率
この数式では、ユーザの市区郡に基づいて納入商品の税率を設定します。次のデフォルト値を持つカスタムパー
セント項目を作成します。
IF($User.City = "Napa", 0.0750, IF($User.City = "Paso Robles", 0.0725, IF($User.City =
"Sutter Creek", 0.0725, IF($User.City = "Los Olivos", 0.0750, IF($User.City = "Livermore",
0.0875, null ) ) ) ) )
この例では、ユーザの住所が Livermore 内の市にある場合、納入商品には税率 8.75% が適用されます。条件指定
されていない市の場合は、[税率] 項目を空白にします。さらに、他の数式の中で [税率] 項目を使用して、課税
価額と最終的な販売価格を自動的に計算することもできます。
salesforce.com | ワークフローの項目自動更新とアウトバウンドメッセージ | 97
ワークフローの項目自動更新とアウトバウンドメッセージ
項目自動更新とアウトバウンドメッセージの設定
項目自動更新の定義
必要なユーザ権限
項目自動更新を定義、編集、または削除する
「アプリケーションのカスタマイズ」
項目自動更新により、項目の値を、指定した値に自動的に変更できます。項目自動更新を実行するには、項目自
動更新をワークフロールールまたは承認プロセスと関連付けます。
操作を開始する前に、「項目自動更新の考慮事項」を確認します。項目自動更新を定義する手順は次のとおりで
す。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [項目自動更新] をクリックします。
2. [新規項目自動更新] をクリックします。
3. 項目自動更新を設定します。
1. 項目自動更新処理の名前と説明を入力します。
2. 更新するオブジェクトと項目を選択します。
3. 新しい項目値を指定します。設定できるオプションは、更新する項目のデータ型によって異なります。以
下の操作を実行できます。
•
[特定の値] を選択し、表示されたスペースに値を入力します。
•
Salesforce により自動的に既存の値を削除し、空白にする場合は、[空白値 (null)] を選択します。こ
のオプションは、必須項目やチェックボックス項目である場合などの理由で選択できない場合がありま
す。
レコードの所有者項目に割り当て先となるユーザを選択します。ケース、リード、カスタムオブジェク
トレコードの場合には、この項目にキューを選択することもできます。必要に応じて、新しいレコード
所有者に電子メールを送信する場合は、[任命先へ通知] を選択します。
チェックボックスの場合、チェックボックスをオンにする場合は [True]、オフにする場合は [False]
を選択します。
選択リストの場合、ドロップダウンリストから値を選択するか、選択リスト定義で設定されている並び
替え順に基づいて、現在の値の上または下の値を選択します。アルファベット順にしている場合は、
ユーザの言語が異なると、上または下の値が異なる場合があります。
•
•
•
•
式や差し込み項目などの値に基づいて新しい値を計算するには、[新しい値の設定に数式を使用する] を選
択します。
1. 特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し込み項目の種類] ドロップダウンリストから選択し、
[項目の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から選択します。
2. 演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウンリストから該当する演算子アイコンを選択
します。「演算子と関数」の例を使用してください。
salesforce.com | ワークフローの項目自動更新とアウトバウンドメッセージ | 98
3. 必要に応じて、[関数] リストから関数を挿入します。関数とは、あらかじめ用意されている数式の
ことで、入力パラメータを指定してカスタマイズできます。各演算子および関数についての説明は、
「演算子と関数」を参照してください。
4. [保存] をクリックします。
アウトバウンドメッセージの定義
必要なユーザ権限
アウトバウンドメッセージを定義、編集、または削除 「アプリケーションのカスタマイズ」
する
アウトバウンドメッセージは、指定したエンドポイントに情報を送信します。外部サービスに対する情報送信の
手段として、エンドポイントにワークフロールールと承認プロセスがアウトバウンドメッセージを送信するよう
設定できます。
アウトバウンドメッセージをワークフロールールまたは承認プロセスと関連付けると、ワークフロールールまた
は承認プロセスが適用されるたびに、アウトバウンドメッセージが、選択された情報を関連するエンドポイント
URL に送信します。エンドポイント URLが一度メッセージを受信すると、Web サービスが適切に設定されてい
るものと想定して、そのメッセージから情報を取得し、処理できます。
アウトバウンドメッセージを定義する手順は次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [アウトバウンドメッセージ] をクリックします。
[新規アウトバウンドメッセージ] をクリックします。
アウトバウンドメッセージに含める情報を持つオブジェクトを選択し、[次へ] をクリックします。
アウトバウンドメッセージを設定します。
1. アウトバウンドメッセージの名前と説明を入力します。
2. メッセージを受信するエンドポイント URL を入力します。Salesforce は、このエンドポイントに SOAP
メッセージを送信します。
3. メッセージを送信するときに使用する Salesforce ユーザを選択します。選択したユーザにより、エンドポ
イントに送信されるメッセージのデータのアクセス権が制御されます。
4. アウトバウンドメッセージに Salesforce セッション ID を含める場合には、[Session ID を含む] を選択し
ます。API コールの予定があり、かつユーザ名とパスワードを含めたくない場合には、メッセージにセッ
ション ID を含めます。ユーザ名とパスワードを送信すると、セッション ID を送信する場合よりもセキュ
リティが低下します。
5. アウトバウンドメッセージに含める項目を選択し、[追加] をクリックします。
5. [保存] をクリックします。
6. アウトバウンドメッセージの詳細ページで [WSDL はこちら] リンクをクリックすると、このメッセージと関
連付けられている WSDL を参照できます。
この WSDL はアウトバウンドメッセージにバインドされており、エンドポイントサービスへの到達方法に関
する説明と、エンドポイントサービスに送信されるデータを記載しています。
7. アウトバウンドメッセージを実行するには、アウトバウンドメッセージをワークフロールールまたは承認プ
ロセスと関連付けます。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 99
メモ: これらのオプションがない場合は、組織がアウトバウンドメッセージを有効にしていません。
salesforce.com に連絡して、組織のアウトバウンドメッセージを有効にします。
アウトバウンドメッセージの送信状況
必要なユーザ権限
アウトバウンドメッセージをトラッキングする
「アプリケーションのカスタマイズ」
アウトバウンドメッセージは、指定したエンドポイントに情報を送信します。外部サービスに対する情報送信の
手段として、エンドポイントにワークフロールールと承認プロセスがアウトバウンドメッセージを送信するよう
設定できます。
アウトバウンドメッセージの状況をトラッキングするには、[設定] ➤ [監視] ➤ [アウトバウンドメッセージキュー
を参照する] をクリックします。または、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [アウトバウ
ンドメッセージ] をクリックし、[メッセージ送信状況の参照] をクリックします。ここでは、送信の合計試行回
数など、アウトバウンドメッセージの状況を参照できます。ワークフローまたは承認プロセスを開始したアク
ションを参照するには、参照するワークフローまたは承認プロセスのアクション ID をクリックします。
メモ: これらのオプションがない場合は、組織がアウトバウンドメッセージを有効にしていません。
salesforce.com に連絡して、組織のアウトバウンドメッセージを有効にします。
承認プロセスの自動化
承認プロセスの自動化について
承認プロセスとは?
必要なユーザ権限
承認プロセスを使用する
処理に応じて必要とされる、さまざまなユーザ権限
処理を自動化することにより、業務はより効率的に行われます。たとえば、電子メールアラートの送信や社内プ
ロセスに基づいた ToDo の割り当てを自動的に行うワークフロールールがすでに存在するとします。承認機能で
は自動化をさらに 1 歩進めて、レコードの承認に必要な一連のステップを指定できます。
承認プロセスは、Salesforce でレコードを承認する場合に、組織で使用できる自動化されたプロセスです。承認プ
ロセスでは、承認するレコードの条件と各承認ステップの承認者を指定します。各承認ステップは、その承認プ
ロセスの対象レコードすべてに適用することも、特定の条件を満たすレコードのみに適用することもできます。
承認プロセスでは、レコードの承認、却下、または承認申請時に実施するアクションも指定します。
承認プロセスには、次の要素があります。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 100
•
•
•
•
•
•
•
•
他の承認プロセスと区別するための名前と説明
特定の条件を満たすレコードのみを対象にする場合の開始条件
申請を承認するユーザ
承認申請後にレコードを変更できるユーザの設定
レコードが条件に一致する場合に実施するアクションの順序を決める、ステップの順番 各ステップに追加で
きるアクションは、電子メールアラート、項目自動更新、ToDo、アウトバウンドメッセージの各アクション
をそれぞれ 10 アクションまで、合計 40 アクションまで
レコードの申請時に追加できるアクションは、40 アクションまで
レコード承認時に追加できるアクションは、40 アクションまで
レコード却下時に追加できるアクションは、40 アクションまで
承認プロセスの設計を開始するには、「承認プロセスの開始」を参照してください。
承認プロセスの開始
必要なユーザ権限
承認プロセスを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
承認プロセスは、Salesforce でレコードを承認する場合に、組織で自動化されたプロセスです。承認プロセスで
は、承認するレコードの条件と各承認ステップの承認者を指定します。各承認ステップは、その承認プロセスの
対象レコードすべてに適用することも、特定の条件を満たすレコードのみに適用することもできます。承認プロ
セスでは、レコードの承認、却下、または承認申請時に実施するアクションも指定します。
承認プロセスの作成を開始する前に、「承認プロセスチェックリスト」を参照して導入の準備をし、使用する
ウィザードを決定します。
組織のプロセスを自動化する手順は次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
承認プロセスを作成します。
承認プロセスにステップを追加します。
申請時のアクションを指定します。
最終承認時のアクションを指定します。
最終却下時のアクションを指定します。
初めて承認プロセスを作成する場合は、次のとおり実行します。
•
•
•
[承認履歴] 関連リストを、該当するページレイアウトに追加します。詳細ページの [承認履歴] 関連リスト
より承認申請をし、承認プロセスの進行状況を追跡できます。「ページレイアウトのカスタマイズ」を参
照してください。
[未承認申請] 関連リストを、ホームタブのページレイアウトに追加するかどうか検討します。追加すると、
割り当てられた承認申請をホームタブで一目で参照できるようになります。関連リストをホームページの
ページレイアウトに追加する手順については、「ホームページのページレイアウトの設計」を参照してく
ださい。
承認プロセスでカスタムユーザ項目を作成した場合は、その項目に適切な値を入力します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 101
承認プロセスチェックリスト
実装が成功するよう、各承認プロセスを慎重に計画します。承認プロセスを作成するための適切な情報を準備す
るため、以下のチェックリストを確認してください。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
承認申請電子メールテンプレートを準備します。
承認申請者を決めます。
割り当てる承認者を決めます。
代理承認者を決めます。
承認プロセスを実行する条件を必要とするかどうかを決めます。
申請時のアクションを設計します。
ワイヤレスデバイスから承認申請できるかどうかを決めます。 日本ではワイヤレスデバイスによるアクセス
は対応しておりません。 ユーザが承認プロセス中のレコードを編集できるかどうかを決めます。
開始条件を満たさないレコードを自動的に承認または却下するかどうかを決めます。
プロセスのステップ数 承認者の数 を決めます。
承認申請が承認または却下された場合のアクションを決めます。
承認申請電子メールテンプレートの準備
承認プロセスで指定した電子メールテンプレートは、承認申請が割り当てられたユーザに通知
するときに使用されます。Salesforce が提供するデフォルトの電子メールテンプレートを編集
するか、独自に作成します。まずデフォルトの電子メールテンプレートが承認プロセスに適切
かどうかを確認してください。適切でなければ、承認申請通知で使用する独自の電子メールテ
ンプレートを作成してください。その場合は、承認申請に直接リンクできる承認プロセス差し
込み項目を追加してください。
承認申請者の決定
承認申請通知は、承認申請をしたユーザから自動的に送信されます。別の送信元電子メールア
ドレスをこれらの通知に割り当てることもできます。その場合は、使用する電子メールアドレ
スを決めます。
承認者の決定
承認申請は、次のいずれかに割り当てられ、承認または却下されます。
•
•
•
手動で選択したユーザまたはキュー
システム管理者が指定したユーザまたはキュー
ユーザ詳細ページのカスタム階層関係項目で指定されているユーザ
承認プロセスの各ステップでも、上記のいずれかに割り当てられます。
カスタム階層関係項目を使用すると、申請者のマネージャなどに割り当てることができます。
そのためには、「マネージャ」などのユーザのカスタム階層関係項目を作成し、各ユーザのマ
ネージャをその項目に指定します。カスタム階層関係項目により、上司であるユーザを申請時
にわざわざ選択する必要がなくなります。
代理承認者の決定
指名された代理承認者は、承認申請を承認できます。このオプションは無効にすることも可能
です。まず、代理のユーザが申請を承認できるようにするかどうかを決めます。次に、ユーザ
ごとにユーザの詳細ページの [代理承認者] 項目を設定します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 102
承認プロセスの開始条件の決定
承認プロセスの対象になるレコードに必要な条件を決めます。必要に応じて、検索条件で使用
するためのカスタム項目を作成します。たとえば、本社からの経費レコードだけを承認対象に
する場合には、「本社」と「支社」という 2 つの選択値を持つ [事業所] という名前のカスタ
ム選択リスト項目を作成します。これにより、プロセスの検索条件で、[事業所] 項目が「本
社」であるという指定が可能です。
申請時のアクションの設計
ユーザが承認申請をすると、Salesforce はそのレコードを自動的にロックして、承認プロセス
の間に他のユーザが変更できないようにします。また、承認申請時に、アラート、ToDo、項
目更新、アウトバウンドメッセージなどのワークフローアクションを実行するかどうかを決め
ます。これらのアクションは、「申請時のアクション」の一覧に記載されています。
承認プロセス中のレコードの編集権限の設定
承認申請されたレコードは、自動的にロックされます。「すべてのデータの編集」権限を持つ
ユーザは、レコードのロックを解除し編集できます。また、現在割り当てられている承認者も
レコードを編集できるように指定することも可能です。
開始条件を満たさないレコードの自動的承認 / 却下の決定
プロセスの最初のステップで、レコードを自動的に承認または却下することができます。たと
えば、1,500 円未満の [金額] で申請された経費は自動的に承認されるようにするような設定が
可能です。
プロセスのステップ数 承認者の数 の決定
承認プロセスには、複数の承認ステップを作成することができます。承認が必要なユーザ数と
順番を決めます。
承認申請の承認 / 却下時のアクションの決定
各ステップで承認申請が承認または却下された場合には、各アクション 10 アクションまで、
合計最大 40 アクションまで設定できます。
種別
説明
ToDo
指定したユーザに ToDo を割り当てます。ToDo の [件名]、[状況]、
[優先度]、および [期日] を指定できます。
電子メール
指名された受信者に電子メールを送信するには、電子メールテンプ
レートを使用します。
項目自動更新
選択した項目の値を変更します。固定値を設定することも、数式を作
成して設定することもできます。
アウトバウンドメッ
セージ
指定したエンドポイントにメッセージを送信します。ユーザ名とその
メッセージに含めるデータを指定することもできます。
さらに、レコードが必要な承認をすべて受けた場合、または最終的に却下された場合にも、最
大 40 アクションまで追加設定できます。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 103
役に立つ承認プロセス
必要なユーザ権限
承認プロセスを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
一般的な承認プロセスの例です。独自の承認プロセスを作成する場合に参考にしてください。
•
•
•
•
有給休暇申請
経費申請
商談の割引
求職者の採用
有給休暇申請
多くの企業では、有給休暇をとるために従業員が休暇申請し、マネージャの承認を得る必要が
あります。ここでは、Salesforce を使用して、簡単な 1 ステップの 有給休暇申請プロセスを自
動化する方法を示します。
•
有給休暇申請を追跡するためのカスタムオブジェクトを作成していない場合は、「有給休
暇申請」という名前のカスタムオブジェクトとタブを作成します。「カスタムオブジェク
トの定義」と「カスタムタブの定義」を参照してください。作成した有給休暇申請オブジェ
クトに、[開始日]、[終了日]、[従業員名] などの項目を追加します。
•
ユーザオブジェクトに、[マネージャ] というカスタム階層関係項目を作成します。各ユー
ザこの項目にマネージャまたは申請承認を担当するユーザを設定します。「カスタム項目
の作成」を参照してください。
承認申請が割り当てられたことを承認者に通知するための電子メールテンプレートを作成
します。リンクから承認ページを直接表示できるよう、承認プロセス差し込み項目を必ず
含めてください。「電子メールテンプレートの管理」を参照してください。
ジャンプスタートウィザードを使用して承認プロセスを作成し、次のように指定します。
•
•
•
•
•
有給休暇申請カスタムオブジェクトを選択します。
この承認プロセス用に作成した電子メールテンプレートを選択します。
有給休暇申請時に、申請処理をするための条件を特に必要としない場合は、検索条件を
指定する必要はありません。
•
[カスタム階層関係項目を使用して自動的に承認者を割り当てる] オプションを選択して、[マ
ネージャ] 項目のユーザが自動的に承認者として割り当てられるようにします。
•
•
•
•
•
ジャンプスタートウィザードでは、申請できるユーザとしてレコードの所有者のみ自動
的に選択します。
[承認履歴] 関連リストを、有給休暇申請オブジェクトのページレイアウトに追加します。
「ページレイアウトのカスタマイズ」を参照してください。
[未承認申請] 関連リストを、ホームタブのページレイアウトに追加するかどうか検討しま
す。追加すると、割り当てられた承認申請をホームタブで一目で参照できるようになりま
す。関連リストをホームページのページレイアウトに追加する手順については、「ホーム
ページのページレイアウトの設計」を参照してください。
可能であれば、Salesforce Sandbox を使用して承認プロセスをテストします。
承認プロセスを有効にします。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 104
経費申請
従業員が経費の承認をマネージャに申請するように義務付けている場合に、このプロセスを
Salesforce で自動化します。次の例では、本社の全従業員を対象とした 2 ステップの経費承認
プロセスを作成します。ここでは、5,000 円未満の経費は自動的に承認され、5,000 円以上の経
費はマネージャの承認を義務付け、さらに 50,000 円を超える経費については VP からの承認を
義務付けるように指定します。
•
経費申請を追跡するためのカスタムオブジェクトを作成していない場合は、「経費申請」
という名前のカスタムオブジェクトとタブを作成します。「カスタムオブジェクトの定義」
と「カスタムタブの定義」を参照してください。作成した経費申請オブジェクトに[金額]、
[説明]、[状況]、[開始日]、[終了日] などの項目を追加します。
•
ユーザオブジェクトに、[マネージャ] というカスタム階層関係項目を作成します。各ユー
ザこの項目にマネージャまたは申請承認を担当するユーザを設定します。「カスタム項目
の作成」を参照してください。
承認申請が割り当てられたことを承認者に通知するための電子メールテンプレートを作成
します。リンクから承認ページを直接表示できるよう、承認プロセス差し込み項目を必ず
含めてください。「電子メールテンプレートの管理」を参照してください。
•
•
•
ユーザオブジェクトに、[事業所] というカスタム項目を作成します。本社事業所のユーザ
の値を「本社」にします。
承認プロセスを作成し、次のように指定します。
•
•
経費申請カスタムオブジェクトを選択します。
この承認プロセスの開始条件として、「現在のユーザ: 事業所が本社」を設定します。
承認申請を開始するには、レコードがこの条件を満たす必要があります。
•
次の承認者として、[マネージャ] カスタム項目を選択します。
この承認プロセス用に作成した電子メールテンプレートを選択します。
経費申請できるユーザをレコード所有者または他のユーザから選択します。
2 つの承認ステップの作成:
•
•
•
1 つ目のステップに、「ステップ 1: マネージャの承認」という名前を付けます。
•
検索条件に「経費: [金額]が 5,000 以上」と設定して、この条件を満たしていな
いレコードは自動的に承認されるように指定します。
•
[選択したカスタム項目のユーザに自動的に割り当てる (マネージャ)] を選択して、
承認申請をしたユーザの [マネージャ] 項目のユーザに申請するようにします。
•
必要に応じて、[代理承認者] 項目のユーザが申請を承認できるようにする場合
は、[代理承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
2 つ目のステップに、「ステップ 2: VP の承認」という名前を付けます。
•
検索条件に「経費の[金額]が 500,000 以上」と設定します。
•
[ユーザが承認者を選択] を選択して、1 つ目のステップの承認者が適切な VP を
手動で選択できるようにします。
•
必要に応じて、[代理承認者] 項目のユーザが申請を承認できるようにする場合
は、[代理承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
•
[このステップの却下時のアクションのみ実行する] を選択して、VP が申請を却下し
た場合には、その申請内容を変更するためにマネージャに戻るようにします。
•
以下の最終承認時のアクションを設定するかどうか検討します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 105
•
•
•
•
•
•
•
項目自動更新を定義して、[状況] 項目を「承認済み」に自動的に変更します。
経費申請したユーザに承認通知を送信します。
アウトバウンドメッセージを経理システムに送信して、精算書を印刷します。
[承認履歴] 関連リストを、経費申請オブジェクトページレイアウトに追加します。「ペー
ジレイアウトのカスタマイズ」を参照してください。
[未承認申請] 関連リストを、ホームタブのページレイアウトに追加するかどうか検討しま
す。追加すると、割り当てられた承認申請をホームタブで一目で参照できるようになりま
す。関連リストをホームページのページレイアウトに追加する手順については、「ホーム
ページのページレイアウトの設計」を参照してください。
可能であれば、Salesforce Sandbox を使用して承認プロセスをテストします。
承認プロセスを有効にします。
商談の割引
割引率が 40% を超える商談には、CEO の承認が必要だとします。この例を使用して、1 ステッ
プの承認プロセスを作成します。
•
承認申請が割り当てられたことを承認者に通知するための電子メールテンプレートを作成
します。リンクから承認ページを直接表示できるよう、承認プロセス差し込み項目を必ず
含めてください。「電子メールテンプレートの管理」を参照してください。
•
商談に[割引率] という名前のカスタムパーセント項目の作成を行い、ユーザが割引率を入
力できるようにします。
•
商談に[割引の承認]という名前のカスタムチェックボックス項目の作成を行い、CEO がそ
の割引率を承認したかどうかを表せるようにします。
承認プロセスを作成し、次のように指定します。
•
•
•
•
•
•
•
商談オブジェクトを選択します。
この承認プロセスの開始条件として、「[割引率] が 0.04 以上」を設定します。承認申
請を開始するには、レコードがこの条件を満たす必要があります。
プロセスの設定時に CEO がすべての申請を承認するように指定するため、次の承認者
としてカスタム項目を選択する必要はありません。
この承認プロセス用に作成した電子メールテンプレートを選択します。
割引承認の申請ができるユーザとしてレコードの所有者のみ選択します。
申請されたレコードは、すべて承認または却下される必要があるため、検索条件のない
承認ステップを 1 つ作成します。「承認ステップの作成」を参照してください。
•
[割り当て先] を選択し、CEO を選択します。
•
必要に応じて、[代理承認者] 項目のユーザが申請を承認できるようにする場合は、[代理
承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
以下の最終承認時のアクションを設定するかどうか検討します。
•
•
•
•
割引申請をしたユーザに承認通知を送信します。
項目自動更新の定義を行って、その商談の [割引の承認] チェックボックス項目を自
動的にチェックします。
[承認履歴] 関連リストを、該当する商談ページレイアウトに追加します。「ページレイア
ウトのカスタマイズ」を参照してください。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 106
•
•
•
[未承認申請] 関連リストを、ホームタブのページレイアウトに追加するかどうか検討しま
す。追加すると、割り当てられた承認申請をホームタブで一目で参照できるようになりま
す。関連リストをホームページのページレイアウトに追加する手順については、「ホーム
ページのページレイアウトの設計」を参照してください。
可能であれば、Salesforce Sandbox を使用して承認プロセスをテストします。
承認プロセスを有効にします。
求職者の採用
求職者との面接時、内定通知を出す前に、複数レベルの承認を受ける必要があるとします。こ
の例を使用して、複数レベルのマネージャの承認を必要とする 3 ステップの承認プロセスを作
成します。
•
求職者を追跡するためのカスタムオブジェクトを作成していない場合は、「求職者」とい
う名前のカスタムオブジェクトとタブを作成します。「カスタムオブジェクトの定義」と
「カスタムタブの定義」を参照してください。作成した求職者オブジェクトに[給与]、[内
定承認済み] (チェックボックス)、[採用日] などの項目を追加します。
•
ユーザオブジェクトに、[マネージャ] というカスタム階層関係項目を作成します。各ユー
ザこの項目にマネージャまたは申請承認を担当するユーザを設定します。「カスタム項目
の作成」を参照してください。
承認申請が割り当てられたことを承認者に通知するための電子メールテンプレートを作成
します。リンクから承認ページを直接表示できるよう、承認プロセス差し込み項目を必ず
含めてください。「電子メールテンプレートの管理」を参照してください。
承認プロセスを作成し、次のように指定します。
•
•
•
•
求職者カスタムオブジェクトを選択します。
すべての内定申請は承認処理を受けなければならないため、検索条件を入力する必要は
ありません。
•
次の承認者として、[マネージャ] カスタム項目を選択します。
この承認プロセス用に作成した電子メールテンプレートを選択します。
内定申請できるユーザをレコード所有者または他のユーザから選択します。
3 つの承認ステップの作成:
•
•
•
1 つ目のステップに、「ステップ 1: マネージャの承認」という名前を付けます。
•
•
すべてのレコードはこのステップに進むため、検索条件は不要です。
[選択したカスタム項目のユーザに自動的に割り当てる (マネージャ)] を選択して、
承認申請をしたユーザの [マネージャ] 項目のユーザに申請するようにします。
•
必要に応じて、[代理承認者] 項目のユーザが申請を承認できるようにする場合
は、[代理承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
2 つ目のステップに、「ステップ 2: VP の承認」という名前を付けます。
•
•
すべてのレコードはこのステップに進むため、検索条件は不要です。
[ユーザが承認者を選択] を選択して、マネージャが次の承認者として適切な VP
を手動で選択できるようにします。
•
必要に応じて、[代理承認者] 項目のユーザが申請を承認できるようにする場合
は、[代理承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
•
[このステップの却下時のアクションのみ実行する] を選択して、VP が申請を却下し
た場合には、その申請内容を変更するためにマネージャに戻るようにします。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 107
3 つ目のステップに、「ステップ 3: CFO の承認」という名前を付けます。
•
•
すべてのレコードはこのステップに進むため、検索条件は不要です。
•
必要に応じて、[代理承認者] 項目のユーザが申請を承認できるようにする場合
は、[代理承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
•
[このステップのすべての却下時のアクションとすべての最終却下時のアクションを実行
[割り当て先] を選択し、CFO を選択します。
する (最終却下)] を選択して、CFO によって却下された内定申請を最終却下さ
れるようにします。
•
以下の最終承認時のアクションを設定するかどうか検討します。
•
•
•
•
•
•
項目自動更新の定義を行って、[内定承認済み] チェックボックス項目を自動的にチェッ
クにします。
以下の最終却下時のアクションを設定するかどうか検討します。
•
•
内定申請したユーザに承認通知を送信します。
マネージャに、内定申請が却下されたという通知を送信します。
[承認履歴] 関連リストを、求職者オブジェクトのページレイアウトに追加します。「ペー
ジレイアウトのカスタマイズ」を参照してください。
[未承認申請] 関連リストを、ホームタブのページレイアウトに追加するかどうか検討しま
す。追加すると、割り当てられた承認申請をホームタブで一目で参照できるようになりま
す。関連リストをホームページのページレイアウトに追加する手順については、「ホーム
ページのページレイアウトの設計」を参照してください。
可能であれば、Salesforce Sandbox を使用して承認プロセスをテストします。
承認プロセスを有効にします。
承認プロセスウィザードの選択
承認プロセスには、計画と準備が必要です。承認プロセスを作成する前に、どのウィザードが自分のニーズに最
適かを判断します。
ジャンプスタートウィザード
ジャンプスタートウィザードは、1 ステップの簡単な承認プロセスを作成する場合に便利で
す。ジャンプスタートウィザードは、Salesforce で一部のデフォルトオプションを自動的に選
択し、承認プロセスをすばやく作成したい場合に使用します。ジャンプスタートウィザードが
自動的に選択するオプションの一覧は、「承認プロセスジャンプスタートのデフォルト選択」
を参照してください。
ジャンプスタートウィザードを使用して承認プロセスを作成するには、「承認プロセスジャン
プスタートウィザードの使用」を参照してください。
標準ウィザード
標準ウィザードは、複雑な承認プロセスを作成する場合に便利です。承認プロセスのステップ
を詳細に指定する場合に使用します。標準ウィザードは、プロセス定義するウィザードと、プ
ロセス内の各ステップを定義するウィザードで構成されます。
標準ウィザードを使用して承認プロセスを作成するには、「承認プロセスの作成」を参照して
ください。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 108
承認プロセスの作成
必要なユーザ権限
承認プロセスを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
承認プロセスは、Salesforce でレコードを承認する場合に、組織で自動化されたプロセスです。承認プロセスで
は、承認するレコードの条件と各承認ステップの承認者を指定します。各承認ステップは、その承認プロセスの
対象レコードすべてに適用することも、特定の条件を満たすレコードのみに適用することもできます。承認プロ
セスでは、レコードの承認、却下、または承認申請時に実施するアクションも指定します。
作業を始める前に、使用するウィザードを決めます。「承認プロセスウィザードの選択」を参照してください。
承認プロセスを作成する手順は次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
承認プロセスウィザードを起動します。
名前と説明を指定します。
開始条件を指定します。
承認者として指定できる項目と承認プロセス中の編集権限を指定します。
電子メール通知テンプレートを選択します。
承認ページレイアウトを設定します。
申請者を指定します。
承認プロセスを有効にします。
承認プロセスウィザードの起動
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックします。
2. 承認プロセスを新規作成するオブジェクトを選択します。
3. [承認プロセスの新規作成] をクリックして、ドロップダウンボタンから [標準設定ウィザードを使用] を選択
します。デフォルト設定を使用して基本的な承認プロセスを作成する場合には、[ジャンプスタートウィザー
ドを使用] をクリックします。ジャンプスタートウィザードの使用方法は、「ジャンプスタートウィザードの
使用」を参照してください。
名前と説明の指定
1. 新しい承認プロセスの名前を入力します。
2. 必要に応じて、他の承認プロセスと区別できるよう説明を入力します。
3. [次へ] をクリックします。既存の承認プロセスを編集している場合は、ほかに変更する必要がなければ [保存]
をクリックして変更内容を保存します。
開始条件の指定
特定の条件を満たすレコードにのみこの承認プロセスを実行する場合には、検索条件を入力する必要がありま
す。たとえば、本社の従業員のみがこの承認プロセスで経費申請する場合には、「現在のユーザ:事業所が本社」
という検索条件を入力します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 109
1. この承認プロセスの対象となるためにレコードが満たす必要がある検索条件を入力します。申請されたすべ
てのレコードをその承認プロセスの対象とする場合には、検索条件を空白のままにしておきます。検索条件
の使用方法は、「検索条件の入力」を参照してください。
2. [次へ] をクリックします。既存の承認プロセスを編集している場合は、ほかに変更する必要がなければ [保存]
をクリックして変更内容を保存します。
承認者として指定できる項目と承認プロセス中の編集権限の指定
承認ステップを定義するときに、承認申請を別のユーザに割り当てることができます。申請を自動的に割り当て
るカスタムユーザ項目を使用することもできます。カスタムユーザ項目を承認者として指定できる項目として設
定する例は、「役に立つ承認プロセス」を参照してください。
レコードは承認プロセスに入ると必ずロックされ、そのレコードを編集できるのは管理者のみとなります。ただ
し、現在割り当てられている承認者がレコードを編集できるようにすることも可能です。
1. Salesforce が、カスタムユーザ項目の値に基づいて承認申請を承認者に自動的に割り当てるようにするには、
[承認者として選択可能なユーザ項目] 選択リストからカスタムユーザ項目を選択します。たとえば、承認申請
を、[マネージャ] ユーザ項目で指定したユーザのマネージャに自動的に割り当てるような場合に使用します。
•
1 人のユーザがすべての申請を承認するように指定する場合には、この項目を空白にしておきます。承認
ステップの作成時に、そのユーザを承認者として選択します。
•
各ユーザのマネージャを指定するカスタム階層関係項目を新規作成する場合は、[新規項目の作成] をクリッ
クします。
メモ: 割り当てられた承認者に、承認申請対象レコードの参照アクセス権を必ず付与してください。た
とえば、経費カスタムオブジェクトの参照アクセス権がないユーザは、経費承認申請を参照できませ
ん。
2. 「すべてのデータの編集」権限を持つユーザのみが、承認プロセス中のレコードを編集できるようにする場
合には、[管理者のみ...] を選択します。承認者もそのレコードを編集できるようにする場合には、[管理者ま
たは...] を選択します。レコードは承認申請されると自動的にロックされ、承認プロセス中に他のユーザが
そのレコードを編集するのを防ぎます。
3. [次へ] をクリックします。既存の承認プロセスを編集している場合は、ほかに変更する必要がなければ [保存]
をクリックして変更内容を保存します。
電子メール通知テンプレートの選択
承認申請が割り当てられたことを承認者に通知する場合に、使用する電子メールテンプレートを選択しておく
と、そのテンプレートが承認プロセスのすべてのステップで使用されます。
1. 必要に応じて、承認申請が割り当てられたことを承認者に通知するための電子メールテンプレートを選択し
ます。
2. [次へ] をクリックします。既存の承認プロセスを編集している場合は、ほかに変更する必要がなければ [保存]
をクリックして変更内容を保存します。
承認ページレイアウトの設定
承認ページは、承認者が申請を承認または却下するページです。
1. 承認ページに表示する項目を選択し、[追加] をクリックします。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 110
2. 項目を選択し、[上へ] または [下へ] をクリックして並び替えます。
3. [日付]、[割り当て先]、[承認者]、[コメント] などの項目を表示する [承認履歴] 関連リストを含める場合は、
[上で選択した項目に加え...] を選択します。[承認履歴] 関連リストに表示されている項目を編集するには、
「関連リストのカスタマイズ」を参照してください。
4. このオブジェクトのすべてのページレイアウトに承認申請関連リストを追加する場合は、[承認履歴関連リスト
を...] を選択します。
5. 次のセキュリティ設定を選択します。
[Salesforce アプリケーション内からのみ承認ページへのアクセスを許可する]
承認または却下するには Salesforce にログインする必要があります。
[Salesforce アプリケーション内から、またはワイヤレス対応のモバイルデバイスからの承認ページへのアクセ
スを許可する]
ワイヤレスデバイス経由で受信した電子メール通知から承認できます。ただし、承認者
は、Salesforce ユーザを次の承認者として選択できません。 日本ではワイヤレスデバイス
によるアクセスは対応しておりません。 6. [次へ] をクリックします。既存の承認プロセスを編集している場合は、ほかに変更する必要がなければ [保存]
をクリックして変更内容を保存します。
申請者の指定
レコードの承認を申請できるユーザを指定します。たとえば、経費申請はレコード所有者だけが申請できるよう
にする場合は、[所有者] を選択します。
1. [申請者タイプ] を選択し、検索キーワードを入力して [検索] をクリックします。
2. 選択可能な申請者の一覧から選択し、[追加] をクリックします。
3. [保存] をクリックします。
承認プロセスの有効化
承認プロセスの承認ステップを 1 つ以上作成して設定が終了したら、そのプロセスを有効にします。「承認ス
テップの作成」を参照してください。
プロセスを有効にする手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックします。
2. プロセスの横にある [有効化] をクリックします。
承認ステップの作成
必要なユーザ権限
承認ステップを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
承認ステップでは、承認申請をさまざまなユーザに割り当て、承認プロセスにおける承認のつながりを定義しま
す。各承認ステップでは、その承認ステップに進むために必要なレコードの条件、そのレコードの申請を承認で
きるユーザ、および代理承認者による承認を許可するかどうかを指定します。承認プロセスの最初の承認ステッ
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 111
プでは、レコードがこのステップの条件を満たさない場合に実施するアクションも指定します。その後のステッ
プでは、却下時のアクションを指定することができます。
承認ステップと関連付けるアクションは、ワークフロールールでも利用できます。承認ステップを作成する
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックし、承認プロセスの名前
を選択します。
2. [承認ステップ] 関連リストから、[新規承認ステップ] をクリックします。承認プロセスが有効になっている
場合は、ステップを追加できないためこのボタンを利用できません。
3. このステップの名前と説明を入力します。
4. この承認プロセス内の他のステップとの関係を踏まえ、このステップの順番を入力します。
5. [次へ] をクリックします。
6. 必要に応じて、Salesforce がこのステップのアクションを実行するに当たって必要なレコードの検索条件を指
定します。
検索条件を指定するには、[以下の条件に基づいてレコードを絞り込む] を選択し、「検索条件の入力」の手順を
実行します。
7. 承認プロセスの最初のステップでの条件設定では、条件を満たしていないレコードに対するアクションを選
択します。選択肢は次のとおりです。
[承認して...]
申請を自動的に承認し、すべての最終承認時のアクションを実行します。
[却下して...]
申請を自動的に却下し、すべての最終却下時のアクションを実行します。
8. [次へ] をクリックします。
9. このステップで割り当てられる承認者を選択します。このステップで承認を担当するユーザまたはキューメ
ンバーを割り当てます。選択肢は次のとおりです。
•
[申請者が承認者を...] を選択すると、ユーザが承認者を手動で選択します。
•
[階層項目を使用して...] を選択すると、表示されているユーザカスタム項目で指定されたユーザに承認申
請が割り当てられます。表示されているユーザカスタム項目は、この承認プロセスの設定で選択したカス
タム項目によって異なります。
•
[割り当て先...] を選択すると、このオプションで選択したユーザまたはキューに割り当てられます。キュー
に割り当てられた承認申請の詳細は、「承認プロセスの考慮事項」を参照してください。
10. 代理承認者もこれらの申請を承認できるようにする場合は、 [代理承認者もこの申請を承認可能] を選択します。
代理承認者は、割り当てられている承認者のユーザの [代理承認者] 項目で設定しているユーザです。
11. 承認プロセスの最初のステップではない場合は、承認者が却下した場合のアクションを指定します。
[このステップのすべての却下時のアクションと...]
これまでのステップの承認に関係なく、申請を自動的に最終却下します。Salesforce は、こ
のステップのすべての却下時のアクションと、最終却下時のすべてのアクションを実行し
ます。
[このステップの却下時のアクションのみ実行する...]
申請を却下し、承認プロセスを 1 つ前の承認者に戻します。Salesforce は、このステップの
すべての却下時のアクションを実行します。
メモ: これが承認プロセスの最初のステップである場合は、却下時の処理は承認プロセスの最終却下時
のアクションによって決まります。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 112
12. [保存] をクリックします。
13. このステップで実行するワークフローアクションを指定します。
[はい、このステップの承認時の新規アクションを作成します...]
アクションの種類を選択し、[Go!] をクリックしてアクションの作成を開始し、そのアク
ションをこの承認ステップと関連付けます。
[はい、このステップの却下時の新規アクションを作成します...]
アクションの種類を選択し、[Go!] をクリックしてアクションの作成を開始し、そのアク
ションをこの承認ステップと関連付けます。
[いいえ、後で設定します...]
選択して [Go!] をクリックすると、承認プロセスの詳細が表示されます。
承認時のアクションは、レコードがこのステップで承認されたときに実行されます。却下時のアクションは、
レコードがこのステップで却下されたときに実行されます。アクションの追加について、詳細は、「承認時
のアクションの選択」と、「承認時のアクションの作成」を参照してください。
14. 必要に応じて、承認時のアクションと却下時のアクションをこのステップに追加します。[承認時のアクショ
ン] および [却下時のアクション] 関連リストを表示するには、ステップの横にある [アクションの表示] をク
リックします。
申請時のアクション
必要なユーザ権限
申請時のアクションを作成または編集する
「アプリケーションのカスタマイズ」
申請時のアクションは、ユーザがレコードの承認を申請したときに最初に実行されるアクションです。たとえ
ば、レコードをロックして、承認プロセス中はユーザが編集できないようにします。申請時のアクションでは、
ToDo の割り当て、電子メールの送信、項目の更新などのアクションも指定できます。
ユーザが承認申請をすると、Salesforce が、承認ステップで定義された承認者に承認申請電子メールを送信し、
「レコードのロック」というデフォルトの申請時のアクションを実行します。また、次の各種類のアクションを
それぞれ 10 アクションまで、最大 40 アクションまで設定できます。
種別
説明
ToDo
指定したユーザに ToDo を割り当てます。ToDo の [件名]、[状況]、[優先度]、お
よび [期日] を指定できます。
電子メール
指名された受信者に電子メールを送信するには、電子メールテンプレートを使用し
ます。
項目自動更新
選択した項目の値を変更します。固定値を設定することも、数式を作成して設定す
ることもできます。
アウトバウンドメッセージ 指定したエンドポイントにメッセージを送信します。ユーザ名とそのメッセージに
含めるデータを指定することもできます。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 113
承認プロセスの申請時のアクションを管理するには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤
[承認プロセス] をクリックし、承認プロセスを選択します。
[申請時のアクション] 関連リストに、申請時に最初に実行されるすべてのアクションが表示されます。
•
•
•
•
アクションを変更するには、[編集] をクリックします。アクションを変更すると、そのアクションを使用す
るほかの承認プロセスまたはワークフロールールにも影響します。
承認プロセスからアクションを削除するには、[削除] をクリックします。この操作は、アクションそのもの
を削除するわけではありません。
既存のアクションを追加するには、[既存アクションの追加] をクリックします。「承認時のアクションの選
択」を参照してください。
[新規アクションの追加] をクリックし、適切な種類を選択して新規アクションを作成し、そのアクションを
この承認プロセスと関連付けます。 次に、そのアクションを定義します。
ワークフローアラートの場合:
1. アラートの説明を入力します。
2. 電子メールテンプレートを選択します。
3. 受信者タイプを選択し、表示されたリストから受信者を選択します。[選択可能なメー
ル受信者] リストから選択し、[追加] をクリックして [選択済みメール受信者] リストに
追加します。
4. 最大 5 件の電子メールアドレスを追加できます。
5. [保存] をクリックします。
項目自動更新の場合:
1. 項目自動更新処理の名前と説明を入力します。
2. 更新するオブジェクトと項目を選択します。
3. 新しい項目値を指定します。設定できるオプションは、更新する項目のデータ型によっ
て異なります。以下の操作を実行できます。
•
[特定の値] を選択し、表示されたスペースに値を入力します。
•
Salesforce により自動的に既存の値を削除し、空白にする場合は、[空白値 (null)]
を選択します。このオプションは、必須項目やチェックボックス項目である場合な
どの理由で選択できない場合があります。
レコードの所有者項目に割り当て先となるユーザを選択します。ケース、リード、
カスタムオブジェクトレコードの場合には、この項目にキューを選択することもで
きます。必要に応じて、新しいレコード所有者に電子メールを送信する場合は、[任
命先へ通知] を選択します。
チェックボックスの場合、チェックボックスをオンにする場合は [True]、オフにす
る場合は [False] を選択します。
選択リストの場合、ドロップダウンリストから値を選択するか、選択リスト定義で
設定されている並び替え順に基づいて、現在の値の上または下の値を選択します。
アルファベット順にしている場合は、ユーザの言語が異なると、上または下の値が
異なる場合があります。
•
•
•
•
式や差し込み項目などの値に基づいて新しい値を計算するには、[新しい値の設定に
数式を使用する] を選択します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 114
1. 特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し込み項目の種類] ドロップダウン
リストから選択し、[項目の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から選択しま
す。
2. 演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウンリストから該当する演算
子アイコンを選択します。演算子と関数の例を参照してください。
3. 必要に応じて、[関数] リストから関数を挿入します。関数とは、あらかじめ用意
されている数式のことで、入力パラメータを指定してカスタマイズできます。各
演算子および関数についての説明は、「演算子と関数」 を参照してください。
4. [保存] をクリックします。
アウトバウンドメッセージの場合:
1. アウトバウンドメッセージの名前と説明を入力します。
2. メッセージを受信するエンドポイント URL を入力します。Salesforce は、このエンドポ
イントに SOAP メッセージを送信します。
3. メッセージを送信するときに使用する Salesforce ユーザを選択します。選択したユーザ
により、エンドポイントに送信されるメッセージのデータのアクセス権が制御されま
す。
4. アウトバウンドメッセージに Salesforce セッション ID を含める場合には、[Session
ID を含む] を選択します。API コールの予定があり、かつユーザ名とパスワードを含
めたくない場合には、メッセージにセッション ID を含めます。ユーザ名とパスワード
を送信すると、セッション ID を送信する場合よりもセキュリティが低下します。
5. アウトバウンドメッセージに含める項目を選択し、[追加] をクリックします。
ワークフロー ToDo の場合:
1. 任命先を選択します。任命先は、選択したレコードタイプに応じて、ユーザ、ロール、
レコードの所有者、営業チーム内の役割、または取引先チーム内の役割から選択しま
す。
メモ: ワークフロー ToDo の任命先がレコードの所有者に設定され、リードまた
はケースの所有者がキューの場合、ルールを起動した人が ToDo に割り当てら
れます。
カスタムオブジェクトに標準オブジェクトとの主従関係がある場合、カスタム
オブジェクトレコードの所有者は、主となる標準オブジェクトレコードの所有
者に自動的に設定されます。たとえば、「支出」というカスタムオブジェクト
が「取引先」と主従関係にある場合、各支出レコードの所有者は、その支出に
対応する取引先の所有者になります。
同様に、ワークフロー ToDo の任命先がロールであり、1 人または複数のユーザ
がそのロールに属している場合、ルールを始動させる人が ToDo の任命先にな
ります。ワークフロー ToDo を複数のユーザが属するロールに割り当てないよ
うお勧めします。ワークフローToDo を 1 人のユーザのロールに割り当てると、
ワークフロールールを変更せずに、ロール内のユーザを簡単に変更できます。
2. ToDo の件名を入力します。
3. 期日、状況、および優先度を選択します。期日は、任命先のタイムゾーンで表示されま
す。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 115
4. ToDo が割り当てられたときに電子メール通知を送信するには、[任命先へ通知] チェッ
クボックスをオンにします。
5. ToDo に追加するコメントを入力します。
6. [保存] をクリックします。
最終承認時のアクション
必要なユーザ権限
最終承認時のアクションを作成または編集する
「アプリケーションのカスタマイズ」
最終承認時のアクションは、すべての承認が終了したときに実行されるアクションです。最終承認時のアクショ
ンには、電子メールアラート、項目自動更新、ToDo、アウトバウンドメッセージなどのアクションを指定でき
ます。たとえば、最終承認時のアクションで、状況を「承認済み」に変更し、電子メール通知を送信できます。
すべての承認者がレコードを承認すると、Salesforce が自動的にすべての最終承認時のアクションを実行します。
「レコードのロック」というデフォルトの最終承認時のアクションが指定されます。システム管理者は、レコー
ドを自動的にロックまたはロック解除するよう、アクションを編集できます。レコードの最終承認時には、次の
各種類のアクションをそれぞれ 10 アクションまで、最大 40 アクションまで選択できます。
種別
説明
ToDo
指定したユーザに ToDo を割り当てます。ToDo の [件名]、[状況]、[優先度]、お
よび [期日] を指定できます。
電子メール
指名された受信者に電子メールを送信するには、電子メールテンプレートを使用し
ます。
項目自動更新
選択した項目の値を変更します。固定値を設定することも、数式を作成して設定す
ることもできます。
アウトバウンドメッセージ 指定したエンドポイントにメッセージを送信します。ユーザ名とそのメッセージに
含めるデータを指定することもできます。
承認プロセスの最終承認時のアクションを管理するには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請]
➤ [承認プロセス] をクリックし、承認プロセスを選択します。
[最終承認時のアクション] 関連リストに、最終的に承認されたときに実行されるすべてのアクションが表示され
ます。
•
•
•
•
アクションを変更するには、[編集] をクリックします。アクションを変更すると、そのアクションを使用す
るほかの承認プロセスまたはワークフロールールにも影響します。
承認プロセスからアクションを削除するには、[削除] をクリックします。この操作は、アクションそのもの
を削除するわけではありません。
既存のアクションを追加するには、[既存アクションの追加] をクリックします。「承認時のアクションの選
択」を参照してください。
[新規アクションの追加] をクリックし、適切な種類を選択して新規アクションを作成し、そのアクションを
この承認プロセスと関連付けます。 次に、そのアクションを定義します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 116
ワークフローアラートの場合:
1. アラートの説明を入力します。
2. 電子メールテンプレートを選択します。
3. 受信者タイプを選択し、表示されたリストから受信者を選択します。[選択可能なメー
ル受信者] リストから選択し、[追加] をクリックして [選択済みメール受信者] リストに
追加します。
4. 最大 5 件の電子メールアドレスを追加できます。
5. [保存] をクリックします。
項目自動更新の場合:
1. 項目自動更新処理の名前と説明を入力します。
2. 更新するオブジェクトと項目を選択します。
3. 新しい項目値を指定します。設定できるオプションは、更新する項目のデータ型によっ
て異なります。以下の操作を実行できます。
•
[特定の値] を選択し、表示されたスペースに値を入力します。
•
Salesforce により自動的に既存の値を削除し、空白にする場合は、[空白値 (null)]
を選択します。このオプションは、必須項目やチェックボックス項目である場合な
どの理由で選択できない場合があります。
レコードの所有者項目に割り当て先となるユーザを選択します。ケース、リード、
カスタムオブジェクトレコードの場合には、この項目にキューを選択することもで
きます。必要に応じて、新しいレコード所有者に電子メールを送信する場合は、[任
命先へ通知] を選択します。
チェックボックスの場合、チェックボックスをオンにする場合は [True]、オフにす
る場合は [False] を選択します。
選択リストの場合、ドロップダウンリストから値を選択するか、選択リスト定義で
設定されている並び替え順に基づいて、現在の値の上または下の値を選択します。
アルファベット順にしている場合は、ユーザの言語が異なると、上または下の値が
異なる場合があります。
•
•
•
•
式や差し込み項目などの値に基づいて新しい値を計算するには、[新しい値の設定に
数式を使用する] を選択します。
1. 特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し込み項目の種類] ドロップダウン
リストから選択し、[項目の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から選択しま
す。
2. 演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウンリストから該当する演算
子アイコンを選択します。演算子と関数の例を参照してください。
3. 必要に応じて、[関数] リストから関数を挿入します。関数とは、あらかじめ用意
されている数式のことで、入力パラメータを指定してカスタマイズできます。各
演算子および関数についての説明は、「演算子と関数」 を参照してください。
4. [保存] をクリックします。
アウトバウンドメッセージの場合:
1. アウトバウンドメッセージの名前と説明を入力します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 117
2. メッセージを受信するエンドポイント URL を入力します。Salesforce は、このエンドポ
イントに SOAP メッセージを送信します。
3. メッセージを送信するときに使用する Salesforce ユーザを選択します。選択したユーザ
により、エンドポイントに送信されるメッセージのデータのアクセス権が制御されま
す。
4. アウトバウンドメッセージに Salesforce セッション ID を含める場合には、[Session
ID を含む] を選択します。API コールの予定があり、かつユーザ名とパスワードを含
めたくない場合には、メッセージにセッション ID を含めます。ユーザ名とパスワード
を送信すると、セッション ID を送信する場合よりもセキュリティが低下します。
5. アウトバウンドメッセージに含める項目を選択し、[追加] をクリックします。
ワークフロー ToDo の場合:
1. 任命先を選択します。任命先は、選択したレコードタイプに応じて、ユーザ、ロール、
レコードの所有者、営業チーム内の役割、または取引先チーム内の役割から選択しま
す。
メモ: ワークフロー ToDo の任命先がレコードの所有者に設定され、リードまた
はケースの所有者がキューの場合、ルールを起動した人が ToDo に割り当てら
れます。
カスタムオブジェクトに標準オブジェクトとの主従関係がある場合、カスタム
オブジェクトレコードの所有者は、主となる標準オブジェクトレコードの所有
者に自動的に設定されます。たとえば、「支出」というカスタムオブジェクト
が「取引先」と主従関係にある場合、各支出レコードの所有者は、その支出に
対応する取引先の所有者になります。
同様に、ワークフロー ToDo の任命先がロールであり、1 人または複数のユーザ
がそのロールに属している場合、ルールを始動させる人が ToDo の任命先にな
ります。ワークフロー ToDo を複数のユーザが属するロールに割り当てないよ
うお勧めします。ワークフローToDo を 1 人のユーザのロールに割り当てると、
ワークフロールールを変更せずに、ロール内のユーザを簡単に変更できます。
2. ToDo の件名を入力します。
3. 期日、状況、および優先度を選択します。期日は、任命先のタイムゾーンで表示されま
す。
4. ToDo が割り当てられたときに電子メール通知を送信するには、[任命先へ通知] チェッ
クボックスをオンにします。
5. ToDo に追加するコメントを入力します。
6. [保存] をクリックします。
最終却下時のアクション
必要なユーザ権限
最終却下時のアクションを作成または編集する
「アプリケーションのカスタマイズ」
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 118
最終却下時のアクションは、承認申請が最終的に却下されたときに実行されるアクションです。最終却下時のア
クションには、電子メールアラート、項目自動更新、ToDo、アウトバウンドメッセージなどのアクションを指
定できます。たとえば、最終却下時のアクションで、状況を「却下」に変更し、電子メール通知を送信してレ
コードのロックを解除し、ユーザが編集した後に再申請できます。
レコードが最終的に却下されると、Salesforce が自動的にすべての最終却下時のアクションを実行します。「レ
コードのロック」というデフォルトの最終却下時のアクションが指定されます。管理者は、レコードを自動的に
ロックまたはロック解除するよう、アクションを編集できます。レコードの最終却下時には、次の各種類のアク
ションをそれぞれ 10 アクションまで、最大 40 アクションまで選択できます。
種別
説明
ToDo
指定したユーザに ToDo を割り当てます。ToDo の [件名]、[状況]、[優先度]、お
よび [期日] を指定できます。
電子メール
指名された受信者に電子メールを送信するには、電子メールテンプレートを使用し
ます。
項目自動更新
選択した項目の値を変更します。固定値を設定することも、数式を作成して設定す
ることもできます。
アウトバウンドメッセージ 指定したエンドポイントにメッセージを送信します。ユーザ名とそのメッセージに
含めるデータを指定することもできます。
承認プロセスの最終却下時のアクションを管理するには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請]
➤ [承認プロセス] をクリックし、承認プロセスを選択します。
•
•
•
•
•
[最終却下時のアクション] 関連リストに、最終的に却下されたときに実行されるすべてのアクションが表示
されます。
アクションを変更するには、[編集] をクリックします。アクションを変更すると、そのアクションを使用す
るほかの承認プロセスまたはワークフロールールにも影響します。
承認プロセスからアクションを削除するには、[削除] をクリックします。この操作は、アクションそのもの
を削除するわけではありません。
既存のアクションを追加するには、[既存アクションの追加] をクリックします。「承認時のアクションの選
択」を参照してください。
[新規アクションの追加] をクリックし、適切な種類を選択して新規アクションを作成し、そのアクションを
この承認プロセスと関連付けます。 次に、そのアクションを定義します。
ワークフローアラートの場合:
1. アラートの説明を入力します。
2. 電子メールテンプレートを選択します。
3. 受信者タイプを選択し、表示されたリストから受信者を選択します。[選択可能なメー
ル受信者] リストから選択し、[追加] をクリックして [選択済みメール受信者] リストに
追加します。
4. 最大 5 件の電子メールアドレスを追加できます。
5. [保存] をクリックします。
項目自動更新の場合:
1. 項目自動更新処理の名前と説明を入力します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 119
2. 更新するオブジェクトと項目を選択します。
3. 新しい項目値を指定します。設定できるオプションは、更新する項目のデータ型によっ
て異なります。以下の操作を実行できます。
•
[特定の値] を選択し、表示されたスペースに値を入力します。
•
Salesforce により自動的に既存の値を削除し、空白にする場合は、[空白値 (null)]
を選択します。このオプションは、必須項目やチェックボックス項目である場合な
どの理由で選択できない場合があります。
レコードの所有者項目に割り当て先となるユーザを選択します。ケース、リード、
カスタムオブジェクトレコードの場合には、この項目にキューを選択することもで
きます。必要に応じて、新しいレコード所有者に電子メールを送信する場合は、[任
命先へ通知] を選択します。
チェックボックスの場合、チェックボックスをオンにする場合は [True]、オフにす
る場合は [False] を選択します。
選択リストの場合、ドロップダウンリストから値を選択するか、選択リスト定義で
設定されている並び替え順に基づいて、現在の値の上または下の値を選択します。
アルファベット順にしている場合は、ユーザの言語が異なると、上または下の値が
異なる場合があります。
•
•
•
•
式や差し込み項目などの値に基づいて新しい値を計算するには、[新しい値の設定に
数式を使用する] を選択します。
1. 特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し込み項目の種類] ドロップダウン
リストから選択し、[項目の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から選択しま
す。
2. 演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウンリストから該当する演算
子アイコンを選択します。演算子と関数の例を参照してください。
3. 必要に応じて、[関数] リストから関数を挿入します。関数とは、あらかじめ用意
されている数式のことで、入力パラメータを指定してカスタマイズできます。各
演算子および関数についての説明は、「演算子と関数」 を参照してください。
4. [保存] をクリックします。
アウトバウンドメッセージの場合:
1. アウトバウンドメッセージの名前と説明を入力します。
2. メッセージを受信するエンドポイント URL を入力します。Salesforce は、このエンドポ
イントに SOAP メッセージを送信します。
3. メッセージを送信するときに使用する Salesforce ユーザを選択します。選択したユーザ
により、エンドポイントに送信されるメッセージのデータのアクセス権が制御されま
す。
4. アウトバウンドメッセージに Salesforce セッション ID を含める場合には、[Session
ID を含む] を選択します。API コールの予定があり、かつユーザ名とパスワードを含
めたくない場合には、メッセージにセッション ID を含めます。ユーザ名とパスワード
を送信すると、セッション ID を送信する場合よりもセキュリティが低下します。
5. アウトバウンドメッセージに含める項目を選択し、[追加] をクリックします。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 120
ワークフロー ToDo の場合:
1. 任命先を選択します。任命先は、選択したレコードタイプに応じて、ユーザ、ロール、
レコードの所有者、営業チーム内の役割、または取引先チーム内の役割から選択しま
す。
メモ: ワークフロー ToDo の任命先がレコードの所有者に設定され、リードまた
はケースの所有者がキューの場合、ルールを起動した人が ToDo に割り当てら
れます。
カスタムオブジェクトに標準オブジェクトとの主従関係がある場合、カスタム
オブジェクトレコードの所有者は、主となる標準オブジェクトレコードの所有
者に自動的に設定されます。たとえば、「支出」というカスタムオブジェクト
が「取引先」と主従関係にある場合、各支出レコードの所有者は、その支出に
対応する取引先の所有者になります。
同様に、ワークフロー ToDo の任命先がロールであり、1 人または複数のユーザ
がそのロールに属している場合、ルールを始動させる人が ToDo の任命先にな
ります。ワークフロー ToDo を複数のユーザが属するロールに割り当てないよ
うお勧めします。ワークフローToDo を 1 人のユーザのロールに割り当てると、
ワークフロールールを変更せずに、ロール内のユーザを簡単に変更できます。
2. ToDo の件名を入力します。
3. 期日、状況、および優先度を選択します。期日は、任命先のタイムゾーンで表示されま
す。
4. ToDo が割り当てられたときに電子メール通知を送信するには、[任命先へ通知] チェッ
クボックスをオンにします。
5. ToDo に追加するコメントを入力します。
6. [保存] をクリックします。
承認時のアクションの作成
必要なユーザ権限
承認時のアクションを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
承認ステップ、申請、最終承認、または最終却下によって、電子メールや項目自動更新などのアクションを実行
する場合には、承認時のアクションを作成します。たとえば、Oracle 経理サービスにメッセージを送信して経費
承認申請が承認されたときに精算書を印刷する経費承認プロセスが Salesforce にある場合などに使用します。
承認時のアクションを作成する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックします。
2. アクションを関連付ける承認プロセスを選択します。
3. 該当する関連リストから [新規アクションの追加] をクリックします。承認ステップのアクションを作成する
とき、アクションが非表示になっている場合には、[アクションの表示] をクリックします。
4. アクションの種類を選択します。設定上限数に達していないアクションを選択できます。
•
アラートを設定します。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 121
•
•
•
項目自動更新を設定します。
アウトバウンドメッセージを設定します。
ToDo を設定します。
ワークフローアラートの場合:
1. アラートの説明を入力します。
2. 電子メールテンプレートを選択します。
3. 受信者タイプを選択し、表示されたリストから受信者を選択します。[選択可能なメー
ル受信者] リストから選択し、[追加] をクリックして [選択済みメール受信者] リストに
追加します。
4. 最大 5 件の電子メールアドレスを追加できます。
5. [保存] をクリックします。
項目自動更新の場合:
1. 項目自動更新処理の名前と説明を入力します。
2. 更新するオブジェクトと項目を選択します。
3. 新しい項目値を指定します。設定できるオプションは、更新する項目のデータ型によっ
て異なります。以下の操作を実行できます。
•
[特定の値] を選択し、表示されたスペースに値を入力します。
•
Salesforce により自動的に既存の値を削除し、空白にする場合は、[空白値 (null)]
を選択します。このオプションは、必須項目やチェックボックス項目である場合な
どの理由で選択できない場合があります。
レコードの所有者項目に割り当て先となるユーザを選択します。ケース、リード、
カスタムオブジェクトレコードの場合には、この項目にキューを選択することもで
きます。必要に応じて、新しいレコード所有者に電子メールを送信する場合は、[任
命先へ通知] を選択します。
チェックボックスの場合、チェックボックスをオンにする場合は [True]、オフにす
る場合は [False] を選択します。
選択リストの場合、ドロップダウンリストから値を選択するか、選択リスト定義で
設定されている並び替え順に基づいて、現在の値の上または下の値を選択します。
アルファベット順にしている場合は、ユーザの言語が異なると、上または下の値が
異なる場合があります。
•
•
•
•
式や差し込み項目などの値に基づいて新しい値を計算するには、[新しい値の設定に
数式を使用する] を選択します。
1. 特定の Salesforce データを参照する場合は、[差し込み項目の種類] ドロップダウン
リストから選択し、[項目の挿入] ドロップダウンリスト内の項目から選択しま
す。
2. 演算子を挿入するには、[演算子の挿入] ドロップダウンリストから該当する演算
子アイコンを選択します。演算子と関数の例を使用してください。
3. 必要に応じて、[関数] リストから関数を挿入します。関数とは、あらかじめ用意
されている数式のことで、入力パラメータを指定してカスタマイズできます。各
演算子および関数についての説明は、「演算子と関数」 を参照してください。
4. [保存] をクリックします。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 122
アウトバウンドメッセージの場合:
1. アウトバウンドメッセージの名前と説明を入力します。
2. メッセージを受信するエンドポイント URL を入力します。Salesforce は、このエンドポ
イントに SOAP メッセージを送信します。
3. メッセージを送信するときに使用する Salesforce ユーザを選択します。選択したユーザ
により、エンドポイントに送信されるメッセージのデータのアクセス権が制御されま
す。
4. アウトバウンドメッセージに Salesforce セッション ID を含める場合には、[Session
ID を含む] を選択します。API コールの予定があり、かつユーザ名とパスワードを含
めたくない場合には、メッセージにセッション ID を含めます。ユーザ名とパスワード
を送信すると、セッション ID を送信する場合よりもセキュリティが低下します。
5. アウトバウンドメッセージに含める項目を選択し、[追加] をクリックします。
ワークフロー ToDo の場合:
1. 任命先を選択します。任命先は、選択したレコードタイプに応じて、ユーザ、ロール、
レコードの所有者、営業チーム内の役割、または取引先チーム内の役割から選択しま
す。
メモ: ワークフロー ToDo の任命先がレコードの所有者に設定され、リードまた
はケースの所有者がキューの場合、ルールを起動した人が ToDo に割り当てら
れます。
カスタムオブジェクトに標準オブジェクトとの主従関係がある場合、カスタム
オブジェクトレコードの所有者は、主となる標準オブジェクトレコードの所有
者に自動的に設定されます。たとえば、「支出」というカスタムオブジェクト
が「取引先」と主従関係にある場合、各支出レコードの所有者は、その支出に
対応する取引先の所有者になります。
同様に、ワークフロー ToDo の任命先がロールであり、1 人または複数のユーザ
がそのロールに属している場合、ルールを始動させる人が ToDo の任命先にな
ります。ワークフロー ToDo を複数のユーザが属するロールに割り当てないよ
うお勧めします。ワークフローToDo を 1 人のユーザのロールに割り当てると、
ワークフロールールを変更せずに、ロール内のユーザを簡単に変更できます。
2. ToDo の件名を入力します。
3. 期日、状況、および優先度を選択します。期日は、任命先のタイムゾーンで表示されま
す。
4. ToDo が割り当てられたときに電子メール通知を送信するには、[任命先へ通知] チェッ
クボックスをオンにします。
5. ToDo に追加するコメントを入力します。
6. [保存] をクリックします。
メモ: 承認プロセスで作成するアクションは、ワークフロールールでも利用できます。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 123
承認時のアクションの選択
必要なユーザ権限
承認時のアクションを選択する
「アプリケーションのカスタマイズ」
4 種類の承認時のアクションがあります。
種別
説明
ToDo
指定したユーザに ToDo を割り当てます。ToDo の [件名]、[状況]、[優先度]、お
よび [期日] を指定できます。
電子メール
指名された受信者に電子メールを送信するには、電子メールテンプレートを使用し
ます。
項目自動更新
選択した項目の値を変更します。固定値を設定することも、数式を作成して設定す
ることもできます。
アウトバウンドメッセージ 指定したエンドポイントにメッセージを送信します。ユーザ名とそのメッセージに
含めるデータを指定することもできます。
承認時のアクションは、承認ステップ、申請時のアクション、最終承認時のアクション、最終却下時のアクショ
ンと関連付けることができます。これらのアクションはワークフロールールでも利用することができます。作業
を始める前に、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックし、アクショ
ンと関連付ける承認プロセスを選択します。
承認時のアクションを選択する手順は次のとおりです。
1. 承認プロセスの詳細ページに表示されている関連リストから [既存アクションの追加] をクリックします。[既
存アクションの追加] ボタンが承認ステップに表示されていない場合は、[アクションの表示] をクリックしま
す。
または、[新規アクションの追加] をクリックして新規アクションを作成し、そのアクションを、選択した承
認プロセスと関連付けます。アクションの作成について、詳細は、「承認時のアクションの作成」を参照し
てください。
2. アクションの種類を選択します。
3. 選択可能なアクションリストから選択し、[追加] をクリックして、アクションを追加します。
4. [保存] をクリックします。
承認プロセスジャンプスタートウィザードの使用
必要なユーザ権限
承認プロセスを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 124
承認プロセスジャンプスタートウィザードにより、シンプルな 1 ステップの承認プロセスをわずか数クリックで
作成できます。ただし、プロセスの機能性と完全性をできるだけ高めるには、最初にいくつかの処理をしておく
必要があります。
1. 承認ルートを自動化する場合には、ユーザオブジェクトに「マネージャ」などのカスタム階層関係項目を最
初に作成します。
2. 承認プロセスのステップにおいて承認者に割り当てられたことを通知する電子メールテンプレートを作成し
ます。差し込み項目を追加して、承認者が電子メールから直接承認ページを表示できるようにします。詳細
は、「電子メールテンプレートの管理」を参照してください。
3. 承認プロセスの結果をレコードの所有者が確認できるよう通知する電子メールテンプレートを作成します。
4. 承認プロセスで実行するワークフローアクションを作成します。詳細は、「ワークフローの管理」を参照し
てください。
ジャンプスタートウィザードを使用して、承認プロセスをすばやく作成します。一部のデフォルト設定が自動選
択されることで、承認プロセスの作成が自動化されています。ジャンプスタートウィザードが自動的に選択する
オプションの一覧は、「承認プロセスジャンプスタートのデフォルト選択」を参照してください。
ジャンプスタートウィザードを使用して承認プロセスを作成する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックします。
2. 承認プロセスを新規作成するオブジェクトを選択します。
3. [承認プロセスの新規作成] をクリックして、ドロップダウンボタンから [ジャンプスタートウィザードを使用]
を選択します。
4. 新しい承認プロセスの名前を入力します。
5. 必要に応じて、承認申請が割り当てられたことを承認者に通知するための電子メールテンプレートを選択し
ます。
6. このオブジェクトのすべてのページレイアウトに承認申請関連リストを追加する場合は、[承認履歴関連リスト
を...] を選択します。
7. この承認プロセスの対象となるためにレコードが満たす必要がある検索条件を入力します。申請されたすべ
てのレコードをその承認プロセスの対象とする場合には、検索条件を空白のままにしておきます。検索条件
の使用方法は、「検索条件の入力」を参照してください。
8. このステップで割り当てられる承認者を選択します。このステップで承認を担当するユーザまたはキューメ
ンバーを割り当てます。選択肢は次のとおりです。
•
[申請者が承認者を...] を選択すると、ユーザが承認者を手動で選択します。
•
[階層項目を使用して...] を選択すると、表示されているユーザカスタム項目で指定されたユーザに承認申
請が割り当てられます。このオプションでのユーザカスタム項目は、このプロセスでの各ステップで使用
できるユーザカスタム項目を制御します。
•
[割り当て先...] を選択すると、このオプションで選択したユーザまたはキューに割り当てられます。キュー
に割り当てられた承認申請の詳細は、「承認プロセスの考慮事項」を参照してください。
9. [保存] をクリックします。承認プロセスの詳細ページが表示されます。
10. 最終承認時のアクションを選択します。詳細は、「承認時のアクションの選択」を参照してください。
11. 承認プロセスを使用する準備が整ったら、次の手順でプロセスを有効にします。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [承認プロセス] をクリックします。
2. 無効になっているプロセスの横にある [有効化] をクリックして、プロセスを有効にします。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 125
承認プロセスジャンプスタートのデフォルト選択
ジャンプスタートウィザードは、一部のデフォルトオプションを自動的に選択して承認プロセスを作成します。
ジャンプスタートウィザードを使用した場合、以下のような設定の承認プロセスが作成されます。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
承認プロセス中のレコードを編集するには、「すべてのデータの編集」権限が必要となります。
承認ページレイアウトに、レコード名 (または番号)、所有者、作成日、および承認履歴が表示されます。
セキュリティ設定により、ワイヤレス対応のモバイルデバイスから承認者が承認ページにアクセスすること
はできません。 日本ではワイヤレスデバイスによるアクセスは対応しておりません。 申請ができるユーザとしてレコードの所有者のみ選択されます。
レコードは、承認申請されるとロックされます。
レコードは、承認または却下されるまでロックされた状態が維持されます。
却下されたレコードはロック解除されます。
自動承認または自動却下のアクションは設定されません。
承認または却下時に送信される電子メール通知はありません。
承認プロセス中に自動的に値が更新される項目はありません。
承認者が、代理承認者に承認を委任することはできません。
メモ: ジャンプスタートウィザードを使用して承認プロセスを作成した後は、承認プロセス一覧ページか
ら [編集] をクリックして前述の属性を変更したり、承認プロセスの詳細ページからステップを追加した
りきます。ただし、「申請時のアクション」リスト中の「レコードのロック」アクションは編集できませ
ん。
複数の承認申請の管理
必要なユーザ権限
複数の承認申請を管理する
「すべてのデータの編集」
複数の承認申請を、あるユーザから別のユーザへ一括移行または一括削除する手順は次のとおりです。
1. 承認申請を移行する前に、新たに割り当てる承認者に、承認申請対象レコードの参照アクセス権を必ず付与
してください。たとえば、経費カスタムオブジェクトの参照アクセス権がないユーザは、経費承認申請を参
照できません。
2. [設定] ➤ [データの管理] ➤ [承認申請の一括変更] を選択します。
3. 対象とする承認申請の検索条件を入力します。
4. [検索] をクリックして、条件を満たす承認申請を検索します。
5. オプションを選択します。
•
[承認プロセスからレコードを一括削除] を選択すると、レコードのロックが解除され、承認プロセスから削
除されます。そのため、レポートの未承認の承認申請一覧には表示されなくなります。
•
[条件に一致した承認申請を別のユーザに一括移行] を選択すると、選択したすべての承認申請を選択したユー
ザに割り当てることができます。
6. 必要に応じて、承認申請に記録するコメントを入力します。[承認履歴] 関連リストに [コメント] 項目を表示
するようにシステム管理者がカスタマイズした場合、入力したコメントが [承認履歴] 関連リストに表示され
ます。
salesforce.com | 承認プロセスの自動化 | 126
7. 移行または削除したい承認申請の横にあるチェックボックスをオンにします。
8. [移行] または [削除] をクリックします。
承認履歴
必要なユーザ権限
[承認履歴] 関連リストを使用する
承認プロセス設定によって異なる権限
[承認履歴] 関連リストは、レコードの承認プロセスを追跡します。承認プロセスが設定されているオブジェクト
のレコード詳細ページに、この関連リストを表示できます。承認プロセスの設定に応じて、以下のように関連リ
ストを使用します。
•
•
•
•
レコードの承認を申請するには、[承認申請] をクリックします。レコードが承認プロセスの開始条件を満た
している場合は、Salesforce が承認プロセスを開始します。レコードの承認申請後、承認プロセス中は再度承
認申請を実行できません。承認プロセスによっては、次の承認者を選択する必要があります。
レコードの承認プロセスを中止するには、[承認プロセスから削除] をクリックします。このオプションは、
レコードが承認プロセス中である場合にのみ選択できます。
別のユーザに承認申請を割り当てるには、横にある [再割り当て] をクリックします。
承認申請の詳細ページを表示し、承認または却下するには、横にある [承認 / 却下] をクリックします。
メモ: 承認申請を承認、却下、再割り当てするには、レコードの参照権限が必要です。
[承認履歴] 関連リストのカスタマイズで管理者が設定していれば、以下のような [状況] の値が表示されます。
状況
定義
申請済み
承認申請されました。
未承認
承認申請後、まだ承認 / 却下されていません。
承認済み
承認されました。
却下
却下されました。
再割り当て済み
承認申請後、別の承認者に再割り当てされました。
メモ: レコードの承認を申請する場合は、そのレコードが有効な承認プロセスの条件を満たしている必要
があります。組織で有効にしている承認プロセスの条件をシステム管理者に確認してください。
未承認申請
必要なユーザ権限
[未承認申請] 関連リストを使用する
承認プロセス設定によって異なる権限
salesforce.com | データ入力チェック | 127
[未承認申請] 関連リストは、割り当てられた承認プロセス中の申請を表示します。組織で承認プロセスが作成さ
れている場合、ホームページにこの関連リストを表示することができます。各承認プロセス設定に応じて、以下
の処理が可能です。
•
•
•
詳細を表示するには、各承認申請をクリックします。
別のユーザに承認申請を割り当てるには、横にある [再割り当て] をクリックします。
承認申請の詳細ページを表示し、承認または却下するには、横にある [承認 / 却下] をクリックします。
メモ: 承認申請を承認、却下、再割り当てするには、レコードの参照権限が必要です。
•
割り当てられたすべての承認プロセスに対し一括処理をする場合は、[一括処理] をクリックします。次に、
処理の対象とする承認申請のチェックボックスをオンにして選択します。すべてを選択する場合はヘッダー
にあるチェックボックスをオンにします。
•
•
選択した承認申請を別のユーザに割り当てるには、[再割り当て] をクリックし、ユーザを選択してコメン
トを入力して [保存] をクリックします。
選択した承認申請を一度に承認または却下するには、[承認 / 却下] をクリックし、コメントを入力して [承
認] または [却下] をクリックします。
メモ: 承認申請を承認、却下、再割り当てするには、レコードの参照権限が必要です。
データ入力チェック
入力規則の設定
入力規則について
入力規則を使用して、データの質を向上させます。レコードを保存する前に、入力したデータが指定した基準に
合っているかどうかを確認できます。入力規則は、1 つ以上の項目のデータを評価する数式や条件式を設定し、
「True」または「False」の値を返すことができます。入力規則では、「True」値を返すときにエラーメッセージ
を表示することもできます。
入力規則の定義後、以下のように使用されます。
1. ユーザが新規レコードの作成または既存のレコードの編集を選択します。
2. ユーザが[保存] をクリックします。
3. Salesforce がすべての入力規則を実行します。
•
•
データがすべて有効であれば、Salesforce はそのレコードを保存します。
無効なデータがあれば、Salesforce はレコードを保存せずに関連するエラーメッセージを表示します。
4. ユーザは必要な変更を行い、もう一度 [保存] をクリックします。
salesforce.com | データ入力チェック | 128
レコードが入力規則に違反するときに表示するエラーメッセージと、それを表示する場所を指定できます。たと
えば、エラーメッセージを「完了予定日は本日より後の日付にしてください。」にします。表示場所を、項目の
直下にするか、ページ上部にするかを選択できます。他のすべての Salesforce エラーメッセージと同様に、入力
規則エラーは赤い文字で表示され、先頭に「エラー」の文字が表示されます。
以下のオブジェクトに対して、入力規則を使用できます。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
取引先
活動 (ToDo と行動)
納入商品
キャンペーン
ケース
取引先責任者
契約
カスタムオブジェクト
リード
商談
商談商品
注文
商品
ソリューション
ユーザ
入力規則の定義
必要なユーザ権限
項目の入力規則を表示する
「設定・定義を参照する」
項目の入力規則を定義または変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
レコードを保存する前に、入力したデータが指定した基準に合っているかどうかを確認できます。入力規則は、
1 つ以上の項目のデータを評価する数式や条件式を設定し、「True」または「False」の値を返すことができます。
「True」値を返すときにエラーメッセージを表示することもできます。
入力規則を作成する前に、「入力規則の考慮事項」を参照してください。
入力規則を作成するには、次の手順を実行します。
1. 標準オブジェクトの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックし、適切な活動、タブ、または、ユーザのリ
ンクを選択し、[入力規則] をクリックします。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックして、カスタムオブ
ジェクトを選択します。
2. [入力規則] 関連リストにある [新規] をクリックします。
3. 入力規則のプロパティを入力します。
salesforce.com | データ入力チェック | 129
項目
説明
ルール名
空白や特殊文字を含まない最大 80 文字の一意の識別
名。
有効
ルールが有効かどうかを示すチェックボックス。
説明
説明を記述します。他の入力規則との違いを明らかに
する説明を 255 文字以内で入力します。
エラー条件式
項目を検証するために使用する式。「数式の作成」と
「演算子と関数」を参照してください。
エラーメッセージ
項目が入力規則に違反するときにユーザに示すメッ
セージ。
組織でトランスレーションワークベンチを使用してい
れば、エラーメッセージを Salesforce がサポートする
言語に翻訳することができます。「トランスレーショ
ンワークベンチの設定」を参照してください。
エラー表示場所
ページ上のどこにエラーを表示するかを決定します。
項目の下にエラーを表示するには、[項目] を選択し
て、その項目を指定します。エラーの表示場所を項目
にすると、詳細編集ページでその項目の下に表示され
ます。エラー表示場所として、削除された項目やペー
ジレイアウト上で表示されない項目が設定されている
と、Salesforce は自動的にエラー表示場所を [ページ上
部] に変更します。
4. [構文の確認] をクリックして、数式にエラーがないか確認します。
5. [保存] をクリックして終了するか、[保存 & 新規] をクリックして別の入力規則を作成します。
メモ: 活動のカスタム項目の詳細ページには、関連付けられている入力規則の一覧は表示されません。カ
スタム活動項目に対する入力規則を編集するには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [活動] をクリックし、
[ToDo 入力規則] または [行動入力規則] を選択します。
役に立つ入力規則の数式
必要なユーザ権限
項目の入力規則を表示する
「設定・定義を参照する」
項目の入力規則を定義または変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
Salesforce および AppExchange アプリケーションでの入力規則は、以下のように使用できます。
•
取引先住所入力規則
salesforce.com | データ入力チェック | 130
•
カスタムオブジェクト入力規則
タイムカードの合計は40時間を超えないこと
説明:
週間労働時間が 40 時間を超えるタイムカードレコードを、ユーザが保存で
きないようにします。この例では、カスタムオブジェクトに、労働日 1 日
につき 1 つ、あわせて 5 つのカスタム項目が必要です。
数式:
•
•
Monday_Hours__c + Tuesday_Hours__c + Wednesday_Hours__c
+ Thursday_Hours__c + Friday_Hours__c > 40
エラーメッセージ:
合計時間が 40 時間を超えていけません。
エラー表示場所:
ページ上部
カスタムオブジェクト入力規則
日付入力規則
商談管理の入力規則
取引先住所入力規則
有効な [都道府県 (請求先)] (米国)
説明:
[国(請求先)] が US、USA、または空白の場合、取引先の [都道府県(請求先)]
が、2 文字の有効な略号になっているかを確認します。
数式:
AND ( OR(BillingCountry = "US", BillingCountry="USA",
LEN(BillingCountry)=0), OR( LEN(BillingState) < 2, NOT(
CONTAINS("AL:AK:AZ:AR:CA:CO:CT:DE:DC:FL:GA:HI:ID:" &
"IL:IN:IA:KS:KY:LA:ME:MD:MA:MI:MN:MS:MO:MT:NE:NV:NH:" &
"NJ:NM:NY:NC:ND:OH:OK:OR:PA:RI:SC:SD:TN:TX:UT:VT:VA:" &
"WA:WV:WI:WY", BillingState) )))
エラーメッセージ:
2 文字からなる有効な州コードが必要です。
エラー表示場所:
都道府県 (請求先)
これらの関数の使用方法について、詳細は「AND」、「OR」、「LEN」、および 「NOT」を参照してくださ
い。
有効な [都道府県 (請求先)] (カナダ)
説明:
[国 (請求先)] が CA または CAN の場合、取引先の [都道府県 (請求先)] が、2 文字の有
効な略号になっているかを確認します。
salesforce.com | データ入力チェック | 131
数式:
AND ( OR(BillingCountry = "CA", BillingCountry="CAN"), OR(
LEN(BillingState) < 2, NOT(
CONTAINS("AB:BC:MB:NB:NL:NT:NS:NU:ON:PC:QC:SK:YT", BillingState) )))
エラーメッセージ: 2 文字からなる有効な州コードが必要です。
エラー表示場所:
都道府県 (請求先)
これらの関数の使用方法について、詳細は「AND」、「OR」、「LEN」、および 「NOT」を参照してくださ
い。
有効な都道府県 (納入先)
説明:
[国 (納入先)] が US、USA、または空白の場合、取引先の [都道府県 (納入先)] が、2 文字
の有効な略号になっているかを確認します。
数式:
AND ( OR(ShippingCountry = "US", ShippingCountry="USA",
LEN(ShippingCountry)=0), OR( LEN(ShippingState) < 2, NOT(
CONTAINS("AL:AK:AZ:AR:CA:CO:CT:DE:DC:FL:GA:HI:ID:" &
"IL:IN:IA:KS:KY:LA:ME:MD:MA:MI:MN:MS:MO:MT:NE:NV:NH:" &
"NJ:NM:NY:NC:ND:OH:OK:OR:PA:RI:SC:SD:TN:TX:UT:VT:VA:" & "WA:WV:WI:WY",
ShippingState) )))
エラーメッセージ: 2 文字からなる州の略称が必要です。
エラー表示場所:
都道府県 (納入先)
これらの関数の使用方法について、詳細は「AND」、「OR」、「LEN」、および 「NOT」を参照してくださ
い。
有効な [都道府県 (納入先)] (カナダ)
説明:
[国 (請求先)] が CA または CAN の場合、取引先の [都道府県 (納入先)] が、2 文字の有
効な略号になっているかを確認します。
数式:
AND ( OR(ShippingCountry = "CA", ShippingCountry="CAN"), OR(
LEN(ShippingState) < 2, NOT(
CONTAINS("AB:BC:MB:NB:NL:NT:NS:NU:ON:PC:QC:SK:YT", ShippingState) )))
エラーメッセージ: 2 文字からなる州の略号が必要です。
エラー表示場所:
都道府県 (納入先)
これらの関数の使用方法について、詳細は「AND」、「OR」、「LEN」、および 「NOT」を参照してくださ
い。
salesforce.com | データ入力チェック | 132
有効な [国 (請求先)]
説明:
数式:
取引先の[国 (請求先)] が、ISO 3166 で有効な 3 文字のコードになっているかを確認しま
す。
OR( LEN(BillingCountry) = 1, LEN(BillingCountry) = 2, NOT( CONTAINS(
"AFG:ALB:DZA:ASM:AND:AGO:AIA:ATA:ATG:ARG:ARM:ABW:" &
"AUS:AUT:AZE:BHS:BHR:BGD:BRB:BLR:BEL:BLZ:BEN:BMU:BTN:BOL:" &
"BIH:BWA:BVT:BRA:IOT:BRN:BGR:BFA:BDI:KHM:CMR:CAN:CPV:CYM:" &
"CAF:TCD:CHL:CHN:CXR:CCK:COL:COM:COG:COD:COK:CRI:CIV:HRV:" &
"CUB:CYP:CZE:DNK:DJI:DMA:DOM:ECU:EGY:SLV:GNQ:ERI:EST:ETH:FLK:" &
"FRO:FJI:FIN:FRA:GUF:PYF:ATF:GAB:GMB:GEO:DEU:GHA:GIB:GRC:GRL:" &
"GRD:GLP:GUM:GTM:GIN:GNB:GUY:HTI:HMD:VAT:HND:HKG:HUN:ISL:" &
"IND:IDN:IRN:IRQ:IRL:ISR:ITA:JAM:JPN:JOR:KAZ:KEN:KIR:PRK:KOR:KWT:" &
"KGZ:LAO:LVA:LBN:LSO:LBR:LBY:LIE:LTU:LUX:MAC:MKD:MDG:MWI:MYS:" &
"MDV:MLI:MLT:MHL:MTQ:MRT:MUS:MYT:MEX:FSM:MDA:MCO:MNG:MSR:MAR:" &
"MOZ:MMR:NAM:NRU:NPL:NLD:ANT:NCL:NZL:NIC:NER:NGA:NIU:NFK:MNP:" &
"NOR:OMN:PAK:PLW:PSE:PAN:PNG:PRY:PER:PHL:PCN:POL:PRT:PRI:QAT:" &
"REU:ROU:RUS:RWA:SHN:KNA:LCA:SPM:VCT:WSM:SMR:STP:SAU:SEN:SCG:" &
"SYC:SLE:SGP:SVK:SVN:SLB:SOM:ZAF:SGS:ESP:LKA:SDN:SUR:SJM:SWZ:" &
"SWE:CHE:SYR:TWN:TJK:TZA:THA:TLS:TGO:TKL:TON:TTO:TUN:TUR:TKM:" &
"TCA:TUV:UGA:UKR:ARE:GBR:USA:UMI:URY:UZB:VUT:VEN:VNM:VGB:VIR:" &
"WLF:ESH:YEM:ZMB:ZWE:", BillingCountry )))
エラーメッセージ: 3 文字の有効な国コードを入力してください。
エラー表示場所:
国 (請求先)
これらの関数の使用方法について、詳細は OR、LEN、NOT、および CONTAINS を参照してください。
カスタムオブジェクト入力規則
タイムカードの合計は40時間を超えないこと
説明:
数式:
週間労働時間が 40 時間を超えるタイムカードレコードを、ユーザが保存でき
ないようにします。この例では、カスタムオブジェクトに、労働日 1 日につき
1 つ、あわせて 5 つのカスタム項目が必要です。
Monday_Hours__c + Tuesday_Hours__c + Wednesday_Hours__c
Thursday_Hours__c + Friday_Hours__c > 40
エラーメッセージ:
合計時間が 40 時間を超えていけません。
エラー表示場所:
ページ上部
+
salesforce.com | データ入力チェック | 133
日付入力規則
平日であること
説明:
カスタム日付項目 My Date の値が、平日 (土曜や日曜以外) であることを確認
します。
数式:
CASE( MOD( My_Date__c - DATE(1900, 1, 7), 7), 0, 0, 6, 0, 1 )
= 0
エラーメッセージ:
平日を入力してください。
エラー表示場所:
My Date
これらの関数の使用方法について、詳細は CASE、MOD、および DATE を参照してください。
週末であること
説明:
数式:
カスタム日付項目 My Date の値が、土曜または日曜であることを確認します。
CASE( MOD( My_Date__c - DATE(1900, 1, 7), 7), 0, 1, 6, 1, 0 )
= 0
エラーメッセージ:
週末を入力してください。
エラー表示場所:
My Date
これらの関数の使用方法について、詳細は CASE、MOD、および DATE を参照してください。
今月の日付であること
説明:
カスタム日付項目 My Date の値が、今年の今月の日付であることを確認しま
す。
数式:
OR ( YEAR( My_Date__c ) <> YEAR ( TODAY() ), MONTH( My_Date__c
) <> MONTH ( TODAY() ) )
エラーメッセージ:
今月の日付を入力してください。
エラー表示場所:
My Date
これらの関数の使用方法について、詳細は OR、YEAR、TODAY、および MONTH を参照してください。
今年の日付であること
説明:
カスタム日付項目 My Date の値が、今年の日付であることを確認します。
salesforce.com | データ入力チェック | 134
数式:
YEAR( My_Date__c ) <> YEAR ( TODAY() )
エラーメッセージ:
今年の日付を入力してください。
エラー表示場所:
My Date
これらの関数の使用方法について、詳細は YEAR および TODAY を参照してください。
商談管理の入力規則
完了予定日が将来の日付であること
説明:
数式:
ユーザが、商談の [完了予定日] を過去の日付に変更しないようにします。
CloseDate < TODAY()
エラーメッセージ:
完了予定日を過去の日付にすることはできません。
エラー表示場所:
完了予定日
この関数の使用方法について、詳細は TODAY を参照してください。
商談における割引
説明:
割引率のカスタムパーセント項目が 0 40% の範囲にあることを確認します。
数式:
OR(Discount_Rate__c < 0, Discount_Rate__c > 0.40)
エラーメッセージ:
割引率は、40% 以内にしてください。
エラー表示場所:
割引率
これらの関数の使用方法について、詳細は NOT、OR、および ISNEW を参照してください。
商談商品のチェック
説明:
数式:
組織で商品商談を使用している場合、商談への変更を保存する前に、商談商品を少
なくとも 1 つは追加するようユーザに要求することができます。
NOT(OR(ISNEW(),HasOpportunityLineItem))
エラーメッセージ:
保存する前に、この商談に商品を追加してください。
エラー表示場所:
ページ上部
これらの関数の使用方法について、詳細は NOT、OR、および ISNEW を参照してください。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 135
プロジェクト開始日
説明:
ある項目の値によって別の項目が入力必須項目になる場合に、その条件を満たして
いることを確認します。この入力チェックの数式を使用して、成立した商談では [プ
ロジェクト開始日] を入力するようにします。
数式:
AND(ISPICKVAL( StageName , "Closed Won") ,
ISNULL(Project_Start_Date__c ))
エラーメッセージ:
成立した商談では、プロジェクト開始日が必須です。
エラー表示場所:
プロジェクト開始日
これらの関数の使用方法について、詳細は AND、ISPICKVAL、および ISNULL を参照してください。
パッケージ化とアップグレード
AppExchange アップグレードの設定
管理パッケージについて
管理パッケージとは、インストールする組織内でアップグレードできる AppExchange パッケージを指します。コ
ンポーネントの一部がロックされている未管理パッケージとは異なり、スムーズにアップグレードできます。公
開者は、未管理パッケージを AppExchange にアップロードし、使用できる新規バージョンがある場合にインス
トーラに通知することで、未管理パッケージを管理パッケージに変換できます。
管理パッケージは、未管理パッケージとは多くの点で異なっています。未管理パッケージを管理パッケージに変
換する前に、管理パッケージに関して次の点に留意する必要があります。
•
•
•
•
•
•
管理パッケージを作成し、利用するには Developer Edition の組織が必要です。
Developer Edition の組織に含めることができる管理パッケージは 1 つですが、未管理パッケージは複数含める
ことができます。
管理パッケージには次の管理アイコンが表示されています。表示されていないものはすべて未管理パッケー
ジです。
•
管理 - ベータ
•
管理 - リリース
•
管理 - インストール済み
パッケージ内のコンポーネントの開発中に、試験者にベータ版をインストールしてもらってフィードバック
を受け取りたい場合、管理パッケージのベータ版を一部のユーザに提供することができます。
管理パッケージをインストールした場合、以前のバージョンに戻すことはできません。
管理パッケージをリリースする場合に、[ベータ] チェックボックスをオンにしないでアップロードすると、
開発者やインストールするユーザは、リリース済みとなった管理パッケージのコンポーネントプロパティを
変更できません。各コンポーネントの種類とそのプロパティの一覧については、「管理コンポーネントのプ
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 136
•
ロパティ」を参照してください。パッケージのアップグレードを提供したくない場合は、未管理パッケージ
のままにしてください。
リリース済みの管理パッケージであっても、一部のコンポーネントは編集できます。これらの属性の一覧に
ついては、「管理コンポーネントのプロパティ」を参照してください。
未管理パッケージを管理パッケージに変換する前に、組織で管理パッケージの作成ができるようにします。「組
織に対する管理パッケージの有効化」の手順に従ってください。
組織に対する管理パッケージの有効化
必要なユーザ権限
管理パッケージを有効にする
「アプリケーションのカスタマイズ」
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
管理パッケージの作成は、未管理パッケージの作成と同様に簡単ですが、最初に組織内でいくつかのカスタマイ
ズが必要です。Salesforce 組織が管理パッケージを作成できるようにするには、Developer Edition を使用する必要
があります。
組織に対して管理パッケージを有効化する手順は次のとおりです。
•
•
アプリケーションを管理パッケージにするべきかどうか判断するために、管理パッケージに関する情報を確
認します。
www.appexchange.com から ライセンス管理アプリケーション をインストールします。ライセンス管理アプリ
ケーション を検索します。ライセンス管理アプリケーション は、アプリケーションをインストールした各
ユーザに関する情報をトラッキングします。ユーザとそのユーザが所有するバージョンがトラッキングでき
るため、どのユーザにアップグレードの情報を通知すれば良いかがわかります。
ライセンス管理アプリケーションは、Personal Edition、Team Edition、または Professional Edition を除く
Salesforce 組織にインストールできます。インストール先の組織は、パッケージを作成したり、アップロード
したりする Salesforce 組織と異なっていても、同じであっても構いません。また、同じライセンス管理アプリ
ケーションを使って、複数の Developer Edition 組織で使用される管理パッケージをいくつでも管理できます。
•
開発者設定を指定します。開発者設定では、名前空間接頭辞、ライセンス管理アプリケーションをインストー
ルする Salesforce 組織、および管理パッケージに変換したい未管理パッケージを指定できます。
管理パッケージのリリースの計画
AppExchange アプリケーションは、ソフトウェア開発で他のプログラムをリリースするのと同様にリリースでき
ます。各コンポーネントが計画どおりに機能するように、反復して展開することもできます。ベータ版の試用者
を募り、アプリケーションの初期バージョンのインストールを提供し、フィードバックを受けることもできま
す。
AppExchange ディレクトリに発行したアプリケーションは、任意のユーザがインストールできます。したがっ
て、リリースは注意深く計画してください。以下に定義した状態を確認して、リリースの処理をよく理解してく
ださい。Salesforce は、選択したアップロードの設定とリリース処理のどこでアップロードが実行されるかに基づ
き、自動的に適切な状態をパッケージとコンポーネントに適用します。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 137
状態
説明
未管理
パッケージが管理パッケージに変換されていないか、
コンポーネントが管理パッケージに追加されていない。
「管理 - ベータ」のコンポーネントは、管理パッケー
ジから削除されると「未管理」になることがあります。
管理パッケージには次の管理アイコンが表示されてい
ます。表示されていないものはすべて未管理パッケー
ジです。
管理 - ベータ
現在の Salesforce 組織でパッケージまたはコンポーネン
トが作成されており、それらが管理パッケージまたは
管理コンポーネントであるが、次のいずれかの理由で
まだリリースされていない。
•
•
アップロードされていない。
[ベータ] が選択された状態でアップロードされた。
このオプションが選択されていると、AppExchange
上で公開して使用できるように設定できません。開
発者はこの場合でもコンポーネントの編集ができま
すが、インストーラが編集できるかどうかは管理コ
ンポーネントのプロパティでの設定によって異なり
ます。
管理 - リリース
現在の Salesforce 組織でパッケージまたはコンポーネン
トが作成されており、それらが管理パッケージまたは
管理コンポーネントである。また、[ベータ] を選択し
ないでアップロードされていて、AppExchange 上に公
開できるため、公開して使用できる。パッケージをこ
の状態に移動すると、開発者とインストーラの両方が
そのコンポーネントの一部のプロパティを編集できな
くなります。管理 - リリース済みのパッケージのプロ
パティの一覧については、「管理コンポーネントのプ
ロパティ」を参照してください。
管理 - インストール済み
他の Salesforce 組織からパッケージまたはコンポーネン
トがインストールされており、それらが管理パッケー
ジまたは管理コンポーネントである。
管理コンポーネントのプロパティ
管理パッケージ内のコンポーネントは、リリース処理のさまざまな時点で、未管理パッケージのコンポーネント
とは異なる動作をします。たとえば、パッケージがベータ版かどうかに関係なく、「管理 - インストール済み」
状態にあるパッケージの管理コンポーネントの一部のプロパティをインストーラが変更することはできません。
同様に、「管理 - リリース済み」 状態にあるパッケージの管理コンポーネントの一部のプロパティを開発者が変
更することもできません。ただし、「管理 - ベータ」 コンポーネントは開発者の組織での未管理コンポーネント
と同じプロパティを持っています。「管理 - リリース済み」のベータ版パッケージの作成後は、そのパッケージ
の各コンポーネント中で編集できるプロパティが限られるため、開発者はベータ版パッケージを作成する適切な
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 138
時期を判断する必要があります。管理パッケージの各状態についての詳細は、「管理パッケージのリリース計
画」を参照してください。管理パッケージのコンポーネントには、次のいずれかのプロパティがあります。
•
編集可能だがアップグレード不可能。
コンポーネントが開発者およびインストーラの組織内で完全に編集可能なことを表します。編集可能なコン
ポーネントはアップグレードできません。Salesforce では、インストーラが削除した編集可能なコンポーネン
トが記録され、不要なコンポーネントを再インストールしないようにします。たとえば、管理パッケージに
含まれるドキュメントをインストーラが削除した場合、同じドキュメントを含むパッケージをアップグレー
ドしても、そのドキュメントは再インストールされません。インストーラが加えた変更がアップグレード中
に上書きされることもありません。同様に、公開者もドキュメントに対して変更を加えたり、削除したりで
きますが、パッケージをインストールしたユーザに影響を与えることはありません。各インストーラが持つ、
パッケージやコンポーネントのバージョンは異なることがあります。これは、新規インストーラが最新の属
性を持つコンポーネントを入手している一方、以前のインストーラはコンポーネントをアップデートしてい
ないことがあるためです。
•
インストーラおよび公開者の組織のみに限定。
制限付きコンポーネントには、インストーラの組織のみで編集可能な属性と、公開者の組織のみで編集可能
な属性があります。
•
開発者の組織とおよびインストーラの組織の両方でロック (この状態を指定すると、コンポーネントを円滑に
のアップグレードできます)。
管理パッケージをリリースする前に、インストーラの組織と公開者の組織での管理リリース済みの各パッケージ
の属性を確認してください。
コンポーネントの種類
インストーラの組織でのプロパティ 開発者の組織でのプロパティ
カスタムアプリケーション
[ロゴ]、タブの順序、表示するタ
[表示ラベル] または [説明] を変更で
ブ、およびアプリケーションを参照 きます。
するプロファイルを変更できます。
ユーザのカスタムアプリケーション
のカスタマイズ設定を上書きするか
どうかも指定できます。
カスタムボタン
ウィンドウオープンプロパティを変 [Content Source]、[動作]、[表示
更できます。
ラベル]、[説明]、[URL]、[リンクの
エンコード]、および [S コントロー
ル] を変更できます。
カスタムリンク
ウィンドウオープンプロパティを変 [Content Source]、[動作]、[表示
更できます。
ラベル]、[説明]、[URL]、[リンクの
エンコード]、[S コントロール]、お
よび [表示タイプ] を変更できます。
カスタム項目とリレーション (カス
タムオプジェクト向け)
選択リストの並べ替えと値の変更が [表示ラベル]、[説明]、[自動採番]、
できます。
[表示形式]、[関連リスト表示ラベル]、
[デフォルト値]、および[数式]を変更
できます。
カスタム項目 (標準オプジェクト向
け)
[Restricted Admin Field] を変更 [表示ラベル]、[説明]、[自動採番]、
できます。
[表示形式]、[関連リスト表示ラベル]、
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 139
コンポーネントの種類
インストーラの組織でのプロパティ 開発者の組織でのプロパティ
[デフォルト値]、および[数式]を変更
できます。
カスタムオブジェクト
[リリース状況] と [追跡項目履歴] を [表示ラベル]、[説明]、[リリース状
変更できます。
況]、および [レコード名] を変更で
きます。
パッケージが「 管理 - ベータ」の
ときのみ削除できます。
カスタムレポート
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
カスタム S コントロール
ロック
[表示ラベル]、[説明]、[文字コー
ド]、[HTML 内容]、[ファイル名]、
および [内容] を変更できます。
パッケージが「 管理 - ベータ」の
ときのみ、S コントロールのみの削
除とソースの変更を実行できます。
カスタムタブ
[タブスタイル] とアイコンを変更で [表示ラベル]、[説明]、[文字コー
きます。
ド]、および [スプラッシュページのカ
スタムリンク] を変更できます。
ダッシュボード
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
ドキュメント
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
電子メールテンプレート (レターヘッ ロック
ドを含む)
ロック
電子メールテンプレートの添付ファ 編集可能だがアップグレード不可
イル
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
フォルダ
[公開フォルダのアクセス権] と共有設 ロック
定を変更できます。
パッケージが「 管理 - ベータ」の
ときのみ [公開フォルダのアクセス権]
を削除または変更できます。
レターヘッド
ロック
項目が有効になっているか、[レター
ヘッドの編集] のクリック時に属性
が使用可能になっているときのどち
らかに、[説明] と [名前]を変更でき
ます。
リストビュー (カスタムオブジェク
ト向け)
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 140
コンポーネントの種類
インストーラの組織でのプロパティ 開発者の組織でのプロパティ
ページレイアウト (カスタムオブジェ 編集可能だがアップグレード不可
クト向け)
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
プロファイル
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
レコードタイプ (カスタムオブジェ
クト向け)
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
関連リストレイアウト
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
検索レイアウト
編集可能だがアップグレード不可
能。
編集可能だがアップグレード不可
能。
入力規則 (カスタムオブジェクト向
け)
[有効] フラグを変更できます。
[説明]、[数式]、[エラーメッセー
ジ]、および [エラー表示場所] を変更
できます。
パッケージが「 管理 - ベータ」の
ときのみ、名前を削除または変更で
きます。
[Web] タブ
[タブスタイル] とアイコンを変更で [タブタイプ] (URL または S コント
きます。
ロール)、[表示ラベル]、[説明]、
[URL]、[S コントロール]、[文字コー
ド]、[サイドバーあり]、[高さ]、お
よび [スプラッシュページのカスタムリ
ンク] を変更できます。
組織に対する管理パッケージの有効化
必要なユーザ権限
管理パッケージを有効にする
「アプリケーションのカスタマイズ」
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
管理パッケージの作成は、未管理パッケージの作成と同様に簡単ですが、最初に組織内でいくつかのカスタマイ
ズが必要です。Salesforce 組織が管理パッケージを作成できるようにするには、Developer Edition を使用する必要
があります。
組織に対して管理パッケージを有効化する手順は次のとおりです。
•
アプリケーションを管理パッケージにするべきかどうか判断するために、管理パッケージに関する情報を確
認します。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 141
•
www.appexchange.com から ライセンス管理アプリケーション をインストールします。ライセンス管理アプリ
ケーション を検索します。ライセンス管理アプリケーション は、アプリケーションをインストールした各
ユーザに関する情報をトラッキングします。ユーザとそのユーザが所有するバージョンがトラッキングでき
るため、どのユーザにアップグレードの情報を通知すれば良いかがわかります。
ライセンス管理アプリケーションは、Personal Edition、Team Edition、または Professional Edition を除く
Salesforce 組織にインストールできます。インストール先の組織は、パッケージを作成したり、アップロード
したりする Salesforce 組織と異なっていても、同じであっても構いません。また、同じライセンス管理アプリ
ケーションを使って、複数の Developer Edition 組織で使用される管理パッケージをいくつでも管理できます。
•
開発者設定を指定します。開発者設定では、名前空間接頭辞、ライセンス管理アプリケーションをインストー
ルする Salesforce 組織、および管理パッケージに変換したい未管理パッケージを指定できます。
開発者設定の定義
必要なユーザ権限
開発者設定を定義する
「アプリケーションのカスタマイズ」
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
Developer Edition 組織で開発者設定を行うと、単一の管理パッケージの作成と AppExchange ディレクトリへのそ
のパッケージのアップロードが実行でき、他のユーザが自身の組織のパッケージをインストールしたり、アップ
グレードしたりできます。一度指定した開発者設定は、変更できません。
メモ: 開発者設定に関係なく、未管理パッケージはいくつでも作成できます。
開発者設定を定義する前に、「組織に対する管理パッケージの有効化」を参照して、要件と手順を確認してくだ
さい。
開発者設定を定義する
1. [設定] ➤ [Exchange] ➤ [アプリケーションの共有] をクリックします。
2. [編集] をクリックします。
メモ: すでに開発者設定が定義されている場合は、このボタンは表示されません。
3. 開発者設定に必要な選択項目を確認し、[次へ] をクリックします。
4. 名前空間接頭辞を登録します。
5. 管理パッケージに変換したいパッケージを選択します。変換するパッケージがない場合は、この項目を空白
のままにして、後で更新します。
6. ライセンス管理組織を指定します。ライセンス管理アプリケーションをまだインストールしていない場合は、
[後で行なう] を選択します。
7. [選択内容の確認] をクリックします。
8. [保存] をクリックします。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 142
名前空間接頭辞の登録
必要なユーザ権限
開発者設定を定義する
「アプリケーションのカスタマイズ」
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
名前空間接頭辞とは、 AppExchange 上にある自社パッケージとそのコンテンツを、他の開発者のパッケージと区
別するための 1 から 15 文字の英数字で構成される識別子です。名前空間接頭辞は、すべての Salesforce 組織にわ
たって必ずグローバルに一意なものを指定します。名前空間接頭辞を使用することで、自社の管理パッケージの
みを管理できるようになります。
警告: S コントロールライブラリに保存されている S コントロール、またはApex API を使用しない [ドキュ
メント] タブは、名前空間接頭辞の登録後も正常に機能します。ただし、組織外に保存されている S コン
トロールや Salesforce の呼び出しに Apex API を使用している S コントロールでは、調整が必要なことも
あります。
名前空間接頭辞は、以下の条件で指定します。
•
•
•
1 文字目が英字である。
1 から 15 文字までの英数字を含む。利便性を考えて、短めにすることをお勧めします。
アンダースコア (_) を 2 つ続けて入力しない。
名前空間接頭辞を登録する手順は次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
開発者設定指定ページの指定領域に、必要な名前空間接頭辞を入力します。
[使用可能か調べる] をクリックして、使用済みかどうかを確認します。
入力した名前空間接頭辞がすでに使用済みの場合は、上記の操作を繰り返します。
必要に応じて、残りの開発者設定を指定します。
ライセンス管理組織の指定
必要なユーザ権限
開発者設定を定義する
「アプリケーションのカスタマイズ」
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
ライセンス管理組織とは、管理パッケージをインストールするすべての Salesforce 契約ユーザをトラッキングす
るために利用するSalesforce 組織を指します。ライセンス管理組織は、契約ユーザがパッケージをインストールま
たはアンインストールした際に (リードレコードの形式で) 通知を受信し、AppExchange ディレクトリにアップ
ロードされた各パッケージをトラッキングします。
ライセンス管理組織には、AppExchange ディレクトリから、無償のライセンス管理アプリケーションをインス
トールした任意の Salesforce Enterprise Edition、Unlimited Edition、または Developer Edition 組織を指定できます。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 143
警告: ライセンス管理組織を一度指定すると、変更はできません。
開発者設定指定ページで、次のいずれかのオプションを使ってライセンス管理組織を指定します。
•
[この Salesforce 組織を私のライセンス管理組織に設定する]
ライセンス管理アプリケーション を含み、管理パッケージをインストールした Salesforce ユーザに関する情報
の保存場所となる組織として、現在使用している Salesforce 組織を設定するには、このオプションを選択しま
す。ライセンス管理アプリケーションをまだインストールしていない場合は、[今すぐインストール] リンク
をクリックしてインストールします。
•
[他の Salesforce 組織を私のライセンス管理組織に設定する]
ライセンス管理アプリケーション をインストールし、管理パッケージをインストールした Salesforce ユーザに
関する情報の保存場所となる組織として、現在使用している組織とは異なる Salesforce 組織を設定するには、
このオプションを選択します。ライセンス管理組織には、Personal Edition、Team Edition、または Professional
Edition 以外の任意の Salesforce 組織を指定できます。このオプションを選択するには、選択する組織への
Salesforce ユーザ名とパスワードが必要になります。1 つの Salesforce 組織のみを使って、複数の Developer
Edition 組織から公開された複数の管理パッケージを管理するには、このオプションを選択し、指定した
Salesforce 組織のユーザ名とパスワードを入力します。
•
[サードバーティの Salesforce 組織を私のライセンス管理組織に設定する]
ライセンス管理アプリケーション をインストールし、管理パッケージをインストールした Salesforce ユーザに
関する情報の保存場所となる組織として、別の Salesforce 組織を設定するには、このオプションを選択しま
す。ライセンス管理組織には、Personal Edition、Team Edition、または Professional Edition 以外の任意の
Salesforce 組織を指定できます。このオプションでは、Salesforce ユーザ名ではなく、ライセンス管理申請への
同意を得られるサードパーティの代表者の 電子メールアドレスを入力します。Salesforce からは、電子メール
アドレスの人物にライセンス管理申請が送信され、申請への同意か却下かの応答を求めます。
•
[あとで指定する。]
このオプションを選択すると、この手順を飛ばして別の機会にライセンス管理組織を選択できます。
メモ: ライセンス管理アプリケーションは、管理パッケージをインストールした任意の Salesforce 組織に
新規ユーザとライセンスマネージャを自動的に追加します。これはインストールされたバージョンをライ
センス管理アプリケーションでトラッキングするための無償のユーザライセンスです。
管理パッケージへのアップグレードの公開
必要なユーザ権限
開発者設定を定義する
「アプリケーションのカスタマイズ」
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
公開者として、アプリケーションが管理パッケージへの変換によってアップグレード可能であることを最初に確
認します。管理パッケージの中のコンポーネントに対する変更は、該当するパッケージのその後のアップロード
に自動的に組み込まれます。
salesforce.com | パッケージ化とアップグレード | 144
管理パッケージのアップグレードを公開する手順は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [Exchange] ➤ [アプリケーションの共有] で使用可能なパッケージのリストを表示し、パッケージを
選択します。
2. パッケージのアイテムのリストを参照します。このパッケージのアイテムに対して加えた変更が自動的に組
み込まれます。追加アイテムを参照するような変更が加えられた場合は、これらのアイテムも自動的に組み
込まれます。[追加] をクリックすると、パッケージに手動でアイテムを追加できます。
3. [AppExchange にアップロード] をクリックして、通常の手順でアップロードします。
4. AppExchange ディレクトリ上のアップロードへのリンクを電子メールで受信したら、インストールしている
ユーザに対して新しいバージョンがアップロードされたことを通知します。ライセンス管理アプリケーショ
ン にあるインストール済みユーザのリストを使って、情報を配布します。ライセンス管理アプリケーション
は、組織内の各インストーラが持つバージョン番号を自動的に保存します。
管理パッケージへの拡張の公開
必要なユーザ権限
パッケージを作成する
「AppExchange パッケージの作成」
パッケージをアップロードする
「AppExchange パッケージのアップロード」
AppExchange ディレクトリにアプリケーションを構築および公開する開発者、ユーザ、および IT アーキテクト
のコミュニティは、Apex 開発プラットフォームを豊かにしている要素の一部です。このコミュニティを通じて、
他のアプリケーションに対する拡張を構築したり、自社アプリケーション向けに拡張を構築するよう促すことが
できます。
拡張とは、管理パッケージの機能に対し追加される任意のパッケージ、コンポーネント、または一連のコンポー
ネントを指します。拡張を動作させるには、基本管理パッケージのインストールが必要です。 たとえば、2 つの
タブを持つ経費追跡アプリケーションが構築すると、その会社内の複数の部署にわたって経費の内容を解析する
ダッシュボードを提供する拡張をアプリケーションに持たせることができます。
管理パッケージに拡張を公開する手順は次のとおりです。
1. 拡張のアップロードに使用する Salesforce 組織に基本パッケージをインストールします。
2. 拡張コンポーネントを構築します。
3. 新規パッケージを作成し、拡張コンポーネントを追加します。Salesforce によって関連コンポーネントが自動
的に追加されます。
4. 拡張コンポーネントを含む新規パッケージをアップロード します。
5. 通常の手順で公開処理を実行します。
•
トライアルの作成
メモ: 拡張のトライアルを作成すると、Salesforce によってトライアル環境が作成されます。その後
トライアル環境にログインして、基本パッケージとアップロードしたパッケージ用の拡張の両方を
インストールします。
•
•
拡張の登録
拡張の公開
salesforce.com | AJAX ツールキット | 145
AJAX ツールキット
•
•
•
すべての API 機能をサポート: AJAX ツールキットは Apex API version 8.0 を完全にサポートします。また、カ
スタムオブジェクトやカスタム項目 を含むすべてのスキーマをサポートします。
ユーザインターフェースの統合: コードを一行書くだけで、S コントロールまたは動的 Web ページで AJAX
ツールキットを活用できます。 統合セッション管理によって、ツールキットが自動的にセッションを確立す
るので、項目の差し込みや別個 のログインコールの必要がなくなります。
高いパフォーマンス: AJAX ツールキットはベータ版の更新バージョンではなく、高いパフォーマンスとスケー
ラビリティを目的とし て一から設計されています。
Apex API 8.0
SOQL リレーション
レコードとそのすべての関連レコードを つのクエリで取得できます。たとえば、 回の API
コールで、詳 細ページのすべてのデータ 関連リストのレコードを含む を取得できます。ま
た、参照先レコードのデー タに基づいてクエリの条件を指定することもできます。
SOQL/SOSL の機能強化
次の新しいメソッドを提供します。
•
•
•
•
ORDER BY、LIMIT 返される結果の順序と件数を制御します。
count() データを取得せずに、結果の件数を返します。
toLabel() トランスレーションワークベンチで設定された翻訳値を取得/条件設定しま
す。
convertCurrrency() マルチ通貨の変換レートの換算値を取得/条件設定します。
マージ API
回の merge() コールで、取引先、取引先責任者、リードをマージすることができます。
queryAll() で、削除およびアーカイブされたオブジェクトを取得できます。ごみ箱からアイ
テムを取り戻すには、undelete() を使用します。
リレーションを使用する UPSERT
以前の API のバージョンでは、upsert() は外部マスタからの ID を使用してレコードを作成
または更新 し、Salesforce へのデータレプリケーションを実現していました。API 8.0 のupsert()
では、外部シ ステム ID を使用して他のレコードとのリレーションを確立したレコードを作製
または更新することが可能で す。これにより、Salesforce ID がわからなくてもデータレプリ
ケーションを実現できます。
メタデータの機能強化
describeLayout() の機能強化により、大規模な組織でページレイアウトを効率的に取得でき
ます。
新しいプラットフォーム機能と公開されるオブジェクト
process() メソッドと processSubmit() メソッドを使用すると、ワークフロー承認のプログ
ラム処理が可能になります。また、EmailTemplates、CampaignMemberStatus などの新しいオブ
ジェクトが API で公開されます。EmailHeader を使用すると、システム電子メールを API コー
ルでトリガできます。さらに、LoginScopeHeader() を使用して、API によるカスタマーセルフ
サービスログインが可能になります。
salesforce.com | データローダの機能強化 | 146
アウトバウンドメッセージ
今までの API ポーリングは必要なくなり、ワークフロートリガに基づくアウトバウンドメッ
セージを送信するこ とで、基幹システムとのリアルタイムの連携を可能にします。
•
•
•
アウトバウンドメッセージのキューと送信状況をリアルタイムで監視できます。
すべてのアウトバウンドメッセージには、API をコールバックするための必要な情報が含
ま れていますので、基幹システムとの双方向連携が可能です。
エンドポイント側で受信可能であれば、最長 24 時間メッセージを再送信します。
データローダの機能強化
AppExchange データローダ 8.0 について
データの挿入、更新、または削除
必要なユーザ権限
レコードを挿入する
レコードに対する「作成」権限
レコードを更新する
レコードに対する「編集」権限
レコードを更新/挿入する
レコードに対する「作成」または「編集」権限
レコードを削除する
レコードに対する「削除」権限
挿入、更新、更新/挿入、および削除ウィザードを使用して、新規レコードの追加、既存レコードの変更、また
は既存レコードの削除ができます。「更新/挿入」は、挿入と更新を組み合わせたもので、ファイル内のレコー
ドが既存レコードと一致する場合に、既存レコードがファイル内の値で更新されます。一致しない場合は、新規
レコードとして作成されます。
1. AppExchange データローダを起動するには、[スタート] ➤ [プログラム] ➤ [salesforce.com] ➤ [AppExchange
Data Loader 8.0] ➤ [AppExchange Data Loader] を選択します。
2. [Insert]、[Update]、[Upsert]、または [Delete] をクリックします。これらのコマンドは、[ファイル] メニュー
にもあります。
3. Salesforce のユーザ名とパスワードを入力します。[Log in] をクリックしてログインします。正常にログイン
したら、[Next] をクリックします (ログアウトするか、プログラムを終了するまで、再ログインを求められる
ことはありません)。
4. オブジェクトを選択します。オブジェクト名がデフォルトのリストに表示されない場合は、[Show all
objects] チェックボックスをオンにして、アクセス可能なオブジェクトのリストを表示します。オブジェク
トは、ローカライズされた表示ラベル名順に表示され、開発者名が括弧内に表示されます。オブジェクトの
説明は、『Apex Web Services Developer’s Guide』を参照してください。
5. [Browse...] をクリックして CSV ファイルを選択します。
6. [Next] をクリックします。オブジェクトと CSV ファイルが初期化されたら、[OK] をクリックします。
7. Upsert (更新/挿入) を実行する場合:
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 147
1. CSV ファイルに、既存レコードとの照合に使用する ID 値の列が必要です。この列は、外部 ID (「外部
ID」属性を持つカスタム項目) または Id (Salesforce レコード ID) のどちらでも構いません。ドロップダウ
ンリストから、照合に使用する項目を選択します。オブジェクトに外部 ID 項目が存在しない場合には、
Id が自動的に使用されます。外部 ID について、詳細は「カスタム項目の属性」を参照してください。
[Next] をクリックして続行します。
2. 選択したオブジェクトとリレーションを持つオブジェクトの外部 ID がファイルに存在する場合には、ド
ロップダウンリストからその名前を選択して、レコードの照合用にその外部 ID を有効にします。ここで
選択しなくても、次の手順で対応付けることにより、関連オブジェクトの [Id] 項目を照合に使用できま
す。[Next] をクリックして続行します。
8. CSV ファイル内の列を Salesforce 項目に対応付ける方法を定義します。[Choose an Existing Map] を選択して
既存の項目の対応付けを選択するか、[Create or Edit a Map] をクリックして、新しい対応付けを作成するか、
既存の対応付けを編集します。詳細は、「項目の対応付けの定義」を参照してください。
9. [Next] をクリックします。
10. 毎回の処理ごとに、AppExchange データローダによって 2 つの一意の CSV ログファイルが生成されます。一
方はファイル名が「success」で始まり、もう一方は「error」で始まります。[Browse...] をクリックして、これ
らのファイルを格納するディレクトリを指定します。
11. 処理を実行するには、[Finish] をクリックし、次に [Yes] をクリックして確認します。
12. 処理が進むにつれて、進捗状況の情報ウィンドウにデータ移動の状況が表示されます。
13. 処理が完了すると、確認ウィンドウに結果が表示されます。成功ファイルを表示するには [View Successes] を
クリックし、エラーファイルを開くには [View Errors] をクリックします。終了する場合は [OK] をクリック
します。詳細は、「出力ファイルの確認」を参照してください。
ヒント: 大量のデータを更新または削除する場合のヒント集とベストプラクティスについては、「一括更
新の実行」と「一括削除の実行」を参照してください。
その他の Apex 機能強化
AppExchange アプリケーションの機能強化
•
•
AppExchange アプリケーションの公開者は、アプリケーションの設定に関する情報を記載した外部 Web サイ
トへのリンクを追加することができます。 その場合、[設定] ➤ [Exchange] ➤ [インストール済みアプリケー
ション] から ダウンロードした AppExchange アプリケーションの横に [設定] リンクが表示され、クリックし
て公開者が提供するアプリケーション定義を参照します。
以下のコンポーネントを追加することができます。
•
•
•
標準オブジェクトのカスタム項目
カスタムオブジェクトのレコードタイプ
カスタムオブジェクトの入力規則
カスタムオブジェクトの機能強化
カスタムタブアイコン
ドキュメントタブからカスタムタブに使用されているアイコンのドキュメントが削除された場
合、デフォルトの色とりどりの箱のアイコン (
) が自動的に設定されます。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 148
「自己参照」項目
カスタムオブジェクトの参照項目で同じオブジェクト間のリレーションを作成できます。ただ
し、1 レコードでリンクすることはできません。
カスタムオブジェクト作成の簡易化
カスタムオブジェクトの作成または更新時の複数ステップのウィザードを、1 ページのカスタ
ムオブジェクト定義ページに簡易化しました。
1. [設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックします。
2. [新規カスタムオブジェクト] をクリックします。既存のカスタムオブジェクトを変更する
場合は [編集] をクリックします。
カスタムオブジェクトの項目履歴管理
カスタムオブジェクトの [履歴] 関連リストで履歴管理する項目を定義できます。履歴をトラッ
キングするように設定した任意の項目をユーザが編集すると、常に新しいエントリが [履歴]
関連リストに追加されます。履歴は、変更の日付、時刻、変更内容、変更者で構成されます。
履歴データは、組織のディスク使用制限の対象にはなりません。
カスタムオブジェクトの項目履歴管理をする方法は以下のとおりです。
1. [設定] ➤ [開発] ➤ [カスタムオブジェクト] をクリックし、履歴をトラッキングするカスタ
ムオブジェクトの名前の横にある [編集] をクリックします。
2. [項目履歴管理] チェックボックスをオンにします。
3. [保存] をクリックします。
4. カスタムオブジェクトの名前を選択します。
5. カスタム項目 & リレーションセクションの [項目履歴管理の設定] をクリックします。
トラッキングする項目を選択すると、Salesforce がその日時から履歴のトラッキングを開始
します。その日時以前の変更は履歴に含まれません。
6. レコード詳細ページの [履歴] 関連リストでトラッキングする項目を選択します。
7. [保存] をクリックします。
カスタムオブジェクトの項目履歴管理を開始するときには、必ずページレイアウトをカス
タマイズして、[履歴] 関連リストを入れてください。詳細は、 「ページレイアウトのカス
タマイズ」を参照してください。
電子メールテンプレート
カスタムまたは HTML 電子メールテンプレートには、HTML 電子メールが読めない受信者のためのテキスト版
が含まれています。テキスト版が空白の場合、HTML 電子メールテンプレート更新時にテキスト版が自動的に
更新されます。
項目の機能強化
ユーザの階層関係項目
ユーザ間で階層関係を管理するためのデータ型がユーザカスタム項目に追加されます。他の
ユーザを参照するカスタム項目を作成する場合は、作成時に 階層関係 型を選択します。ユー
ザのマネージャなどを管理する場合に有効です。
連動選択リストの制限
制御項目に許可されている値の最大数が 300 になります。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 149
項目のユニーク設定と大文字小文字の規制
カスタム項目の属性で、値を重複させないように設定できます。また、カスタム項目のデータ
型がテキスト型の場合、Salesforce により自動的に大文字小文字を区別してユニーク値とする
かどうかの指定もできます。大文字と小文字を区別したい場合は、[「ABC」と「abc」を別の値
として扱う (大文字と小文字を区別する)] を選択し、区別しない場合は、[「ABC」と「abc」を値
の重複として扱う (大文字と小文字を区別しない)] を選択します。
普遍的必須項目
ページレイアウトや項目レベルセキュリティで必須項目の設定より優先される、普遍的な必須
項目の設定をすることができます。必須項目は、Salesforce、Apex または Web-to-リードや
Web-to-ケースなどで自動的にレコードが保存されるときに値を持っている必要のあるカスタ
ム項目です。次のデータ型のカスタム項目を必須にすることができます。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
日付
日付 時間
電子メール
主従関係
数値
パーセント
電話
テキスト
テキストエリア
URL
カスタム項目を必須にするには、カスタム項目を定義するときに、[必須項目] チェックボック
スをオンにします。
数式の機能強化
数式で利用する新しい関数が追加されました。Sコントロールなどの特別な機能で利用するために追加された関
数もあります。
メモ: 数式内の差し込み項目を {! と } の文字で囲む必要がなくなりました。既存の数式を更新する必要は
ありません。数式ビルダが自動的にこれらの不要な文字を削除します。
数式で利用できる新しい関数は以下のとおりです。
BR
説明:
テキスト文字列内に改行を挿入します。
使用方法:
BR()
例:
FirstName & " " & " " & LastName & BR() &
MailingStreet & BR() & MailingCity & " " &
MailingState & " " & MailingPostalCode
取引先責任者の住所を適切な改行を含めて表示します。
ヒント:
•
関数名の後の括弧を削除しないでください。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 150
•
•
括弧は空白のままにしておきます。値を入れる必要
はありません。
BR() も演算子「&」を使用して連結します。
DATEVALUE
説明:
日付/時間型やテキスト型の値を日付型の値にして返し
ます。
使用方法:
DATEVALUE(expression) として、expression に、日
付/時間型やテキスト型の値、差し込み項目、文字列を
指定します。
例:
DATEVALUE(ClosedDate) とすると、日付/時間型の完了
予定日 項目の値を基に日付型の値を作成します。
DATEVALUE("2005-11-15") とすると、2005 年 11 月 15
日の日付型の値を返します。
ヒント:
•
•
•
関数で参照している値が有効なテキストまたは日付/
時間でない場合は、数式項目に #ERROR! が表示さ
れます。
文字列の値を設定する場合は、引用符で囲み、
YYYY-MM-DD (4桁の年、2桁の月、2桁の日) の形
式で指定します。
MM に 01 から 12 の範囲外を設定しているなど、式
が有効でない場合は、数式項目に #ERROR! が表示
されます。
FIND
説明:
指定した文字列内の文字列での位置を数値で返します。
使用方法:
FIND(search_text, text[, start_num]) として、
search_text に検索文字列を、text に検索対象の項目
または文字列を、start_num に左から何番目の文字列
から検索を開始するのか、その数値を指定します。
例:
FIND(" ", Street) とすると、町名 番地 項目の最初
の空白文字の位置が返されます。返された数値により、
町名・番地項目で最初の空白までに明記している内容
の長さを取得できます。
SUBSTITUTE(Email, LEFT(Email, FIND("@",
Email)), "www.") とすると、電子メールアドレスか
ら "@" までの長さを取得し、"@" より左の文字列を
"www." に変換して Web サイトのアドレスを作成しま
す。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 151
ヒント:
•
•
•
•
•
•
•
•
構文を確認する前に、括弧、[and] を削除します。
text で参照している値が空白である場合は、数式
項目に #ERROR! が表示されます。
search_text パラメータは大文字と小文字を区別し
ます。
text パラメータはワイルドカード検索文字列を使
用できません。
検索結果が何も取得できなかった場合は、#VALUE!
を表示します。
start_num パラメータは必要に応じて指定します。
start_num を指定しない場合は、最初の文字列から
検索します。
start_num が 0 以上でない場合は、#VALUE! を表
示します。
start_num が文字列の文字数より大きい場合は、
#VALUE! を表示します。
•
start_num を設定する場合、Webサイトなどの項目
•
はテキストの最初に "http://" が自動的に追加されて
いることを考慮します。
最初の文字は 0 ではなく 1 とみなします。
MAX
説明:
数値リストの中から最大値を返します。
使用方法:
MAX(number, number,...) とし、number に、最大値
を取得する項目または値を指定します。
例:
本の印税
MAX(0.10 * Pages__c , (Retail_Price__c *
0.07)* Total_Sold__c )
本の印税額を算出します。各ページ 10 円とした場合
と、売上額の 7% のうち、高額の値を表示します。ペー
ジや総売上数のカスタム数値項目、また売上単価のカス
タム通貨項目を事前に作成する必要があります。
手数料
MAX( $User.Commission_Percent__c * Price ,
Price * Account_Discount__c , 100)
価格に手数料率をかけたもの、価格に割引率をかけた
もの、または 100 のうち、一番高額な値を返して手数
料を算出します。2 つのカスタムパーセント項目を事前
に作成する必要があります。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 152
MIN
説明:
数値リストの中から最小値を返します。
使用方法:
MIN(number, number,...) とし、number に、最小値
を取得する項目または値を指定します。
例:
401K 対応
MIN(250, Contribution__c /2)
従業員の税金の半分または 250 のうち、定額の値を返
し、401K に適する値を算出します。税金を格納するカ
スタム通貨項目を事前に作成する必要があります。
ボーナス
MIN( Gross__c * Bonus_Percent__c ,
Performance__c / Number_of_Employees__c )
従業員の売上合計額にボーナス率をかけたものと、会
社の業績を社員数で割ったもののうち、小額なほうの
値を返してボーナス額を算出します。従業員数のカスタ
ム数値項目、ボーナス率のカスタムパーセント項目、売
上合計額および会社の業績のカスタム通貨項目を事前に
作成する必要があります。
SUBSTITUTE
説明:
テキストの値を別の値に置き換えます。
使用方法:
SUBSTITUTE(text, old_text, new_text) とし、text
に対象となる項目または値を、old_text に置換前の文
字列を、new_text に old_text に対する置換後の文字
列を指定します。
例:
SUBSTITUTE(Name, "クーポン", "割引") とすると、
Name 内の "クーポン" という文字列を "置換" という文
字列に置き換えた名称が返されます。
SUBSTITUTE(Email, LEFT(Email, FIND("@",
Email)), "www.") とすると、電子メールアドレスか
ら "@" までの長さを取得し、"@" より左の文字列を
"www." に変換して Web サイトのアドレスを作成しま
す。
ヒント:
•
•
指定する各文字列は大文字と小文字を区別します。
old_text が複数ある場合は、すべて new_text に
置き換えられます。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 153
カスタムボタン、カスタムリンク、カスタムSコントロールにおいて、以下の新しい高度な関数を利用できます。
GETRECORDIDS
説明:
リストビューや関連リスト内で選択したレコードのレ
コード ID を配列形式で返します。
使用方法:
{!GETRECORDIDS(object_type)} とし、object_type
に取得対象にするレコードのオブジェクトを指定しま
す。
カスタムボタンの例:
{!REQUIRESCRIPT("/soap/ajax/8.0/connection.js")}
var records =
{!GETRECORDIDS($ObjectType.Case)}; var
newRecords = [];
if (records[0] == null) { alert("レコードを選
択してください。") } else { for (var n in
records) { var c = new
sforce.SObject("Case"); c.id = records[n];
c.Status = "新規"; newRecords.push(c); }
result =
sforce.connection.update(newRecords);
window.location.reload(); }
選択したケースレコードの 状況 を "新規" に更新しま
す。設定するには、ケースに以下の属性を指定したカ
スタムボタンを作成します。
•
表示の種類 が "リストボタン"
•
動作 が "JavaScript を実行"
•
コンテンツのソース が "OnClick Java Script"
カスタムボタンの構文に上記のサンプルコードをコピー
します。最後に、ケースの関連リストを含む取引先や
商談などのページレイアウトにリストボタンを追加し
ます。ユーザは好きなだけ関連リストのケースレコー
ドを選択し、リストボタンをクリックして状況の値を
一括変更することができます。レコードを選択してい
なかった場合は records[0] == null で指定したメッ
セージが表示されます。
ヒント:
•
•
カスタムSコントロール、カスタムボタン、カスタ
ムリンクにおいて、特別な差し込み項目を参照する
場合は、グローバル変数 を使用します。
活動は特殊なオブジェクトです。ToDo のリストボ
タンを作成する場合は、
{!GETRECORDIDS($ObjectType.Task)} を使用しま
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 154
•
す。行動のリストボタンを作成する場合は、
{!GETRECORDIDS($ObjectType.Event)} を使用しま
す。
この関数はカスタムボタン、カスタムリンク、カス
タムSコントロールでのみ利用できます。
INCLUDE
説明:
Sコントロールのスニペットからコンテンツを返しま
す。多くのSコントロール内にある共通コードを再利用
するためにこの関数を利用します。
使用方法:
{!INCLUDE(source, [inputs])} とし、source に参
照するSコントロールのスニペットを指定します。
inputs に、スニペットに渡す必要な情報を指定しま
す。
Sコントロールの例:
ヘッダースニペットの参照
<html> <body> {!
INCLUDE($SControl.Header_Snippet, [title =
"私のタイトル", theme = "modern"])} </body>
</html>
Web タブに表示するよう作成したページのヘッダーの
スニペットを参照します。ページタイトルは "私のタイ
トル" と表示されます。カスタムSコントロールを参照
するには、$SControl グローバル変数 を使用します。
入力パラメータの参照
再利用可能なスニペットを作成し、Sコントロールに含
めるには、以下の二つのサンプルを使用します。
<h2
class=”{!$Request.titleTheme}.title”>{!$Request.titleText}</h2>
このスニペットはtitleTheme と titleText の二つの
入力パラメータを必要とします。入力したパラメータ
に基づいてページタイトルとテーマを表示する再利用
可能な HTML タグです。次に、スニペットを含めるS
コントロールを作成します。
<html> <head> </head> <body> {!
INCLUDE($SControl.Title_Snippet, [titleTheme
= "modern", titleText = "私のサンプルタイト
ル"]) }
... ページのコンテンツを記述します ...
</body> </html>
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 155
このSコントロールは、Title_Snippet というスニペット
を使用し、"私のサンプルタイトル" と modern テーマを
表示します。ページのコンテンツを記述します の箇所に、
独自の HTML コンテンツを記述し、Sコントロールを
Salesforce で作成する Web タブのソースに設定します。
ヒント:
•
•
•
この関数は、Sコントロールスニペットを複製せず
参照しているため、常に最新のSコントロールスニ
ペットのコンテンツが実行されます。Sコントロー
ルスニペットを更新した場合は、それを参照してい
るすべての INCLUDE 関数に影響があります。
スニペットの内部情報にアクセスするには $Request
グローバル変数 を使用します。
この関数はカスタムボタン、カスタムリンク、カス
タムSコントロールでのみ利用できます。
LINKTO
説明:
カスタムSコントロールや Salesforce ページで使用する
関連リンク(href や anchor タグ)を返します。
使用方法:
{!LINKTO(label, target, id, [inputs]} とし、
label に表示ラベルの文字列を、target に URL を、
id にレコードの ID を指定します。Inputs は必要に応
じて設定し、リンクに追加したいパラメータで指定で
きます。
Sコントロールの例:
新規取引先作成 Sコントロール
<html> <body> {!LINKTO("取引先の新規作成",
$Action.Account.New, $ObjectType.Account)}
</body> </html>
取引先を新規作成するリンクを返します。取引先を新
規作成できると便利な取引先のリストビューや、Web
タブで有効です。取引先の新規作成ページにアクセス
するには、$Action グローバル変数 を使用します。
新規電子メールウィンドウ表示 Sコントロール
<html> <body> {!LINKTO("電子メールリンク",
"mailto:[email protected]?subject=Please%20Help")};
</body> </html>
"電子メールリンク" をクリックすると、宛先に
[email protected]、件名に "Please Help" を設定
した新規電子メールのウィンドウが表示されるリンク
を返します。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 156
別のSコントロールへのリンク
<html> <body> {!LINKTO("重複の確認",
$Action.Account.dedup_account, Account.Id)}
</body> </html>
"重複の確認" というハイパーリンクを含むページを生
成します。リンクをクリックすると、Salesforce が自動
的にSコントロールを実行します。重複を検索して情報
をマージするカスタムSコントロールを事前に作成する
必要があります。
ヒント:
•
•
新規ウィンドウで表示したい場合は、インラインS
コントロールで使用しないでください。
この関数はカスタムボタン、カスタムリンク、カス
タムSコントロールでのみ利用できます。
REQUIRESCRIPT
説明:
指定した URL のソーススクリプトを返します。Apex
AJAX ツールキットまたはその他の JavaScript ツールキッ
トで参照するときに使用できます。
使用方法:
{!REQUIRESCRIPT(url)} とし、url にスクリプトで使
用するリンクの URL を指定します。
AJAX ツールキットでは:
{!requireScript("/soap/ajax/8.0/connection.js")}
戻り値:
<script
src="/soap/ajax/8.0/connection.js"></script>
Dojo では:
{!requireScript("/js/dojo/0.3.1/dojo.js")}
戻り値:
<script
src="/js/dojo/0.3.1/dojo.js"></script>
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 157
カスタムボタンの例:
{!REQUIRESCRIPT("/soap/ajax/8.0/connection.js")}
var c = new sforce.SObject("Case"); c.id =
"{!Case.Id}"; c.Status = "新規"; result =
sforce.connection.update([c]);
window.location.reload();
ケースの詳細ページでカスタムボタンをクリックする
と、ケースの状況を "新規" に設定します。このカスタ
ムボタンを作成するには、カスタムボタンの属性で動
作を "JavaScript を実行" に、表示の種類を "詳細ページボ
タン" に定義して上記のコンテンツをコピーし、ケース
のページレイアウトに追加します。
ヒント:
•
•
•
カスタムSコントロールにおいて、特別な差し込み
項目を参照する場合は、グローバル変数 を使用しま
す。
script タグが OnClick コードの外部にある必要があ
るため、動作を "JavaScript を実行" に設定したカスタ
ムボタンまたはカスタムリンクのSコントロールを
作成する場合にこの関数を使用します。
この関数はカスタムボタン、カスタムリンク、カス
タムSコントロールでのみ利用できます。
URLFOR
説明:
アクションやSコントロールで使用するURLを返しま
す。
使用方法:
{!URLFOR(target, id, [inputs])}
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 158
Sコントロールの例:
<html> <body> <form method="get"
target="_top" name="edit" action="{!URLFOR(
$Action.property__c.New ,
$ObjectType.property__c )}"> Name:<input
type="text" name="Name"> <input
type="hidden" name-"nooverride" value="1"/>
<input type ="hidden" name="cancelURL"
value="{!URLFOR($Action.property__c.New,$ObjectType.property__c)}"/>
<input type="submit"/> </form> </body>
</html>
SコントロールがでName項目と登録ボタンがある Web
フォームを表示します。登録ボタンをクリックすると、
Sコントロールが新規レコードを作成し、Web 上で入力
したName項目の値をName項目に設定して登録します。
Nameというカスタム項目を含む "property" というカスタ
ムオブジェクトを事前に作成する必要があります。[新
規] などの標準のアクションにアクセスできるように上
書きする場合は、例にある "nooverride" オブションを使
用します。
ヒント:
•
•
•
カスタムSコントロールにおいて、特別な差し込み
項目を参照する場合は、グローバル変数 を使用しま
す。
標準のアクションを上書きした場合は、そのアク
ションを Salesforce 上で利用できなくなります。た
とえば、新規取引先作成のアクションを上書きした
場合、取引先の詳細ページ、その他の詳細ページの
取引先の関連リストなどすべてのページの [新規] ボ
タン、またサイドバーの [新規作成] ドロップダウン
リストに影響します。標準のアクションにアクセス
できるように上書きする場合は、Sコントロールで
"nooverride" オブションを使用します。
この関数はカスタムボタン、カスタムリンク、カス
タムSコントロールでのみ利用できます。
インポートキュー
インポートキューは [設定] ➤ [監視] ➤ [インポートキューの参照] で確認できます。
組織情報ページのライセンス関連リスト
組織のライセンス情報を組織情報ページで参照できます。
利用可能なライセンスの一覧を種類別に表示するには、[設定] ➤ [組織プロファイル] ➤ [組織情報] をクリックし
ます。このページには、ユーザライセンスの種類ごとに次の情報が一覧表示されます。
•
[ライセンス数 合計] は、組織で利用できるライセンスの数を表します。
•
[有効ライセンス数] は、ユーザに割り当てたライセンス数です。
•
[ライセンス残数] は、未使用のライセンス数です。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 159
新しい対応言語: フィンランド語とタイ語
Salesforce では新しくフィンランド語とタイ語が利用可能になり、サポート言語が以下の 14 言語に増えました。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
ポルトガル語 (ブラジル)
簡易中国語
伝統中国語
英語
オランダ語
フィンランド語
フランス語
ドイツ語
イタリア語
日本語
韓国語
スペイン語
スウェーデン語
タイ語
ユーザは [設定] ➤ [個人設定] ➤ [個人情報] ➤ [編集] をクリックして自分が使用する言語を変更できます。
ページレイアウトの機能強化
•
•
•
•
•
ページレイアウトの編集中に変更内容を保存したい場合に、[適用] ボタンで変更内容を保存して編集を続け
ることができます。
項目、関連リスト、Sコントロールなどのページレイアウトのプロパティの変更を行うボタンがひとつになり
ます。どのタイプのアイテムのプロパティも、[プロパティの編集] をクリックして行います。
ページレイアウトのどの項目もダブルクリックしてプロパティの編集をすることができます。たとえば、関
連リストの項目や並び替え順、標準ボタン、カスタムボタンなどを変更する場合は、関連リストをダブルク
リックします。
カスタムボタンを追加する場所を確保するため、[印刷用に表示] ボタンがリンクになりました。
[取引先名] 項目をケースクローズ時のページレイアウトに追加できるようになりました。
設定変更監査
電子メール-to-ケースの設定変更監査をすることができます。[設定・定義を参照する] 権限を持つユーザは、[設
定] ➤ [セキュリティのコントロール] ➤ [設定変更監査の参照] をクリックして組織の設定監査の履歴を参照でき
ます。
サポート対象のブラウザ
Winter '07で Salesforce がサポートするブラウザは以下のとおりです。
•
•
MicrosoftR Internet Explorer バージョン 6.0 以降 (推奨)
Mozilla Firefox version 1.5 以降
どのブラウザをご利用になる場合も、JavaScript を有効にする必要があります。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 160
ユーザインターフェースの機能強化
折りたたみ可能なサイドバー
すべての Salesforce ページにおいて、サイドバーの表示と非表示を切り替えることができます。
折りたたみ可能なサイドバーの有効化 を選択するには、 [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ユーザイン
ターフェース] をクリックします。 折りたたみ可能なサイドバーを有効化すると、組織上のす
べてのユーザに対し有効化されますが、 各ユーザが好みに合わせて設定することも可能です。
ユーザはサイドバーを常に表示するか、または必要なときのみ境界線をクリックしてサイド
バーを表示することができます。
ヒント: 組織でディビジョンを使用している場合、ディビジョンドロップダウンリスト
をいつでも利用できるように、サイドバーを常に表示することをおすすめします。
関連リストのフロート表示
レコードの詳細ページ上部で関連リストをフロート表示できます。関連リストのリンクにマウ
スオーバーすると、その関連リストがフロート表示され、アクションを実行できます。画面を
スクロールをすることなく関連リストのデータにアクセスすることが可能です。
関連リストのフロート表示機能は、Winter '07 ですべての組織に提供されます。[アプリケー
ションのカスタマイズ] 権限を持つユーザは、必要に応じて無効にすることができます。
関連リストのフロート表示を設定する方法は次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ユーザインターフェース] をクリックします。
2. [関連リストのフロート表示リンクの有効化] チェックボックスをオンにします。
無効にする場合はオフにします。
3. [保存] をクリックします。
カスタムホームページコンポーネントの表示
Salesforce のすべてのページにカスタムサイドバーコンポーネントを表示することができます。
サイドバーにコンポーネントを含むカスタムホームページを設定している場合に便利です。設
定すると Salesforce のすべてのページに対してサイドバーコンポーネントを表示します。
印刷用に表示リンク
すべてのレコード詳細ページで、[印刷用に表示] ボタンがリンクになりました。[印刷用に表
示] リンクは、各レコード詳細ページ右上の [このページのヘルプ] リンクの近くに表示されま
す。
ユーザオブジェクトの機能強化
代理承認者項目
新しいユーザの標準項目が追加されました。代理承認者項目を使用して、そのユーザに割り当
てられた承認申請を代理で承認できるユーザを指定できます。
階層関係
ユーザ間で階層関係を管理するためのユーザカスタム項目のデータ型が追加されます。他の
ユーザを参照するカスタム項目を作成する場合は、作成時に 階層関係 型を選択します。ユー
ザのマネージャなどを管理する場合に有効です。
カスタム項目の編集制限
ユーザのカスタム項目を作成するとき、[項目の編集制限] チェックボックスをオンにして、
「ユーザの管理」権限を持つユーザだけがその項目を編集できるようにすることができます。
salesforce.com | その他の Apex 機能強化 | 161
リストビューのユーザ項目
以下のユーザ項目をユーザのリストビュー、検索レイアウト、レポートに追加することができ
ます。
•
売上予測を許可
•
市区郡
•
作成者(別名)
•
作成者
•
作成日
•
終業時間
•
最終更新者(別名)
•
最終更新者
•
最終更新日
•
パスワード期限
•
始業時間
•
都道府県
•
町名・番地
•
タイムゾーン
•
郵便番号
•
携帯電話
•
プロファイル
Index
索引
A
AppExchange
管理パッケージ 135
C
Call Center Edition
CTI アダプタ 51
クリック-to-ダイヤル 63
コールセンターからのユーザの削除 56
コールセンターディレクトリ 56
コールセンターディレクトリの使用 64
コールセンターのインポート 53
コールセンターのコピー 53
コールセンターの作成 51
コールセンターの編集 54
コールセンターへのユーザの追加 55
コールセンターユーザの管理 55
コールセンター定義ファイル 52
システムの必要条件 50
ソフトフォンレイアウト 57
ユーザの状態の変更 61
レポート 70
ログイン 60
会議電話をかける 66
個人設定の編集 69
使用 59
設定 50
通話のラップアップ 68
通話の転送 67
通話の保留 66
通話ログの作成 67
電話への応答 65
電話をかける 62
CTI アダプタ
展開 51
L
Lotus Notes Edition
Salesforce レコードの作成 42
イベントと関連レコードの関連付け 40
インストール 34
オプションの設定 42
カスタム項目の対応付け 48
ケースの作成 41
システムの必要条件 34
タスクと関連レコードの関連付け 40
データの同期 37
データ競合の解決 37
リリース 35
レジストリエントリの変更 35
概要 33
更新通知の表示 31
取引先責任者と関連レコードの関連付け 40
Lotus Notes Edition (つづき)
同期方向の設定 35
Lotus Notes、Lotus Notes Editionを参照 33
O
Office Edition
更新通知の表示 31
Offline Edition
更新通知の表示 31
Outlook Edition
更新通知の表示 31
S
S コントロール
グローバル変数 82
差し込み項目の種別 82
作成 80
参照先 90
定義 80
T
ToDo
名称変更 91
あ
アウトバウンドメッセージ
アウトバウンドメッセージキュー 99
送信状況のトラッキング 99
定義 98
い
インテグレーション
S コントロール 80
インポート
コールセンター定義ファイル 53
か
カスタマイズ
タブの名称変更 91
項目の名称変更 91
カスタムボタン
参照先 90
設定 85
カスタムリンク
参照先 90
設定 85
カスタム項目
デフォルト値 95
カテゴリ
有効化 74
Index
た
タブ
名称変更 91
き
キャンペーン
名称変更 91
キュー
設定 92
く
クリック-to-ダイヤル 63
け
ケース
Lotus Notes Edition での作成 41
名称変更 91
こ
コンソール
ミニページレイアウトの定義 7
リストビュー 11
レイアウトの割り当て 8
レイアウトの作成 6
概要 5
関連オブジェクトの選択 7
設定 6
操作 10
表示 9
そ
ソフトフォン
ログイン 60
個人設定の編集 69
使用 59
ソフトフォンレイアウト
カスタマイズ 57
ユーザプロファイルへの割り当て 59
定義 58
ソフトフォン通話
クリック-to-ダイヤル 63
ラップアップ 68
レポート 70
ログ 67
応答 65
会議 66
開始 62
転送 67
ソリューション
マルチ言語 71
マルチ言語ソリューションの有効化 72
削除 75
設定 74
翻訳 71
翻訳状況 75
名称変更 91
て
ディレクトリ
コールセンターの使用 64
ディレクトリ番号
追加 57
追加分の管理 56
デスクトップクライアント
ユーザ権限の設定 32
更新の確認 32
デフォルト項目値
概要 94
定義 95
例 96
テリトリー
コピー 22
ユーザの移行 23
ユーザの削除 23
ユーザを追加 23
階層 20
概要 17
管理 19
作成 21
取引先割り当てルール 25
手動による取引先の割り当て 27
設定 21
売上予測マネージャを追加 23
表示 22
編集 22
有効化 18
と
ドキュメント
名称変更 91
は
パートナー
名称変更 91
ふ
プロファイル
デスクトップクライアントの権限 32
ほ
ボタン
カスタム 85
上書き 89
ま
れ
マルチ言語ソリューション 71
有効化 72
レイアウト
ソフトフォンレイアウトを参照 57
ゆ
ろ
ユーザ
コールセンターの管理 55
ログイン
ソフトフォン 60
ログファイル
CTI アダプタ 51
り
リード
名称変更 91
リンク
カスタム 85
わ
ワークフロー
アウトバウンドメッセージ 98
アウトバウンドメッセージキュー 99
アウトバウンドメッセージのトラッキング 99
Index