ニュースリリース ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴが7

ニュースリリース
ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴが7人の著名アーティストをメントー(指
導者)に決定
オラファー・エリアソン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、マイケル・オンダーチェ、アレク
セイ・ラトマンスキー、カイヤ・サーリアホ、ジェニファー・ティプトン、ピーター・ズントーらが才
能あふれる若いアーティストたちを指導
ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴは、2014 年から 2015 年にかけて7人の
若いアーティストたちの指導にあたる、7 人のアーティストを発表しました。
1年間にわたり、各分野で才能ある新進アーティストと創造的なコラボレーションや交流を行う
巨匠たちはオラファー・エリアソン(視覚芸術)、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(映画)、
マイケル・オンダーチェ(文学)、アレクセイ・ラトマンスキー(舞踊)、カイヤ・サーリアホ(音楽)、
ジェニファー・ティプトン(舞台芸術)、ピーター・ズントー(建築)です。
「彼らは皆、各分野で非常に高く評価されている第一人者ばかりです。」とロレックス フィラン
ソロフィー部門のディレクター、レベッカ・アーヴィンは話します。「彼らが新世代のアーティスト
の指導を快諾してくれたことに大変感謝しています。この 11 年間、私たちはメントー(指導者)
とプロトジェ(生徒)の間に生まれた素晴らしく、永続的なコラボレーションとフレンドシップを見
てきました。今後、ますますこうした豊かで創造性あふれる対話が生まれることを楽しみにし
ています。」
建築:スイスの建築家、ピーター・ズントーは素材と光を巧みに融合させ、時を超えた建築物
を造り上げることで世界的な名声を得ています。近年ではロサンゼルス郡立美術館(LACMA)
の一部を、新しい太陽光発電を備えた建築に置き換えるプロジェクトを引き受けました。2009
年には建築界最高の栄誉であるプリツカー賞を受賞しました。
舞踊:現在、アメリカン・バレエ・シアターの常任振付家として活躍するアレクセイ・ラトマンス
キーは、世界で最も影響力があり人気の高い振付家のひとりとして広く知られています。ボリ
ショイ・バレエ・スクールで身につけた彼のバレエは、古典的芸術の形を大切にしながら活力
ある革新的なストーリー作りとなっています。
映画:映画監督のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、人間同士の交流やつながりを探
求する現実的で洞察力のある映画製作で高い評価を得ています。2006 年に製作された
『Babel(バベル)』は、メキシコ人監督として初めてアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む7部
門にノミネートされました。
文学:作家のマイケル・オンダーチェは、多文化的なテーマを探求する叙情的で表現力豊か
な作品で広く知られています。1992 年に、小説『The English Patient(イギリス人の患者)』で
カナダ人として初めてブッカー賞を受賞しました。
音楽:フィンランドの作曲家、カイヤ・サーリアホは、伝統楽器と最先端のコンピュータープロ
グラムによる電子楽器を融合させたすばらしい室内楽や管弦楽曲、オペラで知られています。
2013 年には彼女のこの分野への貢献が認められ、ポーラー音楽賞を受賞しました。
舞台芸術:ジェニファー・ティプトンは演劇やオペラ、舞踊など舞台芸術における照明の役割
に革命を起こしました。オビー賞、トニー賞、ドロシー&リリアン・ギッシュ賞などこの分野で数
多くの賞を受賞しています。
視覚芸術:デンマーク生まれのアイスランド人アーティスト、オラファー・エリアソンは、水や光
など従来とは異なる素材を取り入れたスケールの大きなインスタレーションと彫刻で広く知ら
れています。2003 年のヴェネチア・ビエンナーレにはデンマークの代表として参加しました。
「7人の新しいメントー(指導者)たちは、このロレックスのプログラムをエキサイティングで新し
い方向へ導いてくれることでしょう。」とアーヴィンは話します。「例えば、今回初めて音楽のメ
ントーとしてクラシック音楽の作曲家、カイヤ・サーリアホを、映画のメントーとしてラテンアメリ
カの監督、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥを、舞台芸術のメントーとして照明のクリエー
ターであるジェニファー・ティプトンを、そして初のクラシックバレエ振付師、アレクセイ・ラトマン
スキーを迎えました。」
ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴは、すでに新しいプロトジェ(生徒)の選定
を始めています。各分野で影響力を持つ芸術家や専門家による国際的な推薦委員会が設け
られ、選ばれた若いアーティストたちに応募を呼びかけます。各分野でそれぞれ3人の候補
者を推薦し、その中からメントー自身がプロトジェを決定します。プロトジェは2014年半ばに発
表され、指導はその後すぐに開始されます。
各メントーは指導期間中、最低6週間をプロトジェとともに過ごすことになります。指導の形態
や時間、場所は互いの合意で決めることができます。これまでには、持続的な交流を可能に
するためプロトジェがメントーの住む街を訪れたり、または電話やEメールでやり取りをしなが
ら定期的にお互いの家やスタジオ、撮影現場、リハーサル室を行き来するなどの方法が行わ
れました。各プロトジェには、25,000スイスフランがプログラム参加の助成金として支払われま
す。1年の指導期間終了後にはさらに、新しい作品作りのための資金として25,000スイスフラ
ンの追加支援が可能です。
2014−2015年度のメントーを推薦した顧問委員会のメンバーは、教授兼文学理論研究者のホ
ミ・K・バーバ(インド)、映画監督のジェーン・カンピオン(ニュージーランド)、振付家兼ダンサ
ーのシディ・ラルビ・シェルカウイ(ベルギー)、キュレーターのバイス・キュリガー(スイス)、音
楽家のザキール・フセイン(インド)、建築家のダニエル・リベスキンド(アメリカ)、映画プロデュ
ーサー兼映画祭ディレクターのトム・ラディー(アメリカ)、出版者のピーター・メイヤー(アメリ
カ)、文化プロデューサー兼教育者のジョセフ・V・メリロー(アメリカ)、振付家のマーク・モリス
(アメリカ)、詩人兼小説家のベン・オクリ(ナイジェリア)、女優のシャーロット・ランプリング(イ
ギリス/フランス)、指揮者兼作曲家のエサ=ペッカ・サロネン(フィンランド)、音楽家兼作曲
家のグスターボ・サンタオラヤ(アルゼンチン)、ビジュアルアーティストのシンディ・シャーマン
(アメリカ)、ビジュアルアーティストのス・ドホ(韓国)です。
ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴは、ロレックスが2年に1度実施するフィラ
ンソロフィー活動であり、国や文化を超えて世界の芸術的遺産を継承させていくことを目的と
しています。2002年の設立以来、世界中のアーティストをつなぐすばらしい芸術的なコミュニ
ティが形成されています。以下のように、世界中の名だたるアーティストがメントーとして名を
連ねてきました。:マーガレット・アトウッド、ジョン・バルデッサリ、タハール・ベン・ジェルーン、
トリシャ・ブラウン、(故)パトリス・シェロー、(故)サー・コリン・デイヴィス、アンヌ・テレサ・ドゥ・
ケースマイケル、ブライアン・イーノ、ハンス・マグヌス・エンツィンスベルガー、ウィリアム・フォ
ーサイス、スティーヴン・フリアーズ、ジルベルト・ジル、サー・ピーター・ホール、デイヴィッド・
ホックニー、レベッカ・ホーン、アニッシュ・カプーア、ウィリアム・ケントリッジ、イリ・キリアン、リ
ン・ファイミン(林懐民)、ト二・モリソン、ウォルター・マーチ、ミラ・ナイール、ユッスー・ンドゥ
ール、ジェシー・ノーマン、マーティン・スコセッシ、妹島和世、ピーター・セラーズ、アルヴァロ・
シザ、ウォレ・ソインカ、ジュリー・テイモア、勅使河原三郎、ケイト・ヴァルク、マリオ・バルガ
ス・リョサロバート・ウィルソン、チャン・イーモウ(張 藝謀)、ピンカス・ズッカーマン
ロレックス メントー&プロトジェ アート・イニシアチヴについての詳細は、
rolexmentorprotege.comをご覧ください。
問い合わせ先:
Anne-Sophie de Guigné(アン-ソフィー・ドゥ・ギニェ)
The Rolex Mentor and Protégé Arts Initiative
Tel: +41 22 302 2200; +41 22 302 7688 (直通)
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