第５号平高新聞校長室か発行：長崎県立平戸高等学校教務部平成２７年８月３１日ら７０年目の夏８月９日、今年も平和学習を行いました。２０年前、戦後５０年を記念して制作された「長崎の少年少女たち」のＤＶＤを見た後、一人ひとりが平和へのメッセージカードを記入し模造紙に貼り付けました。カードからは、映像を見て改めて感じた原爆の恐ろしさと、平和な世界を求める思いが伝わってきます。１１日の長崎新聞に田平町の近藤汪（ひろし）さんの証言がありました。平戸国民学校（小学校）時代、授業が中止になり農家で勤労奉仕させられたこと。空襲があって木引町に爆弾が落ちたこと、アメリカの飛行機がパイロットの顔が見えるくらいの低空で街中を飛んでいったこと。終戦後、米軍が水陸両用車で平戸に上陸し、小学校の講堂に駐屯したこと。米兵が安満岳でシカ狩りを行い、城下町平戸の貴重な刀は米軍に没収されてしまったこと。日本の西の端、平戸といえども戦争は大きな影響を与えていたのです。校長久家彰夫戦後７０年記念と銘打って「この国の空」という映画が上映中です。３月１０日の東京大空襲のあとの東京の一般市民の日常を８月１４日まで描いたもので、淡々とした展開に平戸在住の声楽家松口ようこさんのスキャットが流れてクライマックスを迎えます。戦争の経験者が少なくなり、若い人の意識の変化が言われる今日、機会あるごとに戦争と平和について学び、７０年前に起こったことを正しく知ることは大切なことだと思います。知らなければ何も考えられないし、何も生まれてきません。母の妹は挺身隊で大村の工場にかり出され、病気になって亡くなりましたが、数年前、その妹の名前が刻まれた慰霊碑を見たいと言い出しました。家から誰かを出さなければならず、身体が丈夫で農作業の労働力として残された自分の代わりに行った妹のことは昔から聞かされていたのに、母の苦しみに思い至ったのはいなくなった後のことでした。オープンスクール８月５日（水）にオープンスクールを実施しました。平戸市内の６つの中学校から生徒４２名の参加がありました。学校紹介の後、生徒たちは部活動を見学しました。体験授業では“科学”“福祉”の授業を開講し、各講座を２０分ほど体験しました。初めて学ぶ内容に興味津々で、楽しそうに取り組む様子が見られました。下の写真はオープンスクールの様子です。学校紹介体験授業部活動見学平和学習８月９日（土）に行った平和学習では、ビデオ上映とメッセージカード作成を行いました。ビデオでは原爆投下当時の様子や被爆者の体験談が流れ、生徒たちは真剣に見ていました。メッセージカードには生徒一人ひとりの平和に対する様々な思いが込められていました。その中から少し紹介します。 <メッセージカードより> ・被爆者の思いを、これからの未来のためにつなげていく。（１年男子）・家族、友達、大好きな人たちに幸せになってほしいから、これからも平和であってほしいし、私たちでよりよい世の中を作っていきたいです。そして世界中が戦争のない平和な世界になってほしいです。（２年女子）・世界では、まだ戦争を行っていて、無意味に命がなくなるような事が少しでも早く終わるように、これからの政治などを知っていこうと思う。（３年男子）地元食材ジェラート店ＯＰＥＮ!! 平戸の食材を使ったジェラート店「Ｖａｃｃａ（バッカ）Ｇｅｌａｔｏ」が７月２８日（火）、平戸市田平町の平戸瀬戸市場にオープンしました。１０種類のジェラートを用意されており、その中には平戸高校家庭ボランティア部が考案した「レモン味」もお店に並んでいます。市民や観光客の反応は上々のようです。９月の主な行事地域開放講座のご案内２日（水）進学説明会（推薦３年生徒・保護者）本校音楽室にて地域開放講座「金管楽器入門講座」を開催いたします。どなたでも参加可能です。 ○日時３日（木）体育祭総予行４日（金）振替休日（９/５分）５日（土）体育祭総準備平成２７年１１月２６日～１２月１７日（毎週木曜）６日（日）第４１回体育祭１８：３０～２０：３０（計４回） ○定員１０名（定員になり次第、締め切り）国家一般職・税務試験７日（月）振替休日（９/６分） ○申し込み方法電話またはＦＡＸ ○申し込み期間平成２７年９月２４日（木）～１０月３０日（金） ○申し込み先長崎県立平戸高等学校〒859-5392 平戸市草積町２６１番地ＴＥＬ (０９５０) ２８－００３４ＦＡＸ (０９５０) ２０－３００２体育祭予備日１１日（金）生徒会長選挙１２日（土）３年看護模試１６日（水）就職選考試験開始１８日（金）ジョブガイダンス①（１･２年）１９日（土）３年進研マーク模試（～２０日）２０日（日）市町村/消防試験２４日（木）考査時間割発表放課後一斉自学（～３０日）担当松本優２７日（日）全商情報処理検定県・政令指定市職員試験