OnCommand® System Manager 2.2 クイック スタート ガイド ネットアップ株式会社 www.netapp.com/jp 部品番号: 215-08421_A0 作成日: 2013 年 6 月 目次 | 3 目次 System Manager の概要 .............................................................................. 4 7-Mode の詳細情報の参照先 ................................................................................... 4 clustered Data ONTAP に関するその他の情報の入手場所 .................................... 6 System Manager のインストール、アップグレード、アンインストール ........ 8 System Manager のシステム要件 .............................................................................. 8 System Manager ソフトウェアのダウンロード .......................................................... 10 Windows への System Manager のインストール ..................................................... 10 Linux への System Manager のインストール ........................................................... 11 Windows での System Manager のアップグレード .................................................. 12 Linux での System Manager のアップグレード ........................................................ 13 Windows での System Manager のアンインストール .............................................. 14 Linux での System Manager のアンインストール .................................................... 14 System Manager の起動 ............................................................................ 16 System Manager での作業の開始 ............................................................. 17 System Manager によって使用されるポート ............................................................ 17 ストレージ システムまたはクラスタの追加 .............................................................. 18 ストレージ システムの検出 ...................................................................................... 19 ストレージ システムの構成 ...................................................................................... 19 著作権に関する情報 ................................................................................... 21 商標に関する情報 ....................................................................................... 22 ご意見をお寄せください .............................................................................. 23 索引 .............................................................................................................. 24 4 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド System Manager の概要 System Manager は、グラフィカルな管理インターフェイスで、ストレージ システムおよびストレージ オブジェクト(ディスク、ボリューム、アグリゲートなど)の管理やストレージ システムに関連する一 般的な管理作業を Web ブラウザから実行できます。 クラスタ管理者は、クラスタとそのリソースを System Manager ですべて管理できます。 System Manager を使用して、次のバージョンの Data ONTAP を実行するストレージ システムを管 理できます。 • • • • Data ONTAP 7.3.x(7.3.7 以降) Data ONTAP 8.0.4 / 8.0.5 7-Mode Data ONTAP 8.1.2 Data ONTAP 8.2 注: Data ONTAP 8.x 7-Mode の製品名に含まれる 7-Mode という表現は、この 8.x リリースが以 前の Data ONTAP 7.1、7.2、および 7.3 リリース ファミリーと同じ機能を備えていることを意味し ます。 System Manager を使用して V シリーズ システムも管理できます。 System Manager では、次のような多くの一般的な作業を実行できます。 • • • • • • • • • ディスク、アグリゲート、ボリューム、 qtree、およびクォータなどのストレージ オブジェクトを構成 し、管理する CIFS および NFS などのプロトコルを設定し、ファイル共有をプロビジョニングする FC および iSCSI などのプロトコルをブロック アクセス用に設定する ストレージ システムのネットワーク構成設定を検証および設定する vFiler ユニットを作成および管理する SnapMirror 関係と SnapVault 関係をセットアップおよび管理する HA 構成を管理し、テイクオーバーおよびギブバック操作を実行する クラスタ管理、ストレージ ノード管理、および Vserver 管理の操作をクラスタ環境で実行する Vserver の作成と設定、Vserver に関連付けられたストレージ オブジェクトの管理、および Vserver サービスの管理を行う 注: System Manager は FilerView に代わるもので、Data ONTAP 8.1 以降を実行するストレージ システムの管理ツールです。 7-Mode の詳細情報の参照先 System Manager のヘルプは、System Manager を使用したタスクの実行に役立つ Data ONTAP 7Mode の基本概念情報を提供します。 ストレージ オブジェクトとストレージ システムを設定、監視、 System Manager の概要 | 5 および管理するための詳細な概念情報については、ネットアップ サポート サイトで入手できる Data ONTAP のマニュアルを参照してください。 次の Data ONTAP のマニュアルが役立ちます。 『Data ONTAP 7-Mode ストレー ディスク、RAID グループ、アグリゲート、ボリューム、 ジ管理ガイド』 FlexClone ボリューム、 ファイルと LUN、FlexCache ボリュー ム、重複排除、圧縮、 qtree、およびクォータ を使用して、Data ONTAP 7-Mode を実行するストレージ システムのストレージ リソースを構成、操作、および管理する方法について説明しま す。 『Data ONTAP 7-Mode システ Data ONTAP ソフトウェアを実行するストレージ システムの一 ム アドミニストレーション ガイド』 般的な システム管理について説明します。 『Data ONTAP High Availability and MetroCluster Configuration Guide for 7Mode』 ハイアベイラビリティ構成をインストールおよび管理する方法に ついて説明します。 『Data ONTAP MultiStore Management Guide for 7Mode』 Data ONTAP 7-Mode のライセンスで使用できる MultiStore ソ フトウェアで vFiler ユニット(仮想ストレージ システム)を管理す る方法について説明します。 『Data ONTAP 7-Mode ネットワ Data ONTAP 7-Mode を実行しているストレージ システムに関 ーク管理ガイド』 連付けられたネットワークを構成および管理する方法について 説明します。 『Data ONTAP 7-Mode Storage Efficiency 管理ガイド』 ストレージ利用率を大幅に向上できる機能について説明しま す。 『Data ONTAP 7-Mode SAN ア ドミニストレーション ガイド』 SAN 環境の iSCSI プロトコルと FC プロトコルを設定および管 理する方法について説明します。 Data ONTAP 7-Mode ファイル アクセスおよびプロトコル管理 ガイド』 Data ONTAP 7-Mode を搭載したストレージ システムにおける NFS、CIFS、HTTP、FTP、および WebDAV プロトコルのファイ ル アクセスを管理する方法について説明します。 『Data ONTAP 7-Mode データ Data ONTAP 7-Mode のオンライン バックアップおよびリカバリ 保護:オンライン バックアップお 機能を使用してデータをバックアップおよびリカバリする方法に ついて説明します。 よびリカバリ ガイド』 『Data ONTAP 7-Mode アーカイ コンプライアンスを目的としてデータをアーカイブおよび保護す ブ コンプライアンス 管理ガイド』 る方法について説明します。 関連情報 ドキュメント:製品別ライブラリ:support.netapp.com/documentation/productsatoz/index.html 6 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド clustered Data ONTAP に関するその他の情報の入手場所 System Manager ヘルプには、System Manager を使用した作業の実行に役立つ clustered Data ONTAP の基本的な概念が記載されています。 ストレージ オブジェクトとストレージ システムを設 定、監視、および管理するための詳細な概念情報については、ネットアップ サポート サイトで入手 できる Data ONTAP のマニュアルを参照してください。 注: Data ONTAP Cluster-Mode と clustered Data ONTAP という用語は、このマニュアルでは同じ 意味で試用されます。 次の Data ONTAP のマニュアルが役立ちます。 『clustered Data ONTAP Physical Storage Management Guide』 clustered Data ONTAP を実行するストレージ システムの物理ストレ ージ リソースを構成、運用、および管理する方法について説明して います。 ディスク、RAID グループ、プレックス、およびアグリゲート についても説明しています。 『clustered Data ONTAP 論理ストレージ管理 ガイ ド』 clustered Data ONTAP を実行するストレージ システムのストレージ リソースを構成、運用、および管理する方法について説明していま す。 ボリューム、FlexClone ボリューム、ファイルおよび LUN、重複 排除、圧縮、qtree、およびクォータに関する情報を提供します。 『clustered Data ONTAP System Administration Guide for Cluster Administrators』 Data ONTAP ソフトウェアを実行する ストレージ システムの、一般的 なシステム管理について説明しています。 『clustered Data ONTAP High-Availability Configuration Guide』 ハイアベイラビリティ構成のインストールと管理について説明してい ます。 『clustered Data ONTAP System Administration Guide for Vserver Administrators』 clustered Data ONTAP で Vserver(仮想ストレージ システム)を管理 する Vserver 管理者向けの機能について説明しています。 『clustered Data ONTAP ネットワーク管理ガイド』 clustered Data ONTAP を実行するストレージ システムに関連付けら れたネットワークを設定および管理する方法、および NFS プロトコル と CIFS プロトコルを使用したファイル アクセスを管理する方法につ いて説明しています。 『clustered Data ONTAP SAN アドミニストレーショ ン ガイド』 SAN 環境の iSCSI プロトコルと FC プロトコルを設定および管理する 方法について説明します。 System Manager の概要 | 7 『clustered Data ONTAP ネットワークの構成および管理方法、NFS プロトコルと CIFS プロトコ File Access and Protocols ルを使用したファイル アクセスを 管理する方法について説明してい Management Guide』 ます。 『clustered Data ONTAP Data Protection Guide』 clustered Data ONTAP のオンライン バックアップおよびリカバリ機能 を使用してデータをバックアップおよびリカバリする方法について説 明しています。 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ ドキュメント:製品別ライブラリ:support.netapp.com/documentation/productsatoz/index.html 8 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド System Manager のインストール、アップグレード、アン インストール System Manager は、Windows または Linux オペレーティング システムを実行しているデスクトップ またはラップトップにダウンロードして、インストールすることができます。 以前のバージョンから System Manager 2.2 へのアップグレードも可能です。 System Manager が不要になったときはいつ でもアンインストールできます。 Windows では、標準のウィザード形式のインストーラを使用して System Manager をインストール することができます。 Linux では、Red Hat Package Manager(RPM)を使用することができます。 System Manager のシステム要件 System Manager ソフトウェアを実行するために必要なホスト システム構成、オペレーティング シス テム、およびブラウザがあることを確認する必要があります。 ソフトウェアにアクセスするには、適 切な管理者権限も必要です。 ホスト システムは、次の最小要件を満たす必要があります。 • • • • • • • • Pentium x86 プロセッサ 1GB の RAM 1GB のビデオ ディスプレイ RAM 1GB の空きディスク容量 以前のバージョンからのアップグレードの場合は、 既存のログ ファイル用に追加のディスク ス ペースが必要になることが あります。 ワイヤレスまたはイーサネットでネットワークに接続 32 ビットまたは 64 ビット Windows または Linux オペレーティング システム Adobe Flash Player 11.0 以降 32 ビットまたは 64 ビットの Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7) • • 32 ビットまたは 64 ビットのどちらの JRE をインストールするかは、 オペレーティング システ ムによって決まります。 32 ビット Windows または Linux オペレーティング システムを使用 している場合は、32 ビット JRE を インストールする必要があります。 同様に、64 ビット Windows または Linux オペレーティング システムを使用している場合は、64 ビット JRE を インストールする必要があります。 32 ビットまたは 64 ビットの Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7)は www.java.com/en/download/manual.jsp からインストールできます。 Windows システムで次のいずれかが実行されている必要があります。 • • Windows XP Windows Server 2003 System Manager のインストール、アップグレード、アンインストール | 9 • • • • • Windows Server 2008 Windows Server 2012 Windows Vista Windows 7 Windows 8 Linux システムで次のいずれかが実行されている必要があります。 • • Red Hat Enterprise Linux 5 または 6 SUSE Linux Enterprise Server 11 Linux システムには、GNOME や KDE などのグラフィカル デスクトップ環境がインストールされて いる必要があります。 次のいずれかの Web ブラウザが必要です。 • • • • Internet Explorer 8.0、9.0(Windows) Internet Explorer 10.0(互換モード)(Windows) Mozilla Firefox 15、16、17、18(Windows および Linux) Google Chrome 23、24(Windows) 注: 64 ビットのオペレーティング システムでは、32 ビットと 64 ビットのどちらのブラウザも 実行で きます。 次の点を確認してください。 • 画面の解像度を 1280×1024 ピクセルに設定すると最適な表示になります。 注: 画面の幅が 2000 ピクセルを超えないようにする必要があります。 • Web ブラウザがオフライン モードでないことを確認します。 ストレージ システムで次のいずれかのバージョンの Data ONTAP が実行されている必要がありま す。 • • • • Data ONTAP 7.3.x(7.3.7 以降) Data ONTAP 8.0.4 / 8.0.5 7-Mode Data ONTAP 8.1.2 Data ONTAP 8.2 注: Data ONTAP 8.2 7-Mode を実行するストレージ システムでは、httpd.admin.ssl.enable を使用して HTTP を有効にする必要があります。 現在サポートされているシステムの最新情報については、 Interoperability Matrix を参照してくださ い。 関連情報 互換性マトリックス:http://support.netapp.com/NOW/products/interoperability 10 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド System Manager ソフトウェアのダウンロード System Manager をインストールするには、 ネットアップ サポート サイトからダウンロードする必要 があります。 System Manager は、登録ユーザであればだれでも無償でダウンロードできます。 開始する前に ネットアップ サポート サイトへのアクセス権が必要です。 手順 1. ネットアップ サポート サイトにログインします。 2. [NetApp Support]ページで、 [Downloads] > [Software]をクリックします。 3. OnCommand System Manager 行でプラットフォームを選択し、 [Go!]をクリックします。 4. 画面の指示に従って、ソフトウェア ファイルをローカル ディレクトリにダウンロードします。 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ Windows への System Manager のインストール ウィザード形式のインストーラを使用して Windows システムに System Manager をインストールで きます。 開始する前に • • • • サポートされているソフトウェア バージョンが Windows ホスト システムで実行されている必要 があります。 System Manager ソフトウェアを ネットアップ サポート サイトからダウンロードしておきます。 アプリケーションをインストールするには、適切な管理者権限が必要です。 System Manager でインストールされる Jetty Web サーバのポートを手動で指定する場合、 System Manager アプリケーションの起動時に別のアプリケーションで使用されていないポート を選択する必要があります。 注: 設定したポートが別のアプリケーションで使用されていても System Manager のインストー ルは完了しますが、 System Manager を起動することはできません。この場合、別のポートに インストールし直すか、使用するポートを開放する必要があります。 • Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7)をインストールしておく必要があります。 System Manager のインストール、アップグレード、アンインストール | 11 手順 1. ソフトウェアをダウンロードして保存したディレクトリから System Manager のセットアップ(.exe) ファイルを実行します。 2. 画面の手順に従って、インストールを完了します。 デフォルトのインストール パスは、C:\Program Files\NetApp\OnCommand System Manager です。 System Manager の設定の詳細とログは、デフォルトでは次のユーザ設定ディレクトリに格納さ れます。 • C:\Users\<user>\NetApp\SystemManager(Windows Vista 以降を実行しているシステ ムの場合) • C:\Documents and Settings\<User>\NetApp\SystemManager(Windows XP 以降を 実行しているシステムの場合) 終了後の操作 System Manager を起動して、ストレージ システムおよびオブジェクトの管理を開始できます。 関連タスク System Manager ソフトウェアのダウンロード(10 ページ) System Manager の起動(16 ページ) 関連参照情報 System Manager のシステム要件(8 ページ) 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ Linux への System Manager のインストール Red Hat Package Manager(RPM)を使用して、CLI を介して Linux システムに System Manager を インストールできます。 System Manager を初めてインストールする場合は、このタスクを実行する 必要があります。 開始する前に • • • サポートされているソフトウェア バージョンが Linux ホスト システムで実行されている必要があ ります。 System Manager ソフトウェアを ネットアップ サポート サイトからダウンロードしておきます。 アプリケーションをインストールするには、適切な権限が必要です。 12 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド • Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7)をインストールしておく必要があります。 手順 1. 次のコマンドを使用して、System Manager をインストールします。 rpm -i downloaded_rpm_file_name 2. 次のコマンドを使用して、インストールの進捗状況をチェックします。 rpm -ivv downloaded_rpm_file_name System Manager の設定の詳細とログは、デフォルトではユーザ設定ディレクトリ/root/ Netapp に格納されます。 終了後の操作 System Manager を起動して、ストレージ システムおよびオブジェクトの管理を開始できます。 関連タスク System Manager ソフトウェアのダウンロード(10 ページ) System Manager の起動(16 ページ) 関連参照情報 System Manager のシステム要件(8 ページ) 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ Windows での System Manager のアップグレード System Manager を以前のバージョンから最新のバージョンにアップグレードすることができます。 アップグレード後も、以前のバージョンで管理していたストレージ システムを継続して管理すること ができます。 開始する前に • • • • サポートされているソフトウェア バージョンがホスト システムで実行されている必要がありま す。 最新バージョンの System Manager ソフトウェアを ネットアップ サポート サイトからダウンロード しておきます。 システムで実行されている以前のバージョンの System Manager を終了する必要があります。 Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7)をインストールしておく必要があります。 System Manager のインストール、アップグレード、アンインストール | 13 タスク概要 System Manager 1.x からアップグレードする場合は、以前のバージョンをアンインストールする必 要はありません。 手順 1. ダウンロードした System Manager ソフトウェア ファイルを実行します。 2. 画面の手順に従って、アップグレードを完了します。 アップグレード後、以前のバージョンの System Manager を使用して管理していたすべてのスト レージ システムの IP アドレスが移行されます。 終了後の操作 System Manager を起動して、ストレージ システムの管理を開始できます。 System Manager 1.x から 2.x へのアップグレードでは、 ストレージ システムのクレデンシャルは移 行されません。 そのため、 System Manager を使用してストレージ システムを管理する前に、 クレ デンシャルを指定する必要があります。 System Manager 2.0 から 2.x へのアップグレードでは、 ストレージ システムのクレデンシャルが移 行されるため、クレデンシャルを指定する必要はありません。 関連タスク System Manager ソフトウェアのダウンロード(10 ページ) System Manager の起動(16 ページ) 関連参照情報 System Manager のシステム要件(8 ページ) 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ Linux での System Manager のアップグレード System Manager は、Red Hat Package Manager(RPM)を使用して、CLI を介して最新バージョンに アップグレードできます。 アップグレード後も、以前のバージョンで管理していたストレージ システ ムを継続して管理することができます。 開始する前に • サポートされているソフトウェア バージョンがホスト システムおよびストレージ システムで実行 されている必要があります。 14 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド • • • 最新バージョンの System Manager ソフトウェアを ネットアップ サポート サイトからダウンロード しておきます。 システムで実行されている以前のバージョンの System Manager を終了する必要があります。 Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7)をインストールしておく必要があります。 手順 1. CLI から、次のコマンドを入力します。 rpm -U download_file_name 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ Windows での System Manager のアンインストール System Manager は、Windows のプログラムの追加と削除ユーティリティを使用してアンインストー ルできます。 開始する前に System Manager アプリケーションを実行している場合は、終了する必要があります。 タスク概要 System Manager のインストール ディレクトリが変更されている場合、コントロール パネルからはア ンインストールできません。 その場合、System Manager をアンインストールするにはそのディレクト リで uninst.exe を実行します。 手順 1. [スタート] > [コントロール パネル]をクリックします。 2. プログラムの追加または削除を行うユーティリティを開き、 System Manager version_number をアンインストールします。 Linux での System Manager のアンインストール System Manager は、Red Hat Package Manager(RPM)を使用して、デスクトップまたは CLI を介し てアンインストールできます。 開始する前に System Manager アプリケーションを実行している場合は、終了する必要があります。 System Manager のインストール、アップグレード、アンインストール | 15 手順 1. CLI から、次のコマンドを入力します。 rpm -e system_manager_package_name 16 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド System Manager の起動 System Manager をインストールしたら、Web ブラウザからアプリケーションを起動してストレージ シ ステムを構成および管理する必要があります。 開始する前に • • • • • Windows Server オペレーティング システムと Internet Explorer を使用している場合は、Internet Explorer で、信頼済みサイトに http://127.0.0.1 を追加します。 プロキシ サーバを使用している場合は無効にします。 Linux システムを使用している場合は、Oracle Java Runtime Environment 7 (JRE 7)をインスト ールし、デフォルトの JRE に設定する必要があります。 java -d32 -version コマンドおよび java -d64 -version コマンドを使用して、正しいバ ージョンの JRE および関連付けられているプラットフォームを使用していることを確認すること ができます。 VMware Fusion を使用して、Windows または Linux ゲスト OS を Mac OS 上で実行している場 合は、以下を確認します。 • 共有フォルダ機能を無効にします。 • ミラー フォルダ機能のデスクトップ オプションを無効にします。 Windows 7 および Windows Server 2008 を実行しているマシンで VPN 接続を利用して System Manager にアクセスする場合は、Microsoft Web サイト(support.microsoft.com/kb/2750841)で 提供されている修正プログラムをインストールしておく必要があります。 手順 1. 次のいずれかの方法で System Manager を起動します。 • • • • デスクトップの NetApp OnCommand System Manager アイコンをダブルクリックします。 Windows の場合は、[スタート] > [すべてのプログラム] > [NetApp] > [OnCommand System Manager version_number]をクリックします。 Red Hat Enterprise Linux 5 の場合は、[アプリケーション] > [システム ツール] > [NetApp OnCommand System Manager version_number]をクリックします。 SUSE Linux Enterprise Server 11 の場合は、[コンピュータ] > [アプリケーション] > [NetApp OnCommand System Manager version_number]をクリックします。 System Manager での作業の開始 System Manager のユーザ インターフェイスでは、ストレージ システムを設定したり、ストレージ オ ブジェクト(ディスク、アグリゲート、ボリューム、クォータ、qtree、LUN など)、プロトコル(CIFS、 NFS、iSCSI、FC など)、vFiler ユニット、Vserver、 HA 構成、 V シリーズ システム、SnapVault 関 係、および SnapMirror 関係を管理したりすることができます。 System Manager からストレージ システムを設定および管理する方法の詳細については、 System Manager のヘルプを参照してください。 PDF 形式のヘルプは、 ネットアップ サポート サイトからア クセスできます。また System Manager ソフトウェアにも付属しています。 System Manager からストレージ システムを管理するには、そのシステムを System Manager に追 加する必要があります。 関連情報 ネットアップ サポート サイト:http://support.netapp.com/ System Manager によって使用されるポート System Manager は、HTTPS、HTTP および SNMP などの管理プロトコルを使用してストレージ シ ステムにアクセスする場合、特定のポートを使用します。 System Manager は、次のポートを使用してストレージ システムと通信します。 • • • ポート TCP / 443 - HTTPS ポート TCP / 80 - HTTP ポート UDP / 161 - SNMP ストレージ システムとのセキュアな通信には、HTTPS を使用するのが理想的です。 HTTPS 経由 で管理要求を行うには、ストレージ システム上で SSL を有効にする必要があります。 clustered Data ONTAP 8.1 を実行しているストレージ システムでは、SSL が有効でない場合は CommandLine Interface(CLI;コマンドライン インターフェイス)から有効にする必要があります。 System Manager では、ポート範囲を指定して Jetty Web サーバを開始することはできません。 特 定のポートを手動で選択するか、または System Manager によって自動でポートを選択します。 ポ ートを手動で指定した場合、開始できる System Manager のインスタンスは 1 つだけです。 実行さ れているインスタンスが 1 つの場合、複数のユーザが同時にアプリケーションにアクセスすること はできません。 たとえば、ターミナル サーバが 1 つのマルチユーザ環境で、System Manager を事 前に定義されたポート範囲で開始しなかった場合、複数のユーザが同時にアプリケーションにアク セスすることはできません。 18 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド ストレージ システムまたはクラスタの追加 System Manager を使用してストレージ システムとクラスタを管理するには、それらのシステムとク ラスタをアプリケーションに追加する必要があります。 HA 構成のストレージ システムを追加する こともできます。 開始する前に • • • サポートされているバージョンの Data ONTAP がストレージ システムで実行されている必要が あります。 ストレージ システム上で SSL が有効になっている必要があります。 クラスタ内のすべてのノードで Data ONTAP 8.1 以降が実行されている必要があります。 タスク概要 HA ペアの一方のストレージ システムを追加すると、パートナー ノードも管理対象システムのリス トに自動的に追加されます。 HA ペアのパートナー ノードが停止している場合は、稼働中のストレ ージ ノードを追加できます。 手順 1. [ホーム]タブで [追加]をクリックします。 2. ストレージ システムまたはクラスタの完全修飾 DNS ホスト名か IPv4 アドレスを入力します。 サポートされているバージョンの Data ONTAP 7-Mode を実行しているストレージ システムを追 加する場合は、IPv6 アドレスを指定できます。 クラスタを追加する場合は、クラスタ管理インターフェイスの IP アドレスを入力する必要があり ます。 3. [詳細]矢印をクリックします。 4. ストレージ システムまたはクラスタを検出して追加する方法を選択します。 • SNMP SNMP コミュニティと SNMP のバージョン(SNMPv1 または SNMPv2)を指定する必要があ ります。 注: SNMP を使用してノードと通信できますが、それらのノードを管理するにはコントロー ラのクレデンシャルが必要です。 • クレデンシャル System Manager に追加するストレージ オブジェクトの Data ONTAP クレデンシャル(ユーザ 名とパスワード)を指定する必要があります。 SNMP を使用してノードと通信できますが、 それらのノードを管理するにはコントローラのク レデンシャルが必要です。 System Manager での作業の開始 | 19 5. [追加]をクリックします。 ストレージ システムの検出 [ストレージ システムの検出]ダイアログ ボックスを使用して、ネットワーク サブネット上でストレー ジ システム、クラスタ、または HA ペアのストレージ システムを検出し、管理対象システムのリスト に追加できます。 開始する前に • • サポートされているバージョンの Data ONTAP がストレージ システムで実行されている必要が あります。 クラスタ内のすべてのノードで Data ONTAP 8.1 以降が実行されている必要があります。 タスク概要 HA ペアのどちらか一方のストレージ コントローラを追加すると、パートナー システムも管理対象 システムのリストに自動的に追加されます。 検出できるのは、SNMPv1 および SNMPv2 を実行しているストレージ システムとクラスタだけで す。 手順 1. [ホーム]タブで、 [検出]をクリックします。 2. [ストレージ システムの検出]ダイアログ ボックスで、サブネットの IP アドレスを入力し、 [検出] をクリックします。 3. 検出されたシステムのリストから 1 つ以上のストレージ システムを選択し、 [選択したシステム の追加]をクリックします。 4. 追加したストレージ システムまたは HA ペアが System Manager アプリケーション ウィンドウの 管理対象システムのリストに表示されていることを確認します。 ストレージ システムの構成 ストレージ構成ウィザードを使用して、ストレージ システムまたは HA 構成を設定できます。 HA 構成の設定時には、各ストレージ システムを個別に設定する必要があります。 開始する前に ストレージ システムで次のいずれかのバージョンの Data ONTAP が実行されている必要がありま す。 • • Data ONTAP 7.3.x(7.3.7 以降) Data ONTAP 8.0.4 / 8.0.5 7-Mode 20 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド • • Data ONTAP 8.1.2 Data ONTAP 8.2 Data ONTAP 8.2 7-Mode を実行するストレージ システムでは、httpd.admin.ssl.enable コマ ンドを使用して HTTP を有効にしておく必要があります。 注: Data ONTAP 8.x 7-Mode の製品名に含まれる 7-Mode という表現は、この 8.x リリースが以 前の Data ONTAP 7.1、7.2、および 7.3 リリース ファミリーと同じ機能を備えていることを意味し ます。 手順 1. [ホーム]タブで、該当するストレージ システムをダブルクリックします。 2. ナビゲーション ペインで、[ストレージ]をクリックします。 3. ストレージ構成ウィザードをクリックします。 4. ウィザードの指示に従って、情報を入力または選択します。 5. 詳細を確認し、 [終了]をクリックしてウィザードを完了します。 著作権に関する情報 Copyright © 1994–2013 NetApp, Inc. All rights reserved. Printed in the U.S. このドキュメントは著作権によって保護されています。著作権所有者の書面による事前承諾がある 場合を除き、画像媒体、電子媒体、および写真複写、記録媒体、テープ媒体、電子検索システム への組み込みを含む機械媒体など、いかなる形式および方法による複製も禁止します。 ネットアップの著作物から派生したソフトウェアは、次に示す使用許諾条項および免責条項の対象 となります。 このソフトウェアは、ネットアップによって「現状のまま」提供されています。明示的な保証、または 商品性および特定目的に対する適合性の暗示的保証を含み、かつこれに限定されないいかなる 暗示的な保証も行ないません。 ネットアップは、代替品または代替サービスの調達、使用不能、デ ータ損失、利益損失、業務中断を含み、かつこれに限定されない、このソフトウェアの使用により 生じたすべての直接的損害、間接的損害、偶発的損害、特別損害、懲罰的損害、必然的損害の 発生に対して、損失の発生の可能性が通知されていたとしても、その発生理由、根拠とする責任 論、契約の有無、厳格責任、不法行為(過失またはそうでない場合を含む)にかかわらず、一切の 責任を負いません。 ネットアップは、ここに記載されているすべての製品に対する変更を随時、予告なく行う権利を保 有します。 ネットアップによる明示的な書面による合意がある場合を除き、ここに記載されている 製品の使用により生じる責任および義務に対して、ネットアップは責任を負いません。 この製品の 使用または購入は、ネットアップの特許権、商標権、または他の知的所有権に基づくライセンスの 供与とはみなされません。 このマニュアルに記載されている製品は、1 つ以上の米国特許、その他の国の特許、および出願 中の特許によ って保護されている場合があります。 権利の制限について:政府による使用、複製、開示は、DFARS 252.227-7103(1988 年 10 月)およ び FAR 52-227-19(1987 年 6 月)の Rights in Technical Data and Computer Software(技術データ およびコンピュータソフトウェアに関する諸権利)条項の(c) (1) (ii)項、に規定された制限が適宜適 用されます。 22 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド 商標に関する情報 NetApp、NetApp のロゴ、Network Appliance、Network Appliance のロゴ、Akorri、 ApplianceWatch、ASUP、AutoSupport、BalancePoint、BalancePoint Predictor、Bycast、Campaign Express、ComplianceClock、Cryptainer、CryptoShred、CyberSnap、Data Center Fitness、Data ONTAP、DataFabric、DataFort、Decru、Decru DataFort、DenseStak、Engenio、Engenio のロゴ、EStack、ExpressPod、FAServer、FastStak、FilerView、Flash Accel、Flash Cache、Flash Pool、 FlashRay、FlexCache、FlexClone、FlexPod、FlexScale、FlexShare、FlexSuite、FlexVol、FPolicy、 GetSuccessful、gFiler、Go further, faster、Imagine Virtually Anything、Lifetime Key Management、 LockVault、Mars、Manage ONTAP、MetroCluster、MultiStore、NearStore、NetCache、NOW (NetApp on the Web)、Onaro、OnCommand、ONTAPI、OpenKey、PerformanceStak、RAID-DP、 ReplicatorX、SANscreen、SANshare、SANtricity、SecureAdmin、SecureShare、Select、Service Builder、Shadow Tape、Simplicity、Simulate ONTAP、SnapCopy、Snap Creator、SnapDirector、 SnapDrive、SnapFilter、SnapIntegrator、SnapLock、SnapManager、SnapMigrator、SnapMirror、 SnapMover、SnapProtect、SnapRestore、Snapshot、SnapSuite、SnapValidator、SnapVault、 StorageGRID、StoreVault、StoreVault のロゴ、SyncMirror、Tech OnTap、The evolution of storage、 Topio、VelocityStak、vFiler、VFM、Virtual File Manager、VPolicy、WAFL、Web Filer、および XBB は、米国、その他の国、またはその両方における NetApp, Inc.の商標または登録商標です。 IBM、IBM ロゴ、および ibm.com は、米国、その他の国、またはその両方における International Business Machines Corporation の登録商標です。 IBM の商標の完全および最新のリストは、Web サイト www.ibm.com/legal/copytrade.shtml でご覧いただけます。 Apple は、米国、その他の国、またはその両方における Apple Computer, Inc.の登録商標です。 QuickTime は、米国、その他の国、またはその両方における Apple Computer, Inc.の商標です。 Microsoft は、米国、その他の国、またはその両方における Microsoft Corporation の登録商標で す。Windows Media は、米国、その他の国、またはその両方における Microsoft Corporation の商 標です。 RealAudio、RealNetworks、RealPlayer、RealSystem、RealText、RealVideo は、米国、そ の他の国、またはその両方における RealNetworks, Inc.の登録商標です。RealMedia、RealProxy、 SureStream は、米国、その他の国、またはその両方における RealNetworks, Inc.の商標です。 その他のすべてのブランドおよび製品は、それを所有する各社の商標または登録商標であり、相 応の取り扱いが必要です。 Network Appliance は、CompactFlash および CF ロゴの両商標に対する使用許諾を有していま す。 NetApp, Inc. NetCache は、RealSystem の認定互換製品です。 ご意見をお寄せください 弊社では、マニュアルの品質を向上していくため、皆様からのフィードバックをお待ちしています。 いただいたフィードバックは、今後のマニュアル作成に役立てさせていただきます。 ご意見やご要 望は、[email protected] までお寄せください。 その際、担当部署で適切に対応 させていただくため、製品名、バージョン、オペレーティング システムなどの基本情報を必ず入れ てください。 郵送の場合の宛先は、次のとおりです。 • • • • 〒 105-0001 東京都港区虎ノ門 4 丁目 1 番 8 号 虎ノ門 4 丁目 MT ビル ネットアップ株式会社 注:弊社営業担当者名を記載してください 24 | OnCommand System Manager 2.2 クイック スタート ガイド 索引 数字 い 7-Mode その他の情報 4 インストール System Manager(Linux の場合) 11 System Manager(Windows の場合) 10 C clustered Data ONTAP その他の情報 6 き 起動 System Manager 16 D Data ONTAP 7-Mode の詳細情報 4 clustered Data ONTAP の追加情報 6 け 検出 ストレージ システム 19 L す Linux System Manager のインストール 11 ストレージ システム 検出 19 設定 19 追加 18 S System Manager アップグレード 8, 13 アップグレード(Windows の場合) 12 アンインストール 8 アンインストール(Linux の場合) 14 アンインストール(Windows の場合) 14 インストール 8 インストール(Linux の場合) 11 インストール(Windows の場合) 10 起動 16 作業の開始 17 ソフトウェアのダウンロード 10 せ 設定 ストレージ システム 19 た ダウンロード System Manager 10 つ 追加 クラスタ 18 ストレージ システム 18 あ アップグレード System Manager 13 System Manager(Windows の場合) 12 アンインストール System Manager(Linux の場合) 14 System Manager(Windows の場合) 14 ひ 開く System Manager 16 索引 | 25 ほ ポート Jetty Web サーバの開始 17 System Manager, 指定 17 System Manager で使用 17
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