Tableau Server 管理者ガイド Version 8.2; Last Updated in 2014 Copyright © 2014 Tableau Software, Incorporated and its licensors. All rights reserved. This product is Client Software as defined in Tableau Software’s End User Software License Agreement. インストールする前に... Tableau Server をインストールするコンピューターが次の要件を満たしていることを確認してくださ い。 l l サポートされているオペレーティングシステム—Tableau Server は 32 ビットおよび64 ビット バージョンで使用できます。Tableau Server は、Windows Server 2003 R2 SP2 以降、 Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows 8、または Windows 8.1 にインストールできます。64 ビットオペレーティングシ ステムで64 ビットバージョンのTableau Server を使用することが推奨されています。仮想 プラットフォームまたは物理プラットフォームにTableau Server をインストールできます。 推奨するメモリ、コア、およびディスク領域 - Tableau Server のシステム要件は、多くの要 因によって異なります。次は、サーバー上のユーザー数に基づく最小 推奨事項です。 配置タ イプ 評価/概 念実証 (64 ビッ ト Tableau Server) 評価/概 念実証 (32 ビッ ト Tableau Server) 小規模 中規模 エンター プライズ サーバー ユーザー数 CPU RAM 空きディスク領域 1-2 4 コア 8 GB 1.5 GB 1-2 2 コア 4 GB 1.5 GB <25 <100 >100 4 コア 8 コア 16 コア 8 GB 5 GB 32 GB 50 GB 32 GB 以上 50 GB 以上 64 ビットのTableau Server を実行するための最小要件は 4 コアおよび8 GB RAM です。 l l l 管理者アカウント— Tableau Server をインストールするアカウントは、ソフトウェアとサービ スをインストールできるパーミッションを持っている必要があります。 オプション: 実行アカウント— データソースを含むNT 認証を使用する場合や、SQL Server の偽装を行う予定である場合、Tableau Server サービスを実行ユーザーアカウント で実行すると便利です。詳細については、実行ユーザーページ291 およびSQL Server の偽装 ページ300を参照してください。 IIS とポート80 — Tableau Server のゲートウェイはポート80 でリッスンし、既定では Internet Information Services (IIS) によっても使用されます。IIS も実行しているマシン上 にTableau Server をインストールする場合、IIS との競合を避けるためにTableau のゲート -3- ウェイのポート番号を変更する必要があります。詳細については、TCP/IP ポートページ 306および既定のポートの編集 ページ307を参照してください。 構成情報 Tableau Server をインストールして構成するときに、次の情報を求められる場合があります。 オプション 説明 サーバーアカ サーバーには、そのサーバーが使用できるユーザーアカウ ウント ントが必要です。既定では、ビルトインのWindows Network Service アカウントです。特定のユーザーアカウ ントを使用する場合は、ドメイン名、ユーザー名、および パスワードが必要です。 Active Tableau のビルトインのユーザー管理システムを使用する Directory 代わりに、Active Directory を使用して認証できます。こ の場合、完全修飾ドメイン名が必要です。 Windows ファ 選択すると、Tableau Server は Windows Firewall ソフト イアウォール ウェアのhttp 要求で使用されるポートを開いて、ネットワー でポートを開 ク上のその他のマシンがサーバーにアクセスできるようにし く ます。 あなたの情報 ユーザー名: パスワード: ドメイン: Active Directory ドメ イン: __ - はい __ - いいえ ポート 既定では、Tableau Server はいくつかのTCP/IP ポートをTableau Server で使用できるようにす る必要があります。すべてのインストールと分散インストールまたはフェールオーバー対応のインス トールで使用しなければならないポートを含む完全なリストについては、TCP/IP ポートページ 306のトピックを参照してください。競合が発生する場合は、既定のポートを変更できます。変更 方法は、既定のポートの編集 ページ307を参照してください。 ドライバー 追加のデータベースドライバーのインストールが必要になる場合があります。ドライバーは www.tableausoftware.com/support/drivers からダウンロードできます。 -4- インストールと構成 Tableau Server のインストールと構成を行うために必要となる主なステップは次のとおりです。 サーバーのセットアップの実 行 Tableau Server インストールファイルをダウンロードしたら、次の手順に従ってサーバーをインス トールします。 1. インストールファイルをダブルクリックします。 2. 画面の手順に従ってセットアップを完了し、アプリケーションをインストールします。 3. インストールが完了したら、[次へ] をクリックしてプロダクトキーマネージャーのウィンドウを開 きます。 Latin-1 以外の文字セットをサポートする必要がある場合は、[コントロール パネル] > [地 域と言語のオプション] からWindows 言語パックをインストールします。この言語パックは、プ ライマリサーバーとワーカーマシンにインストールする必要があります。 Tableau をアクティブにする Tableau Server には、サーバーをアクティブにし、ユーザーに割り当て可能なライセンスレベルの 数を指定するプロダクトキーが少なくとも1 つ必要です。プロダクトキーには、Tableau カスタマー アカウントセンターからアクセスできます。サーバーのインストールおよび構成後、プロダクトキーマ ネージャーが自動的に開き、プロダクトキーを入力して製品を登録できます。オフラインのコン -5- ピューターで製品をアクティブにする必要がある場合は、オフラインでの Tableau のアクティブ化 下 を参照してください。 1. [アクティブ化] を選択し、プロダクトキーに貼り付けます。 2. 順を追った説明については、Web サイトのダウンロードヘルプページを参照してください。 オフラインでの Tableau のアクティブ化 オフラインで作業している場合は、次の手順に従ってオフラインでアクティブ化できます。 1. プロダクトキーマネージャーが開いている場合は、[製品をアクティブにする] をクリックしま す。 サーバーのプロダクトキーを対応するテキストボックスに貼り付け、[アクティブ化] をクリックし ます。Tableau のカスタマーポータルからプロダクトキーを取得することができます。 2. オフラインの場合はアクティブ化に失敗し、オフラインでのアクティブ化に使用できるファイル を保存するオプションが表示されます。[保存] をクリックします。 3. ファイルの場所を選択し、[保存] をクリックします。offline.tlq という名前でファイルが保存 されます。 4. Tableau に戻り、[終了] をクリックして[アクティブ化] ダイアログボックスを閉じます。 5. インターネットへアクセスできるコンピュータから、Web ブラウザを開きTableau Web サイトの [プロダクトアクティベーション]ページへアクセスします。手順に従いoffline.tlq ファイルを送信 します。 -6- offline.tlq ファイルをオンラインで送信した後、ブラウザーがまだ[プロダクトアクティベーション] ページを表示している間に、activation.tlfという名前のファイルが作成され、Tableau によ りこのファイルをコンピューターに保存するよう要求されます。 6. activation.tlf ファイルを保存して、Tableau Server をインストールするコンピューターにこの ファイルを移動します。コンピューターにTableau Desktop がインストールされている場合 は、新しいファイルをダブルクリックしてアクティブ化を実行します。Tableau Desktop がインス トールされていない場合は、手順7へ進んでください。 7. Tableau Server をインストールしているコンピューターで、管理者としてコマンドプロンプトを 開き、次のコマンドを実行します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 8. 次に、「tabadmin activate --tlf <path>\activation.tlf」と入力しま す。ここで、<path> は [プロダクトアクティベーション] ページから保存した応答ファイルの場 所です。例は次のとおりです。 tabadmin activate --tlf \Desktop\activation.tlf [コマンドプロンプト] ウィンドウを開いたままにします。 9. ライセンスを初期化すると、再度プロダクトをアクティブにするようプロンプトが表示されま す。Tableau Serverで, [スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server]8.2 > [プロダ クトキーの管理] をクリックします。 10. [プロダクトをアクティブにする] をクリックします。 11. 再度プロダクトキーを入力します (手順 1 で入力したプロダクトキーと同じキー) 。 12. .tlq ファイルを保存します。 13. インターネットへアクセスできるコンピュータから、Web ブラウザを開きTableau Web サイトの [プロダクトアクティベーション] ページへ再度アクセスします。手順を完了します。 Tableau によりactivation.tlf という名前のファイルが再度作成され、保存するよう要求さ れます。 14. ファイルを保存して、Tableau Server をインストールするコンピューターにこのファイルを移動 します。 15. Tableau Server のコマンドプロンプトウィンドウに戻り、「tabadmin activate --tlf <path>\activation.tlf」と入力します。ここで、<path> は [プロダクトアクティベー ション] ページから保存した2 つ目の応答ファイルの場所です。例は次のとおりです。 tabadmin activate --tlf \Desktop\activation.tlf これで、Tableau Server はアクティブになりました。ご不明な点がございましたらTableau カ スタマーサービスまでご連絡ください。 サーバーの構 成 セットアップ中に、[構成] ダイアログが表示されます。設定後に、Windowsの[スタート] メニューで [全てのプログラム] > [Tableau Server] 8.2> [Tableau Server の設定] を選択すると開くことが -7- できます。構成を変更する前に、サーバーを停止する必要があります。手順については、サー バーの再構成 ページ22を参照してください。 [構成] ダイアログボックスで指定する設定について留意すべき点が2 つあります。 l l 設定はシステム全体に適用: 入力する設定は、サーバー全体に適用されます。サーバー が複数のサイトを実行している場合、これらの設定は各サイトに影響します。 ユーザー認証は "永久的"です。設定はすべて、セットアップ後にサーバーを停止して、再 構成することで変更できます。例外は、[ユーザー認証設定] ([全般] タブ) です。これが" 永久的"なのは、[ローカル認証を使用する] から[Active Directory を使用する] に変更 するためにまずサーバーをアンインストールしてから再インストールする必要があるという意 味です。 異なった[構成] タブの詳細については、次のトピックを参照してください。 全般 次の手順を使用して、[全般] タブのオプションを構成します。 1. 既定では、Tableau Server はネットワークサービスアカウントで実行されます。NT 認証に データソースを提供するアカウントを使用するには、ユーザー名とパスワードを指定します。 ユーザー名にはドメイン名を含める必要があります。特定のユーザーアカウントの使用の詳 細については、実行ユーザーページ291を参照してください。 2. サーバーでのユーザー認証にActive Directory を使用するかどうかを選択します。 Tableau Server のビルトインのユーザー管理システムを使用してユーザーの作成とパスワー ドの割り当てを行うには、[ローカル認証を使用する] を選択します。後でActive Directory とローカル認証を切り替えることはできません。 3. Active Directory を使用する場合: l 必要に応じて自動ログオンを有効にすることができます。自動サインインを有効にす ると、Microsoft SSPI が使用され Windows ユーザー名とパスワードに基づき自動的 にユーザーへサインインします。これにより、シングルサインオン(SSO) のような操作 -8- がもたらされます。Tableau Server を、SAML、信頼できる認証、またはプロキシ サーバーを使用するよう設定する予定がある場合は、[自動ログオンを有効にする] を選択しないでください。 l 完全修飾ドメイン名 (FQDN) とニックネームを必ず入力してください。 FQDN を調べるには: [スタート] > [ファイル名を指定して実行] を選択し、[ファイル 名を指定して実行] テキストボックスに「sysdm.cpl」と入力します。[システムのプ ロパティ] ダイアログボックスで[コンピュータ名] タブを選択します。ダイアログボックス の中央付近にFQDN が表示されます。初めてユーザーがサインインする時は、完 全修飾ドメイン名を使用する必要があります (myco.lan\jsmith など)。次回の サインインからは、ニックネーム(myco\jsmith) を使用することができます。 4. Tableau Server へのWeb アクセス(HTTP 経由) の既定のポートは 80 です。ポート80 で 別のサーバーが実行されていたり、その他のネットワーク関連のニーズがある場合は、ポート 番号を変更する必要があります。たとえば、Tableau Server ホストの前にハードウェアファ イアウォールやプロキシがある場合、ポート80 でバックエンドシステムを実行するのは望まし くありません。 5. Windows ファイアウォールでポートを開くかどうかを選択します。このポートを開かない場合 は、他のコンピューター上のユーザーがサーバーにアクセスできない場合があります。 6. サンプルデータおよびユーザーを含めるかどうかを選択します。サンプルデータは、特に製品 の試用版をインストールしている場合、Tableau Server に慣れるために役立ちます。初め に、サンプルユーザーは 1 つのインタラクターライセンスを使用します。ライセンスレベルを再 利用するために、このユーザーをライセンスなしに変更できます。手順については、ライセン スとユーザー権限 ページ79を参照してください。サンプルユーザーを含めるように選択した 場合は、1 人のユーザーがインストールされます。ユーザー名とパスワードは次のとおりで す。 ユーザー名 パスワード Tableau Software test 7. 必要に応じて次のページに進み、キャッシュと初期 SQL のオプションを設定します。これら のオプションを設定しない場合は、[OK] をクリックします。 -9- ドメイン サーバーにActive Directory 認証を使用している場合は、使用されるドメインのリストを表示し、 ドメイン名とニックネームを編集できます。たとえば、Tableau Server がSSPI 認証用の正しいニッ クネームまたは正しいドメイン名を使用していることを確認するには、この作業を行う必要がありま す。 ドメイン名 の変 更 ドメイン名を変更するには、次の手順を行います。 1. ページ左側の[管理] エリアにある[ユーザー] リンクを選択します。 2. ユーザーリストの下部にある[ドメイン] リンクをクリックします。ドメインのリストには、各ドメイ ンからサーバーに追加されたユーザーおよびグループの数が表示されます。 3. ドメインに属するユーザーのリストを表示するには、そのドメイン名をクリックします。 4. ドメイン名またはニックネームを変更するには、[編集] リンクをクリックし、新しい完全修飾ド メイン名またはニックネームを入力し、[変更] をクリックします。 サーバーが使用しているドメインのニックネームは変更可能です。通常、サインインに使用 したものを除き、いずれのドメインの完全修飾ドメイン名も変更できます。ただし、現在サ インインしているユーザー名が現在のドメインと新しいドメインの両方に存在する場合は、 現在のドメインのフルネームを変更できます。 データ接 続 [データ接続] タブのオプションを使用して、キャッシュを設定し、データソースからの初期 SQL ス テートメントの処理方法を指定します。 キャッシュ Tableau Server にパブリッシュされたビューはインタラクティブであり、データベースとライブ接続され ている場合があります。Web ブラウザーでビューを操作すると、クエリされたデータがキャッシュに格 納されます。それ以降のアクセスでは、キャッシュを使用できる場合、そのデータが使用されます。 [データ接続] タブでは、すべてのデータ接続に適用されるキャッシュの内容を設定します。 - 10 - キャッシュを設定するには、次のいずれかのオプションを選択します。: l l l [更新頻度を次よりも減らす] — データがキャッシュにいつ追加されたかに関係なく、データ が使用可能なときは必ずキャッシュされ、再使用されます。このオプションでは、データベー スに送信されるクエリの数を最小限にします。データが頻繁に変更されない場合は、このオ プションを選択します。[更新頻度を次よりも減らす] にすることで、パフォーマンスが改善す ることがよくあります。 [バランス] — 指定した時間 (分単位) が経過すると、データはキャッシュから削除されま す。指定した時間範囲内にデータがキャッシュに追加された場合は、キャッシュされたデー タが使用されます。追加されない場合は、新しいデータがデータベースからクエリされます。 [更新頻度を次よりも増やす] — ページをロードするたびに、データベースがクエリされます。 データはキャッシュされ、ユーザーがページをリロードするまで再使用されます。このオプション を使用すると、ユーザーには最新のデータが表示されますが、パフォーマンスは低下しま す。 キャッシュがどのように設定されていても、ユーザーがツールバーの[データの更新] ボ タンをクリックすると、サーバーからクエリが送信され、新しいデータが取得されます。 - 11 - 初期 SQL Teradata データソースに接続するビューに対して、ワークブック作成者はワークブックをブラウザー にロードするときに1 回実行されるSQL コマンドを指定できます。これを初期 SQL ステートメント と呼びます。パフォーマンスやセキュリティ上の理由から、管理者はこの機能を無効にすることが必 要な場合があります。これを行うには、[データ接続] タブを使用します。 初期 SQL 機能を無効にするには、[すべてのデータソースの初期 SQL ステートメントを無視す る] チェックボックスをオンにします。初期 SQL ステートメントが指定されたワークブックは開きます が、初期 SQL コマンドは送信されません。 アラートとサブスクリプション Tableau Server は、システム障害が発生した場合に電子メールでアラートを送信することができ ます。また、Tableau Server のユーザーに、お気に入りのビューのスナップショットであるサブスクリプ ションを電子メールで送信できます。Tableau Server が電子メールの送信に使用するSMTP サーバーは [アラートとサブスクリプション] タブで指定します。 アラートとサブスクリプションの両方については、暗号化されていないSMTP 接続はサポート されていません。 - 12 - 電子メール アラートの構成 アラートを設定すると、Tableau Server はデータエンジン、リポジトリ、またはゲートウェイサーバー のプロセスが停止または再起動するたびに、またはプライマリTableau Server が停止または再起 動するたびに[電子メールの送信先] に設定された受信者に電子メールを送信します。単一 サーバーへのインストール(同じマシン上にすべてのプロセス) を実行している場合、DOWN (ダウ ン) アラートはサーバー全体が停止していることを意味し、後続のUP (アップ) 電子メールアラート はサーバーが再起動したことを意味します。フェールオーバーのために構成された分散インストー ルを実行している場合 (フェールオーバーおよび複数のゲートウェイの構成 ページ48を参照)、 DOWN (ダウン) アラートはアクティブなリポジトリまたはデータ·エンジンのインスタンスに障害が発生 していることを意味し、後続のUP (アップ) アラートはプロセスのスタンバイインスタンスが引き継が れ、アクティブになっていることを意味します。 電子メールアラートを構成するには 1. [サーバーの正常性に関する問題が発生したときに電子メール アラートを送信] を選択し ます。 2. [SMTP サーバー] で、SMTP サーバーの名前を入力します。必要な場合にのみ、SMTP サーバーアカウントの[ユーザー名] と[パスワード] を入力します (必要な場合と必要ない 場合があります)。既定のSMTP ポート値は 25 です。[電子メールの送信元] で、システム 障害が発生した場合にアラートを送信する電子メールアドレスを入力します。入力する 電子メールアドレスは有効な構文 (たとえば、[email protected] または noreply@myco) でなければなりませんが、Tableau Server 上の実際の電子メールアカウ ントである必要はありません。 - 13 - メールサーバーへの接続が暗号化されないよう、[TLS を有効にする] チェックボックスをオフ のままにします。 3. [電子メールの送信先] で、アラートを受け取る電子メールアドレスを少なくとも1 つ入力し ます。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります (セミコロンでは ありません)。 4. [OK] をクリックします。サーバーを起動すると、電子メールアラートが起動し、アラートが正 しく設定されたことが確認されます。 電子メール サブスクリプションの構成 サブスクリプションを送信するためにSMTP サーバーを設定するには、次の手順を行います。 1. [電子メール サブスクリプションを有効にする] を選択します。 2. [SMTP サーバー] で、SMTP サーバーの名前を入力します。必要な場合にのみ、SMTP サーバーアカウントの[ユーザー名] と[パスワード] を入力します (必要な場合と必要ない 場合があります)。既定のSMTP ポート値は 25 です。[電子メールの送信元] で、Tableau Server ユーザーにサブスクリプションを送信する電子メールアドレスを入力します。 入力する電子メールアドレスは有効な構文 (たとえば、[email protected] や noreply@myco などの<text>@<text>) でなければなりませんが、実際の電子メール アカウントである必要はありません(ただし、実際の電子メールアカウントを必要とする SMTP サーバーもあります)。各サイトにつき、サブスクリプション向けにシステム全体の[電 子メールの送信元] アドレスをオーバーライドすることもできます。詳細については、サイトの 追加または編集 ページ114を参照してください。 - 14 - メールサーバーへの接続が暗号化されないよう、[TLS を有効にする] チェックボックスをオフ のままにします。 3. Tableau Server URL で、http://または https:// を入力し、次にTableau Server の名前を入力します。この名前は、サブスクリプション電子メールのフッターに使用されま す。 4. [OK] をクリックします。 SSL すべてのHTTP トラフィックに対してSSL 暗号化通信を使用するようにTableau Server を構成 できます。SSL を設定すると、Tableau Server へのアクセスのセキュリティを確保し、Web ブラウ ザーとサーバー間や Tableau Desktop とサーバー間でやり取りされる機密情報を確実に保護でき ます。まず、認証機関から証明書を入手し、この証明書ファイルをTableau Server にインポート する必要があります。Tableau Server クラスタを実行し、SSL を使用する場合、下記のSSL 上 を参照することが推奨されます。 SSL の設定 SSL を使用するようにTableau Server を設定するには 1. Apache SSL 証明書を認証機関 (Verisign、Thawte、Comodo、GoDaddy など) から入 手します。自社が発行する社内証明書も使用できます。SSL を同じドメイン内の多数の ホスト名で使用できる、ワイルドカード証明書もサポートされています。 ブラウザーによっては、特定のプロバイダーからの証明書を受け入れるように追加構成する 必要があります。認証機関から提供されているドキュメントを参照してください。 2. SSL という名前のフォルダー(Tableau Server 8.2 フォルダーと同じ階層にあります) に証明 書ファイルを保存します。例は次のとおりです。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SSL この場所に保存することによって、Tableau Server を実行するアカウントに、ファイルに対す る必要なパーミッションが与えられます。 3. [スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server]8.2 > [Tableau Server の構成] を 選択して、Tableau Server 構成ユーティリティを開きます。 4. [Tableau Server の構成] ダイアログボックスで[SSL] タブを選択します。 5. [サーバー通信に SSL を使用] を選択し、次の各証明書ファイルの保存場所を指定しま す。 SSL 証明書ファイル- 拡張子 .crt が付いた有効な PEM 暗号化 x509 証明書を指定し ます。 SSL 証明書キー ファイル- ファイル拡張子 .key が付いた、パスワード保護されていない有 効な RSA キーまたは DSA キーを指定します。 - 15 - SSL 証明書チェーンファイル (オプション) - 証明書プロバイダーによっては、Apache 用に2 つの証明書を発行する場合があります。2 つ目の証明書はチェーンファイルです。これは、 サーバー証明書の証明書チェーンを構成するすべての証明書を連結したものです。ファイ ルのすべての証明書は、PEM 暗号化 x509 証明書を指定し、ファイルには .crt 拡張子 (.pem ではない) が付いている必要があります。 6. [OK] をクリックします。変更は次回、サーバーを再起動したときに有効になります。 SSL 用にサーバーを構成すると、非 SSL ポート(既定のポートは 80) に対する要求は受 け入れられ、SSL ポート443 に自動的にリダイレクトされます。SSL エラーは、インストール ディレクトリの次の場所に記録されます。検証や暗号化に関する問題をトラブルシューティ ングするには、このログを使用してください。 C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\httpd\error.log Tableau Server では、ポート443 のみがセキュアポートとしてサポートされています。 別のアプリケーションがポート443 を使用しているコンピュータ上でTableau Server を 実行することはできません。 - 16 - クラスタの SSL を設定 Tableau Server クラスタを設定してSSL を使用することができます。プライマリTableau Server が、ゲートウェイプロセスを実行する唯一のノードである場合 (既定で実行)、その 場所でしかSSL の設定は必要ありません。手順については、上記を参照してください。 SSL と複 数 のゲートウェイ 可用性の高いTableau Server クラスタには、ロードバランサーが転送した複数のゲート ウェイを含めることができます (詳細について)。このタイプのクラスタでSSL を設定する場 合、2 通りの方法があります。 l l ロードバランサーで SSL を設定する。クライアントWeb ブラウザーからロードバラン サーへのトラフィックが暗号化されます。ロードバランサーからTableau Server ゲート ウェイプロセスへのトラフィックは暗号化されません。Tableau Server でSSL の設定 は必要ありませんが、すべてロードバランサーで処理されます。 Tableau Server で SSL を設定する。クライアントWeb ブラウザーからロードバラン サーへのトラフィック、およびロードバランサーからTableau Server ゲートウェイプロセ スへのトラフィックが暗号化されます。詳細については、下記の手順を参照してくださ い。 Server クラスタで SSL を設 定 Tableau Server クラスタを設定してSSL を使用する場合、ゲートウェイプロセスを実行し ているすべてのコンピュータにSSL 信頼書とキーファイルを配置します。SSL を使用するよ うにTableau Server クラスタを設定するには 1. ロードバランサーでSSL パススルーを設定する。ご不明な点がございましたら、ロー ドバランサーのドキュメンテーションを参照してください。 2. 使用するSSL 信頼書が、ロードバランサーのホスト名に対して発行されていること を確認します。 3. 上記の手順に従って、プライマリTableau Server を設定します。 4. プライマリに対して使用したのと同じSSL 信頼書およびキーファイルを、ゲートウェイ プロセスを実行しているそれぞれのTableau ワーカーに配置します。プライマリで使 用したワーカーの同じフォルダーの場所を使用します。ワーカーで追加構成を行う 必要はありません。 たとえば、プライマリTableau Server と3 つのワーカーを含むクラスタを使用するとし ます。ゲートウェイプロセスがプライマリ、ワーカー2、ワーカー3 上で実行していま す。この状況で、プライマリTableau Server でSSL を設定し、同じSSL 信頼書お よびキーファイルをワーカー2 とワーカー3 に複製します。これらのファイルは、プライマ リでは C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SSL フォルダに配置されているた め、ワーカー2 とワーカー3 でも同じ場所に配置します。 SAML Tableau Server を設定すると、外部 ID プロバイダー(IdP) を使用し、SAML に対してTableau Server ユーザーの認証を行うことができます。すべてのユーザー認証は、Tableau Server で Active Directory またはローカル認証を使用しているかに関係なく、Tableau の外部で行われ、 - 17 - Tableau Server 上のユーザーアカウントが管理されます。これにより、組織のすべてのアプリケー ションで接続開始許可が単一になります。 Tableau Server にSAML を設定する前に、SAML 要件 ページ285を満たしていることを確認し てください。 SAML の設定 SAML を使用するようにTableau Server を設定するには 1. Tableau Server8.2 フォルダーと同じ階層にあるSAML という名前のフォルダーに証明書 ファイルを保存します。例は次のとおりです。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML この場所に保存することによって、Tableau Server を実行するアカウントに、ファイルに対す る必要なパーミッションが与えられます。 2. SAML 構成は、Tableau Server の設定中に表示されるSAML タブで行います。Tableau Server 設定後にSAML を設定する場合は、Tableau Server 構成ユーティリティ(スタート > 全てのプログラム > Tableau Server 8.2> Tableau Server の設定) を開き、SAML タ ブをクリックしてSAML タブへアクセスします。 3. SAML タブで、[シングル サインオンに SAML を使用する] を選択し、次のそれぞれのため の場所を入力します。 Tableau Server リターンURL - Tableau Server のユーザーがアクセスされる http://tableau_server などのURL です。http://localhost の使用はお勧めしません。また、 末尾にスラッシュがあるURL (http://tableau_server/ など) はサポートされていません。 SAML エンティティID - エンティティID は、IdP へのTableau Server のインストールを一意 的に識別します。必要であればここでTableau Server のURL を再度入力することができ ますが、必ずしもTableau Server のURL である必要はありません。 SAML 証明書ファイル- ファイル拡張子 .crt が付いたPEM 暗号化 x509 証明書です。こ のファイルは IdP ではなくTableau Server によって使用されます。 SAML 証明書キー ファイル- パスワード保護されていないRSA または DSA の秘密キー ファイルで、ファイル拡張子 .key を持ちます。このファイルは IdP ではなくTableau Server に よって使用されます。 4. 今は [SAML IdP メタデータファイル] テキストボックスには何も入力せず、[メタデータファイ ルのエクスポート] をクリックします。 - 18 - 5. ダイアログが開き、Tableau Server のSAML 設定をXML ファイルとして保存することができ ます。この時点では、IdP のメタデータは含まれていません。 XML ファイルに名前を付けて保存します。 6. IdP のWeb サイトまたはアプリケーション上 l l Tableau Server をサービスプロバイダーとして追加します。この方法に関しては、 IdP のドキュメントを参照する必要があります。この一環として、手順 5 で保存した ファイルをインポートします。 IdP が検証のためにユーザー名を属性要素として使用することを確認します。 7. まだIdP 内のまま、IdP のメタデータXML ファイルをエクスポートします。 8. IdP のメタデータXML ファイルを、Tableau Server コンピュータの次のフォルダーへコピーしま す。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML 9. [Tableau Server の構成] ダイアログボックスのSAML タブで、[SAML IdP メタデータファイ ル] テキストボックスにファイルへの場所を入力します。 - 19 - 10. [OK] をクリックします。これで、Tableau Server にSAML 認証が設定されました。 SAML 向け Server クラスタの設定 SAML を使用するようにTableau Server クラスタを設定する場合、SAML 証明書とキーファイル をTableau アプリケーションサーバープロセス(wgserver とも呼ばれる) を実行中のすべてのコン ピュータに配置します。SAML を使用するようにTableau Server クラスタを設定するには、以下を 行います。 1. 上記の手順に従って、プライマリTableau Server を設定します。 2. プライマリに対して使用した同じSAML 証明書とキーファイルを、アプリケーションサーバー プロセスを実行している各 Tableau ワーカーに配置します。プライマリで使用したワーカーの 同じフォルダーの場所を使用します。ワーカーで追加構成を行う必要はありません。 たとえば、プライマリTableau Server と3 つのワーカーを含むクラスタを使用するとします。ア プリケーションサーバープロセスは、プライマリ、Worker 2、およびWorker 3 で実行していま す。この状況では、SAML 向けにプライマリTableau Server を設定します。次に、同じ SAML 証明書とキーファイルをWorker 2 とWorker 3 にコピーします。これらのファイルはプ ライマリのC:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML フォルダーにあるため、 Worker 2 とWorker 3 の同じ場所にあります。 構成のテスト 新しくWeb ブラウザーインスタンスを開き、URL ウィンドウへTableau Server 名を入力して、 SAML 構成をテストします。 - 20 - サインインプロンプトがTableau Server からではなくIdP から表示されることに注意しなければな りません。 管 理 者 アカウントの追 加 Tableau Server のアクティブ化の最終ステップは、管理者アカウントの追加です。管理者には、 ユーザー、グループ、プロジェクトの管理機能など、サーバーに対するすべてのアクセス権が与えら れます。管理者アカウントの追加方法は、Active Directory を使用しているか、ローカル認証を 使用しているかによって異なります。 Active Directory Active Directory を使用している場合は、管理者となる既存のActive Directory ユーザーのユー ザー名とパスワードを入力します。[ユーザーの追加] をクリックします。 - 21 - 注: 管理者アカウントがサーバーと同じドメインに属している場合は、ドメインなしでユーザー名のみを 入力します。それ以外の場合は、完全修飾ドメイン名を含めてください。たとえば、 「test.lan\username」と指定してください。 ローカル認 証 ローカル認証を使用している場合は、希望のユーザー名、表示名、パスワード(2 回) を入力して 管理者アカウントを作成します。[ユーザーの追加] をクリックします。 サーバーの再 構 成 Tableau Server の構成の設定の入力はセットアップの一部ですが、セットアップ後に[構成] ダイア ログボックスを開いて変更できます。詳細については、次の手順を参照してください。tabadmin - 22 - ページ332 コマンドラインツールを使用して構成を変更することもできます。変更方法にかかわら ず、新しい設定内容は config ディレクトリにある構成ファイルtabsvc.yml に書き込まれます。 注:Active Directory とローカル認証を切り替えることはできません。これらのオプションは、セット アップ中にのみ構成できます。 [Tableau Server の構成] ダイアログボックスの設定を変更するには、次の手順を行います。 1. Windows の[スタート] メニューで[すべてのプログラム] > [Tableau Server]8.2 > [Stop Tableau Server (Tableau Server の停止)] を選択して、サーバーを停止します。 2. 次に、Windows の[スタート] メニューで[Tableau Server の構成] を選択します。 3. サーバーの実行ユーザーアカウントにActive Directory アカウントを使用している場合は、 [全般] タブにパスワードを入力します。 4. 構成を変更します。 5. [OK] をクリックします。 6. Windows の[スタート] メニューで[すべてのプログラム] > [Tableau Server]8.2 > [Start Tableau Server (Tableau Server の起動)] を選択して、サーバーを起動します。 再 構 成 プロセス プロセスを1 つのサーバーインストール用に設定する方法を変更するには、次の手順を行いま す。プロセスをワーカー用に設定する方法を変更する場合は、ワーカー サーバーのインストールと 構成 ページ40 を参照してください。 1. [すべてのプログラム] > [Tableau Server]8.2 > [Tableau Server の構成] に移動して、 [スタート] メニューから[Tableau Server の構成] ダイアログボックスを開きます。 2. 必要に応じて[全般] タブに[パスワード] を入力し、[サーバー] タブをクリックします。 3. This Machine をハイライトし、[編集] をクリックします。 - 23 - 4. [Tableau Server を編集] ダイアログボックスで、プロセスの数を変更します。 5. VizQL サーバー、アプリケーションサーバー、データサーバー、またはバックグラウンドプロセ スの最大 8 つのインスタンスを実行できますが、この制限値は必要に応じて変更できま す。詳細については、サーバー プロセスの制限についてページ35を参照してください。ま た、Tableau Server が機能するには、データエンジンとリポジトリのアクティブなインスタンス が常に1 つ必要です。これらを別のマシンに移動する方法については、データエンジンおよ びリポジトリのプロセスの移動 ページ35を参照してください。これらのスタンバイインスタンス を設定する方法については、高可用性 ページ43を参照してください。 変更を行った後、[OK] をクリックし、[OK] を再びクリックして[Tableau Server の構成] ダイ アログボックスを終了します。 - 24 - Tableau Server プロセス さまざまな結果を得るために変更できる既定の設定を持つTableau Server プロセスは 6 つありま す。サーバーのパフォーマンスの向上 ページ224 および高可用性 ページ43 の各トピックでは、採 用できるいくつかの方法を説明します。各プロセスの詳細なステータスはサーバーの[メンテナンス] ページに表示され、バックグラウンドプロセスなどプロセスに関連したより詳細な情報は 管理 ビューページ153 のトピックに表示されます。 構造的に、64 ビットバージョンのTableau Server はネイティブの64 ビットプロセスを使用し、32 ビットバージョンのTableau Server は 32 ビットプロセスを使用します。例外はデータエンジンで す。32 ビットバージョンのTableau Server が64 ビットオペレーティングシステムにインストールされ ている場合、64 ビットバージョンのデータエンジンプロセスが使用されます。 これらのプロセスで生成されたログファイルについては、「サーバー ログファイルの場所 ページ371」 を参照してください。 プロセス ファイル名 アプリケーショwgserver.exe ンサーバー 複数 スレッ 目的 ドかど うか Web アプリケーショはい ンを処理し、閲覧 と検索をサポート する パフォーマンス特性 抽出によってワークブック をパブリッシュしたり、 ビューの静止イメージを生 成したりするような使用 頻度の少ない処理中に のみ、大きなリソースを消 費します。そのロードは、 ブラウザーベースの操作と tabcmd によって作成でき ます。 バックグラウンbackgrounder.exe 抽出の更新、「今 いいえ 複数のプロセスをクラスタ ド すぐ実行」タスク、 のいずれかまたはすべて tabcmd から開始 のマシンで実行し、キャパ したタスクなどの シティを拡大できる単一 サーバータスクを スレッドプロセス。バックグ 実行する ラウンダーは通常、大量 のプロセスメモリを消費し ませんが、用意された ワークロードの性質に応 じてCPU、I/O、または ネットワークリソースを消 費する場合があります。 たとえば、大量の抽出の 更新を実行すると、ネット ワーク帯域幅を使用して データを取得できます。 CPU リソースは、データの - 25 - 複数 スレッ プロセス ファイル名 目的 パフォーマンス特性 ドかど うか 取得または複雑な tabcmd タスクによって消 費される場合がありま す。 データエンジ tdeserver64.exe データ抽出を保存 はい データエンジンのワーク ン し、クエリに応答す ロードは、VizQL Server tdeserver.exe る プロセスからの要求によっ て生成されます。このワー クロードは、抽出をメモリ にロードし、クエリを実行 するコンポーネントです。 メモリ消費量は、主に ロードされるデータ抽出の サイズに基づきます。32 ビットのTableau Server がインストールされている 場合でも、64 ビットのバイ ナリは、64 ビットのオペ レーティングシステムで既 定として使用されます。 データエンジンは、一度 に複数の要求を処理す るマルチスレッドです。負 荷がかかりすぎている場 合は、CPU、I/O、および ネットワークリソースが消 費され、負荷時にパ フォーマンスボトルネックと なる可能性があります。 負荷が高いと、要求を処 理するためにデータエン ジンの1 つのインスタンス でCPU リソースがすべて 消費される場合がありま す。 データサー dataserver.exe Tableau Server の はい これはプロキシであるた バー データソースへの め、通常は、ネットワーク 接続を処理する のみにバインドされます が、十分な数の同時ユー ザーセッションが作成され - 26 - プロセス ファイル名 リポジトリ postgres.exe VizQL Server vizqlserver.exe 複数 スレッ 目的 パフォーマンス特性 ドかど うか ている場合は、CPU でバ インドされる場合がありま す。この負荷は、ブラウ ザーおよびTableau Desktop ベースの操作 と、Tableau Server デー タソースの抽出の更新 ジョブによって生成されま す。 Tableau Server の N/A 通常は、リソースをほとん データベースはワー ど消費しません。ユー クブックとユーザー ザーごとにすべてのワーク のメタデータを保存 ブックを表示したり、権限 する を変更したりするような操 作を実行中に、極めて 大きな配置 (何千のユー ザー) でまれにボトルネック になることがあります。 ビューをロードして はい ビューのロード中とWeb レンダリングし、クエ ブラウザーからのインタラク リを計算して実行 ティブな使用時に大量の する リソースを消費します。 CPU バインド、I/O バイン ド、またはネットワークバ インドに指定できます。プ ロセス負荷は、ブラウザー ベースの操作によっての み作成できます。プロセス メモリが不足する場合が あります。 サーバー プロセスの制限について wgserver、データエンジン、データサーバー、およびVizQL Server のプロセスは、マルチスレッドか つマルチプロセスになるように設計されています。単一のプロセスインスタンスで16 を超えるスレッ ドを実行できます。既定では、Tableau Server は各サーバープロセスに最高 2 つのインスタンス をインストールします。 64 ビットバージョンの Tableau Server を実行している場合 (バージョン8.1 で初めから利用可 能)、最も実行する必要があるのはプロセスの2 つのインスタンスです。 - 27 - 32 ビットバージョンの Tableau Server を実行しており、既定の設定が十分でない場合は、セッ トアップ中 (アップグレードのみ) またはセットアップ後に、[Tableau Server の構成] ダイアログボック スを使用して、最大 8 インスタンスまでに変更することができます。プロセスの既定の上限は 8 イ ンスタンスです。マシンに十分な RAM およびCPU コアがある場合は、service.max_procs tabadmin 設定を使用して、この上限を変更することができます。Tableau では、プロセスインスタ ンスごとに、プロセスを実行するマシンに1 GB のRAM および1 論理 CPU コア以上を確保するこ とをお勧めします。 使用可能な最大プロセス数を変更するには、次の手順を行います。 1. セットアップ後にサーバーを停止します。 2. Tableau Server のbin ディレクトリで、次のコマンドを入力します。ここで、number は許可 するプロセスインスタンスの最大数です。 tabadmin set service.max_procs number 例は次のとおりです。 tabadmin set service.max_procs 10 3. サーバーを起動して変更を有効にします。 - 28 - 8.2 へのアップグレード Tableau Server ソフトウェアをバージョン8.2 にアップグレードするには、次のトピックを参照してくだ さい。8.2より前のバージョンからアップグレードする場合は、Tableau ナレッジベースを参照してくだ さい。 アップグレード前 のチェックリスト 以下は、Tableau Server をバージョン8.2.x にアップグレードする前に確認すべき項目と、実行す る手順です。 クレデンシャル、セットアップファイル、およびカスタマイズ アップグレードの前に、以下があることを確認します。 l l l ユーザー アカウントのクレデンシャル: アップグレードする各コンピュータに対して、ローカル管 理パーミッションを持つユーザーアカウントのクレデンシャルが必要になります。 実行アカウントのクレデンシャル: Tableau Server の実行アカウントのユーザー名とパスワー ドを確認します。NT AUTHORITY\NetworkService (既定) を使用する場合、パスワード は必要ありません。 セットアップファイル: 実行するアップグレードの.exe に加えて、現在稼働中のサーバーバー ジョンのSetup.exe を探して再度ダウンロードする必要があります (Tableau 製品のダウン ロードを参照してください)。アップグレード中に予期しない問題が発生した場合、これによ り迅速に復元できます。 Tableau ではアップグレード中に構成設定が維持されますが、ベストプラクティスとして、実行した カスタマイズをメモして後で確認できるようにすることをお勧めします。これには、SSL の構成、 Tableau の既定のポートおよびタイムアウト値の変更に加え、カスタムロゴの使用が含まれます。 また、最新のTableau Server バージョンをWindows PATH 環境変数に追加した場合、新しい バージョンのTableau Server を示すよう更新した後にエントリを更新する必要があります。 ビットバージョン バージョン8.1 からは、Tableau Server は 32 ビットアプリケーションと同様に64 ビットネイティブア プリケーションとして提供されます。以前のバージョンのTableau Server は、32 ビットとしてのみ使 用することができました。 64 ビットのオペレーティングシステムで32 ビット版のTableau Server を使用していた場合は、64 ビット版のTableau Server へアップグレードすることをお勧めします。最小要件については、インス トールする前に... ページ3を参照してください。 Tableau Server の分散インストールをアップグレードしている場合、クラスタ全体は、すべて32 ビッ トバージョン、またはすべて64 ビットバージョンなど、同じビットバージョンのTableau Server ソフト ウェアを実行する必要があります。Tableau Serverを32 ビットバージョンから64 ビットバージョンに アップグレードする際は、64 ビットバージョンのワーカーソフトウェアをインストールする前に、まず各 ワーカー上の32 ビットバージョンをアンインストールする必要があります。詳細については、 - 29 - Tableau Server の分散インストールの 32 ビットバージョンから64 ビットバージョンへのアップグ レードページ34を参照してください。 製 品 のメンテナンス ステータスのチェック メンテナンスの有効期限が切れたサーバーからTableau Server をアップグレードしようとすると、 Tableau Server がライセンスのないインスタンスになります。 サーバーのメンテナンスの有効期限が切れているかどうかを確認するには l [スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server] > [プロダクトキーの管理] を選択 し、[メンテナンスの有効期限] 列の下を確認します。 メンテナンスの有効期限が切れている場合、キーを選択して[更新] をクリックします。メンテナンス の日付が更新されない場合は、Tableauカスタマーサポートにお問い合わせください。セットアップ の一環としてプロダクトキーが再度アクティブ化されます。詳細については、Tableau をアクティブ にするページ5を参照してください。サーバーにインターネットアクセスがない場合、オフラインでの Tableau のアクティブ化 ページ6を参照してください。 「クリーン」バックアップの作 成 定期的な Tableau Server バックアップに加え、ベストプラクティスとして、アップグレードの直前に バックアップを作成することをお勧めします。バックアップを作成する前に、tabadmin クリーンアップ コマンドを実行して、バックアップから必要のないファイルを削除します。手順については、クリーン アップの実行およびTableau データのバックアップページ358を参照してください。 分散インストールのみ: バックアップを作成する前にワーカーを削除するかどうか Tableau バックアップファイル(.tsbak) には構成情報とデータが含まれています。したがって、 Tableau Server の分散インストールのバックアップには、IP アドレスを含めたワーカーに関する構 成情報が含められます。この情報をバックアップに含めない場合 (たとえば、アップグレードの一環 としてワーカーを新しいハードウェアに移行するため)、次のいずれかの方法を実行できます。この 情報をバックアップに含めない場合 (たとえば、アップグレードの一環としてワーカーを新しいハード ウェアに移行するため)、次のいずれかの方法を実行できます。 l バックアップを作成する前に、Tableau Server 構成からワーカーを削除する。 l バックアップファイルを新しいインストール先に復元する際に--no-config オプションを使 - 30 - 用する。このオプションを使用する場合は、プライマリTableau Server の情報を含めた構 成情報は復元されません。 Tableau Server の分散インストールを実行する場合、Windows XP または Windows Server 2003 SP1 またはそれ以降を実行するワーカーがあれば、アップグレードの前に構成から削除しな ければなりません。オペレーティングシステムは、バージョン8.2 でサポートされていないプラット フォームです。Windows Server 2003 R2 SP2 またはそれ以降 がサポートされています。 Tableau Server の構成からワーカーを削除するには 1. プライマリTableau Server でサーバーを停止します。 2. プライマリサーバーで、[スタート] メニューから[Tableau Server <バージョン>] > [Tableau Server の構成] を選択して、構成ユーティリティを開きます。 3. [Tableau Server の構成] ダイアログボックスで[サーバー] タブを選択します。 4. ワーカーが抽出やリポジトリをホストとしている場合は、これらのサービスを別のマシンに移動 します。手順については、データエンジンおよびリポジトリのプロセスの移動 ページ35を参 照してください。 5. 次に、ワーカーをハイライトして[削除] をクリックします。 6. [OK] をクリックします。 7. サーバーを起動します。 クリーンアップの実行 tabadmin クリーンアップコマンドを実行すると、Tableau Server システムからバックアップファイルに 必要のないファイルが削除されます。クリーンアップは、Tableau データベースに対して実行するた めにサーバーの実行中に1 回、さらにログファイルを削除するためにサーバーの停止状態で1 回 実行する必要があります。 tabadmin クリーンアップを実行するには - 31 - 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。 2. Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。例: cd “C:\Program Files (x86)\Tableau\Tableau Server\8.1\bin” 3. サーバーが実行されていることを確認します。 tabadmin status 4. 次のように入力してクリーンアップを実行します。 tabadmin cleanup 5. サーバーを停止します。 tabadmin stop 6. 再度クリーンアップを実行します。 tabadmin cleanup バックアップを作成するために(次の手順)、サーバーを停止したままにします。 バックアップファイルの作成 tabadmin backup コマンドによって、リポジトリ、データ抽出、およびサーバー構成のデータを含む .tsbak ファイルが作成されます。ファイルを作成した後は、別のコンピューターに保存します。手順 については、Tableau データのバックアップページ358を参照してください。Tableau Server バー ジョン8.0 またはそれ以前を使用してバックアップを作成している場合、バックアップ作成前にサー バーを停止させる必要があります。バージョン8.1 からは、初めにサーバーを停止させなくてもバッ クアップを作成することができます。 分散インストールのみ: バックアップを作成する前にサーバー構成からワーカーを削除した 後、アップグレードの一環として新しいハードウェアに移行しない場合は、ワーカーを再度 構成に戻すことができます。8.2 へのアップグレード次のページの手順に従います。あるい - 32 - は、アップグレードの一環として新しいハードウェアに移行する場合は、ワーカーを構成から 除外したままにします。詳細については、新しいハードウェアへの移行 ページ36を参照し てください。 8.2 へのアップグレード アップグレード前のチェックリストページ29 を完了した後は、次の手順に従って既存インストールさ れたTableau Server をバージョン8.2 にアップグレードします。アップグレードの一環として新しい ハードウェアに移行する場合は、下記の手順ではなく新しいハードウェアへの移行 ページ36を 参照してください。 Tableau Server の新しいバージョンをインストールする場合は、以前のバージョンで使用していた のと同じドライブおよびディレクトリを使用します。これにより、以前のバージョンのデータおよび構成 設定を自動的にインポートすることができます。 Tableau Server を32 ビットバージョンから64 ビットバージョンにアップグレードする場合、新しい バージョンをインストールする前に既存のバージョンをアンインストールする必要があります。 単 一 サーバーのインストール 単一サーバーにインストールされているTableau Server をバージョン8.2 または 8.2.x にアップグ レードするには 1. Tableau Server で[プログラムの追加/削除] を使用して以前のバージョンをアンインストー ルします。 アンインストールによりサーバーソフトウェアが削除されますが、データと構成設定はそのまま 残ります。 2. Tableau Server をインストールします。Tableau Server のセットアップにより、以前のバー ジョンのデータと構成設定のインポートが処理されます。 分 散 インストール バージョン8.1 へのアップグレードの一環として、クラスタを64 ビットバージョンのTableau Server に 移動する場合、アップグレード前のチェックリストページ29で「ビットバージョン」に関するガイドライ ンを確認してください。 Tableau Server の分散インストールをバージョン 8.1 からバージョン 8.2 または 8.2.x にアップグレー ドするには 1. プライマリTableau Server で[プログラムの追加/削除] を使用して以前のバージョンをアンイ ンストールします。 2. ワーカーサーバーで[プログラムの追加/削除] を使用して以前のバージョンをアンインストー ルします。 - 33 - アンインストールによりサーバーソフトウェアが削除されますが、データと構成設定はそのまま 残ります。 3. ワーカーサーバーにTableau ワーカーサーバーをインストールします。 4. プライマリTableau Server にTableau Server をインストールします。 Tableau Server のセットアップにより、以前のバージョンのデータと構成設定のインポートが 処理されます。 Tableau Server の分散インストールをバージョン 8.2.x からバージョン 8.2.x にアップグレードするに は 1. プライマリTableau Server で[プログラムの追加/削除] を使用して以前のバージョンをアンイ ンストールします。 アンインストールによりサーバーソフトウェアが削除されますが、データと構成設定はそのまま 残ります。 2. プライマリTableau Server にTableau Server をインストールします。「同じバージョン」のアッ プグレードであるため(バージョン8.2.x から8.2.x)、Tableau ワーカーでサーバーソフトウェア をアンインストールおよび再インストールする必要はありません。プライマリTableau Server により、ワーカーサーバーに更新が適用されます。 注: Tableau Server を32 ビットバージョンから64 ビットバージョンにアップグレードす る場合、アンインストールしてから再インストールする必要があります。以下の 「Tableau Server の分散インストールの32 ビットバージョンから64 ビットバージョンへ のアップグレード」を参照してください。 Tableau Server のセットアップにより、以前のバージョンのデータと構成設定のインポートが 処理されます。 Tableau Server の分散インストールの 32 ビットバージョンから64 ビットバージョンへのアップグレー ド 分散インストールを32 ビットバージョンから64 ビットバージョンにアップグレードする場合は、次の 手順を実行する必要があります。 1. プライマリTableau Server で[プログラムの追加/削除] を使用して、プライマリサーバーから 32 ビットバージョンをアンインストールします。 2. Tableau Server ワーカーで[プログラムの追加/削除] を使用して32 ビットバージョンをアン インストールします。 3. 各ワーカーに64 ビットバージョンのTableau Server をインストールします。 4. プライマリTableau Server に64 ビットのTableau Server をインストールします。 - 34 - データエンジンおよびリポジトリのプロセスの移 動 Tableau Server の構成からワーカーを削除する必要があり、そのワーカーがリポジトリまたはデータ エンジン(抽出をホストする) の唯一のインスタンスをホストしている場合、まずそのプロセスを別の マシンに移動する必要があります。これは、リポジトリプロセスとデータエンジンプロセスのインスタ ンスのいずれかが常にアクティブでなければならないからです。 データエンジンまたはリポジトリのプロセスを移動するには 1. まだプライマリTableau Server を停止していない場合は、これを停止し、プライマリ Tableau Server で[Tableau Server の構成] ダイアログボックスを開きます ([スタート] > [Tableau Server]8.2 > [Tableau Server の構成])。 2. [サーバー] タブで、プロセスを移動するコンピューターのIP アドレスまたはコンピューター名を ハイライトします。別のワーカーまたはプライマリを指定できます (This Computer (Primary))。 3. [編集] をクリックします。 4. [Tableau Server を編集] ダイアログボックスで、移動するプロセスに対して[データエンジン] または [リポジトリ] のいずれかのチェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。 5. [Tableau Server の構成] ダイアログボックスで[OK] タブをクリックします。 6. プライマリTableau Server を起動して変更を有効にします。 7. サーバーを停止し、[Tableau Server の構成] ダイアログボックスを開きます。 8. [サーバー] タブで、プロセスを削除するワーカーのIP アドレスまたはコンピューター名をハイラ イトして、[編集] をクリックします。 9. 移動したプロセスのチェックボックスをオフにし、[OK] をクリックします。 10. もう一度 [OK] をクリックし、プライマリサーバーを起動して変更を有効にします。 Tableau Server の構成からワーカーを削除する一環としてこの手順を実行している場合 (アップ グレード前のチェックリストページ29 を参照)、続行する前にもう一度サーバーを停止してくださ い。 サーバー プロセスの制 限 について wgserver、データエンジン、データサーバー、およびVizQL Server のプロセスは、マルチスレッドか つマルチプロセスになるように設計されています。単一のプロセスインスタンスで16 を超えるスレッ ドを実行できます。既定では、Tableau Server は各サーバープロセスに最高 2 つのインスタンス をインストールします。 64 ビットバージョンの Tableau Server を実行している場合 (バージョン8.1 で初めから利用可 能)、最も実行する必要があるのはプロセスの2 つのインスタンスです。 32 ビットバージョンの Tableau Server を実行しており、既定の設定が十分でない場合は、セッ トアップ中 (アップグレードのみ) またはセットアップ後に、[Tableau Server の構成] ダイアログボック スを使用して、最大 8 インスタンスまでに変更することができます。プロセスの既定の上限は 8 イ ンスタンスです。マシンに十分な RAM およびCPU コアがある場合は、service.max_procs tabadmin 設定を使用して、この上限を変更することができます。Tableau では、プロセスインスタ - 35 - ンスごとに、プロセスを実行するマシンに1 GB のRAM および1 論理 CPU コア以上を確保するこ とをお勧めします。 使用可能な最大プロセス数を変更するには、次の手順を行います。 1. セットアップ後にサーバーを停止します。 2. Tableau Server のbin ディレクトリで、次のコマンドを入力します。ここで、number は許可 するプロセスインスタンスの最大数です。 tabadmin set service.max_procs number 例は次のとおりです。 tabadmin set service.max_procs 10 3. サーバーを起動して変更を有効にします。 新 しいハードウェアへの移 行 Tableau Server をコンピューター間で移行するには、次の手順を行います。次の手順は、 Tableau Server のデータと構成設定を、稼働中のコンピューターからTableau Server バージョン 8.2 がインストールされている新しいコンピューターに移動する方法を示しています。 手順を開始 する前に、.tsbak ファイルの作成を含むアップグレード前のチェックリストページ29 の手順を済ませ ていることを確認してください。 1. 新しいコンピューターにTableau Server をインストールします。 2. .tsbak ファイルを、新しいTableau Server のbin フォルダー(C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin など) にコピーします。 3. 次に、Tableau Server を停止します。 4. 「tabadmin restore <filename>」と入力して(<filename> は .tsbak ファイルの 名前)、稼働中のデータと構成情報を新しいTableau Server インストールに復元します。 例は次のとおりです。 tabadmin restore mybackup.tsbak 構成情報は復元せず、稼働中のTableau Server のデータのみを復元するには、次のよう に入力します。 tabadmin restore --no-config mybackup.tsbak 5. サーバーを起動します。 6. 分散インストールのみ: Tableau ワーカーのインストーラーを、Tableau Server クラスタに追 加するすべてのコンピューターで実行します。手順については、ワーカー サーバーのインス トールと構成 ページ40を参照してください。 7. 同じTableau Server プロダクトキーをアクティブ化できるのは 3 回までです。稼働環境、テ スト環境、およびQA 環境でそれぞれ 1 回ずつです。Tableau Server の新規インストール をテストし、稼働準備が整ったことを確認したら、Tableau Server の以前の稼働バージョン を非アクティブ化し、アンインストールする必要があります。以前のバージョンを非アクティブ - 36 - にするには - [スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server] > [プロダクトキーの管理] を選択 します。 - 各プロダクトキーについて、プロダクトキーを選択し、[非アクティブ化] をクリックします。 インターネットに接続していない場合、非アクティブ化プロセスを完了するために、オ フラインでのアクティブ化ファイルを作成するよう求めるプロンプトが表示されます。手 順については、オフラインでの Tableau のアクティブ化 ページ6を参照してください。 - 37 - 分散環境 Tableau Server の分散インストールの実行方法の詳細については、次のトピックを参照してくだ さい。 分 散 環 境 の要 件 Tableau Server クラスタの構成を開始する前に、次の要件を満たしていることを確認してくださ い。 ハードウェア クラスタで使用するコンピューターがインストールする前に... ページ3 で説明されている要件を満た している必要はありますが、全く同じである必要はありません。 高可用性を得るためのハードウェアのガイドライン これらは、フェールオーバーと高可用性 を得るために使用するシステムのいくつかのガイドラインで す。 l l l l フェールオーバー —2 台または3 台のコンピューター: データエンジンプロセスとリポジトリプロ セスにフェールオーバーサポートを提供するクラスタを構成するには、最低 2 台のコンピュー ターまたは VM が必要です。1 台はプライマリTableau Server で、もう1 台は Tableau ワー カーです。この構成では、Tableau を実行していないWeb サイトまたはコンピューターも必 要な場合があります (詳細情報)。推奨のフェールオーバー構成には、3 台のコンピューター または VM が必要です。1 台はプライマリTableau Server で、2 台はワーカーです。 フェールオーバーおよび複数のゲートウェイのサポート—2 台または 3 台のコンピューターお よびロードバランサー: 上記に加えて複数のゲートウェイのサポートを提供するクラスタを構 成するには、最低 2 台のコンピューターまたは VM、およびクラスタの前面にロードバラン サーが必要です。複数のゲートウェイのサポートで推奨されるフェールオーバー構成は、3 台のコンピューターまたは VM、およびロードバランサーです。 高可用性 — 4 台のコンピューターおよびロードバランサー: 高可用性を得るための構成で は、上で説明したリソースに加えて、プライマリTableau Server 用のバックアッププライマリ に使用する追加のコンピューターが必要です。 プライマリコンピューター: 高可用性を得るための構成では、プライマリTableau Server と バックアッププライマリで実行するTableau Server プロセスを少なくするか、またはなしにす る必要があります。このため、プライマリおよびバックアッププライマリを実行するコンピュー ターには、ワーカーサーバーを実行するコンピューターほど多くのコアは必要ありません。た だし、データベースバックアップおよび復元プロセスの途中にプライマリコンピューターが使用 されるため、バックアップのために十分なディスク領域が必要です。バックアップファイルで必 要な領域の合計に加え、テンポラリファイルのためのディスク領域として、バックアップファイ ルのサイズのおよそ10 倍が必要です (そのため、バックアップが4 GB の場合、テンポラリファ イルのためのディスク領域として約 40 GB が必要です)。 ソフトウェア - 38 - Tableau Server は、32 ビットおよび64 ビットバージョンで利用できます。Tableau Server クラスタ を実行している場合、各コンピューターは同じビットバージョンを実行する必要があります (すべて 64 ビットまたはすべて32 ビット)。たとえば、プライマリTableau Server が64 ビットバージョンの Tableau Server を実行している場合、クラスタのワーカーは 64 ビットバージョンのTableau Server ワーカーを実行する必要があります。32 ビットバージョンのTableau Server ワーカーを実行するこ とはできません。 ネットワークとポート l l l ポート: あらゆる分散システムに該当することですが、使用するコンピューターまたは VM は、相互に通信できる必要があります。ゲートウェイとワーカーで使用しなければならない ポートのリストについては、TCP/IP ポートページ306を参照してください。 同じドメイン: クラスタの全てのコンピューターが同じドメインのメンバーである必要がありま す。プライマリTableau Server で指定されているサーバーの実行ユーザーページ291 アカ ウントは、同じドメイン内のドメインアカウントである必要があります。 静的 IP アドレス: 単一サーバーへのインストールまたはクラスタの一部であっても、Tableau Server を実行するいずれのコンピューターも、静的 IP アドレスを持つ必要があります (詳 細情報 。 ベストプラクティス インストールと構成を開始する前に念頭に置いておくべきことをいくつか挙げます。 l l l l IP アドレスまたはコンピューター名: 作業する各コンピューターまたは VM のIPv4 アドレスま たはコンピューター名を控えておいてください。Tableau ワーカーのセットアップと構成時に指 定する必要があります。上で説明したように、クラスタの各コンピューターは、構成時にそれ を識別するためにそのコンピューターの名前を使用する場合であっても、静的 IP アドレスを 使用する必要があります。 CNAME レコード: 高可用性を得るための構成で、ロードバランサーを使用していない場 合は、プライマリTableau Server とバックアッププライマリで同じCNAME レコードを使用 し、1 台のプライマリに障害が起きてももう1 台が引き継ぐように構成して、Tableau Server ユーザーが円滑に操作できるようにしてください。ロードバランサーを使用している場合、 実際に要求を処理するゲートウェイとは関係なく、ロードバランサー名がTableau Server URL として使用されます。 ユーザー アカウントのクレデンシャル: 各コンピューターに対して、ローカル管理パーミッション を持つユーザーアカウントのクレデンシャルが必要になります。高可用性を得るための構成 では、プライマリTableau Server に使用する実行アカウントがバックアッププライマリ Tableau Server で使用するものと同じである必要があります。 バックアップ: ベストプラクティスとして、システムに大幅な変更を加える前に、バックアップを 作成しておくことをお勧めします。手順については、Tableau データのバックアップページ 358 を参照してください。 - 39 - SSL 複数のゲートウェイおよびロードバランサーを使用する高可用性 Tableau Server クラスタのため にSSL を構成する予定であれば (詳細情報 、使用するSSL 証明書がロードバランサーのホス ト名で発行されていることを確認してください。他の詳細については、クラスタの SSL を設定 ペー ジ17 を参照してください。 Tableau Server でのホスト名 サポート バージョン8.1 を開始すると、ホスト名サポートがTableau Server に追加されます。つまり、 Tableau Server を構成して別のコンピュータを操作する場合、静的 IPv4 アドレスでなく、そのコ ンピュータ名を使用してそれを識別することができます。しかし内部では Tableau Server はまだ IP アドレスを信頼し、Tableau ワーカーや信頼するホストなど、さまざまなサービスと通信します。 そのため、IP アドレスでなくコンピュータ名を指定しても、そのコンピュータと関連するIP アドレスを 変更したり、一時アドレスにすることはできません。 Tableau Server を実行しているコンピュータが新しいIP アドレスを取得する場合 (たとえば、VM の再起動後、または DHCP を使用しているネットワーク環境内)、tabadmin config を実行 し、その変更をTableau Server の構成で更新する必要があります。 手順に関しては、下記を 参照してください。 DHCP だけでなく、設定後にIP アドレスを変更する可能性がある別の項目としては、Windows オペレーティングシステムのIPv6 アドレスに関する機能である「一時 IPv6 アドレス」があります。こ の機能を識別して無効化する方法の詳細については、「ナレッジベース」を参照してください。 Tableau Server の構 成 を更 新 するには 1. プライマリTableau Server で管理者としてコマンドプロンプトを開きます。 2. 次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 3. サーバーを停止します。 tabadmin stop 4. 次のように入力してサーバーの構成を更新します。 tabadmin config 5. サーバーを起動します。 tabadmin start ワーカー サーバーのインストールと構 成 初期構成を完了した後、複数のコンピューター上で実行するようにTableau Server を設定でき ます。これを分散インストールまたはクラスタと呼びます。分散インストールを実行する場合は、プ - 40 - ライマリTableau Server で追加のポートが使用され、特定のポートがTableau ワーカーサーバー でセットアップ中にバインド用に使用できるようになっている必要があります。詳細については、 TCP/IP ポートページ306を参照してください。また、分散インストールを実行する時に留意しな ければならない追加の要件もあります。詳細については、分散環境の要件 ページ38 を参照し てください。 Tableau ワーカーサーバーのインストールと構成を行うには、次のことを行います。 1. プライマリコンピューター上にTableau Server がインストールされていることを確認します。 2. プライマリ上のサーバーを停止します (手順については、Tableau Server Monitor ページ 137 を参照してください)。 3. Tableau カスタマーアカウントセンターからTableau Server ワーカーソフトウェアをダウン ロードします。 4. Tableau Server ワーカーの設定を、Tableau Server クラスタに追加したいすべてのコン ピューターで実行します。 5. インストール時に、プライマリサーバーのIPv4 アドレスまたはコンピューター名の指定が要求 されます。コンピューター名を使用することをお勧めします。 プライマリで複数のネットワークインターフェイスカード(NIC) が有効になっている場合に IPv4 アドレスを入力する際は、すべてのプライマリのIPv4 アドレスをコンマで区切って入力 します。プライマリを実行しているコンピューターのIP アドレスは静的である必要がありま す。これは、たとえプライマリを識別するためにコンピューター名を使用している場合であって も適用されます (詳細情報)。 Windows ファイアウォールが有効な Windows 7 を実行しているワーカーがある場合は、続 行する前にTableau ナレッジベースを参照してください。 6. ワーカーソフトウェアをワーカーコンピューターにインストールしたら、プライマリTableau Server を停止した状態で、プライマリサーバーに戻り、[スタート] メニューの[Tableau Server]8.2 > [Tableau Server の構成] を選択して構成ユーティリティを開きます。 7. 構成ユーティリティで[全般] タブにパスワードを入力し、[サーバー] タブを選択して、[追加] をクリックします。 8. 次に表示されるダイアログボックスで、いずれかのワーカーコンピューターの[IPv4 アドレス] またはコンピューター名を入力し、そのコンピューターに割り当てる[VizQL]、[アプリケーショ ンサーバー]、[Data Server]、[バックグラウンド]、および[データエンジン] のプロセス数を 指定します。 - 41 - 64 ビットバージョンのTableau ワーカーサーバーを使用する場合、各プロセスのインスタンス を最大2つまで実行することができます。まれなケースではありますが、サーバーのハードウェ アでその制限を変更できる場合があります。詳細については、サーバー プロセスの制限に ついてページ35およびパフォーマンスページ222を参照してください。 既定では、データエンジン、リポジトリ、およびゲートウェイはプライマリサーバー上でホストさ れます。これらのプロセスを追加サーバー上で実行すること、またはプロセスをプライマリサー バーから移動することも、高可用性を設定する方法の1 つです。詳細については、高可 用性 次のページを参照してください。 9. [OK] をクリックします。更新完了までに数分かかることがあります。 10. 分散環境に追加するコンピューターごとに上記の手順を繰り返します。ワーカーの追加が 終わったら、[OK] を再度クリックして変更内容を保存し、プライマリTableau Server を起 動します。 データベース ドライバー Tableau Server およびTableau Server ワーカーのインストーラーを実行すると、Oracle および Oracle Essbase データベースのドライバーが自動的にインストールされます。他のデータベースに 接続するワークブックおよびデータソースをパブリッシュする場合は、プライマリサーバーとワーカー サーバーの両方に、対応するドライバーがインストールされていることを確認する必要があります。 VizQL、アプリケーションサーバー、データサーバー、バックグラウンドプロセスを実行しているワー カーには、これらのデータベースドライバーが必要です。たとえば、VizQL サーバー専用のワーカー と、Extract Storage 専用の別のコンピューターがある場合は、VizQL サーバープロセスを実行す るコンピューターにのみドライバーをインストールする必要があります。 - 42 - サーバー プロセス VizQL アプリケーションサーバー データサーバー バックグラウンド データエンジン(抽出ストレージ) リポジトリ ゲートウェイ データベースドライ バーの必要性 はい はい はい はい いいえ いいえ いいえ 分 散 環 境 の管 理 分散インストールにプライマリサーバーと1 つまたは複数のワーカーサーバーを設定した後、それ 以降のすべての構成および更新は、プライマリサーバー上でコマンドラインツールと構成ユーティリ ティを使用して、プライマリサーバーから実行できます。更新内容はワーカーに自動的に送信され ます。 ワーカーサーバーをインストールする場合、プライマリのIPv4 アドレスまたはコンピューター名を指 定します。そのIP アドレスまたはコンピューター名が変わる場合、ワーカーサーバーを再インストー ルする必要があります。 Tableau Server クラスタのステータスは、サーバーの[メンテナンス] ページで監視できます。サー バーのメンテナンスの詳細については、サーバーのメンテナンスページ129を参照してください。 高可用性 Tableau Server による高可用性のサポートの詳細については、次のリンクをクリックしてください。 高 可 用 性 について 高可用性が得られるようにTableau Server システムを構成する場合、実行する手順はすべて 冗長性を組み込んで、サーバーシステムの停止の可能性を低減することに関係しています。冗 長性が必要な 4 つの領域は、サーバーのライセンス発行コンポーネントを実行する、データエンジ ン、リポジトリ、ゲートウェイプロセス、およびプライマリTableau Server です。データエンジンおよび リポジトリプロセスで必ず 1 つのアクティブなインスタンスが必要になるため、クラスタの構成は、プラ イマリTableau Server を停止して、特定の時点で再起動し、設定が有効になるようにすることが 必要な複数フェーズの手順になります。正確な手順については、フェールオーバーおよび複数の ゲートウェイの構成 ページ48およびバックアッププライマリの設定 ページ56を参照してください。 distrib_requ.htm も参照してください。 - 43 - 以下のトピックでは、高可用性を得るための構成を進めるにつれてサーバーシステムのトポロジが どのように進化するかをまとめています。推奨される高可用性の最小構成は 3 ノードシステムで す。これには、ライセンス発行を実行するプライマリサーバーおよびメインプロセスをホストする2 台のワーカーが含まれます。バックアッププライマリとしての役割を果たす 4 つ目のコンピューターを 追加することで、システムの信頼性を高めることができます。If you run a gateway process on all nodes, it also makes sense to use a load balancer for the gateways. 単一サーバー システム プライマリTableau Server をインストールすると、すべてのサーバープロセスのインスタンスが少なく とも1 つ実行されるようになります。これがTableau Server の最も基本的な構成です。冗長性 はありません。 単一サーバーシステムの[メンテナンス] ページの[ステータス] 表は通常、次のような表示になりま す。 冗長性を組み込むには、アクティブデータエンジンとスタンバイデータエンジンおよびリポジトリプロ セスをホストするためのサーバーを追加する必要があります。さらにシステムの脆弱性を低減する ために、複数のゲートウェイを実行し、プライマリを独自のノードに分離させて、実行するサーバー プロセス数をできるだけ少なくするのが理想的です。これを達成するには最低 3 台のコンピュー ターが必要ですが(3 ノードシステムページ46 を参照してください)、2 台のコンピューターでもいく らかの冗長性を達成できます。 - 44 - 2 ノードシステム ハードウェアの制約があり、3 ノードクラスタに手が届かない場合、2 台のコンピューターおよび Tableau Server クラスタの外部にあるホストを使用していくらかの冗長性を得ることができます。 上記のシステムでは、プライマリTableau Server およびワーカーサーバーが、データエンジン、リポ ジトリ、およびゲートウェイのアクティブインスタンスおよびスタンバイインスタンスを実行しています。 Tableau Server クラスタの外部にある3 台目のコンピューターは、2 つのゲートウェイの第 3 の連 絡先として使用されています。なぜなら、データエンジンまたはリポジトリを実行しているTableau Server が他のノードとの接続を失う場合、Tableau Server の外部 (ただし、Tableau Server クラ スタ内) にあるゲートウェイプロセスを確認して、どのノードにエラーが発生しているか、またアクティ ブにするために何らかのスタンバイプロセスが必要であるかを判断します。2 ノードクラスタでは接 続が失われると、その他のTableau ゲートウェイプロセスに到達することはできません。これらの ケースでは Tableau Server クラスタ外部のWeb サイトまたはコンピューターを使用できます。この 設定方法については、外部からのフェールオーバー確認 ページ53 を参照してください。 次に、上記の構成の[ステータス] 表を示します。3 台目のコンピューターは Tableau server では ないため、表に列挙されていません。 - 45 - 3 ノードシステム 上で説明した2 ノードシステムを使用すると、データエンジンおよびリポジトリプロセスにいくらかの フェールオーバーサポートが提供されますが、3 ノードシステムを使用すると、次のようにプライマリ の脆弱性を低減させることができます。 [メンテナンス] ページの[ステータス] 表は、次のような表示になります。 3 ノードシステムではデータエンジンおよびリポジトリプロセスはプライマリからワーカーに移動され、 プライマリはゲートウェイプロセスのみを実行しています。検索およびライセンス発行機能はプライ マリに不可欠で削除できないため、[ステータス] 表に表示されません。この構成では、アクティブな ワーカーに障害が発生すると、スタンバイワーカーが自動的にアクティブになります。ワーカーを追 加してプライマリからプロセスを削除する方法を含め、この3 ノードクラスタを作成する正確な方 法の説明については、フェールオーバーおよび複数のゲートウェイの構成 ページ48を参照してくだ さい。 - 46 - この3 ノードクラスタの改善のために、次の2 つのことができます。1) 3 つのアクティブゲートウェイ があるインターフェイスにロードバランサーを追加し、2) 障害点であるプライマリのアドレスを指定 するバックアップを作成します。詳細については、次のトピックを参照してください。 ロードバランサーを追加します。 この時点で3 つすべてのノードにはゲートウェイがあり、利用できるサーバープロセスに要求を送る のに使用されます。リポジトリプロセスとは異なり、アクティブゲートウェイおよびスタンバイゲート ウェイはありません。すべてのゲートウェイはアクティブです。クラスタでダウンタイムが発生する可能 性をさらに低減させるため、ロードバランサーを設定する必要があります。 バックアップ プライマリの追加 バックアッププライマリを追加すると、システムに予防措置を提供することができます。バックアップ プライマリは、プライマリに障害が発生した場合にシステムに追加されるサーバーです。アクティブな サーバーではありませんが、バックアッププライマリの設定 ページ56の最初の手順を完了すると、 アクティブにする準備が整います。バックアッププライマリはインストール中にライセンスを必要としま すが、それは Tableau EULA において認められる3 つの環境の1 つとしてみなされません。 バックアッププライマリを追加したシステムは次のようになります。 - 47 - 上記の構成の[ステータス] 表は、3 ノードシステムと同じに見えます。プライマリに障害が発生し たときにバックアッププライマリが引き継ぐ手順を実行すると、システムは新しいプライマリを使用し てオンラインに戻ります。 プライマリTableau Server のみがライセンス発行を実行できます。ライセンスチェックは8時間ごとに 行われます。プライマリがライセンス発行コンポーネントのみを実行している場合、最後にライセン スチェックが行われたのがいつかによっては、バックアッププライマリがオンラインになるまで最大 8 時 間かかります。その間、クラスタは動作を継続します。たとえば、ライセンスチェックが7時間50分前 に実行された場合は、あと10分あります。 ライセンスチェックが1分前に行われた場合は、あと7時 間59分あります。 フェールオーバーおよび複 数 のゲートウェイの構 成 複数のゲートウェイおよびフェールオーバーサポートを提供する3 台のコンピューターのクラスタを構 成するには、次の手順を行います。複数のゲートウェイを実行するのは、ロードバランサーの使 用を計画している場合にのみ適切であることに注意してください。 1. プライマリコンピューターにTableau Server をインストールします。 2. セットアップが完了したら、[メンテナンス] ページで[ステータス] 表を確認します。すべてのプ ロセスには、緑の「要求を待機中」ステータスが表示されるはずです。 3. プライマリでサーバーを停止します。 4. 次に、フェールオーバーおよび追加のゲートウェイサポートを提供する2 台の追加コンピュー ターまたは VM でTableau ワーカーのセットアップを実行します。ワーカーのセットアップ中 に、プライマリTableau Server のコンピューター名 (推奨です) または IPv4 アドレスを指定 する必要があります。複数のIPv4 アドレスを入力するには、各 IPv4 アドレスをコンマで区 切ります。 - 48 - 静的 IP アドレスは、それを識別するためにプライマリのコンピューター名を使用してい る場合でも、プライマリに割り当てる必要があります (詳細情報)。 5. プライマリサーバーが停止した状態で、その[Tableau Server の構成] ダイアログボックスを 開きます。[スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server] > [Tableau Server の構 成] を選択します。[全般] タブで[実行ユーザー] アカウントのパスワードを入力します。 6. [サーバー] タブで、[追加] をクリックしてワーカーを追加します。 7. ワーカーのIPv4 アドレスまたはコンピューター名を入力し、[データエンジン] に1 を入力し て、[リポジトリ] チェックボックスをオンにします。現時点では、[ゲートウェイ] チェックボックス は選択しません。後でこのワーカーにゲートウェイを追加します。 ワーカーで他のサーバープロセスも実行する場合は、1 や 2 など実行するインスタンス数を 入力します。 8. [OK] をクリックして[Tableau Server を追加] ダイアログボックスを閉じ、[サーバー] タブでもう - 49 - 一度 [追加] をクリックして別のワーカーを追加します。 9. 2 台目のワーカーのIPv4 アドレスまたはコンピューター名を入力し、[データエンジン] (0 に 設定) を除くすべてのプロセスで最低 1 を入力します。[リポジトリ] チェックボックスをオフに し、[ゲートウェイ] をオンにします。 データエンジンとリポジトリでどちらのワーカーをアクティブにし、どちらをスタンバイにするかを 指定する必要はありません。 10. プライマリでサーバーを起動します。 11. 重要: サーバーがデータをコピーするための同期化プロセスは数分かかります。インストール のサイズと抽出数によっては、5 分から15 分ほど(またはそれ以上) かかる場合がありま す。 12. プライマリと1 台目のワーカーサーバーの次のフォルダーを比較して、同期が完了したことを 確認します。 l データエンジンフォルダー: ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\dataengine プライマリと1 台目のワーカーにあるこのフォルダーの内容とサイズは同じである必要 があります。 l リポジトリフォルダー: ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\pgsql プライマリと1 台目のワーカーにあるこのフォルダーのサイズは、同じであるかほぼ同じ である必要があります。 - 50 - 次の手順でサーバーを停止する前に上記の確認を行わないと、データが失われる 場合があります。 13. 同期が完了したことを確認した後で、プライマリでサーバーを停止します。 14. 再度 [構成] ダイアログボックスを開き、[サーバー] タブでこのコンピューター (プライマリ) をハ イライトし、[編集] をクリックします。 15. [Tableau Server を編集] ダイアログボックスで[データエンジン] を0 に設定し、[リポジトリ] チェックボックスをオフにします。[ゲートウェイ] はオンのままにします。プライマリのTableau Server でTableau Server プロセスではなくApache のみを実行する場合は、各テキスト ボックスに「0」を入力することによって、残りのプロセスを削除することができます。 [OK] をクリックします。 16. [サーバー] タブで、1 台目のワーカーを選択して[編集] をクリックし、[ゲートウェイ] チェック ボックスを選択します。他の設定はそのまま変更しません。[OK] をクリックします。 17. [サーバー] タブで2 台目のワーカーを選択し、[編集] をクリックします。 - 51 - 18. [データエンジン] を1 に設定し、[リポジトリ] チェックボックスをオンにします。 19. [OK] をクリックします。 [サーバー] タブは次のように表示されます。 20. 電子メールアラートを設定し、サーバー障害やデータエンジンとリポジトリプロセスのステー タスに変化があったときに通知を受信できるようにします。設定するには、[構成] ダイアログ ボックスで[アラートとサブスクリプション] タブをクリックし、電子メール アラートの構成 ページ 13の手順に従います。 21. [OK] をクリックして[構成] ダイアログボックスを閉じます。 22. プライマリでサーバーを起動します (変更が有効になるまでに数分かかることがあります)。こ れでデータエンジンプロセスとリポジトリプロセスにフェールオーバーサポートを提供するため の構成が完了しました。複数のゲートウェイでも構成されます。これで、ロードバランサーを 使用して、ゲートウェイで障害が発生したときにクラスタを利用し、クラスタのワークロードを 配分できます。 [メンテナンス] ページの[ステータス] 表は、次のような表示になります。 - 52 - 薄い緑色のチェックマークは、プロセスがスタンバイ状態で、アクティブプロセス(濃い緑色の チェックマーク) に障害が発生したときに引き継ぐ準備ができていることを意味します。 外部からのフェールオーバー確認 データエンジンまたはリポジトリを実行する2台目のサーバーを追加すると、[サーバー] タブの[外部 ホストを使用してフェールオーバーを確認] チェックボックスを使用できます。このオプションを使用す ると、Tableau Server クラスタの外部にある1 つ以上のコンピューターまたは Web サイトがリストに され、フェールオーバーの際にクラスタの接続状況確認に使用されます。 外部ホストまたは Web サイトの使用によるフェールオーバー確認は、次のような 2 ノードTableau Server システムを使用するときに非常に便利です。 - 53 - 上記のシステムでは、プライマリTableau Server およびワーカーサーバーが、データエンジン、リポ ジトリ、およびゲートウェイのアクティブインスタンスおよびスタンバイインスタンスを実行しています。 Tableau Server クラスタの外部にある3 台目のコンピューターは、2 つのゲートウェイの第 3 の連 絡先として使用されています。なぜなら、データエンジンまたはリポジトリを実行しているTableau Server が他のノードとの接続を失う場合、Tableau Server の外部 (ただし、Tableau Server クラ スタ内) にあるゲートウェイプロセスを確認して、どのノードにエラーが発生しているか、またアクティ ブにするために何らかのスタンバイプロセスが必要であるかを判断します。2 ノードクラスタでは接 続が失われると、その他のTableau ゲートウェイプロセスに到達することはできません。このような 場合、Tableau を実行していないコンピューターを使用してシンプルな TCP 接続を行うことができ ます。上図のワーカーサーバーがプライマリとの接続を失ったものの、まだ外部ホストと接続できる 場合、それがトリガーとなり、データエンジンおよびリポジトリのアクティブインスタンスの実行が開始 されます。 外部ホストまたは Web サイトがアクティブやスタンバイにならない場合、データエンジンは開始し、 データエンジンをホストしているサーバーのtabspawnpg.log ファイルに次のようなメッセージが表示 されます (ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\pgsql にあります)。 2013-11-04 14:42:23.934 -0800 ERROR root: Not "Primary": No quorum. Cannot reach external failover confirmation host on myco.example.lan:80 from 10.98.7.65 - 54 - 2013-11-04 14:42:23.945 -0800 ERROR root: Not "Secondary": No quorum. Cannot reach external failover confirmation host on myco.example.lan:80 from 10.98.7.65 ロードバランサーの追 加 Tableau Server クラスタの信頼性を高めるには、複数のゲートウェイを実行し、ロードバランサー を構成してゲートウェイに要求を分配します。アクティブまたはスタンバイであるリポジトリプロセスと は異なり、すべてのゲートウェイプロセスはアクティブです。クラスタの1 台のゲートウェイが使用で きなくなると、ロードバランサーによりゲートウェイへの要求送信が停止します。選択したロードバ ランサーアルゴリズムによって、ゲートウェイがクライアント要求を送る方法が決まります。 バックアッププライマリも作成しそのコンピューターでゲートウェイプロセスを実行する場合、ロードバ ランサーへのゲートウェイおよび他のすべてのゲートウェイを必ず確認してください。 ガイドライン Tableau Server で作業を行うためにロードバランサーを構成する際は、次に注意してください。 l l l l l テストされたロードバランサー: 複数のゲートウェイを使用するTableau Server クラスタは、 アパッチとF5 ロードバランサーでテストされました。 Tableau Server URL: ロードバランサーがTableau Server クラスタの前面にある場合、 Tableau Server ユーザーが使用するURL は、プライマリTableau Server ではなくロードバ ランサーに属します。 X-Forwarded-For とX-Forwarded-Host ヘッダー: Tableau Server [ユーザーアクティビ ティ] 管理ビューには、他の情報と共にクライアントIP アドレスが表示されます。このビューで クラスタのロードバランサーの代わりにクライアントのIP アドレスを表示するには、XForwarded-For とX-Forwarded-Host ヘッダーは、ロードバランサーで明確に有効に なっている必要がある場合があります (ロードバランサーによっては、既定で有効になってい ます 。 信頼できるホストの設定: ロードバランサーを実行しているコンピューターは、Tableau Server で信頼できるホストとして認識される必要があります。Tableau Server を構成する 方法については、次の手順を参照してください。 プロキシ サーバーの構成: Tableau Server がロードバランサーを識別するために使用する 設定は、プロキシサーバーを識別するために使用する設定と同じです。Tableau Server ク ラスタがプロキシサーバーとロードバランサーどちらも必要とする場合、プロキシサーバーと ロードバランサーは同じマシン上で同じプロセスで処理される必要があります。 ロードバランサーを使用するための Tableau Server の構成 次の手順を実行して、ロードバランサーを使用するためにTableau Server を構成することができ ます。 1. サーバーを停止します。 2. Tableau Server のbin ディレクトリで、次のコマンドを入力します。ここで、name はロードバ - 55 - ランサーの正規 (外から見える 名です。 tabadmin set gateway.public.host "name" 3. Tableau の既定では、ロードバランサーがポート80 で外部との通信をリッスンしていると想 定しています。異なるポートを使用するには、次のコマンドを入力します。ここで、port_ number はポート番号です。 tabadmin set gateway.public.port "port_number" 4. 次に、次のコマンドを入力します。ここで、server はロードバランサーのIPv4 アドレスまた はコンピューター名です。 tabadmin set gateway.trusted "server" server の値は、次のようなコンマ区切りリストです。 tabadmin set gateway.trusted "123.45.67.890, 123.45.67.880, 123.45.67.870" または tabadmin set gateway.trusted "proxy1, proxy2, proxy3" 5. 次のコマンドでは、完全修飾ドメイン名や非完全修飾ドメイン名、別名などロードバラン サーの代替名があれば入力します。これらはユーザーがブラウザに入力する可能性がある 名前です。個々の名前をコンマで区切ります。 tabadmin set gateway.trusted_hosts "name1, name2, name3" 例は次のとおりです。 tabadmin set gateway.trusted_hosts "lb.example.com, lb, ftp.example.com, www.example.com" 6. config コマンドを実行します。 tabadmin config 7. サーバーを起動して変更を有効にします。 バックアッププライマリの設 定 このトピックの手順に従う前に、フェールオーバーおよび複数のゲートウェイの構成 ページ48の手 順を実行してください。この手順を実行すると、フェールオーバーサポートを提供する2 台のワー カーサーバーができます。各サーバーが、ロードバランサーを設定できるゲートウェイも実行してい ます。プライマリTableau Server が、プロセスとして公表も割り当てもされていないゲートウェイプ ロセスおよびライセンス発行を実行してます。データエンジン、リポジトリ、およびゲートウェイに冗 長性があるため、プライマリTableau Server に対して冗長性を組み込む必要があります。組み 込むには、そのバックアップを作成します。バックアッププライマリはインストール中にライセンスを必 要としますが、それは Tableau EULA において認められる3 つの環境の1つとしてみなされません。 ライセンスチェックは 8 時間ごとに行われることを覚えておいてください。プライマリがライセンス発行 コンポーネントのみを実行している場合、最後にライセンスチェックが行われたのがいつかによって は、バックアッププライマリがオンラインになるまで最大 8 時間かかります。その間、クラスタは動作 - 56 - を継続します。たとえば、ライセンスチェックが7時間50分前に実行された場合は、あと10分ありま す。 ライセンスチェックが1分前に行われた場合は、あと7時間59分あります。最後にライセンス チェックが行われたのがいつかを知るには、ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\licensing folder にあるchecklicense_lic.log ファイルと他のログファイルを 見つけてください。 下記の最初の手順では、プライマリのバックアップの作成方法について説明します。2 つ目の手 順では、現在のプライマリに障害が生じたときの措置について順を追って説明します。 バックアップ プライマリの作成 バックアッププライマリを作成するには、次の手順を行います。 1. プライマリTableau Server でサーバーを停止します。 2. プライマリで管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移 動します。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 3. バージョン8.1.3 とそれ以前のバージョン: 次のコマンドを入力します。ここで、 <primary1> は現在のプライマリのIPv4 アドレスまたはコンピューター名、<primary2> はバックアッププライマリのIPv4 アドレスまたはコンピューター名です。 tabadmin failoverprimary --primary <primary1> --secondary <primary2> バージョン8.1.4 とそれ以降のバージョン: 現在のプライマリとバックアッププライマリ(推奨) の コンピューター名、または現在のプライマリとバックアッププライマリのすべてのIPv4 アドレスを 使用して、次のコマンドを入力します。IPv4 アドレスを入力する場合、各 IPv4 アドレスを コンマで区切ります。 tabadmin failoverprimary --primary "primary1_name,primary2_ name" または tabadmin failoverprimary --primary "primary1_IP,primary2_IP" たとえば、現在のプライマリのコンピューター名がTABLEAU_SERVER であり、バックアッププ ライマリのコンピューター名がTABLEAU_SERVER2 の場合、次のように入力します。 tabadmin failoverprimary --primary "TABLEAU_SERVER,TABLEAU_ SERVER2" IPv4 アドレスを使用するコマンドの例を以下に示します。この例では、ユーザーのプライマリ (primary1_IP) の単一 IPv4 アドレスは 123.45.67.90 であり、バックアッププライマリ (primary2_IP) の単一 IPv4 アドレスは 123.45.67.89 と仮定しています。 tabadmin failoverprimary --primary "123.45.67.90,123.45.67.89" - 57 - プライマリおよびバックアッププライマリに複数のIPv4 アドレスがある場合、それをすべて入 力します。例は次のとおりです。 tabadmin failoverprimary --primary "123.45.67.90,123.45.67.91,123.45.67.89,123.45.67.88" 4. 次にプライマリのtabsvc.yml ファイル(ProgramData\Tableau\Tableau Server\config) のコ ピーを作成し、このコピーをバックアッププライマリコンピューターの一時的な場所に保存し ます。 tabsvc.yml ファイルには、サーバー構成設定が含まれています。[Tableau Server の構成] ダイアログボックスまたは tabadimin から構成設定を変更すると、変更がこのファイルに書き 込まれます。tabsvc.yml が変更されたら、バックアッププライマリのtabsvc.yml のコピーを更 新する必要があります。 5. バックアッププライマリで、tabsvc.yml ファイルを開き、プライマリのIP アドレスまたはコン ピューター名を、バックアッププライマリ(現在作業中のコンピューター) のIP アドレスまたはコ ンピューター名に置き換えます。この手順で説明しているように、プライマリがゲートウェイを 実行するだけであれば、worker.hosts 行のみを編集する必要があります。プライマリが 追加プロセスを実行している場合、プライマリのIP アドレスまたは名前をバックアッププライ マリの表示されているIP アドレスまたは名前に置き換えます。 - 58 - 6. バックアッププライマリコンピューターにTableau Server をインストールします。プライマリで Tableau Server のセットアップを実行したときに使用したのと同じ実行ユーザーアカウントと 構成設定を使用します。 7. セットアップが完了したら、バックアッププライマリでサーバーを停止します。 8. バックアッププライマリで次のコマンドを入力して、Tableau Server サービスを無効にしま す。 - 59 - sc config tabsvc start= disabled これでバックアッププライマリの作成が完了しました。現在のプライマリで障害が発生した場 合の対処方法については、次の手順を参照してください。テスト環境で作業している場合 は、現在のプライマリの電源を切って構成をテストし、システム障害のシミュレーションを行う 良い機会です。 バックアップ プライマリの設定 プライマリで障害が発生した場合は、この2 番目の手順を実行してください。すべての手順をバッ クアッププライマリコンピューターで実行してください。 1. バックアッププライマリで、前の手順のステップ5 で編集したtabsvc.yml ファイルを使用し て、ProgramData\Tableau\Tableau Server\config にローカルでインストールしたファイルを 上書きします。 2. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 3. バージョン8.1.3 とそれ以前のバージョン:次のコマンドを入力します。ここで、primary2 は バックアッププライマリ(まもなく新しいプライマリになる) のIPv4 アドレスまたはコンピューター 名であり、primary1 は以前のプライマリ(まもなくバックアップになる) のIPv4 アドレスまた はコンピューター名です。 tabadmin failoverprimary --primary <primary2> --secondary <primary1> バージョン8.1.4 とそれ以降のバージョン: バックアッププライマリ(新しいプライマリとなる) のコ ンピューター名、またはバックアッププライマリ(新しいプライマリとなる) およびプライマリ(バック アッププライマリとなる) のIPv4 アドレスを使用して、次のコマンドを入力します。IPv4 アドレ スを入力する場合、各 IPv4 アドレスをコンマで区切ります。 tabadmin failoverprimary --primary "primary2_name,primary1_ name" または tabadmin failoverprimary --primary "primary2_IP,primary1_IP" たとえば、バックアッププライマリのコンピューター名がTABLEAU_SERVER2、以前のプライ マリ名がTABLEAU_SERVER の場合、次のように入力します。 tabadmin failoverprimary --primary "TABLEAU_SERVER2,TABLEAU_ SERVER" IPv4 アドレスを使用する例を以下に示します。この例では、バックアッププライマリ (primary2_IP) の単一 IPv4 アドレスが123.45.67.89、以前のプライマリ (primary1_IP) の単一 IPv4 アドレスが123.45.67.90 と仮定しています。 tabadmin failoverprimary --primary "123.45.67.89,123.45.67.90" - 60 - バックアッププライマリおよび以前のプライマリに複数のIPv4 アドレスがある場合、それをす べて入力します。例は次のとおりです。 tabadmin failoverprimary --primary "123.45.67.89,123.45.67.88,123.45.67.90,123.45.67.91" 4. 次のコマンドを入力します。 sc config tabsvc start= auto 5. サーバーを起動します。これでバックアッププライマリがプライマリになります。[メンテナンス] ページの[ステータス] 表を確認すると、プライマリのIP アドレスまたはコンピューター名が変 更されていることがわかります。 6. 以前のプライマリをバックアッププライマリにするには、次の手順を実行します。 l l l [プログラムの追加/削除] を使用して、以前のプライマリからTableau Server を削除 します。アンインストールプログラムの最後にバックアップエラーが出ますが、これは無 視して構いません。 以前のプライマリのProgram Files とProgramData 内のTableau フォルダーを削除 します。 このトピックの「バックアッププライマリの作成」のステップ4 以降の手順を繰り返しま す。 - 61 - サーバーの操作 Tableau Server のユーザーインターフェイスを使用してインストールを管理するときには、以下のト ピックを参照してください。 ユーザーとライセンス Tableau Server にアクセスする必要のある人は、その目的がパブリッシュ、参照、管理のいずれで あっても、ユーザーとして追加される必要があります。また、ユーザーにはライセンスレベルを割り当 てる必要があります。 ユーザー Tableau Server にアクセスする必要のある人は、その目的がパブリッシュ、参照、管理のいずれで あっても、ユーザーとして追加される必要があります。Tableau Server で複数のサイトを実行して いる場合、ユーザーの追加はシステム管理者が[すべてのユーザー] ページで行います。それ以外 の場合は、Tableau Server がシングルサイトモードであるときは、システム管理者およびサイト管 理者が[ユーザー] ページでユーザーを追加できます。 既 定 のユーザー Tableau Server では自動的に"Tableau Software" ユーザーアカウントを作成し、ユーザーアカウ ントにインタラクタ― ライセンスの1 つを割り当てます。このアカウントはサンプルワークブックをパブ リッシュするのに使用されます。既定では、このアカウントにはパスワードがなく、サインインに使用 することはできません。 このアカウントのライセンスレベルを変更して別のユーザーが使用できるようにするか(ライセンスレ ベルの変更 ページ82を参照してください)、内部ユーザー管理システム(ローカル認証) を使用す るようにサーバーを構成している場合は、アカウントにパスワードを追加してアクセスするようにでき ます (ユーザーの編集 ページ74を参照してください)。 ユーザーを追加した後、そのユーザーの編集および削除、サイトに対する追加または削除、ライ センスレベルおよびユーザー権限の割り当てを行うことができます。詳細については、次のトピック を参照してください。 ユーザーの追加 システム管理者と適切なパーミッションを持つサイト管理者は、[ユーザー] ページでユーザーを追 加できます。 - 62 - [ユーザー] ページからユーザーを追加する方法が2 通りあります。インタラクティブ(下記参照) か、 CSV ファイルに依存する(CSV ファイルからのユーザーのインポートページ67 を参照) インポート コマンドを使用して一括で追加します。 ユーザーを1 人 ずつ追 加 するには 1. [ユーザー] ページで、ユーザーリストの上部にある[追加] リンクをクリックします。 2. [ユーザー名] を入力します。 l l ローカル認証: ローカル認証を使用するように構成されているサーバーでは、電子 メールアドレスをユーザー名として使用するのがユーザー名の競合を避けるための最 善の方法です (たとえば、jsmith ではなく[email protected])。ユーザー名を入 力した後、[ユーザーの追加] をクリックします。 Active Directory: サーバーを実行している同じActive Directory ドメインのユー ザーを追加する場合は、ドメインなしでユーザー名を入力するだけです。サーバーの - 63 - ドメインが使用されます。 サーバーが使用しているドメインと別のドメインの間に双方向の信頼関係が設定さ れている場合は、両方のドメインのユーザーを追加できます。初回に「サーバー以外 のドメイン」からユーザーを追加するときは、完全修飾ドメイン名とユーザー名を使用 します。それ以降のユーザーは、ドメインのニックネームを使用して追加できます。た とえば、「サーバー以外のドメイン」がmybiz.lan であるとすると、そのドメインの最初 のユーザーは、「[email protected]」または「mybiz.lan\user1」と入力します。その次 のユーザーは、user2@mybiz や mybiz\user2 などのドメインのニックネームを使用し て入力できます。 注:インポートプロセスでエラーの原因となるため、このフィールドにはユーザーのフル ネームを入力しないでください。 3. ローカル認証の場合のみ、次の情報を入力します。 l フル ネーム- ユーザーの表示名を入力します (John Smith など)。 l パスワード- ユーザーのパスワードを入力します。 l 確認 - パスワードを再入力します。 4. ライセンスレベル: ライセンスレベルを選択します。詳細については、ライセンスとユーザー権 限 ページ79およびパーミッションの参照 ページ193を参照してください。 5. ユーザー権限: ユーザーがワークブックをパブリッシュできるかどうかと管理者権限を割り当て るかどうかを選択します。詳細については、ユーザー権限の許可と拒否 ページ84を参照し てください。 6. [追加] をクリックします。 複数サイトサーバーに関する注: サイト管理者は、自分が管理するサイトのみのメンバーになっている既存ユーザーのアカウントを 編集できます。たとえば、User Joe がSite A とSite B のメンバーなら、Site B のみを管理するサイ ト管理者は Joe のフルネームを変更することもパスワードをリセットすることもできません。 サイトへのユーザーの追加 サイトをTableau Server に追加すると、複数サイトシステムになり、以前の[ユーザー] ページが、 [すべてのユーザー] および[サイトユーザー] の2 つのページになります。全サーバーシステムに適 用される[すべてのユーザー] ページにアクセスできるのはシステム管理者のみです。複数サイトに 同時にまとめてユーザーを追加および削除できる場所はここだけです。ローカル認証を使用して いるサーバーでは、ここでユーザーのパスワードをリセットできます。 - 64 - [サイトユーザー] ページは、現在サインインしているサイトにサインインしているユーザーを見るため の簡単な方法です。ここからユーザーを追加できますが、このサイトのみに追加されます。 次の手順では、[すべてのユーザー] からユーザーを追加する方法を説明します。追加するには、 次の2 つの方法があります。一度に1 つずつ(下記参照) か、CSV ファイルに依存する(CSV ファ イルからのユーザーのインポートページ67 を参照) インポートコマンドを使用して一括で追加しま す。 - 65 - ユーザーを1 人ずつ追加するには 1. [すべてのユーザー] ページで、ユーザーリストの上部にある[追加] リンクをクリックします。 2. [ユーザー名] を入力します。 l l ローカル認証 - ローカル認証を使用しているサーバーでは、電子メールアドレスを ユーザー名として使用するのがユーザー名の競合を避けるための最善の方法です (たとえば、jsmith ではなく[email protected])。 Active Directory— サーバーを実行している同じActive Directory ドメインのユー ザーを追加する場合は、ドメインなしでユーザー名を入力するだけです。サーバーの ドメインが使用されます。 サーバーが使用しているドメインと別のドメインの間に双方向の信頼関係が設定さ れている場合は、両方のドメインのユーザーを追加できます。初回に「サーバー以外 のドメイン」からユーザーを追加するときは、完全修飾ドメイン名とユーザー名を使用 します。それ以降のユーザーは、ドメインのニックネームを使用して追加できます。た とえば、「サーバー以外のドメイン」がmybiz.lan であるとすると、そのドメインの最初 のユーザーは、「[email protected]」または「mybiz.lan\user1」と入力します。その次 のユーザーは、user2@mybiz や mybiz\user2 などのドメインのニックネームを使用し て入力できます。 注:インポートプロセスでエラーの原因となるため、このフィールドにはユーザーのフル ネームを入力しないでください。 3. ローカル認証を使用しているサーバーでは、次の情報を入力します。 l フル ネーム- ユーザーの表示名を入力します (John Smith など)。 l パスワード- ユーザーのパスワードを入力します。 l 確認 - パスワードを再入力します。 4. サイトのメンバーシップ- そのユーザーがメンバーとなるサイトを選択します。現在サインイン しているサイトが既定で選択されます。 5. ライセンスレベルとユーザー権限 - ライセンスレベル、管理者役割、ユーザーがワークブック - 66 - とデータソースをパブリッシュできるかどうかを選択します。複数のサイトに属するユーザー は、サイトごとに異なるユーザー権限とライセンスレベルを持つことができます。詳細につい ては、ライセンスレベルについてページ79、パーミッションの参照 ページ193、およびユー ザー権限についてページ83を参照してください。 6. [ユーザーの追加] をクリックします。 CSV ファイルからのユーザーのインポート CSV ファイルを使用することによって、ユーザー追加のプロセスを自動化できます。 要件 l l l l CSV ファイルは、バイトオーダーマーク(BOM) 付きのUTF-8 形式で保存する必要があり ます。 BIG-5 などUTF-8 以外でエンコードされた文字は変換する必要があります。この操作は、 [名前を付けて保存] を使用して行うことができます。 列のヘッダーは使用しないでください。列のヘッダー(Username、Password、など) を使 用すると、Tableau Serverはファイルの最初のユーザーのリテラルクレデンシャルとしてそのイ ンポートを試みます。 次の2 つの列が常に要求されます。 l l l l Username Password: Tableau Server がActive Directory ユーザー認証を使用するように設 定されている場合、Password という列のヘッダーが1 つ必要ですが、列自体は空 になっている必要があります。ローカル認証を使用するサーバーでは、新しいユー ザーのパスワードを指定する必要があります。その他の情報については、「マルチサイ トモードとインポート元」も参照してください。 CSV ファイルにはオプションの列を次に示す順序で追加できます (Username 列と Password 列の後に)。 l Full Name l License Level (Interactor、Viewer、Unlicensed) l Administrator (System、Site、Site または None) l Publisher (yes/true/1 または no/false/0) l Email Address 列の順序は重要です。初の列は、Username として、2 番目は Password、3 番目は Full Name など、列のコンテンツと関係なく処理されます。 マルチサイトモードとインポート元 サーバーで複数のサイトが実行されている場合、システム管理者は 2 つのページからCSV ユー ザーをインポートできます。それぞれ、既存のサーバーユーザーアカウントに関して異なる機能が あります。 - 67 - [すべてのユーザー] ページ: サーバーで複数のサイトが実行されている場合、システム管理 者のみがアクセスできるこのページが表示されます。 l ここからCSV をインポートすると、新しいサーバーユーザーアカウントを追加できるだけでな く、既存のアカウントを更新できます。たとえば、既存ユーザーの新しいパスワードを入れた CSV ファイルをインポートすると、既存ユーザーのパスワードがリセットされます。 [サイトユーザー] ページ: l - 68 - このページでは、システム管理者はサイト管理者と同じ権限を持っています。つまり、シス テム管理者は CSV インポートによる新しいユーザーアカウントの追加ができますが、そのイ ンポートに既存ユーザーが含まれている場合は、[パスワード] フィールドと[フル ネーム] フィールドが一致しているか空白になっている必要があります。新しいパスワードまたはフル ネームが使用されると、インポートは失敗します。 複数サイトサーバーのサイト管理者は、CSV ユーザーインポートを[ユーザー] ページから実行し ます。 個々のユーザーは同じサーバーシステム上の複数のサイトに属することができますが、各サイトで 同じクレデンシャルを使用する必要があります。これは、サイトには新しいユーザーでもサーバーに は既知のユーザー(つまり、そのサーバーの他のサイトのメンバー) を追加するときに重要になりま す。そのような可能性がある場合、Password 列を空にしておきます (ただし、Password 列 ヘッダーは必要です)。サーバーがローカル認証を使用するように設定されていて、新しいサイト ユーザーがそのサーバーシステムにとっても新しいユーザーである場合は、そのユーザーにパスワー ドを与えるように指示するメッセージがCSV インポートの画面に表示されます。 CSV ファイルからのユーザーの追 加 CSV ファイルからユーザーを追加するには 1. [ユーザー] ページまたは [すべてのユーザー] ページで、[インポート] リンクをクリックします。 - 69 - 2. [参照] をクリックし、ファイルに移動して、[ファイルのチェック] をクリックします。 3. 結果のプレビューが表示されます。個々のアカウントの内容を見るには、[詳細を表示する] を選択します。 4. 先へ進むには、[ユーザーのインポート] をクリックし、最後のダイアログボックスで[終了] をク リックします。 グループへのユーザーの追加 ユーザー管理を簡単にする方法の1 つは、ユーザーをグループに割り当てることです。ユーザーを グループ化すると、個々のユーザーではなくグループ全体にパーミッションを割り当てることができま す。グループにユーザーを追加するには、グループが既に存在する必要があります。詳細について はグループの作成 ページ85を参照してください。 グループにユーザーを追加するには - 70 - 1. [管理者] タブで、[ユーザー] ページを選択します。 複数サイトサーバーのシステム管理者の場合、[サイトユーザー] ページを使用して、サイト ごとにこの手順を実行する必要があります。 2. 1 人または複数のユーザーを選択します。 3. ユーザーリストの上にある[グループ+] リンクをクリックして、ユーザーを追加するグループを 選択します。 - 71 - ユーザーの表示、編集、および削除 このトピックでは、Tableau Serverユーザーを表示、編集、および削除する方法について学習しま す。 ユーザーの表 示 Tableau Server で複数のサイトが実行されている場合、[すべてのユーザー] を選択すると、サー バーシステムのすべてのユーザーがリストされ、[サイトユーザー] を選択すると、現在ログインして いるサイトのすべてのユーザーが表示されます。 注: 既定では、このユーザーリストはプライベートであり、管理者のみに表示されます。[メンテナンス] ページの[設定] 領域にある[パブリックユーザーリスト] を有効にして、このユーザーリストをパブリッ クにすることができます。サーバーで複数のサイトを実行している場合は、この設定を有効にする と、ユーザーにそのサイトのユーザー名のみが表示されます。 - 72 - ユーザーは複数のページにわたってリストできます。リストでユーザーを選択すると、左上隅のクイッ クリストに追加されます。このクイックリストを使用して、選択しているユーザーの人数を確認した り、選択からユーザーを簡単に削除したりできます。選択からユーザーを削除するには、クイックリ ストのユーザー名の横の[x" x] ボタンをクリックします。 また、左側の[フィルター] の下にある[検索] ボックスを使用して、リスト内の特定のユーザーをす ばやく見つけることができます。 ユーザー名の全体または一部を入力し、Enter キーを押します。検索では、ワイルドカードとして アスタリスク文字 (*) を使用できます。たとえば、John* を検索すると、John で始まるすべての名 前が返されます。 パブリッシュ権 限 管理者はユーザーリストを使用して、パブリッシュ可能なユーザー、および権限が明示的または 暗示的に設定されているかを表示することができます。パブリッシュ権限が明示的に設定されて いる場合、[パブリッシュ] 列の緑色のチェックマークをポイントすると許可 (付与) ツールヒントが表 示されます。 - 73 - 管理者またはプロジェクトリーダーであるためパブリッシュできるユーザーには、暗示的なパブリッ シュ権限があります。つまり、権限が役割に付随しています。チェックマークをポイントすると、許可 (暗示的) ツールヒントが表示されます。 ユーザーの編 集 内部ユーザー管理システム(ローカル認証) を使用するようにサーバーが構成されている場合は、 ユーザーの追加後にユーザーの表示名とパスワードを編集できます。変更が多い場合は CSV ファイルからインポートする方法が最も簡単です。多くの変更を行う場合は、CSV ファイルから変 更をインポートする方が簡単です。詳細については、ユーザーの追加 ページ62を参照してくださ い。 ユーザー情報を編集するには、次の手順を行います。 1. ユーザーリストで1 人のユーザーを選択します。 2. リスト上部の[編集] リンクをクリックします。 3. 新しい表示名とパスワードを対応するテキストボックスに入力します。 - 74 - 4. [送信] をクリックします。 複数サイトサーバーに関する注: サイト管理者は、自分が管理するサイトのみのメンバーになっている既存ユーザーのアカウントを 編集できます。たとえば、User Joe がSite A とSite B のメンバーなら、Site B のみを管理するサイ ト管理者は Joe のフルネームを変更することもパスワードをリセットすることもできません。 ユーザーの削 除 ユーザーを削除するには、次の手順を行います。 1. 削除する1 人または複数のユーザーを選択します。 2. リスト上部の[削除] をクリックします。 3. 確認ダイアログボックスで[はい] をクリックします。 ユーザーがコンテンツ(ワークブック、データソースなど) を所有していない場合、Tableau Serverからのみユーザーを削除できます。コンテンツを所有しているユーザーを削除するた めに前に記載した手順を使用する場合、ユーザーはライセンスなしに設定されますが、削 除はされません。 - 75 - ユーザー設定ページ [ユーザー設定] ページのオプションは、個別のTableau Server Web セッションに影響を与えます。 オプションを使用して、サブスクリプション設定の管理、スタートページの指定、Tableau Serverの 言語およびロケールの変更、データ接続パスワードのcookie 削除、Tableau Serverパスワードの 変更を実行します。このページを使用して、自分がパブリッシュしたアイテムをすばやく参照するこ ともできます。 [ユーザー設定] ページにアクセスするには、ページの上部にあるユーザー名をクリックして、ドロップ ダウンメニューから[ユーザー設定] を選択します。 電 子 メール アドレスの変 更 Tableau Server ビューまたはワークブックをサブスクライブしている場合、サブスクリプションを受信 する電子メールアカウントが[ユーザー設定] ページにリストされます。 Tableau Server がサブスクリプションを送信する電子メールアドレスを入力または変更するには、 [電子メール] テキストボックスに新しい電子メールアドレスを入力し、[電子メール アドレスの確 認] テキストボックスに再度入力して、[設定] を選択します。 - 76 - サブスクリプション設 定 の管 理 [サブスクリプション] オプションを使用して、受信するサブスクリプションのスケジュールを変更しま す。 サブスクリプションスケジュールを変更するには、以下を実行します。 1. [スケジュール] で、異なるスケジュールを選択します。 2. [更新] をクリックします。 ここで、ビューやワークブックのサブスクリプションを解除することもできます。詳細については、ビュー またはワークブックからのサブスクリプションの解除 ページ110を参照してください。 スタートページのカスタマイズ Tableau Serverすべてのユーザーに対し、ビューを既定のスタートページとしてインストールしてい ますが、管理者は異なるスタートページを指定できます。スタートページを表示するには、[スター トページに移動] をクリックします。 [ワークブック] などのサーバーページに移動して、右上のドロップダウンメニューから[このページを スタートページに設定] コマンドを選択し、異なるスタートページを指定することができます。 管理者が指定したスタートページの使用に戻るには、[ユーザー設定] ページで[既定にリセット] をクリックします。 言 語 とロケール [言語] 設定は Tableau Server ユーザーインターフェイスに表示される言語をコントロールし、[ロ ケール] は数値の書式や使用する通貨など、ビューの内容に影響を与えます。すべてのサーバー - 77 - ユーザーに対して管理者がこれらの設定を行うことができますが、ここで自分専用に設定を変更 することができます。設定を変更する場合は、サポートされている言語でのみ変更が有効になる ことに注意してください。詳細については、言語とロケールページ152 を参照してください。 [言語] および[ロケール] を選択した後、[設定] をクリックします。 次回サインインしたときに、サーバーセッションに設定内容が使用されます。 Tableau Server パスワードの変 更 Active Directory ではなく、内部ユーザー管理システム(ローカル認証) を使用するようにサーバー が構成されている場合は、[パスワードの変更] をクリックしてTableau Server パスワードを変更で きます。このリンクをクリックすると、現在のパスワードおよび新しいパスワード(2 回) の入力が要求 されます。必要な情報を入力した後、[変更] をクリックして変更を保存します。 データ接 続 パスワードのクリア 稼働中のデータベース接続のあるビューまたはワークブックにアクセスして認証を要求する場合、 Tableau ではパスワードの保存が提供されます。同意すると、資格情報がcookie に保存されま す。[保存されているデータ接続パスワード] の下にある[すべてをクリア] をクリックして、Tableau Server からcookie を削除します。 パブリッシュ済 みアイテムの参 照 ユーザーアカウントページには、自分がパブリッシュしたすべてのワークブック、タグ、およびコメント がリストされます。このページを使用して、サーバーでの自分のアクティビティをすばやく参照しま - 78 - す。 ライセンスとユーザー権 限 割り当てるライセンスレベルとユーザー権限により、ユーザーがTableau Server でどれほどのことを 実行できるかが決まります。 ライセンス レベルについて [ライセンス] ページを開くには、[管理] タブで[ライセンス] リンクをクリックします。 - 79 - Tableau Server のすべてのユーザーは、レベルにライセンスがない場合でも、ライセンスレベルを 割り当てる必要があります。Tableau Server のライセンスレベルは、Tableau から購入したユー ザーライセンスという名前のTableau Server に対応していません(コアベース方式の代わりに、 ユーザーベース方式のサーバーライセンスを使用している場合)。これらのライセンスを使用する と、サーバー上に一定数のユーザーを持つことができます。ライセンスレベルにより、管理者はサイ ト上のアクセスユーザー数を制御できます。 割り当てることができるライセンスレベルは次のとおりです。 ライセンスレベル ライセンスなし ビューアー 説明 ユーザーはサーバーにサイン インできません。既定では、 すべてのユーザーがライセン スなしで追加されます。 ユーザーはサーバーにサイン インし、パブリッシュ済みの ビューを表示できますが、 ビューを操作することはでき ません。このレベルのユー ザーには、ビューの表示、コ メントの追加、およびコメン トの表示を行うパーミッショ ンのみを与えることができま す。ビューのクイックフィル ターを操作すること、または データを並べ替えることはで - 80 - ライセンスレベル インタラクター ゲスト 説明 きません。 ユーザーはサーバーにサイン インし、サーバー内を参照 し、パブリッシュ済みのビュー を操作できます。特定の ビュー、ワークブックおよびプ ロジェクトには、ユーザーの 権限を制限するパーミッショ ンが追加される場合がある ことに注意してください。 パーミッションの設定は、 ワークブック作成者または 管理者によって編集できま す。 ゲストライセンスレベルは、 そのサーバーのアカウントを 持っていないユーザーに埋 め込みビューの表示と操作 を許可するために用意され ています。これが有効になっ ていると、ユーザーはサイン インしなくても、視覚化コン テンツが埋め込まれたWeb ページを読み込むことができ ます。このオプションはコア ベースサーバーでのみ使用 できます。 ユーザーベースのTableau Server ライセンスを持っている場合、これらのライセンスレベルがどのよ うに割り当てられているかは、[ライセンス] ページで確認できます。 コアベースのTableau Server ライセンスを持っている場合は、ゲスト接続が許可されているかが [ライセンス] ページに表示されます。 - 81 - ライセンスを持っているコア数および使用中の数も表示されます。 ライセンス レベルの変更 通常はユーザーを作成する際にライセンスレベルを割り当てます。1 人または複数の既存のユー ザーのライセンスレベルを変更するには、次の手順に従います。 1. [管理] タブで、[ユーザー] をクリックします。 2. 1 人または複数のユーザーを選択します。 3. リスト上部の[ユーザーのライセンス] をクリックします。 4. 選択したユーザーについて[ライセンスなし]、[ビューアー]、または [インタラクター] のいずれ かを選択します。 - 82 - ユーザーリストの[ライセンスレベル] 列が変更を反映して更新されます。 ユーザー権限について ライセンスレベルに加えて、Tableau Serverでのユーザーの特権はユーザー権限にも影響されま す。 ユーザー権限 パブリッシュ 管理者 説明 ワークブックやデータソースのパブリッシュ とダウンロードを行うため、ユーザーは Tableau Desktop からTableau Server に接続できます。 ユーザーを管理者に設定します。 管理者には 2 種類あり、サイト管理者 とシステム管理者が存在します。 l l サイト管理者はグループ、プロジェ クト、ワークブック、およびデータ接 続を管理できます。既定では、サ イト管理者はユーザーを追加して ユーザー権限とライセンスレベルを 割り当てることもできますが、シス テム管理者はそれを無効にできま す (サイトの追加または編集 ペー ジ114を参照)。 システム管理者は、サイト管理者 のすべての権限に加えて、ライセ ンスなしのユーザーに対するライセ ンス付与、サイト管理者がユー ザーを追加できるかどうかの制 御、追加のシステム管理者の作 成を行うことができるほか、サー - 83 - ユーザー権限 説明 バー自体を管理することもできま す。これにはメンテナンス、設定、 スケジュール、および検索インデッ クスの管理が含まれます。 管理者権限は、インタラクターラ イセンスレベルとパブリッシュ権限 を持つユーザーにのみ割り当てる ことができます。 ユーザー権限の許可と拒否 通常はユーザーを作成する際にユーザー権限を割り当てます。1 人または複数の既存のユー ザーのユーザー権限を変更するには、次の手順に従います。 1. [管理] タブで、[ユーザー] をクリックします 2. 1 人または複数のユーザーを選択します。 3. リストの一番上にある[パブリッシュ] または [管理者] リンクをクリックします。 4. [許可] または [拒否] を選択して、選択されたユーザーのパブリッシュ権限を変更します。 - 84 - 5. [管理者] で、[システム]、[サイト]、または [なし] を選択して、選択されたユーザーの管理 者権限を変更します。ユーザーリストの[管理者] と[パブリッシュ] の各列は変更を反映し て更新されます。 グループとプロジェクト グループとプロジェクトは、Tableau Serverでワークブックとユーザーを整理するのに役立ちます。 グループ Tableau Server ユーザーをグループに整理して、複数のユーザーを管理しやすくできます。グルー プは、サーバーでローカルに作成することも、Active Directory からインポートすることもできます。 サーバー上、またはサーバーが複数のサイトをホストしている場合はサイト上のすべてのグループ のリストが表示される[グループ] ページで、グループを作成および削除することができます。 グループの作成 サーバーの構成に応じて、内部ユーザー管理システム(ローカル認証) を使用してグループを追加 したり、Active Directory からインポートしたりできます。 ローカル グループの作 成 ローカルグループは、内部ユーザー管理システムを使用してTableau Server で作成されたグルー プです。グループの作成後、ユーザーを追加および削除できます。ローカルグループを作成するに は、次の手順を行います。 - 85 - 1. グループのリストの上部にある[新規] をクリックします。 2. グループ名を入力し、[グループの追加] をクリックします。 3. グループのリストに戻るには、[グループに戻る] をクリックします。 Active Directory を介 したグループの作 成 Active Directory からグループをインポートすることもできます。Active Directory のグループをイン ポートすると、対応するグループがサーバー上に作成され、グループの各メンバーに対応するユー ザーがサーバー上に作成されます。各ユーザーのライセンスは解除され、パブリッシュのパーミッショ ンはなくなります。ユーザーが既にサーバーに存在する場合は、新しいグループに追加され、その パーミッションは変更されません。ライセンスレベルとユーザー権限の詳細については、ライセンスと ユーザー権限 ページ79を参照してください。 - 86 - 1. グループのリストの下部にある[Active Directory グループのインポート] をクリックします。 2. インポートするActive Directory グループの名前を入力し、[インポート] をクリックします。 3. グループの正確な名前が不明な場合は、[検索] テキストボックスにグループ名の全体また は一部を入力して検索することができます。[検索] をクリックします。ワイルドカードとしてア スタリスク記号 (*) を使用できます。 4. 検索結果のリストからグループを選択します。 5. [インポート] テキストボックスにグループ名が自動的に追加されます。[インポート] をクリック してTableau Server にグループを追加します。 - 87 - Active Directory からインポートしたグループの名前は変更できません。グループ名は Active Directory でのみ変更できます。 Active Directory グループの同 期 いつでもActive Directory グループをTableau Server と同期して、Active Directory の新規ユー ザーをサーバーにも追加することができます。グループを1 つずつ同期することも、複数のグループ を一度に同期することもできます。 1. [グループ] ページで1 つまたは複数のグループを選択します。 2. [同期] をクリックします。 サーバーを実行している同じActive Directory ドメインのグループを追加する場合は、グ ループ名を入力するだけです。また、サーバーが使用しているドメインと別のドメインの間に 双方向の信頼関係が設定されている場合は、両方のドメインのグループを追加できま す。サーバーが使用しているドメインとは異なるドメインのグループを初めて追加するとき は、たとえば、domain.lan\group or [email protected] などのように、完全修飾ドメイン 名とグループ名を含める必要があります。それ以降のグループはドメインのニックネームを使 用して追加できます。ドメイン名の管理の詳細については、ドメイン名の変更 ページ10を 参照してください。 - 88 - ユーザーの削 除 ユーザーをActive Directory から削除すると、Tableau Server のそのユーザーのグループと同期し ます。ユーザーには以下の事柄が生じます。 l 同期したTableau Server グループから削除される l Tableau Server の[すべてのユーザー] グループに配置される l Tableau Server にサインインできない ユーザーは管理者として引き続きサーバーに残っているため、アカウントを完全に削除する前に ユーザーのコンテンツを監査して再び割り当てることができます。ユーザーはサーバーにサインイン することはできません。ユーザーをTableau Server から完全に削除するには、以下を実行するこ とが必要です。 l l ユーザーアカウントのライセンスを解除する(Tableau Server がユーザーベースのライセンス を使用している場合) Tableau Server の[すべてのユーザー] ページからユーザーを削除する グループの削除 サーバーから任意のグループを削除できます。グループを削除すると、ユーザーはグループから削 除されますが、サーバーからは削除されません。 1. [グループ] ページで、削除する1 つまたは複数のグループを選択します。 2. グループリストの上にある[削除] をクリックします。 プロジェクト プロジェクトは関連するワークブックのコレクションです。管理者の場合、プロジェクトのリストが、[コ ンテンツ] タブおよび[管理] タブの2 つに表示されます。新しいプロジェクトを作成する場合は、 [管理] タブの[プロジェクト] ページを使用して、パーミッションの割り当てまたはプロジェクトの削除 を行います。 - 89 - 新しいプロジェクトを作成できるのは管理者だけですが、ユーザーやグループにプロジェクトリー ダーというパーミッションを割り当てることができます。このパーミッションを持つユーザーまたはグルー プは、プロジェクトのパーミッションを指定し、ワークブックをプロジェクトに移動することができます。 プロジェクトでの作業の詳細については、次のトピックを参照してください。 プロジェクトの追加 1 つまたは複数のプロジェクトを追加するには 1. [追加] リンクをクリックします。 2. プロジェクトの名前と説明を入力し、[追加] をクリックします。プロジェクトの説明には、書 - 90 - 式設定やハイパーリンクを含めることができます。 プロジェクトへのワークブックの移動 すべてのワークブックがプロジェクト内にある必要があります。既定では、ワークブックは既定プロ ジェクトに自動的に追加されます。独自のプロジェクトを作成した後、ワークブックをあるプロジェク トから別のプロジェクトに移動できます。インタラクターライセンスレベルを持っているユーザーは、 次の条件のうち少なくとも1 つが当てはまる場合に、ワークブックをプロジェクトに移動できます。 l そのプロジェクトへの書き込みパーミッションが与えられている。 l そのプロジェクトに対するプロジェクトリーダーパーミッションが与えられている。 l 管理者権限が与えられている。 ワークブックをプロジェクトに移動するには 1. 1 つまたは複数のワークブックを選択し、ワークブックのリストの上部にある[移動] リンクをク リックします。 - 91 - 2. ワークブックの移動先のプロジェクトを選択します。 すべてのワークブックはプロジェクトの一部である必要があるので、ワークブックをプロジェクト から削除する場合は、"既定" プロジェクトに移動します。各ワークブックは 1 つのプロジェク トにのみ含めることができます。 プロジェクトの削除 プロジェクトを削除できるのは管理者だけです。プロジェクトを削除すると、そのプロジェクトに含ま れているすべてのワークブックとビューもサーバーから削除されます。プロジェクトを削除するには、 次の手順を行います。 1. プロジェクトリストでプロジェクトを選択します。 2. プロジェクトリストの上にある[削除] をクリックします。 - 92 - 3. 確認ダイアログボックスで[はい] をクリックします。 既定のプロジェクトは削除できません。 更 新 およびサブスクリプションのスケジュール 抽出の更新およびサブスクリプションの配信は、Tableau Serverによって実行されるタスクで、スケ ジュールはこれらのタスクがいつ実行されるかをコントロールします。 サーバー管理者は、サーバーのタスクとスケジュールに対する最高レベルのコントロールを持ってい ますが、Tableau Serverユーザーがスケジュール出来るのは、2 種類のタスクです。ワークブックの 作成者は、抽出と共にワークブックまたはデータソースをパブリッシュするときに抽出の更新をスケ ジュールでき、Tableau Serverユーザーは、スケジュールに基づいて配信されるビューをサブスクラ イブできます。管理者は、抽出またはサブスクリプションのスケジュール調整、新しいスケジュール の作成、タスクの更新、タスクの削除を実行できます。また、ワークブック作成者がスケジュールを 設定できるようにするかどうか(スケジュールの有効化 次のページを参照)、サーバーがサブスクリプ ションを送信するよう設定されるかどうか(サブスクリプションの管理 ページ102を参照) もコントロー ルします。抽出のスケジュールに対するすべての変更は、作成者が次回パブリッシュするときに Tableau Desktop の[スケジュール] ダイアログボックスに反映されます。同様に、新しいサブスクリ プションスケジュールを作成または既存スケジュールを削除すると、Tableau Server ユーザーが ビューをサブスクライブする際に表示されるスケジュールオプションに反映されます。 詳細については、次のトピックを参照してください。 抽 出 とスケジュールについて Tableau Desktop を使用すると、作成者はデータ抽出 (元のデータソースからのデータのコピーま たはサブセット) を作成できます。抽出データがTableau のビルトインの高速データエンジンにイン ポートされるため、データ抽出を使用するワークブックの方が、ライブデータベース接続を使用する ワークブックよりも一般的に高速です。また、抽出によって機能性も向上します。抽出が含まれる ワークブックまたはデータソースがパブリッシュされると、抽出は Tableau Server に存在します。 - 93 - Tableau Server での抽出の直接更新: l Web ブラウザー: 管理者として抽出を含むワークブックまたはデータソースがパブリッシュ時 に更新スケジュールを指定されたかどうかに関係なく、管理者は抽出更新スケジュールの 変更や再割り当てを行うことができます。Tableau Server でサイトの管理者が行ったスケ ジュールのすべての変更は、ワークブックまたはデータソースが再びパブリッシュされると、 Tableau Desktop の[スケジュール] ダイアログボックスに反映されます。 また、[今すぐ実行] オプションを使用して、直ちに抽出 を更新することもできます。詳細に ついては、更新タスクの管理 ページ98とスケジュールの作成または変更 次のページを参 照してください。更新スケジュールを作成する前に、サーバーでスケジュールを有効にする 必要があることに注意してください。詳細については、スケジュールの有効化 下を参照して ください。 l tabcmd コマンドラインユーティリティ: tabcmd コマンドラインユーティリティは、コマンドライ ンから使用できる、または独自のスクリプトに組み込むことができるrefreshextracts コ マンドを提供します。詳細については、更新タスクの自動化 ページ100を参照してくださ い。 Tableau Desktop からの抽出の更新: l l l パブリッシュ時:作成者が抽出を使用するワークブックまたはデータソースをパブリッシュすると き、Tableau Server で定期的な更新スケジュールを割り当てることができます。更新に は、完全更新と増分更新があります。増分更新は、日付、日付/時刻、またはタイムスタ ンプなど整数のデータ型がある抽出の列を参照します。Tableau はこの列を使用して、抽 出に追加する必要がある新しい行を識別します。詳細については Tableau Desktop ヘル プの「抽出の更新」と「スケジュール」を参照してください。 ユーザー インターフェイス: Tableau Desktop の「ソースから更新」、「ファイルからデータを追 加」、および「データソースからデータを追加」オプションを使用すると、Tableau Serverへの 追加をアップロードしたり、抽出を更新したりできます。Tableau Server に元のデータソー スからデータを更新するために必要なクレデンシャルがない場合、これを行うことができま す。アップロード方法の詳細については、Tableau Desktop のオンラインヘルプの「Tableau Server の抽出の更新」を参照してください。 データ抽出コマンドラインユーティリティ: データ抽出コマンドラインユーティリティは、 Tableau Desktop と共にインストールします。このユーティリティを使用すると、Tableau Serverの抽出への追加をアップロードしたり、抽出を更新できます。アップロード方法の詳 細については、Tableau Desktop のオンラインヘルプの「Tableau データ抽出コマンドライン ユーティリティ」を参照してください。 スケジュールの有 効 化 抽出の更新をスケジュールするには、サーバーでスケジュールを有効にする必要があります。スケ ジュールを有効にすると、スケジュールへのワークブックおよびデータソースの追加、スケジュールの 作成と編集、スケジュールされたタスクの管理、スケジュール設定の変更を行うことができます。こ れにより、パブリッシャーはワークブックをスケジュールに割り当てることができますこの設定は、サブ スクリプションのスケジュールには影響しません。 - 94 - スケジュールを有効にするには、サーバーの[メンテナンス] ページで[設定] の[スケジュール] チェッ クボックスをオンにします。 抽出の更新にはデータベースのパスワードが必要な場合があるため、スケジュールを有効 にするには、[埋め込みクレデンシャル] を有効にする必要があります。 スケジュールの作 成 または変 更 [スケジュール] ページには、スケジュールの名前、タイプ、目的 (範囲)、タスク数、動作 (並列処 理または順次処理)、スケジュールされた実行時刻など、スケジュールのリストが表示されます。 1. スケジュールを新規作成するには、[新規] をクリックします。 2. 既存スケジュールを変更するには、選択して[変更] をクリックします。 - 95 - 3. スケジュールにわかりやすい[名前] を指定します (毎週土曜日の朝、月末など)。 4. スケジュールが処理する[スケジュール スコープ] で、抽出の更新またはサブスクリプションの 配信を選択します。 5. オプションで、0 ~ 100 の[既定の優先度] を定義します。この優先度は既定でタスクに割 り当てられます。キューで2 つのタスクが保留中である場合、高い優先度のタスクが最初に 実行されます。タスクの優先度の変更方法の詳細については、更新タスクの管理 ページ 98を参照してください。 6. スケジュールのジョブを同時に(並列実行、既定) 実行するか、順番に(順次実行) 実行 するかを選択します。 7. スケジュールの定義または編集を終了します。毎時、毎日、毎週、または毎月行うように スケジュールを定義できます。 - 96 - 8. 新規スケジュールの場合は [スケジュールの作成]、既存のスケジュールを変更する場合は [スケジュールの保存] をクリックします。 スケジュールへのデータソースまたはワークブックの追 加 スケジュールを有効にする[ワークブック] リストからスケジュールにワークブックを追加するか、[データ ソース] リストからデータソースを追加できます。既定では、Tableau Serverには抽出を更新する ためにビルトインのスケジュールが3 つあります。独自のスケジュールを作成することもできます。詳 細については、スケジュールの作成または変更 ページ95 を参照してください。 1. 抽出更新のためにワークブックをスケジュールする場合、[ワークブック] ページで1 つ以上の ワークブックを選択し、[スケジュールされたタスク] をクリックします。 抽出更新のためにデータソースをスケジュールする場合、[データソース] ページで1 つ以上 のデータソースを選択し、[スケジュールされたタスク] をクリックします。 2. [完全更新の追加] または [増分更新の追加] を選択し、リストからスケジュールを選択し ます。 - 97 - 選択したデータソースが抽出に接続する場合にのみ、[完全更新の追加] を使用できま す。選択したデータソースが、増分更新を定義した抽出データソースに接続する場合に のみ、[増分更新の追加] を使用できます。Tableau Serverでは、マッピングされたドライブ 上のローカルファイルデータソースに接続するデータソースは更新できません。データソー スへの完全パスを使用するように接続を更新します。 更 新 タスクの管 理 [タスク] ページには、サーバーによって処理されている完全または増分抽出更新がすべて表示さ れます。システム管理者およびサイト管理者はこのページを使用s知恵タスクの優先度を変更し たり、別のスケジュールにタスクを移動したり、タスクの実行や削除を行ったりできます。[管理者] タブの[タスク] をクリックして、[タスク] ページを開きます。 タスクのスケジュールの編集 以下に従って、抽出更新タスクをあるスケジュールから別のスケジュールに移動します。 1. [タスク] ページで、変更する1 つまたは複数のタスクを選択します。 2. [スケジュールの編集] をクリックします。スケジュールのリストから新しいスケジュールを選択し - 98 - ます。 タスクの削除や実行を行うには、リストで1 つまたは複数のタスクを選択し、ツールバーのオプショ ンを選択します。 今すぐタスクを実行 [今すぐ実行] オプションを使用して、抽出更新タスクなどのタスクを直ちに更新するように強制で きます。 1. [タスク] ページで、実行するタスクを選択します。 2. [今すぐ実行] をクリックします。 タスクの優先度の変更 抽出更新の優先度を変更するには 1. [タスク] ページで、変更する1 つまたは複数のタスクを選択します。 2. [優先度の編集] をクリックします。 3. 0 ~ 100 の新しい優先度を入力し、[送信] をクリックします。 - 99 - 更新タスクの自動化 抽出更新タスクをTableau Server のスケジュールに関連付けて、データ抽出の更新を自動化で きます。tabcmd を使用して、抽出の更新を自動化することもできます。Tableau Server に付属 しており、Tableau Server とは別のコンピューターにインストールすることができます。 特に、独自 のスクリプト内の他のコマンドと組み合わせて、refreshextracts コマンドを使用できます。 例は次のとおりです。 tabcmd login - http://mytabserver -u jsmith -p P@ssw0rd! refreshextracts --datasource salesq4 抽出の更新アラートの処理 スケジュールされた抽出更新が成功しない場合、Tableau の右上隅に次のような [アラート] メ ニューが表示されます。 [アラート] メニューは、抽出更新に失敗し、ユーザーが次の場合にのみ表示されます。 l システムまたはサイトの管理者。 l 更新できなかったワークブックまたはデータソースの作成者。 l 更新できなかったデータソースに接続するワークブックの作成者。 [アラート] メニューを開くと、更新失敗について、次のような詳細情報が表示されます。 - 100 - データソースが埋め込みとして列挙されている場合、データソースの定義 (データソースクレデン シャルまたはデータベース名のようなものを含む) が、Tableau Desktop に作成された元のワーク ブック自体の中に埋め込まれている、またはあることを表します。 データソース名またはワークブック名がデータソース(たとえば、データソース: sales_data) として 列挙されている場合、データソースがTableau Server データソースであることを表します。データ ソースの定義は Tableau Server にあります。 [データ] ウィンドウで、Tableau Desktop に作成された元のワークブックまたはデータソースを識別 することができます。データソース名の隣には、データベースアイコンの代わりにTableau アイコン が表示されます。 - 101 - 抽 出 更 新 の問 題 の解 決 アラート内の[接続情報の編集] リンクをクリックし、欠けている情報を入力して[保存] をクリックす ることで、いくつかの抽出更新の問題を解決することができます。 データ接続を編集しても問題を修正することができない場合、Tableau Desktop で問題を解決 しワークブックを再度パブリッシュする必要があります。 ヒント: 管理者は、[アドミン] タブからアクセスする[データ接続] ページでいつでもデータ接続を編 集することができます。 サブスクリプションの管 理 サブスクリプションとして、サブスクライブしているユーザーにTableau Server ビューまたはワークブッ クが定期的に電子メールで送付されます。サブスクライバーが電子メールに含まれるビューまたは ワークブックのスナップショットをクリックすると、Tableau Serverに開かれます。 サブスクライバーの電子メールアドレスおよび名前、ビューの名前、送付スケジュールなど、各サブ スクリプションの情報にアクセスするには、[管理] タブの[サブスクリプション] をクリックします。 要件 Tableau Server ユーザーがサブスクリプションを受信するには、次のものが必要です。 l 電子メール設定構成: システム管理者として、セットアップ時に表示される[構成] ダイアロ グボックスの[アラートとサブスクリプション] タブで、サブスクリプションの基本 SMTP サーバー 設定を構成します。これは、サーバーユーザーに電子メールでサブスクリプションを送信する のに使用される"アカウントから" のTableau Server です。このタブには、セットアップ後もア クセスできます。手順については、サーバーの再構成 ページ22および電子メール サブスクリ プションの構成 ページ14を参照してください。 - 102 - l l l 埋め込まれたか、必要でないクレデンシャル: Tableau Server のパースペクティブから、サブ スクリプションにはワークブック、データ、およびスケジュールが含まれます。データの断片を配 信するには、Tableau Server はエンドユーザーの関与なしにデータにアクセスできる必要が あります。これは、Tableau Server データソースの埋め込まれたデータベースクレデンシャル を持つワークブックを使用するか、パブリッシュ時にワークブックに含まれるファイルなど、クレ デンシャルを必要としないデータを使用することで達成できます。稼働中のデータベース接 続用のクレデンシャルを要求するワークブックはサブスクライブできません。 ユーザー要件: ユーザーがTableau Server 上でビューまたはワークブックを表示でき、右上 隅にサブスクリプションアイコン( ) がある場合、ビューまたはワークブックをサブスクライブで きます。ビューまたはワークブックを表示する機能は、[表示] パーミッションによって制御され ます。ユーザーには電子メールアドレスも必要です。Tableau Server にユーザーをサブスク ライブするための電子メールアドレスがない場合、サブスクリプションのサインアップ時に要求 されます。ユーザーは、[ユーザー設定] ページで、配信オプションの変更、サブスクリプション の解除、または電子メールアドレスの更新を実行できます。 信頼できる認証がない: Tableau Server が信頼できる認証のために設定されている場 合、サブスクリプションは無効です。信頼できる認証とTableau のローカル認証を組み合わ せることで、エンドユーザーが"サインインフリー" で認証される体験が実現します。これと同 じ体験を実現し、サブスクリプションを使用するには、ユーザー認証タイプとして、代わりに Active Directory ([自動ログインを有効にする] を設定) を使用します。セットアップ時には、 ユーザー認証タイプを選択します。手順については、サーバーの構成 ページ7を参照してく ださい。 追 加 のサブスクリプション設 定 サブスクリプションが[アラートとサブスクリプション] タブで設定され、Tableau Server が既定設定を 使用している限り、サーバーユーザーは表示されているビューおよびワークブックをサブスクライブで きます。ユーザーによるサブスクリプションまたはサブスクリプションのカスタマイズを防止するには、以 下の手順に従います。 l l l [サイト] ページ: 既定ではサブスクリプションはすべてのサイトで有効ですが、[サイト] ページ を使用して各サイトごとにサブスクリプションを無効にするか、カスタマイズすることができま す。たとえば、[構成] ダイアログボックスで指定したアドレスではなく、サブスクリプションのカ スタム[送信元アドレス] を入力できます。また、ユーザーが受信するサブスクリプション電子 メールのフッターを作成することもできます。 [スケジュール] ページ: ユーザーが、いつサブスクライブするかを選択するには、1 つ以上のサ ブスクリプションのスケジュールが必要です。Tableau は、既定で2 つ提供しています。シス テム管理者として、追加のスケジュールを作成または既定スケジュールを削除できます。 詳細については、スケジュールの作成または変更 ページ95を参照してください。 [サブスクリプション] ページ: このページには、サーバー上 (サイト管理者の場合はサイト上) のすべてのサブスクリプションがリストされます。システム管理者はこのページを使用して、 サーバーユーザーのサブスクリプションスケジュールの変更、またはサブスクリプションの削除 を実行できます。詳細については、次のトピックを参照してください。 正しくサブスクリプションを設定できているかどうかをテストする方法の手順については、サブスクリプ ション設定のテスト次のページを参照してください。サブスクリプションに関する問題を経験してい る場合は、サブスクリプションのトラブルシューティングページ383を参照してください。 - 103 - サブスクリプションの削除 サブスクリプションを削除するには、削除するサブスクリプションを選択し、[削除] をクリックします。 サブスクリプション スケジュールの編集 サブスクリプションスケジュールを変更するには、サブスクリプションを選択し、[スケジュールの編集] をクリックして、スケジュールを選択します。 サブスクリプション設定のテスト 管理者として、次の手順を実行してサブスクリプションが正しく設定されているかどうかテストできま す。 1. ビューをサブスクライブします。 2. [スケジュール] ページで、サブスクリプションが含まれるスケジュールを選択します。 3. [今すぐ実行] をクリックします。 - 104 - 4. しばらくすると、電子メールの受信箱にサブスクリプションが表示されます。 サブスクリプションのトラブルシューティング "この電 子 メール内 のビュー スナップショットを正 しくレンダリングできませんでした。" このエラーメッセージ付きサブスクリプションを受け取った場合は、いくつかの理由がある可能性が あります。 l l l クレデンシャルが見つかりません。いくつかのビューは、埋め込みクレデンシャルを使用してパ ブリッシュされます。埋め込みクレデンシャルが期限切れの場合、または埋め込みクレデン シャルを使用せずにビューが再度パブリッシュされた場合、上記のエラーが表示される可能 性があります。 データベースが一時的にダウンしています。ビューが稼働中のデータベースと接続しており、 サブスクリプションの生成時にデータベースが一時的にダウンした場合、上記のエラーが表 示される可能性があります。 バックグラウンドプロセスがタイムアウトしました。既定では、バックグラウンドプロセスは 30 分後にサブスクリプションのタイムアウトを処理します。ほとんどの場合、十分な時間があり ます。しかし、バックグラウンドプロセスが非常に大規模で複雑なダッシュボードを処理して いる場合は、十分な時間がない可能性があります。時間が十分あるかどうかを判断する ために、バックグラウンドタスクページ157の管理者ビューを確認できます。タイムアウトのし きい値を増やすには、tabadmin オプションsubscriptions.timeout を使用します。 サブスクライブできない ユーザーがTableau Server 上でビューを表示でき、右上隅にサブスクリプションアイコン( る場合、ビューをサブスクライブできます。 ) があ ビューをサブスクライブするには 2 つのものが必要です。Tableau Server を正しく設定する必要が あります (サブスクリプションの管理 ページ102を参照)。また、サブスクライブしているビューがデータ ソースの埋め込みクレデンシャルを持つようにするか、クレデンシャルに依存しないようにする必要 があります。後者の例には、更新していない抽出に接続するワークブック、またはパブリッシュ時に ワークブックに含まれていたファイル内に、データが置かれているワークブックが含まれます。クレデン シャルの埋め込みは、Tableau Desktop で発生する1 つの手順です(詳細についてはTableau Desktop ヘルプを参照)。 - 105 - サブスクリプションアイコンがない Tableau Server 上でビューを表示できても、サブスクライブできない可能性があります。これは、 稼働中のデータベースに接続するビューで、ビューを最初にクリックした際にデータベースクレデン シャルが要求される場合に発生します。サブスクリプションには、ビュー(またはワークブック)、デー タ、およびスケジュールが含まれます。データの断片を配信するために、Tableau Server は埋め込 みデータベースクレデンシャル、またはクレデンシャルを必要としないデータのいずれかが必要で す。稼働中のデータベースへの接続が関係している場合、Tableau Server はクレデンシャルを持 たず、各ユーザーのみがクレデンシャルを持ちます。この理由により、サブスクライブできるのは、ク レデンシャルが必要でないビューか、クレデンシャルが埋め込まれているビューのみです。 また、Tableau Server が信頼できる認証用に設定されている場合、ビューを表示できてもサブス クライブできない(サブスクリプションアイコンがない) 場合があります。詳細については、「サブスクリ プション要件」を参照してください。 無 効 または「壊 れた」サブスクリプションの受 信 稼動中のインスタンスに加えて、Tableau Server のテストインスタンスまたは開発インスタンスでサ ブスクリプションを構成した場合は、稼動中でないインスタンスでのサブスクリプションを無効にしま す。すべてのインスタンスでサブスクリプションを有効に保つことにより、ユーザーは有効だと表示さ れるが動作しないサブスクリプションを受信したり、ビューまたはワークブックからサブスクリプションを 解除したにもかかわらず、サブスクリプションを受信する可能性があります。 サブスクリプションが届 いていない ("電 子 メール送 信 エラー。コマンドをSMTP ホストに送 信 できない。") サブスクリプションが送信されたように表示され (バックグラウンドタスクページ157の管理者ビュー に従って)、それでもまだサブスクリプションが届いておらず、SMTP サーバーが暗号化 (SSL) セッ ションを使用している場合、Windows Event Viewer に上記のエラーが表示される可能性があり ます。サブスクリプションは暗号化されていないSMTP 接続の場合にのみサポートされます。この 問題の解決策は、暗号化されていないSMTP サーバーを使用することです。 8.1 にアップグレード後 にカスタム スクリプトが動 作 しない セッション管理の向上をサポートするため、バージョン8.1 より、ハッシュタグ(#) がビューのURL 末 尾に追加されました。カスタムのサブスクリプションが、生成されるビューをPDF または PNG として スクリプトする場合、スクリプトを更新して、ハッシュタグを許可する必要がある場合があります。 たとえば、バージョン8.1 以前ではビューのURL は次のような状態です: http://tableauserver/views/SuperStore/sheet1。さらに、ビューをPNG として生 成するには、.png をhttp://tableauserver/views/SuperStore/sheet1.png の ようにURL 末尾に追加します。バージョン8.1 より、ビューのURL は次のような状態です: http://tableauserver/views/SuperStore/sheet1#1。PNG を生成するに は、.png をハッシュタグの前に追加します。たとえば、 http://tableauserver/views/SuperStore/sheet1.png#1 です。 ビューのサブスクライブ Tableau Server 上でビューを表示でき、右上隅にサブスクリプションアイコン( ) がある場合、管 理者によってサイトのサブスクリプションがすでに設定され、ビューをサブスクライブできるということで す。つまり、Tableau Serverにサインインしなくても、規則的に電子メールの受信箱にビューのス ナップショットが自動配信されるということです。ワークブックもサブスクライブすることができます。1 つ のビューを受信する代わりに、1 つの電子メールでワークブックの各ビューを一度に受信することも - 106 - できます。受信しないサブスクリプションの登録を解除できます。詳細については、下記を参照し てください。 [ユーザー設定] ページでサブスクリプション設定を変更できます。詳細については、サブスク リプション設定の管理 ページ77を参照してください。 ビューのサブスクライブ ビューまたはワークブックをサブスクライブするには 1. [ビュー] ページまたは [ワークブック] ページを選択します。 2. ビューまたはワークブックをクリックします。 3. 右上隅のサブスクリプションアイコンをクリックします。 - 107 - 4. Tableau Server アカウントが電子メールアドレスに関連付けられていない場合、電子メー ルを入力するよう求めるプロンプトが表示されます。電子メールのアドレスを入力し、[次へ] をクリックします。 サブスクリプションの送信先である電子メールアドレスを変更することができます。詳細につ いては、電子メール アドレスの変更 ページ76を参照してください。 5. 次のダイアログボックスで、サブスクリプションスケジュールを選択します。既定では、 Tableau Server には、平日の朝、および月曜の朝というスケジュールが用意されていま す。Tableau Server 管理者は、カスタムのサブスクリプションスケジュールを作成できます。 - 108 - 6. 次に、1 つのビュー([このシート]) または全ワークブック([ワークブックのシート]) をサブスクライ ブするかを選択し、[サブスクライブ] をクリックします。 7. 電子メールでサブスクリプションを受信した後、ビューのスナップショットをクリックして、 Tableau Serverで開きます。 - 109 - ビューまたはワークブックからのサブスクリプションの解 除 ビューまたはワークブックからサブスクリプションを解除するには 1. サブスクリプションメールの下にあるリンクをクリックして、Tableau Serverの[ユーザー設定] ページを開きます。 - 110 - Tableau Server のドロップダウンメニューから[ユーザー設定] ページを開くこともできます。 2. サブスクリプションを解除するビューの横にある[サブスクリプションの解除] チェックボックスを - 111 - オンにします。 ここでサブスクリプションを変更することもできます。詳細については、サブスクリプション設定 の管理 ページ77を参照してください。 3. [更新] をクリックします。 サイト 1 つのサーバーシステム上でさまざまな組織やグループの独立したサイトを作成するには、[サイト] ページを使用します。それぞれのサイトのワークブック、データ、ユーザーリストは、他のサイトのワー クブック、データ、ユーザーリストとは切り離されています。すべてのサイトを表示し、サイトの作 成、システム全体の変更などの操作を実行できるのはシステム管理者のみです。詳細について は、次のトピックを参照してください。 サイトの操 作 次のトピックでは、使用する認証の種類や、ユーザーライセンス、管理者の役割について知って おくべき事項など、複数のサイトの管理について説明します。 認証とサインイン クレデンシャル サーバー上のすべてのサイトでは、同じサーバー実行アカウントとユーザー認証モードを使用しま す。Tableau Server のインストール時に、これらの両方の設定を選択します。詳細については、 全般 ページ8を参照してください。 同じサーバーシステム上の複数のサイトに属するユーザーは、各サイトに同じクレデンシャルを使 用します。たとえば、Jane Smith のサイトA でのユーザー名がjsmith で、パスワードが "MyPassword" である場合、サイトB でもこれと同じクレデンシャルを使用します。Jane Smith が Tableau Server にサインインするときに、どのサイトにアクセスするかを選択できます。 "既定" サイト シングルサイトサーバーシステムからマルチサイトサーバーシステムへの移行を支援するために、 Tableau Server には "既定" という名前のサイトがインストールされています。シングルサイトモード で実行する場合は、"既定" サイトが自動的に使用されるので、明示的に使用を選択する必要 - 112 - はありません。ただし、1 つまたは複数のサイトを追加する場合は、"既定" サイトが、Tableau Server へのサインイン時にサインインできるサイトの1 つになります。"既定" サイトは、ユーザーが システムに追加するサイトとは次の点で異なります。 l l l ユーザーが追加するサイトのように削除することはできません。ただし、名前は変更できま す。 Tableau Server に付属のサンプルおよびデータ接続が格納されています。 "既定" サイトに使用されるURL には、"default" という名前の対応するWeb フォルダーが ありません。たとえば、"Sales (売上高)" というサイト上の"Profits (収益)" というビューの URL は http://localhost/t/sales/views/profits です。"既定" サイト上の これと同じビューのURL は http://localhost/views/profits です。 サイト管理者とシステム管理者の役割 Tableau Server には、システム管理者とサイト管理者という2 種類の管理者があります。システ ム管理者は、サイト管理者にユーザーの追加と削除を許可するかどうかを、[新しいサイトの追 加] または [サイトの編集] ダイアログボックスで管理できます。 [システム管理者のみ] が選択されると、サイト管理者にはユーザーの追加と削除はできません。 しかし、コンテンツ管理者はサイト内で引き続きグループ、プロジェクト、ワークブック、およびデータ 接続を管理できます。[システム管理者およびサイト管理者] が選択された場合 (既定) は、サイ ト管理者は上記のすべてに加えてユーザーの追加と削除ができます。 ライセンスとユーザー数の上限 ユーザーは、サイトごとに異なるユーザー権限とライセンスレベルで複数のサイトに属することがで きます。複数サイトに所属するユーザーは、各サイトに対してライセンスを持つ必要はありませ ん。各サーバーユーザーに必要なライセンスは 1 つだけです。 - 113 - システム管理者は、[サイトの最大ユーザー数] <n> 設定を使って個々のサイトのユーザー数の上 限を指定できます。ライセンスを与えられているユーザーのみが数えられ、システム管理者は除外 されます。たとえば、ライセンスを持つユーザーの数が90、ライセンスを持たないユーザーの数が 20、システム管理者数が1 のサイトでは、ユーザー数は 90 になります。[サイトの最大ユーザー 数] が100、に設定されている場合、ライセンスを持つユーザーを10 人追加できます。 サイトの追 加 または編 集 システム管理者の場合は、次の手順に従ってTableau Server にサイトを追加、または既存のサ イトを編集できます。 1. [管理] エリアの[サイト] をクリックして[サイト] ページを開き、[追加] をクリックします。 サイトを編集する場合、変更するサイトを選択し、[編集] をクリックします。Tableau Server にサイトを追加していない場合、サイトは "既定" の1 つしかありません。 2. サイトの[サイト名] および[サイトID] ("既定" サイトを編集する場合は、[サイトID] を変 更できません) を入力します。 URL 内の文字 t (たとえば、http://localhost/t/wsales) は変更できません。マルチサイト サーバーシステムでは、これは既定サイト以外のサイトのURL で使用されます。 3. ワークブック、抽出、およびデータソースはすべて、サーバーの保存スペースを使用します。 [制限なし] または [容量] を選択し、上限とするGB 数を入力します。容量を設定してサ イトがそれを超えた場合、パブリッシャーはサイトが制限内に戻るまで、新しいコンテンツを - 114 - アップロードできません。システム管理者は、[サイト] ページの[保存容量] および[使用量 (%)] 列を使用して、容量に対するサイトの使用量を管理できます。 4. 次に、ユーザーの追加と削除ができるのは [システム管理者のみ] か[システム管理者とサ イト管理者] の両者ができるようにするかを選択します。 サイト管理者にユーザー追加の権限を与える場合、サイト管理者がサイトに追加できる ユーザー数を次の選択によって指定します。 l l サーバー キャパシティの上限: ユーザーベースのライセンスを使用するサーバーでは、 上限はサーバーに接続可能なユーザー単位のライセンス数です。コアベースのライ センスを使用するサーバーでは、上限は追加可能なユーザー数です。 [サイトの最大ユーザー数] <n>: サイト管理者が追加できる上限を指定できます。 ライセンスとユーザー数の制限については、「サイトの操作」を参照してください。 5. [パフォーマンスの記録を許可] を選択して、サイトユーザーがロード速度など、ワークブック のパフォーマンスのメトリックスを収集するのを許可します。 記録を開始するには、サイトのこのチェックボックスをオンにするだけでなく、ワークブックの URL にパラメーターを追加する必要があります。詳細については、パフォーマンスの記録の 作成 ページ236を参照してください。 6. [このサイトの Web 作成を許可する] をオンのままにするか、クリアしてサーバー上での作成 を完全に無効化します。 Web 作成を無効化すると、ユーザーはパブリッシュされたワークブックをサーバーWeb 環境 から編集できません。サーバーにパブリッシュされたワークブックを更新するには、Tableau Desktop ユーザーがそれを再度パブリッシュする必要があります。詳細については、 例: Web 作成の無効化 ページ208を参照してください。 7. サイトユーザーがビューをサブスクライブできるようにする場合は、[サイトのサブスクリプション 設定] の下にある[サブスクリプションを有効にする] を常にオンにする必要があります。[構 成] ダイアログボックスでサブスクリプション設定を構成している場合は、このオプションのみが 表示されます。 - 115 - サブスクリプションのカスタム[送信元アドレス] を入力することもできます。入力するアドレス は有効な電子メールアドレス構文 (たとえば、[email protected] や noreply@sales) でなければなりませんが、実際の電子メールアカウントに対応する必 要はありません(ただし、実際のアドレスを要求するSMTP サーバーもあります)。 8. [電子メール フッター] で、[カスタム] を選択し、サブスクリプションフッターにあるTableau Server URL の上に表示するテキストを入力します。たとえば、このテキストを入力する場 合、 電子メールのフッターは、次のように表示されます。 9. [OK] をクリックします。 Tableau Server に初めてサイトを追加する場合、[管理者] タブが変更されます。サーバー上のす べてのユーザーに関係するため、[ユーザー] は [すべてのユーザー] になり、[サイトユーザー] カテゴ リが表示されます。 - 116 - サイトへのユーザーの追 加 サイトをTableau Server に追加すると、複数サイトシステムになり、以前の[ユーザー] ページが、 [すべてのユーザー] および[サイトユーザー] の2 つのページになります。全サーバーシステムに適 用される[すべてのユーザー] ページにアクセスできるのはシステム管理者のみです。複数サイトに 同時にまとめてユーザーを追加および削除できる場所はここだけです。ローカル認証を使用して いるサーバーでは、ここでユーザーのパスワードをリセットできます。 - 117 - [サイトユーザー] ページは、現在サインインしているサイトにサインインしているユーザーを見るため の簡単な方法です。ここからユーザーを追加できますが、このサイトのみに追加されます。 次の手順では、[すべてのユーザー] からユーザーを追加する方法を説明します。追加するには、 次の2 つの方法があります。一度に1 つずつ(下記参照) か、CSV ファイルに依存する(CSV ファ イルからのユーザーのインポートページ67 を参照) インポートコマンドを使用して一括で追加しま す。 ユーザーを1 人ずつ追加するには 1. [すべてのユーザー] ページで、ユーザーリストの上部にある[追加] リンクをクリックします。 2. [ユーザー名] を入力します。 - 118 - l l ローカル認証 - ローカル認証を使用しているサーバーでは、電子メールアドレスを ユーザー名として使用するのがユーザー名の競合を避けるための最善の方法です (たとえば、jsmith ではなく[email protected])。 Active Directory— サーバーを実行している同じActive Directory ドメインのユー ザーを追加する場合は、ドメインなしでユーザー名を入力するだけです。サーバーの ドメインが使用されます。 サーバーが使用しているドメインと別のドメインの間に双方向の信頼関係が設定さ れている場合は、両方のドメインのユーザーを追加できます。初回に「サーバー以外 のドメイン」からユーザーを追加するときは、完全修飾ドメイン名とユーザー名を使用 します。それ以降のユーザーは、ドメインのニックネームを使用して追加できます。た とえば、「サーバー以外のドメイン」がmybiz.lan であるとすると、そのドメインの最初 のユーザーは、「[email protected]」または「mybiz.lan\user1」と入力します。その次 のユーザーは、user2@mybiz や mybiz\user2 などのドメインのニックネームを使用し て入力できます。 注:インポートプロセスでエラーの原因となるため、このフィールドにはユーザーのフル ネームを入力しないでください。 3. ローカル認証を使用しているサーバーでは、次の情報を入力します。 l フル ネーム- ユーザーの表示名を入力します (John Smith など)。 l パスワード- ユーザーのパスワードを入力します。 l 確認 - パスワードを再入力します。 4. サイトのメンバーシップ- そのユーザーがメンバーとなるサイトを選択します。現在サインイン しているサイトが既定で選択されます。 5. ライセンスレベルとユーザー権限 - ライセンスレベル、管理者役割、ユーザーがワークブック とデータソースをパブリッシュできるかどうかを選択します。複数のサイトに属するユーザー は、サイトごとに異なるユーザー権限とライセンスレベルを持つことができます。詳細につい ては、ライセンスレベルについてページ79、パーミッションの参照 ページ193、およびユー ザー権限についてページ83を参照してください。 6. [ユーザーの追加] をクリックします。 サイトの削 除 システム管理者は、Tableau Server に追加されたサイトを削除できます。サイトを削除すると、そ のサイトにパブリッシュされたワークブックやデータソースもユーザーも削除されます。別のサイトにも 所属しているユーザーは削除されません。ユーザーを永久に削除するには、[すべてのユーザー] ページを使用する必要があります。 サイトを削除するには - 119 - 1. [サーバー] セクションの[サイト] ページを開きます。 2. 削除するサイトを選択し、[削除] をクリックします。 3. 表示された確認ダイアログボックスで[はい] をクリックします。 サイトのインポートまたはエクスポート 新しいTableau Server サイトをプロビジョニングするには、既存サイトをファイルにエクスポートし、 そのファイルを新しいサイトにインポートします。エクスポートするサイトはソースサイトと呼びます。 インポートするサイトはターゲットサイトと呼びます。 ソースサイトは、Tableau Online から取得できます。Tableau Online は、Tableau がホストする Tableau Server のクラウドベースインストールです。または自分で管理しているTableau Server - 120 - 配置から取得することもできます。サイトをインポートする際、ソースサイトのリソース(ワークブッ ク、プロジェクト、データソース、ユーザーを含む) もすべて付随します。インポートには、パーミッショ ン、サブスクリプション、ユーザーが作成したお気に入りリストも含まれます。 エクスポートする前に... サイトをエクスポートする前に、以下の点に注意します。 使用していない項目の削除: ソースサイトにはインポートする内容だけが含まれるようにします。 使用していないワークブック、プロジェクト、およびデータソースをすべて削除します。 使用していないユーザーの削除: すべてのユーザーがライセンスを持ち、事実上のユーザーではな いユーザーをすべて削除します。ソースサイトからエクスポートするすべてのユーザーをターゲットサ イトにインポートする必要があります。インポート時にユーザーを削除することはできません。 ターゲットサーバー上でのユーザー アカウント作成: サイトのインポートプロセスでユーザーがター ゲットサイトに割り当てられます。ターゲットサーバーシステム上に、既にユーザーアカウントがある 必要があります。あるサイトを同じTableau Server 上の別のサイトにエクスポートしている場合、 必要なすべてのユーザーアカウントがある必要があります。Tableau Online または異なる Tableau サーバーからサイトをエクスポートしている場合、インポート実行前にターゲットサーバー 上にユーザーアカウントを作成する必要があります。 ユーザー認証の確認: ユーザー認証はサーバー全体の設定であり、サーバー上のすべてのサイト で同じ設定を使用する必要があります。異なるユーザー認証方法を使用しているサーバーからの エクスポートや、そうしたサーバーへのインポートを行うことができますが、インポートに使用するマッ ピングファイルを変更する必要があります。この手順はインポートプロセスに組み込まれており、サ イトのマッピングの確認 ページ123で説明されています。Tableau Online サイトではカスタムのユー ザー認証方法が使用されているため、Tableau Online サイトからのエクスポートではユーザー固有 のマッピングファイルを編集する必要があります。これにより、ターゲットサーバーの設定方法に関 係なくクリーンインポートすることができます。 スケジュールの確認: Tableau Server の[スケジュール] ページには、抽出更新および次のスケ ジュールに使用する既定のスケジュールが一覧表示されています。 ソースサイトの既定のスケジュールに割り当てられた更新およびサブスクリプションは、ターゲットサ イトの同じスケジュールに自動的にマッピングされます。ソースサイトにカスタムスケジュールがある 場合はターゲットサイトにインポートされ、マッピングファイルを編集すると、必要に応じて名前を 変更できます。 サブスクリプションを配信するようにターゲットサーバーを設定: サブスクリプションも新しいサイトに インポートされますが、未設定の場合はサブスクリプションを配信するようにターゲットサーバーを 設定する必要があります。詳細については、アラートとサブスクリプションページ12を参照してくだ - 121 - さい。 ターゲットサイトの作成または識別: サイトファイルをインポートするには、既にターゲットサイトが Tableau Server 上にある必要があります。ターゲットサイトの内容がソースサイトには存在しない 場合、インポート時に削除されます。そのため、空のサイトを使用することをお勧めします。サイト の作成または変更の詳細については、「サイトの追加または編集」を参照してください。 サイトID の配置: サイトのエクスポートまたはインポートに使用するコマンドには、パラメーターとし てサイトID が必要です。サイトID は Tableau Server に対してサイトを一意的に識別します。サ イトにサインインする際、サイトID が次のようにURL のt/ の直後に記載されます。 サイトのエクスポート プロセスのエクスポートまたはインポートの際にTableau Server を停止する必要はありません。サ イトのエクスポートを行うには、次のとおりに実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。 例は次のとおりです。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 2. 次のコマンドを入力します。 tabadmin exportsite <site ID> --file <filename or path>. たとえば、サイトID wsales のサイトを次のファイルC:\sites\exported_sites\sales_ export.zip にエクスポートするには、次のように入力します。 tabadmin exportsite wsales --file C:\sites\exported_ sites\sales_export.zip exportsite コマンドを使用する他のオプションの例については、「exportsite ページ 340」を参照してください。 エクスポート中、Tableau Serverではサイトがロックされます。 サイトのインポート インポートするターゲットサイトがまだない場合、サイトを作成します。手順については、「サイトの 追加または編集」を参照してください。 サイトのインポートプロセスには、3 つの手順があります。まず、tabadmin importsite コマン ドを実行してインポートするファイルを生成します。次に、サイトのインポート方法を示すファイルを 確認します。最後に、tabadmin importsite_verified コマンドを実行し、インポートを 完了します。 開始前に、エクスポートされたサイトファイルおよびターゲットサイトのサイトID が必要になります。 Tableau Server の既定サイトのサイトID は ""(スペースなしの二重引用符) です。Windows - 122 - PowerShell 内でコマンドを実行している場合、既定サイトの二重引用符を単一引用符で区切 ります ('""')。 インポートプロセス中にTableau Server を停止する必要はありませんが、インポートを受信する サイトはインポートが完了するまでロックされます。 サイトのインポートの開 始 サイトのインポートを開始するには、以下のとおり実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。 例は次のとおりです。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 2. 次のコマンドを入力します。 tabadmin importsite <site ID> --file <filename or path> ここで、<site ID> はターゲットサイトのサイトID、<filename or path> はエクス ポートされたサイトファイルの完全パスです。 たとえば、次のファイルC:\sites\exported_sites\sales_export.zip を、サイトID esales のサ イトにインポートするには、以下のように入力します。 tabadmin importsite esales --file C:\sites\exported_ sites\sales_export.zip importsite コマンドを使用する他のオプションの例については、「importsite ページ 342」を参照してください。 3. コマンドを入力すると、確認するマッピングファイルが次に配置されます: ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\temp\import_<site ID>_ <datetime>\mappings。次の手順で使用するため、この場所に留意してください。 サイトのマッピングの確 認 importsite コマンドでサイトのインポートを開始した後に生成されるマッピングファイルでは、イ ンポート完了後にサイトのリソースが割り当てられる方法を確認できます。Tableau Server がマッ ピングすることができず、編集が必要な項目は、CSV ファイル内において疑問符 (???) でマーク されます。最後にimportsite_verified コマンドを実行するには、疑問符を変更し、ター ゲットサイト上の有効な割り当てを示すことができるようにします。 変更としてユーザーの追加および削除を行うことはできません。インポートするユーザーのす べてのユーザー名が、既にターゲットサーバー上に存在する必要があります。 サイトのマッピングファイルを確認するには、以下のとおり実行します。 - 123 - 1. importsite コマンドを入力後に表示された次のディレクトリに移動します。 2. Microsoft Excel (推奨) またはテキストエディターを使用し、マッピングフォルダーにある各 CSV ファイルを開きます。 ターゲットサイトへのインポートが完了すると、各ファイルを使用して、ソースサイトの項目の マッピング方法または処理方法が表示されます。 3. マッピングが正しいことを確認します。疑問符 (???) で構成されるエントリを有効な値で置 換します。次の表をガイドとして使用します。 CSV ファイル名 列のタイトル 編 集 可 能 か? mappingsDomainMapperForGroups source_name い い え source_ い domain_name い え 説明 ソースサイトのユーザーグ ループ名。 ソースサイトのユーザー認証 タイプ。ローカル(ローカル認 証の場合) またはドメイン名 (Active Directory の場合)。 target_ は ソースサイトのユーザー認証 domain_name い* タイプ。ローカル認証の場合 はローカル、Active Directory の場合はドメイン名 ( example.com や example.lan など)。 *[すべてのユーザー] の target_domain_name の 値を編集しないでください。 ターゲットサーバーでActive - 124 - mappingsScheduleMapper mappingsSiteMapper source_name い い え source_ scheduled_ action_type い い え target_name は い target_ scheduled_ action_type い い え* source_url_ namespace target_url_ - 125 - Directory のユーザー認証が 設定されている場合でも、 ローカルの値を保持してくだ さい。[すべてのユーザー] グ ループはすべてのTableau Server に存在する必要があ る、特別な既定のユーザー グループです。 ソースサイト上にあるカスタ ムおよび既定の抽出または サブスクリプションのスケ ジュール名。 スケジュールのタイプ。ソース サイトの抽出更新の場合は 抽出、またはサブスクリプショ ン配信の場合はサブスクリプ ション。 ターゲットサイト上のカスタム スケジュールの名前。この値 は編集することができます。 たとえば、スケジュールがソー スサイト上で金曜日のアップ デートと名付けられている場 合、ターゲットサイト上で金 曜日の更新に変更すること ができます。 スケジュールのタイプ。ター ゲットサイトの抽出更新の 場合は抽出、またはサブスク リプション配信の場合はサブ スクリプション。 *まれなケースではあります が、この列に疑問符 (???) が含まれる場合があります。 その場合、抽出またはサブス クリプションと置換し、 source_scheduled_ action_type に表示される エントリと一致させます。 い ソースサイトのサイトID。 い え い ターゲットサイトのサイトID。 い え mappingsSystemUserNameMapper source_name い い え source_ い domain_name い え namespace target_name ソースサイトのユーザーの ユーザー名。 ソースサイトのユーザー認証 タイプ。ローカル認証の場合 はローカル、Active Directory の場合はドメイン名 (example.com や example.lan など)、または 外部 (Tableau Online サイト の場合)。 は インポート後にターゲットサイ い トに割り当てられるユーザー のユーザー名。 一覧表示されているすべて のユーザー名がターゲット サーバーシステム上に存在 し、すべての疑問符 (???) がターゲットサーバーの有効 なユーザー名で置換されて いることを確認します。 行をCSV ファイルに追加し ても、ユーザー名を作成する ことはできません。同様に、 行を削除してもユーザー名 は削除できません。 target_name 列のユーザー 名を編集してソースのユー ザー名と別にすることができ るのは、その異なる名前を 使用しているターゲットサー バーシステム上に、それが既 に存在している場合です。 たとえば、ユーザーが source_name 値を [email protected]、 target_name 値を [email protected] とすることができるのは、ター ゲットサーバー上にユーザー 名 - 126 - [email protected] が存在する場合です。 ソースサイトのユーザーを、 ターゲットサイトの1 つ以上 のユーザー名にマッピングす ることはできません。 target_ は ターゲットサイトのユーザー domain_name い 認証タイプ。ローカル認証の 場合はローカル、Active Directory の場合はドメイン 名 ( example.com や example.lan など)。 4. 編集を行う場合、変更を保存し、CSV ファイルの書式設定を保護してください。現在の 場所にあるマッピングファイルは変更しません。 サイトのインポートの完 了 サイトのインポートを完了するには、以下のとおり実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。 例は次のとおりです。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 2. 次のコマンドを入力します。 tabadmin importsite_verified <site ID> --importjobdir <PATH> ここで、<site ID> はターゲットサイトのサイトID、<PATH> はサイトのマッピングの確認 ページ123で使用したマッピングディレクトリより1 レベル上のディレクトリです。例は次のとお りです。 tabadmin importsite_verified esales --importjobdir C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\temp\import_esales_20140409185810071 importsite_verified コマンドを使用できる他のオプションの例については、 「importsite_verified ページ 343」を参照してください。 3. インポートが完了した新しいサイトを開き、予測どおりにすべてインポートされていることを 確認します。 マルチサイトナビゲーション ここには、サイト間を移動したり、ログインしているサイトを確認したりする方法のヒントを紹介して います。 - 127 - サイトのサインイン 複数のサイトのメンバーである場合、サーバーへのサインイン時にサイトの選択が要求されます。 他のサイトへの移動 複数のサイトに属する場合、ページの上部に[サイト] メニューが表示されます。 異なるサイトにサインインする場合、[サイト] メニューをクリックしてサイトを選択します。 サイトの確認 サーバーが複数サイトを実行していても、1 つのサイトにのみ属している場合、サーバーサインイ ン時にサイトの選択を要求するメッセージは表示されません。サインインした後は、ページの上部 に[サイト] メニューは表示されません。 ただし、Web ブラウザーのURL には、t およびサイトのサイトID が表示されます。 - 128 - サーバーが複数のサイトを実行していない場合、Web ブラウザーのURL はこのように表示されま す (t やサイトID なし)。これが表示されると、Tableau のビルトインサイトである"既定" という名前 のサイトを使用していることになります。 サーバーのメンテナンス システム管理者は、サーバーステータスのチェック、サーバー上のアクティビティの分析と監視、スケ ジュールされているタスクの管理、検索インデックスの再構築などのメンテナンスを行います。また、 サーバーでのユーザー体験をカスタマイズするための設定もいくつかあります。これらのタスクはすべ て[メンテナンス] ページで行うことができます。 サーバー プロセス ステータスの表 示 [メンテナンス] ページの[ステータス] 表を使用すると、各 Tableau サーバー上でのTableau プロセ スの状態を表示できます。 VizQL Server プロセスのライセンスなしステータスの詳細については、ライセンスが解除され た VizQL Server プロセスの処理 ページ380を参照してください。 [メンテナンス] ページからこの情報の機械可読バージョンを表示するには、自分のURL 内の status をsysteminfo に置き換えてください(http://jsmith/admin/systeminfo など)。次のような Web ページが表示されます。 - 129 - Tableau サービスのステータスは、[OK]、[ビジー]、[停止中]、および[スタンバイ] です。 ステータスへのリモートアクセス [メンテナンス] ページで[ステータス] 表などのツールを表示できるのは Tableau 管理者だけです。 ただし、たとえばリモート監視プロセスの一環として[ステータス] 表の機械可読バージョンを管理 者以外のユーザーや Tableau Server をホストしているマシン以外のコンピューターが利用できるよ うにすることは可能です。Tableau Service ステータスへのリモートアクセスを許可するには、次の 手順を行います。 1. プライマリTableau Server を実行しているコンピューターで、Tableau Server 構成ファイル を開きます。 ProgramData\Tableau\Tableau Server\config\tabsvc.yml 2. wgserver.systeminfo.allow_referrer_ips: <IP address or name> という行をtabsvc. yml に追加します。<IP address or name> は、追加するコン ピューターのIPv4 アドレスまたはコンピューター名です。複数のコンピューターに対するサー ビスステータスアクセスを許可する場合は、それぞれのエントリをコンマ(スペースなし) で区 切ってください。例: - 130 - 3. tabsvc.yml を保存して閉じます。 4. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 5. 次のコマンドを使用してTableau Server プロセスを再起動します。 tabadmin restart IP アドレスまたはコンピューター名がtabsvc.yml に追加されたコンピューターのユーザーは、 ブラウザーまたはコマンドラインから(たとえば、curl http://jsmith/admin/systeminfo) からURL http://<server>/admin/systeminfo を入力して、Tableau プロセスステータスを 表示できます。この機能は、自動リモート監視プロセスの一部として使用することもできま す。 検 索 インデックスの再 構 築 何らかの理由で検索インデックスから正しい結果が返されなくなった場合や、結果が欠落してい る場合は、検索インデックスを再構築する必要があります。また、インデックス機能が長時間にわ たって停止した場合も、検索インデックスを再構築する必要があります。 - 131 - 1. 検索インデックスを再構築するには、[管理] タブの[メンテナンス] をクリックします。 2. [検索インデックスの再構築] をクリックして開始します。 保 存 されたデータ接 続 パスワードのクリア 管理者として、[保存済みパスワード] 設定を有効にした場合、サーバーユーザーは複数のアクセ スとブラウザーにわたってデータソースのパスワードを保存できます。Tableau Server のすべての ユーザーのすべてのパスワードをリセットして、ユーザーが次回データベース認証を必要とするビュー にアクセスしたときに、データソースへのサインインを強制できます。また、サーバーユーザーは [ユーザー設定] ページを使用して、個別に保存されているデータ接続パスワードをクリアすることも できます。 すべてのサーバーユーザーの保存されているデータ接続パスワードをクリアにするには - 132 - 1. ページ左側の[管理] セクションで、[メンテナンス] リンクをクリックします。 2. [アクティビティ] の下で、[すべてのユーザーの保存済みデータ接続パスワードをクリアする] を クリックします。 [メンテナンス] ページのログのアーカイブ(スナップショット) コマンドプロンプトを開かずにTableau Server のログファイルのスナップショット(アーカイブ) を作成 したり、Web ブラウザーからダウンロードしたりできます。このzip 形式で圧縮されたスナップショット には、Tableau Server と任意のワーカーサーバー(分散環境がある場合) からの最大 7 日間のロ グファイルデータのコピーが含まれます。スナップショットプロセスでは Tableau Server のログファイ ルや tabadmin で作成されたログアーカイブを変更または削除しません。 注 収集するデータ量や作成しているzip ファイルの名前を指定するには、tabadminを使 用してサーバーログのアーカイブを作成します。詳細については、ログファイルのアーカイブ ページ370を参照してください。 サーバーのログファイルのスナップショットを生成するには、以下の手順を実行します。 - 133 - 1. [管理] タブで、[メンテナンス] をクリックします。 2. [アクティビティ] の下で、[ログファイルのスナップショットを生成およびダウンロードする] をクリッ クしスナップショットオプションを開きます。 3. [スナップショットの作成] をクリックして、Tableau Server ログのスナップショットを作成しま す。[スナップショットの作成] ボタンは、既存のスナップショットがない場合にのみ利用できま す。 tabadmin で作成されたログアーカイブは、このオプションの可用性に影響を及ぼし ません。 4. [スナップショットのダウンロード] をクリックして、ログのスナップショットをWeb ブラウザーの既 - 134 - 定のダウンロード場所にダウンロードします。このオプションは、スナップショットを作成した後 に利用できます。 Google Chrome では、ウィンドウの下にダウンロードが表示されます。 5. 矢印をクリックしてから[開く] をクリックし、スナップショットを解凍するか、[フォルダーを開く] を クリックしてダウンロードされた場所を参照します。 6. (オプション) ログのスナップショットを削除するには、[スナップショットの削除] をクリックします。 このオプションは、スナップショットを作成した後に利用できます。新しいスナップショットを作 成する前に既存のスナップショットを削除する必要があります。 - 135 - たとえば、調査するイベントの前に作成したスナップショットを削除することが考えられます。 メンテナンスの設 定 サーバーの[メンテナンス] ページの[設定] セクションには、次の設定があります。 設定 埋め 込み クレデ ンシャ ル スケ ジュー ル 保存 済み パス ワード ゲスト を有 効に する 説明 パブリッシュされたワークブックにパスワードを付けることで、データソースに接続するWeb ユーザーを自動的に認証することを許可します。パスワードはワークブックに添付され、 サーバーでのみアクセス可能です。つまり、ワークブックをTableau Desktop で開くとき は、そのデータソースに接続するためのユーザー名とパスワードを入力する必要がありま す。この設定をオフにすると、既存の埋め込みパスワードはすべて保存されますが、認 証には使用されません。したがって、この設定を再びオンにしても、ユーザーはパスワード を再度埋め込む必要はありません。 パブリッシャーがワークブックをスケジュールに割り当てることを許可します。このオプション は [埋め込みクレデンシャル] が有効な場合にのみ使用できます。この設定が有効な場 合は、[パブリッシュ] ダイアログボックスにスケジュールのオプションが表示されます。 ユーザーが複数のアクセスとブラウザーにわたってデータソースパスワードを保存できるよ うに許可します。既定では、「ログアウトするまでパスワードを保存する」ように選択で き、1 回のブラウザーセッションの間、パスワードを保存させることができます。[保存済み パスワード] 設定を選択すると、ユーザーは [パスワードを保存する] を選択できます。こ の設定では、複数のアクセスとブラウザーにわたってパスワードが維持され、使用してい るコンピューターにかかわらずユーザーが自動的に認証されます。管理者はいつでも、す べての保存済みパスワードをクリアすることができます。また、ユーザーは自分の保存済 みパスワードをクリアできます。 Tableau Server アカウントにサインインしなくても埋め込みビューを表示して操作できる ように許可します。ゲストユーザーアカウントにパーミッションを割り当てて、各ビューに対 して許可する操作を制御できます。このオプションはコアベースのサーバーライセンスで のみ使用可能です。これは、セットアップ時に選択できる[自動ログインを有効にする] オ プションでは使用できません。 すべてのユーザーについてサーバーの現在の既定のスタートページを表示できます。変 更方法のステップについては、すべてのユーザーの既定のスタートページの設定 次の ページを参照してください。個々のユーザーがこの設定をオーバーライドできます (詳細に ついては、ユーザー設定ページページ76 を参照してください)。 既定 のス タート ペー ジ 既定 サーバーのユーザーインターフェイスで使用する言語やビューに使用するロケールを制御 - 136 - の言 語と ロ ケー ル すべ ての 設定 を既 定の 値に リセッ トする します。ユーザーは自分の[ユーザー設定] ページでこの設定をオーバーライドできます。 なお、言語とロケールの決定に使用される最初の設定は Web ブラウザーの設定です。 詳細については、言語とロケールページ152を参照してください。 セットアップ後に変更されたすべてのサーバー設定が元の状態に戻ります。 すべてのユーザーの既定のスタートページの設定 既定では、Tableau Server は、すべてのユーザーに対する既定のスタートページとして[ビュー] ページをインストールします。管理者として、[ワークブック] ページなど、すべてのユーザーがアクセス 権を持つ別のページにスタートページを変更することができます。個々のユーザーが管理者の設 定をオーバーライドできます (詳細については、ユーザー設定ページページ76を参照してくださ い)。 すべてのユーザーの既定のスタートページを設定するには 1. 既定のページに設定するページに移動します。 2. ページの右上隅にある名前をクリックします。 3. [このページをすべてのユーザーのスタートページに設定] を選択します。 Tableau Server Monitor Tableau Server Monitor は Tableau Server の一部としてインストールされ、Windows のシステム トレイからアクセスできます。 - 137 - このツールを使用して、サーバーの起動と停止、Tableau Server を開く、およびサーバーステータ スの表示を行うことができます。 サーバーを開く このコマンドは Web ブラウザーでTableau Server を起動します。この方法で、Web アプリケーショ ンと関連するメンテナンスツールに簡単にアクセスできます。 サーバーの起動/停止 このコマンドを使用して、サーバーの起動と停止を行うことができます。サーバーを停止すると、す べてのユーザーはサーバーを使用できなくなり、現在進行中のセッションは打ち切られます。サー バーが停止したときに、ワークブックをパブリッシュ中のユーザーがいる場合、その処理は破棄され ます。その結果、ワークブック内の一部のワークシートのみがサーバーにパブリッシュされる場合があ ります。サーバーの停止はユーザーに非常に迷惑をかけるので、事前に必ず予告してください。あ るいは、業務時間外にメンテナンスを計画してください。 サーバーを再起動 このコマンドはサーバーを再起動します。再起動している途中のサーバーは、どのユーザーも使用 できません。この操作を行う前に、必ずユーザーに予告してください。Tableau Server の構成を 変更した場合は、サーバーを再起動する必要があります。 ステータスを表示 このコマンドは画面ヒントに各プロセスのステータスを表示します。詳しいステータスを確認するに は、[メンテナンス] ページを参照してください。 プロダクトキーの管理 このコマンドはプロダクトキーを追加および削除できるプロダクトキーマネージャーを開きます。 終了 このコマンドは Tableau Server Monitor を閉じます。このコマンドでTableau Server は停止しませ ん。このアプリケーションを再び開くには、Windows の[スタート] メニューで[すべてのプログラム] > - 138 - [Tableau Server]8.2 > [Tableau Server Monitor] を選択します。 データソース Tableau Server データソースは再利用可能なデータ接続です。このデータソースには、稼動中 のリレーショナルデータベースに対するパススルー接続のためのデータ抽出または情報を含めること ができます。また、計算、グループ、またはセットなど、カスタマイズのレイヤーも含めることができま す。(キューブデータソースには特定の制限があります。詳細については、多次元 (キューブ) デー タソースページ142を参照してください。) Tableau Serverデータソースは、Tableau Desktopで作成され、その後サーバーにパブリッシュされ ます。Tableau Server データソースの作成、ダウンロード、および編集の方法の詳細について は、Tableau Desktopヘルプを参照してください。 データソースがパブリッシュされると、Tableau Server適切なパーミッションを持っているユーザーは、 そのデータソースを使用してサーバー上でスクラッチからワークブックを作成することができます。詳 細については、ワークブックの作成とビューの構築 ページ163を参照してください。 管理者は、Tableau Serverデータソースで以下のタスクを実行できます。 l l データソースのパーミッションの編集および表示: どのユーザーまたはグループがデータソース にアクセスできるか、データソースを変更できるか、データソースをダウンロードできるかを指 定するにはパーミッションを使用します。詳細については、データソースのパーミッションの設 定を参照してください。 データソース抽出の更新のスケジュール: データソースに抽出が含まれている場合は、こ の抽出を更新スケジュールに割り当てることができます。詳細については、タスクのスケ ジュールを参照してください。 上記のタスクはデータソースをパブリッシュするユーザーがTableau Desktop で実施することもでき ますが、ベストプラクティスとして通常管理者がこれらのタスクをサーバー上で管理することをお勧 めします。管理者はデータソースの削除や、データソースへのタグの追加もできます。 データソースの管 理 ユーザーがTableau Server のデータソースを操作するには、そのデータソースに対する適切な パーミッションを持っている必要があります。プロキシ接続のデータソースの場合は、データベースに 対するユーザー認証がどのように行われるかと、Tableau Server に適切なドライバーがインストー ルされているかどうかを知っておく必要があります。詳細については、次を参照してください。 データソースのパーミッションの設定 ページ188 データベースドライバーページ42 データセキュリティページ216 Tableau Data Server について Tableau のデータサーバーは、Tableau Serverのデータソースを一元的に管理および保存するた めのサーバーコンポーネントです。データソースは再利用可能なデータ接続です。データは、 - 139 - Tableau のデータエンジン(抽出) または稼働中のリレーショナルデータベースに配置できます。リ レーショナルデータベース接続の場合、データソースに保存される情報はパススルー接続に使用 されます。データソースには、Tableau Desktop でフィールドレベルで作成したカスタマイズ(計算、 ディメンションの別名、グループ、セットなど) を含めることもできます。 管理者にとってTableau Server のデータソースを使用することには多くの利点があります。1 つの データソース抽出を多数のワークブックで使用できるので、サーバーのディスク領域や処理時間を 節約できます。抽出の更新は、ワークブックごとではなく抽出ごとにスケジュールでき、Tableau Serverのデータソースを使用しているワークブックがダウンロードされた場合、データ抽出はサー バー上にとどまるのでネットワークトラフィックが減ります。また、接続にデータベースドライバーが必 要な場合、Tableau Serverにドライバーを一度インストールするだけで済みます。すべてのユー ザーのデスクトップに何度もインストールする必要はありません。 データサーバーを使用するには、すべての作成者は Tableau Desktop のデータに接続する必要 があります。それには、抽出を作成するか、または稼働中のリレーショナルデータベースへの接続 を作成し、これをTableau Server にパブリッシュします。一度パブリッシュすると、再利用可能なこ れらのデータソースとサーバーに、ワークブック作成者がデータに即座に接続して作成を開始する のに必要なすべての要素が保存されます。パブリッシュされたデータソースを変更するには、 Tableau Desktop にダウンロードしてから変更および再パブリッシュし、元のデータソースを上書き します。パラメーターに追加する新しいメンバーまたは既定の並べ替え順序に対するすべての変 更は、データソースの一部ではありません(ワークブックの一部です)。 Tableau Server の分散インストールを実行しており、データソースの頻繁な使用が予想される場 合、いくつかの方法でサーバーの配置を最適化できます。詳細については、分散環境 ページ38 を参照してください。 注:パブリッシュされた多次元 (キューブ) データソースを使用するには、データソースを Tableau Desktop にダウンロードする必要があるため、上記のメリットの大半は該当しませ ん。詳細については、多次元 (キューブ) データソースページ142を参照してください。 データソースの使用 ワークブック作成者であれば、新しいワークブックを作成または既存のワークブックを編集するため にTableau Serverデータソースを使用することができます。Tableau Desktop または Tableau ServerWeb 作成環境のデータソースを使用できます。 Tableau Desktop のデータソースの使 用 Tableau Desktop の[データに接続] ページで[Tableau Server] をクリックし、クレデンシャルを指 定します。 - 140 - Tableau Server にサインインすると、利用可能なデータソースのリストが右側に表示されます。 注: キューブデータソースに特有の考慮事項については、多次元 (キューブ) データソース 次のページを参照してください。 データソースを表示するには、そのデータソースをパブリッシュするユーザーが、あなたをユーザーと して[許可] する[接続] パーミッションを設定している必要があります。既定では、すべてのユー ザーにこのパーミッションが設定されています。 使用するデータソースを選択します。データソースは、ワークブックの[データ] ウィンドウにロードさ れます。Tableau Serverデータソースには、データベースアイコンではなくTableau アイコンが表示 されます。 - 141 - Web 作 成 環 境 でのデータソースの使 用 Tableau Server にサインインした後、左側のナビゲーション列で[データソース] を選択します。管 理者であればこれは [コンテンツ] タブに表示されます。 データソースのリストで、使用するデータソースの横にあるチェックボックスを選択して[新しいワー クブック] を選択します。 詳細については、ワークブックの作成とビューの構築 ページ163を参照してください。 Tableau Desktop のデータソースのパブリッシュ方法については、Tableau Desktop ヘルプの「デー タソースのパブリッシュ」 を参照してください。 多 次 元 (キューブ) データソース 多次元 (キューブ) データソースには独特な特性があるため、Tableauでユニークなものとなってい ます。 キューブデータソースはパススルー接続をサポートしていません。つまり、キューブデータソースがパ ブリッシュされる場合、そのデータソースを使用してTableau Server からの接続を作成することは できません。また、Tableau Serverでデータソースを使用してワークブックを作成することもできませ ん。 キューブデータソースをTableau Server にパブリッシュすると、サーバーにデータソースを保存する ことができます。ただし、データソースを使用するには、データソースをTableau Desktop にダウン ロードし、それをローカルで使用する必要があります。パブリッシュされたデータソースをダウンロー ドするには、次が必要です。 l l データソースに対する[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッション。詳細につ いては、パーミッションの操作 ページ184およびデータソースのパーミッションの設定 ページ 188を参照してください。 Tableau Desktop を実行しているコンピューターで正しいドライバーがインストールされ、 ポートが開かれていること。 - 142 - データソースのトラブルシューティング ユーザーがTableau Server のデータソースを操作するには、次の最大 3 つのものが必要です。 l データソースのパーミッション: データソースに接続するすべてのユーザーには、そのデータ ソースの[接続] パーミションと[表示] パーミッションが必要です。これはユーザーが、データ ソースに接続するビューにアクセスする場合も同様です。データソースのパブリッシュと変更 を行うすべてのユーザーには、パブリッシュのライセンス、および[書き込み/名前を付けて保 存] パーミッションと[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッションが必要です。 詳細については、パーミッションの操作 ページ184およびデータソースのパーミッションの設 定 ページ188を参照してください。 多次元 (キューブ) データソースをダウンロードしてTableau Desktop で使用する必要があ るため、[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッションが必要です。Tableau で のキューブの詳細については、多次元 (キューブ) データソース前のページを参照してくださ い。 l l データベースに対する認証機能: Tableau のデータに接続し、誰が何にアクセスするかを管 理するには、いくつかの方法があります。基本的に、データベースに接続するすべてのエン ティティは、認証を行うことができる必要があります。このエンティティは、抽出の更新を行う Tableau Server かもしれません。稼動中のデータベースに接続するデータソースにアクセス するTableau Desktop ユーザーかもしれません。また、稼動中のデータベースに接続する ビューにアクセスするTableau Server ユーザーかもしれません。オプションの詳細について は、データセキュリティページ216を参照してください。 データベースドライバー: Tableau Desktop でデータソースを作成してパブリッシュしたユー ザーが追加のデータベースドライバーをインストールする必要があった場合、そのドライバー のインストールがTableau Server でも必要になることがあります。たとえば、データサーバー プロセスをワーカーサーバー上で実行するTableau Server の分散インストールを行う場 合、必要なデータベースドライバーをワーカーサーバーだけでなくプライマリサーバーにもイ ンストールする必要があります。他のプロセスでもドライバーが必要になります。詳細につい ては、データベースドライバーページ42を参照してください。 データソースのエラー メッセージ ワークブック作成者やその他のユーザーがデータソースやビューを操作する際に発生するエラーが いくつかあります。 この Tableau Server データソースへのアクセスパーミッションが拒否されました: データソースに 接続するには、[接続] パーミッションが必要です。詳細については、パーミッションの操作 ページ 184およびデータソースのパーミッションの設定 ページ188を参照してください。 データソースが見つかりません: ビューを操作しているとき、データソースがTableau Server から削 除されている場合や、[データに接続] ページを更新する必要がある場合に、このエラーが表示さ れることがあります。Tableau Desktop で[データに接続] ページを更新するには、[更新] アイコンを クリックします。 - 143 - この Tableau Server データソースに接続できません: このエラーは、データソースの接続情報が 変更された(たとえば、データベースサーバー名が変更された) 場合に発生することがあります。 データソースのデータ接続情報を参照し、正しく設定されていることを確認してください。 Tableau Server のデータソースをリストできません: このエラーは、ユーザーがTableau Server の データソースにアクセスしようとしたときにTableau Server とTableau Desktop の間に接続上の問 題がある場合に発生することがあります。 キューブデータソースに接続できません: パブリッシュされた多次元 (キューブ) データソースを使用 するには、データソースをダウンロードし、Tableau Desktopでそれを使用する必要があります。 データソースに対する[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッションがあることを確認し ます。Tableau でのキューブの詳細については、多次元 (キューブ) データソースページ142を参 照してください。 データ接 続 Tableau Server にパブリッシュされたすべてのワークブックには 1 つまたは複数の接続が含まれて います。これらの接続は、[データ接続] ページの[管理] タブの下にリストされます。 - 144 - データ接 続 とデータソースの違 い 各接続が1 つのワークブックに関連付けられており、データソースへの接続に必要な属性 (サー バー名やデータベース名など) を記述するという点で、データ接続はデータソースとは異なります。 つまり、同じデータソースに接続するワークブックが3 つある場合、接続ページには 3 つの接続がリ ストされます。 データ接 続 の検 索 [データ接続] ページの[検索] エリアは、データベースサーバー名、ユーザー名、ポート、一般的な 接続タイプ、またデータベースにクレデンシャルが埋め込まれているかどうかによって接続を検索す る際に役立ちます。このエリアを使用して接続を検索するには、1 つまたは複数のエリアに入力 し、[検索] をクリックします。 編 集 可 能 な接 続 稼働中のデータベースの接続、およびTableau Server によって更新される必要がある抽出の接 続情報を編集できます。たとえば、特定のデータベースサーバーのデータベースに接続する多数 のワークブックがあるとします。サーバー名が変更された場合、新しいサーバー名が参照されるよう にすべてのワークブックを一度に更新できます。また、ワークブックが特定のユーザー名とパスワード を使用してデータベースに接続されている場合を考えてみます。異なるクレデンシャルを使用する すべてのワークブックをすばやく更新できます。 データ接続の編集方法の詳細については、次の関連するトピックのリンクを参照してください。 データ接 続 の編 集 [データ接続] ページで、サーバー管理者はパブリッシュされたワークブックの接続情報を管理するこ とができます。ここで、異なるユーザーアカウントを保存するための接続タイプの変更、またはデー タソースを使用した認証タイプの変更が行えます。また、埋め込みパスワードを削除することもで きますが、ユーザーは毎回サインインする必要があります。 たとえば、いくつかのクラウドデータソースの場合、データベースのクレデンシャルの代わりに、事前 構成済み OAuth アクセストークンを使用するために接続したいと仮定します。OAuth 接続に関 する詳細については、クラウドデータのクレデンシャルの保護 ページ274を参照してください。 注 サーバー管理者でなくてもデータソースを編集する権限を持っている場合は、[データ ソース] ページでデータ接続設定にアクセスできます。 - 145 - 1. 編集するデータ接続を持つサイトにサインインし、[データ接続] をクリックし[データ接続] ページを表示します。 2. 接続のリストを閲覧するか、または検索を絞り込むためにリストの一番上で検索フィルター を使用します。 データサーバー名とポート、接続タイプ、そしてデータベースユーザー名で検索をすることが できます。埋め込みパスワードを持つデータソースを除外または含ませることもできます。 "サーバー" および"データベースユーザー名" フィールドに入力した値は、正規表現 として処理されます。 3. 編集する接続のチェックボックスを選択してから、リストの一番上の[編集] リンクをクリックし ます。 - 146 - 4. 1 つまたは複数の接続属性に新しい値を入力します。 Google およびSalesforce.com データソースの接続オプションについては、本トピックの後 半にあるGoogle とSalesforce.com の認証オプション下を参照してください。 データベースまたはデータベースドライバーがIP アドレスを使用した接続をサポートしていな い場合、[サーバー] の値としてデータベース名を入力する必要があります。[変更します か?] 列で選択したすべての属性は、[送信] をクリックすると更新されます。属性のチェック ボックスを選択し"新しい値" フィールドを空白にした場合、その属性も空白に設定されま す。 5. [送信] をクリックします。 6. [データ接続] ページを更新して(F5 キーまたは Ctrl + R を押してください)、変更内容を有 効にします。 Google とSalesforce.com の認証オプション Google BigQuery、Google Analytics、およびSalesforce.com は、保護された認証オプションを 提供します。このオプションを選択すると、接続は OAuth アクセストークンを介して作成されま す。データベースのクレデンシャルは Tableau に保存する必要はありません。この接続を使用して ワークブックを作成または編集したいTableau Desktop ユーザーを含むすべてのユーザーは、この アクセストークンを介して接続します。 OAuth プロセスの概要については、クラウドデータのクレデンシャルの保護 ページ274を参照して ください。 Google 認 証 オプション Google BigQuery または Google Analytics 接続を編集する場合、[データ接続の編集] ダイアロ グボックスから次のいずれかのオプションを選択します。 - 147 - l 指定されたアカウントを介して認証するために[常にアクセスする…] を選択し、その後リス トから既存のアカウントを選択するか、[今アカウントを認証する...] を選択して新しいアカウ ントを追加します。 新しいアカウントを追加する場合、Google サインインページが表示されます。データベース のクレデンシャルを提供すると、Google はデータへのTableau アクセスを確認するようプロン プトを表示します。[同意する] をクリックすると、Google はデータへ接続するために使用す るアクセストークンを返します。 Google データソースの抽出を作成する場合、更新タスクをスケジュールできるようこ の最初のオプションを選択します。 l [ユーザーにメッセージを表示] を選択すると、ユーザーは自分のアクセストークンを介して接 続するか、接続するたびに毎回サインインする必要があります。 Salesforce.com 認 証 オプション Salesforce.com 接続を編集する場合、[データ接続の編集] ダイアログボックスから次のいずれか のオプションを選択します。 l 保護されたOAuth 接続を使用し更新タスクをスケジュールするために、[スケジュールされ た抽出更新の使用を有効にする] を選択します。その後、リストから既存のアカウントを選 択するか、[Salesforce で今アカウントを認証する] をクリックして新しいアカウントを追加し ます。 新しいアカウントを追加する場合、Salesforce.comサインインページが表示されます。デー タベースのクレデンシャルを提供すると、Salesforce.comはデータへのTableau アクセスを確 認するようプロンプトを表示します。 - 148 - Tableau のアクセスを許可すると、Salesforce.comはデータに接続するためのアクセストー クンを作成します。 l l 従来の認証方法を使用するには、[ユーザー名とパスワードを埋め込む] を選択します。 ユーザーが接続するたびにSalesforce.com にサインインするようにするためには、[スケ ジュールされた更新はありません] を選択します。 進行状況の監視 [データ接続の編集] ダイアログボックスでの変更を保存すると、ダイアログは進行状況を表示しま す。ダイアログボックスを閉じると、変更は完了するまでバックグラウンドで継続されます。Tableau Server可能な限り多くの変更が行われます。エラーはスキップされますが、他の変更が行われな いということではありません。たとえば、サーバー名を変更し複数の接続にパスワードを追加しよう とした場合、サーバー名は変更され、ワークブックのパスワードは変更されます。しかしながら、 データソースにパスワードを追加できないため、データソースのパスワードは変更されません。 これらのタスクの進捗の確認に関する詳細については、バックグラウンドタスクページ157を参照 してください。 サーバーのカスタマイズ Tableau Server の外観をカスタマイズして、自分の会社やグループ向けにパーソナライズできま す。たとえば、画面ヒントやメッセージに表示される名前を変更したり、ほとんどのサーバーページ に表示されるロゴを変更したりできます。 - 149 - ユーザーとサーバーとの対話方法もカスタマイズできます。たとえば、ワークブックのパブリッシャーが データソースのクレデンシャルを埋め込んで、稼働中のデータソースに接続されているパブリッシュ 済みのビューをクリックしたときに、そのビューにすぐにアクセスでき、データベースのクレデンシャルを 最初に入力する必要がないようにすることができます。 サーバーのユーザーインターフェイスで使用する言語やビューに使用するロケールを制御すること もできます。 Tableau Server のカスタマイズの詳細については、次のトピックを参照してください。 名 前 またはロゴの変 更 Tableau Server の外観を次のような点でカスタマイズできます。 名前の変更 ツールヒントやメッセージに表示される名前をカスタマイズして、Tableau Server の外観をカスタマ イズできます。たとえば、名前を"MyCo" に変更した場合、サーバーのサインインページに 「MyCo ユーザー名とパスワードを入力してログオンしてください」とテキストが表示されます。そし て、ホームナビゲーションアイコンのツールヒントには、[Tableau Server ホーム] ではなく[MyCo ホーム] と表示されます。 すべてのサーバーページの下部に表示される著作権情報には、引き続きTableau がリストされま す (たとえば、©2013, Tableau Software, Incorporated and its licensors. All rights reserved.) 認証にActive Directory を使用している場合、サインインページで会社名をカスタマイズすること はできません。 ツールヒントやメッセージに表示される名前を変更するには、次の手順を行います。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 2. 次のように入力して名前を変更します。 tabadmin customize name "new_name" 上記の行で、"new_name"をサーバー名として表示するテキストに置き換えます。例: tabadmin customize name "Company Server" 3. 次のように入力してサーバーを再起動し、変更内容を有効にします。 tabadmin restart ロゴの変更 Tableau Server のログオンページや主なサーバーページ([プロジェクト] ページ、[ワークブック] ペー ジ、[メンテナンス] ページなど) の左側の列に表示される大きなロゴをカスタマイズして、Tableau - 150 - Server の外観や操作性をカスタマイズできます。サポートされている大きなロゴサイズは最大 160 x 160 ピクセルで、tabadmin customize logo コマンドを実行して実装します。すべての ワークブックおよびビューの左上に表示される小さなロゴもカスタマイズできます。サポートされてい る小さなロゴサイズは最大 32 x 32 ピクセルで、tabadmin customize smalllogo コマンド を実行して実装します。 イメージが160 x 160 ピクセル(大きなロゴ) または 32 x 32 ピクセル(小さなロゴ) より大きい場合 は、クリップされたように表示されます。通常、使用できるイメージファイルは GIF、JPEG、または PNG 形式です。サーバーのWeb ブラウザータブ、およびURL アドレスの左側に表示される Tableau ロゴは変更できません。 - 151 - ロゴを変更するには、次の手順を行います。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 2. ロゴを変更するには、"大きいサイズ"のロゴ(最大 160 x 160 px、最小 32 x 32 px) に変更 します。 tabadmin customize logo "C:\My Pictures\logo.png" ロゴが32 x 32 ピクセル以下の場合、次のコマンドを使用します。 tabadmin customize smalllogo "C:\My Pictures\logo.png" 3. 次のように入力してサーバーを再起動し、変更内容を有効にします。 tabadmin restart 既定の名前またはロゴの復元 次の手順に従って、Tableau Server の既定の外観を復元できます。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 2. 次のように入力してロゴを変更します。 tabadmin customize <parameter> -d 上記のコマンドラインで、<parameter> を、復元するname または logo に置き換えま す。 3. 次のように入力してサーバーを再起動し、変更内容を有効にします。 tabadmin restart 言 語 とロケール Tableau Server は複数の言語にローカライズされています。言語とロケールはユーザーごとに設 定 (ユーザー設定ページページ76を参照) することも、システム全体に対して設定 (メンテナンス の設定 ページ136を参照) することもできます。[言語] 設定は、メニューやメッセージなどのユー ザーインターフェイス(UI) 項目を制御します。[ロケール] 設定は、数値の表記形式や通貨など のビュー内の項目を制御します。 既定の設定 Tableau Server はセットアップ時に既定の言語設定を取得します。ホストコンピューターに設定さ れている言語がTableau Server でサポートされている場合、その言語でインストールされます。サ ポートされていない言語の場合、Tableau Server の英語版がインストールされます。 言語とロケールの決定のしくみ - 152 - ユーザーがビューをクリックしたときに表示される言語とロケールに影響を与えるもう1 つの要素は ユーザーのWeb ブラウザーです。サーバーユーザーが[ユーザーアカウント] ページで[言語] 設定 を指定しておらず、Web ブラウザーがTableau Server でサポートされている言語に設定されてい る場合、その言語が使用されます。これは Tableau Server 自体が別の言語に設定されている 場合も同様です。 たとえば、Tableau Server システム全体のすべてのユーザーに対して[言語] が英語に設定され ているとします。サーバーユーザーのClaude は Tableau Server の自分の[ユーザーアカウント] ページで言語を設定していません。Claude のブラウザーではドイツ語 (ドイツ) が言語/ロケールと して使用されています。 Claude がTableau Server にサインインすると、サーバーのUI はドイツ語で表示され、ビューA を クリックすると、数値や通貨にはドイツがロケールとして使用されます。Claude が自分のユーザー アカウントの[言語] と[ロケール] をフランス語 (フランス) に設定している場合、UI とビューはフラン ス語で表示されます。ユーザーアカウントの設定は Web ブラウザーの設定よりも優先され、両者 は Tableau Server のシステム全体の設定よりも優先されます。 注意が必要なもう1 つの設定は Tableau Desktop の[ロケール] ([ファイル] > [ワークブックロケー ル]) 設定です。この設定によって、ビューに表示されるデータのロケール(通貨や数値の表記形 式) が決まります。既定では、Tableau Desktop の[ロケール] は [自動] に設定されています。た だし、作成者は特定のロケールを選択することによって、その設定をオーバーライドできます。上 記の例では、ビューA の作成者が[ロケール] を[ギリシャ語 (ギリシャ)] に設定した場合、ビューA のデータはギリシャ語 (ギリシャ) ロケールを使用して表示されます。 次にTableau が言語とロケールを決定するために使用する設定を優先度の高い順に示します。 1. ワークブックロケール(Tableau Desktop で設定) 2. Tableau Server の[ユーザーアカウント] の言語/ロケール設定 3. Web ブラウザーの言語/ロケール 4. Tableau Server の[メンテナンス] ページの言語/ロケール設定 5. ホストコンピューターの言語/ロケール設定 管 理 ビュー Tableau Server には、管理者がTableau Server でのアクティビティを監視するためのビューがいく つか用意されています。管理ビューは、[メンテナンス] ページの[分析] 表にあります。 詳細については、次を参照してください。 - 153 - サーバー アクティビティ [サーバーアクティビティ] 管理ビューには、過去 30 日間のTableau Serverのアクティビティのスナッ プショットが表示されます。 [一定の期間におけるビューの総数] で、ライン内の任意のポイントにマウスカーソルを合わせる と、他の情報と共に、その日に開かれたビューの数を示すツールヒントが表示されます。 線上の点をクリックすると下の棒グラフが更新され、その日に参照されたワークブックと最も多く参 照した人物が表示されます。 [一定の期間におけるビューの総数] でマークを選択すると、[24時間の全表示パターン] がフィル ターされ、特定の日の表示パターンが表示されます。[一定の期間におけるビューの総数] でマー - 154 - クを選択しないと、[24 時間の全表示パターン] によって[一定の期間におけるビューの総数] の データが合計され、24 時間の期間で表示されるため、1 日の典型的なパターンがわかります。 ユーザー アクティビティ [ユーザーアクティビティ] ビューは、Tableau Serverインストールがどれくらい頻繁に使用されている かや、追加のライセンスを購入する必要があるかどうかを判断する際に役立ちます。特に、この ビューには、誰がTableau Serverへサインインしているか、サインインした場所、いつ最後にサー バーを操作したかが表示されます。 ユーザーが複数のブラウザーからサインインしている場合も表示されます。例は次のとおりです。 ユーザがInternet Explorer から1 回サインインしMozilla Firefox から1 回サインインした場合、そ のユーザー名は 2 回表示されます。しかし、ユーザーがMozilla Firefox から2 回サインインした場 合は、そのユーザー名は 1 回のみ表示されます。 [現在アクティブ] は、直前の5 分間にユーザーがサーバーを操作したことを意味します。[最近ア クティブ] は、直前の5 ~ 15 分間にユーザーがアクティブであったことを示し、[アイドル] は、直前 - 155 - の15 分間にユーザーからのアクティビティがなかったことを意味します。既定では、4 時間アクティ ブでないとユーザーは Tableau Serverからサインオフされます。tabadmin tabadmin set オプション ページ351 オプションを使用すると、この設定を変更できます。 [ユーザー アクティビティの詳細] ビューで、丸い印はサインインまたはビューのフィルターなどのアク ションを表します。バーは、アクティビティがあった合計時間を示しています。詳細を確認するに は、エリアをポイントすると、ツールヒントが表示されます。 パフォーマンス履 歴 [パフォーマンス履歴の表示] を使用すると、サーバーのパフォーマンスに最も大きな影響を与えて いるビューを確認できます。 ビューに関連付けられている要求には、初期ロード要求 (オレンジ色) と計算要求 (青色) という2 つの異なる要求があります。計算要求 (青色) では、Tableau Serverによってユーザーの表示内 容の再計算が行われます。これにはリロード要求と、ビュー内のアイテムの選択およびフィルターが 含まれます。外れ値マークは、サーバーのパフォーマンスに最も大きな影響を与えている要求を表 します。 - 156 - バックグラウンドタスク [バックグラウンドタスク] ビューには、サーバーで実行されるタスクが表示されます。最も一般的な タスクは、ユーザーアクションに関連付けられているタスクです。これらのタスクは、[タスクのタイプ] で既定により選択されています。 タスクには、成功、エラー、進行中、保留中といったステータスがあります。 アイコン 説明 エラー- サーバーでタスクを完了できませんでした。 成功 - サーバーでタスクが完了しました。 進行中 - サーバーでタスクを現在処理しています。 - 157 - アイコン 説明 保留中 - タスクはサーバーでまだ開始されていません。 アイコンをポイントすると、タスクの詳細が表示されます。 Tableau Server複数のバックグラウンドプロセスを並列実行できます。[バックグラウンドタスク] ビューの[バックグラウンドID] にあるIP アドレスは、バックグラウンドプロセスを実行することが割り 当てられているマシンを示しています。 複数のバックグラウンドプロセスが実行されているマルチコアマシンは、最初のプロセスに<IP address>:0、2 番目のプロセスに<IP address>:1 が付けられて順番にリストされます。 スペース使 用 率 [スペース使用率] ビューを使用すると、サーバーで最もディスク領域を使用しているワークブックや データソースを特定できます。ディスクのスペース使用率は、ユーザー、プロジェクト、およびワーク ブックやデータソースのサイズごとに表示され、最も近い整数に丸められます。 - 158 - サイズバー上にカーソルを移動すると、詳しい使用率が表示されます。 また、ツールヒントのリンクにドリルダウンすることもできます。たとえば、そのユーザーの詳細情報に 移動したり、ワークブックを参照したりできます。 カスタマイズされたビュー ビューを操作するユーザーは [変更を保存する] オプションを使用して、カスタマイズされたビューを 保存できます。パブリッシャーは、カスタマイズされたビューの共有を有効または無効にすることがで きます。 - 159 - [カスタマイズされたビュー] 管理ビューには、[変更を保存する] を使用してカスタマイズされたサー バー上のビューがすべてリストされます。これはビューの使用頻度や重要度を示すインジケーターと しても使用できます。 カスタム管 理 ビューの作 成 Tableau Server の[メンテナンス] ページで使用できる組み込みの管理ビューに加えて、Tableau Desktop を使用すると、サーバーアクティビティに関する独自の分析をクエリおよびビルドできま す。Tableau Server リポジトリには、接続やクエリを実行できるデータベースビュー設定がいくつか 含まれています。tabadmin オプションのauditing.enabled は、Tableau Server がリポジトリ内の ユーザーアクティビティ履歴やその他の情報を収集するかどうかを制御します。既定では有効に なっています。tabadmin オプションのwgserver.audit_history_expiration_days は、何日分のイベ ント履歴をリポジトリに保管するかを制御します。既定では、183 日に設定されています。履歴イ ベントの収集は Tableau Server のバックアップファイル(.tsbak) のサイズに影響を与えることに注 意してください。 これらのビューにアクセスするには、まずコマンドラインツールを使用してTableau Server データ ベースへの外部アクセスを有効にする必要があります。次に、Tableau Server データベースに接 続してクエリを行います。 Tableau Server データベースへの外 部 アクセスの有 効 化 Tableau Server リポジトリには、Tableau Server のアクティビティに関する独自の分析を行う一環 として、接続やクエリを実行できるデータベースビュー設定がいくつか含まれています。これらの ビューにアクセスするには、まず tabadmin コマンドラインユーティリティを使用してデータベースへの 外部アクセスを有効にする必要があります。 - 160 - 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 2. 次のコマンドを使用して、指定したパスワードでユーザー"tableau" によるデータベースへの 外部アクセスを有効にします。 tabadmin dbpass [password] [password] オプションは、自分のパスワードに置き換えます。例は次のとおりです。 tabadmin dbpass P@ssw0rD! 3. Tableau Server を再起動します。 データベースへの外部アクセスを有効にすると、Tableau では、正しいパスワードが入力されている かぎり任意のIP アドレスからデータベースにアクセスできます。Tableau Server データベースへの 接続 下 の手順に従って接続してください。 後で外部アクセスを無効にするには、tabadmin dbpass --disable を実行し、サーバーを 再起動します。 Tableau Server データベースへの接 続 Tableau Server データベースへの外部アクセスを有効にしたら、次の手順に従ってデータベースに 接続してクエリを実行します。 1. Tableau Desktop で[データ] > [データに接続] を選択し、接続先のデータベースとして [PostgreSQL] を選択します。PostgreSQL データベースドライバーのインストールが必要 になる場合があります。ドライバーは www.tableausoftware.com/driversからダウンロードで きます。 2. [PostgreSQL 接続] ダイアログボックスに、Tableau Server の名前または URL を入力しま す。分散型サーバーのインストールで、ワーカーがリポジトリをホストしている場合は、代わり にそのワーカーの名前を入力します。 pgsql.port で設定したポート(既定では 8060) を使用して接続してください。ポートの詳細 については、TCP/IP ポートページ306を参照してください。 3. 接続先のデータベースとして「workgroup」と入力します。 4. 次のユーザー名とパスワードを使用して接続します。 ユーザー名: tableau パスワード: Tableau Server データベースへのアクセスを有効にしたときに指定したパスワー ドです。 5. [接続] をクリックします。 6. 接続する1 つまたは複数の表を選択します。"tableau" ユーザーは、_ (アンダーライン) と hist_ で始まるすべての表へアクセスすることができます。たとえば、"_background_tasks" や "_datasources" などに接続できます。"historical_" で始まる表は "hist_" の表を指し ます。"hist_" の表には、ユーザー アクティビティページ155 ビューに現在表示されていない - 161 - サーバーユーザーに関する情報が含まれます。 7. [OK] をクリックします。 ビューの編 集 と作 成 Web 作成環境の適切なパーミッションを持つユーザーは、既存のワークブックを編集したり、新し いワークブックを作成したりすることができます。 Tableau Server にサインインすると、[ビュー] セクションが既定で表示されます。アクセスするビュー は、次のどちらかのプロセスの結果としてここに表示されます。 l Tableau Desktop ユーザーがTableau Server に対するビューを含むワークブックをパブリッ シュする。 - 162 - l ユーザーがビューを作成し、Tableau ServerのWeb 編集環境にワークブックを直接保存す る。 ワークブックの作 成 とビューの構 築 既存のワークブックで新しいシートを作成したり、新しいワークブックを作成したりして、新しい ビューを構築することができます。このトピックでは、新しいワークブックにビューを構築する方法を 示します。 次の手順では、Tableau Desktop に付属しており、Tableau Serverにパブリッシュされる "Superstore (スーパーストア)" サンプルデータソースを使用して、カテゴリーや地域別の売上に 関する情報を組み込むビューを構築します。"Superstore (スーパーストア)" サンプルデータソース にアクセスする場合、手順内のステップを実行できます。 1. [コンテンツ] タブで、[データソース] を選択します。 2. [データソース] リストで、視覚化するデータソースの横にあるチェックボックスをオンにして [新しいワークブック] を選択します。 新しい空白のビューがTableau Server 作成環境で開きます。 - 163 - 注: データソースがキューブ型のデータベース用である場合、新しいワークブックオプ ションは利用できません。詳細については、多次元 (キューブ) データソースページ 142を参照してください。 3. [メジャー] ペインから、"Sales (売上高)" を[列] シェルフにドラッグします。 4. [ディメンション] ペインから"Product (製品)" を展開してサブカテゴリーを表示してから、 "Category (カテゴリー)" を[行] シェルフにドラッグします。 - 164 - Tableau には現在、データを視覚化 (ビュー) に変換する(この場合は水平棒グラフ) のに 十分な情報があります。 5. [ディメンション] ペインから、[行] シェルフに"Region (地域)" をドラッグします。 現在、ビューにはデータの別のレイヤーが含まれており、カテゴリーは地域別に分類されて います。 ここで、1 つの地域におけるカテゴリ別の売り上げを表示して比較するとします。フィルターを 使用することでこれを実現できます。 6. [ディメンション] ペインから、[フィルター] シェルフに"Region (地域)" をドラッグします。 - 165 - [フィルター] シェルフをポイントすると、フィールドの左側にある小さな三角形がシェルフに "Region (地域)" をドロップできることを示します。 フィルターコントロールがページの右端に表示されます。 7. 分析する1 つの地域以外のすべてのチェックボックスをオフにしてから、もう一度すべてオン にします。 8. 色を使用して、視覚化を向上させることができます。"Region (地域)" を[マーク] カードの [色] プロパティにドラッグします。 - 166 - 地域全体で異なる製品カテゴリーの売上高を比較できる便利なビューが表示されます。 ヒント: バーのさまざまなカラーパレットの選択やサイズ変更については、[マーク] カードページ177 を参照してください。 9. 製品ごとの地域別売上高に注目する代わりに、地域の製品全体の売上高をもっと簡単 に分析したいとします。[行] シェルフで、"Region (地域)" を"Category (カテゴリー)" の左 側にドラッグします。 ビューが更新され、地域別にすべての製品の売上高が表示されます。 - 167 - 10. 以前のバージョンのビューを表示する場合は、ツールバーの[元に戻す] をクリックします。 11. 2 番目のワークシートを作成する場合は、ビューの下部にある[新しいワークシート] タブを 選択します。 ワークシートタブを選択して[ワークシート名の変更] を選択し、よりわかりやすい名前を付 けます。 12. ワークブックを保存するために[保存] をクリックします。[ワークブックを保存する] ダイアログ ボックスで、次の手順を完了します。 - 168 - l l l l ワークブック名を指定して、[プロジェクト] を[既定] に設定したままにします。 複数のシートを作成していて、タブをビューの下部に表示する場合は、[シートをタブ として表示] を選択します。 データベースにアカウントがないユーザーがビューを表示できるようにする場合は、 [データソースのパスワードを埋め込む] を選択します。 完了したら、[保存] をクリックします。 ビューの編 集 [ビュー] セクションでは、次の2 つの方法のどちらかで編集のためにビューを開くことができます。 l サムネイルビューをポイントすると表示されるツールヒントの[編集] をクリックします。 l ビューを選択して表示してから、ビューの上部にある[編集] をクリックします。 ワークブックのパブリッシャーがデータベースのクレデンシャルを埋め込まなかった場合、それを 入力するように求めるプロンプトが表示されます。 変更の保存または破棄 ビューを編集している間、ビューエリアの上にあるリンクを使用して、いつでも変更を保存または破 棄できます。 - 169 - 作業を保存すると、1 つのビューから作成環境に入った場合でも、編集したまたは編集していな いその他のビューを含むワークブック全体が保存されます。 l [保存] を選択すると、元のワークブックが上書きされます。 l [名前を付けて保存] を選択すると、同じプロジェクトに新しいワークブックが作成されます。 ビューの元のバージョンと編集したバージョンの両方を維持する場合は、[名前を付けて保 存] を使用して新しいワークブックを作成します。 [シートをタブとして表示] を選択する場合、ワークブックパーミッションはタブなしでワークブッ クがもう一度保存されるまで、ワークブック内で個々のビューのパーミッションをオーバーライド します。 l l [元に戻す] を選択すると、編集内容を破棄して最後に保存したワークブックのバージョン に戻ります。 [完了] を選択すると、作成環境を終了します。 保存していない変更がある場合は、保存するように求めるプロンプトが表示されます。変 更を保存しないと、現在のサーバーセッションにサインインしたままの状態でビューの作成 モードに戻った場合、保存していない変更内容がまだ存在しています。 ワークブックを保存できる方法は、管理者が与えるパーミッションによって異なります。詳細につい ては、例: 編集パーミッションと保存パーミッションの付与 ページ206を参照してください。 Tableau Server 作 成 環 境 Web 作成環境は Tableau Desktop に似ています。データウィンドウが左側に表示され、ワーク ブックに含まれるデータソースの名前と、アクティブなデータソースに含まれるフィールド、パラメー ター、セットを表示します。 - 170 - 同様に、主なエリアで[ツールバー] が上部に、[マーク] カード、[ページ]、および[フィルター] シェル フはビューの左側に、[行] と[列] のシェルフはビューの上に表示されます。ワークブックに含まれる 任意のシートタブはビューの下部に表示されます。 - 171 - 編集のためにビューを開く際、同じワークブック内の他のビューは編集できますが、ダッシュボードや ストーリーは編集できません。[新しいシート] タブを選択して、新しいビューの作成を開始すること もできます。 ツールバー ビューを編集する際、ビューの上部にあるツールバーを使用して共通のアクションを実行できま す。 元 に戻 す/やり直 す アクションまたは一連のアクションを元に戻したり、やり直したりします。次のツールバーボタンを選 択して、ビューにおけるほとんどすべてのタイプの変更を元に戻したりやり直したりすることができま す。 更 新 の一 時 停 止 シェルフにフィールドを配置すると、Tableau はデータソースに対してクエリを実行してビューを生成 します。ビューの編集中に更新が遅い場合、編集中に更新を一時停止して、再度オンにするこ とができます。 - 172 - スワップ This moves the fields on the Rows shelf to the Columns shelf and vice-versa. ほとんどは x 軸と y 軸に基づくタイプのビューで使用されます。 合計 ビュー内のデータの総計と小計を自動的に計算することができます。[合計] を選択して4 つのオ プションを表示します。 l l l l 列の総計を表示では、ビューのすべての列の合計を表示する行を追加します。 行の総計を表示では、ビューのすべての行の合計を表示する列を追加します。 すべての小計を追加では、列または行に複数のディメンションがある場合、ビューに小計 行と小計列を挿入します。 すべての小計を削除では、小計行または小計列を削除します。 ラベルの表 示 /非 表 示 ビューのマークラベルを表示したり非表示にしたりするために選択します。 ビューのサイズ ブラウザーウィンドウ内のビューの縦横比を変更するには、[ビューのサイズ] の下にあるオプションを 使用します。視覚化のタイプによって、[セルのサイズ] コマンドの結果が異なります。 ワークシート ワークシートレベルで変更を実行するためのオプションがあります。ワークシートの作成、シート名 の変更、シートの書式設定のクリア、またはシート全体のクリアを実行します。 エクスポート [エクスポート] の下にあるオプションを使用して、他のアプリケーションで使用するためにビューの部 分を取得します。 l l l l イメージ: 新しいブラウザータブにビュー、ダッシュボード、またはストーリーをイメージとして表 示します。 データ: ビューからのデータを2 つのタブがある新しいブラウザーウィンドウに表示します。[サ マリー] は、ビューに表示されたフィールドの集計データを表示し、[参照元] は視覚化で選 択されたマークの参照元データを表示します。新しいウィンドウが開かない場合は、ブラウ ザーのポップアップブロッカーを無効にする必要があります。 クロス集計: 視覚化で選択されたマークの参照元データを、後でMicrosoft Excel で開くこ とのできるCSV (コンマ区切り値) ファイルに保存します。 PDF: 現在のビューをPDF として新しいブラウザーウィンドウで開きます。ここから、ファイル に保存することができます。新しいウィンドウが開かない場合は、ブラウザーのポップアップブ ロッカーを無効にする必要があります。 表示形式 Tableau で使用可能な視覚化タイプの範囲を示すコントロールを開きます。[表示形式] リストが 表示されると、現在のビュー内で使用されているデータは選択できる視覚化タイプを決定します。 利用できるタイプのうち、データに最適と判断されるアウトラインの周辺に、異なる色のアウトライ ンを描画します。 また、視覚化タイプをポイントして、その視覚化タイプを使用するために必要なフィールドのタイプ を表示することもできます。 - 173 - データウィンドウ データウィンドウの一番上には、ワークブックで利用できるデータソースのリストが表示されます。 既存のワークブックを編集する場合は、複数のデータソースがある可能性があります。データソー スを選択して、そのデータソースに対するディメンションおよびメジャーを表示します。新しいワーク ブックを作成している場合は、ワークブックを作成しているデータソースのみが表示されます。 すべてのデータソースにはフィールドが含まれています。これらのフィールドは、データウィンドウの データソースのリストの下に表示されます。ディメンションおよびメジャーは常に表示されます。他の フィールドのタイプは、データソースに存在する場合に表示されます。 l l l l ディメンションは、不連続の定性的データが含まれているフィールドです。ディメンションの例 には、日付、顧客名、顧客区分などがあります。 メジャーは、集計可能な数値データが含まれているフィールドです。メジャーの例には、売 上高、収益、従業員数、温度、頻度、圧力などがあります。 セットは、いくつかの条件に基づいてデータのサブセットを定義するカスタムフィールドです。 セットは計算された条件または値の定数リストに基づきます。この条件はデータが変更され ると更新されます。セットは編集するワークブックに存在する可能性がありますが、セットを 作成することはできません。 パラメーターは、計算、フィルター、およびリファレンスラインで定数値を置換できる動的な 値です。パラメーターは編集するワークブックに存在する可能性がありますが、パラメーター を作成することはできません。 視覚化を構築するには、データウィンドウから[行] シェルフと[列] シェルフ、[マーク] カード、または 他の使用可能なシェルフにフィールドをドラッグします。デモについては、ワークブックの作成とビュー の構築 ページ163を参照してください。 行と列のシェルフ フィールドを[列] シェルフにドラッグして表の列を作成、または [行] シェルフにドラッグして表の行を 作成します。複数のフィールドをいずれかのシェルフにドラッグできます。 [列] または [行] シェルフでは、不連続値 (通常はディメンション) は青色表示され、連続値 (通常 はメジャー) は緑色表示されます。 [列] シェルフまたは [行] シェルフに配置したフィールドの右端にはドロップダウンメニューがあり、ディ メンションまたはメジャーを設定できます。 - 174 - 使用可能なオプションは、フィールドのタイプによって異なります。オプションの完全なリストを次に 示します。 l [ツールヒントに含める] 既定では、[列] シェルフまたは [行] シェルフのフィールドはすべて、ビューのマークにマウスを 移動すると表示されるツールヒントに含まれます。このオプションのオフにして、ツールヒント からフィールドを削除します。 l [フィルターの表示] このオプションを選択して、このフィールドのフィルターをビューに追加します。このディメンショ ンまたはメジャーに対し、どのデータを含めてどのデータを除外するかを指定できます。 l [不連続/連続] これらのオプションを使用して、値の連続範囲を不連続値のセットに、または不連続セット を連続範囲に変換します。 l [ディメンション/属性/メジャー] このオプションの範囲を使用して、ディメンションをメジャーに、またはメジャーをディメンション に変換します。 このオプションを属性として定義することもできます。この属性はグループ内のすべての行が 同じ値を持つ場合にのみ、指定された式の値を返します。それ以外の場合はアスタリスク (*) 文字を表示します。NULL 値は無視されます。 l [簡易表計算] 値に対するマークの意味を再定義するオプションのセットを提供します。 l 削除 [列] シェルフまたは [行] シェルフから値を削除します。 - 175 - 日 付 ディメンションのオプション 日付ディメンションに対しては、オプションの追加セットが使用できます。 上部グループのいずれかのオプションを選択し、データの詳細を不連続値として定義します。たと えば、[月] を選択すると、ビューでは年全体にわたるデータの各名前付き月のデータが結合され ます。 データには 12 個のマークが、各月に1 つずつあります。たとえば、11 月のマークは、2008 年 11 月と2009 年 11 月からデータを結合します。 - 176 - 低グループからいずれかのオプションを選択し、データの詳細を連続値として定義します。たとえ ば、[月] を選択すると、使用可能な月の範囲で、データを連続して表示します。 この場合、データには 48 個のマークがあります。2008 年 11 月からの各月に1 つずつです。 [マーク] カード フィールドをビューにドラッグすると、データはマークを使用して表示されます。各マークは、ビュー内 のすべてのディメンションの交差点を示します。たとえば、"Region (地域)" ディメンションと"Year (年)" ディメンションがあるビューでは、それらの2 つのフィールドのすべての組み合わせについて1 つ のマーク("East 2011"、"East 2012"、"West 2011"、"West 2012" など) があります。 マークは、線、形状、棒、マップなど、さまざまな方法で表示できます。色、サイズ、形状、ラベル などのマークプロパティを使用すると、データに関する追加情報を表示できます。このような種類 のマークおよびマークプロパティは、[マーク] カードで制御されます。[マーク] カードにフィールドをド ラッグすると、詳細なデータが表示されます。たとえば、上と同じビューが下に示されていますが、 今回は "Profit (収益)" が[色] に配置されています。この追加情報によって、2010 年に "Southern (南部)" 地域では利益が上がらなかったことがわかります。 - 177 - [マーク] カードを使用すると、ビュー内のマークを制御できます。ドロップダウンメニューを使用し て、表示するマークの種類を指定します。[マーク] カードにフィールドをドラッグし、ドロップダウンコ ントロールを使用して詳細な情報をビューに追加したり、ビュー内のマークの色、形状、サイズ、ラ ベル、数を制御したりします。 マークタイプ マークタイプは [マーク] カードのドロップダウンメニューから選択できます。 マークプロパティ ビューでマークの色、サイズ、形状、および他のプロパティを制御できます。フィールドを[マーク] カードのプロパティにドラッグして、データを使ってマークをエンコードします。 - 178 - 使用できるプロパティはマークタイプによって異なります。たとえば、[形状] プロパティは [形状] マー クタイプでのみ、[角度] プロパティは [円グラフ] マークタイプでのみ使用できます。 プロパティは次のとおりです。 プロパティ 色 説明 フィールドの値に基づいてデータビュー内のマークにさまざまな色を割り 当てることによって、データをエンコードします。 定量的 カラーパレットは "Profit (収益)" メジャーなどの連続フィールドに 適用されます。 カテゴリー パレットは、地理的地域を示すフィールドなど の不連続フィールドに適用されます。 色を選択した後、パレットコントロールとスライダーを使用してカラーパ レットや透明度を変更します。 サイズ ディメンション内のメンバーに従ってマークが分類され、各メンバーに固 有のサイズが割り当てられます。サイズには固有の順序 (小さなものか ら大きなものへ) があるので、年度や四半期など、順序があるデータに はカテゴリー別のサイズが最適です。 - 179 - ビュー内のマーク全体のサイズを変更するには、[サイズ] を選択してスラ イダーをドラッグします。 ラベル/テキスト マークにテキストラベルを割り当てることによって、データをエンコードしま す。テキストテーブルで作業している場合、このプロパティはテキストと 呼ばれ、データビューに関連付けられた数字を示します。 マークのラベルを表示または非表示にするには、[ラベル] を選択してか らチェックボックスをオンまたはオフにします。 詳細 ツールヒント パス [行] シェルフまたは [列] シェルフにディメンションを配置すると、カテゴリー メンバーによって表のヘッダーが作成されます。ヘッダーによってデータ ソースの行が特定のカテゴリーに分割されるので、ヘッダーは詳細レベル を表します。メンバー名で各カテゴリーを識別することができます。 また、[詳細] のプロパティを使用すると、ディメンションのメンバー(詳細 レベル) に応じて、データビュー内でマークを分割できます。ただし、[行] および[列] シェルフとは異なり、このプロパティでは表の構造は変更され ません。 各マークのツールヒントにフィールド名と値を追加します。 特定の描画順序を使用してマークを接続することでデータをエンコード できます。ディメンションまたはメジャーを使用してデータをパスエンコード できます。[パス] にディメンションを配置すると、ディメンション内のメン バーに従ってマークが連結されます。ディメンションが日付の場合、描画 順序は日付順になります。ディメンションに顧客名や製品タイプなどの 単語が含まれている場合、描画順序はデータソース内のメンバーの順 序になります。[パス] にメジャーを配置すると、メジャーの値に従ってマー クが連結されます。 [パス] プロパティは、[マーク] メニューから線または多角形のマークタイプ を選択した場合にのみ利用できます。 - 180 - 形状 ディメンション内のメンバーに従ってマークが分類され、各メンバーに固 有の形状が割り当てられます。 [フィルター] シェルフ [フィルター] シェルフを使用して、ディメンションまたはメジャーに対し、どのデータを含めてどのデータ を除外するかを指定します。たとえば、各顧客区分の収益を分析する際に、特定の出荷コンテ ナーと配達時刻のみを考慮したいとします。"Container (コンテナー)" ディメンションを[フィルター] シェルフに置くことにより、どのコンテナーを含めるかを指定できます。同様に、"Delivery Date (配 達日)" フィールドを[フィルター] シェルフに置くことにより、含める配達時刻を定義できます。 ディメンションまたはメジャーを[フィルター] シェルフにドラッグすると、Tableau は、表示する値を選 択するためのフィルターコントロールを自動的にビューに挿入します。例は次のとおりです。 フィルターコントロールは、ディメンションに対して上記のように不連続値を表示します。コントロー ルは、メジャーに対して連続する範囲を表示します。 フィルターコントロールのタイトルの右側をポイントし、表示するコントロールの値を指定します。 - 181 - [ページ] シェルフ ディメンションまたはメジャーを[ページ] シェルフにドラッグし、ビューを一連のページに分割して、特 定のフィールドがビュー内の他のデータにどのような影響を与えているかをより詳しく分析できま す。[ページ] シェルフにディメンションをドラッグすると、ディメンションの各メンバーに新しい行を追加 するのと同じことになります。[ページ] シェルフにメジャーをドラッグすると、個別のページに分割でき る不連続のメジャーに自動的に変換されます。 [ページ] シェルフにディメンションまたはメジャーをドラッグすると、Tableau は自動的にビューにコント ロールを挿入し、ビューでページをナビゲートできます。例は次のとおりです。 次のいずれかの方法で、連続するページを手動で進めることができます。 l l l ドロップダウンメニューを使用して、値を選択します。 ドロップダウンリストの両側にある進むボタンと戻るボタンを使用して、1 ページずつ移動し ます。 ページスライダーを使用して、連続するページをすばやく前後に移動します。 [履歴を表示] を選択して、現在のページのマークに加えて、前のページからのマークも表示しま す。 ツールヒント ビューのマークの上にカーソルを置き、そのマークのツールヒントを表示します。 ツールヒントは、選択したマークのディメンションおよびメジャーの値についての情報を提供します。 ツールヒントは、次のオプションも提供します。 l 保持 このマーク以外のマークをビューから除外します。 l 除外 このマークのみを除外します。 l メンバーのグループ化 - 182 - ペーパークリップアイコンを選択して、選択したマークからのディメンションである新しいグルー プを作成します。通常、複数のマークを選択して、グループを作成します。たとえば、地域 というディメンションで値が東西南北の場合、南と西を選択してグループを作成できます。 l データの表示 テーブルアイコンを選択して、新しいブラウザーウィンドウを開き、次の2 つのタブを表示し ます。現在のマークのデータのみを表示する[サマリー] と、ビュー全体のデータを表示する [参照元] です。 - 183 - パーミッションの操作 Tableau Server 上のビュー、ワークブック、プロジェクト、およびデータソースで何ができるかは、 ユーザーのライセンスレベル(管理者が指定する) とビューやデータソースの作成者が指定した パーミッションによって制御されます。 インタラクターライセンスレベルを持っているユーザーは、次の条件のうち少なくとも1 つが当てはま る場合、アイテムのパーミッションを変更できます。 l そのワークブックまたはデータソースの所有者である(自分でサーバーにパブリッシュした)。 l [パーミッションの設定] を行うパーミッションが割り当てられている。 l l アイテムを含んでいるプロジェクトに対する[プロジェクトリーダー] パーミッションが割り当てら れている。 管理者権限が与えられている。 詳細については、次のトピックを参照してください。 パーミッション決 定 のしくみ 下の図は、パーミッションがどのように評価されるかを示しています。 - 184 - ワークブックのシートをタブとして表示するように設定されている場合、個々のビューに異な るパーミッションが指定されていても、すべてのビューはワークブックのパーミッションを継承し ます。 ワークブックとビューのパーミッションの設 定 次の手順に従って、ワークブックまたはビューのパーミッションを設定します。 1. 1 つ以上のワークブックまたは 1 つ以上のビューを表示するページから、1 つ以上のワーク ブックまたはビューをクリックして選択し、[パーミッション] をクリックします。 - 185 - 2. [パーミッション: ワークブック] ページまたは [パーミッション: ビュー] ページの[パーミッションの追 加/編集] をクリックします。 [コンテンツにパーミッションを割り当て] オプションは、ビューではなく、ワークブックに対 して表示されています。 3. [パーミッションの追加/編集] ウィンドウで、左側のリストからユーザーまたはグループを選択し ます。 - 186 - ユーザー、グループ、または両方を表示するように、リストを構成できます。 4. [役割] ドロップダウンメニューから事前に定義されている役割を選択するか、下部のエリア で個々のパーミッションを指定します。パーミッションと定義済み役割のリストは、ワークブック またはビューのパーミッションを設定しているかどうかに応じて多少異なります。さまざまな パーミッションとそれが適用される項目を定義する表については、パーミッションの参照 ペー ジ193を参照してください。 ワークブックとビューの使用可能な役割は次のとおりです。 役割 ビューアー 適用先... 説明 ワークブック サーバー上のワークブックまたはビューの表示をユー ザーまたはグループに許可します。 ビュー インタラクター ワークブック サーバー上のワークブックまたはビューの表示、ワーク ブックビューの編集、フィルターの適用、参照元デー ビュー タの表示、イメージのエクスポート、およびデータのエ クスポートをユーザーまたはグループに許可します。 他のすべてのパーミッションは、ユーザーまたはグルー プのプロジェクトパーミッションから継承されます。 ワークブック ユーザーまたはグループにすべてのパーミッションを許 可します。 ビュー エディター データソースコネクタ ビュー サーバー上のデータソースへの接続をユーザーまたは グループに許可します。このパーミッションは、データ ソースに接続するビューにアクセスする際のビューに 適しています。 - 187 - データソースエディ ター ビュー サーバー上のデータソースへの接続をユーザーまたは グループに許可します。また、データソースのパーミッ ションをパブリッシュ、編集、ダウンロード、削除、およ び設定し、パブリッシュするデータソースの更新を計 画できます。このパーミッションは、データソースに接 続するビューにアクセスする際のビューに適していま す。 5. 単一のユーザーやグループ、または複数のユーザーやグループに対してパーミッションを構成 できます。完了したら、[送信] をクリックします。 データソースのパーミッションの設 定 次の手順に従って、データソースのパーミッションを設定します。 1. [データソース] ページで、1 つまたは複数のデータソースをクリックして選択し、[パーミッショ ン] をクリックします。 2. [パーミッション: データソース] ページの[パーミッションの追加/編集] をクリックします。 3. [パーミッションの追加/編集] ウィンドウで、左側のリストからユーザーまたはグループを選択し ます。 - 188 - 4. [役割] ドロップダウンメニューから事前に定義されている役割を選択するか、下部のエリア で個々のパーミッションを指定します。さまざまなパーミッションとそれが適用される項目を定 義する表については、パーミッションの参照 ページ193を参照してください。 データソースの使用可能な役割は次のとおりです。 役割 データソースコネクタ 説明 サーバー上のデータソースへの接続をユーザーまたはグループに 許可します。 データソースエディター サーバー上のデータソースへの接続をユーザーまたはグループに 許可します。また、データソースのパーミッションをパブリッシュ、 編集、ダウンロード、削除、および設定し、パブリッシュするデー タソースの更新を計画できます。 注: Microsoft Analysis Services や Oracle Essbase 接続用といったキューブデータ ソースは、ローカルで使用する必要があります。パブリッシュされたデータソースを Tableau Desktop にダウンロードするには、[ダウンロード/名前を付けて Web に保 存] パーミッションが必要です。[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッ ションはデータソースコネクタの役割によって提供されないため、それを明示的に付 与する必要があります。詳細については、多次元 (キューブ) データソースページ 142を参照してください。 5. 単一のユーザーやグループ、または複数のユーザーやグループに対してパーミッションを構成 できます。完了したら、[送信] をクリックします。 - 189 - プロジェクトのパーミッションの設 定 管理者とプロジェクトリーダーはプロジェクトパーミッションを指定できます。新しく作成したプロジェ クトには、[既定] プロジェクトと同じパーミッションがあります。プロジェクトのパーミッションを設定し て、そのプロジェクトにアクセスするための各ユーザーおよびグループのパーミッションを許可または拒 否できます。プロジェクトパーミッションを指定するには、次の手順を行います。 1. [管理]、[プロジェクト] の順にクリックします。 2. 1 つまたは複数のプロジェクトをクリックして選択し、[パーミッション] をクリックします。 3. [パーミッション: プロジェクト] ページの[パーミッションの追加/編集] をクリックします。 4. [パーミッションの追加/編集] ウィンドウで、左側のリストからユーザーまたはグループを選択し ます。 - 190 - ユーザー、グループ、または両方を表示するように、リストを構成できます。 5. [役割] ドロップダウンメニューから事前に定義されている役割を選択するか、下部のエリア で個々のパーミッションを指定します。さまざまなパーミッションとそれが適用される項目を定 義する表については、パーミッションの参照 ページ193を参照してください。 プロジェクトの使用可能な役割は次のとおりです。 役割 ビューアー 説明 プロジェクト内のワークブックおよびビューの表示をユーザーまたは グループに許可します。 インタラクター プロジェクト内のワークブックおよびビューの表示、ワークブック ビューの編集、フィルターの適用、参照元データの表示、イメー ジのエクスポート、およびデータのエクスポートをユーザーまたはグ ループに許可します。 エディター ユーザーまたはグループにすべてのパーミッションを許可します。 データソースコネクタ プロジェクト内のデータソースへの接続をユーザーまたはグループ に許可します。 データソースエディター プロジェクト内のデータソースへの接続をユーザーまたはグループ に許可します。また、データソースのパーミッションをパブリッシュ、 - 191 - プロジェクトリーダー パブリッシャー 編集、ダウンロード、削除、および設定し、パブリッシュするデータ ソースの更新を計画できます。このパーミッションは、データソース に接続するビューにアクセスする際のビューに適しています。 プロジェクト内のすべてのアイテムに対するパーミッションの設定を ユーザーまたはグループに許可します。 サーバーにワークブックをパブリッシュする際に必要なすべてのパー ミッションをユーザーまたはグループに許可します。 指定したパーミッションはそのプロジェクト自体に適用されます。そのプロジェクト内のワークブック、 ビュー、データソースに設定されている明示的なパーミッションは影響を受けません。ただし、プロ ジェクト内のすべてのワークブック、ビュー、データソースにそのプロジェクトのパーミッションを割り当 てることもできます。その場合、ワークブックとビューに対する既存のパーミッションはこれらのパーミッ ションでオーバーライドされます。たとえば、カスタムパーミッションでパブリッシュされたワークブックが いくつかあり、それらをグループ化して新しいプロジェクトにまとめ、新しいパーミッションを設定したと します。[パーミッション] ページの[コンテンツにパーミッションを割り当て] をクリックすると、各ワーク ブックに新しいパーミッションを適用できます。 ユーザー パーミッションの確 認 特定のビュー、ワークブック、プロジェクト、またはデータソースに対するユーザーのパーミッションをい つでも確認できます。パーミッションを設定できるページの[ユーザー パーミッションの確認] ドロップ ダウンリストからユーザーを選択します。 表示されるパーミッションは、選択したビュー、ワークブック、データソース、またはプロジェクトに固 有です。 - 192 - パーミッションの参 照 管理者およびその他の権限を持つユーザーは、Tableau Serverで実行できるアクションに対する パーミッションを許可または拒否することができます。 Tableau Server にワークブックまたはデータ ソースをパブリッシュする際に、パーミッションをTableau Desktop で設定することもできます。 管理者は常にTableau Server 上のすべての資産を完全に制御でき、サイト管理者はサイト上 のすべての資産を完全に制御できます。 Tableau Serverにワークブックまたはデータソースをパブ リッシュする場合、ユーザーはその資産のパブリッシャーであり、その資産を完全に制御できます。 次の表では、Tableau Serverのアイテムに適用されるパーミッションを示し、各パーミッションで実 行できるアクションについて説明します。 パーミッショ 影響... ン ビュー ワークブック データソース ビュー Web 編集 プロジェクト ワークブック ビュー プロジェクト 書き込み /Web に保 存 ワークブック データソース 許可された場合に実行できる内容 Tableau Server 上のアイテムを表示します。ユーザーがビュー にアクセスし、そのビューがデータソースに接続する場合、この ユーザーにはワークブックの[表示] パーミッションとデータソース の[接続] パーミッションの両方が必要です。 ワークブック内のビューを編集します。例: 編集パーミッションと 保存パーミッションの付与 ページ206を参照してください。 Tableau Desktop からワークブックをパブリッシュするときに、ワー クブック内のワークシート(ビュー) に対するパーミッションは、ワー クブックのパーミッションからコピー(上書き) されます。また、これ は [パーミッション: ワークブック] ページの[コンテンツにパーミッショ ンを割り当て] をクリックした場合もコピーされます。ワークブック の保存時に[シートをタブとして表示] を選択すると、タブが無 効になるまで、ワークブック内のすべてのワークシート(ビュー) に 対するパーミッションは、ワークブックのパーミッションで上書きさ れます。 すべてのユーザーグループに対する特記事項: パブリッシャーの コンテンツが別のユーザーによって上書きされる(Tableau Desktop からパブリッシュするか、Web で編集されたワークブック をTableau Server で保存することによって) ことを防ぐために、 ユーザーが、すべてのユーザーグループがパーミッションを持つプ ロジェクトにパブリッシュする場合、既定では、すべてのユーザー グループの書き込み/Web に保存 パーミッションが[許可] から [継承] に変更されます。ワークブックとビューのパーミッションの設 定 ページ185 で次の手順を実行して、このパーミッションを手 動で[継承] から[許可] に変更できます。 サーバー上のアイテムを上書きします。許可された場合、ユー ザーは Tableau Desktop からワークブックまたはデータソースを 再パブリッシュできるようになるため、パブリッシャーになってすべ - 193 - パーミッショ 影響... ン ビュー プロジェクト ダウンロー ド/名前を 付けて Web に保 存 削除 ワークブック データソース プロジェクト ワークブック 許可された場合に実行できる内容 てのパーミッションを取得します。その後、ワークブックに対する 元のパブリッシャーのアクセス権は、このユーザーのグループの パーミッションと新しいパブリッシャーが設定するパーミッションに よって決定されます。 このパーミッションは、サーバーで編集した後にユーザーまたはグ ループがワークブックを上書きできるかどうかについても決定しま す。例: 編集パーミッションと保存パーミッションの付与 ページ 206を参照してください。 許可されている場合、ユーザーはサーバーからアイテムをダウン ロードし、編集したワークブックを新しいワークブックとしてサー バーに保存することもできます。詳細については、ワークブックの ダウンロードページ199と例: 編集パーミッションと保存パーミッ ションの付与 ページ206を参照してください。 アイテムを削除します。 データソース ビュー フィルター プロジェクト ワークブック ビュー コメントの 追加 コメントの 表示 サマリー データの表 示 参照元 データの表 示 プロジェクト ワークブック クイックフィルター、選択したデータのみを保持するフィルター、 およびデータの除外を変更します。詳細については、ビューのコ メントページ198を参照してください。 ワークブック内のビューにコメントを追加します。 ビュー プロジェクト ワークブック ワークブック内のビューに関連付けられたコメントを表示します。 ビュー プロジェクト ワークブック ビュー プロジェクト ワークブック ビュー プロジェクト ワークブック イメージの エクスポート ビュー 集計データをビューまたはビュー内のユーザーの選択項目に表 示し、そのデータをテキストファイルとしてダウンロードします。 ユーザーが選択したマークによって制限された、ビューの各行の 背後にあるすべての生データを表示し、テキストファイルとして ダウンロードします。 各ビューをイメージとしてエクスポートします。詳細については、 ビューのエクスポート次のページを参照してください。 プロジェクト - 194 - パーミッショ 影響... ン カスタマイズ ワークブック の共有 ビュー プロジェクト 移動 ワークブック 許可された場合に実行できる内容 保存されているビューのカスタマイズ内容を他のユーザーに公 開できます。ユーザーは Tableau Server の[変更を保存する] オプションを使用してカスタムビューを作成できます。詳細につ いては、カスタマイズされたビューページ159を参照してくださ い。 ワークブックをプロジェクト間で移動できます。 ビュー プロジェクト パーミッショ ワークブック ンの設定 データソース アイテムにパーミッションを指定します。ワークブックの場合、この パーミッションはワークブックのビューにも適用されます。 ビュー 接続 プロジェクト データソース ビュー プロジェクト プロジェクト プロジェクト リーダー データソースに接続します。ユーザーがビューにアクセスし、その ビューがデータソースに接続する場合、このユーザーにはビュー の[表示] パーミッションとデータソースの[接続] パーミッションの 両方が必要です。 プロジェクトの各アイテム、およびプロジェクト自体に対してパー ミッションを設定します。 ビューのエクスポート イメージまたは PDF としてビューをエクスポートできます。あるいは、クロス集計またはコンマ区切り 値ファイル(データ) としてデータをエクスポートできます。ビューの一番上にあるツールバーで、[エク スポート] メニューのオプションを選択します。 ダッシュボードをPDF にエクスポートする際、そのダッシュボードにWeb ページオブジェクトが 含まれる場合、Web ページオブジェクトは含まれません。また、エクスポートオプションを選 択したときは、イメージ、PDF、またはデータファイルを生成する必要があります。生成が完 了すると、メッセージが表示されます。その後、ファイルのダウンロードを続行できます。 - 195 - ビューをPDF としてエクスポートするには: 1. ビューを開き、[エクスポート] ツールバーボタンから[PDF] を選択します。 2. [縦] または [横] 方向のいずれか、そして[用紙サイズ] を選択します。 3. ワークブック全体、選択ダッシュボードまたはストーリー、あるいは特定のシートのみを印刷 するかを選択します。ハイライトされているシートのサムネイルをクリックすると、そのサムネイ ルはエクスポートされません。 - 196 - 4. [OK] をクリックし、[PDF をエクスポート] ダイアログボックスで[ダウンロード] をクリックします。 PDF ファイルが表示され、印刷することができます。 - 197 - ビューのコメント Tableau Server でアクセス権を持つビューにコメントを追加できます。特定のビューに関連付けら れているコメントを表示することもできます。 ビューの下部の[コメント] テキストボックスにテキストを入力し、[追加] をクリックします。 ハイパーリンク、太字、斜体、下線を挿入してコメントに書式を設定できます。それぞれの書式の 追加方法の例を次の表に示します。 - 198 - 書式設定 ハイパーリン ク 太字 斜体 下線 入力内容 「マイリン ク」:http://www.tableausoftware.com *太字にするテキスト* _斜体にするテキスト_ +下線を付けるテキスト+ 例 マイリンク 太字にするテキスト 斜体にするテキスト 下線を付けるテキス ト ワークブックのダウンロード ワークブックは、ビューの右上隅にある[ダウンロード] リンクを使用してダウンロードできます。ダウン ロードしたワークブックは、Tableau Desktop のバージョンで開くことができます。サーバーからワーク ブックをダウンロードするには、デスクトップアプリケーションで[サーバー] > [ワークブックを開く] を選 択します。ワークブックは、サーバーに既にパブリッシュされている場合にのみ開くことができます。 このオプションは、ワークブック作成者または管理者によって[ダウンロード/名前を付けて Web に 保存] パーミッションが与えられている場合にのみ使用できます。詳細については、パーミッションの 操作 ページ184を参照してください。 データの更 新 新しいフィールドの追加や、データ値およびフィールド名の変更など、データソースが変更された 場合、次回ページをロードしたときに、これらの変更がビューに反映されます。ただし、ツールバー の[データの更新] ボタンを使用してビューを手動で更新することが必要になる場合があります。 - 199 - データを更新するときに、存在している可能性があるすべてのキャッシュをクリアし、データソースか ら最新のデータを取得します。このオプションは、キャッシュされたデータに基づいてビューをロードで きる、自動更新の一時停止 下のオプションとは異なります。データソースとビューのサイズに応じ て、データの更新は、キャッシュされているデータに対するその他のクエリよりも時間がかかる場合 があります。 自 動 更 新 の一 時 停 止 サーバー上のビューを操作するとき、ビュー内のデータを更新するためにデータソースにクエリを送 信する必要がある場合があります。大量のデータや大規模なデータソースがある密度の高い ビューで作業している場合は、自動更新に長時間かかることがあります。いくつかの変更を行うと きに各更新の完了を待たなくてもよいように、ツールバーの[自動更新の一時停止] をクリックでき ます。 同じツールバーボタンを使用して[自動更新の再開] を行うと、データソースへのクエリを1 回待 つだけで済みます。 パスワードの保 存 ビューでデータベースのユーザー名とパスワードを要求される場合があります。データベースへのアク セス権を持っている場合は、適切なテキストボックスにユーザー名とパスワードを入力してくださ い。[パスワードを保存する] オプションを選択した場合、ビューを表示するたびに自動的にサイン インされます。サインイン情報はサーバーに暗号化して保存されるため、ブラウザーのセッション間 や複数のコンピューターからビューにアクセスした場合でも、自動的にサインインされます。これは、 頻繁にアクセスするビューが複数ある場合に便利です。 注: 管理者は、データベースのパスワードの保存をユーザーに許可するかどうかを制限できます。管理 者である場合、詳細については、メンテナンスの設定 ページ136を参照してください。 - 200 - 保存済みパスワードのクリアとリセット パスワードが保存されている場合 ([メンテナンス] ページで[保存済みパスワード] が有効になって いる場合)、保存されているパスワードをクリアできます。これを行うと、次回サーバーにアクセスし たときに、ユーザー名とパスワードの入力を要求されます。新しいクレデンシャルを使用および保存 できるように、ユーザー名とパスワードを変更する場合、この方法を使用してください。 1. 右上のドロップダウンメニューから[ユーザー設定] ページを開きます。 2. [保存されているデータ接続パスワード] の下にある[すべてクリア] をクリックします。 管理者も、[メンテナンス] ページにある[すべてのユーザーの保存済みパスワードをクリアす る] リンクを使用して、サーバーに保存されているすべてのパスワードをクリアできます。 カスタム ビューの保 存 ビューのフィルター、並べ替え、操作を行うと、[変更を保存する] メニューまたはビュー名の横に灰 色の点が表示されます。この点は、変更が加えられたことを示します。このメニューを使用して、 変更をカスタムビューとして保存します。 - 201 - 自分が作成したビューも他のユーザーが作成したビューも、すべてのカスタムビューは常に元の ビューに関連付けられています。元のビューが更新されたり再パブリッシュされたりすると、カスタマ イズされたバージョンのビューも更新されます。サーバーから元のビューが削除されると、関連したカ スタムビューも削除されます。元のビューからフィルターを削除して再パブリッシュすると、そのフィル ターはカスタマイズされたバージョンのビューでは使用できなくなります。フィルターが復元されて ビューが再パブリッシュされると、カスタマイズされたバージョンのビューは復元されます。 カスタムビューの保存方法の詳細を示します。 1. カスタマイズするビューを開きます。 2. データのフィルター、並べ替え順の変更、ハイライト、ズームイン、ズームアウトなどを行い ます。 [変更を保存する] リンクまたはカスタムビュー名をクリックします。カスタムビューの名前を入 力し、[保存する] をクリックします。 3. - 202 - 最初にビューを開いたときにカスタムビューが既定で表示されるようにするには、[既定を<カスタ ムビュー名> に変更] を選択します。カスタムビューの名前の右側に、このバージョンのビューが既 定であることを示す (既定 ) が表示されます。 ビューの共 有 パブリッシュされたすべてのビューおよびワークブックは、電子メールで共有したり、別のWeb ペー ジ、ウィキ、Web アプリケーションに埋め込んだりできます。共有されたビューを表示するユーザーに は、Tableau Server上のアカウントとビューにアクセスするためのパーミッションが必要です。 ビューの電子メール送信 ビューの左上隅の[共有] リンクをクリックすると、ビューへのリンクを電子メールで簡単に送信できま す。表示されたリンクを電子メールメッセージにコピーして貼り付けてください。 - 203 - ビューの埋め込み ビューは、ウィキ、ブログ、Web アプリケーションなど、他のWeb ページに埋め込むことで共有でき ます。ビューの左上隅の[共有] リンクをクリックし、表示されたHTML コードをコピーして貼り付け てください。 - 204 - 埋め込みビューの外観の調整 埋め込みビューの外観は、[表示オプション] を調整して変更できます。[表示オプション] では、固 定幅や高さを指定したり、ツールバーを表示するかタブを表示するかを指定したりできます。 - 205 - 例 : 編 集 パーミッションと保 存 パーミッションの付 与 管理者は常に既存のワークブックを編集および保存するか、新しいワークブックを作成できます。 サーバーのWeb 作成環境にあるワークブックのビューの編集および保存に加えて、サーバー上で 実行できる他のアクションのためのパーミッションを他のユーザーやグループに割り当てることもでき ます。 ユーザー ライセンスおよびパブリッシュレベルの設 定 管理者は、ユーザーの作成または変更時にライセンスレベルとユーザー権限を割り当てます。 ユーザーによるワークブックの編集を許可するには、まず次のようにプロビジョニングします。 l ユーザーにはインタラクターライセンスレベルが必要です。 l ユーザーにパブリッシュユーザー権限が与えられている必要があります。 詳細については、ユーザーページ62およびライセンスとユーザー権限 ページ79を参照してくださ い。 ワークブックの編 集 および保 存 の許 可 ユーザーまたはグループの設定、ライセンスレベルの設定、およびパブリッシュ権限の付与を行った 後、許可する編集のタイプに応じてプロジェクトおよびワークブックレベルでパーミッションを設定す る必要があります。管理者がユーザーおよびグループを許可および拒否できるタスクレベルパー ミッションのリスト間で、ビューの編集と保存のプライマリパーミッションには次が含まれます。 l [Web 編集] は、ユーザーがWeb 作成を通じてワークブックのビューを編集できるかどうかを 決定します。 - 206 - l l [ダウンロード/名前を付けて Web に保存] は、ビューの編集時にユーザーが[保存] と[名 前を付けて保存] コマンドを表示するかどうか、および変更を新しいワークブックに保存でき るかどうかを決定します。また、ユーザーがTableau Desktop を使用してサーバー上のワー クブックを開くことができるかどうかも決定します。 [書き込み/Web に保存] は、ユーザーがサーバー上の既存のワークブックへの変更を保存 できるかどうかを決定します (ワークブックの上書き)。 ユーザーまたはグループによる、既存のワークブックまたは新しいワークブックへの変更の保存を許 可するには、次のセクションの表に従って3 つのタスクレベルパーミッションを設定してください。 ユーザーによる、既存のワークブックと新しいワークブックへの変更の保存許可 パーミッション Web 編集 ダウンロード/名前 を付けて保存 書き込み/保存 プロジェクト に対して 許可 許可 プロジェクト内の適切な ワークブックに対して 許可 許可 許可 許可 このシナリオでは、パーミッションはプロジェクトとワークブックの両方に対して同じように設定 されているため、プロジェクト内のすべてのワークブックにプロジェクトレベルのパーミッションを 提供する場合は、[コンテンツにパーミッションを割り当て] を[パーミッション: プロジェクト] ページで選択することができます。 ユーザーによる新しいワークブックの保存の許可と、既存のワークブックへの書き込みの拒否 パーミッション Web 編集 ダウンロード/名前 を付けて保存 書き込み/保存 プロジェクト に対して 許可 許可 プロジェクト内の適切な ワークブックに対して 許可 許可 許可 拒否 重要: このシナリオでは、パーミッションをワークブックごとに手動で設定する必要があります。 ユーザーによる、既存のワークブックと新しいワークブックへの変更の保存許可 上の説明に 従って、[コンテンツにパーミッションを割り当て] を選択する場合、プロジェクトのパーミッショ ンはワークブックのパーミッションに上書きされ、その結果既存のワークブックへの変更を保存 するためにユーザーアクセスを許可します。 - 207 - ワークブック内のビューのパーミッション ユーザーがTableau Desktop からワークブックをパブリッシュするときに、ワークブック内のビューに対 するパーミッションはワークブックパーミッションから継承されます。 Tableau Desktop からワークブックをパブリッシュするとき、または Tableau Server に保存するときに ユーザーが[シートをタブとして表示] を選択する場合、ワークブックパーミッションはタブなしでワー クブックがもう一度保存されるまで、個々のビューのパーミッションをオーバーライドします。 詳細については、パーミッションの参照 ページ193とナレッジベース記事「プロジェクトベースのパー ミッションの作成」を参照してください。 例 : Web 作 成 の無 効 化 ユーザーに対し、Tableau Serverのパブリッシュされたワークブックは表示するものの、サーバー作 成環境にはアクセスさせない場合、サイトレベルの設定を使用して作成を無効化できます。 たとえば、精鋭集団のデータアナリストがTableau Desktop を使用してワークブックの構築やパブ リッシュを行う一方、販売管理者のグループは Tableau Desktop を使用したりデータ分析を行わ ないものの、Web 作成環境からパブリッシュされたダッシュボードを表示し、共有する必要がある かもしれません。 作成を無効化するには、次の手順を実行します。 1. Web ブラウザーで管理者としてサーバー環境にサインインします。 2. [管理者] タブで、[サイト] を選択します。 3. [サイト] ページで、作成を無効にするサイトのチェックボックスを選択し、[編集] をクリックし ます。 4. [サイトの編集] ダイアログボックスで[このサイトの Web 作成を許可する] のチェックボックス をクリアし、[OK] をクリックします。 - 208 - [サイト] ページでWeb 作成が無効化されていることを確認します。 5. サイトがすでに稼働中で、すぐに変更を有効にする場合は、サーバーを再起動します。 あるいはサーバーセッションでキャッシュの有効期限が切れるのを待ちます。それまでの間、 ビューで[編集] リンクを表示したり、ビューの編集モードのURL を入力したりすると、アクセ スして作成できる可能性があります。たとえば、以前編集のためにビューを開き、URL を ブックマークしていた場合です。 Web 作成を無効にして新しいサイトを作成する場合、キャッシュが残っているセッションは 存在せず、設定はすぐに有効になります。 - 209 - 所有権の管理 Tableau Server 上でデータソースやワークブックをパブリッシュする場合、またはプロジェクトを作成 する場合は、その所有者となります。所有権は変更することができます。たとえば、元の所有者 である従業員がいない場合、管理者は所有権を別のユーザーに再び割り当てることができます。 所有権を変更すると、元の所有者にはアイテムへの特別な接続がありません。アイテムにアクセ スする機能は Tableau Server パーミッションによって決定されます。 ユーザーがアイテムを所有している場合は Tableau Server ユーザーを削除できません。 ユーザーを削除しようとすると、ライセンスレベルが[ライセンスなし] に設定されます。まずア イテムの所有権を変更し、それからユーザーを削除する必要があります。詳細について は、「Tableau Server からのユーザーの削除」を参照してください。 所有権を変更したり受け取ったりできるかどうかは、パーミッションとアイテムとの関係によって異な ります。 アイテムのタイプ 所有権を変更できる人物 プロジェクト システム管理者 ワークブックと データソース 所有権を受け取ることのできる人物 システム管理者 サイト管理者 システム管理者 サイト管理者 システム管理者 サイト管理者 サイト管理者 アイテムを含んでいるプロジェクトの ゲスト以外のライセンスを持つ、アイテム プロジェクトリーダー を含むサイトのメンバー アイテムの所有者 詳細については、次のトピックを参照してください。 ワークブックの所 有 者 の変 更 既定ではワークブックのパブリッシャーがそのワークブックの所有者となります。管理者、プロジェクト リーダー、およびワークブックの現在の所有者はワークブックの所有権を変更できます。新しい所 有者はシステム管理者やサイト管理者であるか、ワークブックと同じサイトでゲスト以外のライセン スレベルを持つ必要があります。 ワークブックの所有者を変更するには、次の手順を実行します。 1. [コンテンツ] タブで、[ワークブック] を選択します。 2. [ワークブック] ページで1 つ以上のワークブックを選択してから[所有者の変更] をクリックしま す。 - 210 - 3. ユーザー名を入力するか、リストからユーザーを選択します。 4. [OK] をクリックして所有者を変更します。 データソースの所 有 者 の変 更 既定ではデータソースのパブリッシャーがそのデータソースの所有者となります。管理者、プロジェ クトリーダー、および現在のデータソース所有者は所有者を変更できます。新しい所有者はシス テム管理者やサイト管理者であるか、データソースと同じサイトでゲスト以外のライセンスレベル を持つ必要があります。 データソースの所有者を変更するには、次の手順を実行します。 1. [コンテンツ] タブで、[データソース] を選択します。 2. 1 つ以上のデータソースを選択してから、[所有者の変更] をクリックします。 - 211 - 3. ユーザー名を入力するか、リストからユーザーを選択します。 4. [OK] をクリックして所有者を変更します。 プロジェクトの所 有 者 の変 更 既定ではプロジェクトの作成者がそのプロジェクトの所有者となります。管理者はプロジェクトの所 有者を変更できます。新しい所有者はシステム管理者であるか、プロジェクトのサイト管理者で ある必要があります。 プロジェクトの所有者を変更するには、次の手順を実行します。 1. [管理者] タブで、[プロジェクト] を選択します。 2. 1 つ以上のデータソースを選択してから、[所有者の変更] をクリックします。 - 212 - 3. ユーザー名を入力するか、リストからユーザーを選択します。 4. [OK] をクリックして所有者を変更します。 - 213 - セキュリティ Tableau Server のセキュリティには主に4 つのコンポーネントがあります。 認証 認証によってユーザーの識別子が確立されます。これにより、Tableau Server への無許可のアク セスを防ぎ、パーソナライズされたユーザーエクスペリエンスが実現されます。Tableau Server で は、次の4 つのタイプの認証がサポートされています。 l l l l Active Directory: Windows のクレデンシャルに基づいてTableau Server ユーザーを認証 します。 ローカル認証: Tableau Server で提供される内部の認証機構を使用します。 SAML: 外部アイデンティティプロバイダー(IdP) を使用してTableau Server ユーザーを認 証します。 信頼できる認証: Tableau Server と1 つ以上のWeb サーバーとの間の信頼関係を通じて 認証を処理します。 Active Directory とローカル認証のどちらを使用するかは、Tableau Server のセットアップ時の選 択によって異なります。セットアップ後に、これら2 つの認証を切り替えることはできません。認証タ イプを切り替えるには、Tableau Server をアンインストールしてから(データは保持されます)、セッ トアップを再実行します。 セットアップ中にSAML を構成するよう選択することもできますが、別のときに構成することもでき ます。SAML がユーザー認証を処理している際、Active Directory またはローカル認証は Tableau Server ユーザーの認証ではなく管理に使用されます。Tableau Server をアンインストー ルしてセットアップを再実行せずにSAML を有効または無効にできます。 Active Directory ユーザー認証にActive Directory を使用する場合、すべてのユーザー名とパスワードは Active Directory によって管理されます。Tableau Server のサインインでユーザーがクレデンシャルを入力 すると、これらの情報は Active Directory サーバーに渡されます。Tableau は認証プロセスに参加 しませんが、リポジトリにユーザー名を保存します (パスワードは保存しません)。 Active Directory ユーザー認証の場合、管理者も現在のWindows クレデンシャルに基づいて自 動的にユーザーにサインインできます ([自動ログインを有効にする])。つまり、ユーザーのクレデン シャルは、ユーザーがサインインしている別のシステムまたはポータルからではなく、ローカルコン ピューターから渡されます。 たとえば、ユーザーが'MSmith' としてローカルコンピューターにサインインした後、'Mary' として SharePoint ポータルにサインインした場合、Tableau Server に渡されるクレデンシャルは 'MSmith' となります。自動サインインにSharePoint サイトからのクレデンシャル('Mary') を使用す るには、SharePoint ポータルで信頼できる認証を持つTableau Web パーツを使用する必要があ ります。 - 214 - 管理者は tabcmd を使用して、手動またはプログラムでActive Directory とグループを同期できま す。詳細については、tabcmd のコマンドページ314 のActive Directory グループの同期 ペー ジ88 およびsyncgroup group-name を参照してください。 ローカル認 証 ユーザー認証にローカル認証を使用する場合、Tableau Server によってユーザー、グループ、パス ワード、および認証プロセス全体が管理されます。ユーザーリストをTableau Server に簡単にイ ンポートできるだけでなく、ほとんどのユーザー管理機能をtabcmd ページ311 を通じてプログラム で実行できます。プロンプトが表示されたときにクレデンシャルを入力することによって、または透過 的な信頼できる認証を通じてポータルのコンテンツにアクセスしたときに、ユーザーは手動でサイン インできます。 SAML ユーザー認証にSAML を使用する際、外部アイデンティティプロバイダー(IdP) がTableau Server ユーザーを認証します。Tableau Server ユーザーを管理したり、ユーザーをTableau Server に追加したりするには Active Directory かローカル認証のどちらかを使用する必要があり ますが、認証の一部は IdPが処理します。ユーザーがSAML を使用してTableau Server にサイ ンインする場合、表示されるサインインは Tableau Server ではなくIdP に属します。サイトで SAML を設定する方法の詳細については、SAML ページ284を参照してください。 信 頼 できる認 証 信頼できる認証とは、Tableau Server と1 つ以上のWeb サーバーとの間で信頼関係が設定さ れていることを意味します。たとえば、会社のウィキで信頼できる認証を使用すると、別のログイン を要求しなくても、ウィキに既にサインオンしている従業員にダッシュボードを表示できます。 Tableau Server が信頼できるWeb サーバーから要求を受け取ると、Tableau Server は Web サーバーで必要とされる認証は既に処理されていると見なします。Tableau Server は、引き替え 可能なトークンまたはチケットを含む要求を受け取り、ユーザーの役割およびパーミッションを考慮 するパーソナライズされたビューをユーザーに表示します。 サイトで信頼できる認証を設定する方法の詳細については、信頼できる認証 ページ265を参照 してください。 許可 許可とは、ユーザーの認証後にそのユーザーがアクセスできる内容や実行できる操作を決定する ことです。Tableau では、許可は次の項目によって処理されます。 l l 役割とパーミッション: Tableau の特定のオブジェクトでユーザーが実行できる、または実行 できない特定の機能を定義します。役割は、管理者がそのまま使用したり、カスタマイズ したりできるパーミッションのセットです。詳細については、パーミッションの操作 ページ184を 参照してください。 ライセンスとユーザー権限:ユーザーが取得できる最大のパーミッションセットを制御します。 ユーザーが取得できる最大のパーミッションセットを制御します。ライセンスとユーザー権限 - 215 - ページ79ライセンスとユーザー権限 ページ79およびユーザー権限の許可と拒否 ページ84 を参照してください。 上記の項目によって、ユーザーが実行できるアクションとその対象が制御されますが、ビューに表 示されるデータは制御されません。ユーザーに表示されるデータは、データセキュリティの選択に よって制御されます。 初 期 パーミッション プロジェクトの初期パーミッションは、"既定" プロジェクトからコピーされます。ワークブックの初期 パーミッションは、そのプロジェクトのパーミッションからコピーされます。ビューの初期パーミッション は、そのワークブックのパーミッションからコピーされます。これは、親のパーミッションのワンタイムコ ピーです。新しいパーミッションがコンテンツにアクティブに割り当てられた場合を除き、親のパーミッ ションに行った変更は子に自動的に適用されません。 どのような項目でも親とは異なるパーミッションを持つことができます。たとえば、あるグループはプロ ジェクトX を表示するパーミッションを持っていなくても、プロジェクトX にパブリッシュされたビューを 表示するパーミッションを持つことができます。Tableau Server では、階層型のオブジェクトパーミッ ションはサポートされませんが、ユーザーおよびグループに対して継承モデルが提供されます。ユー ザーが[許可] または [拒否] に明示的に設定されたパーミッションを持っていない場合、設定は ユーザーが属するグループから継承されます。 パーミッションと"既 定 " プロジェクト 知識と情報の共有が重要であるオープン環境にTableau Server が展開されている場合、役割 が[インタラクター] に設定されている[すべてのユーザー] グループを含むように、"既定" プロジェクト のパーミッションを設定することを検討してください。ユーザーは新しいプロジェクトに自動的にパブ リッシュし、新しいプロジェクトからのコンテンツを使用できるようになります。 データセキュリティとアクセス制御が重要である制限された環境にTableau Server が展開されて いる場合、"既定" プロジェクトのパーミッションを空にする(すべてのユーザーとグループのパーミッ ションを削除する) ことを検討してください。ユーザーおよびグループが新しいプロジェクトのコンテン ツをパブリッシュおよび使用するには、パーミッションが明示的に付与される必要があります。 データセキュリティ Tableau では、どのユーザーがどのデータを表示できるかを制御するための方法がいくつか用意さ れています。稼働中のデータベースに接続するデータソースの場合、パブリッシュされたビューを ユーザーがクリックしたときにデータベースのクレデンシャルの指定をユーザーに要求するかどうかも 制御できます。次の3 つのオプションを組み合わせて使用すると、さまざまな結果が得られます。 l l データベースログインアカウント: 稼働中のデータベースに接続するデータソースを作成す るときに、データベースへの認証をWindows NT を通じて行うか、データベースのビルトイン セキュリティ機構を通じて行うかを選択します。 認証モード: 稼働中のデータベース接続を使用してデータソースまたはワークブックをパブ リッシュするとき、[認証モード] を選択できます。どのモードを使用できるかは、上記のオプ ションの選択によって異なります。 - 216 - l ユーザー フィルター: ワークブックまたはデータソースにフィルターを設定できます。これによ り、Tableau Server ログインアカウントに基づいて、パブリッシュされたビューに表示するデー タを制御できます。 次の表は、上記のオプションのいくつかの依存関係の概要を示しています。 データベース接続のオプション データベー 認証モード スログイン アカウント で使用す る認証方 法 データセキュリティの質問 Tableau ユーザー フィ ユー Server ルターが各 ザー間 ユーザーごと ユーザーに表 で Web にデータセ 示するデータ キャッ キュリティは を制限する唯 シュは 設定可能 一の方法です 共有さ ですか? か? れます か? Windows サーバーの実行アカウント いいえ はい はい NT 統合 セキュリ サーバーの実行アカウント はい いいえ* いいえ ティ (Windows 経由での偽装 認証) ユーザーにメッセージを表 はい いいえ いいえ 示 : ビューアーがビューをク リックすると、データベースの クレデンシャルの入力を求 ユーザー められます。クレデンシャル 名とパス は保存できます。 ワード 埋め込みクレデンシャル: いいえ はい はい ワークブックまたはデータ ソースのパブリッシャーは、 データベースのクレデンシャ ルを埋め込むことができま す。 埋め込みパスワード経由 はい いいえ* いいえ での偽装 : 偽装パーミッショ ンを持つデータベースのクレ デンシャルが埋め込まれま す。 * 予期せぬ結果が発生する可能性があるため、ユーザーフィルターと共にこの認証モードを使用 しないことをお勧めします。 ユーザーフィルター、埋め込みクレデンシャルオプション、および偽装モードには、同じような効果 があります。つまり、ユーザーがビューをクリックしたときにデータベースのクレデンシャルの入力は求 められず、そのユーザーに関係するデータのみが表示されます。ただし、ユーザーフィルターは作成 - 217 - 者によってワークブックに適用され、偽装認証モードはデータベース自体の管理者によって定義さ れるセキュリティポリシーに依存します。 上記の一部のオプションには構成手順が必要です。これらの手順は、Tableau Server のセット アップ時か、ワークブックまたはデータソースをパブリッシュする前に行う必要があります。詳細につ いては、次のトピックを参照してください。 l 実行ユーザーページ291 l SQL Server の偽装 ページ300 l 埋め込みクレデンシャル l 保存済みパスワード ネットワークセキュリティ Tableau Server には 3 つの主要なネットワークインターフェイスがあります。 l l l クライアントからTableau Server へ: クライアントとしてWeb ブラウザー、Tableau Desktop、または tabcmd ユーティリティを指定できます。 Tableau Server からデータベースへ: データ抽出を更新するか、稼働中のデータベース接 続を処理するには、Tableau Server はデータベースと通信する必要があります。 サーバー コンポーネント通信: これは分散配置の場合にのみ適用されます。 クライアントからTableau Server へ Tableau Server クライアントとしてWeb ブラウザー、Tableau Desktop、または tabcmd を指定で きます。Tableau Server とそのクライアント間の通信では、標準のHTTP 要求と応答が使用され ます。Tableau Server は、HTTPS 用にも構成できます (SSL ページ15を参照)。Tableau Server をSSL 用に構成する場合、クライアント間のすべてのコンテンツと通信は暗号化され、 HTTPS プロトコルを使用します。 パスワードは、公開/秘密キーの暗号化を使用してブラウザーおよびtabcmd からTableau Server に送信されます。Tableau Server は公開キーをブラウザーに送信します。ブラウザーはこのキーを 使用してパスワードを送信用に暗号化します。暗号化された各送信では、1 回使用すると破棄 されるワンタイムキーが使用されます。つまり、パスワードは SSL の使用に関係なく常にセキュリ ティで保護されます。 Tableau Server からデータベースへ Tableau Server はデータベースへの動的接続を行って、結果セットを処理し、抽出を更新しま す。また、可能な限りデータベースへの接続にネイティブドライバーを使用します。ネイティブドラ イバーが使用できないときは、汎用 ODBC アダプターを使用します。データベースへのすべての通 信は、これらのドライバーを通じてルーティングされます。この場合、標準以外のポートで通信する ように、またはトランスポートの暗号化を提供するようにドライバーを構成する作業は、ネイティブ ドライバーのインストール作業に含まれます。このタイプの構成は Tableau に対して透過的です。 - 218 - サーバー コンポーネント通 信 分散サーバーのインストールでTableau Server コンポーネント間の通信には、信頼と送信という2 つの要素があります。Tableau クラスタ内の各サーバーは、厳格な信頼モデルを使用して、クラス タ内のその他のサーバーから有効な要求を受け取っていることを確認します。ゲートウェイプロセ スを実行しているクラスタ内のコンピューターは、負荷分散装置が転送 (この場合、負荷分散装 置が要求を受け取ります) しない限り、サードパーティ(クライアント) からの要求を受け入れます。 ゲートウェイプロセスを実行していないサーバーは、クラスタのその他の信頼できるメンバーからの 要求のみを受け入れます。信頼は、IP アドレス、ポート、およびプロトコルのホワイトリストによって 確立されます。これらのうちいずれかが無効である場合、要求は無視されます。クラスタのすべて のメンバーは互いに通信できます。ライセンスの検証およびリポジトリへのアクセスを除き、すべての 内部通信の送信は HTTP 経由で実行されます。 クラスタ内でパスワードが送信されると、Tableau Server コンポーネント間 (たとえば、アプリケーショ ンサーバーとVizQL サーバープロセス間) で送信されるパスワードはキーを使用して暗号化されま す。暗号化された各送信では、1 回使用すると破棄されるワンタイムキーが使用されます。 クラウドデータのクレデンシャルの保 護 一部のクラウドベースのデータソースの場合、Tableau Serverにある機密データベースのクレデン シャルを保存する他の方法は、Tableauとデータソースプロバイダーとの間で限られた目的の信 頼関係を確立することです。この関係により、データソースプロバイダーとともにクレデンシャルを 保護しながらデータにアクセスできます。 この種の関係を確立するには Tableau を承認してクラウドデータにアクセスします。それから、クラ ウドデータプロバイダーがTableau に限られた目的のアクセストークンを送信します。このアクセス トークンは Tableau からの要求を一意的に識別し、Tableau が代わりにデータにアクセスできるよ うにします。 OAuth 2.0 オープン認証規格で説明されているとおり、Tableau はこれらの保護された接続で動 作します。OAuth 接続を使用すると、次のような利点があります。 l l セキュリティ: 機密データベースのクレデンシャルは Tableau Server に知られたり保存された りしません。アクセストークンを使用できるのは Tableau だけです。 利便性: 複数の場所にデータソースID とパスワードを埋め込む代わりに、そのデータプロ バイダーにアクセスするすべてのパブリッシュ済みワークブックとデータソースの特定のデータ プロバイダーに対して提供されるトークンを使用できます。 さらに、Google BigQuery データへのライブ接続の場合、各ワークブックビューアーは単一の ユーザー名とパスワードのクレデンシャルを共有するのではなく、ユーザーを識別する一意の アクセストークンを持つことができます。 保護された認証は、Google BigQuery、Google Analytics、およびSalesforce.com データソース で利用できます。 保 護 された認 証 プロセスの概 要 次の手順では、OAuth プロセスを呼び出す Tableau 環境における1 つのワークフローについて説 明します。 - 219 - 1. クラウドデータソースへのアクセスが必要な行動を取ります。 たとえば、Tableau Serverにパブリッシュされているワークブックを開きます。 2. Tableau により、ホストされているデータプロバイダーのサインインページに移動します。ホス トされているデータプロバイダーに送信される情報により、Tableau は要求サイトとして識 別されます。 3. ホストされているデータソースにサインインする場合、Tableau Serverのデータへのアクセス の承認を確認するよう要求されます。 4. 確認されると、データソースプロバイダーがアクセストークンをTableau Server に送り返し ます。 5. Tableau Server ワークブックとデータが表示されます。 OAuth プロセスを使用する他のワークフローは次のとおりです。 l l Tableau Desktop または Tableau Server からワークブックを作成してデータソースに接続 する。 Tableau Desktop からデータソースをパブリッシュする。 クレデンシャルの管 理 ユーザーはユーザー設定で自分のアクセストークンを管理できます。または、データソースコネクタ の役割を持つ管理者とユーザーのみがデータソースと接続間のアクセストークンを管理するよう許 可できます。 以下は、アクセストークンがパブリッシュされたデータソースの埋め込みクレデンシャルとして使用さ れるか、または Google BigQuery データへのライブ接続に使用されるかに適用されます。 l Tableau Server がアクセストークンで示される接続を通じてデータを要求する場合、データ ソースプロバイダーはトークンによって承認されているTableau アクセスを確認します。それ - 220 - から要求したデータを返します。接続するたびにクレデンシャルを提供する必要はありませ ん。 l l トークンがパブリッシュされたデータソースの埋め込みクレデンシャルとして使用される場合、 データにアクセスするたびにサインインしなくても、Tableau Desktop や Tableau Server から そのデータに接続する新しいワークブックを作成できます。 アクセストークンはユーザーまたはデータプロバイダーがそれらを取り消すまで有効です。 注 データソースプロバイダーが許可するアクセストークンの数を超過する可能性が あります。そのような場合、データプロバイダーは新しいトークンが作成される際に前 回のアクセスからの時間の長さを使用して、新しいトークンのためのスペースを空ける ために無効にするトークンを決定します。データプロバイダーは他の理由でトークン を無効にすることもできます。たとえば、管理者がすべてのアプリケーションプロセスを 取り消す場合です。 - 221 - パフォーマンス 各サーバー環境は一意であり、パフォーマンスに影響する多数の変数が存在します。変数には、 ディスク速度、メモリ、コアなどのハードウェア詳細、配置内のサーバー数、ネットワークトラフィッ ク、ワークブックの複雑さ、同時ユーザーのアクティビティ、データキャッシュなどの使用要因、 Tableau Server 構成の設定 (実行している各サーバープロセスの数)、データボリューム、データ 型、データ構成などのデータへの配慮などが含まれます。このように複雑であるため、サーバーの パフォーマンスを向上させる1 つの式は存在しませんが、いくつかの基本的なガイドラインには従う ことができます。詳細については、次のトピックを参照してください。 一 般 的 なパフォーマンスのガイドライン ハードウェアとソフトウェア 64 ビットオペレーティングシステムおよび 64 ビット製品の使用: Tableau Server は 32 ビット Microsoft オペレーティングシステムで正常に実行されますが、最適なパフォーマンスを得るために は、64 ビットオペレーティングシステムを選択して64 ビットバージョンのTableau Server をインス トールしてください。 より多くのコアとメモリの追加: Tableau Server を1 台または複数のコンピューター上で実行してい るかに関係なく、一般的には、CPU コアとメモリの量が多いほど、パフォーマンスも上がります。 Tableau Server が推奨するハードウェアとソフトウェア要件を満たすことを確認し、ワーカーの追 加と再構成の時期 次のページで追加のマシンが必要かどうかを評価します。仮想環境で Tableau Server を実行している場合は、VM ホスト上の物理 CPU コア数と関連して、vCPU 割 り当てに対してVM のベスト·プラクティスを使用します。 構成 オフピーク時間の更新のスケジュール: バックアップタスクは、バックアップが完了するまで、他のバッ クグラウンドタスクを停止させる傾向があります。バックグラウンドタスクページ157 管理ビューを 使用して、更新とバックアップのタスクスケジュールを参照します。更新タスクは、バックアップウィン ドウとオーバーラップしないオフピーク時にスケジュールする必要があります。 キャッシュの確認: キャッシュは、Tableau Server がクライアントの要求にすばやく応答する場合に 役立ちます。特に、ライブデータベースに接続するビューの場合に便利です。[Tableau Server の 構成] ダイアログボックスの[データ接続] タブの[更新頻度を次よりも減らす] が選択されているこ とを確認します。 2 つのセッションのメモリ設定の変更について検討します。 l l VizQL セッションのタイムアウト制限: 既定のVizQL セッションのタイムアウト制限は 30 分で す。VizQL セッションはアイドル状態でも、メモリとCPU サイクルを消費し続けます。下限 値で済む場合は、tabadmin ページ332 を使用して vizqlserver.session.expiry.timeout 設定を変更します。 VizQL クリアセッション: 既定では、ユーザーがビューから離れて移動する場合でも、VizQL セッションはメモリに保存されています。これにより、大量のセッションメモリが消費されます。 代わりに、ユーザーがビューから離れる場合には、vizqlserver.clear_session_ - 222 - on_unload 設定の値をtrue (既定は false) に変更することで、ユーザーがセッション を終了することができます。 プロセス構成の評価: Tableau Server は、サーバープロセスと呼ばれる6 つの異なるコンポーネン トに分けられます。既定の構成は幅広いシナリオに対応できるように設計されていますが、異なる パフォーマンス目標を達成するように再構成することもできます。特に、プロセスが実行されるコン ピューターと実行台数を制御できます。1、2、および3 ノードの配置については、サーバーのパ フォーマンスの向上 次のページガイドラインを参照してください。 ワーカーの追 加 と再 構 成 の時 期 Tableau Server は、ニーズと要件の拡大に応じて、スケールアップおよびスケールアウトを行うこと ができます。次に、ノードをシステムに追加し、サーバーを再構成するか、またはその両方の操作 を行う時期にあるかどうかの判断に役立ついくつかのガイドラインを示します。 l l l l l 100 を超える同時ユーザー: 配置でユーザーを多用する(同時ビューアー数が100 を超え る) 場合は、十分な VizQL プロセスを持っておくことは重要ですが、ハードウェアの処理能 力を超えるほど多くは必要ありません。また、Tableau Server のゲストユーザーアカウント を有効にすると、潜在的な同時ビューアーの数が思っていたユーザーリストの数を超える可 能性があります。管理ビューユーザー アクティビティページ155 は、これを判断する際に役 立ちます。配置を構成またはスケールする方法のヒントについては、サーバーのパフォーマ ンスの向上 次のページを参照してください。 抽出の多用: 抽出を使用すると、大量のメモリとCPU リソースが消費される可能性があり ます。サイトを抽出集中型とみなす測定方法は存在しません。少数の極めて大きな抽出 を持っているだけで、非常に多数の小さな抽出を持っているのと同じように、サイトはこのカ テゴリに入る場合があります。抽出が集中的に行われているサイトは、データエンジンプロ セスを独自のマシンに分離することでメリットがあります。ガイドラインについては、サーバー のパフォーマンスの向上 次のページを参照してください。 頻繁な抽出の更新: 抽出を更新するタスクは、CPU を大量に使用するタスクです。抽出 が頻繁に更新される(1 日に数回など) サイトは、更新タスクを処理するバックグラウンドプ ロセスをより強調することで助けられる場合がよくあります。バックグラウンドタスクページ 157 管理ビューを使用して現在の更新率を確認します。スケール方法の詳細について は、サーバーのパフォーマンスの向上 次のページを参照してください。 トラブルシューティングパフォーマンス: ビューがロードするのに遅い、またはサーバーのパ フォーマンスが一般的に遅い場合は、いくつかの原因が考えられます。一般的なパフォーマ ンスのガイドライン前のページおよびサーバーのパフォーマンスの向上 次のページを参照し てください。 停止する可能性: サーバーシステムがミッションクリティカルとみなされ、高可用性を必要と する場合は、抽出、リポジトリ、およびゲートウェイを処理するサーバープロセスの冗長性が 確保されるように設定できます。詳細については、高可用性 ページ43 を参照してくださ い。 - 223 - サーバーのパフォーマンスの向 上 抽出を集中的に行う、ユーザーを多用する、またはその両方の配置のパフォーマンスを向上させ る方法については、次のトピックを使用します。 1 マシン の例: 抽出 2 マシン の例: 抽出 2 マシン の例: 表示 3 マシン の例: 抽出と 表示 目標は何ですか? 実行するプロセスの数 プロセスの構成場所 抽出とワークブックの最適化 ビューの応答性の評価 次のページ 目 標 は何 ですか? 抽出の最適化 データエンジンプロセスは抽出を保存し、クエリに応答します。バックグラウンドプロセスは抽出を 更新します。両方のプロセスは CPU リソースを要求するため、抽出を集中的に行う配置用のパ フォーマンスを向上させる最適な方法は、これらの2 つのプロセスを互いに、および他のサーバー プロセスから切り離すという方法です。これには 3 マシンを要することがあります。使用するマシン が3 台ない場合でも、使用できる戦略はあります (次の配置例を参照)。 ユーザーと表示用に最適化 VizQL サーバープロセスは、Tableau Server ユーザーのビューのロードとレンダリングを処理しま す。多くのユーザーとビューの操作用に配置を最適化しようとする場合は、このプロセスに注目す る必要があります。 実 行 するプロセスの数 このトピックでは、64 ビットオペレーティングシステムでTableau Server の64 ビットバージョンを実 行していると想定します。この状況では、各プロセスの2 つのインスタンスが要件を満たす必要が あります。マシンがTableau Server に対して8 GB の最小 RAM 要件のみを満たす場合、各プロ セスから1 つのインスタンスに制限する必要があります。 バックグラウンドプロセス - 224 - 単一のバックグラウンドプロセスは、1 つのCPU コアを100% 消費することができ、特定のタスクで はさらに多くを消費する場合があります。このため、実行するインスタンスの合計数は、マシンで使 用できるコアと向上させようとしている対象によって異なります。次の配置例では、N を使用してマ シンのコアの合計数を表し、それぞれがバックグラウンドプロセスに関連する別々の戦略を提案し ています。迷った場合は、推奨される範囲の低い部分から始め、パフォーマンスを評価してから 値を上げてください。 データエンジンとリポジトリプロセス 抽出を集中的に行う配置を向上させようとし、抽出の更新よりもクエリを強調する場合などは、 データエンジンプロセスを独自のノードに分離させた方がよい場合があります。配置例には、詳 細が記載されています。データエンジンはリアルタイムデータを保存するため、データを転送するこ とは複数フェーズの手順になります。データエンジンおよびリポジトリのプロセスの移動 ページ35 で は、この方法について説明しています。 データエンジン(およびリポジトリ) を分離するもう1 つの理由は、配置が停止する可能性も最低 限に抑えることにあります。詳細については、高可用性 ページ43を参照してください。高可用性 を設定する場合を除き、リポジトリは通常、プライマリTableau Server に残ることができます。 プロセスの構 成 場 所 [Tableau Server の構成] ダイアログボックスで、マシンが実行するプロセスの種類と数を設定しま す。新しいマシンを再構成の一部として追加する場合は、Tableau ワーカーソフトウェアがインス トールされている必要があります。手順については、ワーカー サーバーのインストールと構成 ペー ジ40 を参照してください。 プライマリまたはスタンドアロンTableau Server でプロセスを再構成する場合は、再構成プロセス ページ23 を参照してください。 抽 出 とワークブックの最 適 化 抽出により迅速なサーバーのパフォーマンスが得られるのは、部分的には抽出とワークブック自体 の機能によるものです。ワークブック作成者は、抽出のデータセットをフィルターまたは集計により 短くし、未使用のフィールドを非表示にして狭くすることで、サーバーのパフォーマンスの向上に役 立ちます。この操作を行うには、Tableau Desktop オプション[使用していないフィールドをすべて 非表示] および[表示可能なディメンションのデータを集計する] を使用します。手順については、 抽出の作成 (Tableau Desktop ヘルプ) を参照してください。パフォーマンスの高いワークブックを構 築するための一般的なヒントについては、Tableau Desktop ヘルプで「パフォーマンス」 を検索して ください。パフォーマンスの記録を作成できるTableau Server にパブリッシュした後、ワークブックの 実行方法を確認してください。詳細については、パフォーマンスの記録の作成 ページ236を参照 してください。 ビューの応 答 性 の評 価 ユーザーがビューを開くと、ビューのコンポーネントが最初に取得および解釈され、その後にユー ザーのWeb ブラウザーに表示されます。ほとんどのビューでは、表示レンダリングフェーズはユー ザーのWeb ブラウザーで行われ、これによって最速の結果と最高レベルのインタラクティブな応答 性が得られます。クライアントWeb ブラウザーでほとんどの操作を処理すると、帯域幅が減少し、 - 225 - 往復要求の待機時間がなくなります。ビューが非常に複雑である場合、Tableau Server はクラ イアントWeb ブラウザーではなく、サーバー上でレンダリングフェーズを処理します。ビューに必要 な応答性がないことが判明した場合は、クライアントWeb ブラウザーではなくサーバーでビューの レンダリングを行うしきい値をテストして、変更することができます。詳細については、クライアント 側レンダリングについてページ231を参照してください。 1 マシンの例 : 抽 出 抽出使用量が高い64 ビットのTableau Server インストールでは、次のように設定された単一の 64 ビットマシンを実行できます。 上記の構成は、Tableau Server の[メンテナンス] ページでは次のような表示になります。 構成メモ: l l 2 つのVizQL サーバープロセスを実行します。 マシンのコアの合計数を4 で除算して、実行するバックグラウンドプロセスの数の最小を計 算します。最大数を決定する場合は、2 で除算します。 - 226 - l l バックグラウンドとデータエンジンプロセスは共にCPU を大量に使用し、両方のバランスは 上記の構成によって保たれます。 オフピーク時間の抽出の更新をスケジュールすると、データエンジンとバックグラウンドプロセ スは互いにシステムリソースを取り合わずに済みます。 2 マシンの例 : 抽 出 以下は、高い抽出使用量を処理できるように2 マシンTableau Server の配置を設定する方法 です。この例で注意する最も重要な点は、データエンジンプロセスがバックグラウンドプロセスから 分離されているということです。 上記の構成では、[メンテナンス] ページの[ステータス] 表は次のような表示になります。 構成メモ: l l 1 から2 マシン配置に移動すると、最初のサーバーがプライマリTableau Server になりま す。[ステータス] 表では、ゲートウェイの値を取得します。 各マシン上で2 つのVizQL サーバープロセスを実行します。 - 227 - l l プライマリTableau Server で実行するバックグラウンドプロセスの最小数を判断するには、 マシンのコアの合計数を4 で除算します。最大数を判断する場合は、2 で除算します。 データエンジンをプライマリTableau Server からワーカーに移動することは、複数フェーズの 手順になります。手順については、データエンジンおよびリポジトリのプロセスの移動 ページ 35を参照してください。 2 マシンの例 : 表 示 抽出使用率が低く、表示使用率が高い2 マシン配置は、次のように設定できます。 上記の構成の[ステータス] 表は次のような表示になります。 構成メモ: l l l 各マシン上で2 つのVizQL サーバープロセスを実行します。 プライマリTableau Server では、最低 2 つのバックグラウンドプロセスを実行します。実行 する最大数は、マシンのコアの合計数に等しくなります。 抽出の更新頻度が少ない配置では、データエンジンとバックグラウンドプロセスは他のプロ - 228 - セスと同じマシンにあることができます。 l l 抽出の更新ジョブがオフピーク時間中にのみ実行される場合は、多数のバックグラウンドプ ロセスを各マシンに配置して並列処理を最大化できます。 クラスタにあるマシンの数は単にコアの合計数と使用できるメインメモリによって決定されま す。 3 マシンの例 : 抽 出 と表 示 抽出の更新と使用量が高く、同時ユーザーの数が多い場合、最適なパフォーマンスを得るために は、3 マシン構成が推奨される最小数のマシンです。 - 229 - 次に、上記の構成の[ステータス] 表を示します。 - 230 - 構成メモ: l l l l l 2 つのVizQL サーバープロセスを実行します。 バックグラウンドプロセスは独自のマシンに存在するため、個々の作業が他のプロセスの作 業と競合することはありません。マシンはバックグラウンドプロセス専用で、CPU リソースを 100% 消費することができるため、推奨される範囲の低い部分がコアの合計数に等しくな ります。更新されるデータのサイズによっては、一部の配置でコアよりも最大 2 倍のバックグ ラウンドプロセスを実行しながら、並列高速化を実現できる場合もあります。 データエンジンプロセスでは、マシンですべてのCPU リソースが消費される可能性があるた め、独自のマシンに分離されています。 アプリケーションサーバーとデータサーバープロセスのユーザー負荷は通常、それぞれ 1 プロ セスで処理できますが、冗長性を提供するように2 に設定されています。 ほとんどの場合、プライマリTableau Server とデータエンジンは、十分な CPU サイクルが 存在する限り、システム全体のスループットのボトルネックにはなりません。表示能力を上げ るには、VizQL Server プロセス専用のマシンを追加します。抽出を更新するために表示 能力を上げるには、バックグラウンドプロセス専用のマシンを追加します。 クライアント側 レンダリングについて ビューのマークやデータは、クライアントWeb ブラウザーに表示される前に、取得、解釈、レンダリ ングが行われます。Tableau Server では、クライアントWeb ブラウザーまたはサーバー上でこのプ ロセスを実行できます。レンダリングとすべての操作をサーバー上で処理すると、ネットワークデータ 転送と往復の遅延が発生するため、クライアント側レンダリングが既定のモードです。クライアント 側レンダリングでは、ほとんどの表示操作がクライアントで解釈され、レンダリングされるため、その 操作は高速です。 しかし、計算能力が高いサーバーでは、一部のビューはより効率的にレンダリングされます。イメー ジファイルが占める帯域幅が、イメージの作成に使用されるデータよりも大幅に少ない限り、サー バー側レンダリングは複雑なビューに適しています。また、タブレットは通常、PC よりも性能がはる かに低いため、あまり複雑でないビューしか処理できません。PC のWeb ブラウザーからビューを開 くと、ビューはクライアント側でレンダリングされますが、同じビューをタブレットのWeb ブラウザーから 開くと、サーバー側でレンダリングされる場合があります。 Tableau Server は、Web ブラウザーの代わりにサーバーでビューをレンダリングするためのトリガーと して、しきい値の計算 次のページを使って、これらのすべての状況を自動的に処理するように設 定されています。管理者として、PC とタブレットの両方でこの設定をテストしたり、微調整できま す。詳細については、次のトピックを参照してください。 - 231 - 要件 l l Supported browsers: クライアント側レンダリングは、Internet Explorer バージョン9.0 以 降、Firefox、Chrome、Safari でサポートされています。これらのWeb ブラウザーにはすべ て、HTML 5 <canvas> 要素が含まれており、クライアント側レンダリングで使用されます。 多角形、カスタム形状、ページ履歴機能: ビューで多角形、カスタム形状、またはページ 履歴機能が使用されている場合、クライアント側レンダリングが有効になっている場合で も、サーバー側レンダリングが実行されます。 しきい値の計算 クライアント側レンダリングが有効な場合、Tableau Server はビューの複雑度を調べるために計 算を使用します。複雑度が100 (PC ブラウザー用) または 20 (タブレットブラウザー用) を超える 場合、ビューは Web ブラウザーではなく、サーバー上でレンダリングされます。計算例: (# of marks) + 3(# of headers) + 3(# of annotations) + 3(# of reference lines) = view complexity たとえば、2,000 個のマーク、150 個のヘッダー(ビューに行と列の数を追加することにより、これを 決定できる場合があります)、1 つの注釈、1 つのリファレンスラインを持つビューがある場合、数式 は次のようになります。 2,000 + 3(150) + 3(1) + 3(1) = 2,456 現在のしきい値を取得して100 で割った後、5,000 を掛けます (しきい値を100 で割ったものが 正規化係数で、5000 を掛けたものは Tableau のスケール係数です)。現在のしきい値が100 だ と仮定すると、数式は次のようになります。 100/100 * 5,000 = 5,000 2 つの合計を比較します。5,000 が100 の複雑度であることがわかれば、2,456 が49 の複雑度 であることがわかります。したがって、PC のブラウザーでこの特定のビューのサーバー側レンダリング を強制するには、そのしきい値を48 に設定する必要があります。フィルタリングなどの操作によっ てビューの複雑度が変わることがあり、ビューの複雑度が変わるたびにセッションによってレンダリン グモードが切り替わる場合があることに注意してください。 クライアント側レンダリングのテストおよび構成の方法については、次のトピックを参照してくださ い。 URL パラメーターによるテスト 既定では、Tableau Server は要件を満たしている限り、クライアント側レンダリングを実行するよ うに構成されています。セッションベースでサーバー側レンダリングをテストするには、ビューのURL の最後に?:render=false を入力します。例は次のとおりです。 http://localhost/views/Supplies/MyView?:render=false クライアント側レンダリングがTableau Server で無効になっている場合は、?:render=true を 入力してセッションに対して有効にします。 - 232 - http://localhost/views/Supplies/MyView?:render=true また、サーバーおよびネットワークの条件に対してサーバー全体のしきい値を調整するのに適切で あるかどうかを確認するために、個別のビューで特定の複雑度のしきい値をテストすることもできま す。たとえば、低い複雑度 (80 など) または高い複雑度 (120 など) の転換点により、ユーザー操 作に対する応答性が向上する場合があります。しきい値をテストするには、サーバーの既定の構 成 (クライアント側レンダリングが有効) を維持し、ビューのURL の最後にテストしきい値の数値を 入力できます。例は次のとおりです。 http://localhost/views/Supplies/MyView?:render=80 tabadmin set オプションによる構成 tabadmin オプションvizqlserver.browser.render を使用すると、クライアント側レンダリ ングの有効/無効を切り替えることができます。vizqlserver.browser.render_ threshold とvizqlserver.browser.render_threshold_mobile を使用すると、ク ライアント側レンダリングのしきい値を変更できます。詳細については、tabadmin set オプション ページ351を参照してください。 Tableau Server プロセス さまざまな結果を得るために変更できる既定の設定を持つTableau Server プロセスは 6 つありま す。サーバーのパフォーマンスの向上 ページ224 および高可用性 ページ43 の各トピックでは、採 用できるいくつかの方法を説明します。各プロセスの詳細なステータスはサーバーの[メンテナンス] ページに表示され、バックグラウンドプロセスなどプロセスに関連したより詳細な情報は 管理 ビューページ153 のトピックに表示されます。 構造的に、64 ビットバージョンのTableau Server はネイティブの64 ビットプロセスを使用し、32 ビットバージョンのTableau Server は 32 ビットプロセスを使用します。例外はデータエンジンで す。32 ビットバージョンのTableau Server が64 ビットオペレーティングシステムにインストールされ ている場合、64 ビットバージョンのデータエンジンプロセスが使用されます。 これらのプロセスで生成されたログファイルについては、「サーバー ログファイルの場所 ページ371」 を参照してください。 プロセス ファイル名 アプリケーショwgserver.exe ンサーバー 複数 スレッ 目的 ドかど うか Web アプリケーショはい ンを処理し、閲覧 と検索をサポート する - 233 - パフォーマンス特性 抽出によってワークブック をパブリッシュしたり、 ビューの静止イメージを生 成したりするような使用 頻度の少ない処理中に のみ、大きなリソースを消 費します。そのロードは、 ブラウザーベースの操作と tabcmd によって作成でき 複数 スレッ プロセス ファイル名 目的 パフォーマンス特性 ドかど うか ます。 バックグラウンbackgrounder.exe 抽出の更新、「今 いいえ 複数のプロセスをクラスタ ド すぐ実行」タスク、 のいずれかまたはすべて tabcmd から開始 のマシンで実行し、キャパ したタスクなどの シティを拡大できる単一 サーバータスクを スレッドプロセス。バックグ 実行する ラウンダーは通常、大量 のプロセスメモリを消費し ませんが、用意された ワークロードの性質に応 じてCPU、I/O、または ネットワークリソースを消 費する場合があります。 たとえば、大量の抽出の 更新を実行すると、ネット ワーク帯域幅を使用して データを取得できます。 CPU リソースは、データの 取得または複雑な tabcmd タスクによって消 費される場合がありま す。 データエンジ tdeserver64.exe データ抽出を保存 はい データエンジンのワーク ン し、クエリに応答す ロードは、VizQL Server tdeserver.exe る プロセスからの要求によっ て生成されます。このワー クロードは、抽出をメモリ にロードし、クエリを実行 するコンポーネントです。 メモリ消費量は、主に ロードされるデータ抽出の サイズに基づきます。32 ビットのTableau Server がインストールされている 場合でも、64 ビットのバイ ナリは、64 ビットのオペ レーティングシステムで既 定として使用されます。 データエンジンは、一度 に複数の要求を処理す - 234 - プロセス ファイル名 データサー バー dataserver.exe リポジトリ postgres.exe VizQL Server vizqlserver.exe 複数 スレッ 目的 パフォーマンス特性 ドかど うか るマルチスレッドです。負 荷がかかりすぎている場 合は、CPU、I/O、および ネットワークリソースが消 費され、負荷時にパ フォーマンスボトルネックと なる可能性があります。 負荷が高いと、要求を処 理するためにデータエン ジンの1 つのインスタンス でCPU リソースがすべて 消費される場合がありま す。 Tableau Server の はい これはプロキシであるた データソースへの め、通常は、ネットワーク 接続を処理する のみにバインドされます が、十分な数の同時ユー ザーセッションが作成され ている場合は、CPU でバ インドされる場合がありま す。この負荷は、ブラウ ザーおよびTableau Desktop ベースの操作 と、Tableau Server デー タソースの抽出の更新 ジョブによって生成されま す。 Tableau Server の N/A 通常は、リソースをほとん データベースはワー ど消費しません。ユー クブックとユーザー ザーごとにすべてのワーク のメタデータを保存 ブックを表示したり、権限 する を変更したりするような操 作を実行中に、極めて 大きな配置 (何千のユー ザー) でまれにボトルネック になることがあります。 ビューをロードして はい ビューのロード中とWeb レンダリングし、クエ ブラウザーからのインタラク リを計算して実行 ティブな使用時に大量の する リソースを消費します。 - 235 - プロセス ファイル名 複数 スレッ パフォーマンス特性 ドかど うか CPU バインド、I/O バイン ド、またはネットワークバ インドに指定できます。プ ロセス負荷は、ブラウザー ベースの操作によっての み作成できます。プロセス メモリが不足する場合が あります。 目的 パフォーマンスの記 録 の作 成 Tableau のパフォーマンス記録機能を使用すると、ワークブックの操作中に主要なイベントのパ フォーマンス情報を記録できます。その後、Tableau により自動的に作成されるパフォーマンス ワークブックにパフォーマンスメトリクスを表示できます。パフォーマンス記録を作成して表示する手 順は、Tableau Desktop とTableau Server では多少異なります。ただし、結果として得られるパ フォーマンスワークブックは、Tableau Desktop、Tableau Server 共に同じ形式となります。 パフォーマンスワークブックを使用して、次のようなパフォーマンスに影響することが知られているさ まざまなイベントに関するパフォーマンス問題を分析し、トラブルシューティングすることができます。 l l l l l l l クエリの実行 ジオコーディング データソースへの接続 レイアウト計算 抽出の生成 データのブレンド サーバーレンダリング(Tableau Server のみ) Tableau サポートにより、パフォーマンス問題の診断を支援するためパフォーマンスワークブックの 作成が要請されることがあります。 Tableau Server にパフォーマンスの記 録 を作 成 するには サーバー管理者は、サイトレベルでパフォーマンスの記録を有効にするかどうかを決定します。既 定では、既定のサイトまたは作成したどのサイトでも、パフォーマンスの記録は有効になっていま せん。サイトのパフォーマンスの記録を有効にするには、次の手順に従います。 1. Tableau Server で[管理者] ボタンを選択します。 2. [サイト] を選択します。 3. サイトを選択します。 - 236 - 4. [編集] を選択します。 5. [サイトの編集] ダイアログボックスで、[パフォーマンスの記録を許可] を選択します。 6. [OK] を選択します。 url に?:record_performance=yes を追加して、特定のビューのパフォーマンスの記録を開始しま す。例は次のとおりです。 http://localhost/views/Variety/BaseballStatistics?:record_performance=yes 記録が開始されたことを視覚的に確認するには、ツールバーの[パフォーマンスの記録を表示] コ マンドを使用します。 [パフォーマンスの記録を表示] を選択して、パフォーマンスデータの最新スナップショットであるパ フォーマンスワークブックを開きます。ビューを継続して操作しながら続けて追加のスナップショット を取ることができ、パフォーマンスデータが累積されます。ビューから離れるかurl から?:record_ performance=yes を削除すると、記録は停止します。 パフォーマンスの記 録 の解 釈 パフォーマンス記録ワークブックとは、[タイムライン]、[イベント数]、および[クエリ] の3 つのビューを 含むTableau ダッシュボードです。 Tableau Server にパフォーマンスの記録を作成する方法の詳細については、パフォーマンスの記 録の作成 前のページを参照してください。 タイムライン パフォーマンス記録ダッシュボードの一番上のビューには、記録中に発生したイベントが左から右 へ時系列で配置され表示されます。一一番下の軸には、Tableauが起動してからの経過時間 が秒数で表示されます。 [タイムライン] ビューでは、[ワークブック]、[ダッシュボード]、[ワークシート] の各列にイベントのコンテ キストが識別されます。[イベント] の列には、イベントの性質が識別され、最終列には各イベント の期間と他の記録されたイベントとの時系列比較が表示されます。 - 237 - イベント パフォーマンス記録ワークブックの中央のビューには、期間 (長時間から短時間) の順にイベントが 表示されます。これは、ワークブックを高速化する場合に最初にどこを見るべきかの識別に役立 ちます。 異なる色は異なるタイプのイベントを表します。記録できるイベントの範囲は、次のとおりです。 l レイアウトの計算。 レイアウトが長すぎる場合は、ワークブックの簡素化を検討します。 l データソースへの接続。 遅い接続は、ネットワーク問題またはデータベースサーバー問題が原因として考えられま す。 l クエリの実行。 クエリに時間がかかりすぎる場合は、データベースサーバーのドキュメントを参照してくださ い。 l 抽出の生成。 抽出の生成を高速化するには、元のデータソースからデータの一部だけをインポートするこ とを検討します。たとえば、特定のデータフィールドでフィルターしたり、指定された行数や データのパーセンテージに基づいてサンプルを作成したりすることができます。 l ジオコーディング。 ジオコーディングのパフォーマンスを高速化するには、少ないデータを使用するか、データを フィルターしてみます。 l データのブレンド。 データブレンドを高速化するには、使用するデータを少なくするか、データをフィルターして みます。 l サーバーレンダリング。 別のマシンで追加のVizQL Server プロセスを実行することで、サーバーレンダリングを高速 化できます。 クエリ パフォーマンス記録ダッシュボードの[タイムライン] または [イベント] セクションのいずれかで、[クエリ の実行中] イベントをクリックすると、そのクエリのテキストが[クエリ] セクションに表示されます。例は 次のとおりです。 - 238 - クエリが切り捨てられている場合は、Tableau ログで完全なクエリを検索する必要があります。ほと んどのデータベースサーバーでは、インデックスの追加やその他の方法によりクエリを最適化する方 法が提案されています。詳細については、ご使用のデータベースサーバーのドキュメンテーションを 参照してください。 - 239 - ビューの埋め込み Tableau Server からWeb ページ、ブログ、ウィキ、Web アプリケーション、イントラネットポータルに ビューを埋め込むことができます。埋め込まれたビューは Web ページにシームレスに結合され、イン タラクティブになります。サーバーで参照元データが変更されるか、ワークブックが更新されると、 ビューが更新されます。埋め込まれたビューは、サーバーで使用されているライセンスとパーミッショ ンの制限に従います。通常、ビューが埋め込まれているWeb ページをロードするユーザーは、 Tableau Serverにもアカウントを持っている必要があります。コアベースのライセンスを持っている 場合は、[ゲストを有効にする] を選択することもできます。このオプションを使用すると、ユーザーは サインインしなくてもビューをロードできます。ビューを埋め込むには、次の3 つの方法があります。 l l l [共有] の埋め込みコードをそのまま使用: 各ビューの左上隅にある[共有] リンクでは、自 動的に生成された埋め込みコードが表示されます。このコードをコピーしてWeb ページに 貼り付けるだけで埋め込むことができます。 独自の埋め込みコードを作成: Tableau で提供される既定の埋め込みコードを拡張した り、独自のコードを作成したりすることができます。どちらの方法でも、ツールバーやタブなど を制御するパラメーターを追加できます。 Tableau JavaScript API を使用: 独自のWeb アプリケーションコードでTableau JavaScript オブジェクトを使用できます。詳細については、JavaScript API ページ388を 参照してください。 ユーザーが埋め込みビューをクリックしたときにそれを正常に認証するには、ブラウザーを構 成する必要があります。 埋め込みビューの詳細については、次のトピックを参照してください。 埋 め込 みコードの作 成 独自の埋め込みコードを作成する場合は、次の2 つの方法のどちらかを使用できます。 l l Tableau JavaScript を使用: この方法をお勧めします。[共有] の埋め込みコードを基に して、ツールバーやタブなどを制御するオブジェクトパラメーターを追加または編集し、独自 のコードを作成します。Tableau JavaScript ファイルに依存する既定の埋め込みコードは、 埋め込まれた複数のビューのロード順序を制御する唯一の方法でもあります。 ビューの URL を指定: 以前のバージョンのTableau と同様に、ソースがビューの生 URL で あるIframe または Image タグを使用してビューを埋め込むことができます。Web サイトで JavaScript を使用できない場合は、この方法を使用してください。SharePoint のページ ビューアーWeb パーツを使用してビューを埋め込む場合など、指定できるのは URL だけの 場合もあります。 使用する方法に関係なく、ビューを埋め込む場合は幅と高さを定義する必要があります。 Tableau JavaScript [共有] をクリックしたときに既定で表示される埋め込みコードの例を以下に示します。 - 240 - <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"></script> <div class="tableauPlaceholder" style="width:800; height:600;"> <object class="tableauViz" width="800" height="600" style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="/t/Sales" /> <param name="name" value="MyCoSales/SalesScoreCard/[email protected]/EastCoastSales" /> <param name="tabs" value="yes" /> <param name="toolbar" value="yes" /></object></div> <script> タグのソースは、Tableau ServerJavaScript ファイルviz_v1.js のURL です。 JavaScript ファイルは、ユーザーに表示されるビューの完全な URL の構成を処理します。name およびsite_root オブジェクトパラメーターのみが必須のパラメーターです。例として、埋め込み パラメーターのリスト下 と例 ページ247 セクションの"Script タグの例" を参照してください。 ソースとしてのビューの URL IFrame を使用して同じビューを埋め込む方法の例を以下に示します。ここで、ソースはビューの URL です。 <iframe src="http://myserver/t/Sales/MyCoSales/SalesScoreCard?:embed=yes&:tabs=yes&:toolbar=yes" width="800" height="600"></iframe> embed URL パラメーターを指定する必要があります。ツールバーや元に戻すオプションなどを制 御するパラメーターをオプションで含めることもできます。ビューのロード時に表示される特定のデー タを制御するフィルターをURL に追加することもできます。例として、埋め込みパラメーターのリスト 下 と例 ページ247 セクションの"Iframe タグの例" を参照してください。 Iframe タグを作成するために生 URL を使用する時は、URL の一番最後にあるハッシュタ グ(# と数字を除外してください。たとえば、ソース内で MyCoSales/SalesScoreCard#2ではなくMyCoSales/SalesScoreCardを使用 します。 埋 め込 みパラメーターのリスト ビューを埋め込むには、URL パラメーターを使用するIframe タグ、またはオブジェクトパラメーター を使用するJavaScript タグのどちらかを使用します。次の表は、両方のパラメーターとその使用方 法を示しています。 - 241 - オブジェ URL パラ 値 クトパラ メーター メーター custom- :custo- no Views mViews 説明 例 [変更を保 存する] オプ ションを非表 示にします。 <param name="customViews" value="no"/> http://tabserver/views/DateTime/DateCalcs?:embed=yes&:customViews=no :embed yes http://tabserver/views/DateURL パラ メーターに必 Time/DateCalcs?:embed=yes 須です。上 部のナビゲー ションエリア を非表示に して、ビュー をWeb ペー ジに適切に 結合できま す。 filter string ビューを開い <param name="filter" value="Team=Blue"/> たときに表 示される内 容をカスタマ イズします。 また、URL パラメーター によるフィル ターも可能 です。詳細 については、 フィルターの 追加 ページ 247と複数の フィールドの フィルター ページ248の 「Iframe タグ の例」を参 照してくださ い。 :format pdf; ビューを http://tabserver/views/Sales/Q2?:png PDF ファイル format=pdf または .png ファイルとし - 242 - オブジェ URL パラ 値 クトパラ メーター メーター - host_ url て表示しま す。 :highd- fals- 高解像度 pi e ディスプレイ およびデバイ ス用に標準 的な DPI (1 インチあたり のドット数) を使用した ビューのレン ダリングを行 います。 string URL に表示 されるサー バー名で す。 linkta- :linkt- string rget arget loadorder 説明 - 数値 外部ハイ パーリンクの ターゲット ウィンドウ名 です。 例 http://tableauserver/views/Sales/Q2?:highdpi=false <param name="host_url" value="http://myserver.bigco.com/"> <param name="host_url" value="http://localhost/"> <param name="linktarget" value="_ blank"/> http://tabserver/views/DateTime/DateCalcs?:embed=yes&:linkta rget=_blank <param name="load-order" 複数の ビューを埋め value="2"/> 込むと、既 定のロード 順序は ビューがリス トされる順 序になりま す。この設 定を使用す ると、この順 序がオー バーライドさ れます。負 の数を指定 できます。 - 243 - オブジェ URL パラ 値 クトパラ メーター メーター name string path - string 説明 例 オブジェクト パラメーター に必須で す。ワーク ブックとシート の名前で す。必要に 応じてカスタ ムビュー (username@domain/ [カスタム ビュー名]) も 使用できま す。 Tableau Server URL を参照して name の値 を確認する 場合、URL の最後にあ るハッシュタ グ(# と数字 を除外しま す。 信頼できる 認証の場合 にのみ、 "ticket" パラ メーターと共 に使用でき ません。 "name" パラ メーターの値 をオーバーラ イドし、URL として使用さ れます。「信 頼できる認 証の例」を 参照してくだ <param name="name" value="MyCoSales/Sales"/> <param name="name" value="MyCoSales/Sales/jsmith@myc o.com/EastCoastSales"/> <param name="path" value="trusted/Etdpsm_Ew6rJY9kRrALjauU/views/workbookQ4/Sales Q4"/> http://tableauserver/trusted/Etdp sm_Ew6rJY9kRrALjauU/views/workbookQ4/Sales Q4?:embed=yes:tabs=yes - 244 - オブジェ URL パラ 値 クトパラ メーター メーター - 説明 さい。 :refreページをレン sh ダリングしま す。詳細に ついては、 データの更 新 ページ 199を参照 してくださ い。 :render true; クライアント fals- 側レンダリン e; グが有効な numb- 場合 (既定 er です 、 false に設 定するとセッ ションのサー バー側レンダ リングが強制 的に実行さ れます。クラ イアント側レ ンダリングが 無効な場 合、true に 設定すると セッションに 対して有効 にします。複 雑度のしき い値をテスト するために 数字を使用 することがで きます。クラ イアント側レ ンダリングに ついてペー ジ231を参 照してくださ い。 例 http://tabserver/views/DateTime/DateCalcs?:embed=yes&:refresh http://tabserver/views/DateTime/DateCalcs?:render=false - 245 - オブジェ URL パラ 値 クトパラ メーター メーター :revert all; filters; sorts; axes; shelves site_ string root tabs ticket :tabs - 説明 例 項目を元の http://tabserver/views/Date状態に戻し Time/DateCalcs?:embed=yes&:revert=all ます。 必須。サイト <param name="site_root" value="/t/Sales"/> の名前で す。既定の <param name="site_root" サイト値は value=""/> null ( value="") です。サー バーがマルチ サイトで、信 頼できる認 証を使用す る場合は、 「信頼できる 認証の例」 を参照してく ださい。 yes; タブの表示 <param name="tabs" value="yes"/> no または非表 示を切り替 えます。 数値 信頼できる <param name="ticket" 認証の場合 value="Etdpsm_Ew6rJY9kRrALjauU"/> にのみ、 "path" オブ http://tableauserver/trusted/Etdp ジェクトパラ sm_Ew6rJYメーターと共 9kRrALjauU/views/workbookQ4/Sales に使用する Q4?:embed=yes&:tabs=yes ことはできま せん。信頼 できるチケッ ト引き換え - 246 - オブジェ URL パラ 値 クトパラ メーター メーター 説明 URL を作成 するには、 "name" オブ ジェクトと共 に使用する 必要があり ます。「信頼 できる認証 の例」を参 照してくださ い。 toolba- :toolb- yes; このパラメー r ar no; ターが設定 top されていない 場合、ツー ルバーは下 部に既定で 表示されま す。no の場 合、ツール バーは埋め 込みビューか ら除外され ます。top の場合、 ツールバーは ビューの上に 配置されま す。 例 <param name="toolbar" value="top"/> http://tabserver/views/DateTime/DateCalcs?:embed=yes&:toolba r=no 例 埋め込みコードをカスタマイズしたり操作したりする方法の例をいくつか以下に示します。 フィルターの追 加 対象のデータのみがビューに表示されるように、値をフィルターすることができます。たとえば、Web アプリケーションの別の部分から、特定地域のみが表示される売上実績の埋め込みビューへのハ イパーリンクを含めるとします。name パラメーターの値を指定するためまたは Iframe ソースを作成 するために生 URL を使用する場合、URL の最後にあるハッシュタグ(# と数字を除外します。 たとえば、Sales/Sales-Performance#1ではなくSales/Sales-Performance を使 用します。 - 247 - Script タグの例 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"> </script> <object class="tableauViz" width="800" height="600" style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="" /> <param name="name" value="Sales/Sales-Performance" /> <param name="filter" value="Region=East" /> </object> 複数のフィルターを通過させるには、各値をコンマで区切ります。例は次のとおりです。 <param name="filter" value="Region=East,West" /> Iframe タグの例 <iframe src="http://myserver/views/CalculatedFields?:embed=yes&Region=East"width="800" height="600"></iframe> <iframe src="http://myserver/views/Sales/SalesPerformance?:embed=yes&Region=East,West" width="900px" height="700px"></iframe> 複 数 のフィールドのフィルター 元のビューに含まれないフィールドなど、必要なフィールドをいくつでもフィルターできます。 Script タグの例 - 248 - <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"> </script> <object class="tableauViz" width="800" height="600" style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="" /> <param name="name" value="Sales/Sales-Performance" /> <param name="filter" value="Region=East,West&Customer Segment=Consumer,HomeOffice" /> </object> Iframe タグの例 <iframe src="http://myserver/views/CalculatedFields?:embed=yes&Region=East,West&Customer Segment=Consumer,Home Office" width="800" height="600"></iframe> フィルター値にコンマなどの特殊文字が含まれている場合、特殊文字を\ (バックスラッ シュ、%5c) のURL エンコードシーケンスとその特殊文字のURL エンコードシーケンスに置 き換えます。特殊文字をエスケープするには、バックスラッシュが必要です。たとえば、\, (バックスラッシュ、コンマ) のURL エンコードシーケンスは %5c%2c です。また、name パラ メーターの値を指定するためまたは Iframe ソースを作成するために生 URL を使用する場 合、URL の最後にあるハッシュタグ(# と数字を除外します。たとえば、Sales/SalesPerformance#1ではなくSales/Sales-Performance を使用します。 - 249 - 日 付 と時 刻 のフィルター 日付/時刻フィールドでフィルターを使用する場合は、次に示す既定のTableau 形式を使用して 値を含めます。 yyyy-mm-dd hh:mm:ss 時刻部分では 24 時間制を使用します。多くのデータベースでは、日付時刻フィールドとしてすべ ての日付値が保存されているため、日付と共に時刻値を通過させることが必要な場合がありま す。 Script タグの例 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"></script> <object class="tableauViz" width="800" height="600" style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="" /> <param name="name" value="Sales/Sales-Performance" /> <param name="filter" value="Date=2012-12-01" /> </object> この例では、日付フィールドと日付時刻フィールドの両方をフィルターします。 <param name="filter" value="2012-12-01%2022:18:00" /> Iframe タグの例 <iframe src="http://myserver/Sales/SalesPerformance?:embed=yes&Date=2008-12-01%2022:18:00" width="800" height="600"></iframe> 複数の日付をフィルターするには、各日付をコンマで区切ります。 name パラメーターの値を指定するためまたは Iframe ソースを作成するために生 URL を使用する 場合、URL の最後にあるハッシュタグ(# と数字を除外します。たとえば、Sales/SalesPerformance#1ではなくSales/Sales-Performance を使用します。 メジャーのフィルター 1 つまたは複数の値を含めることによって、メジャーをフィルターできます。より大きい、より小さい、 または範囲の指定はサポートされていません。次の例では、$100 と$200 の売上のみを表示する ようにフィルターします。 Script タグの例 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"> </script> <object class="tableauViz" width="800" height="600 - 250 - "style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="" /> <param name="name" value="Sales/Sales-Performance" /> <param name="filter" value="Profit=100, 200" /> </object> Iframe タグの例 <iframe src="http://myserver/Sales/SalesPerformance?:embed=yes&Profit=100,200" width="800" height="600"></iframe> name パラメーターの値を指定するためまたは Iframe ソースを作成するために生 URL を使用する 場合、URL の最後にあるハッシュタグ(# と数字を除外します。たとえば、Sales/SalesPerformance#1ではなくSales/Sales-Performance を使用します。 複 数 のビューのロード順 序 の制 御 ビューを操作するユーザーに対して、複数のビューがロードされる順序を制御できます。Tableau JavaScript ファイルに依存する埋め込みコードを使用する場合にのみ、この機能にアクセスできま す。 次の例では、2 つのビューが埋め込まれます。2 番目のビューが最初にロードされ、一番上の ビューがその次にロードされます。複数のビューを埋め込み、そのすべてに同じロード順序の値を 指定するか、ロード順序パラメーターを指定しない場合、ビューはページに表示される順序でロー ドされます。 Script タグの例 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"> </script> <object class="tableauViz" width="600" height="400" style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="" /> <param name ="name" value="MyCoSales/TopPerformers" /> <param name="tabs" value="yes" /> <param name="toolbar" value="yes" /> <param name="filter" value="Salesperson=Top 5" /> <param name="load-order" value="0" /> </object> <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"> </script> <object class="tableauViz" width="600" height="400" - 251 - style="display:none;"> <param name="host_url" value="http://myserver/" /> <param name="site_root" value="" /> <param name="name" value="MyCoSales/SalesScoreCard" /> <param name="tabs" value="yes" /> <param name="toolbar" value="yes" /> <param name="load-order" value="-1" /> </object> SharePoint (Microsoft SSPI) へのビューの埋 め込 み SharePoint ページにTableau Server ビューを埋め込むことができます。埋め込まれたビューにアク セスするTableau Server ユーザーを自動的に認証するには、2 つの方法を選択できます。どちら を選択するかは、Tableau Server のセットアップで選択したユーザー認証方法によって異なりま す。Active Directory で[自動ログオンを有効にする] を使用してTableau Server ユーザー (Microsoft SSPI の使用とも呼ばれる) を認証するか、ローカル認証を使用してから信頼できる認 証のためにTableau Server を構成することができます。 このトピックは、Tableau Server とSharePoint の両方でMicrosoft SSPI を使用している最初の オプションに適用されます。Tableau Server でローカル認証を使用している場合、手順について はSharePoint へのビューの埋め込み (ローカル認証) ページ256を参照してください。 要件 ライセンスユーザー: 埋め込みビューにアクセスするすべてのユーザーは、Tableau Server のライセ ンスユーザーである必要があります。 SharePoint のバージョン:[SharePoint] ページにTableau Server ビューを埋め込むには、 SharePoint 2013 を使用する必要があります。このバージョンのSharePoint は、Tableau Server のセキュリティ要件を満たす Microsoft .NET Framework バージョン4.5 を使用します。 SharePoint へのビューの埋め込み 次の手順に従って、SharePoint のページビューアーWeb パーツを使用してSharePoint ページに ビューを埋め込みます。 1. ビューを埋め込むSharePoint ページに移動します (ページタイプは Web パーツページであ る必要があります)。 2. ページの左上隅の[サイトの操作] メニューで、[ページの編集] を選択します。 3. ビューを埋め込むページのセクションで[Web パーツの追加] をクリックします。 4. [カテゴリー] で[その他] または [カスタム] フォルダーにあるTableauEmbeddedView を選 択し、[追加] をクリックします。 - 252 - 5. SharePoint ページに戻り、新しいWeb パーツの[編集] メニューで[Web パーツの編集] を 選択します。 6. ページの右側で、ページビューアーWeb パーツの属性を指定できます。埋め込むビューの URL を入力します。その際、URL の一番最後にあるハッシュタグ(# と数字を除外してく ださい。ビューの埋め込み ページ240 で指定されている形式を使用します。たとえば、次の ように入力します。 http://tableauserver/views/DateTime/DateCalcs?:embed=yes&:toolbar=no - 253 - 7. [外観] セクションでは、Web パーツの[タイトル]、[高さ]、および[幅] を指定できます。通常 は、固定の高さ(700 ピクセルなど) を指定し、領域に合わせて幅を調整してください。 8. [OK] をクリックして変更内容を適用し、編集モードを終了します。 作成したWeb パーツにビューが埋め込まれます。ユーザーは Microsoft SSPI を使用して 自動的に認証されるので、埋め込まれたビューを表示するためにTableau Server にログイ ンする必要はありません。 - 254 - ウィキへのビューの埋 め込 み <iframe> タグ内にビューを配置することによって、ウィキやその他のWeb ページにビューを簡単 に埋め込むことができます。 1. ビューを埋め込むウィキページに移動します。 2. ページを編集し、<iframe>を追加します。ここで、ソースは最後にあるハッシュタグ(# と 数字を除外したビューのURL です。例は次のとおりです。 <iframe src="http://tableauserver/views/DateTime/DateCalcs?:embed=yes&:toolbar=no" width="800" height="600"></iframe> 3. 変更内容を保存します。 ビューがウィキページに埋め込まれます。 Tableau Server とウィキの両方がMicrosoft SSPI を使用するように設定されている場合、 ウィキで埋め込みビューにアクセスするユーザーは自動的にサインインし、ビューを表示でき ます。 サーバーとウィキで異なる方法が認証に使用されている場合、ユーザーはまずサーバーへ のログインを求められ、サインイン後にビューを表示できます。 イメージの埋 め込 み <script> または <iframe> タグにビューを埋め込むだけでなく、イメージとしてビューを埋め込 むこともできます。イメージを埋め込むと、ビューはインタラクティブでなくなりますが、ページが完全 にリロードされるたびにイメージは更新されます。この方法では、参照元データが変更された場合 でも、イメージには最新のデータが表示されます。 1. イメージを埋め込むページに移動します。 2. ページを編集し、<img>タグを追加します。ここで、ソースはビューのURL に.png ファイル - 255 - 拡張子を付けたものです (しかしハッシュタグと数字は除外してください 。例は次のとおり です。 <img src="http://tableauserver/views/Date-Time/DateCalcs.png" width="900" height="700"> 注: 一時的な製品制限により、埋め込まれたイメージを使用するユーザーもTableau Server でアク ティブな Web ブラウザーセッションを持っていて、Microsoft SSPI を使用してTableau Server へサ インインしている場合のみ、上記の方法は有効です。 SharePoint へのビューの埋 め込 み (ローカル認 証 ) SharePoint ページにTableau Server ビューを埋め込むことができます。ローカル認証がTableau Server のユーザー認証方法である場合、ビューの埋め込みを開始する前に追加の手順を行う 必要があります。この手順により、他の情報の中でTableau Server ユーザーがSharePoint に対 して識別されます。Tableau では、TableauEmbeddedView.dll および TableauEmbeddedView.wsp という補足ファイルを通してこの機能が提供されています。このト ピックでは、これらのファイルのインストールおよびプロビジョニングの方法、構成のテスト、 SharePoint Web パーツを使用したビューの埋め込みについて説明します。ユーザー認証方法と してActive Directory を使用する場合、Active Directory とSharePoint の両方がMicrosoft SSPI を使用するため、これらの追加の手順を行う必要はありません。今すぐに埋め込みを開始 できます。手順については、SharePoint (Microsoft SSPI) へのビューの埋め込み ページ252を 参照してください。 要件 ライセンスユーザーとユーザー名の一致:埋め込まれたビューにアクセスするユーザーは Tableau Server のライセンスユーザーである必要があり、SharePoint のユーザー名は Tableau Server の ユーザー名と同じである必要があります。 SharePoint のバージョン: [SharePoint] ページにTableau Server ビューを埋め込むには、 SharePoint 2013 を使用する必要があります。このバージョンのSharePoint は、Tableau Server のセキュリティ要件を満たす Microsoft .NET Framework バージョン4.5 を使用します。 DLL のセキュリティパーミッションの編集 最初のステップは、オペレーティングシステムのすべてのユーザーが.dll を使用できるように.dll のセ キュリティパーミッションを編集することです。 1. Tableau Server と共にインストールするTableauEmbeddedView.dll および TableauEmbeddedView.wsp ファイルを見つけます。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\extras\embedding\sharepoint\ 2. ファイルをSharePoint サーバーのルートディレクトリにコピーします。通常、ルートディレクト リは C:\Inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\<port>\bin などの 場所にあります。 - 256 - C:\Inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\80\bin この手順の残りの部分と次の手順のすべての部分は、.dll ファイルにのみ注目します。 3. TableauEmbeddedView.dll を右クリックし、[プロパティ] > [セキュリティ] の順に選択して、 TableauEmbeddedView.dll のセキュリティパーミッションを編集します。 4. [グループまたはユーザー名] で、[すべての人] を選択し、[編集] をクリックします。 5. [すべての人のパーミッション] で、[フル コントロール] パーミッションの[許可] を選択します。 - 257 - 6. [OK] をクリックします。 WSP ファイルをインストールして配置します。 上記の手順では、すべてのオペレーティングシステムユーザーに.dll ファイルを使用するパーミッショ ンが付与されました。以下の手順では、.dll ファイルに対する処理について多くの情報を SharePoint に提供します。これは TableauEmbeddedView.wsp ファイルによって処理されます。 このファイルは、DLL のセキュリティパーミッションの編集 ページ256のステップ2 でコピーしまし た。.wsp ファイルをインストールして配置するには、次を実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。 2. 次のフォルダーに移動します。 C:\Program Files (x86)\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\BIN 3. 次のコマンドを実行して、.wsp ファイルを追加します。 stsadm -o addsolution -filename - 258 - "C:\Inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\80\bin\TableauEmbe ddedView.wsp" 4. 次に、以下のコマンドを実行して配置します。コマンドで、http://<your SharePoint site>/ がSharePoint サイトのルートディレクトリである必要があります (http://mySharePoint/ など)。 stsadm -o deploysolution -name TableauEmbeddedView.wsp http://<your SharePoint Site>/ -local -force allowgacdeployment -url 5. 最後に、次のコマンドを実行してWeb パーツの機能をアクティブにします。 stsadm -o activatefeature -name TableauEmbeddedView_Feature1 -url http://<your SharePoint Site>/ Web パーツの配置を確認 TableauEmbeddedView.wsp ファイルをインストールして配置した後、次を実行して設定を確認 します。 1. Web ブラウザーでSharePoint サイトを開きます。サイトが表示されるまでにしばらくかかるこ とがあります。 2. [サイトの操作] リストから[サイトの設定] を選択します。 3. [ギャラリー] で、[Web パーツ] を選択します。 4. TableauEmbeddedView がリストされていることを確認します。 - 259 - 5. [サイトの設定] に戻り、[サイトコレクションの管理] で[サイトコレクションの機能] を選択し ます。 TableauEmbeddedView Feature が[アクティブ] の状態になっていることを確認します。 Web パーツを使用したビューの埋め込み これで、SharePoint ページにビューを埋め込む準備ができました。 1. ビューを埋め込むSharePoint ページに移動します (ページタイプは Web パーツページであ る必要があります)。 2. ページ左上隅の[サイトの操作] メニューで、[ページの編集] を選択します。 3. ビューを埋め込むページのセクションで[Web パーツの追加] をクリックします。 4. [カテゴリー] で[その他] または [カスタム] フォルダーにある[TableauEmbeddedView] を選 択し、[追加] をクリックします。 5. SharePoint ページに戻り、新しいWeb パーツの[編集] メニューで[Web パーツの編集] を 選択します。 - 260 - 6. ページの右側で、TableauEmbeddedView Web パーツの属性を指定できます。Tableau Server の名前を入力し、埋め込むビューへのパスを入力します。たとえば、 /views/Date-Time/DateCalcsのように入力します (URL の一番最後にあるハッ シュタグ(# と数字を除外します 。 7. ツールバーを表示するかどうか、インタラクティブなビューとしてではなくイメージとしてビューを 埋め込むかどうかなど、その他の属性を指定します。 8. [外観] セクションでは、Web パーツの[タイトル]、[高さ]、および[幅] を指定できます。通常 は、固定の高さ(700 ピクセルなど) を指定し、領域に合わせて幅を調整してください。 - 261 - 9. [OK] をクリックして変更内容を適用し、編集モードを終了します。 ビューがページに埋め込まれ、アクセスしたユーザーは SharePoint のユーザー名とパスワー ドに基づいて自動的にサインインします。埋め込まれたビューにアクセスするユーザーは Tableau Server のライセンスユーザーである必要があり、SharePoint のユーザー名は Tableau Server のユーザー名と同じである必要があります。 これは、提供されている.dll ファイルを使用してSharePoint にビューを埋め込む例で す。他のタイプのWeb アプリケーションにビューを埋め込むこともできます。詳細につ いては、JavaScript API ページ388 を参照してください。 - 262 - プロキシ サーバー Tableau Server はプロキシサーバーと併用できます。この種の環境では、プロキシサーバーは Tableau Server とTableau Server 上のリソースを要求するクライアントとの間の仲介役をします。 プロキシサーバーを構成する方法は、順行プロキシや逆行プロキシなどいくつかあります。これら のトピックでは、プロキシサーバーが既に構成されていて、今は Tableau Server がプロキシサー バーを認識する段階にあると想定されています。 詳細については、次のトピックを参照してください。 プロキシ環 境 設 定 の準 備 Tableau Server がプロキシサーバーを使用できるように構成するには、プロキシサーバーに関す る次の情報が必要です。 l l l l IP アドレス: プロキシサーバーのIP アドレス。IP アドレスは、IPv4形式で、たとえば 123.45.67.890 のようになります。また、固定 IP である必要があります。 完全修飾ドメイン名: プロキシサーバーの完全修飾ドメイン名。例: bigbox.myco.com。 非完全修飾ドメイン名: プロキシサーバーの非完全修飾ドメイン名。上記の例を使用す ると、プロキシサーバーの非完全修飾ドメイン名は bigbox のようになります。 別名: プロキシサーバーの別名。別名は CNAME (Canonical Name = 正規名) を使って 定義されます。例としては、CNAMEとしてbigbox.myco.com、別名としてftp.myco.com とwww.myco.com があるプロキシサーバーが考えられます。 Tableau Server がTableau Server ユーザーの認証にSSPI ([自動ログオンを有効にする] のあるActive Directory) を使用している場合、Apache リバースプロキシサーバーはサポー トされません。Tableau Server がActive Directory ([自動ログオンを有効にする] はない)、 ローカル認証、または SAML のあるサーバーユーザーを認証している場合、Apache リバー スプロキシサーバーがサポートされます。 プロキシ サーバーを使 用 するための Tableau の構 成 プロキシ環境設定の準備 上で説明されている情報を収集した後、次の手順に従ってプロキシ サーバーをTableau Server で使用できるように構成できます。下の構成の詳細については、 tabadmin set オプションページ351を参照してください。 1. サーバーを停止します。 2. Tableau Server のbin ディレクトリで、次のコマンドを入力します。ここで、name は正規の (外から見える) プロキシサーバーの名前です。 tabadmin set gateway.public.host "name" 3. Tableau の既定では、プロキシサーバーがポート80 で外部との通信をリッスンしていると想 定しています。別のポートを割り当てるには、次のコマンドを入力します。ここで、port_ number はポート番号です。 - 263 - tabadmin set gateway.public.port "port_number" 4. 次に、次のコマンドを入力します。ここで、server はプロキシサーバーのIPv4 アドレスま たはコンピューター名です。 tabadmin set gateway.trusted "server" server の値は次のようなコンマ区切りリストです。 tabadmin set gateway.trusted "123.45.67.890, 123.45.67.880, 123.45.67.870" または tabadmin set gateway.trusted "proxy1, proxy2, proxy3" 5. 次のコマンドでは、完全修飾ドメイン名や非完全修飾ドメイン名、別名などプロキシサー バーの代替名があれば入力します。これらはユーザーがブラウザに入力するかもしれない 名前です。個々の名前をコンマで区切ります。 tabadmin set gateway.trusted_hosts "name1, name2, name3" 例は次のとおりです。 tabadmin set gateway.trusted_hosts "proxy1.example.com, proxy1, ftp.example.com, www.example.com" 6. サーバーを起動して変更を有効にします。 - 264 - 信頼できる認証 Tableau Server のビューをWeb ページに埋め込むときは、そのページにアクセスするすべてのユー ザーがTableau Server のライセンスユーザーである必要があります。ユーザーがそのページにアク セスすると、ビューが表示される前にTableau Server へのサインインを求めるプロンプトが表示さ れます。Web ページ上または Web アプリケーション内でユーザーを認証する手段が既にある場合 は、このプロンプトを省略し、信頼できる認証を設定することによりユーザーがサインインを2 回行 わずに済むようにできます。 信頼できる認証とは、Tableau Server と1 つ以上のWeb サーバーとの間で信頼関係が設定さ れていることを意味します。Tableau Server が信頼できるWeb サーバーから要求を受け取ると、 Tableau Server は Web サーバーで必要とされる認証は既に処理されていると見なします。 Web サーバーでSSPI (Security Support Provider Interface) が使用されている場合、信頼でき る認証を設定する必要はありません。ビューを埋め込むと、ユーザーは Tableau Server のライセン スユーザーおよびActive Directory のメンバーであれば安全にアクセスできます。[自動ログインを 有効にする] (Microsoft SSPI を使用するセットアップ中に設定されるオプション) と信頼できる認 証の両方の使用はサポートされていません。Active Directory でSSPI を使用しておらず、クレデ ンシャルを要求することなくユーザーがTableau Server に安全にアクセスできるようにする場合、 信頼できる認証を設定できます。 ユーザーが埋め込みビューをクリックしたときにそれを正常に認証するには、サードパーティ のクッキーを許可するようにブラウザーを構成する必要があります。 信 頼 できる認 証 のしくみ 下の図は、クライアントのWeb ブラウザー、Web サーバー、Tableau Server の間で信頼できる認 証がどのように機能するかを示しています。 - 265 - ユーザーが Web ページにアク セス: Tableau Server のビュー が埋め込まれたWeb ページに ユーザーがアクセスすると、その ページのHTML に対するGET 要求がWeb サーバーに送信さ れます。 Web サーバーが Tableau Server に POST を送信しま す。Web サーバーは、POST 要求を信頼できるTableau Server (たとえば、 http://tabserver ではな く http://tabaserver/tru sted) に送信します。この POST 要求には username パラメーターが必要です。 username の値は、Tableau Server のライセンスユーザーの ユーザー名でなければなりませ ん。サーバーで複数のサイトを 実行し、ビューが"既定" サイト 以外のサイトにある場合、 POST 要求には target_ site パラメーターも含める必 要があります。 Tableau Server がチケットを 作成します。Tableau Server は、POST 要求を送信した Web サーバーのIP アドレスま たはホスト名 (上図では 192.168.1.XXX) を確認しま す。このサーバーが信頼できる ホストとして設定されている場 合、Tableau Server は一意の 24 文字列形式 (URL 用に安 全な、Base64 エンコード) でチ ケットを作成します。Tableau Server はこのチケット付きの POST 要求に応答します。エ ラーが発生してチケットを作成 できない場合は、-1 の値が返 されます。 Web サーバーがブラウザーに URL を渡します。Web サーバーがビューのURL またはそのオブジェクトタグ (埋め込みビューの場合) を使用してビューのURL を 構築し、そのページのHTML に挿入します。チケット が含まれています (例: http://tabserver/trusted/<ticket>/views/requestedvie wname)。Web サーバーはそのページのすべての HTML をクライアントのWeb ブラウザーに渡します。 ブラウザーが Tableau Server のビューを要求しま す。クライアントのWeb ブラウザーは、チケット付きの URL が含まれているGET 要求を使用して、Tableau Server に要求を送信します。 Tableau Server がチケットを引き換えます。Tableau Server は URL を要求したWeb ブラウザーがチケット を持っていることを確認し、チケットを引き換えます。 チケットは、発行後 3 分以内に引き換える必要があ ります。チケットが引き換えられると、Tableau Server にユーザーがログインし、URL からチケットが削除さ れ、埋め込みビューの最終的な URL が送信されま す。 - 266 - Tableau Server への信 頼 できる IP アドレスまたはホスト名 の追 加 信頼できる認証を設定するための最初のステップは、Tableau Server を1 つ以上のWeb サー バーからの要求を認識して信頼するように構成することです。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリ(たとえば、 C:\Program Files\Tableau\TableauServer\8.2\bin) に移動します。 2. 次のコマンドを入力します。 tabadmin set wgserver.trusted_hosts "<trusted IP addresses or host names>" 上記のコマンドで、<trusted IP addresses> は使用している1 台以上のWeb サー バーのIP アドレスのコンマ区切りリストである必要があります。例は次のとおりです。 tabadmin set wgserver.trusted_hosts "192.168.1.101, 192.168.1.102, 192.168.1.103" または tabadmin set wgserver.trusted_hosts "webserv1, webserv2, webserv3" 注: コンマ区切りリストは、引用符で囲まれ、各コンマの後にスペースを1 つ挿入する必 要があります。 ここでホスト名を使用する場合でも、指定するWeb サーバーには静的 IP アドレス を使用する必要があります (詳細について)。 3. 信頼できるチケットを要求するコンピューター(上の手順 2 で構成されているコンピューター の1 台) とTableau Server の間に1 台以上のプロキシサーバーが存在する場合、プロキ シサーバーを信頼できるゲートウェイとして追加する必要もあります。手順については、プ ロキシ サーバーを使用するための Tableau の構成 ページ263を参照してください。 4. 最後に、次のコマンドを入力してサーバーを再起動します。 tabadmin restart 次に、Web サーバーをTableau Server からチケットを受け取るように構成する必要があります。 Tableau Server からのチケットの取 得 Tableau Server に信頼できるIP アドレスを追加すると、POST 要求を介してTableau Server か らチケットを受け取るようにWeb サーバーを構成できます (図のステップ3)。POST 要求は http://<server name>/trusted (たとえば、http://tabserv ではなく http://tabserv/trusted) に送信される必要があります。 - 267 - Java、Ruby、およびPHP でPOST 要求を作成する場合に使用できるコード例については、以 下を参照してください。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\extras\embedding 次に、Tableau Server へのPOST 要求に使用できるデータを示します。 l l l username=<username> (必須): Tableau Server のライセンスユーザーのユーザー名。 ローカル認証を使用している場合、ユーザー名は単純な文字列にできます (username=jsmith など)。複数のドメインを持つActive Directory を使用している場合 は、ドメイン名とユーザー名を含める必要があります (username=MyCo\jsmith など)。 target_site=<site id> (既定サイトにビューがない場合にのみ必要): Tableau Server で複数のサイトを実行し、ビューが"既定" サイト以外のサイトにある場合は、ビュー があるサイトを指定します (target_site=Sales など)。<site id> に使用する値 は、サイトが作成されたときに提供された[サイトID] でなければなりません。この値では大 文字と小文字を区別します。[サイトID] がSAlesの場合、target_site=SAles とな ります。 client_ip=<IP address> (オプション): ビューにアクセスするWeb ブラウザーがあるコ ンピューターのIP アドレスの指定に使用されます (client_ip=123.45.67.891 な ど)。これは、Tableau Server のPOST 要求を作成するWeb サーバーのIP アドレスではあ りません。このパラメーターを使用する場合の詳細については、オプション: クライアントIP 照合の設定 ページ270を参照してください。 POST 要求に対するTableau Server の応答は、固有の24 文字の文字列形式になります (チ ケット)。Tableau Server で要求を処理できない場合は、-1 が返されます。この修正手順のヒン トについては、Tableau Server から返されたチケットの値 -1 ページ271を参照してください。ま た、ユーザーが埋め込みビューをクリックしたときにそれを正常に認証するには、サードパーティの クッキーを許可するようにブラウザーを構成する必要もあります。 次に、ビューの場所とチケットを含むビューのURL の構築をWeb サーバーに許可するコードを追 加する必要があります。 チケット付 きビューの表 示 POST 要求を作成したら、ビューの場所とTableau Server からのチケットをWeb サーバーに与え るコードを作成する必要があります。この情報はビューの表示に使用されます。この指定方法 は、ビューが埋め込まれているかどうかと、Tableau Server で複数のサイトを実行しているかどうか によって異なります。 Tableau Server ビューの例 次に、ユーザーがTableau Server を介したアクセスのみを行うビューを指定する方法の例を示し ます (ビューは埋め込まれていません): http://tabserver/trusted/<ticket>/views/<workbook>/<view> Tableau Server で複数のサイトを実行し、ビューが"既定" サイト以外のサイトにある場合にの み、t/<site ID> をパスに追加する必要があります。例: - 268 - http://tabserver/trusted/<ticket>/t/Sales/views/<workbook>/<view> Tableau Server URL に表示されるのと同じ大文字/小文字の設定を使用します。 埋 め込 まれたビューの例 次に、埋め込まれたビューの指定方法の例をいくつか示します。埋め込みコードを使用して行うこ とができる方法は 2 つあるので、両方の方法を以下に示します。どちらを使用するかに関係なく、 信頼できる認証に固有の情報がいくつかあり、これらを指定する必要があります。 Script タグの例 この例では、ticket オブジェクトパラメーターを使用しています。 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"></script> <object class="tableauViz" width="800" height="600" style="display:none;"> <param name="name" value="MyCoSales/SalesScoreCard" /> <param name="ticket" value="Etdpsm_Ew6rJY-9kRrALjauU" /> </object> 次に、複数サイトのTableau Server の場合に上記の例がどのようになるかを示します。ここで、 ビューは Sales サイトにパブリッシュされています。 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"></script> <object class="tableauViz" width="800" height="600" style="display:none;"> <param name="site_root" value="/t/Sales" /> <param name="name" value="MyCoSales/SalesScoreCard" /> <param name="ticket" value="Etdpsm_Ew6rJY-9kRrALjauU" /> </object> ticket を使用する代わりにpath パラメーターを使用することで、ビューの完全パスを明示的に 示すことができます。path を使用する場合は、Tableau JavaScript 埋め込みコードの必須パラ メーターであるname パラメーターも使用する必要はありません。 <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"></script> <object class="tableauViz" width="900" height="700" style="display:none;"> <param name="path" value="trusted/Etdpsm_Ew6rJY9kRrALjauU/views/MyCoSales/SalesScoreCard" /> </object> 次に、複数サイトのサーバーではない場合の同じ例を示します。/t/<site ID> が使用されて いることに注意してください。 - 269 - <script type="text/javascript" src="http://myserver/javascripts/api/viz_v1.js"></script> <object class="tableauViz" width="900" height="700" style="display:none;"> <param name="path" value="trusted/Etdpsm_Ew6rJY9kRrALjauU/t/Sales/views/MyCoSales/SalesScoreCard" /> </object> Iframe タグの例 <iframe src="http://tabserver/trusted/Etdpsm_Ew6rJY9kRrALjauU/views/workbookQ4/SalesQ4?:embed=yes" width="800" height="600"></iframe> オプション: クライアントIP 照 合 の設 定 既定では、Tableau Server はチケットの作成または引き換え時に、クライアントのWeb ブラウ ザーのIP アドレスを考慮しません。コレを変更するには、次の2 つの操作が必要です。チケットを 取得するPOST 要求でclient_ip パラメーターを使用してIP アドレスを指定し、以下の手順 に従ってTableau Server がクライアントのIP アドレス照合を実行するように設定します。 1. コマンドウィンドウを開き、Tableau Server のbin ディレクトリの場所にディレクトリを変更し ます。既定の場所は、C:\Program Files\Tableau\TableauServer\8.2\bin です。 2. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力します。 tabadmin set wgserver.extended_trusted_ip_checking true 3. 次のコマンドを入力します。 tabadmin configure 4. 最後に、次のように入力してサーバーを再起動します。 tabadmin restart 信 頼 できる認 証 のトラブルシューティング 信頼できる認証を構成するときに発生する可能性のある一般的な問題とエラーは次のとおりで す。信頼できる認証情報がProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizqlserver\vizql-*.log に書き込まれます。ロギン グレベルをinfo からdebug に上げるには、tabadmin設定 vizqlserver.trustedticket.log_level を使用します。 信頼できる認証をテストする方法のヒントの詳細については、「Tableau ナレッジベース」を参照し てください。 - 270 - Tableau Server から返 されたチケットの値 -1 Tableau Server は、信頼できる認証プロセスの一環としてチケットを発行できない場合に、チケッ ト値として-1 を返します。このメッセージの理由は、以下のフォルダー内のファイル production*.log に書き込まれます。 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\wgserver また、次のフォルダのvizql*.log にも書き込まれます。 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizqlserver 以下を確認します。 l すべての Web サーバーのホスト名または IP アドレスが信頼できるホストに追加されている POST 要求を送信するコンピューターのIP アドレスまたはホスト名が、Tableau Server の 信頼できるホストのリストにある必要があります。このリストにIP アドレスまたはホスト名を追 加する方法については、Tableau Server への信頼できるIP アドレスまたはホスト名の追 加 ページ267 を参照してください。 l wgserver.trusted_hosts の値が正しい形式である wgserver.trusted_hosts の設定を使用して提供される信頼できるホストのリストはコンマ区 切りリストにし、各コンマの後にスペースを1 つ挿入する必要があります。たとえば、リストは 次のIP アドレスと類似している必要があります。192.168.1.101, 192.168.1.102, 192.168.1.103 または bigbox1.example.lan, bixbox2.example.lan, bigbox3.example.lan。 l IP アドレスは IPv4 です。 信頼できるホストを指定するためにIP アドレスを使用している場合、アドレスは Internet Protocol version 4 (IPv4) 形式である必要があります。IPv4 アドレスは次のようになりま す。123.456.7.890。IPv6 アドレス(たとえば、fe12::3c4a:5eab:6789:01c%34) は、信頼で きるホストを入力する手段としてサポートされません。 l POST 要求のユーザー名が有効な Tableau Server ユーザーである POST 要求で送信するユーザー名は、ライセンスレベルがビューアーまたはインタラクターの Tableau Server ライセンスユーザーでなければなりません。Tableau Server に管理者とし てサインインし、ページ左側の[ライセンス発行] リンクをクリックして、ユーザーおよびそのライ センスレベルのリストを確認できます。 l POST 要求内のユーザー名にドメインが含まれている Tableau Server がローカル認証を使用するように構成されている場合は、POST で送信 されるユーザー名は単純な文字列です。しかし、サーバーがActive Directory を使用する ように構成されている場合は、ドメイン名とユーザー名を含める必要があります (domain\username)。たとえば、username パラメーターは次のようになります。 username=dev\jsmith l コンテンツのタイプが指定されている - 271 - ASP.NET または C# アプリケーションの設計を行っている場合、HTTP 要求でコンテンツの タイプを宣言する必要があります。たとえば、http.setRequestHeader("ContentType","application/x-www-form-urlencoded;charset=UTF-8")。コンテ ンツのタイプを指定しない場合、Tableau Server により-1 が返される、つまりログファイルに エラーが含まれます。"missing username and/or client_ip". HTTP 401 - 承 認 されていません "401 - 承認されていません" というエラーが表示された場合は、Tableau Server がActive Directory とSSPI を使用するように構成されている可能性があります (自動ログインを有効にす るを参照).。Web サーバーでSSPI が使用されている場合、信頼できる認証を設定する必要は ありません。ビューを埋め込むと、ユーザーは Tableau Server のライセンスユーザーおよびActive Directory のメンバーであればアクセスできます。 [自動ログインを有効にする] と信頼できる認証の同時使用はサポートされていません。 HTTP 404 - ファイルが見 つかりません 存在しないTableau Server URL をプログラムコードが参照したときに、このエラーが表示される 可能性があります。Web ページが取得しようとしたときに検出できない無効な URL がWeb サー バーによって構築された場合などです。 無 効 なユーザー (SharePoint または C#) Tableau Server で信頼できる認証を構成している場合に、このエラーが発生する可能性があり ます。 SharePoint .dll のサンプルコードは次のGET 要求を参照しています。 SPContext.Current.Web.CurrentUser.Name 上記の要求によって、現在のWindows Active Directory ユーザーの表示名が返されます。ログイ ンID を使用する場合は、コードを次のように変更する必要があります。 SPContext.Current.Web.CurrentUser.LoginName 変更後、SharePoint .dll を再コンパイルします。 間 違 った IP アドレスのチケットを取 得 しようとしています Tableau Server で信頼できる認証を構成している場合に、このエラーが発生する可能性があり ます。 既定では、チケットの引き換え時に、クライアントのWeb ブラウザーのIP アドレスは考慮されませ ん。クライアントのIP アドレスを照合するようにTableau Server を構成した場合は、POST で Tableau Server に送信されたクライアントのWeb ブラウザーのIP アドレスが、ブラウザーが埋め込 みビューを取得しようとしたときと同じであることを確認してください。たとえば、信頼できる認証の 図で、ステップ3 のPOST 要求がパラメーターclient_ip=74.125.19.147 を送信した場合、ステッ プ5 のGET 要求は同じIP アドレスから送られる必要があります。 - 272 - クライアントのIP アドレスを照合するようにTableau Server を構成する方法については、オプショ ン: クライアントIP 照合の設定 ページ270を参照してください。 Cookie 制 限 エラー ユーザーがTableau Server にサインインしたとき、セッションCookie はローカルのブラウザーに保存 されています。保存されたCookie は、ユーザーのTableau Server へのサインイン認証とサーバー へのアクセス許可を管理する方法です。Cookie はブラウザーのアドレスバーと同じドメインまたは サブドメインで設定されているので、ファーストパーティのCookie とみなされます。ユーザーのブラウ ザーがファーストパーティのCookie をブロックするように設定されている場合、ユーザーは Tableau Server にサインインできません。 埋め込みビュー経由で、または信頼できる認証が設定された環境で、ユーザーがTableau Server にサインインする場合も、同じことが起こります。cookie は保存されます。Cookie は保存 されています。しかし、この場合、ブラウザーは Cookie をサードパーティCookie として扱います。 これは、Cookie がブラウザーのアドレスバーに表示されているものと異なるドメインで設定されて いることが理由です。ユーザーのWeb ブラウザーがサードパーティのCookie をブロックするように設 定されている場合、Tableau Server の認証は失敗します。失敗しないようにするには、Web ブラ ウザーがサードパーティのCookie を許可するように構成する必要があります。 サーバーとの通 信 によるエラーの発 生 (403) Tableau Server が信頼できる認証用に設定されている場合、ブラウザーで新しいビューを開き、 以前に開いたビューに戻ろうとした後に上記のエラーが表示される可能性があります。Tableau Server では tabadmin set オプションvizqlserver.protect_sessions を通じてVizQL セッションの無 許可の再使用に対する保護を提供します。既定では true に設定されています。Tableau Server は信頼できる認証向けに設定されているため、vizqlserver.protect_sessions を有効にする必要がない場合があります。無効にするには、set ページ346 を使用してfalse に変更します。 - 273 - クラウドデータのクレデンシャルの保護 一部のクラウドベースのデータソースの場合、Tableau Serverにある機密データベースのクレデン シャルを保存する他の方法は、Tableauとデータソースプロバイダーとの間で限られた目的の信 頼関係を確立することです。この関係により、データソースプロバイダーとともにクレデンシャルを 保護しながらデータにアクセスできます。 この種の関係を確立するには Tableau を承認してクラウドデータにアクセスします。それから、クラ ウドデータプロバイダーがTableau に限られた目的のアクセストークンを送信します。このアクセス トークンは Tableau からの要求を一意的に識別し、Tableau が代わりにデータにアクセスできるよ うにします。 OAuth 2.0 オープン認証規格で説明されているとおり、Tableau はこれらの保護された接続で動 作します。OAuth 接続を使用すると、次のような利点があります。 l l セキュリティ: 機密データベースのクレデンシャルは Tableau Server に知られたり保存された りしません。アクセストークンを使用できるのは Tableau だけです。 利便性: 複数の場所にデータソースID とパスワードを埋め込む代わりに、そのデータプロ バイダーにアクセスするすべてのパブリッシュ済みワークブックとデータソースの特定のデータ プロバイダーに対して提供されるトークンを使用できます。 さらに、Google BigQuery データへのライブ接続の場合、各ワークブックビューアーは単一の ユーザー名とパスワードのクレデンシャルを共有するのではなく、ユーザーを識別する一意の アクセストークンを持つことができます。 保護された認証は、Google BigQuery、Google Analytics、およびSalesforce.com データソース で利用できます。 保 護 された認 証 プロセスの概 要 次の手順では、OAuth プロセスを呼び出す Tableau 環境における1 つのワークフローについて説 明します。 1. クラウドデータソースへのアクセスが必要な行動を取ります。 たとえば、Tableau Serverにパブリッシュされているワークブックを開きます。 2. Tableau により、ホストされているデータプロバイダーのサインインページに移動します。ホス トされているデータプロバイダーに送信される情報により、Tableau は要求サイトとして識 別されます。 3. ホストされているデータソースにサインインする場合、Tableau Serverのデータへのアクセス の承認を確認するよう要求されます。 4. 確認されると、データソースプロバイダーがアクセストークンをTableau Server に送り返し ます。 - 274 - 5. Tableau Server ワークブックとデータが表示されます。 OAuth プロセスを使用する他のワークフローは次のとおりです。 l l Tableau Desktop または Tableau Server からワークブックを作成してデータソースに接続 する。 Tableau Desktop からデータソースをパブリッシュする。 クレデンシャルの管 理 ユーザーはユーザー設定で自分のアクセストークンを管理できます。または、データソースコネクタ の役割を持つ管理者とユーザーのみがデータソースと接続間のアクセストークンを管理するよう許 可できます。 以下は、アクセストークンがパブリッシュされたデータソースの埋め込みクレデンシャルとして使用さ れるか、または Google BigQuery データへのライブ接続に使用されるかに適用されます。 l l l Tableau Server がアクセストークンで示される接続を通じてデータを要求する場合、データ ソースプロバイダーはトークンによって承認されているTableau アクセスを確認します。それ から要求したデータを返します。接続するたびにクレデンシャルを提供する必要はありませ ん。 トークンがパブリッシュされたデータソースの埋め込みクレデンシャルとして使用される場合、 データにアクセスするたびにサインインしなくても、Tableau Desktop や Tableau Server から そのデータに接続する新しいワークブックを作成できます。 アクセストークンはユーザーまたはデータプロバイダーがそれらを取り消すまで有効です。 注 データソースプロバイダーが許可するアクセストークンの数を超過する可能性が あります。そのような場合、データプロバイダーは新しいトークンが作成される際に前 - 275 - 回のアクセスからの時間の長さを使用して、新しいトークンのためのスペースを空ける ために無効にするトークンを決定します。データプロバイダーは他の理由でトークン を無効にすることもできます。たとえば、管理者がすべてのアプリケーションプロセスを 取り消す場合です。 OAuth サポートのためのサーバーの構 成 OAuth は、個々のユーザー名とパスワードの代わりに、目的が限定されたアクセストークンを介し て動作します。Tableau でOAuth 接続を作成するために必要なアクセストークンを取得する前 に、トークンを送るデータプロバイダーがTableau Server を信頼された送信先として認識すること ができるよう、サーバーを構成する必要があります。次のセクションでは、すべてのデータプロバイ ダー向けにOAuth の設定の準備方法について説明します。次のトピックは、特定のデータプロバ イダー向けにサーバーを構成する手順を含みます。 OAuth サポートの構 成 の準 備 特定のデータプロバイダー向けの構成手順を開始する前に、次の必要条件を満たしてくださ い。 l このデータソースに接続するビューをホストする各Tableau Serverノードの完全修飾ドメイ ン名を取得します。例は次のとおりです。 https://sales.your_domain.com Salesforce.com を使用する場合、https アドレスを提供する必要があります。 l 少なくとも1 つのデータプロバイダーアカウントが、API アクセスに有効なことを確認してくだ さい。 Google BigQuery とGoogle Analytics の場合、Google Cloud Platform のデベロッパー コンソールにアクセスする必要があります。 Salesforce.com の場合、Force.com プラットフォームにアクセスする必要があります。 l データソースのドライバーが最新であることを確認してください。 Google BigQueryの場合は 32 ビットを使用してください。 Tableau Web サイトの[ドライバーとアクティベーション] ページから更新されたドライバーをダ ウンロードすることができます。 使 用 しているデータプロバイダーの構 成 設 定 OAuth の準備手順を完了すると、使用しているデータプロバイダーの適切な設定を構成するこ とができます。 l l Google での OAuth の設定 次のページ Salesforce.com での OAuth の設定 ページ280 - 276 - Google での OAuth の設 定 このトピックでは、Google BigQuery およびGoogle Analytics データソースでのOAuth の設定方 法を説明します。各Tableau Serverインスタンスでこれらのステップを実行します。 注: これらの手順を完了する前に、OAuth サポートの構成の準備 前のページで説明され ている必要条件を満たしていることを確認してください。 OAuth を設定するには、次の2 つの手順を実行します。 l l Google から必要な情報を取得しAPI アクセスを有効にします。 取得した情報を使用してサーバーを構成します。 クライアントID を取 得 してGoogle API を有 効 にする 注: これらの手順は、本書の執筆中にGoogle Cloud Platform コンソールの設定を反映し ます。詳細については、Google Developers Console Help の「Using OAuth 2.0 for Web Server Applications (Web サーバーアプリケーションでのOauth 2.0 の使用)」を参照してく ださい。 1. Google Cloud Platform にサインインし、[Go to my console] をクリックします。 2. [Projects]を選択し、[Project] ページで[Create Project] をクリックします。 3. 表示される新しいプロジェクトフォームで次を実行します。 l l プロジェクトに、このプロジェクトを使用するTableau Serverインスタンスを反映するよ うな意味のある名前を付けてください。 プロジェクトIDを変更するかを決めます。 - 277 - 注: プロジェクトを作成した後はプロジェクトID を変更することができません。 詳細についてはクエスチョンマークのアイコンをクリックしてください。 4. 新しいプロジェクトを開き、[APIs & auth] > [Credentials] へ移動します。 5. [Create a New Client ID] をクリックし、[Create Client ID] ページで次を実行します。 l l l [Web Application] を選択します。 Authorized JavaScript Origins の場合、Tableau Server のローカルコンピューター 名を入力します。 Authorized Redirect URI の場合、既存のテキストをサーバーのインターネットアドレ スと置換し、末尾にauth/add_oauth_token テキストを追加します。例は次のとお りです。 https://data.your_server.com/auth/add_oauth_token 6. [Create Client ID] をクリックします。 7. Google が返す次の値をコピーし、使用しているTableau Serverコンピューターからアクセス することができる場所に貼り付けます。 l クライアントID l クライアントシークレット l URI のリダイレクト 8. Google Developer Console では、新しいプロジェクトを開いて[APIs & auth] > [API] を 選択し、[BigQuery API] または [Analytics API] のステータスを[On] に設定します。 - 278 - Google OAuth のための Tableau Server の構 成 クライアントID を取得してGoogle API を有効にするページ277の手順を実行して取得した情 報を使用することで、Tableau Serverを構成します。 1. Tableau Serverコンピューターで管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに変更します。 cd C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\<version>\bin 2. 次のコマンドを入力してサーバーを停止します。 tabadmin stop 3. 次のコマンドを入力し、Google から取得したクライアントID とクライアントシークレットなら びにサーバーURI を使用してサーバーを構成します。各コマンドを入力した後は Enter を 押します。 tabadmin set oauth.google.client_id <your_client_ID> tabadmin set oauth.google.client_secret <your_client_secret> tabadmin set oauth.google.redirect_uri <your_server_URI> 4. 次のコマンドを入力して構成を完了しサーバーを再起動します。 tabadmin config tabadmin start ユーザーがアクセストークンを保存できるよう許可する OAuth 接続は、個々のユーザー名とパスワードの代わりに、アクセストークンを介して行われま す。 サーバー管理者は Admin インターフェイス(A) を使用して、ユーザーが[ユーザー設定] ページ(B) でアクセストークンを管理することを許可できます。 - 279 - これらの設定を有効にするには、次を実行します。 1. Web ブラウザを開きサーバーにサインインします。 2. [Admin] タブで[メンテナンス] ページを表示し、[設定] セクションで次を選択します。 l l パスワードの保存 ユーザーは、データソースと共に個々のクレデンシャルを保存する ことができます。 アクセストークンの保存 ユーザーは OAuth トークンを保存できます。 また、サーバー管理者は、これらのチェックボックスのチェックを外し、データソースがパブリッシュさ れる時にデータ接続を編集することで、OAuth クレデンシャルを中央管理することもできます。パス ワードとアクセストークンの保存の設定が有効でない場合、[ユーザー設定] ページに[クレデンシャ ルの管理] セクションは表示されません。 Salesforce.com での OAuth の設 定 このトピックでは、Salesforce.comデータソースでのOAuth の設定方法を説明します。各 Tableau Serverインスタンスでこれらのステップを実行します。 注: これらの手順を完了する前に、OAuth サポートの構成の準備 ページ276で説明され ている必要条件を満たしていることを確認してください。 OAuth を設定するには、次の2 つの手順を実行します。 l l Salesforce での接続アプリの作成 取得した情報を使用してサーバーを構成します。 Salesforce 接 続 アプリの作 成 1. Salesforce.com 開発者アカウントにサインインし、右上のユーザー名をクリックしその後 [設 定] を選択します。 2. 左側のナビゲーションカラムの[アプリの設定] で、[作成] > [アプリ] を選択します。 - 280 - 3. [接続アプリ] セクションで、[新規] をクリックします。 4. [基本情報] に情報を入力し、[API] セクションで[OAuth 設定の有効化] を選択します。 5. 表示された新しいOAuth 設定で、[コールバックURL] にhttps プロトコルを使用してサー バーの完全修飾ドメイン名を入力し、次のテキストをURLに追加します: auth/add_ oauth_token 例は次のとおりです。 https://www.your_server.com/auth/add_oauth_token 6. 次の項目を[利用可能な OAuth スコープ] から[選択したOAuth スコープ] に移動します。 l データへのアクセスおよび管理 (api) l 基本情報へのアクセス(id) l ユーザに代わっていつでも要求を実行 (refresh_token) 7. [保存] をクリックします。 アプリを保存すると、Salesforce のAPI セクションにTableau Server構成に使用する次のID が表 示されます。 l l l コンシューマーキー コンシューマーシークレット コールバックURL - 281 - Tableau Serverで Salesforce.com OAuth を構 成 する 1. Tableau Server コンピューターで管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに変更します。 cd C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\<version>\bin 2. 次のコマンドを入力してサーバーを停止します。 tabadmin stop 3. Salesforce から取得したコンシューマーID とシークレット、およびコールバックURL を使用し て次のコマンドを入力しサーバーを構成します。各コマンドを入力した後でEnter を押しま す。 tabadmin set oauth.salesforce.client_id <your_consumer_ID> tabadmin set oauth.salesforce.client_secret <your_consumer_ secret> tabadmin set oauth.salesforce.redirect_uri <your_callback_ URL_> 4. ( 任意 既定のログインサーバーを変更するには、次のコマンドを入力してください。 tabadmin set oauth.salesforce.server_base_url <URL> 既定では https://login.salesforce.com に設定されています。 5. 次のコマンドを入力して、構成を完了しサーバーを再起動します。 tabadmin config tabadmin start ユーザーがアクセストークンを保存できるよう許可する OAuth 接続は、個々のユーザー名とパスワードの代わりに、アクセストークンを介して行われま す。 サーバー管理者は、[Admin] インターフェイス(A) を使用して、ユーザーが[ユーザー設定] ページ (B) でアクセストークンを管理することを許可できます。 - 282 - これらの設定を有効にするには、次を実行します。 1. Web ブラウザを開きサーバーにサインインします。 2. [Admin] タブで[メンテナンス] ページを表示し、[設定] セクションで次を選択します。 l l パスワードの保存 ユーザーは、データソースと共に個々のクレデンシャルを保存する ことができます。 アクセストークンの保存 ユーザーは OAuth トークンを保存できます。 また、サーバー管理者は、これらのチェックボックスのチェックを外し、データソースがパブリッシュさ れる時にデータ接続を編集することで、OAuth クレデンシャルを中央管理することもできます。パス ワードとアクセストークンの保存の設定が有効でない場合、[ユーザー設定] ページに[クレデンシャ ルの管理] セクションは表示されません。 - 283 - SAML Tableau Server を設定すると、外部 ID プロバイダー(IdP) を使用して、SAML に対する Tableau Server ユーザーの認証を行うことができます。すべてのユーザーの認証は、Tableau Server でActive Directory またはローカル認証を使用しているかに関係なく、Tableau の外部で 行われ、Tableau Server 上のユーザーアカウントが管理されます。This allows you to provide a single sign-on experience across all the applications in your organization. 注:IdP 提供の認証は1度のみ使用することができ、使用期間が限定されたトークンです。 SAML の詳細については、次のリンクを参照してください。 SAML 認 証 のしくみ SAML は、サービスプロバイダー(この場合は Tableau Server) およびアイデンティティプロバイダー (IdP) の2 つのグループ間で認証情報を交換するためのXML ベースのオープンスタンダードです。 SAML 向けにTableau Server を構成する場合、サードパーティのIdP はユーザー認証に使用さ れ、デジタル署名のXML 文書形式でTableau Server に識別情報を渡します。 ユーザーがTableau Server ワークブッ クリンクまたは他のリソースにアクセス しようとします。 Tableau Server が認証プロセスを開 始し、ユーザーをIdP にリダイレクトし ます。 IdP がSAML の正常な応答 をTableau Server に送信しま す。 User がTableau Server の ワークブックを開きます。 Tableau Server ユーザー アカウン ト。この ユーザー 名は IdP はユーザーを認証します。 - 284 - IdP が ユーザー 名として 保存し ているも のと一 致する 必要が ありま す。 IdP の ユーザー アカウン ト。 SAML 要 件 SAML 向けにTableau Server を構成するには、次が必要です。 証明書ファイル: ファイル拡張子 .crt が付いたPEM 暗号化 x509 証明書。このファイルは IdP で なく、Tableau Server により使用されます。 証明書キー ファイル: パスワードで保護されておらず、ファイル拡張子 .key が付いた、RSA または DSA プライベートキーファイル。このファイルは IdP ではなくTableau Server によって使用されま す。 IdP アカウント: 外部アイデンティティプロバイダーでのアカウントが必要です。いくつかの例として PingFederate、SiteMinder、およびOpen AM があります。 ユーザー名 という属性: アイデンティティプロバイダーを構成して、ユーザー名という名前の属性を SAML 応答に返す必要があります。この既定の属性を別の属性に変更するには、tabadmin 設 定 wgserver.saml.idpattribute.username を使用します。 ユーザー名の一致: Tableau Server ユーザー名とIdP に保存されているユーザー名は一致する 必要があります。たとえば、Jane Smith のユーザー名がjsmith としてPingFederate に保存される 場合、Tableau Server でもjsmith と保存される必要があります。また、Tableau Server セットアッ プの一部としてSAML を構成している場合、セットアップの一部にTableau Server 管理者アカウ ントが作成されます。セットアップを実行する前に、使用する予定のアカウントがIdP に存在する ことを確認します。 Active Directory 自動ログインなし: SAML を使用していて、Tableau Server がユーザー管理に Active Directory を使用するよう構成されている場合、[自動ログインを有効にする] を使用しな いでください。 分散インストールのみ: SAML 用に構成されているクラスタでは、アプリケーションサーバープロセス を実行しているそれぞれのTableau Server 上にSAML 認証およびキーファイルがある必要があり ます。詳細については、「SAML 用のサーバークラスタの構成」を参照してください。 - 285 - SAML Tableau Server を設定すると、外部 ID プロバイダー(IdP) を使用し、SAML に対してTableau Server ユーザーの認証を行うことができます。すべてのユーザー認証は、Tableau Server で Active Directory またはローカル認証を使用しているかに関係なく、Tableau の外部で行われ、 Tableau Server 上のユーザーアカウントが管理されます。これにより、組織のすべてのアプリケー ションで接続開始許可が単一になります。 Tableau Server にSAML を設定する前に、SAML 要件 前のページを満たしていることを確認し てください。 SAML の設 定 SAML を使用するようにTableau Server を設定するには 1. Tableau Server8.2 フォルダーと同じ階層にあるSAML という名前のフォルダーに証明書 ファイルを保存します。例は次のとおりです。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML この場所に保存することによって、Tableau Server を実行するアカウントに、ファイルに対す る必要なパーミッションが与えられます。 2. SAML 構成は、Tableau Server の設定中に表示されるSAML タブで行います。Tableau Server 設定後にSAML を設定する場合は、Tableau Server 構成ユーティリティ(スタート > 全てのプログラム > Tableau Server 8.2> Tableau Server の設定) を開き、SAML タ ブをクリックしてSAML タブへアクセスします。 3. SAML タブで、[シングル サインオンに SAML を使用する] を選択し、次のそれぞれのため の場所を入力します。 Tableau Server リターンURL - Tableau Server のユーザーがアクセスされる http://tableau_server などのURL です。http://localhost の使用はお勧めしません。また、 末尾にスラッシュがあるURL (http://tableau_server/ など) はサポートされていません。 SAML エンティティID - エンティティID は、IdP へのTableau Server のインストールを一意 的に識別します。必要であればここでTableau Server のURL を再度入力することができ ますが、必ずしもTableau Server のURL である必要はありません。 SAML 証明書ファイル- ファイル拡張子 .crt が付いたPEM 暗号化 x509 証明書です。こ のファイルは IdP ではなくTableau Server によって使用されます。 SAML 証明書キー ファイル- パスワード保護されていないRSA または DSA の秘密キー ファイルで、ファイル拡張子 .key を持ちます。このファイルは IdP ではなくTableau Server に よって使用されます。 4. 今は [SAML IdP メタデータファイル] テキストボックスには何も入力せず、[メタデータファイ ルのエクスポート] をクリックします。 - 286 - 5. ダイアログが開き、Tableau Server のSAML 設定をXML ファイルとして保存することができ ます。この時点では、IdP のメタデータは含まれていません。 XML ファイルに名前を付けて保存します。 6. IdP のWeb サイトまたはアプリケーション上 l l Tableau Server をサービスプロバイダーとして追加します。この方法に関しては、 IdP のドキュメントを参照する必要があります。この一環として、手順 5 で保存した ファイルをインポートします。 IdP が検証のためにユーザー名を属性要素として使用することを確認します。 7. まだIdP 内のまま、IdP のメタデータXML ファイルをエクスポートします。 8. IdP のメタデータXML ファイルを、Tableau Server コンピュータの次のフォルダーへコピーしま す。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML 9. [Tableau Server の構成] ダイアログボックスのSAML タブで、[SAML IdP メタデータファイ ル] テキストボックスにファイルへの場所を入力します。 - 287 - 10. [OK] をクリックします。これで、Tableau Server にSAML 認証が設定されました。 SAML 向 け Server クラスタの設 定 SAML を使用するようにTableau Server クラスタを設定する場合、SAML 証明書とキーファイル をTableau アプリケーションサーバープロセス(wgserver とも呼ばれる) を実行中のすべてのコン ピュータに配置します。SAML を使用するようにTableau Server クラスタを設定するには、以下を 行います。 1. 上記の手順に従って、プライマリTableau Server を設定します。 2. プライマリに対して使用した同じSAML 証明書とキーファイルを、アプリケーションサーバー プロセスを実行している各 Tableau ワーカーに配置します。プライマリで使用したワーカーの 同じフォルダーの場所を使用します。ワーカーで追加構成を行う必要はありません。 たとえば、プライマリTableau Server と3 つのワーカーを含むクラスタを使用するとします。ア プリケーションサーバープロセスは、プライマリ、Worker 2、およびWorker 3 で実行していま す。この状況では、SAML 向けにプライマリTableau Server を設定します。次に、同じ SAML 証明書とキーファイルをWorker 2 とWorker 3 にコピーします。これらのファイルはプ ライマリのC:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML フォルダーにあるため、 Worker 2 とWorker 3 の同じ場所にあります。 構 成 のテスト 新しくWeb ブラウザーインスタンスを開き、URL ウィンドウへTableau Server 名を入力して、 SAML 構成をテストします。 - 288 - サインインプロンプトがTableau Server からではなくIdP から表示されることに注意しなければな りません。 SAML のトラブルシューティング SAML に関する問題のトラブルシューティングについては、次のトピックを参照してください。 SAML、および自 動 ログインの有 効 化 SAML を使用していて、Tableau Server がユーザー管理にActive Directory を使用するよう構成 されている場合、[自動ログインを有効にする] を選択しないでください。[自動ログインを有効にす る] とSAML を共に使用することはできません。 コマンドラインからのサインイン Tableau Server がSAML を使用するよう構成されている場合でも、コマンドラインツール tabcmd ページ311 または Tableau データ抽出コマンドラインユーティリティ(Tableau Desktop で 提供) を使用してTableau Server にサインインする場合、SAML は使用されません。 - 289 - ログインできない "ログインできません: ユーザーのアイデンティティプロバイダー認証に成功しました<IdP からのユー ザー名>。Tableau Server のユーザーを検索できませんでした" というメッセージを受信した場合、 Tableau Server に保存されているユーザー名とIdP に保存されているユーザー名が同一ではあり ません。 これを修正するには、ユーザー名が一致するようにします。たとえば、Jane Smith のユー ザー名がjsmith としてIdP に保存されている場合、Tableau Server でjsmith として保存す る必要があります。 SAML エラー ログ SAML の次のサインインエラーは次の場所に記録されます。このログを使用して問題をトラブル シューティングすることができます。 C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\wgserver\error.log - 290 - 実行ユーザー Tableau Server サービスを実行する専用のActive Directory (AD) ユーザーアカウントを使用でき ます。これは、実行ユーザーアカウントと呼ばれます。管理者によっては、Tableau Server でパブ リッシュされたワークブックがライブデータソースに接続するときに、このアカウントの使用を選択す る場合があります。サーバーの既定のNetwork Service アカウント(NT AUTHORITY\NetworkService) には、その他のコンピューターのデータソースに接続するための 適切なパーミッションがありません。適切に構成されたAD アカウントにはそのパーミッションがありま す。 NT 認証が必要なデータソースの場合、AD アカウントも認証プロセスを自動的に処理できるた め、ワークブックがライブデータソースに接続するときに、クレデンシャルのプロンプトはユーザーに表 示されません。つまり、特定のリソース専用の実行ユーザーAD アカウントは多くの場合、特定の ユーザーに関連付けられているAD アカウントよりも管理上の問題が発生しにくくなります。 実行ユーザーアカウントを使用するようにTableau Server を構成するには、次の手順に従いま す。Tableau Server の分散インストールを実行している場合、ワーカーに加えてプライマリでこれ らの手順を行う必要があります。また、実行アカウント設定の確認 ページ294 より下の手順は、 サイトによって異なる場合があります。 注: 実行ユーザーアカウントを使用してTableau Server をインストールした場合、セットアップを実行 する前に、Windows Secondary Login サービスの[ログオン] および[スタートアップ] に正しい値が 入力されていることを確認します。詳細については、Tableau Service 設定の確認 次のページ を参照してください。 アカウントの指 定 まず、Tableau Server サービスを実行するActive Directory アカウントを指定または作成します。 このアカウントは Tableau Server の実行ユーザーアカウントになります。このアカウントには次の項 目が必要です。 l l l データソースに接続するためのパーミッション(少なくとも読み取りアクセス)。 Tableau Server がNT 認証プロセスにデータソースを提供できるようにするためのクレデン シャル。Microsoft SQL Server およびMicrosoft Analytical Services (MSAS) を含む (Access または Excel は含まない) NT 認証を実行するMicrosoft データソース。 ユーザーおよびグループに対してActive Directory のドメインコントローラにクエリするパーミッ ション。Tableau Server が実行されているローカルマシンで作成されたユーザーアカウント には、これらのパーミッションはありません。 ドメインの双 方 向 の信 頼 関 係 の確 認 次のいずれかの条件が当てはまる場合は、双方向の信頼関係が存在することを確認します。 l Tableau Server とデータソースをホストするマシンが別々のドメイン上に存在する。 l Tableau Server ユーザーがTableau Server またはデータソースからの別々のドメイン上に - 291 - 存在する。 Tableau Service 設 定 の確 認 Tableau サービスに適切な [ログオン] と[スタートアップ] の値が割り当てられていることを確認しま す。Tableau Server の分散インストールを実行している場合、ワーカーに加えてプライマリでこれ らの手順を行います。 1. Tableau Server が実行されているコンピューターに管理者としてログオンします。 2. Tableau Server コンピューターで、[スタート] > [コントロール パネル] > [管理ツール] > [コン ピューター管理] > [サービスとアプリケーション] > [サービス] を選択します。 3. [サービスとアプリケーション] を開き、[サービス] をクリックします。次のサービスが適切に設定 されていることを確認します。 サービス名 FLEXnet Licensing Service Secondary Login Tableau Server (tabsvc) Tablicsrv ログオン値 Local System スタート アップ値 手動 Local System 自動 <domain>\<username> これは実行ユーザー アカウントです。以下を参照してください。 自動 Local System 自動 ログオン値 の変 更 Tableau Server (tabsvc) の[ログオン] の値を実行ユーザーアカウントに変更するには 1. [サービス] ウィンドウで、[Tableau Server (tabsvc)] を右クリックして[停止] を選択し、 Tableau Server サービスを停止します。 2. [スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server] > [Tableau Server の構成] を選 択します。 3. [全般] タブで、Tableau Server の実行ユーザーアカウントのドメイン、ユーザー名、および パスワードを入力します。 4. [OK] をクリックしてTableau Server (tabsvc) を再起動します。 ローカル セキュリティポリシーの準 備 Tableau Server マシンで実行ユーザーアカウントが管理者でない場合は (分散インストールを実 行している場合はプライマリとワーカー)、Tableau Server の実行ユーザーアカウントでサービスとし - 292 - てログオンし、構成を変更できるように、マシンのローカルセキュリティポリシーを準備する必要が あります。これを行うには、次の手順を行います。 1. [スタート] > [コントロール パネル] > [管理ツール] > [ローカル セキュリティポリシー] を選択 します。 2. [ローカルセキュリティ設定] ウィンドウで、[ローカルポリシー] を開き、[ユーザー権利の割り当 て] をハイライトして、[サービスとしてログオン] を右クリックし、[プロパティ] を選択します。 3. [サービスとしてログオン] の[プロパティ] ウィンドウで、[ユーザーまたはグループの追加] をクリッ クします。 4. Tableau Server の実行ユーザーアカウントとして<domain>\<username> を入力しま す (たとえば、MYCO\tableau_server)。次に、[名前の確認] をクリックします。 5. アカウントが正常に解決されると、下線が挿入されます。[OK] をクリックします。 6. 上記の手順を繰り返し、実行アカウントを[ローカル ログオン] ポリシーに追加します。 7. 上記の手順を繰り返し、実行アカウントを[ログオン拒否] ポリシーから削除します。 8. [OK] をクリックして、[ローカルセキュリティ設定] ウィンドウを閉じます。 - 293 - データソース接 続 設 定 の構 成 アクセスするワークブックがライブのNT 認証データソースに接続するときに、ユーザーを自動的に 認証するには、[Windows NT の統合セキュリティを使用する] オプションを選択してTableau データ接続を構成します。 Windows NT 統合セキュリティ ユーザー名とパスワード サーバーの実行ユーザーアカウントで認証しま 各 Tableau Server ユーザーにはデータベースの す。 クレデンシャルが要求されます。 実 行 アカウント設 定 の確 認 実行ユーザーアカウントには、ファイルの読み取りと実行、場合によってはファイルの変更を行うこ とができるパーミッションが必要です。最初に使用したアカウントに応じて、適切なパーミッションを 既に所有している場合があります。サーバーの実行アカウントを変更するときは必ず、次の要件 を満たしていることを確認してください。分散インストールを実行している場合、これはプライマリお よびワーカーの両方に適用されます。 読 み取 りパーミッションと実 行 パーミッションの付 与 Tableau Server サービスを実行するアカウントには、ファイルの読み取りと実行のためのパーミッ ションが必要です。サーバーの実行ユーザーアカウントが変更されたときは必ず、次のことを確認 または構成してください。 1. Tableau Server をホストしているマシン上で(分散している場合は Tableau ワーカーも)、 Windows Explorer を使用してTableau がインストールされているドライブ(ローカル ディスク (C:) など) を右クリックし、[プロパティ] を選択します。 2. [ローカルディスクのプロパティ] ウィンドウで[セキュリティ] タブを選択します。 3. [編集] をクリックし、[追加] をクリックします。 4. [ユーザー、コンピューター、サービスアカウント、またはグループの選択] ダイアログボックス で、Tableau Server 実行ユーザーアカウントとして<domain>\<username> を入力し ます。グループアカウントを使用しないでください。 - 294 - 5. [名前の確認] をクリックしてアカウントを解決し、[OK] をクリックして確認します。 6. Tableau Server の実行ユーザーアカウントがハイライトされたら、このアカウントに[読み取 りと実行] パーミッションがあることを確認します。[読み取りと実行] を選択すると、[フォル ダーの内容の一覧表示] と[読み取り] が自動的に選択されます。 7. [OK] をクリックして終了します。 変 更 パーミッションの付 与 アカウントには、ログファイルの作成などを実行する権限も必要です。次のことを確認または設定 してください。 1. 次のフォルダーに移動します。 C:\Program Files\Tableau C:\ProgramData\Tableau\ 64 ビットのオペレーティングシステムで32 ビットのTableau Server を実行している場 合、C:\Program Files\Tableau の代わりにC:\Program Files (x86)\Tableau に移動する必要があります。また、上記のドライブおよびパスは Tableau Server のインストール先に応じて変更される場合があります。 2. フォルダーを右クリックし、[プロパティ] を選択して、[セキュリティ] タブをクリックします。 l l l l [編集] をクリックし、[追加] をクリックします。 Tableau Server の実行ユーザーアカウントとして<domain>\<username> を入 力します。 [名前の確認] をクリックしてアカウントを解決し、[OK] をクリックして確認します。 Tableau Server の実行ユーザーアカウントがハイライトされたら、このアカウントに [変更] パーミッションがあることを確認します。[変更] を選択すると、[フル コントロー - 295 - ル]と[特殊なアクセス許可] を除くすべてのパーミッションが自動的に付与されます。 3. 上記のステップ1 の各フォルダーで、Tableau の[プロパティ] の[セキュリティ] タブにある[詳 細設定] をクリックします。 - 296 - 4. [Tableau のセキュリティの詳細設定] ウィンドウで、[アクセス許可の変更] をクリックします。 5. [Tableau のセキュリティの詳細設定] ダイアログボックスで、実行ユーザーアカウントをハイラ イトし、[子オブジェクトのアクセス許可すべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス 許可で置き換える] チェックボックスをオンにします。 - 297 - 6. [OK] をクリックして、すべてのサブフォルダ―とファイルに変更を適用します。この処理には 数分かかる場合があります。 これらの変更を適用する際に、Windows からエラーメッセー ジを受け取ることがよくあります。プロセスをキャンセルする必要はありません。代わりに[続 ける] をクリックしてください。 7. [OK] をクリックして変更を確認し、Tableau の[プロパティ] ダイアログボックスの[OK] をク リックします。 レジストリ設定の変更 次の手順はオプションであり、ほとんどの環境には該当しません。レジストリのセキュリティが高度に 制約されている場合、Tableau Server 実行ユーザーアカウントの読み取りおよび書き込みパー ミッションを次に挙げるレジストリブランチに付与します。レジストリキーは、インストールしている Tableau Server が32 ビットバージョンであるか、64 ビットバージョンであるかにより変わりますが、 32 ビットバージョンのTableau Server の場合、インストールしているオペレーティングシステムが32 ビットバージョンであるか、64 ビットバージョンであるかにより変わります。64 ビットバージョンの Tableau Server は、64 ビットバージョンのオペレーティングシステムにのみインストールすることがで きます。 64 ビットバージョンの Tableau Server のインストール l HKEY_CURRENT_USER\Software\Tableau l HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Tableau - 298 - 32 ビットバージョンの Tableau Server のインストール l HKEY_CURRENT_USER\Software\Tableau および l l 32 ビットバージョンのオペレーティングシステム: HKEY_LOCAL_ MACHINE\Software\Tableau 64 ビットバージョンのオペレーティングシステム: HKEY_LOCAL_ MACHINE\Software\Wow6432Node\Tableau - 299 - SQL Server の偽装 偽装とは、あるユーザーアカウントが別のユーザーアカウントの代わりにアクションを実行することで す。データベースユーザーの偽装を行うようにTableau とMicrosoft SQL Server を構成できます。 これにより、Tableau Server によって使用されるSQL Server データベースアカウントは、Tableau ユーザーでもあるSQL Server データベースユーザーの代わりにクエリを実行できます。 この機能の主な利点は、管理者がデータセキュリティポリシーを1 か所、つまりデータベースに実 装して制御できることです。Tableau ユーザーがSQL Server データベースへのライブ接続でビュー にアクセスすると、ビューにはユーザーのデータベースパーミッションで表示が許可されている内容の みが表示されます。もう1 つの利点は、ユーザーがビューにアクセスするときにデータベースログイン プロンプトに応答する必要がないことです。また、ワークブックのパブリッシャーは、ビューに表示する 内容を制限するためにユーザー固有のフィルターに依存する必要がありません。 この機能を使用するために必要な詳細情報については、次のトピックを参照してください。 偽 装 の要 件 この機能を使用するための要件は次のとおりです。 l l l l l SQL Server へのライブ接続のみ: 偽装は、SQL Server データベースのバージョン2005 以 降にライブ接続されているビューに対してのみ使用できます。 個別のデータベースアカウント: ビューにアクセスする各ユーザーは、ビューの接続先である SQL Server データベースに明示的な個別のアカウントを持っている必要があります。 Active Directory (AD) グループのメンバーは偽装できません。たとえば、Jane Smith がAD グループ「Sales (販売)」のメンバーであり、そのデータベース管理者がSQL Server データ ベースにAD グループ「Sales (販売)」を追加した場合、Jane を偽装することはできませ ん。 クレデンシャルと認証タイプの一致: 各 Tableau ユーザーアカウントのクレデンシャルおよび そのTableau ユーザー認証タイプが、SQL Server データベースのクレデンシャルおよび認証 タイプと一致する必要があります。つまり、Jane Smith のTableau Server ユーザーアカウン トのユーザー名がMyCo\jsmith で、Tableau Server がユーザー認証にActive Directory を 使用している場合、SQL Server データベースでのユーザー名もMyCo\jsmith で、SQL Server がWindows 統合認証を使用している必要があります。 SQL Server の前提条件: SQL Server では、データセキュリティを確保するビューである データセキュリティテーブルが必要であり、データベースユーザーがそのビューを使用する必 要があります。 SQL IMPERSONATE アカウント: 上記のデータベースユーザーに対する IMPERSONATE パーミッションを持つSQL Server データベースアカウントが必要です。こ れは、sysadmin の役割を持つアカウント、または各ユーザーアカウントに対する IMPERSONATE パーミッションを与えられているアカウントのいずれかです (EXECUTE AS に関するMSDN の記事を参照)。さらに、このSQL Server アカウントは Tableau 側の次の 2 つのアカウントのいずれかである必要があります。 l Tableau Server の実行ユーザーアカウント(実行ユーザー アカウントでの偽装 次の ページを参照)。 - 300 - l ワークブックパブリッシャーのアカウント(埋め込み SQL クレデンシャルでの偽装 ペー ジ303 を参照)。 偽 装 のしくみ 下の図は、データベースユーザーの偽装のしくみを示しています。 上の図で、Jane Smith (MyCo\jsmith) は西海岸の営業担当者、Henry Wilson (MyCo\hwilson) は東部の営業担当者です。SQL Server データベースで、Jane のアカウントMyCo\jsmith に対す るアカウントパーミッションでは、西海岸のデータにしかアクセスできません。Henry のアカウント MyCo\hwilson では、東海岸のデータにしかアクセスできません。 全国のデータを表示するビューが作成されています。このビューは、SQL Server データベースにラ イブ接続します。この2 人のユーザーがTableau Server にサインインし、ビューをクリックします。 Tableau Server は、各ユーザーのデータベースアカウントに対するIMPERSONATE パーミッショ ンを持つデータベースアカウントを使用してSQL Server に接続します。このアカウントが各ユー ザーのデータベースアカウントの代わりにアクションを実行します。 ビューを表示するときは、各ユーザーの個々のデータベースパーミッションによって制限されます。 Jane には西海岸の販売データのみ、Henry には東海岸のデータのみが表示されます。 実 行 ユーザー アカウントでの偽 装 偽装を行うときは、実行ユーザーアカウントを介した偽装をお勧めします。実行ユーザーアカウン トとは、Tableau Server をホストしているマシンでTableau Server サービスを実行できるAD アカ ウントです (実行ユーザーページ291を参照)。この同じアカウントが、SQL Server のデータベース ユーザーアカウントに対するIMPERSONATE パーミッションを持っている必要があります。データ セキュリティの観点から、Tableau Server の実行アカウントを偽装に使用することにより、管理者 はほとんどの制御を行うことができます。 実行ユーザーアカウントでの偽装を設定するには - 301 - 1. セットアップの一環としてTableau Server を構成する場合は、[サーバーの実行ユーザー] に、ユーザーアカウントに対するIMPERSONATE パーミッションを持つ実行ユーザーAD ア カウントを入力します。[ユーザー認証] で[Active Directory を使用する] をオンにします。 2. [OK] をクリックして構成を完了します。 3. Tableau Desktop でワークブックを作成します。データ接続を作成するときは、[Windows NT 統合セキュリティを使用する] をオンにして、ワークブックからSQL Server データベースへ のライブ接続を行います。 4. Tableau Desktop でワークブックをTableau Server にパブリッシュします ([サーバー] > [ワー クブックのパブリッシュ])。 - 302 - 5. [パブリッシュ] ダイアログボックスで[認証] をクリックし、[認証] ダイアログボックスでドロップダ ウンリストから[サーバーの実行アカウント経由での偽装] を選択します。 6. [OK] をクリックします。 7. Tableau Server にユーザーとしてサインインして、接続をテストします。ビューをクリックしたと きに、データベースのクレデンシャルが要求されず、そのユーザーへの表示が許可されている データのみが表示される必要があります。 埋 め込 み SQL クレデンシャルでの偽 装 ビューをパブリッシュするユーザーにSQL Server アカウントのクレデンシャルをビューに埋め込ませる ことによって、偽装を行うこともできます。Tableau Server はどのような種類のアカウントでも実行 できますが、パブリッシャーが指定したこのようなクレデンシャルを使用してデータベースに接続しま す。 偽装を処理するアカウントをAD アカウントにできない場合や、ワークブックのパブリッシャーにSQL Server の潜在的に高いパーミッションレベルを持つアカウントを与えてもかまわない場合には、こ の方法が適しています。 注: この方法を使用するには、Tableau Server で[埋め込みクレデンシャル] が有効である必要があり ます。 - 303 - ワークブックのパブリッシャーのSQL アカウントで偽装を行うには 1. Tableau Desktop でワークブックを作成します。データ接続を作成するときは、[特定のユー ザー名とパスワードを使用する] を選択して、ワークブックからSQL Server データベースへの ライブ接続を行います。 2. ワークブックをTableau Server にパブリッシュします ([サーバー] > [ワークブックのパブリッ シュ])。 3. [パブリッシュ] ダイアログボックスで[認証] をクリックし、[認証] ダイアログボックスでドロップダ ウンリストから[埋め込みパスワード経由での偽装] を選択します。 - 304 - 4. [OK] をクリックします。 5. Tableau Server にユーザーとしてサインインして、接続をテストします。ビューをクリックしたと きに、データベースのクレデンシャルが要求されず、そのユーザーへの表示が許可されている データのみが表示される必要があります。 - 305 - TCP/IP ポート 次の表は、Tableau Server が既定で使用し、バインドに使用できるようになっている必要がある ポートを示しています。Windows ファイアウォールが有効な場合、Tableau Server は必要なポー トを開きます。自分でする必要はありません(Windows 7 を実行しているワーカーを持つ分散イン ストールの場合は、Tableau ナレッジベース) を参照してください。 インストー ルの種類 ポート このポートを使用するサーバー プロセス 高 す 可 べ 分 用 て 散 性 パラメーター 80 ゲートウェイ。 X gateway.public.port, worker0.gateway.port 443 SSL。Tableau Server がSSL 用に設定されてい る場合、アプリケーションサーバーは要求をこの ポートにリダイレクトします。 X -- 3729 Tableau Server のセットアップ X -- 分散および高可用性環境のTableau ワーカー 3730サーバー(プライマリTableau Server はこれらのポー 3731 トをリッスンしません)。 X アプリケーションサーバー(ベースポートは 8000)。 8000 以降の連続するポートはプロセス数だけ使 8000 用されます。既定では、Tableau Server は 2 つの X 8059 アプリケーションサーバープロセス(ポート8000 およ び8001) でインストールされます。 X -- wgserver.port 8060 PostgreSQL データベース X pgsql.port 8061 Firebird. X firebird.port 8062 高可用性用に設定されている分散環境で検出を 行うプロセス 8080 Solr とTomcat HTTP X solr.port, tomcat.http.port1 8250 バックグラウンドタスク。 X backgrounder.port 8755 Tableau 管理プロセス。 X tabadminservice.port 9090 高可用性用に設定されている分散環境で複製を 行うプロセス 1これらのパラメーターは同じ値に設定される必要があります。 - 306 - X pgsql.initport X rsync.port インストー ルの種類 ポート このポートを使用するサーバー プロセス 高 す 可 べ 分 用 て 散 性 パラメーター VizQL サーバー(ベースポートは 9100)。9100 以 降の連続するポートもプロセス数だけ使用されま 9100 す。既定では、Tableau Server は 2 つのVizQL X 9199 サーバープロセス(ポート9100 および9101) でイン ストールされます。 vizqlserver.port データサーバー(ベースポートは 9700)。9700 以 降の連続するポートもプロセス数だけ使用されま 9700 す。既定では、Tableau Server は 2 つのデータ X 9899 サーバープロセス(ポート9700 および9701) でイン ストールされます。 dataserver.port 27000 ワーカーサーバーとプライマリサーバーが分散およ び高可用性環境でライセンス発行情報を通信す 27009 るために使用します。 分散および高可用性環境でライセンス発行情報 を通信するために、ワーカーとプライマリサーバーに 1 つの追加ポートが動的に選択されます。代わり に、固定ポートを指定できます (27010 が推奨され ています)。詳細については、「Tableau ナレッジ ベース」を参照してください。プライマリサーバーが DMZ 内にある場合のインストールは、これらの指 示を使用する必要があります。 X X -- X X -- データエンジンTableau Server は 1 つのデータエン ジンプロセスでインストールされます。クラスタ内の 27042 X 最大 2 つのノード上で、ノードごとに最大 2 つの データエンジンプロセスがある可能性があります。 27043 高可用性用に設定されている分散環境でのデー タエンジンの初期化。 dataengine.port X 既 定 のポートの編 集 Tableau Server プロセスが使用する既定ポートの設定をコマンドライン管理ツールのtabadmin ページ332 を使って変更できます。たとえば、アプリケーションサーバープロセスの既定ポート (wgserver) は 8000 ですが、tabadmin workerX.wgserver.port のパラメータを使って別 のポートに変更できます。次の手順に従ってTableau Server のポート設定を変更します。サー バーのJMX ポートを有効にする場合は、JMX ポートの有効化 ページ309を参照します。 - 307 - 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd “C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin” 2. 次のように入力してポートの値を変更します。 tabadmin set <workerX>.<parameter> <new port value> 上のコマンドでは、<workerX> が変更するポートのあるマシンを示し、<parameter> が 下の表にある値の1 つ(wgserver.port などのサーバープロセスのポート)、<new port value> がそのサーバープロセスに割り当てる新しいポート番号です。Tableau Server が1 つのマシンで実行されている場合、<workerX> は worker0 です。クラスタを 実行している場合は、worker0 がプライマリ、worker1 が1 番目のワーカーサーバー、 worker2 が2 番目というようになります。この場合、プライマリのコマンドプロンプトからクラ スタ内の個々のマシンに対して別々にコマンドを実行する必要があります。 次の例では、プライマリまたはスタンドアロンサーバーでアプリケーションサーバープロセス (wgserver) 用のポートが8020 に設定されます。 tabadmin set worker0.wgserver.port 8020 次の例では、3 マシンクラスタ(プライマリが1 つとワーカーが2 つ) のVizQL サーバープロセ ス用のポートが9200 に設定されます。 tabadmin set worker0.vizqlserver.port 9200 tabadmin set worker1.vizqlserver.port 9200 tabadmin set worker2.vizqlserver.port 9200 次のパラメーターを使用して対応するポートを変更できます。tabadmin のパラメーターの詳 しいリストについては、TCP/IP ポートページ306を参照してください。 変更するポート パラメーター 80 gateway.public.port, worker0.gateway.port 8000 wgserver.port 8060 pgsql.port 8080 solr.port, tomcat.http.port1 9100 vizqlserver.port 9700 dataserver.port 3. 必要なポート構成の変更を行った後、次のように入力してTableau Server を再起動しま す。 1これらのパラメーターは同じ値に設定される必要があります。 - 308 - tabadmin restart 再起動している途中のサーバーは、どのユーザーも使用できません。この操作を行う前 に、必ずユーザーに予告してください。あるいは、業務時間外にメンテナンスを計画してくだ さい。 JMX ポートの有 効 化 Tableau Server の操作での問題の解決に役立てるために、Tableau サポートによってサーバーの JMX ポートの有効化を要求されることがあります。これらのポートは、通常 JConsole のようなツー ルで監視とトラブルシューティングを行う場合に便利です。 Tableau Server でJMX ポートを有効にするには 1. サーバーを停止します。 2. 次のコマンドを入力します。 tabadmin set service.jmx_enabled true 3. 構成コマンドを入力します。 tabadmin configure 4. サーバーを起動します。 JMX ポートのリスト 既定で無効になっているすべてのJMX ポートのリストは次のとおりです。これらのポートが有効に なっている場合は、単一サーバー、分散、および高可用性のすべてのインストールの種類にこれ らのポートが使用されます。 ポート このポートを使用するサーバー プロセス パラメーター 8300 8359 アプリケーションサーバーJMX。アプリケーションサーバーの ポート番号 + 300 で算出されます。 -- 8550 バックグラウンドモニターJMX。8250 + 300 のバックグラウン -ドポートによって算出されます。 9095 サービスモニターJMX。 svcmonitor.jmx.port 9400 9499 VizQL サーバーJMX。VizQL サーバーのポート番号 + 300 で算出されます。 -- 10000 10299 データサーバーJMX。データサーバーのポート番号 + 300 で算出されます。 -- - 309 - JMX ポートの決 定 のしくみ JMX ポート番号は、アプリケーションサーバー(8300 - 8359)、バックグラウンダー(8550)、VizQL サーバー(9400 - 9599)、データサーバー(10000 - 10299) に「ベースポート番号 + 300」という式 を使って割り当てられます (既定のベースポートのリストについては、TCP/IP ポートページ306を 参照)。さらに、同一プロセスのインスタンスが複数ある場合、個々のインスタンスにJMX ポートが 必要です。たとえば、アプリケーションサーバープロセスのインスタンスを4 つ実行できるように Tableau Server を設定した場合、使用されるポート番号は 8000 (既定のベースポート)、8001、 8002、8003 になります。そのときは、アプリケーションサーバーのJMX ポート8300 (ベースポート+ 300)、8301、8302、8303 が、それぞれ対応するプロセスインスタンスにバインドされます。 Tableau Server によって直接使用されるポートではありませんが、JMX ポートの1 つが他のアプリ ケーションによって使用されていると、Tableau Server のプロセスは実行されません。さらに、JMX ポートは tabadmin を使って直接編集することができません。JMX ポートの変更は、そのベース ポートを変更することによって行います。つまり、データサーバーのJMX プロセスがポート10000 を 使用できない場合、tabadmin を使って(既定のポートの編集 ページ307を参照) そのデータサー バーのベースポートを9700 から9800 へ変更すると、そのデータサーバーのJMX ポートが11000 に変更されます。 セキュリティリスクを低減するために、JMX ポートへの外部からのトラフィックがブロックされるように ファイアウォールを構成するようお勧めします。 ポートの既 定 値 の復 元 次の手順に従ってポートの既定値を復元できます。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd “C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin” 2. 次のように入力してポートの既定値を復元します。 tabadmin set <workerX>.<parameter> --default Tableau Server が1 つのマシンで実行されている場合、<workerX> は worker0 です。 クラスタを実行している場合は、worker0 がプライマリ、worker1 が1 番目のワーカー サーバー、worker2 が2 番目というようになります。 たとえば、 tabadmin set worker0.wgserver.port --default 3. 次のように入力して、Tableau Server を再起動します。 tabadmin restart - 310 - tabcmd tabcmd ユーティリティは、Tableau Server と共にインストールされる2 つのコマンドラインツールの 1 つです (もう一方は tabadmin ページ332)。 tabcmdによって提供されるコマンドは、数回に分 けてのワークブックのパブリッシュや、ユーザーとグループの管理など、一般的なタスクを自動化する のに役立ちます。tabcmd ユーティリティは Tableau Server のbin フォルダーにインストールされます が(C:\Program Files\Tableau Server\8.2\bin)、別のマシンでも同様にtabcmd をインストールし て実行できます。詳細については、次のトピックを参照してください。 tabcmd のインストール 既定では、tabcmd コマンドラインユーティリティは Tableau Server と共にサーバーのbin フォル ダーにインストールされます (たとえば、C:\Program Files (x86)\Tableau\Tableau Server8.2\\bin)。そこから実行することができます。柔軟な管理のために、別のマシンにイン ストールすることもできます。 tabcmd を別のマシンにインストールするには、次のとおりに実行します。 1. Tableau Server のextras フォルダーに移動します。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\extras\TabcmdInstaller.exe 2. TabcmdInstaller.exe を、インストール先のコンピューターにコピーします。 3. TabcmdInstaller.exe をダブルクリックして実行します。 4. プロンプトに従ってtabcmd をインストールします。 tabcmd はコマンドツールであり、Windows オペレーティングシステムでの制限も一部あるた め、Tableau では C:\ drive (C:\tabcmd) のルートにあるtabcmd という名称のフォルダーに tabcmd をインストールするようお勧めします。 tabcmd 設定プログラムを実行しても、tabcmd は Windows PATH 変数に自動的に追加 されません。完全パスを使用してtabcmd を明示的に呼び出すか、ディレクトリをPATH 変 数に追加する必要があります。 tabcmd の使 用 方 法 tabcmd を使用するための最初のステップは、管理者としてコマンドプロンプトを開くことです。次 に、Tableau Server のbin フォルダーに移動するか(たとえば、C:\Program Files\Tableau\TableauServer\8.2\bin)、コマンドにこの場所を含めます。 tabcmd を使用してTableau Server 上のタスクを実行するには、認証されたサーバーセッションを 確立する必要があります。このセッションは、Tableau Server、Tableau Server セッションを実行し - 311 - ているユーザーを識別します。最初にセッションを開始してコマンドを指定するか、セッションの開 始とコマンドの実行を一度に行うことができます。tabcmd を使用して1 つを超えるタスクを実行し ている場合、同時にではなく、順番に(連続して) 実行する必要があります。 次のコマンドは、Tableau Server でのtabserver.myco.com という名前のセッションの開始を示し ます。 tabcmd login -s http://tabserver.myco.com -u admin -p p@ssw0rd! tabcmd コマンドを使用する場合、コマンド(login など) およびオプション(-s、-u など) は 大文字と小文字を区別 しませんが、ユーザーが指定する値 (p@ssw0rd や [email protected] など) は大文字と小文字を区別 します。 tabcmd と同じディレクトリにあるSales_Workbook というコマンドはワークブックを削除します。 tabcmd delete "Sales_Workbook" 次に、1 つのコマンドで上記の手順すべてを達成する方法を示します。ここでlogin は必要あり ません。 tabcmd delete "Sales_Workbook" -s http://tabserver.myco.com -u admin -p p@ssw0rd! Tableau Server では複数のサイトを実行できます。ワークブックがマルチサイトサーバーの"既定" サイトにある場合、既定を指定する必要はありません。上記のコマンドで十分です。ただし、コマ ンドが既定以外のサイトのものに適用されている場合、そのサイト用にサイトID を指定する必要 があります (login ページ325を参照)。West Coast Sales サイト上にあるワークブックの場合の同 じコマンドは次の通りです (サイトID は wsales)。 tabcmd delete "Sales_Workbook" -s http://tabserver.myco.com -t wsales -u admin -p p@ssw0rd! オプションの-s、-t、-u、-p などは、tabcmd 間のグローバル変数です。つまり、任意のコマンド と共に使用できます。 コマンドが成功すると、tabcmd はステータスコード0 を返します。0 以外のステータスコードの詳し いエラーメッセージは stderr に出力されます。また、情報提供や進捗状況のメッセージもstdout に出力されます。デバッグ、進捗状況、エラーメッセージを含むtabcmd.log という名前の詳細ログ が次の場所に書き込まれます。 l l Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、Windows 7、 Windows 8: C:\Users\<username>\AppData\Roaming\Tableau Windows Server 2003: C:\Documents and Settings\<username>\Application Data\Tableau - 312 - tabcmd グローバル オプション 次の表は、すべてのコマンドで使用されるオプションを示しています。セッションを開始するには、-server、--user、および--password オプションを少なくとも1 回使用する必要がありま す。認証トークンは保管されているため、後続のコマンドを実行するときに、これらのオプションを 含める必要はありません。このトークンは、それを使用した最後のコマンドの実行後、5 分間だけ 有効です。 オプ ション (ショー ト) -h -s オプション(ロ 引数 ング) 説明 --help --server コマンドのヘルプを表示します。 セッションを開始するために少なくとも1 回指 定する必要があります。 -u --user -p -password -t -x Tableau Server URL Tableau Serverユー ザー名 Tableau Serverパス ワード filename.txt セッションを開始するために少なくとも1 回指 定する必要があります。 セッションを開始するために少なくとも1 回指 定する必要があります。代わりに-P オプショ ンを使用することもできます。 -パスワードを、コマンドラインではなく指定され passwordたファイルに保管し、セキュリティを向上させる file ことができます。 --site Tableau コマンドを、サイトID によって指定されたサイ Server site トに適用することを示しています。サイトを指 ID 定していない場合、既定のサイトが使用され ます。複数のサイトのあるサーバーにのみ適 用します。 --proxy Host:Port 指定されたHTTP プロキシを使用します。 --no指定した場合、このコマンドではパスワードが prompt 要求されません。有効なパスワードを指定し ないと、コマンドが失敗します。 --no指定した場合、HTTP プロキシは使用されま proxy せん。 --no指定した場合、SSL 証明書は検証されませ certcheck ん。 --[no-] 指定した場合、セッションID はログイン時に cookie 保存されるため、その後にコマンドを実行する ときにログインの必要はなくなります。セッショ ンID を保存しない場合は、プレフィックスno- - 313 - オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) --timeout 秒 説明 を使用してください。既定ではセッションは保 存されます。 サーバーがコマンドの処理を完了するまで、 指定された時間 (秒単位) 待機します。既定 では、プロセスは 30 秒でタイムアウトになりま す。 tabcmd のコマンド tabcmd コマンドラインツールで使用できるコマンドは次のとおりです。 addusers group-name creategroup group-name createproject project-name createsite site-name createsiteusers filename.csv createusers filename.csv delete workbook-name または delete datasource-name deletegroup group-name deleteproject project-name deletesite site-name deleteusers filename.csv editsite site-name export get url listsites login logout publish filename.twb (x)、 filename.tds (x)、または filename.tde refreshextracts workbookname または refreshextracts datasourcename removeusers group-name runschedule schedulename set setting syncgroup group-name version - 314 - addusers group-name --users 引数のリストに含まれているユーザーを、指定したgroup-name のグループに追加しま す。 例 tabcmd addusers "Development" --users "users.csv" オプ オプション(ロング) ション (ショー ト) --users 引数 説明 filename.csv 指定されたファイル内のユーザーを指 定されたグループに追加します。ファ イルは、1 行にユーザー名が1 つの簡 単なリストでなければなりません。 ユーザーは、既にTableau Server で 作成されている必要があります。 CSV ファイルからのユーザーのイン ポートページ67 も参照してください。 --[no-]complete このオプションをcomplete に設定し た場合、変更を正常に行うには、す べての行が有効でなければなりませ ん。指定しない場合、--complete が使用されます。 creategroup group-name 指定されたグループ名を使用してグループを作成します。グループ作成後にユーザーを追加する には、addusers (ローカルグループの場合) およびsyncgroup (Active Directory グループの場 合) コマンドを使用します。グ 例 tabcmd creategroup "Development" createproject project-name 指定されたプロジェクト名を使用してプロジェクトを作成します。 例 tabcmd createproject -n "Quarterly_Reports" -d "Workbooks showing quarterly sales reports." オプション (ショート) -n オプション(ロン グ) --name -d -- 引 数 名 前 説 説明 作成するプロジェクトの名前を指定し ます。 プロジェクトの説明を指定します。 - 315 - オプション (ショート) オプション(ロン 引 グ) 数 description 明 説明 createsite site-name 指定されたサイト名を使用してサイトを作成します。 例 West Coast Sales という名前のサイトを作成します。WestCoastSales のサイトID は自動的 に作成され、サイトには保存容量の制限がなく、サイト管理者はユーザーの追加や削除を行うこ とができます。 tabcmd createsite "West Coast Sales" wsales のサイトID を持つWest Coast Sales という名前のサイトを作成します。 tabcmd createsite "West Coast Sales" -r "wcoast" サイト管理者がユーザーをサイトに追加できないようにします。 tabcmd createsite "West Coast Sales" --no-site-mode 保存容量をMB 単位で設定します。 tabcmd createsite "West Coast Sales" --storage-quota 100 オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) -r --url サイトID --userquota --[no-] sitemode -storagequota ユーザー数 説明 サイトを指定するためにURL で使用されます。サイトの 名前とは異なります。 サイトに追加できる最大ユーザー数。 サイトに対してユーザーの追加または削除を行う権限を サイト管理者に許可/拒否します。 MB 数 MBで、サイト上に格納できるワークブック、抽出、および データソースの量。 createsiteusers filename.csv サイト管理者はこのコマンドを使用して、ユーザーをサイトに追加できます。指定したコンマ区切り の値 (CSV) ファイルを使用して、現在のサイトでユーザーを作成します。このファイルには、次の 列を含めることができます (表示される順に示しています)。 - 316 - 1. Username 2. Password 3. Full Name 4. License Level (interactor/viewer/unlicensed) 5. Administrator (site/none) 6. Publisher (yes/true/1 または no/false/0) 7. Email Address ファイル内の列はこれより少なくてもかまいません。たとえば、1 行に1 つのユーザー名を指定した 単純なリストにすることができます。サーバーがActive Directory 認証を使用していると、 Password 列は無視されます。値にコンマが含まれている場合は、引用符を使用できます。詳 細については、CSV ファイルからのユーザーのインポートページ67 を参照してください。 例 tabcmd createsiteusers "users.csv" --license "Interactor" -publisher オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) --nowait --silentprogress --license Interactor 、Viewer、ま たは Unlicensed --admin- Site または type None --[no-] publisher 説明 非同期ジョブの完了まで待ちません。 非同期ジョブの進捗状況メッセージを表示 しません。 すべてのユーザーの既定のライセンスレベ ルを設定します。この設定は、CSV ファイ ルの値によってオーバーライドされる場合が あります。 CSV ファイル内のすべてのユーザーにサイト 管理者権限を割り当てたり削除したりしま す。この設定は、CSV ファイルの値によって オーバーライドされる場合があります。既定 値は、新しいユーザーの場合は None で、 既存のユーザーの場合は変更されませ ん。createsiteusers を使用してシス テム管理者の作成や降格はできません (代わりにcreateusers を使用してくだ さい)。 既定でCSV ファイル内のすべてのユーザー にパブリッシュ権限を割り当てたり削除した りします。この設定は、CSV ファイルの値に よってオーバーライドされる場合がありま - 317 - オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) --[no-] complete 説明 す。既定値は、新しいユーザーの場合は no で、既存のユーザーの場合は変更され ません。 変更を正常に行うには、すべての行が有 効でなければならないことを要求します (ま たは要求しません)。既定では、-complete オプションが使用されます。 createusers filename.csv 指定したコンマ区切り値 (CSV) ファイルに含まれているユーザーを作成します。このコマンドを使 用できるのは、システム管理者だけです。このファイルには、次の列を含めることができます (表示 される順に示しています)。 1. Username 2. Password 3. Full Name 4. License Level (interactor/viewer/unlicensed) 5. Administrator (system/site/none) 6. Publisher (yes/true/1 または no/false/0) 7. Email Address ファイル内の列はこれより少なくてもかまいません。たとえば、1 行に1 つのユーザー名を指定した 単純なリストにすることができます。サーバーでActive Directory 認証を使用している場合、 Password 列は空白にしてください。値にコンマが含まれている場合は、引用符を使用できま す。詳細については、CSV ファイルからのユーザーのインポートページ67を参照してください。 例 tabcmd createusers "users.csv" --license "Interactor" --publisher オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) --nowait --silentprogress --license Interactor 、Viewer、ま 説明 非同期ジョブの完了まで待ちません。 非同期ジョブの進捗状況メッセージを表示 しません。 すべてのユーザーの既定のライセンスレベ ルを設定します。この設定は、CSV ファイ - 318 - オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) たは Unlicensed --admin- System、 type Site、または None --[no-] publisher --[no-] complete 説明 ルの値によってオーバーライドされる場合が あります。 既定でCSV ファイル内のすべてのユーザー に管理者権限を割り当てたり削除したりし ます。この設定は、CSV ファイルの値によっ てオーバーライドされる場合があります。既 定値は、新しいユーザーの場合は None で、既存のユーザーの場合は変更されませ ん。 既定でCSV ファイル内のすべてのユーザー にパブリッシュ権限を割り当てます。この設 定は、CSV ファイルの値によってオーバーラ イドされる場合があります。既定値は、新 しいユーザーの場合は no で、既存のユー ザーの場合は変更されません。 変更を正常に行うには、すべての行が有 効であることが必要です。既定では、-complete オプションが使用されます。 delete workbook-name または delete datasource-name 指定のワークブックまたはデータソースをサーバーから削除します。このコマンドは、パブリッシュ時 のファイル名ではなく、サーバー上に表示されるワークブック名またはデータソース名を取得しま す。 例 tabcmd delete "Sales_Analysis" オプショ オプション(ロン 引数 説明 ン グ) (ショー ト) -r --project プロ 削除するワークブックまたはデータソースを含む ジェ プロジェクトの名前。未指定の場合は "既定" プ クト ロジェクトが使用されます。 名 --workbook ワー 削除するワークブックの名前。 クブッ ク名 -デー 削除するデータソースの名前。 datasource タ - 319 - オプショ オプション(ロン 引数 説明 ン グ) (ショー ト) ソー ス名 deletegroup group-name 指定したgroup-name のグループをサーバーから削除します。 例 tabcmd deletegroup "Development" deleteproject project-name 指定したproject-name のプロジェクトをサーバーから削除します。 例 tabcmd deleteproject "Designs" deletesite site-name 指定したサイト名のサイトをサーバーから削除します。 例 tabcmd deletesite "Development" deleteusers filename.csv 指定したコンマ区切り(CSV) ファイルに含まれているユーザーを削除します。ファイルは 1 行に1 つのユーザー名を指定した簡単なリストです。 例 tabcmd deleteusers "users.csv" オプ オプション 引 説明 ション (ロング) 数 (ショー ト) --[no-] このオプションを--complete に設定した場合、変更 complete を正常に行うには、すべての行が有効でなければなり ません。指定しない場合、--complete が使用され ます。 - 320 - editsite site-name サイトまたはそのWeb フォルダー名を変更できます。このコマンドを使用して、サイト管理者が ユーザーを追加/削除する権限を許可または拒否することもできます。サイト管理者にユーザー 管理権限がある場合は、サイトに追加できるユーザー数を指定できます。 例 tabcmd editsite wc_sales --site-name "West Coast Sales" tabcmd editsite wc_sales --site-id "wsales" tabcmd editsite wsales --status ACTIVE tabcmd editsite wsales --user-quota 50 オプション(ロ 引数 ング) --site変更後のサイト名 name --site-id サイトの変更先の サイトID --userユーザー数 quota --[no-] site-mode --status ACTIVE または SUSPENDED -MB 数 storagequota 説明 表示されたサイトの名前。 サイトを一意に識別するためにURL で使用 されます。 サイトのメンバーになれる最大ユーザー数。 サイトへのユーザーの追加をサイト管理者に 許可/拒否します。 サイトのアクティブ化または一時停止。 MBで、サイト上に格納できるワークブック、抽 出、およびデータソースの量。 export Tableau Server からビューまたはワークブックをエクスポートして、ファイルに保存します。このコマン ドを使用するときには、以下に注意してください。 l l パーミッション: エクスポートするには、[イメージのエクスポート] パーミッションが必要です。既 定では、このパーミッションはすべての役割で許可されているか継承されますが、ワークブッ クまたはビューごとにパーミッションを設定することもできます。 エクスポートするビュー、ワークブック、データなど: これは「フレンドリー名」を使用せず、また URL 末尾にあるハッシュタグ(#) および数字を除外し、ワークブックまたはビューのURL に 表示される"workbook/view" 文字列を使用して指定します。たとえば、Tableau サン プルビューInvestment Growth をFinance ワークブックからエクスポートするには、文字列 Finance/Investment Growth や Finance/InvestmentGrowth#1 ではなく、 Finance/InvestmentGrowth を使用します。サーバーが複数のサイトを実行し、 ビューまたはワークブックが"既定" 以外のサイトにある場合、-t <site_id> を使用しま - 321 - す。 ワークブックをエクスポートするには、使用する文字列に有効なビューも含めます。上の例 を使用して、Finance ワークブックをエクスポートするには、文字列 Finance/InvestmentGrowth を使用します。最後に、ワークブックをエクスポートする には、[Tableau Desktop パブリッシュ] ダイアログボックスで[シートをタブとして表示] を選択 して、それをパブリッシュしておく必要があります。 l l l ファイルの保存形式: 形式オプションは、エクスポートするファイルによって異なります。ワーク ブックは --fullpdf 引数を使用してPDF としてエクスポートします。ビューは PDF (-pdf) または PNG (--png) としてエクスポートするか、ビューのデータをCSV ファイル(-csv) としてエクスポートできます。 保存するファイルの名前と場所 (省略可): 名前を指定しなければ、ビューまたはワークブッ クの名前から生成されます。場所を指定しなければ、ファイルは現在の作業ディレクトリに 保存されます。それ以外の場合は、完全パスまたは現在の作業ディレクトリに関連する名 前を指定できます。 PDF エクスポートに含まれていないダッシュボードWeb ページ オブジェクト: ダッシュボード はオプションでWeb ページオブジェクトを含めることができます。Web ページオブジェクトが 含まれるダッシュボードの、PDF へのエクスポートを実行する場合、Web ページオブジェクト は PDF に含まれません。 リアルタイム データを使用するためのキャッシュのクリア キャッシュからデータを取得する代わりに新しいデータクエリを強制的に実行するために、オプショ ンでURL パラメーターの?:refresh=yes を追加できます。自身のスクリプトと共にtabcmd を 使用している場合、またrefresh URL パラメーターが大量使用されている場合、パフォーマン スに悪影響を与える可能性があります。リアルタイムデータが必要な場合は refresh のみを使 用することをお勧めします (ワークブック全体の代わりに1 つのダッシュボードなど)。 例 ビュー tabcmd export "Q1Sales/Sales_Report" --csv -f "Weekly-Report" tabcmd export -t Sales "Sales/Sales_Analysis" --pdf -f "C:\Tableau_Workbooks\Weekly-Reports" tabcmd export "Finance/InvestmentGrowth" --png tabcmd export "Finance/InvestmentGrowth?:refresh=yes" --png ワークブック tabcmd export "Q1Sales/Sales_Report" --fullpdf tabcmd export -t Sales "Sales/Sales_Analysis" --fullpdf -pagesize tabloid -f "C:\Tableau_Workbooks\Weekly-Reports" - 322 - オプ オプション(ロン 引数 ション グ) (ショー ト) -f --filename ファイルを保存する名前 --csv --pdf --png --fullpdf -landscape, portrait pagelayout --pagesize unspecified, letter, legal, note folio, tabloid, ledger, statement, executive, a3, a4, a5, b4, b5, quatro --width ピクセル数 --height ピクセル数 説明 指定したファイル名でファ イルが保存されます。 ビューのみ。ビューのデー タをCSV 形式でエクス ポートします。 ビューのみ。PDF としてエ クスポートします。 ビューのみ。イメージとし てPNG 形式でエクス ポートします。 ワークブックのみ。PDF と してエクスポートします。 ワークブックは [シートをタ ブとして表示] を有効に してパブリッシュする必要 があります。 エクスポートするPDF の ページの向きを設定しま す。指定しなければ、 Tableau Desktop の設 定が使用されます。 エクスポートするPDF の ページサイズを設定しま す。既定値は letter です。 幅を設定します。既定 値は 800 px です。 高さを設定します。既定 値は 600 px です。 get url パラメーターの1 つにURL 文字列を使用すると、Tableau ServerのHTTP GET 要求が作成さ れます。結果はファイルとして返されます。このコマンドを使用するときには、以下に注意してくださ い。 l パーミッション: ファイルを取得するには、[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッ ションが必要です。既定では、このパーミッションはすべての役割で許可されているか継承 - 323 - されますが、ワークブックまたはビューごとにパーミッションを設定することもできます。 l ファイル拡張子: 取得するファイルのURL 文字列に、 "/views/Finance/InvestmentGrowth.pdf"のようなファイル拡張子が含まれて いる必要があります。拡張子 (たとえば、.pdf) によって、返される結果が異なります。 ビューは PDF、PNG、CSV (データのみ)、または XML (情報のみ) 形式で返されます。ワー クブックは TWB または TWBX として返されます。使用する拡張子を正しく判断するには、 Tableau ServerでWeb ブラウザーを使用して目的の項目まで移動し、URL の末尾にファ イル拡張子を追加します。 GET にURL を使用する場合、URL 末尾のハッシュタグ(#) および数字を除外します。た とえば、"/views/Finance/InvestmentGrowth.pdf" ではなく、 "/views/Finance/InvestmentGrowth#3.pdf". l l 保存するファイルの名前と場所 (省略可): --filename に使用する名前に、ファイル拡 張子を含める必要があります。名前とファイル拡張子を指定しなければ、両方ともURL の 文字列から生成されます。場所を指定しなければ、ファイルは現在の作業ディレクトリに保 存されます。それ以外の場合は、完全パスまたは現在の作業ディレクトリに関連する名前 を指定できます。 PNG サイズ(オプション): 保存されているファイルがPNG の場合、ピクセル単位でURL の サイズを指定できます。 リアルタイム データを使用するためのキャッシュのクリア キャッシュからデータを取得する代わりに新しいデータクエリを強制的に実行するために、オプショ ンでURL パラメーターの?:refresh=yes を追加できます。自身のスクリプトと共にtabcmd を 使用している場合、またrefresh URL パラメーターが大量使用されている場合、パフォーマン スに悪影響を与える可能性があります。リアルタイムデータが必要な場合は refresh のみを使 用することをお勧めします (ワークブック全体の代わりに1 つのダッシュボードなど)。 例 ビュー tabcmd get "/views/Sales_Analysis/Sales_Report.png" --filename "Weekly-Report.png" tabcmd get "/views/Finance/InvestmentGrowth.pdf" -f "Q1Growth.pdf" tabcmd get "/views/Finance/InvestmentGrowth.csv" tabcmd get "/views/Finance/InvestmentGrowth.png?:size=640,480" -f growth.png tabcmd get "/views/Finance/InvestmentGrowth.png?:refresh=yes" -f growth.png ワークブック tabcmd get "/workbooks/Sales_Analysis.twb" -f "C:\Tableau_ - 324 - Workbooks\Weekly-Reports.twb" tabcmd get "/workbooks/Sales.xml" その他 tabcmd get "/users.xml" --filename "UserList.xml" オプション (ショート) -f オプション 引数 (ロング) -ファイルを保存 filename する名前 説明 指定したファイル名でファイルが 保存されます。 listsites ログインしたユーザーが属しているサイトのリストを返します。 例 tabcmd listsites -u corman -pw P@ssword! login Tableau Server ユーザーをログインします。セッションを作成するために、--server、--site、 --username、--passwordグローバルオプションが使用されます。セッションの作成で既に使 用した情報を使用してログインする場合は、--passwordオプションだけを指定してください。 cookie に保管されているサーバーとユーザー名が使用されます。 サーバーが80 (既定) 以外のポートを使用している場合は、ポートを指定する必要があります。 サーバーで複数のサイトを実行し、既定以外のサイトにログインしている場合にのみ、--site(t) オプションが必要になります。 パスワードを指定しない場合、パスワードを要求するプロンプトが 表示されます。--no-prompt オプションを指定し、パスワードを指定しない場合、このコマンド は失敗します。 ログインした後、セッションはサーバーで有効期限が切れるか、logout コマンドが実行されるまで 継続されます。 例 ローカルマシンで稼働しているTableau Server にログインさせます。 tabcmd login -s http://localhost -u jsmith -p p@ssw0rd! sales-server のSales (セールス) サイトにログインさせます。 tabcmd login -s http://sales-server -t Sales -u administrator -p p@ssw0rd! tabcmd login -s http://sales-server:8000 -t Sales -u administrator -p p@ssw0rd! SSL を使用して、sales-server のSales (セールス) サイトにログインさせます。 tabcmd login -s https://sales-server -t Sales -u administrator -p - 325 - p@ssw0rd! localhost の順行プロキシとポートを確立します。 tabcmd login --proxy myfwdproxyserver:8888 -s http://localhost -u jsmith -p p@ssW0rd! SSL を使用して、逆行プロキシにログインさせます。 tabcmd login -s https://myreverseproxy -u jsmith -p p@ssW0rd! オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) -s --server サーバーURL -t -u -p -x --site siteID 説明 建物内のTableau Server コンピューターからコマ ンドを実行している場合、http://localhost を使用 できます。 そうでない場合は、 http://bigbox.myco.com または http://bigbox のようにコンピューターのURL を指定します。 Tableau Online の場合、 https://online.tableausoftware.com を指定します。 サーバーが複数のサイトを持っており、既定以外 のサイトにログインしている場合、このオプションを 含めます。 このサイトID はサイトを一意に識別するために URL で使用されます。たとえば、West Coast Sales という名前のサイトには、west-coast-sales というサイトID が設定されている可能性がありま す。 -username ユーザーがログインするユーザー名。Tableau username Online の場合、ユーザー名はユーザーの電子メー ルアドレスです。 -password --username 用に指定されたユーザーのパス password ワード。パスワードを指定しない場合、パスワード を要求するプロンプトが表示されます。 -filename.txt パスワードを、コマンドラインではなく指定された passwordファイルに保管し、セキュリティを向上させることが file できます。 --proxy Host:Port tabcmd 要求にHTTP proxy server とポートを指 定するために使用します。 --noパスワードを要求しないでください。パスワードを指 - 326 - オプ オプション(ロ 引数 ション ング) (ショー ト) prompt --noproxy --[no-] cookie 説明 定しないと、login コマンドが失敗します。 HTTP proxy server を使用しないでください。 ログオン時のセッションID を保存します。後続コマ ンドには、ログインは必要ありません。Cookies は 既定で有効になっています (--cookie)。 login コマンドの処理まで、サーバーが待機する 秒数です。既定: 30 秒です。 --timeout 秒数 SECONDS logout サーバーからログアウトします。 例 tabcmd logout publish filename.twb(x), filename.tds(x), or filename.tde 指定したワークブック(.twb(x))、データソース(.tds(x))、またはデータ抽出 (.tde) をTableau Server にパブリッシュします。既定では、ワークブック内のすべてのシートは、データベースのユー ザー名またはパスワードなしでパブリッシュされます。 ワークブックにユーザーフィルターが含まれている場合、いずれかのサムネイルオプションを指定する 必要があります。 例 tabcmd publish "analysis.twbx" -n "Sales_Analysis" --db-username "jsmith" --db-password "p@ssw0rd" ファイルがtabcmd と同じディレクトリにない場合、ファイルへの完全パスを含めます。 例 tabcmd publish "C:\Tableau Workbooks\analysis.twbx" -n "Sales_ Analysis" --db-username "jsmith" --db-password "p@ssw0rd" オプショ オプション(ロン ン グ) (ショー ト) -n --name 引数 説明 サー 省略した場合は、ワークブック、データ バー上 ソース、またはデータ抽出がファイル名 のワー の後で指定されます。 クブック または - 327 - オプショ オプション(ロン ン グ) (ショー ト) 引数 説明 データ ソース の名 前 -o --overwrite -r --project --dbusername --dbpassword --save-dbpassword -thumbnailusername -thumbnailgroup --tabbed プロ ジェク ト名 既にサーバー上に存在するワークブッ ク、データソース、またはデータ抽出を 上書きします。 指定されたプロジェクトにワークブック、 データソース、データ抽出をパブリッシュ します。未指定の場合は "既定" プロ ジェクトにパブリッシュされます。 ワークブック、データソース、またはデー タ抽出と共にデータベースユーザー名を パブリッシュするにはこのオプションを使 用します。 ワークブック、データソース、またはデー タ抽出と共にデータベースパスワードを パブリッシュするにはこのオプションを使 用します。 指定されたデータベースパスワードを サーバーに保存します。 ワークブックにユーザーフィルターが含ま れている場合、指定されたユーザーが 表示できる内容に基づいてサムネイル が生成されます。--thumbnailgroup オプションが設定されている場 合は、指定できません。 ワークブックにユーザーフィルターが含ま れている場合、指定されたグループが 表示できる内容に基づいてサムネイル が生成されます。--thumbnailusername オプションが設定されてい る場合は、指定できません。 タブ付きのビューと共にワークブックがパ ブリッシュされた場合、各シートはタブに なります。ビューアーはこのタブを使用し て、ワークブック内のシートを切り替える ことができます。シートレベルのセキュリ ティは、この設定によってオーバーライド - 328 - オプショ オプション(ロン ン グ) (ショー ト) 引数 --append --replace --disableuploader --disabletdecompression --restart 説明 されます。 既存のデータソースに抽出ファイルを追 加します。 既存のデータソースを置換するために 抽出ファイルを使用します。 増分ファイルアップローダーを無効にし ます。 アップロードされる前に抽出ファイルの 圧縮を停止します。 ファイルのアップロードを再開します。 refreshextracts workbook-name または refreshextracts datasource-name 指定されたワークブックまたはデータソースに属する抽出の完全更新または増分更新を実行しま す。このコマンドは、パブリッシュ時のファイル名ではなく、サーバー上に表示されるワークブック名ま たはデータソース名を取得します。 例 tabcmd refreshextracts --datasource sales_ds tabcmd refreshextracts --workbook "My Workbook" tabcmd refreshextracts --url SalesAnalysis オプ オプション(ロン 引 ション グ) 数 (ショー ト) -incremental -synchronous --workbook ワー ク ブッ クの 名 前 -デー datasource タ 説明 増分更新操作を実行します。 フォアグラウンドで完全更新操作を即座に実行 します。 更新する抽出を含むワークブックの名前。ワーク ブック名にスペースが含まれる場合、名前を引用 符で囲みます。 更新する抽出を含むデータソースの名前。 - 329 - オプ オプション(ロン ション グ) (ショー ト) --project --url 引 数 説明 ソー スの 名 前 プロ ジェ クト 名 "既定 " 以外のプロジェクトのワークブックまたは データソースを指定するには、--workbook ま たは --datasource と共に使用します。未指 定の場合は "既定" プロジェクトが使用されま す。 ワー URL に表示されるワークブックの名前。"Sales ク Analysis" としてパブリッシュされたワークブックの ブッ URL 名は "SalesAnalysis" になります。 クの URL 名 removeusers group-name 指定されたgroup-name を持つグループから、--users 引数でリストされているユーザーを削除 します。 例 tabcmd removeusers "Development" --users "users.csv" オプ オプション ション (ロング) (ショー ト) --users 引数 説明 filename.csv 指定されたグループから指定されたファイル内 のユーザーを削除します。ファイルは、1 行に ユーザー名が1 つの簡単なリストでなければな りません。 --[no-] 変更を正常に行うには、すべての行が有効で complete あることが必要です。指定しない場合、-complete が使用されます。 runschedule schedule-name 指定されたスケジュールを実行します。このコマンドを実行すると、サーバー上でのスケジュールの 名前が取得されます。 例 tabcmd runschedule "5AM Sales Refresh" - 330 - set setting サーバー上の指定された設定を有効にします。各設定の詳細は、サーバーの[メンテナンス] ペー ジで参照できます。設定を無効にするには、設定名の前に感嘆符を付けてください。有効にし たり無効にしたりできる設定は次のとおりです。 l embedded_credentials l remember_passwords_forever 例 tabcmd set embedded_credentials syncgroup group-name 指定されたgroup-name を持つグループとActive Directory を同期化します。このコマンドを使用 すると、既存のActive Directory グループに基づいた新しいグループをサーバー上に作成すること もできます。 例 tabcmd syncgroup "Development" オプ オプション(ロング) ション (ショー ト) --license 引数 viewer interactor unlicensed -system administrator site none --[no-] publisher --[no-] complete 説明 グループ内のすべてのユーザーのライセ ンスレベルを設定します。 グループ内のすべてのユーザーに管理 者権限を割り当てたり削除したりしま す。管理者のユーザータイプは「シス テム」、「サイト」、または「なし」です。 既定値は「なし」で(新しいユーザーに 管理者権限は与えられません)、既 存のユーザーは変更されません。 グループ内のすべてのユーザーにパブ リッシュ権限を割り当てたり削除したり します。未指定の場合、新しいユー ザーにこの権限は割り当てられず、既 存のユーザーは変更されません。 変更を正常に行うには、すべての行 が有効であることが必要です。指定し ない場合、--complete が使用され ます。 - 331 - オプ オプション(ロング) ション (ショー ト) --silentprogress 引数 説明 進捗状況メッセージを非表示にしま す。 version tabcmd ユーティリティの現在のインストールのバージョン情報を出力します。 例 tabcmd version tabadmin tabadmin コマンドラインツールを使用して、特定の管理タスクを実行し、Tableau Server の構 成設定を変更できます。既定では、Tableau Server と共にインストールされます。他のコンピュー ターにはインストールできません。詳細については、次のトピックを参照してください。 tabadmin の使 用 方 法 tabadmin は、Tableau Server のコマンドラインからの管理者タスクの実行を許可します。既定で は、Tableau Server と共にインストールされ、他のマシンにはインストールできません。tabadmin を 使用するための最初のステップは、管理者としてコマンドプロンプトを開くことです。 次のように入力して、Tableau Server bin ディレクトリへ移動します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" tabadmin コマンドを入力する準備ができました。 - 332 - tabadmin set など、サーバー構成を変更するコマンドを入力する場合、コマンドを実行する 前にサーバーを停止する必要があります。構成を変更したら、tabadmin config を実行して すべてのサーバーの構成ファイルに変更を適用します。最後に、サーバーを起動します。 コマンドラインヘルプの表 示 tabadmin のビルトインヘルプを使用すると、コマンドの記述をすばやく確認できます。すべての tabadmin コマンドのヘルプを表示する方法は、次のとおりです。 tabadmin help commands 特定のコマンドのヘルプを表示するには、tabadmin help <command>と入力します。例は 次のとおりです。 tabadmin help set tabcmd のコマンド tabcmd コマンドラインツールで使用できるコマンドは、次のとおりです。 activate 下 administrator 次のページ assetkeys ページ335 autostart ページ336 backup ページ337 cleanup ページ338 configure ページ338 customize ページ339 dbpass ページ339 exportsite ページ340 failoverprimary ページ341 importsite ページ342 importsite_verified ページ 343 licenses ページ344 passwd ページ344 regenerate_internal_tokens ページ345 restart ページ345 restore ページ345 set ページ346 sitestate ページ346 start ページ347 status ページ348 stop ページ348 validate ページ349 warmup ページ349 ziplogs ページ350 activate オンラインまたはオフラインでTableau Server ライセンスをアクティブ化または返却します。 例 オフラインでのライセンスのアクティブ化。 - 333 - tabadmin activate --tlf <file.tlf> オフラインでのライセンスの返却。 tabadmin activate --tlr <file.tlr> オンラインでのライセンスのアクティブ化。 tabadmin activate --activate <license> オンラインでのライセンスの返却。 tabadmin activate --return <license> オプ オプション(ロン 引数 ション グ) (ショー ト) --tlf FILE --tlr --activate --return FILE 説明 オフラインでのアクティブ化。セットアップの途中でオフライ ンになる場合、Tableau に送信する.tlq ファイルを保 存するように求められます。Tableau から.tlf ファイルが送 られてきます。この.tlf ファイルを使用して、Tableau Server をアクティブ化します。 オフラインでのアクティブ化。引数として使用するファイル は、Tableau から受信する.tlr ファイルです。 指定されたライセンスをアクティブ化します。 指定されたライセンスを返却します。 次も参照してください。 オフラインでの Tableau のアクティブ化 ページ6 administrator システム管理者機能を、指名されたユーザーに許可するか削除します。このコマンドは、サイト管 理者には適用されません。 例 ユーザーhwilson からシステム管理者機能を削除します。 tabadmin administrator hwilson false システム管理者機能をユーザーjsmith に与えます。 tabadmin administrator jsmith true - 334 - assetkeys 新しいキーを作成し、Tableau Serverが内部で使用するPostgreSQL データベースである Tableau リポジトリに保存された、外部データベースのクレデンシャルなどの機密情報を暗号化し ます。このコマンドを使用して作成されたキーには、ユーザーが指定したものか、ランダムに生成さ れたパスフレーズを含めることができます。 キーのパスフレーズを指定する場合、ベストプラクティスは 8 文字以上の長さにすることです。文 字セットも考慮に入れる必要があります。強力なパスフレーズには、以下の文字セットのうち、3 つ以上から文字を含める必要があります。 l 小文字のa からz l 大文字のA からZ l 数字の0 から9 l 非アルファベット文字 新しいキーは暗号化され、以下のキーファイルに保存されます: asset_keys.yml (ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\config)。キーファイルが失われている、また は破損している場合、assetkeys --validate コマンドを使用して再作成することができま す。 assetkeys コマンドを使用してから、後でバックアップファイル(.tsbak) を作成して保存する場合、 バックアップファイルを保存した後にtabadmin assetkeys --validate コマンドを実行す る必要があります。一部のデータがカスタム暗号キーで暗号化されていたとしても、バックアップ ファイルには意図的にカスタム暗号キーが含まれていません。これにより、バックアップファイルが 渡ってはいけない人の手に渡った場合に暗号化された値が保護されます。バックアップの復元が 終了した後にtabadmin assetkeys --validate を実行すると、キーのパスフレーズを入 力するよう求めるプロンプトが表示されます。 例 Tableau Server にキーおよびパスフレーズを作成させます。 tabadmin assetkeys --auto_create 指定するパスフレーズを使用してキーを生成します。パスフレーズを入力するように求めるプロンプ トが表示されますが、入力した内容は表示されません。 tabadmin assetkeys --create ファイルの内容をパスフレーズとして使用します。 tabadmin assetkeys --create_from_file C:\test\key\password.txt ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\config のキーファイルasset_keys.yml が 有効であり、Tableauリポジトリのメタデータと一致していることを確認してください。 tabadmin assetkeys --validate - 335 - 破損している場合、または ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\config に見つか らない場合、ファイルasset_keys.yml を再作成してください。 tabadmin assetkeys --validate パスフレーズを入力するように求めるプロンプトが表示されます。 オプ オプション(ロン ション グ) (ショー ト) --auto_ create 引数 説明 [length] ランダムなパスフレーズを生成し、キーを生成しま す。パスフレーズの長さに関するオプションの引数 を取ります。assetkeys.yml が失われたり、破損 したりする場合、--validate で必要になるため、パ スフレーズを記録し、安全な場所に保持する必 要があります。 キーとして使用する選択肢のパスフレーズを作成 します。パスフレーズの長さは 10 文字以上にし、 辞書にある単語をベースにしないようにします。 パスフレーズとして提供するファイルの内容を使用 してキーを生成します。 Tableau Server の内部で使用されているすべて のアセットキーが最新であることを確認します。 asset_keys.yml ファイルが失われた場合 (ファイル 破損など)、--validate オプションを使用して 再作成することができます。キーファイルを問題 なく再作成するには、現在使用しているすべての キーを生成するのに使用されるパスフレーズを提 供する必要があります。 --create PASSPHRASE --create_ from_file --validate FILE 次も参照してください。 セキュリティページ214 autostart 既定では、Tableau Server はシステム開始時刻に起動します。このコマンドを使用して、既定の 動作を変更します。autostart が off, に設定されている場合、Tableau Server を起動す るには tabadmin start または [スタート] メニューのいずれかを使用します。 例 Tableau Server の自動起動ステータスを表示します。 tabadmin autostart - 336 - オペレーティングシステムの起動時にTableau Server を起動します。 tabadmin autostart on オペレーティングシステムの起動時にTableau Server を起動しません。 tabadmin autostart off backup Tableau Server によって管理されるデータのバックアップを作成します。このデータには、Tableau 独自のPostgreSQL データベースが含まれます。これには、ワークブック、ユーザーのメタデータ、 データ抽出 (.tde) ファイル、および構成データが含まれます。バックアップファイルを作成する前に、 Tableau Server を停止する必要はありません。 例 バックアップファイルを、tabserv.tsbak と名付けられたTableau Server のbin ディレクトリに作成し ます。 tabadmin backup tabserv バックアップファイルを、tabserv.tsbak と名付けられたC:\backups\tableau フォルダに作成しま す。 tabadmin backup C:\backups\tableau\tabserv バックアップファイル名に現在の日付を追加し、バックアッププロセス中に作成された一時ファイル をC:\mytemp\tableau に配置します。バックアップファイルtabserv.tsbak は、Tableau Server bin ディレクトリに作成されます。 tabadmin backup tabserv -d -t C:\mytemp\tableau オプ ション (ショー ト) -d -u オプション(ロ 引数 ング) 説明 --date --userdir -t --tempdir PATH バックアップファイル名に現在の日付を追加します。 ProgramData\Tableau\Tableau Server フォルダにバックアッ プファイルを配置します。 バックアッププロセス中に作成された一時ファイルの場所。 次も参照してください。 Tableau データのバックアップページ358 - 337 - cleanup このコマンドは、Tableau Server によって消費される全体のディスク容量を削減します。 tabadmin cleanup を実行すると、ログファイルと一時ファイルが削除され、Tableau Server のPostgreSQL データベースの列が選択されます。 例 7 日より古いログファイルと7 日より古いhttp_requests エントリを削除する: tabadmin cleanup すべてのログファイルと一時ファイルを削除 (http_requests エントリはそのままにしておく) する: tabadmin cleanup --restart オプション (ショート) -r オプション 引 説明 (ロング) 数 -Tableau Server を停止してcleanup コマンドを実 restart 行し、サーバーを再び起動します。 次も参照してください。 不必要なファイルの削除 ページ360 configure ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\<area> にあるすべてのファイルを強制的に 更新することによって、Tableau Server の構成を更新します。この更新には、master service 構 成ファイル、workgroup.yml (ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\config) の更 新が含まれます。構成を変更する際、tabadmin configure (または tabadmin config) を実行して、サーバー構成に影響するすべてのファイルが完全に更新されるようにするのがベスト プラクティスです。 例 tabadmin configure tabadmin config 次も参照してください。 サーバーの再構成 ページ22 set ページ346 tabadmin set オプションページ351 - 338 - customize Tableau Server によって使用される名前およびロゴをカスタマイズします。このコマンドを使用する 場合も、各サーバーページ最下部の著作権情報にTableau 著作権情報が表示されていること に注意してください。 例 製品名をTableau Server からMyCo Server に変更します。 tabadmin customize name "MyCo Server" 既定のロゴを独自の"大きいサイズ"のロゴ(最大 160 x 160 px、最小 32 x 32 px) に変更します。 tabadmin customize logo "C:\My Pictures\example.png" 既定のロゴを独自の「小さいサイズ」のロゴ(32 x 32 px 以下) に変更します。 tabadmin customize smalllogo "C:\My Pictures\example_small.png" Tableau Server のサインインページなどの場所で使用される既定の製品名をカスタマイズしま す。 tabadmin customize name -d オプ オプション(ロン 引 説明 ション グ) 数 (ショー ト) -d --default 名前またはロゴを既定値にリセットします。 次も参照してください。 名前またはロゴの変更 ページ150 dbpass Tableau のPostgreSQL データベース(リポジトリ) への外部アクセスを可能にします。dbpass コマ ンドを使用してデータベースへのアクセスを許可したら、Tableau Desktop を使用してデータベース への接続やクエリを行ったり、独自の管理ビューを作成したりできます。 例 アクセスを有効にし、パスワードをP@ssw0rD! に設定します。 tabadmin dbpass P@ssw0rD! 外部アクセスを無効にします。 tabadmin dbpass --disable - 339 - オプション(ロン 引 説明 グ) 数 --disable Tableau のPostgreSQL データベースへの外部アクセスを無効にします 次も参照してください。 カスタム管理ビューの作成 ページ160 Tableau Server データベースへの外部アクセスの有効化 ページ160 exportsite ユーザー、ワークブック、プロジェクト、抽出、データ接続を含むTableau Server サイトをエクスポー トし、それを、.zip ファイル拡張子のファイルに配置します。その後、importsite ページ 342 およびimportsite_verified ページ 343 コマンドを使用することで、エクスポートされたサ イトファイルを使用して新しいサイトをプロビジョニングすることができます。 exportsite コマンドを使用する前にTableau Server を停止する必要はありません。エクス ポート処理中、Tableau Serverはエクスポートされているサイトをロックします。 例 tabadmin exportsite <site ID> --file <PATH> または tabadmin exportsite <site ID> --file <FILE> サイトID がfinance のサイトをファイル名 finance_export.zip でエクスポートし、Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin に配置します。 tabadmin exportsite finance --file finance_export 既定サイトをエクスポートします。既定サイトのサイトID は "" (スペースなしの二重引用符) で す。 tabadmin exportsite "" --file finance_export Windows PowerShell を使用してコマンドを実行している場合、既定サイトの二重引用 符を単一引用符で囲みます ('""')。例: tabadmin exportsite '""' --file finance_export 既定サイトをファイル名 finance_export.zip でエクスポートし、Tableau Server のbin ディレクトリ ではなく、C:\temp\exported sites に配置します。パスにスペースが含まれるため、引用符で囲ま れています。 tabadmin exportsite "" --file "C:\temp\exported sites\finance_ export" サイトID がfinance のサイトをエクスポートし、そのエクスポートされたサイトファイルに financesite.zip と名付け、ファイルをC:\sites\exported に配置し、一時ランタイムファイルを C:\temp_files に書き込みます。 - 340 - tabadmin exportsite finance --file C:\sites\exported\financesite --tempdir C:\temp_files オプ オプション(ロン ション グ) (ショー ト) --file 引数 説明 FILE また は 作成されたエクスポートされたサイトファイルの名前、ま たは名前と場所 (パス)。パスを指定しない場合、 Tableau Server のbin ディレクトリが使用されます (Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin)。 エクスポート中に作成された一時ファイルの場所。 Tableau Server のインストールディレクトリへの書き込み アクセス権がない場合、このオプションを使用します。こ のオプションを使用する場合、エクスポートされたサイト ファイルの作成場所は指定されません。 PATH --tempdir 次も参照してください。 サイトのインポートまたはエクスポートページ120 failoverprimary プライマリTableau Server の二次インストールをバックアッププライマリとして識別するか、プライマリ が失敗した場合は、バックアッププライマリを新規プライマリとして識別し、以前のプライマリを新規 バックアップとして識別します。 例 tabadmin failoverprimary --primary <computer name(s) or IPv4 address(es)> オプ オプション(ロン ション グ) (ショー ト) --primary 引数 説明 コンピューター名ま たは IPv4 アドレス クラスタのプライマリとして動作するTableau Server マシン。 次も参照してください。 高可用性についてページ43 フェールオーバーおよび複数のゲートウェイの構成 ページ48 - 341 - バックアッププライマリの設定 ページ56 importsite importsite コマンドは、サイトをTableau Server にインポートする際に使用する2 つのコマン ドのうち最初のものです。このコマンドを実行するには、以下のものが必要です。 l l エクスポートされたサイトファイル。Tableau Server の管理者によりexportsite ページ 340 コマンドを使用してこのファイルが作成されます。Tableau Online にサイトがあり、それ をTableau Server のオンプレミスインストールにインポートする場合、Tableau カスタマーサ ポートからエクスポートされたサイトファイルを要求してください。 ターゲットサイトのサイトID。ターゲットサイトとは、インポートしているTableau Server サイ トです。ターゲットサイトは importsite コマンドを実行するときには既に存在する必要 があるため、コマンドの一環として作成することはできません。Tableau Server の既定サイ トのサイトID は ""(スペースなしの二重引用符) です。 インポートするサイトの内容により、ターゲットサイトの内容が置き換えられます。たとえば、 ターゲットサイトにMyDashboard.twbx と名付けられたワークブックがあり、インポートして いるサイトにこのワークブックがない場合、インポートプロセスによりターゲットサイトから MyDashboard.twbx が削除されます。 importsite コマンドを実行することにより、サイトの完全なインポート後、エクスポートされたサ イトのアセット(ユーザー、ワークブック、プロジェクト、抽出、およびデータソース) のマッピング方法 を示す CSV ファイルを含む一時ディレクトリが作成されます。認証などのユーザー詳細を確認す ることが重要です。マッピングファイルを開いたり、変更を行ったりするには、テキストエディターまた は Microsoft Excel を使用します。??? (疑問符) を含むエントリは、処理できなかったため編集す る必要があるマッピングを示します。マッピングを確認したら、importsite_verified 次の ページコマンドを使用してインポートプロセスを終了します。 例 tabadmin importsite <site ID> --file <PATH> または tabadmin importsite <site ID> --file <FILE> C:\tableau\exported にあるファイルsales_site.zip を、サイトID がwsales のサイトにインポート します。 tabadmin importsite wsales --file C:\tableau\exported\sales_ site.zip C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin にあるファイルsales_site.zip を既定サイト にインポートします。既定サイトのサイトID は "" (スペースなしの二重引用符) です。 tabadmin importsite "" --file sales_site.zip 確認するマッピングファイルは次に配置されます: ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\temp\import_<site ID>_<datetime>\mappings。別のディレクトリを指定する には、--tempdir オプションを使用します。 確認するファイルをC:\temp\site_to_import に配置します。 - 342 - tabadmin importsite wsales --file "C:\tableau\exported\sales_ site.zip" --tempdir "C:\temp\site_to_import" 確認手順をスキップします (非推奨)。 tabadmin importsite wsales --file "C:\tableau\exported\sales_ site.zip" -no-verify オプ オプション(ロン 引数 説明 ション グ) (ショー ト) --file PATH インポートしている、エクスポートされたサイトファイルの名前お よび場所。パスを指定しない場合、Tableau Server のbin ディレクトリが使用されます (Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin)。 --no確認手順をスキップし、エクスポートされたサイトファイルを、 verify Tableau Server インストールの新しい場所に直接インポートし ます。importsite_verified コマンドも使用する必要は ありません。 --tempdir PATH サイトファイルのマッピングが正しいことを確認するディレクトリ。 このオプションを指定しない場合、ファイルは次のパスの下の ディレクトリに配置されます: ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\temp。 次も参照してください。 サイトのインポートまたはエクスポートページ120 importsite_verified サイトをTableau Server にインポートするのに使用する2 番目のコマンドです。importsite_ verified を使用するには、まず importsite 前のページを使用する必要があります。 importsite_verified コマンドは確認済みのCSV ファイルを含むディレクトリから読み込 み、CSV ファイルに含まれるサイトのアセットのマッピング方法に基づいてTableau Server に新し いサイトをインポートします。インポートを受け取るサイト(ターゲットサイト) が既にTableau Server に存在する必要があります。 インポート処理中、Tableau Serverはインポートを受信しているサイトをロックします。 例 tabadmin importsite_verified <target site ID> --importjobdir <PATH> ディレクトリC:\temp\site_to_import からサイトID がesale のサイトにファイルをインポートします。 tabadmin importsite_verified esales --importjobdir C:\temp\site_ - 343 - to_import オプ オプション(ロング) 引数 説明 ション (ショー ト) --importjobdir PATH マッピングを確認したCSV ファイルを含むディレクトリ。 次も参照してください。 サイトのインポートまたはエクスポートページ120 licenses Tableau Server 用のライセンス情報を表示します。 例 tabadmin licenses tabadmin licenses -p オプ オプション(ロング) ション (ショー ト) -p --processor_ cores 引 説明 数 現在のマシン用の物理コアカウントを表示します。 passwd Tableau Server アカウントのパスワードをリセットします。このコマンドを使用できるのは、Tableau Server のユーザー認証がローカル認証に設定されている場合のみです。認証がActive Directory に設定されている場合、パスワードは Tableau Server ではなく、Active Directory によっ て処理されます。 例 tabadmin passwd <username> サーバーユーザーjsmith のパスワードをリセットします。 tabadmin passwd jsmith - 344 - 次も参照してください。 全般 ページ8 regenerate_internal_tokens Tableau Server が内部で使用する、新しいバージョンのセキュリティトークンを作成します。 例 tabadmin regenerate_internal_tokens 次も参照してください。 セキュリティページ214 restart すべてのTableau Server プロセスを停止および開始します。 例 tabadmin restart restore Tableau Server バックアップファイル(.tsbak) をTableau Server インストール環境に復元しま す。.tsbak ファイルを復元する際、Tableau PostgreSQL データベースの内容、データ抽出、およ び構成ファイルは、バックアップファイルの内容により上書きされます。--no-config オプションを 使用すると、サーバーの構成を除くすべてものが復元されます。 例 tabadmin restore tabadmin restore --no-config オプ オプション(ロング) 引 説明 ション 数 (ショー ト) --no-config データを含み、サーバー構成を除く、Tableau Server バックアップ ファイルを復元します。 - 345 - 次も参照してください。 バックアップからの復元 ページ359 バックアップからの抽出の復元 ページ360 set Tableau Server の構成オプションの値の変更を許可します。設定しているパラメーターがハイフン で始まる場合、パラメーターの値を単一引用符および二重引用符の両方で囲んでください。 例 tabadmin set [option-name value] バックグラウンダークエリ制限を2.5 時間 (9000 秒) に設定します。 tabadmin set backgrounder.querylimit 9000 wgserver 仮想メモリーパラメーターを-Xmx512m に設定します。 tabadmin set wgserver.vmopts "'-Xmx512m'" wgserver 仮想メモリーパラメーターを-Xmx512m -Xss2048k の範囲に設定します。 tabadmin set wgserver.vmopts "'-Xmx512m -Xss2048k'" オプ オプション 引 説明 ション (ロング) 数 (ショー ト) -d -パラメーターを既定値にリセットします。 default 次も参照してください。 tabadmin set オプションページ351 sitestate サイトインポートの失敗のためにロックされたサイトをアクティブ化するか、サイトを一時停止するの に使用します。サイトを一時停止する場合、アクセス可能な Tableau Server ユーザーはシステム 管理者に限られます。 例 tabadmin sitestatus <site ID> --status <active|suspended> - 346 - サイトID がwsales のサイトでロックを解除またはアクティブ化します。 tabadmin sitestatus wsales --status active オプ オプショ 引数 ション ン(ロン (ショー グ) ト) active -status または 説明 <site ID> で指定したサイトをアクティブ化または一時停止 します。 suspended start すべてのTableau Server プロセスを開始します。tabadmin start を使用するには、以下を 実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。 2. 次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 3. 次のように入力してサーバーを起動します。 tabadmin start 例 tabadmin start - 347 - tabadmin start --wait 1200 オプション (ショート) オプション (ロング) --wait 引 説明 数 秒 Tableau Server が、起動してからクライアントの要求を受け入れ 数 可能になるまでの秒数。既定では 600 秒です。 status Tableau Server が稼働しているかどうかを知らせます。--verbose オプションを使用した場合 は、プロセスが稼働しているかどうか、およびプロセスで使用されているポートなどを含む、個別の サーバープロセスステータスの詳細を提供します。tabadmin status コマンドは、 WindowsService tabsvc.exe に接続して情報を取得します。tabsvc.exe は、各プロセスの実行 可能な tabspawn に対してクエリを実行します。そのため、サプロセスに直接クエリする[メンテナン ス] ページの[ステータス] 表とは異なるサーバープロセス情報が表示されることがあります。 例 tabadmin status tabadmin status --verbose オプ オプション(ロン 引 説明 ション グ) 数 (ショー ト) -v --verbose すべてのTableau Server プロセスのリスト、ポート番号およびス テータスを返します。 次も参照してください。 メンテナンスの設定 ページ136 Tableau Server プロセスページ364 stop すべてのTableau Server プロセスを停止します。tabadmin stop を使用するには、以下を実 行します。 - 348 - 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。 2. 次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 3. 次のように入力してサーバーを停止します。 tabadmin stop validate Tableau Server 環境が64 ビット版のTableau Server を実行するための最小要件を満たしてい るかを確認します。現在 32 ビット版のTableau Server を実行している場合、64 ビット版に更新 する前にこのコマンドを実行すると、現在のハードウェア、ディスク容量、RAM が十分かどうかを 確認するのに役立ちます。 例 tabadmin validate warmup 各 VizQL サーバープロセスをvizql DLL ファイルに読み込むように設定します。これにより、サー バーユーザーが最初にビューを読み込むときの読み込み時間が短縮します。Tableau Server が 再起動した後、管理者は、このコマンドを使用するか、このコマンドを実行するスクリプトを作成 できます。 例 - 349 - tabadmin warmup ziplogs ログファイル自体を削除することなく、Tableau Server ログファイルを含むアーカイブ(.zip) を作成 します。Tableau Server クラスターを実行する場合、作成されるアーカイブには、ワーカーサー バーからのログファイルが含まれています。 例 logs.zip と名付けられたTableau Server bin ディレクトリにアーカイブを作成します。 tabadmin ziplogs mylogs.zip と名付けられたTableau Server bin ディレクトリにアーカイブを作成します。 tabadmin ziplogs mylogs.zip mylogs.zip と名付けられたTableau Server bin ディレクトリにアーカイブを作成します。2014年1 月31日から現在までのログが含まれ、それより前のログは除外されます。 tabadmin ziplogs -d 01/31/2014 mylogs.zip オプ オプション(ロング) ション (ショー ト) -n --with-netstatinfo -p --withpostgresql-data -l --with-latestdump -f --force -d --minimumdate -a --all 引数 説明 .zip ファイル内のサーバー環境についての情報 を含みます。 Tableau Server のPostgreSQL データベース からのデータが含まれます。 ファイルサイズを減らせるよう、含めるログファ イルを最新のものだけに限定します。既定で は、最新のログファイルが10 ファイル含まれま す。 同じ名前の既存のログファイルを上書きしま す。 [mm/dd/yyyy] この日付から現在までのログファイルが、.zip ファイルに含まれます。それより前の日付のロ グは、ファイルから除外されます。指定しない 場合は、7 日分のデータが含まれます。 .zip ファイルのすべてのログファイルが含まれま す。Tableau Server のPostgreSQL データ ベースのデータは、まだ除外されています。 - 350 - 次も参照してください。 ログファイルの操作 ページ363 ログファイルのアーカイブページ370 tabadmin set オプション 構成可能な各 Tableau Server オプションの詳細については、下の表を参照してください。これら のオプションは set ページ346 コマンドを使用して構成できます。ポートの詳しいリストについては、 TCP/IP ポートページ306を参照してください。 オプション 既定値 説明 api.server.enabled false REST API ページ434 へのアクセスを許可しま す。既定では、この機能は無効です。 auditing.enabled true PostgreSQL (Tableau Server の独自のデータ ベース) 履歴監査テーブルへのアクセスを許可し ます。詳細については、カスタム管理ビューの作 成 ページ160を参照してください。 backgrounder.querylimit 7200 抽出の更新を完了するまでの秒単位の最大許 容時間 (7,200 秒 = 2 時間)。 backgrounder.reset_ schedules_on_startup true サーバー停止時に実行するようスケジュールされ たバックグラウンドタスクを実行するときに制御し ます。true に設定した場合 (既定)、タスクが次 のスケジュールされた時刻に実行されます。 false に設定した場合、サーバー停止時に実 行するようスケジュールされたすべてのタスクが、 サーバースタートアップ時 (Tableau Server バック アップファイル(.tsbak) が復元される場合も含む) に同時に実行されます。 dataengine.port 27042 データエンジンが実行されるポート。 dataserver.port 9700 データサーバーが実行されるポート。 gateway.public.host マシン名 Tableau Server への外部からのアクセスで使用さ れる正規の名前。Tableau Server がプロキシ サーバーを使用するように構成されている場合 は、プロキシサーバーの正規名 (Tableau Server ではなく) です。 gateway.public.port 80 (SSL は プロキシサーバー環境のみに適用。プロキシサー - 351 - オプション 既定値 説明 443) バーがリッスンする外部ポート。 gateway.timeout 1800 ゲートウェイが特定のイベントを待機する最大時 間を秒で表した値で、この時間を過ぎると、要求 に失敗します (1800 秒 = 30 分)。 gateway.trusted プロキシサー バーマシンの IP アドレス プロキシサーバー環境のみに適用。プロキシサー バーのIP アドレスまたはホスト名。 gateway.trusted_hosts プロキシサー プロキシサーバー環境のみに適用。プロキシサー バーの代替名 バーの任意の代替ホスト名。 java.heap.size 128m Tomcat のヒープサイズ(リポジトリとsolr)。通常、 Tableau からの助言がある場合を除き、これを変 更する必要はありません。 pgsql.port 8060 PostgreSQL がリッスンするポート。 rsync.timeout 600 ファイルの同期を完了するまでの秒単位の最大 許容時間 (600 秒 = 10 分)。ファイルの同期は、 高可用性の構成、またはデータエンジンとリポジ トリの移動プロセスの一部として発生します。 server.log.level info ログのロギングレベルで、 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizqlserv er\Logs\*.txt に書き込まれます。 詳細については、debug に設定してください。 debug に設定すると、ロギングが8.2 以前の詳 細に設定されます。デバッグレベルに設定すると パフォーマンスに大きな影響を及ぼす可能性があ るため、Tableau サポートにより指示される場合 にしか使用しないでください。詳細については、ロ ギングレベルの変更 ページ377を参照してくださ い。 service.jmx_enabled false true に設定すると、監視とトラブルシューティン グのために、JMX ポートを使用できます。詳細に ついては、JMX ポートの有効化 ページ309を参 照してください。 service.max_procs プロセス数 最大サーバープロセス数。 solr.rebuild_index_timeout 3600 Tableau Server がアップグレードされる場合、また は .tsbak ファイルが復元される場合、バックグラウ ンドタスクが検索インデックスを再構築します。こ の設定では、そのタスクのタイムアウト設定を制 - 352 - オプション 既定値 説明 御します (3600 秒 = 60 分)。 subscriptions.enabled false サブスクリプションがシステム全体で構成可能かど うかを制御します。詳細については、サブスクリプ ションの管理 ページ102を参照してください。 subscriptions.timeout 1800 サブスクリプションを処理するバックグラウンドプロ セスのタイムアウト後の秒数。 solr.port 8080 solr がリッスンするポート。これには tomcat.http.port と同じ値を指定する必要があり ます。 tomcat.http.port 8080 Tomcat が実行されるポート。 tomcat.https.port 8443 Tomcat のSSL ポート(未使用)。 tomcat.server.port 8085 Tomcat がシャットダウンメッセージをリッスンする ポート。 vizqlserver.browser.render true vizqlserver.browser.render_ threshold または vizqlserver.browser.render_ threshold_mobile によって設定されたしき い値を下回るビューは、サーバーの代わりにクライ アントWeb ブラウザーによってレンダリングされま す。詳細については、クライアント側レンダリングに ついてページ231を参照してください。 vizqlserver.browser.rende- 100 r_threshold 既定値 (100) は、PC に表示されるビューの高レ ベルの複雑度を表します。複雑度の要因には、 マーク、ヘッダー、リファレンスライン、および注釈 の数が含まれます。このレベルの複雑度を超える ビューは、PC のWeb ブラウザーの代わりにサー バーによってレンダリングされます。 vizqlserver.browser.rende- 20 r_threshold_mobile 既定値 (20) は、タブレットに表示されるビューの 高レベルの複雑度を表します。複雑度の要因に は、マーク、ヘッダー、リファレンスライン、および注 釈の数が含まれます。このレベルの複雑度を超え るビューは、タブレットのWeb ブラウザーの代わり にサーバーによってレンダリングされます。 vizqlserver.log.level vizqlserver java コンポーネントのロギングレベル。 ログは ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizqlserv er\*.log に書き込まれます。 info 詳細については、debug に設定してください。デ - 353 - オプション 既定値 説明 バッグレベルに設定するとパフォーマンスに大きな 影響を及ぼす可能性があるため、Tableau サ ポートにより指示される場合にしか使用しないで ください。詳細については、ロギングレベルの変更 ページ377を参照してください。 vizqlserver.port 9100 VizQL サーバーのベースポート。 vizqlserver.protect_ sessions true true に設定した場合 (既定)、元のユーザーが サインアウトした後にVizQL セッションが再利用さ れることを防ぎます。 vizqlserver.querylimit 1800 ビューを更新するまでの最大許容時間 (秒単 位)。 Rserve ホストを指定します。この設定、および直 下の3 つの設定はワークブック内のR 機能をサ ポートします。R とはオープンソースソフトウェアプ ログラミング言語のことで、統計的計算およびグラ フィックに適したソフトウェア環境です。Tableau Desktop では、4 つの関数のセットを使用してR 式をRserve サーバーに渡し、結果を取得しま す。これらの関数のいずれかを使用するワークブッ クをアップロードする場合、このオプションと次の3 つのオプションを構成して、Rserve 接続向けに Tableau Server を構成する必要があります。そ れ以外の場合、R 機能を使用する任意のワーク シートは使用できません。詳細については、 Tableau Desktop ヘルプで[R 接続] を参照してく ださい。 vizqlserver.rserve.host vizqlserver.rserve.port 6311 Rserve ポートを指定します。この設定はワーク ブックのR 機能をサポートします。 vizqlserver.rserve.username Rserve ユーザー名を指定します。この設定は ワークブックのR 機能をサポートします。ユーザー 名とパスワードを必要としないRserve ホストもあ ります。 vizqlserver.rserve.password Rserve パスワードを指定します。この設定はワー クブックのR 機能をサポートします。ユーザー名と パスワードを必要としないRserve ホストもありま す。 vizqlserver.session.expiry.- 5 minimum アイドル時間を分で表した値で、この時間を過ぎ ると、VizQL プロセスがメモリ不足になった場合に VizQL セッションを破棄できます。 - 354 - オプション 既定値 説明 vizqlserver.session.expiry.t- 30 imeout VizQL セッションが破棄された後のアイドル時間 (分単位)。 vizqlserver.showdownload true ビュー上部の[ダウンロード] ボタンの表示を制御 します。 vizqlserver.showshare ビュー上部の[共有] ボタンの表示を制御します。 true vizqlserver.trustedticket.lo- info g_level 信頼できる認証のロギングレベルで、 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizqlserv er\vizql-*.log に書き込まれます。 詳細については、debug に設定してください。デ バッグレベルに設定するとパフォーマンスに大きな 影響を及ぼす可能性があるため、Tableau サ ポートにより指示される場合にしか使用しないで ください。詳細については、ロギングレベルの変更 ページ377を参照してください。 vizqlserver.trustedticket.to- 24 ken_length 信頼できるチケットの文字数を決定します。既定 設定の24 文字は、ランダム性のある144 ビットで 提供されます。値は、9 から255 (包含) の間の 任意の整数に設定できます。 vizqlserver.trustedticket.us- false e_deprecated_9digit_ token true に設定する場合、チケットは 9 桁の長さに なり(バージョン8.0 以前のように)、設定の vizqlserver.trustedticket.token_ length は無視されます。 vizqlserver.url_scheme_ whitelist ビューおよびダッシュボードのURL アクションを使 用する場合に、ホワイトリストへのプロトコルに追 加します。既定では、http、https、 gopher、news、ftp、およびmailto がホワイ トリストに登録されています。 wgserver.audit_history_ expiration_days 183 履歴イベントのレコードがPostgreSQL データ ベース(Tableau Server 独自のデータベース) から 削除されるまでの日数。詳細については、カスタ ム管理ビューの作成 ページ160を参照してくださ い。 wgserver.change_ owner.enabled true ワークブック、データソース、またはプロジェクトの 所有権が変更可能かどうかを制御します。他の 選択肢には "false"および"adminonly"がありま す。詳細については、所有権の管理 ページ210 を参照してください。 wgserver.domain.fqdn %USERDOM- 使用するActive Directory サーバーの完全修飾 - 355 - オプション wgserver.log.level 既定値 説明 AIN% の値 ドメイン名。 info wgserver java コンポーネントのロギングレベル。 ログは ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\wgserver\ *.log に書き込まれます。 詳細については、debug に設定してください。デ バッグレベルに設定するとパフォーマンスに大きな 影響を及ぼす可能性があるため、Tableau サ ポートにより指示される場合にしか使用しないで ください。詳細については、ロギングレベルの変更 ページ377を参照してください。 wgserver.password_ autocomplete.enabled false Web ブラウザーがパスワードフィールドに自動的 にパスワードを入力するかどうかを制御します。 wgserver.saml.idpattribute- username .username IdP がSAML 認証で使用する属性を指定しま す。既定は username です。 wgserver.saml.maxasserti- 3000 ontime 作成からアサーションが利用可能な最大秒数を 指定します。 wgserver.saml.maxauthen- 7200 ticationage ユーザーの認証とAuthNResponse メッセージの プロセス間で許可される最大秒数を指定しま す。 wgserver.saml.responsesk- 180 ew Tableau Server の時刻と、以前としてメッセージ を処理できるアサーション作成 (IdP サーバーの時 刻に基づく) 時の最大秒数の違いを設定しま す。 wgserver.session.idle_limit 240 Web アプリケーションへのサインインがタイムアウト になるまでのアイドル時間 (分単位)。 workerX.gateway.port 80 (SSL は 443) Apache がworkerX でリッスンする外部ポート。 worker0.gateway.port は Tableau Server の外 部ポートです。分散環境では、worker0 はプライ マリTableau Server です。 workerX.vizqlserver.procs プロセス数 VizQL サーバー数。 workerX.vizqlserver.port 9100 workerX 上のvizQL サーバーのベースポート。 workerX.wgserver.port 8000 workerX 上のWeb アプリケーションサーバーの ベースポート。 workerX.wgserver.procs プロセッサ数 Web アプリケーションサーバーのプロセス数。 - 356 - 設 定 を既 定 値 に復 元 次の手順に従ってTableau Server の構成設定の既定値を復元できます。 1. サーバーを停止します。 2. bin ディレクトリで、次のように入力して、特定の設定の既定値を復元します。 tabadmin set option-name --default たとえば、tabadmin vizqlserver.session.expiry.timeout オプションを既定値である30 分に 戻すには、次のように入力します。 tabadmin set vizqlserver.session.expiry.timeout --default 代わりに、短い-d コマンドを使用することもできます。例は次のとおりです。 tabadmin set vizqlserver.querylimit -d 3. 次に、構成コマンドを実行します。 tabadmin configure 4. サーバーを起動します。 - 357 - データベースのメンテナンス Tableau Server 管理者は、定期的なデータベースのメンテナンス、サーバーのディスク使用率の 監視、および不必要なファイルの削除によるサーバーの空き領域増加を行う必要があります。こ れらの手順を実行することで、Tableau Serverを最大効率で実行するのに役立ちます。 Tableau データのバックアップや復元を行ったり、不必要なログや一時ファイルを削除するには、 tabadminコマンドラインツールを使用します。Tableau データには Tableau Server の独自の PostgreSQL データベースが含まれています。このデータベースには、ワークブックおよびユーザーの メタデータ、データ抽出 (.tde) ファイル、サーバー構成データが保存されています。Tableau Server のログファイルはアクティビティを把握し、問題を診断するのに役立ちます。ログはサーバー上の フォルダーに書き込まれ、ユーザーはそのアーカイブの生成および削除を行ってディスク領域を節 約できます。データのバックアップおよび不必要なファイルの削除を自動化するには、次のトピック で説明するコマンドと、ビルトインのWindows タスクスケジューラーを使用します。 Tableau データのバックアップ システムで障害が発生した場合に、パブリッシュされたビューや他の情報を復元できるので、 Tableau データのバックアップは重要な作業です。Tableau Server によって管理されるデータは Tableau の独自のPostgreSQL データベースで構成されています。このデータベースには、ワーク ブックおよびユーザーのメタデータ、データ抽出 (.tde) ファイル、サーバー構成データが含まれます。 バックアップを作成する際、これらすべてのデータが.tsbak 拡張子を持つ1 つのファイルに配置さ れます。Tableau Server の分散インストールを実行している場合、.tde ファイルを処理するデータ エンジンがワーカーにある場合でも、プライマリでこの手順を行います。そうすることで効果的にバッ クアップでき、.tsbak をTableau Server ホストとは別のコンピューターに保存できます。 次の手順を使用して.tsbak ファイルを作成できます。新しいバージョンにアップグレードするための 最初のステップは、Tableau のアンインストールです。これにより、.tsbak ファイルも自動的に作成 されます。同じ.tsbak ファイルが、新しいバージョンにデータを自動的に移行するために使用され ます。 backup コマンドを実行すると、7 日以上経過したTableau Server のログファイルと特定 のTableau Server 管理ビューページ153 に表示されている情報のいくつかが削除されま す。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 2. 「tabadmin backup <filename>」と入力して、バックアップファイルを作成します。こ こで<filename> はバックアップファイルの名前または場所と名前です。バージョン8.1 か ら使用を開始する場合、バックアップ作成前にサーバーを停止する必要はありません。例 は次のとおりです。 tabadmin backup tabserver または - 358 - tabadmin backup C:\backups\tableau\tabserver 必要に応じて、-d を使用してファイル名に現在のデータを付加したり、-t の次にパスを使 用してバックアッププロセス中に作成された一時ファイルの場所を指定することもできます。 例は次のとおりです。 tabadmin backup tabserver -d -t C:\mytemp\tableau 上記の例では、バックアップファイルtabserver.tsbak は、C:\mytemp\tableauで はなく、Tableau Server のbin ディレクトリ(C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin) に作成されます。 バックアップからの復 元 データベースを復元する場合、Tableau PostgreSQL データベースの内容、データ抽出、および構 成ファイルにバックアップファイル(.tsbak) の内容が上書きされます。Tableau Server の分散インス トールを実行している場合、プライマリでこの手順を行います。 バックアップファイルからデータベースを復元するには、次の手順を行います。 1. 次のように入力して、サーバーを停止します。 tabadmin stop 2. 次のように入力して、バックアップファイルからデータベースを復元します。 tabadmin restore <filename> 上記の行では、<filename> を、復元するバックアップファイルの名前に置き換えます。 構成設定を除いてデータのみを復元するには、代わりに次のように入力します。 tabadmin restore --no-config <filename> 3. 現在復元しているバックアップファイルを作成する前の任意の時点でtabadmin assetkeys コマンドを実行した場合は、次のコマンドを実行します。 tabadmin assetkeys --validate バックアップファイルで使用中のカスタム暗号化キーを再作成するのに必要なパスフレーズ を入力するよう求められます。 4. 次のように入力して、Tableau Server のプロセスを再開します。 tabadmin start .tsbak ファイルを復元する場合、Tableau Serverにより自動的に、現在のdata フォルダーのコ ピーが作成され、tabsvc.bak-* という名前が付けられ、 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data に配置されます。このフォルダーは Tableau Server データの緊急バックアップで、Tableauサポートはバックアップの復元中に何かがう まくいかない場合にそれを使用することがあります。 復元が完了したら、さらにディスク領域を増やせるよう、すべてのtabsvc.bak-* フォルダーを ProgramData\Tableau\Tableau Server\data から削除しても問題ありません。 - 359 - Tableau Server クラスタでは、Tableau Serverを実行している各マシン上にtabsvc.bak-* フォルダーが作成されます。 tabsvc フォルダーを削除しないでください。このフォルダーは、 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data にもあります。このフォルダーには Tableau Server データが含まれています。tabsvc.bak-* フォルダーのみを削除してくだ さい。 バックアップからの抽 出 の復 元 uninstall-<version>.tsbak (たとえば、uninstall-8.1.tsbak) というファイルがアンインストールプロセ スの一環として作成されます。バージョン8.2 にアップグレードした後、アップグレード中に dataengine フォルダーを間違って削除した場合などに、このファイルを使用してデータ抽出を復 元できます。uninstall-<version>.tsbak を使用してデータ抽出を復元するには、次の手順を行い ます。 1. サーバーを停止します。 2. Tableau Server バージョン8.2 のbin ディレクトリから、次のように入力します。 Windows Server 2012、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows 7、および Windows 8:tabadmin restore \ProgramData\Tableau\Tableau Server\uninstall-8.1.tsbak 64 ビットWindows Server 2003 にインストールされた32 ビットTableau Server: tabadmin restore \Program Files (x86)\Tableau\Tableau Server\uninstall-8.1.tsbak 32 ビットWindows Server 2003 にインストールされた32 ビットTableau Server: tabadmin restore \Program Files\Tableau\Tableau Server\uninstall-8.1.tsbak 不 必 要 なファイルの削 除 ベストプラクティスとして、サーバー上のスペース使用率を監視する必要があります。より多くのス ペースを利用できるようにする必要がある場合は、ログファイル、一部のPostgreSQL データベー スエントリ、およびログファイルアーカイブを削除できます。 問題のトラブルシューティングを行うための古いログが必要な可能性がある場合、クリーンアップを 実行する前にログファイルを作成する必要があります。詳細については、ログファイルのアーカイブ ページ370を参照してください。 クリーンアップを実行する前にTableau Server を停止する必要はありませんが、Tableau Server が実行中であるか停止中であるかに応じてtabadmin cleanup コマンドの動作が異なりま す。ログファイルおよび一時ファイルをクリーンアップするという目標において、 tabadmin cleanup コマンドの実行方法を決定する必要があります。 - 360 - サーバーの状 態 とtabadmin cleanup 可能性のあるすべてのファイルとデータベースエントリをクリーンアップするには、tabadmin cleanup を2 回実行する必要があります。1 回は Tableau Server の実行中、もう1 回は停止 中です。 tabadmin cleanup の結果は、Tableau Serverが実行中であるかどうかに応じて異なりま す。 サーバーの実行中および停止中に tabadmin cleanup を実行すると削除されるものについ ての概要を以下に示します。 Tableau Server が停 止 した状 態 で tabadmin cleanup を実 行 すると、以 下 のとおりになります。 l すべてのログファイルがProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs から削除されます (ProgramData\Tableau\Tableau Server\logs からのログファイルは削除され ません)。 l l Tableau Server の一時フォルダーの内容 (ProgramData\Tableau\Tableau Server\temp およびProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\temp) が削除されます。 PostgreSQL データベースにアクセスできないため、http_requests テーブルエントリは 変更されません。 Tableau Server が実 行 している状 態 で tabadmin cleanup を実 行 すると、以 下 のとおりになります。 l 7 日より古いログファイルがProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs から削除されます。 (ProgramData\Tableau\Tableau Server\logs からのアクティブなログとログファ イルは削除されません)。 l 7 日より古いhttp_requests テーブルエントリは、Tableau ServerPostgreSQL データ ベースから削除されます。 これは、カスタム管理ビューを作成する際に使用する表の1 つです。詳細については、カス タム管理ビューの作成 ページ160を参照してください。 7 日より古いhttp_requests 表の列も、Tableauデータをバックアップするときに削除さ れます。詳細については、Tableau データのバックアップページ358を参照してください。 l Tableau Server 一時フォルダーの内容は変更されません。 不 必 要 なファイルの削 除 7 日より古いログファイルとhttp_requests エントリを削除するには、以下を実行します。 l Tableau Server が実行している状態でコマンドプロンプトを開き、tabadmin cleanup と入力します。 すべてのログファイルと一時ファイルを削除し、http_requests エントリをそのままにしておくに は、以下を実行します。 - 361 - l Tableau Server が実行している状態でコマンドプロンプトを開き、tabadmin cleanup --restart と入力します。 cleanup コマンドが実行される前に、--restart オプションによってTableau Server が停 止し、その後に再びTableau Server が起動します。 これは、tabadmin を3 度実行することに相当します (tabadmin start、 tabadmin cleanup、およびtabadmin start)。 cleanup コマンドとbackup コマンドの実行を自動化する方法のヒントについては、以下のナレッジ ベース記事を参照してください。サーバーバックアップとメンテナンスの自動化 ログ ファイル アーカイブのクリーンアップ ログファイルアーカイブを作成していて、もはや必要でなくなった場合、[メンテナンス] ページの[ス ナップショットの削除] オプションを使用してサーバーから削除することができます。詳細について は、[メンテナンス] ページのログのアーカイブ(スナップショット) ページ367を参照してください。 - 362 - トラブルシューティング Tableau Server で発生した問題のトラブルシューティングについては、次のトピックを参照してくだ さい。信頼できる認証をトラブルシューティングする方法のヒントについては、信頼できる認証のト ラブルシューティングページ270を参照してください。 ログ ファイルの操 作 Tableau Server は正常なアクティビティの一環としてログファイルを作成します。サーバーログファ イルの使用が必要になる可能性があるのは、TableauSever の問題をトラブルシューティングする 場合、または Tableau サポートが問題を解決するためにログを要求する場合だけです。 サーバー上でコマンドラインからログファイルのアーカイブ(スナップショット) をzip 形式で圧縮する か、[メンテナンス] ページで[スナップショットの作成] オプションを使用することができます。zip 形式 で圧縮されたアーカイブは、コピーまたは Web ブラウザーを使用してダウンロードしたり、Tableau サポートへ送ることができるログのコピーを含みます。アーカイブをコピーすると、サーバーからアーカ イブを削除することができます。ログファイルのアーカイブの作成、ダウンロードおよび削除に関する 詳細については、[メンテナンス] ページのログのアーカイブ(スナップショット) ページ367を参照して ください。 このようにトピックを収集することで、ログファイルのアーカイブの作成方法、特定のログファイルの コンテンツに関する情報、ログを参照する可能性がある場合やその方法についての詳細などの 情報が得られます。 Tableau Server の問 題 の調 査 Tableau Server で発生する可能性がある問題の範囲や複雑さを考慮すると、すべての問題を 調査するのに使用できる簡単なプロセスはありません。ただし、一般的な方法として次の手順が 含まれます。 1. サイズを少なくするために、既存のログファイルのクリーンアップを行います。詳細について は、不必要なファイルの削除 ページ360を参照してください。 2. 適切なロギングレベルの設定。これは、Tableauサポートが指示を行います。詳細につい ては、ロギングレベルの変更 ページ377を参照してください。 3. 問題に関連するイベントをログに記録できるよう、トラブルシューティングを行っている問題 の再現を行います。 4. ログのアーカイブを作成します。詳細については、ログファイルのアーカイブページ367を参 照してください。 5. 構成ファイルを確認します。特に、サーバー環境の基本情報を把握するために \config\workgroup.yml を確認してください。 6. \logs\tabadmin.log を確認し、サーバーに対して行われたメンテナンスを把握するため に、 実行するアカウント名: <script> を検索し、tabadmin に関連するアクティビティに特有のエ ントリを見つけます。 7. 調査している問題に関連する可能性がある要求があるか、Apache ログを確認 (\httpd\access.####_##_##_##_##_##.log および\httpd\error.log) し - 363 - ます。 Apache ログには相当な量の「ノイズ(不要な情報)」が含まれており、これは発生中の問 題に該当しません。 l 問題に関連すると 思われる要求を見つける場合、\wgserver および \vizqlserver でApache ログの一意の要求 ID を含むエントリを検索します。 l 要求 ID に関連する応答コ ードおよびメッセージを確認します。 8. 問題がデータソースに関連する場合、\vizqlserver\Logs に役立つ詳細情報が含 まれている場合があります。 ワークブック名およびVizQL セッションID で検索します。 9. サポートへ連絡し、ログのアーカイブをzip 形式で圧縮したファイルをサポートへ送信してく ださい。ご自身で問題を解決できない場合や Tableau サポートから要求があった場合は、 アーカイブをzip 形式で圧縮したファイルをTableau まで送信してください。 詳細については、次のトピックを参照してください。 Tableau Server プロセス さまざまな結果を得るために変更できる既定の設定を持つTableau Server プロセスは 6 つありま す。サーバーのパフォーマンスの向上 ページ224 および高可用性 ページ43 の各トピックでは、採 用できるいくつかの方法を説明します。各プロセスの詳細なステータスはサーバーの[メンテナンス] ページに表示され、バックグラウンドプロセスなどプロセスに関連したより詳細な情報は 管理 ビューページ153 のトピックに表示されます。 構造的に、64 ビットバージョンのTableau Server はネイティブの64 ビットプロセスを使用し、32 ビットバージョンのTableau Server は 32 ビットプロセスを使用します。例外はデータエンジンで す。32 ビットバージョンのTableau Server が64 ビットオペレーティングシステムにインストールされ ている場合、64 ビットバージョンのデータエンジンプロセスが使用されます。 これらのプロセスで生成されたログファイルについては、「サーバー ログファイルの場所 ページ371」 を参照してください。 プロセス ファイル名 アプリケーショwgserver.exe ンサーバー 複数 スレッ 目的 ドかど うか Web アプリケーショはい ンを処理し、閲覧 と検索をサポート する - 364 - パフォーマンス特性 抽出によってワークブック をパブリッシュしたり、 ビューの静止イメージを生 成したりするような使用 頻度の少ない処理中に のみ、大きなリソースを消 費します。そのロードは、 ブラウザーベースの操作と tabcmd によって作成でき ます。 複数 スレッ プロセス ファイル名 目的 パフォーマンス特性 ドかど うか バックグラウンbackgrounder.exe 抽出の更新、「今 いいえ 複数のプロセスをクラスタ ド すぐ実行」タスク、 のいずれかまたはすべて tabcmd から開始 のマシンで実行し、キャパ したタスクなどの シティを拡大できる単一 サーバータスクを スレッドプロセス。バックグ 実行する ラウンダーは通常、大量 のプロセスメモリを消費し ませんが、用意された ワークロードの性質に応 じてCPU、I/O、または ネットワークリソースを消 費する場合があります。 たとえば、大量の抽出の 更新を実行すると、ネット ワーク帯域幅を使用して データを取得できます。 CPU リソースは、データの 取得または複雑な tabcmd タスクによって消 費される場合がありま す。 データエンジ tdeserver64.exe データ抽出を保存 はい データエンジンのワーク ン し、ク エリ に応答す ロードは、VizQL Server tdeserver.exe る プロセスからの要求によっ て生成されます。このワー クロードは、抽出をメモリ にロードし、クエリを実行 するコンポーネントです。 メモリ消費量は、主に ロードされるデータ抽出の サイズに基づきます。32 ビットのTableau Server がインストールされている 場合でも、64 ビットのバイ ナリは、64 ビットのオペ レーティングシステムで既 定として使用されます。 データエンジンは、一度 に複数の要求を処理す るマルチスレッドです。負 - 365 - プロセス ファイル名 データサー バー dataserver.exe リポジトリ postgres.exe VizQL Server vizqlserver.exe 複数 スレッ 目的 パフォーマンス特性 ドかど うか 荷がかかりすぎている場 合は、CPU、I/O、および ネットワークリソースが消 費され、負荷時にパ フォーマンスボトルネックと なる可能性があります。 負荷が高いと、要求を処 理するためにデータエン ジンの1 つのインスタンス でCPU リソースがすべて 消費される場合がありま す。 Tableau Server の はい これはプロキシであるた データソースへの め、通常は、ネットワーク 接続を処理する のみにバインドされます が、十分な数の同時ユー ザーセッションが作成され ている場合は、CPU でバ インドされる場合がありま す。この負荷は、ブラウ ザーおよびTableau Desktop ベースの操作 と、Tableau Server デー タソースの抽出の更新 ジョブによって生成されま す。 Tableau Server の N/A 通常は、リソースをほとん データベースはワー ど消費しません。ユー クブックとユーザー ザーごとにすべてのワーク のメタデータを保存 ブックを表示したり、権限 する を変更したりするような操 作を実行中に、極めて 大きな配置 (何千のユー ザー) でまれにボトルネック になることがあります。 ビューをロードして はい ビューのロード中とWeb レンダリングし、クエ ブラウザーからのインタラク リを計算して実行 ティブな使用時に大量の する リソースを消費します。 CPU バインド、I/O バイン - 366 - プロセス ファイル名 複数 スレッ パフォーマンス特性 ドかど うか ド、またはネットワークバ インドに指定できます。プ ロセス負荷は、ブラウザー ベースの操作によっての み作成できます。プロセス メモリが不足する場合が あります。 目的 ログ ファイルのアーカイブ ログファイルのアーカイブ(スナップショット) を作成するには 2 つの方法があります。ブラウザーを使 用して[メンテナンス] ページで作成するか、Tableau Server のコマンドプロンプトでtabadmin を 使用して作成します。ログファイルのアーカイブを作成すると、ログがzip 形式で圧縮されたスナッ プショットが得られ、トラブルシューティングに使用したり、Tableau サポートに問題のヘルプを送信 したりすることができます。 [メンテナンス] ページのログのアーカイブ (スナップショット) コマンドプロンプトを開かずにTableau Server のログファイルのスナップショット(アーカイブ) を作成 したり、Web ブラウザーからダウンロードしたりできます。このzip 形式で圧縮されたスナップショット には、Tableau Server と任意のワーカーサーバー(分散環境がある場合) からの最大 7 日間のロ グファイルデータのコピーが含まれます。スナップショットプロセスでは Tableau Server のログファイ ルや tabadmin で作成されたログアーカイブを変更または削除しません。 注 収集するデータ量や作成しているzip ファイルの名前を指定するには、tabadminを使 用してサーバーログのアーカイブを作成します。詳細については、ログファイルのアーカイブ ページ370を参照してください。 サーバーのログファイルのスナップショットを生成するには、以下の手順を実行します。 - 367 - 1. [管理] タブで、[メンテナンス] をクリックします。 2. [アクティビティ] の下で、[ログファイルのスナップショットを生成およびダウンロードする] をクリッ クしスナップショットオプションを開きます。 3. [スナップショットの作成] をクリックして、Tableau Server ログのスナップショットを作成しま す。[スナップショットの作成] ボタンは、既存のスナップショットがない場合にのみ利用できま す。 tabadmin で作成されたログアーカイブは、このオプションの可用性に影響を及ぼし ません。 4. [スナップショットのダウンロード] をクリックして、ログのスナップショットをWeb ブラウザーの既 - 368 - 定のダウンロード場所にダウンロードします。このオプションは、スナップショットを作成した後 に利用できます。 Google Chrome では、ウィンドウの下にダウンロードが表示されます。 5. 矢印をクリックしてから[開く] をクリックし、スナップショットを解凍するか、[フォルダーを開く] を クリックしてダウンロードされた場所を参照します。 6. (オプション) ログのスナップショットを削除するには、[スナップショットの削除] をクリックします。 このオプションは、スナップショットを作成した後に利用できます。新しいスナップショットを作 成する前に既存のスナップショットを削除する必要があります。 - 369 - たとえば、調査するイベントの前に作成したスナップショットを削除することが考えられます。 ログ ファイルのアーカイブ Tableau Server のログファイルは、tabadminziplogs コマンドを使用してアーカイブできます。 このコマンドは、すべてのログファイルを1 つのzip ファイルにまとめます。これは、Tableauサポート に連絡する際に便利です。ziplogs コマンドではログファイルは削除されず、zip ファイルにコピーさ れます。Tableau Server の分散インストールを実行している場合、プライマリサーバーからこの手 順を実行します。すべてのワーカーログがzip ファイルに含まれます。 注:tabadmin ziplogs コマンドは、次のようなメッセージを生成する場合があります。 「zip error: Nothing to do!" これらは、ほとんどの場合 zip プロセスの特定の手順に関連し ています。ログファイルのアーカイブが空であったりアーカイブプロセス全体が失敗したという ことではありません。 ログファイルのアーカイブを作成するには、次の手順を実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。 例は次のとおりです。 cd "C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin" 2. 次のように入力してTableau Server を停止します。 tabadmin stop 3. 「tabadmin ziplogs -l -n <filename>」と入力してzip ファイルを作成します。 ここで、<filename> は作成するzip ファイルの名前です。スペースを含まない一意の名 前を指定します。既存のファイルは上書きされません。例は次のとおりです。 tabadmin ziplogs -l -n my_logs ファイル名を指定しない場合、ファイル名は logs.zip になります。-d mm/dd/yyyy を 使用して、特定の日付以降に生成されたログのみを含めることもできます。例は次のとお りです。 tabadmin ziplogs -l -n -d 02/14/2014 - 370 - 上記のコマンドは、日付が2014 年 2 月 14 日から現在までのログを含むlogs.zip とい う名前のzip ファイルを作成します。それより前のログは除外されます。-n オプションは、使 用中のポートなどのサーバー環境情報を取得します。ziplogs のすべてのオプションを調べ るには、「tabadmin ziplogs -h」と入力します。 4. 次のように入力してTableau Server を再起動します。 tabadmin restart ログのzip ファイルは Tableau Server のbin ディレクトリにあります。 サーバー ログ ファイルの場所 既定では、Tableau Server ログファイルのアーカイブはlogs.zip という名前のzip ファイルに収 集されます (tabadmin を使用してアーカイブを作成する場合、異なる名前を指定できます)。 アーカイブをサーバーからローカルコンピューターにコピーし、そこで開くか、Tableau サポートに送 信することができます。アーカイブを解凍する場合、関連するログファイルと一緒に一連のフォル ダーが作成されます。この表では、各フォルダーに含まれる可能性があるコンテンツのほか、 Tableau Server でファイルがある本来の場所、ログファイルを作成したプロセス、およびファイル詳 細が説明されています。 Tableau Server のログディレクトリは、Tableau Server をC ドライブにインストールした場合、以 下の表に別途注記のない限り、C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs で す。 ログアーカイブファイルの場 所 logs.zip に含ま 詳細 ファイル れるファイル/フォ ルダー Tableau buildversion.txt Server のビ ルドバージョ ン。 tabsvc.yml 作成者 Tableau Server の 場所 \config wgserver.checksum リポジトリの assetkeyencrypti- 暗号化に 関連するロ on グ。 抽出更新、 「今すぐ実 backgrounder 行」のタス ク、および tabcmd タス assetkeyencryption.l tabadmin assetkeys og backgrounder-#.log spawn.####.log tomcat-#.####-####.log - 371 - \logs\assetkeyencryption backgrounder.- \logs\backgrounder exe config クのように、 サブスクリプ ションやスケ ジュール済 みアクティビ ティに関連 するログ。 構成ファイ connections.yml ル。 workgroup.yml これは、トラ ブルシュー ティングを行 う場合に使 用して情報 収集を始め るのに適し ています。 構成設定 が期待した とおりである かを確認し ます。 datacollector dataengine dataserver Tableau Server の構成 \config \logs\datacollector それぞれの tdeserver_####_##_ tdeserver.exe \logs\dataengine 日の ##_##_##_##.log tdeserver64.ex tdeserver ロ e グファイルが あり、データ 抽出やクエ リ、および VizQL Server の要 求に対する 応答につい ての情報が 含まれま す。 Tableau dataserver-#.log dataserver.exe \logs\dataserver Server デー タソースへ の接続につ いての情 報。 - 372 - httpd Apache ロ access.####-##グ。ここでは ##.##-##-##log 認証エントリ error.log を確認しま す。Apache startup.log ログに含ま れる各要求 には、関連 する要求 ID があります。 この要求 ID はサーバー ログ全体で 使用され、 ログエントリ を要求に関 連付けるの に使用でき ます。 licensing logs Apache デーモ \logs\httpd ン \logs\licensing 最大の目 的であり、 最も役立つ ログの場所 です。構成 ファイルの確 認後、ここ を確認しま す。 tabadmin.log tabconfig.log tablicsrv.log tabsrvlic.log wgserver.war.deplo y.log tabadmin.lo g は決して 上書きおよ び切り捨て が行われな いため、す べての詳細 情報が含ま れます。 notifytabadmin.lo g には tabadmin.lo g のエラーが - 373 - \logs 含まれます (このエラー は tabadmin.lo g にも含ま れます)。 pgsql tablicsrv.log および tabsrvlic.log は、ライセン ス発行と関 連していま す。 起動サー バープロセ スに関連す るファイルを 含む PostgreSQL データベー スログ。 Tableau データ抽出 は PostgreSQL データベー スに保存さ れます。 repository rsync service 高可用性 環境での主 要リポジトリ およびスタン バイの同期 に関連しま す。高可用 性 (HA) イ ンストールの みに適用さ れます。 tabspawn \logs\pgsql postgres.exe \logs\repository \logs\rsync notify-tabsvc.log tabsvc.log - 374 - \logs\service solr 検索イン デックスに関 連します。 \logs\solr svcmonitor \logs\svcmonitor サーバーの tabadminservice ログファイル のスナップ ショットを生 成するオプ ションで作 成したログ アーカイブに 関連しま す。 tabadmwrk \logs\tabadminservice \logs\tabadmwrk vizportal vizqlserver \logs\vizportal ビューの表 vizql-0.log.####-##示および操 ## 作に関連し spawn.####.log ます。 vizqlserver.exe \logs\vizqlserver VizQL Server の複 数のインスタ ンスを実行 している場 合、インスタ ンスはポート 番号により 識別されま す。 vizqlserver\logs notifyproducti on ログには 例外イベン トが含まれ ます。 ほとんどの ファイルは JSON 形式 です。 backgrounder_ ####_####_##_##_ ##_##_##.txt dataserver_####_ データを開く ####_##_##_##_ - 375 - \vizqlserver\logs か、データに 接続する と、 tabprotosrv. txt が作成さ れます。 ##_##.txt tabadmin_####_##_ ##_##_##_##.txt tabprotosrv.txt vizqlserver_####_ ####_##_##_##_ ##_##.txt wgserver_####_ ####_##_##_##_ ##_##.txt wgserver tdserver_ vizqlserver_####_ ####_##_##_##_ ##_##.txt 管理タス db-migrate_####_ ク、ワーク ##_##_##_##_ ブックやパー ##.log ミッションの migrate.log 管理、認 証、サインイ notifyproduction.####_ ン、初期 ####_##_##_##_ ビュー要 求、および ##_##.log パブリッシュ production.####.log 要求に関 production.####_ 連する情報 ####_##_##_##_ です。 ##_##.log 閲覧、検 spawn.####.log 索。 tomcat-#.####_##_ wgserver の ##.log インスタンス はポート番 wgserver-#.log 号により識 別され、 「productio n」または 「notifyproduction」 の直後で す。. notify- - 376 - wgserver.exe \logs\wgserver production ログには例 外イベント が含まれま す。 各日の各 バックグラウ ンダープロ セスに対応 する別々の production. n_### ファイ ルがありま す。 notifyproduction. n_### は production. n_### と相 関関係にあ りますが、エ ラーのみを 含みます。 Tableau Server のログファイルは、サーバー上の次のフォルダーにあります。 Tableau Service のログ 次のログファイルは、Web アプリケーション、データベース、およびインデックスに関連するアクティビ ティを追跡します。 C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc VizQL のログ これらのログファイルは、データベースのクエリやイメージの生成など、ビューの表示に関連するアク ティビティを追跡します。 C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\vizqlserver\Logs 一 時 ファイル 下記のフォルダー内のexe_ で始まるファイルは Tableau Server のファイルであり、削除できます。 C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\temp ロギング レベルの変 更 既定では、Tableau Server は情報レベルでイベントのログを記録しています。さらに多くの情報を 収集する必要がある場合 (たとえば、Tableau サポートと連絡している場合)、これを変更すること - 377 - ができます。ベストプラクティスとして、問題のトラブルシューティングを行っている場合を除きロギン グレベルを増加する必要はありません。 ロギング レベル 以下のロギングレベルは、ログに記録される情報量が増加する順に列挙されています。 l l l l l l l オフ 致命的 エラー 警告 情報 (既定) デバッグ 追跡 注: ログレベルをデバッグまたは追跡に引き上げると、ログに記録される情報量が増加する ため、パフォーマンスに大きく影響する可能性があります。ロギングレベルをデバッグに設定 する必要があるのは、特定の問題を調査する場合のみです。問題を再現したら、ロギング レベルをリセットし、情報に戻してください。 ロギング レベルの変更 Tableau Server のロギングレベルをtabadmin set コマンドの1 つを使用して設定します。使用す るコマンドは、Tableau Serverのどのコンポーネントのロギングレベルを変更するかによって異なり ます。 コマンド 影響するログの場所 server.log.level vizqlserver.log.level wgserver.log.level (path begins with \ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc) \vizqlserver\Logs\*.txt \vizqlserver\*.log \wgserver\*.log 詳細については、tabadmin set オプションページ351 を参照してください。 ロギングレベルを変更する前にTableau Server を停止し、その後再起動する必要があります。 Tableau Server の分散インストールを実行している場合、プライマリサーバーからロギングレベル の設定を行います。 ロギングレベルを変更するには、次の手順を実行します。 1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、Tableau Server のbin ディレクトリに移動します。 Tableau Server がC ドライブにインストールされている場合、以下に移動します。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin または - 378 - C:\Program Files (x86)\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 2. 次のように入力してTableau Server を停止します。 tabadmin stop 3. 「tabadmin set [command][option]」と入力し、ロギングレベルを設定します。 ここで、[command] は server.log.level、vizqlserver.log.level または wgserver.log.level であり、 [option] は有効なロギングレベルです。 例: l tabadmin set server.log.level debug l tabadmin set vizqlserver.log.level warn l tabadmin set wgserver.log.level off 4. 次のように入力してTableau Server を再起動します。 tabadmin restart ロギング レベルのリセット 調査している問題に関係する情報を収集したら、パフォーマンスに影響が残らないよう、ロギング レベルをリセットします。 適切なコマンドに-d オプションを使用して、ロギングレベルを既定 (情報) に戻します。 例: l tabadmin server.log.level -d l tabadmin vizqlserver.log.level -d l tabadmin wgserver.log.level -d ライセンスが解 除 されたサーバーへの対 応 Tableau では 2 つのライセンス発行モデルを提供しています。ユーザーベース方式とコアベース方 式です。ユーザーベースのライセンス発行では、アクティブな各ユーザーアカウントがライセンスに よってカバーされている必要があります。ユーザーベースのライセンスでは、キャパシティ(使用でき るユーザー数) が定義されています。各ユーザーにはサーバー上で一意のユーザー名が割り当てら れ、サーバーに接続するときにそのユーザー名で認証が行われます。ソフトウェアは単一のマシン にインストールすることも、分散サーバー環境で複数のマシンにインストールすることもできます。 コアベースのライセンス発行では、システム内のユーザーアカウント数に制限はありませんが、 Tableau Server が使用できるプロセッサコアの数が制限されます。サーバーを1 つまたは複数の マシンにインストールしてクラスタを構成できますが、すべてのマシンの合計コア数がライセンスでカ - 379 - バーされているコア数を超えないことと、特定のマシン上のコアがすべてライセンスでカバーされてい ることという制限があります。 ライセンスを解 除 されたユーザー ベースのサーバー サーバーがユーザーベースのライセンスを解除される最も一般的な理由は、プロダクトキーまたは メンテナンス契約の有効期限切れです。[スタート] > [すべてのプログラム] > [Tableau Server] > [プロダクトキーの管理] を選択して、プロダクトキーを確認し、新しいキーを追加できます。 ライセンスを解 除 されたコアベースのサーバー コアベースのサーバーのライセンス解除には、さまざまな理由が考えられます。一般的な問題は、 プライマリマシンまたはワーカーマシンに、ライセンスで許可されている数を超えるコアがあることで す。サーバーのライセンスが解除されると、サーバーを起動または管理できません。ただし、 tabadmin コマンドラインツールを使用して、ライセンスを管理できます。次の手順に従って、ライ センスのリストとマシンごとのコア数を確認します。 1. コマンドプロンプトを開き、次のように入力します。cd C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 2. 次のように入力します。tabadmin licenses. ライセンスが解 除 された VizQL Server プロセスの処 理 Tableau Server の[メンテナンス] ページには、Tableau Server プロセスの状態の把握に役立つい くつかのステータスインジケーターがあります。オレンジ色のステータスボックス"ライセンスなし" は、 いずれかのVizQL Server プロセスがTableau Server のライセンス情報を取得できないことを示し ます。 プロセスがこの情報を取得できない理由については、いくつかの原因が考えられます。たとえば、 ネットワーク問題によりワーカーマシンで実行されているVizQL プロセスがプライマリマシンと通信 できない場合があります。または、プロセスで受け入れ可能な数よりも多くの要求が送られ、ライ センス要求を処理できない可能性があります。この結果、一部のユーザーがビューにアクセスでき ても他のユーザーがアクセスできない場合があります。 この問題を解決するには、Tableau Server を停止した後に起動します。 VizQL "メモリ不 足 " エラー 32 ビットバージョンのTableau Server では、VizQL プロセスがセッションの同時表示の制限に達 すると、"メモリ不足" エラーが発生することがあります。また、このエラーは以下にある vizqlserver*.txt ログにも書き込まれます。 - 380 - C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\vizqlserver\Logs このエラーが発生してもVizQL プロセスは終了されませんが、追加の接続は受け入れません。こ の問題を処理するには、次の手順を行います。 l l l 64 ビットTableau Server へのアップグレード: 詳細については、8.2 へのアップグレードペー ジ29を参照してください。 VizQL プロセス数を増やす: これは、1 人以上のワーカーを追加する必要があることを意味 する場合があります。この手順については、ワーカー サーバーのインストールと構成 ページ 40を参照してください。 vizqlserver.session.expiry.timeout を編集する: tabadmin を使用して vizqlserver.session.expiry.timeout の設定を既定 (30 分) から短い時間 (10 分または 5 分など) に変更します。こうすると、アイドルセッションがすぐに終了するため、新しいセッショ ンにメモリを解放することができます。 Cookie 制 限 エラー ユーザーがTableau Server にサインインしたとき、セッションCookie はローカルのブラウザーに保存 されています。保存されたCookie は、ユーザーのTableau Server へのサインイン認証とサーバー へのアクセス許可を管理する方法です。Cookie はブラウザーのアドレスバーと同じドメインまたは サブドメインで設定されているので、ファーストパーティのCookie とみなされます。ユーザーのブラウ ザーがファーストパーティのCookie をブロックするように設定されている場合、ユーザーは Tableau Server にサインインできません。 埋め込みビュー経由で、または信頼できる認証が設定された環境で、ユーザーがTableau Server にサインインする場合も、同じことが起こります。cookie は保存されます。Cookie は保存 されています。しかし、この場合、ブラウザーは Cookie をサードパーティCookie として扱います。 これは、Cookie がブラウザーのアドレスバーに表示されているものと異なるドメインで設定されて いることが理由です。ユーザーのWeb ブラウザーがサードパーティのCookie をブロックするように設 定されている場合、Tableau Server の認証は失敗します。失敗しないようにするには、Web ブラ ウザーがサードパーティのCookie を許可するように構成する必要があります。 データソースのトラブルシューティング ユーザーがTableau Server のデータソースを操作するには、次の最大 3 つのものが必要です。 l データソースのパーミッション: データソースに接続するすべてのユーザーには、そのデータ ソースの[接続] パーミションと[表示] パーミッションが必要です。これはユーザーが、データ ソースに接続するビューにアクセスする場合も同様です。データソースのパブリッシュと変更 を行うすべてのユーザーには、パブリッシュのライセンス、および[書き込み/名前を付けて保 存] パーミッションと[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッションが必要です。 詳細については、パーミッションの操作 ページ184およびデータソースのパーミッションの設 定 ページ188を参照してください。 - 381 - 多次元 (キューブ) データソースをダウンロードしてTableau Desktop で使用する必要があ るため、[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッションが必要です。Tableau で のキューブの詳細については、多次元 (キューブ) データソースページ142を参照してくださ い。 l l データベースに対する認証機能: Tableau のデータに接続し、誰が何にアクセスするかを管 理するには、いくつかの方法があります。基本的に、データベースに接続するすべてのエン ティティは、認証を行うことができる必要があります。このエンティティは、抽出の更新を行う Tableau Server かもしれません。稼動中のデータベースに接続するデータソースにアクセス するTableau Desktop ユーザーかもしれません。また、稼動中のデータベースに接続する ビューにアクセスするTableau Server ユーザーかもしれません。オプションの詳細について は、データセキュリティページ216を参照してください。 データベースドライバー: Tableau Desktop でデータソースを作成してパブリッシュしたユー ザーが追加のデータベースドライバーをインストールする必要があった場合、そのドライバー のインストールがTableau Server でも必要になることがあります。たとえば、データサーバー プロセスをワーカーサーバー上で実行するTableau Server の分散インストールを行う場 合、必要なデータベースドライバーをワーカーサーバーだけでなくプライマリサーバーにもイ ンストールする必要があります。他のプロセスでもドライバーが必要になります。詳細につい ては、データベースドライバーページ42を参照してください。 データソースのエラー メッセージ ワークブック作成者やその他のユーザーがデータソースやビューを操作する際に発生するエラーが いくつかあります。 この Tableau Server データソースへのアクセスパーミッションが拒否されました: データソースに 接続するには、[接続] パーミッションが必要です。詳細については、パーミッションの操作 ページ 184およびデータソースのパーミッションの設定 ページ188を参照してください。 データソースが見つかりません: ビューを操作しているとき、データソースがTableau Server から削 除されている場合や、[データに接続] ページを更新する必要がある場合に、このエラーが表示さ れることがあります。Tableau Desktop で[データに接続] ページを更新するには、[更新] アイコンを クリックします。 この Tableau Server データソースに接続できません: このエラーは、データソースの接続情報が 変更された(たとえば、データベースサーバー名が変更された) 場合に発生することがあります。 データソースのデータ接続情報を参照し、正しく設定されていることを確認してください。 - 382 - Tableau Server のデータソースをリストできません: このエラーは、ユーザーがTableau Server の データソースにアクセスしようとしたときにTableau Server とTableau Desktop の間に接続上の問 題がある場合に発生することがあります。 キューブデータソースに接続できません: パブリッシュされた多次元 (キューブ) データソースを使用 するには、データソースをダウンロードし、Tableau Desktopでそれを使用する必要があります。 データソースに対する[ダウンロード/名前を付けて Web に保存] パーミッションがあることを確認し ます。Tableau でのキューブの詳細については、多次元 (キューブ) データソースページ142を参 照してください。 サブスクリプションのトラブルシューティング "この電 子 メール内 のビュー スナップショットを正 しくレンダリングできませんでした。" このエラーメッセージ付きサブスクリプションを受け取った場合は、いくつかの理由がある可能性が あります。 l l l クレデンシャルが見つかりません。いくつかのビューは、埋め込みクレデンシャルを使用してパ ブリッシュされます。埋め込みクレデンシャルが期限切れの場合、または埋め込みクレデン シャルを使用せずにビューが再度パブリッシュされた場合、上記のエラーが表示される可能 性があります。 データベースが一時的にダウンしています。ビューが稼働中のデータベースと接続しており、 サブスクリプションの生成時にデータベースが一時的にダウンした場合、上記のエラーが表 示される可能性があります。 バックグラウンドプロセスがタイムアウトしました。既定では、バックグラウンドプロセスは 30 分後にサブスクリプションのタイムアウトを処理します。ほとんどの場合、十分な時間があり ます。しかし、バックグラウンドプロセスが非常に大規模で複雑なダッシュボードを処理して いる場合は、十分な時間がない可能性があります。時間が十分あるかどうかを判断する ために、バックグラウンドタスクページ157の管理者ビューを確認できます。タイムアウトのし きい値を増やすには、tabadmin オプションsubscriptions.timeout を使用します。 サブスクライブできない ユーザーがTableau Server 上でビューを表示でき、右上隅にサブスクリプションアイコン( る場合、ビューをサブスクライブできます。 ) があ ビューをサブスクライブするには 2 つのものが必要です。Tableau Server を正しく設定する必要が あります (サブスクリプションの管理 ページ102を参照)。また、サブスクライブしているビューがデータ ソースの埋め込みクレデンシャルを持つようにするか、クレデンシャルに依存しないようにする必要 があります。後者の例には、更新していない抽出に接続するワークブック、またはパブリッシュ時に ワークブックに含まれていたファイル内に、データが置かれているワークブックが含まれます。クレデン シャルの埋め込みは、Tableau Desktop で発生する1 つの手順です(詳細についてはTableau Desktop ヘルプを参照)。 - 383 - サブスクリプションアイコンがない Tableau Server 上でビューを表示できても、サブスクライブできない可能性があります。これは、 稼働中のデータベースに接続するビューで、ビューを最初にクリックした際にデータベースクレデン シャルが要求される場合に発生します。サブスクリプションには、ビュー(またはワークブック)、デー タ、およびスケジュールが含まれます。データの断片を配信するために、Tableau Server は埋め込 みデータベースクレデンシャル、またはクレデンシャルを必要としないデータのいずれかが必要で す。稼働中のデータベースへの接続が関係している場合、Tableau Server はクレデンシャルを持 たず、各ユーザーのみがクレデンシャルを持ちます。この理由により、サブスクライブできるのは、ク レデンシャルが必要でないビューか、クレデンシャルが埋め込まれているビューのみです。 また、Tableau Server が信頼できる認証用に設定されている場合、ビューを表示できてもサブス クライブできない(サブスクリプションアイコンがない) 場合があります。詳細については、「サブスクリ プション要件」を参照してください。 無 効 または「壊 れた」サブスクリプションの受 信 稼動中のインスタンスに加えて、Tableau Server のテストインスタンスまたは開発インスタンスでサ ブスクリプションを構成した場合は、稼動中でないインスタンスでのサブスクリプションを無効にしま す。すべてのインスタンスでサブスクリプションを有効に保つことにより、ユーザーは有効だと表示さ れるが動作しないサブスクリプションを受信したり、ビューまたはワークブックからサブスクリプションを 解除したにもかかわらず、サブスクリプションを受信する可能性があります。 サブスクリプションが届 いていない ("電 子 メール送 信 エラー。コマンドをSMTP ホストに送 信 できない。") サブスクリプションが送信されたように表示され (バックグラウンドタスクページ157の管理者ビュー に従って)、それでもまだサブスクリプションが届いておらず、SMTP サーバーが暗号化 (SSL) セッ ションを使用している場合、Windows Event Viewer に上記のエラーが表示される可能性があり ます。サブスクリプションは暗号化されていないSMTP 接続の場合にのみサポートされます。この 問題の解決策は、暗号化されていないSMTP サーバーを使用することです。 8.1 にアップグレード後 にカスタム スクリプトが動 作 しない セッション管理の向上をサポートするため、バージョン8.1 より、ハッシュタグ(#) がビューのURL 末 尾に追加されました。カスタムのサブスクリプションが、生成されるビューをPDF または PNG として スクリプトする場合、スクリプトを更新して、ハッシュタグを許可する必要がある場合があります。 たとえば、バージョン8.1 以前ではビューのURL は次のような状態です: http://tableauserver/views/SuperStore/sheet1。さらに、ビューをPNG として生 成するには、.png をhttp://tableauserver/views/SuperStore/sheet1.png の ようにURL 末尾に追加します。バージョン8.1 より、ビューのURL は次のような状態です: http://tableauserver/views/SuperStore/sheet1#1。PNG を生成するに は、.png をハッシュタグの前に追加します。たとえば、 http://tableauserver/views/SuperStore/sheet1.png#1 です。 - 384 - SAML のトラブルシューティング SAML に関する問題のトラブルシューティングについては、次のトピックを参照してください。 SAML、および自 動 ログインの有 効 化 SAML を使用していて、Tableau Server がユーザー管理にActive Directory を使用するよう構成 されている場合、[自動ログインを有効にする] を選択しないでください。[自動ログインを有効にす る] とSAML を共に使用することはできません。 コマンドラインからのサインイン Tableau Server がSAML を使用するよう構成されている場合でも、コマンドラインツール tabcmd ページ311 または Tableau データ抽出コマンドラインユーティリティ(Tableau Desktop で 提供) を使用してTableau Server にサインインする場合、SAML は使用されません。 ログインできない "ログインできません: ユーザーのアイデンティティプロバイダー認証に成功しました<IdP からのユー ザー名>。Tableau Server のユーザーを検索できませんでした" というメッセージを受信した場合、 Tableau Server に保存されているユーザー名とIdP に保存されているユーザー名が同一ではあり ません。 これを修正するには、ユーザー名が一致するようにします。たとえば、Jane Smith のユー ザー名がjsmith としてIdP に保存されている場合、Tableau Server でjsmith として保存す る必要があります。 SAML エラー ログ SAML の次のサインインエラーは次の場所に記録されます。このログを使用して問題をトラブル シューティングすることができます。 C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\wgserver\error.log 抽 出 の更 新 アラートの処 理 スケジュールされた抽出更新が成功しない場合、Tableau の右上隅に次のような [アラート] メ ニューが表示されます。 [アラート] メニューは、抽出更新に失敗し、ユーザーが次の場合にのみ表示されます。 l システムまたはサイトの管理者。 l 更新できなかったワークブックまたはデータソースの作成者。 - 385 - l 更新できなかったデータソースに接続するワークブックの作成者。 [アラート] メニューを開くと、更新失敗について、次のような詳細情報が表示されます。 データソースが埋め込みとして列挙されている場合、データソースの定義 (データソースクレデン シャルまたはデータベース名のようなものを含む) が、Tableau Desktop に作成された元のワーク ブック自体の中に埋め込まれている、またはあることを表します。 データソース名またはワークブック名がデータソース(たとえば、データソース: sales_data) として 列挙されている場合、データソースがTableau Server データソースであることを表します。データ ソースの定義は Tableau Server にあります。 [データ] ウィンドウで、Tableau Desktop に作成された元のワークブックまたはデータソースを識別 することができます。データソース名の隣には、データベースアイコンの代わりにTableau アイコン が表示されます。 - 386 - 抽 出 更 新 の問 題 の解 決 アラート内の[接続情報の編集] リンクをクリックし、欠けている情報を入力して[保存] をクリックす ることで、いくつかの抽出更新の問題を解決することができます。 データ接続を編集しても問題を修正することができない場合、Tableau Desktop で問題を解決 しワークブックを再度パブリッシュする必要があります。 ヒント: 管理者は、[アドミン] タブからアクセスする[データ接続] ページでいつでもデータ接続を編 集することができます。 - 387 - JavaScript API Tableau's JavaScript API を使用して、Web アプリケーションの中にTableau の視覚化を統合す ることができます。API はユーザーの操作を厳密に制御し、機能を組み合わせます。それ以外の 場合は組み合わせることができません。たとえば、単一の制御をコード化することにより、マークの グループをフィルタしたり、いくつかのマークを選択したり、ダウンロード用のデータを提供します。詳 細については、次のトピックを参照してください。 l 要件 l 概念 l チュートリアル l API リファレンス 要件 Tableau's JavaScript API の要件は、次のとおりです。 Tableau Server: Tableau のJavaScript API でプログラムするには、Tableau Server が必要で す。API は、以下のフォルダにあるファイルtableau_v8.js により強化されています。Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\wgserver\public\javascripts\api. Web アプリケーションをTableau Server と同じコンピューター上に置くことはできませんが、アクセス 可能になっている必要があります。 サポートされているブラウザ: 作成したWeb アプリケーションを、エンドユーザーは、サポートされて いる大半のWeb ブラウザーで体験できます。具体的には、以下のWeb ブラウザーがサポートされ ています。Chrome、Firefox、Safari 3.2.1 以上、およびInternet Explorer 8.0 以上。Internet Explorer 8.0 を使用している場合、互換モードが無効になっている必要があります。また、使用 しているブラウザは JavaScript コード内でwindow.postMessage メソッドを使用できるよう構成さ れている必要があります。この機能は、いくつかのセキュリティパッケージによって無効になっていま す。 概念 このトピックは JavaScript およびオブジェクト指向プログラミングを理解している読者向けに設計さ れています。Tableau の視覚化を、ユーザーの視点から理解している必要もあります。開始して 間もない場合には、チュートリアルから始めるようにお勧めします。 プログラミングの方 法 Tableau のJavaScript API は、オブジェクトモデルを使用します。オブジェクトモデルにあるエント リーポイントは、以下の新しいViz オブジェクトをインスタンス化します。 var viz = new tableauSoftware.Viz(/* params omitted */); ほぼすべてのTableau オブジェクトで、オブジェクトの「親」プロパティを使用して、その親 Viz オブ ジェクトに移動することができます。 - 388 - API へのアクセス API は、業務用のTableau Server や Tableau のホスト型サーバーにパブリッシュされた埋め込み ビューをプログラムで制御します。それを使用するには、バージョン8.0 以降を実行しているサー バー、およびそのサーバー上のパブリッシュされたワークブックにアクセスする必要があります。 API は、tableau_v8.js(最小化) または tableau_v8.debug.js ファイルを通じて提供されます。 Tableau ビューのレンダリング用 JavaScript コードが含まれているWeb ページで、以下のアドレス を使用してAPI ファイルを参照できます。 http://<your_server_name>/javascripts/api/ たとえば、「localhost」というサーバー名を使用してページのヘッダーに以下のコードを追加します。 <script type="text/javascript" src="http://localhost/javascripts/api/tableau_ v8.js"></script> これらのファイルのファイルシステムの場所は、Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\wgserver\public\javascripts\api です。 Tableau のホスト型サーバーの操作 ワークブックをTableau Online または Tableau Public にパブリッシュする場合、使用しているサー バー製品に一致するAPI にアクセスすることができます。 l Tableau Online の場合は、次の場所を使用します。 https://online.tableausoftware.com/javascripts/api/ l Tableau Public の場合は、次の場所を使用します。 https://public.tableausoftware.com/javascripts/api/ 前述のAPI へのアクセス上 セクションで説明したサンプルコードのように、使用するAPI のファイ ル名 (tableau_v8.js または tableau_v8.debug.js) をURL に追加します。 重要: コードの安定性を最大にするために、操作するサーバー製品用のAPI の場所を使 用します。たとえば、稼働中のTableau Serverにワークブックをパブリッシュする場合、サー バーへのJavaScript API ローカルを使用します。 ブーストラッピング API へのエントリーポイントは1つだけです。新しいViz オブジェクトのインスタンス化し、Tableau 視覚化を埋め込むために必要な HTML を作成します。新しいViz オブジェクトをインスタンス化 するには、Viz コンストラクターをnew を経由して呼び出し、要求されているparentElement およびURL パラメーターおよびオプションであるオプション一式を渡します。URL パラメーターは、 Tableau Server の名前を指定する場所です。 - 389 - var placeholderDiv = document.getElementById("tableauViz"); var url = "http://tabserver/views/workbookname/viewname"; var options = { hideTabs: true, width: "800px", height: "700px" }; var viz = new tableauSoftware.Viz(placeholderDiv, url, options); 信頼できる認証 Tableau Server が信頼できる認証を使用している場合、サーバー名の後にまず trusted を追 加し、次にチケットが続くようにURL にチケットを指定します。例は次のとおりです。 var placeholderDiv = document.getElementById("tableauViz"); var url = "http://tabserver/trusted/Etdpsm_Ew6rJY9kRrALjauU/views/workbookname/viewname"; var options = { hideTabs: true, width: "800px", height: "700px" }; var viz = new tableauSoftware.Viz(placeholderDiv, url, options); プロパティゲッターおよびセッター ゲッターおよびセッターは、必ず get または set で始まる関数です。ほとんどパフォーマンスインパ クトを与えずに何回も呼び出すことができます。(つまり、キャッシュされたフィールドを返し、非常に 単純な計算を実行します)。プロパティは常に同期しており、コールバック関数を持つ代わりに、 値をすぐに返します。 Call Behavior - 非 同 期 既定では、コールの大半がサーバーへの往復が求められるために非同期になります。メソッドは、 以下の命名規則を使用します。 l l 非同期コールはメソッド名にあるAsync サフィックスによって示されています。たとえば、 Worksheet.applyFilterAsync()。 非同期コールはチェーンを許可するPromise オブジェクトを返します。 Tableau JavaScript API は、CommonJS Promises/A標準を使用します。Tableau の実装に関 する基本事項とは、非同期メソッドが以下のフォームの中でthen メソッドを持つオブジェクトを返 すことです。 then(fulfilledHandler, errorHandler) - 390 - fulfilledHandler は、Promise が実現した場合に呼び出されます (成功)。 errorHandler は、Promise が失敗した場合に呼び出されます。すべての引数はオプション で、非関数値は無視されます。 Promises の変更 非同期メソッドの約束された結果が、のthen() メソッドにパラメーターとして渡されます。例は 次のとおりです。 var activeSheet; viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 1") .then(selectLemon).then(filterToLemonAndMint); function selectLemon(sheet) { activeSheet = sheet; return sheet.selectMarksAsync("Product", "Lemon", "replace"); } function filterToLemonAndMint() { return activeSheet.applyFilterAsync("Product", ["Lemon", "Mint"], "replace"); } activateSheetAsync() の結果は、アクティブになったSheet オブジェクトへ最終的に返す Promise です。このPromise は、selectLemon()メソッドとして最初のパラメーターに渡されま す。selectLemon() メソッドが戻すのがPromise オブジェクト(selectMarksAsync() メ ソッドの戻り値) であり、マークが選択された後の結果ではないことに注意してください。ただし、そ れは Promise オブジェクトであるため、次のthen() メソッドは Promise が実現するまで呼び出 されません。 チェーンのリンクがPromise を実現してから追加される場合、コールバックが以前に返された値と 共にすぐに呼び出されます。プログラマーにとって、これはサーバーからすでに応答を受信している かどうか判別する必要がないということです。非同期メソッドは、現在か将来かに関わらず、必ず 呼び出されます。 var promise = viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 1"); // Pretend that activatSheeteAsync() has already returned from the server. promise.then(callback); // callback will be called immediately using the Sheet object // returned from activateSheetAsync() - 391 - Then() メソッドの戻り値 then() メソッドで返されるものは、次のthen() メソッドに最初のパラメーターとして渡されま す。スカラ値 (Number、Boolean、String など)、オブジェクト、または別のPromise がありま す。インフラストラクチャは、自動的に非 Promise 値をPromise 値にラップするため、チェーン にすることができます。 viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 1") .then(function (sheet) { return "First link"; }) .then(function (message) { if (message === "First link") { alert("Expected"); } // no return value here means nothing is passed to the next link }) .then(function () { }); チェーンから抜け出す 技術的にはチェーンから抜け出す方法はありません。チェーンの中で次に表示されるリンクを呼び 出す保証が無効になるからです。チェーンの一部でスローされる例外がある場合、残りのチェーン は実行されますが、errorHandler がfulfilledHandler の代わりに呼び出されます。 チェーン内のリンクが初期のリンクの結果に依存している場合、条件を確認するためにif ステー トメントを記述する必要があります。たとえば、 viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 1") .then(function (sheet) { // I’m returning a Promise return sheet.selectMarksAsync("Product", "NoProduct", "replace"); }) .then(function () { return viz.getWorkbook().getActiveSheet().getSelectedMarksAsync (); }) .then(function (marks) { // The getSelectedMarksAsync call succeeded, but no marks were selected - 392 - // because there are not any marks corresponding to "NoProduct". if (marks.length === 0) { throw new Error("No marks selected"); } var firstMarkValue = marks[0].getPairs().get("Product").value; return sheet.applyFilterAsync("Product", firstMarkValue, "replace"); }) .then(function (filterName) { // applyFilterAsync succeeded }, function(err) { if (err.message === "No marks selected") { alert("This was caused by the first link above"); } }) .otherwise(function (err) { alert("We handled the error above, so it’s not propagated to this handler."); }); コールバックが提供されていない場合 (または NULL または未定義)、結果は、チェーン内の次の リンクに渡されます。 viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 1") .then() .then(function (sheet) { // this is called }); このようにして、チェーンの中のすべてのエラーを処理する単一 Otherwise 関数を指定できま す。Always 関数は同じように機能しますが、成功または失敗に関わらず呼び出されます。 then/otherwise/always 機能は、try/catch/finally ブロックと同じように機能しま す。 viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 1") .then(function () { return sheet.selectMarksAsync(...); }) .then(function (marks) { // Do something with the marks. - 393 - }) .otherwise(function (err) { // I’m handling all errors in one place. console.log(err.message); }) .always(function () { // Do some cleanup or logging }); 集合体 多くのクラスが項目の集合体を持っており、各項目にはキー(通常 ID または名前) があります。そ の例には、名前よってキーが指定されたシートの集合体や名前によってキーが指定されたパラ メーターのリストなどがあります。集合体はパブリックに不変であり、読み取り専用の機能を持ちま す。各集合体アレイでは、要素識別子がキーとして指定されています。たとえば、 Workbook.getPublishedSheetsInfo()の結果は、ワークブックのシート位置に対応する インデックスを持つアレイです。シート名によって固定されているため、次のようにアクセスできま す。 var sheet = workbook.getPublishedSheetsInfo()[0]; var sameSheet = workbook.getPublishedSheetsInfo().get("Sheet 1"); 集合体インターフェイス 名前 get(key : string) has(key : string) 返される タイプ 集合体 項目タイ プ ブール 説明 キーに関連する集合体または何も関連付けられていない未定 義の要素を取得します。 キーに関連付けられている集合体に要素がある場合は True を 返します。それ以外の場合は、False を返します。 イベント Viz クラスは、中央イベントハブとして機能します。これにより、すべてのイベントを1 箇所で確認 することができます。まだ作成されていないオブジェクト上でイベントが発生することがあるという意 味でもあります。たとえば、Sheet オブジェクトが作成されていない場合でも、特定のシートに対 してmarksselection イベントが発生することがあります。各イベントには、イベントが発生した シートなど、そのイベントに関する情報を持つ匿名のオブジェクトが含まれます。 イベントをリッスンするには、Viz.addEventListener(type, callback) を呼び出して、 関数コールバックで渡します。イベントをリッスンする例を、以下に示します。 viz.addEventListener("marksSelection", function (marks) { changeMySelectionUI(marks); }); - 394 - リスナーを削除するには、Viz.removeEventListener(type, listener) を呼び出し、 Viz.addEventListener() に渡されたのと同じコールバック関数を渡します。例は次のとお りです。 function changeMySelectionUI(marks) { viz.removeEventListener("marksSelection", changeMySelectionUI); } viz.addEventListener("marksSelection", changeMySelectionUI); イベントはマルチキャストデリゲートです。つまり、複数のリスナーをサポートしています。通知を呼 び出す順番は指定されていません。すべてのイベントコールバックは、イベントが発生したViz へ のポインターが含まれる単一のオブジェクトを取ります。API リファレンスページ400で指定されてい るとおり、各イベントもイベントに追加フィールドを追加します。 フィルター フィルタリングをプログラムすることは、表示されているデータを絞り込むためにユーザーがフィルター をクリックする動作を似ています。単一値でのフィルタリングの例は、次のとおりです。 worksheet.applyFilterAsync("Container", "Jumbo Box", tableauSoftware.FilterUpdateType.REPLACE); 既存のフィルター状態をクエリすることと、新規または既存のフィルターを設定することは異なりま す。フィルターのクエリには、Filter クラスの集合体を返す Worksheet.getFiltersAsync () を使用します。フィルターの設定には、Worksheet.applyFilterAsync (および変異) を使用します。これは、Filter クラスのインスタンス化を要求しない関数呼び出しです。 フィルターのフィールドを指定する際は、データベースのフィールド名ではなく、ユーザーインターフェ イスに示されているキャプションを使用します。たとえば、Product Container (実際のフィールド 名) ではなく、Container (キャプション) を使用します。シェルフにドラッグすると、Tableau Desktop によりフィールド名が変更される場合があります。たとえば、列シェルフにドラッグすると、Date フィールドは YEAR(Date) に名前が変更されます。この場合、パラメーターとしてYEAR(Date) を 使用する必要があります。例外は、フル階層名 (たとえば、[Product].[All Product]. [Espresso]) を使用する階層フィルターです。キャプションでは、名前の前後にオプションの[] 区切り文字を使用できます。 フィルターのタイプのサンプルには、以下のものがあります。 var worksheet; viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 4").then(function (sheet) { worksheet = sheet; }) // Single value .then(function () { return worksheet.applyFilterAsync("Product Type", "Coffee", - 395 - tableauSoftware.FilterUpdateType.REPLACE); }) // Multiple values .then(function () { return worksheet.applyFilterAsync( "Product Type", ["Coffee", "Tea"], tableauSoftware.FilterUpdateType.REPLACE); }) // Multiple Values - adding and removing .then(function () { return worksheet.applyFilterAsync("Product", ["Lemon", "Mint"], tableauSoftware.FilterUpdateType.ADD); }) .then(function () { return worksheet.applyFilterAsync("Product", ["Caffe Latte", "Green Tea"], tableauSoftware.FilterUpdateType.REMOVE); }) // All values .then(function () { return worksheet.applyFilterAsync("Product Type", "", tableauSoftware.FilterUpdateType.ALL); }) // Date Range .then(function () { return; worksheet.applyRangeFilterAsync("Date", { min: new Date(Date.UTC(2010, 3, 1)), max: new Date(Date.UTC(2010, 12, 31)) }); }) // Clearing a Filter .then(function () { return worksheet.clearFilterAsync("Date"); }) // Relative Date .then(function () { - 396 - return worksheet.applyRelativeDateFilterAsync("Date", { anchorDate: new Date(Date.UTC(2011, 5, 1)), periodType: tableauSoftware.PeriodType.YEAR, rangeType: tableauSoftware.DateRangeType.LASTN, rangeN: 1 }); }) // Quantitative Filters // SUM(Sales) > 2000 and SUM(Sales) < 4000 .then(function () { return worksheet.applyRangeFilterAsync("SUM(Sales)", { min: 2000, max: 4000 }); }) // SUM(Sales) > 1000 .then(function () { return worksheet.applyRangeFilterAsync("SUM(Sales)", { min: 1000 }); }) // Hierarchical Filters - selecting all on a level .then(function () { return worksheet.applyHierarchicalFilterAsync("[Product]. [Product Categories]", { levels: [0, 1] }, tableauSoftware.FilterUpdateType.ADD); }, function (err) { /* ignore errors */ }) // Hierarchical Filters - adding one item .then(function () { return worksheet.applyHierarchicalFilterAsync( "[Product].[Product Categories].[Product Name]", "Accessories.Bike Racks.Hitch Rack - 4-Bike", tableauSoftware.FilterUpdateType.REPLACE); }, function (err) { /* ignore errors */ }) // Hierarchical Filters - adding multiple items .then(function () { return worksheet.applyHierarchicalFilterAsync( "[Product].[Product Categories].[Product Name]", - 397 - [ "Accessories.Bike Racks.Hitch Rack - 4-Bike", "Accessories.Bike Stands.All-Purpose Bike Stand" ], tableauSoftware.FilterUpdateType.REPLACE); }, function (err) { /* ignore errors */ }) .otherwise(function (err) { console.log(err); }); マークの選 択 マークの選択は、フィルタリングとほぼ同一です。フィルタリングには、Worksheet. (applyFilterAsync) メソッドの1 つを使用します。マークの選択には、 Worksheet.selectMarksAsync() を使用します。マーク選択のパラメーターは、フィルタリ ングで使用されるパラメータとほぼ同一です。 worksheet.selectMarksAsync("Product", "Caffe Latte", tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); 選択できる他のタイプのサンプルは、次のとおりです。 var worksheet; viz.getWorkbook().activateSheetAsync("Sheet 4").then(function (sheet) { worksheet = sheet; }) // Single dimensions work just like filtering // Single dimension - single value .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync("Product", "Mint", tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }) // Single dimension - Multiple values .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync( "Product", ["Chamomile", "Mint"], tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }) // Single dimension - Multiple values (delta) .then(function () { - 398 - return worksheet.selectMarksAsync("Product", ["Lemon", "Earl Grey"], tableauSoftware.SelectionUpdateType.ADD); }) .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync( "Product", ["Chamomile", "Earl Grey"], tableauSoftware.SelectionUpdateType.REMOVE); }) // Quantitative selection .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync({ "State": ["Florida", "Missouri"], "SUM(Sales)": { min: 3000, max: 4000 } }, tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }) // Hierarchical dimensions .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync( "[Product].[Product Categories].[Category]", "Bikes", tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }, function (err) { /* ignore errors */ }) // Multiple dimensions - multiple values // ((State = Washington OR Oregon) AND Product = Lemon) // OR // (State = Oregon AND Product = Chamomile) .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync({ "State": ["Washington", "Oregon"], "Product": "Lemon" }, tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }) .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync({ "State": "Oregon", "Product": "Chamomile" }, tableauSoftware.SelectionUpdateType.ADD); }) // Round-tripping selection - 399 - .then(function () { return worksheet.selectMarksAsync( "Product", "Lemon", tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }) .then(function () { return worksheet.getSelectedMarksAsync(); }).then(function (marks) { // filter out only the Washington and Oregon marks var onlyWashingtonAndOregon = []; for (var i = 0, len = marks.length; i < len; i++) { var m = marks[i]; var pair = m.getPairs().get("State"); if (pair && (pair.value === "Washington" || pair.value === "Oregon")) { onlyWashingtonAndOregon.push(m); } } return worksheet.selectMarksAsync( onlyWashingtonAndOregon, tableauSoftware.SelectionUpdateType.REPLACE); }) .otherwise(function (err) { console.log(err); }); API リファレンス スタイルと規 則 Tableau のJavaScript API は以下のJavaScript 標準に従います。 l l l l クラスは Pascal 形式です (最初の文字が大文字で、以降の各単語の最初の文字を大 文字にする) 名前空間、メソッド、パラメーター、変数は Camel 形式です (最初の文字が小文字で、 以降の各単語の最初の文字を大文字にする) 定数値と列挙値は UPPERCASE_UNDERSCORE_DELIMITED です。 保護されている変数またはメソッドは、最初にアンダースコア「_」 から始まります。これは、 プログラマーによって参照されるべきではないことを示しています。 - 400 - トップレベルのクラス図 次のクラス図は、トップレベルのクラス関係に加えて、Sheet、Dashboard、Story および Worksheet クラスの継承階層を示しています。VizManager を例外として、これは静的クラス であり、いつでもアクセス可能なため、親ポインターのある包含階層のバックアップを妨害する方法 が常にあることに注意してください。 非 同 期 とエラーのクラス Promise クラス 将来の非同期メソッドから値を返す Promise を表します。Tableau JavaScript API は、 Promises/A の仕様を実装します。 メソッド 名前 then (callback: Function, errback: Function) always (callback: Function) otherwise 戻り値 説明 の型 Promise 非同期の呼び出し可能なチェーンにリンクを作成します。 成功時にcallback 関数が呼び出されます。エラーがあると きにerrback 関数が呼び出されます。どちらのパラメーター も任意です。 Promise Promise が解決または拒否されるときに呼び出されるコー ルバックを登録します。then(callback, callback) のショートカットです。 Promise 拒否ハンドラを登録します。then(null, errback) のショート - 401 - カットです。 (errback: Function) TableauException クラス TableauException クラスは本当のクラスではありませんが、例外がAPI 内からスローされる 場合にID フィールドを標準 JavaScript のError オブジェクトに簡単に追加できます。これによ り、プログラマーとしてエラー文字列を解析せずにエラーを一意に識別できます。また、ローカライ ズされたメッセージも追加できます。 コンストラクター 公開コンストラクターはありません。TableauException へのリファレンスを取得する唯一の方法は catch ブロック内にあります。 フィールド 名前 型 説明 tableauSoftwareErrorCode ErrorCode ErrorCode 列挙値を表します。 文字列 message これは標準のError オブジェクトで既に定 義されていますが、メッセージには API コードが指定する例外の説明が含まれま す。 ErrorCode 列挙型 API がスローする可能性のあるさまざまな例外のリストです。 名前 BROWSER_ NOT_ CAPABLE DOWNLOAD_ WORKBOOK_ NOT_ ALLOWED FILTER_ CANNOT_BE_ PERFORMED INDEX_OUT_ OF_RANGE 値 browserNotCapable INTERNAL_ ERROR internalError downloadWorkbookNotAllowed 説明 ブラウザーにTableau JavaScript API をサポートする能力がありま せん。 ワークブックやビューのパーミッショ ンがワークブックのダウンロードを 許可しません。 filterCannotBePerformed フィルター操作の実行しようとした 際にエラーが発生しました。 indexOutOfRange ワークブックに存在しないインデッ クスでシートに切り替えようとしま した。 Tableau JavaScript API 内でエ ラーが発生しました。Tableau サ ポートに連絡してください。 "Sales (売上高)" ではなく"SUM (Sales)" への範囲フィルターの設 定など、フィルターに無効な集計 が指定されました。 . INVALID_ invalidAggregationFieldName AGGREGATION_FIELD_ NAME - 402 - INVALID_ CUSTOM_ VIEW_NAME INVALID_ DATE_ PARAMETER INVALID_ FILTER_ FIELDNAME INVALID_ FILTER_ FIELDNAME_ OR_VALUE invalidCustomViewName 存在しないカスタムビュー上で操 作を試行しました。 invalidDateParameter INVALID_ FILTER_ FIELDVALUE INVALID_ PARAMETER invalidFilterFieldValue INVALID_ SELECTION_ DATE invalidSelectionDate INVALID_ SELECTION_ FIELDNAME invalidSelectionFieldName 日付のパラメーターが必要なメ ソッドで無効な日付が指定され ました。 データソースに存在しないフィー ルド上でフィルター操作を試行し ました。 データソースに存在しないフィー ルド上でフィルター操作を試行し たか、フィルター操作で提供され た値が間違っているデータ型か 書式設定です。 間違っているデータ型や書式設 定の値を使用してフィルター操作 を試行しました。 パラメーターが適切なデータ型ま たは書式設定ではありません。 パラメーターの名前が Error.message フィールドで 指定されています。 日付フィールドの Sheet.selectMarksAsync () 呼び出しで無効な日付値が 指定されました。 データソースに存在しない Sheet.selectMarksAsync () 呼び出しでフィールドが指定 されました。 Sheet.selectMarksAsync () 呼び出しで無効な日付値が 指定されました。 Sheet.changeSizeAsync () で良くないサイズが指定され たか、maxSize の値がminSize 未満です。 シートがワークシートインスタンス の場合、 SheetSizeBehavior.AUTO MATIC 以外の動作が Sheet.changeSizeAsync () で指定されました。 Viz クラスのコンストラクターで指 定されたURL が有効ではありま invalidFilterFieldName invalidFilterFieldNameOrValue invalidParameter INVALID_ invalidSelectionValue SELECTION_ VALUE INVALID_SIZE invalidSize INVALID_ SIZE_ BEHAVIOR_ ON_ WORKSHEET invalidSizeBehaviorOnWorkshe et INVALID_URL invalidUrl - 403 - MISSING_ MAX_SIZE missingMaxSize MISSING_ MIN_SIZE missingMinSize MISSING_ missingMinMaxSize MINMAX_SIZE MISSING_ RANGEN_ FOR_ RELATIVE_ DATE_ FILTERS NO_URL_ FOR_ HIDDEN_ WORKSHEET NO_URL_OR_ PARENT_ ELEMENT_ NOT_FOUND NOT_ ACTIVE_ SHEET missingRangeNForRelativeDat eFilters NULL_OR_ EMPTY_ PARAMETER SERVER_ ERROR nullOrEmptyParameter SHEET_NOT_ IN_ WORKBOOK sheetNotInWorkbook noUrlForHiddenWorksheet noUrlOrParentElementNotFoun d notActiveSheet serverError - 404 - せん。 SheetSizeBehavior.ATMO ST を指定する際にmaxSize フィールドが Sheet.changeSizeAsync () で欠落しています。 SheetSizeBehavior.ATLE AST を指定する際にminSize フィールドが Sheet.changeSizeAsync () で欠落しています。 SheetSizeBehavior.RANG E を指定する際に、minSizeか maxSize フィールドのどちらか、 またはその両方が Sheet.changeSizeAsync () で欠落しています。 LASTN または NEXTN タイプの関 連する日付フィルターに対して rangeN フィールドが欠落して います。 非表示のシート上で Sheet.getUrl() へのアクセス を試行しました。非表示のシート にURL がありません。 parentElement かURL パラ メーターのいずれか、またはその 両方がViz コンストラクターで指 定されていません。 アクティブなダッシュボード内でア クティブ化されていないシートや 埋め込まれたシートで操作を試 行しました。 必要なパラメーターが指定されま せんでした。Null または空の文 字列/配列です。 汎用性のあるサーバーでエラーが 発生しました。詳細情報は Error オブジェクトに含まれてい ます。 ワークブックに存在しないシート 上で操作を試行しました。 STALE_ DATA_ REFERENCE UNSUPPORT ED_EVENT_ NAME staleDataReference VIZ_ ALREADY_ IN_MANAGER vizAlreadyInManager unsupportedEventName 有効でなくなった(削除されてい る) CustomView オブジェクト上 で操作を実行します。 不明なイベント名が Viz.addEventListener ま たは Viz.removeEventListene r の呼び出しで指定されました。 Viz コンストラクターで指定され ているparentElement の子と してViz オブジェクトが既に作成 されています。 Viz クラス VizManager クラス ページ上のすべてのViz インスタンスを管理しますが、バージョン8.0 以前のバージョンのvizzes (ビュー) は管理しません。これは静的クラスであり、すべてのプロパティとメソッドは静的でクラスの インスタンスが1つのみあるということです。 プロパティ 名前 getVizs() 型 Viz[] 説明 ホストページ上のビューの集合です。 Viz クラス Tableau ワークブックの1 つ以上のシートを表示する<iframe> をラップします。ビューの周囲の すべてのクロムが含まれます。 コンストラクター 署名 Viz (parentElement: domNode, url: string, options: VizCreateOptions) 説明 指定されたHTML コンテナー内で新しいTableau Viz を作成し ます。これは一般的に<div> 要素です。各オプションとオプショ ンパラメーターはオプションです。parentElement に関連付け られたViz が既にある場合、例外はスローされます。 parentElement を再利用する前に、まず dispose() を呼 び出す必要があります。 プロパティ 名前 getAreTabsHidden() 型 bool getIsToolbarHidden() bool - 405 - 説明 タブがUI に表示されるかどうかを示 します。実際には個々のタブを非 表示にしません。 ツールバーが表示されるかどうかを 示します。 Viz がホストページ上に表示される かどうかを示します。 getParentElement() domNode コンストラクターで指定されたノード を返します。 getUrl() 文字列 コンストラクターで指定されていると おりのviz のURL です getWorkbook() Workbook Viz ごとにWorkbook がサポートさ れます。 getAreAutomaticUpdatesPaused bool 自動更新が現在停止しているかど () うかを示します。 getIsHidden() bool イベント 以下の2 つの呼び出しによってイベントが追加または削除されます。 名前 addEventListener( type: TableauEventName, listener: Function) removeEventListener( type: TableauEventName, listener: Function) 戻り値の 型 なし 説明 なし イベントリスナーを指定されたイベントから削除 します。 イベントリスナーを指定されたイベントに追加し ます。 メソッド 名前 show() hide() dispose() 型 なし 説明 Vis をホストしている<iframe> を表 示または非表示にします。 なし Viz と関連付けられた任意のリソース をクリーンアップして、viz VizManager から削除します。また、任意のDOM 要素をparentElement から削除 します。基本的に、Viz オブジェクト をインスタンス化する前にページを元 のとおりに復元します。 pauseAutomaticUpdatesAsync() なし レイアウト更新を一時停止または再 resumeAutomaticUpdatesAsync 開します。これは、viz のサイズを変更 () したりレイアウトに影響を与える可能 toggleAutomaticUpdatesAsync 性のある複数の呼び出しを実行した () りする場合に便利です。 revertAllAsync() Promise [すべて元に戻す] ツールバーボタンの クリックに相当します。これにより、ワー クブックを最初の状態に復元します。 refreshDataAsync () なし [データの更新] ツールバーボタンのク - 406 - showDownloadWorkbookDialog () なし showExportImageDialog() なし showExportPDFDialog() なし showExportDataDialog( worksheetInDashboard: Sheet or SheetInfo or string) なし showExportCrossTabDialog( worksheetInDashboard: Sheet or SheetInfo or string) なし showShareDialog() なし setFrameSize(width: int, height: int) なし リックに相当します。 [ダウンロード] ツールバーボタンのクリッ クに相当します。これにより、元のワー クブックのコピーがダウンロードされま す。 [イメージのエクスポート] ツールバーボ タンのクリックに相当します。これによ り、現在のviz のPNG ファイルが作成 されます。 [PDF のエクスポート] ツールバーボタ ンのクリックに相当します。これにより、 ユーザーによるエクスポートのオプション の選択を許可するダイアログが表示さ れます。 [データのエクスポート] ダイアログを表 示します。現在はポップアップウィンド ウです。worksheetInDashboard パラメーターはオプションです。指定さ れていない場合、現在アクティブな Worksheet が使用されます。 [クロス集計のエクスポート] タブを表示 します。worksheetInDashboard パラメーターはオプションです。指定さ れていない場合、現在アクティブな Worksheet が使用されます。 [共有] ツールバーボタンのクリックに相 当します。これにより、ユーザーが電 子メールで、または Web ページに HTML を埋め込むことでviz を共有で きるようにするダイアログが表示されま す。 iFrame のサイズを設定します。Viz の 現在のシートサイズがAUTOMATIC に設定される場合、viz を展開したり 折りたたんだりしてiFrame に合わせ ます。 VizCreateOptions レコード これらは Viz コンストラクターで指定されるオプションです。 フィールド 名前 hideTabs 型 bool hideToolbar bool 説明 タブを表示または非表示にするかどうかを示し ます。 ツールバーを表示または非表示にするかどうか - 407 - を示します。 ToolbarPosition hideToolbar がfalse の場合、ツールバーを 配置する必要があるかどうかを示します。 height 文字列 任意の有効な CSS サイズ指定子になることが できます。指定しない場合、既定では 600px になります。 width 文字列 任意の有効な CSS サイズ指定子になることが できます。指定しない場合、既定では 800px になります。 onFirstInteractive callback(e: viz が最初にインタラクティブになる場合に呼び TableauEvent) 戻します。一度しか呼び出されませんが、呼び 出されることが保証されます。viz が既にインタ ラクティブな場合はすぐに呼び出されますが、 別の「スレッド」上で呼び出されます。 toolbarPosition ToolbarPosition Enum 列挙型 名前 TOP BOTTOM 説明 Viz の最上部に沿ってツールバーの位置を合わせます。 Viz の底部に沿ってツールバーの位置を合わせます。 Viz イベントクラス TableauEventName 列挙型 これらは Viz.addEventListener/removeEventListener に渡される文字列です。列挙値はアン ダースコアのないすべて小文字の文字列であることに注意してください。たとえば、CUSTOM_ VIEW_LOAD は customviewload となります。完全修飾の列挙型 (tableauSoftware.TableauEventName.FILTER_CHANGE) または raw 文字列 (filterchange) のどちらかを受け入れられます。 名前 CUSTOM_ VIEW_LOAD CUSTOM_ VIEW_ REMOVE CUSTOM_ VIEW_SAVE CUSTOM_ VIEW_SET_ DEFAULT FILTER_ CHANGE コールバックに渡される イベントクラス CustomViewEvent CustomViewEvent CustomViewEvent CustomViewEvent FilterEvent 説明 カスタムビューのロードが終了すると発生 します。 ユーザーがカスタムビューを削除すると発 生します。 ユーザーが新規または既存のカスタム ビューを保存すると発生します。 カスタムビューがこのviz 用の既定のビュー になると発生します。 任意のフィルターの状態が変化すると発 生します。viz はまだインタラクティブでない - 408 - MARKS_ SELECTION PARAMETER_ VALUE_ CHANGE STORY_ POINT_ SWITCH TAB_SWITCH MarksEvent ParameterEvent 場合があります。 マークが選択または選択解除されると発 生します。 任意のパラメーターの状態が変化すると 発生します。 StoryPointSwitchEvent ストーリーポイントがアクティブになると発 生します。 TabSwitchEvent タブが切り替わると発生しますが、viz はま だインタラクティブでない場合があります。 TableauEvent クラス プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 イベントに関連付けられているViz オブジェクト を取得します。 getEventName TableauEventName イベント名を取得します。これは文字列です () が、TableauEventName列挙型にある項目 の1 つでもあります。 CustomViewEvent クラス プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 イベントに関連付けられているViz オブジェクト を取得します。 getEventName TableauEventName イベント名を取得します。これは文字列です () が、TableauEventName列挙型にある項目 の1 つでもあります。 メソッド 名前 戻り値の型 説明 getCustomViewAsync Promise<CustomView> イベントに関連付けられている () CustomView オブジェクトを取得 します。 FilterEvent クラス プロパティ 名前 getViz() 型 Viz getWorksheet () ワークシート 説明 イベントに関連付けられているViz オブジェクト を取得します。 イベントに関連付けられているWorksheet オブジェクトを取得します。 - 409 - getEventName TableauEventName イベント名を取得します。これは文字列です () が、TableauEventName列挙型にある項目 の1 つでもあります。 getFieldName 文字列 フィールド名を取得します。 () メソッド 名前 getFilterAsync () 戻り値の型 説明 Promise<Filter> イベントに関連するFilter オブジェクトを取得しま す。 MarksEvent クラス プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 イベントに関連付けられているViz オブジェクト を取得します。 getWorksheet ワークシート イベントに関連付けられているWorksheet () オブジェクトを取得します。 getEventName TableauEventName イベント名を取得します。これは文字列です () が、TableauEventName列挙型にある項目 の1 つでもあります。 メソッド 名前 戻り値の型 説明 getMarksAsync Promise<Mark イベントを引き起こしたWorksheet 上の選択さ () []> れたマークを取得します。 ParameterEvent クラス プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 イベントに関連付けられているViz オブ ジェクトを取得します。 getEventName() TableauEventName イベント名を取得します。これは文字列 ですが、TableauEventName列挙型に ある項目の1 つでもあります。 getParameterName 文字列 変更されたパラメーターの名前を取得し () ます。 メソッド 名前 戻り値の型 説明 getParameterAsync Promise<Parameter> イベントを引き起こしたParameter () オブジェクトを取得します。 - 410 - StoryPointSwitchEvent Class STORY_POINT_SWITCH イベントのコールバックに返されます。 プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 イベントに関連付けられているViz オ ブジェクトを取得します。 getEventName() TableauEventName イベント名を取得します。これは文字 列ですが、TableauEventName列挙 型にある項目の1 つでもあります。こ の場合は STORY_POINT_SWITCH です。 getOldStoryPointInfo StoryPointInfo ストーリーポイント切り替えのイベント () が発生する前にアクティブだった StoryPointInfo を取得します。 返されるオブジェクトには、切り替えが 発生する前のストーリーポイントの状 態が反映されています。たとえば、 getIsActive() がこれに当てはまりま す。 getNewStoryPoint() StoryPoint 現在アクティブな StoryPoint を取 得します。 TabSwitchEvent クラス プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 イベントに関連付けられているViz オブ ジェクトを取得します。 getEventName() TableauEventName イベント名を取得します。これは文字列 ですが、TableauEventName列挙型に ある項目の1 つでもあります。 getOldSheetName 文字列 タブ切り替えのイベントが発生する前に () アクティブだったシート名を取得します。 getNewSheetName 文字列 現在アクティブなシート名を取得します。 () - 411 - Workbook クラス クラス図 Workbook クラス Workbook にはタブとして表されるシートの集合があります。また、DataSources および CustomViews などの関連オブジェクトもあります。 プロパティ 名前 getViz() 型 Viz 説明 ワークブックを含むViz オブジェクトを取得 します。 getActiveSheet() Sheet 現在アクティブなシート(アクティブなタブ) を 取得します getActiveCustomView() CustomView 現在アクティブなカスタムビューを取得しま す。カスタムビューがアクティブでない場合 は NULL を取得します。 getPublishedSheetsInfo SheetInfo[] これは同期であることに注意してください。 () つまり、ロードする際にすべてのシートが必 要です。 getName() 文字列 サーバーに保存されるワークブック名を取 得します。これは必ずしもファイル名ではな いことに注意してください。 メソッド 名前 activateSheetAsync (sheetNameOrIndex: object) 戻り値の型 Promise<Sheet> - 412 - 説明 名前またはインデックスに よってシートをアクティブ化 し、アクティブ化されたシー revertAllAsync() getParametersAsync() changeParameterValueAsync( name: string, value: object) getCustomViewsAsync() showCustomViewAsync( customViewName: string) removeCustomViewAsync( customViewName: string) rememberCustomViewAsync( customViewName: string) setActiveCustomViewAsDefault Async() トのPromise を返しま す。 Promise ワークブックを最後に保存 した状態に戻します。 Promise<Paramete このワークブック用のパラ r[]> メーターを取得します。 Promise<Paramete 指定された名前のパラ r> メーターの値を変更し、 新しいParameter を返 します。値は、パラメー ターと同じデータ型で、値 の許容範囲内である必 要があります。また、生値 ではなく別名の値である 必要もあります。詳細お よび例については、 changeParameterValue Async() の他の情報 を参 照してください。 Promise<CustomVi ワークブックに関連付けら ew[]> れているCustomView オブジェクトの集合を取得 します。 Promise<CustomVi Viz を変更して名前を付 ew> けて保存した状態を表示 します。 Promise<CustomVi 名前の付いたカスタム ew> ビューを削除します。 Promise<CustomVi- カスタムビューに名前を割 ew> り当てることでワークブック の現在の状態を保存しま す。 なし アクティブなカスタムビュー を既定として設定しま す。 changeParameterValueAsync() の他 の情 報 値パラメーターは、次の条件に当てはまる必要があります。 1. データ型は、Parameter.getCurrentValue() に返される元のJavaScript 型と同じ ものである必要があります。たとえば、Parameter.getDataType() がFLOAT または INTEGER である場合、値パラメーターはネイティブのJavaScript Number である必要があ ります。次の表は、ParameterDataType 値をネイティブ型のJavaScript へマッピングしま す。 - 413 - ParameterDataType FLOAT INTEGER STRING BOOLEAN DATE DATETIME ネイティブ型の JavaScript 数値 数値 文字列 ブール 日付 日付 2. パラメーターが許容値のリストに制限される場合、値はこれらの値の1つである必要がありま す。Parameter.getAllowableValuesType() のクエリは、返される tableauSoftware.ParameterAllowableValuesType.LIST によってパラメー ター値が制限されるかどうかを示します。 3. パラメーターが値の範囲に制限される場合、値は最小値および最大値 それぞれを含む 内である必要があります。Parameter.getAllowableValuesType() のクエリは、 返されるtableauSoftware.ParameterAllowableValuesType.RANGE によっ てパラメーター値が制限されるかどうかを示します。最小値および最大値は、 Parameter.getMinValue() およびParameter.getMaxValue() を介して返さ れます。 4. 値は、生値ではなく、別名値である必要があります。生値および別名値を参照するには、 Tableau Desktop の[パラメーターの編集] ダイアログボックスへ移動します。ダイアログ内 で、次のように[値] 列ではなく[表示] 列にある値を使用します。 - 414 - 例 次の例は、これらの概念を分かりやすく示しています。 // Change a parameter called "Prouct Type" to "Coffee" when the parameter is // restricted to the following allowable values: // "Coffee", "Espresso", "Tea" workbook.changeParameterValueAsync("Product Type", "Coffee"); // Change a parameter called "Measure" to a value that is aliased, "Sale". This // example corresponds to the screen shot above. workbook.changeParameterValueAsync("Measure", "Sale"); // Change a date parameter named "DateParam" to January 1, 2014 (UTC): workbook.changeParameterValueAsync("DateParam", new Date (Date.UTC(2014, 0, 1))); DataSource クラス Workbook には 1 つ以上のデータソースが含まれます。それぞれのWorksheet にはプライマリ データソースがあり、複数のセカンダリデータソースを持つことができます。 プロパティ 名前 getName() 型 文字 列 getIsPrimary bool () getFields() Field [] 説明 UI で表示されているDataSource の名前です。 このDataSource がプライマリまたはセカンダリのデータソース かどうかを示します。 DataSource に関連付けられているFields の配列を取得 します。 Field クラス フィールドには、フィールドが属しているデータソース、役割、およびドメインの値を取得する機能 についての情報が含まれています。 プロパティ 名前 getName() 型 文字列 説明 フィールド名 (つまりキャプション) を取得し ます。 getAggregation FieldAggregationType 集計のタイプを取得します。以下の値のい () ずれかです。SUM、AVG、MIN、MAX、 STDEV、STDEVP、VAR、VARP、 - 415 - getDataSource () getRole() DataSource FieldRoleType COUNT、COUNTD、MEDIAN、ATTR、 NONE、YEAR、QTR、MONTH、DAY、 HOUR、MINUTE、SECOND、WEEK、 WEEKDAY、MONTHYEAR, MDY、END、 TRUNC_YEAR、TRUNC_QTR, TRUNC_ MONTH、TRUNC_WEEK、TRUNC_DAY、 TRUNC_HOUR、TRUNC_MINUTE、 TRUNC_SECOND、QUART1、QUART3、 SKEWNESS、KURTOSIS、INOUT、USER このフィールドが属するデータソースを取得 します。 次の値のいずれかです。DIMENSION、 MEASURE、UKNOWN CustomView クラス 特定の瞬間にワークブックの名前付きスナップショットを表示します。 プロパティ 名前 getName() setName() getAdvertised () setAdvertised() getDefault() 型 文字列 説明 カスタムビューの利用しやすい名前です bool カスタムビューがパブリックなのかプライベートなのかを示 します。 bool これを既定のカスタムビューにするかどうかを取得または 設定します。 カスタムビューを作成したユーザーを取得します。 getOwnerName 文字列 () getUrl() 文字列 このビューを再度ロードする一意のURL です。 getWorkbook() Workbook このCustomView が属するWorkbook を取得しま す。 メソッド 名前 戻り値の型 説明 saveAsync Promise<CustomView> saveAsync() を呼び出した後、getUrl メ () ソッドの結果は空白ではなくなります。 - 416 - Sheet クラス クラス図 SheetInfo クラス WORKSHEET、DASHBOARD、または STORY に関する情報を含んでおり、メソッドは含んでいませ ん。Workbook.getPublishedSheetsInfo() の一部として返されます。 コンストラクター 公開コンストラクターはありません。Workbook.getPublishedSheetsInfo() からのみ、こ のクラスのインスタンスを取得できます。 プロパティ 名前 getName() getIndex() 型 文字列 int 説明 シート名を取得します。 パブリッシュされたタブ内のシートのインデックスを取得しま す。非表示タブはパブリッシュされる限り、引き続き順序 に含められることに注意してください。 getIsActive() bool シートが現在アクティブなシートかどうか示す値を取得し ます。技術的な制限のため、オブジェクトが Dashboard の一部のWorksheet インスタンスである 場合、常に偽を返します。 getIsHidden() bool シートがUI で非表示になっているかどうかを示す値を取 得します。タブコントロール全体が非表示になっている 場合はこのフラッグの状態に影響を及ぼさないことに注 意してください。このシートはタブコントロールが非表示に なっている場合でも引き続き表示可能と報告する場合 があります。 getSheetType SheetType シートのタイプを取得します。SheetType は次の値を () 持つ列挙型です。WORKSHEET、DASHBOARD および STORY。 getSize() SheetSize ワークブックをパブリッシュする際に作成者が指定したサ イズ情報を取得します。 - 417 - getUrl() getWorkbook () 文字列 Workbook このシートのURL を取得します。 このSheet が属するWorkbook を取得します。 Sheet クラス コンストラクター 公開コンストラクターはありません。Workbook.getActiveSheet() または Dashboard.getObjects() からのみ、このクラスのインスタンスを取得できます。 プロパティ 名前 getName() getIndex() 型 文字列 int 説明 シート名を取得します。 パブリッシュされたタブ内のシートのインデックスを取得しま す。非表示タブはパブリッシュされる限り、引き続き順序 に含められることに注意してください。 getIsActive() bool シートが現在アクティブなシートであるかどうかを示す値 を取得します。 getIsHidden() bool シートがUI で非表示になっているかどうかを示す値を取 得します。タブコントロール全体が非表示になっている 場合はこのフラッグの状態に影響を及ぼさないことに注 意してください。このシートはタブコントロールが非表示に なっている場合でも引き続き表示可能と報告する場合 があります。 getSheetType SheetType シートのタイプを取得します。SheetType は次の値を () 持つ列挙型です。WORKSHEET、DASHBOARD および STORY。 getSize() SheetSize ワークブックをパブリッシュする際に作成者が指定したサ イズ情報を取得します。 getUrl() 文字列 このシートのURL を取得します。 getWorkbook Workbook このSheet が属するWorkbook を取得します。 () メソッド 名前 戻り値の型 説明 changeSizeAsync Promise<SheetSize> シート上のサイズ情報を設定します。 (size: SheetSize) シートがWorksheet の場合、実際に は Worksheet を固定サイズに設定で きないため、 SheetSizeBehavior.AUTOMATIC のみが許可されることに注意してくださ い。 SheetSize レコード Sheet をサイズ指定する方法について説明します。 - 418 - フィールド 名前 型 説明 behavior SheetSizeBehavior 次のいずれかの列挙値が含まれます。 AUTOMATIC、EXACTLY、RANGE、ATLEAST、およ びATMOST。 maxSize int これは、behavior がEXACTLY、RANGE、または ATMOST の場合にのみ定義されます。 int これは、behavior がEXACTLY、RANGE、または minSize ATLEAST の場合にのみ定義されます。 Worksheet クラス ワークブック内のワークシートタブまたはダッシュボードオブジェクトを表示します。これらは、ワーク シートおよびワークシートインスタンスという2 つの個々の概念です。ただし、API 内で簡単にする ために、それらは両方ともWorksheet クラスに組み合わされます。 コンストラクター 公開コンストラクターはありません。Workbook.getPublishedSheets() または Dashboard.getObjects() からのみ、このクラスのインスタンスを取得できます。 プロパティ 名前 型 説明 getParentDashboard Dashboard このWorksheet が属するDashboard オブ () ジェクトを返します (ダッシュボード上にある場 合)。それ以外の場合は NULL を返します。 getParentStoryPoint StoryPoint このWorksheet が属するStoryPoint オブ () ジェクトを返します (ストーリーシート上にある場 合)。それ以外の場合は NULL を返します。 メソッド 名前 戻り値の型 説明 getDataSourcesAsync Promise<DataSource このワークシート用のプライマリおよ () []> びすべてのセカンダリデータソース を取得します。規則により、プライ マリデータソースが常に最初の要 素になる必要があることに注意し てください。 メソッドのフィルターについては、「API リファレンスページ400」で説明しています。マークの選択メ ソッドについては、「Worksheet クラス(マークの選択)」で説明しています。 Dashboard クラス DashboardObject インスタンスの集合とアクティブなオブジェクトの概念が含まれます。 コンストラクター コンストラクターはありません。Workbook.getPublishedSheets() からこのインスタンスを取 得します。 - 419 - プロパティ 名前 getObjects() getWorksheets () 型 DashboardO bject[] Worksheet[] getParentStory- StoryPoint Point() 説明 オブジェクトの集合を取得します。 ダッシュボードに含まれるワークシートの集合を取得 します。これはヘルパーメソッドであり、 DashboardObject.getType() === tableauSoftware.DashboardObjectType .WORKSHEET の場合のgetObjects() による ループとすべての DashboardObject.Worksheet ポインターの 収集に相当することに注意してください。 このDashboard が属するStoryPoint オブジェ クトを返します (ストーリーシート上にある場合)。そ れ以外の場合は NULL を返します。 DashboardObject クラス 一連のさまざまなダッシュボードのエリアのいずれかを表示します。 コンストラクター コンストラクターはありません。Dashboard.getObjects() からこのインスタンスを取得しま す。 プロパティ 名前 型 説明 getObjectType DashboardObjectType オブジェクトが表すものを取得します。これ () は次の値を持つenum です。BLANK、 WORKSHEET、QUICK_FILTER、 PARAMETER_CONTROL、PAGE_ FILTER, LEGEND、TITLE、TEXT、 IMAGE、WEB_PAGE。 getDashboard Dashboard このオブジェクトを含むDashboard オブ () ジェクトを取得します。 getWorksheet Worksheet getType() がWORKSHEET を返す場 () 合、Worksheet オブジェクトへのポイン ターが含まれます。 getPosition() Point オブジェクトのダッシュボードの左上に関連 する座標を取得します。 getSize() Size オブジェクトのサイズを取得します。 Story クラス StoryPoint インスタンスのコレクションと、それらを切り替える機能を含みます。Sheet クラスから生 じます。 - 420 - コンストラクター コンストラクターはありません。Workbook.getActiveSheet() からこのインスタンスを取得し ます。 プロパティ(シートから取 得 ) 名前 getName() getIndex() 型 文字列 int 説明 シート名を取得します。 パブリッシュされたタブ内のシートのインデックスを取得しま す。非表示タブはパブリッシュされる限り、引き続き順序 に含められることに注意してください。 getIsActive() ブール シートが現在アクティブなシートであるかどうかを示す値 を取得します。 getIsHidden() ブール シートがUI で非表示になっているかどうかを示す値を取 得します。タブコントロール全体が非表示になっている 場合はこのフラッグの状態に影響を及ぼさないことに注 意してください。このシートは、タブコントロールが非表示 になっている場合でも、引き続き表示されていると報告 する場合があります。 getSheetType SheetType 常にtableauSoftware.SheetType.STORY であ () る必要があるシートの型を取得します。 getSize() SheetSize ワークブックをパブリッシュする際に作成者が指定したサ イズ情報を取得します。 getUrl() 文字列 このシートのURL を取得します。 getWorkbook ワークブック このシートが属するワークブックを取得します。 () プロパティ 名前 getStoryPointsInfo () 型 説明 StoryPointInfo StoryPointInfo オブジェクトの配列 (コレ [] クションではありません) を取得します。ストー リーポイントの一意の文字列キーがないた め、これはコレクションではないことが分かりま す。ストーリーポイントへは通常のアクセス(イ ンデックスを介して) のみ必要です。 getActiveStoryPoint StoryPoint 現在アクティブなストーリーポイントを取得し () ます。 メソッド(シートから取 得 ) 名前 changeSizeAsync(size: SheetSize) 型 説明 Promise<SheetSize> シート上のサイズ情報を設 定します。 メソッド 名前 activateStoryPointAsync (index: int) 型 Promise<Story Point> - 421 - 説明 指定されたインデックスでストーリー ポイントをアクティブにして、アクティブ activateNextStoryPointAs- Promise<Storyync() Point> activatePreviousStoryPoi- Promise<StoryntAsync() Point> revertStoryPointAsync (index: int) Promise<StoryPoint> 化されたStoryPoint のプロミスを返 します。インデックスがゼロよりも少な いかまたは配列内のストーリーポイ ントの数よりも大きいか等しい場合 は、 tableauSoftware.ErrorCod e.INDEX_OUT_OF_RANGE エラー が発せられます。 次のストーリーポイントがある場合は それをアクティブにします。現在のス トーリーポイントが最後の場合、アク ティブのままにします。 直前のストーリーポイントがある場 合はそれをアクティブにします。現在 のストーリーポイントが1つ目の場 合、アクティブのままにします。 指定されたインデックスでストーリー ポイントを元に戻し、元に戻された StoryPoint のプロミスを返します。イ ンデックスがゼロよりも少ないかまた は配列内のストーリーポイントの数 よりも大きいか等しい場合は、 tableauSoftware.ErrorCode.INDEX_OUT_OF_RANGE エラー が発せられます。 StoryPointInfoClass StoryPoint に関する情報が含まれます。メソッドはありません。 Story.getStoryPointsInfo() の一部として返されます。 プロパティ 名前 getIndex() 型 int getCaption() 文字 列 Bool 説明 親 Story シート内でこのストーリーポイントのゼロに基づくイン デックスを取得します。 このストーリーポイントのテキスト記述の内容を取得します。 ストーリーポイントがストーリー内で現在アクティブポイントで あるかどうかを示す値を取得します。 getIsUpdated() Bool ストーリーポイントが更新されるかどうかを示す値を取得しま す。つまり、ストーリーポイントが最後に「取得」されてから変 更されていないということです。 getParentStory Story ストーリーポイントを含むStory オブジェクトを取得します。 () getIsActive() - 422 - StoryPoint Class StoryPoint は、Story シート内の異なるスナップショットです。 プロパティ 名前 getIndex() 型 int 説明 親 Story シート内でこのストーリーポイントのゼロに基づ くインデックスを取得します。 getCaption() 文字 このストーリーポイントのテキスト記述の内容を取得し 列 ます。 getIsActive() Bool ストーリーポイントがストーリー内で現在アクティブポイン トであるかどうかを示す値を取得します。 getIsUpdated() Bool ストーリーポイントが更新されるかどうかを示す値を取 得します。つまり、ストーリーポイントが最後に「取得」さ れてから変更されていないということです。 getContainedSheet Sheet このストーリーポイントが含むシートを取得します。ス () トーリーポイントに含まれているシートがない場合、これ は NULL です。 getParentStory() Story このストーリーポイントを含むStory オブジェクトを取得 します。 Parameter クラス Parameter クラス ワークブックパラメーターについての情報が含まれます。実際にパラメーターの値を設定するには、 workbook.changeParameterValueAsync() を呼び出します。 プロパティ 名前 getName() 型 文字列 getCurrentValue() DataValue getDataType() ParameterDataType getAllowableValuesT ype() ParameterAllowableValues Type - 423 - 説明 ユーザーが指定したとおりの パラメーター用の一意の識 別子です。 パラメーターの現在の値で す。 パラメーターのデータ型は次 のいずれかになる可能性が あります。FLOAT、 INTEGER、STRING、 BOOLEAN、DATE、 DATETIME。 パラメーターが受け入れるこ とができる認められる値のタ イプです。次の列挙型の項 目のいずれかになる可能性 getAllowableValues() DataValue[] getMinValue() DataValue getMaxValue() DataValue getStepSize() Number getDateStepPeriod() PeriodType があります。ALL、LIST、 RANGE。 パラメーターが認められる値 のリストに制限される場合、 このプロパティにはそれらの値 の配列が含まれます。これは 標準の集合ではありません が、JavaScript の配列であ ることに注意してください。 getAllowableValuesT ype がRANGE である場合、 これにより認められる最小値 (包含) が定義されます。そ れ以外の場合は未定義ま たは NULL です。 getAllowableValuesT ype がRANGE である場合、 これにより認められる最大値 (包含) が定義されます。そ れ以外の場合は未定義ま たは NULL です。 getAllowableValuesT ype がRANGE の場合、これ によりパラメーターUI コント ロールスライダーで使用され るステップサイズが定義され ます。それ以外の場合は未 定義または NULL です。 getAllowableValuesT ype がRANGE、および getDataType がDATE や DATETIME の場合、これに よりパラメーターUI コントロー ルスライダーで使用されるス テップ期間が定義されます。 それ以外の場合は未定義 または NULL です。 フィルター 既存のフィルター状態をクエリすることと、新規または既存のフィルターを設定することは異なりま す。フィルターのクエリには、Filter クラスの集合体を返す Worksheet.getFiltersAsync () を使用します。フィルターの設定には、Worksheet.applyFilterAsync (および変異) を使用します。これは、Filter クラスのインスタンス化を要求しない関数呼び出しです。 - 424 - フィルターのフィールドを指定する際は、データベースのフィールド名ではなく、UI に示されている キャプションを使用します。例えば、Product Container (実際のフィールド名) ではなく、 Container (キャプション) を使用します。例外は、フル階層名 (たとえば、[Product].[All Product].[Espresso]) を使用する階層フィルターです。キャプションでは、名前の前後にオ プションの[] 区切り文字を使用できます。 クラス図 Worksheet クラス (フィルター) これらのメソッドは Worksheet クラス上にありますが、便宜上ここでリストされています。 メソッド 名前 getFiltersAsync() applyFilterAsync( fieldName: string, values: object[] or object, updateType: FilterUpdateType, options?: FilterOptions) applyRangeFilterAsync( fieldName: string, range: RangeFilterOptions) 戻り値の型 Promise<Filter[] > Promise<strin g> Promise<strin g> - 425 - 説明 シート上で使用されるフィルター の集合を取得します。 簡単なカテゴリーフィルターを適 用します (日付でない)。これらの 関数の詳細については、「フィル ターの例」を参照してください。 フィルターされたfieldName を 返します。 定量的フィルターを適用します。 範囲がドメインの最小値または 最大値の外であると指定されて いる場合、エラーは発生せず、コ マンドが許可されます。 applyRelativeDateFilterAsync( fieldName: string, options: RelativeDateFilterOptions) applyHierarchicalFilterAsync ( fieldName: string, values: object, options: HierarchicalFilterOptions) clearFilterAsync(fieldName: string) Promise<string> getFiltersAsync[] に対す る後続の呼び出しは、ドメインの 範囲を越えている場合でもこれ らの値を返します。これは、 Tableau Desktop での動作に相 当します。 相対日付フィルターを適用しま す。 Promise<string> 階層フィルターを適用します。値 のパラメーターは単一の値、値の 配列、またはオブジェクト{ levels: ["1", "2"] }. Promise<string> フィルターの種類がどんなもので あっても、フィルターをクリアしま す。非関連のクイックフィルターが フィールドに対して表示されてい る限り、フィルターが削除されるこ とに注意してください。クイックフィ ルターが表示されている場合、 フィルターは保持されますが、[す べて] の状態にリセットされます (事実上フィルターをキャンセルし ます)。ただし、関連する日付フィ ルターについては、関連する日 付フィルターに対する[すべて] と いう状態がないためエラーが返さ れます。クイックフィルターが表示 されている関連する日付フィル ターをクリアするには、特定の フィールドに適した範囲を使用し て applyRelativeDateFilter() を代わりに呼び出すことがで きます。 FilterOptions レコード 高度なフィルターオプションを制御するためにapplyFilter メソッドに渡されます。 フィールド 名前 型 説明 - 426 - isExcludeMode フィルターが除害モードで適 用されるのか包含モードで適 用されるのかを決定します。 既定では包含モードです。 つまり、フィルターの一部とし てフィールドが使用されま す。除害モードは、特定の フィールドを除く残りのすべて が含まれることを意味しま す。 bool RangeFilterOptions レコード 高度なフィルターオプションを制御するためにapplyRangeFilterAsync メソッドに渡されま す。 フィールド 名前 min 型 int max int nullOption NullOption 説明 範囲の最小値 (包含) で す。これはオプションです。 フィルター以下にする場合は 空白のままにしておきます。 範囲の最大値 (包含) で す。これはオプションです。 フィルター以上にする場合は 空白のままにしておきます。 含めるNULL 値です。 RelativeDateFilterOptions レコード 高度なフィルターオプションを制御するためにapplyRelativeDateFilterAsync メソッドに 渡されます。 フィールド 名前 anchorDate periodType rangeType rangeN 型 Date PeriodType DateRangeType int 説明 フィルターする協定世界時の日付です。 年、四半期、月などです。 LAST、LASTN、NEXT などです。 rangeType がLASTN または NEXTN の場合に使 用される数値です。 Filter クラス さまざまなすべてのフィルタータイプの抽象基底クラスです。 プロパティ 名前 型 説明 getWorksheet Worksheet 親ワークシートを取得します - 427 - () getFilterType () getFieldName () FilterType 文字列 フィルターのタイプを取得します。列挙型の値について は、「FilterType の列挙型」を参照してください。 フィルターされているフィールドの名前を取得します。これ は実際のデータベースフィールド名ではなく、UI で表示 されているキャプションであることに注意してください。 メソッド 名前 getFieldAsync () 戻り値の型 説明 Promise<Field> 現在フィルターされているフィールドを取得しま す。 NullOption 列挙型 指定されたフィルターまたはマーク選択呼び出しのNULL 値を使用して実行する事柄を示す列 挙型です。 列挙型 名前 NULL_VALUES NON_NULL_VALUES ALL_VALUES 説明 フィルターにNULL 値のみを含めます。 フィルターにNULL 以外の値のみを含めます。 フィルターにNULL 値とNULL 以外の値を含めます。 CategoricalFilter クラス プロパティ 名前 getIsExcludeMode () getAppliedValues () 型 bool 説明 フィルターが除害なのか包含 (既定) なのかを示す 値を取得します。 DataValue 現在フィルターに設定されている値の集合を取得し [] ます。これはキーが指定された集合ではなく、ネイ ティブのJavaScript 配列であることに注意してくださ い。 QuantitativeFilter クラス プロパティ 名前 getDomainMin() 型 説明 DataValue ドメインで指定されている最小値を取得しま す。 getDomainMax() DataValue ドメインで指定されている最大値を取得しま す。 getMin() DataValue フィルターに適用されている最小値 (包含) を取 得します。 getMax() DataValue フィルターに適用されている最大値 (包含) を取 得します。 getIncludeNullValues bool NULL 値がフィルターに含まれているかどうかを - 428 - () 示します。 RelativeDateFilter Class プロパティ 名前 型 getPeriod() PeriodType 説明 フィルターの期間です。列挙型の値については、 「PeriodType の列挙型」を参照してください。 getRange() DateRangeType 日付フィルターの範囲 (年、月など) です。列挙型の 値については、「DateRangeType の列挙型」を参照 してください。 getRangeN int getRange がLASTN または NEXTN を返す場合、こ () れは N 値となります (何年間、何か月など)。 DataValue レコード DataValue には、フィルターやパラメーターの生の値とフォーマット済みの値の両方が含まれます。 日付値は常に協定世界時の日付で表されます。 フィールド 名前 value 型 説明 object JavaScript のタイプとしてネイティブな生の値が含まれます。 これは、String、Number、Boolean、または Date のいずれ かです。 formattedValue 文字 フィールドまたはパラメーターに適用されるロケールと書式設 列 定に従って書式設定される値です。 FilterType 列挙型 適用できるフィルタリングの有効なタイプの列挙型です。 列挙型 名前 CATEGORICAL 説明 カテゴリーフィルターは、ドメイン内の一連の値をフィルターするのに 使用されます。 QUANTITATIVE 定量的フィルターは、連続するドメインの値の範囲をフィルターする のに使用されます。 HIERARCHICAL 階層フィルターは、ドメイン内の階層に整理される一連の値をフィ ルターするのに使用されます。 RELATIVE_ 相対日付フィルターは、一定の時点に関する値の範囲に合わせて DATE 日付/時刻ドメインをフィルターするのに使用されます。 FilterUpdateType 列挙型 実行可能なフィルタリングの有効なタイプの列挙型です。 - 429 - 列挙型 名前 ALL 説明 すべての値をフィルターに追加します。クイックフィルターで(すべての) 値を 確認することに相当します。 REPLACE 現在のフィルター値を呼び出しで指定される新しい値と置換します。 ADD 呼び出しで指定されるフィルター値を現在のフィルター値に追加します。ク イックフィルターで値を確認することに相当します。 REMOVE 呼び出しで指定されるフィルター値を現在のフィルター値から削除します。 クイックフィルターで値を確認することに相当します。 PeriodType 列挙型 フィルターおよびパラメーターで使用される期間の列挙型です。 列挙型 名前 YEARS QUARTER S MONTHS WEEKS DAYS HOURS MINUTES SECONDS DateRangeType 列挙型 相対日付フィルターの有効な日付範囲の列挙型です。 列挙型 名前 LAST LASTN NEXT NEXTN CURRENT TODATE 説明 期間の最終日、過去 1 週間、過去 1 か月などを指します。 期間の過去数日間、数週間、数か月間などを指します。 期間の翌日、翌週、翌月などを指します。 期間の翌数日間、翌週週間、翌数か月間などを指します。 期間の当日、今週、今月などを指します。 期間の当日、今週、今月などを含むこれまでのすべてを指します。 マークの選 択 マークの選択は、フィルタリングとほぼ同一です。フィルタリングには、Worksheet. (applyFilterAsync) メソッドの1 つを使用します。マークの選択には、 Worksheet.selectMarksAsync() を使用します。マークの選択のパラメーターは、フィルタ リングに使用されるパラメーターとほぼ同じです。そのため、とても簡単ですぐに覚えられ、フィルタリ - 430 - ングと選択というAPI の最も一般的な 2 つの使用事例を実現する一貫した方法を提供できま す。 Worksheet クラス (マークの選択) これらのメソッドは Worksheet class 上にありますが、便宜上ここで説明されています。 メソッド 名前 戻り値の型 clearSelectedMarksAsync void () getSelectedMarksAsync() Promise<Mark []> selectMarksAsync( void fieldName: string, value: object or object[], updateType: SelectionUpdateType) selectMarksAsync( void fieldValuesMap: object, updateType: SelectionUpdateType) selectMarksAsync( marks: Mark[], updateType: SelectionUpdateType) 説明 このワークシートの選択をクリアします。 現在選択されているマークの集合を取 得します。 マークを選択して返します。 最初のパラメーターのこの構文に基づ いて選択を許可します。 { "Field1": value, "Field2": [1, 2, 3] } void Mark クラス マークは viz 上の単一のデータポイントを表します。viz のタイプ(棒、線、円など) とは無関係で す。 コンストラクター 署名 Mark(pairs: Pair[]) 説明 指定されたペアで新しいMark を作成します。 プロパティ 名前 getPairs() 型 Pair[] 説明 マークと関連付けられている名前/値のペアの集合を取得します。 Pair クラス Pair には、フィールド名と値 (生の値とフォーマット済みの値の両方) が含まれます。 - 431 - コンストラクター 署名 Pair(fieldName: string, value: object) 説明 特定のフィールド名またはフィールド値をペアリングさせて 新しいPair を作成します。 フィールド 名前 fieldName 型 説明 文字 値が適用されるフィールド名です。 列 value object JavaScript のタイプとしてネイティブな生の値が含まれます。 これは、String、Number、Boolean、または Date のいずれ かです。 formattedValue 文字 フィールドに適用されるロケールと書式設定に従って書式設 列 定される値です。 SelectionUpdateType 列挙型 実行可能なマーク選択の有効なタイプの列挙型です。 列挙型 名前 説明 REPLACE 現在のマーク値を呼び出しで指定される新しい値と置換します。 ADD 呼び出しで指定される値を現在の選択に追加します。デスクトップでのコ ントロールクリックに相当します。 REMOVE 呼び出しで指定される値を現在の選択から削除します。既に選択された マークをデスクトップでコントロールクリックすることに相当します。 その他 のクラス Size レコード ピクセル単位で幅と高さを表します。これはプレーンな JavaScript オブジェクトとして実装されます (クラスではありません)。 フィールド 名前 width height 型 int int 説明 ピクセル単位で表されます。 ピクセル単位で表されます。 Point レコード ピクセル単位でx/y 座標を表します。これはプレーンな JavaScript オブジェクトとして実装されます (クラスではありません)。 フィールド 名前 型 説明 - 432 - x y int int ピクセル単位で表されます。 ピクセル単位で表されます。 - 433 - REST API With the Tableau Server REST API you can manage and change Tableau Server resources programmatically, via HTTP. The API gives you simple access to the functionality behind the data sources, projects, workbooks, site users, and sites on a Tableau server. You can use this access to create your own custom applications or to script interactions with Tableau Server resources. See the topics below for more information: Requirements Here are the requirements for using the Tableau Server REST API: Tableau Server: To program with the REST API you need Tableau Server version 8.2 or higher. API enabled: By default, Tableau Server installs with the REST API disabled. Before you can use the API, enable it using the procedure below. Enabling the REST API After you install Tableau Server, enable the REST API by doing the following: 1. On the computer running Tableau Server, open a command prompt as an administrator and navigate to Tableau Server’s bin directory. For example: Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\bin 2. Stop Tableau Server. tabadmin stop 3. Enter the following command to enable the API: tabadmin set api.server.enabled true 4. Propagate the change: tabadmin configure 5. Start Tableau Server. tabadmin start The application code you create can be located on any computer, as long as it can make HTTP requests against the computer that’s running Tableau Server. Concepts This topic is designed for people who are familiar with REST APIs and with using Tableau Server. - 434 - Components of a Call A Tableau Server REST API call consists of the following: l HTTP method: There are four methods: GET, POST, PUT, or DELETE. l Tableau Server URI: The URI is the server resource being acted upon. l Parameter: The URI may contain one or more parameters. l Message payload: POST and PUT calls usually require an XML message payload, which contains inputs or additions to the server. GET and DELETE calls do not require a message payload. Using the Query Datasources call as an example (GET /api/2.0/sites/siteid/datasources), here are the components: l HTTP method: GET l Tableau Server URI: /api/2.0/sites/site-id/datasources l Parameter: site-id. It uniquely identifies the site to Tableau Server. l Message payload: None. Because you are not providing an input or adding to Tableau Server resources, there is no message payload for this call. In response to the above call, Tableau Server returns two things: a status code and a response payload. The status code, such as 200 (success), is a standard HTTP return value. For each call in the REST API Reference, all possible error codes are listed. The response payload returns what you requested as an XML message. For the above call, the response payload would be a list of data sources for the site. The reference lists every call’s response payload. See XML Schema for more details. Signing In The Tableau Server REST API requires an authentication token to be sent with each API call. The token should be sent with all requests as the header X-Tableau-Auth. For example: Content-Type: text/xml X-Tableau-Auth: d14a028c2a3a2bc9476102bb288234c4 You can retrieve a token by completing a Sign In call and parsing the token out of the response payload. The token should be stored in your application logic and reused until the session ends. Sample code is provided in the file example.py. It demonstrates how to make a Sign In call and parse the returned token. A Sign Out call ends the session and invalidates the token. XML Schema Some API calls return a response payload for the requested resource, in XML. The response payload can be parsed and used within the application logic of your code. - 435 - An XML schema for the entire API is in the file ts-rest-api.xsd. API calls that require an XML response payload require that XML to be well-formed and to conform to the schema in ts-restapi.xsd. LUIDs LUIDs (Locally Unique Identifiers) are used throughout the REST API to identify resources on Tableau Server. LUIDs are 32-character strings separated by dashes in the format 'XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX'. The IDs are returned by certain query methods, and can be chained with additional calls to act on the resource. For example, user-id can be retrieved by issuing a Get Users on Site call and parsing out the desired user and userid. User-id is not the user name, and site-id is not the id used in the Tableau Server user interface. Sample and Schema To help you use the REST API, Tableau provides two files. Sample code file: The code in the file example.py demonstrates how to use the REST API to make a Sign In call and parse the returned token. XML schema file: The XML schema for the entire REST API is in the file ts-rest-api.xsd. API Reference With the Tableau Server REST API you can manage and change Tableau Server resources programmatically, via HTTP. The API gives you simple access to the functionality behind the data sources, projects, workbooks, site users, and sites on a Tableau server. You can use this access to create your own custom applications or to script interactions with Tableau Server resources. Before you can use the Tableau Server REST API, you must enable it. See Enabling the API for steps. Sign In Sign In as a Tableau Server Administrator Descripti- Signs you in as the Tableau Server system administrator. For production on environments, it's recommended that you sign in via HTTPS. POST /api/2.0/auth/signin Method and URI Message <tsRequest> Payload <credentials name="admin-username" password="adminpassword" > <site contentUrl="target-site-content-URL" /> - 436 - </credentials> </tsRequest> Response 200 Code Response <tsResponse> Payload <credentials token="admin-user-authenticity-token" > <site contentUrl="target-site-content-URL" /> </credentials> </tsResponse> Sign In as a Tableau Server User Descripti- Signs you in as a Tableau Server user. For production environments, it's on recommended that you sign in via HTTPS. POST /api/2.0/auth/signin Method and URI Message <tsRequest> Payload <credentials name="admin-username" password="adminpassword" > <site contentUrl="target-site-content-URL" /> <user id="user-to-run-as" /> </credentials> </tsRequest> Response 200 Code Response <tsResponse> Payload <credentials token="run-as-user-token" > <site contentUrl="target-site-content-URL" /> </credentials> </tsResponse> Payload Details The <site> element is required in the request to specify the site that the user will be logged into. When the <site> element is empty in the request, the default site will be used: <site /> The default site can also be specified using empty quotes: <site contentUrl="" /> The <site> element is always populated in the response. - 437 - Error Conditions HTTP Response Code 401 Condition Login error 403 Non-admin sign-in forbidden 404 User not found 405 Invalid request method Details The name or password is invalid for the given site, or the site content URL is invalid. An attempt was made to sign in a user (nonadministrator) directly, using the user’s credentials. A Tableau Server user can be signed in only indirectly via an administrator’s credentials. The user ID given in the payload for a user sign-in does not correspond to an existing user on the site. Request type was something other than a POST. Sign Out Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Signs you out of the current session and invalidates the token. POST /api/2.0/auth/signout None 204 None - 438 - Error Conditions HTTP Response Code 405 Condition Invalid request method Details Request type was something other than a POST. Query Datasources Description Method and URI Returns a list of data sources on the specified site, with optional parameters for specifying the paging of large results. GET /api/2.0/sites/site-id/datasources GET /api/2.0/sites/siteid/datasources?pageSize=pagesize&pageNumber=page-number Message None Payload Response Code 200 Response <tsResponse> Payload <pagination pageNumber="pageNumber" pageSize="page-size" totalAvailable="total-available" /> <datasources> <datasource id="datasource1-id" name=”datasource1-name” type="datasource1-type" > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> <tag label="tag1"/> <tag label="tag2"/> ... more tags ... </tags> </datasource> <datasource id="datasource2-id" name=”datasource2-name” type="datasource2-type" > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> - 439 - <tag label="tag3"/> ... more tags ... </tags> </datasource> ... more datasources ... </datasources> </tsResponse> Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users who are not administrators can access this API method, but they can only view data sources for which they have the Connect capability allowed (either explicitly or implicitly). Pagination Parameter Defaults By default the page size is 100 and page 1 is served. One or both parameters can be overridden explicitly. Error Conditions HTTP Response Code 400 Condition Invalid page size 400 Invalid page number 404 Site not found 405 Invalid request method Details The page size parameter is not an integer, or is less than one. The page number parameter is not an integer, is less than one, or is greater than the final page number for data sources at the requested page size. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. Request type was something other than a GET. Query Datasource Description Method and URI Returns metadata about a specific data source. GET /api/2.0/sites/siteid/datasources/datasource-id - 440 - Message Payload Response Code Response Payload None 200 <tsResponse> <datasource id="datasource-id" name=”some-name” type="some-type" > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> <tag label="tag1"/> <tag label="tag2"/> ... more tags ... </tags> </datasource> </tsResponse> Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users who are not administrators can access this API method, but they can only view data sources for which they have the Connect capability allowed (either explicitly or implicitly). Error Conditions Condition 403 HTTP Response Code Read forbidden 404 Site not found 404 Data source not found 405 Invalid request method - 441 - Details A non-administrator user invoked the API method and attempted to query a data source for which he or she did not have the Connect capability allowed. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The data source ID given in the URI does not correspond to an existing data source. Request type was something other than a GET. Create Project Description Creates a project on the specified site. POST /api/2.0/sites/site-id/projects Method and URI Message <tsRequest> Payload <project name="project-name" Response Code Response Payload Response Headers description="project-description" /> </tsRequest> 201 <tsResponse> <project id=”new-project-id” name=”project-name” description="project-description" /> </tsResponse> Location: /api/2.0/sites/site-id/projects/new-project-id Payload Details The project-name attribute is required for this operation; the project-description attribute is optional. Error Conditions HTTP Response Code 404 Condition Site not found 405 Invalid request method 409 Project name conflict - 442 - Details The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. Request type was something other than a POST. The project name in the request already belongs to the given site in the system. For the purpose of uniqueness checks, project names are case-insensitive. Delete Project Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Deletes the specified project on a specific site. DELETE/api/2.0/sites/siteid/projects/project-id None 204 None Business Logic and Error Conditions When a project is deleted in the system all of its assets are also deleted: associated workbooks, datasources, project view options, and rights. Use this method with caution. Error Conditions HTTP Response Code 403 Condition Deletion forbidden 404 Site not found 404 Project not found 405 Invalid request method Details Attempt to delete the default project, which cannot be deleted. The site ID or URL namespace given in the URI does not correspond to an existing site. Either the project ID given in the URI does not correspond to an existing project or the project is not found on this site. Request type was something other than a DELETE. Update Project Description Method and URI Message Payload Updates the name or description of the specified project. PUT /api/2.0/sites/siteid/projects/project-id <tsRequest> - 443 - Response Code Response Payload <project name=”some-new-name” description=”some-new-description” /> </tsRequest> 200 <tsResponse> <project name=”some-name” description=”some-description” /> </tsResponse> Business Logic and Error Conditions Payload Variations Any combination of the attributes inside the <project> element is valid. Only those attributes present will result in updates to their values in the project. If no attributes are present, then the update won't have an effect. HTTP Response Code 403 Condition Update forbidden 404 Site not found 404 Project not found 404 Project ID mismatch 405 Invalid request method 409 Project name conflict - 444 - Details Attempt to rename the default project. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The project ID given in the URI does not correspond to an existing project. The payload contains a project ID (which is optional) and it does not match up with the ID in the URI. Request type was something other than a PUT. The project name in the request already belongs to the given site in the system. For the purpose of uniqueness checks, project names are case-insensitive. Add Tags to Workbook Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Adds one or more tags to the specified workbook. PUT /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbook-id <tsRequest> <workbook id="workbook-id"> <tags> <tag label="tag1" /> <tag label="tag2" /> ... more tags ... </tags> </workbook> </tsRequest> 200 <tsResponse> <workbook id="workbook-id" name="workbook-name" > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> <tag label="tag1"/> <tag label="tag2"/> ... more tags ... </tags> <views> <view id="view1-id" /> <view id="view2-id" /> ... more views ... </views> </workbook> </tsResponse> Payload Details If the workbook is already tagged with any tags in the payload, then those tags are ignored and the workbook retains them. If the tags element is empty, no new tags are added to the workbook. Business Logic and Error Conditions Non-Administrator Access Tableau Server users who are not administrators can use this method but they can only add a tag to workbook for which they have the Add Tag capability allowed (either explicitly or - 445 - implicitly). HTTP Response Code 403 Condition Adding tags forbidden 404 Site not found 404 Workbook not found 404 Workbook ID mismatch 405 Invalid request method Details A Tableau Server user who isn't an administrator invoked the API method and attempted to add a tag to a workbook for which he or she did not have the Add Tag capability allowed. This error is raised even in the case when the tags element is empty. The site ID given in the URI is not for an existing site. The workbook ID given in URI does not correspond to an existing workbook. The payload contains a workbook ID (which is optional) and it does not match the ID in the URI. Request type was something other than a PUT. Delete Tag from Workbook Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Deletes one or more tags from the specified workbook. DELETE /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbook-id/tags/tag-name None 204 None - 446 - Business Logic and Error Conditions Non-Admin User Access Tableau Server users who are not administrators can access this API method, but they can only delete a tag from a workbook for which they have the capability implicitly allowed (in other words, as owner of the workbook). HTTP Response Code 403 Condition Deleting tags forbidden 404 Site not found 404 Workbook not found 404 Tag not found 405 Invalid request method Details A Tableau Server user who isn’t an administrator invoked the API method and attempted to delete a tag from a workbook for which he or she did not have the capability implicitly allowed. The site ID or URL namespace given in the URI does not correspond to an existing site. The workbook ID given in the URI does not correspond to an existing workbook. The tag given in the URI does not exist for the given workbook. Request type was something other than a DELETE. Query Workbook Description Method and URI Returns metadata about the specified workbook, optionally including a thumbnail. GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbook-id GET /api/2.0/sites/site- - 447 - id/workbooks/workbookid?previewImage=false Message Payload Response Code Response Payload None 200 <tsResponse> <workbook id="workbook-id" name=”some-name” description="some-description" > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> <tag label="tag1"/> <tag label="tag2"/> ... more tags ... </tags> <views> <view id="view1-id"/> <view id="view2-id"/> ... more views ... </views> </workbook> </tsResponse> Query Workbook with a Preview Image Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Returns metadata about the specified workbook, including a thumbnail. GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbookid?previewImage=true None 200 Same as above embedded in a MIME multipart message with the following format: MIME header XML payload (in the format shown in the above table) The binary preview image. - 448 - Payload Details An example of the full response format follows. The MIME multipart message is shown split by parts via a table, and the "interpart boundary" text is omitted as the table rows act to show where this delimiter would occur. MIME-Version: 1.0 Content-Type: multipart/mixed; boundary=interpartBoundary Content-Type: text/xml <tsResponse> <workbook> <!-- see markup example from previous section --> </workbook> </tsResponse> Content-Disposition: name="myPreviewImage"; filename="foo" Content-Transfer-Encoding: binary Content-Type: application/octet-stream ...the-tableau-workbook-preview-image-goes-here... Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users can access this API method, but they can only query workbooks for which they have the Read capability allowed (either explicitly or implicitly). HTTP Response Code 400 Condition Invalid URI parameters 403 Read forbidden 404 Workbook not found - 449 - Details The previewImage parameter is specified but it has a value other than true or false. A user who isn’t an administrator invoked the API method and attempted to query workbooks for which he or she does not have the Read capability allowed. The workbook ID given in the URI does not correspond to an existing workbook. 404 Site not found 405 Invalid request method The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. Request type was something other than a GET. Add Workbook to Favorites Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Adds the specified workbook to a user’s favorites, PUT /api/2.0/sites/siteid/favorites/user-id <tsRequest> <favorite label="favorite-label"> <workbook id="workbook-id" /> </favorite> </tsRequest> 200 <tsResponse> <favorites> <favorite label="favorite-label"> <workbook id="workbook-id" /> </favorite> <favorite label="favorite2"> <view id="view-id" /> </favorite> ... more favorites ... </favorites> </tsResponse> If the user already has the workbook in his or her favorites with the same label, then the operation will have no effect. If the label differs, then the original favorite is overwritten. Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users can access this API method, but they can only add a workbook to a Favorites list if they have the Add Favorite capability allowed for the workbook (either explicitly or implicitly). - 450 - HTTP Response Code 400 Condition Invalid label 403 Access to Favorites forbidden 404 User not found 404 Site not found 404 Workbook not found 405 Invalid request method 409 Label conflict Details The favorite label is empty or consists of only white space characters. A Tableau Server user invoked the API method and attempted to add a workbook to their Favorites list without the Add Favorite capability. This will always be the case when the user ID in the URI identifies a user other than the user invoking the method. The user ID given in the URI does not correspond to an existing user. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The workbook ID given in the payload does not correspond to an existing workbook. Request type was something other than a PUT. There is already a favorite with the same label for a different workbook in the given user's favorites. Delete Workbook from Favorites Description Method and URI Deletes a workbook from a user’s favorites. DELETE/api/2.0/sites/siteid/favorites/user- - 451 - id/workbooks/workbook-id Message Payload Response Code Response Payload None 204 None Business Logic and Error Conditions If the workbook you specify isn't a Favorite, then this call has no effect. Non-Administrator User Access Tableau Server users can access this API method, but they can only delete a workbook from their own Favorites list. Error Conditions HTTP Response Code 403 Condition Access to Favorites forbidden 404 User not found 404 Site not found 404 Workbook not found 404 Workbook not a favorite 405 Invalid request method - 452 - Details A Tableau Server user invoked the API method and attempted to delete a workbook from a different user's favorites.. The user ID given in the URI does not correspond to an existing user. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The workbook ID given in the payload does not correspond to an existing workbook. The workbook ID given in the URI exists but is not a favorite of the given user. Request type was something other than aDELETE. Query View with a Preview Image Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Return the thumbnail for a specific view. GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbook-id/views/viewid/previewImage None 200 The view's preview image in PNG format (MIME media type image/png). Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users can can access this API method, but they can only query workbook views for which they have the Read capability allowed (either explicitly or implicitly). Error Conditions HTTP Response Code 403 Condition Read forbidden 404 View not found 404 Site not found 404 Workbook not found 405 Invalid request method - 453 - Details A Tableau Server user invoked the API method and attempted to query a workbook view for which he or she did not have the Read capability allowed. The view ID given in the URI does not correspond to an existing view in the given workbook. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The workbook ID given in the payload does not correspond to an existing workbook. Request type was something other than aDELETE. Query Views for Workbook Description Method and URI Return all the views for the specified workbook, optionally including usage statistics. GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbook-id/views GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbookid/views?includeUsageStatistics=false Message Payload Response Code Response Payload None 200 <tsResponse> <views> <view id="view1-id" name="view1-name" /> <view id="view2-id" name="view2-name" /> ... more views ... </views> </tsResponse> Query Views with Usage Statistics Method and URI Message Payload Response Code Response Payload GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbookid/views?includeUsageStatistics=true None 200 <tsResponse> <views> <view id="view1-id" name="view1-name" > <usage totalViewCount="total-count1" /> </view> <view id="view2-id" name="view2-name" > <usage totalViewCount="total-count2" /> </view> ... more views ... </views> </tsResponse> - 454 - Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users can access this API method, but they can only query workbook views for which they have the Read capability allowed (either explicitly or implicitly). Error Conditions HTTP Response Code 400 Condition Invalid parameter value 403 Read forbidden 404 Site not found 404 Workbook not found 405 Invalid request method Details The includeUsageStatistics was provided with a value other than true or false A Tableau Server user invoked the API method and attempted to query workbook views for which he or she did not have the Read capability allowed. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The workbook ID given in the payload does not correspond to an existing workbook. Request type was something other than aGET. Query Workbook Preview Image Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Returns the thumbnail for a specified workbook. Usually the image that's returned is for the first sheet in the workbook. GET /api/2.0/sites/siteid/workbooks/workbook-id/previewImage None 200 The workbook's preview image in PNG format (MIME media type image/png). - 455 - Business Logic and Error Conditions For on-premise Tableau Server deployments and for Tableau Public, the system returns the preview image associated with the lowest index view in the workbook. Non-Administrator User Access Tableau Server users can use this API method, but they can only fetch preview images for workbooks for which they have the Read capability allowed (either explicitly or implicitly). Error Conditions HTTP Response Code 403 Condition Read forbidden 404 Site not found 404 Workbook not found 405 Invalid request method Details A Tableau Server user invoked the API method and attempted to query workbook views for which he or she did not have the Read capability allowed. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The workbook ID given in the payload does not correspond to an existing workbook. Request type was something other than aGET. Query Workbooks for User Descri- Return the workbooks associated with a specific user, optionally including paging ption parameters. Method and URI GET /api/2.0/sites/site-id/users/user-id/workbooks GET /api/2.0/sites/site-id/users/userid/workbooks?pageSize=page-size&pageNumber=page-number Messa- None ge Payload - 456 - Respo- 200 nse Code Respo- <tsResponse> nse <pagination pageNumber="pageNumber" pageSize="page-size" Paylo- totalAvailable="total-available" /> ad <workbooks> <workbook id="workbook1-id" name=”some-name” > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> <tag label="tag1"/> <tag label="tag2"/> ... more tags ... </tags> <views> <view id="view1-id"/> <view id="view2-id"/> ... more views ... </views> </workbook> <workbook id="workbook2-id" name=”some-name” > <project id="project-id" name="project-name" /> <tags> <tag label="tag1"/> <tag label="tag2"/> ... more tags ... </tags> <views> <view id="view1-id"/> <view id="view2-id"/> ... more views ... </views> </workbook> </workbooks> ... more workbooks ... </tsResponse> Business Logic and Error Conditions Non-Administrator User Access Tableau Server users can use this API method, but they can only query workbooks for which they have the Read capability allowed (either explicitly or implicitly). - 457 - Pagination Parameter Defaults By default the page size is 100 and page 1 is served. One or both parameters can be overridden explicitly. Error Conditions HTTP Response Code 403 Condition Read forbidden 404 Site not found 404 User not found 405 Invalid request method Details A Tableau Server user invoked the API method and attempted to query workbook views for which he or she did not have the Read capability allowed. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The user ID given in the URI does not correspond to an existing user. Request type was something other than aGET. Add User to Site Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Adds a user to the specified site. POST /api/2.0/sites/site-id/users/ <tsRequest> <user name="user-name" role="some-role" publish="true-or-false" contentAdmin="true-or-false*" suppressGettingStarted="true-or-false" /> </tsRequest> 201 <tsResponse> <user id="user-id" name="user-name" role="some-role" publish="true-or-false" - 458 - Response Headers contentAdmin="true-or-false" suppressGettingStarted="true-or-false" /> </tsResponse> Location: /api/2.0/sites/site-id/users/new-user-id Payload Details There are three valid roles available: Interactor, Viewer, and Unlicensed. The contentAdmin parameter can only be true if the role is Interactor. For any other role, a value of contentAdmin in the request payload will be ignored, and the value false will be used and subsequently returned in the response payload. The suppressGettingStarted parameter may be omitted. If it is, the user will retain their existing preference if he or she is already a member of another site. If the user is new to the system, the preference will be set to the default according to user type: enabled for site administrators, suppressed for others. Error Conditions HTTP Response Code 404 Condition Site not found 404 User name not found 405 Invalid request method 409 User conflict 409 Guest user conflict Get Users on Site Descripti- Returns the users associated with the specified site. on - 459 - Details The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The user name given in the payload does not correspond to an existing user in the system. Request type was something other than a POST or a GET. The given user is already registered on the site. The Tableau Online API disallows adding a user with the guest role to a site. GET /api/2.0/sites/site-id/users/ Method and URI Message None Payload Respons- 200 e Code Respons- <tsResponse> e <users> Payload <user id=”user1-id” name=”user1-name” role=”some-role” publish=”true-or-false” contentAdmin=”true-or-false” lastLogin=”YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ” externalAuthUserId=”authentication-id-from-externalprovider”/> <user id=”user2-id” name=”user2-name” role=”some-role” publish=”true-or-false” contentAdmin=”true-or-false” lastLogin=”YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ” externalAuthUserId=”authentication-id-from-externalprovider” /> ... </users> </tsResponse> Error Conditions HTTP Response Code 404 Condition Site not found 405 Invalid request method - 460 - Details The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. Request type was something other than a POST or a GET. Remove User from Site Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Removes a user from the specified site. DELETE /api/2.0/sites/siteid/users/user-id None 204 None Business Logic and Error Conditions If a user still owns content on Tableau Server, the user cannot be deleted. The ownership of the user’s content will need to move to a different user first. Error Conditions HTTP Response Code 400 Condition Deletion failed 404 Site not found 404 User not found 405 Invalid request method 409 User asset conflict Details Some other problem arose that prevented the user from being removed from the site. The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The user ID given in the URI does not correspond to an existing user. Request type was something other than a DELETE, a POST, or a GET. The given user still owns content on Tableau Server. Create Site Description Method and URI Message Payload Creates a site on Tableau Server with the given metadata. POST /api/2.0/sites/ <tsRequest> - 461 - Response Code Response Payload Response Headers <site name="site-name" contentUrl="some-content-url" adminMode="some-admin-mode" userQuota="num-users" storageQuota="limit-in-megabytes" disableSubscriptions="false" /> </tsRequest> 201 <tsResponse> <site id=”new-site-id” name=”site-name” contentUrl=”the-content-url” adminMode=”the-admin-mode” userQuota=”num-users” storageQuota=”limit-in-megabytes” disableSubscriptions="false" /> </tsResponse> Location: /api/2.0/sites/new-site-id Payload Details At the time this section was edited, there were two valid admin modes available: ContentOnly, and ContentAndUsers. Note that adminMode is not a required parameter. Error Conditions HTTP Response Code 405 Condition Invalid request method 409 Site name conflict 409 Site URL conflict - 462 - Details Request type was something other than a POST or a GET. The site name in the request already belongs to an existing site in the system. The content URL in the request already belongs to an existing site in the system. Update Site Description Method and URI Message Payload Response Code Response Payload Modifies the metadata of the specified site. PUT /api/2.0/sites/site-id <tsResponse> <site name=”some-name” contentUrl=”some-content-url” adminMode="some-admin-mode" userQuota=”num-users" state=”active-or-suspended” statusReason=”reason-for-state” storageQuota=”limit-in-megabytes” disableSubscriptions="true-or-false" /> </tsResponse> 200 <tsResponse> <site name=”some-name” contentUrl=”some-content-url” adminMode="some-admin-mode" userQuota=”num-users" state=”active-or-suspended” statusReason=”reason-for-state” storageQuota=”limit-in-megabytes” disableSubscriptions="true-or-false" /> </tsResponse> Payload Details At the time this section was edited, there were two valid admin modes available: ContentOnly, and ContentAndUsers. Business Logic and Error Conditions Payload Variations Any combination of the attributes inside the <site> element is valid. Only those attributes present will result in updates to their values in the site. If no attributes are present, then the update will not take effect. Error Conditions HTTP Response Code 400 Condition Invalid admin mode 400 Invalid state - 463 - Details An admin mode parameter was provided in the request with an invalid value. A state parameter was provided in the request with 404 Site not found 404 User name not found 405 Invalid request method 409 Site name conflict 409 Site URL conflict an invalid value The site ID given in the URI does not correspond to an existing site. The user name given in the payload does not correspond to an existing user in the system. Request type was something other than a PUT, a DELETE, or a GET. The new site name in the request already belongs to an existing site in the system. The new content URL in the request already belongs to an existing site in the system. Query Site Descr- Returns metadata on the specified site, which can be queried by name, site-id, or the iption site URL. Metho- Query by Site ID d and URI GET/api/2.0/sites/site-id Query by Site Name GET/api/2.0/sites/sitename?key=name Query by URL Namespace GET/api/2.0/sites/site-urlnamespace?key=contentUrl Mess- None age Payload - 464 - Resp- 200 onse Code Resp- <tsResponse> onse <site id="site-id" Payloname=”some-name” ad contentUrl=”some-content-url” adminMode="some-admin-mode" userQuota=”num-users" storageQuota=”limit-in-megabytes” state=”active-or-suspended” statusReason=”reason-for-state” /> </tsResponse> Site Information Including Storage Usage MethQuery by Site ID od and URI GET/api/2.0/sites/siteid?includeUsage=true Query by Name GET/api/2.0/sites/sitename?key=name&includeUsage=true Query by URL Namespace GET/api/2.0/sites/site-urlnamespace ?key=contentUrl&includeUsage=true Mess- None age Payload Resp- 200 onse Code Resp- <tsResponse> onse <site id="site-id" Payloname="some-name" ad contentUrl="some-content-url" adminMode="some-admin-mode" userQuota="num-users" storageQuota="limit-in-megabytes" state="active-or-suspended" statusReason="reason-for-state" > <usage numUsers="the-number-of-users" - 465 - storage="the-storage-in-megabytes" </usage> </site> </tsResponse> Error Conditions HTTP Response Code 404 Condition Site not found 405 Invalid request method Details The site ID or URL namespace given in the URI does not correspond to an existing site. Request type was something other than a GET, DELETE, or PUT. Delete Site Descr- Deletes the specified site. iption Metho- Delete by Site ID d and URI DELETE/api/2.0/sites/site-id Delete by Site Name DELETE/api/2.0/sites/sitename?key=name Delete by URL Namespace DELETE/api/2.0/sites/site-urlnamespace?key=contentUrl Mess- None age Payload Resp- 204 onse Code Resp- None onse Payload - 466 - Error Conditions HTTP Response Code 403 Condition Deletion forbidden 404 Site not found 405 Invalid request method - 467 - Details Attempt to delete the default Tableau Server site. The site ID or URL namespace given in the URI does not correspond to an existing site. Request type was something other than a GET, DELETE, or PUT. お問い合わせ 販売に関するご質問は、[email protected] にお問い合わせください。 カスタマーサポートについては、[email protected] にお問い合わせください。 その他のご質問は、[email protected] にお問い合わせください。 電話番号: (206) 633-3400 - 468 - 著作権情報 ©2014 Tableau Software, Inc. およびそのライセンサー不許複製・禁無断転載。 特許情報 - www.tableausoftware.com/ip コード部分の著作権 copyright ©2002 The Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University. 不許複製・禁無断転載。 Tableau のインストールには、未修正の実行可能な Firebird データベースが含まれています。この データベースのソースコードは、http://www.firebirdsql.org をご覧ください。 サードパーティの著作権情報の一覧については、Tableau Server と共にインストールされている 次のファイルを参照してください。 C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\8.2\COPYRIGHTS.rtf 注: 32ビットのTableau Server を64 ビットのオペレーティングシステムへインストールする場 合、C:\Program Files (x86)\Tableau\Tableau Server\8.2\COPYRIGHTS.rtf にインストールされます。 この製品には、Andy Clark が開発したソフトウェアが含まれています。 この製品には、Apache Software Foundation (http://www.apache.org/) が開発したソフトウェア が含まれています。 本製品は、Tableau Software のエンドユーザーソフトウェアライセンス契約書に従って定義され ているクライアントソフトウェアです。 - 469 -
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