日刊華鐘通信・華鐘グループのお知らせ集

華鐘コンサルタントグループ
華鐘グループのお知らせ集
日刊華鐘通信・華鐘グループのお知らせ集
2011 年 6 月号
1. 6 月 1 日 青島菱達化成有限公司様の工場開業式典の開催 ······················· 1
2. 6 月 2 日 華鐘第六希望小学校への 2011 年度第 1 学期奨学金支給を決定 ·········· 2
3. 6 月 3 日 浦東新区外商投資企業協会、税務セミナーを開催 ····················· 3
4. 6 月 7 日 各地の市場主体登記新政策に関する社内研修を実施 ··················· 4
5. 6 月 8 日 翁牛特旗華鐘第一希望小学校:11 度第 1 学期奨学金等支給状況 ········ 5
6. 6 月 9 日『Whenever Bizpresso』紙と常熟経済開発区ハイテク産業園を取材 ······ 6
7. 6 月 10 日 弊社、2011 年第 1 回聯合年度検査代理機構研修に合格 ··············· 7
8. 6 月 13 日 「2011 年上海市北高新技術服務業園区不動産情報発信会」開催 ········· 8
9. 6 月 14 日 「2011 年中国江陰(上海)新興産業発展懇談会」の開催 ················· 9
10. 6 月 15 日 金山に立地する中国石化上海石油化工股份有限公司の再訪 ··········· 10
11. 6 月 16 日 30 年前建設の「金山石化」ポリエステルプラント再訪(再掲) ······ 11
12. 6 月 17 日 華鐘コンサルティング゙/各開発区の共同企画「今、注目される開発
区」『Whenever Bizpresso』に連載中、第 5 回「南通経済技術開発区」 ···· 12
13. 6 月 20 日「普利司通(中国)化工品投資有限公司」開業式典を開催 ············ 13
14. 6 月 21 日 梁谷音、計鎮華、張銘栄の『端午節昆劇名優名場面特集』鑑賞 ······· 14
15. 6 月 22 日 上海外商投資企業協会、情報交換朝食会を開催 ····················· 15
16. 6 月 23 日『翼科(太倉)精密模具有限公司』の開業式が挙行される ·············· 16
17. 6 月 24 日 広州市花都区経済貿易局丁軍副局長等一行がご来社 ················· 17
18. 6 月 27 日『Whenever Bizpresso』華鐘通信第 46 回、
『30 年前の「我が建設プラント」を再訪する』を掲載 ··············· 18
19. 6 月 28 日『広東省・世界ベスト 500 社及び海外大型企業提携交流会:上
海推薦説明会』の開催·········································· 19
20. 6 月 29 日 上海市商務委員会黄峰副主任等と古林董事長・総経理との会食 ······· 20
21. 6 月 30 日 常熟新材料産業園・王紀淵副主任等一行ご来社 ····················· 21
日刊華鐘通信 No.2607
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 1 日(水)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 青島菱達化成有限公司様の工場開業式典の開催
2011 年 5 月 6 日、弊社の会員企業様である
三菱化学株式会社様と明和産業株式会社様
が出資する「青島菱達化成有限公司」様の工
場開業式典が、山東省平度市にて盛大に行わ
れました。当日は地元平度市の中共市委書記、
平度市副市長、青島市政府関係者、日本国青
島総領事館総領事等多数の政府関係者がこ
の開業式典に参加されました。弊社からも古
林恒雄董事長・総経理と会社設立を担当させ
て頂いた会員部の近藤敬がご招待を頂いて
参加させて頂きました。ちょうど 1 年前の 5
工場開業式典でのテープカット
月 22 日には、工場建設の開始に先立って鍬
入れ式が開催されましたが、それから順調に工場建設が進み、スケジュール通りこの度の工場開業に至り
ました。この新工場では、電気自動車等に使われるリチウムイオン二次電池用負極材の原料である球形化
黒鉛が生産されます。当初は年間 2,000 トンの生産能力を持ち、将来的には 1 万トンまで増産する体制を
目指されています。さらに、この工場の隣には球形化黒鉛を使って負極材を生産する三菱化学株式会社様
独資の「青島雅能都化成有限公司」様の工場も現在建設中で、今秋には竣工する予定です。平度市はまだ
まだ外資企業が少ない場所ですが、これらの工場が平度市の発展に大きく貢献されることでしょう。
„ 青島菱達化成有限公司様の概要
<会社概要>
(1)社名:青島菱達化成有限公司
(Qingdao Lingda Kasei Co.,Ltd.)
(2)住所:山東省青島平度市香店街道弁事処同輝一路9号
(3)設立:2010年5月7日
(4)資本金:4億3,500万日本円
(5)出資者:三菱化学株式会社49%、
明和産業株式会社14%、
青島泰達天潤炭材料有限公司37%
青島菱達化成有限公司
(6)営業内容:電池用黒鉛材料の生産、研究開発、販売
及び関連するアフターサービスの提供。
(※以上の本稿は、当事者のお客様のご同意を頂いて掲載しています)
(1)
日刊華鐘通信 No.2608
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 2 日(木)
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 華鐘第六希望小学校への
2011 年度第 1 学期奨学金支給を決定
5 月初、上海青少年発展基金会より、四川省滎経
県華鐘第六希望学校 2011 年度第 1 学期の「華鐘希望
奨学金基金」申請書類が届けられ、審査を経て、計
5,030 元の奨学金支給を決定致しました。
申請書類には、各申請者の奨学金申請書(右の図)のほ
かに「私の理想」、「私の家」等の作文も入っており、こ
れらの作文から、奨学金支給を申請する生徒たちの現
在の様子が判ります。四川省滎経県華鐘第六希望学
校で学ぶ生徒の多くが雲南省の出身で、両親が雲南
省から四川省に出稼ぎに来ており、その生活環境は
大変苛酷なものです。それでも生徒たちは却って勉
学に奮起し、今の生活を変えようと努力しており、
第六希望小学校教師・生徒奨学金申請
私たちも生徒たちの頑張りを支援して、生徒達が未来を切り拓いていけることを願っています。
2011 年度第 1 学期に対して『華鐘希望奨学金基金』より、3 名の優秀教師、各クラス(24 名)上位 3 名
の優秀生徒、3 名の特別困窮生徒、4 名の進歩生徒計 34 名に 100 元~500 元、計 5,030 元の奨学金支給が
決定され、後日生徒達へ渡される運びとなりました。
■ 2010
年度華鐘第六希望小学校への華鐘奨学金の支給状況
2008 年 5.12 四川大地震被災地区の学校の再建を支援する為、華鐘
グループは義捐金 556,977.9 元を拠出して四川華鐘第六希望小学校の
建設準備を開始し、2010 年 9 月 1 日より滎経県華鐘第六希望小学校の
校舎他は正式に使用が開始されました。
その後、2010 年 11 月に初回の華鐘希望小学奨学金の支給申請が出さ
れるに至りました。
先日、四川青少年発展基金会より弊社へ華鐘第六希望小学校 2010 年第
二学期の華鐘奨学金支給に関する報告(全校表彰大会の写真(右)、支
給者名簿、教師と生徒の感謝の手紙、学期総括報告等)が届けられま
した。
この初回奨学金支給総額は 7,060 元、6 学年の 34 名の生徒及び教師に
各々100~500 元が支給されました。初めて支給された華鐘奨学金は、
生徒と教師の皆さんにとって学習や授業の大きな励みとなったようで
す。生活環境が非常に厳しい地域ですが、子供たちはそれに負けず勉
学に頑張ってほしいものです。
奨学金支給式
2
日刊華鐘通信 No.2609
2011 年 6 月 3 日(金)
華鐘コンサルタントグループ会員専用
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 浦東新区外商投資企業協会、税務セミナーを開催
浦東新区外商投資企業協会は先日、浦東市民セン
ターにて「オフショアアウトソーシング業務営業税
優遇規定の解説」と題したセミナーを、開浦東新区
税務局の専門家を講師に招聘して開催しました。当
日は浦東新区外商投資企業協会の日系企業会員を
中心に 100 人近くがこのセミナーに参加し、弊社も
会員企業として弁公室・項目経理の雍麗麗等が参加
しました。
中国は現在、地域的優遇から業界的優遇へ転換し
た優遇政策を通じて産業調整を行っており、例えば
2009 年 1 月 1 日~2013 年 12 月 31 日迄の間、技術
セミナーの模様
先進型サービス企業として認定を受けた企業は、オフショアアウトソーシング業務に従事して得た収入に
ついては営業税が免除されます。
当日のセミナーは、業界の特徴、実務フローの特徴、申請資料の 3 つの面に関し、どのように業界が区
分され、認定を受けて、営業税免税資料を提出するのか、具体的に説明され、参加者は実務の過程を理解
する事が出来ました。
コンサルティング会社として、政府が発表する各種政策に関する情報を迅速に把握し、会員企業の皆様
にコンサルティングサービスを提供する場合の確かな根拠とすべく、今後も努力してまいります。
■ 浦東新区外商投資企業協会について
浦東新区外商投資協会は 1993 年に設立された中国政府が認可し
た外商投資企業、台湾香港マカオ華僑投資企業、外国企業投資サー
ビス機関・研究事業単位、外国企業の上海駐在員事務所、その他関
連組織や社会人が共同で組織した非営利性社会団体であり、上海市
浦東新区民生局が登記を認可した社会団体法人です。
協会の業務を所轄しているのは浦東新区経済委員会であり、既に
2,000 社余の会員企業が存在し、浦東経済投資分野における最大の
非営利性社会団体となっています。
当協会は、国の対外開放策政や外商投資を奨励する法律・法規に
基づき、会員と投資者にサービスを提供して会員と投資者の権益を
保護し、会員と政府機関の間、或いは会員間の理解と協働促進に努
めています。またこの度のようなセミナーも精力的に実施されてお
り、外資系企業にとってよい情報収集ルートとなっています。
協会機関誌『投資浦東』
3
日刊華鐘通信 No.2610
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 7 日(火)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 各地の市場主体登記新政策に関する社内研修を実施
弊社社員のコンサルティング業務能力を向上させる
為、国家工商行政管理総局が公布した『工商行政管理職
能を充分に発揮させる事で外商投資企業の業務発展に
対するサービスをより向上させる事に関する若干の意
見』(以下略称:『意見』)並びに、各地政府、登記機関
が『意見』に続いて公布した一連の政策について、先日、
弊社の陳偉勇副総経理が講師となり、会員部と公関部の
社員向けの社内研修を実施しました。
陳副総経理は外資プロジェクトのコンサルティング
経験が豊富で、外資関連の法規・政策にも精通しており、
現在は上海市外商投資企業協会コンサルティング作業
社内研修の現場
委員会の秘書長でもあることから(会長は弊社古林恒雄董事長・総経理) 、これまでも中国国内の開発区
企業や、他のコンサルティング会社に向けても多数のセミナー講師を務めてきました。
今回の社内研修では、①企業グループ化経営の奨励について、②外商投資企業の投資主体について、③
企業名称について、④業界参入認可と営業範囲について、⑤登録資本の出資について、これら五分野に関
する中国各地の新政策や動向が詳しい資料も交え解説され、また、非貨幣による出資方式等について参加
者間で意見交換も行いました。
„ 社内研修について
社内の各担当者の実務能力と専門レベルを向上させる為、弊社では『研修管理規定』が定められていま
す。現在、主な研修には、新入社員研修、国内研修、海外研修、管理人員研修、社内勉強会、外部委託研
修、自発的研修等があります。
社内研修では、上記のような勉強会が頻繁に開催されており、通常は各部門が独自に特定分野について
勉強会を行います。
もう一つの方式は外部機関が主催している研究会やセミナー等への参加で、本欄にて時々お知らせして
おります上海市外商投資企業協会や日本貿易振興機構等が主催するセミナーに参加しています。外部セミ
ナーに参加した社員はその後、社内で情報を共有するよう努めています。又、華鐘グループの春秋定例セ
ミナーも社員にとっては、良い研修の機会となっています。
これら以外にも、会社は社員が勤務時間外を利用して外部教育機関で学習や研修に参加する事を奨励し
ており、必要な場合は補助を出します。又、日本での短期又は長期研修を通じて、日本の文化や日本企業
の状況を理解する機会を提供し、社員の総合的な能力向上に努めています。社員への継続的な研修はコン
サルティング会社として優秀な社員を育成し、会員企業の皆様により良いサービスを提供する為に、必須
事項となっています。
4
日刊華鐘通信 No.2611
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 8 日(水)
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 翁牛特旗華鐘第一希望小学校:11 度第 1 学期奨学金等支給状況
先日、上海青少年発展基金会から翁牛特旗華
鐘第一希望小学校 2011 年度第 1 学期の「華鐘希
望奨学金基金」申請書類が届きました。(右は申
請表と申請者リスト)。
2011 年度第 1 学期の『華鐘希望奨学金基金』
は 6 名の優秀教師、成績優秀生徒計 78 名、39
名の特別困窮生徒、13 名の進歩生徒、13 名の
特殊才能生徒の合計 149 名に 100 元~500 元の
奨学金が支給されました。
また今回は、図書購入申請も提出されたこと
から、新規図書購入を使用目的とし、6,600 元
申請表と申請者リスト
の支援金を支給しました。一般の小学校の生徒
一人当たり 10 冊の蔵書基準を達成させ、生徒たちに読書を通じて豊富な知識の習得を目指してもらいま
す。
2008 年以降今日迄、第一希望小学校には合計 58,250 元を支給しており、パソコンの購入・暖房の修理・
食堂屋根の修理・食卓の購入・校舎の屋根の修理等、学校の基礎施設の整備支援を続けています。
„ 内モンゴルの「翁牛特旗華鐘第一希望学校」について
翁牛特旗華鐘第一希望学校は、2003 年 9 月 20 日
に竣工し、同年 9 月 27 日に竣工式典が開催されま
した。
華鐘グループの義捐金で建設された第 1 校目の
小学校である翁牛特旗華鐘第一希望小学校は、以
前の老朽校舎の面影は全くありません。現在の学
校敷地面積は 7,677 ㎡、校舎建築面積は 2,313 ㎡、
教室面積は 1,065 ㎡、生活用スペースは 772.92 ㎡
です。
現在、1 年生から 5 年生迄の 12 学級、555 人の
生徒が学んでおり、当地では良く知られた優秀学
翁牛特旗華鐘第一希望学校
校となっています。
また寄宿生は 466 人、教職員 39 人、その内専任教師は 29 人おり、短大卒教師は 8 人、大学本科卒教
師は 1 人います。
以
5
上
日刊華鐘通信 No.2612
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 9 日(木)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 『Whenever Bizpresso』紙と常熟経済開発区ハイテク産業園を取材
華鐘コンサルティングでは、2011 年より各地の開発区紹
介として、全国で約 3.5 万部を発行する日本語フリーペー
パー『Whenever Bizpresso』(月 2 回発行)と共同企画し、
「今、注目される開発区」コーナーを掲載しています(これ
までの 5 回では蘇州工業園区、平湖経済開発区、鎮江経済
技術開発区、紹興袍江経済技術開発区、南通経済技術開発
区を紹介)。
この度その第 6 弾として、江蘇省の常熟経済開発区ハイ
テク産業園を採り上げることとなり、5 月 27 日弊社公関部
の兪穎春主任と『Whenever Bizpresso』編集記者の古田氏
が同開発区を訪問、ハイテク産業園管理委員会の許俊副主
取材を受ける常熟経済開発区ハイテク産業園
許俊副主任、李恬副局長、于佳科長など
任、李恬副局長、于佳科長などを取材しました。就任されてから間もなく、年齢も非常に若い(恐らく 30
歳前半)の許主任は、同ハイテク産業園の地理的メリット(市街地迄 5~10 分程度)や港湾の利便性、独特
の地質的メリット(強固な地盤、平均地耐力は 18~25 ㌧/㎡、長江デルタ地域は通常 5~8 ㌧/㎡。区内の
3 階建て以下の工場では一般に杭打ちは不要)などを平易に語り、多くの大型の装備企業の進出にも適し
ているとのことです。現在、同ハイテク産業園では、ハイエンドプラント装備制業、新素材・新エネルギ
ー、新世代情報技術、近代的サービス業等を重点的にサポートしたいとのことでした。
本企画記事は、7 月上旬に発行される『Whenever Bizpresso』の共同企画記事、またはウェッブサイト
(http://bizpresso.net/devzone/1191.html 、
http://www.shcs.com.cn )をご覧ください。
„ 江蘇省常熟経済開発区ハイテク産業園概要(www.yushan-china.com)
江蘇省常熟経済開発区ハイテク産業園は常熟市の北に位置し、総
面積は 50 ㎞2です。東に国家一類対外開放港の常熟港があり、高速
道路にも隣接しており、上海、蘇州、無錫、南通までわずか一時間
の距離にあり、優れた地理環境と交通の便に恵まれています。
当産業園は“国家火炬計画常熟電気機械産業基地”として、電子
電気、精密機械、バイオ医薬といったハイテク産業の発展に力を入
れ、シャープ、富士電機、台湾クォンタ・コンピューター、カナダ
の INTIER などの世界 500 強の企業及びに日本企業の誘致に力を入れ
ており、園内の企業は 260 社に上り、総投資金額は 150 億元を超え
ています。
当産業園は通勤や娯楽にも便利です。また技術専門学校と技術者
のトレーニングセンターもあり、安定した雇用環境を実現しています。当産業園は技術型、環境保護型、
生態型という特色のある工業団地を目指し、発展しています。
6
日刊華鐘通信 No.2613
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 10 日(金)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 弊社、2011 年第 1 回聯合年度検査代理機構研修に合格
聯合年度検査手続きを代理実施する機関が関連規定や求められる条件をよ
り一層理解し、聯合年度検査を規範化する目的で、5 月 5 日『2011 年外商投資
企業聯合年度検査研修』が開催されました。これは、上海市外商投資企業協会
が上海市の商務、工商、財税、統計、外貨管理等の政府部門を招聘して上海市
外国投資促進センターにおいて実施した研修です。
弊社も同協会の会員企業として、企業管理部・陳揺と会員部・孫默涵がこの
研修に参加したほか、他の会員機関の 10 数名が参加しました。
今回の研修では丸一日、系統的に学習を実施し、第 1 回聯合年度検査研修合
格証が授与されました。またその後、各政府部門の年度検査担当者との意見交
換も実施されました。右の写真は、2011 年 5 月 10 日付『外資信息』第 2 版に
掲載された研修開催の記事と研修合格機関のリストです。
№
研修に合格した聨合年度検査代理機関リスト
名称
1
上海外商投資諮詢有限公司
2
上海華鐘投資諮詢有限公司
3
上海上会会計師事務所
4
上海匯中企業登記记代理服務有限公司
5
錦瑞会計師事務所
6
達誠財務諮詢
7
上海外経貿商務有限公司
8
上海中企人力資源諮詢有限公司
9
上海卓逸管理諮詢有限公司
„ 上海市外商投資企業協会の概要
(1)正式名称:上海市外商投資企業協会 (http://www.saefi.org.cn/mix/saefi/s_index.jsp)
(2)設立年月:1988 年 3 月
(3)形
態:社団法人(非営利性)
(4)会
長:劉錦屏(元上海市商務委員会副主任)
(5)会員企業:約 8,000 社(19 の区県会員を含む)
(6)分支機構:自動車分会(分会長:上海汽車総公司:胡茂元董事長)
商業分会(分会長:第一百貨集団:陳顕前董事長)
地区本部分会(分会長:BASF:関志華アジア地区総裁)
渉外コンサルティング工作委員会(分会長:華鐘コンサルタント:古林恒雄董事長総経理)
研究開発センター工作委員会(分会長:通用電気(中国)研究開発センター(有):陳向力総裁)
房地産(不動産)工作委員会(分会長:瑞安房地産(有):羅康瑞主席兼行政総裁)
7
日刊華鐘通信 No.2614
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 13 日(月)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 「2011 年上海市北高新技術服務業園区不動産情報発信会」開催
先日、「上海市北高新技術服務業園区-2011 市北不動産情報発信会」
が園区内の市北半島商務会所にて開催されました。弊社公関部の蔡穎、
孫静がこの情報発信会に参加しました。
上海市北高新技術服務業園区は上海市の北側にある閘北区に立地し、
共和新路、中環状線に近く、閘北区人民政府が計画、開発している開発
区です。現在は上海市の市街中心区にある唯一の市級開発区です。今回
の情報発信会は、昨年ご紹介した鋭智双子星大厦、本部経済園に加え、
市北高新技術服務業園区と中鉄置業とが提携して建設した「中鉄·中環
時代広場」の紹介に力が入っていました。同プロジェクト総規模は 21
万㎡であり、物件には、オフィス、精装 SOHO、百変 LOFT、商業プラザ
等多くの業態があります。広場周辺には地下鉄 1 号線、7 号線、南北高
架道路、中環状線高架道路、30 余りの交通機関路線等が数多く通じて
おり、商業施設には理想の立地です。
また、今年もう一つ推薦されている不動産プロジェクトは、上海市閘
北区と江蘇省南通市の 2 つの行政部門が提携して共同で建設した「上海市北高新(南通)科技城」です。南
通科技城は、南通市港閘区西北側に立地し、商業サービス業、研究開発業、先進的製造業、生産性サービ
ス業が集積一体化した入居し易い創業商務タウンの建設を目指しています。
„ 上海市北高新(南通)科技城の概況
南通市は江蘇省の東南部に立地し、長江が海に合流する北岸にあり、
東は黄海に面しています。河川と海との複合輸送、水陸空の複合一貫
輸送が可能であり、蘇通長江公路大橋で結ばれ、上海市より 1 時間の
経済圏です。
南通港閘区は、南通市区の北翼にあり、南通市区の先進的製造業と
近代的サービス業を主とするニュータウンです。上海市北高新(南通)
科技城は、その港閘区の西北側にあり、計画総面積は 5.24 ㎡、計画建
設総面積は約 800 万㎡、総投資額は 350 億元です。科技城は、ハイテ
ク、無汚染バイオ、新エネルギー新素材産業、船舶電子情報、新世代
情報市術、ハイエンド装備製造業等を重点的に発展させ、本部経済、
サービスアウトソーシング、研究開発設計、データセンター等の生産
性サービス業にも力を入れています。
2015 年末には科技城内の全てのインフラ基盤、環境及びユーティリ
ティ施設が完成し、2018 年末に全面竣工の予定です。
8
日刊華鐘通信 No.2615
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 14 日(火)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 「2011 年中国江陰(上海)新興産業発展懇談会」の開催
5 月 25 日午後、
「2011 年中国江陰(上海)新興産業発展懇談会」が
上海花園飯店にて盛大に開催されました。当日は、駐上海日本国総
領事館領事、日本貿易振興機構、江陰市各部門トップ及び各業界の
日系企業から 200 名余りが出席され、弊社からも公関部・兪穎春主
任と孫静が参加しました。
懇談会では、先ずプロモーションビデオである『幸福江陰』が放
映され、続いて江陰市商務局、江陰経済開発区及び江陰市臨港ニュ
ータウン管理委員会の関係者が江陰市の投資環境について説明を
実施しました。次いで、日本貿易振興機関、德勤会計師事務所等が、
江陰市政府との提携関係等について紹介しました。
現在、大手著名企業をはじめとする日本企業の江陰市での投資プ
ロジェクトは、先進的製造業・近代的サービス業・高効率農業ほか
の分野にわたり、計 181 件、登録資本金契約ベース 4.05 億ドル、
投資実績ベース 1.82 億ドルのプロジェクトが実行されています。
当日は日本企業誘致提携協議書 6 件及び新興産業プロジェクト
提携協議書 10 件、総投資額 1.15 億ドルの調印式も行われたほか、
懇談会の模様
質疑応答時には参加者より様々な質問が出されて、江陰市の投資環境や新興産業分野での見通し等につい
て理解を深める機会となりました。
„ 江陰の概況 (http://www.jiangyin.gov.cn)
江陰市には江陰経済開発区、江陰臨港ニュータウン、
江陰-靖江工業園の 3 つの省級開発区があります。
江陰市は、長江下流新興の川沿いの工業港湾都市であ
り、水陸空の交通ネットワークが整備された交通要衝都
市でもあります。
黄金水道の黄金地帯と称される 35 ㎞の長江大水深河
岸線を有し、国際港湾である張家港、一級対外開放港湾
である江陰港が至近距離にあり又、中国の主要幹線道路
の一つである黒龍江省同江~海南省三亜の沿海大道は江
陰長江公路大橋を経由します。周辺には南京碌口国際空港、常州奔牛空港等多くの空港があります。
電子情報、金属新材料、ファインケミカル、バイオ医薬、高級繊維等がリード産業であり、日本の日本
JFE 商事、東芝、丸紅、住友、新日鉄、日棉、東棉、三菱商事、三井物産、香港中信泰富、中国の中粮、
中石油、中石化等有名企業が既に江陰市に進出しています。
9
日刊華鐘通信 No.2616
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 15 日(水)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 金山に立地する中国石化上海石油化工股份有限公司の再訪
5 月 30 日、30 数年前の金山石油化工総厰ポリエステ
ル二厰(当時)プラント設備導入プロジェクトに参加し
た古林董事長・総経理ほか一部の同僚たちが思い出の地
を再訪し、中国石化上海石油化工股份有限公司(以下略
称:金山石化)国際部及びポリエステル事業部のトップ
の熱烈歓迎を受けました。
10 年前の 2001 年にも、このプロジェクトに参加した
元鐘紡株式会社の経営幹部及び実際のプロジェクト建
設に参加した技術者たちが金山石化を訪問したのです
が、あっという間に 10 年が経過して、今回の再訪問メ
最新の金山石化計画模型の前で、
その日進月歩の発展に驚嘆!!
ンバーには 10 年前のメンバーや日本に帰任して 30 年ぶ
りに金山に戻った人もいました。
再訪当日、金山石化は、日中双方関係者の座談会をわ
ざわざ準備し、昼食会を経て、歴史室と工場現場の視察
を手配してくれていました。金山の変化、金山石化の変
化は、参加メンバーに驚嘆の声を発せさせ、更に驚き喜
んだ事は、30 数年前に中国の技術者と共同で建設したポ
コンピュータ制御端末の前で製品生産情況を確認
リエステルプラントが現在も稼働中であり、その製品品質は中国でトップである事でした。
日本の技術者から基本技術を教えられた当時大学を卒業したばかりだった「生徒たち」は、現在ではポエ
ステル事業部の幹部や主要技術主管の職務に就任しており、日本から来た「先生たち」に対して、その後の
彼らのプロセスや設備に対する技術改造や、自ら設計、建設した新プラントの詳細な説明をしてくれて、
先生たちは生徒たちが成し遂げた卓越した技術改善と新しい技術でのプラントに対して、「出藍の誉れ」
の賛辞を惜しみませんでした。
„ 金山石化総厰国家級ポリエステルプラント導入プロジェクト
1978 年、上海金山石油化工総厰は、当時の日本の鐘紡株式会社から「年産 20 万トンポリエステル直接
連続重合技術とプラント設備一式」を 200 億円で導入し、6 年の歳月をかけて 1984 年に完成しました。
当時、古林董事長・総経理は、日本側総代表として、設計、建設、設備試運転、操業開始を指揮し、鐘
紡株式会社と関係会社 50 数名の S/V 技術者を束ね、プロジェクト完成に対する高度の責任感、中国技術
者を尊重する態度により、現場全体の心を一つに纏め、日夜仕事に情熱を傾けて、プロジェクトを納期通
りに完成した事に加え、試運転中に投資を回収する事で、このプロジェクトは「国家金質賞」を受賞しまし
た。プロジェクトの成功後、当時の李先念国家主席が現場視察に来られ、古林董事長・総経理を始めとす
る中外技術者に熱い感謝の言葉を述べて、その卓越した貢献を称賛したのです。また、2000 年には日本
通産大臣(当時)より古林董事長・総経理に対し『海外経済技術協力者賞』が授与されました。
10
日刊華鐘通信 No.2617
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 16 日(木)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 30 年前建設の「金山石化」ポリエステルプラント再訪(再掲)
5 月 30 日、30 数年前の金山石油化工総厰ポリエステ
ル二厰(当時)プラント設備導入プロジェクトに参加し
た古林董事長・総経理ほか一部の同僚たちが思い出の地
を再訪し、中国石化上海石油化工股份有限公司(以下略
称:金山石化)国際部及びポリエステル事業部トップの
熱烈歓迎を受けました。
10 年前の 2001 年にも、このプロジェクトに参加した
元鐘紡株式会社の経営幹部及び実際のプロジェクト建
設に参加した技術者たちが金山石化を訪問したのです
が、あっという間に 10 年が経過して、今回の再訪問メ
最新の金山石化計画模型の前で、
その日進月歩の発展に驚嘆!!
ンバーには 10 年前と同じメンバーや日本に帰任して 30
年ぶりに金山を再訪した人もいました。
再訪当日、金山石化は、日中双方関係者の座談会をわ
ざわざ準備し、昼食会を経て、歴史室と工場現場の視察
を手配してくれていました。金山の変化、金山石化の変
化は、参加メンバーに驚嘆の声を発せさせ、更に驚き喜
んだ事は、30 数年前に中国の技術者と共同で建設したポ
コンピュータ制御端末の前で製品生産情況を確認
リエステルプラントが現在も稼働中であり、その製品品質は中国でトップである事でした。
日本の技術者から基本技術を教えられた当時大学を卒業したばかりだった「生徒たち」は、現在ではポエ
ステル事業部の幹部や主要技術主管の職務に就任しており、日本から来た「先生たち」に対して、その後の
彼らのプロセスや設備に対する技術改造や、自らの開発と構想で設計、建設した「新プラント」の詳細な
説明をしてくれて、先生たちは生徒たちが成し遂げた卓越した技術改善と新しい技術でのプラントに対し
て、「出藍の誉れ」の賛辞を惜しみませんでした。
„ 金山石化総厰国家級ポリエステルプラント導入プロジェクト
1978 年、上海金山石油化工総厰は、当時の日本の鐘紡株式会社から「年産 20 万トンポリエステル直接
連続重合技術とプラント設備一式」を 200 億円で導入し、6 年の歳月をかけて 1984 年に完成しました。
当時、古林董事長・総経理は、日本側総代表として、設計、建設、設備試運転、操業開始を指揮し、鐘
紡株式会社と関係会社 50 数名の S/V 技術者を束ね、プロジェクト完成に対する高度の責任感、中国技術
者を尊重する態度により、現場全体の心を一つに纏め、日夜仕事に情熱を傾けて、プロジェクトを納期通
りに完成した事に加え、試運転中に投資を回収する事で、このプロジェクトは「国家金質賞」を受賞しまし
た。プロジェクトの成功後、当時の李先念国家主席が現場視察に来られ、古林董事長・総経理を始めとす
る中外技術者に熱い感謝の言葉を述べて、その卓越した貢献を称賛したのです。また、2000 年には日本
通産大臣(当時)より古林董事長・総経理に対して『海外経済技術協力者賞』が授与されました。
11
日刊華鐘通信 No.2618
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 17 日(金)
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 華鐘コンサルティング゙/各開発区の共同企画「今、注目される開発
区」『Whenever Bizpresso』に連載中、第 5 回「南通経済技術開発区」
華鐘コンサルティングでは、2011 年より全国各
地の開発区紹介として、全国で約 3 万部を発行する
日本語フリーペーパー『Whenever Bizpresso』
(月
2 回発行)と提携し、
「今、注目される・・・開発
区」の企画広告をシリーズ展開しています。
この度その第 5 回として、
「今、注目される先進
開 発 区 ・ 南 通 経 済 技 術 開 発 区 」 を 『 Whenever
Bizpresso』6 月 8 日第 118 号に掲載しました。
このシリーズは、弊社会員である全国の開発区
を対象に、弊社の担当者と『Whenever Bizpresso』
紙記者が開発区の責任者を訪問取材して、同紙の
表紙裏のもっとも目立つ場所にその開発区の特
徴を分りやすく纏めて読者にお伝えしようとす
る企画広告です。
この企画広告は、「どこの開発区を選定して投
資したらよいか」とご検討中の企業に対して、情
報提供することを目的としておりますので、ご活
用頂けましたら幸いです。本企画記事の電子版を、
弊社と『Whenever Bizpresso』紙のウェッブサイ
ト (http://bizpresso.net/devzone/1191.html
、
Bizpresso 2011 年第 118 号「今、注目される先進開発区」
又はhttp://www.shcs.com.cn )でご覧頂けます。
■ 華鐘コンサルティングからのコメント(http://www.netda.gov.cn)
この度の企画広告には、以下の弊社コメントを掲載しております。
「南通国家級経済技術開発区と華鐘コンサルタントは、2003 年に古林董事長が当時の陳徳新管理委員会
主任から顧問を委嘱されて以来の親密な関係にあります。南通市は長江沿いに立地し、海にも近く、中央
政府の長江デルタ地域一体化戦略と沿海大開発戦略の中核都市であり、また南通国家級経済技術開発区は
初回批准の成熟した国家級開発区です。上海市から一時間内経済圏であり、豊富な淡水資源、余力のある
電力供給、高い労働力現地化率、企業の為に建設された従業員アパート、人材マンション、国際学校等が
進出企業の後顧の憂いを解決しています。新エネルギー、自動車部品、IT 電子、バイオ医薬等の産業に
重点を置く南通経済技術開発区は、既に投資者の為の充分な準備を整えています。」
以 上
(1)
日刊華鐘通信 No.2619
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2011 年 6 月 20 日(月)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 「普利司通(中国)化工品投資有限公司」開業式典を開催
2011 年 6 月 12 日、弊社会員企業様である株
式会社ブリヂストンが出資された「普利司通(中
国)化工品投資有限公司」の開業式典が蘇州市
蘇州洲際ホテルにて盛大に行われました。
当日は株式会社ブリヂストン本社から常務執
行役員・掛飛和夫氏ほか、来賓として中共蘇州
工業園区工作委員会・孫燕燕副主任、蘇州工業
園区管理委員会招商局・費志新副局長等の政府
関係者ら多数が開業式典に参加され、弊社から
も古林恒雄董事長・総経理以下がお招き頂いて
参加させて頂きました。
開業式典テープカット
式典では、常務執行役員・掛飛和夫氏と現地
法人の董事長兼総経理・山本孝氏が、同社の化
工品事業の概要と中国進出までの経緯、および新会社の概要を説明されるとともに、現地政府のこの
プロジェクトに対する温かい支持と援助への謝意を述べられました。宴会ではテープカットと日本ら
しい鏡開きのセレモニーに続いて、中国の伝統の獅子舞いや民族音楽、太鼓の演奏などがあって式典
を盛り上げました。
最後は現地法人の全社員が壇上に上がって挨拶され、大変晴れやかで印象深い開業式典となりました。
„ 「普利司通(中国)化工品投資有限公司」の概要
(1)社名:普利司通(中国)化工品投資有限公司
(2)住所:江蘇省蘇州工業園区旺墩路188号
建屋大厦1016室
(3) 代表者:董事長・総経理
山本孝
(4) 設立:2010年4月28日
(5) 資本金: 3,000万米ドル
(株式会社ブリヂストン100%)
(6)営業内容:
①法律に基づく国家が外国企業の投資を奨励及び許
可する分野への投資
挨拶される現地法人社員の皆さん
②投資先企業対する管理支援サービスの提供。
③ブリヂストン産業資材等ゴム製品、プラスチック製品の販売
(※以上の本稿は、当事者のお客様のご同意を頂いて掲載しています)
(1)
日刊華鐘通信 No.2620
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2011 年 6 月 21 日(火)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 梁谷音、計鎮華、張銘栄の『端午節昆劇名優名場面特集』鑑賞
6 月 6 日は端午の節句でしたが、上海昆劇団
は蘭心大劇院において、『端午節昆劇名優名場
面特集』を公演しました。そのプログラムは、
『牡丹亭』の “游園”に加え、『琵琶記』の中
から 3 幕が演じられ、具体的には、“吃糠遺嘱”、
“描容別墳”そして“掃松”です。弊社業務部
周茵于の母である梁谷音女史は著名昆劇ベテ
ラン女優であり、国家一級演員で、今回の『琵
琶记』3 幕名場面集の趙五娘を演じました。
古林董事長・総経理は、この機会に、昆劇は
大好きと言われる日本国駐上海総領事館の泉
泉裕泰日本国駐上海総領事館総領事(右から四人目)、
左が梁谷音女史、その左古林董事長・総経理
裕泰総領事、および平木場弘人首席領事、垣見
直彦領事をお誘いして、当日はお三方とも劇場に足を運ばれて観劇されました。梁谷音女史(69 歳)と一
緒に舞台に出た著名昆劇ベテラン男優・国家一級演員の計鎮華氏(68 歳)と張銘栄氏(72 歳)は、いずれも
中国昆劇界の巨星であり、その精彩な演技と歌唱に観客は割れんばかりの拍手と喝采の掛け声で応え、劇
場全体は沸騰したような盛り上がりでした。
公演終了後、泉総領事を始めとして関係者は舞台に上り、熱演した名優たちをねぎらわれて握手を交わ
し、「素晴らしい演技でとても有意義でした」と感想を述べられ、記念写真撮影となりました。
„ 『琵琶記』の名場面 3 幕について
『琵琶記』は宋朝末期元朝初期から現在迄伝わる大演目です。
書生の蔡伯喈とその妻趙五娘は仲の良い夫婦でしたが、新婚間
もなく蔡伯喈は父の命で科挙の試験を受け、見事に状元(首席)
に合格しました。蔡伯喈が故郷を去った後、何年も旱魃が続き、
趙五娘は舅、姑に粥しか食べさせないとなじられながら、自分
は米糠だけを食べてけなげに舅、姑に仕えていました。そして
遂に二人の老人は真実を知った後、悔みながら亡くなりました
(「吃糠遺嘱」)。舅、姑が逝去した後、趙五娘は自分の黒髪を売
って自分で土を掘ってお墓を造り、二人を弔いました。そして二人の肖像を描き、琵琶を背に放浪乞食を
しながら夫を探して都に向かいました(「描容別墳」)。蔡伯喈は都で官職に就いた後、故郷の両親と愛妻が
心配で、人をやって父母、愛妻の消息を知ろうとしますが、二人の老人は既にこの世になく、妻も乞食と
なって都で夫を探していたのです。舅の隣人であり友人である張広才と蔡伯喈が派遣した李旺の 2 人のセ
リフから、趙五娘の悲惨な経歴と蔡伯喈は元々功名に対する欲は無いのに忠孝から父の命に従って上京し
て試験を受け、更には皇帝に従って都に留まり官職に就かざるを得なかったのです。但しその結果は、「飢
饉による両親の死によって子が名を成した」に過ぎないのでした(「掃松」)。
14
日刊華鐘通信 No.2621
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2011 年 6 月 22 日(水)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 上海外商投資企業協会、情報交換朝食会を開催
6 月 10 日午前、上海外商投資企業協会は、
『外資買収安全審査・投資管理実務』をテーマ
とした外資企業高級管理職情報交流朝食会を
上海豫園万麗酒店にて開催しました。
当日は上海外商投資企業協会朱文斌副会長
が司会役を務め、羅地亜、巴斯夫、康寧、金光
紙業、東電化等 50 社近くの外資企業の高級管
理職が参加しました。弊社も協会副会長企業と
して、陳偉勇副総経理と会員部の賀玲高級項目
経理が参加しました。
今回の朝食会の内容は主として、先日国務院
及び商務部が公布した外国投資者が中国国内
講演される上海市市商務委員会外国投資管理処・湯超副処長
企業を買収する場合の安全審査制度と外商投
資企業管理に関する通達の解説でした。協会としては、上海市に進出している外資企業の為、特に地区本
部、投資性公司、コンサルティング機関等に関連政策を理解してもらおうとするもので、上海市市商務委
員会外国投資管理処の湯超副処長が講師として招かれ、「外国投資者の買収による中国国内での企業設立
に対する安全審査制度は、中国の外資導入政策にとっては進歩であって退歩ではない」旨を中心に、安全
審査の対象、政策の背景等を丁寧に解説されました。また講演後は、参加企業との質疑応答が行われまし
た。
また朝食会では、スイス・チューリッヒ保険中国地区金融保険総監の曾万里氏より合併買収保証保険の
内容も紹介されました。
„ 上海市外商投資企業協会が隔月に開催する朝食会
上海市外商投資企業協会は、上海市政府の認可を経て設立された外商投資企業、香港・マカオ・台湾投
資企業及びその他の関連組織が会員となっている非営利性社会団体であり、その会員企業に対するサービ
スの一環として、報告会や「サロン」等の場を提供や、政府の政策法規、重要情報を適時発表し、会員企業
間・会員企業と政府関係部門間の相互交流を進めています。
2008 年以来、会員企業と政府関係部門との意思疎通を強化し、最新外資政策を即時に伝える為、同協
会は隔月で朝食会を開催しており、毎回一つのテーマを決め関係部門の権威を招いて、最新の外資政策の
分析と解説、その場でのコンサルティングを実施しています。
コンサルティング会社として、又、副会長就任企業として弊社は積極的にこの朝食会に参加し、毎回の
朝食会の内容を日刊華鐘通信の本欄で紹介しており、今後も上海市政府の外資関連情報や動向について、
各種方法にて会員企業の皆様にお伝えして参ります。
以
15
上
日刊華鐘通信 No.2622
2011 年 6 月 23 日(木)
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★ 華鐘グループのお知らせ
■ 『翼科(太倉)精密模具有限公司』の開業式が挙行される
2010 年 9 月、弊社がその設立を全面的にサポートした
日本最大の自動車用ハンドル金型等の製造企業である株
式会社イケックス工業の独資中国現地法人『翼科(太倉)
精密模具有限公司』が正式に設立され、この 6 月 10 日、
その開業式を盛大に挙行し、古林董事長・総経理、㈱華
鐘コンサルティングの楊社長代行が午前の太倉市の開
業式典、夜の上海花園飯店での開業記念レセプションに
参加しました。開業式では、『翼科(太倉)精密模具有限
公司』の池上寿光董事長がイケックス工業グループの経
営理念である「頼れる企業・誇れる企業を目指して」を紹
介し、新設立した中国法人は新技術開発の集積拠点とし、
海外市場開拓発展の拠点とすると話されました。また、
太倉商務局副局長、江寧招商局副局長、城厢鎮胡捷鎮長
が祝辞を述べられ、今回の株式会社イケックス工業の初
の中国市場進出を熱烈歓迎するとし、自動車ハンドル用
金型の超優良企業の進出は、太倉の自動車部品及び精密
製造業産業チェーンを更に充実させると強調しました。
開業式典会場
上海花園飯店での開業記念レセプションでは、全社員が
自己紹介を行い、翼科(太倉)精密模具有限公司の成立を心から喜び、中国市場を常に開拓して、顧客に品質
の高い製品を供給すると誓いました。
■ 『翼科(太倉)精密模具有限公司』について
(1)社名:翼科(太倉)精密模具有限公司
(2)住所:江蘇省太倉市高新技术科技园横四路
(3)設立:2010年9月1日
(4)資本金:210万米ドル(株式会社イケックス工業100%)
(5)法定代表人:池上 寿光、総経理:小池 徹
(6)営業範囲:非金属製品金型の設計と製造、プラスチ
新会社のシンボルマーク
ック製品の生産、自社製品の販売及び関連
技術コンサルティング及びアフターサービスの提供。前述同類製品及びその部品の輸出
入、卸売、コミッション代理(競売を除く)、その他の関連付帯業務。
(7)生産規模:初期計画として設立後の 5 年間の年間平均売上高 3,107 千ドル(約 21,000 千元)。
(※以上の本稿は、当事者のお客様のご同意を頂いて掲載しています)
(1)
日刊華鐘通信 No.2623
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2011 年 6 月 24 日(金)
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 広州市花都区経済貿易局丁軍副局長等一行がご来社
先日、広州市花都区経済貿易局丁軍副局長
等一行が弊社上海本部に来社され、古林董事
長・総経理、能瀬副総経理等と面談し、最近
花都区の産業動向と区内企業の発展状況を紹
介頂きました。
丁軍副局長によれば、近年来花都区は、区
内トップ企業である東風日産が年間生産高 20
~30%の成長率で伸び、大量の自動車関連部
品企業の区内進出を呼び込んで、花都区の全
経済力も 5~6 年で 2 倍となりました。
又、近々
区管轄の赤坭鎮の 680 ムーの土地も全て自動
広州市花都区経済貿易局の丁軍副局長(右 4)一行と
古林董事長・総経理(手前背中)、能瀬副総経理(右 5)
車産業園区に組み入れられ、産業園区の土地
及び標準賃貸工場の提供にも余裕が生まれ、
投資者にお勧めできるとの事で、自動車産業の誘致を更に推進したいとのことでした。また今年 7 月中旬
には、広州市長が団長となり各区の自動車産業の関係者を連れて東京へ赴き、自動車産業専門の投資説明
会を開催するとのことで、華鐘コンサルタントグループの多くの会員企業様に、是非参加して欲しいとの
要請がありました。
古林董事長・総経理、能瀬副総経理からは、既に花都区に進出している会員企業様の状況を説明すると
ともに、花都区の皮革産業や臨空産業の状況、環境保護面の条件等を尋ねました。
■ 広州市花都区の概要(http://www.investhuadu.gov.cn)
広州市花都区は広州市の北側に立地し、総面積は
968km2です。広州市の「副都心」として、重要な先進的製
造業基地であるとともに、交通の要衝で、臨空産業基地
の役割を担っており、「大広州産業」レベルアップの牽引
車と言えます。
花都区は、自動車産業、空港経済、光電子産業、皮革
製品、金銀宝飾等 6 大産業を重点的に発展させています。
特にその国際自動車産業基地は、東風日産乗用車公司を
トップ企業として、完成車・エンジン・部品の生産、自
動車研究開発、自動車学院、自動車人材市場の整備等、
自動車産業チェーンを形成しつつあります。2010 年末現
花都区 6 大産業集積分布
在、自動車及び部品企業は 164 社進出済であり、総投資
額は 200 億元に迫っています。
以上
(1)
日刊華鐘通信 No.2624
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2011 年 6 月 27 日(月)
★ 華鐘グループのお知らせ
■『Whenever Bizpresso』華鐘通信第 46 回、
『30 年前の「我が建設プラント」を再訪する』を掲載
2011 年 6 月 22 日 付 け 『 Whenever
Bizpresso』第 119 号に、弊社古林総経理
による華鐘コンサルタントグループ通信
第 46 回『30 年前の「我が建設プラント」
を再訪する』と題する記事が掲載されまし
た。
弊社では対外広報の一環として、2009
年 8 月より『Whenever Bizpresso』に「華
鐘コンサルタントグループ通信」というコ
ーナーを設け、社員持ちまわりで専門分野
の解説やユニークな論評を執筆しており、
2011 年はこれに加え、華鐘コンサルタント
グループの様々な分野での取り組みもご紹介しています。この第 119 号では、古林総経理たちが 30 年前
に心血を注ぎ、命を懸けて建設した上海金山のポリエステルプラントを当時の直属の上司たちと再訪したこ
とをご紹介し、この 30 年間の中国側の技術的成果に驚嘆したことや、懐かしい金山の諸先輩方を招いて会
食した内容をお伝えしています。
この記事は『Whenever Bizpresso』のほか、今月お届けする月刊『華鐘通信』2011 年 6 月号にも日・
中両国語で掲載しております。
„ 華鐘コンサルタント通信と『Whenever Bizpresso』
『Whenever Bizpresso』は、多くの「Whenever」を冠とした日本語
フリ-ペーパーの中でタイムリーなビジネス情報を集めたタブロ
イド紙であり、現在第 119 号迄発行されています。
発行場所は上海、
蘇州、無錫、杭州、寧波、昆山、南京等の華東地区を中心に全国に
配布されており、弊社古林総経理はメインゲストとしてこれまで多
くのインタビューを受けてきました。
左の紙面は第 44 回目「坂東玉三郎氏の「東日本大震災北京チャリ
ティ公演」が成功裡に閉幕」及び第 45 回目「華鐘グループ、2011 年春
季セミナー(日本会場)」の記事で、今回の「30 年前の「我が建設プ
ラント」を再訪する」は第 46 回目に当たります。
毎回の記事は弊社華鐘ホームページ「公開情報」→「メディア掲
載」にも掲載しておりますので、どうぞご覧下さい。
(1)
日刊華鐘通信 No.2625
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2011 年 6 月 28 日(火)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 『広東省・世界ベスト 500 社及び海外大型企業提携交流会:上
海推薦説明会』の開催
6 月 9 日午後、浦東シャングリラホテル洛陽ホールにて『広
東省・世界ベスト 500 社及び海外大型企業提携交流会:上海
推薦説明会』が挙行されました。これは広東省対外経済貿易
庁の委託を受け、上海市浦東新区外商投資企業協会が開催し
たものです。当日は、広東省対外経済貿易庁・呉軍副庁長、
上海浦東新区外商投資企業協会徐玄芳副会長、広東省各市と
各開発区のトップが参加し、上海の多国籍企業や各業界の協
会、コンサルティング機関、マスコミ等から 200 数名が出席
し、弊社からも陳寧助理総経理が参加しました。
説明会では、広州、深圳、珠海、佛山、東莞、中山市の対
上海推薦説明会の模様
外経済貿易部門の責任者が各々世界ベスト 500 社に対する誘致対策を説明しました。
また記者から、「広東省は最終的にどのような対策で外資を誘致するのか」という質問に対して、広東省
対外経済貿易庁・呉軍副庁長は、広東省には優遇政策や特区政策等があるが、長期的見地から、サービス
や「ソフトウエア」に依存して外資を誘致するとの回答がなされました。具体的には、①国際基準の事務処
理、②行政審査認可制度の改革による審査認可手順の簡略化、③香港・マカオに倣った市場サービス理念
の育成、④良好な住居環境の創出、⑤企業への必要な人材提供、との説明がありました。
広東省政府は今年の 9 月 29 日、30 日、商務部と共同で、広州市において、広東経済発展・多国籍企業
投資戦略円卓会議、広東重点発展業界・ベスト 500 社ドッキング活動、各市と多国籍企業とのドッキング
活動等を開催する予定です。
„ 広東省内の六つのハイテク開発区と広東省について
広東省には合計 6 つの国家級ハイテク開発区(広州高新技術産業開発区、深圳市高新技術産業園区、珠
海高新技術産業開発区、佛山高新技術産業開発、惠州仲愷高新技術産業開発区、中山火炬高技術産業開発
区)があり、外資系企業が多数進出しています。また、これに加え、広東省の地理的要因から、省内には
保税区、輸出加工区、保税物流園区、珠(江)澳(マカオ)国境越境工業区、保税港区等 10 数種類の税関特
殊監督管理区域があります。
ご存知の通り、広東省は中国大陸の最南部にあり、珠江デルタ地域の東西両側はどれぞれ香港、マカオ
特別行政区に繋がっています。陸地面積は 17.98 万㎞2で、中国全国陸地面積の 1.87%を占め、海岸線の
延長は 3,368.1 ㎞と全国第 1 位、海域総面積は 41.9 万㎞2あります(「国連海洋条約」の領海・大陸棚・
専属経済ゾーン沿岸国家管轄の規定に基づく)
。
広東省には計 21 の地級市、23 の県級市、41 県、3 自治県があり、2010 年全国第 6 回人口国勢調査結果
主要データ公報(第 2 号)によれば、中国唯一人口 1 億人を超える省(104,303,132 人)で、域内の外国人居
留者数は 102 万人に達しています。
19
日刊華鐘通信 No.2626
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2011 年 6 月 29 日(水)
★ 華鐘グループのお知らせ
„ 上海市商務委員会黄峰副主任等と古林董事長・総経理との会食
2011 年華鐘グループ春季セミナー中国会場(上海)
及び日本会場(全部 5 会場)の主催者はこれまでと異な
り、『上海市外国投資促進中心(FID)、対外投資促進
中心(OID)』が加わり、同中心の羅和慶投資促進部長
が「上海投資環境と多国籍企業地区本部の設立」をテ
ーマに講演され、セミナー後の回収アンケートから、
中国政府関係部門が日本の投資者に至近距離で政策
を説明する事や意思疎通を図る事は参加者から好評
を博しました。
以上の経緯から、6 月 2 日、上海市商務委員会黄峰
副主任、羅和慶部長等から、弊社の古林董事長・総経
夕食会終了後の黄峰副主任(左 3)、
理理、能濑副総経理、顧中鈺副総経理、陳寧助理総経
古林董事長・総経理(左 4)等
理は夕食会の招待を受けて、上海市商務委員会及び上海市外国投資促進中心の関係者と有意義な時を過ご
しました。
夕食会では、古林董事長・総経理より華鐘グループは毎年春秋の 2 回の定例セミナーを開催しており、
既に 7 年目になること、またこのセミナーは年々参加者が拡大しており、今回の上海市外国投資促進中心
との共催は大変意義深いものがあったと感謝の意を表しました。黄峰副主任からは、上海市商務委員会の
外資所管副主任として、また上海市外国投資促進中心の責任者として、上海市としては、今後、より一層
多くの外資系企業を上海市へ誘致したい、そのためには弊社などの外資系企業の中国投資を仲介するコン
サルティング会社等との協力関係を更に深めて行きたい、との意見表明がありました。
„ 上海市外国/対外投資促進中心(FID)
上海市外国投資促進中心(FID)は、上海市唯一の市レベル外国投資促進機構であり、1999 年 12 月 27 日、
上海市人民政府の認可を得て設立され、その主要機能は以下の通りです。
○上海市の投資環境と産業発展政策を宣伝し推薦紹介する。
○全市の対外企業誘致プロジェクトの資料収集、宣伝展示と情報発信に責任を負う。
○各種形式の投資促進活動を組織的に展開する。
○全市各区(県)の関連機構を指導して投資促進作業を展開し、関連人材の育成研修業務に参加する。
○海外の駐在事務所機構の設立、運営と管理に責任を負う。
2000 年 12 月 22 日、上海市外国投資促進中心は『上海市対外投資促進中心(OID)』の看板を追加し、2001
年 10 月には国連工業発展期間(UNIDO)と連合で上海投資促進中心(SIPC)を設立し、対外投資促進業務を重
点的に展開していますが、その主要機能は、①本市の海外投資産業指導方向と関連政策の制定に参加する、
②全市的対外投資の宣伝と情報発信に責任を負う、③中小企業と民営企業の海外投資促進業務に責任を負
うなどで、日本語が流暢な人材や政策解釈分野の専門家が在籍し、大阪事務所もあります。
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日刊華鐘通信 No.2627
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2011 年 6 月 30 日(木)
★ 華鐘グループのお知らせ
■ 常熟新材料産業園・王紀淵副主任等一行ご来社
先日、江蘇省常熟新材料産業園管理委員会の
王紀淵副主任、招商部の銭科峰副主任等一行が
弊社上海本部に来られ、古林董事長・総経理、
公関部・兪穎春主任等と最近の日系企業投資動
向や提携して展開中のプロジェクトに関して
意見交換しました。
王副主任によれば、常熟新材料産業園は江蘇
ハイテクフッ素化学工業パークとも称される、
江蘇省の省級化学工業園です。当初はフッ素化
学を主要発展産業とし、区内のフッ素化工ハイ
エ ン ド 製 品生 産 量 は 既に 中 国 国 内生 産 量 の
古林董事長・総経理(左)と王紀淵副主任(右)等の意見交換
50%を占めています。近年ではフッ素化学以外の産業も発展させており、新素材・ファインケミカル・バ
イオ製薬等の分野の産業チェーンが整備されつつあります。
席上、古林董事長・総経理からは、常熟に対する深い思いが王副主任に伝えられました。古林総経理は
2003 年、常熟市人民政府の要請を受け、常熟市投資顧問に就任しています。以来、長年に渡り常熟の発
展に高い関心を寄せ、多くの日系企業・韓国系企業に対して常熟への投資を推薦してきました。常熟市の
王建康前市長、現在の唐暁東副市長とは、仲の良い友人でもあります。今後もこれまでと同様、常熟の企
業誘致を支援し、適したプロジェクトの常熟新材料産業園への進出を応援したいと思っています。
■ 江蘇常熟新材料産業園概要(http://www.amip.org.cn)
常熟新材料産業園(別称:江蘇高科技氟化学工業園、中国
氟化学工業園)は、1999 年 10 月成立、計画面積は 15.02 ㎞
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です。園区は、常熟沿江産業帯に立地し、常熟港に近く、
新素材・フッ素化学、ファインケミカル・バイオ製薬等の
産業を重点的に発展させ、「ハイテク、高産出量、低エネル
ギー消費、低汚染」のプロジェクト誘致に力を入れています。
既に米・Dupont、仏・Arkema、日本・ダイキン、ベルギー・
Solvay 等、世界のフッ素化学大手及び中国全国最大のフッ
素化学工業企業である三愛富公司が進出しています。
園区は 10 余年の発展を経て、園区内の化学品生産で生ま
れる大量の廃棄物を園区内で再利用する、特色に富んだ循
環型経済産業チェーンを形成し、汚染物排出量を制御しています。また 2010 年には、救急救命センター
が正式開業し、区内の重大危険源、環境、道路交通状況に対して 24 時間モニタリングを実施し、化学事
故警告を行い、産業園全体の安全に保障を提供しています。
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