「動物愛護管理のあり方について(案) (「動物取扱業の適正化」を除く

件 名
「 動 物 愛 護 管 理 の あり方 に つ いて( 案 )
(「 動 物 取 扱 業 の 適 正 化 」を 除く)」に 関する意 見
意見提出者
住 所
連絡先電話番号
連絡先ファックス番号
メー ル アドレス
意 見
1 .虐 待 の 防 止( 1 )行 政 による保 護 等( 1 頁 )
都 道 府 県 等 の 動 物 愛 護 担 当 部 局と警 察 が 、環 境 省 に 事 件 内 容 が 虐 待 に 該 当するか 照 会し、
虐 待 に 該 当する恐 れ が あるときは 、警 察を 同 行 の 上 、立 入り検 査をして
動 物 の 安 全 の 確 認と確 保 に 必 要 な 措 置をとるように 、虐 待を 取り締まる責 務と手 順を 法 に 定 める。
[理由]
行 政 に は 強 制 的 権 限 は 一 切 なく、また 、警 察 は 動 物 愛 護 法 に 精 通していませ ん 。
そこで行 政 に 司 法 警 察 権を 与える方 法 もありますが 、危 険との 見 解 もあって叶 い そうに ありませ ん 。
上 記 の 連 携 モデ ル は 現 場レベ ルで実 践され たこともあるケースな ので検 討を 求 めます。
1 .虐 待 の 防 止( 1 )行 政 による保 護 等( 1 頁 )
問 題 事 例 の 受 付 窓 口を 、環 境 省 に 設 置する。
[理由]
警 察 が 動 物 愛 護 法 に 精 通してい な いことが 、虐 待 事 件 の 解 決と防 止 に 支 障 に なっていますが 、
すぐ に 改 善できることでは ありませ ん 。また 、自 治 体 の 職 員 に も同じことが 言えます。
当 面 は 虐 待 事 例を 最 もよく熟 知している環 境 省 が 窓 口となり、
警 察 や 自 治 体 の 活 動 が 円 滑 に 進 むようにするべきだと思 います。
1 .虐 待 の 防 止( 1 )行 政 による保 護 等( 1 頁 )
立 入り又 は 調 査を 拒 み 、妨 げ 、忌 避する所 有 者 や 動 物 取 扱 業 者 に 対して、
一 定 の 条 件を 前 提 に 裁 判 所 の 許 可 状 によって、
都 道 府 県 等 が 臨 検と捜 査 及 び 動 物 の 一 時 保 護 ができるよう改 正する。
[理由]
特 に 緊 急 性 が 必 要 な 場 合 は 、児 童 福 祉 法 及 び 児 童 虐 待 防 止 法を 参 考 に 、
一 定 の 条 件を 越える悪 質 性 が ある場 合 は 、緊 急 的 に 行 政 に 司 法 警 察 権を 与え、
臨 検と捜 査 及 び 動 物 の 一 時 保 護を 定 めることを 求 めます。
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1 .虐 待 の 防 止( 1 )行 政 による保 護 等( 1 頁 )
虐 待 が 生じる前 に 未 然 に 相 談できる体 制を 整えるた め に 、都 道 府 県 等 の 動 物 愛 護 担 当 職 員 等 、
動 物 の 愛 護 に 業 務 上 関 係 の ある者 及 び 団 体 及 び 警 察 は 、動 物 の 虐 待 の 早 期 発 見 に
努 め なけ れ ば ならな いことを 法 律 に 追 加する。
[理由]
動 物 虐 待 の 防 止 の 実 効 性を 上 げるに は 、行 政 の 動 物 愛 護 担 当 職 員 だ けでは 限 界 が あります。
そこで、実 際 に 運 用 実 績 が ある児 童 虐 待 防 止 法 第 3 条で定 めている
「 国 及 び 地 方 自 治 体 の 虐 待 の 予 防 及 び 早 期 発 見 の 責 務 」を 参 考 に 、
警 察 や 検 察 等 も含 め た 動 物 虐 待 の 改 善 及 び 防 止 体 制 の 整 備とその 責 務 の 明 確 化を 求 めます。
1 .虐 待 の 防 止( 2 )取 締りの 強 化 及 び 罰 則 規 定 の 見 直し( 2 頁 )
虐 待 の 定 義を 法 律 上で、具 体 的 に 列 記して規 定するべき。
1 愛 護 動 物 に み だりに 給 餌 又 は 給 水を せず に 衰 弱させること。
2 愛 護 動 物 の 傷 病を 治 療 せず 、み だりに 放 置すること。
3 愛 護 動 物 の 生 命 に 支 障をきたす
また は その 恐 れ の ある行 為 もしくは 環 境で飼 養すること。
4 愛 護 動 物 の 身 体 に 支 障をきたす
また は その 恐 れ の ある行 為 もしくは 環 境で飼 養すること。
5 愛 護 動 物 の 精 神 に 支 障をきたす
また は その 恐 れ の ある行 為 もしくは 環 境で飼 養すること。
6 愛 護 動 物 の 大きさ・生 態 等 に 対し、正 当 な 理 由 なく、
日 常 的 な 動 作を 妨 げるような 狭 い 空 間で飼 養すること。
7 愛 護 動 物 の 母 体 に 過 度 な 負 担をか け 、
年 に 複 数 回 又 は 未 熟 な 個 体 に 繁 殖させること。
8 愛 護 動 物を 保 護する責 任 の ある者 が 遺 棄し、
また は その 生 存 に 必 要 な 保 護をしな いこと。
9 愛 護 動 物 に 不 必 要 な 暴 力を ふるい 、
また は 不 必 要 な 行 為 により恐 怖を 与えること。
1 0 その 他 愛 護 動 物 の 生 命 及 び 身 心 に 支 障をきたす
また は 恐 れ の ある不 作 為で不 要 な 苦しみを 与えること。
[理由]
取り締まりの 実 効 性を 高 め 、積 極 的 な 摘 発を 促し、虐 待 行 為を 確 実 に 処 罰するた め に も、
動 物 愛 護 法 の 中で定 義を 具 体 的 に 1 0 項 目 前 後で規 定することを 求 めます。
1 .虐 待 の 防 止( 3 )闘 犬 等( 2 頁 )
・闘 犬・闘 牛・闘 鶏 等を 禁 止するべきです。
・行 事 開 催 者 の 動 物 取 扱 業 者 登 録 の 義 務 化 に 賛 成です。
・行 事 に は 獣 医 師を 配 置することを 義 務 化するべきです。
・都 道 府 県 等 の 動 物 愛 護 担 当 職 員を 監 視 員として配 置ことを 義 務 化する。
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[理由]
すでに 一 部 の 自 治 体 の 条 例で禁 止されている通り、現 代 の 倫 理 観 に 照らせ ば 社 会 的 に 許 容 せざるものです。
動 物 の せり市 の 主 催 者を 動 物 取 扱 業 者として取り締まるのであ れ ば 、
動 物 の 闘 い を 見 せる目 的で人を 集 める闘 犬 等 の 主 催 者 も
動 物 取 扱 業 者として取り締まるべきです。また 、少 なくとも虐 待 行 為を 監 視する体 制 は 最 低 限 必 要です。
2 .多 頭 飼 育 の 適 正 化( 2 頁 )
多 頭 飼 い を 未 然 に 防 止するた め に 、第 2 5 条 に「 生ずるお それ が あると認 められるとき」
及 び「 発 生 の 防 止 の た め 」を 追 記する。
[理由]
多 頭 飼 い 崩 壊では 迅 速 な 対 応 ができな いことが 、常 に 課 題 に なります。
生じてからだ けでは なく、生ずるお それ が ある場 合でも、迅 速 に 問 題 の 発 生を 防 止できるよう、
現 行 の 勧 告 及 び 命 令 が 機 能 するように 改 正することを 求 めます。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
収 容 施 設 の 施 設 及 び 管 理 に 関する基 準を 示すことに 賛 成です。
[理由]
施 設 の 背 景 によって現 状 は 様 々ですが 、特 に 、温 度 や 湿 度 管 理 、給 餌 方 法 、衛 生 状 態 など、
動 物 が 最 低 限 保 障されるべき住 環 境 等 に つ いては 全 国 一 律 の 基 準 が 必 要 だと思 います。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
第 4 0 条 に「 都 道 府 県 は 、幼 齢・老 齢 動 物 、負 傷 動 物 に つ いては 、
少 なくとも麻 酔 薬 併 用 による殺 処 分とする」よう改 正する。
[理由]
第 2 5 回 中 央 環 境 審 議 会 動 物 愛 護 部 会 議 事 録 に お いて、日 本 は 国として
「( 幼 齢・老 齢 動 物 に は )二 酸 化 炭 素での 処 理 方 法というの は 、お そらく安 楽 死では な い 」と認 めています。
日 本 は 安 楽 死では な い 方 法と認 識した 上で、動 物を 殺 処 分しているということです。
現 在 、全 国 4 7 都 道 府 県 の 自 治 体 の およそ半 数 が 、自 主 的 な 取り組 みで
「 炭 酸ガス一 部 麻 酔 使 用 」に 取り組 んでいます。
都 道 府 県 自 治 体 に 関しては 、国として認 識している「 幼 齢 動 物 、老 齢 動 物 、負 傷 動 物 に は 、
少 なくとも麻 酔 薬 併 用 による殺 処 分とする」は 可 能です。
よって、都 道 府 県 に つ いては 第 4 0 条 に 明 記することを 求 めます。
その 他 の 自 治 体 や 即 時 性 が 困 難である場 合 は 、経 過 措 置を 設 定してもよいでしょう。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
第 3 5 条を「 引き取らなけ れ ば ならな い 」から「 正 当 な 理 由 が 認 められる場 合 、引き取ることができる」に 改 正する。
加えて、同 条 の 項 に 都 道 府 県 等 の 努 力 義 務を 追 加する。
[理由]
本 来 、引 取りは 緊 急 避 難 的 措 置です。現 在 の 条 文を 根 拠 にして、飼 養 放 棄 者 へ の 教 育 、説 得といった
引 取りを 防 止する努 力を せず に 引き取ることは 本 末 転 倒です。その た め 、正 当 な 理 由 が 認 められ 、
や むを 得 な い 事 情 が 確 認できる場 合 に 引 取りできるように 改 正し、
か つ 、その 確 認 や 説 明 の 努 力 義 務を 追 加するよう求 めます。
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3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
個 人 及 び 法 人 が 二 回 以 上 動 物 の 引 取りを 求 め 、それを 引 取らなけ れ ば ならな い 場 合 は 遺 棄と定 義し、
第 4 4 条 第 3 項 の 罰 則 に 処する。
[理由]
日 本 に お ける動 物 行 政で本 来 、最 も問 題 な の は 動 物 の 飼 養を 放 棄する人です。
収 容され た 動 物 のじつ に 8 5 % もの 高 確 率で殺 処 分されている現 状を 踏まえれ ば 、
一 度 ならず 二 度 以 上 引 取りを 求 めてくる飼 養 放 棄 は 遺 棄 に 値します。
第 4 4 条 3 項と同 様 の 罰 則 に 処することを 求 めます。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
第 3 5 条 第 2 項を「 所 有 者 の 判 明しな い 犬また は ねこの 引 取りを 拾 得 者 その 他 の 者 から、
駆 除 目 的で引 取りを 求 められ た 場 合 は 引 取りしては ならな い 」と改 正する。
[理由]
処 分( 殺 処 分 及 ぶ 譲 渡 等 )の 8 5 % が 殺 処 分である現 状では 、都 道 府 県 等 による引 取りは 、
ほ ぼ 間 違 い なく殺 処 分であると言 わざるを 得ませ ん 。
第 3 5 条 第 2 項 の 規 定 は「 駆 除 目 的での 殺 処 分を 社 会 的 に 行うこと」を 意 味し、
動 物 愛 護 の 精 神 に 著しく反する規 定です。
譲 渡 が 保 障される体 制 に なるまで、引 取り対 象 から除 外することを 求 めます。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
第 3 5 条 に「 所 有 者 の 判 明しな い 犬また は ねこ」は
都 道 府 県 等 及 び 警 察 署で、最 低 2 週 間 保 管するよう規 定する。
[理由]
「 飼 い 主 が いると思 わ れる犬また は ねこ」は 収 容 施 設 だ けでは なく、
警 察 署 へ も引き渡しができ、その 場 合 は 2 週 間 処 分されませ ん 。
しかし、同じ「 飼 い 主 が いると思 わ れる犬また は ねこ」が 収 容 施 設 に 持ち込まれると
「 飼 い 主 が い な い 犬また は ねこ」と同じように 狂 犬 病 予 防 法 に 基 づき、
2 日 間 公 示され その 満了 後 1 日 以 内 に 引 取りが な い 場 合 は 処 分されてしまいます。
動 物 愛 護 に 則る収 容 施 設 の 方 が 、設 備 が な い 警 察 署よりも短 い 期 間しか
譲 渡また は 返 還 の 機 会 が 与えられ な い 現 状 は 正さなけ れ ば なりませ ん 。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
所 有 者 の 判 明しな い ねこ等 及 び 生 後 9 0 日 以 内 の 子 犬
( 生 後 9 0 日を 経 過した 犬 及 び 牛 、馬 、めん 羊 、山 羊 、豚 、鶏 及 び あ ひるを 除く)は 、
狂 犬 病 予 防 法 6 条 の 抑 留 に 関する事 項 の 適 用 外であるた め 、
動 物 愛 護 法 に お いて都 道 府 県 等 は 告 示 期 間 3ヶ月 、少 なくとも遺 失 物 法 施 行 令 3 条 2 項 に 基 づき
最 低 2 週 間 は 設 け ると定 める。
[理由]
狂 犬 病 予 防 法 6 条 の 8 及 び 9 に 基 づき、
2 日 間 の 公 示 期 間 満了 後 1 日 以 内 に 引 取りが な い 場 合 は 、処 分されています。
しかし、同 法 2 条 の 適 用 範 囲では 、6 条 の 抑 留 の 適 用 は 犬 の み に 限 定されており、
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ねこ等 及 び 生 後 9 0 日 以 内 の 子 犬 に は 適 用されませ ん 。
都 道 府 県 等 の 条 例 や 国 の 通 達で慣 例として、ねこ等 も処 分されてしまっていますが 、
このような 公 示 期 間 の 実 態 は 、ねこ等 に 関して言えば 明らか に 違 法です。
この 状 態を 整 理するた め に 、ねこ等 に 関しては 動 物 愛 護 法 に お いて遺 失 物 法 に 則り、公 示 期 間 3ヶ月 、
少 なくとも遺 失 物 法 施 行 令 3 条 2 項 に 規 定される動 物 の 場 合 の 条 項 に ある2 週 間 は
処 分され な いように 改 正しなけ れ ば なりませ ん 。
3 .自 治 体 等 の 収 容 施 設( 3 頁 )
「 第 4 章 都 道 府 県 等 の 措 置 」に 、譲 渡 事 業 の 義 務 化を 追 加する。
[理由]
未 だ に 譲 渡 活 動をまったく実 施してい な い 自 治 体 が あります。
殺 処 分 はして譲 渡 事 業 はしな いというの は 愛 護では なく、た だ の 動 物 管 理 行 政です。
最 低 限 、努 めるよう法 律で義 務 化することを 求 めます。
4 .特 定 動 物( 3 頁 )
「 特 定 動 物 の 飼 養 又 は 保 管 の 方 法 の 細 目 」に 、動 物 の 生 活 環 境 保 全 に 関する事 項を 追 加する。
[理由]
上 記 細 目 に は 、動 物 の 生 態 や 習 性 等 に 配 慮した 生 活 環 境 の 保 全 が 、まったく記されていませ ん 。
これでは 特 定 動 物 の 生 活 は 保 障されてい な い に 等しい 状 態です。
家 庭 動 物 や 展 示 動 物 の「 飼 養 及 び 保 管 に 関する基 準 」と同じように 、
動 物 愛 護 管 理 法 に 則った 動 物 の 健 全 な 飼 養 の 基 準 の 追 加と管 理を 求 めます。
5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 4 頁 )
登 録 制 にするべき。
[理由]
現 在 は 自 主 管 理 体 制であるた め 、業 界 主 導で管 理しており、実 験 動 物 の 現 状 が 不 透 明です。
現 に 文 部 科 学 省 や 厚 生 労 働 省 等 の 基 本 指 針 等を 、適 用してい な い 施 設 が 存 在します。
実 験 施 設 及 び 実 験 動 物 生 産 販 売 業 者 を 登 録 制として、記 録 の 保 管 及 び 情 報 開 示を 義 務 化することを 求 めます。
5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 4 頁 )
自 治 体 による立 入り検 査 等 の 際 は 、専 門 家を 同 行させる。
[理由]
専 門 的 知 識 が 要 求されるた め 、自 治 体 の 職 員では 判 断 が 困 難であることが 想 定されるた め 、
専 門 家を 同 行して実 施することを 求 めます。
5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 4 頁 )
外 部 査 察を 義 務 化する。
[理由]
実 験 動 物 業 界 は 自 主 的 管 理 のレベ ル に 留まっていますが 、
先 進 国で業 界 主 導 管 理 な の は 日 本ぐらいしか 見 当 たりませ ん 。
自 主 的 な 組 織 による監 視では なく第 三 者 による客 観 的 な 監 視 制 度を 求 めます。
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5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
実 験 施 設 及 び 実 験 動 物 生 産 販 売 業 者を 動 物 取 扱 業 に 含 む べき。
[理由]
人 の 飼 養する動 物 はすべて動 物 愛 護 法 の 対 象であり、現 在 の 動 物 愛 護 の 理 念では 、
実 験 及 び 産 業 動 物 も福 祉 が 保 障され なけ れ ば なりませ ん 。
2 0 1 0 年 の 国 際 獣 疫 事 務 局( O I E )で畜 産 農 業 及 び 実 験 動 物を 動 物 福 祉 向 上 に 含 む 綱 領 が
制 定され たことを 受 け 、日 本 がこの 規 約を 無 視するわ け に は いきませ ん 。
5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
第 1 0 条 の「 動 物 」に つく
( )内 の 定 義 条 件を 削 除し、
実 験 施 設 及 び 実 験 動 物 生 産 販 売 業 者 も、動 物 愛 護 法 の 適 用を 受 けるように 改 正する。
[理由]
人 の 飼 養する動 物 はすべて動 物 愛 護 法 の 対 象であり、現 在 の 動 物 愛 護 の 理 念では 、
実 験 及 び 産 業 動 物 も福 祉 が 保 障され なけ れ ば なりませ ん 。
2 0 1 0 年 の 国 際 獣 疫 事 務 局( O I E )で畜 産 農 業 及 び 実 験 動 物を 動 物 福 祉 向 上 に 含 む 綱 領 が
制 定され たことを 受 け 、日 本 がこの 規 約を 無 視するわ け に は いきませ ん 。
5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
第 4 1 条 第 1 項 の「 配 慮するものとする」を「 利 用しなけ れ ば ならな い 」とする。
[理由]
現 行 法では 3 R( 代 替 法 、使 用 数 削 減 、苦 痛 軽 減 )のうち、第 2 項で苦 痛 軽 減しか 義 務 化されていませ ん 。
代 替 法と使 用 数 削 減 は 、努 力 目 標 に 留まっています。
これでは 原 則すら義 務 化されてい な い 野 放し状 態と変 わりませ ん 。
5 .実 験 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
実 験 施 設 及 び 飼 養 施 設 に 、実 験 動 物 監 視 者として獣 医 師を 選 任し、
常 時 配 置することを 義 務 づ ける。
[理由]
2 0 1 0 年 に 国 際 獣 疫 事 務 局( O I E )によって、実 験 動 物 福 祉 に 関する国 際 綱 領 が 制 定され たことを 受 け 、
実 験 動 物 に 携 わる獣 医 師 の 役 割 の 重 要 性 が 高まっています。
自 主 規 制 による運 営を 実 施しているのであ れ ば 、少 なくとも、実 験 動 物 が 人 道 的 な 取 扱 い を 保 障される環 境を
担 保するた め に 、飼 養 、保 管 、外 科 的 措 置 、麻 酔 等 苦 痛 軽 減 処 置 等 に お いて、
獣 医 師を 選 任し、常 に 監 視 及 び 助 言を 受 けられる体 制 にすべきです。
同じ自 主 規 制であるアメリカに お いても、獣 医 師 の 選 任 は 法 制 化されています。
なお 、実 験 動 物 技 術 者では 監 視 に なりませ ん ので除 外します。
6 .産 業 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
産 業 動 物 の「 5 つ の 自 由 」を 法 に 明 記する。
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[理由]
2 0 1 0 年 に 国 際 獣 疫 事 務 局( O I E )によって、畜 産 動 物 及 び 実 験 動 物 も
動 物 福 祉 向 上 に 含 む 綱 領 が 制 定され たことを 受 け 、動 物 愛 護 法 に 産 業 動 物 の 福 祉 の 原 則である
「 5 つ の 自 由 」を 明 記して規 定することは 不 可 欠です。
6 .産 業 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
「 産 業 動 物 の 飼 養 及 び 保 管 に 関する基 準 」の 第 3 から第 7までを 義 務 化する。
[理由]
第 3 から第 7まですべてが 、
「 努 めること」もしくは「 配 慮すること」と結 ば れており、
基 準 制 定 の 効 果 が ありませ ん 。すべて義 務 化 及 び 罰 則 の 設 定を 求 めます。
6 .産 業 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
産 業 動 物 業 者を 動 物 取 扱 業 に 含 む べき。
[理由]
人 の 飼 養する動 物 はすべて動 物 愛 護 法 の 対 象であり、現 在 の 動 物 愛 護 の 理 念では 、
実 験 及 び 産 業 動 物 も福 祉 が 保 障され なけ れ ば なりませ ん 。
2 0 1 0 年 の 国 際 獣 疫 事 務 局( O I E )で畜 産 農 業 及 び 実 験 動 物を 動 物 福 祉 向 上 に 含 む 綱 領 が
制 定され たことを 受 け 、日 本 がこの 規 約を 無 視するわ け に は いきませ ん 。
6 .産 業 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
第 1 0 条 の「 動 物 」に つく
( )内 の 定 義 条 件を 削 除し、
産 業 動 物 業 者を 動 物 愛 護 法 の 適 用を 受 けるように 改 正する。
[理由]
人 の 飼 養する動 物 はすべて動 物 愛 護 法 の 対 象であり、現 在 の 動 物 愛 護 の 理 念では 、
実 験 及 び 産 業 動 物 も福 祉 が 保 障され なけ れ ば なりませ ん 。
2 0 1 0 年 の 国 際 獣 疫 事 務 局( O I E )で畜 産 農 業 及 び 実 験 動 物を 動 物 福 祉 向 上 に 含 む 綱 領 が
制 定され たことを 受 け 、日 本 がこの 規 約を 無 視するわ け に は いきませ ん 。
6 .産 業 動 物 の 取 扱 い( 5 頁 )
飼 養・管 理 に 係 わるコストが 増 加し、私 達 国 民 の 経 済 負 担 が 増 加することに つ な がっても、
産 業 動 物 の 福 祉を 向 上させ 、健 全 な 環 境で管 理され た 畜 産 物を 求 めます。
[理由]
飢えや 渇き、病 気 や 怪 我 、行 動 の 抑 圧 、恐 怖 、不 快 から解 放され 、
自 由で健 全 な 環 境で飼 育され た 畜 産 物を 求 めます。
7 .罰 則 の 引き上 げ( 5 頁 )
第 4 4 条 の 罰 則 規 定を 、殺 害 のときは「 個 人 の 場 合 3 年 以 下 の 懲 役また は 3 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 、
法 人 の 場 合 1 億 円 以 下 の 罰 金 」、
傷 害 のときは「 個 人 の 場 合 1 年 以 下 の 懲 役また は 1 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 、
法 人 の 場 合 5 0 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 」に 改 正する。
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[理由]
児 童 虐 待 防 止 法では 、殺 害と傷 害 は 当 然 のように 量 刑 が 違 います。
また 、器 物 損 壊 罪では 物 品 に「 3 年 以 下 の 懲 役また は 1 0 0 万 以 下 の 罰 金 」が 規 定されています。
動 物 が 殺 害され た 場 合 は 倫 理 上 、物 品よりも命 ある動 物 に 重きを 置くべきです。
7 .罰 則 の 引き上 げ( 5 頁 )
第 4 4 条 の 第 2 及 び 3 項 に お いて、第 2 項 の 虐 待 のときは
「 個 人 の 場 合 1 年 以 下 の 懲 役 又 は 1 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 、法 人 の 場 合 5 0 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 」 に 、
第 3 項 の 遺 棄 のときは
「 個 人 の 場 合 1 年 以 下 の 懲 役 又 は 1 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 、法 人 の 場 合 5 0 0 0 万 円 以 下 の 罰 金 」に 改 正する。
[理由]
虐 待 は 傷 害 に 匹 敵する行 為であり、第 4 4 条 の 傷 害 の 場 合と同 様 の 罰 則を 与えるべきです。
また 、これまで虐 待と遺 棄を 同 様 の 罰 則としてきたことから、それ に 倣って以 上 のように 改 正することを 求 めます。
7 .罰 則 の 引き上 げ( 5 頁 )
第 4 6 条 及 び 4 7 条 の 動 物 取 扱 業 等 の 罰 則を 引き上 げる。
[理由]
罰 則 規 定 の 改 正 に 合 わ せ 、引き上 げることを 求 めます。
8 .その 他( 1 )犬 の マイクロチップ の 義 務 化( 6 頁 )
犬 猫 の マイクロチップ の 義 務 化 に は 反 対です。
[理由]
まだ 環 境 整 備 が 十 分でな い 上 に 、肉 体 に 異 物を 挿 入する方 法 は
少 な からず 倫 理 的 な 問 題 が あるので、一 様 に 法 律で義 務 化できるような 事では な いと思 います。
8 .その 他( 1 )犬 の マイクロチップ の 義 務 化( 6 頁 )
繁 殖 業 者 が 出 荷する犬 猫 に は 、マイクロチップ 装 着を 義 務 づ ける。
[理由]
子 犬 子 猫 のトレーサビリティを 確 保するた め に 義 務 づ けます。
トレーサビリティは 、店 舗では なく、
繁 殖 業 者 の 段 階 から確 保しなけ れ ば 意 味 が ありませ ん 。犬 は 生 後 2 週 齢 、猫 は 4 週 齢 から装 着できます。
出 荷する前 に「 個 体 識 別 番 号 」
「出生日」
「 出 荷 日 」を 登 録した 上で出 荷を 義 務 づ けます。
8 .その 他 ( 2 ) 犬 猫 の 不 妊 去 勢 の 義 務 化( 6 頁 )
犬 猫 の 不 妊 去 勢 の 義 務 化 に は 反 対です。
[理由]
不 妊 去 勢 は 人 の 住 環 境 に 動 物を 無 理 やりに 合 わ せているのであって、
決して義 務 化してよいような 事では な いと思 います。
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8 .その 他 ( 2 ) 犬 猫 の 不 妊 去 勢 の 義 務 化( 6 頁 )
猫 が 屋 外 へ 出ることができ、また は 出ている環 境で飼 育している場 合 は 、
不 妊 去 勢 手 術を 義 務 化する。
[理由]
所 有 者 の いる猫 が 屋 外で繁 殖 行 動できるような 状 態で飼 養することは 、
引 取り数 の 半 数を 子 猫 が 占 めている現 状 からみて看 過できませ ん 。
「 家 庭 動 物 等 の 飼 養 及 び 保 管 に 関する基 準 」の
第 5 の 3 に 原 則として繁 殖 制 限 措 置 が 挙 げられては いますが 、猫 の 引 取り数 や 殺 処 分 数 は 改 善されていませ ん 。
そこで、例えば 法 第 三 節 に 加えて、罰 則 対 象 にして徹 底をは かり、
また 、啓 蒙することで、悩 みどころの 猫 の 引 取り数 の 削 減 に つ な がると思 います。
8 .その 他( 3 )飼 い 主 の い な い 猫 の 繁 殖 制 限( 6 頁 )
都 道 府 県 等 は 、飼 い 主 の い な い 猫 の 繁 殖を 適 切 に 管 理するた め 、
活 動 主 体となる地 域 住 民 に 必 要 な 指 導 及 び 助 言 に 努 め なけ れ ば ならな い 。
[理由]
殺 処 分 頭 数 の 6 5 % 以 上を 占 める猫 の 繁 殖 制 限 は 、動 物 愛 護 の 重 要 課 題です。
しかし、未 だ に なん の 措 置 も講じてい な い 自 治 体 が あるの が 現 状です。
主 体 は 自 治 体ですが 、後 押しする義 務 が 法 律 に は あります。
地 域 猫 活 動 の 普 及と成 功 事 例 が 進 ん だ 現 在 に お いて、全く講じな いことは 認 められませ ん 。
8 .その 他 ( 4 ) 学 校 飼 育 動 物 および 公 園 飼 育 動 物 の 適 正 飼 養( 7 頁 )
家 庭 動 物 や 展 示 動 物 に あるように 、
「 飼 養 及 び 保 管 に 関する基 準 」を 作 成し、学 校 に 義 務 づ ける。
[理由]
情 操 教 育 の 場である学 校 に お いて、虐 待 や 杜 撰 な 飼 養 は 許されませ ん 。
学 校 側 が 意 識してい な い 状 況 だと思 わ れるので、
基 準を 作 成し、動 物 愛 護 法 に 抵 触しな いよう啓 発していくことを 求 めます。
8 .その 他 ( 5 ) 災 害 対 応( 7 頁 )
動 物 愛 護 管 理 法 に 、都 道 府 県 等 が 講じるべき基 本 的 な 事 項を 規 定するべき。
特に、
「 避 難 所 に お ける飼 育 体 制 の 整 備
( 動 物 同 伴 可 能 な 避 難 所 及 び 仮 設 住 宅 の 確 保 の 事 前 計 画 )」
「 動 物 の 救 護( 負 傷 又 は 放し飼 い 状 態 の 動 物 の 保 護と収 容 )」、
「シェルター 設 営 や 一 時 預 かり先 の 確 保 」、
「 迷 子 動 物 の 捜 査 等 動 物 飼 養 者 へ の 支 援 」は 欠 け がちですが 、必ず 問 題 が 表 面 化するので規 定すべき。
[理由]
自 治 体 の 地 域 防 災 計 画 等 に 反 映されるように なりました が 、か なり内 容 や 徹 底 度 に 幅 が あります。
全 国 一 様 に 規 定 が 必 要 な 事 項 に つ いては 、少 なくとも都 道 府 県 の 自 治 体 に は 作 成を 義 務 化することを 求 めます。
特 に 動 物 同 伴 可 能 な 避 難 所 は 、事 前 に 取り決 めて住 民 に 周 知してい た だきた い 。
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8 .その 他
第 3 8 条 、第 3 9 条 の 動 物 愛 護 推 進 員 及 び 協 議 会 は 、
都 道 府 県 の 自 治 体 に は「 設 置しなけ れ ば ならな い 」と改 正する。
[理由]
現 行 法では「 委 嘱することができる」
「 組 織することができる」という規 定であるた め 、
現 在 に い たっても都 道 府 県 の 自 治 体 に もか か わらず 、5 ∼ 6 つ の 自 治 体 が 未 だ に 設 置していませ ん 。
言うまでもなく、動 物 愛 護 の 実 行 主 体 は 自 治 体であることを 踏まえれ ば 、双 方とも必 要 不 可 欠です。
指 定 都 市 や 中 核 都 市 は 除 いても義 務 化することを 求 めます。
8 .その 他
5 年 後 の 改 正 時 は 、人 が 動 物を 管 理する基 準を 定 め た「 動 物 愛 護 法 」では なく、
動 物 の 権 利を 保 障する「 動 物 福 祉 法 」を 制 定する。
[理由]
人 の 権 利 ば かりを 押しつ ける傲 慢 な 社 会 は 、結 果 的 に 虐 待 や 多 頭 飼 い 崩 壊を 許し、
野 生 動 物 の 異 常 繁 殖 や 住 民 が 被 害 を 受 けるような 事 態を 招 いています。
例えば 、虐 待 や 多 頭 飼 い 崩 壊では 、人 の 所 有 権 が 当 然 のように 優 先されて、
保 護 が 手 遅 れ に なります。
また 、野 生 動 物 の 駆 除では 殺 処 分 ありきで、未 然 に 防 げるような 問 題 が 取り組まれず に いる状 態です。
もし、少しでも動 物 の 権 利 が 保 障されてい れ ば 、事 件を 未 然 に 防ぎ 、
緊 急 性 が 高 い 場 合 は 一 時 保 護できるように なったり、野 生 動 物を 観 察している専 門 家と協 力すれ ば 、
異 常 繁 殖 や 駆 除 が 必 要 な い 住 環 境を 維 持するよう努 めることができるのです。
道 徳 論 だ けでは なく生 活 環 境 の 改 善 の た め に 、私 達 国 民 が 求 めている社 会 は 、人と動 物 が 共 生できる社 会です。
次 回 改 正 の 際 は 動 物 福 祉 法 へ の 移 行 もしくは 新 設を 求 めます。
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〒1 0 0 -8 9 7 5 東 京 都 千 代 田 区 霞ヶ関1 - 2 - 2 環 境 省自 然 環 境 局 総 務課動物愛護管理室
ファックス送 信 先
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