H27 みどりの屋根 第10号 10.01

伊勢崎市立宮郷第二小学校学校通信
平成27年度 第10号
平成27年10月1日(木)
平成27年度全国学力・学習状況調査の結果について
新涼の候、保護者の皆さまにおかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げ
ます。
さて、ご承知のことと存じますが、今年の4月に小学校6年生を対象として全国学力・
学習状況調査が実施されました。その結果が返却されましたので、本校の傾向と課題、今
後に向けた取組等をお知らせします。
全国学力・学習状況調査
宮二小の結果早わかり Q & A
Q:どのような調査なのですか?
A:教科テスト(国語、算数、理科)と質問紙による調査です。
Q:テストでは、どのような内容が出題されるのですか?
A:小学校5年生までに学習した内容が出題されます。国語と算数は、A 問題(基礎・
基本の知識・技能の問題)と B 問題(知識・技能を活用する問題)に分かれていま
す。理科は、「知識」と「活用」に関する問題を一体的に出題します
Q:宮二小の結果は、どうだったのですか?
A:国語は、全国平均とほぼ同様で、算数と理科は、全国平均を上回りました。
Q:他に、よかったところはありますか?
A:問題に対して、まったく答えを書かない子どもの割合が、全国平均よりも低いこと
です。これは、宮二の子がどの問題にも、最後まで粘り強く取り組んだ証拠です。
Q:質問紙調査では、どのようなことを質問しているのですか?
A:子どもたちの、学習への取り組みや家庭も含めての生活習慣などです。
Q:質問紙調査の結果から、どのようなことがわかりましたか?
A:自分を大切にする「自尊感情」や、将来の夢や目標を持っている割合は
全国と比べてとても高いです。また、家族に悩み事を相談したり、学校
での出来事を話したりする割合が全国と比べて高いです。
また、生活習慣等では、ご家庭にご協力いただかなくてはならないことも
ありました。
Q:宮二小では、この結果をどのように生かしていくのですか?
A:今後も、ご家庭と連携を深めながら、「基礎・基本の知識・技能」と
「知識・技能を活用する力」を身に付けさせたいと考えています。
苦手な分野などについては、職員研修を通して指導法を工夫します。
詳細につきましては、以下をお読みください。
全国学力・学習状況調査
1
宮二小の結果
調査の目的
児童生徒の学力や学習状況を把握・分析することにより、教育の結果を検証し、改善
を図る。
2 調査内容
(1)教科に関する調査
・国語A 基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているかどうかを見る問題
・国語B 基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかをみる問題
・算数A
・算数B
・理科
基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているかどうかを見る問題
基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかをみる問題
基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているか、活用することができる
かどうかをみる問題
(2)質問紙調査
主に、学習に対する関心・意欲・態度、生活習慣、家庭でのコミュニケーションな
どの調査
3 本校の傾向と課題
(1)国語について
A問題においては、
「話すこと・聞くこと」
「読むこと」
「漢字や言葉」の3領域は、
全国の正答率とほぼ同じ結果でした。「書くこと」の領域は全国の正答率を下回る結
果となりました。
以下の内容においては、努力の余地があると考えられます。
○「文章中の引用部分をとらえること」
○「5年生までに習った漢字を正確に読んだり書いたりすること」
○「具体的な事例を挙げて説明する文章を書くこと」
○「文の中における主語を捉えること」
B問題においては、「読むこと」の領域は、全国の正答率とほぼ同じ結果、「書くこ
と」の領域は、全国の正答率を下回る結果となりました。
以下の内容においては、努力の余地があると考えられます。
○「文章と図とを関係付けて、自分の考えを書くこと」
○「目的や意図に応じ、新聞の割り付けをしたり、見出しや記事を書いたりするこ
と」
○「登場人物の気持ちの変化を想像すること」
(2)算数について
A問題においては、「数と計算」「図形」「数量関係」の3領域は、全国の正答率を
上回りました。「量と測定」の領域は全国の正答率とほぼ同じ結果となりました。
以下の内容においては、努力の余地があると考えられます。
○「日常生活の中で必要となる時刻を求めること」
○「示された見取り図の情報を基に、展開図に必要な面の大きさを読み取ること」
○「グラフに表されている事柄を読み取ること」
B問題においては、「量と測定」「数量関係」の2領域で全国の正答率を大きく上回
りましたが、「図形」の領域は全国の正答率とほぼ同じで、
「数と計算」の領域は全国
の正答率をやや下回りました。
以下の内容においては、努力の余地があると考えられます。
○「正三角形の性質や合同な三角形の性質を基に、角の大きさが同じになることの
理由を説明すること」
○「概数を用いた見積もりの結果とそれに基づく判断を理解し、その理由を記述す
ること」
(3)理科について
主として「知識」に関する問題、「活用」に関する問題ともに、全国平均を上回り
ました。
領域別に見ても、「物質」「エネルギー」「生命」「地球」四区分のうち、「物質」以
外の3領域は全国の正答率を上回り、特に「電磁石の性質」と「植物の成長」は全国
の正答率を大きく上回っています。
どの領域もバランスよく知識が身に付き、良好な結果と言えます。
以下の内容においては、努力の余地があると考えられます。
○「星座の動きを捉えるための適切な記録方法を身に付けること」
○「顕微鏡やメスシリンダーなどの取り扱い方法についてを身に付けること」
○「グラフなどの調べた結果を基に、考察して分析する力を身に付けること」
(4)質問紙調査について
自分にはよいところがあるなどの「自尊感情」や、将来の夢や目標を持っていると
する回答の割合が、全国平均よりもとても高いことがわかりました。また、家の人と
学校での出来事について話をする割合が高く、家庭のよい絆を感じます。
「生活習慣」に関しては、「毎日、同じくらいの時刻に寝ている」「毎日、同じくらい
の時刻に起きている」と回答した割合が全国平均を上回ったものの、「朝食を毎日食
べている」については、全国平均をやや下回りました。また、テレビの視聴やゲーム
をする時間が長い子や、携帯電話・スマートフォンを使用している子がいることも今
回の調査でわかりました。
学校や地域の図書館の利用に関する回答については、行く頻度が少ない傾向にある
ことがわかりました。朝読書の時間は充実していますが、さらに読書をしたいという
興味・関心を高めていくことが今後の課題と考えます。
4 今後に向けた取組
(1)国語について
漢字を正しく読んだり書いたりする力は、文章の理解や表現に必要不可欠な知識・
技能であり、語彙を増やすためにも重要です。また、全ての学習の基礎となる力であ
り、日常生活に欠かせないものです。新出漢字を覚えるだけでなく、既に学習した漢
字を繰り返し復習することで普段の生活からしっかりと漢字を使えるようにしていき
たいと考えます。例えば、「身の回りにある新聞や情報誌等に、習った漢字があるか
どうか探してみる」とか「漢字を習得し語彙を広げるために、国語辞典や漢字辞典を
日常的に利用して調べる」といった活動を、学校はもちろんご家庭でも繰り返してや
ってみることは大変有効と考えます。さらに、授業時は「自分の考えを補説したい」
「説得力を高めたり、具体例を挙げて読み手や聞き手を納得させたりしたい」など、
目的意識を児童に持たせながら言語活動に取り組ませるようにもしていきます。
(2)算数について
算数において、学習したことを活かし、日常生活で的確な判断をしたり合理的な予
測をしたりできるようになることは大切なことです。質問紙調査によると、「算数の
勉強が好き」「算数の授業の内容がよく分かる」「新しい問題に出合ったとき、それを
解いてみたいと思う」と答えた本校児童の割合は、全国平均を大きく上回り、算数の
学習に対する前向きな姿勢を伺うことができます。
そこで、授業では、学習内容と日常の生活が結びつけられるよう、「模型等を使っ
て具体的に考えさせる工夫」や「日常生活の場面を取り上げた問題提示」などを行っ
ていきます。さらに、授業と連動した家庭学習ができるような「宿題の工夫」を行い
ます。また、宮二タイム等では、計算力が高まるよう、「繰り返しプリント練習」な
どを行います。なお、ご家庭においては、例えば、買い物の際に、「○時に店に着く
には何時に家を出ればいいかな(時刻と時間)」とか「だいたいいくらになるかな(概
算)」「おつりはいくらかな(計算)」「牛乳パックには牛乳がどのくらい入っているの
かな(量)」など、算数を「日常生活」の中で楽しんでいただけると、知識の一層の
定着が期待できると考えます。
(3)理科について
記録方法や機器の扱い方法については、一人一人に事前に練習をさせるとともに、
少人数で観察や実験に取り組ませ、実際に機器を扱う機会を増やすことにより、身に
つくようにします。
選択式や短答式の問題では高い正答率を示していますが、記述式の問題では正答率
にばらつきが見られるので、科学的な見方や考え方を養うとともに、表現力を高める
必要があります。そこで、観察や実験をする際、自らの根拠に基づいた予想を立たせ
それを記述したり、発表させる機会を増やしたりします。また、予想と結果を比較し
たり、結果から考察した事を科学的な言葉でまとめたり、活用したりする学習活動を
積極的に取り入れます。
(4)質問紙調査について
質問紙の結果から、おおむね全国と比較して良好であることがわかりました。しか
し、「生活習慣」に関しては、多少の改善が望まれます。「早寝・早起き・朝ご飯」を
基本とし、望ましい生活習慣について、お子さんともう一度ご家庭で話し合ってみて
ください。また、テレビ・ゲーム、携帯電話やスマートフォンに関しても、伊勢崎市
の3つのルール等を参考に、各家庭でルールづくりをしていただけるとありがたいと
思います。
また、読書に関しては、子どもたちの読書への興味・関心を高められるような手立
てを検討するとともに、実践をしていきます。家庭でも本に関しての話題を積極的に
出していただきたいと思います。
無料通話アプリ(LINE・カカオトーク等)や情報ネットワークサービス
(ツイッター・Facebook 等)でのトラブルが増えています
ipod 等の音楽プレイヤーや DS や PSP などのゲーム機でも利用できるので、
注意が必要です。
○ すぐに返信しなければという強迫観念
○ 家庭でルールを作り、利用する時間や場所を決める
○ 依存症による学力低下や生活習慣の乱れ
○ 悪口など相手を傷つけることや不確かな情報は書き
○ グループ内での誹謗中傷によるいじめ
込まない
→加害者にも、被害者にもなる恐れ
○ 自分の ID をむやみに他人に教えない
→暴力行為に発展することも
○ 名前や住所、連絡先、写真などの個人情報はネット
○ 知らない相手と繋がってしまう「個人情報の流出」
○ ネットで知り合った相手による性犯罪の被害
に流さない
○ ネットで知り合った人とは連絡を取らない、
会わない
保護者の目が届かないうちに
正しい使い方や危険性を理解する
問題が深刻化
伊勢崎市の携帯電話 3つの基本ルール
1 小中学生は携帯電話を持たないことを原則とします
2 家庭の事情等により携帯電話を持たせる場合には保護者が責任をもちます
3 伊勢崎版「携帯電話利用ルール」を守ります
「 平成 20 年 10 月 PTA、学校、市教育委員会の三者合同による 」
群馬県セーフネット標語
お・おくらない( 写真 )
ぜ・ぜったい会わない!
の・のせない( 個人情報 )
何かあった時は相談窓口へ
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027-224-8080(専用回線)
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