2013(平成25)年度 - 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

序 文
猛暑の8月が過ぎたと思ったら、急に涼しくなりまた激しい雨にも見舞われました。被災され
た皆様には心よりお見舞い申し上げます。漸く、2013年度の国立精神・神経医療研究センター病
院年報(27号)が完成しましたので、お届けいたします。
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は2010年から独立行政法人として活動を開始しま
した。また、NCNP病院も2010年に電子カルテの導入も含めて新病院が完成し稼働を始め、2011
年には日本病院医療機能評価機構の基準達成病院に認定されました。徐々に、その効果が現れ研
究所やトランスレーショナル・メデイカル・センターとの協力のもと多くの治験を含む臨床研究
が行われるようになり、入院患者数の増加、各種の診療報酬加算の獲得などにより、2012年から
は病院としての収益も黒字化しております。
NCNP病院には、いくつもの特徴があります。最も重要なのは、精神・神経疾患、筋疾患、発
達障害の研究、教育、診療に関してわが国のトップたるセンターであることです。幸い神経研究
所と精神保健研究所の二つの研究所との一体的なアプローチのもと、トランスレーショナル・メ
デイカル・センター、統合脳画像センター、認知行動療法センターとともに多くの臨床研究を推
進しています。すなわち研究所で発見された世界最先端の研究成果をいち早く病院にて応用し、
成果は論文として発表されるだけでなく、行政を通じてあるいはより直接にわが国全体の医療の
向上に役立てられています。
そのため横断的組織として専門疾病センターを整備し、これまで対象は多発性硬化症、筋疾患、
てんかん、パーキンソン病運動障害疾患、地域精神科モデル医療、睡眠障害の6疾患でしたが、
2013年度には統合失調症早期診断・治療センターが加わり、多職種チームによる診療や退院の支
援、筋ジストロフィーにおけるFirst in Humanの治験、多発性硬化症における医師主導治験など
が進み、2013年度も着実な成果を上げています。
次に、患者さんは全国から又時には海外からも来られますが、多くの患者さんは近隣の地域か
ら来院しています。したがって、当然でも有りますが、地域との緊密な連携が大きな特徴です。
当院では医療連携福祉部に、医療福祉相談室、医療連携室、在宅支援室を整備し、多くの専属スタッ
フを配備してスムースな退院支援、病診・病院連携などを実践しています。そのためにも保健所、
消防署、警察を含む地域行政とも緊密な連携を保ちつつ、ここでも多職種チームによる支援が入
退院をスムースにし、社会復帰の向上に繋がっています。
関連して、リハビリテーションの充実があげられます。当院で扱う神経疾患の多くは慢性進行
性の変性疾患で、これまで系統だったリハビリテーションは行われていませんでしたが、当院で
は理学療法等各種のリハビリテーションを積極的に行い、大きな成果を上げると共に、それを全
国に発信しております。それは身体的なリハビリテーションのみ成らず、
精神疾患のリハビリテー
ションも認知行動療法やデイケア診療を通じて大きな成果を上げています。
最後に、
当院のモットーである
「緑の風薫るやさしい病院」
をあげたいと思います。これは、
「人々
の幸福に医学・医療をもって役立つ」という医の原点であり、
どのような最先端の医療であろうと、
この原点を外れることは有りません。当院は、この変わることのない医の原点にもとづき、最先
端の医療を、安全に、やさしく安心できるように提供して参ります。この点については、当院の
自然環境はまさに最高であり、武蔵野の面影を残す緑豊かなキャンパスは素晴らしい癒しの場を
提供してくれております。
これらの特徴を生み出し、成果をあげている源が、医師、看護師を中心とした多職種チームの
緊密な連携であり、様々な状況におけるチーム医療が大きく貢献しています。そしてもちろん、
患者さんやご家族の皆様のご協力、地域の皆様、地域および国の行政関係者など関係各位のご支
援の賜と深く感謝申し上げる次第です。この年報をご高覧いただき、忌憚のないご意見とともに
これからも変わらぬご支援をお願い申し上げます。
2014 年 9 月吉日
病院長 水澤 英洋
病院の理念
研究所と一体となって診療と研究に取り組み 、
精神・神経・筋疾患と発達障害の克服を目指します
基本方針
1 . 研究成果を医療に生かします
2 . 高度な医療を優しく提供します
3 . 人材を育て、情報を全国に発信します
目 次
トピックス ………………………………………………………………………………………… 1
Ⅰ 病院概要
1 病院の概要 …………………………………………………………………………………… 9
2 病院の沿革 ……………………………………………………………………………………10
3 施設の概要 ……………………………………………………………………………………12
4 病院が担う政策医療 …………………………………………………………………………14
Ⅱ 病院運営
1 組織 ……………………………………………………………………………………………17
2 職員配置状況 …………………………………………………………………………………19
3 経常収支 ………………………………………………………………………………………20
4 施設整備状況 …………………………………………………………………………………21
5 主要医療機器整備状況 ………………………………………………………………………22
6 放射線診療部保有機器構成 …………………………………………………………………23
7 年間主要行事・出来事 ………………………………………………………………………24
Ⅲ 統計
1 医事統計 ………………………………………………………………………………………27
2 疾患別統計 ……………………………………………………………………………………34
Ⅳ 業務状況
… …………………………………………………………………45
1 精神科(第一精神診療部)
2 司法精神科(第二精神診療部)
… ……………………………………………………………49
3 神経内科 ………………………………………………………………………………………51
4 小児神経科 ……………………………………………………………………………………53
5 脳神経外科 ……………………………………………………………………………………55
6 総合外科 ………………………………………………………………………………………56
7 総合内科 ………………………………………………………………………………………58
8 遺伝カウンセリング室 ………………………………………………………………………60
9 手術・中央材料部 ……………………………………………………………………………61
10 放射線診療部 …………………………………………………………………………………63
11 臨床検査部 ……………………………………………………………………………………65
12 リハビリテーション部 ………………………………………………………………………67
13 医療連携福祉部 ………………………………………………………………………………73
14 薬剤部 …………………………………………………………………………………………76
15 看護部 …………………………………………………………………………………………78
16 栄養管理室 ……………………………………………………………………………………80
17 臨床研究推進部 ………………………………………………………………………………82
18 医療安全管理室 ………………………………………………………………………………83
19 院内感染防止対策委員会 ……………………………………………………………………84
20 療育指導室 ……………………………………………………………………………………85
21 アドボカシー委員会 …………………………………………………………………………86
22 医療情報室 ……………………………………………………………………………………87
23 教育・研修室 …………………………………………………………………………………88
24 病院臨床研究推進委員会 専門疾病センター………………………………………………89
25 筋疾患センター ………………………………………………………………………………90
26 てんかんセンター ……………………………………………………………………………92
27 多発性硬化症センター ………………………………………………………………………94
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター …………………………………………………96
29 地域精神科モデル医療センター ……………………………………………………………98
30 睡眠障害センター ………………………………………………………………………… 100
31 統合失調症早期診断・治療センター …………………………………………………… 102
Ⅴ 研修・教育
1 研修医 ………………………………………………………………………………………
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 …………………………………………
3 研修・見学等受け入れ状況 ………………………………………………………………
4 看護部教育研修実施状況 …………………………………………………………………
107
107
119
124
Ⅵ 臨床研究
1 病院研究発表会 ……………………………………………………………………………
2 各科研究会 …………………………………………………………………………………
3 研究業績 ……………………………………………………………………………………
4 研究補助金 …………………………………………………………………………………
129
131
139
172
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧………………………………………………………………………… 187
トピックス
トピックス 1
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク
小児神経科 筋疾患センター 小牧 宏文
近年基礎研究の進展によって、筋ジストロフィーなどの神経筋疾患を対象とした医薬品・医療機
器の開発が複数試みられており、神経筋疾患を対象とした臨床研究・治験を効率的かつ精度よく実
施していく実施体制の整備が求められている。我々は2012年に患者登録制度と連携し、神経筋疾患
に対しての企業治験、医師主導治験、臨床研究を活性化することで医療の向上を目的とする、筋ジ
ストロフィー臨床試験ネットワーク(Muscular Dystrophy Clinical Trial Network: MDCTN)
を設立し、MDCTN 事務局を当センター内に設置した。MDCTN は症例集積性の向上、ICH-GCP
に準拠した多施設共同研究の実行・支援、企業治験の支援(開発早期からのコンサルテーション機
能、実現可能性調査、治験受託、施設選定、進捗管理)といったアカデミック臨床研究機関(ARO)
機能を有している。また教育・研修機能、臨床評価法の標準化に関するワーキンググループなどの
多面的な機能を医師、理学療法士、臨床研究コーディネーターといった多職種チームで担い、各々
の専門性を生かした活動を展開している。MDCTN には医療機関の規模に関わらず参加が可能と
しており、ネットワーク内の情報共有によって参加施設が治験や臨床研究に参加しなくても最新の
研究や新しいケアの情報を得ることで神経筋疾患医療の均てん化に寄与することも目標としている。
2012年12月に発足以来、全国網羅的に31施設が加盟しており、それらの加盟施設の集計で5700名近
い神経筋疾患患者を把握している。2013年度末までに二つの医師主導治験に対して、神経筋疾患患
者登録制度(Remudy)と連携し被験者組み入れを支援し、一つの企業治験に対して施設調査を実
施したが、希少疾患にも関わらず迅速な組み入れや短期間での回収率の高い調査が実施できてい
る。神経筋疾患における最新の知見を得られるワークショップを年 1 回開催し、医療関係者や開発
企業の多数の参加を得ている。今後は神経筋疾患の医療水準の向上のみならず、希少疾病の診療モ
デルの呈示を目指した活動も展開していきたい。(参考資料 ホームページ:http://www.mdctn.
jp/)
。
1
トピックス 2
精神科スーパー救急への取り組みについて
第一精神診療部 吉村 直記
【概要】
スーパー救急病棟とは俗称であり、精神科急性期治療病棟(1995 年に設定)のさらに上位の規
格である精神科救急入院料(2002 年に設定)を算定できる病棟を指す言葉で、「急性期」より上位
のため、
「スーパー救急」と言われている。精神保健福祉法の下の病棟群の中では、最も高い入院
料を算定することができるが、そのため、認可にはいくつかのハードルがある。主に施設面と運営
面での基準に分かれ、施設面では、常勤医師数、個室数(半数以上)、看護基準(10:1)、精神科
救急医療システム事業に参画等の項目があり、運営面では、新規患者の延べ入院日数割合、非自発
入院(任意入院以外)の割合、3 ヶ月以内の自宅退院率、年間の措置、応急などの三次救急受け入
れ件数、休日夜間などの時間外の受診、入院件数等、多岐にわたる項目が設定されている。
全国では 2014 年 5 月現在、118 施設が認可され、東京都では 14 施設が認可されている。当院は東
京都で認可されている施設の中で、最も新顔であり、2013 年 4 月から 4 北病棟で運用を始めている。
元来、すべて個室の病棟であり、10:1 看護基準を取得しており、又、医師数も指定医数も多く、
急性期治療病棟入院料を算定していたため、スーパー救急病棟への転換のハードルは限られたもの
であったが、それでも、時間外の受診件数、3 ヶ月以内の自宅退院率、措置、応急等の三次救急の
受け入れ件数等の基準を満たすためには、各部署との調整、ベッドコントロールなどの入院受け入
れ体制の整備、各スタッフへの周知等の準備が必要であった。そのため、各部署の協力を得て、精
神科救急準備会議を設置した。さらに、ベッドコントロール会議は毎日行うこととし、他の病棟と
の連携を円滑に行い、高い稼働率を維持しながら精神科救急ケースに柔軟に対応できるようにした。
現在は、スーパー救急病棟の円滑な運営を目的に、精神科救急運営会議を毎月 1 回開催している。
【 2013 年度の実績】(主な項目)
1 )措置入院・応急入院の受け入れ(20 件以上)
措置 26 件、応急 19 件、計 45 件
2 )新規患者の延べ入院日数(40%以上)
89.7%
3 )年間の新規患者の非自発入院割合(60%以上)
77.6%
4 )新規入院患者の3ヶ月以内の退院、在宅への移行割合(60%以上)
79.7%
5 )時間外受診件数(200 件以上)
317 件(そのうち、入院 98 件)
2
トピックス 3
看護部に専門看護室が設置されました
専門看護室 精神看護専門看護師 熊地 美枝
近年の医療の高度化、専門化に伴い、看護においても、特定の看護分野の知識及び技術を備えた
看護師による水準の高い看護の提供により、看護ケアの広がりと看護の質の向上が求められている。
当院には、日本看護協会の資格認定制度により認定された複数の専門看護師及び認定看護師が所
属している。これらの専門看護師及び認定看護師が、組織横断的に活動し、それぞれの看護分野を
中心とした実践、相談、調整、教育及び研究等の役割を担うことで当院の医療の質の向上および看
護の発展等に資することを目的として、2013 年 4 月に看護部に専門看護室が新設された。専門看護
室のスタッフと実際の活動について紹介する。
1 )スタッフ構成
副看護部長(次年度より精神看護専門看護師)を室長とし、以下の 7 つの専門看護分野の 9 人の
看護師により構成されている。(人数)
・精神看護専門看護師(2) ・緩和ケア認定看護師(1)
・摂食・嚥下障害看護認定看護師(2) ・感染管理認定看護師(1) ・皮膚・排泄ケア認定看護師(1) ・慢性呼吸器疾患看護認定看護師(1)
・慢性疾患看護専門看護師(認定予定者 1 )
2 )主たる活動
個々の専門看護分野の知識及び技術を活用し、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人および家族
に対しての看護ケアの直接的実践、スタッフからの相談を受けての間接的患者支援、必要に応じた
スタッフ間の調整、また教育や研究推進を行う。
(1)情報発信
病院内のみならず、広く保健医療福祉の発展に寄与することを目的とし、専門看護師及
び認定看護師による出前講座活動を開始した。病院ホームページに、各専門看護師及び認
定看護師が可能とする講座テーマを掲載し、地域の方々や他の医療機関の方々などからの
依頼に応じて、指定の場所に出向き、講義できることをアナウンスしている。
(2)専門看護外来の開設
看護ケアの可能性を広げ、外来医療サービスの充実を図ることを目的として、専門看護
外来の開設に向けて検討した。2013 年度は、統合失調症早期診断・治療センターとの協働で、
精神看護相談外来を開設し、限定的な運用を開始している。
(3)臨床教育
教育担当師長との協働により、看護師個々の目標に応じて、各領域の専門性を深められ
るような教育研修を企画、提供し、院内教育へ寄与している。
各専門・認定看護師は、単独活動の充実にとどまることなく、専門看護室における情報共有の推
進により、有機的な協働での取り組みを実現し、更なるパフォーマンスの向上を目指していく必要
があると考えている。
専門看護外来についても、更なる充実が求められ、将来的には、総合的な看護相談窓口としての
機能をもたせること等も視野に入れながら検討していく必要があるであろう。
また、人材育成にも取り組み、専門看護師、認定看護師の認定者数を増やしていくことで、看護
部全体としての質の向上にも寄与していく必要がある。
2014 年度は、より積極的に院外への情報発信に取り組んでいくことで、地域連携の一助になれ
ばと考え、専門看護室主催の公開講座の開催を予定している。
3
トピックス 4
栄養管理室の取り組みについて
栄養管理室長 今泉 博文
当院総合内科部栄養管理室における主な取り組みについて報告する。
1 .安心・安全な食事提供について
患者食事配膳業務による食中毒事故防止のため大量調理施設衛生管理マニュアル(平成 9 年 3
月 24 日衛食第 85 号別添)・(最終改正 : 平成 25 年 10 月 22 日食安発第 1022 号 第10号)に従い、
衛生管理に万全を期すとともに、業務従事者の健康管理に努める。
また、食物アレルギ - の誤配膳及び異物混入等においては、業務ごとのマニュアルに従い、安心、
安全な食事提供に努める。
2 .食事サービスの推進について
病院での食事は、病気を治癒すると共に栄養状態を改善し、健康への回復を早めるため、医療の
一環として提供されているところであります。しかし、喫食率が低いとその効果が薄いため、それ
ぞれの患者個々の病状あるいは栄養状態のアセスメント等に合わせ、日々、食事の質の向上と患者
サービスの改善を目指すことが重要となっております。最近は、食事内容が病院を選ぶ判断材料の
ひとつとして位置づけられることや長期入院患者への QOL 向上の観点からも、今後、我々は、よ
り一層食事サービスの充実に努める。
3 .チーム医療の推進について
近年、医療技術の高度化・専門化に伴い、様々
な分野で分業化が進んでおりますが、その各専門
スタッフが患者の病状に応じて治療に当たる
「チー
ム医療」において、関係職種との連携により、的
確かつ迅速に治療食(経腸栄養や内容含む)の内
容や食事の開始・中止の決定・変更に関する提言、
患者ごとの栄養状態の把握及び栄養に関する教育等、
管理栄養士の果たす役割は益々重要となっており
ます。
そこで、我々管理栄養士は、
「栄養サポートチー
ム(NST)
」
、
「褥瘡対策チーム」
、
「臨床検査部・
栄養管理室合同ラウンドチ - ム」
、
「臨床検査部・
薬剤部・栄養管理室合同チ - ム(外来患者バ - ジョ
(写真1:安静時代謝量測定風景)
ン)
、
「医療安全管理対策チーム」及び「院内感染
防止対策チーム」等の医療チームに参画し、栄養
管理の専門職として診療支援に貢献します。
また、栄養管理が難しい神経疾患、筋疾患、発達の障害をもつ患者に対し、安静時代謝量を2013
年度281件測定して栄養サポートチーム(NST)で質の高い栄養管理を行った。
4 .管理栄養士・栄養士養成施設臨地実習受託拡大について
当院の栄養関係の特徴は、脂質代謝異常症や生活習慣病の予防等の栄養相談・チ - ム医療として、
家事技能プログラム、健康生活プログラム、褥そうチ - ム、摂食・嚥下カンファレンス、訪問看護、
精神科作業療法、医療安全管理、院内感染防止対策等にて活動しております。また、重心、筋ジス
患者への栄養管理、行事食等他施設に類を観ない内容です。
この特徴により、年々養成施設から実習受け入れ依頼があり、2013年度においは、7校で延べ実
習受け入れ人数は、570人であった。
学生の実習指導等に関しては、養成施設と実習受け入れ施設双方の連携が求められますが、実務
経験者として、後進である管理栄養士・栄養士を目指す学生に指導を行うことは、先輩としての責
務であると考え、今後、一層充実拡大に努める。
4
トピックス 5
パーキンソン病の包括的治療をめざして
神経内科診療部長 村田美穂
パーキンソン病(PD)はアルツハイマー病に次いで多い神経変性疾患で我が国では約15万人、
70歳以上の有病率は約 1 % といわれている。主症状は振戦、固縮、無動、姿勢調節障害といった運
動症状で、多くの薬剤の開発によりこれらの症状はかなり改善してきている。しかし、これらの運
動症状のみならず、不安・うつ、睡眠障害等の非運動症状や、嚥下障害、姿勢異常、廃用症候群な
どより包括的な診療が求められている。当科では、NCNP の利点で最大限生かして、様々な部署
の協力を得ながら PD 患者さんへの包括的治療を目指している。
1 )2013年度の主な取り組み
2013年度の主な取り組みとして、① CBT センターの協力で PD 患者の不安・うつを対象とし
た CBT を開発し、その効果を検証中である。②精神科睡眠外来の協力で PD の睡眠障害に対して
CBT を施行し、睡眠とともに日中の運動機能の改善を得た。③薬剤部の協力で服薬指導とともに
服薬実態調査を行い、医師からの処方時の説明を改善した。④リハビリテーション科と共同で、2
週間の短期検査入院(ブラッシュアップ入院)に伴いリハビリテーションを実施し高い効果を得る
とともに、退院後のリハビリテーション指導も工夫し、患者から大変喜ばれている。これらに加え、
⑤姿勢異常に対する治療法の開発を行ったので、下に述べる。
2 )姿勢異常に対する治療の開発
PD では薬剤により振戦、固縮、無動など代表的なパーキンソン症状が改善したにもかかわらず、
著明な前傾姿勢や頸部前屈などにより、長時間立位を保てない、あるいは長時間歩行できないなど
の生活への支障が出ることが少なくない。我々は以前からこの姿勢異常を何とか改善したいと考え、
リハビリテーション科と協力して様々な試みを進めてきた。このなかで、前傾姿勢(腰曲り)につ
いて胸腰椎部で屈曲する上腹部型と股関節で屈曲する腰部型に分類し、その評価方法を確立した。
さらに、上腹部型については外腹斜筋へのリドカイン投与で改善し、理学療法によりこの効果を 6
か月以上に渡って維持できることを明らかにした。また、IBIC との共同研究で tilt 台の使用により、
立位時、前屈姿勢出現直前に外斜筋に異常発火が出現し、リドカイン投与で姿勢異常の症状改善と
ともにこれが改善することを明らかにした。腰部型についてもその病態と治療法の開発を進めてい
る。一方頸部前屈についても、責任筋へのリドカイン投与と頸部カラーにより長期にわたり症状が
改善し、
数か月後にはカラーの使用を中止しても、症状改善を維持できることを明らかにしつつある。
今後もNCNP内の各部署の協力をいただきながら、様々な点から患者さん 1 人 1 人の状態を把握し、
少しでも改善するように包括的な治療を進めていきたいと考えている。
5
トピックス 6
臨床研究推進部の発足
臨床研究推進部 住吉 太幹
臨床研究推進部(当部)は、2013年10月にそれまでの治験管理室が改組される形で発足しました。
そして、部内に新たに設置された「臨床研究・治験推進室」(適切な研究計画の実施や正確な評価
の促進などを担う)、および「研究管理・調整室」(データ管理機能の充実や研究成果の信頼性向上
などを担う)による、質の高い臨床研究(医師あるいは企業が主体の治験を含む)の促進が図られ
ました。これは、樋口総長および初代部長の中込・現副院長らのご尽力によるもので、トランスレー
ショナル・メディカルセンター(TMC)など関連部署と連携した取組みであることを強調したい
と思います。
国立精神 ・ 神経医療研究センター(当センター)の中期計画の第1に、
「国民に対して提供するサー
ビスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するために取るべき措置」が挙げられています。
その下位項目の 1 .「研究・開発に関する事項」の(2)
「病院における研究・開発の推進」においては、
「医師主導治験・多施設共同研究の実施体制強化のため、病院に臨床研究推進部を設置」の文言が、
平成25年度業務実績の冒頭に記載されています。このような期待を背負い、当センターが扱う精神・
神経・筋・発達障害領域の多くの疾患に対する、より効果的な治療法の開発の推進を当部は担います。
上記の平成25年度業務実績には、「治験に携わる医師・薬剤師・看護師・理学療法士の増員を決定」
という記載が続きます。これに伴い、2014年 4 月に経験豊富な室長(それぞれ中村治雅、小牧宏文)
および副室長(山岸美奈子、玉浦明美)を両室に迎え、より充実した体制になりました。それまで
上級専門職であった私も、中込先生の後任として部長を拝命しました。
「研究開発の成果をもとに先駆的医療を提供する」という当センター病院の使命に沿った活動に
は、部内の医・薬・看護・検査・心理・事務の多職種協働による努力、および TMC などとの連携
が不可欠です。このような部内外にわたる横断的なつながりを駆使し、両室のスタッフ各々の専門
的技能を生かした活躍が望まれます。最近のトピックとして、国際水準の臨床研究・治験の実施に
向けた環境のさらなる整備が挙げられます。そのため、共同研究を行う際に当センターが中核とな
り、他の医療機関における実施支援の強化を進めることが課題の一つです。特に、治験や臨床研究
の集約化・効率化のためには、精神科、神経内科、小児神経科など各診療科における全国規模のネッ
トワーク形成の推進が求められています。
以上のような臨床研究への対応のみならず、新たに治験に携わるコ・メディカルへの教育・研修
なども含め、当部の業務は多岐にわたります。皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
6
Ⅰ 病 院 概 要
Ⅰ 病院概要
1 病院の概要
医 療 機 関 名
独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院
所
〒 187-8551 東京都小平市小川東町 4-1-1 TEL 042-341-2711
在
地
交 通 機 関
西武新宿拝島行又は西武遊園地行にて萩山駅(南口)下車、徒歩 5 分
JR 中央線国分寺駅乗換西武多摩湖線青梅街道駅下車、徒歩 5 分
JR 武蔵野線新小平駅下車、徒歩 15 分
病
床
数
医療法病床:474 床
一 般:266 床
精 神:208 床
病
棟
数
一般病棟:5 棟 精神病棟:4 棟 医療観察法病棟:2 棟
収容可能病床:466 床
一 般:260 床
精 神:206 床
管 轄 保 健 所
多摩小平保健所(北多摩北部保健医療圏)
診 療 科 目
内科、心療内科、精神科、神経内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外
科、整形外科、脳神経外科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射
線科、麻酔科、歯科(入院患者のみ)
指定医療機関
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、戦傷病者特別援護法、原子爆弾
被爆者に対する援護に関する法律(一般疾病医療)、児童福祉法、覚醒剤取締法、
生活保護法、心神喪失者等医療観察法(指定入院医療機関、指定通院医療機
関)、障害者自立支援法、各種医療保険
看護配置 看護師
施 設 基 準
看護補助者
・入院患者 7 人に対し 1 名(一般病棟)
・入院患者 13 人に対し 1 名(精神病棟)
・入院患者 7 人に対し 1 名(障害者病棟)
・看護補助加算 2(精神科病棟)
脳血管疾患等、運動器、呼吸器の各リハビリテーション料Ⅰ、障害児(者)
リハビリテーション料、精神作業療法、精神科ショート・ケア(大規模)、
精神科デイ・ケア(大規模)、他
特
色
研修指定病院、臨床指定修練病院
特別支援学校
名称:東京都立小平特別支援学校武蔵分教室(1979 年 4 月設置)
小学部、中学部、高等部
環
境
都心の西方約 30Km、小平市の北西に位置し、周辺一帯は、昔の武蔵野の面
影を残し自然に恵まれた環境である。
圏
診療圏は、一般・精神及びデイ・ケアについては、東京 23 区西部地区及び
北多摩地区を主とするが、アルコール・薬物依存症、てんかんなどは、東京
地区全域、関東近県に及び、神経難病・筋疾患は全国に及ぶ。
地
198,001㎡(神経研究所、精神保健研究所を含む)
診
敷
療
建
物
建面積 33,373㎡(神経研究所、精神保健研究所を除く)
延面積 69,895㎡(内訳)病棟・診療部門 33,771㎡
その他
36,124㎡
9
Ⅰ 病院概要
2 病院の沿革
当院は、戦時中に傷痍軍人病院として出発し、戦後、国立武蔵療養所と改称され、1986(昭和 61)年に国立
精神・神経センターに統合された。2008(平成 20)年には国府台病院が国立国際医療研究センターに統合され
たことに伴い「国立精神・神経センター病院」に名称変更となった。2010(平成 22)年 4 月に独立行政法人化
されて病院の名称が「独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院」となり、同年 9 月に新病棟開設、
電子カルテ開始などの大きな変化があった。ここでは当院開設以来の歴史を振り返りつつ 2011(平成 23)年度
の新たな動きを紹介する。
1940(昭和 15)年 12 月「傷痍軍人武蔵療養所」
日中戦争の激化の中で傷痍軍人の援護治療を行うために、1935 年以降に国は数多くの結核、精神その他の療
養所を設置した。当院もその一つであったが、我が国初の国立精神療養所としての特色を有するものであった。
東京府立松沢病院副院長関根真一が所長に任命され、1940 年 12 月 11 日に「傷痍軍人武蔵療養所」という名称
で現在の地に定床 300 床で開設された。傷病兵の増加に対応するため 1942(昭和 17)年には 800 床に増床された。
1945( 昭和 20) 年 12 月 「国立武蔵療養所」
終戦の年の 1945(昭和 20)年 12 月に官制改正によって、厚生省所管の「国立武蔵療養所」と改称され、同
時に広く国民に開放され、女子患者も収容することになった。その後、1955 年以降、若干の整備がなされ、
1964(昭和 39)年には「基本整備計画」が立てられ、国立精神療養所の基幹施設として、1,000 床を目標に近
代化整備が開始された。
この近代化整備構想は、国立武蔵療養所を精神疾患一般の治療と社会復帰の拠点として発展させるのみでな
く、専門病棟を整備し、さらに将来、研究部門も併設して我が国初の脳神経疾患の総合施設とし、神経疾患の
病因解明と治療法の開発に寄与しようとするものであった。
その後、国の重症心身障害児対策の推進に基づき、1972(昭和 47)年に新たに重症心身障害児病棟 80 床の
増床が行われた。また 1978(昭和 53)年 1 月には精神・神経・筋・発達障害の疾患研究を目的とした研究所と
して「国立武蔵療養所神経センター」が設置され、これに伴い筋ジストロフィー症などの神経、筋疾患の専門
病棟として 120 床が増築されて、合計 1,000 床の病床を持つこととなった。
1984(昭和 59)年 10 月にセンター設立の構想が公表され、これが具体化する過程で千葉県市川市にあった
国立精神衛生研究所も同じ組織に加えるという考えが打ち出され、多くの論議を経て、これが決定された。
1986(昭和 61)年 9 月、政令が公布され厚生省設置法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令が整備された。
この中で「国立高度専門医療センター」として既設の国立がんセンター、国立循環器病センターに続いて「国
立精神・神経センター」を置くことが定められた。
1986(昭和 61)年 10 月「国立精神・神経センター 武蔵病院」
国立精神・神経センターの所掌事務は「精神疾患、神経疾患、筋疾患及び精神薄弱その他の発達障害に関し、
診断及び治療、調査研究並びに技術者の研修を行い、並びに精神保健に関し、調査研究及び技術者の研修を行
うこと」とされた。1986 年 10 月 1 日、新設の運営部と武蔵病院(国立武蔵療養所の病院部門)、神経研究所(国
立武蔵療養所神経センター)、精神保健研究所(国立精神衛生研究所)からなる国立精神・神経センターが発
足した。さらに、1987(昭和 62)年 4 月 1 日に精神保健研究所に隣接する国立国府台病院が加わって、センター
は、運営部、2 病院、2 研究所の 5 部門によって構成されることとなった。センター病院として再発足した武蔵
病院は、その機能を高めるため、病棟の集約を行い、ほぼ全病棟に 2 名以上のスタッフ医師を配置するとともに、
看護基準を高め、医療の充実を図った。また、CT、MR 装置を設置し、ポジトロン CT 棟の建設、サイクロト
ロンの導入が行われた。1995(平成 7)年度に PET、SPECT が導入され、1998(平成 10)年度に MEG 棟(MEG・
治験管理室)が整備された。さらに遺伝子診断その他最先端の診断方法を開発・導入し、センター病院として
の体制が整えられた。
1999(平成 11)年度には、4-1 病棟に精神科救急のための施設を整備した。
2004(平成 16)年 3 月に研究所 3 号館が完成し、2005(平成 17)年 3 月に精神保健研究所が小平キャンパス
に移転した。さらに同年 7 月には、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する
法律の定める指定入院医療機関として、全国で初めての医療観察法病棟(第 8 病棟)が完成し、9 月より患者
受け入れを開始した。2008(平成 20)年 3 月時点の、精神科病棟は 7 病棟(医療観察法病棟 1 棟を含む)、一般
病棟は 6 病棟(重心 2、筋ジス 1、神経難病 1、一般 2)であった。同年 4 月に国府台病院が国立国際医療センター
に移管されたことに伴い、当院の名称は「国立精神・神経センター病院」に変更された。
新棟へ移行する準備として、2009(平成 21)年 6 月末には精神科病棟のうち 4-3 病棟(アルコール依存症)が、
9 月末には 4-4 病棟(社会復帰)が集約され、精神科病棟は精神保健福祉法病棟 4 棟、医療観察法病棟 1 棟、計
5 病棟となった。消化器内科医師の補充など、総合診療基盤の拡充が図られた。
2010(平成 22)年 4 月に「独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院」に移行
2010(平成 22)年 4 月から独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院となった。これは当センター
を含む全国で 6 施設ある国立高度医療センターが非公務員型の独立行政法人に転換されたもので、同年 4 月 1 日
から施行された「高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律」に基づくものである。
独立行政法人化の準備の一環として同年度末には中期目標・中期計画が定められ、諸規定・就業規則等が整
備された。またセンター全体で 2009(平成 21)年 6 月から建物内禁煙が実施されていたが、2010(平成 22)年
4 月から敷地内禁煙が実施された。また同年 4 月から、当センターと病院のホームページは独立行政法人にふ
10
Ⅰ 病院概要
さわしく刷新された。同年 4 月 4 日に当院 2 番目の医療観察法病棟である第 9 病棟(身体合併症にも対応)が開
棟した。
2010(平成 22)年 9 月 25 日に新棟が開棟し新病院がスタート
センター職員の長年の念願であった新棟への移転と電子カルテ導入が実現した。2010(平成 22)年 8 月に新
病棟が完成し、新棟への患者移送は 9 月 25 日に実施された。医療観察法の 2 つの病棟(68 床)を除く 406 床分
の病棟(医療法病床 346 床、重心病床 60 床)がこの日に移転した。移転の翌日 26 日の正午から電子カルテの運
用が開始された。外来は 9 月 27 日~ 28 日の 2 日間休診し、9 月 29 日から新棟にて外来診療が開始された。病棟
や外来が明るくなり、アメニティが向上して機能的な診療が行われるようになったが、実際に診療を開始する
と診察室の「音漏れ」などの不具合が多数気づかれたので、診療部と事務部門が協力して改善した。
新病院にふさわしい高度専門的医療を展開するために、2010(平成 22)年 11 月に医療福祉連携部に医療連
携室が発足し、研究所と連携して診療科横断的・専門的診療を行う仕組みとして専門疾病センターが次々と発
足した。同年 1 月 29 日には新病院開設記念ソフトボール大会が開かれた。3 月 13 日に医療連携説明会兼内覧会(第
2 回)を予定していたところ、3 月 11 日に東日本大震災が発生した。
2011(平成 23)年度の出来事
精神科患者の身体合併症医療について東京都と 4 月に契約が成立し 7 月から患者受入が始まった。
福島県・福島県立医大・厚労省と連携して 2011(平成 23)年 4 月~ 6 月末まで福島県いわき市の避難所を中
心に被災者支援を行った(1 週単位で 12 チーム)。岩手県宮古市等の支援にも参加した。
医療機能評価機構の受審に向けて 2009 年から準備が行われていたが、2011 年 6 月 28 日 ~30 日の 3 日間、訪問
審査が実施された。いくつか指摘事項あり。それらを改善した後、同年 11 月 4 日付の認定証が評価機構から授
与された。7 月 11 日には「東日本大震災・病院機能評価受審活動報告会」が総長をはじめとする幹部職員を含
む約 100 人の参加により開催された。
8 月に厚生労働省独立行政法人評価委員会が開かれセンターの 2010 年度業務実績の評価が示された。「戦略
的かつ重点的な研究・開発の推進」に S 評価(中期計画を大幅に上回る)、その他 12 項目に A 評価(上回る)、
1 項目に B 評価(概ね合致)であり、独法化初年度としては概ね高い評価であった。
新棟移転後、西側庭園の整備が進められていたが、完成を記念して 11 月 19 日に「第 1 回 NCNP 構内駅伝大会」
(キャンパス内約 2km を 5 周)が開かれ 12 チーム約 60 名が寒い雨中を軽やかに駆け抜けた。
2012 年はじめには、2 ~ 3 月に被災地である福島県南相馬市の精神科病院の医療支援が精神科医師の協力で
行われた。
2012(平成 24)年度の出来事
6 月に人工呼吸器停止・モニター停止により筋疾患で療養中の患者さんが死亡される事故が発生した。医療
事故調査委員会が組織され中間報告書と医療事故防止対策が策定されるとともに、病院を挙げて継続的に対策
を協議し実施している。
病院の施設基準では、精神科病棟 4 病棟(計 140 床)が 10 対 1 の看護基準を取得した。精神科病棟は平均在
院日数が 40 日以下となり、急性期治療を目的とする病棟であることが明確化された。また、障害者病棟が 7 対
1 の看護基準を取得した。リハビリテーション科では理学療法士を増員し、神経難病患者などを対象に理学療
法を実施している。また、睡眠障害センターが専門疾病センターとして承認され活動を開始した。医療観察法
通院処遇患者は 3 人となった。 医師主導治験では、多発性硬化症を対象とする OCH-NCNP1 の臨床試験が開始された。また、臨床研究を
円滑に実施することを目的に、病院臨床研究推進委員会が発足した。
病院経営面では、2012 年度は経常収益が 76 億 6 千万円(前年度 68 億 2 千万円)、経常費用 76 億 2 千万円(前
年度 71 億 1 千万円)、
経常損益 4 千万円(前年度 3 億円の赤字)であり、医業収益の増加により初めて黒字となった。
2013(平成 25)年度の出来事
2013 年度より精神科病棟(4 北病棟)にて精神科救急入院料病棟(スーパー救急病棟)を立ち上げ、精神科
救急医療に参入し、年間を通して厳しい基準をクリアした(トピックス参照)。一方、これまで精神科病棟は
開放型が 2 棟、閉鎖型が 2 棟であったのに対して、患者ニーズに合わせて開放型を 1 棟減らし、閉鎖型に転換す
ることで、稼働率の上昇につながった。
2013 年 7 月、当院で OCH-NCNP1 に続いて 2 番目の FIH(First in Human: はじめてヒトに投与)による
医師主導治験が開始された。筋ジストロフィーの治療薬シーズとして当センターの神経研究所で開発された
NS065/NCNP01 を用いた治験である。
上記のように、医師主導治験 2 件を含む臨床試験、治験の活性化に伴い、それを支える治験管理室のスタッ
フ構成ではマンパワーが足りなくなってきた。10 月、治験管理室の機能を拡充する方向で組織改編が行われ、
新たに臨床研究推進部が立ち上がった。臨床研究推進部は、臨床研究・治験推進室(旧治験管理室)と研究管理・
調整室(新設)からなり、後者は臨床データの質の維持、向上を目指してデータマネジメントやモニタリング
を担当する。将来的には ARO 機能を充実させ、医師主導治験や多施設共同臨床研究を当センター主導で円滑
に実施可能な体制を構築する方針である。
11 月には、当センターで 7 番目の専門疾病センターとして、統合失調症早期診断・治療センターが開設され、
主に発症後 2 年以内の患者を対象に早期介入の有用性を検証するとともに、適切な治療モデルの構築と均てん
化を図る。
11
Ⅰ 病院概要
3 施設の概要
1) 主要建物
2014 年 3 月 31 日現在
建物名称
病棟・診療棟
構造
RC-5F
第6病棟
エネルギーセンター
中央館
作業療法棟
デイケア棟
レクレーションセンター
1 号館
2 号館
S-1F
S-1F
RC-3F
RC-1F
RC-1F
S-1F
RC-4F
RC-3F
7 号館
RC-3F
8 号館
RC-1F
(1部2F)
RC-1F
(1部2F)
9 号館
その他の施設
庁 舎 計
宿舎
看護師宿舎
その他の施設
宿 舎 計
合 計
建面積(㎡) 延面積(㎡)
備考
9,315
26,624 1F 神経内科外来・小児外来・脳神経外科
総合内科・整形外科・消化器科
リハビリテーション・救急外来
放射線診療部 ・ 医事課 ・ 医療福祉相談室
栄養管理室 ・ 食堂・カフェ・売店
2 F精神科外来 ・ 治験病棟 ・ 臨床検査部
薬剤部 ・ 歯科 ・ 心理検査 ・ 眼科 ・ 病棟
3 F医局・手術室・病棟
4 F病棟 ・ 庭園
5 F病棟
1,734 病棟
1,845
850
953
2,113
6,477 事務部・医局・看護部
1,123 武蔵分教室
1,123
500
500 療育指導
628
628
912
3,564
862
2,656 1F 図書館
2F ゲノム解析センター
3F 医局
779
2,421 1F 閉鎖
2F 閉鎖
3F CBTセンター
2,401
2,451 病棟
RC- 4 F 5 棟
RC- 3 ~ 8 F 3 棟
2,429
2,462
7,446
31,305
1,110
950
8
2,068
33,373
10,247
61,737
4,092
4,058
8
8,158
69,895
病棟
研究部門除く
研究部門除く
2)病棟別病床数
医療法病床 474 床 (一般 266 床、精神 208 床)
収容可能病床 466 床 (一般 260 床、精神 206 床)
一般病棟:5 棟 精神病棟:4 棟 医療観察法病棟:2 棟
2 階南病棟
神経内科・筋ジストロフィー
男・女
一般
50
50
2 階北病棟
神経内科
男・女
一般
56
50
3 階南病棟
脳神経外科・小児神経
男・女
一般
50
50
3 階北病棟
神経内科・消化器外科・内科
男・女
一般
50
50
4 階南病棟
精神科
閉鎖
男・女
精神
35
35
4 階北病棟
精神科(急性期)
閉鎖
男・女
精神
35
35
5 階南病棟
精神科
開放
男・女
精神
35
35
5 階北病棟
精神科(亜急性期)
閉鎖
男・女
精神
35
35
男・女
一般
60
60
406
400
33
重症心身障害
性
別
収容可能
病
床
区
小
12
分
病床種別
病 棟 名
6 病棟
2014 年 3 月 31 日現在
医 療 法
病
床
計
8 病棟
医療観察法
男・女
精神
34
9 病棟
医療観察法
男・女
精神
34
33
小
計
68
66
合
計
474
466
Ⅰ 病院概要
25
3) 建物配置図
13
Ⅰ 病院概要
4 病院が担う政策医療
センターの使命は、病院と研究所が一体となり、センターが担う政策医療分野である精神疾患、
神経疾患、筋疾患及び発達障害の克服を目指した研究開発を行い、その成果を基に高度先駆的医療
を提供するとともに、全国への普及を図ることにある。当院は、神経研究所、精神保健研究所と連
携して、精神・神経・筋疾患及び発達障害分野の疾患の病因・病態の解明、診断・治療法の開発や
人材育成、モデル的医療の開発、政策提言等を実施し、4 分野の疾患に係る高度専門医療機関として、
先駆的な役割を果たしている。
1) 診療
精神疾患領域については、統合失調症、うつ病等の気分障害、神経症、認知症、アルコール・薬
物などの物質依存症等の疾患を対象に、それぞれの分野についての専門外来や専門疾病センターを
設置するとともに、入院医療を提供し、高度の専門医療を実施している。また、日本で最初に開棟
した医療観察法病棟では、国内最大の 66 床を有し、唯一の身体合併症医療に対応し、全国 26 指定
入院医療機関の牽引役として、裁判所、検察庁、保護観察所と強力な連携を行っている。さらに、
2013 年度からは、認知行動療法(CBT)センターと病院の臨床心理室が連携し、CBT を提供する
体制を構築した。
神経・筋疾患については、パーキンソン病に対する深部脳刺激療法や転換に対する定位脳手術を
行っており、その他、多発性硬化症、ジストニア、高次脳障害、筋ジストロフィーやミオパチー等
に係る高度の専門医療を提供している。また重症心身障害児(者)の病棟では遺伝子診断を含めた
総合的な機能評価を実施し、その評価結果に基づいた各機能障害に対する専門的治療を実施している。
なお、
2013 年度は新たに「統合失調症早期診断・治療センター」を設置し、7 つの専門疾病センター
が活動を行い、専門外来をはじめ、診断科横断的に、また研究所とも協力しながら新たな診断・治
療法の開発にまで取り組んでいる。
2) 臨床研究
脳とこころの科学研究が重要視され、また昨今は橋渡し研究や臨床研究の重要性がますます増し
ている。当院内では精神・神経疾患研究開発費による研究班が数多く発足しており、特に臨床応用
に資するものや、患者 QOL 向上に直結する研究が行われている。また、両研究所とも密接な連携
のもとに共同研究等を行っており、研究所に所属する医師等が病院で臨床業務に、逆に病院の医師
等が研究所の研究に参加するといった、診療・研究の垣根のない交流により、臨床研究を推進させ
ている。一方で、
「死の谷」を越え、研究成果を臨床現場まで繋げるためには、シーズを生み出す
高い研究技術、十分な医療管理技術、バランスの良い組織力、そして開発戦略等が必要である。
そこで、トランスレーショナル・メディカル・センター(TMC)で、研究所が産出してきた
先端的医療のシーズを病院のニーズへ橋渡し、実際に医薬品や診療技術として実用化するための専
門人材の育成を行うとともに、2013 年度には病院に臨床研究推進部を設置し、医師主導治験を含
む病院における臨床研究実施体制を充実させた。また、脳病態統合イメージングセンター(IBIC)
では、2013 年度に PET 製剤を作製するホットラボを GMP 基準に適合させる改修を行った。
3) 教育研修
2004 年度から開始されている卒後臨床研修については、協力型病院として 5 施設からの初期研修
医 27 名を受け入れた。また後期研修医 46 名についても全国から専門医を目指しつつ臨床研究を行
う志を持った優秀な医師が集まっている。 その他、研究所同様、診療科サマーセミナーや NIRS
(光トポグラフィー)、包括的暴力防止プログラム(CVPPP)等の外部向けの研修も積極的に行い、
我が国における精神保健・医療・福祉の質を向上させた。
4) 情報発信
当該分野における病因・病態の解明や標準的な治療法については、各種ガイドラインを精神・神
経疾患研究開発費を利用して、作成・普及しているところである。また、ホームページや市民公開
講座等で研究成果を公開することにより、患者を含めた国民に保健医療情報を広く発信している。
14
Ⅱ 病 院 運 営
Ⅱ
病院運営
1 組織
1 組 織
(2014年3月31日現在)
岡崎 光俊
有 馬
邦 正
六
糸山泰人(事務取扱)
脳 病 態 統 合
イメージングセンター
副栄養管理室長
栄 養 主 任
栄 養 主 任
認 知 行 動 療 法
センター
上 級 専 門 職
17
Ⅱ
病院運営
1 組織
身体リハビリテーション科医長
(作業療法主任)
身体作業療法主任
言語療法主任
身体作業療法士長
言語聴覚士長
精神リハビリテーション科医長(併)
精神作業療法士長
副精神作業療法士長
(作業療法主任)
第一精神作業療法主任
第二精神作業療法主任
第一心理療法主任
臨床心理室長
第二心理療法主任
医療連携係長
医療連携室医長
有馬 邦正
臨床研究推進部長
中込 和幸
臨床研究・治験推進室長(欠)
副臨床研究・治験推進室長(欠)
研究管理・調整室長(欠)
臨床研究・治験主任
臨床研究・治験推進係長
臨床研究・治験推進係
専
門
職
副 看 護 師 長 (臨床教員)( 併 )
専 門 看 護 室 長(併)
クラスター病棟師長
18
Ⅱ
病院運営
2 職員配置状況
2 職員配置状況
技
計
1
1
1
病
1
1
1
5
1
1
1
1
1
5
2
4
4
1
2
2
7
4
4
2
2
2
院
1
1
2
1
1
1
1
13
6
9
7
4
4
3
1
1
1
3
3
3
1
1
1
1
4
1
1
2
9
13
46
1
1
2
1
2
3
10
22
35
1
1
9
10
1
27
27
23
23
60
61
5
9
5
1
1
2
10
14
48
1 1
1
3
8
9
3
1
2
5
5
7
7
7
8
90
90
96
97
1
1
1
2
2
2
2
17
18
18
1
9
11
3
5
13
35 307
36 310
36 310
8 370
8 375
8 376
8
21 394
21 581
21 621
1
1
3
3
5
5
1 1
1 1
9
9
20
20
2) 診療科別職員数
区
精
分
神
総
科
内
長 病 院 長 副 院 長 部
1
1
3
長 医
師
7
11
6
4
1
1
科
神
経
内
科
心
療
内
科
消
化
器
科
循
2
21
環
器
科
1
1
1
4
形
外
科
4
計
50
1
1
3
1
20
1
リハビリテーション科
1
1
1
臨 床 検 査 科
1
2
放
1
1
科
合 計
22
1
2
酔
2
2
1
12
1
線
1
1
2
1
射
7
1
1
脳 神 経 外 科
歯
1
1
小 児 神 経 科
麻
上級専門
チ ー フ
レジデント 非常勤医師
専門修練医
修 練 医
レジデント
科
外
整
長 医
5
1
1
科
科
1
1
10
27
4
1
1
2
6
1
3
1
1
1
23
1
計
医療社会事業専門員
長
師
医療社会事業専門職
室
護
1
4
1
3
6
2
12
1
4
4
9
8
5
13
1
1
1
1
13
6
9
16
4
14
4
1
3
13
17
51
12
1
1
1
合
職
療養介助職
祉
医療福祉相談室長
計
師
長
長
主 任・ 保 育 士
導
看
師
1
福
主 任・ 児 童 指 導 員
指
准
護
部
1
看
護
長
他
1
副 看 護 師 長
看
医療職(三)
副
部
計
長
師
1
の
計
3
2
5
7
4
11
1
そ
長
1
2
3
1
1
2
1
長
職
企 画 経 営 部
1
4
1
6
院
部
1
2
1
4
1
1
2
6
2
11
1
4
4
9
8
5
13
1
室 長・ 技 師 長
長
部
医
医
部
能
務
1
2014 年 3 月 31 日現在
副院長・部長・室長
医療職(二)
基本年俸、医療職(一)
副
他
総
1
1
1
1
職
計
長
員
俸
1
の
年
総
長
上 級 専 門 職
総 務 部 長
総
務
課
人
事
課
研究所事務室
計
企画経営部長
企 画 経 営 課
企画医療研究課
計
財 務 経 理 課
医
事
室
計
監
査
室
病
院
長
副
院
長
専
門
職
第一精神診療部
第二精神診療部
神経内科診療部
小児神経診療部
脳神経外科診療部
総 合 内 科 部
総 合 外 科 部
外
来
部
手術・中央材料部
放射線診療部
臨 床 検 査 部
リハビリテーション部
医療連携福祉部
医 療 情 報 室
教 育・ 研 修 室
臨床研究推進部
医療安全管理室
薬
剤
部
看
護
部
計
合
計
そ
等
部局等
務
課 長・ 室 長
事
部
長
基本給等
院
役
1) 部局別職員数
3
43
10
120
19
Ⅱ
病院運営
3 経常収支
3 経 常 収 支
( 単位:千円、%)
年 度
区 分
経
常
業
収
務
2009 年度
2010 年度
2011 年度
2012 年度
2013 年度
益
収
益
医
業
収
益
-
6,011,949
6,731,735
7,396,821
7,588,507
研
修
収
益
-
16,696
24,515
35,185
42,847
研
究
収
益
-
1,114,091
1,062,496
1,187,984
1,442,928
教
育
収
益
-
0
0
0
0
その他業務収益
-
347
0
0
0
7,143,083
7,818,746
8,619,990
9,074,282
計(a)
そ の 他 経 常 収 益(b)
-
4,561,574
4,617,105
5,440,777
4,952,822
計(A)=(a)+(b)
-
11,704,657
12,435,851
14,060,767
14,027,104
経
常
業
費
務
医
用
費
業
費
用
用
給
与
費
-
3,589,098
3,719,900
3,872,239
3,985,925
材
料
費
-
1,042,807
1,146,512
1,289,078
1,239,509
委
託
費
-
611,668
533,421
526,879
490,653
設 備 関 係 費
-
968,917
1,244,578
1,274,806
1,318,579
研 究 研 修 費
-
629
1,969
2,020
1,350
経
-
355,687
423,390
411,768
409,229
-
6,568,806
7,069,770
7,376,790
7,445,245
費
計(c)
医 業 外 費 用
給
与
費
-
2,771,181
3,196,724
3,453,340
3,561,702
材
料
費
-
297,020
363,438
345,497
336,463
費
-
2,015,401
2,303,207
2,636,092
2,322,965
減 価 償 却 費
-
33,211
223,270
494,198
539,128
計(d)
-
5,116,813
6,086,639
6,929,127
6,760,258
計(e)=(c)+(d)
-
11,685,619
13,156,409
14,305,917
14,205,503
そ の 他 経 常 費 用(f)
-
45,162
44,498
49,187
43,226
計( B ) =(e) +(f)
-
11,730,781
13,200,907
14,355,104
14,248,729
収 支 差 額( A - B )
-
-26,124
-765,056
-294,337
-221,624
-
99.8
94.2
97.9
98.4
経
収
20
支
率( A / B )
Ⅱ
病院運営
4 施設整備状況
4 施設整備状況
No
名
称
構
造
建 築 年 次
備
考
1
2 号館
RC-3F
1966. 3
1F 図書館、2F ゲノム解析センター、3F 医局
2
宿舎 A 棟
RC-4F
1967. 3
3
宿舎 B 棟
RC-4F
1967. 3
4
宿舎 C 棟
RC-4F
1968. 9
5
1 号館
RC-4F
1969.12
6
中央館
RC-3F
1972. 9
1F 外来・医事課・放射線診療部・薬剤部
2F 臨床検査部 3F 運営局・医局・看護部
7
7 号館
RC-3F
1978. 3
3F CBT センター
8
宿舎 H 棟
RC-4F
1978. 3
9
宿舎 I 棟
RC-4F
1978. 3
10
宿舎 J 棟
RC-3F
1978. 3
11
宿舎 K 棟
RC-3F
1979. 3
12
特殊診療棟
RC-2F
1981. 3
13
研修棟
RC-2F
1981. 3
H25.12 解体撤去
14
作業療法棟
S-1F
1981. 3
15
機能訓練棟
RC-2F
1982. 9
16
作業療法棟
RC-1F
1985. 9
17
冷房機械棟
RC-1F
1987. 7
18
MR 棟
RC-1F
1989. 3
19
ポジトロン CT 棟
RC-2F
1994. 2
20
MEG 棟
RC-2F
1999. 3
2F 治験管理室
21
8 号館
RC-1F
2005. 7
一部増築 H22.6 竣工
22
ハートフルレジデンス
RC-8F
2006. 5
増築部分 H19.3 竣工
23
9 号館
RC-1F
2010. 6
24
保育園
S-1
2010. 6
25
病棟・診療棟
RC-5F
2010. 9
26
第 6 病棟
S-1
2010. 9
27
エネルギーセンター
S-1
2010. 9
21
Ⅱ
病院運営
5 主要医療機器整備状況
5 主要医療機器整備状況
取
得
年
月
日
2013 年 4 月 9 日
22
品
名
数量
単位
金
額
供
用
テーブルトップ遠心機
1
式
954,765 臨床検査部
先
2013 年 4 月 15 日
自動血球洗浄遠心機
1
式
997,500 臨床検査部
2013 年 4 月 26 日
多目的顕微鏡
1
式
561,750 臨床検査部
2013 年 6 月 26 日
除細動器
1
式
1,323,000 医療機器中央管理室
2013 年 7 月 31 日
医療安全管理システム
1
式
5,040,000 医療安全管理室
2013 年 8 月 30 日
重心動揺計
1
式
2,677,500 臨床検査部
2013 年 10 月 7 日
パルスオキシメーター
1
台
2013 年 10 月 8 日
鉛防護衝立
1
式
1,659,000 放射線診療部
2013 年 10 月 28 日
リニア式電子スキャンプローブ
2
式
2,562,000 臨床検査部
2013 年 10 月 30 日
スマートベスト(専用カート付き)
1
台
2,409,750 看護部
2013 年 11 月 22 日
検査用生物顕微鏡
1
式
1,963,500 臨床検査部
2013 年 11 月 27 日
薬袋印字プリンター
2
式
1,465,800 薬剤部
2013 年 11 月 27 日
呼吸機能検査装置
1
式
5,365,500 臨床検査部
2013 年 11 月 28 日
排痰補助装置
1
式
2013 年 11 月 29 日
側臥位用手術架台
1
式
1,153,845 総合外科部
2013 年 11 月 29 日
自動封入装置
1
式
3,060,750 臨床検査部
2013 年 12 月 20 日
全身麻酔装置
1
式
7,035,000 医療機器中央管理室
2013 年 12 月 27 日
ポータブル心臓超音波診断装置
1
式
2014 年 1 月 28 日
車いす用ロボットアーム
1
式
2014 年 2 月 20 日
患者モニタリングシステム
1
式
2014 年 3 月 18 日
66ch 上部消化管内圧検査システム
1
式
5,775,000 総合内科部
2014 年 3 月 27 日
一般 X 線撮影装置
1
式
48,300,000 放射線診療部
540,540 看護部
883,260 リハビリテーション部
14,049,000 臨床検査部
2,410,800 リハビリテーション部
11,959,500 看護部
Ⅱ
病院運営
6 放射線診療部保有機器構成
6 放射線診療部保有機器構成
室
名
骨密度測定室 04
(骨塩定量装置)
装
置
名
取得年月
ホロジック・QDR Explorer W
2006 年 7 月
02 一般撮影室
島津 RAD speed Pro
2010 年 9 月
一般撮影室 05
GE Discovery XR656
2014 年 3 月
日立
CUREVISTA
2010 年 9 月
シーメンス
SOMTOM Sensation Open
2007 年 2 月
アンギオ撮影室
(連続血管撮装置)
フィリップス
Allura Xper FD20
2010 年 9 月
手術室
(外科用イメージ)
シーメンス
SIREMOBIL Compact LX
2007 年 3 月
朝日 MPX-8800
2004 年 2 月
朝日 MX-60N
2004 年 2 月
モリタ MAX-FM
1989 年 3 月
03 X 線 TV 撮影室
(X-TV 装置 )
01 CT 撮影室
(CT 装置)
歯科撮影室
朝日 KX-60L
直接撮影 移動型
CR 装置
MRI 撮影室(旧)
日立シリウス 130HT
2007 年 2 月
日立シリウス 130HT
2007 年 2 月
日立 シリウス Ubiquitas
2009 年 3 月
CALNEO U
2010 年 9 月
CALNEO MT
2010 年 9 月
FCR Speedia
2010 年 9 月
FCR5000 PLUS
2002 年 12 月
FCR5502
2004 年 2 月
FCR VEROCITY
2004 年 2 月
シーメンス MAGNETOM Vision 1.5T
1999 年 9 月
(Vision Symphony 1.5T Upgraide)
2006 年 10 月
( 脳磁図付属装置)
07 MRI 撮影室
シーメンス MAGNETOM Verio
2010 年 9 月
MRI 撮影室 06
フイリップス Achieva 3.0T TX
2010 年 9 月
サイクロトロン装置
住友重機 MH-20
2011 年 3 月
02 PET-CT 室
(PET-CT 装置)
シーメンス
True Point Biograph16
2010 年 9 月
SPECT 室 03
(SPECT-CT 装置)
シーメンス
SymbiaT6
2010 年 9 月
東芝 APLIO-XG
2010 年 9 月
超音波診断装置
23
Ⅱ
病院運営
7 年間主要行事 ・ 出来事
7 年間主要行事・出来事
2013.04.01 新規採用者オリエンテーション(~ 8 日)
2013.04.04 東日本大震災における診療支援・医療福祉相談支援活動等に対して、厚生労働
大臣より感謝状を受領
2013.04.12 研究所組織のあり方に関する検討会
2013.04.18 職務発明審査委員会(研究所)
2013.04.23 研究所のあり方に関する検討会
2013.05.16 職務発明審査委員会(研究所)
2013.05.21 研究所のあり方に関する検討会
2013.06.07 消防訓練
2013.06.11 研究所のあり方に関する検討会
2013.06.13 第 7 回精神科医療評価・均てん化研修(~ 14 日)
2013.06.26 第 50 回精神保健指導課程研修(~ 27 日)
2013.06.27 職務発明審査委員会(研究所)
2013.07.01 小平市との「災害時における飲料水の供給に関する協定書」締結式
2013.07.03 第 15 回発達障害支援医学研修(~ 4 日)
2013.07.04 第 8 回発達障害早期総合支援研修(~ 5 日)
2013.07.09 医薬品医療機器総合機構職員の見学
2013.07.17 第 1 回精神障害者に対する医療機関と連携した就労支援研修(~ 19 日)
2013.08.06 第 4 回心理職自殺予防研修(~ 7 日)
2013.08.12 独立行政法人評価委員会(個別評価)
2013.08.20 自殺総合対策企画研修(~ 22 日)
2013.08.27 独立行政法人評価委員会(総合評価)
2013.08.27 第 11 回摂食障害治療研修(~ 30 日)
2013.09.03 第 5 回アウトリーチによる地域ケアマネジメント並びに訪問による生活訓練研
修(~ 6 日)
2013.09.03 第 11 回 ACT 研修(~ 6 日)
2013.09.05 研究所のあり方に関する基本問題検討会
2013.09.27 研究所のあり方に関する基本問題検討会
2013.09.10 第 27 回薬物依存臨床医師研修(~ 13 日)
2013.09.10 第 15 回薬物依存臨床看護等研修(~ 13 日)
2013.09.17 第 7 回精神科医療従事者自殺予防研修(~ 18 日)
2013.09.25 第 6 回発達障害精神医療研修(~ 27 日)
2013.10.02 研究所のあり方に関する検討会
2013.10.29 第 8 回司法精神医学研修(~ 30 日)
2013.11.05 第 2 回自殺予防のための自傷行為とパーソナリティ障害の理解と対応研修(~ 6 日)
2013.11.05 動物慰霊祭
2013.11.06 第 10 回摂食障害看護研修(~ 8 日)
2013.11.12 第 5 回薬物依存症に対する認知行動療法研修(~ 13 日)
2013.11.12 消防訓練
2013.12.03 第 8 回精神科医療従事者自殺予防研修(~ 4 日)
2014.01.20 第 8 回犯罪被害者メンタルケア研修(~ 22 日)
2014.01.29 第 16 回発達障害支援医学研修(~ 30 日)
2014.02.20 研究開発費中間事後評価委員会
2014.02.20 職務発明審査委員会
2014.03.04 神経研究所研究発表会(~ 5 日)
2014.03.07 精神・神経疾患研究開発費事前評価委員会
2014.03.10 精神保健研究所報告会
2014.03.20 職務発明審査委員会
24
Ⅲ 統 計
1 医事統計 2 疾患別統計
精神科(一般)
精神科(医療観察)
小児神経科
神 経 内 科
脳神経外科
外
科
整 形 外 科
消化器内科
循環器内科
心 療 内 科
リハビリ科
合計
< 退院患者数 >
精神科(一般)
精神科(医療観察)
小児神経科
神 経 内 科
脳神経外科
外
科
整 形 外 科
消化器内科
循環器内科
心 療 内 科
リハビリ科
合計
< 入院患者数 >
精神科(一般)
精神科(医療観察)
小児神経科
神 経 内 科
脳神経外科
外
科
整 形 外 科
消化器内科
循環器内科
心 療 内 科
リハビリ科
合計
< 在院患者数 >
医事統計①
4月
3.9
0.2
3.0
4.5
0.3
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
12.5
4月
3.7
0.0
2.8
4.6
0.5
0.0
0.1
0.2
0.1
0.0
0.1
12.1
4月
123.5
60.5
98.5
81.0
11.2
1.4
3.6
2.9
0.4
0.6
1.1
384.7
5月
4.0
0.2
2.5
4.1
0.4
0.1
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
11.7
5月
3.9
0.2
2.4
4.3
0.2
0.1
0.1
0.2
0.1
0.0
0.1
11.6
5月
124.2
57.3
99.8
90.4
9.9
0.4
2.5
5.0
0.3
0.0
1.3
391.1
6月
3.7
0.2
3.2
4.9
0.3
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.1
12.7
6月
3.8
0.1
3.7
5.0
0.3
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
13.5
6月
125.8
54.3
104.5
94.7
14.6
2.5
1.4
1.2
0.2
0.7
2.9
402.8
7月
3.8
0.1
3.4
4.8
0.3
0.0
0.1
0.2
0.1
0.1
0.2
13.1
7月
4.0
0.2
3.6
5.0
0.3
0.1
0.2
0.1
0.0
0.0
0.2
13.7
7月
124.9
54.6
106.2
92.5
12.8
2.0
1.2
1.0
0.7
0.1
3.7
399.7
8月
3.6
0.1
4.3
5.0
0.4
0.1
0.1
0.1
0.1
0.0
0.2
14.0
8月
3.4
0.1
4.0
4.7
0.3
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
0.1
13.1
8月
123.5
59.2
105.7
98.4
13.8
1.4
2.9
0.4
0.1
0.4
1.0
406.8
9月
3.3
0.0
3.2
4.6
0.4
0.1
0.1
0.2
0.0
0.1
0.1
12.1
9月
3.1
0.1
3.6
4.9
0.3
0.1
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
12.5
9月
128.5
61.0
99.0
94.4
16.2
1.7
0.5
2.0
0.0
0.2
2.6
406.1
10 月
3.2
0.1
3.5
4.5
0.4
0.1
0.0
0.1
0.1
0.0
0.1
12.1
10 月
3.0
0.1
3.6
4.4
0.3
0.1
0.0
0.2
0.1
0.1
0.1
12.0
10 月
122.3
63.0
107.3
96.3
13.2
1.4
0.2
1.9
0.7
0.3
1.9
408.5
11 月
3.4
0.1
3.0
4.4
0.3
0.1
0.1
0.1
0.0
0.1
0.1
11.7
11 月
3.6
0.1
3.2
3.9
0.3
0.2
0.1
0.1
0.0
0.0
0.2
11.7
11 月
111.9
61.7
105.8
91.8
15.6
2.3
0.9
2.2
0.0
0.7
3.3
396.2
12 月
3.5
0.1
4.0
4.5
0.6
0.2
0.0
0.1
0.0
0.0
0.1
13.1
12 月
3.3
0.1
3.5
4.0
0.3
0.1
0.0
0.1
0.0
0.0
0.0
11.4
12 月
122.8
60.1
100.2
83.6
14.1
3.1
1.1
1.5
0.0
0.0
2.1
388.6
2013 年度診療科別1日平均患者数(入院)
1月
3.4
0.1
3.2
3.2
0.2
0.1
0.1
0.3
0.0
0.0
0.1
10.7
1月
3.4
0.1
3.5
4.5
0.5
0.0
0.1
0.3
0.0
0.0
0.2
12.6
1月
110.8
61.1
100.8
88.9
11.6
0.4
1.5
2.5
0.0
0.0
2.6
380.2
2月
3.5
0.1
3.0
5.2
0.3
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.1
12.5
2月
4.0
0.1
3.4
4.9
0.3
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.0
13.0
2月
126.8
62.2
103.6
97.3
15.6
1.1
1.7
0.7
0.2
0.0
1.3
410.5
3月
3.8
0.1
3.9
4.4
0.5
0.1
0.1
0.1
0.0
0.1
0.1
13.2
3月
3.9
0.1
3.8
4.3
0.7
0.1
0.0
0.1
0.0
0.1
0.0
13.1
3月
123.9
63.1
106.3
99.8
19.1
0.1
0.4
2.9
0.4
1.5
0.1
417.6
年度平均
3.6
0.1
3.4
4.5
0.4
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.1
12.5
年度平均
3.6
0.1
3.4
4.5
0.4
0.1
0.1
0.2
0.0
0.0
0.1
12.5
年度平均
122.4
59.8
103.1
92.4
14.0
1.5
1.5
2.0
0.3
0.4
2.0
399.4
Ⅲ
統計
1 医事統計
27
28
実 績
実 績
2011 年度 2012 年度
(月)
4月
総 合 内 科
0.1
0.1 (初診)
0.3
0.5
0.4 (再診)
0.5
0.3
0.2 (初診)
0.2
心 療 内 科
9.8
6.7 (再診)
6.5
10.3
11.8 (初診)
12.1
精
神
科
268.0
261.3 (再診)
244.5
5.2
5.8 (初診)
7.1
神 経 内 科
78.4
83.7 (再診)
86.8
0.2
0.2 (初診)
0.3
消化器内科
5.3
6.1 (再診)
6.0
0.0
0.1 (初診)
0.1
循環器内科
2.7
3.8 (再診)
4.3
3.3
3.8 (初診)
4.0
小児神経科
45.7
49.2 (再診)
49.9
0.1
0.1 (初診)
0.3
外
科
2.2
2.2 (再診)
2.3
0.1
0.1 (初診)
0.0
整 形 外 科
4.8
5.2 (再診)
4.2
0.9
0.8 (初診)
0.6
脳神経外科
13.9
14.3 (再診)
14.0
0.0
0.0 (初診)
0.0
リハビリ科
16.6
21.2 (再診)
22.3
0.3
0.5 (初診)
0.4
放 射 線 科
0.0
0.0 (再診)
0.0
2.2
2.4 (初診)
2.8
歯
科
6.8
6.5 (再診)
6.4
5,610
6,334
(初診)
594
合 計
111,038 112,641 (再診) 9,410
( 延 患 者 数 ) 116,648 116,850 (合計) 10,004
23.0
25.9 (初診)
28.3
合 計
455.1
460.5 (再診) 448.1
( 1 日平均)
478.1
486.4 (合計) 476.4
診 療 科 名
医事統計②
0.2
0.4
0.2
6.4
11.6
254.0
6.6
79.7
0.3
5.5
0.1
4.8
3.0
47.3
0.1
2.1
0.0
3.7
0.7
15.5
0.0
21.3
0.4
0.0
2.2
5.0
538
9,362
9,900
25.6
445.8
471.4
5月
0.2
0.4
0.3
6.3
13.0
241.3
6.6
85.2
0.1
5.7
0.0
4.5
3.7
49.2
0.0
2.3
0.1
4.3
1.1
13.8
0.1
21.2
0.3
0.0
2.8
7.1
560
8,827
9,387
28.0
441.4
469.4
6月
0.1
0.6
0.1
7.0
12.8
254.6
6.6
89.8
0.4
5.6
0.0
4.9
4.0
52.2
0.1
2.8
0.0
4.4
0.7
13.6
0.2
20.5
0.2
0.0
2.1
5.3
603
10,154
10,757
27.4
461.5
489.0
7月
0.1
0.8
0.2
6.0
11.8
246.0
5.8
79.5
0.2
4.9
0.0
3.8
4.2
52.7
0.1
2.5
0.0
3.6
0.7
16.4
0.0
23.1
0.2
0.0
2.0
4.8
557
9,776
10,333
25.3
444.4
469.7
8月
0.1
0.6
0.2
7.7
11.9
261.5
6.4
89.0
0.3
6.4
0.0
3.8
3.6
53.1
0.4
2.8
0.0
3.1
0.8
14.7
0.0
25.1
0.4
0.0
2.9
4.8
510
8,985
9,495
26.8
472.9
499.7
9月
0.1
1.0
0.2
6.9
11.9
262.6
5.8
83.8
0.1
5.3
0.0
4.8
3.4
48.1
0.0
2.9
0.0
3.8
0.6
13.0
0.0
19.5
0.3
0.0
2.5
5.3
551
10,052
10,603
25.0
456.9
482.0
10 月
2013 年度
診療科別 1 日平均患者数(外来)
0.1
0.7
0.4
7.2
13.2
257.8
5.6
83.9
0.1
5.1
0.0
4.3
3.7
52.0
0.3
3.0
0.1
3.0
0.6
16.2
0.0
20.3
0.5
0.1
2.3
5.7
536
9,182
9,718
26.8
459.1
485.9
11 月
0.1
1.0
0.4
8.4
12.9
273.3
6.1
89.6
0.6
5.4
0.0
5.5
3.6
59.3
0.1
2.6
0.1
3.6
1.3
14.4
0.1
20.5
0.6
0.1
2.5
4.9
539
9,288
9,827
28.4
488.8
517.2
12 月
0.3
0.7
0.2
8.5
11.0
273.1
5.1
97.4
0.2
5.9
0.1
5.2
3.1
55.3
0.1
3.0
0.1
3.8
0.8
15.0
0.0
21.4
0.3
0.1
2.4
5.5
447
9,402
9,849
23.5
494.8
518.4
1月
0.3
1.1
0.1
8.0
11.9
258.7
6.0
84.4
0.2
5.6
0.1
4.4
3.8
53.9
0.0
2.4
0.1
3.5
0.7
15.2
0.0
20.1
0.3
0.1
2.6
5.2
493
8,788
9,281
25.9
462.5
488.5
2月
0.1
0.8
0.2
8.5
9.5
252.2
6.8
89.2
0.2
5.8
0.1
5.3
3.6
60.1
0.2
2.7
0.1
3.8
0.6
14.7
0.0
20.2
0.4
0.1
2.1
4.8
475
9,354
9,829
23.8
467.7
491.5
3月
0.2
0.7
0.2
7.3
12.0
256.4
6.2
86.4
0.3
5.6
0.0
4.6
3.6
52.6
0.1
2.6
0.0
3.7
0.8
14.7
0.0
21.3
0.4
0.0
2.4
5.4
6,403
112,580
118,983
26.2
461.4
487.6
計
Ⅲ
統計
1 医事統計
218,763.40
303,996.00
1,982,327.40
循 環 器 内 科
科
心
リ ハ ビ リ 科
内
3,768.00
脳 神 経 外 科
線
計
合
科
科
内
歯
射
合
放
総
本
29
621,474.00
1,906.00
合 計
637,633,834.28
12,928,268.40
476,178.00
328,937.40
2,980,969.70
4,378,000.22
3,262,357.80
38,842,830.40
163,596,660.14
158,557,779.23
119,400,062.50
132,881,790.49
総 類
52,288,951.00
100,221.00
24,960.00
29,759.00
377,242.00
165,898.00
163,712.00
1,072,937.00
32,305,961.00
12,689,366.00
258,332.00
5,100,563.00
A
掲
630,834.00
135,200.00
444,139.00
4,312,370.00
902,484.00
548,056.00
1,588,618.00
483,574.00
478,552.00
1,948,383.00
17,320,224.00
6,020,527.00
44,846,502.00
特 合 計
1,252,308.00
190,098.11
468,161.50
4,548,988.00
1,187,530.06
670,251.25
1,973,978.96
614,536.00
627,593.03
3,871,581.53
30,346,734.29
17,994,836.70
58,291,827.04
総 類
48,687.00
24,552.00
788.00
128.00
13,069.00
25,523.00
541,518.00
40,822.00
14,313.00
294,397.00
1,918,065.00
1,997,002.00
6,521,115.00
A
診療科別年間診療点数(外来)
29,828,462.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
4,718,631.00
25,109,831.00
0.00
0.00
福祉サービス費
診療科別年間診療点数(入院)
類
B
類
35,723.00
12,805.00
443,351.00
20,219.00
156,417.00
76,066.00
140,942.00
328,959.00
57,407.00
986,531.00
6,818,431.00
696,201.00
5,745,416.00
類
C
69,836.00
82,510.00
0.00
117,552.00
388,678.00
446,467.00
880,505.00
89,987.00
201,753.00
659,195.00
4,900,920.00
3,286,615.00
5,349,319.00
類
22,215,582.00
435,027.00
31,001.00
61,355.00
339,884.00
90,809.00
177,170.00
898,835.00
10,044,541.00
3,547,397.00
176,642.00
6,412,921.00
C
内訳 ) 特掲
18,979,365.00
68,873.00
46,592.00
6,823.00
104,549.00
106,590.00
52,280.00
1,051,072.00
10,432,103.00
702,703.00
188,651.00
6,219,129.00
B
内訳 ) 特掲
類
類
476,588.00
15,333.00
0.00
4,174,471.00
344,320.00
0.00
25,653.00
23,806.00
205,079.00
8,260.00
3,682,808.00
40,709.00
27,230,652.00
D
2013 年度
81,264,390.00
10,341,820.00
69,629.00
12,237.00
206,582.00
2,605,483.00
1,545,012.00
23,027,124.00
17,884,656.00
16,187,718.00
408,945.00
8,975,184.00
D
2013 年度
118,982.00 42,378,961.47 79,659,463.00 122,038,424.47 11,439,979.00 15,518,468.00 16,473,337.00 36,227,679.00
54,898.11
24,022.50
236,618.00
285,046.06
122,195.25
385,360.96
130,962.00
149,041.03
1,923,198.53
13,026,510.29
11,974,309.70
13,445,325.04
基 174,748,288.00
110,174.00
1,028,257.00
2,968,780.00
209.00
93.00
5,200.00
リ ハ ビ リ 科
科
1,138.00
1,822.00
内
科
療
循 環 器 内 科
1,425.00
消 化 器 内 科
心
924.00
科
外
整
形
科
外
670.00
22,592.00
科
内
神
経
13,737.00
患 者 延 べ 数
小 児 神 経 科
科
65,498.00
療
(外来)
精 神 科( 一 般 )
診
医事統計④
療
計 433,057,084.28
10,945,941.00
1,952,712.70
消 化 器 内 科
合
172,182.00
1,409,220.22
外
科
形
整
1,938,174.00
1,324,183.80
26,049,968.00
12,792,862.40
科
外
88,210,768.14
科
脳 神 経 外 科
内
70,667,261.00
経
神
掲
33,127,184.00
特 小 児 神 経 科 100,320,764.23
本
1,032,570.00
基 26,707,797.00
科
精 神 科( 一 般 ) 106,173,993.49
療
(入院)
精神科(医療観察) 118,367,492.50
診
医事統計③
Ⅲ
統計
1 医事統計
30
58
51
76
85
87
101
78
857
71.4 31.4 16.0 16.3
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
一ヶ月
平均
救 急 外 来
患 者 総 数
9月
神
54
精
8月
経
73
神
7月
児
78
小
6月
377
32
34
44
36
26
31
25
20
40
41
192
20
26
17
16
21
13
15
13
12
13
195
11
21
13
24
28
6
14
15
16
19
脳 外 科
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1.3 0.0
16
2
2
1
2
1
0
1
1
3
0
1
リハビリ
17
そ の 他
12
77
13
18
12
7
0
1
3
5
2
5
4
救 急 車
34
303
25
33
23
33
30
23
26
26
26
20
21
察
68
警
5月
547
54
68
62
51
46
27
31
28
47
58
45
0.7 45.6
8
0
0
2
1
0
1
1
0
0
0
2
そ の 他
503
44
66
57
60
44
25
31
33
31
42
35
292
32
25
21
22
26
20
22
14
46
28
24
346
34
31
34
39
29
24
21
23
26
32
29
506
44
70
53
45
46
27
36
31
46
45
39
6
1
0
0
1
1
0
1
0
1
1
0
156
19
18
16
16
11
10
10
8
14
12
12
101
8
8
13
10
7
9
6
6
6
11
9
6.5 41.9 24.3 28.8 42.2 0.5 13.0 8.4
78
3
10
9
3
6
6
5
7
11
8
9
6
2
2
0
1
0
0
0
0
1
0
0
0
6.3 0.5
76
6
3
5
10
11
4
3
7
5
8
8
6
夜
8
深
10
勤
0
日
24
夜
24
準
12
院
35
入
1
宅
30
帰
1
送
17
転
7
神
0
精
2
療
経
11
診
神
14
転 帰
児
14
帯
小
院
間
外
入
時
脳
48
搬 送 状 況
科
0.5
6
0
0
0
2
0
1
2
0
0
1
0
0
そ の 他
6.4 25.3
診 療 内 訳
夜間・休日外来急患状況一覧(診療科分類)
北 1
北 7
北 5
北 1
名
名
名
名
3
4
5
6
南 5 名
南 3 名
南 1 名
病棟 1 名
南 4 名
南 2 名
南 1 名 病棟 2 名
南 1 名 2 北 1 名
南 10 名 3 北 11 名
南 1 名 4 北 14 名
北 1 名
2
3
4
5
南 1
南 6
南 3
南 2
南 1
南 6
南 3
南 2
2
3
4
5
2
3
4
5
名
名
名
名
2
3
4
5
北 1 名 北 7 名 北 13 名
北 1 名 名 2 北 1 名 名 3 北 5 名 名 4 北 13 名
名
2 北 2 名 3 南 5 名
3 北 11 名 4 南 4 名
4 北 7 名 5 北 5 名
南 2 名 2 北 3 名
南 8 名 3 北 2 名
北 10 名 5 北 1 名
病棟 3 名
2
3
4
6
2 北 2 名 3 南 5 名
3 北 7 名 4 南 1 名
4 北 9 名
3 南 3 名 3 北 8 名
4 南 1 名 4 北 8 名
5 北 1 名
2 南 1 名 3 南 7 名
3 北 7 名 4 南 5 名
4 北 2 名 5 南 1 名
3
4
5
6
北 1
北 5
北 9
北 2
2
3
4
5
名
名 名
名
北 2 名 3 南 8 名
北 9 名 4 南 3 名
北 7 名 5 南 1 名 病棟 1 名 2
3
4
6
2 北 1 名 3 南 8 名
3 北 8 名 4 南 3 名
4 北 7 名 5 北 2 名 2
3
4
5
入院病棟
4月
医事統計⑤
Ⅲ
統計
1 医事統計
Ⅲ
統計
1 医事統計
診療科別患者数及び平均在院日数(過去 3 年)
(医療観察病棟及び重心病棟を除く)
医事統計⑥
診
療
精
科
神
科
小 児 神 経 科
神
経
内
科
脳 神 経 外 科
外
整
科
形
外
科
消 化 器 内 科
2011 年度
心
リ
療
ハ
内
ビ
科
リ
2013 年度
平均在院患者数
125.3
125.4
122.4
新入院患者数
1105
1183
1309
平均在院日数
47.3
37.1
30.2
平均在院患者数
42.7
36.2
35.9
新入院患者数
629
736
888
平均在院日数
25.2
18.0
15.0
平均在院患者数
86.0
92.7
92.4
新入院患者数
1230
1549
1656
平均在院日数
25.6
21.4
19.9
平均在院患者数
11.4
14.0
14.0
新入院患者数
162
143
129
平均在院日数
24.5
30.0
33.7
平均在院患者数
2.5
3.1
1.5
新入院患者数
16
25
22
平均在院日数
48.6
20.2
11.9
平均在院患者数
1.4
1.4
1.5
新入院患者数
18
21
24
平均在院日数
30.5
14.4
12.7
平均在院患者数
2.9
2.2
2.0
新入院患者数
59
53
54
平均在院日数
18.3
11.6
12.1
0.3
0.3
0.3
新入院患者数
3
7
5
平均在院日数
23.0
12.3
10.2
平均在院患者数
0.7
0.3
0.4
新入院患者数
10
7
6
平均在院日数
25.2
19.1
22.3
平均在院患者数
3.1
1.4
2.0
新入院患者数
31
24
33
平均在院日数
38.0
22.7
22.1
平均在院患者数
循 環 器 内 科
2012 年度
31
32
一 般 疾 患
医 療 観 察
精 神 一 般
計
9
0
重症心身障害
合
9
0
0
医 療 観 察
一 般 疾 患
0
0
18
6
1
11
0
7
0
28
6
4
11
19 歳
6.5%
27
1.7%
1
0.0%
0
5.5%
8
6.5%
4
11.2%
14
未満
3 ヶ月
29 歳
42
11
4
11
6
10
20 歳~
39 歳
59
12
0
13
15
19
30 歳~
6
49 歳
18
91
23
3
14
21
59 歳
2
45
2
1
12
8
22
69 歳
0
2.2%
9
1.7%
1
4.8%
1
0.7%
1
9.7%
6
0.0%
5年
3 年~
58
0
7
25
10
16
60 歳~
6.3%
26
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
0
38.7%
24
1.6%
3年
1 年~
50 歳~
4.8%
20
0.0%
0
4.8%
1
0.7%
1
29.0%
30
40 歳~
0
0.0%
1年
6 ヶ月~
年齢
4.1%
17
0.0%
0
4.8%
1
2.8%
4
9.7%
6
4.8%
6 ヶ月
3 ヶ月~
年齢別入院患者数
11.9%
17.4%
14 歳
27.4%
比 率 (%)
49
1.7%
72
0.0%
15 歳~
113
患者数 ( 人 )
1
0
0
0.0%
3
13.8%
23.4%
14.3%
20
34
2
3.2%
1
1.6%
20.8%
27.2%
7 歳~
13.3%
比 率 (%)
6 歳以下
8
患者数 ( 人 )
精 神 一 般
分
計
4
19.0%
40.7%
比 率 (%)
患者数 ( 人 )
59
患者数 ( 人 )
比 率 (%)
0
0.0%
患者数 ( 人 )
比 率 (%)
33.6%
比 率 (%)
26
未満
2 ヶ月
在 院 期 間
在院期間別入院患者数
34
未満
未満
42
1 ヶ月
14 日
患者数 ( 人 )
分
一 般 診 療 科 筋ジストロフィー
精 神 科
区
医事統計⑧
合
重症心身障害
一 般 診 療 科 筋ジストロフィー
精 神 科
区
医事統計⑦
0
1
13.3%
55
58.3%
35
33.3%
7
8.3%
12
0.0%
0
0.8%
以上
10 年
100.0%
413
100.0%
60
100.0%
21
100.0%
145
100.0%
62
100.0%
125
合計
79 歳
51
0
1
33
1
16
70 歳~
12
0
0
6
1
5
80 歳以上
413
60
21
145
62
125
合計
(対象:2014.3.31 の在院患者)
6.1%
25
23.3%
14
19.0%
4
4.1%
6
1.6%
1
0.0%
10 年
5 年~
(対象:2014.3.31 の在院患者)
Ⅲ
統計
1 医事統計
Ⅲ
統計
1 医事統計
初診患者の居住地域別患者数
医事統計⑨
(2013 年度 初診料算定患者より)
区
38
15
5
1
2
馬
区
81
49
26
2
5
2.7%
東久留米市
62
24
15
4
13
1.9%
板
橋
区
21
15
5
3
1
0.7%
西東 京 市
77
43
27
2
16
2.7%
豊
島
区
14
7
2
0
2
0.4%
清
38
16
5
1
8
1.1%
目
黒
区
12
4
2
0
1
0.3%
0.3%
科
北多摩北部保健医療圏
55
21
3
1
10
1.5%
777
311
145
30
264
25.0%
26.6%
20.6%
16.4%
16.1%
44.7%
東大和 市
京
区
9
3
3
1
3
川
区
13
9
5
1
0
0.5%
( 23 区 ) 中
央
区
2
0
2
2
1
0.1%
36
11
1
12
2.6%
千 代 田 区
73
26
16
5
8
2.1%
北
小金 井 市
27
11
7
3
8
0.9%
墨
田
国分 寺 市
73
26
7
4
19
2.1%
足
立
国
市
27
6
3
0
2
0.6%
台
八王 子 市
74
47
16
3
8
2.4%
大
昭
島
市
31
10
5
0
6
0.9%
調
布
市
15
16
16
0
2
0.8%
府
中
市
41
29
20
1
10
1.7%
あきる野市
15
5
4
1
2
0.4%
立
1.0%
文
京
100
川
比 率
都 品
東
市
立
他の診療科
野
練
武蔵村山市
脳神経外科
中
6.3%
二次医療圏 小計
小児神経科
11.5%
53
都 道 府 県 市 区 町 村
神
164
7
比 率
神 経 内 科
精
15
25
市
他の診療科
70
91
神
116
208
瀬
脳神経外科
科
337
平
小児神経科
療
神 経 内 科
診
科
精
科
市
小
(各科における上記地域の割合)
京
療
東村 山 市
都道府県 市区町 村
東
診
6
0
0
1
0
0.1%
17
9
7
0
3
0.6%
区
8
4
1
0
0
0.2%
区
17
9
11
1
6
0.7%
東
区
5
3
2
0
0
0.2%
田
区
15
14
11
0
1
0.7%
東 京 都 23 区 小 計
450
251
139
35
57
15.3%
(各科における上記地域の割合) 15.4%
16.6%
15.7%
18.8%
9.6%
東
京
都 区
小
計
1903
887
440
90
438
(各科における上記地域の割合) 65.1%
58.6%
49.7%
48.4%
74.1%
61.6%
野
市
32
20
4
0
2
1.0%
生
市
13
5
0
0
0
0.3%
埼
県
433
256
152
22
44
14.9%
三
鷹
市
21
14
5
2
11
0.9%
神 奈 川 県
202
135
82
25
18
7.6%
武蔵 野 市
24
13
15
0
11
1.0%
千
葉
県
133
64
46
15
16
4.5%
山
梨
県
18
14
7
0
1
0.7%
関東地区
都 日
(23 区以外) 福
玉
狛
江
市
8
1
2
0
0
0.2%
羽
村
市
10
10
1
0
3
0.4%
栃
木
県
9
7
7
4
1
0.5%
青
梅
市
19
17
5
1
3
0.7%
茨
城
県
30
20
19
9
0
1.3%
多
摩
市
18
6
4
0
4
0.5%
群
馬
県
31
18
30
6
1
1.4%
町
田
市
30
10
9
3
4
0.9%
関東地区 小計
856
514
343
81
81
30.7%
稲
城
市
5
4
2
0
1
0.2%
北海道地区
5
5
1
0
3
0.2%
西多 摩 郡
20
12
4
1
1
0.6%
都 東 北 地 区
24
10
12
1
2
0.8%
島
0
1
0
0
0
0.0%
外 北 陸 地 区
8
3
12
0
0
0.4%
東京都(23 区以外) 小計
1,453
636
301
55
381
46.3%
中 部 地 区
60
44
30
6
2
2.3%
(各科における上記地域の割合) 49.7%
42.0%
34.0%
29.6%
64.5%
近 畿 地 区
19
15
14
5
1
0.9%
中 国 地 区
6
10
8
1
0
0.4%
0.3%
諸
葛
東
京
都
( 23 区 )
飾
東
京
以
区
15
11
6
2
0
0.4%
四 国 地 区
8
4
5
0
0
江戸 川 区
24
7
9
6
0
0.7%
九 州 地 区
7
10
14
1
1
0.5%
江
区
14
13
7
1
1
0.4%
東 京 都 以 外 小 計
993
615
439
95
90
36.6%
区
7
5
3
1
1
0.2%
(各科における上記地域の割合) 34.0%
40.6%
49.5%
51.1%
15.2%
2
3
1
2
3
0.1%
0
5
3
0
0
27
6
4
1
63
東
港
荒
川
区
渋
谷
区
8
4
0
0
4
0.3%
海
新
宿
区
22
5
2
1
3
0.7%
そ の 他( 不 明・ 不 定 )
杉
並
区
60
29
14
7
12
2.0%
世田 谷 区
40
33
15
3
8
1.4%
外
(人)
合
計
2,923
(人)
1,513
886
186
591
0.1%
1.7%
(%)
100.0%
33
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
精神科 外来新患患者数
疾患別統計①
疾
患
名
症状性を含む器質性精神障害
2009
257
精神作用物質使用による精神および行動の障害
2010
2011
2012
2013
335
427
401
362
51
83
114
102
81
統合失調症、分裂病型障害および妄想性障害
164
184
222
315
352
気分感情障害
560
440
419
774
699
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
269
313
466
516
546
生理的障害および身体要因に関連した行動症候群
40
146
215
52
19
成人の人格および行動の障害
33
21
25
28
24
精神遅滞
23
10
42
18
33
心理的発達の障害
58
43
54
51
65
小児期、青年期に通常発症する行動および情緒の障害
30
18
14
6
12
てんかん
329
296
376
460
509
その他
429
384
371
108
85
2,243
2,273
2,745
2,831
2,787
合
計
神経内科 外来新患患者数
疾患別統計②
疾
患
名
パーキンソン病
年 度
2009
2010
2011
2012
2013
179
150
262
287
280
その他のパーキンソン症候群
73
76
71
94
87
ジストニア
33
58
85
77
84
脊髄小脳変性症
52
46
62
70
97
運動ニューロン疾患
小
34
年 度
計
31
27
25
39
47
368
357
505
567
595
多発性硬化症
73
64
94
95
112
筋疾患
97
106
165
152
201
末梢神経障害
40
33
73
79
84
脳血管障害
31
38
36
34
41
認知症
38
67
52
41
58
その他
361
449
324
546
563
小
計
640
757
744
947
1059
合
計
1,008
1,114
1,249
1,514
1,654
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
小児神経科 外来新患患者数
疾患別統計③
疾
患
名
年 度
2009
2010
2011
2012
2013
筋ジストロフィー症(高 CK 血症含む)
51
32
96
99
86
その他の筋疾患
18
38
28
41
37
脊髄性筋萎縮症
6
5
6
6
2
末梢神経障害
2
5
7
6
12
脊髄小脳変性症
2
4
12
13
4
脳変性疾患
7
8
10
1
8
27
21
19
23
13
1
2
15
6
0
18
22
33
16
25
2
0
1
1
0
不随意運動症
脱髄疾患
代謝異常症(ミトコンドリア病を含む)
脊椎・脊髄疾患
先天奇形(脳奇形を含む)
24
20
39
10
19
水頭症
1
1
4
0
2
神経皮膚症候群
6
4
9
4
4
染色体異常
3
8
23
8
6
21
12
15
14
7
神経感染症・脳症・脳炎
てんかん
197
207
302
365
286
熱性けいれん
6
11
7
7
4
精神発達遅滞
57
44
61
62
55
運動発達遅滞
13
9
11
25
40
脳性麻痺(重複障害を含む)
15
10
13
14
15
4
1
1
1
3
10
12
2
8
12
0
0
0
1
1
脳血管障害
頭痛
頭部外傷
脳腫瘍
自閉症・注意欠陥多動性障害・広汎性発達障害
神経症・心因反応・他の小児精神疾患
2
0
2
3
1
105
88
91
92
114
8
8
10
12
32
言語発達遅滞
13
7
3
9
9
学習障害
41
16
15
11
11
睡眠障害
3
2
1
9
1
睡眠時無呼吸
1
1
0
2
1
夜尿症
0
1
0
0
0
大頭
0
0
0
0
0
35
14
—
0
0
0
0
1
1
0
遺伝カウンセリング
顔面神経麻痺
その他
計
36
20
27
8
32
735
633
864
878
842
(再来新患を含む)
35
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
脳神経外科 外来新患患者数
疾患別統計④
疾
患
名
てんかん
頭痛
年 度
2008
2011
2012
2013
214
172
147
146
24
21
8
5
4
4
2
2
3
0
5
2
24
22
22
14
18
10
頭部外傷
6
6
6
4
10
5
脳腫瘍
9
10
10
13
15
11
慢性硬膜下血腫
7
9
6
6
4
0
パーキンソン病
8
5
5
1
5
9
不随意運動症
3
3
2
2
6
6
認知症
6
-
-
2
9
9
正常圧水頭症
11
14
11
12
6
11
トゥレット症候群
-
10
3
5
3
7
その他
計
48
20
19
8
20
12
360
255
309
244
252
232
リハビリテーション科 外来処方件数
疾患別統計⑤
疾
患
名
筋疾患
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
2013
110
139
195
398
224
408
パーキンソン病関連疾病
40
85
80
224
217
456
SCD・MSA
32
23
20
43
33
78
MND
16
14
23
35
13
42
末梢神経疾患
10
16
4
22
30
22
MS
7
7
11
25
9
39
CVD
5
7
6
7
1
5
脳性麻痺
6
7
19
14
8
13
整形外科疾患
5
4
10
12
17
11
その他の神経疾患
8
19
19
24
25
49
その他の小児疾患
23
33
33
43
47
37
廃用症候群
3
1
3
5
3
4
嚥下障害
0
1
0
8
4
0
18
8
15
36
5
26
283
364
438
896
636
1190
その他
計
疾患別統計⑥
遺伝カウンセリング室 遺伝カウンセリング件数(保険診療)
疾
患
名
年 度
2009
2010
2011
2012
2013
デュシャンヌ型筋ジストロフィー
53
16
17
17
14
ベッカ-型筋ジストロフィー
27
8
13
15
21
2
0
1
5
4
福山型筋ジストロフィー
脊髄性筋萎縮症
球脊髄性筋萎縮症
筋強直性ジストロフィー
計
36
2010
133
めまい
脳血管障害
2009
212
6
7
12
12
6
-
1
5
3
2
-
-
-
18
28
88
32
48
70
75
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
精神科 新入院患者数
疾患別統計⑦
疾
患
名
症状性を含む器質性精神障害
年 度
2009
2010
19
精神作用物質使用による精神および行動の障害
2011
9
2012
41
2013
82
78
29
19
48
55
28
統合失調症、分裂病型障害および妄想性障害
269
260
374
317
371
気分感情障害
232
214
228
326
400
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
21
28
79
84
84
生理的障害および身体要因に関連した行動症候群
4
4
12
8
6
成人の人格および行動の障害
6
7
22
22
33
精神遅滞
7
9
17
19
22
心理的発達の障害
4
6
4
11
16
小児期、青年期に通常発症する行動および情緒の障害
1
1
2
2
3
137
180
201
207
253
33
52
77
50
60
762
789
1105
1183
1354
てんかん
その他
合
計
神経内科 新入院患者数
疾患別統計⑧
疾
患
名
パーキンソン病
年 度
2009
2010
2011
2012
2013
113
176
270
360
346
その他のパーキンソン症候群
63
93
58
74
103
ジストニア
57
33
28
26
21
脊髄小脳変性症
32
69
72
91
103
運動ニューロン疾患
12
24
42
76
73
277
395
470
627
646
128
148
200
201
294
筋疾患
87
162
233
219
217
末梢神経障害
43
84
98
84
83
脳血管障害
11
8
10
10
6
認知症
23
15
18
32
37
その他
138
45
208
393
391
小
計
多発性硬化症
小
計
430
462
767
939
1028
合
計
707
857
1,237
1,566
1,674
37
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
小児神経科 新入院患者数
疾患別統計⑨
疾
患
名
年 度
2009
2011
2012
2013
64
71
127
147
171
その他の筋疾患
30
35
52
70
84
末梢神経疾患
18
15
13
10
30
3
2
7
8
3
脳変性疾患
15
18
39
33
3
不随意運動、ジストニア
14
12
22
28
10
脊髄小脳変性症、小脳失調症
脱髄疾患
4
3
14
10
2
19
15
35
32
74
脊椎変形症・脊髄疾患
0
0
8
12
15
先天奇形(関節拘縮)
8
2
62
92
60
水頭症
2
0
4
1
8
神経皮膚症候群
5
3
10
31
11
代謝異常症(ミトコンドリア)
染色体異常
8
1
12
15
11
21
7
72
86
61
252
309
248
307
511
神経感染症、脳炎後遺症
てんかん
精神運動発達遅滞
18
36
29
28
60
脳性麻痺
3
10
35
58
52
脳血管障害
1
1
1
1
2
脳腫瘍
2
7
12
21
5
小児交互性片麻痺
7
0
0
3
6
小児精神疾患(自閉症)
1
2
1
3
4
神経症・心因反応
0
0
4
6
2
学習障害
0
0
0
0
0
睡眠障害
0
0
0
1
2
その他(頭痛、胃腸炎)
0
15
2
3
67
495
564
809
1006
1254
合
計
脳神経外科 新入院患者数
疾患別統計⑩
疾
患
名
機能性疾患:難治性てんかん
機能性疾患:パーキンソン病・不随意運動症
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
2013
100
95
126
151
79
109
23
32
22
21
41
35
脳血管障害:虚血性脳血管障害(脳梗塞など)
2
2
1
1
1
1
脳血管障害:他の脳血管障害(脳出血・AVM)
2
7
0
1
脳腫瘍
3
6
4
5
5
1
頭部外傷
2
1
0
1
1
0
3
4
5
1
13
6
10
13
慢性硬膜下血腫
水頭症
その他
合
38
2010
筋ジストロフィー
計
1
1
11
8
4
7
0
2
5
1
152
160
168
196
143
157
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
臨床検査部遺伝子検査診断室 遺伝子診断件数
疾患別統計⑪
疾
患
名
年 度
2009 年
Duchenne 型/ Becker 型筋ジストロフィー
2010 年
86
2011 年
2012 年
2013 年
39
44
85
62
福山型先天性筋ジストロフィー
3
1
4
9
4
肢帯型筋ジストロフィー 1C 型
3
12
3
4
3
肢帯型筋ジストロフィー 2A 型
23
23
31
32
40
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
86
91
69
101
109
眼咽頭型筋ジストロフィー
11
11
17
28
26
Emery-Dreifuss 型筋ジストロフィー
8
22
13
18
15
筋強直性ジストロフィー 1 型
14
11
25
13
30
筋強直性ジストロフィー 2 型
9
4
12
5
10
X連鎖性ミオチュブラーミオパチー
4
12
14
5
7
縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー
88
52
25
67
56
正常酸マルターゼのリソゾーム性糖原病(Danon 病)
1
6
2
7
2
ミトコンドリア病(MELAS,MERRF,CPEO,Leigh 脳症等)
128
106
138
125
142
球脊髄性筋萎縮症(Kennedy 病)
4
4
7
4
6
歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)
2
4
6
1
1
セントラルコア病
1
2
6
8
7
悪性高熱症感受性
6
14
16
9
6
脊髄性筋萎縮症
6
10
14
14
10
80
73
79
61
56
108
120
123
161
162
671
617
648
757
754
「REMUDY」によるジストロフィン遺伝子 DNA 分離
その他の疾患・研究・保存用
合 計 ( の べ 数 )
リハビリテーション科 入院患者処方件数
疾患別統計⑫
疾
患
名
筋疾患
パーキンソン病関連疾病
年 度
2008
2009
2010
2011
2012
2013
97
203
195
376
368
1032
168
249
163
336
458
1125
SCD・MSA
42
56
62
73
93
192
MND
28
28
24
52
76
159
末梢神経疾患
23
53
33
44
59
126
MS
57
66
68
101
105
263
CVD
31
17
7
18
22
18
脳性麻痺
18
15
20
114
14
312
整形外科疾患
16
14
12
66
60
55
その他の神経疾患
127
21
64
36
74
523
その他の小児疾患
67
72
43
151
219
704
104
91
75
65
108
129
廃用症候群
嚥下障害
19
5
2
0
3
30
その他
30
15
21
301
155
121
827
905
789
1733
1814
合
計
※
4789
※延べ処方件数のため
39
40
患
131 339
個人指導
129
5
6
8
15
1
1
3
29
55
9
4
43
1
9
4
4 196
1
23 138
46
2
7
27
8
2
29 118 165 164 447
17 104
合 計
12
58
1
その他
35
2
3
2
2
7
健康教室
形態調整食
アレルギー
2
89
11
肥満症
97
5
9
37
貧血症
1
20
心臓病
脂質異常症食
27
高血圧症
痛風
5
胃潰瘍
1
2
38
26
4
集団指導
2008
個人指導
8
64
26
42 119
5
12
12
1
1
40
1
72
51
12
11
50
23
9 131
2
59 348
2
49
11
12
37
23
5
37 109 182 259 691
10
27
2
1
集団指導
2009
2010
42
18
24
3
6
2
5
1
1
4
54
58 494
46
10 418
1
1
集団指導
年 度
2011
栄養管理室 栄養食事指導実施数
2012
2013
37
5
14
30
78
48
21 137
4
4
142 446
4
70
22
14
62 165
31
19
4 456 901
2
2
4
74
53
21
2
1
1
28
9
13
1
3
2
71
21
6
46
58
12
42
8 824 1330
7 211
1
28 150
1 199 652
1
125
51
37
116 271
40
16
21
77 253
53 232
24
99
10
89
77
7
4
86
68
24
14
53
4 818 1708
2 184
21 174
2
2 233 892
152
28
24
110 309
45
19
26
149
87 165 175
58 165
29
3
1
2
集 団 指 導 在宅 個人指導
集 団 指 導 在宅 個人指導
集 団 指 導 在宅
在宅 個人指導
訪問
訪問
訪問
訪問
入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 指導 入院 外来 件数 入院 外来 指導 入院 外来 件数 入院 外来 指導 入院 外来 件数 入院 外来 指導
個人指導
糖尿病
名
肝臓病
腎臓病
疾
疾患別統計⑬
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
Ⅲ
統計
2 疾患別統計
手術統計
疾患別統計⑭
手
術
脳神経外科
側頭葉てんかん焦点切除術
前頭葉てんかん焦点切除術
中心回焦点切除術
後頭葉てんかん焦点切除術
頭頂葉てんかん焦点切除術
多葉切除術
大脳半球離断術
脳梁離断術
視床下部過護腫定位凝固術
AVM 切除+側頭葉切除術
頭蓋内電極留置術
迷走神経刺激術
視床下核刺激術
視床 CM/Pf 刺激術
淡蒼球 Gpi 刺激術
視床 Vim 核刺激術
視床 Vim 核凝固術
刺激装置留置・交換術
脳腫瘍生検術(定位的)
脳腫瘍摘出術
硬膜下血腫洗浄術
後頭蓋減圧術
定位的レザバー留置術
のう包切除術
塞栓術
シャント術
その他
小 計
外科
PEG
腫瘤切除
IVH ポート
切開排膿
ヘルニア根治術
虫垂切除
胆摘術
気管切開
内痔核結紮術
腹腔鏡下胆嚢摘出術
消化管腫瘍切除
噴門形成
開腹胃瘻造設術
開腹ドドレナージ
咽頭気管分離
胸腔鏡下ブラ切除術
肝腫瘍切除
イレウス解除
経皮胆嚢ドレナージ
その他
小 計
筋・神経・皮膚生検
小児神経科
神経内科
小 計
整形外科
脊椎手術
観血的整復固定
人工関節置換
筋腱延長術
デブリードマン
関節手術
その他
小 計
歯科
全麻下抜歯・歯科治療
全麻下腫瘍切除
その他
小 計
計
精神科
mECT
血漿交換
内
訳
2008
2009
年 度
2010
2011
2012
2013
15
6
1
1
-
4
4
7
1
-
6
-
3
3
-
-
-
10
1
3
4
-
-
-
-
4
9
82
19
5
1
-
3
2
3
11
-
1
13
-
5
-
-
1
-
8
2
-
4
-
-
-
-
11
3
92
17
7
-
-
4
4
2
10
2
-
7
2
4
2
3
3
-
22
2
1
6
-
1
-
-
6
1
106
12
6
2
1
2
6
4
2
3
-
8
1
2
1
4
2
-
10
1
3
3
-
1
1
-
9
5
89
43
5
5
5
4
4
3
2
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
16
87
28
-
6
3
6
-
-
3
4
3
4
2
2
2
1
1
-
-
-
47
112
32
4
11
3
-
2
-
3
1
-
10
-
-
1
-
1
1
3
2
17
91
31
7
1
-
9
2
-
3
2
1
-
-
-
-
-
-
-
-
-
8
64
37
7
2
34
14
48
27
27
54
32
24
56
41
20
61
30
30
60
5
5
1
1
1
5
3
6
1
1
3
1
20
13
13
3
15
9
15
6
1
1
3
7
5
4
6
5
9
8
9
2
2
13
3
5
3
24
11
1
2
2
1
5
9
3
10
9
124
5
10
99
2
2
2
2
4
14
2
1
1
6
1
11
94
217
258
253
16
243
10
1
1
12
310
1316
1306
1026
926
860
269
307
396
400
325
41
Ⅳ 業 務 状 況
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
1 精神科(第一精神診療部)
1)概要
(1)目的
精神科の診療目標は、統合失調症と気分障害をはじめとする精神障害の高度先進的な診療を
行い、臨床研究を推進することにある。
(2)主な業務内容
精神科の診療は、精神科外来、精神保健福祉法による一般精神科病棟(4 南、4 北、5 南、5
北の 4 個病棟)、および医療観察法による医療観察法病棟(8 および 9 病棟)に区分されるが連
携して運営されている。このうち精神科外来と一般精神科 4 個病棟を記載する。
精神科では、疾患ごとに専門診療グループを構成し、専門外来 - 入院治療 - 精神科リハビ
リテーション - 臨床研究を分担している。2010 年 9 月末の新病院移転後は、病診連携・病病
連携を推進し、新規の外来および入院患者を増やすことにより、病態解明研究や治療法の開発
などの臨床研究を強化することを目標としている。
更に、精神科病棟における短期入院(平均在院日数の短縮化)による診断・治療方針の策定
と治療、措置入院の後方転送受け入れなどによる精神科地域救急医療への参画、精神障害者の
身体合併症医療の受け入れを重点課題としている。 精神保健指定医の付加的業務として、厚生労働省の精神保健監査指導と東京都の精神鑑定を
分担している。レジデント等の臨床教育と精神保健指定医および専門医資格取得にむけての指
導も重要な業務である。
精神科外来
1)実績
精神科外来患者は 1 日平均 256.4 名で、昨年度より減少したものの依然として当センター病
院外来で最も患者数が多い。それに対し、新患患者は 1 日平均 12 名と若干昨年を上回った。再
来患者数の減少は当センター精神科が独法化を機に急性期を中心とした診療体制に移行すべく、
治療目標達成後や長期にわたって安定している患者様に地域の医療施設に転院をお願いしてき
た成果と考えられる。新患枠は、一般新患・専門外来・医遼連携の 3 種類で病院連携枠を通し
て医遼連携推進に努めている。専門外来はてんかん・うつ病・睡眠障害・物忘れ(認知症)
・
薬物依存(アルコールを除く)
・修正型電気けいれん療法(mECT)の 6 種類で、臨床研究
も同時に行っている。一般・専門ともに予約から実際の診察まで日時を要するが、連携枠は
早ければ 2 - 3 日遅くとも 1 週間程度で対応するように努力している。2012 年度の新患延べ人
数は 2,787 名(院内紹介も含むので医事統計と異なる)で、最も多いのがF 3 気分障害 25%
次いでF 4 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 20%、G 40 てんかん
18%、F 0 症状性を含む器質性精神障害とF 2 統合失調症、統合失調型障害および妄想性
障害 13%(表 1)の順であった。新患総数は昨年度に比べて 50 名程度減少したが、統合失調症
専門外来を開始した影響もあってF 2 患者が 50 名弱増加した。他院からの新患紹介率は 77.4%で、
認知症・てんかん・睡眠障害のセカンドオピニオンは合計 36(てんかん:33、認知症:3)件
と昨年(合計 13 件)と比較すると約 3 倍の相談を受けた。
院内他科とのリエゾン診療は 2013 年度から緩和ケア専門看護師とも連携し、緩和ケアにも
寄与している。週 1 回のラウンドは外来医長、精神科専門看護師 1 名、臨床心理士 1 名、ソーシャ
ルワーカー 1 名の計 4 名で行い、常時 10 名強のリエゾン患者を診療している。
治験を含む臨床研究においては、治験の実施件数の半数以上を外来で実施した。治験以外の臨
床研究面では両研究所と連携を図り臨床研究の推進に積極的に寄与した(神経研究所疾病研究
第 3 部;統合失調症や気分障害の髄液検査など、精神保健研究所成人保健研究部;PTSDな
ど、精神保健研究所精神生理研究部;睡眠障害)。6 NCバイオバンク事業も軌道に乗り 2013
年 3 月末で登録数が 500 を超えた。
精神科外来実習の場として、早稲田大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域(11 名)と
駿河台大学大学院臨床心理(1 名)の学生を週 1 回受け入れた。
2)特徴
各専門外来が充実し、各専門外来または研究所と連携して臨床研究を推進している点と難治
統合失調症患者へのクロザピン適応やmECTの適応に関してはワーキンググループや委員会
を設置して多職種で検討の上実施している点が大きな特徴と言える。
3)展望
外来と病棟が連携して精神科急性期診療の強化を図りつつ、医療研究センター病院の使命と
しての高度専門医療や治験を含む臨床研究を推進する事を目指している。
45
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
精神科入院病棟
1)実績
2010 年 9 月 25 日の新病棟に移転後、精神科 4 病棟 140 床体制での診療体制となっている。
患者のプライバシーの確保とアメニティの向上,入院治療環境の改善を目指して全室個室で運
営されている。140 室中、保護室(16 床)、準保護室(8 床)、無菌室(2 床)、および個室 4 床
の合計 30 床(21%)は特室料金が不要である。また、生活保護および非課税世帯の患者は特
室料が免除されている。特室の有料での利用状況は、2100 円室(71 室) 76.6%、5250 円室(16
室)
52.0%、10500 円室(10 室) 27.8%であった。
4 病棟がそれぞれ専門外来と連携し、専門的な治療を展開している(表 1)。
2011 年 7 月から、東京都精神科患者身体合併症医療事業に第II型(平日昼間に身体疾患を併
発した都内の精神科病院の入院中の精神科患者に対する医療)で参画している。2013 年 4 月から、
4 北病棟は精神科救急入院料病棟(いわゆるスーパー救急病棟)として運営を開始した。2014
年 2 月から、4 南病棟を閉鎖病棟とした。この目的は精神科病棟全体が急性期化・救急化する
ことに伴い、入院体制をより充実させることにある。
表 1 精神科入院病棟別機能と平均入院数、年間入院数、平均在院日数
病
棟
名
機 能
入院数 / 病床数 新 入 院 数 平均在院日数
4 南(開放) てんかん,地域ケア,社会復帰
28.5/35
392
23.0
4 北(閉鎖) 急性期治療,措置入院
32.0/35
322
36.0
5 南(開放) 気分障害 , 神経症性障害 , 睡眠障害
31.2/35
367
28.7
5 北(閉鎖) 準急性期治療 , 難治統合失調症 , 鑑定入院
30.6/35
228
37.0
122.4/140
1309
30.2
小
計
1 年間の新入院数は 1309 名(2012 年度より+ 179 名)であった。平均在院日数は、精神科 4
病棟全体では 30.2 日(2011 年度より- 10.5 日)となった(表 1)。H 18 年以降着実に平均在院
日数を短縮している(表 2)。平均在院患者数は 122.4 人(病床利用率 87.4%)であった。
長期在院患者の転院を進め、入院時から退院促進活動を行った成果として、長期入院患者は
減少している。在院期間別の入院患者数の推移を表に記す。在院期間 1 年以上の患者は 3 名(2.4%)
である。
診療時間外の外来受診者は 377 人であり、このうち 156 名が入院している。
東京都精神科患者身体合併症医療事業に第II型(平日昼間に身体疾患を併発した都内の精
神科病院の入院中の精神科患者に対する医療)を昨年度より継続している。東京都福祉保健局
障碍者施策推進部 精神保健・医療課からの依頼(東京都ルート)は 71 件であった。精神
科病院・クリニック等からの合併症診療依頼などは医療連携福祉部経由(4 件)などの東京都
ルート以外が 7 件あり、総依頼件数は 78 件であった。このうち、実際に当院で入院治療したの
は 42 件であった。身体疾患の受け入れ診療科は、外科 8 件、整形外科 15 件、消化器内科 14 件、
内科 1 件、脳神経外科 1 件であった。手術件数は 15 件であり、主要な疾患は、肺炎、消化管出血、
糖尿病、肝機能障害、腎機能障害、急性腎不全、消化器の悪性腫瘍(胃腺癌、大腸がん)の外
科治療、下肢静脈血栓症、鼠径ヘルニア、骨折(腰椎・骨盤・股関節)などであった。
医療研究センター病院として臨床研究を推進するために,4 個病棟が,多職種が協力して専
門性を持った治療チームを構成することを目標として診療活動を行っている.各病棟の活動は
のちに記す。
病棟・外来を基盤として、多くの臨床研究を行っている。神経研究所 疾病研究第 3 部、ト
ランスレーショナルメディカルセンター(TMC) バイオリソース管理室とは、統合失調症
や気分障害に関する研究(4 北、5 南病棟)、難治性気分障害を対象とする治療反応性予測因
子に関する研究(5 南病棟)、脳脊髄液バイオマーカーに関する研究(全病棟)を行っている。
精神保健研究所 社会復帰部とは、難治性精神疾患の社会復帰に関する研究(4 北)をモデル
事業として行っている。 6 NCバイオバンク事業にも参加している(全病棟)。
2)特徴と展望
2012 年度は平均在院日数の短縮により 10:1 看護基準が達成された(現在は精神科救急入院
料病棟の 4 北を除く 3 病棟が 10:1 看護基準で運営)
新病棟で電子カルテが導入され先進的医療を行うハードウエア環境が整った。精神保健研究
CBTセンターと連携した臨床研究も実績を上げつつある。今後は、
所、
神経研究所、TMC,
医療研究センター病院の実績を上げるために、目標とする臨床研究課題を選定し推進する体制
を組む必要がある。
46
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
表 2 精神科入院病棟の平均入院患者数、年間入院数、平均在院日数の推移
病棟名
1 日
2006
平
2007
均
入
2008
院
患
2009
者
数
2010
1
2013
2006
年
間
2007
の
2008
入
2009
院
数
2010
2013
4 南 (1-4)
38.6
38.9
36.4
32.0
29.2
28.5
149
157
167
151
221
392
4 北 (4-1)
43.9
43.0
41.4
42.4
33.1
32.0
204
175
197
189
217
322
5 南 (3-1)
38.8
40.3
39.0
37.8
32.4
31.2
242
228
217
202
181
367
5 北 (4-2)
43.2
44.3
41.3
39.9
30.4
30.6
117
138
158
172
170
228
4-3
45.1
43.9
33.4
21.8
/
/
89
98
74
25
/
/
4-4
計
43.0
252.6
40.0
250.4
34.7
226.2
24.6
169.9
/
125.0
/
122.4
43
844
46
842
39
852
23
763
/
789
/
1309
均
2007
在
2008
院
2009
表 3 精神科入院患者 在院期間別推移
在院期間 1999 2004 2009 2010
<3m
107
146
87
95
3-6m
64
59
27
13
6m-1y
56
29
28
6
1-3y
86
43
31
5
3-5y
16
25
6
2
5-10y
31
36
5
2
10-20y
27
23
4
3
>=20y
40
25
1
0
total
427
386
189
126
1 年以上%
46.8 39.4 24.9
9.5
2013
116
6
0
2
0
0
0
1
125
2.4
病棟名
平
2006
日
数
2010
2013
4 南 (1-4)
91.2
86.6
77.9
73.2
45.8
23.0
4 北 (4-1)
81.1
92.0
86.9
87.4
52.9
36.0
5 南 (3-1)
59.0
64.2
64.5
66.8
64.1
28.7
5 北 (4-2)
127.1
117.4
89.3
80.3
60.4
37.0
4-3
186.9
164.9
133.8
58.5
/
/
4-4
計
330.6
108.2
281.4
107.5
253.6
93.4
132.9
78.3
/
55.1
/
30.2
4 南病棟 : てんかん・社会復帰開放病棟
1)実績
クリティカルパスを用いて、長時間脳波・ビデオモニタリングを毎週 2 名ずつ定期的に行い、
診断の成果をあげている。てんかんと非てんかん発作の鑑別、心因性発作の治療、難治てんか
んの薬物治療、てんかんの手術前検査、てんかんの精神症状の治療を行っている。また、認
知症を含む器質性精神障害患者や身体合併症患者の入院治療や検査入院も行っている。なお、
2014 年 2 月まで当病棟は開放病棟であったが、閉鎖環境での入院治療のニーズの増大に伴い、
閉鎖病棟となって新年度を迎えることとなった。
2)特徴と展望
全国でも数少ない、てんかんの専門的診断・治療・検査を行っている男女混合病棟である。
入院患者の大部分は難治てんかんであり、とりわけ知的障害その他の精神症状を合併する患者
が多い。一般病院あるいは他のてんかんの専門病院で処遇困難な例を、当病棟で入院受けする
ことも少なくない。さらに、てんかんを診断・治療できる精神科医師を育てること、およびて
んかん専門看護師を育てることを目指している。
また、てんかん以外の精神障害患者も含めて、退院後の地域生活を見据えた精神科リハビリ
テーションの導入や社会資源の活用のためのチーム医療に積極的にとりくんでいる。
4 北病棟 : 精神科急性期治療閉鎖病棟
1)実績
入院総数は、一昨年度の 269 名、昨年度の 306 名から、さらに 322 名へと増加し、平均在院
日数は 36.0 日(前年度 36.2 日、前々年度 41.4 日)と、若干、短縮した。入院日数の増加は、
2013 年度より、精神科救急入院料算定病棟(いわゆるスーパー救急病棟)となり、閉鎖病棟
への入院を要する非自発入院かつ、直近の 3 ヶ月以内に精神科での入院がなかったケースにつ
いては、基本的に当病棟で受け入れることとなったこと、緊急を要する入院事例に対し、スタッ
フの精神科救急に対する意識の高まりによって即応性が向上したこと、全室個室のためベッド
コントロールが容易で、あらゆる要入院ケースに柔軟に対応できたこと、などが考えられた。
入院時の入院形態は、任意入院が 70 名(22.3%)、医療保護入院が、198 名(63.2%)、応急
入院が 19 名(6.1%)、措置入院が 26 名(8.3%)で、非自発入院の割合が高くなっている。精
神科救急入院料算定病棟としては当然であるが、先般の精神保健福祉法の改正により、医療保
護入院のハードルが低くなった一方、それにより要件が厳しくなった応急入院の割合は低くな
ることが予想される。
47
Ⅳ 業務状況
1 精神科(第一精神診療部 )
2)特徴と展望
統合失調症、感情障害を中心とする精神疾患全般を対象とした急性期治療を専門的に担い、4
床の保護室、4床の準保護室、計8床のハイケアユニットと、休息期から回復期を過ごす一般室か
らなる35床の全室個室、高規格閉鎖病棟である。地域の精神科救急システム、いわゆるマクロ救
急のうち措置入院の当番病院として受け入れを担当し、地域、通院患者のミクロ救急における入
院病棟の役割を担っている。入院直後から、多職種による最適な治療の提供、行動制限の最少化、
退院後の生活を視野に入れた早期のソーシャルワークに積極的に取り組み、早期の退院を目指し
てチーム医療を展開している。また、精神科急性期医療と並行し、臨床研究、治験を推進し、バ
イオバンク事業にも協力している。
昨年度は、救急入院料の算定を始めた初年度となったが、求められた基準は、十分クリアできた。
今年度も、現在の取り組みをさらに強化し、精神科救急及び急性期医療に貢献し、精神科医療全
体の発展に寄与することを目指している。
5 南病棟 : うつ、ストレスケア開放病棟
1)実績
2013 年度は、新入院患者数が 367 名、病床利用率は 90.9%、平均在院日数が 28.7 日であった。
前年度と比較して新入院患者数が 58 名増加し、平均在院日数は 7 日短縮した。すなわち、2013
年度は早期に治療が展開し、するようになったことがわかる。うつ症状(気分障害)検査入院パッ
ケージ(4 泊 5 日)および、光トポグラフィー、睡眠検査入院プログラム(1 泊 2 日)による入
院は 125 名であった。入院患者の内訳は、平均年齢が 53.7 歳、入院時診断は気分障害圏(F 3)
264 名(71.9%:うつ病 165 名、双極性感情障害 84 名、気分変調症 15 名)、統合失調症圏(F 2)
35 名(9.5%)、不安障害圏(F 4)27 名(7.4%)、睡眠障害 20 名(5.5%)、その他 21 名(5.7%)
であった。修正型電気けいれん療法(mECT)は 314 回の治療回数であった。
2)特徴と展望
5 南病棟は 35 床全室個室(保護室 4 床含む)の男女混合開放病棟である。うつ、ストレス関
連障害を対象とした専門的な診断と治療を行う専門病棟として診療、研究、教育を行っている。
看護方式はモジュール型プライマリーナーシングである。主として気分障害の入院治療を行う
うつ・ストレス専門病棟として機能している。年代は幅広く、病状、病識、セルフケアレベル
など患者毎の状態に応じた治療を提供している。自殺念慮や自殺企図には注意深い観察を行い、
安全を確保するよう配慮している。毎週多職種カンファレンスを開催し、専門的な視点からの
診断、治療計画を作成し、エビデンスに準拠した標準的な薬物療法に加えて個別・集団認知行
動療法(CBT)やmECTなどを用いた多彩な多職種チーム医療を実施している。
2013 年度はうつ症状に関する診断の正確性の向上や、将来の治療の可能性の検討を目的とした、
うつ症状(気分障害)検査入院パッケージおよび、光トポグラフィー、睡眠検査入院プログラ
ムによる検査入院が定着し、年間入院数が増加した。また、臨床研究として経頭蓋磁気刺激を
開始した。今後、教育、治験、臨床研究の推進、CBTの普及、認知訓練など臨床と研究、教
育が高い次元で融合できる病棟へ発展させていく。
5 北病棟 : 精神科亜急性閉鎖病棟
1)実績
(1) 2013 年度の入院患者数は 287 人であり、内訳は、統合失調症 46%、感情障害 19%、発達
障害 6%、人格障害 3%、認知症 3%、アルコール依存症 4%、その他 19%であった。また、
身体合併症患者は 28 人、鑑定入院は 10 人であった。
(2) 多職種チーム医療の推進を行っている。実績として、多職種病棟カンファレンス、多職種
による病棟集団療法を各々毎週行ってきた。
(3) 月 1 回の退院促進会議の開催。
(4) 2011 年度より疾病教育として心理士の協力により病棟独自の集団療法である「退院準備
プログラム」を開始。逐次、改良を行いながら約 2 カ月に 1 回の頻度で実施している。
(5) 初期研修医師の受け入れ。2013 年度は 9 名(各 1 か月)。
(6) 看護学生の実習の受け入れを 10 回行った。
2)特徴と展望
当院の医療研究センターとしての業務の変化に伴い、閉鎖病棟での診療分担は 4 北病棟が救
急をおこない、その他の主に亜急性期患者の治療を 5 北病棟が担うという分業化の方向にある。
また後期研修医の臨床教育も病棟機能の重要な一部であり、5 北病棟では亜急性期の患者の治
療法について重点的に研修医教育を行っている。当院の特徴として、国内で唯一の精神科閉鎖
病棟を有するてんかんセンターであるということがあり、この点で 5 北病棟は精神症状を有す
るてんかん患者の治療に関して国内的に大きな責任を負っている。
今後の展望であるが、5 北病棟はこれまで鑑定入院やクロザピン治療、身体合併症治療など
の特殊業務を担ってきたが、今後は閉鎖病棟に適した患者は基本的に全て受け入れるため、業
務内容ではなく、
患者の病期によって受け入れの可否を検討する形態に移行しつつあると言える。
48
Ⅳ 業務状況
2 司法精神科(第二精神診療部 )
2 司法精神科(第二精神診療部)
1)概要
(1)目的
司法精神科の目的は、重大な他害行為を起こし、医療観察法による入院処遇または通院処遇
の対象となった精神障害者に必要な入院医療または通院医療を提供し社会復帰を促進すること
である。
(2)主な診療機能
医療観察法病棟には 8 病棟と 9 病棟があり、両病棟とも 34 床(うち保護室 1 床)からなる。9
病棟は、2010 年 4 月 4 日、我が国で初めての身体合併症対応機能を持つ医療観察法病棟として
開設された。また、当院は 2011 年 5 月 20 日指定通院医療機関としての指定を受け、小平市及
び東村山市の住民を対象として、社会復帰調整官や地域関連機関と連携し、通院医療を提供し
ている。
(3)スタッフ構成
第二精神診療部長(平林直次)
8 病棟:病棟医長(大森まゆ)、医師 2 名、レジデント 1 名、看護師長(宇都宮智)、看護副
師長 3 名、看護師 39 名、作業療法副士長(三澤剛、外来通院チームケアコーディネーターを兼
務)
、作業療法主任(林 理華)、作業療法士 1 名(米国自己研鑽留学)、心理療法主任(今村扶美)
(9 病棟と兼務)、心理療法士 3 名、精神保健福祉士主任(三澤孝夫、9 病棟および外来通院チー
ムコーディネーターを兼務)、精神保健福祉士 3 名。
9 病棟:病棟医長(黒木規臣)、医師 2 名、レジデント 1 名、看護師長(岸清次)
、副看護師長 3 名、
看護師 39 名、作業療法士 2 名、心理療法士 4 名、精神保健福祉士 2 名。
2)実績
(1)入院および通院対象者の概要
入院対象者の診断名、対象行為、事件地、退院数については病棟別・男女別に一覧表に示した。
8 病棟及び 9 病棟の年間入院数はそれぞれ 16 名(転院 1 名)、18 名(転院 2 名)、退院数はそれ
ぞれ 17 名(転院 8 名)、16 名(転院 7 名)であった。両病棟の入院対象者の診断内訳は、F2:
23 名(65.7 %)、F1: 5 名(14.3 %)、F3: 3 名(8.6 %)であり、統合失調症が最多であった。
また、当院からの退院者 4 名に対して通院医療の提供を行った。
事件地別内訳
2013 年度医療観察病棟入院数
入
院
数
新規入院
転院
8 病棟
9 病棟
男
男
女
8 病棟
女
件
地 男
9 病棟
女
1
男
8 病棟
女
1
12
4
東京
5
殺人
1
1
0
2
0
千葉
2
1
1
殺人未遂
2
1
1
傷害
15
1
14
4
埼玉
1
3
北海道
6
3
広島
1
神奈川
6
対 象 行 為 男
14
うち合併症転院
計
事
対象行為別内訳
15
1
11
男
女
4
2
2
2
4
傷害致死
1
放火
2
放火未遂
大阪
計
1
9 病棟
女
1
14
1
強盗
4
強盗未遂
強制猥褻
計
1
1
15
1
14
4
*対象行為を重複で行っている人はなし
49
Ⅳ 業務状況
2 司法精神科 ( 第二精神診療部 )
診断別内訳
2013 年度医療観察病棟退院数
8 病棟
男
退院
8
8 病棟
9 病棟
女
男
1
うち処遇終了
男
女
5
F0
うち死亡
転院
計
主
3
1
7
1
5
2
15
2
11
5
診
9 病棟
女
断 主
診
男
断 主
1
F1
2
F2
12
診
女
断 主
診
断
2
1
F3
2
1
9
1
1
2
14
4
F4
F5
F6
F7
F8
F9
計
15
1
(2)医療の内容
薬物療法や m-ECT に加え、多職種チームによる各種の治療プログラム ( 疾病教育および服
薬心理教育、物質使用障害プログラム、内省プログラム、作業療法など ) を実施した。また、
CPA-J
(Care Programme Approach in Japan)と呼ばれるケアマネジメントや、対象者の外出・
外泊を活発に行うことにより退院を促進した。また、9 病棟においては、近隣クリニックと連携し、
慢性腎不全の対象者 1 名を受け入れた。
(3)各種の会議
医療の質や地域連携を確保する組織体制として、治療評価会議(週 1 回)、運営会議(月 1 回)、
倫理会議(原則月 1 回)、外部評価会議(年 2 回程度)、地域連絡会議(年 1 回程度)を実施した。
3)特徴と展望
我が国初の医療観察法病棟である 8 病棟に加え、我が国で唯一の身体合併症医療の提供可能
な 9 病棟をあわせると我が国最大の指定入院医療機関であり、指定入院医療機関の中心的存在
として、高度専門医療を引き続き提供することが期待されている。
50
Ⅳ 業務状況
3 神経内科
3 神経内科
1)概要
(1)目的
神経内科はパーキンソン病等の神経変性疾患、多発性硬化症等の神経免疫性疾患、筋ジスト
ロフィー等の筋疾患を診療の柱とし、ナショナルセンターとして、国内外のこれらの難治性疾
患を多数例診療し、新たな治療法開発や治療法の均てん化に勤めることを目的としている。さ
らに神経内科をめざす若い医師の後期研修及び、神経内科専門医資格取得後の subspeciality
の研修により、より高度な神経内科医療の人材を育てさらに、当院で開発された医療技術・情
報を国内に広めることも重要な目的の一つである。また、神経内科医療においては医療スタッ
フのみならず、患者、家族が疾患について正確に理解することも極めて重要であり、この患者・
家族教育も当科の業務の目的の一つとしている。
(2)主な業務内容
①外来診療
病棟総回診日である水曜日を除く毎日午前午後で、新患外来 1-2 診、再来診療 5-6 診、及び
セカンドオピニオン外来を行っている。常勤スタッフ全員と、併任医師である神経研究所山村
隆部長、西野一三部長、久野貞子前副院長が担当した。セカンドオピニオン外来については、
神経内科部長及び医長と山村部長が担当した。
特に他科との連携を緊密にして診療成果の向上と患者の利便性を図る目的で、筋ジストロフィー
外来として、毎月第 4 火曜日に神経内科、小児科、リハビリテーション科、整形外科の専門医
が待機し同じ時間内に診療を行い、また脳深部刺激術後のパーキンソン病患者は脳外科と神経
内科が同一受診日に両科が緊密な連絡の上で診療を行う等の工夫をしている。
②入院診療
2 南病棟は小児科と混合で筋ジストロフィー患者を中心とする自立支援法に基づく入院患者
など比較的長期の入院を、2 北病棟はパーキンソン病、多発性硬化症を中心に障害者病棟とし
て 4 週程度の入院を、3 北病棟では内科系、外科系との混合病棟で緊急入院を含む急性期対応、
あるいは短期の検査入院、医師主導治験などを主な担当として、3つの病棟を分けて運営して
いる。
病棟担当スタッフは患者の安心感と各スタッフの専門性を生かすために長期的なローテーショ
ンとし、レジデントは教育のために 6-12 ヶ月で担当病棟を交代し、より多くの患者、疾患を
経験できるように配慮している。
2013 年度の特筆すべきこととしては、1)神経研究所山村部長らが開発した多発性硬化症
治療薬 OCH の医師主導治験を荒木学専門職、岡本智子医長を中心に神経内科全員の協力で健
常成人対象の STEP1 を終了し、健常人での安全性を確認できたこと、 2 )2012 年 3 月より開
始したパーキンソン病関連疾患の評価及びリハビリのためのプラグラムであるブラッシュアッ
プ入院を進めたこと、 3 )リハビリテーションン科と共同で小脳失調症早期リハビリテーショ
ンプログラム ( 入院 ) を開始したことが挙げられる。
③その他
これらの業務に加え、当科では学会等での発表、医師、コメデイカル向けの研究会での教育
講演のほか、患者会や公開講座等での講演を積極的に行っている。(業績ページ参照)
パーキンソン病・運動障害疾患センター(PMD センター)及び、多発性硬化症センターの診
療部門は神経内科が中心となり院内各科との強い連携のもとに活動を進めた。
(3)スタッフ構成
神経内科診療部長:村田美穂、医長:大矢寧、坂本崇、岡本智子、高橋祐二、山本敏之(院内医長)
の他スタッフ5人レジデント 7 人で構成されている。なお、佐藤和貴郎医師は 10 月より神経研
究所免疫研究部室長として転出した。
51
Ⅳ 業務状況
3 神経内科
2)実績
(1)外来患者数とその内訳
1日平均外来患者数は医事統計②に示すように 86.3 人、新患 6.2 人と順調に増加している。
外来患者は都全域、埼玉県、神奈川県など近隣の都府県のほか、広く日本中から来院され、
海外からの受診者も 5 名あった。(医事統計⑨参照)
外来新患の疾患別内訳は表⑧に示すように、パーキンソン病を初めとする神経変性疾患、多
発性硬化症を初めとする免疫性疾患、筋ジストロフィーを主体とする筋疾患を中心として、極
めてバリエーションにとみ、しかも神経内科の専門的医療を必要とする分野の患者が非常に多
い。有病率から考えると非常に多くの患者が当院に集まっており、神経系の国立高度先進医療
センターとしての役割を充分に担っており、また国民からの期待が高いこともこの数字が物語っ
ていると考えられる。
セカンドオピニオン外来
当科ではセカンドオピニオン目的の新患が多く、説明に 1 時間以上を要することも多いため、
2006 年 8 月からセカンドオピニオン外来を開設し、2013 年度は 69 件のセカンドオピニオン外
来診療を行った。
(2)入院患者数とその内訳
上記のように 3 病棟をそれぞれの機能に合わせて運営している。さらに、ベッド数の制約上
通常の担当病棟で対応できない場合には、他の関連する病棟に入院を受け入れるなど、綿密な
連携と協力にうえに運営された。3 階北病棟は内科、外科、整形外科、リハビリテーション科
等との混合病棟であり、パーキンソン病の肺炎での入院等は内科との併診とすることで、より
良い全身管理さらに神経内科治療、リハビリテーションへの移行をより適切に行うことができた。
1 日平均在院患者数は 92.4 人、1 日平均新入院は 4.5 人であった。1 日平均在院患者数は昨年
度とほぼ同数であったが、1日平均新入院患者数は微増しており、平均在院日数の短縮を示さ
れている。回転率が速くなっていることを示している。最も患者数が多かった3月は 99.8 人であっ
た。
(医事統計①参照)
神経内科の新入院患者総数は 2013 年度は 1656 人と 2012 年度より約 100 人増加した。一方で、
平均在院日数は 19.9 日とついに 20 日をきった。(医事統計⑥参照)
疾患別入院患者数は表⑧に示すとおりである。外来新患同様、パーキンソン病、多発性硬化症、
筋疾患を中心にパーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患、末梢神経障害な
どが多く、今年度はやや多発性硬化症関連疾患が増加した以外は分布はほぼ例年通りであった。
3)特徴と展望
当科の特徴は神経内科疾患のうち、いわゆる神経難病に特化し、神経変性疾患、神経免疫性
疾患、筋疾患について広く国内全域の患者を対象にしていることで、この分野ではわが国で最
も多くの患者を診療している。患者を中心にリハビリテーション科、脳外科、精神科等関連科
との連携の上に診療を進めているのも当科の特徴である。さらに、臨床観察の中から、パーキ
ンソン病の腰曲がり、首下がりなど姿勢異常の病態解明と新規治療法の開発を進めた。免疫性
疾患については神経研究所との強い連携により、新規治療法の開発、臨床研究を進めている。
OCH については 2014 年度はいよいよ多発性硬化症患者を対象とした STEP 2が開始される。
現在筋ジストロフィーについては、患者登録制度「Remudy」を小児科、筋疾患センター、
患者会との連携で勧めている。パーキンソン病及びその関連疾患は当院のみで 1000 例近く診
療しているため、当院の患者について、患者登録を開始した。また、パーキンソン病の治験・
臨床研究推進のために、パーキンソン病患者さんの組織であるパーキンソン病臨床研究支援チー
ム(Team JParis)を開始した。治験・臨床研究に興味のある患者さんに治験等に関して正し
い知識を持っていただくとともに、症状評価により、新たな臨床研究等とのマッチングを行う
組織である。その他の筋疾患や神経変性疾患等、いわゆる希少疾患については当科が中心にな
り、患者会との連携で all Japan の体制で患者登録システムの構築を進めている。
医師、コメデイカル等への研修とともに、患者家族教育に積極的にかかわり、ナショナルセ
ンターとしてよりよい神経難病医療の推進をしていきたい。
52
Ⅳ 業務状況
4 小児神経科
4 小児神経科
1)概要
(1)目的
広い小児科分野の中で、とくに小児神経学(成人で言えば、神経内科と精神科の両方を包含
する)を専門とする部門が小児神経科である。小児神経学に関するわが国最高峰の高度専門的
医療を提供することが当科の使命である。その実績により日本全国から多くの患者さんをご紹
介いただいている。
また優れた小児神経科医を育成すること、小児神経学における新しい知見を広く発信するこ
とも当科の重要な責務である。
(2)主な業務内容
診療に関しては、①小児における難治性てんかんの診断と治療、②神経筋疾患(特に筋ジス
トロフィー)の診断と治療、③中枢神経変性・代謝性疾患の診断と治療が、最も主要な業務で
ある。他にも発達障害を含め小児神経学に関する全ての診療に対応している。
研究活動として小児神経学に関する多くの論文発表・学会発表を国内外で行っている。
教育活動は、レジデント医師の教育・研修を行うほかに、全国で講演活動を行ったり、年に
1 回「小児神経セミナー」を開催して全国の多くの若い小児科医師に講習を行ったり、小児神
経科医療に関連したマニュアル、教科書、症例集などを発行したりしている。
(3)スタッフ構成
小児神経診療部長 : 佐々木征行(全体を統括)、主任医長 : 須貝研司(重症心身障害病棟(6
病棟)医長)、医長 : 中川栄二(外来医長)、小牧宏文(障害者(主に筋疾患)病棟(2 南病棟)
医長及び筋疾患センター長兼任)、斎藤義朗(一般小児神経科病棟(3 南病棟)医長)、医師 :
齋藤貴志(重症心身障害病棟(6 病棟))、医師 : 石山昭彦(一般小児科病棟(3 南病棟)および
障害者(主に筋疾患)病棟(2 南病棟))。その他のスタッフについては、
「Ⅶその他 2 職員名簿」
の小児神経診療部の項目を参照。
2)実績
小児神経科一日平均在院患者数は 103.2 人で過去最高を記録した。これらは以下の 3 個病棟の
合計入院患者数の平均である。
(1)一般小児神経科病棟(3 南病棟)
2013 年度の年間を通した病床利用率は、平均在院患者数 36.1 人(72%)でまだ十分に高い
とは言えないものの、新入院患者数は当院最多(年間 1,198 人で前年比 159 人増)で、平均在
院日数は当院最短(最終 3 か月は 10.9 日)の病棟である。
この病棟は多様な疾患を受け入れている。入院患者は日本全国から紹介されて来られるだけ
でなく、一部は国外からも紹介される . ①難治性てんかんの診断治療および脳外科的治療とそ
の術前・術後管理と評価、②筋疾患の診断治療および定期評価、③小児神経疾患の診断治療と
緊急対応(とくにけいれん重積、肺炎などの急性期治療)などを行った。ハイケア病室(HCU)
を持ち、てんかん術後を初めとした重症患者の集中治療の役割も担っている。小児神経科では
外来・入院いずれにも進行性疾患が多く、年々重症化も進んでいる。筋疾患では非侵襲的陽圧
換気療法(NPPV)を積極的に取り入れ、気管切開患者も含めて 30 名以上で在宅人工呼吸療
法を行っている。筋疾患患者の NPPV 導入・定期評価や、重症心身障害児を中心としたレス
パイト入院も積極的に受け入れた。てんかんの治験入院も積極的に受け入れている。また筋ジ
ストロフィーの治験入院は主に 3 北病棟を利用した。
53
Ⅳ 業務状況
4 小児神経科
(2)障害者病棟(2 南病棟)
主な対象は筋疾患の長期契約入所者である。これに加えて重症心身障害の契約入所者の一部
も当病棟で受け入れた。この他に短期での契約入院受け入れも行った。神経内科と合わせて
2013 年度の平均病床利用率は 78.9%であった。
(3)重症心身障害病棟(6 病棟)
重症心身障害児(者)が契約入所している病棟である。それまでは 80 床で運営してきたが、
2010 年 9 月に新病院移転後は 60 床での運営となった。当初新 6 病棟は 60 名の契約入所者で開
棟した。その後長期契約入所者の一部には 2 南病棟に移動していただいたことと自然減によっ
て、2013 年度は 9 床のレスパイト用病床が利用できることになった。この病床は、主に在宅重
症心身障害児(者)のレスパイトなどの短期入院に活用された。2013 年度は 364 名(昨年より
109 名増)の短期入院(小児神経科だけでなく外科、整形外科、歯科などの検査治療入院含む)
を受けた。2013 年度の年間を通した一日平均入院患者数は 59.2 人で病床利用率は 98.7% と非
常に高率であった。
(4)外来
小児神経科の専門外来を行った。初診は全て予約制である。再来も基本的に全て予約制である。
1 日平均外来患者数は 56.2 名で毎年確実に増加している。新患の 7 割以上は紹介患者で、日本
全国から紹介される。大学病院や全国の主要病院から紹介を受けることが多いのが特徴である。
初診時に筋疾患センター、てんかんセンターを指名される患者も多く、専門センターが活用さ
れている。
外来担当医は、常勤医師7名に加えて、埜中征哉名誉院長には筋疾患外来を、神経研究所の
後藤雄一部長には主に遺伝相談を、精神保健研究所の稲垣真澄部長には学習障害・発達障害外
来を担当していただいた。常勤医師は週に 2 日から 4 日を外来日としている。
レジデント医師は、交代で外来での予診聴取や急患対応などを行った。
3)特徴と展望
入院病床は、一般小児神経科病棟、障害者(筋疾患)病棟、重症心身障害病棟に大きく分け
られる。入院対象は各病棟で重なり合っており、それぞれの病棟が有機的に効率よく利用された。
研究活動も活発に行った。2013 年度に刊行された論文は英文だけで 20 編を越えている。国
際学会および国内学会での発表も活発に行った。てんかんの診断と治療、脳外科手術標本を対
象とした研究、筋疾患の診断と治療(特に Duchenne 型筋ジストロフィーの治験)、先天性遺
伝性疾患の診断と治療に関する研究、発達障害での薬物治療の治験などが中心で、当センター
神経研究所や当院脳神経外科あるいは放射線診療部との共同研究が多い。またセンター外の多
くの施設とも共同研究を行っている。
今後も国内随一の小児神経科専門部門として充実した診療および研究を継続していきたい。
54
Ⅳ 業務状況
5 脳神経外科
5 脳神経外科
1)概要
(1)主な業務内容
当部門では、難治性てんかんや、パーキンソン病、ジストニア、トウレット症候群などの運
動異常症を中心に、機能的脳神経外科領域で高度な専門医療を行っている。一般脳神経外科領
域においても、特発性正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳脊髄腫瘍、脳血管障害等の疾患につ
いて幅広く対応している。
病棟業務としては、毎朝の 30 〜 60 分間の診療ミーティング、月・火(隔週)・水の手術、木
曜の総回診、金曜の術前・術後カンファレンスがあり、更に麻酔医、看護師を交えた術前カン
ファレンスを週 1 〜 2 回行っている。また、包括医療が必要な難治の神経疾患が主体であるた
め、他部門のスタッフを交えた多職種カンファレンスを積極的に行っており、精神科、小児神
経科と合同で毎週月、木にてんかんマネージメントカンファレンスを行い、手術症例について
は、月 1 回放射線診療部、病理部門とのカンファレンスを行っている。さらに、チーム医療の
質を高める目的で、コメディカル対象に勉強会を行っている。
(2)スタッフ
大槻泰介、高橋章夫、金子 裕、開道貴信ら、4 名の医師が外来診療に携わっている。入院
患者に対しては、高橋、開道、金子医師が主治医として診療にあたり、小児患者については、
小児神経科医も担当医に加わり、連携して診療活動を行っている。金子医師はビデオ脳波モニ
タリング、頭蓋内脳波記録、脳機能マッピングなどの病棟における神経生理検査や脳磁図検査
を担当している。
その他、2013 年 9 月―2014 年 3 月の 7 か月間、群馬大学脳神経外科より、宮城島孝昭医師が
てんかん手術について診療補助を月 2 回行った。昨年度から引き続き、2013 年 8 月まで、南
京金陵医院脳神経外科(中華人民共和国、南京)の劉翔宇医師がてんかん外科の研修を行い、
手術を中心に診療活動に参加、学会発表、論文作成を行った。2014 年 2 月タイより Puritsana
Punyawai 医師が 1 カ月間のてんかん外科研修のため、当院に滞在した。
2)実績
(1)外来
2013 年度の外来新患患者数は昨年度とほぼ同じで、疾患としてはてんかんの患者数が多数
を占めている(疾患別統計資料)。地域別新患数をみると、東京都以外の地域が半数以上を占
めており(医事統計⑨)、広く全国各地より当科に患者が紹介されていることがわかる。
(2)病棟
2013 年度の新入院患者は前年度に比し増加した。てんかん患者の割合が多いことは前年度
と同様である。
3)特徴と展望
脳神経外科は、主に難治性てんかん、運動異常症などの機能的疾患に対して、最新の神経科
学に基づいた高度な外科的治療を行っており、その件数は国内でも有数である。
脳磁図を軸とした脳機能画像を駆使して行う乳幼児のてんかん外科は、国内外で高い評価を
受けている。当院が主導している乳児期の重篤なてんかん性脳症に対する早期外科治療は、発
達予後を含む長期成績が優れていることが明らかになり、全国から患者が紹介されてきてい
る。このためリスクの高い乳幼児の手術件数が増加傾向にあり、益々小児神経科やコメディカ
ルとの連携が必要になっている。運動異常症については、パーキンソン病、本態性振戦、ジス
トニアの他、特に脳性麻痺後の不随意運動やトウレット症候群などの希少な難治疾患に対し、
高精度の脳深部刺激療法を行い、他の専門施設からの紹介が増加している。当科では全身麻酔
下、両側の脳深部電極留置、パルス発生装置の接続、埋め込みまでの全ての過程を 1 回の手術
で行っており、患者の苦痛がなく、入院期間も短期間で済むことが大きな特徴である。その他、
Treatable dementia として近年注目されている特発性正常圧水頭症も手術症例が増えてきている。
今後、蓄積された膨大な診療データを解析して、新しい知見を世界に向けて発信していくこと
と、関連臨床科や研究所と連携しながら、神経難病における革新的な外科治療戦略を確立する
ことが、我々に課せられた重要な責務であろう。
55
Ⅳ 業務状況
6 総合外科
6 総合外科
1)概要
(1)目的
総合外科は、2010 年 4 月の独立行政法人化に伴い外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、婦人
科、眼科、耳鼻いんこう科、歯科の各科が協力して、精神・神経・筋疾患および発達障害患者
等の診療にあたることを目的として発足した。
(2)主な業務内容
常勤医が配置されているのは、外科、歯科、整形外科で、皮膚科、眼科、耳鼻いんこう科に
ついては他院からの診療応援による非常勤医による診療体制であった。泌尿器科及び婦人科に
ついては医師が確保できていない。
(3)スタッフ構成
総合外科部長(三山健司)、その他については以下の各科のスタッフ構成を参照。
外科
1)概要
(1)目的
日常の、外来での外傷・熱傷等から、入院での手術の適応となる疾患までの対応。
(2)主な業務内容
消化器疾患(食道、胃、肝、胆・膵、脾、結腸、直腸の疾患)、乳腺・甲状腺疾患、小児外科疾患、
深部静脈血栓、下肢静脈瘤、ヘルニア、痔核、体表疾患、気胸などを主な診療対象疾患とし、
緊急手術を含めて、各診療ガイドラインに沿った標準的な診断、治療を行っている。更に院内
の褥創の症例に対応すべく、認定看護師と共に定期的な褥創回診を施行している。
(3)スタッフ構成
総合外科部長(三山健司)、TMC 併任医師 1 名、他非常勤医師1名。
2)実績
医事および手術統計に見る通り、外来患者数微増、外科で入院の患者数減少(他診療科に入
院中に手術施行し、術後は副主治医として担当する患者も多数ある)、手術数は 2011 年度より
参加した東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」の他、他医療機関との連携体制の整備の
効果も有ってか、マンパワーの減少にもかかわらずほぼ同等であった。
3)特徴と展望
(独)国立精神・神経医療研究センター病院の外科として、他の病院では対応しにくい、精神・
神経疾患の患者の外科治療にも積極的に取り組んでいる。それらの患者については、他医療機
関との連携(紹介)の体制を整え、東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」以外の医療機
関との連携体制も整備し手術適応の患者を受け入れている。
前年度末での常勤医 1 名退職に伴う更なるマンパワーの不足を補うべく、TMC 併任医師、
週 2 日勤務の非常勤医の協力も得て、患者対応への影響を最小限に留めるよう努めている。
整形外科
1)概要
(1)目的
当院利用患者の一般的整形外科疾患の対応及び難病・肢体不自由に対する整形外科的アプロー
チを行う目的で設置された。
(2)主な業務内容
設置後1年半の間、当院において、①当院かかりつけ患者の一般整形外科外来診療、②院内
56
Ⅳ 業務状況
6 総合外科
で発生した急性整形外科疾患への対応、③院内コンサルテーション対応、④整形外科疾患の装
具診、⑤障害者スポーツ診療などを行っている。
(3)スタッフ構成
整形外科医長(松井彩乃)非常勤医師 定時 2 名 そのほか適時依頼
2)実績
(1)かかりつけ患者の一般的整形外科疾患診断治療
外来患者延べ 1057 人(予約外受診含む)の外来診療を行った。手術症例は 34 件であった。
(2)院内で発生した急性整形外科疾患への対応
院内での転倒等による外傷に対して必要な診断処置を行った。
(3)コンサルテーション対応
一般整形外科延べ 329 人、筋ジス外来延べ 27 人、股関節専門診延べ 106 人の院内コンサルテー
ション診療を行った。
(4)整形外科疾患の装具診
小児の麻痺性尖足や成人の外反母趾、偏平足等に対し、延べ 397 人件の装具診察を行った。
(5)障害者スポーツ診療
院外活動として東京都多摩障害者スポーツセンターでの月1回の医療相談、東京都主催の障
害者スポーツ大会の会場待機などを行った。
3)特徴と展望
東京都精神科身体合併症事業における診療依頼に対して当院で手術を含めた診療を行う体制
が得られた。神経難病における専門性の高い手術についても、非常勤医師と連携し当院もしく
は専門病院での診療が可能な体制が整った。現在の常勤医1名では外来および病棟診療の容量
に限界があり、また現状では臨床研究を行う体制にないため、今後の課題と思われた。
歯科
1)概要
(1)目的および主な業務内容
当院入院中の精神・神経・筋疾患および発達障害患者に対して原疾患による臨床症状に配慮
した歯科・口腔外科領域の治療および専門的口腔ケアによる予防を行うことである。
(2)スタッフ紹介
歯科医長(福本裕)、他歯科技工士 1 名
2)実績
1 日平均患者数は 7.8 人(前年度 8.9 人)、患者 1 人 1 日当たり診療点数は、657.0 点(前年度
646.6 点)
(医事統計③⑦)と患者数は減少したが、診療点数は増加傾向にあった。全身麻酔
症例は 11 名で、その内訳は、歯科治療 6 名、下顎水平埋伏智歯抜歯 4 名と、智歯抜歯の症例が
増加した。
3)特徴と展望
咀嚼機能の分析、口腔細菌叢の検討などの臨床研究を通して、精神・神経・筋疾患および発
達障害患者の生活の質の向上を図っていきたい。
57
Ⅳ 業務状況
7 総合内科
7 総合内科
1)概要
(1)目的
総合内科は 2010 年 4 月の独立行政法人化に伴い新たに発足した組織であり、消化器内科、循
環器科、心療内科により構成されている。当科の目的は、これらの内科系 3 科がそれぞれ特徴
を生かした診療を行うとともに各科が協力して精神科を中心とする入院患者の内科系合併症の
診療を担うことである。また栄養サポートチーム、臨床検査部と栄養管理室による合同ラウン
ドに参加して、栄養障害や生活習慣病の診断、治療に関わっている。
(2)主な業務内容
消化器内科常勤医師 2 名、循環器科常勤医師 1 名、心療内科常勤医師 1 名にて、それぞれ専
門領域を中心に診療を行っている。専門領域と並行して総合内科外来を行い、内科全般につい
ての他科入院患者のコンサルテーションへの対応、職員の診療を行っている。また禁煙外来を
行っている。
(3)スタッフ構成
総合内科部長:瀬川和彦。その他については以下の各科スタッフ構成を参照。
消化器内科
1)概要
(1)目的
消化器内科の目的は、1)全ての消化器疾患に対応し、診断・治療を行うこと、2)消化器疾
患の中でも特に過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアに代表される機能性消化管障害や、ク
ローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患を専門として質の高い診療を行い、これらの臨
床・基礎研究の情報を発信することである。
(2)主な業務内容
外来診療として、毎日 1 名の医師による新患・再来の外来診療を行っている。入院診療の必
要な患者に対しては、主に 3 階北病棟に入院とし、治療を行っている。また、他科(主に精神科)
からの内科系診療依頼に対しては、場合により主治医と併診という形で診療に関与した。検査
としては、上部・下部内視鏡検査を毎週月 ~ 木曜に施行するほか腹部超音波検査を各外来ブー
スで診療時に行っているほか、検査技師の協力により生理機能検査室でも毎週水、木曜に施行
している。
(3)スタッフ構成
消化器内科医長:有賀元、消化器内科医師:天野智文の 2 名。
2)実績
1 日当たりの平均入院患者数 2.0 名、平均外来患者数初診 0.2 名、再診 5.6 名であった。消化
器内科は 2009 年 4 月から診療業務を開始し、本年度で 5 年目を迎えた。外来患者の疾患は潰瘍
性大腸炎、クローン病などの炎症性疾患、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなどの機能
性消化管障害、逆流性食道炎、胃十二指腸潰瘍、直腸潰瘍などが多く、入院患者の疾患は炎症
性腸疾患や胃十二指腸潰瘍、S 状結腸軸捻転、大腸ポリープ、胃癌、大腸癌、膵腫瘍、肝腫瘍、
呼吸器感染症、尿路感染症などであった。上部消化管内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査とも
に件数は確実に増加しており、また、大腸ポリープ切除などの治療内視鏡も施行している。腹
部超音波検査も件数が増加してきており、内科診療に大きく貢献している。
3)特徴と展望
消化器内科の特徴は、一般的な消化器疾患の診療に幅広く対応しつつ、中でも機能性消化管
障害と炎症性腸疾患に焦点をあて、専門性を持った診療を行うことである。これらの疾患は、
ストレスにより増悪する「ストレス関連疾患」とされるが、その病態は十分に解明されておらず、
臨床の場では治療に難渋することも多い。これらの疾患に関する情報を発信することは、セン
ターのミッションにも合致するものと思われる。
58
Ⅳ 業務状況
7 総合内科
循環器科
1)概要
(1)目的
当院診療中の患者の循環器疾患の診療を行う。他医療機関から紹介された循環器疾患患者の
診療を行う。
(2)主な業務内容
(月)
(水)に循環器科外来診療を行っている(予約枠 12 名 / 日)。他科入院患者の循環器領
域のコンサルテーションに随時対応している。臨床検査部の心エコー検査の一部を担当してい
る(予約枠 16 名 / 週)。心電図、ホルター心電図の判読を行っている。
(3)スタッフ構成
総合内科部長:瀬川和彦
2)実績
1 日当たりの平均入院患者数 0.3 名、平均外来患者数初診 0.1 名、再診 4.6 名であった。臨床
検査部、栄養管理室の病棟ラウンドに参加し、生活習慣病を中心とした患者の follow up を推
進している。
3)特徴と展望
デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィーの心筋障害の診療を小児神
経科と連携して行っている。
心療内科
1)概要
(1)目的
臨床各科が扱う身体の疾患 / 症状の中で、発症契機や症状の進展に心理社会的ストレスが関わっ
ている症例において、ストレスと症状との関わり(心身相関)の理解が必要で、一般的治療の
みでは治りにくいケース(心身症)を治療することを目的としている。
(2)主な業務内容
当科が治療対象とする代表的な疾患として、過敏性腸症候群、本態性高血圧症、緊張型頭痛、
疼痛性障害があり、外来及び入院にて治療を行った。なお、摂食障害は人格障害や他の精神障
害を併せ持ち問題行動を起すケースが多く、原則、外来治療として、外来継続治療、他院紹介、
などのケースワークを行った。
(3)スタッフ構成
心療内科医師:富田吉敏が入院診療と週 4 回(内、1 回は総合内科として)の外来を担当。
また精神保健研究所心身医学研究部所属の安藤哲也ストレス研究室室長、菊池裕絵心身症研究
室長らが週 1~2 日の外来診療を担当した。
2)実績
1 日当たりの平均入院患者数 0.4 名、平均外来患者数初診 0.2 名、再診 7.2 名であった。2013
年度の患者の内訳は、緊張性頭痛、過敏性腸症候群、慢性疼痛などの心身症、不安障害、身体
表現性障害、摂食障害など多種多様であった。臨床心理士により心理療法、自律訓練法、リラ
クゼーション法の指導も行った。
3)特徴と展望
心身症をはじめとする様々なストレス関連疾患を診療・研究の対象とする。
59
Ⅳ 業務状況
8 遺伝カウンセリング室
8 遺伝カウンセリング室
1)概要
(1)目的
遺伝子検査は精神・神経疾患の病因検索に不可欠の検査法となってきており、その際に遺伝
子や遺伝に関する情報を患者およびその家族に正確に説明することが不可欠である。しかし、
これらは日常診療の中でおこなうことは困難であり、専門のスタッフが時間をかけて行う遺伝
カウンセリングが必要である。
(2)主な業務内容
保険適用されている遺伝子検査前後の遺伝カウンセリングに加えて、発症前診断や出生前診
断に関する相談、一般的な遺伝に関する相談などを行っている。また、臨床遺伝専門医をめざ
す医師や遺伝カウンセラー、遺伝看護師の教育も行っている。
(3)スタッフ構成
遺伝カウンセリング室長 : 後藤雄一(臨床遺伝専門医、責任指導医)、臨床遺伝専門医:中川
栄二、清水玲子、竹下絵里(遺伝カウンセリングコースレジデント)、認定遺伝カウンセラー:
小松有希子、顧問:埜中征哉(名誉院長)
2)実績
2013 年度の遺伝カウンセリングの実数は初診 59 件、再診 46 件であった。保険適用の遺伝病
学的検査前後のカウンセリングはそれぞれ 57 件と 63 件であった。総数は 225 件であり、過去
最多となった。
遺伝カウンセリング診療実績
自由診療
165
206
126
123
174
225
カウンセリング
再診
120
105
3,150円
100
5,250円
80
63
60
47
17
23
17 23
10 2
9 33
46
6,300円
27
18
45
46
33
63
60
57
40
10,500円
(2010年改正)
18
71
46 50
初診
65
14
40
20
17
77
75
68
(2010年改正)
48
44
32
17 13 15 14
26 23 28
36 32
59 57 63
46
0
02 03 04 05 06 07
08
09
10
11
遺伝学的検査
カウンセリング
(保険収載)
12
13
検査前
無料
検査料
4000点
診療費 認定遺伝 遺伝病学的検査に カウンセリング料値上げ
カウンセ 対する検査前後の 認定遺伝カウンセラーの
徴収
ラー採用 対応
常勤採用
開始
検査後
500点
3)特徴と展望
一般社会からの遺伝医学に対する関心や患者の家族からの遺伝学的診断のニーズの高まりに
より、今後も遺伝診療の必要性が増すと予想される。それらに対応した活動を行うとともに、
当院で計画・実施されている遺伝子治療などの先端的医療を行う際に必要な医療スタッフに対
する教育も重要で、緊急の課題と考えている。
60
Ⅳ 業務状況
9 手術・中央材料部
9 手術・中央材料部
1)概要
(1)目的
手術・中央材料部は、手術室、中央材料室、ME 室からなる。病院の中核機能の一つとして、
各科が手術を行い(手術室)、医療器材の洗浄・滅菌・管理・供給を行い(中央材料室)、医療
機器の点検、管理、指導、運用等を行っている(ME 室)
手術は、また重症うつ病、双極性障害、及び統合失調症で ECT 委員会の承認を受けたものに対し、
全身麻酔下に mECT が行われている。
(2)主な業務内容
手術室では、各科による手術が行われ、手術が安全に確実に遂行されるよう人員・機材・環
境を常に良好な状態に維持している。脳神経外科では主として、てんかん、パーキンソン病な
どに対する機能的脳外科手術を、外科・整形外科では合併症(精神、神経、筋疾患)を有する
患者の手術を、神経内科及び小児神経では筋生検・神経生検を、歯科では全身麻酔下の歯科治
療を行っている。また、血管造影検査、全身麻酔下の修正型電気けいれん療法(mECT)を行っ
ている。
中央材料室は医療器材の洗浄、滅菌、管理を行い、病院全体に供給を行っている。
ME 室では臨床工学士による ME 機器の管理、点検、整備を行い、正しく機器が使用される
ように指導を行い、病院全体の効率的な ME 機器の運用を図っている。また医師の指示のもと
血漿交換を行っている。
(3)スタッフ構成
部長(大槻泰介:脳神経外科診療部長併任)、麻酔科医長(中井哲慈)、手術室・中材師長(緒
方純子)、看護師 4 名、看護助手 1 名、臨床工学士(安田聖一ほか 2 名)
2)実績
(1)手術室
2012 年度に実施された手術件数は 227(前年 286)件で、科ごとの内訳は脳神経外科 107(116)
件、外科 47(50)件、整形外科 34(20)件、神経内科 33(30)件、小児神経科 47(32)件、
全麻下の歯科治療 11(12)件であった。一方 mECT は総数 717(860)件で、mECT の一部は
触法病棟にて行った。血管造影検査は 6(12)件であったが、全例脳血管撮影で、てんかん外
科症例に対するワダテストが行われた。mECT を除く全身麻酔の総数は 176(220)件であった。
手術症例については基本的に術前カンファランスと麻酔スタッフによる術前訪問を行ない、週
1 回手術室及び ME スタッフがミーティングを行い、業務の円滑な遂行を図っている。
(2)中央材料部
スーパーソニック洗浄装置、ジェットウォッシャーによる洗浄を行い、低温プラズマ滅菌器、
オートクレーブによる滅菌、手術器械の組み立てを行っている。
(3)ME
人工呼吸器、輸液ポンプ、除細動器などの ME 機器の点検整備を行うほか、394(325)件の
血漿交換療法を行った。
(4)手術部会
毎月定例の手術部会を開催し、各科、各病棟と前月までの症例に対して検討を行い、リスク
の洗い出しと対策の立案を行っている。
61
Ⅳ 業務状況
9 手術・中央材料部
3)特徴と展望
当院における手術は、精神・神経・筋疾患を合併した患者に対して行われることが多い。脳
神経外科手術としては、てんかん、パーキンソン病、トゥレット症候群などに対する機能的脳
外科手術及び認知症外来からの正常圧水頭症の手術が行われている。特に最近乳幼児てんかん
の症例数が増加している。外科においては精神・神経筋等に合併症を有する患者の経皮的胃瘻
造設、IVH ポート埋込、腫瘍切除、開腹によるイレウス解除・逆流防止手術、腹腔鏡・胸腔
鏡手術等が行われている。整形外科においても、合併症を有する患者の整形外科手術を行って
おり、症例数が増加している。脊椎手術、大腿骨等の骨折手術・人工骨頭置換、筋腱の延長術
などが行われている。また神経内科、小児神経により筋生検、神経生検が多数行われている。
歯科では重身病棟の患者を中心に全身麻酔下での歯科治療、抜歯を行っている。
精神・神経筋の合併疾患があって、認知機能や身体機能が低下しているために、リスクが増加
する場合がある。術前の関係スタッフによる調整を綿密にして安全な周術期管理を目指してい
る。症例により、
ME やリハビリスタッフが術前から関与することも多い。また放射線科スタッ
フ、検査・病理・輸血のスタッフの積極的な支援を受けている。
mECT は ECT 委員会の承認を受けた重症のうつ病、双極性障害、統合失調症の患者に全身
麻酔を導入してから行っている。ECT ユニットは手術室に隣接して配置している。安全、快
適な治療環境の維持に努めている。触法病棟の対象症例については、触法病棟で mECT が施
行されることが多いが、その場合麻酔医が出向いて麻酔管理を行っている。
今後の展望としては、合併疾患を有す症例の増加が予想される。外科・整形外科疾患で近隣
医療機関からの手術目的での転送が増加しつつある。mECT については全体数は低下傾向に
あるが、近医からの ECT 目的での入院が増加傾向にある。
ME 室は、人員が増加され、院内の医療機器への点検・整備状況が改善している。また神経
疾患患者に対する血漿交換療法を臨床工学士によって行っているが年々増加している。中央材
料室と連携して、衛生材料のディスポ化、効率的運用に努めている。
62
Ⅳ 業務状況
10 放射線診療部
10 放射線診療部
1)概要
(1)目的
放射線診療部は画像検査の安全な遂行と正確な画像診断を担うため設置された。
(2)主な業務内容
①単純写真・CT・MRI・核医学・超音波などの画像の撮影、②撮影された画像の読影と診断、
③画像を用いた研究、④レジデントの教育を行っている。
(3)スタッフ構成
医師は佐藤典子(放射線診療部長)、他 3 人。診療放射線技師は平賀亘(放射線技師長)、他 9 人。
2)実績
(1) 体制
2013 年度は、昨年度と同様に MRI(3T)2 台、CT(40 列 )1 台、SPECT-CT1 台、PET-CT1 台、
X 線検査装置、
血管撮影装置、
X 線 TV 装置、超音波装置、骨塩定量検査装置などの体制で臨んだ。
IBIC 棟内のサイクロトロンはホットラボの Good Manufacturing Practice(GMP) 化に向けて
ハード面、ソフト面に必要な投資を行い、GMP 化に沿った製剤提供環境の整備を行った。
(2) 検査実績
放射線診療部全体としては前年度を若干上回る業績であった。GMP 化の影響で核医学検査
では大きな伸びはなかったが、MRI 検査や骨塩定量検査は約 200 件 / 年の検査数が増加している。
全体として診療点数の点で病院経営に多いに貢献している。
各種検査別統計(年度)
2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 (人)
(人)
(人)
(人)
(人)
検 査 項 目
C
T
検
査
3,861
4,463
3,632
3,973
3,982
M
R
検
査
3,767
4,335
5,000
5,315
5,524
エックス線検査
4,151
5,655
6,436
5,882
5,990
影
15
23
15
14
9
エ ッ ク ス 線 TV
379
420
379
550
569
ポ ー タ ブ ル
834
919
834
1,269
1,269
血
管
撮
SPECT 検
査
1,514
1,513
1,753
2,035
2,113
P E T
査
0
157
393
694
711
超 音 波 検 査
80
17
80
42
51
骨 塩 定 量 検 査
382
551
672
1,109
1,309
検
63
Ⅳ 業務状況
10 放射線診療部
6,000
5,000
4,000
CT検査
3,000
MR検査
2,000
核医学検査
(SPECT+PET)
1,000
0
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
3)特徴と展望
診療と同時に MRI を中心とした研究も行っており多くの実績を残している。他施設からの
研究生が在籍し、共同研究も盛んに行っている。2014 年 1 月よりパーキンソン症候群とレビー
小体型認知症における黒質線条体ドーパミントランスポーターの分布を反映した画像が得られ
る「ダットスキャン静注」を用いた SPECT 検査の受け入れを本格的に開始した。ダットスキャ
ンについては多施設共同臨床研究も視野に入れて積極的に取り組んでいく。また、近い将来に
向け高度先端医療を全国に発信する事を目標に、最新放射線医療機器の画像解析や診断技術等
の臨床研究分野でのスキルアップに積極的に取り組んでいる。
64
Ⅳ 業務状況
11 臨床検査部
11 臨床検査部
1)概要
(1) 目的
臨床検査部門は、患者さまの健康を願い、臨床診療と様々な研究活動への貢献や協力体制確
立を目指して、日々業務に取り組むことを目的としています。
(2) 主な業務内容
①検体部門:尿一般検査・糞便検査・穿刺液検査・血液検査・生化学検査・免疫検査・輸血検
査・微生物検査・TAU・アミロイドβ蛋白検査
②病理部門:病理診断・細胞診断・病理解剖・電子顕微鏡・ブレインバンク
③生理部門:心電図検査・筋電図(誘発)検査・脳波(誘発)検査・呼吸機能検査・超音波検査・
睡眠ポリグラフ(PSG、MLST、簡易 PSG)
・脳磁図(MEG)
・長時間脳波ビデ
オ記録検査・光トポグラフィ -(先進医療)
④遺伝子部門:遺伝学的検査・TMC 検体受付・筋バンク(凍結筋・DNA・培養細胞)
(3) スタッフ構成
臨床検査部長(吉田寿美子 精神科)、臨床検査部医長(齊藤祐子 神経病理)、遺伝子検査
診断室医長(後藤雄一 TMC 副センタ - 長等併任)、睡眠障害検査医長(亀井雄一 精神科)、
臨床検査技師長(竹下昌利)、他医師 3 名、検査技師 24 名、技術職員 2 名、心理療法士 3 名、
事務 3 名
2)実績
臨床検査部では、栄養管理部門と合同で行っている病棟ラウンドや院内感染対策活動により、
検体部門(一般~病理)は前年比 105% の増加、生体部門(生理検査~その他の検査)はほぼ
横ばいであった。(表 1) 検体部門では、TMC 臨床開発部のバイオリソ - ス事業も軌道に乗り、さらに 2012 年の診療
報酬改正で TAU 蛋白検査が保険収載となり、hTAU・pTAU・アミロイドβ蛋白は、近隣の
施設からの検査依頼も増加している。
病理部門では、解剖数が 11 件(院内 9 件、院外 2 件)、解剖率が(解剖数 / 死亡退院患者数)
50% であり、全国でも低下の一途をたどる解剖率(2011 年度 2.1%)と比較しても高い水準を
維持している。また、ブレインバンク登録者による他院からの解剖受け入れも年々増加してい
る。
(表 2)
微生物検査室では、
感染対策管理加算Ⅰ + Ⅱのため ICT メンバーとして、年 6 回の地域連携カンファ
レンスおよび、年 2 回の病院相互ラウンドを実施している。
生理部門では、2013 年 1 月より睡眠障害検査の検査枠を 4 枠増設した事により件数が増え、
検査件数は精密 PSG 252 件、MSLT 73 件、簡易 PSG163 件の実績である。脳磁図(MEG)検
査は年間 275 件の検査を実施しており、関東圏内の大学病院・てんかん専門病院などからの依
頼も増加している。超音波検査件数は 1503 件と前年とほぼ同じだったが、腹部エコー枠を増
やし前年比 109% の増加であった。うつ症状鑑別診断補助としての先進医療「光トポグラフィー
検査」件数は、先進医療 421 件・研究 290 件と年々増加傾向にあり、2009 年 10 月の開始以来の
総検査数は 2,000 件を突破した。
遺伝子検査診断室では、TMC 臨床開発部と連携して筋病理診断と遺伝子診断の統合的筋疾
患診断を提供しており、院内外からの依頼総数は 1,352 件と年々増加している。当室は、そ
れらの検体の受付関連業務や、血液からの DNA 調製の大半を担い、また各種の遺伝学的検査
189 件を実施した。そのうち、院内の保険適用検査は 54 件、DMD 遺伝子 79 エクソン全シーク
エンス解析をはじめとする自費診療検査は 26 件の実績であった。(表 3、疾患別統計⑪)
65
Ⅳ 業務状況
11 臨床検査部
表1 臨床検査件数の年次別推移
一
穿
血
生
免
微
細
生
そ
総
年
度
般
検
刺 液 検
液
検
化 学 検
疫
検
生 物 検
胞 診 検
理
検
の 他 の 検
件
2009 年
45,965
541
103,132
285,965
31,260
7,937
227
15,326
36,818
527,171
査
査
査
査
査
査
査
査
査
数
2010 年
47,822
367
107,909
295,066
28,496
6,130
147
14,962
35,908
536,807
2011 年
60,171
504
125,307
330,925
38,477
7,596
82
16,573
39,584
619,219
2012 年
72,311
563
137,482
362,266
36,025
8,041
84
22,973
43,828
683,573
2013 年
71,309
698
137,200
392,478
38,323
9,207
153
23,035
41,432
713,835
表 2 病理検査件数の年次別推移
組
電
解
解
外
年
織
検
子 顕 微
剖
剖
部 委 託
鏡
解
査
度
件
剖
数
数
数
率
数
2009 年
206
99
9
38%
1
2010 年
373
66
10
40%
2
2011 年
242
63
13
50%
3
2012 年
266
83
10
52%
3
2013 年
272
53
11
50%
2
2012 年
1327
768
728
58
16
2013 年
1352
795
732
54
26
表 3 遺伝子検査件数の年度別推移
年
度
総
依
頼
件
数
筋 病 理 診 断 受 付 数
遺 伝 子 診 断 受 付 数
保 険 適 応「 遺 伝 学 的 検 査 」
先進医療「ミトコンドリア病の DNA 診断」
自 費 診 療 の「 遺 伝 学 的 検 査 」
2009 年
1099
607
642
74
4
-
2010 年
1083
641
593
28
8
9
2011 年
1163
690
632
44
8
3)特徴と展望
臨床検査部の特徴は、生理部門の神経生理学検査であり、脳波・脳誘発・筋電図・誘発筋電図・
長時間ビデオ脳波・脳磁図(MEG)
・睡眠障害(PSG・MSLT)検査が数多く実施されている。
特に MEG 検査は、時間周波数解析や空間フィルターなどの新技術をいち早く取り入れて質の
高い医療を提供している。先進医療の光トポグラフィー検査は、日本一の検査件数を誇り、他
施設に先駆けて臨床検査技師が検査と 1 次判読を行い、医師による 2 次判読で判定するシステ
ムを取り入れている。その知識や技術の普及と啓蒙を目指し、2013 年 9 月 28 日に「第 4 回光ト
ポグラフィー講習会」
(参加者 21 名)
、2013 年 11 月 17 日に「第 3 回光トポグラフィー判読セミ
ナ -」
(参加者 29 名)を検査部主導で開催した。2014 年 4 月の診療報酬改定で光トポグラフィー
検査が保険収載され、
「国立精神・神経医療研究センターが実施している所定の研修を終了し
た常勤の医師が 1 名以上配置されていること。
」という一文が盛り込まれ、この検査での指導的
役割は重要なものとなった。睡眠障害センターと共催で、2013 年 10 月 19 日に「不眠症の認知
行動療法セミナ - ベーシックコース」
(参加者 25 名)2013 年 10 月 20 日に「不眠症の認知行動療
法セミナ - アドバンスコース」
(参加者 21 名)を開催した。
病理部門では、1997 年にネットワーク型の脳バンク「Research Resource Network(RRN)
」
を立ち上げ、凍結組織を含めたリソースを研究や教育目的のため外部施設へ提供している。さ
らに 2006 年には「パーキンソン病および関連神経疾患の生前同意登録に基づく脳バンク」とし
ての運用を開始した。2010 年からは、対象疾患を神経疾患まで拡大し、現在の登録者数は 131
名となっている。すでに登録者 17 例の剖検が実施され、脳バンクシステムが有効に活用されて
いる。また、2011 年 10 月に開設された TMC 棟内に「脳フリーザー室」
「脳ホルマリン保存室」
を設置し、Research Resource の運用を開始した。2010 年から開始された研究所との電子顕微
鏡一元化は、順調に稼働し臨床のみならず研究にも貢献している。
遺伝子検査診断室は、TMC 臨床開発部、神経研究所(疾病研究第一部、疾病研究第二部)
と連携して、神経・筋疾患について筋病理検査や遺伝子検査を組合せた統合的診断を提供して
いる。他施設からの積極的な受け入れ(全体の約 8 割)により、
ナショナルセンターとして神経・
筋疾患の全国的な診断センターおよびバイオリソース拠点(筋レポジトリー)の役割を果たし
ている。その中で当室は、TMC 検体受付業務、DNA サンプル調製、保険診療及び実費診療の
ものを中心とした遺伝学的検査などを担当している。さらに、治験推進のための「神経・筋疾
患患者登録サイト Remudy」の構築・運営にも参画している。
今後の展望として、
「ルーチン業務の拡大」
・
「迅速で正確な報告体制」
・
「研究協力の強化」を
3 本柱として臨床に貢献出来る臨床検査部を目指している。臨床からの要望を柔軟に対応でき
るスタッフ育成にも力を入れている。
66
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
12 リハビリテーション部
1)概要
(1)目的
リハビリテーション部の目的は、精神・神経・筋疾患、発達障害に関するリハビリテーショ
ンを実施するとともに、精神保健研究所および神経研究所と連携し、新規リハビリテーション
技術の開発と臨床応用ならびに全国への普及を図ることである。
(2)主な業務内容
リハビリテーション部の臨床業務は、身体及び精神に関する高度専門リハビリテーション医
療を提供することであり、身体リハビリテーション(理学療法、身体作業療法、言語聴覚療法)、
精神リハビリテーション(デイケア、精神作業療法)、臨床心理検査および心理療法、医療観
察法病棟におけるリハビリテーション業務から構成される。またリハビリテーションに関する
研究・教育・研修業務を行う。
(3)スタッフ構成
リハビリテーション部長:平林直次、身体リハビリテーション科医長:小林庸子、精神リハ
ビリテーション科医長:坂田増弘、身体リハビリテーション科医師:前野崇、早乙女貴子、デ
イケア師長:大迫充江、理学療法士長:丸山昭彦、精神作業療法士長:大島真弓、身体作業療
法士長:粟沢広之、言語聴覚療法主任:織田千尋、第二心理療法主任:今村扶美、他 76 名。
【身体リハビリテーション科】
当科は対象患者数に対するスタッフ数が圧倒的に不足しているため、入院患者に対するリ
ハビリテーションサービスの充足を目標に増員が計画され、2011 年度から順次対応している。
2013 年度は理学療法士 18 名、作業療法士 9 名、言語聴覚士 3 名の体制となった。これにより、当
初の目的である診療業務の量の確保と効率化に加え、リハビリテーションを入院目的の一部と
した、他科の入院サービスの多様化、研究や他部門との連携、神経筋疾患のリハビリテーショ
ンに関する国内での情報共有と発信等にも力を入れることができた。また、
10 月にはリハビリテー
ション専門医の前野崇が異動となり、
同じくリハビリテーション専門医の早乙女貴子が配属となった。
入院患者については、他科からのコンサルテーション対応に加えて、神経内科・小児神経科・
脳神経外科及び整形外科、外科、内科との連携と、パーキンソン病関連疾患に対する LSVT Ⓡ
LOUD、LSVT Ⓡ BIG を対象としたリハビリテーション科での入院を 3 北・2 北病棟で受けた。
外来では、筋疾患・パーキンソン病関連疾患患者を中心にテーラーメイド対応を行った。
スタッフの熟練度と増員に伴い、診療効率が改善し、総診療報酬は 30,025,525 点(前年度比
110%)
、スタッフ 1 人あたりの診療実績も前年度に引き続き維持している。理学療法士にのみな
らず作業療法士も病棟担当制としたことにより、各科及び病棟との連携が効率化した。また、
センター内の横断的な診療・研究業務の中での当科への期待も大きく、各疾病グループよりリ
ハビリテーション診療や機能評価を求められている。特に筋疾患センター内での役割が確立し
た。昨年度に引き続き、厚生労働科学研究班への研究協力として、神経筋疾患の評価項目の検
討、
パーキンソン病患者に対するブラッシュアップ入院におけるリハビリテーションプログラム、
および外来でのパーキンソン病の集団運動療法プログラムを継続している。厚生労働省による
「リハビリテーションスタッフの喀痰等の吸引」についての通達を受けて、認定システムに則り、
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による吸引実施が継続している。
理学療法
1)概要
(1)目的
当院入院・外来患者の理学療法を手段とした身体・生活機能および QOL の維持改善および、
関連領域のリハビリテーション手段の開発と普及。
(2)主な業務内容
当院入院・外来患者に対する理学療法の提供(主に運動機能・呼吸機能の評価・維持・改善・
セルフマネージメントの助言など)、および理学療法に関する研究・教育・研修。
67
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
2)実績
2013 年度は、理学療法士 18 名体制で始まったが、12 月に 1 名退職し、17 名となった。スタッ
フ数の影響はあったが、診療報酬は 18,402,215 点に達し、理学療法士 1 日 1 人当たりの療法単
位数は 17.7 の実績を得た。2010 年度から開始した治験・臨床研究における評価は 8 件(前年
は 3 件)に増え、治験担当者を増員し、研究業務としてセンターに貢献した。筋ジストロフィー
市民公開講座への参加、他部門と協力して、てんかん家族会の開催などを行った。また、呼吸
サポートチーム(RST)回診、褥瘡回診、病棟カンファレンスに参加した。
3)特徴と展望
筋疾患・パーキンソン病関連疾患に加えて、センター内の横断疾病センターを中心に、理学
療法士の果たす役割を確立していく。
身体作業療法
1)概要
(1)目的
当院入院・外来患者の作業学療法を手段とした身体・生活機能および QOL の維持改善および、
関連領域のリハビリテーション手段の開発と普及。特に、「生活に関連する」動作・家族家屋
地域サービス環境・意欲などの精神機能などについての援助。
(2)主な業務内容
当院入院・外来患者に対する作業療法の提供(主に上肢・日常生活動作・生活環境等の評価・
維持・改善・セルフマネージメントの助言など)および、作業療法に関する研究・教育・研修。
2)実績
2013 年 4 月より、2 名増員し 9 名体制となった。作業療法士 1 人当りの平均実施単位数は、目
標とした 18 単位を超え 103% の達成率であった。年間の診療報酬は 8,431,920 点となり、2012
年度よりも 2,528,470 点増加した。10 月より粟沢が身体作業療法士長として任命され新体制と
なった。リハビリテーション部内の連携と、病棟との円滑な連携を目指し、原則として病棟担
当制とした。
取り組みとしては、20 歳代の筋ジストロフィー患者・家族向け治療プログラム(MD 倶楽部)
ユースプログラムを継続した他、未就学児から高校生を対象としたキッズプログラムおよびジュ
ニアプログラムも併せ開催した。また、今までの取り組みをまとめ世界作業療法士学会に向け
て発表する準備をした。研究活動としては、厚生労働科学研究費補助金 ( 難治性疾患等克服研
究事業 )『希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究』班
および、東京都作業療法士会、東京都医学総合研究所と協力し「意思伝達装置等、コミュニケー
ション用具支援の現状調査とネットワーク作り」を実施した。
3)特徴と展望
身体作業療法の特徴は、
筋ジストロフィー、重症心身障害(児)、パーキンソン病、多発性硬化症、
さらには小児難治性てんかん術後を含め、小児神経領域、神経内科領域、脳神経外科領域を対
象としており、今後、さらに、心身両面に配慮した包括的リハビリテーション体制の強化が期
待されている。
言語聴覚療法
1)概要
(1)目的
当院入院・外来患者の言語機能、発声発語器官の機能、摂食・嚥下機能の評価および訓練。
機能改善につながる訓練法の開発、情報の発信。
(2)主な業務内容
当院入院・外来患者に対する言語聴覚療法(言語機能、発声発語器官の機能、摂食・嚥下機
能の評価及び訓練)の提供および、言語聴覚療法に関する研究・教育・研修。
2)実績
現在言語聴覚士は織田主任、佐藤、中山の 3 人である。部門で一人当たり平均 18 単位 / 日の
68
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
目標をほぼ達成できている。それぞれ研鑽をつみ、訓練内容も患者に合わせて多様化した。織
田は昨年度に引き続き遅延聴覚フィードバック(DAF)に関する研究を継続し、この他、摂
食嚥下障害の生活の質に関する質問紙の開発を行い、信頼性妥当性を調べた。DAF の演題を
含め 4 学会で発表を行った。また、日本音響学会のスペシャルセッションで DAF の研究に関
しての講演を行った。2013 年 10 月と 2014 年 2 月には、「会話が弾む ! パーキンソン病の声のリ
ハビリテーション」というタイトルで、東京と北九州で講演を行った。この他、摂食嚥下障害
のリハビリテーションについて講演を行った。中山もパーキンソン病の発話明瞭度と発声発語
器官の運動との関連について学会発表を行った。佐藤は国立病院総合医学会で小児の症例発表
を行った。
3)特徴と展望
筋疾患・パーキンソン病関連疾患に対する言語聴覚関連の評価法の確立および訓練法の開発
を行い、当院から外に向けて情報を発信していく。言語聴覚士の増員を行い、臨床および研究
をより充実させていきたい。
【精神リハビリテーション科】
2011 年度より、
精神科デイケア部門と精神科入院作業療法部門を合わせて、精神リハビリテー
ション科として運用することで、利用者の入院・外来の別や病期に関わらず、最適なリハビリ
テーションプランを継続的に提供することが可能な体制づくりが進んでいる。また、多職種に
よる多面的なリハビリテーションの実現のため、臨床心理室、医療相談室、薬剤部、栄養科と
いった病院各部門との協力体制を築いている。当科は病院リハビリテーション部内の 1 部門で
あると同時に、専門疾病センターである「地域精神科モデル医療センター」の臨床活動を、在
宅支援室内の訪問支援チーム(PORT:Psychiatric Out-Reach Team)とともに担っている。
入院に頼らない地域生活中心の医療の実現のため、利用者の日常生活技能の向上および就労支
援に力を注いでいる。
デイケア
1)概要
(1)目的
デイケアの目的は、個別性の高いケアマネジメントと、医療的意義の明確な治療プログラム
を提供し、精神症状の改善、日常生活・社会生活能力の改善を図り、限定された期間で社会復
帰を実現することである。また、もうひとつの目的は、入院部門や外来部門、訪問看護部門、
地域の医療・保健・福祉機関との連携を通して、我が国におけるデイケアモデルを構築し、広
く普及することである。
(2)主な業務内容
主な臨床業務は、①治療プログラムの提供、②個別のケアマネジメント、③院内他部門や他
施設との連携の促進等である。また、厚生労働科学研究班の多施設共同研究への参加や、多職
種の学生実習の受け入れ等を行っている。
2)実績
多施設共同の就労支援研究に継続して取り組むとともに、地域精神科モデル医療センターの
臨床部門のひとつを構成し、より機能を高めたデイケア診療の実現に取り組んだ。多職種チー
ムによるストレングスモデルを用いたケアマネジメントの導入、家族心理プログラムの継続、
他部門との連携強化と共同研究の実施、就労研究への取り組みとその発表を行った。また、多
職種チーム医療に関する年 1 回のワークショップを、昨年に引き続き主催し、日本各地からの
参加者を得た。2014 年 2 月から当事者スタッフ(ピアスタッフ)を導入した。
1 日通所者数は約 80 名、そのうち1日利用のデイケアは年間平均 40.2 名、半日利用のショー
トケアは年間平均 43.3 名であった。また、今年度におけるデイケアからの一般企業への就労
者数は、35 名であった。
3)特徴と展望
当院のデイケアの特徴は、①エビデンスに基づく治療プログラムの導入、②社会参加を実現
するシステムの構築、③個別のケアマネジメントの強化による個人目標の設定とケアプランの
69
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
作成といった、利用者の地域生活の質の向上に資する医療的機能の高さにある。
また、上述の臨床実践や研究活動・研修活動を通して、我が国におけるデイケアの将来像を示
すことが求められている。
2013 年度デイケア業務統計
4月
診療日数
利用
のべ数
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
21
21
20
22
22
19
22
20
19
19
19
20
244
デイケア
866
850
822
930
865
764
909
793
784
772
719
757
9831
ショートケア
879
935
884
1015
953
835
952
854
824
790
766
883
10570
9
6
7
6
8
7
8
6
8
7
7
8
87
59
50
63
68
75
87
96
93
118
116
97
97
1019
インテイク
面接
5月
多職種チーム面接
地域ケア会議
5
6
4
10
5
6
6
8
6
3
8
8
75
就労
1
2
5
2
5
3
1
5
4
2
3
0
33
退職
2
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
4
就労支援 定着支援 ( 職場訪問 )
4
8
14
1
9
8
13
11
18
7
11
11
115
定着支援 ( 電話 ・ メール )
68
68
80
64
78
107
63
75
75
80
103
114
907
就労前支援 ( 面接 ・ 見学 )
10
7
15
13
10
22
24
9
22
20
10
9
171
診療報酬 896,270 903,550 867,120 985,950 919,990 810,350 950,460 836,920 807,590 782,360 756,080 821,290 10,337,930
精神科作業療法
1)概要
(1)目的
精神科作業療法の目的は、健康的な側面・潜在能力に着目し精神症状の安定・改善、コミュ
ニケーション・適応力、生活技能の向上を図り、個別のニーズに応じ家庭復帰、復学、復職を
支援・援助することである。
(2)主な業務内容
主な臨床業務は、精神保健福祉法病棟及び医療観察法病棟における入院作業療法の実施、外
来作業療法の枠組みを利用したデイケアへの導入である。また、多職種チーム会議やケア会議
に参加し、治療計画やケア計画の評価・作成を行う。研究・教育業務も重視し、各種の研究に
参加し、多職種・多施設からの見学・研修を受け入れている。
2)実績
2012 年同様、入院作業療法担当者の専任制を継続し、デイケア担当作業療法士との連携の
強化に努めた。利用者(入院患者)および病棟スタッフからのフィードアック(アンケート結
果)を重視した活動内容の見直しや、リスク管理の視点も取り入れながらの業務の効率化によ
り、実施件数が顕著に増加した。研究活動としては、てんかん利用者の就労支援に関する報告
や看護部門と協力して教育プログラムを行った。医療観察法病棟では、外出・外泊時の地域訪
問作業療法を継続的に実施し、感覚調整療法の実施と研究を継続して行った。施設外からの研
修・臨床実習・見学を積極的に受け入れた(表 :2013 年度精神科作業療法実施件数参照)。
リハビリテーション部 精神リハビリテーション科 入院作業療法 2013 年度実績
1 月あたり目
標数
精神科作業療法
件数
(重複・非算定)
700
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
【合計】
800
730
671
776
849
772
867
603
732
748
859
894
9301
192
209
174
212
217
180
234
177
195
148
201
184
2323
3)特徴と展望
精神科作業療法には、入院早期からの、退院後の生活への円滑な移行と就労を視野に入れた
治療展開が求められている。また、多職種ケアチームの中で、作業療法士には、利用者の健康
的な側面・潜在能力に着目した評価と動機づけに関わる役割が期待されている。今後さらなる
発展と全国への普及が期待される。
70
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
【臨床心理室】
1)概要
(1)目的
臨床心理室の目的は、心理検査および心理療法の実施、開発、普及である。
(2)主な業務内容
臨床心理室は、
「臨床心理室」
「デイケア」
「医療観察法」の 3 部門で業務を行っており、常勤 9 名、
非常勤 9 名が所属している。臨床心理室は心理検査および個別心理療法、デイケアは集団力動
を中核とした治療、医療観察法病棟は個別心理療法、心理検査および集団療法を主な業務とし
ている。他にすべての部署で教育および研究活動を行っている。
2)実績
臨床心理室で施行した心理検査の件数は 2517 件である。また、CBT センターと協同して、
個別認知行動療法を 764 件を実施したほか、2013 年 10 月からは集団認知行動療法を開始し、
延べ 145 人に実施した。また、心理実習生の受け入れを行い、延べ 15 名の実習生を指導した。
デイケアは、一日のデイケアと半日のショートケアがあり、多職種チームで集団プログラムを
提供し、定期的に個別面接および多職種チーム面接を行いながら社会復帰に向け目標設定を行っ
ている。年間延べ 656 件のグループ活動を行い、1,434 件の面接を行ったほか、年間延べ 285.5
名の心理実習生を受け入れた。医療観察法病棟で行った個別面接は年間 2397 件である。8 つの
集団療法を運営し、参加者は年間延べ 4174 人であった。その他に外出・外泊の付き添いが年
間で 51 件、
研修生の受け入れが 22 名であった。
(表:2013 年度医療観察法病棟心理業務統計参照)。
3)特徴と展望
心理療法士の対象とする疾患は精神科だけでなく、神経内科、小児神経科、脳外科、心療
内科など多岐にわたっており、2013 年度の心理検査受付数は精神科 1013 件(69.8%)、その他
437 件(30.1%)となっている。また、2005 年に医療観察法が施行されてからは、精神疾患に
加え触法行為のために社会復帰がより困難になっている患者に対し、心理士が臨床心理学的援
助に取り組んでいる。2012 年からは、各部門の心理士が連携し、外来において認知行動療法
を実施をするようになり、実績を挙げている。
心理士に対する潜在的なニーズは高いと思われるため、外来や病棟における心理的援助をよ
り拡充することが期待されている。
71
Ⅳ 業務状況
12 リハビリテーション部
テスト名\年度
人
検
11
67
183
106
55
71
99
133
24
22
17
11
1
90
198
107
36
47
75
177
9
22
6
11
4
1
1
85
157
188
52
88
83
107
25
20
2
3
10
1
5
4
2
360
486
77
48
80
73
46
71
46
43
139
8
53
37
133
4
94
36
121
3
53
33
156
11
7
7
12
5
2
9
18
1
2
3
8
15
3
7
3
5
3
6
410
37
79
32
102
16
459
101
43
37
34
20
14
13
11
10
10
6
6
4
4
3
3
2
2
2
1
1
1
1
10
122
7
4
8
3
2
7
1
2
3
41
2
2
2
4
2
2
49
4
1
1
1
209
53
19
14
54
6
6
17
8
3
5
5
1
そ
231
70
46
30
46
13
9
49
18
2
15
7
9
23
190
151
78
29
18
7
4
29
11
4
5
7
5
7
4
12
11
9
4
6
5
1
4
7
10
6
6
1
8
4
18
11
11
3
5
18
13
7
6
12
13
2
14
4
12
1
3
1
4
3
1
3
2
1
1
8
7
4
11
1
4
4
2
1
3
2301
1
1
1
2116
3
2
1
1
3
2639
2
236
157
42
27
21
18
14
12
12
9
8
7
7
7
7
6
6
6
6
5
5
5
5
4
4
4
2
その他
223
52
19
18
35
5
8
39
8
2
11
8
4
8
外来
他
3
2013 年度 医療観察法病棟心理業務統計
心理面接
2,397
心理検査
119
200
物質使用障害プログラム
(991)
95
SST
(179)
171
内省プログラム
(234)
50
CBT 入門
(207)
33
メタ認知トレーニング
(237)
30
自助グループ(AA/NA)
(771)
10
家族相談会
(113)
289
病棟ミーティング等
(1442)
運営会議 ・ 治療評価会議
307
担当多職種チーム会議
856
地域ケア会議
231
その他会議
520
個別(CBT・心理面接)
164
集団(物質使用障害・病棟
97
プログラム)
外出・外泊の同伴
51
裁判所提出書類作成
109
研修受け入れ
22
研究活動等
70
会議
の
1
1
「デイケア活動」数減少の理由として、プログラム枠以外での個別面
接や MDT の増加に伴い、プログラム担当数が減少したことによる。
その結果、個別対応となる面接(個別面接や多職種チーム会議およ
びケア会議)は先年度と比較して増加の傾向が見られる。
集団プログラム
3
1
5
6
18
1
2
5
53
6
2
2
2013 年度 デイケア心理療法士業務統計
「心理 ・ 社会的」 問題
1,434
デイケア活動
656
家族心理教育
6
患 者
1,077
家 族
252
集団患者
8,933
集団家族
55
105
関係者 ・ 機関
面 接
1,434
電 話
288
グループ活動
656
心理実習・研修生受け入れ
285.5
会議
672
個別
知 能 ・ 発 達 検 査
454
13
389
282
215
54
52
39
27
13
7
3
2
1
その他
12
12
12
1
12
243
302
169
48
66
63
111
14
11
2
2
2
6
2
2
1
援助方法
査
72
10
援助対象
格
BDI- Ⅱ
描画(HTP、 バウム他)
MMPI(三京房新版)
PF スタディ
SCT(K・SCT、精研式)
ロールシャッハ・テスト
POMS
新版 TEG Ⅱ
SDS
YG 性格検査
STAI
CMI
ASRS
CES-D
ハンド ・ テスト
自我強度スケール
自己効力感
TAC24
Audit
MPI
AN-EGOGRAM
その他
WAIS- Ⅲ
WISC- Ⅳ
MMSE(Mini-Mental State)
ビネー式知能検査(田中、鈴木)
レーヴン色彩マトリックス検査
AQ
長谷川式簡易痴呆診査スケール
K・ABC
WISC- Ⅲ
STRAW
PARS
コース立方体組み合せ検査
CAARS
PVT(絵画語い発達検査)
(新版)SM 社会生活能力検査
グッドイナフ人物画知能検査
新版 K 式
CBCL
SCTAW
JART
ITPA
WPPSI
フロスティッグ視知覚発達検査
Conners
DN-CAS
厚生労働省版一般職業能力検査
WAIS-R
大脇式精薄児用知能検査
FDT(親子関係診断検査)
MP 親子関係
KIDS
WMS-R
SLTA(標準失語症検査)
リバーミード
AVLT
K・WCST Y-BOCS
COGNISTAT
MMS 記憶検査
標準高次視知覚検査(VPTA)
CAT( 標準注意検査法)
FAB(前頭葉機能検査)
クレペリン検査(横田式短縮版)
WAB 失語症検査
MoCA-J
AUDIT
TMT(Trail Making Test )
標準高次動作性検査(SPTA)
BADS(遂行機能)
Modified Stroop Test
記銘力検査(三宅式など)
Rey の図
失行スクリーニング
KAST
ベントン視覚記銘検査
ベンダー・ゲシュタルト・テスト
DUST
VFT
BACS
MEDE
CAS( 標準意欲評価法)
ADAS
記憶スクリーニング
立方体模写
CDT(Clock Drawing Test )
線分二等分、double daisy
かな拾いテスト
その他
合 計
09
援助内容
2013 年度 臨床心理室心理検査統計
( )内の数値は、累計患者数
2558
3
2517
Ⅳ 業務状況
13 医療連携福祉部
13 医療連携福祉部
1)概要
(1)目的
医療連携福祉部は、他の医療機関との連携を推進し、患者の受療と生活の支援を通じて「高
度な医療を優しく提供する」
という当院の理念を日常診療において実践することを目的とする。
(2)主な業務内容
在宅支援室は退院に困難を有する患者の退院調整・退院支援と退院後の支援(訪問看護等)、
医療連携室は他の医療機関との患者紹介・逆紹介等を通じて病診・病病連携を推進し、医療福
祉相談室は患者相談等に従事しアドボカシーにも寄与する。今年度は部内各室の一体感を高め
るため執務室間に有った仕切りを取り払い、各室・各職種の職員が可能な限り一つの執務室で
執務できるよう改修工事を施行した。
(3)スタッフ構成
医療連携福祉部長:有馬邦正(副院長)、その他は以下の各室のスタッフ構成を参照。
在宅支援室
1)概要
(1)目的
在宅支援室は、精神・神経・筋・発達障害の在宅支援を担うために設置されている。
(2)主な業務内容
①精神障害者の退院調整及び訪問看護におけるケースマネジメント ②一般科関連の退院調
整を実施している。
(3)スタッフ構成
在宅支援室長 塚本 忠(医師)
、
在宅支援係長 富沢明美(看護師長)、その他常勤看護師 3 名(内
1 名はデイケアと併任)、非常勤看護師 1 名、在宅支援室担当医療社会事業専門員 1 名、非常勤
医療社会事業専門員 1 名、非常勤作業療法士 2 名
アウトリーチチームの医師としては、坂田増弘精神科リハビリテーション医長、その他医師
1 名、レジデント 2 名が併任。
2)実績
(1)精神障害者の退院調整及び訪問看護におけるケースマネジメント
2013 年度に実施した精神科訪問看護の総件数は 3146 件で、訪問実施対象者数は 2012 年 3 月
時点で 70 名。そのうち 2012 年度、新規に導入となったケースは 21 名であった。
2011 年 11 月より
「地域精神科モデル医療センター」の研究が開始となった。入院時のスクリー
ニングを病棟看護師が記載、それを元に心理社会的なニーズアセスメントを実施し、入院早期
からの当室訪問スタッフの関わりやソーシャルワーカーの介入などがシステム化された。研究
のエントリーが 2013 年 3 月には終了となったがシステムは継続している。
(2)一般科関連の退院調整
2013 年度は医療福祉相談室と共同で退院調整のシステム化を検討・実施した。入院時に病
棟看護師が退院困難要因の抽出(スクリーニング)し、主治医・看護師・リハビリテーション科、
地域関係機関と連携し退院調整を行った。その結果、退院調整看護師 2 名と医療福祉相談室ソー
シャルワーカー 2 名での調整で退院調整加算実績は 2012 年度の 1.52 倍の 266 件であった。
3)特徴と展望
長期在院患者の退院促進後の生活支援と状態悪化時の危機介入などの支援を展開してきた。
今後は、ACT を目指した体制の確立のための業務改善をすること、小平地区でのモデル的精
神科医療を地域とともに検討していくことを課題とする。
73
Ⅳ 業務状況
13 医療連携福祉部
神経内科に関しては、院内の退院調整のシステム化を再度評価することと、病棟看護師の退
院支援における教育に力を入れていきたい。
医療連携室
1)概要
(1)目的
他の医療機関・福祉機関との連携業務に携わる(2010 年 11 月業務開始)。
(2)主な業務内容
① 他の医療機関・福祉機関から紹介された患者の予約に関する業務。
② 紹介元への返書(診療情報提供書)管理。
③ 病院内から依頼された、連携医療機関の検索業務。
④ 近隣医療機関および当院への複数回の患者紹介があった医療機関に、当院の「連携医療
機関」としての登録を促し、「医療連携ニュース」を作成し配布。
⑤ 当院から他医療機関の予約取得や、他院への診療情報提供書の送付。
(3)スタッフ紹介
医療連携福祉部長:有馬邦正(医師)、医療連携室長:塚本 忠(医師)、医療連携係長:浅
井誠司、その他、非常勤事務員。連携業務の内容が複雑であるために非常勤事務員が定着しづ
らい問題がある。
2)実績
連携医療機関の登録数は 2013 年度に 64 機関増加し、358 医療機関となった。2013 年 4 月か
らの1年間の電話対応数・内容を別表にまとめ、当院初診時での入院・通院・他院紹介その他
への転帰を記載した。
2013 年度月別医療連携室の実績
○予約電話の診療科別統計 ( ) 精神科 FAX 申込み
4月
5月
精神科
52
55
神経内科
14
12
小児神経科
7
6
脳神経外科
1
1
心療内科
0
0
循環器科
0
0
消化器内科
0
0
リハ科
0
0
外科
2
1
整形外科
1
0
放射線科
0
1
77
76
合 計
74
6月
62
19
4
3
0
0
3
0
3
0
0
94
7月
68
19
12
4
0
0
1
0
1
0
0
105
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
123(76) 172(122) 297(179) 238(168) 176(128) 241(159) 193(144) 233(183)
31(1)
28(3)
27(8)
23
21
23
17
13(1)
10
5(1)
5(1)
3
7
12
8
10(1)
3
1
0
2
3
3(1)
1
3
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
3
0
0
2
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
1
3
1
0
0
1
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
157
204
333
265
204
286
230
270
○転帰
通 院
初診時に入院申込
他院・他科へ紹介
終診
キャンセル・変更
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
74
19
4
41
19
110
18
2
45
29
162
51
13
70
37
124
40
164
55
39
85
36
3
48
32
130
45
175
68
39
106
34
5
53
32
134
39
8
50
39
○問い合わせ電話
予約について
書類希望
入院
その他
7
15
12
7
26
9
8
11
32
4
6
32
40
22
3
9
26
14
6
16
27
11
8
10
41
14
5
7
32
16
6
9
25
21
5
14
21
8
3
10
17
13
4
14
7
9
5
11
○他院への依頼
予約について
書類希望
入院
その他
5
4
0
0
6
3
1
0
4
11
0
0
5
0
0
0
2
10
2
0
6
1
1
0
6
6
0
0
4
3
0
1
4
0
0
0
1
7
1
0
9
4
2
0
8
6
0
0
Ⅳ 業務状況
13 医療連携福祉部
3)特徴と展望
ナショナルセンターとしての当院の使命である「精神・神経・筋疾患、発達障害の克服のた
めの研究・高度医療を遂行する」ためには、当院の臨床研究対象である疾患患者の確保が必須
であるが、そのためには当院と日頃から付き合いのある医療機関・(保健所・学校などの)福
祉関係との連携が欠かせない。他医療機関から、患者の紹介 Fax を受けた際には、15 分以内
を目標として予約取得している(即日の受診・入院希望に関してはこの限りではない)。
当院での連携医療機関登録制度として「医療連携ニュース」の発行、連携医証の発行などを
おこなった。今後は、連携医療機関との懇親会の企画、講習会や CC、CPC への登録医の参加
の実現化を目指しながら、連携内容を充実させていく予定である。
医療福祉相談室
1)概要
(1)目的
医療福祉相談室では、精神保健福祉士および社会福祉士(医療ソーシャルワーカー、以下
MSW)が多職種チームの一員として、患者さんと家族が抱える心理的及び社会的問題を解決
するために支援を行っている。
(2)主な業務内容
神経内科・小児神経科・脳外科・内科・外科などの一般科 2 病棟と、神経難病病棟、筋ジス
トロフィー病棟、重症心身障害者病棟、および精神保健福祉法の 4 病棟の合計 9 病棟では、入
院相談・退院時の地域からの支援の調整・転院の調整などを行っている。そのなかでは医療機
関や地域の保健所等からの精神科患者の入院相談、修正型電気けいれん療法(mECT)や身体
合併症の転院相談も担当している。また、重症心身障害児者のショートステイ受け入れ調整窓
口も担当している。
外来関係では、アウトリーチを含めた在宅療養支援や就労、介護、経済的相談などの心理社
会的な生活支援、精神科デイケアと薬物依存グループワークでの支援、また未受診者等からの
受診に関する面接・電話相談を担当している。
医療観察法領域では、2 個病棟の退院支援と通院での地域定着支援を担当している。
また、苦情や要望を受け止め、アドボカシー委員会において誠実に対応している。
病院情報コーナーにおいて、精神疾患や神経難病等の病気の理解、利用できる社会福祉・社
会保障制度、法テラスの各種法律相談などのパンフレットを整備・管理している。
(3)スタッフ構成
医療福祉相談室長(漆畑)、第一医療社会事業専門職(三澤)、他、常勤 9 名、非常勤 6 名。なお、
精神保健福祉士 14 名、社会福祉士 8 名。うち両資格所持者 6 名。
2)実績
2013 年度の総相談件数(延べ数)36,267 人 ( 前年度 19,784 人 )。内訳:入院患者 26,034 人、
外来患者 8,358 人、未受診者 1,218 人、当院元患者 657 人。入院患者の相談がとくに増えた ( 前
年度 11,441 人 )。なお、相談内容:退院転院 17,073 件、受診受療 6,551 件、社会参加等 6,040 件、
心理社会的問題 3,193 件、
経済的問題 1,472 件。退院転院相談がとくに増えた ( 前年度 6,239 件 )。
精神科スーパー救急病棟開設の影響が大きいと思われる。
アドボカシー取扱件数 12 件 ( 前年度 28 件 ) 。
病院情報コーナー 常備パンフレット 134 種類 ( 前年度 92 種類 ) 配布数 20,031 部 ( 前年度
20,535 部 )。
3)特徴と展望
医療福祉相談室の特徴は、MSW が福祉職として医療チームに参加することにある。世界保
健機関憲章が各国政府に課した自国民に対する責任の中で「健康」実現の要件のうち「肉体」
・
「精
神」と並ぶ「社会的福祉」の部分を医療福祉相談室が担当している。ただ、わが国においてこ
の部分は未だ定着過渡期にある。そこで、今後この本質に焦点をあてた MSW 業務の標準化や
均てん化の使命を果たしていきたい。
75
Ⅳ 業務状況
14 薬剤部
14 薬剤部
1)概要
(1) 目的
医療チームの一員として他職種スタッフと連携し医療の質の向上、医療安全の確保、効率的
な薬物療法実施のため薬剤師の専門性を活かし患者さん本位の医療に貢献する。
(2)主な業務
薬剤部の業務は、調剤、抗がん剤の無菌的調製、服薬指導、医薬品情報管理、感染管理、安
全管理等々多岐にわたっている。外来においては積極的な院外処方せんの発行により院外処方
せん発行率は 93.2%(2014 年3月末現在)となっているが近年の複雑化する薬物療法に対応す
るため医師と連携し厳密な管理下で使用されなければならない医薬品については院内で調剤し
ている。入院されている患者さんにはくすりへの理解を深めてもらい患者さん自身が積極的に
治療へ参加できるよう服薬指導を行っている。各種チーム医療では、より良質な医療を提供す
べく薬学的提言を行っている。
(3)スタッフ構成
薬剤部長(斎藤郁夫)、副薬剤部長(鈴木秀則)、主任薬剤師(白井毅)、常勤薬剤師 5 名、
非常勤薬剤師 2 名、調剤助手 2 名
2)実績
(1)調剤業務
当院は、統合失調症、神経難病、重症心身障害、重症てんかん等の患者さんが多く、処方内
容が複雑であり調剤に当たっては細心の注意が必要となる。疾患の特性から摂食嚥下障害のあ
る患者さんも多く、錠剤を粉砕し調剤することも多い。錠剤の粉砕は、調剤も煩雑でまた味や
安定性の面でも問題があるので服用の直前に微温湯で懸濁させ投与する簡易懸濁法を推進して
いる。
表 1 薬剤部業務統計
年
度
入院
注 射 処 方 箋 枚 数
外来
入院
処 方 せ ん 枚 数
外来院内
外来院外
院
外
処
方
せ
ん
発
行
率
入院 ( 点 )
調
剤
料
外来 ( 点 )
入院 ( 件 )
調剤技術基本料請求件数
外来 ( 件 )
実施患者数
請求患者数
請求件数内訳 2.ハイリスク薬管理
薬 剤 管 理 指 導 料
請求件数内訳 3.1 及び 2 以外
* 請求件数(上記内訳の合計)
( 麻薬加算件数 )
退 院 時 薬 剤 情 報 管 理 指 導 料 件 数
薬剤師が行った提供件数
薬 剤 情 報 提
請求件数
供 料 ( 件 数 )
( 手帳記載加算件数 )
無菌製剤処理料 1 総実施件数
無 菌 製 剤 処 理 料
無菌製剤処理料 2 総実施件数
院
内
製
剤
加
算
請
求
件
数
後 発 医 薬 品 使 用
後発医薬品使用体制加算 2 請求件数
2010
17,294
5,542
49,125
5,331
68,365
92.8%
763,684
41,027
5,098
3,109
455
455
403
81
484
0
0
3,629
1,470
0
0
0
240
0
2011
16,133
7,681
55,099
5,199
70,829
93.2%
1,030,491
47,195
4,306
3,267
2,711
2,711
4,449
926
5,375
3
812
4,686
2,308
20
50
228
27
0
2012
16,053
7,688
58,246
5,145
71,683
93.3%
1,061,981
46,546
3,939
3,306
3,802
3,802
5,561
1,948
7,509
7
1,408
4,597
2,589
39
19
32
11
2,742
2013
16,381
7,567
62,026
5,229
71,821
93.2%
982,348
43,643
4,011
3,181
3,954
3,954
4,782 1)
2,095 2)
6,877
16
1,645 3)
4,757
2,548
44
11
92
67
3,662
(2)病棟業務
近年、患者さんを中心とした多職種協働のチーム医療が求められている。当院でも感染管理、
76
Ⅳ 業務状況
14 薬剤部
栄養管理、医療安全チームなどへ薬剤師が積極的に参加しその専門性を活かした医療を行って
いる。政策による後発医薬品の使用促進等により患者さんが入院される際に持ち込む持参薬に
ついても、後発医薬品が増えており医師、看護師が識別できないものも多くなっている。これ
らの医薬品について薬剤師が薬学的管理を行うことで規格違い、用法用量違い等を未然に防い
でいる。全ての入院患者さんに対し服薬指導が行えるよう努めているところでもある。
(3)医薬品管理
薬事委員会では、当院で採用する医薬品の臨床的及び薬学的な評価、医薬品の採用及び整
理、
在庫医薬品の適切な管理と使用方法等その他薬事全般について審議している。2013 年度は、
11 回開催され、新規採用医薬品 24 品目、患者限定使用医薬品 98 品目が採用された。
院内採用医薬品 1101 品目(2014 年 3 月末現在)のうち後発医薬品は 268 品目となっている。後
発医薬品の採用率は、品目数で 24.3%、数量ベースで 65.5% である。
クロザピン のように使用が制限されている医薬品にも対応し厳正な管理を行っている。また、
重篤な副作用が報告されている医薬品については患者さんの検査値等について薬剤師がチェッ
クをした上で調剤に当たっている。
図 1 医薬品購入費の推移
3)特徴と展望
800
百万
2013 年度の医薬品購入額は、6 億 84 百
万円であったが(図 1)、マイオザイム点
滴静注用、グロブリン製剤、リスパダー
ル コンスタ筋注用、ボトックス注用の4
品目で全購入金額の 5 割を越えている。中
枢神経用薬が購入費全体の 30%(図 2)を
占めている。中枢神経用薬のうち精神神
経用薬が 55%、抗てんかん薬が 17%、抗パー
キンソン薬が 13% と当院の特徴が医薬品
購入費にも現れている(図 3)。
700
600
500
注射
400
外用
300
内用
200
100
0
2010
図 2 2013 年度薬効別医薬品購入比(金額)
2% 2%
2%
6%
20%
2% 2%
9%
2%
29%
29%
6%
生物学的製剤
生物学的製剤
末梢神経系用剤
末梢神経系用剤
ホルモン剤
ホルモン剤
滋養強壮薬
滋養強壮薬
20%
29%
29%
消化器官用薬
消化器官用薬
その他 その他
2012
2013
図 3 中枢神経用薬内訳 ( 金額 )
中枢神経用薬
中枢神経用薬
代謝性医薬品
代謝性医薬品
9%
2011
10%
13%
5%
10%
抗てんかん剤
抗てんかん剤
13%
55%
17%
精神神経用剤
精神神経用剤
5%
17%
55%
抗パーキンソン剤
抗パーキンソン剤
その他の中枢神経系
その他の中枢神経系
用薬
用薬
その他 その他
2014 年 2 月の理事会で薬剤師の増員が認められ 2014 年度、薬剤師は常勤 10 名、非常勤3名
の 13 名になる。より多くの患者さんのもとにお伺いしくすりへの理解を深めていただきアド
ヒアランスの向上に努めていきたい。また、医薬品の適正使用と医療安全の確保にも薬剤師は
欠かすことのできない職種であり、積極的に関与していきたい。
医療技術の高度化や医薬分業の進展によって、高い資質を有する薬剤師が求められるように
なり薬学教育は 2006 年から 6 年制となった。実践的な能力を養うため病院薬局と調剤薬局のそ
れぞれで 11 週間の実務実習が 2010 年より行われることとなり、国家試験を受けるためにはこ
の実務実習の履修が必須となっている。当院でも 2010 年から薬学部の学生を受け入れている。
今後は、学生の受入数を増やし近隣の大学とも協力し有能な薬剤師を世に送り出していきたい
と思っている。
77
Ⅳ 業務状況
15 看護部
15 看護部
1)概要
(1)目的
看護部は、病院の基本理念に基づき、患者の生命の尊厳と権利を尊重し、創造的で科学的根
拠に基づいた先駆的な看護と心に寄り添った看護を提供するとともに、看護の実践を集積して
臨床研究を推進し、精神・神経看護を国内外に情報発信することを目的とする。
(2)主な業務内容
患者の日常生活の援助・診療の補助業務を主としている。安全で安楽な生活を過ごすため専
門の看護技術によりケアを実施し、治療に関する与薬の援助、治験を含む検査等の補助など様々
な診療の補助を行っている。そのほか、看護部内では看護師の現任教育・看護研究・業務改善
等に取り組み看護師の質向上や適切な労務管理を行なうとともに、医療安全、感染対策など看
護職員を中心として組織横断的に幅広く活動している。
2013 年度は 2012 年度に発生した人工呼吸器停止患者死亡事故における調査委員会において
示された中長期的改善策に基づき、医療安全の取り組みを継続して取り組んだ。また、認定分
野、専門分野の看護の質を向上すべく専門看護室を設置し看護体制を強化した。
(3)スタッフ構成
看護部長:永田郁子、副看護部長:大草由美子、西村武彦、看護職員は下記参照。
2)実績
(1)看護職員の状況(図1)
2013 年 4 月は、常勤・非常勤の看護師 387 名(内訳 : 常勤 370 名、非常勤看護師 17 名)
(定数 340 名)
でスタートした(図 1)。他の看護職員は、療養介助員 23 名(定数 29 名)、看護助手 20 名である。
4 月の採用者は、42 名(新卒 38 名、既卒 4 名)である(図 2)。その他国立関係施設より異動
8 名で計 50 名である。退職者は 29 名(図 2)、退職理由の内訳は進学 2 名、結婚 2 名、育児専念
3 名、家事専念 5 名、他医療機関への就職 4 名、健康上の理由 3 名、定年 3 名、家族の看病 2 名、
その他 5 名であった。
図 1 看護師総数 (4/1 現在 )
387
400
380
360
340
図 2 採用者 ・ 退職者の推移
40
35
358
327
45
28
30
25
336
20
17
10
5
300
0
280
2010
2011
2012
2013
29
17
15
320
18
17
10
9
7
2010
2011
既卒採用者数(4/1付)
38
30
2012
新卒採用者数(4/1再掲)
4
2013
退職者数(3/31付)
(2)院内教育クリニカルラダー申請及び承認の実績
ベーシックコースは 1 段階(看護技術)、2 段階(EBN)、3 段階(プライマリー)、4 段階(統
合)で組み立てており、それぞれ達成後はキャリアコース(マネジメント・エキスパート・ス
ペシャリスト)へと進む。
看
護
師
合
計
新人コース
2 段階
3 段階
4 段階
申 請 総 数
41
32
25
59
157
実 績 総 数
37
30
20
51
138
達
成
率
90.2%
93.8%
80.0%
86.4%
87.9%
78
Ⅳ 業務状況
15 看護部
(3)学会発表・座長・研修会講師等
学 会 区
発 表 者
座
長
研 修 会 講
分 全 国 学 会 国 際 学 会 地
数
12
2
等
3
師
8
方
会 研
究
7
会 施
1
2
設 合
21
計
15
3
38
(4)研修参加状況
主 催 区 分 厚生労働省
参加者数
NH O 本 部
国立看護大学校 看 護 協 会 東
NHOブロック
1
10
2
京
4
都 そ
の
3
他 合
計
36
78
(5)専門看護師、認定看護師有資格者数
2013 年度、新たに精神看護専門看護師 1 名、緩和ケア認定看護師 1 名が加わり、精神看護専
門看護師 2 名、感染管理認定看護師 2 名、摂食嚥下障害看護認定看護師 2 名、皮膚排泄ケア認
定看護師 1 名、慢性呼吸器疾患看護認定看護師 1 名、緩和ケア認定看護師 1 名の 11 名となり、
それぞれの分野で活躍している。 (6)2013 度の看護部の概要
① 4 月 1 日 看護部に専門看護室を設置し、専門看護師、認定看護師が組織的に活躍できる
環境を整備した。
② 4 月 1 日 4 北病棟で精神科救急病棟入院料を取得した。
③ 6 月 18 日~ 21 日 包括的暴力防止プログラム(CVPPP)トレーナー養成研修を開催し、
30 名の修了者を輩出、さらに、フォローアップ研修を開催し、19 名が受講した。 ④ 静脈注射の教育・研修を実施し 20 名の認定者を輩出し、認定者は 105 名となった。
⑤ 10 月 28 日 3 北病棟で早期探索的臨床試験 NS-065 の受け入れを開始した。
⑥ 医療サービス検討委員会での取り組みは 8 部署で 10 題の取り組みがされ 2 月 26 日に報告
会を開催した。
3)特徴と展望
当院の精神科病棟は急性期に特化した機能を持っており、精神科救急病棟と入院基本料 10
対 1 の病棟で構成されている。平均在院日数は 30.3 日(前年度 37.1 日)と短く、代わりに在
宅支援の役割が年々拡大しており、2013 年度の訪問看護件数は 3,146 件(前年度 2,056 件)と
大幅に増加している。今後さらに在宅移行が進んでいくことが見込まれるため、在宅支援を手
厚く充実させていく予定である。
神経、筋疾患の病棟では、筋ジストロフィー患者をはじめ多系統委縮症や筋委縮性側索硬化
症など難病を持った患者を対象としている。重症心身障害者(児)が入院する病棟も 1 看護単
位持っており、人工呼吸器の使用割合が高い。しかしながら、2013 年度の人工呼吸器使用者
は減少傾向がみられた(図 3)。しかし、年間のべ 1 万 4 千人が人工呼吸を使用しており、医療
重症度は高い状況にある。
治験関連では、実施件数 62 件(前年度 56 件)実施症例数 164 例(前年度 130 例)と増加して
いる。治験受け入れ体制の充実が課題であり、看護部では治験コアナースの育成を進めていく
方針である。
図 3 人工呼吸器使用数
人数
20000
15000
15486
10000
8396
5000
7090
15528
8229
7344
15934
8157
7777
16087
8013
8074
14090
7037
7053
合計
呼吸器
マスク
0
2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
79
Ⅳ 業務状況
16 栄養管理室
16 栄養管理室
1)概要
(1)目的
栄養管理室が担う業務は、入院 ( 外来 ) 患者様に食事サービスと医療サービスを適切に提供
することであり、これにより患者様への貢献及び病院の評価を高め経営改善に資する一助とな
すと私達は考えている。
(2)主な業務内容
大別すると食事サービスと医療サービスである。
食事サ-ビスは、患者様個々の症状と嗜好に合わせた食事や選択性をもたせたメニュー等に
より満足される食事を提供することであり、食事環境として適切な食器の使用や食堂での喫食、
衛生面に配慮し、安心・安全な食事提供も患者様に満足される要素である。
医療サービスは、適切に精度管理された治療食の提供や栄養食事指導、入院栄養管理計画や
カンファレンスに参加してコ・メディカルとして栄養サポートチ-ム、褥瘡対策チ-ム、臨床
検査部・栄養管理室合同ラウンドチ-ム、作業療法の一環としての家事技能プログラム・健康
教室プログラム等のチ-ム医療に参画することと考えている。
(3) スタッフ紹介
今泉博文 ( 栄養管理室長 )、阿部裕二 ( 第一栄養主任 )、鷹羽智子 ( 第二栄養主任 ) と他 2 名の
管理栄養士と調理師 5 名及び給食事務(派遣)1 名が総合内科部に属し、運営している。
2)実績
(1)全般
2013 年度においては、
昨年に続きノロウイルス、
インフルエンザ、
風疹等が大流行した年であった。
また、2 月には、2 週連続数十年ぶりの大雪で流通がマヒしましたが、食材の納品等に支障
なく無事に食事提供できましたことに感謝したい。
(2)入院時食事療養関係
2013 年度入院時食事療養総数 388,899 食(内特別加算食総数 167,187 食)で、特別食の
比率が 42.9%で前年度 45.3%に対して 2.4%下降した。デイケア食においては、総数 9,889
食であった。
(3)アレルギー除去食対応関係
2013 年度においては、登録アレルギ-コメントで最も多かったのは、卵アレルギ-で、全
体の 2 割を占め、そば、さば、ピ-ナッツ、エビ、カニアレルギ-等であった。
アレルギ-除去食対応述べ患者数は、233 名で述べ提供食数は、約 9,000 食であった。
(4)栄養食事指導関係
全体の個人栄養食事指導件数を疾患別にみると、脂質異常症 49%と最も多く、次いで、糖
尿病 19%
心臓病 11%、と多かった。外来患者では、脂質異常症が半数強を占め、糖尿病、肥満症、
を合わせて 82%であった。入院患者では、脂質異常症、心臓病、糖尿病、肥満症で 80%を占
めた。
また、2013 年度個人栄養指導算定件数 2,052 件、個人栄養指導非算定件数件 474 件で総合計
2,526 件を達成した。
(5)管理栄養士臨地実習受託関係
学生の実習指導等に関しては、養成施設と実習受け入れ施設双方の連携が求められますが、
実務経験者として、後進である管理栄養士・栄養士を目指す学生に指導を行うことは、先輩と
しての責務と考える。
本年度より、文教大学を受託し、7 養成大学となり 延べ臨地実習人数 520 名となった。
(6)栄養サポートチーム(nutrition support team:NST) 栄養サポートチーム(NST)は管理栄養士、内科・外科医師、看護師、薬剤師、臨床検査
技師により構成され、
主治医からの依頼および血液検査による著明な低栄養状態の患者に介入し、
80
Ⅳ 業務状況
16 栄養管理室
食事の総カロリーや種類、内服薬、点滴の内容等につき助言を行った。週 1 回 NST 回診を行い、
2013 年度の回診患者数は延べ 78 名であった。また、当院で採用する濃厚流動食の見直しを行
うなど、院内全体での適切な栄養管理、患者満足度の向上、看護師の業務削減を目指し、さら
に啓蒙活動として、栄養管理の基礎を周知する目的で全職員を対象に NST 勉強会を 2013 年度
において計 3 回実施した。
また、栄養管理が難しい神経疾患、筋疾患、発達の障害をもつ患者に対し、安静時代謝量を
年間 281 件測定してチームで質の高い栄養管理を行った。
(7)臨床検査部・栄養管理室合同ラウンドチ-ム 定期生化学検査・心電図検査・腹部エコ-検査の実施推進による生活習慣病等を含む身体疾
患と精神・神経疾患の改善をめざすとともに、チ-ム医療における栄養管理からのアプロ-
チによる患者の入院から退院までとその後の通院、在宅までのト-タル支援の一助になるた
めに臨床検査部・栄養管理室合同ラウンドチ-ムを発足した。対象は当院入院患者で、スク
リ-ニングにより検査項目 AST、ALT、γ -GTP、UA、BUN、CRE、K、GIu、HbA1c、
T-CHO、TG、HDL-C、LDL-C に対し異常値あるいは、入院時検査が実施されていない患者
のリストを作成する。そのリストを基に病棟師長と主治医に対して、各種提案を実施して、そ
の内容を電子カルテの掲示板へ入力とした。
合同ラウンド病棟は、重度心身障害者病棟を除く全病棟とした。なお、ラウンド実施者は、
臨床検査部長 ( 精神科医長)
・総合内科部長 ( 循環器科医長 )・臨床検査技師長・栄養管理室長
の 4 名で実施した。2013 年度のラウンド総実施件数 50 件、ラウンド時提案件数 786 件である。
1 )追加検査 (HbA1c,HDL-cho,LDL-cho) の提案件数 334 件
2 )特別加算食変更提案件数 159 件
3 )病名登録(病名確定)325 件
4 )栄養指導提案件数 704 件
5 )2013 年度 特別食加算率 平均 42.9%(最大数値 6 月期 46.4%)2013 年度個人栄養指導
算定件数 2052 件 個人栄養指導非算定件数件 474 件を達成した。
入院
総合内科部栄養管理室 入院時食事療養数等
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度
食事療養数合計 ( 食 )
504,829 482,341 456,403 387,208 362,334 387,225 392,634 388,899
加算特別食 ( 食 )
95,810
特別食加算率
19.0%
95,190 103,815 111,895 125,058 167,372 177,215 167,187
19.7%
22.7%
28.9%
34.5%
43.3%
45.3%
42.9%
デイ・ナイトケア
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度
デイケア食(食)
ナイトケア食(食)
10,068
8,968
7,314
7,934
984
551
690
942
9,705
13,941
13,941
9,889
栄養管理実施加算状況
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度
栄養管理実施加算件数
157,073 149,621 143,455 134,176 115,733 122,078
管理栄養士臨地実習受託状況
2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度
延べ実習人数
60
60
60
100
292
474
425
520
3)特徴と展望
栄養管理室は、当院の対象疾患である精神疾患、神経難病、筋疾患等で不規則になりがちな
生活習慣および栄養管理上の諸問題に対してチ-ム医療を基本とし、貢献していきたい。
81
Ⅳ 業務状況
17 臨床研究推進部
17 臨床研究推進部
1)概要
(1) 目的
病院における臨床研究の実施部門の強化を図るために、治験管理室の機能を発展させる形で
臨床研究推進部が 2013 年 10 月 1 日に設置された。適切な研究計画の実施や正確な評価の促進
などに関わる「臨床研究・治験推進室」、データ管理機能の充実や研究成果の信頼性向上など
を担う「研究管理・調整室」の2つの部門からなる。
(2)主な業務内容
① 臨床研究・治験推進室
臨床研究コーディネーター (CRC) による各科の治験支援や治験に参加された患者さんの
サポート、製薬会社との対応、IRB の事務局業務、治験薬の管理業務、治験関係資料の保
管・管理。
② 研究管理・調整室
患者登録・割付業務、症例報告書設計、データの症例報告書への記載および電子的臨床検
査情報収集(以下、EDC:Electronic Data Capture)への入力支援、第三者によるデータチェッ
クおよび解析用データセットの作成、EDC システムの運用・管理、多施設共同臨床研究
の実施の調整・管理。
(3)スタッフ構成
臨床研究推進部長:中込和幸、臨床研究・治験推進室長:欠、研究管理・調整室長:欠、臨
床研究・治験推進係長:玉浦明美(看護師)、臨床研究・治験推進主任:近野健一(薬剤師)、
副看護師長:吉岡直美、臨床研究コーディネーター:太幡真紀 他 12 名、データマネージャー 2 名、
研究員:1 名、研究補助員:2 名、IRB 事務局:6 名、事務補助員:1 名
2)実績
(1)治験等の実施件数および症例数
2013 年度の治験実施状況は、総契約課題数 62 件、実施症例数は 164 例(うち、国際共同治
験 77 例)となり、2012 年度より増加した。また、医師主導治験については、5 件(うち早期探
索的臨床試験 2 件)、32 例を実施した。特に、早期探索的臨床試験においては、TMC や病棟と
連携体制を構築しながら、1. エクソン 53 スキップを誘導するデュシェンヌ型筋ジストロフィー
治療薬は、2013 年 6 月より開始し同年 10 月よりコホート 1(全身投与 1.25mg/kg)を開始、そ
の後コホート 2(同 5mg/kg)へ移行し 2014 年度末において同コホートへの投与を継続中。2. 多
発性硬化症に対する OCH を用いた試験は、2013 年 6 月上旬に健康成人を対象としたステップ
を終了。研究計画のデザインを変更したうえで 2014 年 3 月より患者を対象に開始した。
(2)患者および国民への治験の啓発
2013 年 9 月に治験市民講座「てんかん治療と診断の最前線」、2014 年 3 月に市民公開シンポ
ジウム「正しく向き合う統合失調症」を開催し、治験に関する普及啓発に努めた。
(3)多施設共同臨床研究の管理・調整
精神疾患領域の多施設共同臨床研究の中央事務局支援およびデータマネジメント業務として
EDC を用いた CRF 設計・運用管理およびデータ管理の開始、中央モニタリング方式による品
質管理を行うための標準業務手順書等の体制整備を行った。
3)特徴と展望
治験中核病院に指定された以降、精神・神経・筋疾患における企業治験を積極的に実施して
いる中で、研究所で見出したシーズをヒトに初めて投与する早期探索的臨床試験の実施や国際
共同医師主導治験以外に、国際水準の臨床研究の実施の支援が開始され、臨床研究推進部に求
められる機能は拡大した。2014 年度に向けて、当センターが実施すべき希少疾患や神経難病
を対象とした企業治験に対し積極的に受託出来るよう、病院治験専用ユニットの開棟及び治験
に携わる医師・看護師・理学療法士の増員が決定された。引き続き、病院での臨床研究実施の
強化および当該分野における臨床研究の活性化に向けて、組織再編された新たな臨床研究推進
部は、臨床研究・治験の円滑な運営・実施、品質管理部門の構築、多施設共同臨床研究の促進、
患者・国民への情報発信を行っていく。
82
Ⅳ 業務状況
18 医療安全管理室
18 医療安全管理室
1)概要
(1) 目的
医療安全管理室は、2004 年に組織横断的に院内の医療安全を担うため設置された。
(2)主な業務内容
①医療事故情報の収集分析、②事故調査と対策の立案、③教育研修、④予防活動、⑤医療機器
安全管理、および⑥医薬品安全管理
(3)スタッフ構成
医療安全管理室長(有馬邦正 副院長)、医療安全管理係長(富田 理恵子 看護師長)、感
染管理認定看護師(小澤 慎太郎 副看護師長)、医療機器安全管理責任者(安田聖一 臨床
工学技士)、医薬品安全管理責任者(齊藤郁夫 薬剤部長)
2)業務実績
(1)医療事故報告への対応
2013 年度に報告されたヒヤリハットの件数は 2324 件で、その内訳は多い順に内服、転倒転落、
チューブ管理であった。アクシデントの件数は 35 件で、その内訳は多い順に転倒転落、自傷・
自殺行為、怪我であった。今年度のアクシデントの特徴としては、患者影響レベルⅢ b 以上が
35 件と 2012 年に比べて 12 件減っているが、転倒転落だけをみると 19 件と前年度より 5 件増え、
転倒転落による患者影響レベルⅢ b 以上の割合が増えている。また自傷・自殺行為等が 2 番目
に多い事柄になった。自殺に関しては、精神科医師や精神看護専門看護師中心に自殺のリスク
票の改訂を行った。
(2)医療安全のための委員会の開催
・医療安全管理委員会を、毎月開催した。
・リスクマネジメント部会は月 1 回(8 月以外)開催した。
医療事故防止を目的に部会を転倒転落・内服・医療機器・チューブ管理・指さし呼称の 5 つ
のワーキンググループに分け活動をした。
(3)医療安全対策予防及び周知
ヒヤリハットニュースを 7 回発行した。
医療安全研修を 32 回実施した。(詳細は V 研修・教育を参照)
3)特徴と展望
当院における医療安全管理の特徴は、対象疾患である精神疾患、神経難病、筋疾患等で生じ
やすい医療安全上の課題に対応して発展してきた。主に転倒転落、自殺についてである。転倒
転落に関しては、入院時転倒転落パンフレットの使用を開始しており、転倒転落アセスメント
スコアシートに対応した対策立案用紙についても作成し、全病棟で使用を開始した。また環境
面の確認に病棟をラウンドし現場での指導を行った。今後も転倒転落の医療事故を分析し、件
数減少に努める。自殺予防については、自殺予防センターと連携し、職員の研修教育を行って
いる。また、病院内に自殺予防対策チームを組織し、自殺アセスメントシートを見直し、使用
を開始した。
来年度は、医療安全対策の標準化を推進するとともに、医療安全の質の向上を目的に NC 全
体で医療安全相互チェックの実施を開始する。
83
Ⅳ 業務状況
19 院内感染防止対策委員会
19 院内感染防止対策委員会
1)概要
(1)目的
当院における院内感染症(疑いを含む)の発生を未然に防止するとともに、感染症が発生し
た場合は、その対応を、迅速かつ適切に行うことにより速やかに終息を図ることを目的とする。
(2)主な業務内容
当院の院内感染に関する①調査及び防止対策の立案、②防止対策の実施及び指導、③職員の
教育及び研修、④情報収集及び広報、⑤マニュアル作成、⑥その他必要と認められる事項を行う。
(3)スタッフ構成
財務経理部長(野村俊正)、総務課長(戸丸亨平)、医事室長(西沢智明)、医事専門職(浅井誠司)、
入院・外来係長(山谷浩)院長(糸山泰人)、副院長(有馬邦正)、各診療部長 5 名、感染防止
推進部会長(三山健司)、薬剤部長(斉藤郁夫)、栄養管理室長(今泉博文)、臨床検査技師長(田
島紹吉)、臨床検査技師(細菌検査担当)1 名、看護部長(永田郁子)、副看護部長(大草由美子、
西村武彦)、医療安全管理者 1 名、感染管理看護師 1 名。
2)実績
(1)感染症対応
2012 年度に対応した代表的な感染症事例はインフルエンザ(対象者:31 名)と、水痘関連
対応が 3 件、結核関連の対応が 3 件あった。
針刺し事例は 23 件発生した(針刺し 6 例、切創 2 例、血液曝露 2 例、咬創 5 例、引っ掻き 8 例)
(2)感染管理のための委員会の開催
院内感染防止対策委員会は毎月開催し、規定・マニュアルを 12 項目改訂した。
感染防止推進部会は月 1 回、全部署への感染対策活動の周知、実践を目的に開催し、環境ラ
ウンド、感染症対策教育を行った。
(3)感染対策及び周知
ICT ニュースを 29 回、その他感染症関連情報を 32 回発信した。
(4)感染対策研修
全職員対象の研修を 2 回開催した。(抗菌薬、感染対策の基本)
(5)診療報酬に対する取り組み
感染管理対策加算Ⅰに対する取り組みとして、公立昭和病院と連携し、加算Ⅱの 5 施設対象
に地域連携カンファレンスを年 6 回開催(うち主催は 2 回、共催が 2 回)。
感染防止対策地域連携加算に対する取り組みとして、公立昭和病院・多摩北部医療センター
と、相互ラウンドを実施。
3)特徴と展望
当院における感染対策の特徴として、免疫抑制剤の使用や神経難病・筋疾患等の影響による
易感染患者や、理解力・認知力の低下が著しい精神疾患患者といった対象患者の特性を常に考
慮して対応する必要性が挙げられる。
易感染患者の存在は感染症の単発事例のみならず、院内でのアウトブレイクを引き起こすリ
スクが高いと考えられる。そのため当院においては、感染症発生時の迅速かつ適切な対応を行
う上で、こういった現状を常に考慮しなければならない。
精神疾患患者に対しては、セルフケア能力の低下が引き起こす感染症発生のリスクも大きい
ため、患者教育が非常に重要になる。これまでも病棟のリンクスタッフを中心に、精神科病棟
においては手洗い指導を毎年実施しているが、今後も継続しアウトブレイクの予防に努める必
要がある。
院内の感染対策は、発足後 10 年目を迎えた ICT が中心となり活動している。感染症対策に
関してのリーダーシップは ICT が担っているが、各部署でのリーダーシップはリンクスタッ
フに負うところが大きい。そのためにも、看護部感染対策委員会を通し、メンバーの育成に注
力していきたい。
84
Ⅳ 業務状況
20 療育指導室
20 療育指導室
1)概要
(1)目的
児童福祉法における医療型障害児入所施設契約及び措置による重症心身障害児・肢体不自由
児
(進行性筋ジストロフィー症)
、
障害者総合支援法における療養介護契約による重症心身障害者・
進行性筋ジストロフィー症者の成長発達の促進および生活範囲の拡大を支援するとともに、利
用契約者の自己実現を支援することにより、生活の質(QOL)の向上を図ることを目的とする。
(2)主な業務内容
医療と福祉そして教育が連携しながら行うことを基本とし、個別支援計画に基づき利用契約
児・者の成長発達の促進や QOL の向上、さらに自己実現への支援を行っている。
その中で児童指導員は、利用契約者の活動に必要不可欠な社会資源の利用と、行政機関、院
内各部門、利用契約者家族、後見人、地域社会等との連絡調整や相談を通して支援を行ってい
る。また、サービス管理責任者として個別支援計画作成の中心的役を果たしている。
保育士は、日中活動支援の中心となる、療育活動や様々な行事を通して生活経験の拡大を図
るとともに、心身の安定と体調に配慮しながら生活範囲の拡大や生活支援を行っている。また、
児童発達管理責任者として個別支援計画作成の中心的役を果たしている。
(3)スタッフ構成
療育指導室長 1 名、主任児童指導員 1 名、児童指導員 2 名、主任保育士 1 名、保育士(常勤 4 名、
非常勤 4 名)
2 )実績
(1)医療型障害児入所施設・療養介護(重症心身障害児・者)
身体的機能、年齢、能力に配慮した生活リズムの獲得、嚥下機能の改善や摂食支援、姿勢保
持を考慮した車椅子作製等の ADL 支援、生活空間の拡大、社会や地域、人との交流を目的と
した QOL 向上支援として誕生会、季節行事、バス遠足、グループ活動を実施した。また残存
機能の維持や感受性の維持向上を目的とした集団療育や個別支援を実施した。
(2)医療型障害児入所施設(進行性筋ジストロフィー症児)
学習支援や趣味の活動への支援、社会経験を獲得する為にバス遠足や外出活動、季節行事を
実施。また精神面への支援、自己実現を目的とした個別活動への支援を行った。
(3)療養介護(進行性筋ジストロフィー症者)
多くが人生の中途で病気となり在宅での生活が困難となって入院に至っている為、利用契約
者御自身の自主性を尊重し、療養介護生活の拠点として、豊での文化的な生活が送られるよう
余暇活動の支援や行事を実施した。また医療・看護と連携しながら外出支援を実施した。
3 )特徴と展望
個別支援計画に基づき、成長発達を促すこと、QOL の向上に向けたサービスを提供してい
くことが大きな特徴である。今後とも障害福祉制度変革に対応する中で、院内各部門との連携
及び院外各機関と連絡調整を図りながら QOL の向上と、様々なニーズに対応していきたい。
また高度専門医療センターとしての情報発信を進めたいと考える。
85
Ⅳ 業務状況
21 アドボカシー委員会
21 アドボカシー委員会
1)概要
(1)目的
アドボカシー委員会は、患者さんと家族からの苦情・要望・その他の相談をうけて、病院と
してその権利擁護等を図るために組織された。事務局は医療福祉相談室である。
2008年 8 月 1 日より、当院利用者(患者さんと家族)等の苦情・要望、相談、医療安全に関
する問題に対応するために総合相談室運営委員会が組織され、「医療なんでも相談窓口」が設
置され、2011年 4 月 1 日より、医療福祉相談室が窓口となった。2011年 7 月 1 日に、当院のア
ドボカシー機能(患者の権利擁護機能)をより強化するために総合相談室運営委員会を廃止し、
アドボカシー委員会がスタートした。
(2)主な業務内容
アドボカシー委員会は月 1 回開催される。
患者・家族の相談等は医療福祉相談室が受け止める。ただし、患者・家族は直接に医事室他の
部門に申し出ることを妨げない。医事室での対応、および「ご意見箱」による投書を含めて、
アドボカシー委員会で対応を協議し、適切で整合性ある対応をはかっている。
なお、医療安全管理が必要な場合には、医療福祉相談室長は受付・報告書を医療安全係長に
報告している。また、苦情とはそれ自体は適法な主張であるが、暴行脅迫等犯罪的な態様や内
容をともなう苦情表明が存在することが顕在化してきた。この場合は違法性を帯びてくる。そ
の場合には、迷惑行為防止対策委員会との連携をはかっている。
(3)スタッフ構成(2013 年 4 月 1 日)
委員長(有馬邦正副院長)、委員は外来部長(三山健司)、精神科外来医長(吉田寿美子)、
看護部長(永田郁子)、副看護部長(西村武彦)、医療安全管理係長(富田理恵子)、外来師長
(等々力信子)、医事室長(西沢智明)、医療福祉相談室長(漆畑眞人)、医療福祉相談室職員(月
当番制室職員全員)、総務係長(上野明宏)。
2)実績
2008 年以降の医療なんでも相談窓口と 2011 年度の医療福祉相談室で受けた苦情要望の件数は、
以下のとおりである。
医療福祉相談室での苦情要望受付件数
2013 年度
2012 年度
2011 年度
2010 年度
2009 年度
2008 年度
4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月
0
2
3
2
0
0
1
0
0
0
1
3
3
1
4
3
4
3
4
1
4
0
1
0
5
1
3
0
0
2
2
5
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0
2
6
3
2
3
0
3
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3
2
2
0
2
5
5
2
2
5
0
3
1
2
3
4
3
2
3
3
5
0
4
5
6
3
計
12
28
27
30
32
29
3)特徴と展望
医療福祉相談室が医療なんでも相談窓口を引き継いで以降、苦情要望の件数は減少した。精
神保健福祉士および社会福祉士(医療ソーシャルワーカー、以下 MSW)が受容傾聴しつつ整
理していくと、相談者の言いたい内容が解きほぐされていく。MSW は、医療を受ける権利な
どの生存権や自由権等を擁護して生活の安定を図ることを目指しており、単に不満を聞いてい
わゆるガス抜きをして終了させることはない。
平成 24 年度の診療報酬改定で「患者サポート体制充実加算」が新設された。全国的にもア
ドボカシー委員会の業務標準化と均てん化が求められていることから、当病院での実践を全国
に発信できるように質を高めていきたい。
86
Ⅳ 業務状況
22 医療情報室
22 医療情報室
1)概要
(1)目的
2009 年度の新病院移転と同時に稼働開始した現病院情報システム(電子カルテシステム・
医事システムおよび部門システム)の構築・運用・管理を行うために設置された部署である。
(2)主な業務内容
電子カルテシステムをはじめとする病院情報システムの運用管理、利用者からの操作問い合
わせ・障害連絡対応、システム改善に向けた課題・要望案件の対応、診療データ二次利用によ
る診療および臨床研究支援などの業務を行っている。
(3)スタッフ構成
医療情報室長:波多野賢二 ほか業務委託オペレータ 2 名
2)実績
(1)病院情報システムの運用
平日日中は業務委託オペレータ 2 名による体制で、電話やメールで寄せられる操作に関する
問い合わせ・障害連絡等への対応を行っている。それに加え、システム運用維持に欠かせない
利用者管理・サーバ・ネットワークおよび端末管理・マスタメンテナンス等の業務を実施して
いる。2013 年度は、システム停止につながるような大きなトラブルの発生もなく、ほぼ全日
のシステムの連続稼働を果たした。
(2)システムの環境整備と改善に向けた取り組み
利用者から寄せられる、システムに関する問題点、改善が望まれる要望は、システム課題と
して進捗管理し、逐次システムベンダと協議を重ね対応を進めている。定期的に課題の対応状
況のチェックを行い、病院情報委員会等で報告を行っている。
(3)情報システム利用者研修
毎年 4 月の新採用者オリエンテーションにおいて、集合講義形式の操作研修を実施している。
研修に際しては、受講者ごとに操作練習用の端末を準備し、実践的な研修ができるよう配慮し
ている。
(4)データ二次利用による診療・臨床研究支援
病院情報システムに日々蓄積される診療データを二次利用し、診療および臨床研究を支援す
る取り組みを行っている。昨年度に引き続き、NCNP バイオバンクの臨床情報システムと電
子カルテシステムの情報連携環境の整備を進め、バイオバンク協力患者の臨床情報の自動抽出・
送信の仕組みを稼働させている。
3)特徴と展望
精神神経領域の高度先進医療と疾患研究を担う当センターのタスクに対し、情報技術の面か
ら貢献することが当室の役割である。電子カルテを含むフルパッケージの病院情報システムの
運用を担う部署としては、マンパワーも利用できるリソースも大変限られているのが現状であ
るが、可能な範囲でタスク達成に向け努力していきたい。
87
Ⅳ 業務状況
23 教育 ・ 研修室
23 教育・研修室
1)概要
(1)目的
各科における初期・後期臨床研修医への教育を円滑に行うために、病院としての体制の構築、
支援を行うことを目的としている。
(2)主な業務内容
主な業務内容は、初期臨床研修医を協力型病院として受け入れること、後期臨床研修医受け
入れのために、レジデント教育プログラムの作成、レジデントリクルート、レジデント採用の
選考などである。
(3)スタッフ構成
教育・研修室長 2011.4.1 ~ 2011.10.31 大和滋(総合内科診療部長)、2011.11.1 ~有馬邦正(第
一精神診療部長、特命副院長、副院長)
2)実績
(1)初期臨床研修医の受け入れ
初期臨床研修医の教育に関して、当センターは協力型病院に指定されており、基幹型病院で
ある災害医療センター・公立昭和病院・東京北社会保険病院・国立病院機構西埼玉中央病院・
多摩北部医療センターの 5 施設から精神科 27 名を受け入れた。
(2)後期臨床研修医の受け入れ
2013 年 6 月のレジナビフェアにて採用説明会を実施し、25 名の研修医が訪問した。同 10 月
には後期臨床研修医採用試験を実施した。2013 年度の新規採用レジデント・チーフレジデン
ト・上級専門修練医総数は、精神科 9 名、神経内科 3 名、小児神経科 7 名、放射線科 1 名で合計
20 名であった。2014 年 3 月時点でレジデント 44 名、チーフレジデント 3 名、上級専門修錬医 1
名であった。
3)特徴と展望
精神神経領域の専門医を育成することは当センターの重要なミッションである。また、当セ
ンターで専門教育を受けた医師らが全国で活躍することは医療の均てん化に繋がる。レジデン
トの教育は各科に任せられている状況であるが、当室としては、当センターの特徴を生かし、
全体としてのシステムの改善、研修環境の整備などに取り組んでいきたい。
88
Ⅳ 業務状況
24 病院臨床研究推進委員会
24 病院臨床研究推進委員会
1)概要
(1)目的
2012 年度に NCNP 発の薬剤の医師主導の First in human 試験が開始され、2013 年度にも新
たな First in human 試験が開始された。その他にも多くの臨床研究(介入試験)が当院で行
われるようになった。これらの研究を安全かつ確実に進め、成果を得るためには、院内各部署
の理解と協力が不可欠である。これらを踏まえ、臨床研究推進のために、1)安全性の確保、2)
院内各部署との連携の構築、調整、3)臨床研究実施中の問題点の解決を目的に病院臨床研究
推進委員会を設置した。
(2)主な業務内容
当該研究の当院での実施可能性(実施するために必要な手順、必要な準備などの助言を含む)
の検討、安全性の確認、関連部署の調整、依頼を行う。
(3)スタッフ構成
2013 年度途中より研究担当特命副院長が変更し、中込特命副院長(研究担当)が委員長を務め、
糸山院長、有馬副院長、村田特命副院長、三山部長、永田看護部長、林田企画医療研究課長の
8 名で委員を構成し、玉浦臨床研究推進部副研究管理・調整室長が事務を担当している。
2)実績
2012 年 11 月 9 日より原則的に毎月第 1、第 3 金曜日 8 時から 9 時まで開催された。2013 年度は、
デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者を対象とした NS-065 の早期探索的臨床試験のほか、コ
メデイカルスタッフの臨床研究への関わり方、当センターにおける臨床研究の進め方など多岐
にわたる議論がなされた。
3)特徴と展望
当院で行われている介入試験は予想以上に多く、一方でその試験手順については倫理委員会
の範疇ではないために、十分検討されていないことや、多くの部署が関与するにもかかわらず
各部署で十分な理解が得られていない場合も少なくないことが明らかになった。今後ますます、
当院で臨床研究を安全かつ適切に推進するために、研究課題そのものについての検討とともに、
当院として研究を推進しやすい環境を整えるための議論を進め、対応策を打ち出していく予定
である。
89
Ⅳ 業務状況
25 筋疾患センター(Muscular Disease Center)
25 筋疾患センター(Muscular Disease Center)
1)概要
(1)目的
筋疾患の診療を包括的に行う、多部門が連携した診療・研究チーム(multidisciplinary
team)
である。当センターは、数十年にわたる筋疾患の診療、研究の実績を有しており、ま
た 40 年以上にわたり運営されてきた筋ジストロフィー研究班でも中心的な役割を担ってきた。
筋疾患センターは、それらの経験をもとに、かつさまざまな部門が連携していくことで、筋疾
患の医療の進歩に貢献していくことを目的としている。
(2)主な業務内容
多部門連携の診療体制の構築、専門外来(小児神経、神経内科、リハビリテーション科、整
形外科など)、症例検討会、市民公開講座、トランスレーショナルリサーチを念頭においた病院、
研究所、トランスレーショナル・メディカルセンターと密に連携した研究グループの構築など。
(3)スタッフ構成
筋疾患センター長(小牧宏文)、小児神経科(小牧宏文、佐々木征行、石山昭彦)、神経内科(大
矢寧、森まどか、村田美穂)、リハビリテーション科(小林庸子、岩田恭幸)、外科(三山健司)、
麻酔科(中井哲慈)、飲みこみ外来(山本敏之)、歯科(福本裕)、遺伝子検査診断室・遺伝カ
ウンセリング室(後藤雄一、竹下絵里、小松有希子)、治験管理室(玉浦明美)、トランスレー
ショナル・メディカルセンター(武田伸一、木村円、清水玲子)、神経研究所疾病研究第一部(西
野一三)
2)実績
(1)診療
日本全国から筋疾患の診療の紹介をうけている。日本の筋病理診断センター的な役割を担っ
ている。当センター神経研究所疾病研究第一部と病院が連携し、最新の知見に基づく正確な診
断を提供している(小児神経科、神経内科)。毎月第 4 火曜日に専門外来(小児神経科、神経内科、
整形外科、リハビリテーション科)を開設している。またその時間にあわせて家族、患者同士
のコミュニケーション、自立活動をはかるためのプログラムも行っている。噛み合わせの悪さ、
口腔ケアなどの問題に対する歯科治療を提供している(歯科)。安静時エネルギー消費量など
をもとに客観的な評価も利用し、栄養士などによる栄養相談を提供している(小児神経科、神
経内科、栄養管理室)。「のみこみ外来」では誤嚥や飲み込みの問題に対して正確な評価を行い、
必要な対応をしている(のみこみ外来)。経口摂取のみでの栄養維持が困難となった場合など、
外科を中心とした胃瘻の造設・管理を行っている(外科)。筋疾患に対して適切な整形外科的
対応を提供している(整形外科)。筋疾患をもつ麻酔にはいくつかの注意点があるが、病態に
応じた適切な麻酔を提供している(麻酔科)。当院通院患者・家族が主体となって運営してい
る筋ジストロフィー家族会の運営をサポートしている。患者会主催の患者相談会、患者家族対
象とした外部講演会(東筋協、遠位型ミオパチー患者会、日本筋ジストロフィー協会、保健所
主催の講演会など)、患者会誌などへの医療情報提供を行っている。
(2)合同臨床検討会(Clinical myology conference)(詳細はⅤ 教育・研究を参照)
研究所(疾病研究第一部)、病院(神経内科、小児神経科、リハビリテーション科など)と
の合同の臨床カンファランスを実施した。
(3)論文、講演
原著論文、総説、講演など多くの実績がある。重複するので、各科の業績を参考のこと。
90
Ⅳ 業務状況
25 筋疾患センター(Muscular Disease Center)
(4)市民公開講座
医療の均てん化を目標に年1回開催している。今年度は 7 月に開催し、約 180 名の参加を得た。
講演、ハンズオン(実技指導)、医療相談を行った。
(5)臨床研究
研究所と病院、トランスレーショナル・メディカルセンターが緊密に連携し、2007 年より
希少疾患である筋疾患の臨床試験を含む先進医療を開発していくための体制作りを行っている。
治験に向けた準備の一環として、筋ジストロフィー研究班を通して筋ジストロフィー患者登録
システムの計画立案に参画した。本システムはジストロフィン異常症患者を対象として 2009
年 7 月より正式に稼働を始めた。管理運営は当センターにある筋ジストロフィー患者登録セン
ター(Remudy)が担当しており、登録患者数は 1200 名を越えている。2012 年 6 月より縁取り
空胞を伴う遠位型ミオパチー患者を対象に登録制度を開始し、登録数は 150 名となった。臨床
試験に備えるべく、難治性筋疾患の実態調査を行っている。米国小児医療センターを中心とし
た筋ジストロフィー臨床研究グループ(CINRG)の正式メンバーとなり、エクソンスキップ
の治験などを推進していく基盤体制作りを行っている。ヨーロッパの神経筋疾患臨床研究グルー
プ(TREAT-NMD)との連携を積極的に行っている。アジア・オセアニア筋学センターなら
びに世界筋学会で中心的な役割を果たし、先端医療情報の交換を積極的に行っている。研究所
と病院内のみでなく、規制当局(厚生労働省や医薬品機構などの医薬品の認可を担当する組織)
や製薬企業などとも積極的に意見交換を行っている。TREAT-NMD、Newcastle 大学との共
同研究で、ジスフェルリノパチー臨床アウトカム研究を行っている。筋ジストロフィー臨床試
験ネットワークを 2012 年 12 月に発足させ、当センターでネットワーク事務局を運営している。
リシノプリル・コエンザイム Q10 の国際共同医師主導治験の準備を進め、2010 年 3 月治験届を
行い 2011 年夏に治験を開始、6 名の患者を組み入れ現在も継続している。
3)特徴と展望
筋疾患センターは多部門の有機的な連携を目指した活動を展開している。診療、臨床研究、
トランスレーショナルリサーチといった多要素のテーマに対して、その特徴を生かした活動を
展開している。現状の枠組みの中でさらに発展させていくような形で進めていきたいと考えて
いる。国立精神・神経医療研究センターの使命の一つである、トランスレーショナルリサーチ
を筋疾患の分野における日本の拠点として展開していくために、筋ジストロフィー臨床試験ネッ
トワークが設立された。実際にネットワークが稼動し始め、医師主導治験の患者組み入れに貢
献した。
91
Ⅳ 業務状況
26 てんかんセンター
26 てんかんセンター
1)概要
(1) 目的
てんかんは、外科治療を含む全年令を対象とした幅広い診療科横断的対応を必要とし、また
てんかん医療の目標は、小児では「発達障害の予防と改善」成人では「生活の自立と就労」な
ど発作の抑制による患者の QOL の向上にある。てんかん医療の発展には、最新の神経科学研
究と医療技術及び社会医学的観点が不可欠であり、当施設の如く両研究所の支援下に診療が可
能な施設が果たすべき役割は大きい。当てんかんセンターは、人口 3 千万を擁する関東地方に
おける唯一の本格的てんかんセンターであり、当施設の医療・研究資源を最大限に利用し、有
機的に統合した医療・研究体制を整えることが求められる。
(2) 主な業務内容
1. 難治てんかんの診断と治療、リハビリテーション、2. てんかんに関する基礎および臨床研
究の推進、3. 多施設共同研究・臨床治験の推進、4. 新規治療技術の開発、5. てんかん専門医及
びコメディカルの育成、6. てんかんの社会啓発と地域診療ネットワークの構築、7. 国内外の学
会及びてんかん診療施設との協力活動、等
(3) スタッフ構成
<てんかんセンター長> : 大槻泰介、<コアメンバー> : 須貝研司、中川栄二、佐々木征行、
齋藤貴志、岡崎光俊、高橋章夫、<病院> : 金子 裕、開道貴信、村田佳子、曽根大地、渡辺雅子、
渡辺裕貴、齊藤祐子、磯 敬、漆畑眞人、小林庸子、岡田和枝、宗方麻理、森田宏子 <研究
所> : 伊藤雅之、鋤柄小百合、岡田尚巳、花川 隆、星野秀紀、立森久照、後藤雄一
2 ) 実績
(1) 診療
外来初診は、小児は小児神経科で、成人はてんかんセンター外来として脳外科と精神科で受
け付けた。新棟における入院は、
小児は 3 南病棟(小児神経科、脳外科)で、成人は 4 南病棟(精
1200
神科)
と 3 南病棟
(脳外科)
で対応した。2013 年度のてんかん外来新患数は
1032 名 ( 精神科 558 名、
1000 786 名 ( 精神科 286 名、小児科 409 名、脳外
小児科 301 名、脳外科 173 名 )、てんかん新入院数は
科 91 名 )、てんかん外科手術は 53 件であった(図800
1、2 参照)。発作時脳波ビデオ記録は、3 南
病棟に 5 台、4 南病棟に 3 台、計 8 台のモニタリングユニットを整備し、
検査症例数は 448 例(月
600
平均 37.3 人)、のべ検査件数は 1497 件(月平均 124.8 件)であった。病理部門に提出された手
400
術検体は 41 件で、凍結脳のリソースは累積 341 例となった。研究用の検体提供は、FCD およ
200
び HME の外科切除組織の蛋白発現解析 :72 件、難治性てんかんの原因遺伝誌の探求
FCD およ
び HME の凍結保存標本から DNA 抽出し、agilent 社0 CGH
アレイにてゲノムの量的異常を解析)
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
精神科 194 211 180 226 330 358 363 331 447 472 558
12 件であった。
脳外科 125 168 133 172 167 212 119 247 166 180 173
小児科 159 158 174 176 181 199 223 196 329 395 301
年度別てんかん外来患者数(過去 10 年間)
1200
900
800
1000
700
800
600
500
600
400
400
300
200
0
200
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
精神科 194 211 180 226 330 358 363 331 447 472 558
脳外科 125 168 133 172 167 212 119 247 166 180 173
小児科 159 158 174 176 181 199 223 196 329 395 301
900
800
92
年度別てんかん入院患者数(過去 10 年間)
700
600
500
400
100
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
psychiatry
106
112
95
149
156
150
144
189
220
232
neurosurgery
74
142
129
118
104
95
103
154
122
97
2013
91
pediatric
87
81
122
150
150
216
205
222
298
336
409
286
Ⅳ 業務状況
26 てんかんセンター
年度別てんかん外科手術件数(過去 10 年間)
80
70
60
50
40
30
20
10
0
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
迷走神経刺激
頭蓋内電極留置
23
脳梁離断
6
12
2
1
7
3
8
8
5
14
8
1
2
1
0
2
3
0
0
5
11
8
9
7
11
10
2
5
9
定位凝固
2
7
21
多葉・半球離断
2
4
1
9
4
8
3
6
10
14
11
皮質切除
25
41
29
23
18
23
32
28
24
24
25
(2) 研究
1)診療情報の解析(小児、精神、脳外、放射線)、2)手術標本の病理学的・遺伝子学的解析(病
理、疾病二部、脳外)、3)光トポグラフィー(小児)、4)脳磁図解析(脳外、小児、精神)、5)
発達・行動解析(小児、知的障害)、6)遺伝子治療ベクターの開発(遺伝子)などが行なわれた。
当施設が主導して国際多施設共同研究「乳幼児破局てんかんの治療実態調査 :Far East Asian
Survey for Catastrophic Epilepsy in infancy and early childhood(UMIN CTR 臨床試験
登録 UMIN000004120)」を継続した。
(3) 教育 ・ 社会活動
日本てんかん学会専門医研修施設としてレジデント教育・てんかん専門医育成、各科合同の
てんかん症例カンファランス
(週 2 回)、国内外の教育講演を行った。国際抗てんかん連盟(ILAE)
委員、日本てんかん学会事務局及び理事を担当し、日本てんかん学会関東甲信越地方会事務局
を運営した。
3 ) 特徴と展望
当施設は、乳幼児・小児から成人・高齢者まで幅広い年齢層の難治性てんかん患者に対応し
ており、乳幼児てんかんの外科治療やてんかん性精神病合併例など、他施設では治療困難な症
例に対応できることが特徴である。また MRI、PET、SPECT、MEG、NIRS などのてんかん
の診断に必要な高度診断機器を備え、スタッフも日本てんかん学会てんかん専門医 12 名を擁
するなど、物的にも人的にもてんかん診療施設として充実した資源を有する。今後これらの医
療資源を最大限に活用し、また神経研究所と精神保健研究所との連携を深めることで臨床的・
基礎研究を推進し、より多くの政策提言などの社会的貢献を果たせる施設に成長することが課
題である。
93
Ⅳ 業務状況
27 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center)
27 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center)
1)概要
(1)目的
多発性硬化症センターは、国立精神・神経医療研究センターで多発性硬化症および関連疾患(視
神経脊髄炎など)の臨床と研究にかかわる部門が連携し、最先端のレベルの診療と臨床研究を
包括的に行う。NCNP は多発性硬化症の基礎研究では国際的に見ても最先端のレベルにあるが、
その学術的成果を臨床レベルの向上、新規治療法の開発につなげることを目的とする。
(2)主な業務内容
多部門の医師・研究者が参加する診療カンファレンス、招聘講師による MS カンファレンス、
海外著名研究者による特別講演などの開催を行う他、患者団体と共催で開催するシンポジウム
やフォーラムの企画・実行、患者会を対象にした医療講演会の実施、NCNP における患者向
け講演会、啓蒙的書籍の原稿執筆などを担当する。また、NCNP 神経研究所で得られた治療・
診断技術のシーズを元に、トランスレーショナルリサーチを念頭においた臨床研究を行う。い
ずれも MS の医療レベルの向上に直結するものである。
(3)スタッフ構成
多発性硬化症センター長(山村隆)、神経内科(* 岡本智子、林幼偉、)、医療スーパー特区
(荒木学)、精神科(野田隆政)、放射線科(佐藤典子)、神経研究所免疫研究部(* 佐藤和貴郎、
三宅幸子、荒浪利昌、大木伸司、佐久間啓、中村雅一、門脇淳、松岡貴子、能登大介、Ben
Raveney)* 運営幹事
2)実績
(1)診療
全国各地から診療やセカンドオピニオンの紹介をうけている。外来ステロイドパルス療法、
免疫吸着療法、免疫抑制療法など、全国的に見ると普及していない治療法の経験が豊富にあ
る。また視神経脊髄炎(NMO)に対する新規治療として、関節リウマチ治療薬トシリズマブ
(抗 IL-6 受容体抗体)の適応外使用も 10 例以上の難治例に実施し、世界中から注目されている。
国内で実施される MS・NMO の治験に漏れなく参加し診療レベルの向上に努めている。
(2)カンファレンス
MS 診療カンファレンス(各 30 分)は 30 回以上実施し、招聘講師による MS カンファレンス(各
2 時間)を 3 回開催した。
(3)論文、講演
2011 年に視神経脊髄炎(NMO)の病態にプラズマブラストの増加が関係し、インターロイ
キン 6 受容体シグナルを阻害する治療が有効である可能性について発表した (Chihara et al.
PNAS 108:3701-3706, 2011)。その後、抗インターロイキン 6 受容体抗体 tocilizumab による
NMO 治療を実際に開始し、最近、7 症例の成績をまとめ、米国神経学会誌 NEUROLOGY で
発表した(Araki et al. Neurology 82:1302-1306,2014)。論文は月間ハイライトとして編集委
員のコメント付きで紹介された。日本神経学会、Sendai Conference 2013、日本神経感染症学会、
PACTRIMS 2013、日本臨床免疫学会のシンポジウムにおいて山村と荒木が招待講演を行い、
成果を披露した。
(4)書籍刊行
ドイツ Springer 社より MS の免疫学的研究と治療の進歩に関するモノグラフの編集を委託
され、英国ノッチンガム大学の Bruno Gran 博士と山村の共同編集で、”Multiple Sclerosis
94
Ⅳ 業務状況
27 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center)
Immunology” を刊行した(出版は 2013 年 8 月予定)。NCNP で進められている腸内細菌と MS
の関係に関するチャプターを山村と三宅が執筆した。
(5)多発性硬化症フォーラム開催
NPO 法人 MS キャビンと共催で第 10 回多発性硬化症/視神経脊髄炎フォーラムを 2013 年 12
月 8 日に東京六本木(六本木アカデミーヒルズ)で開催した。参加者数は約 500 名であり、10
年間の間に難病患者を対象とした企画としては国内最大規模のものに成長した。
(6)専門外来
MS の診療経験が豊富な医師 5 名(山村、岡本、林、荒木、佐藤)が担当し、MS や NMO
の診療にあたった。MS は再発時の対応が重要なために、症状悪化時には予約外でも受け付け
ているため、待ち時間は長くなる傾向にあるが、病歴をよく把握した医師による最善の医療を
受けられるという評価を得ている。
(7)治験
企業より複数の治験を依頼された結果、2012 年度に担当した「医薬品開発に必要な治験」
の合計実施数で実績を残し総長より表彰された。また、抗インターロイキン 6 受容体抗体の
NMO および難治性 MS に対する適応拡大を目指した臨床研究を実施した。
またスーパー特区の支援により、NCNP で開発された MS の新規治療薬 OCH の医師主導治
験を実施した。オリジナル医薬 OCH を健常者 15 名に投与する First in Human 試験の終了に
引き続いて、MS 患者 9 名を対象とする試験の準備を進め、2013 年度末に開始した。
(8)基盤研究
MS と NMO の鑑別診断を容易にし、個々の病態の特徴を明らかにするための免疫学的研究
を実施した。主にフローサイトメーターを用いた研究が主体となっているが、MS / NMO で
増加しているリンパ球の解析等、国際的にも高い水準の研究を進めている。また二次進行型
MS に特異的な免疫異常の解明に向けた動物実験を継続し、新たな治療標的を同定することに
成功した。
3)特徴と展望
我が国の多発性硬化症患者数は 1980 年には 1,000 人程度であったが現在は 15,000 人を超え、
将来は 5 万人に達すると推定されている。急速な疾病構造の変化に伴い、国民から求められる
神経内科医療研究の内容は変貌を遂げていることは事実である。多発性硬化症の研究領域では、
当センターは研究の質、インパクトのある雑誌に掲載した論文数や内外の招待講演数において、
我が国では第一の実績を誇り、来院患者数も国内で 1、2 位を争う。また MS/NMO 患者試料を
用いた高度な基礎研究やトランスレーション研究を実施可能な拠点として位置づけられ、国か
らは革新的な医療技術創出拠点としての役割も期待されている。これまでに蓄積した医療技術、
研究シーズ、臨床実績等を活かし、創薬や難病研究に関係するセンター内、およびセンター外
の関係者の皆様との連携を図りながら、これからも MS センターを継続・発展させていきたい。
95
Ⅳ 業務状況
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson
disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター)
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson disease & Movement
Disorder Center:略称 PMD センター)
1)概要
(1)目的
パーキンソン病・運動障害疾患センター(以下 PMD センター)は、パーキンソン病、進行
性核上性まひ、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、ジ
ストニアなどすなわち運動障害疾患(Movement Disorder)を対象に、
①国立精神・神経医療研究センター病院及び研究所の総力を挙げて、その疾病だけなく、その
疾病をもつ一人の人間である患者さん一人ひとりに適切な、最高の医療を提供する。
②新しい治療法、診断法を開発する。
③患者さん、
ご家族、
医療関係者、
国民全体に PMD に関して正しい知識をもっていただけるよう、
また研究開発にご協力いただけるよう、公開講座、出版物、IT などを通じて情報を発信する。
ことを目的としている。
(2)主な業務内容
神経内科、リハビリテーション科、脳外科、精神科等の診療科や、看護部、検査部、遺伝カ
ウンセリング室等の多部門連携の診療体制の構築、院内及び神経研究所との連携で新たな治療
法や早期診断法の開発などの臨床研究や基礎研究を進める。さらに、国内外の医療スタッフの
研修、患者を始め国民全体への PMD に関する教育を進めている。
(3)スタッフ構成
PMD センター長(村田美穂)、神経内科(岡本智子、塚本忠、坂本崇、高橋祐二、山本敏之、
古澤嘉彦)、リハビリテーション科(小林庸子)、脳外科(高橋章夫、開道貴信)、精神科(野田
隆政)
、臨床検査部(斉藤祐子)、遺伝カウンセリング(後藤雄一、佐藤有希子)、看護部(梅津
珠子、小澤慎太郎、飯島佐季子、市川貴美子)、薬剤部(北浦円)神経研究所(和田圭司、永井
義隆、北条浩彦)をコアメンバーに各診療科や、検査部、看護部、リハビリテーション部のス
タッフが参加している。
2)実績
(1)パーキンソン病の姿勢障害(腰曲がり)の分類、新規治療法の開発
tilt 台を組み合わせた表面筋電図により、姿勢障害の原因筋を同定する方法を見出した。こ
れにより、腰部型についての治療方法の開発を進めるとともに、他動的伸展による筋電図異常
所見を用いて、dropped head の新規治療法を開発した。
(2)パーキンソン病関連疾患の評価入院システム ( ブラッシュアップ入院)の実践
本年度も約 80 名の入院があり、うち 19 名は 2 回目の評価が可能であった。評価項目のうち、
嗅覚障害と認知機能、脳血流との関連を解析した。高度、嗅覚障害 PD 患者では後頭葉で優位
な脳血流の低下を見出した。なお、本研究は 2014 年 5 月の日本神経学会学術総会でレジデント
優秀口演賞にノミネートされた。
(3)パーキンソン病臨床研究支援チームの構築
今年度の新規事業として、パーキンソン病患者を対象とした、臨床研究に関する啓蒙、情報提供、
臨床データベースに基づくマッチングシステムとして、パーキンソン病臨床研究支援チーム(Team
JParis)を構築した。ニューズレター第 2 号、HP 公開、評価外来を開始し、現在会員は 50 名
である。今後、通常は当院を受診していないが、当院での治験・臨床研究を希望する患者も対
96
Ⅳ 業務状況
28 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson
disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター)
象に広める。
(4)小脳失調症に対する集中リハビリテーションプログラムの開発
歩行可能な早期小脳失調症患者を対象とした 4 週間のリハビリテーションプログラムを独自
に開発し、実践を開始した。
(5)パーキンソン病患者を対象とした CBT 及び心理相談
PMD センター臨床心理士が心理評価し、状態に応じて、心理相談の施行及び、CBT センター
への紹介を行い、CBT センターとの共同で CBT を行った。今後 NCNP での自費診療による難
病の心理相談の確立を目指している。
(6)薬剤師による服薬実態調査
入院 PD 患者 97 名を対象に服薬実態調査を行った。これまで PD では比較的服薬アドヒアラ
ンスは良好と考えられていたが、週 3 回以上の飲み忘れが 7%、主治医に申告していない服薬
自己調整が 24% に認められ、実際には服薬アドヒアランスの向上が治療に重要であることが明
らかになった。今後、この調査は当院外来患者を含め多摩地区の多施設共同研究として進める
予定である。
(7)嚥下障害の関する啓発
NST( 栄養サポートチーム ) と協力し、嚥下障害の評価、嚥下指導とともに、簡易嚥下障害
質問表の開発や誤嚥発現予測などの臨床研究を進めた。さらにこれらの経験から、医療スタッ
フ向けの PMD に関する嚥下障害に関する研究会を主宰し、またそれらを基にしたテキストを
作成中である。
3)特徴と展望
PMD は現在わが国で 16 万人程度の患者がいるパーキンソン病を除いてはほとんどが 1000数万人程度の希少疾患である。当センターで診療する PMD 患者数はわが国で最も多いと考え
られ、この実績を生かした臨床的な分類、新たな治療法・ケアの方法論の開発、さらに病態解
明、治療法開発のための基礎研究を進めていること、その成果を基にした医療関係者向けの研
修、患者家族向けの教育を進めていることが特徴である。さらに PMD センターでは対象疾患
の臨床データや検査結果、血液、脳脊髄液、DNA などを収集し患者に理解と協力を求めてい
る。この一環として、生前同意に基づくブレインバンク(link: http://www.brain-bank.org/
index.html)を推進している。
来年度は我々が開発したパーキンソン病の姿勢障害に対するリドカイン療法について、講習
会を企画する予定である。小脳失調症に対するリハビリテーションプログラムの効果の評価を
進める。また心理的サポートをより増強するために、専任の臨床心理士による症状・問題点の
把握と CBT をさらに進め、パーキンソン病・運動障害疾患のトータルケアの確立をめざす。
97
Ⅳ 業務状況
29 地域精神科モデル医療センター
29 地域精神科モデル医療センター
1)概要
(1)目的
地域精神科モデル医療センターは、統合失調症、双極性障害、重症うつ病など重度の精神が
いを持つ人の地域生活支援を目的とした、病棟・リハビリテーション部・研究部など多部門が
連携する実践・研究チーム(multidisciplinary team)である。具体的には、精神障がい者の
地域生活を可能にする早期退院支援、急性期ケースマネジメント、在宅訪問(アウトリーチ)、
デイケアにおける多職種による支援、就労支援などの効果的な実践の開発を通し、精神障がい
者に最良のサービスを提供することを目的としている。
(2)主な業務内容
当センターは、国立精神・神経医療研究センター病院の第一精神診療部,リハビリテーショ
ン部,医療福祉相談室,在宅支援室の各部門と精神保健研究所社会復帰研究部が連携して活動
を実施している。具体的には、入院時から退院を意識したサービスの提供やケースマネジメン
トの実施、病棟スタッフとリハビリテーションスタッフとの円滑な連絡体制の構築、地域滞在
を実現させる多職種アウトリーチ活動の実施、あるいはデイケアでのケースマネジメントや就
労支援などの提供があげられる。
(3)スタッフ構成
地域精神科モデル医療センター長(伊藤順一郎、精神保健研究所・社会復帰研究部 部長)。
病院(有馬邦正、平林直次、坂田増弘、岡崎光俊、富沢明美、大迫充江、大島真弓、伊藤明美、
根岸典子、社会復帰研究部(吉田光爾、佐藤さやか、山口創生)
2)実績
(1)主たる活動
精神障がい者の地域生活を支援にするために、下記の活動を実施した。
①在宅支援室におけるアウトリーチ活動の強化
・スタッフの増員
スタッフ数常勤換算 5.5 名のうち、PSW2 名,OT1 名(常勤換算 2.7 名)を研究費により
配置
・新規導入者数 H22:17 名、H23:20 名、H24:24 名、H25 :17 名
・年間訪問件数:H22:1015 件、H23:1564 件、H24:2506 件、H25 :3118 件
②デイケアにおける個別支援、就労支援の強化
・スタッフの増員
スタッフ数常勤換算で 7.8 名のうち、CP2 名,就労支援担当 PSW1 名,(常勤換算 2.3 名)
を研究費により配置
※医療機関内に就労支援専門員を配置した Individual Placement and Support(IPS)モ
デルの就労支援は国内では先進的な取り組み
・多職種チーム(MDT)によるケースマネジメントの徹底→新規通所者の獲得とドロップ
アウトの防止
・1日平均通所者数 H22:51.1 名 H23:64.5 名 H24:61.9 名
・就労および就学者数 H21 ※:7 名 H23:20 名 H24:27 名 H25:32 名
※ H22 年は就労および就学に関するデータ収集が未実施のため、記録が整理されていた
H21 と比較
(2)合同臨床検討会(詳細はⅤ 教育・研究を参照)
精神科病棟(合計 4 病棟)、在宅支援室及び社会復帰研究部によるサービス調整会議(各病
棟毎月)、在宅支援室ケースカンファレンス(毎週)、在宅支援室運営ミーティング(毎週)リ
ハビリーション部運営カンファレンス(毎週)、臨床チームリーダーミーティング(毎週)及
び地域精神科モデル医療センター運営のための推進会議(毎月)を実施した。
(3)論文、講演
原著論文、総説、講演など多くの実績がある。重複するので、各科の業績を参考のこと。
(4)臨床研究
以下に当センターを活用し、多施設共同研究として実施した、厚労科研実用化研究の成果の
98
Ⅳ 業務状況
29 地域精神科モデル医療センター
一部を記載し、当センターを含む研究の成果とする。
1 .多職種アウトリーチチームのサービス記述および効果評価に関する研究
介入群に行われたコンタクト中 29.2%が報酬有の実コンタクト、30.6%が報酬無の実コン
タクト、40.2%が電話コンタクトとであった。また対象者に対して月平均 5.9 ± 5.2 回の頻度
で実コンタクトをとっており、また月平均で 301.8 ± 236.8 分の実コンタクトを行っていた。
介入の効果としては、ⅰ ) 全体での結果として、SBS 下位尺度『陽性症状に伴う行動』にお
いて交互作用が有意であった。(p =.007)。 ⅱ ) 支援プロセスの履行状況別の効果評価の結果を
みると、①月 180 分以上 ( 介入群の上位 70%) に限定した場合、SBS 下位尺度『陽性症状に伴う
行動』で交互作用が有意 (p =.008)、②月 240 分以上 ( 介入群の上位 50%) に限定した場合、SBS
下位尺度『陽性症状に伴う行動』(p =.028) および WHO-QOL26 総合得点 (p =.016)・
『心理的領域』
(p =.027)・『全般的満足度』(p =.028) にて交互作用が有意・有意傾向であった。
医療経済評価では、介入群・対照群のあいだに、医療・社会的コストに大きな有意差は認め
られなかった。
2 .認知機能リハビリテーションと就労支援の効果評価に関する研究
無作為割付によって認知機能リハビリテーションと援助付き雇用の組み合わせによる就労支
援を受ける群(CR+SE 群)と仲介型就労支援のみをうける群(仲介型群)の 2 群に振り分け
られた。
臨床関連指標についてみると、GAF 得点、BACS の言語性記憶、作業記憶、文字流暢性、
符号課題および総合得点について交互作用に有意差がみられた(GAF 得点:F=6.569,p<.01
言語性記憶:F=4.674,p<.05,作業記憶:F=3.971,p<.05,文字流暢性:F=6.240,p<.01,符
号課題:F=6.771,p<.01,Composite Score:F=6.753,p<.01)。これらの変数について単純主
効果の検討を行った結果、群ごとにみると CR+SE 群では認知機能リハビリテーション(CR)
を受けた前後で、仲介型群と比べて有意に得点が改善しており、12 か月後でもその改善が維
持されているかさらに得点が改善していた。
就労関連指標では、群間に大きな差が見られ、就労率について CR+SE 群は仲介型群と比べ
て有意に多い対象者が就労した(63.8%)。加えて、就労したものの就労回数、雇用契約を結
んでいた期間である合計就労期間、実際に働いた日数である合計就労日数のいずれも CR+SE
群は仲介型群と比べて多く、また長かった。就労したものの離職回数を検討すると、両群間に
有意差はなかった。
3 .認知機能リハビリテーションと就労支援の、プロセス・データの分析研究
就労アウトカムとサービス内容の分析では、就労者は就労前と就労中に 1 ヵ月当り平均で
6 時間の個別就労支援に関連するサービスと、1 ヵ月当たり 1.5 時間の個別生活支援に関連す
るサービスを受けており、未就労者と比較し有意に多かった。特に個別就労支援時間の長さ
は、16 ヵ月間の就労の有無(OR=1.04 [95%CIs=1.01 to 1.07], p=0.035)や就労日数の長さ
(Coefficient=0.31 [95%CIs=0.08 to 0.55], p=0.010)と関係していた。
医療経済評価としては、医療・社会的コストは、介入群の 12 か月間の合計コストが、対照
群と比較し、ごくわずかに上回る結果となった。他方、介入群と対照群における積み上げコス
トの特徴は異なり、介入群では所得保障費が高く、福祉・公的サービス費やデイケア費は、認
知リハや就労支援が活発化する中盤までに多くのコストが費やされ、終盤には減少する傾向が
あった。対照群においては、福祉・公的サービス費が 12 カ月継続して一定の割合占めたほか、
入院医療費が全体のコストを押し上げる形となった。
3)特徴と展望
臨床的知見から:
・在宅支援室(PORT):センター立ち上げ前と比して、新規導入者数、実支援者数ともに増
加している。H25 年 4 月から始まったスーパー救急病棟の運用とも連携できるよう、従来の 2
人訪問からよりスキルの熟練が必要な 1 人訪問に支援方法もシフトし、より多く訪問にいける
体制を整えつつある。
・デイケア:就労支援が活発になったことにより「居場所型デイケア」から「通過型デイケア」
へデイケアの在り方がシフトしている。就労を主とした社会復帰に取り組む「卒業できるデイ
ケア」の体制が確立されつつあるので、今後は生活の場へのアウトリーチ活動を促進し、デイ
ケアの長期滞在の抑止に取り組んでいく予定である。
研究的知見から:
厚労科研地域モデル班(H23- 実用化(精神)- 指定 -001)による研究が複数実施されており、
その成果は報告書にまとまられた。
99
Ⅳ 業務状況
30 睡眠障害センター(Sleep Disorders Center)
30 睡眠障害センター(Sleep Disorders Center)
1)概要
2013 年度は、睡眠障害センターとして開設 2 年目であり、脳科学や社会学、睡眠医歯薬学を
統合した医療・研究体制を整えて、睡眠障害の予防・診断・治療を推進するという開設の目的
を果たすべく活動を行った。
スタッフ構成
センター長(亀井雄一)、精神診療部(有馬邦正、野田隆政、渡辺雅子、山田麻紀、塚田恵
鯉子、谷口豪)、神経内科診療部(村田美穂、古澤嘉彦)、歯科(福本裕)、臨床検査部(吉田
寿美子、竹下昌利、磯敬、木村綾乃)、看護部(武藤直子、大柄昭子、坂本岳之)、薬剤部(原
恵子)、精神保健研究所・精神生理研究部(三島和夫、肥田昌子、守口善也、北村真吾、元村
祐貴、綾部直子)、成人精神保健研究部(吉池卓也)、神経研究所・疾病研究第三部(功刀浩)
2 )実績
(1)診療活動
睡眠障害専門外来にて新患診察および再来診察を行っている。新患患者数は、395 名であった。
診断・治療効果判定などに必要な終夜睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography:PSG)、入眠
潜時反復検査(Multiple Sleep Latency Test:MSLT)は 3 南病棟にて行っている。2013 年度は、
月曜日~火曜日と金曜日~土曜日に、4 人 / 週× 2 回 =8 人検査できる体制をとった。検査総数
は 185 件(2011 年度は 325 件)であり、昨年度の 185 件に比べて大幅に増加した。簡易 PSG は、
外来患者と精神科入院患者を対象に実施し、検査数は 168 件(2011 年度 114 件)とこれも増加
した。神経内科との連携は、通常の睡眠障害専門外来への紹介のほかに、パーキンソン関連疾
患の 2 週間検査入院時に睡眠障害に関するスクリーニングを実施し問題がある場合には治療的
介入をする体制を、
また PSG に神経内科枠を 1 枠設け、速やかに検査を実施する体制を構築した。
精神科新入院患者に対して、質問紙を使った睡眠時無呼吸スクリーニングを実施し、陽性であっ
た患者に簡易 PSG を実施する体制を構築した。歯科において、睡眠時無呼吸症候群に対する
口腔内装具の作製を行った。概日リズム睡眠障害に対する高照度光治療を中心とした入院によ
る時間生物学的治療プログラム(入院病棟 5 南病棟)を行った。
(2)研究活動
研究所と病院が緊密に連携し、睡眠障害の病態生理解明、新たな治療法の開発に取り組んで
いる。
睡眠障害専門外来において、不眠症に対する認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy
for Insomnia:CBT-I)の有効性の検討がある。不眠症に対する主な治療法は薬物療法である
が、CBT-I の有効性が確かめられれば、不眠症に対する非薬物的治療法が開発されるとともに、
睡眠薬の減薬プログラムの開発が可能となる。パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診
断・治療法の開発に関する研究(主任研究者 村田美穂)において、パーキンソン病に伴う不
眠に対する CBT-I の有効性を検討した。睡眠障害および睡眠研究用プラットフォームの構築
に関する研究(主任研究者 三島和夫)の、診断システム構築を担当し、ある程度の診断精度
をもった、利用可能な診断システムを作製した。睡眠覚醒や体内時計のメカニズム解明のため
100
Ⅳ 業務状況
30 睡眠障害センター(Sleep Disorders Center)
の研究、睡眠不足や不眠症に陥った人々の脳機能の変化と原因究明研究に参画し、概日リズム
障害・中枢性過眠症・季節性うつ病・不眠症などの患者から皮膚生検や血液の採取、および不
眠症患者を画像研究へ導入した。
(3)教育・社会活動
日本睡眠学会認定医療機関として、レジデント教育、睡眠専門医育成、症例検討会(週 1 回)、
レクチャー(月 1 回)などを行った。症例検討会とレクチャーはオープンなものとし、多職種
からの参加があった。また、メンバーによる市民公開講座や教育講演などの啓発活動を多数行った。
10 月には不眠症に対する認知行動療法セミナーを開催し、CBT-I を実施できる人材育成を行った。
今年度は、CBT-I を今後開始する人向けのベーシックセミナーと、現在 CBT-I を実施しており、
より良い CBT-I の実施を希望している人向けのアドバンスセミナーの 2 つのセミナーを実施した。
精神保健研究所・精神生理研究部とは、外来カンファレンス及び臨床研究打ち合わせを週 1 回
行い、意見交換した。今年度新しく開設された当センターの周知を図るべく、ホームページを
作成し、情報発信に努めた。
3 )特徴と展望
睡眠障害は様々な診療科にまたがる疾患であるが、診療する医療機関の多くは睡眠時呼吸障
害であり、不眠症・過眠症・概日リズム睡眠障害などを専門的に診療できる医療機関は非常に
少ない。また、精神・神経疾患に併存する睡眠障害は、診断・治療の上で大きな問題となるが、
これも専門的に診療できる医療機関はほとんどない。当センターは、すべての睡眠障害に対し
て、多部門の連携のもと最新の検査・治療が可能であることが特徴である。特に、概日リズム
睡眠障害、過眠症、不眠症の非薬物治療、精神・神経疾患に併存する睡眠障害などの他施設で
は治療困難な睡眠障害に対応できるのが大きな特徴である。
今後、診療と研究をより有機的に融合させ、新たな臨床研究や基礎研究の結果を臨床応用す
る試みなどを推進していきたい。さらに、最新の情報を発信するとともに、睡眠医療に関する
スペシャリストの育成にも力を注いでいきたい。
101
Ⅳ 業務状況
31 統合失調症早期診断・治療センター
31 統合失調症早期診断・治療センター
1)概要
(1)目的
統 合 失 調 症 早 期 診 断・ 治 療 セ ン タ ー(Early Detection and Intervention Center for
Schizophrenia:EDICS)は、統合失調症の臨界期である顕在発症後約 2 年以内の患者を対象に、
専門外来での検査、診断及び初期治療を行うこと、レジストリを構築することにより、今後の
統合失調症治療に資する研究を行う基礎的データを集積すること、登録患者に対し定期的な情
報提供を行うこと、患者手帳を用いて心理教育を行うこと等を目的として、2013 年 12 月に設
立された。
(2)主な業務内容
① 統合失調症専門外来
② 約 3 か月間を目安とした初期治療
③ 患者手帳の作成と、運用
④ 患者手帳を用いた精神科専門看護師による心理教育(4 回 1 クール)
(3)スタッフ構成
中込和幸(臨床研究推進部長)、住吉太幹(上級専門職)、岡崎光俊、吉村直記、池澤聡、竹
田和良、蟹江絢子、柴岡三智、東麻衣、谷澤祐子、新満奈緒子、熊地美枝、佐伯幸治(看護部)、
菊池安希子(司法精神医学研究部)、今泉博文(総合内科部栄養管理室)、根岸典子(医療連携
福祉部)、市川暁(薬剤部)、浪久悠(リハビリテーション部)、芦田紗綾香、萩谷久美子、米
田恵子、小澤幸世(臨床研究推進部)
2 )実績(2013 年 12 月~ 2014 年 3 月)
(1)専門外来 66 件
(2)レジストリ登録 6 件
(3)患者手帳を用いた心理教育 4 件
(4)統合失調症勉強会の開催 3 回
3 )特徴と展望
統合失調症早期診断・治療センターは、病院看護部、医療相談室、薬剤部、栄養科、リハビリテー
ション部、研究所、バイオバンク事業などと協働し、多職種による早期の治療的介入、心理教
育、治験や臨床研究、最近のトピックス等の情報提供等を行うことにより、最も効果が期待で
きる統合失調症臨界期に対する包括的な専門医療を提供する。
今後、レジストリへの登録を増やし、データの蓄積を行っていく。
102
Ⅴ 研修・教育
Ⅴ
研修・教育
1 研修医
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
1 研修医
1)精神科(協力型病院として)
2004 年度から新研修医制度が始まり、専門病院である当院は協力型病院となっている。従っ
て、
当院で研修を行う研修医は、必修化された短期間精神科研修を行うローテーターのみである。
医師の初期研修の一環として、5 施設から合計 27 名の精神科研修をうけいれた。依頼元は、
国立病院機構東京災害医療センター(研修者 12 名)、公立昭和病院(5 名)、東京北社会保険病
院(4 名)、国立病院機構西埼玉中央病院(3 名)、多摩北部医療センター(3 名)であった。
研修医は、4 北(急性期閉鎖病棟)、5 南(うつストレスケア、開放病棟)、5 北(亜急性期
閉鎖病棟)の 3 病棟の一つに配属され、4 週間から 6 週間、配属病棟で副主治医を務める共に、
この期間中に外来ポリクリ、配属外の各病棟・診療部門等の訪問を行った。研修内容は、気分
障害、統合失調症、認知症などのプライマリケアレベルの診断と治療である。短期間の研修で
はあるが、当院での精神科初期研修の経験を契機に、当院のレジデントに応募する者がいる。
2)リハビリテーション部
身障リハビリテーション科に公立昭和病院より1週間の研修(地域医療研修の一部として)
を数名受け入れた。
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
1)精神科コース
3 年間のレジデント課程ならびにチーフレジデント・専門修練医課程がある。
(1)レジデント課程
まず、レジデント課程は、
2 年間の初期研修を経験した医師が対象となる後期研修課程である。
統合失調症や気分障害、脳器質性または症状性の精神障害、神経症性障害、パーソナリティ
障害、てんかん、睡眠障害、並びにアルコール・薬物関連精神障害等の精神科医療全般を対象
とするが、特に専門分野毎に集中した診断と治療のための研修プログラムを通じて、多岐にわ
たる精神障害に対して責任ある精神科診療が可能となるための専門的知識と技術を習得すると
共に、臨床研究への関心も培うことを目的とする。本課程を通じて、『精神保健福祉法』の定
める「精神保健指定医」の資格取得に求められる精神科臨床経験を得ることができる。更に日
本精神神経学会精神科専門医の研修項目を網羅することにより、精神科専門医の資格取得を可
能にしている。更に、レジデント研修は専門研修に対する要求も多彩であり、単なる「精神保
健指定医」の資格取得の枠にとらわれず、意欲ある医師には臨床研究に参加することを勧めて
いる。精神科コースのレジデントは、司法精神医学病棟(8、 9 病棟)で短期間の司法精神医
学研修コースに参加することができる。
(2)チーフレジデント・専門修練医課程
レジデント課程を修了した、あるいはこれに相当する知識と技術、並びに経験を有する者を
対象として、精神疾患の診断・治療・研究に求められる高度に専門的な知識と技術を獲得し、
精神疾患の専門的医療と臨床研究に従事することが可能な医師を育成することを目的とする課
程である。専門修練医から常勤医師に採用されることがある。
(3)2013 年度の主な内容
日本精神神経学会の精神科専門医制度が 2007 年に開始されたことから、第一精神診療部長
が精神科研修教育担当者となり、研修教育を行っている。研修委員会では、スタッフ医師とレ
ジデントの委員が参加し、教育研修プログラムを精神科専門医制度カリキュラムに基づくよう
107
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
充実、改編を行った。初期 ・ 中期クルズスの項目立ても専門医制度のカリキュラムに対応する
ように改編されたが、今年度は研修手帳を活かした指導医による評価法も一段と充実したもの
となった。診療部長のもとでスモールグループによるスーパービジョンも継続している。
2013 年度のレジデントは、1 年が 9 名、2 年が 6 名、3 年が 6 名で計 21 名、チーフレジデント
2 名である。2013 年度に精神保健指定医を修得した者 1 名、日本精神神経学会精神科専門医を
取得した者 1 名であった。
2)司法精神医学コース
我が国でも医療観察法が 2005 年に施行され、続いて 2009 年には裁判員裁判制度が開始され、
精神鑑定や司法精神医療に関する専門的知識を持つ精神科医に対する社会的ニーズがかつてな
いほどの高まりを見せている。本プログラムは、このような背景を踏まえ、司法精神医療の専
門的知識・経験を持つ精神科医を養成することを目的とした実践的教育プログラムである。
在籍者:2013 年度在籍者なし。
3)神経内科コース
神経内科では3年目からの通常の後期研修コースのほか、すでにある程度一般病院で神経内
科の経験があるが、一般病院では十分研修できない神経変性疾患、免疫性疾患、筋疾患等を経
験するために、当院での研修を希望する、あるいは現在勤務中の病院神経内科の上司より推薦
された研修をうけいれる場合も多い。2013 年度は卒後 4 年目 1 名、5 年目 3 名、6 年目 1 名、7 年
目 2 名、8 年目 1 名が研修を行った。このうち 8 年目の 1 名はリハビリテーション科専門医で、
さらに神経内科医としての研鑽を積むために、2013 年度より当院での研修を開始した。また、
7 年目の 1 名は総合診療科出身で今後がん専門医としてキャリアを積むうえで神経内科の研修
を希望して当科にて 1 年間研修を行った。また、12 月から 3 月までの 4 か月間横浜市大精神神
経科より、レビー小体病を中心とした神経疾患の研修のために、精神科専門医の研修を受け入
れた。このようにさまざまなバックグランドを持つやる気のある若手が集まり、お互いに切磋
琢磨している。
(1)プログラムの名称
国立精神・神経医療研究センター病院 神経内科レジデント教育プログラム
(2)プログラムの目的と特徴
目的は神経内科専門医に求められる神経疾患の診断・治療に関する知識と技術を修得し、社
会に対して責任を持って独立した神経内科の専門医療が行えるようになることである。
神経、精神疾患の高度専門医療施設である当院の特徴をいかし、神経内科の研修のみならず、
精神科、脳外科、小児神経科との連携により神経系全般に対しての知識と経験を深めることが
可能である。さらに、同キャンパス内の神経研究所、精神保健研究所のセミナー等に参加する
ことにより基礎研究の考え方にふれながら、臨床研修を積むことが可能である。当科ではとく
にパーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患、多発性硬化症などの免疫性疾患、筋
ジストロフィーなどの筋疾患を専門にしているので、これらの疾患の臨床診断、遺伝子診断、
治療、生活指導までの包括的に研修することが可能である。
日本神経学会認定教育施設であるので、3 年間の臨床研修により、日本神経学会の専門医試
験を受験することが可能である。研修は同学会の定めたガイドラインに基づき、神経内科専門
医として必要な診断・治療・生活指導などの知識と技術を習得する。
なお、病棟は現在約 100 床(神経変性疾患を中心とする障害者病棟 50 床、筋疾患を中心とす
る筋ジストロフィー病棟 20 床、急性期病棟 30 床)である。
★専門研修修練医制度
なお、当院の後期研修プログラムは3年間であるが、本人の希望と選抜により「専門研修修
108
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
練医」として、神経内科のなかでもサブスペシャリテイーを追求し、一部基礎研究も含めたよ
り専門的な研修が可能である。
さらに,一定のカリキュラムの履修により,提携を結んでいる山梨大学・千葉大学・東京医
科歯科大学大学院の博士号取得が可能である。
(3)指導医リスト
当科スタッフは全員神経内科専門医であり、スタッフ全員でレジデントの指導に当たっている。
(4)研修内容と到達目標
日本神経学会卒後研修到達目標に準拠する。
① 診察
神経内科の診断で最も重要な問診と神経学的診察法を学ぶ。画像診断や遺伝子診断の発達し
た現在もやはり、新しい疾患や新しい治療法の発見は自分の五感を使い、患者さんからすべて
の情報を引き出すことである。問診と診察により診断を組み立てる過程を身につける。
② 検査
研修到達目標にあるように針筋電図、神経伝導速度などの生理検査については 1 人で検査ができ、
かつ結果の判定ができるようになる。神経筋病理については指導のもと、一人で神経・筋生検、
および簡単な染色をして、所見を取れるようにする。また CPC を担当する。当院臨床検査部、
神経研究所疾病研究第一部には 10000 例をこえる筋疾患バンクがあり、年間 700 例をこえる検
体の診断を行っているので、神経筋病理専修期間中はこのバンクを生かして研修する。
画像診断は病棟主治医期間は毎週の放射線科医とのフィルムカンファレンスにて研修した。
③ 治療
当院ではパーキンソン病、ハンチントン病、ジストニアなどの movement disorder、ALS,
脊髄小脳変性症などの変性疾患、多発性硬化症をはじめとする免疫性疾患、筋ジストロフィー
をはじめとする筋疾患を専門としており、比較的稀少な疾患を多数経験可能である。パーキン
ソン病については薬物コントロールによりかなりの ADL の改善を得ている。さらに機能外科
が専門である脳外科との連携により適応症例については外科治療も進めている。神経内科病棟
の一部は障害者病棟であるので、時間をかけて丁寧に薬物コントロールをすることや、外科適
応症例を選ぶことで ADL,QOL の改善を得ることを学び、実践する。それぞれの疾患の薬物
治療を学ぶとともに、リハビリテーション部、ソーシャルワーカーなどとの連携により患者さ
んおよびご家族への生活指導も重要な治療の一部であり、これについても学ぶ。ジストニアに
ついても多数の症例を内服薬およびボツリヌス治療および外科治療を組みあせての治療法を学
ぶ。多発性硬化症も軽症例から治療困難症例までを多数経験することにより、様々な治療法を
学ぶ。筋ジストロフィーをはじめとする筋疾患は診断とともに、呼吸・循環管理をはじめとす
る全身管理を学ぶ。さらに筋ジスの遺伝子治療などの治験も進行しており、これらの先端医療
にも参加する。
④ 遺伝カウンセリング
神経疾患は遺伝性疾患も多く、遺伝子診断をする場面も多いが、遺伝子診断の特殊性を十分
に認識する必要がある。当院は日本人類遺伝学会の認定を受けた教育施設であるので、3 年間
の教育により臨床遺伝専門医受験資格を得ることが可能である。遺伝カンファレンスに出席し
遺伝カウンセリングの実際について研修することが可能である。
⑤ 臨床研究
3 年間の研修中に症例報告も含め 2 本の論文を書くことを目標にしている。自分の考えを筋
道をもってまとめ、
相手に理解していただける論文を書くことは論理的思考の訓練に重要である。
2-3 年目には臨床研究プロジェクトに参加したり、臨床研修中に抱いた素朴な疑問や興味の一
部を明らかにすべく、計画をたてデータを集め科学的に結論を導き出す訓練をする。パーキン
ソン病は 900 例程度多発性硬化症 400 例・脊髄小脳変性症 300 例と多いほか、稀少な疾患の症
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Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
例が集積しているため、これらを利用して臨床研究を進めることが可能である。また研修の一
環として、特に 2 年目以降に日本神経学会総会で臨床研究の発表を行うことが求められている。
⑥ 行事
当科独自の行事としては、毎週水曜日の回診、神経内科ジャーナルクラブ、神経内科クリ
ニカルカンファレンス(CC)、毎週月曜日昼休みに L-dopa test 勉強会のほか、毎週月曜日朝、
レジデントが主体となり若手スタッフの指導の下、レジデント勉強会を行っている。他科との
合同カンファレンスとしては、月曜日夕のてんかんカンファ(脳外科、小児科、精神科)、火
曜日朝てんかん抄読会(精神科)、木曜午後の神経研究所での筋生検検討会、金曜日朝の筋疾
患カンファ(小児科)、などが行われた。さらにリハビリ科とは毎月定期的にカンファレンス
を行い、患者情報・治療方針を検討している。
また、基礎研究の入門として、レジデントを主体として神経研究所第 4 部永井室長、IBIC 花
川室長らとそれぞれ月 1 回の勉強会を開催している。
参考:日本神経学会 神経内科卒後研修到達目標 臨床神経 1998:38:593-619
4)小児神経科コース
(1)プログラムの目的と特徴
小児科医が小児神経専門医を目指すためのプログラムである。当科では初期臨床研修(総合
研修ローテーション)修了後すぐには受入れない。本コースをとるためには一般小児科(新生
児科を含む)後期研修を最低 3 年間行っていることを条件とする。従って最短でも卒後 6 年目
以降の研修となる。本プログラムは原則 3 年コースであるが、2 年コースで受入れる場合もある。
毎年 4 月 1 日開始とする。
多くの患者診療を行うことによって、小児神経科医としてのオールラウンドな診療技術の向
上と多くの最新知識を含めた必要な知識や技能を得ることを最大の目的とする。 診療に当たっ
て対象疾患は決して小児神経科疾患だけに限らず、全人的に患者の健康上の問題を把握しケア
する力を身につけることを目指す。
当科では知的障害や身体障害などをもつ患者が多い。すべての患者・家族の人格と人権を尊
重することが大切である。重篤な疾患や重度の障害をもつ患者が多いので、常に真摯な態度で
患者や家族と接し、医療技術だけでなく心理的援助も行うことができる医師を養成する。
他科の医師や病院内職員とも良好な人間関係を築くことが大切である。
自己の意見を適切に発表でき、後進の医師の指導もできるようにする。
ここで得た技術や知識を最大限に発揮することにより、将来の小児神経のリーダーとして地
域の核となるような人間味あふれる小児神経科医を育成する。 (2)研修内容と到達目標
必須項目
【診 療】
①最初の 2 年間は小児神経疾患・筋疾患病棟と重症心身障害病棟に配属され、入院患者の主治
医となって責任を持って診療に当たる。検査結果の整理や退院抄録の作成などは遅滞なく行
うことが求められる。この期間に1ヶ月間外来専属として外来診療を学ぶ。希望に応じて他
科の短期研修が入ることもある。3 年目は選択制とし、基礎系選択(神経研究所、精神保健
研究所、臨床病理、放射線科など)半年間、臨床系選択(小児神経科、神経内科、精神科、
脳外科、リハビリテーション科など)半年間としている。
②小児神経科外来では、外来当番制をとり新患患者の予診とりや救急患者などの診療・処置な
どを行う。また生理・画像検査の鎮静を行うこともある。入院時に受け持った患者の主治医
として外来フォローを行う場合がある。
③小児神経科当直を行い、救急患者や入院患者の対応を行う。
110
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
【検 査 および 診 療】
④画像カンファレンスで画像診断技術の基礎的知識から最新知識まで身につけ、多数の画像を
読む力をつける。
⑤神経生理学的検査を実際に行い、基礎的手技から所見の解釈の仕方まで学習して、多数の結
果を読む。脳波や誘発電位や筋電図などに習熟する。
⑥筋生検を実際に行い、検体採取から検体処理、そして結果の読み方まで総合的に学習する。
そして神経・筋疾患患者の包括的医療にも習熟する。
⑦てんかん精査に関する一連の検査を実際に行い、検査及び結果評価に習熟する。
【学 習】
⑧症例カンファレンスを担当し、特定の疾患についてじっくりと深く勉強する。
⑨病院内外の研究会・学会に参加し、症例報告や研究報告を行う。一人で準備から発表までで
きるように訓練する。
⑩抄読会で英語論文を読む。他にも多数の英語論文を熟読し、英語論文が日常的に読解できる
ようにする。
⑪毎日の subspeciality 勉強会に参加し、小児神経学に関する幅広い専門知識を身につける。
⑫近隣の自治体で行われる乳幼児健診に参加し、発達スクリーニングを行う。
⑬近隣の特別支援学校の修学旅行に付き添い、学校における障害児の生活に触れる。
努力項目
①自分が学会で発表した症例報告や研究報告は、できるだけ論文の形で残すようにする。ただ
し、論文発表の権利は原則レジデント退職後 1 年間までとする。
②院外の重症心身障害児施設などの当直等を行うことにより、施設の業務を知る。
③学会やセミナーなどに出席し、知識を増やし、人の繋がりも増やす。
④指導医より、研究テーマが与えられたときは必ずやり遂げるよう努力する。
⑤自身のテーマに沿った研究を行うため神経研究所等での業務を認めることがある。
【週間スケジュール】
毎朝 8 時より勉強会。8 時 45 分より朝のミーティングを行う。
回診・症例検討会などの重要行事は、水曜日に集中している。
AM
PM
8:00 8:45 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7
月
勉強会
神経解剖
病棟・外来
病棟・外来
てんかん
症例検討回
火
勉強会
神経病理
病棟・外来
病棟・外来
遺伝カウンセリング勉強会
(月 1 回 15:30 ~ 16:30)
神経生理学
勉強会
水
画像
カンファレンス
病棟・外来
木
勉強会
てんかん
病棟・外来
金
勉強会
筋疾患
病棟・外来
抄読会、
新患・退院
カンファレンス
回診
病棟・外来
筋病理カンファ
(TMC15:00 ~)
てんかん
病理
遺伝
勉強会
症例検討会
てんかん症例
検討会
病棟・外来
8:45 ~ 9:00 朝のミーティング
(3)指導医リスト
1 )小児神経診療部長:佐々木 征行 新潟大医 昭和 58 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、小児神経学会理事、同学会専門医委員会委
員長、重症心身障害学会評議員、身体障害者福祉法指定医
2 )小児神経科主任医長:須貝 研司 東京大医 昭和 56 年卒、
111
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医・指導医、臨床神経生
理学会認定医(脳波分野、筋電図・神経伝導分野、小児神経学会理事、てんかん
学会理事、身体障害者福祉法指定医
3 )小児神経科医長:中川 栄二 筑波大医 平成元年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医・指導医、臨床遺伝専
門医、小児精神神経学会認定医、こどもの心相談医、臨床薬理学会指導医、小児
神経学会評議員、てんかん学会評議員、身体障害者福祉法指定医
4 )小児神経科医長:小牧 宏文 熊本大医 平成 2 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、臨床遺伝専門医、小児神経学会評議員、身
体障害者福祉法指定医
5 )小児神経科医長:齋藤 貴志 筑波大医 平成 11 年卒、
小児科学会専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医、身体障害者福祉法指
定医
6 )小児神経科医師:石山 昭彦 富山医科薬科大医 平成 12 年卒
小児科学会専門医、小児神経専門医、臨床遺伝専門医、身体障害者福祉法指定医
7 )小児神経科医師:竹下 絵里 獨協医大 平成 15 年卒
小児科学会専門医、小児神経専門医、臨床遺伝専門医
8 )小児神経科医師:本橋 裕子 横浜市大医 平成 12 年卒
小児科学会専門医、小児神経専門医、
他に、埜中征哉名誉院長、神経研究所 後藤雄一部長、伊藤雅之室長、精神保健研究所 稲垣
真澄部長など
学会研修施設:小児神経学会研修施設、てんかん学会研修施設、臨床遺伝専門医研修施設
5)放射線診療部
4 月から新しく下地啓五(順天堂大学卒、順天堂大学放射線科)が医長となり、坂本敦子(信
州大学卒、自治医科大学放射線科)がレジデントとなった。当部門では医療研究生、技術研究
生も積極的に受け入れ、外部にも開かれた環境で活発に研究活動が行われている。
(1)プログラムの名称
国立精神・神経医療研究センター病院放射線診療部レジデント教育プログラム
(2)プログラムの目的と特徴
放射線診療に携わる医師のための、特に中枢神経の画像診断に重点を置いた 3 年間の研修プ
ログラムである。放射線科診断医の主な診療業務は、様々な画像検査を行い、それに基づく診
断をし、レポートを作成し、依頼医にその情報を伝えることである。当科では大学病院と同様
のあらゆる放射線診療機器が備わっており、幅広くかつ高度な放射線科診療研修を行うことが
可能である。また他科や近隣施設とのカンファレンスを通じて他科の医師との協力体制を会得
する。本プログラムでの目的の第一は、放射線科診断医として必要な診療技術と知識を修得す
ることであり、第二の目的は中枢神経の画像診断専門医をめざすべく、さらに深い専門知識と、
研究のアプローチの方法を学ぶことである。放射線科はセンター内の脳病態統合イメージング
センター(Integrative Brain Imaging Center :IBIC) においても研究を中心とした研修を行っ
ている。
当施設は日本医学放射線学会の修練協力機関であるので、日本医学放射線学会の放射線科認
定医合格後 2 年間の臨床研修により、専門医試験を受験することが可能である。研修は同学会
の定めた放射線科専門医研修ガイドラインに基づき、放射線科専門医として必要な知識と技術
を習得する。
112
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
(3)指導医リスト
放射線診療部長:佐藤 典子 群馬大医 昭和 62 年卒
日本放射線学会専門医、日本磁気共鳴学会評議員、PET 核医学認定医、第 1 種放
射線取扱主任者
放射線診療部医長:下地 啓五 順天堂大医 平成 10 年卒
日本放射線学会専門医、PET 核医学認定医
放射線診療科医師:伊藤 公輝 弘前大医 平成 14 年卒
日本放射線学会専門医、日本核医学会専門医、PET 核医学認定医、第 1 種放射線
取扱主任者
IBIC センター長:松田 博史 金沢大医 昭和 54 年卒
日本医学放射線学会 放射線科診断専門医、日本核医学会核医学専門医、日本認
知症学会専門医、PET 核医学認定医、第 1 種放射線取扱主任者
(4)プログラムの内容
必須項目
①単純写真、CT、MRI、SPECT、PET の基本的な読影能力を身につける。
② CT、MRI、SPECT、PET の原理と画像化の過程を理解する。また実際に検査に付き、検
査法を理解、習得する。
③上記検査に立ち会う際に、疾患に応じて適切な撮像方の指示が出せる。
④中枢神経における一般的な疾患の概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、読影す
ることができる。
⑤検査に使用する造影剤の副作用を理解し、副作用発生時には適切な対処をする。
⑥診断レポートの記載が正しくできる。
⑦チーム医療のうえで他の医師及び医療メンバーと強調する習慣を身につける。
⑧他科のカンファレンスに参加し、臨床サイドの考え方を理解し、より良い医療を行う姿勢を
身につける。
努力項目
①中枢神経領域における比較的稀な疾患概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、読
影することができる。
②超音波検査法にて臓器の描出、診断ができる。
③日本放射線学会専門医取得に取り組む。
④日本核医学学会専門医取得に取り組む。
⑤研究課題に取り組み論文を作成する。
⑥精神・神経医療研究センターあるいは多摩地区、関東地区で開催される各種研究会に積極的
に参加する。
⑦国内外で開催される関連学会に出席、発表する。
症例検討会
毎週水曜日夕方の画像カンファレンスに参加し、レジデントが症例提示を行う。
毎週火曜日の昼休みにスタッフが講義する “Radiology Conference” に出席する。
また、毎月行われる院外の神経放射線科医が各病院からの good case を持ち寄るカンファレ
ンスにも積極的に参加する。
研修評価
研修開始にあたり、研修内容および評価表を各研修医に配布し、これを記載することにより、
自己評価を行う。指導医は自己評価結果を随時点検し、研修医の到達目標達成を援助する。
113
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
6)臨床検査部
神経病理(中枢・末梢神経系)コースは昨年に引き続き 1 名(塩谷彩子)、
臨床遺伝・遺伝子診断コ-スに 1 名(竹下絵里)
神経病理短期研修として 6 か月コース1名(川添僚也)
神経病理短期研修として 3 か月コース1名(三橋佳奈)
睡眠障害センターレジデントに 1 名(塚田理鯉子チーフレジデント)
(1)プログラムの名称
臨床遺伝・遺伝カウンセリングコース
(2)プログラムの目的と特徴
本プログラムは、臨床遺伝学の専門的知識と技術を修得し、主に神経・筋疾患分野における
遺伝性疾患の遺伝子診断、遺伝カウンセリング能力を高め実践することを目的とする 3 年間の
研修プログラムである。
本プログラムの特徴は、遺伝カウンセリングの実践や遺伝子診断技術の取得を通して、神経・
筋疾患の遺伝子医療を適切に行う能力を養成し、臨床遺伝専門医の資格取得を目指す点にある。
神経・筋疾患の多くは遺伝性疾患であり、現在のところ根治療法のないものが多い。当院の遺
伝カウンセリング室では、各診療科の臨床症例の検討、遺伝子検査診断室で行っている遺伝子
診断技術、及び、トランスレーショナル・メディカルセンター(TMC)や神経研究所で行っ
ている先端診断法の開発、病態解明および治療法の開発に関する研究成果などに立脚して、正
確かつ最新の遺伝医学情報を提供している。このような特長を生かし、臨床症例経験、遺伝学
的検査技術、研究開発を通した総合的な遺伝医学的医療を担う医師を養成する。
また当院における遺伝カウンセリングは、単に正確で最新の遺伝医学的情報を提供するだけ
にはとどまらず、来談する患者・家族のニーズを的確に把握し、その家系に予想される心理社
会的、倫理的な問題にも十分配慮しながら、臨床遺伝専門医、各科担当医、認定遺伝カウンセ
ラーがチームを組んで行っている。遺伝カウンセリングスタッフや各科医師が参加するカウン
セリング前後のカンファレンス、個々の検討会を通して、問題を多角的にとらえ全人的な遺伝
カウンセリングを行う医師を養成する。
応募資格は小児科、
内科、
産婦人科領域等での臨床経験 2 年以上で、週 4 日以上勤務が可能な者。
神経疾患医療に従事した経験のあることが望ましいが、必要に応じて当院での臨床実習を経験
できるように考慮する。
(3)指導者リスト
遺伝カウンセリング室 医長:後藤 雄一 北海道大 昭和 57 年卒 医博
臨床遺伝専門医・責任指導医 小児科専門医 小児神経学会専門医
小児神経科医長:中川 栄二 ( 遺伝カウンセリング室併任 ) 筑波大 平成元年卒 医博
臨床遺伝専門医、小児科学会専門医、小児神経学会専門医、てんかん学会
専門医
特命副院長、神経内科部長:村田 美穂 筑波大大学院 平成 4 年修了 医博
内科学会専門医、神経学会専門医
神経内科医長:高橋 祐二 東京大学大学院 平成 15 年卒 医博
臨床遺伝専門医、内科学会専門医、神経学会専門医
小児神経科医:竹下 絵里(遺伝カウンセリング室併任)獨協医大 平成 15 年卒 医博
臨床遺伝専門医、小児科学会専門医 小児神経学会専門医
*加えて、小児神経科、神経内科、神経研究所に、臨床遺伝専門医が 4 名在籍しており、
必要に応じて実地指導が受けられる。
114
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
(4)研修内容と到達目標
①臨床遺伝学的知識と技術の習得
遺伝医学、分子生物学の各種テキストおよび文献を精読の上、遺伝子診断技術の知識を深め、
病院臨床検査部遺伝子検査診断室、TMC 臨床開発部、神経研究所での実習を通して、最新
技術を習得する。
PCR 法、サザンブロッティング法、塩基配列決定法、バイオインフォマティクス、生化
学的検査法、など
②遺伝カウンセリングの実践:各種筋疾患、神経変性疾患、精神疾患等の遺伝カウンセリング
の陪席、及び経験を通して、以下の遺伝カウンセリングの実践能力を取得する。
疾患ごとの遺伝医学的特徴の把握と適確な情報提供
来談者(当事者)の抱える問題の把握
来談者との信頼関係の形成および適切な援助
血縁者の遺伝的素因や疾患への配慮
来談者の自律的意思決定の尊重
倫理的・法的な問題の評価、必要に応じた来談者への提示や問題解決
他の医師、コメディカルスタッフ、院内外の関係各所との連携、など
③臨床症例の検討:自ら遺伝カウンセリング症例を経験し、遺伝カウンセリングカンファレン
スで症例提示を行う。実践した遺伝カウンセリングの主訴、家系図、家族背景、遺伝医学的
問題、心理社会的問題、倫理的問題などの検討を通して、自己分析能力、第三者の評価を受
容する能力を養う。
④臨床実習:必要に応じて、神経内科、小児神経科、精神科等での臨床実習を行う。
⑤その他:当院は臨床遺伝専門医研修施設に認定されており、遺伝医学セミナーや日本人類遺
伝学会・日本遺伝カウンセリング学会への参加など、臨床遺伝専門医資格の取得に関わる活
動については、できるだけ配慮を行う予定である。また、2012 年度から、夏(7 月)と冬(1
月)に当院が主催する「遺伝カウンセリングセミナー」を実施している。
(5)週間スケジュール
①遺伝勉強会:月曜日 19:00‒20:00 に、臨床遺伝学の講義やセミナーを行っており、遺伝
学の基礎知識を修得する。小児神経科、神経内科、精神科レジデントや病院内のコメディカ
ルスタッフ等と合同で行う。
②遺伝カウンセリング外来:月、木曜日 9:00-17:00 の遺伝カウンセリング外来において、
遺伝カウンセリングの陪席、および症例を担当する。
③遺伝カウンセリングカンファレンス:第 4 火曜日 16:30-17:30 遺伝カウンセリングカンファ
レンスに出席する。遺伝カウンセリングの症例とその特徴や問題点を、遺伝医学的、心理社
会的、倫理的側面から検討する。担当症例は自ら発表する。
④遺伝病学的検査前後の遺伝カウンセリング:院内各科から遺伝病学的検査の依頼があったと
きに、検査前カウンセリングおよび結果説明のカウンセリングを行う。不定期。
(1)プログラムの名称
神経病理(中枢・末梢神経系)コース
(2)プログラムの目的と特徴
本プログラムは、中枢・末梢神経疾患の病理形態学的評価技法を習得し、神経病理学的診断
方法を実習することを目的とする研修プログラムである。主要な対象疾患は中枢神経系ではパー
キンソニズム、認知症、脊髄小脳変性症を主とする神経変性疾患、慢性精神疾患、末梢神経系
は小児・成人・高齢者における各種末梢神経疾患である。
近年の神経科学の飛躍的進歩に伴い、画像を含めた臨床診断技術は向上し、遺伝子診断が可
115
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
能となった疾患も多い。しかし、神経疾患の大部分は最終診断確定のためには剖検病理診断が
必須である。また、精神・神経疾患の病態を理解するためには、脳を肉眼的・組織学的・細胞
病理学的に検索し、原因蛋白の異常な蓄積等を同定することが不可欠である。脳を直接調べる
神経病理学的検索の機会は、実質的には剖検脳と外科手術組織の検索に限られている。当院に
は臨床的に十分な記録がある剖検例約 1000 例が蓄積されており、これを比較検討の資料とす
ることができる。
今日の精神・神経疾患の病理診断に必須となっている、免疫組織化学による病因分子の局在
同定をはじめとする各種診断技術を習得する。分子レベルで精神・神経疾患の病態・病因を理
解し、組織学的所見と合わせて、総合的な診断を下させる医師を養成する。
実際には、神経内科、小児科、精神科の臨床医が、細胞レベルで病態を理解するとともに、
臨床病理関連を実習するのに適している。
(3)指導者リスト
臨床検査部室長:齊藤 祐子 東北大医 平成 4 年卒、医学博士
日本神経病理学会評議員、日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会認定医、
死体解剖資格
非常勤医師:澁谷 誠 東京医科大学八王子医療センター 中央検査部 日本病理学会学術評議員・認定病理医、日本神経病理学会評議員、日本脳腫瘍病
理学会 評議員、日本臨床細胞学会 専門医、死体解剖資格、病理学会認定研修
医指導資格、厚労省認定 研修医指導資格
非常勤医師:鈴木 衣子 ノースカロライナ大学神経病理 名誉教授
米国病理専門医、米国神経病理専門医
(4)研修内容と到達目標
必須項目
①中枢神経系肉眼的所見の評価と記載方法の習得
脳の外傷、炎症、循環障害、腫瘍、変性などの肉眼的変化を正確に評価し記載する方法を習
得する。また、診断に必要な部位の組織切り出しの基本的な考え方を理解する。
②組織学的所見の評価と記載方法の習得
中枢神経系病理で通常用いられる HE 染色、KlÜver-Barrera 標本 , Bodian 標本を検索して
病変の質と程度を正確に評価する方法に習熟する。また、特殊染色の選択法を学ぶ。
③検体の処理方法の習得
剖検病理検体と外科手術組織を、その疾患に対応した部位を、凍結、ホルマリン固定、グル
タルアルデヒド固定などの適切な固定方法により処理する方法を習得する。
④組織標本の作成と組織学的染色法の習得
パラフィン切片の作成、ルーチン染色を自分で行えるようにする。
⑤免疫組織化学法の習得
各種の分子に対する免疫染色法を習得し、その判定が出来るようにする。
⑥蛍光抗体法技法の習得
蛍光抗体法による抗原物質の局在同定法を実習する。
⑦電子顕微鏡的検索技法の習得
電子顕微鏡用の試料固定、樹脂包埋、超薄切片作成、電子顕微鏡による観察の技法を習得す
る。また免疫電顕法の理論を学ぶ。
⑧神経病理診断レポートの作成
特定の症例を受け持ち、肉眼所見、組織学的所見、免疫組織化学的所見、電顕所見を記載し、
これらを総合して神経病理学的診断をつける。また臨床神経病理検討会(CPC)で病理所
見を報告する。
116
Ⅴ
研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
⑨病理活動に関連した法制度、各種倫理指針等を理解する。
死体解剖保存法および関連通達、医学研究に関する倫理指針、学会等のガイドラインを理解
する。
⑩病態解明研究
任意の精神・神経疾患について、病理形態学的な手法を用いて病態解明研究を行う。
⑪代表的な精神・神経疾患の病理組織学的所見を理解する。
各種神経変性疾患、多発性硬化症、脳血管障害、筋ジストロフィーなどの代表的な疾患の標
本を一通り検索し、特殊染色を選択し病理診断ができるよう理解する。
⑫ブレインバンクの機構の理解と実施
神経・精神疾患の病態解明に必須である、ブレインバンクの意義並びに組織機構を理解し検
体保存を実際に行う。他施設からの検体の要望に応じて、凍結材料の切り出しを行う。
努力項目
①神経内科、小児神経科、精神科、脳外科などの臨床各科の代表的な疾患の病態を理解する。
②研究成果を各種学会および雑誌に発表する。
③神経研究所疾病研究第一部と臨床検査部 DNA 診断・治療室が共同で行う筋病理診断のカンファ
レンスに参加し、筋病理診断の専門的知識を習得する。
(5)スケジュール
①臨床病理検討会(clinico-pathological conference, CPC)
年間 10 回程度開催される。当病院での剖検例について、臨床症状および臨床診断の検討に
引き続き、病理学的所見と病理診断をプレゼンテーションする。
②病理解剖および脳の肉眼的検索
病理解剖に際しては、
中枢神経系の検索方法、写真撮影方法、検体の処理などを実習する。また、
固定後に脳の肉眼検索と組織標本作成部位の選択(切り出し)を行う。 剖検例は施設によっ
て、疾患の性質が異なる。そこで、当施設が主催している生前同意の神経・精神疾患ブレイ
ンバンクの剖検協力病院であり、対象疾患の異なる東京都健康長寿医療センター病理から週
一回、同施設のブレインカッティングをネットカンファランスで配信している。
③脳外科病理組織の診断
週に 1-2 回(水曜と月曜)、脳外科手術組織が病理検査室に提出される。肉眼所見の検索の後、
凍結、組織学的検索用固定、電顕検索用固定を行い、組織所見のレポート作成を行う。
④末梢神経生検の検体処理および診断
パラフィン包埋切片、ときほぐし標本、エポン包埋厚切り切片、超薄切片の所見の記載、診
断を行う。
⑤組織所見に関する検討会
1 週間に 2 度、東京都健康長寿医療センターと合同で、組織所見の合同カンファランスを行う。
⑥病態解明研究
症例検討の合間に、
個々にテーマを持って、研究を行う。連携大学院等で学位取得も可能である。
(1)プログラムの名称
睡眠医学コース
(2)プログラムの目的と特徴
本プログラムの目的は、睡眠障害の診断・検査法・治療に関する知識と技術を習得し、睡眠
障害に対する専門医療が行えるようになることである。
近年、生活様式の変化、ストレスの増加、高齢化などにより、睡眠障害や睡眠異常の患者数
が急激に増加している。日本成人の 4 ~ 5 人に 1 人が不眠に関する訴えをもっており、睡眠不
足と合わせ、睡眠障害は国民病といわれている。睡眠障害は精神疾患において必発症状である
117
Ⅴ 研修・教育
2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医
ばかりでなく、多くの身体疾患でも併発する場合が多い。呼吸・循環器疾患領域では重要な併
発症であり、生活習慣病とも密接な関係がある。睡眠障害の適切に診断・治療することが、併
発疾患の治療や予後、QOL を改善させることにつながり、睡眠医療はすべての診療科におい
て必須の分野である。
当院は精神・神経疾患の高度専門医療機関として、長年にわたる睡眠障害の専門医療を行っ
てきた実績がある。睡眠時無呼吸症候群をあつかう医療機関は多いが、過眠症や睡眠時随伴症、
概日リズム睡眠障害など睡眠障害を総合的に診療できる医療機関は、日本でもまだ少ない。当
院ではほとんどすべての睡眠障害を経験し、日本睡眠学会認定医に必要な症例を集めることが
可能である。また精神保健研究所では、睡眠障害に関する基礎的先端研究を行っており、病態・
治療研究に参加することも可能である。
睡眠障害の病態・病因を理解し、検査所見と合わせて、総合的な診断を下し、適切な治療を
行える医師を育成する。3 年間の臨床研修により、日本睡眠学会の睡眠医療認定医に必要な知
識習得とケースレポート作成が可能である。
(3)指導者リスト
臨床検査部長:吉田 寿美子 山形大医 昭和 62 年卒、医学博士
日本精神神経学会専門医、日本精神神経学会指導医、日本医師会認定産業医
臨床検査部 睡眠障害検査室長:亀井 雄一 山梨医科大医 昭和 63 年卒 医学博士、
日本精神神経学会専門医、日本睡眠学会睡眠医療認定医 日本睡眠学会評議員、
日本生物学的精神医学会評議員
精神保健研究所 精神生理研究部長:三島 和夫 秋田大医 昭和 62 年卒 医学博士、
日本精神神経学会専門医、日本睡眠学会睡眠医療認定医 日本睡眠学会理事、
日本時間生物学会理事
(4)研修内容と到達目標
必須項目
①診察:指導医の指導のもと、睡眠障害を適切に診断するための診察法を学ぶ。確定診断、鑑
別のための睡眠障害に関する評価法を理解し、実際に使えるようにする。精神疾患、神経疾
患に併存する睡眠障害に対するリエゾン・コンサルテーションの実際を指導医とともに経験
する。種類の異なる睡眠障害 5 症例についてケースレポートを作成する。
②検査:終夜睡眠ポリグラフ検査、睡眠潜時反復検査を施行し、検査の実施と検査結果を判読
する能力をつける。診断や効果判定などのための、アクチグラフや簡易ポリグラフ検査、酸
素飽和度モニターなどについても、検査の実施と結果判定ができるようになる。
画像診断のための CT、MRI、SPECT、NIRS などの検査実施と読影についても研修する。
各種検査の判定は、臨床検査部と精神保健研究所精神生理研究部などとの合同カンファレン
スなどに出席し、研修を行う。
③治療:睡眠障害の病態に応じた薬物療法を理解し、適切な薬物選択を出来るようにする。薬
物療法だけでなく、CPAP、口腔内装具、高照光療法、時間生物学的治療法などの治療法に
ついても習熟し、検査から診断・治療まで一貫した診療をできるようにする。
不眠症に対する認知行動療法を学び、実施能力を身につける。
努力項目
①症例報告 経験した症例のなかから、特徴のあるものを学会および雑誌にて発表する。
②日本睡眠学会認定医所得
日本睡眠学会の定める睡眠医療認定医師の資格を取得する。
③臨床研究 自分の興味のある疾患について、病態生理研究を行う。あるいは精神保健研究所
精神生理研究部において基礎的研究に参加する。
118
Ⅴ
研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
3 研修・見学等受け入れ状況
1) 精神科
(1)精神科夏季学生研修(2013 年度)
例年、全国医学生、初期臨床研修医、看護師等を対象に精神科夏季研修を実施してきた。医
学生や初期臨床研修医を対象とした講演会である第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナーを 7 月
20 日(土)に開催した。
(2)短期研修・見学
後期専門研修先を決めるための 1 日見学者が増加した。上記の精神科夏期学生研修期間中、
および他の時期の 1 日~ 2 日間の短期研修や病院見学者を受け入れた。
(3)後期研修合同セミナー(民間医局主催)
「民間医局」主催の後期研修合同セミナー(レジナビフェア)が前年度同様に開催された。
当院精神科からは研修教育担当者、レジデントが参加し、当センターのブースを訪問した精神
科希望の研修医たちに熱心な説明を行った。
(4)医学部学生実習
医学部学生実習は坂田増弘医長と平林直次第二精神診療部長がコーディネートと指導に当たっ
ている。2002 年度より、東京大学医学部 5 年生約 100 名と防衛医科大学学生約 60 名が、精神科
BSL の施設見学プログラムの一環として、隔週火曜日 5 ~ 7 名ずつ当院の 1 日見学実習を行なっ
ている。プログラムは、院内では、m-ECT(中井哲滋麻酔科医長)、うつストレスケア病棟(野
田医長)、てんかん専門病棟(渡辺雅子医長)、デイケア(坂田医長)の見学、研究所は神経研
究所疾病研究第 3 部(功刀浩部長)、精神保健研究所においては各研究部門が交代で 1 時間の講
義を行い、昼食時は当院研修医・レジデントのランチョンの抄読会に出席という内容である。
また年間数回ではあるが、東京医科歯科大学や山梨医科大学から施設見学や見学実習を受け
入れた。
これらの学生見学実習にはレジデントが交替で対応した。
(5)心理系大学院生の病院実習
早稲田大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域(11 名)と駿河台大学大学院臨床心理(1 名)
の学生を週 1 回受け入れ、吉田寿美子臨床検査部長が指導した。
119
Ⅴ 研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
2) 司法精神科
No.
部 門
日 程
1
医療観察病棟
2013.04.11 ~ 2013.04.11
見学
研修・実習 見学
院内
研修 ・ 見学者所属施設
作業療法士
職 種
人数
3
目 的
2
医療観察病棟
2013.04.27 ~ 2013.04.27
見学
茨城県立こころの医療センター
看護師
1
家族会見学
3
医療観察病棟
2013.04.27 ~ 2013.04.27
見学
茨城県立こころの医療センター
精神保健福祉士
1
家族会見学
4
医療観察病棟
2013.05.08 ~ 2013.05.08
見学
埼玉県立大学
作業療法士
1
5
医療観察病棟
2013.05.13 ~ 2013.05.17
研修 ・ 実習 大阪府立精神医療センター
精神保健福祉士
2
6
医療観察病棟
2013.05.20 ~ 2013.05.20
見学
沼津中央病院
精神科医
3
リラックスルーム臨床導入
7
医療観察病棟
2013.05.20 ~ 2013.05.20
見学
沼津中央病院
作業療法士
3
リラックスルーム臨床導入
8
医療観察病棟
2013.05.20 ~ 2013.05.20
見学
沼津中央病院
看護師
3
リラックスルーム臨床導入
9
医療観察病棟
2013.05.30 ~ 2013.05.30
見学
瀬野川病院
医師
1
通院医療機関との意見交換
10
医療観察病棟
2013.05.30 ~ 2013.05.30
見学
瀬野川病院
精神保健福祉士
2
通院医療機関との意見交換
11
医療観察病棟
2013.06.20 ~ 2013.06.20
見学
法務総合研究所
全国保護観察所長
24
12
医療観察病棟
2013.07.08 ~ 2013.07.26
研修 ・ 実習 日本社会事業大学
学生
1
臨床実習
13
医療観察病棟
2013.07.08 ~ 2013.07.26
研修 ・ 実習 日本福祉教育専門学校
学生
1
臨床実習
14
医療観察病棟
2013.07.11 ~ 2013.07.11
見学
精神科医
1
15
医療観察病棟
2013.07.22 ~ 2013.07.26
研修 ・ 実習 災害医療センター附属昭和の森看護学校 教員
1
16
医療観察病棟
2013.07.25 ~ 2013.07.25
見学
職員
5
17
医療観察病棟
2013.08.05 ~ 2013.08.23
研修 ・ 実習 大妻女子大学
学生
1
臨床実習
18
医療観察病棟
2013.08.05 ~ 2013.08.23
研修 ・ 実習 東京家政大学
学生
1
臨床実習
19
医療観察病棟
2013.08.05 ~ 2013.08.23
研修 ・ 実習 昭和女子大学
学生
1
臨床実習
20
医療観察病棟
2013.09.05 ~ 2013.09.05
研修 ・ 実習 東京大学医学部
学生
10
学外実習
21
医療観察病棟
2013.10.04 ~ 2013.10.04
見学
厚生労働省医政局
職員
10
昭和大学
厚労省精神・障害保健課
臨床研修
22
医療観察病棟
2013.10.17 ~ 2013.10.17
見学
昭和大学
学生
12
23
医療観察病棟
2013.10.18 ~ 2013.10.18
見学
東京弁護士会
弁護士
20
24
医療観察病棟
2013.10.21 ~ 2013.11.08
研修 ・ 実習 久里浜医療センター
看護師
1
認定看護師制度実習
25
医療観察病棟
2013.10.25 ~ 2013.10.25
見学
社会復帰調整官
28
社会復帰調整官初任研修
26
医療観察病棟
2013.11.06 ~ 2013.11.20
研修 ・ 実習 下総精神医療センター
法務総合研究所
看護師
1
「元気回復行動プラン」 研修
27
医療観察病棟
2013.11.29 ~ 2013.11.29
見学
世田谷区精神障害者共同ホーム連絡会
会員
20
韓国国立病院
28
医療観察病棟
2013.11.29 ~ 2013.11.29
見学
医師他
8
29
医療観察病棟
2013.12.02 ~ 2013.12.05
研修 ・ 実習 下総精神医療センター
作業療法士
1
30
医療観察病棟
2013.12.02 ~ 2013.12.05
研修 ・ 実習 松沢病院
医師
1
31
医療観察病棟
2013.12.05 ~ 2013.12.05
見学
全生園
医師 ・ 看護師
5
32
医療観察病棟
2013.12.10 ~ 2013.12.10
見学
英国医師
医師
1
33
医療観察病棟
2013.12.11 ~ 2013.12.11
見学
滋賀医療センター
職員
3
34
医療観察病棟
2013.12.18 ~ 2013.12.18
見学
日本社会事業大学
学生
13
35
医療観察病棟
2013.12.18 ~ 2013.12.19
見学
メープル病院
医師 ・ 看護師
2
36
医療観察病棟
2013.12.19 ~ 2013.12.19
見学
WHO
職員
1
37
医療観察病棟
2014.1.10
~ 2014.1.10
見学
アジアの企業担当者
各企業責任者
10
38
医療観察病棟
2014.1.21
~ 2014.1.21
見学
東大デイサービス
心理士
2
39
医療観察病棟
2014.1.23
~ 2014.1.23
研修 ・ 実習 地域援助技術研修・中級(後期) 保健師 ・
精神保健福祉士
11
精神障害のある方の
治療現場・支援の実
際について
40
医療観察病棟
2014.2.7
~ 2014.2.7
見学
法科大学院生
11
医療観察法における
入院処遇の知見
東海大学大学院実務法学研究科
41
医療観察病棟
2014..2.7
~ 2014.2.7
見学
第二東京弁護士会
弁護士
13
42
医療観察病棟
2014.2.21
~ 2014.2.21
見学
岡山県立精神医療センター
医師
1
桜ケ丘記念病院
医師 ・
精神保健福祉士
2
43
医療観察病棟
2014.3.6
~ 2014.3.6
44
医療観察病棟
2014.3.6
~ 2014.3.6
見学
産業医科大学
医師
1
45
医療観察病棟
2014.3.11
~ 2014.3.11
見学
東京都医療社会事業協会
精神保健福祉士
12
120
見学
日本主導のアジア試験
をスムーズに進める
Ⅴ
研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
3) 神経内科
(1)神経内科短期臨床研修セミナー
神経内科では 2003 年度より初期研修医、神経内科初学者を主な対象に、神経内科の面白さ
を伝える目的で 7 月初旬に神経内科短期臨床研修セミナーを開催している。
2013 年度は 7 月 16-17 日に全国より 15 名の参加者を対象に行った。講師は当センターの豊富
な人材を活用し、神経内科スタッフ及び、金澤一郎名誉総長、糸山泰人院長、永井義孝神経研
究所室長、斉藤祐子臨床検査科医長が担当し、診察、検査実習等神経内科臨床の基礎から神経
内科臨床及び研究の面白さまでを伝える充実した内容で参加者の満足度も高かった。参加者と
当科スタッフ、レジデントとの交流のみならず、参加者同士の交流も深まった。今後も毎年開
催予定である。
(2)短期見学
当科での後期研修を希望しての見学は随時行った。基本的には回診日である水曜日の見学を
勧めており、当科の診療内容、回診、カンファレンスを通じてレジデントの活躍状況と、スタッ
フからの教育の内容を経験してもらっている。また、スタッフ、レジデントからも積極的に話
をすることで、当科の状況を理解してもらうよう、勤めている。
2013 年度は国内各地の大学病院、基幹病院から 8 名の見学者を受け入れた。
4)小児神経科
(1)小児神経科研修会
国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナーを、2013 年 7 月 18 日(木)より 20 日(土)
の 3 日間にわたって開催した。参加者は全国の小児科医師 40 名であった。
小児神経科医を目指す若手の小児科医に対して、小児神経学の基礎的知識を講演等により伝
えた。小児神経学を学習する大きな動機付けになった。複数の受講生が、翌年以降の当センター
病院小児神経科レジデント研修を行いたいと希望した。
5)遺伝カウンセリング室
(1)国立精神・神経医療研究センター遺伝カウンセリングセミナー
第 3 回:筋強直性ジストロフィー(2013 年 6 月 29 日〜 30 日)、第 4 回:ミトコンドリア病(2014
年 1 月 25 〜 26 日)を実施した。遺伝医療に携わる医師・看護師・コメディカルなどが遺伝カ
ウンセリングに関する研修を受けた。参加者は、第 1 回 34 名、第 2 回 36 名であった。
(2)臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラー・遺伝看護師研修
院内小児神経科レジデント、神経内科レジデントをはじめ、院外の希望者など含め 3 名が当
センター病院で専門医を取得すべく研修を受けている。2013 年度の臨床遺伝専門医試験では、
当室で試験対策支援を行い、院内から 3 名が受験、合格した。お茶の水女子大学大学院遺伝カ
ウンセリングコースの学生を 3 名、近畿大学大学院遺伝カウンセラー養成課程の学生を 3 名、
聖路加看護大学大学院遺伝看護学専攻の学生を 1 名受け入れた。
6)臨床検査部
(1)
「第 4 回光トポグラフィ-講習会」2013 年 9 月 28 日(土)
基本波形・機器の取扱い・検査の手順取・ノイズ波形の講義
(午前)
、
機器を用いた測定実習
(午後)
参加者:21 名
(2)
「第 4 回不眠症の認知行動療法セミナ-ベーシックコ-ス」2013 年 10 月 19 日(土)
不眠症に対する認知行動療法の理論と基礎技量の習得を目的として行った。 参加者:25 名
(3)
「第 4 回不眠症の認知行動療法セミナ-アドバンスコ-ス」2013 年 10 月 20 日(日)
不眠症に対する認知行動療法の理論と基礎技量の習得した方を対象に、より実践的な治療法
を身につけることを目的として行った。
参加者:21 名
(4)
「第 3 回光トポグラフィ-判読セミナ-」2013 年 11 月 16 日(土)
検査デ-タの判読の基礎講義と波形判読のグル-プディスカッション
参加者:29 名
(5)
「第 1 回光トポグラフィ-検査先進医療ワ-クショップ」2014 年 2 月 1 日(土)
光トポグラフィー検査の検査実施に伴う疑問・問題点、判読困難例の検討、結果の伝え方や
参加者:30 名
患者からの苦情への対応などを検討
121
Ⅴ 研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
(6)
「先進医療 光トポグラフィー 判読研修」
琉球大学より1名を受け入れ
(7)
「臨床検査学生実習」
麻布大学から 2 名を受け入れ
2014 年 3 月 10 日~ 3 月 14 日
2014 年 1 月 14 日~ 3 月 7 日
(8)東京大学神経内科の若手医師病理実習を計 3 名受け入れ
(2013 年 5 月~ 7 月 1 名 2013 年 8 月~ 10 月 1 名 2014 年 3 月~ 5 月 1 名)
7)リハビリテーション部
身体リハビリテーション科
<学生実習>
日
1
2
3
4
5
6
7
8
程
研修者所属施設
2013.06.09
2013.07.08
2013.07.22
2013.08.09
2013.09.02
2014.01.27
2014.02.10
2014.02.22
社会医学技術学院 1 年生
東北福祉大学 健康科学部 作業療法学科 3 年生
東京 YMCA 医療福祉専門学校 作業療法学科 2 年生
東京工科大学 作業療法学科 2 年生
東京工科大学 作業療法学科 2 年生
彰栄リハビリテーション専門学校 作業療法学科 2 年生
東京 YMCA 医療福祉専門学校 作業療法学科 2 年生
東京工科大学 作業療法学科 2 年生
職種
学生
学生
学生
学生
学生
学生
学生
学生
人数
2
1
1
2
2
1
1
4
目的
見学実習
実習
実習
実習
実習
実習
実習
実習
<研修・見学>
日
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
程
研修者所属施設
2013.08.02
2013.08.12
2013.08.12
2013.08.30
2013.11.10 ~
2013.11.11
2013.11.15
2013.11.15
2013.11.15
2013.11.21
2013.11.22
2013.11.24
2013.11.24
2013.11.25
2013.11.28
2013.11.28
職種
人数
多摩リハビリテーション学院 理学療法学科 1 年生
天満病院
天満病院
首都大学東京 理学療法学科 学生
理学療法士
言語聴覚士
学生
1
1
1
1
ネパール
理学療法士
1
国際医療福祉大学 保健学科
社会医療技術学院
大阪府立大学 総合リハビリテーション学科
埼玉医科大学 保健医療学部
早稲田医療福祉専門学校
埼玉県立大学 保健医療福祉学部
小平市障害者リハビリテーションセンター
埼玉県立大学 保健医療福祉学部
多摩リハビリテーション学院
日本リハビリテーション専門学校
学生
学生
学生
学生
学生
学生
理学療法士
学生
学生
学生
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
目的
見学
見学
見学
見学
呼吸ケア・リハビリ
テーション研修
見学
見学
見学
見学
見学
見学
見学
見学
見学
見学
精神リハビリテーション科
<精神科作業療法 実習>
日
程
職種
2013.04.08 ~ 2013.04.26
2013.04.08 ~ 2013.05.24
2013.05.07 ~ 2013.06.28
2013.06.03 ~ 2013.07.19
首都大学 作業療法学科 3 年生
埼玉県立大学 作業療法学科 4 年生
東北福祉大学 作業療法学科 4 年生
埼玉県立大学 作業療法学科 4 年生
5
2013.07.09 ~ 2013.07.09
社会医学技術学院 作業・理学療法学科 1 年生
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
2013.08.19 ~ 2013.08.23
2013.08.26 ~ 2013.08.31
2013.08.26 ~ 2013.10.18
2013.09.02 ~ 2013.09.07
2013.09.09 ~ 2013.09.14
2014.01.27 ~ 2014.01.29
2014.02.03 ~ 2014.02.05
2014.02.03 ~ 2014.02.07
2014.02.10 ~ 2014.02.13
2014.02.24 ~ 2014.03.07
2014.02.17 ~ 2014.02.21
2014.02.24 ~ 2014.02.28
東京工科大学 作業療法学科 3 年生
東京工科大学 作業療法学科 3 年生
社会医学技術学院 作業療法学科 4 年生
東京工科大学 作業療法学科 3 年生
東京工科大学 作業療法学科 3 年生
帝京平成大学 作業療法学科 1 年生
帝京平成大学 作業療法学科 1 年生
彰栄リハビリテーション専門学校 3 年生
帝京平成大学 作業療法学科 1 年生
帝京平成大学 作業療法学科 2 年生
東京工科大学 作業療法学科 2 年生
東京工科大学 作業療法学科 2 年生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法士
理学療法士
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
作業療法学生
各看護学校(看護実習記録参照)
看護学生
18 2013.04 ~ 2014.03
122
研修者所属施設
1
2
3
4
人数
1
1
1
1
目的
評価実習
臨床実習
臨床実習
臨床実習
4 見学実習
2
1
1
1
1
2
2
1
2
1
1
1
評価実習
評価実習
臨床実習
評価実習
評価実習
見学実習
見学実習
評価実習
見学実習
評価実習
評価実習
評価実習
その都度オリエンテー
1 ションおよび
見学実習受け入れ
Ⅴ
研修・教育
3 研修・見学等受け入れ状況
8)臨床研究推進部
2014.1.10 海外からの研修及び視察 大塚製薬 パレクセルインターナショナル 計 19 名
2014.1.29 ~ 30 理学療法士 ・ 臨床研究コーディネーター 実務見学実習 計 10 名
9)医療福祉相談室
(1)研修受け入れ
法務省新任社会復帰調整官研修を、2013 年 10 月 25 日に実施し、28 名を受け入れた。
(2)実習受け入れ
1 精神保健福祉士学生実習(第Ⅰ期)として、2013 年 7 月 8 日~ 7 月 26 日の間、昭和女子大学(4
年生)、日本社会事業大学(4 年生)、東京家政大学(4 年生)、日本福祉教育専門学校(1 年生)
から各 1 名、合計 4 名を受け入れた。
2 精神保健福祉士学生実習(第Ⅱ期)として、2013 年 8 月 5 日~ 8 月 23 日の間、大妻女子大学(4
年生)、昭和女子大学(4 年生)から各 1 名、合計 2 名を受け入れた。
3 看護学生実習として、2013 年 5 月 10 日、13 日、14 日に、目白大学(4 年生)2 名を受け入れた。
4 作業療法士学生実習として、2013 年 9 月 4 日に、東京工科大学学生の実習に協力した。
(3)見学受け入れ
1 茨城県立こころの医療センターの医療観察法家族会見学として、2013 年 4 月 .27 日に、看
護師と精神保健福祉士計 2 名の見学受入れに協力した。
2 大阪府立精神医療センターの医療観察法病棟見学として、2013 年 5 月 13 日~ 5 月 17 日に、
精神保健福祉士 2 名を受け入れた。
3 法務省法務総合研究所の医療観察法病棟見学として、2013 年 6 月 20 日に、保護観察所長
24 名を受け入れた。
4 東京都重症心身障害児者を守る会の国立精神・神経医療研究センター病院施設見学(6病
棟親の会さつき会主催)として、2013 年 6 月 .27 日に、会員 23 名の見学受入れに協力した。
5 東京地方裁判所裁判官等による一般精神科病棟及び医療観察法病棟見学として、2013 年 7
月 5 日に、合計 27 名を受け入れた。
6 東京弁護士会の医療観察法病棟見学として、2013 年 10 月 18 日に、弁護士 20 名を受け入れた。
7 世田谷区精神障害者共同ホーム連絡会の医療観察法病棟見学として、2013 年 11 月 29 日に、
同会会員 20 名を受け入れた。
8 日本社会事業大学専門職大学院「社会福祉特講Ⅰ(保健・医療・福祉連携)」のため、
2013 年 12 月 18 日に、准教授および学生 14 名、合計 15 名を受け入れた。
9 メープル病院(北海道)の医療観察法病棟見学として、2013 年 12 月 18 日~ 12 月 19 日に、
医師・
看護師計 2 名の受け入れに協力した。
10 東京都中部総合精神保健福祉センター地域援助技術研修・中級(後期)の医療観察法病棟
見学として、2014 年 1 月 23 日に、保健師・精神保健福祉士計 11 名を受け入れた。
11 東海大学法科大学院実務法学研究科の医療観察法病棟見学として、2014 年 2 月 7 日に、法
科大学院生 11 名を受け入れた。
12 第二東京弁護士会の医療観察法病棟見学として、2014 年 2 月 7 日に、弁護士 13 名を受け入れた。
13 桜ヶ丘記念病院(東京都)の医療観察法病棟見学として、2014 年 3 月 6 日に、医師・精神
保健福祉士計 2 名を受け入れた。
14 特例社団法人東京都医療社会事業協会の医療観察法病棟見学として、2014 年 3 月 11 日に、
精神保健福祉士 12 名を受け入れた。
10)療育指導室(保育実習)
2013.08.22 ~ 09.05(11 日間) 鶴見大学短期大学部
2014.02.17 ~ 03.04(12 日間) 浦和大学子ども学部
2014.03.06 ~ 03.20(11 日間) 鶴見大学短期大学部
2 年生 1 名
2 年生 2 名
1 年生 4 名
123
Ⅴ 研修・教育
4 看護部院内教育実施状況
4 看護部教育研修実施状況
看護教育委員会
1)看護部教育目的
先駆的な看護と患者の心に寄り添った看護を提供できる人材を育成する。 2)看護部教育目標
①患者・家族の人権を尊重し、倫理的配慮をした看護実践ができる態度を育成する
②看護を科学的に捉える視点を持ち看護実践に役立てることができる看護師を育成する
③チームの中でより良い人間関係の確立ができ、多職種医療を推進できる看護師を育成する
④自己研鑽を積み重ねることで成長・成熟し、看護に魅力を感じることができる看護師育成を
目指す
⑤国内外の医療情勢を踏まえた広い視野に立ち、総合的な判断や意思決定ができる看護師を育
成する
⑥臨床研究を推進し、質の高い看護を社会に情報発信できる看護師を育成する
3)教育内容
コース名
能力段階
(対象者)
新採用者研修
1 段階 ( 新採用者 )
研修テーマ
・センターの概要、病院組織、看護部の理
念、看護部教育について
・専門職看護師としての職業倫理と責務
・職業人としての接遇
・感染防止、医療安全
・精神保健福祉法
・病院経営の考え方
・看護課程の展開・看護記録
・人権擁護、インフォームドコンセント
・電子カルテ操作
参加数
実施日
39 名
4/1( 月 )
4/2( 火 )
4/3( 水 )
4/4( 木 )
4/5( 金 )
4/8( 月 )
当センター病院の入院患者は向精神病薬の影響、筋疾患・神経
難病や発達障害のため、嚥下障害を伴う患者が多い。その特徴
を踏まえた必要とされる看護技術を中心とした講義と演習
看護技術に自信をもって実践に活かそう
・吸引(口鼻腔・気管内)
コースⅠ:吸引、経管栄養、採血、筋肉注射、 ・経管栄養(注入)
(挿入)
与薬、点滴準備
・採血
・筋肉注射
・与薬・指示確認
・点滴準備
41 名
4/22( 月 )
心電図モニターの講義・演習
輸液ポンプ・シリンジポンプの講義・演習
急変時の行動について、基礎的な対応、応援要請、必要物
品の確認を行い所属病棟でもシュミレーションを実施
41 名
5/9( 月 )
胸部・腹部のフィジカルアセスメント
39 名
7/31( 水 )
考えてみよう!人権擁護
講義「看護倫理について」
GW「人権擁護について考えよう」
事前課題を基に、看護場面でのジレンマを感じることを出
し合い患者の人権や看護業務と看護倫理について討論
38 名
10/9( 水 )
恐れるな!多重業務
GW 事例検討を事前課題とし、その根拠や優先順位につい
てディスカッションする。その後、ロールプレイによる体
験型の演習を実施
講義「メンバーシップとは」
36 名
12/4(水)
自分の看護を振り返ろう GW:1年間の研修のレポートを基に専門職業人としての
自己を振り返り、実践的で具体的な次年度への自己課題に
ついて討議
36 名
2/6( 月 )
自分の看護を見つめてみよう GW:事前課題について事例検討を行い発表する
講義「看護と倫理について」
31 名
6/17( 月)
講義「リーダーシップ研修~チーム力を高める~」演習を
取り入れた講義形式
31 名
10/28( 月 )
自分の看護課程を振り返り、印象に残っている事例を発表す
る
GW:
「自分の看護を通してこの1年間で成長したこと」
「プ
ライマリーナースとしての自分の課題」
31 名
1/29( 水 )
講義「リーダーシップとは」
演習を取り入れた講義形式
25 名
5/20( 月 )
講義「コーチングについて」
演習:ロールプレイを取り入れた講義形式
25 名
5/20( 月 )
やってみた!コーチングリーダーシップ
取り組み事例についてまとめて発表
23 名
1/22( 水 )
コーチング技術を身につけ指導実践能力を
養う
講義「コーチングについて」
演習:ロールプレイを取り入れた講義形式
28 名
5/29( 水 )
講義「SWOT 分析を学ぶ」
演習、ロールプレイを用いた講義形式
45 名
5/29( 水 )
各自が行った分析とその取り組みについてまとめて発表す
る
41 名
12/20( 金 )
看護技術に自信をもって実践に活かそう
コースⅡ:心電図モニター、輸液ポンプ、
1 段階
(卒後 1 年目、または シリンジポンプ、急変時の行動
それに該当する者)
さっそく現場で実践したくなるフィジカル
アセスメント
ベーシックコース
2 段階
チームで看護をしよう
(卒後 2 年目、または
それに該当する者)
自分の看護を振り返ろう
リーダーシップって何だろう?
「誰にでもできるリーダーシップ」
3 段階
(卒後 3 年目、または コーチング技術を身につけ指導実践能力を
それに該当する者) 養う
4 段階 1
(卒後4年目以降ま
たはそれに該当する SWOT 分析を学ぶ
者)
SWOT 分析を活用し、病棟内で問題解決
したことを発表しよう
124
研修内容
新採用者オリエンテーションプログラム参照
Ⅴ
研修・教育
4 看護部院内教育実施状況
コース名
能力段階
(対象者)
研修テーマ
研修内容
人員
実施日
トピッ ク ス
研修
療養介助員
研修
看護助手
研修
プリセプター連絡会
静脈注射研修
全看護職員
看護戦略~ SWOT 分析~からの学び①
講義「SWOTクロス分析」
GW:当院または看護部の分析
40 名
7/4( 木 )
全看護職員
看護戦略~ SWOT 分析~からの学び②
講義「BSCの作成」
GW:当院または看護部の分析
37 名
7/11( 木 )
全看護職員
防災センター 24 時
講義「防災センター 24 時」
防災センターとの連携を通して基本対応を学ぼう
68 名
11/28( 木 )
療養介助員
褥瘡について理解し、患者に安楽な体位につ 講義「褥瘡予防について~ポジショニングの極意」
いて考える
演習:ポジショニングの体験
25 名
7/10( 水 )
7/24( 水 )
療養介助員
メンバーシップについて
講義「メンバーシップについて」
演習、ロールプレイを用いた講義形式
22 名
12/11( 水 )
12/25( 水 )
看護助手
見直そう!日常業務における感染予防策
講義・演習グリッターパグを利用して実際の汚れの拡散状況を
確認しエプロン・マスク・手袋の着脱方法と順序の確認、実施
16 名
6/5( 水 )
身につけよう!安全・安楽な移乗
講義「安全・安楽な移乗について」
演習:ベッド・車いす間の移乗
19 名
2/6( 水 )
プリセプターシップを実施した
3 か月評価
GW「お互いの 2 か月までの指導計画を活用してみての達成
度・評価」「プリセプターを実施して工夫していること、困っ
ていること」 15 名
6/3( 月 )
プリセプターシップを実施した
6 か月評価
GW:「プリセプターを実施しての 6 か月評価・指導して困っ
たこと」「新人指導をして疲れてしまった時の対処方法につ
いてディスカッション」
14 名
10/7( 月 )
プリセプターシップを実施した
9 か月評価
GW:「プリセプターを実施しての 9 か月評価・指導して困っ
たこと」
「プリセプターを実施して自分自身が得たものは何か」 13 名
についてディスカッション
1/8( 水 )
来 年 度 の 新 人 を 迎 え る 準 備 を し よう
講義「プリセプターシップの知識」
GW「どんなプリセプターになりたいか」
26 名
3/12( 水 )
講義
21 名
7/4( 木 )
確認テスト(筆記試験)、留置針演習
23 名
7/11( 木 )
講義
14 名
12/2( 月 )
確認テスト(筆記試験)、留置針演習
12 名
12/9( 月 )
講義(DVD 視聴)
8名
3/5( 水 )
3/7( 金 )
褥瘡ケアコース①
25 名
11/26( 火 )
褥瘡ケアコース②
33 名
12/17(木)
口腔ケア習得コース「基礎編」
23 名
12/5(木)
口腔ケア習得コース「応用編」
20 名
1/14(火)
摂食嚥下コース「神経内科、重心」
13 名
3/19(水)
摂食嚥下コース「精神、筋疾患」
19 名
3/11(火)
呼吸分野。難病分野コース①
20 名
1/28(火)
呼吸分野。難病分野コース②
20 名
2/25(火)
難病在宅分野コース①
16 名
11/22(金)
難病在宅分野コース②
16 名
11/22(金)
難病在宅分野コース③
17 名
2/6(木)
難病在宅分野コース④
13 名
2/20(木)
難病在宅分野コース⑤
38 名
3/5(木)
職員と患者を守る!ノロ・インフル対策と職業感染防止策
5名
11/13(水)
明日から使える感染対策の基本中の基本
12 名
12/13(金)
改めて考えよう!精神科領域における感染対策
9名
3/13(木)
WRAP 当事者ファシリテーター活動
30 名
11/20(水)
患者の自己決定を支援するアプローチ
26 名
12/5(木)
精神看護に役立つ認知機能の話
35 名
2/21(金)
地域支援見学体験ツアー
8名
適宜
小平保健所
7名
適宜
看護助手
プリセプター
3 段階以上の看護師
静脈注射研修ⅠⅢ
静脈注射研修Ⅰ
臨床教育研修
神経・筋疾患看護領域
全看護師
精神看護領域
125
Ⅵ 研 究
Ⅵ
臨床研究
1 病院研究発表会
1 病院研究発表会
2013 年 3 月 11 日 ( 火 )13:30 ~ 於:コスモホール
13:30 【開会の辞】
国立精神・神経医療研究センター病院 院長 糸山泰人
【第Ⅰセッション:病院管理】
座長:西村武彦 副看護部長
13:35~13:47
1 . リハビリテーションスタッフのスクラブ着用における有用性についての
検討
○勝田若奈(理学療法士)1 )、望月規央2 )、寄本恵輔1)、立石貴之1)、
丸山昭彦1) 、小林庸子1)、竹下晶利2)
1 )リハビリテーション科、2 )臨床検査部
13:48~14:00
2 . 持参薬管理業務によるリスク回避と医療経済効果
○北浦円(薬剤師)、安藤陽子、森岡想、斉藤郁夫
薬剤部
3 . 新病棟移転に伴うサービス提供内容の見直しについて
14:01~14:13
○宮澤絵里(保育士)、今井雅由、鈴木志保子、福島健、南部美樹子、
中井まどか、内野直美、柳瀬誉理子、藤田八生、藤井亜紀子
小児神経診療部 療育指導室
【第Ⅱセッション:精神疾患】
座長:渡邉裕貴 第五精神科医長
4 . 5 北病棟における退院準備プログラムの試み 14:14~14:26
~医療観察法病棟から一般精神科病棟へ
〇川地拓(心理療法士)1 )、山田美紗子1 )、網干舞1 )、中村明博1 )、
出村綾子1 )、鈴木敬生1 )、武田裕美2 )、渡邉裕貴3 )、今村扶美1 )
1 )リハビリテーション部臨床心理室、2 )看護部、3 )第一精神診療部
5 . 新装 精神科作業療法 14:27~14:39
~精神科における作業療法の効果的提供をめざして~
○杉山智美(作業療法士)1 )、水野由紀子1 )、浪久悠1 )、齋藤直子1 )、
大島真弓1 )、坂田増弘2 )
1 )精神リハビリテーション科、2 )第一精神診療部
6 . 入院中の統合失調症者に対するメタ認知的モニタリングを高める看護介
14:40~14:52
入の検討
○佐伯幸治(看護師)1 )、菅原裕美2 )、森千鶴3 )
1 )看護部、
2 )筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程看護科学専攻、
3 )筑波大学大学院人間総合科学研究科
7 . 機能的磁気共鳴画像同時計測による近赤外線スペクトロスコピー
(NIRS)
14:53~15:05
信号のバイオマーカーとしての有用性の検討
○野田隆政(医師)1 )、2 )、守口善也2 )、3 )、中屋敷弘晟2 )、4 )、高田洋平2 )、4 )、
花川隆2 )、中込和幸1 )
1 )病院精神科、2 )脳病態統合イメージングセンター(IBIC)、
3 )精神保健研究所、4 )東京農工大学院情報工学専攻
15:06~15:18
8 . 地域精神科モデル医療センターにおけるアウトリーチ支援の取り組み
~入院早期からのケアマネジメント介入システムを導入して~
○富沢明美(看護師)1 )、伊藤明美1 )、伊佐猛1 )、坂田増弘2 )
1 )医療連携福祉部、2 )第一精神診療部
15:18~15:25 …☆…休 憩( 7分間)…☆…
【第Ⅲセッション:神経疾患・筋疾患1】 座長:小牧宏文 第四小児神経科医長
9 . 当院で施行しているパーキンソン病リハビリテーションプログラムの効
15:25~15:37
果比較
○小川順也(理学療法士)1 )、立石貴之1)、岩田泰幸1)、寄本恵輔1)、
小林庸子1)、古澤嘉彦2 )、村田美穂2 )
1 )身体リハビリテーション科、2 )神経内科
10. Tay-Sachs 病における音に対する驚愕反応と ABR・Blink reflex の検討
15:38~15:50
○仲村貞郎(医師)1 )、斎藤義朗1 )、石山昭彦1 )、齋藤貴志1 )、小牧宏文1 )、
中川栄二1 )、須貝研司1 )、佐々木征行1 )、稲垣真澄2 )
1 )小児神経科、2 )精神保健研究所 知的障害研究部 129
Ⅵ 臨床研究
1 病院研究発表会
15:51~16:03
11. 乳幼児期早期に運動発達遅滞や筋力低下を呈したジストロフィン異常症
の4女児例
○粟嶋勇也(医師)1 )、小牧宏文1 )、石山昭彦1 )、齋藤貴志1 )、斎藤義朗1 )、
中川栄二1 )、須貝研司1 )、竹下絵里2 )、南成祐2 )、西野一三3 )、佐々木征行1 )
1 )小児神経科、2 )臨床検査部、3 )神経研究所 疾病研究第一部
【第Ⅳセッション:神経疾患・筋疾患2】
座長:坂本崇 第三神経内科医長
12. 症状マネジメントの統合的アプローチを用いた進行期パーキンソン病患
16:04~16:16
者の便秘を改善するための看護援助
○三好智佳子(看護師)
看護部
16:17~16:29 13. パーキンソン病に伴う睡眠時無呼吸症候群の検討 - polysomnography
から-
○塚田恵鯉子(医師)1 )、木村綾乃1 )、亀井雄一1 )、古澤嘉彦2 )、
村田美穂2 )、吉田寿美子1 )
1 )臨床検査部、2 )神経内科
14. ALS19の病因遺伝子 ERBB4の孤発性 ALS における免疫組織化学的検討
16:30~16:42
○高橋祐二(医師)1 )、塩谷彩子2 )、村田美穂1 )、齊藤祐子2 )
1 )神経内科、2 )臨床検査部
16:42~16:50 …☆…休 憩( 8分間)…☆…
【第Ⅴセッション:治験・総合診療】
座長:有賀元 消化器科医長
15. 治験のインフォームド・コンセント時に必要とされるコミュニケーション・
16:50~17:02
スキルの分析と評価法に関する基礎的研究
玉浦明美(臨床研究・治験推進係長)
臨床研究推進部
16. 神経筋疾患におけるロボットスーツ「福祉用 Hybrid Assistive Limb
17:03~17:15
(HAL®)」の検討−当院での実施状況と課題−
○寄本恵輔 ( 理学療法士)1 )、鈴木一平1 )、小川順也1 )、轟大輔1 )、
勝田若菜1 )、阿部優子1 )、早乙女貴子1 )、古澤嘉彦2 )、森まどか2 )、
林幼偉2 )、大矢寧2 )、小林庸子1 )、村田美穂2 )
1 )身体リハビリテーション科、2 )神経内科
17. 当院における睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置の適応と治療効果につ
17:16~17:28
いて
○福本裕(歯科医師)1 )、2 )、亀井雄一2 )、川邊裕文1 )、小川順子3 )、
塚田恵鯉子2 )、吉池卓也2 )、4 )
1 )歯科、2 )睡眠障害センター、3 )看護部、
4 )精神保健研究所成人精神保健研究部
130
17:30
【閉会の辞】
18:00~20:00
【表彰式・懇親会】
国立精神・神経医療研究センター 病院 副院長 有馬邦正
Ⅵ
臨床研究
2 各科研究会
2 各科研究会
1) 臨床検討会
日 程
演 題
担当科
演 者
2013.05.14
変動するパーキンソニズムを主訴に来院し、DLB とうつ病の鑑別に苦慮した
1例
精神科
大塚 豪士
2013.07.09
小児期に知的退行で発症し青年期に被害妄想を呈し 25 歳で診断が確定した
Niemann-Pick 病 C 型の男性例
神経内科
川添 僚也
2013.09.10 偽発作としてフォローアップされていたてんかん性脳症の一例
小児神経科
小一原玲子
2013.11.12 脳瘤による側頭葉てんかんの 2 症例
脳神経外科
高橋 章夫
2014.01.14 脳画像統計解析
放射線科
下地 啓五
2) 精神科
精神科研究会
日程
題名及び内容
講 師
2013.04.10
第 5 回精神医療セミナー 2013「地域精神科医療における救急
医療の実践と課題」
片山成仁(医療法人社団 成仁 理事長)、
田中直美(成仁病院渉外保健部長)、小杉
信之(成仁病院医療連携室課長)
2013.04.16
第 6 回精神医療セミナー 2013「双極性障害治療に求められる
パラダイムシフトとは」
坂本 薫(東京女子医科大学医学部精神医
学教室 教授)
2013.06.11 第 7 回精神医療セミナー 2013「個別化医療の実現に向けて」
久保充明(理化学研究所 ゲノム医科学研
究センター 副センター長)
2013.06.25 第 8 回精神医療セミナー 2013「心理検査を依頼する前に」
吉田統子(病院 臨床検査室 心理療法士)
第 9 回精神医療セミナー 2013「精神科救急・急性期医療の現
2013.07.16
状と今後の展開」
平田豊明(千葉県精神科医療センター 病
院長)
2013.09.17
第 10 回精神医療セミナー 2013「認知症の幻覚と妄想- BPSD 一宮洋介(順天堂東京江東高齢者医療セ
治療への取り組み-」
ンター メンタルクリニック 教授)
2013.09.24 第 11 回精神医療セミナー 2013「Alzheimer’s disease 101」
2013.10.15
第 12 回精神医療セミナー 2013「治療抵抗性うつ病に対する
診断と治療」
2013.10.22 第 13 回精神医療セミナー 2013「脳画像研究入門」
横井優磨 ( 病院 第一精神診療部 医師)
上島国利(国際医療福祉大学 教授)
藤井 猛(病院 第一精神診療部 医師)
2013.11.19 第 14 回精神医療セミナー 2013「急性期統合失調症患者の思い」 堤祐一郎(恩方病院 院長)
2013.11.26 第 15 回精神医療セミナー 2013「向精神薬の安全な使用法」
岡﨑光俊 ( 病院 第一精神診療部 部長)
第 16 回精神医療セミナー 2013「再発予防に対する新たなア
2013.12.17
プローチ ~ DSP と LAI ~」
伊豫雅臣 ( 千葉大学大学院医学研究院 教
授)
2014.01.21
第 1 回精神医療セミナー 2014「統合失調症の睡眠障害に対す
る治療 ~再発再燃予防のための睡眠障害へのアプローチ~」
2014.01.28 第 2 回精神医療セミナー 2014「DSM-5」
2014.02.18
第 3 回精神医療セミナー 2014「新たな選択肢を得た認知症治
療」
2014.02.25 第 4 回精神医療セミナー 2014「DSM-5 の背景と課題」
2014.03.18
第 5 回精神医療セミナー 2014「認知症における画像診断の進
歩」
亀井雄一 ( 病院 睡眠障害センター セン
ター長)
松崎朝樹(病院 第一精神診療部 医師)
丸木雄一 ( 埼玉精神神経センター セン
ター長)
大野 裕 ( 認知行動療法センター長 セン
ター長)
松田博史 ( 脳病態統合イメージングセン
ター センター長)
131
Ⅵ 臨床研究
2 各科研究会
精神科 CC
日程
症 例
病棟名
担当
2013.04.23 統合失調症として加療され入退院を繰り返した一例
9 病棟
新田 薫
2013.05.28 認知機能障害を伴ったアルコール依存症の一例
4 北病棟
藤本 岳
2013.06.25 精神病症状と躁病エピソードを認めた一例
5 北病棟
豊澤あゆみ
2013.07.23 急激な幻覚・妄想の再燃を呈したパーキンソン病(PD)の一例
4 南病棟
石井 敬
2013.09.24 精神病症状を伴ううつ病患者で、妄想が発展した一例
5 南病棟
松田 悠
2013.10.22 診断に苦慮した医療観察法入院処遇の放火の一例
9 病棟
竹田 和良
2013.11.26 治療に拒否的な治療抵抗性うつ病の一症例
4 北病棟
南 博之
2014.01.28 二度の短期精神病性障害の後、大うつ病性障害を呈した一例
5 北病棟
堀井 大輔
2014.02.25 Alternative Psychosis としての Catatonia を呈したと考えられる 29 歳男性例
4 南病棟
曽根 大地
藤岡 真生
3) 神経内科
神経内科CC
日 程
症 例
担 当
2013.05.01
3年の経過で嚥下障害、嗄声、下肢近位筋優位の筋力低下、眼球運動障害が進行し低血糖が遷延
する68歳男性
田港
2013.06.19 神経遺伝学の実践と疾患解明への応用
高橋
2013.06.26 亜急性の経過で認知症、パーキンソニズム、失調が進行した55歳男性例
佐野
2013.07.03 3年の経過で体幹ジストニアとヘミパーキンソニズムが進行した43歳女性例
滝澤
2013.07.10 MGUS を合併した IVIG 治療抵抗性の CIDP の54歳男性例
城戸
2013.07.24
松本
2013.09.11 2年の経過で急速に認知機能低下および歩行障害が進行した48歳女性例
滝澤
2013.09.18 大脳白質にびまん性に T2高信号を呈した遺伝性パーキンソン病の66歳女性例
佐野
2013.09.25 家族性アミロイドニューロパチーの66歳女性
三橋
2013.10.02 抗 SS-A 抗体陽性、抗 GAD 抗体陽性を認めた進行性小脳性運動失調の74歳女性
城戸
2013.10.09 筋生検で tubular aggregates を呈し、GFPT1遺伝子変異を認めた先天性筋無力症の39歳女性例
松本
2013.10.16 筋病理のまとめ
金井
2013.10.23 30年来の嫉妬妄想および軽度の体幹失調を有する白質脳症の59歳女性例
田港
2013.10.30 13年の経過で緩徐進行性の下肢筋力低下を呈する運動ニューロン病を疑う52歳男性例
佐野
2013.11.06
網膜色素変性症と脳卒中様発作の家族歴を有し発作後に一側大脳半球の著明な脳浮腫を生じた
47歳女性例
滝澤
2013.11.16 tubular aggretates が診断に有用であった GFPT1遺伝子変異による先天性筋無力症の38歳女性例
松本
2013.11.20 GPi-DBS 施行後、腰曲りが増悪したパーキンソン病の72歳女性
三橋
2013.12.04 発症後46年で酵素補充療法を開始し、半年間で治療効果が見られた成人型ポンぺ病の76歳女性
城戸
2013.12.25 筋病理のまとめ2
金井
2014.01.08 18歳発症の動作開始時ミオクローヌスおよび構音障害を呈する33歳男性
田港
2014.01.15 Basedow 病に筋力低下・筋萎縮、精神症状、感覚障害を合併した51歳女性例
佐野
2014.01.22
132
非ホジキンリンパ腫治療後、多発性硬化症と多発肺肉芽腫証を発症し、痙攣重責発作で入院し
た46歳女性例
5年の経過でパーキンソニズムと認知機能障害が進行し、進行性核上性麻痺と Lewy 小体型認知
症を合併した76歳女性
滝澤
2014.01.29 小児期から不器用さが目立ち、歩行障害、書字障害が緩徐に進行した43歳男性
松本
2014.02.04 卵巣癌・転移性肺腫瘍を発症した筋強直性ジストロフィーの58歳女性
城戸
2014.02.12 9ヶ月の経過で進行し歩行困難となった失調症状を呈す83歳男性例
金井
2014.02.19 二度の TIA 発作と軽度の体幹失調を呈した神経核内封入病の59歳女性例
田港
2014.03.05 家族歴があり、55歳から口唇閉鎖不全、舌萎縮、顔面皮膚弛緩が進行した62歳女性例
川添
2014.03.19 パーキンソン病での嗅覚障害と脳血流の関係について
三橋
Ⅵ
臨床研究
2 各科研究会
神経内科短期臨床研修セミナー
日 程
内 容
2013.7.16-17 第9回 国立精神・神経医療研究センター神経内科短期臨床研修セミナー参加者15名
4) 小児神経科
日付
2013.04.10
2013.04.17
2013.04.24
2013.05.08
2013.05.15
2013.06.05
2013.06.19
2013.06.26
2013.07.03
2013.07.10
2013.07.17
2013.07.24
2013.07.31
2013.08.07
2013.08.14
2013.08.21
2013.08.28
2013.09.04
2013.09.11
2013.09.18
2013.09.25
2013.10.02
2013.10.09
2013.10.16
2013.10.23
2013.11.06
2013.11.13
2013.11.20
2013.11.27
2013.12.04
2013.12.11
2013.12.18
2014.01.08
2014.01.15
2014.01.22
2014.01.29
2014.02.05
2014.02.12
2014.02.19
2014.02.26
2014.03.05
2014.03.12
2014.03.19
症例・演題
退行を示す男児例
体が震える発作の 1 例
歩行障害を呈する 1 例
Mowat-Wilson 症候群の 1 例
辺縁系脳炎が疑われた 1 例 嘔吐・意識障害・基底核病変を呈する 1 例
高橋祐二先生 ( 神経内科 ) レクチャー
発作性の運動症状・眼球運動障害・眼瞼下垂を呈した 1 例
Spasm の発作時脳波の検討
退行を呈した成人例(SENDA)
CCC 小児交互性片麻痺
眼球上転のエピソードを呈する乳児例(小児交互性片麻痺)
痙性対麻痺・大脳白質信号異常を呈する 1 例
発熱に伴う退行を反復している 1 例
1q43-44 欠失の 1 例
先天性 MCA 梗塞
結節性硬化症と vigabatrin 治療
歩容異常を呈する男児例
Rett 症候群
全前脳胞症の 1 例
精神運動発達遅滞・著明な脳波異常・手足の不随意運動を呈する 1 例
てんかん発作で転倒後、右上肢の激しい疼痛が持続した 1 例
右足の変形と右下肢の筋力低下を呈する 1 例
知的障害を認めた Doose 症候群の 1 例
家族性多関節拘縮症の 1 家系
迷走神経刺激例の経過
周期的に運動障害と上肢挙上動作が増悪する精神運動発達遅滞の女児例
日本脳炎ワクチン接種後に著明に増悪したてんかんの 1 例
精神運動発達遅滞・てんかんで発症し、小脳萎縮、退行を呈する 1 例
全身性の不随意運動を呈する 1 例
先天性眼球運動失行の 1 例
Landau-Kleffner 症候群の 1 例
片側顔面紅潮を伴う特異な頭痛の家族例
無菌性髄膜炎について
小脳病変を有する大頭・精神運動発達遅滞の 1 例
不随意運動を呈する 1 例
HMSN が疑われる例
CCC Krabbe 病
驚愕てんかん
Rasmussen 脳炎が疑われた例
神経症状の目立たない白質ジストロフィー
てんかんを合併した神経線維腫症(NF1)の一例
進行性筋力低下を呈する一例
主治医
小一原
宮武
座波
湯浅
仲村
松本
指導医
斎藤義
齋藤貴
石山
佐々木
須貝
中川
小一原
馬場
松本
大久保
元木
久保田
跡部
高橋
小嶋
粟嶋
馬場
竹下
久保田
高橋
小一原
小嶋
青木
大久保
元木
久保田
小嶋
馬場
粟嶋
大久保
元木
馬場
久保田
仲村
小一原
青木
宮武
仲村
大久保
久保田
高橋
湯浅
斎藤義
小牧
佐々木
石山
須貝
齋藤貴
小牧
中川
斎藤義
齋藤貴
石山
佐々木
須貝
中川
小牧
斎藤義
石山
齋藤貴
中川
須貝
小牧
佐々木
齋藤貴
斎藤義
石山
佐々木
須貝
中川
斎藤義
小牧
齋藤貴
石山
佐々木
須貝
中川
小牧
133
Ⅵ 臨床研究
2 各科研究会
各科研究会(小児神経科、神経内科、リハビリテーション科、神経研究所合同) CMC(Clinical
Myology Conference)
日付
2013.04.19
2013.04.26
2013.05.10
2013.05.17
2013.05.24
2013.06.14
2013.06.21
症例・演題
筋病理入門 1
筋病理入門 2
筋疾患診察所見の取り方
筋疾患症候学
筋疾患の呼吸ケア
ミトコンドリア病総論
症例;高乳酸、高ピルビン酸血症を認め退行を示した 1 歳男児
2013.06.28
リハビリテーション 1
2013.07.05
2013.07.12
2013.07.19
リハビリテーション 2
2013.08.02
2013.08.09
リハビリテーション研修とボトックス治療について
診断に苦慮した先天性筋ジストロフィーの 1 例
2013.08.16
正しい関節可動域と筋力の測定について 1
2013.08.23
2013.09.06
2013.09.13
2013.09.20
2013.09.27
2013.10.04
2013.10.11
症例;先天性ミオパチーに頭部 MRI 異常を認めた 5 歳男児
神経生理学 1
右足の凹足変形を認める女児
Myofibrillar myopathy の 4 歳女児例
SMAIII の 2 歳女児
神経生理学 2
症例;特徴的な下肢 MRI 画像を呈したネマリンミオパチーの 7 歳男児
2013.10.18
正しい関節可動域と筋力の測定について 2
2013.10.25
2013.11.01
2013.11.08
症例;GFPT1 遺伝子変異による先天性筋無力症の 38 歳女性
症例;鑑別に苦慮した先天性筋ジストロフィーの 1 例
神経生理学 3
症例;先天性難聴、眼球運動障害、歩行障害を認めニューロパチーが疑
われる 1 例
症例;関節の可動域制限が目立ち精査が行われた筋ジストロフィーの 10
歳女児
症例;下腿後面の筋萎縮が目立った若年成人発症のミオパチーの 2 例
症例;乳児期からの運動発達遅滞を呈した DMD carrier の 1 例
症例;Laminopathy が疑われる 2 歳女児
症例;運動発達の遅れを呈する 3 歳男児
症例;自己貪食空砲を持つ先天性ミオパチーが疑われた 1 例
症例;先天性ミオパチーの 4 歳女児
症例;CIDP との鑑別に苦慮した HMN5A の 11 歳女児
症例;出生時から関節拘縮を認めた先天性ミオパチーの 1 例
症例;中枢神経症状を伴わない非典型的な巨大軸索ニューロパチーの 1 例
症例;卵巣癌・転移性肺腫瘍を認めた筋強直性ジストロフィーの 58 歳女性
症例;生下時より寡動、筋緊張亢進、多関節拘縮を呈し脳性麻痺と診断
されていた 12 歳男児
2013.11.15
2013.11.22
2013.12.13
2013.12.20
2013.12.27
2014.01.17
2014.01.24
2014.02.14
2014.02.21
2014.02.28
2014.03.07
2014.03.14
2014.03.28
134
症例;Ragged-red fiber を認めるが、m.DNA に変異を認めない 13 歳女
児
症例;ミオトニア、骨格異常から Schwarz-Jampel 症候群を強く疑った
症例
担当
疾病一部 林由起子
疾病一部 林由起子
神経内科 森まどか
小児神経科 小牧宏文
小児神経科 小牧宏文
小児神経科 竹下絵里
小児神経科 座波清誉
リハビリテーション科 小林庸子
小児神経科 湯浅正太
宮武千春
リハビリテーション科 小林庸子
小児神経科 青木雄介
小児神経科 湯浅正太
リハビリテーション科 PT
有明陽佑、小川順也、
板東杏太、寄本恵輔
小児神経科 小一原玲子
神経内科 大矢寧
小児神経科 小嶋瑛美子
小児神経 宮武千春
小児神経科 跡部真人
神経内科 大矢寧
小児神経科 大久保真理子
リハビリテーション科 PT
有明陽佑、小川順也、
板東杏太、寄本恵輔
神経内科 松本千尋
小児神経科 馬場信平
神経内科 大矢寧
小児神経科 跡部真人
小児神経科 小嶋瑛美子
神経内科 金井雅裕
小児神経科 粟嶋勇也
小児神経科 元木崇裕
小児神経科 青木雄介
小一原玲子
小児神経科 大久保真理子
小児神経科 湯浅正太
小児神経科 仲村貞郎
小児神経科 小一原玲子
神経内科 城戸秀倫
疾病一部 米川貴博
Ⅵ 臨床研究
2 各科研究会
5) 遺伝カウンセリング室
遺伝カウンセリングカンファレンス
日 程
2013.04.26
2013.05.28
2013.07.23
2013.10.01
2013.10.29
2013.11.26
2014.01.28
2014.02.25
2014.03.25
タイトル
筋強直性ジストロフィー家系からの相談
父子間でリピート数の増減を認めた筋強直性ジストロフィーの 2 例
脊髄小脳変性症の父と妹をもつ女性からの相談
家族性アミロイドポリニューロパチー IV 型家系からの相談
連鎖解析で DMD 保因者と推定されていた女性からの相談
ハンチントン病と臨床診断された女性の家族からの相談
ハンチントン病と臨床診断された女性の家族からの相談
ハンチントン病の父をもつ女性からの相談
ハンチントン病の父と妹をもつ男性からの相談
6) リハビリテーション科
日 程
研究会名
講 師
2013.04.22
臨床筋カンファレンス(リハビリテーション科担当分)
「姿勢管理」
小林
2013.06.03
臨床筋カンファレンス(リハビリテーション科担当分)
「呼吸リハビリテーション・学校住宅環境整備・パソコン
入力支援」
小林
2013.09.28
RST 勉強会「排痰手技について」
2013.10.14
臨床筋カンファレンス(リハビリテーション科担当分)
MMT(Manual Muscle Testing: 徒手筋力検査法)
理学療法士
看護師向け院内研修
「ポジショニング・トランスファー方法」
2013.11.24
2014.02.21
~ 2014.02.22
3 南病棟 てんかん家族会講義
「当院リハビリテーション科のお子様への対応について」
7) 臨床検査部
臨床病理検討会(CPC)
日程
回
症例
会場
2013.04.09
第 503 回
衝動性調節性障害が目立ったパーキンソン病の 60 歳男性例
コスモホ-ル
2013.06.11
第 504 回
胃食道移行部癌を合併した脳性麻痺の 42 歳男性
コスモホ-ル
2013.09.03
第 505 回
経過 10 年の視神経脊髄炎に難治性舌潰瘍を合併した 62 歳女性例
コスモホ-ル
2013.10.08
第 506 回
精神発達遅滞とけいれんを呈した 3243 遺伝子変異のあるミトコンドリア病の
コスモホ-ル
48 歳女性例
2013.10.08
第 507 回
直腸癌の術後で肝転移の進行が疑われた肢体型筋ジストロフィ(LGMD2B)
コスモホ-ル
70 歳男性例
2013.12.10
第 508 回
高齢になってから霊感商法や電話詐欺に何度も騙され(るようになっ)た 87
コスモホ-ル
歳女性例
2014.03.04
第 509 回
神経疾患ブレインバンク登録・他院で死亡のパーキンソン病剖検例 80 歳男性 第一会議室
2014.03.04
第 510 回
全経過 21 年の筋萎縮性側索硬化症 生前同意剖検例 67 歳男性
第一会議室
135
Ⅵ 臨床研究
2 各科研究会
8) 臨床研究推進部
日 程
研究会名
第 1 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハット報告方法について
CRC 原田、小山
2013. 6 .13
第 2 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハット報告手順等
CRC 原田、小山
2013. 6 .25
治験説明会ロールプレイについて
CRC 黒津、小山
2013. 7 .11
第 3 回 CRC 業務振り返り 保険外療養費制度について等
CRC 原田、吉岡、
(小山)
2013. 7 .30
初級者臨床研究コーディネーター養成研修報告会
CRC 雨宮、小川、増田、渡辺
2013. 8 .20
第 4 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハットおよび逸脱報告について
CRC 原田
2013. 9 .12
第 5 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハットおよび逸脱報告について
CRC 原田(小山)
2013. 9 .24
市民講座「てんかん治療と診断の最前線」について(DVD 視聴)
CRC 黒津、小山
2013.10. 8
第 6 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハットおよび逸脱報告について
CRC 原田(黒津)
2013.10.10
あり方会議ポスター発表者報告会 (治験管理室連絡会時間内にて実施)
2013.10.15
あり方会議報告会(会議参加者の報告会)
五 郡 副 看 護 師 長、CRC 塚 本、
小川、森、小山
2013.10.23
外来看護師対応について
近藤副看護師長 (CRC 黒津、小
山)
2013.10.31
国際水準の臨床研究とは?~ ICH-GCP が目指していること
国立がん研究センター・後澤乃
扶子
2013.11.19
第 7 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハットおよび逸脱報告について
CRC 原田
2013.11.22
研究データの信頼性の確保とは?~ GCP 監査担当者の立場から
監査室長・冨澤弘雄
2013.12. 9
ヒトを対象とする治験・臨床研究・試験に関する科学的・論理的(GCP) TMC 水谷努(臨床研究アド
配慮について
バイザー)
2013.12.19
第 8 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハットおよび逸脱報告について
学会参加者報告会
・北里東病院見学報告
2013.12.19
・医療機器の適合性書面調査及び GCP 調査について
・日本臨床薬理学会
136
講 師
2013. 5 .27
CRC 原田
吉岡副看護師長
渡邉、 杉原、 津野
2014. 1 .31
学会参加者報告会 日本臨床薬理学会
リンクナース会「治験に対する意識調査のお願い」結果報告
黒津、 木島
吉岡副看護師長、 小山
2014. 2 . 4
第 9 回 CRC 業務振り返り ヒヤリハットおよび逸脱報告について
CRC 原田
Ⅵ 臨床研究
2 各科研究会
9) 医療安全管理室
<医療安全研修会>
日程
2013.04.03
2013.04.04
2013.05.09
2013.05.23
2013.05.27
2013.06.03
2013.06.06
2013.06.10
2013.06.17 ~
2013.06.21
2013.07.10
2013.07.22
2013.09.26
2013.10.01
2013.10.03
2013.10.22
2014.10.28
2013.11.28
2013.12.04
2013.12.16
2013.12.26
2014.01.20
2014.01.21
2014.01.04 ~
2014.02.18
2014.01.20
2014.01.28
2014.02.03
2014.02.24
2014.02.27
2014.02.27
2014.03.05
2014.03.10
2014.03.12
2014.03.18
2014.03 月
研修名
当院における医療安全管理体制
患者確認について
医療機器使用方法・心電図モニター
酸素療法
BLS
中途採用者用当院における医療安全管理体制
呼吸生理
BLS
LTV/BiPAP/ トリロジーの取り扱い方
受講者数
93
48
42
45
8
3
64
7
134
障害者虐待防止法について
ACLS
抗菌薬について
中途採用者医療安全研修
窒息事故報告・研修会
転倒転落予防
ACLS
防災について
心電図モニター
BLS
カフアシスト E70
58
5
38
6
67
24
6
70
51
4
50
チェストドレーンバッグ
13
カフアシスト E70/6 回
64
ACLS
簡易懸濁法 中途採用者医療安全研修
6
49
6
SAT-MeSSAGE
18
BiPAP A40
センテック CO2 センサー
経腸ポンプ
医療安全シンポジウム
WEP-5000
ACLS
合 計
21
12
30
49
8
1
1100
<全職員医療安全研修会>
2013.06.12
その他
DVD視聴 6 回
長期療養患者が使用する人工呼吸器の管理
801
137
Ⅵ 臨床研究
2 各科研究会
<感染症研修会>
日程
2013.04.03
2013.04.04
2013.05.24
2013.06.03
2013.06.05
2013.06.11
2013.06.12
2013.06.19
2013.06.26
2013.07.04
2013.08.05
2013.10.01
2013.10.16
2013.10.25
2013.11.13
2013.11.13
2013.11.20
2013.11.27
2013.11.27
2013.11.29
2013.12.02
2013.12.02
2013.12.05
2013.12.10
2013.12.13
2013.12.13
2014.02.03
2014.02.03
2014.02.05
2014.02.07
2014.02.17
2014.02.25
2014.02.27
2014.02.28
2014.03.06
2014.03.10
2014.03.25
138
研修名
新採用者オリエンテーション
新採用者研修(看護部)
感染対策研修『N95 マスクフィットテスト』
中途採用者オリエンテーション
看護助手研修
9病棟研修(手洗い)
5北病棟研修(手洗い)
臨床検査部勉強会(手指衛生)
療育指導室勉強会(手指衛生)
静脈注射研修
8病棟研修(手洗い) 中途採用者オリエンテーション
臨床検査部勉強会
感染対策セミナー
5北病棟勉強会
臨床教育研修
デイケア勉強会
放射線診療部勉強会
N95 マスクフィットテスト研修
N96 マスクフィットテスト研修
8 病棟勉強会
静脈注射研修
N95 マスクフィットテスト研修
9 病棟勉強会
委託清掃業者研修
臨床教育研修
中途採用者オリエンテーション
治験推進室勉強会
感染対策セミナー
感染対策セミナー
治験推進室勉強会
感染対策セミナー
感染対策セミナー
感染対策セミナー
感染対策セミナー
感染対策セミナー
感染対策セミナー
合 計
受講者数
93
48
41
4
16
11
13
16
12
22
27
7
8
284
8
5
15
7
27
26
28
14
24
16
30
10
6
13
237
107
12
8
182
128
4
3
4
1516
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
3 研究業績
1)精神科(第一精神診療部)
(1)刊行論文
①原著論文
1 Satoh JI,Kawana N,Yamamoto Y,Ishida T,Saito Y,Arima K:A survey of TREM2 antibodies reveals
neuronal but not microglial staining in formalin-fixed paraffin-embedded postmortem Alzheimer’s brain
tissues.Alzheimers Res Ther 2013; 5(4)
:30
2 Imabayashi E,Matsuda H,Tabira T,Arima K,Araki N,Ishii K,Yamashita F,Iwatsubo T:Comparison
between brain CT and MRI for voxel-based morphometry of Alzheimer’s disease.Brain Behav 2013; 3(4):
487-493
3 Satoh J,Tabunoki H,Ishida T,Saito Y,Konno H,Arima K:Reactive astrocytes express the potassium
channel Kir4.1 in active multiple sclerosis lesions.Neuroimmunology 2013; 4:19-28
4 Fujii T,Saito DN,Yanaka HT,Kosaka H,Okazawa H: Depressive mood modulates the anterior lateral CA1
and DG/CA3 during a pattern separation task in cognitively intact individuals: a functional MRI study.
Hippocampus 2014; 24(2)
:214-24
5 Sasayama D,Hori H,Nakamura S,Miyata R,Teraishi T,Hattori K,Ota M,Yamamoto N,Higuchi T,Amano N,
Kunugi H: Identification of single nucleotide polymorphisms regulating peripheral blood mRNA expression
with genome-wide significance: an eQTL study in the Japanese population.PLoS One 2013; 8(1)
:e54967
6 Sasayama D,Hori H,Yamamoto N,Nakamura S,Teraishi T,Tatsumi M,Hattori K,Ota M,Higuchi T,
Kunugi H:ITIH3 polymorphism may confer susceptibility to psychiatric disorders by altering the expression
levels of GLT8D1.J Psychiatr Res 2014; 50:79-83
7 Hori H,Teraishi T,Sasayama D,Hattori K,Hashikura M,Higuchi T,Kunugi H: Relationship of
temperament and character with cortisol reactivity to the combined dexamethasone/CRH test in depressed
outpatients.J Affect Disord 2013; 147(1-3):128-36
8 Hori H,Teraishi T,Ota M,Hattori K,Matsuo J,Kinoshita Y,Ishida I,Nagashima A,Koga N,Higuchi
T,Kunugi H: Psychological coping in depressed outpatients: association with cortisol response to the
combined dexamethasone/CRH test.J Affect Disord 2014; 152-154:441-7
9 Nakanishi H,Kurosaki M,Nakanishi K,Tsuchiya K,Noda T,Tamaki N,Yasui Y,Hosokawa T,Ueda
K,Itakura J,Anami K,Asahina Y,Enomoto N,Higuchi T,Izumi N: Impaired brain activity in cirrhotic
patients with minimal hepatic encephalopathy: Evaluation by near-infrared spectroscopy.Hepatol Res 2014;
:319-26.
44(3)
10 Kunugi H,Koga N,Hashikura M,Noda T,Shimizu Y,Kobayashi T,Yamanaka J,Kanemoto N,Higuchi T:
Validation of computer-administered clinical rating scale: Hamilton Depression Rating Scale assessment with
Interactive Voice Response technology--Japanese version.Psychiatry Clin Neurosci 2013; 67(4):253-8
11 Ota M,Sato N,Nakata Y,Ito K,Kamiya K,Maikusa N,Ogawa M,Okamoto T,Obu S,Noda T,Araki M,
Yamamura T,Kunugi H: Abnormalities of cerebral blood flow in multiple sclerosis: a pseudocontinuous
arterial spin labeling MRI study.Magn Reson Imaging 2013; 31(6):990-5
12 Koseki S,Noda T,Yokoyama S,Kunisato Y,Ito D,Suyama H,Matsuda T,Sugimura Y,Ishihara N,Shimizu Y,
Nakazawa K,Yoshida S,Arima K,Suzuki S: The relationship between positive and negative automatic
thought and activity in the prefrontal cortices: a multi-channel near infrared spectroscopy(NIRS)study.J
Affect Disord 2013; 151(1)
:352-9
13 T a k i z a w a R ,F u k u d a M ,K a w a s a k i S ,K a s a i K ,M i m u r a M ,P u S ,N o d a T ,N i w a S ,O k a z a k i Y:
Neuroimaging-aided differential diagnosis of the depressive state.Neuroimage 2014; 85 Pt 1:498-507
14 Sasayama D,Hori H,Teraishi T,Hattori K,Ota M,Matsuo J,Kinoshita Y,Okazaki M,Arima K,Amano
N,Higuchi T,Kunugi H: Benzodiazepines,benzodiazepine-like drugs,and typical antipsychotics impair
manual dexterity in patients with schizophrenia.J Psychiatr Res 2014; 49:37-42
15 Hara K,Adachi N,Akanuma N,Ito M,Okazaki M,Kato M,Onuma T: Effects of antipsychotic drugs on the
duration of interictal psychotic episodes in patients with epilepsy.Epilepsy Behav 2013; 27(2)
:342-5
16 Ota M,Ishikawa M,Sato N,Hori H,Sasayama D,Hattori K,Teraishi T,Noda T,Obu S,Nakata Y,Higuchi T,
Kunugi H: Discrimination between schizophrenia and major depressive disorder by magnetic resonance
imaging of the female brain.J Psychiatr Res 2013; 47(10):1383-8
17 Sasaki T,Kodaka F,Taniguchi G,Nishikawa T,Watanabe M: Experiential auditory hallucinations due to
chronic epileptic discharges after radiotherapy for oligoastrocytoma.Epileptic Disord 2013; 15(2):188-92
18 杉村有司,渡邉勝美,小川勝,児玉徳志,竹下昌利,野田隆政,石丸昌彦,吉田寿美子: 光トポグラフィー検査の
波形パターン分類による精神疾患判別の試み.臨床病理 2014; 62(2)
:147-152
19 堀弘明,寺石俊也,篠山大明,服部功太郎,橋倉都,樋口輝彦,功刀浩: 大うつ病性障害におけるパーソナリティ
はコルチゾール反応性を予測する デキサメタゾン /CRH テストによる検討.日本神経精神薬理学雑誌 2013; 33(2)
:
61-63
20 山田麻紀,亀井雄一,野田隆政,有馬邦正: 高照度光療法により睡眠覚醒リズムと抑うつ状態が改善した概日リズ
ム睡眠障害の 1 例.神経精神学雑誌 2013; 115(8):901-901
②総説
1 伊藤弘人,樋口輝彦: 身体疾患患者へのメンタルケアモデル開発ナショナルプロジェクト.Depression Frontier
2013; 11(2)
:53-58
野田広,樋口輝彦: 保健医療福祉サービスの連携を支える 新たな情報通信技術システムの開発.
2 伊藤弘人,杉浦伸一,
社会保険旬報 2013; 2531:10-14
139
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
3 樋口輝彦: うつ病医療の現状と展望.臨床精神薬理 2013; 16(4)
:601-607
1)
4 伊藤弘人,樋口輝彦:【メンタルケアを取り入れたディジーズマネジメント 包括的なうつ病管理の実践】
(Part.
身体疾患を有する患者へのメンタルケアの重要性 " 洗練された " メンタルケアの実践.看護技術 2014; 60(1):
14-17
5 野田隆政,瀬戸山志緒里,横山仁史: 特集 NIRS の臨床応用『気分障害』
:405-413
.精神科 2013; 23(4)
6 野田隆政,松崎朝樹,樋口輝彦: 精神科における「うつ」の診断.老年精神医学雑誌,2014; 25(1)
: 11-17
7 野田隆政,樋口輝彦:【高齢者の神経疾患と「うつ」】精神科における「うつ」の診断.Source:老年精神医学雑誌
2014; 25(1):11-17
③著書
1 齊藤万比古,樋口輝彦: 成人期 ADHD 診療ガイドブック.じほう,2013
2 樋口輝彦,井上幸紀: 精神・神経の治療薬事典 2014-’15―専門医からのアドバイス.総合医学社,2013
3 福田正人,須田真史,小池進介,西村幸香,川久保友紀,野田隆政,吉田寿美子: NIRS.脳画像でみる精神疾患.
新興医学出版社,東京,2013; 91-110
4 野田隆政,瀬戸山志緒里,横山仁史: 第 4 章 光トポグラフィー.メンタル医療 原因解明と診断,治療の最前線,
シーエムシー出版,東京,2013;50-58
5 遠藤史人,市川暁,渡辺雅子: 抗てんかん薬.研修医・コメディカルのための精神疾患の薬物療法講義,金剛出版,
2013; 173-194
④雑誌・刊行物
1 渡辺雅子: 高齢者てんかん.PharmaTribune 52,株式会社メディカルトリビューン 2013 年 4 月,2013: 45-52
⑤研究班報告書
1 樋口輝彦: 東日本大震災の被災地における地域精神保健医療福祉システムの再構築に資する中長期支援に関する研究.
厚生労働科学研究費補助金地域医療基盤開発推進研究事業.平成 25(2013)年度研究報告書,2014
2 有馬邦正,村田美穂,齊藤祐子,村山繁雄,高梨雅史,柿田明美,西澤正豊,吉田眞理,渡辺宏久,秋山治彦,斎藤義朗,
山田光則,今野秀彦,本田和広,饗場郁子,陣内研二,原口俊,女屋光基,杠岳文,尾方克久,藤村晴俊,大原慎司,
渡辺千種,栗崎博司,小西吉裕,佐藤啓造:神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンク ネットワーク
構築に関する研究.精神・神経疾患研究開発費 25-7 平成 25 年度研究報告書 2013
3 野田隆政:精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究:
精神 ・ 神経疾患研究開発費 23-10 平成 23 ~ 25 年度総括研究報告書 2014
4 野田隆政:電気けいれん療法における適切な適応判断基準の作成.精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究:
精神 ・ 神経疾患研究開発費 23-8 平成 23 ~ 25 年度総括研究報告書 2014
5 野田隆政:気分障害の NIRS を用いた評価に関する研究.NIRS を用いた精神疾患の早期診断についての実用化研究
H23- 精神 - 一般 -002 平成 23 ~平成 25 年度総合研究報告書 2014
(2)学会発表等
①特別講演,シンポジウム
1 樋口輝彦: うつ病学会 10 年の歩み.第 10 回日本うつ病学会総会記念講演,北九州,2013.7.20
2 野田隆政:「気分障害診断における光トポグラフィー検査の実際:その意義と課題」話題提供「光トポグラフィー検
査入院の意義と今後」.第 10 回日本うつ病学会,北九州,2013.7.19
3 村田佳子,蟹江絢子,曽根大地,茂木太一,谷口豪,岡崎光俊,渡辺裕貴,渡辺雅子: 心因性非てんかん発作(PNES)
をどう診ていくか.第 47 回日本てんかん学会,北九州,2013.10.11
4 渡辺雅子: てんかん キャリーオーバー 女性.第 3 回てんかんを学ぶ会,昭和大学病院附属東病院,2013.6.21
5 渡辺裕貴: てんかんに関連する向精神薬の使い方.第 47 回日本てんかん学会,北九州,2013.10.12
②国際学会
1 Okazaki M,Muramatsu R,Ito M: A study on personality trait of Japanese patients with epilepsy using the
NEO-PI-R.
30h International Epilepsy Congress,Montreal,2013.6.24
2 Taniguchi G,Miyajima M,Watanabe M,Okazaki M,Murata Y,Sone D,Kimura M,Ichikawa M,Sakata M:
Three cases of nonconvulsive status epilepticus induced by newer antidepressants used at therapeutic doses.
30h International Epilepsy Congress,Montreal,2013.6.24
3 Namihisa Y,Taniguchi G,Negishi N,Ogata M,Kuroiwa K,Watanabe M: The multi-disciplinary team
30h International Epilepsy
meeting achieves favorable outcome of psychogenic non-epileptic seizure.
Congress,Montreal,2013.6.24
③一般学会
1 Fujii T,Saito DN,Yanaka HT,Kosaka H,Muramatsu T,Okazawa T: Development of attentional networks:
Voxel-Based Morphometry study.第 36 回日本神経科学大会,京都,2013.6.20-23
2 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介,岡崎光俊: MEG による言語野マッピング.第 47 回日本てんかん学会,北九州,
213.10.11-12
3 津村秀樹,安藤久美子,中澤佳奈子,野田隆政,岡田幸之: 事象関連電位を用いた衝動性の神経認知学的機序に関
する研究.第 33 回日本社会精神医学会,東京,2014.3.20-21
4 浪久悠,清澤康信,大島真弓,大迫充江,坂田増弘,岡崎光俊,加藤昌明: てんかん患者の就労支援~精神科デイ
ケアにおける医療型就労支援が有効であった 3 症例~.第 47 回日本てんかん学会,北九州,213.10.11-12
5 尾崎紀夫,樋口輝彦,小野浩昭,上島国利,ADMIRE Study Group: SSRI/SNRI で効果不十分であった大うつ病性
障害患者を対象としたアリピプラゾール補助療法の有効性 -MADRS 及び HAM-D 下位項目の検討.第 10 回日本う
つ病学会,北九州,2013.7.19
6 樋口輝彦:難治性気分障害の薬物治療―新たな選択肢を得て―.第 23 回日本臨床精神神経薬理学会・第 43 回日本神
経精神薬理学会 合同年会,宜野湾市,2013.10.24
7 樋口輝彦:精神疾患克服への道標.第 44 回精神保健福祉普及大会,宜野湾市,2013.11.6
8 樋口輝彦:医薬品の適正使用に関わる医学薬学知識の向上.第 66 回九州精神神経学会・第 59 回九州精神医療学会,
140
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
鹿児島市,2013.11.8
9 樋口輝彦: 精神科領域における新しい治療法の動向.第 54 回中国・四国精神神経学会・第 37 回中国・四国精神保健
学会,高松,2013.12.5
10 三橋佳奈,村田佳子,曽根大地,茂木太一,岡崎光俊,渡辺裕貴,渡邊修,谷口豪,渡辺雅子: 抗 VGKC 複合体抗
体関連辺縁系脳炎 2 症例の臨床経過の検討.第 47 回日本てんかん学会,北九州,213.10.11-12
11 村田佳子,谷口豪,曽根大地,茂木太一,蟹江絢子,武田直也,藤本あみか,岡崎光俊,渡辺裕貴,有馬邦正,渡
邊修 ,渡辺雅子:「透明な悲しみ」(精神発作)を呈した抗 LGI-1 抗体関連脳炎.第 109 回日本精神神経学会,福岡,
2013.5.23
④研究会・院外集会
1 Fujii T,Saito DN,Yanaka HT,Kosaka H,Okazawa H: Depressive mood modulates anterior lateral CA1 and
DG/CA3 during a pattern separation task in healthy subjects: a functional MRI study.The Fifth International
Workshop on Biomedical Imaging,福井,2014.3.3
石井敬,奥村泰之,
大塚豪士,国里愛彦: 精神科医師の質と評価と均てん化に関する研究.平成 25 年度精神・
2 野田隆政,
神経医療研究開発費合同報告会,東京,2013.12.16
3 野田隆政: 精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する
研究.平成 25 年度精神・神経医療研究開発費合同報告会,東京,2013.12.17
4 守田知代,小坂浩隆,齋藤大輔,藤井猛,石飛信,棟居俊夫,猪原敬介,岡沢秀彦,柿木隆介,定藤規弘: 自閉症
スペクトラム障害における自己意識情動.第 3 回社会神経科学研究会「社会的行動の決定機構」
,岡崎: 2013.11.28
5 守田知代,小坂浩隆,齋藤大輔,藤井猛,石飛信,棟居俊夫,猪原敬介,岡沢秀彦,柿木隆介,定藤規弘: 自閉症
スペクトラム障害における自己意識情動.第 3 回社会神経科学研究会「社会的行動の決定機構」,岡崎,2013.11.2829
(3)講演
1 有馬邦正: 認知症の新しい検査法(PiB-PET,
CSF バイオマーカー)と臨床診断.第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナー,
国立精神 ・ 神経医療神経センター,東京,2013.7.20
2 有馬邦正:統合失調症早期診断・治療センターの役割.第 2 回むさし精神科地域医療研究会,小平市,2013.11.27
3 有馬邦正:ブレインバンクのご紹介.第 10 回 MS/NMO フォーラム,東京,2013.12.8
4 有馬邦正: 症例 臨床診断:ビンスワンガー病 (脳血管病理).信州 NeuroCPC 日本医師会生涯教育講座 ,松本市,
2013.12.3
5 市川亮:地域精神医療サービス.第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナー,国立精神 ・ 神経医療神経センター,東京,
2013.7.20
6 岡崎光俊:統合失調症治療はどこまで進んだか.第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナー,国立精神 ・ 神経医療神経セ
ンター,東京,2013.7.20
7 野田隆政: 国立精神神経医療研究センター病院におけるうつ病治療.北多摩うつ病医療連携セミナー,スカイタワ
ー西東京,東京,2013.6.20
8 野田隆政: 気分障害診断における光トポグラフィー検査の実際.Conference of Antipsychotic Medication,for the
Patients with mental disorder,三鷹産業プラザ,東京,2013.8.28
9 野田隆政: うつ病から躁うつ病へ診断変更となった 1 例 ‐ 診断補助としての NIRS の可能性 ‐.第 12 回 Bipolar
Disorder 研究会,経団連会館,東京,2013.11.30
10 野田隆政:「うつ病治療の最新の知見」東京都薬剤師会西部支部薬剤師研修会,
東村山市市民ステーションサンパルネ,
東京,2014.3.2
11 樋口輝彦: うつ病の基本知識と最新治療について.世田谷区民健康講座,東京,2013.10.19
12 樋口輝彦: 今,求められるこころの健康―医療の立場から.日本専門医制評価・認定機構 主催 第 4 回市民健康フ
ォーラム,東京,2013.11.1
13 樋口輝彦: うつ病医療の最前線 - うつ病の客観的診断技術を求めて.未病社会の診断技術講演会,東京,2013.12.13
14 樋口輝彦: 10 年間の自殺防止の取り組みから見えてきたこと.長野県医師会自殺防止対策研修会,長野,2014.2.23
15 樋口輝彦: 職場におけるうつ病対策の臨床的課題,JCPTD,東京,2014.3.14
16 吉村直記: 精神科救急医療.第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナー,国立精神 ・ 神経医療神経センター,東京,2013.7.
20
17 野田隆政:「m-ECT の現状について」精神科医療学術講演会,あさひの丘病院,神奈川,2014.3.6
18 野田隆政: うつ病の基礎知識―一般診療でうつ病を診る為には―.北多摩医師会うつ診療充実強化研修,北多摩医師会館,
2014.3.17
19 藤井猛:「機能画像解析学」第 5 回 fMRI の解析②.大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合
小児発達学研究科 講義,千葉大学,2013.11.18
20 藤井猛:「機能画像解析学」第 6 回 fMRI の高度な解析と展望.大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福
井大学連合小児発達学研究科 講義,千葉大学,2013.11.25
21 渡辺雅子: てんかん包括医療の実践と課題.第 2 回臨床てんかんフォーラム in 青森,青森,2013.7.24
22 渡辺雅子: てんかん発作の実際に基づく日常ケアのポイント.重症心身障害者施設てんかん診療ネットワーク講演会,
仙台,2013.7.6
東京,
23 渡辺裕貴: てんかん専門疾病センター.第 3 回 NCNP 精神医学サマーセミナー,国立精神 ・ 神経医療神経センター,
2013.7.20
(4)その他
24 野田隆政: 希望をつなぐ先端医療:気分障害 光トポグラフィー検査.家庭画報 2013; 10 月号:311-314
25 野田隆政: 電気けいれん療法の適応基準づくり,治療が必要な患者への提供目指す.医師のための専門情報サイト
MT Pro 2014.1
.日曜午前 6:
26 樋口輝彦: 日本放送『ウィークエンド・ケアタイム ひだまりハウス~うつ病・認知症について語ろう』
25-6:55,放送日 2013;10/6,10/13,11/3,11/10,12/1,12/8,12/29,2014 年 1/5,1/26,2/2,2/23,3/2,3/23,3/30
141
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
2)司法精神科
(1)刊行論文
①著書
1 平林直次: 医療観察法による医療 - 入院医療.精神保健福祉白書 2014 年度版,中央法規,東京,156-156,2013 2 平林直次,清水研,岸泰宏: 日本総合病院精神医学会症例報告.精神科診療に必要な書式マニュアル [ 第 3 版 ],ア
ークメディア,東京,344-348,2013 ②総説
1 須田哲史,益田裕介,重村淳,大森まゆ,平林直次,桑原達郎,吉野相英,野村総一郎: 医療観察法病棟入院処遇
中に clozapine による無顆粒球症を併発した治療抵抗性統合失調症の 1 例.臨床精神薬理,16(10): 1499-1503,2013
2 平林直次:医療観察法病棟での取り組み.精神科治療学,28(10): 1363-1368,2013
③研究班報告書
1 平林直次: 医療観察法対象者の円滑な社会復帰促進に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研
究事業(精神障害分野)),2013 年度総括研究報告書,1-8,2014.3
2 平林直次:指定入院医療機関に関する基礎的調査と医療の向上に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者
,医療観察法の向上と関係機関の連携に関する研究班 2013 年度分担研究報告書,
対策総合研究事業(精神障害分野))
91-130,2014.3
3 平林直次: 医療観察法病棟における重症患者の調査研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精
神障害分野)),精神障碍者の重症度判定及び重症患者の治療体制等に関する研究班 2013 年度分担研究報告書,8593,2014.3 (2)学会発表
①特別講演・シンポジウム
1 平林直次:病院と診療所の補助的医療連携モデル―疾病教育とクライシスプラン―.第 2 回西埼玉精神医療研究会.埼玉県:
2013.7.3
②一般学会
1 新井薫,高野歩,平林直次: 病棟内暴力に対する HCR-20 の妥当性の検討.第 109 回日本精神神経学会学術総会.福
岡県: 2013.5.23 - 2013.5.25
③その他
1 平林直次: 医療観察法における透析医療の特殊性.第 2 回透析における総合診療を考える会.東京都: 2013.5.17
2 平林直次: 指定入院医療機関における医師の役割.平成 25 年度指定(通院・入院)医療機関従事者机上研修会.東京都:
2013.11.13
3 平林直次: 多職種チーム医療について.第 7 回司法精神科作業療法全国研修会.岡山県: 2013.11.23
4 平林直次: 認知症学術講演会総括.認知症学術講演会.埼玉県: 2014.2.24
5 平林直次:指定入院医療機関の取り組みと通院処遇時の関わりについて.心神喪失者等医療観察法における地域処
遇に関する説明会.埼玉県: 2014.3.13
3)神経内科診療部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Misu T,Hoftberger R,Fujihara K,Wimmer I,Takai Y,Nishiyama S,Nakashima I,Konno H,Bradl
M,Garzuly F,Itoyama Y,Aoki M,Lassmann H: Presence of six different lesion types suggests diverse
mechanisms of tissue injury in neuromyelitis optica.ACTA NEUROPATHOLOGICA,2013;125(6)
:815-827
2 Kikuchi A,Baba T,Hasegawa T,Kobayashi M,Sugeno N,Konno M,Miura E,Hosokai Y,Ishioka T,
Nishio Y,Hirayama K,Suzuki K,Aoki M,Takahashi S,Fukuda H,Itoyama Y,Mori E,Takeda A.Source
: Hypometabolism in the supplementary and anterior cingulate cortices is related to dysphagia in Parkinson’s
disease: a cross-sectional and 3-year longitudinal cohort study..
2013;3(3)
3 Takahashi T,Aoki M,Suzuki N,Tateyama M,Yaginuma C,Sato H,Hayasaka M,Sugawara H,Ito M,AbeKondo E,Shimakura N,Ibi T,Kuru S,Wakayama T,Sobue G,Fujii N,Saito T,Matsumura T,Funakawa
I,Mukai E,Kawanami T,Morita M,Yamazaki M,Hasegawa T,Shimizu J,Tsuji S,Kuzuhara S,Tanaka
H,Yoshioka M,Konno H,Onodera H,Itoyama Y: Clinical features and a mutation with late onset of limb
girdle muscular dystrophy 2B.JOURNAL OF NEUROLOGY NEUROSURGERY AND PSYCHIATRY,2013;
:433-439
84(4)
4 Lucchinetti CF,Guo Y,Popescu BFG,Fujihara K,Itoyama Y,Misu T: The Pathology of an Autoimmune
Astrocytopathy: Lessons Learned from Neuromyelitis Optica.BRAIN PATHOLOGY,2014;24(1):83-97
5 Kira J,Itoyama Y,Kikuchi S,Hao Qi,Kurosawa T,Nagato K,Tsumiyama I,Rosenstel P,Zhang-Anberson
L,Saida T: Fingolimod(FTY720)therapy in Japanese patients with relapsing multiple sclerosis over 12
months: results of a phase 2 observational extension..BMC Neurol,2014;14(1):14-21
6 Mori-Yoshimura M,Oya Y,Hayashi YK,Noguchi S,Nishino I,Murata M.: Respiratory dysfunction in
patients severely by GNE myopathy(distal myopathy with rimmed vacuoles)
.Neuromuscul Disord,2013;23
(1):84-8
Mukai Y,
Kawazoe T,
Sano T,
Nakamura H,
Sakamoto C,
Iwata Y,
Wakita M,
Nakata Y,
Kamiya K,
7 Furusawa Y,
Kobayashi Y,Sakamoto T,Takiyama Y,Murata M.
: Long-term effect repeated lidocaine injections into the
external oblique for upper camptocormia in Parkinson’s disease..Parkinsonism Relat Disord.,2013;19(3):
350-354
8 Nakamura H,Kimura En,Mori-Yoshimura M,Komaki H,Matsuda Y,Goto K,Hayashi YK,Nishino I,
Takeda SI,Kawai M.
: Characteristics of Japanese Duchenne and Becker muscular dystrophy patients in a
..Orphanet J RareDis.,2013;8(1):60
novel Japanese national registry of muscular dystrophy(Remudy)
: Surgical
9 Shimizu Y,Suzuki S,Mori-Yoshimura M,Nagasao T,Toriumi M,Oji T,Murata M,Kishi K.
treatment of severe blepharoptosis and facial palsy caused by oculopharyngodiatal myopathy..J Plast
142
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
Reconstr Aesthet Surg.,2013;66(10): 277-280
10 Takahashi Y,Fukuda Y,Yoshimura J,Toyoda A,Kurppa K,Moritoyo H,Belzil Veronique V,Dion Patrick
A,Higasa K,Doi K,Ishiura H,Mitsui J,Date H,Ahsan B,Matsukawa T,Ichikawa Y,Moritoyo T,Ikoma
M,Hashimoto T,Kimura F,Murayama S,Onodera O,Nishizawa M,Yoshida M,Atsuta N,Sobue G,Fifita
Jennifer A,Williams Kelly L,Blair Ian P,Nicholson Garth A,Gonzalez-Perez Paloma,Brown Robert H,
Nomoto M,Elenius K,Rouleau Guy A,Fujiyama A,Morishita S,Goto J,Tsuji S: ERBB4 mutations that
disrupt the neuregulin-ErbB4 pathway cause amyotrophic lateral sclerosis type 19..American journal of
human genetics,2013;93(5): 900-5
11 Kuźma-Kozakiewicz M,Berdyński M,Morita M,Takahashi Y,Kawata A,Kaida K,Kaźmierczak B,
Lusakowska A,Goto J,Tsuji S,Zekanowski C,Kwieciński H: Recurrent K3E mutation in Cu/Zn superoxide
dismutase gene associated with amyotrophic lateral sclerosis..Amyotrophic lateral sclerosis & frontotemporal
degeneration,2013;14(7-8):608-14
12 Ichikawa Y,Ishiura H,Mitsui J,Takahashi Y,Kobayashi S,Takuma H,Kanazawa I,Doi K,Yoshimura
J,Morishita Si,Goto J,Tsuji S: Exome analysis reveals a Japanese family with spinocerebellar ataxia,
autosomal recessive 1.Journal of the neurological sciences,2013;331(1-2):158-60
13 Mitsui J,Matsukawa T,Ishiura H,Fukuda Y,Ichikawa Y,Date H,Ahsan B,Nakahara Y,Momose Y,
Takahashi Y,Iwata A,Goto J,Yamamoto Y,Komata M,Shirahige K,Hara K,Kakita A,Yamada M,
Takahashi H,Onodera O,Nishizawa M,Takashima H,Kuwano R,Watanabe H,Ito M,Sobue G,Soma H,
Yabe I,Sasaki H,Aoki M,Ishikawa K,Mizusawa H,Kanai K,Hattori T,Kuwabara S,Arai K,Koyano S,
Kuroiwa Y,Hasegawa K,Yuasa T,Yasui K,Nakashima K,Ito H,Izumi Y,Kaji R,Kato T,Kusunoki S,
Osaki Y,Horiuchi M,Kondo T,Murayama S,Hattori N,Yamamoto M,Murata M,Satake W,Toda T,Durr A,
Brice A,Filla A,Klockgether T,Wullner U,Nicholson G,Gilman S,Shults CW,Tanner CM,Kukull WA,
Lee VMY,Masliah E,Low PA,Sandroni P,Trojanowski JQ,Ozelius L,Foroud T,Tsuji S: Mutations in
COQ2 in familial and sporadic multiple-system atrophy. The New England journal of medicine,
(3)
:
2013;369
233-44
Monjo T,
Hoang Pham H,
Yoshimura J,
Yurino H,
Mitsui J,
Ishiura H,
Takahashi Y,
Ichikawa Y,
Goto J,
14 Doi K,
Tsuji S,Morishita S: Rapid detection of expanded short tandem repeats in personal genomics using hybrid
sequencing..Bioinformatics(Oxford,England)2014;30(6):815-22
15 Nakamura M,Matsuoka T,Chihara N,Miyake S,Sato W,Araki M,Okamoto T,Lin Y,Ogawa M,Murata
: Differential effects of fingolimod on B-cell populations in multiple sclerosis.
M,Aranami T,Yamamura T.
Mult Scler published online 13 Feb.2014.
16 Araki M,Matsuoka T,Miyamoto K,Kusunoki S,Okamoto T,Murata M,Miyake S,Aranami T,and
Yamamura T.:Efficacy of the anti-IL-6 receptor antibody tocilizumab in neuromyelitis optica: A pilot
study. Neurology 2014;2(15):1302-0306
17 Ota M,Sato N,Nakata Y,Ito K,Kamiya K,Maikusa N,Ogawa M,Okamoto T,Obu S,Noda T,Araki M,
Yamamura T,Kunugi H.
:Abnormalities of cerebral blood flow in multiple sclerosis: a pseudocontinuous
2013;31(6):990-995.
arterial spin labeling MRI study.Magn Reson Imaging.
18 Chihara N,Aranami T,Oki S,Matsuoka T,Nakamura M,Kishida H,Yokoyama K,Kuroiwa Y,Hattori N,
Okamoto T,Murata M,Toda T,Miyake S,Yamamura T:Plasmablasts as Migratory IgG-Producing Cells in
the Pathogenesis of Neuromyelitis Optica.PLoS One.2013;8(12):e83036
19 Takeuchi F,Yonemoto N,Nakamura H,Shimizu R,Komaki H,Mori-Yoshimura M,Hayashi YK,Nishino
I,Kawai M,Kimura E,Takeda S.:Prednisolone improves walking Japanese duchenne muscular dystrophy
2013;260(12):3023-29
patients.J Neurol.
20 Cho A,Hayashi YK,Monma K,Oya Y,Noguchi S,Nonaka I,Nishino I.Mutation profile of the GNE gene
in Japanese patients with distal myopathy with rimmed vacuoles(GNE myopathy). J Neurol Neurosurg
Psychiatry.
2013 Sep 11.doi: 10.1136/jnnp-2013-305587.
21 Ito K,Sano T,Kamiya K,Nakata Y,Shigemoto Y,Sato N,Oya Y,Matsuda H. Massive accumulation
of 11C-Pittsburg compound B in the occipital lobes of a patient with early-onset dementia accompanied by
muscle weakness and hypertonicity.Ann Nucl Med.2013 ;27(10):935-41
22 Nakayama T,Nakamura H,Oya Y,Kimura T,Imahuku I,Ohno K,Nishino I,Abe K,Matsuura T. Clinical
2014;59
and genetic analysis of the first known Asian family with myotonic dystrophy type 2.J Hum Genet.
(3):129-33
23 Sato T,Hayashi YK,Oya Y,Kondo T,Sugie K,Kaneda D,Houzen H,Yabe I,Sasaki H,Noguchi S,
Nonaka I,Osawa M,Nishino I: DNAJB6 myopathy in an Asian cohort and cytoplasmic/nuclear inclusions.
Neuromuscul Disord.2013;23(3):269-76
②著書
: 抗パーキンソン病薬.精神・神経の治療薬辞典,総合医学社,東京,2013;267-297
1 村田美穂.
2 森まどか.
: 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー.今日の神経疾患治療方針,医学書院,2013,784-786 : トルエン中毒. 今日の神経疾患治療指針 医学書院
3 大矢 寧.
4 森まどか.
: 遠位型ミオパチー.筋疾患診療ハンドブック,中外医学社,,109-113,2013
: 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー.筋疾患診療ハンドブック,中外医学社 2013,152-159
5 大矢 寧.
: 気胸を反復し,呼吸障害により死亡した遅発型ポンペ病の 1 例。埜中征哉 編。ポンペ病症例集 メデ
6 大矢 寧.
ィカルレビュー社 2014,127-131
7 坂本崇.
: 抗パーキンソン病薬.精神・神経の治療薬辞典,総合医学社,東京,2013;267-297
8 坂本崇.
: ジストニアのすべて.診断と治療社 2013;95-106
③総説
: パーキンソン病の在宅自己管理 Mebio 2013;30(11):72-77
1 古澤嘉彦,村田美穂.
143
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
2 村田美穂.
: 構音障害のリハビリテーションは有効か ?
「有効」の立場から Frontiers in Parkinson Disease 2014;7(1)
:
13-16
3 村田美穂.: 薬物療法の今.Journal of Clinical Rehabilitation,2013;22(4):340-346
4 村田美穂.: 難病患者に見られるうつ病の対応策.難病と在宅ケア,2013;19(5):39-42
5 村田美穂,岡本智子.: パーキンソン病とうつ Japanese Journal of Geriatrics 2013;50(6):752-754
6 村田美穂.: 抗パーキンソン病薬 総合医学社 2013;11:267-297
7 古澤嘉彦,村田美穂.: パーキンソン病と姿勢異常.Medical Practice,2013;30(1): 109-111
: 遺伝性プリオン病 致死性家族性不眠症.Clin Neuroscience,2013;31(9):
8 斎藤勇二,斎藤祐子,村田美穂.
1066-1068
9 大矢寧.: 血管炎に伴う末梢神経障害.BRAIN and NERVE: 神経研究の進歩,2013; 65(11):1299-1309
10 大矢寧.: Pompe 病のスペクトラム.Clinical Neuroscience,2013;31(9):1000-1001
11 大矢寧.: ジストロフィン異常症の発症保因者の問題点.神経内科,2013;79(2):211-219
12 榎園 崇,田中 竜太,大矢寧.: 誘発筋電図.小児科診療,2013;76(増刊): 328-335
13 大矢寧.: 末梢神経伝導検査,筋電図.小児科診療,2013;76(増刊): 323-327
14 山本敏之.: パーキンソン病とその治療.嚥下医学,2013;2(1):4-9
15 山本敏之,福本裕,木下悟.: Duchenne 型筋ジストロフィーの摂食・嚥下障害.神経内科,2013;79(2): 192199
16 山本敏之.: 進行していく神経難病についての考え方.コミュニケーション障害,2013;30(2):80-3
17 山本敏之.: パーキンソン病の摂食・嚥下障害とその対策.コミュニケーション障害,2013;30(2): 84-88
18 山本敏之.: 多系統萎縮症の摂食嚥下障害とその対策.コミュニケーション障害,2013; 30(2): 89-94
: 進化するパーキンソン病治療 トータルケアを目指して 嚥下障害の原因と対応.Progress in
19 山本敏之.
Medicine,2014;34(2):281-284
20 山本敏之.
: 臨床最前線 国立精神・神経医療研究センター病院 摂食・嚥下チーム 日摂食嚥下リハ会誌 2013;
17(3):273-274
21 山本敏之.: 編集後記 日摂食嚥下リハ会誌 2013;17(3):296
: 免疫性神経疾患と細胞性免疫(総論;免疫性神経疾患ハンドブック(楠 進 編集)2013;6:
22 林 幼偉,山村 隆.
2-10
④その他
1 村田美穂.: 書評―運動障害診療マニュアル 不随運動のみかたー BRAIN and NERVE 2014-2;66(2):159
2 村田美穂.: パーキンソン病進行を防ぐ きょうの健康 2014;2:5-25
3 村田美穂.: ステップアップ講座 くすりと生活の工夫で運動合併症に対応 QOL を長く維持するパーキンソン病治
療 CNS today 2013;3(6):22-30
4 村田美穂.: 手足震え,動作鈍くなるパーキンソン病 薬工夫で生活の質向上 朝日新聞 20130910
5 村田美穂.: パーキンソン病と上手に付き合うためのヒント「薬を飲むうえでの注意点とアドバイス」 マックス 第 40 号 2013;40:9-10
6 村田美穂.: パーキンソン病 こまど 2013;34:18-20
7 村田美穂.: パーキンソン病の薬 きょうの健康 2013;6:89-95
8 山本敏之.: パーキンソン病の Visual view パーキンソン病の嚥下障害の対策 Frontiers in Parkinson Disease,
2013;6(2):80-84
(2)学会発表等
①特別講演,シンポジウム
1 村田美穂.
: パーキンソン病治療における問題症状 姿勢異常.第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス(シ
ンポジウム).東京: 20131010 - 20131012
②国際学会
1 Murata M,Hasegawa K,Fukasaka J,Kochi K,Kanazawa I.The Japan Zonisamide on PD Study Group
Zonisamide improves wearing-off in Parkinson’s disease.A nation-wide randomized,double-blind study.
17th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders Sydney.Australia: 20130616 20130620
2 Furusawa Y,Shimizu Y,Kawabata Y,Kobayashi K,Noda T,Yamamoto T,Murata M.: Validation of the
questionnaire for impulsive disorders(QUIP)-Japanese version in Parkinson’s disease.17th International
Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders Sydney.Australia: 20130616 - 20130620
: The reliability of screening methods for dysphagia
3 Yamamoto T,Oda C,Satoh M,Nakayama K,Murata M.
in patients with Parkinson’s disease..17th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement
Disorders Sydney.Australia: 20130616 - 20130620
4 Takahashi Y,Higasa K,Takagi S,Kurita T,Ishiura H,Mitsui J,Fukuda Y,Yoshimura J,Saito T.L,
Morishita S,Goto J,Tsuji S.: Whole genome and exome analysis for early-onset amyotrophic lateral
sclerosis with autosomal recessive mode of inheritance.24th international symposium on ALS/MND.Milano,
Italy: 20131206 - 20131208
5 Takahashi Y,Ishiura H,Goto J,Tsuji S.: Genetic epidemiological study on migraine and episodic ataxia in
the Japanese population.American Society of Human Genetics.Boston,USA: 20131022 - 20131026
6 Okamoto T,Lin Y,Araki M,Sato W,Murata M,Yamamura T: Administering Fingolimod to Patients
with Multiple Sclerosis..6th Congress of the Pan-Asian Committee for Treatment and Research in Multiple
.京都: 20131106 - 20131108
Sclerosis(PACTRIMS)
7 Araki M,Matsuoka T,Aranami T,Nakamura M,Okamoto T,Murata M,Miyake S,Yamamura T: Clinical
Efficacy of Anti-IL-6 Receptor Monoclonal Antibody Tocilizumab in Patients with Neuromyelitis Optica..
6th
.京都:
Congress of the Pan-Asian Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis(PACTRIMS)
20131106 - 20131108
144
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
8 Nakamura M,Matsuoka T,Araki M,Lin Y,Sato W,Okamoto T,Murata M,Miyake S,Aranami T,
Yamamura T: IL-6 Signaling As a Potential Therapeutic Target In Relapsing-Remitting Multiple Sclerosis
with An Increased Plasmablast Frequency..6th Congress of the Pan-Asian Committee for Treatment and
Research in Multiple Sclerosis(PACTRIMS).京都: 20131106 - 20131108
9 Oda C,Yamamoto T,Murata M,Satoh M,Nakayama K,Maeno T,Kobayashi Y: Effect of Delayed
Auditory Feedback on Dysarthria Associated with Neurodegenerative Diseases.17th International Congress of
Parkinson’s Disease and Movement Disorders Sydney.Australia: 20130616 – 20130620
10 Wakasugi Y,Yamamoto T,Oda C,Nakayama K,Sato M,Murata M.Effect of oral stage impairment on
swallowing among patients with Parkinson’s disease.Dysphagia Research Society 22nd Annual Meeting,USA
: 20140306-20140308
: Japanese GNE myopathy registration for clinical trials.The
11 Mori-Yoshimura M,Kimura E,Nishino I.
Third GNE myopathy(HIBN)consortium meeting San Francisco,USA:20130929-20130930
12 Lin Y,Miyake S,Yamamura T.:Dominancy of encephalitogenic peptide itself directs sustainable remission
of a model of multiple sclerosis,through later expansion of ‘armoured’ effector regulatory T cells: possibility
of vaccination for autoimmune disease.;15th International Congress of Immunology,Milan,Italy,2013082220130827
30th Internationsl Congress of
13 Sakamto T,Murata M,Kaji R : Botulinum Therapy for Embouchure Dystonia.
Clinical Neurophysiology(ICCN)of the IFCN.Berlin 20140320-0323
③一般学会
1 金井雅裕,村田美穂,斎藤祐子,渋谷誠,野川茂,岡澤均.: 臨床的に非定型的なパーキンソンニズムと認知症を呈
した,大脳皮質基底核変性症の 83 歳男性.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京: 20130424 - 20130426
: 後索変性が目立った SCA31
2 川添僚也,森まどか,有賀元,三橋佳奈,塩谷彩子,斎藤祐子,石川欽也,村田美穂.
の 67 歳男性剖検例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京: 20130424 - 20130426
: 早期発症型顔面肩甲上腕筋
3 三橋佳奈,濱保英樹,森まどか,大矢寧,斎藤祐子,林由起子,西野一三,村田美穂.
ジストロフィーの一剖検例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京: 20130424 - 20130426
4 佐野輝典,岡本智子,坂本崇,斎藤祐子,村田美穂.
: 認知症と自律神経症状が目立ち,アルツハイマー病,レビ
ー小体病型認知症に多系統委縮症の早期病理を合併した一例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京:
20130424 – 20130426
: PARK17 では retromer
5 栗崎博司,四茂野はるみ,相澤仁志,蛇澤晶,村山繁雄,戸田達史,佐竹歩,村田美穂.
機能障害でパーキンソン病変とアルツハイマー病変が存在する.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京:
20130424 - 20130426
6 斎藤祐子,塩谷彩子,村田美穂,村山繁雄.
: パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.第 54 回日本
神経病理学会総会学術研究会.東京: 20130424 - 20130426
: Lewy 小体病理を認めた筋強直性ジス
7 大矢 寧,三橋佳奈,塩谷彩子,斎藤祐子,澁谷誠,有馬邦正,西野一三.
トロフィー 1 型(DM1)の姉弟例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京: 20130424 - 20130426
8 斎藤祐子,塩谷彩子,山村隆,岡本智子,黒木規臣,田中洋子,岡田恵理子,西沢正豊,渡辺宏久,柿田明美,吉田真理,
森秀生,河原直人,佐藤敬造,久野貞子,上田佳代,藤村晴俊,村山繁雄,村田美穂,有馬邦正.
: 神経疾患ブレイ
ンバンク年次報告.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.東京: 20130424 - 20130426
: 多発性硬化症発症前のストレッサ―,食生活に関するインタビュー調査.第 54 回
9 佐藤和貴郎,村田美穂,山村隆.
日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
: 高橋利幸,山村隆.
: 50 歳以降に発症した多発性硬化症,視神
10 小川雅文,岡本智子,林幼偉,荒木学,村田美穂.
経脊髄炎・視神経脊髄炎関連疾患の検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
11 岡本智子,山村隆,村田美穂.
: 免疫グロブリン療法の副作用に関する検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京:
20130529 - 20130601
: 辺縁系脳炎類似の症状で初発した複合ヘ
12 村田佳子,富岡悠,渡辺雅子,有馬邦正,佐野輝典,坂本崇,村田美穂.
テロ接合性に新規変異を有する有棘赤血球舞踏病.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
13 向井洋平,田港朝也,三橋佳奈,川添僚也,佐野輝典,佐藤和貴郎,古澤嘉彦,坂本崇,村田美穂.: Wearing off
に対する入院での薬剤調整の検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
14 金井雅裕,村田美穂.: 日本における抗パーキンソン病薬治験の変遷.第 54 回日本神経学会学術大会.東京:
20130529 - 20130601
: パーキンソン病の首下がり
15 古澤嘉彦,向井洋平,佐野輝典,三橋佳奈,西川敦子,田港朝也,坂本崇,村田美穂.
に対する治療的検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
16 森まどか,矢島寛之,米本直裕,大矢寧,瀬川和彦,福本裕,野口悟,林由起子,小林庸子,西野一三,村田美穂.
:
GNE ミオパチー自然歴 - 一年目の前向き観察研究 -.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
17 川添僚也,森まどか,米本直裕,矢島寛之,大矢寧,山本敏之,林由起子,小林庸子,西野一三,村田美穂.
: GNE
ミオパチー機能評価スケール GMFRS 作成の試み.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
18 塚本忠,金井雅裕,川添僚也,佐藤和貴朗,佐野輝典,田港朝也,西川敦子,三橋佳奈,向井洋平,古澤嘉彦,小川雅文,
村田美穂.
: パーキンソン病関連疾患と多系統委縮症の前庭誘発筋電位検査(VEMP)
.第 54 回日本神経学会学術大会.
東京: 20130529 - 20130601
19 山本敏之,中山慧悟,森まどか,大矢寧,小牧宏文,村田美穂.
: Duchenne 型筋ジストロフィーの嚥下における咽
頭機能の検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
20 大矢寧,森まどか,山本敏之,村田美穂,三山健司,中山哲慈.: デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の進
行例での胃瘻造設.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
21 田港朝也,古澤嘉彦,金井雅裕,佐野輝典,向井洋平,佐藤和貴郎,坂本崇,村田美穂.: 携帯型モーションレコー
ダーを用いた腰曲りの定量評価に関する検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
22 小林恵,
川端康尋,古澤嘉彦,村田美穂.
: パーキンソン病における気分・感情状態の特徴と日本版 POMS の有用性の検討.
第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
145
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
23 川端康尋,小林恵,古澤嘉彦,村田美穂.: 新版 TEG-II によるパーキンソン病患者の性格傾向の検討.第 54 回日本
神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
24 中村雅一,松岡貴子,平川泰子,山口広美,小澤智子,三宅幸子,佐藤和貴郎,荒木学,林幼偉,岡本智子,小川雅文,
村田美穂,荒浪利昌,山村隆.
: 末梢血プラズマブラスト頻度の高い多発性硬化症の臨床的特徴.第 54 回日本神経学
会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
25 三橋佳奈,西川敦子,森まどか,山本敏之,大矢寧,林由起子,小林庸子,西野一三,村田美穂.
: 慢性炎症性
筋疾患に対する経静脈的免疫グロブリン療法の有効性の検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 20130601
26 西川敦子,森まどか,山本敏之,大矢寧,小林庸子,西野一三,村田美穂.: 封入体筋炎に対する経静脈的免疫グロ
ブリン療法の効果.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
27 坂本崇,村田美穂,梶龍兒.
: 手内筋拘縮のボツリヌス治療.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 20130601
28 荒木学,松岡貴子,中村雅一,三宅幸子,岡本智子,村田美穂,荒浪利昌,山村隆.: Neuromyelitis Optica に対す
る抗 IL-6 受容体抗体 tocilzumab の臨床効果の検討.第 54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
29 佐野輝典,古澤嘉彦,田港朝也,向井洋平,坂本崇,村田美穂.: パーキンソン病患者の傍脊柱筋に関する検討.第
54 回日本神経学会学術大会.東京: 20130529 - 20130601
30 川添僚也,小川雅文,林幼偉,成田綾,村田美穂.
: 不随意運動が診断のきっかけになった Niemann-Pick 病 C 型の
25 歳男性.第 205 回日本神経学会関東・甲信越地方会.東京: 20130608
: 3 年半の経過で呼吸不全が進行し人工
31 金井雅裕,森まどか,漆葉章典,大矢寧,林由起子,西野一三,村田美穂.
呼吸器の導入が必要だった,独歩可能な 37 歳男性例.第 79 回 NeuroMuscular Conference.東京: 20130803
: 顔面筋羅漢に乏しく,急激に
32 田港朝也,古澤嘉彦,森まどか,塚本忠,山本敏之,大矢寧,西野一三,村田美穂.
下肢優位筋力低下と嚥下障害が進行した眼咽頭型筋ジストロフィーの 68 歳男性例.第 206 回日本神経学会関東・甲
信越地方会.東京: 20130907
33 塚本忠,金井雅裕,川添僚也,佐藤和貴朗,佐野輝典,田港朝也,古澤嘉彦,三橋佳奈,坂本崇,村田美穂.: 体幹
側屈を呈するパーキンソン病患者の前庭誘導筋電位検査(VEMP).第 7 回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス.
東京: 20131010 - 20131012
: 携帯型モーションレコーダーを用いた腰曲りの歩行変化に関する検討.
34 田港朝也,古澤嘉彦,坂本崇,村田美穂.
第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス.東京: 20131010 - 20131012
35 古澤嘉彦,藍原由紀,田港朝也,滝澤歩武,向井洋平,武井智彦,花川隆,村田美穂.
: パーキンソン病の腰曲り評
価における受動的立位試験の有用性.第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス.東京: 20131010 - 20131012
36 村田美穂,長谷川一子,深坂旬一,河内健治,金澤一郎.: ゾ二サミドのオフ時間短縮効果:国内多施設共同二重盲
検試験.第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス.東京: 20131010 - 20131012
37 渡邉琢也,坂元千佳子,岩田恭平,鈴木一平,松井彩乃,前野崇,小林庸子,村田美穂.: LSVT-(R)BIG による
運動機能への長期効果.第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス.東京: 20131010 - 20131012
38 前野崇,岩田恭平,渡邉琢也,鈴木一平,坂元千佳子,松井彩乃,小林庸子,村田美穂.: パーキンソン病患者に対
する運動療法 LSVT-(R)BIG の QOL 及び心理に対する効果.第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス.東京:
20131010 - 20131012
39 織田千尋,山本敏之,佐藤弥生,安啓一,荒井隆之,村田美穂,小林庸子.: 運動低下性構音障害を伴うパーキンソ
ン症候群患者への遅延聴覚フィードバック空間の構築とその効果.第 7 回パーキンソン病運動・障害疾患コングレス.
東京: 20131010 - 20131012
40 松本千尋,森まどか,遠藤ゆかり,大矢寧,西野一三,村田美穂.
: tubular aggregates が診断に有用であっ
た GFPT1 遺伝子変異による先天性筋無力症の 38 歳女性例.第 207 回日本神経学会関東・甲信越地方会.東京:
20131130
41 田港朝也,佐藤和貴郎,坂本崇,髙橋祐二,斎藤祐子,村田美穂.: 二度の TIA 発作と軽度の体幹失調を呈した神経
核内封入体病の 59 歳女性例.第 208 回日本神経学会関東・甲信越地方会.東京: 20140301
42 大矢 寧.
: 本人が筋強直性ジストロフィーと思っていた 52 歳男性例。SCN4A 変異の患者をどのように認識するか.
第 81 回 NeuroMuscular Conference.東京: 20140329
43 森まどか,林由起子,西野一三,村田美穂,木村円.
: GNE ミオパチー(縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー)患
者登録システムの設立と運用.第 110 回日本内科学会総会・講演会.東京: 20130412 - 20130414
: 二次進行型多発性硬化症(SP-MS)に対する fingolimod(FTY720)の臨床効果と免
44 林幼偉,村田美穂,山村隆.
疫学的活動性指標との関連.第 25 回日本神経免疫学会.下関: 20131127 - 20131129
45 岡本智子,林幼偉,荒木学,佐藤和貴郎,村田美穂,山村隆.: 多発性硬化症患者に対するフィンゴリモド投与に関
する検討.第 25 回日本神経免疫学会学術集会.下関: 20131127 - 20131129
46 荒木学,松岡貴子,荒浪利昌,中村雅一,岡本智子,村田美穂,三宅幸子,山村隆.: 難治性 Neuromyelitis Optica
に対する抗 IL-6 受容体抗体 tocilizumab の臨床効果の検討.第 25 回日本神経免疫学会学術集会.下関: 20131127 20131129
47 中村雅一,松岡貴子,荒木学,林幼偉,佐藤和貴郎,岡本智子,村田美穂,三宅幸子,荒浪利昌,山村 隆.: 再発
寛解型多発性硬化症における抗 IL-6 受容体抗体治療の可能性.第 25 回日本神経免疫学会学術集会.下関: 20131127
- 20131129
48 佐藤和貴郎,荒浪利昌,冨田敦子,千原典夫,岡本智子,林幼偉,村田美穂,三宅幸子,山村隆.
: 多発性硬化症に
おける脳脊髄炎 T 細胞のケモカイン受容体解析.第 25 回日本神経免疫学会学術集会.下関: 20131127 - 20131129
49 岡本智子,村田美穂,山村 隆.: 神経・筋疾患における免疫グロブリン療法の副作用に関する検討.第 41 回日本臨
床免疫学会総会.下関: 20131127 - 20131129
50 中村雅一,松岡貴子,荒木学,林幼偉,佐藤和貴郎,岡本智子,村田美穂,三宅幸子,荒浪利昌,山村隆.: 再発寛
解型多発性硬化症の病態における IL-6 依存性プラズマブラスト.第 41 回日本臨床免疫学会総会.下関: 20131127 20131129
: 視神経脊髄炎に対する
51 荒木学,松岡貴子,中村雅一,三宅幸子,岡本智子,村田美穂,荒浪利昌,山村隆.
Tocilizumab 療法.第 41 回日本臨床免疫学会総会.下関: 20131127 - 20131129
146
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
52 佐藤和貴郎,荒浪利昌,冨田敦子,千原典夫,岡本智子,林幼偉,村田美穂,三宅幸子,山村隆.: 多発性硬化症に
おける脳脊髄液 T 細胞のケモカイン受容体解析.第 41 回日本臨床免疫学会総会.下関: 20131127 - 20131129
:こういうのも先天性多発関節拘縮 ? 小児期からの非進行性歩行障害の 43 歳男性例.第 78 回
53 大矢寧,村田美穂.
Neuromuscular Conference.東京 20130413
54 川添僚也,森まどか,大矢寧,林由起子,佐藤典子,西野一三,村田美穂.
:進行性呼吸不全を呈した経過 6 年の 65 歳男性.
第 78 回 Neuromuscular Conference.東京 20130413
55 金井雅裕,佐野輝典,森まどか,大矢寧,西野一三,村田美穂.: 下腿後面の筋委縮が目立った若年成人発症のミオ
パチーの 2 例. 第 80 回 Neuromuscular Conference.東京 20131214
: 嚥下造影検査におけるバリウム面積の
56 山本敏之,中山慧悟,佐藤雅子,鈴木愛,臼井晴美,織田千尋,村田美穂.
時間変化の定量化.第 37 回日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会.東京: 20140214 – 20140215
57 織田千尋,山本敏之,佐藤雅子,中山慧悟,村田美穂.
: パーキンソン病患者の音声に対する音声認識ソフトの有用性.
第 39 回日本コミュニケーション障害学会学術講演会.東京: 20130720-20130721
: 日本語版嚥下障害ハンディキャップ指
58 織田千尋,山本敏之,福本裕,中山慧悟,佐藤雅子,村田美穂,小林庸子.
標の信頼性と妥当性.第 37 回日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会.東京: 20140214-20140215
: 運動性構音障害を伴う神経変性疾患患者への遅
59 織田千尋,山本敏之,佐藤雅子,中山慧悟,村田美穂,小林庸子.
延聴覚フィードバック法の効果.6 大学リハビリテーションカンファレンス.仙台: 20140111
60 中山慧悟,山本敏之,織田千尋,佐藤雅子,村田美穂.
:パーキンソン症候群における発話明瞭度に対する発声発語
機能の重要度の検討.第 58 回日本音声言語医学会.高知:20131017-20131018
61 林幼偉,三宅幸子,山村隆.:実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)の寛解維持を担う ’armoured Treg’ の誘導:
dominant epitope によるペプチドワクチンへの可能性;第 41 回日本臨床免疫学会,下関,20131127-20131129
62 Lin Y,Miyake S,Yamamura T.:Dominancy of encephalitogenic peptide itself directs sustainable regulation
of a model of multiple sclerosis: possibility of autoimmune vaccination;第 42 回日本免疫学会学術集会,千葉,
20131211-20131213
:パーキンソン病の腰曲り治療:超音波
63 佐野輝典,古澤嘉彦,田港朝也,川添僚也,向井洋平,坂本崇,村田美穂.
ガイド下の有用性.第 32 回神経超音波学会 徳島 20130613-0615
④その他
:
1 村田美穂.
「パーキンソン病の治療~ここまでよくなった。そしてこれから~」.パーキンソン病市民公開講座.京都:
20130414
「パーキンソン病の診断と治療」.達人から学ぶパーキンソン病治療.山口:20130415
2 村田美穂.:
「パーキンソン病における薬物治療の新展開」.MovementDisordersForumin 多摩.東京:20130412
3 村田美穂.:
:「CDS に基づくパーキンソン病薬物療法」.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会共催セミナー.
4 村田美穂.
東京:20130426
:
5 村田美穂.
「パーキンソン病関連疾患の病態と治療」.日本神経筋疾患摂食・嚥下・栄養研究会第 2 回セミナー.東京:
20130427
「患者に合わせた L-dopa の用量設定とは」.Doctor’sMeeting.大阪:20130511
6 村田美穂.:
7 村田美穂.
:「パーキンソン病 Update].第 490 回児島神経疾患連携の会,第 5 回児島神経疾患連携の会合同講
演会.岡山:20130515
8 村田美穂.:パーキンソン病の治療―既存の治療法をすべて使ってよくする.北大神経内科セミナー.北海道:
20130723
9 村田美穂.:~認知症やパーキンソン病状のある方へ~医療相談会.医療相談会.日野市:20130912
10 村田美穂.:
「パーキンソン病―臨床から治療法を開発する―」.パーキンソン病学術講演会.九州:20130614
11 村田美穂.:
「第 2 回大規模患者調査」
.第 7 回 L-dopa 療法懇話会.オーストラリア:20130620
「パーキンソン病 薬物療法の新展開」.学術講演会.石川:20130906
12 村田美穂.:
13 村田美穂.:
「パーキンソン病―ベットサイドから治療法を開発する―」.エリアフォーラム in 滋賀.京都:20130907
「パーキンソン病の治療と日常生活について」.難病講演会.江東区城東保健相談所:20131010
14 村田美穂.:
15 村田美穂.:パーキンソン病の薬物治療.北海道パーキンソン病セミナー.札幌:20131206
16 森まどか.
:筋強直性ジストロフィー総論.第 3 回国立精神・神経医療研究センター遺伝カウンセリングセミナー.東京:
20130629-20130630
17 林幼偉,岡本智子,佐藤和貴郎,荒木学,山村隆.:実臨床におけるフィンゴリモドの使用経験.第 10 回 MS フォー
ラム.東京:20131208
18 林幼偉.: A case of NMO with a severe complication of intractable tongue ulceration.MS 仙台カンファレンス.
仙台: 20130713 - 20130714
19 山本敏之.
:パーキンソン関連疾患の摂食・嚥下障害.日本神経筋疾患摂食・嚥下・栄養研究会第 2 回セミナー.東京:
20130427
20 山本敏之.:嚥下障害を合併したパーキンソン病患者の診療.東京都立長寿健康医療センターセミナー.東京:
20131010
:パーキンソン症候群患者の嚥下障害の特徴と臨床的な問題.摂食嚥下リハビリテーション北海道地区研修会.
21 山本敏之.
札幌;20131102
22 山本敏之.
:アポモルヒネ皮下注射で内服治療が可能になり,wearingoff 現象が改善したパーキンソン病 65 歳男性例.
第一回これからのパーキンソン病治療を考える会.東京:20131116
23 山本敏之.:食に関わるケア.デュシェンヌ型筋ジストロフィー診療ガイドライン公開フォーラム.東京:20131130
24 山本敏之.:パーキンソン病を中心とした神経難病の嚥下障害.第 8 回福岡摂食・嚥下サポート研究会.福岡:
20131208
25 山本敏之.
:嚥下障害から見たニーマン・ピック病 C 型.国立精神・神経医療研究センター病院神経内科セミナー.小平:
20140223
26 織田千尋,山本敏之,佐藤弥生,安啓一,荒井隆行,村田美穂.:遅延聴覚フィードバック法の臨床への応用実験室
から日常生活へ.日本音響学会 2014 年春期研究発表会スペシャルセッション音声・言語などの障害とその支援.東京:
20140310
147
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
(3)班会議発表
: 治療研究を目指した GNE ミオパチー登録事業.第 1 回稀少疾患登録 / 国際ワークショップ.東京:
1 森まどか.
20130726
2 森まどか.
: ジスフェルリノパチー臨床アウトカム研究.第 2 回筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク ワークショップ.
東京: 20130727 - 20130728
3 森まどか,林由起子,西野一三,木村円.: GNE ミオパチー(縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー)登録 - 治験促進
と国際協力.精神・神経疾患研究開発費「遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断シス
テムの確立に関する研究」筋ジストロフィー患者登録に関する臨床研究班木村班.東京: 20131128
4 大矢寧,森まどか,
南成祐,
西野一三,
小牧宏文.
: デュシェンヌ型筋ジストロフィ - 発症保因者の診断での問題点.精神・
神経疾患研究開発費「筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究班」.東京: 20131129 20131130
5 山本敏之,森まどか,大矢寧,小牧宏文,村田美穂.: 筋疾患のために開発した新しい嚥下造影検査評価法.精神・
神経疾患研究開発費「筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究班」.東京: 20131129 20131130
6 福本裕,大矢寧,森まどか,小牧宏文,小林庸子,村田美穂.
: 筋ジストロフィー患者における咬合接触面積が咀嚼
機能に与える影響について.精神・神経疾患研究開発費「筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラ
インの研究班」.東京: 20131129 - 20131130
7 森まどか,西川敦子,山本敏之,大矢寧,小林庸子,西野一三,村田美穂.: 封入体筋炎に対する経静脈的免疫グロ
ブリン療法の効果.厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業「希少難治性筋疾患に関する調査研究
班 IBM 分科会」.東京: 20140131
8 青木正志,加藤昌昭,堅山真規,割田仁,井泉瑠美子,鈴木直輝,島倉奈緒子,安藤里紗,北嶋康雄,高橋俊明,
西野一三,森まどか,日下博文,樋口逸郎,村田顕也,山下賢,梶龍兒.: 封入体筋炎 update と分科会の取り組
み.厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等克服研究事業 「希少難治性筋疾患に関する調査研究班」.東京:
20140131
9 岡本智子,佐藤和貴郎,池口亮太郎,山村隆,村田美穂.
: パーキンソン病におけるバイオマーカーの探索.「精神・
神経疾患に関するバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究」班会議.東京: 20140110
10 中村雅一,松岡貴子,荒木学,林幼偉,佐藤和貴郎,岡本智子,村田美穂,三宅幸子,荒波利昌,山村 隆.
: 末梢
血プラズマブラスト頻度測定による再発寛解型多発性硬化症の病態分類.
「精神・神経疾患に関するバイオマーカー
の探索と臨床応用に関する研究」班会議.東京: 20140110
11 岡本智子,林幼偉,荒木学,佐藤和貴郎,村田美穂,山村隆.: フィンゴリモド治療に関する検討.「難治性ニュ
ーロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究」班会議.東京: 20131209
: 慢性炎症性脱髄性多発神経炎における自然
12 松岡貴子,佐藤和貴郎,岡本智子,村田美穂,山村隆,三宅幸子.
リンパ球の役割に関する研究.
「難治性ニューロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究」班会議.東京:
20131209
13 佐藤和貴郎,岡本智子,村田美穂,山村 隆.: 慢性炎症性脱髄性多発神経炎における CCR5+CCR6+ ヘルパー T 細
胞の役割に関する研究.「難治性ニューロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究」班会議.東京: 20131209
: パーキンソン病の姿勢異常の治療に関する検討 「神経変性疾患に関する
14 古澤嘉彦,坂本崇,花川隆,村田美穂.
調査研究」 班会議.東京:20131220-201312-21
15 山本敏之,若杉葉子,村田美穂.
: レビー小体病患者の咳嗽反射と嚥下障害.
「パーキンソン病を中心とするレビー
小体病の診断・治療法の開発に関する研究」班会議.小平: 20131214
16 森まどか.
:GNE ミオパチー患者登録.「患者および患者支援団体等が主体的に難病研究支援を実施するための体制
構築に向けた研究班」班会議. 東京 20140119
17 高松直子,坂本崇,和泉唯信.: 末梢神経障害の超音波診断に関する研究.難治性ニューロパチー班会議 20130209
4)小児神経科
(1)刊行論文
①原著論文(英文)
1 Saitsu H,Nishimura T,Muramatsu K,Kodera H,Kumada S,Sugai K,Kasai-Yoshida E,Sawaura N,Nishida H,
Hoshino A,Ryujin F,Yoshioka S,Nishiyama K,Kondo Y,Tsurusaki Y,Nakashima M,Miyake N,Arakawa
H,Kato M,Mizushima N,Matsumoto N.De novo mutations in the autophagy gene WDR45 cause static
encephalopathy of childhood with neurodegeneration in adulthood.Nat Genet.2013 Apr;45(4):445-9,
2 Nakata Y,Sato N,Hattori A,Ito K,Kimura Y,Kamiya K,Shigemoto Y,Nakagawa E,Sasaki M,Ohtomo K.
Semi-automatic volumetry of cortical tubers in tuberous sclerosis complex.Jpn J Radiol.
2013 Apr;31(4):
253-261.
3 Kimura Y,Sato N,Sugai K,Maruyama S,Ota M,Kamiya K,Ito K,Nakata Y,Sasaki M,Sugimoto H.MRI,
MR spectroscopy,and diffusion tensor imaging findings in patient with static encephalopathy of childhood
with neurodegeneration in adulthood(SENDA)
.Brain Dev.2013 May;35(5)
:458-61.
4 Nagai S,Saito Y,Endo Y,Sugai K,Saito T,Ishiyama A,Komaki H,Nakagawa E,Sasaki M,Saito Y,
Sukigara S,Ito M,Goto Y,Ito S,Matsuoka K.Hypoalbuminemia in dentatorubral pallydoluysian atrophy
due to albumin leakage in multiple organs.J Neurol 2013 May;260(5):1263-1271.
5 Goto M,Ito K,Okamoto N,Sato N,Sasaki M.Cerebral blood flow on 99mTc ethyl cysteinate dimer SPECT
in 2 siblings with monocarboxylate transporter 8 deficiency.Clin Nucl Med 2013 Jun;38:e276-278.
6 Saito T,Saito Y,Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Okazaki T,Ishido Y,Kaneko Y,Kaido T,Takahashi
A,Ohtsuki T,Sakuma H,Sasaki M.Late-onset epilepsy in children with acute febrile encephalopathy with
prolonged convulsions: A clinical and encephalographic study.Brain Dev 2013 Jun;35(6):531-539.
7 Miyake K,Yang C,Minakuchi Y,Ohori K,Soutome M,Hirasawa T,Kazuki Y,Adachi N,Suzuki S,Itoh M,
Goto YI,Andoh T,Kurosawa H,Oshimura M,Sasaki M,Toyoda A,Kubota T.Comparison of Genomic and
148
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
Epigenomic Expression in Monozygotic Twins Discordant for Rett Syndrome.PLoS ONE.
2013 Jun 21;8(6)
:
e66729.
8 Ishiyama A,Komaki H,Saito T,Saito Y,Nakagawa E,Sugai K,Itagaki Y,Matsuzaki K,Nakura M,Nishino I,
Goto Y,Sasaki M.Unusual exocrine complication of pancreatitis in mitochondrial disease.Brain Dev.2013;
35(7):654-659.
9 Otsuki T,Honda R,Takahashi A,Kaido T,Kaneko Y,Nakai T,Saito Y,Itoh M,Nakagawa E,Sugai K,
Sasaki M.Surgical management of cortical dysplasia in infancy and early childhood.Brain Dev.
2013 Sep;35
(8):802-809.
10 Yonekawa T,Komaki H,Okada M,Hayashi YK,Nonaka I,Sugai K,Sasaki M,Nishino I.Rapidly
progressive scoliosis and respiratory deterioration in Ullrich congenital muscular dystrophy.J Neurol
Neurosurg Psychiatry.2013 Sep;84(9):982-988.
11 Honda R,Kaido T,Sugai K,Takahashi A,Kaneko Y,Nakagawa E,Sasaki M,Otsuki T.Long-term
developmental outcome after early hemispherotomy for hemimegalencephaly in infants with epileptic
encephalopathy.Epilepsy Behav.2013 Oct;29(1):30-35.
12 Endo Y,Saito Y,Otsuki T,Takahashi A,Nakata Y,Okada K,Hirozane M,Kaido T,Kaneko Y,Takada
E,Okazaki T,Enokizono T,Saito T,Komaki H,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M.Persistent verbal and
behavioral deficits after resection of the left supplementary motor area in epilepsy surgery.Brain Dev.2014;
:74-9.
Jan36(1)
13 Sasaki M,Ishii A,Saito Y,Hirose S.Intermediate form between alternating hemiplegia of childhood and
2014 Jan;29(1):153-154.
rapid-onset dystonia-parkinsonism.Mov Disord.
14 Goto M,Komaki H,Saito T,Saito Y,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Nishino I,Goto YI.MELAS
phenotype associated with m.
3302A>G mutation in mitochondrial tRNALeu(UUR)gene.Brain Dev 2014
Feb:36(2):180-182.
15 Sasaki M,Ishii A,Saito Y,Morisada N,Iijima K,Takada S,Araki A,Tanabe Y,Arai H,Yamashita S,
Ohashi T,Oda Y,Ichiseki H,Hirabayashi S,Yasuhara A,Kawawaki H,Kimura S,Shimono M,Narumiya S,
Suzuki M,Yoshida T,Oyazato Y,Tsuneishi S,Ozasa S,Yokochi K,Dejima S,Akiyama T,Kishi N,Kira R,
Ikeda T,Oguni H,Zhang B,Tsuji S,Hirose S.Genotype-phenotype correlations in alternating hemiplegia of
childhood.Neurology.2014 Feb 11;82:482-490. 16 Takanashi JI,Osaka H,Saitsu H,Sasaki M,Mori H,Shibayama H,Tanaka M,Nomura Y,Terao Y,Inoue
K,Matsumoto N,Barkovich JA.Different patterns of cerebellar abnormality and hypomyelination between
POLR3A and POLR3B mutations.Brain Dev.2014 Mar;36(3):259-263.
17 Kato M,Yamagata T,Kubota M,Arai H,Yamashita S,Nakagawa T,Fujii T,Sugai K,Imai K,Uster T,
Chitayat D,Weiss S,Kashii H,Kusano R,Matsumoto A,Nakamura K,Oyazato Y,Maeno M,Nishiyama K,
Kodera H,Nakashima M,Tsurusaki Y,Miyake N,Saito K,Hayasaka K,Matsumoto N,Saitsu H.Clinical
spectrum of early onset epileptic encephalopathies caused by KCNQ2 mutation.Epilepsia.2013 Jul;54(7):
1282-7.
18 Oguni H,Otsuki T,Kobayashi K,Inoue Y,Watanabe E,Sugai K,Takahashi A,Hirose S,Kameyama S,
Yamamoto H,Hamano S,Baba K,Baba H,Hong SC,Kim HD,Kang HC,Luan G,Wong TT.Clinical
analysis of catastrophic epilepsy in infancy and early childhood: results of the Far-East Asia Catastrophic
Epilepsy(FACE)study group.Brain Dev.
2013 Sep;35(8):786-92.
19 Takahashi Y,Yamazaki E,Mine J,Kubota Y,Imai K,Mogami Y,Baba K,Matsuda K,Oguni H,Sugai K,
Ohtsuka Y,Fujiwara T,Inoue Y.Immunomodulatory therapy versus surgery for Rasmussen syndrome in
early childhood.Brain Dev.2013 Sep;35(8):778-85.
20 Nakamura K,Kato M,Osaka H,Yamashita S,Nakagawa E,Haginoya K,Tohyama J,Okuda M,Wada T,
Shimakawa S,Imai K,Takeshita S,Ishiwata H,Lev D,Lerman-Sagie T,Cervantes-Barragán DE,Villarroel
CE,
Ohfu M,
Writzl K,
Gnidovec Strazisar B,
Hirabayashi S,
Chitayat D,
Myles Reid D,
Nishiyama K,
Kodera H,
Nakashima M,Tsurusaki Y,Miyake N,Hayasaka K,Matsumoto N,Saitsu H.Clinical spectrum of SCN2A
mutations expanding to Ohtahara syndrome.Neurology.
2013 Sep 10;81(11):992-8.
21 Park MS,Nakagawa E,Schoenberg MR,Benbadis SR,Vale FL.Outcome of corpus callosotomy in adults.
Epilepsy Behav.
2013 Aug;28(2):181-4.
22 Kodera H,Kato M,Nord AS,Walsh T,Lee M,Yamanaka G,Tohyama J,Nakamura K,Nakagawa E,Ikeda
T,Ben-Zeev B,Lev D,Lerman-Sagie T,Straussberg R,Tanabe S,Ueda K,Amamoto M,Ohta S,Nonoda
Y,Nishiyama K,Tsurusaki Y,Nakashima M,Miyake N,Hayasaka K,King MC,Matsumoto N,Saitsu H.
Targeted capture and sequencing for detection of mutations causing early onset epileptic encephalopathy.
Epilepsia.
2013 Jul;54(7):1262-9.
23 S h i r a i s h i H ,H a g i n o y a K ,N a k a g a w a E ,S a i t o h S ,K a n e k o Y ,N a k a s a t o N ,C h a n D ,O t s u b o H .
Magnetoencephalography localizing spike sources of atypical benign partial epilepsy.Brain Dev.2014 Jan;36
(1):21-7.
24 O k a n a r i K ,M i y a h a r a H ,I t o h M ,T a k a h a s h i A ,A i z a k i K ,N a k a g a w a E ,O t s u k i T ,I z u m i T .
Hemimegalencephaly in a patient with coexisting trisomy 21 and hypomelanosis of ito.J Child Neurol.
2014
Mar;29(3):415-20.
25 Yasumura A,Kokubo N,Yamamoto H,Yasumura Y,Nakagawa E,Kaga M,Hiraki K,Inagaki M.
Neurobehavioral and hemodynamic evaluation of Stroop and reverse Stroop interference in children with
attention-deficit/hyperactivity disorder.Brain Dev.2014 Feb: 36(2):97-106.
26 Morita M,Kobayashi J,Yamazaki K,Kawaguchi K,Honda A,Sugai K,Shimozawa N,Koide R,Imanaka T.
A Novel Double Mutation in the ABCD1 Gene in a Patient with X-linked Adrenoleukodystrophy: Analysis
2013;10:95-102.
of the Stability and Function of the Mutant ABCD1 Protein.JIMD Rep.
149
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
和文
②原著論文・症例報告
1 石堂雄毅,中川栄二,開道貴信,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,大槻泰介,佐々木征行.
大脳皮質下出血をきたした神経線維腫症 I 型の 1 例.脳と発達 2013;45(5):383-385.
2 榎園崇,中川栄二,遠藤ゆかり,永井盛博,松田悠子,安村明,稲垣真澄.自閉症スペクトラム障害児における日
本語版異常行動チェックリスト(ABC-J)の再検査信頼性の検討.臨床医薬 2014; 30(3)
:271-277.
③総説
1 須貝 研司.熱性けいれん.小児科 2013;54:485-491.
2 須貝研司,麻生幸三郎.産科医療補償制度の現状と問題.脳と発達 2013;45:235-238.
3 中川栄二.自閉症治療薬の現状と課題.発達障害白書 2014 年版.明石書店 2013;48-49. 4 中川栄二.わが国の小児の臨床試験・治験について.脳と発達 2013;45(6):2.
5 高橋章夫,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.小児てんかん外科 早期手術患者の発見と利
点 大脳皮質形成障害を伴う乳児難治性てんかんの外科治療.脳と発達 2013;45(3):206-210.
④著書
1 佐々木征行:片側巨脳症.大槻泰介ほか(編)
.稀少難治てんかん診療マニュアル.診断と治療社.東京.
2013,p6264.
2 佐々木征行:神経・筋障害に伴う痛み.小児科臨床.特集「小児の痛みについて考える」 2013;66(12):24772480.
3 佐々木征行:Static encephalopathy of childhood with neurodegeneration in adulthood(SENDA)
.別冊日本臨床.
新領域別症候群 No.27 神経症候群(第 2 版)II.2014,p316-319.
4 中川栄二:Landau-Kleffner 症候群.てんかん専門医ガイドブック てんかんにかかわる医師のための基本知識.
2014,p 234-235.
5 中川栄二.てんかんってどんな病気.なみ てんかん協会.
2013;37(4):4-5.
6 石山昭彦: II.各論 4.遺伝子変異による先天異常 12)先天性ミオパチー.小児科臨床.増刊号「臨床医が知ってお
きたい先天異常」2013;66:1403-1409.
7 石山昭彦:高口蓋.小児内科.特集「目・耳・鼻・口の診かたと初期対応」2013;45(10)1867-1870.
8 石山昭彦:III.頭痛に併存し経過に影響する諸病態 てんかんと頭痛.小児科診療.特集「小児の頭痛 - 診かた・考
え方の実践」2013;76(8):1297-1302
9 竹下絵里,小牧宏文:先天性筋ジストロフィー.周産期医学.特集「遺伝子検査による早期診断」2014;44(2):
234-236
10 齋藤貴志:初発のけいれん重積における治療の選択.小児科学レクチャー 2013; 3:1471-1474
11 須貝研司:γ - アミノ酪酸.内科 増大号 検査値を読む 2013.2013;111:1295-1296.
12 須貝研司:早期ミオクロニー脳症.大槻泰介ほか(編).稀少難治てんかん診療マニュアル.診断と治療社.東京.
2013,p8-10.
(編)
13 須貝研司:遊走性焦点発作を伴う乳児てんかん.大槻泰介ほか
.稀少難治てんかん診療マニュアル.診断と治療社.
東京.
2013,p25-27.
14 須貝研司:熱性けいれんは将来てんかんになる ? 松浦雅人ほか(編).てんかん診療のクリニカルクエスチョン
200.診断と治療社.東京.2013,p31-34.
15 須貝研司:新生児期・乳児期に発症するてんかんの特徴は ? 松浦雅人ほか(編).てんかん診療のクリニカルクエ
スチョン 200.診断と治療社.東京.2013,p34-38.
16 須貝研司:幼児期・学童期に発症するてんかんの特徴は ? 松浦雅人ほか(編).てんかん診療のクリニカルクエス
チョン 200.診断と治療社.東京.2013,p38-41.
17 須貝研司:思春期に発症するてんかんの特徴は ? 松浦雅人ほか(編)
.てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200.
診断と治療社.東京.
2013,p41-42.
18 須貝研司:てんかんガイドラインとは ? 松浦雅人ほか(編).てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200.診断と
治療社.東京.
2013,p46-48.
19 須貝研司:自己免疫性脳炎関連てんかんとは ? 松浦雅人ほか(編).てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200.
診断と治療社.東京.
2013,p155-157.
20 須貝研司:ACTH 療法とは ? 松浦雅人ほか
.てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200.診断と治療社.東京.
(編)
2013,p276-278.
21 須貝研司:ケトン食療法とは ? 松浦雅人ほか(編)
.てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200.診断と治療社.東京.
2013,p278-281.
22 須貝研司:抗てんかん薬の薬物動態.亀山茂樹ほか(編).てんかん専門医ガイドブック.診断と治療社.東京.
2013,p139-144.
23 須貝研司:Lennox-Gastaut 症候群.亀山茂樹ほか(編).てんかん専門医ガイドブック.診断と治療社.東京.
2013,p211-213.
24 市川 暁,斉藤 郁夫,須貝 研司:てんかん(小児)
.薬物治療管理の実践:薬局 2013; 64:1318-1333.
25 市川 暁,斉藤 郁夫,須貝 研司:てんかん(小児)
.薬と検査 2014:薬局 2013; 65:791-808.
⑤その他
1 小牧宏文.筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究(23-6)総括研究報告書.国立精神・
2013:3 月
神経医療研究センター精神・神経疾患研究開発費.
2 須貝研司.遊走性焦点を伴う乳児てんかん(MPSI).厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等克服研究事業)希
少難治性てんかんに関する調査研究報告書.
3 須貝研司.早期ミオクロニー脳症(EME)
.厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等克服研究事業)希少難治性て
んかんに関する調査研究報告書.
4 中川栄二.自閉性症状の薬物治療を進めるための臨床研究の確立.国立精神・神経医療研究センター精神・神経疾
2013;107-116. 患研究開発費総括研究報告書.
150
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
(2)学会発表
①国際学会
1 Sasaki M.Genotype/phenotype correlations in Japanese patients with AHC.2nd Symposium on ATP1A3 in
disease.Rome.Italy.2013.9.23.
2 Nakamura K,Saitsu H,M.Kato,Osaka H,Yamashita S,Nakagawa E,Haginoya K,Tohyama J,Okuda M,
Wada T,Shimakawa S,Imai K,
Takeshita S,
Ishiwata H,
D.Lev,T.Lerman-Sagie,
D.E.Cervantes-Barragán,C.
E.Villarroel,M.Ohfu,K.Writzl,B.G.Stražišar,S.Hirabayashi,D.Chitayat,D.M.Reid,Nishiyama K,
Kodera H,Nakashima M,Tsurusaki Y,Miyake N,Hayasaka K,Matsumoto N.Clinical spectrum of SCN2A
30th International epilepsy congress,Montreal,June 23,2013.
mutations expanding to Ohtahara syndrome.
3 Sakakbiara T,Sukigara S,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Nakagawa E,Sugai K,
Sasaki M,Goto Y,Itoh M.Maldistribution of interneuron between cortex and basal ganglia in focal cortical
dysplasia: Consideration of epileptogenesis.30th International epilepsy congress,Montreal,June 23,2013.
4 Nakagawa E,E.Takeshita,S.Maruyama,S.Nagai,Y.Goto.Genetic analysis in the patients with epilepsy
and intellectual disability.30th International epilepsy congress,Montreal,June 23,2013.
5 Saito T,Saito Y,Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Kaneko Y,Kaido T,Takahashi A,Otsuki T,Sakuma H,
Sasaki M.Late-onset epilepsy in children after acute febrile encephalopathy with prolonged convulsions.
30th
International epilepsy congress,Montreal,June 23,2013.
6 Sugai K,Nakagawa E,Saito Y,Saito T,Ishiyama A,Komaki H,Sasaki M,Otsuki T.How many
antiepileptic drugs should be tried to diagnose intractable partial epilepsies in children or young adults? 30th
International epilepsy congress,Montreal,June 23,2013.
7 Sukigara S,Otsuki T,Nabatame S,Honda R,Takahashi A,Kaido T,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M,Saito
Y,Goto Y,Koizumi S,Itoh M.Astrocytic P2Y receptors: contribution to epileptogenesis.30th International
epilepsy congress,Montreal,June 23,2013.
8 Nakagawa E,Enokizono T,Endo Y,Yasumura A,Inagaki M.Survey of drug treatment in children with
12th Asian Oceanian Congress of Child Neurology,Riyadh,Kingdom of Saudi Arabia,Sep
autistic disorders.
14,2013.
9 Waga C,Takeshita E,Nakagawa E,Goto Y.Mutation analysis revealed molecular etiology of X-linked MR
in Japanese.Neuro 2013,Kyoto,June 20,2013.
10 Yasumura A,Kokubo N,Tasumura Y,Moriguchi Y,Nakagawa E,Hiraki K,Inagaki M.Hemodynamic
evaluation of cognitive shifting in children with autism spectrum disorder.the 30th International Congress of
Clinical Neurophysiology,Berlin,March 19,2014.
11 Koichihara R,Nakagawa E,Kojima E,Saito T,Saito Y,Ishiyama A,Komaki H,Sugai K,Sasaki M.
Successful treatment of a case with epileptic encephalopathy positive for anti-glutamate receptor- ε 2
autoantibody.7th IGAKUKEN International Symposium on “Fever,Inflammation,and Epilepsy”Tokyo,
February 21,2014.
12 Nakamura S,Nakagawa E.The 2nd Asian Congress on attention deficit hyperactivity disorder(ADHD)
Tokyo,March 8,2014.
13 Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Saito Y,Saito T,Ishiyama A,Sasaki M,Otsuki T.Bromide for severe
th
epileptic encephalopathies in early infancy.
67 Annual Meeting of American Epilepsy Society,Washington
DC,USA,2013.12.9
12th
14 Sugai K.Treatment of intractable epilepsies based on the mechanisms of action of the antiepileptic drugs.
Asian Oseanian congress of Child Neurology,Riyadh,Saudi Arabia,2013.9.16.
15 Sugai K,Nakagawa E,Saito Y,Saito T,Ishiyama A,Komaki H,Sasaki M,Otsuki T.How many
antiepileptic drugs should be tried to diagnose intractable partial epilepsies in children or young adults? 30th
Internationa Epilepsy Congress,Montreal,Canada,2013.6.25
②特別講演・シンポジウムなど
1 佐々木征行:小児神経学の専門医教育.第 55 回日本小児神経学会学術集会.夜間集会:小児神経専門医,研修制度と,
その専門性を考える.大分.2013.5.29.
2 佐々木征行:小児交互性片麻痺の最近の話題 第 3 回神戸大学てんかん臨床研究会講演会.神戸メリケンパークオリ
エンタルホテル.神戸.2013.7.27.
3 佐々木征行:小児の不随意運動の診かた.第 31 回四国小児神経症例検討会.高知.
2013.8.31. 4 中川栄二:適応外使用薬剤の解決に向けて今我々ができる事―発達障害に対する適応外使用薬剤と今後の適応承認
獲得への実践を探る「小児の発達障害に対する薬物療法について」第 55 回日本小児神経学会学術集会.薬事委員会
夜間集会.大分 2013.5.31
5 大槻泰介,高橋章夫,開道貴信,金子裕,本田涼子,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行「乳
児破局てんかんに対する切除外科の適応と予後」シンポジウム 3:乳児 catastrophic epilepsy の外科適応基準と評価.
第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 大分
6 須貝研司.乳児catastrophic epilepsyの外科適応基準と評価へのコメント.第55回日本小児神経学会.大分市,2013.5.30
7 須貝研司.発作症状と作用機序に基づく難治性部分てんかんの薬剤選択.第55回日本小児神経学会.大分市,2013.5.31
8 Sugai K.Non-convulsive status epilepticus in children.第 47 回日本てんかん学会.北九州市.
2013.10.12.
9 須貝研司.けいれん重積の治療と最近の知見.第 47 回日本てんかん学会.北九州市.
2013.10.12.
10 須貝研司.てんかんの薬物治療の基礎.脳を護る - てんかんの治療 -.名古屋市,2013.6.19.
11 須貝研司.てんかんの薬物治療.第 34 回栃木てんかん研究会.宇都宮市.
2013.7.26.
12 須貝研司.重症心身障害児(者)のてんかん治療.障がいのある子供のてんかんを考える会.名古屋市.
2013.10.30.
13 須貝研司.難治てんかんの診断と治療.福井小児神経研究会.福井市.
2013.11.15.
14 須貝研司.てんかん治療が認知機能に及ぼす影響.第 65 回大阪小児てんかん研究会.大阪市.
2014.3.29.
③一般演題
1 石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.福山型先天性筋ジストロフィーに
151
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
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25
152
おける骨格筋画像.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,大分オアシスタワーホテル,全
労済ソレイユ.大分.2013.05.30-2013.06.01
小一原玲子,小牧宏文,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.A3243G 変異を有す
る MELAS と他の変異例における臨床的特徴,筋病理,MRI 所見の比較検討.第 55 回日本小児神経学会学術集会.
Iichiko 総合文化センター,大分オアシスタワーホテル,全労済ソレイユ.大分.2013.05.30-2013.06.01
青木雄介,小牧宏文,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.Duchenne 型筋ジストロ
フィーにおける脳梗塞発症の危険因子に関する検討.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,
大分オアシスタワーホテル,全労済ソレイユ.大分.
2013.05.30-2013.06.01
仲村貞郎,斎藤義朗,石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.Tay-Sachs 病における音
に対する驚愕反応と脳幹誘発反応の検討.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,大分オア
シスタワーホテル,全労済ソレイユ.大分.
2013.05.30-2013.06.01
湯浅正太,須貝研司,石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.Migraing
partial seizures in infancy の姉妹例.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,大分オアシス
2013.05.30-2013.06.01
タワーホテル,全労済ソレイユ.大分.
斎藤義朗,永井盛博,遠藤ゆかり,齊藤祐子,齋藤貴志,須貝研司,石山昭彦,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々
木征行,鋤柄小百合,伊藤雅之,後藤雄一.歯状核赤核ルイ体萎縮症(DRPLA)における低アルブミン血症の動態
について.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,大分オアシスタワーホテル,
全労済ソレイユ.
大分.
2013.05.30-2013.06.01
斎藤義朗,須貝研司,石山昭彦,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行,颯佐かおり,阿部裕一.特定の音
などの感覚刺激により驚愕反応様のチックの群発が誘発される 1 例.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総
2013.05.30-2013.06.01
合文化センター,大分オアシスタワーホテル,全労済ソレイユ.大分.
斎藤義朗,松田悠子,小牧宏文,石山昭彦,齋藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,宮田章子.瞬目の反復
により光突発反応を自己誘発していた女児.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,大分オ
アシスタワーホテル,全労済ソレイユ.大分.2013.05.30-2013.06.01
眞柄慎一,小牧宏文,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,後藤雄一.Leigh 脳症 19
例の MRI 画像および神経生理学的検査の検討.第 55 回日本小児神経学会学術集会.Iichiko 総合文化センター,大分
オアシスタワーホテル,全労済ソレイユ.大分.2013.05.30-2013.06.01
永井盛博,中川栄二,竹下絵里,後藤雄一.発達障害を併存する知的障害の遺伝学的解析発達障害を併存する知的
障害の遺伝学的解析.第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 日 大分
松田悠子,中川栄二,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗.当科で経験した Aicardi 症候群の発達予後に関する検討.
第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 日 大分
石堂雄毅,須貝研司,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行.てんかん群発状態に対
するフェノバルビタール静注製剤とホスフェニトイン静注製剤の使用状況と効果の検討.第 55 回日本小児神経学会
2013 年 5 月 30 日 大分
齋藤貴志,石山昭彦,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,齊藤祐子.後索・後策核の病理学
的変化がみられた若年型 DRPLA の兄弟例.第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 日 大分
高橋章夫,大槻泰介,本田涼子,斎藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.後部皮質に皮質異形成を伴う乳児
難治てんかんの外科治療.第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 日 大分
中川栄二,宮武千晴,竹下絵里,石山昭彦,斉藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,加藤光広,
中村和幸,才津浩智,松本直通.重症肺炎による大脳基底核障害を機にジストニアが著減したてんかん性脳症の一例.
第 36 回小児遺伝学会 2013 年 4 月 18 日 広島
竹下絵里,和賀央子,中川栄二,松重武志,鈴木聖子,村上知恵,鈴木基正,後藤雄一.低身長を伴う精神遅滞の
男児例では JARID1C 変異を疑う.第 116 回小児科学会総会 2013 年 4 月 21 日 広島
須貝研司,中川栄二,斎藤義朗,小牧宏文,齊藤貴志,石山昭彦,佐々木征行.carbamazepine は部分発作に対して
常に第一選択薬であるか ? 第 116 回小児科学会総会 2013 年 4 月 19 日 広島
Kazuyuki Nakamura,Mitsuhiro Kato,Hitoshi Osaka,Sumimasa Yamashita,Eiji Nakagawa,Kazuhiro
Katsumi Imai
,Saoko Takeshita,
Haginoya,Jun Tohyama,Mitsuko Okuda,Takahito Wada,Shuichi Shimakawa,
Masaharu Ohfu,Kiyoshi Hayasaka,Hirotomo Saitsu.Clinical spectrum of SCN2A mutations expanding to
Ohtahara syndrome.第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 日 大分
久保田一生,斎藤義朗,石山昭彦,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,才津浩智,福山哲広.
進行性の歩行障害と大脳白質信号異常を呈する 1 男児例.第 59 回日本小児神経学会関東地方会.県民共済みらいホール.
横浜.2013.09.21
青木雄介,小牧宏文,竹下絵里,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,林由起子,西野一三,佐々
木征行.中枢神経症状を認めないフクチン遺伝子変異による先天性筋ジストロフィーの 1 例.第 59 回日本小児神経
学会関東地方会.県民共済みらいホール.横浜.2013.09.21
小一原玲子,齋藤貴志,石山昭彦,湯浅正太,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,椎原隆,齊藤祐子,樋
口雄二郎,橋口昭大,高嶋博,佐々木征行.中枢神経症状を伴わない非典型的な巨大軸索ニューロパチーの 1 例.第
2014.03.15
60 回日本小児神経学会関東地方会.東京大学医学部鉄門記念講堂.東京.
馬場信平,斎藤義朗,小一原玲子,高橋章夫,曽根大地,明石奈津子,石山昭彦,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,
須貝研司,佐々木征行,大槻泰介.持続硬膜外麻酔が奏効した complex regional pain syndrome type1 の 15 歳女児
2014.03.15
例.第 60 回日本小児神経学会関東地方会.東京大学医学部鉄門記念講堂.東京.
仲村貞郎,石山昭彦,小牧宏文,米川貴博,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.脊髄性筋萎
縮症における末梢神経伝導検査の検討.第 43 回日本臨床神経生理学会学術大会.高知県立県民文化ホール,ザクラ
ウンパレス新阪急高知,三翠園.高知.
2013.11.07-11.09
湯浅正太,中川栄二,本田涼子,石山昭彦,齋藤貴志,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,開道貴信,金子裕,
大槻泰介.片側巨脳症における半球離断術後の脳波の検討.第 43 回日本臨床神経生理学会学術大会.高知県立県民
2013.11.07-11.09
文化ホール,ザクラウンパレス新阪急高知,三翠園.高知.
湯浅正太,石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.先天性多関節拘縮症の 1
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
歳男児.第 78 回 Neuromuscular Conference.帝京大学大学棟本館 5 階医学部実習室 2.東京.
2013.04.13
26 小一原玲子,石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,西野一三.急速進行
性の間質性肺炎により重症化した皮膚筋炎の 2 歳女児例.第 79 回 Neuromuscular Conference.東京大学医学部本
館小講堂・組織実習室.東京.2013.08.03
27 跡部真人,石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,西野一三.先天性難聴,
歩行障害,両側眼球外転障害を認め Neuropathy が疑われる 1 例.第 80 回 Neuromuscular Conference.帝京大学大
2013.12.14
学棟本館 5 階医学部実習室 2.東京.
28 湯浅正太,塩谷彩子,齊藤祐子,石山昭彦,東原真奈,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々
2013.03.
木征行,西野一三.第 81 回 Neuromuscular Conference.帝京大学大学棟本館 5 階医学部実習室 2.東京.
29
29 米川貴博,小牧宏文,齊藤祐子,大矢 寧,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,
西野一三.MPZ 遺伝子の p.Asp61Asn ヘテロ接合性変異は先天性髄鞘形成不全性ニューロパチーと Charcot-Marie2013.04.24-2013.
Tooth type 1 の原因となる.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.タワーホール船堀.東京.
04.26
30 中川栄二.小児の発達障害に対する薬物療法の現状と問題点.第 24 回日本小児科医会総会フォーラム 2013 年 6 月 8
日 大阪
31 座波清誉,斉藤貴志,本田涼子,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,林 北見,金子 裕,開道貴信,
高橋章夫,大槻泰介.発作は抑性されていたが,早期手術を行った transmantle sign を示す限局性皮質形成異常の 5
か月女児例.第 7 回日本てんかん学会関東甲信越地方会 2013 年 6 月 15 日 東京
32 宮武千晴,斎藤義朗,本田涼子,石山昭彦,斉藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.持続的なふ
るえを呈し,FISH 法で 15q11-13 の欠失を認めない Angelman 症候群の 4 例.第 62 回多摩小児神経懇話会 2013 年 6
月 29 日 多摩
33 仲村貞郎,小一原玲子,佐々木征行,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,三山健司.
逆流性食道炎の経過中に肝外門脈塞栓による胃静脈瘤出血を認めたライ症候群後遺症の 1 例.第 39 回 重症心身障
害学会 2013 年 9 月 26 日 宇都宮
34 青木雄介,斎藤義朗,竹下絵里,齋藤貴志,須貝研司,小牧宏文,中川栄二,石山昭彦,佐々木征行.重症心身障害児(者)
における低リン血症に関する検討.第 39 回 重症心身障害学会 2013 年 9 月 26 日 宇都宮
35 佐久間啓,三宅幸子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.亜急性硬化性全脳炎(SSPE)ウイルスは I 型インターフ
ェロンによる抗ウイルス作用を回避する.第 18 回日本神経感染症学会総会学術集会 2013 年 10 月 11 日(金)宮崎
36 須貝研司,中川栄二,斎藤義朗,齋藤貴志,石山昭彦,小牧宏文,佐々木征行,大槻泰介.小児・若年成人の部分
てんかんでは 2 剤で無効なら難治か ? 何剤まで試みるべきか ? 第 47 回日本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
37 中川栄二,太幡真紀,玉浦明美,中込和幸,大槻泰介.てんかん臨床治験ネットワークシステムの構築.第 47 回日
本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
38 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,本田涼子,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.高
磁場 MRI と多重脳機能画像を用いた皮質異形成を伴う小児難治性てんかんの外科治療.第 47 回日本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
39 本田涼子,大槻泰介,須貝研司,中川栄二,斎藤義朗,齋藤貴志,高橋章夫,開道貴信,金子裕,佐々木征行.乳
児期発症の難治性てんかんの術後の発達予後.第 47 回日本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
40 宮武千晴,中川栄二,本田涼子,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行.シリーズを
形成する緩徐な頭部前屈発作の検討.第 47 回日本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
41 仲村貞郎,中川栄二,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,安村明,稲垣真澄.脳
波異常を伴った発達障害に対する治療の検討.第 47 回日本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
42 小一原玲子,中川栄二,仲村貞郎,本田涼子,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行.
frontal spindle を呈する小児の脳波・臨床的特徴.第 47 回日本てんかん学会 2013 年 10 月 11 日 北九州
中川 栄二,稲垣 真澄.注意欠陥 / 多動性障害の病態生理 注意欠陥 / 多動性障害児の実行機能に関わる脳機能.
43 安村 明,
第 43 回日本臨床神経生理学会学術大会 2013 年 11 月 7 日 高知
44 跡部真人,小牧宏文,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.先天性難聴,眼球運動障害,
歩行障害を認めニューロパチーが疑われる 1 例.第 63 回多摩小児神経懇話会 2013 年 12 月 7 日 府中
45 小嶋瑛美子,中川栄二,宮武千晴,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行.日本脳炎
ワクチン接種がてんかん発作の増悪に関与したと考えられた一例.第 40 回多摩てんかん懇話会 2013 年 12 月 14 日
立川
46 福本 裕,望月規央,中川栄二,小澤慎太郎,三山健司.重症心身障害児(者)における唾液と喀痰に共通して分
離される医療・介護関連肺炎.第 29 回日本環境感染学会総会 2014 年 2 月 14 日,東京
47 第 19 回小児神経症例検討会(蔵王セミナー)2014 年 2 月 15 日 生下時より寡動,筋緊張亢進,多関節拘縮を呈する
12 歳男児 米川貴博,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行
48 太幡真紀,玉浦明美,中川栄二,大槻泰介.てんかん治験推進に向けた地域ネットワークの構築を確立するための
実施可能性の調査.全国てんかんセンター協議会総会:2014 年 2 月 15 日,静岡市
49 粟嶋勇也,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.Dystrophin 遺伝子変異
をもつ症候性キャリア ? 女性 4 例の特徴の検討.院内研究発表会 2014 年 3 月 11 日
50 仲村貞郎,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行.Tay-Sachs 病の生理学的
評価における驚愕反応と脳幹機能.院内研究発表会 2014 年 3 月 11 日 51 安村 明,高橋 純一,福田亜矢子,中川栄二,山下裕史朗,宮島 祐,小枝達也,相原正男,稲垣真澄.ADHD
児における干渉抑制能力に関わる脳活動.第 5 回日本 ADHD 学会 2014 年 3 月 8 日 東京
52 仲村貞郎,中川栄二,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,安村 明,稲垣真澄.
脳波異常を伴った発達障害に対する薬物治療の検討.第 5 回日本 ADHD 学会 2014 年 3 月 8 日 東京
53 石山昭彦,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,西野一三.先天性筋疾患の骨格筋
画像データベースの作成.筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究班 平成 25 年度班会議.
JA 共済ビルカンファレンスホール.東京.
2013.11.29-2013.11.30
153
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
54 竹下絵里,石山昭彦,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行.ジストロフィノパチーにおけるけいれん合併の頻度と特徴.
筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究班 平成 25 年度班会議.JA 共済ビルカンファレン
2013.11.29-2013.11.30
スホール.東京.
55 齋藤貴志,須貝研司,佐々木正行,澁谷誠,齊藤祐子.後索核の著明な軸索腫大が特徴的だった若年型 DRPLA の
49 歳女性.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会.タワーホール船堀.東京.2013.04.24-2013.04.26
56 Sugai K,Nakagawa E,Komaki H,Saito Y,Saito T,Ishiyama A,Sasaki M. Seizure symptoms and effective
anticonvulsants for intractable and non-intractable partial seizures.第 55 回日本小児神経学会.大分市,2013.5.
30
57 今井雅由,宮野前健,山本重則,佐々木征行:SMID データベースからみた重症心身障害児の原因疾患分析.第 39
回日本重症心身障害学会.栃木:20130926-20130927
58 今井雅由,宮野前健,山本重則,佐々木征行:重症心身障害児の既往歴分析.第 67 回国立病院総合医学会 . 金沢:
20131108-20131109
59 宮澤絵里,鈴木志保子ほか:新病棟移転に伴うサービス提供内容の見直しについて.第 67 回国立病院総合医学会.
金沢:20131108-20131109
(3)講演
1 佐々木征行.医療からみた重度・重複障害児の支援.新潟県教育委員会「平成 25 年度重度・重複障害教育講座」新
2013.6.6.
潟県立教育センター.新潟市.
2 佐々木征行.小児神経学入門.第 19 回小児神経セミナー.国立精神・神経医療研究センター病院コスモホール.2012.7.
18
3 佐々木征行.神経放射線診断学.第 19 回小児神経セミナー.国立精神・神経医療研究センター病院コスモホール.2012.7.
20
2013.8.3.
4 佐々木征行.小児交互性片麻痺の最近の話題.第 10 回小児交互性片麻痺家族の会.大阪.
5 中川栄二:発達障害に対する治療の実態と問題点.発達障害とてんかんを考える会.東京.
2012.4.23
,
6 Nakagawa E. Epilepsy and Developmental Disorder. The Japan International Cooperation Agency(JICA)
July 8,2013 Tokyo
7 中川栄二:発達障害に対する薬の使い方.
2013 年度国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー 2013.7.19
8 中川栄二:てんかん発作ビデオ.
2013 年度国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー 2013.7.19
9 中川栄二:てんかん治療と診断の最前線 最新の治療や治験.国立精神・神経医療研究センター治験市民講座 東
京 2013.9.1
10 中川栄二:併用薬による ADHD 治療薬の使いわけについて 脳波異常を伴う ADHD の治療.発達障害学術講
演会 東京 2013.9.24
11 中川栄二:てんかんについての基礎的理解.平成 25 年度 都立町田の丘学園 PTA 研修会 東京 2013.10.
7
12 中川栄二:ADHD 治療に関する懇話会.東京 2013.10.7
13 中川栄二:てんかん治療における抗精神作用を考慮した薬剤選択.第 47 回日本てんかん学会 ランチョンセミナー
11
北九州 2013.10.
14 中川栄二:てんかんについての基礎的理解.平成 25 年度世田谷区新 BOP 要配慮児童研修 東京 2013.11.27
15 中川栄二:自閉症治療薬の現状と治験最新情報.第 16 回 発達障害児・者支援のための医学研修 東京 2014.1.2930
16 中川栄二:発達障がい児に対する薬物治療の実際と最近の話題.第 10 回倉敷発達障がい研究会 岡山 2014.2.8
17 中川栄二:自閉性スペクトラム障害の薬物療法の治験進行状況について.第 1 回乳幼児のアミン系神経を考える研究
会 東京 2014.3.1
18 齋藤貴志.小児の神経学的所見の取り方.第 19 回小児神経セミナー.国立精神・神経医療研究センター病院コスモホール.
2012.7.18
19 須貝研司.重症児者病棟を持つ病院の在宅および入所の重症児者支援に果たす役割.平成 25 年重症児・者を守る会関東・
甲信越ブロック大会.東京.
2013.10.5. 20 須貝研司.重症心身障害児(者)のてんかんの薬物療法.重症心身障害児医療講習会.東京.
2014.3.15.
21 須貝研司.小児てんかんの診断と薬物治療.第 19 回小児神経セミナー.国立精神・神経医療研究センター病院コス
2013.7.19
モホール.
2013.7.18.
22 須貝研司.不随意運動.第 19 回小児神経セミナー.国立精神・神経医療研究センター病院コスモホール.
23 須貝研司.赤ちゃんから小学校入学までに見られるけいれん性疾患とてんかん.浦佐こども園記念講演会.南魚沼市.
2013.5.11.
24 須貝研司.重症心身障害児者の病態の理解および国立病院機構における診療のあり方.国立病院機構理学療法士・
作業療法士の卒後研修「長期入院患者の ADL 向上に関する研修」.名古屋市,2013.7.31.
・ラジオ放送:
須貝研司.新規抗てんかん薬の現状と動向 - 新規抗てんかん薬は従来薬よりよく効くか
ラジオ NIKKEI 病薬アワー 26 年 2 月 7 日放送
(MedicalQ 267 号 2014 年 3 月 20 日,にも掲載)
・新聞
須貝研司.てんかんー新規抗てんかん薬の位置づけー.Medicament News 2130 号 2013 年 7 月 25 日 4-6
・賞
1 Nakagawa E,Takeshita E,Maruyama S,Nagai S,Goto Y.Genetic analysis in the patients with epilepsy and
th
intellectual disability.
30 International epilepsy congress,Montreal,June 23–27,2013. Gold Star Award
2 小児神経学会賞 前野良沢賞
永井盛博,中川栄二,竹下絵里,後藤雄一.発達障害を併存する知的障害の遺伝学的解析発達障害を併存する知的
障害の遺伝学的解析.第 55 回日本小児神経学会 2013 年 5 月 30 日 大分
154
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
5) 脳神経外科
(1)刊行論文
①原著論文
1 Otsuki T,Honda R,Takahashi A,Kaido T,Kaneko Y,Nakai T,Saito Y,Itoh M,Nakagawa E,Sugai K,
Sasaki M: Surgical management of cortical dysplasia in infancy and early childhood.Brain Dev 35(8):802809,2013
2 Munakata M,Watanabe M,Otsuki T,Itoh M,Uematsu M,Saito Y,Honda R,Kure S: Increased Ki-67
immunoreactivity in the white matter in hemimegalencephaly.Neurosci Lett.548:244-248,2013
3 Honda R,Kaido T,Sugai K,Takahashi A,Kaneko Y,Nakagawa E,Sasaki M,Otsuki T: Long-term
developmental outcome after early hemispherotomy for hemimegalencephaly in infants with epileptic
encephalopathy.Epilepsy Behav.
29(1),30 - 35,2013
4 Oguni H,Otsuki T,Kobayashi K,Inoue Y,Watanabe E,Sugai K,Takahashi A,Hirose S,Kameyama S,
Yamamoto H,Hamano S,Baba K,Baba H,Hong SC,Kim HD,Kang HC,Luan G,Wong TT: Clinical
analysis of catastrophic epilepsy in infancy and early childhood: Results of the Far-East Asia Catastrophic
Epilepsy(FACE)study group.Brain Dev 35(8)
:786-792,2013
5 O k a n a r i K ,M i y a h a r a H ,I t o h M ,T a k a h a s h i A ,A i z a k i K ,N a k a g a w a E ,O t s u k i T ,I z u m i T:
Hemimegalencephaly in a Patient With Coexisting Trisomy 21 and Hypomelanosis of Ito.J Child Neurol.
29
(3):415-420,2014
6 Endo Y,Saito Y,Otsuki T,Takahashi A,Nakata Y,Okada K,Hirozane M,Kaido T,Kaneko Y,Takada
E,Okazaki T,Enokizno T,Saito T,Komaki H,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M.: Persistent verbal and
behavioral deficits after resection of the left supplementary motor area in epilepsy surgery.Brain Dev.
:
36(1)
74-79,2014
7 開道 貴信,大槻 泰介,高橋 章夫,金子 裕:Tourette 症候群に伴う重度難治性チックに対する脳深部刺激療法 ―
当科における治療成績―.トゥレット研究会会誌 19.32-39.2013
8 高橋章夫,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 大脳皮質形成障害を伴う乳児難治性てんかん
の外科治療.脳と発達 45(3):206-210,2013
②総説
1 B u l t e a u C ,O t s u k i T ,D e l a l a n d e O: E p i l e p s y s u r g e r y f o r h e m i s p h e r i c s y n d r o m e s i n i n f a n t s:
:742-747,2013
hemimegalencepahly and hemispheric cortical dysplasia.Brain Dev 35(8)
2 Rosenow F,Alonso-Vanegas MA,Baumgartner C,Blümcke I,Carreño M,Gizewski ER,Hamer HM,Knake
S,Kahane P,Lüders HO,Mathern GW,Menzler K,Miller J,Otsuki T,Ozkara C,Pitkänen A,Roper SN,
Sakamoto AC,Sure U,Walker MC,Steinhoff BJ: The Surgical Task Force,Commission on Therapeutic
Strategies of the ILAE : Cavernoma-related epilepsy: Review and recommendations for management-Report
of the Surgical Task Force of the ILAE Commission on Therapeutic Strategies.Epilepsia 54(12):20252035,2013
③著書
1 大槻泰介,三原忠紘,亀山茂樹,馬場啓至(編):難治性瘨癇外科治療(中国語訳).人民軍医出版社,北京,2013,
pp251
2 大槻泰介,須貝研司,小国弘量,井上有史,永井利三郎(編)
:稀少難治てんかん診療マニュアル.診断と治療社,東京,
2013,pp170
3 大槻泰介:てんかん診療ネットワーク.日本発達障害連盟(編)発達障害白書 2014 年版,明石書店,東京,2013:
pp54-55
4 高橋章夫,大槻泰介:てんかん外科,その他の治療.てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200,松浦雅人(編),
診断と治療社,2013,pp250-254
5 高橋章夫,大槻泰介:てんかんの診療ネットワークシステム.てんかん診療のクリニカルクエスチョン 200,松浦雅
人(編)
, 診断と治療社,東京,2013,pp324-325
6 高橋章夫:後頭葉てんかん.てんかん専門医ガイドブック,日本てんかん学会(編),診断と治療社,東京,2014,
pp257-258
7 大槻泰介:半球離断術.てんかん専門医ガイドブック,日本てんかん学会(編),診断と治療社,東京,2014,
pp285-286
④雑誌・刊行物
8 大槻泰介: 日本のてんかん医療のあるべき姿.医薬ジャーナル 49(5):65-69,2013 9 大槻泰介:てんかん診療ネットワーク,救急・集中治療 25(11,12):1431-1436,2013
10 高橋章夫,大槻泰介: 半球離断術.Epilepsy 7:96-99,2013
,1336 - 1337,11,2013
11 金子裕: MEG によるてんかん焦点診断.Clinical Neuroscience 31(11)
⑤研究班報告書
1 大槻泰介:てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究,厚生労働科
学研究費補助金障害者対策総合研究事業(精神障害分野)
「てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分
析と治療体制の整備に関する研究」平成 24 年度総括 ・ 分担研究報告書:1-5.2013
2 大槻泰介:稀少難治てんかんに関する調査研究,厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等克服研究事業「稀少難治
てんかんに関する調査研究」平成 25 年度総括 ・ 分担研究報告書:1-9.2013
(2)学会発表等
①特別講演,シンポジウム
1 大槻泰介:乳児破局てんかんに対する切除外科の適応と予後,
(シンポジウム)乳児 catastrophic epilepsy の外科適
応基準と評価,第 55 回日本小児神経学会,大分,2013.05.30-06.1
2 大槻泰介,竹島 正:(特別企画セッション)「てんかん医療と教育:人材育成と啓発のための提言」,医療連携とて
んかん教育,第 47 回日本てんかん学会総会,北九州,2013.10.11-12.
155
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
3 大槻泰介,井上有史,亀山茂樹:(シンポジウム)「てんかんと地域医療」,てんかん診療ネットワークの構築,第 47
回日本てんかん学会総会,北九州,2013.10.11-12.
4 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕:(シンポジウム)トゥレット症候群の難治性不随意運動に対する脳深部刺
激療法.第 72 回日本脳神経外科学会総会.
2013.10.16.横浜
5 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,齋藤貴志,金子裕,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:(シンポジウム)「小児に
対するてんかん外科の長期効果」,小児難治性てんかんに対する半球離断術—30 例の治療成績.第 37 回日本てんか
ん外科学会 大阪,2014.02.06.2014
6 開道貴信,高橋章夫,金子裕,大槻泰介:
(シンポジウム)トゥレット症候群の難治性不随意運動に対する脳深部刺
2014.2.7.大阪
激療法.第 53 回日本定位・機能神経外科学会.
7 大槻泰介:
(特別講演)乳幼児てんかんの外科治療及びてんかんの診療連携について,日本てんかん学会中国四国地方会,
松山,2014.3.1.
②国際学会
8 Otsuki T:(Controversies):Guidelines: the good,the bad and the ugly,Guidelines on epilepsy surgery
of the American Academy of Neurology - inform decisions and improve outcomes: Pros –,30th International
Epilepsy Congress,Montreal,2013.06.23-27.
9 Kaido T,
Otsuki T,
Kim HD et al.
:Results of one-year follow-up in Far-East Asia Catastrophic Epilepsy(FACE)
study.
30th International Epilepsy Congress.Montreal,2013.06.23-27.
10 Takahashi A,Otsuki T,Kaido T,Kaneko Y,Honda R,Nakagawa E,Sugai K,Sasaki M: Resective
surgery for pediatric intractable epilepsy associated with cortical dysplasia using 3 tesla MRI and multimodal
functional neuroimaging.30th International Epilepsy Congress,Montreal,2013.06.23-27
11 Otsuki T: Epilepsy Surgery for cortical dysplasia in infancy and early childhood,15th World Congress of
Neurosurgery,Seoul,2013.09.8-13
12 Otsuki T: Surgical strategies in epilepsy with cortical dysplasia,15th World Congress of Neurosurgery,
Seoul,2013.09.8-13
13 Otsuki T: Resective epilepsy surgery for malformation of cortical development in infancy and early
childhood.12th Asian Oceanian Congress on Child Neurology,Riyadh,2013.09.14-18,2013
14 Otsuki T,
Kaido T,
Kim HD,
Luan G,
Inoue Y,
Baba K,
Takahashi A,
Kobayashi K,
Hong SC,
Oguni H,
Baba H,
Hamano S,Hirose S,Kameyama S,Yamamoto H,Sugai K: Far East Asian Survey for Catastrophic Epilepsy
in infancy and early childhood(FACE): epileptic syndromes,etiology,treatment and prognosis.7th Asian
Epilepsy Surgery Congress,Beijin,2013.10.24-26
③一般学会
1 開道貴信,高橋章夫,金子裕,大槻泰介:高精度の脳深部刺激電極留置術における我々の工夫.第 120 回日本脳神経
外科学会関東支部学術集会.東京,2013.4.20.
2 開道貴信,坂本崇,高橋章夫,金子裕,大槻泰介:Holmes 振戦と思われる振戦に Vim および CM-Pf-Vo DBS を行
2013.5.18.東京
った一例. 第 28 回日本ニューロモデュレーション学会.
3 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,本田涼子,金子裕,齋藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 後部皮質に皮
質異形成を伴う乳児難治性てんかんの外科治療.第 55 回日本小児神経学会,大分,5.30-6.01,2013
4 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介,岡崎光俊: L2 ノルム空間フィルターによるてんかん焦点の画像化.第 28
回日本生体磁気学会,新潟,6.07-08,2013
5 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,曽根大地: 診断より 33 年後に外科的治療を行った海馬硬化を伴う内側側
頭葉てんかんの 1 例.第 7 回日本てんかん学会関東甲信越地方会,東京,6.15,2013
6 金子裕,岡崎光俊,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介:MEG による言語野マッピング.第 15 回日本ヒト脳機能マッピ
ング学会,東京,7.05-06,2013
7 大久保智紗,伊里綾子,大槻泰介,小川俊樹:側頭葉てんかん術後患者における情動喚起後の行動反応—Go/No go
課題を用いた行動反応指標による検討—,日本心理学会,札幌,2013.9.19-21,2013
8 開道貴信,高橋章夫,金子裕,大槻泰介:上下肢振戦に対し脳深部刺激療法に工夫を要した 1 例 - マルチプログラ
ミングの有用性 -.第 121 回日本脳神経外科学会関東支部学術集会 2013.9.28.東京
9 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介,岡崎光俊:MEG による言語野マッピング,第 47 回日本てんかん学会,北九州,
10.11-12,2013
10 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,本田涼子,金子裕,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:高磁場 MRI と多重脳機能
画像を用いた皮質異形成を伴う小児難治性てんかんの外科治療,第 47 回日本てんかん学会,北九州,10.11-12,2013
11 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,本田涼子,金子裕,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 半球性病変を伴う小児
難治性てんかんに対する半球離断術,第 72 回日本脳神経外科学会学術総会,横浜,10.16-18,2013
12 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介:高密度脳波による小児てんかん焦点の画像化,第 72 回日本脳神経外科学
会学術総会,横浜,10.16-18,2013
13 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕:重度難治性チックに対する脳深部刺激療法 - 当科の現況.第 20 回トゥレ
ット研究会.
2013.11.3.東京
14 開道貴信,高橋章夫,金子裕,大槻泰介:トゥレット症候群の難治性不随意運動に対する脳深部刺激療法.第 53 回
2014.2.7.大阪
日本定位・機能神経外科学会.
④研究会・院外集談会
15 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,本田涼子,金子裕,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:後部皮質に皮質異形成を
伴う乳児難治性てんかんに対する後方離断術,第 36 回関東機能的脳外科カンファレンス,東京,9.07,2013
(3)講演
16 Otsuki T: Epilepsy surgery in infancy and early childhood,International School of Neurological Sciences of
Venice,Brain exploration and epilepsy surgery.San Servolo,Venice,2013.7.22.
17 Otsuki T: Epilepsy surgery: How the view has changed,Selecting surgical candidates.ASEPA workshop
on Epilepsy Surgery,Bangkok,2013.7.27-29
156
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
18 Otsuki T: Surgery in catastrophic epilepsy,Surgical techniques.ASEPA workshop on Epilepsy Surgery,
Bangkok,2013.7.27-29
19 Otsuki T: Surgical outcome,Common surgical substrates.ASEPA workshop on Epilepsy Surgery,Bangkok,
2013.7.27-29
20 大槻泰介:基調講演,「事故をなくしたい」- 病気や障害と自動車社会の共存をめざして -,日本てんかん学会・日本
てんかん協会 緊急シンポジウム,東京,2013.5.11.
21 大槻泰介:特発性てんかんと症候性てんかん ーその診断と治療ー,最新プライマリー医療研究会,立川,2013.6.4.
22 大槻泰介:日本のてんかん医療の現状とてんかん診療ネットワークの未来,
長崎てんかん診療ネットワーク講演会,長崎,
2013.6.7.
23 大槻泰介:てんかん診療ネットワーク構想,てんかん診療ネットワーク講演会 - てんかんの診断 ・ 治療—地域連携と
QOL の連携をめざしてー,東京,2013.6.9.
24 大槻泰介:てんかんの地域診療連携とてんかんセンターの役割,Juntendo Epilepsy Conference,東京,2013.6.14.
25 大槻泰介:日本のてんかん医療と社会ーその新しい姿を目指してー,
「てんかんと社会」国際シンポジウム,東京,
2013.8.
24.
26 大槻泰介:てんかんセンターとてんかんの地域医療連携について,てんかん診療ネットワークを考える会,鹿児島,
2013.8.30.
27 大槻泰介:てんかんの地域診療連携とてんかん診療ネットワーク,奈良てんかん FORUM,奈良,2013.9.7.
28 大槻泰介:ネットワークを活用した医療連携,第 47 回日本てんかん学会イブニングセミナー,北九州,2013.10.11
29 大槻泰介:我が国のてんかん医療尾現状と対策—てんかん診療ネットワークが目指すものー,市民公開講座:てん
かんによる自動車運転事故を防ぐにはどうすればよいのか ?—我が国のてんかん医療の現状と対策—,東京,2013.
11.16
30 開道 貴信: トゥレット症候群の難治性不随意運動に対する脳深部刺激療法.第 2 回 東京都立松沢病院 精神疾患に対
する脳外科治療 勉強会.
2013.12.13. 東京
31 大槻泰介:神経救急の臨床,
第 2 回教育 j セミナー,
急患室におけるてんかん診療,
「神経疾患に親しみ強くなる会」
東京,
2013.12.21.
32 大槻泰介:てんかん診療ネットワークの現状と将来,東京てんかん診療ネットワーク,新宿,2014.1.25.
33 開道 貴信: 脳性麻痺後ジストニアに対する脳深部刺激療法.
「水俣病の治療向上に関する検討班」準備検討会.
2014.2.
8.大阪
34 高橋章夫: 皮質形成異常を病因とするてんかんの臨床.日本画像医学会 教育講演 2014.02.21 東京
35 大槻泰介:乳幼児期・小児期のてんかん外科とその適応,小児てんかんフォーラム,金沢,2014.2.2.
36 大槻泰介:てんかんの地域診療連携の構築について,第 2 回高山てんかん治療を考える会—診療連携の構築に向けて,
高山,2014.2.22.
37 大槻泰介:てんかん外科と我が国のてんかん地域診療ネットワーク,日本てんかん学会中国四国地方会市民公開講座,
松山,2013.3.1.
38 大槻泰介:高齢者てんかんと認知障害発作,高齢者てんかん講演会,新宿,014.3.19.
(4)その他
1 大槻泰介:病気が原因で起こる自動車運転事故をどうすれば減らせるのか ? 公明党厚生労働部会,参議院議員会館,
2013.6.20
2 国立精神・神経医療研究センター病院てんかんセンターセミナー:初学者のための脳波夏期セミナー,小平,2013.8.
17.
3 市民公開講座:てんかんによる自動車運転事故を防ぐにはどうすればよいのか ?—我が国のてんかん医療の現状と対
策—,東京,2013.11.16
6)総合外科
(1)刊行論文
①原著論文
1 山本敏之,福本 裕,木下 悟.Duchenne 型筋ジストロフィーの摂嚥下障害.神経内科 79:192-199,2013.
(2)学会発表等
①一般学会
1 福本 裕,村田佳子,谷口 豪,齊藤祐子,澁谷 誠 ,三山健司,渡邉雅子.Lennox-Gastaut 症候群患者 2 例の舌
に発現した腫瘍性病変.第 47 回日本てんかん学会学術集会,北九州,2013.10.12.
2 福本 裕,大矢 寧,森 まどか,小牧宏文,小林庸子,村田 美穂.筋ジストロフィー患者における咬合接触面
積が咀嚼機能に与える影響について.筋ジス治療拠点ガイドライン発表,東京,2013.11.03.
3 織田千尋,山本敏之,福本 裕,中山慧悟,佐藤雅子,村田美穂,小林庸子.日本語版 嚥下障害ハンディキャッ
プ指標の信頼性と妥当性.第 37 回日本嚥下医学会総会,東京,2014.02.15.
4 福本 裕,望月規央,中川栄二,小澤慎太郎,三山健司,岡田尚巳.重症心身障害児(者)における唾液と喀痰に共
通して分離される医療・介護関連肺炎原因菌について.第 29 回日本環境感染学会総会,東京,2014.02.15.
②研究会・院外集談会
1 福本 裕.なるほど納得 ! まるわかり !! パーキンソン病関連疾患の摂食・嚥下障害.歯科治療を考える―咀嚼を中心に―.
日本神経筋疾患 摂食・嚥下・栄養研究会第 2 回セミナー,東京,2013.04.27.
(3)講演
1 福本 裕.日和見感染について.東京歯科大学微生物学講義,千葉,2013.07.20.
2 福本 裕.口腔ケア習得コース基礎編.看護臨床教育研修,東京,2013.12.05.
3 福本 裕.歯みがきについて. 9 病棟ヘルスプロモーション学習会,東京,2014.2.25.
157
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
(4)その他
1 福本 裕.窒息事故報告会・研修会,歯科的問題について.摂食・嚥下チーム勉強会,東京,2013.10.03.
7)総合内科
(1)刊行論文
①原著論文 - 英文
1 Uchida M,Yamato S,Shimizu K,Amano T,Ariga H.Dual role of mosapride citrate hydrate on the gastric
emptying evaluated by the breath test in conscious rats.J Pharmacol Sci.2013;121(4):282-7
②症例報告 - 和文
1 富田吉敏,奥見裕邦,安藤哲也,石川俊男:長期間の前立腺癌ホルモン療法後の心身不調に漢方治療の併用が効果
を認めた 1 例,日本東洋心身医学研究 28 巻 1/2 号,p79 -84,2013
2 富田吉敏,細井昌子,安藤哲也,石川俊男:夫婦間葛藤への対処に社会的サポートの活用が有効であった老年期帯
状疱疹後神経痛の 1 例,慢性疼痛 32 巻 1 号,p141-146,2013
3 富田吉敏,三田村朋子,菊地裕絵,安藤哲也:様々な治療的関わりで症状と抗体価が改善した疼痛性障害の症例,
日本心療内科学会誌 18 巻 1 号,p28-33,2014
4 磯貝俊明,田中博之,高山陽,二川圭介,上田哲郎,瀬川和彦,中田正規,清水渉。20 年前にてんかんと診断後,
統合失調症を合併し,鑑別に難渋した先天性 QT 延長症候群の 1 例。心臓,45(9)
: 1124-1128,2013
③総説
5 瀬川和彦.Duchenne 型筋ジストロフィー患者の心不全の治療.神経内科,79(2)
:187-191,2013
(2)学会・研究会
1 Ando T,Tamura N,Ichimaru Y,Kura N,Konishi M,Tomita Y,Chiba N,Ishikawa T and Komaki G:
Plasma amino acid profile in anorexia nervosa and its relation to current food intake.International Conference
on Eating Disorders 2014.New York: 2014.03.27-29.
2 Kikuchi H,Yoshiuchi K,Tomita Y,Ando T: Development of a comprehensive stress rating scale for
72nd Annual Scientific
ecological momentary assessment: preliminary analysis by item response theory.
Meeting of the American Psychosomatic Society.San Francisco: 2014.03.12-15.
3 Oe Y,Kura S,Ariga H,Amano T,Yamato S,Horikoshi M,Fukudo S,Kikuchi H,Tomita Y,Ando T:
Development of cognitive behavioral therapy - interoceptive exposure for irritable bowel syndrome: a pilot
72nd Annual Scientific Meeting of the American Psychosomatic Society.San Francisco:
study in Japan.
2014.03.12-15.
4 富田吉敏,富岡悠,菊地裕絵,安藤哲也:慢性疲労状態を呈した双極性障害の症例,第 18 回日本心療内科学会,愛知,
12 月,2013
5 菊地裕絵,吉内一浩,富田吉敏,安藤哲也:Ecological momentary assessment 用ストレス評価尺度開発―項目反
応理論を用いたストレス反応に関する項目選定.第 18 回日本心療内科学会学術大会.名古屋:2013.12.07-08.
6 安藤哲也,大江悠樹,倉五月,富田吉敏,菊地裕絵,堀越勝:過敏性腸症候群(IBS)の内部感覚暴露を用いた認知
行動療法(CBT)の開発.第 18 回日本心療内科学会学術大会.名古屋:2013.12.07-08
7 菊地裕絵,吉内一浩,富田吉敏,安藤哲也:Ecological momentary assessment 用ストレス評価尺度の開発―項目
反応理論による項目分析.第 54 回日本心身医学会学術講演会.横浜:2013.06.26-27
8 大江悠樹,倉五月,富田吉敏,菊地裕絵,堀越勝,安藤哲也:過敏性腸症候群に対する認知行動療法の開発研究―
治療プロトコルと介入の実際―.第 123 回日本心身医学会関東地方会.東京:2013.11.16
9 倉五月,大江悠樹,大和滋,堀越勝,福土審,菊地裕絵,富田吉敏,安藤哲也:過敏性腸症候群に対する認知行動
療法の開発 - 治療者との関係性構築に特徴が見られた男性患者の 1 例 -.第 6 回日本不安障害学会学術大会.東京:
2014.02.01-02.
10 瀬川和彦 症状がなくても心臓のお薬を飲むのですか ? 第 10 回筋ジストロフィー公開市民講座 2013 年 7 月 6 日 国立精神神経医療研究センター,東京
11 瀬川和彦 シンポジウム 「診療ガイドラインを踏まえた標準的医療の実践と EBM 構築に向けて」心筋障害の診療
2013 年 11 月 27 日 筋ジストロフィー医療研究会 2013 国立病院機構本部講堂 東京
12 瀬川和彦,小牧宏文。心房中隔欠損を合併した Duchenne 型筋ジストロフィーの 1 例 2013 年 11 月 29 日 「筋ジス
トロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究」平成 25 年度班会議 JA 共済ビル カンファレンスホ
ール 東京
13 瀬川和彦 デュシェンヌ型筋ジストロフィー診療ガイドライン 心筋障害の診療 2013 年 11 月 30 日 「筋ジストロ
フィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究」平成 25 年度班会議 JA 共済ビル カンファレンスホール
東京
14 瀬川和彦,小牧宏文,森まどか,大矢寧。心房中隔欠損症を合併した Duchenne 型筋ジストロフィーの 2 例。2014
年 2 月 8 日 日本内科学会第 603 回関東地方会 東京
8)遺伝カウンセリング室
(1)刊行論文
①総説
1 佐藤有希子,後藤雄一:精神疾患の遺伝カウンセリング.精神科治療学,28(5); 639-643,2013
2 佐藤有希子,竹下絵里,竹島泰弘:Duchenne 型筋ジストロフィーの遺伝カウンセリング.神経内科,79(2): 220226,2013
(2)学会発表等
①特別講演,シンポジウム
1 佐藤有希子,後藤雄一:神経筋疾患領域の遺伝カウンセラーの立場から(我が国の難病対策と遺伝医療)
.第 37 回日
本遺伝カウンセリング学会学術集会,川崎,2013.6.23
158
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
②一般学会
1 佐藤有希子,竹下絵里,清水玲子,大矢寧,南成祐,後藤雄一:Duchenne 型筋ジストロフィーを疑うが遺伝子変
異が同定されていない家系からの保因者診断に関する相談.第 37 回日本遺伝カウンセリング学会学術集会,川崎,
2013.6.23
9)放射線診療部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Nakata Y,Sato N,Hattori A,Ito K,Kimura Y,Kamiya K,Shigemoto Y,Nakagawa E,Sasaki M,Ohtomo K:
Semi-automatic volumetry of cortical tubers in tuberous sclerosis complex. Jpn J Radiol 2013; 31(4):
253-261
2 Kamagata K,Motoi Y,Tomiyama H,Abe O,Ito K,Shimoji K,Suzuki M,Hori M,Nakanishi A,Sano T,
Kuwatsuru R,Sasai K,Aoki S,Hattori N: Relationship between cognitive impairment and white-matter
alteration in Parkinson’s disease with dementia: tract-based spatial statistics and tract-specific analysis. European radiology 2013; 23(7): 1946-55
3 Fukunaga I,Hori M,Masutani Y,Hamasaki N,Sato S,Suzuki Y,Kumagai F,Kosuge M,Hoshito H,
Kamagata K,Shimoji K,Nakanishi A,Aoki S,Senoo A: Effects of diffusional kurtosis imaging parameters
on diffusion quantification. Radiological physics and technology 2013; 6(2): 343-8
4 Tsuchiya K,Aoki S,Shimoji K,Mori H,Kunimatsu A: Consecutive acquisition of time-resolved contrastenhanced MR angiography and perfusion MR imaging with added dose of gadolinium-based contrast agent
aids diagnosis of suspected brain metastasis. Magnetic Resonance in Medical Sciences 2013; 12(2):
87-93
5 Kamagata K,Tomiyama H,Motoi Y,Kano M,Abe O,Ito K,Shimoji K,Suzuki M,Hori M,Nakanishi A,
Kuwatsuru R,Sasai K,Aoki S,Hattori N: Diffusional kurtosis imaging of cingulate fibers in Parkinson
disease: comparison with conventional diffusion tensor imaging. Magnetic resonance imaging 2013; 31
(9): 1501-1506
6 Kamagata K,Tomiyama H,Hatano T,Motoi Y,Abe O,Shimoji K,Kamiya K,Suzuki M,Hori M,Yoshida M,
Hattori N,Aoki S: A preliminary diffusional kurtosis imaging study of Parkinson disease: comparison with
conventional diffusion tensor imaging. Neuroradiology 2014; 56(3): 251-8
7 Shimoji K,Uka T,Tamura Y,Yoshida M,Kamagata K,Hori M,Motoi Y,Watada H,Kawamori R,Aoki S:
Diffusional kurtosis imaging analysis in patients with hypertension. Japanese journal of radiology 2014;
32(2): 98-104
②著書
2013
1 下地啓五:これでわかる拡散 MRI 第 3 版.FSL/TBSS による解析. 学研メディカル秀潤社, 東京,
34No.
1,
2 木村有喜男,坂本敦子,佐藤典子:今注目の疾患 2014 中枢神経分野 症例 5 SENDA.画像診断 Vol.
2014:18-19
東京,
(2)学会発表
①国際学会
1 Kamagata K,Hori M,Shimoji K,Suzuki M,Nakanishi A,Tomiyama H,Motoi Y,Fukunaga I,Kumagai H,
Hattori N,Aoki S: A Preliminary Diffusional Kurtosis Imaging Study of Parkinson Disease. Comparison
with Conventional Diffusion Tensor Imaging. ISMRM 21st annual meeting, Salt Lake City,Utah,USA,
2013.04.20 – 2013.04.26
2 Kamagata K,Hori M,Shimoji K,Suzuki M,Nakanishi A,Tomiyama H,Motoi Y,Fukunaga I,Kumagai
H,Hattori N,Aoki S: MR Imaging of Parkinson Disease. Review of Conventional and Advanced
Techniques. ISMRM 21st annual meeting. Salt Lake City,Utah,USA, 2013.04.20 – 2013.04.26
3 Kamagata K,Hori M,Aoki S,Nakanishi A,Suzuki M.Shimoji K,Yoshida M: MR imaging of Parkinson
Disease: review of conventional and advanced techniques. RSNA 2013 annual meeting, Chicago,
Illinois,USA,
2013.12.01 – 2013.12.06
②一般学会
1 木村健一,石塚良和,笹谷輝勝,池見拓,平賀亘,松田博史,佐藤典子:PET 製剤用サイクロトロン室への低放射化コンクリート
の導入とその検証. 第 12 回日本放射線安全管理学会学術大会,
札幌市、 北海道大学, 2013.11.27–2013.11.29
2 齋藤淳一,堀正明,根本隆洋,片桐直之,下地啓五,伊藤慎也,福永一星,辻野尚久,山口大樹,白神伸之,青木茂樹,
水野雅文:ARMS における脳梁の線維束機能異常とその精神症状との関連. 第 109 回日本精神神経学会総会, 福岡,
2013.05
③その他
1 下地啓五:脳高次機能障害の診断と治療への貢献拡散テンソルを用いた高次脳機能障害の評価.第 37 回日本脳神経
CI 学会総会, さいたま市,
2014.03
2 下地啓五:神経放射線 Update 教科書にはない白質の解剖. 日本医学放射線学会関東地方会セミナー,東京, 2014.02
2014.01
3 下地啓五:DTI 中級編 包括脳正常拠点―疾患拠点合同 MRI チュートリアル.東京,
2014.01
4 下地啓五:DTI 初級編 包括脳正常拠点―疾患拠点合同 MRI チュートリアル.東京,
5 下地啓五,佐藤典子,青木茂樹:多施設評価のための MR 定量化と統計解析 - 拡散テンソル像.第 41 回日本磁気共鳴
医学会大会, 徳島市,
2013.09
6 下地啓五:拡散テンソル像解析の実際. 正常拠点―疾患拠点合同 MRI チュートリアル,
名古屋, 201309
(3)班会議発表
1 Sakakbiara T,Sukigara S,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y,Kaido T,Saito Y,Sato N,Nakagawa E,Sugai
159
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
K,Sasaki M,Goto Y,Itoh M: Maldistribution of interneuron between cortex and basal ganglia in focal
cortical dysplasia. Consideration of epileptogenesis. 30th International Epilepsy Congress, Montrial,
Canada:,
2013.06.23 – 2013.06.27
10)臨床検査部
(1)刊行論文
①原著論文
1 齊藤祐子: 異常リン酸化タウタンパク蓄積による神経病理.老年精神医学雑誌 2014; 25(1):58-63
2 杉村有司,渡邉勝美,小川勝,児玉徳志,竹下昌利,野田隆政,石丸昌彦,吉田寿美子: 光トポグラフィー検査の
波形パターン分類による精神疾患判別の試み.臨床病理 2014; 62(2)
: 147-152
3 石垣景子,西川愛子,村上てるみ,佐藤孝俊,梶野幸子,斎藤崇,南成祐,大澤真木子: 小児期に発症し診断に苦
慮したカルパイノパチーの一例.難病と在宅ケア 2013; 19(1)
:59-61
4 Furusawa Y,Mitsuhashi S,Mori-Yoshimura M,Shimada Y,Yamamoto T,Shibuya M,Shimizu J,Ohashi
T,Saito Y,Nishino I,Oya Y,Murata M: Late-onset Pompe disease after 4 years of enzyme replacement
therapy: An autopsy case.Neurology and Clinical Neuroscience 2013; 1(6)
:1-2
5 Ono Y,Sakai A,Otsuka K,Uda H,Oyama H,Ishizuka N,Awata S,Ishida Y,Iwasa H,Kamei Y,Motohashi
Y,Nakamura J,Nishi N,Watanabe N,Yotsumoto T,Nakagawa A,Suzuki Y,Tajima M,Tanaka E,Sakai H,
Yonemoto Y: Effectiveness of a multimodal community intervention program to prevent suicide and suicide
attempts; a quasi-experimental study.PLoS ONE 2013; 8(10):e74902
6 Hida A,Kitamura S,Ohsawa Y,Enomoto M,Katayose Y,Motomura Y,Moriguchi Y,Nozaki K,Watanabe
M,Aritake S,Higuchi S,Kato M,Kamei Y,Yamazaki S,Goto Y,Ikeda M,Mishima K: In vitro circadian
period is associated with circadian/sleep preference.Sci Rep 2013; 3:2074
7 Kamiya K,Sato N,Saito Y,Nakata Y,Ito K,Shigemoto Y,Ota M,Sasaki M,Ohtomo K: Accelerated
myelination along fiber tracts in patients with hemimegalencephaly.J Neuroradiol 2013; 30(1):84-89
8 Kimura Y,Sato N,Saito Y,Ito K,Kamiya K,Nakata Y,Watanabe M,Maikusa N,Matsuda H,Sugimoto H:
Extending Cortical Dysplasia in Temporal Lobe Epilepsy with Unilateral Amygdala Enlargement.Journal of
Neuroradiology 2014; 5(1)
:1-9
9 Matsuura T,Kurosaki T,Omote Y,Minami N,Hayashi Y,Nishino I,Abe K: Exome sequencing as a
diagnostic tool to identify a causal mutation in genetically highly heterogeneous limb-girdle muscular
dystrophy.JOURNAL OF HUMAN GENETICS 2013; 58(8)
:564-565
10 Dan A,Takahashi M,Masuda M,Kametani F,Nonaka T,Kondo H,Akiyama H,Arai T,Mann MA David,
Saito Y,Hatsuta H,Murayama S,Hasegawa M: Extensive deamidation at asparagine residue 279 accounts
for weak immunoreactivity of tau with RD4 antibody in Alzheimer’s disease brain.Acta Neuropathologica
Communications 2013; 1(1):54-63
11 Otsuki T,Honda R,Takahashi A,Kaido T,Kaneko Y,Nakai T,Saito Y,Itoh M,Nakagawa E,Sugai K,
Sasaki M: Surgical management of cortical dysplasia in infancy and early childhood.
Brain Dev 2013; 35
(8)
:
802-809
12 Satoh J,Kawana N,Yamamoto Y,Ishida T,Saito Y,Arima K: A survey of TREM2 antibodies reveals
neuronal but not microglial staining in formalin-fixed paraffin-embedded postmortem Alzheimer’s brain
:30-32
tissues.Alzheimer’Research & Therapy 2013; 5(4)
13 Nagai S,Saito Y,Endo Y,Saito T,Sugai K,Ishiyama A,Komaki H,Nakagawa E,Sasaki M,Ito K,Saito Y,
Sukigara S,Ito M,Goto Y,Ito S,Matsuoka K: Hypoalbuminemia in early onset dentatorubral-pallidoluysian
atrophy due to leakage of albumin in multiple organs.J Neurol 2013; 260(5)
:1263-1271
14 Tachibana N,Kinoshita M,Saito Y,Ikeda S: Identification of the N-Methyl-D-aspartate receptor(NMDAR)
-related epitope,NR2B,in the normal human ovary: implication for the pathogenesis of anti-NMDAR
encephalitis.Tohoku J Exp Med 2013; 230(1)
:13-16
15 Wen Y,Miyashita A,Kitamura N,Tsukie T,Saito Y,Hatsuta H,Murayama S,Kakita A,Takahashi H,
Akatsu H,Yamamoto T,Kosaka K,Yamaguchi H,Akazawa K,Ihara Y,Kuwano R: SORL1 is Genetically
Associated with Neuropathologically Characterized Late-Onset Alzheimer’s Disease.Journal of Alzheimer’s
Disease 2013; 35(2):387-394
16 Sakurai Y,Ishii K,Sonoo M,Saito Y,Murayama S,Iwata A,Hamada K,Sugimoto I,Tsuji S,Mannen
T: Progressive apraxic agraphia with micrographia presenting as corticobasal syndrome showing extensive
Pittsburgh compound B uptake.J Neurol 2013; 260(8):1982-1991
17 Hasegawa M ,Watanabe S,Kondo H,Akiyama H,David M.A.Mann,Saito Y,Murayama S: 3R and 4R
tau isoforms in paired helical filaments in Alzheimer’s disease.Acta Neuropathologica 2014; 127(2):303305
18 Kawana N,Yamamoto Y,Ishida T,Saito Y,Konno H,Arima K,Satoh J: Reactive astrocytes and
perivascular macrophages express NLRP3 inflammasome in active demyelinating lesions of multiple
sclerosis and necrotic lesions of neuromyelitis optica and cerebral infarction.Clinical and Experimental
Neuroimmunology 2013; 4(3)
:296-304
19 Yamashita M,Sakakibara Y,Hall F,Numachi Y,Yoshida S,Kobayashi H,Uchiumi O,Uhl G,Kasahara
Y,Sora I: Impaired cliff avoidance reaction in dopamine transporter knockout mice.Psychopharmacology 2013; 227:741-749
②総説
1 齊藤祐子:筋強直性ジストロフィーの中枢神経病理.ClinicalNeuroscience2013;31(8):872-873
2 村山繁雄,齊藤祐子:「NO」の立場から.FrontiersinParkinsonDisease2013;6(3):137-140
160
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
3
4
5
6
7
村山繁雄,齊藤祐子:プリオン病の病理所見.ClinicalNeuroscience2013;31(9):1015
村山繁雄,齊藤祐子:神経・精神疾患診療マニュアル神経病理学的検査.日本医師会雑誌 2013;142(2):72-73
村山繁雄,齊藤裕子,小尾智一,今福一郎:Park1/Park4:病理.医学のあゆみ 2013;247(10):1009-1012
村山繁雄,齊藤祐子,足立正:嗜銀顆粒性認知症.神経症候群 2014;27(1):46-50
:1066齊藤勇二,齊藤祐子,村田美穂:遺伝性プリオン病致死性家族性不眠症.ClinicalNeuroscience2013;32(9)
1068
8 塚田恵鯉子,亀井雄一:高照度光療法.日本臨床 2013;1(5)(増刊号):242-246
9 山田麻紀,亀井雄一,野田隆政,有馬邦正:高照度光療法により睡眠覚醒リズムと抑うつ状態が改善した概日リズ
ム睡眠障害の 1 例.神経精神学雑誌 2013;115(8):901
10 吉池卓也,亀井雄一:概日リズム睡眠障害−睡眠相後退型(睡眠相後退障害),睡眠相前進型(睡眠相前進障害.日
本臨床 2013;71(5)(増刊号):399-404
③著書
1 亀井雄一:高照度光療法の標準的な施行法は ?.松浦雅人(編):睡眠とその障害のクリニカルクエスチョン 200 診
断と治療社,東京,2014;182-183 2 亀井雄一:概日リズム睡眠障害へのメラトニンの使い方は ?.松浦雅人(編):睡眠とその障害のクリニカルクエス
チョン 200 診断と治療社,東京,2014;184-185 3 亀井雄一:概日リズム睡眠障害にビタミン剤は有効 ?.松浦雅人(編):睡眠とその障害のクリニカルクエスチョン
200 診断と治療社,東京,2014,185-186 4 亀井雄一:受診してもらうには・・・.高橋清(監修):Q&A でわかるこころの病の疑問 100 中央法規,東京,
2014;12-13 5 亀井雄一:病名告知.高橋清久(監修):Q&A でわかるこころの病の疑問 100 中央法規,東京,2014;56-57 6 北村真吾,亀井雄一:内的脱同調とは ?.松浦雅人(編):睡眠とその障害のクリニカルクエスチョン 200 診断と治
療社,東京,2014;179-180 7 北村真吾,亀井雄一:朝型や夜型の体質は変えられる ?.松浦雅人(編):睡眠とその障害のクリニカルクエスチョ
ン 200 診断と治療社,東京,2014;180-182 8 吉田寿美子:自殺が心配されるうつ病が改善 !100 人以上に成果を上げた食事療法の極意.今ある「うつ」が消えて
いく食事,マキノ出版ムック,東京,2014;8-9 9 吉田寿美子:精神疾患,自殺,不慮の事故,虐待,暴力.山本玲子(編):衛生・公衆衛生学 - 社会や環境のシステ
ムと健康との関わり - アイ・ケイコーポレーション,東京,2014;96-100 ④研究班報告書
1 大沢知隼,亀井雄一,塚田恵理子,古澤嘉彦,村田美穂: パーキンソン病に併存する不眠症に対する認知行動療法
の効果.精神・神経疾患研究開発費,パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究.
平成 25 年度班会議,プログラム・抄録集;16
2 亀井雄一,元村祐貴,北村真吾,大沢知隼,綾部直子,三島和夫: 睡眠医療及び睡眠研究用プラットフォームを用
いた睡眠障害診断システムの検証に関する研究.精神・神経疾患研究開発費,睡眠医療及び睡眠研究用プラットホ
ームの構築に関する研究.平成 23 ~ 25 年度総括研究報告書;7-9
3 齊藤祐子,塩谷彩子,岡田理恵子,田中洋子,村田美穂,有馬邦正: 生前同意ブレインバンク事務本部の推捗状況.
精神・神経疾患研究開発費,神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンクネットワーク構築に関する研究.
平成 25 年度 研究報告会抄録集;25
4 齊藤祐子,塩谷彩子,田中洋子,有馬邦正 及びリサーチリソースネットワークグループ: Research resource
network – 国立精神・神経医療研究センター病院における進捗状況 -.精神・神経疾患研究開発費,神経・精神疾患
の研究資源蓄積のためのブレインバンクネットワーク構築に関する研究.平成 25 年度 研究報告会抄録集;32
5 杠岳文,齊藤祐子,有馬邦正: うつ病で発症した嗜銀顆粒性認知症の一例.精神・神経疾患研究開発費,神経・精
神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンクネットワーク構築に関する研究.平成 25 年度 研究報告会抄録集;47
6 齊藤祐子,塩谷彩子,隅蔵大幸,仙石錬平,村山繁雄: 連続剖検例および生検例における腹部皮膚のαシヌクレイ
ノパチーの病理の結果について.精神・神経疾患研究開発費,パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・
治療法の開発に関する研究.平成 25 年度 班会議プログラム・抄録集;12
7 加藤忠史,村山繁雄,齊藤祐子,國井泰人: 双極性障害の神経病理学に基づく診断法の開発.厚生労働科学研究費
補助金 難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業(精神疾患関係研究分野),平成 25 年度総括研究報告書;
1-5
8 斎藤義朗,齊藤祐子,伊藤雅之: 小児神経疾患症例における剖検時凍結脳取得と生前同意取得に関する予備的調査.
精神・神経疾患研究開発費,神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンクネットワーク構築に関する研究.
平成 25 年度 研究報告会抄録集;27
9 吉田寿美子: 末梢血の AGEs を含む代謝産物をバイオマーカーとする統合失調症の早期診断法の確立.厚生労働科
学研究費補助金(障害者対策総合研究事業),平成 23 年度 -25 年度総合研究報告書
10 吉田寿美子: 光トポグラフィー検査の波形パターン分類による精神疾患判別の試み.精神・神経疾患研究開発費,
精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スぺクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究.平成
23 年~ 25 年度総括研究報告書;49-50
(2)学会発表
①特別講演,シンポジウム
1 齊藤祐子:嗜銀顆粒と neuropilthreadsDistinguishingBetweenArgyrophilicGrainsandNeuropilThreads.第 54 回
日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
2 足立正,齊藤祐子,中島健二,村山繁雄:嗜銀顆粒性認知症の診断.第 32 回日本認知症学会学術集会,長野,2013.
11.8-10
②国際学会
1 Nozaki K,Kamei Y,Furusawa Y,Murata M: Effectiveness of cognitive behavioral therapy for insomnia in
161
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
patients with Parkinson disease.
The 4th Asia Cognitive Behavior Therapy Conference,
東京,
2013.8.23-2013.8.
24
③一般学会
1 有馬邦正,武田信一,丸山英二,松下一章,木原章子,服部功太郎,柿田明美,豊島靖子,村山繁雄,高尾昌樹,
富田博秋,手嶋豊,磯部哲,佐藤雄一郎,伏木信次,辻村貴子,佐藤啓造,丹羽真一,武藤香織,井上悠輔,辰井
聡子,伊藤雅之,黒木規臣,石川正憲,齊藤祐子,LinCrystal:ブレインバンク(BB)に関する調査研究(文科
省脳科学研究戦略推進プログラム脳基盤研究)の結果概要報告.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,
2013.4.24-26
2 有馬邦正,齊藤祐子,本田和弘,山田光則,今野秀彦,餐場郁子,陣内研二,原口俊,女屋光基,杠岳文,尾
方克久,小西吉裕,藤村晴俊,栗崎博司,大原慎司,渡辺千種,佐藤啓造:リサーチリソースネットワーク
ProgressReport2012.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
3 大矢寧,三橋佳奈,塩谷彩子,齊藤祐子,澁谷誠,有馬邦正,西野一三:Lewy 小体病理を認めた筋強直性ジストロ
フィー 1 型(DM1)の姉弟例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
4 初田裕幸,高尾昌樹,森本悟,小宮正,大矢寧,齊藤祐子,新井冨生,村山繁雄:下位運動ニューロン・一次感覚
.第 207 回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,
ニューロンを病変の首座とし,TDP-43 蓄積を伴う 78 歳男性例(4)
2013.11.30
5 金井雅裕,村田美穂,齊藤祐子,澁谷誠,野川茂,岡崎均:臨床的に非定型的なパーキンソンニズムと認知症を呈した,
大脳皮質基底核変性症の 83 歳男性.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
6 元村祐貴,大場健太郎,寺澤悠里,野崎健太郎,肥田昌子,守口善也,亀井雄一,樋口重和,三島和夫:安静時
脳活動の測定による原発性不眠症患者における神経科学的病態の検討.日本睡眠学会第 38 回定期学術集会,秋田,
2013.6.27-2013.6.28
7 中崎恭子,北村真吾,片寄泰子,元村祐貴,向當さや香,田口裕次郎,肥田昌子,亀井雄一,三島和夫:新子活動量
計を用いた睡眠 / 覚醒判定アルゴリズムの作製.日本睡眠学会第 38 回定期学術集会,秋田,2013.6.27-2013.6.28
8 肥田昌子,北村真吾,片寄泰子,中崎恭子,元村祐貴,野崎健太郎,加藤恵美,小野浩子,松井健太郎,小林美奈,
碓氷章,井上雄一,亀井雄一,三島和夫:概日リズム睡眠障害の生物時計機能障害.日本睡眠学会第 38 回定期学術集
会,秋田,2013.6.27-2013.6.28
9 亀井雄一,野崎健太郎,古澤嘉彦,村田美穂:パーキンソン病の不眠に対する CBTI の試み.日本睡眠学会第 38 回
定期学術集会,秋田,2013.6.27-2013.6.28
10 大塚耕太郎,岩佐博人,本橋豊,石田康,粟田主一,中村純,亀井雄一,米本直裕,山田光彦,稲垣正俊,高橋清久,
酒井明夫,大野裕:NOCOMIT-J の活動:研究デザインや地域介入プログラムや成果.第 33 回日本社会精神医学会,
東京,2014.3.20-2014.3.21
11 川添僚也,森まどか,有賀元,三橋佳奈,塩谷彩子,齊藤祐子,石川欽也,村田美穂:後索変性が目立った SCA31
の 67 歳男性倍検例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
12 米川貴博,小牧宏文,齊藤祐子,大矢寧,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,西野一三,橋口
昭大,高嶋博,佐々木征行:NPZ 遺伝子の p.Asp61Asn ヘテロ接合性変異は先天性髄鞘形成不全性ニューロパチー
と Charcot-Marie-Toothtype1 の原因となる.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
13 齋藤貴志,須貝研司,佐々木征行,澁谷誠,齊藤祐子:後索核の著明な軸索腫大が特徴的だった若年型 DRPLA の
49 歳女性.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
14 齋藤貴志,石山昭彦,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,齊藤祐子:後索・後策核の病理学
的変化がみられた若年型 DRPLA の兄弟例.第 55 回日本小児神経学会学術集会,脳と発達,大分,2013.5.30-6.1
15 神谷昂平,齊藤祐子,塚本忠,後藤順,佐藤典子,重本蓉子,中田安浩,伊藤公輝:MRI での中脳被蓋の萎縮の進
行を長期間追跡しえた進行性核上性麻痺(PSP)の 1 倍検例 - 臨床症状と対比して -.第 54 回日本神経病理学会総会
学術研究会,東京,2013.4.24-26
16 齊藤祐子,塩谷彩子,山村隆,岡本智子,黒木規臣,田中洋子,岡田理恵子,西澤正豊,渡辺宏久,柿田明美,吉田眞理,
森秀生,河原直人,佐藤啓造,久野貞子,上田佳代,藤村晴俊,村山繁雄,村田美穂,有馬邦正:神経疾患ブレイ
ンバンク年次報告.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京:,2013.4.24-26
17 佐藤準一,天竺桂弘子,石田剛,齊藤祐子,有馬邦正:アルツハイマー病脳の平野小体と変性神経突起における
ubiquilin-1 の高発現.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
18 德丸阿耶,櫻井圭太,今林悦子,長谷部伸,村山繁雄,高尾昌樹,初田裕幸,石井賢二,金丸和富,齊藤祐子,古田光:
背景病理確定例に基づくアルツハイマー病と嗜銀顆粒性認知症の鑑別.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,
2013.4.24-26
19 小尾智一,穴戸丈郎,池村雅子,齊藤祐子,村山繁雄,寺田達弘,山崎公也,杉浦明,溝口功一:Shy-Drager 症
候群例と Pureautonomicfailure 例の皮膚 synuclein 染色の比較.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,
2013.4.24-26
20 村山繁雄,高尾昌樹,初田裕幸,隅蔵大幸,伊藤慎治,野上茜,内野彰子,赤津博康,齊藤祐子:高齢者ブレイン
バンク 2012 年度年次報告.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
21 野上茜,山崎峰雄,齊藤祐子,隅蔵大幸,内野彰子,伊藤慎治,初田裕幸,高尾昌樹,村山繁雄:純粋無動症を呈
した進行性核上性麻痺(PSP)の 2 倍検例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
22 齊藤祐子,塩谷彩子,村田美穂,村山繁雄:パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.第 54 回日本
神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
23 齊藤祐子,塩谷彩子,村田美穂,村山繁雄:パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.第 54 回日本
神経学会学術大会,東京,2013.5.29-6.1
24 初田裕幸,高尾昌樹,内野彰子,隅蔵大幸,上野茜,伊藤慎治,金丸和富,齊藤祐子,新井冨生,村山繁雄:パー
キンソン病における交感神経節前ニューロン及び線維の検討.第 54 回日本神経学会学術大会,東京,2013.5.29-6.1
25 野上茜,山崎峰雄,齊藤祐子,伊藤慎治,初田裕幸,高尾昌樹,片山泰朗,村山繁雄:進行性核上性麻痺の早期病
変―高齢者連続 340 倍検例における神経病理学的検討.第 54 回日本神経学会学術大会,東京,2013.5.29-6.1
26 村山繁雄,金丸和富,徳丸阿耶,石井賢二,仁科裕史,椎名盟子,砂川昌子,広吉祐子,江口桂,森本悟,加藤貴行,
162
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
古田光,小幡真希,齊藤祐子:老化に伴う認知・運動機能障害克服のための包括的研究リソース構築.第 54 回日本
神経学会学術大会,東京,2013.5.29-6.1
27 立花直子,木下通亨,齊藤祐子,亀谷富由樹,小松洋太郎,池田修一:ヒト正常卵巣内の NMDAR 抗原の発現の検
討とウシ卵胞内同タンパクの分離同定の試み.第 54 回日本神経学会学術大会,東京,2013.5.29-6.1
28 菊地正隆,宮下哲典,初田裕幸,齊藤祐子,村山繁雄,池内健,桑野良三:アルツハイマー病におけるタンパク質
とドメイン間相互作用ネットワーク解析.第 32 回日本認知症学会学術集会,長野,2013.11.8-10
29 野上茜,山崎峰雄,齊藤祐子,隅蔵大幸,内野彰子,初田裕幸,高尾昌樹,片山泰朗,村山繁雄:“preclinicaoPSP”
の病理―高齢者総合病院連続 324 倍検例における検討―.第 32 回日本認知症学会学術集会,長野,2013.11.8-10
30 齊藤祐子:パーキンソン病では嗅上皮にレビー小体病理が出現する.第 54 回日本神経学会学術大会,東京,2013.5.
29-6.1
31 佐々木拓也,日出山拓人,齊藤祐子,橋本洋平,前川理沙,椎尾康:パーキンソニズム,認知症を呈し,反復する
脳梗塞様病変をみたエオジン好性核内封入体病の 65 歳男性例(8)
.第 207 回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,
2013.11.30
32 国仲伸男,佐藤裕子,田島紹吉,村山繁雄,齊藤祐子:ボディアン染色に適した自家製プロテイン銀の開発.第 54
回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
33 佐野輝典,岡本智子,坂本崇,齊藤祐子,村田美穂:認知症と自律神経症状が目立ち,アルツハイマー病,レビー
小体型認知症に多系総萎縮症の初期病理を合併した一例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.
24-26
34 塩谷彩子,相崎貢一,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,齊藤祐子:乳児期に内反尖足で発症した 5 歳女児例.第
54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
35 塩谷彩子,有馬邦正,杠岳文,角田幸雄,村山繁雄,玉岡晃,齊藤祐子:双極性感情障害例における臨床病理学的検討.
第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
36 塩谷彩子,有馬邦正,杠岳文,村山繁雄,玉岡晃,齊藤祐子:双極性感情障害が神経変性疾患に先行する一群の依
存について.第 54 回日本神経学会学術大会,東京,2013.5.29-6.1
37 塩谷彩子,齊藤祐子,有馬邦正,杠岳文,村山繁雄,玉岡晃:双極性感情障害における嗜銀顆粒の関与.第 32 回日
本認知症学会学術集会,長野,2013.11.8-10
38 竹下絵里,石井智弘,粟津緑,新庄正宜,長谷川奉延,三木純,日高義彦,本林光雄,熊谷悦子,後藤雄一:巣状
糸球体硬化症による慢性腎不全を呈したミトコンドリア DNA9155A>G 変異の 2 例.第 116 回日本小児科学会総会,
広島,2013.4.19-2013.4.21
39 竹下絵里,和賀央子,中川栄二,松重武志,鈴木聖子,村上知恵,鈴木基正,後藤雄一:低身長を伴う精神遅滞の
男児例では JARID1C 変異を疑う.第 116 回日本小児科学会総会,広島,2013.4.19-2013.4.21
40 竹下絵里,三牧正和,西野一三,埜中征哉,後藤雄一:ミトコンドリア病の遺伝子診断には,longPCR 法,サザン
ブロット法,全周シークエンス法を用いた解析と総合的な判断が必要である.第 55 回日本小児神経学会総会,大分,
2013.5.29-2013.6.01
41 竹下絵里,佐藤有希子,清水玲子,加藤光広,南成祐,後藤雄一:父の生殖細胞に由来する Duchenne 型筋ジスト
ロフィーの保因者女児.第 37 回日本遺伝カウンセリング学会学術集会,神奈川県川崎市,2013.6.20-2013.6.23
42 佐藤有希子,竹下絵里,清水玲子,大矢寧,南成祐,後藤雄一:Duchenne 型筋ジストロフィーを疑うが遺伝子変
異が同定されていない家系からの保因者診断に関する相談.第 37 回日本遺伝カウンセリング学会学術集会,神奈川
県川崎市,2013.6.20-2013.6.23
43 塚田恵鯉子,木村綾乃,亀井雄一:REMsleepwithoutatonia の発現に関与する要因の検討−レム睡眠行動障害を呈
さない症例群からみる−.日本睡眠学会第 38 回定期学術集会,秋田,20136.27-2013.6.28
44 坂本岳之,島崎みゆき,大柄昭子,野田隆政,亀井雄一:概日リズム睡眠障害非同調型に対する入院光治療の試み.
日本睡眠学会第 38 回定期学術集会,秋田,2013.6.27-2013.6.28
45 濱保英樹,本田涼子,須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介,塩谷彩子,柿田明美,齊藤祐子:焦点切除術
は奏功せず,右半球離断術によりてんかん発作が消失した Rasmussen 症候群の 6 歳女児.第 54 回日本神経病理学会
総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
46 南成祐,島田綾子,相生優子,埜中征哉,西野一三:眼咽頭型筋ジストロフィーの表現型と GCN リピート数.第 54
回日本神経学会学術大会,東京,2013.5.29-2013.6.01
47 三橋佳奈,濱保英樹,森まどか,大矢寧,齊藤祐子,林由紀子,西野一三,村田美穂:早期発症型顔面肩甲上腕型
筋ジストロフィーの倍検例.第 54 回日本神経病理学会総会学術研究会,東京,2013.4.24-26
48 村木悦子,横田悠季,服部功太郎,瀨川和彦,功刀浩,吉田寿美子:気分障害患者を対象とした 5 時間耐糖能試験に
おける血糖変動の予備的検討.第 17 回日本病態栄養学会年次学術集会,大阪,2014.1.12
④研究会・院外集談会
1 南成祐:筋疾患の遺伝学的検査にはどんなものがあるか.第 8 回染色体遺伝子検査基礎技術セミナー,東京都中央区,
2013.4.20
2 吉田寿美子:双極性障害の診断と治療の試み.双極性障害セミナー,東京,2013.7.26
(3)講演
1 亀井雄一:高齢者の概日リズム.日本睡眠学会・生涯教育セミナー,東京,2013.8.25
2 亀井雄一:質のよい睡眠と健康.こころの健康づくり講演会,東京,2013.9,20
3 亀井雄一:睡眠障害の診断ポイントと治療ストラテジー.小平医師会学術講演会,東京,2013.10.17
4 亀井雄一: 行政の自殺対策と関係機関の連携.ゲートキーパー研修会,千葉県四街道市,2013.10.25
5 亀井雄一: 睡眠とこころの健康について.こころの健康づくり普及啓発講演,東京八王子市,2013.11.13
6 亀井雄一: あなたもゲートキーパーになりませんか.ゲートキーパー研修会.千葉県四街道市,2013.11.22
7 亀井雄一: その睡眠で大丈夫ですか ?.若松区民医学講座,福岡県北九州市,2014.2.22
8 亀井雄一: 精神疾患・精神障害の理解.いのちの電話基礎研修講座,千葉,2014.3.8
9 亀井雄一: 児童思春期の睡眠の問題 体内時計乱れてないかな ?.睡眠の日市民公開講座,東京九段坂,2014.3.15
10 亀井雄一: ヒトにとって睡眠はなぜ必要か ?.安眠・快眠講座,東京世田谷区,2014.3.12
163
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
11
12
13
14
15
亀井雄一: 知らないと困る “ 睡眠障害 ”.安眠・快眠講座,東京世田谷区,2014.3.19
亀井雄一: 心地よく眠るためのひけつとは.安眠・快眠講座,東京世田谷区,2014.3.26
齊藤祐子: てんかん.第 33 回日本画像医学会,東京,2013.2.21-23
齊藤祐子: 認知症の背景病理.第 33 回日本画像医学会,東京,2013.2.21-23
塩谷彩子: 皮質形成異常を病因とするてんかん疾患の病理診断.第 33 回日本画像医学会,東京,2013.2.21-23
11)リハビリテーション部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Furusawa Y,
Mukai Y,
Kawazoe T,
Sano T,
Nakamura H,
Sakamoto C,
Iwata Y,
Wakita M,
Nakata Y,
Kamiya K,
Kobayashi Y,Sakamoto T,Takiyama Y,Murata M.: Long-term effect of repeated lidocaine injections into
the external oblique for upper camptocormia in Parkinson's disease..Parkinsonism Relat Disord,19(3):
350-354,2013
2 Matsugi Akiyoshi,Iwata Yasuyuki,Mori Nobuhiko,Horino Hiroshi,Hiraoka Koichi: Long latency
electromyographic response induced by transcranial magnetic stimulation over the cerebellum preferentially
appears during continuous visually guided manual tracking task..Cerebellum(London,England),12(2):
147-54,2013
3 今村扶美,松本俊彦,朝波千尋,出村綾子,川地 拓,山田美沙子,網干 舞,平林直次: 医療観察法における「内省
プログラム」の開発と効果―待機期間を対照群とした介入前後の効果測定―.精神科治療学,28(10): 1369-1378,
2013
②著書
1 平林直次:社会的行動障害はどのように分類されますか ?.Q&A でひも解く高次脳機能障害,医歯薬出版株式会社,東京,
63-64,2013 患者さんのリハビリテーション意欲を引き出せますか ?.Q&A でひも解く高次脳機
2 平林直次:どのようにしたら,
能障害,医歯薬出版株式会社,東京,124-128,2013 3 平林直次:回復を期待し続ける家族に対してどのように対応すればよいですか ?.Q&A でひも解く高次脳機能障害,
医歯薬出版株式会社,東京,129-130,2013 「筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン 2013」 監修 日本神経学会・日本神経免
4 小林庸子:8 リハビリテーション.
疫学会・日本神経治療学会 編集「多発性硬化症治療ガイドライン」作成委員会 南江堂,東京,142-145,148-149(2013.12)
③総説
1 小林庸子: 特集 最近の神経・筋疾患にたいする装具療法 神経筋疾患の装具療法について.日本義肢装具学会誌,
30(1): 6-10,2014
2 松本俊彦,千葉泰彦,今村扶美,小林桜児,和田 清: 少年鑑別所における自習ワークブックを用いた薬物再乱用防
止プログラム:その有効性と利用可能性.精神神経学雑誌,115(5): 455-462,2013
松本俊彦: ケーススタディ―アディクションの症例.臨床心理学増刊号 実践臨床に学ぶケーススタディ,
3 今村扶美,
増刊第 5 号: 208-211,2013
4 今村扶美: 心神喪失者等医療観察法における物質使用障害者の治療.精神科治療学,28 巻増刊号 : 386-391,2013
5 今村扶美: 医療観察法指定入院医療機関におかえる「加害者」へのアプローチ.司法精神医学,9(1): 114-118,
2014
6 今村扶美: 薬物依存症の回復支援―SMARPP とのかかわりを通じて―.あまびき,14: 35-55,2014
7 小林庸子:進化するパーキンソン病治療 リハビリテーション.特集 進化するパーキンソン病診療 PROGRESS
;271-276(2014.2)
IN MEDICINE 34(2)
8 前野 崇:筋ジストロフィーのリハビリテーション―筋ジストロフィーの治療戦略:国際ガイドラインをふまえて.
:94-97(2014.3)
脳と発達 46(2)
(2)学会発表
①特別講演・シンポジウム
1 今村扶美:医療観察法指定入院医療機関における「加害者」へのアプローチ.第 9 回日本司法精神医学会.学術総合
センター: 2013.6.1
2 今村扶美:患者・家族への治療モデルをめぐって.第 35 回日本アルコール関連問題学会.長良川国際会議場:
2013.7.19 - 2013.7.20
3 前野 崇:筋ジストロフィーのリハビリテーション―筋ジストロフィーの治療戦略:国際ガイドラインをふまえて.
第 55 回日本小児神経学会学術集会.大分県:2013.5.31
②国際学会
1 Y.Furusawa,Y.Aihara,Y.Iwata,T.Taminato,Y.Mukai,T.Takei,T.Hanakawa,T.Sakamoto,M.
Murata: Abnormal external oblique muscle activity in camptocormic patients with Parkinson's Disease.
2nd
Joint World Congress ISPGR/Gait & Mental Function.Akita: 2013.6.22 - 2013.6.26
2 中森みち子:自分の声を発する VOCA を活用した ALS 患者の一症例.国立病院総合医学会.金沢日航ホテル:
2013.11.8 - 2013.11.9
3 Chihiro Oda,Toshiyuki Yamamoto,Miho Murata,Masako Satoh,Keigo Nakayama,Takashi Maeno,Yoko
Kobayshi: Effect of delayed auditory feedback on dysarthria associated with neurodegenerative diseases.
17th International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorders.Sydney,Australia: 2013.6.17
- 2013.6.20
4 浪久 悠: The multi-disciplinary team meeting achieves favorable outcome of psychogenic non-epileptic
seizure.
30th International Epilepsy Congress.カナダ・モントリオール: 2013.6.23 - 2013.6.27
5 Takako Saotome,Linda Klein,Steven Faux: Survival after inpatient rehabilitation for patients with cancer
rd
related impairments.The 3 Singapore Rehabilitation Conference.The Academia,Singapore: 2014.3.272014.3.29
164
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
③一般学会
1 中山慧悟:パーキンソン症候群患者の発話明瞭度に重要な発声発語機能の検討.第 58 回 日本音声言語医学会.高
知県高知市:2013.10.17 - 2013.10.18
2 矢島寛之,佐々木康治,小林庸子:遠位型ミオパチーに対しカーボン製短下肢装具が有効だった症例について.第
29 回日本義肢装具学会.佐賀市:2013.10.26 - 2013.10.27
3 樋口智和:リハに生かせる最新の IT 関連機器について.第 10 回東京都作業療法学会.帝京平成大学:2013.10.20
4 樋口智和:フィルム型タッチセンサーを使用したスイッチの作製について.第 67 回国立病院総合医学会.ホテル金沢:
2013.11.8
5 寄本恵輔,浅川孝司,前野 崇,森まどか,小林庸子,村田美穂,有明陽佑,小川順也,立石貴之,丸山昭彦:筋
萎縮性側索硬化症患者における最大強制吸気量(Maximum insufflation capacity:MIC)トレーニングの適応と有
用性について.第 48 回日本理学療法学術大会.愛知:2013.5.24 - 2013.5.26
6 寄本恵輔,岩田恭幸,小川順也,矢島寛之,前野 崇,小林庸子,三山健司,小牧宏文:非侵襲的人工呼吸下にお
いて月経随伴性気胸を併発したウールリッヒ型筋ジストロフィー症例の呼吸理学療法.第 32 回東京都理学療法学術
大会.東京:2013.6.23
7 寄本恵輔,浅川孝司,前野 崇,森まどか,小林庸子,吉野 英,村田美穂:筋萎縮性側索硬化症患者における最
大強制吸気量(Maximum insufflation capacity:MIC)トレーニングの適応と有用性について.第 35 回日本呼吸療
法医学会学術総会.東京:2013.7.20 - 2013.7.21
8 寄本恵輔,有明陽佑,小川順也,前野 崇,小林庸子,石井一成,柿田周一,富田基之:在宅人工呼吸器を使用し
ている神経筋疾患患者における加湿管理について−加湿モデル肺での検討−.第 23 回日本呼吸ケア・リハビリテー
ション学会学術集会.東京:2013.10.10 - 2013.10.11
9 寄本恵輔,小川順也,有明陽佑,立石貴之,丸山昭彦,前野 崇,小林庸子:ALS 患者におけるバックバルブマス
クを用いた強制吸気トレーニング―MIC から LIC―.第 32 回関東甲信越ブロック理学療法士学会.千葉:2013.11.2
- 2013.11.3
10 寄本恵輔:ALS 患者におけるバックバルブマスクを用いた呼吸理学療法−気管切開後に無気肺を呈し LIC training
にて改善が得られた症例−.第 67 回 国立病院総合医学会.石川:2013.11.8 - 2013.11.9
24th International
11 寄本恵輔:Validity Of Respiratory Physiotherapy For Als Patients Using Bag Valve Masks.
Symposium on ALS / MND.ミラノ・イタリア:2013.12.6 - 2013.12.9
12 古澤嘉彦,藍原由紀,田港朝也,滝澤歩武,向井洋平,武井智彦,坂本崇,花川隆,村田美穂:パーキンソン病の
腰曲がり評価における受動的立位試験の有用性.第 7 回日本パーキンソン病運動障害疾患学会.東京:2013.10.10 2013.10.12
13 立石貴之,脇田瑞貴,渡部琢也,藍原由紀,勝田若菜,芦田 愛,丸山昭彦,前野 崇,小林庸子:Duchenne 型
筋ジストロフィー患者の体幹に着目した歩行分析 ―三次元動作解析装置を用いて―.第 67 回国立病院総合医学会.
金沢市:2013.11.8 - 2013.11.9
14 中森みち子:自分の声を発する VOCA を活用した ALS 患者の一症例.東京都作業療法士学会.帝京平成大学:
2013.10.20
15 前野 崇,小林庸子:パーキンソン患者に対する言語療法 LSVT-LOUD の訓練継続についての考察.第 50 回日本リ
ハビリテーション医学会学術集会.千代田区:2013.6.13 - 2013.6.15
16 中馬孝容,小林庸子:滋賀県理学療法士会会員に対するパーキンソン病についてのアンケート調査.第 50 回日本リ
ハビリテーション医学会学術集会.千代田区:2013.6.13 - 2013.6.15
17 玉木克志,小林庸子,樋口智和,粟沢広之,田中勇次郎,中山優希:在宅療養患者のニーズと在宅医療をサポート
する社会資源に関する調査.第 28 回リハ工カンファレンス.盛岡:2013.8.22
18 小林庸子:神経難病における RST のあり方~国立病院機構 医王病院 RST モデルに学ぶ~.第 9 回神経難病の包括的
呼吸ケア・ワークショップ.新宿区:2013.10.5
19 寄本恵輔,有明陽佑,小川順也,前野 崇,小林庸子,石井一成,柿田周一,富田基之:在宅人工呼吸器を使用し
ている神経筋疾患患者における加湿管理について―加湿モデル肺での検討―.第 23 回日本呼吸ケア・リハビリテー
ション学会学術集会.文京区:2013.10.10 - 2013.10.11 座長及び実技アシスタント
20 寄本恵輔,小川順也,有明陽佑,丸山昭彦,前野 崇,小林庸子:ALS 患者におけるバックバルブマスクを用いた
呼吸理学療法―気管切開後に無気肺を呈し LIC training にて改善が得られた症例―.第 67 回国立病院総合医学会.
金沢市:2013.11.8 - 2013.11.9
21 脇田瑞木,寄本恵輔,有明陽佑,丸山昭彦,斉藤紀久代,伊藤明美,森まどか,大矢 寧,小林庸子:家族介護で
の人工呼吸器使用困難のため 24 時間ヘルパーを利用した単身生活を開始したデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者
の一例.第 67 回国立病院総合医学会.金沢市:2013.11.8 - 2013.11.9
22 勝田若奈,望月規央,寄本恵輔,立石貴之,丸山昭彦,竹下雅利,小林庸子:リハビリテーションスタッフのスク
ラブ着用における有用性についての検討.第 67 回国立病院総合医学会.金沢市:2013.11.8 - 2013.11.9
23 竹内瑞貴,岩田恭幸,寄本恵輔,丸山昭彦,立石貴之,前野 崇,小林庸子:大腿切断により歩行不能となった
パーキンソン病患者への理学療法 義足歩行を獲得した症例.第 67 回国立病院総合医学会.金沢市:2013.11.8 2013.11.9
24 佐藤雅子,織田千尋,寄本恵輔,中山慧悟,仲村貞郎,石山昭彦,前野 崇,小林庸子:言語聴覚士の介入により
経口摂取継続可能となった Tay-Sachs 病児の一例.第 67 回国立病院総合医学会.金沢市:2013.11.8 - 2013.11.9
25 三橋 舞,寄本恵輔,丸山昭彦,立石貴之,前野 崇,小林庸子:セラピストの手掌温度が与える影響 - 短時間で
測定可能な非接触型体温計ビジオフォーカスを用いた検討―.第 67 回国立病院総合医学会.金沢市:2013.11.8 2013.11.9
26 中森みち子,田中勇次郎,前野 崇,小林庸子:自分の声が発声する VOCA を活用した ALS 患者の一症例.第 67
回国立病院総合医学会.金沢市:2013.11.8 - 2013.11.9
27 小林庸子,粟沢広之,樋口智和,田中勇次郎, 玉木克志:東京近郊のコミュニケーション用具支援ネットワー
クについて―支援者マップ作成に向けてのアンケート調査―.第 1 回日本難病医療ネットワーク学会.大阪市:
2013.11.9 口頭発表
165
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
28 織田千尋,山本敏之,佐藤雅子,中山慧悟,村田美穂:パーキンソン病患者の音声に対する音声認識ソフトの有用性.
第 39 回日本コミュニケーション障害学会学術講演会.四谷,東京:2013.7.20 - 2013.7.21
29 織田千尋,山本敏之,佐藤弥生,安 啓一,荒井隆行,村田美穂,小林庸子:運動性構音障害を伴うパーキンソン
症候群患者への遅延聴覚フィードバック空間の構築とその効果.第 7 回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス.
新宿,東京:2013.10.10 - 2013.10.12
30 勝田若奈,寄本恵輔,鈴木一平,相馬 優,佐々木康治,小川順也,轟 大輔:パーキンソン病における重心動揺
の変化と Hoehn&Yahr 重症度分類との関連.第 32 回東京都理学療法学術大会.東京:2013.6.23
31 浪久 悠:てんかん患者の就労支援~精神科デイケアにおける医療型就労支援が有効であった 3 症例~.第 47 回日
本てんかん学会学術集会.小倉:2013.10.11 - 2013.10.12
32 織田千尋,山本敏之,福本 裕,中山慧悟,佐藤雅子,村田美穂,小林庸子:日本語版嚥下障害ハンディキャップ
指標の信頼性と妥当性.第 37 回日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会
33 織田千尋,山本敏之,佐藤弥生,安啓一,荒井隆行,村田美穂:遅延聴覚フィードバック法の臨床への応用 実験
室から日常生活へ.日本音響学会春季研究発表会スペシャルセッション 音声言語などの障害とその支援 特別講
演 2014.3.10
34 西川敦子 , 森 まどか , 山本敏之 , 大矢 寧 , 小林庸子 , 西野一三 , 村田美穂:封入体筋炎に対する経静脈的免疫グロブリ
ン療法の効果.第 54 回日本神経学学術大会.千代田区:2013.5.29-2013.6.1
35 三橋佳奈 , 西川敦子 , 佐野輝典 , 森 まどか , 山本敏之 , 大矢 寧 , 林由起子 , 小林庸子 , 西野一三 , 村田美穂:慢性炎症性
筋疾患に対する経静脈的免疫グロブリン療法の有効性の検討.第 54 回日本神経学学術大会.千代田区:2013.5.292013.6.1
36 川添僚也 , 森まどか , 米本直裕 , 矢島寛之 , 大矢 寧 , 山本敏之 , 林由起子 , 小林庸子 , 西野一三 , 村田美穂:GNE ミオ
パチー機能評価スケール GMFRS 作成の試み.第 54 回日本神経学学術大会.千代田区:2013.5.29-2013.6.1
37 森まどか , 矢島寛之 , 米本直裕 , 大矢 寧 , 瀬川和彦 , 福本 裕 , 野口 悟 , 林由起子 , 小林庸子 , 西野一三 , 村田美穂:
GNE ミオパチー自然歴 1 年間の前向き観察研究.第 54 回日本神経学学術大会.千代田区:2013.5.29-2013.6.1
④その他
1 矢島寛之: 神経筋疾患の姿勢ケアについて.東筋協宿泊研修旅行.茨城: 2013.8.26
2 樋口智和: 暮らしに役立つ機器開発~作業療法士の立場から~.道具と暮らしの研究会.首都大学: 2013.10.26
3 小林庸子: 神経筋疾患のリハビリテーションについて.第 1 回リハビリテーション技術者交流会.秋田市:
2013.10.26 口頭発表
4 織田千尋: あなたの飲み込みの生活の質は ? 市民公開講座「窒息予防の正しい知識」.小平市,東京: 2013.4.13
5 織田千尋: 効果のある摂食・嚥下リハビリテーション.日本神経筋疾患摂食嚥下・栄養研究会第 2 回セミナー なる
ほど納得 ! まるわかり !! パーキンソン病関連疾患の摂⾷・嚥下障害 パーキンソン病関連疾患の摂⾷・嚥下障害.国分
寺,東京: 2013.4.27
6 織田千尋: 会話が弾む パーキンソン病の声のリハビリテーション.パーキンソン病市民公開講座.吉祥寺,東京:
2013.10.15
7 今村扶美: 薬物依存の理解と援助 リラプス・プリベンションについて.法務省専門研修課程矯正教育科第 10 回.
矯正研修所: 2013.7.22 - 2013.7.25
8 今村扶美: J.MARPP グループワーク.法務省専門研修課程矯正教育科第 10 回.矯正研修所:2013.7.22 - 2013.7.25
9 今村扶美: 医療観察法における心理士の役割.滋賀県立精神医療センター研修会.滋賀県立精神医療センター:
2013.8.1
10 大森まゆ,今村扶美,高崎邦子,林理華,若林朝子: 事例検討(入院例・グループワーク).平成 25 年度指定医療機
関従事者研修会第 1 回東京.ベルサール九段: 2013.9.14
11 今村扶美: 医療観察法物質使用障害治療プログラム.平成 25 年度 第 5 回薬物依存症に対する認知行動療法研修.:
2013.11.12
12 松本俊彦,今村扶美,若林朝子: デモセッション.平成 25 年度 第 5 回薬物依存症に対する認知行動療法研修.:
2013.11.13
13 織田千尋:会話が弾む パーキンソン病の声のリハビリテーション.パーキンソン病市民公開講座 in 北九州.北九州,
福岡:2014.2.22
(3)班会議発表
1 寄本恵輔,鈴木一平,小川順也,轟 大輔,勝田若菜,阿部優子,早乙女貴子,古澤嘉彦,森まどか,林 幼偉,
大矢 寧,小林庸子,村田美穂: 神経筋疾患におけるロボットスーツ「福祉用 筋疾患におけるロボットスーツ
Hybrid Assistive Limb(HAL)」の検討 .当院での実施状況と課題.平成 25 年度病院研究発表会.: 2014.3.11
2 福本 裕,大矢 寧,森まどか,小牧宏文,小林庸子,村田美穂: 筋ジストロフィー患者における咬合接触面積が
包括的診療ガイドラインの研究(小牧)班班会議.
咀嚼機能に与える影響について.筋ジストロフィーの治験拠点整備,
千代田区: 2013.11.29 - 2013.11.30 座長
3 中馬孝容,平河圭子,本城 誠,吉田仁美,赤田直軌,宮本昌寛,澤井のどか,中井秀昭,乙川 亮,藤田京子,
高松滋生,小林庸子: パーキンソン病体操の考案とその効果.希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患
者支援のあり方に関する研究(西澤)班班会議 分科会 2 難病関連職種のスキルアップ.千代田区: 2013.12.11 2013.12.14 座長
4 小林庸子,田中勇次郎,粟沢広之,玉木克志,小長谷百絵,中山優季,小倉明子,松田千春: 東京都における神経
難病のコミュニケーション関連機器支援―支援者マップ作成に向けてのアンケート調査―.希少性難治性疾患患者
に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究(西澤)班班会議 分科会 2 難病関連職種のスキルアップ.
千代田区: 2013.12.11 - 2013.12.14
5 中馬孝容,小林庸子: 神経難病疾患のリハビリテーションにおける課題と考察.希少性難治性疾患患者に関する医
療の向上及び患者支援のあり方に関する研究(西澤)班班会議 分科会 2 難病関連職種のスキルアップ.千代田区:
2013.12.11 - 2013.12.14
6 中山優季,小林庸子,粟沢広之,田中勇次郎,玉木克志,小倉朗子,原口道子,松田千春,小長谷百絵: 難病看護
の質向上―難病看護学習の普及と東京都における意思伝達支援の実態.希少性難治性疾患患者に関する医療の向上
166
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
7
8
9
10
11
及び患者支援のあり方に関する研究(西澤)班会議 分科会 2 難病関連職種のスキルアップ.千代田区: 2013.12.11
- 2013.12.14
小林庸子,岩田恭幸,渡部琢也,鈴木一平,立石貴之,小川順也: 当院で施行しているパーキンソ病リハビリテー
ションプログラムの効果の比較.平成 25 年度精神・神経疾患研究開発費「パーキンソン病を中心とするレビー小体
病の診断・治療法の開発に関する研究」班会議.小平市: 2013.12.14
勝田若奈,望月規央,寄本恵輔,立石貴之,丸山昭彦,小林庸子,竹下晶利: リハビテーションスタッフのクラブ
着用における有用性についての検討.平成 25 年度病院研究発表会.小平市: 2014.3.11
小川順也,立石貴之,岩田恭幸,寄本恵輔,小林庸子,古澤嘉彦,村田美穂: 当院で施行しているパーキンソン病
リハビリテーションプログラムの効果比較.平成 25 年度病院研究発表会.小平市: 2014.3.11
三澤剛: 就労準備性プログラムについて.平成 25 年第 9 回医療観察法関連職種研修会.那覇: 2013.6.28 - 2013.6.29
三澤剛: 医療観察法におけるリカバリー.平成 25 年第 9 回医療観察法関連職種研修会.那覇: 2013.6.28 - 2013.6.29
12)医療連携福祉部
(1)刊行論文
①著書
1 三澤孝夫:
「社会資源」第Ⅲ章 福祉制度「Q&A でひもとく高次脳機能障害」監修:廣實真弓,平林直次,医歯薬出
版株式会社,東京,2013.4
2 三澤孝夫,司法精神保健福祉対策,精神保健学(新版 精神保健福祉士養成セミナー第 2 巻【第二版】),へるす出版,
2014.1
3 三澤孝夫:第 5 章「更生保護制度の概要,第 6 章「医療観察法の概要」/「精神保健福祉に関する制度とサービス」精
神保健福祉士シリーズ第 7 巻【第二版】,弘文堂,東京,2014.2
②研究班報告書
1 坂田増弘,富沢明美,伊藤明美,山口創生,種田綾乃,佐藤さやか,伊藤順一郎:厚生労働科学研究費補助金 難病・
がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業(精神疾患関係研究分野) 「「地域生活中心」を推進する地域精神科医療
モデル作りとその効果検証に関する研究」 小平地区における重症精神障害者への多職種アウトリーチチーム支援に
関する研究:平成 25 年度 総括・研究分担報告書,2014.3
2 三澤孝夫,澤恭弘,熊地美枝,高崎邦子,太智晶子,金成透,上野容子,伊東秀幸,相川章子,垣内佐智子,嶺 香一郎,
松坂あづさ,八木深,重吉大輔,高橋理沙:平成 25 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「専
門的医療の普及の方策及び資質向上策を含めた医療観察法の効果的な運用に関する研究」(主任研究者:伊豫雅臣),
分担研究「司法精神医療における退院調整・社会復帰援助を行う関係機関職員の支援と研修方法の開発に関する研究」
3
(分担研究者:三澤孝夫):平成 25 年度総括・分担研究報告書,2014.
3 篭本孝雄,三津孝夫,伊藤順一郎,伊橡雅臣,大鶴卓,川崎洋子,来住由樹,澤温,中島豊爾,藤井康男: 厚生労
働省平成 25 年度障害者総合福祉推進事業 「精神病床に入院している難治性患者の地域移行の推進に向けた支援の在
り方に関する実態調査について」(主任研究者:篭本孝雄),
平成 25 年度総括・分担研究報告書,2014.3
三澤孝夫 ,松原三郎,
菊池安希子:平成 23 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「心
4 安藤久美子,
神喪失者等医療観察法制度における専門的医療の向上に関する研究」
(主任研究者:岡田幸之)
,分担研究,
分担研究「指
定通院医療機関におけるモニタリングに関する研究(2)」(分担研究者:安藤久美子),平成 25 年度分担研究報告書,
2014.3
5 永田貴子,三澤孝夫,大森まゆ,黒木規臣,高橋昇,野村照幸,今井敦司,前上里泰史,大鶴卓,平林直次: 平成
25 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「重大な他害行為を犯した精神障害者の適切な処遇及
び社会推進に関する研究に関する研究」
(主任研究者:平林直次),分担研究「医療観察法入院処遇対象者の夜ごと
予後に与える因子に関する研究」(分担研究者:永田貴子),平成 25 年度分担研究報告書,2013.3
(2)学会発表等
①特別講演,シンポジウム
1 伊藤明美:社会生活から統合失調症を考える.NCNP 市民公開シンポジウム 正しく向き合う統合失調症,東京,
2014.3.23
2 三澤孝夫,柳瀬一正,ワークショップⅡ「⼊院治療から通院治療,そして処遇終了・精神保健福祉法へ ―治療・⽀
援の継続性を地域でどのように⽀えていくか―」日本司法精神医学会大会,東京,2013.6.1
「医療観察法通院処遇にあけるデイ・ケアの役割」
3 三澤孝夫,シンポジウムⅠ 医療観察法におけるデイ・ケアの役割,
第 18 回日本デイ・ケア学会年次大会 松本大会,松本,2013.10.10
②一般学会
(独)国立精神・神経医療研究セ
1 坂田増弘,大島真弓,大迫充江,富沢明美,伊藤明美,佐藤さやか,伊藤順一郎:
ンター「地域精神科モデル医療センター」活動報告~ナショナルセンター病院が地域ケアに挑戦した 3 年間で達成し
た事,難しかった事~.精神障害者リハビリテーション学会,沖縄,2013.11.29
2 引土絵未・谷渕由布子・若林朝子・今村扶美・川地拓・加藤隆・高野歩・松本俊彦・和田清:「薬物依存症者に対す
る認知行動療法プログラム(SMARPP)における脱法ハーブ乱用・依存患者の臨床的特徴」,日本アルコール・薬
物医学会,岡山,2013.10.4
3 永田貴子,三澤孝夫,高橋昇,野村照幸,今井淳司,前上里史,大鶴卓,平林直次,医療観察法入院処遇者の予後に
関する調査,第 9 回日本司法精神医学会大会,東京,2013.5.31
4 菊池安希子,三澤孝夫,長沼洋一,福田敬,津村秀樹,安藤久美子,岡田幸之:東京都の常勤精神保健指定医の医
療観察法指定通院医療に関する意識調査.第 9 回日本司法精神医学会大会,東京,2013.5.31
5 福田敬,三澤孝夫,福田敬,長沼洋一,津村秀樹,安藤久美子,岡田幸之:東京都の医療観察法指定通院医療機関
における業務量に関する研究.第 9 回日本司法精神医学会大会,東京,2013.5.31
6 永田貴子,三澤孝夫,高橋昇,野村照幸,今井淳司,前上里史,大鶴卓,平林直次,医療観察法入院処遇者の予後
に関する調査,第 9 回医療観察法関連職種研修会,沖縄,2013.6.29
167
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
③研究会・院外集談会
1 伊藤明美:精神障害(精神疾患)の理解と当事者への関わり方について.小平市精神保健福祉ボランティア講座,
2013.6.29
2 三澤孝夫:「クライシスプラン」―対象者,地域関係機関が利用しやすい緊急時対応計画の作成のために―,第 2 回
全国医療観察法指定入院医療機関 PSW 連絡協議会 ウィリング横浜,横浜,2013.11.22
(3)講演
1 漆畑眞人:
「医療ソーシャルワーカーについて ―チームアプローチ論―」,学校法人敬心学園日本福祉教育専門学校,
東京,2013.6.29
2 漆畑眞人:「精神障害に関する制度について~ 2 月例会の質問を中心に~」,むさしの会 4 月例会・学習会,東京,
2013.4.27
3 漆畑眞人:「精神障害に関する制度について~ 2 月例会の質問を中心に~ Vol.2」,むさしの会 7 月例会・学習会,
東京,2013.7.27
4 漆畑眞人:「「国立病院におけるソーシャルワーカーの軌跡と今後」in 近畿ブロック」,国立病院ソーシャルワーカ
ー協議会近畿ブロック研修会,大阪,2013.11.23
「リハビリテーション科勉強会」,国立精神・神経医療研究センター病院リハビリテーション科,東京,
5 漆畑眞人:
2013.12.16
6 小河原大輔:「薬物依存症者に対する福祉支援」平成 25 年度法務省薬物処遇重点実施研修,東京,2013.11.20
7 若林朝子:「薬物依存症者に対する地域移行支援」平成 25 年度法務省社会内移行調査導入研修,東京,2013.5.23
8 大森まゆ・大迫充江・山野真弓・今村扶美・若林朝子:
「事例検討(入院例・グループワーク)」平成 26 年度 心神
喪失者等医療観察法 指定入院医療機関従事者研修会,東京,2013.9.14
「SMARPP ワークブックを用いた外来個人療法」,平成 25 年度 第 5 回薬物依存症に対する認知行動療法
9 若林朝子:
研修 精神保健研究所,東京,2013.11.13
10 若林朝子:「PSW 実習指導について」帝京平成大学平成 25 年度実習指導者研究会,東京,2014.2.1
,精神保健
11 三澤孝夫:精神保健参与員の業務と責任,精神保健参与員業務演習,事例検討(審判シミュレーション)
判定医等人材養成研修会,社団法人日本精神科病院協会,東京,2013.7.27 / 大阪,2013.8.9 / 東京,2013.8.30
12 三澤孝夫:精神保健福祉士の業務,指定入院医療機関・指定通院医療機関従事者研修,精神・神経科学振興財団,東京,
2013.9.13 / 大阪,2013.10.8 / 東京,2013.11.12
13 三澤孝夫:医療観察法病棟における医療,リハビリーテーション,社会復帰援助と精神保健福祉士の業務,指定入
院医療機関従事者研修,精神・神経科学振興財団,滋賀県立精神医療センター,滋賀県,2013.8.1
「処遇事件における精神保健参与員の関わりと問題点」,平成 25 年東京地方裁判所心神喪失者等医療観察
14 三澤孝夫:
法関係参与員協議会,東京地方裁判所,東京,2013.11.28
15 三澤孝夫:基調講演Ⅱ「司法精神医療福祉研究会の活動から見えてくるもの」 平成 25 年度医療観察制度北海道運営
連絡協議会,札幌第三合同庁舎,札幌 2013.12.20
13)薬剤部
(1)刊行論文
①雑誌・刊行物
1 市川 暁:てんかん(小児)
,薬局 2014 年増刊号「薬と検査 2014」2014,791-807
2 市川 暁:服薬自己管理の仕方,ともしび 2014,3-11
(2)学会発表等
①一般学会
1 北浦円,安藤陽子,森岡想,斉藤郁夫:当院神経内科病棟における入院時持参薬からみるパーキンソン病患者の服
9.22
薬の実態.第 23 回日本医療薬学会,宮城,2013.
2 市川 暁,原 恵子,鈴木秀則,斉藤郁夫,有馬邦正:入院中の統合失調症患者における向精神薬使用実態調査.
第 67 回国立病院総合医学会,金沢,2013.
11.
8
②講演
1 市川 暁:てんかん患者への服薬指導のポイント,てんかん治療研究会(第 377 回相模原市小児科医科会月例懇話会),
東京,2014.3.14
14)看護部
(1)刊行論文
①原著論文
1 津田 哲也,川喜田 晶子,宮本 真巳:“ ゆだねる ” 境地に開かれて―山谷地域における訪問看護師の体験が照射
する看護の本質―.精神科看護,40(250): 48-57,2013
2 川内健三,天谷真奈美: 精神科訪問看護において病棟看護師が感じる困難.日本看護研究学会,36(2): 1-11,2013
①著書
1 諏訪敏幸・心光世津子・山川みやえ: 第Ⅴ章「量的研究のシステマティックレビュー」.牧本清子編『エビデンスに
基づく看護実践のためのシステマティックレビュー』
,日本看護協会出版会,東京,59-74,2013 2 心光世津子: 第Ⅵ章「質的研究のシステマティックレビュー」.牧本清子編『エビデンスに基づく看護実践のための
システマティックレビュー』
,日本看護協会出版会,東京,75-91,2013 3 臼井晴美: パーキンソン病・脊髄小脳変性症.Q&A と症例でわかる 摂食嚥下障害ケア,羊土社,,156,170-162,
176,2013 ,
『難病と在宅ケア』,医学書・医学雑誌出版社(株)日本プランニングセンター,
4 花井亜紀子:
「神経難病の緩和ケア」
1-4,vol19,No.10,2014.1
168
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
(1)学会発表
①特別講演・シンポジウム
1 大迫充江:これからの精神科医療推進のために ~多職種チーム医療への期待とチーム医療を支える人材の育成につ
いて~ 看護師の立場から.
67 回国立病院総合医学会.金沢: 20131108
②国際学会
1 Shimmitsu S,Hirano T,Yamanaka H: Why males have higher suicide rate in most countries? A review of
quantitative research.The Joanna Briggs Institute International Convention 2013.InterContinental Adelaide,
Adelaide: Australia: 20131021 - 20131023
2 Shimmitsu S: The meaning of "recovery" from severe mental illness for psychiatric nurses in Japan.The
Joanna Briggs Institute International Convention 2013.InterContinental Adelaide: Adelaide: Australia:
20131021 - 20131023
3 Shimmitsu S: The meaning of "recovery" from severe mental illness(SMI)perceived by the people living
17th Conference of East Asian Forum of Nursing Scholars.Century Park Hotel,Manila:
with SMI in Japan.
Philippines: 20140220 - 20140221
③一般学会
1 大柄 昭子:看護師を対象とした認知行動モデルに基づくコミュニケーションスキルトレーニングの検討.第 67 回
国立病院総合医学会.金沢:20131108 - 20131109
2 大草由美子:看護師長が求める副看護部長としての関わり.第 44 回日本看護学会看護管理学術集会.大阪:
20130919 - 20130920
3 大草由美子:平成 24 年度職務満足度調査の現状と課題.第 67 回国立病院総合医学会.金沢:20131108 - 20131109
4 水野由貴:インフォームド・コンセントに対する看護師の意識調査.第 67 回国立病院総合医学会.金沢:20131108
- 20131109
5 五郡直也:ファースト・イン・ヒューマン試験への取り組み~当該病棟の看護師の立場より.第 13 回 CRC と臨床
試験のあり方を考える会議 2013in 舞浜 .東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート 千葉県浦安市舞浜 1-7 :20130915 20130916
6 大迫充江:
(独)国立精神・神経医療研究センター「地域精神科モデル医療センター」活動報告~ナショナルセンター
病院が地域ケアに挑戦した 3 年間で達成したこと,難しかった事~ 多職種チームによる個別支援の導入.日本精神
障害者リハビリテーション学会第 21 回沖縄大会.沖縄:20131129 自主シンポジウム
新しい希望を支援していくかかわり~.
7 大迫充江:デイケアにおける就労後の継続支援 ~働きたい希望が実現した後,
日本精神障害者リハビリテーション学会第 21 回沖縄大会.沖縄:20131130
8 三好智佳子:症状マネジメントの統合的アプローチを用いた進行期パーキンソン病患者の便秘を改善するための看護援助.
日本慢性看護学会.兵庫医療大学:20130629 - 20130630
9 川内健三:精神科病棟における隔離・身体拘束最小化のための看護介入内容.日本精神保健看護学会.京都テルサ:
20130615 - 20130616
10 川内健三:東日本大震災被災地における住民の心境の変化 被災後 1 年半を経過して .日本公衆衛生学会.三重県
総合文化センター:20131023 - 20131025
11 坂本岳之:概日リズム睡眠障害非同調型に対する入院光治療の試み.日本睡眠学会第 38 回定期学術集会.秋田:
20130626 - 20130627
12 心光世津子:精神科看護師における「回復」像の形成~形成に影響を与える要因に焦点をあてて~.第 33 回日本看
護科学学会学術集会.大阪国際会議場:20131206 - 20131207
13 佐伯幸治:統合失調症者に対する 自分自身の思考・感情の振り返りを行う看護介入プログラムの検討.日本精神保
健看護学会第 23 回学術集会.京都テルサ(〒 601-8047 京都市南区東九条下殿田町 70):20130615 - 20130616
14 佐伯幸治:統合失調症者のセルフモニタリングの表現の違いの検討―感情の種類による影響を比較して―.日本看
護研究学会第 39 回学術集会,20130822 - 20130823
④その他
1 深田茂:医療の効果を感じられない対象者の社会復帰に向けた継続的な取組.第 9 回医療観察法関連職種研修会.沖
縄男女参画センター:20130628 - 20130629
2 大迫充江:指定通院医療機関における看護師の役割.平成 25 年度第 1 回 指定通院医療機関従事者研修会.東京:
20130914
3 大迫充江:事例検討(入院例・グループワーク).平成 25 年度第 1 回 指定入院医療機関従事者研修会.東京:
20130914
4 大迫充江:指定通院医療機関における医療 通院処遇と看護師の役割~訪問看護.平成 25 年度日本精神科看護技術
協会 司法精神看護Ⅱ.東京:20130918
5 岸 清次:医療観察法身体合併症病棟における人工透析を必要とする対象者の受け入れと課題.第 9 回医療観察法関
連職種研修会.沖縄:20130628 - 20130629
6 明堂和宏:人工透析を要する医療観察法入院処遇対象者へのベッドサイドアプローチ ~治療プログラム導入の実際~.
第 9 回医療観察法関連職種研修会.沖縄:20130628 - 20130629
15)栄養管理室
(1)刊行論文
①雑誌・刊行物
1 阿部裕二:特集 精神科における栄養問題を考える 3 うつ病と栄養 日本栄養士会雑誌 (公社)日本栄養士会 56
巻(第 6 号)・9-10 2013.6
2 阿部裕二:News & Information 精神科病院 第 54 回全国精神科栄養士研修会の報告 臨床栄養 医歯薬出版 123 巻(第
5 号)・695 2013.10
3 阿部裕二:特集 臨床現場で遭遇する認知症・精神化疾患患者への栄養指導の基本 ② うつ病患者の栄養ケアのポ
イント Nutrition Care (株)メディカ出版 第 7 巻(3 号)・23-25 2014.3
4 熊澤勇介:精神科領域における退院支援としての料理教室 Nutrtional Needs in Psychiatry 2013 年第 9 号・38-41
169
Ⅵ 臨床研究
3 研究業績
2014.2.15
5 今泉博文:うつ病と食事 診断と治療「第 101 巻・第 10 号」137-140 2013.10.1
6 今泉博文:特定給食施設給食管理事例集 学建書院 2014.3.1
7 今泉博文:よくわかる病気のときの食事と生活 ちょうえい出版 65-80 2014.3.10
(2)学会発表等
①一般学会
1 阿部裕二:ワークショップ2 食・栄養と気分障害 食とうつ ―栄養士の立場から―第10回日本うつ病学会総会 2013.7.19
2 阿部裕二,今泉博文,鷹羽智子,小林麻里子,熊澤勇介,瀬川和彦,吉田寿美子: シンポジウム 6 精神科薬物治療
の身体リスクを考える 肥満を合併した外来統合失調症患者に対する栄養食事指導についての考察 第 2 回日本精神
科医学会学術大会 2013.11.15
3 阿部裕二,今泉博文,鷹羽智子,芳賀麻里子,熊澤勇介,近野佐希子,瀬川和彦,吉田寿美子:外来統合失調症患
者に個人栄養指導を継続した 減量治療の効果 第 17 回 関東信越国立病院管理栄養士協議会学会 2013.6.22
4 鷹羽智子,今泉博文,阿部裕二,芳賀麻里子,熊澤勇介,近野佐希子,竹内芙実,米本直裕,中村治雅,木村円: デ
ュシェンヌ型筋ジストロフィー患児の体重 ~成長曲線との比較~第 17 回 関東信越国立病院管理栄養士協議会学会
2013.6.22
5 熊澤勇介,阿部裕二,水野由紀子,小林麻里子,鷹羽智子,今泉博文: 精神疾患患者の社会復帰に向けた新しい料
理教室の取組み 第 17 回 関東信越国立病院管理栄養士協議会学会 2013.6.22
6 今泉博文,阿部裕二,鷹羽智子,芳賀麻里子,熊澤勇介,近野佐希子,上田亜矢,瀬川和彦,吉田寿美子,竹下昌利,
田島紹吉: 当センターにおけるチーム医療の新たな試み~臨床検査部と栄養管理室合同ラウンド~ 第 17 回 関東信
越国立病院管理栄養士協議会学会 2013.6.22
(3)講演
1 阿部裕二:精神科に必要な医療用語の知識(栄養管理計画書作成のために)全国精神科栄養士協議会 神奈川県支部
研修会 2013.12.7
2 阿部裕二:うつの食事療法 埼玉県精神科病院協会 栄養士部会研修会 2014.2.28
3 阿部裕二:病院栄養士の業務 東京農業大学短気大学部栄養学科 校外実習総合演習 2013.6.22
(4)その他
1 小林麻里子: 朝パン食献立の見直し 第 3 回医療サービス向上改善計画成果発表会 2014.2.27
16)臨床研究推進部
(1)刊行論文
①原著論文
1 Kaneda Y,Ohmori T,Okahisa Y,Sumiyoshi T,Pu S,Ueoka Y,Takaki M,Nakagome K,Sora I:
Measurement and Treatment Research to Improve Cognition in Schizophrenia Consensus Cognitive Battery:
Validation of the Japanese version.Psychiatry Clin Neurosci 2013; 67(3):182-188
2 Pu S,Nakagome K,Yamada T,Yokoyama K,Itakura M,Satake T,Ishida H,Nagata I,Kaneko K:
Association between subjective well-being and prefrontal function during a cognitive task in schizophrenia:
A multi-channel near-infrared spectroscopy study.Schizophr Res 2013; 149(1-3):180-185
3 Pu S,Nakagome K,Yamada T,Yokoyama K,Matsumura H,Terachi S,Mitani H,Adachi A,Kaneko K:
Relationship between prefrontal function during a cognitive task and social functioning in male Japanese
workers: A multi-channel near-infrared spectroscopy study.Psychiatry Res 2013; 214(1):73-79
4 Pu S,Nakagome K,Yamada T,Itakura M,Satake T,Ishida H,Nagata I,Kaneko K: Association between
cognitive insight and prefrontal function during a cognitive task in schizophrenia: A multichannel nearinfrared spectroscopy study.Schizophr Res 2013; 150(1):81-87
5 Chuang CC,Nakagome K,Pu S,Lan TH,Lee CY,Sun CW: Discriminant analysis of functional optical
topography for schizophrenia diagnosis.J Biomed Opt 2014; 19(1):0110066 Ishigooka J,Nakagome K,Ohmori T,Iwata N: Japan useful medication program for schizophrenia(JUMPs)
-long-term study on discontinuation rate,resolution and remission,and improvement in social functioning
rate associated with atypical antipsychotic medications in patients with schizophrenia.BMC Psychiatry 2013;
13:2437 Pu S,Nakagome K,Yamada T,Itakura M,Satake T,Ishida H,Nagata I,Kaneko K: Association between
prefrontal hemodynamic responses during a cognitive task and subjective quality of life in schizophrenia.
Schizophr Res 2014; 152(1):319-321
8 Pu S,Nakagome K,Yamada T,Ikezawa S,Itakura M,Satake T,Ishida H,Nagata I,Mogami T,Kaneko K:
A pilot study on the effects of cognitive remediation on hemodynamic responses in the prefrontal cortices of
patients with schizophrenia: A multi-channel near-infrared spectroscopy study.
(1-3)
:
Schizophr Res 2014; 153
87-95
9 Kanie A,Hagiya K,Ashida S,Pu S,Kaneko K,Mogami T,Oshima S,Motoya M,Niwa SI,Inagaki A,
Ikebuchi E,Kikuchi A,Yamasaki S,Iwata K,Roberts DL,Nakagome K: New instrument for measuring
multiple domains of social cognition: Construct validity of the Social Cognition Screening Questionnaire
(Japanese version).Psychiatry Clin Neurosci 2014; online
10 Yokoyama K,Yamada T,Terachi S,Pu S,Ohta Y,Yamanashi T,Matsumura H,Nakagome K,Kaneko K:
Milnacipran influences the indexes of I-metaiodobenzylguanidine scintigraphy in elderly patients.Psychiatry
Clin Neurosci 2014; 68(3):169-175
170
Ⅵ
臨床研究
3 研究業績
11 中込和幸,三浦至,丹羽真一: アリピプラゾールの双極性障害の躁状態に対するプラセボ対照に二重盲検長期継続
試験における有効性および安全性.臨床精神医学 2013; 42(4):485-496
12 柏木宏子,黒木規臣,大森まゆ,中込和幸,平林直次,池田学: 重大な他害行為を行い,医療観察法病棟に入院と
なった統合失調症罹患者の認知機能の特徴に関する予備的研究.司法精神医学 2014; 9(1):14-21
②著書
1 中込和幸: ω 3 系多価不飽和脂肪酸の精神科臨床への応用.精神と栄養〜メンタルヘルスの新たな視点〜 医薬ジャ
ーナル社,大阪,2013; 41-52
2 玉浦明美,上崎勇一: 医薬品における医師主導治験にむけた主要書類記載事例.医薬品 / 医療機器の医師主導治験に
おける治験実施計画書等の記載事例集 サイエンス & テクノロジー,東京,2013; 1-19
③研究班報告書
1 玉浦明美: てんかん治験推進のための地域ネットワークの構築.精神・神経疾患研究開発費 25-3,てんかんの成立
機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究.研究報告書 2013.
2 玉浦明美: てんかん治験地域ネットワークの構築を確立させるための実施可能性の調査.精神・神経疾患研究開発
費 25-3,てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究.研究報告書 2013.
3 中込和幸,花川隆,菊池安希子,池淵恵美,兼子幸一,根本隆洋,住吉太幹,松元健二,尾崎紀夫:統合失調症に
対する認知リハビリテーションの開発と効果検証に関する研究. 厚生労働科学研究費補助金 障害者対策総合研究事
業(精神障害分野)
. 研究報告書 2014.3
4 中込和幸,三島和夫,中川敦夫,稲垣中,伊藤弘人,奥村泰之:向精神薬の処方実態に関する研究 . 厚生労働科学研
. 総合研究報告書 2014.3
究費補助金 障害者対策総合研究事業(精神障害分野)
(2)学会発表等
①一般学会
1 鈴木久仁子:医師主導のファースト・イン・ヒューマン治験を経験して,CRC と臨床試験のあり方を考える会議,
浦安市舞浜,2013.9.15-16
2 玉浦明美:疾患レジストリーと連携した臨床試験ネットワーク事務局における CRC の役割,臨床薬理学会,東京国
際フォーラム,2013.12.5
3 玉浦明美:関信地区国立病院等治験実務者会議の有用性および今後の課題,臨床薬理学会,東京国際フォーラム,
2013.12.6
(3)講演
小平,
2013.7.
1 玉浦明美:治験について~参加の流れとメリット・デメリット~.第 10 回筋ジストロフィー市民公開講座,
6
2 玉浦明美:MDCTN 支援体制アップデート.第 2 回筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク ワークショップ,横浜,
2013.7.27-28
3 玉浦明美:疾患レジストリーと連携した臨床研究の実施におけるマネジメント~臨床研究コーディネーターの立場か
ら~.東京,2013.10.16
(4)研究会・院外集談会
1 鈴木久仁子,玉浦明美: 一般科病棟でのファースト・イン・ヒューマン試験の取り組み~ CRC の立場より.第 13 回
CRC と臨床試験のあり方を考える会議 2013 in 舞浜,2013.9.15-16
2 原田裕子,鈴木久仁子,玉浦明美,近野健一,斎藤郁夫:医師主導国際共同治験における治験薬輸入と調剤・管理の
取り組み. 第 13 回 CRC と臨床試験のあり方を考える会議 2013 in 舞浜,2013.
9.
15-16
3 原田裕子,太幡真紀,鈴木久仁子,玉浦明美,近野健一,斉藤郁夫,清水玲子,小牧宏文:CINRG(Cooperative
International Neuromuscular Research Group)の臨床研究に参画して~米国からの治験薬輸入と調剤・管理の取り
組み~.精神・神経疾患研究開発費「筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究」班会議.
東京. 2013.11.29-30
17)医療情報室
(1)学会発表等
①一般学会
1 波多野賢二:精神・神経専門医療機関への病院情報システム導入経験.第 33 回医療情報学連合大会,神戸,
2013.11.21
171
172
雄
井
澤
亀
古
敏
和
明
隆
郁
隆
林
矢
本
川
井
浦
田
藤
田
田
小
大
山
瀬
松
玉
野
齊
永
野
幸
中
和
中
込
野
吉 田 寿美子
伊
伊
伊
小
小
小
小
小
小
野
子
夫
政
美
乃
彦
之
寧
子
文
政
郁
彩
庸
宏
牧
小
小
木
成
南
祐
木
森 まどか
三
安
和
隆
田
込
隆
弘
弘
弘
宏
宏
宏
宏
宏
宏
宏
和
和
哲
田
藤
藤
藤
牧
牧
牧
牧
牧
牧
牧
村
村
島
島
藤
幸
政
政
人
人
人
文
文
文
文
文
文
文
円
円
夫
夫
也
主 任 研 究 者
三
一
滋
者
彦
嘉
和
給
大
受
研究課題(上段:班研究課題、下段:分担研究課題)
研究総括 / 統合失調症患者の社会認知と生活機能の改善に関する研究
統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究Ⅱ
精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性-NIRSの生物学的妥当性の検証-
精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究
研究総括
精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究
看護学的観点からの医療の質に関する研究
精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究
向精神薬処方における質の評価指標の開発
精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究
医学的観点からの医療の質に関する研究
精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク構築
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(整形外科)
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに合併する心疾患の診療ガイドライン作成
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(摂食・嚥下)栄養プロジェクト
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
肢帯型筋ジストロフィーの鑑別診断における画像所見の検討
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(リハビリテーション)治験評価
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
研究総括
筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究
遺伝性神経・筋疾患患者データベースに対応する遺伝子診断システムの確立
遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研究
遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立 / 総合評価
遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研究
同プラットホームを用いた神経内科領域での睡眠障害診断システムの活用と検証
睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究
同プラットホームの構築と信頼性検証
睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究
消化管におけるストレスホルモンの生物学的検討:機能性消化管障害の病態解明と治療法の開発
心身症の病態解明ならびに効果的治療法の開発研究
₁) 精神・神経疾患研究開発費
5 研究補助金
24―1
23―10
23―10
23―8
23―8
23―8
23―6
23―6
23―6
23―6
23―6
23―6
23―6
23―4
23―4
23―3
23―3
23―2
課題番号
8,000
1,000
8,000
2,000
0
1,500
300
500
500
800
500
1,300
36,400
950
665
750
1,000
3,000
(千円)
受給金額
Ⅵ 臨床研究
4 研究補助金
直
隆
嘉
庸
祐
泰
美
宏
林
田
本
田
井
本
澤
林
藤
山
田
牧
平
村
塚
野
亀
山
古
小
齊
糸
村
小
中
川
研
貝
須
栄
二
司
志
後
後
藤
藤
雄
雄
一
一
佐々木 征 行
貴
朗
藤
義
齋
人
人
人
穂
穂
穂
穂
穂
穂
穂
穂
之
幸
幸
佐々木 征 行
泰
泰
泰
美
美
美
美
美
美
美
美
幸
和
和
藤
山
山
山
田
田
田
田
田
田
田
田
田
込
込
斎
糸
糸
糸
村
村
村
村
村
村
村
村
岡
中
中
佐々木 征 行
文
穂
人
子
子
彦
之
一
政
忠
穂
次
俊
記
佐々木 征 行
敏
雄
美
光
崎
岡
直
村
吉
精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーの構築と病態解明
精神・神経疾患等のバイオリソース・レポジトリーの診療及び研究における有効活用の研究
精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーにおける患者情報登録
精神・神経疾患等のバイオリソース・レポジトリーの診療及び研究における有効活用の研究
限局性皮質異形成の免疫組織学的研究
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
FISH 陰性 Angelman 症候群のふるえ発作についての検討
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
小児交互性片麻痺の研究
広範な大脳皮質形成異常の治療法に関する研究 / 大脳白質形成異常の病因・病態の研究 / 左右不定の片麻痺性運動異常を来す
脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究
筋疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
パーキンソン病の臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
神経難病および稀少性疾患を対象とした臨床試験デザインに関する研究
皮膚生検を用いた LBD 診断法の確立に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
パーキンソン病のリハビリテーションに関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
パーキンソン病の姿勢障害に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
LBD の嚥下障害に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
パーキンソン病の睡眠障害に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
LBD の精神症状特に衝動性障害に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
レビー小体病の譫妄・幻覚の診断・治療法に関する研究
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
研究総括
パーキンソン病を中心とするレビー小体病の診断・治療法の開発に関する研究
通院医療におけるモデル的多職種チーム医療の開発
司法精神医療の均てん化の促進に資する診断、アセスメント、治療の開発と普及に関する研究
統合失調症患者の薬物療法に関する研究
統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究Ⅱ
統合失調症の再発防止に関する研究
統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究Ⅱ
24-8
24-8
24-7
24―7
24―7
24―6
24―6
24―6
24―5
24―5
24―5
24―5
24―5
24―5
24―5
24―5
24―3
24―1
24―1
500
500
750
750
2,500
1,000
1,000
2,495
1,600
800
650
650
800
800
650
12,650
2,750
2,500
2,000
Ⅵ
臨床研究
4 研究補助金
173
174
栄
研
貴
章
明
智
祐
義
川
貝
道
崎
橋
浦
本
本
川
馬
田
藤
藤
中
須
開
岡
高
玉
岡
坂
中
有
村
齊
斎
美
邦
栄
光
智
本
岡
光
崎
岡
朗
子
穂
正
二
崇
子
美
夫
俊
信
司
二
子
俊
有
有
有
有
稲
山
山
中
中
中
中
中
中
功
功
功
馬
馬
馬
馬
垣
村
村
川
川
川
川
川
川
刀
刀
刀
田
邦
邦
邦
邦
真
栄
栄
栄
栄
栄
栄
博
正
正
正
正
澄
隆
隆
二
二
二
二
二
二
浩
浩
浩
史
主 任 研 究 者
吉 田 寿美子
典
者
松
藤
給
子
佐
受
小児神経疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンク ネットワーク構築に関する研究
神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンク ネットワーク構築に関する研究
国立精神・神経医療研究センター病院のブレインバンクの拡充―剖検拠点病院のひとつとして
神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンク ネットワーク構築に関する研究
神経疾患ブレインバンクの構築
神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンク ネットワーク構築に関する研究
総括
神経・精神疾患の研究資源蓄積のためのブレインバンク ネットワーク構築に関する研究
ADHD の抑制機能障害の病態解明
発達障害の包括的診断・治療プログラム開発に関する研究
難治性ニューロパチーの診断と治療
難治性ニューロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究
CIDP の治療と診断技術の開発に関する研究
難治性ニューロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究
てんかん治験推進のための地域ネットワークの構築
てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究
多重脳機能画像を用いたてんかんの診断と外科的治療方法の開発
てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究
成人てんかん臨床情報のデータベース化と精神症状を有する成人てんかんの治療方法の開発
てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究
脳神経外科てんかん臨床情報のデータベース化と臨床治験ネットワークの構築
てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究
小児てんかん臨床情報のデータベース化とデータベースに基づいた治療方法の開発
てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究
発達障害を伴う小児てんかんの臨床病態の解明
てんかんの成立機序の解明と診断・治療法開発のための基礎・臨床の融合的研究
パーキンソン症候群におけるバイオマーカーの探索
精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究
精神疾患の診断および治療効果判定における MEG および脳波を用いたフォワードモデルに対応する MMN(m) の有用性の検討
精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究
精神神経疾患の耐糖能異常に関する研究
精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究
精神・神経疾患における核磁気共鳴画像診断臨床応用に関する検討
精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究
研究課題(上段:班研究課題、下段:分担研究課題)
25―7
25―7
25―7
25―7
25―6
25―4
25―4
25―3
25―3
25―3
25―3
25―3
25―3
24―11
24―11
24―11
24―10
課題番号
300
11,500
300
3,200
1,500
500
300
1,000
1,000
1,000
1,000
1,000
4,500
900
900
2,500
2,800
(千円)
受給金額
Ⅵ 臨床研究
4 研究補助金
研
貝
村
口
川
須
山
樋
中
二
彦
隆
司
亮
寧
者
輝
光
輝
輝
美
研
口
口
崎
口
口
田
貝
樋
樋
岡
樋
樋
村
須
司
穂
彦
彦
俊
彦
彦
彦
文
一
雅
美
輝
輝
栄
本
本
野
邊
田
田
口
口
川
坂
坂
西
渡
松
村
樋
樋
中
博
美
田
村
輝
口
樋
二
彦
彦
穂
史
子
三
崇
崇
穂
彦
佐々木 征 行
輝
輝
口
樋
宏
牧
小
森 まどか
栄
輝
川
市
矢
究
大
研
2) 受託研究
イノベロン錠 特定使用成績調査 -Lennox-Gastaut症候群患者に対するイノベロン錠の長期投与に関する調査-(全例調査)
SM-13496の双極Ⅰ型障害の患者を対象とした長期投与試験(D1002002)
双極I型障害の大うつ病エピソードの患者を対象としたSM-13496のプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験〔第3相試験〕 (D1002001
ブレーザベスカプセル100mg特定使用成績調査(長期使用)
性、薬力学的効果の検討を目的とした無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験
アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度アルツハイマー型認知症患者を対象としたBAN2401の反復静脈内投与時の安全性、忍容性、薬物動態、免疫原
ディアコミットドライシロップ分包250mg/500mgディアコミットカプセル250mg使用成績調査「精神科」
BYM338の封入体筋炎と対象とした後期第Ⅱ・Ⅲ相試験(CBYM338B2203)
ナーブロック®筋注2500単位 特定使用成績調査-A型ボツリヌス毒素からの切替例に関する調査
ナーブロック®筋注2500単位 使用成績調査-痙性斜頸に関する調査-(全例調査)
パーキンソニズムを伴うレビー小体型認知症患者を対象としたAD-810Nの探索的試験〔第2相試験〕の医学専門家
SME3110(フルボキサミンマレイン酸塩)の小児強迫性障害患者を対象とした第III相臨床試験
ディアコミットドライシロップ分包250mg/500mg ディアコミットカプセル250mg使用成績調査
M071754の第Ⅲ相臨床試験 -点頭てんかんを対象とした単盲検試験-
アポカイン皮下注30㎎ 特定使用成績調査
SM-13496の統合失調症患者を対象とした二重盲検並行群間比較による検証的試験 〔第3相試験〕(D1001056)
SM-13496の統合失調症患者を対象とした長期投与試験(D1001057)
イーケプラ錠特定使用成績調査(長期使用に関する調査)
depressive disorder with inadequate response to ongoing antidepressant treatment.
A randomized, double-blind, parallel-group study of the safety and efficacy of RO4917523 versus placebo, as adjunctive therapy in patients with major
OPC-34712の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
OPC-34712の統合失調症患者を対象とした用量検討試験
献血ヴェノグロブリンIH5%静注 特定使用成績調査(多発筋炎・皮膚筋炎)
献血ヴェノグロブリンIH5%静注 特定使用成績調査(多発筋炎・皮膚筋炎)
アトモキセチン特定使用成績調査
対象試験)
統合失調症患者を対象としたRO4917838の安全性、有効性を検討するための国際共同第Ⅲ相臨床試験(Negative Symptom対象試験、Sub-optimal Symptom
Copolymer1の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)に対する第Ⅱ相試験 -多施設共同、非盲検、非対照、単一群長期試験-
AF-0901の第Ⅲ相臨床試験-てんかん重責状態の患者を対象とした非盲検臨床試験-
クロザリル錠25mg・100mg 特定使用成績調査
マイオザイム点滴静注用50㎎ 特定使用成績調査
研 究 課 題 名
2,703
1,272
1,272
90
454
180
601
901
2,703
4,810
631
721
441
1,351
1,444
1,351
450
184
178
356
90
1,171
135
134
447
191
631
90
(千円)
受給金額
Ⅵ
臨床研究
4 研究補助金
175
176
雅
美
美
博
和
雄
健
健
輝
輝
邊
藤
口
込
田
田
田
島
藤
道
山
山
口
口
渡
後
樋
中
村
村
松
三
後
開
三
三
樋
樋
貴
和
輝
雄
吉
田
究
富
研
彦
彦
司
司
信
一
夫
史
穂
穂
幸
彦
一
子
敏
者
する2部構成長期継続投与試験
既存治療で十分な効果が得られない,継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象とした,ABT-SLV187の安全性,忍容性及び有効性を検討
容性を検討する多施設共同,非盲検,単一治療群,ベースライン対照試験
既存治療で十分な効果が得られない,継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象とした,ABT-SLV187単独投与の有効性,安全性及び忍
討する2部構成長期継続投与試験
既存治療で十分な効果が得られない,継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象とした,ABT-SLV187の安全性,忍容性及び有効性を検
容性を検討する多施設共同,非盲検,単一治療群,ベースライン対照試験
既存治療で十分な効果が得られない,継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象とした,ABT-SLV187単独投与の有効性,安全性及び忍
ジストニア症患者におけるメドトロニック製DBSの使用成績調査
EPI-743のリー脳症患者を対象とした継続投与試験(DA201021)
NPC-15の第Ⅰ相試験 - 薬物動態・食事の影響 -
アルツハイマー病を対象とした、RO4909832の第Ⅰ相反復皮下投与試験
HP-3000のL-DOPA非併用パーキンソン病患者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験
HP-3000のL-DOPA併用パーキンソン病患者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験
および忍容性を検討する第II相ランダム化、二重盲検、プラセボ対照試験
抗精神病薬の一定治療を受けている統合失調症患者を対象にBI409306の10mg、25mg、50mgまたは100mg を12週間1日1回経口投与した場合の有効性、安全性
および忍容性を検討する第II相ランダム化、二重盲検、プラセボ対照試験
抗精神病薬の一定治療を受けている統合失調症患者を対象にBI409306の10mg、25mg、50mgまたは100mg を12週間1日1回経口投与した場合の有効性、安全性
EPI-743のリー脳症患者を対象とした臨床試験〔後期第2/3相試験〕(DA201014)
イノベロン錠 特定使用成績調査 -Lennox-Gastaut症候群患者に対するイノベロン錠の長期投与に関する調査-(全例調査)
ホスホリボン配合顆粒特定使用成績調査(全例調査)
研 究 課 題 名
74
74
91
91
60
465
1,533
1,471
1,000
1,000
473
535
1,177
450
270
(千円)
受給金額
Ⅵ 臨床研究
4 研究補助金
333
1,858
7,317
10,485
53
1 剤又は 2 剤の抗てんかん薬での治療において発作コントロールが得られていない部分発作を有する 4 歳以上 16 歳未満の
日本人小児てんかん患者における L059(レベチラセタム)併用投与による有効性、安全性及び薬物動態に関する多施設
共同、非盲検試験
Copolymer 1 の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)に対する第Ⅱ相試験-多施設共同、非盲検、非対照、単一群長期試験-
E2080 のレノックス・ガストー症候群患者を対象とした継続長期投与試験
KW-6485P の小児における長期投与試験 ( 第Ⅲ相臨床試験からの継続 )
日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象とした BG00002 の安全性及び有効性を評価する多施設共同非盲検長期継続
投与試験
顕著な陰性症状が持続している安定した統合失調症の患者を対象として,RO4917838 の有効性及び安全性を評価する,第
III 相,多施設共同,無作為割付,24 週間,二重盲検,並行群間比較,プラセボ対照試験と,その後 28 週間の二重盲検継
続投与試験 "
急性増悪期統合失調症患者を対象としたアセナピン舌下錠を 6 週間投与した際の有効性及び安全性を評価する多施設共同,
ランダム化,二重盲検比較,固定用量,プラセボ対照試験
統合失調症患者を対象としたアセナピン舌下錠の長期延長投与試験
抗精神病薬による治療により改善されない症状をもつ安定した統合失調症の患者を対象として,RO4917838 の有効性及び
安全性を評価する,第 III 相,多施設共同,無作為割付,12 週間,二重盲検,並行群間比較,プラセボ対照試験と,その
後 40 週間の二重盲検継続投与試験
強直間代発作を有するてんかん患者に対する L059(レベチラセタム)併用投与時における安全性、忍容性及び有効性を
評価するための多施設共同、非盲検、長期継続投与試験
アルツハイマー型認知症患者に対する抗アミロイドベータ抗体 Solanezumab の有効性および安全性を検討する継続試験
Duchenne 型筋ジストロフィー患者を対象とした GSK2402968 の長期安全性、忍容性および有効性を評価する非盲検継続
投与試験
OPC-34712 の統合失調症患者を対象とした用量検討試験
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 /
齋藤貴志
山村 隆 / 小川雅文 / 大矢寧 / 岡本智子 / 林幼偉 / 森まどか /
古澤嘉彦 / 荒木学 / 坂本崇 / 塚本忠 / 向井洋平 / 川添僚也 / 佐
野輝典 / 西川敦子 / 三橋佳奈 / 佐藤和貴郎 / 金井雅裕 / 田港
朝也
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 /
齋藤貴志 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 岡崎光俊 / 開道貴信
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 /
齋藤貴志
山村 隆 / 村田美穂 / 小川雅文 / 大矢寧 / 塚本忠 / 山本敏之 /
岡本智子 / 森まどか / 林幼偉 / 荒木学 / 坂本崇 / 向井洋平 / 川
添僚也 / 佐野輝典 / 西川敦子 / 三橋佳奈 / 古澤嘉彦 / 佐藤和
貴郎 / 金井雅裕 / 田港朝也
吉田 寿美子 / 大森まゆ / 佐藤英樹 / 亀井雄一
岡崎 光俊 / 野田隆政 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 齊藤聖 / 吉村
直記 / 柴岡三智
岡崎 光俊 / 野田隆政 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 齊藤聖 / 吉村
直記
吉田 寿美子 / 大森まゆ / 佐藤英樹 / 亀井雄一
岡崎 光俊 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 村田佳子 / 中川栄二
坂田 増弘 / 岡崎光俊 / 塚本忠 / 松田太郎 / 新井薫
小牧 宏文 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 中川栄二 /
齋藤貴志 / 石山昭彦 / 松田悠子 / 清水玲子 / 青木雄介 / 小一
原玲子 / 仲村貞郎
野田 隆政 / 中込和幸 / 岡崎光俊 / 坂田増弘 / 渡辺裕貴 / 市
川亮 / 今岡岳史 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 吉村直記 / 大町佳永 /
山田麻紀
3,905
5,694
6,296
1,641
3,230
105
53
326
337
KW-6485P(散剤)の小児における長期投与試験(薬物動態試験からの継続)
渡辺裕貴 / 岡崎光俊
168
受給金額
(千円)
渡辺 雅子 / 渡辺 雅子
研 究 課 題 名
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 小牧宏文
研 究 者
3)受託研究(治験)
Ⅵ
臨床研究
4 研究補助金
177
178
OPC-34712 の統合失調症患者を対象とした長期投与試験
部分発作を有する新たに又は最近診断を受けた 16 歳以上のてんかん患者を対象とした、レベチラセタム単剤療法の有効
性と安全性を評価するための多施設共同、無作為化、非盲検試験
MP-214 の統合失調症患者を対象とした臨床薬理試験(12 週間投与試験)
E2020 SR 23mg の日本人高度アルツハイマー型認知症患者に対する有効性及び安全性を確認する E2020 10mg 対照二重
盲検並行群間比較試験及び非盲検継続試験
統合失調症被験者を対象に,パリペリドンパルミチン酸エステル 3 カ月製剤を投与した時の 1 カ月製剤を対照薬としたラ
ンダム化,多施設共同,二重盲検,非劣性試験
継続中の抗うつ薬治療で効果不十分な大うつ病性障害患者において,RO4917523 の上乗せ投与の安全性及び有効性を確認
するプラセボを対照とした無作為化二重盲検並行群間試験
HP-3000 の L-DOPA 併用パーキンソン病患者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験
HP-3000 の L-DOPA 非併用パーキンソン病患者を対象としたプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験
自閉性障害の易刺激性を有する小児及び青年の被験者に対するリスペリドンの有効性及び安全性の評価:プラセボ対照二
重盲験比較及び非盲験長期投与試験
自閉性障害の小児患者を対象としたアリピプラゾール(OPC-14597)
1mg ~ 15mg の有効性及び安全性を検討する多施設共同 ,
プラセボ対照 , 二重盲験 , 並行群間比較試験(第Ⅲ相試験)
自閉性障害の小児患者を対象としたアリピプラゾール(OPC-14597)1mg ~ 15mg の長期継続投与試験(第Ⅲ相試験)
発作コントロールが得られていない部分発作 ( 二次性全般発作を含む ) を有する日本人及び中国人の成人てんかん患者に
対する LACOSAMIDE 併用投与における有効性及び安全性を評価するための多施設共同、二重盲検、無作為化、プラセ
ボ対照、並行群間比較試験
強直間代発作(二次性全般化発作を除く)を有するてんかん患者を対象とした他剤併用時における perampanel の有効性
及び安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験(非盲検継続投与期を含む)
難治性部分発作を有するてんかん患者を対象とした他剤併用時における perampanel(E2007)の有効性及び安全性を評価する ,
二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験(非盲検継続投与期を含む)
M071754 の第Ⅲ相臨床試験―点頭てんかんを対象とした単盲検試験―
渡辺 裕貴 / 大槻泰介 / 岡崎光俊 / 高橋章夫 / 中川栄二 / 渡
辺雅子 / 開道貴信 / 金子裕
中込 和幸 / 大森まゆ / 岡崎光俊 / 黒木規臣 / 瀨川和彦 / 渡
辺裕貴 / 今岡岳史 / 大町佳永 / 野田隆政 / 松崎朝樹 / 寺田久
雄 / 竹田和良 / 吉田寿美子
坂田 増弘 / 有馬邦正 / 岡崎光俊 / 塚本忠 / 新井薫 / 古田伸
夫 / 大森まゆ / 佐藤英樹
岡崎 光俊 / 吉田寿美子 / 大森まゆ / 坂田増弘 / 市川亮 / 佐
藤英樹 / 野田隆政 / 松崎 朝樹
中込 和幸 / 野田隆政 / 吉村直記 / 大町佳永 / 佐藤英樹 / 松
崎朝樹
村田 美穂 / 大矢寧 / 岡本智子 / 坂本崇 / 塚本忠 / 森まどか /
山本敏之 / 林幼偉 / 向井洋平 / 古澤嘉彦 / 川添僚也 / 佐野輝
典 / 西川敦子 / 三橋佳奈 / 荒木学 / 小川雅文 / 金井雅裕 / 田港
朝也
村田 美穂 / 大矢寧 / 岡本智子 / 坂本崇 / 塚本忠 / 森まどか /
山本敏之 / 林幼偉 / 向井洋平 / 古澤嘉彦 / 川添僚也 / 佐野輝
典 / 西川敦子 / 三橋佳奈 / 荒木学 / 小川雅文 / 金井雅裕 / 田港
朝也
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 石山昭彦 /
稲垣真澄 / 齋藤貴志
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 石山昭彦 /
稲垣真澄 / 齋藤貴志
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 石山昭彦 /
稲垣真澄 / 齋藤貴志
中川 栄二 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 /
小牧宏文 / 斎藤義朗 / 高橋章夫 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 石山
昭彦開道貴信 / 金子裕 / 齋藤貴志 / 村田佳子 / 谷口豪
金子 裕 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 / 斎
藤義朗 / 高橋章夫 / 中川栄二 / 開道貴信 / 齋藤貴志
金子 裕 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 / 斎
藤義朗 / 高橋章夫 / 中川栄二 / 開道貴信 / 齋藤貴志
中川 栄二 / 佐々木征行 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 石山昭彦 /
齋藤貴志 / 山﨑 廣子
研 究 課 題 名
野田 隆政 / 中込和幸 / 岡崎光俊 / 坂田増弘 / 渡辺裕貴 / 市
川亮 / 今岡岳史 / 松崎朝樹 / 松田太郎 / 安藤久美子
研 究 者
1,582
4,567
2,335
11,905
4,698
74
6,980
32
1,634
1,489
10,681
2,153
210
137
9,703
受給金額
(千円)
Ⅵ 臨床研究
4 研究補助金
1,344
2,066
アジア地域の再発寛解型多発性硬化症患者を対象に BG00012 の有効性及び安全性を評価する多施設共同無作為化二重盲
検プラセボ対照試験
二次性全般化発作を含む部分発作を有する日本人及び中国人の成人てんかん患者に対する LACOSAMIDE 併用投与にお
ける安全性及び有効性を評価するための多施設共同、非盲検、非対象、長期継続投与試験
慢性炎症性脱髄性多発根神経炎患者を対象とした NPB-01 維持療法の第Ⅲ相試験
アルツハイマー型認知症の神経病理学的特徴を有する軽度認知障害または軽度アルツハイマー型認知症を有する患者に対
する LY2886721 の安全性、忍容性および薬力学的作用の評価
双極 I 型障害患者を対象としたアリピプラゾール (OPC-14597)IM デポ注射剤の維持治療としての薬効を評価する、52 週間、
多施設共同、非盲検試験
ステロイドパルス療法により十分な治療効果が得られなかった抗アクアポリン4抗体陽性の視神経脊髄炎関連疾患患者を
対象とした NPB-01 の前期第Ⅱ相探索試験(パイロット試験)
慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 (CIDP) 患者を対象とした FTY720 0.5㎎ 1 日 1 回経口投与における有効性及び安全性を評
価する二重盲検 , ランダム化 , 多施設共同 , プラセボ対照 , 並行群間比較試験
軽度アルツハイマー型認知症の進行に対する受動免疫の効果:Solanezumab(LY2062430)とプラセボの比較
S-877503 の小児注意欠陥・多動性障害患者を対象とした第 2/3 相臨床試験
S-877503 の小児注意欠陥・多動性障害患者を対象とした第 2/3 相臨床試験(継続長期投与試験)
多施設共同,
ランダム化,
再発性多発性硬化症患者を対象に AIN457(secukinumab)の有効性及び安全性を評価する第Ⅱ相,
二重盲検,並行群間比較,プラセボ対照,アダプティブ用量設定試験
KPS-0373 の脊髄小脳変性症患者を対象とした第Ⅲ相検証試験
日本人多発性硬化症患者を対象に、Fampridine-PR(BIIB041)を経口投与した際の安全性及び有効性を評価する多施設
共同二重盲検プラセボ対照並行群間試験及び安全性を評価する非盲検延長試験
封入体筋炎患者を対象に,身体機能,筋力及び運動機能を指標として,BYM338 静脈内投与の有効性,安全性及び忍容性
を 52 週後に評価し,さらに最長投与 2 年後まで長期安全性を評価する主要なランダム化,二重盲検,プラセボ対照,多施
設共同,並行群間比較,用量設定,後期第 II 相/第 III 相試験
山村 隆 / 荒木学 / 岡本智子 / 佐藤和貴郎 / 古澤嘉彦 / 林幼
偉 / 向井洋平
中川 栄二 / 大槻泰介 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 岡崎光俊 /
小牧宏文 / 斎藤義朗 / 高橋章夫 / 渡辺雅子 / 渡辺裕貴 / 石山
昭彦開道貴信 / 金子裕 / 齋藤貴志 / 村田佳子 / 谷口豪
岡本 智子 / 荒木学 / 大矢寧 / 坂本崇 / 塚本忠 / 佐藤 和貴郎 /
古澤 嘉彦 / 森まどか / 山本敏之 / 林幼偉 / 向井洋平 / 金井 雅
裕 / 佐野輝典 / 田港 朝也 / 三橋佳奈
坂田増弘 / 塚本忠 / 新井薫 / 佐藤英樹
野田 隆政 / 吉田寿美子 / 吉村直記 / 佐藤英樹 / 松崎朝樹 /
佐藤聖
山村 隆 / 荒木学 / 岡本智子 / 大矢寧 / 坂本崇 / 塚本忠 / 佐藤
和貴郎 / 古澤嘉彦 / 森まどか / 山本敏之 / 林幼偉 / 佐野輝典 /
金井雅裕 / 田港朝也
岡本智子 / 荒木学 / 村田美穂 / 大矢寧 / 坂本崇 / 髙橋祐二 / 塚
本忠 / 佐藤和貴郎 / 古澤嘉彦 / 森まどか / 山村隆 / 山本敏之 /
林幼偉 / 金井雅裕 / 城戸秀倫 / 佐野輝典 / 滝澤歩武 / 田港朝
也 / 松本千尋 / 三橋佳奈 / 小坂眞紀
坂田 増弘 / 塚本忠 / 新井薫 / 佐藤英樹 / 横井優磨
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 /
石山昭彦 / 稲垣真澄 / 齋藤貴志
中川 栄二 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 /
石山昭彦 / 稲垣真澄 / 齋藤貴志
山村 隆 / 荒木学 / 岡本智子 / 坂本崇 / 塚本忠 / 佐藤和貴郎 /
古澤嘉彦 / 森まどか / 林幼偉 / 金井雅裕 / 川添僚也 / 佐野輝
典 / 田港朝也 / 三橋佳奈
村田 美穂 / 荒木学 / 大矢寧 / 岡本智子 / 坂本崇 / 髙橋祐二 /
塚本忠 / 古澤嘉彦 / 森まどか / 山本敏之 / 林幼偉
岡本 智子 / 荒木学 / 佐藤和貴郎 / 古澤嘉彦 / 山村隆 / 林幼
偉 / 金井雅裕 / 佐野輝典 / 田港朝也 / 三橋佳奈 / 川添僚也
森 まどか / 村田美穂 / 大矢寧 / 岡本智子 / 小林庸子 / 瀨川
和彦 / 山本敏之 / 金井雅裕 / 川添僚也 / 滝澤歩武 / 田港朝也 /
松本千尋 / 三橋佳奈
5,195
3,875
7,517
1,295
4,454
13,403
13,322
1,639
305
4,516
10,019
22,684
5,682
パーキンソンニズムを伴うレビー小体型認知症患者を対象とした AD-810N の探索的試験〔第2相試験〕
塚本 忠 / 坂本崇 / 岡本智子 / 山本敏之 / 古澤嘉彦
7,309
M071754 の長期投与試験―点頭てんかんを対象としたオープンラベル試験―
中川 栄二 / 佐々木征行 / 小牧宏文 / 斎藤義朗 / 石山昭彦 /
齋藤貴志 / 山﨑 廣子
Ⅵ
臨床研究
4 研究補助金
179
180
907
2,837
視神経脊髄炎(NMO)及び NMO 関連疾患(NMOSD)患者に対して、SA237 をベースライン治療に上乗せ投与した際
の有効性及び安全性を評価する多施設共同第Ⅲ相ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験
EPI-743 のリー脳症患者を対象とした臨床試験〔後期第 2/3 相試験〕
A Randomized, Double-Blind, Parallel-Group, Placebo-Controlled Study of SM-13496 for the Treatment of Bipolar I
Depression SM-13496 の双極 I 型障害の大うつ病エピソードの患者を対象としたランダム化プラセボ対照二重盲検並行
群間比較試験
A Long-Term Study of SM-13496 in Patients with Bipolar I Disorder SM-13496 の双極Ⅰ型障害患者を対象とした長
期投与試験
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するタダラフィルの無作為化二重盲検プラセボ対照第 III 相試験
慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)の治療に対する異なる 2 用量の IgPro20(皮下注射用人免疫グロブリン)の有効
性、安全性及び忍容性を検討する第 III 相無作為化多施設共同二重盲検プラセボ対照並行群間試験(PATH 試験)
山村 隆 / 荒木学 / 岡本智子 / 坂本崇 / 高橋祐二 / 塚本忠 / 佐
藤和貴郎 / 古澤嘉彦 / 森まどか / 林幼偉 / 佐野輝典 / 金井雅
弘 / 城戸秀倫 / 滝澤歩武 / 田港朝也 / 松本千尋 / 三橋佳奈
小牧 宏文 / 佐々木征行 / 石山昭彦 / 青木雄介 / 大久保真理
子 / 久保田一生 / 小一原玲子 / 高橋勇弥 / 竹下絵里 / 仲村貞
郎 / 馬場信平 / 宮武千晴 / 元木崇裕 / 湯浅正太
吉村 直記 / 野田隆政 / 佐藤英樹 / 横井優磨
吉村 直記 / 野田隆政 / 佐藤英樹 / 横井優磨
小牧 宏文 / 佐々木征行 / 須貝研司 / 斎藤義朗 / 中川栄二 /
齋藤貴志 / 石山昭彦 / 清水玲子 / 大久保真理子 / 久保田一生
/ 高橋勇弥 / 竹下絵里 / 馬場信平 / 宮武千晴 / 元木崇裕 / 跡部
真人 / 粟嶋勇也
岡本 智子 / 荒木学 / 大矢寧 / 坂本崇 / 古澤嘉彦 / 森まどか /
林幼偉 / 金井雅裕 / 滝澤歩武 / 田港朝也 / 松本千尋
637
2,921
1,453
2,409
737
既存治療で十分な効果が得られない,継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象とした,
ABT-SLV187 の安全性,忍容性及び有効性を検討する 2 部構成長期継続投与試験
村田 美穂 / 三山健司 / 有賀元 / 坂本崇 / 塚本忠 / 山本敏之 /
天野智文 / 金井雅裕 / 川添僚也 / 城戸秀倫 / 佐野輝典滝澤歩
武 / 田港朝也 / 古澤嘉彦 / 松本千尋 / 三橋佳奈
2,956
An Open-Label, Single-Arm, Baseline-Controlled, Multicenter Study to Evaluate the Efficacy, Safety and
Tolerability of ABT-SLV187 Monotherapy in Subjects with Advanced Parkinson's Disease and Persistent MotorComplications Despite Optimized Treatment with Available Anti-Parkinsonian Medications 既存治療で十分な効果が
得られない,継続した重度の運動合併症を有する進行期パーキンソン病患者を対象とした,ABT-SLV187 単独投与の有効性,
安全性及び忍容性を検討する多施設共同,非盲検,単一治療群,ベースライン対照試験
村田 美穂 / 三山健司 / 有賀元 / 坂本崇 / 塚本忠 / 山本敏之 /
天野智文 / 金井雅裕 / 川添僚也 / 城戸秀倫 / 佐野輝典滝澤歩
武 / 田港朝也 / 古澤嘉彦 / 松本千尋 / 三橋佳奈
Ⅵ 臨床研究
4 研究補助金
村
小
村
大 槻 泰 介
佐々木 征 行
須 貝 研 司
開 道 貴 信
齊 藤 祐 子
小 牧 宏 文
村 田 美 穂
佐 藤 和貴郎
佐 藤 典 子
糸 山 泰 人
小 林 庸 子
村 田 美 穂
小 牧 宏 文
森 まどか
小
糸
医薬技術実用化総合研究事業
医薬技術実用化総合研究事業
医療技術実用化総合研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
難治性疾患克服研究事業
山
林
田
牧
田
林
泰
庸
美
宏
美
直
人
子
穂
文
穂
次
文
平
宏
障害者対策総合研究事業
牧
小
障害者対策総合研究事業
彦
樋 口 輝 彦
糸 山 泰 人
大 槻 泰 介
平 林 直 次
永 田 貴 子
大 矢 寧
吉 田 寿美子
野 田 隆 政
平 林 直 次
三 澤 孝 夫
輝
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
障害者対策総合研究事業
口
樋
研究者名
地域医療基盤開発推進研究事業
研究費の種類
4) 厚生労働科学研究費補助金
田
岩 谷
深 津
槻
林
林
松 尾
糸 川
福 田
中 島
伊 豫
口
伸
力
玲 子
泰
直
直
秀 徳
昌 成
正 人
豊 爾
雅 臣
輝
一
)
)
介
次
次
)
)
)
)
)
彦
田
田
伸
伸
一
一
槻
槻
槻
槻
槻
藤
村
村
村
西 澤
西 澤
中 野
青 木
伊 藤
泰
泰
泰
泰
泰
雄
正 豊
正 豊
今 治
正 志
建 雄
介
介
介
介
介
一
隆
隆
隆
)
)
)
)
)
(松谷有希雄)
( 中 島 孝 )
大
大
大
大
大
後
山
山
山
(
(
(
(
(
( 武 田 篤 )
武
武
( 安 西 信 雄 )
武
(
(
大
平
平
(
(
(
(
(
樋
研究代表者
東日本大震災の被災地における地域精神保健医療福祉システムの再構築に資する中長期支
援に関する研究
障害関係分野における今後の研究の方向性に関する研究
難病のある人の福祉サービス活用による就労支援についての研究
てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究
医療観察法対象者の円滑な社会復帰促進に関する研究
医療観察法対象者の円滑な社会復帰促進に関する研究
筋ジストロフィー治療における医療の質の向上のための多職種協働研究
末梢血の AGEs を含む代謝産物をバイオマーカーとする統合失調症の早期診断法の確立
NIRS を用いた精神疾患の早期診断についての実用化研究
医療観察法の向上と関係機関の連携に関する研究
専門的医療の普及の方策及び資質向上策を含めた医療観察法の効果的な運用に関する研究
エクソン53を標的としたデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン・スキップ
治療薬の開発
精神障害者の重症度判定及び重症患者の治療体制等に関する研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン 53 スキップ治療薬による早期探索的臨
床試験
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン 53 スキップ治療薬による早期探索的臨
床試験
重度嗅覚障害を呈するパーキンソン病を対象としたドネペジルの予後改善効果に関する研
究
希少難治性てんかんに関する調査研究
希少難治性てんかんに関する調査研究
希少難治性てんかんに関する調査研究
希少難治性てんかんに関する調査研究
希少難治性てんかんに関する調査研究
ミトコンドリア病の診断と治療に関する調査研究
多発性硬化症の新規免疫修飾薬を検証する医師主導治験
多発性硬化症の新規免疫修飾薬を検証する医師主導治験
多発性硬化症の新規免疫修飾薬を検証する医師主導治験
希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究
希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究
神経変性疾患に関する調査研究
希少難治性筋疾患に関する調査研究
患者支援団体等が主体的に難病研究支援を実施するための体制構築に向けた研究
希少性難治性疾患 - 神経・筋難病疾患の進行抑制治療効果を得るための新規医療機器、生
体電位等で随意コントロールされた下肢装着型補助ロボット(HAL-HN01) に関する医師
主導治験の実施研究
今後の難病対策のあり方に関する研究
研究課題名
1,000
分担
分担
分担
500
12,700
12,865
900
900
500
900
0
0
0
0
4,500
1,000
1,300
5,000
0
0
分担
代表
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
分担
0
1,200
0
0
1,500
5,200
23,400
0
150
3,000
1,100
500
850
37,200
分担
分担
分担
分担
分担
代表
代表
分担
分担
分担
分担
分担
分担
代表
交付金額
(千円)
外部機関所属の者は( )書きとする。
Ⅵ
臨床研究
4 研究補助金
181
182
難病・がん等の疾患分野の医療の
実用化研究事業
難病・がん等の疾患分野の医療の
実用化研究事業
難病・がん等の疾患分野の医療の
実用化研究事業
難治性疾患克服研究事業
研究費の種類
牧
田
藤
坂
齊
藤
小
斎
祐
増
宏
義
研究者名
子
弘
文
朗
野
一
三
次世代シーケンサーを用いた遺伝性ミオパチーの原因解明
染色体微細構造異常による発達障害の実態把握と疾患特異的 iPS 細胞による病態解析・治
療法開発
研究課題名
( 加 藤 忠 史 )
双極性障害の神経病理学に基づく診断法の開発
伊 藤 順 一 郎 「地域生活中心」を推進する、地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究
西
( 山 本 俊 至 )
研究代表者
分担
分担
分担
分担
3,000
18,500
1,000
400
交付金額
(千円)
Ⅵ 臨床研究
4 研究補助金
心 光 世 津 子 ( 山 中 浩 司 ) ポスト工業社会における男性の健康と医療化
齊
下
齋
心 光 世 津 子
石
伊
藤
下
竹
基盤研究(B)
新学術領域研究
新学術領域研究
若手研究(B)
若手研究(B)
若手研究(B)
若手研究(B)
若手研究(B)
若手研究(B)
若手研究(B)
有
齊
基盤研究(B)
科学技術振興機構
(戦略的創造研究推進事業)
坂
基盤研究(B)
公
昭
貴
啓
祐
祐
増
隆
馬
田
地
邦
和
啓
井 藤
山
藤
地
藤
藤
田
田
祐
健
二
治
エクソームを基盤とした統合的ゲノム解析による片頭痛の分子病態解明
αシヌクレインの神経細胞生物学的研究
多発性硬化症の寛解維持を担う多能的制御性 T 細胞の誘導を自己免疫ワクチンへの適応
外科治療を見据えた難治性てんかんの多角的画像研究
伊 藤 順 一 郎
精神科医療でのリカバリー志向の共同意思決定を促進する PC ツールの開発と効果検証
藤 貴
志
竹
下
藤
伊
石
公
昭
田 地 和
啓
井 藤 山 良
五
猛
輝
彦
心 光 世 津 子
齋
正 ( 西 川 徹 )
良
五
猛
輝
彦
志
1,700
2,000
6,975
統合失調症におけるワーキングメモリ障害の神経基盤解明とリハビリテーション法の開
発
統合失調症のシナプス-グリア- D- セリン系病態の薬物治療試験および死後脳におけ
る解析
1,157
1,400
1,300
1,100
900
3,000
3,000
200
2,000
500
300
100
1,800
1,128
1,300
1,200
メタボリックシンドロームに関連する脳神経病理の脳画像解析
うつ病の神経可塑性障害仮説に基づく海馬歯状回の機能に関する脳画像研究
アミロイドイメージングによる認知症診療への早期診断応用と費用対効果に関する研究
RYR1遺伝子変異により多様な病理像を示すミオパチーの新たな疾患概念確立の研究
日本における精神障害からの「リカバリー」の包括的理解と支援のための実証的基礎研
究
外科摘出標本を用いたてんかん源性脳皮質形成異常症の遺伝子探求
五 ( 木 村 實 ) 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク
子 ( 木 村 實 ) 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク
子 ( 村 山 繁 雄 ) レビー小体病理進展機序の解明
弘
政 ( 熊 野 宏 昭 ) うつ病の病態維持に関わる前頭葉機能異常と注意制御機能訓練の治療効果
子 ( 高 尾 昌 樹 ) 神経病理学的新規アプローチによる弧発性・遺伝性認知症の大脳白質小血管病変の解明
橋 田 偉
子
野
祐
高
上
幼
典
基盤研究(C)
藤
二
藤 林 佐
齊
祐
治
偉
子
基盤研究(C)
橋
健
幼
典
高
田
藤
500
交付金額
(千円)
2,093
600
510
347
420
390
330
270
900
900
60
600
150
90
30
540
330
390
360
150
間接経費
(千円)
外部機関所属の者は( )書きとする。
視神経脊髄炎の新たなアストロサイトパチーの疾患概念の確立と病態、治療に関する研
究
基盤研究(C)
人
上
泰
基盤研究(C)
山 林 糸
研究課題名
基盤研究(C)
人
研 究 代 表 者
佐
泰
山
名
基盤研究(C)
者
究
糸
研
基盤研究(S)
研究費の種類
5) その他
Ⅵ
臨床研究
4 研究補助金
183
Ⅶ そ の 他
理事長
総長
病院長
病院長
企画戦略室長
病院長
診療部長
看護部長
看護部長
感染管理認定
看護師
センターの業務の運営に関する重要事項
を審議し、決定する。
理事会で決定した重要事項の遂行および、
センターの所掌事務に関する企画及び立
案並びに調整に関する事務を行うほか、
理事会で審議する事項の協議を行う。
センター病院の運営に関することを協議す
る。
センター病院の運営・経営に関する報告
及び協議事項、その他センター管理上必
要な事項を各部門・各委員会により伝達、
周知する。
事務部門の主要事項の協議、情報共有及び
各係の連携強化
病院の運営・管理に関する事項について
審議する。
各病棟部門の医療業務に関する情報伝達
医療業務に関する情報伝達、意見交換
看護管理に関する事項を審議し円滑な運
営と、
看護師長としての資質の向上を図る。
看護管理に関する事項を審議し円滑な運
営と、副看護師長としての資質の向上を
図る。
感染防止に関する情報の共有化を図り、
各部署の感染防止対策実施状況を評価する。
褥瘡防止・栄養サポートに関する教育と
病棟での対策
摂食・嚥下に関する教育と病棟での対策
理事会
運営会議
病院幹部会議
病院管理診療・
経営会議
事務部門会議
診療部科長会議
精神科診療部会
医師全体会
看護部管理運営会議
副看護師長会議
感染リンクナース会
褥瘡 ・NST
リンクナース会
摂食・嚥下
リンクナース会
認定看護師
認定看護師
診療部長
委員長
審 議 事 項
会議(委員会等)名
1 会議及び委員会一覧
病院長
企画戦略室長、病院長、副院長、総務部長、財務経理部長、看護
部長、副看護部長、総務課長、人事課長、企画経営課長、企画医
療研究課長、財務経理課長、監査室長、労務管理室長、情報管理
室長、医事室長、企画調整職、医事専門職、薬剤部長、療育指導
室長、医療福祉相談室長、臨床検査技師長、診療放射線技師長、
作業療法士長、理学療法士長、栄養管理室長、第一心理療法主任、
各病棟看護師長、在宅支援係長、教育・研修係長、医療安全管理
係長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、神経内科診療部長、
小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、手術部長、外来部長、
総合外科部長、総合内科部長、リハビリテーション部長、放射線
診療部長、臨床検査部長、医療情報室長、臨床研究支援室長、遺
伝カウンセリング室長、地域連携室医長、各診療科医長、各診療
科医師
輪番
摂食・嚥下認
定看護師
副看護部長、摂食・嚥下認定看護師、摂食・嚥下リンクナース
輪番
皮膚・排泄ケ
ア認定看護師
看護師長、皮膚排泄ケア認定看護師、NST リンクナース、副看
護師長
輪番
輪番
輪番
(各師長)
感染管理認定
看護師
輪番
輪番
(各師長)
医局書記
医局書記
第一精神診療
部長
医局長
輪番
病院長
各自
医事専門職
医事室長
労務管理室長
労務管理室長
書 記
ICT 看護師長、感染管理認定看護師、感染リンクナース
看護部長、副看護部長、副看護師長
看護部長、副看護部長、各看護師長
医師全員
当該病棟所属医師
病院長、副院長、特命副院長、臨床検査部長、総合内科部長、神
経内科診療部長、総合外科部長、歯科医長、リハビリテーション
部長、医長(医療情報室長)、臨床研究推進部長、放射線診療部長、
小児神経診療部長、脳神経外科部長、第一精神診療部長、外来部
長、看護部長、薬剤部長、医局長、医事室長
企画戦略室長
病院長
病院長、副院長、診療部長(1 名)、看護部長、副看護部長、
薬剤部長、
企画戦略室長、総務部長、企画経営部長(財務経理部長)
、
総務課長、
人事課長、企画経営課長、企画医療研究課長、財務経理課長、医
事室長
事務部門の室長以上
総長
理事長
理事長、理事(4 名)、監事(2 名)(企画戦略室長、神経研究所長、
精神保健研究所長、病院長、総務部長、企画経営部長、財務経理
部長)
総長、理事、監事、精神保健研究所長、病院長、企画戦略室長、
TMC センター長、副院長、特命副院長、総務部長、企画経営部長、
看護部長、(3 週のみ):IBIC センター長、CBT センター長
司 会
組 織 構 成
年4回
第 2 火曜日
(5・7・10・1 月)
年4回
第 4 火曜日
(4・7・10・2 月)
第 4 金曜日
第 1 木曜日
第 1・3 火曜日
第 3 火曜日
月1回
第 1・3 火曜日
運営会議・理
事会開催日前
週の木曜日
第 4 月曜日
第 1・3 月曜日
第 1・3 月曜日
第 3 月曜日
開 催 日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
187
188
看護師長
看護師長
看護部長
看護師長
看護師長
副看護部長
副看護部長
交代制
病院長
病院長
研究の計画・調査・分析・まとめまでの
一連のプロセスを指導して看護研究を推
進する。
治験・臨床研究に関する知識・技術の向
上と支援
看護の専門的領域に関する知識・技術の
向上と支援及び組織横断的活動における
問題解決に関すること。
CVPPP の院内研修指導者養成における
実技指導方法とポイントの確認及び講義
方法の確認 CVPPP 研修・暴力に関する
研修
リスクマネージメントに関する対策と教
育研修
看護助手として業務遂行上必要な事項に
関すること。
療養介助員として業務遂行上必要な事項
に関すること。
ヒヤリハット・医療事故報告
8 病棟入院対象者の評価
9 病棟入院対象者の評価
8 病棟入院対象者の状態報告と治療方針
確認
9 病棟入院対象者の状態報告と治療方針
確認
8・9 病棟の運営状況や治療内容に関する
情報公開及びその評価
8・9 病棟の状況及び医療観察法の施行状
況の報告
医療観察法病棟における治療の倫理性及
び医療の質を確保する
精神科合併症患者の受入準備、体制、運
用方法等
看護研究推進部会
治験リンクナース会
専門領域担当者会
CVPPP 指導者
養成研修検討会
看護部リスク検討会
看護助手会議
療養介助員会議
リスクマネージメント
部会
8 病棟治療評価会議
9 病棟治療評価会議
8 病棟運営会議
9 病棟運営会議
医療観察法病棟
外部評価会議
医療観察法病棟
地域連絡会議
医療観察法病棟
倫理会議
精神科患者身体合併症
医療事業
総合外科部長
第二精神診療
部長
病院長
病院長
交代制
総合内科部長
委員長
審 議 事 項
会議(委員会等)名
院長
院長
病院長、副院長、看護部長、第二精神診療部長、司法精神科医長、
医療観察法病棟看護師長、多摩小平保健所長、小平市健康福祉部
長、精神医学の専門家 1 名、法律関係者 1 名、精神保健福祉関係
者1名
病院長、副院長、第二精神診療部長、司法精神科医長、医療観察
法病棟師長、小平市住民 、東村山市住民、関東信越厚生局・東
京保護観察所立川支部・多摩小平保健所・小平警察署・小平市・
東村山市・小平消防署の職員
総合外科部長
院長
病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部
長、司法精神医学研究部長、副看護部長、司法精神科医長、病棟
師長、医事室長
副院長、総合内科部長、精神科診療部長、総合外科部長、副看
護部長(2 名)、総合内科消化器科医長、総合内科消化器科医師、
精神科医長(2 名)、精神科医師、総合外科医師、病棟師長(2 名
/3 北病棟、5 北病棟)、外来師長、医療福祉相談室長、企画経営課長、
医事室長、医事室係員、入院・外来係長、診療記録管理士、臨床
検査部長
院長
病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部
長、司法精神医学研究部長、副看護部長、司法精神科医長、病棟
師長、医事室長
第二精神診療
部長
交代制
第二精神診療部長、司法精神科医長、医療観察法病棟師長、精神
医学専門家(外部)数名
交代制
第一司法精神科医長、第三司法精神科医長、9 病棟看護師長、多
職種各 1 名以上
総合内科部長
輪番
輪番
副看護部長
輪番
輪番
輪番
看護師長
司 会
第二司法精神科医長、8 病棟看護師長、多職種各 1 名以上
総合内科部長、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、臨床検査
技師、放射線技師、理学療法士、作業療法士、療育指導室長、社
会福祉士、心理士、管理栄養士、医事係長
副看護部長、療養介助員
副看護部長、看護助手
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師、リスクマネージメ
ント委員
副看護部長、インストラクター看護師、トレーナー看護師
看護部長、副看護部長、各専門領域担当者
副看護部長、副看護師長、治験リンクナース委員
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
組 織 構 成
医事室
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
医事係
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
輪番
書 記
月2回
月2回
年1回
年2回
第 3 水曜日
第 1 水曜日
毎週火曜日
毎週月曜日
月1回
年4回
第 2 水曜日
(5・7・11・1 月)
年4回
第 1 水曜日
(6・9・11・2 月)
第 4 木曜日
第 1 水曜日
第 1 水曜日
(5.7.9.10.12.3 月)
第 4 水曜日
(5.6.7.9.10.11.1.3 月)
第 1 金曜日
開 催 日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
副院長
副院長
副院長
副院長
総合内科部長
副院長
臨床検査部長
副院長
治験及び ICH-GCP 準拠臨床研究を実施
することの倫理的、科学的及び医学的・
薬学的観点からの妥当性に関する事項及
び治験および ICH-GCP 準拠臨床研究実
施中または終了時に行う調査事項を審議
する。
治験等に関する研究以外の研究を行う場合、
研究の目的・内容条件、研究結果の報告
方法について審議する。治験等に関する
研究を受託研究として行う場合、医薬品
GCP 省令の規程に基づいて調査審議する。
センター病院における臨床検査の能力の
向上を図るため、臨床検査の精度向上、
外部委託検査等、臨床検査部査部の運営
全般について審議する。
当院で採用する医薬品の臨床的及び薬学
的な評価、医薬品の採用及び整理、在庫
医薬品の適切な管理と使用方法等その他
薬事全般について審議する。
栄養管理の充実と向上とその適正な運営
を図る。
入院患者の栄養状態改善のために、患者
の栄養状態を評価し、診療計画を立案、
治療上の指導及び提言を行うことを目的
とする。
センター病院における輸血業務を円滑に
かつ適正に行うための総合的、具体的な
対策を検討、実施することを目的とする。
センター病院における感染管理体制の確立、
感染管理のための具体的方策および院内
感染発生時の対応等必要な事項を審議する。
放射線安全管理委員会
臨床試験審査委員会
受託研究審査委員会
臨床検査部運営委員会
薬事委員会
栄養管理委員会
NST 委員会
輸血療法委員会
院内感染防止対策
委員会
図書館長
副院長
管理区域立ち入りに関する注意事項、放
射線障害の発生防止のため規程の作成及
び改廃、予防規程の改正に関すること、
放射線同位元素等並びに放射線発生装置
の取り扱い管理、放射線障害の発生防止
に必要な事項を審議する。
倫理委員会
図書館の円滑な運営について審議し、こ
れを推進することを目的とする。
東京薬科大学
名誉教授
センター職員が行うヒト及びヒト由来の
試料を対象とした医学研究及び医療行為
について、関連法律等の趣旨に沿って倫
理的配慮及び科学的妥当性が確保されて
いるかどうか審査あるいは判断する。
図書委員会
委員長
審 議 事 項
会議(委員会等)名
臨床検査部長
副院長
図書館長
副院長、各診療部長、看護部長、薬剤部長、臨床検査部長、該当
診療科医長、財務経理課長、医事室長、副看護部長、該当看護師
長、臨床検査技師長、副臨床検査技師長、輸血担当技師
病院長、副院長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精
神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科
診療部長、手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、
リハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、衛生
管理者、感染防止推進部会長、薬剤部長、栄養管理室長、臨床検
査技師長、臨床検査技師、看護部長、副看護部長、感染管理認定
看護師、医療機器安全管理者、財務経理部長、総務課長、医事室
長、医事専門職、入院・外来係長
図書館長、図書館長補佐、企画医療研究課長、医療係長、図書館
員、神経研部長、精神保健研部長、看護部長、総務課長、財務経
理課長、企画経営課長、研究所事務室長、医事室長、情報管理室
長、病院部長
副院長
総合内科部長
臨床検査部長、神経内科医師、財務経理課長、栄養管理室長、副
看護部長、精神科病棟看護師長、神経内科病棟看護師長、重症心
身障害児(者)病棟看護師長、第一栄養主任、第二栄養主任、調
理師長
副院長、総合内科部長、総合外科部長、診療科医長(4 名)
、医師(2
名)、副看護部長、看護師長、副看護師長(2 名)、薬剤師、臨床
検査技師、栄養管理室長、管理栄養士、言語聴覚士、医事係長
薬剤部長
副院長
副院長
副院長
副院長
委員長
司 会
副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、脳神経外科診療部長、
総合外科部長、総合内科部長、放射線診療部長、臨床検査部長、
医長若干名、薬剤部長、看護部長、副看護部長(1 名)
、
病棟師長(若
干名)、医療安全管理係長、総務部長、総務課長、医事室長
副院長、神経内科診療部長、外来部長、脳神経外科診療部長、臨
床検査部長、臨床検査部医長、財務経理課長、医事室長、副看護
部長、外来師長、臨床検査師長、臨床検査技師長、副臨床検査技
師長
副院長、薬剤部長、神経内科診療部長、総合内科部長、小児神経
診療部長、看護部長、免疫研究部長、精神薬理研究部長、
、
総務部長、
企画経営課長、企画医療研究課長、医事室長、臨床検査部長、知
的障害研究部長、
副院長、薬剤部長、神経内科診療部長、総合内科部長、小児神経
診療部長、看護部長、免疫研究部長、精神薬理研究部長、総務部
長、企画経営課長、企画医療研究課長、医事室長、臨床検査部長、
知的障害研究部長、外部委員 3 名
副院長、放射線施設責任者、放射線取扱主任者、安全管理責任者、
施設管理責任者、産業医、管理区域担当者
病院長、神経研究所長、精神保健研究所長、企画戦略室長、看護
部長、TMC センター長、外部有識者各 6 名(自然科学 3 名、人
文社会科学 2 名、一般 1 名)
組 織 構 成
企画医療
研究課
看護
臨床検査部
医事係
栄養管理室
副薬剤部長
臨床検査
技師長
臨床研究推進
部臨床研究・
治験推進部
臨床研究推進
部臨床研究・
治験推進部
診療放射線
技師長
倫理委員会
事務局
書 記
随時
第 2 月曜日
奇数月
年4回
第 4 木曜日
第 1 木曜日
必要の都度
原則
月1回
原則
月1回
必要の都度
原則
月1回
開 催 日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
189
190
副院長
総務部長
総務部長
副院長
特命副院長
副院長
外来部長
企画戦略室長
監事
特命副院長
診療録等を適正に保管及び管理するため
に必要な事項を審議する。
職員の健康管理及び安全及び衛生の確保
に関する必要な具体的諸事項について審
議する。
保有個人情報の管理に係る重要事項の決定、
連絡調整を行うことを目的とする。
栄養管理と褥そう管理について。
医療安全に係る必要な事項を定め、適切
な医療安全管理を推進し、安全な医療の
提供に資すること。
査定減等を受けた診療の原因究明とその
対策について。
関係医療機関等からの要請に適切に対応
し緊密な連携を図る事、関係医療機関等
の医療従事者との症例検討会等を通じ協
力して診療を進めること。
外来診療の一層の向上を図り、もって適
正かつ円滑な管理運営をするために必要
な諸事項について審議する。
センターにて行われる入札案件について
審議する。
「独立行政法人の契約状況の点検 ・ 見直し
について、平成 21 年 11 月 17 日閣議決定」
に基づきセンターの契約の点検、見直し
を行う。
病床管理に関しての管理・運営・調整に
関する審議及び病床利用率向上への対応
策の検討。
診療録等管理委員会
安全衛生委員会
個人情報管理委員会
NST 褥そう合同
委員会
医療安全管理委員会
診療報酬委員会
医療連携運営委員会
外来委員会
契約審査委員会
契約監視委員会
病床管理委員会
総合内科部長
委員長
審 議 事 項
会議(委員会等)名
総合内科部長
副院長
特命副院長
副院長
外来部長
総合内科部長、消化器内科医師、総合外科部長、精神科医長、神
経内科医師、リハビリテーション科医長、看護師、薬剤師、臨床
検査技師、管理栄養士、言語聴覚士、事務職
副院長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精神診療部
長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、
手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、リハビリテー
ション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、薬剤部長、看護部
長、リスクマネージメント部会長、副看護部長、感染管理認定看
護師、医療機器安全管理責任者、財務経理部長、総務課長、医事
室長、医事専門職、入院・外来係長
副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、
小児神経診療部長、
脳神経外科診療部長、総合内科部長、総合外科部長、放射線診療
部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、薬剤部長、臨床
検査技師長、診療放射線技師長、看護部長、副看護部長、財務経
理部長、企画経営課長、医事室長、医事専門職、入院・外来係長・
診療報酬指導係長、医事業務委託者、診療報酬顧問契約業者
副院長、医療連携室医長、医療福祉相談室長、医療社会事業専門職、
第一精神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神
経外科診療部長、総合外科部長、総合内科部長、精神科外来医長、
リハビリテーション部長、副看護部長、外来師長、在宅支援係長、
医事室長、医事専門職、医療連携室員
外来部長、小児神経診療部長、手術部長、理学療法部長、臨床検
査部長、診療科医長(4 名)、薬剤部長、副看護部長、
看護師長(2 名)
、
診療放射線技師長、臨床検査技師長、医療福祉相談室長、第一心
理療法主任、医事専門職、入院・外来係長、研究所事務室長、心
理指導部長
病院長、副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、外来部
長、総合内科部長、各診療科医長(10 名)、看護部長、副看護部長、
看護師長(9 名)、医療福祉相談室長、医事室長、医事専門職、入院・
外来係長
監事、外部有識者
特命副院長
監事
企画戦略室長
総務部長
総括個人情報保護管理者(総務部長)、個人情報保護管理者(各
研究所所長、TMC センター長、病院長)、総務課長、文書管理
係長
企画戦略室長、副院長、総務課長、企画医療研究課長、外部委員
総務部長
副院長
総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者 2 名、産業医 1 名、
安全委員 1 名、衛生委員 2 名
司 会
組 織 構 成
副院長、財務経理部長、看護部長、財務経理課長、医事室長、医
事専門職、診療記録管理係、薬剤部長、臨床検査技師長、臨床放
射線技師長、第一精神診療部長、神経内科診療部長・、小児神経
診療部長、脳神経外科診療部長、総合内科部長、総合外科部長、
放射線診療部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、第五
精神科医長、第二神経内科医長、第二小児神経科医長、
データマネー
ジメント室長、治験管理室長、医療安全管理係長、看護師長 2 名
入院・外来係
長
監査室長
財務経理課
入院・
外来係長
医事専門職
入院・
外来係長
看護
栄養管理室
文書管理係長
職員係長
診療記録
管理係
書 記
第 4 月曜日
必要の都度
月1回
第 3 月曜日
必要の都度
毎月最終
金曜日
第 2 月曜日
年4回
随時
月1回
第 2 月曜日
開 催 日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
教育担当看護
師長
看護師長
看護師長
企画戦略室長
副看護部長
認定看護師
副看護部長
副院長
副院長
院内教育企画運営に関すること。
実習指導に関する事項及び実習指導者の
教育研修
看護記録及び情報システムの運用に関す
ること。
看護業務に関する検討を看護倫理に基づき、
最新の医療状況に応じた看護業務全般の
改善、充実を図るための企画・運営に関
すること。
広報活動に関する重要な企画及び実施並
びに活動状況及び推進に関することを審
議する。
看護管理に関するテーマについて検討
各病棟における慢性呼吸器疾患看護につ
いての課題を見出し、水準の高い看護を
提供する。
e-CODO の活用による行動制限に向けた
看護を検討する。
他施設間の比較検討
患者教育プログラムの開発、普及及び臨
床スタッフの人材育成に関すること。
医療ガス設備の安全管理に関すること。
病院における迷惑行為への対応及び再発
防止に関すること。
看護教育委員会
実習指導委員会
看護記録情報システム
委員会
看護業務委員会
広報委員会
看護師長検討会
RST リンクナース会
e-CODO 検討会
患者教育プログラム
検討会
医療ガス安全管理
委員会
迷惑行為対策委員会
副看護部長、教育担当看護師長、看護師長、副看護師長、看護師
副院長
精神障害者に対する適正な医療の提供、
特に精神保健及び精神障害者福祉に関す
る法律に基づく適正な行動制限実施等の
啓蒙と確認
行動制限最小化委員会
副看護師長
副看護師長
副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部長、副看
護部長、精神科病棟医長、精神科病棟看護師長、医療福祉相談室
長、第一心理療法主任、医事室長、医事専門職
看護部長
病院における医療サービスの質の検討、
患者満足度調査の分析結果に基づく改善
策の検討等の事項について審議する。
医療サービス検討
委員会
副院長
副院長
副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、手術・中央材料部長、
麻酔科医長、医療安全管理係長、薬剤部長、副看護部長、手術室・
中央材料室師長、財務経理課長、第一契約係長、整備係長、ボイ
ラー技士長
副院長、第一病棟部長、第二病棟部長、外来部長、看護部長、副
看護部長、医療安全管理者、外来師長、医事課長
委員長
輪番
認定看護師
輪番
企画戦略室長
輪番
輪番
委員長
輪番
副院長
看護部長
副院長
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師、作業療法士
看護師長、副看護師長、看護師
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
副看護部長、看護師長
企画戦略室長(委員長)、総務部長(副委員長)
、神経研究所部長
2 名、精神保健研究所部長 2 名、TMC センター長、IBIC センター
長、CBT センター長、副院長、副看護部長 1 名、医長 1 名、総務
課長、人事課長、研究所事務室長、企画経営課長、企画医療研究
課長、情報管理室長、財務経理課長、医事室長、広報係長、臨床
研究顧問、情報システム顧問
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
副看護部長、看護師長(2 名)、副看護師長(3 名)
、看護師(7 名)
副看護部長、看護師長、副看護師長、看護師
副院長、神経内科診療部長、第 1 精神診療部長、外来部長、総合
内科部長、財務経理部長、薬剤部長、総務課長、医事室長、副看
護部長、入院外来係長、
副院長、外来部長、精神科外来医長、看護部長、副看護部長、医
療安全管理係長、外来師長、医療福祉相談室長、医療福祉相談室
職員 1 名、総務課職員 1 名、医事職員 1 名
副院長
患者・家族からの相談及び苦情、要望に
適切に対応し、良質な医療を提供するこ
とを目的とする。
アドボカシー委員会
総合外科部長
総合外科部長
病院情報委員会
副院長、医療情報室長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、
小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、手術部長、
総合外科部長、
リハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、薬剤
部長、副看護部長、看護師長、医療安全管理係長、治験管理室長、
栄養管理室長、総務部長、財務経理課長、在宅支援室長、主任児
童指導員、医療社会事業専門職、第一心理療法主任、情報管理室
長、企画医療研究課長、研究所事務室長、医事室長、医事専門職
病院業務運用に特化した情報システムの
検討を行う。
センター全体の情報システム基盤・デー
タ 2 次利用などの検討を行う。
司 会
組 織 構 成
委員長
審 議 事 項
会議(委員会等)名
医事室長
整備係長
輪番
輪番
輪番
輪番
広報係長
輪番
輪番
輪番
輪番
医事専門職
入院・
外来係長
医療福祉
相談室
医事専門職
書 記
必要の都度
年1回
第 3 金曜日
(5.7.9.11.1.3
月)
第 2 水曜日
第 3 木曜日
神経 5・10・12 月
精神 6・11・ 2 月
第 2 火曜日
必要の都度
第 2 木曜日
第 2 金曜日
第 3 水曜日
第 3 木曜日
第 1 月曜日
第 2 月曜日
月1回
月1回
開 催 日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
191
192
精神保健計画
研究部長
副院長
企画戦略室長
疾病研究第四
部長
病院長
副院長
臨床研究担当
特命副院長
病院長
総務部長
当センターのミッションに照らして、歴
史資料館のあるべき姿の構想、立案に関
すること。
専門疾病センターを設置に関すること。
クリティカルバスの開発・実践研究に関
すること。
診療、研究、その他の業務の高度化及び
効率化を推進及び情報資産の適正な管理
を図るための必要な体制等の整備に関す
ること。
センター職員が行うヒト及びヒト由来の
試料を対象とした医学研究及び医療行為
について関連法律等の趣旨に沿って倫理
的配慮及び科学的妥当性が確保されてい
るがどうかを審査案件ごとに毎に整理し、
倫理委員会による審査を円滑にする。
レジデント及び専門修練医の募集、採用、
研修計画及び評価に関すること。
病院年報に関すること。
病院研究発表会に関すること。
センター敷地内等の禁煙に関すること。
病院で行われる臨床研究・医師主導治験
が安全かつ円滑に進められるように、手
順の確認・指導、実施病棟の調整、各関
係部門の調整等を行っている。
病院で購入する 50 万円以上の物品につい
て審議する。
職員宿舎の入退去及び維持管理に関する
こと。
歴史資料館開設準備会
専門疾病センター
審査会
クリティカルバス
委員会
情報委員会
倫理事前審査委員会
レジデント委員会
病院年報編集委員会
病院研究発表会運営
委員会
禁煙問題検討会
病院臨床研究推進
委員会
医療機器小委員会
宿舎委員会
副院長
副院長
副院長
委員長
審 議 事 項
会議(委員会等)名
副院長
副院長
副院長
副院長、特命副院長、第一精神診療部長、外来部長、看護部長、
薬剤部長、総務係長、入院 ・ 外来係長、企画戦略室
副院長、医局長、医長(2 名)、理学療法士長、臨床検査技師長、
医療福祉相談室長、副看護部長、看護師長(2 名)、副看護師長、
研究係長、第一契約係
副院長、総務部長、疾病研究第四部長、薬物依存研究部長、第一
精神診療部長、副看護部長、総務課長
病院長
総務部長
病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、神経内
科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、総合内科
部長、総合外来部長、外来部長、手術・中央材料部長、放射線診
療部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、薬剤部長、看
護部長、企画経営課長、財務経理課長、医事室長、調達企画専門
職
総務部長、総務課長、財務経理課長、研究所事務室長、整備係長、
総務係長、リハビリテーション部長、薬剤部長、副看護部長、5
階南病棟看護師長、療育指導室長、疾病研究第七部長、児童・思
春期精神保健研究部長、情報管理・解析部長、先進脳画像研究部
長、臨床技術開発室長、一般宿舎自治会長、看護師宿舎寮長
臨床研究担当
院長、特命副院長、副院長、病院臨床研究推進部長、看護部長、
(特命を含む)
企画医療研究課長
副院長
病院長
企画戦略室長
企画戦略室長、神経研究所、精神保健研究所及び病院代表者各 2 名、
TMC、IBIC 及び CBT 代表者各 1 名、総務部、企画経営部及び財
務経理部代表者各 1 名、企画医療研究課長、情報管理室長、委員
長が認めた者
病院長、副院長、外来部長、第一精神診療部長、第二精神診療部
長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、
総合内科部長、総合外科部長、手術・中央材料部長、放射線診療
部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、教育・研修室長
副院長
副院長、医事室長、栄養管理室長、検査部長、リハビリテーショ
ン部長、手術部長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、小児
神経診療部長、放射線診療部長、外来部長、精神科医長、一般科
医長、薬剤部長、看護部長、副看護部長、精神科病棟看護師長、
一般病棟看護師長
疾病研究第四
部長
副院長
副院長、TMC センター長、外来部長、第一精神診療部長、神経
診療部長、看護部長、神経研究所長補佐、精神保健研究所長補佐、
医事室長、企画医療研究課長
疾病研究第四部長、薬物依存研究部長、脳神経外科診療部長、児
童 ・ 思春期精神保健研究部長、疾病研究第一部長、TMC 倫理特
任研究員
精神保健計画
研究部長
司 会
副院長、特命副院長、看護部長、疾病研究第四部長、精神保健計
画研究部長、総務課長、企画経営課長、財務経理課長、総務係長、
流動研究員
組 織 構 成
総務課
財務経理課
―
総務課
副院長室
副院長室
企画医療
研究課
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必要の都度
月1回
第 1・第 3
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月1回
月1回
月1回
必要の都度
月1回
(第 2 月曜日)
開 催 日
Ⅶ その他
1 会議及び委員会一覧
独立行政法人
国立精神 ・ 神経医療研究センター
2013 年度 病院年報(第 27 号)
発 行
発 行 者
編集委員長
印 刷
2014 年 9 月
水澤 英洋
中込 和幸
有限会社 新和印刷
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院
〒187-8551 東京都小平市小川東町 4-1-1
電話 042-341-2711