督促手続オンラインシステム 環境設定手順書

督促手続オンラインシステム
環境設定手順書
平成27年12月
目次
1 はじめに ........................................................................................................................................................... 1
2 動作環境 ........................................................................................................................................................... 2
2.1 ハードウェア .......................................................................................................................................... 2
2.2 ソフトウェア .......................................................................................................................................... 3
2.3 ネットワーク .......................................................................................................................................... 4
2.4 メールアドレス ...................................................................................................................................... 4
2.5 電子証明書 .............................................................................................................................................. 4
3 インストールの手順 ....................................................................................................................................... 6
3.1 Java Runtime Environment (JRE) のインストール .............................................................................. 7
3.2 申立用プログラムのインストール .................................................................................................. 12
3.3 インストールの確認 .......................................................................................................................... 19
(1) Java Runtime Environment (JRE) のインストールの確認............................................................. 19
(2) 申立用プログラムのインストールの確認.................................................................................... 21
4 アンインストールの手順 ........................................................................................................................... 23
4.1 申立用プログラムのアンインストール .......................................................................................... 23
4.2 Java Runtime Environment (JRE) のアンインストール................................................................... 26
5 特記事項 ....................................................................................................................................................... 29
5.1 Internet Explorer 7 以降での利用上の注意点 ................................................................................... 29
(1) 「戻る」ボタンの使用について ................................................................................................... 29
(2) ポップアップブロックについて ................................................................................................... 29
(3) ポップアップ画面の動作について................................................................................................ 30
5.2 ご利用上の注意点 .............................................................................................................................. 31
(1) 字形について ................................................................................................................................... 31
(2) メニューバーについて ................................................................................................................... 32
(3) 拡張保護モードについて ............................................................................................................... 33
(4) コントロールの実行について ....................................................................................................... 34
5.3 個人番号カード,住民基本台帳カードの利用について............................................................... 35
(1) 利用準備について ........................................................................................................................... 35
(2) 利用者クライアントソフトのバージョンについて.................................................................... 35
5.4 法人認証カードの利用について ...................................................................................................... 36
5.5 プロキシの利用について .................................................................................................................. 36
5.6 LDAP について ................................................................................................................................... 38
5.7 Java 実行環境について ...................................................................................................................... 41
(1) JRE 8 の更新について ...................................................................................................................... 41
(2) 自動アップデート機能について ................................................................................................... 41
(3) 複数の JRE がインストールされている場合について ............................................................... 41
5.8 利用する電子証明書の変更方法について....................................................................................... 42
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1 はじめに
本書では,督促手続オンラインシステムを利用するために必要な準備作業について説明します。
なお,督促手続オンラインシステムのホームページ「債権者登録事前準備」にも必要な準備作
業について記載していますのでご覧ください。
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2 動作環境
督促手続オンラインシステムを利用するためには,次の動作環境を用意する必要があります。
なお,以下に記載された条件を満たさない場合には,督促手続オンラインシステムを利用できな
い場合もありますのでご注意ください。
2.1 ハードウェア
督促手続オンラインシステムを利用するパソコンは次の条件を満たす必要があります。
名称
説明
CPU/メモリ
ご利用中のOSのシステム要件を満足すること。
ハードディスク
Cドライブにおいて200MB以上の空き容量
(※)
ICカードリーダ
ICカード形式の電子証明書を利用する場合のみ必要となります。
利用可能な電子証明書については「2.5 電子証明書」をご覧ください。
(※1)
(※2)
次のカードリーダについては,正常に動作することを確認しています。
・NTTコミュニケーションズ株式会社製:SCR3310-NTTCom, SCR331CL-NTTCom
・ソニー株式会社製:RC-S33-S
・サンワサプライ株式会社製:ADR-RW5100
・シャープ株式会社製:RW5100
なお,トラブルを避けるため,複数のICカードリーダのドライバをインストールし
ないでください。
法人認証カードを利用される場合は,発行元指定のリーダライタをご利用ください。
2
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2.2 ソフトウェア
督促手続オンラインシステムを利用するパソコンには次のソフトウェアをインストールする必
要があります。
名称
オペレーティング
システム(OS)
説明
以下のいずれかのオペレーティングシステム
・Microsoft Windows Vista (SP2) (32bit版)
・Microsoft Windows 7 (SP1) (32bit版 / 64bit版)
・Microsoft Windows 8/8.1 (32bit版 / 64bit版)
Webブラウザ
以下のいずれかのWebブラウザ
・Microsoft Internet Explorer 7 (32bit版)
・Microsoft Internet Explorer 8 (32bit版)
・Microsoft Internet Explorer 9 (32bit版)
・Microsoft Internet Explorer 10 ※1
・Microsoft Internet Explorer 11 ※2
Java実行環境
申立用プログラム
※1 拡張保護モードが有効になっている場合は利用できません。拡張保
護モードを無効にする方法は,「5.2(3)拡張保護モードについて」をご覧
ください。
※2 「5.2(4)コントロールの実行について」をご覧ください。
Java Runtime Environment (JRE) 8
(32bit版)
督促手続オンラインシステムのホームページからダウンロードします。
http://www.tokuon.courts.go.jp/AA-G-1070.html
3
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2.3 ネットワーク
督促手続オンラインシステムを利用するパソコンは,インターネットを介して督促手続オンラ
インシステムと接続できる必要があります。また,政府認証基盤(GPKI)をはじめとする認証基
盤と接続できる必要があります。閲覧可能なサイトを制限している場合は,政府サイト(go.jp)
への通信を許諾するようにしてください。通信プロトコルとしては,HTTP,HTTPS,LDAPを利
用します。以下に各プロトコルの役割を示します。LDAP通信の詳細は,「5.6 LDAPについて」
をご覧ください。
プロトコル
HTTP
HTTPS
LDAP
説明
・督促手続オンラインシステムとの通信のために使用されます。
・処分書に添付される書記官の電子証明書を検証する際に使用されます。
(商業登記認証局発行の電子証明書をご利用の場合)
・督促手続オンラインシステムとの通信のために使用されます。
・処分書に添付される書記官の電子証明書を検証する際に使用されます。
(地方公共団体情報システム機構の署名用認証局発行の電子証明書,都
道府県認証局発行の電子証明書をご利用の場合)
・処分書に添付される書記官の電子証明書を検証する際に使用されます。
(商業登記認証局発行の電子証明書をご利用の場合)
2.4 メールアドレス
裁判所からのE-mailによる連絡を受けられるようにする必要があります。なお,携帯電話のアド
レスでは利用できません。
2.5 電子証明書
督促手続オンラインシステムを利用するためには,政府認証基盤(GPKI)を構成するブリッジ
認証局(BCA)と相互認証された認証機関から発行される電子証明書を事前に取得する必要があ
ります。督促手続オンラインシステムで動作が確認されている電子証明書は以下のとおりです。
◆ファイル形式の電子証明書(PKCS#12形式)
・商業登記認証局発行の電子証明書
http://www.moj.go.jp/ONLINE/CERTIFICATION/index.html
◆ICカード形式の電子証明書
・地方公共団体情報システム機構の署名用認証局発行の電子証明書(個人番号カード)
・都道府県認証局発行の電子証明書(住民基本台帳カード)
・日本電子認証株式会社(NDN)発行の「法人認証カード」
(商業登記認証局発行の電子証明書を格納したICカードです)
※ 督促手続オンラインシステムでは,電子証明書のパスワードは30桁まで入力可能です。
このため,電子証明書のパスワードは30桁以内で設定してください。
ICカード形式の電子証明書の場合は設定可能な長さに制限がありますので,各発行元に確
認ください(個人番号カード,住民基本台帳カードの場合,16桁が上限です)。
※ 2019年以降は住民基本台帳カードが利用できなくなります。
4
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《商業登記利用者ソフトウェアに関する注意事項》
商業登記認証局発行の電子証明書の発行申請と取得には,専用のソフトウェアが必要です(以
下,「商業登記利用者ソフトウェア」と呼びます。)。商業登記利用者ソフトウェアは,法務省
の以下のページに紹介されています。
商業登記電子認証ソフト(http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00027.html)※無料
利用者ソフトウェア(http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00031.html)※有料
督促手続オンラインシステムで利用するファイル形式の電子証明書(PKCS#12形式)は,商業
登記利用者ソフトウェアを用いて作成します。具体的な作成手順については各ソフトウェアの取
扱説明書をご覧ください。
なお,PKCS#12形式の電子証明書の中には,法人代表者の電子証明書に加えて,発行者の電子
証明書(登記官の自己署名証明書)が格納されていなければなりません。以下の商業登記利用者
ソフトウェアが作成するPKCS#12形式の電子証明書については発行者の電子証明書が含まれるこ
とを確認しております。以下に該当しないソフトウェアを利用する場合には,各ソフトウェアの
販売元にお問い合わせください。
・商業登記電子認証ソフト(法務省)
・商業登記認証システムクライアント((株)日立製作所)
・商業登記電子証明書取得ソフトウェア((株)NTTデータ)
・ComCertAssist(NECソフト(株))
・CertWorker(日本電気(株))
・電子認証キット-電子証明書取得・管理ソフト-((株)リーガル)
・サムポローニアeX電子認証システム((株)ピスク)
なお,
商業登記電子認証ソフトを除く各製品に関する情報は,
平成 18 年 11 月時点のものです。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
3 インストールの手順
次の手順でパソコンに必要なソフトウェア等をインストールします。なお, OSのインストール
やネットワークの接続等の基本的なセットアップは既に完了しているものとします。
督促手続オンラインシステムのホームページ(http://www.tokuon.courts.go.jp/AA-G-1010.html)の
「債権者登録事前準備」に必要な準備作業を記載していますのでそちらをご覧ください。
Windows 8/8.1をご利用中の方はデスクトップ版Internet Explorerを使用してご利用ください。
本環境設定手順書をご覧になりながら,インストール作業を行う場合は,以下の手順に沿って
行ってください。
ステップ1 Java Runtime Environment (JRE) のインストール
ステップ2 申立用プログラムのインストール
各手順の詳細について説明します。なお,一連の作業は管理者権限を持つWindowsユーザで実施
する必要があります。
6
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3.1 Java Runtime Environment (JRE) のインストール
JREのインストール手順を示します。なお,以下に示す手順は平成26年10月時点の参考情報です。
JREのホームページやインストーラについては変更される可能性がありますので,もし不明な点が
ある場合にはOracle Corp.のホームページ等にて確認してください。
① ブラウザを起動してJavaのダウンロードページを開きます。
http://www.java.com/ja/
② 「無料Javaのダウンロード」ボタンをクリックします。
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③「すべてのJavaのダウンロードを表示します。」をクリックします。
こちらです。
④「Windowsオフライン」をクリックします。
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64bit 版 OS をご利用の場合,以下の画面が表示されますので,「Windows オフライン (32
ビット) 」をクリックします。
⑤「名前を付けて保存」をクリックします。
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⑥ 適当な場所にJREのインストーラを保存します。
⑦ 保存したインストーラをダブルクリックして実行します。
⑧「続行」または「はい」をクリックします。
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⑨ ライセンス契約を読み,条項に同意できる場合には「インストール」をクリックします(ラ
イセンス契約に同意いただけない場合は督促手続オンラインシステムを使用することはでき
ません)。
⑩ インストールが開始されます。
⑪「閉じる」をクリックしてインストールを終了します。
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3.2 申立用プログラムのインストール
平成26年9月下旬以降,発行が予定されている新暗号方式の電子証明書を利用いただく場
合には,申立用プログラム(V3)をインストールする必要があります。なお,申立用プログラ
ム(V3)は,従来の暗号方式にも対応しています。申立用プログラム(V3)をインストールす
る場合,旧申立用プログラムのアンインストールが必要です。
① ブラウザを起動して督促手続オンラインシステムのホームページを開きます。
http://www.tokuon.courts.go.jp/AA-G-1010.html
②「初めての方へ」をクリックします。
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③「必要な動作環境」をクリックします(ページの下の方にあります)。
④「申立用プログラムダウンロード」のボタンをクリックします。
⑤「名前を付けて保存」を選択します。
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⑥ 適当な場所に申立用プログラムのインストーラを保存します。
⑦ 保存したインストーラをダブルクリックして実行します。
旧版(V2)以前の申立用プログラムがインストールされている場合,以下の画面が表示され
ます。「OK」をクリックし,V2の申立用プログラムをアンインストールしてから再度イ
ンストーラを実行してください。
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⑧「続行」または「はい」をクリックします。
標準アカウントでサインインしている場合,以下の画面が表示されます。管理者アカウン
トを選択し,パスワードを入力後に「はい」をクリックしてセットアップを続行してくだ
さい。
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⑨「次へ」をクリックします。
⑩ 利用する電子証明書の種類を選択し,「次へ」をクリックします。
利用する電子証明書との対応関係は以下のとおりです。
◆個人番号カード(マイナンバーカード)
・地方公共団体情報システム機構の署名用認証局発行の電子証明書(個人番号カード)
◆住民基本台帳カード(住基カード)
・都道府県認証局発行の電子証明書(住民基本台帳カード)
※2019 年以降は住民基本台帳カードが利用できなくなります。
◆商業登記認証局発行の電子証明書(法人用)
・商業登記認証局発行の電子証明書(ファイル形式)
・日本電子認証株式会社(NDN)発行の「法人認証カード」(IC カード形式)
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⑪ 利用規約を読み,条項に同意できる場合には「はい」をクリックします(同意いただけない
場合は督促手続オンラインシステムを使用することはできません。)。
⑫ 電子証明書の種類が選択した電子証明書であることを確認し,「次へ」をクリックします。
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⑬インストールが開始されます。
⑭「今すぐコンピュータを再起動します。」にチェックを入れ,「完了」をクリックしてインス
トールを終了します。
※「今すぐコンピュータを再起動します。」のチェックを外してインストールを終了した場合,
督促手続オンラインシステムを利用する前に,一旦再起動してください。
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3.3 インストールの確認
(1) Java Runtime Environment (JRE) のインストールの確認
① 「Windowsキー」+「E」を押下し,エクスプローラーを開きます。
② メニューバー「コンピューター」-「プログラムのアンインストールと変更」をクリックしま
す。
上記の手順は Windows 8/8.1 の場合です。それ以外の場合には以下の手順となります。
Windows Vista/Windows7 の場合
①「Windows スタートメニュー」-「コントロールパネル」をクリックします。
②「プログラムのアンインストール」をクリックします。
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③「Java 8」が表示されていることを確認します。
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(2) 申立用プログラムのインストールの確認
① 「Windowsキー」+「E」を押下し,エクスプローラーを開きます。
② メニューバー「コンピューター」-「プログラムのアンインストールと変更」をクリックしま
す。
上記の手順は Windows 8/8.1 の場合です。それ以外の場合には以下の手順となります。
Windows Vista/Windows 7 の場合
①「Windows スタートメニュー」-「コントロールパネル」をクリックします。
②「プログラムのアンインストール」をクリックします。
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③ 「督促手続オンラインシステム」が表示されていることを確認します。
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4 アンインストールの手順
次の手順でアンインストールを行います。
ステップ1 申立用プログラムのアンインストール
ステップ2 Java Runtime Environment (JRE) のアンインストール
各手順の詳細について説明します。なお,一連の手順は管理者権限を持つユーザで実施する必
要があります。
4.1 申立用プログラムのアンインストール
① 「Windowsキー」+「E」を押下し,エクスプローラーを開きます。
② メニューバー「コンピューター」-「プログラムのアンインストールと変更」をクリックしま
す。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
上記の手順は Windows 8/8.1 の場合です。それ以外の場合には以下の手順となります。
Windows Vista/Windows 7 の場合
①「Windows スタートメニュー」-「コントロールパネル」をクリックします。
②「プログラムのアンインストール」をクリックします。
③ 「督促手続オンラインシステム」をクリックした後,「アンインストール」をクリックしま
す。
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④ 「OK」ボタンをクリックします。
⑤ 「完了」ボタンをクリックします。
⑥「プログラムのアンインストールまたは変更」の画面から,「督促手続オンラインシステム」
がなくなっていることを確認してください。
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4.2 Java Runtime Environment (JRE) のアンインストール
① 「Windowsキー」+「E」を押下し,エクスプローラーを開きます。
② メニューバー「コンピューター」-「プログラムのアンインストールと変更」をクリックしま
す。
上記の手順は Windows 8/8.1 の場合です。それ以外の場合には以下の手順となります。
Windows Vista/Windows 7 の場合
①「Windows スタートメニュー」-「コントロールパネル」をクリックします。
②「プログラムのアンインストール」をクリックします。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
③「Java 8」をクリックした後,「アンインストール」をクリックします。
④「はい」ボタンをクリックします。
⑤ 「はい」ボタンをクリックします。
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Windows Vista の場合以下の画面が表示されますので,
「許可」をクリックします。
⑥ アンインストールの処理が開始されます。
⑦ アンインストールの処理が終了すると,上記の画面が消えます。「プログラムのアンインス
トールまたは変更」の画面から,アンインストールしたJREがなくなっていることを確認し
てください。
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5 特記事項
5.1 Internet Explorer 7 以降での利用上の注意点
(1) 「戻る」ボタンの使用について
Internet Explorer 7(以下,「IE7」と呼びます。)以降ではアドレスバー上に「戻る」「進む」
ボタンが配置されていますが,督促手続オンラインシステムでは,このボタンを使用せず画面上
部の「戻る」ボタンを使用してください。
(2) ポップアップブロックについて
本システムではポップアップ画面を使用している箇所があります。ポップアップがブロックさ
れた場合は,以下の手順にしたがって設定を確認してください。
①ブラウザを起動して,メニューから「ツール」-「インターネットオプション」を選択します。
②「プライバシー」タブをクリックした後,「ポップアップブロックを有効にする」のチェッ
クを確認し,「設定」ボタンをクリックします。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
③フィルタレベルが「中」となっていることを確認し,「閉じる」ボタンをクリックします。
(3) ポップアップ画面の動作について
IE7以降では,タブブラウズの機能が追加され従来までポップアップ画面として新しいウィンド
ウで表示されていた画面が同一画面上の別のタブウィンドウで表示されるようになりました。従
来までと同じように新しいウィンドウで開きたい場合は,以下の手順にしたがってください。
①ブラウザを起動して,メニューから「ツール」-「インターネットオプション」を選択します。
②「全般」タブのタブ欄にある「設定」ボタンをクリックします。
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③「常に新しいウィンドウでポップアップを開く」を選択し,「OK」ボタンをクリックします。
5.2 ご利用上の注意点
(1) 字形について
一部の文字において表示される字形が異なることがあります。表示が異なる文字については「J
IS漢字コード表の改正について-168字の例示字形を変更-」
(http://www.e-gov.go.jp/doc/pdf/040220kanjicode.pdf)をご覧ください。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
(2) メニューバーについて
メニューバーが表示されていない場合は,「Alt」キーを押すとメニューバーが表示されます。
Alt キー押下
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
(3) 拡張保護モードについて
Internet Explorer 10 において,拡張保護モードが有効になっている場合,本システムを利用す
ることができません。拡張保護モードが有効になっている場合は以下の手順で拡張保護モード
を無効にしてください。
① Internet Explorer のツールメニューから「インターネットオプション」をクリックします。
② 「詳細設定」タブをクリックした後,「拡張保護モードを有効にする」のチェックを外し
ます。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
③ 「OK」をクリックします。
④ 端末を再起動します。
(4) コントロールの実行について
Internet Explorer 11 において,環境チェック機能,電子署名付与機能,一括申立機能を使用す
る際に,以下のダイアログが表示される場合があります。「コントロールの実行」(「アドオン
の実行」と表示される場合もあります。
)をクリックしてください。
「実行しない」をクリックした場合には,以下の手順に沿って再設定してください。
① Internet Explorer 画面右上の歯車のアイコンをクリックし,「インターネットオプション」
を選択します。
② 「全般」タブの閲覧の履歴セクションで,「削除」ボタンをクリックします。
③ 「履歴」にチェックを入れ,
「削除」をクリックします。
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5.3 個人番号カード,住民基本台帳カードの利用について
(1) 利用準備について
個人番号カード,住民基本台帳カードをご利用される場合には,カードを正常に読み取れる
ことをあらかじめご確認ください。なお,個人番号カード,住民基本台帳カードを利用するた
めには,IC カードリーダライタの接続や,公的個人認証サービス利用者クライアントソフトの
インストールが必要です。詳しい手順については,公的個人認証サービスポータルサイトの「サ
ービスの利用について」
(http://www.jpki.go.jp/)をご覧ください。
(2) 利用者クライアントソフトのバージョンについて
本システムでは,平成 27 年 12 月 28 日より公的個人認証サービス利用者クライアントソフト
(以下,
「利用者クライアントソフト」と呼びます。
)Ver.3 に対応しました。
個人番号カード,住民基本台帳カードを使用して申立てを行う場合は,利用者クライアント
ソフト Ver.3 を使用してください。利用者クライアントソフトは公的個人認証サービスポータル
サイト(http://www.jpki.go.jp/index.html)からダウンロードできます(平成 27 年 12 月 28 日現在
「Ver.3.0」が最新です。
)
※ 2019年以降は住民基本台帳カードが利用できなくなります。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
5.4 法人認証カードの利用について
法人認証カードのセットアップの際には,「電子入札対応システム」をインストールしないよ
うにしてください。具体的には,以下のアプリケーションのうち,(1)と(2)のみをインス
トールするようにしてください。
(1)IC カードリーダドライバ(インストールします)
(2)IC カードマネージャ(インストールします)
(3)電子入札対応システム(インストールしません)
(4)Java 実行環境(インストールしません)
セットアップの完了後,法人認証カードを正常に読み取れることを確認してから,申立用プ
ログラムをインストールしてください。
法人認証カードの詳しいインストール手順については,法人認証カードに同梱のインストー
ル手順書をご覧ください。また,法人認証カードに関する不明点につきましては販売元にお問
い合わせください。
5.5 プロキシの利用について
督促手続オンラインシステムをプロキシ環境で利用する場合には,通常のブラウザの設定に
加えて,設定ファイルの内容を変更する必要があります。具体的な手順を以下に示します。な
お,ここでプロキシとは HTTP/HTTPS プロキシのことを指します。LDAP プロキシについては
督促手続オンラインシステムではサポートしておりません(詳細については「5.6 LDAP につ
いて」をご覧ください)
。
◆基本設定
ブラウザに対してプロキシの設定を行います。
① ブラウザのメニューから「ツール」-「インターネットオプション」を選択します。
「インターネットオプション」画面が開きます。
②「接続」タブをクリックして,「LAN の接続」ボタンをクリックします。
「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定」画面が開きます。
③「プロキシ サーバー」の欄にプロキシの情報を記述します。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
◆追加設定
書記官証明書の検証を正常に行うため,次の作業を行います。
① ブラウザが起動している場合には終了させます。
② テキストエディタ(メモ帳等)で次の設定ファイルを開きます。
C:¥ttoss¥bin¥GpkiUtil1.ini (GpkiUtil.ini ではない点にご注意ください)
③ 次の項目に対してプロキシサーバの情報を記述して保存します。
[PROXY]
PROXY_USE (1 を設定します)
HOST (プロキシのホスト名または IP アドレスを設定します)
PORT (プロキシのポート番号を設定します)
GpkiUtil1.ini(抜粋)
[PROXY]
; HTTP-Proxy 利用有無
; デフォルト:0
PROXY_USE=1
「1」を設定します。
; HTTP-Proxy ホスト名
; デフォルト:NULL
HOST=192.168.0.20
プロキシのホスト名または
; HTTP-Proxy ポート番号
; デフォルト:8080
PORT=8080
プロキシのポート番号を設
IP アドレスを設定します。
定します。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
5.6 LDAP について
企業のネットワーク環境をご利用の場合や,利用制限の厳しいプロバイダをご利用の場合に
は,インターネットを介した LDAP 通信は許可されていないことがあります。政府認証基盤を
利用する他のシステム(電子入札システム等)においては,主に以下のいずれかの解決策が取
られているようです。
・別のインターネット回線を用意する。
・特定の端末からの LDAP 通信を認めるようファイアウォールの設定を変更する。
督促手続オンラインシステムを利用するためには,上記のような対応を行い,LDAP 通信を
行える環境を整える必要があります。LDAP 通信を行うことができないと,ダウンロードした
処分書に添付されている書記官の電子証明書の妥当性を検証することができません。
なお,政府認証基盤が準拠している LDAP の標準仕様(RFC2251)においては,LDAP プロ
キシによる LDAP 通信の仕様というものは定義されておりません。このため,督促手続オンラ
インシステムでは LDAP プロキシをサポートしておりません。督促手続オンラインシステムと
プロキシの関係について以下にイメージを示します。
ブリッジ認証局
【BCA】
都道府県
認証局
https
商業登記
認証局
ldap
http
https
ldap
インターネット
http
http
https
督促手続オンラインシステム
F/W
F/W
http
https
ldap
プロキシ
サーバ
ldap
債権者様端末
F/W
http
https
債権者様端末
債権者様端末
LDAP
プロキシ
プロキシ
サーバ
ldap
http
https
債権者様端末
ケース
方式
ケース1
ケース2
ケース3
ケース4
直接インターネット接続
直接F/Wを介して接続
LDAPをプロキシしない
LDAPをプロキシする
サポート
○
○
○
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X
督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
《LDAP 通信の確認方法について》
ご利用のネットワーク環境で LDAP 通信が正常に行えるかについては,ldapsearch というコマ
ンドを利用して確認することができます。但し,ldapsearch は Windows の標準コマンドではな
いため,適当な LDAP クライアントソフトウェアをインストールする必要があります。ここで
は,Softerra 社の LDAP Browser という製品(以下,
「LDAP Browser」と呼びます)を利用する
方法を紹介します。
注意
LDAP Browser は督促手続オンラインシステムを利用するのに必要なソフト
ウェアではありません。また,LDAP Browser をご利用の場合には,利用者
の責任においてご利用ください。
(1) LDAP Browser をダウンロードします。
①
LDAP Browser のダウンロードページを表示します。
( http://www.ldapadministrator.com/download.htm)
② 「32-bit English」の「DOWNLOAD」ボタンをクリックし,ダウンロードします。
(2) LDAP Browser をインストールします。
ダウンロードしたインストーラを実行します。基本的には「Next」ボタンを押していけば
セットアップは完了します。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
Softerra LDAP Browser X.X Setup(Next ボタンを押下します)
License Agreement(I accept the license agreement を選択して Next ボタンを押下します)
Readme Information(Next ボタンを押します)
Destination Folder(Next ボタンを押下します)
Select Installation Type(Typical を選択して Next ボタンを押下します)
Ready to Install(Install ボタンを押下します)
Softerra LDAP Browser X.X has been successfully installed (Finish ボタンを押下します)
(3)LDAP Browser を起動します。
① Windows の「スタート」メニューから当該製品を選択します。
(4)接続設定を行います。
① 起動時にメッセージが表示される場合があります(LDAP Browser の標準設定等)
。右上
の「×」をクリックしてください。
② [File]-[New]-[New Profile]を選択します。
Profile Creation Wizard が表示されますので以下の情報を入力します。最後に「完了」ボ
タンを押下します。
・Profile Name:gpki
・Host:dir.gpki.go.jp
・Port:389
・Base DN:C=JP
・User Authentication Information:
「Anonymous user」を選択
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
(5)実行結果を確認します。
画面上に「O=Japanese Government」が表示されている場合は LDAP 通信に成功しています。
「Error」
「Com Error」が表示されている場合は LDAP 通信に失敗しています。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
5.7 Java 実行環境について
(1) JRE 8 の更新について
督促手続オンラインシステムでは Java Runtime Environment (JRE) 8 を使用します。JRE のバー
ジョン番号には「8 Update 25」のように末尾に番号がつけられています。この番号は JRE の修
正による改版を表しています(本書では「リビジョン番号」と呼びます)
。
リビジョンが更新された場合,本システムが正常に機能しなくなる可能性がありますので,
正常に機能しない場合は,再度「申立用プログラム」をインストールしてください。
(2) 自動アップデート機能について
JRE8 には「自動アップデート」の機能があります。この機能は,新しい JRE8 がリリースさ
れると,利用者に通知するとともに JRE8 のアップデートを促す機能です。ご利用の端末のセキ
ュリティを担保するためにも,通知があった場合には JRE8 を更新されることをご推奨します。
更新を行った後も本システムを利用することは可能ですが,正常に機能しない場合,再度申立
用プログラムをインストールしてください(
「5.7(1)JRE 8 の更新について」参照)
。
(3) 複数の JRE がインストールされている場合について
複数の JRE がインストールされている場合,本書でセットアップを行った以外の JRE が有効
になっており,申立用プログラムを使用した電子署名付与の画面等においてエラーが発生する
場合があります。このような場合には,以下のいずれかの対処を行ってください。
対処方法1 利用しない JRE をあらかじめアンインストールした後に「申立用プログラ
ム」をインストールします。
対処方法2 JRE8 をアンインストールした後に端末を再起動します。再起動後,JRE8 の
インストールを行い,「申立用プログラム」をインストールします。
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督促手続オンラインシステム 環境設定手順書
5.8 利用する電子証明書の変更方法について
利用する電子証明書の種類には以下の3種類があります。
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・住民基本台帳カード(住基カード)
・商業登記認証局発行の電子証明書(法人用)
利用する電子証明書を上記の一方から他方に変更したい場合には,まずインストール済みの
申立用プログラムをアンインストールしてから,申立用プログラムのインストーラを実行して,
電子証明書の種類で新しく利用する電子証明書の種類を選択してください(詳細については「3.
2申立用プログラムのインストール」をご覧ください)
。
※ 2019年以降は住民基本台帳カードが利用できなくなります。
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督促手続オンラインシステム
環境設定手順書
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2006年9月 第1版発行
2015年12月 第34版発行
発行者 最高裁判所事務総局民事局第一課
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