平成20年3月期中間決算説明会

平成20年3月期中間決算説明会
平成19年11月15日
持田製薬株式会社
本資料ご利用上のご注意
■本資料の将来の予測に関する各数値は、発表日現
在に入手可能な情報を基に、当社が仮定、判断した
ものであり、様々なリスクおよび不確実性が含まれて
おります。したがって結果として実績数値と異なる場
合があることをご承知おきください。
■本資料の中の医薬品(開発中も含む)の情報は宣伝、
広告を目的しているものではありません。
本資料に関するお問合せ先
持田製薬株式会社 経営企画室・広報グループ
TEL 03−3225−6303
http://www.mochida.cojp
2
平成20年3月期中間決算の総括
■医薬品事業 好調
・エパデール、アテレックが順調に進捗
・ディオバンの共同プロモーション推進
・新薬の確実な上市をめざし、承認取得
■医療機器事業でのシーメンスとの関係強化
■ヘルスケア事業 堅調
3
売上・利益の推移(中間・連結)
(単位:百万円)
19年3月期
中間期実績
売上高
36,210
(対前期)
(4.0%)
営業利益
4,825
(対前期)
(10.4%)
経常利益
4,856
(対前期)
(7.1%)
当期純利益
2,943
(対前期)
(11.0%)
研究開発費
3,941
20年3月期中間期
期初予想
37,500
実績
37,553
差異
対前期
1,343
(3.7%)
4,900
6,498
対前期
医薬品売上
+14億円
医療機器売上 ▲1.5億円
ヘルスケア売上 +0.5億円
1,673
(34.7%)
4,900
6,679
1,823
(37.6%)
3,100
4,191
1,248
(42.4%)
ー
3,535
▲ 406
4
事業別売上・利益の推移(中間・連結)
(単位:百万円)
19年3月期
中間期実績
売上高
医薬品関連
31,951
20年3月期
中間期実績
売上高
差異
対前期
4,920
33,396
1,445
(4.5%)
営業利益
(対前期)
(3.6%)
(9.8%)
医療機器
2,608
▲68
(対前期)
(7.5%)
−
ヘルスケア
(対前期)
1,650
(8.5%)
▲26
−
2,453
(3.2%)
差異
対前期
6,690 1,770
(36.0%)
▲155
(▲6.0%)
1,703
営業利益
▲170
▲102
−
53
▲21
+5
−
5
医薬品 − 主要製品の売上推移
19年3月期
中間期 通期
実績
実績
(単位:億円)
20年3月期
通期
中間期
(%)
予想
実績
(%)
175
357
持続性Ca拮抗降圧剤 アテレック
45
96
53 +18
抗ウイルス剤
アラセナ−A
15
29
14
膵炎・ショック治療剤
ミラクリッド
12
23
10 ▲14
19 ▲20
GnRH誘導体製剤
スプレキュア
11
22
10 ▲15
19 ▲10
自律神経調整剤
グランダキシン
10
19
9
▲6
18
▲8
血液凝固阻止剤
ノボ・ヘパリン
8
17
8
+4
16
▲7
止血剤
トロンビン
9
18
8
▲8
15 ▲17
循環機能改善剤
ロコルナール
7
14
6 ▲16
11 ▲18
真菌症治療剤
フロリード
6
11
5 ▲10
10
高脂血症治療剤
エパデール
183
+5
▲7
379
+6
114 +19
26
▲9
▲4
6
JELISサブ解析結果(糖尿病)
■試験目的
糖代謝異常を合併した高脂血症患者は、冠動脈イベントの発症リ
スクが高い。これらに対して、スタチン系薬剤治療をベースとし、エ
パデール(イコサペント酸エチル、EPA)投与の有無による冠動脈イ
ベントの抑制効果を比較。
■試験結果
エパデールは糖尿病を有する高脂血症患者においても冠動脈イ
ベントを抑制することが明らかとなった。
・糖代謝異常症例の冠動脈イベントの発症リスクを有意に抑制
・冠動脈イベントの発症リスクを有意に上昇させる空腹時血糖高
値、ヘモグロビンA1c高値の場合でも、そのリスク増大を抑制
平成19年9月欧州糖尿病学会(オランダ・アムステルダム)にて発表
発表者:日本医科大学 内科学講座 内分泌代謝内科
及川 眞一 教授
7
Ca拮抗降圧剤「アテレック錠」 最近の話題
■腎障害合併高血圧患者におけるシルニジピンとアムロジピンの
腎保護効果の比較多施設試験(CARTER試験)
・研究者:東京大学大学院医学系研究科 腎臓・内分泌内科
藤田 敏郎 教授
・欧州高血圧学会(伊・ミラノ)にて発表(7月)
・国際腎臓学会機関誌「Kidney International」掲載(10月)
■試験結果
Ca拮抗降圧剤シルニジピン(アテレック)はアムロジピンと同等の
降圧効果を示し、尿蛋白をアムロジピン群より有意に減少。
これによりシルニジピンは高血圧患者の腎保護効果が高いことが
明らかとなった。
※CARTER:Cilnidipine versus Amlodipine Randomized Trial for Evaluation in Renal Disease
8
医薬品開発状況
■承認取得
ベセルナクリーム5% (尖圭コンジローマ治療薬)
ディナゲスト1mg (子宮内膜症治療剤)
開発番号
一般名
製品名
開発段階
臨床第Ⅲ相準備中
長期投与試験・高齢者
長期投与試験進行中
MLD-55
エスシタロプラム
未定
MND-21
イコサペント酸
エチル
エパデール 臨床初期第Ⅱ相終了
MR-20V
MD-0701
MTD-39
ウリナスタチン
トレプロスチニル
イミキモド
未定
未定
ベセルナ
クリーム
適応症
剤型
備考
うつ病
経口剤
デンマーク ルンドベッ
ク社から導入
アルツハイマー
型認知症
経口剤
<効能追加>
腟坐剤
<剤型追加・効
能追加>
一時中断
注射剤
米国ユナイテッド・セラ
ピューティクス社から
導入
外用剤
<効能追加>
豪国アイノバ・ファーマ
シューティカルズ社か
ら導入
臨床第Ⅱ相
切迫早産
臨床試験準備中
肺動脈性
肺高血圧症
臨床試験準備中
日光角化症
9
肺動脈性肺高血圧症治療薬「MD-0701」
■疾患について
・呼吸困難、疲労感、動悸、胸痛などを伴い、進行すると
心不全を引き起こす難治性疾患(無治療の場合発症後
2〜8年で死亡)
・患者数は数千人、26〜35歳がピークで女性に多い
・重症例では、PGI2(プロスタサイクリン)持続静注療法
を行うが、カテーテルを心臓の近くに挿入するため入浴
不可能となり、カテーテルからの感染症やポンプの不調
の危惧を常に抱いて生活しなければならない
■症状の増悪を抑制し、生命予後を延長
■静脈内注射だけでなく皮下注射も可能で、短時
間で薬剤調整ができるなど、QOL向上に寄与
10
医療機器事業でシーメンスとの関係強化
■持田シーメンスメディカルシステムについて
・発展と企業価値向上についてシーメンスと協議
・10月1日 シーメンス51%、持田製薬49%に出資
比率変更
・研究開発力のあるシーメンスとの関係強化により、
産婦人科領域は継続的な発展をめざし、循環
器・腹部領域はより強化する
11
連結貸借対照表
(単位:百万円)
前期末
今中間期末
(平成19年3月31日)
(平成19年9月30日)
差異
流動資産
67,810
70,102
2,292
固定資産
41,896
36,891
▲5,005
流動負債
21,812
21,308
▲504
固定負債
12,131
9,968
純資産
75,763
75,716
▲2,163
▲47
手元流動性
棚卸資産
▲13億円
+22億円ほか
有形固定資産
▲ 8億円
投資その他の資産 ▲41億円ほか
買掛債務
未払法人税など
+ 8億円ほか
▲ 2億円
長期借入金
▲ 3億円
長期未払金
+20億円
退職給付引当金 ▲ 34億円
役員退職慰労引当金▲ 5億円
利益剰余金
+28億円
自己株式
▲17億円
有価証券評価差額金 ▲11億円
12
平成20年3月期 通期の見通し①
■主力のエパデール、アテレックの販売推進
■ディオバンの共同プロモーションを推進
■医薬品2品目の上市を予定
・ベセルナクリーム(尖圭コンジローマ治療薬)
売上予想:10〜12億円/年(ピーク時)
・ディナゲスト(子宮内膜症治療剤)
売上予想:20〜25億円/年(ピーク時)
■ジェネリック医薬品の推進
13
平成20年3月期 通期の見通し②
■持田シーメンスメディカルシステム
・持田製薬の連結子会社から持分法適用会社に
・通期(連結)の売上高に影響
■研究開発の推進
・敗血症治療薬、疼痛治療薬の導出活動中
14
通期・連結事業別売上予想
(単位:百万円)
19年3月期
通期実績
医薬品関連
(対前期)
医療機器
(対前期)
ヘルスケア
(対前期)
20年3月期
期初予想
通期予想
65,028
67,000
67,247
(4.7%)
(3.0%)
(3.4%)
5,616
6,200
2,453
(7.8%)
(10.4%)
(▲56.3%)
3,422
3,800
3,600
(3.7%)
(11.0%)
(5.2%)
15
通期・連結売上・利益予想
(単位:百万円)
19年3月期
通期実績
20年3月期
期初予想
通期予想
74,066
77,000
(4.9%)
(4.0%)
(▲1.0%)
営業利益
10,396
10,700
10,700
(対前期)
(18.2%)
(2.9%)
(2.9%)
経常利益
10,238
10,700
10,700
(対前期)
(13.4%)
(4.5%)
(4.5%)
当期純利益
6,030
(対前期)
(20.9%)
研究開発費
8,253
売上高
(対前期)
6,600
(9.4%)
9,600
73,300
6,800
(12.8%)
9,200
16