DKSHジャパン株式会社

DKSHジャパン株式会社
05/2012
DKSHジャパン株式会社
[email protected]
www.dksh.jp
Think Asia. Think DKSH.
目次
1
2
4
6
12
18
24
26
28
社長メッセージ
会社概要
歴史・沿革
消費財事業部門
生産資材事業部門
テクノロジー事業部門
社会貢献
DKSHグローバル
本社・営業所一覧
社長メッセージ
Our reputation is founded on consistency in
partnerships and long-term engagement.
DKSHジャパン株式会社
代表取締役社長
ペーター・ケメラー
DKSHジャパン株式会社は、世界35カ国
に650拠点を有するスイスのグローバル企業
「DKSHグループ」の一員であり、
その中核と
しての役割を担っています。1865年
(慶応元
年)
、開国間もない横浜の地で創業した
「シイ
ベル・ブレンワルド商会」
を源流とし、以来140
年以上もの間、
日本文化とその産業に貢献し
てまいりました。
日本に根ざしたスイス系企業と
して、幾多の困難を乗り越えてきたその背景
にはスイスと日本ひいてはヨーロッパとアジア
という二つの文化が融合するユニークなビジ
ネススタイルがあります。
日本の市場は非常に洗練されており、
かつ
複雑で、欧米企業にとっては参入が極めて難
しい市場でもあります。日本市場での成功の
秘訣や、
日本のビジネスパートナーのニーズを
熟知したDKSHの専門スタッフが消費財、化
学・医薬・食品・化粧品等の原材料、
テクノロ
ジー、
それぞれの分野であらゆるお客様の事
業活動を支援しております。
DKSHジャパンは、真のグローバルビジネス
パートナーとして皆様からの深い信頼にお応
えできるよう事業の強化に取り組み続けてい
きます。私自身、
日本生まれ日本育ちであり、
ア
ジア文化に慣れ親しんでいます。
そういった背
景も活かしながら、DKSHジャパンが日本とア
ジア、
そしてヨーロッパとの架け橋となるべく、
一層努力してまいります。
日本企業の皆様には、欧米諸国ならびに
DKSHグループが特に得意とするアジア諸国
への進出を、強固なネットワークとブランド力を
活かして強力にサポートいたします。
また、
日本
企業の皆様にもヨーロッパ企業の皆様にも、
調達から、
マーケティング、
ブランド構築、販
DKSHジャパンは、
これからも皆様と共に発
売、流通、
アフターサービスにいたる、
バリュー 展できますよう、成長への挑戦に邁進してまい
チェーン全体を通じたきめ細やかなサービスを ります。引き続きのご支援とご鞭撻を賜ります
提供いたします。
ようお願いを申し上げます。
DKSHグループがもっとも大切にしているこ
とは、短期的な利益の追求ではなく長期的視
野に基づいた着実な関係を築くこと、
そして、
最適な製品を最適な価格で、最適なお客様
へお届けすることです。
1
会社概要
•
DKSHジャパン株式会社
•
マーケットエクスパンションサービス
•
理念
理念
DKSHジャパン株式会社
私たちの事業は、
ただ単に商品の取引やプ
DKSHジャパン株式会社は、下記の3つの
ビジネ
事業部門と財務・管理部門から成り立ってい ロモーションを行うことではありません。
スパートナーの商品とブランドに深い責任を負
ます。
• 消費財事業部門
うこと、
それがDKSHのサービス理念です。
• 生産資材事業部門
この理念の下、私たちは業界を熟知した専
• テクノロジー事業部門
門スタッフの大規模なネットワークを擁し、提
案型のアプローチで戦略的アドバイスやマー
DKSHジャパンは、1865年
(慶応元年)
に横
ケットに関する情報や洞察を提供しています。
浜で創業したシイベル・ブレンワルド商会を源
DKSHの豊かなリソースを活かし、
どのような問
流とし、140年以上もの間、
日本に根ざしたス
題に対しても解決策を見出します。
イス企業として、
日本文化とその産業に貢献
してまいりました。
ビジネスパートナーの皆様の立場で商品を
今日では、
マーケットエクスパンションサービ
理解し、大切に扱うことによって、
ブランド構
スカンパニーとして、
ビジネスの拡大を模索す
築とブランド資産価値向上のお手伝いをしま
る企業の新規および既存市場での事業展開
す。私たちは、真の意味でのパートナーシップ
をあらゆる面で支援しています。日本において
精神に基づき、
皆様の利益を最優先して行動
は、消費財、生産資材、
テクノロジーの3つの しています。
そして、DKSHならではのマーケット
事業部門が、長期展望に立ち、信頼のおける に対する洞察力と広域ネットワークを両輪とし
パートナーシップを築くことを大切にしながら、 て、調達からマーケティング、
ブランド構築、販
皆様の事業活動をサポートいたします。
売、流通、
アフターサービスまで、継続的なア
プローチを提供いたします。DKSHグループの
マーケットエクスパンションサービス
一員である強みを活かし、DKSHジャパン株式
DKSHは、適切な製品を提供することにとど 会社は、信頼される戦略的パートナーとして皆
まらず、企業の皆様が新規市場および既存
様の成長のお力になりたいと願っています。
市場で事業拡大するためのサービスを提供し
ます。
皆様の市場、製品、用途を誰よりも理解し、
バリューチェーン全体を通じて、
ビジネスを拡大
するための知識と市場情報をお届けします。
マーケットエクスパンションサービスはコスト
を削減しながら売上増をも達成するアウトソー
シングサービスです。調達、
マーケティング、販
売、流通、
アフターサービスのすべてにおける
知識と実務の包括的サービスを企業の皆様
に合わせて提供します。
会社名
DKSHジャパン株式会社
英文名
DKSH Japan K.K.
本社
東京都港区三田三丁目4番19号
創業
1865年11月28日
設立
1965年9月13日
資本金
16億円
株主
DKSHホールディング・リミテッド
(スイス チューリッヒ)
100%
社員数
300名
事業内容
各種製品・機器・原材料等の卸売
ワールドワイドなビジネスの架け橋として
2
3
歴史・沿革
1863年
(文久3年)
5月28日スイス政府派遣の
通商使節団が、
オランダ汽船「メドゥーサ号」
で来日
スイス通商使節団
(右から三人目がカスパー・ブレンワルド)
株式会社を設立。日本市場にいち早く直販
明治中期には時計・機械などの輸入を開始
DKSHジャパン140年の歩み
ブランドマーケティングを導入しました。
するなど、商社として多くの足跡を残しました。 制度、
それは日本の近代化を支え続けてきた歴史
(平成14年)
にDKSHグループの一員
倉庫火災、数々の戦争、1923年
(大正12年) 2002年
DKSHジャパン株式会社の歴史は140年以
上も前の1865年
(慶応元年)
、
シイベル・ブレ の関東大震災によって、横浜本社は壊滅的 となり、2009年
(平成21年)
4月商号をDKSH
ンワルド商会が横浜で生糸の貿易を行った な打撃を受けながらも、困難をそのつど乗り越 ジャパン株式会社に変更しました。現在は、
(昭和7年)
には本社を横浜からス
のが始まりです。
世界35ヵ国に拠点を有するDKSHグループの
その住所から、人々に「横浜 え、1932年
その後、世界中に
中核として重要な役割を果たしています。
甲90番館」
と呼ばれた商館は、
日本の生糸取 イスのチューリッヒに移転。
支社を開設するなどネットワークを広げながら
創業以来、
目覚しい発展を遂げた日本の社
引の中心で
「生糸王国日本」
を築きあげる上
発展を続けてきました。
会の中で、
絶えず先進的な役割を果たしてきた
で大きな役割を果たしました。一方で横浜及
1965年(昭和40年)
には創業100周年を 私たちの歴史は、
日本産業の近代化、
高度化
び銀座に、
日本で初めて導入されたガス燈に
日本法人として日本シイベルヘグナー と共に歩み続けてきた歴史と言えるでしょう。
ガスを供給するプラント設置の協力をした他、 機に、
創業者の一人
ヘルマン・シイベル
(1900年)
4
創業者の一人
カスパー・ブレンワルド
(1899年)
「日本絵入商人録」明治19年
(1886年)
出版
大日本蚕糸会からの賞状
(1903年)
「横浜甲90番館」
と呼ばれた商館
(1885年)
1863年(文久3年)
5月28日、
スイス政府派遣の通商使節団が、
オラ
ンダ汽船「メドゥーサ号」
で来日。一行の中にカス
パー・ブレンワルド
(当時24歳)
が加わっていた。
1865年(慶応元年)
ブレンワルドはパートナーとして選んだヘルマン・
シイベルと横浜にシイベル・ブレンワルド商会を
設立。11月28日付ロンドン発の書簡にて設立を
発表。資本金は英貨1万ポンド。
1866年(慶応2年)
カスパー・ブレンワルドが駐日スイス総領事に就
任。
また、天皇から横浜での土地入手に関する
権利を与えられる。
この年初めてシイベル・ブレン
ワルド商会がスイス製品を日本に輸入した。
1872~1874年(明治5年~明治7年)
横浜、次いで東京銀座に日本で初めて灯された
ガス燈にガスを供給するガスプラント建設にあ
たり、高島嘉右衛門氏に協力した。
(「横浜ガス
史」
より)
1888年(明治21年)
シイベル・ブレンワルド商会の経営に創立者へル
マン・シイベルの甥、
ロバート・へグナー・フォン・ユ
バルタが参加。
また、
シイベル・ブレンワルド商会
より時計を仕入れたとの記述。
(「銀座・天賞堂
100年史」
より)
1900年(明治33年)
社名をシイベル・ウォルフ商会と改称する。
1903年(明治36年)
日本蚕糸業での業績が認められ、大日本蚕糸会
会長松平正直男爵より表彰される。
絹糸の製糸作業
(1928年)
1906~1921年(明治39年~大正10年)
この15年間に神戸、大阪、東京、上海に支
店を開設。1910年
(明治43年)
社名をシイ
ベルへグナー・エンド・カンパニーと改称する。
1923年(大正12年)
関東大震災により、横浜本社は壊滅的な打撃を
受ける。被害総額は1千万スイスフランを超える。
1932年(昭和7年)
株式会社に改組し、本社をスイスのチューリッヒ
に移転する。
1941~1945年(昭和16年~昭和20年)
第二次世界大戦中、アジア貿易が停止。日本
と中国にいたシイベルヘグナーの経営陣が、国
際赤十字社
(ICRC)
の代表を務める。日本では、
1944年から1994年まで日本シイベルヘグナーに
ICRCの本部が置かれた。
1964年(昭和39年)
チューリッヒにシイベルヘグナー・ホールディング・
リミテッドを設立。これを機にグループ再編に着
手し、極東地区の各支店をシイベルヘグナーグ
ループ内の独立法人とした。
1965年(昭和40年)
創業100周年を機に、
日本法人化。
日本シイベル
ヘグナー株式会社設立。
1974年(昭和49年)
シイベルヘグナー・ホールディング・リミテッドの資
本金を1千万スイスフランに増資。これを機にグ
ループの全社員に持ち株を認める。
創業100周年記念式典
(1965年)
1992年(平成4年)
磯子サービスセンターを開設。洋菓子開発研修
センター、食品応用開発研究室、医薬品品質管
理室を設置する。
1993年(平成5年)
日本シイベルヘグナー本社がシイベルヘグナー
三田ビルディング
(現DKSH三田ビルディング)
に
移転。静岡県袋井市に袋井流通センターがオー
プン。
2002年(平成14年)
6月19日、親会社であるシイベルヘグナー・ホール
ディング・リミテッドがディトヘルム・ケラー・サービ
ス・アジア社と合併し、DKSHホールディング・リミ
テッドが発足。
2008年(平成20年)
日本デスコ株式会社を吸収合併。
2009年(平成21年)
DKSHジャパン株式会社に商号変更。
ミカエル・
ヴァイニッヒ・ジャパン株式会社の事業を買収。
2010年(平成22年)
ミクロン・マシニングのマシニング事業を獲得
2011年(平成23年)
DKSHファンツリー奨学金基金を設立
2012年(平成24年)
DKSHホールディング・リミテッドがスイス証券取
引所に上場
5
消費財事業部門
ビジネスライン
•
リテール
ウォッチ
•
ステーショナリー
•
コンシューマー ヘルスケア
•
テクニカル・サービス
選び抜かれた世界のトップブランドを日本に
140年以上にわたり海外有名ブランドの
輸入代理店活動を行ってきた消費財事業部
門。
その経験とノウハウを活かし、高品質で魅
力あるバラエティ豊かなブランドの市場開拓
に長期的に取り組み、着実な成長を目指して
います。
サービス部門
サービス部門には大きく分けて2つの機能
があります。
1. カスタマー・サービス
カスタマー・サービスでは消費財事業部門
の窓口として全国の消費者から寄せられるさ
まざまな問い合わせ
(商品の案内から販売店
情報、取扱い方法等)
にお答えしています。
の技術力を生かしてマーケティング/セールス
部門をサポートし、時には内部構造等の目に
見えない部分の付加価値を説明することもあ
ります。
また、製品に少しでも問題があればメーカー
へ改善提案を出し、世界で一番厳しい目を持
つと言われる日本のマーケットに相応しい製
品だけを届けるために、
「日本で一番厳しい顧
客」の役割を演じるのもテクニカル・サービス
の仕事です。
多様化する流通
日本市場・消費者へのアプローチと高い
マーケットノウハウを活用し、多くの優れたブラ
ンドを日本に紹介しています。選び抜かれた
世界中のブランドの販売代理店として、
セー
ルスマーケットの開拓、販売、
ニーズに応じた
サポートのみならず、常に顧客の
“WANT”
を探
求しています。
将来を見据えたマーケティング提案など、優
れた専門的なサービスを提供することで、顧
客の満足を第一とした方針を尊重しながら、
ブ
ランドを強化する長期的な協力関係を構築し
ていきます。
また、2005年からリテール事業も展開し、新
たなビジネスにも積極的に挑戦しています。
ファーバーカステル 東京ミッドタウン
ファーバーカステル 東京ミッドタウン
ユニークで新しいマーケティング
多様化する流通に対応するだけではなく、
当社は常に独創的なマーケティングサービ
スやプラットフォームの提供と開発に挑戦し
ています。2007年3月東京ミッドタウンにオー
プンしたドイツの画材・高級筆記具メーカー、
ファーバーカステルのアジア初となるフラッグ
シップショップ「ファーバーカステル東京ミッド
タウン」
は単なるリテールショップの枠を超え、
アートに触れる楽しさを体感できるユニークな
「体感型空間」
を体現しています。
2. テクニカル・サービス
テクニカル・サービスは要望に応じてのメン
テナンスを担当するだけにとどまらず、持ち前
ファーバーカステル 東京ミッドタウン
6
7
ウォッチ
ラグジュアリーウォッチ
ライフスタイルウォッチ
取扱いブランド
取扱いブランド
•
Maurice Lacroix / モーリス・ラクロア
•
Timex / タイメックス
•
Ulysse Nardin / ユリス・ナルダン
•
Tendence / テンデンス
•
Corum / コルム
•
Mondaine / モンディーン
•
Puma Time / プーマタイム
• Parmigiani
Fleurier /
パルミジャーニ・フルリエ
高級時計からカジュアルな時計まであらゆ
る顧客のニーズに応える製品を幅広く取り揃
えています。
これまで取り扱った時計ブランドが日本で揺
るぎない知名度を獲得しています。
それは、私
どもの取り組みが豊富な経験と高度な専門
知識に裏付けされているからです。意欲的な
セールスとマーケティングチームが、特色豊か
な高級時計ブランドを日本に紹介し、
また、国
内大手時計販売店との間に、相互の信頼や
長期的展望に基づく協力関係を築き、名品と
呼ぶにふさわしい高級時計への情熱を共有し
てきました。
ライフスタイル商品は、
世界の人々が一流と
認めるブランドばかりです。流行をいち早く取り
入れたモデルから、
長年にわたり愛用できる定
番モデルまでを幅広く取り扱っています。
8
Maurice Lacroix
Ulysse Nardin
Corum
Parmigiani Fleurier
Timex
Tendence
Mondaine
Puma Time
9
ステーショナリー
コンシューマー ヘルスケア
取扱いブランド
•
取扱いブランド
Graf von Faber-Castell /
•
SILENCIA / サイレンシア
ファーバーカステル伯爵コレクション
•
SILENCIA PRO / サイレンシア プロ
•
Faber-Castell / ファーバーカステル
•
Sperian / スペリアン
•
Lamy / ラミー
•
Univet / ユニベット
•
Filofax / ファイロファックス
• M
CR
•
Letts / レッツ
エムシーアール セーフティ
•
Graf von Faber-Castell
Lamy
Filofax
Bollé Safety / ボレ セーフティ
Faber-Castell
ステーショナリー
ステーショナリーは希少価値の高い限定品
の高級万年筆から、
デイリーユースに適したス
タイリッシュな筆記具類、手帳、子供向けから
プロも認める品質の高い画材まで充実したラ
インナップです。
10
Safety /
Letts
Univet
セーフティ
世界トップブランドの保護具を紹介すること
をモットーに、業界屈指の技術力と実績を持
つ製品を多彩に取り揃えています。近年は環
境分野の重要性にも注目し、
ダイオキシン類
対策機器、
アスベスト対策機器等、作業レベ
ルに応じた商品をご提案しています。がれき撤
去等の作業員の手を危険から守る、耐化学
薬品・耐針耐切創グローブ等も導入し、取扱
い品目を拡充させています。
また、新型インフ
ルエンザ対策としての保護具も取り扱ってい
ます。
SILENCIA
Bollé Safety
ヘルスケア
一般消費者向けにはシンプルリラックスを
テーマにした、耳せん「サイレンシア」
「いびき
サイレンシア」
などに代表されるロングセラー
の商品を提供しています。主にヨーロッパとア
メリカのトップブランド製品を日本国内に提供
しております。セールス・マーケティングのスペ
シャリストが製品を調査・分析し、人々に健康
と快適な生活を提供する長期的なブランドと
して成長させ、薬局・薬店、専門店やスーパー
マーケット、
そして病院などを経由して全国の
皆様にお届けいたします。
MCR Safety / Hexarmor
11
生産資材事業部門
ビジネスライン
•
食品・飲料
•
パーソナルケア
•
化学品
•
医薬品
生産資材事業部門では、特殊化学品と原
材料を流通販売し、
ビジネスパートナーの競
争力強化や事業成長、
シェア拡大に貢献して
います。顧客のニーズに合わせ、用途に特化
することで、
ヨーロッパとアジアをつなぐ架け橋
となり、各地の地元市場への迅速なコンタクト
を可能にします。高い専門性を持った当社の
担当チームは、
サプライヤーからカスタマーへ
と至るサプライチェーン全体をシームレスに管
理し、世界の調達先へのアクセスをもたらす
ほか、用途開発、市場分析、
マーケティング、 対する監査や審査、品質保証、試作製造現
すべてこの重要な内
セールス、配送、物流、
アフターサービスといっ 場のモニタリングなども、
部サービスの一環となっています。標準化プ
た幅広いサービスを提供いたします。
これらの
Tプラットフォームを駆使して、市
すべてを通じて、
お客様のニーズに合わせた ロセスと統合I
場のあらゆる側面をカバーする信頼性の高い
テーラメードなサービスを実現しています。
フィードバックを迅速にお届けすることが可能
です。
調達サービス
4大陸に及ぶ各地の拠点を通じて、世界で
もベストのサプライヤーへとお客様をご案内し
ます。
コンプライアンス、製品登録、仕入先に
医薬品品質管理室
安全・環境・品質・法令遵守
(磯子サービスセンター)
(コンプライアンス)
医薬品品質管理室では、最新の分析機器
関係者の皆様の健康と安全を守ることは、
と動物用医薬品
当社の事業活動でも最も重要な側面であり、 を備え、医薬品原体(API)
あらゆるレベルのマネジメントで最大の責任と について安全性と品質を管理しています。日
すべての適用
位置付けられています。当社では、各国およ 本の薬事関連法規をはじめ、
び個別の業界に適用されるすべての法令と 基準、適用規制を完全に遵守し、APIと医薬
中間体の日本市場導入サポートを通じて、国
実務関連規則を遵守してまいります。世界各
内外の製薬会社から選ばれるビジネスパート
地で独立した立場から業務に当たる専門の
ナーとなることを目指しています。
また、医薬品
安全・環境・品質・法令遵守チームは、予防的
GMPに準拠し、
インハウスの受入試験を実施
な見地からお客様の事業をサポートし、
川上か
ら川下の最終地点に至るまで、
あらゆる取引 しています。
を円滑に遂行していきます。
また、
日本の国内規制を遵守するため、
サプ
ライヤーおよび現地拠点と密接な関係を構築
し、取引を開始した時点からあらゆるレベルで
品質と安全性が守られるよう、確認を行ってい
ます。
更にグローバルレベルでのビジネスサポー
トも実施しており、
その一例として、EU各国に
おける化学品ビジネスサポートのため、
リーチ
(REACH:欧州における化学物質の登録、評
価、認可及び制限に関する規則)
に精通した
スタッフが、EUの拠点
(フランス・リヨン)
と連携
しながら専門サービスを提供しています。
医薬品品質管理室
•
医薬品原体
(API)
の品質管理
•
インハウスの受入試験
•
登録業務と書類管理
医薬品品質管理室
(磯子サービスセンター)
12
13
食品・飲料ビジネスライン
パーソナルケアビジネスライン
サービス対象の業界分野
•
飲料・乳製品
•
製菓・製パン
•
食品サービス
•
補助・栄養食品
洋菓子開発研修センター
(コンディラマ・ジャパン)
食品応用開発研究室
食品・飲料原料
(磯子サービスセンター)
広大な仕入先のネットワークを通じて、最高
食品応用開発研究室では、
お客様の高い
品質の食品・飲料原料を手に入れることはも
要求水準を満たし、
業界標準の仕様に達する ちろん、世界各地のサプライヤーを駆使して
だけでなくそれを上回るレベルの食品開発を 季節の壁も乗り越えることが可能です。
また、
手がけています。
ご提供しているサービスは広
磯子サービスセンターでは、製品の開発、特
範囲にわたり、
ハード・ソフトキャンディ、
ゼリー、 別仕様、
およびアイディア提供やコンセプト開
飲料、
アイスクリーム、冷菓、焼菓子、
ヨーグル
発をサポートいたします。
ト、
ジャム、
パン、
ソーセージなどの新製品に使
われる香料、天然色素、乳化剤、安定剤の新
サービス対象の業界分野
規応用開発と試験のほか、
レシピ開発サービ
飲料・乳製品の分野では、冷凍・乾燥フ
スなどが挙げられます。
ルーツ、冷凍・乾燥野菜、
フルーツ缶詰、
フ
ルーツ・野菜濃縮ジュースなどを主に取り扱っ
洋菓子開発研修センター
ています。最高水準の鮮度と品質を保証す
(コンディラマ・ジャパン)
る上で重要な要素となっているのが、
「 天然」
洋菓子開発研修センターは、洋菓子開発 「野生種」
「オーガニック」のキーワードです。
の研究拠点として機能し、
パン、冷凍ケーキ、 原料はいずれも、
ヨーロッパ、南アメリカ、中
焼き菓子、
チョコレートなどに関する画期的な 東、南アフリカ、東南アジアの市場から調達し
アイディア、
新しいユニークなコンセプトと素材 ています。製菓・製パンの分野では、香料・調
を提供しています。コンディラマ・ジャパンは、 味料、乳化剤、増粘剤、甘味料、色素、酵素、
パティシエやショコラティエへの高度な実践的 スパイスオイル、
スパイスオレオレジン、
シーズ
トレーニングセンターとして知られています。
ニングを提供しています。
14
食品サービスの分野では、高品質なクーベ
ルチュール・チョコレート、
ホイップクリームや
ムース用の安定剤、濃縮フルーツペースト、
ア
ルコール分60%のスピリット、
イタリア産ワイ
ン、
ギリシャ産オリーブオイル、
アメリカ産ソース
ベースなど、多岐にわたる製品を提供していま
す。
また、当社の専門スタッフは、磯子にある
洋菓子開発研修センターのコンディラマとも
協力して、高品質な原料だけでなく新しい洋
菓子の様々なコンセプトもご紹介いたします。
当社のお客様には、
スーパーマーケット、
コ
ンビニエンスストア、
エアーラインケータリング
のほか、
ホテルやレストラン業界のお客様が
数多く名を連ねています。
補助・栄養食品の分野では、臨床データや
効能研究の結果に最大限の注意を払いなが
ら、世界各地の機能性・栄養補助食品原料
をご案内しています。取扱品目には、食物繊
維、
アイケア素材、抗酸化剤、
そのほか加齢
に伴う記憶力・認識力低下を予防したり腸内
菌叢を改善したりする機能性原料などがあり
ます。
食品・飲料 主な製品
• 冷凍・乾燥フルーツ
• 冷凍・乾燥野菜
• フルーツ缶詰、
フルーツジュース、
野菜ジュース
• クーベルチュール・チョコレート
• 生クリーム安定剤
• イタリア産ワイン、
ギリシャ産オリーブオイル
• 乳化剤、
増粘剤、甘味料、色素、酵素
• スパイスオイル、
スパイスオレオレジン、
シーズニング
• 食物繊維、
アイケア素材、抗酸化素材
• 機能性原料
新しさと個性のある美しさのために
トレンドが刻々と変化する化粧品業界では、
常に新しい化粧品原料が求められています。
「新しさ」や「個性」ある化粧品を
「お値打ち
感のある価格」
で買いたいという消費者の声
に応えようとする化粧品会社のニーズを満た
す原料を、適時に情報と共に紹介できるサー
ビス体制を整えています。
DKSHのグローバルネットワークを最大限に
活用し、
ヨーロッパをはじめ世界各地の最新ト
レンド情報を収集し、安全性と有用性が証明
された化粧品原料を慎重に選りすぐって提供
しています。
日本の化粧品業界のアジア市場進出に伴
い、DKSHグループが最大の強みとするアジア
地域の各拠点と連携したサービスを提供して
います。
一方、
日本で開発された新原料や新技術
は世界の化粧品業界をリードしており、
これら
日本生まれの原料や技術を、
グローバルネット
ワークを通じて世界へ広げていく活動にも力
を入れています。
パーソナルケア 主な製品と生産国
• 製品
抗酸化剤、界面活性剤、光沢化剤、
コーティング剤、乳化剤、滑沢剤、可溶
化、防湿剤、湿潤剤、基剤、粘度調整
剤、溶剤、溶解補助剤、分散剤、活性
成分
• 製品生産国
日本、韓国、中国、
フィリピン、
マレーシ
ア、
インド、
タヒチ、
オーストラリア、南ア
フリカ、
アメリカ、
ブラジル、
フランス、
ドイ
ツ、
イタリア、
スペイン、
スイス、
ベルギー
など
15
化学品ビジネスライン
医薬品ビジネスライン
サービス対象の業界分野
•
グラフィック・電子材料
•
塗料・インキ・接着剤
•
樹脂・化学繊維
•
機能性化学品
プリント配線基板材料向けファインケミカル
プロジェクトを成功させるパワーとスピード
過去50年の歴史を通じて、化学品のさまざ
まな分野にかかわる企業として高い評価をい
ただいています。お客様の要望に常にお応え
するために、当社独自の調達体制により、
お
客様個別のニーズに適う新しい製品や技術
を提供しています。
サービス対象の業界分野
有機・無機化学品など各種取り扱っていま
す。有機化学品においてはファインケミカル
を主力に、独自の高い技術を持つヨーロッパ
などの主要メーカーと提携し、
質の高い化学品
(光硬化性樹脂、UVインキ、
レジストインキ、
特殊塗料、液晶、
エレクトロニクス)
を供給して
います。
触媒、吸着剤、触媒原料では日本市場へ
製品を供給するとともに、効率的にプラント装
置を管理いただけるように、的確な提案、装置
設計、
プロセスデザイン、装置運転最適化、
分析サービス、使用済み触媒のリサイクルな
どのサポートを実施し、汚染管理や環境保護
16
の面でも貢献しています。
さらに、高機能・高付加価値な樹脂および
化学繊維も各種取り扱っており、
ヨーロッパや
アジアの主要繊維メーカーと協力し、顧客の
用途に合わせた製品を安定供給しています。
輸出面に目を向ければ、
ユニークかつ革新的
な機能性化学品と添加剤を、独自で開発した
ルートを通じて塗料、
インキ、
コーティング、紙、
樹脂、接着剤、
グラフィック、電子材料など、幅
広い業界に供給しています。お客様は、
アジ
ア、北アメリカ、
ヨーロッパと、広範囲に及んで
います。
医薬品品質管理室
(高薬理活性医薬原体 品質管理室)
化学品原料 主な製品
• 液晶材料
• 受託合成
• 光重合開始剤・促進剤
• UV硬化型モノマー・オリゴマー
• インキ・塗料用添加剤
• 有機EL材料
• レーザー染料・IR/NEAR IR 染料
• 印刷版材料
• イオン性液体
• ナノマテリアル
• ゴム離型剤
• 機能性ポリマー材料
• 触媒・吸着剤
• 色素増感型太陽電池用材料
高品質で競争力のある医薬品製造及び
原料の供給
高齢者社会への移行に伴いジェネリック医
薬品へのニーズは世界的に目覚しい速度で
伸びています。当社は50年近くにわたって日
本の製薬業界に医薬品原料を供給してきた
経験を有し、世界各地のサプライヤーと国内
の製薬会社の重要な架け橋となっています。
サービス対象の業界分野
人体用、動物用医薬品原料
(API)
の輸入
販売及び医薬品製剤の海外受託製造サポー
トを手がけています。自社品質管理試験室及
びDMF、海外製造業者認定などを手がける
薬事サポート部門を充実させて包括的なサー
ビスを提供しています。
医薬品中間体に関しては、
これまでの経験
と当社のグローバルネットワークによりサプラ
イチェーンを構築し、GMPに準拠した重要中
間体及びファインケミカルの供給に幅広く対
応します。
医薬品原料 主な製品
• 医療用医薬品原料、
OTC医薬品原料、
医薬部外品の原料
• 医療用医薬品製剤の海外受託製造
サポート
• 動物用医薬品の原料
• 医薬品添加剤
• 受託合成による中間体およびファイン
ケミカル
17
テクノロジー事業部門
食品および飲料機械
ビジネスライン
プロダクトグループ
•
食品および飲料機械
•
包装機械
•
工業機械・機器
•
食品加工システム
•
科学機器
•
金属製品
•
エネルギー装置
アフターサービス
優れた技術と情報を基にした
質の高いサービスの提供
テクノロジー事業部門は、各種産業機械・
工作機械、ハイテク機器、消耗品、特殊金属
を中心に、欧米およびアジアの一流メーカー
の最先端テクノロジーを幅広くご提供するとと
もに、質の高いアフターサービスをお届けして
います。
技術サービス
ご購入の機械を最高の状態で使用してい
ただくため、羽田空港隣接地に技術サービス
センターを設置。
メーカーによる技術指導を受
けた専門技術者が全国をカバーし、迅速なア
フターサービス体制を整えています。
またロジ
スティック部門の充実を図り、保守部品を各
種ストックして機械・計測機器のダウンタイム
を最小限にするよう、
お客様のニーズに応え
カップ無菌充填機
ています。
さらにテストラボラトリーやショールー
ムを併設して、
ノウハウの提供、
オペレーター
の訓練を通してお客様の問題解決をサポー
トします。
またご使用の機器類をトラブルが無
く、
かつ安全・正確に操作できるようにメンテ
ナンスサービスも提供しています。お客様との
インターフェイスをめざし、真の意味でのクオリ
ティサービスを提供することをモットーにしてい
ます。
包装機械
食品分野の製造加工からパッケージまで
の一貫したシステムをご提案します。多岐に
わたる食品分野でも特に、液体製品に関す
る周辺設備機器を幅広く取り扱っています。
液体用容器成形機、印刷機、
ラベル機、充
填シール機に加え、搬送用包装機などを手が
けています。食品用(デザート、
ヨーグルト、飲
料)
充填機に関しては世界的充填機メーカー
の製品を取り扱っており、
日本有数の食品及
び飲料・乳業メーカーで活用されています。
食品加工システム
コーヒー焙煎、
パン、
バター、
チーズ、
ピザや
ハンバーガーなどのファーストフードなど、大き
な成長を続ける日本の食品産業に幅広く加
工機械を提供し、業界のイノベーションを推進
させています。安全性、デザイン性の高い包
装機械も取り扱い、製造加工からパッケージ
までの一貫したシステムをご提案します。
また、
取扱製品やサービスは安全性にも重点を置
いています。
製品デモンストレーション
18
食品および飲料機械 主な取扱商品
包装機械
• カップ・ボトル充填シール機
(アセプ
ティック・セミアセプティック・チルド)
• 成形充填シール機
• アイスクリーム製造、
成形、包装ライン
• バター・マーガリン包装機
• チョコレート包装機および自動供給機、
チーズ包装機
包装機械 チーズ包装機
食品加工システム
• 小型ショップロースター
(1kg∼50kg)
• サンプルロースター
• コーヒーグラインダー
(50kg/h∼5t/h)
• 大型工業用焙煎システム 一式
• パン生地分割丸目機
• パイ生地用リーバースシーター
• パン・
ピザ製造ラインシステム 一式
• 固形スープ用、
打錠機
• バターサイロ・ポンプ・チャーン
• バター溶解機
• バター製造ライン 一式
食品加工システム コーヒー焙煎機
メンテナンスサービス
19
工業機械・機器
プロダクトグループ
•
印刷加工機械
•
電子技術
•
木材加工機械
•
工作機械
•
工業製品
•
成膜装置
•
製造システム
•
環境技術
UVインクジェットプリンター
印刷加工機械
広範囲な印刷業界の中で、特殊な印刷
および加工機械を主力として取り扱っていま
す。紙加工機、製本丁合、
ダイレクトメール、
ビ
ジネスフォームなど、
これら印刷物に関連した
設備をお客様のニーズに合わせ、
グローバル
な視点でご提案しています。近年では印刷分
野のみにとどまることなく、世界最高品質のデ
ジタルレーザー出力機など写真業界にも新た
なサービスを提供しています。
供します。最適な木取り加工やモルダー加工
はもちろん、パネルのエッジ貼りやボーリング
加工、塗装工程に至るまで、無駄なく
・精度良
く
・美しく仕上げます。お客様のお悩みを解決
する最適なソリューションをご提案します。
工作機械
ユーザーのニーズに沿った、精密小物部品
を大量に生産するシステム
(機械)
を提供して
います。世界中のボールペンチップの95%以
上が当社取扱製品で作られています。
電子技術
半導体、電気・電子・情報分野における材
工業製品
料、副資材、関連装置をワールドワイドに調
気象・測量・建設・電力・通信業界ならびに
達・供給します。世界各国にあるDKSHのオ 金属加工業界、官公庁・大学へさまざまな種
フィスに技術専門スタッフを配置、IT・ナノテク 類の計測装置やツールを納入しています。
ま
半導体分野の技術の中心である日本から世 た、化学工業におけるポリマー生産プロセス
界各国の生産拠点へ販売を展開します。
(抜出・移送)用ギアポンプ、一般工業・化
学・製薬における流体定量移送用各種ギア
木材加工機械
ポンプ、樹脂押出成形用ギアポンプおよびス
製材から住宅部材・家具部材まで、
ムク材 クリーンチェンジャーも取り扱っています。
からパネル材まで、
ヴァイニッヒやSCMグルー
プなどの欧州の先進木工機械を幅広くご提
20
ジェットミル
(左)
超音波分散装置
(右)
成膜装置
高性能な切削工具は自動車、工作機械製
造業では製造に重要です。先端技術を備え
たCVD及びPVDコーティング装置は最新の高
性能切削工具を製造する技術です。更に医
療用インプラントにも適用される表面潤滑性
のある超硬質膜ADLCダイヤモンドコーティン
グ用のプラズマCVD装置もあります。
製造システム
急成長の液晶TVやスマートフォンなどの液
晶ディスプレー、
今後10∼20年発展を期待さ
れるPHVやEV自動車の電子部品、
これら要素
部品のベースとなるPET、
OPPフィルム等を製造
する二軸延伸機。当社の取り扱うフィルム製
造プラントが最新技術の発展を担っています。
環境技術
逆浸透膜商品は公共の飲料水、排水処
理施設や工業用水処理に使われています。
これらは長年にわたって特別な分野に用いら
れ産業を支え続けています。
木材用CNCマシニングセンタ
工業機械・機器 主な取扱商品
印刷加工機械
• 特殊貼付加工機
• 各種フィーダー
• 紙容器およびパルプモウルド製造機
• デジタルフォ
トイメージャー
• デジタルフォ
トデータプロセスサービス
• インクジェッ
トプリンティング
レーザー距離計
フィンガージョインター、
プレス
ボーリングマシン、CNCマシニングセンタ
• スライ
ドソー、
ランニングソー
• エッジバンダー、
ベルトサンダー、塗装ライン
フィルム延伸機
溶接焼取機
各種ギアポンプ
(一般工業用、化学工業
用、
ポリマー生産プロセス用)
• 精密やすり
(工業用、宝飾用、
スキー用、
馬蹄用)
•
•
•
•
成膜装置
• CVD・PVDコーティング装置
• ADLCダイヤモンドコーティング、
プラズマ
CVD装置
•
工作機械
ロータリー・
トランスファーマシン
• リニア・
トランスファーマシン
• ワイヤープロセッシングマシン
(剪断機・コー
ルドヘッディング)
• ツール
木材加工機械
• 高性能モルダー、
各種小型かんな盤
• クロスカッ
ト、
リップソー、
バンドソー
工業製品
• レーザー距離計
• デジタル傾斜計
• マイクロウェーブ放射計
• 気象用計測器
• 遠心分離機
電子技術
プラズマ・イオンCVD装置
• 反射防止膜生成装置
• 超音波ホモジナイザー/分散機
• 超音波ワイヤー洗浄装置
•
製造システム
• PET、
OPPフィルム等の二軸延伸機
• 精密ポリシングマシン
環境技術
• 水処理用逆浸透膜 ROメンブレン
21
科学機器
金属製品
プロダクトグループ
プロダクトグループ
•
ライフサイエンス機器
•
チタン
•
分析機器
•
高機能合金
•
金属粉末
©lnzyx-Fotolia.com
分析機器 恒温槽
最先端科学、化学分析、
プロセス、生産技
術および品質管理の分野で活躍する幅広い
機器ならびにアプリケーションソリューション
を、一般企業、大学および政府系研究機関
に提供しています。
ライフサイエンス機器
ライフサイエンス、
創薬、
機能性食品研究な
どの分野に提供する製品や関連サービスを通
して、大学や研究機関、
メーカー企業の皆様
に貢献しています。
分析機器
日常の研究や実験に欠かせない汎用測定
機器から最先端の研究開発に必要とされる
分析機器まで、
さまざまな科学機器を扱ってい
ます。
科学機器 主な取扱商品
ライフサイエンス機器
• タンパク質物性解析システム
• 自動蛋白質結晶化ロボッ
ト
分析機器
全自動元素分析装置
• 窒素・
タンパク質分析装置
• 全有機炭素分析装置
• 水分活性測定装置
• 水分吸脱着測定装置
• 水蒸気透過率測定装置
• 酸素透過率測定装置
• 表面張力計
• 自動動粘度測定装置
• 恒温槽・チラー
• モジュラーマイクロ反応システム
•
金属粉末
提供します。チタン合金(Ti6Al4V ELIおよび
日本製のステンレス・特殊鋼のヨーロッパ
MIM(金属射出成形)用およびPM(粉末
Ti6Al7Nb)
製品を中心に、工場生産単位
(ミ
向け輸出で40年以上の実績があり、
この分
での取引や在庫管理サー 冶金)用のステンレス等の粉末を提供してい
野のパイオニア的存在です。近年は、医療、 ルクオンティティー)
ます。
プラント、
自動車、航空機などの先端分野向 ビスも提案しています。
けの各種金属製品の取引が拡大していま
高機能合金
す。今後、東南アジア、
オセアニア、北米、南
金属製品 主な取扱商品
ステンレス、高ニッケル合金などの特殊金
米への輸出も予定しています。
• ステンレス冷延材
属製品を、化学、石油化学、医療、電子機器、
• チタン展伸材
自動車用途などに提供します。
チタン
• 金属粉末
チタンおよびチタン合金のバー、
シート、
ス
• 特殊合金
トリップ、ホイル、
プレートなど幅広い製品を
エネルギー装置
プロダクトグループ
•
太陽電池製造装置
エネルギー装置部門は、
日本では太陽電池
製造装置のマーケットエクスパンションサービ
スを提供しています。DKSHのグローバルネット
ワークの一環として多様な製品・最新技術・
サービスを提供する総合的なパートナーです。
太陽電池製造装置
太 陽 電 池 製 造 装 置グループは、日本の
太陽光発電(PV)産業にテーラーメードのソ
22
リューションを提供しています。DKSHグルー
プでは、
シリコン加工装置からパネル製造装
置にいたるまで、太陽電池製造のサプライ
チェーンに関わっており、多岐にわたる装置を
太陽電池メーカーに提供しています。
また、最
高の品質と信頼をお届けするために、
お客様
からのご要望をサプライヤーへフィードバックし
カスタマイズを行うなど、
サプライヤーと共にお
客様のプロジェクトをサポートいたします。
エネルギー装置 主な取扱商品
太陽電池製造装置
• スクリーン印刷装置
• RTP装置
• 色素増感太陽電池用製造・検査装置
• 薄膜太陽電池向けレーザー加工装置
23
社会貢献
•
ブレンワルド日記翻訳プロジェクト
•
災害支援・ボランティア活動
•
DKSHファンツリー奨学金プログラム
の往復をも伺い知ることができます。
全巻の翻訳が完成したあかつきには、幕
末から明治期の歴史を明らかにする資料とし
て、役立ててもらえることを期待しています。
ブレンワルド日記 全5冊
歴史に、文化に、教育に
DKSHジャパンでは、
様々な社会貢献を実践
しています。
その活動は日本の歴史をひもとく
という文化への貢献から災害への支援までと
幅広いものです。社会へ幅広く貢献することが
DKSHの使命であると考えています。
プロジェクトを資料館と共同で発足させました。
2008年1月に史学のエキスパート11名の
チームで翻訳作業を進めることにしました。
この日記はDKSHジャパンの社史である側
面の他に加え、往事の横浜の歴史、
ひいては
開国したばかりの日本の歴史的資料としても
一級資料であると報告されています。
ブレンワルド日記翻訳プロジェクト
カスパー・ブレンワルドはDKSHの創業者 日記から浮き彫りになる開国期の日本
ブレンワルドが日本に到 着したときは若
のひとりです。ブレンワルド日記とは、文久2
(1862)年12月から明治11(1878)年2月 干24歳の青年で、
スイス連邦政府が編成し
までの約16年間日本に滞在したブレンワル た通商使節団の一員でした。横浜は安政6
ドが遺した全5冊の日記です。日記は全5冊 (1859)
年に開港したばかりでした。貿易港と
548ページにわたります。日記の原本は、現在 して、
また西洋文明導入の窓口として発展し
DKSHグループの創業者一族が所有する施設 ました。当時の横浜の資料は、
のちに横浜の
(スイス)
にて保管されています。
震災や戦災で焼失してしまっており、
ブレンワ
ルド日記の存在は希少です。特に外国人の
手による資料が残されているものは稀です。
共同で文化に貢献を
生糸を製造する製糸業の近代的工場建
DKSHジャパンでは、横浜開港資料館
(所
在:神奈川県横浜市中区)
の全面協力のもと 設やガス灯のためのガス会社設立などへの
ブレンワルド日記の日本語翻訳を続けていま 具体的な関与が記されています。毎日誰に
す。横浜で創業したDKSHは、
横浜に恩返しを 会ったか、要件は何であったのかが記されてお
そこから、横浜に居留する西洋人社会の
したいとの気持ちからブレンワルド日記の翻訳 り、
24
有様を伺うことができます。
ドイツ語を中心にフランス語、英語、
イタリア
語、
オランダ語と国際色豊かな当時の公文書
災害支援・ボランティア活動
DKSHでは災害支援やボランティア活動を
大事な活動の一つと考えています。
2004年12月に発生したスマトラ沖地震で
は、崩壊した地元の小学校の再建を全面的
に支援しました。
この小学校には扇風機やス
ポーツ用品を送るなどをして長年に亘って寄
付を続けています。
ミャンマーでは、
2008年4月
に発生したサイクロンで破壊された地域の復
興に現在も協力しています。
グループを挙げて
募金活動を行い、
日本でも社員主導で募金
活動を行いました。2011年3月に発生した東
日本大震災の復興ボランティア活動も行って
います。社員たちは、
がれきの撤去や、漁業場
の復興の手伝いなどに携わりました。
こういっ
た活動を積極的に支援するため、DKSHジャ
パンではボランティア休暇の制度を設けてい
ます。
ミャンマーへ日本からも義援金を届けた
DKSHファンツリー奨学金プログラム
ファンツリー奨学金プログラムは、
東日本大
震災の被災によって、
親や保護者を亡くし、
経
済的な理由で学生たちが進学をあきらめてしま
わないように支援をする目的で設立されました。
D K S Hグループ の 世 界 3 5ヶ国 、約 2 万
4,000名の社員による寄付とDKSH本社が出
資したものをとりまとめ、DKSHジャパンの社内
基金として設立したものです。
基金設立に際し、被災地の県庁や高等学
校長会の協力を得て、2011年夏より高校生
および大学生を対象とした返済義務のない
奨学金としてスタートしました。奨学生の高校
在学中だけでなく、大学進学から卒業まで、最
長で7年間の支援を続けていきます。
また、経済的な支援にとどまらず、心の交
流活動も奨学金プログラムを支えています。
DKSHの社員と奨学生が書簡を交わしたり、
交流会などを通じて、相互の理解の深化を進
めています。奨学生たちが勉学にいそしみ、立
派な社会人へと育ってくれることを私たちは見
守っています。
がれき撤去
(宮城県気仙沼市)
通商条約締結に向けて幕府と交渉する使節たち
25
DKSHグローバル
DKSHのビジネスモデル
DKSHは、
アジアに重点を置くマーケットエク
スパンションサービスの世界的なリーディング
カンパニーとして、企業やブランドの新規市場
開拓および既存市場における事業拡大をサ
ポートします。マーケットエクスパンションサービ
スはコストを削減しながら売上増を達成するア
ウトソーシングサービスです。既存市場で浸透
率を拡大し、業績を改善しながら、新市場に進
出したい企業の皆様に、バリューチェーン全
体に及ぶ包括的なサービスを提供します。現
地の規制や法制度のへの対処、文化の違い
に対する適応、現地顧客へのアクセス、競争
の激しい新市場への支援を行います。
ユニークな広がりと深みを持つDKSHの
ネットワーク
スイスに本社があるDKSHは世界各国にネッ
トワークを拡大しています。アジア太平洋地域
の630の事業拠点および欧米の20の拠点か
ら構成される、総合的なネットワークを通じて、
世界35カ国で事業活動を展開しています。
• 現
地のビジネスを理解し、
優れた人脈や
•
•
•
•
26
現地市場に関する知識を有する、
2万
4,000人のスペシャリストを擁しています。
35カ国に650の事業拠点を展開してい
ます。
D KSH独自のきめ細かな流通システム
を通じて、毎日50万社の顧客および
5,500社のクライアントにサービスを提
供しています。
最 新鋭のインフラおよび180の流通
センターを通じて、テーラーメードのソ
リューションを提供できます。
先端のITプラッ
最
トフォームを利用して
毎月100万件の取引を処理しています。
【欧米諸国】
デンマーク、
フランス、
ドイツ、
イギリス、
イタリ
ア、
ノルウェー、
ポーランド、
スペイン、
スイス、
ブ
ラジル、
アメリカ、
チリ
【アジア太平洋地域】
オーストラリア、
ブルネイ、
カンボジア、中
国、
グアム、香港、
インド、
インドネシア、
日本、
韓国、
ラオス、
マレーシア、
マカオ、
ミャンマー、
ニュージーランド、
フィリピン、
サイパン、
シンガ
ポール、
スリランカ、台湾、
タイ、
ベトナム
アジア各国、欧州の主要市場、北米および
中南米に総合的な定評あるネットワークを
擁しています。
• 4つの専門事業部門:消費財、
ヘルスケア、
生産資材、
テクノロジーで構成されています。
•
アジアに重点を置く事業展開
DKSHは約150年前から、
アジア市場で事
業を展開してきたため、急成長中のアジア地
域のダイナミックな経済成長の恩恵を享受す
る絶好のポジションを占めています。DKSHが
グループ売上高の96%をこの地域で得てい
ることがそれを表しています。
データおよび実績
• スイス チューリッヒに本社があります。
売上
高と従業員数でスイスのトップ企業20社の
ひとつに数えられます。
• 2012年3月からスイス証券取引所
(SIX)
に
上場しています。
• 新規市場や既存市場での事業拡大を狙う
企業をサポートする、信頼できるパートナー
です。
• 調達から市場参入コンサルティング、
マーケ
ティング、販売、流通、
ロジスティックス、
さら
にはアフターサービスに至るまで、バリュー
チェーン全体に及ぶ包括的なサービス・ポー
トフォリオを提供します。
下記のようなアジアのメガトレンドによって
好業績がもたらされています。
• アジア諸国のGDP、
可処分所得、購買力、
消費者支出、工業生産の高成長が、
グロー
バル経済の成長を牽引する原動力になり
つつあります。
• 新興中流階級の購買力拡大とライフスタイ
ルの変化が、欧米からの資本財や工業品
に対する需要の拡大につながっています。
• アジア市場は、
「巨大な作業場」
から有望な
消費者市場へと進化しつつあります。
• 事業拡大のためにアジアに照準を当ててい
る企業では、
コアコンピタンスに注力しながら
アウトソーシング・パートナーを利用して固定
費とリスクを抑えている企業が増えています。
• アジア各地で消費者需要が急拡大するに
伴い、
アジア企業間の取引も拡大しつつあ
ります。
主要業績 (単位:100 万スイスフラン)
売上高
EBIT
税引き後利益
(継続事業部門)
2010年*
2011年
7,293
7,340
195
238
121
152
* 不動産部門を除く(2010 年に売却)
スイス ツェルマットのマッターホルン
27
本社・営業所一覧
DKSHジャパン株式会社 本社
〒108-8360
東京都港区三田3-4-19
DKSH三田ビルディング
大阪支店
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場4-3-11
大阪豊田ビル
磯子サービスセンター
〒235-0017
神奈川県横浜市磯子区新磯子町6-1
DKSH磯子サービスセンター
消費財事業部門
Phone 03-5441-4515
Fax 03-5441-4522
生産資材事業部門
Phone 06-6282-0086
Fax 06-6282-1718
生産資材事業部門
Phone 045-754-9070
Fax 045-758-7565
生産資材事業部門
Phone 03-5730-7544
Fax 03-5441-4536
テクノロジー事業部門
Phone 06-6271-2431
Fax 06-6245-7105
袋井流通センター
〒437-0066
静岡県袋井市山科2819
DKSH袋井流通センター
テクノロジー事業部門
Phone 03-5730-7600
Fax 03-5730-7607
神戸営業所
〒657-0854
神戸市灘区摩耶埠頭
財務・経理
Phone 03-5730-7311
Fax 03-5730-7333
テクノロジー事業部門
Phone 078-871-7481
Fax 078-871-7488
ビジネス・プロセス・マネジメント&IT
Phone 03-5730-7681
Fax 03-5730-7692
人事
Phone 03-5441-4505
Fax 03-5441-4599
28
生産資材事業部門
Phone 0538-43-8811
Fax 0538-43-8813
技術サービスセンター
〒143-0006
東京都大田区平和島6-1-1
東京流通センターBE4‐1
テクノロジー事業部門
Phone 03-3767-4510
Fax 03-3767-4569