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FOCUS
天災が忘れた頃にやってきても備えがあれば憂い無し
∼クライアント PC のディザスタリカバリ・ソリューション∼
IP TECHNOLOGY
インターネットルーティング第 6 回
SHORT ESSAY
初冬
TOPICS
S H O R T E S S AY
初冬
i i j . n e w s
先月、福岡にいる友人から、最後の炭鉱の
VOL.40
閉山式があるので見てきたという電話が
2 0 0 1
December
IIJを始めた頃、一緒に創業にかかわった
SHORT ESSAY…………………………………………………p2
イーサネット型アクセス回線を用いた
接続サービスの試験提供を開始
個人向けサービス「IIJmio」で
フレッツ・ADSL と IPv6 の対応を開始
会社など 8 社による共同プロジェクト推進組織
「CDN JAPAN」は、2001年 11月13日よりデジタ
あった。閉山式は、わずか 2 分であっさり
てインターネットを使ってたのですよ」
という
東京地域限定で開始いたしました。本試験サービ
ル・コンテンツ管理機能を実装した統合ブロードバ
終わってしまい、拍子抜けしたという。子供
コピーの入ったテレビ CM を出したがって
スは 2002 年12月末までとし、2003 年 1月からは
ンド配信システム「CDN-Jプラットフォーム」
の稼動
商用サービスに移行いたします。なお、2002 年春
を開始いたしました。
の頃、ニュース映画といえば、炭鉱の争議や
いたのだが、今や、そんなコピーを出しても、
事故がいつも大きく扱われていた。なか
誰も驚かなくなってしまった。10 年も経な
でも三井三池の争議は、子供心にも、記憶
いうちに、通信という変化のなかった基幹
に残るものだった。エネルギーという基幹
産業もまったく変わってしまった。
株式会社インターネットイニシアティブ
日本オラクル株式会社
シスコシステムズ株式会社
イーエムシージャパン株式会社
伊藤忠テクノサイエンス株式会社
サン・マイクロシステムズ株式会社
頃を目処に100Mbps 帯域の提供も予定しており
ます。
［CDN JAPAN メンバー］
ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社
CDN JAPANでは、認証、課金、決済、不正利用
日本ヒューレット・パッカード株式会社
防止等の各種デジタル・コンテンツ管理機能を
「IIJ Ethernetスタンダード」は、
「IIJ T1スタンダード
実装した統合ブロードバンド配信システム「CDN-
サービス」
（ 1.5Mbps）の上位サービスとして開発
J プラットフォーム」を完成し、数多くのブロード
飛鳥映像株式会社
されました。利用可能な IPアドレス割当数などを
バンド・コンテンツ・プロバイダーの参加を受け、
株式会社 IMAGICA
制限することにより、高速・低価格のサービスを
有料コンテンツ配信の事業化に向けた実証実験
実現しています。アクセス回線はパワードコムが
を行っています。これにより、参加各社における
提供する「パワードイーサ」
（10Mbps）
をご利用いた
商用サービス展開に向けたノウハウの提供を図る
ジェイ・スカイ・スポーツ株式会社
あって、政府の政策課題となるのは致し方
だきます。またルータオプションとして、イーサネッ
とともに、ブロードバンド・コンテンツ配信市場の
株式会社小学館プロダクション
若い頃、仕事柄、各地の工場の現場に行く
ないのかも知れない。IT 会議などに出席
ト・インタフェースに対応した高機能ルータ「IIJ
早期立ち上げを支援いたします。
株式会社昭文社
ことが多かった。組み立てラインの工場に
していて、いつも違和感を感じるのは、政府
SEIL/neu 2FE」もご用意しております。
行くと、女工さんと話し込む機会があって、
が推進しなくても、インターネットはここまで
出身を聞くと、北海道の炭鉱が多かった
普及したのに、という思いがいつも私には
儀式で終わったことに、過ぎ去った時間の
基幹産業が基盤から変化する時、必ず課題
遠さを感じるとともに、未だ終焉していな
となるのが政府の役割である。基幹産業
かったことへの驚きもある。
だけに雇用者も多く、国際競争という面も
国内バックボーンを増強
CDN JAPAN、ブロードバンド配信システム
「CDN-J プラットフォーム」の稼動を開始
IIJ、日本オラクル株式会社、シスコシステムズ株式
セス回線を用いたインターネット接続サービス「IIJ
Ethernet スタンダード」
（ 10Mbps）の試験提供を
初冬
TOPICS …………………………………………………………p3
IIJは、2001年12月12日より、イーサネット型アク
エンジニアが、
「昔は電話のインフラを使っ
産業におけるスクラップ化の終焉が、2 分の
CONTENTS
CDN JAPAN、ブロードバンド配信システム「CDN-J プラットフォーム」の
稼動を開始
イーサネット型アクセス回線を用いた
接続サービスの試験提供を開始
気がする。集団就職で炭鉱を離れ、工場
ある。IPv6 が大きなテーマとなった途端、
行われる「cIDf（＊）実証実験」に参加し、
「CDN-J
【サービス料金】
60,000円
月額基本料金
10Mbps
250,000円
（1/32C、利用可能IPアドレス6個）
株式会社インターネットテレビジョン
エム・ティー・ヴィー・ジャパン株式会社
株式会社コンテンツジャパン
株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
更に CDN JAPAN は、IT 重点施策の一環として
初期費用
［ビジネス検証/コンテンツ配信参加予定企業］
株式会社ステップ映像
ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社
株式会社第一興商
プラットフォーム」の新しい情報流通インフラ基盤
株式会社宝島ワンダーネット
としての位置付けを高めていく予定です。
株式会社つくばテレビ
のラインに配属され、あき足らず、美容師の
政府の予算でというのも、
なんだか変である。
資格をとったり、いくつか転職して、結婚し
どんな大きな変革でも、新しい産業を作り
てから工場に戻り、現場のリーダーを務め
上げていくエネルギーやイマジネーションは
クロスウェイブ、横浜データセンター着工
るといった経歴の女性と現場の改善につ
民間の企業家が牽引していくものである。
■配信期間
IIJ-MC、
「ストリーミングオンデマンドチャンネル」を大幅増強
いて話し合ったものだ。その後、組み立て
経営者の多くが、単に経営管理者となって
2001年11月13日∼ 2002 年 3月31日
株式会社読売新聞社
※ 2002 年 1月から有料コンテンツ配信予定
リアルネットワークス株式会社
個人向けサービス「IIJmio」で
ウイルス検出・駆除機能付きメールサービス開始
クロスウェイブ、
「高速バックボーンサービス」の料金を改定
IIJ-MC、メールマガジン配信オペレーション代行サービスを開始
ラインの自動化が進み、長いラインに女工
いくと、国を頼ることが多くなることも事実
AIH、インドネシアにて“A-Bone VPN Service”の提供を開始
さんが並ぶといった光景は目にしなくなった
である。
ルータレンタルサービス
ルータ料金
マネージドルータサービス
（SEIL/neu 2FE）
20,000円/月
天災が忘れた頃にやってきても備えがあれば憂い無し
∼クライアント PC のディザスタリカバリ・ソリューション∼
E - m a i l：i n f o @ i i j . a d . j p
CDN JAPAN について
ブロードバンド時代に向けたデジタル・コンテンツ配信プ
IIJ4U（ADSL、Bフレッツ）ユーザ
ラットフォームの構築及びビジネスモデルの検証を目的に
産業を基盤としていた町や都市がスクラッ
いった日程である。飛行機に乗ったまま、
プ化されたままになって、廃墟に近い形に
長い時間を過ごすと、考え方が鷹揚でなく
なったり、ピッツバーグのように鉄鋼からまっ
なるのかもしれない。初冬の薄日に、ハン
たく違う産業の都市として再生する。技術
ブルグの運河の光景が心に染み入るような
革新が現在のように短期間に次々と実現
美しさだった。
INFORMATION ………………………………………………p10
SLA 遅延時間の実績
HSMN（＊）に接続されている全国のCATV局 10数局
So-netのブロードバンドユーザ
インターネットルーティング第 6 回
IIJ4Uフレッツ・ADSL 接続オプション
8M タイプ対応のお知らせ
■配信対象
を回った。明け方パリに着いて、そのまま
ハンブルグに行き、午後、フランクフルトと
IIJ 経由でフレッツ・ADSL 回線にお申込みの方に
2,000 円プレゼントキャンペーン実施中!!
ぴあデジタルコミュニケーションズ株式会社
11 月の末、1 泊 4日という日程でヨーロッパ
ひとつの産業が、ある国から消えると、その
IIJ4U ／ IIJmio 会員限定
CDN JAPAN コンテンツ配信実験のご案内
日活株式会社
U R L：h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p /
IP TECHNOLOGY ……………………………………………p8
IIJ CDNソリューション・セミナー開催のご案内
株式会社テレサーチ
凸版印刷株式会社
IIJインフォメーションセンター
のだが。今や、組立工場そのものが、中国
やアジア諸国に移ってしまった。
（＊）
デジタルコンテンツに固有の識別コード「コンテンツ ID（cID）
」
を付与する仕組みのグローバル標準化を推進する機関
※月額料金に足回り回線利用料金は含まれておりません。
※IPアドレス割当手数料として、別途15,000円必要となります。
T E L：0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 6 6
FOCUS …………………………………………………………p6
D's garage
50,000円/月
国内バックボーンを増強
IIJmio（ADSL）ユーザ
CDN JAPAN ではデモコンテンツの提供などを通じてブロー
（＊）High Speed Media Network：IIJ の運用・構築する広帯域
ネットワーク
2001年 11月9日、国内バックボーンを下記の通り
増速し、運用を開始いたしました。
福岡 - 沖縄
6Mbps + 3Mbps → 6Mbps×2
最新のバックボーン情報は
URL ：http://www.iij.ad.jp/network/
より早くなるのだろうか。
ドバンド・コンテンツ配信のためのネットワーク・システム
モデルの検証を行っている。
■コンテンツ配信仕様
帯域
：300kbps、1Mbps
サイト URL
：http://www.cdn-japan.com/
コンテンツ配信本数：常時 100 ∼ 150 本
する時代は、都市や企業のスクラップ化も
組織された非営利の任意団体。2001 年 3 月の設立以来、
（毎月20 ∼ 30 本更新）
ジャンル
：エンターテイメント等
CDN JAPAN 事務局（IIJ内）
U R L：h t t p : / / w w w . c d n - j a p a n . c o m /
T E L：0 3 - 5 2 5 9 - 6 1 1 4
E - m a i l：i n f o @ c d n - j a p a n . c o m
株式会社インターネットイニシアティブ
代表取締役社長
鈴木幸一
GLOBAL NETWORK…………………………………………p12
IIJ バックボーンマップ
2
3
TOPICS
TOPICS
個人向けサービス「IIJmio」でフレッツ・ADSL とIPv6 の対応を開始
クロスウェイブ、
「高速バックボーン
サービス」の料金を改定
IIJ-MC、
「ストリーミングオンデマンド
チャンネル」を大幅増強
IIJ-MC、メールマガジン配信
オペレーション代行サービスを開始
IIJ は、2001 年 11月27日より、個人向けサービス
よる実証実験」
（IPv6 普及・高度化推進協議会主
株式会社クロスウェイブコミュニケーションズ
株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ
IIJ-MC は、2001 年 12月1日より、メールマガジン
株式会社アジア・インターネット・ホールディング
「IIJmio」のラインナップとして、 NTT 地域会社が
催）にモニター参加することにより、家庭用情報端
（以下、クロスウェイブ）
は、2001年 11月 1 日より、
（以下、IIJ-MC）は、2001年12月1日より、Real-
配信のオペレーション代行サービス「メールオペ
（以下、AIH）
は、インドサット・メガメディア（以下、
提供するフレッツ・ADSLに対応したインターネット
末機器および映像配信用ソフトウェア、情報家電
「高速バックボーンサービス」の月額利用料金を下記
Systemを採用したホスティングサービス「ストリー
レータサービス」を開始いたしました。メール配信
メガメディア）
と提携し、2001 年 12月よりインドネ
接続サービス、
「IIJmio DSL /SF サービス」を開始
コントローラ、 VoIP（Voice Over IP）電話アダプ
の通り改定いたしました。これにより、45Mbps 以上
ミングオンデマンドチャンネル」を大幅改定いた
に関するオペレーション業務を IIJ-MC の専任オペ
シアにおける「A-Bone VPN Service」の提供を開
いたしました。
タ、IP 電話機、 IP 電話ソフトウェアなど、同実証
の高速帯域の利用料金が最大47%の値下げとなり
しました。月額利用料金を従来の120,000円から
レータが代行することにより配信業務負担を軽減
始いたしました。これにより、
「 A-Bone VPN
実験で提供されるさまざまな IPv6 アプリケーショ
ます。なお、1.5Mbps 帯域の料金に変更はあり
99,000円に引き下げるとともに、1 契約あたりの
すると同時に、誤操作による個人情報流出事故
Service」
はアジア 9ヶ国/地域
（日本、
シンガポール、
本サービスは、フレッツ・ADSL の 8Mタイプ（下り
最大 8Mbps /上り最大 1Mbps）および 1.5Mタイプ
（下り最大 1.5Mbps/上り最大 512kbps）に対応し
ています。また、1 つの契約につき 1 つのグロー
（＊）
ンをいち早く体験していただけます
。
（＊）
「IPv6 アクセス網及び情報家電による実証実験」への参加申
込方法等については、http://www.v6pc.jp/monitor/をご参照く
ださい。
ません。
【高速バックボーンサービス改定料金】
速度
バル IP アドレスを固定的に割り当てることにより、【IIJmio DSL/SFサービス概要】
自宅での簡易サーバ構築などにご利用いただけ
初期費用（＊）
0円
ます。
月額料金（＊）
4,800円
IPアドレス
（IPv4）
1契約につき1つを固定的に割り当て
サービス提供地域
北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・
富山・石川・愛知・京都・大阪・奈良・兵庫・
岡山・広島・福岡
さらに、
「IIJmio DSL/SFサービス」は、2001年12月
3日より、
「IPv6 実験サービス」
（トンネル型、2002 年
3月31日まで無償）
に対応開始いたしました。
（＊）NTT工事費用は別途必要になります。
（＊）
フレッツ・ADSLの料金は含みません。
【IPv6実験サービス概要】
45Mbps
距離
∼200Km
1,400,000円
▲13%
2,000,000円
▲17%
3,000,000円
▲ 6%
などを未然に防ぐことが可能です。またオペレー
香港、マレーシア、タイ、フィリピン、韓国、中国、
ション回数に応じたシンプルな基本料金体系
インドネシア）
にてご利用いただけるようになります。
更に本サービスは 2002 年初旬に台湾でも提供を
することにより、ブロードバンド時代に最適な音声・
（1オペレーションあたり20,000円、100,000 通まで
映像配信専用ホスティング・サービスを提供いた
の配信含む）
を設定し、コスト面でもリーズナブル
します。
な価格設定を実現しました。
（＊）コンテンツの伝送速度
開始する予定です。
「A-Bone VPN Service」は、アジア地域をカバー
∼200Km
2,750,000円
▲24%
「メールオペレータサービス」では、メールアドレス
する多国籍企業向けネットワーク・ソリューション
∼600Km
4,000,000円
▲26%
2000 年 8月のサービス開始以来、
「ストリーミング
リスト及び送信内容（テキスト）
を専任オペレータ
サービスとして開発されました。アジア各国の通信
6,300,000円
▲13%
オンデマンドチャンネル」は、音声や映像、あるいは
に送付いただくだけで、選択いただいた配信日時
事業者と提携し、品質を重視した国際 V P N
5,500,000円
▲45%
プレゼンテーション・スライドなどの配信ソリュー
に、IIJバックボーンに直結した専用メールサーバ
（Virtual Private Network）
サービスを提供すること
ションとして、主に企業の広報活動やIR活動、講
から、メールマガジン配信を代行いたします。お客
により、PDM（Product Data Management）上の
演会やイベントなどでご利用いただいています。
様の独自ドメイン名をご利用いただけるほか、送信
製造・設計データや各種リアルタイムアプリケー
600Km超
∼200Km
600Mbps
改定率
∼600Km
600Km超
150Mbps
月額料金
ディスクエリアを 1GB（最大 10GB）に増強、更に
ファイルエンコード帯域（＊）の上限を500kbpsに拡大
∼600Km
600Km超
8,000,000円
▲47%
16,000,000円
▲20%
※上記料金にはローカルアクセス回線料金は含まれておりません。
これにより、
「IIJmio DSL/SF サービス」ユーザは
初期費用
0円
ストリーミングに特化したホスティング環境の提供
履歴や配送エラーとなったメールアドレスのレポー
ション・データなど、機密性の高いデータをアジア
ご自宅での IPv6 接続環境を構築できます。また、
月額料金
0円
と、同時アクセス数を保証するライセンス機能に
トも提供いたします。
域内で伝送・共有していただけます。
IIJ が参加する「IPv6 アクセス網及び情報家電に
IPアドレス
（IPv6）
1契約につき/48を固定的に割り当て
クロスウェイブ、
横浜データセンター着工
より、常時安定した音声・映像配信環境を提供
いたします。
クロスウェイブは、2003 年 1月からの稼動を予定し
個人向けサービス「IIJmio」でウイルス検出・駆除機能付きメールサービス開始
IIJは、2001年12月5日より、個人向けサービス
「IIJmio」のラインナップとして、ウイルス検出・駆除
初期費用
月額基本料金（＊3）
フティメールサービス」を開始いたしました。
メールアカウント
駆除機能は、メールの送受信に対応しており、トレ
ンドマイクロ株式会社の「InterScan VirusWall」を
採用しています。またメール送受信時のセキュリティ
向上のために、POP/SMTP over SSL（＊ 1）および
SMTP 認証（＊ 2）を実装しています。
また、サービス開始キャンペーンとして、2001年
【サービス概要】
初期費用
50,000円
約 40,000m2 に及ぶ日本最大級のデータセンター
月額費用
99,000円
0円
であり、今回は第一期事業として約 20,000m 2 相
基本ディスクエリア
1Gbytes
500kbps
500円/アカウント
当分の建設工事を行います。
基本帯域
ライセンス数
10
2∼20文字の間でお好みのアカウントを指定
（例：****@iijmio-mail.jp）
受信メール数
無制限
受信メール容量
無制限（但し1通あたりの容量は10MBまで）
メール保存期間
未読30日間、既読30日間
メール転送
2ヶ所まで指定可
その他の機能
ている横浜データセンター
（横浜市都筑区）
の建設
を開始しました。同データセンターは、総延床面積
【IIJmio セーフティメールサービス概要】
機能付きのメールアカウントサービス「IIJmioセー
「IIJmioセーフティメールサービス」のウイルス検出・
・POP/SMTP over SSL、SMTP認証を採用
・ウイルス検出・駆除
・APOP対応
・メールフィルタリング機能など
（＊ 3）
サービス開始キャンペーンとして、2001年 12月31日までの料金
は無料となります。
横浜データセンターは、大規模な免震構造を採用
しているほか、光ファイバー網で直結されたクロ
スウェイブの全国データセンター群とのマルチサ
＜オプションサービス＞
追加ディスクエリア（月額）
40,000円/1Gbytes
（最大10Gbytes）
追加ライセンス
（月額）
50,000円/10ライセンス
（最大100ライセンス）
イトオペレーションにより、災害時のバックアップ
作業アカウントの追加発行
10,000円/1件
体制を備えた堅固な運用サービスを提供致しま
ファイル設置代行
50,000円/1回
す。また 24時間365日体制による集中セキュリティ
【サービス概要】
今回のインドネシアでの「A-Bone VPN Service」
初期費用: 0 円
の提供開始により、メガメディアのインドネシア
オペレーション料金:
全土をカバーする25アクセスポイントをご利用い
20,000 円 / 1 オペレーション
ただける予定です。
（＊）
（100,000 通までのメール配送含む）
その他:
・お客様の独自ドメイン利用
AIH について
・送信履歴レポート
1995 年11月、アジア太平洋地域をカバーするインターネッ
・エラーアドレスレポート
ト・バックボーン・ネットワーク
（A-Bone）
を構築・運営する
（＊）100,000 通を超えた場合は、10,000 円/100,000 通単位の
従量課金。1,000,000 通以上は別途応相談。
会社として設立されました。IIJ、住友商事株式会社、NTT
コミュニケーションズ、伊藤忠商事株式会社、テレコムマレー
シア（マレーシア）
、シーエイティー
（タイ）
などを主要株主と
し、アジア太平洋地域の国々と世界を結ぶ高速・高品質
な情報インフラ環境を提供しています。
IIJグループ広報室
U R L：h t t p : / / w w w . i i j - m c . c o . j p /
メガメディアについて
システムの導入により、国内最高レベルの安全基
IIJ-MC ではストリーミングオンデマンドチャンネル
準を満たした、信頼性の高いファシリティサービス
のほか、インターネット中継サービス・コンテンツ
T E L：0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0
1996 年 9月、インドネシアの国際電話会社インドサット
（PT
を提供します。
のエンコーディング・加工・編集サービスといった
E - m a i l：p r e s s @ i i j . a d . j p
Indosat（TbK））の子会社として設立されました。インター
ネットサービス、CATV サービス、サーバーコロケーション
12月 31日までのサービス料金が無料となります。
インターネット・コンテンツに関する総合的なメディ
サービスなど、インドネシア国内の法人・個人顧客に高品質
この機会にぜひ、
「IIJmioセーフティメールサービ
ア配信サービスを提供しています。
なネットワークサービスを提供しています。
ス」にお申し込みください。
（＊ 1）POP/SMTP over SSL：メール送受信時にメールサーバとお客
様のメールソフトとの通信を暗号化する技術
（＊ 2）SMTP 認証：第三者によるメールサーバの不正利用を防ぎ、
システムの安定性を高める送信認証方式。現在は、POP
before SMTPという方式が一般的だが、SMTP 認証の方が
優れている。SMTP 認証に対応したメールソフト
（Outlook、
EUDORAなど）
でのみ利用可能。
4
AIH、インドネシアにて
“A-Bone
VPN Service”の提供を開始
IIJサポートセンター
U R L：h t t p : / / w w w . i i j m i o . j p /
株式会社クロスウェイブコミュニケーションズ広報室
U R L：h t t p : / / w w w . c w c . c o . j p /
T E L：0 3 - 5 2 0 5 - 4 4 3 3（年中無休 9：00 ∼ 19：00）
T E L：0 3 - 5 2 0 5 - 4 5 0 0
E - m a i l：i n f o @ i i j m i o . j p
E - m a i l：p r e s s @ c w c . c o . j p
IIJグループ広報室
U R L：h t t p : / / w w w . i i j - m c . c o . j p /
IIJグループ広報室
U R L：h t t p : / / w w w . a b o n e . n e t /
T E L：0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0
T E L：0 3 - 5 2 5 9 - 6 3 1 0
E - m a i l：p r e s s @ i i j . a d . j p
E - m a i l：i n f o @ a b o n e . n e t
5
天災が忘れた頃にやってきても
備えがあれば憂い無し
∼クライアント PC のディザスタリカバリ・ソリューション∼
仮に、PCのディスクが 2 年に一回クラッシュする
としよう。そうすると、PCを700 台使っている企業
注目されている。簡単に言えば、PC のハードディ
ディザスタリカバリ
スクがクラッシュした時に備え、PC のディスクの
では毎日どこかで PCがクラッシュしていることに
Connected
エージェントソフト
中身をバックアップシステムに保持しておくという
なる。
昨年あたりからSSP（Storage Service Provider）
と
ものだ。いわゆるインターネットディスクは、単なる
筆者自身、過去に 2 度のディスククラッシュを経験
いう言葉が様々なメディアに取り上げられている。
ディスクスペースであり、ローカルディスクと同じよ
IIJでは、2001年 4月から
「Backup4U Enterprise」
と
し、その度に、明け方まで復旧作業を行いながら、
大手メーカは競ってストレージビジネスへの注力を
うな位置付けである。ファイルの退避場所としても
いうサービスで、PCのディザスタリカバリ
・ソリューショ
バックアップをとっておかなかった自分を悔やみ、
発表し、ほとんどの視聴者には無縁とも思われる
利用できるが、バックアップ、ディザスタリカバリの
ンを提供している。このサービスは、米国Connected
挙句の果てに「過去は清算した！オレの人生はこれ
外資系大手ストレージメーカの TV - CMを目にした
ためのサービスではないため機能的に不十分で
社のシステムを利用したもので、以下の機能を備え
からだ！」などと自分を励ましてみたりする。そして、
方も多いだろう
（iij.news の読者の方は無縁では
ある。
ている。
ありませんが）
。IIJグループにおいても、IIJテクノロ
PC のバックアップとくれば、ファイルサーバをマウ
「備えあれば憂い無し」
、
「天災は忘れた頃にやっ
クライアント
Backup4U Enterprise
LAN
Windows Server
Connectedサーバソフト
・自動バックアップ
CD-R
DLT
ディスク容量などのサーバ構成は、
何世代保存するなどの要望に応じてサイジング
てくる」
、
「注意一秒怪我一生」やっぱり先人は正
ジーが様々なシステムにストレージサービスを提供
ントしてバックアップするという方法がすぐに思い
一度設定をすれば、後は自動的、定期的に
しい、これからはマジメにバックアップを取ろうと
している。
浮かぶ。そして、実際にそうしている企業は多い。
システムがバックアップする。
決心するのだが、
、
、2 週間もたたないうちに、
「ノド
この、ストレージ市場が急激に拡大しつつある背景
しかし、そのファイルサーバが十分に活用され、
もと過ぎれば熱さ忘れる」確かに、先人の言葉は
には、オンライントレーディングに代表される E コ
十分な効果を上げているところは意外なほど少
正しい。人間ってなかなか成長しない・・・・。
マースや、サプライチェーンマネジメントなどのシス
ない。
（IIJ でのセミナーアンケートによる）それが、
テム規模の拡大と信頼性の向上に加え、企業の
PC のディザスタリカバリ・ソリューションが拡大して
しかし、システムの成長は早い。今回の
『FOCUS』
基幹ネットワークの再構築によるサーバシステム
いる背景の一つになっている。
ファイルは圧縮・暗号化
（トリプル DES 112bit）
にランクされているという。Connected 社はそこに
では、そんな人間に代わってバックアップをする
および、データの集中化がある。
なぜ、ファイルサーバが十分に利用されないか？
されて、バックアップシステムへ転送・保存
着目し、1995 年から PC のライフサイクル（導入∼
システムである、PC のオンライン・ディザスタリカ
ストレージシステムはもはや単なるデータを安全
最大の理由は、ファイルサーバを使うのが「めん
される。
運用∼リプレース）
に対してのソリューションを開発、
バリ・システムを紹介しよう。
確実に設置、保持するハードウェアというだけで
どくさい」ために、ついついローカルディスクを
・Send Once
提供しており、2000 年時点で、ユーザ規模は300 社、
はなく、システム効率を最大化するためのツールと
利用してしまうということだろう。また、各支社支店、
同じユーザグループに同じファイルが存在す
して、そのソフトウェアに重点が置かれつつある。
部門等毎にファイルサーバを分散設置すると、
れば、誰か一人がバックアップすれば他の人
さて、このサーバシステムのストレージブーム
（？）
を
サーバの数が多くなり、その運用管理が十分で
のバックアップ時に、その同じファイルは転送
企業のモバイルコンピューティング環境の整備や
Backup4U Enterprise お問い合わせ先
生み出した米国では、今度は、クライアントPC 向け
ないために利用されなくなるという問題もある。
されない。
オフィススペースの効率化によって
（デスクトップ機に
IIJインフォメーションセンター
のソリューションが拡大しつつある。中でも、PC ディ
結果、依然として PC のバックアップは解決されて
ザスタリカバリを主たる目的としたソリューションが
いない。
事業所
モバイル
画面イメージ
…
PCバックアップシステム
バックアップ時は、更新されたファイルだけを
Connected 社のデータでは、PC の復旧は、3 時間
バックアップする。
から長い場合で 3日を要する問題であり、企業情報
・圧縮・暗号化
■ IIJ Backup4U Enterprise
月額料金
サービス種別
システム部門のヘルプデスク関連で常にトップ 10
Lite
100MBまで（データのみ）
30,000円/月（10アカウント含む）
追加1,200円/アカウント・月
FullData
無制限（データのみ）
45,000円/月（10アカウント含む）
追加3,000円/アカウント・月
FullSystem
無制限（実行ファイル可）
50,000円/月（10アカウント含む）
追加3,500円/アカウント・月
60万ライセンスに達している。
比べて）壊れやすいノートPC（ノートPC は、デスク
これらの機能により、エンドユーザがほとんど操作
トップ機に比べて、53%も TCO が高いというデー
することなく、自動的にバックアップが行われる。
タがある）の導入が進んでいる。ハードディスクの
そして、PCのディスクがクラッシュした時には、バッ
クラッシュによって失うデータの価値を、単純に
URL
TEL
E-mail
http://www.iij.ad.jp/
03- 520 5-446 6
[email protected]
クアップシステムから元のデータをリトリーブすれば
金額には換算することはできないが、PC のディザ
個別システム構築お問い合わせ先
よい。
（自分を後悔することもなく、長続きしない
スタリカバリはもはや、PC の調達、維持管理コスト
IIJテクノロジー営業部
決心をする必要もない）
として考えるべきだろう。
URL
TEL
E-mail
LAN
ところで、企業の中で最もディザスタリカバリを求め
インターネット
図 2：個別システムのイメージ
・差分バックアップ
ているといわれるR&D部門では、そこで扱うファ
http://www.iij-tech.co.jp/
03 -52 59-6 250
[email protected]
お試し利用のご案内
イルは極めて機密性が高く、MOなどのリムーバブ
IIJデータセンター
ルメディアの利用はもちろん、インターネットを介し
IIJ の「Backup4U Enterprise」では、最大 1ヶ月間
てのデータ交換が厳しく制限されている。
のお試し利用（無料）が可能です。是非この機会
よって、IIJ では、ニーズに応じて個別のディザス
にお試しください。
タリカバリシステムの構築も行っている。これは、
バックアップ用サーバ
図 1：Backup4U Enterpriseのサービスイメージ
完全に閉じたシステムであり、企業内部のLAN上に
（金子健ソリューション推進営業部次長）
システムを構築するものである。
6
7
技術
連載
インターネットルーティング
初回のIPルーティングの基本的な事柄から
AS
始まり、スタティックルーティング、ダイナミック
ルーティングと連載を続けてきました。
今回は世界最大の IP ネットワークであるイン
インターネットは、ある単一の組織が管理、運営
第6回
ては BGP4（ B o r d e r G a t e w a y P r o t o c o l
属性の先頭に経由する AS 番号が追加されて
AS10ではルータAとルータBが外部のASから
このように図 1 を現実に運用されている構成
Version 4）がデファクトスタンダードとなって
いきます。通常は AS パス長が短い経路が優先
BGP で経路を受信していますが、その情報を
に即して修正したのが図 4 になります。AS 内
います。AS とIGP、EGP の関係を図にあらわ
されます。
互いに配布することにより、AS 全体としてど
のルータでもBGP が使われていますが、それ
すと図 1 のようになります。
図 2 では、AS10 に存在する 10.0.0.0/8という
の経路を採用するのかを決定します。また、
は AS 外部の経路交換のためであり、AS 内部
ターネットのルーティングについてご紹介させ
しているネットワークではなく、その名のとおり
ネットワークの経路情報が、BGP で他 AS へ
ルータBが AS100 の経路情報を AS200 に広報
の経路交換のために OSPF が運用されている
ていただこうと思いますが、インターネットは
多くのネットワークが相互に接続して構成され
伝播する際のAS パス属性の変化を示してい
するためには、ルータAがAS100から受け取っ
ことに注意してください。iBGP のためには、
IPネットワークの一つであり、ルーティングの
たネットワークです。専用回線を通じてIIJと
ます。AS20 からAS30 への経路広報を見ると
た経路情報が必要となり、そのためにもルー
AS 内の各ルータ間で TCP のセッションが張ら
基本は他の IP ネットワークと何ら変わるもの
接続されているユーザの皆様のネットワークも
わかるように、採用された経路情報だけが隣
タAとルータB の間の iBGP が必要となります。
れますが、そのときにルータ間で通信できる
接 AS に広報されます。
さて、ルータCやルータDは、他 ASの経路情報
のは AS 内で IGP として OSPF が運用されて
をどのようにして受け取るのでしょうか。ルー
いるからに他なりません。
AS100
AS200
IGP
IGP
EGP
ルータ
ではありません。ただ、そのネットワークの
インターネットの一部です。
大きさゆえに、それに対応するための仕組み
ルーティングという側面から見ると、インター
ルータA
ネットは AS（Autonomous System）の集合体
IGP
が必要となります。
EGP
ルータB
IGP
ルータC
IGP
と訳され、共通の管理主体の下で、共通の
インターネットのルーティング
EGP
AS10
IGP
であると言えます。AS とは自律システムなど
ルーティングポリシーで運用されるネットワーク
ルータ
図2
AS15
宛先：10.0.0.0/8
ASパス：20 10
宛先：10.0.0.0/8
ASパス：15 10
の集合を意味します。必ずしも正確ではあり
ませんが、個々のプロバイダが一つのAS を
8
前回までは、代表的なルーティングプロトコル
構成していると考えていただくと、イメージが
として RIP と OSPF を取り上げました。企業
しやすいかもしれません。
ネットワークを構築、運用されている皆様の中
AS を識別するためには、16 ビットの数値が
には、IGRPなどのベンダー固有のルーティング
割り当てられており、通常は 10 進数で表現さ
BGP は RIP や OSPF とは異なるいくつかの
プロトコルを利用されている方もいらっしゃる
れます。例えば、IIJのAS 番号は 2497、NTT
特徴をもっています。RIP や OSPFと対比しな
路を、OSPF の仕組みを使って、AS10内に
AS10
ルータD
図1
タA、ルータBは BGP4によって受け取った経
宛先：10.0.0.0/8
ASパス：10
宛先：10.0.0.0/8
ASパス：10
AS20
宛先：10.0.0.0/8
ASパス：20 10
BGP の特徴
コムの OCN は 4713 です。KDDI は旧 KDD
がら、その特徴をご説明していきましょう。
OSPF を使われているのではないかと思い
の 2516、旧 DDI の 4732と二つの ASを運用し
ます。
ています。
さて、インターネットにおけるルーティングはどの
ように行われているのでしょうか。言うまでも
AS200
ルータAとルータBが AS10内のOSPF において
eBGP
ルータ
ASBRとして動作するという一見素直なネット
eBGP
ワーク構成ですが、インターネットを構成して
ルータA
A S 2 0ではA S 1 0とA S 1 5から1 0 . 0 . 0 . 0 / 8の経路
情報を受け取るが、A S 1 0からの情報のほうがA S
パス長が短いので、そちらの情報を採用し、それを
AS10
ルータ
eBGP
ルータB
いるプロバイダのネットワークではあまり用いら
れません。インターネットでは100,000もの経路
AS30
かもしれませんが、多くの皆様は RIPもしくは
AS100
external routeとして広報することができます。
ルータC
が BGP で交換されており、それを AS 内の
OSPFに広報してしまうと、OSPFのデータベー
図4
iBGP
OSPF
ルータD
スを肥大化させるだけでなく、インターネット全
体の不安定さを AS 内の OSPF に持ち込んで
次回は BGP の代表的な経路属性について
BGP による経路情報の交換は、TCPのセッ
しまうという観点から、このような構成は推奨
ご紹介します。
ションを張った 2 台のルータ間で行われます。
されていません。
第 4 回の OSPF にて ASBR（AS Boundary
セッションが確立されたときには、互いが持っ
ルータC やルータDに AS 外部の経路情報を
Router）
という用語が出てきたのを記憶してい
ている経路情報をすべて送信し合いますが、
広報するために、
ここでもiBGPが使われます。
もとにAS15とAS30に対して10.0.0.0/8を広報する
BGP と IGP の実際
なく、インターネットは世界最大の IPネットワーク
る方もいらっしゃるかもしれません。ASBR は
それ以降は変化があったときに、その差分だ
ですが、IP のネットワークである以上、ルータ
OSPF で制御されたネットワークの外部の経路
けが送信されます。変化があったときに差分
によって構成され、各ルータがルーティング
を external routeとしてOSPFネットワーク内へ
が送信される点は OSPFと同じですが、OSPF
図1に戻って、EGPとしてBGP、IGPとしてOSPF
ため、iBGP は全ルータ間でメッシュ状に設定
テーブルを持ち、そのルーティングテーブルに
広報するルータでした。AS の境界
（Boundary）
にあったリフレッシュという概念もなく、大量の
を利用したネットワークを考えてみましょう。
する必要があることに注意してください。
したがってパケットの転送を行うという点にお
にあるルータという名称とその役割から想像
経路情報を扱いやすい設計になっています。
異なるAS 間で BGP による経路情報の交換を
いては、皆さんの運用されているIPネットワーク
できるように、OSPF は AS 内で経路情報を交
RIP や OSPF の場合、経路の属性としては
行う場合、経路交換を行うルータはそれぞれの
と何ら変わりはありません。
換するためのプロトコルなのです。このような
コストという数値情報しか存在せず、その大小
AS の境界に位置して（OSPF では Boundary
連載の第 1 回にも簡単に触れましたように、
プロトコルを総称して IGP（Interior Gateway
だけによって経路の優先度が決まります。
Router でしたが、BGP では Border Routerと
IIJ 技術本部運用部次長
島上純一
BGP では iBGP で受け取った経路は iBGPで
再配布されないという規則になっている
（図 3）
現在、インターネットには100,000 程度の経路が
Protocol）
と呼び、RIPもその範疇に分類され
BGP の場合はいくつかの属性が定義されて
呼びます）
、互いに直接のリンクで接続されて
存在します。これだけ多くの経路をスタティック
ます。
おり、それらを組み合わせることにより、どの
いる必要があります。図 1 の場合、ルータAと
ルーティングで制御するのは極めて困難で
一方、
インターネットが AS の集合体である以上、
経路を優先させるなどのポリシーを実現する
AS100 のルータ、ルータ B と AS200 のルータ
あり、皆様のご想像のとおり、ルーティングは
AS と AS の間で経路情報の交換が行われる
ことができます。
がそれぞれ隣接して、BGP で経路交換を行い
ダイナミックに行われています。しかし、RIP
必要があります。このAS 間ルーティングに使
BGP で定義されている各属性については
ます。このような他 AS との BGP を external
や OSPF の仕組みと動作を理解してしまうと、
われるルーティングプロトコルを総称して EGP
次回に説明しますが、BGP において最も特徴
BGP（eBGP）
と言います。
インターネット全体のルーティングが R I P や
（Exterior Gateway Protocol）
と言います。
的な属性が AS パス属性です。RIP で経由す
一方で、BGP で経路交換を行っているルータ
OSPF で制御されていることはないであろうこ
RIP、OSPF などいくつかのプロトコルが実際
るルータが増えるごとにコストが足されたのと
は AS 内でも BGP で経路交換を行います。
とも容易に想像できることかと思います。
に利用されている IGP に対して、EGP に関し
同様に、経由する AS が増えるごとに AS パス
これを internal BGP（ iBGP）と言います。
AS200
図3
2
ルータA
ルータ
ルータB
1
2
3
AS10
ルータC
4
3
ルータD
1
AS200か
らeBGPにてルータBに経路が広報される。
2
ルータBはeBGPで受け取った経路をiBGPでA10内のルータに広報
する。
3
ルータCに着目する
と、ルータCは隣接するルータAとルータDとiBGP
セッションを持っているものの、iBGPで受け取った経路はiBGPで
再配布しない規則のため、
ルータAやルータDに広報することはない。
4
したがって、
ルータDにその経路を広報するためには、ルータBとルータD
の間にiBGPセッションを設定し、ルータBから直接ルータDに経路を
広報する必要がある。
9
INF O R M AT IO N
IIJ CDNソリューション・セミナー
開催のご案内
IIJ4U ／ IIJmio 会員限定
CDN JAPAN コンテンツ配信実験のご案内
フレッツ・ADSL、8Mタイプ申し込み取次ぎ開始
ならびにキャンペーン期間延長のお知らせ
IIJ4U フレッツ・ADSL 接続オプション
8M タイプ対応のお知らせ
ブロードバンド時代の到来に伴い、本格的なコンテンツ配信のビジネス
IIJ4U および IIJmio 会員のブロードバンド回線をご利用のお客様に
フレッツ・ADSL回線申し込みの取次ぎサービスにおいて、8Mタイプの
IIJ4U では、2001 年 12月 25 日よりフレッツ・ADSL 接続オプションに
モデルを構築するためのプラットフォームが求められています。コンテ
限り、信頼性が高くハイクオリティなコンテンツ配信を行う C D N
取次ぎを開始いたしましたのでご案内いたします。
おいて、NTT 地域会社が提供予定のフレッツ・ADSL、8M タイプに
ンツ提供者にとって、配信ビジネスの最も大きな課題となるのが、課金
JAPAN の配信実験として、エンターテイメントを中心とした多彩なコン
本タイプの追加により、お申し込み時に「1.5Mタイプ」
と「8Mタイプ」
の
対応いたしますのでご案内いたします。
に耐えうる高品質な配信技術と不正コピーの防止です。このような課題
テンツを無料でご覧いただけます。
何れか 1 つをお客様の用途にあわせてご選択いただくことができます。
を解決し、認証、課金、決済、不正利用防止等の各種コンテンツ管理
対象の会員であれば、どなたでもご覧いただけますので、是非この
機能を実装した、国内最大の統合配信プラットフォームを提供している
機会にブロードバンドコンテンツをお楽しみください。
のが「CDN JAPAN」です。
今回の対応による、IIJ4U のフレッツ・ADSL 接続オプションの月額
なお、8M タイプの追加にあわせて、
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2002 年 3月31日まで期間延長！是非この機会にお申し込みください！
＜コンテンツ配信概要＞
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料金（1,400 円）や設定の変更はありません。
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（火）∼ 2002 年 3月31日
（日）
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コンテンツ配信の仕組みを技術的に解説していただくほか、ストリーミ
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2002 年 3月31日
（日）
まで
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ング配信で数々の実績をもつIIJメディアコミュニケーションズがストリー
ミングの最新技術動向について講演いたします。また、すでに CDN
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【対象】
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JAPAN に参加いただいているコンテンツ事業者様による、コンテンツ
IIJ4U 会員（＊ 1）、および IIJmio 会員（＊ 2）
※期間中に所定の申込みを経て、フレッツ・ADSL 回線を開通した方が対象となります。
配信事例のご紹介も予定しています。
＊ 1：フレッツ・ADSL 接続オプション、または Bフレッツをご利用のユーザに限ります。
＊ 2：IIJmio で提供するADSL 接続サービスをご利用のユーザに限ります。
■利用対象サービス
※都合により日程が変更になる場合があります。
フレッツ・ADSL 接続オプション月額料金：1,400 円
個人向けサービス
ご多忙の折とは存じますが、皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げ
ております。
【WWW ブラウザ】
※ IIJ4U の月額基本料金（800 円）が別途かかります。
※本サービスを月の途中からご利用開始いただく場合、フレッツ・ADSL 接続オプション料金
は日割となります。
「IIJ4Uフレッツ・ADSL 接続オプション」
Internet Explorer 5.5以上を推奨
サービス開始予定日：2001 年 12月25日
（火）
「IIJmio DSL/SFサービス」
法人向けサービス
■ テーマ：ブロードバンド時代のコンテンツビジネス
∼CDNプラットフォームとストリーミング技術∼
■ 会期： 2002年1月18日
（金） 13：30∼17：30（受付開始 13：00）
■ 会場： IIJ本社 3F大会議室
東京都千代田区神田錦町3-13 竹橋安田ビル
■ 参加費：無料（完全予約制）
■ 定員： 90名（お申込み多数の場合は、誠に勝手ながら抽選とさせていただきます。）
■ お申込方法 :
下記URLからオンラインで、2002年1月11日（金）までにお申込みください。
受付完了後、開催日2日前までにFAXにて受講票をお送りします。
◎受付URL：http://www.iij.ad.jp/seminar/
■ プログラム： 13:30 コンテンツビジネスのための統合プラットフォーム ― CDN JAPAN
株式会社インターネットイニシアティブ
取締役マーケティング本部副本部長保条英司
14:10 シスコのブロードバンドCDNソリューション（仮）
シスコシステムズ株式会社
ネットワークソリューションセンターアプリケーションネットワーク部
シニアシステムズエンジニア杉本直之氏
14:50 ［Coffee Break］
【コンテンツ配信の仕様・詳細】
http://www.iij.ad.jp/cdnj4u/
16:30
株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ（タイトル・講師、調整中）
17:00 MTV Japanのビジネス展開
エム・ティー・ヴィー・ジャパン株式会社
取締役事業戦略本部長平野 Akey氏
17:30
終了
※プログラムの内容・講師等は都合により変更となる場合があります。
最新情報は下記URLをご参照ください。
IIJ CDN ソリューション・セミナー事務局
U R L：h t t p : / / w w w . i i j . a d . j p / s e m i n a r /
「IIJエンタープライズダイアルアップ IPサービス」
フレッツ・ADSL についてのお問い合わせ先
T E L：1 1 6（局番なし）
■お申込みの流れ
【ご利用にあたり】
・配信サービスの利用にあたり、IIJ4U、または IIJmio にてオプション
・コンテンツをご覧になるには、別途、CDN JAPANに会員登録が必要
URL：
（東日本） http://www.ntt-east.co.jp/flets/
1. 申込みフォームに登録
下記URLよりご登録いただけます。
2.申込み確認メールの受信
代理店よりお客様宛にメール、
またはFAXが送信されます。
3.NTTからのコンサルティング
NTTよりお客様に工事に関する
ご連絡が入ります。
4.フレッツ・ADSL接続ツールのご連絡
NTTより送付されます。
等の設定は不要です。
URL：
（西日本） http://www.ntt-west.co.jp/flets/
IIJ4Uのフレッツ・ADSLオプションについてのお問い合わせ先
URL：http://www.iij4u.or.jp/Guide/lipa.html
です。
（登録無料）
・本サービスは、ダイアルアップ接続のユーザ、および IIJ 法人向け
5.回線工事
サービスをご利用のお客様には提供しておりませんので、あらかじめ
ご了承願います。
15:10 CDNと連携したオラクルのコンテンツ・セキュリティ・ソリューション
日本オラクル株式会社
ブロードバンドビジネス開発部シニアマネジャー物袋良雄氏
15:50 ストリーミング技術の課題と将来
株式会社アイアイジェイメディアコミュニケーションズ
技術部山本文治
「IIJ DSL/F サービス」
CDN JAPAN 事務局
E - mail：[email protected]
6.IIJサービスへの利用登録
お客様にてIIJサービスの設定、
もしくは申込みを行っていただきます。
7.ギフトカード送付
回線開通後、約2ヶ月程度で
代理店よりお届けいたします。
■注意事項
●フレッツ・ADSL 回線の利用開始に併せて、別途 IIJ サービスへの利用登録が必要です。
● NTT 東日本・西日本に直接「フレッツ・ADSL 」
をお申込みされた場合は、当キャンペーンの
対象となりませんのであらかじめご了承ください。
● 1.5M タイプから8M タイプへの変更は可能ですが、キャンペーン特典の対象にはなりません。
● 8M タイプの提供は 2001 年 12月25日から開始予定となりますので、それまでは当タイプの
取次ぎは事前予約申し込みとなります。
●ギフトカードのプレゼントは、回線開通より2 ヶ月程度で MSC よりお届けいたします。
プレゼントの送付先はお申込みの際にご登録いただきましたご連絡住所宛になります。
●特典の譲渡や、ギフトカードの券種は選択できません。
●本キャンペーンページからの申込みは、IIJ サービスをご利用になるお客様に限ります。
SLA 遅延時間＊の実績
遅延時間の統計（2001年 2 月∼ 2001年 11 月）
SLA Latency Value
35ms
Mean Value
IIJ C D Nソリューション・セミナー開催要項
保証値（30ms）
30ms
25ms
20ms
19.13ms 18.33ms 17.41ms 16.93ms 18.53ms 17.54ms 17.26ms 17.64ms 17.02ms 16.63ms
15ms
10ms
2001/02 2001/03 2001/04 2001/05 2001/06 2001/07 2001/08 2001/09 2001/10 2001/11
キャンペーンの詳細、フレッツ・ADSL 回線のお申込みは
URL：http://www.iij.ad.jp/fletsapply.html
SLAの詳細は
URL：http://www.iij.ad.jp/SLA/
E - m a i l：s e m i n a r - i n f o @ i i j . a d . j p
T E L：0 3 - 5 2 5 9 - 6 1 0 9
I N FOR M AT I ON
10
11
GLOBAL NETWORK
IIJバックボーンマップ（2001年11月22日現在）
6Mbps
浦和
仙台
DC
JPNAP
JAPAN
西東京
仙台
柏
ASIA
Hong
Kong
6Mbps
45Mbps
1Gbps
6Mbps
China
Thailand
千葉
6Mbps
札幌
Korea
Malaysia
東京
第2DC
6Mbps
東京
第1DC
札幌
DC
AIH
Indonesia
東京
100Mbps
FDDI
有明
Singapore
Philippines
1Gbps
Taiwan
NSPIXP2
（WIDE）
横浜
DC
SINET
20Mbps
岡崎
富山
横浜
名古屋
DC
6Mbps
45Mbps
6Mbps
名古屋
MAE WEST
-ATM
浜松
6Mbps
×2
金沢
PAIX
45Mbps
×2
100Mbps
WIDE
1.5Mbps
大阪
DC
京都
京都
DC
45Mbps
大阪
IIJ
San Jose
IIJ
Palo Alto
IIJ
New York
45Mbps
MAE EAST
-ATM
神戸
100Mbps
福岡
DC
岡山
沖縄
New York
（NYIIX）
高松
広島
45Mbps
×2
EUnet
To
Europe
NY-NAP
6Mbps×2
福岡
6Mbps
6Mbps
U.S.A
熊本
EUROPE
6Mbps
STM-1 : 150Mbps
STM-4c : 600Mbps
北九州
※最新のバックボーン情報は、
http://www.iij.ad.jp/net work /をご覧下さい。
株式会社インタ−ネットイニシアティブ
vol. 40 DECEMBER 2001
発行株式会社インタ−ネットイニシアティブ
営業企画部 T E L : 0 3- 5 2 5 9- 6 1 0 9
E - m a i l: i n f o @ i i j . a d . j p
本社東京都千代田区神田錦町 3-13 竹橋安田ビル〒 101-0054
TEL ：03-5205-4466 E-mail ：[email protected]
関西支社大阪府大阪市西区江戸堀 2-1-1 江戸堀センタービル 19F 〒 550-0002
TEL ：06-4803-9500 E-mail ：[email protected]
名古屋支社愛知県名古屋市中村区名駅南 1-24-30 名古屋三井ビルディング本館 3F 〒 450-0003
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札幌支店北海道札幌市中央区北三条西 3-1-25 札幌北三条第一生命ビル〒 060-0003
T E L ： 0 1 1- 2 1 8 - 3 3 1 1 E - m a i l ： i n f o @ s a p p o r o . i i j . a d . j p
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『 iij.news』バックナンバーをご覧いただけます。
東北支店宮城県仙台市青葉区一番町 4-6-1 仙台第一生命タワービル 3F 〒 980-0811
TEL ：022 -216 -5650 E-mail：[email protected]
北陸支店富山県富山市牛島新町 5-5 タワー 111 10F 〒 930-0856
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中四国支店広島県広島市南区稲荷町 2-16 広島稲荷町第一生命ビル 11F 〒 732-0827
TEL ：082 -506 -0700 E-mail：[email protected]
＊この冊子の内容はサービス形態・価格など予告なしに変更することがあります。
（2001年12月作成）
＊表示価格には、消費税は含まれておりません。
＊ IIJ、IIJ4U、IIJ-MC、IIJ-Tech、SEIL は株式会社インタ−ネットイニシアティブの登録商標または商標です。
＊記載されている企業名あるいは製品名は、一般に各社の登録商標または商標です。
九州支店
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沖縄営業所
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