Installation manual

SimaPro 7.3
インストレーションマニュアル
2011 年 3 月
奥付
タイトル :
SimaPro 7.3 インストレーションマニュアル
作成者
PRé Consultants
Chris de Gelder, Michiel Oele, Vincent Cleij,
Michael Moore
バージョン:
日付:
言語:
フォーマット:
1.07
2011 年 3 月
日本語
PDF ファイル
著作権:
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目次
1.
シングルユーザバージョンのインストレーション ............................... 1
1.1
インストレーションの手順 ..................................................................... 1
1.1.1 インストレーション ..................................................................... 1
1.1.2 ネットワークドライブでのシングルユーザデータベースの使用 ................ 1
2.
マルチユーザバージョンのインストレーション.................................. 2
2.1
2.5
2.6
マルチユーザ構成 ................................................................................ 2
2.1.1 Windows ネットワーク上での構成 .................................................... 3
2.1.2 アプリケーションサーバへのインストール ......................................... 3
2.1.3 ファイヤーウォール ..................................................................... 3
2.1.4 アンチウイルスソフトとの互換性 .................................................... 3
SIMAPRO 7.3 データベースサーバのインストール ........................................... 4
2.2.1 スタンドアローン/コンソールアプリケーションとしてのインストレーション4
2.2.2 サービスとしての SimaPro データベースサーバのインストール ................ 4
2.2.3 サーバ設定の変更 ........................................................................ 5
SIMAPRO 7.3 マルチユーザ(クライアント)のインストール ............................. 6
2.3.1 インストレーション ..................................................................... 6
SIMAPRO マルチユーザの擬似シングルユーザとしての使用 ............................... 7
2.4.1 プロジェクトの移行 ..................................................................... 7
2.4.2 TCP に関する問題 ........................................................................ 7
クライアントの自動設定(CLASSROOM) ......................................................... 8
WINDOWS からのユーザのインポート .......................................................... 8
3.
SIMAPRO7.3 システム要件............................................................. 9
3.1
SIMAPRO 7.3 シングル/マルチユーザクライアントのシステム要件 ..................... 9
3.1.1 オペレーティングシステム(OS) .................................................... 9
3.1.2 64 ビット Windows OS ................................................................... 9
3.1.3 内部メモリ ................................................................................ 9
3.1.4 スクリーン解像度 ........................................................................ 9
3.1.5 プロセッサ ................................................................................ 9
3.1.6 ハードディスク ........................................................................... 9
SIMAPRO7.3 データベースサーバのシステム ................................................. 9
3.2.1 オペレーティングシステム ............................................................. 9
3.2.2 内部メモリ ................................................................................ 9
3.2.3 ハードディスク .......................................................................... 10
2.2
2.3
2.4
3.2
4.
特別な状況での SIMAPRO の使用 ................................................... 11
4.1
4.2
ターミナルサービスで SIMAPRO を稼動 ...................................................... 11
MACINTOSH または LINUX 上での SIMAPRO の稼動 .............................................. 11
5.
6.
7.
8.
9.
10.
アクティベーション ................................................................
アップデート ........................................................................
データベースのバックアップ .....................................................
データベースの互換性 .............................................................
言語サポート ........................................................................
サポート .............................................................................
11
11
12
12
13
13
付録:SIMAPRO ディレクトリ ............................................................. 14
ソフトウェア .................................................................................... 14
マニュアル ....................................................................................... 14
SimaPro 7.3 データベース ..................................................................... 14
ライセンス ....................................................................................... 14
ユーザ出力およびエクスポート .............................................................. 14
付録:ターミナルサーバの設定 ......................................................... 15
テクニカル要件 ......................................................................................... 15
サーバ要件 ....................................................................................... 15
クライアントセッション要件 ................................................................. 16
リモートクライアント要件 .................................................................... 16
インストレーション .................................................................................... 16
メンテナンス ............................................................................................ 17
バックアップ .................................................................................... 17
データベースサーバのクラッシュ ........................................................... 17
データベースとプログラム管理 .............................................................. 17
ロックされたユーザーセッション ........................................................... 17
1. シングルユーザバージョンのインストレーション
SimaPro 7.3 シングルユーザのインストールでは、SimaPro アナリスト、SimaPro コンパクト、SimaPro デ
ベロッパーの期限付き/無期限ライセンス、または教育バージョンのSimaPro PhDライセンスをインストー
ルできます。インストール中に登録名と登録コードの入力が必要です。
インストレーションファイルは、SimaPro 7.3 CD-ROM に収録されています。また、いつでも
www.pre.nl/simapro/install からファイルをダウンロードすることができます(英語版のみ)。インス
トールプログラムは、ユーザの登録名と登録コードに基づき、最新のSimaPro のバージョンと、それに付
随するデータベースをインストールします。インストール後、アクティベーションが必要となります
アクティベーションはユーザライセンスごとに一度限りとなります(一度のインストールのみ可能です)。
SimaPro を他のコンピューターに移動させる場合は、まずディアクティベーション(無効化)を行います。ディ
アクティベーションはインターネット接続中にソフトウェアをアンインストールすることにより可能となります。
SimaPro シングルユーザバージョンを複数で共有したい場合、Windows リモートデスクトップ接続、または
Citrix XenApp を使用して SimaPro への接続を可能にすることをお薦めします。
ソフトウェアとデータベースのアップデートに関するガイダンスは、専用のマニュアルにありますので、そちら
をご覧ください。SimaProのヘルプメニューより参照することも可能です。
1.1 インストレーションの手順
1.1.1 インストレーション
ステップ 1
CD-ROM ドライブに SimaPro 7.3 CD-ROM を挿入するか、または www.pre.nl/simapro/install より
SimaPro プレインストーラファイルをダウンロードし、インストールしてください。これにより、
CD-ROM の部分的なイメージを PC にインストールすることができます。
画面にインストレーションメニューが表示されます。表示されない場合は、次の手順を実行してください。
 Windows エクスプローラーを起動。

CD-ROM ドライブを選択。

[CDSTART] をダブルクリック
ステップ 2 インストレーションメニューの [インストール] をクリックしてから、[SimaProシングルユーザイン
ストール] をクリックしてください。
ステップ 3 画面上の指示に従ってください。
データベースのインストール先に、たとえばサーバドライブなど、別のディレクトリを選択することもできます。
バックアップ上の理由からこれが望ましいケースもあります。その場合、エンドユーザのディレクトリへの
read/writeアクセスを可能にする必要があります。
ステップ 4 SimaProの初回起動時に、ライセンスのアクティベーションが必要となります。アクティベーショ
ンはインターネット経由で自動的に行うことができます。万が一、アクティベーションサーバへの接続がファイ
ヤーウォールによりブロックされた場合、マニュアル手順を選択してださい(2.1.3をご参照ください)。
以上で SimaPro の使用が可能となります。
1.1.2 ネットワークドライブでのシングルユーザデータベースの使用
ネットワークサーバ上にデータベースを置いて使用する方法もあります。これは、バックアップの理由から望ま
しい方法ですが、シングルユーザデータベースは一度に複数ユーザで利用することはできません。
1
インストレーション時に、SimaPro データベースのインストール先のドライブとパスを指定することができます。
デフォルトディレクトリにデータベースをすでにインストールした場合でも、希望する新しいロケーションに移
動することができます。データベースを移動するには、まずSimaPro が閉じていることを確認し、Windows エク
スプローラーを使って、データベースを(サーバ上の新しいロケーションに)移動またはコピーします。
SimaPro 7.3 データベースは、*.nx1 を拡張子とする77個のファイルで構成されています。ファイルは相互に関連
しているので、77個のすべてのファイルを移動することが重要です。
次に、SimaPro を起動し、[ファイル] メニューから [SimaPro データベースを開く] を選択してくださ
い。[参照] で検索し、サーバ上のデータベースディレクトリを選択してください。ローカルにインストールされ
ているデータベースが不要であれば、削除することもできます。
2. マルチユーザバージョンのインストレーション
SimaPro 7.3 マルチユーザインストレーションでは、SimaPro 7.3 マルチユーザバージョン(教育用クラスルーム
バージョンを含む)の期限付き/無期限ライセンスをインストールします。インストール時に登録名と登録コー
ドを入力します。
マルチユーザバージョンのインストレーションには、2 つのステップが必要です。
1.
2.
SimaPro データベースサーバのインストール
クライアントのインストール
インストレーションファイルは、SimaPro CD-ROM に収録されています。また、いつでも
www.pre.nl/simapro/install から最新のインストレーションファイルをダウンロードすることができます。
インストールプログラムは、ユーザの登録名と登録コードに基づき、最新のSimaPro のバージョンと、それに付
随するデータベースをインストールします。インストール後、アクティベーションが必要となります(教育用ク
ラスルームバージョン除く)。
アクティベーションはユーザライセンスごとに一度限りとなります(ユーザ数だけインストールが必要となりま
す)。SimaPro クライアントを他のコンピューターに移動させる場合は、まずディアクティベーション(無効化)
を行います。ディアクティベーションはインターネット接続中にソフトウェアをアンインストールすることによ
り可能となります。
ソフトウェアとデータベースのアップデートに関するガイダンスは、専用のマニュアルにありますので、そちら
をご覧ください。SimaPro のヘルプメニューより参照することも可能です。
2.1 マルチユーザ構成
SimaPro マルチユーザは、いわゆるクライアントサーバプリケーションです。クライアントはSimaPro 7.2 マル
チユーザソフトウェアであり、計算を実行し、ユーザ入力を処理します。サーバは、データのストレージを制御
するプログラムです。ユーザ数の確認を行い、SimaPro データベースサーバと呼ばれます。
SimaPro データベースサーバにより、複数のクライアントが単一のSimaPro データベース上で作業することがで
きます。
従って、SimaPro データベースサーバを稼動するコンピューターとSimaPro マルチユーザクライアントを稼動す
るコンピューターが必要となります。ほとんどの場合、SimaPro データベースサーバ稼動用に
Windows2003/2008 サーバまたは専用コンピューターを使います。
また、クライアントとサーバを同じコンピューターにインストールすることも可能です。
SimaProデータベースサーバとSimaProクライアントが(有線)ローカルエリアネットワーク(LAN)によって接続さ
れている場合、SimaProデータベースサーバはネットワークサーバ上にインストールすることができます。無線
ネットワークが使用されている場合は、大量のデータトラフィックを処理できる高帯域幅、高速のネットワーク
であることが必要です。それ以外の場合は計算は遅くなります。接続が長距離接続(WAN)、VPN、またはリモー
トサイトの場合、Microsoftリモートデスクトップ、VMwareサーバまたは Citrix XenAppのようなアプリケーショ
ンサーバでインストールされなければいけません。
2
2.1.1 Windows ネットワーク上での構成
2.1.1.1 ネットワークサーバ上の SimaPro データベースサーバ
ほとんどの場合、以下のような構成となります。




SimaPro データベースサーバ:
SimaPro クライアント:
プロトコル:
ネットワーク:
Windows 2003/2008 Server、XP、Vista または Windows 7
Windows XP、Windows Vista または Windows 7
TCP/IP
Wired Ethernet(イーサネット)
2.1.1.2 ワークステーション上の SimaPro データベースサーバ
Windows OSが搭載された任意のワークステーションにSimaPro データベースサーバをインストールすることがで
きます。SimaPro ユーザがSimaPro 7.3 マルチユーザを稼動しようとするときには、このワークステーションと
SimaPro データベースサーバの両方が稼動していなければなりません。
SimaPro データベースサーバと SimaPro を同じコンピューター上にインストールすることもできます。
2.1.2 アプリケーションサーバへのインストール
SimaPro データベースサーバと SimaPro マルチユーザを、VMware Server や Citrix XenApp のようにアプリケーシ
ョンサーバ上にインストールすることも可能です。WAN や VPN をご利用の場合にお薦めいたします。最大同時
ユーザ数はライセンスにより定められています。
ユーザがアプリケーションサーバへ接続します。サーバとクライアントがコンピューターにインストールされて
いれば、ユーザは接続先のサーバ上にて SimaPro を開始することができます。
構成によっては、ユーザボックスごとのアクティベーションが必要となる場合があります。
アプリケーションサーバ上のクライアントソフトウェアのインストールのみで、クライアントコンピューターへ
の SimaPro のインストールは必要ありません。こちらは、Windows リモートデスクトップ接続の場合、Windows
XP 以上であれば含まれます。Citrix の場合、Citrix クライアントをワークステーションごとにインストールする
必要があります。
2.1.3 ファイヤーウォール
SimaPro は、TCP/IP TCP ポート16001 と17001 を使用します。ファイヤーウォールがこれらのポートをブロック
している場合、SimaPro データベースサーバは検出されません。前バージョンではポート16000と17000を使用し
ていたことに注意してください。
いくつかのファイヤーウォールでは、サイズ、バージョン番号によって新しい実行ファイルを認識す
る場合があります。アップデート後、ファイヤーウォールを再設定する必要があります。
Windows XP 上では、SimaPro ソフトウェアはインストレーション時にファイヤーウォールの許可プログラムリ
ストに追加されます。
2.1.4 アンチウイルスソフトとの互換性
WindowsServer 2008 R2 など Windows の最近のバージョンにおいて、一部のアンチウイルスプログラムがデー
タベースファイルの変更を検出した際にデータベースサーバのオペレーションを妨げる場合があります。このよ
うな場合、アクセスバイオレーションエラーが発生します。
これらの問題を回避するには、データディレクトリ内の.NX1 ファイルをウイルススキャンの例外リストに追加す
ることをお勧めします。これにより、アンチウイルスソフトがあなたのデータへのアクセスを妨害することを防
3
ぎます。デフォルトのデータディレクトリとそれらを参照するエイリアスの詳細については、セクション 2.2.1
と 2.2.3 をご覧ください。
2.2 SimaPro 7.3 データベースサーバのインストール
データベースサーバをコンソールアプリケーションとしてまたはサービスとしてインストールすることができま
す。大半のサーバでは、サービスとしてインストールすることを推奨します。サービスとコンソールアプリケー
ション(大半のWindows プログラムなど)の違いは、コンソールアプリケーションを機能させるには起動操作が
必要とされる点です。対照的に、サービスはコンピューターの起動時に自動的に起動します。
コンピュータのソフトウェアをインストールするには管理者権限が必要なことにご注意ください。
2.2.1 スタンドアローン/コンソールアプリケーションとしてのインストレーション
データベースサーバをスタンドアローン/コンソールアプリケーションとしてインストールする場合、以下の手
順に従ってください。サービスとしてインストールする場合は次の章をご覧ください。 また、このインストレ
ーション作業は、経験豊富な IT 部門の担当者が実行してください。
ステップ 1
CD-ROM ドライブに SimaPro 7.3 CD-ROM を挿入するか、または www.pre.nl/simapro/install
より SimaPro プレインストーラファイルをダウンロードし、インストールしてください。
画面にインストレーションメニューが表示されます。表示されない場合は、次の手順
を実行してください。



Windows エクスプローラーを起動。
CD-ROM ドライブを選択。
[CDSTART] をダブルクリック
ステップ 2
インストレーションメニューの [インストール] をクリックしてから、
[SimaProデータベースサーバのインストール] をクリックしてください。
ステップ 3
画面上の指示に従ってください。
「SimaPro データサーバーをサービスまたはスタンドアローンとしてインストール」という質
問に、「スタンドアローンアプリケーションとして」を選択します。
ソフトウェアがインストールされるデフォルトのディレクトリは \Program files\SimaPro 7.3
Database Server です。
データベースのデフォルトのディレクトリは、以下の通りです。
・Windows XP と 2003 Server:
„\Documents and settings\All users\(shared) documents\SimaPro\Database‟
・Windows Vista, Windows 7 と 2008 Server:
„\Users\Public\Public Documents\SimaPro\Database‟
エンドユーザはデータベースがインストールされたディレクトリへの read/write アクセスが必
要となることにご注意ください。
2.2.2 サービスとしての SimaPro データベースサーバのインストール
システム管理者専用の情報です。
SimaPro データベースサーバをサービスとしてインストールすることができます。これにより、Windowsサーバ
にログインせずにSimaPro データベースサーバを起動することができます。
「SimaPro データサーバーをサービスまたはスタンドアローンとしてインストール」という質問に、「サービス
として」のオプションを選択します。
4
“SPServiceUser2”という名前のユーザが自動的に作成されます。このユーザには「サービスとしてログオンする」
権限が与えられます。このユーザは、アンインストール時に削除されますが、ユーザプロファイルは削除されま
せん。すべての痕跡を消去するには、ユーザとユーザプロファイルを削除する必要があります。
SimaPro データサーバが準備され実行されている時に、SimaPro7.3 マルチユーザ(クライアント)プログラムの
インストールを続行することができます。
システム管理者は Windows サービスコントローラ (Start->Run->services.msc /s)を使用し、インストーラが何を
作成したかをレビュー及び確認することができます。サービス名は “SimaPro 73 Database Server”です。また、
データベースサービスをインストール、起動、停止およびアンインストールするための“ServiceController(サ
ービスコントローラ)”というアプリケーションが作成されます。
2.2.2.1
手動でのインストール
SimaPro データベースサーバをコンソールアプリケーションとしてインストールした後に、サービスとして開始
するには、コマンド: NxServer /install /start /UserName:aUsername /Password:aPassword を使用します。
「サービスとしてログオンする」権限を有するユーザが必要となります。これは、「管理者用ツール」「ローカ
ルセキュリティーポリシー(または Start->Run->secpol.msc /s)」「ローカルポリシー」「ユーザ権限割り当て」
で確認することができます。
SimaPro をサービスとしてインストールすると下記ユーザが自動的に生成されます。
ユーザ名 = 'SPServiceUser2'
パスワード = 'Exus2006$'
サービスを手動でインストールしたいときには、この手順を使用することができます。
使用例:SimaPro データベースサーバコンソールアプリケーションのテスト後に、インストールする場
合。
2.2.3 サーバ設定の変更
SimaProサービスの設定を変更するには、NxServer プログラム (command: NxServer)を開始します。まずサービ
スが停止され、変更を加えます。NxServer プログラムを終了(exit)すると、サービスが新しい設定で再始動し
ます。Windows Vista以上をご使用の場合、システム管理者としてNxServerプログラムを実行してください。
SimaPro データベースサーバの設定に関する情報はヘルプファイルで参照することができます。変更される最も
一般的な設定は以下のとおりです。
サーバ名
サーバの名前は、SimaPro 7.3 マルチユーザ(クライアント)に表示されているとおりです。デフォルト名は
“NexusDB” となります。SimaPro データベースサーバのインストール時にこの名前を一度設定したら、以後、
絶対に変更しないようにしてください。名前を変更した場合、すべてのSimaPro マルチユーザインストレーショ
ンで同じように変更しなければなりません。
エイリアス(データベースディレクトリ)
SimaPro データベースの保存先ディレクトリです。1 つのディレクトリに複数のデータベースを保存することが
できます。ディレクトリはSimaPro マルチユーザクライアントからは見えません。見えるのはAlias(エイリアス)
だけです。エイリアス名にはテキスト、数字、アンダースコアのみが含まれます。
例:
エイリアス:Default
ディレクトリ:¥Document and settings¥all users¥documents¥SimaPro¥Database.
データベースはSimaPro データベースサーバで定義したロケーションからのみ開くことができるので、自分のデ
ータベースに高頻度にアクセスするユーザ用に追加のロケーション/エイリアスを作成しておくことをお奨めし
ます。そうすることで、システム管理者にとっては、ユーザのために定期的に新しいロケーションを作成する手
5
間が省けます。
2.3 SimaPro 7.3 マルチユーザ(クライアント)のインストール
SimaPro 7.3 マルチユーザ(クライアント)インストレーションでは、期限付き/無期限ライセンスのプロフェ
ッショナルマルチユーザ、教育用マルチユーザクラスルームバージョンをインストールします。インストール中
に登録名と登録コードを入力します。クライアントはローカルコンピューターにインストールされます。
ソフトウェアをインストールするには、そのコンピューターのシステム管理者権限が必要です。システム管理者
権限でログインする方法については、ご自身の組織のIT 部門にお問い合わせください。
SimaPro クラスルームバージョンのクライアントをインストールする場合、2.5にある「クライアントを自動的に
設定する方法」をご参照ください。
注記:必ず SimaPro データベースサーバを最初にインストールしてください!
2.3.1 インストレーション
ステップ 1
CD-ROM ドライブにSimaPro 7.3 CD-ROM を挿入するか、または
http://www.pre.nl/simapro/installよりSimaProプレインストーラファイルをダウンロードし、イ
ンストールしてください。画面にインストレーションメニューが表示されます。表示されない場合
は、次の手順を実行してください。



Windows エクスプローラーを起動。
CD-ROM ドライブを選択。
[CDSTART] をダブルクリック
ステップ 2 インストレーションメニューの [インストール] をクリックし、[SimaPro 7インストール] をクリッ
クしてください。
ステップ 3
ステップ 4
画面上の指示に従ってください。ソフトウェアがインストールされるデフォルトのディレクトリは、
¥Program files¥SimaPro 7.3 multiです。
SimaPro 起動後、アクティベーションが必要とされる場合があります。(教育用クラスルームラ
イセンスを除く)You can do this automatically via the Internet. If the connection with
our activation server is blocked by a firewall, please choose one of the manual options.
See also paragraph 2.1.3 インターネットを介して自動的に行うことができます。ファイ
ヤーウォールによって我々の認証サーバがブロックされている場合は、手動オプション
の1つを選択してください。2.1.3 項を参照してください。
ステップ 5 サーバを選択
SimaPro 7.3 マルチユーザを起動したあと、[ファイル] メニューから [SimaPro データベースを開
く] を選択してください。ほとんどの場合、SimaPro データベースサーバ名が画面に表示されます。
[email protected][email protected]、または [email protected] として表
示されます(あくまでも例です)
サーバ名が表示されない場合、[サーバ] ボタンをクリックして、次に [スキャン] をクリックしま
す。リストが空のままの場合、[新規] をクリックして、SimaPro データベースサーバの名前を入力
します。この名前は、SimaPro データベースサーバ内にあり、サーバ名とIPアドレスから構成され
ています(ServerName@IPAdress)。サーバ名はGeneralセクション内のサーバエンジン下、IPアド
レスはローカルアドレスのTCPIPv4Transport下で見つけることができます。
入力を間違えるとSimaPro がサーバを見つけることができなくなるので、正確に名前を入力してく
ださい。次に [OK]をクリックすると、SimaPro は、SimaPro データベースサーバに接続を試みます。
接続に成功すると、ロケーションのリストが表示されます。ロケーションは、SimaPro データベー
スサーバ上のディレクトリのエイリアスです。それらのロケーションにあるデータベースのみを開
6
くことができます。プロフェッショナルライセンスをご使用の場合、ローカルサーバを選択し、ロ
ーカルディレクトリを指し示す閲覧オプションを使用することもできます。
ステップ 7 管理者としてデータベースにログインしてください。デフォルトでは管理者用パスワードは定義さ
れていませんので、パスワードフィールドはブランクのままにしておいてください。定義済みユー
ザの1 人としてログインする場合は、パスワードとしてそのユーザ名を使用してください。
管理者用パスワードを変更(強くお勧めします)するには、または新規ユーザとユーザタイプを作
成するには、SimaPro の [ツール] メニューの [ユーザ管理] を使ってください。複数ユーザを作成
するための専用のウィザードが用意されています。
管理者はデータベースの編集、データのインポート、そしてユーザとユーザタイプを作成する全権
限を持っています。実際にデータベースを管理する者が、管理者用パスワードとそれに関連する責
任を理解していることをご確認ください。
2.4 SimaPro マルチユーザの擬似シングルユーザとしての使用
マルチユーザのクライアントがローカルにインストールされている場合、全てのプロフェッショナル SimaPro マ
ルチユーザクライアントは擬似シングルユーザバージョンとして動作することができます。これは、データベー
スを更新する、またはその結果をクライアントに表示するために役立ちます。この機能はクラスルームライセン
スでは利用することができません。
ローカルハードドライブ上の SimaPro データベースはオープンデータベースウィンドウで「ローカルサーバ」を
選択して開くことができます。次に、SimaPro データベースのあるディレクトリを参照します。
SimaPro マルチユーザデータベースをローカルハードドライブにコピーする際は、一人もユーザがログインして
いないこと、そして全ての 77 *.nx1 データベースファイルを一度にコピーすることをご確認ください。
注記:管理者パスワードで保護されたマルチユーザデータベースをコピーした場合、このパスワードはローカル
データベースを開くためにも必要です!
ユーザがマルチユーザバージョンにてモデリングやデータの追加といった作業を行い、擬似シングルユーザにて
開かれたローカルコピーは参照および計算のみに利用することをお勧めします。
2.4.1 プロジェクトの移行
プロジェクトは同じ名前で上書きし、別のデータベースにインポートすることができますが、データ
ベースは同期することができません。可能な限り共有されたマルチユーザーデータベースで作業をお
こなってください。ユーザーがいくつかの疑似シングルユーザーデータベースで作業する場合、これ
は同期に問題を与えます。
作業内容が上書きされてしまうため、他のユーザが同じプロジェクトで作業していないことを確認してください。
たとえ、バックアップがインポート時に行われていても、貴方自身のデータと同期させることは難しいかもしれ
ません。
プロジェクトをローカルデータベースからマルチユーザデータベースへ移動させるには、プロジェクトをマルチ
ユーザデータベースにインポートする必要があります。[ファイル]メニューの[SimaPro データベースのインポー
ト]機能を使用する必要がある場合は、管理者としてログインしていなければなりません。
決して、マルチユーザデータベースにローカルハードドライブからデータベースをコピーしたり、移動したりし
ないでください。これをすると、すべてのデータベースを上書きし、他のユーザが作成した新しい作業内容を破
壊してしまいます。(あなた以外にそのデータベースを使用するユーザーが確実にいない場合は除きます)
2.4.2 TCP に関する問題
SimaPro がローカルサーバを見つけられないことがあります。これはコンピューターがネットワークまたはイン
ターネットに接続していいないときに、Windows が TCP/IP を無効にしてしまうからです。このような場合、
「ローカルループバックアダプター」をアクティーベート(有効化)する必要があります。こちらは Windows
7
上の設定となりますので、インストールに関してはマイクロソフト社の Knowledge Base を検索し参照してくだ
さい。
2.5 クライアントの自動設定(Classroom)
ここでの手順は教育用 SimaPro クラスルームライセンスに対してのみ有効です。マルチユーザクライアントソフ
トウェアのディアクティベーション(無効化)が不可能となるため、プロフェッショナルマルチユーザバージョ
ンでは行わないでください。
SimaProクラスルームのようなクライアントの数が多いマルチユーザ環境では、この手順を使ってロールアウト
(初期展開)を迅速化することができます。アップデートが提供されたときに、1 つのクライアントだけアップ
デートすればよいため、すべてのクライアントインストレーションをアップデートする手間も省けます。
1.
サーバの共有ディレクトリまたはターゲットグループが読み出しアクセスを有するディレクトリに
SimaPro マルチユーザクライアントをインストールします。または、既存の SimaPro マルチユーザクラ
イアントインストレーション(SimaPro.exe + DLLs and other files)を共有ディレクトリにコピーします。
2.
SimaPro.LCS ファイルもこの共有ディレクトリにコピーします。
このファイルもデフォルトロケーションは以下のとおりです。
Windows XP、 2003 Server:
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\SimaPro\Single
Windows Vista、 Windows 7、 Windows 2008
C:\Users\All Users\SimaPro\Single
3.
すべてのユーザのデスクトップまたはスタートメニューにショートカットを作成します。これには、ロ
グオンスクリプト、プロファイルその他のネットワーク管理ツールが使えます。
4.
このショートカットにコマンドラインパラメータを使用します。すべてのコマンドラインパラメータの
概要については SimaPro データベースサーバのヘルプメニューを参照してください。
例:
F:\Shared applications\SimaPro\SimaPro.Exe /Server:[email protected] /Alias:default
/Database:Professional
(注記:ユーザが以前、SimaPro でデータベースを開いたことがある場合は、コマンドラインパラメー
タ、エイリアス、そしてデータベースは機能しません。)
2.6 Windows からのユーザのインポート
ウィザードを使って、Windows またはActive ディレクトリからユーザをインポートすることができます。[ツー
ル] メニューから [ユーザ管理]、[ユーザ] を選択し、[ユーザのインポート] を選択してください。
1. ドメイン、コンピューターまたはExcel ファイルを選択します。
2. インポートするユーザとグループを選択します。
3. 任意選択により、すべてのユーザを対象にプロジェクトを作成することができます。
4. 任意選択により、パスワードを作成することができます。
5. Excel ファイルに結果が書き込まれ、このファイルを使いユーザをメールマージすることができます。
8
3. SimaPro7.3 システム要件
3.1 SimaPro 7.3 シングル/マルチユーザクライアントのシステム要件
3.1.1 オペレーティングシステム(OS)
SimaPro 7.3 は、32 ビットのWindows アプリケーションです。Windows XP(32/64ビット)、Windows Vista
(32/64ビット)、Windows 7、Windows 2003 Server、Windows Server 2003 R2 64ビット、Windows Server
2008、およびWindows server 2008 R2 64 ビットでご利用いただけます。最新版のサービスパックをインストー
ルすることを強く推奨します。以前のオペレーティングシステムは正式サポートされていません。
3.1.2 64 ビット Windows OS
SimaPro 7.3 は 64 ビット Windows OS 上でも問題なく使用することができます。十分なメモリがインストールさ
れている場合、32 ビット OS よりも優れたパフォーマンスとなります(特に複雑なモデルを計算する場合など)。
3.1.3 内部メモリ
十分な性能に必要な内部メモリの量は、使用するSimaProデータベースのサイズと、作成するモデルの構造、さ
らに同時に起動させる他のアプリケーションに依存します。複雑な計算や、拡張的なモンテカルロ分析を予定し
ている場合、より多くのメモリを推奨します。
SimaPro は最低でも 100 MB の RAM を使用します。非常に複雑かつ膨大なネットワークを計算する場合、メモリ
使用量は 2.5GB 以上となります。64 ビット オペレーティングシステムでは、SimaPro は 3 または 4 GB の RAM
を使用することができます。
3.1.4 スクリーン解像度
SimaPro の最小解像度は 1024x 768 です。
3.1.5 プロセッサ
SimaPro は、マルチコアを使用しない、シングルスレッドのアプリケーションです。他の重いアプリケーション
が実行している場合にのみ、マルチコアが必要となります。その際には 64 ビットのオペレーティングシステム
をお勧めします。
3.1.6 ハードディスク
ハードドライブに十分な空き領域があることを確認してください。シングルユーザバージョンを使用するとき、
データベースに対して、尐なくとも2 GB のディスクスペースが必要です。マルチユーザバージョンについては、
データベースはサーバにあるので、ローカルハードディスクのスペースは問題にはなりません。 さらに、一時フ
ァイルのため最低5 GB (10+ GBをお勧めします)のハードディスク容量が必要となります。
3.2 SimaPro7.3 データベースサーバのシステム
3.2.1 オペレーティングシステム
SimaPro 7.3 は、32 ビットの Windows アプリケーションです。Windows XP(32/64 ビット)、Windows Vista
(32/64 ビット)、Windows 7、Windows 2003 Server、Windows Server 2003 R2 64 ビット、Windows Server
2008、および Windows server 2008 R2 64 ビットでご利用いただけます。最新版のサービスパックをインストー
ルすることを強く推奨します。以前のオペレーティングシステムは正式サポートされていません。
3.2.2 内部メモリ
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最小 1 GB の内部メモリを推奨します。
3.2.3 ハードディスク
SimaPro データベースサーバ自体は小さい(10 MB)ですが、データベース用に最小で1 GB の空き容量が必要に
なります。
10
4. 特別な状況での SimaPro の使用
4.1 ターミナルサービスで SimaPro を稼動
SimaPro は多数のdll を必要としない単純な実行プログラムですから、Windows ターミナルサービスまたはCitrix
XenAppで稼動させることも容易です。SimaPro は、Excel 実行中の場合のExcel リンクを除いて特別な外部プロ
グラムは使用しません。コンピューター上でExcel を実行していない場合は、Excel ファイルを直接読み取ります。
(「2.5 クライアントの自動設定」もご参照ください)
4.2 Macintosh または Linux 上での SimaPro の稼動
SimaPro はWindows オペレーティングシステムで最適に動作するよう、設計されています。SimaProをMacintosh
やLinux をOS として搭載しているPC で動作させたい場合、Windows エミュレーションソフトウェアを用いなけ
ればいけません。その際、エミュレーションソフトウェア自体が多量の内部メモリを使用するので、適当なパフ
ォーマンスを実現させるにはメモリをコンピューターに追加する必要があるかもしれません。
Windows 以外のオペレーティングシステムでは、エミュレーションソフトウェアを使う場合でも、SimaPro の機
能はサポートおよび保証されないことに注意してください。ご自分の責任でご使用ください。
Windows以外のオペレーティングシステムを使用する場合、PRéおよびそのパートナーから問題解決のためのテ
クニカルサポートを受けることはできません。
このような場合、SimaPro がインストールされた Windows コンピュータへのリモートアクセスが適切な回避策と
なります。
5. アクティベーション
SimaPro ソフトウェアは最初の起動時に、アクティベーションが必要です。教育用クラスルームバージョンにつ
いてはアクティベーションは必要ありません。
アクティベーションプロセス時に個人情報は収集されません。アクティベーションは SimaPro が PC のハードウ
ェアプロパティにより生成したマシン ID に基づいて行われます。これにより、アクティベーションを要求したコ
ンピューター特有のアクティベーションコードとなります。
アクティベーションはユーザごとに一度限りとなります。SimaPro を新しいコンピューターに移動させたい場合、
まずインターネット接続中に SimaPro ソフトウェアをアンインストールする必要があります。
併せて www.pre.nl/FAQ にあります SimaPro FAQ をご覧ください。
6. アップデート
PRé Consultantsは、有効なサービス契約を交わしているユーザにソフトウェアとデータベースのアップデートを
定期的に提供します。新しいアップデートの提供についてお知らせするために、正確な住所情報が必要です。最
も大切なのは、お客様のE メールアドレスです。連絡担当者の情報に変更があった場合、あるいは別の担当者に
変更された場合は、弊社に連絡してください。
ご自分でアップデート情報を確認するときは、SimaPro のヘルプメニューにある [更新のためのチェック]
(Check for updates)オプションを使ってください。このオプションは、有効なサービス契約を交わしている場
合にのみ使用可能です。また、利用可能なアップデートに関する情報をAboutスクリーンにて参照することがで
きます。
アップデートは弊社のWeb サイトからダウンロード可能で、インストレーション手順の説明も添付されます。主
要なアップグレードについては、CD-ROM で配布することになります。
有効なサービス契約を交わしていないが、アップデートをインストールしたい場合、最初に最新のバージョンに
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アップグレードする必要があります。アップグレードの注文方法については、PRé Consultantsもしくは最寄りの
取扱店にお問い合わせください。
7. データベースのバックアップ
PC、ノートパソコン、さらにはネットワークサーバには、故障、盗難、落下、コーヒーをこぼす、あるいはウイ
ルス感染といった事態が起きることは恐らくご承知のことと思います。同僚や近所の子供たちが、プロジェクト
や恐らくはデータベースファイルを間違って削除するという事件が起きるかもしないことも知っています。実際
にはあなた自身、そしてあなたのお子さんは、今までに、こうしたことを一度も経験したことはないかもしれま
せん。そして、PRé Consultants は、非常に安定したシステムを構築することに大いに成功したと自負しています
が、しかしそれでも、SimaPro が修復不能なクラッシュを起こす可能性がまったくないわけではありません。
マーフィーの法則は教えています。こうした問題が実際に起こる可能性はわずかです。しかし起きるときには、
重要な締め切りの間際であったり、1 週間かけてSimaPro にデータを入力したところだったりします。
芝居がかって聞こえるかもしれませんが、現実には、それほどの問題ではないのかもしれません。新しいコンピ
ューターを手に入れ、SimaPro を再インストールし、最後にバックアップしたものをレストアすればよいのです。
それで失われるのは1 日の作業分だけです。もちろん、バックアップを昨日取っていればの話です。
つまり、言いたいのは、定期的にバックアップを取ってくださいということです。それも自身のPC上ではなくて、
たとえばCD またはサーバドライブに取ってください。毎晩中央でサーバをバックアップしている場合は、バッ
クアップ時にデータベースが使用されていないこと、そしてSimaPro データベースのすべてのファイルが含まれ
ていることを確認してください。また、バックアップファイルよりデータベースが実際にリトリーブ可能である
ことをも確認してください。
それでは、最初にインストールしたSimaPro のデータベースをバックアップすることから始めましょう。
SimaPro のバックアップ機能は [ファイル] メニューの [データベース管理](Database Management)にあります。
近々に次回のバックアップを行うことを忘れないようにしてください。
手動でバックアップを実行する場合は、次の情報を参考にしてください。

バックアップ作成時に SimaPro を閉じていなければなりません。マルチユーザバージョンではログイン
しているユーザが 1 人もいないようにしてください。

SimaPro 7.3 データベースを構成しているのは 77 個の連番 *.nx1 files です。 DatabaseName00.nx1 か
ら DatabaseName76.nx1 までの形式です。

すべてのファイルは相互連携しているため、同時に保存する必要があります。

SimaPro データベースのデフォルトロケーションは次のとおりです:
Windows Vista, Windows 7, Windows 2008 Server:
C:\Users\Public\Public Documents\SimaPro\Database\
Windows XP, Windows 2003 Server:
C:\Documents and Settings\All Users\Shared Documents\SimaPro\Database\
言うまでもなく私たちはあなたのバックアップが必要ならないことを心から願っています!
8. データベースの互換性
旧バージョンのSimaPro データベースは、データを失うことなくSimaPro 7.3 データベースフォーマットに変換
できます。
SimaPro 7.0 および 7.1 データベース
SimaPro 7.0 および 7.1 データベースはデータベースを開くと同時に自動的に SimaPro 7.3 フォーマットに変換
されます。オリジナルフォーマットのデータベースのコピーはデータベース名の後に拡張子“_version71” で作成
され、これはデータベースのバックアップとして機能します。
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変換後、変換されたデータベースは SimaPro 7.0 または 7.1 で開くことができなくなります。元のデータベース
が必要な場合、名称変更したデータベースのコピーを SimaPro 7.0 または 7.1 で開いてください。
変換時にいくつかのチェックが実行されます。SimaPro がデータベースに問題があると知らせてきた場合、エラ
ーレポートを保存しておいてください。この場合、データベースチェック(ファイル、データベース管理、チェ
ック)を実行し、その結果をエラーレポートとともに、ヘルプメニューの「E-mail ヘルプデスク」オプションを
使用してヘルプデスクまで送信してください。
技術的な変換をしてもデータベースが最新のデータへ更新されるわけではありませんので、データベース更新は
別途必要となります。各データベースアップデートに付属するアップデートに関する説明をご参照ください。
SimaPro 6.0 データベース
SimaPro 6.0 データベースは、特別な変換ツールを使ってSimaPro 7 フォーマットに変換する必要があります。詳
細についてはヘルプデスクにお問い合わせください。
SimaPro 5、6、7.0 および 7.1 CSV ファイル
SimaPro 5、6、7.0 または 7.1 フォーマットのCSV ファイルは、SimaPro 7.3 にインポート可能です。SimaPro 7
のCSV ファイルは、フォーマットが拡張されているため、SimaPro 5 または6 にインポートすることはできませ
ん。
旧バージョン
詳しくは、[email protected] にメールで、または電話 +31 33 4555022 で弊社にお問い合わせください。
9. 言語サポート
SimaPro ソフトウェアは複数の言語に対応しています。別の言語を使用したい場合は、[ツール] メニューから
[言語] を選択し、希望する言語を選択してください。SimaPro は選択した言語に直ちに更新されますが、全てが
翻訳されるわけではありませんので、SimaPro を再起動することをお奨めします。
SimaPro データベース、ヘルプファイル、およびマニュアルは英語版のみが入手可能です。
10. サポート
テクニカルサポートについては、SimaPro メニューのヘルプから “E-mail helpdesk” を選択してください。貴
方のライセンス情報に関するテクニカル情報と共に E-mail が生成されることにより、質問への対応を迅速化する
ことができます。
ご質問がある方は、SimaPro ヘルプデスクにお問い合わせください。
E-mail: [email protected]
ホームページ : www.pre.nl
Phone: +31 33 4555022
Fax + 31 33 4555024
また、各地域の代理店を www.pre.nl/partners にて検索することができます。
13
付録:SimaPro ディレクトリ
下記はSimaPro のデフォルトディレクトリです。C: は自分のデフォルトドライブに読み替えてください。
ソフトウェア
ファイル名:ライセンスにより異なります
C:\Program files\SimaPro 7.3 Single
C:\Program files\SimaPro 7.3 Multi
C:\Program files\SimaPro 7.3 Database Server
マニュアル
ファイル名:*.pdfファイル
サブディレクトリ \Manuals of Software
SimaPro 7.3 データベース
ファイル名:77個の連番*.nx1ファイル、デフォルトでstarter00~76.nx1またはprofessional00~76.nx1
Windows Vista、Windows 7、2008 Server:
C:\Users\Public\ Documents\SimaPro\Database\
Windows XP および 2003 Server:
C:\Documents and Settings\All Users\Shared Documents\SimaPro\Database\
ライセンス
ファイル名:simapro.lcs
Windows XP および 2003 Server:
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\SimaPro\Single
Windows Vista、Windows 7、 Windows 2008
C:\Users\All Users\SimaPro\Single
ユーザ出力およびエクスポート
ファイル名: *.txt, *.xls, *.csv, *.bmp, *.xml
デフォルトロケーションはユーザの「マイドキュメント」ディレクトリです。
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付録:ターミナルサーバの設定
ユーザがバンドウィズ(帯域幅)制限されている場合、Microsoft リモートデスクトップ や Citrix XenApp とい
ったターミナルサーバソフトウェアを使用することは、SimaPro を使う上で理想的な方法といえます。これは多
くの場合、ユーザが Wi-Fi ネットワーク、WAN(ワイドエリアネットワーク)または VPN(仮想プライベートネ
ットワーク)を介して接続されているケースです。VPN は頻繁に公共のインターネット接続を介して動作します。
マニュアル作成時に PRé は SimaPro を VPN と Microsoft リモートデスクトップサービス (RDP)でのみテストしま
したが、XenApp に関する追加のオーバヘッドも RDP と類似していると想定されます。実際に XenApp など他の
パッケージを使用したテストを行い次第、その経験を当ドキュメントに追加します。
現在、お客様の数社に XenApp またはリモートデスクトップ サーバ上で SimaPro をご利用頂いております。この
ような特殊な実装に関する技術的なサポートを提供できませんが、これらの設定から問題が発生する理由は考え
られません。実際、バンドウィズ(帯域幅)が重視される場合、そのような環境への投資はユーザ体験を向上さ
せるのではないかと考えます
For best performance each
terminal server session
should run on the same disk
array as the database server
and database files
SimaPro database
server
Terminal server
Laptops
Wi-Fi
Users connected via
Wi-Fi or remote
network can access
SimaPro through
terminal server
Wireless LAN
LAN users
access SimaPro
database
directly through
SimaPro multiuser client
Router
Internet/VPN
PC
Mac
PCs
LAN
Laptop
Remote Users
テクニカル要件
このドキュメントは、独自の社内ターミナルサーバを使った PRé Consultants の経験に基づいています。その構
成は、最大 5 人のユーザで Windows2003 Server 上の VMware ESXi 4.0 仮想マシンにて Microsoft リモートデスク
トップ を実行しています。産業界では、希望のアプリケーションに接続する際、XenApp はより高いセキュリテ
ィ、より良い負荷バランス機能を提供し、より自然な感じを提供するといわれています。このような機能は多数
のユーザを持つソリューションを実装する際に重要になるでしょう。以下のポイントは当社の経験に基づいてお
り、ソリューションの性能と限界についての徹底的なテスト結果ではありません。
サーバ要件
サーバの最小要件は 3 GB のメモリ(RAM)、2 GHz のクアッドコアプロセッサと Windows 2003 Server です。大
量のデータが SimaPro データベースサーバと内部キャッシュのバッファ間で転送されるので高速バードドライブ
と約 1 GB の空きメモリは重要です。このような理由から、データベースサーバとファイルをターミナルサーバ
ソフトウェアと同じディスクアレイ上にインストールすることを推奨します。より多くのメモリは Windows
2008 Server などの 64 ビットオペレーティングシステムをインストールする、または SimaPro データベースサー
バとターミナルサーバのために別の仮想マシンを作成する場合にのみ役立ちます。
15
同じ SimaPro データベースサーバに接続している SimaPro クライアントに対し、複数のターミナルサーバのイン
ストレーションを行うことができます。
ソフトウェアに関し、デフォルトの Microsoft Windows サーバのインストールは 2 つのリモートデスクトップ接
続のみ許可し、主にシステム管理者アクセス向けに設計されています。ほとんどの場合、それぞれの SimaPro ユ
ーザー向けに、特別な"ターミナルサーバクライアントアクセスライセンス"が販売され、インストール、構成さ
れているでしょう。Citrix に関する、ソフトウェアとライセンス契約の詳細については Web サイトを参照してく
ださい。
"Out of the box" プロフェッショナルデータベースは 1GB のディスク領域を占有します。これは、ecoinvent によ
りユーザがライブラリ全体をコピーする際にのみ、大幅に増えます。複数のユーザがアクセスした場合、データ
ベースサーバソフトウェアは最大 10GB のテンポラリディスク領域を使用することができます。しかし、これは
使用可能なディスク容量に基づいて動的に管理されます。
当社のハードウェア環境のいくつかはマーケットで選好されないものです。非常にパフォーマンスのよい当社の
サーバは、16GB の RAM を搭載したクアッドコア CPU を使っています。このパフォーマンスは、その処理能力、
15000rpm ディスク、仮想マシンを使った他アプリケーションサーバとの分離、そして 1Gbps のローカルネット
ワークへの接続によると思われます。
クライアントセッション要件
リモートデスクトップの場合、各 SimaPro クライアントは、約 50MB のセッションオーバーヘッドと共に平均
250MB を使用します。各セッションは、シングルコア 1 GHz CPU と同等へのアクセスが必要です。オーバーワー
クとなったローカルエリアネットワーク(LAN)は、データベースの機能に深刻な影響を与えることがあるので、
1Gbps のネットワークを使用することをお勧めします。
ユニットプロセスでネットワークツリーを計算したり、ネットワークツリーを比較したり、何千ものモンテカル
ロ分析を行ったり、SimaPro データベースをインポートしたり、またプロジェクトをコピーしたり、といった大
規模な浮動小数点行列またはデータバッファを必要とする機能を使用しない限り、プロセッサとメモリへの需要
は比較的低いといえます。極端なケースでは、SimaPro クライアントは 2GB 以上のメモリを使用できますので、
使用可能なメモリを制限しないようにお気をつけください。SimaPro クライアントには Windows XP 以上を、そ
して SimaPro データベースサーバには Windows Server 2003 以上をお勧めします。
複雑な計算の際に、SimaPro はハードディスク上のテンポラリファイルに開かれたライブラリをキャッシュしま
す。従って、SimaPro をお使いの場合、最適な速度のために尐なくとも 2 – 3GB の空きディスク領域があること
を推奨します。SimaPro を閉じると、これらテンポラリファイルも削除されます。ユーザがデータをエクスポー
ト際、ファイルサイズは選択したデータの量により異なります(数 KBs と 1GB の間)。グラフのエクスポートに
は、JPEG の場合わずか数キロバイト、そしてビットマップの場合約 1MB が必要です。
リモートクライアント要件
最も重要な要件は安定した通信リンクとなるため、リモートクライアントソフトウェアに対する要件は非常に低
いといえます。SimaPro はアニメーションや高度なグラフィック機能を使用しませんので、128 Kbps のアップロ
ード/ダウンロードリンクで十分です。56 Kbps のモデムリンクも可能ですが、色の解像度は 256 色に、画面の解
像度は 800 x 600 に下げる必要があります。
セキュリティ上の理由から、ターミナルセッションを公共のコンピューターから実行しないことをお勧めします。
追加の保護は、ターミナルサーバを DMZ にホスティングする、または、ターミナルサーバをホスティングするセ
キュアな VPN 接続を要求することにより、実装することができます。
インストレーション
このような環境において、ターミナルサーバ上の SimaPro クライアントに対し、他のソフトウェアパッケージの
インストールと異なる特別な要件はありません。Citrix XenApp の場合、SimaPro クライアントは「インストール
モード」で読み込まれる必要があります。以前にも明記したように、SimaPro データベースサーバ、データベー
スファイル、そして SimaPro クライアントプログラムは、パフォーマンス最適化のために同じディスクアレイ上
にインストールしてください。
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SimaPro マルチユーザバージョンはクライアントサーバシステムとして動作します。理想的ではありませんが、
クライアントとデータベースがファイアウォールデバイスで区切られている場合、ポート 16001(unsecured
transport)と 17001 (secured transport)をオープンする必要があります。
ターミナルサーバセッションは、ディレクトリ作成権限を制限されることが一般的です。SimaPro の適切な機能
を許可するには、SimaPro クライアントを実行している各セッションが「付録:SimaPro ディレクトリ」に記載
されるディレクトリへの十分な権限を持っている必要があります。
PRé Consultants はソフトウェアのインストールサービスを提供しておりません。その代わり当社のヘルプデス
クが可能なかぎり、具体的な質問にお答えし、専門分野以外の質問に関しては他の手段をご提案させて頂きます。
メンテナンス
バックアップ
マルチユーザ環境では、ユーザが一人もデータベースを使用していない場合、SimaPro のデータベースファイル
をバックアップすることができます。不運にも、保証することができる特別なソフトウェアが利用できない場合、
テープバックアップシステムがデータベースを保存することができます。 別の方法は SimaPro クライアントソフ
トウェアでバックアップ機能を使用することです。全てのユーザがログアウトしているであろう早朝の時間帯に
定期的にバックアップを実行することをお勧めします。
データベースサーバのクラッシュ
データベースやマシーンのクラッシュ時には、大量のテンポラリファイルがデフォルトの Windows TEMP ディレ
クトリに残ります。そのような場合、SimaPro データベースサーバファイルは手動で取り除かなくてはなりませ
ん。テンポラリファイルは、フォーマット: XXXX_XXXXXXXX.tmp で認識できます。SimaPro クライアントは、ア
プリケーションの再起動時にテンポラリファイルを自動的に削除します。
データベースとプログラム管理
それぞれのデータベースには固有のパスワードを持つ管理ユーザーがいます。ユーザーアカウントの作成やプロ
ジェクトのアクセス権限の設定を要求されますが、これらタスクには、ほんの数分しか必要としません。データ
ベース管理者はデータベースのすべてのデータとプロジェクトへのフルアクセス権限を持ちます。
クライアントソフトウェアが中央ロケーションにインストールされ、それぞれのクライアント環境にショートカ
ットを作成することを推奨します。
アプリケーションマネージャは SimaPro クライアントソフトウェアを使用して、ユーザアカウント作成し、孤立
セッションを削除する必要があります。これらのタスクはわずか数分で終了します。クライアントアップデート
が入手可能な場合の作業を最小限に抑えるため、クライアントソフトウェアが中央ロケーションにインストール
され、ショートカットが各クライアント環境に作成されることをお勧めします。
ロックされたユーザーセッション
ターミナルセッションと SimaPro を使用している場合、ユーザーが SimaPro をシャットダウンせずにターミナル
セッションを閉じることは可能です。通信リンクが壊れているまたは意図的に行われた場合は、これが発生する
可能性がありますが、ユーザーは作業を停止する必要はありません。(図 2 参照)これが発生した時、SimaPro ク
ライアントセッションがアクティブのままであれば、誰かによってライセンスを使用されることを防ぐことがで
きます。また、まれなケースですが、SimaPro がクラッシュしても、ユーザーインターフェースは表示されませ
んが、プロセスはメモリ内でアクティブな状態で保持されます。これは、同じユーザーが SimaPro に戻ることが
できるようになって停止します。
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Figure 1: Disconnected but active remote desktop session
これらの発生を解決する方法は以下のいずれかです:


再びターミナルセッションを開き、適切にシャットダウンする。すなわちログオフ 等
タスクマネージャ(左のタスクバーを左クリック)を開き、SimaPro.exe を選択してプロセスの終了をク
リックする。
(エラー!リファレンスソースが見つかりませんでした。を参照してください)
後者のオプションはデータベース破損のリスクを導入するので最後の手段としてのみ実行されるべきです。
Figure 2: Abruptly terminating SimaPro
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