宇宙物理学特論 レポート課題(立松) 締切:9月11日17時(締め切りまで日がなくてすみません。成 績締め切りは14日ですが、12日早朝から海外出張なので、、、) 宛先:[email protected] ファイル形式:Microsoft Word または PDF 原始星の進化を考える。 (1)分子雲のコア(半径 Rc = 0.1 pc, 実効的音速 Ceff = 0.3 km/s = 2x104 cm/s、質量 Mc) がビリアル平衡にあると仮定する.簡単にす るため、ある分子輝線で観測したときのライン幅も∆v=0.3km/s で あったとする。ビリアル質量は Mvir=210 R (pc) ∆v(km/s)2 であら わすことができる。コアが等加速度 a で collapse する(つぶれる、 降着する)として、自由落下時間 tff の概算値を以下を使って求めよ。 Rc = 1/2 a tff2 (2)自由落下時間 tff にすべてのコア質量 Mc が一定の降着率で原始星 に降着するとして質量降着率 ・ M を求めよ。 (3)原始星とは、原始星表面での降着による衝撃波によって重力エネ ルギーを解放して光っている天体である。原始星は質量が 1 M☉に達 したときに(星風により)降着が止まるとする。 原始星は、質量 によらず、進化中に一定の半径 R★ = 5 R☉を持つことがわかってい る。原始星は、ダストのシェル(球殻)で取り囲まれている。原始 星からの輻射がダストを破壊するため空隙ができ、半径 1000 R☉の 光学的に厚いシェルを形成する。簡単のために、シェルは非常に薄 いとする。 原始星からの輻射はシェルに完全に吸収され、シェル からの輻射は赤外線で観測される。見えない原始星とダスト・シェ ルの進化を、原始星質量が 0.1, 0.2, 0.3, 0.5, and 1 M☉ の場合を 考え、HR 図 (Y 軸: L☉単位での光度を対数で, X 軸: 温度を K 単位 で対数にて[高温を左向きに])にプロットせよ。 定数は以下の数値を用いよ。 1 pc =3E18 cm G = 6.67e-8 (cgs) M☉ = 2E33 g R☉ = 7E10 cm L☉=4E33 erg/s 1yr=3E7 s 輻射流束 Flux = σ T4 (Stefan-Boltzman’s law より)
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