平成18年度(2006年度) 事 業 報 告 書 (平成18年4月1日 ~ 平成19年3月31日) 学校法人 幾徳学園 学校法人幾徳学園の平成18年度(2006年度)における事業の概況を、つぎのとおりご報告申しあげ ます。 1.法人の概要 (1)創設と沿革 日本水産業界の先達であった中部幾次郎翁(大洋漁業/現マルハ株式会社の創立者)とその後継者 たる中部謙吉初代理事長は、大学・高校その他の教育機関に諸施設を贈り、また教育の機会均等のた め財団法人中部奨学会を設立するなど育英事業に意を注いできたが、さらに、わが国の工業を担う有 為の技術者を育成することにより、科学技術創造立国の振興・発展に寄与し、人類の幸福に貢献した いとの高い理想をもって、昭和37年12月に学校法人幾徳学園を創立し、翌38年4月に幾徳工業 高等専門学校を開学した。 しかし、急速な科学技術の進歩により、さらに高度の学術研究と教育の必要性が強く要請され、学 園もこれに応えて昭和48年8月大学設置を決定、昭和50年1月文部大臣(現文部科学大臣)の認 可を得て、同年4月幾徳工業大学を開学するとともに、昭和53年3月幾徳工業高等専門学校を閉校 した。 昭和63年4月神奈川工科大学に大学名を変更し、平成元年4月神奈川工科大学大学院工学研究科 修士課程を開設、平成5年4月大学院工学研究科に博士後期課程を設置し、平成8年4月修士課程を 博士前期課程に課程名称を変更した。 この頃から、学術交流を目的として外国の大学と協定を締結し、国際交流を推進するとともに、平 成12年4月からは、通産省(現経済産業省)工業技術院傘下の研究所と教育研究協定を締結し、連 携大学院を設置した。 平成15年4月からは、情報学部を設置し、工学部とあわせ2学部とした。 平成16年4月からは、情報学部に情報メディア学科を増設し、平成17年3月現在、2学部、8 学科の体制となった。 平成17年度には、工学部改組再編を検討した。 その結果、平成18年3月末日をもって、工学部システムデザイン工学科、同福祉システム工学科 の2学科を募集停止とした。 また、平成18年4月から、工学部に自動車システム開発工学科(入学定員85名) 、ロボット・メ カトロニクス学科(入学定員90名)および応用バイオ科学科(入学定員80名)の3学科を新設す るとともに、工学部電気電子工学科の学科名称を電気電子情報工学科に変更した。 これにより、工学部8学科(募集停止の2学科を含む) 、情報学部3学科の2学部11学科体制とな った(入学定員1,045名、収容定員4,180名に変更なし) 。 因みに、平成5年度には、学園創立30周年を迎え、また平成15年度には、学園創立40周年を 迎えたことから、ともに創立記念式典および祝賀式を挙行した。 これまでの卒業生は、幾徳工業高等専門学校1,152名、神奈川工科大学(幾徳工業大学を含む。 ) 学部生22,259名、大学院生934名にのぼる。 (2)設置する学校 神奈川工科大学(神奈川県厚木市下荻野1030番地) -1- (3)学部、学科の名称、入学定員、収容定員、学生数等 学 部 学 工学部 科 入学定員 収容定員 学生数 機械工学科 150 576 734 電気電子情報工学科 140 562 663 応用化学科 90 541 642 自動車システム開発工学科 85 85 109 ロボット・メカトロニクス学科 90 90 109 応用バイオ科学科 80 80 107 システムデザイン工学科 0 347 406 福祉システム工学科 0 270 332 635 2,551 3,102 情報工学科 150 700 803 情報ネットワーク工学科 120 460 495 情報メディア学科 140 420 481 計 410 1,580 1,779 1,045 4,131 4,881 計 情報学部 (平成18年4月 1 日現在) 学 部 計 (単位:名) (4)大学院の専攻、課程の名称、入学定員、収容定員、学生数等 大学院 専 攻 (平成18年4月 1 日現在) 入学定員 収容定員 学生数 工学研究科 機械工学専攻 16 32 26 博士前期課程 電気電子工学専攻 16 32 30 応用化学専攻 16 32 16 機械システム工学専攻 18 36 42 情報工学専攻 18 36 48 計 84 168 162 工学研究科 機械工学専攻 2 6 1 博士後期課程 電気電子工学専攻 2 6 4 応用化学専攻 2 6 0 機械システム工学専攻 2 6 3 情報工学専攻 2 6 5 10 30 13 94 198 175 前期課程 後期課程 大学院 計 計 (単位:名) -2- (5)役員、評議員、教職員の概要(平成 19 年 3 月 31 日現在) 【役 員】理事11名、監事2名(敬称略) 理事長 中部謙一郎 常任理事 髙橋 正 理事(学長)小口幸成 理事(副学長)小宮一三、理事(副学長)井川博行 理事 後藤至宏、理事 関 正、理事 石上純男 理事 河野隆二、理事 谷村浩二、理事 柴田淳之助 監事 河田 清、監事 鶴見 肇 【評議員】33名(敬称略) 小口幸成、三澤章博、森 武昭、西原主計、赤堀 寛、小暮 仁、遠藤慶三 花山政忠、塚田博之、霜島達男、久保田昌彦 伊藤敏英、原田克己、福島洋一、藤本吉郎、阿部 嗣 中部謙一郎、髙橋 正、後藤至宏、関 正、柴田淳之助 日野原良治、髙島 浩、黄金井一太、青木賢治、山本 勤 中部長次郎、中部一次郎、中部由郎、大庭榮一 青山 佾、栗林直幸、前島一夫 【教職員の概要】265名 教育職員 187名 (内訳) 教 授 101名 助教授 30名(任期制2名を含む。 ) 講 師 28名 実験講師 11名 助 17名(任期制8名を含む。 ) 手 事務職員 51名 技術職員 7名 嘱託職員 21名(事務職員、技術職員およびリエゾンオフィス職員を含む。 ) -3- 2.事業の概要 本法人は、大学間の生き残りをかけた熾烈な競争的環境の中で、教育研究の一層の充実を図るため、工 学部改組再編をはじめ、情報学部棟の建設等、教育改革と施設整備を計画的に推進している。 2006年度(平成18年度)においても、私学を取り巻く厳しい環境を勝ち抜くため、全入時代とな る2007年度(平成19年度)の前年であること、また18歳人口が120万人台となる2008年度 (平成20年度)の2年前であることを強く意識したうえで、引き続きつぎの諸点を重視して、主要な事 業計画を策定し実施した。 ① 入学志願者と入学者の確保 ② 教育体制の整備充実と教育環境整備 ③ 学生の就職支援体制強化 また、予算においては、収入の大半を占める学生納付金について、昨今の厳しい社会・経済環境に配慮 し、昨年度まで5年連続の据置きとしたが、平成18年度は、入学を動機付ける入学金の負担を軽減する ため、入学金を30,000円引き下げ、その減額分を授業料に組み入れて、授業料を30,000円引 き上げることとした。 さらに、支出においては、人件費について、定期昇給のみとし、総人件費比率を帰属収入の50%以内 にするとともに、教育研究費について、重点配分予算制度による効率的運用をはかり、教育研究活動の一 層の活性化と研究レベルの向上を目指した。管理経費についても、削減を基本とするものの、重点施策に ついては、傾斜配分を行うこととした。 なお、政策立案、その他執行体制に関しては、環境の変化に迅速かつ適切な対応をするため、近時の私 立学校法改正の眼目である理事会のガバナンス機能を一層充実強化し、また戦略的経営による経営力の強 化を実現するため、担当理事の増員、常任理事会や理事懇談会の開催日の増加等、理事会構成およびその 運営について必要な改革を実施した。 以下に、その主な内容をご報告いたします。 (1)主な事業の目的、計画、進捗状況等 1.学部教育の充実 (1)工学部改組再編により、新たに、「自動車システム開発工学科」、「ロボット・メカトロニクス学科」、および「応 用バイオ科学科」を開設 (2)工学部電気電子工学科の学科名称を変更して、「電気電子情報工学科」として開設 (1)(2)について 平成18年4月から、自動車システム開発工学科(入学定員85名) 、ロボット・メカトロニクス学 科(入学定員90名)および応用バイオ科学科(入学定員80名)の新設3学科の立ち上げを計画 どおり実施した。 また、これに合わせて、システムデザイン工学科(入学定員115名)および福祉システム工学科 (入学定員90名)の募集停止、機械工学科の入学定員増加(140名→150名) 、応用化学科の 入学定員減少(150名→90名) 、および電気電子工学科の学科名称変更(電気電子情報工学科へ) を実施した。 -4- (3)動機付け教育、ものづくり教育の促進 特に、新学科等における製品体験型授業(プロジェクト基盤型学習など)の導入・実施等 自動車システム開発工学科、ロボット・メカトロニクス学科、応用バイオ科学科等、新設学科にお いて、製品体験型授業(プロジェクト基盤型学習など)が導入されたのみならず、既設の電気電子 情報工学科においても、目的志向型実験(オブジェクト実験)が実施されており、体験から専門を 学習する創成型学習導入実施により、動機付け教育やものづくり教育を志向するプロジェクト基盤 型学習(PBL教育)が全学的に一段と普及した。 (4)国際的に認められた技術者養成を目的とするJABEE(日本技術者教育認定機構)対応の教育プログラム の推進 工学部では、すでに機械工学科、電気電子情報工学科および応用化学科においてJABEE(日本 技術者教育認定機構)カリキュラムをもち、機械工学科は平成17年度にJABEE認定を得た。 また応用化学科は、平成18年度に受審を受け、電気電子情報工学科は、平成19年度に受審を予 定している。 この過程においては、外部評価を含めた徹底した点検・評価を受けている。 (5)情報学部3学科に対する情報学部棟の供用開始 情報学部3学科の情報学部棟への移動が順調に行われ、情報学部棟は、情報に係る教育研究の基幹 施設となるとともに、その他の学部学科においても、本棟で授業を実施する等、施設設備の有効活 用が図られることとなった。 2.大学院の充実 (1)大学院における改組再編の推進<新専攻の検討> 特に、平成17年9月5日付け中央教育審議会答申「新時代の大学院教育-国際的に魅力ある大学院教 育の構築に向けて-」を視野に入れた大学院改革の実施、研究活動の高度化の促進 昨年度発足した学長主宰の「大学院改革委員会」において、大学院教育改革支援プログラム」 「社会 人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」等の平成19年度申請に向けた情報収集、準備等が 進んでおり、具体的な大学院改革案の策定に取りかかった。 また、現在の5専攻(機械工学専攻、電気電子工学専攻、応用化学専攻、機械システム工学専攻お よび情報工学専攻)についても、具体的な見直しがはじまった。 (2)授業料引き下げに係る時限措置の最終年度(平成19年度)を控え、入学者の拡大、教育研究体制の強化 促進 授業料引き下げに係る時限措置の延長(平成20年度まで)が承認されたものの、本制度が、現時 点では大学院進学者の増加に結びついていないため、より魅力的な大学院教育(研究を含む)のあ り方についても早急に検討すべきであるとの要望が教学に対して行われた。 -5- 3.教育研究活動の推進 (1)現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「地域と連携したIT実践教育の展開」(2005年度採択) の推進 2年目を迎えた現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP) 「地域と連携したIT実践教育の 展開(副題)高齢者・障害者の利用する地域情報マップの開発と運用」は、あつぎ障害者自立生活 センター、あつぎマルチメディアボランティア、厚木 ITコンソシアム、厚木市などの各団体の協 力を得て、情報学部情報工学科、情報ネットワーク工学科、情報メディア学科および工学部福祉シ ステム工学科(ロボット・メカトロニクス学科)の地域密着型教育システムにより、順調に成果を 収めることができた。 すなわち、春期、秋期の2回にわたる地域実習に基づく地域 IT 基礎教育、技術課題に対する IT 応 用教育など、初期の計画を実施することができ、これらの活動を通じて、改善点や提案を得て、さ らに充実した教育プログラムとしての基盤作りが進んだ。 (2)文部科学省の教育研究プログラム[21世紀COEプログラム、特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)、 現代GPなど]の選定、採択に向けた取組の推進 本年度は、工業製品開発プロジェクト教育システムの構築 (副題)製品開発指向型工学教育の実 践」と題し、特色GPへの申請を行ったが、全学的な取組など規模の点で採択には到らなかった。 平成19年度応募に向けたテーマの選定、検討も引き続きなされた。 (3)科学研究費補助金の採択件数、助成額の拡大 科学研究費補助金について、積極的に応募を推奨したところ、つぎのような結果となった。 申請件数 93件 採択件数 21件(うち継続16件)/平成17年度 24件(うち継続11件) 助成額 /平成17年度 92件 4,054万円 /平成17年度2,840万円 (4)民間および公的・社会的教育研究資金(外部資金)獲得に向けた取組の推進 (5)産学官共同研究の推進 (4)(5)について 産学官共同研究を含む外部資金の獲得に向けた取組みを推奨したところ、つぎのような結果となった。 共同研究 9件 2,318万円 /平成17年度 9件 1,130万円 受託研究 24件 4,475万円 /平成17年度 20件 6,710万円 奨学寄付金 17件 1,293万円 /平成17年度 16件 804万円 (6)教育開発センターによる教育改革の推進 平成7年度から「学生による授業アンケート」を実施し、授業改善とともに教員の資質向上に努め るとともに、授業アンケート結果については、 「より良い教育を目指して」を刊行し、全ての授業科 目担当教員から学生に対して、アンケート結果への対処を発信している。 ただし、アンケート結果において、学生から同じ項目について改善の要望が毎年度同一の教員に対 -6- してなされた場合、学生の要望を沿えてアンケート結果を返却し教員に自主的な改善を促してきた が、改善が芳しくない教員に対する対処方法と授業の公開について検討を進めている。 教員のFD活動 としては、研究会、討論会、講演会等を実施しているが、今後FDの義務化をに らんで、一層の組織的取り組みが必要である。大学院においては、平成19年度からFDが義務付 けられることとなったので、すでに学則の改正を行った。 因みに、昨年度から、当年度教育手法等において顕著な実績のあった教員を顕彰する、 「最優秀教育 者賞」 (理事長表彰)の表彰制度を設け、実施している。 (7)総合実験研究センターによる教育研究支援体制の拡充 知的財産の保護・活用等に関して、TAMA-TLOを利用する場合のルール化等、指導的な役割 を演じるとともに、予算の研究費重点配分についても、審査および配分を担当した。 4.国際化の推進 (1)国際センターの設置等による学術交流協定の促進、学術交流協定校との関係強化、海外留学の支援、留 学生の受け入れ態勢の充実等 本年度開設した日本語別科への入学者募集に努め、応募者をある程度確保したものの、入国審査が 厳しく、予定の募集人数(1年で20名)を確保できなかった(入学者1名) 。 また、国際交流については、新たにつぎの4大学と学術交流協定を締結するとともに、既存の協定 校についても、訪問等を契機に、関係強化を推進した。 ①オックスフォード・ブルックス大学(Oxford Brookes University)英国 ②揚州職業大学(中国) ③揚州環境資源職業技術学院(中国) ④江海学院(中国) (2)インターナショナルラウンジの設置等による国際性涵養環境の整備 国際センター事務室内に設置したインターナショナルラウンジの利用が留学生に定着するとともに、 日本人学生の利用も増加し、インターナショナルラウンジが学生の国際性涵養に果たす役割は、一 層大きくなった。 (3)基礎・教養教育における語学カリキュラムの充実 国際交流の広がりを受けて、本学との国際交流協定校またはこれと同等以上の教育機関において海 外で英語の研修を受けた学生に対しては、海外研修英語の単位が認定されている。 5.施設・設備等の整備充実 (1)キャンパス再開発第二期計画の実施 学生サービス・講義棟の建設計画の策定<2007年度着工予定>ほか 本年度は、学生サービス・講義棟の建設計画の策定を予定どおり終了し、平成19年6月から建設 に着手できることとなった。 (総工費概算22億2,000万円/機器備品等を含む) -7- また、学生のスポーツを一層振興するとともに、スポーツを工学的に研究する施設として、多目的 グラウンドの整備建設(トラックの整備、スタジアムの建設)を計画し実施した。 (2)自動車棟ほか、新学科(自動車システム開発工学科、ロボット・メカトロニクス学科、および応用バイオ科学 科)に関連する施設等の整備・建設 自動車工学棟(1,380㎡) 、ロボットプロジェクト棟(1,242㎡) 、電気・化学実験棟(1, 656㎡)など、新学科に関連する施設等の整備・建設を計画どおり実施した。 (3)夢実現プロジェクト工房の建設 夢実現プロジェクト工房(KAIT工房)の計画策定に十分な時間をかけたことから、当初平成1 8年10月の着工予定が遅れたものの、平成19年2月に着工した。 (4)当年度施設改善計画の実施 主要な実施項目は、つぎのとおりである。 ①C2-E105室の空調設備と簡易ドアの設置 ②製図室(C5-W206室)のプロジェクターとスクリーンの設置 ③C2号館の実験室改善計画 ④大学院講義室(C5-E303室)のプロジェクター機器更新 ⑤ガスレギュレータなどの交換修理 ⑥一部の小・中規模教室の机と椅子を可動式に変更 ⑦グランド倉庫の改修工事 ⑧聴覚障害者も検地できる火災報知器の設置 ⑨第1食堂下膳水槽の改善 ⑩第2食堂庭へ折りたたみ日よけの設置および照明設置 ⑪第1食堂のペンキ塗り替え ⑫幾徳会館のテレビアンテナの改善 ⑬各ゼミ室・教職員閲覧室の扉へのスリットの設置 6.受験生の確保拡大 (1)全教職員を挙げての受験生確保戦略の実施、進学アドバイザーによる地方受験生の掘り起こし等 毎年、各都道府県単位で専任の進学アドバイザーを増員するとともに、県別入試担当者による高校 訪問、出前講義等を教職員が担当することにより、受験生確保、とりわけ地方受験生の掘り起こし を推進した。 (2)全入時代に対応する入試体制の確立 平成19年度入試に向けて、つぎの入試制度の改革を実施した。 ①アドミッションズ・オフィス入試について、 「レクチャー・レポート方式」を増設した。 -8- (注)実施学部・学科: 〔工学部〕機械工学科、ロボット・メカトロニクス学科、 電気電子情報工学科、応用化学科、応用バイオ科学科 ②推薦入試(専門高校関係)について、機械系学科適性検査に工業科目(機械設計)を追加(選択) した。 ③自己推薦入試の選考法について、書類審査を省略し、面接と適性検査による選考方法に変更した。 ④センター方式A日程入試およびセンター方式C日程入試について、大学入試センター試験の数学、 外国語、理科、国語から3科目(これまで3教科3科目)の総合点により選考することに変更し、 2教科4科目以上受験している場合は、高得点の3科目を使用することとした。ただし、理科3科 目での選考および「理科総合A」と「理科総合B」の 2 科目と他の科目を組み合わせた3科目での 選考は行わない。 ⑤推薦入試(一般公募制・専門高校関係・指定校制)会場(青森、秋田、郡山、高崎、広島、福岡、 那覇)および一般A日程入試試験会場(横浜会場)を、一部増設した。 ⑥一般B日程入試日程を試験日を、2 月 20 日(火) (H18 年度入試 2 月 28 日)に変更した。 (3)大学のブランドイメージアップを含む広報活動の充実 具体的な対策の実施までには至らなかったものの、ブランディングに関する基本的な考え方、媒体 の検討等、実施に向けた様々な情報収集等を積極的に行った。 7.学生の就職支援体制の強化 (1)就職先の新規開拓 (2)キャリアアドバイザー制度の充実 (3)早期キャリア教育の充実強化 (4)インターンシップによる実践的キャリア教育の促進 (5)教職員による就職指導の強化、企業との連携強化 (1)(2)(3)(4)(5)について きめ細かな支援体制が奏効し就職状況は好調であり、99.5%以上の就職率を達成した。 また、キャリアセンターの設立等に向けた、幅広く長期的な視野に立った制度改革を実施し、学生 の就職活動に対するサポート体制が、一層強化されることとなった。 8.地域社会との連携強化 (1)地元企業との産学共同研究の推進 地域に根ざした産学協同研究を促進するとともに、本年度は特に、地元「日産」との共同研究に向 けて、幹部の交流が始まり、具体的な相互協力体制の検討に入った。 (2)高大連携の促進 新たに、 東京都立町田工業高等学校と神奈川県立綾瀬高等学校との間で、 高大連携の協定を締結し、 累計で26校となった。 -9- (3)出前講義、公開講座等の主催・充実 本年度も多くの出前講義を実施し、また地域に開放した公開講座を主催した。 (4)各種地元スポーツ大会の主催・後援 本年度は、従来のスポーツ大会に加え、文化面での大会を計画し、神奈川県下の高等学校を対象と する「囲碁大会」を新たにスタートさせた。 (本学が主催・後援する主たる大会) ①少年野球大会 ②少年サッカー大会 ③ゲートボール大会 ④ドッジボール大会 ⑤小学生バレーボール大会 ⑥神奈川県高校生囲碁大会ほか 9.学生指導とサービスの向上 (1)学生証(教職員証を含む)ICカード化によるモバイル学生証、電子マネー等のシステム導入 本年度から、学生証(教職員の身分証を含む。 )を FeliCa 対応のICカードに変更し、これを携帯 電話に専用アプリケーション(Kapli)をダウンロードして利用する、 「モバイル学生証」のサービス を開始した。 このシステム採用は、日本ではじめてのことであり、マスコミからの取材や他大学、機関、企業等 からの見学も多くあり、現在もその状況は続いている。 また、これに伴い、Edy 対応による電子マネーサービスや、その他数々の付加的サービスが順次提 供され、本システムによる一層の便宜と効率よい活用を図る体制が整いつつある。 (2)学生カルテ作成による個別指導の充実 学生データバンクを構築することにより、情報の共有化を図り、個別的な学生指導に役立ててい る。 (3)担任制度の充実 学生を50人程度のクラスに分け、担任制を敷き、責任を持って学生指導にあたった。 (4)基礎教育支援センターの充実 毎年利用者が増加し、他大学からの見学も多く、活動は活発である。 今後は、チュータの増員等を含め、指導・支援体制の一層の充実を図る予定である。 - 10 - (5)学生健康室、学生相談室の充実 学生サービスセンター構想が具体化し、学生健康室、学生相談室等の専門家(看護師、カウンセラ ー、医師など)と、教員、学生課、教務課、就職課等の部門が有機的に連携して学生サービスにあ たる体制が作られた。 (6)地区別父母懇談会の拡充 本年度は、地区別父母懇談会の会場を12会場とするとともに、大学側の説明者も増員する等、き めの細かい保護者との連携を図った。 10.法人の経営・管理運営 (1)戦略的経営による経営力の強化 担当理事2名を増員し、また、常任理事会、理事懇談会等の開催日数を増やすことにより、一層迅 速な経営戦略の検討実施を促進した。 (2)人事制度の見直し等制度改革の促進 学校教育法の改正により、平成19年度から教員組織の変更が義務付けられたことから、この制度 改革にあわせて、新たな処遇制度の導入を目指すこととし、教員に係る給与体系、昇任制度等を含 む処遇制度の大幅な変更を検討し、その具体案を教員組合に提案した。 (3)収支均衡の確保、財政基盤の安定化 財務の概要(平成18年度決算)をご参照。 (4)教員の雇用保険加入 全ての教員について、雇用保険への加入手続きを無事に終了した。 (5)創立50周年に向けた同窓会組織の充実・強化 学籍データ、就職データ等を整理し、本学卒業生の本格的な組織化のための同窓会データ構築に取 りかかった。 - 11 - (2)入学・就職状況 平成18 年度の学部生ならびに大学院生の入学・就職状況は、次のとおりです。 1) 入 学 状 況 【学部生】 ( 平成 18 年4月 )内は、対前年度増減数 平成 17 年4月 工学部 6 学科 工学部 5 学科 情報学部 3 学科 情報学部 3 学科 志願者数 4,613 名 ( △ 514 名) 5,127 名 ( △1,802 名) 入学者数 1,227 名 ( 29 名) 1,198 名 ( △ 在学者数 4,881 名 ( 108 名) 4,773 名 ( 【大学院生】 ( 平成 18 年4月 6 名) 12 名) )内は、対前年度増減数 平成 17 年4月 博士後期課程 5 専攻 5 専攻 博士前期課程 5 専攻 5 専攻 志願者数 博士後期課程 名 ( 0 名) 6 名 ( 4 名) 93 名 ( △ 12 名) 105 名 ( △ 23 名) 名 ( 0 名) 6 名 ( 5 名) 73 名 ( △ 10 名) 83 名 ( △ 24 名) 博士後期課程 13 名 ( 4 名) 9 名 ( 4 名) 博士前期課程 162 名 ( △ 31 名) 193 名 ( 1 名) 博士前期課程 6 入学者数 博士後期課程 博士前期課程 6 在学者数 - 12 - 2) 就 職 状 況 【学部生】 平成 18 年度(対前年比) 平成 17 年度(対前年比) 1,043 名( 109 名) 934 名( 4 名) (進 学) 97 名( △25 名) 122 名( △ 8 名) (その他) 35 名( △8 名) 43 名( △ 17 名) 就職希望者数 911 名( 142 名) 769 名( 29 名) 就 職 者 数 907 名( 148 名) 759 名( 34 名) 求人企業社数 4,066 社( 636 社) 3,430 社( 356 社) 22,712 名( 4,014 名) 18,698 名( 1,904 名) 卒 業 生 数 求 人 数 ①本学に対する求人企業社数は、前年より 636 社増となった。 ②就職先の業種は、製造業 41%(前年度 39%)非製造業等 59%(前年度 61%)となった。 ③就職先の規模別では、次のとおりとなった。 ○資本金5億円以上の企業に 35%(前年度 29%) ○従業員 500 名以上の企業に 40%(前年度 35%) ○上場企業に 28%(前年度 20%) 【大学院生】 ①大学院修了者は 81 名で、就職希望者 77 名全員が就職した。 ②就職先の規模別では、資本金5億円以上の企業に 40%(前年度 51%) 、従業員 500 名以上の 企業に 44%(前年度 38%) 、上場企業に 34%(前年度 39%)であった。 - 13 - 3.財務の概要 平成18 年度決算の概要は次のとおりです。 なお、平成18 年度財務計算書類につきましては、財務部経理課に備え付けてあります。 (1)資 金 収 支 (収入の部) (単位:百万円) 科 目 予 学生生徒等納付金収入 算 決 算 差 異 6,561 6,593 △33 手 数 料 収 入 97 98 △1 寄 付 金 収 入 13 13 0 補 助 金 収 入 1,018 1,021 △3 資 産 運 用 収 入 233 236 △3 資 産 売 却 収 入 2,321 2,324 △2 入 56 59 △3 入 118 117 1 入 1,053 1,096 △43 そ の 他 の 収 入 743 497 245 資金収入調整勘定 △1,377 △1,393 16 当年度資金収入合計 10,837 10,662 175 前年度繰越支払資金 7,321 7,321 収 入 の 部 合 計 18,158 17,983 事 業 雑 前 収 収 受 金 収 (支出の部) (単位:百万円) 科 人 件 175 目 費 支 予 算 決 算 差 異 出 3,762 3,753 9 教育研究費支出 2,113 2,028 85 管 理 経 費 支 出 637 623 14 借入金等利息支出 52 52 0 借入金等返済支出 143 143 0 施 設 関 係 支 出 2,109 2,013 96 設 備 関 係 支 出 621 605 16 資 産 運 用 支 出 2,302 2,302 0 そ の 他 の 支 出 1,001 1,027 △26 資金支出調整勘定 △344 △721 377 当年度資金支出合計 12,396 11,824 572 次年年度繰越支払資金 5,762 6,159 △397 支 出 の 部 合 計 18,158 17,983 175 当年度資金収支差額 △1,559 △1,162 △397 *前記の表の金額は科目ごとに百万円未満を四捨五入しているため、数値が計算上一致しない場合がある。なお、 以下の表についても同様である。 - 14 - 平成18 年度収入は 10,662 百万円、支出は 11,824 百万円となった。資金収入は予算対比 175 百万円 減少したが、支出面で経費削減に努めたこと等から 572 百万円減少し、当年度収支差額は予算を 397 百 万円上回った。 (2)消 費 収 支 (収入の部) 科 (単位:百万円) 目 予 算 学生生徒等納付金 決 算 差 異 6,561 6,593 △33 手 数 料 97 98 △1 寄 付 金 22 31 △9 補 助 金 1,018 1,021 △3 資産運用収入等 233 238 △5 入 56 59 △3 入 118 117 1 帰 属 収 入 合 計 8,106 8,158 △53 基本金組入額合計 △2,875 △2,323 △552 消費収入の部合計 5,231 5,835 △605 事 業 雑 収 収 (支出の部) 科 人 教 (単位:百万円) 目 件 育 研 究 予 理 経 決 算 差 異 費 3,700 3,690 10 費 3,066 2,973 92 (内減価償却額) 管 算 ( 費 (内減価償却額) 953 ) ( 945 ) 660 ( 652 23 ) ( 29 ) ( 8 ) 8 ( △6 ) 借 入 金 等 利 息 52 52 0 雑 出 30 108 △78 消費支出の部合計 7,507 7,475 33 帰 属 収 支 差 額 598 684 △86 帰属収支差額比率 7.4% 8.4% △1.0% 当年度消費収入差額 △2,277 △1,640 前年度繰越消費収入超過額 1,167 1,167 翌年度繰越消費収入超過額 △1,110 △472 支 帰属収入は学生生徒納付金収入が予算を上回ったことを主因に、予算対比 53 百万円の増加となった。 一方、支出面では経費削減等により 33 百万円予算を下回った。 この結果、帰属収支差額は 684 百万円、帰属収支差額比率は 8.4%となった。 基本金組入の予算対比減少要因は、施設関係支出の減少、建物除却等によるものである。 なお、現在教育環境整備のため教育施設の建設を進めている関係から、基本金組入れが大きく当期の 消費収支差額は 1,640 百万円の支出超過となった。 - 15 - (3)貸 借 対 照 表 (資産の部) 科 (単位:百万円) 目 固定資産 資 有形固定資産 産 その他固定資産 流動資産 合 計 本年度末 前年度末 目 減 21,044 19,467 1,577 16,792 15,233 1,559 4,252 4,234 18 10,577 11,851 △1,274 31,621 31,318 304 (負債の部、基本金の部、消費収支差額の部) 科 増 (単位:百万円) 本年度末 前年度末 増 減 負 固定負債 2,984 3,257 △273 債 流動負債 2,130 2,238 △108 5,115 5,495 △380 26,979 24,656 2,323 △472 1,167 △1,640 31,621 31,318 304 計 基本金 消費収支差額 合 計 前年度対比固定資産の増加は、自動車工学棟、ロボット・プロジェクト棟、電気化学実験棟、多目的 グランド建設等によるものである。流動資産の減少は前記建設資金全額を自己資金で対応しており、現 預金の減少によるものである。 なお、正味財産(基本金+消費収支差額)は、前年度比 684 百万円増加し 26,507 百万円となった。 以 上 - 16 -
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