ワークショップ 概要一覧

ワークショップ 概要一覧 ●年会初日 (6月24日(水)13:00-15:30(予定))
1WC1
テーマ名 SACLAが切り拓く構造生命科学研究
オーガナイザー 中津 亨(京都大学)、 菅原 道泰(理化学研究所)
概要
X線自由電子レーザー(XFEL)の利用により,これまでには見ることができなかった生体分子の現象やそれら複
合体の構造の可視化を可能にするための技術が確立されつつある。そこで本ワークショップでは,日本のXFEL
施設であるSACLAを利用し、構造生命科学の分野に新たな息吹を吹き込もうとしている研究者6名に最新の話
題を紹介して頂き討論を行う。
演者
中迫 雅由(慶応義塾大学)、西野 吉則(北海道大学)、平田 邦生(理化学研究所)、西澤 知宏(東京大
学)、登野 健介(高輝度光科学研究センター)、菅原 道泰(理化学研究所)
1WF1
テーマ名 化学修飾の蛋白質科学と医療への展開
オーガナイザー 内山 進(大阪大学)、 赤澤 陽子(産業技術総合研究所)
蛋白質科学および分析技術の発展に伴い、様々な蛋白質の化学修飾が同定されている。それら微小な構造変
化は疾患の要因となる一方、抗体医薬や生物製剤の品質管理において重要であるなど医療への関わりが大き
概要
いが、それらを完全に把握し制御することは難しい。本ワークショップでは、化学修飾による蛋白質の構造およ
び機能変化や、医療への応用について紹介するとともに、今後の課題について議論したい。
演者
内田 浩二(名古屋大学)、斎藤 芳郎(同志社大学)、赤澤 陽子(産業技術総合研究所)、天野 正人(第一三
共株式会社)、古木 健一郎(アステラス製薬株式会社)、木澤 謙司(花王)
●年会初日 (6月24日(水)16:00-18:30(予定))
1WA
テーマ名 量子構造生物学の現状と将来
オーガナイザー 竹田 一旗(京都大学)、 黒木 良太(日本原子力研究開発機構)、 三木 邦夫(京都大学)
文部科学省光・量子融合連携研究開発プログラム「中性子と放射光の連携利用によるタンパク質反応プロセス
の解明」共催 タンパク質は「大きさ」と「精巧さ」という二面性を持つため、その直接的な理解は困難であ
り、既存の化学的常識に基づいた議論に終始している。こうした現状を打破するためには、X線と中性子線を連
概要
携利用する結晶構造解析に計算科学を融合・発展させて、「大きさ」と「精巧さ」という二面性を両立させた新しい
研究スタイルが求められる。このような「量子構造生物学」なる新分野の確立に向けた取り組みの現状と将来像
を議論する。
演者
竹田 一旗(京都大学)、玉田 太郎(日本原子力研究開発機構)、田中 成典(神戸大学)、月原 冨武(兵庫県
立大学)、山縣 ゆり子(熊本大学)、喜田 昭子(京都大学)
1WC2
テーマ名 脂質関連タンパク質の生理機能と機能性脂質生産への応用
オーガナイザー 田中 保(徳島大学)、櫻谷 英治(徳島大学)
概要
さまざまな脂質とタンパク質との相互作用が細胞の構造維持や環境適応などに関わっている。また、生物で重
要な機能性脂質は多様な酵素により生合成され代謝されている。ここでは、細胞の油滴形成、動物および植物
における脂質メディエーター産生酵素、微生物の脂肪酸変換と低温耐性機構に関わるタンパク質の生理機能
やその応用について紹介する。
演者
大隅 隆(兵庫県立大学)、上田 夏生(香川大学)、田中 保(徳島大学)、小川 順(京都大学)、栗原 達夫
(京都大学)、櫻谷 英治(徳島大学)
1WD
テーマ名 蛋白質とアミノ酸のキラルサイエンス
オーガナイザー 福井 清(徳島大学)、藤井 紀子(京都大学)
概要
TBA
演者
藤井 紀子(京都大学)、岡村 恵美子(姫路獨協大学)、定金 豊(鈴鹿医療科学大学)、三次 百合香(九州大
学)、永森 收志(大阪大学)、福井 清(徳島大学)
1WE
テーマ名 細胞死を起点とする生体制御ネットワーク
オーガナイザー 田中 正人(東京薬科大学)、 中野 裕康(東邦大学)
これまで細胞死は、細胞の一生の最終過程であり、その死骸は単に捨て去られる存在であると考えられてき
た。ところが近年、この死細胞が実は情報の発信源となり、免疫応答、炎症、修復、再生、線維化といった生体
概要
応答の起点となっていることが明らかになりつつある。本ワークショップでは若手研究者が、細胞死とそれを起
点とする生体応答機構について最新の知見を発表する。
演者
浅野 謙一(東京薬科大学)、山口 良文(東京大学)、鈴木 淳(京都大学)、どど 孝介(理化学研究所)、仁科
隆史 (東邦大学)、大村谷 昌樹(熊本大学)
1WF2
テーマ名 バイオインパクトマテリアル:その生体衝撃性の仕組みと応用性
オーガナイザー 堀口 安彦(大阪大学)、 長宗 秀明(徳島大学)
概要
本ワークショップでは、生体に作用し、細胞の構造や機能に劇的な影響を及ぼす様々なペプチド性/蛋白性の
毒素や酵素といった生体衝撃性物質(バイオインパクトマテリアル:BIM)について、その構造情報に基づいた生
体衝撃性の分子作用機構に迫る研究、またその成果を応用した、有用物質の生産と活用を目指す研究など、
BIMに関する興味深い最近の取り組みを紹介する。
演者
藤永 由佳子(大阪大学)、北 将樹(筑波大学)、永井 宏史(東京海洋大学)、武田 壮一(国立循環器病研究
センター)、松下 治(岡山大学)