第 30 回(2015 年)宇宙技術および科学の国際シンポジウム 開 催 報 告 書 会 期 : 2015 年 7 月 4 日(土)~ 7 月 10 日(金) 会 場 : 兵庫県神戸市 神戸コンベンションセンター 第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム組織委員会 一般社団法人 日本航空宇宙学会 まえがき 「第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(International Symposium on Space Technology and Science: ISTS)」は、兵庫県神戸市の神戸コンベンションセンターにて平成 27 年 7 月 4 日から 7 月 10 日までの 7 日間にわたり開催され、盛会裏に終了しました。 メインテーマとして”Space Voyage -Frontier for Better Life on Earth- ” を掲げ、19 の一般テクニカ ルセッション、学生セッションに加え以下の特別プログラムを実施し、活発な発表・討論が行われまし た。大会初日には、樋口清司 IAF 会長(前 JAXA 副理事長)による基調講演、以下のような特別プロ グラムが実施されました。 Plenary Special Programs World Space Highlight 1 : National Space Activities World Space Highlight 2 : Easy Access to Space World Space Highlight 3 : What can Electric Propulsion do ? 加えて、6つのオーガナイズドセッション,3つのパネルディスカッションが企画・実施されました。 今回のシンポジウムは、セッションの一部を拡大し、第 34 回国際電気推進会議(International Electric Propulsion Conference: IEPC)と第 6 回ナノサテライトシンポジウム(Nano-Satellite Symposium: NSAT)の2つの国際会議との共同開催としました。その結果、発表講演数は 1,091 件(国内 672 件、海 外 419 件)、参加登録者数は 1,505 名(国内 972 名、海外 533 名、参加国数 39 ヶ国)を記録し、講演 数、登録者数、海外からの参加登録者数などほぼすべての面で過去最高となりました。共催の効果もあ って,50 年を越える歴史を持つ ISTS も一定の国際化が進んだといえます。 今回の兵庫・神戸大会では、同地区の震災 20 年という事情も踏まえ、参加者に宇宙開発利用の急速 な変化を感じていただき、「新たな船出」につなげていただくことを目指しました。あわせて、海外か らの参加、特にアジア各国からの参加を促進し、宇宙に関するアジアを代表する国際シンポジウムとし てさらに発展していくことを願って開催・運営を行いました。また、地域の特徴を活かした展示、テク ニカルツアー、出前授業など従来の企画の充実も図りました。特に約 13,000 名の来場者を数えた展示 は多くの方に身近な宇宙を感じていただけたものと思います。 過去最大の規模となったことは成功の一側面ですが、参加された多くの方からの賞賛の言葉にこそ最 大の成果を感じております。このように成功裡に終了できましたことは、兵庫県、神戸市をはじめとす る自治体関係者の温かいご支援・ご協力、たくさんの企業の方々の積極的な参画、神戸大学を中心とし た大学・教育機関のネットワークによる創造的な活動、そして組織委員会委員及び関係各位の献身的な 努力、これらすべての賜物と深甚の謝意を表します。 以上のように、「第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム」(第 30 回 ISTS)の開催結果を報告 させていただきます。 第 30 回 ISTS 組 織 委 員 会 組織委員長 藤井 孝藏 目 次 1.シンポジウムの概要 1-1.シンポジウムの名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-2.共催機関等の名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-3.開催期間及び会場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-4.開催の経緯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-5.過去の大会記録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 1 1 2 2.組織運営 2-1.組織委員会構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-2.委員会活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3 3.シンポジウムの内容 3-1.シンポジウムの日程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-2.会議の構成と講演数・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-3.参加登録者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-4.国際宇宙展示会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 5 6 7 4.成果の概要 4-1.本シンポジウム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-2.表彰者一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-3.アウトリーチ活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 10 11 5.会計報告 5-1.収支の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-2.収支計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 13 6.資料 6-1.セッション一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 6-2.賛助会社一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-3.組織図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-4.組織委員会委員名簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 17 17 1.シンポジウムの概要 1-1.シンポジウムの名称 英文名 :30th International Symposium on Space Technology and Science 英文略称 :30th ISTS – Hyogo-Kobe, 2015 和文名 :第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム 和文略称 :第 30 回 ISTS 1-2.共催機関等の名称 主催 :第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム組織委員会 :一般社団法人 日本航空宇宙学会 共催 :Electric Rocket Propulsion Society(ERPS) :Nano-Satellite Symposium Organizing Committee 特別協力 :兵庫県、神戸市、第 30 回 ISTS 兵庫・神戸実行委員会 後援 :文部科学省、内閣府宇宙戦略室、経済産業省、国土交通省、総務省 :宇宙航空研究開発機構、情報通信研究機構 :経済団体連合会/宇宙開発利用推進委 員会、日本政府観光局 協賛 :日本ロケット協会、日本航空宇宙工業会、電子情報通信学会 :日本機械学会、計測自動制御学会、マイクログラビティ応用学会 :日本宇宙航空環境医学会、生態工学会、日本宇宙生物科学会 :日本ロボット学会、宇宙科学振興会、アメリカ航空宇宙学会(AIAA) :日本惑星科学会、地球電磁気/地球惑星圏学会 国際協力学会:宇宙空間研究委員会(COSPAR) 1-3.開催期間及び会場 開催期間 :2015 年(平成 27 年)7 月 4 日(土)~ 7 月 10 日(金) 開催場所 :神戸コンベンションセンター 〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町 6-9-1 1-4.開催の経緯 世界の宇宙工学、宇宙理学、宇宙医学、宇宙法等広い分野の研究者、技術者、その他関係 者に発表の場を提供し、宇宙活動を一層活性化すること、また継続的に日本で開催する国 際会議であることを鑑み、学生や若手研究者、技術者の参加を支援し、次世代の人材育成 に貢献することを目的に 1959 年第1回大会が開催された。平成 20 年(2008 年)の第 26 回 浜松大会までほぼ偶数年の隔年で開催してきたが、50 周年を迎える 2009 年第 27 回つくば 大会を機に偶数年の隔年開催から奇数年開催に変更することとした。これにより、サイエ ンス系における最大学会である COSPAR との開催年の干渉を避け、従来工学中心であった ISTS にサイエンスという新しい側面を加えることとなった。 1 1-5. 過去の大会記録(第1回~第30回) 開催期日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1959 5/25~5/28 1960 5/24~28 1961 8/28~9/1 1962 8/27~31 1963 9/2~7 1965 11/29~12/4 1967 5/15~20 1969 8/25~30 1971 5/17~22 1973 9/3~8 1975 6/30~7/5 1977 5/16~21 1982 6/27~7/2 1984 5/27~6/1 1986 5/18~23 1988 5/22~27 1990 5/20~25 1992 5/17~23 1994 5/15~24 1996 5/19~25 1998 5/24~6/1 2000 5/28~6/4 2002 5/26~6/2 2004 5/30~6/6 2006 6/4~6/11 2008 6/1~6/8 2009 7/5~7/12 2011 6/5~6/12 2013 6/2~6/9 2015 7/4~7/10 発表論文数 国内 海外 61 47 14 58 36 22 62 32 30 86 34 52 110 40 70 116 62 54 100 42 58 140 67 73 119 74 45 155 80 75 151 97 54 152 99 53 261 186 75 239 168 71 328 220 108 411 331 80 365 278 87 434 313 121 378 282 96 410 283 127 401 309 92 454 365 89 519 418 101 461 386 75 568 445 123 642 544 98 515 423 92 676 595 81 762 628 134 1,091 672 419 参加者数 国内 海外 150 141 9 200 150 50 225 180 45 245 185 60 290 196 94 259 192 67 346 250 96 467 350 117 304 225 79 376 290 86 351 280 71 400 330 70 611 488 123 541 434 107 700 548 152 714 583 131 791 643 148 712 568 144 684 544 140 693 546 147 793 677 116 732 607 125 759 631 128 712 614 98 823 659 164 852 723 129 789 667 122 881 790 91 1,072 887 185 1,505 972 533 2 参加国数 開催場所 4ヶ国 学士会館 6ヶ国 学士会館 12ヶ国 日本都市センター 8ヶ国 日本都市センター 12ヶ国 日本都市センター 9ヶ国 日本都市センター 11ヶ国 日本都市センター 16ヶ国 日本都市センター 11ヶ国 日本都市センター 14ヶ国 日本都市センター 13ヶ国 日本都市センター 14ヶ国 日本都市センター 14ヶ国 日本都市センター 18ヶ国 日本都市センター 18ヶ国 日本都市センター 17ヶ国 北海道大学 19ヶ国 高輪プリンスホテル 15ヶ国 鹿児島城山観光ホテル 18ヶ国 横浜プリンスホテル 22ヶ国 岐阜長良川国際会議場 15ヶ国 大宮ソニックシティ 18ヶ国 盛岡ホテルメトロポリタン 15ヶ国 島根県民会館 19ヶ国 ワールドコンベンション センターサミット(宮崎) 18ヶ国 金沢市観光会館他 26ヶ国 アクトシティ浜松 25ヶ国 つくば国際会議場 19ヶ国 沖縄コンベンションセンター 32ヶ国 名古屋国際会議場 39ヶ国 神戸コンベンションセンター 2.組織運営 2-1.組織委員会構成 第 29 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(第 29 回 ISTS)荒川義博組織委員長は第 30 回 ISTS の組織委員会委員長に宇宙航空研究開発機構 藤井孝藏名誉教授を推薦し、ISTS 顧問 会議、日本航空宇宙学会理事会の承認を経て決定した。 藤井組織委員長は、第 30 回 ISTS を 2015 年(平成 27 年)7 月 4 日(土)から 7 月 10 日(金) までの会期とし、神戸コンベンションセンターを会場として開催することを決定した。また、各 実行委員会委員長及び委員を任命し、本格的準備に入った。( P17 資料 6-3:組織図、資料 6-4: 組織委員会委員名簿参照) 2-2.委員会活動 2013 年(平成 25 年) 10 月から 2015 年(平成 27 年)9 月までに以下の会議を開催した。 (1)実行委員会 32 回 委員長(7 回)、プログラム(5 回)、財務(5 回)、運営(3 回)、展示(4 回)、出版(2 回)、 庶務(6 回) (2)ISTS&開催自治体合同会議 1 回(第 3 回委員長会議) (3)顧問会議 3 回 (4)会計監査 1 回 3 3.シンポジウムの内容 3-1.シンポジウムの日程 2015 年 午前 午後 その他 (平成 27 年) 7 月 4 日(土) 国際宇宙展示会 7 月 5 日(日) 参加登録受付開始 7 月 6 日(月) 開会式・基調講演・特別プログラム 国際宇宙展示会 国際宇宙展示会 Get Together Place / 歓迎レセプション 7 月 7 日(火) 学術セッション 学術セッション ソシアルツアー 国際宇宙展示会 7 月 8 日(水) 学術セッション 学術セッション 国際宇宙展示会、ポスターセッション テクニカルツアー 7 月 9 日(木) 学術セッション テクニカルツアー ソシアルツアー 7 月 10 日(金) 学術セッション 学術セッション テクニカルツアー 表彰式 & クロージングセレモニー 【7 月 6 日(月)のプログラム】 開会式 09:00~09:50 開会宣言 藤井 孝藏 (第 30 回組織委員長) 祝辞 井戸 敏三 (兵庫県知事) 岡口 憲義 (神戸市副市長) 奥村 直樹 (JAXA 理事長) 佐々木 晶 (COSPAR 代表) Roger Myers (ERPS 会長) 中須賀 真一 (NSAT 組織委員長) 青木 隆平 (日本航空宇宙学会会長) プログラム紹介 嶋田 徹 司会進行 舘 挨拶 和夫 (プログラム委員会幹事) (庶務委員長) Keynote Speech 10:00~10:30 ” Why we are trying to explore Space Frontier -From the study of cosmo-anthropology-” 講演者 樋口 清司 (IAF 会長) World Space Highlight Ⅰ:National Space Activities 10:50~12:30 ドイツ 講演者 Niklas Reinke (DLR) フランス 講演者 韓国 講演者 Eun-Sup Sim (KARI) 米国 講演者 日本 講演者 國中 均(JAXA) Pierre-Henri Pisani (Embassy of France in Tokyo) Christopher C. Blackerby (NASA) 4 3-2.会議の構成と講演数 メインテーマを“ Space Voyage – Frontier for Better Life on Earth ”とし、3 つの特別プログラ ム、19 分野のテクニカルセッション、学生セッション、6 つのオーガナイズドセッション及び 3 つ のパネルディスカッションによってプログラムを構成した。今大会は国際電気推進会議(b : 電気 及び先端推進セッションとジョイント)とナノサテライトシンポジウム(f : 小型衛星セッションと ジョイント)と共同開催したこともあり、アブストラクトは 1,383 件の論文が投稿され、最終的に 1,091 件(国内:672 海外:419 国数 36 ヶ国)の論文が発表された。前大会 134 件だった海外か らの発表件数は 419 件に急増、海外からの参加登録者総数も 533 名となり、名実ともに国際シンポ ジウムの名に相応しい大会となった。統計データを以下に載せる。(P14 資料 6-1 セッション一 覧参照) ★発表論文数(件) 国 内 672 海 外 419 計 1,091 ★国別発表論文数(件) 日本 672 オーストリア 3 アメリカ 111 ポーランド 3 ドイツ 71 ベルギー 2 中国 33 ブルキナファソ 2 フランス 28 エジプト 2 イギリス 24 レユニオン 2 台湾 17 南アフリカ 2 ロシア 15 スウエーデン 2 韓国 14 タイ 2 イタリア 12 フィンランド 1 スペイン 11 ギリシャ 1 オーストラリア 10 マレーシア 1 インド 10 メキシコ 1 オランダ 8 ノルウェー 1 イスラエル 8 セルビア 1 トルコ 6 スリランカ 1 ブラジル 5 スイス 1 カナダ 4 シンガポール 4 計 5 1,091 3-3. 参加登録者数 参加登録者数は 1,505 名(国内:972 名、海外:533 名、参加国数:39 ヶ国)と全ての記録を塗り 替えた大会となった。各種データを以下に載せる。 ★登録カテゴリー別登録者数(単位:名) 登録種類 事前登録 当日登録 合計 一般 595 268 863 学生 443 69 512 同伴 24 31 55 招待 75 0 75 合計 1,137 368 1,505 ★国別登録者数(単位:名) 国名 アメリカ ドイツ 第 30 回大会 155 第 29 回大会 20 65 17 49 40 31 14 10 24 26 24 22 14 10 6 7 3 イタリア トルコ インド 13 3 9 9 0 3 カナダ オーストラリア 8 8 8 4 シンガポール 7 5 イスラエル 7 6 0 3 5 3 ブラジル 4 17 スウェーデン ポーランド 3 3 3 1 オーストリア 南アフリカ 3 0 エジプト 2 2 0 1 アイスランド 2 0 フィンランド ベルギー 2 2 0 0 カタール メキシコ 2 1 0 0 中国 フランス 台湾 韓国 ロシア イギリス オランダ スペイン タイ 6 1 1 0 0 スイス セルビア 1 1 1 0 ノルウェー 1 0 デンマーク ベトナム 1 0 1 4 スリランカ 1 3 マレーシア インドネシア フィリピン 1 3 0 5 0 1 イラン カザフスタン 0 1 0 2 カンボジア 0 1 サウジアラビア モンゴル 0 0 1 1 533 185 972 887 1,505 1,072 ブルキナファソ アンゴラ 海外 日本 合 計 3-4. 国際宇宙展示会 今大会は第 30 回 ISTS 兵庫・神戸実行委員会が主催する「HYOGO-KOBE 宇宙博」と合同で、7 月 4 日(土)~ 8 日(水)の 5 日間の会期にて国際宇宙展示会を開催した。5 日間での実施は初め であったが、週末は主に一般県民市民、平日は ISTS 参加者が来場し盛会な展示会となった。 「HYOGO-KOBE 宇宙博」において、絵画展や多くの一般向けイベントが週末に実施されたこと が多くの来場者数となった一因である。 ★ 展示会場 神戸国際展示場 2 号館 ★ 開催期間 7 月 4 日(土)~7 日(火) 10:00 ~17:00 7 月 8 日(水) 10:00 ~16:00 ★ 展示規模及び形態 出展者数 26 団体 宇宙航空関連団体 18(内海外 4)、大学関連団体 2、開催自治体関連団体 5、 自治体 1 形態 ★総来場者数 島展示:1 団体、小間展示:23 団体、パネル展示:2 団体 12,988 名 7 国際宇宙展示会オープニング 絵画展表彰式 国際宇宙展示会風景 宇宙飛行士講演会 国際宇宙展示会風景 週末に展示されたエアバス社のヘリ 8 4.成果の概要 4-1. 本シンポジウム 30 回の節目となった本大会のメインテーマは“ Space Voyage – Frontier for Better Life on Earth ”とした。 宇宙開発の旅路は永く今後も続き、まさにフロンティアを目指す世界であるが、その旅路の途中、ふと 足元を見て地球における我々の生活に宇宙開発がどのように貢献しているかを振り返り、宇宙開発がよ り一層社会貢献できるための新たな船出を創出することが大事であるというメッセージである。特に、 今回の開催地は 1995 年の阪神・淡路大震災で大きな被害を出した神戸市であることから。20 年が立っ た今、宇宙からの防災・減災を再度考えようというものも本大会のテーマの1つであった。 今大会は、第 34 回国際電気推進会議(International Electric Propulsion Conference: IEPC)と、第 6 回ナノサテライトシンポジウム(Nano-Satellite Symposium: NSAT)の2つの国際会議との共同開催 となったため、発表講演数は 1091 件(国内 672 件,海外 419 件)、参加登録者数は 1505 名(国内 972 名、 海外 533 名)と過去最高となった。海外からの参加登録者数の割合(35%)も高く、ISTS のより一層の 国際化が進んだ結果となった。 実質的な初日にあたる 7 月 6 日(月)にはオープニング・セレモニーと元 JAXA 副理事長で IAF 会長で ある樋口氏によるキーノート・スピーチに続いて、World Space Highlight 1&2 が実施された。World Space Highlight 1 では各国の最新の、特にハイライトになる宇宙活動が紹介され、参加者は世界的な 宇宙開発の最新動向を共有することが出来た。また,World Space Highlight 2 では Easy Access to Space というテーマで、小型で低コストの打ち上げ機と超小型衛星について、大学やベンチャー企業の 活動が紹介された。宇宙開発プレーヤーや宇宙利用の拡大、民間の宇宙投資の活性化という最近の状況 を強烈に示したもので非常に盛況であった。7 日の World Space Highlight 3 では“What can Electric Propulsion do ?” というテーマで共催の IEPC 主体のプレナリーセッションを設け、こちらも盛況であ った。他に 3 つのパネルディスカッション、6 つのオーガナイズドセッションをパラレルセッションで 実施した。一般学術セッションは IEPC(b セッション)の6パラレルを含め、最大 17 パラレルでの過去 最大のプログラム編成となった。また、第8回になる制御コンテストを「Hopping Rover」を題材に実 施したほか、一般向けのイーブニング・イベントとして、宇宙物理学者で神戸大学名誉教授の松田卓也 氏を招いて、人工知能の発展に関連する 2045 年問題についての講演会と対談を行った。 日本で継続的に開催する本国際シンポジウムは、若手研究者やエンジニア、学生が海外からの講演を聴 講できる場であり、且つ自ら英語で発表する場として大きな役割を担っており、今大会 512 名の学生が 参加した。学生セッションについては、今大会は事前のペーパによる選抜を経た各分野ごとのファイナ リストによるセッションを設定し、質の高い発表を参加者がまとめて聞くことが出来るように配慮した。 高いレベルの発表を聞くことで特に学生同士で刺激を授受する効果があったと考えている。一方で、今 大会で変更した内容について事前周知が甘く、多少の混乱を招いた点は反省点である。 会期後発表論文はすべてISTS Paper Archives http://archive.ists.or.jp/ にて電子的に無料公開され、 広いサーキュレーションが図られる。また日本航空宇宙学会(JSASS)オンラインジャーナル ISTS Special Issue に再投稿され査読を経たものは査読論文として掲載される。 9 4-2. 表彰者一覧 学生セッション 組織委員長賞 :菊地 翔太(東京大学) 日本航空宇宙学会長賞 :赤塚 康佑(東京大学) Modi Memorial Jaya-Jayant 賞 :Robin L. Karlsson(東京大学) JAXA 理事長賞 :猪瀬 宇宙科学振興会理事長賞 :Tanapoom Jamphon (Panyarat High School) 兵庫・神戸実行委員会長賞 :中島 晋太郎(東京大学) 日本ロケット協会賞 :榊 裕士(首都大学東京) 和樹(東京大学) 第 8 回 制御コンテスト 学生の部:青柳 祐基・小西 慎吾(東京大学) 一般の部:小島 広久(首都大学東京) ポスターセッション First Prize "Particle Simulation of Interactions between Plasma and Magnetic Field Surrounding Nanosatellite Magnetic Torquers " Rei Kawashima, Takaya Inamori, Toshihiro Matsuguma, The University of Tokyo, Japan Second Prize "Ground Experiment for the Small Unified Propulsion System: I-COUPS Installed on the Small Space Probe: PROCYON" Hiroki Kawahara, The University of Tokyo, Japan Third Prize "Development of an Attitude Control System for UCLSat Based on Magnetic Field and Solar Inputs" Andrew James May, Colin Forsyth, Dhiren Kataria, University College London, UK 10 4-3. アウトリーチ活動 ISTS 組織委員会では、地元実行委員会が主催する県民市民を対象とした科学振興及び宇宙教育 といったアウトリーチ活動に対し全面的な支援を行っている。開催期間中のみならず 2 年間の 事業年度の間、宇宙 1 日出前授業、宇宙飛行士講演会や様々なサイエンスフェアなどに講師派 遣を行っており、ISTS 開催をきっかけに継続的に宇宙に関するイベントを実施する自治体も増 えてきている。以下に、今大会の主な活動を示す。 ★第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム兵庫・神戸実行委員会主催事業 1)古川聡宇宙飛行士講演会/ミニ講演会 日時:平成 27 年 7 月 4 日(土) 13:30-15:10 場所:神戸国際会議場メインホール 内容:古川宇宙飛行士による「君も宇宙に行こう!」 と題した講演と中須賀真一(東 京大学工学部教授/ISTS プログラム委員長)による「ISTS から見た宇宙開発の イチ押し」と題した講演を実施。 2) 子ども広報官 JAXA つくば宇宙センター&種子島宇宙センター見学会 日時:平成 26 年 8 月 2 日(土)&3 日(日)、平成 27 年 5 月 15 日(金)~17 日(日) 場所:JAXA つくば宇宙センター、種子島宇宙センター 内容:兵庫県内から選ばれた子ども広報官が JAXA つくば宇宙センター及び種子島宇 宙センターを見学し、そのレポートをホームページにて発信。 3) 宇宙1日出前授業 日時:平成 27 年 4 月~11 月 場所:兵庫県下の小学校 23 校、中学校 15 校、高等及び高専 11 校 計 49 校 内容:宇宙航空分野の第一線で活躍する JAXA 及び宇宙航空関連企業の方々を講師に 出前授業を実施。 4) 第 8 回災害防災セミナー 日時:平成 27 年 1 月 22 日(木)&23 日(金) 場所:神戸国際会議場 内容:河田惠昭(人と防災未来センター)、戸田謙一(JAXA 第一衛星利用ミッショ ン本部)、堀宗朗(理化学研究所総合防災・減災研究ユニット)の 3 氏による 「減災・防災に人口衛星が果たす役割」をテーマとしたパネルディスカッション を実施。 5) ミニイプシロンロケット打ち上げ&ロケット講演会 日時:平成 27 年 6 月 7 日(日) 場所:明石工業高等専門学校 内容:赤石工業高等専門学校との共催イベントとして、小型火薬ロケットの製作と打 ち上げ、JAXA 徳留真一郎氏によるロケット開発についての講演会を実施。 11 5.会計報告 5-1.収支の概要 平成 25 年 10 月 18 日の第 1 回財務委員会において賛助金目標額を 1,500 万円と決定し、財務委 員会を中心に募金活動を開始した。景気は徐々に回復傾向とは言え不透明感が続く中、各社早目の 予算措置をしていただき、また、財務委員各位のご尽力により目標額を達成することができた。他 に、文部科学省科学研究費補助金の交付、神戸国際観光コンベンション協会及び中内力コンベンシ ョン振興財団からの国際会議助成金の交付は財政面で大きな助けとなった。 今大会は 2 つの国際会議と共同での開催ということもあり、最大 17 パラレルでのプログラム編 成となった。そのため神戸国際会議場だけではセッション会場が足りず、ホートピアホテルもセッ ション会場として使用したため、会場借料費や機器使用経費等のシンポジウム運営費が当初の計画 よりも増加した。発表論文数増加に伴い、参加登録者数は一般登録 863 名、学生登録 512 名、同伴 者登録 55 名、招待者 75 名の総計 1,505 名となり、過去最高であった前回大会の記録を大きく塗り 替えたことにより参加登録収入も増加し、運営経費増加分をカバーすることができた。 国際宇宙展示会は、兵庫・神戸実行委員会と共同で神戸国際展示場 2 号館を使用し実施した。同一 会場での実施であったこと、また、兵庫・神戸実行委員会と同じ業者に業務委託することで運営面、 費用面共に効率的な運営を行うことができた。 日本航空宇宙学会は 2 月決算のため、次ページの収支計算書は平成 26 年 3 月 1 日から平成 27 年 8 月 31 日までの実績と平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 2 月までの収支見込みでの報告となってい る。尚、本年 10 月に日本航空宇宙学会事務局が新橋から日本橋室町に移転したため、今後移転に 伴う諸費用の支払いが発生することを付け加える。 平成 28 年 2 月末の最終決算後に収支差額は確定され、次年度に繰り越す等の会計処理を行う。 今大会、全参加登録者の内約 1/3 の約 500 名が学生登録であった。これは本シンポジウムが日本の みならず世界各国の学生の育成の場となっていることを示しているが、学生参加登録料は他国際学 会に比べて 5,000 円と安価な事前登録費となっており、今後学生登録者が増加するようであれば全 体の収支を鑑みて学生登録料を再考する必要がある。 賛助金目標額の達成、文部科学省科学研究費補助金の交付、神戸国際観光コンベンション協会及 び中内力コンベンション振興財団からの国際会議助成等関係各位のご協力で概ね収支均衡で終了す ることができた。改めて御礼申し上げます。 ★科学研究費補助金に関する件 文部科学省科学研究費補助金「研究成果公開促進費」(研究成果公開発表(C)に応募し、平成 26 年度及び平成 27 年度において総額 9,000,000 円の交付を受けた。会場借料、資料作成費、会議費 に充当し、財政面での大きな助けとなった。 12 5-2. 収支計算書(平成26年3月1日~平成28年2月29日) (単位:円 ) 経常収益 大 特 科 定 資 産 目中 運 用 収 科 益 特 受 取 事 受 賛 助 業 取 収 補 定 資 利 息 収 取 賛 助 金 講 演 会 収 益 庫 受 取 負 担 金 受 取 寄 付 金 共 取 団 体 補 受 助 取 補 助 10,530,000 取 負 担 60,442,605 ) ( 60,442,605 ) ( 15,000,025 ) 金 9,000,025 金 6,000,000 4,000,000 取 寄 付 300,000 ( 常 取 利 収 益 ) 300,000 金 益 受 ) 4,000,000 金 ( 受 ) ( ( 受 収 受 公 ( ) 10,530,000 金 方 6,075 6,075 益 助 ( 益 受 地 経 産 金 国 雑 合 計 目 1,670 息 1,670 計 90,280,375 ) 経常費用 大 科 目中 事 業 費 科 ( 給 料 手 雇 用 手 当 1,697,000 職 給 付 費 用 363,120 費 2,014,738 法 定 福 利 福 利 厚 生 議 旅 費 通 信 交 ー ム 通 運 耗 印 搬 品 ペ 刷 ー ジ 改 製 賃 本 借 水 道 光 講 熱 師 交 流 支 払 支 払 学 会 保 険 手 会 業 数 賞 務 委 託 雑 租 常 税 公 費 経 12,131,587 時 ホ 期 当 退 消 当 88,805,139 ) 臨 会 経 合 計 目 常 用 増 減 修 費 60,598 費 907,212 費 572,563 費 5,502,346 費 1,283,042 費 641,480 費 1,501,099 料 20,387,077 費 260,239 料 89,096 費 4,277,119 料 120,270 料 3,225,300 費 155,900 費 32,678,270 費 329,322 課 607,761 計 88,805,139 額 1,475,236 ※本報告は、平成26年3月1日から平成27年8月31日までの実績と平成27年9月1日から平成28年2月末までの収支見込みでの報告となっております。 13 6.資料 6-1.セッション一覧 メインテ-マ “Space Voyage – Frontier for Better Life on Earth” ★Keynote Speech ★World Space Highlight 1) National Space Activities 2) Easy Access to Space 3) What can Electric Propulsion do ? ★Organized Session o-1) Future Space Transportation System o-2) Launch Vehicle Acoustics o-3) Next Flagship Launch System o-4) Remote Sensing & Geographical Information System o-5) Socio-cultural Approaches for Space Exploration o-6) Space Port ★Panel Discussions Panel-1) Human Voyage : Exploring Our Body and Outer World Panel-2) Space Technology and Disaster Management (Harnessing Space Technology for Disaster Management) Panel-3) Space Innovations and Applications ★一般学術セッション a) Chemical Propulsion and Air-breathing Engines (化学推進及び空気吸込式エンジン) b) Electric and Advanced Propulsion (電気及び先端推進) ※本セッションは、第 34 回国際電気推進会議と共催の位置づけで実施。 c) Materials and Structures (構造及び材料) d) Astrodynamics, Navigation Guidance and Control (軌道力学、航法・誘導及び制御) e) Fluid Dynamics and Aero-thermodynamics (流体力学及び熱空気) f) Small Satellite (小型衛星) ※本セッションは、第 6 回超小型衛星シンポジウムと共催の位置づけで実施。 g) Space Transportation (宇宙輸送系) h) Microgravity Science and Technology (微小重力を利用した科学と技術) i) Thermal Control (熱制御) j) Satellite Communications, Broadcasting and Navigation (衛星通信、衛星放送及び衛星航法) k) Science and Technology for Human and Robotic Space Exploration (太陽系探査の科学と技術) n) Earth Observation (地球観測) p) Space Life Science (宇宙生命科学) q) Space Power Systems (宇宙電力システム) 14 r) Space Environment and Debris (宇宙環境とスペースデブリ) s) Student Session (学生セッション) t) Systems Engineering and Information Technology (システムエンジニアリングと情報技術) u) Space Education and Outreach for the Benefit of All People (全ての人のための宇宙教育・アウトリーチ活動) v) Space Law, Policy and International Cooperation (宇宙法、宇宙政策及び国際協力) w) Safety and Mission Assurance (安全及びミッション保証) 15 6-2.賛助会社一覧 会 社 名 会 社 名 1 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 32 日本電気航空宇宙システム㈱ 2 日本電気(株) 33 シンフォニアテクノロジー(株) 3 (株)IHI エアロスペース 34 中菱エンジニアリング(株) 4 三菱電機(株) 35 IMV㈱ 5 (株)IHI 36 アクシス(株) 6 三菱重工業(株) 37 新日鉄住金ソリューションズ(株) 7 富士通(株) 38 (株)スペースサービス 8 川崎重工業(株) 39 (株)共和電業 9 日油(株) 40 (株)計算力学研究センター 10 明星電気(株) 41 富士電機 IT ソリューション(株) 11 富士重工業(株) 42 東芝電波システムエンジニアリング(株) 12 (株)コスモテック 43 (株) アイ・エイチ・アイ・エアロスペース・エンジニアリング 13 三菱プレシジョン(株) 44 松本産業(株) 14 三菱スペース・ソフトウェア(株) 45 三菱電機特機システム(株) 15 TIS ソリューションリンク㈱ 46 東京コンピューターサービス㈱ 16 岩谷産業㈱ 47 (株)ビー・シー・シー 17 宇宙技術開発(株) 48 (財)宇宙科学振興会 18 日本飛行機(株) 49 (株)平井 19 (財)リモートセンシング技術センター 50 LSAS Tec (株) 20 (社)日本航空宇宙工業会 51 スカパーJSAT㈱ 21 東京海上日動火災保険(株) 52 バロン電子(株) 22 細谷火工(株) 53 島田理化工業㈱ 23 三井住友海上火災保険㈱ 54 MHI エアロスペースシステム㈱ 24 日油技研工業(株) 55 ㈱IHI ジェットサービス 25 日本レコードマネジメント㈱ 56 ㈱JTB 西日本法人営業中央支店 26 HIREC(株) 57 キャノン電子㈱ 27 (財)宇宙システム開発利用推進機構 58 ㈱アストロスケール 28 (株)エイ・イー・エス 59 ㈱パスコ 29 有人宇宙システム(株) 30 (財)日本宇宙フォ-ラム 31 ダイヤモンドエアサービス(株) 16 6-3.組織図 6-4.組織委員会委員名簿 ◎ 組織委員長 藤 井 孝 藏 ◎ 顧 問 斎 藤 小 林 林 秋 葉 五 代 野 村 松 尾 久保田 戸 田 的 川 河 野 小野田 荒 川 本 間 成 文 繁 夫 友 直 鐐二郎 富 文 茂 昭 弘 毅 弘 敏 勧 泰 宣 通 方 淳次郎 義 博 正 修 宇宙航空研究開発機構名誉教授 (第11回大会組織委員長) (第16回大会組織委員長) (第18回大会組織委員長) (第19回大会組織委員長) (第20回大会組織委員長) (第21回大会組織委員長) (第22回大会組織委員長) (第23回大会組織委員長) (第24回大会組織委員長) (第25回大会組織委員長) (第26回大会組織委員長) (第27回大会組織委員長) (第28回大会組織委員長) (第29回大会組織委員長) 元宇宙開発委員会委員長代理 東京大学名誉教授 東京大学名誉教授 元宇宙開発委員会委員 元宇宙開発委員会委員 元宇宙開発事業団技術参与 元宇宙開発委員会委員長 東京大学名誉教授 元宇宙航空研究開発機構理事 宇宙航空研究開発機構名誉教授 東京大学名誉教授 元宇宙航空研究開発機構理事 東京大学名誉教授 元宇宙航空研究開発機構理事 ◎ 特別顧問 井 戸 敏 三 久 元 喜 造 兵庫県知事 神戸市長 ◎ アドバイザ- 奥 村 直 樹 黒 田 徹 高 原 厚 中 島 康 之 宇宙航空研究開発機構理事長 NHK放送技術研究所所長 NTT未来ねっと研究所所長 KDDI研究所所長 17 ◎ 組織委員長補佐 石 川 隆 司 稲 谷 芳 文 樋 口 清 司 森 田 泰 弘 名古屋大学 宇宙航空研究開発機構 宇宙航空研究開発機構 宇宙航空研究開発機構 ◎ 会計監事 志 佐 陽 白 數 利 和 ㈱IHI 富士通㈱ 実行委員会名簿 (○印:委員長 △印:幹事、以下五十音順) ◎ プログラム委員会 ○ 中須賀 真一 東京大学大学院 △ 船瀬 龍 △ 嶋田 徹 宇宙航空研究開発機構 △ 佐伯 孝尚 宇宙航空研究開発機構 稲富 裕光 宇宙航空研究開発機構 吉河 章二 三菱電機㈱ 坂本 啓 東京工業大学 吉村 善範 宇宙航空研究開発機構 淺田 正一郎 三菱重工業㈱ 中西 英全 三菱重工業㈱ 木口 孝洋 富士通㈱ 福永 美保子 ㈱IHI エアロスペース 栗田 昌弘 日本電気㈱ 二俣 亮介 宇宙航空研究開発機構 高尾 浩司 ㈱IHI 和田 有紗 三菱重工業㈱ 田中 周作 三菱電機㈱ 鈴木 俊之 宇宙航空研究開発機構 東京大学大学院 ◎ 財務委員会 ○ △ ◎ 運営委員会 ○ △ 野中 聡 宇宙航空研究開発機構 小木曽 望 大阪府立大学 西田 浩之 東京農工大学 関 妙子 宇宙航空研究開発機構 松山 新吾 宇宙航空研究開発機構 佐藤 一郎 神戸市 山田 和彦 宇宙航空研究開発機構 竹村 正樹 兵庫県 山本 高行 宇宙航空研究開発機構 薫 宇宙航空研究開発機構 ◎ 広報 / 教育委員会 ○ △ 広浜 栄次郎 宇宙航空研究開発機構 佐々木 阿久津 亮夫 宇宙航空研究開発機構 佐藤 一郎 神戸市 川崎 朋美 宇宙航空研究開発機構 竹村 正樹 兵庫県 上垣内 茂樹 宇宙航空研究開発機構 岸 晃孝 宇宙航空研究開発機構 佐藤 一郎 神戸市 竹村 正樹 兵庫県 関 理恵 宇宙航空研究開発機構 平山 奈生子 宇宙航空研究開発機構 鷹尾 祥典 横浜国立大学 船木 一幸 宇宙航空研究開発機構 大津 広敬 龍谷大学 石川 毅彦 宇宙航空研究開発機構 山田 克彦 大阪大学 清水 太郎 宇宙航空研究開発機構 山本 直嗣 九州大学 ◎ 展示委員会 ○ △ ◎ 出版委員会 ○ △ 18 ◎ 開催地委員会 ○ 賀谷 信行 神戸大学 佐藤 一郎 神戸市 舘 和夫 宇宙航空研究開発機構 大関 恭彦 宇宙航空研究開発機構 竹村 正樹 兵庫県 麥谷 高志 宇宙航空研究開発機構 ◎ 庶務委員会 ○ △ プログラム小委員会名簿 (○印委員長△副委員長) a )Chemical Propulsion and Air-breathing Engines (化学推進及び空気吸込式エンジン) ○ 中谷 辰爾 東京大学 片岡 秀文 小丸 △ 今村 宰 大阪府立大学 山口 敬之 宇宙航空研究開発機構 達矢 三菱重工業㈱ 山本 研吾 ㈱IHI エアロスペース 田口 秀之 宇宙航空研究開発機構 Yoon YOUNGBIN Seoul National University 平岩 徹夫 宇宙航空研究開発機構 中山 防衛大学校 b)Electric and Advanced Propulsion (電気及び先端推進) 東京大学 △ ○ 小紫 公也 宜典 日本大学 各務 聡 宮崎大学 Bin WANG 名古屋大学 白石 裕之 大同大学 Georg HERDRICH University Stuttgart 長尾 直樹 宇宙航空研究開発機構 Tony SCHÖNHERR 東京大学 細田 聡史 宇宙航空研究開発機構 YANG Juan Northwestern Polytechnic Univ 横田 茂 筑波大学 Wonho CHOI KAIST 岩佐 貴史 鳥取大学 c )Materials and Structures (構造及び材料) ○ 摂南大学 △ 岸本 直子 秋田 剛 千葉工業大学 仙場 淳彦 名古屋大学 坂本 啓 東京工業大学 田中 宏明 防衛大学校 下田 孝幸 宇宙航空研究開発機構 横関 智弘 東京大学 d )Astrodynamics, Navigation, Guidance and Control (軌道力学、航法、誘導及び制御) 首都大学東京 △ 小島 ○ 外本 伸治 九州大学 広久 岩田 隆敬 宇宙航空研究開発機構 山田 克彦 大阪大学 川勝 康弘 宇宙航空研究開発機構 吉田 和哉 東北大学 島 岳也 三菱電機㈱ 照井 冬人 宇宙航空研究開発機構 Hyochoong BANG Pavel Trivailo KAIST Royal Melbourne Institute of Technology e )Fluid Dynamics and Aero-thermodynamics (流体力学及び熱空気力学) ○ △ 舩津 賢人 大津 広敬 群馬大学 龍谷大学 鈴木 宏二郎 東京大学大学院 川添 博光 鳥取大学 鈴木 俊之 宇宙航空研究開発機構 北川 一敬 愛知工業大学 平木 講儒 九州工業大学 酒井 武治 名古屋大学 藤野 貴康 筑波大学 19 藤田 和央 宇宙航空研究開発機構 坂村 芳孝 富山県立大学 f) Small Satellite (小型衛星) 東京理科大学 ○ 木村 真一 坂本 佐原 田島 趙 祐二 東北大学大学院 戸谷 剛 宏典 首都大学東京 北海道大学 福田 盛介 宇宙航空研究開発機構 宏康 名古屋大学 宮崎 康行 日本大学 孟佑 九州工業大学 安光 亮一郎 三菱電機㈱ 更江 渉 宇宙航空研究開発機構 松本 剛明 九州工業大学大学院 室蘭工業大学 g )Space Transportation (宇宙輸送系) ○ △ 藤井 謙司 北川 幸樹 宇宙航空研究開発機構 宇宙航空研究開発機構 小笹 哲彦 三菱重工業㈱ 溝端 一秀 辻本 健士 宇宙航空研究開発機構 村上 淳 ㈱IHI エアロスペース h )Microgravity Science and Technology (微小重力を利用した科学と技術) 宇宙航空研究開発機構 △ 石川 ○ 足立 聡 毅彦 宇宙航空研究開発機構 菊池 政雄 出口 茂 宇宙航空研究開発機構 松本 聡 宇宙航空研究開発機構 海洋研究開発機構 吉崎 泉 宇宙航空研究開発機構 Hubertus THOMAS Butchi TATA Max-Planck Institute for extraterrestrial Physics Homi Bhabha National Institute 永井 東北大学 野村 浩司 日本大学 早川 泰弘 静岡大学 i ) Thermal Control(熱制御) ○ 長野 方星 名古屋大学 △ 大樹 j )Satellite Communications, Broadcasting and Navigation (衛星通信、衛星放送及び衛星航法) 情報通信研究機構 △ 藤野 ○ 鈴木 龍太郎 義之 東洋大学 井家上 哲史 明治大学 田中 祥次 小川 宇宙航空研究開発機構 田中 博 康雄 NHK放送技術研究所 神奈川工科大学 k )Science and Technology for Human and Robotic Space Exploration (太陽系探査の科学と技術 ) 宇宙航空研究開発機構 △ 石原 ○ 岩田 隆浩 吉明 宇宙航空研究開発機構 上田 敦史 平田 成 宇宙航空研究開発機構 沖 香西 川上 創 宇宙航空研究開発機構 雅裕 宇宙航空研究開発機構 会津大学 n )Earth Observation (地球観測) 宇宙航空研究開発機構 ○ 今岡 啓治 牛尾 矢野 △ 堀 知雄 大阪大学 佐野 到 理子 宇宙航空研究開発機構 島田 政信 克俊 神戸大学 村松 加奈子 奈良女子大学 修司 宇宙航空研究開発機構 Lal SAMARAKOON Asian Institute of Technology 石田 暁 宇宙航空研究開発機構 森田 啓之 近畿大学 宇宙航空研究開発機構 p )Space Life Science (宇宙生命科学) ○ 大島 博 尾田 正二 宇宙航空研究開発機構 東京大学 直人 久留米大学 志波 △ Fenny DWIVANY 20 岐阜大学 Bandung Institute of Technology 白川 正輝 鈴木 豪 服部 淳彦 宇宙航空研究開発機構 Inho CHOI Yonsei University 防衛省 Raja NOOR Universiti Putra Malaysia 東京医科歯科大学 q )Space Power Systems (宇宙電力システム) 神戸大学大学院 ○ 賀谷 信行 佐々木 進 Frank LITTLE Leonard SU M M E R E R John Mankins ARTEMIS Innovation Management Solutions 宇宙航空研究開発機構 Frank STEINSICK EADS Astrium Texas A&M University ESA Henry BRABDHOST Auburm University △ r )Space Environment and Debris (宇宙環境とスペースデブリ) 宇宙航空研究開発機構 △ ○ 柳沢 俊史 古賀 清一 三宅 弘晃 宇宙航空研究開発機構 東京都市大学 三好 由純 名古屋大学 堀澤 秀之 東海大学 福地 一 首都大学東京 真一 山梨大学 東京理科大学 松井 信 静岡大学 恭一 東海大学 宮崎 康行 日本大学 紘大 東海大学 Tony SCHÖNHERR 東京大学 北澤 幸人 豊田 和弘 ㈱IHI 九州工業大学 花田 俊也 九州大学 s )Student Session (学生セッション) 首都大学東京 ○ 佐原 宏典 青柳 潤一郎 木村 中篠 福田 △ t ) Systems Engineering and Information Technology (システムエンジニアリングと情報技術) ○ 白坂 成功 慶應義塾大学 五百木 誠 慶応義塾大学 坂本 啓 東京工業大学 △ 神武 直彦 慶應義塾大学 南部 陽介 大阪府立大学 u ) Space Education and Outreach for the Benefit of All People (全ての人のための宇宙教育・アウトリーチ活動) ○ 平山 寛 秋山 演亮 九州大学 和歌山大学 岩田 陽子 お茶の水女子大学 大貫 美鈴 勝身 川島 △ 寺薗 淳也 会津大学 黒谷 明美 宇宙航空研究開発機構 竹前 俊昭 宇宙航空研究開発機構 スペースフロンティアファンデーション 中野 完 宇宙航空研究開発機構 俊之 長岡技術科学大学 吉川 真 宇宙航空研究開発機構 レイ UNISEC 和田 豊 秋田大学 v ) Space Law, Policy and International Cooperation (宇宙法、宇宙政策及び国際協力) 防衛研究所 エクスカリバー㈱ △ 吉田 ○ 橋本 靖明 浩 内富 素子 宇宙航空研究開発機構 w )Safety and Mission Assurance(安全及びミッション保証) ○ 鈴木 浩一 菊池 敏 宇宙航空研究開発機構 △ HIREC 株式会社 21 小林 亮二 後藤 克仁 宇宙航空研究開発機構 有人宇宙システム㈱ 特別企画コーディネーター名簿 Special Programs World Space Highlight 1 : National Space Activities 吉村 善範 (宇宙航空研究開発機構) World Space Highlight 2 : Easy Access to Space 嶋田 (宇宙航空研究開発機構) 徹 中須賀真一 (東京大学) 長尾 直樹 (宇宙航空研究開発機構) 小紫 公也 (東京大学) o-1) Future Space Transportation System 藤井 謙司 (宇宙航空研究開発機構) o-2) Launch Vehicle Acoustics 堤 (宇宙航空研究開発機構) World Space Highlight 3 : What can Electric Propulsion do? Organized Session 誠司 Kent Gee (Brigham Young Univ.) Amaya Espinosa Ramos o-3) Next Flagship Launch System 藤井 謙司 (CNES) (宇宙航空研究開発機構) o-4) Remote Sensing & Geographic Information System 田殿 武雄 (宇宙航空研究開発機構) o-5) Socio-cultural Approaches for Space Exploration 岡田 浩樹 (神戸大学) o-6) Space Port 賀谷 信行 (神戸大学) Panel Discussion Panel-1) Space Technology and Disaster Management (Disaster Mitigation from Space) 石田 中 (宇宙航空研究開発機構) Panel-2) Human Voyage : Exploring Our Body and Outer World 佐藤 直樹 Panel-3) Space Innovations and Applications (宇宙航空研究開発機構) Corentin Guillo (Satellite Applications Catapult) 大貫 美鈴 22 (Space Frontier Foundation) 第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム組織委員会発行 連絡先:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町 4-1-21 近三ビルヂング 4F (一社)日本航空宇宙学会内(JSASS) 宇宙技術および科学の国際シンポジウム組織委員会事務局(ISTS 事務局) 電話 : 03-6262-5315 FAX : 03-6262-5314 E-mail : [email protected] ISTS Homepage : http://www.ists.or.jp Paper Archives : http://archive.ists.or.jp (第 22 回~第 25 回の Proceedings 掲載論文及び第 26 回以降の発表論文が ホームページ上で公開されています) JSASS Homepage : http://www.jsass.or.jp 平成 25 年 11 月 30 日
© Copyright 2024 Paperzz