２０１２年５月の邦人犯罪被害事例在フランス日本大使館領事部５月中に大使館領事部に届けられた邦人の犯罪被害の件数は５７件で，今年に入ってからの合計は，５月３１日現在，２９１件となっています。今月のコメント！ ◎今月も，先月同様各年代平均的に被害が見られます。発生場所は地下鉄内が相変わらず多く，被害者はほとんどが女性です。また，今月は，オペラ座界隈での犯罪被害も目立ちました。 ◎犯罪被害に遭ったほとんどの方が，全く気が付かないうちに被害に遭っていたと述べています。混雑した場所では当然のことですが，比較的空いているような場所でも，常に荷物をしっかり持ち，周囲の状況に注意してください。【２０１２年５月の被害届分析表】 ○被害手口強盗ひったくりスリ置引き車上狙い侵入盗（空き巣等）偽警察官その他の手口合計当該月 0 3 41 11 0 2 0 0 57 累計 9 15 211 47 1 7 0 1 291 ○事件発生時間帯０時台～５時台６時台～９時台１０時台～１３時台１４時台～１７時台１８時台～２１時台２２時台～２３時台不明合計当該月 1 8 12 21 13 0 2 57 累計 2 48 76 88 57 4 16 291 ○事件発生曜日月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜日日曜日不明合計当該月 3 14 7 9 6 8 10 0 57 累計 31 36 32 40 55 53 44 0 291 ○平日・休日の別平日休日・祝祭日不明合計当該月 26 31 0 57 累計 180 111 0 291 ○月別発生件数(２０１２年) 1月 2月２０１１年 52 54 3月 75 4月 53 5月 57 ○発生場所当該月 ○パリ市内及び近郊メトロ車内・駅構内 18 RERのB線 1 上記以外の電車・駅構内 3 凱旋門・シャンゼリゼ通り界隈 2 エッフェル塔界隈 0 オペラ座界隈 9 ルーブル美術館界隈 5 上記地区以外のレストラン・カフェ 0 上記地区以外のホテル 5 上記地区以外の路上 3 その他の場所・不明 1 ○パリ市とその近郊以外電車・駅 5 レストラン・カフェ等 0 ホテル 0 路上 3 その他の場所・不明 2 合計 57 累計 ○性別区分男性女性合計当該月 22 35 57 累計 108 183 291 ○年齢当該月 0 6 9 11 11 12 4 4 57 累計 10 74 58 34 41 42 10 22 291 ２０歳未満２０歳代３０歳代４０歳代５０歳代６０歳代７０歳以上不明合計 6月 0 7月 0 8月 0 9月 0 10月 11月 12月 0 0 0 102 12 8 8 3 28 26 5 17 25 34 6 1 3 4 9 291 合計 291 【５月の被害例】１．５月１日，ギャラリーラファイエット地下１階の靴売り場で試着中，鞄の置き引き被害に遭った（スリ：女性旅行者）２．５月４日，オペラ座近くのカフェで鞄を足下に置いて食事中，隣に座った客に写真を撮って上げると言われ撮ってもらったところ，気が付いたら鞄がなくなっていた（話しかけスリ：男性旅行者）３．５月５日，ルーブル美術館内で絵画等を鑑賞中，いつの間にかバッグから財布を盗まれた（スリ：男性旅行者）４．５月８日，地下鉄６号線に乗って移動中，混雑した車内でいつの間にか鞄のチャックを開けられ旅券を含む所持品の盗難被害遭った（スリ：女性旅行者）５．５月８日，モンサンミッシェルの混雑したシャトルバス内で，いつの間にか鞄の中から財布を盗まれていた（スリ：女性旅行者）６．５月１１日，フランクリン・ルーズベルト駅で電車の乗ろうとした際，３～４人の子供達に囲まれたが，あとで気が付いたら鞄の中から貴重品が抜き取られていた（子供の集団スリ：女性旅行者）７．５月１８日，オルセー美術館５階を見学中，混雑した中で誰かにぶつかられたと思ったが，あとで確認したところ，鞄の中から財布を盗まれていた（スリ：女性旅行者）８．５月２１日，空港からＲＥＲのＢ線に乗ってパリ市内に向かっていたところ，途中の駅で電車が停車中に乗り込んできた男に鞄をひったくられた（ひったくり：女性旅行者）９．５月２５日，パリ市内某高級ホテルで朝食中，隣に座った男にバッグを持ち去られた。なお，この男は何も注文することなく立ち去ったが，身なりもよく，スリには見えなかったとのこと（置き引き：女性旅行者）１０．５月２６日，ホテルの部屋で寝ていた際，何者かが侵入し，枕元に置いていた鞄を持ち去った。部屋のドアは閉めたはずだが開いていたとのこと（侵入盗：男性旅行者）