2013年3月の邦人犯罪被害事例 在フランス日本大使館領事部 3月中に大使館領事部に届けられた邦人の犯罪被害件数は89件で,今年に入ってから の合計は,3月31日現在,196件となりました。 今月のコメント! ◎置き引きの割合が,全被害件数の約26%を占め,大幅に増加しました。ホテルのロビー, 朝食会場,市内のカフェ等では,荷物を置いたまま席を離れたり,足下に置いたりせず,常 に身につけておく等の注意が必要です。 ◎季節柄,20歳代の方が,被害者全体の約36%を占めました。また,ルーブル美術館で見 学中にいつの間にかかばんの中からすられていたとの被害事例も目立ちました。 【2013年3月の被害届分析表】 ○被害手口 強盗 ひったくり スリ 置引き 車上狙い 侵入盗(空き巣等) 偽警察官 その他の手口 合計 当該月 5 10 48 23 1 2 0 0 89 累計 10 26 119 37 1 3 0 0 196 ○事件発生時間帯 0時台~5時台 6時台~9時台 10時台~13時台 14時台~17時台 18時台~21時台 22時台~23時台 不明 合計 当該月 0 19 15 30 20 1 4 89 累計 0 37 37 59 45 7 11 196 ○事件発生曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日 不明 合計 当該月 12 18 10 16 6 15 11 1 89 累計 32 28 19 33 23 36 23 2 196 ○平日・ 休日の別 平日 休日・祝祭日 不明 合計 当該月 62 26 1 89 累計 136 59 1 196 ○月別発生件数(2013年) 1月 2月 2013年 56 51 3月 89 4月 0 5月 0 ○発生場所 当該月 ○パリ市内及び近郊 メトロ車内・駅構内 20 RERのB線 4 上記以外の電車・駅構内 4 凱旋門・シャンゼリゼ通り界隈 5 エッフェル塔界隈 4 オペラ座界隈 3 ルーブル・オルセー美術館界隈 12 上記地区以外のレストラン・カフェ 5 上記地区以外のホテル 8 上記地区以外の路上 10 その他の場所・不明 10 ○パリ市とその近郊以外 電車・駅等交通機関 2 レストラン・カフェ等 0 ホテル 0 路上 2 その他の場所・不明 0 合計 89 累計 ○性別区分 男性 女性 合計 当該月 43 46 89 累計 70 126 196 ○年齢 20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 不明 合計 当該月 3 32 15 11 15 5 2 6 89 累計 9 53 37 29 31 19 3 15 196 8月 0 10月 11月 12月 0 0 0 6月 0 7月 0 9月 0 42 8 10 9 6 11 18 8 15 28 29 5 0 1 3 3 196 合計 196 【3月の被害例】 1.ルーブル美術館内のベンチに座ってうとうとしていたところ,横に置いたショルダー バッグの中から貴重品の入ったポーチを盗まれた(女性旅行者) 2.ホテル・イビス・パリ・アレシア・モンパルナス14区の朝食会場で,椅子の背もた れに荷物を掛けて朝食を取りに行って戻ると,貴重品を入れたポーチを置き引きされ ていた(男性旅行者) 3.サン・トゥアンに所在するホテル前路上で,後ろから静かに近付いて来た黒人男性2 人組にバッグを強奪された(女性旅行者) 4.地下鉄ポルト・ド・イタリー駅から宿泊先ホテルへ向かう路上で,後から走り寄って きた黒人少年2人組にかばんをひったくられた(女性旅行者) 5.シタディーン・レ・アルの客室に設置されたセイフティボックスに入れた貴重品が, 外出先から戻るとなくなっていた(男性出張者) 6.パリ市内で路上駐車したところ,車を少し移動するように頼まれたので移動し,30 分後に戻ると,車内からかばんを盗まれていた。車を移動する際に,キーロックの周 波数を盗み取られ,不在中に鍵を開けられたものと思われる(男性出張者) 7.ルーブル美術館内にあるスターバックスで,ハンドバッグを席に置いたまま離れたと ころ,対面席に同行者が座っていたにもかかわず,いつの間にかハンドバッグを置き 引きされた(男性旅行者) 8.メルキュール・ガール・ド・リヨン・ホテルのロビーで,ソファの上に置いた荷物を いつの間にか置き引きされた(男性旅行者) 9.地下鉄3号線テンプル駅からガリエーニ駅間で居眠りをしてしまい,その際に,所持 品を置き引きされた(女性旅行者) 10.23時頃,地下鉄7号線,コランタン・キャリウー駅からホテル・イビス・ラ・ビ レット・シテ・デ・サイエンスに向かう路上で,後ろから近付いて来た2人組の若い 男に道路に押し倒され,斜めがけにしていたバッグを強奪された(女性旅行者)
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