Windows 7への導入(590 KB)

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第 1 章 自分のパソコンで Java プログラミングをす
るには?
自分のパソコンで Java プログラミングをするには、まず Java SE(JDK) をダウンロードしてインストール・設
定する必要があります。Java SE(JDK) は、Java プログラミングをするために必要なソフトウェアです。ここで
は、Windows 7 にインストールする手順について説明します。
1.1
Java SE のダウンロード
Java SE(JDK) をダウンロードするには、まず、以下の URL のサイトにアクセスします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/index.html
このサイトで、
「Software Downloads」という欄に「Java SE」というメニューがあります (図 1.1)。このメニュー
をたどると、ダウンロードのページが表示されます (図 1.2)。
図 1.1: ダウンロードサイト (1)
図 1.2: ダウンロードサイト (2)
図 1.2 のダウンロードのページでは、
Java Platform, Standard Edition
という表に、「JDK X Update XX (JDK or JRE)」(「X」や「XX」はバージョン番号が入ります。2010 年 9 月
7 日の時点では、「JDK 6 Update 21」です) という欄があり、この欄の隣に
Download JDK
というボタンがあります。このボタンをクリックすると、
「Java SE Downloads」という次のページが表示されます
(「Download JRE」の方は、プログラミングをするためのソフトウェアのダウンロードではないので、
「Download
JDK」の方をクリックしてください)(図 1.3)。そのページに「Download」というボタンがあるので、そのボタン
をクリックすると、
「Java SE Development Kit XuXX」(「X」や「XX」は上記と同じくバージョン番号が入りま
す。2010 年 9 月 7 日の時点では、
「Java SE Development Kit 6u21」です) というページが表示されます (図 1.4)。
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自分のパソコンで Java プログラミングをするには?
図 1.3: ダウンロードサイト (3)
図 1.4: ダウンロードサイト (4)
図 1.4 のページで、「Platform」の欄から自分のパソコンの環境 (Windows など) を選択します。「User Name」
と「Password」の欄は、Java に関連するソフトウェアやアップデートなどの様々なお知らせを受け取りたい場合
には、入力すると良いでしょう。そして、「Continue」ボタンをクリックします。
そうすると、
「Download Java SE Development Kit XuXX for Windows, Multi-language」(「X」や「XX」は
上記と同じくバージョン番号が入ります。2010 年 9 月 7 日の時点では、「Download Java SE Development Kit
6u21 for Windows, Multi-language」です) というページが表示されます (図 1.5)。このページの「File Description
and Name」という欄に、ダウンロードするファイルへのリンクがあるので、このリンクをクリックしてファイル
をダウンロードします。
図 1.5: ダウンロードサイト (5)
1.2
Java SE のインストール
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストールが始まります。まず最初に、プログラミング
を行うためのソフトウェア (JDK) がインストールされます。
ファイルをダブルクリックしてしばらくすると図 1.6 のウィンドウが表示されます。このウィンドウで「次へ」
ボタンをクリックすると、図 1.7 のウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、インストールする内容と、
インストールする場所を設定します。必要があれば、デフォルト (もともとの設定) から変更が設定しましょう。
また、このとき、「インストール先」の部分については、後の設定で使うので、メモしておきましょう (この例
では、「C:YProgram FilesYJavaYjdk1.6.0 21」となっています)。
そして、「次へ」ボタンをクリックします。
そうすると、図 1.8 のように、インストールの進捗状況が表示されます。インストールが終了すると、図 1.9 の
ウィンドウが表示されます。これで、プログラミングを行うためのソフトウェア (JDK) はインストールされまし
た。次に図 1.9 のウィンドウからは、プログラムを実行するためのソフトウェア (JRE) のインストールが始まり
ます。
このウィンドウでは、JRE をインストールする場所を設定します。必要があれば、デフォルト (もともとの設
定) から変更しましょう。そして、「次へ」ボタンをクリックします。
1.3. インストール後の設定
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図 1.6: インストールウィンドウ (1)
図 1.7: インストールウィンドウ (2)
図 1.8: インストールウィンドウ (3)
図 1.9: インストールウィンドウ (4)
そうすると、図 1.10 のように、インストールの進捗状況が表示されます。インストールが終了すると、図 1.11
のウィンドウが表示されます。これで、JRE はインストールされました。
「完了」ボタンをクリックすると、イン
ストールが終了します。また、「製品登録情報」ボタンは、Java に関連するソフトウェアやアップデートなどの
様々なお知らせを受け取りたい場合には、クリックして登録しておくと良いでしょう。
図 1.10: インストールウィンドウ (5)
1.3
図 1.11: インストールウィンドウ (6)
インストール後の設定
Java SE は、ソフトウェアのインストール後、パソコンに対して「パス」というものの設定をする必要がありま
す。この「パス」を設定することで、2 章で説明する、プログラムのコンパイルなどを手軽に行うことができるよ
うになります。
「パス」の設定は、Windows の「スタート」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「シ
ステム」→「システムの詳細設定」とたどると、図 1.12 のようなウィンドウが表示されます。このウィンドウで
「環境変数」ボタンを押すと、図 1.12 のようなウィンドウが表示されます。このウィンドウで、「ユーザー環境変
数」という欄を見ます。「Path」という項目があればそれを選択して「編集」ボタン、なければ「新規」ボタンを
クリックします。
図 1.12: システムのプロパティウィンドウ
図 1.13: 環境変数ウィンドウ
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そうすると、図 1.14 のウィンドウが表示されます。このとき、図 1.13 のウィンドウで「編集」ボタンと「新規」
ボタンのどちらをクリックしたかで、図 1.14 のウィンドウで行う作業が少し違います。
図 1.14: パスの設定ウィンドウ
「編集」ボタンをクリックした場合
1. 「変数値」の欄に入力されているものの一番最後にカーソルを置く
2. 図 1.7 のウィンドウでメモした内容を「インストールパス」と呼ぶこととすると、1. のカーソルの位置に
; インストールパス Ybin
と、すべて半角で入力する
3. 「OK」ボタンをクリックする
<注意ここから>
「変数値」の欄の入力を決して間違えないこと
「変数値」の欄の入力を間違える、例えば入力されてあったものを消してしまったり、入力されているものの途
中に 2. の内容を入力したりすると、それまで利用していたソフトウェアなどがうまく使えなくなるなど、問題が
起こる可能性があります。「変数値」の欄への入力は、間違いのないよう、十分注意して行いましょう。
<注意ここまで>
「新規」ボタンをクリックした場合
1. 「変数名」の欄
Path
と入力する (すべて半角です。また、大文字と小文字を間違えないようにしましょう)。
2. 図 1.7 のウィンドウでメモした内容を「インストールパス」と呼ぶこととすると、「変数値」の欄に
インストールパス Ybin
と、すべて半角で入力する
3. 「OK」ボタンをクリックする
これで、Java SE のインストールと設定は終了です。