総記 哲学 社会 歴史 自然 産業 芸術 技術 言語 文学 哲 学 学 文 総記 一般的なゾーニング 歴史 自然 術 芸 言語 技術 産業 会 社 図書分類によるゾーニング バイパス 図書ゾーニングによる検索性と バイパスによる散策性 賑わい 静けさ 静けさのゾーニング ■ランドスケープデザイン ■ 街とつながる図書館の提案 □通り抜けできる 図書館 ■検索しやすく、発見や出会いのある図書館 図書館分類に従い、円グラフの ように分類別に本を配置するこ とで、目的の本を検索しやすい レイアウトとします。同時に分 類を跨ぐバイパスを設けること で、横糸で各分類をつなぎ、偶 然の出会いを促す散策性を構成 しています。利用しやすい検索 性と新たな発見を促す散策性を 両立する構成としています。 学校 商店街 街 スーパー (交流センター) □ ワイガヤから静かに学習まで 多様な使い方のある図書館 図書館エリアは 2 階に設け、中 心部から外周部に向かい、同心 円状に変化する静かさを提供し ます。中心部に賑やかなゾーン 駅 を設け、外周部に向かい、次第 に静かなゾーンとなる構成とし 住宅街 ています。ちょっと賑やかな、 周辺環境とつながる図書館 それでいて、集中もできる、利 用者が居場所を選べるような、 □ まちづくりへと繋がる活動の展開 身近な図書館を目指します。 図書館前の緑のパークに は、家庭の本を自由に寄 贈したり、そこから手続 き無しで自由に借りたり できるフリーライブラ リーボックスを配置して います。本への親しみを 育むきっかけとして提案 しています。 □ トップライトが作り出す光と風の効果 図書館 □ 室内緑化対応型の樹木の設置 美術館の中を走り抜ける 私たちが提案する図書館のかたち 商店街の中を走り抜ける □「散策」と「検索」の路 大階段は、談笑をし たり、待合せをした り、本を読んだり、 街の広場のように利 用できます . 森の中 散策のような道 バリアフリー化、ユニバーサルデザインを徹底します。各本棚 の転倒防止、本の落下対策、浸水対策として 1 階の本棚の高さ を調整します。 屋根伏図 □メンテナンス 等で樹木が採用 難しい場合 例) 駐車場台数 を増やす。 駐車場 キッズルー 駐輪場 ムを街側に 移動する キッズルーム どの分類の本をどの程度蔵書するのかが、図書館の性格を創 ります。また、路幅や路の使い方一つで、図書館の存在意義 大きく可変します。 私たちの分類毎にゾーン分けする構成は、蔵書する分類量に 応じて、自在にレイアウトできる可変性のある素地を備えて います。 図書館によるまちづくり 個人 グループ 利用する市民の皆様の目線で、 文化会館 大学 建築のデザインのみでは無く、 学校 那須観光協会 那須塩原市 図書館 未来の礎となる図書館のあり 地元 図書館 メディア 方を、運営企画も含め共有し、 企業 駅前広場 未来目的にかなった図書館を 来訪者 交流セン 団体 福祉施設 ターセンター 丁寧に創って行きたいと考え 道の駅 外国人 ています。 まちづくり 協議会 ベンチレーション(開閉式トップラ イト)夏季 , 中間期は風を流す ポリカーボネート(光を拡散さ せる , 紫外線フィルム) H-500x200 H-300x200 予算内での実現のため、設計チームは積算チームと一体となっ て徹底したコスト管理を図ります。地域材、鉄骨、RC の適切 なバランスをとりながら可能な限りのコストダウンを図りま す。同時に、建築計画におけるガラス面の構成や面積、建築の 面積、などについても柔軟に対応できる計画となっています。 □ ワークショップ みんなで創る図書館・可変対応力の ある基本レイアウト 先に何があるのか、訪 れた人が想像を膨らま せる仕掛け。偶然の本 との出会いを繰り返し ながら新しい知識を発 見して行く。 ソーラー パネル 自然光の拡散 タスクアンビエ ント照明 □ 徹底したコスト管理 本提案の平面プランは、1F の通り抜けできる路と 2F の図書館の放射 状の書架レイアウトからなる非常にシンプルな平面構成となっていま す。今後の様々な要望に対して柔軟にプラン変更の対応が可能です。 201 ■ 設備計画 □ 構造ダイヤグラム 従来の閉ざされた図書館ではなく、近隣と広域を積極的に繋ぎ、 地域の他施設と連携を図り、地域に開かれた拠点を目指します。 キッズルーム ファブリックやトップ ライトを用いて同様の 効果を実現できます。 ■構造計画 □ ユニークな形態をルール化された構造システムで実現 □ 地域が元気になるネットワーク型図書館 □ みんなで考える図書館 室内の樹木は、 森のポ ケット に木漏れ日の空 間を作り出すと同時に音 を適度に遮る効果を期待 しています。 室内は屋外に比べ圧倒的 に光の強さが足りないた め、暗さに強いフィスカ• イーリー等の植物を選択 樹木は音を遮る役 し事前に暗さに慣らして 割も担っています。 から(光順化)植えます。 □段々コミュニケーションスペース 駅前広場に面した段床 空間はイベントやレク チャーも行われる多目 的スペースにも . トップライト 施設全体を光の明暗と風の流れを用 いて空間をコントロールします。 森のポケット は、トップライト から 光 と 風 を取り込み、穏 やかで清々しい木漏れ日空間を作り 出し、市民の居場所を提供します。 フリーライブラリーポスト 駅前広場に面した大階段は、広場から 2 階の図書館へと人々 日常との連動性に加え、より広域と積極的 に交流する アーバントレイル を提案しま を導く重要なアプローチ空間であると同時に、広場を見下 ろせるコミュニケーションスペースにもなっています。 す。アーバントレイルとは街の整備したマ ラソンコースを走るのではなく、老人ホー トップライトが光と風を生み出す ムや美術館、普段なかなか行かない過疎地 域など、「人とのふれあいが必要な場所」を繋 室内の植栽が木陰を作り出す いでみんなで走るというイベントです。この ような企画を予め構成に想定することで黒磯 市全域と繋がる図書館をつくることにつなが 大谷石を用いた大階段 り、街が元気になるきっかけを提供します。 市民の通り道である 黒磯市 □ 地域が元気になる安心安全な図書館 一階の路には、 マガジンストリート として主に「雑誌」をレイアウトし、 コーヒーを飲みながら子どもから大人まで、身近に図書館に足を向ける きっかけを提案します。通りすがりの人が足を止め、思い思いに過ご すことができ、利用者 の興味を自然に深めて いきます。 また、この路は アーバ ントレイルラン のスタ ート地点のような使い方 雑誌本棚イメージ 人の流れに沿った書架配置 を想定しています。 □青空フリーライブラリー(古本リサイクル) アーバントレイル ラン □ 地域の核となる図書館へ 私たちの提案する図書館は、地 域に溶け込み、黒磯全体の核と なり市民の日常の憩いの場所を 目指しています。そこで、地域 をより積極的に繋ぐ仕掛けや企 画を提案していきます。 ■施設内の様々な仕掛け □ マガジンストリート 私たちは、図書館のデザインと同時に駅前広 場の在り方が非常に重要であると考えていま す。図書館と一体として捉えたデザインやア 波紋 イディアを提案します。 広場から水の波紋のように広がるデザイン で、駅前という街の中心を示すと同時に、人々 を図書館の中に導きます。ベンチや植栽エリ アをミックスさせ、賑やかな広場を作ります。 地域に調和したメンテナンスの容易な植栽を選 定します。四季によって変化する多様な植栽を 平面イメージ 施します。床には 野石を採用します。 図書館の 1 階には、駅から対角線上に誰で も気軽に立ち寄れる「商店街」のような路 マガジンストリート を創ります。日常と の連動機能。通学の通り抜け、買い物の時 の子供の居場所、駅に行く途中、、、日常の 通り道に図書館が生まれます。 庇により日差し をカット 床輻射冷暖房 ブレース 屋根:梁組 2 階梁•ブレース位置 □ 鉄骨ブレース構造 基礎:直接基礎 ペリメーターゾーンの コールドドラフト対策 水熱源ヒートポ 井水槽 ンプチラー 柱:Φ-250 地下水 2 階:床梁・柱・ブレース □床と屋根の構造 2 階床は 3m ピッチで鉄骨梁を並 べ、その上部に合成スラブを形成 します。屋根は折板状の形態で軽 量な仕上げとなっており、屋根形 態に合わせた構造とします。頂部 や谷部に柱を設け、柱どうしを繋 いで三角形の大梁を、その内部に 小梁を三角形に配置して屋根面の 剛性を確保します。 縁側コミュニケー ション 床輻射冷暖 柱:□-250x250 大梁 H-500x300 小梁 H-500x200 □架構の部分詳細 鉄骨ブレース構造とし、既製品の 鉄骨部材の使用により経済性を追 求します。1,2 階とも本棚の配列 3 角形を構成する に合わせて構造体を配置し、本棚 屋根梁 や壁の位置に平面的にバランスよ くブレースを配置します。ブレー スは本棚を挟み込むように、フラッ トバーの引張ブレースを用います。 2 階の閲覧室は本棚が途中までと なっており、下部はフラットバー の引張りブレースを用い、上部は 角形鋼管による一方向ブレースを 用いて開放性を高めます。 Low-e ガラス (紫外線フィルム) 森のポケット 整然と配置 した 2 階梁 デシカント空調 □ 自然エネルギーを活用した快適な環境計画 省エネルギー対策として、高断熱性能の屋根外壁、負荷直接対型 高効率輻射空調、LED とタクスアンビエント照明の採用。空調は デシカント空調方式による調湿制御とペリメーターゾーンへの床 吹き出し空調を計画し、居住域空調によるランニングコストの低 減、資料室は個別空調とし蔵書への湿度管理も考慮した省エネ性 の高い室内環境を、単独運営の部屋(ホール、ギャラリー、会議室等) はヒートポンプ式の個別管理方式としコスト削減をします。また、 自然光を上手に取り込み一年を通して少ないエネルギーで良好な 光環境を形成します。 □天井の素材と構法 天然素材の生み出す温もり感を大事にしました。地場産素材の檜 の難燃合板を考えていますが、コスト調整が必要な場合はシナ等 他の材種も含めて検討し、吸音材の採用も含め適切な材料を選定 1 階:柱・ブレース します。天井の構法は吊り金物等は使用せず、構造材に直接天井 下地を取り付け、強度をもった耐震性のある構法を用います。 1 階 .2 階の ブレース構面 通し柱 (木棚•壁の部分はフラット バー、2 階上部は角形鋼管) 静けさ 賑わい マガジン ストリート 森のポケット 外周部の静かなエリアでは樹木に囲まれた 吹抜けのポケットゾーンを設けています。 ここでは , ちょっとした集まりにも対応し、 外からも見える賑やかなファサードを作り 出します。 駅前広場 森の小道 園芸テラス 森の小道を抜けアプ ローチします 市民が育てる、畑、 植栽スペース 森のポケット 読書をしたり、お話ししたり、 コミュニケーション空間 ■大階段は、歩く・座る・閲覧・談笑と多目的に利用する前庭のような開放的な場所 . 会議室•研修室 (120m2) 可動間仕切りにより部屋の大 きさを変える事が出来ます マガジンストリート カフェ(100m2) 道のような空間に雑誌の表紙がずらりと 並ぶ『商店街』ような賑わいをつくります。 街とマガジンストリートに 面した木漏れ日のカフェ ■街と施設を緑に囲まれたポケットでつなぎ、通りに面しては縁側が人と人とのやさしい関係を育む . 東野交通事務所(130m2) 広場とマガジンストリートを 繋ぎ、バス停が見通し良い配置 交番(100m2) 広場、マガジンスト リートにに開いた配置 フォレストポケット 広場に木陰作り、夏は涼みスポット冬 はひなたぼっこ。街の公園を創ります フリーライブラリー 街のみんなで自由に本を寄贈 し自由に借りられるスポット 歩道 縁側 縁側 11000 森の小道 森のポケット 森のポケット 森のポケット レンタサイクル マガジンストリート お話会コーナー ボラン WC 森のポケット EV 荷解き 搬入口 WC WC (25m2) 防災•倉庫 共用部に面した使い勝 手の良い位置に配置 駐車場 30P 二輪車 30P WC カウンター 段々リーディング ポケット 機械室 (25m2) 森のポケット キュービクル 発電機 屋内消火栓 (下部水槽) EV 森の小道 固定書庫 (2.5 万冊) 防音対応壁 リーディング 南側に集約する事で、図書 南側に面した明るいスペース。様々な 館を広場と街に開きます 遊具や大きなテーブルで調べも可能 (160m2) 行政窓口(180m2) 閉架図書コーナー 湿度管理を徹底した 収納力のある書庫 (2.5 万冊) 6000 24hWC 11000 事務作業室 (100m2) 自然科学 EV WC WC ホワイエ 見通しのよい位置にカウンター 森のポケットから光が降 を設置し気軽に立ち寄れます り注ぐ明るいスペース WC 多目的スペース(150m2) 駅前広場に面した独立運営可能 展示スペースと一体利用可能。 ■駅前公園から、ホール・ギャラリー・図書館・バス待合室・交番を一度に見ることで、様々な活動をつなぐコミュニケーション型の図書館として市民を積極的につなぎます . 視聴覚資料 段々リーディングポケット WC 企画本棚ポケット 総記 森のポケット 文学 会議室 館長室 言語 テラス 哲学 (2.5 万冊) リーディングポケット グループ グループ 学習室 1 学習室 1 (20m2) (20m2) フォレストポケット リーディング スペース 9000 (2 万冊) レファレスポケット コンシェルジュ 行政窓口 マガジンストリート 13000 一般来客エントランス キッズスペース(180m2) 芸術ファッション資料 (1 万冊) マルチメディア•プレイス (2020m2) 歴史地理 縁側 EV 83000 利用頻度が想定しづらい郷土資料コー ナーへの動線をブリッジ状に楽しく演出 リーディングポケット 社会科学 OPEN バス停 ブリッジポケット (1 万冊) EV 広場から中心に噴水を 設け、夏場は子供達の 遊び場となります。夜 間はライトアップし光 の演出も行います。 N 10000 森のポケット 倉庫 防音対応壁 16000 1 階室内から吹き抜けを利用して 2 階 に森を引き込むスペース 郷土資料 音楽•映像コーナー ウォーターランド 屋外ギャラリー 倉庫 集密書庫 (6.5 万冊) 森のポケット 森のポケット 青少年図書 ポケット 森のポケット ロッカー 室外機 セキュリティー(BDS ゲート) フリーライブラリー 樹木の葉を近くに感じながら本を読む 公園のようなスペース 4500m2 WC 守衛室 (35m2) 18000 授乳室 バス停 ウォーターランド ティア室 防音対応壁 駐車場 合計 空中に浮かぶ半静寂のスペースは、 1 階を見下ろす気持ち良い空間です。 ■西側のエントランス空間 . 駅側と同様に 2F 図書館への大階段アプローチがあり 2F も通り抜けができる . リーディングポケット 森のポケット 暖炉スペース 授乳室 スタッフエントランス ( マガジンストリート含 ) バス停 独立空間とし静粛に集中して勉強がで き、北からの柔らかい光が注ぎ込みます。 ブラウジングポケット リサーチポケット 吸音対応壁 園芸テ ラス 13000 段々スペース 座って本を読んだり、ミニ レクチャーしたり出来ます 導入機能 面積(m2) マルチメディアプレイス 2060m2 閉架図書 160m2 事務作業スペース等 130m2 多目的ホール 150m2 展示スペース 100m2 会議室•研修室 120m2 行政窓口 180m2 カフェ + ショップ 100m2 防災倉庫 25m2 交番 100m2 東野交通事務所 130m2 機械電気設備 60m2 1F その他 1185m2 スタディーポケット ショップ 自転車 250P 43000 カウンター 森のポケット 森の小道 19000 フォレストポケット カウンター 段々スペース 凡例 縁側 テラス ■図書分類を横につなぐバイパス . ブリッジなどの仕掛けにより「散策」と「検索」を生み出している . 展示スペース(100m2) 様々なレイアウトが可能。エントランス , 外部と一体となった展示イベントが可能 ベンチ 地域木材、使った休 憩スペース 駅前広場 1F_PLAN (2300m2) TOTAL (4500m2) ■1 階は各公共サービスと雑誌・カフェを中心とする マガジンストリート が通り抜けるコミュニティスペース 四季の感じられる植栽、黒磯駅の玄関としての庭を 整備します。床は地域素材の 野石を利用します ■2 階は低い本棚を分類通りに配置した、わかり易く開放的な閲覧スペースです . 分類ごとの書棚ゾーンに付 設するリーディングスペー ス。蔵書の貯蔵量に応じて 可変させます グループ学習室 (40m2) レファレンスポケット 議論が出来るよう、 音を管理したグルー プ学習室 新着の返却コーナとして、 今みんなに読まれている 本にアクセスし易くする。 企画本棚ポケット 本当に頼りになる図書館 を目指して。時事に対す る学びをタイムリー・集 中的・包括的に学ぶ機会 を提供する。 2 階エリア 大階段により直接ア クセスでき、高さを 抑えた本棚見通しの よい空間です。 テラス ウォーターランド 広場や屋外ギャラ リーと繋ぐ屋外テ ラススペース 2F_PLAN (2200m2) 人の心をつなぎ、街を元気にする図書館 ■街に面し十分な歩道を確保し、独立運営も可能な明るいブックカフェ .
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