2014 年度科学と人間 6 月 20 日分 学生のコメント 今日の課題:レポート課題をどれか一つ選んで、書いてみる。 【山口先生宛て】 今回山口先生の子供を自分好みに「改造」することについてというテーマを取り上げた のは 2005 年におこった板橋区管理人両親殺害事件とつながるからである。 コメント [y1]: なぜこの事件とつながるこ 「20日午後4時40分ごろ、東京都板橋区成増1、中堅ゼネコン「佐藤工業」(本店・ 富山市)の3階建て社員寮1階の管理人室でガス爆発があった。同室で管理人の永友正徳 とが、このテーマを選ぶ理由になるんです か? さん(44)と妻圭子さん(42)が倒れており、病院に運ばれたが間もなく死亡した。 2人の頭部にいずれも、鈍器で殴られたような傷があることなどから、警視庁捜査1課と 高島平署は殺人事件とみて捜査を始めた。同居していた高校1年の長男(15)の行方が わからなくなっており、同課で捜している。調べによると、永友さん一家は、人材派遣会 社からの派遣で同室に住んでいた。正徳さんの首など数か所に、刃物で切られた傷があっ た。圭子さんも胸部などに数十か所の傷があり、台所に、凶器とみられる血の付いた包丁 が落ちていた。ガスの元栓と台所のガスコンロをつなぐガスホースが切断されており、床 には灯油がまかれていた。同課は、犯人が2人を殺害後、灯油をまき、ガスを出して爆発 させたとみて、現場の状況を詳しく検証するとともに、2人の死因の特定を進める。(読 売新聞) - 6 月 21 日 2 時 9 分更新」という事件である(HEAT のメモ‐板橋・管理人夫婦 コメント [y2]: これは誰? 殺害事件,http://heat666.seesaa.net/article/4510803.html,2014/6/22 アクセス)。また動機 は「親に愛されていないという不満からのもので、事件後も A は両親のことを他人事のよ うに淡々と語っていた」という(板橋区・管理人夫婦殺害事 件, http://yabusaka.moo.jp/kanrinin.htm,2014/6/22 アクセス)。 コメント [y3]: 制作者は? この事件は当時小学校2年生だった私には衝撃的な事件のひとつであった。自分が大切 に育てた子供が自分に不満を持ち、自分の子供に命を奪われることは悔やんでも悔やみき れない。この原因は育て方に問題があるのか、どのようにしたら子供が不満を持たないの だろう。 伏見猛弥(1952)によると、「人間をつくるということ、言い換えれば子供を育てると いうことは、親、とくに母親にとっては、半ば本能ともいうべきもの」である(p.18)(伏 コメント [y4]: なぜ母親限定なのですか? 見猛弥,『頭のよい子 性格のよい子 どうしたらそういう子供に育てられるか』,実業之日 本社,1952)。また同じ本に「人間をつくる仕事」とも書かれている(p.20)。子供が不満 コメント [y5]: ほとんどの子供は特に何も を持たないようにするためには、やはり親の環境作りが欠かせない。改造の意味は「不備 しなくても殺人者にはなりません。日本の な点や悪い点を改めて、よくすること。改善。」である。子供が人殺しをしない人に育つ 場合だと、人口 1 億人で年間の殺人発生件 ためには子供の間違いを小さいうちから改善していく必要がある。それは一般的に「しつ 数は約 1,000 件。 け」である。親は小さい時から思いやりの心と嘘をついてはいけないことをしつけなけれ コメント [y6]: 板橋事件の子供にはこうし ばならない。このことから子供の改造は許される。 たしつけが欠けていたという証拠があるの ですか? 1 今回はレポートの課題が出された。私はその中で、山口先生の「子供を自分好みに改造 することについて」のレポート課題を選択するつもりである。子供を塾に行かせることや、 習い事をさせることは一般に普通のこととして受け入れらえているが、遺伝子に手を加え るとなると普通と考えることができない。このことについて、人間が選択すべき道はある のかということ、国による考え方の違いやその現状などを検討していこうと考えている。 コメント [y7]: 主語は?あなたですか? コメント [y8]: なるべくたくさんの文献を 読んでください。 私は現時点で山口先生の課題でレポートを書こうと思っている。優生学とは、Wikipedia で「生物の遺伝構造を改良することで人類の進歩を促そうとする科学的社会改良運動」と 定義されている。今井先生の授業では人種により優劣があるという考え方はで明らかに間 違ったものだった。しかし今回のテーマは自分の子供に対してどのような教育をするかに コメント [y9]: 遺伝子を改造することは教 より、子供を改造していくというもので少し話が違う。将来、自分が結婚して子供を育て 育ではない。 るということになったときのことも踏まえながら、子供の改造について文献を参考にし、 レポートを書いていこうと思っている。 コメント [y10]: 「踏まえる」は「既に確定 した事実を前提にする」ときに使う言葉で しょう。 動機 近年、中国では自分の子供の DNA を調べて、才能があるとみられた分野のみに力を入れ てスペシャリストを作る動きや思想が見られる。これは中国に限ったことではなく、アメ リカや、我が国である日本といった大国で顕著に見られる。科学技術の発達・進歩により、 コメント [y11]: 出典は? ヒトゲノム計画も終了し、すべての DNA を確定することができたうえに、その DNA を調 べるために必要な資金も、かつてほどの大金ではなく、一般人にも手が伸ばせる金額にま で落ちている。それも相まって、年々、我が子の DNA を調べる親が増加しているのだと考 コメント [y12]: 「DNA」という言葉で何 えられる。例えば、習い事をさせるなら幼少時からさせてやりたいと大抵の親は考えるだ を意味しているのか不明確ですが、 「ゲノム」 ろう。言語能力やそういった技術を身につけるには、幼少時からさせるとよいという調査 という意味なら、2014 年現在、事実として 報告はいくつもあげられているし、世間的にもそう認められている。しかし、幼い子供に 間違いです。 「遺伝子」 「ゲノム」 「DNA」 は自己決定能力や主張することに関して乏しく、自分の子供に合っているのか分からない の違いをちゃんと調べるように。 習い事を続けさせることは、親自身が不安であるだろうし、金銭的な問題も絡んでくる。 だが、DNA 診断で、例えば音楽のセンスが非常に高いといわれたとする。この場合、親が コメント [y13]: 何の例ですか? 子供にピアノ教室など、音楽を幼少時からさせようと思うのは当然のことであろう。しか コメント [y14]: 出典は? し、これであれば、子供の意思や気持ちを踏みにじってまで続けさせようとする親が現れ コメント [y15]: 誰に? ることも確かである。 このように、DNA 診断で子供を早期から決めつけてしまうこと、またそれ以前に、親の コメント [y16]: どれ? 一存で子供の将来の選択肢を狭めてしまったり、自分の好みに改造してしまうことが技術 コメント [y17]: なぜ? 的に可能になった現代社会において、子供を自分好みに改造することは倫理的に許される コメント [y18]: 具体的にどんな診断です のか否かを検討したい。 か?なお、23andMe がやっているような 「遺伝子検査」は「占い」の域を出ないと 言われています。 2 山口先生の、子供を改造することについての課題をしていくつもりだ。この課題を選ん だのは、生物的分野を含んでいたのが自分にとって決め手であった。もちろん、これは個 人の主観的なことだが、社会的にも遺伝子改造についての論議はよくされており、そうい った観点でいま科学技術が発展している世の中にとっては重要なものなので選択した。 遺伝子改造で子供を改造というのなら、子供を作る段階での改造も含まれるだろう。例 えば、人工授精や出生前診断などだ。もちろん賛否は様々である。 コメント [y19]: これらは「改造」ではない。 山口先生のご著書である『科学技術と倫理』では「遺伝子操作技術が進歩して、遺伝的 に知能・運動能力の高い子供を人為的に作成することができるようになるならば、そうし た親の欲望がデザイナーベビーの誕生へと向かうのではないか」(p99)と危惧されている。 旧ナチスのような優生思想まではいかなくても、現代特有の新たな優生思想がねえ付くこ コメント [y20]: ? 「根付く」だとすると とが心配だとも書かれてあった。しかし、同書には「現代自由主義社会では他社に迷惑を 意味が不適切。 かけない限り自由を最大限尊重することが基本的な価値観として(中略)膳を施そうとして いるのであり、また子供を作ることは個人的な自由の裁量の範囲内だと考えられるからで ある」(p100)ともある。 また、ホンマでっか TV でコメンテーターとしても活躍中である池田清彦と金森修が書い コメント [y21]: そんなことを書いた覚え がないですが、どこに書いてありました か? た『遺伝子改造社会あなたならどうする』では「遺伝子によって支配される行動というも コメント [y22]: これは金森さんの意見を のは実質存在しない」や「人種で皮膚の色素の遺伝子が異なっても知能などの遺伝子パタ 紹介した部分。 ーンがパラレルなのはありえない」などと、遺伝子が直接個人の能力を変えることは起こ コメント [y23]: 「引用する理由」としては り得にくいとしている。たしかに、遺伝子は DNA の形質を表してはいるものの、それその 適切ではない紹介。それぞれの学問上の専 ものによって個人の特性を決めるものではないから池田先生たちの意見は非常に合点がい 門分野を書くように。 く。 コメント [y24]: 「起こりえない」と「起こ こういった観点に基づきながら、今後の課題レポートに打ち込んでいく次第である。 りにくい」をくっつけたら日本語として変 参考文献 です。 ・「科学技術と倫理」 著者:石田三千雄・宮田憲治・村上理一・村田貴信・山口修二・山口裕之 コメント [y25]: 「遺伝子」 「DNA」 「ゲノ 出版社:ナカニシヤ出版(2007 年 2 月 23 日) ム」などの言葉の意味をちゃんと調べて理 ・「遺伝子改造社会 あなたはどうする」 解するように。 著者:池田清彦・金森修 コメント [y26]: そんなことはない。 出版社:洋泉社(2001 年 4 月 21 日) 考える事は良い改造、だめな改造をどこに線引きするかだ。 コメント [y27]: 「良い改造」があるという 産まれる前の遺伝子操作などは、一律に禁止すべきなのか、条件付きならどこまで良い ことはなぜ前提なのですか? のか。条件付きで可能にするなら、先生のお話によると男女の産み分けも可能なようだ。 こうなって来ると男女平等などで問題が出てくるのは考えないといけない。また優れてい コメント [y28]: 何を? るとされている遺伝子を選んで妊娠させるのが許可されたならば、個人の生まれてからの 努力より遺伝子が過度に重視される危険性も出てくる。 一般に障害者と呼ばれる人は、他人と比べて一部の機能が劣っているのは事実だが、例 えば目の見えない人は代わりに聴覚が発達したりする。つまり優劣を決めるのは部分的に コメント [y29]: 具体的にどのように考え は簡単だが総合して考えると難しい。このことが忘れられないように考慮しないといけな ることですか? 3 いのだが、行き過ぎた遺伝子操作はこのことを忘れられてしまわないようにする努力が必 要だ。 コメント [y30]: 主語と述語の関係が成り 最後に実際に生まれてくる子供だ。生まれてくる子どもは自身の遺伝子操作に対して介 入することが不可能で、実際にメリットもリスクも子供に大きく降りかかることも忘れら れてはならない。 もう 1 つは生まれた後の教育などによる改造だ。戦前の日本で行われた自国を異常な程 に誇張した教育などは太平洋戦争のような大きな歪みを生み出し易い、更に明らかに事実 と違うことも多く教えたのは好ましなくすべきではない。しかし今日の論理性、合理性を 重視する学業は景観権の問題で分かりやすいが、言葉で定義しにくい物などが軽視される 立っていません。 コメント [y31]: 主語は? コメント [y32]: 「最後に」のあとに「もう 一つ」とつながるのは変。 コメント [y33]: 何を? 危険性があることを十分に教えていないことなど問題もある。これも過度に論理性を重視 コメント [y34]: 具体的にどんな学業です した教育が進むと問題が大きくなり思考の改造ともいえどこかで線引きを考えないといけ か? ない。 コメント [y35]: 何が分かりやすいのか分 これらを中心にレポートを考えています。 かりません。 ★文章を書くときには「主語―目的語―述語」を常に意識するように! コメント [y36]: 「中心」がどれなのかよく 分かりませんでした。 昔、教科書に受精卵の段階から遺伝子を改造し、望みの子供を創り上げる映画の話が書 かれていたのを思い出した。だから子供を『改造』することについて書いてみる。 子供の改造は言葉だけ考えると悪いように思うかもしれない。しかし子供のために塾に 通わせ、習い事をさせるというのも改造になるだろう。親は子供には良い子として育って 欲しいし、より良い生活を送って欲しいと願っている。それ故に子供が良い学校に通い、 コメント [y37]: 何の映画ですか? コメント [y38]: テーマの選択は、個人的理 由ではなく社会的学問的理由から行うよう に。 良い成績を残したり、スポーツや芸術で高い評価を得させるために子供に発破をかける。 コメント [y39]: 「悪いように思うかもし それらの行為も「子供の『改造』」と呼ぶことができるだろう。その程度なら子供にとっ れない。しかし、悪くない」と続けないと。 ても良いといえる。 コメント [y40]: 「程度」の基準は? しかし子供を親の所有物と考え、教育を強要したり、遺伝から子供を改造するような「デ ザイナーベビー」のような「改造」の場合、倫理的、感情的な面から忌避される。 自分自身としては「子供を自分好みに『改造』する」ことについて悪とは思わない。子 コメント [y41]: なぜ? コメント [y42]: 誰が忌避するのか? 供がより良い未来を歩むために親が子供に教育を施す適切な「改造」だけでなく、デザイ ナーベビーもおすすめしない程度しか考えない。デザイナーベビーであることが子供、親、 その周囲に多大な悪影響を及ぼすことが無い限り。「デザイン」されていても一個人に変 わりはないのだからことさら拒絶することではない。よって自分は子供を「改造」するこ とは許されると考える。 コメント [y43]: 「思う」 「考える」はやめ て理由や根拠を示すように。 私は、科学と人間のレポート課題で、山口先生のレポート内容に 1 番興味を持った。最 近、自分の子どもを虐待したり、酷くなると殺したりするという事件をよく聞く。その理 由を聞いてみると、 「ムカついた」や「子どもの相手をするのが疲れた」など、子どもを持 コメント [y44]: これが私のレポートのテ った親の発言とは思えないものばかりである。そのようなことを言うのであれば、最初か ーマとどうつながるのか不明です。 ら子どもを作るなと思い、とても憤りを感じている。このようなことの他にも、世間には テーマを選択した理由は、個人的な事情で まだまだ子どもに関する多くの問題がある。その中の 1 つとして、 「子どもを自分好みに改 はなく、 社会的学問的な理由を書くように。 4 造すること」というテーマに興味を持ったのである。 遺伝子組み換えではない、と食品に記載されているのをよくみる。この表示のように、 遺伝子組み換え=危険と世間では認識されている。しかし、遺伝子操作科学の進歩により、 コメント [y45]: アメリカではほぼすべて アメリカでは自分の子供を自分好みに改造しても構わないという思想が広がっている。 の大豆やトウモロコシが遺伝子組み換えに 自分好みに改造した赤ちゃんを「デザイナーベビー」と呼ぶ。ジュリアン・サバレスキュ なっています。 教授は「遺伝的な精神疾患の可能性をスクリーニングすることで、生まれてくる子供が「良 識ある人間」や「他人や自分を傷つける可能性が少ない人間」に育つ可能性が高くなり、 社会がより良くなる」と主張する。子供の最高の人生を保証するのも子育ての一環であり、 正当な理由があれば遺伝子操作は許されるべきという。(遺伝子操作で良識ある子供を作 る:オックスフォード教授「デザイナーベビーは道徳的に正しい」) コメント [y46]: このサイトの制作者は誰 http://estorypost.com/news/genetically-engineering-ethical-babies/) ですか?なお、レポートを書くときにはサ しかし、遺伝子組み換え食物にもあるように遺伝子破壊、生態系の破壊につながる危険 性が強い。 (もう少し情報が必要です。レポート提出までに調べておきます。すみません。) バレスキュの著書に直接当たるように。 コメント [y47]: どういう意味? コメント [y48]: 遺伝子組み換えの影響よ 山口先生の子供を自分好みに改造することについてというテーマが気になるのですが、 りは、農業そのものによる生態系の破壊の 渡部先生の新型出生前診断という話が、自分の子供の理想の状態を親が選択する機会があ 方が甚大でしょう。 るという点で改造という言葉に共通しているように感じたので、じっくりと検討してレポ コメント [y49]: なぜ? ートに臨みます。今週もありがとうございました、来週もよろしくお願いします。 先生たちから様々な課題が出されたが私は山口先生の課題を選ぼうと思っている。なぜ なら、私は教育関係の仕事に就こうと思っているのでこの課題について考えたいからであ コメント [y50]: 個人的な動機でなく、社会 る。 的・学問的な理由を書いてください。 教育者になろうという人間には、毎回のコ メントに手を抜かず真摯に取り組む態度が 賛成意見・反対意見はこれから文献を読んで取り組んでいきたいです。 必要です。 質問:(4)結では、子供の改造が許される場合と許されない場合の、それぞれの結論を 書くということで合っていますか? コメント [y51]: レポートの結論は一つで す。 レポートでは、子供を自分好みに改造することについて検討する予定である。レポート は以下のように進める。 科学の進歩は、人の生活を快適にする効果を持つ。 だが一方で、倫理が関与する選択肢の幅を広げる一面がある。 例えば、エアコンデションの普及で猛暑を快適に乗り切ることができるようになったが、 出生前診断を利用すれば、胎内の子どもの状態に応じて、出産するか堕胎するかを選べる ようになった。 5 コメント [MW52]: 堕胎は犯罪です。 デザイナーベビーは出生前診断と同じく、科学の進歩によって可能になった考え方であ る。 しかし、出生前診断とは異なり、子供を改造することは、科学技術が無くとも可能である。 コメント [MW53]: 無理です。 デザイナーベビーの例を踏まえ、本レポートでは、子どもを自分好みに改造することにつ いて検討する。起は以上のように進行する。 レポートは、賛成意見を中心に取り上げる予定である。 コメント [y54]: はじめから「賛成」と決め てしまっていては、バイアスのかかった結 論にしかなりません。賛否両論をバランス 【内海先生宛て】 よく調べて考察するように。 今回のコメントを書く時点で、私は「心の専門家」のテーマについてとりあげる。 1.このテーマをとりあげた理由として、東日本大震災で津波被害を受けた人などが、未だ に津波の映像や音を聞くと恐怖を感じる、という内容のニュースが報道されており、そこ でカウンセリングや心のケアが必要だと主張しており、より詳しいことを知るべきだと感 じた。 2.心の専門家は必要ないとする意見として、小沢牧子「「心の専門家」はいらない」洋泉 社(2002)という本がある。小沢によれば、「心のケア」などが社会に浸透した理由や、 コメント [u55]: 誰が主張していますか? コメント [y56]: 誰が知るべきなのです か?なぜ知るべきなのですか? 「心の専門家」に依存する危険性などを述べている。 また、「こう考えてくると、「心のケア」や「癒し」に専門家が登場していることは、 消費社会の爛熟、消費主義埋没の問題であることははっきりしている。「生きることは買 うことなり」の暮らしが「なじんだ世界」を薄れさせ、心もとなさを増しているのだ」「し かし「なじむことの力」を金銭に変えることはできないこともはっきりしている。なじむ こことは時間の産物だが、金銭は時間を一瞬にして買うためのものとも言えるからでもあ る。」(小沢[2002:209])と主張している。 確かに、カウンセリングなどの治療にはお金がかかることもあり、自然に心が癒される のを待つことや、自分で克服することもまた重要である。しかし、だからと言って、傷つ いた心を自分たちだけで治すことは困難ではないか。 コメント [y57]: なぜ困難なのか、理由は? 3.心の専門家は必要であるという意見として、「必要である」という点からすると少しず れるが、文部科学省のサイトに、心のケアの概要などが書かれている。 「平成 11 年に起きた台湾大震災で、文部科学省は、カウンセラー及び兵庫県復興教員を順 次派遣するとともに、現地カウンセラーを採用し、日本人学校教職員とともにチームによ る長期的な総合的ケア活動を実施した。」 「台湾大地震の被災という事態に対し、台中日本人学校教職員も派遣支援スタッフも暗中 模索の状態であったが、できうる最善の対応を協力して実施した。これら多くの関係者の 愛、努力と英知の総和が心のケア活動であり、この総合的な支援活動が児童生徒の心の回 復に役立った。」 「文部科学省・在外教育施設安全対策資料【心のケア編】(6 月 23 日閲覧) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/003/010/008.htm」 6 コメント [u58]: 「癒される」や、 「傷つい た心」を「治す」とはどういうことですか? このように、心のケアにより、心の回復に貢献した例もある。もし専門家たちがケアを行 コメント [u59]: 上記の記載には、実施した はなければ、人々はいつまでも苦しみ続けていた可能性もある。心の専門家はある程度の という部分しかありません。 「貢献」した具 実績はあるということがわかる。 体的な部分もまとめてください。 4.2、3 をふまえて、心の専門家は、苦しんでいる心を癒し、問題を解決する助けになる のは確かであり、その点ではとても重要な存在であるといえる。しかし、専門家ではなく、 個人でまた家族などの支えの中で少しずつ心を癒していくこともまた大切である。さらに、 コメント [u60]: どの様な「苦しみ」でしょ うか。 コメント [y61]: 根拠が不明です。 心の問題に消費社会がかかわってくることは、あまりよいこととはいえない。 専門家は個人のフォローにまわり、基本的には個人が主体になって心の問題を解決する 必要がある。 今回はあまり時間がなく、詳しい内容を調べることができなかったが、正式なレポート コメント [y62]: なぜ? コメント [y63]: なぜ? コメント [y64]: なぜ? を書く際は、より詳しく、また自分の意見をはっきりと述べるようにしたい。 コメント [u65]: 「専門家」とはどのような 人をさすのかも含め、論を展開していって まず、心の専門家とはカウンセラーのことと定義する。 ください。 1,心のケアが大流行している今日、心の専門家が社会的位置を大きく占めており、社会 の方向性に関する不安が存在する。 2,カウンセリングはクライアントを中心に進む。そのため、話が大きくなると視点が社 コメント [u66]: 「カウンセラー」にも色々 あります。 会・制度・組織といった問題から個人の問題へとすり替わる現象が発生する。また、個々 コメント [u67]: 「話が大きくなる」とは? の問題解決能力の低下にもつながる。 コメント [u68]: この原因は何でしょう 3,カウンセラーに頼ることで悩みの早期解決が期待される。さらに、実際に話を聞いて もらえるため、心的負担の軽減にもつながる。 か?カウンセラー個人の資質によるもので すか? 4,確かに、心的負担を抱える人々がいる以上、心の専門家の存在は否定できない。しか し、心の専門家が社会的地位の多くを占めていることは問題である。なぜなら、心理に関 コメント [u69]: 根拠は?国家資格化され 係のないものまで心理の問題だとする、すり替えが起こるためだ。なので、専門家の数を ていない現在においては、常勤での就職は 減らしていくべきだと考える。 難しい分野もあり、経済基盤が確立されて いる人は多くありません。 このテーマを取り上げる理由 近年、精神疾患の患者数が増加している。また、心の専門家としての国家資格も創設さ れる見通しがある。そんな中、『心の専門家はいらない』ー小沢牧子著をかわきりにその ような専門家は必要ないという意見も存在している。将来、心の専門家を目指している私 コメント [u70]: 「私」のことは胸にとどめ としては、検討すべきことであると考えこのテーマを取り上げる。 ておいて、レポートでは社会的、学術的意 義についてのべてください。 心の専門家はいらない 上記の著書を読んだ者によると小沢牧子氏の主張は『縁を持った人々と、手間暇をかけ ながら「問題があって当然」の毎日の中で考え、模索し、知恵を重ねる当たり前のコミュ ニケーションができにくくなっている。そうなると、安心できる何かに頼りたいという気 持ちが募るから、「心の専門家」の普及と浸透は人々がものを考える習慣自体を衰退させ る。つまり、心の問題をあまりにも安易に専門家に委ねると、心を消費財化し、コンビニ 7 コメント [u71]: 締め切りまでに自分で読 んでくださいね。 エンスストアで安心を買うような傾向を強めるという指摘だ。』」私はこの意見に反対あ る。なぜなら、私の父親はうつ病にかかったがとても家族の力だけで父を助けることはで きなかったためである。また、誤った励ましにとって逆上させてしまったこともあるから だ。専門的知識なしでの治療は誰のためにもならないのである。 心の専門家はいる 「講座臨床心理学 1.臨床心理学とは何か」東京大学出版会は『医学的治療モデルにおい ては、心理的問題は“病理”として捉えられ、医師の管理、指導の下“治療”の対象とされてき た。しかし、臨床心理学は、病理の治療を目的とした学問ではない。広く心理的問題の解 決を“援助”することを目的とした学問である。症状を呈していなくても、心理的援助を必要 としている人は数多くいる。もちろん、心理的問題の中には精神医学的病理が含まれる場 合もある。そのような場合、臨床心理学では、「病理を抱えてどのように生きるのか」と いう心理面での問題解決がテーマとなる。』と述べている。つまり、心の問題は病気なの である。病気を医師でもない一般人が治すことができないように、心の問題に対しても専 コメント [u72]: この文献で取り上げられ 門家は必要であるのだ。 ている「医学的治療モデル」の中で対応さ 社会的意義 れているものだけが「心の問題」でしょう 精神疾患の患者数は 15 年ほど前から約 100 万人も増加している。精神疾患はれっきとし た病気である。病気を一般人が治療することは不可能ある。また、無知な治療は病気を悪 化させ、さらには縁を持つものにとっても負担がかかり同じく精神疾患に陥る可能性もあ る。このような二次被害を防ぐ為にも心の専門家は必要であるのだ。 癒力によって治ります。医者はその手助け コメント [y74]: コンラッドとシュナイダ 閲覧日 14/6/23 ーの『逸脱と医療化』を読んでください。 日経ビジネス書評アーカイブス http://www.yononaka.net/review/bookreview/index08.html コメント [y73]: 大部分の病気は本人の治 をするだけ(か経過を観察しているだけ) 。 参考 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html か。 閲覧日 14/6/23 コメント [u75]: ここでの「心の専門家」は 下山晴彦 丹野義彦 具体的にどのような人をさしていますか? http://www8.ocn.ne.jp/~mental/nanika_1/nanika1/nihonniokeru2.html 閲覧日 14/6/23 レポートの途中経過です。まだ完成ではありませんが一読お願いします。(ファイル添付) 1) 起: このテーマを取り上げる理由。 このテーマを選んだ理由は、2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災における、被害 者の精神面での援助が現在の日本のもっとも優先すべき課題であると考えたからである。 コメント [u76]: 「精神面への援助」が「も 2) っとも優先すべき課題」と捉えたのはなぜ 承: 「心の専門家は要らない」とする意見を取り上げ、検討する。 (今回は見つけられなかったので提出期限までには見つけておきます。申し訳ありません。 ) 3) 転: 「心の専門家は要る」という意見を取り上げ、検討する。 「心的外傷を受けた場合は、臨床心理士や専門カウンセラー、ほかのセラピストに助け を求めるとっかかりとなる(クラウディア・ハーバート『心に傷を受けた人の心のケア』 ですか? コメント [y77]: 政府は「経済成長」だと考 えているようですが。 保健同人社 1999 p41,42)」とあるように、精神的ダメージを受けた場合、心のケアを専 門とする人に相談すると効果的であるという意見もある。 コメント [u78]: 上記の記載では、 「とっか 4)結: 2)と 3)を踏まえて「心の専門家」に対する社会的意義について結論を述べる。 かり」とありますが、 「効果」の具体的なこ 3)にもあるように、精神や身体を損傷した場合、心理面でのサポートが施されることで、 8 とが記載されていません。 患者は安心感を持ち、精神的に安定した状態になることができるので」、心の専門家は必要 であると私は考える。 参考文献一覧 『心に傷をうけた人の心のケア』クラウディア・ハーバート 保健同人社 1999 『3・11 あの日のこと、あの日からのこと』みやぎ教育文化研究センター 日本臨床教育 学会震災調査準備チーム 2011 文部科学省が 2012 年 5 月に災害補助法が適用される地域で「非常災害時の子供の心のケ アに関する調査」を行った。その結果によると「PTSD と疑われる症状」がひとつでも出て いる子供は 14.1%で7人に1人の割合であった。特に福島は 16.0%と突出しており、原発 事故で外で遊べないなどのストレスが原因であるとされる(文部科学省「非常災害時のこど もの心のケアに関する調査」より)。 これは非常に深刻な事態であると思う。東日本大震災から3年余りの月日は過ぎたが、 未だに地震時の強烈な体験による PTSD に苦しむ人は多いだろう。心のケアが必要不可欠 であると思う。心というのは、自分には見えない。病気になったとしても、他の病気のよ うに自覚症状もなく、気づきにくいだろう。だからこそ、心のケアのプロである臨床心理 士や、カウンセラーの存在は大きいと思う。このような理由で、私は今まで心の専門家の コメント [y79]: 以下、ほぼすべての文末が 「思う」になっています。 コメント [u80]: 「だろう」ではなく、デー タを調べてみましょう。 存在は必要なものであると感じていたし、疑うこともなかった。しかし、 「心の専門家はい コメント [u81]: なぜでしょうか。 らない。」という考えを知ってみたいとも思った。そこで、内海先生の課題を選んでみよう コメント [u82]: ここでの「カウンセラー」 と思っている。 とはどのような人をさしますか? 参考ウェブサイト 文部科学省「非常災害時における子供の心のケアに http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1337762.htm 関 す る 調 査 」、 2104/6/20 アクセス コメント [u83]: 互いの意見をしっかり踏 まえ、議論を展開していってください。 今のところ、内海先生のレポート課題「心の専門家はいらないか?」を選択しようと思 っています。 心の専門家とは臨床心理士やソーシャルワーカー、精神科の医者といった、クライエン トの持つ心の問題の解決を手助けする人達のことです。心の病は年々増加傾向にあり、日 コメント [u84]: 引用ですか?あなたの定 本生産性本部の 2012 年度企業アンケート調査によると、「最近3年間の『心の病』は『横 義ですか?また、レポートでは、です・ま ばい』51.4%、『増加傾向』37.6% 、『心の病』の割合:40代が36.2%に す調ではなく、である調で書きましょう。 増加し、30代と40代が最 も多い年齢層に 10-20代の割合も2割近くに増加」 という結果がでています(公益財団法人日本生産性本部「第6回『メンタルヘルスの取り 組み』に関する企業アンケート調査結果」, http://activity.jpc-net.jp/detail/mhr/activity001359.html,2014/6/22 アクセス)。 このような心の病の増加の対策として、心の専門家の活躍が期待されます。心の専門家 によって心の問題が早期に発見されるようになれば、心の病の減少につながります。 これから文献・ウェブページを参考にして、心の専門家の必要性を調べて、レポートに まとめようと思います。 コメント [u85]: 逆の立場の意見も調べた うえで、議論を展開してくださいね。 9 私は、内海先生の課題「心の専門家はいらないか?」に取り組みたい。なぜなら、地震 や津波などの自然災害によって心的外傷後ストレス障害を持ち苦しむ人がいる中で、心を コメント [u86]: 自然災害による PTSD の 扱っているところには心療内科や精神科といった国家資格を必要とするものから、個人営 発生率と遷延化についてや、PTSD の治療 業やインターネットでの悩み相談などまであり、それらすべてを専門家とするなら、その 法について調べて見ましたか? 数は大変大きなものとなり、それだけの数が必要だとは思えないからである。また、女性 心理カウンセラーの資格、産業カウンセラーの資格などをはじめ無数の民間団体が様々な 種類の心理カウンセラーの試験を設けているため資格もたくさんある。早稲田大学心理学 コメント [u87]: 「それらすべてを専門家」 とする根拠は? 会の心理学関連の資格一覧ページによると、学校心理士というものと教育カウンセラーと いうものがあるという。これらのように、重なる部分のあるような資格を含め、本当にこ コメント [u88]: どのような部分がかさな れほどの心の専門家が必要かどうかなのかも疑問に思ったからでもある。 るのか、重ならない部分はどこなのか調べ 心の専門家が必要だという意見として、トラウマやそれに伴う心身の苦痛を和らげるた めには現代の治療が心の専門家によって行われているものであるから、それがなくなると いうのは治療ができなくなるということにつながるということである。また、一般社団法 人 日本臨床心理士会によると、臨床心理士の国家資格化に向けての動きがあり、6 月 16 日に公認心理士法案が衆議院事務総長に提出されたとある。こうした活動は心の専門家が 必要であるからこそ行われる行動だと考えられる。 ましたか? コメント [u89]: トラウマに関連する苦痛 を和らげるだけが心の専門家のしているこ とではありません。これは、ごく一部にな ります。 反対に、心の専門家が必要ではないという意見として、厚生労働省ウェブページから、 1996 年から 2008 年の間で精神科医師数が 3441 人、心療内科医師数が 603 人増えている にも関わらず、患者数は 1996 年から 2008 年の間で 929 人の増加を示しており、改善され コメント [u90]: これだけでは、増加をして ているようには思えないというものがある。 いるということと、改善していないという 今の心の専門家は、一般団体が幅広い資格取得試験を設けており、それらの重なる部分 を無くすために無駄な部分を省く必要がある。反対意見には、医師数が増えているのに、 患者数の増加も見せているから治療できていない、心の専門家は必要ないというものがあ ったが、それは医師による治療が行われていないのではなく、その時の社会情勢に問題が あったとも考えられる。内閣府の国内総生産勘定を見ると、雇用者報酬は 1996 年から 2008 年の間に減少している。このことを考えると、これ以上の自殺者を増やさないためにも心 身の関係を研究し心に対する基礎知識以上の知識をもつ心の専門家は社会の支えになりえ るという点において必要であると考えられる。 参考ウェブページ 1)早稲田大学心理学会「心理系資格の一覧」 -http://www.waseda.jp/assoc-wpa/gakkaikeijibann_dengon_sikaku_list.htm ,2014/06/22 アクセス. 2)一般社団法人 日本臨床心理士会「お知らせ・提言資料集」 -http://www.jsccp.jp/suggestion/license/ ,2014/06/22 アクセス. 3)厚生労働省,平成 21 年地域保健医療基礎統計「4 精神疾患 第 19 表 精神及び行動の障害 の推計患者数の年次推移,傷病大分類・入院-外来・都道府県(患者住所地)別(Excel) 」 - http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hoken/kiso/21.html , 2014/06/22 アクセス. 10 ことがイコールであるとはいえません。 4)厚生労働省,平成 21 年地域保健医療基礎統計「4 精神疾患 第 23 表 診療科名(主たる) が精神科・心療内科の医療施設従事医師数の年次推移,従業地による都道府県別(Excel)」(上 のウェブページ上にあります) 5)内閣府,2009 年度国民経済計算 「1.統合勘定 国内総生産勘定(生産側および支出 側)(Excel)」 - http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/h21/h21_kaku_top.html , 2014/06/22 アクセス. テーマ:心の専門家はいらないか? ( 起まで書けました) 1)起: このテーマを取り上げる理由。 ここ10数年連続平成8年を境に、日本人の自殺者数は3万人台に急増し高止まりして いる 1。またいじめそのものやそれを原因にした自殺の問題が、メディアで頻繁にとりあげ られている。さらに、何らかの精神疾患による患者数も平成11年から17年にかけて大 幅に増加し、20年代以後も増加傾向にある 2。このような状況の中で、「臨床心理士」や 「カウンセラー」といった単語を目にする機会が増え、人々の抱える心の問題への社会的 な関心が高まってきているように思われる。馬場禮子の『臨床心理士への道』によると、 コメント [u91]: 「思う」の部分を削除しま 「『臨床心理士』あるいは『心理臨床家』とは、臨床心理学に基づいて心理臨床を行う人々 しょう。実際に、 「目にする機会が増え」と のことを指します。心の問題や葛藤を解決するための心理臨床というのは、実践的な援助 いうのは、いつと比べてどこで目にしてい の方法です。その人の心の問題に対して援助する実践と、その背景となる学問がある。逆 ますか? に言えば、その実践の背景となる理論を持たずに臨床をやっても、それはいわゆる心理臨 床家とはいえないわけです」とある 3。 したがって、呼び方には多種多様なものがあるが、ここで検討する心の専門家は、臨床 心理学による理論を基に心理臨床を行う人々と定める。このような「心の専門家」は、社 会の医療、教育、福祉など幅広い領域で活躍しているが、そのような幅広い領域での心の 専門家の意義はどのようなものか、心の専門家がいらないとすればそれはどのような領域 なのか、またなぜそのような意見が述べられているのかということを検討するためこのテ コメント [u92]: 「起」では、このレポート ーマを選択した。 で議論することが、社会的もしくは学術的 参考文献一覧 にどのような意義があるのかについても、 1) 内閣府 「自殺者数の推移」 記載してください。この後の論の展開を楽 http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2012/html/honpen/part1/s1_1_1.ht ml2014,6/21 アクセス 2)厚生労働省 「精神疾患のデータ」 http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html 2014,6/21 アクセス 3 )馬場禮子 『臨床心理士への道』朝日新聞社アエラブックス,2003,p12~16 今回の授業では、課題の説明を受けた。その中で、内海先生の心の専門家はいらないか? という課題に興味をもった。 11 しみにしています。 心の専門家には、臨床心理士や認定心理士などがある。臨床心理士や認定心理士は、医 コメント [u93]: ここにあがっている資格 療行為は出来ない。薬を出すことが出来ない。また、精神科医などの医療行為の出来る心 について、どのようなものかきちんと調べ の専門家もある。心の専門家の中にも、医療行為が出来る心の専門家と、出来ない心の専 てみましょう。また、薬剤を投与できる医 門家がある。 療行為だけが心理的支援なのかについても、 私は、医療行為の出来ない心の専門家はいらないか?を考えていく。 検討をしてください。 【桑原先生宛て】 今回はレポート課題の発表が行われた。 僕はレポートのテーマを桑原先生の分地制限令の発令年についてにしようと考えている。 分地制限令とは「江戸幕府が農民の分割相続による田畑の細分化を制限した法令」であり、 「1673 年以降に度々発令」されている(日本史事典による)。 また、授業で配布された史料を見てみると、多くの村で不当に多くの利益を得ようと五 穀以外の作物を植えていたようだ。これによって分地制限令をさらに厳しく守るように通 コメント [MK94]: 根拠の史料の番号を示 達されたのだろう。 し、内容も書いておくようにして下さい。 今後は、指定された史料や文献をしっかりと読んでさらに理解を深めていくことにする。 参考文献 コメント [MK95]: 利益を増やそうとする ことと、分地制限令とがどうつながるのか 日本史辞典三訂版 旺文社,2000. の説明が必要です。 2)各辞典における「分地制限令」の記述 『日本史大事典』(小学館、2001 年)における記述 江戸時代、幕府が農民の担税能力保持を目的として、相続あるいは分与にあたり、農民 が所持耕地を分割することに一定の制限を加えた法令。初見は 1673 年(延宝元)六月で、名 主は 20 石以上、百姓は 10 石以上、それより少ない者は田畑をみだりに配分してはならな いとしている(「伍簿案」)。「伍簿案」は典拠として若干信頼度が低いが、このころ分地制 限令が発令されたことはまちがいない。 その後 1713 年(正徳 3)には「田畑の配分は高 10 石、 コメント [MK96]: 信頼度の低い史料から、 地面 1 町歩より少なく分地することを禁止する。その場合、分け高だけでなく、残り高も どうして間違いないと言い切れるのでしょ この定めより少ないのはいけない。したがって 20 石 2 町より少ない者は、子どもをはじめ うか? 諸親類へ田畑を分けてはならない」(「新選憲法秘録」)とした。10 石 1 町が幕府の期待す る農家規模であることが示されている。なお諸藩でもだいたい分地制限はみられた。所持 耕地面積が担税能力を示す有力な指標ではなくなる江戸中期以降、この法令にどれほどの 重きが置かれたかは不明である。 私は桑原先生の分地制限令の課題をやろうと思っています。なので、とりあえず紹介さ れていた三冊の辞典を引いたところ、『国史大辞典』では分地制限令の発令年を実在が確 認されていない『伍簿案』の前期条文から寛文 13 年とし、寛文 11 年 10 月 26 日以後の法 令を記録する『条例拾遺』の記述とそれより前の『慶安検地条目』15 条の規定から寛文 13 12 年に分地制限令が出されたとするのは妥当と判断していることが分かりました。また、分 地制限令を『国史大辞典』では「田畑永代売買禁止令とならぶ江戸時代の基本土地法令」、 『岩波日本史辞典』では「江戸幕府が出した百姓所持地の分割を制限する法令」、『日本 史辞典』では「農民の担税能力保持を目的として」出された法令だが「江戸中期以降、こ の法令にどれほど重きが置かれたかは不明」と捉えていることが分かりました。現在はま だここまでしか調べれていませんが、レポート本番では辞典の参考文献にもあたって調べ るつもりです。 コメント [MK97]: 頑張って下さい。また、 『国史大辞典』が分地制限令の発令年を漢 文 13 年としてもよいと判断する理由を 分地制限令について調べた。Weblio 辞書によると、分地制限令とは「江戸時代、幕府が 出した田畑分割相続の制限令。耕地の零細化を防止し、年貢徴収を確保することを目的と 長々書いているはずです。これも参考にし て下さい。 した。1673 年が初見」の法令である(Weblio 辞書,「分地制限令とは‐歴史民俗用語 Weblio 辞 書 」 , http://www.weblio.jp/content/%E5%88%86%E5%9C%B0%E5%88%B6%E9%99%9 0%E4%BB%A4,2014/6/22 アクセス)。 また、高校の教科書には「1673 年には分割相続による田畑の細分化を防ぐために分地制 限令を出した」と書かれていた(石井進ほか,『詳説 日本史』,山川出版社,2012,p.168)。し かし史料 3~5 を読むと、農民全員が田畑を分割することを禁止されていたわけではないこ とが分かる。なぜなら、史料 3 によると、規定された田畑の大きさ以下の田畑しか持って いない者は、石高を分割してはならないとあり、それ以上持っていれば分割してもいいと 受け取ることができるからだ。分地制限令についての史料は、田畑勝手作りの禁と同様に コメント [MK98]: 分地制限令をきちんと 政府の策略が関わっているのではないだろうか。 理解していますか?また、どうして指定した 文献を調べないのでしょうか? 歴史学は残された資料を基に科学的に考察し、検証する学問だと感じた。資料をよく考 察して、疑いを持ちその裏にあるものを多方面から推測することが重要だと感じた。 今回は、8 つの課題から1つ選ぶとのことですね。今井先生のナチ・ドイツの課題とも迷いに迷 いました。しかし、先生の江戸時代の授業がまったく理解できなかったにもかかわらず、先生の課 題に興味が沸きました。きっと、もともと私が日本史が好きだということが原因です。 とりあえず、講義後、さっそく図書室に足を運びました。そして、『幕藩体制社会の成立と構造』の 本を借りました。今週はこの本を読み勧進める予定です。 コメント [MK99]: かなり難しいはずです が、頑張って下さい。 私がこの課題をやることによって、分地制限令の年代について、現在分っている以上の情報が肥 やせたら嬉しいといった気持ちで取り組みます。 今回は、その意気込みを添えて先生への授業コメントとします。 初志貫徹! ぜひ心変わりすることなく桑原先生の課題に邁進してください。 (いま) 【小山先生宛て】 13 テーマ:授業で取り上げなかったエセ科学と考えられるものについて考察する。 (小山先生 の課題) ①エセ科学と考えられるもの:ホメオパシー ホメオパシ-とは、 「極度に希釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出 すという思想に基づいて、病気の治癒をめざす行為」(Wikipedia 参照) コメント [k100]: どのようなメカニズムで ②科学的と考えられない根拠:科学的な根拠が証明されていない 自然治癒力を引き出せると説明しているの ③なぜ信じる人がいるのか:精神的な安心感を得る、プラシーボ効果があるため、実際は かをきちんと調べて下さい。単なる思想で ホメオパシーによる効果でなくても、効果があったように感じるから はエセ科学になりませんので、念のため。 ④信じることによる被害 適切な医療を受けないことで、治療が手遅れになる ・・・という流れで書くつもりです。 私は小山先生の課題について考えてみたい。 授業では、『水からの伝言』や血液型占いを用いて、科学の衣をかぶったエセ科学につ いて学んできた。そして、エセ科学はその他にも多く存在する。その中でも、今回は「ゲ ルマニウム」について考察する。高純度ゲルマニウム配合のブレスレットをつけること、 またゲルマニウムを含む化合物を溶かしたお湯に数十分手足をつけて温浴を行うことで、 「こり・冷え性の改善」や「血行促進」、「体内の酸素を豊富にすること」が見込めると コメント [k101]: 例えば、ゲルマニウムが うたった広告を目にすることがあった。しかし、実際にゲルマニウムの効能には科学的な 「体内の酸素を豊富にする」という「エセ 根拠がない。ゲルマニウムブレスレットについて調査した独立行政法人の国民生活センタ 科学」的な説明をきちんと知らべることが ーのホームページ(http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20090625_1.html 閲覧 まず必要です。その他の効能についても同 日 2014.6.23)によると、「テスト対象銘柄に表示されていたゲルマニウムの健康への効 果は、文献調査及び製造・販売業者に対するアンケート調査を実施したところ、根拠とな る科学的データが確認できなかった。ゲルマニウムブレスレットを購入する人は健康への 効果を期待すべきではない」とされている。 科学的根拠がないものをどうして人々は信頼して、その効果を期待してしまうのだろう か。それは、人は科学の進歩により、あまり科学自体に関心はなくとも、それを重要と考 えているため、科学風の装いに弱いということがあげられる。よって日ごろから科学に対 し積極的にかかわりを持つことで、エセ科学の蔓延を食い止められるだろう。 今回の授業を受けて、最初に今井先生がおっしゃっていたように自分の立場になって考 えてみると、科学者や政府がユダヤ人を差別するような法律をつくったとしても批判でき ないと思った。 なぜなら、心のなかではだめだと思っても「どうせ自分が行動しても何も変わらない」 と決めつけてしまうからだ。 今の日本には私のように「自分一人が何をしても意味がない」と考えてしまう人が多い。 その風潮を変えることが大きな課題なのではないだろうか。 14 様です。 渡部先生の授業では、人種という概念は生物学的に存在しないということを初めて知っ た。自然から見ると全て人間であるのだから、そのなかで優劣を決めるのは愚かなことか もしれない。 レポート課題では、エセ科学について検討していく予定である。 この課題に取り組む際に気を付けなければならないことは、適切な現象について検討す るということだ。よって、インターネットなどを活用して多くの考えるきっかけを見つけ、 検討すべき現象を見極め、複数の文献を参照しつつ検討していきたい。現時点ではコラー ゲンの美容効果について検討していきたいと思っている。しかし、まだこの現象が検討す べき現象であるか見分けられないので、今週中に参考にすべき文献の欄に書かれてあった 文献を読んで、エセ科学を見分ける力と検討する力を身につけていきたい。また、コピペ 本を読み直し論理的な文章を書く力を伸ばしていきたい。 今回の授業はレポートの書き方教室であった。 起承転結に大きく分けて、それぞれどのような内容を書けばよいのかをそれぞれの先生 が書いてくださったので、文章を書くのが苦手な私のような人でもわかりやすかった。ど のテーマにしようか迷ったが、私は小山先生の「授業で取り上げなかったエセ科学」につ いてレポートを書くことにした。そのなかでも、左半球が言語や論理的思考の中枢で、右 半球が映像・音声的イメージや芸術的・創造的な思考をするところ、という「右脳・左脳 論」にといて書くことにした。なぜなら、わたしはずっとこの論を信じ ていたが、今月に コメント [k102]: 右脳・左脳論のエセ科学 入って心理学の基礎Ⅰの授業でレポートを書くために調べ物をする中で、それがエセ科学 的な説明がどこまで説得力のあるものなの だといわれていると知って非常に驚いたからだ。 かですね。 1)起:”それ”がどのようなものであるかについて、科学っぽく見せている点に注目して概要 をまとめる。「白インゲン豆にダイエット効果がある」。これは、2006 年 5 月 6 日に TBS の健康情報番組「ぴーかんバディ!」内で紹介された情報である。「白インゲン豆には、 デンプンを分解する酵素を阻害する物質、ファセオラミンという物質が含まれており、こ コメント [k103]: ファセラミンについて調 れを摂取するとデンプンの消化吸収が阻害されるという触れ込み」(松永和紀『メディア・ べることからスタートですね。 バイアス あやしい健康情報とニセ科学』光文社,2007 年,13)であった 2)承:”それ”のどこがどうして科学的におかしいのかについて考察する。「ファセオラミン も、レクチンと同じくタンパク質の一種。タンパク質は一般に、高温で加熱すると活性を 失ってしまう。レクチンなどの毒性タンパク質の活性だけを失わせ、ファセオラミンの活 性は保持したまま食べるというのは、通常の調理では無理」(〃,19)なのである。そもそも 白インゲン豆を食べる際に、一般人が加熱によって、レクチンは体内に取り込まないでフ ァセオラミンだけを取り込むという行為を行うことが、困難な話なのだ。活性を保持した ファセオラミンを摂取しようとして、十分に白インゲン豆を加熱しなかった場合、ファセ オラミンと同時にレクチンまで摂取してしまうことになり、危険である。 15 今回の課題は似非科学についてまとめようと思います。まだ分かりませんが。 自分は似非科学について調べたいと思います 主な具体例としてゲーム脳を上げたいと 思いますがこれを見て思ったことは人々からあまりよく思われていないことに対してはあ えて根拠のないうわさが流されてしまうのではないかと考えました。 永久機関 慣性の法則で「外から力が加わらない限りその状態を保ち続ける」とある。だから人々 は信じてしまう。そもそも永久機関とは「単純に運動を続けるのではなく、外に対して仕 事を行い続ける装置」(ウィキペディア)のことである。外に仕事を行い続けるといずれ仕事 は 0 になってしまうのでありえない。 私は小山先生の課題について取り組もうと思う。エセ科学は、気づいていないだけで身 の回りには多くあると思うからだ。私たちは、それが本当だと騙されているかもしれない ためそれらを知る必要があると思う。 期末レポートはレポートは小山先生の課題である「似非科学」について書こうと思いま す。内容についてはこれから文献、インターネットを利用して見つけてしっかりと考察し ていきたいと思います。 【三好先生宛て】 提出するレポートは、三好先生の課題にした。 近年、輸入品の危険性もあり、日本では安全を求め無農薬の作物が良いとされている。 しかし、無農薬の作物は比較的コストがかかる。 「農作物に付着した農薬を摂取しても人の健康に影響がない量として、各農作物毎に農薬 の残留基準が定められますが、これを超えないためには、試験で確かめられた一定の農薬 の使用方法(使用時期、使用濃度、使用回数など)を守ることが前提です。この使用方法 は農薬のラベルに記載されています(独立行政法人農林水産消費安全技術センター,農林水 産省安全技術センター,http://www.acis.famic.go.jp/chishiki/06.htm,2014/06/22)」このよ うに、使用料を守れば安全な作物を育てることが可能だ。しかし、それにもかかわらず、 世間はなぜ農薬に過剰反応するのか。その理由の一つとして、農薬の毒性の強さが挙げら れる。 16 コメント [k104]: 慣性の法則と永久機関の 関係が説明されていません。 確かに、農薬の毒性は危険である。「現在用いられている殺虫剤で最も数が多いのは、 有機リン剤と呼ばれるグループです」「有機リン剤による不慮の事故は比較的低いレベル で、横ばいあるいは微減の状態が続いています。また毒性ランク別の製造量の割合でみて も、最近は特毒や毒物はほとんど生産されず、劇物あるいは普通物ばかりになりました(中 南元『農薬言論』,北斗出版,2001,p21,22,25)」しかし毒性が強いわけではない。容量 を守れば、消費者は守ることができる。その理由は上記にある。 農薬は毒性があるが、用法、使用料を守ればよいのだ。それなのに、それを知らずに騒 ぐマスコミやメディアが述べる「科学的」な思考はまさにエセ科学といえよう。 下線部は意味不明です。殺虫剤は虫を殺します。殺す以上、何らかの毒性がなくてはな りません。それが、人間にとって重篤か否かが問題になります。その意味で、その段落の 終盤の「守る」という表現は、少し違うのではないでしょうか?最後の文章も、「エセ科学」 というよりは、どちらかというと妄想に近く、ある種「農薬=毒でこの世から消滅すべき もの」と思いこむ、あるいはすり込まれた人です。そのような人に、安全だと言っても信 じることはないでしょう。 (み) 現代の加工食品には、必ずと言っていいほど「食品添加物」が含まれている。この効果 は、食べ物の劣化を抑制するだけでなく、うま味を増加させたり、買い手の注目を得るた めに色を変化させたりと、味覚や視覚などの五感にも及んでいる。食品添加物はとても便 利なものだが、現代が生み出したものではない。渡辺雄二著の『食品添加物 安全神話の崩 壊』にも、「天然系の添加物は古くから使われてきた。食紅などの着色料、ウコン、バニ ラなどがそれぞれに当たる」(1)と書かれており、天然系に関しては昔から存在していたの とともに、現代においても活用されている。このような天然由来の食品添加物は、人体に は特に害を与えない。しかし、現代技術が生んだ「合成食品添加物」は悪の効果を示すこ とが多い。さて、これからは食品添加物、特に合成されたものについて考えてゆく。 数十年前の合成食品添加物は、政府により使用限度量ぐらいの設定はされていたが、現 代ほどにきつい規制はなかった。そのため、ミートボールや麺類、ハムなどに大量の合成 食品添加物を混入させていた。むしろ、合成食品添加物によりそれらの食べ物が作られて いたと言っても過言ではない。安倍司著の『みんな大好きな食品添加物 食品の裏側』に も、「食品添加物はまさに魔法の粉です。食品を長持ちさせることや、色形を美しく仕上 げること、品質をよくすることなどのすべては、食品添加物を使えば簡単なこと。面倒な 工程・技術など不要で、実に簡単に一定の品質のものができてしまうのです」(2)とあるよ うに、食品添加物が万能であることを示している。現代でも同じような目的で使われ、企 業の利益を生み出している。 とても万能そうに聞こえる合成食品添加物だが、負の点が数多く存在する。渡辺司著の 『食品添加物 安全神話の崩壊』によると、「化学物質(合成食品添加物)の毒性には、 大きく分けて、急性毒性、慢性毒性、特殊毒性がある。急性毒性の強い添加物は、一定以 上摂取した場合、人体に害を及ぼすことになる。ただし、通常食品に添加される量は少な 17 いので、急性毒性が現れることはまずあり得ない。特殊毒性には、発がん性や催奇形性な どがある」(3)とあり、人体に対しての問題がとても危惧されている。 上記より合成食品添加物について考えてると、所詮人間によって開発された化学物質で あり、やはり天然由来と違って発がん性などの人体に関わる問題の観点では課題が山積で ある。しかし、私たち一般市民がスーパーでハムやたらこ、数多くの加工食品が安く購入 することができたり、コンビニでいつもお弁当が並んで便利に利用できるのも合成食品添 加物のおかげである。もし、今この瞬間に全世界の合成食品添加物を使用禁止にすると、 ほとんどすべての食品の製造はストップし、流通がマヒし、結局困るのは私たち市民であ る。これは合成食品添加物の恩恵をもろに受けていることが理解できる。私たち一般市民 が合成食品添加物のすべてを知って、食べたときにすべてを把握できるならば何も問題は ないのだが、現実的に不可能である。そのため、研究者が人体に影響を与えない合成食品 添加物の量を提示し、政府が食品工場1つ1つに勧告し、その食品工場がその規定をしっ かり守って生産することが大切だ。 注) 1) 渡辺雄二『食品添加物 安全神話の崩壊』(株)丸善, 1996/9/20 出版, p.23 2) 安倍司『みんな大好きな食品添加物 食品の裏側』東洋経済新報社, 2005/11/10 出版, pp.32-33 3) 渡編雄二『』食品添加物 安全神話の崩壊』(株)丸善, 1996/9/20 出版, pp.114-122 そもそも、下線部の認識が世の中の誤解を生んでいます。 「天然由来」であるから安全と いうのは間違いです。教科書にも載っている(マクマリー有機化学等の教科書です)ピー ナッツバターには、強発ガン性のアフラトキシンが含まれていますが、天然由来というこ とで、危険な成分も「長年にわたり影響が顕著ではない」とある種信じているだけです。 また、現在の、食品添加物はかなり安全です。ただ、一番気をつける必要があるのは、体 内半減期及び蓄積に関する慢性毒性です。ただ、慢性毒性に関しては、長年の疫学調査が 必要で、「蓄積=毒」ではないのですが、天然由来でないものが「蓄積=毒」と決めつける ことで、議論がかみ合わなくなっているのが現状です。 (み) 私はレポートに三好先生の課題を取り上げる。三好先生の課題の中で、食品について農 薬や化学添加物について取り上げ、賛否両論の意見から考察し自分の意見を述べたい。取 り上げた理由としては様々な農薬が開発されたり、遺伝子組み換え技術などが発達してい くなかで、無農薬や無添加、遺伝子組み換えでないという商品が人気を集めているからで ある。それぞれの利点•デメリットを詳しく調べ、考察したい。 頑張ってください。期待しています。前後の私のコメントと、前回の授業のコメント、 そして、ディスカッションの三好からのコメントも参照してください。(み) レポートの課題のテーマを三好先生の身の周りの様々な化学物質や放射線の影響につい て、特に放射性物質について調べる。 18 このテーマを取り上げた理由として、五年前に起きた東日本大震災のときに大きな問題 となった放射性物質はこの地震を機に大きな注目を集め、今もなお、風評被害などが続い ているが、世間の人々は自分でよく知らべもせずにテレビなどのマスメディアの影響を大 きく受け、批判している人がたくさんいるが、このテーマを取り上げることにより、放射 性物質について、積極的に調べることにより、放射性物質がもたらす影響だけではなく、 プラスになる部分もあると考えれるからである。 これ以降は今後調べていく。ここまでが現段階のレポートの進行度である。 頑張ってください。期待しています。前後の私のコメントと、前回の授業のコメント、 そして、ディスカッションの三好からのコメントも参照してください。放射性物質が人体 にプラスになることはないと思います。(医療に用いることは別です。)ただ、これも、上 記の私のコメントのように、一端刷り込まれてしまうと、それを変えることは難しいです。 (み) 【今井先生宛て】 私は今井先生のナチ・ドイツの政策についてレポートを提出する。 反ユダヤ主義とは、ユダヤ人に対する差別的な思想のことだ。古代からユダヤ教は、ユ ダがキリストを裏切ったために嫌われた宗教であり、もともと離されてはいた。しかしナ チ・ドイツのころになるとその考えは加熱した。原因はヒトラーによる社会政策、反ユダ ヤ主義だ。彼は第一次世界大戦敗北後のドイツに彗星のように現れ、ドイツ国民の心を瞬 く間に引き付けた。そして反ユダヤ主義を掲げ、ユダヤ人を次々と隔離・殺害していった。 この反ユダヤ主義(政策)について、レポート課題を提出する。 下線部,もっと明確に書いてください。 古代からヒトラーまで一足飛びにしては,その間の事情や状況の変化が全く見えなくなります。授業で も,ヒトラーが突然反ユダヤ主義を掲げて現れたというようには話さなかったのですけど。(いま) 反ユダヤ主義とはユダヤ人やユダヤ教に対する差別思想である。反ユダヤ主義者の主張 には「ユダヤ教は強烈な選民思想であり、排他的思想であり、キリスト殺害の張本人であ り、金融業で財を成した」などがある。しかし、実際はユダヤ教は民族主義であるが必ず しも排他的とは言えない。このような一方的な主張が反ユダヤ主義につながっていった。 ナチスの反ユダヤ主義としては政権を握り、ドイツ国民が直面するさまざまな政治的、社 会的、経済的、倫理的問題の原因を「ユダヤ人」のせいにしたことなどがある。また、ナ チスはそうやって人気を集めた。 反ユダヤ主義が始まったのは紀元前 13 世紀にさかのぼる。ユダヤ人はエジプト新王国に 差別と迫害をうけていた。これが最初の迫害である。他にもキリストをローマ帝国に告訴 したのがユダヤ人であり、それも迫害される原因のようだ。このように反ユダヤ主義が始 まったのは大昔からのようだ。 19 ナチスの反ユダヤ主義は少なからず昔からの影響があるように思う。やはり反ユダヤ主 義が大昔からあることで根づいてしまっている以上、その影響がないとは言い切れない。 また、ユダヤ人が財を蓄えていたこともあって、国民に再分配するという目的もあり、そ のためにちょうどよかったユダヤ人を差別する対象に選んだだけかもしれない。 これらのことからナチスだけが悪いというのは間違いである。そのような社会を作った 人たちが悪いのであり、ナチスやヒトラーが裁かれたのはトカゲの尾を切ったようなもの だ。社会全体を変えていかなければ同じことは繰り返されるかもしれない。 下線部,説明が必要です。 古代からナチスまで一足飛びにしては,その間の,つまりヨーロッパ中世から近代,現代にかけての事 情とその変容について全く見えなくなります。授業でも,ヒトラーが突然反ユダヤ主義を掲げて現れたと いうようには話さなかったのですけど。 それから上記の最後のほうに書いている論点は重要だとは思いますが,とはいえナチスやヒトラーは「ト カゲの尾」といえるほど軽い存在でしょうか?(いま) 私は、今井先生の課題のナチス政権下における、人種主義政策の独自性について、論じ る。ナチス政権下時代のドイツは、優勢優生政策やユダヤ人の大量殺戮を行っていた。ユダ ヤ人の迫害は、ファシズム政権下のイタリアでも行われていたが、大多数のイタリア人は、 反ユダヤ人主義を否定していた。つまり、イタリアでのユダヤ人迫害は、国家主導のもの であったと言える。一方で、ドイツでのユダヤ人迫害は、確かに、提唱したのはヒトラー であるが、多くのドイツ国民がその理念を支持した。つまり、ナチス政権によるユダヤ人 迫害は、国家ぐるみのものであったと言える。このような点からもナチスの独自性が見え てくる。 参考資料:高橋進「イタリア・ファシズムと反ユダヤ主義・人種主義」 http://repo.lib.ryukoku.ac.jp/jspui/bitstream/10519/1594/1/r-ho_044_04_031.pdf 6/23 閲覧 論点としては面白そうですが,よく調べて注意深く取り扱う必要があります。ドイツ国民の反ユダヤ主 義といっても一通りではありませんし,方やナチ・ドイツやイタリアと戦った側の国々のなかにも反ユダ ヤ主義が強烈だった所もあります。ポーランド,スロヴァキア,ウクライナ… またフランスにも,ドイツ 占領下だったとはいえ,ユダヤ人の摘発や連行に協力した人々はたくさんいました。残念なことですが, これまた否定できない歴史的事実です。(いま) 今井先生のナチ・ドイツの歴史の課題をすることにした。 ナチスの優生思想・優生政策に関して、「人類の遺伝的素質を向上させ、劣悪な遺伝子 素質を排除することを目的」とした思想である優生思想がナチスにとって都合の悪い者のを 虐殺するためのものだと考えた。(デジタル大辞泉←ツメる「優生学」) なぜなら、第一次世界大戦の敗戦により多額の賠償金を返さなければならないドイツが 劣等分子のための福祉へお金をかけることができないから、国家の負担となる劣等分子を 増やさないようにするために、優性優生政策を行った。優生思想を健康なドイツ民族に植え 20 つけることにより、健康な者であってもナチスに反対するものを国家の負担という大義名 分のもと咎められることなく殺せるようにした。 ナチ・ドイツに先立つ西洋史の優生思想の例として、スウェーデンの断種法があげられ る。スウェーデンの断種法に優生学的事由や社会的自由事由があるが、ドイツのユダヤ人と 同様に「『反社会的な生活様式』云々の対象として『タッタレ(tattare)と呼ばれるスウ ェーデン国内のエスニック・マイノリティーがターゲットにされた』」とある。 (市野川容考孝←ツメる←『福祉国家の優生学‐スウェーデンの強制不妊手術と日本‐』← ツメる←) ナチスの優生政策は、劣等分子の排除により国家の負担を軽くすることを盾にとった都 合のよい虐殺である点がオリジナルで、特定の民族の迫害の点ではオリジナルではない。 故に、ナチ・ドイツの歴史をユダヤ人迫害ではなくナチスにとって邪魔な者達の大量虐殺 である。 優生思想・優生政策は直ちに殺人を意味するものではありません。現に生きている人間を殺害してよい のなら,結婚相談や断種などは必要ないことになるでしょう。 スウェーデンの断種法が制定されたのは何年ですか? タッタレは直接殺害されたのですか? 最後の文の下線部,対応がおかしいです。(いま) 今井先生の選択課題 人種主義とは、人間を生物学的特徴や遺伝による特性を踏まえ、固定的・不変なものと 考えて、人種間において先天的、つまり、生まれた時から優劣が存在するという独断のこ とである。←「人間を…固定的・不変なものと考えて」?? 先立つ西洋の歴史では、ヨーロッパによる、非ヨーロッパ世界の植民地化を行っていた。 たとえを挙げるならば、ヨーロッパ諸国によって植民地化されたのは、主にアフリカ大陸 である。アフリカ大陸のほうでは、黒人を奴隷として扱っていたという。また、この時に ナショナリズムの勃興も起きた。←「この時」とは? そしてどこで勃興が起きた? ナチ・ドイツでは、この人種主義でアーリア人種=健康なドイツ民族ととらえ、アーリ ア人種のみによって構成される社会と国家を追求した。アーリア人種は、もっとも高貴で 勇敢、健康で勤勉で他の人種を支配する必然性を持つと考えられていた。それでダーウィ ンが社会ダーウィン主義を掲げ、生存競争こそが社会の進歩の原動力である、適者生存な どを唱えた。←下線部は完全な誤りです。そして、ナチ・ドイツでは、結果としてユダヤ人を 中世にはゲットーとして、職業差別をしたり、殺害したり、迫害した。←この文は全く意味不 明。そもそもどうして,ナチ・ドイツと中世とがごっちゃになって出てくるのですか? 宗教、文化の違 うユダヤ人は社会における、適者ではないと考えられたのだ。←中世の話に,何の注釈もなく進 化論に由来する「適者」という語を使うのも,厳密にいうと不適切。 そういうわけで,次に「これらから」といわれても,何を指しているのか,よく伝わってきません。文 献を見ながら,全体を正確に,よく整理して,書き直してください。(いま) これらから、ナチ・ドイツは徹底的なユダヤ人の排除という形で政治を行っていた。い や、もっと言うならば、アーリア人以外の人種はこの世に生きる上で、適者ではないと考 えられていた。ヒトラーはこの人種主義にのっとっていたわけだであるが、殺害したという 21 のはあまりにも行き過ぎた人種主義であるととらえられる。人種主義という考え方自体、 今の日本から考えたら、おかしいと考えてしまうが、このときは当たり前だったようであ るから、自分はこのナチ・ドイツは人種主義の使い方を過剰に考えすぎていたものとして みる。 今回のコメントでは、ナチ・ドイツについて考える。 これまでの授業で、ナチ・ドイツの行った人種主義政策と優生政策を学んだ。ナチスは 「人種不平等論」や「社会ダーウィン主義」「優生学」を基礎に、優秀な人種つまりアー リア人であるドイツ人の中で特に健康で健全な者たちを保護した。その一方で、それに当 てはまらないユダヤ人や同性愛者、障害者たちを徹底的に迫害した。ユダヤ人は追放され、 虐殺された。同性愛者や障害者、病人は、安楽死させられたり断種手術を強制的に受けさ せられたりした。これは、福祉と軍備のための政策という名の下に行われた。それらの原 因となった考え方の一つである「優生学」について、更に考えていく。 「優生学」とは、人間の遺伝的劣化の防止ならびに改良を行い遺伝的に優れた人間を生 み出そうという学問である。19世紀末にイギリスで成立し、ドイツでは「人類人種衛生学」 という名で広まった。当時は、最先端の科学として認知されていた。そして、これがドイ ツの差別と虐殺の歴史に加担することになった。しかし、優生学がドイツに伝わった当初 は人種主義や戦争と直接結びつくものではなかった。それを代表するのが、シャルマイヤ ーである。彼はドイツの優生学者でありドイツにおける優生学を形成した一人である。彼 の考えでは人間の遺伝が劣化していく要因に「医学、公衆衛生」「戦争と兵役」がある。医 学、公衆衛生が進歩してしまったために人間がもともと持っていた免疫力が弱まってしまっ ていることを挙げている。そして、注目したいのが「戦争と兵役」である。ナチ・ドイツ においては、再軍備のように戦争に前向きだったはずである。しかし、当初の衛生学では 戦争と兵役が遺伝的劣化を招くと考えられていたのだ。社会学者である市野川容孝による と、実際ナチ・ドイツによる再軍備に対して「多くの優生学者たちは、戦争を『「逆淘汰」』 の一つとして真っ向から批判した」とある(注 1)。この逆淘汰とは、戦争に優秀な人物が 行くことで、残った劣等な人物の遺伝子が受け継がれやすくなってしまうということだ。 その考え方も倫理的に問題はあるが、優生学者は学問の立場から戦争を反対していたこと は事実である。それどころか、人種主義的な一面はなかったようである。同じく市ノ野川容 孝の著書によると、シャルマイヤーは「混血の機会が増えることは優生学的に見て望まし い」と考えていた(注 2)。つまり、ナチ・ドイツが行ったユダヤ人とドイツ人の混血を禁 止したり迫害した政策とは相容れないものであったのだ。 したがって、ナチ・ドイツが興隆していた時期の優生学とそれ以前の優生学には大きな ズレがあることが分かった。今回は調べなかったが、他の点においても同様のことが言え るかもしれない。その点を踏まえて、ドイツの歴史の見方を考察していきたい。 注1)米本昌平・松原洋子・橳島次郎・市野川容孝『優生学と人間社会-生命科学の世紀 はどこへ向かうのか-』講談社現代新書、20001964 年、/p.75。 注 2)同上/p.66 下線部は意味不明になっています。 22 全体的にはよく書けています。さらに複数の文献を参照のうえ御健闘を。(いま) 今回の課題で私は今井先生の「ナチ・ドイツの歴史をどうとらえるか」について取り組 む。この時のドイツは敗戦から多くの賠償により困難に満ちていたがナチ党により景気が 爆発的にあがった。←下線部,もう少し明快に書くように。「景気が…あがった」という表現も不自然。 これはいま不景気である日本に適応適用できるのではないかと考えている。勿論ナチ党の行 った政策をそのまま適用することはできないが、なにかヒントがあるにちがいないと考え、 それを得るべく、まずはドイツの歴史をたどってみたい。←第一次世界大戦後のナチ党台頭期の 話を今の日本と比較検討するというのなら,よほどしっかりした理論的仕掛けと膨大なデータにもとづい て論じる必要がありますが,そのヒントを「得るべく」といいながら,どうしてもいきなり人種主義の話 に飛ぶのですか?→ナチズムの最も大きな特徴として「人種主義」がある。「人種主義」とは 人間を分類・差別をする考えを根本から正当化させる思想である。特に彼らはドイツ民族 が最も素晴らしい人種という思想を与えた。また、ユダヤ人を人種と見させ、国から排除 しようとまで考えた。ユダヤ人を差別認識させる思考をは「反ユダヤ主義」と呼ばれている。 さらに人種をより確実に区別するべく、科学的に証明するための学問として「優生学」が 生まれた。←優生学はそもそも人種分類のための学問ではありません。 もしこの概要が間違っている点があれば、コメントしてくださるとありがたいです。 上記の通り,残念ながらこのメールコメントには前後の文脈の論理的つながりがみられません。複数の 文献にもとづきながら,一から考え直してください。(いま) 今回の授業も含め、10 回の授業を受けてきて、宿題である授業コメントを送ってきた。 少しずつではあるが論理的な文章を書けるようになってきている。 レポート課題の発表があって、どの先生の課題を書くかは、授業を受けた直後では決め ていなかった。 しかし、あるニュースが日本だけでなく、世界をも騒がせている。それは、東京都議会 での女性都議に対しての女性蔑視とも受け取れる発言だ。正直、このニュースを見て、未 だに男女差別があるのかと驚いた。これは、先日受けた今井先生のナチスの優性優生政策の 授業を思い出した。←主語・述語の対応関係がうまくいっていません。女性差別の話が中心で はなかったものの人を差別するということに何ら、変わりない。実際、ナチスの政策の中 にもでも、遺伝病を持った人々を排除する断種法が成立し、実施された。実施された人の 9 割が女性だ。 このことより、ナチスの時代も今の日本でも、女性に対する差別的な気持ちを持ってい る人がいることが分かる。特に、今の時代は男女平等の社会が当たり前になりつつある。 今、男女であろうが人種であろうが、差別がまだ残っている。特に、ナチスはすさまじ くひどいものだ。差別の問題をしっかり考えるうえで、今井先生のレポートを書く。 下線部,正確に明快に表現するように注意してください。ナチスのどういうところが「すさまじくひど い」のかを,調べて書いてください。ともあれご健闘を。 (いま) 23 ナチスの反ユダヤ主義/反ユダヤ政策について (1) ナチスの反ユダヤ主義は、 「ユダヤ人敵意を学問的要求で飾り立てるために、セム語族 (アラビア人、エチオピア人、アッカド人、カナン人、アラム人)を人種と解しながら、 しかしとりわけユダヤ人だけを意図したもの」である[1]。これは「当時(一八七九年)公 に議論された『ユダヤ人問題』」[2]を背景にもつ。そしてそれは、「国家社会主義者たちに とって、ドイツ人が第一次世界大戦の敗退以来こうむったすべての国家的、社会的、経済 的不幸を説明するひな形として役立った」[3]。 ナチの代表的な反ユダヤ政策として、ホロコーストが挙げられる。ホロコーストとは、 「ナ チによるヨーロッパ・ユダヤ人の組織的大量殺戮」[4]を指す。これにより「ヨーロッパ・ ユダヤ人の約三分の二であり、世界のユダヤ人人口の約三分の一」[5]である「五百万から 六百万の命を奪い去った」[6]。 (2) 一九三〇年代にヒトラーが躍進するまでに、反ユダヤ思想は中世ヨーロッパに広まっ ていた。栗原優は、 「元来宗教的性格のものであった反ユダヤ主義は、フランス革命以来の ユダヤ人解放と世俗化の波に対応して、一九世紀半ばごろから人種主義的なものへと変容 することになる。(中略)ヒトラーに巨大な影響を与えた全ドイツ連盟会長クラースはすで に第一次大戦前にユダヤ人に対する『外国人法』の適用と国外追放を主張していたのであ る」[7]と述べている。 しかし一方で、マイケル・R・マラスは、「ナチが出てくるほんの数十年前は、ヨーロッ パの反セム主義の地図は、一九三〇年代や四十年代とは全く異なった様相を呈していた。 他のヨーロッパ諸国と同じく、一九世紀末にはたしかに、反セム主義的な潮流がドイツに もあった。 (中略)ドイツは、ユダヤ人の法的な基本権を認める『法治国家』であった。 (中 略)ユダヤ人に対する突発的行動、これが、ドイツ帝国にはなかった」[8]とする意見を述 べている。 (3) (2)のマイケル・R・マラスのように、 「ドイツ帝国には反ユダヤ的な行動はなかった」 というような見方もある。しかし、栗原優は、「ヒトラーの思想そのものは、中世以来のヨ ーロッパの反ユダヤ主義の伝統を受け継いだ同時代にかなり一般的にみられる思想にすぎ ないものであった」 と述べている。←下線部の「しかし」の前後は逆説の関係になっていますか? もし、マイケル・R・マラスのように、「ドイツ帝国には反ユダヤ的な行動はなかった」 とするならば、反ユダヤ主義が拡大していたヨーロッパで、どうしてドイツ帝国はそれを 免れたのだろうか。←「法的な基本権を認める」国家だったということと,突発的な反ユダヤ行動はな かったということが事実だとして,たしかにそれで「ドイツ帝国には反ユダヤ的な行動はなかった」と直 ちにいえるかどうかは疑問ですね。君がこの点に疑問をもったのは,よい着眼点かもしれません。もしよ ければ,さらによく調べてみてください。→ 私は「ドイツ帝国には反ユダヤ的な行動はなかった」ということに疑問を持った。そし て、それはヒトラーが反ユダヤ主義という政策をまるで自分がはじめから創り上げたもの として知らしめるためのものだという仮説を立てた。ドイツが戦争で行き詰まり、財政難 に陥ったことの元凶としてユダヤ人を用いることで、ドイツ国民(アーリア人種)を鼓舞 し、自らの絶対的な地位・力を得る。そのために自分がいかに独創的で、今までとは違う 政策を打ち出すかという魅力をアピールするための手段として反ユダヤ主義を用いた。 24 反ユダヤ主義という考えは、ナチが創造したものではなく、以前からヨーロッパに拡大 していた思想である。 ただ、「従来の通説で考えられてきたのとは異なって、ヒトラーは元来ユダヤ人の絶滅を 考えていたわけではなかった。 (中略)国家権力を利用したこの方式←中略のためか,どういう 方式なのかが不明確。が、民衆の手による情動的で一過的なポグロムよりは残酷でないように 見えて、実はより徹底的なユダヤ人問題の解決をもたらしうることは言うまでもない」[10]。 つまり、国家権力を利用し、従来よりもより徹底してユダヤ人の国外追放を目指した点が 独自のやり方である。 (4) たしかにナチは数多くのユダヤ人を迫害し、その命を奪った。 しかし、「ナチの反ユダヤ主義はヒトラーが独自に進め、ユダヤ人はナチの犠牲となった」 と単純に行き着くのではなく、そこまでにヨーロッパで広く考えられていたユダヤ人拒否 の思想も理解するべきだ。そしてナチ、あるいはヒトラーはそれを強化し、目に見えて実 行した人物だということである。従来の反ユダヤ主義と、ナチの反ユダヤ主義の考え方や やり方について、区別して考えていかなければならない。←それぞれの共通点と相違点について よく調べて,明快に記述してください。ご健闘を。 (いま) [1] ヴォルフガング・ベンツ,斉藤寿雄訳『ナチス第三帝国を知るための 101 の質問』出版 社名,2007,p.22. [2] 同上. [3] 同上,p.24. [4] マイケル・R・マラス,長田浩彰訳『ホロコースト 歴史的考察』出版社名,1996,p.15. [5] 栗原優『ナチズムとユダヤ人絶滅政策 ―ホロコーストの起源と実態―』,1997,p.291. [6] 同上. [7] 同上,p.15. [8] マイケル・R・マラス,長田浩彰『ホロコースト 歴史的考察』訳,1996,p.27. [9] 栗原優『ナチズムとユダヤ人絶滅政策 ―ホロコーストの起源と実態―』,1997,p.15-16. [10]同上,p.299. 【渡部先生宛て】 私は渡部先生の新型出生前診断についてレポートを書こうと思います。 コメント [MW105]: なぜ? 新型出生前診断とは、「妊婦さんの血液の中に含まれている、胎児のDNAを最新の医 療技術を用いて検出し、妊婦さんからの採血で胎児が 13、18、21 番染色体の数の異常を持 っている可能性が高いかどうかを調べる」というものである。検査の確実性については、 「従来の採血による母体血清マーカー検査に比べて精度が高いとされていますが、確実に 診断できるわけではありません」としている。検査があまり確実でないことから胎児を不 必要に死なせてしまったり、先天的異常を持つ赤ちゃんを受け入れられないようになって いることなど問題がいくつかあるのでそれについて考えてレポートを書きたいと思います。 参考資料 兵庫医科大学病院 産婦人科 出生前診断のご案内 2014 6 /22 25 http://www.prenatal-diagnosis.org/%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E6%96%B9%E6%B3% 95%E3%81%A8%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E 5%87%BA%E7%94%9F%E5%89%8D%E8%A8%BA%E6%96%AD/ Windows メール から送信 今回の講義は、7月に提出する期末レポートについてでした。8人の先生の課題があり ましたが、私は渡部先生の、「新型出生前診断」について考える、についてのレポートに 取り組むことにしました。 コメント [MW106]: なぜ? まず、出生前診断とは、胎児の異常の有無の判定を目的として、妊娠中に実施する一群 の検査のことであり、レポートのテーマにもなっている新型出生前診断とは、妊婦から採 血しその血液中の遺伝子を解析することにより、胎児の染色体や遺伝子を調べる非侵襲的 検査である。この検査の目的は、「母体血中にある胎児由来遺伝子を調べることにより、 胎児性別診断、RhD 陰性妊婦での胎児の RhD 血液型診断、さらには妊娠高血圧症候群の発 生予知・胎盤機能評価の評価などを目的とする。臨床的にすでに実用化されていたのは胎 児性別診断と RhD 血液診断であったが、2011年より胎児染色体異常の診断が可能とな り、医学的のみならず社会的にもインパクトを与えた」(エラー! ハイパーリンクの参照に 誤りがあります。新型出生前診断)。これについて、非侵襲的かつ高精度の出生前診断法で あるため優生的な目的への応用が危惧されている。だが私は、この診断をすることについ て、反対の意見はもたない。産まれてくる自分の子供がどのような子かを知ってから産む かどうか考えるのは子供の立場からすると残酷な話だが、産んでから、たとえば障害を持 っいていることに対して気に入らないことがあり、虐待などをするよりは、産む前に判断 する方が良いように思う。どんな子であれ、自分の子であれば責任を持って育てるのは当 コメント [MW107]: 子供に障害があって 然のことであるが、現実はそうではない。今後、出生前診断がどのように広まっていくの も、普通に育てている親も多いです。 かはわからないが、後々のことも考えると、反対である、とは言えないと思う。 コメント [MW108]: 「思う」はダメですよ。 新型出生前診断とは、「妊婦さんの血液の中に含まれている胎児のDNAを、最新の医 療技術を用いて検出するもので、胎児の 13、18、21 番染色体の数が正常であるか、増加す る異常を持っているかどうかを調べる」ものである。(NIPT 兵庫「NIPT 兵庫 新型出生前 診断と は」,http://nipt.hyogo.jp/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E5%87%BA%E7%94%9F%E5%89 %8D%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%A8%E3%81%AF/,2014/06/23 アクセス) 私はレポート課題で渡部先生の「「新型出生前診断」について考える」を選択しました。 ①「新型出生前診断」で胎児の異常がわかる仕組みは 母体の血液を採決血することによって「母体の血漿中に少量、存在している「胎児由 来の DNA」を、 26 コメント [MW109]: なぜ? 母体由来の DNA と比較することで、胎児の染色体の異常を診断する」(1)というもの です。 ②フランスでは出生前診断が広く普及しているが 「生命科学および健康に関する国家倫理諮問委員会(CCNE)」が新型出生前診断に賛成 的であるのに対し 「ジェローム・ルジューヌ財団」は CCNE の発表に強く反対意見を表明した(2)。 コメント [MW110]: 何の財団ですか? まだ読み終わっていない文献もあるのでこれからもっと書き足そうと思います。 参考 (1)香山リカ『新型出生前診断と「命の選択」』祥伝社,2013. (2)坂井律子『いのちを選ぶ社会 出生前診断のいま』NHK 出版,2013. 今のところ、僕は渡部先生の先生の課題に取り組んでみようと思っています。 コメント [MW111]: なぜ? 来週の渡部先生の授業を受けてから課題の最終選択をして、本格的レポートを作ってい く予定です。 参考書は 香山リカ「新型出生前診断と{命の選択}」祥伝社 2013.7 坂井律子「いのち を選ぶ社会」NHK 出版 2013.12 を読んでみようと思います。ts とういうことで、課題の 1)でもある「新型出生診断について」調べてみました。 (妊婦の血液で胎児の3種類の染色体異常が高い確率でわかる。採血だけで簡単にでき、 「十分な情報がないまま検査を受ければ命の選別につながる」との指摘もある。日本産科 婦人科学会は指針で、対象を他の検査で染色体異常が疑われた場合や高齢妊娠などに限定。 「十分な遺伝カウンセリングができる」と日本医学会が認定した施設のみで行う。現在1 5病院が認定されている。血液は米国の検査会社に送られ、2週間で結果が出る)朝日新 聞「朝日新聞デジタル:出生前診断に関するトピックス」 http://www.asahi.com/topics/word/%E5%87%BA%E7%94%9F%E5%89%8D%E8%A8%B A%E6%96%AD.html6 月 21 日 費用は 2~3 万円だそうです。 2~3 万円で出生診断ができるなんて知らなかったです、安いですね。新型出生診断は採 血だけできるのに対して、出生診断=羊水検査は色々と作業が必要なみたいです。ちなみ に、羊水検査の費用は 8~10 万円だそうです。料金の観点からでは新型出生前診断の方が 断然良い印象を持ちます。 コメント [MW112]: 出典は?日本では現在、 20万円くらいかあります。 コメント [MW113]: きちんと調べましょう。 しかし、重要なことは料金ではなく、新型出生前診断が出産または出産に関わる環境に 対する影響が大事です。この続きは渡部先生のレポートを作ることになったら書きたいと 思います。 私は新型出生前診断に賛成である。 なぜなら、障害を持っているからといって我が子を虐待したり、施設に預けてしまう親 もいるからだ。障害を持っている我が子を愛することが出来ず、悩んでいる親も少なくな コメント [MW114]: 子供に障害があっても、 い。また、やがて子どもが成長し、親が亡くなる時がやってくる。その時に、障害を持っ 普通に育てている親も多いですよ。 27 た我が子が一人で生きていけるかという不安もあるだろう。障害を持った子どもを産み育 てる自信がないのなら、産まないというのも選択の 1 つである。 確かに、新型出生前診断により子どもに異常が見つかり、人工中絶することは「命の選 別」と言われてしまうかもしれない。だが、親から愛情を注いでもらえず、虐待を受けて 育てられる子どもの苦痛を考えると、産まないという選択をもっと肯定的にとらえるべき コメント [MW115]: なぜ障害があると、親 である。 から虐待を受けるのですか? 私は、新型出生前診断について調べた。 現在、この出生前診断は世の中でどのように受け止められているのか調べた。読売新聞 の世論調査によると、 「新型出生前診断の導入に賛成が 48%、反対が 30%、答えないが 22% であった」しかし、この結果を見ると、賛成と答えた人の中には新型出生前診断がどのよ うなものなのか理解せずに賛成と答えている人がいるのではないかと疑問に思う。なぜな ら、2013 年から臨床研究として実施されている新しい診断であり、幅広い年齢層で新型出 生前診断についての情報が行き届いていない可能性があるからだ。また、答えないと回答 した人も、新型出生前診断がどういうものか判らなかったのではないか。現在では、医療 技術が発達し、新たな診断方法が生まれており、適切な判断ができなければならない。出 生前診断は命の選別がおりうり、正確な情報、判断が必要である。そのためにも、新型出 生前診断についてどのようなものか、自分ならどうするのか、重要な問題として考えなけ ればならない。 私は、渡部先生の「新型出生前診断」についてのレポートを書こうと考えている。 コメント [MW116]: なぜ? なぜなら、高校 3 年生の時、個人的興味でこの課題について調べたことがあるからだ。 新型出生前診断とは、「妊婦さんの血液中に含まれている胎児の DNA を、最新の医療技 術を用いて検出し、胎児の 13、18、21 番染色体数が正常であるか、増加する異常を持って いるかどうか調べる」というものだ (NIPT 兵庫 共同情報提供サイト「NIPT 兵庫 新型出 生前診断とは」 http://nipt.hyogo.jp/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E5%87%BA%E7%94%9F%E5%89%8D %E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%A8%E3%81%AF/ 6 月 22 日アクセス)。 日本では外国に比べると診断を受ける人も少なく、陽性反応が出ても中絶を選ぶ人は少 ない。しかし、外国では中絶する人が多いのが現状だ。特に多いイギリスの例を挙げる。 「2011 年のデータによると出生前診断でダウン症が判明した胎児の約 9 割が中絶している」 (国立国会図書館デジタルコレクション「諸外国における出生前診断・着床診断に対する法 的規制について」http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8173847 6 月 22 日アクセス) メリットとしては、もし陽性反応が出た時に育てる自信がなかったら、中絶を選べる。育 てる自信がないのに産んでも、産まれてきた子を愛せず、栄養失調、虐待などで死なせて しまったり、親自身が疲れてうつ病になったり、自殺する人まで出てくる可能性があるの で、それらを未然に防ぐことが出来る。 28 コメント [MW117]: 出典は? デメリットとしては、一人の命を奪ってしまうことだ。親が愛せない、大変だからなお どの理由で何の罪もない子供の命を奪うのはいけない。 私は検査を受けない。なぜなら、受けるメリットが私にはないように思えるからだ。生 まれてくる子には何の罪もないし、自分が産む子だから例えどんな子でも愛せる自信が私 にはある。 私は出生前診断はあったほうが良いと考える。例え私には必要ないとしても、お金がな かったり、両親のどちらかに障害があったりなど、多くの苦労を抱えている人にとっては、 前もって診断された方が子供のためにも自分のためにも良いはずだ。 コメント [MW118]: 障害があっても、生ま れてきて良かったと考える人も多いのでは。 渡部先生の課題である「新型出生前診断」について調べることにした。現時点で分かっ コメント [MW119]: なぜ? ていることは、新型出生前診断とは名前の通り最近確立された検診方法で、従来の羊水検 査では流産のリスクがあったのに対してこの検査ではそれがない。しかし、残念ながら 100 パーセント精度で結果が出るわけではなく、健康な赤ちゃんをこの検査により中絶してし まう可能性があるということだ。 コメント [MW120]: 実際にはこの検査で 陽性と判断されたら、羊水検査などの確定 診断を受けます。 渡部先生の課題について テーマ:「新型出生前診断」について考える コメント [MW121]: Web ページを参照し 起 たときは、製作者名とページタイトルも明 胎児の異常が分かる仕組みとして,日本産科婦人科学会によると,現在の新型出生前診断 記してください。 は「母体血漿中に存在する胎児由来の cell-freeDNA を母体由来の DNA 断片とともに網羅 的にシークエンスすることにより各染色体に由来する DNA 断片の量の差異を求めてそれ らの比較から、胎児の染色体の数的異常の診断に結び付けるものである」 (http://www.jsog.or.jp/news/pdf /guidelineForNIPT_20130309.pdf,2014/6/21 アクセス)とあり,つまりは母体の血漿中に 含まれる母体と胎児の DNA を制限酵素により断片に切り分け,DNA断片を母子どちらの コメント [MW122]: 制限酵素は使いませ 由来かを区別せずに塩基配列を決定して,それぞれDNA断片がどの染色体に由来するの ん。 か調べ,染色体の対応に従って分類し,分類した個々の染色体に由来するDNA断片の量 が全染色体の内,どれぐらいの割合を占めるのか調べ,その割合を正常値と比較すること によって胎児の染色体数の異常を判定するという仕組みである. 承 イングランドおよびウェールズにおいては,2011 年のデータで出生前診断でダウン症が判 明した胎児の約 9 割が中絶されている (http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8173847_po_0779.pdf?contentNo=1, 2014/6/21 アクセス).また,アメリカでは出生数の 62%が出生前にスクリーニングを受 け,アジアを含めた諸外国ではマーカ検査は 60~90%も行われている (http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/1398600 /p326.pdf#search='%E6%96%B0%E5%9E%8B%E5%87%BA%E7%94%9F%E5%89%8D %E8%A8%BA%E6%96%AD+%E7%8F%BE%E7%8A% 29 B6+%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB',2014/6/21 アクセス)という ことを考えると非侵襲性で比較的簡単で精度の高い新型出生前検査(NIPD)は障害による 人工妊娠中絶を加速することへの影響力を高めることとなる. 日本の現状としては朝日新聞によると新型出生前診断の開始わずか3カ月で陽性となった 29 人の内 2 人が中絶した (http://www.asahi.com/tech_science/update/0717/TKY201307170182.html,2014/6/21 アクセス)ことを考慮すると国内でもこの影響が高いことが分かる. 新型出生前診断に賛成の立場の意見としては,事前に異常があれば心の準備ができると いう意見や,一生障害を背負って生きていくことを考えると子供がかわいそうという意見 があり,反対の意見としては,事前に異常が分かれば,中絶を選ぶからや,この検査自体 が中絶するかしないかを決める検査になっているからなどがある (http://news.mynavi.jp/news/2014/04/18/468/,2014/6/21 アクセス).慎重派は日本産婦 人科学会の十分な遺伝カウンセリングの提供が可能な限られた施設において、限定的に行 われるにとどめるべきであるという意見がある (http://webronza.asahi.com/synodos/2013052800005.html,2014/6/22 アクセス) また,朝日新聞によると陽性判定を受けた 67 人のうち 56 人が人工妊娠中絶を選んだと いう(http://www.asahi.com/articles/TKY201311220411.html,2014/6/22 アクセス) 転 もし自分のパートナーが新型出生前診断を受ける基準を満たしていたとしても,自分は検 査を受けないように勧める.理由は2点ある. 1つはそもそも障害があるかないかでその胎児の価値は変わらないからである.少なく とも日本国内では日本国憲法14条に社会的身分による差別は禁止されているし,障害を 理由とした中絶は「堕胎」と同じで立派な罪である.また先の賛成派の意見にもあったよ うに,障害を持った子供がかわいそうといった意見は「パターナリズム」であり,幸か不 幸かは胎児本人にしかわからなく,それを親が勝手に決め付けることは「命」を軽視して いるといえる. もう1つはそもそも,この診断自体が胎児に障害があれば人工妊娠中絶をするという検 査であるからである.先にも示した通り陽性の出た人の9割以上の人が中絶を選んでいる. 人は誰でも元気な子が生まれてきて欲しいという願望がある(少なくとも障害を持って生 まれてきて欲しいとは思っていないはずである)から,検査結果いかんでは中絶へとなび く可能性がある.だとすれば,受けないようにするのが正しい選択であるといえる. 結 まずは,社会に対して,この診断の意義,結果の解釈等を十分に説明することが重要で ある.みだりにこの診断を使用して,中絶によって胎児の命を奪われないようにするよう に人々が出生前診断に対する正しい理解を持つように自らが積極的に理解を深めることが 望ましい.また,診断によって中絶の増加を招かないようにカウンセリングなどのケアも コメント [MW123]: 出生前診断は遺伝カ 行うようにしたほうがよい.加えて障害といった一部の側面だけを見るのではなく全人的 ウンセリングとカップルして行われます。 にとらえるといったような倫理的な教育も取り入れたほうがよい.ただし,それが一方的 に価値観を強要するものではあってはいけない. 30 将来的には,現在でも倫理的問題,個人の自己決定権などで対立しており,一概にはど ちらが正しいというのを決定することが難しいため,診断を受ける人は受ける,受けない 人は受けないといったように個人の価値観・信念に基づいて判断し,現在とあまり変わら ない構図となると考えられる.しかし,将来的に出生前診断の精度向上,遺伝子治療の技 術発展によって,初期段階において遺伝病を治療できるように研究を推進していくべきで あるとも考える. コメント [MW124]: 障害があっても、あま り不自由を感じることなく生活ができる社 会を作るということも大切だと思いません 私は渡部先生の出生前診断について調べてみることにした。出生前診断には羊水検査、 絨毛検査、母体血清マーカー検査、超音波検査、母体血診断などの種類がある。着床前診 断は広い意味では出生前診断の一種であるが、着床前診断は、受精卵の染色体異常などの か。 コメント [MW125]: なぜ? 遺伝子検査を行い、体外受精の際に行われる。出生前診断は、「胎児」の遺伝子を検査す るが、着床前診断では、「受精卵」の段階で遺伝子を検査する。 近年、高齢出産をする女性が増加し続けており、それとともに染色体数的異常が発生す る確率も増えてきている。そこで出生前診断を行えば、生まれてくる子供が何らかの障害 を持っているかを知ることができる。出生前診断で一番の問題となっているのは胎児に異 常があった場合の人工妊娠中絶である。 新出生前診断は妊婦の血液に含まれるDNAを解析し、ダウン症など3種類の胎児の染 色体異常を調べる検査である。例えば、ダウン症の場合、陽性と判定されても 35 歳の妊婦 なら 20%で実際にダウン症ではないため確定診断が必要で、新出生前診断の結果だけで中 絶してしまうことが導入当初から懸念されていた。日本ではまだあまり広まっていない。 コメント [MW126]: 広まりつつあります。 もし私が出生前診断を受け、子供がダウン症であるという結果が出たらどうするだろうか。 と考えて、ダウン症について調べていると本当に様々な角度からのダウン症の見方がある ことが分かったのでそれをレポートに書こうと思う。 しかし、ダウン症についてもレポートに書いてもよいのだろうか。ダウン症について述 べようとするとどうしても感情的になってしまうが、それも自分の考えの一部ととってい いのでしょうか。 コメント [MW127]: なぜ感情的になるの 参考:出生前診断情報センター、http://www.prenatal-diagnosis.info/ ですか? 【吉岡先生宛て】 レポート課題の発表ということで、私は吉岡先生の「アメリカ合衆国における過去の人 種差別の現代的影響について、その是正策を検討する」というテーマでレポートを書こう と思う。アメリカは自由の国として、多くの移民が移住してきた国だ。その中で混血が進 み、ヨーロッパ系移民たちは人種差別をすることで自らのアイデンティティを確立しよう としたのかもしれない。 アメリカの人種差別といえば、真っ先に思い浮かぶのは白人による黒人差別だ。実際黒人 の人種差別は盛んであり、「ジム・クロウ法」などという黒人を排斥する法が施行された 31 事もある。黒人差別は黒人奴隷の制度、19 世紀半ばに盛んになった人種主義の考え方によ って助長されたのだろう。 しかし、本レポートでは 19 世紀半ばに新たに移住してきた新移民、とりわけアイルラン ド系移民に対する差別を対象として論を進めていく。肌の色が違わないはずの彼らが何故 コメント [ky128]: アイルランド系移民が 差別を受ける事となったのかについて考えていくことは、人間が他人を差別する心情の核 どのように差別され、さらにはどのように 心に触れられるだろうと予測できるからだ。 「白人性」を獲得していったのか、つまり まず、アイルランド系移民がどうしてアメリカに移住することになったのかについてだが、 は、どのように「白人」になったのかを考 主に 1846 年のジャガイモ飢饉によるものだと言われている。しかし尾上修悟氏によると、 察する「ホワイトネス・スタディーズ」と あの大凶作以前から既にジャガイモ凶作,飢餓,対外移民という過程がアイルランドで定 いう分野があります。 着していたと結論されている。アイルランドの国自身の社会的事情も関係しているのかも しれない。 そして、彼らはカトリック教徒だったため、アメリカではプロテスタント達によって排 斥される対象となった。その運動のことを「ナウ・ナッシング・パーティ運動」という。 ただ、その運動も 1960 年にアイルランド系移民の子孫であるジョン・フィッツジェラル ド・ジャック・ケネディ大統領が当選したことによって無くなっていく。彼の当選を支え たのは非 WASP の人々であった。WASP 中心主義が瓦解したのである。 私たち日本人はこのような人種差別を非道なものであり、自分たちとは関係ないものと して聞いてしまう節がある。しかし、アイヌ人への差別、積極的な移民受け入れへの忌避 感を持つ人も少なくはない。アメリカでアイルランド系移民への差別が和らいでいったよ うに、日本人がアイヌ人や移民への差別をなくしていくためにはどうすればよいのか。彼 らに差別意識を持たない人間が集団で積極的に彼らを支えていく事が必要だろう。 今回のコメントでは差別撤廃方策についてあまり調べられなかったため、次はその辺りを 補っていきたい。 アメリカの人種差別は黒人に対するものが有名だが、 ウィキペディアによると「アメリ カでの最初の人種差別は、1700 年代ごろからの北東部における先住民のインディアンに対 するものである。もともと多様な生活を営んだインディアンたちを、プリマス植民地に乗 コメント [ky129]: 「文明化」のプロセスと り入れてきたイギリス人が駆逐したことを皮切りに、インディアンは次々に入植者のため して、ネィティブ・アメリカンのチェロキ に土地を奪われ、分散させられていった。アメリカ東海岸を始め、ニューハンプシャー州 ー族が、他のネィティブ・アメリカンや延 や、アーカンソー州、オハイオ州など多くの各州では、「インディアンは混血して絶滅し いては黒人を奴隷として所有していたとい た」として、存在しないことにされている。インディアンはまた、黒人と同じように、白 人入植者によって奴隷にもされた」。つまり、イギリス人がアメリカ大陸に進出し、アメ リカ大陸を開拓していたころから人種差別が始まっていたのである。以上から分かること は、アメリカは設立した時から人種差別が行われていたのである。 32 った事例もあります。 今回の授業ではレポートの書き方の説明をしたのち各先生方のレポート課題についての 説明がありました。 大学に入っていくつかのレポートを書いてきて以前よりかは慣れてきた感じではありま すが、やはり講義を聴いてまだまだだなと思う点がいくつかありました。思う、考える、 感じるなどを使わない文章を作らないように心がけていますが、使わないとどうしようも ない時には使ってしまうことがあります。これはそもそもその文章が根拠に基づいていな く、客観的ではないということを示しているのですね。自分からみたら客観的だとしても。 1 年生の段階でこのようなことを何度も何度も教えられ、実践に移していけるのは、「科学 と人間」をとっていない学生と比べて有利です。だからこそ、1 回 1 回の講義に集中しない といけませんね。 そして、レポート課題では、私は吉岡先生の課題に取り組むことにしました。なぜなら、 アメリカをはじめとして「人種差別」は全世界のいたるところで行われてきたものでもあ り、今でもその差別は減少したとはいえ残り続けているからです。この人種差別によって 起こる紛争や諍いは絶えることをしりません。だからこそなぜ人種差別が起こったのか、 どのようにして広まったのか、どのような差別が行われてきたのか、そして今の人種差別 の現状を知るべきだと考えこのテーマにしました。 「大学教師や弁護士であっても黒人である限りは、警察の「レイシャル・プロファイリ ング」の対象になり、しばしば車を止められるのである」(『アメリカ黒人の歴史 奴隷貿 易からオバマ大統領まで』上杉 忍著 2013 年 中公新書 P.212)。とあるように、今でも人 種差別は続いていることが分かります。ここで出てきた「レイシャル・プロファイリング」 コメント [ky130]: 「レイシャル・プロファ とは、警察が黒人やラテン系の若い男性を呼び止めて人種差別に基づいた捜査(身分証の提 イリング」に関しては、様々な文献におい 示、身体検査など)を行うことを指します。しかし、そうした一方で彼ら独自の文化を形成 て言及されています。さしあたり、ティム・ し、それが広く世界に広まり注目されているということも書いておかなければなりません。 ワイズの著作等をご参照してみてはいかが 今回のレポートではこのような事について調べていき、自分の考えをまとめて行きます。 今回の授業もありがとうございました。 アメリカの人種差別は黒人に対するものが有名だが、 ウィキペディアによると「アメリ カでの最初の人種差別は、1700 年代ごろからの北東部における先住民のインディアンに対 するものである。もともと多様な生活を営んだインディアンたちを、プリマス植民地に乗 り入れてきたイギリス人が駆逐したことを皮切りに、インディアンは次々に入植者のため に土地を奪われ、分散させられていった。アメリカ東海岸を始め、ニューハンプシャー州 や、アーカンソー州、オハイオ州など多くの各州では、「インディアンは混血して絶滅し た」として、存在しないことにされている。インディアンはまた、黒人と同じように、白 人入植者によって奴隷にもされた」。つまり、イギリス人がアメリカ大陸に進出し、アメ リカ大陸を開拓していたころから人種差別が始まっていたのである。 以上から分かることは、アメリカは設立した時から人種差別が行われていたのである。 33 でしょうか。 アメリカは、白人と有色人による人種差別の問題がある。この問題の発端は、アメリカ が独立した頃まで遡る。独立により新しい共和国を立ち上げるに際して、旧世界の住民と は違う「アメリカ人」の特性(腐敗しておらず、自由で、高い倫理性と使命感を持つ国民) を自負する傾向が強まった。そこで、「アメリカ人」のモデルになったのがヨーロッパから の移民である。ヨーロッパは人口過密で労賃も低く、土地の獲得も不可能である。しかし、 コメント [ky131]: ヨーロッパからの移民 アメリカでは肥沃な土地が格安で手に入る。そして、元気で勤勉なヨーロッパの移民が2, も到来した時期によって、 出身地域や言語、 3年で豊かな農民になったからもヨーロッパの移民が独立後のアメリカの理想像になった。 さらには宗教の違いが見られます。さしあ 人種差別が起きているのもヨーロッパの移民が先に成功を収め、理想とされたからである。 たり、 「旧移民」 、 「新移民」といった語を調 実際に、黒人には様々な固定観念、例えば、黒人は知性が欠けるとか、生まれつき乱暴だ べてみてください。 とか、怠惰で、働くよりは生活保護で暮らす方を好むなどの固定観念がある。アメリカに 人種差別が残るのは、アメリカが独立した頃まで遡るので人種差別がきれいに無くなるの は難しいが、白人が優れている考えを無くすことが人種差別を無くしていく第一歩になる コメント [ky132]: 「なったことからも」で しょうか? と、アメリカの歴史を踏まえて考える。 今回の期末レポートでは、私は吉岡先生のアメリカ合衆国における過去の人種差別の現 代的影響について、その是正方法を検討する課題を選択するつもりだ。 アメリカは南北分裂の時代から黒人を奴隷として使用し、白人とは待遇を区別してきた。 コメント [ky133]: 奴隷制度は、すでに植民 KKK など黒人に直接危害を加える集団も現れた。現代にも黒人に対して特定の感情を持っ 地期において確認されています。 たとえば、 ている人々がおり、それは裁判所にまで入り込んでいる。 1641 年には、マサチューセッツが植民地と 黒人が被害者の殺人事件は、容疑者の過剰な暴行が問題になった。しかし、判決は無罪、 正当防衛だったとして判断された。 して初めて黒人奴隷制度を合法化していま す。 このことは現代でも人種差別があることを証明していると考えることができる。 課題では建国の理念を重点に人権や平等について文献調査をして、文章にまとめるつも りだ。 今回の講義はレポート課題についてだった。「子供を自分の好みに「改造」することに ついて」などたくさん課題があったが,私は吉岡先生のレポートを行うことにした。なぜ なら,私は将来国際関係の仕事に就きたいと考えており,その為には世界の人種差別問題 について知っておくべきであるからだ。そこでこの課題に取り組む為に私は徳島大学付属 図書館で参考文献に指定されていた上逆昇の『アメリカ黒人のジレンマ「逆差別」という 新しい人種関係』を借りてきた。この文献を読んで私が最も驚いたのが,「政府が黒人を 優遇するあまり,白人の一部から,それは差別を禁じた公民権法に違反するし,白人に対 する逆差別だという訴えが高まってきた」(上逆 昇,『アメリカ黒人のジレンマ「逆差 別」という新しい人種関係』,Pⅱ,1987,)という内容だ。私はこれまで黒人問題とは白 人から黒人に対する過酷な差別のみがアメリカの人種問題だと認識していた。なぜなら, そのような問題でスポットライトを浴びるのは黒人であり,常に被害者は黒人だという風 34 コメント [ky134]: どういった名称の判決 でしょうか。 潮に支配されていたからだ。しかし,この文献を読んで,アメリカの人種問題はそのよう な単純なものでなく,白人の視点から見た黒人問題にも注意を向けるべきであると痛感し コメント [ky135]: こうした議論を精査す た。レポートをまとめる際に,偏った見方をせずにこのように多方面からアメリカの人種 ることが、差別是正策をめぐる是非論の検 問題について考察していきたい。また,これから人種差別問題について考える為の知識も 証には不可欠でしょう。加えて、黒人の視 このレポートを仕上げることと平行してつけていきたい。 点から見た人種問題についても分析してみ てはいかがでしょうか。 アメリカの人種差別について、私は高校の授業でバスの座席は黒人と白人で決められて おり、白人の席が空いていたとしても、黒人がその席に座ることは許されていなかったと いうことを習った。また、病気や事故の際に白人の医者が黒人の患者を治療したり、黒人 の医者が白人の患者を治療することが許されていなかったために、救うことができた命を 落としてしまったという話も聞いたことがある。上杉忍によると、 「公民権法以前のように、 近くに公立学校があるにもかかわらず、黒人であるがゆえにその白人効率学校には通うこ とはできないという事態はなくなったが、南部農村の黒人多数地域では、白人のほぼ10 0パーセントが私立学校に通い、黒人と接する機会がないという状況が進んでいる」と述 べている。 【その他】 課題が発表された時は、桑原先生にしようかと考えましたが、今は山口先生か、内海先 生にしようと思っています。 そこで、質問したいことがあります。参考文献を読んだり、ネット検索をすることは必 要不可欠ですが、実体験について書くのは、レポートにはならないのでしょうか。私は父 に洗脳されていたのではないかと思う点、また、息子をある意味洗脳してしまったと思う エピソードなどは、書いてよいのか、書くとすればどの程度に収めるべきでしょうか。 今回の講義では前回の補足説明、レポート課題の説明。そして再びレポートの書き方の 講義であった。 レポート課題は自分がやるというのを抜きにすると、とても興味深く楽しそうな内容で あった。 これからある意味でそれらと戦うわけだがしっかり課題の争点・論点と向かい合い、起 承転結に重きを置き少しでもしっかりしたものをあげたい。 そのしっかりしたレポートの原点、基礎を学び、これから卒業論文、社会に必要なレポ ート等を書けるようになるのが今回の講義の中心であり、この講座の中心であると思って いる。 科学と人間で改めてレポートやコメントの書き方について習った。この授業で学ぶこと、 学んだことは大きいだろう。なぜなら、この基礎さえできていると、レポートの完成度、 信頼性等が格段に上がると考えるからだ。 35 コメント [ky136]: 「公立」でしょうか? 今回はレポートの書き方とそのテーマについてだった。 レポートの書き方については、今までに教えていただいたことの復習になった。 私が気を付けているつもりでも、授業コメントに「根拠は?」と言われることがよくある ので、きちんと根拠のある論理的な文章を書くことに気を付ける。 しかし、レポートを書いているうちに、決まりや気を付けることなどは頭から消えてしま うと思うので、レポートを書くときにはコピペ本を熟読してチェックを忘れないようにし たい。 参考には、インターネットと、先生方が挙げている本を読む予定だ。 インターネット情報は製作者がわからない限り根拠にしてはいけないが、個人的にとても 関わりやすいメディアなのでとっかかりとして上手に活用したい。 36
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