[AKD5371A-A] AKD5371A-A AK5371A評価用ボードRev.0 概 要 AK5371Aは、USB I/F内蔵2ch A/Dコンバータです。 AK5371Aは、USBシリアルインタフェースエンジ ン、トランシーバ、FIFO、オーディオクラス処理回路等、USBマイクロフォンを実現するのに必要な殆 ど全ての回路を内蔵しています。 AK5371Aは、PLL回路を内蔵しており、1つの水晶振動子で、5つのサンプリング周波数(8kHz, 11.025kHz, 22.05kHz, 44.1kHz, and 48kHz)をサポートします。更に、ボリューム・ミュート機能を持 っています。 動作時の消費電流は約26mAで、サスペンド時の消費電流は、1μA以下を実現しています。. AK5371Aは、20dBの初段固定ゲインアンプを内蔵すると共に、PCから制御可能なIPGAを内蔵してい ます。ゲイン調整範囲は、-31dBから、+24dBで、初段アンプと併せて、最大44dBのゲインを持つこと が可能です。 AK5371AはDevice DescriptorやString Descriptorをカスタマイズ可能な EEPROMインタフェースをも ちます。1K bit, 2K bitあるいは、4KbitのMicrowireTM 型EEPROMを使用可能です。これにより、Device Desctiptor中のベンダIDや 製品 ID、また、String Descriptorもカスタマイズ可能です。. ■ オーダリングガイド AKD5371A ―――AK5371A評価用ボード 機 能 2つのマイクロフォンジャック 3.3Vレギュレータ (TI: TPS77533) 1Kビット(M93C46) EEPROM USB Bタイプコネクタ 水晶 (11.2896MHz) Regulator EEPROM 3.3V M93C46 5V USB Connector MIC AK5371A D+ D- 図1 AKD5371A ブロック図 [KM092300] 2008/01 -1- [AKD5371A-A] [ボードセットアップ] USBポートを上側、マイクジャックを下側、パラレルポートを右側になるように置いて下さい。 S1 EEPROMのスイッチを右側に設定して下さい。(内部ROMモード) 内部 ROM モード インストール (Windows) AKD5371Aは、Windows98, Windows98SE, Windows ME and Windows 2000上で動作します。インストールの手 順はこれらのOSで ほとんど同じです。 1)初めてAKD5371AをPCに接続すると、OSはデバイスを認識し、”新しいハードウエア”で”AK5371A”と画 面上に表示します。その後さらに”AK5371A”、USBオーディオデバイスと表示されます。“next” または “yes” が表示される場合は“next” または “yes”をクリックして下さい。AK5371Aは、標準USBオーディオドライバー のみで動作します。新たにベンダドライバーを開発する必要はありません。 2) WindowsがAK5371Aを正常に認識したかどうか、デバイスマネージャーで以下の項目の追加を確認して下 さい。 サウンド、ビデオ、およびゲームのコントローラ ÎUSBオーディオデバイス ユニバーサルシリアルバスコントローラ ÎComposite USBデバイス/USB複合デバイス 上記の2つの項目が追加されていれば、WindowsはAK5371Aを正常に認識しています。 [KM092300] 2008/01 -2- [AKD5371A-A] 動作確認手順 1) サウンドレコーダーを立ち上げます。(スタートÎプログラムÎアクセサリÎエンターテイメントÎサ ウンドレコーダー) 2) オーディオ入力デバイスを設定 編集Îオーディオのプロパティーで録音の優先するデバイスで”USBオーディオデバイス”を選択します [KM092300] 2008/01 -3- [AKD5371A-A] 3) 入力レベルの設定 オーディオのプロパティーで音量またはマイクアイコンをクリックし、録音の調節ウインドウを開きます。 キャプチャーまたはUSBオーディオデバイスのスライダーが表示されます。スライダーを上下させることで 入力レベル(IPGA)を変更することが出来ます。この場合のスライダーのMAX、MINの位置のゲインは以下の 通りです。 スライダー位置 最上位 最下位 Windows 1st 0dB MIN値-31dB Windows98SE MAX値24dB MIN値-31dB Windows ME Windows2000 最上位に設定した場合は、初段アンプと併せて、最大44dBのゲインを持つことが可能です。また全ミュート ボックスが表示され、入力をミュートする事が可能です。 [KM092300] 2008/01 -4- [AKD5371A-A] 4) サンプリングレートの設定 サウンドレコーダ−でファイルÎプロパティÎ今すぐ変換Î属性で “44100Hz 16ビット モノラル” または “44100Hz 16ビット ステレオ” を選択し、OKをクリックします。5つのサンプルレートが選択可能です。 5) マイクロフォンを接続し、RECボタン(●)をクリックすると録音が開始されます。入力レベルは、ボリ ュームスライダで調節する事が可能です。 [KM092300] 2008/01 -5- [AKD5371A-A] 外部EEPROM モード パラレルポート経由でEEPROMに情報を書き込んでから、USBでプラグインをします。このモードでは、ベンダ特有の情 報を書き込むことができます。初めてプラグインする時にベンダの情報を画面に表示する事が可能になります。 この書き込みソフトウエアは、Windows 98/Meでは動作しますが、 Windows 2000では動作しません. a) インストール 1) eeprom.exe と view.exe を適当なディレクトリーにコピーします。 2) S1のSWを内部ROMモードに設定します。 3) PCのパラレルポートと評価ボードのパラレルポートをケープルで接続します 4) 評価ボードとPCをUSB接続します。 5) eeprom.exeを起動します。 b) 使用法 下記項目とI/Oアドレスに適当な値を設定し、OKをクリックします。 c)トラブルシューティング 1)PCが下記の警告を出した場合は、評価ボードのS1スイッチが内部ROMモードになっているかまたは、ケーブルの接 続を確認して下さい。 2)このプログラムは2K/4Kビットの EEPROMに対応していません。 3)もし上記確認をしても問題が解決しない場合は、MSDOS Windowで view.exeプログラムを以下の様に立ち上げます。 “view [I/O address]” 例えば “view 0x378” とタイプして下さい プログラムは EEPROMのデータをリードしデバイスディスクリプターとストリングディスクリプターを表示します。 データに問題がないかチェックして下さい。 d)外部EEPROM ROMモードでのUSB接続 1) パラレル、USBケーブルを取り外します 2) 評価ボードのS1 SWを外部EEPROMモードに設定します 3) 評価ボードをPCとUSB接続します。 4) デバイスを認識させます。 インストール (Windows)の項目を参照して下さい。 [KM092300] 2008/01 -6- [AKD5371A-A] AKD5371ARev.ABoard S1 EEPROM SW Left Right EEPROM Internal ROM [KM092300] 2008/01 -7- [AKD5371A-A] Appendix Device Name in Device Manager wdma_usb.inf に下記の3つの情報を加える事でデバイスマネージャーの表示を変更することができます。そしてベンダ固有 の表示が可能になります。 [Manufacturer] %AKM.Mfg%=AKM.Section [AKM.Section] %USB\VID_0556&PID_0002&MI_00.DeviceDesc%=USBAudio, USB\VID_0556&PID_0002&MI_00 [Strings] AKM.Mfg="AKM" USB\VID_0556&PID_0002&MI_00.DeviceDesc="AKM AK5371 USB Microphone" 下線部がデバイスマネージャーに表示されます。 [KM092300] 2008/01 -8- [AKD5371A-A] 改訂履歴 Date (yy/mm/dd) 08/01/09 Manual Revision KM092300 Board Revision 0 Reason Page Contents 初版 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更することがありま す。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社営業担当、ある いは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権利に対する 侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、輸出する際に 同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良が、直接ま たは間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極めて高い信頼性 を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取り下さ い。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害等の責任を 一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用から損害等が 生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 [KM092300] 2008/01 -9- 1 2 3 4 5 Note:C3 is removed on the board U1 C1 + 4.7u C2 1 2 3 4 0.1u VBUS5 P1 R1 GND EN IN IN RESET/PG FB/NC OUT OUT 8 7 6 5 R2 470 250k R3 10 VBUS3 VBUS3 VDD + C3 TPS77533 C4 + 10u A R4 470 R20 C5 4.7u D1 2 0.1u 1 330 S1 VDD PR4353K 1 2 EPEN 3 C6 VBUS3 5 7 VDD 8 R8 9 JP1 56K C7 10n 10 EPSEL L 11 H 12 C8 U3 SUSN 1 2 3 4 EPDI 37 33 5 TESTMODE3 CS TEST 32 6 XTALOUT 7 XTALIN NC7 31 8 TESTMODE2 TESTMODE1 30 NC6 29 AK5371 VREF 28 C18 LFLT2 AGND 27 0.1u 11 BIASSEL VA 26 C21 12 NC2 NC5 25 0.1u C27 0.1u 0.33u 8 7 6 5 RP1 C9 0.1u 3 2 1 47K B + C17 4.7u C20 4.7u VBUS3 C 24 AMPR2I 23 MICR C22 1000p C25 C24 C26 + 4.7u 22 14 13 NC3 VCOM BIASSEL H VREF Buffer output CS VCC SK NC/PE DI NC DO GND AMPR2O LFLT1 AMPR1O 9 10 NC4 VBUS3 6800p 18K C SK CS U5 21 R15 NC1 20 C19 8200p 51K 4 AMPL2O R14 EPAO 34 19 C16 35 SK AMPL2I 15p EPAO BGND 18 11.2896MHz 1 DGND AMPL1O 2 C15 2 3 17 Y1 15p 36 MICL 1 1 2 2 CONNECTOR DB25 47K NC8 MICBIAS 0.1u VD 16 4.7u C14 1 15 C13 + C12 VDD 8pin SOP Package 3 2 1 VDD + R9 470 NC9 39 38 EPDI EPEN 41 40 NC10 EPSEL 43 44 42 SUSN DN RSTN 45 USB series B NC11 C11 47p 46 C10 47p R7 470 M93C46 RP2 R13 3.9 VBUS5 DP 2 1 EPEN SUSN EPEN A U4 CS SK EPAO EPDI R12 3.9 NC12 DVBUS VDD 48 D+ 3 47 4 NC13 B GND R5 470 1 8 3 5 7 9 11 14 NC2 VDD NC1 DGND Y1 A1 Y2 A2 Y3 A3 Y4 A4 Y5 A5 Y6 A6 74HC4050 SW DP4DT Default: L 3300p R11 1.5K 16 13 2 4 6 10 12 15 6 R21 47K VDD 0.1u U2 4 13 25 12 24 11 23 10 22 9 21 8 20 7 19 6 18 5 17 4 16 3 15 2 14 1 C23 1000p 0.33u C28 C29 1.0u 1.0u R16 330 R17 330 R18 C33 C30+ C32 + 4.7K 0.1u R19 4.7K 0.1u D J1 10u C31 1 2 3 4 5 D J2 10u 1 2 3 4 5 Title PHONEJACK STEREO SW PHONEJACK STEREO SW AK5371RevA Demo board Size A3 Date: 1 2 3 4 Document Number <Doc> Tuesday, April 03, 2001 Rev 0.84 Sheet 5 1 of 1
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