日本犯罪心理学会 第 53 回大会プログラム 2015 年 9 月 26・27 日 東

日本犯罪心理学会
第 53 回 大 会 プ ロ グ ラ ム
2015 年 9 月 26・ 27 日
東
北
大
学
会場へのアクセス
東二番丁通
定禅寺通
晩翠通
宮城県
美術館
川内郵便局前
東北大学 東北大川内キャンパス
萩ホール前
川内北
キャンパス
大町交番
広瀬通
アークホテル
仙台青葉通り
藤崎
青葉通
仙台国際
川内
萩ホール センター
東北大学
川内南
キャンパス
フォーラス
仙台駅
立町小学校
七十七銀行
本店
南町通
仙台市
博物館
東北大学植物園
仙台城址
会場
東北大学川内南キャンパス(仙台市青葉区川内)
問合せ先
E-mail: [email protected]
TEL 022-795-6048(東北大学文学部心理学研究室)
電話による問合せは大会当日の緊急連絡のみとします。大会前の問合せはメールで行
ってください。
交通案内

仙台市営バス
仙台駅より約 15 分
のりば:仙台駅前バスプール 9 番
行先:宮教大行、青葉台行、成田山行、青葉通経由動物公園循環
下車停留所:東北大川内キャンパス・萩ホール前

タクシー
仙台駅より約 10 分

徒歩
仙台駅より青葉通を直進し約 40 分
ご注意:一般向けの駐車場はありませんので、お車での来場はご遠慮ください。なお、仙台駅と
大会会場を結ぶ地下鉄は、大会会期にはまだ開通しておりませんので、ご利用になれません。
—2—
会場案内図:川内南キャンパス
川内の杜
ダイニング
東北大学
植物園
大会会場
文科系総合講義棟
文学部第 1 講義室・第 2 講義室
懇
親 会
文科系厚生会館
—3—
文科系総合講義棟1階
クローク
大会本部
(104)
(105)
(出入口)
WC
1 階ホール
(階段)
受
(階段)
付
コモンスペース
(128)
(出入口/階段)
文科系総合講義棟2階
201 講義室
202 講義室
203 講義室
(階段)
204 講義室
(階段)
2 階ホール
ポスター発表
展示コーナー
(階段)
212 講義室
連絡通路
文学部第1講義室
文学部第2講義室
—4—
213 講義室
WC(男)
WC(女)
211 講義室
大
会
日
程
9 月 26 日
9 月 27 日
8:30
受
受
付
口頭発表
(事例)
口頭発表 口頭発表 口頭発表
(一般)1 (一般)2 (一般)3
処遇Ⅰ
各種犯罪・ 効果検証
犯罪者
201
講義室
文学部第
2 講義室
204
講義室
211
講義室
9:30
ポスター
発表 1
口頭発表 口頭発表 口頭発表 口頭発表
(一般)4 (一般)5 (一般)6 (一般)7
処遇、非
行・犯罪観、
各種犯罪・
犯罪者
処遇Ⅱ
アセス
メント
再犯予測
2 階ホール
201
講義室
文学部第
2 講義室
204
講義室
11:30
201
講義室
ミニ・
シンポ 2
性非行・
性犯罪加
害者処遇
に犯罪心
理学はい
かに寄与
するか
204
講義室
ミニ・
シンポ 3
裁判員裁
判のいま
とこれか
ら
ミニ・
シンポ 4
犯罪捜査
で真実に
迫るため
の心理学
的技術
ミニ・
シンポ 5
東日本大
震災にお
ける犯罪
実態と治
安意識
211
講義室
文学部第
1 講義室
文学部第
2 講義室
公開シンポジウム
暴力ゲーム論争:ゲームは青少年にとって
203 講義室
親
211
講義室
2 階ホール
総 会
203 講義室
13:40
ミニ・
シンポ 6
難しい子供
の施設内処
遇
ミニ・
シンポ 7
気づきを促
す面接
ミニ・
シンポ 8
犯罪・非行関
連機関の心理
職による専門
的知見の社会
的還元を考え
る
ミニ・
シンポ 9
特殊詐欺加
害・被害の
心理的メカ
ニズム
201
講義室
204
講義室
文学部
第 1 講義室
文学部
第 2 講義室
14:50
15:00
16:00
18:15
18:30
会
文科系厚生会館
常任理事会
9 月 25 日
16:30-18:00
213 室
理
会
9 月 25 日
18:00-20:00
213 室
研究委員会
9 月 26 日
11:30-12:30
212 室
編集委員会
9 月 27 日
11:30-12:30
212 室
事
地域支援・ 防犯、被害
司法制度 者、地域支
援、査定・
評価
12:30
有害か
懇
ポスター
発表 2
昼休み
昼休み
ミニ・
シンポ 1
社会内処
遇におけ
るリスク
マネジメ
ントの課
題
付
—5—
大会参加者へのご案内
1. 大会受付
大会両日ともに 8 時 30 分より文科系総合講義棟 1 階ホールにおいて受付を行います。
大会会場内では、受付でお渡しする参加章をお付けください。
2. 参加費
当日参加
正会員(一般)・臨時会員(一般)
7,000 円
正会員(学生)・臨時会員(学生)
2,000 円
学生参加者の方は、受付で学生証を提示して下さい。
公開シンポジウムにのみご参加の方は無料です。
臨時会員の方は、口頭発表(事例)に参加できません。
3. 総会
第 2 日目の 12 時 30 分から 13 時 30 分まで 203 講義室で開催されます。
4. 懇親会
第 1 日目の 18 時 30 分より文科系厚生会館で開催します。事前申込みをされていない方は大会
受付で 4,000 円をお支払いのうえご参加ください。
懇親会終了後、仙台市内中心部・仙台駅方面行のバスは「東北大川内キャンパス・萩ホール前」
停留所からご乗車ください。徒歩の場合、青葉通り一番丁など市内中心部へは約 30 分です。タ
クシーご利用の方は大会スタッフにお声掛けください。
5. 昼食
第 1 日目の昼食は川内北キャンパスの食堂「川内の杜ダイニング」でおとりください(営業時
間 11:00-14:30)。第 2 日目の昼食については今後、大会ホームページにて情報提供をする予定で
すので、大会会期前にご確認ください。
6. クローク
お預かり時間は、第 1 日目は 18 時 30 分まで、第 2 日目は 16 時 15 分までとなっております。
貴重品は必ずご自身でお持ちください。
7. 打合せ・休憩・展示コーナー
シンポジウムの打合せには 2 階の 211 講義室と 213 講義室をお使いください(213 室は 11 時
から、211 講義室は 11 時 30 分から使用可能です)
。一般発表の打合せや休憩には 1 階のコモン
スペースをお使いください。書籍等展示コーナーは 2 階ホールです。
—6—
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—7—
口頭発表のご案内
1. 口頭発表(一般)
座長 2 名が司会進行をおこないます。1 件あたり 15 分を割り当て、発表を 12 分、質疑応答を 3
分とします。時間をお守りいただき、座長の指示にしたがって発表を進行させてください。会場
スタッフによる合図は以下のとおりです。
1鈴
発表終了 2 分前(10 分経過)
2鈴
発表終了(12 分経過)
3鈴
質疑応答終了(15 分経過)
2. 口頭発表(事例)
口頭発表(事例)の分科会は正会員のみ参加の会場となりますので、ご注意ください。座長 1
名が司会進行をおこないます。1 件あたり 30 分を割り当て、発表を 20 分、質疑応答を 10 分とし
ます。時間をお守りいただき、座長の指示にしたがって発表を進行させてください。会場スタッ
フによる合図は以下のとおりです。
1鈴
発表終了 2 分前(18 分経過)
2鈴
発表終了(20 分経過)
3鈴
質疑応答終了(30 分経過)
3. 機材
口頭発表会場(一般・事例)に用意されている機材は、液晶プロジェクターとウィンドウズパ
ソコン(PowerPoint インストール済)です。機材をご利用の方は USB フラッシュメモリをお持
ちいただき、分科会の発表開始前に各自でデータをパソコンに移し、動作確認を行ってください。
データ消去は各自で実施願います。ご自身のパソコンの持ち込みはご遠慮ください。
4. 配布資料
120 部程度を各自でご用意のうえ各会場のスタッフにお渡しください。大会本部では印刷・複写
は行いません。
5. 発表成立の要件
分科会全体に参加し、口頭発表を行い、質疑応答に参加することと、発表抄録原稿を提出するこ
とにより、発表成立が認められます。
発表抄録原稿は、2015 年 9 月 11 日(金)必着で、「日本犯罪心理学会第 53 回大会抄録受付
係」宛てに「PDF ファイルをメール添付」又は「郵送」で提出してください。大会会場では受
け付けておりません。詳細は学会ホームページでご確認ください。
—8—
<抄録原稿提出・問い合わせ先>
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場 4-4-19
(株)国際文献社内
日本犯罪心理学会第 53 回大会抄録原稿受付係
E-mail:[email protected]
Fax:03-3368-2830
6. 責任発表者、連名発表者、発表の取り消し
プログラムで○印が付いている方が責任発表者です。責任発表者が欠席した場合は発表取り消
しとみなします。ただし、大会本部の了承を得て、連名発表者が発表を代行することができます。
責任発表者の欠席や連名発表者による発表代行がある場合は、大会前は大会ヘルプデスク、大会
期間中は大会本部へ連絡してください。
口頭発表において発表の取消しがあった場合、その後の発表スケジュールの繰り上げは行いま
せん。座長の指示にしたがって、討論や休憩等の時間にあててください。
—9—
ポスター発表のご案内
1. 掲示
ご自分の演題番号のパネルにポスターを掲示してください。掲示時間は大会両日ともに 9 時 30
分から 11 時 30 分です。ポスターの掲示は 9 時から可能ですので、分科会開始前に作業してくだ
さい。画鋲は会場に用意します。分科会終了後は、迅速に撤去していただくよう、ご協力をお願
いします。終了時刻後も撤去されていないポスターは大会本部で撤去・廃棄することがあります。
2. ポスター形式
発表用ポスターは「縦 180cm×横 90cm」に収まるように作成してください。最上段に、題目・
氏名・所属を明記してください。
3. 配布資料
120 部程度を各自でご用意のうえ配布してください。大会本部では印刷・複写は行いません。
4. 発表成立の要件
両日とも、奇数番号の責任発表者は 9 時 30 分~10 時 30 分、偶数番号の責任発表者は 10 時 30 分
~11 時 30 分の 1 時間、自分のポスターの前に在席してください。この責任時間に在席し、質疑応
答を行うことと、発表抄録原稿を提出することにより、発表成立が認められます。
発表抄録原稿は、2015 年 9 月 11 日(金)必着で、「日本犯罪心理学会第 53 回大会抄録受付
係」宛てに「PDF ファイルをメール添付」又は「郵送」で提出してください。大会会場では受
け付けておりません。詳細は学会ホームページでご確認ください。
<抄録原稿提出・問い合わせ先>
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場 4-4-19
(株)国際文献社内
日本犯罪心理学会第 53 回大会抄録原稿受付係
E-mail:[email protected]
Fax:03-3368-2830
5. 責任発表者、連名発表者、発表の取り消し
プログラムで○印が付いている方が責任発表者です。責任発表者が欠席した場合は発表取り消
しとみなします。ただし、大会本部の了承を得て、連名発表者が発表を代行することができます。
責任発表者の欠席や連名発表者による発表代行がある場合は、大会前は大会ヘルプデスク、大会
期間中は大会本部へ連絡してください。
— 10 —
東北大学植物園のご案内
大会会場に隣接して東北大学植物園があります。この植物園には、自然の森をそのまま利用し、
様々な植物を見て回ることのできる散策コースや展示ホールがございますので、一息つきたいと
きにはお立ち寄りください。
この植物園は、昭和 33 年(1958 年)に東北大学が研究と教育のために設立した自然植物園で、
面積は約 52 万㎡あります。この地は、仙台城址背後の御裏林、通称青葉山と呼ばれる丘陵地です
が、慶長 5 年(1600 年)伊達政宗が仙台城を築いて以来、今日までほとんど人手が加えられるこ
とが無かったため、仙台地方の丘陵地の自然植生であるモミの美林が残されており、人口 100 万
人の都市近郊としては、稀に見る自然豊かな地域となっています。またこのモミ林を始めとして、
園内には動植物には学術上貴重なものがたくさん存在することから昭和 47 年(1972 年)、植物園
としてはわが国で初めて天然記念物に指定されました。(東北大学植物園HPより)
東北大学
付 属 図書 館
大会
会場
厚生会館
至青葉通
東北大学
植物園
至青葉城址
開園時間 午前 9 時~午後 5 時(午後 4 時までにお入りください)
入園料金
大人 230 円
— 11 —
公開シンポジウム
9 月 26 日(土)15:00-18:15 203 講義室
暴力ゲーム論争:ゲームは青少年にとって有害か
企画・司会
大渕
憲一(東北大学)
話題提供
坂元
章(お茶の水女子大学)
D. A. Gentile(米国アイオワ州立大学)
三浦
英樹(名古屋少年鑑別所)
木髙
暢之(大阪刑務所)
坂元
章
氏
D. A. Gentile 氏
(日本語通訳有)
IT 技術の発達とともに暴力ゲームはリアルさを増し、現実のような暴力体験が得られるも
のもある。我が国においてもその普及は目覚ましく、男子青少年のほとんどがこれを消費し、
中には長時間没頭する者もいる。ビデオ・ゲーム、特に暴力ゲームは青少年の健全発達に有
害な影響を与えるのではないかとの懸念の声があり、また、少年の凶悪事件において暴力ゲ
ームへの耽溺が報道されることもあったが、一方、非行臨床家の間では非行への実質的な影
響力は弱いという見方が優勢である。国の内外において、大学等の研究機関において暴力ゲ
ームの影響に関する検討が実証的に進められてきたが、現在のところ、有害・無害両方の立
場があり、この問題は研究者間で大きな論争となってきた。
本シンポジウムでは、米国アイオワ州立大学の Gentile 准教授とお茶の水女子大学の坂元教
授を招いて、この論争状況についてご説明いただき、更に、非行臨床の実務家を交えて、暴
力ゲームの影響について様々な角度から検討を行うものである。この討論を通して暴力ゲー
ムの影響が実際にはどのようなものであるかを理解することを目指したい。
暴力ゲームの影響は社会安全だけでなく、発達・教育・健康などにかかわる広範な社会的
関心事である。このため、本シンポジウムは公開とし、一般市民や学生を含め、会員以外の
方にも参加していただくものである。
— 12 —
ミニ・シンポジウム 1
9 月26 日(土)12:30-14:50 201 講義室
社会内処遇におけるリスクマネジメントの課題
-保護観察における処遇困難性とはー
企画・司会 生島
指定討論
浩(福島大学)
話題提供 三宅 仁士 (新潟保護観察所)
三宅 仁士(新潟保護観察所)
小山 信幸 (更生保護施設新潟川岸寮)
浜井 浩一(龍谷大学)
佐々木 啓文(盛岡保護観察所)
生島 浩
(福島大学)
犯罪者の社会内処遇である保護観察のリスクマネジメント機能があらためて問われている。高齢者や障
がいのある犯罪者に対して福祉分野との連携施策が展開されているが、社会の中で立ち直りを支援する目
的とリスクマネジメント機能は、いかに「協働」が図られるべきか。各臨床現場から、日常的な生活習慣
レベルの行動目標設定によってリスクマネジメント機能を高める実践、更生保護施設における体感を含め
た更生促進要因・処遇効果、ソーシャルワーク的視点からのリスクマネジメント機能などについて話題提
供を行う。
再犯の有無を基準とするリスクマネジメントではなく、
処遇困難性で評価する臨床的意味合い、
そして、当該者及び支援者双方の観点から、そのリスクとニーズの異同を認めた上で、更生保護のバージ
ョンアップ、実践の理論化を試みたい。
ミニ・シンポジウム 2
9 月26 日(土)12:30-14:50 204 講義室
性非行・性犯罪加害者処遇に犯罪心理学はいかに寄与するか
-リスク・マネジメント・モデルとストレングス・モデルの観点から-
企画・司会
吉村 雅世(仙台矯正管区)
指定討論
浦田 洋(岐阜少年鑑別所)
話題提供 朝比奈 牧子(川越少年刑務所)
青木 治
(多摩少年院)
小林 有紀
(東京保護観察所立川支部)
大江 由香 (八王子少年鑑別所)
我が国の刑事施設、少年院、保護観察所に導入されている性非行・性犯罪加害者プログラムは、リラプ
ス・プリベンション・モデルを代表とするリスク・マネジメント・モデルにその基礎を置いている。その
一方で人間のポジティブな側面にも目を向け、その幸福(well-being)を増進させ長所を強化することで犯罪
から離脱した人生を目指そうとするグッド・ライブズ・モデル等のポジティブ心理学の知見が、性非行・
性犯罪加害者処遇にも取り入れられつつある。そこで、各処遇現場から、再犯リスクや指導への反応性、
プログラムへの動機づけ等がそれぞれに異なる対象者への指導の実際を御報告いただき、犯罪心理学の理
論とエビデンスが犯罪者処遇を効果的なものとするためにいかに寄与し得るかを、リスク・マネジメント・
モデルとストレングス・モデルの二つの理論を切り口にして考えてみたい。
— 13 —
ミニ・シンポジウム 3
9 月26 日(土)12:30-14:50 211 講義室
裁判員裁判のいまとこれから
-法曹と心理学のまなざしで-
企画・司会
半澤 利一(東北福祉大学)
指定討論
大澤 智子(兵庫県こころのケアセンター)
話題提供 根崎 修一(仙台高等裁判所)
犬木 寛 (仙台地方検察庁)
宮村 啓太(あさひ法律事務所)
裁判員制度施行後 6 年が経過する。
のべ 6 万人を超える裁判員と補充裁判員が選任され、
公判に臨んだ。
裁判員は、一般市民の感覚と経験で犯罪を裁くという重責を果たしてきたが、特に凶悪犯罪の審理におい
ては、刺激的な証拠提示などによる裁判員側の心理的負担も指摘された。このシンポジウムでは、裁判員
裁判に造詣が深い裁判官、検察官及び弁護士が集い、裁判員がどのように事件に向き合い、職務を全うし
たかを語り合いながら、裁判員にとって何がどのような負担となり得るか、さらにはなぜ負担を軽減する
必要があるのかについて議論を深める。法廷が選任された市民の感覚を機能させる場であるために、何が
課題として残されているかを見出す試みとしたい。
ミニ・シンポジウム 4
9 月26 日(土)12:30-14:50 文学部第1 講義室
犯罪捜査で真実に迫るための心理学的技術
企画
横井 幸久(愛知県警科捜研)
話題提供
和智 妙子(科学警察研究所)
小林 正和(宮城県警科捜研)
大杉 朱美(兵庫県警科捜研)
企画・司会
山本 直宏(山形県警科捜研)
佐藤
指定討論
桐生 正幸(東洋大学)
拓(いわき明星大学)
仲 真紀子(北海道大学)
警察では、取調べの高度化や客観的証拠収集の拡充に向けた種々の施策を進めている。こうした取り組
みの中で心理学に求められている課題は、被疑者や参考人から真実の情報を取得する技術の開発や応用、
また、それらに関する発展的研究の推進である。本シンポジウムでは、被疑者や参考人から真実の情報を
得る様々な心理学的技術の現状と展望を整理したい。具体的には、取調べ、ポリグラフ検査、言語的・非
言語的虚偽検出の 3 つの技術について、各分野の専門家からその有用性や問題点などについて話題提供し
ていただく。また、指定討論の先生方からは、それぞれの専門の立場からこれらの技術についてご意見い
ただくと同時に、それぞれの技術の連携可能性についても提言いただき、全体で討議したい。
— 14 —
ミニ・シンポジウム 5
9 月26 日(土)12:30-14:50 文学部第2 講義室
東日本大震災における犯罪実態と治安意識
企画・司会 阿部 恒之(東北大学)
話題提供
森 丈弓(甲南女子大学)
企画
岡本 英生(奈良女子大学)
岡本 英生(奈良女子大学)
指定討論
斉藤 豊治(大阪弁護士会)
山本 雅昭(近畿大学)
平山 真理(白鷗大学)
松原 英世(愛媛大学)
東日本大震災における被災地域の治安の良さは、世界の注目を集めた。しかし震災に乗じた犯罪が皆無
だったわけではない。将来の大震災に備えて、その実態をなるべく正確に把握・記録しておく必要があろ
う。そこで我々は、東日本大震災後の治安の実態と住民の治安意識について、警察統計の収集・インター
ネット調査・面接調査を通じ、多面的にデータを収集した。このセッションでは、これらの結果を報告す
るとともに、
海外の研究と比較して東日本大震災の特徴を考える。
さらに社会統制論と制裁論の視点から、
災害後の治安についての議論を深めたい。
— 15 —
ミニ・シンポジウム 6
9 月27 日(日)13:40-16:00 201 講義室
難しい子供の施設内処遇
―児童福祉と少年司法の立場から―
企画・司会 川端 壮康(尚絅学院大学)
話題提供 内山 八重(山形少年鑑別所)
小野寺 君夫(仙台天使園)
川越 聡一郎(宮城県保健福祉部障害福祉課)
熊谷 康之(置賜学院)
近年、児童相談所・児童自立支援施設や少年院といった施設において、指導に乗りにくい児童・少年が
増えていることが指摘されている。発達障害、性格の偏り、児童虐待、養育の問題など、様々な背景を持
つこうした児童・少年に対しては、集団処遇の枠組みを維持しながらも、より個別的で、それぞれの対象
者の問題性に細やかに配慮した指導法が必要になる。このような問題を抱える児童や少年を扱う福祉や司
法の現場の第一線で指導に当たる専門家は、どのような困難に直面しているのか、そしてそれに対してど
のように対処しているのか、さらに、これからより一層必要となっていくと思われる児童福祉と少年司法
はどのように連携していくべきなのかといった点について、フロアからの発言も含めて忌憚のない意見交
換を行いたい。
ミニ・シンポジウム 7
9 月27 日(日)13:40-16:00 204 講義室
気づきを促す面接
企画・司会
渡邉 悟(府中刑務所)
話題提供 野田 昌道(横浜家庭裁判所川崎支部)
門本 泉(府中刑務所)
菊池 安希子(国立精神・神経医療研究センター)
平成 24 年 7 月に犯罪対策閣僚会議において、
「再犯防止に向けた総合対策」が決定され、その実現に向
けて各種施策が遂行されているところであるが、再犯防止をより実効あるものとするためには、非行少年・
犯罪者一人ひとりが、自身の特性についての気づきを深め、変化を志向することが必要と考えられる。特
に、非行・犯罪臨床の対象者は、自発性が乏しいという特徴を有することから、そうした特徴を踏まえつ
つ、各臨床現場において、気づきを促す面接に工夫を凝らしている臨床家から話題提供をしていただき、
気づきの重要性と何が気づきを促すのかといったことについて、フロアの方々も交えてディスカッション
を行いたい。いずれも仮題ではあるが、野田昌道氏からは、
「協働する力-協働的・治療的アセスメントの
実践から-」
、門本泉氏からは、
「対面する二人の間を結ぶもの、結ばぬもの~TA と関係性理論の視点か
ら」
、菊池安希子氏からは、
「入院施設内における、対象者の準拠枠を活用した取り組み」と題して話題提
供をしていただく予定である。
— 16 —
ミニ・シンポジウム 8
9 月27 日(日)13:40-16:00 文学部第1 講義室
犯罪・非行関連機関の心理職による専門的知見の社会的還元を考える
-阪神・淡路大震災及び東日本大震災での取組を通じて-
企画・司会
等々力 伸司(法務省矯正局)
指定討論
山口 雅敏(東京少年鑑別所)
話題提供 青木
宏(福岡少年鑑別所)
佐藤 健司(札幌少年鑑別所)
大関 壽彦(青森少年鑑別所)
被災後 20 年を迎えた阪神・淡路大震災及び先の東日本大震災では、多くの被災者が著しい困難に見舞わ
れたが、その際に矯正施設がその有する能力を活用し、各地で被災者に対する心理相談活動を行ったこと
は記憶に新しい。他方、少年鑑別所法の施行に伴い、専門的知見を活用した地域援助が少年鑑別所の本来
業務の一つと位置付けられることとなり、これまで以上に積極的な取組が求められるようになるものと考
えられる。犯罪・非行関連機関による専門的知見を活用した地域密着型の社会貢献という観点から、その
活動の在り方を展望した場合、所属する心理職はどのような取組が可能なのか、そして意義あるものとす
ることができるのか、阪神・淡路大震災及び東日本大震災の際の経験を振り返りつつ検討したい。
ミニ・シンポジウム 9
9 月27 日(日)13:40-16:00 文学部第2 講義室
特殊詐欺加害・被害の心理的メカニズム
企画・司会 小林 裕(東北学院大学)
話題提供 小林 裕(東北学院大学)
相澤 優(東京少年鑑別所)
鈴木 護(岩手大学)
振り込め詐欺を代表とする特殊詐欺の被害はここ数年拡大傾向にあり、社会問題としても注目されてい
る。それに応じて、被害者の心理や被害防止策を中心に研究が蓄積されているが、加害者側の研究は必ず
しも十分とは言えない。しかし、対象へのアプローチの困難さがあるものの、加害者の心理・行動につい
ても少しずつ実証的検討が行われつつある。そこで、特殊詐欺の被害・加害両者の心理に焦点を当てるこ
とにより、特殊詐欺の加害・被害両者の相互作用過程の実態が明らかになることが期待される。本シンポ
ジウムでは、まず特殊詐欺の被害・加害両者の心理について専門家にそれぞれ報告いただき、その後、聴
衆を交えて意見交換を行う。
— 17 —
口頭発表 1
第1日
処遇 I(201 講義室)
9 月 26 日(土)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 里見
9 : 30 〜
1-1
調査センターにおける処遇が受刑者に及ぼす
○井上
影響についての一考察(1)
要旨 調査センター入所者を対象として,調査センターに
由香
愛弓(川越少年刑務所分類
審議室)
永井
智美(川越少年刑務所分類
審議室)
おける処遇を経験することが,受刑者の動機付けに
どのような影響を及ぼすのかについて,受刑者の特
聡・大江
加藤
性を踏まえて検討する。
美沙(川越少年刑務所分類
審議室)
川島
誠(川越少年刑務所分類
審議室)
小林
長(川越少年刑務所分類
審議室)
田中
千江(川越少年刑務所分類
審議室)
朝比奈牧子(川越少年刑務所分類
審議室)
9 : 45 〜
1-2
調査センターにおける処遇が受刑者に及ぼす
○川島
影響についての一考察(2)
要旨(1)の結果を踏まえ,調査センターにおける処遇
審議室)
永井
智美(川越少年刑務所分類
審議室)
を経験することが,受刑者の自己効力感を初めとす
る認知や精神的健康にどのような影響を及ぼすのか
誠(川越少年刑務所分類
井上
愛弓(川越少年刑務所分類
審議室)
について検討する。
加藤
美沙(川越少年刑務所分類
審議室)
小林
長(川越少年刑務所分類
審議室)
田中
千江(川越少年刑務所分類
審議室)
朝比奈牧子(川越少年刑務所分類
審議室)
- 17
—
18 -
—
10 : 00 〜
1-3
犯罪からの離脱及び更生への動機づけについ
○里見
聡(宮崎少年鑑別所)
○大江
由香(八王子少年鑑別所)
○平野
貴子(栃木刑務所)
て
要旨 犯罪者が更生に向けてどのように動機づけを高める
のかについては,従来,実証的に研究されてきたと
は言えない。本研究では,犯罪者の更生への動機づ
けがどのような段階を経て高まるのかについて検討
を加える。
10 : 15 〜
1-4
強みを活かす指導の展望―自己に関するメタ
認知と動機付けの観点から―
要旨 犯罪者や非行少年の強みを活かす指導を行う利点に
関する文献研究の一部を,自己に関するメタ認知能
力の向上と改善に向けた動機付けという観点から報
告する。
10 : 30 〜
1-5
被害体験が女子受刑者に及ぼす影響(4)
要旨 先行研究を踏まえ,特に,性的被害や虐待被害な
10 : 45 〜
今村
有子(高松矯正管区)
ど,人からの被害体験とストレスコーピング,解離
佐々木彩子(北九州医療刑務所)
体験等の関連について調査し,女子受刑者の再犯防
沼田
止に必要な処遇について考察する。
白川あずさ(札幌刑務支所)
非行少年の自己認識に関する研究
朋枝(岩国刑務所)
○鈴木
来果(高松少年鑑別所)
要旨 非行少年の自己認識と養育者等による他者認識との
菅原
達也(高松少年鑑別所)
一致度を測定し,認識の一致度が非行少年の人格形
服部
広正(高松少年鑑別所)
1-6
成や非行性の深度等にどのように波及するかを検証
する。
- 18
—
19 -
—
口頭発表 2
第1日
各種犯罪・犯罪者(文学部第 2 講義室)
9 月 26 日(土)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 橋本
9 : 30 〜
2-1
少年鑑別所入所者の Domestic Violence に関
○工藤
する研究(1)
秀彦・吉澤
寛之
光恭(さいたま少年鑑別
所)
要旨 少年鑑別所に入所した Domestic Violence の加害少
年について,加害の実態に加え,他の非行群との比
較により,知能や MJPI からのパーソナリティの特
徴を検討する。
9 : 45 〜
2-2
少年鑑別所入所者の Domestic Violence に関
○首藤
する研究(2)
悠介(さいたま少年鑑別
所)
要旨 研究 1 を踏まえ,少年鑑別所に入所した Domestic
Violence の加害少年について,鑑別結果通知書の記
載について,KJ 法等を用いて分析することにより,
Domestic Violence の発現機序等の類型化を試みる。
10 : 00 〜
殺人を犯した受刑者の特徴についての基礎的
○橋本
秀彦(山形刑務所)
星
秀和(山形刑務所)
要旨 X 刑務所に在所中の殺人を犯した受刑者について,
内山
博之(山形少年鑑別所)
法務省式人格目録(MJPI)の結果や自殺企図歴,
三浦
秀徳(山形少年鑑別所)
2-3
研究
共犯者の有無等を調査し,その傾向について探る。
10 : 15 〜
2-4
暴走族関連の非行少年の性格傾向について
要旨 暴走族関連の非行に及んだ少年の法務省式人格目録
をもとに,暴走族加入者の性格傾向を考察する。ま
た,少年鑑別所初入者と再入者を比較し,再非行に
及びやすい者の性格傾向を考察する。
- 19
—
20 -
—
○杉木
淳一(名古屋少年鑑別所)
徳山
敬枝(名古屋少年鑑別所)
森
晶仁(名古屋少年鑑別所)
10 : 30 〜
2-5
窃盗癖を有する精神疾患患者の感情に対する
○野村
認知行動的特徴の検討
和孝(医療法人社団祐和会
大石クリニック , 早
要旨 窃盗癖は,感情に対する反応性の高さを特徴として
稲田大学人間総合研
究センター)
いる。本研究では,この点について,感情に対する
認知行動的特徴の視点から質問紙調査を用いた状態
田中
佑樹(医療法人社団祐和会
大石クリニック , 早
像の記述を目的とする。
稲田大学大学院人間
科学研究科)
嶋田
洋徳(早稲田大学人間科学
学術院)
大石
雅之(医療法人社団祐和会
大石クリニック)
10 : 45 〜
2-6
反社会的行動を導く心的過程における非行少
○吉澤
年と一般少年の比較
寛之(岐阜大学大学院教育
学研究科)
要旨 潜在的反社会性,社会的情報処理,自己制御,前頭
葉機能を鑑別所少年と中学生で比較し,後者の潜在
的反社会性の高さ,認知的歪曲・自己制御・前頭葉
機能の低さを確認した。
- 20
—
21 -
—
渕上
康幸(東京少年鑑別所)
口頭発表 3
第1日
効果検証(204 講義室)
9 月 26 日(土)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 原田
9 : 30 〜
3-1
日本の刑務所における性犯罪者更生プログラ
ムの効果検証 (2)
○遊間
隆之・森田
展彰
義一(兵庫教育大学)
金澤雄一郎(筑波大学)
要旨 性犯罪により刑事施設に入所した者 1,891 名に対す
猪爪
祐介(矯正局)
る性犯罪者処遇プログラムの再犯防止効果を,約 5
松嶋
祐子(府中刑務所,南イリ
年間の追跡データを基に,傾向スコアを用いて交絡
ノイ大学大学院)
因子の影響を除いた上で,生存分析を用いて検証し
た。
9 : 45 〜
3-2
性犯罪者に対する社会内治療プログラムの効
○原田
果の検討
隆之(東京大学大学院医学
系研究科 , 目白大学
要旨 われわれは,認知行動療法による社会内治療プログ
ラムを開発し,精神科クリニックにおいて実施して
人間学部)
野村
和孝(早稲田大学)
きた。これまでのデータをまとめ,対照群と比較し
てその効果を検討する。
10 : 00 〜
3-3
少年院における薬物非行防止指導の効果検証
についての基礎的研究(1)
○吉永
彬子(丸亀少女の家)
小林
大樹(四国少年院)
要旨 ロールシャッハテスト等の心理検査の結果から,少
今村
有子(高松矯正管区)
年院に在院している薬物非行少年の性格特徴を理解
服部
広正(高松少年鑑別所)
するとともに,フィードバックを通じた指導実施前
鈴木
来果(高松少年鑑別所)
の動機付けや心理検査結果を用いた効果検証の可能
菅原
達也(高松少年鑑別所)
性を探る。
10 : 15 〜
3-4
少年院における薬物非行防止指導の効果検証
についての基礎的研究(2)
○小林
大樹(四国少年院)
吉永
彬子(丸亀少女の家)
要旨 少年院において実施している薬物非行防止指導の受
今村
有子(高松矯正管区)
講者やグループの変化を検討し,変化に影響を与え
服部
広正(高松少年鑑別所)
る要因について考察する。
鈴木
来果(高松少年鑑別所)
菅原
達也(高松少年鑑別所)
- 21
—
22 -
—
10 : 30 〜
3-5
覚せい剤事犯の再犯防止プログラム効果にお
○森田
受田
ける男女の違い
勝田
浩章(美祢社会復帰促進セ
ンター ShoPro)
犯有無によるプログラム効果の比較とその性差につ
周布
いて論じる。
恵理(美祢社会復帰促進セ
ンター ShoPro)
要旨 本施設で実施している覚せい剤事犯を対象としたプ
ログラムにおいて,薬物欲求に関連する要因や,再
展彰(筑波大学)
恭子(美祢社会復帰促進セ
ンター ShoPro)
小川
昭(美祢社会復帰促進セ
ンター ShoPro)
至極
10 : 45 〜
3-6
若年受刑者に対するアンガーマネージメント
○高野
睦(佐賀少年鑑別所)
光司(早稲田大学教育・総
合科学学術院)
の効果の検証
要旨 本研究は,矯正施設において暴力事犯を繰り返す若
年受刑者を対象として作成したアンガーマネージメ
ントプログラムの効果を検証するものである。
- 22
—
23 -
—
口頭発表
第1日
事例(211 講義室)
9 月 26 日(土)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 後藤雅彦
9 : 30 〜
J-1
刑務所での半構造化短期力動的集団精神療法
○辻
終了後に見られたある参加者の変化について
神分析心理療法研究
要旨 薬物依存離脱指導(動機付け重視プログラム)受講
者の同指導内での言動と同指導終了数か月後に実施
啓之(京都刑務所 , 京都精
所)
ジェイムス朋子(京都橘大学)
した面接での言動から,ある受刑者に見られた変化
について検討する。
10:00 〜
J-2
問題行動を起こした高校生からの相談事例に
○服部
広正(高松少年鑑別所)
ついて―鑑 131 条による地域援助業務の在り
鈴木
来果(高松少年鑑別所)
方について―
菅原
達也(高松少年鑑別所)
要旨 本事例は,性的な問題行動を起こした高校生の社会
復帰の過程から見える,家族への心理的アプローチ
と相談機関との連携の重要性について検討する。
10:30 〜
J-3
思春期の知的障害女子における性的逸脱行動
○國分
聡子(静岡県立富士特別支
援学校富士宮分校)
への介入
要旨 軽度知的障害特別支援学校高等部女子の性的逸脱行
動の介入を行った。全 8 回の学習プログラム及び教
材教具と支援の具体,指導経過及び指導前後の生徒
とその保護者の変容について述べる。
11:00 〜
J-4
少年院における知的障害を有する性非行少年
に対する矯正教育の検討〜 Good Lives Model
や障害受容の観点から見た教育効果や課題に
ついての考察〜
要旨 本研究では,対象者に日記指導,心理教育等の矯正
教育を行い,自己概念の再構成,主体性の発揮等の
Good Lives Model の観点や,外的資源の活用に伴
う障害受容を通して効果的な教育の在り方を検討し
た。
- 23
—
24 -
—
○林
秋成(宮川医療少年院)
口頭発表 4
第2日
処遇Ⅱ(201 講義室)
9 月 27 日(日)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 佐々木
9 : 30 〜
4-1
累犯刑務所の薬物依存離脱指導におけるマイ
ンドフルネス方略の活用の試み
○安部
野村
嶋田
和孝(早稲田大学人間総合
洋徳(早稲田大学人間科学
学術院)
その工夫について報告する。
4-2
尚子(奈良少年鑑別所)
刑務所)
し,累犯受刑者に及ぼす影響について検討を行っ
9 : 45 〜
博之
研究センター , 横浜
要旨 薬物依存離脱指導にマインドフルネス方略を導入
た。本発表では,マインドフルネス実施の手続きと
彩子・内山
刑事施設での EMDR 活用の模索 1
○三島利江子(岐阜刑務所)
要旨 EMDR は,トラウマ治療の手法として近年最も注
目を集めている心理療法の 1 つである。刑事施設に
おける,他国の試みと,RDI(資源の開発と植え付
け)技法の可能性を考える。
10 : 00 〜
4-3
北九州医療刑務所における重症摂食障害受刑
者の治療による変化と予後
要旨 北九州医療刑務所において重症摂食障害受刑者(女
○佐々木彩子(北九州医療刑務所)
瀧井
正人(北九州医療刑務所)
平野
貴子(栃木刑務所)
○鈴木
純一(札幌刑務所)
子)を対象に実施している「行動制限を用いた認知
行動療法」の効果として,治療中の変化や出所後の
予後について検証する。
10 : 15 〜
4-4
受刑者の反則行為に結び付く要因に関する研
究〜薬物犯と窃盗犯への着目〜
要旨 本研究では,薬物及び窃盗事犯者に焦点を当て,罪
白川あずさ(札幌刑務支所)
三浦
公士(札幌矯正管区)
名によって反則行為の頻度や反則内容に差異がある
のかどうかを検討し,それらを通じて,反則行為の
背景にある要因について考察する。
10 : 30 〜
4-5
女子受刑者の反則行為に結び付く個人的要因
に関する研究
要旨 前研究で反則行為と個人的要因との関連が示唆され
た初犯女子受刑者を対象に,反則行為に結び付く個
人的要因に基づきチェックリストを作成し,それが
どの程度反則予測に役立つかを検証する。
- 24
—
25 -
—
○白川あずさ(札幌刑務支所)
鈴木
純一(札幌刑務所)
三浦
公士(札幌矯正管区)
10 : 45 〜
4-6
刑事施設における公正な社会的相互作用がも
○内山
花田
たらす影響
要旨 刑事施設において受刑者が職員の処遇に抱く公正感
に注目し,それが受刑生活への適応や社会復帰に向
けた意欲などにどのような影響があるかを検討す
る。
- 25
—
26 -
—
博之(山形少年鑑別所)
百造(帝塚山大学)
口頭発表 5
第2日
アセスメント(文学部第 2 講義室)
9 月 27 日(日)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 菅藤
9 : 30 〜
5-1
非行少年のバウムテストの特徴(2)―バウ
健一・東
康生
○河合
弘靖(京都少年鑑別所)
○菅藤
健一(金沢少年鑑別所)
○髙村
一葉(大津少年鑑別所)
中島
賢(大津少年鑑別所)
○齊藤
了(広島少年鑑別所)
ムのサイズと空間象徴的側面からの考察―
要旨 少年鑑別所に初回入所した少年に実施したバウムテ
ストをバウムのサイズと用紙上の位置に出現する割
合を検討し,高い出現率を示したものについて空間
象徴的側面から考察した。
9 : 45 〜
5-2
風景構成物語法の物語分析のための尺度につ
いて
要旨 描画後に物語を語ってもらうやり方で風景構成法を
実施しているが,語られる物語を整理するための尺
度を考案した。その尺度について,既存の心理検査
等との関連を調査し,尺度としての妥当性を検討す
る。
10 : 00 〜
5-3 「心の理論」課題の達成に関する研究
要旨 アンとサリーの「心の理論」課題正答及び各種心理
検査等の結果を分析し,「心の理論」課題の達成と
関連の高い特性を明らかにする。
10 : 15 〜
5-4
4 コマ漫画における着眼点の分析 1
要旨 意図的行動観察の 1 つである 4 コマ漫画について,
パターンの整理及び分析を行う。
東
康生(広島少年鑑別所)
吉川
恭世(広島少年鑑別所)
泉
玲(広島少年鑑別所)
上小路昂洋(広島少年鑑別所)
水戸部
10 : 30 〜
5-5
4 コマ漫画における着眼点についての分析 2
要旨 意図的行動観察の 1 つである 4 コマ漫画について,
○東
準(広島少年鑑別所)
吉川
康生(広島少年鑑別所)
恭世(広島少年鑑別所)
パターンの整理から少年の非行過程の認知や問題解
泉
玲(広島少年鑑別所)
決の柔軟性等を知るための着眼点について探る。
齊藤
了(広島少年鑑別所)
上小路昂洋(広島少年鑑別所)
水戸部
- 26
—
27 -
—
準(広島少年鑑別所)
10 : 45 〜
5-6
少年鑑別所における知能判定についての一考
察
要旨 新田中 B 式知能検査と CHC 理論等から成る KABC-
II との基準関連妥当性を検討し,習得知識と臨床評
価を含めた包括的な知能判定の難しさについて考察
する。
- 27
—
28 -
—
○菅原
達也(高松少年鑑別所)
鈴木
来果(高松少年鑑別所)
服部
広正(高松少年鑑別所)
口頭発表 6
第2日
再犯予測(204 講義室)
9 月 27 日(日)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 二ノ宮
9 : 30 〜
6-1
法務省式ケースアセスメントツール(MJCA)
に係る基礎的研究〜観察期間を延長した予測
勇気・嶋田
美和
○那須
昭洋(八王子少年鑑別所)
屋内
麻里(法務省矯正局少年矯
精度に関する試行的分析〜
正課)
要旨 観察期間を延長した MJCA 開発時データを用いて,
予測精度等に関する試行的分析結果の一部を報告す
森
丈弓(甲南女子大学)
大江
由香(八王子少年鑑別所)
る。なお,本研究は矯正局少年矯正課の指示のもと
実施したものである。
9 : 45 〜
6-2
法務省式ケースアセスメントツール(MJCA)
○二ノ宮勇気(札幌少年鑑別所)
と各属性との関連に関する試行的研究Ⅰ
渕上
康幸(東京少年鑑別所)
要旨 少年鑑別所で実施されている MJCA データを用い
東山
哲也(東京少年鑑別所)
て,少年鑑別所へ入所する非行少年の諸特徴につい
那須
昭洋(八王子少年鑑別所)
て試行的に検討することとし,特に知能と再非行と
の関連について論じる。
10 : 00 〜
6-3
法務省式ケースアセスメントツール(MJCA)
と各属性との関連に関する試行的研究Ⅱ
要旨 当所及び共同研究者所属施設において保有している
MJCA データを用いて,少年鑑別所へ入所する非行
○東山
哲也(東京少年鑑別所)
渕上
康幸(東京少年鑑別所)
二ノ宮勇気(札幌少年鑑別所)
那須
昭洋(八王子少年鑑別所)
少年の諸特徴,特に女子と再非行との関連について
試行的に検討し,その一部を報告する。
10 : 15 〜
6-4
法務省式ケースアセスメントツール(MJCA)
○渕上
康幸(東京少年鑑別所)
の各属性との関連に関する試行的研究Ⅲ〜
東山
哲也(東京少年鑑別所)
MJCA における男子と女子の対比に関する共
二ノ宮勇気(札幌少年鑑別所)
分散構造分析を用いた試行的分析〜
那須
要旨 MJCA データを用いて,少年鑑別所入所者の諸特徴
について試行的に検討することとし,共分散構造分
析等の手法により男女を対比し,再非行との関連に
ついて論じる。
- 28
—
29 -
—
昭洋(八王子少年鑑別所)
10 : 30 〜
6-5
YLS/CMI による家庭裁判所係属少年の再犯リ
○嶋田
美和(神戸家庭裁判所姫路
支部)
スク査定
要旨 これまで少年鑑別所入所少年を対象に確認されてき
た YLS/CMI (Hoge & Andrews,2002) の妥当性に
ついて,151 名の家裁係属少年から得られたデータ
を元に検討した。
- 29
—
30 -
—
森
丈弓(甲南女子大学)
口頭発表 7
第2日
地域支援・司法制度(211 講義室)
9 月 27 日(日)9 : 30 ~ 11 : 30
座長: 西岡
9 : 30 〜
心理相談活動の効果的な実施に向けた試み①
明
○中島
賢(大津少年鑑別所)
西岡
潔子(大津少年鑑別所)
寄せられる相談の特徴を整理し,広報,実施方法,
伊藤
泰彦(大津少年鑑別所)
関係機関との連携の在り方等を考察する。
髙村
一葉(大津少年鑑別所)
○西岡
潔子(大津少年鑑別所)
要旨 少年鑑別所の専門性や強みをいかしつつ,地域の
中島
賢(大津少年鑑別所)
ニーズに適切に対応するため,寄せられる相談の特
伊藤
泰彦(大津少年鑑別所)
徴を踏まえ,実施にあたっての留意事項等を考察す
髙村
一葉(大津少年鑑別所)
7-1
要旨 これまでの心理相談活動の実績から,少年鑑別所に
9 : 45 〜
潔子・須藤
7-2
心理相談活動の効果的な実施に向けた試み②
る。
10 : 00 〜
7-3
地域生活定着支援センター職員の意識
○濱井
要旨 全国の地域生活定着支援センターで働く職員を対象
浩一(龍谷大学大学院法務
研究科)
に質問紙による調査を実施し,42 センター 129 人
から回答を得た。今回は,その中からセンター職員
の業務に対する意識を中心に報告する。
10 : 15 〜
7-4
刑事事件における情状鑑定人が果たすべき役
○須藤
割―米国における Mitigation Specialist との比
明(駒沢女子大学・家庭
問題情報センター)
較から―
要旨 刑事裁判の情状鑑定は,どの程度,裁判所が認定す
る情状事実に反映されているのか,実際の鑑定事例
に基づく分析を行い,現状の課題と今後の方向性に
ついて考察する。
10 : 30 〜
7-5
精神鑑定が法体系に及ぼす影響に対する台湾
の一般市民の態度に関する社会心理学的研究
要旨 厳罰化の影響で,台湾の一般市民は法体系の中の精
神鑑定に対し,ネガティブな考えを持つ人が多く見
られる。本研究では台湾における重大事犯に対する
精神鑑定について,一般市民の態度を実証的に探る
ことである。
- 30
—
31 -
—
○戴
伸峰(台湾国立中正大学)
ポスター発表 1
第1日
処遇,非行・犯罪観,各種犯罪・犯罪者(2 階ホール)
9 月 26 日(土)9 : 30 ~ 11 : 30
責任在席時間は,奇数番号の発表者は 9 : 30 〜 10 : 30,偶数番号の発表者は 10 : 30 〜 11 : 30 です。
P1-1
マインドフルネスの有効性について: 尺度作
○向山
成の試み
結唯(徳島文理大学大学
院)
要旨 非行少年や犯罪者に対するマインドフルネス呼吸法
黒澤
良輔(徳島文理大学)
の有効性を検討するために,尺度構成を試み,注意
機能や幸福感との関係を分析する。
P1-2
受刑生活がもたらす受刑者の人生目標の変容
○佐藤真理恵(法務総合研究所)
について―Good Lives Model の視点からの検
広田
恵理(東京拘置所)
討―
鍛治
龍男(東京拘置所)
寺村
堅志(千葉少年鑑別所)
要旨 本研究は GLM 理論を援用し,刑事施設の処遇が受
刑者が人生において重視する目標にどのような影響
を及ぼすか検討し,より効果的な再犯防止や更生支
援について考察する
P1-3
青少年の窃盗に関する新たな体系的な教育プ
○髙橋
護(四国少年院)
ログラムの開発 ―窃盗に関する矯正教育への
川田
佳亮(福岡少年院)
意識の検討―
大久保智生(香川大学教育学部)
要旨 窃盗を繰り返す者に対する体系的な矯正プログラム
はない。開発の資料とするため,法務教官等の窃盗
犯少年に対する矯正教育への意識を検討した。その
結果,処遇とアプローチの関連性等が示された。
P1-4
児童自立支援施設入所による親子関係への影
○河合
響―保護者の語りから
直樹(名古屋大学大学院教
育発達科学研究科)
要旨 児童自立支援施設への入所によって,親子関係が退
所後の生活にどのように影響するのか,施設入所が
もたらした親の意識の変化,親子関係の変化を親の
視点から明らかにしていく。
P1-5
出所者の居住地域と再統合:集合的効力感の
負の側面
○中川
知宏(近畿大学総合社会学
部)
要旨 本研究は,参加者の居住地域と集合的効力感が出所
者への態度に及ぼす影響を検討する。具体的には,
出所者が居住する自立準備ホームが大阪市内に建設
が予定されているというシナリオを提示し,回答を
求める。
- 31
—
32 -
—
P1-6
男子非行少年における児童期の生活体験― 一
般群との比較 ―
P1-7
○青木佐奈枝(筑波大学)
谷
秀次郎(筑波大学大学院)
要旨 本研究では少年鑑別所に入所した少年と一般学生と
高木
慧(水戸少年鑑別所)
の児童期以前の生活体験―現実的で直接的な交流を
大山
晋(名古屋少年鑑別所)
含む現実生活体験,遊び体験や現代型ゲーム体験―
板倉
悠二(府中刑務所)
の違いを検討する。
大友
栄子(水戸少年鑑別所)
小粥
展生(東京矯正管区)
男子非行少年の生活体験が後の対人関係能力
に及ぼす影響― 一般群との比較 ―
○谷
高木
秀次郎(筑波大学大学院)
慧(水戸少年鑑別所)
要旨 男子非行少年の児童期の生活体験が,その後の社会
板倉
悠二(府中刑務所)
的スキル,共感性といった対人関係能力に及ぼす影
大山
響を検討した。その結果,児童期の生活体験が対人
大友
栄子(水戸少年鑑別所)
関係能力を育ませる可能性が示唆された。
小粥
展生(東京矯正管区)
晋(名古屋少年鑑別所)
青木佐奈枝(筑波大学)
P1-8
男子非行少年におけるゲーム体験が対人関係
能力に与える影響― 一般群との比較 ―
○高木
谷
慧(水戸少年鑑別所)
秀次郎(筑波大学大学院)
要旨 本研究では,男子非行少年を対象に,児童期のどの
板倉
悠二(府中刑務所)
ようなゲーム体験が共感能力や社会的スキルなどの
大山
晋(名古屋少年鑑別所)
対人関係能力に影響を与え,どのようなゲーム体験
大友
栄子(水戸少年鑑別所)
が解離傾向を高めるかについて検討した。
小粥
展生(東京矯正管区)
青木佐奈枝(筑波大学)
P1-9
非行少年のいじめ場面での対処行動について
○藤野
(1)
院)
要旨 場面想定法により想起された各種いじめ場面におい
向井
れがどのような対処行動につながるかを検討する。
非行少年のいじめ場面での対処行動について
(2)
要旨 少年鑑別所に在所する少年の各種特性が,いじめ想
東山
哲也(東京少年鑑別所)
井上
彩弥(東京少年鑑別所)
○井上
彩弥(東京少年鑑別所)
東山
哲也(東京少年鑑別所)
向井
智哉(早稲田大学文学研究
定場面においてどのように共感性や対処行動に関連
科)
藤野
するか検討する。
智哉(早稲田大学文学研究
科)
て,少年鑑別所在所少年がいかに共感を喚起し,そ
P1-10
京子(早稲田大学文学学術
京子(早稲田大学文学学術
院)
- 32
—
33 -
—
P1-11
いじめ場面における援助行動に関する研究
要旨 本研究では,想定場面(腹痛・いじめ/第三者の存
P1-12
○砂川
愛(駿河台大学大学院)
金子
哲也(駿河台大学大学院)
在)ごとに,どんな援助行動を選択するかと,共感
諸橋由佳里(駿河台大学大学院)
性,援助規範意識との関係などについて検討する。
川邉
自由記述法による被害者・犯罪者イメージ
○向井
要旨 自由記述法に基づき若年者が犯罪者・被害者に関し
讓(駿河台大学)
智哉(早稲田大学文学研究
科)
てどのようなイメージをもち,どのような角度から
それを把握しているのかを検討する。
P1-13
社会的逸脱行為者への社会的制裁が罰の重さ
○板山
昂(関西国際大学)
○金子
泰之(常葉大学短期大学
に与える影響
要旨 出来事とは無関係な他者によってなされる社会的逸
脱行為者への社会的制裁(Media Lynch)が,罰判
断に与える影響を検討する。
P1-14
生徒の規範意識と学級集団の規範が中学生の
学校内問題行動に及ぼす影響
部)
要旨 生徒個人の規範意識と,生徒個人が認識する学級集
団の規範が中学生の学校内問題行動にどのような影
響を及ぼすのかを検討する。
P1-15
犯罪加害少年に対する一般市民の受容的態度
―加害少年の特性からの検討―
要旨 検挙人員が年々減少している少年犯罪であるが,再
非行少年の検挙人員には大きな変化はみられないた
め再非行率は増加傾向にある。再犯抑制の可能性を
持つ再統合的恥づけの要因の検討を目的とする。
- 33
—
34 -
—
○垣花志麻野(関西国際大学大学
院)
P1-16
連続犯罪における犯行地点間距離に関する検
○小林
討
正和(宮城県警察科学捜査
研究所)
要旨 本研究では,連続犯罪の犯行地点間距離について調
花山
査し,その分布の特徴やパターンについて検討し
愛子(青森県警察本部刑事
部科学捜査研究所)
萩野谷俊平(栃木県警察本部刑事
た。
部科学捜査研究所)
細川
豊治(静岡県警察本部刑事
部科学捜査研究所)
倉石
宏樹(滋賀県警察本部刑事
部科学捜査研究所)
杉本
貴史(長崎県警察本部刑事
部科学捜査研究所)
P1-17
粗暴犯罪者の感情認知特性に関する検討
○反中
要旨 本研究は,粗暴犯罪者における感情特性について明
亜弓(名古屋大学大学院
教育発達科学研究
科 , 瀬戸少年院)
らかにすることを目的とした。アレキシサイミア概
念を援用し,自己記入式の調査尺度を使用して,感
情識別の困難さ等について調査した。
P1-18
自閉症スペクトラムとアレキシサイミアによ
る攻撃行動への影響
○山脇
望美(名古屋大学大学院)
河野
荘子(名古屋大学大学院)
要旨 自閉症スペクトラムとアレキシサイミアが攻撃行動
に及ぼす影響を検討した結果,アレキシサイミアの
みが攻撃行動に影響を及ぼすことを示した。
P1-19
甘えと攻撃性の検討―怒り表出の観点から―
○陶山真里奈(奈良女子大学人間文
要旨 大学生を対象に,人が甘えたいときに甘えられない
化研究科)
場合,欲求不満から怒りが喚起され攻撃性が促進さ
れるかどうかを検討する。
P1-20
主張性の構成要因と攻撃性との関係について
要旨 小・中・高校性を対象として,主張性の構成要因に
対して検討を加えるとともに,主張性と攻撃性の各
要素との関係について検討を行った。
- 34
—
35 -
—
○岡田
悠子(日本女子大学大学
院)
P1-21
犯人特徴を予測するモデルの比較―単発の殺
人事件における検討―
要旨 単発で発生した殺人事件に関して,犯罪経歴の有無
○大塚
祐輔(科学警察研究所)
平間
一樹(科学警察研究所)
横田賀英子(科学警察研究所)
等の犯人特徴を推定するための統計モデルを複数作
渡邉
和美(科学警察研究所)
成し,その上で,各モデルの予測精度について比較
和智
妙子(科学警察研究所)
○平間
一樹(科学警察研究所)
和智
妙子(科学警察研究所)
渡邉
和美(科学警察研究所)
検討を行った。
P1-22
共同強姦事件と単独犯による強姦事件との特
徴比較
要旨 共同強姦事件の犯行特徴および被疑者特徴について
P1-23
分析し,単独犯による強姦事件との類似点や相違点
横田賀英子(科学警察研究所)
について比較・検討した。
大塚
祐輔(科学警察研究所)
○山口
雅敏(東京少年鑑別所)
非行少年をめぐるネット環境について
要旨 昨年発表した「非行少年のネット依存の実態につい
近藤日出夫(佛教大学)
て」にサンプル数や新たな分析を追加することで,
非行少年をめぐるネット環境の実態について再度検
討を行う。
P1-24
中学校の荒れに関する論点
○芹田
要旨 授業抜け出し,暴力,器物破損,喫煙が目立つ中学
卓身(埼玉県警察少年サ
ポートセンター)
校の荒れに対して,どのような視点によって問題を
考察すべきかを検討し,関係機関との行動連携の土
台とする。
P1-25
侵入窃盗犯の犯行における意思決定過程につ
○岩倉
希(日本大学文理学部)
宇梶
義一(静岡刑務所)
要旨 受刑中の侵入窃盗犯に対し,犯行対象の選択や侵入
羽生
和紀(日本大学文理学部)
手口,犯罪実行までのプロセスについて,半構造化
島田
貴仁(科学警察研究所)
いて
面接で聞き取りを行い,侵入犯罪の一連の意思決定
過程について検討する。
P1-26
成人犯罪者にとってのストレス体験とその対
処法
○河野
岡本
荘子(名古屋大学)
要旨 犯罪者は,どのような出来事をストレスと感じるの
か。ストレスとなる出来事へのイライラは,反応の
柔軟性や抑うつに耐える力によってやわらげられる
のか検証する。
- 35
—
36 -
—
星
英生(奈良女子大学)
あづさ(名古屋刑務所)
P1-27
小児を対象とした性犯罪についての一考察
○濱谷
知華(大阪刑務所)
要旨 本研究では,性犯罪の中でも,小児を対象とした性
結城
奈穂(大阪刑務所)
犯罪者を対象に,刑事施設における調査票をもと
石丸
素史(大阪刑務所)
に,アセスメントのパターンの一例を導き出すこと
を目的とした。
P1-28
遺体損壊事件の犯行に関与する要因の検討―
○小俣
確定判決を用いた分析
謙二(駿河台大学心理学
部)
要旨 戦後から最近までの遺体損壊事件について,犯行に
関与する要因の分析を試みた結果を報告する。分析
資料には「有罪」が確定した判決文で,判例として
公表されているものを用いた。
P1-29
被虐待体験から見た性犯罪の要因に係る検討
○瀧村美保子(八王子少年鑑別所)
要旨 刑務所在所中の犯罪者に対する調査を通じて,被虐
糸井
岳史(川越少年刑務所)
待体験等が性犯罪に結び付く要因の分析を行い,性
戸田
裕之(防衛医科大学)
犯罪者のサブタイプとそれに適合する処遇ターゲッ
トの提案を試みる。
P1-30
性格的罪悪感の下位尺度における方向性の検
○岸本
瑞羽(駿河台大学大学院)
討
要旨 性格的罪悪感測定尺度(TGS)の下位尺度を,罪悪
感を感じる対象の違いにより分類する。具体的に
は,各下位尺度と他の変数との相関から,下位尺度
を自己指向型と他者指向型の二つに分ける。
P1-31
少年鑑別所在所者の被災体験に関する考察
(3)
○佐々木翔規(福島刑務支所)
小林美智子(福島少年鑑別所)
要旨 少年鑑別所に在所している少年が,東日本大震災の
佐藤
健司(札幌少年鑑別所)
被災体験をどのように捉え,どのように感じている
熊谷
康之(置賜学院)
のか,また,被災体験が少年たちにどのような影響
三浦
秀徳(山形少年鑑別所)
を与えたのかを研究・考察する。
橋本
秀彦(山形刑務所)
本木
あや(仙台少年鑑別所)
平川
奈々(盛岡少年鑑別所)
- 36
—
37 -
—
ポスター発表 2
第2日
防犯,被害者,地域支援,査定・評価(2 階ホール)
9 月 27 日 ( 日)9 : 30 ~ 11 : 30
責任在席時間は,奇数番号の発表者は 9 : 30 〜 10 : 30,偶数番号の発表者は 10 : 30 〜 11 : 30 です。
P2-1
防犯行動促進要因の検討―計画的行動理論の
○荒井
観点からの検討―
崇史(追手門学院大学心理
学部)
要旨 本研究では,子どもを持つ母親を対象とした調査を
実施し,計画的行動理論の観点から防犯行動の促進
要因を検討した。
P2-2
性犯罪の犯行過程
○島田
貴仁(科学警察研究所)
要旨 性犯罪対策を環境犯罪学の観点から検討するため
宮脇かおり(京都府警察本部刑事
に,ある県での事件記録をもとに,加害者・被害者
部科学捜査研究所)
が接触し,被害が発生するまでの過程における行動
面や環境面の要因を分析した。
P2-3
店舗強盗の犯行特徴と犯人属性
○小野
要旨 店舗強盗犯の犯行特徴と犯人属性の関連について,
修一(山口県警察本部科学
捜査研究所)
アソシエーションルールを用いて検討を行った。
P2-4
青色 ・ 白色複合 LED 防犯灯の印象評定と犯罪
○平
抑止効果−福山市における印象評定と刑法犯
認知件数の推移−
部)
皿谷
要旨 福山市は 2011 年度より,青色 ・ 白色複合 LED 防犯
灯を約 3 万基設置した。福山市民による印象評定と
伸二(福山大学人間文化学
陽子(福山大学人間文化学
部)
濱本
刑法犯認知件数の推移から,犯罪抑止効果が期待で
有希(静岡県警本部科学捜
査研究所)
きることを示した。
P2-5
防犯カメラの設置による監視性と領域性の効
○皿谷
果
陽子(福山大学人間文化学
部)
要旨 福山市の「防犯カメラ設置促進事業」に伴い,防犯
カメラの設置前後の環境を調査した。設置後の方が
ごみの数が減ると考え,防犯カメラ設置地区と未設
置地区の比較を行った。
- 37
—
38 -
—
平
伸二(福山大学人間文化学
部)
P2-6
絞殺死体の司法検視における検視官の遺体情
○入山
報の評価特徴―アーカイブ分析を用いた事例
池間
愛梨(東洋大学大学院)
研究
桐生
正幸(東洋大学)
茂(東洋大学大学院)
要旨 絞殺死体 1 例のアーカイブ分析を行い , 検視官 , 法医
学者および司法警察員の遺体情報の評価を比較する
ことにより , 絞殺の司法検視における検視官の遺体
情報の評価特徴を記述した。
P2-7
目撃証言における認知面接の有効性
○松田
要旨 目撃者の性格特性による認知面接の効果の差の検
祐佳(関西国際大学大学
院)
討,また,その差を小さくする方法の検討。
P2-8
認知面接を用いた虚偽検出への応用可能性の
○黒川優美子(関西国際大学大学院
検討
人間行動学研究科)
要旨 目撃証言において,より詳細な情報を得るため認知
中山
面接によって再認をうながす場合がある。本研究で
誠(関西国際大学人間心
理学科)
は目撃者以外への使用可能性を検討するため,模擬
犯罪を用いて検討した。
P2-9
模擬犯罪中に起きたイベントがポリグラフ検
査の生理反応におよぼす影響
○中山
誠(関西国際大学)
黒川優美子(関西国際大学大学
要旨 模擬犯罪中に,(1)他者の侵入で起きる覚醒 (2)
院)
犯行中に自己行為でおきる覚醒 (3)覚醒のない
条件を設定し,1 週間後のポリグラフ検査で心拍率
を指標とした影響を検討した。
P2-10
少年警察ボランティアの学生における継続意
志に影響する要因の検討
要旨 少年警察ボランティアの学生について,よりよい運
用に繋がる知見を得るため,質問紙調査を行った。
○藤原
佑貴(科学警察研究所)
宮寺
貴之(科学警察研究所)
久原恵理子(科学警察研究所)
小林
寿一(科学警察研究所)
ボランティアを継続する意志に影響する要因を検討
した結果を報告する。
P2-11
特殊詐欺の被害過程について
○伊原
要旨 特殊詐欺の被害は後を絶たない。その一方で,多く
の人が看破していることに着目し,特殊詐欺の被害
および看破の過程について検討した。
- 38
—
39 -
—
直子(千葉県警察本部科学
捜査研究所)
島田
貴仁(科学警察研究所)
P2-12
ストーキング被害者に関する調査
○中島富美子(徳島文理大学人間生
要旨 身 近 な生 活 空 間 に お け る ス ト ー キ ン グ の 実 態 を
活学部心理学科)
NVAW の調査を基礎に把握したところ,かなりの
割合で被害者が発生していることが明らかになっ
た。さらに,被害の内容等を分析し,防止や支援の
一助としたい。
P2-13
大阪府で発生した子供に対する声掛け事案の
分析と誘発要因の検討
要旨 大阪府で発生した 13 歳未満の子供に対する声掛け
○池間
愛梨(東洋大学大学院)
入山
茂(東洋大学大学院)
桐生
正幸(東洋大学)
事案について犯罪行動の分析を行い,誘発要因を検
討した。
P2-14
地域別の万引き犯罪への対応と対策の検討:
○大久保智生(香川大学教育学部)
店舗を対象としたアンケート調査から
要旨 本研究では,香川県警察,奈良県警察,高知県警
察,愛媛県警察,岩手県警察と共同で効果的な万引
きへの対応と防止対策に関するアンケート調査を行
い,地域別の万引きへの対応と防止対策について検
討を行った。
P2-15
悪質クレーマーの検討(2)
○桐生
正幸(東洋大学)
要旨 過度な苦情行為を詐欺,恐喝,威力業務妨害といっ
た犯罪として捉えることは可能であり,その消費者
の行動を犯罪心理学の観点から捉えることは有益で
ある。消費者窓口におけるリスク評価の開発を想定
し調査を行う。
P2-16
若者に対する DV 予防のための心理教育の効
○山中多民子(DV・虐待予防研究
果と検討(4)―心理教育的手法の有効性と受
会)
講歴の違いによる気分・理解・意識の差につ
いて
要旨 若年層に対する DV 予防啓発のための心理教育的
ワークショップについて,主に心理教育的手法の有
効性と,受講歴の違いによる気分・理解・意識の差
に焦点を当て分析,評価する。
- 39
—
40 -
—
杉山
詔二(都立松沢病院)
P2-17
地域社会における少年鑑別所の役割
○樋口
雅明(鳥取少年鑑別所)
要旨 少年鑑別所が地域社会における非行及び犯罪に関す
る援助を行うに当たって,効率的・効果的に専門性
を発揮するため,地元の現状や要望を把握し,活動
の方向性を検討する。
P2-18
少年鑑別所職員のメンタルヘルスに関する研
○安藤
要(名古屋少年鑑別所)
○永房
典之(新渡戸文化短期大学
究
要旨 筆者が知る限り,これまで,矯正職員を対象とした
実証的なメンタルヘルス研究はほとんど見られな
い。本発表では,少年鑑別所職員に対して実施した
質問紙調査の結果について報告する。
P2-19
犯罪被害に対する不安感に関する研究
要旨 国民の治安に関する意識を知る基礎資料を目的とし
生活学科心理学研究
て,全国の市町村に居住する 20 歳以上の男女を対
室)
象に,犯罪被害に遭うことの不安に関する第 5 回目
矢島
正見(中央大学文学部)
の調査研究を行った(2028 標本)。
島田
貴仁(科学警察研究所犯罪
行動科学部)
P2-20
犯罪報道への印象に対する実験的研究
○齋藤
要旨 市民は犯罪報道を通して犯罪を見る。本研究では,
朗宏(北九州市立大学経済
学部)
実験計画法の技法を用いて仮想的な犯罪報道の作成
から印象評定までを行い,その結果の要因分解を試
みる。
P2-21
代理受傷の軽減のための実践について
○富永
容子(福岡県警察本部)
要旨 犯罪被害者の支援活動に従事することによって生じ
る「代理受傷」の軽減のための実践の試みについて
報告する。
P2-22
外傷後成長(PTG)について
○井上真理子(徳島文理大学大学
要旨 非行少年も心的外傷的体験を経て成長することが考
えられる。今回は,大学生のライフイベントと外傷
後成長との関係について分析する。
- 40
—
41 -
—
院)
黒澤
良輔(徳島文理大学)
P2-23
少年警察ボランティアの活動実態に関する調
査
要旨 少年警察ボランティアの委嘱を受けている者を対象
に実施した質問紙調査の結果から,10 年前に実施
○宮寺
貴之(科学警察研究所)
藤原
佑貴(科学警察研究所)
久原恵理子(科学警察研究所)
小林
寿一(科学警察研究所)
された調査結果との比較を含め,ボランティア活動
の実態について報告する。
P2-24
震災と犯罪―岩手県沿岸部地域を中心として
○小林
―(3)
由依(岩手大学大学院人文
社会科学研究科)
要旨 東日本大震災における津波被災地において,地震発
細江
生前 1 年間及び発生後 2 年間に起こった犯罪認知件
鈴木
数から,地方部における犯罪実態の変移について述
護(岩手大学人文社会科
学部)
長澤
べる。
達郎(岩手県立大学)
秀利(岩手県警察本部刑事
部科学捜査研究所)
P2-25
日本の受刑者の自己記入式調査への回答の特
○三浦
徴Ⅰ―回答の集中化―
公士(法務省札幌矯正管
区)
要旨 成人受刑者用のリスクアセスメントツールの開発に
田畑
賢太(法務省矯正局)
おいて,受刑者に直接質問する方法で調査を実施し
門本
泉(府中刑務所)
たところ,社会的に望ましい方向に回答が集中する
神藤
彩子(府中刑務所)
傾向が明らかになった。
齋田
頌子(府中刑務所)
猪爪さやか(府中刑務所)
P2-26
日本の受刑者の自己記入式調査への回答の特
徴Ⅱ―対面式調査と非対面式調査による差異
渡邉
則子(府中刑務所)
○神藤
彩子(府中刑務所)
田畑
賢太(法務省矯正局)
要旨 成人受刑者用リスクアセスメントツールの開発にお
三浦
公士(札幌矯正管区)
いて,受刑者に回答を求める質問紙法を採用する場
門本
泉(府中刑務所)
合,非対面式と対面式の間にどのような違いがある
渡邉
則子(府中刑務所)
のかを検討する。
齋田
頌子(府中刑務所)
猪爪さやか(府中刑務所)
P2-27
非行少年に対して実施した新田中 B 式知能検
査の因子構造について
○吉川
神垣
要旨 非行少年に対して実施した新田中 B 式知能検査の結
果について,Wechsler 式知能検査との比較や CHC
理論からの検討を行い,同検査の因子構造を明らか
とすることを目的とする。
- 41
—
42 -
—
恭世(広島少年鑑別所)
一規(広島拘置所)
P2-28
知的障害がある受刑者の知能特性について―
WAIS- Ⅲの質的な分析から―
○鍋島
松元
要旨 知的障害のある受刑者に施行した WAIS- Ⅲ成人知
宏之(神戸刑務所)
雅子(播磨社会復帰促進セ
ンター)
能検査について分析を行い,受刑中の指導や出所時
支援を行う際に着目すべき知的側面のつまずきにつ
いて検討した。
P2-29
摂食障害を有する女子受刑者の意味目的意識
○清水
の特徴(1)
大輔(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
要旨 医療刑務所で治療を受けている摂食障害を有する女
井上
子受刑者の意味目的意識の特徴を明らかにするた
め,PIL テストを用いた基礎研究を行う。
由希(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
下中由有紀(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
山口
香奈(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
瀧井
正人(北九州医療刑務所)
佐々木彩子(北九州医療刑務所)
大出奈央子(麓刑務所)
尾方
P2-30
摂食障害を有する女子受刑者の意味目的意識
○井上
の特徴(2)
千春(麓刑務所)
由希(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
要旨 医療刑務所において治療を受けている摂食障害を有
清水
少年鑑別支所)
する女子受刑者の意味目的意識の特徴を明らかにす
るため,PIL テスト(人生の意味目的テスト)を用
大輔(福岡少年鑑別所小倉
下中由有紀(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
いた基礎研究を行う。
山口
香奈(福岡少年鑑別所小倉
少年鑑別支所)
瀧井
正人(北九州医療刑務所)
佐々木彩子(北九州医療刑務所)
大出奈央子(麓刑務所)
尾方
- 42
—
43 -
—
千春(麓刑務所)
P2-31
摂食障害を有する女子受刑者の意味目的意識
の特徴(3)
○下中由有紀(小倉少年鑑別支所)
清水
大輔(小倉少年鑑別支所)
要旨 医療刑務所において治療を受けている摂食障害を有
井上
由希(小倉少年鑑別支所)
する女子受刑者の意味目的意識の特徴を明らかにす
山口
香奈(小倉少年鑑別支所)
るため,PIL テスト(人生の意味目的テスト)を用
瀧井
正人(北九州医療刑務所)
いた基礎研究を行う。
佐々木彩子(北九州医療刑務所)
大出奈央子(麓刑務所)
尾方
P2-32
3G リスクツールによる非行少年のリスクアセ
スメント(6)
○森
千春(麓刑務所)
丈弓(甲南女子大学)
菅藤
健一(金沢少年鑑別所)
要旨 筆者らはこれまでリスク・ニードアセスメントツー
松田
芳政(岡山少年鑑別所)
ルである YLS/CMI の日本語版を作成し,信頼性
梶間
幹男(岐阜刑務所)
及び妥当性の検証を行ってきた。今回の報告では更
高橋
哲(法務総合研究所)
にサンプルを追加し,リスク評価の方法について改
嶋田
美和(神戸家庭裁判所)
善を行った。
三谷
厚(旭川少年鑑別所)
丸山もゆる(山形刑務所)
- 43
—
44 -
—
相澤
優(東京少年鑑別所)
石黒
裕子(仙台少年鑑別所)
関谷
益実(名古屋矯正管区)
内山
八重(山形少年鑑別所)
小野
広明(埼玉工業大学)
吉澤
淳(札幌刑務所)
大渕
憲一(東北大学)
川田
幸司(富山少年鑑別所)
日本犯罪心理学会第 53 回大会賛助団体御芳名
<協賛>
東北大学文学研究科
福村出版
<広告・展示>
有斐閣
北大路書房
金剛出版
金子書房
誠信書房
培風館
東北大学出版会
丸善出版
明石書店
小学館集英社プロダクション
本大会を開催するにあたり、上記の機関・企業より多大なご支援をいただきました。ここにそ
の御芳名を記して、心から感謝の意を表します。
2015 年 8 月
日本犯罪心理学会第 53 回大会準備委員会
委員長
— 45 —
大渕 憲一
日本犯罪心理学会第 53 回大会準備委員会
委 員 長
委
大渕 憲一
員
大橋智樹
生島
浩
小林 裕
川端壮康
花田百造
福野光輝
吉村雅世
石黒裕子
菊池 功
三宅仁士
油本裕之
半澤利一
山本直宏
小林正和
阿部恒之
塩谷芳也
上原俊介
辻本昌弘(事務局代表)
事務局員
山本雄大
佐藤潤美
日本犯罪心理学会第 53 回大会プログラム
発行月
2015 年 8 月
発行者
〒980-8576 仙台市青葉区川内 27-1
東北大学文学研究科 心理学研究室内
日本犯罪心理学会第 53 回大会準備委員会