DPDK を入手されましたか?私たちがお手伝いします!

DPDK を入手されましたか? 私たちがお手伝いします!
投稿者:Glenn Seiler, 2012/05/22
Intel のコミュニケーション・プロセッサをここ 1 年以内に購入した方ならばおそらく、Intel® Data Plane
Development Kit をご存知でしょう。ウィンドリバー社内では、Intel DPDK と呼ばれていますが、アプリケー
ションが Intel の Xeon マルチコア・プロセッサ上でできるだけ効率良くパケット・データを送受信するため
のライブラリ群です。システム・アーキテクトやネットワーク・アプリケーションのデザイナにとっては、
Intel DPDK を使いレイヤ 3 までのパケットの流れを加速化でき、パケットにファスト・パスを作ることで、
高性能なアプリケーションの構築が可能になります。ファスト・パスをマスターできれば、DPI(deep
packet inspection)などの高付加価値で新しいインテリジェント・アプリケーションやセキュリティへの扉が
開かれます。
しかし、そのファスト・パスのマスターは容易ではありません。特に、力を増したインテル・アーキテクチャ
(IA)のメリットを得る目的で、別のアーキテクチャやプロトコル・スタックからの移行を考えている場合は
難しくなってきます。私がここ数年に話を聞いた通信関連企業のほとんどが、データプレーン・アプリケーシ
ョンや、これまで IA が使われてきた従来型のアプリケーション、コントロール・プレーンでのインテル・ア
ーキテクチャの導入を検討し始めています。朗報は、この移行作業を自分一人でやらなくて良い点でしょう。
ウィンドリバーでは、基盤となる OS に関係なく、あらゆる Intel DPDK プロジェクトをサポートできるテク
ニカル・エキスパートのチームを構築している。つまり、ウィンドリバーは、Wind River Linux でも、皆様の
社内開発ディストリビューションでも、あるいはサードパーティーの商用 Linux ディストリビューションでも、
Linux 上である限りは Intel DPDK のプロジェクトに対応できるということになります。最新のニュースもご確
認ください。
この商用サポートの提供によって、ウィンドリバーは Intel DPDK ソリューション向けの最も包括的なポート
フォリオを持つことになります。以下は、弊社が提供する内容の一部です。
1.
Intel プロセッサを評価する場合、ハードウェアやソフトウェアのシステムのシ
ミュレーションに Wind River Simics を活用可能。
2.
Wind River Linux をお使いのお客様であれば、すでに市場をリードするキャリ
ア・グレードの Linux runtime を使ったライブラリの統合、検証および試験を実
施済みで、面倒な作業を短縮可能。
3.
Intel DPDK と複数の商用 IA プラットフォームを事前に統合した Wind River
Carrier Grade Linux を提供。キットには、Wind River Workbench と IA
Performance Studio のツールが付属。詳細は、Intel の E2600 Server Board の組
込み開発キットでご確認ください。
4.
DPDK を使うのが初めてで、詳しく知りたいという方は、弊社のトレーニング・
コースに参加することで、必要な知識をすぐに身に付けることができる。
5.
最後に、それでも独自に進めたいという方には、アプリケーション・デザインや
パフォーマンスの最適化の部分で弊社のテクニカル・エキスパートがお手伝いし
ます。弊社ソリューションの豊富なポートフォリオについてはこちらからご確認
ください。
まだまだこの取り組みは始まったばかりです。今後数カ月で、Intel DPDK 関連のプロフェッショナル・サー
ビスやソリューションの順次追加を予定しています。6 月にはウェビナーで、「すばらしいネットワーク移行
- 次世代コミュニケーション・システムの設計における 8 つの判断ポイント」についてディスカッションを開
催するので、ぜひご参加ください。弊社のエキスパートが、Intel DPDK やアプリケーションでの使い方につ
いてウェビナーでご紹介します。
原文はこちら:http://blogs.windriver.com/networking/2012/05/got-dpdk-we-can-help-you-.html
本社ブログサイト:http://blogs.windriver.com/