めん羊 めん羊飼養戸数及び飼養頭数推移 めん羊の飼養頭数は増加傾向にあります。 管内のめん羊飼養の中心は羽幌町焼尻島にある町営 めん羊牧場です。この牧場は純血サフォーク種の種畜 供給基地としての役割を担っています。 一方で、焼尻島は、非常に高い評価を受けている羊 肉「プレ・サレ」の産地であるフランスブルターニュ 地方の自然環境によく似ているため、焼尻産の羊肉も 素晴らしい肉質で、非常に高く評価されており、北海 道名誉フードアドバイザーでもある食文化論者の小泉 武夫氏を「世界一おいしい」と言わしめました。 高級フランス料理店で使用されるなどブランド化が 進められており、今後が期待されています。 飼養頭数 飼養戸数 4戸 750頭 3 3 3 3 3 3 650頭 550頭 2 2戸 450頭 350頭 250頭 306 396 706 722 754 690 707 20 21 22 23 24 25 26 0戸 150頭 (年) (資料:畜産統計及び留萌振興局調べ。各年2月1日現在) 飼料作物 牧草は、酪農専業地帯である天塩町で管内の約70%が作付けされています。 平成25年度の1haあたりの収量は28.0t/haで全道をやや下回っています(全道31.5t/ha)。 近年作付け面積は増加傾向にありますが、これは、農外企業の畜産業への参入や、管外の農業法人から管 内農業者が肥育牛の預託を受ける等により、農地の活用が進んだことが推察されます。 一方、冷涼な気候である留萌北部でのデントコーンの栽培は困難とされていましたが、品種改良等によ り 北部におけるデントコ ンの作付は年々安定しつつあります 平成25年の1h あたりの収量及び作付 り、北部におけるデントコーンの作付は年々安定しつつあります。平成25年の1haあたりの収量及び作付 面積は過去最高となりました。 デントコーン作付面積及び収穫量の推移 牧草作付面積及び収穫量の推移 17,000ha デントコーン作付面積 牧草作付面積 生産量 536 520 527 492 485 430 600千t 550千t 16,500ha 500千t 16,000ha 450千t 15,500ha 400千t 15,000ha 350千t 16,475 14,500ha 300千t 250千t 14,000ha 200千t 13,500ha 14,874 150千t 15,334 13,000ha 14,773 100千t 14,803 12,500ha 50千t 16,023 12,000ha 0千t 20 21 22 23 24 709 700ha 25 34 494 405 500ha 400ha 300ha 40千t 35千t 600ha 359 26 383 19 19 200ha 30千t 391 25千t 22 20千t 18 15千t 10千t 100ha 5千t 0ha 20 (資料:留萌振興局「飼料作物生産利用状況調査」 各年度10月1日現在) 生産量 800ha 21 22 23 24 25 (資料:留萌振興局「飼料作物生産利用状況調査」各年度10月1日現在) 公共牧場 管内の公共牧場はかつて12か所ありましたが、施設の休止などにより現在は8か所となっており、その うち預託事業を行っているのは、留萌市の礼受牧場、羽幌町の焼尻めん羊牧場及び築別第二牧場を除く5か 所になっています。 公共牧場の利用実績は低迷しており、十分活用しているとは言い難い状況にあることから、厳しい運営状 況となっています。このため、指定管理者制度が導入されるなど経営改善に向けた取組が行われています。 公共牧場の運営の健全化、また労働力不足解消や農家経営安定化を図るためには、公共牧場の有効利用と 飼養管理技術などの向上が欠かせません。 14
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