最優秀賞 小学校低学年の部 佐々木 萌 高崎市立堤ヶ岡小学校 2年 さよならチワオ ひょう紙の絵が、近じょの犬ににていたので、わたしはこの本を読みたくなりました。この本は、お父さん とお母さんと男の子と犬のチワワの「チワオ」の四人家ぞくのお話です。読みはじめると、と中でなみだがあ ふれてきて読めなくなってしまいました。わたしは本を読んでないたのははじめてです。 男の子が生まれた時、チワオは三さいでした。それから、男の子とチワオは、まい日いっしょにあそびまし た。一ばん好きなのはさん歩で、チワオは首わに青いリードをつけてもらうと、目をかがやかせてよろこびま した。 でも、男の子が四年生の時、チワオは十三さいのおじいちゃんになって、元気がなくなりました。さん歩に 行けなくなり、あきには、ぬいぐるみのようにすわっているだけになりました。ある日、チワオのおなかにち がついていました。とこずれができていたのです。家ぞくぜんいんがチワオをほうっておいたことをこうかい しました。その日から三人でチワオのかいごを一生けんめいしました。 ふゆ、きせきがおきました。チワオがとつぜん立ったのです。青いリードをつけてあげるとうれしそうに目 をかがやかせました。ひさしぶりに、一ばん好きなさん歩ができたのです。わたしはこのきせきは、かみさま がくれたプレゼントだと思います。少し歩くと、チワオは小さく「クゥ」とないてうごかなくなってしまいま した。 生きているものは、みんな年をとりよわってきます。わたしはよわっていく家ぞくを見るのはつらいことだ と思います。でも、この本を書いた人は、さいごまでかわいがって、見まもってほしいといいたいのだと思い ます。 チワオがうごかなくなった時、男の子は「ごめん」とあやまりました。でも、わたしは、チワオはしあわせ だったと思います。 チワオのさいごの「クゥ」という声は、 「ありがとう。しあわせだったよ。 」と言っていたのだと思います。 ※入賞作品の紹介は各部の最優秀賞、優秀賞のみの掲載となります。 5
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