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平成27年度事業報告書

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平成27年度事業報告書
平成28年5月27日
一般社団法人 電子情報技術産業協会
目
次
Ⅰ.主要事業
主要事業 ....................................................................................................................................4
Ⅱ.部門別事業報告
1.総合政策部会.................................................................................................................... 12
2.情報・産業社会システム部会 ......................................................................................... 23
3.CE部会............................................................................................................................ 42
4.ディスプレイデバイス部会 ............................................................................................. 49
5.半導体部会........................................................................................................................ 52
6.電子部品部会.................................................................................................................... 58
7.標準化政策委員会 ............................................................................................................ 65
8.安全政策委員会 ................................................................................................................ 71
9.環境委員会........................................................................................................................ 77
10.グリーンIT委員会 ...................................................................................................... 82
11.法務・知的財産権委員会 ............................................................................................... 87
12.企業間EC委員会 .......................................................................................................... 89
13.関西支部 ......................................................................................................................... 91
14.海外事務所...................................................................................................................... 94
付表........................................................................................................................................... 101
Ⅰ.主要事業
主要事業
1.政策提言
IT・エレクトロニクス技術の社会への一層の浸透に向け、政府等の関係各会合やパブ
リックコメント等の機会を捉え、東京オリンピック・パラリンピックも視野に CPS/IoT
の社会実装に向けた取り組み、地域活性化に向けた IT 活用推進、データ利活用推進、
サイバーセキュリティ強化、IT 人材確保、事業基盤整備(低廉で安定的な電力確保、
経済連携推進)等についての政策提言や関連法案へのパブリックコメントへの意見具申、
規制・制度改革要望を行った。また、公平な国際競争条件の確保を目指し、引き続き税
制改正要望等を実施した。
2.IT・エレクトロニクス産業の発展に向けた取り組み
(1)CPS の社会実装に向けた取り組み
1)新ビジネス創出への取り組み
・CPS 社会実装に向け、業界横断的な連携の場として CPS 社会実装検討 TF を設置
し、CPS に関する全体的な情報共有(政府施策説明、有識者による講演会、各部会・
委員会の関連の取組み共有等)、協調領域に関する検討(協調して取り組む案件の
抽出・深掘り)めざす将来社会の「見える化」と周知活動を行った。
・IT・エレクトロニクス業界の発展につながるベンチャー企業の支援や優良ベンチャ
ー企業との連携・エコシステム構築を目的に「JEITA ベンチャー賞」を創設し、8
社を表彰した。
2)スマートドライブの実現に向けたカーエレクトロニクスの推進
・自動運転の潮流を契機に、自動車業界における日本の IT 技術の国際展開、グロー
バルスタンダード化を進めるため、自動車業界と連携を図りつつ、自動走行システ
ムの早期実現に向けた技術動向の把握や必要な技術要素の調査研究を行った。
3)健康寿命の延伸に向けたヘルスケアの取り組み
・健康寿命の延伸に寄与する、IT、在宅・遠隔医療、予防医療、健康管理等の分野に
係る産業振興に資するため、各分野のこれまでのユースケースにおける問題点、課
題について調査・分析し、報告書をまとめた。
・医薬品医療機器等法対象外のヘルスソフトウェアについて、一般社団法人ヘルスソ
フトウェア推進協議会(GHS)の活動を通じ、業界ガイドラインの普及、開発・新
規参入を促進した。
4)情報基盤整備に向けた取り組み
・会員企業のビジネスに資するデータ利活用の促進に向けて、個人情報保護法関連政
令、委員会規則等詳細についての民間団体 WG および経済産業分野を対象とする個
4
人情報保護ガイドラインの見直しに係る検討会に参加し、政令および委員会規則の
策定ならびにガイドラインの見直しに際し、個人情報の定義の明確化や要配慮個人
情報等について、業界意見を発信した。
・「世界最先端 IT 国家創造宣言」、「情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備
検討会中間整理」、「サイバーセキュリティ経営ガイドライン(案)」等のパブリッ
クコメントに対し、オープンデータ・ビックデータの活用推進、個人情報保護とデ
ータ利活用の両立に向けたルール整備やサイバーセキュリティリスクの把握と実
現するセキュリティレベルを踏まえた目標と計画の策定等意見を提出し、業界要望
の反映に努めた。
・2015 年 8 月に EDI 調査 TF を立ち上げ、自動車・ヘルスケア等の他業界との連携
のあり方について検討を開始した。国内業界団体との打合せに着手するとともに、
欧州標準化団体の EDIFICE 等を訪問し、今後継続的に情報交換を実施することと
した。
(2)地域活性化に向けた IT・エレクトロニクスの利活用の推進
・
「戦略産業支援のための基盤整備事業(戦略分野コーディネータ事業(エレクトロニ
クス分野))」の推進に向け、技術担当コーディネータとして積極的に協力した。
・地域における有望ベンチャーの発掘および会員企業との連携に向け、大阪市都市型
産業振興センターおよびベンチャー支援ファンドとの協力関係を構築した。
・CPS/IoT の活用による地域活性化に向けた取組事例や地域経済を支える IT・エレク
トロニ クス 企業の 事例 をまと めた 「IT・ エレ クトロ ニク ス×地域活 性化 百選 ~
CPS/IoT への取組みから見えてくる新たなニーズ」を作成(11 月)し、関係各方面
に配布した。
(3)最先端技術開発の促進
・わが国の産業競争力強化や新たな市場創出に資するため、イノベーションにつなが
る電子材料・デバイス、センシングなどの先端基盤技術開発を促進する取り組みや、
第 5 期科学技術基本計画の開始時期を踏まえ、CPS/IoT 社会実装の推進へ向け、基
盤技術、社会実装、制度整備の内容検討をさらに進め、社会課題解決、競争力強化
に向けた第 2 次提言書を作成した。
(4)次世代通信・放送と新たなサービス創出への対応
・総務省4K8K ロードマップフォローアップ会議の検討に呼応し、受信機の円滑な市
場導入のあり方についての課題整理と要望の反映に努めるとともに、JEITA ホーム
ページに「4K8K 専用コーナー」を開設し、広く情報提供を行った。
・消費者の誤認や混乱防止の観点から、
「4K・8K 関連テレビ受信機のカタログ等表記
ガイドライン(改定版)」を公表し、店頭での分かりやすい説明の実施につなげる等、
5
関連業界との認識共有を図った。
・一般社団法人 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)より公開された「高度広帯域
衛星デジタル放送運用規定1.0 版」のコンテンツ保護に関する送出運用規定において、
消費者の利便性低下や商品性への影響を懸念し、引き続き無料番組等が「コピー禁止
運用不可」となるよう要望書を提出した。
(5)省エネ社会の推進
・データセンターの省エネ推進に向けて、JEITA 内の IT 機器の委員会や他団体と連
携し、機器の技術動向や空調削減について業界横断的な情報交換を実施した(デー
タセンターと IT 機器の情報交換会の開催等)。
・社会全体の省エネに資するグリーン IT、グリーン CPS/IoT(機器、ソリューション
およびサービス)の導入促進に向けて、以下の事業を実施した。
①IT による CO2 削減貢献量の見える化に向けた算定ツール開発。
②IT、IoT 活用による CO2 削減貢献可能性に係る検討(例:農業分野等)。
③IoT ソリューションである BEMS(ビルのエネルギーマネジメント)、AEM(エ
リアエネルギーマネジメント)に係る普及啓発セミナー、ユーザ業界との対話等。
3.グローバルビジネス環境整備への取り組み
(1)通商政策への取り組み
1)WTO 情報技術協定(ITA)の拡大
・ITA の対象品目拡大の合意と早期実施に向け、ジュネーブでの ITA 拡大交渉への参
加および官と連携した各国政府・団体への意見具申等の働きかけを行った。その結
果、ケニア(ナイロビ)にて開催された第 10 回 WTO 閣僚会議において、ITA 拡大
交渉が最終妥結された。2016 年 7 月 1 日より関税撤廃が順次開始され、3 年以内に
交渉参加国の 90%以上の品目の関税が撤廃され、2024 年 1 月には 201 品目の関税が
全て撤廃されることとなった。
・ITA の日本国の譲許表修正案について、国会で早期承認がなされるよう、水嶋会長
より経済産業大臣および外務副大臣へ要請した(12/24、2/10)。
2)自由貿易協定(FTA)/経済連携協定(EPA)の推進
・FTA 交渉において重要な役割を果たしている欧州議会国際貿易委員会の訪問を受け、
日 EUFTA について JEITA 会長と意見交換を行った。個人情報とデータフローの
問題が最大の懸念事項であると指摘するとともに、FTA の早期締結を訴え、理解を
得た(11 月)。
・日 EUFTA および日 EU 規制協力に関する交渉に資するべく、欧州関係団体および
政府機関を訪問し、データフローおよび Forced Localization Measures (FLMs)に
ついて意見交換を行った。とりわけ、欧州のカウンターパートである
DIGITALEUROPE において、日 EU 政府を交えた官民会合を開催し、日 EU の政
6
策動向を共有するとともに、G7 および G20 に向けた日 EU 間の連携強化を確認し
た(2 月)。
(2)新興国の独自政策への対応や新興国市場拡大に向けた取り組み
1)独自政策への対応
・ 中 国 、 ロ シ ア 、 ベ ト ナ ム 、 イ ン ド ネ シ ア 等 の 新 興 国 の 法 規 制 お よ び Forced
Localization Measures (FLMs)に対し、日米欧の官民で連携しつつ意見具申およ
び申し入れを行った。とりわけ中国に対しては、セキュリティ法規制、銀行規制、
保険機関規制などについて意見具申を行い、制度の見直しや実施延期など、一定の
成果を得た。
・米欧のカウンターパートである ITI および DIGITALEUROPE との共催による FLMs
に関する第 3 回官民会合をワシントン DC で開催し、FLMs の拡大阻止に向けて G7、
G20 等に働きかけることを確認した(7 月)。
・ITI、DIGITALEUROPE、JEITA の 3 団体にて、G7 サミットおよび情報通信大臣
会合に向けた提言を公表した。デジタル経済の発展に関する議論に重点を置くよう
求め、とりわけ、越境データフローの促進、保護貿易目的でのサイバーセキュリテ
ィ強化措置の阻止、国際基準を用いたプライバシー保護政策の推進を訴えた(2 月)。
2)新興国市場拡大への取り組み
・日本とインドの官民が参加した第 3 回日印 JWG を開催(11 月、デリー)し、イン
ドの制度的課題の解決とビジネス環境整備について議論を深めるとともに、インド
の投資環境の改善に向けた要望を伝えた。
・第 7 回アジアグリーン IT フォーラム(5 月、インドネシア)にて講演を行い、わが
国の優れた省エネ技術のアピールに努めた。
・自然災害からの復興、および今後の発展が期待される地域の現況を知る目的で、部
品メーカトップおよび経営幹部により、タイおよびミャンマーの現地関係機関・製
造拠点を訪問するミッションを派遣した(8 月)。
(3)標準化への取り組み
・グローバルなビジネス展開を踏まえ、国際規格を有効に活用するため、ISO(国際
標準化機構)および IEC(国際電気標準会議)等での国際標準化に対し、当業界の
意見を反映するなど日本企業の国際競争力の向上に資するよう戦略的な標準化事業
を推進した。
・ISO および IEC における、国際幹事 13 件、国際副幹事 5 件、議長 10 件を引き受
け、JEITA の当該委員会が強力に支援した。
・経済産業省/日本工業標準調査会(JISC)から IEC の TC/SC 国内審議団体を受
託し、国際会議へのエキスパート派遣や各プロジェクトへの日本意見の反映に努め、
当該分野の国際標準開発に尽力した。
7
・ISO/IEC JTC1/SC39(Sustainability for and by IT)に日本より提案している
データセンターのエネルギー効率評価指標 DPPE(Datacenter Performance per
Energy)について、SC39 国内委員会に協力して国際標準化の議論を牽引した。
DPPE の 4 つの構成要素のうち 3 つが日本提案であり、うち 1 つは最終投票で可決
され国際標準化が確定した(3 月)。
(4)知的財産に係る各種法改正への対応と知的財産保護への取り組み
・「EU データ保護規則」の策定に際し、欧州議会、同理事会および欧州委員会によ
る三者会議(9 月)の直前の機会を捉え訪欧ミッションを派遣し、産業界の意見を
発信した。
・改正個人情報保護法の運用に際し、経済産業分野の個人情報保護ガイドライン見直
しに係る検討会にて、事業者の過度な負担とならないよう産業界の意見を発信した。
・不正競争防止法への対応として、「秘密情報の保護ガイドライン」の改正に際し、
産業界意見を取りまとめ、経済産業省に産業界の意見を発信するとともに、「知的
財産の利用に関する独占禁止法上の指針」の一部改正について、公正取引委員会に
意見提出および意見具申を行った。
・職務発明制度に関する法改定において策定が法定化された、法人と発明者の間での
インセンティブ決定手続のガイドライン(特許法第 35 条第 6 項の指針(ガイドラ
イン)案)に対して、意見具申を行った。
・模倣品・海賊版の拡散防止に向け、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)に委員
を派遣し、中国実務レベルミッション(北京・広東)に向けての現状課題および建
議要望項目を提言した。
4.社会的諸課題解決への取り組み
(1)環境・エネルギー問題への対応
1)気候変動枠組条約第 21 回締約国会合(COP21)に向けた温暖化対策
・2020/2030 年に向けた電機・電子業界「低炭素社会実行計画」を着実に推進するた
め、生産プロセスにおけるエネルギー効率改善の目標進捗および製品・サービスによ
る CO2 排出抑制貢献量の算出等の 2014 年度実績フォローアップ調査を実施した。こ
れらの調査結果に基づき、産業構造審議会で進捗説明を行い、当業界自らの省エネ努
力とともに、供給する製品・サービスによるグローバルでの貢献度が高いことをアピ
ールした。
・データセンターの省エネ努力による CO2 削減量の算定方法を電機・電子温暖化対策
連絡会に提供し、低炭素社会実行計画における CO2 削減貢献実績の算出ツールとして
使用されることとなった。
8
2)環境問題への対応
・国内製品含有化学物質規制や生産現場における国内法規制、化学物質関連法規への対
応として、電機・電子業界の意見具申を行うとともに、会員企業等への情報提供を行
った。
・欧州 RoHS 指令において、欧州での事業継続に欠かせない製品について、技術的知見
を提供し、適用除外の延長申請を行った。
・中国版 RoHS に関し、中華人民共和国工業情報化部(MIIT)、電子工業情報化研究院
(CESI)および中国外商投資企業協会投資性工作委員会(ECFIC)代表者と「電器電子
製品有害物質使用制限管理弁法」等に関する意見交換会を実施し、業界意見の反映に
努め た。
3)循環型社会形成に向けた対応
・資源有効利用促進法および小型家電リサイクル法、家電リサイクル法に基づき、関係
団体と連携し、パーソナルコンピュータ、タブレット端末およびテレビのリサイクル
の推進を図った。
(2)紛争鉱物資源等の規制への対応
・米国法を遵守するために、CFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative)とともに紛争
鉱物調査表のフォーマットを改訂した。また、会員企業のサプライヤに対して、改訂
版調査表の記入内容を説明するため、東京・大阪・福岡・仙台で説明会を開催(6 月)
し、800 人が聴講した。
・中国業界団体が公表(12 月)したガイドラインに対して、CFSI を通じて既存プログ
ラムと互換性のある枠組みとなるよう意見を伝えた。
・米国 GAO(政府説明責任局)および SEC(証券取引委員会)と紛争鉱物問題に関す
る日系企業の取り組みの紹介と望ましい SEC 規則について意見交換を実施した(3 月)。
(3)人材育成の推進
・大学生に対して、当業界の次世代を担う技術系人材育成のための産学による講義
(JEITA 講座(IT 最前線)、モデルカリキュラム、FPD スクール等)を開催した。
・小中高生に対して、アルゴリズム学習教材の提供を行うとともに、企業で活躍する
講師による出前事業を実施した。また、半導体の機能を説明する冊子を作成し、配
布した。
(4)製品安全の推進
・国内外の製品安全に係る規格基準の国際化および法令等、各種制度の策定・審議に
参画するとともに、事故情報の収集・調査・分析を実施した。
・製品安全の向上および製品事故の再発防止・未然防止ならびに予防的情報発信を行
9
い、製品安全の確保を図り、安全で安心な製品の供給に努めた。
5.調査・統計
(1)グローバルマーケットの的確な把握
・「電子情報業の世界生産見通し」を策定するとともに「注目分野に関する動向調査」
を実施した。IT・エレクトロニクス産業の状況や方向性、今後の市場拡大が見込ま
れる分野の動向を明らかにすることで内外の理解促進を図るとともに、それら市場
の重要性を内外に向けて広くアピールした。
(2)会員企業の事業に即した統計事業の整備
・IT エレクトロニクス産業の世界および国内の市場動向を把握するため、サーバ、パ
ソコン、情報端末、民生用電子機器、産業用電子機器、IT ソリューションサービス、
電子部品、電子材料、センサに関するグローバル状況調査や統計調査を実施した。
6.情報発信の強化
(1)CEATEC JAPAN の活性化
・IT・エレクトロニクスが生み出す付加価値や、IT・エレクトロニクスの利活用によ
る他産業との連携・融合による新産業創出など、グローバルに最新・最先端技術を
発信する場として、国内外に向けた CEATEC JAPAN の情報発信を強化し、より一
層の価値向上を図った。特に今年度は、CPS/IoT への取り組みの第一歩として、
CEATEC JAPAN 初となる主催者特別企画「NEXT ストリート」を展開した。主催
団体として CPS/IoT Exhibition のコンセプトを明確に打ち出し、プレスリリース
や取材等メディアに対する PR を行った結果、メディアに多数掲載され、JEITA 会
員企業だけでなく広く一般にアピールできた。また「NEXT ストリート」にサービ
ス企業が初出展したことにより、幅広いプレイヤーが揃ったビジネス機会が創出さ
れる総合展示会、CPS/IoT Exhibition として次年度につながる第一歩が展開できた。
(2)JEITA の事業活動および IT・エレクトロニクス業界の情報発信強化
・各部門と連携し、CEATEC JAPAN の開催や JEITA ベンチャー賞表彰にあわせ
て取材を組むなど積極的に情報発信を行った。また日経 BP と連携し、日経エ
レクトロニクスオンラインで「JEITA 通信」の掲載を開始した。今年度は 9 つ
の記事を掲載し、対外的な情報発信の強化を図った。
10
Ⅱ.部門別事業報告
1.総合政策部会
IoT、ビッグデータ、AI 等を活用したサイバーフィジカルシステム(CPS)の実装された
社会の実現に向けて、IT・エレクトロニクス業界を取り巻くビジネス環境の変化を的確に捉
え、会員企業が国内外での事業を継続・強化するための施策等を政府・関係機関へ働きかけ
るとともに、業界発展の基盤となる技術開発、人材育成等の推進に努めた。
また、業界の動向や JEITA の事業活動を広く周知するため、情報発信を強化し、当業界の
プレゼンス向上に努めた。
〈重点事業〉
(1)政策提言
1)CPS 社会実装に向けた活動
CPS 社会実装に向け、業界横断的な連携の場として CPS 社会実装検討 TF を設置
し、CPS に関する全体的な情報共有(政府施策説明、有識者による講演会、各部会・
委員会の関連の取組み共有等)、協調領域に関する検討(協調して取り組む案件の抽
出・深掘り)めざす将来社会の「見える化」と周知活動を行った。
①情報共有と協調領域に関する検討
・CPS に関する三つのテーマ(トラックの隊列走行、ヘルスケア、エネルギー)につ
いて、CPS 社会実装検討 TF のメンバー同士が最大限に意見を交わして深掘りし、
新たな発想などをお互いに発見するため、すべての参加者が一同に会したワールド
カフェを開催(9/28)。
・ワールドカフェで深堀したテーマに関して、健康・医療分野における個人データの
活用や IoT の活用による地域レベルでの家庭部門の省エネ促進について、経済産業
省関係者と意見交換を実施(10/28、29)。
・住宅用太陽光発電の 2019 年問題、再生可能エネルギーを最大限取り入れる地域エ
ネルギーネットワーク、省エネルギー政策動向等について、省エネワークショップ
を開催(1/29)。
・ヘルスケア分野に焦点をあて、IoT によって収集される健康情報の活用により創出
される新たなサービスやビジネスの可能性とその課題について、ワークショップを
開催(2/29)。
②目指す将来社会の「見える化」と周知活動
・CEATEC JAPAN にて、CPS/IoT によりもたらされる未来の社会を体現する特別企
画「NEXT ストリート」を展開し、2020 年の社会や生活が CPS/IoT によってど
「流通」、
「技術」、
「インフラ維持管理」、
「地域活性化」、
のように変わるのか、
「観光」、
「IoT スタートアップ SHOWCASE」などのシーン別に、その第一歩を体感できる
先進的なサービスや製品を展示した。
12
2)産業政策、経済政策に向けた提言
・産業構造審議会商務流通情報分科会第 4 回情報経済小委員会において、政府の中間とり
まとめ「CPS によるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革(案)」に関し、山本会長(当
時)より、CPS/IoT の社会実装に向け,産業界と政府が一体となって日本の強みを打ち出
していく重要性を説明した(4 月)。
・第 6 回情報経済小委員会において水嶋会長より、個人情報利活用のメリットへの理解促
進や省庁連携強化、セキュリティ産業育成の必要性について説明した(9 月)。
・規制改革要望については、経団連の要望調査(7 月)と内閣府「規制改革ホットライン」
意見募集(10 月)に対応し、業界要望の反映に努めた。
・自民党・情報産業議員連盟総会において、水嶋会長より、CPS/IoT の社会実装に向けた
取り組み、地域活性化に向けた IT 活用の推進、データ利活用推進、サイバーセキュリ
ティ強化・IT 人材確保、事業基盤整備(税制改正、低廉で安定的な電力確保、経済連
携推進)について説明した(2 月)。
3)税制改正への対応
わが国 IT・エレクトロニクス産業の競争力強化に向け、JEITA の各部門と連携し、
平成 28 年度税制改正要望をまとめ、業界意見の反映に努めた。その結果、平成 28 年
度税制改正において、法人実効税率は前倒しで 20%台までの引下げが実現(29.97%
[H28 改正]、29.74%[H30 改正])したほか、償却資産に係る固定資産税において
は、中小企業限定での特例措置の創設、当業界の生命線である研究開発を後押しする
研究開発促進税制は法人実効税率引下げ財源から死守した。
①与党への働きかけ
・公明党「政策要望懇談会」において、税制改正要望(法人実効税率の 20%台までの
引下げ、研究開発促進税制の維持・拡充、繰越欠損金制度におけるイコールフッテ
ィングの確保、償却資産に係る固定資産税の廃止等)について説明(10/27)。
・自民党「予算・税制等に関する政策懇談会」において、平成 28 年度税制改正要望
のうち特に、戦略投資への税制支援(法人実効税率 20%台までの引下げ、研究開発
促進税制の維持・拡充、償却資産に係る固定資産税の廃止等)について説明(11/18)。
②製造業 9 団体連名の法人税改革共同要望活動
・製造業 9 団体(石油化学工業協会、日本化学工業協会、日本機械工業連合会、日本
自動車工業会、日本造船工業会、日本鉄鋼連盟、日本電機工業会、日本製紙連合会、
JEITA)連名の法人税改革共同要望(法人実効税率 20%台までの引下げ[実質的な
負担軽減]、研究開発促進税制の維持・拡充、外形標準課税の更なる強化反対、償却
資産に係る固定資産税の廃止・縮減)を取りまとめ、自民党税制調査会インナー、
経済産業部会関係者等の議員(計 40 名)に働きかけを実施(11/20~12/1)。
13
(2)IT・エレクトロニクス産業の発展に向けた取り組み
1)地域活性化に向けた IT・エレクトロニクスの利活用の推進
・
「戦略産業支援のための基盤整備事業(戦略分野コーディネータ事業(エレクトロニク
ス分野))」の推進に向け、技術担当コーディネータとして、積極的に協力した。
・CPS/IoT の活用による地域活性化に向けた取組事例や地域経済を支える IT・エレクト
ロニクス企業の事例をまとめた「IT・エレクトロニクス×地域活性化 百選~CPS/IoT
への取組みから見えてくる新たなニーズ」を作成(11 月)し、関係各方面に配布した。
・CEATEC JAPAN「NEXT ストリート」において、地域活性化をテーマにコーナーを
設け、地域の中堅・中小企業による CPS/IoT 技術やサービスを紹介するブース展示
を行い、ビジネス・マッチングに向けた機会創出を行った。
2)CPS/IoT 海外市場の動向調査
CPS/IoT に関する取組み推進、オリンピック・パラリンピックに向けた IT による
社会課題解決への貢献等を視野に、ヘルスケアと IT の連携等、大手 IT 企業開発拠点
が集積しテストベッドとして機能するアイルランド、2012 年のオリンピック・パラリ
ンピック開催地で、ビッグデータ活用に政府として積極的に取組む英国に焦点を当て、
両国大使館の支援の下、アイルランド・英国ミッションを派遣した。
アイルランド/ダブリンでは、Enterprise Ireland(アイルランド政府商務庁)及
び IDA Ireland(アイルランド産業開発局)、アイルランドベンチャー企業、Intel IoT
Ignition Lab と意見交換を実施し、また、英国/ロンドンでは、英国政府が設立した
Digital Catapult Centre、JETRO ロンドン事務所、Tech UK、London & Partners
と意見交換を実施し、情報収集を行った。
(3)国際競争力の強化
1)WTO 情報技術協定(ITA)の拡大
・ITA の対象品目拡大の合意と早期実施に向け、ジュネーブでの ITA 拡大交渉への参加
及び官と連携した各国政府・団体への意見具申等の働きかけを行い、ケニア(ナイロ
ビ)にて開催された第 10 回 WTO 閣僚会議において、ITA 拡大交渉が最終妥結した。
2016 年 7 月 1 日より関税撤廃が順次開始され、3 年以内に参加国の 90%以上の品目
の関税が撤廃、2024 年 1 月には 201 品目の関税が全て撤廃されることとなった。
2)自由貿易協定(FTA)/経済連携協定(EPA)の推進
・FTA 交渉において重要な役割を果たしている欧州議会国際貿易委員会の訪問を受け、
日 EUFTA について JEITA 会長と意見交換を行った。JEITA から、個人情報とデー
タフローの問題を最大の懸念事項であると指摘するとともに、FTA の早期締結を訴え、
理解を得た(11 月)。
・日 EUFTA および日 EU 規制協力に関する交渉に資するべく、欧州関係団体および政
府機関を訪問し、データフローおよび Forced Localization Measures (FLMs)につい
14
て意見交換を行った。
とりわけ、欧州カウンターパートである DIGITALEUROPE において、日 EU 政府
を交えて官民会合を開催し、日 EU の政策動向を共有するとともに、G7 および G20
に向けた日 EU 間の連携強化を確認した(2 月)。
3)新興国市場拡大への取り組み
日本とインドの官民が参加して第 3 回日印 JWG を開催(11 月/インド、デリー)
し、インドの制度的課題の解決とビジネス環境整備について議論を深めるとともに、
インドの投資環境の改善に向けた要望を伝えた。
4)紛争鉱物資源等の規制への対応
米国法を遵守するために、CFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative)とともに紛
争鉱物調査表のフォーマットを改訂した。会員企業のサプライヤに対して、改訂版調
査表の記入内容を説明するため、6 月に東京・大阪・福岡・仙台の 4 都市で説明会を
開催し、800 人が聴講した。12 月に中国業界団体が公表したガイドラインに対しては、
CFSI を通じて既存プログラムと互換性のある枠組みとなるように意見を伝えた。3
月には米国 GAO(政府説明責任局)および SEC(証券取引委員会)と紛争鉱物問題
に関する日系企業の取り組み紹介と望ましい SEC 規則について意見交換を実施した。
(4)調査・統計
1)電子情報産業の世界生産見通しの策定
IT・エレクトロニクス産業のグローバルマーケット動向を把握するため、電子情報
産業の世界生産見通し調査を実施し、公表した(12 月)。
・電子情報産業の世界生産見通し 2015(冊子/ダウンロード版)
・電子情報産業の世界生産見通し詳細版(各社アンケート集計結果)2015
2)注目分野調査
IT・エレクトロニクス産業に関連する注目製品(ウェアラブル端末、ワイヤレスモ
ジュール、センサ)の市場動向を調査し、公表した。
・注目分野に関する動向調査 2015(冊子/ダウンロード版)
(5)広報
各部門と連携し、CEATEC JAPAN の開催や JEITA ベンチャー賞表彰にあわせて取
材を組むなど積極的に情報発信を行った。また日経 BP と連携し、日経エレクトロニク
スオンラインで「JEITA 通信」の掲載を開始した。今年度は 9 つの記事を掲載し、対外
的な情報発信の強化を図った。
15
〈定常事業〉
(1)政策提言
1)グローバル物流競争力の強化
会員企業のグローバルサプライチェーンを円滑なものとすべく、他業界とも連携を
図り、以下の輸送・物流関連の各種制度等に対し意見提出した。
・法務省
商法(運送・海商関係)等の改正に関する中間試案に対する意見募集につい
て、荷送人の義務、荷受人の権利、運送人の責務、運用ルール等の内容について理解
を進めるとともに、意見を提出した。
・国土交通省 今後の物流政策の基本的な方向性等についての意見募集に対し、荷主側の
視点での意見を提出した。
・外航海運に係る独占禁止法適用除外制度の見直しに関し、公正取引委員会及び国土交
通省からのヒアリングに対応した。
・海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS 条約)の一部改正に伴う、国土
交通省「輸出コンテナ貨物総重量の確定方法の制度化に向けた基本方針案」、「危険物
船舶運送及び貯蔵規則及び特殊貨物船舶運送規則の一部を改正する省令案」及び「海
上輸出コンテナの重量計測方法等を定める告示案」の意見募集に対し意見を提出した。
(2)国際競争力の強化
1)独自政策への対応
・中国、ロシア、ベトナム、インドネシア等の新興国の法規制および FLMs に対し、日
米欧の官民で連携しつつ意見具申および申し入れを行った。とりわけ中国に対しては、
セキュリティ法規制、銀行規制、保険機関規制などに対して意見具申を行い、制度の
見直しもしくは実施延期など、一定の成果を得た。
・米欧のカウンターパートである ITI および DIGITALEUROPE と共催による FLMs
に関する第 3 回官民会合をワシントン DC で開催し、FLMs の拡大阻止に向けて G7、
G20 等に働きかけることを確認した(7 月)。
・米国のカウンターパートである ITI の CEO および通商担当者の訪問を受け、中国を
はじめとする通商問題について意見交換を行い、また、それらの問題の解決を図るべ
く G7、 G20 に向けた日米欧 3 極の連携強化を確認した(8 月、3 月)。
・駐日欧州代表部の訪問を受け、欧州委員会の Digital Single Market 戦略について説
明を受けるとともに、意見交換を実施した(9 月)。
・米国通商代表部(USTR)の訪問を受け、サイバー空間における機密情報や知的財産
の窃盗問題について意見交換を実施した(9 月)。
・米国大使館の訪問を受け、データローカリゼーション等の FLMs や CPS/IoT 分野へ
の取り組みなどについて意見交換を実施し、より一層の情報共有と協力連携を確認し
た(9 月)。
・米国国土安全保障省の訪問を受け、サイバーセキュリティ分野における官民協力など
16
について意見交換を実施した(11 月)。
・ITI、DIGITALEUROPE、JEITA の 3 団体にて、2016 年 G7 サミットおよび情報通
信大臣会合に向けた提言を公表。デジタル経済の発展に関する議論に重点を置くよう
求め、とりわけ、越境データフローの促進、保護貿易目的でのサイバーセキュリティ
強化措置の阻止、国際基準を用いたプライバシー保護政策の推進を訴えた(2 月)。
2)国際連携・国際協調
①世界電子フォーラム(WEF)、アジア電子フォーラム(AEF)等の国際会議
・2015 年 10 月に台湾で同時に開催された WEF、ならびに AEF に参加し、各国業界
団体との連携強化を図った。
②アジアにおける人材育成などの支援事業に加え、各国との国際協力事業
・2015 年 9 月にタイにおいて約 20 名のデザイナーやエンジニアを対象にユニバー
サルデザイン教育事業を実施し、タイ電子電機の有力企業が加盟する FTI において、
日本のユニバーサルデザインの優位性をアピールした。
・2015 年 12 月にインドネシア省エネルギー協会(IECES)の支援の下、インドネシア
において人材育成支援事業を行い、現地の日系企業を含む現地提携先傘下の電気・
電子関係企業・機関等の実務経験者等から、定員を超える約 60 名の参加があり、
日本の優れた省エネ技術をアピールした。
・2015 年 12 月にインドネシアに調査ミッションを派遣し、省エネ技術講座を視察す
るとともに、今後の新たな国際協力事業の推進に資するべく、関係機関との意見交
換等を通じて現地ニーズ発掘等の情報収集を行った。
③主要国の関係機関、業界間の連携強化
台湾の台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)、韓国の韓国電子情報通信産業振
興会(KEA)や大韓貿易投資振興公社(KOTRA)、中国の天津経済開発区や蘇州工
業区の代表者の訪問を受け意見交換を実施した。
(3)調査・統計
1)会員企業のニーズに応える統計事業の整備
①IT・エレクトロニクス産業の市場動向把握、世界生産見通し調査の基礎資料とする
ため、各部門と連携し、各統計情報の体系的な公開に向けた環境整備に努めた。
②経済産業省「生産動態統計」、財務省「貿易統計」を基にした「JEITA 統計データ
ベースシステム-DISH」を運用し、情報提供した。
③IT・エレクトロニクス産業の動向分析に資する各種関連データを各部門と連携し収
集整備した。
・移動電話に関する市場調査報告書の発行(3 月)。
・JEITA センサ・グローバル状況調査(2012 年、2013 年、2014 年)の実施と公開。
④IT・エレクトロニクス産業の市場規模と位置づけを内外に示すと共に、市場の将来
性と重要性を対外的に広くアピールした。
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・電子情報産業の世界生産見通し講演会(東京・大阪)の実施(1 月)
⑤IT エレクトロニクス産業に関する統計や調査レポートの概要を内外に分かりやす
く紹介するための冊子を各部門と連携し作成した。
・JEITA 調査統計レポートのご紹介~Executive Summary~の発行(6 月)。
2)関係機関との連携
①「情報通信機器産業の業況」を各部門と連携し作成、経済産業省に情報提供した。
②経済産業省、内閣府、日本銀行等、官公庁の関係会議や景況ヒアリングへ協力した。
③一般社団法人経済産業統計協会、一般社団法人日本経済団体連合会、一般社団法人
日本機械工業連合会、一般社団法人日本鉄鋼連盟、一般社団法人日本貿易会、独立
行政法人日本貿易振興機構(JETRO)等諸機関の関係会議や景況ヒアリングへ協力
した。
④経済産業省「生産動態統計」および財務省「貿易統計」の品目分類の見直しを行い、
各部門と連携し、必要に応じて当局に意見、要望を具申した。
⑤電子・情報・通信関連諸機関との連携を強化し、調査統計活動の効率的な対応を図
った。
(4)資材調達
・国内外の調達活動における課題や、資材取引に関連する法的諸問題について調査研究
を行い、加盟各社における調達改革の取り組み強化に資するため、資材部門の人材育
成、コストリダクションの技術分野へのアプローチ、チャイナプラスワンに対する取
り組み、調達戦略と調達改革等について、事例研究を行った。
・経済産業省「情報通信機器産業における下請適正取引等のための推進ガイドライン」
の周知を図るとともに、経済産業省・中小企業庁、公正取引委員会の施策に対応する
ため、業界の意見、要望を具申した。
・取引先の製品含有化学物質管理における環境監査の標準化に関し、関連規格の改正や
ガイドライン及びチェックシートの改訂作業への意見反映を念頭に、課題の抽出やチ
ェックシートの利用促進に向けた検討を行った。
(5)人材育成
IT・エレクトロニクス産業の将来を担う人材の育成に向け、以下の事業を実施した。
・平成 27 年度秋学期に、慶応義塾大学および横浜国立大学にて産学連携によるカリ
キュラム。
・大学生向けの産学連携によるシンポジウムおよび CEATEC JAPAN でのセミナー。
・小学校(3 件)、中学校および高等学校(8 校)への出前授業。
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(6)最先端技術開発の促進
1)産業競争力の向上のための技術政策の検討
IT・エレクトロニクス産業の国際競争力の強化、国内基盤技術の強化に向けて、IT
と他分野との融合による新たな成長領域として期待される、CPS/IoT の社会実装を加
速させるため、昨年の提言における基盤技術、社会実装、制度整備の内容の検討をさ
らに進め、「人間中心のスマート社会実現に向けた IT・エレクトロニクス分野からの
二次提言~産業と暮らしを元気にするサイバーフィジカルシステム(CPS)/IoT~」を
まとめ公表した。
また、提言書に基づき、業界の垣根を越えた活動の一環として IT・エレクトロニク
ス業界の発展につながるベンチャー企業の支援、JEITA 会員企業とベンチャー企業と
の連携・エコシステム構築支援のため、「JEITA ベンチャー賞」を創設し、優良ベン
チャー企業 8 社を表彰した。
2)最先端技術の技術革新の促進
IT・エレクトロニクス産業の今後の発展にとって重要と考えられる下記の先端技術
分野について、調査研究テーマ毎に技術調査プロジェクト(分科会)を設け、技術動
向調査を行った。
①電子材料・デバイス分野
・量子現象利用デバイス
・次世代スケーラブル高集積化
・ウェアラブル機器における電子材料・デバイス
・ヘルスケアデバイス・システム
・エネルギーマネージメント・キーデバイス
②センシング分野
・ソーシャル・センシングソリューション
・知的センシング
・感性センシング応用ロードマップ
3)わが国の技術政策の振興
IT・エレクトロニクス技術に関する最新技術動向を公表する他、当業界への理解を
深めてもらうために、各種講演会などを実施した。
①センシング先端技術動向調査報告会(6 月)
②先端電子材料・デバイス技術フォーラム(7 月)
(7)広報
JEITA の活動をより一層対外的に発信していくことで、会員企業のビジネスサポート
や IT・エレクトロニクス業界のプレゼンス向上に努めた。
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1)業界のプレゼンス向上に向けた発信力の強化
①プレス対応
・ 会 長 記 者会 見 や 記 者懇 談 会 な どを 開 催 す ると と も に 、CPS/IoT へ の 取 り 組 み、
CEATEC JAPAN、JEITA ベンチャー賞などホットトピックスの積極的なプレスリ
リースにより、JEITA の活動や業界動向などを発信した。
・JEITA の事業や活動成果に関する取材を積極的に受け入れ、業界活動の理解促進に
つなげた。
・調査統計事業と連携し、民生用電子機器、パーソナルコンピュータ、移動電話、電
子部品などの最新実績を発表し、業界の理解促進につなげた。
②ホームページの活用
JEITA の 情 報 を 効 果 的 に 見 や す く 発 信 で き る よ う 、 ト ッ プ ペ ー ジ の 更 新 や
CPS/IoT サイトの開設などを中心にホームページの更新・充実を図った。
・会員専用 Web サイトを活用し、会員企業の事業に資する情報提供を行った。
・プレス専用 Web サイトを活用し、プレスへタイムリーな情報提供を行った。
③広報資料の作成
JEITA の活動や業界動向の情報提供に資する以下の広報資料を作成した。
・「JEITA 概要 2015」(日本語版/英語版/中国語版)
・「日本の電子情報技術産業 2015」(日本語版/英語版)
・「JEITA だより 2015」(四半期毎)
2)JEITA のプレゼンス向上
①主催展示会の広報活動強化
一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)と連携し、JEITA が主
催する展示会の広報活動を行った。また、CEATEC JAPAN を活用し JEITA 事業
や業界動向の周知に努めた。
・CEATEC JAPAN 2015
会
期:10 月 7 日(水)~10 日(土)
会
場:幕張メッセ
来場者数:133,048 人
出展者数:531 社/団体
・2015 年国際放送機器展(Inter BEE 2015)
会
期:11 月 18 日(水)~20 日(金)
出展者数:996 社/団体
会
場:幕張メッセ
来場者数:35,646 人
②CEATEC JAPAN の活性化
IT・エレクトロニクスが生み出す付加価値や、IT・エレクトロニクスの利活用に
よる他産業との連携・融合による新産業創出など、グローバルに最新・最先端技術
を発信する場として、CEATEC JAPAN の国内外に向けた情報発信を強化し、より
一層の価値向上を図った。
特に今年度は、CPS/IoT への取り組みの第一歩として、CEATEC JAPAN 初とな
る主催者特別企画「NEXT ストリート」を展開した。主催団体として CPS/IoT
Exhibition のコンセプトを明確に打ち出し、プレスリリースや取材等メディアに対
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する PR を行った結果、メディアに多数掲載され、JEITA 会員企業だけでなく広く
一般にアピールできた。また「NEXT ストリート」にサービス企業が初出展したこ
とにより、幅広いプレイヤーが揃ったビジネス機会が創出される総合展示会、
CPS/IoT Exhibition として次年度につながる第一歩が展開できた。
(8)総務関係
1)社員総会の開催
・第 5 回(平成 27 年度)社員総会を開催し、次の議案について審議議決した(5 月)。
①平成 26 年度決算承認
②平成 26 年度事業報告、平成 27 年度事業計画および予算報告
③役員選任
・平成 27 年度役員を選任し、会長に水嶋繁光理事(シャープ㈱取締役会長)が就任し
た。
・第 1 回(平成 27 年度)臨時社員総会を開催し、次の議案について審議議決した(11
月)。
①理事 1 名の選任
2)理事会の開催
平成 27 年 5 月 13 日(第 21 回)、平成 27 年 5 月 29 日(第 22 回)、平成 27 年 7
月 22 日(第 23 回)、平成 27 年 11 月 2 日(第 24 回)、平成 27 年 11 月 18 日(第
25 回)、平成 28 年 3 月 23 日(第 26 回)
3)会員の異動
正会員:9 社入会、13 社退会
賛助会員:8 社入会、13 社退会
平成 27 年度末の会員数は、正会員 272 社(内 6 団体)、賛助会員 114 社(内 10 団
体)、合計で 386 社となった。
4)新年賀詞交歓会の開催
・新年賀詞交歓会を開催した(1 月)。
5)各種社会貢献事業への対応(一般案件)
・日本赤十字社平成 27 年度活動資金
・(一般財団法人)スポーツ振興資金財団平成 27 年度財界募金
・(社会福祉法人)いのちの電話 平成 27 年事業活動募金
他2件
6)JEITA 会長表彰
事業活動の活性化を図ることを目的として、事業活動組織のなかから産業発展等に尽
力した個人ならびに組織を JEITA 会長賞(第 7 回)として 4 件表彰した。
・マルチコンポーネント IC の WCO 関税定義の新設主導に対する功績
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・流通・取引慣行ガイドライン改正に向けての提言・活動に対する功績
・個人情報保護法改正及び EU データ保護規則案への取り組みに対する功績
・半導体・電子部品の省エネ貢献評価手法の確立と普及に対する功績
7)事業活動の活性化
①重点事業領域における活動強化、活性化につながる会員増強を図るべく非会員に対
する勧誘促進等に努めるとともに、安定運営に向けた課題検討を行った。
②会員の事業活動に有益な情報提供として、経済産業省を始めとする協会内外の情報
配信を適宜行った。
③業務監査の実施、情報セキュリティ対策の推進等を図り、会員および社会に信頼・
評価される組織体制づくりを推進した。
8)事業推進環境の整備
①適切な協会活動遂行のため、コンプライアンス指針の遵守、徹底に努めるとともに、
専門家による職員研修を実施した。
②マイナンバー制度について確実且つ安全な対応を図るため、規程類の整備を行うと
ともに職員研修等を通じて周知徹底に努めた。
(9)生産性向上設備投資促進税制運用への対応
産業競争力強化法(平成 26 年 1 月 20 日施行)に基づく「産業競争力強化法の生産性向
上設備等のうち先端設備(A 類型)に係る仕様等の証明書発行制度」において当協会が担
当する設備(機械及び装置:
「電子部品、デバイス又は電子回路製造業用設備」、
「電気機械
器具製造業用設備」、「通信業用設備」、「放送業用設備」、「映像、音声又は文字情報制作業
用設備」、「娯楽業用設備」、「前掲の機械及び装置以外のもの並びに前掲の区分によらない
もの」、器具又は備品:
「サーバー用電子計算機」)に係る証明書の発行手続き等を行った(証
明書発行件数:平成 27 年度累計 8,409 件。制度開始からの累計 14,531 件)。
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2.情報・産業社会システム部会
IT は社会の様々な分野のプラットフォームとして、新たなイノベーションを創出してい
くための重要なツールとなっている。政府が IT をコアに成長戦略を推進するなか、当部会
は、世界最高水準の IT 利活用社会の実現に向け、ヘルスケア、自動走行システム等、今後、
IoT の活用により成長が期待される分野を中心に CPS/IoT 社会実装の推進に、関連部会・委
員会と連携し取り組んだ。
(1)重点事業の推進
1)高度なデータ利活用に向けた基盤づくり
・社会の様々な分野での IT 利活用促進、新事業・新サービス創出につながるよう、政
府・関係機関等への働きかけを実施した。
・政策提言として、世界最先端 IT 国家創造宣言、情報通信技術(IT)の利活用に関す
る制度整備検討会中間整理やサイバーセキュリティ経営ガイドライン(案)等の各種
パブリックコメントに意見を提出した。また、オープンデータ・ビックデータの活用
の推進、個人情報保護とデータ利活用の両立に向けたルール整備やサイバーセキュリ
ティリスクの把握と実現するセキュリティレベルを踏まえた目標と計画の策定等の意
見を提出し、業界要望の反映に努めた。
2)新たなビジネス・市場創出に向けた活動
・ヘルスケア分野において、健康長寿社会の実現に貢献すべく、健康寿命の延伸に寄与
する IT、在宅・遠隔医療、予防医療、健康管理等の分野に係る産業振興に資するため、
各分野のこれまでのユースケースにおける問題点、課題について調査・分析し、報告
書をまとめた。また、医薬品医療機器等法対象外のヘルスソフトウェアについて、一
般社団法人ヘルスソフトウェア推進協議会(GHS)の活動を通じ、業界ガイドライン
の普及、開発・新規参入を促進した。
・交通分野においては、自動運転の潮流を契機に、
「自動走行システム」について検討し、
IT 業界が担うべき様々な研究テーマについて、政府や自動車業界等にその成果を提示
し、支援・貢献していくため、JEITA 内の関連組織を集結し、自動走行システム研究
会を立ち上げた。研究会では、業界一丸となり、自動車業界と連携を図りつつ、自動
走行システムの早期実現に向けた技術動向の把握や必要な技術要素の調査研究を行っ
た。また、内閣府 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
「自動走行システム」
や経済産業省・国土交通省「自動走行ビジネス検討会」等関係省庁の事業にも参画し、
検討に取り組んだ。
3)会員各社の事業推進支援に向けた活動
総合企画部と連携し、
「生産性向上設備投資促進税制」の対象設備のうち、当協会が
担当する先端設備(A 類型)に係る証明書を発行した。また、当部会傘下委員会活動
を広く発信し、JEITA 会員企業の事業の支援に資するべくセミナーや講演会等を実施
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した。
(2)情報政策事業
1)IT 産業成長活性化と融合価値創出に関する調査・政策提言
IT が社会の様々な分野のプラットフォームとして、新たなイノベーションを創出し
ていくための重要なツールとなっている。わが国の IT 産業の将来ビジョンをまとめ
た「情報システム産業の成長と活性化に向けて」の提言のなかで、
「国内情報システム
産業におけるイノベーション促進のための基盤検討」に着目し、IT を活用した日米欧
のベンチャー企業によるイノベーション創出の実態を比較・把握するとともに、海外
の情報システム企業によるオープンイノベーションの取組事例を調査・検証すること
により、今後のわが国情報システム産業の IT を活用したイノベーション創出に向け
た取り組みのあり方について調査・検討し、報告書をまとめた。
また、内閣府 IT 総合戦略本部の「世界最先端 IT 国家創造宣言改定 2016(案)」に
対するオープンデータの推進を求める意見や、経済産業省の「サイバーセキュリティ
経営ガイドライン(案)」に対するセキュリティ監査の実効性確保を求める意見を提出
した。
2)ビッグデータ/オープンデータ活用推進のための取り組みに関する調査
昨今の情報通信技術の進展が可能にしたビッグデータ/オープンデータの活用に
ついては、日本においても、新産業の創出や社会課題の解決につなげようと様々な取
り組みが始まっている。特に、医療・健康関連分野でのデータ活用に関しては、日本
と比較して欧州各国の電子カルテ普及率が相対的に高く、プライバシー問題やカルテ
データの扱いなど制約課題があるものの、IT の利用(データ連携主体)は進んでいる。
スウェーデンと英国の政府機関や研究所、医療関連ソフトウェアベンダ等を訪問し、
日本におけるビジネスの進展に資する課題や、今後の方針について整理を行い、報告
書をまとめた。
3)IT 人材育成
①IT 業界に優秀な人材を持続的に迎えるため、平成 26 年度に実施した IT・ソフトウ
ェア産業の魅力向上施策に関する調査結果を踏まえ、高校生向け Web サイト「ソフ
トウェアは未来をつくる」を改訂するとともに、高校生へのインタビューによる改
訂後のサイトに対する評価および今後の普及方策等をまとめた。
また、アルゴリズム体験ソフト「アルゴロジック」の各種イベントでの紹介、授業
支援などにより、小中高生に対する人材育成・啓発活動を推進した。
②大学生に対する人材育成事業「JEITA 講座(IT 最前線)」を 9 大学(立命館大学、
電気通信大学、横浜国立大学、東北大学、岐阜大学、北陸先端技術大学院大学、中
央大学、東京電機大学、津田塾大学(新規開講))、11 講座で実施した。また、講座
内容の充実に向けて、講座実施大学教官と講座講師との意見交換会を実施した。
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(3)情報システム技術に関する調査研究
1)計算機システムに関する調査
クラウドコンピューティングの普及や IT による産業の高次化、社会システムの革
新を見据えて、計算機システム技術の側面から、最新の技術・研究開発、製品、標準
化等の動向や新しい潮流を調査・評価し、計算機システムの将来展望について検討を
行った。また、新たな計算機システム技術の論文について、調査研究を行い報告書を
まとめた。
2)ソフトウェアエンジニアリングに関する調査
情報システム技術に関して、ソフトウェアエンジニアリング技術の側面から、将来
のソフトウェア開発に関する先端・基盤技術動向、品質や安全性、生産性の向上に影
響を与える関連技術の動向を調査するとともに、IT エレクトロニクス業界におけるソ
フトウェア工学技術の導入・活用実績等の調査を行い、今後の技術の方向性について
検討した。また、ソフトウェア開発に関する先端・基盤技術(機械学習/人口知能等)
について有識者にヒアリングを実施した。さらに、「ソフトウェアエンジニアリング
基盤と革新/理論と実践」をテーマに「ソフトウェアエンジニアリング技術ワークシ
ョップ 2015」を開催した(12 月)。
3)情報セキュリティに関する調査
「モノのインターネット」と言われる IoT(Internet of Things)により、今まで実
現できなかった新しいサービスを創出し提供していこうとする動きがあるなか、これ
から IoT を応用したシステムを構築・運用したいと考えている企業の参考となるよう、
IoT に係る制度や標準化動向の調査、IoT データの取り扱いに関する消費者や企業の
意識調査を行った。さらに、既に IoT データの利活用を行っている企業の事例収集や
ヒアリング、IoT を利用する際に注意すべき脅威とリスクの検討およびセキュリティ
対策の動向を調査した。
上記調査結果を基に分析・検討を行い、
「IoT 時代のデータ利活用と情報セキュリテ
ィ対策に関する調査報告書」をまとめた。
4)ビッグデータがもたらす産業社会への影響に関する調査
パーソナルデータの扱いに関する技術や制度の動向を有識者からのヒアリング等に
よって調査し、新たなサービスやそれに必要な技術について検討した。また、その成
果に基づくシンポジウムの開催に向けて検討を行った。
5)マイクロプロセッサに関する調査
低炭素社会のシステム基盤として今後ますます重要になる組込みシステムの技術お
よび標準化について調査を行った。また、マイクロプロセッサ関連産業の振興を図る
とともに、組込みマルチコア技術とその応用および組込みマイクロプロセッサの国際
競争力向上に向けた調査研究を行った。
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(4)情報システムの標準化に関する調査
1)情報システムの標準化活動の推進
情報システム関連製品の国内外の規制、規格および最新技術動向を調査し、情報シ
ステムの安定稼働と安全性の確保のための標準化活動を実施した。また、関連のガイ
ドラインや規格等の改定について検討を行った。
2)情報配線システム標準化
情報配線システムに関する標準化(ISO/IEC JTC 1/SC 25/WG 3:情報機器間の相
互接続/商用構内配線)国内審議団体の一般社団法人情報処理学会と連携して、JIS 規
格 X5150「構内情報配線システム」の改訂版を発行した。大阪(11/6)および東京(2/19)
で「情報配線システムセミナー」を開催し、改訂中の JIS 規格の内容及び ISO/IEC
JTC1/SC25/WG3 の最新規格動向等を紹介した。
3)テープストレージに関する標準化の調査と推進
他団体との技術交流を実施し、テープ活用の有効性の周知を行なった。また、グリ
ーン IT 委員会の省エネ型ストレージ導入促進 WG に参画し、テープストレージ専門
員会としてデータをテープストレージに移動することにより省エネ環境に貢献するこ
とが可能であることを示す資料を作成し、経済産業省、環境省を訪問して、テープス
トレージがいかに省エネへ貢献するかについて説明を行った。
4)音声入出力方式に関する標準化
様々な応用システムに音声インタフェース機能組込み製品が拡大している状況を踏
まえ、システムに共通して適用可能な音声合成および認識システムと、応用に関する
標準化について検討を行った。
5)認識形入力方式に関する標準化
人間とコンピュータの共存を可能にする人間の視点に立った情報処理推進のため、
認識形入力方式を非整備環境に拡張する画像データベースを構築するとともに、動作
に影響する環境要因を調査し、認識形入力方式のスペックを定める標準化について審
議を行った。さらに入力方式および認識装置等の動向調査を行った。
6)自動認識及びデータ取得技術に関する標準化
RFID(電子タグ)、2 次元シンボル(QR コード等)を中心とした自動認識技術を
利活用する上で必要な標準化について、ISO/IEC JTC1/SC31 国内審議団体の一般
社団法人情報処理学会と連携して検討を進めた。また、日本提案である携帯電話によ
る ORM(Optically Readable Media)読み取りに関するガイドラインの国際標準が
発行された。
7)情報システム用設備に関する標準化
JEITA ITR-1001D「情報システムの設備ガイド」、ITR-1002A「設備環境基準」、
ITR-1005A「情報システム用接地に関するガイドライン」および ITR-1006B「消火設
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備ガイドライン」等、情報システム用設備、機器類の設置に関する環境および付帯設
備に関する国内外の規制、規格および最新技術動向を調査し、情報システム機器、設
備の安定稼働と安全性の確保について検討した。
(5)ソフトウェア事業
1)ソフトウェア産業の活性化に向けた戦略的取り組み
社会インフラシステム分野の情報利活用基盤を整備し、IT を活用した災害に強い
「安全・安心・快適・便利」な社会システム構築のため、社会インフラ分野の情報利
活用モデル(I-model3.1)の活用に関する基礎的調査として、アイデアソン・ハッカ
ソンに関する事例調査や社会課題および課題解決に向けた海外動向調査を実施した。
これを基に「課題解決アイデアソン@JEITA~未来を築くスマート社会 2020~」(11
月)を実施した。
また、アイデアソンの結果を踏まえ、社会インフラ分野の情報利活用モデルを有効
活用するための課題およびその解決策を調査し、施策等を提言としてまとめた。
2)ソフトウェア事業基盤の強化
組込み系ソフトウェア開発におけるモデリングに関し、昨年度の活動を踏まえ、開
発者の視点による各種モデリングの目的や方法、事例等を調査するとともに、
「組込み
系ソフトウェア・ワークショップ 2015」
(11 月)を開催し、モデリングに関するアン
ケートの実施等、組込み系ソフトウェア開発におけるモデリングとプロセス、ツール
などの関連を明らかにした。
また、モデリングに関する昨年度成果の発表として、独立行政法人情報処理推進機
構(IPA)と共催セミナー「大規模複雑化した組込みソフトウェアへのモデルベース
活用」(9 月)を開催した。また、CEATEC JAPAN のコンファレンスにおいて、「組
込み系ソフトウェア開発の課題分析と提言~モデリングはなぜ失敗するのか~
(JEITA 調査結果報告)」の講演を行った(10 月)。
3)スマートな社会実現への取り組み
スマートな社会の実現のため、スマートハウス、モビリティ、エネルギー等の具体
例に基づき、周辺技術・市場動向等に関する調査を行い、スマート社会のユースケー
スを検討するとともに、ユースケースを実現する上で求められるソフトウェア・コン
セプト「Software Defined Society」の具体化を図った。さらに、このコンセプトに
基づくグローバル市場での競争優位を築くための課題や方策を調査し、今後、業界と
して検討すべき事項や政府等に対する支援施策等を提言としてまとめた。
また、CEATEC JAPAN のコンファレンス等において、
「Software Defined Society
~ソフトウェアが社会をスマートにする~」の講演を行い、Software Defined Society
のアーキテクチャやユースケースを紹介した。
27
4)人材育成
IT 業界に優秀な人材を持続的に迎えるため、平成 26 年度に実施した IT・ソフトウ
ェア産業の魅力向上施策に関する調査結果を踏まえ、高校生向け Web サイト「ソフト
ウェアは未来をつくる」を改訂するとともに、高校生へのインタビューによる改訂後
のサイトに対する評価および今後の普及方策等をまとめた。
また、アルゴリズム体験ソフト「アルゴロジック」の各種イベントでの紹介、授業
支援などにより、小中高生に対する人材育成・啓発活動を推進した。
(6)ソリューションサービス事業
1)「国内企業の“IT 経営”実践に関する調査」の実施と公表
2013 年より実施している「攻めの IT」に関する継続調査として、新たに「国内企
業の“IT 経営”実践に関する調査」を実施した。経済産業省と東京証券取引所による
「攻めの IT 経営銘柄」に選定された企業を中心に、実際に IT 活用が進んでいる企業
の具体的な取り組みについてインタビュー調査を行い、IT 活用のベストプラクティス
を明らかにした。
また、CEATEC JAPAN のコンファレンスにおいて、
「攻めの IT 経営について」を
テーマに講演を行った(10 月)。
2)ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模の把握
「ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査」を実施し、わが国の
ソリユーションサービス市場規模を統計資料としてまとめ、公表した。2014 年度のソ
フトウェアおよびソリューションサービスの市場規模は 5 兆 6,867 億円(前年度比
101%)となった。
また、調査統計委員会へ参画し、
「電子情報産業の世界生産見通し」
(12 月公表)の
うち国内および全世界のソリューションサービス市場規模を統計資料としてまとめた。
さらに、「電子情報産業の世界生産見通し講演会」(1 月)では調査結果の概要を講演
し、普及活動に努めた。
3)IT サービスのビジネス環境整備
情報システム部門が IT サービス部門に変革するために求められる役割や作業を明
確化することを最終的な目標とし、情報システム部門が IT サービスを開発・提供す
るプロセスの検討を行った。その成果として、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
「IT サービス利活
の「i コンピテンシ ディクショナリ 2015」のタスク一覧を参考に、
用プロセス・タスク一覧」を作成した。
また、
「クラウドサービス品質チェックシート/品質評価シート」が広く活用される
ようホームページで公開するとともに、CEATEC JAPAN のコンファレンス(10 月)、
itSMF Japan コンファレンス/EXPO(12 月)において、「サービス品質の可視化に
ついて」の講演を行い、普及活動に努めた。
28
4)政府の情報システム調達制度に関する提言
政府における情報システム調達の改革に向け、
「 政府情報システムの整備および管理
に関する標準ガイドライン」や実務手引書に関して関係省庁に意見具申を行った。
また、「海外における政府 IT 調達の最新動向と政府 IT 調達の今後のあり方に関す
る調査」を実施し、海外政府や国内民間企業における IT 調達の動向を整理し、さら
なる業界意見の反映を図った。
5)スキル標準の有効活用による人材投資促進に関する提言
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が推進する「スキル標準の有効活用」に対
する取り組みの一環として、市場動向を踏まえた新たなビジネス領域に求められる人
材モデルを明確にした。具体的には、新たな機能・役割に関する活動領域・レイヤー
を定義した上で、IPA の「i コンピテンシ ディクショナリ 2015」を参照して必要なタ
スクを整理し、その成果をホームページに公開した。
また、今後予定している「ソリューションサービス事業における人材戦略・投資や
育成に関する調査研究」に向けて、人材育成の現状をテーマとする情報交換を実施し、
共通認識を深めた。
(7) IT プラットフォーム事業
1)IT プラットフォーム事業の新規市場調査および業界 PR 活動の推進
IT の投資動向やサーバおよびストレージの導入状況、クラウドコンピューティング
の普及や導入に向けた課題、IoT の推進状況、ビッグデータの利活用等を明確にする
ため、アンケートや事例ヒアリングによるユーザ調査を行い、報告書「IT ユーザトレ
ンド 2015/クラウド・ビッグデータ取り組み動向調査」をまとめた。また、今年度は
サーバ技術の新たな活用先・発展先としての Software Defined 系(SDS、SDN)に
ついて事例調査を行った。
サーバシステムの必須コンポーネントである SAN(Storage Area Network)/NAS
(Network Attached Storage)等の市場利用動向を調査し、ネットワークストレージ
製品に関する課題やユーザニーズを抽出し、
「 ネットワークストレージに関する調査報
告書」をまとめた。
さらに、IT ユーザトレンド 2014 の調査結果を元に、CEATEC JAPAN のコンファ
レンスで報告した。
2)サーバシステム市場規模の把握
サーバ(メインフレーム、UNIX サーバ、IA サーバ等)市場の動向を把握するため、
出荷統計調査を実施し、四半期ごとに調査結果をホームページで公表するとともに、
市場調査報告書を刊行した。
また、
「わが国におけるサーバ・ワークステーションの平成 26 年度出荷実績に関す
る記者懇談会」を実施した(5/26)。世界生産見通し講演会においては、市場トレンド
や IT プラットフォームの展望等について講演を行った。また、今年度は、加速する
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事業部門自身による IT 投資の調査のために、従来の情報システム部門だけでなく、
経営層や事業部門を対象に IT 投資動向についても追加調査を実施した。次年度以降
も視点を広げて継続する予定である。
3)サーバシステムのグリーン IT(省エネ対策)に関する調査と啓発活動
①国内市場におけるサーバシステム等の年間総消費電力量の試算を行い、実績と予測
を把握した。あわせて、「ICT 分野におけるエコロジーガイドライン協議会」によ
る「ICT 分野におけるエコロジーガイドライン」への協力、エコマーク基準策定委
員会への委員派遣を行った。
また、本年度活動の一環として、データセンター関連事業者との情報交換会を行
った。データセンターの温度・湿度管理の改善等、省エネ対策に必要なプラットフ
ォームの仕様に関する情報交換ができた。さらに、日本初の商用外気冷却方式コン
テナ型データセンターである株式会社インターネットイニシアティブ松江データセ
ンターパークを訪問し、省エネ化の取り組みについて視察を実施し、今後とも省エ
ネ化の技術課題を共有することとした。
②省エネ法に基づき、サーバ主要製品(国内出荷)におけるエネルギー消費効率の改
善状況等について調査した。また、サーバのエネルギー消費効率の測定技術に関す
る米国情報技術工業協議会(ITI:Information Technology Industry Council)と
の意見交換を行った。さらに、省エネ法の次期トップランナー基準について経済産
業省等との勉強会を実施し、意見交換を行った。
(8)情報端末事業
1)情報端末関連製品産業の振興および出荷統計調査の実施
・金融端末、流通 POS 端末、ハンディターミナル、KIOSK 端末に関しての出荷統
計調査(年度)を実施した。また、市場動向の分析や見通しを作成し、報告書をま
とめ対外公表するとともに、報道関係者向けに発表した(5/28)。
・ディスプレイ装置、プリンター、イメージスキャナ、OCR に関しての出荷統計調査
(暦年)を実施した。また、固定磁気ディスク装置を加えた 5 つの分野に関して市
場動向を分析するとともに、見通しを作成し、報告書をまとめ対外公表するととも
に、報道関係者向けに発表した(3/24)。
・情報端末に関して、総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し調査」
に協力した。
2)情報端末に関する政策提言および標準化への対応
ディスプレイモニター、インクジェットプリンターおよびインクカートリッジに関
する通商問題(HS 分類改定、関税問題等)について動向を注視し、必要に応じて関
係機関への意見具申やロビーイング活動を行った。また、国際規格や JIS の策定に関
する情報収集に努めた。
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3)低炭素社会実現へ向けた取り組み
低炭素社会の実現に向け情報端末装置に関する省エネ法、グリーン購入法、環境ラ
ベル、国際エネルギースタープログラム等の環境問題に対応するとともに、海外の環
境規制や省エネ政策に関する情報を収集し、認識の共通化を図った。
4)情報端末関連事業成果の PR
各専門委員会の平成 26 年度の成果発表および特別講演を実施する情報端末フェス
ティバルを開催(6 月)し、情報端末装置の市場、技術動向について広く周知した(約
400 名参加)。
さらに、情報端末フェスティバル関西を開催(10 月、京都)し、関西地区における
情報展開を図った。
5)プリンターに関する調査研究
プリンターの市場動向やオフィス内での利用方法等について調査を実施するととも
に、プリンター製品の製品動向調査を実施し、印字方式別の技術動向についてまとめ
た。また、プリンターカタログ用語集第 8 版を公表した。
6)イメージスキャナに関する調査研究
イメージスキャナの市場状況調査、新製品動向調査および新技術動向調査を行うと
ともに、企業や官庁へのヒアリング活動を通じて、文書の電子化に関するニーズを把
握した。また、国際エネルギースタープログラムや省エネ規制等へ対応した。
7)OCR に関する調査研究
OCR 製品の市場状況調査および新製品動向調査を実施した。また、OCR 製品の利
用者動向調査を実施し、OCR 製品のユーザ動向を把握した。
8)ディスプレイに関する調査研究
世界税関機構(WCO)における特定製品の分類例規(Classification Opinions)の
改正案への意見具申、HS 委員会における関税分類に関する検討を行った。また、国
際エネルギースタープログラムについて関係省庁、関係機関と連携して検討を進めた
ほか、ITA 製品に係る WTO パネル裁定の履行に関する検討を行った。また、ISO TC
159/SC 4(ディスプレイ人間工学国際標準)への協力、情報共有を行った。
9)磁気記憶装置に関する調査研究
HDD の市場状況や最新の技術動向、アプリケーション動向等について調査を実施
した。また、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)への対応を図ると
ともに、磁気ディスク装置の各種省エネ規制について対応した。
10)ハンディターミナルに関する調査研究
ハンディターミナルの市場ニーズや利用実態を調査し、国内におけるハンディター
ミナルの利用実態や動向をまとめた。
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11)金融端末装置に関する調査研究
金融端末関連のシステムと制度の現状を調査し、金融端末のさらなる利便性の向上
に取り組んだ。
12)流通 POS に関する調査研究
PC-POS のアプリケーションソフトの現状と将来動向を調査し、POS 端末に求めら
れるアプリケーションソフトの内容と将来動向をまとめ、今後の動向を探った。また、
モバイル POS の出荷状況の動向を探った。
13)監視カメラに関する調査研究
監視カメラシステムにおける技術的課題や導入に関する課題抽出を行い、あわせて
関連ソフトウェア、ソリューションを含めた顧客ニーズ、市場動向を調査し、市場活
性化のための検討を実施し CEATEC JEPAN 等において講演を行った。
14)消費税軽減税率への対応
平成 29 年度より実施予定である消費税軽減税率適用に際して、POS 端末のシステ
ム改修等を適切に対応してほしいとの経済産業省からの依頼に対し協力するとともに、
早急に複数税率対応レジとして実装すべき機能のガイドラインといった制度設計を明
確にしてほしい旨を要望した。
(9)ヘルスケア事業の推進
超高齢化が急速に進展するなか、政府は国民の「健康寿命」の延伸を成長戦略の一つと
して掲げ、薬事法の改正、産業競争力強化法施行等により、ヘルスケアを巡る規制・制度
の拡充、健康・予防産業の育成等、その取り組みを加速している。
当業界として国民の健康寿命延伸に貢献すべく、政府とも連携の上、ヘルスケア分野で
の IT・エレクトロニクスの一層の活用推進によりわが国の最新医療環境整備を行った。
また、ヘルスケア分野の成長・発展に向け、情報システム業界との相互連携を具体化す
るとともに、新技術開発につながる医工連携の推進、ヘルスソフトウェア産業など新たな
市場創出を目指し、当該産業の国際競争力向上に寄与した。
1)ヘルスケアインダストリ事業
①行政・関連団体等への対応
・医薬品医療機器等法規制への対応:
- 医薬品医療機器等法、政省令、通知等および関連法の実質的な運用改善、効率化を
実現するため、業界意見をまとめ関係省庁・機関へ業界要望等の提言を行った。
- 医療機器研究開発普及促進法の推進を支援した。
- 高度管理医療機器等の第三者認証制度に関し、生体情報モニタ(重要パラメータ含
む)の高度管理医療機器認証基準に対し業界意見の反映に努めた。認証基準は 11
月に告示された。
・海外における規制への対応:
32
- 国際医療機器規制当局フォーラム(IMDRF)や各国の医療機器規制の動向などの
情報を共有し、行政等への要望、意見出しを行った。
・ヘルスケア産業の振興に関わる対応:
- 健康・医療戦略、日本再興戦略(成長戦略)に対し、行政等と連携し、推進に取り
組んだ。
- 医療機器産業振興のため、産業競争力強化法、特区制度、税制等に関して関係機関
と意見交換を行った。
- 厚生労働省(医療国際展開戦略室)、経済産業省(ヘルスケア産業課・医療・福祉
機器産業室、国際展開推進室)、政府の健康・医療戦略推進本部(医療国際展開 TF)、
Medical Excellence JAPAN(MEJ)、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
等と連携し、医療の国際展開に関する情報共有等を行った。
- 一般社団法人 日本医療機器産業連合会(医機連)
・シンクタンク(産学等連携)の
活動に協力した。
- 政府の健康・医療戦略推進本部の取り組み情報の収集に努め、会員企業の活用を支
援した。
- 経済産業省の医療機器開発支援ネットワーク、地域版ヘルスケア産業協議会、臨床
研究中核病院整備事業、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、国立
研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人
科学技術振興機構(JST)等の情報収集に努め、会員企業の活用を支援し、製品開
発環境の改善、医工連携推進の取り組みを行った。
・ヘルスケア分野の市場創出に関する取り組み:
- わが国の最新医療環境整備を目指し、ヘルスケア分野の成長・発展のために情報シ
ステム業界との相互連携・協力を推進するとともに、新技術開発につながる医工連
携の実現と周辺産業・サービス創出に貢献し、当該産業の国際競争力の向上発展に
寄与した。また、将来に向け、新分野(IT、在宅・遠隔医療、予防医療、健康管
理、ロボット等)を含むヘルスケア産業の振興について、課題抽出と解決のための
提案やフォーラムを通じた情報発信を実施したほか、JEITA 関連組織と連携を図
り推進した。
・行政等へ業界諸課題での要望、提言:
- 関連省庁、機関等との官民対話、意見交換会、定期会合等にて意見交換、業界意見
の反映に努めた。
・診療報酬改定等での取り組み:
- 診療報酬の平成 28 年度改定(原則 2 年に 1 回)に向けて業界の要望・意見をまと
め、厚生労働省定期会合や中央社会保険医療協議会(中医協)での意見陳述にて要
望し、業界意見の反映に努めた。
・医療機器におけるサイバーセキュリティの確保
- 医療機器(ソフトウェアおよびシステムを含む)に求められるセキュリティ要件に
ついて検討を行うとともに、医療機器製造販売業者が医療機器において考慮すべき
33
サイバーセキュリティの課題整理を行った。
・医機連等関係団体との連携・協力:
- 医機連、医療機器業公正取引協議会等の審議に委員を派遣し、情報共有や政策提言
を行った。
- 一般社団法人ヘルスソフトウェア推進協議会(GHS)の運営に参加し、法規制対
象外ヘルスソフトウェアの自主ルール浸透をさらに進め、開発促進、新規参入促進、
産業振興を支援した。
②製造、販売、流通、修理に関わる対応
・医療機器の安全対策・品質管理に関わる対応:
- 医療機器のリスクマネジメント、品質管理、ヒューマンエラー、医療機器の組込み
ソフト等に関する調査研究を行い、セミナー等を開催し、安全対策、品質向上に努
めた。
・医療機器の販売・修理等に関わる対応:
- 医療機器の品質、有効性および安全性確保のための調査研究を行い、報告書の発行
や研修会を開催した。
・医療機器産業の公正取引等に関わる対応:
- 医療機器業公正競争規約、飲食等の提供に係るルールおよび医療担当者に対するト
レーニングの提供に関する基準等の周知推進等により、業界における公正取引の徹
底に努めた。
- 医機連企業倫理プロモーションコードの周知、透明性ガイドライン等による医療機
器業界の商慣習改善や独占禁止法他医療機器関連法の動向を注視し、コンプライア
ンスの徹底に取り組んだ。
③標準化、技術課題への取り組み:
・日本工業規格(JIS)関連への対応:
- IEC/ISO の医用電気・電子機器、システム、ソフトウェアに関する国際規格の翻
訳 JIS 原案作成、レビュー、審議を行った。また、日本工業標準調査会(JISC)
医療機器技術専門委員会へ出席し、医用 JIS の審議に参加した。
・IEC/ISO 等への対応:
- IEC/TC62(医用電気機器)、SC62A(医用電気機器の共通事項)、SC62D(医用
電子機器)および TC87(超音波)の国内審議団体業務(経済産業省・日本工業標
準調査会受託事業)として、国際会議への出席、審議文書の検討、意見投票等を行
い、標準化活動の推進を図った。また、関連する IEC/ISO の国内委員会と連携
し、審議への参加、情報共有を行った。
- TC62 国際会議を神戸で開催(11 月)し、ホスト国として運営を行い、総勢 150 名
のエキスパートが参加のもと活発な審議が行われ、成功裏に終了した。
- 経済産業省が進める国際標準開発事業の機能検査オキシメータ(fNIRS)、PDT 機
器、医療用プラズマ装置の国際規格化を推進した。なお、fNIRS について規格が
発行された(6 月)。
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・技術課題への対応:
- 医用ロボットに係る国際標準化活動への対応を強化するため、SC62D/JWG35( 手
術用)および JWG36(リハビリ用)対応グループを新設し、検討を開始した。
- EMC、医療機器ソフトウェア、環境規制、知的財産等の医療機器に関する技術課題
を整理し、課題解決のための検討を行った。
④周知啓発・情報発信の取り組み:
・活動紹介パンフレット、産業ビジョンパンフレット等を活用し、委員会活動を周知
した。
・医療機器産業、ヘルスケア、医療用ソフトウェア、診療報酬、安全管理、公正取引、
コンプライアンス等を題材に講習会等を開催した。
⑤ヘルスケアインダストリの市場動向の把握と対外アピール
ヘルスケアインダストリについての市場統計を産業社会システム調査統計委員会
と協力して実施し、公表した。あわせて総合政策部会が実施する「電子情報産業の
世界生産見通し」調査に協力した。
(10)ITS 事業
安全・安心な交通社会の実現に向け、政府の様々な政策や計画において、ITS の利用拡
大が記載されている。また、自動運転をはじめとした自動走行システムの研究開発におい
て ITS の技術応用や利用拡大が必要とされているなか、「世界で最も安全で環境にやさし
く経済的な道路交通社会の実現」を推進すべく、関係部会との連携、関係政府機関・関連
団体と連携し、以下の活動を実施した。
1)政策提言
①内閣府 SIP「自動走行システム」のプロジェクトに代表委員を派遣し、自動走行シ
ステムにおける研究開発や国際標準化活動におけるわが国のイニシアティブ発揮に
貢献した。また、内閣府 SIP「自動走行システム」のプロジェクトへの協力につい
ては、8 月より自動走行システム研究会から代表を派遣する形式に変更し、意見反
映の強化を図った。
②関連省庁(内閣府、経済産業省、総務省、国土交通省、警察庁等)、関連団体(一般
財団法人 ITS サービス高度化機構(ITS-TEA)、一般財団法人道路新産業開発機構
(HIDO)、一般財団法人日本自動車研究所(JARI)、NPO 法人 ITS Japan 等)の
活動へ委員を派遣し、ITS の普及促進に努めた。
2)新たな分野への ITS 関連技術の利用拡大の推進
①自動走行システムの世界的な研究開発のスピードに対応するため、情報・産業社会
システム部会および関係委員会をはじめ、CE 部会、電子部品部会、半導体部会な
ど、関連部会とも広く連携し、情報・産業社会システム部会内に「自動走行システ
ム研究会」を設置し、今後の自動車社会の発展において IT・エレクトロニクス業界
が貢献できる技術やビジネス展開の検討を行った。
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②自動車・交通をはじめエネルギーなど広範な分野から有識者を招聘し、勉強会や視
察会を実施し、ITS 関連分野の情報収集および国内外で実施される ITS 関連各種プ
ロジェクトの動向を把握する機会を設け、会員企業への有効な情報提供を行った。
<勉強会>
4月
テーマ「ETSI ITS Workshop/URBAN ITS Workshop 動向」
(ISO/TC204
WG16)
6月
テーマ「IBM Watson の基礎技術と将来の展望」(日本 IBM)
10 月
テーマ「国交省の ITS 関連政策動向」(国土交通省
12 月
テーマ「自動走行システムに関する国際標準化動向」
(ISO/TC204 WG14)
2月
テーマ「ICT が切り拓くクルマと ITS の未来」
(総務省
総合通信基盤局電波局
道路局
ITS 推進室)
移動通信課高度道路交通シス
テム推進室)
<視察会>
2 月 4~5 日
福岡県・水素関連研究開発施設・水素ステーション等の見学およ
び意見交換
3)共通基盤整備への対応
①ITS の国際標準化活動
ISO/TC204(ITS)通信(WG16)およびノーマディックデバイス(WG17)の
関係する国際会議へ委員を派遣し、国際標準化を戦略的に推進するとともに、技術
要件に関わる新規提案を行った。
②ITS 関連規格へ対応
ETC2.0 対応車載器等の JEITA 規格(TT-6001A:ITS 車載器標準仕様、TT6002A:
ITS 車載器 DSRC 部標準仕様)の改定を行い、改定版(TT-6001B、TT-6002B)を
公開した。
また、ETC 車載器や ETC2.0 対応車載器の技術・運用等の諸課題について検討し
た。
4)ITS の普及促進
①ETC2.0 対応車載器の普及促進を図るため、国土交通省と連携し、CEATEC JAPAN
2015 において、「JEITA・スマート・ドライブ・テクノロジー」ブースを設置して
普及活動を行った。
②今後もさらなる技術発展や市場拡大が期待される自動運転などの交通・自動車分野
における優秀な人材の確保のため、学生との交流機会を持つ検討を行った。
5)ITS 構成機器とサービスの市場動向の把握と対外アピール
ITS 構成機器とサービスについての市場統計を産業社会システム調査統計委員会と
協力して実施し、公表した。あわせて総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界
生産見通し」調査に協力した。
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(11)産業システム事業
政府の「エネルギー基本計画」の実現を目指し、IT・エレクトロニクスを最大限に活用
した省エネで安全・安心かつ快適なスマート社会の実現に向け、関連の制御システムやそ
れを支える計測トレーサビリティ、エネルギー管理システムについて、以下の活動を実施
した。
1)工場等の省エネルギーおよび安全・安心のための制御システム技術に関する調査
①産業社会における環境制御(連携制御)の普及・PR
連携制御のさらなる普及に向け、連携制御ガイドブックの改訂に着手した。また、
連携制御の普及を促進するため、下記のセミナー開催や雑誌寄稿を行った。
・エコネットコンソーシアム主催セミナーにて講演(8 月)
・グリーン IT 委員会と協力して「エネルギー効率管理の最新動向および産業オート
メーションサービスの新潮流」と題した講演会を CEATEC JAPAN で開催(10 月)
・「ENEX 2016」にて一般財団法人省エネルギーセンターの主催セミナーで講演(1
月)
・月刊「計装」(2 月号)に記事掲載
②制御・保全システムのセキュリティ確保に関する調査
産業用制御システムや産業用オートメーションなど、制御システムのサイバーセ
キュリティに関する対策を検討するため、一般社団法人日本計測器工業会
(JEMIMA)
・公益社団法人計測自動制御学会(SICE)との合同 WG に参画すると
ともに、サイバーセキュリティに関する政策動向を把握し、調査を実施した。
③日本版工場等のサービスクラスの普及促進活動
工場やプラント等におけるサービスクラスを明確にし、サービスビジネスの促進
を図るため、日本版の工場・プラント等のサービスクラスの解説書をまとめた。
2)計測トレーサビリティシステムの普及促進と計測技術調査
①関連団体との連携
産業構造審議会産業技術分科会/日本工業標準調査会合同の知的基盤整特別委員
会、計量行政審議会・計量標準部会の審議に協力するとともに、わが国の計量標準
の拡大やトレーサビリティシステム確立・普及のため「計量法校正事業者登録制度
(JCSS)」の運用に関する業界意見や要望の提案ならびに政策提言を行った。
②国際度量衡委員会(CIPM)/電気諮問委員会(CCE)および国際法定計量機関
(OIML)等における審議に協力するとともに、業界意見を関係団体・省庁等へ提
案した。
3)エネルギーマネジメントシステムの普及促進と国際動向の調査
①国際標準化への対応
ISO/TC242 および TC257 規格で審議中の規格に対し、日本意見の反映に努め
た。
②ISO50001 の普及促進
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ISO 50001 の特長であるエネルギーパフォーマンス指標による数値管理方法の導
入・活用などを解説した「国際標準のエネルギー管理手法〜EnPI 導入ガイド〜実
践編[ISO 引用版]」を発刊した。
③エネルギーマネジメントレベルの規格化検討
経済産業省・国際基準課、一般財団法人省エネルギーセンター、一般財団法人エ
ネルギー総合工学研究所と協力して検討会を発足し、規格の目的、概要、具体的な
骨格づくりを行った。
4)産業システムの市場動向の把握と対外アピール
産業システムの市場統計を産業社会システム調査統計委員会と協力して実施し、公
表した。あわせて総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し」調査に
協力した。
(12)社会システム事業
IT・エレクトロニクスの社会全体を支えるプラットフォームとして、2020 年に向けた
安全・安心かつ快適な社会の実現を視野に、M2M の活用促進、特定小電力無線、固定・
衛星通信技術、航法システム、放送システム、非常用放送設備、業務用音声や監視カメラ
システムなどの分野での国際動向把握、標準化、調査統計、共通課題の検討など、情報・
産業社会システム部会関係委員会はじめ、関係部会・委員会および総務省、経済産業省を
はじめとした関係政府機関・団体等と広く連携し、各種活動を展開した。
1)無線通信分野の産業振興
無線通信技術、ワイヤレスソリューションおよびその基盤にもなる M2M(Machine
to Machine)/IoT(Internet of Things)の現状および将来動向(技術・標準化・市
場調査等)の把握に努めた(7 月、9 月、12 月)。
①無線通信分野に関する「M2M/IoT 最新動向セミナー」を開催し、幅広く最新の情
報を発信し、市場の発展や新たな市場創出に寄与した(2 月)。
②M2M サービス導入施設等への訪問、専門家・有識者等による勉強会等を実施し、
知識の向上、情報の入手に努めた(9 月、3 月)。
2)4K・8K など新しい放送サービスの高度化、放送・通信連携サービスに向けた支援活
動の実施
①放送関連産業のさらなる進展に資するため、放送事業者や放送関連メーカに対して、
放送設備の高度化、4K・8K などの新しい放送サービス、放送・通信連携サービス
など幅広い放送分野に関する最新情報や技術動向を紹介する「放送技術セミナー
2015」を開催した(9 月)。
②放送関連の国内外の動向(国内外の放送のデジタル化状況、放送の標準化状況や
ISDB-T の国際展開状況など)を調査し、
「放送内外トピックス」として発刊し、放
送事業者や放送関連メーカへ提供した。
③地上デジタル放送日本方式(ISDB-T)の国際展開や放送の国際標準化への貢献を
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図るため、ISDB-T 採用国への測定ハンドブック等を周知するとともに、国際電気
通信連合無線通信部門(ITU-R)、IEC/TC103(無線通信用送信装置)の標準化動
向の把握に努めた。
3)映像監視システム技術の標準化
映像監視システムのネットワーク化および高度化・高精細化などの技術革新に関し
て、課題を抽出し対応を図るとともに、特有の技術に関する評価方法等の検討を行っ
た。また、国際規格審議団体、関係官庁、関連諸団体と連携し、関連分野の諸問題へ
の対応を図った。
①映像監視システム機器に関する JEITA 規格類について、映像技術の進歩と市場ニー
ズに対応した改正の検討を行った。
②映像監視システムに関する情報収集および技術動向調査を行うとともに、IEC/
TC79(警報および電子セキュリティシステム)および ISO/IEC JTC1-SC37(バ
イオメトリクス:監視システムにおける顔認識)の国内委員会に委員を派遣し、日
本意見の反映に努めた。また、JEITA 規格(TTR-4605A:ネットワークカメラの
スペック規定方法)をベースとした原案を作成して TC79 WG12 へ提案し、国際規
格化を推進した。
4)業務用音声システムに関する技術の標準化および市場動向に関する調査
①業務用拡声装置に関する JEITA 規格について、技術進歩と市場ニーズに対応した改
正の検討を行った。
②製品安全向上のため安全委員会/電安法体系検討 TF・高圧・低圧機器安全 WG と
連携し、情報の収集および市場の健全な発展のための意見提言を行った。
5)非常用放送設備の健全な発展と機器・システムの改善
①総務省消防庁等の消防行政に協力するとともに、法整備の提言、機器・システムの
改善提案を行った。
②消防用設備等の認定評価業務が円滑に運用されるよう、日本消防検定協会に対して
業界意見を具申した。
③一般社団法人東京防災設備保守協会/防災センター評価委員会、一般社団法人日本
電気協会/蓄電池設備認定委員会に代表委員を派遣し、審議に協力した。
④ISO/TC21/SC3(消防器具/火災感知および警報システム)の国際規格検討のた
め国内委員会に代表委員を派遣し、業界意見の反映に努めた。
⑤非常用放送設備に関する消防法令や省令等の改正や、技術基準の改正内容を解説し
た「非常用放送設備マニュアル 第 4 次改訂版」の普及啓発に努めた。
6)航法システムに関する標準化活動
IEC/TC80(船用航海および無線通信装置とシステム)に関する文書審議を行うた
め、国内委員会および各分野に対応する 3 つの標準化 G(船内システム標準化 G、船
内共通事項標準化、舶用無線情報標準化 G)を組織した。また、WG/MT/PT の国
39
際会議および TC80 総会へ代表委員を派遣し、日本意見の反映に努めた。
7)固定・衛星通信技術に関する調査研究
準天頂衛星、超高速インターネット衛星等の通信衛星システム、自営系無線システ
ム(防災行政無線、マイクロ波固定無線、公共ブロードバンドシステム等)の利用状
況および将来動向に関して、調査研究を行った。また、各システムを使用した災害時
における通信のあり方、通常時の通信利用のあり方、および社会システムインフラと
しての無線通信の利活用がもたらす影響等について調査を行った。
8)特定小電力無線システムの市場および技術に関する調査研究
①特定小電力無線機器市場の健全な育成を目的に、ユーザ向けの「特定小電力無線機器
解説集」を作成しホームページで公開した。
②特定小電力無線機器市場の健全な育成に向けた諸課題を把握するため、実地調査を
行った。
9)社会システムの市場動向の把握
産業社会システム調査統計委員会と協力して、社会システムについての市場統計を
実施し、公表した。あわせて総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通
し」調査に協力した。
(13)産業用電子機器統計事業
産業用電子機器(放送装置、無線通信機器、業務用音声装置、業務用映像装置、超音波
応用装置、電気測定器、特定小電力無線機器等)の受注・出荷統計調査および見通しに関
する検討を行った。
①会員ニーズに応じた統計品目、統計規約・実施要領の見直しを行った。
②公表内容の確認、公表規約の見直しを行った。
③「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協力した。
④今後の市場拡大が期待される統計項目に関する検討を行った。
(14)自動走行システム事業
自動運転の潮流を契機に、自動車業界における日本の IT 技術の国際展開、グローバル
スタンダード化を進めるため、JEITA 内の関連組織を集結し、IT 業界一丸となり、自動
車業界と連携を図りつつ、自動走行システムの早期実現に向けた技術動向の把握や必要な
技術要素の調査研究を開始した。
調 査 研 究 テー マ と し て、 7 つ の 技 術 的 要 素 (通 信 / セ キュ リ テ ィ /人 工 知 能 /HMI
(Human Machine Interface)/位置測位/3D マップ/センシング・信号処理・ネット
ワーク)と技術発展に伴う自動走行システムのビジネスモデルの検討に着手した。
なお、内閣府が主導する「SIP 自動走行システム推進委員会および各 WG」や経済産業
省と国土交通省が主導する「自動走行ビジネス検討会および SWG」へ委員を派遣し、IT
業界として協力・支援した。
40
(15)生産性向上設備投資促進税制運用への協力
平成 26 年 1 月 20 日より平成 28 度末まで実施される「生産性向上設備投資促進税制」
について、会員企業のビジネス展開の一助となるよう、IT・エレクトロニクス業界団体と
して、引き続き当業界関連設備の証明書発行を行った。
41
3.CE部会
安心・安全な社会と豊かな生活の実現に向け、ユーザ目線を念頭に、4K・8K テレビ等次
世代映像関連機器のさらなる普及や市場拡大に向けた取り組みを行った。
また、ハードとソフト、コンテンツ、サービスにセキュリティも加え、システム全体をテ
ーマの中心に据え、関連部会や機関と連携しつつ、新たなビジネス・有望市場創出と健全な
育成に向けた取り組みを鋭意推進した。
(1)スマート社会の実現に向けた取り組み
1)次世代映像関連機器の普及に向けた活動
総務省の 4K・8K ロードマップに関するフォローアップ会合における検討状況を踏
まえ、今後開始される「BS・110 度 CS による 4K・8K 放送」に関する政府や関連業
界の動向、JEITA の取り組みについて、CE 部会ホームページを通じて積極的に情報
発信した。また、4K・8K の健全な普及を図る上で課題となり得る事項を抽出し、整
理した。
2)新たなビジネス・市場創出に向けた取り組み
2024 年の“消費者から見たサービスや産業の将来の姿”を想定し、CE 関連機器の市
場拡大に向け、抽出した課題をベースに、課題解決および IT・エレクトロニクスを活
用した製品やサービス市場創出につながる施策の検討を行った。
またサイバーフィジカルシステム(CPS)の観点から、CE 関連機器を活用してビ
ッグデータを収集・活用するサービスに関し、業界共通課題の抽出・解決の検討を行
った。
3)スマートハウス関連情報収集活動
政府やスマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)等の関連団体と連携し、家
庭内エネルギー管理システム(HEMS:Home Energy Management System)の動向
把握に努めた。
4)普及・啓発活動の推進
①4K 放送・配信サービスの受信機能を有する機器に対する消費者の誤認を防止する
観点から、メーカの製品カタログに記載する事項に係るガイドラインの改定を行う
など、機器の円滑な市場導入に資する活動を推進した。
② 消 費 者 の 間 違 っ た 理 解 や 市 場 の 混 乱 を 未 然 に 防 ぐ た め 「 DSD( Direct Stream
Digital)」の性能表記に関するガイドラインを策定し、周知を図った。
③「次世代テレビセミナー 2016」(3/10)、「ハイレゾ・オーディオセミナー」(3/18)
を開催し、次世代の AV 機器の普及促進を図った。
④関係機関と連携してユーザサポートに関する技術動向の情報を収集し、共通課題の
整理・解決に取り組むことにより、サービスの品質向上に努めた。また、ユーザサ
42
ポートに関する知識向上のため、関連団体等と情報交流や啓発活動を行った。
⑤平成 27 年度に策定された青少年インターネット環境整備基本計画(第 3 次)に基
づき、引き続き年 2 回(春・秋)のネット接続機器の製造事業者の対応状況調査を
実施し、対応済みであることを確認した(調査対象機器:TV、TV チューナ、AV
ストレージ、ビデオカメラ、STB、PC、タブレット端末、携帯型マルチメディアプ
レーヤ)。また、ホームページを利用したユーザ向けの啓発活動を継続して実施し、
啓発コンテンツのアップデートを行った。
⑥地上放送および BS・110 度 CS 用受信アンテナ・システム機器の健全な普及促進の
ため、デジタルハイビジョン受信マーク(DH マーク)審査会の開催ならびに制度
運用の推進、登録製品の周知を図った。また、高度広帯域衛星デジタル放送に対応
した運用規定の改定の検討を行った。
⑦テレビ受信向上委員会(JEITA、全国電機商業組合連合会、一般財団法人電波技術
協会、一般社団法人日本 CATV 技術協会、全日本電気工事業工業組合連合会、一般
社団法人日本ケーブルテレビ連盟、日本放送協会で構成)に参画し、放送サービス
の高度化における望ましい受信システムの周知を行うとともに、放送受信技術者の
育成を目的に技術講習会・セミナーを開催した。
⑧放送サービスの高度化に向けて一般社団法人次世代放送推進フォーラム
(NexTV-F)と連携を図り、「高度広帯域衛星デジタル放送運用規定」の策定に貢
献した。また、一般社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)、一般社団法人 IPTV フ
ォーラム等との連絡会を通じて、放送サービスの高度化に関する諸課題について情
報共有を図った。
⑨ケーブルネットワーク事業における次世代のサービスを実現するため、現在のケー
ブルテレビを取り巻く環境を認識し、次世代サービスの課題と対応策について整理
するとともに、次世代サービスを実現するための伝送路の技術動向および課題につ
いて予測を行った。
(2)対外的情報発信および社会的諸課題解決への取り組み
1)CEATEC を活用した情報発信
CEATEC JAPAN において NHK と CE 部会の共同ブースを出展し、4K 製品展示や
ハイレゾオーディオ試聴コーナー等を通じて CE 部会の活動を広くアピールした。
2)社会的環境貢献活動
経済成長とエネルギー・環境対策の両立の実現に向け、省エネ型製品の普及促進や
循環型社会を形成するための適切なリサイクル活動推進に取り組んだ。
3)地球温暖化対策への対応
①省エネ法特定機器(トップランナー制度対象機器:TV、DVD、電子計算機(クライ
アント型))の消費電力、性能、機能データ等の調査・分析を実施した。
②電子計算機(クライアント型)の次期トップランナー基準の改訂に向けて、パーソ
43
ナルコンピュータの省エネ性能の分析を行うとともに、将来の技術動向および国際
整合の観点からも詳細に検討し、新基準の方向性について関係者と合意した。
③スマートライフジャパン推進フォーラムへ参画し、省エネ関連イベント等に協力す
ることにより省エネ家電製品の普及促進に努めた。また、資源エネルギー庁による
省エネ性能カタログ作成への協力を通じて、消費者等へ家電製品の省エネに関する
情報を提供した。
4)循環型社会形成への対応
①一般社団法人パソコン 3R 推進協会と連携し、資源有効利用促進法および小型家電
リサイクル法に基づき、パーソナルコンピュータおよびタブレット端末のより経済
的なリサイクルの推進を図った。
②一般財団法人家電製品協会等の関係団体と連携し、家電リサイクル法に基づくテレ
ビのリサイクル推進を図った。また、産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・
リサイクル小委員会電気・電子機器リサイクルワーキンググループおよび中央環境
審議会循環型社会部会家電リサイクル制度評価検討小委員会関連する審議会(産業
構造審議会および中央環境審議会)に委員を派遣し、家電リサイクル法に基づくリ
サイクルの実施状況や回収率向上のための取り組み等についての検討に参加した。
③産業構造審議会産業技術環境分科会
審議会循環型社会部会
廃棄物・リサイクル小委員会および中央環境
小型電気電子機器リサイクル制度及び使用済製品中の有用
金属の再生利用に関する小委員会に委員を派遣し、小型家電リサイクル制度の施行
状況や推進に向けた取り組みについての検討に参加した。
5)製品環境問題への対応
①諸外国の環境関連規制や規格化動向について関係団体と連携し、情報収集および共
有を行った。
②「家電製品環境情報表示自主基準」に基づき、テレビの代表機種における環境性能
について、Web を活用し、消費者に情報提供した。
6)流通・取引慣行ガイドライン見直しへの意見具申
消費者メリットに資するマーケット施策を推進する観点から、
「流通・取引慣行に関
する独占禁止法上の指針」
(流通・取引慣行ガイドライン)のさらなる改正に向けた要
望と提言を取りまとめ、関連省庁へ提出した。また、一定の基準を満たせば規制の対
象外となる範囲(いわゆるセーフハーバー)の見直しに係る論点を整理した。
(3)マーケット・トレンドの的確な把握
1)経営指標に活用できる調査・統計資料の整備
会員企業のニーズにマッチし、かつ今後の CE 部会分野の活動を見極めるために必
要な調査・統計のあり方、手法等について検討し実践した。
44
2)グローバルな視点での調査・研究
①会員企業のグローバルな事業展開を見据えた、地域による市場特性やユーザ特性を
念頭に置いたトレンドについて、調査・研究を行った。
②総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協力した。
③コネクテッドカーの国際的な普及を前提に、各国の無線通信インフラの普及動向調
査と自動車市場との関連性を考察した。本調査において有望国を導き出すとともに、
各国の無線通信ネットワーク環境や自動車市場環境についての基礎データを抽出し、
包括的な市場把握に有効な報告書を取りまとめた。
④「IT、サービスデザインのリサーチ」をテーマに米国シリコンバレーへ調査団(10
社 14 名)を派遣し、ベンチャーキャピタルの Draper Nexus、インキュベーターの
Plug and Play Tech Center、スタンフォード大学、現地企業の PARC、SurfaceInk、
TechShop らと交流した。
3)自主統計および需要動向調査の実施
会員企業の事業展開に寄与すべく、会員企業のニーズにあった各種自主統計および
需要動向調査を実施した。
①民生用電子機器(映像・音声・カーAVC 機器)、受信システム機器、ケーブルテレ
ビ関連機器、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等を中心とする統計を実施
した。
②自主統計規約・公表規則等規程類の整備を行った。
③CE 部会関連製品に関する各種需要動向調査を実施し、報告書に取りまとめ、会員
向けの報告会を開催した。
④調査精度の向上を図るべく CE 部会関連の国内外統計データの収集・蓄積を強化す
る等、データの整備に努めた。
4)対外情報発信
各種自主統計データや需要動向調査結果等をウェブ掲載・出版などの形で公表した。
①民生用電子機器、パーソナルコンピュータ(ウェブ掲載、月次ベース)
②受信システム機器(ウェブ掲載、半期ベース)
③タブレット端末(ウェブ掲載、四半期ベース)
④ケーブルテレビ関連機器(ウェブ掲載、年度ベース)
⑤CE 部会関連分野の自主統計データの刊行
⑥CE 部会関連製品の需要動向調査の刊行(冊子)と概要の報道発表
5)関係省庁および諸機関への協力と連携
①経済産業省等官公庁からの要請に応じ、業況報告等を行った。
②電子・情報・通信関連諸団体との連携を強化し、調査統計活動の効率的な対応を図
った。
45
(4)戦略的な国際標準化活動の展開
1)積極的な国際標準化活動
グローバルなビジネス展開を踏まえ、将来の成長分野を視野に入れ、IEC/TC100
(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステム及び機器)等を通じ、国際競争力強
化に向けて戦略的な国際標準化活動を展開し、業界意見を積極的に反映した。特に、
自動車用マルチメディア分野における新たな国際規格の提案や AAL(Active Assisted
Living:自立生活支援)への対応、ウェアラブルなシステムおよび機器をはじめとす
る高齢化社会に備える国際標準化についての検討を行った。
2)若手技術者育成
国際規格化作業のマネジメントが出来るプロジェクトリーダーを育成すべく、平成
26 年度に立ち上げた「次世代人材育成プログラム」を継続し、より実践的な研修プロ
グラムを展開して若手人材の育成を図った。
3)日本工業規格(JIS)関連
JIS の制定、改廃に向けた原案の検討および策定作業を継続して行った。なお、国
際標準化活動推進の観点から、制定、改正に際しては国際規格との整合性にも充分留
意し計画的に進めた。
4)業界規格類関連
JEITA 規格類(規格、暫定規格、技術レポート)の改廃、スタビライズ化の判断を
適宜行うとともに、新規提案として平成 28 年度より運用予定の 4K 放送に対応する受
信アンテナおよびその関連機器に関する国内規格を制定した。また、国内市場が活発
化しはじめたハイレゾオーディオ機器に関わる測定法等の規格検討を推進した。
5)IEC 国内審議団体業務
IEC/TC100 国内審議団体業務(経済産業省・日本工業標準調査会受託事業)に関
連し、国際会議に参加するとともに、新規提案や審議文書の検討、意見投票等を行っ
た。
6)IEC 幹事国業務の支援等
わが国が幹事国および議長国業務を受託している IEC/TC100 関連業務(国際正・
副幹事(11 名)、国際議長(7 名))に関し、活動支援等を行った。
平成 27 年度の主な国際会議として、AGS(戦略諮問会議)/AGM(運営諮問会議)
ミラノ会議(4 月)、TC100 ミンスク会議(10 月)の支援等を行った。
・IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステムおよび機器)…国際
正幹事(1 名)、国際副幹事(2 名)
・IEC/TC100/AGS(戦略諮問会議)…国際議長
・IEC/TC100/AGM(運営諮問会議)
・IEC/TC100/GMT(ゼネラルメンテナンスチーム)国際幹事
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・IEC/TC100/TA1(放送用エンドユーザ機器)…国際幹事
・IEC/TC100/TA2(カラーマネジメント)…国際議長、国際副幹事
・IEC/TC100/TA4(デジタルインタフェース)
・IEC/TC100/TA5(ケーブルネットワーク)
・IEC/TC100/TA6(ストレージ媒体・データ構造・機器・システム)…国際議長、国
際幹事
・IEC/TC100/TA8(マルチメディアホームサーバシステムとエンドユーザネット
ワーク・アプリケーション)…国際議長、国際幹事
・IEC/TC100/TA10(マルチメディア電子出版および電子書籍)…国際議長、国際
幹事
・IEC/TC100/TA11(AV マルチメディア機器のクオリティ)…国際議長
・IEC/TC100/TA12(AV エネルギー効率とスマートグリッドアプリケーション)
…国際幹事、国際副幹事
・IEC/TC100/TA13(AV マルチメディア機器の環境)…国際幹事
・IEC/TC100/TA14(PC のインタフェースと測定方法)…国際議長、国際幹事
・IEC/TC100/TA15(ワイヤレス給電)
・IEC/TC100/TA16(自立生活支援、アクセシビリティおよびユーザインタフェー
ス)
7)関係諸機関における国際標準化活動への協力および課題対応
①ISO/TC42 国内協議会および JTC1SC35 専門委員会等、他団体が運営する国際標
準化活動への協力および課題対応を行った。
②経済産業省および関連団体が主催するスマートグリッド関係の委員会にリエゾン委
員を派遣し、国際標準化活動へ協力した。
8)図記号の標準化推進
AV および IT 機器に関する図記号、アイコンの調査・研究を行い、図記号の標準化および
普及を図るため、新たな図記号の標準化提案を行った。
また、図記号の普及のため、JEITA CP-1104B「AV&IT 機器の表示用語及び図記号」に
掲載している図記号の一覧を作成するとともに、普及啓発コンテンツの英文化および中文化
を行いホームページで公開した。
9)車載器の標準化推進
ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)における、様々な DSRC
(Dedicated Short-Range Communication:狭域通信)応用システム(ETC2.0)に適用可
能な車載器に関する JEITA 規格の改訂を実施した。
・TT-6003A「ITS 車載器カーナビ部標準仕様」
・TT-6004「ITS 車載器用音声合成記号」
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(5)活動状況アピール
業界団体としての取り組み方針や活動内容について、セミナー開催や展示会への出展を活用
し積極的な情報発信を行った。
1)セミナー
①JEITA カーエレクトロニクスセミナー(10/8)
「オートモーティブ 4.0、変貌する自動車産業」
株式会社ローランド・ベルガー 日本共同代表 シニアパートナー 長島
聡 氏
②JEITA デザインフォーラム「人とテクノロジーとの新しいかかわり」(10/9)
「弱いロボット:人との関係性を指向するデザインとその可能性」
豊橋技術科学大学 教授 岡田
美智男 氏、
「ロボットで人を笑顔に出来るのは私たちだけである」
株式会社よしもとロボット研究所 チーフクリエーター 髙橋
征資 氏
③CE 部会セミナー「次世代放送に関する最新動向と展望」(10/9)
「次世代放送に対するユーザーの期待度と今後の展望」
角川アスキー総合研究所 取締役 主席研究員
遠藤
諭 氏
「4K による IP 放送/VOD の現状と展望」
株式会社 NTT ぷらら
技術本部 サービス開発部長
木谷
靖 氏
「放送+配信時代のテレビの行方」
フリージャーナリスト
西田
宗千佳 氏
2)展示会
①CEATEC JAPAN 2015 「CE 部会展示」(NHK/JEITA ブース内)(10/7~10)
②ケーブル技術ショー2015(6/10、11)
(6)関連技術プロジェクトの推進
1)映像酔い軽減に関する国際標準化の検討
経済産業省受託事業『「平成 27 年度工業標準化推進事業委託費(戦略的国際標準化加
速事業:社会ニーズ(安全・安心)・国際幹事等輩出分野に係る国際標準化活動)」テー
マ名:電子映像観視中の映像酔い軽減に関する国際標準化』契約に基づき、
「快適映像基
盤技術研究推進委員会」を設置し、4K 映像に関わる映像酔いを軽減する国際規格を提
案するための技術レポート(TR)の素案を検討した。また、委員会傘下の生体影響計測
分科会と物理要因指標化分科会では、検証映像を基に、国立研究開発法人産業技術総合
研究所・委員各大学機関で実施した検証実験結果より TR 作成の基となる検討を実施し
た。
48
4.ディスプレイデバイス部会
2020 年に向けた 4K・8K 映像環境の本格的な整備や超小型端末を含む中小型ディスプレ
イ機器市場の急速拡大に向け、わが国のディスプレイデバイス産業の活性化を図るための戦
略について検討し、部材メーカ、装置メーカなど上流から下流までのディスプレイ産業関係
者をメンバーとする「ディスプレイ産業の競争力強化検討会」を立ち上げ、サプライチェー
ンおよびライン生産性の改革に関する方策について検討した。
(1)市場創出への取り組み
・ディスプレイ産業活性化のため、公共分野、とりわけ教育分野におけるディスプレイの
将来像を探索するために、将来の教育の姿を描き、その中で使用されるディスプレイ像
を示した。
・教育と教育用ディスプレイの将来像策定に際し、ディスプレイと異分野の複数の有識者
インタビューと、使用者(小中高校生、教師)とのワークショップを行うことにより、
ディスプレイ産業の中だけでの議論では得られないアイデア、意見を多数織り込んだ「教
育分野におけるディスプレイの未来ビジョン」調査を実施し、概要を JEITA ホームペー
ジに掲載した。
(2)環境問題への取り組み
1)地球温暖化対策
・液晶ディスプレイ製造時に使用する PFC(パーフルオロカーボン) ガスや CO2 等
の温暖化ガスの 2014 年度排出量についてのアンケート調査を実施した。
・半導体部会 PFC 委員会に参加し、情報を共有した。
・液晶ディスプレイ製造時に使用する環境負荷に関するデータを収集し、ライフサイク
ルアセスメント(LCA)の最新業界標準値を公開した。
・PFC 温室効果ガス削減に関する自主行動計画(2020 年、2025 年、2030 年の目標
値)を策定し、経済産業省と意見交換を実施するとともに、産業構造審議会 製造産業
分科会 化学物質政策小委員会 フロン類等対策 WG で報告した。
2)循環型社会形成および製品環境への対応
・液晶ディスプレイ製造時における廃棄物および水の使用量についてのアンケート調査
を実施した。
3)国際連携・国際協調の推進
・第 23 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議(WDICC)
(4 月、台湾)のワーキン
ググループに日本代表として参加し、EHS(Environment, Health and safety policy)
環境データの共有化を図るとともに、環境レポートの提示方法、PFC 削減目標の設定
等について、台湾(TTLA)、韓国(KDIA)、中国(CODA)の代表と意見交換を行っ
た。
・第 24 回 WDICC/WG および第 13 回 WDICC/MC(11 月、韓国)に日本代表とし
49
て参加し、WDICC としての 2020 年の PFC 排出削減目標・評価指標について合意
を得た。また、各極の環境情報を掲載した環境レポート(平成 28 年度秋発行予定)
の書式を決定した。
(3)標準化への取り組み
・国際標準化を推進するため、わが国が幹事国業務を受託している国際電気標準会議(IEC)
/TC110(電子ディスプレイデバイス)の国内審議団体として国内委員会を運営し、幹
事業務を支援するとともに、わが国の業界意見を国際規格に反映させた。
・IEC/TC110(電子ディスプレイデバイス) …国際正幹事(1 名)、副幹事(2 名)
・IEC/TC110/WG2(液晶ディスプレイ)…国際主査
・IEC/TC110/WG5(有機 EL ディスプレイ)
・IEC/TC110/WG6(3D ディスプレイ)
・IEC/TC110/WG7(電子ペーパー)…国際主査
・IEC/TC110/WG8(フレキシブルディスプレイ)
・IEC/TC110/WG9(タッチスクリーンパネル)
・IEC/TC110/WG10(レーザーディスプレイ)
・IEC/TC110/AG11(戦略諮問会議)…国際主査
・IEC/TC110/MT62595(液晶バックライトユニット)…国際主査
・IEC/TC110/HHG3(共通光学測定)…国際主査
・米国・サンノゼ会議(6 月)、中国・シーアン会議(10 月)、豪州・シドニー会議(1 月)
にエキスパートを派遣し、日本の意見を反映させた。
・IEC/TC110 にアドホックグルーブを立ち上げるため、ウェアラブルディスプレイ分科
会を立ち上げ、検討・提案を行い、AHG12(アイウェアディスプレイ)の発足に至った。
これを受けて、2 月にアイウェアディスプレイ暫定 PJ を立ち上げ、日本提案を作成し
た。
・IEC/TC 110 国内委員会を通じて各グループの意見を TC110 に提出した。
・IEC/SMB/SG10(ウェアラブルスマートデバイス)の発足に伴い、韓国・ソウル会
議(11 月)および米国・ローレイ会議(3 月)に出席し、ディスプレイデバイス業界の
立場で意見を提出した。
・ISO/TC159/SC4(人間工学/人とシステムのインターラクション)サンノゼ会議(5
月)にエキスパートを派遣し、日本の意見を反映させた。
(4)人材育成への取り組み
・わが国 FPD 産業のさらなる発展ならびに次代の FPD 産業を担う人材育成のため、大学
生を対象とした FPD スクールを琉球大、電通大学、立命館大学、山梨大学、山口東京
理科大学、東洋大学の 6 大学で実施した。
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(5)ディスプレイデバイス業界活動の啓発・広報活動
・CEATEC JAPAN において「ディスプレイデバイス フォーラム 2015」を開催した。
「 2020
年の生活シーンで活躍するディスプレイ」をサブテーマに、200 名以上の参加があった。
・人間工学専門委員会で有識者に対するヒアリングを実施した。また、一般社団法人日本
人間工学会の協賛で、3 月に「FPD の人間工学に関するシンポジウム 2016」を開催し
た。
・DD-EC 辞書プロジェクト電子部品カタログ情報電子交換(ECALS)辞書改定検討に協
力した。
(6)市場調査・統計関連
ディスプレイデバイス業界として、「電子情報産業の世界生産見通し」作成に参画した。
(7)通商問題への対応
財務省から要請を受け、国内で生産されているディスプレイデバイス関連の HS コード
に関する調査検討を行った。
51
5.半導体部会
〈重点事業〉
グローバル化がますます深化する半導体産業において、業界共通利益を確保するために、
次の 5 つの活動を強力に推進した。
1)自動車業界との連携を密にするため、経済産業省/国土交通省の自動走行ビジネス
検討会および傘下 WG に出席し、情報を収集し業界で共有した。また、経済産業省の
自動車取引適正化研究会における自動車産業適正取引ガイドラインの改訂に向けて、
半導体業界としての要望を具申した。
2)2020 年東京オリンピック・パラリンピックにおいて、半導体の IoT など新分野への
貢献をアピールすべく、特区などを使ったショーケース化の提案を検討した。
3)関税分類の 2022 年改正(HS2022)に向けて、今後成長が期待される新規のデバイ
スが半導体の関税分類に含まれるよう、定義の検討を行った。
4)温室効果ガス排出量の 2020 年、2025 年、2030 年目標値を世界半導体会議(WSC)
で同意しているウエハー面積原単位 0.22kg/cm2 に設定し、目標が達成できるようにさ
らなる削減活動を推進・検討した。
5)CPS/IoT 社会実装に向けた取り組みとして、自動運転、ヘルスケア、ホームの 3 つ
のアプリケーションを選定し、半導体業界が貢献できる新たな事業創出へ向けた検討
を実施した。
〈定常事業〉
(1)半導体部会のプレゼンス強化
1)組織体制
激変するビジネス環境に応じ、限られたリソースを有効に活用するために、委員会
組織のスリム化と国際関連等の重点課題への注力など、最適化を進めた。また、業界
の実態に鑑み、選択と集中のみならず、新たな重要案件については速やかに TF を設
置しアウトプットを重視していくことを取り決めるなど、機動力を持った組織とした。
加えて、国際部、通商委員会、関税委員会および環境委員会と連携し、業界としての
要望実現に向けた活動を実施した。
2)CPS/IoT 社会実装へ向けた活動
自動運転、ヘルスケア、ホームのそれぞれのアプリケーションにおいて、半導体業
界として関わるべき R&D・標準化・規制改革について具体的に検討を重ねた。特に、
ヘルスケア分野においては、医療従事者との関係が重要であることから、既に実施し
52
ている実証事業と協働することや、他業界の協力を得ること等を念頭に議論を進めた。
3)広報活動
新たな試みとして、半導体の大冒険 PARⅡを開設し、候補の選定にあたっては、一
般的知名度にこだわらず、今後の注目分野/技術を探求するとともに該当者へのイン
タビューを行い、メンバーの視点からコンテンツを作成し掲載した。
加えて、セミナー・シンポジウムの紹介や概要報告を通じて、半導体部会のプレゼ
ンスの向上を図った。また、ホームページのコンテンツ充実と更新頻度の向上を目指
すとともに、委員会活動の可視化に取り組み、各委員会への参加意欲を助長するよう
なサイト構成を実現した。
(2)国際協調活動の推進
1)世界半導体会議(WSC)
6 極間(日米欧韓台中)合意に基づく WSC 推進のため、次の事業を行った。
①WSC の共催(5 月、杭州)
②合同運営委員会(JSTC)の共催(5 月、杭州/10 月、サンフランシスコ/2 月、
中国)
③半導体に関する政府/当局間会合(GAMS)の主催(10 月、サンフランシスコ)
2)各国・地域との個別協議
各国・地域の半導体関係業界団体と懸案事項について個別に協議の場を設け、WSC
等、国際会議の円滑な運営に資した。
3)知的財産(IP)委員会会議
各極の関心が高い、営業秘密の保護強化のため、WSC の共同声明にて提言を行っ
た。
4)マルチコンポーネントプロダクトの無税化
HS2017 改正に関し、WCO 関税定義の新設を主導した功績を評価され、JEITA 会
長賞を受賞した。
5)新規デバイスの無税化
HS2022 改正に向けて、開発中のものを含めた今後成長が期待される新規のデバイ
スの関税分類の定義を検討し、海外(米国、欧州、中国、韓国、台湾)の半導体工業
会と協力して産業界の意見をまとめ、日本政府へ提案を行った。また、財務省との情
報交換を通して、業界の意向を反映させた。
6)WSC 改革
WSC も発足以来 20 年を経過し、構成メンバー極間の位置付けも変化した。一方、
半導体を活用する産業のグローバル化も進展し、案件・課題もさらに複雑化している
実態を見据え、WSC 運営のあり方を再検討し、組織見直しに着手し、会議の効率化
53
に一定の成果を上げた。
7)反模倣品活動
日本が起案・作成した WSC 公認の反模倣品ポスターを継続活用し、展示会での掲
示、関係方面への周知と意識向上に寄与した。
8)暗号認証
GAMS サンフランシスコ会議で暗号認証セミナーを併催した。GAMS 代表、情報
セキュリティ専門家、産業界の専門家が一堂に会し、WSC 暗号原則の重要性を再確
認した。
9)成長イニシアティブ
半導体産業にとり市場・用途拡大が期待されるヘルスケアインダストリに焦点を当
て、関係団体等にヒアリングを行うことが WSC で合意された。日本メンバーとして
医療・ヘルスケア関係団体等との意見交換や情報収集を行い、当該産業に対する知見
を向上させることができた。
(3)国内活動への取り組み
1)人材育成の推進
小中高生に理解できる内容とした半導体の機能を説明する小冊子「スマホのなかを
のぞいてみよう」を作成し、モノづくり教室等で 5000 部を配布した。
2)電子商取引(EC)・電子部品カタログ情報電子交換(ECALS)の推進への協力
EC センターECALGA で活用される ECALS 辞書に関して、半導体部品に係わる辞
書の改訂を行い Ver.17.1 とし、利便性が高い検索システムのプラットフォーム化を支
援した。また、ECALS 辞書の IEC 規格化活動に協力した。
3)講演会・研修会の実施
半導体の市場拡大・ビッグデータ活用に関する講演会・見学会を実施した。
①9 月 ロボットスーツ HAL 見学会 CYBERDYNE ㈱
②10 月「気象ビックデータの活用で社会を元気に」㈱ハレックス
③11 月 「リアルテック育成ファンドについて」㈱ユーグレナインベストメント、
㈱リバネス
④1 月 「ビッグデータと次世代人工知能技術を活用した確率モデリング技術」 国立
研究開発法人産業技術総合研究所
⑤2 月「業界団体の役割と標準化活動」 半導体技術委員会
(4)環境問題への取り組み
1)温室効果ガスの排出削減
①「PFC 等温室効果ガスに関する排出抑制に係る自主行動計画」について、2020 年、
54
2025 年、2030 年の目標をウエハー面積原単位 0.22kg/cm2 と定め、温室効果ガスの
排出削減活動をさらに推進し、目標を達成できるよう努めた。
②温室効果ガスの排出量調査および新削減技術の調査を行い、各社の削減取り組みの
意識を高めた。
③米国環境保護庁(EPA)からのフッ素系温室効果ガスの分解率等の数値変更等に係
る問題の継続調査を行うとともに、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)日本メ
ンバーの地球環境戦略研究機関(IGES)との意見交換を行い、業界意見を具申した。
また、実際に、実適用上でのフッ素系温室効果ガスの分解する除害設備の性能評価
測定に着手した。
2)化学物質管理に関する活動
①規制情報の早期入手と早期対応の実施
関係団体からタイムリーに情報を取集し、懸念物質に関する他業界への働きかけ
や政府との対応調整を推進した。
特に、半導体製造で使われているレジスト、反射防止膜材に含まれているパーフ
ルオロオクタン酸(PFOA)が、EU REACH 規則、残留性有機汚染物質に関する
ストックホルム条約(POPs 条約)において新規規制物質として検討され始めたた
め、PFOA 規制検討の進捗、代替え品の有無、使用状況等の調査を推進した。
②ナノマテリアルとしての作業者や環境へのリスク確認
ナノマテリアル固有の管理方法を産総研等と連携して整理するとともに、スラリ
ーに関するナノ特性の有無やナノ領域の影響等について、各社の取り組み状況を調
査した。
③業界共通課題の抽出と情報の共有化
水銀に関する水俣条約の規制に対する半導体業界の影響を調査し、経済産業省に
的確な情報提供を行った。また一酸化二窒素(N2O)の乱用を規制する厚生労働省
省令改正におけるパブコメに対し半導体業界としての意見をまとめ、成膜用途等で
従来通り N2O を使用できるよう意見具申した。
3)資源活用(排出物管理)に関する活動
半導体産業における産業廃棄物の排出量、産業用水の使用量、リサイクル率等の調
査を実施した。
4)省エネ貢献の実施および啓発活動
①半導体工場の省エネ事例の他産業への展開を行った。
②電機・電子 4 団体と連携し、次期低炭素社会実行計画等への対応を図った。
(5)市場統計および市場調査活動
1)中長期市場調査
各社の事業戦略検討に資するため、2014 年~2020 年の世界における非製造分野に
55
おけるロボット市場動向について調査し、委員会参加会社対象の報告会を実施した。
2)市場見通し調査
半導体素子および半導体集積回路について、総合政策部会が実施する「電子情報産
業の世界生産見通し」調査に協力した。
3)混成集積回路の動向調査
総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協力するととも
に、用途別需要動向に関する調査を四半期毎に行った。また、政府統計等をもとに分
析を行った。
4)世界半導体市場統計(WSTS)
WSTS 日本協議会の活動に協力した。
(6)技術開発・標準化に関する取り組み
1)応用分野へ向けた新たな取り組み
半導体の応用分野拡大を目指し、自動車メーカ、サプライヤ、半導体メーカで技術
の方向性と標準化戦略を協議する場の設立を目指した。
2020 年東京オリンピックで半導体の貢献を示すショーケース化の企画検討を行っ
た。
2)ナノエレクトロニクス研究開発の促進
第 11 回国際ナノテクノロジー会議(INC11)
(5 月、福岡)で、JEITA から 3 名の
発表者を推薦し、発表を行った。
※ INC は欧米戦略の対抗として、日本のナノエレクトロニクス戦略に基づいた活動
および情報発信を行う場である。
3)技術ロードマップ関連
国際半導体技術ロードマップ(ITRS)委員会が組織を見直し(ITRS2.0)、技術ア
イテム毎の WG 構成からアプリケーション起点の 7 つの Focus Team 構成で、新たな
技術ロードマップのプラットフォームを構築する(ITRS 国際会議:7 月、米国/2 月、
米国)。このため、半導体技術ロードマップ専門委員会(STRJ)からも委員を派遣し、
日本の意見を反映させた。
4)200mmΦ 製造ラインの長期利用における BCP リスク低減
委員会解散後は、東北地区連絡会 ※ を核として情報収集した。200mm 製造ライン問題
のリスクが発生した場合は、JEITA 会員企業が中心となって、新体制下で新設され
る統括委員会に TF の設置を要請することとなった。
※ 東北地区連絡会:2000 年秋に、東北地区にある半導体のデバイスメーカが数社集
まり、
「東北地域半導体工場の相互協力による効率化提案」の意見交換をする場とし
て発足した。
56
5)標準化関連
①日本初の EDA(Electronic Design Automation)世界標準として、LPB(LSI・パ
ッケージ・ボードの相互設計)標準フォーマットの IEEE(The Institute of
Electrical and Electronics Engineers)の標準化を達成した(12 月)。引き続き LPB
の情報発信を広く行い、普及促進を行っている。
②半導体実装技術の標準化戦略の周知活動の一環として、セミナーを開催した。
③米国電子工業会(EIA)、電子デバイス技術合同協議会(JEDEC)との情報交換会
議を開催し、標準化分野の交流を強化し、国際標準化を推進した。
④国際電気標準会議(IEC)/TC47(半導体デバイス)の国内審議団体として国際標
準化を推進するとともに、わが国の意見および平成 26 年度に提案した 5 件の作業
提案を確実に可決させるため、各国との調整・意見交換を積極的に行っている。ま
た、SC47A(集積回路)、SC47D(半導体パッケージング)、SC47E(個別半導体)
の活動を支援し、特に SC47E 国際議長および SC47A、SC47D 国際幹事の業務支
援を行った。
⑤シリコン関連 JIS 規格は一般社団法人新金属協会と覚書・確認書を交わし、2015
年度移管を完了した。JIS 以外の JEITA(JEIDA)規格についても 2015 年度移管
を完了した。
⑥個社における標準化担当者の社内評価の向上、インセンティブの導入、キャリアパ
スの確立に努めた。また、この体制が推進、維持されていることを継続的にフォロ
ーしている。
⑦ISO/TC247(模倣品対策)での日本提案が ISO 国際標準になり、その後の対応を
支援した。
⑧会員企業における標準化活動の周知および委員会活動への新規参画を促進するため、
国内外の標準化事例を調査・研究し、CEATEC JAPAN でセミナー等を開催した。
⑨三次元 LSI 積層集積化技術の部品内蔵インターポーザーの製作および 2.5D/3D IC
実現に不可欠なマルチチップ I/F 関連国際規格の策定・提案に向け、継続して活
動を行った。
⑩一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)との連携による自動車用半導体製品の認
定試験ガイド標準化に着手した。
57
6.電子部品部会
電子部品部会は、わが国の電子部品産業の持続的な発展のため、部会内の連携促進と研鑽
ならびに JEITA 共通主要事業との協調を図るとともに、国内外の需要を支える自動車、ヘル
スケア、エネルギー、ロボット、ウェアラブル機器等の成長分野と IoT 等をベースとしたサ
イバーフィジカルシステム(CPS)の社会実装を見据え、わが国電子部品業界の国際競争力
強化につながる活動を推進した。
また、平成 26 年度よりスタートした新たな組織体制での着実な事業活動に向け、競争法
コンプライアンス指針に則り組織の強化と発展に努めた。
〈重点事業〉
(1)成長分野および成長機器への対応
少子高齢化社会の進展、自動車のさらなる電子化等に伴い、ヘルスケア、自動車分野に
おいても高品質で信頼性の高いわが国の電子部品の果たす役割が一層重要なものとなって
いる。また、社会のスマート化、省エネ化に伴い、再生可能エネルギー分野を始めスマー
トコミュニティなどにおいても電子部品の技術が重要な役割を果たすことが求められてい
るなか、以下の事業に積極的に取り組んだ。
1)CPS/IoT への取り組み
CPS 社会の進展に対応し、今後、電子部品業界が社会実装されるサービス、アプリ
ケーションの下支えが可能な産業に発展するよう、電子部品部会傘下に「電子部品部
会 CPS/IoT 対応 TF」を設置し、政府、各業界の CPS 関連活動の情報の共有、セッ
トメーカの事例研究等、参加企業へ情報アクセスの提供を行った。
2)ヘルスケア分野
電子部品部会傘下委員会において、医療機器分野の信頼性に関する情報収集を行う
とともに、電子部品に要求される性能・信頼性・安全性などの動向について、医療機
器メーカとの意見交換を通じて、課題の抽出を進めた。また、医療機器関係者がセン
サ技術に期待していることをヒアリングすることで、顧客価値から部品需要を考え、
次年度に向けてロードマップの作成に着手した。
3)自動車分野
電子部品部会および傘下委員会において、自動車に関する講演会や施設見学等を行
い、技術動向および市場動向の把握に努めた。また、加盟会社の事業成長・競争力強
化につながるヒント(市場規模、機能の変化、何が必要とされるか等)を調査すべく
ロードマップの作成に取り組んだ。
4)その他
電子部品部会および傘下委員会において、ロボット分野、ウェアラブル機器および
スマートコミュニティに関する講演会や施設見学等を実施し、関連分野で使われる電
58
子部品の技術動向および市場動向の把握に努めた。
(2)電子部品の市場動向把握
1)市場動向把握のための統計事業等の実施
昨年度より追加したセンサ、アクチュエータ等を含むグローバル動向調査ならびに
四半期ごとの用途別推移調査を実施した。
2)海外展開および将来ビジネス創造のための調査
加盟会社が将来のビジネス創造のための気づきを得ることや商品トレンド、最先端
技術の情報を収集し、海外動向の把握を目的として、下記 2 つの国際的な民生家電見
本市と、海外先端企業の視察調査を行った。
・ドイツ・ベルリンで開催された IFA2015 の視察調査を行った(9 月)。また、高品
質のモノづくりで知られるドイツの製造現場として、フォルクスワーゲン、BMW
の自動車工場の視察を行った。
・米国・ラスベガスで開催された CES2016 の視察調査を行った(1 月)。また、グロ
ーバル先端企業としてシリコンバレーの企業(Cisco Systems, Inc.)を訪問すると
ともに、スタートアップ企業や団体を支援するアクセラレーション施設を視察し、
米国の取り組みを調査した。
(3)社会的諸課題解決への取り組み
1)紛争鉱物(Conflict Minerals)規制対応について
責任ある鉱物調達検討会に積極的に参画し、電子部品メーカが抱える共通課題の解
決に取り組むとともに、円滑な制度運用のために関係方面との連携を強化した。
2)電子部品の環境対応
①電機・電子業界「低炭素社会実行計画」への電子部品企業のさらなる参加を働きか
けるとともに、共通目標「2020 年に向けて、エネルギー原単位改善率平均 1%」の
達成へ向け、電子部品業界として継続的な省エネ/節電努力、低炭素で高効率なモ
ノづくりの進展に資する対応を行った。
②「製品の CO2 排出抑制貢献量に対する半導体・電子部品の寄与率の考え方」に沿っ
て数値化を進めている用途分野別の電子部品の省エネルギー貢献度を業界としてア
ピールすべく、JEITA 内外の広報活動を進めた。
③各国・各地域で特定有害物質の使用規制が強化されるなか、欧州 RoHS 適用除外リ
ストの見直しにあたり、代替技術を考慮しつつ業界としての対応を検討し、合理的
な更新が図られるよう欧州委員会への働きかけを進めた。
(4)電子部品の信頼性の維持・強化と電子部品知識の啓発活動
高いレベルで求められる電子部品の品質および信頼性を維持、向上していくため、昨年
59
度に課題として抽出した、電子部品用 FMEA 実施手順/医療機器用電子部品の信頼性確
保/JEITA 安全アプリケーションガイド改訂の検討を進めるとともに、品質工学コンサル
タントを講師として招聘した信頼性セミナーを開催した。
また、機器メーカの開発・設計・品質の担当者を主対象として、電子部品の安全な使い
方に関する情報を提供するセミナーを実施した。
(5)戦略的な標準化活動の取組み強化
昨年度に続き、国際的な標準化活動を推進できる人材の育成を目的に、7 月と 2 月に、
国際標準化人材教育研修会を開催した。標準化活動に新たに携わるメンバーや国際規格の
コンビナ、エキスパートに就任したメンバーを対象に、レベル分けした標準化教育、ワー
クショップ、体験談等からなる研修を行った(各回約 50 名参加)。
また 12 月には、実装部品包装標準化専門委員会(知的基盤部)と合同で活動報告会を
開催し、JEITA における標準化活動(電子部品周辺分野)について周知した。
さらに関係業界団体との連携の下、関連する標準化情報の収集を行い、配信した。
(6)電子部品部会の組織体制の検証
平成 26 年度よりスタートした新たな組織体制について、電子部品業界を取り巻く環境
変化に則し、活性化された活動組織となっているか検証を行い、運営方法を変更するなど
の見直しを図った。
〈定常事業〉
(1)部会活動の活性化・効率化の推進
1)景況懇談会の実施
電子部品部会で景況懇談会を実施した(7 月、12 月)。調査統計委員会から概況を
報告したほか、傘下の事業委員会から業界動向コメントを発表した。
2)セット部門との懇談
機器メーカ 2 社(パナソニック(株)、セイコーエプソン(株))、自動車メーカ 1 社(マ
ツダ(株))を招き合同懇談会を実施した(10 月)。
3)部会の効率的な運営
部会内の連携を図り、機動的かつ効率的な運営を推進した。
4)講演会・研修会等の実施
電子部品部会として以下の講演会を実施した。
①4 月度
「アップル、グーグル、アマゾンが自動車産業の構造改革をする日」
自動車ジャーナリスト
②9 月度
「日本のモノづくりの源流~江戸時代の技と智恵」
60
国立科学博物館
5)電子部品部会表彰
部会活動に対して功績、貢献があった 2 名を選出し、4 月度電子部品部会懇親会に
おいて表彰を行った。
(2)事業環境の強化に向けた対応
1)法務問題への対応
法務組織運営体制および契約審査業務に関して情報交換を行うとともに、債権管
理・回収に関して調査研究を行い、研究成果を委員会内で共有した。
2)人事・労務問題への対応
国内外の雇用状況、労働環境および駐在規程、労務管理状況等、人事労務施策に関
してアンケートを実施するとともに、事例発表を行った。
3)諸課題への対応
業界の発展に向けて、会員相互の支援・協力を強化するとともに、共通課題の解決
に努めた。
(3)マーケットトレンド・技術トレンドの的確な把握
1)電子部品のグローバルマーケットの把握と景況判断情報の充実
①電子部品の世界需要
事業委員会策定の世界生産見通しアンケートをベースに、調査統計委員会におい
て「電子部品世界需要額」を推計し、その結果を「電子情報産業の世界生産見通し」
に反映した。
②電子部品企業のグローバル動向調査
電子部品の景況把握に迅速かつ連続的に対応するため、成長分野の製品を調査対
象に取り込んだ「電子部品企業のグローバル動向調査(製品・地域別)」を実施した。
また、調査精度の向上を図るため、統計参加企業の拡大に資する対応を進めた。
③電子部品短期動向調査
電子部品の市場や用途が多様化するなか、新規分野を含む各市場における出荷動
向を効率的に把握するため、四半期毎に用途別の調査を調査統計委員会にて実施し
た。また、その調査結果を電子部品部会にて報告した(7 月、3 月)。
2)主要電子機器の世界生産調査
電子部品の世界市場トレンドを把握するため、主要電子機器・世界生産状況の調査
を実施し、報告書を発行した。
3)電子部品における市場環境への対応
①受動部品、接続部品、変換部品、電源部品および電子材料について、それぞれの市
場環境を調査し、情報の共有化を図るとともに、四半期毎にレポートを作成し、加
61
盟各社の経営に資する情報の提供を行なった。
②受動部品、接続部品、変換部品、電源部品および電子材料における経営トップおよ
び事業責任者のための交流会を実施し、会員相互の意見交換ならびに業界交流の促
進を図った。
4)コンデンサ、抵抗器およびインダクタに関する世界統計の実施
コンデンサ(WCTS)、抵抗器(WRTS)およびインダクタ(WITS)について、海
外団体(米国:ECA、欧州:EPC-eStat)との協働による国際統計を実施した。
また、2016 年の世界会議に向けて、統計の品目分類、手順書等について検討した。
5)電子部品技術ロードマップ
電子部品の技術トレンドを継続的に捉えるとともに将来の動向等を提示した「2026
年までの電子部品技術ロードマップ」を作成するため、電子部品技術に関わる企業や
機関等の講演会、見学会を実施することにより情報収集するとともに、編集方針につ
いて検討した。
(4)環境関係課題への対応
1)地球温暖化対策
①電機・電子業界「低炭素社会実行計画」への電子部品企業のさらなる参加を働きか
けるとともに、共通目標「2020 年に向けて、エネルギー原単位改善率平均 1%」の
達成に向け、電子部品業界として継続的な省エネ/節電努力、低炭素で高効率なモ
ノづくりの進展に資する対応を行った。
②「製品の CO2 排出抑制貢献量に対する半導体・電子部品の寄与率の考え方」に沿っ
て数値化を進めている用途分野別の電子部品の省エネルギー貢献度を業界としてア
ピールすべく、JEITA 内外の広報活動を進めた。
③温室効果の高い PFCs、HFCs 等の 2014 年の使用実績を調査し、その結果を経済産
業省に報告した。
2)製品環境問題への対応
①電子部品の製造、販売に大きな影響を及ぼす、EU RoHS、REACH をはじめとする
国内外の環境規制や国際標準化動向等の最新情報を収集し、共有化を図るとともに、
必要時に業界の意見の反映に努めた。
②EU RoHS 適用除外リストの見直しにあたり、代替技術を考慮しつつ業界としての
対応を検討し、合理的な更新がはかられるよう欧州委員会への働きかけを進めた。
3)ライフサイクルにおける課題への対応
①国際展開を視野に入れ、「電子部品 LCA ガイド」の英訳を行い、ウェブサイトで公
開した。
②ErP 指令、環境フットプリント、温室効果ガスプロトコルイニシチアチブ(GHG
プロトコル)等の情報共有化を進め、適宜、電子部品分野で必要となる対応につい
62
て検討した。
(5)部品安全への対応
1)電子部品の信頼性の維持・強化と電子部品知識の啓発活動
高いレベルで求められる電子部品の品質および信頼性を維持、向上していくため、
昨年度課題として抽出した、電子部品用 FMEA 実施手順/医療機器用電子部品の信
頼性確保/JEITA 安全アプリケーションガイド改訂の検討を進めるとともに、品質工
学コンサルタントを講師に招聘した信頼性セミナーを開催した。
また、機器メーカの開発・設計・品質の担当者を主対象として、電子部品の安全な
使い方に関する情報を提供するセミナーを実施した。
2)関係委員会との連携
JEITA 内部では安全委員会および適合性評価システム委員会、外部では電気用品部
品・材料協議会(CMJ)、
(公社)自動車技術会/電子・電装部会等にリエゾン委員を
派遣し、電子部品側、機器側の双方で安全に関する情報の共有化を図るとともに、電
子部品の観点から意見を提示した。
(6)戦略的標準化の推進
1)新規市場におけるテーマの発掘と標準化の整備
鉄道用 EDLC(IEC TC9)およびハイブリッド自動車用 EDLC(IEC TC 69)の規
定内容を反映した電気および電子機器用 EDLC の規格(IEC TC40)に関して、日本
がコンベナとなり改定作業を行い、国際規格が発行された。また、新製品であるリチ
ウムイオンキャパシタ(LIC)では、測定方法規格(IEC TC40)を日本が新規提案し、
コンベナとして積極的に意見を反映させ、国際規格が発行された。さらに、TC69 国
内委員会傘下の WG へリエゾン参加し、ハイブリッド自動車用 EDLC 規格である IEC
62576 の改正作業に協力した。
2)市場環境に応じたタイムリーな標準化への対応
経済産業省の他、関係標準化機関との連携を継続して行うと同時に、IEC 規格のメ
ンテナンスおよび JIS、JEITA 規格の制定および改正作業を行い、21 件の JIS を発
行した。さらに次年度に向けて 10 件の原案作成の準備を行った。
国際規格の制定、改正においては、標準化関連情報の共有化や規格体系管理表導入
により、効率的な進捗管理を推進した。さらに、日本からコンビナやエキスパートメ
ンバーを多数派遣し、国際標準化活動に貢献した。
3)国際標準化人材の育成
昨年度に続き、国際的な標準化活動を推進できる人材の育成を目的に、7 月と 2 月
に、国際標準化人材教育研修会を開催した。標準化活動を新たに携わるメンバーや国
際規格のコンビナ、エキスパートに就任したメンバーを対象に、標準化教育、ワーク
63
ショップ、体験談等からなる研修を行った(各回約 50 名参加)。
(7)電子部品業界の人材育成
①東京都中央区教育委員会との共催で、7 月に「中央区ものづくり教室」
[於:中央区
教育センター]を実施した。また、関西地区および関東地区で自主運営された「も
のづくり教室」に工具類の貸出し支援を行った。
②昨今の理科離れに加えて、大学から機械工学科や電子工学科が無くなっているなど、
電源をはじめとするエネルギーエレクトロニクスの技術者不足が懸念されているこ
とから、将来を担う人材の育成と確保を目的に、工学系大学生・大学院生、若手教
員、電源メーカ企業の若手技術者を対象に講演会・展示会等から成る「技術者交流
会」を福岡県北九州市で開催した。
(8)情報発信の強化
海外事務所からの情報を中心にホームページに掲載した。また、メルマガ配信を通じて
電子部品部会の活動を会員企業へ PR した。
64
7.標準化政策委員会
標準化政策委員会は、わが国の IT・エレクトロニクス産業分野における国際標準化戦略の
立案ならびに JEITA 標準化事業全般の運営を統括する立場から、政府および関係機関等と連
携し必要な対応を図った。
また、5 年から 10 年先を見据えた次世代における IT・エレクトロニクスと実世界の融合
に関し、社会システムを変革していくための手段として注目されるサイバーフィジカルシス
テム(CPS)について、標準化の観点から、関係機関と連携し情報収集を図った。
なお、標準化政策委員会は JEITA における標準化分野の対外的な窓口機能を担っているこ
とから、分野別標準化委員会との連携を密にし、横断的な新技術分野の標準化事業を推進し
た。あわせて、JEITA 内各部門にある標準化事務局との一層の連携と情報共有を図るととも
に、センター的な事務局機能の向上に取り組んだ。
〈重点事業〉
(1)標準化官民戦略への協力および対応
平成 26 年 5 月に発足した「標準化官民戦略会議」について、標準化政策委員会が対応
組織として参画し、国が策定した「標準化官民戦略行程表」に基づく諸施策の具体化に向
けた協力および対応を図った。
同会議では、わが国が国際的優位性を確保するためのビジネスモデルと国際標準化戦略
の関係や次世代を担う国際標準化人材育成等の重要性について検討されており、標準化政
策委員会で JEITA 内各分野の標準化委員会等の意見集約を行うとともに、業界意見の具申
を行った。
〈定常事業〉
(1)新技術分野標準化事業
1)プリンテッドエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
①広い分野での成長が期待され、重要な基盤技術となるプリンテッドエレクトロニク
ス技術について、将来のビジネスを視野に入れた国際標準化活動を推進した。
②プリンテッドエレクトロニクスに関連する国際規格案等の作成や審議を行うととも
に、IEC/TC119(プリンテッドエレクトロニクス)国内委員会を支援した。また、
関係官庁および国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)、次世代プリンテッ
ドエレクトロニクス技術研究組合(JAPERA)、次世代化学材料評価技術研究組合
(CEREBA)、大学等と連携し、関係業界との情報交換や情報収集に努め、中長期
的な視野に立った標準化ロードマップの作成や技術動向の調査を行った。
③IEC/TC119 においては、わが国産業界が得意とするプリンテッドエレクトロニクス材料分
野のコンビナ職を獲得しており、国際協調を図りつつ、日本が策定したグランドマップに基
65
づいた国際標準開発を推進した。特に、日本が提案した、導電性インクおよび基材関係の
規格が IEC/TC119 における初の国際標準(IS)として発行され、日本主導による
国際標準化を推進することができた。
④戦略的な国際標準化を図るため、産業界が必要とする JEITA 規格類の制定・発行を
推進するとともに、積極的な国際標準化提案を行い、国際標準化活動における一定
のポジションの確保に一層努めた。
2)ナノエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
①将来的に重要な基盤技術となるナノエレクトロニクス技術に関する研究開発を促進
するため、将来のビジネスを視野に入れた国際標準化活動を推進した。
②ナノエレクトロニクスに関連する国際規格案等の作成や審議を行うとともに、IEC
/TC113(電気・電子分野の製品およびシステムのナノテクノロジー)国内委員会
を支援した。また、関係官庁および AIST、一般社団法人ナノテクノロジービジネ
ス推進協議会(NBCI)、大学等と連携し、関係業界との情報交換や情報収集に努め
た。特に、先進技術として注目されている有機太陽電池技術や、リチウムイオン電
池のナノエレクトロニクス領域技術の標準化事業について、関係機関と連携し、産
業界にとって有益な意見反映を行うための組織体制の構築を図るとともに、積極的
な国際標準化開発に取り組んだ。
③戦略的な国際標準化を図るため、産業界が必要とする JEITA 規格類の制定・発行を
推進するとともに、積極的な国際標準化提案を行い、国際標準化活動における一定
のポジションの確保に一層努めた。
④IEC/TC113 における組織体制の改編に伴い、日本が積極的に複数のコンビナ職を
獲得するなど実務面でのプレゼンス向上を図るとともに、新たに国際議長に就任す
るなど国際標準化活動における主導的ポジションの確保に一層努めた。
3)三次元 CAD 情報に関する標準化の推進
① 中 期 ビ ジ ョ ン に 基 づ き 、 3D-DTPD ( 3D Digital Technical Product
Documentation:商品化ライフサイクル全工程の 3D データ)に活動の対象を拡大
し、業界発展に貢献できる標準規格と実現の仕組みの開発、およびそれらの活用推
進を進めるため、東京および大阪でセミナーを開催し、3D-DTPD の活用を広く周
知した。
②経済産業省からの委託を受けて「3D-DTPD の基本図示及び基本情報に関する JIS
開発委員会」が平成 26 年度から 3 ヶ年計画で実施されており、一般社団法人日本
自動車工業会(JAMA)との協力のもと、平成 27 年度も継続して活動した。平成
27 年度は、「3DA モデルにおける設計モデルの表し方」、「3DA モデルにおける表
示要求事項の指示方法-一般事項,寸法及びサイズ公差」、
「3DA モデルにおける溶
接の指示方法」の素案を作成した。
③3DA モデルガイドライン、金型工程連携ガイドラインの設計工程の検証のほか、学
生への三次元 CAD 情報の標準への取り組みの啓発を兼ねて、一般社団法人日本金
66
型工業会(JDMIA)、公益社団法人日本設計工学会(JSDE)、大学等と連携し、
「設
計コンテスト 2015」実施した。
④JAMA、JDMIA、AIST、一般社団法人日本航空宇宙工業会(SJAC)、JSDE、大学
等と連携し、3D データの商品化ライフサイクル全工程への活用拡大を推進した。
4)ウェアラブルスマートデバイスに関する標準化の推進
①IEC において、ウェアラブルスマートデバイスに関する戦略検討グループとして
SMB/SG10 が設置されたことを受け、JEITA が国内審議団体として、関係する
TC/SC 国内委員会および関係団体と連携し、国内調整を行うとともに、国際標準
化への対応を推進した。
②市場の活性化と成長が期待されるウェアラブル機器およびデバイス等に関する国際
標準化活動を推進するため、情報収集と共有を図った。
(2)国際標準化関連事業
1)IEC 幹事・議長国業務の推進
①IEC/SC48D(電子装置の機械的構造)の国際議長の業務を支援し、国際標準化の
推進に寄与した。
②IEC/TC91 の国際幹事の業務を支援し、国際標準化の推進に寄与した。
③IEC/TC113 の国際議長推薦に向けた関係機関との調整を行うとともに、就任にお
ける支援対応を推進した。
2)IEC 国内委員会の運営
①IEC/TC48(電子機器用機構部品)および IEC/SC48D の国内委員会を運営し、
国内意見や提案をまとめた。また、IEC/TC48/SC48D 国際会議へ参画し、わが
国の新規提案や審議文書の検討等を行い、意見反映に努めた(9 月、チェコ)。
②IEC/TC91 の国内委員会を運営し、国内意見や提案をまとめた。また、IEC/TC91
国際会議へ参画し、わが国の新規提案や審議文書の検討等を行い、意見反映に努め
た(10 月、中国)。
③IEC/TC113 の国内委員会を運営し、国内意見や提案をまとめた。また、IEC/
TC113 国際会議へ参画し、わが国の新規提案や審議文書の検討等を行い、意見反映
に努めた(10 月、韓国)。
④IEC/TC119 の国内委員会を運営し、国内意見や提案をまとめた。また、IEC/
TC119 国際会議へ参画し、わが国の新規提案や審議文書の検討等を行い、意見反映
に努めた(11 月、米国)。
3)ISO 国内委員会への支援
①関係業界 3 団体(JAMA、SJAC および JEITA)を中心として、ISO/TC184
SC4
(産業データ)推進協議会の支援を行った。また、経済産業省からの標準化事業で
ある「データ流通基盤革新のための国際標準化委員会」に参画し、
「自動検査プロセ
67
ス実現のためのデータ基盤標準化委員会」および「メカ・電気・光学・ソフト融合
による新デジタル検証技術の標準化委員会」に関する活動を開始した。
②3D 製図に関する JIS を ISO 規格とすべく、ISO/TC10 国内委員会から ISO/
TC10
SC6(機械工学分野の文書化)への国際提案に協力した。
(3)日本工業規格(JIS)関連
1)電子部品・電子実装技術に関する JIS 化の推進
①経済産業省/日本工業標準調査会(JISC)に対し、電子部品および電子実装技術関
連の JIS 原案の提案および改正の申請を行い、JIS 化の推進に寄与した。
②電子部品および電子実装技術関連の標準化委員会で作成した JIS 原案の審議を行い、
JIS 公募制度を活用し、JIS 制定の推進に貢献した。平成 27 年度の JIS 公募案件と
して 10 件を提出した(電子部品関係 8 件、電子実装技術関係 2 件)。
③JEITA が審議団体として開発したすべての JIS について、一般財団法人日本規格協
会(JSA)と協力し、5 年ごとの見直し計画をまとめるとともに、JISC と調整し適
正な JIS 開発を推進した。
2)3D 製図に関する JIS 化の推進
JISC からの依頼を受け、一般財団法人日本規格協会(JSA)と協力し、JAMA と
の合意のもと、3D-CAD 環境に適用する新 JIS 規格原案の構成 9 部のうちの第 3 部
の素案作成を行った。また、昨年原案作成を行った第 1 部および第 2 部の JIS が JIS
B 0060-1、JIS B 0060-2 として制定された(10 月)。
(4)業界規格(JEITA 規格類)関連
1)電子実装技術に関する標準化の推進
電子実装技術に関連する JEITA 規格類の制定・発行に努めた。また、IEC/TC91
(電子実装技術)国内委員会で扱う国際規格案の審議を行う等、IEC、JIS と連携し
た業界標準化活動を推進した。
2)自動実装用部品包装に関する標準化の推進
実装装置の高度化および自動実装の進展に対応した部品包装の業界標準化に努めた。
また、IEC/TC40(電子機器用コンデンサおよび抵抗器)国内委員会の WG36(自動
実装用部品包装技術)および JWG13(静電気:TC101 との合同)で扱う国際規格案
の審議を行う等、IEC、JIS と連携した業界標準化活動を推進した。
3)ナノエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
ナノエレクトロニクス領域における有機太陽電池について、屋内光下での太陽電池
の性能評価方法に関する JEITA 規格類の制定・発行に努めた。また、IEC/TC113
国内委員会で扱う国際規格案の審議を行う等、IEC と連携した業界標準化活動を推進
した。
68
4)プリンテッドエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
プリンテッドエレクトロニクス技術に関連する JEITA 規格類の制定・発行に努めた。
また、IEC/TC119 国内委員会で扱う国際規格案の審議を行う等、IEC と連携した業
界標準化活動を推進した。
5)三次元 CAD 情報に関する標準化の推進
三次元 CAD 情報に関する標準化の推進に努め、5 月に JEITA ET-5102(3DA モデ
ル規格 - データム系、JEITA 普通幾何公差、簡略形状の表示方法について -)を制定
した。
(5)電子実装技術関連
1)日米欧韓による JIC(Jisso International Council)の開催
JIC の運営委員会として、TC91、TC40 および SC47A(集積回路)で組織された
LCG(Liaison Coordination Group)会議を開催し、日米欧韓の団体や専門家と国際
標準化に向けた調整を行った。特に、先端技術である部品内蔵のハードウェア技術お
よび小型化技術を中心に、わが国の意見反映に努めた(5 月、シンガポール/10 月、
中国)。
2)実装技術ロードマップの策定
今後の電子実装技術の高度化・技術進歩の見通しや、国内外の実装技術産業の動向に
ついて調査研究を行い、「2015 年版実装技術ロードマップ」を発行した。また、ロー
ドマップへのさらなる理解と周知を図るため報告会を開催した(6 月、東京)。
3)人材育成への取り組み
大学等の教育機関において電子実装技術に関する講義を開講し、次世代を担う人材
の育成と確保に努めた。大阪大学大学院生を対象に応用デバイス工学として、13 講義
を実施した。
(6)業界協調活動への協力
1)経済産業省の標準化施策への協力
①「2015 年度版標準化戦略アクションプラン」への協力および対応
国際標準化戦略策定のためのアクションプラン調査に協力するとともに、基準認証
研究開発事業調査等に意見具申し、業界の発展に努めた。
②JISC-CENELEC(欧州電気標準化委員会)情報交換会への協力および対応
IT・エレクトロニクスにおける標準化活動に資するため、エキスパートを派遣し、
日本意見の反映を図る等の協力を行った。
③各種工業標準化功労者表彰制度への対応
標準化活動のモチベーション向上と啓発のため、各種工業標準化功労者表彰制度に
69
積極的に参画し候補者を推薦するとともに、業界における標準化活動をアピールした。
2)日中韓情報電子国際標準化フォーラム(CJK-SITE)国内委員会への協力
①日中韓の情報電子技術関係の国際標準化活動を推進する CJK-SITE 国内委員会に
参画し、構成団体として協力した。
②CJK-SITE プレナリ会議(6 月、中国)の開催に協力した。
3)JSA/IEC 活動推進会議(IEC-APC) および一般社団法人国際標準化協議会(ISF)
への協力
①JSA/IEC-APC および ISF の各種委員会に委員を派遣し、関係機関と協調を図り、
国際標準化事業を推進した。
②標準化担当者にとって有益な資料となる「2015 年度版 IEC 事業概要」等の編集に
委員として参画し、発行に協力した。
70
8.安全政策委員会
安全政策委員会は、国内外の製品安全に係る規格・基準の国際化と法令等、各種制度の策
定・審議に参画するとともに、事故情報の収集・分析による製品事故の未然防止と予防的情
報発信を実施し、製品の安全確保を推進することにより、安全な製品の供給に努めた。また、
電子・情報機器の電磁環境適合性(EMC)に関する技術情報の共有化、適合性評価システム
の適正化・合理化の推進、産業安全に関わる事業場内外での従業員の安全確保の検討に関す
る諸事業を推進した。
〈重点事業〉
(1)電子・情報機器による事故防止への対応
電子・情報機器による事故の再発、未然防止、事前予防のため、経済産業省、消費者庁、
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)、一般財団法人家電製品協会(AEHA)およ
び一般社団法人日本電気協会と連携、情報共有を図り以下の対応を行った。
①消費生活用製品安全法(消安法)に基づく製品事故情報報告・公表制度や NITE の
事故情報収集制度、および会員企業からの製品事故情報について収集・分析を行い、
製品の安全性向上を推進した。
②事故事例に基づく電気用品安全法の技術基準改正について意見提案を行った。
③製品を取り巻く社会の安全感覚の変化や行政官庁・機関・団体等の動向などを踏ま
え、製品安全に対する社会通念の変化に対応した企業と消費者の安全認識の共有を
目指し、安全啓発および消費者啓発などについての方向付けを行った。
(2)製品安全に関する啓発活動
製品安全に関し、会員相互による安全思想の醸成、技術レベルの向上を推進した。
①製品安全に関わる国内外の環境変化、商品の多様化、社会的要求や公的規格の変化
等を踏まえ、リスクコミュニケーションのあり方を研究した。
②一般消費者に向けて、適切かつ迅速な情報提供や注意喚起を行うため、JEITA ホー
ムページ「製品を安全にお使いいただくために」を活用するとともに、必要に応じ
て改善に努めた。
③独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)および日本難燃材協会による赤リン
系難燃剤のセミナーを開催し、専門知識を深めた。
〈定常事業〉
(1)製品安全事業
1)日本版ニューアプローチを目指した新たな制度体系の構築への対応
NITE/「電気用品の安全に関する技術基準等に係る調査検討会」へ継続して参画
71
し、製品事故の未然防止を目的とした製造・輸入事業者の製品安全レベルの向上およ
び国際競争力の向上のため、以下の内容について関係機関および団体との連携を強化
し、業界意見の反映に努めた。
・技術基準の性能規定化に対する整合規格(JIS 規格)の整備
・電気用品の流通形態を踏まえた「国際的整合性の確保」
・電気用品安全法の規制対象の考え方および大括り化 5 品目の定義・解説
・電気用品安全法に係る諸手続きの合理化
2)長期使用製品への対応
長期使用製品安全表示制度に基づく消費者への注意喚起に関して、経済産業省、
AEHA、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)、一般社団法人日本冷凍空調工業会
(JRAIA)と連携し推進した。
3)製品安全規格・技術基準への対応
国内外の安全規格・技術基準および試験方法等の審議に参画し、国際電気標準会議
(IEC)、日本工業規格(JIS)等の規格文書に関する提案を行い、業界意見の反映に
努めた。
①IEC/TC108(オーディオ・ビデオ、情報技術、通信技術分野における電子機器の
安全性)における以下の規格の改正審議に協力した。
・IEC62368-1 Ed. 2(オーディオ、ビデオ、情報及び通信技術機器-安全性要求)
・IEC60065 Ed. 8(オーディオ、ビデオ及び類似の電子機器-安全性要求)
・IEC60950-1 Ed.2 Amd.2(情報技術機器-安全性要求)
②JIS C62368-1(IEC62368-1 Ed. 2 対応)の制定に向けた活動に協力した。
③JIS C60065(IEC60065 Ed.8 対応)の改正原案の開発・維持に協力した。
④ JIS C6950-1 追 補 版 ( 情 報 技 術 機 器 - 安 全 性 - 第 1 部 : 一 般 要 求 事 項 :
IEC60950-1 Ed.2 Amendment2 対応)の改正原案の開発・維持に協力した。
⑤IEC/TC109(低圧機器の絶縁協調)国内委員会に参画し、IEC60664 の開発を支
援した。
⑥ IEC/ TC108 HBSDT( Hazard Based Standard Development Team for IEC
62368)に参画し、日本の意見を反映するとともに情報機器関連規格、規制動向等
の実態調査を行った。
⑦IEC/TC89(耐火性試験)国内委員会に参画し、業界意見の反映に努めるとともに、
耐火性 JIS 原案作成委員会にも参画し、最新規格の動向を注視、安全対策、品質向
上に努めた。
4)技術基準の適合性の向上
電子・情報機器における国内外の技術基準への適合性を高め、業界における技術レ
ベルの向上と安全性の確保に努めた。
①市場モニタリングによる技術基準適合確認を実施し、会員企業の安全技術レベルの
確認を行うとともに、安全性レベルの向上を目的とした各種検証試験を行った。
72
②第三者試験機関(登録検査機関)と技術基準の解釈や試験方法の運用について共同
研究を行い、技術基準のグローバル化に向けた対応を図った。
(2)産業安全事業
産業安全に関わる事業場内外での安全確保、向上への施策等について必要な事項の検討
を行い、会員企業との情報共有や周知活動を行った。また、委員会活動によって得た情報
を非会員企業にも提供し、業界の社会的責任を果たした。
1)事業場の安全確保に向けた対応
事業場での作業安全、工程の安全確保、維持向上のための課題を検討し、会員企業
への情報提供を行った。
2)労働安全衛生に関する課題抽出および解決策の検討
労働安全衛生を中心に、会員企業各社の事例や課題を共有し、課題解決に向けた情
報提供を行った。
(3)適合性評価システム事業
製品やマネジメントシステムの適合性評価に関し、合理的かつ効率的な対応を実現する
ために、関係機関等と連携し、適合性評価基準や制度に対する業界の意見形成・提案を行
った。また、国内外の現行制度についても検証を行い、改善に向け提案した。
1)IEC 適合性評価制度の適正化および信頼性の確保
IEC 適合性評価制度の適正化および信頼性の確保のため、JISC と連携し、関係機
関への業界意見の反映に努めた。
①適合性評価基準・ルールに関わる国際審議への意見反映
IEC 適合性評価評議会(CAB)、IECEE(電気機器・部品的合成試験認証制度:CB
制度)および ISO(国際標準化機構)適合性評価委員会(CASCO)等へ参画して
適合性評価の国際基準・ルール審議に業界意見を反映し、情報を会員企業に提供し
た。
②IECEE 国内審議委員会のサポート委員会として、CB 制度のユーザである国内産業
界の制度への正確な理解とさらなる有効活用を促進するために、審議委員会の動向
について報告会等を開催した。
③適合性評価制度の適正化に係る国内外の関係団体との協働
・米国情報技術産業協議会(ITI)、DIGITALEUROPE 等の海外業界団体と適合性評
価制度に関して協働した。
・電機・電子 4 団体適合性評価システム連絡会を共同運営し、業界での課題や対応に
関する情報共有を図った。
2)国内外基準認証システムの適正化・合理化の推進
①国内第三者認証(S マーク)制度、電気用品部品・材料登録制度(CMJ 登録制度)
73
の改善、効果的な活用、製品認証の期間短縮と費用削減に関する業界意見の反映を
図った。
②海外認証制度に関する新規・改正情報の収集・分析を行い、関係機関・関係団体と
連携し、適正化・合理化のために業界意見を反映した。また、必要に応じて現地に
ミッションを派遣して迅速な情報収集と的確な対応を促進し、会員企業への浸透を
図った。
③アジア、インド、中東諸国等における地域レベルの基準認証制度の整合化動向、対
象国との MRA(相互承認協定)や TBT 協定順守状況について情報収集・調査分析
を行い、会員企業に周知するとともに、必要に応じて経済産業省および関係団体等
と連携し、当該国(または地域)に対して意見要望を行った。
3)新興諸国・地域への適正な適合性評価制度導入促進
日本工業標準調査会(JISC)、独立行政法人国際協力機構(JICA)等の国際支援活
動を積極的にサポートし、特にアジア諸国を中心とした発展途上国との交流を通じて、
IECEE CB 制度導入を核とする適正かつ合理的な適合性評価制度の開発・改善の働き
かけを行った。
4)品質マネジメントシステム規格改正への対応、その他のマネジメントシステム規格
の情報入手
①ISO9001(品質マネジメントシステム-要求事項)およびファミリー規格改正への対
応
・ISO9001 およびファミリー規格改正について品質マネジメントシステム規格国内委
員会へ委員派遣等を行い、情報収集・検討を実施し、業界意見を反映した。
・マネジメントシステム規格改訂状況に関する説明会を開催し、最新動向を会員企業
へ提供した。
②マネジメントシステム規格の調査
品質マネジメント規格以外のマネジメントシステム規格全般に関する最新情報の入
手に努め、会員企業へ情報提供を行い、必要に応じ業界意見を反映した。
(4)電磁環境適合性(EMC)事業
電気・電子機器に共通で要求される EMC 規格・規制に関し、国内外審議機関と協力し
提案活動を推進した。また、国内外規格や規格案に対する業界意見反映のため、EMC の
評価実験を行った。
また、国内外市場へのタイムリーな製品供給を行うため、国内外規格動向を調査し、製
品開発上の留意点、および規格改訂による問題点を会員企業に基本技術情報として提供し
た。
1)EMC 基本規格審議に関する関連委員会への協力
①IEC61000-3-2、3-12、4-7、4-11、4-19(高調波電流、フリッカ等の規格)の EMC
規格改定草案等の検討を行い、必要に応じ評価実験を実施し、SC77A 国内委員会(低
74
周波現象)を通じて提案し、業界意見の反映に努めた。
②IEC61000-4 シリーズ(静電気放電、サージ等のイミュニティ規格)の EMC 規格
改訂草案等の検討を行った。必要に応じて評価実験を実施し、SC77B 国内委員会(高
周波現象)を通じて提案し、業界意見の反映に努めた。
③JIS C61000-4-16、4-34 改正原案作成委員会に参画し、業界意見の反映に努めると
ともに、改正原案の作成、維持に協力した。
2)マルチメディア機器の EMC 規格に関する関連委員会への協力
①国際無線障害特別委員会(IEC/CISPR)の SC-A(測定法)、SC-H(共通)、SC-I
(AV および IT 機器)から発行される規格改訂草案について検討し、総務省/CISPR
作業班に提案した。
②AV 機器と IT 機器を統合させたマルチメディア EMC 規格(CISPR 32:エミッショ
ン、CISPR 35:イミュニティ)の動向を把握し、必要に応じて評価実験を行い、
CISPR/I 作業班を通じて国際規格へ業界意見を反映した。
③ワイヤレス電力伝送に関して、国内の技術に必要な規格が取り入れられ、優位性を
確保できるように、総務省情報通信審議会電波利用環境委員会作業班に設置される
アドホックグループへ参画し、業界意見を具申した。
④電力線搬送通信(PLC)導入に伴う EMC の課題を検討し、必要に応じて評価実験
を行い、国際規格へ業界意見を反映した。
⑤CISPR 32 国内答申 ad-hoc に委員を派遣し、答申作成作業に協力した。
3)ISM(工業、科学、医療)機器等に関する関連委員会への協力
①産業機器に固有の EMC 問題へ対応するため、国内外の規格・基準に関する技術的
な検討を行った。
②ISM 機器に関する世界各国の EMC 規格規制の最新情報を入手し、共有化を図った。
③CISPR/B 作業班(ISM 機器の無線妨害の許容値と測定法を検討)および CISPR
/H 作業班(無線通信保護のための妨害波許容値を検討)に委員を派遣し、規格改
訂草案について検討し、総務省 CISPR 作業班に提案した。
④医療機器関連の EMC 規格について、JEITA 関連委員会および関係団体と協力し、
国際規格へ意見反映のために評価実験を行った。
4)電子・情報機器からの電磁界による人体暴露(EMF)への対応
①電子・情報機器からの電磁界による人体曝露に対する健康影響調査
・国内外の研究動向、規格および指針動向を調査した。
・WHO 国際 EMF プロジェクト、国際曝露基準(ICNIRP、IEEE)の動向調査を行
った。
・ペースメーカ等の植え込み型医療機器への影響に関する規格動向を把握した。
・欧州 EMF 新指令(2013/35/EC)の交付に伴う動向調査を継続し、JEITA 内関
連委員会への情報提供を行った。
②EMF 測定評価法の検討
75
・IEC/TC106 にて、EMF 測定・評価法の IEC 規格ドラフト審議、および提案作業
などの国際標準化活動を行った。
・Ecma 関係 WG 規格、欧州規格(EN)に関する審議へ参加し、意見反映を行った。
5)JISC-CENELEC(日本工業標準調査会-欧州電気標準化委員会)情報交換会への対
応
電子・情報・医療機器等の製品の EMF に関するわが国の欧州に対する課題提起お
よび欧州の動向の収集に関して、関連団体と連携し対応した。
76
9.環境委員会
環境委員会は、地球規模で温暖化問題に貢献する「低炭素社会実行計画」
(2020 年/2030
年に向けた取り組み)を推進し、革新的なエネルギー効率改善・排出抑制、および製品・サ
ービス等における省エネ技術の促進に努めた。
また、グローバルな事業活動における環境負荷リスク低減に向けて、化学物質規制に対す
る管理対応、循環型社会形成に向けた廃棄物等の排出削減の促進、ならびに環境分野におけ
るビジネスの発展に資する主導的な国際標準化活動の取り組みを推進した。
(1)地球温暖化防止対策への対応
1)業界「低炭素社会実行計画」の推進
①2020/2030 年に向けて「低炭素社会実行計画」を着実に推進するため、生産プロ
セスにおけるエネルギー効率改善の進捗および製品・サービスによる CO2 排出抑
制貢献量の算出等の 2014 年度実績フォローアップ調査を実施した。これらの調査
結果に基づき、産業構造審議会(産構審)で進捗説明を行い、当業界自らの省エネ
努力とともに、供給する製品・サービスによるグローバルでの貢献度が高いことを
アピールした。
②実行計画に関する業界内の報告会を開催し、2014 年度実績調査報告、国内外の政策
動向の周知を行うとともに、未参加企業への働きかけを強化し、一層の拡充に努め
た。
③低炭素社会の実現に向けた業界の取り組みを紹介するパンフレット「電機・電子業
界の温暖化対策」
(初版 2013 年)の内容を最新情報へ改訂し、実行計画の推進のた
めに活用した。
2)ライフサイクル視点における製品・サービスの CO2 削減貢献アピール
①供給する製品・サービス(IT 機器および IT ソリューション・サービスやそれらを
支える電子部品、半導体デバイス等)による CO2 排出抑制貢献量を把握するとと
もに、電子部品や半導体部門とも連携し、電子部品・デバイスの貢献ポテンシャル
を推計し、対外報告に向けて対象の拡大や評価方法の精緻化 に努めた 。
②IoT 等の IT ソリューションによる将来の他部門への CO2 排出削減貢献ポテンシャ
ルについて新たな調査を開始した。
3)国際協調による CO2 排出削減の推進及び国際動向の把握
気候変動枠組条約第 21 回締約国会合(COP21)(12 月、パリ)の動向や、二国間
クレジット制度(JCM)構築等の内外政策動向の情報収集を行い、会員会社への周知を
実施した。
4)わが国のエネルギー政策/温暖化対策への政策提言
①地球温暖化対策税の適切な使途を維持するため、関係業界と連携し、自民党税制調
77
査会小委員会等の議員への陳情を実施した。
②エネルギー政策/温暖化対策の政府審議会にオブザーバーとして業界代表が出席し、
当業界の温暖化対策の取組アピールや政府施策に対し意見具申に努めた。
(2)化学物質規制への対応
1)製品含有化学物質関連法規への対応
①海外規制への対応
・化学・素材等の国内関係業界、在欧日系ビジネス協議会(JBCE)および欧州現地
産業界との連携により、欧州 RoHS 指令において、欧州での事業継続に欠かせない
製品について、技術的知見を提供の上、適用除外の延長申請を行った。また、欧州
REACH 規則に関する情報収集・提供に努めた。
・中国版 RoHS に関し、中華人民共和国工業情報化部(MIIT)、電子工業情報化研究院
(CESI)および中国外商投資企業協会投資性工作委員会(ECFIC)代表者と「電器電
子製品有害物質使用制限管理弁法」等に関する意見交換会を実施し、業界意見の反
映に努め た。
・中国版 ELV:GB/T30512-2014「自動車使用禁止物質要求」(中華人民共和国 勧奨
国家標準 2014 年 6 月公布)と中国強制製品認証制度の関係について情報を共有し、
対応について検討した。
・海外化学物質規制セミナーを実施し、欧州・中国の最新動向を共有した(3 月)。ま
た、活動実績をアピールすることにより会員増強を図った。
・中国版 WEEE:廃棄電気電子製品回収処理管理条例(2009 年 2 月公布/対象 5 品
目)の対象製品拡大について発展改革委員会のパブリックコメント募集(12 月)に
対して 4 団体から品目の定義明確化などの意見を提出した。
②国内製品含有化学物質規制への対応
・資源有効利用促進法における特定化学物質の含有に関する情報提供制度(電気・電
子機器の特定の化学物質の含有表示方法:J-Moss)について、Web に掲載し、周知
を図るとともに、円滑な運営を図った。
・水銀に関する水俣条約批准に向けた製品の規制に対応するため、産構審・中環審合
同会合に代表委員が参画し電機・電子業界の意見具申を行った。
2)生産現場における国内法規制への対応
①VOC 排出抑制
・生産活動に伴い、排出される揮発性有機化合物(VOC)について、政府の「自主的
取組促進のための指針」に基づき、排出状況の調査を行うとともに、排出抑制に努
めた。また、調査対象物質や調査方法などのあり方について経済産業省に意見具申
を行った。
②化学物質関連法規への対応
・化学物質の大気、水域、土壌への排出、浄化等の関連法規について、政府審議会で
78
の改正等の情報を収集し、会員企業への情報提供に努め、業界の円滑な対応を推進
した。また、経団連・環境管理 WG に参画し情報を共有した。
特に、「生物応答を利用した水環境管理手法(WET)に関する検討会報告書」に対
する意見等の募集(環境省)について意見書を提出した。
・フロン排出抑制法施行(4 月)並びに労働安全衛生法の改正による化学物質のリス
クアセスメントの義務化(2016 年 6 月までに施行予定)対応のためセミナーを開
催し、情報提供とともに周知を図った。
③海外拠点における化学物質対策
・海外製造拠点における環境法令遵法対応、化学物質に関するリスク低減及びリスク
管理の効率化を目的にチェックリストを作成し、セミナーを通じて会員企業への情
報提供・周知に努めた。
・海外製造拠点の適正処理と環境事故の未然防止に向けて、中国・東南アジア等法規
制等の情報を収集し、会員企業への情報提供に努め、業界の円滑な対応を推進した。
(3)循環型社会形成に向けた対応
1)産業廃棄物等の排出状況の実態調査と排出抑制
事業所の産業廃棄物等(有価発生物含む)の排出状況および最終処分量の把握のた
め、電機・電子業界「産業廃棄物等に関する自主行動計画フォローアップ調査」を実
施し、リデュース、リユース、リサイクル(3R)への取り組みを推進した。あわせて、
経団連が進める 2015 年を目標とした「環境自主行動計画〔循環型社会形成編〕」に参
画し、産業界全体の取り組みを推進した。また、新たに「循環型社会形成自主行動計画」
として 2020 年の目標策定に参画し、業界の目標を設定した。
2)国内法規制への対応
①経団連・廃棄物・リサイクル部会および廃棄物・リサイクル WG に参画し、情報を
共有した。
②最終処分量の削減実態と有効な処理事例の収集・提供を図った。
③国が推進するマニフェスト制度の利用率向上に向けて、公益財団法人日本産業廃棄
物処理振興センターと連携し検討を行った。
3)廃棄物の再資源化促進
事業所から排出された産業廃棄物の再資源化促進を目的に、産業廃棄物処理業者に
よる再生量と最終処分量について調査・分析し情報を共有した。
4)国内リサイクル制度への対応
家電リサイクル法、容器包装リサイクル法等の国内リサイクル制度の動向把握に努
め、当該製品部会、関連団体と連携して課題への対応と円滑な運用を行った。
79
(4)環境分野における国際標準化への対応
わが国が国際議長を務め、国内審議団体を引き受ける IEC/TC111(電気・電子機器、
システムの環境規格)において、主導的に化学物質情報開示、環境配慮設計、温室効果ガ
ス排出量策定等の国際規格を戦略的に推進し、政府とともに国際競争力の強化を図った。
①MT62474 で、電気・電子機器に関するマテリアル・デクラレーション(IEC62474)
規格のメンテナンスを行うとともに、AHG11 では IEC62474 に関連したマーケッ
ト情報の収集などを行った。
②日本が国際主査を務める ISO/TC207(環境マネジメント)との環境配慮設計共同
作業グループ(ECD/Joint Working Group)において、環境配慮設計(第 1 版)の
委員会原案(CD 文書)の発行を日本主導で行った。
③WG3(含有化学物質等測定方法)における 10 のファミリー規格(IEC62321 2 版)
のうち、Part6、Part7-1 の国際規格を発行するとともに、Part3-2、3-3、4、7-2、
8、9、10 の原案の取りまとめを行った。
④環境配慮設計の補完文書として、電気・電子製品の資源効率配慮事項(TR62824)
を発行した。
⑤2015 年度に新設された PT63000(適合性評価)および PT63031(ローハロゲン定
義策定)に対して国内委員会として対応した。
⑥TC105(燃料電池)および TC111 とのリエゾンパーソンとして、日本から TC111
代表委員を送り、協力した。
⑦ISO TC 268/SC1(スマートシティーインフラ)と ISO TC 207(環境マネジメン
ト)とのリエゾンを活用し、情報交換等を行った。
⑧TC111 キスタ(スウェーデン)会議(11 月)および同時に開催される関連 WG、
PT、MT 等の会議準備・対応を行った(PT= Project team、 MT=Maintenance
Team )。
(5)低炭素・循環型社会の実現に向けた啓発活動および調査研究
1)「JEITA 環境フォーラム」の実施
温暖化対策としてのエネルギーイノベーション、IT ソリューションの活用などの最
新情報を共有するために、有識者による「JEITA 環境フォーラム 2015~持続可能な
未来を築く環境革命!~」を開催(10 月)し、環境問題に関する取り組みを広く周知
した。
2)その他各種講演会の実施
①化学物質のリスクアセスメントに関するセミナー(化学物質管理とリスクアセスメ
ントの取組)(4 月)
②生物多様性保全推進セミナー(電機・電子業界における生物多様性の保全にかかわ
る行動指針説明会)(6 月 2 回)
③事業所関連化学物質対策セミナー(海外工場における環境法令遵法対応、化学物質
80
に関するリスク低減及びリスク管理の効率化)(7 月 2 回)
④生物多様性保全推進セミナー(ISO14001(環境マネジメントシステム)改正と生
物多様性保全)(12 月)
⑤フロン排出抑制法」説明会(フロン類の管理適正化に向けて)(12 月)
⑥環境ビジネス推進セミナー(二国間クレジット制度を活用した国際ビジネスの展開)
(2 月)
⑦電機・電子 4 団体
海外化学物質規制セミナー(3 月 2 回)
⑧TC111 環境セミナー(3 月)
⑨電機・電子業界低炭素社会実行計画進捗報告会(3 月 2 回)
3)調査研究活動
①生物多様性
・生物多様性保全を目的に策定した「電機・電子業界における生物多様性の保全にか
かわる行動指針」をベースに、会員企業の取り組みについて調査・分析し、セミナ
ー等を通じた紹介により一層の推進に努めた。
②欧州エコデザイン指令
・Lot 5(monitor/display)、Lot3(TV review and electronic displays)および Lot33
(smart appliances)等について JEITA 関係部署等に必要な情報提供を行った。
③環境フットプリント
・欧州委員会が 2013 年 11 月から開始したパイロットテストに対して、IT 機器分野
の主幹事役として日本が主体的に対応した。また、環境フットプリント等に関連し
た環境情報開示に関する国内外動向の把握に努め、関連団体と連携し情報共有を図
った。
④サイバーフィジカルシステム(CPS)のエネルギー分野への応用
・CPS 技術の進展による低炭素社会実現に向けて、関連部門と連携し、研究開発動向
の情報収集に努めた。
(6)海外関連機関との連携
1)日中環境会議への対応
昨今の日中関係を鑑み、北京事務所と連携して、中国側との今後の連携のあり方に
ついて探った。
2)欧州電気標準化委員会(CENELEC)TC111X への対応
IEC TC111 の重要なカウンターパートである CENELEC TC111X の会合に TC111
の国際議長が参加し、情報を収集するとともに,TC111X との協調の方向性を探った。
81
10.グリーンIT委員会
グリーン IT 委員会は、社会全体の省エネに資するグリーン IT、グリーン CPS/IoT 製品(省
エネに資する機器、ソリューションおよびサービス)の導入促進に向けて、各種事業を実施
した。平成 25 年度より旧グリーン IT 推進協議会(GIPC)の後継機関として活動してきた
が、今後、社会全体で CPS/IoT の導入が進むことを想定し、IT および CPS/IoT が社会の省
エネにどのように貢献できるかについて検討した。具体的には、グリーン IT、グリーン
CPS/IoT 製品による省エネ・CO2 削減ポテンシャルの見える化、導入促進のための国内外で
の普及啓発事業、規制や支援制度に係る検討、データセンターの省エネ推進とエネルギー効
率評価指標の国際標準化等に取り組んだ。
(1)グリーン IT、グリーン CPS/IoT による省エネ貢献度の見える化に係る検討
1)グリーン IT による省エネ貢献度の見える化に係る検討
IT ソリューションによる省エネ貢献量算定に共通的に活用できる「アンブレラ的算
定方法」の開発に着手した。GIPC での検討結果をベースに、算定方法に必要となる
基準をまとめ、広く活用されることを目指す。具体的には、GIPC で検討した約 20 の
ソリューションの算定の考え方を「アンブレラ」と定義し、さらに、ソリューション
毎に「算定ガイドライン」を新たに作成することとし、その検討の基となる事例収集
を行った。
2)グリーン CPS/IoT による省エネ貢献度の見える化に係る検討
グリーン IT の省エネ貢献に係るこれまでの考え方をベースに、グリーン CPS/IoT
による社会の環境側面での貢献可能性について検討を開始した。具体的には、農業分
野へのグリーン CPS/IoT の導入による貢献可能性について、事例を基に検討を行った。
3)低炭素社会実行計画への協力
データセンターの of IT 的算定方法を開発し、電機・電子温暖化対策連絡会(温対
連)に提供した。温対連の運営委員会では、この算定方法を低炭素社会実行計画にお
ける CO2 削減貢献実績の算定に活用することについて承認し、2015 年度実績を 2016
年度に集計することを決定した。この算定方法は、日本が ISO/IEC JTC1/SC39
(Sustainability for and by IT)に提案しているデータセンターの評価指標 DPPE
(Datacenter Performance Per Energy)を用いて構成されているが、DPPE の 4 つ
の要素である PUE(データセンターにおけるファシリティの省エネ)、ITEE・ITEU
(IT 機器のエネルギー生産性)、REF(再生可能エネルギーの利用率)をすべて評価
することは、現時点では難しいため、当面は PUE を回答必須とし、他の要素の回答
は任意とした。
82
(2)グリーン IT、グリーン CPS/IoT 製品の導入促進に向けた普及啓発事業
1)セミナー、講演の実施
これまで検討してきた BEMS(ビルのエネルギーマネジメントシステム)等、IT
(IoT)による省エネ貢献量の試算結果等を基に、以下のセミナーや講演を実施し普
及啓発に努めた。
①ビル業界団体の環境関連委員会において、「IT 活用による省エネ効果について~ビ
ル、店舗へのエネルギーマネジメントシステム導入による省エネ効果~」について
講演した(9 月)。
②CEATEC JAPAN のコンファレンス「国際エネルギー機関 IEA と CEATEC コラボ
のエグゼクティブ向けワークショップ」で、IEA 関係者および一般聴講者向けに、
IT による省エネポテンシャル等について、英語で 3 件の講演を実施した(10 月)。
③CEATEC JAPAN のコンファレンス「エネルギー効率管理の最新動向および産業オ
ートメーションサービスの新潮流(セミナー)」(産業システム事業委員会と合同開
催)で BEMS の効果について講演した(10 月)。
④CEATEC JAPAN のコンファレンス「環境フォーラム 2015 ~持続可能な未来を築
く環境革命!~」(環境推進委員会主催)で、IT による省エネポテンシャル等につ
いて講演した(10 月)。
⑤「中小ビルの省エネ促進セミナー ~使えるツールとメリットについて 成功事例・
投資回収モデル~」を開催し、ビル業界関係者等に向けて BEMS や AEM(エリア
エネルギーマネジメント)による省エネ効果についてセミナーを実施した(3 月)。
2)普及啓発用資料の作成
BEMS による省エネ効果について、一般向けの解りやすいリーフレットを作成し、
セミナーやイベントで配布した。
3)ユーザ業界との意見交換の実施
①ビルの業界団体と連携し、相互の委員会で、BEMS による省エネ効果や各業界の温
暖化対策への取り組みについて、講演と意見交換を実施した。
②コンビニエンスストアの業界団体に店舗における省エネの課題や BEMS への期待
について意見を伺い、9 社より回答を得た。
(3)グリーン IT 導入促進に係る政策動向の把握
省エネ、温暖化対策、電力システム改革、規制改革、CPS/IoT 等に係る最新の政策動向
について、週 1 回メールニュースを委員会に配信し、迅速な情報共有を図った。また、経
済産業省や国立研究開発法人 産業技術総合研究所より最新の政策・技術動向について講演
いただき、情報共有を図った。
83
(4)海外市場におけるグリーン IT 製品の導入促進
1)アジアグリーン IT フォーラム
2009 年にわが国が提唱して開始されたアジアグリーン IT フォーラムは、初回と 2
回目が日本、以降はアジア各国での持ち回り開催となっている。平成 27 年度は第 7
回フォーラムがインドネシアで開催され(5 月、バリ島)、アジアおよび米欧の関連団
体がグリーン IT の活用について情報交換を行った。グリーン IT 委員会から 4 社が参
加して講演を行い、わが国の先進的なグリーン IT 技術をアピールした。
2)国際エネルギー機関(IEA) ※ との交流
IEA の中の実施協定の一つである IEA4E EDNA のメンバー(OECD 諸国のエネル
ギー関連の政府関係者)による定例国際会議が、CEATEC JAPAN のコンファレンス
として公開で開催された。グリーン IT 委員会より 3 名の講師が出席し、英語での講
演および意見交換を行った。
グリーン IT 委員会からの講演では、BEMS 等 IT ソリューションによる省エネ効果
や、データセンターの省エネに係る国際標準化等について紹介した。
※IEA は経済協力開発機構(OECD)の下でエネルギーに関わる諸問題に取り組んで
いる組織で、その加盟国間の実施協定である IEA4E(Energy Efficient End-Use
Equipment)には、日米欧等 12 カ国が参画している。さらに、IEA4E の下に、
電子機器とネットワークの省エネ技術・政策に係る情報収集と発信を行う EDNA
と い う 実 施 協 定 が あ る ( IEA 4E EDNA = Electronic Devices and Networks
Annex)。
3)欧米、中国等の動向把握
欧米、中国等について、海外駐在員事務所および各国関連団体との連携を通じて、
動向の把握に努めた。
4)海外向けホームページでの情報発信
会員企業のグリーン IT 製品を紹介する英文ウェブサイトを設置し、国際会議や海
外イベントにおいて積極的に周知する等、海外各国に会員企業の優れた技術をアピー
ルした。
(5)データセンターの省エネ/エネルギー効率向上に向けた取り組み
データセンターは CPS/IoT 社会の中核と位置づけられる重要なインフラであり、その活
用度が急速に高まっているが、データセンター自体のエネルギー消費量(CO2 排出量)を
削減することも強く求められている。これを受けて、GIPC で開発し提案してきた DPPE
の国際標準化に向け、ISO/IEC JTC1/SC39 の WG1 における「Resource Efficient Data
Centre(資源効率の良いデータセンター)」の議論を牽引した。
加えて、平成 27 年度に実施した海外動向調査に引き続き、米欧アジア等の主要国にお
けるデータセンターの省エネ推進策、認定制度等について調査を行った。さらに、日本デ
84
ータセンター協会にて検討中の国内データセンター認定制度について、情報共有を行った。
JEITA 内の IT 機器等の委員会とも連携し、データセンターの包括的なエネルギー効率向
上に向けて以下の事業を推進した。
1)日本発のデータセンターエネルギー効率評価指標の国際標準化推進
ISO/IEC JTC1/SC39 の国内審議団体業務(経済産業省・日本工業標準調査会受
託事業)として、審議文書の検討、意見投票、ならびに以下の国際会議への出席等を
行い、日本が提案したデータセンターのエネルギー効率評価指標 DPPE の国際標準化
に向けて、積極的に活動を行った。
・SC39 総会(6/22~25、フランス)
・SC39 WG1(10/28~30、ドイツ)
DPPE を構成する以下の 4 つのサブ指標のうち、平成 27 年度は、日本提案 REF お
よび米国提案 PUE が、最終国際規格案(FDIS)として投票の結果、可決され、国際
規格(IS)になることが確定した。また、日本提案 ITEE・ITEU についても、委員
会原案(CD)の段階まで進んだ。
・PUE(データセンターにおけるファシリティの省エネ)《米国提案》
・REF(再生可能エネルギーの利用率)《日本提案》
・ITEE(IT 機器のエネルギー効率) 《日本提案》
・ITEU(IT 機器の使用効率)
《日本提案》
2)エネルギー効率に優れたデータセンターの海外への導入促進に向けた取り組み
データセンターに係る日米欧官民協調会議の第二ラウンド(Global Harmonization
of Best Practice)に向けた協議が開始された。第二ラウンドは、エネルギー効率に優
れたデータセンターとその周辺的事項について、ベストプラクティスの収集・マッピ
ングを行い、世界で受け入れられるベストプラクティスの共通的な考え方を共有する
ことを目標とする。この第二ラウンドを開始することについて、米国エネルギー省
(DOE)、米国環境保護庁(EPA)、欧州委員会(EC)および海外民間団体とともに
協議を行った(4 月、イタリア)。
3)データセンター省エネ推進政策、認定制度等に係る検討
国際会議の場などを通じて米国、欧州、韓国等と情報交換を行うとともに、データ
センターの省エネ推進政策、認定制度等の海外動向について調査分析を行った。さら
に、日本データセンター協会にて検討中の国内データセンター認定制度について、情
報共有を行った。
4)IT 機器等に係る委員会・団体との連携
データセンターの環境パフォーマンス向上のためのさまざまな方策について、関係
する JEITA 内外の組織と連携して検討した。すなわち、DPPE の構成要素である、IT
機器のエネルギー効率や使用効率について、JEITA 内のサーバ等 IT 機器の委員会と
意見交換を行った。また、データセンターの空調削減等の可能性についても、IT 機器
85
および設備規定に関わる委員会や団体と意見交換を実施した。さらに、他団体や有識
者を交えての業界横断的な情報交換会を開催した(11 月、約 50 名出席)。
外部組織については、具体的には以下の団体との連携を図った。
・公益財団法人 金融情報システムセンター(FISC:The Center for Financial
Industry Information Systems)
... 情報システムの設置基準関連
・日本データセンター協会(JDCC)
... データセンター事業者
・一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA)... クラウドサービス事業者
・一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)
... 電源装置
・一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)... ネットワーク機器
(6)国際標準化(ISO/IEC JTC1/SC39)への対応
JTC1/SC39(IT のおよび IT によるサステナビリティ=Sustainability for and by
Information Technology)の国内委員会と連携し、国際標準化対応について協力した。
WG1(Resource Efficient Data Centres)においては、データセンターのエネルギー効
率評価指標 DPPE の国際標準化を推進した。WG2(Green ICT)においては、韓国提案の
テクニカルレポートに関して意見を提出した。
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11.法務・知的財産権委員会
法務・知的財産権委員会は、わが国の IT・エレクトロニクス産業に係る法的問題および
知的財産権問題等に関する対策の推進ならびに情報提供等を行った。
模倣品対策等の知的財産保護活動として、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)に参画
し、関係当局への要請活動を行った。また、国内外の法執行当局等との交流を通じて、知的
財産の適切な保護方法について意見・情報交換を行い、会員の企業活動に反映した。
(1)企業活動に係る経済法規・知的財産関連法規等への対応および協力
1)特許法および関連法規
・産業構造審議会 知的財産分科会 特許制度小委員会に委員を派遣し、特許法第 35 条
第 6 項の指針の改正に際し産業界の意見を発信した。
2)商標法および関連法規
・産業構造審議会 知的財産分科会 商標制度小委員会 商標審査基準 WG を傍聴すると
ともに、特許庁関係者との意見交換会を実施し、産業界の意見を発信した。
・中国改正商標法の運用を踏まえ、実務面での課題・問題点を確認した上で、中国から
代理人を招聘して意見交換を実施した。
3)意匠法および関連法規
・産業構造審議会 知的財産政策部会 意匠制度小委員会および傘下の商標審査基準ワー
キンググループに委員を派遣し、ハーグ協定およびロカルノ協定加盟に伴う意匠審査
基準改訂について産業界の意見を発信した。
4)著作権法および関連法規
・文化審議会著作権分科会著作物等の適切な保護と利用・流通に関する小委員会に委員
を派遣し、新規ビジネス促進に向けて柔軟な規定の導入などを求めて産業界の意見を
発信した。
5)私的録音録画補償金制度
・一般社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)に対して、補償金の徴収等について
協力した。
6)不正競争防止法等の経済法規
・秘密情報の保護ガイドラインの改正に際し、産業界の意見を取りまとめ、経済産業省 経
済産業政策局 知的財産政策室に産業界の意見を具申した。
・秘密情報の漏えいを防ぐべく、JEITA 会員企業を対象に「営業秘密保護について」の
講演会を開催し、秘密情報の保護方法の事例等を共有した。
・「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」の一部改正について、公正取引委員
会に産業界の意見を具申した。
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7)個人データ保護等に係る法規等
・経済産業分野の個人情報保護ガイドラインの見直しに係る検討会に委員を派遣し、改
正個人情報保護法の運用に際し、事業者の過度な負担とならないよう産業界の意見を
発信した。
・EU データ保護規則の策定に際し、わが国の IT・エレクトロニクス業界が円滑にグロ
ーバルビジネスを展開できるよう、訪欧ミッションへ委員を派遣し、産業界の意見を
発信した。
・経済産業省 情報経済課および内閣官房 IT 総合戦略室等との意見交換を実施し、適宜
産業界の意見を提言した。
8)その他の関連法規
・政府情報システムの整備および管理に関する標準ガイドラインならびに実務手引書に
おける成果物の取扱いに関する事項に対して、日本版バイ・ドール条項の適切な運用
について経済産業省 情報処理振興課等へ産業界の意見を提言した。
(2)知的財産保護の取り組み
1)知的財産保護活動の推進
・拡大するインターネット上の模倣品対策について、中国から代理人を招聘しての意見
交換会やインターネット・サービス・プロバイダへの模倣対策に対する協力依頼に向
けた勉強会を開催した。
2)国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)への参画
・IIPPF 企画委員会および第 1 プロジェクトならびにインターネットワーキンググルー
プに委員を派遣し、産業界の意見を発信した。
88
12.企業間EC委員会
IT・エレクトロニクス業界の発展に貢献することを目的に企業間電子商取引および企業間
コンカレントエンジニアリングの基盤を整備する活動を推進してきた。
企業間の全ビジネスプロセスを電子化し、シームレスにつなげるための EC 標準「ECALGA
(Electronic Commerce ALliance for Global business Activity)」の普及活動を行うととも
に、自動車業界等との業際化、また、国際化、環境関係の課題対応に注力した。
〈重点事業〉
(1)業際化への対応
平成 26 年度に立ち上げた将来 VISION 検討 TF で整理した業際連携に向けた課題、
活動方針に基づき、特に JEITA と関係の深い自動車・ヘルスケア業界等との業際 EDI
の実用化に向けた検討を進めた。
(2)海外 EDI 対応
平成 26 年度に実施した海外 EDI 実態調査の結果をふまえ、海外拠点での ECALGA
実装に向けた課題検討、ニーズ掘り起こしのため、2 月に欧州の標準化推進団体
EDIFICE およびドイツの EDI 先進企業の Supply On を訪問した。また、EDIFICE と
は今後定期的に情報交換することとした。
(3)サプライチェーン(SCM)関連
①会員企業のグローバル化に対応し、海外通常取引モデルの拡充(見積業務対応)に
着手し、普及促進に努めた。
②将来 VISION 検討 TF で整理したユーザニーズ・課題に対応した ECALGA 標準の
見直し、拡充を進めた。
(4)技術情報交換仕様の標準化、実用化
会員企業からのニーズとして顕在化した「検査成績書の標準化」につき、現状を調査
し、情報交換の効率化を視野に電子化、書式・項目等を検討した。
〈定常事業〉
(1) 国際化対応
1)国際標準化団体対応
①IBIS(I/O Buffer Information Specification)の標準化について、米国 EIA/IBIS
Open Forum と連携し日米両国の IBIS サミット会議で報告を行った。
EIA(Electronic Industries Alliance)、IBIS Open Forum:IBIS 国際標準化団体
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②ECALS 辞書と IEC(国際電気標準会議)との整合性を保つために関係機関との連
携を推進した。
(2)環境関係課題への対応
REACH(化学物質の登録、評価認可及び制限に関する規則)等の各種規制に対応し、
製品含有化学物質の適切な管理および円滑な情報の開示・伝達を促進するための標準化
に注力した。異業種が参画しているアーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)と連
携し、JAMP_AIS の仕様改定を確認し、ツール・辞書・スキーマ変更対応等の調整を行
った。
(3)中堅・中小企業への対応
中堅・中小企業を含め、EDI が業界内に無理なく普及していくため、以下の事業を行
った。
①Web-EDI 認定事業(Web-EDI ガイドライン準拠、あるいは適合認定)の推進(認
定更新 5 件)。
②ASP(Application Service Provider)事業者に対する ASP 間運用標準ガイドライ
ンの実装推進。
③JEITA_AIS 作成支援ツールの普及・拡大のための整備と改修。
・ツールの物質リスト更新
・ツール海外ニーズ・普及の検討等
(4) 標準化、実用化の促進
1)ECALGA 全般
①EC センターホームページおよび季刊誌「ECLAGA ニュース」により普及啓発を行
った。
2)エンジニアリングチェーン(ECM)関連
①ECALS データの BtoB 交換の実施企業拡大のため ECALS 実用化を推進した。
②ECALS(電子部品カタログ情報電子交換)辞書のバージョンアップ(Ver17.1)を
行った。
③IBIS モデル標準化
IBIS 初心者と潜在的ユーザをターゲットに IBIS 利用拡大と利用技術の向上を図っ
た。
・解析初心者向け IBIS ガイド作成
・解析プロセスの標準化とガイド作成
IBIS 利用促進の活動を通じて顕在化した課題の解決策の検討、および EIA/IBIS
Open Forum に対して解決策を提案した。
90
13.関西支部
近畿経済産業局、大阪府、大阪市をはじめ関連各機関と連携し、会員企業の競争力強化と、
CPS/IoT の活用による地域活性化に向けた取り組みを推進した。また、海外関連機関との交
流を含め、自動車/医療/エネルギー等、今後の成長分野を含むグローバルマーケットの把
握に努め、特に地場を拠点とする会員に向け経営に関わる最新の情報を提供した。さらに、
IT・エレクトロニクス産業の将来を担う人材の育成をはじめ、社会的課題の解決に向けた活
動を進めた。
〈重点事業〉
(1)ビジネス領域の拡大に向けた取り組み
①デジタル機器ならびに今後の成長分野(自動車/医療/エネルギー/ロボット/住
宅等)についてマーケットの最新動向を把握するとともに、機器ならびに部品メー
カトップ・経営幹部の交流を図る目的で「機器・部品メーカ懇談会」を 2 回実施し
た(6 月:第 86 回、11 月:第 87 回)。
②2020 年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた政府の取り組みについて知
り、ビジネスチャンスを探る目的で、経済産業省 商務情報政策局 サービス政策課
長を講師に招き「平成 28 年新春特別講演会」を開催した(1 月、参加約 50 名)。
③「先進運転支援システム/自動運転の市場動向と今後の展望」をテーマに、民間調
査機関より講師を招き、「電子部品 3 専門委員会合同委員会」を開催した(7 月)。
④システムソリューション、ソフトウェア、電子部品事業者よりトップ・経営幹部を
講師に招き、IoT ビジネス関連の講演を行うとともに、機器メーカ幹部との交流を
図った。
⑤「IoT 時代の中で、成長分野へのエレクトロニクスによるイノベーションの視点」
をテーマに、メーカ(建機・農機、ロボット)ならびにベンチャーキャピタルから
講師を招き、「2015 技術セミナー」を開催した(9 月、参加約 150 名)。
⑥わが国製造業の競争力を維持・強化する産業政策のあり方につき、経済産業省 製造
産業局 製造産業技術戦略室長と懇談・意見交換を行った(1 月)。
(2)新興国市場拡大への取り組み
①自然災害からの復興、および今後の発展が期待される地域の現況を知る目的で、部
品メーカトップ・経営幹部により、タイおよびミャンマーの現地関係機関・製造拠
点を訪問するミッションを派遣した(8 月)。
②アジア各国の経済・社会について最新の状況を知り、ビジネスの拡大とリスクの回
避を図る目的で、専門家による以下の講演を行った。
・「変革期のインド~元駐在員が語る社会・経済の最新状況~」独立行政法人日本貿易振
興機構(12 月)。
91
・「中国の動向とビジネスについて」一般社団法人日中経済貿易センター(3 月)。
(3)環境課題への対応
「化学物質規制の最新動向」をテーマに「環境セミナー2016」を開催した。グローバ
ルな規制動向の紹介とともに、中国新 RoHS、東南アジア各国の RoHS 類似規制、欧州
RoHS/REACH/BPR、および米国カリフォルニア州グリーンケミストリー法に関する
ビジネス上の留意点、また、フタレート系可塑剤の使用を巡る現状と課題について、幅
広く情報提供した(3 月、参加約 90 名)。
(4)人材育成事業
「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(略称:ABE イニシアティ
ブ)」による神戸情報大学院大学への IT 系留学生に関し、近畿経済産業局と連携し、イ
ンターンシップ受入れ先の開拓に協力した。
〈定常事業〉
(1)ビジネス領域の拡大に向けた取り組み
①経済産業省による「平成 27 年度戦略産業支援のための基盤整備事業(戦略分野コ
ーディネータ事業(エレクトロニクス分野))」に対し、「地域担当コーディネータ」
を紹介する等、積極的に協力した。
②大阪府による「大阪次世代自動車普及推進協議会」に参画し、EV・FCV の普及拡
大、充電・水素供給インフラ整備等に向けた活動に協力した。
③4K・8K 放送について、放送事業者(テレビ/ケーブルテレビ)の施設見学と講演
により推進状況を把握するとともに、関連技術規格の策定に関する最新の情報を共
有した。
(2)グローバルビジネス環境整備への取り組み
1)標準化の取り組み
JIS C5504(ホーンスピーカ)原案作成委員会を推進し、改正原案を一般財団法人
日本規格協会に提出した。
2)コンプライアンスへの対応
業界団体活動におけるコンプライアンスについて、最新の状況を認識し情報を共有
する目的で、専門弁護士による講演会を開催した(3 月)。
(3)社会的諸課題解決への取り組み
1)調達関連課題への対応
紛争鉱物規制への対応について専門講師の講演により最新の情報を提供した。また、
92
資材調達に関連する BCP、CSR、人材育成等の課題について、各社の事例発表と意見
交換により情報を共有した。
2)人事・労務関連課題への対応
マイナンバー制度、改正派遣法、春闘をテーマに、専門講師の講演によりそれぞれ
最新の情報を提供した。また、その他各種の人事・労務課題について、各社の事例発
表と意見交換により情報を共有した。
3)人材育成事業
①関西工学教育協会電気分科会と共同で、大阪大学ならびに神戸大学の大学院工学研
究科において「JEITA 関西講座」を実施した(会員企業より延べ 17 名の講師を派
遣、両大学で延べ約 750 名が受講)。
②京都市教育委員会と連携し、会員部品企業より指導員(8 社 8 名)を派遣し、小学
生に電子工作を体験してもらう「ものづくり教室」を実施した(参加小学生 4~6
年生 37 名、2 月)。
4)IT・エレクトロニクスによる地域活性化に向けた取り組み
①地域における有望ベンチャーの発掘および会員企業との連携に向け、大阪市都市型
産業振興センターおよびベンチャー支援ファンドとの協力関係を構築した。
②近畿情報通信協議会による「近畿情報通信連携促進会議」に参画し、地域における
IT 利活用事例の情報共有を進めた。
5)製品安全の推進
①製品安全規制に関するグローバルな動向の把握に努めるとともに、電気用品安全法
の技術基準体系見直しについて専門講師の講演により情報を共有した。
②スピーカの長期使用事故の予防に向け、屋外構造物の経年劣化について、専門講師
の講演ならびに関連研究施設の見学により情報を共有した。
③「変成器設計マニュアル(追補版)」を一通りまとめた上で、さらに有用な資料とす
るため内容を精査し、関連規格等の追加すべき情報を収集した。
(4)情報発信の取り組み
支部会員企業、関連各機関に向け、関西支部レポート(毎月)、各種催し等情報(毎月 2
回)を発信し、支部活動および業界関連の情報をタイムリーに提供した。特に、一般社団
法人日本機械工業連合会大阪事務所「関西団体協議会」と連携し、同協議会加盟各団体に
よるセミナー等について情報発信を強化した。
93
14.海外事務所
<ワシントン DC 事務所>
(1)米国における紛争鉱物規則への対応
Conflict-Free Sourcing Initiative(CFSI)および IPC 標準化委員会の定期会合に参加
し、紛争鉱物規則の規定に基づくサプライチェーン調査フォーマットの改訂案に JEITA
意見を反映するとともに、欧州立法化、中国のガイドライン策定の状況および米国証券取
引委員会(SEC)の紛争鉱物規則に対する訴訟等に関する情報を収集し、本部へ報告した。
また、製錬所の特定や製錬所に対して紛争フリーの認証取得を働き掛けるチーム、企業
対応のためのガイダンスや FAQ の作成に関わるチームにも参加し、CFSI プログラムの充
実・推進の支援を行った。さらに、CFSI ワークショップ(9 月)において、責任ある紛争
鉱物検討会を代表し、JEITA 企業の懸念点や提案を発表した。
(2)各国政府機関への業界提言
各国政府機関が公表あるいは検討している法律案や政策案等について、JEITA 本部、米
国産業界および経済産業省と連携し、適切な業界提言やその調整・支援等、必要に応じて
フォローアップを実施した。
1)米国政府(連邦および州)への業界提言とフォローアップ
・紛争鉱物に関して、製錬所リストの作成支援など規則関連への取り組みとともに、
米国政府説明責任局(GAO)に JEITA の紛争鉱物に対する取り組みや課題を説明
した。
・エネルギースター・プログラムのイメージ機器(新たなプロフェッショナル製品カ
テゴリー)に関して、米国環境保護庁(EPA)に対し情報技術産業協議会(ITI)と
共に提案した。
2)各国政府への業界提言とフォローアップ
・中国、インドなどの排他的独自政策に関する米国産業界、欧州産業界および JEITA
の対応について意見交換した。
・中国のサイバーセキュリティ規制に関し、関連業界団体からの情報収集を行った。
・アジア太平洋経済協力会議(APEC)や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)など
の通商協定に関する情報収集を行った。
(3)在米日系企業、日本大使館等とのネットワークの強化
1)米国業界団体等との関係強化
WTO 情報技術協定(ITA)品目拡大交渉の締結に向けて、ITI、CTA、米国半導体
工業会(SIA)との間で、適宜、日米業界および政府の対応状況について情報交換を
行った。また、Electronic Industry Citizenship Coalition(EICC)と、紛争鉱物を含む
94
CSR 関連問題で連携を拡大し、2016 年 7 月を目途とする日本での共同ワークショッ
プ開催に向けて準備を開始した。
2)在米日系企業、日本大使館等とのネットワークの強化
・在米の日本大使館、独立行政法人貿易振興機構(JETRO)、日系業界団体および日
系エレクトロニクス企業等とのコミュニケーションを深耕し、IoT、サイバーセキ
ュリティなど関心事項とその動向の把握に努めた。その一環で、ワシントン近郊の
会員企業向けの「ラウンドテーブル」を 4 半期に一回のペースで開催した。
・バイ・アメリカン法案、法人税に関する動向について、在ワシントン DC 日本大使
館、在米日系エレクトロニクス企業、米国業界団体 Organization for International
Investment (OFII)と連携し、日系企業への影響等に関する情報収集を行った。
3)在米部品懇談会の開催
在米部品懇談会を 2 回開催(6 月、ニューヨーク近郊/1 月、パーム・スプリング
ス)し、IT・エレクトロニクス市場の動向および経済動向、雇用など在米日系部品が
直面する問題等について意見交換を行った。
(4)情報収集と報告
米国政府、議会、業界、関係機関およびプレスの動向を注視し、関係者へ的確かつタイ
ムリーに情報提供した。具体的には、以下を中心に情報収集を行い、逐次の情報発信に加
え、「ワシントン DC マンスリー・レポート」および「米国 CPS/IoT 関連クリッピング」
を月次で発行した。
・米国の景況動向、連邦政府の経済政策および IT 関連政策ならびに関連した議会、業
界の動向
・WTO 情報通信協定(ITA)拡大交渉に関する米国政府及び産業界の動向
・WTO 環境物品自由化交渉(EGA)に関する米国産業界の動向
・環太平洋経済連携協定(TPP)に関する米国政府および産業界の動向
・各国の Forced Localization Measures の米国産業界の対応状況
・紛争鉱物条項関連の米国産業界の対応状況
・国防授権法関連条項の米国産業界の対応状況
・地球温暖化関連法案や廃棄物規制等米国の州および連邦、ならびにバーゼル条約や国
際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)等の国際的枠組みにおける
環境問題の取り組みと規制成立による業界への影響
・対中国、対 EU 政策を含む連邦政府の経済・通商政策の動向と米国業界の動向
・IoT、クラウドコンピューティング、スマートフォンやタブレット端末等の情報端末、
スマートコミュニティ関連機器、グリーン IT 関連機器、医療関連 IT 機器、4K
TV、
ウェアラブル、3D 関連機器等に関する米国産業界および主要各社の動向、ならびに
その他の注目市場の動向
・知的財産権、規格・標準化に関する米国政府、議会、業界の動向
95
・サイバーセキュリティに関する米国政府、議会、業界の動向
・上記項目に関するマスコミの論調
(5)JEITA ミッションへの協力等
JEITA ミッションへの協力とコーディネーションおよびその他の依頼事項に対応する。
1)訪米ミッションへの協力
JEITA(紛争鉱物関連)や JETRO(組み込みソフト)の訪米ミッション派遣に関し、
アポイント取りなどの協力と米国側関係者とのコーディネーションを行った。
2)コンプライアンスへの協力
米国の事例、解釈を基にした JEITA のコンプライアンスへの協力、支援を行った。
3)CEATEC JAPAN および Inter BEE の米国展示会認証の取得の支援
CEATEC JAPAN および Inter BEE の米国窓口として米国商務省との連携を行った。
<北京事務所>
北京事務所は、変化が激しく様々な課題がある中国における会員企業の最前線事務所とし
て、中国の電子情報産業関連政策や産業動向等に関する情報収集および発信を行うとともに、
中国政府機関等に対する業界提言の調整・発出・フォローアップ等を精力的に実施した。
(1)情報収集および発信
1)法律・条例等の各種規則および関連政策
以下の情報を関連委員会や説明会等において発信した。
①法律・条例等のパブリックコメント対応
中国の法令等における以下のパブリックコメントについて、翻訳を含め最新動向
について情報収集し、関係各所に報告した。
・中国サイバーセキュリティ法案
・保険機構情報化監督管理規定案
・スマート携帯端末アプリのプリインストール及び配布管理暫定規定案
・インターネットニュース情報サービス管理規定案
・改正中国標準化法案
・団体の標準化ガイダンス案
・著作権行政処罰実施弁法改正案
・反不正当競争法案
・専利行政法執行操作ガイドライン案
・知的財産権濫用に関する独占禁止ガイドライン案
・専利権侵害行為認定ガイドライン案
96
・「廃棄電器電子製品処理目録(2014 年版)」の解釈案
②法律・条例等の発布・施行等について
発布・制定された中国の法令、制度に関して情報収集し、関係各所に報告した。
・中華人民共和国反テロリズム法
・電器電子製品有害物質使用制限管理弁法(改正中国版 RoHS)
③中国における情報セキュリティ規制の動向について調査レポートを作成し、JEITA
本部に報告した。
④リチウムイオン電池強制標準制度について
2014 年末に制定された「ポータブル電子機器用リチウムイオン電池及び同電池パ
ックの安全標準」について、中国の認証機関等の担当者を招へいし、JEITA や JLMC
団体の会員企業向け説明会を東京で開催した。
⑤環境関係規制の動向について
中国版 RoSH(電子情報製品含有有害物質に関する規制)や WEEE について、最
近の規制制度の動向を調査し、JEITA 関連委員会で報告するとともに、東京で開催
された JEITA や軽機械センター(JLMC)構成団体の会員企業向け説明会において
説明した。
2)統計、市場動向、企業動向等
中国政府(工業情報化部)から四半期ごとに発表される電子情報産業の動向をまと
め報告した。
(2)中国政府機関等に対する業界提言
中国版 RoHS の改正に伴って、RoHS 管理弁法の対象が電器製品に及ぶこととなるが、
この対象について欧州並みとなるよう工業・情報化部に申し入れた。また、中国版 WEEE
(廃電器電子製品回収処理管理条例)の対象品目追加に当たって、課題がある品目につい
て意見の申し入れを実施するとともに、中国政府、業界団体等と調整を継続して実施した。
情報セキュリティに関して、「中国サイバーセキュリティ法案」、および「保険機構情報
化監督管理規定案」のパブリックコメントに対して、本部と連携しつつ中国政府に意見を
提出した。また、規定の運用が停止されている「銀行部門のサイバーセキュリティおよび
情報化開発の強化のための安全かつ制御可能な情報技術適用のガイドライン」の担当部局
である中国銀行業監督管理委員会(CBRC)に対し、日米欧加等と共同して、銀行セクタ
ーにおける IT セキュリティ強化が不適切なものとならないよう意見書を提出した。
(3)中国の電子情報産業関連団体との連携・協力の推進
1)中国電子商会(CECC)との連携・協力
北京事務所長の交代挨拶、中国政府や電子情報産業の動向を意見交換するなど、交
流を図った。
97
2)中国機電産品輸出入商会(CCCME)との連携・協力
北京事務所長の交代挨拶、同会主催の講演会への参加、中国政府や電子情報産業の
動向を意見交換するなど、交流を図った。
3)中国国際貿易委員会電子情報業分会(CCPITECC)との連携・協力
CEATEC JAPAN への参加について情報提供、意見交換等を行い、交流を図った。
4)中国文化弁公設備製造工業協会(CCOEA)との連携・協力
省エネや複写機の再製造に係る標準に関して、CCOEA が主催する委員会に参加し
たほか、中国版 WEEE などの中国政府の動向などについて情報交換を行った。
5)中国関連団体のイベントへの協力
中国家電研究院が主催する EPR フォーラムに後援名義、官民の参加をサポートし
た。中国電子商会が主催する「境を跨ぐ電子商取引モデルのイノベーションサミット
フォーラム」(天津市)やアジアエレクトロニクス展上海(AEES2015)に参加した。
6)その他
中国外商投資企業協会投資性公司工作員会(ECFIC)と中国版 WEEE、RoHS に関
して意見交換を行った。
(4)現地進出会員企業に対する情報提供および活動支援
1)JEITA 関連情報の提供
メールによる情報提供、中国日本商会の場を活用した説明会を開催した。
2)在中国会員企業との連携強化
中国 RoHS や中国 WEEE 等の対応に当たっては、本部関係部署および現地メンバ
ーとも相談・調整しつつ対応した。また、在中国会員企業の中国政府機関への訪問に
同行し意見交換をしたほか、電子部品メーカ等と市場動向について意見交換を行った。
(5)JEITA および関連業界の訪中ミッションの受入協力
廃家電処理に関するフォーラム対応や知財保護活動のための関連団体の訪問団の活動を
サポートした。また、中国版 RoHS に関して政府調の見解の確認のため、基準制定組織を
訪問して要望活動をサポートした。
その際には、現地団体との意見交換アレンジ、政府との交流の場設定、訪問に当たって
のアドバイスなどを行った。
(6)中国における戦略的互恵関係のための取り組み
1)日本大使館、中国日本商会等日系組織との連携強化
中国日本商会白書の一部を執筆し、その後中国政府や欧米団体との意見交換を実施
した。情報セキュリティ認証調査レポートを元にして中国日本商会と共同の講演会等
98
を開催した。
また、在中国の日系企業に広くかかわる以下の課題を中国日本商会と連携して実施
した。
・保険機構情報化監督管理規定案に関する意見交換会
・銀行部門のサイバーセキュリティおよび情報化開発の強化に関する意見交換会
2)米欧韓等の関係機関との連携強化
北京における欧米韓の機関とは日常的に情報交換等を実施した。例えば、環境規制
などの対応に当たっては、共同で政府と対話し、情報交換するなど連携を図った。
定期的に ICT セキュリティラウンドテーブルを開催した。
3)国際会議等の場を活用した諸外国との連携強化
中国インターネット弁公室および浙江省人民政府の主催により浙江省烏鎮で開催さ
れた世界インターネット大会(烏鎮サミット)に参加し、米欧韓等の参加者と意見交
換した。また、全米家電協会(CEA)が主催した「International CES Asia」
(上海市)
に参加し、アジア等からの参加者と意見交換した。
<ブリュッセル事務所>
(1)情報収集および情報提供
平成 27 年度も、EU および各国政府の法律・規則等、欧州内の産業関係団体、規格策定
団体等の動向および市場動向、企業動向等について随時、現地関係者及びコンサルティン
グ会社、シンクタンクを活用し、整理・分析の後、「欧州代表情報」等として JEITA 本部
に報告を実施した。
(2)EU および欧州各国政府、関係団体等との調整
欧州との重要案件(日 EU 経済連携協定(EPA)、欧州と各国との自由貿易協定(FTA
/EPA)、WTO 情報技術協定(ITA)拡大交渉、関税分類問題、中国等の保護主義的政策
への対応、EU データ保護規制法案、EU 紛争鉱物法案等)について情報収集を行い、必
要に応じて JEITA 本部に報告、さらに EU および欧州各国政府、関係団体等との間の調
整を行った。具体的な進捗は下記の通り。
・日 EU EPA については、2017 年以降、東京とブラッセルで交互に交渉が継続されている
ところ 2016 年 3 月現時点、交渉は終了に至っていない。日欧首脳会談(5 月、東京)に
て、同年内の締結を目標としていたが、両政府間で、特に自動車や鉄道及び農業等の各分
野における合意が遅れており、現在、2016 年内の締結に向けて、調整が続けられている。
・WTO 情報技術協定(ITA)拡大交渉については、平成 27 年度にも複数回の交渉ラウ
ンドが継続されたが、WTO ナイロビ閣僚会合(12 月)において合意がなされた。今
後、ITA 拡大交渉の結果を踏まえた速やかな関税撤廃の実現および交渉加盟国の拡大
99
などに議論がシフトする予定。また、IT 物品に関しては、非関税面での取り組み・対
応促進を今後も加速していくため、ジュネーブにおいて、NTB ワークショップが開催
され JEITA としても、FLMs を中心に主張を行った(5 月)。
・EU データ保護規制法案については、トリアローグ(欧州委員会、欧州理事会、欧州
議会の合同検討の場)において合意(12 月)され、3 月現在、最終テキストの調整が
行われている。今後、法案の最終条文確認とともに、法律の下に規定される委任法令・
ガイドラインについて注視していく。そのため、EU および欧州各国政府、関係団体
等から関連動向の情報収集を継続していくあわせて、またデータ越境の促進の観点か
ら、日本の個人情報保護新法の動向も含め、説明を行っていく)。
・欧州のスマート社会の実現に向けた取り組みに関しては、欧州における ICT を欧州大
で統一的に利活用を進めていくためのビジョン「デジタルシングルマーケット戦略」
が発表された(6 月)。今後、本戦略の各柱について注視し、新たなビジネス・市場創
出に向けた取り組み、製造や流通の生産性向上に向けた取り組み(独のインダストリ
ー4.0 構想を含む)、イノベーションにつながる先端基盤技術開発の促進、低炭素社会
実現に向けた省エネの推進、電子行政確立に向けた取り組み、個人情報保護とデータ
利活用の両立、サイバーセキュリティ強化への取り組み等に関する情報収集を強化す
る。その中で、日欧関係強化に向けた取り組について検討を図る。
・社会的諸課題解決への取り組みに関しては、紛争鉱物資源等の新規制への対応(3 月
時点、トリアローグが実施中)、環境関連規制への対応(REACH、EuP/ErP、RoHS、
WEEE、環境フットプリント等)等について現地関係者から情報収集を行った。
(3)ネットワーク構築と強化
・ DIGITALEUROPE 等 の 欧 州 の 関 係 団 体 等 と 密 接 な 関 係 を 継 続 し て い る 。 特 に 、
DIGITALEUROPE 、米国 ITI とは、
「 現地強制化政策問題(FLP:Forced Localization
Policy )」 に 関 し て 協 議 を 定 期 的 に 実 施 ( ワ シ ン ト ン に て 三 極 会 議 ( 7 月 )、
DIGITALEUROPE との二者協議を開催(2 月))、2014 年 10 月の東京宣言を確認す
るとともに、今後の主要な国際政治イベント(G7 日本、G20 中国)等を踏まえて更
に推進していくことを約束した。
・在欧日系ビジネス協議会(JBCE)および日本機械輸出組合(JMC)等の活動と協調
して、在欧日系企業間の情報交換等のネットワークを維持・強化した。
100
付表
国際会議
開催時期
2015 年
会議名
4 月 第 4 回日 EU 業界対話会合
開催国
担当部門
ベルギー
総合政策部会
民生用電子情報機器標準化技術情報交流会(GISA) イタリア
CE 部会
第 23 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議
(WDICC/WG)
台湾
ディスプレイデバイス部会
中国
半導体部会
第 19 回世界半導体会議(WSC)
中国
半導体部会
第 11 回国際ナノテクノロジー会議(INC11)
日本
半導体部会
第 7 回アジアグリーン IT フォーラム
インドネシア
グリーン IT 委員会
7 月 国際半導体技術ロードマップ(ITRS)会議
米国
半導体部会
10 月 第 20 回 WEF(World Electronics Forum)
台湾
総合政策部会
第 11 回 AEF(Asia Electronics Forum)
台湾
総合政策部会
半導体に関する政府/当局間会合(GAMS)
米国
半導体部会
第 53 回 WSC 合同運営委員会(JSTC)
米国
半導体部会
WSC 環境安全健康(ESH)委員会
米国
半導体部会
日本
EC センター
中国
半導体部会
WSC 環境安全健康(ESH)委員会
中国
半導体部会
国際半導体技術ロードマップ(ITRS)会議
米国
半導体部会
第 24 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議
(WDICC/WG)
韓国
ディスプレイデバイス部会
第 13 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議
(WDICC/MC)
韓国
ディスプレイデバイス部会
5 月 第 52 回 WSC 合同運営委員会(JSTC)
11 月 IBIS Summit Japan
2016 年 2 月第 54 回 WSC 合同運営委員会(JSTC)
101
標準化
<国際会議>
開催時期
会議名
開催国
2015 年 4 月 IEC/TC100AGS/AGM 国際会議
イタリア
5 月 IEC/TC47/SC47A 国際会議
ドイツ
6 月 IEC/TC47/SC47E 国際会議
シンガポール
担当部門
CE 部会
半導体部会
半導体部会
IEC/TC47/SC47E/JWG5 国際会議
ドイツ
ISO/IEC JTC1/SC39 国際会議
フランス
グリーン IT 委員会
チェコ
電子部品部会
チェコ
標準化政策委員会
欧州
情報・産業社会システム部会
9 月 IEC/SC48B 国際会議
IEC/TC48、SC48D 国際会議
10 月 ISO/TC204 総会
半導体部会
ISO/TC80 総会
韓国
IEC/TC51 国際会議
中国
電子部品部会
IEC/TC91 国際会議
中国
標準化政策委員会
IEC/TC113 国際会議
韓国
標準化政策委員会
IEC/TC100AGS/AGM 国際会議
ベラルーシ
CE 部会
IEC/TC110 国際会議
中国
ディスプレイデバイス部会
ISO/TC159 国際会議
ベルギー
ディスプレイデバイス部
ISO/IEC JTC1/SC39 国際会議
ドイツ
グリーン IT 委員会
11 月 IEC/TC62 国際会議
日本
情報・産業社会システム部会
IEC/TC40 国際会議
中国
電子部品部会
IEC/TC100 国際会議
日本
CE 部会
IEC/TC111 国際会議
スウェーデン
環境委員会
IEC/TC119 国際会議
米国
標準化政策委員会
IEC/SMB/SG10 国際会議
韓国
ディスプレイデバイス部会
豪州
ディスプレイデバイス部会
英国
半導体部会
2016 年 1 月 IEC/TC110 国際会議
2 月 IEC/TC47/WG3 国際会議
IEC/TC47/WG2 及び WG5 国際会議
3 月 IEC/SMB/SG10 国際会議
102
情報・産業社会システム部会
米国
半導体部会
米国
ディスプレイデバイス部会
<国際委員会の議長・幹事の受託>
事業
担当部門
IEC/TC51(磁性部品及びフェライト材料)
電子部品部会
IEC/TC91(電子実装技術)
標準化政策委員会
IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステム及び機器)
CE 部会
IEC/TC110(電子ディスプレイデバイス)
ディスプレイデバイス部会
IEC/TC111(電気・電子機器、システムの環境規格)
環境委員会
IEC/TC113(電気・電子分野の製品およびシステムのナノテクノロジー) 標準化政策委員会
IEC/SC47A(集積回路)
、SC47D(半導体パッケージング)
、SC47E(個別半導体)半導体部会
IEC/SC48D(電子装置の機械的構造)
標準化政策委員会
<IEC・ISO 規格の作成(JISC から国内審議委員会を受託)>
事業
担当部門
IEC/TC40(電子機器用コンデンサ及び抵抗器)
電子部品部会
IEC/TC47(半導体デバイス)
、SC47A(集積回路)
、SC47D(半導体パッケージ)
、 半導体部会
SC47E(個別半導体)
IEC/TC48(電子機器用機構部品)
、SC48D(電子装置の機械的構造)
標準化政策委員会
IEC/TC51(磁性部品及びフェライト材料)
電子部品部会
IEC/TC62(医用電気機器)
、SC62A(医用電気機器の共通事項)
、
SC62D(医用電子機器)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC80(舶用航法及び無線通信装置とシステム)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC87(超音波)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC91(電子実装技術)
標準化政策委員会
IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステム及び機器)
CE 部会
IEC/TC110(電子ディスプレイデバイス)
ディスプレイデバイス部会
IEC/TC111(電気・電子機器、システムの環境規格)
環境委員会
IEC/TC113(電気・電子分野の製品及びシステムのナノテクノロジー)
標準化政策委員会
IEC/TC119(プリンテッドエレクトロニクス)
標準化政策委員会
IEC/SC37A(低圧サージ防護デバイス)
SC37B(サージ防護デバイス用部品)
電子部品部会
IEC/SC48B(コネクタ)
電子部品部会
ISO/IEC JTC1/SC39(IT の及び IT によるサステナビリティ)
グリーン IT 委員会
103
IEC/SMB/SG10(ウェアラブルスマートデバイス)
標準化政策委員会
<外部の国際審議委員会委託団体との連携・協力>
事業
担当部門
IEC/TC9(鉄道用電気設備とシステム)
情報・産業社会システム部会
電子部品部会
IEC/TC46(通信用伝送線及びマイクロ波受動部品)/SC46A(同軸ケーブル)
/SC46C(平衡型ケーブル)/SC46F(無線及びマイクロ波受動部品)
電子部品部会
IEC/TC68(磁性合金及び磁性鋼)
電子部品部会
IEC/TC69(電気自動車及び電動産業車両)
電子部品部会
IEC/TC72(自動制御装置)
電子部品部会
IEC/TC79/WG12(警報及び電子セキュリティシステム/
ビデオサーベランスシステム)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC81(雷保護)
電子部品部会
IEC/TC101(静電気)
電子部品部会
標準化政策委員会
IEC/TC103(無線通信用送信装置)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC104(環境条件、分類及び試験方法)
電子部品部会
IEC/TC107(航空用電子部品のプロセスマネジメント)
電子部品部会
IEC/TC108(オーディオ・ビデオ、情報技術、通信技術分野における電子
機器の安全性)
安全政策委員会、電子部品部会
CE 部会
IEC/TC120(電気エネルギー貯蔵システム)
電子部品部会
IEC/SC23J(機器用スイッチ)
電子部品部会
IEC/SC62B(医用画像装置)
情報・産業社会システム部会
IEC/SC62C(放射線治療装置、核医学及び放射線量計)
情報・産業社会システム部会
IEC/SMB/SG3(標準管理評議会/スマートグリッド)
CE 部会
IEC/SMB/SG6(標準管理評議会/電気自動車に関する技術標準戦略)
CE 部会
ISO/TC21/SC3(消防器具/火災感知及び警報システム)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC42/WG18(デジタルスチルカメラ)
CE 部会
ISO/TC121(麻酔装置及び人工呼吸器関連装置)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC150(外科用体内埋没材)/SC6(活動型埋没医療用具)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC159/SC4(人間工学/人とシステムのインターラクション)
ディスプレイデバイス部会
ISO/TC172(光学及びフォトニクス) /SC7(眼光学及び関連機器)
情報・産業社会システム部会
104
ISO/TC173(福祉用具)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC184(オートメーションシステム及びインテグレーション)/
SC2(ロボットとロボティックデバイス)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC184(オートメーションシステム及びインテグレーション)/
SC4(産業データ)
標準化政策委員会
ISO/TC204(ITS)
、WG16(通信)WG17(ノーマディックデバイス)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC210(医療用具の品質管理と関連する一般事項)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC215(保健医療情報)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC223/WG5(社会セキュリティ/ビデオサーベランス)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC229(ナノテクノロジー)
標準化政策委員会
ISO/TC242(エネルギーマネジメント)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC257(省エネルギーの評価・検証)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC268/SC1(スマート都市インフラ)
CE 部会
ISO/IEC JTC1/SC35(ユーザインタフェース)
CE 部会
105
調査報告書
<調査報告書>
事業
担当部門
情報端末装置に関する市場調査報告書(出荷見通し)
情報・産業社会システム部会
プリンターに関する調査報告書(世界市場見通し)
情報・産業社会システム部会
磁気記憶装置に関する調査報告書(世界市場見通し)
情報・産業社会システム部会
入力装置に関する調査報告書(出荷見通し)
情報・産業社会システム部会
端末装置に関する調査報告書(出荷見通し)
情報・産業社会システム部会
AV&IT 機器世界需要動向
CE 部会
民生用電子機器データ集(国内出荷統計時系列過去データ)
CE 部会
主要電子機器の世界生産状況(世界生産台数見通し、英文併記)
電子部品部会
IT・エレクトロニクス×地域活性化 百選
~CPS/IoT への取組みから見えてくる新たなニーズ~
総合企画部
<統計>
事業
担当部門
移動電話国内出荷実績
総合政策部会
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査
情報・産業社会システム部会
サーバ・ワークステーションの出荷実績調査
情報・産業社会システム部会
情報端末関連装置出荷統計調査
情報・産業社会システム部会
産業用電子機器の受注、出荷実績調査
情報・産業社会システム部会
【ダウンロード版】監視カメラ出荷統計データ集
情報・産業社会システム部会
民生用電子機器国内出荷統計(AV 機器、カーエレクトロニクス)
CE 部会
パーソナルコンピュータ国内出荷実績
CE 部会
受信システム機器国内出荷実績
CE 部会
タブレット端末国内出荷実績
CE 部会
電子部品企業のグローバル動向調査
電子部品部会
電子材料生産実績調査
電子部品部会
106
人材育成事業
事業
担当部門
ものづくり教室
電子部品部会、関西支部
小学生のためのおもしろ電気教室
総合政策部会
授業でも使用可能なアルゴリズム学習教材の啓発
情報・産業社会システム部会、
総合政策部会
中学生高校生のための IT・エレクトロニクス講座
総合政策部会
大学におけるモデルカリキュラムの開発と実施
総合政策部会
産学連携シンポジウム
総合政策部会
CEATEC JAPAN 業界研究セミナー
総合政策部会
大学における電子実装技術に関する JEITA 講義
標準化政策委員会
JEITA 講座、JEITA 関西講座
情報・産業社会システム部会、
関西支部
FPD スクール
ディスプレイデバイス部会
産学連携による人材交流・育成プログラムの実施
関西支部
107
講演会・説明会
開催時期
講演会・説明会名
担当部門
2015 年 5 月 GHS リスクマネージメントトレーニング講座
社会インフラ(M2M、IoT)の総務省の取り組みについて
6 月 生物多様性保全推進セミナー
情報・産業社会システム部会
関西支部
環境委員会
2015 年度版 実装技術ロードマップ完成報告会
標準化政策委員会
中国国家標準「携帯電子機器用リチウムイオン電池の安全要求」
(GB31241-2014)及び同標準の適合性に関する説明会
CE 部会
JEITA 紛争鉱物(コンフリクト・ミネラル)調査説明会
総合政策部会
情報端末フェスティバル 2015
情報・産業社会システム部会
GHS エキスパートトレーニング講座
情報・産業社会システム部会
半導体デバイス信頼性標準化 -ESD セミナー
半導体部会
センシング先端技術動向調査報告会
-平成 26 年度「センシング技術専門委員会」活動報告
総合政策部会
7 月 事業所関連化学物質対策セミナー
環境委員会
平成 27 年度 先端電子材料・デバイス技術フォーラム
~IT・エレクトロニクスが支える将来~
総合政策部会
半導体デバイス信頼性(摩耗故障・ソフトエラー)セミナー
~Foundry 活用時代のシリコン信頼性について~
半導体部会
JEITA 環境調和型先端実装技術成果報告会2015
標準化政策委員会
「情報システムの設備ガイド」新版発刊記念セミナー
~「JEITA ITR-1001D」最新情報の解説~
情報・産業社会システム部会
8 月 特許法改正説明会
法務・知的財産権委員会
2015 年度 IEC/IECEE CMC(認証管理委員会)報告会
9 月 「営業秘密保護について」の講演会
安全政策委員会
法務・知的財産権委員会
2015 技術セミナー~IoT 時代の中で、
関西支部
成長分野へのエレクトロニクスによるイノベーションの視点~
水素社会実現に向けたイワタニの取り組み
関西支部
デジタル放送技術セミナー2015「4K・8K 放送を支える技術!」
CE 部会
10 月 情報端末フェスティバル京都 2015
情報・産業社会システム部会
JEITA 国際戦略・標準化セミナー
標準化政策委員会
攻めの IT 経営について
情報・産業社会システム部会
108
開催時期
講演会・説明会名
担当部門
Soft Defined Society ~ソフトウェアが社会をスマートにする~
情報・産業社会システム部会
IT トレンド調査・ビッグデータ、クラウドの取り組み
情報・産業社会システム部会
ネットワークカメラシステムの動向
情報・産業社会システム部会
第 6 回医療ヘルスケア産業イノベーションフォーラム
情報・産業社会システム部会
-医療ヘルスケア産業の革新と新市場の創出に向けて-
ヘルスソフトウェアの各国規制状況と日本の対応
情報・産業社会システム部会
JEITA 環境フォーラム 2015 ~持続可能な未来を築く環境革命!~
環境委員会
組込み系ソフトウェア開発の課題分析と提言
情報・産業社会システム部会
自動走行システムの世界の研究開発動向を探る
情報・産業社会システム部会
ヘルスソフトウェアの各国規制状況と日本の対応
情報・産業社会システム部会
JEITA 環境フォーラム 2015 ~持続可能な未来を築く環境革命!~
環境委員会
エネルギー効率管理の最新動向および
情報・産業社会システム部会
産業オートメーションサービスの新潮流
CEATEC JAPAN 業界研究セミナー
総合政策部会
第 4 回リスクマネジメント・トレーニング講座
情報・産業社会システム部会
第 7 回産学連携シンポジウム
総合政策部会
JEITA 環境フォーラム 2015 ~持続可能な未来を築く環境革命!~
環境委員会
2024 年までの電子部品技術ロードマップ
電子部品部会
11 月 知的財産推進計画 2015 と今後について
法務・知的財産権委員会
情報配線システムセミナー
情報・産業社会システム部会
JEITA 組込み系ソフトウェア・ワークショップ 2015
情報・産業社会システム部会
自動走行システムの世界の研究開発動向を探る
情報・産業社会システム部会
ヘルスソフトウェアの各国規制状況と日本の対応
情報・産業社会システム部会
12 月 2015 年度 JEITA 標準化専門委員会及び
実装部品包装標準化専門委員会活動報告会
電子部品部会
技術・標準戦略委員会
標準化政策委員会
変革期のインド-元駐在員が語る社会・経済の最新状況-
関西支部会
だれでも分かる診療報酬制度セミナー
医療機器診療報酬制度地域包括ケアシステム
情報・産業社会システム部会
生物多様性保全推進セミナー
~ISO14001(環境マネジメントシステム)改正と生物多様性保全~
環境委員会
109
開催時期
講演会・説明会名
担当部門
JEITA ソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップ 2015
~ソフトウェアエンジニアリング 基盤と革新/理論と実践~
情報・産業社会システム部会
「フロン排出抑制法」説明会
環境委員会
半導体デバイス信頼性(摩耗故障・ソフトエラー)セミナー
~Foundry 活用時代のシリコン信頼性について~
半導体部会
1 月 電子情報産業の世界生産見通し講演会
総合政策部会
半導体デバイス信頼性標準化-ESD セミナー
半導体部会
新春特別講演会~2020 年東京オリンピック
・パラリンピック大会に向けた取り組みについて~
関西支部会
最新の IEC 62359 に基づく TI/MI 測定・算出方法に係る解説セミナー 情報・産業社会システム部会
2015 年度 半導体 EMC(電磁環境両立性)セミナー
~品質確保のための要求、役割、評価方法について~
2 月 医療機器ソフトウェアの最新動向セミナー
3月
半導体部会
情報・産業社会システム部会
「情報システムの設備ガイド」新版発刊記念セミナー
情報・産業社会システム部会
M2M/IoT 最新動向セミナー2016
標準化政策委員会
2015 年度パッケージング技術セミナー
半導体部会
医療機器の品質マネジメントシステム規格に係る解説セミナー
情報・産業社会システム部会
情報配線システムセミナー
情報・産業社会システム部会
半導体信頼性技術小委員会 2015 年度 成果報告会
半導体部会
JEITA 第 1 回 環境ビジネス推進セミナー
-二国間クレジット制度を活用した国際ビジネスの展開-
環境委員会
医療機器業界に役立つコンプライアンスセミナー
情報・産業社会システム部会
環境セミナー2016~化学物質規制の最新動向について~
関西支部
中国の動向とビジネスについて
関西支部
海外化学物質規制セミナー
環境委員会
フラットパネルディスプレイの人間工学シンポジウム 2016
ディスプレイデバイス部会
半導体技術ロードマップ ワークショップ 2015
半導体部会
中小ビルの省エネ促進(BEMS)セミナー
~使えるツールとメリットについて成功事例・投資回収モデル~
グリーン IT 委員会
個別半導体信頼性認定ガイドラインセミナー
半導体部会
~JEITA EDR-4711 個別半導体信頼性認定ガイドライン(新規制定)~
110
開催時期
講演会・説明会名
担当部門
次世代テレビセミナー2016
CE 部会
半導体デバイス信頼性(摩耗故障・ソフトエラー)セミナー
~Foundry 活用時代のシリコン信頼性について~
半導体部会
第 8 回 LPB(LSI・パッケージ・ボード)フォーラム
半導体部会
IoT ビジネスを実現するためのセキュリティとは?
情報・産業社会システム部会
IEC TC111(電気・電子機器、システムの環境規格)
最新動向に関する講演会
環境委員会
「電機・電子業界低炭素社会実行計画」進捗報告会
環境委員会
ハイレゾ・オーディオセミナー
CE 部会
111
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