製品名称:移乗・移動ロボット(最終評価機) 形式:AIZ15 製品仕様 使用制限 2015-04-09 (株)アイザック 1/4 製品仕様―使用制限 1 用途 ・入院中の患者さんがリハビリやトイレ、院内の散歩に使用 ・患者さんの自立支援を目的とする(介助者を必ずしも伴わない) ・一人に一体の専用導入とする 2 使用環境(空間) 病院内での使用に限る.病院内では以下の項目を満たす環境でなくてはならない. ・屋根のある雨や雪に晒されない場所であること ・階層の移動はエレベータを使用すること ・6 ㎜以上の段差が無いこと ・6 度以上の斜度が無いこと ・室温が 10~40 度に保たれていること また,以下の項目の該当するような使用はしてはならない. ・病院外での使用 ・MRI 等の特別な検査室での使用 ・水深の深い水たまり上の走行 ・可燃性雰囲気下の使用 ・シャワー・浴室の使用 (ただし,トイレや洗面台といった場所での使用は可とする) ・汚染物、放射線、振動、衝撃等の環境 3 使用環境(時間・期間) 以下の事項を守って使用すること. ・原則日中に使用すること(夜間のトイレへの使用は考慮) ・日中は適時、随時使用すること ・一日に延べ使用時間は3~4時間程度とし、適宜充電して使用すること ・定期的に,アイザックより点検を行うこと ・数年間でオーバーホール,あるいは廃棄すること ・全ての部品の交換は個人で行わず、メーカに依頼すること 4 患者による使用 以下の手順を守って使用すること. 1.乗車時 臀部と座面の高さを合わせる 1)手すりにつかまり移乗する 2)必要に応じて座面の高さを調節する 2.降車時 ロボットの座面をできるだけ移乗先に近づける 1)座面と移乗面の高さを合わせる 2)手すりにつかまり移乗する 3.移動時 電源スイッチを入れる 1)最高速度の調節をする 2)ジョイスティックを進みたい方向に倒し操作する 3)座面の昇降ボタンを押し座面の昇降操作する *その他 ・搭乗状態でアームサポートの高さ調整をしてもらう 2/4 また,以下の項目の該当するような使用はしてはならない. ・ペットと乗る ・階段付近への立ち入り ・マフラー・ストール等の着用 ・裾の広いズボン/スカートの着用 ・サンダル/素足の着用 ・ひざ掛け、毛布を掛ける ・使用制限記載の積載重量を超えての運用 ・出迎えで屋外に出る ・荷物の運搬 5 介護者による使用 以下の手順を守って使用すること. 1.準備 1)事前に介助者が移乗・移動ロボットの対象者として適合しているか判断する 2)患者の健康状態をチェックする 3)充電機のコネクタが外れていることを確認する/コネクタを外す 4)電動モードであることを確認する (手押モードであった場合には,電動モードへクラッチを切り替える) 5)ロボットの座面をできるだけ体に近づける 6)座面の高さを移乗元の高さに合わせる 2.保管 廊下の所定の管理位置に保管 3.充電 1)充電機をコンセントにつなぐ 2)充電機のコネクタを充電コネクタにつなぐ 3)充電機の電源スイッチを ON にする(充電) 4)充電機の電源スイッチを OFF にする 5)充電機のコネクタを充電コネクタから外す 6)充電機をコンセントから外す 4.高さ調整(アームサポート部) 1)折りたたまれたハンドルを展開する 2)ハンドルを下げる 3)一度アームサポートを上昇させる 4)上半身でアームサポートを押し込み,任意の高さまで下げる 5.清掃 1)電源を切る 2)固く絞ったタオルでの湿式清拭を行う(水,アルコールのみ可とする) 3/4 また,以下の項目の該当するような使用はしてはならない. ・定期点検を放棄すること ・分解すること ・ネジを外すこと ・シャワーをかけるなどといった水で丸洗いする行為 4/4
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